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https://w.atwiki.jp/soq_skygalleon/pages/971.html
前列 鋭利な嘴 編集 発動確率100 敵全体で一番HPが低いキャラにかかっているダメージ無効効果を打ち消し、更に3回AT×0.4のダメージを与える 効果1 効果2 属性無 属性緑 範囲タイプ絶対 範囲タイプ絶対 効果範囲 クリティカル率 効果範囲 クリティカル率 確率 倍率 確率 倍率 ■■■ 100% ×1.00 ■■■ 65% ×0.40 ■■■ ■■■ 25% ×0.48 ■■■ ■■■ 10% ×0.60 備考
https://w.atwiki.jp/soq_skygalleon/pages/970.html
特技 道祖の霊鳥 編集 発動確率100特技ゲージ2 味方全体にかかっている通常行動ダウンの効果を打ち消し、更に行動不能効果を打ち消す 効果1 効果2 属性無 属性無 範囲タイプ絶対 範囲タイプ絶対 効果範囲 クリティカル率 効果範囲 クリティカル率 確率 倍率 確率 倍率 ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ 備考
https://w.atwiki.jp/wiki7_vipac/pages/364.html
ぜぇぜぇと息を切らせながら、男は歩く。左腕から血を流し、その流出を防ぐものは右手のみ。 傷口が大きすぎて、こんな止血法では話にならない。だからと言って、処置をしている暇もなかった。 「……クソッ!!」 床を蹴るように、走り出す。ひんやりと冷えた廊下に、足音だけが響く。 周辺の温度は低いのに、男の頬を汗が伝って落ちる。血痕と、汗の痕が道標として連なっていた。 それでも、彼は走る。なりふり構っていられないのだ。 『こっちだ!!』 彼の後方から、男の叫びが聞こえる。その声を聞いて、一瞬後ろを見て舌打ち。 しかし、すぐに前を向き直り、走り出す。相変わらず、乾いた息が喉に絡みつく。 バタバタと、激しい足音が接近する。疲弊した肉体では、やはり逃げ切れないと判断した。 右腕をコートの内へと伸ばす。一直線の長い廊下を駆けながら、脚が一定のリズムを刻む。 瞬間、後ろから恐怖の弾丸が襲う。 『逃がすな!!殺れ!!』 叫びと、足音と、銃声が奇妙な三重奏を奏でた。しかし、その凶弾は彼には当たらない。 走りながらの銃撃は、軌道が流石に安定しないようだ。そもそも、道が狭すぎて上手く隊列を展開できていない。 そうしていると、十字になった道が見えてきた。その奥には、大きな鉄扉が見える。 彼は、一心不乱に駆け抜けた。そして、十字の道へ差し掛かった瞬間に、彼はその懐から銃を取り出す。 ダンッ!! 一発の銃声と共に、十字路に備えてあった小高い荷物の山が崩れ去る。 今のこの状態で、相手との距離を離すにはこれしか方法が無かった。 ガラガラと崩れ去る荷物を尻目に、扉へと向かって駆け抜ける。 後方から何やら叫びが聞こえるが、そこは気にしない。 そして、彼は重々しい扉をゆっくりと開いた。 冷たい空気が流れ込む。大きく開けた視界と、薄暗い空間。 その中央に佇む、漆黒の巨人『アーマードコア』 「パーツなんぞ気にしてる場合じゃないか……」 パーツ保管庫を横目に、リフトへと駆け抜ける。素早く乗り込んで、搭乗口まで待った。 その間に、即席のバリケードを乗り越えた連中が現れる。 「チッ……!!だが、ACに乗ってしまえばこっちのものか……」 しかし、搭乗口はまだまだ先である。待っている間に打ち落とされたりした、堪ったものではない。 現に、数人の男たちから放たれる弾丸は、正確に彼を狙っていた。さっきのように走りながらではない。 (まずいな……) 冷や汗なのか、疲労からの汗なのかはわからないが、ひたすらに汗が滲み出てくる。 どれほど待ったかわからないが、なぜか時の経過が遅く感じる。 リフトが頂上へと達し、そこからACへと飛び乗った。 「残念だったな!!」 最後に、それだけ叫んでACの中へと消えていく。 最後の抵抗と、男たちはひたすらに銃を乱射した。 すぐにシステムを起動させ、ガレージの扉を開く。事態は急を要する……この際ここにあるパーツは放棄してでも逃げなければならない。 オーバードブーストを作動させ、強烈な緑の閃光を噴射。その勢いに、男たちは吹き飛ばされ、壁に全身を強打した。 漆黒に包まれたカラスが、大きく羽ばたいた。 左腕が、再び痛みを訴えだした。逃げるのに必死で、処置を施すのを忘れていたようだ。 コックピットにも、一応救急セットはある。一旦ACを止め、応急処置をしたほうがいいだろうか。 (いや……あいつらのところにも奴らが現れる可能性が……) それだけは、何としても避けたい。己の傷の処置もせず、彼は大急ぎで街へと向かった。 (俺のせいで死なれては……寝つきが悪くなる) 果たして本心なのか、それは誰にもわからない。 「ふぅ……サッパリした」 丁度バスルームから出てきたシーナは、髪を乾かしているところだった。 シェンナも同じように、髪を乾かしている。無造作に電源をオンにしたテレビには、病院モノのドラマが映し出されていた。 その瞬間、突然電子音が鳴り響く。テーブルの上に置かれた、携帯電話が喚いていた。 ディスプレイに浮かび上がったのは、ファントムの番号。通話ボタンを押し、耳に押し当てる。 「もしもし?」 『シーナ!!すぐに街を出るんだ!!』 大きな声が、シーナの耳を貫いた。一瞬耳から離し、すぐに疑問を口にする。 「ちょっと、ファントムさん……何があったんです?」 しかし、彼は疑問に答えることはない。とにかく、警告を発するだけだった。 『いいから逃げるんだ!!早く……奴らが来る!!』 「えっ……奴らって?」 プツッと音を立てて、電話は途切れる。謎の内容に首を傾げるが、とにかく、彼の言うとおりにしておこう。 シェンナへ着替えを促し、彼女も準備を始める。だが、急な事態で何を持って出ればいいのかわからない。 冷静に状況を分析する。電話越しに聞こえて来た音を考えると、ACの内部からの電話だと思われる。 何かを急いでいるということは、まずかなり危険な事態だろう。 そして、最も気になること。 「奴らが……来る?」 彼が言う、奴らとは何なのか。彼が過去に少しだけ口にした、あの事件に何か関わりがあるのだろうか。 様々な可能性が、浮かんでは消えていく。嫌な予感が、脳を何度と無く通過する。 「お姉ちゃん……」 ふと、シェンナが心配そうにシーナの顔を覗き込んでいた。 その姿を見て、はっと我に返る。今は、考えている暇はない。 「急ごうか」 テキパキと準備を済ませて、家を飛び出す。果たして、再びこの家に戻ってくることは出来るのだろうか。 しっかりと施錠し、二人は歩き出す。しかし、どこへ逃げればいいのかもわからない。 とにかく、街を出よう。そして、ファントムの指示を待つことにした。 電話で街の東側に出ることを指示し、ファントムもそこへ向かう。 なぜ、こうなっているのか。あの時、あのACを追いかけたが、実は撃破には至っていない。 邪魔が入ったのである。それが、あの連中……かどうかは、未だ不明であるが。 だが、状況からみてもその可能性が最も高い。ACまで使ってあのACを逃がし、彼を執拗に追いかける。 あのACを逃がしたことが、直接奴らと関係しているかは不明だが。 (……しばらく音沙汰が無かったから油断していた……まさかあそこで狙われるとはな……) レイヴンの抹殺を妨害し、その帰還後、ガレージで襲撃する。 奴ららしいと言えば、奴ららしい手口ではある。 (ともかく……どこかへ逃げなければ) オーバードブーストをもう一度作動させ、全速力で街へと向かった。 街を東側に出てすぐには、草原が広がっている。夜も深まっているため、人二人歩いている程度ではすぐにはみつからないだろう。 せいぜい目印となる程度のものは、草原にいくつか点在する小高い丘ぐらいか。 ファントムの指示では、その丘の中で街から一番近い場所で落ち合うことになっている。 シーナとシェンナの二人は、そこへ向かって今歩いていた。警戒は決して怠らない。 ファントムの言う「奴ら」が、いつどこで現れるかはわからないのだ。 シェンナは、心配そうな顔でシーナにしがみ付く。シーナは、か弱き少女を守るために、ひたすらに歩いた。 吹き荒ぶ冬の風は、冷たく肌に突き刺さる。地理的に雪が少ない地域とは言えど、この気温だけはやはり辛い。 時々吹く突風に、煽られそうになっても目を瞑ってジッと耐える。丁度風から守るような位置にシェンナをやって、寄り添って歩く。 そうしていると、小高い丘の上に漆黒のACが佇んでいるのが見えた。 「見えた……」 少しだけ、足を速める。シェンナも、置いていかれないようにピッタリと付いていった。 幸いにも、途中襲われる様なことは無かった。しかし、この先も警戒は必要だろう。 「それで、奴ら……とは、何なんですか?」 無事に合流を果たし、ACに乗り込んだシーナが問う。流石にコックピットに三人も乗り込むのは少々狭い。 二人は、しっかりとその場にあったものへとしがみ付く。高速で機動するACの内部は、揺れが激しい。 「……詳しいことはわからん。俺の命を狙う連中だ」 若干違和感を覚える言葉だが、確かに危険な存在ではあるだろう。それに手を貸す存在として、命を狙われるのも頷ける。 彼に殺されたレイヴンの関係者なのだろうか。実際にどんな相手なのか目の当たりにしていない彼女には、想像が付かない。 「とにかく、このまま南へ逃げる」 「南……ですか」 と、ハッキリとしない返事をして脳内に地図を思い浮かべる。あの街より以南に広がる草原を抜ければ、そこには乾いた大地が広がっている。 途中渓谷があるが、ACで通るには何の問題も無い大きさだ。そこを超えて、別の街を目指す。そう、ファントムは言った。 ファントムの声に合わせて地図を展開させるが、彼女はその渓谷より以南の地理情報を全く知らない。 向こうについてからもファントムに任せるしかないだろう。しばらくは、宿を利用する生活になりそうだが……。 「あの……いつかあの街に戻れますよね……?」 不安の色は、消えない。様々な人々と過ごしたあの街が、彼女は忘れられなかった。 それは、ファントムもわかっていた。だからと言って、嘘をつくわけにもいかない。 「……わからない。ガレージの場所も突き止められたし……正直戻るのは厳しいかもしれない」 なんとなく、彼女もそんなことになるだろうとは思っていた。だが、実際に口に出されるとやはり落胆は隠せない。 だけど……。 (絶対に……シェンナは守る!!) そう心に決めて、心の中でグッと拳を握った。 逃亡は、異常なまでに順調である。未だに一度の襲撃も無く、ここまでやってきた。 渓谷が最早目の前に迫っており、思い浮かぶ一つの可能性は拭えない。 (待ち伏せ……か) 大方、渓谷に多数のMT部隊を配置して待ち構えているのだろう。一度場所を突き止められたら、煙に撒くまではひたすらに狙ってくる。 今、コックピットにはシーナとシェンナがいる。この状態で戦闘をするのは、あまりに危険すぎる行為だ。 ガレージを襲撃した時や、戦闘を妨害した時などのことを考えれば、恐らく、後ろも既に封鎖されていると考えていい。 しばらく音沙汰が無かったのは、やはりそれ相応の準備をしていたからなのだろう。連中は、彼をここで殺すつもりなのだ。 (と、すると……仮に突破しても完璧に脚を掴まれているようなものか) ガレージに戻ったときに調べる暇が無かったが、発信機を仕掛けられている可能性もある。 探して取り外す……しかないのだろうか。この巨体から、それを探し出すのは困難としか言いようが無い。 (だが……やるしかないか) 夜の暗闇に包まれて、途方に暮れるような作業が始まる。 暗闇は、ある意味で彼にとっては好都合だったのかもしれない。 発信機も、それなりの装置を使えばある程度発見できる。機体が黒いため、夜に同化して人目にはつきにくいだろう。 そもそも、場所からして人目がどうとか言う話ではないのだが。 (わりと簡単に見つけられたな……) 発信機自体は精巧なものではなく、実に簡素なものだった。それが幸いし、すぐに発見に至る。 だが、一瞬の足止めを食らったことには変わりない。すぐにここを離れないと、襲撃される可能性もある。 身軽な動作で、ACを登っていく。今更ながら、ガレージでもこうしていればまだ早く逃げられたのでは、と思ってしまった。 再びコックピットへと舞い戻る前に、手の中の発信機を見つめる。破壊すべきか、捨てるべきか。 ここは、何らかのトラブルによる停止と見せかけた方がいいだろう。そう思い、彼はその発信機を空へと放り投げた。 金属質の小さな欠片が、月光を反射して乾いた大地へ落ちていった。 問題は、まだ残る。先に待ち構えていると思われる、敵の部隊だ。 この状況での戦闘は大変困難。しかし、易々と通してくれるとも思えない。 (追われる側からすれば……全滅させるのが最善なんだがな) と言うか、今まで彼はそうしてきた。煙に撒くのも選択だが、全滅させた方がより効果的だろう。 (……今までと同じ程度の部隊ならば、まぁ何とかなるだろう) それ以上の部隊が待ち受けていた場合は……何とかすればいい。そう考えることにした。 「……ッ!!」 強烈な痛みが左腕を走り抜ける。見れば、忘れかけていた左腕の傷から血が滲み出ていた。 じわりと血が滲み、衣服をどす黒く変色させる。元々濃い色だったそれが、さらに濃さを増していく。 血の匂いが、わずかにコックピットへと漂う。脳髄を不快感が駆け抜けた。 瞬間的に自らの鼻を手で覆う。その様子を不審に思ったシーナが、不安げな顔で彼を覗き込んだ。 「ファントムさん……その腕!!」 すぐにシーナが腕の異常に気付く。 「……気にするな……大したことはない」 おびただしい数の流血が、その言葉の意味を無に返す。いつしか血はコックピットの床へと滴り落ちていた。 シーナがやや強引に袖を捲くる。彼女の目に飛び込んできたのは、ほんの少し肉が抉れた患部。 表面を抉るように弾丸が通過したため、弾丸が内部に留まっているわけではない。それでも、異常なほどの流血だった。 このまま放置しておけば死んでしまいそうなほどの流血。通常の弾頭ではなく、何か特殊な兵器なのだろうか。 改めて凝視する彼の腕は、太く逞しい。今まで何度か見たが、どこかいつもと違う印象を受ける。 「時間がないんだ……ここで脚を止めると奴らに追いつかれるかもしれないんだぞ!!」 「ファントムさんの腕のほうが大事です!!」 ファントムの叫びに、彼女は叫びで応戦する。真剣な眼差しと、若干涙の溜まった瞳を見て、ファントムは怯む。 「……勝手にしろ」 そんな表情に、彼は弱かった。ただ同時に、少しの罪悪感にも襲われる。 彼女は、近くに保管されていた緊急用の医療セットを取り出すと、傷の処置を始めた。 「死んだら……嫌ですから……」 小さな呟きは、ファントムの耳に届くことなく消えた。少し大げさすぎる心配だが。 「まもなく、作戦領域に到着します」 眼前に、渓谷が広がっている。レーダーはいくつかの敵の存在を知らせていた。 非常に狭苦しいコックピットの中で、しっかりと掴まって彼女は冷静に告げる。 まさか、ACの内部で始めてのオペレートをすることになるとは、誰も思っていなかった事だろう。 オペレーターが欲しい、とファントムは言っていた。が、実際に仕事に連れて行ったことは一度もない。 単純に、彼女の実力の問題でもあった。アークや、企業などで正式に雇われているわけではない。 そんな人間のオペレート、それも素人のオペレートなど高が知れている。 だから、日々彼女は勉強に励んだ。ACに関する基本的なことから、戦場での正確な状況判断まで。 それが今、ここで役に立とうとしている。そう考えただけで、彼女は少し興奮していた。 「少し辛いかも知れないが、我慢してくれ」 静かにそう告げると、彼はその顔へと仮面を装着する。彼の、戦闘用の衣装みたいなものである。 シーナは小さく頷き、シェンナはシーナにしっかりと掴まる。小さく震える少女に「大丈夫だよ」と囁く。 「では……行くぞ!!」 切り立った崖、走る大きな溝。トンネルが掘られていて、企業の輸送路にもなっている渓谷に、巨大なカラスが舞い降りる。 「うぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!」 いつになく力の篭った叫びを轟かせ、幻想の舞が始まった。 空を斬るミサイル。オーバードブーストを使用しながら、狙撃型MTの射撃を回避しつつ叩き込む。 しかしエネルギーが持つはずもない。撃破した一機以外の攻撃を避けるように岩壁を利用できる位置へと着地。 距離的には、ここからの攻撃はミサイルしか有効射程にならない。MTから放たれる高速の弾丸が、岩壁を削る。 (迷っている暇はない……か) 再度オーバードブーストを展開させ、空中へと躍り出る。素早くミサイルをロックし、MTへと放った。 先程と同じように空気を斬って進むミサイルは、次々とMTを叩き潰す。狙撃型MTを粗方掃討し終え、着地。 そこは企業が輸送路として使用しているルート上の鉄橋で、防衛用の砲台も設置されている。 しかし、それは機能していないようだった。動く様子は見せないし、どうやら動かそうとも思っていないらしい。 (しかし……それでも面倒な部隊配備だな……) まさに、通過しようとする者を全て叩き落さんと言わんばかりの部隊。 この調子なら、通過しても更なる増援が現れそうな気もしないでもない。 (レイヴン一人抹殺するのに……これだけ寄越してくるとはな……) それでも、彼は冷静に対処する。華麗に宙を舞い、的確にブレードを叩き込んでいく。 空を飛んで弾丸を叩き込んでくるMTにはライフルを。規則正しく配置されている対空MTにはブレードを叩き込む。 増援は、素早く駆けつけて隊列が展開される前に壊滅させる。断末魔は無く、それが無人MTだとわかれば容赦はしない。 元より人間が搭乗していたとしても、彼は容赦しないが。 (この程度で……俺を倒そうとは……笑わせる) 口元に笑みを浮かべ、ファントムは空を翔る。シーナは、その様子にどうしても声を出すことが出来なかった。 腕は震えが止まらず、声は喉を通らない。初めての感覚に、彼女は戸惑っていた。 (どうしよう……どうしたらいいのかわからないよ……) そうしている内に、ファントムの動きは止まる。一つ深く息を吐き出し、全身から力を抜く。 どうやら全て撃破し終えたようだ。 「……まぁ、初めてってのはこんなもんだろう」 彼は決して彼女を見ることなく、そうぼやく。突き刺さるようなその言葉が、少し悔しい。 無言でACは上昇していく。何とか無事に渓谷を通過できたようだ。 四角い窓から差し込む陽光が、瞼越しに瞳を刺激する。どうやら、かなり長いこと眠っていたようだ。 あれから敵の増援も無く、無事にここへ到着した。その時は既に陽が昇りかけていて、シェンナも眠りこけていた。 (……こんなに疲れたのは久しぶりだな) レイヴンの抹殺に失敗し、さらに追っ手の襲撃。いつに無く激しい日を過ごした彼の体は、疲労で筋肉が軋んでいた。 何かに誘われるように冷たいソファに寝転がったため、目が覚めてもほとんど疲れは取れていない。 窓を見れば既に日は傾きかけていて、厨房からは包丁で野菜を刻む音が聞こえる。 一見すると、極めて普通の家庭に見えなくも無い。それでも、どこか普通ではない雰囲気を、この男は持っている。 ふと、思い出す。砕き損ねたあのオレンジのAC。 湧き上がるのは、闘志。形を失った心の炎が、うねる様に彼の心を支配する。 (次こそは……殺す) ギュッと拳を握り、掲げた。 ミラージュ本社の廊下を、二人の男が歩く。 「よく逃げられたな、ケイン」 からかう様な口調で、男はそう口にする。オールバックの髪と、眼鏡が印象的な男だった。 どちらも大柄の男で、すれ違う人間は一様に彼らに目を向ける。その度に、どちらかが睨み返すのだが。 ケインと呼ばれた男は、どこか軽い雰囲気を醸し出している。性格も、同じように軽い。 「フランコ……俺があいつに劣るとでも言うのか?いや、全くの初対面だから実力なんて知らないけどな」 「あいつ、結構やるように感じたがな。まぁ、俺の思い違いかも知れんが」 一冊の書類を読みながら、彼らは歩いていた。その書類には、今回戦ったレイヴンに関する情報が少しだけ載っている。 適当に流し読みし、フランコはそれをケインへと手渡す。が、彼は手を振って拒否した。 「それよか気になるのは……あの黒いACを追いかけていた部隊だな……」 「ふむ……それが、君の戦いを邪魔した連中か」 行き場を失った書類は、大人しくフランコの脇へと収まった。 ケインは顎に手を当てて、わざとらしく悩みだした。 「あいつらが邪魔さえしなければ俺の評価も少しは上がったのによぉ……」 「お前は……いつもそればっかりだな」 呆れたように彼は言う。ケインは、上からの評価を人一倍気にする人間のようだ。 「ま、次会ったら今度こそぶっ殺してやるさ!!」 「ふっ……頼りにしてるぞ」 お互いの肩を叩き、笑い合う。その光景は、若干奇異なるモノだった。 それぞれの思惑は交錯し、それぞれの闘志は燃え上がる。 彼らの命運を賭けた戦いが、目前に迫っていた。
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ガラガラヘビ とは、実在する動物。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール ガラガラヘビ 他言語 Rattlesnake (英語) 別名義 がらがらへび 綱 爬虫綱 目 有鱗目 亜目 ヘビ亜目 科 クサリヘビ科 亜科 マムシ亜科 属 ガラガラヘビ属 初登場 【MOTHER】 マムシ亜科ガラガラヘビ属に属する動物の総称。 地球では北アメリカや南アメリカに生息する。 獲物を見つけると尻尾を震わせて「ガラガラ」と鳴らして威嚇する事からこの名が付けられた。 牙に出血毒などの凄まじい猛毒を持つ【どくへび】?で、更に感知能力が高く機敏な上に凶暴であるため、基本的には手出し無用。 ゲームでは凶暴な【ヘビ】系モンスターのモチーフにされる事もある。 作品別 【MOTHER】 HP OF DF EXP ドル 100 65 128 57 54 半減 なし 無効 なし 技 通常攻撃 にじりよる (オフェンス+20、最大で素の2倍まで効果あり) さいごのいちげき (単体に約190ダメージ。使用後に死亡) グッズ なし 「がらがらへび」表記。アドベント砂漠内部に登場。単独でしか出現しない。 それなりに硬く、にじりよってオフェンスを上げてくるが、さいごのいちげきで道連れにしつつ自滅する事も多い。 報酬も砂漠の他の敵と大差ないのであまり相手にはしたくないところ。 関連キャラクター 【ヘビ】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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名 前:ガラガ(Garaga) 通 称:ガラガ 仇 名:雷鳴のガラガ 年 齢:25才 登場作品:ゾイドジェネシス 趣 味:特になし 好きな物:コトナ 搭乗機体:デッドリーコング 備 考 コトナに好意を持っているが相手にされていない。 ゴトシに好かれているが、相手にしたくない。 相棒のロン先生や愛機のコングより影が薄い…
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★第9世代 このポケモンはポケットモンスタースカーレット・バイオレットに登場しませんなwww ★第8世代 ■基礎データ No. ポケモン 種族値 タイプ とくせい HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 とくせい1 とくせい2 かくれとくせい 105 ガラガラ(アローラのすがた) 60 80 110 50 80 45 のろわれボディ ひらいしん いしあたま 609 シャンデラ 60 50 90 145 90 80 もらいび ほのおのからだ すりぬけ ※通常ガラガラの考察はこちらですなwww ■タイプ相性 倍率 タイプ ×4 ×2 ×1 ×0.5 ×0.25 ×0 ※とくせい「ひらいしん」ででんき技のダメージ×0 ■役割関係 有利 ウルガモス(*1)、カプ・コケコ、アローラキュウコン、クレセリア(*2)、ジバコイル、ナットレイ、ガラルヒヒダルマ(*3)、ブリザポス(*4)、レジエレキ やや有利 カミツルギ(*5)、バシャーモ(*6)、ボルトロス(*7)、メタグロス ウインディ、フェローチェ(*8) 不利 水全般、地面全般、高速霊全般、悪全般、ウツロイド、テッカグヤ(*9) ※役割関係はあくまで推測ですぞwww随時修正していく以外ありえないwww ■性格・特性・持ち物 性格 いじっぱり 特性 ひらいしん 持ち物 ふといホネ 特性に関する注意ですなwww 進化前の特性と進化後の特性がややこしいので間違えないよう注意ですぞwww いしあたま ひらいしん カブトアーマー ↓ ↓ ↓ のろわれボディ ひらいしん いしあたま ■努力値 努力値配分 備考 基本(推奨) H252 A252 B4orD4 ベースですなwww B振り H124 A252 B132 禁伝環境対策ですなwww足りないBを補う振り方ですなwww特化ザシアンのきょじゅうざん乱2瀕死の確率を下げるためですなwww75%から65.2%になりますぞwww H108 A252 B148 上よりもこちらの方がわずかに硬いですなwwwしかしザシアンの乱数は変わらず、H実数値149となってナイトヘッドを耐えられる回数が減りますなwww ■確定技 タイプ 威力 備考 フレアドライブ 120(180) タイプ一致最高火力ですなwww ポルターガイスト 110(165) 威力は高いですが、相手が持ち物を持っていないと成功しないという問題点がありますなwwwちなみに技が成功した場合は相手の持ち物が判明しますぞwwwはたきおとすと違い道具を奪わないので、相手が自主的に消費しない限りは連打も可能ですなwwwただし味方にはたきおとす持ちがいる場合は若干使いにくいかもしれないですなwww詳細は下記を参照ですなwww シャドーボーン 85(127) 一貫性の高いゴーストタイプの技ですなwww地味に非接触技ですぞwwwノーマルに無効化されない限り安定した負担をかけることができますなwwwクレセなどの木の実持ちが多い相手への遂行はこちらが安定しますぞwww ※ポルターガイストは剣盾教え技(エキスパンションパスの購入が必要) ■選択技 タイプ 威力 備考 ホネブーメラン 50×2[100] ヤトリックでもありえる連続技ですなwww相性補完に優れますぞwww両一致技を半減するバンギ、ガエンに刺す点でもこれか闘技はほぼ確実に入ることになるでしょうなwww けたぐり 20~120 対面の氷や鋼から出てくる岩や悪へ一貫しますなwwwHB特化カビゴンも回復込みで確2にしますがかわらわりでも中乱数2発で落とせるので優先度は低いですかなwww かわらわり 75 壁対策ですなwwwけたぐりと違いダイマックス相手にも有効ですなwwwHB特化輝石ラッキーを超高乱数2発ですぞwww ストーンエッジ 100 飛行への最大打点ですなwww かみなりパンチ 75 ギャラへの最大打点ですなwww大抵の水や飛行へはポルターガイストの方が負担が大きく、シャドボンとは僅差ですぞwww ■その他ステータス 体重参照威力 60 物理火力指数(ふといホネ込)(通常→ダイマ) 52200→60900(フレアドライブ)47850→60900(ポルターガイスト)36975→56550(シャドーボーン)29000→37700(ホネブーメラン/ストーンエッジ)21750→26100(かわらわり)21750→37700(かみなりパンチ) 物理耐久指数 21710(H252)22197(H124B132) 特殊耐久指数 16700(H252)15100(H124) ■考察 鎧の孤島環境では持ち物枠が競合しないという点を考慮しても有用な役割対象が少なかったため落第判定を押されましたが、シリーズ7になり7世代での役割対象であった準伝説電気ポケモンが戻ってきたため2020年12月5~6日の議論でヤケモン復帰となりましたなwww 炎の耐性は数の割にスカスカと言われがちですが、霊の耐性と特性のおかげで鋼並みに極めて優秀な耐性を得ましたなwww 環境上位の役割対象は乏しいものの、中位~下位に多くの役割対象が存在するのが特徴ですぞwww レジエレキに何もさせずに完封が可能ですなwww電気技も大爆発も無効なことに加え、壁も瓦割で消しながら突破できますぞwww 相手は引くか捨てるかしかできなくなるので、持ち前の超火力をお見舞いする以外ありえないwww 同じく新ポケモンのブリザポスも、主要な技を半減以下にした上でフレドラで始末できますなwww ただし今世代から暴風を新規習得したサンダーを見るのはきつくなりましたなwww ロトムもヒトムとミトムしか環境にいない上、トリックや悪巧みを持ってる個体が多いので有利から除外されていますなwww はたきおとすときあいパンチが没収されましたなwww しかし逆に言えば、敵からのはたきおとすで役割破壊や火力の低下を受ける機会が減ったとも言えますなwwwきあいパンツの没収は単純に弱体化ですがなwww 完全ノーデメリットで攻撃力を2倍にする最強の専用アイテム・ふといホネの存在があるため、8世代の非常に苦しい持ち物事情には役割持てますなwww 剣盾ではカラカラを進化させると原種ガラガラになってしまうので、過去作を用いずに入手するのであればNPCに原種と交換してもらうか、ディグダを50匹見つける必要がありますなwww ちなみにNPCの個体はのろわれボディorひらいしんのランダム、ディグダの報酬はいしあたまですなwww どちらにせよ王冠の使用前提になるので育成が面倒ですなwww ↑いしあたま個体に関してはダイマックスアドベンチャーで捕獲できるようになりましたなwww これによりコンペボール入りのアローラガラガラの入手が可能になりましたが、石頭の個体であることがバレますぞwww 鈍足ゆえ高速霊全般との打ち合いや受け出しは難しいですなwww ブリザポスとは逆にレイスポスの相手をするのは厳しいので素直に交代推奨ですぞwww 対テッカグヤはこちらのフレドラでHB振りでも確1にはできますなwww しかし現環境ではアタッカー構築が多く、特殊ならメテビ、物理ならエッジと岩技採用率が高いため不利寄りですなwww 禁伝環境内ですがガモスが増えてきたので役割対象に加えましたなwww 強化アイテム持ちがほぼおらず、10%前後の暴風以外はほぼ半減で2耐えできますぞwww こちらからはポルガイで確1ですなwwwシャドボンでも耐久無振りなら確1ですなwww 折角フレドラの反動をチャラにできる石頭があるのに役割対象が電気ばかりのせいで避雷針が優先されて実質使用できないのが勿体ないですなwww ↑禁伝ありのルール(特にダイマなしの場合)でザシアンを重く見る場合なら反動での役割放棄を防げる石頭も一考ですなwww 一応ホネブでも乱1は取れますし、交代読めるならポルストぶっぱでも良いですがなwwwまた汎用性はやはり避雷針に分がありますなwww + 対エースバーンについてですなwww 炎闘を半減以下に出来るためエースバーン対策枠として機能するかと思いきや珠ふいうちですらギリギリなため不意打ち、膝、捨て身タックル等に繰り出して体力満タンで対面させつつ相手がダイマを切らない、という条件下でないと勝てませんなwwwただの最終手段ですなwww + ゴリランダーはタイプ的に一見有利に見えますが、実は不利寄りですぞwww ゴリランダーは草タイプなので一見何も考えなくても役割持てそうですが、実際には叩き落とすの搭載率が9割弱と非常に高く、相手をグラスメイカーA特化かつ火力強化アイテムなしと定めた場合、ドラムアタック→はたきおとすで中乱数で落ちてしまいますぞwww言うまでもなく初撃がウッドハンマーなら確定ですなwww さらに、仮にこれを耐えたとしても、相手がH252であった場合、ふといホネを失ったガラガラのフレドラでは必然力範囲外の低乱数1発となってしまいますなwww当然反動でこちらは落ちるため負けですぞwww相手がBにも厚く振っていた場合は対面からですら負ける恐れもありますなwww しかし、相手が耐久無振りだった場合は無装備フレドラでも確1が取れますなwww こだわりハチマキなら叩き以外に受け出せば勝てる…と思いきや、グラスフィールド補正でウドハンが確2になってしまうんですなwww決してヤラヤラの物理耐久は低くないのですが、超火力すぎですなwww ですが、鉢巻ドラムは余裕で2耐えしますし格闘技に投げればドボーナスですなwww相手はダイマか撤退を強いられますなwwwA特化ダイアークは通常のままでも確定で耐えますし、H252ダイマゴリラに対してフレドラで低乱数1発、ダイマしてやればジャスト確1ですなwww + ポルターガイストについてのまとめですなwww 長所 相手の持ち物を見抜ける フレドラに近い火力を無反動かつ非接触で出せる 相手の道具を消すわけではないため、他の要因で相手が道具を捨てない限り常に安定して威力110を押し付け続けられる 以下具体例 HB特化輝石ガニーゴを低乱数1発 オボンでないHB特化カバルドンを中乱数2発。フレドラでも同様だがゴツメの可能性を考慮してもフレドラ2回よりポルスト→フレドラの方が遥かにこちらの損耗が少ない。なおシャドボン→フレドラは確定で耐えられる 自信過剰耐久無振りギャラドス、H252アシレーヌを確定1発、H244マリルリを低乱数1発 H252ロトム・トリトドンを中乱数1発 H252ドサイドンを確定2発。これができるのは他にけたぐりのみ HB特化ドヒドイデを確定2発。追撃がホネブならヘドロ回復2回挟んでも確定(シャドボンだと乱数) 短所 道具を相手が持っていない場合、技そのものが失敗する この技以外に有効打が存在しない回復きのみ持ちが相手の場合、追撃が困難 味方が相手の道具を奪ってしまった場合でも、その相手に対しては技を撃てない 以下具体例 HB特化オボンヒトムに対して、エッジが無いと遂行が困難 エレキシード、はらだいこオボンなど自主的にアイテムを捨てる相手に撃てない フレドラ火傷→ラム発動という事故ルートが存在する 味方が先にはたきおとすを使用したり弱点保険やアッキのみ等に触れるなどで道具を消してしまう可能性がある ゴースト技はゴースト、エスパー以外に対して弱点を突けず、またそれらがこの技を耐える事例自体が極端に少ない(H252ダイマドラパルトすら高乱数1発、HB特化クレセリアでやっと最高乱数以外耐え)上にゴーストに対してはタイプ相性的にもS種族値的にも全面的に対面不利であるため、弱保に関しては深く考える必要性は少ないとみてよいでしょうなwww 問題は等倍に撃ってオボン発動→追撃不可ですが、ガラガラはこだわりアイテムを持たないためサブで追撃することは出来ますし、撃ち逃げして追撃を他のヤケモンに任せる、ダイマックスしてダイホロウとして撃つ、などでもこの問題点を抑えられますなwww 自主的に消費するアイテムには弱いですが、幸いこれに該当するジュエルやシードは採用率が低いですぞwww しかし、一番大きい問題は味方が使う「はたきおとす」と相性が悪いことですかなwww今作のこれはかなり貴重な技ではありますが、その貴重な習得者の一人であるヤットレイやヤリランダーなんかはヤラヤラ自身との相性が割と良好なので、一緒に組むときは注意以外ありえないwww 以下追加議論において提示された使用感とロジックの抜粋ですぞwww 霊技だけでも広範囲に負担をかけられるので場合によってはシャドーボーンとポルターガイストの両採用もありえるかもしれませんなwww + 長いので閉じますぞwww 鎧環境ではポルスト運用に何も問題ありませんでしたが、木の実持ちクレセリアというこいつで相手してほしいポケモンが出てきてしまいましたなwwwB特化されれば落とせないうえにアッキオボンが合計40%近くいますぞwwwこの場合ポルストの扱いはどうなるんでしょうかなwww -- 名無しさん (2020-11-09 15 43 54) ↑3を書いた後しばらくポルスト単採用のまま使いましたが、クレセへの遂行以外にも被役割対象最大手のランドやレヒレにオボン食われるとダメージレースで非常に不利になるという問題もありましたなwwwどちらもオボンの割合は20%強ですが環境トップで遭遇率が高く、どちらも高耐久なのでオボン発動率、発動後の残存体力が高いんですなwww特にランドはカグヤに任せていると悲惨ですぞwww別にポルストを技候補から外せとは言いませんが鎧環境と比べ有用性が著しく落ちたと感じましたなwww -- 名無しさん (2020-11-10 01 47 44) ちなみにボーンとガイスト両採用というのはありえるんですかな?www -- 名無しさん (2020-11-10 02 58 02) 現状サブ1つでも広範囲を見れるように思いますしクレセへの遂行重視なら両採用も十分ありえますなwww -- 名無しさん (2020-11-10 07 19 45) 前世代の悪の叩きかみ砕くみたいなもんでしょうなwwwあれも叩き連打では厳しかったですしなwww -- 名無しさん (2020-11-10 13 57 57) 骨ブーメランがなくても電気は遂行可能でしょうし、ドランにも霊等倍と考えるならここを切って両採用もできるんですかなwww瓦はエレキへの回答という採用理由を消すことにも繋がりますし、外せなさそうに見えますぞwww-- 名無しさん (2020-11-10 18 26 33) ↑11の後シャドーボーン単採用で潜っていましたが今度はポルスト打てる場面でシャドーボーン打つのがストレスになってしまいましたなwww使っていて「フレドラだと反動が怖いが、シャドーボーンだと後一歩火力が足りない」という状況が結構あるんですぞwww現状電気は襷がほとんどいないのでイバンジバコや襷ボシャをよほど重く見ない限り霊技両採用が良いと思いましたなwww -- 名無しさん (2020-11-19 13 17 58) これは豆知識ですが、相手の持ち物が使い捨てのゴースト技ダメージ半減アイテム「カシブのみ」であった場合は、画面に表示される発動順はカシブ→ポルストですが、実際にはポルスト→カシブとなり、技も成功するしカシブのゴースト減衰も発動する、となりますなwww ★第7世代 アローラガラガラ/第7世代 ヤケモン チョッキヤケモン 一覧リンク 個別育成論 - ヤケモン一覧 - ヤケモン落第生 - 禁止級一覧 世代考察 サンプルヤーティ - 診断所 - レンタル - 異教徒対策 - プレイング考察 データ 火力表 - 耐久表 - ヤケモンの歴史 このページの登録タグ一覧 ほのおタイプ アローラのすがた ゴーストタイプ 物理型ヤケモン
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ガラハド ステータス コードネーム ローザリアの聖騎士 クラス 装備 ブリュンヒルド 建国暦 にごたんファンクラブ 謎の物体くねくね もぐら >肉< 紹介 本人からの明確なコメント等はないが、ほぼ間違いなく3´鯖のあのお方と同一人物だと思われる。 3´鯖と同様に、2鯖でも強烈なカリスマを発揮し、建国すればすぐさま国民が集結し、デカ南瓜収穫間違い無しの大国となる。そのため、他の国の総帥はガクガクブルブルとなるとかならないとか。 (名無し)
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CMS-223G ガラ 性能 COST EXP HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水 19000 306 9600 100 19 19 16 4 ○ × ○ △ 武装 名前 威力 EN MP 射程 属性 命属 命中 CRI 必覚値 支援 備考 モーニングスター 2700 8 0 1~1 打撃 格闘 85 6 - × グレネード 4500 16 0 1~2 通常弾 射撃 45 12 - ○ ジラマシンガンZ06 2400 8 0 2~4 通常弾 射撃 80 12 - ○ モーニングスター 2700 8 30 ALL 打撃 格闘 100 12 - × 追撃武装 アビリティ 名前 効果 備考 シールド防御 ビーム/貫通ビーム/特殊ビーム 1500減 打撃/ビーム打撃/GN打撃/通常弾/GN弾/誘爆/特殊 25%減 なし 開発先 開発先A 開発先B 開発先C 開発先D 2 ジラ 3 シャルドール 7 ゲイツR 8 コレン・カプル 備考
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同胞が、死んだ。それは突然の知らせだった。 何でも、いつも通り奴らのことを調べていたところ、仮面を被った連中に襲われたらしい。 例のテロリストが嗅ぎつけたのか、それとも裏にいた企業が彼を消したのか。 何にせよ、一つだけわかることがある。追いかける連中は、あまりに危険すぎる。 明日は我が身か、怯えて逃げ出す同胞を尻目に、彼女は復讐する。 兄の為、そして自分の為に。 「セイ、ラミー……あなた達の想いは、私が受け継ぐ。だから……ずっと見守っていてね」 無念の想いを抱き、消えていった同胞の為にも、彼女は戦わなければいけなかった。 墓前に供えた花が、月光を浴びて妖しく揺れていた。 次の日の朝 「…………っ!!」 声にならない叫びを上げ、凄まじい勢いで飛び起きる。 久方ぶりに、ひどい目覚めを味わった。 いつかの惨劇の夢のようなものではなく、ただただ、カラスが鳴き続ける夢。 鳴り止まぬ心臓が、不安を告げる。不吉な予感がした。 「……仕事……行かなくちゃ……」 ベッドから這い出て、立ち上がる。全身がとてつもなく重かった。 クレストとミラージュ……両企業の抗争は激化する一方だった。 所詮手駒でしかない専属のレイヴン達は、その抗争を止めることも出来ず、企業間の下らない戦争に駆り出される。 雫も、その中の一人として、今戦へと向かおうとしていた。 担当事務所より拝借した資料を流し読みしつつ、クレスト本社の廊下を歩く。 今回相手をする敵ACの情報や、相手をする場所の情報などが載っていた。 当日、それも直前になって確認するのもどうかと思うが、それを流し読みするのもどうかと思う。 あまり詳しく確認している時間が無い、と言えなくもないが、せめてもう少し目を通して欲しいとエレンは隣で考えた。 これは戦争だ。企業の犬、ただの手駒であったとしても、命のやり取りなのだ。 たとえ企業が、一人の戦力をどう思っていたとしても、失いたくない。彼女は、大切な人だから。 ふと、エレンが足を止める。前を歩く雫の後姿が、儚く映る。 「ん……?どうしたの?」 視線を資料から立ち止まるエレンへと移す。少々俯き加減で、何か煮え切らない表情をしていた。 小さく首を振って、彼女は答える。 「ううん……なんでもないよ」 昔からそうだ。彼女は、嘘があまり上手ではない。だけど、無理に探るのも野暮な話だ。 だから、追求しない。ある意味で、それは正しい選択だったのかもしれない。 エレンは、脳が映し出すその心配事を全て揉み消した。そうならないように、彼女を守ることが先決だからだ。 輸送機の内部は、終始無言だった。時々、凛とした声で業務的な言葉が飛び交うのみで、機内はある種混沌とした空気だった。 雫は、ずっと資料を見つめ続けている。エレンは、機械を操作して何かしていた。どこからか情報を引き出しているようにも見える。 (私は……一体何をしているんだろう……) 途端に、雫の瞳が虚ろな色を帯びる。今、戦場に向かう一羽のワタリガラスが悩む。 復讐のため、そう言って彼女はレイヴンになった。なのに、実際はどうだ? (本当に……ただの手駒よね……) そんな自分の姿が、ひどく滑稽だった。企業に踊らされ続け、自らの目的は未だ果たされない。 いつからだろう、こんなに無益な活動をしているのは。本当に、涙が溢れそうだった。 疲弊した脳細胞を、エレンの澄んだ声が活性化させる。作戦領域は、既に目前に迫っていた。 無言で立ち上がり、搭乗口へと向かう。エレンも、なんと言葉をかけていいかわからなかった。 復讐とは、彼女の生きる糧。彼女は、それだけを目的に今を生きる。 決して殺しを糧にしているわけではなく、標的はただ一人。3年前の、あのレイヴン。 だが今、彼女の心を虚無が支配する。全く進展の無い復讐と、クレストの手駒と成り下がった自分に苛立ちを覚える。 企業同士の、くだらない戦争に付き合わされるカラス達は、ただただ鳴き続けるしか出来なかった。 誰の為でもなく、自分達を鳥籠の中へ閉じ込める、主の為に。 不快な想いを抱き、訝しげな表情でACのシステムを起動させる。 MT部隊と共に、砂漠の上に降り立った。 本社が、いないよりはマシだろうと言って寄越した戦力。 一体いくら貰っているのかは知らないが、手駒として踊らされる自分が悔しくないのだろうか。 いや、やはりわかっていて入社したのだろう。彼らは、雫とは違う理由でクレストにいるのだから。 と、ここで視界の端に輸送機が映った。ターゲットのお出ましだ。 敵ACが降り立つと共に、その鈍い着地音が開戦の合図となる。 それは、今の彼女には消えた同胞の、その英霊の角笛のようにも感じられた。 士気を鼓舞するその音が、彼女を戦闘へと駆り出した。 『残念だけど、あなたには死んでもらうわ』 冷徹に、凛とした声がそう告げた。 戦乙女が、飛翔する。 『やっぱりクレストの連中か……』 白い4脚のACが、小さくそう呟いた。ある程度予測していたと言うのだろうか。 だからどうと言うわけではないが……いや、やはりそれなりの対策は講じているのだろう。相手の射程外で様子を伺いつつ、旋回する。 距離圏としてはミサイルが気がかりなところだが、幸いにも相手は特殊なミサイルを使用しているようだった。 趣味としか思えない、異質な組み合わせ。腕には特殊なマシンガン『FINGER』を装着しているようだ。 (うかつに接近するのも少々危険か……かと言って距離を離してもこちらの攻撃が……) ライフルとイクシードオービットのみでは、火力として若干物足りない感じだ。いや、若干どころの話ではないか。 主力をブレードとして扱っている以上、過度の接近は免れない。そして、相手は近距離戦に特化しているように見える。 (どうするべきか……) このまま距離を維持していた所で、事態は進展しない。相手も事態をある程度予測していたようだし、増援が来ないとも限らない。 ここはMT部隊を最大限に利用するのが得策、と彼女は判断する。 部隊へと信号を送る。あらかじめ用意されていた作戦の合図だ。 それに呼応し、MT部隊が散開する。数に任せて相手を取り囲み、攻撃を開始。現時点で最も楽な方法だろう。 目をMTへと向けた瞬間に、ブレードで斬りかかる。その隙を求めて、雫はじっと目を凝らした。 『ちっ……面倒な連中だ……!!』 独特な枯れた声を響かせ、男が舌打ちをした。と、それに合わせてACが飛行する。 彼なりに導き出した戦法なのだろう。その肩に装着されたチェインガンでMTを狙う。 (強化!?) 空中でそれが可能なのは、強化手術を施された人間のみである。 どうやら、相手はその強化人間のようだった。 しかし、今こそチャンス。相手がMTの撃破に必死になっている今こそ、接近してその一撃を叩き込むべき隙なのだ。 旋回を停止させ、素早く飛翔する。相手に高度を合わせ、ロックオンサイトへと収めた。 同時にオービットを使用し、瞬間火力の増加を狙う。 『させない!!』 と、短く気合いを入れる。そして、数発の発砲。 確実に相手を捉え、ダメージを与える。そのまま接近し、一撃を叩き込む。 エネルギー残量に危険を感じ、一旦地上へと戻る。見れば既にMTが一機やられているようだった。 (さすがにMTじゃ厳しいか……) 相手は強化人間だ。並みのレイヴンでも苦戦を強いられるのに、MT如きが敵うとも思わない。 本当の意味で、捨て駒である。なぜ、この任務を受ける気になったのか、是非とも聞きだしてみたいものだった。 それも、死なれては意味が無いのだが。だが、無理に生かすことも無い。報酬には変動がないのだから。 それがレイヴン……そう彼女は考えていた。それでも……。 『逃げなさい』 戦場に響いたその声は、全ての者の動きを停止させた。 何が起こっているのかわからずに、敵も、MT部隊も硬直する。 そんなことは気に留めず、彼女は続けた。 『私一人で戦える……ここで命を粗末にする必要は無いわ』 冷静に彼女はそう告げる。誰もが耳を疑ったのは、まず間違いない。 無用な死者を出したくは無い。兄と同じで、彼女も根は優しいということか。 時として、任務遂行の妨げになるそれは、ひょっとしたら邪魔な感情かもしれない。 だけど、それが雫……それがレイヴン『インペリアル』なのだ。 生きる為には殺す。けれど、無用な死を招かない。まったく、レイヴンらしからぬ少女だった。 『まったく、とんでもない奴だなお前は』 静かになった砂漠に、二機のACが佇む。MT部隊は輸送機へと戻り、今はこの二人が対峙するのみだ。 わずかに笑いを含めた男の声が、妙に癇に障る。と言うか、嘲笑的な部分も含まれているのだろう。 『あのまま戦っていれば、多少は楽できたものを。まぁ……仮にあのままでも、お前になんぞ負けるつもりは毛頭無いが』 お互いに、自身に満ち溢れているようだ。このような場面で弱気になるレイヴンなど、長くはないだろうが。 『あなた一人殺すのに、余計な死者を出す必要は無いわ』 まったく、互いにいい性格をしている。相手も、戦士の端くれだ。退避するMTにまったく攻撃を加えずに、態勢が整うのを待っていた。 今行われようとしているのは、戦争ではない。レイヴンとしての、意地をかけた『勝負』だ。 『一撃分ハンデがあるが……この際目を瞑ろう。それでは……行くぞ!!』 軽装フレームで包まれた4脚ACが、全速力でぶつかって来た。全神経を敵ACへと集中させ、勝負の世界へと意識を移行させる。 相手の突撃を見切り、ひらりと横へ回避。そこまでは流石に敵も予測していた事態だろう。肩のチェインガンを構え、旋回する。 マルチブースターを使い、素早く相手の上空を飛び越えた青いACが旋回し、ロックオンサイトへと敵を収める。 数発の発砲と、オービットによる追撃。一撃は微々たる物だが、積み重なればかなりのダメージとなるはずだ。 ブレードを狙って接近するが、流石に4脚ACの旋回はかなりの速度だ。両の腕に装備されたマシンガンで撃ち抜かれる前に、素早く距離を取る。 『ちょこまかと……!!』 肩と、エクステンションのミサイルを発動させる。誘導式の低速マイクロミサイルに連動魚雷といった妙な組み合わせだ。 果たしてその組み合わせは、有効と言えるのだろうか。だが、結局は回避すれば同じことなのである。 (とは言っても……!!) 妙にやりにくい組み合わせだ。魚雷の発動に警戒しつつ、マイクロミサイルを回避するのは若干神経を擦り減らすものだった。 ブレードを狙いに接近するのも、相手のAC構成があれなのでどうにも接近し難い。 (イチかバチか!!) マイクロミサイルを横目に、前方へと飛び出す。魚雷を上手く飛び越え、そのまま突撃する。 その動きに反応し、相手がマシンガンを構えた。肉薄と同時に、マシンガンのマズルフラッシュが視界を一瞬遮る。 それでも、予定された動きに支障は無い。数発の弾丸を受けるも、素早く横へと回り込む。 そして一歩踏み込み、抜刀。激しい音と共に、青い閃光が敵ACの右腕部から脚部にかけて大きな傷を走らせる。 そのまま、相手の背後へと向けて移動。それをさせまいと、相手も引きつつ旋回する。 チェインガンをばら撒きつつ、白色のACが距離を離す。それに食らいつくように彼女が追いかける。 弾丸を回避するのに余計な運動が入り、少しずつ距離は離れていった。 そして、再び襲い来るミサイルの群れ。攻撃を一旦停止させ、回避に専念する。 『ふんっ……やるな、貴様……』 再びチェインガンを構え、接近しつつばら撒く。応戦するようにライフルを撃ち、距離を詰められないように回避する。 (久しぶりに……楽しめそうね……!!) 瞬間、轟音と共に弾丸が飛来した。 『……ッ!?』 突然の事態に、一瞬目を瞑る。が、被弾したのはどうやら自分ではなさそうだ。 見れば、白いACの右腕が吹き飛んでいた。ダメージが右腕に集中していたこともあったのだろう。 そして、弾丸が飛来した場所を振り向く。この手口、彼女の記憶には一人しか思い当たる節が無い。 『……勝負に水を差すとは……大した根性じゃねぇか……』 静かな怒りを燃やし、白い4脚ACもそちらを見た。そしてそこに一機の黒いACが飛来する。 禍々しい、死神を髣髴とさせるエンブレム。そして、暗黒の鎧に身を包んだ悪魔が、降臨した。 『何しに来たの』 あくまで冷静に、そう問う。彼女も、答えはわかっているはずだった。 『決まっているだろう。そいつを殺す』 ただ一言、ライフルを構えてそう言った。予想通りであり、好ましくない事態だった。 『増援か……2対1とは……随分と卑怯な真似をしてくれる……』 チェインガンを構えつつ、少しずつ後ろへと後退するAC。さすがに撤退を考えたか。 しかし、彼がそれを許すはずが無い。彼は、レイヴン殺し『ファントム』だからだ。 OBを発動させ、急速に接近する。ライフルを数発発砲しつつ、相手の頭上を飛び越えた。 『ちっ!!』 マシンガンとチェインガンで弾幕を張り、対抗する。しかし軽く回避され、裏へと回られる。 瞬間、左腕のブレードが光る。オレンジの閃光を走らせながら、大きく振りかぶって一閃。 直感的に、ジャンプした。閃光は空を斬り、そのまま4脚ACへ背後を譲る形になる。 『死ねぇ!!』 チェインガンを連発で撃ち込み、マシンガンで更なるダメージを与える。 流石にこのダメージは手痛かった。すぐにオーバードブーストを発動させ、急速離脱する。 マシンガンも弾丸が切れたようで、装備を解除して、コアに格納されていたブレードを取り出した。 『待ちなさい!!』 と、ここで今まで傍観していた雫が叫んだ。やはり、雫としても勝負の最中での乱入には少しだけ腹が立っていたのだ。 しかし、事態は更に急変する。その場にいた全員のレーダーに、新たな機影が映った。 高速で接近するそれは、雫の後ろからやって来ている。 『増援!?』 振り向けば、先程のファントムのように佇む4脚タイプのACがいた。 『苦戦してるようだな……助けに来てやったぜ』 オレンジ色のACが、そう告げる。それは雫にとって、悪夢を起きながらにして見ているようなものだった。 炎の中央に焼かれた男が佇むエンブレム。そして、両腕に装着された火炎放射器が、妙に存在感をアピールする。 (あのAC……!!) 忘れるはずが無い、そのシルエット。3年前の記憶が、一気にフラッシュバックする。 操縦桿を握る腕が、ガクガクと震える。全身に悪寒が走り、動きたくても動けない。 歯をギュッと食いしばり、自らへと気合いを注入する。キッっと前を見つめ、動き出す。 『……私は!!』 瞬間、雫の横を一機のACが駆けて行った。漆黒の、中量2脚ACが。 今まさに飛び出そうとしていた雫は、一瞬何が起こったのかわからなかった。 瞬く間にファントムは敵ACへと接近し、ブレードで斬りかかる。 『ファントム!!そいつは……!!』 私が殺す。そう言いかけたが、ファントムの叫びに全て遮られた。 『死ね……レイヴン!!』 ブレードでの追撃、更にリニアを交えて攻撃する。しかしヒョイと回避し、仲間へと伝言する。 『おっと危ない……すまん、そっちは任せたぜ』 オーバードブーストを作動させ、ファントムを引き連れて別の場所へと移動する。 追いかけるようにファントムもオーバードブーストで消えていった。 『待ちなさい!!そいつは……そいつは私が!!』 雫も、追いかけようと試みる。だが、オーバードブーストを搭載していないACで追いつけるはずが無かった。 それでも、彼女は追いかけた。兄の仇を取るために……この手であいつを斬ると、その誓いを果たすために。 取り残された白い4脚のACは、しばらくずっとそこにいた。 彼の視界に、彼女を追いかけて飛んでいく輸送機が映る。 『興が冷めた……またいつか、決着をつけるとしよう……』 輸送機とは反対の空へ、彼は消えて行った。 砂漠のど真ん中で佇む雫は、すぐに発見された。 いくら通信で呼びかけても返答は無く、ずっと涙を流す声だけが聞こえ続けた。 強引にACを回収し、帰還する。その輸送機の中でも、彼女はずっと涙を流し続けた。 運命か、それともただの偶然か。彼女の中の、消えかかっていた憎しみの炎が、再び燃え上がった。 「絶対に……この手で……!!」 涙に混じって、彼女の決意の声が響く。 決戦は、目の前だ。
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グラス・オニオン 「あら、おはようございます。お待ちしておりました」 工房内で私を待ち構えていた胡乱な侵入者は熟練の笑顔で臆面も無くそう言ってのけた。ガラス越しの逆光に照らされた異様なシルエットの輪郭にスペクトル光が帯びる。入り口の戸を破壊したのも、こいつか。私は鞘に収められた剣の柄に右手を添えた。 「……ああ、おはよう。で、貴様は誰だ。そのでかい図体の邪魔な椅子ごとたたっ斬られたくないならば、直ちに出て行くがいい」 「お仕事がお忙しいところ申し訳ありません。直接伺わないとお会いできないようでしたから。足が悪いものでして、このままで失礼致しますわ」 「誰かと聞いている。名を名乗れ。或いは死ね」 戯言を吐き出すその喉元へと、瞬きの間に剣先を突きつける。しかしその腹立たしい作り笑いが消えることは無い。その顔に露骨にもう一度にっこりと笑顔を作ると、その女は語った。 「失礼、申し遅れました。私は古沢糸子と申します。少々お時間をとらせてはいただけないでしょうか。樹脂あくりるさん?」 古沢糸子。その名は一ガラス職人に過ぎない私にも耳に覚えがある。ドブ周りをうろつく小汚いネズミだ。それもその汚らわしい牙と爪に毒を持っていると聞く。 「ふん、噂には聞いていたぞ。探偵め。貴様か、あのクズを失職させたのは。それ自体は愉快痛快で至極結構、だがおかげで私の臨時収入も粉々だ。今度は何をやらかすつもりだ?」 「いやですわ、人聞きの悪い。それに今回はただの人探しでして……」 「……ほう。ろくな予感はしないが、言ってみろ」 私は剣を鞘に収めると、次の言葉を待った。そして発せられたその単語は、やはり私を落胆させるに十分であった。 「――飴石英さん。たがね、せきえい。彼が今どこにいるか、ご存知ありませんか?」 しばしの間、私と探偵とは視線を交わし睨み合った。その目にはこちらの動作を一片たりとも逃すまいとする気迫が満ち溢れている。探偵にとって言葉とは口から放たれるものだけではない、そのことは重々承知。だが餌を待ちわびるその態度はあまりにも拙速に見えた。 「随分焦っているようだな、探偵。余裕が感じられんぞ。生憎だが奴の行く末なんぞ私は知らん」 視線を外し、安楽椅子の横を通り抜ける。 「どけ」 安楽椅子探偵は、ため息を吐くとおとなしく引き下がった。私は見向きもせず工房の先へ進み、珪砂の袋を溶解釜へと開け入れた。もはやあれは居らぬものとして日々の作業を始めることとする。 「……最後にもう一つだけ」 だが探偵はしぶとく食い下がる。 「キリコという名の女性に心当たりは……?」 そのときの私は、随分と間抜けな顔をしていたように思う。なぜこうも呆気にとられたか、己にも心あたることはない。 「……なんだ? 奴がまた新しい女でも作ったのか? 知らんな」 その言葉を聴いて、探偵は今度こそ心底からにまりと笑った。理由はわからぬが、実に腹立たしい。 「無駄足だったな、探偵。もう交わす言葉は一片も無い」 「貴重なお話を頂き、感謝極まりないですわ。それではまた」 「二度と来るな」 そうして古沢糸子は去って行った。その日製作した板ガラスは、透明度、厚みの均一さ、どこをとっても低品質極まりないものとなった。とても重要顧客に納品できるような代物ではない。全く無駄な一日であった。 一日を一枚のガラスに喩えるならば、人生はそれを一枚一枚重ねていく作業である。重ねるごとに、透ける風景はゆがみ、よどみ、沈んでいく。それを全て砕いていったとき、最後に現れるものは何であろうか。或いは何も残らないのかも知れぬ。 このページのトップに戻る|トップページに戻る