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2012年11月25日 イギリスは1765年に東インド地域の徴税権・行政権を獲得し、その後もベンガル地方のカルカッタを拠点としてインドの植民地化を進行した。1877年にはイギリスのヴィクトリア女王がインド皇帝を兼ねることを宣言し、正式にイギリス領インド帝国が成立している(インド以外に、現在のパキスタン、バングラデシュ、スリランカも含む)。イギリスはその後も植民地政策を進め、1886年にはミャンマー(ビルマ)をインド帝国の1州とした。1887年、イギリスでシャーロック・ホームズが誕生すると、これらの地域でも「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」というべき探偵たちが登場している。 Index 東南・南アジア編(1)ミャンマーのシャーロック・ホームズ、名探偵ウー・サンシャー 東南・南アジア編(2)インド南部のタミル語地域に現れたインドのホームズたち 東南・南アジア編(1)ミャンマーのシャーロック・ホームズ、名探偵ウー・サンシャー 邦訳:短編7編 昨年(2011年)の12月、『ハヤカワミステリマガジン』のアジアミステリ特集号(2012年2月号)が発売されたとき、一番驚いたのはミャンマーのミステリについての記事だった。高橋ゆり氏が寄稿した「ミャンマー・ミステリ事情 ドイルも知らなかった「ホームズ」熱帯事件録とその後」によれば、ミャンマーでは100年も前からホームズにならった探偵物が書かれていたというのである。作者の名はシュエウーダウン(1889-1973)。1917年から1960年代初頭にかけて、名探偵ウー・サンシャーが活躍するシリーズを全166編執筆したという(「ウー」は成人男性の名につける敬称)。 その後調べてみると、名探偵サンシャーシリーズは高橋ゆり氏によって何編か邦訳され、在日ミャンマー人を主な読者とする日本語・ミャンマー語の月刊紙『シュウェ・バマー』に掲載されたことがあるということが分かった。名探偵サンシャーシリーズはオリジナルの探偵譚以外にホームズ物の翻案や、さらにはホームズ物のパスティーシュの翻案なども含むもので、現在までに邦訳されている7編はすべて翻案作品である。詳しいことは今年2月に下記のページにまとめている。 ミャンマーのホームズ、《名探偵サンシャー》シリーズの邦訳一覧 (2012年2月23日) その後に知ったことだが、高野秀行氏のミャンマー道中記『ミャンマーの柳生一族』(集英社文庫、2006年)に「ミャンマーのシャーロック・ホームズ」(pp.187-197)という節があり、ここでも名探偵サンシャーが紹介されている。高野氏は子供のころからのホームズ好きだそうで、月刊紙『シュウェ・バマー』に名探偵サンシャーシリーズの翻訳が載ったのも高野氏の仲介だったそうだ。なお同書のあとがきによると、高橋ゆり氏は名探偵サンシャーシリーズの邦訳を単行本出版する意向があるとのこと。もし単行本が出るのであれば、今度はぜひ、名探偵サンシャーのオリジナルの探偵譚も訳してもらいたいものである。いつになるかは分からないが、刊行を期待して待ちたいと思う。 さらにもう一つ、その後に知って驚いたことがある。これも高野秀行氏のブログで知ったのだが、なんと殊能将之のデビュー作『ハサミ男』(1999年)で、登場人物が名探偵サンシャーのことを話題にしているのだという(講談社ノベルス版 pp.358-359、講談社文庫版 pp.493-495)。『ハサミ男』は10年ぐらい前に読んでいるのだが、当時はアジアのミステリに特に興味を持っていなかったので、そんなことが書かれているなんてことはまったく記憶に残っていなかった。殊能先生の該博な知識、恐るべし……。 ハサミ男、驚愕のラスト (2012年6月2日、「辺境・探検・ノンフィクション MBEMBE ムベンベ ノンフィクション作家、高野秀行のオフィシャル・ブログ」)(一応書いておくと、『ハサミ男』のネタばれはありません) 東南・南アジア編(2)インド南部のタミル語地域に現れたインドのホームズたち 邦訳なし 探偵小説研究会の波多野健氏は以前からインドのミステリ事情の紹介に訳者・研究者として取り組んでおり、2010年にインドの本格ミステリ、カルパナ・スワミナタン『第三面の殺人』(講談社 アジア本格リーグ6、2010年6月)を訳したほか、同書の巻末の「インドの本格ミステリーの歴史と現在」や、「インド――ミステリ大国の予感――」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号)などの論考・エッセイを発表している。 その波多野氏が、今年(2012年)の8月のコミケで発売になった探偵小説研究会の同人誌『CRITICA』第7号に「インド・ミステリ通史の試み――探偵小説の受容と変容、二重構造の発生」(pp.149-170)を寄稿している。この論考で波多野氏は、英語で書かれたインド文学史を適宜翻訳引用しながら、インド・ミステリの通史を素描することを試みている。『CRITICA』は例年通販でも購入可能なのだが、今年はまだ受け付けが始まっておらず、私は先日の文学フリマでやっと購入することができた。 さて、ごく簡単にまとめるに留めるが、波多野氏の「インド・ミステリ通史の試み」によると、インドでは探偵小説は19世紀にまずインド東部で使用されているベンガル語に訳され、そこからほかのインド諸語に翻訳されていったのだという。19世紀末にはコナン・ドイルの作品がベンガル語地域とマラーティー語地域(インド西部)で大変な人気を博したそうだ。当時のインドはイギリスの統治下にあり、なかでもベンガル語地域はイギリス法による統治体制が整っていたので、探偵小説をすんなり移入することができたということらしい。ベンガル語地域ではパンチャガウリ・デー(1873-1945)*注1という人気の探偵作家が現れ、この作家の1910年の作品『殺人者は誰だ?』ではある有名作と同じトリックがそれよりも16年先行して使われているというのだから驚かざるを得ない。(なお、江戸川乱歩は同じトリックが1885年のロシアの作品で使われていることを指摘している) そして「インド・ミステリ通史の試み」によれば、タミル語地域(インド南部)では以下のようなオリジナルの探偵が生まれていたそうだ。 「シャーロック・ホームズのタミル化身」(と波多野氏は訳している)、探偵ゴヴィンダン(Govindan)作者はJ. R. Rangaraju, 1875-1956, 英語版Wikipedia タミル語版Wikipedia *注2 ホームズをモデルにした探偵アナンド・シン(Anand Singh)作者はArani Kuppusami Mudaliyar, 1867-1925 タミル語版Wikipedia *注3 ホームズとブラウン神父を混合させたような探偵ディガンバラ・サミヤル(Digambara Samiyar)作者はVaduvur Durasamy Iyengar, 1880-1940, 英語版Wikipedia タミル語版Wikipedia *注2*注3 これらの探偵の活躍譚が日本で翻訳紹介される日は来るのだろうか? 注1:波多野氏は「インド・ミステリ通史の試み」ではこの人名をすべて「Panchakauri De」、「Panchkauri De」と英字表記で書いているが、それが掲載された『CRITICA』第7号の執筆者後記では「パンチャガウリ・デー」とカタカナ書きしているのでそれに従う。 注2:J. R. RangarajuとVaduvur Durasamy Iyengarの没年は資料によって食い違いがあるようだ。 注3:探偵アナンド・シンの作者はArani Kuppusami Mudaliar、Arani Kuppusamy Mudaliar、Arani Kuppuswamy Mudaliar、探偵ディガンバラ・サミヤルの作者はVaduvur Duraisami Iyengarなどとも表記されるようである。 当サイト内の関連記事インド推理小説探求・受容史 (2011年12月20日) シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(1) ドイツ語圏編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(3) ヨーロッパ諸国編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(4) 東南・南アジア編 ※当ページ シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(5) 東アジア編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(6) ラテンアメリカ編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(7) ソ連編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(番外編) 明智小五郎
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2010年4月17日 最終更新:2011年6月22日 どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくコーナー。 (長編・短編とも、現在入手可能なもの、または公式サイト上で読めるものを挙げる) 1.長編 台湾推理作家協会所属の推理作家による2作品を挙げる。(両方未読) (1)『冰鏡莊殺人事件』(氷鏡荘殺人事件) 林斯諺(りん しげん、リン スーイェン) ネット書店 博客來書籍館:『冰鏡莊殺人事件』(2009年9月) 第1回(2009年)島田荘司推理小説賞で最終候補に残った3作のうちの1つ。受賞作『虚擬街頭漂流記』は台湾・中国・日本・タイで刊行されるが、最終候補作は台湾と中国以外での刊行予定はない。 作者の林斯諺は1983年生まれ。作品の講評は、『オール讀物』2009年11月号掲載の島田荘司「いま、アジアのミステリーに何が起きているのか」で読むことができる。 (2)『鎧甲館事件』 冷言(れいげん、レンユエン) ネット書店 博客來書籍館:『鎧甲館事件』(2009年2月) 島崎博推薦作品。作者の冷言は1979年生まれ。 2.中短編 すでに長編の邦訳が出ている寵物先生と、上でも紹介した林斯諺の作品を挙げる(既読)。 (1) 寵物先生(ミスターペッツ) 短編 「名為殺意的觀察報告」 (殺意という名の観察報告) http //www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010328692 (絶版) 短編 「犯罪紅線」 http //www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010370313 すでに文藝春秋より邦訳『虚擬街頭漂流記』(長編本格ミステリ)が刊行されている作家さん。 1980年生まれ。 2作品とも、台湾の推理作家が推理小説を掲載しているブログ「台灣推理夢工廠」(台湾推理夢工場、http //mysteryfactory.pixnet.net/blog)で読むことができる。 (2) 林斯諺(りんしげん、リンスーイェン) 中編 「淚水狂魔」(涙水狂魔) http //www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010413044 女性を誘拐してその涙を集める犯人と、それを追う女性刑事(主人公)・男性刑事(補佐役)のコンビ、という配役で進むストーリーだが、台湾推理作家協会所属の作家ということでただのサスペンスに終わるはずがなく、通常なら不可能に思えるあるトリックを、仕掛けを二重にすることで可能にさせるという本格推理の技巧が冴える作品になっている。 キャラクターもストーリーも非常に良く、勝手に全訳して日本のどこかの出版社に送りつけようかと思ったほどの作品。 関連記事 台湾ミステリ 読書案内 台湾ミステリについて知るための資料リスト このアジアミステリを邦訳してほしい! 中国ミステリ編 韓国ミステリ編 台湾ミステリ紹介 目次へ
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デジアリーナ攻略 デジアリーナ攻略用の情報を覚書 カンストしたSRを7体は基本、 技CやGは前列でなければほとんど意味が無い、得意ポジはできれば程度 "サクヤアタック”最も重用なのは速度相手より先に攻撃を与え、攻撃される前に相手の数を減らす 前衛から先に攻撃されるため、前衛に高SPを配置し、やられるまえにやる SPが高いデジモンは基本的にAPは低め リーダーは速度上昇(大)をもつデジモンを 全員の速度上昇(大)より特定の属性の速度上昇(大)のほうが速い URアルファモン王竜剣は強すぎバランスブレイカー必殺技(S)を持ち、2回攻撃ができ、しかもSPが575と高いため、一気に前列を殲滅する サクヤアタックやロゼデータアタックを避けるために、前列には配置しない(得意ポジは無視して良い) 前列のデジモンがすぐに倒れるのを避けるため、プレシオモンやインセキモンなど技G持ちを配置すると尚GJ(“プレシオ王竜剣”) 速度上昇を持つコスト8SR一覧 全員の速度上昇(大)サクヤモン インセキモン ホーリードラモン バンチョーレオモン オファニモン データの速度上昇(大)ロゼモンBM ワクチンの速度上昇(大) ウイルスの速度上昇(大)
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厳しい時代、アイスホッケーはどうなるのか? コクド・西武の合併から西武の廃部。北海道の製紙メーカーも予算縮小という中で厳しい状況にあるアイスホッケー。そんななかで東北に新しいチームが出来たことは朗報というべきか。今期は関東での試合もある程度組み込まれているので関東のファンは楽しめるのではないだろうか。 ☆アイスホッケー ★国内リーグ:アジアリーグ(9月18日~2月20日、プレーオフセミファイナル2月26日~3月6日、プレーオフファイナル3月12日~20日) ▲日本製紙クレインズ:北海道 ▲王子イーグルス:北海道(ファンクラブあり) ▲東北フリーブレイズ:青森・福島 ▲日光アイスバックス:栃木(ファンクラブあり) ★内部リンク ⇒地域とスポーツ★アイスホッケー ★外部リンク ⇒日本アイスホッケー連盟 ⇒アジアリーグアイスホッケー ☆
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アヴァリス海で獲れる魚。 強い旨み成分を持ち、味付けを一切せず適当に料理してもそれなりの物が出来上がる。 ただし血抜きや鱗の処理だけは忘れずにしておこう。 残った骨からも出汁が出るので非常に便利。 関連 目次に戻る
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6月9日(火)報道【バスケットボール】bj選手にも日本代表の道 男子 → 詳細(アサヒコム) 5月22日(金)報道【4輪】フェラーリの控訴が棄却…バジェットキャップ → 詳細(RESPONSE) 報道【4輪】F1=モナコGPフリー走行、ロズベルグがトップタイム → 詳細(産経ニュース) 報道【ラグビー】ラグビー5か国最終戦、日本代表の先発メンバー発表 → 詳細(ヨミウリオンライン) 報道【ビーチバレー】ビーチバレー女子、日本勢は敗退 浦田・楠原組は17位 → 詳細(TOKYOWeb) 報道【自転車】自転車の新田 全日本プロ初V 期待の23歳 才能開花 → 詳細(TOKYOWeb) 5月20日(水)報道【卓球】・【卓球】福原がサンリツから参戦 日本リーグ → 詳細(産経ニュース) 報道【テニス】・【全仏オープン】伊達は左脚痛で棄権 藤原は2回戦へ → 詳細(産経ニュース) 報道【野球・独立リーグ】分配金遅延問題でリーグ運営会社が撤退 関西独立リーグ → 詳細(アサヒコム) 報道【水泳】入江の水着認可されず 世界記録公認されない可能性 → 詳細(アサヒコム) 報道【登山】竹内洋岳さんがローツェに登頂…8千m峰完登へ残り2座竹内洋岳さんがローツェに登頂…8千m峰完登へ残り2座 → 詳細(ヨミウリオンライン) 報道【ラグビー】ラグビーのトップリーグ、14チーム参加で9月4日開幕 → 詳細(ヨミウリオンライン) 5月1日(金)発表【バスケットボール】愛知県にて第1回東アジア選手権大会 兼 第25回FIBAアジアバスケットボール選手権大会 東アジア地区予選 予選ラウンドの組合せが決定 → くわしくはこちら(日本バスケットボール協会) 発表【バスケットボールJBL】JBL 2009-2010 チームロスターの発表 → くわしくはこちら(日本バスケットボールリーグ) 4月30日(木)報道【ハンドボール】ハンドボール女子代表の佐久川、韓国リーグに移籍 → くわしくはこちら(ヨミウリオンライン) 4月27日(月)報道【ハンドボール】宮崎は入団結果待ち、5月に再渡欧 → くわしくはこちら(サンスポ.COM) 発表【大相撲】五月場所番付発表 → くわしくはこちら(goo大相撲) 4月24日(金)発表【ラグビー】BC アジア5カ国対抗2009」参加レフリーのお知らせ → くわしくはこちら(日本ラグビーフットボール協会) 発表【バスケットボール】第1回東アジアバスケットボール選手権大会 兼 第25回FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会 東アジア地区予選 開催概要発表記者会見開催 → くわしくはこちら(日本バスケットボール協会) 4月23日(木)発表【クリケット】19歳以下日本代表選手のうち、追加招集選手及び辞退選手を発表 → くわしくはこちら(日本クリケット協会) 発表【ハンドボール】琉球コラソントライアウト募集 → くわしくはこちら(琉球コラソン) 報道【全般】toto助成金、過去最高の61億円を配分へ → くわしくはこちら(ヨミウリオンライン) 4月22日(水)発表【ハンドボール】日本リーグの下位にあたる新ディビジョン参加チームを募集 → くわしくはこちら(日本ハンドボール協会) 発表【アイスホッケー】王子イーグルスが来シーズン体制を発表 → くわしくはこちら(アジアリーグアイスホッケー) 報道【バレーボール】NEC男子バレー部が休部(廃部?) → くわしくはこちら(日刊スポーツ) 報道【ハンドボール】ハンドボールの宮崎大輔がスペインリーグ挑戦のため渡欧 → くわしくはこちら(日刊スポーツ)宮崎大輔氏のブログでも4月21日付けでスペイン行きが発表されています。 → くわしくはこちら(宮崎大輔公式ブログ) 報道【アイスホッケー】アジアリーグアイスホッケーの西武ラビッツを除く日本3チームの退部者リストを発表 → くわしくはこちら(ニッケイネット)発表 → さらにくわしくはこちら(アジアリーグアイスホッケー)5
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2011年5月1日 2011年5月6日 ペルシア語圏について追加 大きな地図で見る 日本のミステリは西アジアでも刊行されている。 このページでは、国際交流基金が作成している「日本文学翻訳書誌」を基礎資料として、それに独自に調査した分を加え、西アジアの言語に翻訳された日本のミステリをまとめている。なお、「日本文学翻訳書誌」では現地での刊行タイトルはすべてラテン文字に転写され、アルファベットにつける特殊記号も削除されているが、このページでは現地の表記に戻している。 ※トルコ語に含まれる特殊なアルファベットおよび、アルメニア文字、グルジア文字、アラビア文字、ペルシア文字を使用しています。携帯電話等では表示されません。 Index トルコ鈴木光司 アゼルバイジャン アルメニア松本清張 グルジア松本清張 アラビア語 ヘブライ語 ペルシア語 リンク 「★追加」と注記した書籍は、国際交流基金のデータに掲載されていないものである。 トルコ トルコ語:話者数 約8300万人 鈴木光司 Halka / 『リング』 Sarmal / 『らせん』 Düğüm / 『ループ』 Doğum Günü / 『バースデイ』 4冊とも、2008年、トルコ・イスタンブールの出版社「Doğan Kitap」から刊行。著者名の現地表記は「Koci Suzuki」。翻訳者はHüseyin Can Erkin氏。 「Doğan Kitap」のサイトに掲載されている鈴木光司のプロフィール トルコのミステリが邦訳されているかは分からないが、トルコのノーベル賞作家オルハン・パムクの『わたしの名は紅(あか)』(邦訳刊行2004年)はミステリとして読める作品である。トルコ語版Wikipediaを見ると、「カテゴリ:推理作家」( Kategori Polisiye yazarları )には英米の推理作家コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、レイモンド・チャンドラー、ダシール・ハメット、パトリシア・ハイスミス、ミネット・ウォルターズ、アレグザンダー・マコール・スミス、ローレンス・ブロック、ドナ・レオン、ヴァル・マクダーミド、英語で執筆しフランスで作品を発表していたチェスター・ハイムズ、フランスのブリジット・オベール、レオ・マレ、フランス語で書くベルギーの作家ジョルジュ・シムノンと並んで、Ahmet Ümit(1960年生まれ)、Celil Oker(1952年生まれ)という2人のトルコの推理作家の記事がある。 Ahmet Ümit(アフメト・ユミット?)は1996年にギリシャで刊行したトルコ語の推理小説『霧と夜』が代表作で、これはトルコ語で執筆されたサスペンスとしては初めて諸外国語に翻訳された作品らしい。ドイツ語には『霧と夜』ほか数作品が翻訳されている(『霧と夜』のドイツ語版はスイスで刊行、ドイツ語では『夜と霧』【書影右側】)。また、『Masal Masal İçinde』(物語は物語の中に)は韓国語版が刊行されている。ほかにスペイン語に翻訳されている作品もある。Celil Oker(ジェリル・オケル?)は1999年にデビューした推理作家で、長編4作品がドイツ語に翻訳されスイスで刊行されている(【書影左側】は、ドイツ語版『ボスポラスの雪』)。 ほかに、著作が英語やドイツ語、フランス語に翻訳されているトルコの推理作家に、メフメット・ムラート・ソマー( Mehmet Murat Somer )がいる。この作家については、catalystさん( @biotit )が英語で著作を読んで、こちらのページ(→リンク)で詳しく紹介している。この作家は、ウォール・ストリート・ジャーナル2010年7月5日の記事「米ミステリー界へ海外から新たな旋風」(日本語)で、東野圭吾や吉田修一らとともに取り上げられている。 また、トルコに出自を持つ推理作家に、現在はドイツに居住しドイツ語で執筆しているアキフ・ピリンチがいる。『猫たちの聖夜』とその続編の『猫たちの森』が邦訳されている。 アゼルバイジャン アゼルバイジャン語:話者数 約3000万人 アゼルバイジャン語はトルコ語と同系統の言語で、相互の理解度がかなり高い。国際交流基金のデータでは、日本のミステリのアゼルバイジャン語への翻訳はない。日本文学全体では、児童文学作家の松谷みよ子の『龍の子太郎』と、遠藤周作の『海と毒薬』がアゼルバイジャン語に翻訳されている。 (蛇足だが、アゼルバイジャン語ではアーサー・コナン・ドイルを「Artur Konan Doyl」(アルトゥール・コナン・ドイル)、アガサ・クリスティを「Aqata Kristi」(アガタ・クリスティ)と、ラテン文字圏であるにもかかわらず異なる綴りで書いているのが面白い。2人の名前はロシアではこのように発音されるが、アゼルバイジャン語も1990年代初めまではロシアの文字で表記されていたので、その影響でこうなっているのだろう。) アルメニア アルメニア語:話者数 約700万人 松本清張 Ստորջրյա հոսանք (1968年刊行)書影 / 『深層海流』 (著者名表記: Մացումոտո, Սեյտյո )(マツモト・セイティオ) Կետեր և գծեր (1973年刊行)/ 『点と線』 (著者名表記: Մացումոտո, Սեիտե )(マツモト・セイテ) Երկիր անապատ (2010年刊行)書影、書影 / 『球形の荒野』か? (著者名表記: Մացումոտո Ս. )(マツモト S.) (★追加) 『深層海流』は1965年にロシア語版が出ているので、アルメニア語版はおそらくその重訳だろう。『点と線』もロシア語訳があるが、ロシア語訳の刊行が1973年よりも早かったかどうかは分からない。『球形の荒野』は、1979年にロシア語訳が出ている。 『点と線』のデータは現地のネット書店等では見つからなかったが、中西印刷株式会社の中西亮氏が世界各地で集めた文字資料を国立民族学博物館がデータベース化した「中西コレクションデータベース」で書影を見ることができる。 →中西コレクション アルメニア文字資料一覧 (蛇足 アルメニア語版『点と線』やグルジア語版『黒い福音』の著者名が「マツモト・セイテ」となっているのは、松本清張のロシア語表記「Мацумото, Сэйтё」(マツモト・セイチョー)の最後の文字「ё」を「е」に置き換えてそれぞれの文字に転写したからだと思われる) アルメニア語で書かれたミステリの話題は目にしたことがない。アルメニア語版Wikipediaの検索窓で「 Դետեկտիվ ժանրի գրողներ 」(推理作家)を検索してみると、コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、ガストン・ルルーが引っかかったが、アルメニアの推理作家の記事は見当たらない。 グルジア グルジア語:話者数 約600万人 松本清張 შავი სახარება (1975年刊行?)(国際交流基金のデータでは1972年)/ 『黒い福音』(著者名表記: მაცუმოტო, სეიტე )(マツモト・セイテ) 『黒い福音』はロシア語に翻訳されているので、おそらくその重訳だろう。この作品はほかにリトアニア語版も出ている(これもロシア語からの重訳だと推定される)。 『点と線』はグルジア語では「 წერტილები და ხაზები 」と書くようで、グルジアのミステリ関連の掲示板でタイトルが挙げられているのを見たが、グルジア語に翻訳されているのかは分からない。 グルジア語で書かれたミステリの話題は目にしたことがない。グルジア語のWikipediaを見ると、「カテゴリ:推理作家」( კატეგორია დეტექტიური ჟანრის მწერლები )には英米の推理作家コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、ジョン・ディクスン・カー、ダシール・ハメット、ロス・マクドナルド、ディック・フランシス、チャールズ・パーシー・スノー、ヒュー・ペンティコースト、ハドリー・チェイス、ジョー・ゴアズ、シドニー・シェルダン、レイ・ブラッドベリや、ロシア語で書くグルジア出身の推理作家ボリス・アクーニン、フランス語で書くベルギーの推理作家ジョルジュ・シムノンの記事があるが、グルジアの推理作家の記事は見当たらない。 アラビア語 アラビア語:世界に約2億8000万人の母語話者 国際交流基金のデータでは、日本のミステリのアラビア語への翻訳はない。日本文学全体を見ると、クウェートやイラク、シリア、レバノン、アラブ首長国連邦、オマーン、エジプトで、夏目漱石や三島由紀夫など、日本の代表的な小説家の作品の翻訳が出ている。 ちなみに、アラビア語版Wikipediaの「推理小説」を機械翻訳で見ていたら、いまいち文意は不明だが、少年向け作品の節で『名探偵コナン』やその作者青山剛昌の名前が書かれていて、こんなところまで江戸川コナンの名声は届いているのか……と驚いた。(アラビア語版Wikipediaの「名探偵コナン」の記事も詳しくて驚く。作者の「青山剛昌」の記事もある) アラビア語で書かれたミステリの邦訳があるという話は聞いたことがない。Abdelilah Hamdouchiという人が書いたミステリの英訳版『The Final Bet』の紹介文に、「Abdelilah Hamdouchiは、アラビア語で推理小説を書く最初の作家たちの一人だ」と書かれている。調べてみると、この作品のアラビア語の原著『al-Rihan al-akhir』(الرهان الأخير)(原綴りはラテン文字転写からの推定)が刊行されたのが2001年のようなので、アラビア語でミステリが書かれるということ自体が今まであまりなかったのだろう(といっても、英語圏で日本のミステリ作家がほとんど知られていないのと同じように、アラビア語圏のミステリ作家も実際にはいるが英語圏で知られていないだけかもしれない)。Abdelilah Hamdouchiはモロッコのシナリオライターで、この『The Final Bet』もテレビドラマ用に書かれたものだとのこと(『The Final Bet』の著者紹介)。 ヘブライ語 イスラエルの人口約720万人のうち、約520万人がヘブライ語母語話者 国際交流基金のデータでは、日本のミステリのヘブライ語への翻訳はない。日本文学全体を見ると、村上春樹や夏目漱石の作品のほか、『源氏物語』などがヘブライ語に翻訳されている。 ヘブライ語から(直接・間接問わず)日本語に訳されたミステリは、バチヤ・グール『精神分析ゲーム』(イーストプレス、1994年)、『教授たちの殺人ゲーム』(イーストプレス、1996年)、シュラミット・ラピッド『「地の塩」殺人事件』(マガジンハウス、1997年)などがある。 ペルシア語 イランを中心に、約7000万人の母語話者 国際交流基金のデータでは、日本のミステリのペルシア語への翻訳はない(日本文学のペルシア語への翻訳自体が、1件も登録されていない)。 ペルシア語で書かれたミステリ、またはイランで出版されたミステリの話題は、いずれにしろ目にしたことがない。フランスに Naïri Nahapétian というミステリ作家がいて、この人はこちらのインタビュー記事で、イラン出身でイランを舞台にして推理小説を書く初めての作家だと紹介されている。ただ、彼女はイランのアルメニア系の家族に生まれ、幼少期からはフランスで暮らしているようで、執筆言語はペルシア語ではなくフランス語だし、イランの推理作家とも言い難い。彼女のデビュー作『Qui a tué l'ayatollah Kanuni?』(2009)は、オランダ語(Achter gesloten deuren)やスウェーデン語(Vem dödade ayatolla Kanuni?)に翻訳されている。 探偵作家クラブ(現・日本推理作家協会)会報第73号(1953年6月)に「インドとイランの状況報告」という記事が載っている。この記事では、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)会報の1953年3月号にイランの探偵小説事情が報告されているとして、その内容を伝えている。それによれば、テヘラン滞在中のMWA会員が、イランのある地方雑誌にパトリック・クェンティンの作品のペルシア語訳が掲載されているのを発見したのだという。この会員もペルシア語は読めず、それ以上のことは不明とされている。 おそらくペルシア語版Wikipediaのこのページ「رده جنایینویسان」が「カテゴリ:推理作家」だと思うが、ここにある記事はコナン・ドイルとアガサ・クリスティの記事のみである。 リンク 邊見由起子「エジプトとトルコの出版事情―出張報告」(国立国会図書館 アジア情報室通報 第5巻第2号(2007年6月) 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
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2010年4月17日 最終更新:2011年11月20日 どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくページ。 (書評などを参考にしているものの、台湾・中国ミステリと違って完全に未読なので、絶対に面白い作品だとは断言できないのですが……) 1.韓国の最新の本格ミステリ小説 韓国の最新の本格ミステリ小説を挙げる。ハン・ドンジンとト・ジンギの作品は韓国のミステリファンの交流サイトなどで高い評価を受けている。ソン・ソニョンは今年長編デビューした作家で、やはりネット上の書評などで高い評価を受けている。 (1)《京城(けいじょう)探偵録》シリーズ - ハン・ドンジン(韓東珍) ネット書店アラジン:『京城探偵録』(2009年1月) ネット書店アラジン:『血の絆 京城探偵録2』(2011年10月) 1作目の内容紹介ページを作りました → 「1930年代の朝鮮京城を舞台にしたシャーロック・ホームズパスティーシュ『京城探偵録』」 (2)《闇の弁護士》シリーズ - ト・ジンギ(都振棋) ネット書店アラジン:『赤い家の殺人』(2010年9月) ネット書店アラジン:『椿姫(ラ・トラヴィアータ)の肖像』(2010年9月) ネット書店アラジン:『精神自殺』(2011年7月) 作者のト・ジンギは現役裁判官のミステリ作家で、これが長編デビュー作。2011年6月現在、43歳か44歳。 ト・ジンギが長編2作同時刊行でデビューすると、ついに韓国にも島田荘司や綾辻行人に比肩しうる本格ミステリ作家が現れたと話題になった。『赤い家の殺人』と『椿姫(ラ・トラヴィアータ)の肖像』は「闇の弁護士」シリーズの1作目と2作目であり、2011年7月には早くもシリーズ3作目の長編『精神自殺』が刊行された。 ト・ジンギは好きな作家に江戸川乱歩、島田荘司、東野圭吾らを挙げている。もともとミステリ好きだったが、2009年になってから通勤時間を利用して半年ほどで日本のものを中心に新たにミステリを100冊以上読破。2009年11月、創作を開始。2010年6月、短編「選択」が韓国推理作家協会主催の公募新人賞「季刊ミステリ新人賞」を受賞し、『季刊ミステリ』2010年夏号に掲載される。その3ヶ月後、長編2作を同時刊行し劇的なデビューをかざった。 (3)『合作 ――殺人のための殺人』、『死してこそ生きる男』 - ソン・ソニョン ネット書店アラジン:『合作 ――殺人のための殺人』(2011年4月) ネット書店アラジン:『死してこそ生きる男』(2011年10月) 『合作 ――殺人のための殺人』は、石垣島で死体が発見され日本と韓国の刑事が合同で捜査をするという作品。読者に正々堂々と対決を挑む本格ミステリ作品。 『死してこそ生きる男』は、濡れ衣を着せられた主人公とそれを追う刑事などをめぐるサスペンス小説。 作者のソン・ソニョンは1974年生まれ。2008年に短編「ツバメの巣城殺人事件」で韓国推理作家協会主催の公募新人賞「季刊ミステリ新人賞」を受賞してデビューした。その後は韓国推理作家協会のアンソロジーなどで「誰がわたしのラーメンを食べたんだ?」など日常の謎ミステリを中心に短編を発表。2011年、初の長編作品『合作 ――殺人のための殺人』を上梓した。 2.アンソロジー (1)『今年の推理小説』(韓国推理作家協会編) ネット書店アラジン:『今年の推理小説 2009年版』(2009年7月) ネット書店アラジン:『今年の推理小説 2010年版』(2010年7月) ネット書店アラジン:『今年の推理小説 2011年版』(2011年8月) 韓国推理作家協会(1983年設立)が毎年夏に編んでいるアンソロジー。日本では10年以上前の1998年版が『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(バベル・プレス、2002年)として刊行されているのみ。そろそろ、新たな邦訳がほしい。 (2)『韓国推理サスペンス短編選』(2008年~) ネット書店アラジン:『韓国推理サスペンス短編選』(2008年5月) ネット書店アラジン:『韓国推理サスペンス短編選2』(2009年7月) ネット書店アラジン:『韓国推理サスペンス短編選3』(2010年10月) 韓国推理小説100周年(イ・ヘジョ(李海朝)『双玉笛(そうぎょくてき)』から100年)を記念して刊行された新世代作家10人のアンソロジー。原題は「推理スリラー」となっているが、ここでの「スリラー」は日本でいえば「サスペンス」ぐらいの意味のようなのでそう訳した。『韓国推理スリラー短編選』としてもいいかもしれない。 密室ものや日常の謎作品もあるとのこと。第1巻は、第1回ブロガー大賞国内文学部門第5位。 (3)『12人12色 韓国若手作家の推理短編集』 ネット書店アラジン:『12人12色 韓国若手作家の推理短編集』(2009年7月) 季刊ミステリ新人賞受賞者など、韓国の若手作家12人が作品を寄せている。 関連記事 韓国ミステリ 読書案内 このアジアミステリを邦訳してほしい! 台湾ミステリ編 中国ミステリ編 韓国ミステリ紹介 目次へ
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