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サマナー クラスチェンジ条件 アラインメント…C、MP…3100以上、DEX…NT、熟練度…NT+200以上、装備…サモンドール 補正…攻+2 避-2 命+5 魔法攻撃強化 魔術の深い研究により、精霊・悪魔、はては高位霊獣まであらゆるものの召喚を可能とする者。また、自らの力で作り出した魔法生物を意のままに操ることもできる。 魔法職では珍しい防-がないクラス。 DA前提に合成魔法+オーブでごちとか思ったけど、たぶん被ダメが痛くてやってられない 防+職のリッチが居るだろうしねw (名無しさん)
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†サマナー† ∫サマナー 育成指南∫ ・ ギルメン紹介へ戻る ∮アルザード∮サマナー∮通称『アルさん』とりあえず、何事にも積極的に参加してくれて、ギルレベあげて行ってくれてるうちの1人wかなり頼りになりますw狩り、BD何でもコイ! #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像名) ∮SORROW∮サマナー∮通称スロ又はソロちゃん、オーシャンギルドのギルハン実行委員会といっても過言ではないほど、ギルハンを活発に行ってくれている、いなくてはならない存在><これからもよろしくね ギルメン紹介へ戻る ・ TOPへ戻る
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サマナーキャラクター 投下ルール 登録前に自分のイラストID(URLの末尾6~7桁)を確認し、上から順に該当するところに登録してください。 間違っているところを発見したらお手数ですが修正をお願いします。 一番下においてある基本の欄をコピペして上書きすると書きやすいかもしれません。 イラストID 陣営 キャラクター名 性別 年齢 身長 特徴 特技・職業 関連キャラクター 作者(敬称略) 2144464 --C ナカヨシ氏 男 30 185 ? ? ? いしいたける 2145366 --C PrankBoy 男 ? 146 ? HeresyPavilion経営 エフゲーニャ(従業員) DNewt 2271364 -N- エフゲーニャ 女 ? 159 ? HeresyPavilion従業員 PB mkz 2284496 --C 心無許 男 16 158 多重人格 ? ? 龍我 2288852 --C ミス・マジェンタ ? ? ? ? ? ? 7液 2294510 -N- 九十九雅香 女 19 162 ? ? ? よしざわやすし 2301317 -N- 仄寺靱 男 18 ? ? 料亭 ? shirano 2322873 --C 弐乃音シロウ 男 25 178 ? ? ? YAYANE 2359667 --C ルトナ 男 ? 185 ? ? ? たいま 2395180 --C 水瀬陸斗 男 20 182 ? ? ? 晴 2436869 -N- 加藤悠里 女 17 156 ? ? 加藤勇太(兄) あお 2440496 -N- 犬飼柴太郎 男 21 178 犬好き ? フセヒメ(使役) どらこ 2456956 -N- 篠崎沙耶 女 15 149 LAW抜け ? ? mkz 2461182 -N- 仁科涼子 女 26 170 ? 探偵 ? おいやん 2484398 L-- 戒 男 ? 198 子ども嫌い 神父 ルトナ(執着) 時計猫 2485463 L-- コココ・ヲールズ 女 19? ? ? ? ? いしいたける 2500296 -N- 狼劉風 男 40 190 おっさん ? ? 龍我 2517483 -N- ナニガシ氏 人? ? 180 変態 錬金術師 ラゴ(検体) ワイト 2518083 L-- 粂川利奈 女 15 149 ? ? ? 720 2531132 -N- 飯田芳子 女 25 154 ? OL ? こはの 2556966 L-- アレクセイ・ヒルデブラント 男 24 190 ? サマナー養成所講師 九十九雅香 よしざわやすし 2572875 --C Sedna 女 10 137 卑猥な仲魔 ? ? 720 2573286 -N- イヴ・セリス 男 23 150 ? Sand of time経営 ? 龍我 2597970 L-- アルミラ 男 20 180 ナルシスト ? クライブ 龍我 2616058 --C ローゼット 男 17 174 ? ? フェイ ※犬 2622975 -N- 京極屋蘭馬 女 19 160 ? 京極屋店主 ヴァン/麒麟 ジンタ 2688270 -N- 友寄シンヤ 男 20 172 デビチル ? 友寄まひる YAYANE 2717072 -N- 鬼島克昭 男 37 188 ? ? 雨ヶ瀬恋花 鰐島ろっぱー 2771935 L-- エルザ 女 16 148 神父大好き 修道女 アレクセイ(叔父) 油鳥 2799244 -N- 縁文香 女 20代前半 ? ? 新聞記者 ? 720 3079432 -N- サイ 男 ? 174 足がやや不自由 ? ケイ 時計猫 3160509 -N- 那々月 十日 男 20 160 底上げ靴の5㌢含め160㌢の小ささ アルカ(仲魔)の溺愛っぷり ? 前原 3428568 L-- レーヴェ 男 45 180 ? 上層部文官 ブラン 葦切 3028384 -N- 篠崎浩哉 男 25 173 エセ隻眼、アリス愛好家 ニート 篠崎沙耶(妹) mkz 3386753 L-- 篠崎友哉 男 22 157 度を越した病弱ぶり 牧師 篠崎沙耶(妹) mkz 4264168 L-- グランマ 女 100~ 157 ボケ老女 隠居 ? ブリード 4776180 -N- 鮎川円 女 16 148 天然 女子高生 ケルベロスのミケ 梅こんぶ 4799445 L-- 神城たゆら 女 17 168 俺様お嬢様 女子高生 鮎川円 梅こんぶ 4810152 --C 暗 女 16 靴底入れて170 二重人格 闇ブローカー/女子高生 鮎川円 梅こんぶ 4075379 L-- 日向暁伸 男 22 177 頭パーン? 死体収集、蘇生実験 シノザキ カヤ(仲魔) あお コピペ用(削除しないでください) id 陣営 名 性 歳 身長 特徴 特技職業 関連 作者
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【サマナーに関する情報交換のページです】 名前 コメント
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青緑サマナー 赤青サマナー 赤青緑サマナー
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サマナー (⇔ ビーストテイマー) スキル スキル一覧 スキル名 難易度 スキル説明 前提スキル 前提スキルLv 笛吹き 1 特殊な音色で敵に攻撃を行う。 ケルビー召喚 1 召喚獣である火犬「ケルビー」を召喚する。 突撃命令 1 召喚獣に敵に向かって突進する命令を下す。 スウェルファー召喚 2 召喚獣である水フグ「スウェルファー」を召喚する。 ウィンディ召喚 Lv3 ウィンディ召喚 2 召喚獣である風鳥「ウィンディ」を召喚する。 ケルビー召喚 Lv3 保護命令 2 召喚獣に身を保護しながら敵に攻撃する命令を下す。 突撃命令 Lv3 召喚獣パワーアップ 3 1段階の召喚獣を2段階にパワーアップさせる。 笛吹き Lv8 ヘッジャー召喚 3 召喚獣である地モグラ「ヘッジャー」を召喚する。 スウェルファー召喚 Lv3 テイルスピアー 3 ケルビーの尻尾についている火の槍で敵を攻撃する。 ケルビー召喚 Lv3 バブルガムボム 4 スウェルファーが爆発する泡を作り、空中に浮かべる。 保護命令 Lv8 スウェルファー召喚 Lv3 Wクロー 4 ウィンディのかぎ爪で敵を攻撃する。 ウィンディ召喚 Lv5 フレームリング 4 ケルビーの周辺に炎の壁を形成し、周辺の敵に炎のダメージを与える。 突撃命令 Lv8 テイルスピアー Lv5 Wパワーアップ 5 2段階の召喚獣を3段階にパワーアップさせる。 スウェルファー召喚 Lv3 召喚獣パワーアップ Lv3 ヘッジャー召喚 Lv3 Hヘッジング 5 指定した地形の土を掘って、移動を防ぐ障害物を作る。 保護命令 Lv8 ヘッジャー召喚 Lv3 ゲイルパンチ 5 敵に風を圧縮したロケットパンチを放つ。 突撃命令 Lv10 ウィンディ召喚 Lv8 Wクロー Lv3 スキルツリー 笛吹き Lv8 → 召喚獣パワーアップ Lv3 → Wパワーアップ ケルビー召喚 Lv3 → ウィンディ召喚 Lv3 → スウェルファー召喚 Lv3 → ヘッジャー召喚 Lv3 → Lv3 → Hヘッジング Lv3 → バブルガムボム 突撃命令 Lv3 → 保護命令 Lv8 → Lv8 → ケルビー召喚 Lv3 → ウィンディ召喚 Lv5 → Wクロー Lv3 → ゲイルパンチ Lv8 → Lv3 → テイルスピアー Lv5 → フレームリング 突撃命令 Lv8 → Lv10 → ◆笛吹き Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 獲得CP 5 7 9 11 13 15 17 19 風属性ダメージ(最少) 20 24 28 32 36 40 44 48 風属性ダメージ(最大) 24 28 32 36 40 44 48 52 ◆ケルビー召喚 Lv 1 2 3 必要CP 10 消費CP 10 11 13 獲得CP 5 6 7 ◆突撃命令 Lv 1 2 3 獲得CP 5 6 7 攻撃力上昇(%) 5 6 7 効果時間(秒) 5 5.33 5.66 ◆スウェルファー召喚 Lv 1 2 3 必要CP 10 消費CP 10 11 13 獲得CP 5 6 7 ◆ウィンディ召喚 Lv 1 2 3 必要CP 10 消費CP 10 11 13 獲得CP 5 6 7 ◆保護命令 Lv 1 消費CP 5 獲得CP 5 攻撃力上昇(%) 10 効果時間(秒) 5 ◆テイルスピアー Lv 1 必要CP 20 消費CP 20 獲得CP 10 物理ダメージ(%) 100 火属性ダメージ(最少) 30 火属性ダメージ(最大) 38 ◆召喚獣パワーアップ Lv 1 必要CP 30 消費CP 30 獲得CP 10 Lv+ 1
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初めに 基本的な特徴 物理重視型 耐久補助特化型 魔型 共通 主人公について 初めに サマナーとは悪魔召喚師であり、ゲーム的にはサマナーを持つキャラクターですが ここではサマナー・道具知識・サクセサー・ガンスリンガーを所持する。 いわゆるスキルを使えない人間の育成について、記述します 基本的な特徴 サマナー・道具知識・サクセサー・ガンスリンガーの4つの素質は、 それぞれ、使い方及び必要とされる能力が違ってきます 詳細は各素質の解説に譲りますが、キャラ育成の観点から見た場合、 この4つの素質をどのように利用していくかが重要となります また、装備アイテムの相性を利用出来るという特徴は、 固有の弱点を消せたり、弱点と耐性を偏らせることもできるので多くのボスに対して有利な相性を持つことが出来ます これにより、壁としての汎用性・特性が高く、強力です サマナー 戦闘中にCOMPを使用可能で、移動中の召喚・送還も可能にする 一部インストールソフトの発動にはスキルを使えないサマナーが必要である 特に技能の使用自体において重要となるステータスは耐力と知恵 召喚するにしろ、ソフトの恩恵を受けるにしろ、とにかく生存していることが重要となる また、DDS-DUOを利用しない場合、召喚によって行動できず、 攻撃面のステータスなどは機能しなくなるのもポイント こう言った点を考えると、耐久重視が素質の利用においてあっていると言える 次点で速さも影響してくるが 敵より早い場合は召喚の実行を邪魔されにくく、召喚したキャラが即攻撃を受けることになり、 遅い場合はその逆となるので良し悪しなので、あまり気にすることはないかも知れない 道具知識 ITEMの使用を可能にする ITEMには回復・攻撃・特殊の3ジャンルがある 回復アイテムはディアラマ相当の牛黄丹や状態異常回復アイテムや 全回復の宝玉や宝玉輪などかなり強力なものが揃っており、 道具知識を持っている場合、それだけで 一級の回復キャラとしてのスキルを備えることとなる 特殊アイテムはマカラカーン・テトラカーン相当の鏡や確実に撤退を成功させるくらましの玉 4属性を3回まで防ぐ符や、破魔呪殺を防ぐ銀のマニシャなど カジャンダこそ使えないものの、補助要員としても一線級の仕事が可能となる 攻撃アイテムは属性の幅はそんなに広くないものの、安価な列属性攻撃や かなりの金を要求するが強力な攻撃を可能にしてくれるアイテムが揃っている ただ、威力は魔法威力で計算されるのには注意 COOPトリガーとしては優秀なものの、本気で威力を追求する場合には魔力が必要となる 道具知識を活かすために必要なステータスは基本的には速さである 特殊アイテムの大半は敵より先手を取ることにより機能するものが多く 回復も先行で回復できたほうが基本的には使い勝手がいい 攻撃アイテムを利用し、アタッカーとして動くには魔力が必要 ただ、アタッカーに関しては魔力が無くてもCOOPトリガーとしてそこそこのダメを出せるので 魔力がなければ機能しないわけでもない また後述するが、この型の人間は魔力を活かす余地が他に少ないため、 メイン選択肢としては弱いかも知れない 注意点としては「強いアイテムにはかなりの金が必要となること」である 宝玉輪や鏡などは雑魚戦に投入するには厳しいといえるし、 状態異常回復アイテムもスキルで補ったほうが安く上がる ただ、MPを消費しないのは大きなメリットであり、金さえあれば スキルを使う人間よりも取り回しが楽になる傾向にある サクセサー 魔晶武器を装備することが出来ます 特に追加されるコマンドなどはありません しかし、魔晶武器は仲魔ひとりを使っているだけあって 強い仲魔をつかっていればですが、普通の武器より圧倒的に強いです 一部を除き、サクセサーは物理スキルを使うことができませんが その高い攻撃力と、豊富な攻撃相性は魅力的です 必要なステータスはもちろん、力。それにあてるための速さでしょう スキルに比べると威力は伸び悩みますが、なんといってもコスト消費が0で 素材とした仲魔によっては範囲攻撃も可能なので、十分な威力が確保出来れば ダンジョン攻略におけるリソース配分において有利になります ガンスリンガー 銃と特殊弾を装備することでBULLETを使えます BULLETによって、利用出来る銃スキルは属性攻撃、高威力攻撃、状態異常付与など、多彩な効果を持っています 銃弾は購入に少なからず金がかかる点ではアイテムと似ていますが、999個持てるというのが大きな違いとなっています このため、金があってもダンジョン内でアイテムが尽きることがあるITMEと違い、常にスキルを使い続けられます 銃は主に知恵によって、威力があがりますが、威力の伸び幅は弱いです 強力な銃を使うことが条件となりますが、ステータスに関係なくそこそこのダメージは保証されます そのため、この素質に関してはほとんど必要な素質はないと言えるでしょう つまり、どんな型であっても、有効活用できます 物理重視型 サクセサーの素質をメインに据える型です ステータスは力を中心に、速さ、耐力、運などを振ります 魔晶剣は強力なものを用意します この際、ボス用の弱点用、単体・雑魚用に範囲などと用意すると、さらに運用範囲が広がります もちろんボス戦に関しては火力ではなく、壁・回復・支援として動くことも可能です 人間は性質上、弱点を持たず、COOPの誘発を防ぎ、 ボスに対しても、装備で対策をとれるため、前衛に立つのに向いています なので物理火力・壁として、扱いやすいでしょう そして、その生存能力と道具による回復能力やCOMPの存在により、PT全体をアシストしてくれます 耐久補助特化型 サクセサーを捨てて、物理重視型の壁・補助としての役割をさらに伸ばす型です 攻撃は主に特殊弾やアイテムによるCOOPに頼り、削り役となります ステータスは速さ・耐久・知恵を中心にあげます この型は雑魚戦よりはボス戦において真価を発揮する型であり、 装備による対策で、ほぼすべてのボスに通用する強力な壁として機能します このキャラクターが前衛で敵の攻撃を受け止めながら、回復を担当することで PTの安定度は飛躍的に上昇するでしょう なお、雑魚敵に関してはスタンボムなどの状態異常アイテムや 施餓鬼米などの即死アイテムがかなり有効となるので、 ただダメージを与えるだけでなく、そういった手段も選択肢にいれておくといいでしょう また、この場合も魔晶武器はCOOPトリガー、COOP参加時のダメの底上げに有効なので 余裕があれば、武器もしっかりと作っておくといいでしょう 魔型 道具知識の攻撃アイテムの効果を追求した型 直接魔力が生きるのはこの効果ぐらいしかないので、ステータスコストはかなり悪い ただ、属性が狭いとはいえ、アイテムを大量に所持した場合、総リソースはかなりのものとなる 特にナパーム弾などで敵を一撃で葬れるようになればかなり頼れるザコ戦闘要員になります ステータスに関しては魔力と知恵、それに速さ重視 人間に関しては装備相性により、生存能力は高いので耐力はほとんど振らないでいいだろう ただ、全体的に他の特性を活かせるステ配分とはいえないうえに、金銭コストがかなりかかる型なので、 上記二つの型とはかなりちがった運用感になるはず 共通 主人公でない場合、スキルを習得させられます MAGICとEXTRAのコマンドがないので、ほとんどのスキルは機能しませんが 自動効果に関しては通常通り使用できます 食いしばり・活泉などは言うに及ばず、いるだけで効果を発揮するカジャオート系なども有効 スキル枠をわざわざ余らせておく理由もないので、カードを利用し、自動効果をつけてやるといい 主人公について 基本的には主人公はこの型が想定されている 主人公の場合、知恵や運などによってTALKの成功率があがるといったボーナスもあるので そこらへんも考慮して、ステータス配分を考えるとよい 育成参考意見として【女神転生】eraMegaten【サキュバスLV44】でのあなたへの意見をここへ転載する。ここでは速重視が多いようだ。 +"育成参考意見" 361 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 08 18 09 ID ZdPnAgIA0 (PC) ところでみんな何型あなたを使ってるんだろう 未だに耐速>知型サマナーしか育ててないからちょっと気になってさ 参考までに使用感とか教えてもらえるとミラクル助かる 362 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 08 37 26 ID fZQrcCkg0 (PC) 俺の所のあなたは、兎に角「速」重視かな 昔はガンガン殴ってたから、速>腕>知>運>耐>魔 最近はガンスリで攻めてるから、速>運>耐=知>腕>魔 運があると弱点狙って属性弾撃たなくても クリ出てcoopが結構発生するからいい感じ 知力上げてるのはあれだ。俺の中の妄想のあなたのイメージで… 364 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 08 45 20 ID b/Boc.SMO (携帯) 361 運特化サクセサー全体万能魔晶剣あなたと、ペルソナ使いあなたを交互に使ってる 前者はクリティカルのCOOPをわりと高い確率でぶちこめるから、なまじ力特化するより火力出る。命中も剣でカバーできるし。 後者は純粋に数値が高いシュピーゲル装備とかを活かせる。 ペルソナ使い以外だと最終装備がテトラジャマーか紅の鎧ばかりになっちゃうからね、雑魚戦だと 火力はMAG強化した悪魔には叶わんから、速耐重視のバフデバフ撒き、あるいは回復役などサポート系の方がわりと使いやすいと思う …あとたまに観光客もやる 365 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 09 03 20 ID PUMqa0.I0 (PC) 361 耐速運振りサマナーあなたで電撃か氷結の全体魔晶剣持って状態異常とクリティカル同時に狙ってる あなたの速をパーティ全体で一番高くなるように調整すれば後続の仲間の物理攻撃で更にクリティカルが狙えて便利 366 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 09 11 55 ID czAcwCdg0 (PC) 運>速>耐で至高の魔弾クリティカル狙い まあ、嫁の開幕メギドラオンで撃つ前に終わるけど 367 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 09 47 45 ID 7VkJ2dXY0 [1/2] (PC) 力速型で育てても恋慕の陥落補正が大量についてどう見ても体運型 素早く服従をつけるコツがあったら教えて欲しい 371 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 11 36 15 ID KnrS2YBY0 (PC) 速>知型(ただし恋慕補正で耐運型化している)ガンスリあなたは強い 手榴弾でコロナとフロストショット撒いてるだけで手も足も出なくなる奴多いし ボス戦になったらマシンガン系に持ち替えればいいしね しかしどう考えてもカジャ系使いがパーティに欲しくなることを鑑みると 巫女ウィッカor巫女呪術師で知耐型補助特化あなたも悪くないかも 372 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 11 43 21 ID kuX.l3zw0 (PC) 基本耐久、知恵の2つ延ばしてるかな 基本後衛で通常射撃or魔弾、ボス戦では回復・属性攻撃等の道具全般係 大抵のボスまで使えるけど、エリザベス戦とかになると今一つな性能の補助用あなた 373 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 13 03 16 ID .ydGuyjY0 (PC) 知、速の状態異常特化型。運より知でしょ。 問題は淫乱奴隷の増え過ぎで異常付ける前に敵が死ぬw 375 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 13 24 04 ID C44oRSSY0 (PC) 力>>速=体の脳筋あなたにしてるけど、嫁たちの魔法が強すぎて霞んでる… 知や魔は香でしか伸ばしてないやw 火力は魔力特化の後衛で足りるから耐久と支援メインになるよなぁ。 -- (名無しさん) 2012-04-10 17 32 47 名前 コメント すべてのコメントを見る
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406 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 29 23 ID Vg2H93/E 夜 ブリタニア 501統合戦闘航空団基地 その日、お父さんのお墓の前で私は誓いを立てた。 ウィッチとして、皆を守りたい。その為にネウロイと戦うと。 その場で坂本さんに志願した私は、ガリア大陸を間近に望む小島――第501統合戦闘航空団、 通称『ストライクウィッチーズ』基地に案内された。 着いた頃には辺りはすっかり夜の色。とても長く、激動の一日だったと思う。 机の並んだ一室で、私は改めて他のウィッチの人達と対面した。 私を見つめるのは、坂本さん他9名のウィッチ達。 「はじめまして、宮藤芳佳です! よろしくお願いします!」 微笑む人、訝しむ人、様々だったけど、概ね好意的に受け入れてくれているみたい。 となると、次に気になるのは彼。隣で私以上にガチガチになっている少年。 歳は私と同じか、少し下といったところか。 こうして見ると、改めてあれが見間違いだと実感する。 ミーナ「では、次はあなた、自己紹介してもらえる?」 彼の肩が一際大きく震えた。皆の視線が一斉に彼へと突き刺さる。 悪魔召喚の件といい、かなり興味を引いているらしい。 僕「は、はい! 僕……いえ! 自分は 僕 と申します! 17歳です! あの、扶桑皇国の弓月の君高等師範学校に在籍していまして、えと、軍属ではないんですけど……」 たどたどしい挨拶に、皆がどよめく。 バルクホルン「軍人ではないだと!?」 ペリーヌ「軍人でもない殿方がどうしてここにいますの?」 シャーリー「17には見えないよなぁ」 エイラ「扶桑の学校では悪魔の使い方を教わってんのかなー」 エーリカ「何でモミアゲ尖ってんの?」 等と口々に漏らしている。 皆が驚くのはもっとも。 私も17歳という年齢には驚いた。学生なのは……私も同じだし。 身長は私よりやや高いかどうか、銀髪の女の子とほぼ同じ。とても17歳には見えなかった。 僕「えぇっと……ごめんなさい……」 完全に萎縮してしまった彼は、涙目になって頭を下げる。 その様は見ていて可哀相なほどで、こっちが謝りたくなってくる。 407 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 32 36 ID Vg2H93/E 坂本「静粛に! まだ挨拶は終わっていないぞ!」 坂本さんの一喝で場が静まり返る。でも、そんなことしたら余計に話しにくいんじゃないだろうか。 その証拠に、彼は続きを語らない。いかにも、頭が真っ白になりました、という表情を蒼白の顔面に浮かべている。 坂本「どうした? 続けろ」 僕「ひぅっ! ぁあの、僕は、その…………すいません!」 何故か謝る彼に坂本さんも首を傾げ、他の皆さんも私語を禁じられているせいか、気まずい沈黙が流れる。 助け舟を出してあげたいけど、一体どうすれば……。 そんな感じで私が迷っていると、 ???「まぁ待て。ここは我に任せてもらおうか」 沈黙を破って、どこからともなく声が響いた。 芳佳「この声……」 低く渋味を含んだ、それでいて甘い色気もある壮年の美声。 ホウオウの上で私に語りかけた男の人の声だ。 彼の隣で大人しく座っていた黒猫が、軽快な動きで肩に跳び乗る。 愛らしい姿と裏腹に、声はその猫から発せられていた。 ただ、口から声が出ている感じはしないのだ。 黒猫「聞け。うぬは師の命で欧州まで来た。 つまり、うぬの双肩には師の面子と立場が掛かっている」 僕「っ!」 彼は、はっとして黒猫を見る。 黒猫は変わらず冷ややかな眼差しで彼を見下ろし、尊大な口調で続けた。 黒猫「うぬの功績は、そのまま師の功績となる。逆もまた然り。 うぬがその体たらくでは、欧州での師の評判はどうなる?」 僕「僕が師匠に恥をかかせる……?」 黒猫「然様、弟子の教育も碌にできぬのかと謗りを受けることとなろう。 少なくとも、ここのウィッチ達には、そのように記憶されるであろうな」 僕「い……嫌だ。それだけは……絶対に!」 不思議だ。あれだけ萎縮していた彼の表情が、みるみる凛々しく引き締まる。 黒猫の言葉が魔法のように作用している。 もっとも、話してる内容の意味はさっぱりわからないけど。 408 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 35 18 ID Vg2H93/E 猫「ならば胸を張れ。顔を上げよ。まだ自己紹介も済んでなかろうが」 彼は黒猫を振り落とす勢いで背筋を伸ばし、 僕「失礼しました! 僕は軍人ではありませんが、『超國家機関 ヤタガラス』からの指令により、 デビルサマナーとして皆さんと一緒に戦わせていただきます! 未熟者ですが、よろしくご指導のほどお願い致します!」 はきはきと直立不動の状態で言い切ると、深々と頭を下げた。 エーリカ「デビル……」 バルクホルン「サマナー?」 芳佳「ヤタガラス……?」 聞き慣れない単語に、一同疑問符を浮かべる。 僕「あ……それと探偵事務所で見習いなんかもしています。 皆さん調べてほしいことなどあれば、是非ご相談ください」 またしても流れる沈黙。 何から問うべきか迷っているのか。 気まずい雰囲気に、またも彼は冷や汗をびっしり浮かべている。 ゴウト「申し遅れた、我が名は業斗童子。ゴウトでいい。今後ともよろしく頼まれてくれ」 そうこうする内に、黒猫――ゴウトさんも端的に名乗る。 その口調からも雰囲気からも、私よりずっと年輩であること、 彼より立場が上であることが窺え、妙に畏まってしまう。そもそも彼は何者なんだろう。 シャーリー「やっぱ猫が喋ってるよな……」 ルッキーニ「使い魔かなぁ?」 二人の囁きを拾ったゴウトさんは眉をひそめ、睨みを利かせた。 ゴウト「これは念話で語りかけているのだ。ウィッチ以外には聞こえぬ。 それと我は使い魔ではない。 そうさな……さしずめ、こやつの教育係兼お目付け役兼助手といったところか」 ペリーヌ「探偵で猫が助手でお目付け役で教育係……頭が混乱しそうですわ」 409 :タイトル付けてなかった 「サマナー俺」とでも:2010/12/25(土) 01 39 05 ID Vg2H93/E 当然だと思う。私はとっくに混乱している。 困惑する場を纏めたのは、隊長のミーナさん。 ミーナ「それでは、自己紹介は終わったわね。 彼の所属と目的、能力に関しては気になると思うけど、それを話すと長くなるの。 詳しくは、明朝のミーティングで説明します。 ですから明日の朝食後はここ、ミーティングルームに集合するように。以上、解散」 事務的に説明を終えたミーナさんは、ふと思い出したように、 後ろの方で遠慮がちに立っていた女の子を一瞥した。 ミーナ「あ、それとリーネさんは、宮藤さんを部屋に案内してあげてね。 (僕)君は坂本少佐、お願いします」 リーネ「は、はい!」 坂本「了解した」 私は部屋に案内してもらおうかと思ったけど、解散後も、皆は何故かその場に留まっていた。 理由はすぐにわかった。 彼だ。 エーリカ「ねぇねぇ、何でそのモミアゲ尖ってんの?」 シャーリー「お前、本当に17歳か?」 最初にふたりが彼に詰め寄り、 ルッキーニ「あ~! あたしも聞きたい~!」 その後ろで一番小さな女の子が、ぴょんぴょん跳びはねる。 坂本「ちょっと待て、私もこいつに用がある。すまんが、先に話を聞かせてくれ」 ふたりの間を割って入った坂本さんが、真剣な顔で彼の前に立った。 坂本「お前、戦闘中、ネウロイのビームを刀で斬ったな。あれはどうやった? あの光は?」 僕「えっと、あの、あれはマグネタイトと言いまして、 その……魔法力……みたいなものなんですけど……それを刀に込めまして……」 彼はしどろもどろだ。坂本さんの思い詰めた表情、迫力に気圧されてるのかも。 坂本「……つまり、魔法力を刀に込めているんだな? 込めれば斬れるんだな?」 僕「いえ、魔法力とはちょっと違うんですけど、でも似たようなものと言うか何と言うか……」 坂本「どうなんだ! はっきりしろ!」 僕「ひぅっ! すみません!」 曖昧な言い方に坂本さんの怒りが爆発。 彼は縮み上がり、何度も何度も頭を下げた。 僕「すみませんすみません! ごめんなさいごめんなさい!」 410 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 42 03 ID Vg2H93/E 坂本「……いや、すまない。私も熱くなった。 ともかくだ、魔法力のようなそれを込めているとして、お前の刀は普通の刀なのか? 私の刀では、そんな芸当はできないぞ?」 僕「い、いえ、僕の刀は退魔刀として、MAGと馴染むように造られています。 術も込められてますし、普通の刀では難しいんじゃないかと……」 坂本「そうか……。ならば魔法力を込めて打てば、同じことができると思うか?」 僕「たぶんできると思いますけど……できない可能性もなきにしもあらずと言うか……。 いえ、できます……おそらく、もしかしたら」 坂本「はぁ……もういい」 溜め息をついて、背を向ける坂本さん。 呆れられた彼は、がっくりとうなだれ、 僕「本当にすみません……。僕は弟子の立場で……。 師匠なら何でもわかるんでしょうけど、僕は全然ダメなんです」 仕舞いには膝を抱えて、床に「の」の字を書き出してしまう。 あんなに大胆な戦いをした彼が。私を抱き留めた彼が。こんなに脆い人だったなんて……。 芳佳「そんなことないです!!」 見兼ねた私は、気付けば大声で叫んでいた。 僕「え……」 芳佳「あなたは私を助けてくれたじゃないですか! 赤城の乗組員だって、全員あなたに救われたんです! それは凄いことなんです!」 力いっぱい、自分なりの言葉で激励する。 それは私が求めた、誰かを守れる力。 たとえ悪魔だろうと何だろうと。彼はその力を、皆を守る為に使った。 私には力が足りなくて、ひとりでは誰も助けられなかった。 彼と坂本さんがいなければ、誰も守れなかった。 彼には私以上の力があるのに……。 坂本「そうだ。お前がいなければ赤城は勿論、私と宮藤も危なかったかもしれん。 お前のお陰だ、誇っていい」 力が、あるはずなのに……。 411 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 44 14 ID Vg2H93/E 「いいえ……やっぱり誇れやしません。最後は結局、おふたりに助けてもらわなければ僕は死んでた……」 私達の声は、彼の心の奥までは届かなかった。 それほどまでに彼の劣等感は根深かったらしい。 僕「師匠なら、もっと安全で確実に"すべて"を救ってみせるのに……。 師匠は最強で、かっこよくて、それに比べて僕は……」 私達には、もう掛ける言葉がなかった。 ちらりとゴウトさんを見遣るけど、黙して語らない。話す気がないようだ。 またしても気まずい沈黙。 引き裂いたのは、小さな影だった。 ルッキーニ「うりゃ~!」 僕「うわぁ!?」 私の眼前でうずくまる彼の頭に、突然ルッキーニちゃんが飛びついたのだ。 帽子を無理やりに取られる寸前で、頭を押さえて尻餅をつく彼。 僕「な、な……何するんですか、いきなり!」 ルッキーニ「ねーねー、気になってたんだけどさ。なんで帽子取らないの?」 そういえば。 私は彼が帽子を取った姿を見ていない。艦内でも基地内でも、戦闘中でも角帽は一体化したかのように離れない。 僕「いや、これは……」 ペリーヌ「室内では帽子を脱ぐもの。まして礼を取る時も外さないなんて無礼ですわよ?」 ルッキーニ「見せて見せて~」 僕「だ、だだだ駄目です! これだけは絶対に見せられません! 勘弁してください!」 彼の抗議に耳を貸さず、帽子を引っ張るルッキーニちゃん。 ルッキーニ「え~、そんなに嫌がられたら逆に気になる~!」 シャーリー「お、おい、ルッキーニ……」 ルッキーニ「シャーリーも気になるでしょ?」 シャーリーさんは少しの間、ルッキーニちゃんと目で語り合い―― シャーリー「確かに気になるなぁ……」 意地の悪い顔でニヤリと笑った。 そしてシャーリーさんは彼の右腕を両手でがっしり捕まえる。 シャーリー「よし、ハルトマン! 左腕押さえろ!」 エーリカ「オッケー!」 ハルトマンさんもすぐに左に回り、腕を捕えた。 僕「えぇぇ!? 止めて……放してくださいぃぃ」 左右と正面から攻められた彼は可哀相なくらい狼狽している。 私は助けようか迷って、はっとなる。 もしかして、これがルッキーニちゃんの狙いだったのかも……。 そんなふうに思うのは考え過ぎだろうか。 それでも。 いつの間にか重苦しい空気は払拭され、雰囲気は一転して賑やかなものになっていた。 でも(僕)君も本気で嫌がってるみたいだけど……どうしよう。 そのことに夢中になるあまり、私はまったく気付かなかった。 この場から3人――いや、ふたりと一匹の姿が減っている。 坂本さんとゴウトさん、ミーナ隊長がいなくなっていたことに。 412 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 48 45 ID Vg2H93/E 喧騒から離れ、私とミーナは業斗童子を連れて廊下に移動する。 あのやかましい室内では、話も碌にできやしない。 もっとも、お陰でゴウトだけを気付かれないよう連れ出せた。 ゴウト「それで坂本少佐。我に話とは?」 騒がしい室内とは対照的に、静寂に包まれた廊下。黒猫の重厚な声が朗々と響く。 ミーナ「私が坂本少佐も交えて、いくつか確認したいと思ったの。 少佐は色々聞いてるかもしれないけど、私は上からの命令以上は知らないから。 それで、ゴウト……さん?」 ゴウト「ゴウトで構わぬ」 ミーナは見た目に似合わぬゴウトの雰囲気に、どう接するか迷っているようだ。 無理もない。ゴウトは40年か50年、 或いはそれ以上の時を過ごしてきたかのような風格を漂わせているのだから。 ミーナ「ええ、それじゃゴウト。あなたに質問してもいいかしら?」 ゴウト「何故、我に? 説明なら明日にすると、貴官が言ったばかりであろう。 それに、サマナーは我でなくあやつだ」 ミーナ「それはそうだけど、私達とあなただけの方が話が早いし、正確だと思ったから。 それに、彼についても聞きたいの」 ゴウトは少し思案する素振りを見せ、頷いた。 ゴウト「我に答えられることであれば答えよう」 了解が得られたので、ミーナと換わって私が言葉を継ぐ。 坂本「『超國家機関 ヤタガラス』。デビルサマナーや陰陽師、その他にも様々なエージェントを統括し、 扶桑を陰から支え、護ることを目的とする組織。ここまでは相違ないな?」 ゴウト「いかにも。取り分けデビルサマナーは、 悪魔が関係していると思しき種々の事件の調査と解決、都市の霊的守護や、封印の管理を担っている。 悪魔を使って国家転覆を目論む不届きな輩もいるのでな」 坂本「では何故、あのような少年を寄越した? 確か表向きは、サマナーがネウロイ相手にどれだけ通用するか、即ち戦力実験だと聞いた。 失礼だが、戦争ができる性格とは思えん」 それが一番の疑問だった。 裏の組織が表の戦争に介入する。 そこにどんな思惑があるのか知る由もないが、その先兵たる人間があれでいいのか。 413 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 51 30 ID Vg2H93/E ゴウト「それを言うなら、あの宮藤という少女もあまり向いているとは思えんが」 坂本「それはそうだが……あれは宮藤とは真逆だ。 戦闘においての力量はかなりのものだと思う。だが、精神面は甚だ不安だな」 ミーナ「そうね、他に適任がいなかったわけでもないでしょう?」 そこでゴウトは初めて沈黙した。 十数秒ほど経ったろうか。ゆっくり言葉を選んで語り出す。 ゴウト「……正直なところを言おう。 此度の任、我もヤタガラスも、奴には荷が勝ち過ぎていると思っていた。 そこを強く推したのが奴の師であった」 ミーナ「荒療治のつもり? どうしてそこまで……ここは弟子の修業の場ではないのよ。迷惑だわ」 ミーナの意見には賛成だが、 戦闘経験も飛行経験もない少女を連れてきた私も、偉そうには言えないので黙っておく。 ミーナから鋭い視線を向けられても、ゴウトは平然と尻尾を振っている。 文句は上に言ってくれ、とでも言わんばかりだ。 ゴウト「さて、な。だが、奴も未熟ながら腕は悪くないゆえ、足手まといにはなるまい。 もっとも弟子にしては、であり、サマナーとしては師の足元にも及んでおらぬが……」 支援があったとはいえ、大型ネウロイを落とした立役者は彼だ。腕に関しては疑う余地はない。 しかし師匠とやらは、更に高みにいると言う。 坂本「あれで足元にも及ばんか。そこまで優秀なら、何故自身が赴かない?」 ゴウト「師が守護を任ぜられている皇都 東京は、あらゆる意味で扶桑の要の地。 霊的守護においても例外でない。彼の地を気安く離れることはできぬのだ。 まぁ、他にも諸事情あるのだが……」 ミーナ「となると、相応の実力者なのかしら?」 最重要拠点の護りを任される。それは力を認められている証。 サマナーの場合はどうか知らないが、どこの世界のどんな職業でも、そう変わらないだろう。 414 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 54 57 ID Vg2H93/E ゴウト「我も数多くのサマナーを見てきたが、その中でも五指に入る。 放っておけばネウロイ同様、扶桑一国に留まらず世界の脅威となったであろう異変を いくつも解決してきた。まず間違いなく、当代随一と言えよう」 坂本「貴方のような人? がそこまで誉めるなら、さぞかし偉大なのだろうな」 しまった、「人」のところで声が上擦ってしまった……私としたことが……。 ゴウトが気にしていないのが幸いだった。瞬間、耳がピクンと動いてはいたが。 私は苦し紛れに話を進める。 坂本「奴がその後を継ぐのか……できるのか? あれに」 ゴウト「どうだかな。師と言っても、歳は未だ30を少し越えたばかり。 今後も、功績、名声、共に益々高まっていくであろう。後継ぎも焦って決める必要はない」 口振りからして歳を重ねた老師をイメージしていたが、予想外に若くて驚いた。 代わりはいくらでもいる……ということか。 ゴウト「偉大であるがゆえに、弟子の性格もああなってしまったとも言えるが」 ミーナ「と、言うと?」 ゴウト「あやつは師を深く尊敬している。崇拝と言ってもよい。 あやつの服装から何から、すべて若き日の師を真似たものだ」 憧れの存在と同化しようと、そのすべてを真似る。己に確固たる芯のない未熟者がよくやる行為だ。 ゴウト「偉大な師の弟子であるという誇りと、不世出の天才と事あるごとに比較される重圧。 奴とて日々上達はしている。されど、努力すればするほど、 近付くほど見えてくるのが才能という名の壁」 だが模倣は所詮模倣。それだけでは決して壁は越えられないのだ。 そして越えられないと悟った時、挫折はより深くなる。 坂本「その壁に押し潰され、あのように弱気で卑屈なヘタレに……おっと、失礼」 私の失言に、彼は怒りもせず苦笑した。 ゴウト「構わん。大方、その通りだ」 人と違い、猫の表情は読めない。 ゴウト「我も奴の師とは15年来の長きに渡る付き合いだが、 師があれの歳の頃には既に当代を襲名していた。 そして東京の守護を任され、他のサマナーも羨むほどの功績を立てていたからな。 比べるだけ愚かだというのに……」 415 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 57 21 ID Vg2H93/E ただ私には、その声音に悲しげな色が含まれているように感じられた。 ミーナ「だからと言って、優しくしてあげるとは思わないでね。 私達は人を守る為に戦ってるの。心の有り様がどうあれ、共に戦う以上は指揮に従ってもらいます」 「無論だ。むしろ、とことん厳しく扱いてやってくれ。 それで潰れるなら、所詮それまで。器ではなかったというだけのことよ。 少なくとも我の見立てでは、あれには才能がないゆえな」 常に死線をさ迷うくらいでちょうどいい。 と最後に付け加えて、ゴウトは笑った――気がした。 さっきの同情するような素振りは私の勘違いだったのだろうか。 それとも、今のが? どうあれ自分と深い仲にある弟子に対して、その態度はあまりに……。 坂本「厳しい……いや、冷たいのだな……」 私は素直に感情を口にしていた。 言い過ぎたかと僅かに不安を覚えたが、ゴウトは欠片も動揺しない。 ゴウト「温い情を挟んでいては、任務も大義も立ち行かぬ。 下手に出れば舐められ、弱みを見せれば付け入られる。 悪魔を相手にするなら、生半可な覚悟は命取りになるのだ」 それはうぬらも同じであろう。 ゴウトは言外にそう語っている。 私は何も言えなかったし、言う気もなかった。 まさにその通りだからだ。彼の言葉は、そのままネウロイに置き換えられる。 ゴウト「貴官らには伝えておくべきか。 我らは言わば陰の存在。それが表に出張ってくる理由を」 ゴウトは強引に話を戻す。脱線してしまったが、そもそもの用件はそれだった。 ゴウト「我らはサマナーとして指令を、探偵としても、ひとつの依頼を受けてここまで来た」 ミーナ「指令?」 ゴウト「ネウロイの――怪異の目的と正体を解明し、可能ならその根源を絶て、というものだ」 416 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 59 52 ID Vg2H93/E 私とミーナは言葉もなく、驚愕に目を見開く。 その指令があまりに単純で当然。それでいて至難の業だからだ。 坂本「ネウロイの目的と正体……ウィッチなら誰もが一度は抱く疑問」 ミーナ「有史以来、多くの人間が挑み、ひとりとして辿り着けなかった謎……」 ゴウト「その為の手段は問わない、とも」 坂本「そんなことが可能なのか?」 ゴウト「知らぬ。我らは任務とあれば従うのみ。そして遂行するのは……あやつだ」 あやつ。 あの卑屈で弱気で頼りない少年。 ゴウト「だが言えるとすればひとつ。 ウィッチとサマナー、魔法力とマグネタイト、遡れば源流を同じくしながら、似て非なるもの」 私は、サマナーについてもMAGについても無知同然。 だが完全には理解できなくても、納得はできた。 遥か昔、怪異や悪魔と対峙した能力者、その力が分岐した姿。 そう考えれば辻褄が合う。 だとすれば……。 ミーナ「まさか……!」 ゴウト「悪魔とネウロイも同様やもしれぬ」 ゴウトがガラス玉のような緑の瞳で、私とミーナを交互に見据える。 仮にそうだとすれば、両者が出会うことで何かが起きるかもしれない。変わるかもしれない。 私は漠然とした予感が胸に沸き上がるのを感じていた。 坂本「鍵を握るのは奴、そしてこの部隊か……」 417 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 02 36 ID Vg2H93/E ルッキーニちゃんの暴走から、すっかり猥雑な現状のミーティングルーム。 突然その扉が開き、入ってきたのは坂本さん、ミーナさん、ゴウトさんの3人だった。 いつの間に外に出ていたんだろう。 室内に広がる光景を目の当たりにした3人の反応は様々で……。 坂本「ほどほどにしておけよ」 と苦笑いの坂本さん。 ミーナ「あ、あなた達、何を……」 呆気に取られるミーナさん。 ゴウト「恥を晒すなと言ったばかりだというに……」 僕「うわああああん! 助けてよ、ゴウトー!!」 そしてゴウトさんはというと、 呆れ果てた溜め息をついて、彼の悲鳴混じりの救援要請を完全に無視。 ぷい、と背中を向けると、首輪に挟んだ小さな手帳と小筆を取り出す(!)。 しかも小筆を口にくわえて黙々と走らせ始めた(!!)。 しかし、その間も背後ではこんなことが……。 ルッキーニ「ほれほれ~、逆らうでない」 ルッキーニちゃんは彼の背後から外套を引っ張ったり、 潜り込んで腋をくすぐったり、やりたい放題。 シャーリー「いい加減に観念して楽になっちゃいなって」 ああっ、シャーリーさんの大きな胸に彼の腕が食い込んで……。 エーリカ「優しくしてあげるからさ……フゥ」 あわわ……ハルトマンさんは押し付けても、あまり効果はなさそうですが、 代わりに耳に息を吹きかけてます。 僕「ああっ! ちょ! そこは! らめぇぇぇぇぇぇぇ!!」 彼はふたりからの猛攻に、あられもない声を上げたりなんかして。 それでも帽子は死守するあたり執念を感じずにいられない。 今も涙ぐみながら助けを求めてるけど……いいんでしょうか、ゴウトさん……(でも助けない) 室内を見回すと、ドタバタを棒立ちで眺めている少女がふたり。 名前は確か……エイラさんとサーニャちゃん。 エイラ「楽しそうだな……」 サーニャ「うん……」 エイラ「私達も加わるか……?」 サーニャ「いい……」 エイラ「でも気になるよな……中身」 サーニャ「……少し」 どうやら帽子の中身が気になるみたい。 418 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 06 45 ID Vg2H93/E でも、3人が男の子に密着してるのを不快に思う人もいるようで、 ペリーヌ「あなた達! 殿方にそんなに張り付いて……破廉恥ですわよ!」 ペリーヌさんは顔を赤くして怒っている。 バルクホルン「馬鹿馬鹿しくて付き合ってられん。私は部屋に帰らせてもらう」 唯一バルクホルンさんは、不快感も露に出ていった。なんだか怖そうな雰囲気の人。 ふと私は隣にいた栗色の髪の娘――確かリネット・ビショップちゃん――と目が合い、 笑いかけたが、彼女はすぐに目を伏せてしまった。恥ずかしがり屋さんなんだろうか。 仕方なく私と彼女は、黙ったままゴウトさんと僕君を交互に眺めることにした。 童顔の少年は、とても恐ろしい悪魔を従えているとは思えない。 悪魔、か……。 悪魔と聞いて、私が思い浮かべるのは故郷の親友。 そういえば、彼女もそっちの方面に造詣が深かったような。 今度、送る手紙に彼のことも書いてみよう。案外、意気投合したりして。 団子になって暴れ続ける4人を見る私の胸には、今後に対する期待と不安がない混ぜになっていた。 それは、飄々としているゴウトさんも同じだったみたい。 けれど、まさか手帳にその胸中が綴られているとは、 この時の私には想像もつかなかった。 この日、ひとりの若きデビルサマナー……の弟子が欧州の地に降り立った。 師は扶桑の――否、世界的に見ても当代随一のサマナー、と言っては贔屓の引き倒しだろうか? いや、身内贔屓を差し引いても、奴は今も昔も無類の強さを誇っている。 あの少年は、そんな男の弟子だ。 だが、今はまだ何者でもない、卵の状態である。 これが卵か雛のまま喰われる運命か、喰う側の蛇に回るか、 はたまた龍に化けるかは、まだ、誰にもわからない。 我はただ、奴の"目"を慧眼と信じ、己が使命を果たすのみ。 しかし、不肖の弟子ときたら、女子ふたりに組み敷かれている始末。 年端も行かないような童女に外套を引っ張られながら、 それでも必死に帽子を押さえて半泣きになっている。 まったく……少女の玩具にされているその様は、なんとも情けないもので……。 我はお目付け役として、またサマナーの先達として、 今後のことを考えると暗澹たる思いであった……。 デビルサマナー 俺 対 黒鉄ノ魔軍 第一章 「悪魔召喚師、欧州に見参!」 元ネタ 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団、 アバドン王、他、葛葉ライドウシリーズ』 419 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 14 04 ID Vg2H93/E 現時点でのデータ 僕 17歳 153cm 職業:学生、探偵所助手、デビルサマナー 所属:超國家機関『ヤタガラス』 武器:扶桑刀(退魔刀)、拳銃(コルトライトニング) どちらも師匠のお下がり 封魔管:ポルターガイスト、モコイ、ホウオウ、ヌエ、他 とあるデビルサマナーの弟子。 師匠は過去の歴史を振り返ってみても、歴代トップクラスのサマナー。 そんな師匠を尊敬、崇拝しており、師匠のスタイルを真似たがる。 しかし偉大過ぎる師匠の弟子である重圧に悩まされ、努力するほど師匠との才能の差を実感。 結果、卑屈な性格になってしまった。 幼少から女性と接する機会がなく、女性に対する免疫が皆無。 オリジナル要素が増えると思いますが、みっちゃんルートに挑戦 420 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 43 43 ID TUpDVxiI 乙 おもしろかったぜぇ 421 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 46 57 ID .ITDPqdQ 遅ればせながら、いらん子の人、短編の人乙 最近のウルスラプッシュは凄いな 422 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 53 02 ID .ITDPqdQ おっと、途中で送信した。 サマナーの人も乙です。 ライドウの弟子・・・なのか? まぁあんな化け物の弟子なら卑屈にもなるわな そしてようやく俺のみっちゃんの時代が来た! 前へ 目次 次へ
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406 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 29 23 ID Vg2H93/E 夜 ブリタニア 501統合戦闘航空団基地 その日、お父さんのお墓の前で私は誓いを立てた。 ウィッチとして、皆を守りたい。その為にネウロイと戦うと。 その場で坂本さんに志願した私は、ガリア大陸を間近に望む小島――第501統合戦闘航空団、 通称『ストライクウィッチーズ』基地に案内された。 着いた頃には辺りはすっかり夜の色。とても長く、激動の一日だったと思う。 机の並んだ一室で、私は改めて他のウィッチの人達と対面した。 私を見つめるのは、坂本さん他9名のウィッチ達。 「はじめまして、宮藤芳佳です! よろしくお願いします!」 微笑む人、訝しむ人、様々だったけど、概ね好意的に受け入れてくれているみたい。 となると、次に気になるのは彼。隣で私以上にガチガチになっている少年。 歳は私と同じか、少し下といったところか。 こうして見ると、改めてあれが見間違いだと実感する。 ミーナ「では、次はあなた、自己紹介してもらえる?」 彼の肩が一際大きく震えた。皆の視線が一斉に彼へと突き刺さる。 悪魔召喚の件といい、かなり興味を引いているらしい。 僕「は、はい! 僕……いえ! 自分は 僕 と申します! 17歳です! あの、扶桑皇国の弓月の君高等師範学校に在籍していまして、えと、軍属ではないんですけど……」 たどたどしい挨拶に、皆がどよめく。 バルクホルン「軍人ではないだと!?」 ペリーヌ「軍人でもない殿方がどうしてここにいますの?」 シャーリー「17には見えないよなぁ」 エイラ「扶桑の学校では悪魔の使い方を教わってんのかなー」 エーリカ「何でモミアゲ尖ってんの?」 等と口々に漏らしている。 皆が驚くのはもっとも。 私も17歳という年齢には驚いた。学生なのは……私も同じだし。 身長は私よりやや高いかどうか、銀髪の女の子とほぼ同じ。とても17歳には見えなかった。 僕「えぇっと……ごめんなさい……」 完全に萎縮してしまった彼は、涙目になって頭を下げる。 その様は見ていて可哀相なほどで、こっちが謝りたくなってくる。 407 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 32 36 ID Vg2H93/E 坂本「静粛に! まだ挨拶は終わっていないぞ!」 坂本さんの一喝で場が静まり返る。でも、そんなことしたら余計に話しにくいんじゃないだろうか。 その証拠に、彼は続きを語らない。いかにも、頭が真っ白になりました、という表情を蒼白の顔面に浮かべている。 坂本「どうした? 続けろ」 僕「ひぅっ! ぁあの、僕は、その…………すいません!」 何故か謝る彼に坂本さんも首を傾げ、他の皆さんも私語を禁じられているせいか、気まずい沈黙が流れる。 助け舟を出してあげたいけど、一体どうすれば……。 そんな感じで私が迷っていると、 ???「まぁ待て。ここは我に任せてもらおうか」 沈黙を破って、どこからともなく声が響いた。 芳佳「この声……」 低く渋味を含んだ、それでいて甘い色気もある壮年の美声。 ホウオウの上で私に語りかけた男の人の声だ。 彼の隣で大人しく座っていた黒猫が、軽快な動きで肩に跳び乗る。 愛らしい姿と裏腹に、声はその猫から発せられていた。 ただ、口から声が出ている感じはしないのだ。 黒猫「聞け。うぬは師の命で欧州まで来た。 つまり、うぬの双肩には師の面子と立場が掛かっている」 僕「っ!」 彼は、はっとして黒猫を見る。 黒猫は変わらず冷ややかな眼差しで彼を見下ろし、尊大な口調で続けた。 黒猫「うぬの功績は、そのまま師の功績となる。逆もまた然り。 うぬがその体たらくでは、欧州での師の評判はどうなる?」 僕「僕が師匠に恥をかかせる……?」 黒猫「然様、弟子の教育も碌にできぬのかと謗りを受けることとなろう。 少なくとも、ここのウィッチ達には、そのように記憶されるであろうな」 僕「い……嫌だ。それだけは……絶対に!」 不思議だ。あれだけ萎縮していた彼の表情が、みるみる凛々しく引き締まる。 黒猫の言葉が魔法のように作用している。 もっとも、話してる内容の意味はさっぱりわからないけど。 408 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 35 18 ID Vg2H93/E 猫「ならば胸を張れ。顔を上げよ。まだ自己紹介も済んでなかろうが」 彼は黒猫を振り落とす勢いで背筋を伸ばし、 僕「失礼しました! 僕は軍人ではありませんが、『超國家機関 ヤタガラス』からの指令により、 デビルサマナーとして皆さんと一緒に戦わせていただきます! 未熟者ですが、よろしくご指導のほどお願い致します!」 はきはきと直立不動の状態で言い切ると、深々と頭を下げた。 エーリカ「デビル……」 バルクホルン「サマナー?」 芳佳「ヤタガラス……?」 聞き慣れない単語に、一同疑問符を浮かべる。 僕「あ……それと探偵事務所で見習いなんかもしています。 皆さん調べてほしいことなどあれば、是非ご相談ください」 またしても流れる沈黙。 何から問うべきか迷っているのか。 気まずい雰囲気に、またも彼は冷や汗をびっしり浮かべている。 ゴウト「申し遅れた、我が名は業斗童子。ゴウトでいい。今後ともよろしく頼まれてくれ」 そうこうする内に、黒猫――ゴウトさんも端的に名乗る。 その口調からも雰囲気からも、私よりずっと年輩であること、 彼より立場が上であることが窺え、妙に畏まってしまう。そもそも彼は何者なんだろう。 シャーリー「やっぱ猫が喋ってるよな……」 ルッキーニ「使い魔かなぁ?」 二人の囁きを拾ったゴウトさんは眉をひそめ、睨みを利かせた。 ゴウト「これは念話で語りかけているのだ。ウィッチ以外には聞こえぬ。 それと我は使い魔ではない。 そうさな……さしずめ、こやつの教育係兼お目付け役兼助手といったところか」 ペリーヌ「探偵で猫が助手でお目付け役で教育係……頭が混乱しそうですわ」 409 :タイトル付けてなかった 「サマナー俺」とでも:2010/12/25(土) 01 39 05 ID Vg2H93/E 当然だと思う。私はとっくに混乱している。 困惑する場を纏めたのは、隊長のミーナさん。 ミーナ「それでは、自己紹介は終わったわね。 彼の所属と目的、能力に関しては気になると思うけど、それを話すと長くなるの。 詳しくは、明朝のミーティングで説明します。 ですから明日の朝食後はここ、ミーティングルームに集合するように。以上、解散」 事務的に説明を終えたミーナさんは、ふと思い出したように、 後ろの方で遠慮がちに立っていた女の子を一瞥した。 ミーナ「あ、それとリーネさんは、宮藤さんを部屋に案内してあげてね。 (僕)君は坂本少佐、お願いします」 リーネ「は、はい!」 坂本「了解した」 私は部屋に案内してもらおうかと思ったけど、解散後も、皆は何故かその場に留まっていた。 理由はすぐにわかった。 彼だ。 エーリカ「ねぇねぇ、何でそのモミアゲ尖ってんの?」 シャーリー「お前、本当に17歳か?」 最初にふたりが彼に詰め寄り、 ルッキーニ「あ~! あたしも聞きたい~!」 その後ろで一番小さな女の子が、ぴょんぴょん跳びはねる。 坂本「ちょっと待て、私もこいつに用がある。すまんが、先に話を聞かせてくれ」 ふたりの間を割って入った坂本さんが、真剣な顔で彼の前に立った。 坂本「お前、戦闘中、ネウロイのビームを刀で斬ったな。あれはどうやった? あの光は?」 僕「えっと、あの、あれはマグネタイトと言いまして、 その……魔法力……みたいなものなんですけど……それを刀に込めまして……」 彼はしどろもどろだ。坂本さんの思い詰めた表情、迫力に気圧されてるのかも。 坂本「……つまり、魔法力を刀に込めているんだな? 込めれば斬れるんだな?」 僕「いえ、魔法力とはちょっと違うんですけど、でも似たようなものと言うか何と言うか……」 坂本「どうなんだ! はっきりしろ!」 僕「ひぅっ! すみません!」 曖昧な言い方に坂本さんの怒りが爆発。 彼は縮み上がり、何度も何度も頭を下げた。 僕「すみませんすみません! ごめんなさいごめんなさい!」 410 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 42 03 ID Vg2H93/E 坂本「……いや、すまない。私も熱くなった。 ともかくだ、魔法力のようなそれを込めているとして、お前の刀は普通の刀なのか? 私の刀では、そんな芸当はできないぞ?」 僕「い、いえ、僕の刀は退魔刀として、MAGと馴染むように造られています。 術も込められてますし、普通の刀では難しいんじゃないかと……」 坂本「そうか……。ならば魔法力を込めて打てば、同じことができると思うか?」 僕「たぶんできると思いますけど……できない可能性もなきにしもあらずと言うか……。 いえ、できます……おそらく、もしかしたら」 坂本「はぁ……もういい」 溜め息をついて、背を向ける坂本さん。 呆れられた彼は、がっくりとうなだれ、 僕「本当にすみません……。僕は弟子の立場で……。 師匠なら何でもわかるんでしょうけど、僕は全然ダメなんです」 仕舞いには膝を抱えて、床に「の」の字を書き出してしまう。 あんなに大胆な戦いをした彼が。私を抱き留めた彼が。こんなに脆い人だったなんて……。 芳佳「そんなことないです!!」 見兼ねた私は、気付けば大声で叫んでいた。 僕「え……」 芳佳「あなたは私を助けてくれたじゃないですか! 赤城の乗組員だって、全員あなたに救われたんです! それは凄いことなんです!」 力いっぱい、自分なりの言葉で激励する。 それは私が求めた、誰かを守れる力。 たとえ悪魔だろうと何だろうと。彼はその力を、皆を守る為に使った。 私には力が足りなくて、ひとりでは誰も助けられなかった。 彼と坂本さんがいなければ、誰も守れなかった。 彼には私以上の力があるのに……。 坂本「そうだ。お前がいなければ赤城は勿論、私と宮藤も危なかったかもしれん。 お前のお陰だ、誇っていい」 力が、あるはずなのに……。 411 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 44 14 ID Vg2H93/E 「いいえ……やっぱり誇れやしません。最後は結局、おふたりに助けてもらわなければ僕は死んでた……」 私達の声は、彼の心の奥までは届かなかった。 それほどまでに彼の劣等感は根深かったらしい。 僕「師匠なら、もっと安全で確実に"すべて"を救ってみせるのに……。 師匠は最強で、かっこよくて、それに比べて僕は……」 私達には、もう掛ける言葉がなかった。 ちらりとゴウトさんを見遣るけど、黙して語らない。話す気がないようだ。 またしても気まずい沈黙。 引き裂いたのは、小さな影だった。 ルッキーニ「うりゃ~!」 僕「うわぁ!?」 私の眼前でうずくまる彼の頭に、突然ルッキーニちゃんが飛びついたのだ。 帽子を無理やりに取られる寸前で、頭を押さえて尻餅をつく彼。 僕「な、な……何するんですか、いきなり!」 ルッキーニ「ねーねー、気になってたんだけどさ。なんで帽子取らないの?」 そういえば。 私は彼が帽子を取った姿を見ていない。艦内でも基地内でも、戦闘中でも角帽は一体化したかのように離れない。 僕「いや、これは……」 ペリーヌ「室内では帽子を脱ぐもの。まして礼を取る時も外さないなんて無礼ですわよ?」 ルッキーニ「見せて見せて~」 僕「だ、だだだ駄目です! これだけは絶対に見せられません! 勘弁してください!」 彼の抗議に耳を貸さず、帽子を引っ張るルッキーニちゃん。 ルッキーニ「え~、そんなに嫌がられたら逆に気になる~!」 シャーリー「お、おい、ルッキーニ……」 ルッキーニ「シャーリーも気になるでしょ?」 シャーリーさんは少しの間、ルッキーニちゃんと目で語り合い―― シャーリー「確かに気になるなぁ……」 意地の悪い顔でニヤリと笑った。 そしてシャーリーさんは彼の右腕を両手でがっしり捕まえる。 シャーリー「よし、ハルトマン! 左腕押さえろ!」 エーリカ「オッケー!」 ハルトマンさんもすぐに左に回り、腕を捕えた。 僕「えぇぇ!? 止めて……放してくださいぃぃ」 左右と正面から攻められた彼は可哀相なくらい狼狽している。 私は助けようか迷って、はっとなる。 もしかして、これがルッキーニちゃんの狙いだったのかも……。 そんなふうに思うのは考え過ぎだろうか。 それでも。 いつの間にか重苦しい空気は払拭され、雰囲気は一転して賑やかなものになっていた。 でも(僕)君も本気で嫌がってるみたいだけど……どうしよう。 そのことに夢中になるあまり、私はまったく気付かなかった。 この場から3人――いや、ふたりと一匹の姿が減っている。 坂本さんとゴウトさん、ミーナ隊長がいなくなっていたことに。 412 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 48 45 ID Vg2H93/E 喧騒から離れ、私とミーナは業斗童子を連れて廊下に移動する。 あのやかましい室内では、話も碌にできやしない。 もっとも、お陰でゴウトだけを気付かれないよう連れ出せた。 ゴウト「それで坂本少佐。我に話とは?」 騒がしい室内とは対照的に、静寂に包まれた廊下。黒猫の重厚な声が朗々と響く。 ミーナ「私が坂本少佐も交えて、いくつか確認したいと思ったの。 少佐は色々聞いてるかもしれないけど、私は上からの命令以上は知らないから。 それで、ゴウト……さん?」 ゴウト「ゴウトで構わぬ」 ミーナは見た目に似合わぬゴウトの雰囲気に、どう接するか迷っているようだ。 無理もない。ゴウトは40年か50年、 或いはそれ以上の時を過ごしてきたかのような風格を漂わせているのだから。 ミーナ「ええ、それじゃゴウト。あなたに質問してもいいかしら?」 ゴウト「何故、我に? 説明なら明日にすると、貴官が言ったばかりであろう。 それに、サマナーは我でなくあやつだ」 ミーナ「それはそうだけど、私達とあなただけの方が話が早いし、正確だと思ったから。 それに、彼についても聞きたいの」 ゴウトは少し思案する素振りを見せ、頷いた。 ゴウト「我に答えられることであれば答えよう」 了解が得られたので、ミーナと換わって私が言葉を継ぐ。 坂本「『超國家機関 ヤタガラス』。デビルサマナーや陰陽師、その他にも様々なエージェントを統括し、 扶桑を陰から支え、護ることを目的とする組織。ここまでは相違ないな?」 ゴウト「いかにも。取り分けデビルサマナーは、 悪魔が関係していると思しき種々の事件の調査と解決、都市の霊的守護や、封印の管理を担っている。 悪魔を使って国家転覆を目論む不届きな輩もいるのでな」 坂本「では何故、あのような少年を寄越した? 確か表向きは、サマナーがネウロイ相手にどれだけ通用するか、即ち戦力実験だと聞いた。 失礼だが、戦争ができる性格とは思えん」 それが一番の疑問だった。 裏の組織が表の戦争に介入する。 そこにどんな思惑があるのか知る由もないが、その先兵たる人間があれでいいのか。 413 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 51 30 ID Vg2H93/E ゴウト「それを言うなら、あの宮藤という少女もあまり向いているとは思えんが」 坂本「それはそうだが……あれは宮藤とは真逆だ。 戦闘においての力量はかなりのものだと思う。だが、精神面は甚だ不安だな」 ミーナ「そうね、他に適任がいなかったわけでもないでしょう?」 そこでゴウトは初めて沈黙した。 十数秒ほど経ったろうか。ゆっくり言葉を選んで語り出す。 ゴウト「……正直なところを言おう。 此度の任、我もヤタガラスも、奴には荷が勝ち過ぎていると思っていた。 そこを強く推したのが奴の師であった」 ミーナ「荒療治のつもり? どうしてそこまで……ここは弟子の修業の場ではないのよ。迷惑だわ」 ミーナの意見には賛成だが、 戦闘経験も飛行経験もない少女を連れてきた私も、偉そうには言えないので黙っておく。 ミーナから鋭い視線を向けられても、ゴウトは平然と尻尾を振っている。 文句は上に言ってくれ、とでも言わんばかりだ。 ゴウト「さて、な。だが、奴も未熟ながら腕は悪くないゆえ、足手まといにはなるまい。 もっとも弟子にしては、であり、サマナーとしては師の足元にも及んでおらぬが……」 支援があったとはいえ、大型ネウロイを落とした立役者は彼だ。腕に関しては疑う余地はない。 しかし師匠とやらは、更に高みにいると言う。 坂本「あれで足元にも及ばんか。そこまで優秀なら、何故自身が赴かない?」 ゴウト「師が守護を任ぜられている皇都 東京は、あらゆる意味で扶桑の要の地。 霊的守護においても例外でない。彼の地を気安く離れることはできぬのだ。 まぁ、他にも諸事情あるのだが……」 ミーナ「となると、相応の実力者なのかしら?」 最重要拠点の護りを任される。それは力を認められている証。 サマナーの場合はどうか知らないが、どこの世界のどんな職業でも、そう変わらないだろう。 414 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 54 57 ID Vg2H93/E ゴウト「我も数多くのサマナーを見てきたが、その中でも五指に入る。 放っておけばネウロイ同様、扶桑一国に留まらず世界の脅威となったであろう異変を いくつも解決してきた。まず間違いなく、当代随一と言えよう」 坂本「貴方のような人? がそこまで誉めるなら、さぞかし偉大なのだろうな」 しまった、「人」のところで声が上擦ってしまった……私としたことが……。 ゴウトが気にしていないのが幸いだった。瞬間、耳がピクンと動いてはいたが。 私は苦し紛れに話を進める。 坂本「奴がその後を継ぐのか……できるのか? あれに」 ゴウト「どうだかな。師と言っても、歳は未だ30を少し越えたばかり。 今後も、功績、名声、共に益々高まっていくであろう。後継ぎも焦って決める必要はない」 口振りからして歳を重ねた老師をイメージしていたが、予想外に若くて驚いた。 代わりはいくらでもいる……ということか。 ゴウト「偉大であるがゆえに、弟子の性格もああなってしまったとも言えるが」 ミーナ「と、言うと?」 ゴウト「あやつは師を深く尊敬している。崇拝と言ってもよい。 あやつの服装から何から、すべて若き日の師を真似たものだ」 憧れの存在と同化しようと、そのすべてを真似る。己に確固たる芯のない未熟者がよくやる行為だ。 ゴウト「偉大な師の弟子であるという誇りと、不世出の天才と事あるごとに比較される重圧。 奴とて日々上達はしている。されど、努力すればするほど、 近付くほど見えてくるのが才能という名の壁」 だが模倣は所詮模倣。それだけでは決して壁は越えられないのだ。 そして越えられないと悟った時、挫折はより深くなる。 坂本「その壁に押し潰され、あのように弱気で卑屈なヘタレに……おっと、失礼」 私の失言に、彼は怒りもせず苦笑した。 ゴウト「構わん。大方、その通りだ」 人と違い、猫の表情は読めない。 ゴウト「我も奴の師とは15年来の長きに渡る付き合いだが、 師があれの歳の頃には既に当代を襲名していた。 そして東京の守護を任され、他のサマナーも羨むほどの功績を立てていたからな。 比べるだけ愚かだというのに……」 415 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 57 21 ID Vg2H93/E ただ私には、その声音に悲しげな色が含まれているように感じられた。 ミーナ「だからと言って、優しくしてあげるとは思わないでね。 私達は人を守る為に戦ってるの。心の有り様がどうあれ、共に戦う以上は指揮に従ってもらいます」 「無論だ。むしろ、とことん厳しく扱いてやってくれ。 それで潰れるなら、所詮それまで。器ではなかったというだけのことよ。 少なくとも我の見立てでは、あれには才能がないゆえな」 常に死線をさ迷うくらいでちょうどいい。 と最後に付け加えて、ゴウトは笑った――気がした。 さっきの同情するような素振りは私の勘違いだったのだろうか。 それとも、今のが? どうあれ自分と深い仲にある弟子に対して、その態度はあまりに……。 坂本「厳しい……いや、冷たいのだな……」 私は素直に感情を口にしていた。 言い過ぎたかと僅かに不安を覚えたが、ゴウトは欠片も動揺しない。 ゴウト「温い情を挟んでいては、任務も大義も立ち行かぬ。 下手に出れば舐められ、弱みを見せれば付け入られる。 悪魔を相手にするなら、生半可な覚悟は命取りになるのだ」 それはうぬらも同じであろう。 ゴウトは言外にそう語っている。 私は何も言えなかったし、言う気もなかった。 まさにその通りだからだ。彼の言葉は、そのままネウロイに置き換えられる。 ゴウト「貴官らには伝えておくべきか。 我らは言わば陰の存在。それが表に出張ってくる理由を」 ゴウトは強引に話を戻す。脱線してしまったが、そもそもの用件はそれだった。 ゴウト「我らはサマナーとして指令を、探偵としても、ひとつの依頼を受けてここまで来た」 ミーナ「指令?」 ゴウト「ネウロイの――怪異の目的と正体を解明し、可能ならその根源を絶て、というものだ」 416 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 59 52 ID Vg2H93/E 私とミーナは言葉もなく、驚愕に目を見開く。 その指令があまりに単純で当然。それでいて至難の業だからだ。 坂本「ネウロイの目的と正体……ウィッチなら誰もが一度は抱く疑問」 ミーナ「有史以来、多くの人間が挑み、ひとりとして辿り着けなかった謎……」 ゴウト「その為の手段は問わない、とも」 坂本「そんなことが可能なのか?」 ゴウト「知らぬ。我らは任務とあれば従うのみ。そして遂行するのは……あやつだ」 あやつ。 あの卑屈で弱気で頼りない少年。 ゴウト「だが言えるとすればひとつ。 ウィッチとサマナー、魔法力とマグネタイト、遡れば源流を同じくしながら、似て非なるもの」 私は、サマナーについてもMAGについても無知同然。 だが完全には理解できなくても、納得はできた。 遥か昔、怪異や悪魔と対峙した能力者、その力が分岐した姿。 そう考えれば辻褄が合う。 だとすれば……。 ミーナ「まさか……!」 ゴウト「悪魔とネウロイも同様やもしれぬ」 ゴウトがガラス玉のような緑の瞳で、私とミーナを交互に見据える。 仮にそうだとすれば、両者が出会うことで何かが起きるかもしれない。変わるかもしれない。 私は漠然とした予感が胸に沸き上がるのを感じていた。 坂本「鍵を握るのは奴、そしてこの部隊か……」 417 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 02 36 ID Vg2H93/E ルッキーニちゃんの暴走から、すっかり猥雑な現状のミーティングルーム。 突然その扉が開き、入ってきたのは坂本さん、ミーナさん、ゴウトさんの3人だった。 いつの間に外に出ていたんだろう。 室内に広がる光景を目の当たりにした3人の反応は様々で……。 坂本「ほどほどにしておけよ」 と苦笑いの坂本さん。 ミーナ「あ、あなた達、何を……」 呆気に取られるミーナさん。 ゴウト「恥を晒すなと言ったばかりだというに……」 僕「うわああああん! 助けてよ、ゴウトー!!」 そしてゴウトさんはというと、 呆れ果てた溜め息をついて、彼の悲鳴混じりの救援要請を完全に無視。 ぷい、と背中を向けると、首輪に挟んだ小さな手帳と小筆を取り出す(!)。 しかも小筆を口にくわえて黙々と走らせ始めた(!!)。 しかし、その間も背後ではこんなことが……。 ルッキーニ「ほれほれ~、逆らうでない」 ルッキーニちゃんは彼の背後から外套を引っ張ったり、 潜り込んで腋をくすぐったり、やりたい放題。 シャーリー「いい加減に観念して楽になっちゃいなって」 ああっ、シャーリーさんの大きな胸に彼の腕が食い込んで……。 エーリカ「優しくしてあげるからさ……フゥ」 あわわ……ハルトマンさんは押し付けても、あまり効果はなさそうですが、 代わりに耳に息を吹きかけてます。 僕「ああっ! ちょ! そこは! らめぇぇぇぇぇぇぇ!!」 彼はふたりからの猛攻に、あられもない声を上げたりなんかして。 それでも帽子は死守するあたり執念を感じずにいられない。 今も涙ぐみながら助けを求めてるけど……いいんでしょうか、ゴウトさん……(でも助けない) 室内を見回すと、ドタバタを棒立ちで眺めている少女がふたり。 名前は確か……エイラさんとサーニャちゃん。 エイラ「楽しそうだな……」 サーニャ「うん……」 エイラ「私達も加わるか……?」 サーニャ「いい……」 エイラ「でも気になるよな……中身」 サーニャ「……少し」 どうやら帽子の中身が気になるみたい。 418 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 06 45 ID Vg2H93/E でも、3人が男の子に密着してるのを不快に思う人もいるようで、 ペリーヌ「あなた達! 殿方にそんなに張り付いて……破廉恥ですわよ!」 ペリーヌさんは顔を赤くして怒っている。 バルクホルン「馬鹿馬鹿しくて付き合ってられん。私は部屋に帰らせてもらう」 唯一バルクホルンさんは、不快感も露に出ていった。なんだか怖そうな雰囲気の人。 ふと私は隣にいた栗色の髪の娘――確かリネット・ビショップちゃん――と目が合い、 笑いかけたが、彼女はすぐに目を伏せてしまった。恥ずかしがり屋さんなんだろうか。 仕方なく私と彼女は、黙ったままゴウトさんと僕君を交互に眺めることにした。 童顔の少年は、とても恐ろしい悪魔を従えているとは思えない。 悪魔、か……。 悪魔と聞いて、私が思い浮かべるのは故郷の親友。 そういえば、彼女もそっちの方面に造詣が深かったような。 今度、送る手紙に彼のことも書いてみよう。案外、意気投合したりして。 団子になって暴れ続ける4人を見る私の胸には、今後に対する期待と不安がない混ぜになっていた。 それは、飄々としているゴウトさんも同じだったみたい。 けれど、まさか手帳にその胸中が綴られているとは、 この時の私には想像もつかなかった。 この日、ひとりの若きデビルサマナー……の弟子が欧州の地に降り立った。 師は扶桑の――否、世界的に見ても当代随一のサマナー、と言っては贔屓の引き倒しだろうか? いや、身内贔屓を差し引いても、奴は今も昔も無類の強さを誇っている。 あの少年は、そんな男の弟子だ。 だが、今はまだ何者でもない、卵の状態である。 これが卵か雛のまま喰われる運命か、喰う側の蛇に回るか、 はたまた龍に化けるかは、まだ、誰にもわからない。 我はただ、奴の"目"を慧眼と信じ、己が使命を果たすのみ。 しかし、不肖の弟子ときたら、女子ふたりに組み敷かれている始末。 年端も行かないような童女に外套を引っ張られながら、 それでも必死に帽子を押さえて半泣きになっている。 まったく……少女の玩具にされているその様は、なんとも情けないもので……。 我はお目付け役として、またサマナーの先達として、 今後のことを考えると暗澹たる思いであった……。 デビルサマナー 俺 対 黒鉄ノ魔軍 第一章 「悪魔召喚師、欧州に見参!」 元ネタ 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団、 アバドン王、他、葛葉ライドウシリーズ』 419 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 14 04 ID Vg2H93/E 現時点でのデータ 僕 17歳 153cm 職業:学生、探偵所助手、デビルサマナー 所属:超國家機関『ヤタガラス』 武器:扶桑刀(退魔刀)、拳銃(コルトライトニング) どちらも師匠のお下がり 封魔管:ポルターガイスト、モコイ、ホウオウ、ヌエ、他 とあるデビルサマナーの弟子。 師匠は過去の歴史を振り返ってみても、歴代トップクラスのサマナー。 そんな師匠を尊敬、崇拝しており、師匠のスタイルを真似たがる。 しかし偉大過ぎる師匠の弟子である重圧に悩まされ、努力するほど師匠との才能の差を実感。 結果、卑屈な性格になってしまった。 幼少から女性と接する機会がなく、女性に対する免疫が皆無。 オリジナル要素が増えると思いますが、みっちゃんルートに挑戦 420 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 43 43 ID TUpDVxiI 乙 おもしろかったぜぇ 421 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 46 57 ID .ITDPqdQ 遅ればせながら、いらん子の人、短編の人乙 最近のウルスラプッシュは凄いな 422 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 53 02 ID .ITDPqdQ おっと、途中で送信した。 サマナーの人も乙です。 ライドウの弟子・・・なのか? まぁあんな化け物の弟子なら卑屈にもなるわな そしてようやく俺のみっちゃんの時代が来た! 前へ 目次 次へ
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デビルサバイバーの殆どを占める特徴《サマナー》?を利用したデッキ。 DS2/SE16-01 カード名:“悪魔使い”イオ カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:500 ソウル:1 特徴:《サマナー》? 【永】応援このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。 【起】集中[① あなたのキャラを2枚レストする]あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《サマナー》?のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。 私達が戦った7日間、無駄じゃなかったよね レアリティ:R レベル0 活発な少女 アイリ 使いやすいサーチ。序盤から終盤まで腐ることは少ない。 “悪魔使い”ダイチ 序盤ならば単体で4000まで到達し、後列次第では5000まで届く。 生きる意志 ヒビキ デメリットはあるものの、比較的使いやすい3500。 “悪魔使い”イオ ほぼ必須カードと言っても過言ではないパワーカード。採用枚数を増やしたりサーチカードを多めにすることで序盤に引いておきたい。 “悪魔使い”ヒビキ 非常にダイナミックな効果をもつ公式でもトンデモカードと称されたカード。ルシファーを採用せずとも全体+500パンプはよい効果なので、そちらだけを期待して採用することも十分考えられる。 凛とした美貌 マコト? “悪魔使い”イオや“悪魔使い”ヒビキなどの強力な後列とは相性がよくないものの、青の発生源として、事故のときの場持ちのよいカードとして安定性向上に寄与してくれる。 タキシード ヤマト&ヒビキ&アルコル ネームが優秀であり、2コストと重い効果も“悪魔使い”ダイチとの相性がいいため採用を考慮してよいだろう。ただしPRカードであるため入手難易度が高い。 レベル1 “悪魔使い”ケイタ 手札交換としては使いやすいが、“悪魔使い”イオとコストがかぶるため採用枚数は少なめにしたほうがよい。 稀有なる資質 ヒビキ みんなのアイドルやよいと同じ効果を持つカード。基本的にレベル1になっても後列はレベル0が2枚並ぶことが多いため、安定して高パワーを出してくれる。 七日間の戦い イオ クロックアンコールとパンプ効果で、自ターン相手ターンともに隙が少ない。手軽に高パワーを出せるためレベル1の必須カードとも言える。 テキトーな男 ジョー 登場時のみ6500になれる。爆発力は稀有なる資質 ヒビキよりも高いため、1~2枚の採用も考えられる。 “悪魔使い”フミ デメリット持ちの1/0/6000。デッキトップ確認効果は後述の死に顔動画と相性が良いため、それを採用するなら優先的に採用してもよい。 不思議な存在 アルコル 2枚サーチのシナジー効果を持つ。効果は非常に優秀なのだが、自身が《サマナー》をもたないことが非常に大きなデメリットとして課せられている。 ダイチ&じゃあく フロスト? 割り振り効果をもったオーバースペック助太刀。サーチも簡単なので手札に握ることはすぐできる。 龍脈 相手ターン終了まで+4000と破格の効果を持つ。しかし当然ながらバウンスや相打ちに対しては無力であり、コストや手札の損失も小さいものではないため、このカードに頼るのも考えものだろう。七日間の戦い イオで十分な高パワーが出て不要になることも少なくない。 レベル2 “悪魔使い”アイリ ジュンゴがいるとき2/1/8500のソウル2になることができる。低コストでソウルが上がるのはよいが、ジュンゴ自体が少ないためデッキの安定性は少し落ちる。 闘う決意 ヒビキ レベル3キャラに対しては非常に強い。相手の早出しなどに対して使用していきたい。 イオ&ルーグ アンコール封じは強力であり、対応CXも使いやすいため、対応CXを使用するならば数枚投入すると活躍してくれる。 “悪魔使い”ヒナコ このデッキではほぼ無条件ともいえる軽さで2/1/9000になることができる。レベル2帯の安定性向上に大きく貢献してくれるだろう。 優しい板前 ジュンゴ 貴重なジュンゴネームを持つカード。前述の“悪魔使い”アイリを使用するならば必ず入れておきたい。レベル2でのクロックアンコールはデメリットも多いため、ないものと考えて扱うのもひとつの手である。 “悪魔使い”ジョー その詰め効果の有用性は“いたずらなキス”ちはやや凛とした強さ アスナで実証済みだが、自身のパワーが上がりにくいためレベル3では相手を倒しにいけないことも多く、採用や効果の使用はよく吟味する必要がある。 “悪魔使い”ヤマト チェンジを持ったレベル応援。チェンジ先のヤマトも場持ちはよいため、レベル2の主力として扱うこともできる。 縁を断ち切るヤマト 2/1/9000の中ではまだ使いやすい部類ではあるのだが、前述の“悪魔使い”ヒナコで十分な場面が多く、積極的に採用はしないこともある。ヤマトネームを持っていることはアドバンテージの一つである “悪魔使い”マコト 何の変哲もない2/1助太刀。ルシファーを採用するならばこちらを優先しても構わない。 死に顔動画 デメリットはあるが“悪魔使い”ヒビキとの相性は非常によいため、この組み合わせを主軸にすることもできる。採用の場合は生きる意志 ヒビキや“悪魔使い”フミなどのデッキトップ確認手段を同時に採用しておきたい。 レベル3 “輝く者”ヒビキ 登場時クロック回復とシンプルなバウンスシナジーを持つカード。どちらの効果も癖がなく扱いやすく、対応CXも風トリガーであるため相手の場を荒らすには持ってこいな1枚。 人見知り イオ 登場時クロック回復とアタック時パンプとやはりシンプルで使いやすいカード。“輝く者”ヒビキと使い分けるとよいだろう。 ルシファー? 条件を満たせば登場時回復常時13000ショット持ちと非常にパワフルな効果を持つ。しかし“悪魔使い”ヒビキが除去されたりバウンスには無力であり、条件を満たさなければただのバニラである。何より《サマナー》を持たないため安定性は下がってしまう。このカードを主軸にしたいならある程度専用の構築が必要だろう。しかし“悪魔使い”ヒビキは勝手にマーカーが溜まっていくため、1枚だけ採用して相手に警戒させる・別に出せなくてもよい、という方針の元に1枚だけ採用することも考慮してよいだろう。 最後の戦い ヤマト 効果は強力なのだが、対応CX共々枠が足りないことが多い。対応カードがなければさほど強力なカードではないため、青をいかに発生させるか考える必要がある。 戦術・弱点 サーチが豊富なため安定性はあるが、ヒビキの効果でマーカーを多用するため、デッキの中身はしっかりと把握しておく必要がある。 また後列のパワーが低いため除去に弱く、レベル2以降はパワー不足に悩まされることも多い。 如何に集中や低レベル帯の高パワーでアドバンテージを稼げるかが手札、盤面の維持に重要となってくる。 ダメージの詰め要素も扱いやすいといえるものは少ないため、相手にダメージレースで押されきって負けることも少なくない。 しっかりとCXや助太刀で得たダイレクトアタックでソウルを上げていかなければいけない。 以下コメント欄。 名前 コメント