約 2,440,067 件
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/4997.html
みんな性能関係の話はこっち使おうぜ - 名無しさん (2021-02-10 23 53 58) 一般とのすみわけ(どの鯖も)形骸化してますよね・・・ - 名無しさん (2021-02-13 00 42 43) 後から出来たタブだから流れが出来なかったのよね - 名無しさん (2021-02-14 22 34 04) 一般が大荒れで議論の木が一瞬で流れてしまうのに対する避難所的存在として生まれたのが発端だからぶっちゃけこっち使わなきゃいけないってわけでもないんよ - 名無しさん (2021-02-15 01 11 21) キャラ語りしたいのは、もう一つのwikiに流れた後だったしな - 名無しさん (2021-02-19 12 14 23) 黒聖杯使って宝具2あれば1体15万はダメージが出る状態あとはスキル1のnp吸い取り問題が解決すれば完全体になるけどさてこれから解決するんかな - 名無しさん (2021-02-15 02 46 52)
https://w.atwiki.jp/godeater2/pages/581.html
分岐 名前 Rank 基本防御 火 氷 雷 神 スキル(備考) ◇│ プティアムール 7 583 806 806 806 806 救命回復量↑ 空気 合成 28000fc 黒曜鉄x1 強工具鋼x1 魔狼筋装甲x2 闇神ノ仮面x2 闇神ノ鎧x2 │◇│ プティアムール 改 8 650 897 897 897 897 救命回復量↑ 空気 強化 18000fc 超密度複合コアx1 │◇│ プティアムール 修 9 734 1014 1014 1014 1014 救命回復量↑ 空気 強化 18000fc 極密度複合コアx1 │◇│ プティアムール 新 10 815 1128 1128 1128 1128 救命回復量↑ 空気 強化 18000fc 極密度複合コアx1 │◆ ※最終段階プティアムール 極 11 930 1285 1285 1285 1285 【B】回復弾消費量↓ 救命回復量↑ 空気 強化 23000fc 神蝕翁ノ蒼天翼x1 神蝕翁ノ蒼鎧x1 神蝕翁ノ蒼照眼x2 魔狼灼銀牙x2 魔狼灼眼晶x1
https://w.atwiki.jp/fs_story/pages/58.html
モノローグ 時間通りに約束の場所に来たものの、アムールトラは姿を全く見せなかった。 フルル なにかあったんじゃ……。 モノローグ さすがに心配し始めた時、少し遠くから騒ぎ声が聞こえてきた。 アムールトラ 止まれ! モノローグ アムールトラが知らない妖精を追いかけていた。けれどすぐに道を曲がってしまい、見えなくなる。 フルル えぇ、急にどうしたの?まさかアムールトラが詐欺犯を見つけたんじゃ……? フルル 魔法使い、アムールトラを追いかけよう! 魔法使い でもアムールトラがどこに行ったのか分からないよ。 フルル だよね、私たち、ここには疎いし……やっぱりここでアムールトラを待とうか……。 フルル またもしアカギツネみたいな悪徳商人と出会っちゃったら、もうどれほど頑張っても借金を返せないよ! モノローグ そう決めて、私たちはそのまま待つことにした。 モノローグ 暫くすると、ようやくアムールトラがやって来た。 フルル さっきの妖精は詐欺犯なの?捕まった? アムールトラ いや……やつの足は早すぎてな。旧市街に入った後、曲がり角の先で見失ってしまった。 アムールトラ ただやはり、余の推測は間違っていない。その詐欺犯たちは旧市街のことを熟知している。それに、さっきのやつの逃走経路から判断すれば……。 モノローグ アムールトラはその場にしゃがみこみ、木の枝で地面に何やら書いたり描いたりし始めた。しばらくして、彼は手をはたきながら立ち上がる。 アムールトラ 行こう。今日こそあの詐欺犯たちとやらを捕らえるのだ! フルル もう居場所がわかったの? アムールトラ ああ、被害者たちの情報から、いくつかの場所を推測していたが……さっきのことで、ようやく確信を得た。 アムールトラ ずっとぐるぐる回っていたが、奴ははじめ、ロンユエ山に行こうとしていた。やつらの拠点はきっと、山の上にあるに違いない。 アムールトラ 余は小さい頃から、幾度となくロンユエの地図を読んできたのだ。この判断に狂いはない。 アムールトラ やつは安全のため、また少し回り道をするだろう。我々はその隙に、先に山に行かせてもらう。 魔法使い そうと決まれば、早く出発しよう。 モノローグ アムールトラが私たちを連れて、旧市街に入る。 モノローグ 今まで見てきたロンユエには歓楽街のような賑やかさがあった。でも、旧市街には歴史ある古都のしっとりとした風情が感じられる。 アムールトラ 旧市街が放棄されてから、ロンユエの住民たちのほとんどは新市街で暮らし始めた。 アムールトラ けれど、全ての妖精が引っ越しした訳ではない。今でも、旧市街から離れようとしない妖精もいる。 フルル なんでなの? アムールトラ 己の「家」はここだと感じているからではないかな。城内に入らない妖精もいるのは、それが理由なのだろう。 アムールトラ 昨夜は少々、寝る前に考えたのだが、詐欺事件は既に城内に知れ渡っている。故に、もしやつらが同じ犯罪を繰り返したいのであれば、城内の事情をよく知らない妖精から狙うだろう アムールトラ 集合前、余は少々遠回りし、偏僻な場所へ行った。するとちょうど詐欺現場に出くわしたのだが、捕えることができなかった……。 アムールトラ ん、次はこっちだ。 フルル 山に行くんじゃなかったの?さっきの道、山に繋がってるように見えたんだけど……。 アムールトラ そうだ。旧市街は山の隣にあり、先ほどの道は一番便利なのだが……、 アムールトラ 実はもう一つ、近道があってな。昔、家からこっそり抜け出して山に遊びに行く時に……コホン。なんでもない。 モノローグ 旧市街からロンユエ山に向かう、道中の景色も変わってゆく。 モノローグ この道には明らかに、誰かに手を加えられた痕跡がある。どうも定期的に修繕されているようだ。登るほど歩きにくくなり、階段は欠けたり、泥に覆われたりしている部分ばかりになった。所々、崩れ落ちた屋敷の壁のようなものも見える。 アムールトラ ふむ……次は……。 モノローグ しばらく歩いたところで、アムールトラは足を止めた。 アムールトラ この山はかなり広く、まだ探索されていない場所は危険だ。 アムールトラ 旧市街から山を登りたければ、3つのルートしかない。 アムールトラ 一番歩きやすいのは先程の道だ。魔法使いの痕跡が多く残っているから、もしまだあの詐欺犯が山に帰っていないのなら、あの道は避けるだろう。 アムールトラ 他に裏道は二つあって、山の中腹に集中している……ちょうど、こちらからも裏道にいけるのだ。 アムールトラ 今すぐ行けば、あの詐欺犯を捕らえられるはず。魔法使い、フルルと一緒にゆっくりと来るといい。道の途中に、目印の魔法記号を付けておく。 フルル アムールトラって、思ったより計算高いところもあるんだね……。 アムールトラ 実はこのやり方は、アカギツネに教わったものでな。たまに跡を残せば、逆に相手を操ることができる、とね。 アムールトラ この記号も、小さい頃に彼と共に作ったものなのだ……。 アムールトラ そういう訳で、余は先に行くぞ。 モノローグ アムールトラは素早く飛び跳ね、木々の間に消えた。 フルル アムールトラ、大丈夫かな……。 魔法使い あの詐欺犯が帰ってくる途中で捕まえたいんだろうね。もしくはそのまま後をつけて、グループの拠点を暴きたいのかも。もしそうなら、アムールトラと一緒に行動するのは、目立って良くないと思う。 魔法使い 彼の言う通り、記号の目印に沿って歩いていこう。 フルル うん!ちゃんと目印を見逃さないように気を付けるよ。[魔法使い]、ここから先は歩きにくいから、気をつけてね。 モノローグ 目印に沿って、もう1つの山道に移動した。前の道よりも狭かったけど、ちゃんと階段がついていて、歩けないほどではなかった。 モノローグ ここには、アムールトラはいなかった。でも、彼の残した記号は山の頂上まで続いていく。これは、詐欺犯を見つけたのかもしれない……。 モノローグ そのまま歩いて行くと、やっと平らで広々としている空き地に辿り着いた。空き地には崩れ落ちている建物がいくつかある。多分歴史ある遺跡なのだろう。 モノローグ 遺跡から、うっすらと話し声が聞こえてくる。 詐欺犯A 若!今回ばかりはどうかお許しください! 詐欺犯B しくしく……私たちもやりたくてこんなことをやっているわけではないのです……。 詐欺犯C ただでさえ家の年寄りと子供を養わなければならないのに、この冬は一度もちゃんと食事もできず……一番小さい弟は、毎日空腹で泣いていて……、 モノローグ 簡素な、臨時で作られたようなキャンプで、アムールトラが妖精の群れと対峙している。詐欺犯と思わしき妖精たちは泣きながら、自分たちは嫌々ながらも、詐欺で生業を立てるしかないのだと訴えている。 モノローグ それを聞いているアムールトラの顔に、同情の色が浮かんでいた。 アムールトラ ……不憫だな……。 フルル そんなあからさまな嘘を信じないでよ! アムールトラ だが……確かに良い生活をしていないのは分かる。体は細く、顔色もかなり悪い。 アムールトラ 余は知っているのだ。例え城内でも、誰もが良い生活を送れるわけではない。これは、次期城主である余が解決すべき問題なのだ……。 詐欺犯A では今回のことは見逃してくれるってことですか!?それなら、二度とこんなことしません! アムールトラ ……。 アムールトラ ならん! アムールトラ 同情する余地はあれど、それを理由に他の妖精を騙して良い訳がない。このような悪事を繰り返してきて、今まで被害者たちの気持ちを考えたことはあるか? アムールトラ そなたたちが豊かな生活を送れるよう、余は尽力すると約束しよう。だがその前に、騙し取った金は返さなければならない。また、罰もしっかりと受けてもらうぞ……。 アカギツネ おやおや、いいこと言ってくれるじゃあないですかぁ。 モノローグ 拍手の音と共に突然予想外の顔が現れ、ゆっくりと詐欺犯たちの輪へ入って行った。 アムールトラ ……アカギツネ!?
https://w.atwiki.jp/amourbeautysalon/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3403.html
対訳 対訳テンプレートは未作成です 作成したときお知らせします → 更新情報の配信ブログ ツイッター それまで待てない方はこちら → リクエスト or ゲストブック イメンとアムールの祭りとは イメンとアムールの祭りの82%は睡眠薬で出来ています。イメンとアムールの祭りの4%は嘘で出来ています。イメンとアムールの祭りの4%は夢で出来ています。イメンとアムールの祭りの2%はマイナスイオンで出来ています。イメンとアムールの祭りの2%は濃硫酸で出来ています。イメンとアムールの祭りの2%はミスリルで出来ています。イメンとアムールの祭りの2%は海水で出来ています。イメンとアムールの祭りの1%は気の迷いで出来ています。イメンとアムールの祭りの1%は世の無常さで出来ています。
https://w.atwiki.jp/ge2rb/pages/763.html
分岐 名前 Rank 基本防御 非物理 強化時[合成時]追加スキル ◇│ プティアムール 7 620 --- [コープスマンLv10{【B】回復弾OP消費量Lv10 救命回復量Lv10 ヘイト上昇量Lv-10}] 合成 9700fc 黒曜鉄x1 強工具鋼x1 魔狼筋装甲x2 闇神ノ仮面x1 闇神ノ鎧x2 │◇│ プティアムール 極 11 989 --- --- 強化 16000fc 神蝕翁ノ蒼天翼x1 神蝕翁ノ蒼鎧x2 神蝕翁ノ蒼照眼x1 魔狼灼銀牙x1 魔狼灼眼晶x1 │◆ プティアムール 醒 15 1489 --- --- 強化 169600fc 神蝕翁ノ蒼真翼x2 神蝕翁ノ蒼比礼x2 神蝕翁ノ斬鋼髪x2 魔狼真灼熱体x1 魔狼灼熱眼晶x1 付加スキル一覧 コープスマンLv10
https://w.atwiki.jp/kumakumakumakuma/pages/65.html
分類 打撃類 地域 南アジア、インド 全長 50~70cm 重量 500~700g アムードは、真っ直ぐな金属の棒に、飾りのような、球体や算盤の珠を付けた武器である。 尖った方の先端は、突き刺したりする事が可能で、もう片方は敵を殴打する事が可能である。 また外観からも想像できるように、アムードは、アラビア語で“柱”を意味する。 また、アムードは杖としても使用され、柄頭は握り易く楕円形で、ムガール帝国の官僚達にも愛用された。
https://w.atwiki.jp/fs_story/pages/57.html
アムールトラ これからしばしよろしく頼むぞ。 アムールトラ アカギツネの客である以上、信頼してよい相手であるのは疑いようもない。アカギツネも、そなたたちを只者ではないと言った。 アムールトラ 協力してくれること、礼を言う。 フルル ど、どういたしまして……。 フルル (ぼそぼそ)アカギツネが、1000万の借金を帳消しにしてくれるって言うから……。 アムールトラ 借金?どういうことだ? フルル アカギツネが-- 魔法使い コホン。 魔法使い 他の妖精が「若」って呼んでいるのを聞いたけど、アムールトラは城主なの? アムールトラ 正確に言うならば、余は次の城主だ。 アムールトラ 未熟な余に、まだ城主の責任を背負う資格はない。今まさに、そのための修行中だ。 魔法使い では若は……アカギツネのことを信じているの? アムールトラ 無論。アカギツネはいいやつだからな。そなたたちは共に暮らしているゆえ、彼の性格の良さはわかっているはず。 アムールトラ それから、余のことは友人と思い、「アムールトラ」と呼んでくれて構わないぞ。 魔法使い ……うん。よろしくね、アムールトラ。 モノローグ 私はフルルを見た。彼女はほっぺを膨らませ、悔しそうにしつつも告げ口を諦めた。 アムールトラ 今回の詐欺犯は……組織的なものだ。春節を狙い、ロンユエの民たちを狙ったのであろう。 アムールトラ 多くの妖精が騙されてしまってな……よりにもよって春節の前に、このようなことをしでかしてくれるとは。 アムールトラ 民のため、そしてアカギツネのため、余はこの詐欺犯どもを始末しなければならん! アムールトラ ここにきて魔法使いとフルルに助けてもらえる以上、もはや何も心配することもなかろう。 魔法使い じゃあ、これからどうすればいいの? アムールトラ まだ捕えられてはいないが、騙された妖精たちから話を聞き、解決の糸口が見えてきたところだ。 アムールトラ 今日は元々、幾名かの妖精たち訪ねる予定だったが……協力者も増えたことだし、別れて行動しよう。これで効率も良くなるはず。 アムールトラ これがそのリストだ。 モノローグ アムールトラがくれたリストを確認してみたが、まさか馴染みのある名前が載っているとは……。 モノローグ ……。 鬼灯(男) 魔法使い!?君だったの? 鬼灯(男) アムールトラから話があった時、君がくるとは言ってなかったぞ!? 魔法使い まあ、話せば長くなるんだけど……。 鬼灯(男) 詐欺られた上に、知り合いに知られたなんて……。 鬼灯(男) 僕がバカだったよ。本当に。誰か来るとは聞いていたけど、知り合いが来るとは思わなかった。それじゃ、僕が騙されたことはみんなに知られちゃうじゃないか! 鬼灯(男) はあ……帰省するとやっぱりろくなことが起きないな。 鬼灯(男) 早く荷物を片付けて、ここから逃げようかな……。 魔法使い 待って、これには事情があるの……。 魔法使い 本当に、何があったかとかは知らないよ。アムールトラのために情報を集めに来ただけだから。 鬼灯(男) 僕がバカだったんだ……。 魔法使い そして教えてくれたことは絶対誰にも話さないよ。あ、アムールトラ以外ね。 鬼灯(男) 本当? 魔法使い 本当本当。約束するから。 鬼灯(男) わかったよ……。 モノローグ 鬼灯は悲しげな口調で、今まであったことを語り始めた……。 鬼灯(男) 要約すると、「お上があなたの絵を気に入ったから、一緒に展覧会をやってほしい」と言われてさ。 鬼灯(男) 最初は面倒くさいと思ったけど……。 鬼灯(男) でも展覧会なんてやれれば知名度を上げられるし、分け前も8割くれるっていうし。 鬼灯(男) 条件が良すぎたんだよ! 鬼灯(男) 今回の展覧会は業務拡大のためだからって、費用も負担してくれる、ってさ。 鬼灯(男) そして僕はほんの少しの保証金を出せば、他のことは心配しなくてもいいって。 鬼灯(男) ちょうど、ちょっと余った金があったからさ……。 鬼灯(男) それでしばらくしたら、他の画家も参加しだして、場所が取られちゃったんだ。でも少し宣伝代を上乗せして払えば、僕の絵を一番見やすいところに置いてくれるって。 鬼灯(男) 高くないし、効果もよさそうだから払ったんだ。 鬼灯(男) 結局……はあ……。 魔法使い 向こうがもっともらしい理由を作って、お金を更に払わせたの? 鬼灯(男) そう!そういうこと! 鬼灯(男) 変だなと思った時にはもう、連絡がつかなくなってた。 鬼灯(男) これまで話をする時は、旧市街の商会に誘ってくれてたんだ。そこのインテリアは結構豪華だったから、信頼できるなって思ったんだよ。 鬼灯(男) 結局それは全部、そういうセットだったんだよ!だからいつも同じ部屋にしか連れて行かれなかったんだ。 鬼灯(男) 本当に悪徳すぎる!こんなことをする妖精がいてたまるか! モノローグ ……。 モノローグ 鬼灯の事件を記録してから、リストに載っている他の妖精も訪ねてみた。 モノローグ 「一儲けできる商売」に誘われて、多額の投資金を騙し取られた妖精がいれば、 モノローグ 不思議な効果を持つ最新商品を通販で買ったけど、結局何ももらえなかった妖精もいて、 モノローグ あまつさえ、出会い掲示板とかいうものでハニートラップに掛かり、お金だけでなく恋まで失った妖精もいた。 モノローグ --情報が集まったので、約束の場所へ戻る。 フルル [魔法使い]、待ってたよ! アムールトラ 何か聞けたか? フルル 被害者たちの話を全部記録してきたよ!ものすごく可哀想な妖精がいてね、終焉の地で失踪した家族を探してくれるって言われて、たくさんお金を騙し取られたんだって……。 フルル 本当にひどい!絶対に詐欺犯たちを捕まえなきゃ! フルル あ、そうだ。詐欺犯は仲間に「荷物を山の上に運べ」とか言ってたらしいよ。 魔法使い こっちもそんな感じかな。あと気になることといえば……ある妖精が旧市街に詐欺犯たちの偽商会があるって言ってた。それと……、 モノローグ 集めた情報をすべて、アムールトラに教えた。 アムールトラ 役立ちそうな情報が集まったな。感謝する。 アムールトラ ここ数日調査してみたが、詐欺犯たちの正体はおおよそ推測できたと思う。ただ万が一のこともある、一度見直ししてから結論を下そう。 アムールトラ 明日またここで待ち合わせよう。余の見解を話す。 フルル アムールトラ、また明日! 魔法使い また明日。 モノローグ ……。 アカギツネ やれやれ……やってくれるじゃあありませんか。 モノローグ 夜になり、街から妖精の影が少なくなり始めた。薄暗い路地の奥からキツネが目を細め、ゆっくりと姿を見せる。 アカギツネ 予定より早くなりましたが……まあ、いいでしょう。アタシが少し苦労しちゃうんですけどねぇ。 モノローグ キツネはぐっと腰を伸ばし、それからのんびりと、静かな方へ去っていった--
https://w.atwiki.jp/fs_story/pages/59.html
アムールトラ アカギツネ、余の加勢に来てくれたのか! モノローグ アムールトラがアカギツネを見た瞬間、先ほどまで少し自信なさげだった声が大きくなった。 アカギツネ え?違いますよ。 アカギツネ そう興奮しないでください。アタシはこっち側ですよぉ? アムールトラ ……え? アムールトラ アカギツネ……そなたは脅迫されているのか?それとも無理やり言うことを聞かされて……。 アカギツネ そんなことはありませんよ?アタシたちはウィンウィンな関係なのです。お互いの利益が一致しているものですからねぇ。 アカギツネ アタシに免じて、許してくれませんかねぇ?それとも一緒にやります?あなたの分け前が多くなるよう交渉しますから。どうです? アムールトラ ほ……本気なのか? アカギツネ 愚問ですな。アタシは誠実な商売者ですからねぇ。ビジネスパートナーに損をさせるような真似はしませんよ? アムールトラ そういうことではない!そなたが詐欺犯たちと手を組んでいるというのはまことか! アカギツネ ふむ。その通りですが? アムールトラ ……嘘だ! 詐欺犯A おい!お前がこいつをこっちに引き込むと言ったんだろうが! 詐欺犯A ここまで引きつけて演技しろとかだるいんだよ!無駄なことをさせやがって! アカギツネ そんなことを言わないでくださいよ〜。彼をここに引きつけられたのは、アタシが彼のことをよく理解しているからじゃありませんか。 アカギツネ でもこの子、今までずっとアタシには忠実だったんですけどね……なんで急に強情になったんでしょうねぇ。 詐欺犯B ぐだぐだ言ってるんじゃねぇ。お前が失敗したなら、俺らのやり方でやらせてもらうぜ! 詐欺犯C 早く終わらせろ!儀式の準備はまだ残っているんだからな! アカギツネ いいでしょういいでしょう。まあ、言っておきますが、この子は可愛らしく見えても、喧嘩になると容赦がありませんからね……。 モノローグ アカギツネの言葉を待たずに、詐欺犯たちは凄まじい勢いでアムールトラに襲いかかった。 アムールトラ 魔法使い、フルル!少し離れろ! フルル どうしようどうしよう!喧嘩になっちゃった……私たちも手伝わなきゃ!で、でも私たち……戦闘のことは苦手だし……。 アカギツネ こんな乱闘、飛び込んだところであなた方はなんの役にも立たないでしょう。無駄な力は使わないほうがいいと思いますよ? アカギツネ アムールトラは強いんですが……あと少ししか持たないでしょうね。あとで助けたほうが恩を着せられますよ? モノローグ いつの間にか、アカギツネは私たちのそばに来て、余裕の表情で目の前の乱闘を眺めている。 アカギツネ おやおや--これはこれは……ここまで力強く殴るなんて、さぞかし怒っているんでしょうね?まあまあ、怖いことですな……。 アカギツネ ですが、やはり八つ当たりは大人げないですよね?早く成長してもらいたいのですが……。 フルル よくもそんな皮肉を言えたものね!あんたがアムールトラを裏切ったんでしょうが! フルル 本当に、なんでここまで信用されてるのか分からない!どう見ても嘘つきの顔してるもん!悪徳商売者!私たちを騙した上に、アムールトラまで……、 アカギツネ そうですかね?軽々しく他人を信じるなんて、褒められたものではないと思うんですけどねぇ……可愛らしくは見えるかもしれませんが、そのような甘さでは城主など到底務まりませんよ? アカギツネ 指導者たるもの、自ら思考して判断する能力を備えなければなりません。例えどれほど親しい相手でも、そのまま信じこんではなりませんよ。 アカギツネ いったい、いつになったらわかってくれるんでしょうか……。 詐欺犯A おい!そこで見てないで早く手伝え! 詐欺犯B ぐわ……こいつ、なかなか手強いぞ……おい……。 アムールトラ はあ……はあ……。 モノローグ 戦況ははっきりしている。アムールトラはひとりで多数を相手取っているけれど、まったく押されているように見えない。双方ともに睨みあったまま警戒しあい、膠着状態だ。 アカギツネ これはこれは……。 モノローグ アカギツネは詐欺犯たちを無視し、アムールトラのほうに歩み寄った。 アカギツネ あっという間でしたな?昔、糖葫蘆(タンフール)を買えとしつこく付き纏ってきた坊やも、もうこんなに立派に成長したんですねぇ? アカギツネ お疲れさまです。やつらの力が弱ってきた今、一気に捕まえる好機が来ましたよ。 モノローグ アカギツネは笑いながら手を伸ばし、アムールトラを撫でた。 アムールトラ アカギツネ!わかっていたぞ!そなたはやはり余の味方だ! アムールトラ さっきの話は信じぬからな!そんなやつではないと知っているからな。ほら、余はかなり戦えるだろ-- アカギツネ ……。 アムールトラ ……アカギツネ?なぜそのような顔をするのだ?まるで、失望しているかのような……余……余はまた何か変なことを言ったのか? アムールトラ はっ!忘れるところだった。勝ちが見えた時も驕らないことが肝心だと……。 アカギツネ 少し優しくしただけで、ほんの少し前のことも忘れたんですね? アカギツネ ここまでアタシのことを信じてくれるのは、よくないことだと思いますがねぇ。 モノローグ アカギツネの顔は笑ったままだが、その口調はかなり冷たかった。アムールトラの頭に乗せた手が突如、魔力の輝きを放ちだす。 アカギツネ あぁ、すみませんねぇ。あなたがとぼけている間、アタシはもう魔法をかけ終わったんですよ。 アカギツネ あなたに魔力を使わせない術です。長くは持たないんですが、今魔力を使えなくなれば、どうなるかはわかりますよねぇ? アカギツネ で、アタシの役目はこれで終わりました。煮るなり焼くなり、あなたがたのお好きにどうぞ。 モノローグ アカギツネは指を鳴らし、振り返ることなくアムールトラから離れていく。 アムールトラ ……アカギツネ、そなたは……。 モノローグ 悲しんでいる暇はない。アムールトラは詐欺犯に囲まれつつあり、じりじりと後退する。 アカギツネ 一見、詰んでいるように見えても、こっそり山を降りられる方へ向かおうとしていますね……まあまあ、こんな状況でも冷静でいられるとは、大したものですな。 モノローグ アカギツネはあごを撫で回し、へらへらと笑いながら私とフルルの場所へと戻ってきた。 アカギツネ 魔法使い、もうバレバレですよぉ? 魔法使い ……。 アカギツネ どれどれ?スフィアを作り、チャンスを伺ってアムールトラを中に入れてから、それを山の下に投げようと考えているのですね? アカギツネ 確かに妖精はスフィアに守られ、山から落ちても傷つきはしませんが……ご自身の能力を少々過剰に評価していませんかねぇ?こんな状況でアムールトラを捕まえるのは、至難の業ですぞ。 アカギツネ それなら、アタシのアドバイスはいかがです?聞いてくれれば、この無謀な計画の成功率も多少は上がるでしょう。 アカギツネ 例えば、アムールトラがもうちょっとこっちに近づいたら、フルルに動いてもらってですね、すぐに連れてきてもらうんです。ちょっと暴れられるかもしれませんが、この子は案外、体もしっかりしていますし。 フルル なんであんたの言うことを聞かなきゃならないの! アカギツネ うん?アタシの言う通りでは?あなたは飛ぶのがお得意でしょう? アカギツネ 翼のない妖精は、そんなに速く飛べません。あなたのような飛行のエキスパートがアムールトラを捕まえてくれれば、魔法使いにも余裕が生まれるでしょう? フルル それはそうだけど……そういうことじゃないもん!なんで私たちに策をくれるの?どうせ裏があるでしょ! アカギツネ わかりましたね?わかったなら、アタシの合図で動きなさい。 アカギツネ さん、に、いち……、 フルル 待っ-- アカギツネ 今です! モノローグ アカギツネはフルルを無視して、合図をする。彼女は反論する余裕もなく、脊髄反射のような速さで飛び出した。 フルル わあああああああ! モノローグ 詐欺犯たちに追われつつも、フルルは声をあげながらアムールトラを引っ張り、私に飛び付いた。私はふたりを、できあがったスフィアへ迎え入れる。 魔法使い これできっと大丈夫……! モノローグ 急ごしらえで用意したスフィアだけど、カバーの強化は念入りに行ったし、スフィア内にも多めの魔力を注入した。それに、アムールトラはフルルと一緒なら、きっと大丈夫なはず。 アカギツネ さあこっち、こっちの方へ。 魔法使い(*1) 考えている時間はなかった。アカギツネが指し示した方向へ、フェアリースフィアを力強く放り投げた。
https://w.atwiki.jp/fs_story/pages/60.html
アムールトラ う……。 フルル やっと起きたのね! アムールトラ フルル?よかった。そなたも無事か。 アムールトラ なにが起きたのだ?ここはいったい……。 フルル ええと、私もわからないの。周りを見た感じ、ここはどこかの谷みたいだけど。 フルル 覚えてる?あなたはあの詐欺犯たちに囲まれそうになって……[魔法使い]がスフィアを作ってくれて……そして私があなたをそのスフィアに引っ張って……それから放り投げられて、気がついたらもうここにいたの。 フルル 運よく川に落ちたから、怪我せずにすんだんだろうね。 モノローグ アムールトラはまだぼんやりしている頭を振り、辺りを見渡す。 モノローグ ふたりのいる場所は、ロンユエ山のある谷だ。両側は絶壁で、まず登るのは無理だろう。そしてふたりを守ったスフィアは、今は川敷に転がっていた。 フルル アムールトラ、大丈夫……? アムールトラ 余は平気だ。高い場所は少々苦手だがな……。 モノローグ フルルに心配している目で見つめられ、彼はやっと何が起きたのかを理解した。 モノローグ アカギツネは彼を騙した。それも二度も。 アムールトラ あやつは本当に、信用に値しない者だったのか?今までのことは、全て演技だったのか? アムールトラ それとも、優しくしてくれたのは、余が取るに足らない者だったからか?もの余がやつの邪魔になれば容赦なく、容易に余を排除できると……。 アムールトラ ……。 モノローグ アムールトラはそれきり黙り込んでしまった。悲しみや怒りの感情が溢れてくるのではと思っていたのに、今は何も感じ取れない。心が空っぽだった。 モノローグ それでもまだ、アムールトラはアカギツネがあんなことをするはずがないと思いなおす。 アムールトラ ……ここで座りこんでいても仕方がない、まずはここから離れる方法を探さねば。 アムールトラ 余は、アカギツネを問い質さなければならない。もしやつが本当に、あの詐欺犯たちと手を組んでいるのなら、絶対に許さんぞ! フルル うん。私も[魔法使い]のことがすごく心配だよ。早く戻らないと。 アムールトラ 余を助けたりしなければ、そなたが魔法使いと離れることもなかった……本当に申し訳ない。 フルル 大丈夫だよ。あんな状況で助けなかったら夜眠れなくなるもん!あのキツネに言われてやったっていうのが、ちょっとしゃくだけどね……。 フルル あれ?アムールトラ、あれなんだろう? モノローグ フルルは川敷にある大きな岩を指差した。その岩の中央に、微かな光が瞬いている。 モノローグ 近づいて見てみれば、その岩に馴染みのある印が刻まれていた。 フルル これ、アムールトラが使ってた記号じゃないの? アムールトラ だが余は、今までここに来たことがない。これを使える者は……余とアカギツネだけ……。 アムールトラ 探してみよう。この辺りにまだ同じものが残されているかもしれぬ。 モノローグ 探してみると、やはり川敷や絶壁に記号があった。それは一定の距離ごとに刻まれ、まるで看板のように道を示す。 モノローグ 記号に従って歩いていくと、また廃棄された建物がまばらに現れた。それらの建物は山壁のようでありながら、どこか厳かな空気が感じられた。 モノローグ そして最後に、ふたりはある洞窟へ入った。 フルル なんだかここ、変なの……気持ち悪い……。 アムールトラ 余も同じだ。ここの魔力は不安定すぎて、まるで……何かが争い、ぶつかりあっているようだ。 アムールトラ ふむ。そなたはここで休んでいるといい、余がここから先の様子を見てこよう。 フルル ええっ、い、一緒に行くよ! モノローグ 深くなればなるほど、不快な感覚が強くなる。やがて、ふたりは巨大な地下空間に辿り着いた。 モノローグ そこには大きな中庭があり、周囲に4つの祭壇が設置されていた。1つ目から3つ目の祭壇には法印が刻まれ、キラキラと瞬いているが、4つ目の祭壇にはなにもなかった。 モノローグ そして中庭の地面には、巨大な図が描かれている。 フルル これって……。 アムールトラ 龍だ。東方の。 アムールトラ 山中の洞窟、祭壇、龍の図……。 アムールトラ 昔、アカギツネがある伝説を語ったことがあつた-- モノローグ ……。 アカギツネ 魔法使い、ソワソワしてますねぇ? モノローグ アムールトラとフルルを逃したあと、あの詐欺犯たちは、私には特に何もしてこなかった。 モノローグ アカギツネは私に「ここを見学してみたらどうですか?」と言い、詐欺犯たちには「魔法使いはなくてはならない存在」と言った。 モノローグ アカギツネが何を企んでいるかは知らないが、今のところ私に危害を加えるつもりはなさそうだ。とりあえず、彼の言うことをしばらく聞こうと決め、私は彼がリクエストしたスフィアを作り始めた。 アカギツネ そんなに友達のことが心配ですかね? 魔法使い あなたはアムールトラのことが心配じゃないの? アカギツネ おやおや?アタシはそんな薄情なものに見えるんですかな?アタシもかなりあの子のことが心配ですよ? アカギツネ でも、アムールトラはとても強いのですよ?アタシはあの子が小さい頃から見てきましたからねぇ。 モノローグ アカギツネは相変わらずへらへらと笑っている。でも、彼の言うことがどこまで信用できるかわからない。 魔法使い アカギツネ、あなたは本当に詐欺犯たちと手を組んだの? アカギツネ 厳密に言えば、一時的なパートナー関係にすぎませんよ。 魔法使い いったい何を企んでいるの?この拠点ももうバレたし、早く逃げるべきなんじゃないの?まだここで何かを仕組んでいるみたいだけど。 魔法使い さっき、詐欺犯たちが言っていた「儀式」ってなに?今私が作ってるスフィアは、それに関係があるの? アカギツネ 質問が多いですねえ、そんな堰を切ったような勢いで。 アカギツネ なぜこの詐欺師たちはここに留まっているんでしょうね、なぜ逃げないのか……。 アカギツネ それは、「家」がここにあるからですよ。 アカギツネ ここから離れたくないからこそ、この妖精たちは詐欺に手を染めたのです。 魔法使い どういう意味……? アカギツネ アタシが知っている通りなら、魔法使いはリリエの森から来たんですよねぇ?もしも、もしもの話ですよ?森に天災が起きたら、リリエの妖精たちはどうすると思います? 魔法使い 一緒になって、乗り越えようとすると思う。 アカギツネ それでは、もしその天災がかなり深刻なもので、乗り越えたとして、住む場所も全て失ってしまいましたら……どうするのが一番賢いと思います? 魔法使い 一番賢いやり方……。 魔法使い リリエの住民たちを他の場所に避難させて、暮らせる場所を探す、かな……。 アカギツネ まあ、そうですな。 アカギツネ ですが……あの詐欺犯たち、もしくはロンユエで生きるすべての妖精は、最後まで抗うでしょうね。 アカギツネ もし天災があれば、一緒に乗り越えるでしょう。もし家が壊されたのなら、廃墟の上に新しい家を作ればいいでしょう。 アカギツネ この地にいる限り、家は再び建てる、生活の基盤はまた整える、そう考えている。「家」は起点であり終点でもあるのです。 アカギツネ ここの住民たちが「家」にこんな執念を抱いているからこそ、ロンユエという街は千年以上の時も越えてきました。 魔法使い じゃあ詐欺犯たちは……。 アカギツネ 「家」を存続させるために、詐欺を働いてでも「儀式」を成し遂げたいのです。ただまぁ……たとえ動機がどれほど人聞きよいものとしても、やり方が間違っていますねぇ。 アカギツネ 「螭神を解放したい」などと……はあ、一体どんな頭でこんなことを考えつきますやら。 魔法使い ミズチ……え? アカギツネ 魔法使いに興味がおありなら、アタシが物語を一つ語ってあげましょうか。 モノローグ ……。 アムールトラ 「ロンユエという街の下に、大きな龍が眠っている」それはロンユエに住むものなら誰でも知っている伝説だ。 アムールトラ だが、「大きな龍」は2匹もいるということは、あまり知られておらぬ。1匹は「龍」、そしてもう1匹は「螭」と言うものだ。 アムールトラ 龍と螭は互いのことが気に食わず、争うたびに天災が起き、地上に住むものたちは苦しんでいた。 アムールトラ やがて、仙人がこのロンユエに情けをかけ、龍を鎮圧して宝塔の中に閉じ込めた。そして龍に、これからずっとロンユエを守らなければならないと言いつけた。 アムールトラ 螭は性格が下劣で、ロンユエの山に斬られた。その怨嗟も仙人に四方の陣で鎮圧され、ロンユエはやっと平和な日々を迎えたのだ。 アムールトラ だが螭は諦めが悪く、鎮圧されてなお、その怒りは度々天災を引き起こしてしまう。 アムールトラ その度、螭の封印を強化しなければならない。 フルル じゃあ、ここは……。 アムールトラ どう考えても、螭を鎮圧する四方の陣に違いないだろうな。 アムールトラ 法印が瞬いているということは、おそらく封印の力が十分ではなくなっているのだろう。それに、あちらの祭壇の封印はもう消えている……おそらく、破壊されたのに違いない。 アムールトラ アカギツネもここにきたのか?ここがこうなっていることは……全て知っている訳か。 モノローグ ……。 アカギツネ あなたたちの言葉でいう「龍脈」というのは、地下に流れている魔力なのです。 アカギツネ ロンユエには「龍脈」だけでなく、「螭脈」という汚染された魔力の流れもあります。 アカギツネ 龍脈と螭脈が影響を及ぼしあい、この街の魔力は非常に不安定だったのです。 アカギツネ それから、ロンユエを守る神の使者と、ロンユエに生きる魔法使いと妖精は龍脈を安定させました。さらに大きな代償を払い、やっと螭脈を封印したのです。 アカギツネ ですが、この封印も永久のものではありません。封印の力が弱まるたび、螭脈の影響が現れます。あらゆる災難がロンユエ山から起き始めるでしょう。 アカギツネ そして、螭脈の災難への対応で、当時のロンユエの住民は対立しました。 アカギツネ 片や螭脈の封印を固め、城外や山に住んでいる者をすべて城内に移住させればいいと言いました。 アカギツネ そしてもう片方はねぇ……。 詐欺犯A おい!お前ら、手が止まっているぞ! 詐欺犯A 今夜儀式を行う。妙な気を起こしたら許さんぞ……協議、しっかりと守ってもらうからな。 アカギツネ もちろんですよ?忘れるわけがないじゃないですか。 アカギツネ あなたたちはアタシに金を支払い、そしてアタシは欲しいものを差し上げ、儀式を見事に成功させる……ですよねぇ? アカギツネ ですがまぁ、どうなるかは、みなさん次第ですけどねぇ。