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コーヒー風味とチョコレート風味のエクレア 2009年5月20日 (水) そのうち新型インフルエンザの感染がきっと東京にも襲ってくるであろうと(今このごはん日記を書いていると、ニュース速報で八王子の女子高生に感染確認、と報道されています!)なるべく人がたくさんいる場所には行かないようにと、お昼に学校の外に出なくても済むよう、お弁当作り復活。 お昼休憩に自分のお弁当の写真など撮っていたら、ブログ書いているの?なんて聞かれてしまい、うん、なんて言おうものならURLを教えなくてはいけないから、写真はナシ。 おにぎり2個とおかず3種類くらいの超簡単お弁当です。 私の自宅から学校までには、池袋→新宿→渋谷と東京でも有数の巨大ターミナルを通らなくては行けないため、感染したら仕方ないと覚悟はしていますが。 一応マスクをして生活していますが、暑いんですよねぇ。 電車に乗っても、ほとんどの人がマスクしていないし。自意識過剰みたいで恥ずかしい気もしてきます。 昨日から、実習の担当シェフが変わりました。 学校の先生は全員男性、通訳兼助手のアシスタントは全員女性(日本人)です。 コルドンブルーのフランス人シェフは、素敵な人が多いです。俳優のようにハンサムで笑顔が素敵で、フランス語の甘い響きにドキッとしてしまいます。 実習がスタートすると、アシスタントの女性が、D先生は日本語がOKなので、日本語で話しかけてくださって大丈夫です、とおっしゃったのですが、先生ご本人は「ノン」と即答… 「日本語マダ足りないねー」ですと。 日本語がOKのD先生の口から出る言葉の9割がフランス語でございました。 でもわたくしもだいぶフランス人の日本語に慣れてきまして、通訳なしでも先生の言っていることが理解できるようになりました。 フランス語が理解できるようになったわけではなく、先生の話す怪しい日本語の解釈が上手になったというだけですが。 今日も私がコンロの前で、フォンダン(お砂糖、水、水飴を煮つめて白いペースト状に練り上げたもの)の火入れにてこずっていると、D先生がいきなり近付いてきて私の鍋を覗き、いきなり火を止め「タカスギー、ボールにコーリミーズナベヒヤシテッ」、と怒っていらっしゃる。 え?高杉?は? コーリミーズ? あぁ、温度高過ぎだから氷水をはったボールに鍋をつけて温度を下げろと言うことか… と、よ〜く考えると理解できるわけです。 「タカイノーダメーヒクイノーダメー、ワカルネ?」 はい、フォンダンの温めは、高過ぎても低過ぎてもいけないってことですね、わかりましたとも。 先生!氷水につけて冷ましましたが、この温度ではどうでしょう?良いですか? 「ウィッ」 オードリー春日君か! と、いつも心の中でつぶやき、心の中で笑ってしまう… 授業中に不謹慎だな、私。 でもね、フランス人は本当にウィッて言うのよ。エヘッとは言わないけれどね。 午前中の実演のH先生は、非常のロジカルで、私がコルドンブルーに求めていたことを100%叶えてくださるシェフです。 今日のエクレアのフォンダンの温度も、実習のD先生は体温と同じくらいと言っていたけれど、実演のH先生はコーヒーフォンダンはお風呂の温度、チョコレートフォンダンは人肌の熱さまで温めるとおっしゃった。 そして、なぜチョコレートフォンダンがコーヒーフォンダンより低いのかを論理的に説明してくださる。 その数度の違いが、仕上がりにどう影響するのか、数度違うとフォンダンの状態がどのように変化するのかを、実演しながら解説してくださる。 お菓子の歴史の説明では必ずフランス地図を見ながら解説したり、お菓子作りの本などではわからない繊細な部分の解説を、どうしてこうなるのか、なぜこうしなくてはいけないのかを、素材の性質から詳細に、実演を通して説明してくださる。 あの先生、厳しくて何度も泣かされたけれど…本当の優しさのある先生だったなぁ、と離れて初めて感じたりして。 別れた彼氏かっ… オードリーの春日君をTVで見るとコルドンブルーの先生たちの顔を思い浮かべる今日この頃。 ウィッ 写真はエクレア2種と、お皿の奥にちょこっとついているクリームは、ルリジューズの飾りで使ったバタークリーム。 フォンダンが甘くて… 私は普通のカスタードクリームとシャンティのエクレアが好きだなぁ 学校でエクレアを習って、「パティスリー・サダハル・アオキ」のエクレール(エクレア)を思い出しました。 サダハルアオキは、正統派のフランス菓子に近い気がします。 不定期で青木定治シェフによるお菓子教室(デモレーション形式)が、開催されているのは知っているのですが、残念ながら学校がある日ばかりで行けません。 青木シェフのデモ、一度は受けてみたいと思っています。 おいしい出来事 かなえキッチン : ごはん日記 2009年05月
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ブレックファストメニュー チキンカレーライス…¥1,250 フレンチトースト…¥1,080ヨーグルト&フルーツ お飲物のチョイス ※午前10時までの販売(開園時間が10時の日には実施しません) お飲物 ※午前10時までの販売(開園時間が10時の日には実施しません)コーヒー…¥390 カフェインレスコーヒー…¥390 紅茶…¥390 アイスコーヒー…¥380 アイスティー…¥380 オレンジジュース…¥330 アップルジュース…¥330 ミルク(ホットまたはアイス)…¥290
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2005年12月13日(火) 20時54分-鴉羽黒 角嶋紳治がたまりかねて大あくびをしたとき、あるいは古坂礼が鉛筆画のモナ・リザを描き終えたとき、僕、菅原浩灯はちょうど窓の外に見える銀杏の木にとまったスズメの数を数え終え、またそれらと同時に四限目の終わりを告げるチャイムが校内に鳴り響いた。 予定範囲を終えきれなかった教師が覇気のない声で敗北を宣言し、応えるかのように無駄にうるさい声で級長が号令をかけた。 昼休みが始まる。 「あー、松阪牛食いてえ」 「…ステーキ食ってる夢でも見たのか、シンジ」 「ばかやろー、今日はちゃんと起きてただろーが、見てたろー?」 「知らん。何で授業中に僕がお前のほうを見てなきゃならんのだ。見るべきは黒板だろう」 「そーいうコーヒだって窓の外見てたじゃん」 そう言って、僕と紳治の間に礼が割って入ってきた。 「黒板見てろよお前も」 礼や紳治は僕のことをコーヒと呼ぶが、僕の名前、「浩灯」は正しくは「ヒロヒ」と読む。発音しにくいってことは、まあ認める。 「地球平面仮説とか真面目に説明されてもこまるし。僕はアートにいそしんでたのさっ」 「落書きだろただの」 失礼なとむくれる礼を無視して、僕はカバンの中から弁当を取りだす。 「よし、牛買ってこよう」 阿呆がここにいた。 「…松坂までは遠いぞ」 「コンビニ行くだけだ。ちょっと行って、牛丼買ってくる。松阪牛使ったやつ」」 多分、一般的なコンビニに松阪牛を使った牛丼はおいていないと思う。 「まあ、がんばれ」 「おう」 「いや、そもそも昼休みってコンビニ行っちゃいけないと思うんだけど」 黙って阿呆を送り出そうとした僕の作戦を妨害する礼。 「バレなきゃ平気だ。任せろ」 しかし、その程度の妨害にめげない阿呆。さすがだ。 「…なあ、さっきからなんか、コーヒに不当に貶められてる気がするんだが」 「気のせいだろう。さっさと行ってこい、ついでに缶コーヒーを買ってきてくれると午後の授業で紳治が寝ないように祈ってやるぞ」 呪われそうだから断る、などと失礼なことを言って、紳治は教室を出て行った。あとに僕と礼が残される。 「礼、今日は昼飯は?」 「購買だよ。…まだ届いてないんかな、おっそいなぁ購買係」 一般的な高校ではどうだか知らないが、僕らの高校では購買パンは注文制である。二限の休み時間までに規定の注文用紙に欲しいパンの数を書き、お金と一緒に注文袋に入れる。それを係のものが持っていき、昼休みになると注文通りのものを業者が持ってくるので、係がまたそれを取りに行く。そういうシステムなので、たまにマンガなどで見られるようなパンをめぐっての戦場のような光景は、ここでは見られない。平和なものだ。 「…ちなみに、今日は何を頼んだんだ?」 しかし平和な世界にもあくどいことを考える奴はいるもので、 「ん? カレーまんだよ」 「パンじゃねえし」 「一個じゃ足りなさそうだから、5つくらい頼んだんだ」 「せめて種類変えろよ」 こういう、注文用紙に載っていないパン(ですらないが今回)を頼む奴がいる。困ったことに、それでも注文通りの品が届いてしまったりするから業者も律儀というかなんというか。 もっとも、そういう裏メニューが通ってしまうのは、それが業者であるパン屋が店では実際に売っている商品で、たまたま高校の作成したした注文用紙に載っていないものだからだ。 「それはさすがにおいてないと思うぞ。今日は昼飯抜きだな、レイ」 「えー。でもまあ、最悪カレーパンくらい入れてくれるんじゃないかなって」 楽観的に笑う礼。しかし、いつまで経っても購買係が戻ってこない。昼休みは50分間だが、既に20分が過ぎている。いつもなら食べ終わっているくらいの時間だ。 「はーらーへったーよー」 「寄るな手をのばすな。お前にやる飯はない」 しかし実際、おかしいのは確かだ。無理な注文をしたとしても、その場合はその注文のみが却下になるだけで、他の宅配は普通に行われるはずだ。礼以外のパンを注文したやつらも疑問に思い出して、様子を見に行こうという話になったその時、 「ふー、無事帰還。さて、飯にすっかな」 帰ってきたのは購買係でなく、紳治だった。右手に、高校の目と鼻の先にあるコンビニの袋を携えている。 「松阪牛はいたのか?」 「夢敗れた男に情け容赦ない言葉を掛けるんじゃねーばかやろー。窓からコーヒー投げ捨てるぞ」 「すまんわるかった。いつか紳治が松阪牛に巡り会えることを祈ろう」 「うむ、よろしい」 「ねー、僕が昼休みの内にカレーまんに出会えることも祈ってくれよー」 「缶コーヒー一本な」 僕に引き続き紳治にまで目の前でご飯を食べられて、礼は情けない声をあげる。 「ああ、カレーまんといえば、さっきコンビニで珍しい人を見たぞ」 牛丼を抱えながら、紳治が言う。 「? 奥さんの機嫌損ねて弁当作ってもらえなかった六堂でもいたのか?」 「それ、珍しくないよ」 「違ぇよ。なんか、白衣着たおっさん。あの人多分、いつも購買届けに着てる業者のおっさんだ」 何となくオチが読めた気がする。 「…わかった。つまり、そのおっさんが買ったってのが――」 僕が答えを言おうとしたそのとき、礼達が待ち望んでいた購買係がようやく戻ってきた。両手で持った箱に、パンが詰められている。よかったなレイと言うより先に、礼はもうパンを取りに行っていた。 「おー! あったよーカレーまん! ちゃんと五つ!」 誇らしげにカレーまんを掲げる礼。 「つまり、アレだったんだろ?」 「そーだ。なんか知らんが、すっげー急いでたな。しかも三つも買ってったし。まあ昼飯にする分じゃひとつじゃ足りないだろうが、ならせめて種類変えりゃいいのに」 まさに同じことを礼に指摘したよ僕は。 「しかし、わざわざコンビニで調達してくるとは、ホントに律儀な――」 そこまで言って、僕は気付いた。シンジの言うには、業者が買ったカレーまんの数は三つだった。今礼の手に収まっているカレーまんの内三つはそれなのだろうが、なら残り二つはどこから来たんだ? ――まあ、そんなこと、考えるまでもない。 「あれ、このカレーまん、違う店の奴だ。丼村屋とシマシマの、二種類ある。気が利いてるなぁ」 つまり、足りなかった分は別のコンビニで買った・ということだ。どちらかといえば、最初にったコンビニに二つしかなくて、急遽高校前のコンビニにも寄ったと言うところだろう。そりゃまあ、遅れるわけだ。 そんなことは露知らず、おいしそうにカレーまんを頬張る礼。 ………。 「――というわけで、今日の購買を遅らせまくった黒幕は、レイだ」 「なんでーっ!?」 戒めの意味をこめて、クラスの男子にその事実を暴露してみたところ、半時間も飢えた時間を過ごさせられた購買派の男子生徒らが暴徒と化し、どいつもこいつもパンをくわえたまま礼を袋だたきにするという、奇妙な光景が繰り広げられることになった。 その間に牛丼を食べ終わったシンジは満足そうに息をついたあと、ふと気付いたように、 「――なあコーヒ、もしかしてよ。今度、購買に松阪牛って頼んだら、松坂牛、届くんじゃねーか?」 「…金払わなきゃいけないってことは忘れるなよ。あと、あそこに転がってる阿呆のこととかな」 ため息をついて、僕は缶コーヒーのフタを開けた。 (了) 木組お題、松坂牛とカレーパン。微妙にずれてる気はしないでもないです。所要時間一時間半。
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第一章 照り付ける陽射しの中、私は漸く浜辺へと這い上がった。 全裸で。 一週間飲まず食わずで太平洋を泳ぎ続け、パナマ運河を越え、今漸くブラジルの 地に足を踏み入れた。 疲れで少し霞む視界の中、流木に腰掛け、予め濡れぬ樣ジップロックに入れてお いた煙草を取り出し、一週間ぶりに火を点けた。 「ワシも老いたか・・・」そんな定型句の様な台詞を吐きながら煙草をふかす。 久々の煙草の美味さに酔いしれながら青く澄んだ大西洋を見つめる。 雲一つ無い。 取り敢えず服だけは着た。 1本目を吸い終わらぬ内に、煙草の青い煙の向こうから人影が近付いて来た。 すかさず私は怖がられぬ樣、笑みを浮かべながらサンパウロまでの道のりを尋ね ようとした。 しかしその人は引き攣った顔で後退りしながらやがて走り去った。 怖かったらしい。 仕方なく私は陸に向かって歩き始めた。 丘を越えると駅があり、駅員にどの線路がサンパウロに通じているのか尋ねた。 駅員はその満面に恐怖を湛え、一本の線路を指差し、「特急ならば8時間です」 と答えた。 当然金など無い。 私はやおらその場に伏せると、畆伏前進を始めた。 視界の隅を目にも留まらぬ速さで飛び去る景色。 マッハに近い速度で私は這って行く。 上官に鍛えられた四肢がまた役に立つとは・・・。 小一時間もするとサンパウロを危うく通過しそうになった。 一際目立つキリスト像。 私は120年ぶりにサンパウロの土を踏んだ。 ブラジル移民としてこの地に渡り、近郊の畑でコーヒー豆を育て、カフェイン中 毒で危うく死にそうになったのがまるで昨日の樣だ。 今も変わらぬ街の匂いに胸を震わせ、私は街に繰り出した。 日もそろそろ傾き、辺りは朱く染まり始めた。 ネオン煌めく街の中に私は一軒の酒場を見つけた。 迷わず中に入り、店の主人に交渉した。 「この中の全員とショットガンで勝ったら飲み代をまけろ」 主人は医者を呼ぼうとしたが制止した。 私は気が触れた訳では無い。 主人は負けたら全員に奢るという条件付きで快諾した。 次々と運ばれるテキーラ。それを片っ端から飲み干し、ついに私は晴れて飲み放 題の身となった。 しかし一つ問題があった。 もう飲めない。 気持ち程度のビールを一杯飲み干し、それを最後に私は店を出た。 酩酊状態で私は広場のベンチに横たわり、そこで一夜を過ごす事に決めた 第二章 眩しい陽射しを浴びて私は目を覚ました。 激しい頭痛がする。 所謂二日酔いだ。 既に太陽は南中し、子供達が辺りを駆け回る。 クセの強い髪を無造作にかき上げ、私は辺りを見回した。 一先ずこの酷い喉の渇きを何とかせねば、という思いに駆られて水を求めて辺りをさまよい始めた。 噴水が目に入ったので勢いよく飲み干した。 崩れ落ちるコンクリート、飛び散る水、子供達の悲鳴。 全て遠い世界の様だ。 よく考えると水を飲むのは一週間ぶりだ。 一心地着くとZippoを取り出して火を飛ばし、煙草の先に燈す。 寝起きの一服は格別だ。 心なしか私の周りに鳩が集まってきているのには敢えて触れずにおこう。 取り敢えず奴にブラジルに着いた事を報告せねばならない。 私はくわえ煙草のまま公衆電話を探した。 電話は公園の中央で容易に見つけることが出来た。 小銭を放り込み国際電話を掛ける。 暫くの電子音の後、受話器を取り上げる音がした。 私「もしもし、ワシや。」 奴「その濡れた少女の花弁に激しく振動するコケシを・・・。」 電話口からは奴の淫猥な語りと共に、機械の激しい振動音と少女の悶える声が洩れ聞こえて来た。 私「・・・。」 奴「おうおっさん、着いたか?」 私「あぁ、もうすぐあいつとも会う事になっている。」 奴「そうか、引き続き頼んだ。」 私はそのまま受話器を置いた。 会話の終わり間際に何故か機械の振動音が水っぽくなっていた。 私はまた煙草に火を点け、歩き出した。 街は祭の真っ最中らしく、人々の歓声や怒号、サンバが響き渡っていた。 思わず踊り出しそうになるのを必死で堪えながら溢れ返る黒山の中を割って進んだ。 小一時間程歩き、私は一軒の家に差し掛かった。 中に入ると一人の老人が佇んでいた。 私「久し振りやな、ロナウド。」 ロナウド「おぉ、お前さんとは去年の山科観光以来じゃ。」 ロナウドは移民時代以来の友人だ。 去年は我が故郷山科に招いた。 ひとしきり昔話に花を咲かせた後、話は本題へと次第に移って行った。 ロナウド「至極のコーヒーが飲みたいらしいな。」 私「あぁ、どうすればええんや?」 ロナウド「さあな、世界中に散ってしまった。 あいつらに狙われていたからな。」 私「あいつらとは?」 ロナウド「至極のコーヒーの持つ長寿の力に魅せられた者達だ。 お前も至極のコーヒーを求める者ならばいずれはぶつかるだろう。 探せぃ!! この世の全てをそこに置いて来た。」 私「・・・。」 ロナウド「まぁ今夜はゆっくりして行け。」 そう言って移民時代から被っている私の土産の日本の編笠を被った。 私「何処行くねん?」 ロナウド「買い出しさ。」 ロナウドはサンバが響く夜の街に紛れて行った。 第三章 差し込む朝日の眩しさに目を覚まさせると私は一人で大の字になっていた。 半壊した小屋が夕べの宴を物語っている。 机の上に見知らぬ紙が置いてあるので手に取ると書き置きのようだ。 「この様を家主に見られると殺されそうなので夜逃げする。さようなら。 ロナウド」 とあった。 けしからん奴だ。 私が通りに出ると数人の男が道に倒れ伏していた。 昨夜の宴に巻き込まれたらしい。 お気の毒に。 一先ず私は昔耕していたコーヒー畑に行き、至極のコーヒーの材料にする為のブラジリアンコーヒー豆を採りに行った。 さすが私の育てたコーヒー豆だけあって、放置して百余年が経つにも関わらず、自生し、そこら一帯を呑み込まんばかりに広がっていた。 適当な豆を毟り採り、私はまた歩き始めた。 郊外まで歩いて行き、そこからは畆伏に切り替えアンデス山脈を目指した。 頬を撫でる風が心地良かったが徐々に私に歯向かい始めた。 空気摩擦で眉毛が焦げた。 このままではアンデス山脈に着く前に丸焼けになるのでスピードを緩めた。 30分程でアンデス山脈の麓に辿り着いた。 しかし私は重大なミスを犯してしまった事に気が付いた。 減速していない。 時既に遅く、私は斜面を勢いよく駆け登り、そのままアンデス山脈を発射台にしてロケットの様に飛び出してしまった。 インディオ達はよくある事と言わんばかりに黙って放物線を描く私を見送った。 数十秒のフライトの後、私は海面に強く叩き付けられたのであった。 第四章 長い漂流の末、流れ付いたのは小さな島だった。 奇妙な事にこの島には丈の低い草等は生えているが木が一本も生えていない。 一つの島の名が頭を過ぎる・・・。 確信は無いが海岸を西へ歩いて行くと石像が大量に並んでいた。 皆一様に彫りが深く、只々眼前に広がる南太平洋を虚ろな目で見つめている。 いや、正確には部族同士の抗争により珊瑚で出来た目は破壊されてしまっているが、そのせいでその顔は目に陰りが出来、滅びた文明の哀愁を湛えている。 そう、ここはイースター島である。 北西の海に向かい、日本へ帰ろうとした時、背後に気配を感じた。 気にせず海に浸かろうとした時、ケツに違和感が生じた。 慌てて振り返ると、そこにはMKが二人立っていた。 「くそっ、ロナウドが言ってたんはこいつ等かっ!」 そう言うや否や、私は畆伏で逃げた。 負けじとMK達も追って来るが、量産型に負ける私では無い。 しかし今は分が悪い。 長い旅と漂流により、疲れ果てた身ではとても戦えそうに無い。 幸い近くにモアイ像があったので、ダメもとで隣で成り済ましてみた。 戸惑う量産型MK。 暫く戸惑った後、MKは一体のモアイ像を攻撃し始めた。 間違えたらしい。 長い攻撃の末、MKは諦めて自爆した。 「おっ!?」 「おぉっ!?」 私もろとも吹き飛ばさんとしたのだろうが、その程度で果てる私では無い。 「こんなモン、米軍の爆撃に比べたら屁ぇみたいなモンや。」 そう言って私は煙草をくわえた。 帰ろう、日本へ。 皆が待っている。 第五章 帰国 5日間の遊泳の後、私は大阪湾に侵入する事に成功した。 深夜なのをいい事に、私はそのまま淀川を上り、怪しまれる事無く加茂川へ帰り着いた。 もう夜は明けようとしている。 私はあの男に帰国の一報を入れる為、公衆電話の受話器を取り上げた。 小銭が無かったので電話機の下部を破壊し小銭を調達した。 「もしもし?」 数回のコールの後、受話器の向こうから眠た気な声が聞こえて来た。 無理も無い、時刻はまだ4時前だ。 「ワシや、今帰国した。」 そう告げるとヤツは嬉々とした声で、 「そうなんけ!? すぐに皆を集めるから京都駅地下のスタバで待機してくれ!」 「解った。」 そう言って受話器を置き、駅へと歩を進めた。 スタバには二人が先に集まっていた。 スタバ集合は非常に不本意だが、ある男の意向を汲んでの事なので仕方が無い。 煙草で煙る視界の向こうに幼女をはべらした男が座っている。 トモハル「伝説のコーヒーの情報を掴んだらしいな。」 トモハルは男根を模したシリコンを幼女にあてがいながら言った。 フレディ「あぁ、やはり現存するらしい。 でもちょっと厄介な事になりそうだ。」 トモハル「何があるんや?」 私は一息にアメリカンを飲み干して、MKやがな、とだけ言った。 「WTF!!」 そう叫んだのは重度のカフェイン中毒のコーシだ。 エスプレッソコーヒーばかりを飲んだせいでカフェインが手放せなくなり、今日もコーヒーを点滴しながらエスプレッソを啜っている。 コーシ「伝説のコーヒーが無かったら、俺のカフェイン中毒は治らないんだぜ!? そんなのF〇ckじゃねぇか!」 コーシは憤りを露にしながらエスプレッソのおかわりを注文した。 フレディ「ワシも予想外や。 でも諦められんやろ、お前を治す為にも、トモハルの野望を果たす為にもな。」 そう言って私は煙草に火を点け、席にもたれた。 「そう言えば他の奴等は?」 気取った台詞に気恥ずかしさを覚え、それを紛らわす為にワシが尋ねても二人は首を横に振るだけだった。 「アイツ等、さっきまで連絡着いてんけどなぁ・・・。」 トモハルは己の男根を振り回しながら言った。 困った時に自らの肉棒を振り回す癖は昔からだ。 「一番スタバに来たがっとったのに何やねん・・・。」 妙な胸騒ぎがする。 何かが起こっている気がしてならない。 長い静寂を破って、ガミちゃん推進委員会の会員がスタバに飛び込んで来た。 「大変です!! 他の皆さんが量産型に襲撃を受けています!!」 一同は驚愕の表情を浮かべた。 戦いはもう始まっているのだ。
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作者:わんこ 缶コーヒーの中は別世界でした。さすがダ○ドー。 ぐるりと辺りを見回す。ボロい事務所は跡形もなく消え、代わりにコンクリートの瓦礫がそこかしこに散乱していた。 「すげー、大地震でもあったんか」 人っ子ひとりいない中、他人事のように呟く。 「ふーん」 鼻を鳴らすと、胸ポケットからタバコを取り出し、火をつける。こういう時はまず落ち着かんといかんのだ。 どーすっかな、などと考えながら紫煙をくゆらせて遊んでいると。 「ねぇ」 背中にかけられた、可愛らしい声。 振り返ると、真っ赤な服に身を包んだ少女がこちらを見ていた。 「……子供? お嬢ちゃん、どっから来たんだい?」 「ねえ、さっきの丸いの。どうやるの?」 こっちの質問には答えず、少女は真ん丸な目を開いて不思議そうに問いかけてくる。どうやらタバコの煙で輪を作ってたのが気になったらしい。 「いやそんなことよりも……まぁいっか。ほれ」 なんか話通じなさそうなので諦める。タバコの煙を肺に含むと、金魚みたいに口をパクパクさせながら煙を吐き出す。 「うわぁ! すごいすごい!」 それだけでパチパチと手を叩いて喜ぶ少女。壊れた街の中でタバコを吸う俺と、俺を見る少女。何この図。 「おじちゃんすごいね! 煙でドーナッツ作れるんだ!」 「おじちゃんじゃないぞ、山田さんだ」 「山田のおじちゃんすごい! あたし緒都っていうの! ね、もっと遊ぼ! 遊ぼ!」 ころころ笑いながら手を引っ張る少女。ていうかなんでそんな力強いの。怖。 「いや、山田さんはそろそろ家に帰りたいんだけどな~……って」 緒都の背後に、人影。 「うわッ!」 思わず身を引くと、それは瞬時に距離をとって俺と緒都の前に対峙した。 「おっふぅ……私したことがしくじるとは。いやはやどうしたものか」 着崩したワイシャツに、縞模様のお面。体をクネクネさせながらしゃべる姿は、不審者そのものだった。 「なんだおまえー!」 仁王立ちで緒都が叫ぶ。俺が言おうとしたことを先に言われたので、俺は緒都を盾にしながら「ナヲナノレー」と呟いた。 「これは失礼。私、下着ドロ太と申します。早速ですが、あなたのおパンツ、頂きに参上致しました!」 ビシッと指を指してポージングするドロ太。正真正銘の変態だ。 「うっさい! あっちいけー!」 またも言うつもりだった言葉を緒都に言われたので、俺は「カエレー」と囁いた。 「ええ、帰りますとも。その珠玉のお宝を頂きましたらね!」 「山田のおじちゃんのパンツは渡さないよ!」 「俺の!?」 そう叫んだのと、ドロ太の姿が消えたのはほぼ同時だった。 「な、速ッ……うげぁ!」 目を見張る間もなく、背後から衝撃を受けて地面に倒れる。 慌てて立ち上がろうとするも、体が動かない。いつの間にか体中を紐で縛られていた。 「ていうかなぜ亀甲縛り!?」 数秒遅れてびっくりする。 「ひゃあああん!」 突如、叫び声が耳に突き刺さる。 慌てて上半身をひねり、振り向くと。 「ふぅー……。山田のおじちゃんの真似ー」 半裸で縛られてもがくドロ太と、その上に座り不敵な顔でタバコを吸う緒都。違う、あれタバコじゃなくてじゃが○こだ。 「あれ? さっき可愛い声で『ひゃあん』って言ってたのは」 「私ですね」キリッ 「お前かよ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「解いて下さい! 私は今晩行かねばならないところがあるのです!」 小さな橋の上、俺はぐるぐる巻きにされたドロ太を冷ややかな目で見ていた。 「……どうする?」 俺は隣で髪を指に絡ませて遊んでいる緒都に尋ねた。 「山田のおじちゃんの好きなようにしていいとおもう!」 「ふーむ、そうか」 あっけらかんと言う緒都。紅いツインテールが揺れ、さらりとした甘い匂いが漂う。もう少し成長したら逸材になるな、うん。 「いや、今からでもジュニアアイドルとしてデビューさせるのもありか……。その手の客には需要がありそうだし」 「え、何?」 「ふふ、大人の話だよ」 首をかしげる緒都の頭をなでた後、俺は再び足下の変態に目を落とした。 「さて……下着ドロ太といったか? 金輪際こんなゲスい事しない、と誓うなら助けてやるが」 芋虫みたいな動きが止まった。 「ゲスい事、ですか」 「ああ。人の下着を盗むな、ってことだ」 俺に言わせれば下着や水着なんてものは商売道具でしかない。 だからドロ太が憤然として言い返すとは思わなかった。 「何を言っているのですか! 女性の身につけた下着こそが金銀に勝る至高の宝だということをあなたは理解していないのですか! ただの小さな布の塊と思うことなかれ、先程まで秘部に触れていたそれはあまねく全地の漢のロマンであり命を賭して手に入れる価値のあるものなのですよ! それを“下衆”などと……全てのおパンツ、いや全ての女性に対する冒涜ですぞ! 今宵もアリス嬢の秘密の花園を覆う至高の宝を……あっ、やめて」 反省の色がなさそうなので、俺は何も言わずに足に力を入れた。 「うわああああああ!!」 ハムみたいに縛られたまま、ドロ太の体は橋下の川に落ちた。盛大な水しぶきが上がる。 「うべっ、あっぷ、お助け…ほあぁあ…」 「すごい、ぷかぷか浮かんでるー」 前方にある小さな滝に向かってゆっくり流されていくドロ太を、両手で作った望遠鏡で観察しながら緒都が笑う。 「じゃあな、変態野郎!」 「じゃあなー!」 とりあえず二人で手を振って見送る。 「うぶぁ、わ、わたっ、私は…ガボッ……諦めませんぞおおおッ!! ふぉあ……オッアアアアアア!!」 そう叫び声を上げると、ドロ太の姿は滝壺の中へ吸い込まれていった。 -続く?- ※ちなみにドロ太は無事生還してアリスのもとへ下着を盗りに行きます
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■MMC レギュラーコーヒー 味わい珈琲 ROYAL 400g 味わい珈琲 豊かに香るモカブレンド 420g 味わい珈琲 コク深いスペシャルブレンド 420g 味わい珈琲 まろやか味のマイルドブレンド 420g アメリカーナ 1kg ヨーロピアン 1kg 【健康応援団】 コーヒーポリフェノール 200g 【有機栽培】プレミアムブレンド 2オリジンブレンド 180g 3オリジンブレンド 180g 吟煎 400g 横濱珈琲物語 アメリカンブレンド200gパック 横濱珈琲物語 キリマンジャロブレンド200gパック 横濱珈琲物語 エクストラブレンド200gパック 横濱珈琲物語 ブルーマウンテンブレンド200gパック 焙煎豆 インターネット限定シリーズ他 生豆
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2ch ソフトドリンク板の缶コーヒー関連のスレッドのまとめwikiです。 まだ何もありませんが、よろしくお願いします なお更新が滞っておりますがご了承ください。 お知らせ 2009/8/18 レンタルサーバー業者より 2009/08/16 無料ホームページサービス停止のお知らせ 2009年9月30日をもちまして、一旦無料ホームページサービスを停止させていただく こととなりました。停止するサービスは以下のサービスです。 全エンジョイフリーページサービス 無料にてご提供してまいりましたが、経営立て直しの為、規模縮小となりました。 急ではございますが、長い間ご利用いただきありがとうございました。 また、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 既に現在ご契約のお客様は、2009年9月30日にサービスが停止いたします。 それまでに、他社サービスへの乗り換えをお願いいたします。 ※2009年9月30日まで、サービスが一部不安定になることがございます。 例:DNSが引けない。ホームページが見れない。メール送受信が出来ないなど。 機器交換が現在出来ない状態であるためです。 との通知がありました。 サイト上のデータを回収たいのですがHTTP、FTPともに繋がりませんので不可能です。 現在移転先を有料、無料を問わず模索中です。 まとめサイトURLhttp //potkwq.e-fpage.com/2chcancoffee/ なお、旧デザインのページについては、こちらをご覧ください。(7/5更新分) 現行スレッド ◆◇◆缶コーヒー総合スレ 23本目◇◆◇ http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/juice/1248875123/ 掲示板 http //potkwq.e-fpage.com/juice/ スレタイ検索(find.2ch.net) リンク 懸賞板 お茶・珈琲板 ソフトドリンク板 日経プレスリリース その他 このwikiの管理人は(´∀`)つ旦~~ ◆Pot.3Wjd5sです。 メールアドレス:potkwq@potkwq.e-fpage.comまたは2chcannedcoffee@gmail.com
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2010東ティモールツアー報告 2010「東ティモール・フェアトレードコーヒー生産者を訪ねる旅」 2010年夏、「東ティモールマウベシ珈琲」の生産者を訪ねる旅に5人のほっかいどうピーストレード会員が参加しました。報告集をアップしました。東ティモールの様子やコーヒーの収穫と加工作業がわかる報告集となっています。どうぞご覧になってください。 ■日 程/2010年8月28日~9月5日 ■主 催/パルシック 東ティモール国内での第1日目から第5日目までを、参加者が分担して、報告いたします。 順番にクリックするとご覧になれます。 1.8月29日~8月30日午前(荒井久代) http //www13.atwiki.jp/hptrade?cmd=upload act=open pageid=29 file=2010Timor-Leste4-1.pdf 2.8月30日午前~午後(熊谷有理) http //www13.atwiki.jp/hptrade?cmd=upload act=open pageid=29 file=2010Timor-Leste4-2.pdf 3.8月31日午前(熊谷明史) http //www13.atwiki.jp/hptrade?cmd=upload act=open pageid=29 file=2010Timor-Leste4-3-1.pdf 4.8月31日午後(熊谷明史) http //www13.atwiki.jp/hptrade?cmd=upload act=open pageid=29 file=2010Timor-Leste4-3-2.pdf 5.9月1日(荒井久代)/9月2日(八木田道敏) http //www13.atwiki.jp/hptrade?cmd=upload act=open pageid=29 file=2010Timor-Leste4-4.pdf ※ PDFファイルをご覧いただくためには、ソフトウェアAdobe Reader(アドビリーダー:無料)が必要です。下記のAdobe社のサイトからダウンロードできます。 Adobe Readerダウンロードページへ *
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(歌詞は著作権に触れるため省略) アーティスト:Official髭男dism 予想レベル:10 作詞・作曲:藤原聡 予想歌唱範囲:落ちサビ(間違えたから)~ラスサビ 地声最高音:hiC#(不甲斐なさのシロップを落として) 裏声最高音:hiB(わらって、いまも など計6回) 2016年にリリースされたアルバムに収録されている楽曲。 地声最高音は1回のみで、それ以外では最後を除くとhiA#が最高なので、髭男の中ではキーは低い方である。 しかし、音程の癖が強く、目まぐるしく変化するバーを中高音域のなか速いテンポでとらえるのが非常に難しい。また、髭男の中ではキーが低いといってもmid2GやhiA#などの高音域が頻出するうえ、歌唱時間も1分15秒ほどあるため、体力もかなり必要である。 主な難所は落ちサビの連続する裏声やhiC#も登場する階段状に駆け上がるフレーズ、ラストのhiCのロングトーンで、特にラストのロングトーンは超高音なので、ここで体力を残しておかなければ歌いきるのはかなり厳しい。 このように髭男曲の中ではキーが低いが、かなりの難易度を誇っており、同じレベル10の「I LOVE...」とはまた違った難しさがある曲である。