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アニメ会社紹介(作オタ視点)/あ~さ行 作オタによるアニメ会社紹介のページです。 更新が少ないため、記載されてる情報が古い可能性もあります。ご注意ください。 所属アニメタ欄記載のアニメーターには、継続的にその会社に席を置いているフリーアニメーターも含まれています。 輩出アニメタ欄に関しても、他社へ移籍した動画からの生え抜きや社員アニメーターに加えて、他社へ席を移したフリーも含めての記載となっています。 社内に席があるフリーか、外注のフリーか不明な場合は関連アニメタ欄に記載お願いします。 ・アニメ会社紹介(作オタ視点)/す~そ ・アニメ会社紹介(作オタ視点)/た~わ行 ■アートランド(アニメーションスタジオ・アートランド) ・アニメーター、アニメ監督の石黒昇が設立。仕事仲間の藤岡正宜と共に寝泊り目的で借りた高田馬場のマンションの一室がはじまり。やがて新人を受け入れ始めると仕事場としての体制が整ってしまい、税金の関係から法人化する流れになった。新人も女性が多かったことから、当時の業界人の間で「石黒が高田馬場でハーレムを作った」とあらぬ噂を立てられたという。 ・ムック本「It s ARTLAND」によれば、人が増えすぎたため昭和54年(1979年)の12月に新宿百人町(大久保)の一軒家を借りてスタジオを移設した。 空いた高田馬場のマンションの一室は石黒が社長室として用いたり、80年版『鉄腕アトム』の文芸室として手塚プロに貸し出されたりした後、人数が増えた背景部のスタジオ(1スタ)となった。 ・初期の代表作は『超時空要塞マクロス』(制作元請はタツノコ)。美樹本晴彦、板野一郎、平野俊弘ら気鋭の若手スタッフを受け入れ、石黒の元で活躍。庵野秀明も一時期出入りしていた。 ・実質的な本体であった新宿百人町(大久保)の2スタは、「It s ARTLAND」掲載のコラムによれば1983年の時点で武蔵境へと移転している。 ・美術監督の勝井和子が率いていた背景部門は最初の経営難の折に「アトリエブーカ(2016年事実上の廃業)」として独立。同時期に独立した3スタについては下記に詳しい。 ・前述の経営難をはじめ、隣家の火災の延焼、度重なる親会社の交替(マーベラス→絵梦→LEVELS)など、会社として何かと不運に苦しめられ続けた。 ・2000年代以降も優秀なアニメーターを多数輩出。テレビシリーズの元請けにも進出し、『蟲師』『家庭教師ヒットマンREBORN!』などを手掛けた。が、『REBORN!』を含め、作画のクオリティがお世辞にも高いとは言えない作品やエピソードもしばしば見られた。 ・マーベラスの手を離れてから経営状況は悪化の一途をたどり、2017年には債務整理を弁護士に一任して制作事業を停止した。同年公開した『劇場版はいからさんが通る 前編』の現場になっていたようだが、最終的には元請の日本アニメーションに引き上げられて、後編の体制変更を余儀なくされている。制作やフリーを含むアニメーターもLay-Duce、B.S.P、クリエイターズインパックなどに移り、2019年現在は法人格のみが残っている状態である。 輩出アニメタ:藤岡正宜、門上洋子、栫裕、山崎茂、神原敏昭、美樹本晴彦(佐藤晴彦)、森川定美、板野一郎、もといぎひろあき(本猪木浩明、大上浩明)、しまだひであき(島田英明)、友田政晴、山本勝也、青柳富士子、藤高栄光、結城信輝、中田雅夫、三坂徹、清積紀文(ねこまたや)、村田康人、杉光登、よしもときんじ(吉本欣司)、岩滝徹、矢野淳、二村秀樹、和田高明、今泉賢一、五月女浩一朗(そ~とめこういちろう)、乙幡忠志、中野英明、小関雅、荒尾英幸、小木曽伸吾、工藤昌史、田中将賀、落合瞳、鳥居貴史、三木達也、谷友子、仲敷沙織、島袋奈津希 関連アニメタ:庵野秀明、青井清年、長濱博史、馬越嘉彦、佐藤可奈子 ■■アートランドⅢ ・1983年、『超時空要塞マクロス』の制作中に発足したアートランドの第3スタジオ。 (当時のアートランドは1スタが背景スタジオ、2スタ、3スタが作画スタジオという構成だった) ・後に板野一郎が主宰するD.A.S.T(1986年秋に結成)の前身にあたる。 ・所在地は吉祥寺で、真下の階には漫画家のいしかわじゅんの仕事場があった。 ・タツノコの子会社アニメフレンドに出向していた、板野一郎率いる『マクロス』のメカ班に、スタジオイオ解散後の平野俊弘、垣野内成美が加わる形で結成された。 ・スタジオの管理人は栫裕が務めた。 ・板野一郎の流れをくむメカアニメーターが多数在籍した。庵野秀明など『マクロス』で板野の下で作画を担当したアニメーターとの関係も深い。 ・2スタ(アートランドⅡ)と共同でグロス回を担当することもあったが、『うる星やつら』108話(85回)、『プラレス3四郎』28話、『科学救助隊テクノボイジャー』の未放映話、『北斗の拳』49話など、2スタの参加が無く、アートランドⅢのみが請けたと思しき仕事も存在する。 ・庵野秀明との縁から、庵野らDAICON FILMが制作に携わった第22回日本SF大会のOP『DAICON IV OPENING ANIMATION』に、アートランドⅢから板野をはじめとしたアニメーターが参加している。 ・合作アニメ『バイオニックシックス』のパイロット版はアートランドⅢの面々がメインスタッフを務めた。 ・代表作は『マクロス』『メガゾーン23』シリーズ等。上記の『北斗の拳』のグロス回(49話)の結城信輝の作画は特に有名。 輩出アニメタ:板野一郎、栫裕、平野俊弘(現:平野俊貴)、垣野内成美、森川定美、藤高栄光、友田政晴、結城信輝、もといぎひろあき、三坂徹、二村秀樹、本谷利明、よしもときんじ、うるし原智志(漆原智志) 関連アニメタ:庵野秀明、飯田史雄、増尾昭一、北久保弘之、柳沼和良 ■OUTLINE ・原型はツインエンジンEOTAの中のクリエイティブユニット。 ・2022年、株式会社エイトビットを創業した元代表取締役・葛西励の支えを受けて立ち上げに至る。 所属アニメタ:五十嵐祐貴 ■アクタス ・竜の子プロダクション出身の加藤博らが葦プロダクションから独立して1998年に設立。 ・元請けを開始してから様々な制作上のトラブルを起こしている。(本編の納品が出来ず放送延期、劇場アニメの公開延期、放送中のアニメを途中で打ち切り、再度1話より製作の見直しなど) ・2017年にバンダイビジュアルの完全子会社化となった、同社制作の安定化が期待されているがはてさて。 ・最新作は『ガールズ&パンツァー 第三章』。しかし、監督の水島努が監督作を掛け持ちしていることもあり、公開ペースは極めて遅く、完結までに会社やファンの命が持つのか不安視されている。 所属アニメタ:吉本雅一、山下将仁、米田雄哉、竹内花純、山崎玲愛、八木原結衣、仁礼多希、中澤瑛人、青木啓 関連アニメタ:杉本功、伊藤岳史、西尾公伯、吉田亘良、佐藤修、松尾慎、小澤和則、鈴木勘太、杉本里菜、山内則康、大高雄太 輩出アニメタ:吉原達矢、高野友宏 お台場st輩出アニメタ:ウィリアム・リー ■亜細亜堂 ・Aプロの流れを汲み、シンエイ動画から独立する形で1977年設立。 ・設立以前にも、『まんが日本昔ばなし』にて芝山努、小林治の2人がペンネームとして「亜細亜堂」名義を使用している。 ・『まんが日本昔ばなし』『ちびまる子ちゃん』『忍たま乱太郎』『クレヨンしんちゃん』『シンカリオン(実制作)』等キッズ・ファミリー向けの良心的な作品中心。 ・派手な作ヲタ的うまみのある作画は少ないが堅実で安定感がある。 ・芝山、河内、須田、小林治の重鎮アニメーター達は監督、演出業に移行。 しかしながら近年は、小林治がススキダトシオ名義で『(ふるさと再生→ふるさとめぐり)日本の昔ばなし』でアニメーターとしても活躍した。 ・深夜枠でも『くじびきアンバランス』などを手掛けていたが、その後は営業に苦戦。2016年に『終末のイゼッタ』がまずまずの成功を収めてから、深夜枠でも再び存在感を示した。 ・最新作は『ゆびさきと恋々』 所属アニメタ:芝山努、小林治、山田みちしろ、河内日出夫、須田裕美子、柳田義明、船越英之、藤森雅也、浅野文彰、関根昌之、中島裕一、浦中利浩、芳川弥生、三浦悦子、西岡夕樹、小林哲也、宮本雄岐、ジャカルタカルカッタ軽田、遠藤江美子 関連アニメタ:仲澤崇仁 輩出アニメタ:大塚典子、若山佳幸、若山佳治、後藤真砂子、望月智充、本郷みつる、向後知一、加藤鏡子、佐藤真人、大貫健一、洞沢由美子、高木弘樹、久米一成、数井浩子、児山昌弘、重国勇二、荒川真嗣(荒川眞嗣)、村田峻治(村田俊治)、吉川由美子(吉川うたた)、齋藤卓也、斉藤哲人、浜名孝行、海谷敏久、西村博之、湯浅政明、佐藤竜雄、川口博史、山口晋、津幡佳明、大杉宜弘、中原久文、李カンミン ■アスリード ・サンシャインコーポレーションの制作デスク、XEBECのプロデューサーを歴任した平松巨規が設立。 ・元請けとして『SHUFFLE!』『喰霊-零-』が有名。 ・最新作は『ありふれた職業で世界最強 2nd season』。 所属アニメタ:小島智加、平山英嗣、岡田万衣子 関連アニメタ:細田直人、渡辺るりこ、高野綾 ■アゼータピクチャーズ ・1989年設立。 ・作画業務の下請けを中心に活動している会社。普段は『名探偵コナン』のグロスローテを中心に、様々な作品でグロス請けを担当。 ・1話丸々引き受けた場合は殆どのLO(一原)を自社のアニメーターで賄う。 ・『コナン』以外の作品では直原した原画マンをそのまま作監としてクレジットしている事も多い為、作監が多くなる場合が多い。 所属アニメタ:tofu、山本道隆、長川薫、清水椋大、藤野陽介、上赤由香里、紫灯珈、佐藤なつみ、鈴木莉乃、矢田起也、中川実、服部未夢、江島あかり、藤彩七、竹内寛、遠藤里蘭、土居恵梨子、氣田汐理、西原千晶、懸田扇子、森泉亜矢子、秦相子、川本和隆、高橋茉奈、等々力美穂、齋花、坂本すみれ、田倉佳乃 関連アニメタ:谷口繁則、柳瀬譲二、松下純子 輩出アニメタ:佐々木貴宏、橋口翔太郎、平野翔、中村優作、森谷春樹、今泉竜太、粂田佳之、黒田晃一郎、渡辺一平太 ■アニメアール ・1978年頃に設立。略してアール。1993年6月に有限会社化。 ・大阪にある作画スタジオ。スタジオ・ムーとは姉妹関係。 ・設立当初のメンバーは代表の谷口守泰と、大阪デザイナー学院出身の貴志夫美子、毛利和昭、上井康宣、河村佳江ら。(アニメージュ1986年1月号より) ・設立後、村中博美が谷口の要請でアニメアールに参加。アニメアールは谷口班、村中班の2班体制となり、後に村中班はスタジオ・ムーとして独立した。 ・80年代は『太陽の牙ダグラム」『装甲騎兵ボトムズ』『機甲界ガリアン』『蒼き流星SPTレイズナー』といった高橋良輔監督作品や、『さすがの猿飛』『らんぽう』などの土田プロ作品をメインに活躍した。 ・80年代の黄金期は最強のスタジオ。現在も全盛期ほどではないが、グロス回は安定する。 ・ベテラン勢に関しては個人で仕事を請ける場合も多いため、一部のアニメーターを除き、現在もアールに席を置いているのか、既に退社しているのかは正確には不明。 ※下記の所属アニメタ、輩出アニメタ欄はあくまで暫定版です。 所属アニメタ:谷口守泰、貴志夫美子、寺田浩之、吉田徹、加瀬政広、津熊健徳、中本尚(中本尚子)、中澤勇一、木下由美子、高井浩一、小松温、小田真弓、根岸宏行、山口彩、横山紗弓、長嶋凌、西村真理子、東山朋子、松本裕一、安井和、中川裕人、上月庸右、菊川渉、上田恵理、中岡響香、西島央桐、石川純、磯本雅大、松原江里 輩出アニメタ:毛利和昭、上井康宣(上井やすよし)、河村佳江、岩村幸子、田中あや子、山田香(逢坂薫)、糸島雅彦、沖浦啓之、三村恵子、井上みゆき(野中幸)、井上哲、逢坂浩司、柳沢まさひで、Shuzilow.HA(濱川修二郎、浜川修二郎)、前田明寿、佐々木一浩(佐々木かづひろ)、小川瑞恵、吉本拓二、小森高博、能地清、福江光恵、木村貴宏、藤井満、置鮎美穂、河野利幸、崎山知明、児玉健二、志村直美、古川美樹、森下博光、竹谷太一、志村泉、松坂定俊、上野真由美、大森法子、松田剛史(松田剛吏)、高田真由美、村田雅美、浦野達也、さのえり(佐野恵理)、市川達也、植田二三子(植田ふみ子)、山本久美子、武本大介、ひのたかふみ(日野貴史)、田中一嘉、高橋紀子、西山忍、芝田篤史、中島美子、清水秀将、銅玄直也、中村吉宏、平川和之、新田知子、森田岳士、小川智樹、光田史亮、原田大基、村司晃英、海堂ひろゆき(吉田浩幸)、吉岡丈雄(吉岡たけお)、樫原博文、宮崎真奈夫、吉田尚人、山本祐子、 増田伸孝、塩田学、西川真人、日根野優子、五十川礼、古保里祐子、真鍋明日香、中嶋洋祐、上田恵未、長谷川文香、大橋圭、新島敏史、山本健一朗、松尾真彦、川村幸紀、川村有希、岡香織、藤原千帆、高崎美里、水野隆宏、式地幸喜、藤原巧和、荒木俊彦、市ノ川聡、伊藤康裕、柴田篤史、千光士海登、田中亜優、中野裕紀、菊川孝司、馬場一樹、森川寛子 ■■スタジオ・ムー(元アニメアール2st) ・アニメアールから村中班(2st)が独立する形で設立。 ・独立前は谷口班、村中班が同じ建物の中で作業をする形をとっていた。(ヒロインステーションvol.1より) ・独立の理由はスタジオに人が増えたため別の建物を借りたこと。(同上) ・村中班時代に担当した『蒼き流星SPTレイズナー』のグロス回をはじめとして、 『シティーハンター』『鎧伝サムライトルーパー』『獣神ライガー』『勇者シリーズ』等、80~90年代のサンライズ作品の作画で特に知られている。 ・一時期、大阪に同名のアニメスタジオ(プロジェクトチーム・ムーの大阪スタジオ)が存在した。 所属アニメタ:村中博美、井中麻仁、山本未知、松田萌、中村華月、岡原彩乃 輩出アニメタ:中島美子、山本佐和子、福江光恵、やぶもとえりこ(薮本恵理子)、黄瀬和哉、大島康弘、野田徳幸、田野光男、尾林幸男、からしまひろゆき(辛島啓行)、きやすのりこ(喜安典子)、西田亜沙子、中谷誠一、小田真弓、小川健一、田中里美、中弥幸一、牛嶋知佐子、吉田隆彦、猿渡聖加、田中ちゆき(田中千幸)、藤原利恵(藤原りえ)、渡辺ゆかり、橋本貴吉、細川ちよ(細川智代)、秋山由樹子、近有希、川上哲也、柄谷綾子、神谷智大、岡本真由美、市原圭子、談議祐子、宮本武史、小島貴美子、大源可奈子、藤本正利、平野勇一、木元淑恵、古住千秋、南部広海、富永里都、井元愛夕、古川真生、福永智子、猪口美緒、新宮祐介、藤井絵理、西川千尋、岡崎芽久美、内田紗保利、中井香名子、谷口麻美、芳山優 ■アニメインターナショナルカンパニー(通称 A.I.C) ・80年代にOVAブームを巻き起こしたことで有名、美少女モノを中心にコアなオタ向けTV作品を量産していた。 ・ビーボォー出身者が活躍したことの影響で、AIC調(ちょっと立体的で、なおかつデザイン化されている作画)が今も受け継がれている。 ・なんだかんだで作画アニメ暦も長い。大運動会とか。 ・かつてはデジタルビルの近くに「アネックス」「サウス(スタジオ九魔が母体)」の各スタジオを設けていたが、2000年初頭に経営が悪化し、九魔を元鞘に戻して規模を縮小した。 ・その後、経営を立て直し、2003年に制作系統を「デジタル」「スピリッツ」「A.S.T.A」に再編。2006年頃には「宝塚」「PLUS+」、2010年に「Build」、2011年には「Claasic」、2012年には「イーストサイド」「フロンティア」が新たに稼動。 ・経営の悪化もあり、2013年以降制作陣が退社し複数の会社が設立されている。2016年には当時の所属プロデューサー全員の退社が確認され、同年制作部門が解体。 ・制作部門解体後は、AICが所有するIPの大半がAICライツ(一時、「株式会社GRAP」に社名変更後、再び「株式会社AICライツ」に)に移転されており、残りのコンテンツの版権会社状態になっている。 ・2019年現在は、クラウドファンディングにて『メガゾーン23』『魔法少女プリティサミー』『エルハザード』などの過去のAIC制作アニメのリブートプロジェクトを進行中。クラウドファンディングにて資金調達を行っている。 ・2021年4月16日、AICライツが⾃社が保有する著作権の持分を、東映エージエンシーに譲渡。今後は共同でコンテンツ製作・開発・運⽤等を行っていくとのこと。なお、現在旧AICとAICライツの間には、資本関係、取引関係は無い。 ・下記は制作部門解体前後の各スタジオの状況。 ■■AIC(AIC デジタル) ・担当Pは福家日左夫、岡村繁久、笠原直徒。 ・A.I.Cの制作の中枢、スタジオ表記が無い場合は基本的にここが担当しているが他スタジオとの混合の場合もある。 ・GONZOとの共同制作に終止符を打った2009年以降デジタル単独での制作が減り、AIC名義でも系列の他スタジオやグロス先が実制作をしている作品が多い。 所属アニメタ:北島信幸、梶島正樹、猪股雅美 関連アニメタ:平野俊貴、合田浩章、松原秀典、菅沼栄治、中澤一登、小船井充、渡辺浩二、恩田尚之、村田俊治、越智博之、北爪宏幸 輩出アニメタ:八谷賢一、山崎茂、奥田淳、生亀信幸、別所誠人、真行寺たつや(富本起矢)、桜美かつし、阿部邦博、冨田与四一、伊東克修、泉明宏、村木靖、田村勝之、阿部宗孝、安彦英二、平田雄三、山田正樹、日下部智津子、細田直人、玄馬宣彦、坂田理、立石聖、立川聖治、前田義宏、波部崇、原修一、山下宏幸、亀田祥倫、山田有慶、土屋浩章 ■■AIC スピリッツ(Claasic) ・担当Pは松嵜義之、渡辺欽哉、知念明仁、田村司。Claasicは長野敏之、岡村繁久 ・AICの独立スタジオ。また同スタジオのスタッフが中心となった「Claasic」もほぼ同様なので表記。 ・決して人数が多くないので、企画を動かすときはフリーを雇う形跡。 ・作画的にも牧野を始め期待できるメンツが集まることが多いので要チェック。 ・2011年を最後にAICスピリッツ名義の作品は無い。スタッフはその後アイムズを設立(のちに倒産)、Claasic班はアイムズ移籍の後TROYCAを設立。 関連アニメタ:牧野竜一、山本碧、栗田新一 ■■AIC ASTA ・担当Pは黄樹弐悠(青木武)、吉田昇央(→宝塚→Build)、先川幸矢(→PLUS+)、櫻井崇。 ・AICの独立スタジオ。”あすた”と読む。かってはA.S.T.A.と表記されていた。 ・本隊と同じく美少女モノで稼いでいる。内部情報がキンタマで流出したのはココ。 ・吉田昇央ら一部スタッフはBLADEへ移籍、櫻井崇はデジタル班を引き連れ颱風グラフィックスを設立。 関連アニメタ:まさひろ山根、木村貴宏、久城りおん、斎藤久 ■■AIC宝塚 ・担当Pは吉田昇央(→Build)。 ・AICの独立スタジオ。グロス、下請中心、AIC他スタジオ作品のグロスも多いがあまり表記されることが無い。 ・初期はワンパック出身者で構成されていたが、同時期に同じくワンパ出身者を引き抜いて作られたGohands(旧サテライト大阪)元請時に殆どが移っている。 ・眼鏡なカノジョで初の元請を行った(クレジットはAIC)。 ・2011年閉鎖された模様、なお一部のスタッフは同時期に設立されたスノードロップへ移った。 関連アニメタ:日下部智津子 ■■AIC PLUS+ ・担当Pは先川幸矢。 ・AICの独立スタジオ。”プラス”と読む、決してプラスプラスではない。 ・「AIC ASTA」から分家したため同スタジオのスタッフ構成と近い。 ・またI.G関連の伝手が多い、所属Pが元IGの先川幸矢であるためだと思われる。 ・2014年現在、スタジオ自体は閉鎖されている模様(2015年まで名称は残っていた)、その後所属Pの先川幸矢はゼロジー代表に就任、一部スタッフが移籍している。 関連アニメタ:新野量太、萩原香澄 ■■AIC Build ・担当Pは吉田昇央、笠原直徒。 ・AICの独立スタジオ。”ビルド”と読む。 ・主に「AIC宝塚」「AIC ASTA」スタッフを中心に構成されたが担当Pの独立で立ち上げ早々不安定になってしまった、2作目以降はアマガミSS制作班(AICデジタル)がスライドしている。 ・amoと組むことが多かった。 ・Build名義の制作は2013年の前半まで、以降制作撤退までスタッフは残っていたようだが笠原直徒が設立したウィルパレットに移った。尚、ウィルパレットはTROYCAに合流する形で2018年に解散している。 ■■AICフロンティア ・担当Pは大原泰三。 ・AICの独立スタジオ。余談だが同時期設立されたイーストサイドスタジオ(E)と合わせABCDEFまでが完成した、がその後1年ほどで集約されてしまった。 ・短編のみを制作、企画開始から3か月で、テレビアニメシリーズの放映を行う体制を構築したと発表(だけ)した、がここが担当する予定であったと思われる。アプリックスIPホールディングスからの離脱で新宿から撤退し閉鎖。 ■A-1 Pictures阿佐ヶ谷スタジオ(本社) ・2005年にアニプレックス傘下の会社として設立。既存のスタジオからの分家が多いアニメスタジオの中では珍しいほぼ新規の制作会社である。 ・上記の理由から、基本的にはアニプレックス系の作品のみの制作をしていた。しかしながら、最近は別製作と組むことも。 ・会社に専属の監督、脚本家、美術系の人間がおらず部署も無かったが、動画、背景、ペイント、撮影部の部門を開設し、人材の確保と育成を行うようになった。 ・制作ラインに参加するアニメーターは基本監督やキャラクターデザイナー、メインスタッフ(メインアニメーター)の人脈が頼りとなっている。それ以外は所属しているプロデューサーや制作が以前所属していた会社の人脈を頼ることが多い。 ・2010年に28歳の制作進行が鬱病を患い、自殺する事件が起きる。月600時間を超え、1週間泊まり込み、3ヶ月無休という劣悪な労働環境がメディアに取り上げられ、アニメ会社の『ブラック企業』筆頭と取り沙汰された。 ・2013年頃からアニメ業界全体の制作本数が急激に増加し、A-1も1クールに複数のラインを抱えていることも。作品のスタッフや制作進行によっては悲惨なラインもあれば、恵まれたラインもあり、両極端な状態になることもある。 ・若手からベテランまで優秀なアニメーターを長期間拘束・半拘束してしまうため、その姿勢を嫌う他社制作も。 ・最新作は俺レベ 所属アニメタ:足立慎吾、川上哲也、松本顕吾、鳥居貴史、鈴木豪、丸山大勝、錦見楽、落合瞳、戸谷賢都、菊池貴行、村松千鶴、山岸せいら、有馬悠梨、栁田七彩、伊藤若菜、川田響子、田渕里美、石塚あゆみ、戸高真希、佐藤綾香、上林真実、齋藤悠、三浦琢光、亰須佑樹、森田勝志、大岩弘尚、竹田茜、佐藤綾香、南りりこ、杉浦ゆとり、上ノ山芽衣子、高橋秋奈、廣瀬あかね、橋元快斗、田原侑奈、原島未来、須田直輝、黒岩玲奈、則岡鴻希 福岡スタジオ所属アニメタ:晶貴孝二、正岡恩、川元理乃、下地彩音、高橋葵、石見優奈、大良菜々美、加藤匠偉 関連アニメタ:加藤滉介、柳隆太、沢田犬二、竹内哲也、矢向宏志、八尋裕子、菅野芳弘、徳田大貴、榎戸駿、坂詰嵩仁、滝山真哲、酒井智史、合田浩章、徳丸輝明、玉腰桃子、鈴木あい、丹羽巧、河野敏弥、西岡忍、太田慎之介、森田莉奈、和田慎平、二瓶令暁、柴田裕介、斉藤準一、石川洋一、黒岩裕美、高橋沙江子、後藤望、大貫巧、三浦綾華、小林茉利奈、斎藤亮太 元関連アニメタ:紺野直幸、小笠原真、松本憲生、江畑諒真、久保田誓、山下清悟 輩出アニメタ:石浜真史、赤井俊文、黒木美幸、都築遥、林勇雄、川上大志、大野仁愛、芥川友紀、藤裕子、米澤沙織、牧野和俊、横山穂乃花、佐々木啓悟 ■■CloverWorks(旧A-1 Pictures高円寺スタジオ) ・2012年に稼働開始。 ・N棟(制作進行ルーム)、S棟(作画ルーム)に別れた棟で作業をしている。 ・2017年までは具体的なスタジオ名は明記されていなかったが、2018年『ダーリン・イン・ザ・フランキス』より高円寺スタジオと表記されるようになった。 ・2018年4月1日付で、A-1 Picturesの新たなブランドとして「CloverWorks(クローバーワークス)」へと名義を変更。のちに分社化され、A-1の関連会社となる。 ・A-1 Picturesで『四月は君の嘘』や『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアニメーションプロデューサーを務めた福島祐一氏が執行役員を務めており、先述の『ダーリン・イン・ザ・フランキス』や『明日ちゃんのセーラー服』などの作品には自らアニメーションプロデューサーとして関わっている。 ・近年は動画工房出身の梅原翔太氏も活躍しており、氏がアニメーションプロデューサーを務めた『ワンダーエッグ・プライオリティ』『その着せ替え人形は恋をする』『ぼっち・ざ・ろっく!』は、若手実力派のアニメーターが多く参加していることから、作画的な観点においても注目度が高い。上記3作品は主要スタッフや参加アニメーターの一部が共通しており、Clover作品の新たな路線を形成しているといえるだろう。 ・アニメーターの育成に力を入れており、岡勇一氏が作画育成監督として所属しているほか、田中将賀氏が演出・作画ルームの顧問を担当している(田中氏は所属ではなくフリーランス)。 所属アニメタ:石浜真史、岡勇一、赤井俊文、嶋田和晃、黒木美幸、都築遥、林勇雄、中村章子、山口智、高橋沙妃、川上大志、芥川友紀、藤裕子、浅賀和行、鈴木大、羽土真衣子、助川裕彦、中村未奈美、谷口梓紗、東可楠子、中山結、浦未希子、植松凛、井本ひかり、岡本敦紀、柳承延、助永理恵 関連アニメタ:田中将賀、若林信、錦織敦史、河野恵美、安野将人、川上雄介、陸田青享(けろりら)、道下康太、川妻智美、新沼拓也、山崎淳、太田久美子、高田晃、吉川知希、藤田春香、岡田直樹、三輪和宏、吉田優子、シュウ浩嵩、宮内崇、梅木葵、田村正美、八重樫洋平、田角麻奈美、水谷汐里、小田景門、小室裕一郎、西谷泰史、おだし、松隈勇樹、西見昌一郎 元関連アニメタ:杉山和隆、伊藤公規、森藤希子 輩出アニメタ:米澤沙織 ■A.C.G.T ・2000年、トライアングルスタッフの制作プロデューサーだった安部正次郎が独立して設立。 ・『七人のナナ』『恋風』『フリージング』などの元請け作品もあるが、基本は他社からのグロス請けがメイン。スタジオ九魔との協業・合併を見越していたのか、共同でグロス請けしていた時期もある。 ・設立時より須賀重行、福世孝明、安藤正浩、松本文男の各氏が主力となって同社で活躍中。スタッフや外注が固定されているためか、元請け作品は比較的作画が安定している。 ・髙木啓明が絵コンテ・演出で関わる回は他の回に比べ、アニメーションのキレが良くなる傾向がある。 ・最新作は『暴食のベルセルク』。 所属アニメタ:須賀重行、福世孝明、安藤正浩、松本文男、遠藤麻美、鍵山仁志、古澤貴文、小野澤雅子、今井恵、横山悦子、橋本久美、斉藤和広 関連アニメタ:髙木啓明、竹澤清貴、寒川顕一、萩原正人、家村あゆみ 輩出アニメタ:爲水翔太郎、小倉恭平 ■エイトビット(8bit) ・2008年、『マクロス・フロンティア』のアニメーションプロデューサーだった、サテライト出身の葛西励が、サテライト第一スタジオの面々とともに退社・独立し設立したアニメーション会社。 ・サテライトで監督を務めていた菊地康仁と共に、サテライトのグロス請けからスタートしたが、『IS-インフィニット・ストラトス-』で初の単独元請けを担当。 『ヤマノススメ』シリーズ、『グリザイア』シリーズ、『ワルキューレロマンツェ』、『東京レイヴンズ』、『ナイツ マジック』等を制作。 ・撮影部門として『エイトビットロケット』が過去に存在していたが、独立。現在は『チップチューン』として、エイトビット元請作品以外にも撮影・編集を請け負っている。 ・業務委託契約や短期での契約社員として制作進行を雇用することが多いアニメ会社が多い中、契約社員から正社員に雇用することを推進している珍しいアニメ会社。 ・『グリザイア』シリーズでエイトビットに席を置いていた田中基樹(天衝)が『Rewrite』のキャラクターデザインを務めた野中正幸氏を連れ、バイブリーアニメーションスタジオを設立した。 ・『ヤマノススメ』では松尾祐輔の一人原画回や、2期の柳沼和良演出回、3期の松尾祐輔、松本憲生、ちなの一人作画回を手掛ける等、演出的にも幅広く、挑戦的な回を制作する。 ・演出家不足なアニメ業界の中で、デジタル演出課にて演出家の育成も取り組んでいる。 ・2020年にバンダイナムコアーツと業務提携を結ぶが、同時に経営陣の刷新が図られ、創業者の葛西励が非役員のプロデューサーに退き、須山博一が新社長に就任した。 ・2024年4月1日付けでバンダイナムコフィルムワークスの完全子会社となる。 所属アニメタ:菊地康仁、江畑諒真、梅田貴嗣、和島大貴、本田陸、興津香織、佐藤好恵、小島彰、八木澤修平、富樫圭汰、宮沢聖麿、高岡淳一、メーシエ・タイス、伊能章博、佐藤孝彦 関連アニメタ:岸田隆宏、松尾祐輔、桂憲一郎、高田晃、入江篤、熊谷勇也、渡辺敦子、八尋裕子、佐野恵一、田中紀衣、小島崇史、高橋裕一、神谷智大、中川洋未、豆塚隆、名和宗則、藤川太、浜津武広、米澤優、関口雅浩、もといぎひろあき、阿蒜晃士、富岡隆司、塩田学、安藤義信、斉藤和也、松井万理子、荒木裕、ジミー・ストーン、古橋聡、今村亮、ちな、嶋田和晃、倉田綾子、紺野大樹、みやち、けろりら、高橋瑞香、大山神、今岡律之、齊藤佳子、田中宏紀、森川侑紀、米森雄紀、高橋しんや、吉田亘良、石浜真史、SNIPES、椛島洋介、楊烈駿、山本脩斗、石田可奈、須永正博、松井理和子、新海良佑、大島縁、田中雄一 輩出アニメタ:宮内崇、松隈勇樹、田中基樹、野中正幸、莫梓航 ■■新潟エイトビット ・2021年11月1日に設立。 ・2022年9月には進行管理を務めるプロデューサーの金子真枝と後述の作画スタッフ2名の3人体制で回していた。 ・2022年10月より放送開始の「ブルーロック」より、自社の名前が載り始める。 所属アニメタ:和田高明、南雄二郎 ■エーテル・キトゥン ・旧マギア・ドラグリエ。 ・セブンを拠点にしていた古川博之氏が設立し、代表取締役を務めるスタジオ。 ・NAZと共同で制作した『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』では、2話から海外グロス出しを乱発。国内で十分に修正がなされず、作画崩壊と騒がれる箇所が多数発生するなど悪い意味で話題となった。 所属アニメタ:古川博之、相音光 ■エンカレッジフィルムズ ・ゴンゾのPだった池田東陽と追崎史敏が共同で2008年に設立。池田が社長を務めていたが、2013年に若くして亡くなり、以後経営は追崎が引き継いでいる。 ・2009年に『おんたま』にて初の元請けを担当。 ・一時期はディオメディア武蔵関スタジオに間借りして活動していたが、2021年に移転。ディオメディアとの協力体制は引き続き取られている。 所属アニメタ:追崎史敏、佐藤史暁 関連アニメタ:渋谷秀、寒川歩、八重樫優翼 ■ENGI(エンギ) ・KADOKAWAの連結子会社として2018年4月4日に設立。 ・東京本社スタジオを基盤とし、岡山に倉敷スタジオ、北海道に札幌スタジオを構える。 ・当社のデジタル作画部は元グラフィニカ作画部の人員を丸ごと移籍したものであり、内部にグラフィニカ出身のアニメーターが多いのはそのためである。 ・所属メンバーの1人である橋本隆希による暴走作画が当社の名物となっている。 所属アニメタ:三浦和也、栗原学、橋本隆希、能海知佳、伊藤陽祐、亀山千夏、吉井安里咲、宇井川真明、林高成、増井良紀、竹内広幸、青沼ひかり、何瀟、李媛莉、金秀娟、小澤明日美、木村衣里、清水綾乃、斉藤愛美、田中桃子、横山香月、竹内あゆみ、杉山笑梨、黒川飛鳥、武川陽、ルエダ ピオン ダニエラ 倉敷スタジオ所属アニメタ:青戸結加、角道晴乃、福田希彩、呉瑜玹 札幌スタジオ所属アニメタ:波田尚達、柴田修佑 関連アニメタ:鯉川慎平、和田祐二、小澤和則 輩出アニメタ:森本翼、西川あきみ ■Ordet(オース) ・2007年ヤマカンこと山本寛がアニメーションDoから独立後設立、2016年には創業者の山本寛は退社し、松浦裕暁が代表者となっていた。 ・ウルトラスーパーピクチャーズ(USP)設立に際しサンジゲン、トリガーとともに子会社入りした。 ・当初大阪にスタジオを構えていたが、2010年に東京事務所を開設、USP設立に伴いどちらも閉鎖し荻窪に移転した。 13年~14年は『Wake Up, Girls!』(WUG)制作のためタツノコプロダクションに間借りしていたが終了と共に撤収した模様。2015年にはミルパンセと共同でWUG劇場版を制作した。 しかしWUGは2017年新シリーズを発表したものの制作はミルパンセ単独となりスタッフも一新された。 ・初期スタッフの多くが京都アニメーション出身者で構成されていた、大阪時代から基本的に原画マンに拘束は掛けていない。 ・設立当初のグロスでは各原画マンのクレジット表記が変名と思われるものが多かったため、結局誰が誰だったのかは確認が困難である。『かんなぎ』以降ではほとんど偽名は見られなくなった。 ・水島努のツテもあってかハルフィルムメーカー(以下ハル)での仕事も多く各話グロスでの参加もあった。その後もTYOアニメーションズ(現ゆめ太カンパニー)やサテライトなどハル出身P作品のグロスを請けている。 ・実質作画スタジオと言っても差し支えない規模のためか、現在に至るまで単独で元請制作をしたことはほとんどない。USP設立以前はA-1 Pictures(以下A-1)との関わりが深く元請はA-1でOrdetは制作協力という形で作品を作っていた。 ・初の単独元請である『ブラック★ロックシューター』もOVA版は最終的にはA-1に大部分を委託、USP設立後のTV版はサンジゲンとの共同元請となり、トリガーとライデンフィルム(以下ライデン)の協力を仰いでいた。スタッフのライデン移籍後はグループ外の他社との共同制作が殆ど。 ・12年上期でスタッフを同じUSPグループのライデンに移している。 ・2016年の山本寛退社に伴い、アニメ制作事業からは完全に撤退。版権管理のため、法人格のみ残されている状態である。 ・Ordet関連スタッフでペンネームと思われるのは以下のとおり。 三間カケル(共同ペンネーム)、拙者五郎→渡邊政治、花ひな子=吉野宏→?、佐古カズヤ=佐古一哉→坂本一也?、賀丘史靖→吉岡忍、木野小太郎→松尾祐輔?、角田充→門脇聡?、愛咲るい→?、純山きあ→小松麻美、大州鶴太郎(大州→オース?)→スタジオネームか? 元関連アニメタ:近岡直、吉岡忍、門脇聡、中野良一、小松麻美、松尾祐輔、高田謡子、松嶌舞夢、稲葉麻莉奈 ■オー・エル・エム(OLM) ・オリエンタルライト マジックの略、最近は略称しか使っていない。ジョージ=ルーカスの会社(ILM)をもじって付けられた。 ・パステル(一石、松原etc)とジャイアンツ(高橋、深沢、千羽etc)の人材が合流し、ぎゃろっぷの制作を引き抜いて1994年に設立。 ・一般的にはポケモンの制作で有名。90年代後半から01年にかけては高橋・千羽コンビが精力的に作品を送り出した。 ・現在は初期スタッフの3ラインを減らし、深夜枠から子供向けアニメ・3DCG・実写にシフトしつつあり、全盛期ほど各ラインのカラーが明確ではなくなった。 ・設立時以来コクピットと関係が続いている。また2010年には社長の奥野敏聡がIGポートの取締役になったこともあり、IGグループ各社とのパイプが出来た。現在はIGポート取締役からは退任しているが、引き続き子会社であるシグナル・エムディの監査役を務めている。 ・2010年頃の早くからB4の大きいL/O・作画用紙を標準サイズとして採用。 ・動画マンの昇格基準が厳しく原画に上がったアニメーターは他社に比べると非常に少ない。 ・OLMでは制作ラインのチーム制を採用しておりそれぞれがほぼ独立している、以下はそのチーム。 ・雲雀やSynergy SPなど同業他社から子供向けアニメのシェアを奪い、2018年にはチーム名が判明していないもの、事実上丸投げとなっているチームも含めて最多の10ラインに達した。特にSynergySPからは制作Pが二人移籍している。 ・2021年以降プロデューサーの異動、チームの統廃合でラインの合理化が行われている。 TEAM KATO(加藤 浩幸):ポケモン制作中 亀井班から独立 サンムーンを機に新設したTV班とポケモンXYからスライドした劇場班がある模様 TEAM INOUE(井上 たかし):ニンジャラ制作中 和﨑班から独立、ダンボール戦機、妖怪ウォッチシリーズ、長瀞さん2ndなど TEAM YOSHIOKA(吉岡 大輔):ラス為制作中 和﨑班からここたまを引継ぐ オッドタクシー以降は深夜アニメを中心に手掛ける。 TEAM MASUDA(増田 克人):ダークギャザリング制作中 櫻井班から独立 ゾイドワイルド、ベイブレードバーストなど MAPPAより移籍、増田と同じくゴンゾ→五組に在籍していた住友英司がデスクとして参加。 かつて存在したチーム及び現況不明 TEAM KOITABASHI(小板橋 司):長く劇場版ポケモン班として稼働。劇場版イナイレを経てTV班となる パスカル先生など 小板橋Pの異動で解散? TEAM WASAKI(和﨑 伸之):To Heart、くるみ、フィギュア17、イナイレ1期、たまごっち!3期以降、ここたまなど 2017年より担当作なし TEAM IGUCHI(井口 憲明):主に深夜アニメ担当。太田班から引継ぎ旧TVポケモン班2、DP137話よりクレジットが無くなり以後廃止と思われる TEAM IWASA(岩佐 岳):太田班を経て小板橋班から独立し、うたわれるもの等主に深夜アニメ、グロスも手掛けた ベルセルク制作時に作画分室(STUDIOてとら)主宰 WHITE FOXを設立し、独立した TEAM KAMEI(亀井 康輝):劇場版ぶつ森、劇場版レイトン、たまごっち!劇場 TV1~2期、劇場版ポケモンXY、パスカル先生 小板橋班から独立 近年は担当作なし TEAM KAWAKITA(河北 学):イナイレ アレスの天秤制作時に井上班から独立 妖怪ウォッチ♪で井上班に合流し、その後河北氏は退社 TEAM GO(澤田 剛):小板橋班から引き継ぎヴァンガード制作 マジカパーティで井上班に合流。 TEAM SAKURAI(櫻井 涼介):SynergySPより移籍 ちぃちゃんよりチーム名表記 12歳。シリーズ ゾイドワイルドなど 阿部班のCPを経て管理部門に異動? TEAM ABE(阿部 勇):SynergySPより移籍 シンカリオンZ終了後解散 2024年現在KONAMI Animation所属プロデューサー TEAM 表記無し(松浦 一郎):イナイレGOの2期13話~3期17話まで、和﨑班から引き継ぎ担当 松浦は小板橋班のデスクを経てジェノスタジオに移籍 TEAM 表記無し(富田 暁):ドラゴンコレクションのみ TEAM 表記無し(太田 昌二):プロデュースのみ? 旧TEAM OTA TVポケモン無印など さぁイコー!たまごっちを最後にチーム廃止 TEAM KOJIMA(児島 宏明):児島氏が設立したツインエンジングループの制作会社「BUG FILMS」に移行 メジャー制作時に亀井班からパスカル先生のスタッフがスライド A-Line→ディオメディアより移籍 所属アニメタ:一石小百合、松原徳弘、山田俊也、沢田正人、宮田忠明、田中修司、伊藤京子、安田周平、忍田雄介、山縣研一、廣田茜、亀山朋子、萩原慶汰、松本めぐみ、海老沢咲希、松広友仁 関連アニメタ:高橋ナオヒト、佐藤和巳、湯山邦彦、池田裕治、深沢幸司、田口広一、田島瑞穂、大橋俊明、後村武、篠原隆、大橋藍人、前並武志、矢島哲生、西谷泰史、髙木啓明、服部奈津美 輩出アニメタ:千羽由利子、斎藤英子、二宮壮史、板垣敦、海老原雅夫、板村智幸、浦上貴之、吉田伊久雄、亀井大祐、増田哲弥、松田翠、須藤友徳、中野悟史、鳥井隼人、難波功、毛利和昭、井ノ上ユウ子、谷本頼洋、村田春人 ■OH!プロダクション ・1970年5月、塩山紀生、村田耕一、小松原一男、米川功真によって、設立された作画の下請けプロダクション。 ・オープロダクション、ともクレジットされる。 ・長い歴史があり業界の重鎮との関係も深い。 所属アニメタ:才田俊次、石之博和、なみきたかし、矢吹英子、辻繁人、田村晃、四野見謙治(シノミン) 輩出アニメタ:村田耕一、小松原一男、米川功真、塩山紀生、丹内司、沼尻東、岡本健一、友永和秀、山内昇寿郎、真鍋譲二、長崎重信、柳瀬譲二、高野登、尾鷲英俊、高坂希太郎、阿部卓司、川崎博嗣、瀬尾康博、清水洋、安藤正浩、末吉裕一郎、根岸博文、矢吹勉、梶浦紳一郎、西山映一郎、粟田務、田辺修、松本憲生、小倉陳利、結城明宏、石浜真史、山口賢一、石川雅一、いとうまりこ、黒柳トシマサ、鹿間貴裕、大村将司 ■ガイナックス(GAINAX) ・略してガイナ、なお略称と同名の制作会社とは諸事情から資本関係はないものの、後継会社とみなされている。 ・1984年12月24日設立。第20回日本SF大会『DAICON3』の運営に関わった関西の大学生達によって組織された制作集団『DAICON FILM」が前身。その辺は島本和彦の漫画『アオイホノオ』などでも描かれている。 ・2000年前半までは殆どの作品が他社との共同制作という形をとっており、事実上作画協力としての参加であったが、『トップをねらえ2!』の制作を期に単独元請できる環境を整えた。 ・2006年、ヱヴァ新劇場版のため「オールドガイナ」などと称される設立時代からの主力スタッフがカラーへ移籍。 ・2011年、『天元突破グレンラガン』、『パンティ ストッキングwithガーターベルト』の制作に携わった今石洋之以下主要スタッフの殆どがガイナを去り、トリガーやカラーへ移籍。余談だがこの時期公式のスタッフ欄がどんどん寂しくなり最後にはとうとう消えてしまった。 ・2014年以降プロデューサー陣が相次いでガイナックスの名を冠した支部を米子・福島・京都・新潟・神戸などに設立、それらの支部は現在資本関係を持たず独立している。なお本家ガイナックスは債務超過に陥っており、2017年6月に貸し付けるなどした約1億円の支払い命令が下され、ガイナックスは控訴せず判決は確定した。この一件に対し庵野秀明がインタビューを公開、ガイナックスの杜撰な経営が語られた。 ・同人・公式などで原画集を出すほか、サイト上で作画の鬼という厳選したカットを原撮で紹介するコーナーを作ったりと、作オタ的には美味しいところだった。 ・公式サイトの沿革によれば、2011年より社屋を置いていた三鷹市下連雀(旧・春日電機本社ビル。2017年現在は3Fにバイブリーアニメーションスタジオが所在)から、2016年10月に本社を武蔵野市へ移転。(公式サイトより) その際に運営を縮小し、アニメーション制作機能を小金井の福島ガイナックスの東京スタジオ(GAINAX Studio)に移す。(【アニメスタジオ研究Vol.2】新生ガイナ 世界を目指す新しいアニメーション会社へ ―テレビ・劇場から地域貢献も―より) ・2018年、GAINAX Studioが福島ガイナックスから分社し株式会社ガイナへ名称変更した。 ・出資金集めのためか、凍結・ハリボテ化した企画も多く、ガイナックスないしスタジオガイナで制作すると発表された『蒼きウル』『トップをねらえ3』『あくびをするにはワケがある』『レスキューアカデミア』『零世紀エメラルダス』は経営陣刷新後、音沙汰ない状態が続いている。 ・「オールドガイナ」、今石以降の「ニューガイナ」いずれもスタッフの個性や知名度でブランドを保っていた傾向が強い会社だけに、その殆どがいなくなった今後、P陣が設立した支部の今後を含めどうなっていくのか注目である。なお前述のとおり、現在ガイナックス自体には制作機能がなく実質的に版権管理会社となっている状況である。 輩出アニメタ:庵野秀明、貞本義行、前田真宏、摩砂雪、増尾昭一、窪岡俊之、飯田史雄(SUEZEN)、村田康人、松原秀典、中山岳洋、西本成司、武井芳明、鈴木俊二、鶴巻和哉、本田雄、今掛勇、黒田和也、菊地康仁、岩崎良明、吉成曜、尾石達也、澁谷大毅、福岡英典、砂田茂樹、古川尚哉、守岡英行、入江健司、平松禎史、林明美、長谷川眞也、中山勝一、佐伯昭志、今石洋之、芳垣祐介、末冨慎治、高村和宏、高橋タクロヲ、すしお、久保田誓、柴田由香、大塚舞、板垣伸、松林唯人、丸山友、田中春香、小林幸洋、錦織淳史、白石亜由美、富田浩章、中村章子、井上香織、貞方希久子、雨宮哲、山口智、佐々木啓之、戸田さやか、長谷川哲也、赤井俊文、小竹歩、今村亮、本村晃一、小島大和、平田雄三、西垣庄子、阿部慎吾、益山亮司、横山なつき、岩崎将大、坂本勝、河野恵美、小嶋慶祐、米山舞、半田修平、三宮昌太、山下晃、金子雄人、川野達朗、桑名郁朗、井畑翔太、清丸悟、村松尚雄、杉泊朋子、木野下澄江、梅下麻奈未、空賀萌香、南方麻奈美、池森絵美、秋葉徹、鯉沼菜奈 ■■スタジオガイナ(旧GAINAX studio) ・2016年9月設立。ガイナックスから独立分社化した株式会社福島ガイナックスの東京スタジオが前身となる。 ・本体のガイナックスが運営を縮小した流れから、ガイナックスのアニメーション制作機能を福島ガイナックスが引き受ける形となり、東京の小金井に制作の拠点を移したことが設立のきっかけ。(【アニメスタジオ研究Vol.2】新生ガイナ 世界を目指す新しいアニメーション会社へ ―テレビ・劇場から地域貢献も―より) ・スタジオガイナ改称後はガイナックス制作作品を引き継ぐなど実質的な後継会社となった。 ・上記の設立の流れからスタッフに関しては三鷹時代のガイナックスと共通している部分も多い。 ・2018年には木下グループの傘下に入り、東京スタジオを本社として株式会社ガイナを設立、福島ガイナックスを福島ガイナとして分社した。 ・制作元請を担当した作品としては、『政宗ダテニクル』の4話、いわき市小名浜PRアニメ『人力戦艦!? 汐風澤風』がある。 ・『ピアノの森』の公式サイトでは福島ガイナックス制作の『想いのかけら』もガイナックススタジオの作品とされている。 ・『ピアノの森』のTVシリーズを2018年、2019年に元請けとして制作。 ・スタジオガイナ発足時に山賀博之、貞本義行がアドバイザーに就任している。 ・最新作は『『FLAGLIA』 ~なつやすみの物語~』、『キャップ革命 ボトルマン』。 関連アニメタ:木野下澄江、清丸悟、大村将司、南方麻奈美、池森絵美、廣澤はるか、川上遥、田村亮太、中山和子、橋本健太、藤原竜我、南原孝衣子、村井奎太(村井圭太)、浦島美紀、太田悌記、増田俊介、岩渕泰大、加藤春奈、吉永真人、袴田裕二、吉田徹、貞本義行 ■カオスプロジェクト ・土田プロの榎本歩光が色指定検査の飯塚智久に誘われ、スタジオ・ファンタジアの作画部門として参画したのが始まり。 ・ファンタジアの第一スタジオが独立分社化した際にカオスプロジェクトとなった。 ・TVアニメでは作画工程のグロス請けが中心であったが、アクアプラスのメインコンテンツだった『OVA To Heart2』『OVA うたわれるもの』の製作を担当。 柳沢まさひで、桂憲一郎、加藤やすひさをメインスタッフに据え、ファンも納得する出来のアニメーションを提供した。 ・18禁アニメーションも製作したことがあり、『Hi・Me・Go・To』『超昂天使エスカレイヤー』を製作。両作品とも桂憲一郎がメインスタッフを務める回もあり、見所がある出来となった。 ・有限会社スタジオ・ファンタジアが2016年に破産手続きを開始。同社の事業停止と共にカオスプロジェクトも事業停止(倒産)となった。 関連アニメタ:桂憲一郎、柳沢まさひで、高橋しんや、加藤やすひさ、吉田徹 ■画房雅 ・1991年結成。読みは「がぼうみやび」。フリーアニメーター集団。 ・橋本敬史や、劇場版『サイレントメビウス』のために上京してきた柳沢まさひで、小森高博、当時AICに席を置いていた外丸達也らが設立に参加した。(WEB アニメスタイル animator interview 橋本敬史より) ・近年は全員揃って同じ仕事をする事はまず無い。 ・代表作に劇場版『サイレントメビウス』、『KO世紀ビースト三獣士』2話、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』3話、『アイドル防衛隊ハミングバード』シリーズ、『覇王大系リューナイト アデュー・レジェンド』4話などがある。 所属アニメタ:柳沢まさひで、高橋しんや、外丸達也、桂憲一郎、糸島雅彦、津野田勝敏 元所属アニメタ:橋本敬史、小森高博、入江泰浩 ■カラー ・2006年設立。旧ガイナックスの面々は取締役等の役職に落ち着いている。 ・庵野秀明などの元ガイナックスのメンバーが多い。2011年には長年ガイナックスの動検を担っていた村田康人や動画マンが移籍している。 ・ヱヴァンゲリヲン新劇場版の制作以外にも、実写の制作(シン・ゴジラ、シン・ウルトラマン)や他社の作画協力なども行っている。 ・庵野秀明が人材育成や制作環境の改善などを取り組もうと励んでおり、ドワンゴと共同で開始したアニメ(ーター)見本市もその一環である。 ・長らく凍結していたヱヴァンゲリヲンも見本市、シンゴジを経て再起動し、2020年6月の公開が決定。コロナ禍での延期を経て2021年3月に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。 所属アニメタ:庵野秀明、貞本義行、摩砂雪、鶴巻和哉、前田真宏、沖浦啓之、松原秀典、鈴木俊二、林明美、田中達也、村田康人、井関修一、池田由美、谷田部透湖、髙木麻穂、山井紗也香、小堀史絵、浅野元 輩出アニメタ:増尾昭一(在籍中に逝去)、小野承國、大島塔也、本田雄 ■KINEMA CITRUS(キネマシトラス) ・2008年、元ボンズ制作小笠原宗紀によって設立、立上げ初期にはボンズとの共同制作作品があった。 ・その設立経緯からボンズ出身者も居るが、特に共同設立者に松家雄一郎(退社、その後3Hz設立)、橘正紀(退社、その後フリー)がいたこともあり初期にはビィートレイン、IG系の人脈が多かった。 ・代表作は『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』『CODE:BREAKER-コード・ブレイカー-』『ゆゆ式』『ブラック・ブレット』『ばらかもん』『ご注文はうさぎですか??(WHITE FOXと共同制作)』『NORN9(オレンジと共同制作)』『くまみこ(EMTスクエアードと共同制作)』『灼熱の卓球娘』『メイドインアビス』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『盾の勇者の成り上がり』『わたしの幸せな結婚』など。 ・最新作は『盾の勇者の成り上がり Season3』、『カードファイト!! ヴァンガード will+Dress』。 ・完全子会社としてぎふとアニメーションを創設。森賢が代表取締役に就いている。 所属アニメタ:高倉武史、小出卓史、谷紫織、諏訪真弘、髙橋千尋、前田千景、左近充杏華、川瀬蛍、髙橋佑太朗、渡辺美佐、高畑今日子、岩田真衣、中村繭、早瀬未悠、樋口蒼、萬場あさひ、佐藤陽将、豊廣彩乃、本間理莉、菅原篤乃 関連アニメタ:垪和等、齊田博之、黒田結花、新井浩一、まじろ、戸田麻衣、荒井和人、重田智、秋谷有紀恵、菊池勉、河本零王、大橋藍人、永作友克、伊藤晋之、宝井俊介、酒井智史、田中宏紀、世良公太、Franziska van Wulfen、Ryan White、小松沙奈、米田紘、中森良治、乙幡忠志、三橋桜子 元関連アニメタ:野崎あつこ、大山神、藤優子 輩出アニメタ:杉村絢子、橘正紀、清水海都、伊藤雅子、海老澤舞子、坂本舞、中山智代、上武優也、和田慎平、塚本あかね、工藤真奈、齋藤穂波、友廣愛、鈴木水彩、大岩拓馬 ■■ぎふとアニメーション ・岐阜県を拠点とするKINEMA CITRUSの完全子会社。 ・主な業務はKINEMA CITRUS制作作品の下請けである。 ・2021年放送の『カードファイト!! ヴァンガード overDress』より、同社と親会社のKINEMA CITRUS、韓国のアニメーション企業STUDIO JEMIの三社共同体制で元請を始めた。 所属アニメタ:森賢、多田靖子、工藤真奈、吉武はつひ、友廣愛、高橋彩、松井あきほ、内田蒼峰、大岸海晴、大西晴己、木下真澄、志水葵、楠本鈴菜、齋藤穂波、高橋瑠実、城彩花、夏堀由佳、八前志信、水上優紀、涌井大征、渡部萌乃、鈴木蛍斗、野久尾和哉、濵田佳奈英、堀みづき 輩出アニメタ:早瀬未悠、TEN ■ぎゃろっぷ(旧・スタジオぎゃろっぷ) ・1978年に虫プロの撮影出身の若菜章夫が撮影会社として設立。その後、テレコムやトップクラフトのスタッフが加わり1983年から制作を開始した。 ・キッズ・ファミリー向けや、りぼん・ジャンプ原作のTVシリーズが中心で、深夜アニメを手掛ける事は殆ど無い(深夜帯は共同制作の頭文字Dとノイタミナの働きマンのみ)。 ・山内、丹内、小林らを初めとしてソフトなタッチの、また顔芸とエフェクトに特徴があるアニメーターが揃う事が多い。 ・グロスが多い事、長期間続く作品が多い事等から作画崩壊を起こしてしまうことも。 ・1994年に韓国の同友アニメーションと提携して以降、シリーズを通してほとんどの工程をそこに丸投げしてしまうことがある(それはそれで安定する事が多いのだが)。 ・多くの作品で同友を下請けとして活用してきたが、2011年に共同制作になっていた毎日かあさんの制作がTYOアニメーションズに変更されて以降、同友が作品に参加することが無くなっている。 ・国内のスタジオではゆめ太カンパニーとの繋がりが深く、グロス・下請け参加に留まらず、加々美・丸山らゆめ太出身のアニメーターがキャラデザや要職を務める事も多い。 ・初回や最終回などの重要回もグロスに委ねる等元々外部への依存が強かったが、00年代中盤は有力スタッフの確保に難航し、同友との共同制作やグロス主体の作品が多くなる。 ・00年代末から10年代前半に掛けては復調の兆しを見せ、劇場制作にも踏み切ったが、2017年の遊戯王VRAINSでは3クールで4回も総集編を余儀なくされる等、嘗て無い低調ぶりとなっている。 ・現在は毎週30分放送の元請作品がなく、東映アニメーションからの下請けか共同制作の映画、5~10分アニメの元請のみである。 所属アニメタ:丹内司、小林一幸、石井邦幸、原憲一、広江克己、吉田光昭、小川純平、横田明美、田中理子、秦野三和子、甲斐根寛幸、松丸知宏、松丸祥弥、市野瀬亜由美、宇代祐規、荏原裕子、津田夏貴、上田温子、村山里野、橋森有加、萩野早紀、菊地慧里奈、山田諭、小吹唯翔 関連アニメタ:山内昇寿郎、松岡秀明、榎本冨士香、沢田正人、音地正行、工藤裕加、和田高明、加々美高浩、奈須川充、赤城博昭、時永宜幸、加藤寛崇、石田慶一、丸山修二、武藤公春、加藤園、こかいゆうじ、長森佳容、小泉初栄、土橋昭人、舘崎大、杉谷光一、Noh Gil-bo、蛯名秀和、豊田暁子、川村裕哉、長田絵里、長谷川圭 輩出アニメタ:柳田勤、片田敬信、岡野幸男、小西洋子、松原徳弘、一石小百合、横山彰利、渡部高志(河口もと)、佐藤雄三、ふくだのりゆき、辻初樹、渡辺はじめ、楠瀬敏史、山崎千絵、青木美穂、原田幸枝、加藤剣、馬場竜一(如月あおい)、河野真貴、板津匡覧、坂本ひろみ、桑原麻衣、岩永大蔵、山口健太郎、大西紀子、むらせまいこ、小笠原綾乃、中山裕美、平山剛士、中田亜希子、佐田雄、櫻沢翔吾、倉持彩乃、長尾浩生、井口忠一 ■京都アニメーション ・1981年設立。 ・その昔、タツノコプロやぴえろ、シンエイ動画を中心とした制作会社の下請けとして活動し、安定したスケジュール管理による丁寧な作画に定評があった。元請になってからもその姿勢は変わっていない。 ・自社と韓国の協力会社(Ani Village→ST BLUE)で音響・編集を除いたすべての工程をおこなえるのが強みとされている。(過去の自社作品でのグロスはふもっふ?のタツノコグロスのみ、下請けはアールやワンパ、タツノコが一時期作画に入ったことがある) ・近年は美術関連でアニメ工房婆娑羅が参加したりヘッドワークス、草薙等に任せたり劇場版けいおん!では他社に仕上げグロスを出したりなど京アニ内で賄えないリソース部分は他社に任せるようになった。 ・自社元請けに一本化してからは『クレヨンしんちゃん』の下請を除き他社作品で名前を見ることはほぼ無くなった。(2005年前後にはサンライズ作品の動画を下請けするケースがあった) ・早くからデジタル撮影を取り入れており、現状ではJ.C.STAFFと双璧をなす実力を持つ。 ・社員契約が多く、大阪にある子会社「アニメーションDo」の社員も京アニ社員として数えられる事が多い。 2014年にフリーランスアニメーターの採用を開始、増える大阪・京都のアニメスタジオへの対抗策と考えられ、退社したアニメタの再参加も期待される。(劇場作品では、大藤佐恵子、斎藤敦史がフリーランスとして再参加した。) ・かつてはフリー転身者が少ないスタジオだったが、近年は関西系スタジオの増加もあり下請け時代からのスタッフの退社があった。山本寛が退社後に「Ordet」を設立して以降が顕著だった。 ・2012年から2014年にかけては『中二病でも恋がしたい!』、『Free!』シリーズ、『たまこまーけっと』、『境界の彼方』と自社出版(KAエスマ文庫)作品のアニメ化に力を入れている。 2014年後期から2017年現在は再び版権物を取り扱うようになり、『響け!ユーフォニアム』第1期、第2期、『無彩限のファントム・ワールド』、『小林さんちのメイドラゴン』『劇場版 聲の形』をアニメ化。 ・京都アニメーション プロ養成塾の卒業生が同社、アニメーションDOの現在の主力となっており、『響け!ユーフォニアム2』と『劇場版 聲の形』の製作時期が重なっていたにもかかわらず、両作品とも高クオリティで作り上げた。 ・2019年7月18日、同社の主要作業を担っていた第1スタジオにガソリンを撒かれ放火される事件が発生した。死者36名、負傷者33名。メインスタッフをはじめ、作画・仕上げなどを中心に各工程の担当者が犠牲となり、一企業を標的とした放火殺人としても平成以降最悪のものとなった。京アニは犠牲者全員の名前を公表した。現在国内外から多数の寄付が行なわれている他、サーバーに残った新作の資料復元も完了、残ったスタッフにより新作作業が再開されている。 所属アニメタ:木上益治、石原立也、北之原孝将、高橋博行、武本康弘、池田晶子、浦田芳憲、石立太一、西屋太志、小川太一、明美裕子、澤田早絵、栗木亜美、太田稔、唐田洋、岡野文恵、丸木宣明、山口平、岩崎菜美、角田有希、佐藤宏太、森崎志保、奥野葵、宮城良、瀬崎利恵、山村卓也、安藤京平、熊野誠也、以西芽衣 輩出アニメタ:児玉健二、日下岳史、森本真嗣、菊地智子、萩野良明、上宇都辰夫、渡邊政治(拙者五郎)、門脇聡、松尾祐輔、小松麻美、高田謡子、水谷有吾、斎藤敦史、辻雅俊、中川淳、荒谷朋恵、高雄統子、米田光良、伊東優一、大藤佐恵子、坂本一也、鴨居知世、堀口悠紀子、植野千世子、中山直哉、秋竹斉一、藤田春香、澤真平、羽土真衣子、内藤直、白川亮介、浅間英裕 アニDo所属アニメタ:池田和美、河浪栄作、高橋真梨子、引山佳代、門脇未来、佐藤達也 アニDo輩出アニメタ:上野真理子、吉岡忍、中野良一、牧田昌也、内海紘子、長原圭太、牟田亮平 ■くるせる ・ツインエンジンが「スタジオ・クリエイターがより個性を発揮できる環境を整える」目的で、レヴォルト代表取締役の江波和樹を代表として迎え、設立。 ・元々レヴォルトが入っていた第一光ビル2階を活動拠点としており、その関係か元レヴォルト所属スタッフが全員くるせるに移籍している。 ・社名の「くるせる」は「つくる・みせる」のそれぞれ語尾2文字を取って組み合わせたものである。 所属アニメタ:後藤圭佑、埼玉憲人、久田正高、大嶋由葵、佐藤千恵子、野島瑠奈、平山紗也、狩野涼子、阿久津香音、劉利、澁澤千央、尾上巧 関連アニメタ:本多恵美、須藤瑠美、有木恵理 ■コミックス・ウェーブ・フィルム ・旧コミック・ウェーブでアニメーション制作を担当していた事業部が独立して、2007年に設立。新海誠作品でおなじみ。 ・実制作はアンサースタジオに委託することが多いが、CG・美術部門を有し、作画部門では近年ジブリ出身の動画マンを正社員として受け入れた。 ・2016年には『君の名は』を制作。前作から異例とも言えるほど興行規模を拡大し、作品もそれに応え空前の大ヒットとなり、世界規模での上映も興行成績的にも大きな功績を残した。 ・最新作は『すずめの戸締り』 関連アニメタ:新海誠、西村貴世、土屋堅一、箕輪博子、岩崎たいすけ、岸野美智、田澤潮、玉腰悦子、真野鈴子、手島晶子、大橋実、四宮義俊、大城勝、細田直人 ■GONZO(ゴンゾ) ・1992年ガイナを退社した前田真宏等のスタッフによって設立、持株会社GDHとその子会社ゴンゾを経て現在はADK傘下。 ・ゴンゾ作品の制作を共同担当していたディジメーションと合弁でGDHを設立、その後子会社化した同社とゴンゾは合併、一時期ゴンゾ・ディジメーションという社名だった。 ・最盛期には有望なアニメーターを多数拘束するなど若手中心による作品制作が特徴で、GONZO作品で大きく名を上げたアニメーターや演出も多い。 ・ごく一時期を除き社内に動画班が無くGK設立以前から韓国、中国のスタジオが動仕を殆ど担当していた、なお劇場進出をきっかけに社内に本格的に動画班を作った。 ・上記のように海外下請けが多いが、国内のスタジオではアール、牙鳴との繋がりが深い。 ・設立当時はデジタル技術に特化し3DCGには定評があったが、サンジゲンスタッフの独立までという見方あり。なおデジタル映像部門は2009年キュー・テックに売却されグラフィニカを設立。 ・同社の撮影部門のスタッフは演出へと転向するケースが多かった。 ・2006年にGDH(現ゴンゾ)の子会社として韓国にGK Entertainmentが設立され、『アラド戦記』で初の元請け制作を行うまでになったが2009年グループ離脱。 ・経営難から2008年に4つのうち3つのラインをリストラ、第4スタジオを残した。2009年持株会社であったGDHは制作としてのGONZOを吸収、社名をゴンゾに変更した。 ・『ストライク・ウィッチーズ』を機に上記4ラインとは別に第5スタジオを新設した、なおクレジットでスタジオ名を表記したのはここだけとなった。 ・分家が多く2007年にdavid(2,3st、沖浦、梶田)、エンカレッジ(プロデュースライン、池田、小林)、 2009年にはLAMBDA→LMD(村濱)、フッズ(1st、永井)、ランドッグ(4st、[正確には独立ではなく移籍]、鈴木、坂上)、 グラフィニカ(デジタル部、吉岡)、2010年に五組(5st、柴田、青木)、グラム(4st[ランドッグからさらに分社]、石橋)と同社を退社したPが立て続けに会社を設立した。 ・現在は主に旧4st、5st、独立愚連隊の一部スタッフが残留し4stを形成。 ・2011年に元請復活し再起を賭け、その後は年1、2本程度のアニメを制作し、”表向き”好調を装っていたものの、ADKが買収後不適切な会計が発覚、訂正後の資料では殆ど負債は減っていなかった。 ・とかく収益や経営面が不安視されるが、元請け復活後は『ラストエグザイル-銀翼のファム-』『犬とハサミは使いよう』『それが声優!』『蒼の彼方のフォーリズム』『AKIBA S TRIP -THE ANIMATION-』『18if』などの制作を担当。 ・最新作は『聖闘士星矢 セインティア翔』。なお2019年、荻窪スタジオから分社独立しスタジオKAIが設立、制作中の一部GONZO作品の権利を引き継ぐ予定とあったが、実際の所制作機能をKAIに全て移譲、現在ゴンゾは版権管理会社となっている。 元関連アニメタ:前田真宏、後藤圭二、奥野浩行、うのまこと、石浜真史、後藤雅巳、夏目真吾、小川完、濱川修二郎、追崎史敏、川畑えるきん、祝浩司、山川宏治、村松尚雄、海老原雅夫、朝来昭子、和田高明、阿蒜晃士 輩出アニメタ:榎本柊斗、菅谷朱里、本村晃一 ■GoHands(ゴーハンズ) ・サテライトで制作を務めた岸本鈴吾が独立し、2008年8月設立。制作ではなく作品を見てほしいという考えから元請制作会社としては珍しく公式のHPが存在しない。 ・サテライト第二スタジオ(東京)の一部スタッフが分社独立した。 ・『マクロスF』でグロス請けを経験した後プリンセスラバー!』で初の元請を開始。 ・冲方丁原作の『マルドゥック・スクランブル』で劇場作品にも注力するようになった。 ・中井準、井元一彰、菊田幸一らが一時期席を置いていた時期は作画的見所の多い回が多かった。 ・2012年『K』でオリジナル作品を制作してから、『生徒会役員共』のOVAとともにオリジナル作品(ハンドシェイカー)にも精力的に制作を行なっている。 ・設立時より内製化に取り組んでおり、近年は作画のみならず、美術・デジタル工程もほぼ自社で賄っている。 ・同社制作の作品は全て放送日までに完パケする方針のため、制作期間は長めに取られている。 ・上記2つの理由により、スケジュール管理は良好。 ・『東京BABYLON2021』の制作における不祥事によって、設立時より主要取引先であったキングレコードとの関係に亀裂が入ってしまった。 ・その後はキング以外と手を組み、2023年夏に『デキる猫は今日も憂鬱』、『好きな子がめがねを忘れた』の2作を同時に放送した。 所属アニメタ:鈴木信吾、古田誠、内田孝行、大久保宏、松本卓也、山岸徹一、植木理奈、横峯克昌、麻奥裕介、安達翔平、谷圭司、上條円己、坂元愛里、中野那保、室井大地、吉村真鈴、福永向日葵、佐藤伶香、新城晴菜、築谷佳乃、築山夢生、中井郁璃、中林三紀、松谷峰之介、的場亜梨美、山本将史、鎌田莉帆、遠藤宇峻、桃田海音、岩坂絵利子、高岡芹菜、藤原匠 元関連アニメタ:中井準、井元一彰、菊田幸一、舛田裕美 輩出アニメタ:寺野勇樹、武本大樹、薮田裕希、岡田直樹、松浦美穂、花井柚都子、阪本麻衣、武田駿、芳我恵理子、高田奈央子、五味伸介、杉生祐一、石森愛、鈴木祥子、森美幸、河田泉、島田千裕、針場裕子、坂上谷悠介、金澤洪充、加藤明日美、川尻冬芽、木村文香、森本明慧、堀ほのか、紅谷希、立花昌之、後藤玲奈、関谷夏実、西川知栄美 ■CygamesPictures(サイゲームスピクチャーズ) ・親会社Cygamesがアニメ制作プロダクションを内製化する目的で2016年に設立した。 ・スローガンは親会社と同じく『最高のコンテンツを作る』。 ・制作プロデューサーに同社出身の溝口侃、元サテライトの近藤成一、元CloverWorksの上内健太、元A-1Picturesの町口漱汰が所属している。 ・同社は様々なアニメスタジオから人が移籍しているが、その中でも元A-1Picturesの従業員が比較的多くを占める。 ・アニメーション制作実績はまだ少数だが制作作品には優秀なクリエーターが大勢参加されており、今後も高品質な作品が期待出来るスタジオである。 ・最新作は『勇気爆発バーンブレイバーン』。 所属アニメタ:重國勇二、おだし、淵本宗平、諸冨直也、高妻匠、落合良亮、福見幹太、田舎方順一、愛甲剣士、井口聖、白倉純、兼子慎哉、井上廉太、李明振、川南佑華、桂乾浩、チンシトウ、泉美咲、中台昂文、村田駿、蔡泓鏗、蔡尚東、吉田泰斗、益野翔太、本田涼葉、吉井琴葉、柳野未来、清水政宗、佐々木啓悟、Niii、伊藤正士、村田春人、杉本将太、Girardin Solal、みうらたけひろ、工藤康平、波部崇、谷本頼洋、廣田陽香、渡辺大貴 関連アニメタ:渡部尭晧、井川典恵、井川麗奈、小池智史、宮崎創、楊烈駿、高嶋宏之、長町英樹、山本健、渡辺舞、mosh、斉藤良成、宮崎輝、浅見日香留、TOMATO、藤優子、福元陽介、小森篤、河西委宏、上野卓志、鈴木悠起、矢永沙織、綾きらら、宇良隆太、杉田柊、前並武志、西谷衆平、フクロウP、末田晃大、中園仁、向川原憲、寺本将吾、舘崎大、河本零王、野田猛、須川康太、相音光、とまど、佐々木洋也、坂浦譲、田村尚寛(藍崎灯)、力徳欽也、本村晃一 ■サテライト ・「本社とそれ以外(2st、3st)では大きく実力に差が有る」と噂が有ったがどうやら各スタジオで独立採算制を引いている。 他スタジオとの交流も薄かったが2012年に点在するスタジオの集約を行った、それに先立ち制作を二部制に移行。 ・以下は各スタジオの特徴、2008年1st(エイトビット)の独立やハルフィルム(金子)、タック(川人)ライン流入によりスタジオ構成が大きく変化しているため2008年以前を旧で表す。 本社 PS部:劇マクロスF、アクエリオンEVOL、マクロスFB7など。担当Pは伊藤、蔵本(旧1st) 第1制作室 第1制作課:エア・ギア、マクロスFB7、アラタカンガタリなど。担当Pは山本(F&Gst)(推測) 第1制作室 海外制作課:バスカッシュ、キルミン、ゲームPVなど、JM ANIMATIONとの共同制作がほとんど、2012年廃止。担当Pは島村(旧3st→4st) 第2制作室 第1制作課:しゅごキャラ、キディ、娘クリ、クロワーゼ、シンフォギア、モーレツ宇宙海賊、AKB0048、魔弾の王と戦姫、シンフォギア3、ももくり、ナンバカなど。担当Pは金子、平野(旧2st→3st+元ハル)(推測) 第2制作室 第2制作課:グイン・サーガ、FAIRY TAIL(A1との共同)、ログ・ホライズン、ノブナガ・ザ・フール、長門有希ちゃんの消失、マクロスΔなど。担当Pは川人(退社)→江口(退社)(F&Gst、元タック)(推測) 第2制作室 第3制作課:トータル・イクリプス、シンフォギア2、WA2、M3(C2Cとの共同)、アクエリオンロゴス(C2Cとの共同)など。2012~13年新設、担当Pは濱本(退社)→渡部(退社)(推測)。 旧1st(本社スタジオ):良質なCG、作画(ノエイン、アクエリオン、マクロスFなど)、担当Pは葛西。2008年主力スタッフがエイトビットとして独立。 旧2st(第7スカイビル):堅実な作画、安定したスケジュール管理(アンジェリーク、しゅごキャラなど)、担当Pは岸本→金子。2008年主力スタッフの一部がGohandsへ移籍、代わってハルフィルムのラインが流入。 旧3st(堀野ビル):人の集まりが悪い(監督、アニメタ逃亡)、スケジュール管理が甘い(キスダム、ガラスの艦隊、ヘルシングなど)、海外任せ、担当Pは島村。海外制作班と同一? 旧4st:下請け会社(ルーンボックスに丸投げしていた)。 と作画の出来は作品によって非常に波があり、毎年スタッフの出入りが激しいことがそれに拍車をかけている。なお 2008年の再編では最終的に流入が流出を上回り、以前より約30名増え100人近くを抱えている。 ・他にタイに分室(STUDIO H.S.T)がある。また過去には札幌、大阪、名古屋にもスタジオがあった。 名古屋スタジオ:2008年以前は主に3st、海外制作班の下請け、その後フェアリーテイルの下請けを主に担当していたがいつのまにか閉鎖。 札幌スタジオ:2007年閉鎖、元所属スタッフはDebris札幌を設立、主にJ.C.STAFF作品に参加。 大阪スタジオ:初期メンバーは元ワンパ所属者中心で当時はしゅご、アンジェリークなどの各話作画グロスを担当。2008年Gohandsとして独立。 ・スケジュール管理が甘く、作画が優れた作品(ノエイン、アクエリオン)ですら最終的なスケジュールはぎりぎりであるほど、 その反省からか2009年以降は比較的余裕を持ったスケジュールをとっている作品もある。 ・制作される3DCGのクオリティはオレンジの力も大きいながら業界屈指といわれていた。 ・主要スタッフの集団独立、共同制作やグロス請けを担当していたC2Cが単独元請に舵を切った為か、2022年以降の作画品質はやや低調気味である。 所属アニメタ:倉川英揚、江端里沙、長坂寛治、定井秀樹、佐藤優帆、古藤菜摘、大西桃子 関連アニメタ:岸田隆宏、結城信輝、岡崎洋美、大塚八愛、山崎秀樹、安彦守、雨宮英雄、ロマン・トマ、藤川太、山下浩史、小林慎吾、伊藤郁子、いとうまりこ、エディ・メホン、杉江敏治、舘崎大、普津澤時ヱ門、酒井智史、望月俊平、伊藤真奈美、大河広行、伊藤亜矢子、三木達也、出野喜則、長谷川圭、林奈美 元関連アニメタ:大久保宏、うつのみや理、小美野雅彦、りょーちも、米澤優、松本憲生、鷲田敏弥、江畑諒真、崔ふみひで、中屋了、関口雅浩、荒井和人、藤本さとる、ハニュー、今西亨、式地幸喜、光田史亮、高橋裕一、神戸洋行 輩出アニメタ:仁保知行、杉村友和、椛島洋介、井上英紀、坂本俊太、大久保義之、齋藤海、久徳萌乃佳 ■3Hz(サンヘルツ) ・STUDIO 3Hz。I.G出身でキネマシトラスの立ち上げを経た松家雄一郎が2013年に設立。 ・押山清高初監督の『フリップフラッパーズ』や江畑諒真のEDとアクション回などが注目された。 ・オリジナルアニメーションを製作することが多い。『フリップフラッパーズ』『プリンセス・プリンシパル(アクタスと共同)』『ヒーラー・ガール』等。 ・最新作は『はたらく魔王さま!!』『THE MARGINAL SERVICE』。 所属アニメタ:入江泰浩、三浦里菜 関連アニメタ:秋谷有紀恵、鶴窪久子、りぱ、江畑諒真、斎藤敦史、阿部美佐緒、大導寺美穂、飯田剛士、宮原拓也、向川原憲、橋本健太、栗西裕輔 ■サンライズ ・1972年設立。 ・業界屈指の作画ライン。 ・基本、社員アニメーターはおらず全員フリー契約。 ・以前(いつ?)は未経験者・動画マンは原則として採らず、動画やメインの生産ラインは中村プロやst.ダブなどに下請けさせていた。 中村プロやダブはサンライズの用紙を使っていたり、サンライズ作品のキャラデ作監がそういったスタジオ出身だったりする。 ・現在も中村プロなどへの下請けは続いているが、一方で「サンライズ若木塾(現:サンライズ作画塾)」にて動画や二原を撒きながら新人を育成し、 成長したアニメーターをプロパーの原画マンとして迎え入れているなど、今まで冷遇していた若手の人材を取り込む動きがみられる。 ・単価は安く、中には現場が悲壮なスタジオもあり業界内での評判は一概に良いとは言いがたい。 ・長期アニメなどでは社内の別スタジオにグロスを撒く事も多い。 ・ 2021年10月、荻窪にて新本社(愛称:ホワイトベース)を稼働開始。段階的にサンライズ、BNP、SUNRISE BEYOND、サンライズミュージックの グループ4社の本社、および制作スタジオを同所に集約した。 ・2022年4月より「バンダイナムコフィルムワークス」に商号変更。法人としてのサンライズは消滅し、今後は同社の制作ブランドとなった。 スタジオ一覧 1スタ:富岡秀行P→小形尚弘P・仲寿和P、『犬夜叉』『焼きジャぱん』『結界師』『テイルズ オブ ジ アビス』『犬夜叉 -完結編-』『ガンダムUC』『Gのレコンギスタ』。かつてはサンデー連載漫画はまかせろなスタジオ。ガンダムUC以降はガンダム関係の作品が多い。最新作は『半妖の夜叉姫』。 2スタ:峯岸功P、かつてはBONESを設立した南雅彦が所属していたスタジオ。現在はBNP Dスタとして稼働。 3スタ:小川正和P(異動しBEYONDへ出向)。ゼロ年代以降の非宇宙世紀なガンダムといえばココ、小川PのSUNRISE BEYOND異動によりスタッフはそちらへ移籍。『ガンダムSEED DESTINY』『ガンダムOO』『ガンダムAGE』『ガンダムビルドファイターズシリーズ』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『ガンダムビルドダイバーズ』。最新作は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。 4スタ:河口佳高P→富川清晴P。『コードギアス 亡国のアキト』『クラシカロイド(1期)』など。現在はBNPとして稼働しているらしい。* 5スタ:若鍋竜太P→樋口弘光P『エルドラン三部作』『劇場版犬夜叉』『かいけつゾロリ』『銀魂』シリーズなど。現在はBNP Cスタとして稼働。 6スタ:大橋千恵雄(退社)→田村一彦P『THE ビッグオー』『ケロロ、1st~4th』『TIGER BUNNY』など。最新作は『DOUBLE DECKER! ダグ キリル』。(ケロロは4thシーズン制作中にPが独立しブリッジを設立、以降実制作はそちらに移った) 7スタ:松村圭一P『勇者シリーズ』『サイバーフォーミュラ』『スクライド』『劇場版Z』『ボトムズ』。作画アニメならここ。最新作は『ゼーガペインADP』。 8スタ:古里尚丈(退社)→平山理志P(退社)→大塚大P・石塚金吾P『舞HiME』『アイマス』『宇宙をかける少女』『境界線上のホライゾン』『アクセル・ワールド』『ねらわれた学園』『ラブライブ!』『バディ・コンプレックス』。 スケジュールが良、このスタジオ作品の花火バチバチ系メカ作画を8スタ作画と呼ぶ人もいる。 所属Pの退社のためか新作準備だったのかしばらくグロス請が多かったが2011年に元請復帰、最新作は『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』。 9スタ:古澤文邦P→若鍋竜太P→森田真好P『ガサラキ』『無限のリヴァイアス』『ガンダムSEED』『バトルスピリッツシリーズ』『男子高校生の日常』『貧乏神が!』『アイカツ!(1年目途中まで)』など。 バトスピ時に10スタの恐竜キングスタッフがスライド。現在はBNP Bスタとして稼働。 10スタ:梅崎淳志P『恐竜キング』『ファイ・ブレイン』シリーズなど。5スタ同様にアイカツのグロスを担当していたが元請復帰、最新作は『異世界居酒屋〜古都アイテーリアの居酒屋のぶ〜』。 11スタ:佐藤弘幸P『黒神』『SDガンダム三国伝』。『夏色キセキ』終了後解散? 練馬スタ:土屋康昌P『いばらの王』『コイセント』『ショート・ピース』『革命機ヴァルヴレイヴ』『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』。最新作は『コードギアス 復活のルルーシュ』 アイカツスタジオ:若鍋竜太P→伊藤貴憲P。『アイカツ! -アイドルカツドウ!-』の制作に特化したスタジオ(1年目初期は9スタの分室として制作していた)。現在はBNP Aスタとして稼働。 オリジンスタジオ→新5スタ:谷口理P。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』制作用に設立。 関連アニメタ:重田敦司 輩出アニメタ:阿部慎吾、赤井方尚、山岸正和 1スタ関連アニメタ:菱沼義仁、戸部敦夫、土器手司、しんごーやすし、高谷浩利 2スタ輩出(元関連)アニメタ:金山明博、小林利充、仲盛文、川元利浩、佐野浩敏、堀川耕一、逢坂浩司、小森高博、菅野宏紀、鴨川浩、杉浦幸次、伊藤嘉之、宮田忠明、山根宰、工原しげき、中村豊、入江泰浩 3スタ関連アニメタ:戸井田珠里、斎藤香、平山円、堀井久美、小谷杏子、髙久美弥、中本尚、佐々木貴宏、西島加奈、松川哲也、高橋勇治、宮本佐和子、和田清美、野崎真一、菅原正朋、井上邦彦、松永辰、久壽米木信弥、高瀬健一(進藤ケンイチ)、松田寛、冨田与四一、小松英司、山根宰、徳田靖、立山信也、前田清明、寒川顕一、坂本修司、宇田早輝子、平岡雅樹(中矢雅樹)、倉本和希、澁川大祐、鈴木勘太、寺岡厳、大張正己 旧3スタ関連アニメタ:千葉道徳、大塚健、大貫健一、有澤寛、森下博光、阿部邦博、佐村義一、牟田口裕基、大籠之仁、牧孝雄、池田佳代、阿部宗孝、岩木孝司、山崎克之、別所ゆうき 4スタ輩出アニメタ:佐藤元、高橋久美子、土器手司、合田浩章、大貫健一、榎本明広、金森賢二、広田麻由美 旧5スタ関連アニメタ:名和誉弘、竹内進二、宮脇千鶴、山口光紀、乙幡忠志、佐藤陽子、鶴田仁美、佐々木洋平、今岡大、青木あさ子、外谷章、本城恵一朗、浅井昭人、中村ユミ(中村友美)、諏訪可奈恵、鈴木ひろみ、石川真理子、升谷由紀、高倉香恵 7スタ輩出(元関連)アニメタ:遠藤裕一、服部憲知、山本直子、向山祐治、森悦史、広田麻由美、佐々門信芳、植田洋一、高谷浩利、大張正己、山根理宏、小黒晃、後藤圭二、門智昭、新号靖、相澤昌弘、秦野好紹、遠藤麻末、佐久間健、中山初絵、鈴木竜也、鈴木卓也、石川洋一、阿部宗孝、石田敦子、阿部美佐緒、西田亜沙子、中谷誠一、吉田徹、糸島雅彦、岩根雅明 9スタ元関連アニメタ:西村聡、長生中、鈴木幸江、湯本佳典、石川てつや、小野和寛、菊池晃、石田智子、稲吉智重、稲吉朝子、河野悦隆、中島大輔、丸山隆、見嶋梨香、板岡錦、板倉和弘 9スタ輩出アニメタ:嘉手苅睦 作画塾(若木塾)輩出アニメタ:金世俊、愛敬由紀子、安西俊之、永富浩司、長友望己、東賢太郎、諸石康太、豊田暁子、吉川真帆、杉薗真希、山村直己、三橋桜子、戸井田珠里、宇田早輝子、飯田恵理子、森智子、大浦藍子、西島加奈、渡部里美、藤井智之、木村智、室田雄平 ■■バンダイナムコピクチャーズ ・2015年4月より、サンライズより分社化したスタジオ。資本的にはサンライズの子会社となっている。「BN Pictures」とも表記される。 ・ニュースリリースではキッズアニメに特化しそれを主体とした作品制作チームの分社とされている。 ・サンライズより、『アイカツ!』シリーズ、『銀魂』シリーズ、『ケロロ軍曹』シリーズ、『古代王者恐竜キング』シリーズ、『TIGER & BUNNY』シリーズ、『テイルズオブジアビス』、『トライブクルクル』、『バトルスピリッツ』シリーズ、『ファイ・ブレイン』シリーズ、『まじめにふまじめかいけつゾロリ』シリーズを引き継いでいるが、スタジオごと結合したものと、版権のみ移管されたものが存在すると思われる。 ・『クラシカロイド(1期)』のようにBNP製作でサンライズ制作のものも存在する。 ・高松信司のツイートからA~Dスタジオの割り振りが判明した。また2018年12月時点でFスタジオまで存在している(小形尚弘インタビューより)。 Aスタ:伊藤貴憲P→木村大P。元サンライズアイカツスタジオ。『アイカツ!』シリーズ担当。最新作は『もののがたり』。 Bスタ:森田真好P。元第9スタジオ。『バトルスピリッツ』シリーズ、『ファイトリーグ ギア・ガジェット・ジェネレーターズ』担当。最新作は『バトルスピリッツ 赫盟のガレット』。元請けが無い時はアイカツ等の他スタジオ作品や他社からのグロスを請けている。 Cスタ:樋口弘光P→前川貴史P。元第5スタジオ。『銀魂』シリーズ、劇場版『かいけつゾロリ』シリーズを担当。最新作は『後宮の烏』。 Dスタ:峯岸功P。元第2スタジオ。『トライブクルクル』『ブレイブビーツ』『ドリフェス!』シリーズ『最響カミズモード!』を担当。最新作は『セスタス -The Roman Fighter-』。ホワイトベース移転の際に名前が無く、現在稼働しているのかは不明。 Eスタ:關山晃弘P。『ヘボット』『クラシカロイド(2期)』『魔入りました!入間くん』シリーズを担当。關山Pのツテでスタッフにスタジオコメット関係の者が多い。最新作は『BIRDIE WING -Golf Girls Story-』。 Fスタ:三浦進P。ゲーム関係のショートムービーの制作などを担当。フルデジタル制作を目的として開設したらしく、作画はスタジオダブの若手メイン。最新作は『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』。 Hスタ:田村一彦P。サンライズから出向してきた6スタの田村Pらにより『TIGER BUNNY 2』制作のために作られたスタジオらしい。実際は6スタとBスタの共同制作のような体制で制作されていたと思われる。 大阪CR:制作スタジオではなく作画スタジオ。スタジオダブの助力でデジタル作画を採用している。所属アニメーターには解散したスタジオワンパックの者も数名いる模様。 いわきCR:2019年10月に開設された作画スタジオ。新規に立ちあげたスタジオではなく実際はスタジオダブをBNP傘下にしたものであり*、所属アニメーターらもそのまま引き継がれている。詳細はスタジオダブの項も参照。 ■C2C(シーツーシー) ・Triple Aの制作部門が分社化し、子会社として設立。 ・社名は「Challenge To Challenge」の略とのこと。 ・グロス請けがメインだったが、『ゆるめいつ 3でぃ』より元請けを開始。『お姉ちゃんが来た』でショートアニメの初元請けを開始。 ・元々グロス請にて多くの話数を請けていた事もあり『M3〜ソノ黒キ鋼〜』『アクエリオンロゴス』、『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』などで、サテライトとの共同制作を担当するまでになった、2018年、初の30分単独TVアニメ元請け作品『はるかなレシーブ』を担当。 ・元請作品では比較的安定したアニメーション、キャラ作画をしている。 ・動仕工程の大半を親会社のTriple Aが担当。他社グロスに関してはTriple A名義からC2C名義で話数グロスを請けるパターンが増えている。 所属アニメタ:窪岡俊之、小田武士、松尾信之、西野武志、池下博紀、横山友紀、芳賀亮、齋藤温子、河野絵美、吉田巧介、大木比呂、高橋知也、橋本かおり、重松和樹、福田菜々子、藤田良子、プラガリ・ポッター、周昊、滝澤陸、森田裕之、陳斯琪、新田駿也、砂金梨乃、今牧千世、久野海斗、加賀谷紅葉、朴栽賢、岡内瑠奈、山口美紗稀 関連アニメタ:宝井俊介、酒井智史、古川博之、齊藤佳子、桑原良介、青木真理子、長森佳容、沖田直美、野田康行、千葉茂、小澤和則、三島千枝、和田伸一、園田尚也、青木駿介、細川修平、牙威格斗、有澤寛、劉瀚斌 元関連アニメタ:山田真也、今西亨、吉田政保、日照田裕也、壽恵理子 輩出アニメタ:太田彬彦、下條祐未、冨吉幸希、倉員千晶、丘城鋭、小林輝、矢永沙織 ■XEBEC(ジーベック) ・下地志直、佐藤徹、羽原信義の3人が中心となり1995年5月に設立。 ・I.G傘下で、人材は葦プロダクションの流れを汲む。そのため葦プロの下請けだったスタジオジャイアンツと2008年頃まで交流があった。 ・昔から有望な若手を多数輩出してきた歴史がある。北田勝彦、菊田幸一、高瀬智章、小林恵祐、近岡直、足立慎吾、岡勇一等キャラデザや総作画監督を担当したアニメーターが多い。 ・一方で、XEBECを離脱した後のA-1などのスタジオで大成する者が多い為、「育成所」「アニメ界の広島」と揶揄される事も。 ・1990年代はI.Gが劇場・OVAメインで活動していたため、XEBEC制作のテレビシリーズはプロパーに加えて、I.Gの若手が参加していた。 ・得意ジャンルはSFロボットアニメや、小学館プロ主導のキッズ向けゲーム・ホビー原作、To LOVEるなどのお色気系。 ・制作事業の長引く赤字が改善できないため、制作・作画部門はサンライズ(→SUNRISE BEYOND)、版権と撮影部門(現I.G第二撮影スタジオ)、練馬スタジオはProduction I.G、仕上部門はSIGNAL.MDにそれぞれ事業譲渡され、2019年6月をもってI.Gに吸収合併される形で法人格が消滅した。 ・同年5月に下地志直がstudio MOTHERを設立し、こちらにも多くのスタッフが移っている。 輩出アニメタ:羽原信義、高見明男、石原満、前田明寿、山岡信一、塚本あゆみ、加藤はつえ、堀たえ子、うのまこと、坂崎忠、大槻敦史、久保田誓、かおり(小森香織)、茂木信二郎、高品有桂、湯本佳典、押山清高、飯塚晴子、ごとうじゅんじ、川元まりこ、足立慎吾、近岡直、朝来昭子、みうらたけひろ、月見里智弘、加藤雅之、竹谷今日子、乘田拓茂、松村拓哉、沓澤洋子、小林千鶴、若林信、岡勇一、北田勝彦、世良悠子、平牧大輔、菊田幸一、滝山真哲、竹下良平、東島久志、小野和美、高瀬智章、久貝典史、末澤慧、小林恵祐、西谷泰史、那花優統 元関連アニメタ:後藤圭二、柳沢まさひで、兵渡勝、榎本明広、石川健朝、河野利幸、松田剛吏、岸本誠司、杉谷光一、浅賀和行、高木弘樹、堀内修、西井正典、清水陽一、久保山陽子、吉岡毅、山本彩、鈴木奈都子、山根理宏 ■■IG zwei(石神井台st、旧XEBEC M2) ・Production I.G(元XEBEC)のもう一つのラインスタジオ。 ・スタジオZ5が改組される形で設立された。演出家には亀垣氏に代わり西森氏が参加。 ・ネギま一期の失敗からグロス回にもレイアウト作監を置くなどしている。 ・かつてのZ5系アニメーターにコネがあり、ホスト部M2回では西澤晋がレイアウトで参加するというサプライズもあった。 ・2008年10月末、XEBECに吸収される形で解体されスタッフは石神井台stへ移り、同時に本橋秀之も退社した。 ・M2解体後しばらく下請が続き目立った動きは無かったが2011年からzwei表記でグロスを開始したほかXEBEC名義で元請も再開、 2015年には蒼穹のファフナーEXODUSをzwei名義で担当。(劇場版ファフナー、RIO、変ゼミ) ・zwei(M2)のみで作品を請ける能力があるが、XEBEC本社や同グループのIGにグロスで参加することも。 ・上記の通り、Production I.Gに事業譲渡されるのを受け、2019年に「IG Zwei」に名称変更、2022年本社に吸収されスタジオは閉鎖。 関連アニメタ:本橋秀之、古田誠、長屋侑利子、大浪太、崎山北斗、古川信之、酒井秀基、白井瑶子、新井達也 ■■XEBEC 福岡スタジオ ・最も最近出来たスタジオ。 ・作画(デジタル)と仕上げをメインとしている。 ・XEBECの法人格消滅に伴い、SUNRISE BEYONDへ譲渡された。 輩出アニメタ:棚町昌晃 ■J.C.STAFF ・1986年設立。 ・堅実な作画が多いが、許容範囲は広いためサプライズ回に期待できる。 ・ほぼ常時3ラインを維持しており2023年では藤代敦士Pを中心とした班、鈴木薫Pを中心とした班、松尾洸甫Pを中心とした班の3ライン体制である。その中で、単発作品や劇場作品を松尾Pが担当している。 ・2000年代は厳しいスケジュールと荒れた作画もちらほら目立つ会社だったが、作画・制作部を大幅に増員した10年代以降の作画クオリティは安定傾向にある。 ・動画から正社員になったアニメーターの大半が速筆であり、2017年の総作監、作監クラスの面々がそれに当たる。 ・作画部内にアクションチームがあり、青木健一郎を軸に同社作品のアクション作画の品質を支えている。 ・ヘルプ作監を大量に投入しクオリティを向上させる手法を使う。その為、作監補あわせて10人以上の作監がEDロールにひしめき合うことも。 ・ちなみに動画検査も4人以上クレジットされることがあるが、社内に正社員の動画検査を多数抱えており、作品・話数問わず面倒を見るため。 ・なお正社員として多数アニメーターを確保している会社は日本でも珍しい。また男性向け作品の多い台所事情とは裏腹に、女性アニメーター率も高い。 ・また社内に撮影、美術、3DCG、デザインの部署があり、いずれも出来高ではなく固定給での正社員待遇である。 ・撮影部はデジタル化黎明期より優秀で、過酷なスケジュールでも作品クオリティの下支えに貢献している。 ・仕上げ部、美術部、撮影部、デザイン部は単独で他社作品をそれぞれ担当することもある。 ・毎年輩出者を多数出している。 所属アニメタ:山川吉樹、大木良一、藤井昌宏、長谷川眞也、岩倉和憲、桜美かつし、音地正行、木本茂樹、冷水由紀絵、谷川政輝、都築裕佳子、荻野信子、河野隆子、岡本弘樹、村上雄、内山絵里、佐野はるか、坂本哲也、高橋みか、佐藤嵩光、古木舞、前田ゆり子、泉しづか、野上良之、下江一正、青木健一郎、岡田宗樹、松崎紗弥子、岩佐菜美子、内藤玲、橋詰力、山本雅章、長﨑千穂、篠原佐代子、津畑春香、福本佳菜絵、山下真子、田中愛美、大山夏輝、瀧澤莉那、長塚幸恵、河野直人、河村あかり、高橋加緒理、丹羽沙彩、菅生碧、中村優太、荒木静花、菅谷朱里、南翔太、河野快人、田中綾華、中村怜央、藤田脩斗、南雲葉月、清水美友紀、森健太郎、吾梅子、山口和奏、藤牧理子、石田啓樹、家政帆乃香、原尻航希、西岡七海、大金万知鼓、キム・チャンソル、川島実桜、山田風 関連アニメタ:橘秀樹、冨岡寛、矢向宏志、中山由美、島村秀一、下谷智之、伊東葉子、西川絵奈、前原薫、鈴木彩乃、加藤明日美、鶴元慎子、二宮奈那子、谷川亮介、小野和美、大塚舞、飯塚晴子、小川浩司、金正男、宮口久美、中林蘭子、佐藤真史、上田みねこ、さのえり、廣原寧人、高木有詩、吉田亘良、河野眞也、熊谷勝弘、小渕陽介、奥田哲平、黒崎隼人、寺本彰、津久井快、畠山佳苗、平山孝成、山中いづみ、橋本敬史、酒井智史、大西紀子、諏訪壮大、吉元美妃、小笠原憂、黒田新次郎、中島駿、奥澤明裕、亀谷響子、森下昇吾、西村彩、清水博幸、根本早織 元関連アニメタ:細田直人、石浜真史、川田剛、竹内哲也、阿部望、井嶋けい子、川上哲也、岩瀧智、佐野恵一、兵渡勝、山下祐、田中雄一、櫻井親良、河原久美子、馬場一樹、斉藤良成、小森篤 輩出アニメタ:和田崇(在籍中に逝去)、枡田邦彰、宮前真一、田中孝弘、市川敬三、芝美奈子、北沢典子、中矢雅樹(平岡雅樹)、馬場竜一、矢上孝一、桝田浩史、高橋裕一、小栗寛子、石川健介、鈴木豪、夏目真悟、越後光崇、松浦麻衣、井本由紀、野村芙沙子、小松真梨子、野中正幸、小松沙奈、加藤愛、西谷衆平、新海良佑、西川絵奈、芝田千紗、森七奈、三浦里菜、五藤有樹、山﨑匠馬、廣田茜、松元美季、八重樫洋平、亀山朋子、中田久美子、梶谷光春、八重樫優翼、伊東葉子、大熊成実、鈴木悠起、中山由美、其田昂己、小西有沙、迫由里香、近藤まい美 ■SHAFT(シャフト) ・ガイナックスと共同で制作していた過去もある会社。作画よりも独特の演出が注目される会社である。 ・『月詠』を契機に新房昭之の拠点となる。2008年~2020年頃の元請け作品はアドバイザー的な立場も含めて何かしらで新房が関与しており、ほぼ新房スタジオといって良い状態であった。(近年は新房ノータッチの作品も増加傾向) ・紙芝居アニメとも揶揄される演出が多様されるが、キャラクターの見せ場となるカット(作画PANUP)やアクションシーンなど、ここぞという時にはかなり枚数を使う傾向。 ・2023年現在では特に長田寛人、川田和樹が関わるシーンに大量の作画枚数が使われる傾向にある。 ・『ネギま!?』と『ひだまりスケッチ』をダブルで請けた際、社内志向が祟ってスケジュール不足が露呈。同作品はPDが「3話までは真面目に作ってます」と発言したらしい。 ・以降も殆ど間を置かずに作品を大量に制作し続けていたことから、化物語10話等でトラブルを起こしたり、 他社に丸投げ半投げすることが多くあり、スケジュール不足に伴う制作状況の悪化は深刻であった。 ・上記のようにパストラルを筆頭にグロスが非常に多かったが、ようやく反省したのか近年は内製率が高い。 特にパストラルに委託した劇場版ネギまは、未完成版の公開で各所にかなりの迷惑を掛けた模様でそれ以降丸投げはないものの、近年打ち上げ花火、fateの制作状況からスケジュール管理の悪さを再び露呈している。 ・前述のとおり、新房以外の監督を迎えることはなくなっている。一方で大沼心や龍輪直征ら初期の新房組の離脱も目立ち、スタッフの入れ替わりも激しくなっている。2018年には松永Pのラインが揃ってdavid productionへ移籍している。 ・コミックマーケットに出店し、グッズや原画集を販売していたが、2017年に自社通販サイト「SAHFT TEN」を立ち上げ、通販サイトで設定資料集や原画集、オリジナルグッズを販売するようになった。 所属アニメタ:新房昭之、伊藤良明、潮月一也、阿部厳一朗、杉山延寛、砂田茂樹、山村洋貴、梅津泰臣、高野晃久、岩崎安利、香取泰江、綾部美穂、泉美紗子、小森亜紀、秋葉徹、渋谷勤、高橋みき、宮嶋仁志、長田寛人、川田和樹、志村亮、大谷洋一朗、山田詩乃、許有真、舟山桜 関連アニメタ:大田和寛、守岡英行、実原登、武内宣之、尾石達也、渡辺明夫、亀谷響子、大梶博之、萩尾圭太、田中穣、鈴木博文、名倉靖博、滝山真哲、岩崎泰介、小堺能夫、新垣一成、宮井加奈、清水勝祐、崎本さゆり、松崎嘉克、浅井昭人、鮫島寿志、和田賢人、安食圭 輩出アニメタ:むらた雅彦、植田洋一、小原充、大塚舞、森田宏幸、渡辺とおる、木野下澄江(相澤澄江)、浜津武広、米田光宏、村山公輔、中本和樹、鈴木利正、佐々木満、油谷陽介、龍輪直征、大沼心、松本元気、今村亮、紺野大樹 ■朱夏 ・2013年ブレインズ・ベース第三制作部の佐藤由美が独立して設立。 ・同社の制作部が制作していた『デュラララ!シリーズ』『夏目友人帳シリーズ』をブレインズ・ベースから引き継ぐ形で制作。 関連アニメタ:岸田隆宏、松本憲生 ■C-Station(シーステイション) ・2009年、ビィートレインの制作部門が分社化。代表取締役はプロデューサーの丸亮二。ビィートレインのアニメ制作事業停止に伴い、資本解除の上独立。 ・2014年に『聖刻の竜騎士』にて初の元請けを担当。 ・親会社譲りでスケジュール管理は比較的しっかりしている。 ・2018年『ゆるキャン△』で初監督の京極義昭監督を起用したことで、多くのファンを獲得。 しかし、その反面、『覇穹 封神演義』は低調な作画も去ることながら、旧作ファン、新規ファンを突き放すような脚本・シリーズ構成により難儀することとなった。 所属アニメタ:佐々木睦美、山下喜光、田村正文、遠藤大輔、堤谷典子、丸尾一、渡邉亜彩美、井本美穂、近藤律子、塚越修平、会沢佳奈、渡辺優奈、足立明日美、桐山染利、五味輝秋、高橋航貴、鴨田真由子、嘉陽さやか、末廣里帆、小畑りん、野田遥夏、松尾美沙、小林柚恵子、吉田彩乃 関連アニメタ:岩男貴志、昆富美子、吉川信之、日下義庵、河村涼子、直木祥子、南雲紋 元関連アニメタ:大澤正典 輩出アニメタ:山岡奈保美、内野桜、宋善永、有木恵理、新村香奈 ■ジェノスタジオ ・2015年11月19日設立。 ・フジテレビの著作権部に所属していた山本幸治Pが代表取締役を務める。 ・コンテンツ企画会社「ツインエンジン」の映像製作会社の一社。 ・2015年9月末、『虐殺器官』の劇場公開の1ヶ月前、元請だったマングローブの倒産をキッカケに『虐殺器官』を製作するために立ち上げたスタジオ。 ・元請けを務めた『刻刻』では旧マングローブに所属していた面々が参加。 ・最新作は『ブッチギレ!』。 関連アニメタ:橋本敬史 ■SILVER LINK. ・2007年12月、金子逸人が出身元のフロントラインから分社する形で独立し設立。 ・2015年に背景、CG、撮影部門を設立。2017年より本格的に稼働した。 ・本制作では制作デスクを「チーフマネージャー」、設定制作を「設定マネージャー」、制作進行を「制作マネージャー」と呼んでいる。 ・J.C.STAFFを中心に活動している、又は活動していたアニメーターが数多く参加している。 ・2020年7月17日より、子会社のCONNECTを吸収合併し、同年10月1日に朝日放送グループホールディングス株式会社の完全子会社となった新会社、株式会社SILVER LINK.(新社)を設立した。なお「CONNECT」の名称はSILVER LINK.(新社)の一部門としてそのまま残されている。 ・2023年以降の作品では作画監督にスタジオ名が数多く並ぶようになり、内部の深刻な人手不足がうかがえる。 ・2023年現在ではBLADEとの共同制作、又は制作協力作品が多くある。 所属アニメタ:山吉一幸、平田和也、澤入祐樹、青木慎平、原口渉、大内大和、大槻南雄、中津川孝広、伊藤浩二、小林宏平、関根侑佑、木全新、藤浦嵩、中嶋美幸、松尾光、石井直樹、紀ノ國太雅、椛沢祥平、柳野仙太郎、丸山祐志、石川真生人 CONNECT所属アニメタ:古川英樹、丹羽信礼 関連アニメタ:田村正文、井本由紀、直木祥子、米田紘、久松沙紀、大塚舞、高橋賢、毛利和昭、小川みずえ、本多弘幸、前嶋弘史、堀光明、井上美香、氏家嘉宏、片山敬介、寿夢龍、橋本真希、髙木啓明、髙橋瑞紀、松井京介、寺本彰、津久井快、菊池有騎、山口ひびき、反町司、川島尚、森林恵、直木菜々子、川口弘明、中曽根詩織、西道拓哉、佐藤悠己、和田祐二 CONNECT関連アニメタ:佐野隆雄、飯塚晴子、渡部高志 輩出アニメタ:大平剛生、西尾雪乃、直木祥子、濱田佳那、森公太、岩井田夏帆、楊烈駿、喜友名陽、広瀬佑樹、奥嶋大介、廣田陽香、渡辺大貴、佐藤悠己 ■シンエイ動画 ・1976年設立。2010年よりテレビ朝日の完全子会社。前身のAプロについては下記参照。 ・藤子作品をはじめ、多くのファミリー向け作品を制作している老舗スタジオ。常に堅実な仕事をしており、この20年以上、「崩壊」の類はまず起こしていない。が、ラインによってはグロス率高し。 ・2013年までは深夜アニメへの進出はなかったが、製作方針が変わったのか、『となりの関くん』『デンキ街の本屋さん』『笑ゥせぇるすまん NEW』『からかい上手の高木さん』など手掛けるようになり、ドラえもんやしんちゃんに携わるスタッフもそちらで見掛けるようになった。 ・シンエイの制作はかなり優秀らしく、アニメーターからの評判がいい。 ・かつて岡田斗司夫には「コアなオタク程、シンエイのポテンシャルで一度オリジナルを見てみたいと思う」と言われた程、圧倒的で高水準な安定感を誇っている。 ・会社や作品のネームバリューもあってか、劇場作品やテレビスペシャルでは優秀なアニメーターが結集して豪華な布陣になることも。特に劇場版『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』での作画は語られやすい。 ・90年代~00年代はアニメーターの採用を絞っていたが、現在は定期採用を再開し、劇場作品でも腕を振るう者も出てきている。 ・2017年にSynergy SPを子会社化。 所属アニメタ:大塚正実、大武正枝、木村陽子、間々田益男、入江康智、三輪修、吉田誠、岩永大蔵、神戸佑太、今村洋輝、海老原尚樹、野口敦史 関連アニメタ:富永貞義、久保園誠、飯山嘉昌、三浦清継、門脇孝一、原勝徳、針金屋英郎、大森孝敏、佐々木政勝、末吉裕一郎、湯浅政明、小西賢一、鈴木大司、釘宮洋、高倉佳彦、林静香(高倉静香)、神村幸子、松下浩美(辰嶋洋海)、平川哲生、霜山朋久、夏目真悟、牧原亮太郎、大城勝、桝田浩史、大杉宜弘、樋口善法、尾鷲英俊、丸山宏一 輩出アニメタ:中村英一、芝山努、小林治、河内日出夫、山田道代(山田みちしろ)、須田裕美子、竹内留吉、本多敏行、本木久年、有原誠治、近藤喜文、田中敦子、原恵子、鈴木信一、奈須川充、徳田悦郎、飯口悦子、後藤真砂子、木上益治、柳野龍男、岩崎陽子(岩崎ヨーコ)、吉川由美子(吉川うたた)、稲村武志、松尾真理(松沢まり?)、奈良岡光、渡辺歩、金子志津枝、若松孝思、宮健太、堀尾鉱 ■■Aプロダクション ・東映動画を退社したばかりの楠部大吉郎に東京ムービーの創業者である藤岡豊が声を掛け、1965年に設立された。 ・シンエイ動画の事実上の前身にあたる。資本関係は無いが、東京ムービーが営業してAプロに仕事を回すという、子会社的な立ち位置であった。 ・創立メンバーは楠部をはじめとして、『狼少年ケン』の動画を担当していた芝山努、小林治に、1か月遅れで参加した椛島義夫、森下圭介(当時、東映で『風のフジ丸』の動画を担当)を加えた5人。 翌年から新人の採用と養成を開始。68年には大塚康生、71年には高畑勲、宮崎駿、小田部羊一がそれぞれ東映動画よりAプロに移籍してくる。 以上の経緯から中核スタッフは東映動画出身者が大半を占めていた。 ・Aプロが制作の主体となった作品に『ルパン三世(第1期)』『巨人の星』『ど根性ガエル』などがあり、後進に与えた影響は計り知れない。 ・『ど根性ガエル』『はじめ人間ギャートルズ』『ガンバの冒険』『元祖天才バカボン』等の作品で顕著にみられた、 シンプルなフォルムのキャラや、大胆にシルエットを変化させるキャラの動き、動画枚数を減らしメリハリをつけたタイミング、といったスタイルは『Aプロ調』と作画マニアに総称される。 ・最盛期には仕上部門・美術部門を抱えるなど大手並みの規模に成長したが、藤岡がテレコムを設立し、海外市場開拓のために『ニモ』の製作準備に着手するとテレビの仕事が激減。 アニメーターが数多く流出し、ズイヨー映像に移籍したり、風プロや古留美の作画部門を立ち上げたりするなどした。 流出劇は最終的にシンエイ設立初期まで続き、亜細亜堂やあにまる屋(エクラアニマル)を設立するに至っている。 ・上記の事情もあって、東京ムービーとの関係を解消。自社で企画制作を請け負う体制を整えるため、シンエイ動画に改組した。 ・改組後に残ったアニメーターの一人である大塚康生はシンエイに役員待遇で迎え入れられたが、他社の企画に奔走しているうちに早々と離脱している。 関連アニメタ:楠部大吉郎、芝山努、小林治、椛島義夫、森下圭介、竹内留吉、吉田茂承(吉田しげつぐ)、中村英一、須田正己、河内日出夫、有原誠治、山田道代(山田みちしろ)、近藤喜文、本多敏行、福富博、青木雄三(青木悠三)、本木久年、大塚康生、小田部羊一、宮崎駿、春貴健司、須田裕美子、矢沢則子(草柳則子)
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アニメ会社紹介(作オタ視点)/た~わ行 作オタによるアニメ会社紹介のページです。 更新が少ないため、記載されてる情報が古い可能性もあります。ご注意ください。 所属アニメタ欄記載のアニメーターには、継続的にその会社に席を置いているフリーアニメーターも含まれています。 輩出アニメタ欄に関しても、他社へ移籍した動画からの生え抜きや社員アニメーターに加えて、他社へ席を移したフリーも含めての記載となっています。 社内に席があるフリーか、外注のフリーか不明な場合は関連アニメタ欄に記載お願いします。 ・ アニメ会社紹介(作オタ視点)/あ~さ行 ・ アニメ会社紹介(作オタ視点)/す〜そ ■D.A.S.T(ダスト) ・板野一郎が主催していたスタジオ。1986年設立。2011年に解散。アートランドの第3スタジオ「アートランドⅢ」が前身。 ・名称はDefence Animation Special Teamの略とのこと。 ・『真魔神伝 バトルロイヤルハイスクール』より制作元請けを開始。作画、演出ともに良い意味でクセが強くかなりの怪作となった。 ・ 初期メンバーはアートランドⅢからの流れを汲む。大平晋也、橋本晋治、戸倉紀元といった個性派のアニメーターが席を置いていた時期もある。 ・ 代表作は『真魔神伝』『Angel Cop 』。STUDIO88制作の『孔雀王2 幻影城』『バイオレンスジャック 地獄街』『バイオレンスジャック ヘルスウインド編 』にもメインスタッフとして参加している。 ・『夢枕獏 とわいらいと劇場』の『四畳半漂流記』『骨董屋』の制作を担当した。商業的には失敗となったが、橋本晋治、大平晋也両氏の作風を生かした作品となっており日本のアニメ作画史における価値は高い。 関連アニメタ:板野一郎、門上洋子、森川定美、結城信輝、本谷利明、友田政晴、三坂徹、渡辺律子、神原敏昭、和田卓也、木村光雅、Cindy H. Yamauchi(山内英子)、中村深雪(中野深雪)、宇佐美皓一、矢木正之、藤川太、小林利充、瀬尾康博、新岡浩美、米田宏、八木元喜、中山岳洋、うるし原智志、よしもときんじ、本猪木浩明、庵野秀明、増尾昭一、北久保弘之、柳沼和良、二村秀樹、大平晋也、橋本晋治、戸倉紀元、橋本敬史、高橋朝雄 輩出アニメタ:中平晴也、嶋田俊彦、川原智弘、青木理恵、宇治部正人、福世孝明、山岸徹一、谷圭司、中村基、菊池勉、筆坂明規、羽田浩二 ■タツノコプロ(竜の子プロダクション) ・2017年10月19日に創立55周年を迎える老舗アニメ制作会社。 ・初代社長吉田竜夫が1962年に漫画製作工房として設立。1965年の『宇宙エース』からテレビアニメの制作を開始。 ・長い歴史の中で、数多くの人気作品や多分野で優秀な人材を輩出した。 ・漫画家であった初代社長吉田竜夫の影響もあり、70年代はハイクオリティな劇画調のタッチの作品が多かった。 ・70年代のタツノコ作品で活躍した須田正己、二宮常雄、湖川滋(湖川友謙)の3氏はタツノコ三羽烏と呼ばれていた。(「BSアニメ夜話 新造人間キャシャーン」より) ・子会社としてアニメフレンドが1977年3月から1990年9月まで存在した。『超時空要塞マクロス』では板野一郎をはじめとしたメカ班がこのアニメフレンドを作業場としていた。 ・1978年に、アニメーター養成機関として竜の子アニメ技術研究所を設立。所長には杉井興治が就任し、宮本貞雄らが講師として指導にあたった。 ・『赤い光弾ジリオン』の制作時に、フリー・プロデューサーとなった石川光久が『ジリオン』の制作終了と共に解散する予定で制作チーム(タツノコ制作分室)を発足した*。 同じくタツノコから独立した、『ジリオン』のキャラクターデザイナー後藤隆幸主宰のスタジオ鐘夢がここを間借りして活動していた。 ・1987年12月15日、タツノコ制作分室と鐘夢を統合する形で、石川と後藤をはじめとしたメンバーが有限会社アイジー・タツノコ(現 Production IG)を設立した。* ・2005年、玩具メーカータカラ(現 タカラトミー)がタツノコプロの株式の88%を取得。タカラの傘下となる。* ・2014年、日本テレビがタカラトミーからタツノコプロの議決権株式の54.3%を取得。日本テレビの子会社となる。* またタカラトミーも引き続き議決権株式の20%を保有しており、今後もタツノコプロとの連携を図っていくとのこと。* ・近年はデジタル作画部門に力を入れ、ペーパーレスでの作画に取り組んでいる。 関連アニメタ:工原しげき、加野晃、川原智弘、斉藤里枝、前田亜紀、渡邊章、諏訪壮大 輩出(元関連)アニメタ:九里一平、南家こうじ、宮本貞雄、杉井興冶、高橋資祐、金山明博(漫画部)、須田正己、田中保、加藤茂、石之博和、塩山紀生、坂本英明、井口忠一、二宮常雄、なかむらたかし、本多哲、鈴木満、道下有希子、薄井義雄、香川浩、前田真澄、後藤隆幸、武田一也、華房泰堂、四谷光宏、谷沢泰史、小島知之、羽多野浩平、新妻大輔、山門郁夫、斉藤愛、鈴木信也、ジミー・ストーン、矢野和彦、橋本敬史、中武学、髙田晃、後藤圭佑、戸田さやか、りょーちも、川野達郎、今岡律之、山田奈月、吉原達矢、中山竜、榎戸駿、黒崎隼人、髙橋瑞紀 竜の子研究所輩出アニメタ:遊佐和重、浜崎博嗣、千明孝一、飯田史雄(SUEZEN)、川崎逸朗、川又浩、竹内一義、福井智子、鷲田薫、橋本とよ子、小林哲也、菊地市松、水村良男、村田充範、郷敏治、寺岡賢司、吉田英俊、橋本浩一、前澤弘美、橋本勝己、玉井公子、渡辺和夫、松坂定俊、青木真理子、栗尾昌宏、三浦厚也、伊藤尚往、長坂寛治、井上信行、西田正義、松本憲生、若林厚史、北野義宏、矢花馨、菊地康仁 ■チップチューン(chiptune)(旧エイトビットロケット) ・2012年8月設立。旧社名はエイトビットロケット。2015年7月20日より株式会社チップチューンに社名を変更。 ・撮影、3DCG、編集、特効が主な業務。 ・旧社名から分かる通り、元々はエイトビットの関連会社ではあったが、社長の奈良井昌幸をはじめ人材としてはMADBOXからの流れも汲む。 ・企画・制作に関しては関連会社のスタジオNUTが行っている。関係性としてはチップチューンが母体となっている。 ■■スタジオNUT(ナット) ・2017年、元マッドハウスの角木卓哉が独立して設立。チップチューンの関連会社で同社を母体とする。 ・独立後、すぐに『幼女戦記』の元請け担当。劇場作品として制作も決定した。 ・2020年にはオリジナルTVアニメーションとして『デカダンス』を制作した。 所属アニメタ:栗田新一、小島昌之 関連アニメタ:シュウ浩嵩 ■ディオメディア ・「スタジオバルセロナ」の代表を務めていた須賀信行(グループタック出身)が体調を崩して引退したため、 共同代表の小原充が事業を承継する形で2008年に設立。よって、厳密にはバルセロナ=ディオメディアではない。 小原自身は当初別にアニメスタジオを立ち上げる構想を持っていたが、タックの仕事を通して須賀と縁ができバルセロナの共同代表となった。(SPOT Vol.6インタビューより) ・生え抜きのアニメーターが多く在籍しており、元請として作品を請けた場合はメインスタッフとして参加する。 ・出身アニメーターも実力派揃いである。 ・『乃木坂春香の秘密』『侵略!イカ娘』で元請け会社としての地位を確立。KADOKAWAグループのコンテンツをアニメ化することが多い。 ・2017年にはproduction doA、2018年には絵空と、ディオメディアスタッフが関わっている制作(会社?別名義?)が誕生しているが関連は不明である。 ・2014年に本社を移転し、旧社屋を武蔵関スタジオとした。その後、武蔵関スタジオにはスタジオブランとエンカレッジフィルムズが間借りしていたが、2021年までにどちらも移転。 ・韓国のアニメスタジオ『synod』と作画協力しており、近年の同社作品の作監・原画で大活躍している。 ・2021年放送の『聖女の魔力は万能です』では僅か4人で絵コンテ・演出を回すことに成功しており、その後の同社制作作品も『フットサルボーイズ!!!!!』という例外を除き、少数精鋭で回している。 所属アニメタ:小原充、石川雅一、井出直美、松本麻友子、玉木慎吾、井畑翔太、本多美乃、前田恭佑、益田賢治、天野翔太(胡蝶蘭あげは)、清水空翔、加藤剣、諸石康太、宮澤努、加藤弘将、大村将司、本田辰雄、鮎澤祐太、八幡佑樹、柴野美奈、山本祐仁、元野琴美、長島祐樹、松本晃永、勝田綾太、中島梨緒 関連アニメタ:小澤和則、鈴木陽子、大町生、西村都、渋谷秀 輩出アニメタ:小松勇輝、齊田博之、小松大樹、安野将人、千葉充、畠山佳苗、西見昌一郎(くまがぱんいち)、中谷亜沙美、徳永さやか、小菅和久、福田佳太、小川茜、野村嘉治、石丸史典、富永武志、槙田路子、土佐岡加奈、高橋尚千、望月俊平、山道到威 ■デイヴィッドプロダクション(david production) ・沖浦泰斗と旧ゴンゾの梶田浩司らが独立して、2007年9月に設立した。2014年にフジテレビの子会社となる。 ・『リストランテ・パラディーゾ』で初の元請けを開始。 ・『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを長期に渡り、元請を担当している。 ・2018年にシャフトから松永康佑Pのラインが揃って移籍しており、その班が担当した『炎炎ノ消防隊』は非常に高い作画クオリティで話題を呼んだ。 ・国内では実績が乏しいCACANi(自動中割ソフト)を導入するなど、デジタル作画に積極的な制作会社の一つ。 所属アニメタ:稲垣美奈、板橋美沙、福島珠奈、溝口さつき、渡邉はるか、南治京花、矢島幸歩、長谷川雄太 関連アニメタ:守岡英行、大梶博之、松浦力、三輪和宏、石川健太郎、山下悠樹、菅原裕幸、安達祐輔、荒木裕、酒井智史、平村直紀、山田まさし、江藤大気、加藤愛、津曲大介、河野美由紀、福岡ゆう、吉岡佳宏、紺野大樹、徳田夢之介、黒沢守、森田岳士 輩出アニメタ:石本峻一、福田菜々子、篠原佑太、廣原寧人、森下みお、鎌田英里、石渡理衣 ■手塚プロダクション ・手塚治虫作品の著作権管理とアニメーション制作が主な業務。 ・手塚治虫が漫画制作のために1968年1月23日に設立。70年代からはアニメ制作も手がけるようになる。 ・70年代の終盤から、24時間テレビ内で放送のアニメスペシャルや、『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』、『火の鳥』、『ブラックジャック』等の手塚治虫作品のアニメ化を手掛ける。2000年代に入り、深夜アニメが増え始めた頃から元請け作品は激減し、 単独では『戦国無双』まで久しく元請けを務めることはなかった。 ・2010年は様々な元請け会社の各話制作協力が主な仕事となっていた。 ・中国に下請け会社の北京写楽美術芸術品有限公司がある。国内のスタジオでは虫プロ、G Gディレクション、きのプロに作画を委託することが多い。また、フリーランスで起用する原画マンはベテラン率が高め。 ・2022年以降の作品では作監及び原画の殆どをDR MOVIEに外注し、自社の総作画監督で修正するスタンスを取る。 ・極稀にシャフトグロスがあり、『五等分の花嫁』11話、『女神のカフェテラス』9話は普段の作画品質とは裏腹に、非常に安定した作画品質を提供した。また遊戯王シリーズのグロス受けをしていた関係からか、こちらもレアだがぎゃろっぷのスタッフが参加することもある。 ・最新作は『アンダーニンジャ』『女神のカフェテラス』。 関連アニメタ:杉野昭夫、吉村昌輝、岡村隆、小林準治、瀬谷新二、内田裕、古瀬登、西田正義、齊藤格、河口俊夫、羽根章悦、神村幸子、清水健一、千葉茂、中村路之将、青木一紀、斉藤圭太、豊田暁子、岩崎令奈、氏家章雄、ウクレレ善似郎 輩出アニメタ:栫裕、山崎茂、小林利充、伊藤嘉之、斎藤恒徳、細居美恵子、岩佐裕子、三浦厚也、篠原隆、片山みゆき、中川航、藤本雄一朗、三浦菜奈、高倉香恵、山田桃子、坂田愛子、小野玲奈 ■テレコム・アニメーションフィルム ・東京ムービー創業者の藤岡豊がフルアニメーション制作を夢見て立ち上げた制作会社。公開まで紆余曲折あった『ニモ』の現場として機能。東映動画初期の技術エッセンスを受け継ぐ名門で、輩出者は大作で腕を振るう名うてのアニメーター揃い。設立から現在に至るまで東京ムービー→トムスエンタテインメントの子会社。 ・自社で作画から撮影・編集まで完結できる体制が整っていた。 ・海外との合作が多かったため、リミテッドアニメは苦手であった。2000年代からは主要取引先のワーナーブラザースが発注先を韓国に転換したため、海外合作から国内作品にシフト。 ・デジタル技術にも積極的で、別けてもタブレットによるデジタル作画の導入は業界内でも特に早かった(だけではあったが)。 ・2016年以降の経営状況は悪く、債務超過状態に陥っている。デジタル部門を解体し、一時は自社HPを持たないほどだった。 ・トムスとの共同制作やグロス請けを経て、『イジらないで、長瀞さん』で単独元請復帰。 所属アニメタ:友永和秀、富沢信雄、矢野雄一郎、道籏義宣、野口寛明、末永宏一、横堀久雄、飯盛夏子、白井裕美子、高須美野子、高田洋一、佐久間千秋、飯野めぐみ、千葉大輔、大沢瞳太 関連アニメタ:田中敦子、工藤正明、酒向大輔、石川健介 元関連アニメタ:大塚康生、滝口禎一 輩出アニメタ:月岡貞夫、宮崎駿、近藤喜文、丹内司、山内昇寿郎、青木康直、遠藤正明、二木真希子、八崎健二、片山一良、浦谷千恵、宮崎なぎさ、植田均、森川聡子、立木康子、うつのみや理、増田敏彦、舘野仁美、青山浩行、柳沼和良、辻野寅次郎(辻野芳輝)、楠本祐子、貞本義行、田中達之、橋本晋治、西見祥示郎、梅田隆司(うめだりゅうじ)、鷲田敏弥、川口隆、大木賢一、板垣伸、秦綾子、柴田由香、上田峰子、牧原亮太郎、木村豪、宇田明彦、古俣太一、森光恵、中路景子、北川隆之、小野旭、河合拓也、西真由子、稲手遥香 ■TNK(ティー・エヌ・ケー) ・竜の子プロダクション(現・タツノコプロ)の制作進行だった加藤長輝が1999年に設立したアニメスタジオ。現社長は河井敬介。 ・当初は作画の下請け会社だったが、2000年の『HAND MAID メイ』で初の元請作品を担当。2006年に株式会社となった。 ・『ハイスクール DxD』シリーズ、『健全ロボダイミダラー』、『精霊使いの剣舞』とストーリー面、作画面に関しても安定した作品を輩出した。 ・公にはされていないが、Honey Works作品の劇場アニメを手掛けた「Qualia Animation」はTNKの別名義である。 所属アニメタ:石動仁、神田岳 関連アニメタ:柳沢テツヤ、西島克彦、藤井まき、ごとうじゅんじ、宮澤努、朝岡卓矢、清水勝祐、小澤和則、宮沢聖磨、楊烈駿、田中良、齊藤佳子 ■東映アニメーション(旧・東映動画) ・略して東映。業界最大手の制作会社。 ・上手い人も結構いるが、大規模な会社なので分散されていて出来はまちまちなのが多い。 ・かつては3000枚縛りが鉄則であったが、どうしても止まっている絵が多くなってしまうので、一部作品では3500枚になる。 3500枚の場合は大体300カット、3500枚、背景は200~230枚。(清水慎治・談) (上記は、逆にちゃんと動かすことを目的とした枚数の増加である) ・上記の通り枚数を豪勢に使う事は出来ないので、東映で上手い人は必然的にタイミングが上手い人が多い。 ・枚数制限を超えることがあれば社内でも問題になることになっていたが、現在は制作進行の減少やP不足になるため、話数単位での枚数制限に拘ることはなくなっている。 ・たまに凄いサプライズ回もある(ガイキング13話、化猫、祝!ビックリマン29話、トロプリ29話、ワンピース1015話など) ・一人原画アニメーターが多い。業界内の一人原画アニメーターの殆どが東映で仕事をしている。 ・ペロちゃんマーク。マスコットキャラクターのペロちゃん。良い作画にはペロちゃんマーク進呈。 ・最新作は『ひろがるスカイ!プリキュア』『逃走中 グレートミッション』。 所属アニメタ:舘直樹、小泉昇、濱野裕一、青山充、梨澤孝司、井手武生、稲上晃、爲我井克美、山室直儀、八島善孝、信実節子、横山健次、出口としお、森佳祐、太田晃博、上野ケン(上野賢)、大久保俊介、涂泳策、松田翠、三ツ井洋一、島貫正弘、久田和也、石塚勝海、森宗弘樹、田中亮輔、二階堂渥志、北崎正浩、井上栄作、新谷直大、宍戸望、山岡直子 輩出アニメタ:熊川正雄、大工原章、森やすじ、古沢日出夫、大塚康生、楠部大吉郎、中村和子、小田克也、紺野修司、喜多真佐武、坂本雄作、奥山玲子、大田朱美、永沢詢、杉山卓、岡迫亘弘、 ひこねのりお(彦根範夫)、小田部羊一、吉田 茂承(吉田しげつぐ)、竹内留吉、月岡貞夫、松原明徳、平田敏夫、香西隆男、我妻宏、森下圭介、永木総博(ながきふさひろ、永樹凡人)、小泉謙三、金山通弘、木村圭市郎(故)、宮崎駿、高橋信也、林静一、小林治(旧)、芝山努、大橋学、玉沢武、玉沢君子、金大中、角田絋一、金田伊功、濱洲英喜、新井浩一、中鶴勝祥、安藤正浩、福田道生、細田守、うるし原智志、山下高明、長谷川眞也、西田達三、林祐己 関連アニメタ:馬越嘉彦、中澤一登、すしお、橋本敬史、森久司、大塚健、冨田与四一、奥澤明裕、西野武志、長田信博、其田昂己、Chris、Chansard Vinsent、小島崇史、廣田光平、堀虎ノ介、高橋朋之、重次創汰(ホネほね)、冨永詠一 ■TOEI ANIMATION PHILS ・TAPと略していたが、近年東映外の動仕でよく見るTAP(ティー・エー・ピー)と混同されるため「Toei Phils」と表記するようになる。 ・フィリピンにある東映の子会社。旧社名はEEI-TOEI。 ・2000年代に入ってから、同社アニメーターが頭角を現すようになり、1話分の作画グロスを引き受けるまでになった。劇場でも原画として参加することが多くなる。 所属アニメタ:フランシス・カネダ、ポール・アンニョヌエポ、ノエル・アンニョヌエボ、レジー・マナバット、 レム・バレンシア、ビクター・バラノン、アリス・ナリオ、アルフレッド・レイエス ■動画工房 ・1973年7月11日設立。江藤文男のFプロダクションから石黒育が独立してする形で結成した。 ・日動新プロ以来の石黒の師匠であった、古沢日出夫は同社の顧問を務めた。後に古沢の息子の古沢英明も同社に入社した。 ・以前は下請け中心だったが、2000年代以降元請けも行うようになった。 ・近年は同クールで複数作品を進行させるなど、キャパシティも拡大している。 ・TYO傘下であったが、方針の相違からグループ離脱。その後程なくしてTYOグループの事業集約を目的とした、ハルとゆめ太の合併が行われたためこれが離脱の原因とも。 ・『ゆるゆり』制作以降は太田雅彦らがよく制作に関わっており、太田が拠点としていた童夢にグロス撒きをする事が多かった。 ・元請け作品の絵コンテアプリ配信なども行っている。 ・同社元所属で制作進行・制作デスクの梅原翔太氏はかなりの作画オタクの様子で、氏が担当した回は若手アニメーターがはっちゃけた作画を披露しており、本スレなどで色々と話題になる事が多かった。その一方で制作進行としては非常に優秀らしく、アニメーターや関係者からの信頼は厚い様子。現在はCloverWorksに移籍し、アニメーションプロデューサーとして『ワンダーエッグ・プライオリティ』や『その着せ替え人形は恋をする』などの作画アニメに携わっている。 ・上記の梅原氏が制作デスクを抜けてからは、以前まで作画は安定していた印象の同社だったが、作画監督、作監補佐を多人数投入する回が増えており、梅原氏の抜けた穴は大きかったと見える。 ・『【推しの子】』より、EDクレジットに動画工房作画育成監督を載せており、社内新人アニメーターの育成に専念している様子がうかがえる。 ・近年は日常系、萌え系の作品を製作することが多い。 ・最新作は『【推しの子】』『白聖女と黒牧師』『ちいかわ』。 所属アニメタ:古沢英明、谷口淳一郎、中西麻美子、中島千明、山野雅明、小田道子、武藤幹、伊藤大翼、狩野正志、立口徳孝、納武史、室賀彩花、卓子意、水野公彰、神崎桃子、全後映、佐藤光晃、金井思、劉官林、矢野桃子、中山薫、松山璃音、山口倫奈、今井貴大、広部太一、吉川竜白 関連アニメタ:天崎まなむ、菊池愛、熊谷勝弘、曾我篤史、太田雅彦、大隈孝晴、越智信次、尾尻進矢、平山寛菜、三谷暢之、中島大智、尾辻浩晃、中川洋未、平牧大輔、長尾圭悟、板倉健、横山穂乃花、迫由里香、稲手遥香 元関連アニメタ:山崎淳、沖田博文、中野裕紀、直谷たかし、野中正幸、渡邉祐記、西井涼輔、山本裕介、高柳佳幸(藤原佳幸) 輩出アニメタ:賀川愛、牧野田啓介、松本清、下田正美、中山勝一、今隈真一、釘宮洋、入江篤、新房昭之、上妻晋作、浜森理宏、神戸洋行、森久司(中山久司)、向田隆、金﨑貴臣、佐々木敦子、満仲勧、小泉昇、三輪修、嶋田和晃、河野恵美、吉邉尚希、茉田哲明(松田哲明)、三谷暢之、吉田奏子、宗圓祐輔、久保茉莉子、助川裕彦、小田景門、新沼拓也 ■トムス・エンタテインメント(旧 東京ムービー) ・1964年設立の老舗アニメ制作会社。他業種の会社との吸収合併等を経て、2000年に現在の社名に変更。 ・ルパン・アンパンマン・コナン等、日テレ系列の名物アニメの制作会社としても有名。 ・当初はAプロダクションが実制作を担っていたため、両社の繋がりは非常に深かった。 ・制作関連会社としてテレコム・アニメーションフィルムがある。なおテレコムは、当時の社長だった藤岡豊が海外合作アニメの制作を目的に設立した。 ・2011年に元社長の松元理人が、子会社「スタジオさきまくら」を設立するも翌年に合併。 ・スタジオ名称を変えてからは社内グロスも行うように。 ・2011年より各制作ラインにブランド名が掲げられていたが、2021年4月の組織再編に伴い廃止され、「第○(1~7)スタジオ」呼称となっている。『コナン』(第1スタジオ制作)など一部作品除き、スタジオ名がノンクレジットのため、2023年現在の担当作品・担当Pの詳細は不明。以下は2019年時点の推測に基づくデータである。 ◆<1スタ>【V1スタジオ】 担当P/石山 桂一,溝上 猛,寺島 清晃 『名探偵コナン』『まじっく快斗』『神様はじめました』『信長の忍び』 ◆<2スタ>【だぶるいーぐる】 担当P/小島 哲,小山 雅弘,川邉 大輔,山川 剛史 『ヴァンガード』『ルパコナ THE MOVIE』『繰繰れ!コックリさん』『ReLIFE』『TRICKSTER』 ◆<3スタ>【3×CUBEスタジオ】 担当P/久保 雄輔,岩崎 和義,野崎 康次 『それいけ!アンパンマン』『とある飛空士への恋歌』『実は私は』『甘々と稲妻』 ◆<8スタ>【8PAN】 担当P/鶴木 洋介,竹村 逸平,片桐 秀介 『聖闘士星矢 冥王神話』『ZETMAN』『弱虫ペダル』『ルパン三世TVSP2013』『ヒーローバンク』『ばくおん!!』『D.Gray-man HALLOW』 ◆【ドロワスタジオ】 担当P/井内 知樹 だぶるいーぐるより分割? 『ルパン三世グッバイ・パートナー』 ◆【ローグ・スタジオ】 担当P不明 2019年現在は社内グロスメインの模様 ◆<7スタ>【777スタジオ】 (解散か) 担当P/青木 隆介 『幕末儀人伝浪漫』『ルパン三世TVSP』 ◆<10スタ>【Po10tialスタジオ】 (浄園Pのテレコム出向により解散か) 担当P/浄園 祐 『戦国乙女』『峰不二子という女』 ◆【スタジオさきまくら】 (本社合併及び、松元社長退任のため解散か) 代表/松元 理人 『BRAVE10』『ヴァンガード』『ルパン一家勢揃い』 関連アニメタ:鍋島修、亀垣一、本橋秀之、平山智、越智一裕、須藤昌朋、高谷浩利、東出太、増田敏彦、南伸一郎、川口隆、森久司、河村明夫、宍戸久美子、清水義治、岩佐裕子、とみながまり、青木雄三、髙木啓明、奥澤明裕、鈴木FALCO 元関連アニメタ:牟田清司 輩出アニメタ:湖川友謙、北原健雄、こだま兼嗣、神村幸子 ■ドライブ(Drive) ・2015年設立。 ・音楽制作とアニメーション制作の二事業制を取っているアニメ制作会社。 ・アニメーション制作事業では元スタジオディーンの宮腰徹P主導の基、制作されている。 ・その関係でスタジオディーンに関わりのあるアニメーターがよく同社作品に参加されている。 ・今後は『この素晴らしい世界に祝福を!3』を制作する予定。 所属アニメタ:大久保義之、菊地陽子、川瀬ひな子、間部葵 関連アニメタ:安達祐輔、清水勝祐、上西麻耶、前澤弘美、青野厚司、中村和代、小澤和則、牛ノ濱由惟、藤田正幸、亀田朋幸、山村俊了、川添亜希子、吉田龍一郎、八木澤修平、西田亜沙子、菊田幸一 輩出アニメタ:奥村勇斗 ■トリガー(TRIGGER) ・元ガイナックスのアニメーション演出家の大塚雅彦とアニメーター今石洋之、制作プロデューサーの舛本和也を中心に2011年設立。ULTRA SUPER PICTURES傘下。 ・『天元突破グレンラガン』・『パンティ ストッキングwithガーターベルト』などの2000年代のガイナックス後期を支えたスタッフらがそのまま移籍。 ・テレビ作品ではA1、USPグループの制作協力から活動を開始。12年にはウェブアニメの『インフェルノコップ』、13年にはアニメミライの『リトルウィッチアカデミア』を制作。 テレビ作品の『キルラキル』で元請を開始。 ・『宇宙パトロールルル子』『キズナイーバー』『リトルウィッチアカデミア(テレビアニメ版)』と引き続いてオリジナルの元請作品を中心に若手アニメーターを積極的に起用。 中堅の金子雄人、岩崎将大、坂本勝、半田修平や生え抜きの石毛理恵、五十嵐海、山口加奈らが作画面での制作の中心となっている。 ・同じくガイナックスから独立したカラーとの人間関係は良好で、作品によっては本田雄や鶴巻和哉、摩砂雪等が参加することがある。 ・最新作は『ダンジョン飯』。 所属アニメタ:今石洋之、吉成曜、すしお、雨宮哲、芳垣祐介、柴田由香、堀剛史、金子雄人、坂本勝、半田修平、三宮昌太、岩崎将大、長谷川哲也、中川英樹、こすぎなほこ、遠藤良恵、石毛理恵、五十嵐海、山口加奈、甲斐有紀奈、中村真由美、池澤岳史、石山正修、荒井洋紀、菅野一期、千葉一希、櫻井哲也 関連アニメタ:小倉陳利、小松田大全、久保田誓、錦織敦史、佐藤利幸、谷口宏美、石田一将、平村直紀、田村瑛美、長田信博、竹田直樹、米森雄紀、小嶋慶祐、中森晃太郎、杉本ミッシェル 輩出アニメタ:田頭悠郎、荒井和人、砂小原巧、米山舞、げそいくお(奥居久明)、斉藤健吾、糸山礼央、刈谷仁美、山岸葵、宮崎詩織 ■和―NAGOMI― ・ツインエンジンのグローバル展開を視野に入れた制作ライン強化のため、スタジオKAIの事業役員及び制作統括だった金子文雄を招いて2024年に設立したアニメスタジオ、ツインエンジングループで15番目の会社となった。 ・金子文雄は同時にEOTA取締役に就任、同じく過去サテライト所属であった葛西励が前年より在席している。 ・金子氏のハルフィルム→サテライト→スタジオKAIへの移籍時同様、主力のスタッフを引き連れての設立となった。特に藤本さとるとはハルフィルムからの付き合いとなる。 ・ツインエンジンに所属している佐藤順一と同社役員の関わりは深く、公式Xでも早々にフォローしている他、氏のXでもリポストされた。 ・公式Xでは開設後毎日スタッフによるイラストが投稿されている。 所属アニメタ:藤本さとる(取締役)、今西亨(取締役)、ハニュー ■二宮事務所 ・1982年設立。80年代前半に二宮常雄が主宰した作画スタジオ。二宮の私塾的な側面もあるスタジオだった。 ・設立のきっかけは二宮に技術を学びたいと志望したアニメーターが多数いたため、まとめてスタジオを作るという流れになったこと。(「今だから語れる70年代アニメ秘話~テレビまんがの時代~」より) ・主宰の二宮が若手の指導と共にマネジメントも担当しており、当時フリーだった二宮がまとめて請けた仕事を事務所のアニメーターで分担して担当するというシステムだった。(同上) ・浜崎博嗣は「今だから語れる70年代アニメ秘話~テレビまんがの時代~」における鼎談にて、 「あのころ、二宮さんが表現されている作画ワールドに憧れて、みなさんついていったというか。教えてもらうというより、現役アニメーターの仕事から、なにかを学びに行くような積極的な空気がありましたね。アニメスタジオって、僕が知る限りはビジネスライクなところが多かったのですが、そのなかでは二宮事務所は特別でした」と語っている。 ・「逆転イッパツマン」「ななこSOS」「イタダキマン」「装甲騎兵ボトムズ」「銀河漂流バイファム」「夢戦士ウイングマン」等の作品にグロス回がある。 関連アニメタ:二宮常雄、松原徳弘、塚本篤、河口俊夫、香川浩、波戸根良昭、貴島優子、鈴木芳子(鈴木喜子)、佐々木芳子(佐々木喜子) ■日本アニメーション ・1975年ズイヨー映像代表の本橋浩一が設立。 ・一時期は東映動画(現・東映アニメーション)、竜の子プロダクション、東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)、エイケンのアニメ制作会社の大手として数えられていた。 ・『小さなバイキングビッケ』・『フランダースの犬』・『みつばちマーヤの冒険』・『世界名作劇場シリーズ』と名作のアニメーションを世に残した。 ・1990年代には現在でも放映が続いている『ちびまる子ちゃん』、『魔法陣グルグル』を制作。 ・しかし、90年代後半から内部の問題や日本俳優連合との出演声優への二次使用料問題等の民事訴訟等のごたごたが多く起きた。その影響もあり、2000年以降の元請け作品は数少ない。 ・創業者の本橋浩一氏は骨髄異形成症候群により死去。娘の石川和子氏が経営を引き継いでいる。 所属アニメタ:佐藤好春、山崎登志樹 関連アニメタ:宮﨑駿、高畑勲、森康二、小田部羊一、関修一 輩出アニメタ:富沢信雄、加瀬政広、本谷利明、箕輪博子、中田博文、加藤裕美、阿蒜晃士、丸山宏一、堀剛史、長沼範裕 ■中村プロダクション ・虫プロの流れをくみ1974年設立。 ・サンライズ中心だが幅広く他社制作作品を受け持つ。ただし、サンライズとのつながりはきわめて強い。 ・本家サンライズと同じく堅い印象。一定のレベルを保つもいまいちはじけることが少ない。 ・作打ちに原画マンを参加させない(作監と演出のみ)。社長の方針。 ・設立当初からロボ作画には定評があった。しかし以前はスタジオ内でメカ作画まで請け負っていたものの、2010年代前後に高瀬・池田氏が抜けたあたりからメカ作監が不在となり、現在ガンダムシリーズなどではキャラ作画のみを請け負う形となっている。 ・70年代は社長自ら作監を務め、ゴリゴリした線の荒々しいタッチの作画で人気を博したが、『百獣王ゴライオン』を最後に作画は引退し、以降は弟の中村明や生え抜きアニメーター達が作監を務めるようになる。 ・80年代後半~90年代にかけては、平井久司、久行宏和、板倉和弘らをはじめとした当時の所属アニメーター達が『魔神英雄伝ワタル』シリーズ、『勇者シリーズ』、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』などのサンライズ作品で、キャラ、メカ共にハイクオリティな作画をみせた。 ・ヤバ気な逸話が多数ある。詳しくは各々検索だ。 所属アニメタ:しんぼたくろう、富永剛央、福田嗣、松永晃、田島智之、中島達央、和田弓枝、菊池ともゑ、宮原秀典、宇津野奈緒美、川村たあさ 輩出アニメタ:中村一夫(滝川一夫)、中村明(西城明、中村旭良、中村太一)、大曽根真智子、葛岡博、山崎久夫、柳田勤、坂野方子、川越淳、北久保弘之、山崎理(ヤマサキオサム)、西澤晋、奥野浩行、柳沢哲也(柳沢テツヤ)、藤田一己、平井久司、平松禎史、村瀬修功、久行宏和、百瀬恵美子、鈴木勤、村木靖、松田宗一郎、柳瀬雄之、松井芳彦、初見浩一、板倉和弘、深澤学(ふかざわまなぶ)、金田正彦、入江泰浩、千葉道徳、大塚健、高乗陽子、実原登、能戸隆、森久司(中山久司)、田島直、梅本賢一、米山浩平、仲田充、渋谷勤、高橋真一、井村学、池田有、中田栄治、橋本誠一、森寛之、浅井義之、重国浩子(重國浩子)、宮下雄次、橋本裕之、島袋智和、古川信之、宮原秀典、北原昌明、青木美穂、星野真澄、佐々木まり子、友岡新平、高瀬健一、糟谷健一郎、田中敏美、竹知仁美、村谷貴志、小倉寛之、田村正文、稲吉智重、稲吉朝子、下島誠、山田哲郎、岡山思菜子、海老原奈美子、大曲健克、黒瀬大輔、林勇雄、木宮亮介、薮本和彦、菊池隼也、外間亮、須永賴太、山名秀和、木藤貴之、福井麻記、錦見楽、藤原麻記子、林央剛、盛重学、山本真也、小野早香、水野辰哉、工藤ゆき、三好智志、菅井彩乃、黒澤浩美 ■ノーマッド(NOMAD) ・2003年にマッドハウスのプロデューサーだった小野達矢氏が独立して設立。 ・『ローゼンメイデン』1期2期の制作で有名。2010年代はグロス請けとしての活動がメインとなっており、数年おきに元請をするに留まっていた。 ・2018年放送の『邪神ちゃんドロップキック』以降、同シリーズの続編を含め、元請作品の数は増加傾向にある。 ・2000年代にはマッドハウスの繋がりもあり、鈴木典光氏がエンディングアニメーションを担当することがあった。 ・2023年現在では制作9名、企画1名、事務1名、作画23名、仕上2名の計36名所属がしている。 所属アニメタ:古賀誠、藤田まり子、代見裕美、岡野力也、佐藤義久、三ツ木萌子、足立和暉、正田詩織、宇都宮亮 関連アニメタ:中島大智、北原章雄、竹内一将 輩出アニメタ:上原結花子 ■ネオメディアプロダクション(イーグルネスト) ・1969年頃、『タイガーマスク』の制作途中に設立。設立以来、木村圭市郎が代表を務めていたが、現在(2017年時点)では木村高啓が代表取締役社長を務めている。 ・正式社名は「株式会社ネオメディアプロダクション」であるが、2000年代からは「イーグルネスト」名義でクレジットされることが多い。但し、2015年辺りからは再び「ネオメディア」名義でクレジットされることも多くなってきていた。 ・似た名前の「ディオメディア(スタジオバルセロナの後身)」や「イーゲルネスト(旧スタジオOM青森ワークス)」と混同されることもあるが、無論別会社である。 ・特に70年代や80年代の輩出者には実力派アニメーターが多い。近年では田中宏紀や大橋藍人を輩出したスタジオとして知られている。 ・百瀬義行、内山正幸が担当した『ど根性ガエル』のネオメディア担当回は初期の代表作の一つ。 ・百瀬ら70年代の輩出者の中には、後に日本アニメーションやビジュアル80の制作作品に活動の場を移すものもいた。 ・下請けの作画スタジオではあるが、1978年の『魔女っ子チックル』では途中降板ではあるものの実制作も担当していた。(クレジットでは制作協力表記) ・80年代初期の担当回では『無敵ロボ トライダーG7』『最強ロボ ダイオージャ』の森山雄治、『ゲームセンターあらし』の田村英樹、『アニメ版レインボーマン』の伊藤浩二など、金田伊功の影響を受けたアニメーター達が活躍した。 ・元ネオメディアのメンバーが結成したスタジオにスタジオMINがある。森山雄治、田村英樹、福島喜晴、北久保弘之、川名久美子らが、ここに在籍していた。 ・『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』等の作画で気を吐いたスタジオ絵夢も、ネオメディアに所属したアニメーターが独立して設立したスタジオの一つである。 ・公式のTwitterアカウントが存在する。 ・木村の直接指導によるアニメーター育成塾“ガチンコ原画道場”を主宰していた(「アニメビジネスがわかる」より)。 ・自社のオンラインショップ(ネオメディアオンラインショップ)にて木村圭市郎の原画集を販売していた。 ・2018年10月19日、代表の木村圭市郎が死去。これに伴い2018年10月23日に公式Twitterアカウントにて、アニメーション制作業務の休止を発表した。最後まで在籍していたアニメーターは戯画プロダクションに移ったとみられる。 関連アニメタ:木村圭市郎 輩出アニメタ:山口泰弘、百瀬義行、内山正幸、北島信幸、坂巻貞彦、坂田透、星野真砂子、金子康良、松本昌子、久保園真、大滝友子、もりやまゆうじ(森山雄治、森山ゆうじ)、和田卓也、的場敦、福島喜晴、川名久美子、津久井明子、田村英樹、北久保弘之、伊藤浩二、矢吹勉、入好さとる、宇治光夫、大野勉、磯光雄、大城勉、安藤義信、野口啓生、川上俊弘、黒柳賢治、中尾正樹、奈良岡光、田中伸昭、相馬快安、若林広海、美馬健二、山本航、田中宏紀、丸山匡彦、小原広志、宮部貴士、埜渡智幸、大橋藍人、亀田朋幸、井手上義英、磯崎景太、青木みき、坂口蒼星、富田真友子、木村朱里、山井淳生 ■Nexus(ネクサス) ・2012年に設立。A-1 Pictures出身の中村浩士氏が代表を務め、人脈的には同社と関わりが深かった「アステリズム」の流れを汲む。『わかばガール』で元請けを開始。 ・20人と少人数の規模ではあるが、作画・動画・仕上げ・撮影と一通りの部門を持つ。 ・制作進行や所属するアニメーターが優秀であるためかグロス回では少人数ながら見どころのある回を提供してくれる。(Re ゼロから始める異世界生活第10話等) ・初の30分アニメ元請『こみっくがーるず』では放送前に全話完パケという当時ではかなり珍しい優良スケジュールだった。作画面では1話目の四人原画、中西和也氏による2回の一人コンテ演出作監原画回など見どころも多い。 ・最新作は『陰の実力者になりたくて!』。同社では『ダーウィンズゲーム』以来、2年と半年ぶりの新作である。 所属アニメタ:明珍宇作、中西和也、北原大地、菊池菜都美、小林祐太、劉歓慶、福島滉己 関連アニメタ:野田康行、山崎絵美 輩出アニメタ:齊藤佳子 ■バイブリーアニメーションスタジオ ・2017年 5月1日、フリーランスだった田中基樹氏が独立して設立。 ・2019年より『グリザイア ファントムトリガー』をシリーズを元請として制作しているほか、同じく2019年にTVシリーズ初元請となる『アズールレーン』を制作。その後も『五等分の花嫁』(2期および劇場版)や『プリマドール』などを制作しており、今後の活躍が期待されるスタジオ。 ・輩出アニメタには将来有望な若手が多数見受けられる。 所属アニメタ:田中基樹、野中正幸、中川耀、尾上明日菜、高木司、舘岡千明、西山夏果、大熊成実、斎藤聖悟、二宮歩路、池部元基、菊池明紘、宮尾悠理奈、藤宮蓮奈、野元愛、渋谷頌一、畠山幸汰、兪開元、劉煜恒、金悠河 関連アニメタ:大島縁、杉村絢子、矢野茜、小澤和則、大河広行、水﨑健太 輩出アニメタ:五藤有樹、髙星佑平、安井圭太郎、力徳欽也、河本有聖、中村優作、宮澤紅音、謝堯璿、古賀浩希、神北小毬、勝又聖人、有間涼太、落合良亮、小池梨花、平鹿幸恵、町田朋香、大里妃奈、内藤丈太郎 ■パインジャム(PINE JAM) ・エイトビットでアニメーションプロデューサーを務めた向峠和喜が2015年7月3日に設立。 ・初元請作品は『魔法少女なんてもういいですから。』。 ・2018年からは一旦元請から退き、他社制作作品の下請けをしていたが、2020年に放送された『グレイプニル』より元請に復帰した。 ・向峠和喜が元ヤマノススメのアニメーションプロデューサーであることから、同社作品にはエイトビット系のアニメーターがよく集まる。 所属アニメタ:中沢志帆、日下部唯津、酒井愛理、金井亜希子、岡田恵里香、土佐岡加奈、元屋敷椎名、五十嵐心、岸田くるみ、前田顕、結城貴光、阿部琴美、大毛恭平 関連アニメタ:岸田隆宏、松尾祐輔、嶋田和晃、江畑諒真、吉田亘良、今岡津之、沖田博文、古橋聡、滝山真哲、沓名健一、茂木海渡、中屋了、新井博慧、下地彩加、古賀美裕紀、佐々木美穂、石川和正、中村翠、伊礼えり、大野仁愛、柴田知波、佐藤天昭、大貫巧、片出健太、久々宮ぎん、福永智子、小美野雅彦、髙田晃、平山寛菜、牧孝雄、今久保洋介、日高真由美、塚本歩 元関連アニメタ:新号靖、門智昭 輩出アニメタ:油布京子、野口智也、佐藤修太、大谷藍生、山下悠樹 ■Boundary ・2020年4月1日設立。 ・3DCGアニメーションをメインとした制作スタジオ。 ・株式会社アニプレックス出資100%。 ■BUG FILMS(バグフィルム) ・アニメ企画・制作のツインエンジンがアニメーション制作部門強化のため、オー・エル・エムの制作プロデューサーであった児島宏明を招待し、2021年に設立。 ・取締役に中野悟史、川越一生が就いている。 ・当初はOLM TEAM KOJIMAとして『古見さんは、コミュ症です。』『サマータイムレンダ』の制作協力という形でスタート、その後一部スタッフはそのままOLMに残っている。 ・スタジオビジョンによると、制作を2ラインにし内1ラインの完全内製化を目指すことを目標としている、今後は自社オリジナル作品も制作する模様。 ・2023年7月より放送された『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』にて元請制作開始。しかし制作協力のシャフトに途中で離脱されるなど、不安定な制作状況からか12話中3話が遅延により放送できず、同年の12月に延期するなど、幸先の悪い出だしとなった。 所属アニメタ:中野悟史(わしお)*、上田華子、佐藤和巳、田島瑞穂、小川茜、香月麻衣子、鳥井隼人、難波功、野村治嘉、ウィリアム・リー、石丸史典、浪岡恵佑、Hāvard Skjeggestad Dale、富永武志、並木祐一、古川梨沙、金田紳吾、古屋拓、榎本莉緒、曽根竜輝、西川莉央、谷東祐希、古長優妃奈 関連アニメタ:松元美季、鳥宏明、西谷泰史、髙田晴仁、福地純平、辻雅俊、田頭悠郎、爲水翔太郎、矢嶋哲生、藤本航己、髙木啓明、中嶋敦子、今井有文、菊池勉、酒井智史、三木達也、早川麻美、金井弓、栗西祐輔、浦田楓馬、上田恵未 ■ハルフィルムメーカー ・略称はHAL。1993年に設立。2003年にTYOグループの傘下となる。 ・元プリプロ専門で99年前後にジュニオの作画スタッフを引き継ぐ形で元請を開始、そのため初期においては元ジュニオ人脈との関わりが深かった。 ・アール、ワンパック、Ordetなど関西のスタジオに作画グロスを任せることが多々あった。 ・一時期シノミン、イワサキなどカタカナ4文字のクレジット表記がよく見られた。 ・『ARIA』TVシリーズ後や『キルミンずう』降板以降は主要スタッフが順次サテライトや他社へ移籍、清瀬に移った出身アニメーターは殆どいなかった。 ・2007〜2008年は良くも悪くも作画面で話題を振りまくも、2009年にゆめ太カンパニーに吸収合併されスタジオが閉鎖。辛うじてブランド名として残ったものの、翌2010年の『たまゆら』OVAがハルフィルム名義の最後となった。 ・玉川達文が主に活動拠点にしていたこともあり氏のブログでの作品解説率は高く、若手からベテランまでその仕事ぶりが紹介されている。 元所属アニメタ:熊谷哲矢、藤本さとる、中野英明、渡部圭太、野崎将也、谷口明弘、畑智司、伊東克修、丹羽恭利、若山政志(ワカヤマ)、岩崎光洋(イワサキ)、新井俊行、小林幸洋、川元まりこ 輩出アニメタ:滝本祥子、小川みほ、杉村友和、坂本俊太、宮本あゆみ、鈴木彩史、熊谷勝弘、小林祐、亀井嶺、山後あおい、中田睦美、田中知江、伊藤耕太、大久保義之、小野央愛 元関連アニメタ:竹田逸子、千葉道徳、宇佐美皓一、楠本祐子、赤田信人、早川淳一、伊藤郁子、玉川達文、後藤圭二、門之園恵美、古賀誠、相澤澄江、細居美恵子、谷川亮介、上田幸一郎、海堂ひろゆき、吉川美貴 ■パッショーネ ・スタジオファンタジアで進行経験を持つ異業種出身の西藤和広氏が設立。 ・元請作品における大人数の作監動員が有名。 ・『RAIL WARS!』『六花の勇者』『ひなこのーと』『異種族レビュアーズ』などの元請け制作を担当。 ・最新作は『異修羅』。 所属アニメタ:高橋丈夫 関連アニメタ:うのまこと、石原恵治、桜井正明、柳沢まさひで、伊集院いづろ、植田和幸、菊池勉、冨岡寛、小橋陽介 元関連アニメタ:小磯沙矢香 ■ぴえろ(studioぴえろ) ・1979年、タツノコプロ出身の演出家だった布川ゆうじが、同じタツノコ出身の演出家グループを前身として『ニルスのふしぎな旅』を制作する為に立ち上げる。 ・80年代には、請負のみならず出資も行なう製作会社へと転換を狙って版権管理事業も行うようになった。 ・81年にはキティ・フィルム製作の『うる星やつら』でブレイク。83年には世界初と言われるOVA『ダロス』を制作しOVAブームの口火を切る。 ・かつてはフジテレビ系列放送の作品を多く手掛けていたが、現在はテレビ東京系列の作品が中心となっている。 ・設立当時はまだ珍しい、アニメーター・演出家が立ち上げた制作会社であり、演出家が社員として所属していた。そのため現場の演出家の力が強く、作家性の強い演出家が多数頭角を現してきた歴史がある。 ・老舗だけに人脈は広い。初期は設立時の経緯からタツノコ系スタッフが中心だった。トップクラフトやディーンの関係者も多い。 ・主に劇場作品を手掛ける「ぴえろism」という制作ラインの他、2012年に閉鎖されたが福岡に作画・仕上を行う分室が存在した。 ・グロスを委託する事が多かったスタジオ旗艦が2009年に「ぴえろプラス」に商号変更したのに伴い、プラス元請けの作品もぴえろブランドの作品として扱われるようになった。 ・ぴえろ出身者が立ち上げたスタジオに「セブン・アークス」「アークトゥールス」「feel.」「スタジオガッツ」がある。 所属アニメタ:窪詔之、吉田忠勝、岸義之、練木正宏、遠藤裕一、高木弘樹、多田雅治、岡野秀彦、豊島光子、児玉八重子、大河原烈、西原理奈子、夘野一郎、鈴木陽子、山下宏幸、甲田正行、富田美文、大久保美香、徳永久美子、渡邊葉瑠、齊藤崇了、富田恵美、小柳達也、HAN SEUNG AH、勝谷優夏、益田有希子、田口愛梨 関連アニメタ:南家こうじ、高橋資祐、遠藤麻未、山本直子、山下将仁、上妻晋作、新房昭之、森山雄治、福島喜晴、林隆文、小林治、望月智充、後藤真砂子、洞沢由美子、木下裕孝、摩砂雪、大西雅也、松原京子、井上敦子、若林厚史、西尾鉄也、都留稔幸(黒津安明)、鈴木博文、松竹徳幸、清水恵子、齊藤格、むらた雅彦、亀垣一、本橋秀之、楠本祐子、佐藤真二、星和伸、中森良治、宇佐美皓一、深澤学、長森佳容、斉藤哲人、金塚泰彦、田中ちゆき、久城りおん、番由紀子、兵渡勝、櫻井親良、藪野浩二、伊藤秀次、川崎博嗣、遠藤正明、大竹紀子、杉藤さゆり、岡崎洋美、九鬼朱、堀越久美子、工藤昌史、小木曽伸吾、石川智美、朝井聖子、ウクレレ善似郎(佐々木剛)、拙者五郎(渡邊政治)、清水義治、堀内博之、辻美也子、松崎正、福田忠、今木宏明、嶋田真恵、梅村朋未、浅野直之、竹田逸子、折井一雅、下島誠、津曲大介、吉沼裕美、山口杏奈、一ノ瀬結梨、佐藤綾子、松井祐子、ムラオミノル、栗原学、山田勝哉、永川桃子、矢吹智美、清水厚貴、高木有詩、関川成人、黄成希、鈴木かんち 輩出アニメタ:二宮常雄、山内昇寿郎、岡田敏靖、古瀬登、大坂竹志、新留俊哉、小林一三、小林明美、宮崎康子、本山浩司、三原武憲、西田正昭、高岡希一、小林裕也、中村あゆみ、中尾圭一、伊良原正也、時矢義則、大平晋也、久高司郎、下田正美、中山勝一、宮川治雄、高橋しんや、田中比呂人、小林正之、北山真理、新田靖成、山田起生、君島繁、西田寛治、上田美由紀、渡辺淳、池松良治、猿渡信二、阿部英太郎、小森篤、福山貴人、緒方厚、徳丸輝明、大竹守、柳隆太、河島久美子、冨澤佳也乃、仁井学、西片康人、河合滋樹、田中秀人、チョン・ヨンフン、朱暁、中井恵巳、池田結姫、藤田亜耶乃、豆塚あす香、村上朋子、小林直樹、藤井俊郎、山田玲子 ■P.A.WORKS(ピーエーワークス) ・2000年、タツノコプロ出身、Production I.Gでプロデューサーを務めていた堀川憲司氏が富山県城端町に設立した。 ・設立した当初は「越中動画本舗株式会社」、2002年に現在の「株式会社ピーエーワークス」と社名変更した。 ・設立当初、Production I.Gやボンズの元請け作品のグロス請けを主としていたが、2008年『true tears』で初めての元請け作品を製作。 ・初のオリジナル長編映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』では堀川憲司氏の最後のプロデュース作品となった、そのためか面子が凄いことになっている。 ・2016年10月に所属していた新人アニメーターがTwitter上にて支払明細書を公開。会社からの机代の請求や賃金形態についての呟きをした。公式HPでも騒動になった件について謝罪。Twitterにて公開したアニメーターは退職したが、同社は後に時給形態を取り入れた。結果的にはP.Aの賃金形態の改善になったではないだろうか。 ・社内には設立当初から在籍している作画マン、演出家が多く在籍しており、『有頂天家族シリーズ』や『ウマ娘 プリティーダービー』等の本社作画回では安定したアニメーションを提供することがある。 ・堀川憲司氏と井上俊之氏の繋がりがとても深い。そのため、『SHIROBAKO』『有頂天家族』『さよならの朝に約束の花をかざろう』等で多くの作画パートを担当してもらうことがある。そのため、井上俊之氏の作画技術、タイムシートを多くのアニメーターにも学んで欲しいとのことで『有頂天家族 井上俊之原画集』が出版された。タイムシートのみならず井上俊之氏が解説したDVDまで付属する豪華な原画集となっている。 ・最新作は『スキップとローファー』『Buddy Daddies』『アキバ冥途戦争』。『さよ朝』以降の作品の多くは辻充仁Pが制作側のプロデューサーを担当している。 所属アニメタ:吉原正行、小島明日香、川面恒介、鍋田香代子、宮下雄次、牧野博美、天野和子、大東百合恵、秋山有希、井上裕亮、宮崎司、宮岡真弓、夏住愛子、杉光登、矢野康平、松宮杏実、三好有香、田中未来、岡田夏実、高田友美、藤嶋未央、白敷桃子、鈴木奈々美、飯沼篤哉、塩田友哉、川邉あや、小林瑞季、田邊有紀、茶山咲良、宮尾拓明、菅野楓、菊池桃佳、福島賢治、二藤部桃汰、安部紗矢香、緒方理咲子、北原沙恵美、稲塚音羽、小田絢子、金和柚良、加谷颯士、山岸萌々花 関連アニメタ:井上俊之、平松禎史、西畑あゆみ、森島範子、吉田優子、小笠原憂 輩出アニメタ:戸谷賢都、関口可奈味、石井百合子、冨田真理、辻彩夏、福元陽介、髙橋沙江子、笠原由博、栗田香菜子、西川実希、西澤皓人、足立裕貴、米本えり、藤井康雄、早川麻美、錦見奈恵、降矢瑞生、齋藤千尋、爲水翔太郎(為水翔太郎)、竹田光伸、三宮哲太 ■P.C.N ・『超攻速ガルビオン』のOPを担当したことで知られる作画スタジオ。演出家の長尾粛が主宰を務めていた模様。 ・国際映画社との結びつきが強い。作画部が無く、海外作画に依存した制作体制を取ることが多かった国際映画社を作画面で支援した。 ・『サイコアーマーゴーバリアン』『超時空騎団サザンクロス』『星銃士ビスマルク』等、国際映画社制作以外の長尾の絵コンテ、演出担当作品にも参加している。 ・『亜空大作戦スラングル』『サザンクロス』等のグロス回では高橋朝雄をはじめとした作画陣が奮戦。金田調のメカアクションもみられる。 ・『ガルビオン』の4話は作画回としてファンの間で有名。ラストの金田調の戦闘シーンを的場敦、戸部敦夫(的場敦夫名義)が担当している。 ・先述の『ガルビオン』のOPをはじめ、『スラングル』や『銀河疾風サスライガー』のOPアニメーションの作画もP.C.Nが担当している。 ・1984年、タカトクトイスの倒産により、国際映画社が経営危機に陥りアニメの自社制作ができない状態に陥る。 この影響を受けてP.C.Nも解散することとなった。メンバーには解散後に動画工房に移籍したと思われるアニメーターが多い。 関連アニメタ:長尾粛、高橋朝雄、佐藤厚志、下田正美、中山勝一、牧野田友康、安田昌弘、合田浩章、的場敦、戸部敦夫 ■ビーボォー ・1979年6月に設立。80年代に活躍し、さまざまな意味で伝説となったスタジオ。主宰者は湖川友謙。 ・『伝説巨神イデオン』『戦闘メカ ザブングル』『聖戦士ダンバイン』『重戦機エルガイム』といった富野作品の作画を手掛けた。 ・代表の湖川が原作、監督などを務めた『GREED』『COOL COOL BYE』では同社のアニメーターが絵コンテ、作画を担当し、制作の中核を担った。 ・同社から独立したアニメーターが設立したスタジオに、スタジオイオ、スタジオぱっく(アトリエ戯雅の前身)、スタジオギグがある。 ・現在は解散したが、輩出したアニメーターは様々な役職で活躍している。 輩出アニメタ:湖川友謙、坂本英明、平野俊貴(平野俊弘)、千葉順三、今渡雄一郎、平田一清、鎌田君枝、板野一郎、矢木正之、手塚由紀、遠藤栄一、小林明美、垣野内成美、大森英敏、恩田尚之、詫祐二、北爪宏幸、芥川義明、わたなべぢゅんいち、辻清光、湯本慶久、窪岡俊之、寺東克己、ところともかず(所知一、所智一)、大西清美、筱雅律、沢田正人、沖野和宏、山本正文、山本政和、宮原隆男、山内貴美子、宇佐美皓一、南伸一郎、曽我浩子、村岡陽子、中村悟、河上裕、仲盛文、越智博之、山下明彦、斉藤昭子、大森敦子(佐々木敦子)、真砂智康、小曽根正美、まさひろ山根(山根理宏)、さとうけいいち(佐藤敬一、室井聖人)、高木広行、山形厚史、高岡淳一、安田好孝、吉岡敏幸 ■feel. ・ファンメディア傘下の制作会社でゼクシズとは姉妹関係にあたる。 ・スタジオぴえろの制作であった瀧ヶ崎誠が上坂陽一郎らと共に2002年に設立。 ・翌年より名和宗則ら演出・作画スタッフや仕上部門を擁し、グロス請けを開始した。 ・J.C.STAFFから流れてきたアニメーターが多い、総作監ローテや作監の多さなど傾向も似ている。 ・2015年、小金井市内のビルに移転。ゼクシズと仕上げ・撮影・編集などをメインとするAssez Finaud Fabric.も移転してきたことで共同制作を行うことがある。現在では制作作品のほとんどで原画・第二原画にゼクシズが参加し、仕上げ・撮影・CG・編集をAssez Finaud Fabric.が担当している。 ・ufotableと共同制作をした関係で作品の原画・第二原画にufotableが参加することが多い。また、feel.の原画マンもufotable作品に参加することがある。 ・作画は比較的安定しており、女の子を可愛く描くことに関しては動画工房に並ぶほど評価が高い。また、2013年10月よりクロッキー会を定期的に開催しており、外部アニメーターやゼクシス、制作を担当した作品の原作者なども参加している。 ・一時期は荒木涼、竹内哲也の両氏がメインアニメーターとして参加していた。 所属アニメタ:立田眞一、佐藤元昭、枡田邦彰、金井裕子、辻上彩華、藤井結、平峯義大、田頭沙織、鎌田里美、古山瑛一朗、一芝剛志、本間理莉、穂積彩夏、柳川沙樹、清水慶太 関連アニメタ:細田直人、名和宗則、高品有桂、松原一之、田村勝之、鵜池一馬、住本悦子、湯本佳典、島沢ノリコ、杉山了蔵、丸山隆、世良公太、谷川亮介、徳丸輝明 元関連アニメタ:中村和久、鈴木豪、荒木涼、竹内哲也 輩出アニメタ:大田和寛、赤井俊文、二宮壮史、森下勇輝、齊田博之、村上竜之介 ■ブレインズ・ベース ・制作される作品は監督やキャラデの人脈に頼る部分が大きい。また担当Pによって作風に違いが出ている(『かみちゅ!』『アキカン!』が顕著)。 ・1話は作画アニメになることが多いが、1話以降失速してしまい1クールクォリティが保てないこともあった。 ・2013年以降所属Pが次々独立し、「朱夏」「ラパントラック」「プラチナビジョン」をそれぞれ設立。 所属アニメタ:佐藤浩雅、松本健太郎、本橋秀之、越貴文、梶野靖弘、山川拓己、花澤菜摘 関連アニメタ:竹内哲也、藪野浩二、佐野隆雄、奥野治男、川西才治、千葉崇洋、長町英樹、川添政和、倉狩真吾、柴山智隆、阿部航、田中良、本田敬一、鈴木大、石川準、飯島傑、三浦一樹、青山まさのり、後藤圭二、谷本馨、渋谷一彦 輩出アニメタ:岸友洋、矢永沙織、柴田海、相澤楓、齋藤美旺、町田朋香、小松和映 ■プラチナビジョン ・2016年、ブレインズ・ベースの大石祐道氏が独立して設立。 ・ブレインズ・ベースの『青春×機関銃』を担当した制作部が独立。 ・演出家として中野英明が所属している。 関連アニメタ:佐藤陽子、才木康寛、小川浩司、小林利充 ■Production I.G(旧アイジータツノコ) ・1987年設立。 ・大作劇場作品においては特に高いクォリティを発揮し、海外での評価も高い。 ・長年クレヨンしんちゃんのグロスを担当していたが2014年に降板。2015年には代わってグロスに入ったグッドブック回の動仕で一時期再参加、しかもかつてのグロス回を彷彿とさせる面子であった。 ・90年代は、入社1ヶ月は基本給5万、以後完全出来高、月500枚を3ヶ月量産すると原画昇格試験(浅野恭司氏の発言) ・現在本社内にある10のスタジオと新潟分室、呼び方は07年から攻殻にちなみ○課と呼ばれている。(2024年現在) ・かって府中のStudio iGには3DCGのIGFX、制作1部で課は不明だが制作ラインもあり『ジョバンニの島』を制作していた。現在はすべて閉鎖しプロダクション・プラスエイチの本社となっている。 ・I.Gポートのグループ会社のほか、I.Gから派生したビィートレイン(から派生したP.A.WORKS)、M.S.Cなどの分家の関係は深く、過去にはメダロット1期(ビィートレイン)、テニスの王子様のOVA以降などの元請をI.Gから頼んでいる。 ・2014年以降所属Pの退社が多くなっているが、うち数人がCG制作会社へ参加している。サンジゲン(平澤、柴田)やサブリメイション(西村)やトライスラッシュ(大上)などである。 また後ろの2社はI.Gから独立し設立された会社である。 ・内訳は制作1~2課と新潟分室が作画スタジオ、プロデュース3課~Ⅹ課は制作ライン。(制作本部長は黒木類→不明、制作部長は一部が三本隆二→不明→番匠公一、二部は不明)(2023年現在、なお現在はIRに記載がなく憶測が多いことに留意) ・以下はI.Gの各スタジオ。(ただし2010年以降作品の担当スタジオについてはスタジオ集約もあり情報に乏しく6課を除きほぼ憶測である) ■■I.G 3課 ・制作一部で担当Pは黒澤亘(現Studio iG)→大平将史。 ・元は作画スタジオであったが2011年に制作ラインになっている、『シャイニング・ハーツ』など。最新作は『憂国のモリアーティー』。 ■■I.G 4課 ・ゲームムービー、プロモーション、『IGPX』『劇テイルズ』『書家』『たんすわらし』『ももへの手紙』『劇ポケBW2011』『わすれなぐも』『うさぎドロップ』『ROBOTICS;NOTES』『百日紅』など。 ・テイルズといえばここであった(グレイセス以降の作品ではリメイク作品はI.G、新規や番外作品を他社が担当している) ・制作一部で担当Pは寺川英和(退社)、松下慶子。 ・上記のとおり短編物が多かったが近年は長編劇場の他TVシリーズが多くなっている、作品ごとに強力な面子が集まるほかIGの若手育成にも貢献している。 ■■I.G 5課 ・『HOLiC』『神霊狩』『スカイクロラ』『アザゼルさん(TV)』『BLOOD-C 劇場(7課と共同?)』『PSYCHO-PASS』『アザゼルさんZ(7課と共同?)』『げんしけん二代目』『ハイキュー!!』『ボールルームへようこそ』『風が強く吹いている』『鹿の王』など、最新作は『』。 ・制作二部で担当Pは川口徹、柴田和典(退社)、松下慶子。 ・I.Gの中心的スタジオで劇場、TV、OVAなど幅広く制作。特に水島努監督作品が多い。げんしけん以降4課の松下慶子氏のラインがスライドしている。 ■■I.G 6課 ・制作一部で担当Pは中武哲也(独立)。 ・下記のウィットスタジオ参照。 ■■I.G 7課 ・制作二部。仕上げスタジオでありながら、2014年の降板まで『クレヨンしんちゃん』のグロス班としても活動。仕上制作は『しんちゃん』も兼任していた。 ・大上裕真がプロデューサーに配属された後は、制作ラインとして『もしドラ』『BLOOD-C TV』『アザゼルさん(OAD)』『翠星のガルガンティア』を送り出す。 ・大上Pが退社した後は再び仕上げ専門になっていると思われる。 ■■I.G 8課 ・<旧>『BLOOD+』 ・<新>『攻殻SAC3D OP』『Xi AVANT』、音楽PVなど。最新作は『009(3DCG作品)』。 ・制作二部で担当Pは大松裕(退社)、復活後は石井朋彦(退社)。 ・BLOOD+以降欠番だったがI.G新社屋移転を機に復活、主に神山健治監督作品を担当。 ■■I.G 公安9課 ・『攻殻SAC』『精霊の守人』『図書館戦争』『東のエデン』『攻殻機動隊ARISE』など、最新作は『純潔のマリア』。 ・制作二部で担当Pは西村知恭(退社)、佐藤恵(退社)。 ・立ち上げ当時IGにスタジオは9もなかったが攻殻SAC制作で建てられた為、作品になぞらえて9課となった。 ・攻殻SSSから3DCGを駆使した「レイアウトシステム」を導入しており、3Dレイアウトを原画マンがなぞるという方式をとっている。 そのせいか安定はするものの妙に作画が硬くなりがちであリ、作オタからの評判はいまいち。現在そのCG部門は(≠IGFX)はサブリメイションとして独立。 ・神山健治監督作品といえばここであったが近年は8課が担当している。 ・P.A WORKSとの関わりが深い。 ■■Ⅹ課 ・『REIDEEN』『WD』『ツバサOVA』『文学少女』『HERO』『劇テニプリ』『テニプリOVA ANOTHER2 OPED(本編はトランス)』『ウマドンナ』『Vassalord』『ポケモン THE ORIGIN』『黒子のバスケ』『アオハライド』、 『黒子のバスケ』最新作は『銀河英雄伝説』。 ・制作一部で担当Pは黒木類(退社)→磯部真彩。 ・M.S.C所属の多田俊介監督作品が多くほとんどの作品でM.S.Cが制作協力を行っている。 ■■I.G 課不明 ・『進撃!巨人中学校』『魔法陣グルグル』。 ・担当Pは川口徹、福留俊(退社)。 ■■I.G 課不明(3課?) ・『劇PSYCHO-PASS』、最新作は『ジョーカー・ゲーム』。 ・担当Pは番匠公一、黒木類(退社)。 ■■I.G 新潟 ・『ARIA3期』『クロワーゼ』。(共に他社各話作画グロス請) ・小村方宏治が実家である新潟へ帰郷した後立ち上げたスタジオで演出・作画を担当、作画グロスは社内グロスがほとんど。 ■■ウィットスタジオ(WIT STUDIO) ・設立前は『お伽草子』『劇ツバサ』『シュヴァリエ』『RD』『BASARA』『君に届け』『Nスペ劇中アニメ』『ギルティクラウン』までI.G 6課。 ・『進撃の巨人(3期まで)』『ハル』『テイルズシリーズ(一部)』『鬼灯の冷徹』『ローリング☆ガールズ』『屍者の帝国』『終わりのセラフ』 『恋は雨上がりのように』『劇ポケみんなの物語(OLMとの共同)』『甲鉄城のカバネリ』 『曇天に笑う 外伝 』『GREAT PRETENDER』『王様ランキング』など、最新作は『おにぱん!』『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』『バブル』『雪ほどきし二藍』。 ・吉祥寺スタジオ(旧第4スタジオ):『魔法使いの嫁』『ヴィンランド・サガ』。 ・茨城スタジオ(作画スタジオ):『けだまのゴンじろー(OLM、シグナル・エムディとの共同)』『とつくに少女』。 ・IG 6課時代の担当Pは中武哲也。 ・WIT設立後の担当Pは岡田麻衣子、大谷丞、長谷川博哉(退社→現MAPPA)、林加都恵、山田健太、山中一樹、吉信慶太、河村崚磨、佐藤慧介、白石大也。 ・硬いと言われるI.Gの中では珍しくはじけた作画が拝める貴重なスタジオ、面子も豪華。 ・TV中心でスケジュールの厳しい作品が多いことや、I.G生え抜きの若手に作監を振るなどもっぱら新人の修行場となっていた。最終的には人海戦術で乗り切ることがしばしば。 ・上記のようなスケジュールの問題やクオリティの安定も考慮してか、2022年の『SPY×FAMILY』ではCloverWorksとの共同制作という体制をとり、奇数話数の制作を担当した。2期目は映画注力のため2話(岡田P班の社内グロス含む)のみ参加 ・2012年には6課スタッフを中心にウィットスタジオを設立、フリースタッフ中心で所属アニメーターの移籍は極僅かであった。 ・2014年放送の『ガンダム Gのレコンギスタ』第10話「テリトリィ脱出」はWITのグロス回で、絵コンテ・演出が荒木哲郎だったこともあり話題となった。パワフルで重量感ある戦闘シーンなど見所が多い。 ・IGの子会社としてのスタートだが今後ビィートレインのように完全に独立を目指すのか注目される。 ■■シグナル・エムディ(SIGNAL.MD) ・設立前は『ジョバンニの島』などをIG制作一部 課は不明(3課?)で担当、3DCGセクションは『ホッタラケの島』『アップルシード XIII』などをIGFXスタジオで担当。 ・『探偵チームKZ事件ノート(ドメリカとの共同)』『カラフル忍者いろまき』『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』『はなかっぱ(OLMと共同、2021年まで)』『けだまのゴンじろー(OLM、WITと共同)』など、最新作は『サイダーのように言葉が湧き上がる』『プラチナエンド』。 ・担当Pは櫻井圭記(退社、現在は櫻井大樹名義)、本多史典(I.Gへ復帰)、千野孝敏、寺川英和、上野剛仁(元IGFX)。 ・府中のStudio I.Gに存在していた制作ラインとIGFXがI.Gから独立し設立、初代社長は森下勝司(退社し現OLM取締役)、現在は元XEBECプロデューサーの千野孝敏が努めている。 ・コア向けが多いI.Gのなかで珍しくファミリー向けを担当していく予定だが、森下社長退社後は深夜枠が多い。 ・主にI.GやXEBEC出身者の受け皿となっている。 ・2Dセクションは現在他社でも導入が進んでいるデジタル作画が専門。 1課所属アニメタ:後藤隆幸、永島明子、大久保徹、窪田康高、矢萩利幸、松本圭太 2課所属アニメタ:黄瀬和哉、いずみひろよ、植田実、中村光宣 I.G新潟所属アニメタ:小村方宏治、新野量太、森田史、石塚健 ウィットスタジオ所属アニメタ:浅野恭司、門脇聡、胡拓磨、千葉崇明、世良悠子、亀田祥倫、大倉啓右、杉田柊、村上達也、簑輪愛子、植竹茉奈、近藤綾、真鍋元、河本香澄、富田恵美、辻村歩、手塚響平、大房彩花、村上俊純、宮川駿、ロネクレア、萩原彩花、佐怒賀祐希、榊原光里、三田遼子、市万田千恵子 シグナル・エムディ所属アニメタ:朝香栞、森田二惟奈、福地祐香、玉井あかね、有永友紀、談凱琪、蘇詩宜、三田陽子、刀根川恵、古野琴絵 関連アニメタ(フリー契約含む):沖浦啓之、西尾鉄也、荒川真嗣(荒川眞嗣)、江面久、竹内敦志、石井明治、塩谷直義、海谷敏久、樋口善法、中村悟、佐々木啓吾、青木康浩、井川麗奈、加藤寛崇、長沼範裕 ウィットスタジオ関連アニメタ:今井有文、江原康之、徳丸昌大 シグナル・エムディ関連アニメタ:嶋田聡史、下平瞳 輩出アニメタ:谷津美弥子、関口雅浩、竹内志保、佐藤雅弘、大田和寛、中村章子、菊池勝也、松本元気、柴山智隆、関口可奈味、高橋瑞香、横田晋一、胡拓磨、松本顕吾、瀬口泉、今井有文、満田一、徳野悠我、頂真司、片桐貴悠、山本健、鈴木明日香 アイジー新潟輩出アニメタ:竹内哲也、石川健朝、近藤圭一、加藤恵子、佐藤仁実、関川成人、橋本尚典 ウィットスタジオ輩出アニメタ:伊藤香奈、青木駿介、富岡海任 シグナル・エムディ輩出アニメタ:新海良佑、山﨑匠馬、西谷衆平 ■Project No.9 ・2009年、スタジオ雲雀出身の糀谷智司が独立して設立。 ・『ロウきゅーぶ!』で元請け(共同)を開始。『ロウきゅーぶ!SS』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『天使の3P!』『りゅうおうのおしごと』と美少女アニメを主に取扱う。 ・ロリ×スポーツ・音楽・異世界を取り扱う作品を手がけている。 所属アニメタ:新海翔斗、松本匠、小川エリ、宣子豪、成田千鶴、林映辰、梶島友菜 関連アニメタ:柳伸亮、野口孝行、矢野茜、渡辺奏、大木賢一、森出剛、宮澤努、齋藤徳明、髙木啓明、入江充 ■プロダクションアイムズ ・AICで『そらのおとしもの』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『デート・ア・ライブ』『僕は友達が少ない』等を手掛けた 松嵜義之や黄樹弐悠のプロデューサー陣が2013年に設立。 ・『いなり、こんこん、恋いろは』にて初の元請けを担当。『いなり』のメインスタッフの一部は制作中にTROYCAを設立し独立した。 ・その後は、『デート・ア・ライブⅡ』『城下町のダンデライオン(制作協力:スタジオコメット)』『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』『ハンドレッド(制作協力:アートランド)』『ハイスクール・フリート』と連続して元請け作品を手掛けた。 ・しかし、『俺、ツインテールになります』『魔装学園H×H』ではスタッフ不足が、スケジュール管理の甘さから放映版ではキャラクターの作画が崩れるシーンが幾度となく出てきてしまい、『魔装学園H×H』ではメインアニメーターとして荒川和人、砂小原巧、宮島直樹を揃え、エフェクトアニメーターに酒井智史の布陣で製作に入ったが、メインアニメーターが入れる話数は数えるほどとなってしまい本編ではごく一部のパートを担当するというような形となってしまった。 ・一部からは作画班の絵柄はやや古めの絵柄を持つアニメーターが多いとのこと。 ・突然太陽光発電事業会社の子会社になったり、スタッフの未払い報告が噴出したりするなど、2017年から不穏な動きが顕著になり、経営不振が噂される。光が丘スタジオやデジタル部門の解散などリストラを試みるも、焼け石に水となり、結局2018年6月7日付けで債務整理を弁護士に一任。同年10月に破産手続きが開始された。創業からわずか5年の倒産劇は関係者にショックを与えた。 元所属アニメタ:神戸洋行、斎藤久、森前和也、わたなべよしひろ、小林真平、荻尾圭太、伊藤陽祐、竹上貴雄、糟谷健一郎、沼田広、監物ケビン雄太 元関連アニメタ:古川博之、宮井加奈、酒井智史、津熊建徳、中村直人、西田亜沙子、山根理宏、垣野内成美、滝川和男、岩田竜治 ■ホワイトフォックス(WHITE FOX) ・OLM TEAM IWASAのプロデューサーだった岩佐岳と、同班制作の『うたわれるもの』メインスタッフを中心として2007年に設立されたアニメ制作会社。 ・岩佐が目指している制作現場の環境改善や丁寧な作品作りを行っている。スタッフは岩佐がOLM在社中に築き上げた縁の者が多い。 ・元々の作品数は少なく丁寧に作ることを目指す方針で設立され、社内方針として、社内のみで制作可能な年間2クールアニメ26話分のみを制作していた時期もあった。 そのためスケジュールは比較的安定するはずなのだが、『STEINS;GATE-シュタインズ・ゲート-』では毎週納品直前まで修正しており、岩佐Pもヘトヘトだったらしい。次作では分割2クールで対応した。しかし近年でもスケジュール管理ほ悪さは余り改善されていない節がある ・アニメスタジオのHPにしては珍しく所属スタッフ欄がある、作品契約スタッフも含まれることから度々更新される。 ・『刀語』の設定資料などを流出(不正アクセス)させた事件があった。 ・2016年より静岡県の伊豆高原の地で、新人育成に力を入れた作画スタジオとして開設(WHITE FOX伊豆高原スタジオ)。寮完備のため、給料からの生活費の圧迫による心配が少ない。 さらに現役アニメーター指導の元、共同生活で切磋琢磨できる理想の環境を目指している。 ・しかし近年は多数の作品を引き受けた影響で無理なスケジュールからのクオリティの低下が目立ち、メインスタッフ陣もリゼロ1期以降は離脱が目立つのを新人で穴埋めしている状況、2018年時点で代表は首が回ってないとTwitterで匂わすなど内部的にも余り良くない状況であり、実際。2019年までは新規アニメを必ず2本は作っていたが2020年と2021年はリゼロの続編を各1クールずつのみの制作になっていた。 ・最新作は『戦国妖狐』。 所属アニメタ:中村和久、中田正彦、木宮亮介、佐々木舞、冨田智子、大関夕香、高田彩、木下翔太郎 伊豆高原スタジオ所属アニメタ:小川貴司、三浦瞳、鳥之海恋子、鴨宮弘樹、古賀智大、平松伸行、生島遥、立川綾香、林麟太朗、鴨宮瑞貴、阿部大樹、上原真理子、錦見奈恵、加藤治茄、梶尾隆晴、齋藤綾子、西脇真夕、齋藤貴巳一、繁本脩雅、伊東茜、森遼平 関連アニメタ:永吉隆志、大高雄太、兵渡勝 輩出アニメタ:田中基樹、塩川貴史、細田直人、藤井辰巳、澤田弘栄、川田剛、二宮壮史、佐藤天昭、松永辰、吉田伊久雄、坂井久太、森賢、板垣敦、又賀大介、徳丸昌大、高嶋宏之、高妻匠、橋本裕之、池上太郎、武藤信宏、井川典恵、小倉友介、冨永武志、西川莉央、谷東祐希、金井亜希子 伊豆高原スタジオ輩出アニメタ:宮路統子 ■BONES(ボンズ) ・1998年設立。 ・ビバップを製作していたサンライズ第2スタジオのメンバーが独立。(南Pが主力メンバーだった川元利浩氏、小森高博氏等を引き抜いた)。 ・手堅く安定した作画に定評があり、アクションやサンライズからの流れでメカ作画が得意。 特に『鋼の錬金術師』、『エウレカセブン』、『ソウルイーター』など一年の長編を高水準で安定させ驚かせた。 ・撮影部のちゃっぴぃ氏は鈴木典光の描いたEDの撮影を専門的に行っていた。今も違う人ながらBONES撮影部に発注が続いている。 ・社内のデータ(Bスタらしい)を基にした表がネット上で公にされ、未発表作品の情報や有名アニメータの個人情報が漏れたことがある。 ・動画配信サービス「NetFlix」との包括的業務提携契約を結び話題となった。 ・以下はボンズの各スタジオ。2010年に新社屋へ集約されたこともありスタジオ間の共同作業も増えている。 ■■ボンズAスタ ・担当Pは天野直樹。 ・『WOLF SRAIN』『KURAU』『妖奇士』『HEROMAN』『GOSICK』『エウレカAO』『ノラガミ』『ソウルノット』『血界戦線(Cスタとの共同)』『ヒロアカ(1期Cスタとの共同)』『AICO』『ひそまそ』『キャロル&チューズデイ』『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』などを制作。最新作は『ヴァニタスの手記』 ・人物アクション物中心、川元利浩・堀川耕一・織田広之等が活躍。 ■■ボンズBスタ ・担当Pは渡辺マコト→不在→永野優希(スタジオドリアンへ)→南雅彦(現在)。 ・『ビバップ劇場版(サンライズと共同)』『ラーゼフォン』『エウレカ』『ストレンヂア』『ザムド』『Halo Legends#4』『トワノクオン』『エウレカAO(Aスタとの共同)』『ダンディ』『赤髪の白雪姫』『モブサイコ』『血界戦線 BEYOND(Cスタとの共同)』など。最新作は『モブサイコ100Ⅲ』 ・ダンディ辺りまでメカ物中心、ボンズの中でも特に集まるメンツが豪華であり作画アニメも多い。 ■■ボンズCスタ ・担当Pは大薮芳広。 ・『鋼の錬金術師』『ホスト部』『DTB』『ソウル』『スタドラ』『UNGO』『逆転裁判(ゲーム)』『キャプテン・アース』『テンカイナイト』『血界戦線』『コンレボ』など。最新作は『僕のヒーローアカデミア(2期~)』 ・手広くなんでも、伊藤嘉之・中村豊・柴田淳等が活躍、鈴木典光EDといえばここ。 ■■ボンズDスタ ・担当Pは米内則智(Lay-duceへ)→渡辺マコト→鈴木麻里。 ・『鋼FA』用に新設。『ミロス』『NO.6』『絶園』『チャイカ』『SB69』など。最新作は『文豪ストレイドッグス』 ・スタッフはBスタや雲雀関連の人が多い模様。 ■■ボンズEスタ ・担当Pは渡辺マコト。 ・『エウレカハイエボ』三部作用に新設。『ANEMONE』も制作。 ・昼遅く出社、夜も早めに上がるという一番規則正しいスタジオ。 ・Bスタのメカ物に参加していた村木靖チームがおり、アニメーターの8割ほどがメカアニメーター。 所属アニメタ:、川元利浩、小森高博、堀川耕一、菅野宏紀、中村豊、富岡隆司、斎藤恒徳、水畑健二、甲斐泰之、ねこまたや、長野伸明、倉島亜由美、工藤糸織、岩長幸一、竹内旭、横屋健太、片出健太、橋本治奈、保科有紗、中村拓磨 関連アニメタ:伊藤嘉之、村木靖、柴田淳、柿田英樹、寺東克己、鈴木典光、入江泰浩、吉田健一、稲留和美、高橋久美子、川口隆、長谷部敦志、逢坂浩司(故)、本城恵一朗、三谷高史、山口杏奈、亀田祥倫、内田直人、中村颯、伍柏諭、佐藤利幸、三輪和宏、田中宏紀、吉田奏子 輩出アニメタ:野崎温子、斉藤健吾、西島翔平、玉置敬子、関弘光 ■マカリア ・2014年4月設立。 ・作画のグロス請けのみならず美術・背景のグロス請けも行っている。 ・伊礼えり、Moaang、MYOUN、iniの4名が主に作画グロス請けの際に良く参加している。 ・上記の4名は作画回と呼ばれる回に呼ばれることも多い。 所属アニメタ:五藤有樹、TMD 関連アニメタ:近岡直、Moaang、MYOUN、ini 輩出アニメタ:伊礼えり、河本有聖、菅生導(ポイント2倍) ■マッドハウス ・通称マッド。MADHOUSEとアルファベットでのクレジットもある 。 ・丸山正雄氏、出崎統氏、りんたろう氏、川尻善昭氏らが虫プロより独立し、1972年10月設立。 ・1970年代から80年代は主にOVAを中心に製作、1989年の『YAWARA!』を皮切りにTVシリーズへ進出。 1998年『カードキャプターさくら』は浅香守生監督と氏を支えたスタッフ陣によってマッドハウスの大出世作となった。 ・2000年代は川尻善昭監督や今敏監督、片渕須直監督、細田守監督の劇場作品に注力。TVシリーズでも2006年『BLACK LAGOON』、2007年『電脳コイル』にてマッドハウスの底力を魅せたが、 その反面、一部のアニメ化作品に関してはDR MOVIEを筆頭にグロスに丸投げしてしまうことが多かったためか作画はピンキリ。 ・2000年代初頭は有能な監督や社内演出家、原画マンも多数抱えていたが、2010年に融資先の倒産や親会社の経営が悪化しスタッフが流出、 2011年日本テレビ放送網の子会社化により経営不安は解消されたが一時期制作本数の減少は避けられなかった(グロス丸投げ制作がなくなっただけとも言える、実際本数が急激に増えた2018年にはDR投げが復活) またマッドが本来制作するはずだった劇場長編の制作が、独立もあって地図や、MAPPAに代わったこともあり、劇場長編作品が一時期途絶えた(2017年に『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』『きみの声を届けたい』が公開)。 ・近年は『ワンパンマン』『ACCA13区監察課』『Sonny Boy』の夏目真悟監督作品や『takt op.Destiny』など、福士裕一郎プロデューサーの携わる作品に優秀なスタッフが揃い、作画の面で存在感を見せている。 ・最新作はTVアニメでは『葬送のフリーレン』。 所属アニメタ:川尻善昭、梅原隆弘、桜井邦彦、濱田邦彦、新川信正、兼森義則、鈴木美千代、田崎聡、大島明子、坂詰かよ、藤井敬子、大口茜、長澤礼子、今村大樹、澤田英彦 関連アニメタ:杉野昭夫、大橋学、金田伊功、なかむらたかし、富沢和雄、結城信輝、浜崎博嗣、箕輪豊、吉松孝博、神志那弘志、大塚伸治、高坂希太郎、高橋久美子、三原三千夫、湯浅政明、梅津泰臣、うつのみや理、野田卓雄、渡辺隆、伊藤秀次、細居美恵子、佐藤雄三、阿部恒、日向正樹、関口淳、斎藤圭一郎、沖田博文、原科大樹 輩出アニメタ:森本晃司、福島敦子、小池健、中村隆太郎、岡村天斎、金井次郎、竹井正樹、鈴木典光、羽山賢二、長濱博史、浅野勝也、古屋勝悟、林秀夫、仲澤崇仁、鈴木咲花、平鹿幸恵、藤田しげる ■MAPPA ・マッドハウスの丸山正雄が退社後2011年に設立。その後大塚学氏が2代目社長に。丸山正雄は会長になり、スタジオM2を設立。経営からは完全に撤退している。 ・12年に『坂道のアポロン』を手塚プロとともに共同元請けし活動を開始、Webアニメの『てーきゅう』、NHKみんなのうた『花は咲く』では単独で元請けを行う。 『残響のテロル』でテレビアニメ単独元請けを行う。 ・片渕須直監督が手がけた『この世界の片隅に』が日本アカデミー賞を受賞し、一躍作品と共に有名となる。 ・今敏監督の死去で宙に浮いた『夢みる機械』は現場をMAPPAが引き継ぐ方向で進めていたようだが、丸山がある時期に制作中止を判断したとアキバ総研のインタビューで語っている。 ・大塚体制以降は「制作需要を高める」方針のもと、年間に8作品以上のTVアニメや映画作品を手掛ける多作傾向。その為、短期間で多くのフリーランスを雇い、原画マンや作画監督、海外グロスを数多く導入する人海戦術で品質を維持する傾向にある。作画監督に関しては1話目から話数当たり10名以上を投入することも多い。 ・短期間多作傾向のため、その過酷なスケジュールから制作進行や動画マンの入れ替わりは激しく、さらにクオリティに対する単価の低さ(第二原画2,500円、動画250円など)から、近年は参加クリエイターからの内部告発が相次いでいる。『呪術廻戦0』ではクオリティに対するスケジュールの短さ(作画以降4か月で納品)を主演声優からイベントで苦言された。『呪術廻戦(第2期)』ではその傾向が強く見られており、高クオリティな映像に対してLO期間2週間未満や撮影期間が2日未満の話数、スケジュール不足、人材不足による人海戦術等が参加した複数の演出家から語られており、海外で『MAPPA overwork』と題して批判されるなど問題が露見している。 ・一方で作品ごとに主力となる拘束契約のフリーランス数人への報酬は破格ともいわれており、これが品質維持の要ともなっている。一方で外注として数多くのスタッフへ作画を撒くため、拘束以外の単価は低く設定されており単価の二極化が激しいともいわれている。呪術廻戦2期の作画が話題を呼んだ某話数のコンテ・演出を担当したアニメーターは膨大な作業量に対して割に合わない金額しかもらえなかったと話している点からも拘束・単価面での問題が浮き彫りとなった。 ・仙台スタジオでは若手動画マンの育成に注力しているほか、CG部門の増強にも力を入れており、近年ではCGを主力としたアクションが話題となることも多い。 ・近年は話題性、人気の非常に高い原作のアニメ企画を短期間に数多く請ける傾向にある。その影響もあり、各作品には有名なフリーランスが集まりやすい傾向にある。 ・2020年より『進撃の巨人』シリーズの制作を、2023年には『ヴィンランド・サガ』シリーズの制作をそれぞれWIT STUDIOから引き継いだ。 ・最新作は『呪術廻戦(第2期)』『地獄楽』『チェンソーマン』。 1スタ:2016年にスタジオが新設されるまでほぼすべての作品を制作していた。以降は『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』『賭ケグルイ』『いぬやしき』『BANANA FISH』『どろろ』『ゾンビランドサガ』『GRANBLUE FANTASY The Animation Season2』などを制作。 2スタ:『賭ケグルイXX』『かつて神だった獣たちへ』などを制作。 3スタ:2016年設立。最新作は『将国のアルタイル』。 4スタ:2016年設立。最新作は『牙狼<GARO>-VANISHING LINE-』。 仙台スタジオ:2018年設立。動画、仕上げ工程をメインとする。 旧2スタ:『この世界の片隅に』制作のために設立された。新作準備のため、株式会社コントレールとして分社化。 所属アニメタ:平松禎史、御所園翔太、小磯沙矢香、久木晃嗣、三谷高史、高田陽介、工藤晃子、永松一誠、江田玲美、池田智志、伊藤瑞希、劉暢、岸香織、盧泰瑋、庄一、10+10、江田玲美 関連アニメタ:林祐一郎、岸友洋、中澤一登、阿部恒、菅野利之、渡邊啓一郎、川原智弘、伊藤公規、井手上義英、細越裕治、青井小夜、西村理恵、佐野誉幸、いがりたかし、海老原雅夫、若林厚史、恩田尚之、羽山賢二、上妻晋作、崔ふみひで、秋田学、佐藤利幸、石田慶一、中山竜、酒井智史、駿、亀谷響子、杉山和隆、吉原達矢、榎戸駿、坂詰嵩仁、田中宏紀、黒崎隼人、富岡海任、奥田哲平、山﨑爽太、松浦力、小松英司、山本彩、よーと、山口ひびき、藤本航己、内藤直、清水貴子、矢島陽介、丹羽弘美、邱家和、宮島直樹、オ スミン、新沼拓也、加藤滉介、新妻大輔、吉田正幸、崎山北斗、貞元北斗、重次創太(ホネほね)、牟田亮平、内田直人、中林蘭子、伊藤晋之 元関連アニメタ:板垣伸、岩瀧智 輩出アニメタ:姉崎早也花、齊藤理恵、葛原詩乃、綾きらら、宮本託自、朴性厚、小笠原篤、りく ■マングローブ ・2002年2月7日、サンライズのプロデューサーだった小林真一郎や河内山隆らによって設立。 ・『サムライチャンプルー』や『Ergo Proxy』、『サムライフラメンコ』などのオリジナル作品や『週刊少年サンデー』原作作品のアニメ化(神のみぞ知るセカイ、ハヤテのごとく!シリーズ)を中心としていた。 ・アニメーター不足によるグロス撒き中心となっていた制作体制により制作費の負担が経営を圧迫、DVDの円盤売上の不振による債務超過が続き、2015年9月29日付で事業を停止。 ・遺作は倒産直前まで制作していた『GANGSTA.』。同作は混乱の中で制作されていたためか、9話以降は惨憺たる状態で放映され、Blu-ray発売は中断。 また、『虐殺器官』の一時制作中断と公開延期(ジェノスタジオで制作再開)と多大な影響を及ぼした。 元関連アニメタ:梅津茜、岡佳広、川村敏江、小森秀人、さとう陽、サトウ光敏、杉本幸子、曽我準、出合小都美、中澤一登、仁井学、平野絵美、北條直明、望月智充 ■ミルパンセ ・ガイナックスの制作を務めていた白石直子(旦那はアニメーター・監督の板垣伸氏。ミルパンセ元請け作品の監督はすべて板垣氏である)が2013年に独立して設立 ・設立当初は『てーきゅう4期~9期』(5分アニメ)の初の元請けを担当。 ・『Wake up,Girls! 新章』にて初の30分作品の元請けを担当したキーアニメーター板垣伸氏を含め9人を据え、社内アニメーターで制作していた。 しかし、3話以降では演出・作画の低調ぶりが目立つようになり、結果途中に総集編を挟みつつ、なんとか全12話を制作したが、元請けとしての実力不足を露呈する結果となった。 ・その後は『コップクラフト』『蜘蛛ですが、なにか?』で30分アニメの実績を積み上げており、若手スタッフも積極的に登用している。 ・最新作は『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜』 所属アニメタ:木村博美、菅原美幸、三宅舞子、豊島英太、小林大地、吉田智裕、内田利明、山田飛翔、中島楽人、森亮太、菅谷祥吾、佐藤大樹、品川純生、鴨田航、宮野恵子、杉山明香、林隆文、板垣伸 輩出アニメタ:石川健太郎、田村尚寛(藍崎灯)、内田直人 ■ヤオヨロズ ・『直球表題ロボットアニメ』の制作後、2013年に福原慶匡、寺井禎浩が設立。セルルック3DCGを用いたアニメーション制作を行う。 ・演出家としては石ダテコー太郎(石舘光太郎。2015年に退社)、たつき(2018年現在も在籍)が設立に参加している。 ・『てさぐれ!部活もの』で元請けを担当。独特な雰囲気のアニメーションによってコアなファンを獲得した。 ・『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』の監督降板後、石ダテコー太郎はヤオヨロズを退社、2015年10月に株式会社バウンスィの設立に参加した。 ・2017年『けものフレンズ』では所属するスタッフが少ないため、たつき監督が監督、シリーズ構成、脚本、コンテを担当。 それにより1話からセルルック3DCGの拙いキャラクターCGと世界観に惹かれたファンを引きつけた。 ・2020年に株主総会の決議により解散。事業は8millionへ譲渡されたが、2023年現在事業内容からアニメーション制作が削除されており、スタッフの活動状況は不明。 関連アニメタ:伊佐佳久 ■ゆめ太カンパニー(新) (ゆめ太カンパニー(旧)→TYOアニメーションズ) ・タマ・プロダクション、トランス・アーツ、東映動画出身のアニメーターである山口聰が1986年3月5日に有限会社静岡アニメーションとして設立。 ・当初はぎゃろっぷ、スタジオディーン、J.C.STAFFなどのグロス請けとして活躍。自社話数と同等以上の高品質な回を提供した。 ・2002年に初の自社企画作品『アニメーション制作進行くろみちゃん』を制作。 ・かつては基本給が支給され、福利厚生も整備されており、待遇面で女性スタッフが多かった。 ・2005年に株式会社ティー・ワイ・オーに買収される。2009年7月、同じくティー・ワイ・オー傘下であったハルフィルムメーカーを吸収合併し、株式会社TYOアニメーションズに商号変更した。佐藤順一が2009年から2011年まで取締役を務め、2016年まで所属していた。 ・ゆめ太(旧)時代の元請けには女性向け作品が多い。現在は女性向けの他、ハルの作風を引き継ぎ日常アニメを中心に手掛けている。 ・2017年11月30日、ティー・ワイ・オーが所持していた株式をメモリーテックHDに譲渡し、同子会社であるグラフィニカの傘下に入る。これに伴い、社名が約8年半振りにゆめ太カンパニーに戻された。 ・2023年3月、ラインファーム活動停止に伴い、演出、作画、撮影スタッフがゆめ太に移籍した。 ・最新作は『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』 所属アニメタ:山口聰、高橋和徳、小澤沙絵、奥嶋千晴、キッカンジャナ・アサマ、石井しずく、正田なびき、土屋保裕、鈴木たまえ、佐藤壮志、森山隼 関連アニメタ:成田達司、熊谷哲矢、羽生貴之、橋本和紀、杉本功、安留雅弥、阿蒜晃士、つなきあき、星野浩一、関崎高明、秋元勇一、山崎展義、小山知洋、工藤慎也、山口保則、鈴木彩乃、野田智弘、勝谷遥、音地正行、渡辺はじめ、浅野勝也、谷口元浩、西見昌一郎(くまがぱんいち)、西邑大輔、川島尚、原真里奈、菅綾香、井川春菜、清水聖美 輩出アニメタ:加々美高浩、林明美、小林利充、川嶋恵子、田頭しのぶ、山中純子、野崎真一、藤井まき、丸山修二、手島典子、藤岡真紀、渡辺るりこ、南雲紋、田頭真理恵、ながみねけい子、小谷杏子、高原修司、佐々木文恵、梅村朋未、西村理恵、楮木知美、高橋伸郎 ■ufotable(ユーフォーテーブル) ・枚数を使った暴走気味の作画と巧みなレイアウトがウリ。また、『まなびストレート』以降は3DCG色強めの背景美術や撮影処理が特に注目されやすい。 ・初期のメンバーには元AICやテレコム、ジェック・イーのアニメーターが多い。当初はアパートの4畳半の部屋で数人が集まり活動を始めたが、2020年現在までに200名を超えるクリエイターをすべて正社員として雇用している。 ・2020年以降は新卒採用に関しても全員を正社員雇用としている。 ・設立当初の作品は必ずEDがクレイアニメだったが、近年は使われていない。 ・社の方針として作家意識が高く、オリジナルでない作品に別名義を使ったり、オリジナル作品の漫画版を放映に先駆けて連載したりしている。 ・社内に脚本、演出、作画、仕上げ、美術、デジタル部門(撮影・CG・編集)を有し、2010年以降の作品ではグロス回を出すことない自社制作となっている。また、楽曲の作詞、作曲なども行うことがある。 ・初期の頃から製作委員会の立ち上げなどを行っており、2006年以降の制作作品のほぼ全てで製作委員会に参加している。同社の収益の多くは出資により獲得したグッズライセンスの収益であり、それによって黒字経営を実現している(2020年の近藤社長の発言より)。2020年以降は制作費においても見積もりで黒字にならないなら案件自体を断っているとのこと。 ・若手のフリーアニメーターに対して広い人脈を持つ。2016年からはフリー起用を増やしているが、主要カットの多くは社内で回しており、脚本やコンテの段階からカット担当を想定していることもある。 ・2009年にて徳島(近藤社長の地元)に第二のスタジオを設立した。2014年以降の作品では当スタジオの生え抜きのスタッフがメインとして活躍することが多い。徳島スタジオ統括は設立メンバーの野中卓也。 ・作画部内で細かく班分けがされており、班ごとの育成担当者が数人を動画マンを弟子として指導する。また、美術部門では新卒は手描き背景のみを描く方針のほか、原画マンが他部署の作業を体験するなど社員育成にも積極的で、原画マンが撮影スタッフになったり、修行を積んだ動画マンが動画検査、原画を経てキャラクターデザインや作画監督として活躍している。 ・設立当初は動画一枚200円、新人の月産約200枚、住宅手当2万、固定給10万。その後、単価制に移行したが、Fateのヒット以降は社員雇用を推し進め、固定給制(福利厚生完備)に移行し現在に至る。 ・作業中のテレビや音楽は禁止。出社管理はタイムカード(日本アニメーション学会14回大会基調講演より)。徳島スタジオは寮完備であり定時退社が徹底されている。 ・本社ビル1F(本社は2016年に杉並区に移転)をはじめ全国数か所にファンとの交流を目的としたカフェ「ufotable cafe」があり、自社作品のほか他社とのコラボカフェも行う。カフェでは制作に使われた資料の複製や生原画を見ることが可能。 ・制作Pは代表の近藤光のみ。近藤はプロデューサー以外にも監督、演出、脚本、音響監督として制作に参加することもある。 ・負担軽減のために制作期間を多く設ける方針であり、勝負話数に関してはコンテが完成し作打ちをしてから1年間の期間を設ける。そのため、年間元請本数は少ない。 所属アニメタ:須藤友徳、國弘昌之、木村豪、小船井充、外崎春雄、松島晃、滝口禎一、阿部望、白井俊行、宇田明彦、大曲健克、都築萌、塩島由佳、南野純一、安田慎介、山岡峻、高橋總、中村誠、小山将治、佐藤美幸、菊池美花、遠藤花織、半澤彩、河村郁美、秋山幸児、瀬来由加子、梶山庸子、岡部茜、岡部葵、下村晋也、首藤志保里、旗野遊史朗、原成美、高野伊織利、石後夏奈、小倉友介(如月柚那)、出口亜紀、鏡礼央、土屋大希、熊谷まどか、南雲若菜、清水勇司 徳島スタジオ所属アニメタ:野中卓也、佐藤哲人、茂木貴之、田中敦士、永森雅人、濱咲世、緒方美枝子、西條由希子、尾上遼、藤原将吾、小林友衣、野村慎太郎、田中彩 関連アニメタ:宇良隆太、三輪和宏、田中宏紀、郷津春奈、大塚明子 元関連アニメタ:柴田淳、沼田誠也、小林利充、小島大和、松田宗一郎、崎山北斗、小林冬至生、南伸一郎、嘉手苅睦、寺東克己、下司晃生、立石聖、竹内哲也、板垣敦、小笠原篤、高橋タクロヲ、橋本和紀、笹嶋啓一、島袋リカルド、河野悦隆 輩出アニメタ:青木拓也、石塚みゆき、新里莉央、柴田淳、横田拓己、梅田貴嗣、清水慶太、勝又聖人、柴田裕介、中原月、菊池隼也、三浦貴博、窪田翔太(夏木洋)、鬼澤佳代 徳島スタジオ輩出アニメタ:内田瞳子、松尾優希 ■Yostar Pictures ・2020年1月に設立した映像制作会社。 ・主に親会社のYostarが運営するコンテンツのPVや関連作品の制作を行っている。他社のアニメ制作に制作協力として加わることもある。 ・制作環境はデジタルがメイン。 所属アニメタ:斉藤健吾、西川将貴、松崎大、渡邉祐記、糸山礼央、藤井辰己、高藤彩、齋藤安由美、松崎いずみ、村上貴哉、中島政興、魏博勲、井出冬馬、亀井紫音、山合沙良、飛地泉里、さとうけいいち、山名めぐみ、田中倫太郎、中武学 ■■albacrow(アルバクロウ) ・2016年設立。アニメーターの奥居久明とプロデューサーの稲垣亮祐の両氏が中心となって設立したアニメスタジオ。 ・基本グロスとしてアニメーションに参加している。 ・稲垣氏がTRIGGERやCreators in Packの制作プロデューサーとして参加することもある。 ・『ハッカドールTHEあにめ~しょん』では奥居氏が監督、キャラクターデザインを務め、一部のコアなファンから好評を得た。 ・2020年からは、株式会社Yostar Picturesの一部門として活動。Yostar Pictures設立時に稲垣、斉藤の両氏が同社の取締役に就任している。 所属アニメタ:斉藤健吾、西川将貴、松崎大、てぐれけい(手暮ケイ)、八木沢菖、渡邉祐記 元所属アニメタ:奥居久明(げそいくお) ■雷神ふいるむ ・80年代末期~90年代に活動していた富沢和雄主宰のスタジオ。 ・うめつゆきのり(梅津行則)、いまざきいつき(伊魔崎斎)が席を置いていたことでも知られる。 ・「雷神ふぃるむ」「雷神フィルム」など、クレジットされる際に表記ゆれがある。 ・参加作にはアダルト系の作品も多い。 関連アニメタ:富沢和雄(早川ナオミ)、青木哲朗、うめつゆきのり(梅津行則)、いまざきいつき(伊魔崎斎) ■ライデンフィルム(LIDEN FILMS) ・2012年に設立。本社は東京都杉並区。 ・サンジゲン社長の松浦裕暁と、フリープロデューサーで、バーナムスタジオ社長の里見哲郎氏の共同出資で設立された。ウルトラスーパーピクチャーズ(以下USP)傘下。 ・東京スタジオの他大阪、京都スタジオを構え、京アニ、Gohandsを退社した人間や大阪在住のアニメーターの受け皿となっている。その後、埼玉県深谷スタジオも稼動開始し、地方への進出を進めている。 ・ほぼ新設のスタジオで、かつてはA1同様元請の際には他社の制作を迎えていた。 ・USP傘下のOrdetと、共同制作や制作協力を行なっていたが、2012年には、Ordet動画部&大阪の面々がライデンに移籍、13年制作の『あいうら』から単独元請けを開始。 ・2021年頃から同一クール内で複数の作品を制作することが多くなっている。 ・最新作は『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。 所属アニメタ:松嶌舞夢、稲葉麻莉奈 関連アニメタ:吉岡忍、太田里香、佐川遥、荒木一成、内藤直 ■■ライデンフィルム京都スタジオ ・2015年に本格始動。 ・2016年製作にて『彼女と彼女の猫 -Everything Flows-』『うどんの国の金色毛鞠』を担当。 ・太田里香、佐川遥等など元京アニ勢の受け皿となっている。 所属アニメタ:坂本一也、高崎奏、石田夏彩、谷口翔太、西村有綺奈、迫田羽也人、里石麻実、國光奈々 ■■ライデンフィルム東京第二スタジオ 所属アニメタ:三輪修平、丹羽彩乃、氷室陽、日野優希、横山優衣 ■■ライデンフィルム大阪スタジオ 所属アニメタ:吉岡忍、中村良一、小梶慎也、西真由子、森下なつみ、川崎清子、豊崎真帆、三谷糸織、大村佳鈴、清原彩加、栗田千秋 輩出アニメタ:坂本一也 ■ラルケ(Lerche)/スタジオ雲雀 ・1979年、光延博愛・幸子夫妻によって設立。当初は仕上げの請負と土田プロのグロス請けの仕事を中心にしていた。 ・光延家の一族経営で、85年に光延博愛が病に倒れてからは光延幸子が社長に就任し、大学卒業間もない実子の光延青児が専務に就任。2002年にはそれぞれ会長、社長に昇任した。 ・1990年代後半に元請けに進出。小学館プロダクション製作のローティーン向けアニメやケイエスエス・トライネット製作のオタク向けアニメでその名が知られる。 ・2011年頃、ラインプロデューサーの比嘉勇二を中心に制作ブランド「ラルケ」を旗揚げ。現在は比嘉Pが担当しない作品を除き、ほぼすべてのクレジットが「ラルケ」に統一されている。 ・「ダンガンロンパシリーズ」「暗殺教室シリーズ」「あそびあそばせ」など岸誠二が現場として重用しており、チームティルドーンとの結びつきも強い。 ・2022年に比嘉勇二が「かごめかんぱにー」を立ち上げ、それに伴いスタジオ雲雀を退社したが、同社制作ブランド「ラルケ」は現在も存続している。 ・最新作は「ようこそ実力至上主義の教室へ 第3期」「HIGH CARD」。 所属アニメタ:森山雄治(もりやまゆうじ)、山形孝二、小沼克介、安形佳己、岩佐とも子、渡辺真由美、上田彩朔 関連アニメタ:アミサキリョウコ、杉山了蔵 輩出アニメタ:吉崎誠、上野ケン(上野賢)、小山善孝、本谷利明、伊藤修一、田野雅祥、小川博司、伊藤郁子、藤田しげる(藤田栄)、大西雅也、渡辺明夫、畑智司、岩崎たいすけ(岩崎泰介)、近藤高光、細田直人、沼田誠也、平川哲生、杉山了蔵、山門郁夫、田代雅子、原由美子、黒澤桂子、千田真未 ■ランチBOX ・2017年設立。 ・小美野雅彦氏が代表を務める。 所属アニメタ:小美野雅彦、芦谷耕平、寺尾憲治、福田周平、長濱佑作 輩出アニメタ:小田裕康 ■レヴォルト ・2016年4月1日設立。 ・設立当初はフジテレビの著作権部に所属していた山本幸治Pが代表取締役を務めていた。現在はLay-duceの制作出身の江波和樹が代表取締役を務めている。 ・コンテンツ企画会社「ツインエンジン」の映像制作会社の一社であったが、現在は独立している。 ・旧タツノコスタッフが多く参加している。 ・2019年放送の『バビロン』で単独元請を開始。 ・ミルパンセ制作の『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~』のグロス以降、社内スタッフ全員がツインエンジングループの新会社「くるせる」に移籍した。 元関連アニメタ:小堀史絵 輩出アニメタ:後藤圭佑、小嶋慶祐、埼玉憲人、久保光寿、久田正高、大嶋由葵、佐藤千恵子、野島瑠奈、平山紗也、阿久津香音、澁澤千央 ■Lay-duce ・レイ・デュース。 ・2013年設立。 ・元ボンズDスタジオPの米内則智が代表取締役を務める、氏がジェノスタジオ設立に関わったこともあり2018年より「ツインエンジン」のグループ入りをしていたが、2021年に関連会社となり、ツインエンジングループから抜け出している。 ・『グランブルーファンタジー』PV、『GO!GO!575』(C2Cとの共同)、『クラスルーム★クライシス』、『RELEASE THE SPYCE』、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』、『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』、『群青のファンファーレ』、長編アニメ『Fate/Grand Order - First Order-』を制作。 ・最新作は『トモちゃんは女の子!』。 所属アニメタ:神谷美也子、福島陽子、髙星佑平 関連アニメタ:佐古宗一郎、谷口元浩、西島翔平、井上和俊
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公式HP 東映アニメーション(TOEI ANIMATION CO., LTD.) 1948年創業。 現在ある日本のアニメ会社の元を辿ると大体ここかタツノコプロダクションか手塚プロダクションに行きつく。 数多くの有名作品を手掛けているが、近年では3Dアニメにも力を入れている。 プリキュアシリーズのエンディングや「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」など多くの作品で3Dを使っている。 セルルックCGとしては「正解するカド」が有名。 元請け作品 正解するカド 聖闘士星矢 Legend of Sanctuary ポッピンQ マジンガーZ / INFINITY ヒーリングっど♥プリキュア などプリキュアシリーズ CGパート ヒーリングっどプリキュア DVD vol.1 正解するカド Blu-ray Disc BOX 1(完全生産限定版)
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概要 京東鉄道がほぼ所有する会社 この会社はアニメーションでも京都にある某アニメーション制作会社には劣るが、 クオルティではなかなかの綺麗さという、 アニマ化する作品でもなかなかストーリーにも準してるという、 原作のイラストに近く、 いいアニメ会社だという
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追加分に太字。新作が入り次第更新。 ファミ通文庫 谷村大四郎・虚淵玄・村山章子/翠星のガルガンティア 1 ファミ通文庫 谷村大四郎・虚淵玄・村山章子/翠星のガルガンティア 2 荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟 作画汗まみれ 改訂最新版 鈴木敏夫の ジブリ汗まみれ 1 諏訪道彦 スワッチのアニメここだけの話 にすいです。 冲方丁対談集 冲方丁の 「アニメ マンガ」ストーリー創作の極意 勝又激 風まかせ 木谷高明 煽動者 徹底プロモーション 仕掛人の哲学 限定版 世界の子供たちに夢を~タツノコプロ創始者 天才・吉田竜夫の軌跡~ 河森正治 ビジョンクリエイターの視点 神山健治 小説009 RE CYBORG 贈りもの 安野モヨコ・永井豪・井上雄彦・王欣太 ~漫画家4人からぼくらへ~ 文藝別冊/KAWADE夢ムック 神山健治 ゼロの肖像 「トキワ荘」から生まれたアニメ会社の物語 JOJOmenon 小山高生 だからアニメシナリオはやめられない 竜騎士07インタビューズ 文庫ダ・ヴィンチ 大野敏哉/つり球 杉井 ギサブロー アニメと生命と放浪と 細田守ぴあ 押井守 ゾンビ日記 成田良悟 BLEACH Spirits Are Forever With You I 成田良悟 BLEACH Spirits Are Forever With You II 小説 細田守/おおかみこどもの雨と雪 おジャ魔女どれみ16 Naive 小説 ニトロプラス・蒼樹うめ・シャフト/魔法少女まどか☆マギカ 福井晴敏/四十の魂―ユニコーンへの道 押井守 コミュニケーションは、要らない UN-GO會川昇脚本集 アニメーション監督 出崎統の世界---「人間」を描き続けた映像の魔術師 プリキュア シンドローム 〈プリキュア5〉の魂を生んだ25人【描き下ろしポストカード3枚付き】 小説 兵頭一歩/スクライド・アフター 完全版 久里洋二 ボクのつぶやき自伝 @yojikuri もう、誰も教えてくれない 撮影・VFX/CG 「アナログ基礎講座I」 橋本三郎 アニメーションのつくりかた はじめてのアニメーション制作―チームでつくる、現場がわかる 富野由悠季 映像の原則 改訂版 ガンダム世代への提言1 富野由悠季対談集 富野由悠季「ガンダム」の家族論 アニメクリエイター・インタビューズ この人に話を聞きたい 2001-2002 作曲家・渡辺岳夫の肖像 ハイジ、ガンダムの音楽を作った男 高畑勲 一枚の絵から 日本編 アニメーション映画の演出術―押井守監督作品『スカイ・クロラ』にみる映像技法 絵コンテ モーレツ宇宙海賊 コンテ 原画集・OP ED 秒速5センチメートル 絵コンテ集 新海誠 星を追う子ども 絵コンテ集 新海誠 細田守 おおかみこどもの雨と雪 絵コンテ ブラック★ロックシューター 絵コンテ集 スタジオジブリ絵コンテ全集18 コクリコ坂から カラフル 原恵一 絵コンテ集 スカイ・クロラ-The Sky Crawlers-絵コンテ }
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登録日:2011/03/24 Thu 00 48 21 更新日:2023/08/24 Thu 18 23 40NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 JAniCA おぢいさんのランプ たんすわらし。 アニメ アニメーター キズナ一撃! プロジェクト 万能野菜ニンニンマン 事業 文化庁 育成 2010年に文化庁がJAniCAに委託した事業。 その目的はプロジェクト名の通り『若手アニメーターの育成』。 アニメが日本を支える重要なサブカルチャー文化である事は知っての通りであり、今後のアニメ文化を支えるための若くて有能なアニメーター達の需要は増すばかり。 しかし最近では過度の海外委託や制作本数の増加、デジタル化によるスケジュールの悪化等の理由から、 熟練アニメーターが若手アニメーターに対して技術を指導する機会に恵まれず有能な若手アニメーターがなかなか育たないという状態に陥っており、 このままではそのうち日本から有能なアニメーターが消え去りアニメ文化そのものが廃れてしまうかもしれないという危機に直面している。 それを危惧した文化庁がその対策として十分な予算とスケジュールを特定のアニメ会社に与えてオリジナルアニメを作らせ、 その過程で若手アニメーターに十分な教育や指導を行って有能な人材を育成し、更にこれによる意識改革を目指そうという企画である。 具体的には、選考・評価委員会により選ばれたアニメ会社4社それぞれに指導役となる著名な作画監督と若手アニメーターを中心として、 30分枠のオリジナルアニメーションを作らせ、後にそれらを一般公開しようという物。 これらのアニメ4本は3/5からの一週間限定で劇場公開され、その後毎日放送のアニメシャワー枠で放送されている。 ちなみにこれらのアニメは広告費が無かったのかその予告はニコニコ動画で行われた。 ※その評価 劇場公開はともかく、一般公開に関しては全体的に子供向けな内容が多いにもかかわらず深夜枠で放送してしまい、 更に前述の通り広告が不十分な事もあってか事情を知らない人達には、 『なんぞこれw』 『放送時間間違ってね?』 等の評価を受け大きな混乱を呼んだとか呼ばなかったとか。 しかしこれらの作品はある意味これからのアニメの未来を担う可能性がある物であるため安易に批判してはいけない。 ※作品一覧 万能野菜ニンニンマン 【あらすじ】 小学生のまりちゃんが嫌いな食べ物を食べると人参とピーマンと牛乳のオバケが!? まりちゃんは彼らと共に友人とのトラブルを解決しようとする。 全体的にディズニーアニメのようなノリ。 グッモー! おぢいさんのランプ 【あらすじ】 世は文明開化の明治時代。 ランプという文明の利器に目を付けた一人の少年がこれを使って夜の街に『光』を与えようとするが… 他の作品と比べて全体的に真面目な内容でストーリーの評価はかなり高め。嫁が可愛い。 キズナ一撃! 【あらすじ】 天才格闘少女の轟キズナはとある格闘大会で1億もの賞金を得るも、手違いによりその賞金は剥奪。 轟キズナを倒した者にその賞金が渡される事になり、彼女の家には賞金を狙う大量の格闘家達が押し寄せる… 全体的にクレヨンしんちゃんのような作画。 ストーリーはともかくアクションシーンはかなり良好。 たんすわらし。 ※まだ見てない 通常放送はしていないので試聴次第追記します。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あにたま? -- 名無しさん (2020-01-27 00 06 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shao-shao/pages/17.html
エロゲーで時折なるアニメ化。 セルビデオ、もしくはレンタルビデオとして発売されるアダルトアニメと、地上波で深夜に放送されるアニメの二種類ある。 地上波で放送されるアニメは多少の色気のシーンはあるが、基本的に原作会社が監修に入る。 ただしそれでも話数の都合上、原作レイプと呼ばれる大きな改編が行われることがある。 これは基本的に大ヒットしたゲームが、カードゲームやゲームグッズなどを取り扱う会社などが版権を共同管理する形で販促活動として行う。 このグッズを取り扱うメーカーなどはアニメイトであったりゲーマーズといった一般的なアニメショップである。 もちろん、メーカーにとっても再販版が新規層に売れる可能性も高く、利益を追求出来る。 ただし元々ヒットした名作と呼ばれるゲームでなければ訴求力はないため、深夜アニメ化であってもハードルは高い。 次にエロアニメの場合について説明する。 エロアニメはエロアニメ製作会社にエロアニメ化の権利を売り渡す形で作られる。 原作会社が監修に入ることもあるが、基本的にはエロアニメ会社が何をしても構わない形で作られることが多く、 原作とはかけ離れた展開が行われることも少なくない。 また本数もそれほどさばけるわけでもないので、タイトルの選定には版権料の高くなる有名タイトルが使用されることは少ない。 聞いたこともないようなゲームがエロアニメ化されるのはそのためである。 このアニメの場合、基本的に大ヒットなどないので、製作資金の回収であったり小銭稼ぎであることが多い。 というよりも売上的にその程度の版権使用料しか入らない。 製作過程において原作版の製作会社が適当に一度要望を出したあと、製作に取りかかり以降変更が出来ないので、 原作と似ても似つかぬものになることが多い。 またこの要望を出す時、全てのスタッフの意見を聞かれることはなく、理解のない上のスタッフが適当なことを言って終わることもある。 エロアニメ版の使用料は買い切りが多く、後に廉価版のBOXを再販する際にメーカーに連絡が行かないことも、 大手メーカーであってもざらであるほどの魔窟である。 ※関連ワード/エンゼルギア・エンゼルコア
https://w.atwiki.jp/chaken_archives/pages/830.html
概要 (株)ニューシネマジャパン(*1)が発売したDVDシリーズのこと。 全20作が販売されており、それぞれ約60分程度の内容になっている。 エイケン(アニメ会社)のアニメを無許可で収録したものが存在しており、回収騒ぎとなった為、現在は生産中止となっている。 そのため、現存数が少なく、プレミア価格が付くことも。 作りは後述にもあるとおり、ずさんであると言う(画質が悪い、エンディングに謎のチャプター分けがある等)。 まぁ、かつて100円ショップでも売られていた格安DVDとのことなので仕方がないと言えば仕方がないのだが。 11作目である「チャージマン研」では、 16話「殺人レコード恐怖のメロディ」 51話「捨て犬コロ」 49話「不良少年の正体は!」 50話「みなし子センターを救え!」 「透明少年探偵アキラ」 「スーパータロム」 「おこれ!!ノンクロ」 が収録されており、各パイロットフィルムのファンにはバイブル的存在となっている。 なお、65話もある「チャージマン研」の中で、なぜこの4話が選ばれたのか、選考過程は不明である。 ジャケットのタイトルは、よく見ると「チャージマン研」「不良少年の正体は」「おこれノンクロ」と感嘆符が欠落しており、 16話のタイトルが「殺人ロード 恐怖のメロディー」と表記され、 メニュー画面に至っては「透明人間探偵アキラ」との表記がされており、非常に雑な作りである。確かにアキラは人間だが。 これがたまに「ナッククオリティwww」と言われることもあるが、ナックはこのDVDの制作には一切関わっておらず(許可を与えたくらいか)、 実際に企画・制作したのは「(株)アニメの王国」という謎の会社である。 nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 最初期(2008年以前)のチャー研MAD動画は、このDVDをもとにつくられていると思われる。 nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 他、アニメの王国にて収録されているナックアニメ №1「一ッ星家のウルトラ婆さん」 №3「まんが猿飛佐助」 №5「まんが水戸黄門」 №7「スーキャット」 №9「アストロガンガー」 №12「のら犬ペスの冒険httpdic.nicovideo.jpaのら犬ペスの冒険」 余談だが、12巻のメニュー画面は関係が全くない内容であるにも関わらず11巻(チャー研)の流用となっている(参考httpstwitter.comMashi_Ohstatus742025856965447680)。 httpgreen.ap.teacup.commadmad385.html]])。 参考文献 アニメの王国 DVDリストhttpnekomeels.web.fc2.comakatsukiexanime_dvd.html httpair.ap.teacup.commetal_cat103.html]]