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http //www.asahi.com/international/update/0328/TKY200903280106.html イスラエル軍「ガザ攻撃の死者、大半は戦闘員」 2009年3月28日11時44分 【エルサレム=平田篤央】イスラエル軍は26日、昨年末から約3週間にわたったパレスチナ自治区ガザへの攻撃による死者の大半は、イスラム過激派ハマスなどの戦闘員だったとする声明を発表した。イスラエル軍が死者数を公表するのは初めて。攻撃は「市民ではなく、ハマスのテロ組織を狙ったものだ」と強調している。 パレスチナ側は一貫して犠牲者の大半は一般市民だと主張。イスラエル紙も今月、無抵抗の市民を殺害したとする兵士の証言を報じており、国内外で高まる批判を静めたい狙いとみられる。 軍の声明によると、死者は1166人で民間人の犠牲は295人。709人はハマスなどの戦闘員で残る162人は特定できていない。民間人のうち16歳未満が89人、49人が女性だったとしている。 ガザの「パレスチナ人権センター」が19日に発表した調査結果では、死者は1417人で、民間人は926人。うち18歳未満が313人、女性が116人。戦闘員は236人で警察官が255人だったとしている。 国内報道
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アンサール・シャリーアとは、リビアやチュニジアで活動するイスラム過激派の民兵組織で非合法団体とされ、アルカイダに近いとも言われる。リビアで内戦に近い状況を引き起こしている他、チュニジアでメンバーがテロリストとして逮捕されたりしている。 チュニジア:「アンサール・シャ リーア」の8人を逮捕、財産押収 (2014/07/11 al-Hayat紙) リビア東部で民兵組織本部襲撃(2012/09/23 産経) ※その他の報道はニュース系サーチエンジン2003(アンサル|アンサール シャリア|シャリーア)でチェック。 チュニジア:「アンサール・シャ リーア」の8人を逮捕、財産押収 (2014/07/11 al-Hayat紙) 昨日(10日)チュニジア内務省は声明で、同国中央部のシディ・ブージード県において治安部隊が「『アンサール・シャリーア』と呼ばれている非合法組織に属す8人のタクフィール主義者」を逮捕したと発表した。 リビア東部で民兵組織本部襲撃(2012/09/23 産経) リビアからの報道によると、同国東部ベンガジで21日、政府支持の群衆数百人が、米領事館が襲撃され大使ら4人が死亡した事件への関与が取り沙汰されるイスラム過激派の民兵組織「アンサール・シャリーア」本部を襲撃し火を放った。群衆は別の民兵組織の建物も襲撃、民兵側との衝突で4人が死亡した。ベンガジには多数の民兵組織があり、多くが武装解除に応じていない(後略) 関連項目 名前 コメント
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ベンガジ事件(べんがじ じけん)とは、アメリカ大使がイスラム過激派に殺害された事件である。 概要 2012年9月11日に、リビアの東部ベンガジにあるアメリカ大使館が、イスラム過激派に襲撃され、クリストファー・スティーブンス大使と大使館職員3名が命を落とした(*1)(*2)(*3)。 当時、リビアにおいて、「アルカイダと繋がりのある人物」の調査が行われていた(*4)。ベンガジの大使館は、最小限のセキュリティも無かった為、国務省(大使館は国務省の管轄)に警備強化を要請していた。 しかし、当時、国務長官であったヒラリー・クリントンは、申請を全て却下した。 通常、大使館には、CIA職員がいる。だが、ベンガジは違った。大使館から2km離れた場所に、別館を設置し、そこにCIA職員を待機させていた。その為、アメリカ軍のマーティン・デンプシー統合参謀本部議長(当時)は、万が一に備え、大使館付近に特殊部隊C-110を駐留させていた。ところが、事件が発生した時、救援停止命令が下った。CIAに対しても停止命令が出た(*5)。 背景 この件に関して、ドナルド・トランプが演説などで、ヒラリー・クリントンを批判している。 そんな中、2016年11月5日、ドナルド・トランプ暗殺未遂事件が発生した(*6)。なお、トランプの演説会場で暴れた人物の、銀行の預金通帳からは、ヒラリー・クリントン公認組織「米国のためにはヒラリーを」の送金 記録が見つかっている(*7) (*8)。 関連項目 ヒラリー・クリントン アルカイダ リビア
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フィリピンとは東南アジアの国である。 日本、中国抑止の同盟構築へ(Voice of Russia)(2013/02/12) 膨らむ期待、待ち受ける難題=和平合意の比ミンダナオ島〔深層探訪〕(2012/11/3) マニラ爆弾テロ、イスラム過激派が犯行声明…死者10人に(2007/10/20) 日本、中国抑止の同盟構築へ(Voice of Russia)(2013/02/12) 日本のマスメディアの報道によれば、日本政府はフィリピンに新たな監視船数隻を寄贈する決定を下した。一隻1100万ドルの船舶は、南シナ海における中国の活動を管理するためのものだ。 1月、マニラを訪問した日本の岸田文雄外相は、アジア太平洋地域の安全保障問題に関する日比共通の国益ということを、再三強調した。日本とフィリピンの外相会談における中心的なテーマのひとつが、まさにこの「海洋における安全」ということであった。他のいくつかの国々と並んで南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島の権益を中国と争っているフィリピンは、日本にとって「自然な」同盟相手である。ロシア科学アカデミー極東研究所所属の日本に関する専門家、ワレリイ・キスタノフ氏はそう指摘している。 -日本は「東アジアにおける中国抑止」のために、何やら連合のようなものを構築したいと願っているようだ。その際、中国との領土紛争を抱えているのは日本だけでなく、フィリピン、ベトナム、マレーシアも同様である、という事実が利用される。日本は、中国の進める攻撃的な海洋戦略への対抗において、これら国々を支援できる、と見なしているのだ。 専門家の指摘によれば、最近、日本とベトナムの関係が強化されつつある。ベトナムにもやはり反中国というコンテキストがある。日本のマスメディアの報道によれば、日本の海上保安隊は、ベトナムとフィリピンの海洋警備部隊を訓練することを計画している。以上見てきたように、東シナ海および南シナ海では、「反撃」の準備が整えられつつある。危険な傾向だ。というのも、目下、領土紛争の当事者どれひとつとして、他方当事者のための譲歩を用意していないからである。紛争解決に向けた交渉の基礎とするためのものとしてさえ、何ら相手に受け入れ可能な提案がなされる気配がない 膨らむ期待、待ち受ける難題=和平合意の比ミンダナオ島〔深層探訪〕(2012/11/3) フィリピン南部ミンダナオ島で約40年にわたり反政府武装闘争を続けてきたモロ・イスラム解放戦線(MILF)とフィリピン政府は10月、最終和平に向けた「枠組み合意」に署名した。同島ではイスラム教徒住民が合意を歓迎し、MILF拠点でも兵士らに笑顔が見られるなど期待感が膨らんでいる。ただ、キリスト教徒からは不満の声が漏れるほか、MILFの武装解除など多くの難題が待ち受ける。最終和平に至るには日本など国際社会の支援がカギとなる。 国民の8割以上がカトリック教徒のフィリピンで、イスラム教徒は人口の約5%にすぎないものの、その多くがミンダナオ島に住む。両者は400年以上にわたり血みどろの抗争を続けてきた。 紛争で家が破壊された経験を持つウヤグさんは、2016年にイスラム系住民を中心とした新たな自治政府樹立を目指す今回の合意を「平和をもたらすこれまでで最良の解決法」と評価。10月27日に拠点で記者会見したMILFトップのムラド・エブラヒム議長も「和平交渉は大きく前進した。枠組み合意は関係正常化の真の指針となる」と述べ、達成感をにじませた。 MILFと政府も衝突を繰り返し、約12万人が犠牲になったが、08年にイスラム教徒の自治権拡大で大筋合意するまでこぎ着けた。しかし、キリスト教徒の地元当局者らの反発で交渉は頓挫、紛争が激化した経緯がある。その二の舞いを演じないために政府とMILFは今回の枠組み合意に当たり、キリスト教徒当局者らに根回ししたとみられる。 こうした状況に加え、資源配分や武装解除などは今後の交渉に委ねられており、「これからがこれまで以上に大変」(和平交渉筋)というのが関係者の一致した見方だ。こうした中、イスラムでもカトリックでもない立場で、地域社会の開発や農業支援などを通じてミンダナオ和平を支援してきた日本政府に大きな期待が集まる。 国際協力機構(JICA)から国際停戦監視団に派遣されている落合直之さん(48)は「期待と現実のギャップを埋めるためにも、日本はこれまで同様の支援を続けることに加え、新自治政府で働く人の育成などやることはたくさんある」と語る。自治政府樹立まで3年余り。残された時間は多くはない。(コタバト=フィリピン・ミンダナオ島=時事) マニラ爆弾テロ、イスラム過激派が犯行声明…死者10人に(2007/10/20) 【マニラ=遠藤富美子】マニラ首都圏マカティ市での爆弾テロ事件で、地元テレビ局ABS―CBNは20日、フィリピン国内のイスラム過激派「ラジャ・ソライマン運動」(RSM)]]}から犯行声明が同局に届いた、と報じた。 同局によると、スポークスマンを名乗る人物から、声明が携帯メールで寄せられた。収監中のRSM創設者の解放を求める内容だという。国家警察がメールの真偽を調べている。RSMはキリスト教からイスラム教への改宗者集団で、イスラム過激派アブ・サヤフとの関連が指摘されている。 国家警察は同日、軍事用の高性能プラスチック爆弾「C4」に使われる成分が現場から検出されたことを明らかにした。 関連項目 名前 コメント
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モロ・イスラム解放戦線(MILF)とはフィリピン南部ミンダナオ島で約40年にわたり反政府武装闘争を続けてきた組織。「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」は、78年に「モロ民族解放戦線」(MNLF)」から分派した。MNLFは96年に政府と和平協定を締結したが、MILFは戦闘を継続した。トップはムラド・エブラヒム議長。MILFは2003年に、政府と停戦合意し、「国際モニタリングチーム」の監視下、和平協議の実現を目指していた。2012年11月和平合意にこぎつけ、難題は残るも平和の兆しが見えてきた。 ニュース系 サーチエンジン(モロ イスラム MILF) 比政府とイスラム武装勢力 ミンダナオ、和平枠組み合意(2012/10/08) <フィリピン>和平交渉で米を拒否 MILF(2009/11/23) <フィリピン>政府とMILFが国際交渉団設置で合意(2009/09/16) 比政府の合意署名停止、イスラム武装勢力が停戦破棄を示唆(2008/08/23) 比政府とイスラム武装勢力 ミンダナオ、和平枠組み合意(2012/10/08) 【ジャカルタ=青木伸行】フィリピン政府と、南部ミンダナオ島を拠点とする反政府武装勢力「モロ・イスラム解放戦線」(MILF)は7日、和平の枠組みに合意した。既存の「ムスリム・ミンダナオ自治区」(ARMM)の領域拡大を認め、2016年までに新自治政府へ移行し、「移行委員会」を設置して、新自治政府の統治機構と「基本法」を策定することが柱だ。軍とイスラム武装勢力との紛争が40年以上続き、10万人以上が犠牲になったミンダナオ問題は新たな局面を迎えた。 和平交渉は2日から、仲介国マレーシアの首都クアラルンプールで、日本もオブザーバーとして参加し続けられていた。交渉の焦点の一つは、MILF側が要求するARMMの領域拡大を、政府側がどこまで認めるのかという点にあった。 ARMMは1990年に住民投票を経て発足し、南ラナオ、マギンダナオ(以上ミンダナオ島)、スルー、タウィタウィ、バシラン(以上スルー諸島)の5州などで構成されている。これに枠組み合意では、ミンダナオ島中部コタバト市と、バシラン州イサベラ市を加えることとした。 MILF側は2市以外にも、複数の州などを編入するよう主張していたが、これについては結局、住民投票を今後、実施し民意に委ねることで落ち着いた。 また、政府との徹底抗戦を主張し、MILFから離脱した強硬派「バンサモロ・イスラム自由戦士」によるテロが、激化する恐れもなしとしない。 <フィリピン>和平交渉で米を拒否 MILF(2009/11/23) 【マニラ矢野純一】フィリピン南部ミンダナオ島の紛争を巡る反政府勢力「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」と比政府の和平交渉で、日本や英国が交渉に直接関与する役割を強める中、米国が関与できない状態が続いている。01年の米同時多発テロ以降、ミンダナオ島に駐留を始めた米軍に対し、MILF側が拒否反応を示しているからだ。 一時停戦に合意した比政府とMILFは9月、和平交渉にオブザーバーとして参加する国際交渉団(ICG)を設置することで合意。日英のほか、サウジアラビア、トルコが参加要請を受けている。 一方、米国は10月中旬、在フィリピン米大使館の首席公使が、大使館の国防省担当者を伴ってミンダナオのMILFの拠点を訪問し、ムラドMILF議長らと会談した。MILFなどによると、米側はICGへの参加を直接的な表現で要請しなかったものの、「米政府はこれまで以上に、和平プロセスで特別な役割を担う積極的な意思がある」と交渉への関与を申し出た。 MILF側は米政府に謝意を示す一方、「米政府は和平交渉やICGの枠組みの外で、多くの事ができる」と、米の交渉への直接関与を拒否した。 米軍は、同島西方のスルー諸島を拠点にするイスラム過激派「アブ・サヤフ」を掃討する比軍の訓練目的で駐留。米政府関係者は「訓練目的で、戦闘に直接参加することはない」と説明する。しかし、国際テロ組織「アルカイダ」とは一線を画すMILFは駐留に反感を抱いている。 <フィリピン>政府とMILFが国際交渉団設置で合意(2009/09/16) 【マニラ矢野純一】フィリピン政府は16日、ミンダナオ島を拠点とする反政府勢力「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」との協議で、双方の和平交渉にオブザーバー参加する国際交渉団の設置で合意したと発表した。 交渉団には、イスラム諸国会議機構(OIC)や欧州連合(EU)が参加する見通し。MILF側は日本が参加する可能性も高いとしている。 比政府は「国際交渉団の設置により、1年に及んだ戦闘で中断していた本格的な和平交渉が再開されることを望む」と期待を表明した。 比政府の合意署名停止、イスラム武装勢力が停戦破棄を示唆(2008/08/23) 【コタバト(比南部ミンダナオ島)=稲垣収一】フィリピン南部ミンダナオ島を拠点とするイスラム武装勢力「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」のエブラヒム・ムラド議長(60)は23日、コタバト近郊で記者会見し、比政府との和平協議について「政府側が(自治拡大などを認めた)合意文書に署名しない限り、和平プロセスは崩壊する」と明言、2003年に政府と結んだ停戦合意を破棄する可能性を示唆した。 比政府とMILFは7月末、イスラム教徒による自治拡大に合意したが、反発した地元キリスト教徒らの訴えに基づき、比最高裁は今月4日、合意文書署名の一時差し止めを命令した。これに対し、一部のMILF兵士が暴徒化して国軍との断続的な戦闘が発生、死者数十人、避難民は最大20万人に達した。 関連項目 名前 コメント
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●パレスチナ・イスラエル06Ⅱ①から ●パレスチナ・イスラエル06Ⅱ③へ 0610 ハマス、攻撃停止を破棄 イスラエルに報復へ [共同] 0610 イスラエル ガザ北部の海岸を砲撃、36人死傷 [毎日] 0607 パレスチナ世論調査:「2国共存」提案…賛成77% [毎日] 0606 イスラエル生存権の住民投票、ハマスに3日間の猶予 [読売] 0605 パレスチナ 住民投票めぐり緊張高まる ガザで5人死亡 [毎日] 0605 パレスチナ ガザで衝突相次ぎ3人死亡 [毎日] 0605 イスラエル首相、対パレスチナで交渉姿勢 [朝日] 0605 パレスチナ政府、公務員給与支払い3か月ぶり再開 [読売] 0531 イスラエルへ情報提供の疑い 2人を「処刑」 [朝日] 0530 イスラエル、撤退後初めてガザで地上攻撃 [読売] 0529 レバノン国境で交戦、イスラエル軍が空爆 2人死亡 [朝日] 0527 ハマスの部隊が撤退、ファタハとの衝突回避 ガザ [朝日] 0526 アッバス議長警護に武器供与、イスラエル政府が容認 [読売] 0525 アッバス議長、ハマスに「2国家共存」の受諾迫る [朝日] 0525 イスラエル軍が銃撃戦、4人射殺 パレスチナ本拠ラマラ [朝日] 0524 米大統領 イスラエル首相と会談、パレスチナ交渉再開に道 [毎日] 0522 パレスチナ側との交渉圧力、内外から強まる イスラエル [朝日] 0521 イスラエル外相、アッバス議長と会談 ハマス政権後初 [朝日] 0521 イスラエル軍、ガザでミサイル攻撃 幼児ら4人死亡 [朝日] 0519 ハマスとファタハの治安部隊が衝突、4人負傷 [朝日] 0518 アッバス議長、ガザに治安部隊の展開を命令 [朝日] 0516 ロシア プーチン大統領、パレスチナ議長と会談 [毎日] 0516 ハマス方針と和平交渉は別 パレスチナ自治政府 [共同] 0515 欧州連合:パレスチナ市民に直接援助 基金創設の意向表明 [毎日] 0515 イスラエル軍が7人射殺 西岸で過激派摘発作戦 [朝日] 0511 ハマス、依然世論調査で高い支持率 [読売] 0510 パレスチナ暫定支援へ 中東和平4者が合意 [共同] 0508 パレスチナでハマスとファタハ衝突、銃撃戦3人死亡 [読売] 0506 イスラエル軍がガザへミサイル攻撃 活動家5人死亡 [朝日] 0506 イスラエル、中道政党中心のオルメルト内閣発足 [読売] 0610 ハマス、攻撃停止を破棄 イスラエルに報復へ [共同] 【エルサレム10日共同】パレスチナ自治政府内閣を率いるイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門は9日、イスラエル軍の砲撃で市民に犠牲が出たことなどを受け、1月の評議会(議会)選参加前から守っていた対イスラエル攻撃停止を破棄するとの声明を出した。 ハマスが本格的に報復攻撃を再開すればイスラエルとの暴力の応酬が激化し、アッバス自治政府議長が求める対話路線への復帰は困難となる。議長はイスラエル承認などの賛否を問う住民投票を行い、ハマスの柔軟路線への転換を図る意向だが、投票の実施が危ぶまれるなど影響も出そうだ。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006061001000435 0610 イスラエル ガザ北部の海岸を砲撃、36人死傷 [毎日] 【エルサレム樋口直樹】AP通信によるとイスラエル軍艦船が9日、パレスチナ・ガザ地区北部の海岸を砲撃し、海水浴中の子供や女性を含む少なくとも6人が死亡、30人近くが負傷した。また、同軍の空爆で3人が死亡した。 パレスチナ自治政府のアッバス議長は「虐殺」と非難した。イスラエル領へロケット弾を撃ち込むパレスチナ武装勢力に対しイスラエル軍はガザ北部を中心に砲撃や空爆で応じていた。 毎日新聞 2006年6月10日 1時11分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060610k0000m030193000c.html 0607 パレスチナ世論調査:「2国共存」提案…賛成77% [毎日] 【エルサレム樋口直樹】イスラエルとパレスチナの「2国共存」を柱とするアッバス・パレスチナ自治政府議長提案の政策文書について、77%のパレスチナ人が賛成していることが6日、ヨルダン川西岸自治区にあるビルゼイト大学の世論調査で分かった。議長は自治政府の内閣を掌握するイスラム原理主義組織ハマスに対し、政策文書を受け入れなければ住民投票で是非を問うと警告している。 また、世論調査ではハマスの支持率低下が顕著に表れた。4月の調査時より13ポイント低い37%となり、アッバス議長の支持母体・旧主流派ファタハと並んだ。ハマスはファタハの腐敗体質に対する批判勢力として支持を集めてきたが、3月に政権を発足させたことで自らが批判対象となり、支持率の低下を招いたとみられている。 毎日新聞 2006年6月7日 20時31分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060608k0000m030089000c.html 0606 イスラエル生存権の住民投票、ハマスに3日間の猶予 [読売] 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治政府のアッバス議長は6日、和平交渉の代表権を持つパレスチナ解放機構(PLO)の執行委員会をヨルダン川西岸ラマッラで開き、イスラエル生存権をめぐる住民投票実施への承認を得た。 パレスチナ政治の混迷を打開するため、大きな賭けに出たものだ。ただ、議長はこの日予定していた投票日の発表は先送りし、イスラム原理主義組織ハマスにさらに「3日間の猶予」を与えることにした。 投票の日付発表が見送られたのは、混乱を懸念するアラブ諸国の要請を受けたものだ。住民投票は7月中にも実施される可能性があるが、内閣を率いるハマスは生存権承認を拒否し続けており、投票実施に向けてはなお曲折が予想される。 アッバス議長が住民投票実施に踏み切るのは、シリアに亡命中のハマス政治部門指導者、メシャル氏が生存権承認に「絶対反対」を表明し、ハマス側との妥協が不可能になったためだ。ハマス内では当初、住民投票を歓迎する声もあったが、メシャル氏の方針表明後はハマスは一斉に姿勢を硬化させた。 (2006年6月6日23時23分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060606id22.htm 0605 パレスチナ 住民投票めぐり緊張高まる ガザで5人死亡 [毎日] 【エルサレム樋口直樹】イスラエルとの「2国家共存」を目指す穏健派のアッバス・パレスチナ自治政府議長が提案したパレスチナ住民投票構想をめぐり、議長支持母体の旧主流派ファタハと内閣を主導するイスラム原理主義組織ハマスとの間で緊張が高まっている。ガザ地区では4日夜以降、ファタハ系とみられる武装集団とハマスの戦闘が相次ぎ、5人が死亡した。議長側は両陣営の溝が埋まらない場合、6日にも住民投票実施を決断すると警告、ハマス指導部に決断を迫っている。 ロイター通信によるとガザ南部ハンユニスで4日夜、ハマスの地元幹部らを乗せた車が銃撃され、幹部の義理の妹にあたる妊婦ら2人が死亡し、幹部と弟も大けがを負った。ガザ市でも同夜、ハマスと別の武装集団の間で銃撃戦が起き、3人の通行人が巻き添えで死亡した。ハマスはいずれもファタハが関与したと主張している。 5日には、ハンユニスにあるファタハ系「パレスチナ・テレビ」の事務所が武装集団に襲撃され、機材を壊された。目撃者の話では襲撃者は地元のハマス・メンバーとみられるが、ハマス指導部は否定。ガザ地区では緊張の高まりを受け、ハマスの武装メンバーが街中に再配備された。 アッバス議長はパレスチナ国家の領土をイスラエル占領下のヨルダン川西岸とガザ地区に限定し、イスラエルとの「2国家共存」を目指している。その背景には、イスラエルのオルメルト政権が計画している西岸からの一方的部分撤退で「国境」が画定される事態への強い懸念がある。議長の狙いは、国際社会が求める「共存」をパレスチナの総意として受け入れ、ひん死の和平プロセスを再生することにある。 だが、ハマスはイスラエルの生存権を認めず、同国領を含む「全パレスチナの解放」を最終目標に掲げる。ハマスにとって「2国家共存」の受け入れは自らの存在理由を否定しかねない。政治参加を通じて現実路線を模索するハマスだが、住民投票が実施されれば議長案が承認される可能性が高いだけに、苦しい選択を迫られている。 毎日新聞 2006年6月5日 21時24分 (最終更新時間 6月6日 0時33分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060606k0000m030111000c.html 0605 パレスチナ ガザで衝突相次ぎ3人死亡 [毎日] ガザ地区で4日、パレスチナ自治政府内閣を主導するイスラム原理主義組織ハマスとアッバス自治政府議長の支持基盤、ファタハの武装グループ同士による衝突が相次ぎ、少なくとも3人が死亡した。 2人が死亡したガザ市の難民キャンプではハマス幹部のハニヤ自治政府首相がファタハ幹部と会合を行っていた。 ガザ地区南部ハンユニスでは、ハマス活動家の乗った車がファタハとみられる武装グループに銃撃され、妊娠中の活動家の妻が死亡した。(エルサレム共同) 毎日新聞 2006年6月5日 10時38分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060605k0000e030025000c.html 0605 イスラエル首相、対パレスチナで交渉姿勢 [朝日] 2006年06月05日10時49分 イスラエルのオルメルト首相は4日、エジプトの保養地シャルムエルシェイクを訪問し、ムバラク大統領と会談した。共同記者会見で首相は、パレスチナとの和平交渉の再開を第一に望む姿勢を強調。その交渉努力が実らなかった場合は、ヨルダン川西岸からの部分撤退と国境の画定を一方的に進める構えを示唆した。 オルメルト首相がエジプトを訪問するのは5月の就任後初めて。大統領は、パレスチナが反対している一方的な国境画定について再考を促し、自治政府のアッバス議長との協議を進めるよう首相に求めたとみられる。 会見で首相は、イスラエルとパレスチナの2国家共存をめざす和平構想「ロードマップ」(行程表)の実現をめざす方針は今も原則的に変わりないことを表明。「その進展のためにパレスチナが定められた義務を果たすよう望む」と述べ、イスラム過激派ハマス主導下の政権が暴力の停止を実行するよう求めた。 そのうえでパレスチナ側の姿勢に変化がない場合は「別の道をとるほかない」と言明。当面は交渉を目指すものの、今後のイスラエルの判断次第で、パレスチナとの調整抜きでの国境画定に踏み切る可能性を示唆した。 首相はイスラエル紙に対しては今月末にもアッバス議長と会談する意向を示したが、この日の会見では具体的な見通しに言及しなかった。ムバラク大統領は5日にアッバス議長と会談する予定とされており、4日の会談結果を議長に伝えて、オルメルト―アッバス直接会談への調整を進めるとみられる。 一方、エジプトとイスラエルの間では、国境地帯で2日、エジプトの警察官2人がイスラエル部隊に射殺される事件が起きた。イスラエル側は警官たちが領内に侵入したとしているが、4日の会見冒頭で首相は「深い悲しみ」を表明。両政府は共同委員会を設けて調べることで合意した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0605/004.html 0605 パレスチナ政府、公務員給与支払い3か月ぶり再開 [読売] 【テルアビブ=三井美奈】パレスチナ自治政府のイスラム原理主義組織ハマス内閣は4日、米欧の援助停止で深刻な財政難に陥ったため3月以降停止していた公務員給与の支払いを一部再開した。 給与は、政府がイスラム諸国から集めた寄付金が“資金源”。公務員の中でも低収入の4万人を優先し、約1か月分の給与に相当する1500シェケル(約3万5000円)が銀行口座に振り込まれ、同日、ガザ市では銀行の現金自動預け払い機の前に長い行列ができた。ただ、残る公務員12万5000人については、支払いのめどが立っていない。 米欧は、ハマスがイスラエル生存権の承認などに応じないことを理由に援助を停止した。 (2006年6月5日12時2分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060605i103.htm 0531 イスラエルへ情報提供の疑い 2人を「処刑」 [朝日] 2006年05月31日21時28分 パレスチナ自治区のヨルダン川西岸北部にあるナブルスで30日、地元のイスラム過激派の情報をイスラエルに流したと疑われた男女2人が殺された。男性は難民キャンプの真ん中で過激派に「公開処刑」され、女性は親族だけが集まった病院の庭で、兄弟に射殺された。イスラエルのメディアが一斉に伝えた。 イスラエルの占領下にあるパレスチナでは地元の治安当局に対する住民の信頼が低く、イスラエルへの内通者を過激派が勝手に裁くことが許される風潮がある。 今回の「処刑」は、3月にナブルス近郊のバラタ難民キャンプで過激派3人がイスラエル軍に殺された事件をめぐって起きた。その中の1人の妻で4人の子持ちの女性(27)が、愛人の男性(24)と協力して夫の行動をイスラエル軍の情報機関に知らせたため、3人が狙われたと疑われた。 パレスチナ自治政府の旧主流派ファタハに所属する過激派「アルアクサー殉教者軍団」が男女を拘束し、男性の自供を得た後、バラタ難民キャンプに連れてきた。多数の住民の目の前で地面に倒した後、起きあがろうとしたところを数発撃った。住民からは喝采が上がったという。 女性は親族に引き渡され、一族の名誉を汚したとされて射殺されたという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0531/013.html 0530 イスラエル、撤退後初めてガザで地上攻撃 [読売] 【エルサレム=三井美奈】イスラエル放送によると、イスラエル軍は30日未明、パレスチナのガザ地区北部を攻撃し、武装組織「イスラム聖戦」のメンバーら4人を殺害した。 昨年夏のガザ地区からの撤退後、イスラエル軍がガザで地上攻撃を行ったのは初めて。 軍報道官は、国軍は「イスラム聖戦」のロケット砲撃の拠点を、ミサイルと地上部隊を使って攻撃したと説明した。 (2006年5月30日20時30分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060530i113.htm 0529 レバノン国境で交戦、イスラエル軍が空爆 2人死亡 [朝日] 2006年05月29日00時49分 イスラエル軍とレバノンのイスラム教民兵組織ヒズボラは28日、国境をはさんで交戦し、ロイター通信などによるとヒズボラ側の1人が死亡した。イスラエル軍は同日、この交戦に先立ちレバノンの首都ベイルート郊外と東部のベカー高原の計2カ所でパレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP・GC)の関連施設を空爆し、パレスチナ人1人が死亡、数人が負傷した模様だ。 軍は同日早朝にレバノン国境付近の基地がロケット弾攻撃を受け、兵士1人がけがをしたことへの報復だとしている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0528/009.html 0527 ハマスの部隊が撤退、ファタハとの衝突回避 ガザ [朝日] 2006年05月27日09時52分 イスラム過激派ハマスの主導するパレスチナ自治政府は26日、治安の最高権限を握るアッバス自治政府議長の命令に逆らってガザに展開していた独自の武装部隊を撤退させた。「緊張を緩和するため」としている。 約3000人のハマスの部隊は17日に展開して以来、議長に従う旧主流派ファタハ系の治安部隊との間で衝突を繰り返し、死者も出ていた。議長は解体を命令しているが、ハマス幹部のハニヤ首相は26日、部隊を存続させ、必要に応じて再配備する意向を表明した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0527/003.html 0526 アッバス議長警護に武器供与、イスラエル政府が容認 [読売] 【エルサレム=三井美奈】イスラエル政府は25日、パレスチナ自治政府のアッバス議長の警護隊に対する外国からの武器供与を認める決定をした。 国防省報道官は「議長が暗殺される危険があるため」と説明し、小火器と弾薬に限定して供与を認める、とした。 イスラエル政府はこれまで「武装組織に渡る恐れがある」として武器供与を認めていなかった。 パレスチナでは、議長の率いるファタハと、内閣を作るイスラム原理主義組織ハマスの武力衝突が相次いでいる。 (2006年5月26日19時4分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060526i211.htm 0525 アッバス議長、ハマスに「2国家共存」の受諾迫る [朝日] 2006年05月25日23時28分 パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、自治政府を主導するイスラム過激派ハマスに対し、イスラエルの存在を事実上認める「2国家共存」政策を受け入れるよう求めた。10日以内に同意しなければ、40日以内に住民投票にかけて決定する意向を表明した。ただ、ハマスが応じるかどうかは微妙で、旧主流派ファタハに所属する議長とハマスとの対立は重大な局面を迎えた。 ヨルダン川西岸のラマラとガザで対立の解決を目指す「国民対話」の会合が同日始まり、議長が演説。イスラエルの刑務所にいるファタハとハマスなどの幹部たちが今月10日に共同で作成した政策文書への支持を呼びかけた。 同文書は、(1)イスラエルが67年の第3次中東戦争で占領した西岸とガザ、東エルサレムにパレスチナの独立国家を樹立し、ファタハとハマスなど全勢力の挙国一致政権をつくる(2)イスラエルに対する抵抗闘争はこれらの地域の中に限定し、イスラエル領内での自爆テロなどを放棄する――などとしている。ハマスがこれまで拒否しているイスラエルとの「2国家共存」を認めるもので、イスラエルの存在を事実上容認することになる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0525/014.html 0525 イスラエル軍が銃撃戦、4人射殺 パレスチナ本拠ラマラ [朝日] 2006年05月25日09時40分 パレスチナ自治政府の本部があるヨルダン川西岸ラマラの繁華街で24日、イスラエル軍が過激派「イスラム聖戦」の幹部を拘束しようとし、周辺の群衆と銃撃戦になった。パレスチナ人4人が死亡、約50人が負傷した。 軍はイスラム聖戦の幹部を拘束し、数時間後に引き揚げた。アッバス自治政府議長の報道官は、イスラエルが混乱を起こして将来の和平交渉を妨害しようとしている、と非難した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0525/004.html 0524 米大統領 イスラエル首相と会談、パレスチナ交渉再開に道 [毎日] 【エルサレム樋口直樹】ブッシュ米大統領とオルメルト・イスラエル首相の23日の初会談で、イスラエル・パレスチナ首脳交渉の再開に向け環境が整い始めた。だが、イスラエルはパレスチナ側窓口となる穏健派アッバス自治政府議長の指導力に懐疑的で、本格的な和平プロセスの進展のめどは立っていない。 オルメルト首相は「和平のパートナー不在」を理由に交渉を中断し、一方的なパレスチナ分離政策の実施を目指していた。しかし、議長との交渉再開を求める米欧からの「外圧」と、「合意抜きの占領地撤退」に反対する与党内からの「内圧」を受け交渉重視へ軌道修正を余儀なくされた。 首相はブッシュ大統領との会談後、「アッバス議長の誠意を受け入れる」と語り、近い将来の会談を約束したが、本音は別だ。訪米直前には米CNNテレビのインタビューで「政権担当能力がない議長が交渉できるのか」と酷評していた。 一方、アッバス議長は21日、エジプトでの国際会議で▽交渉権はパレスチナ解放機構(PLO)にある▽和平交渉の結果は住民投票で是非を問う--と言明、PLO枠外にあるイスラム原理主義組織ハマスは交渉を阻害しないとして交渉再開に自信を示した。 だが、自治区ではPLOを代表するファタハとハマスの権力闘争が激しさを増し、議長の指導力を疑問視する声は米欧からも上がっている。イスラエル紙ハーレツのアキバ・エルダー論説委員は「イスラエルにとり交渉再開の狙いは(分離政策実現のための)時間稼ぎだ」と分析する。 毎日新聞 2006年5月24日 22時15分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060525k0000m030128000c.html 0522 パレスチナ側との交渉圧力、内外から強まる イスラエル [朝日] 2006年05月22日10時20分 イスラエルのオルメルト首相は21日、就任後初めて訪米した。23日にブッシュ大統領と会談する。首相はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸からの部分撤退と国境線の画定について、米政権の支持を求める方針とされていたが、そこまで踏み込まないとみられている。米政権が慎重な姿勢を取っていることと、パレスチナ側との交渉を求める圧力が国内外で強まっているためだ。 首相は4日の就任演説などで、西岸からの部分撤退とイスラエルの防衛に必要な国境の画定を交渉なしで一方的に行う意向を示唆してきた。だが、18日の米紙ニューヨーク・タイムズとの会見で「パレスチナ人との交渉や調整などをせずに、状況を変えることはないと思う」と述べ、微妙な変化を見せた。 イスラエル国内の報道によると、事前に米政権と協議した首相補佐官たちが「米政権は、パレスチナ自治政府のアッバス議長(大統領に相当)との合意に基づく国境線の画定などを求めている」と進言した。 米政府は、一方的な行動を取ればパレスチナの民衆が反発して穏健派の議長の立場が弱まり、自治政府を握るイスラム過激派ハマスに有利になることを懸念している、と見られている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0522/003.html 0521 イスラエル外相、アッバス議長と会談 ハマス政権後初 [朝日] 2006年05月21日20時24分 イスラエルのリブニ首相代理兼外相は21日、エジプトのシャルムエルシェイクでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。イスラム過激派ハマスの政権が3月に発足して以来、閣僚レベルの会談は初めて。イスラエル国内の報道によると、外相は自治政府の大統領に相当する穏健派のアッバス議長とハマス政権を区別し、議長との交渉は続ける意向を伝えた。また、オルメルト首相と議長との首脳会談の準備を進めることでも合意した。 首脳会談が実現すれば、昨年6月に当時のシャロン首相とアッバス議長が行って以来となる。 外相は議長との会談で、イスラエル政府が同日、同国による経済封鎖や欧米の援助凍結で困難に陥っている自治区の病院に対し、医薬品や医療器具を直接提供する方針を決めたと伝えた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0521/008.html 0521 イスラエル軍、ガザでミサイル攻撃 幼児ら4人死亡 [朝日] 2006年05月21日19時31分 イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区のガザ市で空からミサイル攻撃をし、車に乗っていた過激派「イスラム聖戦」の幹部1人を殺害した。イスラエル国内の報道によると、幹部とは関係のない幼児とその母親、祖母の家族3人が近くを通りかかり、爆発に巻き込まれて死亡、別の幼児ら数人がけがをした。 イスラエル軍は、幹部が同国へのロケット攻撃にかかわっていた、としている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0521/004.html 0519 ハマスとファタハの治安部隊が衝突、4人負傷 [朝日] 2006年05月19日10時40分 パレスチナ自治区のガザ市で18日深夜から19日未明にかけて、自治政府を握るイスラム過激派ハマスと旧主流派ファタハの治安部隊同士が衝突し、4人が負傷した。イスラエル国内の報道によると、双方の治安部隊は市内でそれぞれの勢力を誇示し、緊張が高まっていた。 自治政府の大統領に相当し、ファタハに属するアッバス議長は18日、ハマスの治安部隊に撤退を命じていたが、ハマスのハニヤ首相が拒否していた。衝突の原因は不明だが、ガザ市内の警察署をハマスの部隊が取り囲み、銃撃戦が起きたという。 ハマスの治安部隊は約3000人で、シアム内相がアッバス議長の解散命令を無視して17日に発足させた。議長は自らの管轄下にある既存の治安部隊から数千人を動員し、ガザ地区全域に展開させていた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0519/005.html 0518 アッバス議長、ガザに治安部隊の展開を命令 [朝日] 2006年05月18日10時09分 パレスチナ自治政府で大統領に相当するアッバス議長は17日、ガザ地区全域に治安部隊の展開を命令した。ロイター通信などが伝えた。約6万人の治安要員のうち、少なくとも1万人近くが18日中に配置につくと見られる。イスラム過激派ハマスに属するシアム内相が17日、新たな治安部隊を発足させており、これに対抗した形だ。 議長は規定により治安の最高権限を握ることから、内相の独走を阻止しようとしてきた。 ところが、ガザでは17日までの数日間にハマスの活動家が相次いで射殺される事件が起き、内相は「(議長の属する旧主流派ファタハ中心の)現在の治安部隊は機能していない」と批判。イスラエルへのロケット攻撃などを繰り返す過激派「民衆抵抗委員会」のサムハダナ指導者が指揮する約3000人の新治安部隊の活動を開始した。 議長の対抗措置は、新治安部隊より多数の要員を展開することで、最高権限が議長にあることをガザ住民にアピールする狙いがあると見られる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0518/006.html 0516 ロシア プーチン大統領、パレスチナ議長と会談 [毎日] 【モスクワ町田幸彦】パレスチナ自治政府のアッバス議長は15日、ロシア南部ソチでプーチン・ロシア大統領と会談した。パレスチナでイスラム原理主義組織ハマス主導の新内閣が発足した後、同議長のロシア訪問は初めて。タス通信によると、パレスチナ側は会談で新たな財政援助を要請しなかったが、サルタノフ露外務次官は会談後「具体的な依頼があれば、実現に努める」と語り、ロシアがパレスチナ自治政府への支援を続ける方針を強調した。 アッバス議長はロシアの招待を受けて訪露した。会談の内容について、サルタノフ次官は「パレスチナとイスラエルの対話再開の重要性を確認した」と述べた。 プーチン政権は3月、ハマス政治部門指導者のメシャール氏をモスクワに招待するなど、独自の中東外交構築を目指している。欧米は自治政府への直接支援を停止したが、ロシアは1000万ドル(約11億円)の緊急支援を実施している。 毎日新聞 2006年5月15日 21時25分 (最終更新時間 5月15日 23時24分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060516k0000m030134000c.html 0516 ハマス方針と和平交渉は別 パレスチナ自治政府 [共同] 【ロンドン15日共同】AP通信によると、パレスチナ自治政府のアドワン難民担当相は15日、訪問先のノルウェーで、自治政府の対イスラエル和平交渉の法的権限はアッバス議長にあるとし、自治政府を主導するイスラム原理主義組織ハマスがイスラエルの存在を認めない方針を示していることと和平交渉再開を関連付けるべきではないと述べた。 アドワン氏は、ハマスがイスラエルの存在を認めるかどうかについて「和平(交渉)は議長の職務であり、法的には意味がない」と強調した。 ハマス主導の自治政府発足で、イスラエルは穏健派のアッバス議長も含めパレスチナ側との和平交渉再開を拒否する方針を示している。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006051601000109 0515 欧州連合:パレスチナ市民に直接援助 基金創設の意向表明 [毎日] 【ブリュッセル福原直樹】欧州連合(EU・25カ国)のソラナ共通外交代表は15日、イスラム原理主義組織ハマスが主導するパレスチナ自治政府への援助を停止した見返りとして、市民に直接援助を行う基金を創設する意向を表明した。16日までのEU外相会議で決定したい考え。 同代表などによると、基金は世界銀行などを窓口に、援助をアッバス自治政府議長の元に直接支払う計画。米政府も賛同しているが「米議会の承認が必要」(同代表)で、米の基金への参加は不確実という。パレスチナ政府職員(約17万人)の給与支払いが2カ月間、凍結されているが、当面、基金からは医療・教育補助などに限る方針だ。 EUは先月、ハマスがイスラエルの承認や暴力の放棄に応じないとして、援助を中止。援助予定だった3000万ユーロ(約42億3000万円)を凍結中だ。 毎日新聞 2006年5月15日 21時33分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060516k0000m030138000c.html 0515 イスラエル軍が7人射殺 西岸で過激派摘発作戦 [朝日] 2006年05月15日10時15分 イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸北部にあるジェニン周辺で過激派「イスラム聖戦」の摘発作戦を行い、2カ所で銃撃戦の末に計7人の活動家らを射殺した。イスラエル国内の報道によると軍は、射殺された一人が4月17日にテルアビブで起きた自爆テロを指揮した、としている。 銃撃戦は活動家らが隠れていた民家のまわりであり、近所の住民数人も巻き込まれて死亡したという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0515/003.html 0511 ハマス、依然世論調査で高い支持率 [読売] 【エルサレム=三井美奈】パレスチナでイスラム原理主義組織ハマス内閣発足以来、経済は悪化の一途をたどっているが、10日発表された世論調査によるとハマスは依然高い支持率を維持している。 調査はヨルダン川西岸の民間調査機関「パレスチナ世論調査研究所」が4月27日から5月1日にかけて約700人を対象に実施。支持政党ではハマスが1位で38%を占め、アッバス議長率いるファタハの32%を上回った。その一方、「家計は苦しい」と答えた人が58%、「現在の生活に不満」と答えた人は59%だった。 (2006年5月11日1時29分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060510id22.htm 0510 パレスチナ暫定支援へ 中東和平4者が合意 [共同] 【ニューヨーク9日共同】中東和平を仲介する国連、米国、欧州連合(EU)、ロシアの4者による国連本部での外相級会合は9日、パレスチナ自治政府職員への給与遅配が深刻化していることなどを念頭に、パレスチナ住民に暫定的な直接支援を行う新たな枠組みをつくることで一致した。 米国やEUは、自治政府を主導するイスラム原理主義組織ハマスに柔軟路線への転換を迫るため、自治政府への援助を停止。しかし約16万人の政府職員の給与支払いが滞る事態になり、地域経済にも大きな打撃を与えかねないことから、EUが一時的な支援の枠組みを提案。米国も最終的に譲歩した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006051001000598 0508 パレスチナでハマスとファタハ衝突、銃撃戦3人死亡 [読売] 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区のガザ地区南部ハンユニス近郊で8日、自治政府を率いるイスラム原理主義組織ハマスと、アッバス議長のファタハの武装組織間で銃撃戦が起き、3人が死亡した。 自治区内の治安組織掌握を巡る対立が武力衝突に発展したと見られ、3月のハマス内閣発足後、最悪の事態となった。 ハマス筋によると、今月初旬、ファタハ系武装組織がハマスの3人を拉致。報復としてハマス側がファタハの4人を拉致し一気に緊張が高まった。双方は7日夜、解決を目指して協議したが、対立がこじれて銃撃戦に発展。ハマスの1人、ファタハの2人が死亡した。 パレスチナ自治区では従来、ファタハが治安組織を掌握。ハマス内閣は発足後も治安組織を指揮することができず先月、ハマス主導の治安組織新設を発表。アッバス議長はこれを無効化する議長令を出して対抗し、自治区全土でファタハ、ハマス双方の緊張が高まっていた。 ハマス内閣は事態の沈静化を求めているが、ハマスの拠点であるガザ地区ではハマス、ファタハ双方の小競り合いが頻発しており、治安組織掌握をめぐってなお抗争が激化する恐れもある。 (2006年5月8日22時27分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060508id21.htm 0506 イスラエル軍がガザへミサイル攻撃 活動家5人死亡 [朝日] 2006年05月06日10時44分 イスラエル軍は5日、パレスチナ自治区のガザ市でイスラム過激派「民衆抵抗委員会」の訓練基地を標的に空からミサイル攻撃をし、活動家5人を殺害した。イスラエルへのロケット弾攻撃を繰り返していることへの報復だとしている。4日にイスラエルのオルメルト首相が率いる連立政権が発足してから、初めてのミサイル攻撃となった。また、国防相に就任した平和活動家出身のペレツ労働党党首が、初めて許可した殺害作戦ともなった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0506/004.html 0506 イスラエル、中道政党中心のオルメルト内閣発足 [読売] 【エルサレム=三井美奈】イスラエル国会は4日、3月の総選挙で第1党となった中道政党カディマを率いるオルメルト首相の組閣名簿を承認し、内閣は同日発足した。 リブニ外相は内閣ナンバー2の首相代理を兼任。ペレス元首相は副首相兼ネゲブ・ガリラヤ地域開発担当相、ペレツ労働党首は副首相兼国防相、カディマのヒルシェゾン前観光相は財務相にそれぞれ就任した。 パレスチナ自治政府のアッバス議長は同日、オルメルト首相に内閣発足を祝福する電話をかけた。 (2006年5月6日22時36分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060506id32.htm
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ISIL(アイシル、Islamic State in Iraq and the Levant:イラクとレバントのイスラム国)とは、IS(I siamic State イスラム国)と名乗り、イラク・シリア間にまたがって活動するイスラム過激派組織である。IS やイスラム国 、ISIS、ダーイシュとも呼称される(呼称についての詳細は後節の「#名称・表記」を参照)。 首都 ラッカ 顔がアジアっぽいと拘束され、 身代金を要求され 殺される。
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●パレスチナ・イスラエル06Ⅱ②から ●パレスチナ・イスラエル06Ⅲへ 0728 安保理、非難削除し声明採択 米が譲らず 国連施設空爆 [朝日] 0728 非武装の国連要員50人が退避へ レバノン [朝日] 0728 「攻撃の死者は最大600人」 レバノン保健相が見通し [朝日] 0727 イスラエル、国連10施設を146回攻撃 [朝日] 0714 イスラエルのガザ侵攻非難決議を否決 安保理で米拒否権 [朝日] 0713 ガザで市民ら23人死亡 イスラエル軍が攻撃 [朝日] 0713 イスラエル、レバノン空港空爆 南部では27人死亡情報 [朝日] 0702 イスラエル軍、パレスチナ自治政府の首相府を空爆 [朝日] 0629 イスラエル、シリア領空威嚇飛行 「ハマス支援に警告」 [朝日] 0629 イスラエル軍破壊で水道・電気の復旧見通し立たず [朝日] 0629 ファタハ系過激派、62歳イスラエル人を拉致と声明 [朝日] 0629 イスラエル軍がガザ北部に侵攻 ハマスの拠点大学攻撃か [朝日] 0625 イスラム過激派がイスラエル軍を攻撃、双方に死者 ガザ [朝日] 0618 中東和平4者協議:パレスチナ住民への直接支援で合意 [毎日] 0614 イスラエル軍、ガザの海岸への砲撃を否定 [朝日] 0614 市民7人巻き添え イスラエル軍がガザでミサイル攻撃 [朝日] 0614 ロケット弾攻撃に強硬論 ガザ隣接地、児童ら避難へ [共同] 0614 パレスチナ イスラエル軍がガザ空爆、10人死亡 [毎日] 0613 イスラエル首相:英首相と会談…「和平交渉再開に努力」 [毎日] 0612 パレスチナ住民投票、ハニヤ首相が反対を表明 [読売] 0610 イスラエルにロケット弾攻撃、ハマスがテロ再開を宣言 [読売] 0728 安保理、非難削除し声明採択 米が譲らず 国連施設空爆 [朝日] 2006年07月28日11時13分 国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の関連施設がイスラエル軍に空爆され、停戦監視要員4人が死亡したことを受け、国連安全保障理事会は27日(日本時間28日早朝)、公式会合を開き、「深い衝撃と悲しみ」の表明とともにイスラエル政府に事件の調査を求める議長声明を全会一致で採択した。当初案に盛り込まれていたイスラエルの攻撃を非難する条文は、米国の反対でまるごと削除された。 中国の王光亜国連大使は採択後、声明が「骨抜きにされた」と述べた上で「間違いなく今後の実務に影響を与えるだろう」と発言。名指しを避けつつ、最後まで妥協に応じなかった米国を批判した。 声明は、亡くなった監視要員のうち1人を派遣していた中国が、事件翌日の26日に採択を要求していた。議長国フランスを含めて同日中の採択を目指したが、米国が内容の大幅修正を求めたため27日にずれ込んだ。 米国は声明から「イスラエル軍の意図的な攻撃」をはじめ、「攻撃」という言葉をすべて削除するよう主張。全容解明のための調査についても、当初案では、アナン事務総長の提唱した国連とイスラエル政府による「合同調査」を求めていたが、米国の反対で、イスラエル政府による調査となった。 採択された議長声明に対し、イスラエルのギラーマン国連大使は採択後「非常に公平でバランスが取れている」と歓迎を表明。国連施設を意図的にねらった攻撃ではないと繰り返し、「戦争では間違いや悲劇が起こるものだ」と述べ、レバノン攻撃は戦争状態にあるとの認識を明らかにした。 安保理会合には、犠牲になった監視要員を派遣していたオーストリア、カナダ、フィンランドの3カ国の代表が出席した。 一方、議長国フランスは27日、今月末で期限の切れるUNIFILの任期を8月末まで延長することを柱とした安保理決議案の草案を全理事国に提示した。安保理は9月以降のレバノン南部での平和維持活動のあり方について、国際部隊の派遣やUNIFILの増強などを柱に、検討することになる。 ◇ イスラエル軍による国連監視要員死亡事件に関する国連安保理の議長声明は次の通り。 イスラエル軍が25日、レバノン南部にある国連の停戦監視パトロール基地を爆撃し、監視要員4人が死亡したことに深い衝撃を受け、悲しむ これらの犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表し、オーストリア、カナダ、中国、フィンランドの各政府にお悔やみの言葉をおくる イスラエル政府に対し、国連当局が示す関連資料を考慮に入れて今回の事件の包括的な調査をし、できるだけ早く結果を公表するよう求める 国連要員の安全を深く憂慮し、イスラエルとすべての関係者が、国連と関連要員の保護に関する国際人道法上の義務に完全に従わなければならないことを力説し、国連要員が攻撃目標にならないよう保証する重要性を強調する レバノンとイスラエルの市民の死傷者や苦難、インフラの破壊、増加している国内避難民を深く憂慮する 安保理はこの問題への取り組みを続ける URL http //www.asahi.com/international/update/0728/004.html 0728 非武装の国連要員50人が退避へ レバノン [朝日] 2006年07月28日23時25分 ベイルートの国連当局者は28日、国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の要員約2000人のうち非武装の停戦監視要員50人を、レバノン・イスラエル国境から退避させると発表した。イスラエル軍の空爆では4人の要員が死亡しており、安全確保ができないためとみられる。AP通信が報じた。イスラエル軍は28日もレバノンへの激しい空爆を続けている。 同通信によると、非武装要員はレバノンとイスラエルの国境沿いの監視ポスト4カ所に配置されており、このうち2カ所からはすでに退避していた。今後は自衛のために軽武装しているUNIFIL部隊とともに行動させる方針。UNIFILの広報担当者は「非武装の要員を守るための措置だ」としている。 また、同通信によると、イスラエル軍はレバノン南部、東部を中心に27日から28日にかけて130カ所を攻撃。ロイター通信によると、南部ナバティエやティールへの攻撃で13人が死亡した。イスラエル軍は27日、イスラエル国境から10キロ以内の地帯に住むレバノン南部の住民に北方へ避難するよう警告した。 一方、ヒズボラは28日、従来のロケット弾より射程が長い新型ロケット「ハイバル1」を発射したと発表した。イスラエル側によると、これまでロケット攻撃の南端とされたイスラエル北部の都市ハイファより南のアフラ付近に着弾した。人的被害は出ていない。このほか、イスラエル放送によると計70発が北部のティベリアスなどに着弾、負傷者が出ている。 一方、イスラエル軍は侵攻して攻撃を加えていたパレスチナ自治区ガザ北部から28日、撤退した。26、27両日の掃討作戦でイスラム過激派武装集団、パレスチナ市民計29人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0728/022.html 0728 「攻撃の死者は最大600人」 レバノン保健相が見通し [朝日] 2006年07月28日10時13分 イスラエル軍の攻撃によるレバノンでの犠牲者について、レバノンのハリファ保健相は27日、最大で600人に達した、との見通しを明かした。ロイター通信が伝えた。同保健相によると、各病院で計401人の死亡が確認されているほか、戦闘地域や空爆を受けたがれきの下で、150人から200人の遺体が未回収と推定されるという。 ロイター通信が現地の報道や警察などの情報をもとにしたまとめでは、少なくとも445人の死亡が確認されている。 一方、AFP通信によると、赤十字国際委員会(ICRC)が同日、開戦後初めて南部国境地帯のルメイシュ村に援助物資を送った。 ルメイシュはキリスト教徒の村で、イスラエル軍の攻撃対象になっていないため、周辺のシーア派住民ら3万人が逃げ込んでいる。だが、周囲で戦闘が激化して孤立し、食糧や医薬品不足が深刻になっていたという。 医薬品や食糧を届けたICRCのトラックがルメイシュを離れる際、村民や避難民の車がトラックに続き、南部の主要都市ティールに逃れた。単独で車で出るとイスラエル軍に攻撃されるためだ。レバノン南部では、救急車やICRCが避難民を乗せたバスも攻撃されている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0728/001.html 0727 イスラエル、国連10施設を146回攻撃 [朝日] 2006年07月27日11時37分 国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)関連の国連施設が空爆を受け、停戦監視要員4人が死亡した事件にからんで、この施設を含めて攻撃開始の12日以降合計10カ所のUNIFIL関連の施設が146回にわたってイスラエル軍の攻撃を受けていたと、国連PKO(平和維持活動)局幹部が26日明らかにした。国連施設が標的にされたと見た同局幹部やマロックブラウン国連副事務総長は、イスラエル側に繰り返し攻撃中止を訴えていたという。 国連PKO局のまとめによると、4人の犠牲者が出たヒアムのパトロール基地のほか、イスラエル国境付近や地中海沿岸にある9カ所のUNIFIL関連施設が攻撃されていた。 4人の犠牲者が出た25日だけでも、この施設以外に4カ所で、100メートル以内に砲弾が着弾したり、不発に終わったものの迫撃砲が直接建物に着弾したりするなどの事例が報告された。 また、4人が犠牲になった施設は25日午後1時20分~6時29分、施設から100~300メートルの範囲に対するイスラエル軍の空爆が11回繰り返されていた。午後6時29分には地上から発射されたとみられる4発の砲弾が施設に着弾。通信回線が破壊された。その後も攻撃は続いていた。 施設から5キロ以内でヒズボラの活動は確認されていなかったという。 国連側は「攻撃を受けた施設の近くにヒズボラの活動拠点がないこと」「施設には国連関係であることを示すUNの表示が掲げられ、存在は長らくイスラエル側にも知られていた」などのことから、国連を狙った「明確な攻撃だと見なしている」という。 しかしイスラエルのギラーマン国連大使は26日、安保理議長に対して書簡を送り、イスラエル軍による攻撃が意図的だったとの指摘に対して「断固として、この不幸な疑惑を否定する」と主張した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0727/005.html 0714 イスラエルのガザ侵攻非難決議を否決 安保理で米拒否権 [朝日] 2006年07月14日10時58分 イスラエルのパレスチナ自治区ガザ侵攻を非難する決議案が13日、国連安全保障理事会で採決され、15理事国のうち10カ国が賛成したが、常任理事国の米国が拒否権を行使して否決された。イスラエル軍のレバノン攻撃などで中東の戦火が広がる中、アラブ諸国が求めた決議案に米国が拒否権を行使したことで、反米感情のいっそうの広がりが懸念される。 ボルトン米国連大使は、拒否権の理由について「決議は時機を逸しているうえ、バランスを欠いており、緊張を激化させるだけだ」と述べた。米国が安保理事会で拒否権を行使したのは、04年10月のイスラエル非難決議以来。 理事国のうち、日本、フランスなどは賛成に回り、英国など4カ国は棄権した。決議案は安保理非常任理事国のカタールが提出。イスラエル軍のガザ侵攻を「過剰な武力行使」と批判している。 URL http //www.asahi.com/international/update/0714/005.html 0713 ガザで市民ら23人死亡 イスラエル軍が攻撃 [朝日] 2006年07月13日10時27分 イスラエル軍は13日未明、拉致された兵士の救出やイスラエル領へのロケット弾攻撃を止める目的で侵攻しているパレスチナ自治区ガザで、外務省のビルを空爆した。一部の階が大破した。 12日には空から数回のミサイル攻撃をし、現地の病院などによると、家族9人を含む計23人が死亡した。家族の父親はイスラム過激派ハマスの地元幹部といわれるが、妻や子どもも一緒にいた住宅にミサイルが撃ち込まれた。 先月27日夜にガザ攻撃が始まって以来、1日の死者数では最大となった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0713/006.html 0713 イスラエル、レバノン空港空爆 南部では27人死亡情報 [朝日] 2006年07月13日13時26分 イスラエル軍は13日、レバノンに対して空爆を始めた。これに先立ち、イスラエル政府は12日夜の治安閣議で、レバノン南部から同日イスラエル領に越境攻撃してイスラエル兵を拉致、殺害したイスラム教シーア派武装集団ヒズボラに対して「厳しく反撃する」方針を承認した。 ロイター通信によると、イスラエル軍機がベイルート国際空港の滑走路2本などを爆撃。同空港は閉鎖された。また、レバノン南部の空爆で、市民19人とレバノン兵士1人が死亡、けが人が多数出た。AFP通信は死者27人と伝えた。一方、ヒズボラ側からと見られるロケット弾による反撃がイスラエル北部にあった。 今回の事件では、イスラエル兵2人が拉致され、8人が殺害された。イスラエル軍が00年5月にレバノン南部から撤退して以来、最大の被害。治安閣議の声明は、ヒズボラによる攻撃と拉致された兵士救出の責任がレバノン政府にあるとした。 反撃の具体的な中身は明らかにされていないが、イスラエル国内の報道によると、最初空爆を繰り返し、ヒズボラがロケット弾攻撃などで応戦した場合、地上部隊による本格的な侵攻に移ることが検討されているという。 イスラエル国内では兵力増強のため、予備役の招集が始まった。 ヒズボラの指導者ナスララ師は12日、ベイルートでの記者会見で、拉致した兵士を解放する条件としてイスラエル国内のパレスチナ人やレバノン人の受刑者の釈放を要求した。イスラエル政府は拒否する方針と見られる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0713/007.html 0702 イスラエル軍、パレスチナ自治政府の首相府を空爆 [朝日] 2006年07月02日11時10分 イスラエル軍は2日未明、パレスチナ自治区ガザにある自治政府の首相府を空爆した。AP通信などによると、首相府ビルの南側に2発のミサイルが撃ち込まれ、ビルは炎に包まれた。ビルは無人だったため、イスラム過激派ハマスのハニヤ首相ら当局者らの負傷者はいないと見られる。ロイター通信によると、攻撃したのはヘリコプターだったという。 首相府への攻撃は、ハマスなどの武装集団が拉致したイスラエル兵の解放と救出をめぐり、軍事的な圧力を強めることが目的とされる。イスラエル軍は、6月30日未明にも内務省ビルなどを空爆している。 URL http //www.asahi.com/international/update/0702/002.html 0629 イスラエル、シリア領空威嚇飛行 「ハマス支援に警告」 [朝日] 2006年06月29日12時18分 拉致されたイスラエル兵を取り戻すためとしてパレスチナ自治区ガザに侵攻したイスラエルの空軍機が28日、シリア西部ラタキアの大統領宮殿周辺を低空飛行し威嚇していたことが分かった。さらに、イスラエルは29日未明までに、自治政府のシャエル副首相らハマス系の閣僚や議員らを一斉に拘束。一方、AP通信によると、パレスチナ過激派組織「民衆抵抗委員会」がヨルダン川西岸で拉致したイスラエル人少年(18)を殺害したとの声明を出した。 ロイター通信などによると、28日朝、イスラエル軍がガザに侵攻したのとほぼ同時に、同国軍機4機がシリアの領空を侵犯。アサド大統領が夏を過ごす大統領宮殿があるラタキア上空を飛び、周囲に超音速飛行による衝撃波「ソニックブーム」の爆音が響いた。当時、同大統領は宮殿にいたという。 イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザでソニックブームを住民らを威嚇する心理作戦の一環として使っている。 イスラエル軍報道官は同日、「イスラエル兵を拉致したハマスらテロリストをかくまい、支援しているシリアに対し警告を与えた」と述べた。イスラエルは、シリア亡命中のハマス政治部門トップ、メシャール氏が拉致事件の背後にいるとみて非難を強めている。 これに対しシリア国営通信は「許されざる挑発だ」と反発。また、メシャール氏側は拉致への関与を否定した。 また、AP通信などは、イスラエル軍はヨルダン川西岸地区のラマラなどで、シャエル副首相らハマス系の閣僚と議員ら少なくとも計20人を拘束したと伝えた。理由は明らかになっていない。閣僚らは自宅やホテルなどから連行されたという。イスラエル軍報道官は「作戦は継続中」としてコメントを拒否した。 一方、「民衆抵抗委員会」が殺害声明を出したイスラエル人少年は西岸地区のユダヤ人入植者で、同委員会はイスラエル軍がガザに侵攻した28日にその拉致を発表、即時撤退を要求していた。 これとは別に、パレスチナ自治政府の旧主流派ファタハ系の過激派「アルアクサー殉教者軍団」が28日、テルアビブ近郊に住む62歳のイスラエル人男性を拉致した、との声明を出した。 パレスチナ過激派によるイスラエル人の拉致は、25日のイスラエル兵拉致以降、これで3件目。過激派各派が拉致を新たな戦術として多用し始めたとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0629/005.html 0629 イスラエル軍破壊で水道・電気の復旧見通し立たず [朝日] 2006年06月29日10時54分 イスラエル軍が27日深夜の空爆でガザ地区唯一の変電所を破壊したため、多数の住民が水道と電気のない生活を強いられている。同軍は地上軍の侵攻も含めた一連の攻撃の目的を「ガザの武装集団に拉致されたイスラエル兵の救出」としているが、救出とは関係のない基盤施設(インフラ)の破壊に住民は反発を強めている。 ガザ中心部にある変電所は総人口約140万人の6割に電気を供給している。残る4割はイスラエルからの送電でまかなっている。 変電所の幹部によると、施設が全壊しており、修復には3~6カ月かかる。応急対策として、住民の生死にかかわる病院や食糧倉庫、薬局に小型の自家発電機を貸し出すことを検討しているという。 ガザ市内のほとんどの住宅や道路は、電気がないため28日夜もほぼ真っ暗だった。同じアパートの住民は共有する自家発電機を回し、各家庭が数時間ずつ交代で電気を使っていた。断水はまだ続き、市内の貯水タンクから周辺の住民が水を分け合って自宅に運んでいるという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0629/007.html 0629 ファタハ系過激派、62歳イスラエル人を拉致と声明 [朝日] 2006年06月29日10時53分 パレスチナ自治政府の旧主流派ファタハ系の過激派「アルアクサー殉教者軍団」が28日、テルアビブ近郊に住む62歳のイスラエル人男性を拉致した、との声明を出した。パレスチナ過激派によるイスラエル人の拉致は、25日のイスラエル兵拉致以降、これで3件目。過激派各派が拉致を新たな戦術として多用し始めたとみられる。 AFP通信によると、声明は「すぐにガザから軍を撤退させなければ、拉致した男性を殺す」としている。イスラエル警察の報道官によると、男性は26日に行方不明となり、警察が捜索しているが、手がかりは得られていないという。 また、AP通信によると、別の過激派「民衆抵抗委員会」は29日未明、ヨルダン川西岸地区で拉致したイスラエル人少年(18)を殺害した、との声明を出した。同委はイスラエル軍がガザに侵攻した28日にガザ市内で少年の拉致を発表し、即時撤退を要求していた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0629/006.html 0629 イスラエル軍がガザ北部に侵攻 ハマスの拠点大学攻撃か [朝日] 2006年06月29日10時44分 イスラエル軍は29日未明(日本時間同日午前)、ガザ北部に侵攻を始めた。目撃者が伝えた。北部は武装集団がイスラエル領へロケット砲攻撃をする拠点となっており、それを阻止するのが目的と見られる。同軍は前夜に北部で空からパンフレットをまき、今後の攻撃に備えて住民に退去するよう警告していた。 同軍は28日、昨年9月の撤退後初めての本格的な侵攻を南部で行っている。 29日未明には中心部のガザ市内で空爆によると見られる爆音が響いた。目撃者によると、イスラエル軍がイスラム大学の施設にミサイル攻撃をしたという。同大学はパレスチナ自治政府のハニヤ首相をはじめイスラム過激派ハマスのメンバーが多数輩出しており、ハマスの「精神的な拠点」ともいわれている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0629/004.html 0625 イスラム過激派がイスラエル軍を攻撃、双方に死者 ガザ [朝日] 2006年06月25日19時20分 パレスチナ自治区ガザ南部との境界にあるイスラエル領のケレムシャロームで25日早朝、約8人のパレスチナ武装集団が地下に掘ったトンネルからイスラエル側に侵入し、警備中のイスラエル軍を携帯型ロケット弾や対戦車ミサイルなどで攻撃した。同軍筋によると、イスラエル兵2人が死亡、数人が負傷し、1人が拉致された。武装集団側も数人が死亡した模様だ。昨年夏にイスラエル軍がガザから完全撤退して以来、初めての本格的な交戦となった。 パレスチナ自治政府を握るイスラム過激派ハマスと別の過激派「民衆抵抗委員会」などが、攻撃の実行声明を連名で出した。イスラエル軍の空からのミサイル攻撃などによりパレスチナ市民の巻き添え死が相次いでいることや、民衆抵抗委の指導者がイスラエル軍に殺害されたことへの報復だとしている。 イスラエルのオルメルト首相は25日の閣議の冒頭、攻撃を「非常に深刻なハマスのテロだ」と非難し、「自治政府を率いるアッバス議長と(ハマス)内閣に責任がある」と断言した。アッバス議長と近く予定していた首脳会談が遅れる可能性がある。 この日の攻撃後、イスラエル軍はガザ南部に侵攻し、拉致された兵士や過激派を捜索した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0625/003.html 0618 中東和平4者協議:パレスチナ住民への直接支援で合意 [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】米国務省は17日、米露と国連、欧州連合(EU)で構成する中東和平4者協議の声明として、パレスチナ住民の人道危機回避のために医療保健分野や必需品の提供などに限定した住民への直接支援を行う計画で合意した、と発表した。イスラム原理主義組織ハマス主導のパレスチナ自治政府発足を受けて発動した援助停止措置を一部緩めるもので、EU提案に米国が一定の譲歩を示した。 EUは16日のブリュッセルでの首脳会議で、世界銀行などの国際機関に基金を設置し、自治政府を迂回(うかい)して医療保健サービスや燃料・電力供給などの分野で住民への直接支援を始めることに合意した。背景には、欧米諸国による援助停止がパレスチナ住民に深刻な影響を与えているとの認識がある。 4者協議の声明は「パレスチナ住民の必要に配慮」し、EU提案の「範囲と期間を限定した(支援のための)一時的な国際メカニズムの設置を支持する」と表明。「3カ月ごとにパレスチナ住民の必要を再検討する」と規定することで援助が固定されたものでないことを担保する一方で、イスラエルや他の支援国、国際機関にも援助への参加を呼びかけている。 EUはすでに1億ユーロ(145億円)の援助供与で合意しており、世銀などと調整して来月初めにも援助資金の供給システムを確立したい意向だ。米国は現時点で、このシステムを通した資金援助に前向きな姿勢を示していない。 毎日新聞 2006年6月18日 17時25分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060619k0000m030004000c.html 0614 イスラエル軍、ガザの海岸への砲撃を否定 [朝日] 2006年06月14日11時17分 イスラエルのペレツ国防相とハルーツ軍参謀総長は13日夜、記者会見を開き、パレスチナ自治区ガザの海岸で9日に家族連れら7人がイスラエル軍による砲撃で死亡したとみられる事件について、「イスラエル軍の砲撃によるものではない」と否定した。何らかの事情で砂浜に埋まっていた爆発物が破裂したと主張した。 イスラエル軍の不発弾かパレスチナ側が埋設したものかは特定していない。AP通信によると、パレスチナ側は、海水浴客が訪れる海岸にパレスチナ側が爆発物を埋設することはありえないと強く反論している。 事件後に現場で爆発物の破片などを採取して調べた国際的な人権団体「ヒューマンライツ・ウオッチ」は英BBC放送とのインタビューで、「イスラエル軍の砲撃の可能性が高い」との見解を表明した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0614/009.html 0614 市民7人巻き添え イスラエル軍がガザでミサイル攻撃 [朝日] 2006年06月14日00時18分 イスラエル軍は13日、パレスチナ自治区のガザ市北部にある住宅密集地で車を標的に空からミサイル攻撃し、乗っていた過激派「イスラム聖戦」などの活動家4人を殺害した。病院当局によると、周辺にいた子供を含む市民7人も爆発に巻き込まれて死亡した。 現場は子供専用病院の近くで、目撃者によるとミサイル攻撃は2回行われ、最初の攻撃の後に車を取り囲んだ市民が次の攻撃で犠牲になったという。 イスラエル国内の報道によると、同国のペレツ国防相は9日にガザの海岸で家族連れら7人がイスラエル軍によると見られる砲撃で犠牲になったことを取り上げ、「これまで攻撃を自制してきたが、それはもうない」と述べ、市民の巻き添えも辞さない強硬な方針を示唆した。 パレスチナ自治政府を握るイスラム過激派ハマスが9日に停戦の破棄を宣言して以来、イスラエル領へのロケット砲攻撃は100発を超え、重傷者が出ている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0614/001.html 0614 ロケット弾攻撃に強硬論 ガザ隣接地、児童ら避難へ [共同] 【スデロト(イスラエル南部)13日共同】「ここで子供を育てるのはほぼ不可能だ」。ガザ地区に隣接し、パレスチナ武装勢力のロケット弾攻撃にさらされるイスラエル南部スデロト。エリ・モヤル市長は13日記者会見し、軍はより強硬な手段で攻撃を防ぐべきだと力説した。 海水浴のパレスチナ人家族が殺された9日の事件への報復として、ガザ地区から発射されるロケット弾は1日約30発に急増。町の学校は休校状態に追い込まれた。 「子供の半数以上が心の傷を引きずり、不眠などに陥っている」と市長。急きょ合宿を組織し、夏休み中は市内の全児童・生徒を市外に避難させるという。 5月には神学校の教室が被弾。今も天井には穴が開いたままだ。当時、生徒らは礼拝中だったが難を逃れた。 URL http //news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060614/20060614a3770.html 0614 パレスチナ イスラエル軍がガザ空爆、10人死亡 [毎日] 【エルサレム樋口直樹】パレスチナ・ガザ地区からの情報によると、イスラエル軍は13日昼、ガザ市で走行中の車を空爆し、イスラム原理主義組織イスラム聖戦の幹部2人を含む少なくとも10人が死亡。子供や救急隊員を含む多数の民間人が巻き添えになった。ガザ地区からイスラエルに向けてロケット弾を発射する武装勢力と、これを阻止するため空爆を繰り返すイスラエル軍との戦闘は激化の一途をたどっている。 パレスチナ自治政府のアッバス議長は今回の空爆について「国家テロだ」と厳しく非難した。 毎日新聞 2006年6月14日 0時29分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060614k0000m030170000c.html 0613 イスラエル首相:英首相と会談…「和平交渉再開に努力」 [毎日] 【ロンドン山科武司】英国を訪問したイスラエルのオルメルト首相は12日、ブレア首相と会談した。オルメルト首相は「今後数週間の最優先事項はパレスチナとの和平交渉の再開だ。すべての努力を惜しまない」と述べた。しかし「テロの収束が前提となる」とも語り、パレスチナ占領地から一方的に撤退して国境を画定する方針を維持する姿勢は崩さなかった。 先月4日にオルメルト首相が就任して以来、両者の会談は初めて。ブレア首相は「パレスチナとイスラエルの共存を認めたロードマップ(新和平案)の順守を前提に、両者が和平交渉を再開することで国際社会は合意している」と述べた。 毎日新聞 2006年6月13日 9時51分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060613k0000e030024000c.html 0612 パレスチナ住民投票、ハニヤ首相が反対を表明 [読売] 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治政府のアッバス議長は10日夜、ガザ地区の議長府でハマスのハニヤ首相と会談し、イスラエル生存権承認の是非をめぐる住民投票を7月26日に実施する意向を正式に伝えた。 また、ハマスが投票日までに生存権承認に応じれば投票は行わないと約束した。 会談後、ハニヤ首相は記者団に「住民投票には反対だ」と述べる一方、生存権承認をめぐる協議には今後も応じる方針を示した。 議長府報道官によると、議長は、米欧の援助停止による財政危機を回避するためにも、住民投票は重要だと首相を説得した。両者は11日も会談することで合意した。 一方、ハマスの軍事部門は10日に続き、11日もガザ北部からイスラエル南部スデロットに対するロケット弾攻撃を行い、1人が負傷した。これに対し、イスラエル軍はガザ北部で、ハマス系武装組織のメンバー2人をミサイル攻撃により殺害した。 (2006年6月12日0時40分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060611i315.htm 0610 イスラエルにロケット弾攻撃、ハマスがテロ再開を宣言 [読売] 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治政府の内閣を率いるイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門は9日、対イスラエル攻撃の再開を宣言し、10日未明、ロケット弾攻撃を行った。 昨年2月以降、停戦をほぼ全面的に順守してきたハマスが今後、本格的にテロを再開すれば、イスラエルとパレスチナの緊張が一層、高まる恐れがある。 10日の攻撃では、ガザ地区北部から十数発のロケット弾がイスラエルに向けて発射された。イスラエル軍によると、多くはガザ地区内に着弾し、けが人はなかったという。 ハマス軍事部門「カッサム隊」の報道担当者は、ロイター通信に対し、「攻撃は、ガザ地区での住民殺害への報復だ。砲撃は今後、さらに遠くまで範囲を広げて続行する」と述べた。 9日、イスラエル軍がガザ地区の武装勢力を攻撃中、軌道をそれた砲弾が海岸に着弾し、ピクニックしていたパレスチナ人家族ら生後6か月の乳児や3歳の幼児を含む7人が死亡している。 対イスラエル自爆テロを繰り返してきたハマスは昨年2月のパレスチナ各勢力による停戦合意を、ほぼ受け入れてきた。今年3月にハマス内閣を発足させた後も「イスラエルせん滅」を目指す組織の基本方針を維持しているが、テロ攻撃は行っていない。 (2006年6月10日20時43分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060610it12.htm
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ヴァリウラ・ヤクポフ師とは、ロシア・タタルスタン共和国カザニの地元ナンバー2の指導者だった。2012/07/19射殺された。ほぼ同時に自動車を爆破されたイルス・ファイゾフ氏は傷を負っただけですんだ ニュース系 サーチエンジン(ヤクポフ) 露でイスラム教指導者狙い連続テロ 過激派勢力拡大の兆候か(2012/07/29) 露でイスラム教指導者狙い連続テロ 過激派勢力拡大の兆候か(2012/07/29) 産経新聞 7月29日(日)21時25分配信 ロシアでイスラム教過激派の勢力拡大が懸念されている。ロシア中部のタタルスタン共和国では7月、穏健なイスラム教の最高指導者らが相次いで襲撃され、過激派との関係が指摘されている人物が容疑者として拘束された。ロシア連邦が抱える約1900万人のイスラム教徒とされるが、近年はチェチェン共和国など南部で過激な思想を持つ原理主義勢力が浸透しつつある。今回の事件は、彼らの影響力が南部以外の地域にも広がっていることを示している可能性もある。(黒川信雄) 襲撃事件は19日、ロシア中部タタルスタン共和国の首都カザンで発生した。同国では主流の穏健なイスラム教スンニ派の最高指導者、イルダス・ファイゾフ師が運転していた車が何者かに爆破され、同師は傷を負った。ほぼ同じ時間には、次位の指導者、ヴァリウーラ・ヤクポフ師が自宅玄関付近で射殺された。 国内でこの事件が関心を集めたのは、2人が国内に流入するイスラム過激派への徹底的な取り締まりを求めていたからだ。 米紙ニューヨーク・タイムズによると、ファイゾフ師は昨年、タタルスタンで最高位のイスラム教指導者に選出された。以来、「タタルスタンに大量の外国人宗教指導者らが流入し、イスラム過激派が台頭している」などと、その排除を主張。彼らと関係が懸念されるイスラム教指導者らの人事刷新を強行するなど、徹底的な取り締まりに動いていた。またヤクポフ師もファイゾフ師と歩調を合わせていた。 彼らが特に危険視していたのが、ワッハーブ派と呼ばれるイスラム教の宗派だ。ワッハーブ派は、他宗教、他宗派に不寛容な傾向を持つとされ、ヤクポフ師はロシア全域における同派信仰の禁止を主張していたという。ソ連崩壊後、チェチェンなどのロシア南部では、ワッハーブ派の信者による穏健イスラム教指導者への攻撃事件が頻発していた。 捜査当局は、翌日の20日には、近隣国のウズベキスタン人を含む5人を容疑者として拘束した。現地報道によると、拘束された57歳の地元旅行会社社長は、ワッハーブ派との関係が指摘されているという。 タタルスタンはソ連崩壊により主権国家となったがロシア連邦内にとどまり、ロシア正教が主流のロシアとも比較的良好な関係を続けてきた。イスラム系民族タタール人が人口の半数を占めるが、穏健派が主体で、多民族国家のロシアでは宗教融和の象徴的な存在に位置づけられていた。 関連項目 名前 コメント
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【作品名】CROSS FIRE 【ジャンル】漫画 【名前】由美江 【属性】神罰の地上代行人 【殺人数】8人 【長所】日本刀の扱いに長ける 【短所】カトリックの狂信者 【備考】イスラム過激派×5、テロリスト×1、新興宗教信徒×2 vol.1