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【表記】ギルガメッシュ 【俗称】ギル、我様 【種族】サーヴァント 【備考】 【切札】 【設定】 【ステータス】 筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具EX(SN、CCC) 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具EX(zero) 筋力C 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具EX(子ギル) 筋力C 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具EX(魔) ハ。我は何であろうと対応するわ。ランサーだけは、まあ、話は別とするが。 油断して死んでしまったが、ガルラ霊どもが来る前に物陰に隠れ呼吸を止め瞑想に浸り気配遮断EX。 【スキル】 対魔力:E 魔術に対する守り。無効化はできず、ダメージ数値を多少削減する。 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 単独行動:A+ マスター不在でも行動できる能力。 単独行動:A マスター不在でも行動できる。 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合は、 マスターのバックアップが必要。 単独行動:EX マスター不在でも行動できる。 ただし宝具の使用等、多大な魔力を必要とする行為にはマスターのバックアップが必要となる。 陣地作成:A(魔) 魔術師として道具を作るばかりか、建築すらやってのける。 そもそもウルクの城塞はギルガメッシュによるデザインである。 粘土と石の建築では限界があるため、「もっと木材がほしい。杉の森に行かねばならんか……」と呟くも、エルキドゥとの一件が尾を引いて杉の森には行きたがらない王であった。 道具作成(偽):A(魔) 魔力を帯びた器具を作成する。 本来魔術師ではないギルガメッシュはこのスキルを持ち得ないが、宝具の存在によってこのスキルと同等の能力を得ている。 作り出される(宝具から取り出される)道具はすべて「バビロンの宝物庫に在るモノ」である。 黄金律:A 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。 カリスマ:A+ 大軍団を指揮・統率する才能。 ここまでくると人望ではなく魔力、呪いの類である。 最も優れた王であったというギルガメッシュの、賢王としてのカリスマ。 魔力や呪いでもあるかのような極めて高いカリスマ性を有している。 神性:B(A+) 最大の神霊適正を持つのだが、ギルガメッシュ本人が神を嫌っているのでランクダウンしている。 神との交わりの深度、【神霊適正】の高さを表すスキル。 最高クラスの適正を持っていたが、神を忌み嫌うがゆえにランクダウンしている。 コレクター:EX より品質の良いアイテムを取得する才能。 レアアイテムすら頻繁に手に入れる幸運だが、ギルガメッシュ本人にしか適用されない為、マスターに恩恵はない。 ギルガメッシュは財宝のコレクターでもある。 “地上の宝はすべて集めた”がギルガメッシュの口癖だが、それは比喩でも何でもない。 彼は彼の時代において発生した、あらゆる技術の雛形を集め、納め、これを封印した。 ギルガメッシュが貯蔵したものは財宝というより、“人類の知恵の原典”そのものである。 英雄王の蔵にないものがあるとすれば、それは“新人類が生み出す、まったく新しい概念によるもの”“他天体の知的生命体による文明技術によるもの”のどちらかとなる。 なので飛行機も潜水艦も当然完備。 西暦以前であれ人の欲望は変わらず、また、魔力が健在だった頃の古代の技術は近代の技術に劣ってはいなかった。 人が夢見る“希望の道具”はたいてい実現し、その都度、王の手によって接収されていた訳だ。 ギルガメッシュが用いる攻撃スキル、『ゲートオブバビロン』はこうして集めた財宝を矢として射出するもの。 黄金の都に通じる扉を開き、彼の宝物庫から財宝を撃ちだしているのである。 余談ではあるが、撃ち出された宝具は使用後、ほどなくしてギルガメッシュの宝物庫に戻っていく。 「フッ。回収用の優れた宝具があるのだ」とは本人の弁。 価値あるものを鬼集し、また管理する才能。 EXとは規格外の意味だが、ギルガメッシュの場合もはや「おまえのものは我のもの」状態で様々な財宝が彼の蔵にカウ ントされていく。 これは対象の財宝そのものを献上させる事もあれば、それの元になった“原典”を自分の蔵から見つけ出してラベリングし直す、という場合もある。 紅顔の美少年 C(子) 人を惹き付ける美少年の性質を示すスキル。 男女を問わずに魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。 対魔力がなくても抵抗する意思があれば軽減できる。 王の帰還:A(魔) 魔杖の支配者:EX(魔) 多彩な魔術礼装を操るキャスターとしてのギルガメッシュの在り方を示すスキル。 魔術系の攻撃にボーナスが付与される。 気を使って戦えば道具を優しく扱える。 そんな王様であった。 【宝具】 『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99(CCCのみ1~999) 最大捕捉:1000人 乖離剣・エアによる空間切断。 圧縮され鬩ぎ合う風圧の断層は、擬似的な時空断層となって敵対する全てを粉砕する。 対粛正ACか、同レベルのダメージによる相殺でなければ防げない攻撃数値。 STR×20ダメージだが、ランダムでMGIの数値もSTRに+される。最大ダメージ4000。 が、宝物庫にある宝具のバックアップによってはさらにダメージ数は跳ね上がる。 セイバーのエクスカリバーと同等か、それ以上の出力を持つ“世界を切り裂いた”剣である。 厳密に言うと、エヌマ・エリシュはエアの最大出力時の名称で、宝具なのはエアの方。 余談ではあるが、このドリル状の剣は海底トンネル作成時に使用される岩盤削岩機をモデルにしている。 ドリルといったら槍のようにとんがったものを連想するが、巨大な穴を作るドリルは円盤(ギア)が複数 重なったような形状をしている。 三枚の刃が個別に回転し、岩盤を削っていく様は想像するだけでカッコイイ。 (sn) 乖離剣・エアによる空間切断。 圧縮され絡み合う風圧の断層は、擬似的な時空断層となって敵対する全てを粉砕する。 対粛正ACか同レベルのダメージによる相殺でなければ防げない。 宝物庫にある宝具のバックアップによってはさらに威力が跳ね上がる。 セイバーのエクスカリバーと同等か、それ以上の出力を持つ“世界を切り裂いた”剣である。 (zero) 開闢―――すべての始まりを示す、ギルガメッシュの最終宝具。 メソポタミア神話における神の名を冠した剣、乖離剣エアによる空間切断。 エア神はまだ地球が原始状態だった頃、マグマの海とガスとに覆われた地表を回し、砕き、安定させた星の力が擬神化したものとされる。 多くの神は原始地球が安定し生命が住まう世界となった後で国造りを始めるが、エアはその以前、星造りを行った一神とされる。 エアの名を冠したギルガメッシュの剣は、三層の巨大な力場を回転させる事で時空流を起こし、空間そのものを変動させる。 その真の威力は一個の生命相手に用いるものではなく、世界を相手に用いるものだ。 サーヴァントたちが持つ数ある宝具の中でも頂点の一つとされる、“世界を切り裂いた”剣である。 (CCC) 乖離剣・エアによる空間切断。 神が天地を切り開く時に使用した力であり、威力としては有りと凡ゆる宝具の中で最も頂点に近いと言える一撃である。 宝物庫にある宝具の支援を受けることにより、ダメージ値が更に上昇する。 (fake) 乖離剣・工アによる空間切断。 圧縮され闘ぎ合う風圧の断層は、擬似的な時空断層となって敵対する全てを粉砕する。 対粛正アーマークラスか、同レベルのダメージによる相殺でなければ防げない攻撃数値。 乖離剣工アは剣のカテゴリではあるが、その在り方は杖に近い。 三つの石版はそれぞれ天・地・冥界を表し、これらが それぞれ別方向に回転する事で世界の在り方を示している。この三つすべてを合わせて“宇宙”を表しているとも。 アルトリアのエクスカリバーと同等か、それ以上の出力を持つ“世界を切り裂いた”剣である。 (GO) 『王律鍵(バヴ=イル)』 まだ人の領域が限られた世界だった神代。 王は地上すべての財宝を集め、これを納める宝物庫を建造した。 後の世に生まれるであろう様々な宝の原典。 人間の知恵、人間の叡智が確かである証左。 人々はこれを“神の門”と呼び讃えた。むべなるかな。 これらを納めた「蔵」そのものが、収納した財宝を上回る神秘となったのだから。 そして。その蔵の鍵は、彼の王にしか扱えない。 鍵の金型は絶え間なく変化し、財宝の目録は今も増え続ける。 それらを瞬時に読み解く智慧なくして、宝物庫の鍵は開かない。 錠前がないのでは、我の王律鍵も効果は発揮できんな。 王律鍵バヴ=イルを使う。我が宝物庫の扉を開けよ! 『天の鎖(エルキドゥ)』 ランク: 種別:対神宝具 レンジ: 最大捕捉:人 ギルガメッシュが好んで使用する宝具。真名はエルキドゥ。 かつてウルクを七年間飢健に陥れた“天の牡牛”を捕縛した鎖で、ギルガメッシュがエアと同様、否、それ以上に信頼する宝具である。 その能力は“神を律する”もの。 捕縛した対象の神性が高ければ高いほど硬度を増す宝具で、数少ない対神兵装と言える。 故に、バーサーカー(へラクレス)にとって天の鎖はエクスカリバー以上に厄介な宝具となった。 逆に神性のないセイバーやアサシン、アーチャーにはただ頑丈なだけの鎖にすぎない。 我が鎖は神性を縛る王の権能 今まで一度たりとも男に対して振るわれなかった剛剣が、ついに唸りをあげて一閃され―――― 現れた無数の鎖によって、黒い雄牛は捕らえられた。 突如空中より現れた鎖は、空間そのものを束縛するようにバーサーカーを封じていた。 鎖はバーサーカーの両腕を締め上げ、あらぬ方向へとねじ曲げていく。 全身に巻き付いた鎖は際限なく絞られていき、岩のような首でさえ、その張力で絞り切ろうとしていた。 「―――ち、これでも死なぬか。かつて天の雄牛すら束縛した鎖だが、おまえを仕留めるには至らぬらしい」 空間そのものを制圧する鎖 令呪を用いて、イリヤスフィールはバーサーカーに強制撤去を命じる。 この鎖に繋がれた物は、たとえ神であろうと逃れる事はできん。 否、神性が高ければ高いほど餌食となる。 元より神を律する為だけに作られたもの。令呪による空間転移など、この我(オレ)が許すものか 『全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)』 ランク: 種別:対人宝具 レンジ: 最大捕捉:人 星の輝きの如く地上の隅々へと行き渡り、万象を見通す、英雄王の精神性が宝具へ昇華したモノ。常時発動型の宝具。 本作において真名解放を行う宝具はあくまで『王の財宝』である。 宝具シャ・ナクパ・イルムの効果は凄まじく、相手の真名や宝具はおろか、幾重に隠された真実さえも一瞥で見通してみせる。 常時発動しているような状態ではあるものの、意図的に制限している節も見受けられる。 そのときに私からは「千里眼」もち繋がりでギルガメッシュの現界時の記憶がどうなっているのかを聞いたんです。 ギルガメッシュも、「千里眼」で見ようと思えばいろんな平行世界の可能性を見ることはできるのですが、 英霊の記憶や知識は召喚される世界に合わせてアジャストされるよう座が調整しているので、複数の記憶で混乱するようなことはないという答えでした。 仮に「千里眼」を使って自分が聖杯の泥に飲まれた世界の可能性を見たところで、ギルガメッシュは「そんな世界線はありえんな」と一蹴するだろう、とも言われました(笑)。 先を読む、という時点で既に敗北だ。 盤上において未来は読むものではない。俯瞰して観るものだ。 我は生まれつき、忘却のできない体だ。 もとよりこの眼(まなこ)は未来を見通す 冥界を旅したこの我に、かぎ取れぬ黄泉路などないわ。 『王の号砲(メラム・ディンギル)』 ランク:B 種別:対軍~対城宝具 ウルク城塞からの遠距離爆撃。 ギルガメッシュのみならず、神代を生きたウルクの民の総力までもが結集された驚異の砲撃。 ギルガメッシュは断腸の思いで自らのコレクションを弩に装填し、これを兵たちに任せている。 「壊れた幻想ぅ? そんなもの、4000年以上前にこの我がやっているわ!」 『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』 ランク:E~A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 黄金の都へ繋がる鍵剣。 空間を繋げ、宝物庫の中にある道具を自由に取り出せるようになる。 使用者の財があればあるほど強力な宝具となるのは言うまでもない。 『夜の帳』 夜の帳は貯蔵(も)っているが、そこな雑種を守る盾は取りだせぬ。 『時返しの秘薬』 時返しの秘薬はあるが、これを飲んで元に戻るのも興が乗らぬ 霊草を飲んだ蛇は脱皮という特性を得た。 不老不死ではないが若返りの機能だな。 中々の妙薬故、我の蔵にも入っているぞ? 『黄金の鎧』 黄金の出で立ちは単なる魔よけだ。 石化をまき散らす蛇竜、巨牛がいないのであれば、特に拘る理由はない。 ギルガメッシュが言うには、あの黄金の鎧は対石化装備らしい。 『毒味宝具』 『胃を整える霊草』 胃を整える霊草ならば備えがある。 飲んだが最後、一生味覚が失われるのが難点だが 『光の船』 『令呪』 令呪の一つや二つ、ストックがあって当然であろう。 『天翔る王の御座(ヴィマーナ)』 『原罪(メロダック)』 『デュランダル』 『ハルペー』 『ヴァジュラ』 『ダインスレイヴ』 『ゲイ・ボルク』 『方天戟』 あの槍は我の目録には存在しない。 “語られていないもの”である以上、我の宝の何に該当するのか分からぬ。 『英雄王』 ギルガメッシュの異名。 英雄の王、という意味ではなく、英雄たちの王、という意味合いで用いられる。 人類最古の英雄であるギルガメッシュの物語は、世界各国の神話に模倣された。 あらゆる神話の原典、英雄たちのモデル……と言っても過言ではないだろう。 大なり小なり、様々な神話の英雄たちはギルガメッシュ伝説から派生したものだ。 であるなら、ギルガメッシュは英雄たちが持つ宝具の原型……各神話ごとにアレンジされる前の、大本の宝を所持している事になる。 逆説ではあるが、原典であるギルガメッシュが持っていなければ、発展系であるその後の英雄たちの手に宝具は伝わらないからである。 まだ人類が少なかった頃。 王国を治め、贅沢を欲しいままにした王の蔵には世界中のありとあらゆる財宝が集められた。 その蔵には後の英雄たちを助けた宝剣の原典があり、英雄たちの命を奪った魔剣の原典も貯蔵されている。 ギルガメッシュが英雄王と呼ばれる由縁はここにある。 宝具とは本来、ひとりの英雄にひとつのもの。 それをほぼ無限に所持しているばかりか、彼は英雄たちが苦手とする“伝説”さえ当然のように所持しているのだ。 並の英霊に太刀打ちできる筈がない。 英霊にして、対英霊戦における絶対強者。 騎士たちの王、征服する王、と王の称号を持つ英雄は数あれど、“全ての英雄たちの王”の名をいただくのは天地においてこの男だけである。 前回のアーチャー、セイバーを破った人類最古の英雄王。 サーヴァントキラーとも言える存在で、まっとうな英霊はこの男には敵わない。 サーヴァント中では間違いなく最強の存在。 セイバー戦では執着から、士郎戦では慢心から、戦では油断から敗退したが、本気になって戦っていれば敵なしのサーヴァントである。 サーヴァントに対して無敵を誇る“英雄殺し” Q.ギルガメッシュとアルクェイド(30%)はどちらが強いのですか? アルクェイドがサーヴァント4体分の強さなのに対しhollowでは ギルはサーヴァント5体分+αと読み取れる描写がありましたが。 A.アルクェイドの強さの定義に、「相手に合わせて出力を変えられる」と いうものがあります。バックアップである星からの絶対命令として、 相手の強さよりやや上の出力しか許されないのですね。で。 アルクとサーヴァントの個体面としての能力はほぼ同格。 サーヴァントは各々の宝具を、アルクは無限のバックアップをもって戦い、 その相性によって差が出るわけです。シンプルイズベストなアルクは オールラウンダーなので総じて勝率が高いだけであって、どうしても苦手な 相手というのは存在します。例えば、本人の能力はアルクと同格でも、 その武装がとんでもなく多く、用途も多岐にわたる場合とか。 アルクが許される引き出し額は相手の『個体能力』に準じるので、 ギル様のようなタイプには、ほら、ねえ?そしてサーヴァント5体分+α というのは、単純な「火力」の比較です。『残骸』たちのようにそれぞれが 雑兵レベルの相手になら攻撃をかわされることもないので、後はもう ひたすらに武器の多い者が有利というか。ブロードブリッジにおいて、 1対1で優れたサーヴァントはあんまり目立てないのはそのためです。 あと、通常アルクェイドはサーヴァント約2体分の個体能力ってことでひとつ。 Q.ギルガメッシュに剣技のスキルはないとのことですが、ならば燕返しの間合いに捕らえさえすればアサシンでもギルに勝てるのですか? A.あの鎧で防がれるor王の財宝から、またサギ臭い対多重次元屈折防具とか出てくる可能性大。 ただ、ギルはあれはあれで相手の力量を正しく把握するので、アサシン相手に剣技での戦いはしないと思われます ―――さて。 情報を集めた甲斐もあり、ギルガメッシュの伝説は一端は読み取れた。 偉大な王の子として生まれ、女神を母に持ち、三分の二は神の血を、三分の一は人の血を持った王。 ギルガメッシュは始まりからして 多くの特権を与えられていた英雄だ。 自身を『英雄たちの統べる王』と評するのも無理からぬことか。 彼はあらゆる意味で、他のサーヴァントとは一線を画している。 「ん、なんだ雑種? 熱のこもった視線なぞ向けおって。 あれか?今頃我の黄金率にまいったか?」 黄金律にまいる、とは、即ち、お金に目が眩む、という意味である。 今のところ、そんな悪夢にはおちいっていない。 気になっているのはもっと別のことだ。 "ギルガメッシュとはどんな英雄だったのか?" 共に戦っていくのなら相互理解・・・・・は無理でも、相棒のパーソナリティぐらいは知っておきたい。 そう思って彼の伝説を調べたのだが――― 「ほう、我の逸話を読み解いたか。 それで、どうした?契約した相手が 悪鬼と知って後悔したか?」 まさか。 後悔なんてとっくにしまくって、今では日常になっている。 気になっているのは伝説が真実かどうかだ。 「真実であろう。SE.RA.PHにある記録は 客観的事実だからな。 それをどう捉えるかは読み手次第だ。 が、その主観がいまだ曖昧な貴様では真実は久遠の彼方か。よかろう。 その殊勝さに免じて一つ質問を許す。 なにか分からぬ事があったのなら訊け。 退屈しのぎに答えてやろうではないか」 ! 思いがけない展開になった。 下手なことを質問すればこちらの命が危ないが、 こんな機会は滅多にない。 ここは――― [branch] 暴君だったって本当・・・・・? 女神が母親って本当・・・・・? 神の子とかハッタリでしょう? 暴君だったって本当・・・・・? やはりこの事実が気になる。 ギルガメッシュはあまりに特出した才能から 他者を省みる事なく、多くの民を苦しめたと。 「叙事詩曰く、ギルガメッシュは父親に息子を残さず、母親には娘を残さず、か。 ああ、その伝えは真実だ。 暴虐で国を統べる事が暴君であるのなら、我は紛れもなく暴君であろうよ。 なにしろ、そのように作られた男だ」 そのように作られた? ギルガメッシュは先王の息子だ。 なにか、その響きは不釣合いな気がするが・・・・・ [end branch] 女神が母親って本当・・・・・? 神の子とかハッタリでしょう? ギルガメッシュには神の血が混ざっている。 質料にはそうあったが、それは本当なのだろうか。 そもそも神とは何なのか。 人類最古の英雄王と言うが、紀元前2600年には本当に"神"なんてモノがいたというのか? 「その疑問は当然だな。 神代は閉じて久しく、この星は既に人が認識する物理法則に安定した。 人間にとって神とは宗教を興す為のシステムにすぎない。システムが人と交わるなど、貴様たちの常識にはないであろう。 今はまだ、な。 まあ未来の話はよい。 貴様が問うているのは過去の話。 神というものは二種類ある。 元からあったものが神になったものと、神として生まれ変わったものだ。 メソポタミアにおける神は前者にあたる。 自然現象が意思、人格を持ったもの、それが古代の神々だ。 我はその古代の神と人の王から作られた。 古代の神と現代の神、その中間だな」 古代の神と現代の神、とギルガメッシュは言った。 古代の神は自然崇拝のようなもので、 元からこの星にあったもの。 対して、現代の神とは人の認識・技術によって 発生したシステム・・・・・・という事だろうか。 それなら"その中間"というのも分かる。 現代の神は"人間"が作り出した発明だとしたら、 古代の神と人間の間に生まれたギルガメッシュは "神"に作られた発明という事になる。 しかし。 作られた、という響きには不穏なものを感じる。 なんというか、ギルガメッシュらしからぬというか・・・ [end branch] 「そう聞こえたか?我らしくない・・・・・・ 我もそう思うが、事実だ。我は神々どもの思惑で作り出されたものだからな。 星の抑止力と人類の抑止力の違いは知っているか?知らぬか。 ならばよい。枝葉の話だ、忘れろ。 ここからの話は我が生まれるまでの話だ。 貴様の悩みきった目が哀れゆえ、少しばかり口を滑らせる。 神々は何も人間に肩入れをして我を作ったのではない。 やつらは人間を恐れた故、我を必要とした。 神と人間。そのどちらの視点、新しい次代の王としてな。 生命には自分たちが住む地盤を、住みやすい環境に整える本能がある。 生存力、というべきものだ。 古代の神々にはこれが欠けていた。 どれほどのエネルギーを持とうが、 やつらは"ただそこにある"だけのもの。 対して人間の生存力は並外れていた。 ひとりひとりでは小さいが、とにかく数が多く、平均値が高い。 大権能を持つ超抜種はいないが、他の生命体より高い水準の知性を持ち、それがすべての人間に備わっている。 一方、天の神がいかに強大な自然現象であろうと、それらが獲得した人格・・・・・独創性、認識力は人間とそう大差はない。 分かるか? 仮に全能の知性を持っていようと、出せる結論、かたちどる人格は一つだけなのだ。 その点、人間どもの数は脅威だった。 認識力の差・・・・・いや、変革力の差だな。 人間の欲望は限りなく、とめどなく、惜しまれるコトもなく。 世界は欲望のままに変貌していく。 "人間がこのまま繁殖すれば星のルールは変わる。自然現象に意思が不要になる時がやってくる" 古代の神々はその未来を恐れた。 結果、人間側でありながら 神の陣営にいる統治者を欲しがった。 それが、人間の王に女神が体を預ける、などという愚考の正体だ。黄昏の時代の延命行為だが、まこと、無様な断末魔よな。 そうして作られたものが、神の血を持ちながら人の血を持つ新たな支配者だ。 神々に言わせればソレは楔だ。 自分たちと人間の決壊を食い止めるため、天が地上に打った楔。 それが我が誕生の背景だ。 我は貴様らと違い、まっとうな生のたくみで生まれたものではない。 この手足は初めから、神の代弁者として君臨し、人間をいさめる為に設計されたモノなのさ」 淡々と、そして皮肉げにギルガメッシュは語る。 その目には神々を嘲笑う敵意はあれ、自身に対する軽蔑は見られない。 作られたもの―――神々の思惑で作られた人生を、 ギルガメッシュは卑下していない・・・・・のだろうか? 「それこそ何故だ。 貴様はどうも、人権というものを狭く考えていはいないか? 動物であれ人形であれ、生命はすべて親の思惑で作られるもの。 我の場合、それが星よりなだけの話。 よいか。この世のすべての生命は先達者の手で作られたモノだ。 自然発生するものは魂のみ。 それこそが我や貴様が持つ、ただ一つの"己"だろうよ。体が作り物であろうと、始まりは何者の写し身であろうとな。 目覚め、抗った瞬間に、おまえは唯一の独創性を獲得した。 それを作られた、などと思う事はない」 肉体・・・・・いや、生命としてのカタチは 先達者によって作られるもので、自然発生するものは魂のみ・・・・・ それが本当なら、 ギルガメッシュの伝説にもうなずけるところはある。 ギルガメッシュは仲介者として作られた。 人間が自然崇拝から離れていく事を恐れた神々は、人間と神、そのどちらの視点も持ち、最終的には神々側につく超越者を作り出した。 その対策は正しかった。 問題は、その仲介者が思い通りに動かなかった事だ。 「ああ。我はその思惑には応えなかった。 我は作られたとはいえ、新しい生命として生み出された。であれば――― 古い神々の意向になんぞ、賛同する道理はない。 我は、我が感じたままの己を生きた。 確かにこの身は、初めから王として作られたものだろう。 だがそれだけだ。奴らの思惑と、 我が王である事になんの関係もない。 我は王として己を定め、己が良しとする王道を見極めた。 それだけの話だ。 我がウルクを治めたのはアレが良いものだったからだ。 神々の思惑など知った事か。 我にとって生命とは"いますぐ死ぬ"ものか、"いずれ死ぬ"ものでしかない。 我が"今すぐ死ぬべき命"と判断すれば、賢者であろうと神であろうと処断するまで。 よいか。我の王道は単純だ。 己に相応しい宝を獲得し、守護する。 この愉しみを阻むものは悉く殲滅しよう。 我にはそれのみだ。悪鬼か嵐のようなものと諦めるが良い。 なにしろ母が女神だ。人間的でないのは当然だろう?」 くつくつと笑いながらギルガメッシュはグラスをあおる。 話はここで終わ・・・・・なに? 「ほう、今のがSGか。 思えば、我の生誕の話なぞ誰にした事もなかったな。 よいぞ、ここまで生き延びた褒美だ。 謹んで受け取っておけ」 SGを、手に入れてしまった・・・・・・! いや、でもどうなんだこれ。 ギルガメッシュにとって重要な話ではないのだろうが、 SGというのはもっとこう、お互いの新密度をあげて ようやく垣間見られるものではないのか・・・・・・? 「馬鹿め。親密度なんぞあがるものか。 今の我は通常の我より欲が薄い。 基本、他人事でもあるしな。 受肉の一つでもすれば人として血が騒ぎ、我の性質もその時代にあった人間性に偏るだろうが――― ここではその変質もない。 よって、我は気ままに SE.RA.PHを漫遊するのみだ。 この程度の秘密、運賃としてくれてやる」 はあ。 神々の時代から怖いもの知らずで、自らの欲望のみで生きてきた英雄。 その在り方も生前も、サーヴァントとして現界している今も変わりはないらしい。 というか。 本当に、なんでこんなメチャクチャなのが サーヴァントとして存在しているんだろう・・・・・・? 天の楔 ギルガメッシュの在り方を示すもの。 古代における神の在り方と、彼の出自を示している。 曰く、この宇宙において神は二種類に分けられる。 元からあったものが神になったものと、神として生まれ変わったものだ。 元からあったものとは、太陽、月、といった天体や嵐、自身、といった自然現象を信仰の対象としたもの。 神として生まれ変わったものは、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になったもの。 英雄や救世主、繁栄に欠かせないシステムなどがこれに該当する。 メソポタミアにおける神は前者にあたる。 自然現象が意思や人格を持ち、天上の法として君臨したものだ。 その神々が地上の人間をいさめるために送り出したものがギルガメッシュである。 天の楔。 神代から離れていく地上をつなぎ止めるため、神々の手によって生み出された王。 しかし、彼はその役割をよしとしなかった。 自らの要求を第一と考え、人として王国を統べ、神々の在り方を旧時代のものと一蹴した。 ”神には従う。敬いもする。だが滅びよ。 我を生み出した時点で、貴様らは自ら席を失ったのだ” かくして、古代ウルクに初めて、神より袂を分かつ王が誕生した。 英雄王ギルガメッシュ。楔として望まれた王は、その実、旧時代にとどめを刺す槍の穂先になった。 不意に、くらりと視界が暗転した。 どうも貧血のようだ。 迷宮探索の疲れが溜まっているのだろう。 「む。顔色はそうでもないが、生命反応が低下しているな。 ふう。貧弱にもほどがあるが、迷宮で倒れられていても面倒だ。 しばし休んでいけ。我は構わぬ」 言い方は刺々しいが、ギルガメッシュがこちらの体を気遣ってくれるのは珍しい。 王様の気まぐれな発言に、”それじゃあ”と答えて寝台に横になる。 横になった途端、急速な眠気がやってきた。 体の芯からどっぷりと疲れていたようだ。 覆い被さってくるような虚脱感に身を委ねる。 戦いの現実はしばし休憩だ。 せめて一時、深い夢に落ちるとしよう・・・・・ ―――土塊から、僕は生まれた。 神の手でこねられた粘土。 千差万別に変更する道具として作られた。 http //i.imgur.com/LvoEgwm.png ワタシは荒野で目を覚ました。 目に映った原初の風景は広大な大地と空、そして、遠くにそびえ立つ城塞の都市だった。 ふと、遠くから呼び声が聞こえた。 ワタシが目を覚ましたきっかけは母の指でも、父の叱咤でもない。 その呼び声が気になって、重い目蓋を開けたのだ。 http //i.imgur.com/93e7MiL.png 起きたばかりのワタシには理性がなかった。 我が父は神々の王アヌ。 我が母は創造の女神アルル。 彼らはワタシに優れた力を与えたが、魂を吹く込むことはできなかった。 そのため、目覚めてから数年、ワタシは獣たちと共に野を駆けるだけの生命だった。 しかし、ワタシには目的があった。 母に作られた時、使命を授かっていたからだ。 ”鎖よ。お前は楔を私たちに戻すのです” けれど、ワタシには魂がなかった。 ただ野生に生きる事しかできない。 ワタシには、人間としての意思が欠けていたのだ。 日がな一日、動物たちと共に野を走るだけの幸福。 ワタシは完全ではなかったが、欠落も存在しなかった。 しかし。 たまに足を止め、はるかな城塞に振り返る。 荒野の彼方から、誰かの呼ぶ声がする。 あの声は誰だろう。 父ではない、母ではない。 もっと違う誰かが、ワタシを呼んでいる気がした。 理性のない私に嘆いた父は、ワタシに女をあてがった。 鏡すら見た事のないワタシにとって、そのヒト型は自己を知るいい教師となった。 ワタシは知恵と理性を学んだ。 天と地の理をすべて教わった。 あらかじめ作られた使命を実行するための、魂が吹き込まれた。 ”エルキドゥ” そうして、ワタシは自らの名前を始めて口にした。 世界はその時、極めて単純なものに切り替わった。 ワタシの役割。 ワタシの使命。 おごりきったギルガメッシュに、神の怒りを示さなければ。 ワタシは喜びに胸を躍らせた。 流星のように荒野を駆けた。 ワタシの存在意義。 ワタシが作られた理由。 ワタシが命を懸けるもの。 ワタシと同じ、神に作られた人形に、天罰を。 けれど、見つけ出した彼はまだ幼かった。 ワタシと違い、彼は成長するらしい。 ワタシと違い、彼には人間の血が混ざっているという。 彼はまだ幼年期にいる。 彼が成人するまで、ワタシは彼と競い合う事はできない。 対等の在り方で戦わなければ、彼を諌める事にはならないからだ。 ―――そうして、ワタシは城塞都市を眺めている。 呼び声はあの中から聞こえている。 はやる気持ちを抑え付けて、彼の成長を日ごと数えた。 幼年期の彼は、地上の誰よりも優れた王性を持っていた。 寛容で、思慮深く、公正で、道徳を重んじた。 道行く人々は誰もが彼を褒め称え、見惚れていた。 理想の少年王の姿がそこにあった。 おごりきっているなど、神の誤認としか思えなかった。 幼年期のギルガメッシュに諌めるべき欠点など存在しない。 仮に問題があるとすれば、 彼は神を敬ってはいるが、服従はしていない点だけだった。 歳月を経って、少年は青年へと成長する。 ワタシは神々の危惧が正しかった事を認めた。 たった数年で彼は別人になった。 独裁。圧政。強制。徴収。私利私欲による栄華のかぎり。 ウルクの民たちは嘆いた。 なぜこんな事になったのか、と。 神々は頭を悩ませた。 ここまでとは思わなかった、と。 けれど、 ワタシには、彼の豹変の理由が、痛いほど読み取れた。 彼は生まれながら結論を持っていた。 神でもなく人間でもない生命として独立していた。 両方の特性を得た彼の視点はあまりに広く、遠く、神々ですら、彼が見据えているものを理解できなった。 ありあまる力が、ありあまる孤独を生み出した。 それでも彼は王である事を捨てなかった。 自らに課した使命から、逃げることはしなかったのだ。 なんという強烈な自我なのだろう。 彼は真剣に神を敬い、人を愛した。 その結論として、彼は神を廃し、人間を憎む道を選んだだけだったのだ。 http //i.imgur.com/LvoEgwm.png 「貴様が、我を諌めると?」 聖婚の儀を執り行う建物の前で、ワタシたちは出会った。 「そうだ。僕の手で、君の慢心を正そう」 慢心、ではなく、孤独、と言うべきだったが、それはできなかった。 彼の誇りに傷をつけたくなかったからだ。 ワタシたちの戦いは数日に及んだ。 ワタシは槍であり、斧であり、盾であり、獣である。 万象自在に変化するワタシを相手に、彼は持ちえるすべての力を振り絞った。 「おのれ―――土塊風情が、我に並ぶか!」 はじめて対等なものに遭遇した驚きか、怒りか。 戦いの中、彼は秘蔵していた財宝を手に取った。 あれほど大事に仕舞っていた宝を持ち出すのは、彼にとっては屈辱以外のなにものでもなかっただろう。 はじめは追い詰められて、やむなく。 けれど最後は楽しみながら惜しみなく、持てる財を投入した。 戦いは―――どちらの勝利で終わったのか。 彼はついに最後の蔵まで空にし、ワタシは九割の粘土を失っていた。 衣服すら作れなくなったワタシの姿は、さぞ貧相だったのだろう。 彼は目を見開いて大笑した後、仰向けに倒れこんだ。 ワタシも地に倒れ、深く呼吸した。 実のところ、あと一回しか動けなかった。 「互いに残るは一手のみ。 守りもないのであれば、愚かな死体が二つ並ぶだけだろうよ」 その言葉の真意は、今でも分からない。 だから引き分けで終わろう、と言いたかったのか。 それは愚かしいので死体は一つであるべきだ、と示したのか。 どうあれ、その言葉を聞いて、ワタシも彼に倣うように倒れたのだ。 鏡のようだ、とさえ思えた。 「使ってしまった財宝は、惜しくないのかい?」 なんとなし、そんな言葉を口にした。 「なに。使うべき相手であれば、くれてやるのも悪くはない」 晴れ晴れとした声で、ギルガメッシュはそう言った。 http //i.imgur.com/93e7MiL.png それからのワタシは、彼と共にあった。 駆け抜けるような日々だった。 「貴様が来てからというもの、我の蔵に落ち着きがない。 財宝を投げ撃つなぞ、頭の悪い癖をつけさせてくれたな」 相変わらず収集癖は変わらないが、たまには使うことを覚えてくれたらしい。 ワタシの、数少ない功績だ。 フンババという魔物がいた。 ワタシたちは力を合わせこれを倒した。 ワタシは彼に問うた。 なぜフンババを倒すと決めたのか。 それは神々からの命令ではなかった。 かといってウルクの民の為でもないはずだ。 「いや、ウルクを守る為だが? 地上の全悪を倒しておかねば、民どもが飢え死のう」 何故か、と更に問うた。 彼はウルクの民を圧政で苦しめている。 その彼が、なぜ民の心配を? 「不思議ではないだろう。 我は人間の守護者として生まれたものだからな。 この星の文明を築くのが、王の役目だ」 そう口にする彼の眼差しは、あまりに遠かった。 同じように作られたワタシでさえ、その見据える先が分からない程に。 「守護にも種類があろう。 守ることだけが守護ではない。時には北風も必要だろうよ」 この時、ワタシは彼を完全に理解した。 「そうか。 つまり君は、見定める道の方を尊んだんだね」 照れくさそうに彼は笑った。 幼年期の彼がたまに見せた、涼風のような微笑だった。 彼が孤立を好んだ理由は分かった。 彼が選んだ道は、彼一人で進まなければならないものだからだ。 遥かな未来を見据える事を守護だと、彼は言った。 その為に神を憎み、人を嫌うのなら、王は孤立したものでなければならない。 人々の未来を好ましく思えば思うほど、彼は何者とも関われなくなる。 裁定者にして収穫者。 王が手にするものは結果だけ。 その結果を生む”輝かしい過程”に、人間以上である彼が、介入するわけにはいかないのだ。 「まあ、結果はつまらぬ織物になりそうだが。 そうすると決めた以上、最後まで付き合うさ」 そううそぶく彼に、耐え切れず、ワタシは言った。 「僕は道具だ。君が裁定する必要のないものだ。 世界の終わりまで、君の傍に有り続けられる」 「たわけ」 彼が愁眉を開いたのは後にも先にもこの時だけだったと思う。 「よいか―――。それは、――――――というのだ。 彼はそう続けた。 この時、ワタシは輝く星のような、大切な言葉をもらった。 ワタシが本当の意味で自我を持ったのは、この時である。 http //i.imgur.com/nzqxwPr.png これが最後の話になる。 ギルガメッシュと女神イシュタルの決裂があり、イシュタルによって放たれた天の牡牛との戦いがあり、ワタシの、最後の時の話である。 ギルガメッシュとその武器によって天の牡牛は去り、世界を覆っていた暗雲は途絶え、地上は洪水から救われた。 ワタシは神に逆らった罰として、土塊に戻ろうとしていた。 彼は崩れていく土塊を、懸命に抱きかかえた。 「許さぬ。なぜおまえが死ぬ? 罰がくだされるのなら、それは我であるべきだ! 全ては我の我が儘ではないか!」 まだ空が泣いている。 見ていられなくて、ワタシは彼に進言する。 「悲しむ必要はありません。僕は兵器だ。 君にとって数ある財宝の一つにすぎない。 この先、僕を上回る宝はいくらでも現れる。 だから君が頬を濡らすほどの理由も価値も、僕にはとうにないのです」 そうだ。ワタシは兵器だった。道具だった。 彼とは違う。 ギルガメッシュは神の子として作られていながら、神々に逆らい続けた英雄だ。 彼には、はじめから魂があった。 生まれながらに自由意志があった。 ワタシとは違う、本当の命。 真に価値のある、ワタシのような消耗品とは違う星。 ワタシは、ずっとそれに憧れていた。憎んでいた。 なぜワタシたちは、 同じ父に作られていながら、ここまで違う生き物なのかと。 「価値はある。唯一の価値はあるのだ。 我はここに宣言する。 この世において、我の友はただひとり。 ならばこそ―――その価値は未来永劫、変わりはしない」 ワタシは兵器だった。 兵器である以上、常に次代の兵器にとって変わられる。 ワタシの価値は、神秘性は、この時代だけのもの。 それを、彼は違うものにした。 この先、永遠に孤独であることを代償に。 あの時の言葉を思い出す。 ワタシが、自分が道具だと宣言した時の彼を思い出す。 「たわけ」 「共に生き、共に語らい、共に戦う。 それは人でも道具でもない。友と言うのだ、エルキドゥ」 ―――ああ。 なんて、罪深い。 弱きを知りながら、弱きを省みることはなく。 強きを知りながら、強きを認めることはなかった。 理解者などいない。 孤高であり続ける事が、彼の最大の誠意だったのに。 そんな彼の矜持に、ワタシは永遠の瑕を付けた。 雨はしだいに弱くなっていた。 ワタシは元の姿に、荒野の土塊に戻っていく。 後に残ったものは、天雷を思わせる、王の雄叫びだけだった。 ワタシの記録はここで途切れる。 ワタシはすでに消え去った悔恨だ。 この先はアナタの未来。 ワタシとは違う、人間であるアナタの物語だ。 だからこそ、いま君に問うてほしい。 まだ人間を愛しているか。 今でも友の名前を、おぼえているか、と。 遠い時代の過ちを、もう捨て去ってくれているのかを――― 明かりに目を細める。 旧い夢を、見ていたようだ。 「・・・・・・・・・・・・・・・」 ふと顔を上げると、ギルガメッシュは目蓋を指で押さえていた。 彼も微睡んでいたらしい。 先ほどの夢の影響か、 ごく自然に”眠っていたの?”と声をかけた。 「・・・・・・・・・・・・そのようだ。 我も多少、疲れていたらしい。 取るに足りぬ、懐かしいものを見た」 ギルガメッシュの声にはいつもの圧力が無い。 そういえば聞いたことがある。 契約を交わしたマスタ―とサ―ヴァントは精神的に繋がりが出来て、無意識の時・・・・・睡眠状態のとき、稀に記憶を共有すると。 確信は無いが、先ほどの夢は ギルガメッシュの友人にまつわるものだと思う。 自分が見た夢と同じものを、彼は見返していたのかもしれない。 そう思うと、知らず口が動いていた。 問いかけずにはいられない。 契約者である岸波白野が、彼に投げかける言葉は――― branch その友の名を覚えているか? その友と自分は似ている? もしかして、ギルって人間大好き? その友の名を覚えているか? 「その友・・・・・・? 何を言い出すかと思えば、その友だと? 勘違いをしているようだな。 我が見ていたものは天の牡牛との戦いだ。 友の夢などでではない。 そもそも我に友など滅多にいるものか。 いたとしても名前など忘れていよう。 もう口にする事はできぬのだからな」 不愉快そうにギルガメッシュは吐き捨てる。 しかし、その声に微塵の怒りもなかった。 『もう、口にする事はできない。』 ギルガメッシュが友の名前を覚えているかどうかは、 その返答だけで十分だ。 [end branch] その友と自分は似ている? 「・・・何の話をしているかはあえて流すが・・・・・断言すると、まったく似ていない。 共通点は目と鼻と口がある程度だろうよ。 阿呆め。 おまえのような間抜けに似た知己など、我の過去には一人たりとも存在せぬわ。 貴様はただ一人の貴様だ。 そのような下らぬことを、いちいち我の舌に乗せさせるな」 あっさりと流されてしまった。 けれど、今の言葉には親しみがこめられていた気がする。 『誰にも似ていない、ただ一人の岸波白野』 そんな言葉が、今はひどく嬉しかった。 [end branch] もしかして、ギルって人間大好き? 「――――――――――――。」 あ。ギルガメッシュが固まった。 恐ろしげな表情をしているが、あれは違う。 英雄王は不意打ちを受け、面を食っていると見た。 「・・・・・・・・・・・・何を言い出すかと思えば。 この我が人間を愛しているか、だと? 貴様、今までなにを見てきたのだ? 我が人間をどう見ているかなど、 貴様の扱いから身に染みていよう! 分かりきった事を我に問うな!」 ヤケクソ気味に怒られてしまった。 言葉に窮した子供が拗ねるような態度である。そして、 『貴様の扱いから身に染みていよう―――』 その言葉通りに答えを出すなら、彼が人間に対してどんなスタンスでいるかなんて、分かりきった事だった。 [end branch] 「ふん。下らぬ戯言をほざける程度には回復したようだな。 では休息もここまでだ。ゆくぞ、白野よ。 そして断っておくが、我が見ていたのは我が半生の軌跡だ。 生を受け、生を終えるまでの、な。 はじめは神を認め、人を守った。 幼年期を終え、成人してからは神を憎み、人を好んだ。 それだけの夢を見たにすぎん。 仮に、おまえが我の記憶を垣間見たとしても、それは貴様の主観。 我の真実とはほど遠い。 それを弁えることだ」 そう言って、ギルガメッシュは先に出て行ってしまった。 こちらも急い寝台から起き、黄金の背中を追いかける。 確かに、先ほどの見た夢は彼の主観ではない。 ギルガメッシュのものでもなく、 岸波白野のものでもない、何者かの見た夢だった。 けれど。 あの夢の中で彼が口にした言葉は、紛れも無い真実だ。 ”未来永劫、その価値は崩れない―――” そう言った孤高の王がいた事だけは覚えておこう。 そして、あの夢の持ち主よ。 申し訳ないが、捨て去ってほしいという貴方の望みは、果たされることはなさそうだ――― 天の鎖 ギルガメッシュの幼年期を示すもの。 対等の友人との戦いと、その冒険を表している。 この世でただひとつ、永遠に変わらぬ価値の物語。 ついにギルガメッシュの伝説、その終わりまでを調べ上げた。 黄金の王。人を人と思わぬ絶対者。 文明の黎明期ではあるが、この世のすべてを手に入れた男。 人類史には偉大な統治者、指導者が大勢いる。 東征を駆け抜けた征服の王もいた。 巨大帝国を築き上げた始めの皇帝もいた。 だがやはり、その中でもギルガメッシュは異彩を放つ。 彼は民や国より己を優先した。 征服欲も好奇心も、彼は持ち合わせていなかった。 おそらく、彼は初めから多くのものを持ちすぎたのだ。 そのため自身を第一に考えた。 その果てにあったものが不死の探求。 人類最古の物語、「ギルガメッシュ叙事詩」にある、 不老不死の霊草を巡る逸話である。 「ん?どうした、顔を曇らせおって。 またぞろ下らぬ悩み事か? よいぞ、苦しゅうない。話してみよ」 幸いな事に英雄王はご機嫌らしい。 よし。ならば訊いてしまおう。 あやふやにしたまま最後の戦いを迎えるのは 気持ちのいいものではないし。 それでは――― どうして不老不死の薬を手放したの? 「――――――なに?」 いや、そもそもどうして不老不死を求めたのか。 伝説では"死が怖くなって"とあるのだが――― この英霊が、そんな殊勝な性格とはとても思えない! 「そうか。 我の叙事詩を最後まで調べたという訳か。 では、その疑問も何故とは言うまい。 だが、その質問は我の深層に触れるものだ。 知りたいのなら答えてやるが、貴様にその覚悟はあるか? 我にあの忌々しい話をさせるのだ。 貴様は一生涯かかっても返せぬ負債を追う事になる。 それでも聞きたいか?」 思いがけない切り返しだった。 ギルガメッシュの口調は、怒っても楽しんでもいない。 今までにないほど淡々としている。 つまり真剣という事だ。 自分は――― 「では語ってやろう。 なに、話はすぐに終わる。 なにしろ叙事詩通りの顛末だからな」 って、勝手に話を始めてませんか―――?! なんというギルガニズム、 こちらには「はい」「いいえ」の選択すら存在しなかった! 「照明を落とせ。 舞台としては物足りぬが、少しは気分を盛り上げねばな」 「先々代の王、ルガルバンダと女神リマトの間に我は生まれた。人として最上級の肉体と、真理に至る知恵を与えたれてな。 我の幼年期はそれなりに善人だったそうだ。 ウルクの民からは花よ蝶よと愛され、最高の王を得た、と喜ばれたらしいからな」 いや、ちょっと待ってほしい。 だそうだ、とか、らしい、とか 自分の過去に使うべき表現ではない。 ぜっさん記憶障害中の自分が言えることではないが、子供の頃の記憶が曖昧なのか、英雄王は。 「曖昧だとも。幼年期の我と今の我は、まったく性質が異なる。 幼年期の自分など知覚する事さえできん。 幼年期の我も同じだろうよ。 成人した後の自分がこの我と知っていれば、成長を止めていた可能性すらある。 まあ、所詮は仮定の話だが。 我は成人し、自らの方針を定めた。 人を治める王としては生きぬ。 人を諫める嵐として生きる、とな。 そこからの話は叙事詩にある通りだ。 我は思うままに奪い、収集した。 人も国も我のものだ。 やつらが生み出す宝、可能性、その全てを集め、我が物とした。 なぜか? 決まっている。裁定するためだ。 人間は発明の化身だが共通の基準を持たぬ。 いや、共通の基準がないからこそ、 新しいモノを生み出し続ける。 なればこそ、絶対の基準が必要だ。 人を超えながらも人であり、神に属しながら神ではない裁定者がな。 治めるだけなら人でよく、脅かすだけなら神でよい。 神々はそれを最後まで理解しなかった」 裁定者・・・・・・そういえば、 カルナはギルガメッシュをそう呼んでいた。 見定めるもの。処断するもの。 人の価値観に左右されない罰の化身。 それが、ギルガメッシュの根底にあるものだと・・・・・・? 「ウル・ナンムの法典が定められる前の話だ。 後にハンムラビめがさらに細かく定めたが、根本は人が人を訴える為の法よ。 我は我の基準で生きた。 財を集め、女を抱き、友と戦い、地上の全悪を滅ぼした。 その仕事が済んだ後にな、ある命が塵に帰った。 有体にいえば死を迎えたのだ。 我はそれまで、死を悼んだ事も、死を恐れたこともなかった。 意識さえしていなかった訳だ。 だが、目の前で対等の力を持っていた者が消えた。 誰であれ死はあると知ってはいたが、実感したのはアレが初めてだった」 ギルガメッシュの言う"対等の者"とはエルキドゥの事だろう。 叙事詩に曰く、ギルガメッシュはエルキドゥの死を目の当たりにし、自らも死の運命にあると気づき、恐怖した。 ついには死から逃れるために、死を克服したという賢者を訪ねる事にした。 英雄王の最後の冒険。 冥界キシュガルへの不老不死探索である。 「無論、不老不死の薬について考えていなかった訳ではない。 我の蔵には地上すべての財宝を収められねばならんからな。 ヤツが塵に帰らずとも、いずれはとりかからねばならない仕事だった。 加えて、我には理由が出来た。 我はヤツを奪った死を嫌い、恐れた。 生まれて初めて、己の生に恐怖したのだ。 そこからの旅は滑稽の一言に尽きる。 冥界には死を克服した男がいるという。 我はそれまでの人生と同じ年月、荒野をさまよい、冥界をめざし続けた。 どうだ?伝説の通りだろう? 我は死にたくない一心でみじめに地べたを這い続けた。 おまえたちと同じ動機だ。 神の子も、死を前にしては人間となんら変わりはないという話だ。 だが、愚かさにおいても我は貴様より上だった。 見苦しくも、我は自分の浅ましさを飲み込み続けたのだ。 何の為に、誰のために、死を超えようとしたのかも分からないまま。 ただ、己は永遠不滅でなければならん、とソラを睨み続けてな」 懐かしむように彼は語る。 何十年の間、荒野を彷徨ったギルガメッシュ。 王の誇りも、威光も、権力もかなぐり捨てたと。 すべては死を恐れ、死にたくない一心で。 ―――でも、それは本当に? 死を恐れたのは本心だろう。 しかし、それは理由の一つに過ぎないのではないか。 そもそも、彼はなぜ"死"を嫌ったのか。 友の死への怒りか。 自分と対等の物すら死ぬという恐怖からか。 違う。 根拠はないけれど、それは違うと断言できる。 彼はきっと、役目を放棄する自分を許せなかったのだ。 彼は見定めると決めた。 人々の裁定者であると決めた。 日々の幸福ではなく、人々の営み、その行く末を見届けると決めた。 それこそが彼の王道だった。 だからこそ――― "その最後"を見定めるために、この世の終わりまで有り続ける、不滅の体を求めたのだ。 「冥界に辿り着いた我は賢者から 不老不死の秘密を聞いた。 なんという事はない。 賢者は神の列に加わり、長寿を得たというだけだった。 まさにお笑いぐさだ。 賢者は半ば植物と化していた。 神の列に加わるとはそういう事だ。 我は人の欲望を抱いたまま不滅でなくてはならん。欲望を味わえぬ 体で永遠を生きてなんになろう。 我は冥界を後にした。さっさとウルクに戻り、我が宝物庫を完成させる気になった。 しかし、だ。 賢者は自らの在り方を否定され、弱気になったのだろう。 我にある秘密を伝えてきた」 あるいは、神による不老不死を否定した ギルガメッシュを疎い、同じ存在に落としたかったのか。 その賢人は語った。 "貴方さまが神に従えぬのはわかりました" "私もアヌ神の慈悲を乞えとは言いませぬ" "その代わりに―――ある秘密を、教えましょう。" 賢人はギルガメッシュに、神々の情けを乞わずとも不老不死になる方法を伝えたのだ。 深淵に生える霊草の根。 これこそが不老不死の秘密だと。 「そんなものを口にしたところで、植物になるのでは話にならんが、それはそれで珍しい宝だ。 不老不死の妙薬として我が蔵を飾るだろう。 我は深淵に立ち寄り、霊草を瓶に詰め、地上に戻った。 これが事のすべてだ。 我はウルクに戻り、城塞都市と我が蔵を完成させ、眠りについた。 不老不死を求めた理由はこんなところだ。 うむ。まさしく伝説通り、何のひねりもない真実だったな! では話は終わりだ。 この問いの代償は後でゆるりと考えてやる。 楽しみにしておけよ?」 え・・・・・・?い、いや、それはないっ! ではな、と幕を閉じようとするギルガメッシュに抗議する。 知りたかったのは"不老不死を求めた理由"ではない。 せっかく手に入れた霊草を、どうして手放したかという事だ! 「はあ・・・・・・。白野よ、何度"伝説通り"と我に言わせるのだ。 霊草は蛇にくれてやった。 我は水浴びをしている隙に、不老不死をかっさらわれた慢心の徒。 欲望を良しとする我が野を這う蛇の欲望に足をすくわれたのだ。 ただ、"腹が減った"という欲望にな。 霊草を飲んだ蛇は脱皮という特性を得た。 不老不死ではないが若返りの機能だな。 中々の妙薬故、我の蔵にも入っているぞ?」 それだ。 自分もやっと分かった。 気になっていた――― いや、引っかかっていたのはそこだったのだ。 叙事詩において、ギルガメッシュっは蛇に霊草を盗まれた。 不思議なのはその後だ。 彼は再び冥界に赴かず、ウルクに戻ってしまった。 半生をかけて追い求めた不老不死を、なぜそこで諦めたのか。 その時ギルガメッシュが何を見たのか、自分は知りたい。 「くだらぬ事を――― だがまあ、確かに不思議よな。 あの時の心境は我にも言葉に出来ぬ。 http //i.imgur.com/np55whM.png 神に準える不老不死など不要。 そう語りながら、心の一端で我は期待していたのだろう。 地上に戻った我は自らの結果に笑みをこぼした。これで死を打倒できる。 我が友の雪辱を晴らせるのだと。 同時に、ウルクの民どもの声も想像した。 不老不死を持ち帰ったとあらば、民どもの賞賛は今までにないものだ。 所詮、我も肉を持った人の子だった・・・・・・という事だな。 若気の至りというヤツよ。 しかし、そうなると虚栄心も顔をだす。 途端、それまで一顧だにしていなかった 自身のみすぼらしさが気になってな。 ウルクに戻る前に身を清めようと、 手近な泉で疲れを癒やした。 積もり積もった数十年物の疲れだ。 水は天井の風のように、霊峰の雪のように、 温かく、冷たく、柔らかに我を癒やした。 ―――安らぎ、というのだろうな。 肉体も精神も、長きの淀みから解放されるようだった。 我はこの時ほど、 自身の成果に酔いしれたことはない。 叫び出したくなるほどの陶酔だった。 白状すれば、それが我にとって初めての悦びでな。財を集めるのは我の本能。 呼吸のようなものだ。悦びではない。 だが―――あれは違った。 我ははじめて、この世に生を受けたことを感謝し、歓喜した。 人としての視点を持つ、などと謳っておきながら、我はあの時まで、 人間ではなかったのだ。 我はすべてから解放されていた。 迷いも恐れもなく、執着も責務もなく、圧倒的な全能感に身を震わせた。 これが生命の躍動。これが我欲の報酬。 この、宇宙が誕生した結論とも言える悦びを、我は永劫、欲しいままにできるのだと。 だが、そんな愚か者を待っていたのは蛇めの盗み食いだ。霊草は失われていた。 蛇は新しい体を得て去っていた。 ―――この時、我に走ったのは笑いだ。 腹がよじれるほど笑った。 おかしくておかしくて仕方がなかった。 見ろ、これが結論だ、と。 我は自らの愚かしさに大笑いした。 我が手にし、誇るものは「無」だけだ。 ああ、何も得られない、という事ではないぞ? 最終的に我の手には何も残らない―――それこそが、我の仕事に与えられる唯一の報酬だと、理解したのだ。 初めて得た命の充実も、生の悦びも、このように一瞬で消え去るもの。 これこそが人の世だ。 これこそが、我が見定めるべきものだ。 永劫不滅の身でこの醍醐味の何が分かろう。 不老不死など所詮凡俗の不始末。 長く行き続けなければ終わりに立ち会えない 雑種どもの夢にすぎん。 我に不老不死は不要だった。 もとよりこの眼は未来を見通す。 死を恐れる理由は何処にもなかったのだ。 我はあの時代にあり、既にして不滅であり、時を重ねずとも 遥かな未来を見据えればよい。 ―――人類最古の物語。 後の世に語られ続ける英雄としてあれば、我の責務は果たされる。 話はそれだけだ。 我はあの時、人として生まれ、悦びを味わった後に人として死んだ。 すまんな。以前、我は生まれた時から完全だった、といったのは誤りだ。 我とて未熟だった時はある。 我は生涯のほぼ全てをかけて成長した。 肉体は友との日々で育ち、精神はこの時、成熟を迎えた。 ―――長い幼年期が、ようやく終わったのだ。 見上げたソラは何処までも広かった。 我の目を持ってすら、見通すには幾星霜、といったところだ。 その頃には我の体も朽ち果てる。 だが人間の認識は広がっていく。 いずれ何億年も先の光すら見通すだろう。 そんな未来を、我は見たのだ。 それは心躍る風景だった。 思えば我はやる気を失っていたのだろう。 集めるべきはすべて集めた。 今の時代にはもう、 これ以上の愉しみはない。 ならば潔く滅びるだけのこと。 死など何度でも味わえばよい。 その後にいくらでもよみがえる。 その度に、その時代を見定めよう。 この世の終わりまで。 人類が我の星を越え、暗い大海にこぎ出し―――ソラの果てに辿り着き、結論を出すその日まで。」 それが、彼が見た末期の夢だ。 蛇に盗まれた霊草を笑い飛ばしたギルガメッシュ。 気がつけば日は昇っていた。 彼はいっときだけ胸に咲いた人としての悦びに笑いながら、ウルクへの帰路についたのだ。 それがギルガメッシュの冒険の終わり。 彼はその後、英雄たちを統べる王としてウルクを治め、この世を去った。 人類最古の英雄として。 この世で最初に"物語になった"偉大なる王として。 長い話は終わった。 マスターとサーヴァントの繋がりから、その時のギルガメッシュの心が伝わってくる。 不老不死の霊草なんて、その時に得た真理に比べれば確かにどうでもいいものだ。 「―――まあ、ウルクを完成させた後、こっそり深淵に出向いて回収したがな。 あれはあれでレアな宝だ」 回収したんだ?! ぜんぜん我欲から解放されてないじゃないか英雄王・・・・・・! 「む。そう言うな。 財を集めるのは我にとって本能のようなもの、無言で流せ。 備えあれば憂いなし、と言うだろう? いつか子供にまで若返らなければやっていられない事態がくるとも限らぬのだぞ?」 そうですか。 そんな事態がこない事を祈りたい。 けれど、ようやく自分にも読み取れた。 宇宙の真理と同一したかのような英断も、酔っぱらって前後不覚の時の悪政も、彼が行うのなら紛れもない王の裁定となる。 絶対王者とはそういうものだ。 それが自分をここまで導いてきたものの正体だ。 「ほう?もしや貴様、尊敬の眼差しで我を見ているな?よかろう。存分に見よ。 何なら着替えても構わないが?」 結構です、と全力で断った。 そもそも尊敬なんてしていないし。 自分はあくまでマスターとしてギルガメッシュを理解し、戦いを有利に運ぼうと努力しただけである。 だから、別に・・・・・・彼の根底にあるものが邪悪なものではないと分かって、ちょっとだけ嬉しいだけだ。 あ、いや、かとってギルガメッシュが善人という事は決してなく、アレは依然として頭の痛いサーヴァントなワケで――― 「ふ。陥落するのは貴様のほうが先であったか。 あれであろう? リンめのSG1と同じだな?」 ないし! 間違ってもあんな恥ずかしい感情の発露は採用しません! 「そう取り繕うな、余計に浮き彫りになるではないか。 さすがの我も頬を掻くというもの。 だが切りもよい。昔話はここまでだ。 戦いに戻るとするぞ、白野。 これ以上の会話は慢心の元になる」 ギルガメッシュは愉快げに笑いながら立ち上がった。 こちらも咳払いをして気を取り直し、もちろん、とうなずく。 束の間の休憩で、望んでいた答えは手に入れた。 後はマスターとして、ギルガメッシュと共に戦場に戻るだけだ。 死の毒 ギルガメッシュの青年期を示すもの。 不老不死の探求と、その顛末を表している。 かくして、彼はそのように幼年期を終えた。 血も涙もない暴君。 あらゆる財宝・あらゆる悦楽を究め、楽しんだ英雄。 善も悪も等しく扱い、断罪する王。 絶対的な基準が「自分」なので、 他の思想、在り方に共感することはない。 唯我独尊、という点では マケドニアの征服王と同一視されるが、英雄王と征服王の 最大の違いは"臣下を必要としていない"点にある。 この英雄は最初から最後まで"己"だけで君臨した。 彼が愛するものは財宝、道具であり、 人は消え去るものでしかなかったのだ。 たとえそれが、 どれほど愛するに値するものと認めようとも。 【戦闘描写】 【能力概要】 【以上を踏まえた戦闘能力】 【総当り】
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#blognavi 本日、ルーンの奏でる詩・ギルマスさんが引退し、ギルガメッシュの酒場が開店しましたw 自分なりに頑張ろうかと思っていますので、応援よろしくw カテゴリ [RO] - trackback- 2007年08月27日 00 49 03 #blognavi
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登場 雑2 備考 [ モンスター№ 029 ] ギルガメッシュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄《属性:地》 ̄《BOSS》 (\ // \ \ ( ( \イ ゞ \\ ∠\\ \\ / ⌒ ヽ \\ / ⌒ ) /⌒\\\( ノ` ´) /\ /__ノ《\((○三三三])/》___\ /__ヾ○ゝ(二二//((二ノ○_\ / 》 ノ \二ノノ ヾ二ノ ノ / //ノ / /\ V //ヾ / ̄\∧○∧)\) ヽ/つ)/ / // | | \\ / / // \| | \\ / / // | |\ \\ / \/ へ_// | | \___○ \ /ヾ/\_へ/// | | | 丿ゝ\\ \__// /// ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄| / \) / / | | /__) (__\┏======┳<特殊能力>====================∥ HP.: 4500 i|| ・ 自爆(自分の身を犠牲にして単体に一撃必殺の攻撃 一部のボスには通じない)∥ LP : 5000 i|| ・ 七つの剣(七つの剣から一本を選んで相手を斬る)∥ MP.: 10000 .i|| ・ 連続斬り(二回連続で相手を斬る)┻━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────────────────────── これが本家本元のギルガメッシュ 滅茶苦茶強い ─────────────────────────────── 義理人情に厚く 自分の認めた奴なら助けに行く ─────────────────────────────── とりあえず一言 弱い奴がこいつに会ったらまず勝てない 逃げろ ─────────────────────────────── 落とすアイテム……(ノーマル) No.*** ギルガメシユーの秘密(極上品) (レア) No.*** ギルガメッシュの剣(極上品)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ギルガメッシュ CV 神谷浩史 ヒーローアビリティ 効果 習得条件 王ノ王 英雄移動速度 10.0%対魔獣攻撃力 10.0%対究極龍攻撃力 15.0% 親密度レベル6 始祖ノ王 英雄移動速度 15.0%対魔獣攻撃力 20.0%対究極龍攻撃力 30.0% 親密度レベル11 神託ノ王 英雄移動速度 20.0%対魔獣攻撃力 30.0%対究極龍攻撃力 40.0% 親密度レベル16 コアアビリティ 対究極龍連続攻撃 (ビシャモン) ストーリー 報酬 EPISODE1 オーラ回復10,000シールドバリア(1日) EPISODE2 オーラ回復10,000 2個初級素材の宝箱 EPISODE3 オーラ回復10,000 3個テレポート EPISODE4 オーラ回復10,000 4個初級カードの宝箱プロフィールアイコン ギルガメッシュ(アップ) EPISODE5 オーラ回復10,000 5個破邪の鉤爪 4個 EPISODE6 オーラ回復10,000 6個中級素材の宝箱 EPISODE7 オーラ回復10,000 7個経験値50,000 EPISODE8 オーラ回復10,000 8個中級カードの宝箱プロフィールアイコン ギルガメッシュ(怒) EPISODE9 オーラ回復10,000 9個北方四神の宝玉 2個 EPISODE10 オーラ回復10,000 10個絆の虹輝石 EPISODE11 オーラ回復10,000 12個シルバーメダル 300枚 EPISODE12 オーラ回復10,000 14個キャラカードの宝箱 2個 EPISODE13 オーラ回復10,000 16個鮮血の鋭角 1個 EPISODE14 オーラ回復10,000 18個ギルガメッシュのカード(上等) EPISODE15 オーラ回復10,000 20個四天竜素材の宝箱 5個
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モンスター モンスター一覧 / 中ボス 召喚獣 イフリート / シヴァ / ラムウ / ドリュアス / フェニックス / ディアボロス / フェンリル / アレクサンダー / アマテラス / リヴァイアサン / バハムート / オーディン ボス 神獣 / ギルガメッシュ / オメガ ボス - ギルガメッシュ 出現情報 出現マップ 最寄りと関連マップ 討伐クエスト ポージョの森 最寄り:ポージョ空洞→飛空艇出発後すぐ後ろへまたはミラ砂丘→ラプンソン砂漠の奥 ★6.ギルガメッシュ見参!★7.ギルガメッシュ・再び!★9.逆襲のギルガメッシュ★10.プライドより優先されるもの ※DLC「ギルガメッシュ見参!」を購入する必要あり(400円)。モーグリショップ参照。 ドロップ情報 部位 レアリティ1 レアリティ2 レアリティ3 撃破時 火の魔晶、火の大魔晶 源氏の紋 頭部 水の魔晶、水の大魔晶 武人の印 源氏の頭布 胴体 土の魔晶、土の大魔晶 武人の印 源氏の胴締 脚部 風の魔晶、風の大魔晶 武人の印 ベンケイの泣き所 耐性情報 種類 有効または弱点 攻撃属性 斬属性(脚部)、打属性(頭部)、突属性(胴体)水属性(破壊後の頭部)、風属性(破壊後の脚部)、土属性(破壊後の胴体) 状態異常 睡眠、暗闇、混乱、火傷、毒、速度低下、移動停止、麻痺、能力低下(頭部)睡眠、暗闇、混乱、速度低下、移動停止、麻痺、能力低下(胴体、脚部) 属性攻撃が通りにくいが、状態異常には弱め。 天変地異「天候操作」の雷が当たると麻痺する。 特徴 専用BGMとして、FF5の「ビッグブリッヂの死闘」(ビッグブリッジ内BGM)が流れる。 よく喋るのでチャットのログを見逃す可能性があるが、覚えておけばどの行動に入ったか分かるようになる。 (例えば、プロテスを使用する時は「どんとこいっ!」「ファファファ!!」と言う) セリフは、聞き取れた分を後述にまとめているので参考に。1つの行動で2パターンのセリフがある模様。 ギルガメッシュの特徴は「武器チェンジ」で、手にした武器によって行動が変化するところ。 武器の種類は以下の通り。 ナギナタ:薙刀。突き、ジャンプを使用する。 バトルアックス:片刃の斧。かぶと割り、回転斬りを使用する。 エクスカリパー:偽物の聖剣で、青色。回転斬りなどを使用する。 エクスカリバー:本物の聖剣で、黄色。ハリケーンなどを使用する。 武器を問わず使用する攻撃もあり、とにかく攻撃方法が多彩。 比較的、近距離での攻撃が強力なのである程度距離を置いて戦いたいところ。 危険な攻撃は回転斬り、究極幻想。 頻繁に使用する回転斬りは単発の威力こそ低いものの、連続ヒットする上にこちらに移動してくる。 まともに受けると10回ほどダメージを受けてしまうため、近距離での戦闘は回避行動が出来ないとシビアに。 究極幻想は攻撃範囲が広く、少し距離を置いただけでは範囲から逃げられない。 特に近距離では連続ヒットで一気にHPを持っていかれることもあるため、タメ動作が始まったらすぐ離れるように。 タメ動作に入る時は赤いエフェクトが出る他、セリフでも判断出来る。 ポージョの森での戦闘時には、天変地異「天候操作」の雷で麻痺させることが出来る。 オーディンと違い、リスクがないので発動しておくと良い。 瀕死になると逃走で他のエリアに移動しようとするので、一気に畳み掛けてトドメを刺したい。 ◆セリフ(把握出来た分/長いので折り畳み) +... 戦闘開始時 「剣豪ギルガメッシュ 見参!」「いざ尋常に!真剣勝負!!」 武器チェンジ 「滅多刺しにしてやる!」(ナギナタを装備) 「真っ二つにしてやる!」(バトルアックスを装備) 「これぞ、最強の剣!!」(エクスカリパーかエクスカリバーを装備) →「――ん!? なんだ!? よく見ると違うぞ!?」(エクスカリパーだった) →「くらえ!エクスカリバー!!」(エクスカリバーだった) エクスカリパー装備中:斬り使用 「なんだ、この剣は!?」「くぅ!?」 エクスカリパー装備中:回転斬り使用 「この、なまくらめ!」「最強の剣じゃなかったのかー!?」 エクスカリバー装備中:斬り使用 「うりゃっ!」「おりゃっ!」 エクスカリバー装備中:回転斬り使用 「疾風怒濤ーっ!」 エクスカリバー装備中:ハリケーン使用 「見よ!わが秘剣!」「くらえ!竜巻斬り!!」 ナギナタ装備中:突き使用 「せいっ!」「ほいや!」 ナギナタ装備中:ジャンプ使用 「こいつはどうだ!!」「いくぜっ!流星槍!!」 バトルアックス装備中:かぶと割り使用 「そうりゃ!」「どりゃー!!」「そいやーっ!」「真っ向! 唐竹割!!」 バトルアックス装備中:回転斬り使用 「いくぜいっ!」「くらえーいっ!」 ロケットパンチα使用 「これでもくらえー!」「飛べよ、拳!」 ロケットパンチβ使用 「飛んでけぇ!」「発射ーっ!」 ロケットパンチγ使用 「見よ! わが秘拳!」 プロテス使用 「どんとこいっ!」「ファファファ!!」 シェル使用 「バッチリだぜ!」「今、魔法攻撃されると困る・・・・・・てのはウソだけどな!」 怒り 「勝負はここからだぜ! ギルガメッシュチェーンジ!」 「ここからは、本気で戦わせてもらうぜ!」 究極幻想 「そろそろ終わりにしてやるぜ!!」 「ウワーッハッハッハ!」 逃走 「うっ!急用を思いだしたぜ!」「必ず、戻って来るからなっ!」 部位破壊 「なんだとぉ!?」「あーれー!!」 撃破時 「うぐっ・・・・・・出直してくるぜ・・・・・・」 特殊攻撃 ★武器チェンジ 武器を変更する。候補はナギナタ、バトルアックス、エクスカリパー、エクスカリバー。 剣はどちらを装備しても「これぞ、最強の剣!」と最初に言い、その後本物か偽物か判別する。 ★薙ぎ払い ナギナタ装備時に使用。 ★突き ナギナタ装備時に使用。前方に素早く突進する。 ★ジャンプ ナギナタ装備時に使用。狙った相手にジャンプ攻撃を行う。 ★斬り エクスカリパー、エクスカリバー装備時に使用。前方を斬り上げる。 ★かぶと割り バトルアックス装備時に使用。前方に斧を振り下ろす。 地面が割れて岩が飛んでくるが、これに当たってもダメージを受ける。 振り下ろすまでに若干の猶予があるので、その間にギルガメッシュの横へ移動すればOK。 ★身かわし バックステップを行う。ぶつかるとダメージを受ける。 ★ロケットパンチα 前方に真っ直ぐロケットパンチを飛ばす。 弾速は早いが判定が狭いので、構えてから横にダッシュすれば避けられる。 ★ロケットパンチβ 追尾性の高いロケットパンチを飛ばす。 弾速は早くないが、ぐるっと回転するほどの高い追尾性を持つ。 ダッシュで逃げられる距離なので、走っていれば時間経過で消滅する。 ★ロケットパンチγ 少しだけ追尾するロケットパンチを3発飛ばす。 ロケットパンチαより少し速度は遅いが、3回飛んでくるので注意。 ★回転斬り バトルアックス、エクスカリパー、エクスカリバー装備時に使用。周囲に回転斬りを行う。 10回ほどの連続ヒット攻撃なので直撃すると痛い。 範囲は広くないが、こちらに向かって移動するので動作中はダッシュで逃げるように。 ★ハリケーン エクスカリバー装備時に使用。周囲に回転斬りを行う。 ★プロテス、シェル 白魔法のプロテスを使い、続けてシェルを使用する。 防御面が強化されるが、使用中は無防備になる。 ★怒り 周囲に混乱効果を発生させる。範囲表示が出る。 またギルガメッシュの物理攻撃・魔法攻撃が上昇する。 ★逃走 瀕死になると、ロアテスの浮島かヒバト地下空洞に逃走する。 喋っている間と、その後数秒間は無防備なので、その間に部位破壊や撃破で対処する必要がある。 移動先は、エリア移動時にワールドマップで判別可能。 ★究極幻想 タメ動作の後にジャンプし、着地の衝撃で周囲に衝撃波を放つ。 さらに、離れた場所に岩が降ってくる。 かなり広い範囲に広がっていくため、遠くに居ても安心出来ない。
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ギルガメッシュ 《星海渡る英雄王》 宝物庫に眠る黄金の鎧、もとい宇宙服によって黄金都市に辿り着いた並行世界の自身を観測、同期した事でクラスチェンジしたギルガメッシュ。 相も変わらず独特な美的感覚を有しており、その宇宙服の容姿は黄金の金魚鉢の如きヘルメットを被ったシュール極まりないもの。 定期的にキャストオフし肉体美を晒す姿はトラウマ必死である。 ステータス 基本情報 No.021 真名 ギルガメッシュ Class ライダー Origina シュメール文明・ギルガメシュ叙事詩 Territory バビロニア・ウルク Gender 男性 ステータス 筋力 C 耐久 B 敏捷 A 魔力 B 幸運 A 宝具 EX 属性 星・混沌・善・男性・人型・神性・王・騎乗 宝具 アヌ・アトラハシス万天見渡す星見の鐵 Card ランク 種別 効果 Arts EX 対人宝具 神代メソポタミアの超技術によって製造された黄金の鎧。絢爛豪華な装飾の施された具足だがあくまでその名目上の扱いは宇宙服。副次効果としてヘルメットを被ることで並行世界を自身を中心とした事象限定で観測する事が出来る。 ウトナピシュティム・アンチテイル王の旗艦 Card ランク 種別 効果 Buster A++ 対軍宝具 ギルガメッシュの所持する宝具の一つ、「光の船」がさらに多数の宝具の原典を用いて新たにチューニングされた姿。新機能として不要な宝具を使い捨てでエンジンにくべることで爆発的な推進力を得、時間軸の隙間をくぐり時空間の歪みを発生させて大火力の攻撃を行う事まで可能となった。ーー改造に用いられた宝具、その一つにはかつて生前のギルガメッシュが放浪の末に対面した大洪水の生き残り、ウトナピシュティム(ジウスドラ)の方舟も含まれている。故にこの宝具には「必ず生き残り帰還する」、という加護が込められており、それが搭乗者の身の安全を守っている。即ち旗艦にして帰還、二重の意味を持つ宝具である。 ボイス一覧 Grand summon 召喚 「?????」 Synthesis レベルアップ 1 「?????」 2 「?????」 Battle 開始 1 「?????」 2 「?????」 スキル 1 「?????」 2 「?????」 3 「?????」 コマンドカード 1 「?????」 2 「?????」 3 「?????」 宝具カード 1 「?????」 2 「?????」 アタック 1 「?????」 2 「?????」 3 「?????」 4 「?????」 5 「?????」 6 「?????」 エクストラアタック 1 「?????」 2 「?????」 宝具 1 「?????『ここに宝具名を入力(ここに読みを入力)』?????」 2 「?????『ここに宝具名を入力(ここに読みを入力)』?????」 ダメージ 1 「?????」 2 「?????」 戦闘不能 1 「?????」 2 「?????」 勝利 1 「?????」 2 「?????」 My room 会話 1 「おい犬ーーお前のその背に乗った荷は、畜生には過ぎたものであろう。お前さえ望むのならば、我手ずから首を刎ねる栄誉をくれてやる。…………そうか。ーー何処までも、救いの無い畜生よ」(ライカ 所属) 2 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 3 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 4 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 5 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 6 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 7 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 8 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 9 「?????」(他の鯖について言及する場合はここに鯖名を入力 所属) 好きなこと 「?????」 嫌いなこと 「?????」 聖杯について 「?????」 絆 Lv.1 (解放条件がある場合はここに入力)「?????」 Lv.2 (解放条件がある場合はここに入力)「?????」 Lv.3 (解放条件がある場合はここに入力)「?????」 Lv.4 (解放条件がある場合はここに入力)「?????」 Lv.5 (解放条件がある場合はここに入力)「?????」 イベント開催中 「?????」 誕生日 「?????」 SS ある日のストームボーダーの一室…そこは重苦しい空気が支配していた。 https //bbs.animanch.com/board/566634/?res=119 タイトル、もしくは冒頭一行 リンク(レス番付き)
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メソポタミア神話 ギルガメッシュ(Gilgamesh) シュメール神話、『ギルガメッシュ叙事詩』に登場する英雄。 詳細はギルガメシュの項目。
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紀元前2600年前のメソポタミア文明における伝説的な王。彼の逸話を綴った『ギルガメッシュ叙事詩』が有名。 フィクションでは彼をモチーフにしたキャラクターが多く存在している。 + 伝説上のギルガメッシュについて シュメールの国家ウルクの王であり、神と人間の間に生まれ、神にも迫る強大な力を持っていた。 その力でウルクに暴君として君臨していた彼を諌めるため、神々はギルガメッシュと対等な戦士エンキドゥを作る。 同等の力を持つため勝負はつかず、戦いを通じて二人は親友となり、様々な冒険を繰り広げる事となる。 『ギルガメッシュ叙事詩』は世界最古の叙事詩と言われ、現在のイラク周辺で発掘された石版群に断片的に記された物語。 内容は当時の風俗を交えつつ人間の王であるギルガメッシュの逸話がメインになっているが、超自然的な存在や神との遣り取りなど神話的な話が多い。 叙事詩におけるギルガメッシュは極めて強い力を持つとはいえ完全無欠な人間からは程遠く、 逸話では最初は暴君だったが、前述のエンキドゥと川辺で気絶するまで殴り合った末に親友となったり、 その親友と一緒に王国全土を巡る大冒険を繰り広げたり、木材を求めてフンババの護る森に攻め込んだのにフンババの強さにヘタレたり、 豊穣神イシュタルの求婚を無視した上に暴言で返したせいで恨まれ、仕返しに天の牡牛を送り込まれたり、 好き勝手やった罰で親友が犠牲となって死亡したり(原因はエンキドゥがフンババの命乞いを蹴ったのと一緒になって好き勝手やってたせいだが)、 親友の死に酷く落胆して何も手に付かなくなったり、人はいつか死ぬという現実が怖くなって不死になる方法を探す旅に出たりと中々人間臭い王様である。 しかも、若返りの妙薬をせっかく大昔の大洪水を生き延びた不死の老人から手に入れたのに、川原でうたた寝した間に蛇に飲まれて失うという大ボケっぷり。 こうしたキャラクター像から、原典の中では「喜びと悲しみの人」と呼ばれる。 ちなみにイシュタルの求婚を断ったのは、彼女の愛人に選ばれた男達がイシュタルの手で不遇な末路を迎えているからという至極真っ当な理由からである。 イシュタルの父神もイシュタルが泣き付いた時に諭してるくらいだし。 ただ、イシュタルもトラブルメーカーな反面、大地に大いなる恵みをもたらす神であり、 天の牡牛を差し向けた時も、被害が無闇に広がらないように蓄えとその後の豊穣を用意していたり、 大洪水を起して虐殺を行ったエンリルにガチギレするという側面も持つ 要するに、女性的な優しさと独占欲やヒステリックさの全てを持つ女神なのである。 当wikiに関係するギルガメッシュはいずれも重装備であるが、原典のギルガメッシュはどちらかというと軽装であり、 叙事詩の中で扱う武器は剣か斧、そして何よりも自分の拳。自らの力で様々な困難に立ち向かっていく。 だが、如何に絶大な力を持っていても人間であるが故に限界がある事、それでもなおそこから答えを得るという物語は、 その後数千年に亘って世界各地で継承されている。 不死を失い失意の中、最後にギルガメッシュは次の言葉を残して息絶える。 私は人間の幸福のために、いかなるものを犠牲にしても構わないと思っていた。フンババの神と共に、無数の生きものの生命を奪ってしまった。 やがて森はなくなり、地上には人間と人間によって飼育された動植物だけしか残らなくなる。 それは荒涼たる世界だ。人間の滅びに通じる道だ。 最高の力をも手にした人間にすら手に入らなかったもの、それは生死を司る自然の摂理であり、支配でなく共生の価値観だった。 日本では、ゲームや小説などで名前を使われたり、 90年代の深夜番組『ギルガメッシュないと』の番組名(由来はギルガメッシュが精力絶倫な王とされる事から)に使われたりしている。 話自体がモチーフになったりする事が度々あるためそれなりに知られているが、海外では無名に近い叙事詩であり、一般人レベルではほとんど知られていない。 しかし、物語の多くはその後の時代のオリエント地域の伝説やギリシア神話、さらには聖書の物語の源流として受け継がれたと言われている。 広場の決闘で友情を深めた事から少年漫画的展開の源流とも言える。あと人類史初のBLとも なお、『ギルガメッシュ叙事詩』自体、記された石版の多くが断片的で損傷もあり、発掘も進んでいないためその全容が把握されていない。 その他にも地域・時代によって翻訳された物によって話の内容が少しずつ違う事もあり、 一口に『ギルガメッシュ叙事詩』と言っても様々なバリエーションがあり、前述の「共存」という答えを得るのも、 そうした後世に造られたバリエーションの一つにしか過ぎない。 明確に分かっている範囲では、若返りの薬草を蛇に喰われて失意の内にウルクに戻った、という所で終わっており、 その後ギルガメッシュがどうなったのかというのは今もなお分かっていないのである。 名前が登場する場合、ギルガメシュ、ギルガメス等作品によって微妙に呼び名が違うが、発音の問題であって特に違いはない。 MUGENでは以下のギルガメッシュが存在している。 NAMCOのゲーム『ドルアーガの塔』の登場人物。名前は上の叙事詩のギルガメシュからの引用である。詳細はギルガメスを参照。 TYPE-MOONのゲーム『Fate/stay night』の登場人物。こちらは叙事詩に登場する王本人という設定。 また、レナ・シャルロット・タイクーンには原作で敵だったギルガメッシュというキャラをストライカーとして呼ぶ技がある。 同作にはエンキドウという名の敵もいた事からしてこれもやはり叙事詩からの引用だろう。 このページでは2について説明する。 「───よい開幕だ。 死に物狂いで謳え雑念───!」 身長:182cm/体重:63kg 属性:混沌・善 イメージカラー:金 特技:お金持ち 好きなもの:自分、権力 苦手なもの:自分、蛇 CV: 関智一 TYPE-MOONのゲーム『Fate/stay night』に登場する、サーヴァントと呼ばれる聖杯戦争のための使い魔。 サーヴァントとしてのクラス(器)はアーチャー(弓の騎士)。 本来一回の聖杯戦争につき7騎しか英霊を呼んでサーヴァントにできないはずだが、第五次聖杯戦争では8騎目として物語に登場する。 元々は10年前の第四次聖杯戦争で呼び出されたサーヴァントだが、 10年経って再登場する理由・経緯は原作や第四次聖杯戦争を舞台にした小説『Fate/Zero』を参照。 ルートによってはセイバーを我が物にしようと付け狙ったり、ラスボスとして立ちはだかる。 人類最古の英雄であり、かつて世界の全ての物を手中に収めた彼は「英雄王」とも呼ばれ、サーヴァント中では最強の存在。 一人称は「我」と書いて「オレ」と読ませる格式高い物(しかしボイスが付いたPS2~PSVitaのコンシューマ版では「ワレ」と発声する場合もある)。 公式またはファンからの通称は「金ピカ」「ギル」「我様」「うっかり王」など。 ギルガメッシュの真名が自陣営の者以外には伏せられていた第四次聖杯戦争や、第五次聖杯戦争で真名が公開されるまでは、 「アーチャー」または「金ぴか」をはじめとする通称で呼ばれていたが、真名が知れるとクラス名で呼ばれる事はほとんど無くなる。 五次のアーチャーがいるためこれは当然の事だろう。 アニメ版以降の声優は壬生灰児やドモン・カッシュ、スタン・エルロン、兄沢命斗でお馴染みの 関智一 氏。 余談だが、関氏は後に『ドルアーガの塔』のギルガメスも演じている(アニメ版)。ある意味納得のキャスティングである。 + 詳細な原作設定 宝具はバビロンの宝物庫と空間を繋げ中身を自在に出し入れする鍵剣「王の財宝(ゲートオブバビロン)」。 宝物庫の中には古代の強力な武具から神代の銘酒や若返りの秘薬などの希少品、果ては反重力駆動の戦闘機もどきまで、 まるで四次元ポケットのように収められている(また、冗談交じりではあるが古代インド式核爆弾も入っているのではと言われた事も)。 これらのなんでもあり加減からファンからは「チート・オブ・バビロン」と称されたり、 食べた分だけ増える肉なども入っている事から、公式からも「ニート・オブ・バビロン」と言われた事もあるなど、ギルガメッシュの象徴的な宝具。 また、それらを単に手元に出すだけでなく、新たに入手した物を財宝として追加したり(『Fate/hollow ataraxia』)、周囲の空間から自在に出現させたり、 空間に「装填」し弾丸のように射出する事も可能(アーチャーのサーヴァント属性を持ち得たのはこれが由来)。 因みにこの運用法、王の財宝本来の仕様ではなく後述のエルキドゥとの戦いの際に付いてしまった「癖」のような物。 宝具の絶対量が膨大な上、「撃ち放った宝具を回収するための宝具」も存在しているため、気兼ねなく乱射できる。 財宝の中にはギルガメッシュが生きた時代の後に英霊達が武装し伝説の象徴となった「宝具」の元である「宝具の原典」も大量に納められており、 その内容は聖剣・魔剣・魔槍・名刀・盾といった武具全般など多岐に渡る上、名前こそ一部を除いて無いが、 武具として非常に優れているだけでなく、多種多様な伝説を持つ英雄達の伝説の武具と同系統の能力を持つ。 生前に実際に収集し、死後散逸して名だたる英雄達に用いられたり参考にされたり伝説を生んだ道具もあるが、 当時の人々の全知識・全技術も生前に収集しており、それが英霊の宝具として昇華されているため、 当時の人類の技術を雛型として発展していったものは全て収蔵されており、未来の道具も取り出す事ができる。 やがて地球人類が星と肉体の制約を離れ、宙の理に生きる時代に作る「星を渡る光の船」なども取り出せる。 その性質上、星によって造られる神造兵器、過去の人類の知識・技術の延長線上に無い技術で作られるもの、宇宙人の技術で作られるものなどは対象外 (例:神造兵器であるセイバーのエクスカリバー、太陽神スーリヤが作ったカルナの鎧、ムーンセル)。 また、カルナの槍のように生前に一度も使用されておらず、どのような物か一切伝わっていないと、 その槍の原典は収蔵されている筈なのだが見付けられないため、知る機会が無いと取り出す事ができない。 花札や温泉などギルガメッシュが言葉の意味を理解しておらず、蔵に原典が無いまったく新しい物と勘違いしてしまうケースもある。 その中でもお気に入りの武器は、「乖離剣エア」とギルガメッシュが呼んでいる無銘の剣(というかドリル)と、 対象の神性に比例して強度を増す対神兵装「天の鎖(エルキドゥ)」。 エアは天地開闢以前、星があらゆる生命の存在を許さなかった原初の姿そのもの(語り継がれる記憶には無いが、目に見えぬ遺伝子に刻まれている)、 つまり地獄、あらゆる死の国の原典、生命の記憶の原初を識り、作り上げるという。 また、最大出力のエアから放たれる風による擬似的な時空断層による空間切断「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」は、 「王の財宝」と並ぶもう一つの「彼自身の宝具」としても数えられている。 ちなみに、「エヌマ・エリシュ」はバビロニア神話の創世記叙事詩の事。“世界を切り裂いた”とされる名に違わない空間切断効果のみならず、 ファンディスク『hollow』ではその膨大な魔力と暴風により、空間を切って奈落の穴を開き、辺りに群がる敵を纏めて飲み込むトンデモ効果を発揮した。 ランクEXの「対界宝具」に区分されるその一撃は、全力で放てば範囲は冬木市の一区画を覆い、セイバーの持つ最上級の聖剣と斬り合えば相殺されながらも上回る程。 外伝『Fate/Zero』では、上記の空間に奈落の穴を開ける効果に気圧差による吸引や、開いた穴が時間と共に亀裂を広げ拡大していくという物だった。 ただ射出してぶつけるだけでも高い破壊力を持った宝具の原典の大量射出に加え、最強の剣を持つが故にその火力は並のサーヴァント五体分以上に匹敵し、 さらに様々な能力を持った武器のオリジナルを無数所有しているため、他の英雄の弱点をほぼ確実に突く事ができるサーヴァントキラー。 アニメ版ではスタッフの遊び心か、呼び出した武具の中に七夜の短刀や獣の槍と思しき物がある。 本編中では執着や慢心や油断で実力では勝っている相手に負けてしまううっかりさんであり、そこから「慢心王」と呼ばれる事も (この彼の性格が唯一の弱点でもある)。 おまけに後のシナリオになるほど退場シーンがかっこ悪くなるという悲惨な境遇のため、余計にその辺りが際立つ。 ???「ええっと、誰だったかな。この前食べたサーヴァントさんなんですけど、まあ、名前なんていいですよね」 とまで言われる落ちぶれっぷりは涙無しには見られない。 こんな事言われてるが、黒化しない上に即座に魔力変換しないと桜を食い破ってまた出てくる可能性があるわ、 分解できなくて「世界すべての悪」が腹痛に悩まされる原因になるあたり流石というべきなのか。 また、大量の宝具を所有していても倉から出すまでにタイムラグがある上、ただ「持っていて使用できる」だけで所有物を使いこなす事は不可能である (例外はゲート・オブ・バビロンを使うための「鍵剣」と「乖離剣エア」。この二つは事実上ギルガメッシュが持つ真の宝具とも言える)。 能力は1ランク落ちるものの大量の武器が予め用意されているために先手を取れ、 おまけに極限まで使いこなした使い手の技量まである程度再現できる固有結界を展開可能な第五次アーチャーや、 手に取った物を宝具化できる第四次バーサーカーとの相性は悪い。 ただし、固有結界も四次バーサーカーも恐ろしく燃費が悪いため、最悪と言うわけでもない。 油断・慢心してなければだが。 本人のステータスも一見高く、スペック表で見ると強そうに見えるが、実は「実戦向けの保有スキルが一つもない」というとんでもない罠が潜んでいる。 アクシデントで召喚された四次キャスター、情報収集能力特化の四次アサシンなど、 戦闘能力に直結するスキルを持っていないサーヴァントは他にも存在するが、 直接切った張ったを行う戦闘力重視のサーヴァント…三騎士(セイバー、ランサー、アーチャー)+バーサーカーの中でここまで酷いのは、 四~五次通してもこの人くらいである。流石慢心王、・・・・すごい漢だ。 上記の理由から、格闘戦に関しては他のサーヴァントに一歩譲り、ランサーにはファンディスクで釣竿も握れない貧弱王子と陰口を叩かれた (その後、釣り竿など握る必要もないとばかりに高級釣り竿を大量に展開しランサーを圧倒していたが)。 まあ、そう言っているランサーの筋力はギルガメッシュと同じ数値なのだが。 なお、あくまで三騎士クラスのサーヴァントレベルの戦いにおいて近接能力に劣るといっても、本人の能力もそこまで貧弱というわけではなく、 基本的にセイバーとの近接戦闘は避けているが、「王の財宝」から連続して武器を取り出し能力を使う事で、セイバーを白兵戦で退けるシーンもある。 また、この「武装がとんでもなく多く、用途も多岐に亘る」といった性質から、通常のサーヴァント2体分の実力を誇るが、 相手の個体能力に合わせて出力に制限がかかるアルクェイド相手に有利に戦えるサーヴァントでもある。 他にも相手の本質や実力を見抜く能力に長けており、『ZERO』ではバーサーカーが自身の情報を隠す宝具(本来は変身する宝具)を持つにも拘らず、 その正体を見抜いていたほど。 本人も自分にとっての財力の比重の大きさは自覚しており、ファンディスクにおいて「我はともかく我の財力を侮るなよ」などの発言をしている。 財力に関しては生涯でお金に恵まれる宿命の度合いを現す「黄金律」はAランク。で、特技がお金持ち。 どこかの金欠魔術師が感覚的に見抜いて羨むのも無理は無い。 余談だが、この二人が組むと相性は最高なのだそうな。親父ェ…。 ギルガメッシュ本人曰く「見所がある。組んだら面白いかもな」と語っており、性格的にも相性がいい模様。 これらの事から彼は時に「使い切れない財宝を象徴する」と定義される事も。 完全武装時は黄金の鎧を身に纏う。 この鎧自体も相当な代物であり、セイバーの剣を限度はあるものの弾き返すという宝具並みの防御力を誇る。 あくまで財の一つではなく武装だという事なのか、財宝を収めている蔵の鍵を開けずとも即座に装備できる。 なお、この鎧は原作のシナリオ担当のワガママで『ドルアーガの塔』のギルからリスペクトしたもの。 所有している数多くの武器も「60階建ての塔を登って集めた(シナリオライター談)」と説明されていたりと、そのリスペクトぶりは半端ではない。 余談だが、『Fate/hollow ataraxia』のミニゲーム『風雲!イリヤ城』ではギルガメッシュを倒すと稀に「投げると強いエクスカリバーのパチモン」を落とす。 + 黄金の甲冑姿 ちなみにこの姿、彼の「サーヴァント」としての姿にして正装であり、 本編ではセイバーを迎えるための気合を入れた勝負メイクとしてしかこの姿を見せる事は無かった。 まぁ当のセイバーからは「だいたいその鎧が気に食わない。装飾華美にも程がある」と嫌われる一因になっているのだが。 余談だが、石化の呪いに対する備えでもあるらしい。 サーヴァントには珍しく、聖杯戦争中もしっかり自前の私服を調達して着ているお洒落さん。 受肉する以前から霊体化せずにわざわざ私服を用意して市井を闊歩していた。 どのくらいお洒落かというと、主人公達を確実に始末できる状況で自分の服の汚れが気になって撤退したくらい。 まぁ受肉した後は服が無ければ全裸or金ぴか鎧の2択となってしまうから仕方が無いのだが。 私服ではなく鎧着てれば勝ったんじゃないかと思われる戦いすら存在する。 というより、UBWルートにおける敗因の一つが鎧を着ていない事である。 超自己中で、冷酷にして非情。神との混血の癖して他人を「雑種」と呼んで蔑み、 なおかつ「この世の物は全て我の物、他者の所有物は下賜してるにすぎん」というジャイアニズムをも超越した理論の持ち主で、 正に「暴君」そのもののような人物。場合によっては見られただけで「我を直視するな」と怒る。 また本人的にはどれだけ非道を働こうと「そうなって当然」と思っている。そのため、性格属性はなんと善なので性質が悪い。 が、その絶対的主観が王であり英雄である彼の矜持でもあり、「世界の全てを背負っている」とうそぶく彼に、 ファンはある種のヒロイズムを感じるとか感じないとか。 というか世界すべての悪の怨嗟の声を「聞きあきた」で一蹴するとかなんなんだアンタ。 もっとも本人の気が乗れば真っ当な態度も取れ、自分に仕える臣下のために動いてやったり、形の上では他人の下についてその命令に従ったりもする。 かつて自分が治めていた世界についても「今の世界と違い、奴隷であろうと殺せないほど無駄なモノがいなかった」という旨の言葉を述べていたり、 「火事如きで死ぬなんて今の人間弱すぎ」とも言っている。 そして、『GrandOrder』で遂にウルク人の実態が描かれ、彼らがどんな逆境であろうと決して諦めず、 何度でも立ち上がって絶望的な災厄と戦う高潔で勇敢な人々であった事が判明。 このため、現在ではギルガメッシュの『stay night』における行動も、 「あの民を治めていたのならば、現代を粛清・整理しようとするのも理解できる」という評価になっている。 意外な事に子供には寛容な(というより、単に当人のメンタリティが子供と大差ない)側面もあり、 ファンディスクである『Fate/hollow ataraxia』では子供達のおもちゃヒーローとして遊ばれたりんだりと彼の意外な一面を見る事ができる。 驚いた事に、子供が相手なら不遜な口を利かれても気にしなかったり、自分の所有物を平然と渡したりする事ができるようだ。 挙句、子供のささやかな要求に最大限の見返りで待遇するなど、いつもの彼からは考えられないほどの度量の広さを見せる。 まぁ子供の要求だから大した事ではないのだが、そもそも天上天下唯我独尊を地で行く彼が、自ら譲歩する姿は奇跡的な現象である事には違いない。 『strange fake』では、自らのマスター(彼的には臣下)となった魔術師の少女に、 「幼童ならば少しはそれらしくせよ。万物の道理の解らぬうちは、ただ王たる我の威光に目を輝かせておれば良い」 という助言めいた命を下している。 言うまでもなく一般の子供が目を輝かせているのは威光ではなく、何でも持ってるギルガメッシュの金持ちっぷりにであるが。 案外、自分に好意的な人間には親切なのかもしれない……多分。 + とは言っても…… 『Fate/stay night』のあるルートでは、言峰綺礼の教会の地下に、ミイラ同然の姿で監禁されている子供達が登場する。 彼らはかつて第四次聖杯戦争を原因とする大火災で家族を失った孤児達の成れの果てであり、生かさず殺さずの状態で魔力を絞られ続けていた。 その魔力はギルガメッシュに供給するためのものである。ギルガメッシュもこの事を知っており、 しかもその魔力は受肉しているギルガメッシュには別に必要なものではないにも拘らず、そのまま放置していた。 詳細は後述で触れられているが第四次聖杯戦争からの十年、ギルガメッシュは子供の姿で過ごしている。 子供のギルガメッシュは大人の自分と違い良識のある少年なのであるが、 それでも教会地下に監禁された子供達から搾り取られる(本来無用な)魔力を受け取り続けていたのである…… つまりギルガメッシュは子供だからといって闇雲に甘いわけではない。 奴隷を奴隷として扱うように、自分への捧げ物として用意された子供ならばその通りに受け取るのである。 捧げ物なのだから「救う」とか「解放する」とかいう考えにはならないのだ。 常人とは違う視点、思考である英雄王らしい在り方と言えよう。 なお、ギャグゲーム『タイガーころしあむアッパー』では、彼が大好きなセイバーが三人も登場しているのだが、 その内の一人「セイバーライオン」と初遭遇した際に、 「う…ういやつめ、我がお菓子を買ってやろう、ほーれこいこーい…」などと危険な事を口走った挙句セイバーライオンにボコられ、 「やはり我には本物のセイバーしかいないのだな…」などと言っていた。 もっともそれを観察(ナレーターとしてセイバーライオンをストーキング)してた言峰からは、 「正しくは本物のセイバーもいない」や「AUO(エーユーオー→英雄王)」などと馬鹿にされていた。 本人のルートでは口で丸め込まれて庶民の生活を知るために街を練り歩くストーリー。 士郎&五次アサシンから焼き芋を巻き上げたりと序盤~中盤はギャグだが、終盤は本気モードになりアーチャー&士郎の天敵タッグと戦い勝利。 その後「人の世を乱してよいのは人だけ」と虎聖杯を破壊する。 EDでは浴衣姿で縁側でセイバーとスイカを食うという色んな意味で珍しいオチ。ただしスイカはお気に召さなかったようである。 他にもカレンルートではランサーと共闘したり、カレンの傍若無人ぶりに思わずツッコミを入れている (玄関から入ろうと提案してたり、我でもそこまでやらんと言ったり)。 また、ファンディスクでは前述した「王の財宝」の一つ、若返りの秘薬を飲んだ事で幼年体となった彼、通称「子ギル」も登場する。 幼年体は大人の彼とはまるで別人のような良識と賢さと礼儀正しさを兼ね備えた良い子で、こちらの方は子供達からも普通に一目置かれており、 ランサーからも「成長過程に謎がありすぎんだよ。猿から人以上の空白だね」と呆れられた。 前聖杯戦争からの10年間、特に問題を起こさすに過ごせたのはこの姿になっていたからだとか。 後の作品での当人の言では、幼少期と今の自分は文字通り別の存在になっているため、人格が連続していないのは当然との事で、 「幼少の自分が今の自分を知ったら成長を止める位するかも知れない」と言う程度には、変化を自覚しているらしい。 子ギルは子ギルで「あんな風になっちゃうのは嫌だ」だの「あいつ殺しましょう、今すぐ」だの酷い事を言っているのでお互い様ではある。 だが、さらっと暴言を吐いたり、「大切じゃなくなったら人でも捨てる」と発言したりと、本質的にはあの英雄王の幼年体なのだという事がよく分かる。 なお、この形態では魔力が足りないため「王の財宝」の射出量はずっと少なくなるらしい。 ただしギルガメッシュ最大の弱点である「油断」と「慢心」も消えるため、もしかしたら大きい方より強いかもしれない…とはシナリオ担当の談。 余談だが、ファンディスク『Fate/hollow ataraxia』では、セイバー相手でも見せた事の無い彼の本気の姿を見る事ができる。 シナリオ担当曰く「一生に一度の本気モード」、「あえて言うなら、あれはギルガメッシュ・ネイキッド」と呼ばれる姿で、 王としての驕りを脱ぎ捨て“人類最古の大英霊”としての実力を見せる。 ちなみにネイキッド(裸)という名前だが、流石に下半身は履いてるので女子供にも安心仕様。 漫画版では子ギルが全裸を披露するがこちらも謎の光や湯気で隠れているため健全(?)である。 そのキャラ付けから割と人気は高めで、『Fate/stay night(本編)』『Fate/hollow ataraxia(ファンディスク)』『Fate/Zero(虚淵玄氏によるスピンオフ)』 『Fate/strange fake(成田良悟氏によるスピンオフ)』…と多くの聖杯戦争に出場している (ちなみに時系列上は『ZERO』~本編が十年、本編~『fake』が十数年経過している)。 このように多くの本編・スピンオフに登場していたが、参加が期待されていた『プリズマ☆イリヤ』には登場しなかった……と思いきや、 二期『ツヴァイ』に満を持して登場。 『ツヴァイ』のラスボスポジションであり、その圧倒的存在感を見せ付けた。 + そして…… まさかの子ギル化。 ついでに、登場直後イリヤに事故で「あるモノ」を握られるという色々と衝撃的な形で初登場を飾っている。 ちなみにこのプリヤ版ギルガメッシュ、 「黒化・暴走状態⇒半端に受肉して暴走状態の体から子ギルが分離⇒再び融合、肥大化した体を子ギルの精神でコントロール」 という形で登場したため、本来の火力を保ちつつも、最大の弱点である油断と慢心がないという中々凶悪なボスキャラと化している。 宝具の射出にはまるで容赦が無く、必要とあらば即座にエアも抜く。 最後はシリーズ最強火力同士の撃ち合いという派手な勝負の末、ようやく決着が付いた。 ちなみに、子ギルの形で登場した理由の一つは「元のままだといい大人が子供をいじめてるように見えるから」との事らしい。 なお3期である『ドライ』でも続投し、『ツヴァイ』最後の戦いにて友人のために命を懸けるイリヤの事が気に入ったのか、彼女と行動を共にする。 RPG『Fate/EXTRA』には登場せず、残念ながらシリーズ皆勤はならなかったが、続編『Fate/EXTRA CCC』には参戦。 + 『Fate/EXTRA CCC』 しかもまさかの「主人公のサーヴァント」枠で。 出会い頭に「令呪全て使ったら契約してやる(意訳)」と言うだけあり、あくまで主人公の戦いであって自分の戦いだとは認めていない。 当然ながら主人公への態度もツンツン。あくまで「生き延びようとあがく主人公を見物して楽しむ、力を貸すのは気まぐれ」 というスタンスで主人公に同行する。 ちなみに前作からの続投組と今作で一時的に組む英霊含め、主人公が契約するサーヴァントの中で唯一の真っ当な英雄である。 しかし地上の様子を見ず、また受肉もしなかった事もあって本編よりはやや軟化(本人曰く欲が薄い状態)しており、 中盤以降はBBという共通の敵ができた事もあり、主人公をある程度認め自分の戦いでもあると述べ本腰を入れるようになる。 つまり、英雄王のデレが拝めるのである。 依然として主人公の呼び名は「雑種」ではあるが、 戦闘終了後に「怪我はないな?」「よくやった、褒美にアメをやろう!」などと、労いの言葉をかけてくれるようになる。 …英雄王をもデレさせる主人公は流石と言わざるをえない。 『CCC』唯一の新規参戦の味方サーヴァントという事もあってか、ストーリーでの扱いも優遇されている。 激辛麻婆豆腐に反応したり、水着の名称が「わくわくすいまー」だったりと原作ファンならばニヤリとできるネタも。 ステータスが最低値になった原因は呪いの装備による他の3人と違い、月の裏側の虚数空間で数千年に亘って寝てたら鈍ったとの事。 何故、そんな場所で寝てたというと強すぎてムーンセルに封印されていたため。 余りに秀でた能力を誇る彼は、表側のトーナメントに参戦するとその瞬間にそのマスターの優勝が確定してしまうとムーンセルが判断。 ムーンセルの求めるのは最強のサーヴァントではなく最後まで残ったマスターなので、 結果を確定させてしまう彼を聖杯戦争への参戦させるのは不向とし、結果裏側に封印されてしまったという。 もっとも、本人も陰謀・策略を聖杯戦争の醍醐味と見ているので、その要素が薄いトーナメントでは興味が湧かなかったらしく、 調度いいと判断して睡眠に耽っていたという。 キャラクター選択時の難易度は「Cheat」とされているが、流石にその通りの能力だとゲームにならないため、 「強いがスキルの燃費が悪い」という一長一短の性能になっている。 具体的には、最初期に覚える「風を放つ」が40消費、「天の鎖」が80、そして宝具抜きの最強技の「乖離剣エア」が150。 参考までにセイバーの最強技「星馳せる終幕の薔薇」が100、アーチャーの「永久に遥か黄金の剣」が120。英雄王、燃費悪すぎです。 一応補助技でMPは回復できるものの、スキルを連発しているとおっつかない事が多い。 しかし本人のステータスの高さもあり、他のサーヴァントの同消費技と比べて威力が高い。 宝具は無論「天地乖離す開闢の星」。その効果は他キャラの宝具とは一線を画す。 具体的に言えば99999の固定ダメージ+即死効果+特殊効果無効。使えば相手は死ぬ。 発動に成功すれば相手が無敵状態だろうがHPを全回復させようがリレイズかけてようが死ぬ。ラスボスだろうが隠しボスだろうが死ぬ。 発動エフェクトも戦場を宇宙の様な空間に塗り替えた上で、 エアに連動して回転する3連銀河から隕石の如き衝撃の塊を叩き落とすと言うとんでもない物になっている。 HPを3割まで削らないと使ってくれないが、逆に言えばそこまで削った時点で勝利が確定する正真正銘のチートである。 地上で使用すると自滅するために使えない「権能」たる力をフルに発揮しているようで、 これまで登場した「天地乖離す開闢の星」を遥かに上回る破壊力を誇るという。 曰く『stay night』で登場したのが「地の理」なら、『CCC』で登場するのは「天の理」。 と言っても宝具使用条件上、総合的な火力はキャス狐やアーチャーには劣る。 もっとも生娘や赤ランサーや主人公の前で堂々と素っ裸になったり、黒幕が出てくると予期していたのに慢心して拘束されたりと、 どこへ行っても我様は我様であった。 とはいえ、本人の口から生前が語られるなど金ピカファンにはたまらないサービスもしてくれる。 基本的に叙事詩通りの顛末だが、不老不死の霊薬は一度国に戻って一段落した後にまた取りに行ったので倉の中に収蔵されているとの事。 余談だが、過去作でも今作でも「国を滅ぼした」と言われているが、MATRIXでは「旅から帰った後は穏やかに国を治めた」と書いてある。 これを踏まえ、『Fate/Grand Order』では不死を求めた旅で国をほったらかしにした結果、 帰ってみるとギルガメッシュに文句を言うために残った巫女長のシドゥリ以外全ての民がギルガメッシュと国を見捨てて去って=滅びており、 流石にこれはまずいと考えて頑張って国を復興、それからは良政を行ったという形になっている。 また、同作に登場した同じ半神の英雄であるカルナとはあらゆる点で対極の存在と言える。一言で表すなら「北風と太陽」。 ちなみに「終末剣エンキ」と思しき剣を振るっているが、 残念ながら通常攻撃とスキル「風を払う」に使われるだけで、後述の『Prototype』を思わせるスキルは無い。 原典ではフンババを退治する際に太刀と斧を武器として持っていったので、そちらの再現なのだろう。 また宝具発動封印解除時にPrototype版GOBである「王律鍵バヴ=イル」の名を出す。 鍵剣の真名ではないかと言う意見もあるが、推測の域を出ていない。公式での補足が待たれる所である。 なお、この作品において宝物庫内に光を超える速さで飛ぶ船と予備の令呪が入っている事が確認された。 ムーンセルが封印したくなるのも無理はない。 余談だが、デフォルト衣装の黄金の甲冑が移動時にガチャガチャ音がしてかなり五月蝿い。 しかし新衣装が手に入る頃には音がしないと物足りなくなっている 「では行くぞ───英雄王( A・U・O )・キャストオフ!」 + 『FGO』 スマートフォンアプリ『Fate/Grand Order』でも当然の如く参戦。 期間限定排出の☆5(最高レアリティ)と入手難易度は高く、召喚に成功すると 「この我を喚ぶとは運を使い果たしたな、雑種!」とメタくさい一言を放ってくれる。 本作では人類史そのものの危機という緊急事態な事もあってか、性格はいつも通りながら協力的。 ゲーム内イベントはおろかリアルでもネタに事欠かない点も平常運転。 クリスマスイベントではサンタになったセイバーオルタ相手にプレゼントをわくわく待っているもスルーされたり、 ネロ祭イベントでは太陽王オジマンディアスと傲岸不遜の暴君同士として気が合ったのか「太陽の」「黄金の」と呼び合っていたり (ただしオジマンディアス、ギルガメッシュ双方は「自分が一番、相手は二番」と内心で思っているため、それをお互い知ってしまうと友情瓦解する様子)、 Zeroイベントでは「冬木市に起きる大参事を阻止するため」とはいえ主人公達に問答無用で何もできないまま倒されて序盤退場などと、 色々とネタキャラ扱いが加速していた。 「無理と言うか? 我は限界だと? もはやウルクは戦えぬと! 貴様はそう言うのか、(主人公名)!」 長らくメインストーリーには絡まなかったが、第七章「BC.2655 『絶対魔獣戦線バビロニア』」で満を持して登場。同時にキャスター版が実装された。 第2章のネロ同様生前の当人であり、冥界への旅を終えてウルクを再建した後の「賢王」として主人公一行を迎える事になる。 こちらはアーチャーギルガメッシュより年月を得ているためか、旅を終えて色々悟ったからか慢心はせず、 ウルクの統治も極めて精力的にこなしており文句なしに国王として名君と言って差し支えない。 そして、その第7章ではラスボスのイメージしかない古参型月ユーザーからも株が爆上がりする大活躍を彼は繰り広げる事となる。 その活躍について詳細に記すとネタバレになってしまうので気になった方は『FGO』を実際にプレイして確かみてみろ! 作中での扱いから弓の「慢心王」と「裸王」に対抗して術の方も「過労王」という不名誉なあだ名が付いてしまい、漫画版を手掛けるリヨ氏のイラストでもアーチャーはお馴染みのポーズなのにキャスターの方は膝を着いて過労死寸前の姿で描かれているなど、ネタキャラ扱いは脱却できなかった模様。 また、ギルガメッシュが援軍として呼び出したサーヴァントは、レオニダス一世を除けば茨木童子や巴御前など、何故か日本人で占められていた。 キャスター版での宝具は「王の号砲(メラム・ディンギル)」。ウルク城塞からの遠距離爆撃。 ギルガメッシュのみならず、神代を生きたウルクの民の総力までもが結集された驚異の砲撃。 ギルガメッシュは断腸の思いで自らのコレクションを弩に装填し、これを兵達に任せている。 『カーニバルファンタズム』に映像特典として収録されたFateの原案の映像化『Fate/Prototype』でもアーチャーのサーヴァントとして登場する。 CVは後に『FGO』でダビデを演じる中村悠一氏。 旧セイバーをライバル視したり、主人公(女の子)に一目惚れして求婚する。 赤いアーチャーの成分もあり、二刀流で戦ったり意外と紳士的な側面を持っていたりする。 宝具は「王律鍵バヴ=イル(本編におけるゲートオブバビロンと同じ)」と「終末剣エンキ」。 エンキは無二の友であるエンキドゥの事ではなく、エアのメソポタミア神話における名前である。 ただし、この段階では本編のギルガメッシュほどチート的な存在ではなかったらしい。 ラスボスだった本編と違い、ライバルキャラであり味方にもなるキャラだったためだろう。 コーエーテクモ制作のアクションRPG『Fate/Samurai Remnant』では逸れのサーヴァントとして彼を彷彿とさせる逸れのルーラーが登場している。 そして浅草に突如として開店した縮緬問屋「巴比倫弐屋」の若旦那でもある。 要するに『CCC』の言峰のポジションである ……と、言う訳で、続編を含めれば『Fate/Apocrypha』以外の全ての作品に登場している事になる。 セイバーが『Fate』の表の顔ならば、ギルガメッシュは裏の顔と言えるだろう。 登場英霊の絵画・彫刻をモデルにしたアニメ『Fate/zero』一期EDにおける彼の絵の元ネタは「獅子の子を抱くギルガメッシュ」という彫像。 EDの絵ではモデルになった彫像の場面から時間が経った姿なのか、ライオンが成体になっている。 + ステータス 第五次聖杯戦争時(マスター:言峰綺礼) Grand Orderでも同値。 筋力 B 魔力 B 耐久 C 幸運 A 敏捷 C 宝具 EX 第四次聖杯戦争時(マスター:遠坂時臣) 筋力 B 魔力 A 耐久 B 幸運 A 敏捷 B 宝具 EX Extra CCC(マトリクスで表示されているもの) 筋力 B 魔力 A 耐久 C 幸運 A 敏捷 C 第四次の方がステータスが高いのはマスターとして言峰より時臣の方が優れているからだろう。 ExtraCCCでは初期値がオールEになっているため、このステータスは体が鈍りきる前のものと言った所だろう。 Lvを上げれば全能力A+にする事も可能。 + スキル 対魔力:E 魔力に対する守り。無効化はできずダメージを多少削減する。クラス固有スキル。 単独行動:A+(第四次ではA) マスター不在でも行動できる能力。ランクA以上ならマスターの補助なしに戦闘可能。クラス固有スキル。 五次においてA+になっているのは受肉したため。 黄金律:A 人生において金がどれほどついて回るかの宿命。 カリスマ:A+ 大軍団を指揮・統率する才能。ここまで来るともはや人望ではなく魔力・呪いの類である。 神性:B(A+) 最大の神霊適性を持つが、ギルガメッシュ自身が神を嫌っているためランクダウンしている。 コレクター:EX より品質の良いアイテムを取得する才能。 彼が貯蔵したものは財宝そのものというより”人類の知恵の原典”そのものであり、 英雄王の蔵にないものは「新人類が生み出す新しい概念によるもの」か「他天体の知的生命体による文明技術によるもの」のどちらかとなる。 + 無二の友 「あの広場での決闘の続きも……それはそれで楽しそうだね」 野人の英雄エルキドゥ。神々がギルガメッシュの横暴を打ち据えるため作り出した泥人形。 未来に起きるアメリカ大陸での偽の聖杯戦争を描いた小説『Fate/strange fake』に於いてはランサーとして召喚される。 聖娼シャムハトの見た目を真似たので女性のような容姿だが、声は低い男性である (ちなみに知恵を付けた方法は伝承通りシャムハトとアハーンな事をしたわけではなく、普通に語らいをした結果。原作エロゲの癖に)。 土から作られた存在故に公式で性別自体が存在しないとされている。 しかし、作中で「彼」と表記される他、『Zero』では「男」と明記されているために作品では主に男性として扱われている。 …が、『Fate/Grand Order』では、性別がー、つまり不明となっており、声も女性に近いものとなっている(CV 小林ゆう)。結局どっちなんだ。 まぁ、これに関しては同じ境遇のサーヴァントが後二人ほどいるのだが… ギルガメッシュとは「何回殺しあっても引き裂かれない友情」を結んでいるというだけあって、 お互いに馴れ初めである広場での決闘の続き=殺し合いをする事にノリノリである。 彼の名前が付けられている「天の鎖」は、叙事詩に於いて天の牡牛を捕縛するために彼が使っていたため、彼の宝具であると思われる。 ちなみに本作の聖杯戦争ではランサーとして現界しているが、理性を得る前は獣同然の生活をしていたのでバーサーカーのクラス適正も持つ。 バーサーカーとして召喚された場合は、元々弱体化してもギルガメッシュと互角の存在なのに、 更に失った本来の力を取り戻すようで凄まじい力を誇るらしい。 曰く神の領域、もしくはソレに限りなく近い存在との事。 ギルガメッシュも「奴がバーサーカーのクラスで現界していたのなら、或いは……」と意味深な発言をしている。 『Fate/ExtraCCC』にて語られたギルガメッシュの生前の話によると、体を粘土のように剣、槍、弓、盾と様々な武具に変化させる事ができるようだ。 二人に決闘は数日間に亘る長いもので、当時まだ未完成だったといえ、「王の財宝」の中身を空にする程に彼を追い詰めたが、 自身も肉体の9割を失い、共に力尽きて引き分けに終わった。 自分の存在が孤高の存在たる彼の誇りに傷を付けてしまったではないかと後悔しており、自分の事を忘れて欲しいと思っている。 『FGO』にも第七章で登場。クラスはランサー。 最初は特異点の現状を説明したり主人公達を魔獣の群から逃がすなど友好的だったが…。 余談だが、『電車男』のパロディであるエイプリルフール企画の「戦車男」では、「隣家に住むギルガメッシュの幼馴染の女の子」である。 …なんで本物差し置いてエルキドゥに似てたから惚れたセイバーのストーカーしてんだ、戦車男版ギル。 + 『unlimitedcodes』の英雄王 我侭な英雄王らしく、一筋縄ではいかないテクニカルキャラクター。 同じ弓兵のクラスだからか、彼と同じモードチェンジタイプのキャラクターとなっている。 どちらのモードも高性能は高性能なのだが、どちらのモードも癖が強く素直ではない。 デフォルトの「エアモード」では、文字通り乖離剣エアを携えている。 セイバーとだいたい同じくらいのリーチを誇るものの、全体的に技の性能は一歩劣る。 必殺技も、突進技や中段の兜割り「乖離剣・乱(エヌルタ)」など標準的なものを備えているが他の万能タイプのキャラに比べると見劣りし、 「623系の技は通常技からキャンセルできない」など、使い勝手もいまいち。 だが623強の「乖離剣・天(アンシャル)」は昇龍として普及点以上の性能を持つ上地上ヒット時はコンボが楽に繋がるという破格の性能を持っている。 総じて守りに強いモードと言えるだろう。 また、623系の技も研究が進みJCC(ジャンプキャンセルキャンセル)が発見されると繋がるようになった。 換装して「バビロンモード」になると、エアをしまい素手になる。 かと言って素手ゴロで戦うわけではなく、宝物庫から次々と武器を召喚して繰り出す戦闘スタイルに移行する。 この状態ではリーチが非常に長くなり、ランサーにも匹敵するリーチを獲得する。 しかしリーチの代償か攻撃の発生は遅くなってしまい、切り返しの手段が乏しい(というか、ほぼない)ため近寄られてしまうと危険。 必殺技は、宝物庫の宝具をまとめて撃ち出す高性能な飛び道具「冥府の門(エイルラガル)」と、設置技の「天の鎖」。 「冥府の門」は地上空中を問わず使用でき、威力と弾速に優れる。 発生も少し遅い程度で至れり尽くせりの性能。飛び道具を得意とするはずのキャスター以上の性能を誇る。 反面英雄王の肩辺りから射出するため、しゃがんでいるキャラに多くの場合当たらないという欠点も持つ。 鎖は自身の周囲に待機させる事のできる設置技で、ボタンを離すと射出でき、ABCどのボタンで出したかで射出後の軌道が変わる。 また、両モード共通で鎖を使って攻撃可能。 AとBは鎖を薙いで攻撃する単発技で、Cは鎖を直線的に飛ばす。 C鎖はヒット後相手を引き寄せる事ができ、コンボこそ繋がらないが有利な状態で攻め継続可能。 超必殺技はエアモードではお馴染みの「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」、バビロンモードでは「王の財宝(ゲートオブバビロン)」。 前者は原作通り赤い竜巻を広範囲に撒き散らし、後者は宝具の雨を相手に向けて放つ。 後者は状況限定だが、ヒット後もコンボをつないでさらにダメージを伸ばせるという破格の性能を誇る。 得意戦術は所謂「砲台」。 その優秀な飛び道具で相手を近付けずに、迎撃でダメージを稼いでいくのがメイン。 両モード共通の鎖や待機鎖、冥府の門をフル活用して砲台に徹すると、殆どの相手は接近を許されない。 ただし、機動力のある相手や、反則的リーチを持つ相手にはさすがにシューティングは厳しい。 だが砲台ではあるがラッシュ力がないというわけではなく、近距離でもある程度はエアの各種必殺技を活かせば一方的にやられる事はまず無い。 そして、その強さを支えるのは、設置技の「天の鎖」。 この鎖はギルガメッシュの周囲から射出されるのだが、先述の通りボタンホールドで待機させる事ができ、そのまま換装も可能。 しかも射出はほぼノーモーションで行われるため、隙も少ない。 流石にやられ中の射出は不可能だが、コンボパーツ、相手への牽制と、 この技を使えるか使えないかでギルガメッシュの強さが変わると言っても過言ではない。 どの距離でも必然的に多用していく事になる、彼の台詞通りの、ゲームを通して世話になる「友」と言えるだろう。 また、英雄王といえば他を寄せ付けぬ火力が有名。 換装を利用する事で長い間コンボを維持する事ができ、ゲージさえあれば、相手の体力をゴリゴリ削る事ができる。 また、他のキャラと一線を画する半永久を超えた真の永久を持ち、一度捉えられたが最後、壁際まで持ち込まれて体力を持っていかれる。 一応この永久は相手のゲージを削ったりはしないため、タイミングさえ合えば開放で脱出可能なのだが、 この永久の本当に恐ろしい所は相手に開放をさせる事で、ゲージを強制的に消費させてゲージ状況で優位に立つ所であり、 それに加えて状況によってはフィニッシュ技でゲージを削ったり、下記の補正切りから繰り出す超必で開放すら許さずに止めをさしたりとやりたい放題。 自重しろ英雄王。 また、どちらのモードでも「『uc』の補正切り」*1ができるため、火力は更に伸びる。 火力面では、このゲームの中でも最高クラスと言えるだろう。 反面、欠点も多い。 まず大きな欠点として、機動力が圧倒的に低い。セイバーやライダーと比べたら、まるで重量級である。んな重い鎧つけてるから… またアーチャーと違いゲージを消費して換装するため、どうしても魔力ゲージへの依存度が高い。 そして、このゲームにはある程度共通する事だが、コンボの難度もそれなり以上に高い。 こんなキャラなので、当然プレイヤーにはコンボ精度やゲージ管理、鎖の使用タイミングや換装のタイミング、 そして砲台に徹するか攻めこむかの判断、鎖をホールドしたまま立ち回る指先のテクニックなど、常に集中力を要求する。 本人は慢心スキルを持つ癖に、プレイヤーには一秒の慢心も許さない。正に英雄王。 利便性の高すぎる鎖やコンボ火力から、上級者向けのテクニカルキャラクターながらダイヤグラムの上位、「2強」の一角を占めている。 当然ながら、もう一人はランサーである。 余談だが、デッドリーレイブ形式の聖杯必殺技の発動時、相手のサーヴァントの神霊適性によって締めの攻撃が変わるというニクイ演出がある。 「フフフ…フハハハハ、ハーッハッハッハッハッハ!!」 MUGENにおける英雄王 + 死門氏製作 Fate/sword dance版 死門氏製作 Fate/sword dance版 『Fate/sword dance』を元にしたもの。 AIが搭載されており、そこそこの強さを誇るのだが、元が元だけに原作でのイメージとは違い凄まじく地味な印象になってしまっている。 普段は私服姿だが、一部の超必殺技のカットインでは黄金の鎧を身に纏って登場する。 現在は公開停止中だが、旅人氏によって改変を加えられ、お家氏のAIを搭載したものが公開されている。 声は関智一氏ではないが、『unlimited codes』の音声を使用したものや、『たいがーころしあむ』仕様のボイスパッチが公開されている。 + 旅人氏製作 デフォルメ版 旅人氏製作 デフォルメ版 『風雲イリヤ城』に登場するデフォルメ版ギルガメッシュ。 氏曰く、ドロウィン氏のアーチャーを改変したとの事。 AIは搭載されていない。 + sunny_light氏製作 英雄王ギルガメッシュ sunny_light氏製作 英雄王ギルガメッシュ 旅人氏のデフォルメ版と通常版を改変したもの。 必殺技の類は無く、ワンボタンで宝具を次々射出して攻撃する弾幕タイプのキャラである。 相手の攻撃に反応してどこかで見た盾が展開されるが、あまり違和感は無い。 ちなみにこの盾に攻撃を当てると、逆にダメージを受けてしまう。 また、ライフが100以下の時にstartを押すか1ラウンド取られると「英雄王状態」となり、 グラフィックが鎧装着状態に変化して「エヌマ・エリシュ」を繰り出せるようになる。 デフォルトでAIも搭載されており、通常状態でさえゼットンと互角の強さを持つ。 ただし動作が恐ろしく重く、特に英雄王状態は低スペックPCではまともに動かなくなるために注意が必要である。 この重さの原因はパレット共有の関係もあり、SAEなどでエフェクトなどのパレット共有を適用する事でかなり改善される。 + 天田志朗氏製作 ギル様 天田志朗氏製作 ギル様 ロック・ハワードを改変したもの。 『Fate/sword dance』と同じく私服だが、同ゲームでの地味さが払拭され、原作通りに数多の宝具を乱射したり扱ったりする。 そして特定カラーでは「取り出し」という『Fate』シリーズと全く関係の無い宝具を取り出して使用する技がある。 格ゲーのキャラとしては非常に特徴的な性能をしており、走れない、しゃがめない、ジャンプすらできない。 前進後退も、一秒程押しっ放しにしていないと動かない上に、その移動速度が物凄く遅い。さらに後退するとゲージが減る。 トドメに三ゲージ必殺技のエヌマ・エリシュは、特定の相手以外には撃てない (特定のキャラ以外には見せびらかして終わり。無論多大な隙を晒す)など、まさしく慢心王たる性能である。 通常時はハイパーアーマー状態で投げ無効かつ、ダメージを受けるとライフの代わりにアーマーゲージ(外見はスタンドゲージのものを流用)が減少していく。 ゼロになるとアーマーが解除されて投げ有効でライフが減るようになるが、ゲージが全回復するとアーマーが復活する、という仕様になっている。 「取り出し」はネタ満載で、「ときのがくぼうを被って時を止める」、「ロックバスターを装備する」、 「自らの頭を銃で撃つと、シャイニングガンダムが現れる」など数多のネタが搭載されており、 極め付きには、とあるシューティングゲームの自機風の性能になり、画面内を所狭しと暴れまわったりなど、もはや誰にも止められない。 勝利演出も敗北演出も色々とおかしい(まともな場合もある)。 ブリスにも対応しており子供の姿になるが、当然アーマーが剥がれた状態でないと通じない。 なお、下記の動画では動画用にDEF1になっているが、実際に公開されているものはDEF50なので、動画ほどは脆くない。 + 旅人氏製作 D0版ギルガメッシュ 旅人氏製作 D0版ギルガメッシュ 現在のバージョンは2.6。 デフォルメキャラではないリアル頭身のギルガメッシュ。きちんとした黄金の鎧装備で戦いに臨んでいる。 「本気ゲージ」と言うシステムを搭載し、相手とこちらのライフに差が生まれると増減し、 ライフが相手の方が高いとゆっくり増加。逆にこちらの方が高いと凄いスピードで下がって行く。 なお、割合ではなく数値で判断されているため、元々のライフが高い相手だとゲージが上昇し続ける。 ゲージが満タンになると本気状態になり、全ゲージ消費のバーストかゲージ時間分のパワーアップが行える。 バビロンの宝物庫からアニメ版の『stay night』で使用した宝具である、「氷結させるナイフ(銘不明。技名募集との事)」で地上戦では相手の足を止め、 「大鎌(こちらも銘不明。技名募集との事)」で中距離でのコンボ技、「螺旋剣(カラドボルグの原典。やっぱり技名(ry )」で突進技、 目に見えない設置技の「天の鎖」でAI殺ししながら相手の遠距離攻撃を牽制しつつ、地上空中の両方で「ゲートオブバビロン」を二方向からの射出し、 止めには「エヌマ・エリシュ」を使うと言う、如何にして相手との距離を離しながら攻撃を叩き込むかが鍵となる、 原作の「アーチャー」と言うだに名高い遠距離戦特化の戦い方をする。一応リフレクトガードやゲージ消費のガードキャンセルも存在するが、 基本的に近寄せての戦いは不向きなようである(原作仕様と言えばそれまでだが、天の鎖による相手の引き寄せが役立つ日が来るのか)。 本気ゲージのおかげかライフが減ってからの劣勢からが本番とも言え、圧倒的な差を覆しかねない爆発力もあるので、逆転劇も生み出す事がある。 なお、何故か挑発が伝説仕様となっているが、まあこの王様なら納得と言う所か。 カラー差は12Pのみ存在し、常に本気状態かつ本気バースト常時使用可能となり、更にゲージが高速で上昇するようになる。 2014年4月15日に大幅な更新が行われた。 全てのスプライトが清書された他、一部の技の性能が変更され、「嵐を払う」などの『CCC』で見せた技の数々が新たに追加された。 ただし、本気モード限定3ゲージ技の「天地波涛す終局の刻」は未完成のため使用不可。 なお、本気状態発動時にカットインが付き、本気中には背景が変化するようになったが、12P選択時にはこの2つは付かなくなる。 同月末の更新では溜め可能(最大タメで浮かせ化)の中段特殊技が追加され、 新たにアーチャー風カラーやセイバー(青・赤二種類)風カラーなど複数のカラーパレットが追加された。 また、これに伴い12Pが黒カラーに変化した(性能は今までと同様)。 2014年7月25日の更なる更新にてver.2.0になった。 一撃技「天地乖離す開闢の星」が搭載され、stay night ModeとCCC Modeの二つのモードが選択できるようになった。 stay night Modeは中・遠距離戦を得意とするモードで従来の性能に近い。 CCC Modeは近・中距離戦を得意とするモードで、ストライカーに『CCC』の女主人公(通称ザビ子)が追加される。 製作者によるコンボムービー 鳶影氏、Air氏、ちぃたま氏による外部AIが存在するが、諸事情によりいずれも現行バージョンには非対応。 鳶影氏のAIは遠距離戦をメインにした立ち回りを見せてくれるが、Ver.1.0以降には対応していないので注意。 Air氏のAIは現在入手不可。 こちらはver2.6およびstay night ModeとCCC Modeの二つのモードに対応していたものの、12Pには非対応。 hamer氏によって代理公開されているが、ver.2.4用であり、現行バージョンでは作動しない模様。 ちぃたま氏のAIは小物ロダにて公開されており、対応バージョンは2.5。 CCCモード限定であり、初期状態では7Pに固定されている(設定をいじる事で変更可能)。 ちぃたま氏曰く、プレート氏のセイバーオルタに勝てる可能性がある程度の強さで現状はα版との事。 + 神威氏製作 原初の王 神威氏製作 原初の王 旅人氏ギルガメッシュの改変。 CCC Modeをベースにしているが、ザビ子は付かず単独で戦う。また、技内容も異なっている模様。 ボスキャラらしく凶悪な性能になっており、カラーによって性能差がある。 また、oresama4.cnsにある調整用スイッチにより性能を細かく変更可能。 AIはデフォルトで搭載されており、想定ランクは狂下位~準神。 参考動画 + Mugen n5氏製作 JUS風ドット Mugen n5氏製作 JUS風ドット 『JUS』風ドットのちびキャラ。MUGEN1.0以降専用。 動きが素早く、飛び道具が豊富にあるのが特徴。 超必殺技では『FGO』を意識した宝具演出が使われている。 AIもデフォルトで搭載済み。 DLは下記の動画から + InSeph氏製作 JUS風ドット InSeph氏製作 JUS風ドット こちらもスプライトはJUS風のちびキャラだが、 攻撃技は『unlimited codes』や『EXTRA CCC』要素をミックスしたものになっている。 AIもデフォルトで搭載されている。 紹介動画(公開先へのリンク有り) + DYT59氏製作 JUS風ドット(UBW) DYT59氏製作 JUS風ドット(UBW) Mugen n5氏のキャラをベースに作られているが、服装がUBWルートのそれになっている他、 ディーン版劇場作品とufo table版TV作品の要素をミックスさせたような攻撃を使用する。 AIもデフォルトで搭載されている。 DLは下記の動画から また、Lates氏製作の八雲紫の改変キャラ「イシュタル」はこのギルガメッシュをモチーフとしており、ボイスパッチも存在する。 こちらの名前の由来は『ギルガメッシュ叙事詩』を含むメソポタミア神話に登場する女神で、後の『FGO』にはイシュタル自身が登場している。 出場大会 + 一覧 シングル ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 超・新生弾幕グランプリ オールスターゲージ増々トーナメント 101人の男たちの戦い MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント マニー主催!! お年玉争奪杯 ランセレクレイジーバトル2 1Pのチカラトーナメント 銀侍前後 凶上位ランセレバトル タッグ Anime&Comic VS. タッグトーナメント ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 良タッグ発掘男女タッグバトル大会2nd 再び男女タッグトーナメント-ニトロワ杯- 第二回コミュ杯男女タッグチームリーグ戦 東方1/2 男女(?)タッグトーナメント ゲージ増々タッグトーナメント ドリームクラブ前で良タッグなんぞ生まれねぇトーナメント 男女タッグによるミニミニリーグ大会 友情の属性タッグトーナメント2 2012年公開キャラ&AIでタッグチーム大会 ペットを大切にしない奴は死ねトーナメント愛情デカ盛りLOVEMAX! 30Fまで駆け上がれ ゲージMAXサバイバル大会(リスペクト) 第一回剣劇名タッグ決定戦 超お神杯凶上位前後タッグバトル 傭兵&隠者たぶん前後ランセレタッグバトル 新生地獄の果てまで仲良し! 大お神杯凶上位付近タッグバトル 地獄連携タッグリーグ20割を目指して… 友情の属性タッグサバイバル TAG TEAM WARS JUS風キャラタッグトーナメント チーム 高性能チームトーナメント【最終鬼畜全部大将】 作品別マイナーキャラ大会 弾幕グランプリX 男女対抗チームトーナメント ACG主題作品別MUGEN大會 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 微妙?半凶不狂 4V4 小組對戰大會 凶上位~狂中位ぐらいまでの35+α作品別チーム大会 真のIKEMENは誰だ!真夏のオンライン大戦 起承転結サバイバル【おとぎ杯】 部活動対抗 熱血青春サバイバル アタックVSディフェンス チームバトル その他 第二回コミュニティ杯男女タッグチームリーグ戦【タッグ戦】 初心に帰ってふつうの作品別チームリーグ 紙~論外クラス総勢1800人でランセレ大会 生存確率1%!?闘争中!サバイバル ランセレパーティバトル デビルサマナー決定戦 運命のサーヴァントクラスバトル ランセレバトルロワイアル【凶VS狂】 エルクゥ未満ランセレバトル ポイント大強奪サバイバル! 強ランクタッグ タイムアタック大会 ろくろ回しトーナメント 春閣下12P前後 狂下位ランセレ!台パンの向こう側へ! 新キャラ大集合!狂下位クレイジーサーキットバトル 作品別ゲジマシチームトーナメント 思い出を打ち破れ!強ランク前後連合対決 集大成2!1R先取式サバイバル! ライバル求めて剣劇トーナメント!Ⅱ (旅人氏製作版・プレイヤー操作枠で出場) 更新停止中 第二回同名キャラタッグトーナメントWTマークIIセカンド 型月 VS nitro+【全キャラ参戦】 他人任せ大会 美少女ゲーム大集合!エロゲトナメ 最大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル 凶前後ランセレタッグバトルロワイヤル再逢 第1次スーパーコールドランセレ 多分台パン時間厳守!!ルーズな奴はカエレ!バトル 凍結 Mr.Kの挑戦状Dynamite 弾幕 Fighting Championship ポイント争奪!MUGEN学園バトル 神鳴る門リーグ 刑事 vs 容疑者 シングルランセレバトル 削除済み KIZUNAランセレタッグバトル 超弩級作品別Big Bangトーナメント Re 超弩級作品別Big Bangトーナメント 人間界軍vs魔界軍 人間界争奪ランセレ勝ち抜き決戦 幻想郷キャラコンセプトトーナメント 悪役4人 VS 正義1人 勝ち抜き大会 連携地獄流星群~煌く星を集めて・・・ 相方が死ねば負けトーナメント チームのために!ランセレシングル大会 プチ地獄連携タッグランセレバトル 非表示 東西アシスタントーナメント 出演ストーリー La Jodaso Stiana(ギル様) S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~ 混沌世界 彼岸日和 ヒナナイの剣 無限を馳せる者 幽香の農業王国物語(すっとこどっこい国国王、16歳) ユウ☆キ☆オウ(パワーツール・ドラゴン) 夜風物語 特別課外活動部事件簿 *1 通常格闘ゲームにおける「補正切り」とは、コンボ中に突然コンボを中断して相手の動揺を突き、 すかさず更にコンボを繋いで高いダメージを与えるというテクニックなのだが、『uc』では独自に補正切りという、システムの裏を突いたテクニックが存在する。 通常は超必殺技を何らかの技からキャンセルして出すと「威力を1/2にせよ」という補正がかかるのだが、 超必殺技発動時の「1F~暗転~発生~命中」のプロセスの間に別の攻撃が命中すると、 「威力を1/2にせよ」という補正が掻き消されてしまい、通常の威力で超必殺技をコンボに組み込める。 この半ばバグにも近い技のためにこのゲームの平均火力はさらに伸び、世紀末化を推し進める結果となった。 代表的な補正切りは、アーチャーの空中リンクシュートと偽螺旋剣を利用したものと、士郎のトラップシュートと勝利すべき黄金の剣を利用したものが有名。 フィニッシュのカラドボルグのダメージに注目
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ギルガメッシュ クラス:アーチャー 真名:ギルガメッシュ 属性:混沌・善 イメージカラー:黄金 一人称:我 二人称:雑種 身長:182㎝ 体重:68㎏。 好きなもの:自分、権力 嫌いなもの:自分、蛇 【パラメータ】 筋力:B 耐久:C 俊敏:C 魔力:B 幸運:A 宝具:EX 【クラススキル】 対魔力:E 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 単独行動 A+ マスター不在でも行動できる能力。 【保有スキル】 黄金率:A 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 カリスマ:A+ 大軍団を指揮・統率する才能。ここまでくると人望ではなく魔力、呪いの類である。 神性:B(A+) 最大の神霊適性を持つのだが、ギルガメッシュ本人が神を嫌っているのでランクダウンしている。 【宝具】 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン) ランク:E~A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-人 黄金の都に繋がる鍵剣。空間を繋げて宝物庫の中にある道具を自由に取り出し射出することができる。 使用者の財があるほどに強力になる。 また、この宝物庫に納められている武器はギルガメッシュが生前に集めた『すべての宝具の原型』である。 天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ) ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 世界を切り裂いた剣、乖離剣・エアによる空間切断。 厳密にはエアの最大出力時の名称で、宝具はエア。 圧縮され鬩ぎ合う風圧の断層は、擬似的な時空断層となる。 対粛清ACか、同レベルのダメージによる相殺でなければ防げない。 天の鎖(エルキドゥ) ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 かつてウルクを七年間飢饉に陥れた“天の牡牛”を捕縛した鎖で、ギルガメッシュがエア以上に信頼する宝具。 能力は“神を律する”もの。捕縛した対象の神性が高ければ高いほど硬度を増す宝具で、数少ない対神兵装といえる。 ただし、神性の無い者にとってはただの頑丈なだけの鎖に過ぎない。 【紹介】 第四次聖杯戦争におけるアーチャーのサーヴァント。 遠坂時臣に召喚され契約したが、後に言峰綺礼に主換えする。 その真名は古代メソポタミアのウルクに君臨した人類最古の英雄王ギルガメッシュ。 三分の二が神で三分の一が人間である魔人である。 黄金の魂を持ち、その比重は数十万人に匹敵する。 本来サーヴァントは霊体だが第四次聖杯戦争において聖杯の泥を浴びたため受肉している。 王の財宝から宝具を展開し、弾丸として射出する戦闘スタイルからアーチャーとなった。 宝具に特化したサーヴァントであり、火力においてはサーヴァント五体分を上回る。 本人の対魔力は大したことはないが、金に飽かして凄い武装を揃えている為にほとんどの魔術は効かない。 単純な強さでは間違いなく最強だが、裏スキル【油断:EX】【慢心:EX】のスキルを持っているので、割と簡単に足下を掬われがち。 「慢心せずして何が王か」と言ってる辺り、ここらへんが改善されることはないだろう。 この世の全ての財宝を所持し、あらゆる宝具の原型を持つ。 その財の総量は既に彼の認識を超えているため、本人も把握しきれていない。 幾多の宝具を所有するが、あくまで持ち主であり使い手ではないので、あくまで扱えるだけ。 彼が完全に使いこなせる宝具は【王の財宝】【天地乖離す開闢の星】【天の鎖】の三つだけである。 非常に尊大で我侭で横暴。 自分以外は雑種扱いだし、ただ多いというだけで人を殺す。 殺す理由はそのほかに生の苦から救うためというのもある。 本人は自分の美学に沿って行動しており、彼なりの正義心はある。 日常ではチビッ子のヒーロー。 【ロワ内のスタンス】 今回は主である言峰綺礼が主催者であるため、ジョーカーとして動いている。 相変わらず自分が負けると微塵も思ってない辺り、たぶんその内、足下掬われる。 追跡表 時間 タイトル 作者 ? 0 OP ◆sqiKf5uFtc 深夜 5 死亡フラグ? ◆sqiKf5uFtc
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ギルガメッシュ ギルガメシュの別名。