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31代目スレ 2009/12/24 その日も、ミズル・グレーデンは愛車のレンジローバーに乗って鼻歌交じりにハンドル を握っていた。 隣町のデパートで買い出しをした帰りだった。今日はこれからミズルの両親が経営する L&Eコーポレーションのガレージを使ってのクリスマスパーティがある。従姉妹のラーナ は少し苦手だけれど、仲良しのマーくんも、あとなんとかいう名前のクラスメイトもいる。 町と町との間、民家は少なく、工場や倉庫が建ち並ぶエリアに入る。 急ブレーキの鋭い音を聞いたのは、十字路にさしかかったときだった。 真っ黒なアルファロメオだった。ウインカーも出さずに、爆音を立てながら夜道を走り去っていく。 「あっぶないなあ、もう」 ミズルは頬を膨らませながらハンドルを握りなおした。 ミズルはクルマの運転が好きだった。中学生でもなんでも、好きなものは好きなのだか ら仕方がない。それに、ミズルは好きなことをガマン出来るタチではなかった。ついでに いえば法律だとか決まり事だなんて言葉は聞いただけで眠たくなるから、無免許だなんだ といわれても意味がよく分からなかった。 それだけに、ミズルは乱暴運転が嫌いだった。あんな運転をしたら、クルマがかわいそうだ。 シャーシー越しに道路が伝えてくれるデコボコなリズムを感じることが出来ないのだろうか。 気を取り直して発車しようとしたときだった。顔の真横で、バンと大きな音がした。 「うわっ」 ドアに誰か貼り付いている。高等部のミナト・カノウだった。今までに見たこともない 必死な形相をしている。 「ミズル、いいから出せ」 助手席に座っていた、ピッグのPちゃんことランディ・ゼノサキスが冷ややかな声を出す。 「ええ、でも」 「いいから、出せって」 「乗せてくれ!」 窓を開けるが速いが、ミナト・カノウは一方的にドアロックを解除し、後部座席に飛び込んできた。 「ええと、なに、ドルオタさん」 「勝手にヘンなあだ名付けるんじゃねえよ!」 「うちのパーティに来たいの?」 「なんで中学生のパーティなんかに紛れ込まなくちゃならねえんだよ! メチャクチャいたたまれないわ!」 「んもう、じゃあ、なに?」 「さっきのクルマ! あれ追ってくれ!」 「どうしたの?」 「AKB48のライブチケット、盗られた!」 ミナト・カノウは、OG学園内でも有名なアイドルオタクだ。よく校内でオタ芸の練習 をしては、風紀委員に叱られたり金髪の先輩に小突かれたりしている。 今日は大事な大事なクリスマスイブライブの当日だそうだ。ネットオークションで熾烈 な戦いの結果見事チケットを獲得したミナトは、上機嫌でOG駅に向かっていた。その 途中、商店街での出来事だ。見知らぬ男にぶつかったかと思うと、大切なプラチナチケット をスラれていたという。 もちろんミナトは慌ててあとを追った。しかし、相手はクルマに飛び乗った。悲しいかな、 ひとの脚と自動車だ。ここまで追いすがったものの振り切られ、ちょうどそのときミズル たちが乗るレンジローバーに遭遇したという。 「降りろ。まっすぐ帰って、自分が今晩なにをすべきか考えろ」 ランディが冷たく言い放つ。 「AKBのライブ観に行くことに換えられることがあるわけねえだろ!」 「お前、しょっちゅう観に行ってるじゃないか」 「当たり前だ! 『会えるアイドル』っていうのがAKBのコンセプトなんだからな!」 「じゃ、今晩くらい会えなくたっていいじゃないか」 「ふざけんなよ! 今夜はクリスマスイブだぞ!」 「クリスマスイブにアイドルのコンサートに必死って、お前悲しいぞ」 「お前はすぐさまCRマクロスに大枚突っ込んじゃってるひとに謝れ!」 「自業自得だ、それは」 「だいたいクリスマスイブに男子中学生とドライブしてるようなヤツにいわれたくねえよ!」 「俺はこいつが妙な真似しないように監督してるんだよ!」 「じゃ、まず無免許運転をやめさせろよ!」 「それはいくらいってもやめないんだ」 「やめないよぉ」 「悲しいなあ! 男子中学生しか相手にするヤツいないって!」 「アイドルに必死な男がなにいってるんだ」 「ドルオタさんもうちのパーティ来る? 女の子いるよ。 うちの従姉妹と、なんとかいう同級生だけど」 「お前、同級生の名前くらい覚えてやれよ!」 「なんだっけ、えっと、ラン、ラン、ラン?」 「それお前よりだいぶ年上のフリーターだよ!」 「ひと文字くらい思い出してやれよ!」 「えーと、ラーナといつもつるんでる子。 あとマキネさんも来るよぉ」 「マキネがいたってうれしかねえよ!」 「ひとの姉だか妹だか捕まえて失礼なこというんじゃねえ!」 「じゃあ、お前は兄だか弟だかとして、あいつが客観的にモテるように見えんのか!」 「まあモテはしないだろう!」 「そうだろう!」 「なんの話してんの、ふたりとも」 クリスマスイブの夜だ。道路は、トロトロと走るクルマでいっぱいだった。その間を 縫うようにしてレンジローバーを飛ばす。やがて、アルファロメオの後部ランプが見えて来た。 「あのクルマだ!」 「ええと、追い着けばいいの?」 「横付けしてくれ! あとは俺がやる!」 「なにするつもりだ、お前は」 「あっ、ちょっと、ハコ乗りはやめてよ。シャレてないなあ」 周囲からは次々と明かりが消えていた。このままアキハバラまで行くつもりか。 アルファロメオは元々スポーツ性を前面に打ち出したクルマだ。直線での加速は恐ろ しいものがある。対して、ミズルのレンジローバーはオフロード性能を重視している。 純粋なスピード勝負では分が悪い。 「んっん~、なぁんかこう、ゾクゾクしちゃうなあ」 ミズルはぺっぺと手に唾を吐きかけてハンドルを握りなおした。 「運転中にハンドルから手を離すな!」 「Pちゃん」 「お前はイブにまで俺を子豚呼ばわりか!」 「ちょっと、後部座席移ってシートベルト絞めててくんない?」 「は?」 「お尻、振るからさあ!」 ミズルは両手にぎゅっと力を込めてハンドルを回転させた。横向きに急激なGがかかる。 ランディがなにごとか喚きながら後部座席に転がっていくのが視界の端で見えた。しかし、 すぐに見えなくなる。コーナーが終わるやいなや、ギアを切り替えた。アクセルを踏み抜く。 足元からウォンとエンジンの唸る音が伝わってきて、レンジローバーが猛烈な加速を始めた。 心臓が、トットッと心地よいリズムを刻んでいるのが分かる。 ミズルは、絵を描くしか能のない子だといわれている。自分でもそう思っている。絵を 描く以上の能力なんて、特に必要ないし、なくてもいいと思っている。 だから、クルマの運転はミズルにとって純粋な趣味だった。仲良しのマーくんがたまに 連れてくる、よくわかんないオジさんたちからの期待もなにもない。単純にやっていれば 楽しいというだけの行為だ。この行為に全身を浸すことは、絵筆を握ることとはまた違った 悦楽だった。 「さあ、俺のハンドル捌きは性格悪いぞ!」 アクセルを踏み抜いた。暴れ始めるハンドルに、体重をかけてしがみつく。 アルファロメオのランプがチカッチカッと輝き始める。と、その明かりがするすると 小さくなっていく。こちらに気付いて加速したか。 「もっと飛ばせ!」 「お前なにやる気になってるんだよ! 停めろ!」 「奥歯噛んでて、舌噛むよ」 クルマは峠に差し掛かっていた。民家はおろか、道路標識も信号機もない。フロントを 駆け抜ける風がハンドル越しにひたひたと頬を叩く。 アルファロメオはさらに加速していた。車間距離がじりじりと開いていっている。もう 減速などしていられない。ミズルはアクセルを小刻みに踏みながらハンドルを回した。 加速度に、眼球がぎゅうと押し潰されるのがわかる。一瞬、視界が真っ黒に染まった。 ブラックアウトか。一瞬だけだ。ミズルは目をかっ開いたままハンドルを握った。せばまっ た視界の中で、さっきより少しだけ大きくなったアルファロメオの尻が見える。 「行っけるかなぁ、行っけないかなあ」 ミズルはぐっと唾を呑んだ。 コースはずっと直線が続いている。一度は詰めた車間距離を、またじりじりと開かれつつある。 「Pちゃん! この先にコーナーある!?」 「ダメだ! この先ずっと直線だよ!」 「ありがと!」 重度の方向音痴であるランディが、ナビをデタラメに見ていることはわかっていた。 ミズルは確信を持ってアクセルを踏みつけた。 アルファロメオの後部ランプがじわじわと近づいてくる。 やがて、行く先にコーナーが見え始める。 ミズルは無意識に鼻をヒクつかせていた。ハンドルをまわして。アクセルを踏んで。 レンジローバーがそう訴えかけている。それは、いいモデルを見つけたときに囁きかけ てくる声に似ていた。クルマを走らせるのは、一種の芸術なんだなとわかる。 ミズルはもはやアクセルを踏みっぱなしにしていた。荒れくるう車体を、ハンドルに しがみついて制御する。 アルファロメオが近づいてくる。あと10メートル、5メートル、2メートル。 ここだ、とレンジローバーが声を飛ばしたように感じた。ミズルは鼻の奥にツンと突 き刺さるものを感じながら車体を振りまわした。車体が雄叫びを上げながらアルファロメオ と横並びになる。 「よし!」 「待って!」 ミナトがドアに手をかけようとしているのを、ほぼ無意識に止めた。 まだ、まだだ。ここじゃない。レンジローバーは、まだこの先に行きたがっている。 「オーケーオーケー、おれもL&Eの子だ!」 ハンドルの奥、ラージ・モントーヤ伯父さんが付けてくれた秘密のスイッチを叩いた。 途端に、視界が再度のブラックアウトに襲われた。今度は長い。なかなか視力が回復しない。 しかし、視力など必要なかった。ミズルの五体はいまやレンジローバーと完全に一体化していた。 真横にいるアルファロメオが距離を詰めてくる。ガン、ガンと不細工な衝撃が車体を 揺らす。ガードレールに擦れて、お気に入りのキタノブルーの塗装がガリガリと削れていく。 クルマを使ってなんてことをするんだろう。ミズルの胸に怒りが宿る。 「馬脚を現したね。クルマが泣いてるよ!」 ミズルはハンドルをいっぱいに回した。 車体が跳ねる。シートベルトがミズルの胴体をぎゅうと締め付ける。後部座席では、 ミナトとランディがひっしと抱き合ったまま転げまわっていた。 フロントライトが闇夜に軌跡を刻み込んでいる。 ガードレールに突っ込むような姿勢のまま、レンジローバーが加速を続ける。ぶつかる。 そう思った瞬間、心地よい加速度がミズルの後ろ髪をさあっと駆け抜けていった。 コーナーを抜けた。アルファロメオは、右手後方にいる。追い抜いたのだ。 「よっしゃ!」 レンジローバーのエンジンが勝利の雄叫びを上げる中、ミナトが後部ドアに手をかけた。 「前へ進め、立ち止まるな、Got it!」 ドアが開き、暴風が吹き込んだ。 「行く手阻むRiver! River! River!」 たぶん、AKB48のなんとかいう歌なんだろう。高らかに歌いながらミナト・カノウは 夜の闇の中に飛び出した。フロントライトで照らし出された空中で、鍛えられた両脚が「つ」 の字を作るのが見えた。 「運命のRiver! River! River!」 ミナト・カノウの跳び蹴りがアルファロメオのフロントガラスに突き刺さった。車体が 激しくスピンしながらガードレールにぶつかる。それでもミナトは振り落とされない。 まるで両脚をフロントに縫いつけているようだった。粉々に砕け散ったフロントガラスの 奥に、ぬっと両手を差し入れている。 「恋をするならこの次は、あんた名義の恋をしな」 お前もだよ、とランディが呟く中、アルファロメオのフロントがボンと爆発した。もう もうと立ちこめる白煙の中、のしのしと歩いてくるミナトの顔は勝利に輝いていた。頭上 に得意げに上げているのは、AKB48のプラチナチケットだろう。ミズルにとっては もはやなんの興味もないことだった。 「あ、やべっ、AKB行くのに、最後娘。でシメちゃったよ!」 「ミズル、出せ」 「あっ、ちょっと待てよ、ついでだからアキバまで送ってってくれよ!」 「だって、もうパーティ始まっちゃう」 「ダフ屋が当日チケット売ってるだろうから、お前らもライブ観ればいいじゃん」 「興味ないなあ、アイドルなんて」 「そういうのがあるなら、こんなカーチェイスする必要なかったんじゃないのか?」 「うちのパーティにおいでよ。ついでに紫雲さんち寄ってこう。 いまなら妹さんたちも来てるかもよ」 「興味ねえよ! カッちゃんとこの妹なんて!」 「じゃ、お前はいったい誰がいたら満足なんだ」 「前田のアッちゃんだろ、小野エレピョンだろ、小嶋のはるにゃんだろ」 「もういいよ! ミズル、こいつここに置いてけ」 「ああ、なんか、もう、どうでもいいな」 「あっ、ちょっと待てよ!」 「じゃあね、メリークリスマス」 今日は、なかなかいいクリスマスイブだった。 アスファルトを踏みしめるレンジローバーのタイヤが、げっぷをしているようだった。
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2005年2月28日 アメリカ・ミズーリ州セントルイス郡インターステート64 殺人容疑の男が乗ったSUVが逃走中に操縦を誤り道路脇の土手へ進入し、 立体交差を飛び越えて制御を失い何度も横転します 容疑者の男は車外放出し、病院へ搬送されましたがその後死亡しました テレビ局のヘリが上空から捉えた事故の瞬間です 2005年7月27日 アメリカ・カリフォルニア州ウォルナッツパーク 殺人事件の容疑者が車で逃走し、それを追跡中のパトカーが 市街地でカーブを曲がりきれずに家具店の壁に突っ込みます 運転していた警察官は無傷でした その後逃走劇の末、犯人は逮捕されました 上空のヘリが捉えた事故の瞬間です 2005年10月4日 アメリカ・アイダホ州 違法改造の容疑でパトカーに追跡され逃走していたミニバンが 道路を封鎖していたパトカーに衝突し、2台とも大破します 衝突の瞬間を捉えたパトカーの車載カメラの映像です すぐ目の前で2台が衝突し、吹き飛ぶ様子が映っています
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2004年11月4日 アメリカ・テキサス州リチャードソン ダラス銀行に強盗に入り金を奪った3人の容疑者がSUVで逃走 追跡中のパトカーが止まっていた逃走車に近づいた瞬間、 逃走車は急発進し、パトカーに向かって発砲します これによりパトカーに乗っていた警察官1人が軽傷を負いました その後、交差点で容疑者達と警官とで銃撃戦となり、 容疑者達は投降し全員逮捕されました パトカーの車載カメラが捉えた銃撃の瞬間です
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1997年7月29日 アメリカ・アイオワ州 強盗に入った男女がピックアップトラックで逃走し 信号無視で交差点内に進入した瞬間にトレーラーと衝突します この事故でピックアップトラックは大破・2人は即死しました 有名な映像ですので見た方は多いと思います この映像は頻繁にテレビでロングバージョンで紹介されていましたが、 逃走犯2人の飛散した肉片が映っている事が判明し、 紹介されることは自粛されるようになりました
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変態、改心、カーチェイスにて。 ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第163話 自重しないクロミラ 自重しない富竹 YOKODUNA討伐を果たした霊夢は、もうする事もないので城へ移動する事にした。 船で得た情報を早急に海馬達に伝えなければならない。 ヨッシーに車の運転を任せている。危なっかしいのでスピードは遅めだ。 「霊夢さん、やっぱりお腹空きませんか?」 ヨッシーが何も気にしない様子で平然と言った。 またか……。私は内心毒づく。 この恐竜には自分の食欲のせいで何度も面倒をかけて申し訳ないとかいった気持はないのだろうか。 YOKODUNAを排除した後、ヨッシーが腹が減ったと言ったので霊夢は自分のパンを少しだけ千切ってあげた。 そして、城に着いたら海馬達が食料を用意して待っているから頑張ろう、 といった意味合いの事を根気強く伝え、ヨッシーを納得させた。その数分後にまた『腹が減った』である。 ……いい加減イライラするわよ。全く……。 ヨッシーの隣の助手席には私のデイパックを乗せてある。 空腹に加え、隣には決して手をつけてはならないパンの入ったデイパック。ヨッシーは辛そうだ。 その事について、私の心に罪悪感はない。陰湿?確かに陰湿ね。 あーあ、YOKODUNAと戦う前まではそんなにうだうだ言わなかったのになあ。 あの頃はヨッシーなりに空気を読んでてくれてたのかもしれないわね。 「ちょっと霊夢さん無視ですか?私、お腹空いて死んじゃいそうですー。ここは町だから何か食糧があるかもしれませんよ?」 「あー!もう五月蠅い!あんたってほんとに食欲だけね!さっさと城に戻らないと海馬達が心配するでしょ」 「そそそ、そんなこと言ったって……」 ヨッシーは口ごもり、困った顔をして自身の腹を押さえている。ヨッシーの腹がぐ~と間抜けな音をたてた。 さすがに言い過ぎたかな……。私は少しだけ反省する。 何度も何度もしつこく腹が減った腹が減った、と言ってきたヨッシーだったが、一応、彼に非はない。 それがどれだけ強大であろうと、空腹は所謂、生理現象なので仕方ないと言えば仕方ない。 ヨッシーは悪い事など何もしていない。 「ヨッシー」 私はなるべく優しい声を出そうと努めた。 「確かに町だから食糧がどこかにあるかもしれないけど……町は危険よ。私の戦闘音を聞きつけて危ない奴がやってくるかもしれないわ。 私達はあの船で得た情報を海馬達に届けないといけない。だからさっさと城n」 「食べ物の匂いがします!!!」 私の言葉を遮り、ヨッシーはこの殺し合いには不釣り合いな甲高い声を上げた。 何普通に大声出してんのよ……。今私、戦闘音を聞きつけて危ない奴が来るって言ったわよね……? 話聞けよこの爬虫類め。大きな音を立てるのはまずい事なのよ。 私の心中の思いなどもちろん知らないヨッシーは、どこから食べ物の匂いが漂って来ているのかと 車の窓から顔を出し、首をあちこちに回してキョロキョロしている。 「霊夢さん。わわわ、私行ってきますね。ここで待ってて下さい。すぐに戻ってきますから、二、三分で!」 ヨッシーは早口でまくしたて、車から降り駆けて行く。どうしてそんなにどもるのよ。 「ちょっとどこ行くのよヨッシー!単独行動はやめた方がいいわ」 私の言葉に気づいたヨッシーは足を止めた。やった……思い直してくれた。あいつに単独行動なんてされたらたまったものじゃないわ。 でも良かった。なんとか未然に防げたわ。ヨッシーも空気読めるじゃない。 「間違えて二つ持って来ちゃいました!!霊夢さんの返します!」 ヨッシーは私の期待を完全に裏切り、背中に乗せていた私のデイパックをこちらに投げて来た。 そしてそのまま駆けて行く……………ああッ!もうッ! ▼ ▼ ▼ 猛スピードで走り、霊夢の姿が見えなくなったのを確認し、近くの民家に入った。 空腹の割にはご満悦の表情である。その秘密はヨッシーの持つデイパックにあった。 フヒヒヒヒ……これぐらい離れればいいかな。 私は背中のデイパックを下ろし、中から共通支給品であるパンを取り出しました。 実はさっき、霊夢さんに投げ渡したのは私の、食料の入っていないデイパックだったのです。 だから霊夢さんのデイパックは今ここにあります。パンがいっぱい入ってますねぇ。 さて、早くしないと気づかれてしまいます。 「いっただきまーす!」 私は舌を伸ばしパンを一口で飲み込みました。ああうまい。久しぶりのこの感じ……最高だ! 私は次々にパンを食べていきました。一応、一個ぐらいは残しておくつもりですけどね。 霊夢さんは怖いからこんな事がばれたら大変です。ばれないようにしないとね。 「ふぁあ、ふぉふぇいふぃへふぉふあひはふぁ(ああ、それにしてもうまいなあ)」 私は口をパンパンにして呟きます。 『おいそこのトカゲ野郎』 「ふぉ?」 あれ今何か聞こえたような……。トカゲ野郎って誰の事だろう。 『無視するんじゃねえトカゲ。俺をさっさと霊夢の所に戻せ。 折角デイパックの中から霊夢の腋を眺めていたってのに何してくれるんだ!』 あれ、何でしょうかこれ。カードが喋っています。 「ふぉおへほふぃイフェ不ふぇほほふふぁふぉふぁふぇあふぁふぃry (どうでもいいですけど私はトカゲじゃないです。スーパードラゴンのヨッシーですよ)」 『日本語でおk 何でもいいから俺を霊夢の所に戻せ!二度とお前なんかの背中に乗りたくない! 俺は霊夢に装備して欲しいんだよぉ!レイハなんか引っぺがして俺を装備しろって霊夢に言え! 俺は霊夢の裸が見てえんだよ!間近から腋巫女を堪能したいんだよボケ! 今までずっと肉ダルマの傍にいて鬱憤が溜まってんだよ!』 ああ、なんかうるさいなあ。レイハさんと似たようなものなんですかねぇこれ。 私は口の中のパンを全て飲み込み、爪楊枝でシーシーやりながら言いました。 「そんなに裸が見たいなら私を見ればいいじゃないですか。いつでも裸ですよ私は」 『……殺すぞ。どこの世界に爬虫類の裸を見て興奮する変態がいるんだよ! 霊夢だ!レ、イ、ム、の、ハ、ダ、カ!!ああ!さっさと拝みてええええええ!!』 「見たいなら自分で霊夢さんに装備してって言えばいいじゃないですか。 裸ぐらい見せてくれますよ。私だっていつも裸でしょ?」 シーシーやりつつ言いました。これってあれですかね。このカードは所謂変態って奴ですか? まあ、裸ぐらいいいんじゃないでしょうかね。私、いつも裸だし……。 『トカゲの裸とかわいい女の子の裸を同じに考えるんじゃねえええええ!! ありがたみが違うんだよ!価値が違うんだよ!頭おかしいのかお前は!!』 なんか大きい声で騒いでいますが怖くありません。だってただの道具だしね。 とにかく食事の邪魔をしないで欲しいです。私は舌を伸ばし、また一つパンを平らげました。 「ふぉ、ふぉくふぃ……食事の邪魔はしないで欲しいですね……(モグモグ)」 『クソ、やっぱりお前、デイパックの中から観察していたが、食欲だけしかないんだな……』 『あ、そうだいい事思いついた』 私は銃の呟きを無視し、パンを食べ続けました。ああ、もうちょっとでなくなるぅぅぅ。 『……話だけは聞いてくれ』 「ふぉ?」 これが最後だと思い、口の中にパンを詰め込みまくった私に向かってカードは語りだしました。 『いいか?俺の目標は霊夢の裸を見る事。つまり装備してもらう事だ。 俺だって初めは装備してくれってデイパックの中から言おうと思ったさ。 だが、ターゲットにはすでにレイハの奴が張り付いているじゃねえか。しかもこう、なんというか、信頼関係にあるように思える。 だから俺は慎重に行こうと考えたわけだ。する必要もないのに、いきなり装備してくれってデバイスの方から言うのはおかしいだろ?』 「ふふぁふふぃふ!!(うますぎる!!)」 やばいやばいこのパンうますぎ。霊夢さんのパンうま過ぎですよこれ。 今までずっと我慢させられてきたからかな?あ、まだカードさん言ってたんだ。 『それくらいの事はお前にも分かるか。安心したぜ。 で、だ。お前から俺を推薦してもらえないか?『試しにクロミラ装備してみれば?』ってな。 まあ、『試し』って言っておけば霊夢にも断る理由なんてないはずだ』 「ふぁ!!」 やべ、もうあと一個しかない。うう、一つくらい残してなきゃ霊夢さん、切れますよねぇ。 『見たいんだよ……ヨッシー。俺は何としてでも腋巫女の裸を目に焼き付けたい。 俺の事を変態だと笑うか?笑われてもいいさ。俺は真剣なんだ。大マジさ……。 女の子を裸にしてレ○プする事が……俺の使命だからな……』 真剣な口調で、若干カッコつけてクロミラさんは言っています。 「真面目にそんな事言わないで下さいよ」 『俺は真面目なんだよ!正直言えば裸なんかじゃ全然物足りないね! 俺は霊夢をレ○プがしたいんじゃ!一枚一枚脱がせたいんじゃ!セクハラしてやりたいんじゃ! 霊夢の体をもうめちゃくちゃに触りまくってやりたいんじゃ!合体してええええ!』 そんな事言ってもねえ。もしかしたら私が怒られるかもしれません。あ、そんな事よりも。 「私があなたを霊夢さんの所に持っていったら、霊夢さんのデイパックを盗ったってばれるじゃないですか!」 『その点は心配ない。霊夢は肉ダルマのデイパックを逆さまにして、中身をそのまま自分のデイパックに入れていたんだ。 確認なんてほとんどしてないはずだ』 「……ほんとですか?」 『本当だ。確認は城でするつもりなんだろ、多分。で、協力してくれるんだな?』 「それとこれとは話は別ですよ」 クロミラさんはオーマイガッとか言って嘆き始めました。 なんだか本当に悲しそうです。でも、そんな事に協力したら私が怒られるかもしれないじゃないですか。 『どうしてだヨッシー!お前もオスだろ!?女の体を見たいって言うのは男として当たり前だろ!?』 「でも私と霊夢さんはこう、別の生き物なんですよ!」 『バーロー!種族の差ぐらい性欲で乗り越えろ!頼むから考え直してくれよ! お前だって霊夢の裸を見たいだろ?何でもいいから協力しろ!殺し合いするよりエロい事した方が楽しいだろうが!』 霊夢さんの裸……うーん別にどうでもいいですねえ。 でもクロミラさんは物凄く真剣だ。心から見たいと願っている。 熱意だけは確かに伝わってきていますよクロミラさん……。 「…………だが断る 面倒くさいです」 私の返事を聞いた瞬間、クロミラさんは沈黙しました。 そして時折、嗚咽のようなものが聞こえてきます。まさか泣いてる? 『ううう……俺一人でどうやって霊夢を裸にすればいいんだ。 くそう、あのレイハの野郎さえいなければどうにでもなったのに……ちくしょぉ……』 やっぱり泣いていました。うう、これは断った私も辛い。気まずい。 「さ、さっさと帰りましょうクロミラさん」 私はデイパックを背負い、クロミラさんを手に持ち、立ち上がりました。 少し時間がかかってしまった。霊夢さんが怪しんでいるかもしれない。 私は民家の出口の方に足を進めました。その時です。私がドアを開ける前に誰かが外からドアを開けました。 入ってきたのは男です。暗くてよく分かりませんが、首の辺りに大量に付いているのはもしかしてケチャップ? 凄く……旨そうだ。 「話は聞かせてもらったぞ! 協力しよう!僕はその子の裸を盗撮する!」 ▼ ▼ ▼ 時は遡る…… 僕は何かの爆発音を聞き、警戒のため民家に身を潜めていた。 耳を澄ましていると、激しい戦闘音が次々に聞こえてくる。 拳銃を撃ったとかいうレベルではないのは明らかだ。もしかして人間以上の化け物が暴れているのかもしれない。 化け物というのも案外あり得ない話ではないのだ。ロックみたいなロボットもいたのだから……。 しばらくすると戦闘音は聞こえなくなった。決着がついたのか、それとも、片方が逃げたのか……。 「終わったみたいだ……」 僕は民家の窓から出来るだけ広い範囲を見渡し、様子を見た。 辺りは静かで、見たところ安全だ。 今すぐ動くのは危険か?……いや。 早く薬局に行って全身の傷を治療したい。体中が激痛に襲われて思うように動けないからだ。 ハルヒさん(永琳)ならこの傷もうまく治してくれるはずだ。だから……警戒しながら行くか。 僕は激痛に耐えながら懸命に歩き、ようやく薬局に辿り着いた。 辺りを警戒する事は勿論忘れていない。残念な事にハルヒさんはいなかった。中ももぬけの空だ。 地下に降りてみると、ご丁寧に肝心の薬まで誰かに盗られたのか、ほとんどなくなっている。 それでも少しは残っていたので僕は全身の傷に一つずつ応急処置を施していった。 こんな事しても僕はもう終わりかもしれない。 ニート達に飲まされた薬のせいで首の痒みが止まらない。どんどんひどくなっていく。 「クソ……」 僕は呟いた。ハルヒさんがいないのは本当につらい。今のところ、ハルヒさんは僕のたった一人の味方だ。 『霊夢だ!レ、イ、ム、の、ハ、ダ、カ!!ああ!さっさと拝みてええええええ!!』 僕が応急処置を終えた直後、それは僕の耳に飛び込んできた。 なんて台詞を大声で……。ふふ、まあ僕にだってそういう気持ちはわかるけどね。 僕はふと、ニートと共に偽ハルヒとロールのパンツを盗撮したのを思い出した。 あんないいものを撮影出来たのは本当に嬉しかったけど今思えばぞっとする。 僕は主催側の連中とあんな戯れをしていたんだな……。 あの時、調子に乗って偽ハルヒ達を追いかけて梯子を上り、偽ハルヒ達のすぐ真下からパンツ撮影を行ったり、触ったりしていれば、 間違いなく奴らは切れて、その凶悪な本性をむき出しにしていただろう。 危ない危ない……あの時下手すれば殺されていただろうな。遠距離からの盗撮だけで我慢しといて良かった。 っと、こんな事はどうでもいい。それより今聞こえてきた声の中に、霊夢という単語があった。 ニートから聞いた人物だ。その霊夢はニート達と同じ主催側なのかどうか……白か黒かはっきりしない。 もし霊夢が僕と同じ立場なら、変態から助けてやらなければならない。よし。とりあえず、行ってみよう。 僕は声の主を割りと早く見つける事が出来た。とある民家の窓から中をそっと覗く。 暗くて細かいところはよく分からないが、そこには夢中でパンを貪る恐竜と、喋るカードがいた。 奇妙な生物?二体に出会ったことで僕の思考は少しの間フリーズした。 ここで我を忘れないて暴走しない辺り、やっぱり僕は冷静なはず。 あの二人もロックマンみたいな存在だろうと無理やり自分を納得させる。 僕は雛見沢症候群なんかじゃないからね。今更、こんな事では慌てない。会話を盗み聞きする。 ははははは、へぇあ……どうやら彼らは少し離れた所にいる霊夢という女の子にいたずらをしようと考えているらしい。 あの銃を装備すると裸になるようだ。クロミラというカードはその事を利用して霊夢を裸にしたいらしい。 うんうん、中々いい事を考えるねぇ。ま、それぐらいの軽いいたずらなら悪い事ではない。お遊びで済む……な。 『見たいんだよ……ヨッシー。俺は何としてでも腋巫女の裸を目に焼き付けたい。 俺の事を変態だと笑うか?笑われてもいいさ。俺は真剣なんだ。大マジさ……。 女の子を裸にしてレ○プする事が……俺の使命だからな……』 ……ははは。過激だなぁクロミラ君……。彼とはいい酒が飲めそうだ。いや、クロミラ君は飲めないか。 『俺は真面目なんだよ!正直言えば裸なんかじゃ全然物足りないね! 俺は霊夢をレ○プがしたいんじゃ!パンツめくりたいんじゃ!セクハラしてやりたいんじゃ! 霊夢の体をもうめちゃくちゃに触りまくってやりたいんじゃ!』 ははは、ちょっと欲望を丸出しにしすぎだよ。しかし全くいい事言うなあ。彼とは間違いなく仲良くなれそうだ。 「…………だが断る 面倒くさいです」 クソ……あの恐竜め、空気が読めてないな。もしかしてあいつも主催側の人間じゃないのか。そうに違いない。 『ううう……俺一人でどうやって霊夢を裸にすればいいんだ。 くそう、あのレイハの野郎さえいなければどうにでもなったのに……ちくしょぉ……』 クロミラ君……。大丈夫だ僕がついている。 僕はクロミラ君に協力するため、民家の入り口を開けようとした。 しかし、僕は直前で動作を一時中断した。 待て……こんな浅はかに行動していいのか僕は?まだ、霊夢や恐竜が仲間かどうかはっきりしないじゃないか。 まあ、クロミラ君は絶対にこちら側のはずだけど……。どうする、どうする僕? まあ……いいだろう。どうせ乗りかかった船だ。霊夢とヨッシーが白か黒かは彼らと接触しながら考える事にしよう。 黒ならば必死に戦うなり、逃げないといけない。しかし、白ならば一気に仲間が増える。 僕は主催側の人間をひとり殺したんだから、少しぐらい息抜きしてもばちは当たらないはずだ。 というわけで、ここはクロミラ君に協力するとしよう。 僕は入り口の扉を開いた。 「話は聞かせてもらったぞ! 協力しよう!僕はその子の裸を盗撮する!」 ▼ ▼ ▼ 「うわっ!何するんだ!?」 「あーん。ケチャップ舐めさせて下さいよぉ」 私は舌を伸ばし、男の人の首に付着しているケチャップを舐めようとしました。 が、男の人は避けてしまいました。 「避けないで下さい。首を綺麗にしてあげますよ~」 「馬鹿!これはケチャップじゃない!血だ!」 え……血?マジで?だったらこの人血まみれ? 「ちちちち、血ですかぁこれぇ!?何てもの舐めさせようとするんですか貴方は!?」 「き、君が勝手に舌を伸ばしたんじゃないか!いきなり何のつもりだ!やっぱりお前も悪人だな!?」 男の人が拳銃をこちらに向けてきます。 「ち、違います!ケチャップと思っただけですよ!」 「どこの世界にケチャップを首に塗りたくる奴がいるんだ!?怪しいぞお前」 男の人が私に銃口を向けたまま、引き金を引こうとします。 『待て!その爬虫類は俺の仲間だ、手出ししたら許さないぞ!』 男の人はクロミラさんの言葉に反応し動きを止めました。 『そいつは殺し合いには乗ってないし、善人だ!俺が保証するぜ』 「……それは本当かい?」 男の人の声が明らかに優しい感じに変わりました。 クロミラさん。感謝します。 『本当だ!俺もヨッシーも悪人なんかじゃない!ただちょっとしたいたずらを考えているだけだ!』 「……いたずら」 いたずらと聞いて男の人の目の色が何かを思い出したかのように変わりました。 さっきまでの張り詰めた表情が緩んでいきます。 「よし、君がそこまで言うなら信じよう」 『ヨッシーが失礼をしたようですまない。で……俺達のいたずらに協力してくれるってのは本当か?』 「ふふふ、勿論さ!こういう危険な場所でも楽しめる時は楽しんでおかないと損だからね。 僕は霊夢が裸になった瞬間を激写してみせるよ」 『ふへへへへあんたとはうまい酒が飲めそうだ。 もし写真が撮れれば後で何回でも、霊夢の生まれたままの姿を楽しめるな。ふひひひひ』 「フヒヒヒヒヒ」 駄目だこいつら……早く何とかしないと……。と、私は思いました。 「あの、ところで名前は何なんですか?」 私は恐る恐る聞いてみました。男の人はイライラした目つきで私を睨み、答えます。 どうして私は嫌われているんでしょうか……。あ、首を舐めたからか。 「僕は富竹。フリーのカメラマンさ」 『富竹。あんたが協力してくれるのは本当に嬉しいし、有難い。しかしだ、俺とあんただけじゃやはり駄目だ。 霊夢は警戒してしまうだろう。ヨッシーの協力が必要だ』 クロミラさんがこう言うと、富竹さんは再び私を睨みました。 うう、やっぱり私も手伝わなくちゃ駄目なんですか……。でも、霊夢さんは怒らせたら絶対に怖い。 YOKODUNAと戦っている時なんてまるで鬼のようでした。 『ヨッシー、何を悩んでいるんだ。お前は俺に一つ貸しがあるだろ?協力しろよ』 「貸し?何の事ですかそれは?」 『恩知らずな奴だな。お前、さっき俺が富竹を止めなかったら撃たれていたぞ。』 う……確かに。私はクロミラさんに貸しを作ってしまった。 「そ、それとこれとは話が別ですよ!」 『富竹さんよ。こいつまだこんな事を言ってやがる。恩知らずな奴だぜ。もしかしてこいつ悪人かもしれねえ……』 「やっぱりそうか……」 富竹さんがまた銃に手をかけます 「わ、分かりましたよ。手伝います!」 うう、何なんですかこの二人の妙な連携は!霊夢さん怖いのに……! 『さて、富竹のためにもう一度、俺の華麗にして完璧な作戦の説明をしようか』 「お、頼むよクロミラ君」 『殺し合いなんて関係ないね!俺は女の裸が見たいんじゃ!』 ▼ ▼ ▼ 「遅いわよヨッシー!心配したじゃない」 数十分車の中で一人待った後、ヨッシーは現れた。探しに行かなくてよかったわ。 「その……霊夢さん。ちょっと変な物を見つけたので着いて来てくれませんか?」 「変な物?何よそれ」 「き、来てみれば分かりますから。あ、近いですから歩いていきましょう」 なんでまたどもってんのよ。冷や汗浮かべちゃってるし……。 私はヨッシーに少々怪しいものを感じたけれど、構わず着いて行くことにした。 言えないって事はもしかして、あの船みたいにゲーム破壊に関わる重大な物なのかもしれない。 しばらくヨッシーに着いて歩き、私達は一軒の民家に到着した。 「何ここ?ここに変な物があるの?」 「は、はい。そうなんですよ。なな、中に入りましょう」 「どうしてそんなに動揺してるのよ」 「ししし、してませんしてません」 ……何なのよもう。 『全くあの爬虫類野郎。演技が下手な奴だぜ』 「ああ、全くだ。イライラするな」 『さて、そろそろターゲットが家の中に入ってくるぞ。準備をしておくんだ相棒』 「OK!粛々、粛々といこう」 私はドアノブを回し、民家の中に入った。家の中は当然の事だが、暗く、殺風景だった。 入り口の向かい側には奥の部屋へ続くドアがある。 「何があるっていうのヨッシー?」 「ゆ、床に何か落ちています」 私は床を見た。暗くて一目では分からなかったが、確かにカードが落ちていた。 これのどこが変な物なのよ。 『あれは……クロスミラージュ』 レイジングハートはあのカードを知っているようだ。……っていうかあれ、YOKODUNAの遺品の中にあったじゃない。 (日吉が言ってた奴ね。詳しく調べる必要があるわ。あれはただのカードじゃないのよね?) 『はいレイム、あれは私と同じデバイスです』 ところで、どうして私のデイパックの中にあったものがここにあるのかしら。まさか、ヨッシーの奴……。 私は今持っているデイパックの中を覗いた。中にはRPG-7という武器とプラスチック爆弾が入っていた。 食料は入っていない。これはヨッシーのデイパックだ。 「ヨッシー?」 「はい……?げッ!」 私はため息を吐いた。 「私のとすり替えたのね?見損なったわ」 「ご、ごめんなさい霊夢さん。ちょ、ちょっとした出来心で……」 「…………」 やれやれだわ。食べ物のためなら何でもするのねこいつは……。 私はヨッシーの持つ私のデイパックをぶん取り、代わりに私が持っているデイパックを押し付けた。 中身を確認してみる。案の定、パンは消えていた。いや、一個だけ残っている。 ヨッシーなりの気遣いだろうか。まあ、全部食べなかったんだからここは許してやるか。 「ご、ごめんなさいもうしません霊夢さん」 「もういいわよ。で、私に見せたい物って何」 「あ、あれを見てください。喋るんですよアレ」 レイジングハートだって喋るじゃない。何を今更……。 私はクロスミラージュとかいうデバイスを拾おうと足を進めた。その時だ。 sm162:砕月 時系列順 sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(後編) sm162:砕月 投下順 sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(後編) sm155:『殲滅計画YOKODUNA』(後編) 博麗霊夢 sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(後編) sm155:『殲滅計画YOKODUNA』(後編) ヨッシー sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(後編) sm156:Stars Strike(後編) 富竹ジロウ sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(後編)
https://w.atwiki.jp/2chdrift/pages/101.html
1.暴走しているHUVの情報を入手せよ 2.ムーンパレスに現われたHUVを検挙せよ 2. 通常のカーチェイスと変わりはないので時間制限がある。出現数は1体なので手こずることはないだろう。ただしこのチェイスでのみ、経験値とミトを得ることはできない インセンティブ Exp 70 Mito 375
https://w.atwiki.jp/2chdrift/pages/97.html
1.OMD政府庁舎でジェイソン局長に会え 2.ムーンパレスイメージタワーに行きエリナに会え 3.エリナの話を聞け インセンティブ Exp 75 Mito 450 このミッションをクリアした後からカーチェイス(HUV退治)をすることが可能になります
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変態、改心、カーチェイスにて。(後編) ◆jVERyrq1dU (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第163話 『魔法の才能を持つお嬢さん、YOKODUNAから私を救って頂いた事にまず感謝を述べます。 はじめまして。私はクロスミラージュという者です』 カードがえらく礼儀正しく挨拶してきた。 「はじめまして……霊夢です……」 一応、挨拶を返しておく。 『実は内密な話がありまして。先ほど、どなたかテレパシーで会話出来る者はいないかと、 そこにいるヨッシーさんに聞いてみたんです。それで霊夢さんなら出来ると教えて頂き、ヨッシーさんに連れて来て貰った次第であります』 「そう。それで内密な話って何?」 『この殺し合いを支えるシステム。その根幹についての話です。こればかりはこのまま話す訳にはいかない。 あの車の中というのも怪しいので私はここで伝えたいのですが』 どうやら相当な情報を握っているようだ。これは興味深い。 「ヨッシーもまだ話を聞いてないの?」 「ととととと、当然です!」 だからその動揺はなんだ。ヨッシーが喋った直後、 クロスミラージュの方から何やら舌を鳴らしたような『チッ』という音が聞こえてきた。 「何か言った?」 『私ですか?いえ、何も』 話す事が危険というのなら、筆談か、クロスミラージュを装備してテレパシーってところか。 「でも知ってる?首輪の盗聴機能は今、停止しているのよ……あ、でももう直っていてもおかしくないわねぇ」 『なるべく慎重に事を進めたい。よろしければ、私を装備してください』 「れ、霊夢さん。テレパシーでさっさと話を聞いて下さいよ。わわわ、私も気になって仕方ありません」 「そうね……私も気になるし。いいわよねレイジングハート」 『……まあ、そうですね』 レイジングハートは何故か知らないけれど不満げだ。 「あ、あれこここ、ここで装着するんですか?わわわ、私男ですよ。 霊夢さん一瞬だけど裸になっちゃうんですよ。わ、私見ちゃいますよ」 ……何なんだこの爬虫類は。いい加減怪しいし、今のはきもい。こいつ、恐竜のくせに女の裸に興味あるのかしら……。 そういえば今、思い返してみればレイジングハートを装備した時もこいつはじっと見ていなかっただろうか。 うーん、うまく思い返せない。でも今の発言だけとってみればこいつは明らかに…… 「あんた、食べ物以外にも興味があったのね。それも爬虫類のメスの体じゃなくて人間の体に……」 「うう……そ、そうなんですよ。わわわ、わ私大好きなんです。お、女の子の裸。た、たまりませんねぇ」 「……!! この変態……! 今度こそ本気で見損なったわ……」 ……全くもってきもい。でも言い過ぎたかな。ヨッシーは目に涙をためていた。 でも、あんな事言わずに黙っていれば良かったのにね。 気持ち悪い事には変わりはないけど正直というか抜けているというか。 私はクロスミラージュを掴み、奥の部屋へ向かった。ヨッシーにはここにいるように伝えておいた。 奥の部屋は倉庫のようだった。木材やら建築資材やら様々な物が置かれていたが、役に立ちそうな物はない。 しかし、隠れるのには都合よさそうだ。 『レイム……何かおかしい。クロスミラージュはこういうキャラではなかった様な気がします』 (……確かに、日吉が言ってたようにバグってるのかしら) レイジングハートが何やら気になることを言う。 確かに私も話が出来すぎていると思っていた。 『どうしました?私は早く伝える事を伝えて、貴方達に殺し合いを破壊して欲しいのですが……』 「……レイジングハートが貴方の事を怪しいって言ってるわ」 『……無理もありません。私は主催者の連中に改造されましたからね。日本語を話せたりするのもそのためです』 改造か……。 (レイジングハート、どう思う?) 『……分かりません。確かに『改造』というのはあり得る事だと思います。 参加者にとってより使いやすくするために、クロスミラージュは改造されたのかもしれません』 (……仕方ないわね。リスクを恐れていては何も始まらないわ) 『申し訳ありませんレイム。無駄な気遣いをさせてしまいました』 (ううん。別に構わないわよ) 「じゃあテレパシーで伝えて貰うわ。大事な話って奴を」 「お任せください……フヒヒww……」 デバイスとかいう不思議アイテムで変身するのはこれで二度目だ。 私の服は消え、ヨッシーの言うとおり、裸になっていく。 ……それにしても、ヨッシーにあんな趣味があったなんて……きもい。 服が消え、裸になった。部屋が二つあって良かっ 「TOMITAKE☆FLASH!」 パシャ! 潜んでいた男が持つカメラのシャッター音とフラッシュの光が暗い部屋に響き渡った。 『「YATTA!!うまくいったぞ!」』 その男とクロスミラージュが同時に叫んだ。物凄く楽しそうな声だ。 私の変身は終わった。クロスミラージュはレイジングハートと負けず劣らずの派手で恥ずかしい服を私に提供してくれた。 『YATTA!!最高だ。その発達しかけの可愛らしい胸、思わず擦りたくなる柔肌!たまんねぇ!!』 ――あぁ、なるほど…… この変態野郎共。そういう事か。絶対に絶対に許さない。私が全存在をかけて否定してあげる!! 「レイジングハートォオオオォォ!!!」 私は三度目の変身を開始する。こいつらは絶対に許さない。 『お、よっしゃ!富竹!また変身するぞ!もうばれたんだから恥も外聞も関係ない!また盗撮するんだ!』 「分かってるさ!TOMITAKE☆FLASH!」 まだ、写真撮ってる。全く、この変態共め!許さない許さない。 「少し……頭冷やそうか……ディバインバスター!」 富竹とかいう男のすぐ横を特大のエネルギー波が通過していった。富竹の背後の壁を簡単に砕き、凄まじい炸裂音がした。 富竹は頭を両手で守り、崩れてくる木材などから哀れに逃げ回っている。 『すごい……』 レイジングハートの呟く声が聞こえた。 「ちょ、ちょっと待ってくれ!僕が悪かった」 富竹が必死になって謝る。許すつもりは勿論ない。 『レイム!落ち着いてください!』 私はゆっくりと富竹に向かって歩を進めた。近距離からの攻撃で確実に……。 『レイム!!』 レイジングハートの声が耳に届き、私はハッとした。歩みを止める。 『レイム。殺してはいけません』 (……そ、そうね。分かってる。分かってるわ。ありがとうレイジングハート) 「今のは、さすがに僕達が悪かったな……はははははへぇあ」 富竹がにやけながら言った。分かっているならするな。 「クロスミラージュ」 私は背後に落ちているカードに向かって声をかけた。 「大事な話っていうのも、嘘?」 『フヒヒww モチロン大嘘♪ あられもない姿をありがとさん。目に焼きつかせてもらったよ』 大嘘♪じゃねえよ。私はクロスミラージュの元へ向かった。そして 「ふざけんなぁッ!」 レイジングハートをゴルフのように使い、クロスミラージュをナイスショットした。 クロスミラージュは『ぐはぁ』だとかの奇声を上げ、富竹のすぐ隣の壁に衝突した。 富竹は震えていた。 「二度としないでしょうね?」 「勿論です。二度としません」 私の問いかけに富竹は驚くほど従順に答えた。 「あんた、最低だけど一応ゲームには乗っていないみたいね。一緒に城に行く?」 「城?」 「ええ、そこでならその適当に治療しただけの傷も治るかもね。……出来れば来るな。変態の助けなんて必要ないんだから。 海馬達もいるしね」 「海馬ぁ!?」 富竹が驚いた様子で叫んだ。何?どうしたっていうのよ。 「どうしたの?」 「海馬だと……!」 冷静に……クールになるんだ僕。確か海馬っていうと、遊戯の仲間で、主催側の人間じゃないか。 という事は霊夢とヨッシーも主催側……いやいや待て。二人は海馬に騙されているのかもしれない。 「海馬と知り合いなの?」 「……説明するよ。いいかい霊夢ちゃん」 「ちゃん付けするな、気持ち悪いのよ。この変態野郎!説明はもういいからさっさとどっか行け」 ……怖い。さっき聞こえてきた化け物レベルの戦闘音は、もしかして霊夢が戦っていた音かもしれないなぁ。 「す、すまない霊夢、さん。僕の話を聞いてくれ」 僕は主催者は実は紫という人物だという事、ニート達やハルヒが悪である主催側だという事を説明した。 海馬についてもだ。海馬は間違いなく主催側の人間であり、悪人だ。 「そんなわけないじゃない。あんた変態なだけあって頭の中も妄想だらけね」 『うはwwひでえな超どS。だがそれが魅力的』 クソッどうして信じてくれないんだ。これだけ必死になって伝えているのに。 「僕が変態だって事は……認める。その通りだ」 「……!?」 『何言ってんのお前wwきめええええ』 「だけど今話した事は本当なんだ。どうして信じてくれないんだ!」 僕は訴えた。信じてくれないって事はやっぱり霊夢も主催側の悪人なのか? 「……私は海馬を一応信じているわ。海馬が悪人なんてないと思うわ」 『ちくしょおお!海馬とかいう奴になって霊夢とニャンニャンしてええええ!!!』 「このど変態!うっるさいのよさっきから!!いい加減静かにして!!」 ははははへぇあ……クロミラ君もようやくツッコミを入れられたか。 ……それにしても海馬を信じているだと……なぜだ。本当にどうしてだ。 やはり、霊夢は…… 「やっぱり君もヨッシーも主催側の悪人だったってわけか」 『「は!?」』 「僕の話を受け入れられないって事が何よりの証拠だ!お前も悪だ!悪だ!悪だ!」 「ちょっと……おかしいわよ……あんた」 霊夢は少し怪訝な表情をして言った。僕がおかしいわけないじゃないか。僕の頭は今までにないくらい冴え渡っている。 霊夢を殺そう。僕は決心した。まともに戦っては確実に勝てない。だから先制攻撃の一発で奴を殺さなければならない。 なぁに……簡単さ。この隠し持った拳銃を霊夢の顔に向けて発砲すればいい。 早撃ちぐらい簡単さ。 カチ 僕はしっかりと狙いを定め、引き金を引いた。霊夢の顔に間違いなく当たったはずだ。 ふふふ、さあ、綺麗な裸の次は脳みそが飛び散っている姿でも見せてもらおうかな。 ……あれ?なんか銃声が妙に小さいぞ? 「何しているのあんた?」 「へぇあ?」 「弾切れしているんじゃない?」 「…………あ」 忘れてたああああああぁあああぁああ!!まずい。もう武器はスタンガンしかない。 どうやってこんな化け物と戦えっていうんだ。 「宣戦布告とみなすわ。行くわよレイジングハート」 霊夢が臨戦態勢をとった。どう戦おうが勝てるわけがない。とにかく逃げるしか、う……こんな激痛走る体で逃げ切れるか? いやいやそれでもやるしかないか。 この時、半分諦めかけていたのだが、天は僕に味方してくれた。 ▼ ▼ ▼ 「さ、さっきからどどど、どうしたんですかこの音は?霊夢さん」 私が富竹に向けて攻撃しようとした時、もう一つの部屋からヨッシーが入ってきた。 「何でもないわヨッシー。ちょっと揉め事があっただけ」 「も、揉め事って!こんな強い銃があるんですか!?」 ……うん?ヨッシー何か勘違いしてない?ヨッシーの視線の先を追ってみる。 ヨッシーは富竹の構えている拳銃と壁にあいた大穴を交互に見比べている。 どうやらヨッシーはその大きな穴を、拳銃で開けた穴だと勘違いしてしまったらしい。 ヨッシー……駄目だ。悪食で変態でさらに馬鹿だなんて…… 「そんなわけないでしょう!それはレイジングハートで」 「動くなッッッ!」 「ひゃあ、助けてください霊夢さん!」 富竹がいきなり動き出し、ヨッシーの首元に空の拳銃を押し当てた。 空だからヨッシーが殺される心配はない。だけどこれでは攻撃しにくい。 富竹は間違いなくヨッシーを盾にするだろう。 「ヨッシーその銃は弾切れよ!銃声なんてしなかったでしょ?殺される心配なんてないから富竹を倒しなさい!」 「弾切れなんかじゃないぞ。この銃には壁にも穴をあけれるような銃弾が沢山篭っている」 「どどど、どっちですか!?」 駄目だ。ヨッシーは混乱している。こうなったら魔法を使わずに、富竹をレイジングハートで撲殺してやる。 そうすれば確実だ。 「そうはさせない!TOMITAKE☆FLASH!」 富竹のカメラから閃光が放たれた。私は目がくらむ。 まずい。この隙に富竹は逃げる気だ。 『ちょ、やめろ!俺は嫁から離れたくない!離せボケ!お前なんかに持ち運ばれてたまるか!! 霊夢助けてええええ!ああ、お前の将来の夫が今、連れ去られて――』 誰が夫よ、誰が!駄目だ見えない。富竹は今どこに。 「霊夢さあああん!」 「黙ってさっさと走れ!!」 見えた。ようやく視力が回復した。 (レイジングハート行くわよ) 『はいレイム』 窓から富竹の姿が見えた。富竹はヨッシーの背に乗り、空の拳銃で脅しながら、走らせている 大丈夫、いくらヨッシーが速くてもあいつはすぐに腹が減るもの。 ヨッシーに奴の拳銃が空って事を伝えればいいだけよ。それに私には、あれがある。 私は急いで車の元へ走った。ドアを開け、エンジンをかける。 あの悪食で馬鹿の変態にも運転できたんだから私にだって出来るはずよ。 よし、動いた。変態トリオめ。待ってなさい。 ブォン!ガシャーン! 私の運転する車はいきなり電柱に衝突した。 ▼ ▼ ▼ ううう、何なんですかこれは。クロミラさんに脅されて、霊夢さんに変態呼ばわりされて……。 何か今度は無理やり走らされるし……ああ、疲れるし腹は減るし……ああ、もう! 「ヨッシー、足を止めたら撃つぞ。僕は拳銃だけじゃなく、スタンガンという恐ろし~い武器も持っているんだからな」 「は、はいぃぃぃぃ!」 霊夢さんは銃は弾切れだって言ってた。ほんとなんでしょうか。 うう、でも弾が入っていた時の事を考えると怖いから走らざるを得ません。 『お、霊夢ぅぅぅぅぅ!助けてくれええぇぇぇ!やっぱり俺の事が好きなんだな!あぁ、あなたと合体してえええええ!』 「クソ、追いかけてきているのか。だが追いつけるものか! 車を運転した事ないみたいだな……」 「ひいぃええええ、まてぇぇぇぇぇぇ、ヨォォシィィィその銃に弾は入っていないわぁぁぁぁきゃあぁぁぁ」 『レイムううぅぅぅ落ち着いてくだぁさいぃぃぃ』 ブォォォガシャンドガグシャブーンブォォォォォ 【E-3 町/一日目・真夜中】 【博麗霊夢@東方project】 [状態]:健康、バリアジャケットの腋部分破損、魔力消費中、すこし眠い、血霧の巫女 [装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース、ワルサー カンプピストル@現実(1/1)(26.6mm信号弾残り6発) ボコボコのジープ@ヤンマーニ [道具]:支給品一式(パンは一個だけ)、YOKODUNAの支給品一式*4(水食料全消費)、 フリップフラップ@ニコニコキッチン、首輪、ドリル@ミスタードリラー、 博麗アミュレット(130/200)、メモ用紙(10/10)、魔理沙の帽子、ドリルアーム、 気合の鉢巻き@ポケットモンスター、クマ吉の手錠@ギャグマンガ日和、 ドアラの着ぐるみ@ドアラ動画シリーズ、全自動卵割機@サザエさん、 億千万の思い出@現実、マント羽根*2@スーパーマリオワールド、 キーボードクラッシャーの音声(の入ったiPod)@キーボードクラッシャー [思考・状況] 1.変態トリオを追跡してヨッシーを助ける。でも車の運転難しい。 2.城に帰って寝る。お風呂にも入りたいな 3.Niceboat.の探索 4.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉 5.今回の事件の解決(主催者の打倒) 6.お兄ちゃんねぇ……やよいから、離すべきだったかしら。 7.クロスミラージュを調べたい。 ※日吉戦でのYOKODUNAの能力について、日吉から聞きました。 ※霊夢はジープ@ヤンマーニに乗って富竹を追いかけています。後部座席に軽機関銃が在るかは不明です。 ※ヨッシー、富竹、クロミラの事を変態だと認識しました。 ※船橋前の通路には霊夢の張った結界があります。 物理的な効果はありませんが、船内でのみ、霊夢はそこを何かが通ったことを知ることができます。 【ヨッシー@スーパーマリオワールド】 [状態]:健康、軽く焦げてる [装備]:富竹 [道具]:支給品一式(食料全消費)、RPG-7(残弾5)@GTASA、C4プラスチック爆弾@MGS [思考・状況] 1.富竹の拳銃は空?もし弾が入っていたら怖いので富竹に従う。霊夢さん助けて 2.とりあえず霊夢さんに協力 3.戦いになったら避難する。 4.ボスを倒す ※ヨッシーはKASをどこかの世界のマリオと思ってます。TASと関わっていません ※霊夢とヨッシーはカイバーマンたちと情報交換をしました。霊夢は大方把握しています。 ※Niceboat.後方甲板にはまだ何かがあるみたいです。 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:雛見沢症候群発症、鳩尾に痣、左肩、左腕に中程度の怪我、右腕に銃創、出血、首から出血、首に痒み、顔面に打撲傷、火傷、 全ての傷は簡単な応急処置済み [装備]:富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、ベレッタM92F(0/15)@現実、クロスミラージュ(8/8)@リリカルなのはStrikerS、 スタンガン@ひぐらしのなく頃に、ヨッシー [道具]:支給品一式*2、ピッキング用針金、フィルム [思考・状況] 1.ヨッシーを走るように脅し、霊夢から逃げつつ反撃の機会を窺う。 2.仲間になってくれる人を探す。 3.主催者の手先(霊夢、ヨッシー、ハルヒ、遊戯、ニート、ロックマン、ロール、エアーマン、 ムスカ、スパイダーマン、永琳、ゴマモン、海馬、萃香、阿部)を殺す。 4.水銀燈、アリス・マーガトロイド、霧雨魔理沙が敵かどうか調べる。 5.圭一、レナ、魅音の保護。 6.自分に打たれた薬の解毒剤を探したい。 7.ゲームから脱出し、主催者「紫」を倒す。 [備考] ※第三回定時放送をまったく聞いていません。 ※本物の涼宮ハルヒの方が偽名だと勘違いしています。 ※雛見沢症候群が発症しました。首が痒いです。 ※富竹は、首が痒かったりするのは、ロールやニートに何か薬を打たれたためだと思い込んでいます。それは、首輪を誤作動させるためだと思っ ています。 ※主催者を、紫という人物だと思っています。 ※自分が襲撃した相手が誰か、理解していません。 ※富竹はヨッシーに乗っています。 sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(前編) 時系列順 sm164:今日の私は陰陽師すら凌駕する存在よ!! sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(前編) 投下順 sm164:今日の私は陰陽師すら凌駕する存在よ!! sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(前編) 博麗霊夢 sm172:東方萃夢竜(前編) sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(前編) ヨッシー sm172:東方萃夢竜(前編) sm163:変態、改心、カーチェイスにて。(前編) 富竹ジロウ sm172:東方萃夢竜(前編)
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8月15日早朝、5連ホーン先輩が渋谷のキングの自宅(実家)への取材を敢行した。目的は5月ごろに配信活動をぴったりやめてしまった渋谷のキングの生存確認であるとのこと。 5連ホーン先輩は、以前 渋谷のキングが配信している最中に渋谷のキングの自宅(実家)前で5連ホーンを鳴らした ことでその名が付けられた。 渋谷のキングの配信の録画にもその際の音がはっきりと残っている 。また、それ以前にも、 ネタ扱いされていることで知名度を増しつつある渋谷のキングの自作曲・666 を 車から大音量で放送しながらキングの自宅周辺を運転した ことがあり、渋谷のキングの自宅訪問に関してはかなりのベテランであるようだ。 5連ホーン先輩は突撃の数時間前からツイキャスにて配信を開始しており、その際には訪問に関する計画を説明していた模様。説明によると、友人同伴でゴブリン城に向かい、渋谷のキングの自室に明かりが灯っているかどうか等の確認を行う予定だという。また、ハンマーなどの持ち物を持参するとして配信上で見せている。 そして、早朝になるとその出来事は起こった。当時の様子は記録され、ニコニコ動画に投稿されている。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm24242997 空が明るくなり始める頃に5連ホーン先輩はゴブリン城に到着。渋谷のキングが生存すると言われる自室には明かりは灯っていなかったものの、1階の明かりはほぼ全て点いていたという。5連ホーン先輩は親戚が来ているのかもしれないと指摘。 そんな中、ゴブリン城前の公園で花火を楽しもうとしていた5連ホーン先輩は、なんと家の前に人影を確認。急遽現場に直行すると、ゴブリン城前に車が停められ、開いたトランクの前で何かをしている人物の姿が確認される。親戚ではないかという指摘もあったが、普段自宅の駐車場に停めている車と同じ車種であることから、5連ホーン先輩はこれを渋谷のキングの父親と断定。 車内からゴブリン城の前に止まっている車に近づく5連ホーン先輩 このとき配信上で映った彼の顔は不鮮明であり、リスナーが顔の特徴や表情を確認することは難しかった。但し、先輩の証言によると顔は渋谷のキングがそのまま老けて禿げた感じで、結構似ているということだった。息子のせいですごく苦労していそうな顔をしていたとも証言している。「雰囲気は意外と厳しそうだがワンパンでいけそう」だとも伝えられた。また、笹野高史にも似ているらしく、後に助手席の友人から日本タレント名鑑の写真が配信上に映された際には「そっくり」だと先輩が発言している。 車内でスマホに笹野高史を映し確認する5連ホーン先輩 5連ホーン先輩は車をその人物の近くまでジリジリと寄せる際、相手もこちらに気付いていたらしく身体をこちらに向け様子を伺っていた。一部の動物園では肉食動物を車両から至近距離で観察することができるが、その相手が無実な中高年男性となると、そこではあまりにも異様な雰囲気が漂っているように見えるものだ。なお、先輩の証言によるとその時の彼は「キレていた」という。 その後、先輩の車両は一旦現場から離脱したように見えるが、しばらくすると車両真横を撮影していると思しき映像にまた渋谷のキングの自宅が写り込む。そして、映像は家の前に停められていたキング宅のものと思しき車両が全て写り込むように移動していく。かと思いきや、突然家の前の車両が急発進。なんとここからは(色々な意味で)手に汗握るようなカーチェイスが展開されるのであった。 「逃がしませんよ~」と言う言葉を何度も連呼しながら後をおいかける5連ホーン先輩 カーチェイス最中、5連ホーン先輩の証言によると相手車両の運転は荒かったらしく、警戒されていた可能性は高いようだ。今回のゴブリン城への訪問は早朝4時から5時に行われ、今回の暴挙に対して若干引き気味な者も少なくなかったが、ゴブリン城から出てくる人物をはじめて撮影できたことを新たな進歩として捉える者もいた。 「父親は悪くない」との声もあった中、これは衝撃的な出来事ではないだろうか。今後この出来事は渋谷のキングが配信外で受けた被害を代表するものとなり、ニュース速報(嫌儲)等で語り継がれては人々を恐れさせるようになったようだ。
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おすすめゲーム、 メリット ①おもしろい ②アイテムを拾ったりあいてをまいたり デメリット ①まいたあと相手がいきなり来て心臓に悪い ②むずかしい、クリア不可能(できるけど) フラッシュゾーン http //www.game-ou.com/cc/runop.html コメントゾーン おすすめ度5つ -- プラス50 (2012-03-18 13 59 55) 名前 コメント