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公式スキルデータ http //rz.gamecom.jp/Doc/Content.php?seq=24 カオスエンドのおかげで他の近接よりSPやりくりが楽でスキルを多用する気持ちよさが味わえる 範囲の狭さと皮装甲のせいで雑魚をまとめて狩るのはあんまり得意じゃない どっちかというとボス戦で華を見せるタイプ と思いきや回避スキルと範囲スキルをちゃんと使えば大量の雑魚処理も得意だったりする 複数にカオスエンドを当ててコンボ撃ってるだけでSPじゃぶじゃぶ回復して美味しいです アサシンはポイントかつかつなのと他職にうまみがないこともあって基本アサシンスキルだけで完結する ハイブリッドなキャラとか作りたい奴は他職 全体的に短いクールのスキルが多い スキルが揃ってくるとコンボを繋げてSPの許す限り雑魚をハメ殺せる また自分だけでなくPTメンバーにも効果が及ぶスキルがいくつかあるためPT支援能力にも優れる マスタリー スキル名 種類 効果・備考 取得条件 テナシティ 近接/パッシブ 回避行動を取ると一定時間テナシティバフが付与されるこのバフがある状態で各種キックスキルを使うとテナシティを消費してSPを12回復しホミサイドバフを得られる アサシンスキル合計5pt取得 アサシンマスタリー 一般/パッシブ 他クラスのスキルを取得出来るようになるが、アサシンの武器であるツインダガーは他クラスのスキルが仕様出来ないので無駄 アサシンスキル合計10pt取得 シャープエッジ 近接/パッシブ クリティカル率をLv×2%上昇させる アサシンスキルを合計15/25/35pt取得 アラートネス 近接/パッシブ テナシティバフが1+Lv×1回重複するようになる移動速度上昇効果も重複する アサシンスキル合計20/30pt取得 一段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 カオスエンド 近接/アクティブ これを当てた敵を殴るとスキルレベルに応じて4/5/6のSPと20/30/40のEPを回復させる1は必須でそれ以上は好み PTメンバーもこのスキルの恩恵に与れるので間接的に支援が出来る 無し ジャッジメントダガー 近接/アクティブ ダガーで2回攻撃する 回避判定付きアサシンの主砲スクリューキックへの連携用スキル Lvを上げればクールも短くなるので回転率を上げるためにもLv3推奨 初期取得 スクリューキック 近接/アクティブ ジャッジメントダガーまたはシャドウクロウ使用後にのみ発動可能な回し蹴り 回避判定付き キックブースト対象スキルアサシンの主砲 Lv5振らないならアサシン辞めろ 武器使え?知るか 無し ツインダガーマスタリー 近接/パッシブ ツインダガー装備時の攻撃力をLv×2%上昇させるアサシンはスキル倍率が優秀なので出来るだけ基礎攻撃力を上げたいところだが他スキルLvとの兼ね合いで真っ先に削られるであろうスキル 無し 二段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 ドラゴンファング 近接/アクティブ 飛び上がって武器を叩きつけ周囲を攻撃するアサシンにとって貴重なダウン攻撃スキル 1は習得推奨 発動中はスーパーアーマー アサシンスキルを合計5pt取得 キックブースト 近接/アクティブ キックスキルの攻撃力倍率にLv×20%を加算する またキック後にサドゥンが使用可能になる主砲の火力を更に伸ばせるブーストスキル 1は持ってて損はない発動中はキックスキルに敵を吹き飛ばす効果が付与されるためPTでボスや吹っ飛ばない敵以外に使うともれなく地雷認定される諸刃の剣 アサシンスキルを合計5pt取得 バイタルスタッブ 近接/アクティブ 目の前を2回突いて攻撃する 当たった敵は1/1.5/2秒間スタンするアサシン唯一のスタンスキル 1持ってて損はない PvPやるなら3振り推奨 威力の伸びも悪くない アサシンスキルを合計5pt取得 トランキライザー 近接/アクティブ 5/7/9秒間の間、毎秒HP2%とSP8を回復する多少の被ダメージなら相殺出来る便利スキル SPが枯渇しそうな時に飲んでもいい効果は5/7/9秒間の間毎秒とあるが効果時間が残り0秒の時にも回復するため効果は1+秒数回分発生する アサシンスキルを合計5pt取得 三段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 サイクロンダガー 近接/アクティブ 2キャラ分程度移動しながら3回攻撃する カオスエンド後に使用可能移動しながら攻撃出来るのは位置調整に便利だが如何せん威力がゴミすぎる この後に連携出来るライジングもゴミスキルなので切ってもいい アサシンスキルを合計10pt取得 ペネトレイト 近接/アクティブ これに当たった敵の防御力を9/12/15%ダウンさせる 2回まで重複可能 Lv2以降は盾防御不可属性が付くアサシンのPT支援スキルその2 敵の防御力を物魔両方下げられるためPT全体の火力補助が出来る1は必須だが2でガード不可になるため出来れば2以上をおすすめする アサシンスキルを合計10pt取得 サドゥン 近接/アクティブ 前方に瞬間移動する 回避判定付きアサシンの機動力を支える便利スキル 1は必須でLvを上げる毎にクールが大きく縮まり消費SPも減るため上げても損はないこのスキルには短いが移動速度上昇効果が付いており、使用後に前方ジャンプすると空中でそれが切れても着地するまで速度は変わらないため若干距離を稼ぐ事が出来る アサシンスキルを合計10pt取得 アクロバット 近接/パッシブ 攻撃を回避すると6秒間SPが2秒毎に2/4/6回復する またツインダガー装備時には回避モーションが変化するモーションがバク転になったりするが完全に見た目だけ 敵の攻撃を上手く回避出来るなら悪くはないが他に取りたいスキルは多い効果が発揮されるのは回避行動や回避判定付きスキルで攻撃を回避した時に白文字で『回避』と出た時のみ アサシンスキルを合計10pt取得 四段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 ダブルスピンキック 近接/アクティブ 目の前を2回蹴る キックブースト対象スキルLvを上げるとCTと共に消費SPが大きく減りLv3では消費無しになる 振るなら0or1or331スキルのホミサイドスキルでホミサイドが重複するようになっているとテナシティが2つ以上ある場合2個消費してホミサイド2個を得ることが出来るので3振りだとSP回復スキルとしても扱えるようになる アサシンスキルを合計15pt取得 ダークネスカーテン 魔法/アクティブ 自分と周囲のプレイヤーを2/3秒間回避無効属性以外の攻撃を全て回避出来るようにする Lv3では効果中移動速度が40%上昇するアサシンのPT支援スキルその3 味方のピンチを救うなり攻撃チャンスを増やすなりLv3であれば加速スキルとして使うなりとかなり便利 PvPやるなら3必須 アサシンスキルを合計15pt取得 スティミュラント 近接/アクティブ 10/12/14秒間、攻撃速度が10/15/20%・移動速度が5/7/9%上昇する取ったことないからわからんがこれ取るぐらいならもっと他に必要なスキルあるだろ アサシンスキルを合計15pt取得 五段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 ライジング 近接/アクティブ サイクロンダガー使用後にのみ発動可能 昇竜拳 回避判定付き見た目はかっこよさげだが残念ながらゴミ アサシンスキルを合計20pt取得 シャドウクロウ 近接/アクティブ ペネトレイト使用後にのみ発動可能 このスキルの後にスクリューキックへと連携出来る主砲へのコンボルートが増えるため1は必須 倍率の伸びも良く消費も大きく減るためLvを上げるのもいい アサシンスキルを合計20pt取得 キャプチャー 近接/パッシブ 攻撃がクリティカルヒット時30/40/50%の確率でテナシティバフを得られるわざわざSP30消費して回避行動しなくてもテナシティを得られるようになるので1は必須スキルポイント対効果としては微妙だが発動確率を上げるため出来ればLvを上げたい アサシンスキルを合計20pt取得 六段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 シャドウトランプル 近接/アクティブ 上空に飛び上がってから地面を踏みつけ周囲を攻撃する ダウン属性 シャドウトリートとクールタイムを共有するこれとシャドウトリートは被弾時の仰け反り中やダウンしてる時にも使える緊急回避用スキル 1必須 上昇中は無敵で全ての攻撃を無効化出来る アサシンスキルを合計25pt取得 シャドウトリート 近接/アクティブ 後方へ瞬間移動する シャドウトランプルとクールタイムを共有するモーション的には後ろ版サドゥン こちらの方がトランプルよりもクールが10秒短くSP消費も小さいPvPするならトランプルは読まれていた場合反確もらうので取っておいてもいいかも知れない アサシンスキルを合計25pt取得 ボディエンハンス 近接/アクティブ 10秒間被ダメージを20/30/40%軽減し、被弾時の硬直時間を30/40/50%軽減するPvP用 効果だけ見れば強烈だが効果時間が10秒と短く前提にゴミスキルも含まれるため他スキルとの兼ね合いと使用タイミングが難しい アサシンスキルを合計25pt取得 七段目 スキル名 種類 効果・備考 取得条件 ダンシングダガー 近接/アクティブ 前方へ飛び込みつつ4回攻撃する 使用後3秒間もう一度このスキルを発動出来る逆さになってぐるぐる回転しながら突撃する Lv1では威力がお察しだが範囲攻撃や裏周りつつ攻撃する分には悪くはない キャプチャー発動用としても優秀 アサシンスキルを合計30pt取得 セルフレスネス 魔法/アクティブ 使用時にSPを50回復し、10秒間消費されないテナシティを得られるSP回復や効果自体は悪くないが長すぎるクールタイムが問題 アサシンスキルを合計30pt取得 ホミサイド 近接/パッシブ ホミサイドがLv1で2回、Lv2で3回重複するようになり、Lv3で効果時間が8秒になるホミサイド(6秒間攻撃力25%up)が重複するようになり火力がかなり底上げされる 出来れば3振りたいがせめてLv2(3回重複で攻撃力+75%)は欲しいボス戦ではこれを維持出来るかどうかで殲滅速度が大幅に変わってくる アサシンスキルを合計30pt取得
https://w.atwiki.jp/lbx_bcg/pages/82.html
第1弾から登場したLBX。 貫属性のアサシンアサシン D-W01-09 赤 アサシン D-01-59 赤 衝属性のアサシンアサシン D-01-60 赤
https://w.atwiki.jp/ronpc/pages/165.html
アサシン ■アサシンギルド(in_moc_16) 14, 27 ■アサシン アサシンギルド(in_moc_16) 23, 27
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Assasin(アサシン) Assassin_clean.png アサシンは攻撃速度が早く、機動性と一撃必殺の攻撃を持ち合わせています。 また、近距離戦から中距離戦に長けていることからパーティ内の火力として重宝されます。 アサシンには「アサシンゲージ」と呼ばれる「ペイン」、「シール」というゲージが2つ存在します。 特殊なスキルを使用することによりそれぞれ最大4回までたまるようになっています。 ためた数によって、他のスキルやキャラクターステータスに変化をもたらします。 身軽さを利用して、相手を攻撃するアタッカータイプのクラスとなります。 選択可能種族 ヒューマン ヴァンパイア
https://w.atwiki.jp/quatropiliastro/pages/38.html
果たして何がきっかけだったかを彼――デズモンド・マイルズは覚えていない。 まるで無我の海の中に浮かぶ小島に漂着したかのように、気がついたら彼の意識はそこにあった。 小洒落た、けれど小さな、どんな街にも一軒はあるようなバー。 彼はそこのバーテンダーだ。 だった――はずだ。 少なくとも時代錯誤な甲冑姿の男を引き連れた、ドラッグでもやってそうな少年が飛び込んでくるまでは。 彼を宥めようとしつつ、一切何の躊躇も無くカウンターの下に隠してある拳銃を握りしめた時までは。 そして少年へ向けて何も考えずに引鉄を引いたのと同時に、甲冑男の心臓が弾け飛ぶまでは。 「…………あ?」 赤黒く汚れたバーの中央に、蹲るような小柄な影が、ひとつ。 頭を撃ち抜かれて痙攣する少年の死体と共に、甲冑男の死体が0と1とに分解されて消えていく。 デズモンドがそれを認めた―― 「―――――!」 ――その瞬間、小さな影が掻き消えた。いや、跳んだ。 およそ常人の視界では捉えられぬほどの高速。文字通りデズモンドの目にも留まらぬほどの。 かつてのデズモンドならば――あるいは思いだす前のデズモンドならば。 今は違う。 彼には、かつて慣れ親しんだ記憶の「流入」の感覚を楽しむ余裕さえあった。 身に宿した「鷹の目」を開き、それを以って迫り来る短剣(ダガー)、その切っ先の煌めきを見る事さえできた。 横っ飛びにその奇襲を回避する動きは訓練、それも尋常でない経験を得たものだけが成し遂げられるもの。 影の攻撃と、なんら遜色のない――いや、ともすれば人間離れした影以上の俊敏さであった。 デズモンドは影の刺突を紙一重の余裕で避け、その腕を取って、まるで舞踏でも踊るかのようにカウンターを飛び越える。 同時に、デズモンドは左の手のひらで「トン」と軽く、その影の項を叩いた。 「――!?」 蜻蛉を切って音もなくバーカウンターの上へ舞い降りた影は、デズモンドの動作に目を見張ったらしい。 動きが僅かに止まる。驚愕による硬直。信じられない様子で首筋に触れている。 意味を理解したか? 迂闊だぞと、デズモンドは笑った。逃す手は無い。 「掟を破るか、我が姉妹よ……!」 「…………!?」 影が弾けた。 カウンターからありえざる機動/軌道を描いて宙を跳び、壁から天井、天井から柱を伝って酒場の片隅へ。 ひらり、舞い降りる。 きいきいと揺れる電灯に照らされた影は、黒い外套であった。 その外套のフードから覗いた瞳がデズモンドを突き刺した。 錆びた金色の――鷹の目。 その視線はデズモンドに、雨に濡れた捨て犬を連想させた。 純粋。敬虔。正義。――狂信。 良く知っている。 だからデズモンドは人差し指を立てて、一言ずつ、言い含めるように告げた。 油断なく距離を保ちながら。深く腰を落として身構えながら。次の瞬間には跳躍できるよう備えながら。 かつての「記憶」の習慣だろう。左腕の武器を起動しようと筋肉を強張らせるのは。今はそこに何もないのだが。 「ひとつ、罪の無い者を傷つけてはいけない」 言葉をなじませようと、デズモンドは生唾を飲み込んだ。 「ふたつ、我らは目立ってはいけない。そして――」 「……みっつ、仲間に危険を及ぼしてはならない」 影がデズモンドの言葉に続き、静かな声で呟いた。 それは凛と張り詰めた鈴のように涼やかな、年頃の少女の声でもある。 少女が身に纏った黒い外套を、少しだけ跳ね上げる。 やはり、と思う。 十代も半ばぐらいの少女――…………。 黒髪の、張り詰めた表情の、まだ幼さを面影に強く残した、少女。 それが『アサシン』の正体だった。 「だが、兄弟よ。我らが神は杯など持たない」 「林檎もな」 デズモンドはバーカウンターへ乱雑に腰を下ろすと、投げやりにそう言った。 蝶ネクタイをむしりとって放り捨てる。シャツの襟元を広げ、大きく息を吸って、吐いた。 全く、訳がわからない。 バーテンダー……バーテンダーだと? この俺が? いや、確かにいつかまではそうだった。 奴らに誘拐されて、被験体17号の番号をつけられて、妙な機械にぶち込まれるまでは。 そして戦って、戦って、最後に、自分は――……。 「くそったれ(ガッデム)」 デズモンドは吐き捨てた。神は死んだ。罰当たりな言葉に、少女がびくりと震えた。 「アブスターゴ社め、くたばりやがれ」 「アブスター……なに?」 「テンプル騎士団の事さ。俺は……」 いや、とデズモンドは首を横に振った。 「俺たちは、そいつらと戦い続けてきた。エデンの果実と聖杯(カリス)を巡って。そうだろ?」 テンプル騎士団。エデンの果実。聖杯(カリス)。 その単語を口にした瞬間、少女の目が大きく見開かれたのを、デズモンドは認めた。 アサシン教団が一〇〇〇年に渡って戦い続けてきた仇敵と、その理由。 効果は覿面であったと言わざるを得ない。 暗殺者の少女は目に見えてデズモンドに対する殺意を緩め、それを異なる方向性へと張り詰めさせていく。 もしここでデズモンドが綱を離せば、まっしぐらにそちらへ向かって駆けて行くだろう。 やはり、犬を連想させる。仔犬だ。喉を鳴らして唸る仔犬。猟犬の仔犬。 「…………では、兄弟よ。あなたはこの儀式に、望んで参加したのではないのか?」 「そこさ、妹よ」 だからデスモンドは、なるべく気軽な風を装って、そう言った。 「自分が必死で守ってきたものよりもデカいブツが空に浮かんでたら、俺はどうすれば良いんだ? . ◆ ◆ ◆ ◆ 「なんてこった……」 「ではつまり、あなた、いや、あなた様はアルタイル様の末裔だというのか!?」 「なんてこった……」 尊敬の念に瞳を煌めかせる少女から目をそむけ、デズモンドは顔を覆って天を振り仰いだ。 おお、神よだ。 彼がテンプル騎士団と世界の行末を争い、人のためにと守り続けてきたエデンの果実。 それはすなわち異星人が地上に残した遺産に他ならなかった。 ところが、だ。 ムーンセル。 この月そのものが――異星人が残した超巨大なコンピューターだと? 馬鹿げている。 なんて馬鹿げているのか。 彼は――いや、彼に連なるアルタイル、エツィオ、コナー、多くのアサシンたちは。 そんな馬鹿げたものから人を守るためだけに、千年以上にも渡って戦い続けてきたというのに。 「デズモンド様!」 「やめてくれ」 デズモンドは苛立たしげに手を振った。様? この自分が? よしてくれ。 そんな尊敬されるような存在ではないことを、彼は重々承知している。 多くの血族の記憶と経験を「流入」によって獲得した彼は、テンプル騎士団との戦いに身を投じた。 「伝説」のアサシンたるアルタイル、「最強」のアサシンたるエツィオ、両者の末裔であるコナー。 三人のアサシンの記憶を引き継いだ彼は、確かに強かった。 しかし、最後の最後……。 人類の大半を滅ぼし、人類を導く新たな預言者となるか。 人類を救うために、命と引き換えに人類を委ねるのか。 二択を迫られた彼は、後者を決断した。決断してしまった。 その後どうなるか、どうなってしまったかを、デズモンドは知らない。 気づいた時には、ここでこうしてバーテンダーをやっていたのだから。 「しかし、貴方はもはやこの時代における唯一のアサシンであるのでしょう? それもアルタイル様の末裔だ」 だが少女の目の輝きは増すばかりだ。 興奮に頬を紅潮させ、惚けたように愛らしい唇も半開き。 バーに据え付けてあったTVに映るアイドルを、ファンたちがそんな風に見ているのをデズモンドは思い出した。 「であるならば、あなたは当代のハサン・サッバーハに他ならない……!」 「まあ、もう、アサシン教団も散り散りになっちまったからなぁ……」 「では、ハサン様と!」 「わかった。わかったよ、あー……アサシン、お前、名前は?」 「私めに名前はありません。アサシンとなる道を選んだ時、既に捨てました」 「じゃあ、とりあえず、アサシン。……様はよせ。命令だ。デズモンドか、そうでなきゃ……」 アルタイルか? エツィオか? それともコナー……。 「では、マスターと」 ああ。そう呟いて、少女は蕩けたような微笑を満面に花咲かせた。 「この響きは、貴方にこそ相応しい」 十代半ばの少女に「ご主人様」と呼ばれる自分の姿を想像して、デズモンドは顔をしかめた。 だが、まあ、デズモンド様とかハサン様よりはマシだろう。たぶん。おそらく。 . 「……まあ、それで良い。で、なんだ、アサシン」 「はい。一刻も早く、異端の魔術師どもとテンプル騎士団を討ち果たすべきかと。ご指示を!」 鉄砲玉、あるいは尻尾を振る仔犬。 行けと言えばまっしぐらに駆けて行って大暴れしそうだということが、鷹の目がなくとも察しがついた。 彼女がハサンを襲名できなかったのは十中八九、この直情型の性格のせいではなかろうか……。 「だが、まあ、方針として間違っていないあたりがなあ……」 「では……!」 「闇雲に突っ込んでいったってダメだ。掟を思い出せ、アサシン」 「はい!」 記憶にあるアルタイルの堂々たる態度、その一端でも引き出せれば良いのだが。 デズモンドは待てというように掌を突き出し、思考を巡らせた。 「ムーンセルの、聖杯戦争か」 与えられた記憶を自分へ馴染ませるのは慣れっこだ。 ムーンセルから流入してくる聖杯戦争の記憶による限り、無駄にNPCを殺すな、という以上の制限は無い。 トーナメント方式ならともかく、ルール無用の戦争ともなれば、それは……。 「…………」 知らず、デズモンドは唇を舐めていた。 上等だ。 敵がどんな強固な城塞を持っていようが、武器を持っていようが、鎧を持っていようが、だ。 そんな物で――そんなもので、アサシンから逃れられるとでも思っているのだろうか。 人類を歪める存在があるならば、これを討つ。それがアサシンだ。それが俺たちだ。 ――だいぶ、俺も染まってきたな。 「マスター?」 「決めたぞ、アサシン」 笑っていた口元をデズモンドは引き締めた。 「巻き込まれた者は助け、異端は討ち、聖杯を破壊し、ムーンセルを人の手から遠ざける」 「我が運命をあなたに委ねます、マスター!」 デズモンドは微かに笑って「ただし、隠密にだ」と付け加えることを忘れなかった。 . ◆ ◆ ◆ ◆ それから、ほどなくして。 カウベルを微かに鳴らして、二人の影がバーから姿を現した。 一人は男。一人は少女。 男は白いパーカーを、少女は黒い外套を身に纏う。 二人は微かな笑みを浮かべ、フードを被った。 そしてそのまま、雑踏の中へ溶けるように去って行く。 誰も気にしない。 気にも留めない。 アサシンを恐れよ。彼らはどこにでもいて、どこにもいない。 「ラーシェイア、ワキュン、ムトラクベイル、クルンムーキン」 「これぞ我らが血盟の英知を集約せし言葉」 「闇に生き、光に奉仕する、そは我らなり」 「真実はなく、許されぬことなどない」 「安全と平和を……」 「アサシンに勝利を」 ――――俺はデズモンド・マイルズ。 ――――これは、俺の物語だ。 . 【クラス】 アサシン 【真名】 無名@Fate/strangefake 【パラメーター】 筋力C 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具B+ 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 気配遮断:A- 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 狂信:A 特定の何かを周囲の理解を超えるほどに信仰することで、通常ではありえぬ精神力を身につける。 トラウマなどもすぐに克服し、精神操作系の魔術などに強い耐性を得る。 【宝具】 『幻想血統(ザバーニーヤ)』 ランク:E~A 種別:対人・対軍宝具 レンジ:- 最大補足:- 肉体を自在に変質させ、過去に紡がれし18の御業を再現する能力。 実際は過酷な肉体改造なども行われていたが、英霊化にあたり肉体を自在に変質させる形となった。 オリジナルの御業と比べ威力が上か下かはケースバイケースとなる。 ・妄想心音(ザバーニーヤ) 背中に移植したシャイターンの腕で相手の心臓を複製、呪殺する業。 ・空想電脳(ザバーニーヤ) 接触した敵の頭を爆弾に作り変える業。 ・夢想髄液(ザバーニーヤ) 可聴領域を超えた歌声で相手を操る業。オリジナルの業を超えた力を持つ。 大人数を対象とした場合、脳を揺らし魔術回路を暴走させる等の効果を持つ。 一人に対象を限定すれば、並のサーヴァントの膝をつかせ、人間ならば脳をそのもの支配し操る事ができる。 人体発火現象を誘発させることも可能。 ・狂想閃影(ザバーニーヤ) 髪の毛を自在に伸縮させて操る業。 ・断想体温(ザバーニーヤ) 己の皮膚を『魔境の水晶』の如く硬化させ、銃弾をも弾く護りを得る業。 ・妄想毒身(ザバーニーヤ) あらゆる体液、爪や皮膚、吐息すら含め、己の全てを猛毒とする業。また、自身の耐毒性を高める効果もある。 無差別殺害を避けるべく、毒の濃度はオリジナルより低下してしまっている。自身の血に毒を集中して、一時的に使用する程度に留まる。 ・瞑想神経(ザバーニーヤ) 魔力・水・風・電気などのエネルギーの流れを完全知覚する業。 他11種類 【weapon】 ダーク:投擲用短剣。全身いたるところに仕込まれている。 【人物背景】 ハサン・サッバーハになれなかった少女。狂信者。 歴代の長18人の奥義を再現するに至るも、独自の業を編み出せず、また暗殺者に不向きな性格から長となれなかった。 どちらかというと「暗殺者」というよりも「戦士」としての面が強く、状況の打破に正面突破を好む。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯の破壊 ムーンセルを人の手から遠ざける 【基本戦術、方針、運用法】 異端の魔術師、聖杯を求める者に対しては問答無用。 ただし巻き込まれた第三者、中立の者へは攻撃せず、改宗を勧める。 狂信者ではあるが、だからこそ「ハサン」であるデズモンドには忠実。忠犬。わんこ状態。 . 【マスター】 デズモンド・マイルズ@アサシンクリード 【マスターとしての願い】 聖杯の破壊 ムーンセルを人の手から遠ざける 【能力・技能】 ・気配遮断EX:世界そのものと同化。攻撃する瞬間だけA+になる。 ・フリーラン:市街地での高速移動能力。また超高層から飛び降りても負傷しない。 ・鷹の目:驚異的な集中力によってもたらされる超感覚。敵味方の識別や、あらゆる物的証拠の察知など。 ・マスターアサシン:過去のアサシンたちの持つ破壊工作や暗殺技術の完全継承。当代のハサン・サッバーハ。 【weapon】 アサシンブレード:左腕に着用されるガントレット式の飛出式小剣。アサシンの象徴。一撃必殺の暗器。 アルタイルの剣:伝説のアサシンが好んで用いたとされる長剣と短剣の一式。現代まで存在する宝具。 ダーク:投擲用短剣。全身いたるところに仕込まれている。 クロスボウ:無音狙撃武器。折りたたみ式で携帯でき、毒矢を発射することも可能。 フックガン:鉤縄を射出する武器。主に移動補助だが、銛撃銃の要領で攻撃にも活用できる。 ハンドガン:何の変哲もないオートマチック拳銃。 【人物背景】 アサシン教団の末裔として、テンプル騎士団との戦いに巻き込まれた青年。 先祖である伝説のアサシン、最強のアサシンの経験を「流入」された結果、恐るべき実力を有する。 人類を歪める「エデンの果実」を巡るテンプル騎士団との戦いの末、人類を救うことを決断して死亡した。 当代におけるハサン・サッバーハ。 【方針】 アルタイルの経験による白兵戦および暗殺。 エツィオの経験による爆薬、毒薬、パラシュートやグライダーによる長距離移動。 コナーの記憶によるゲリラ戦、射撃などを活用し、アサシンとして暗躍を続ける。 魔力量は多くないが、アサシンが宝具連発をしたがるので「待て」を多様せざるを得ない模様。
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アサシン 仲間を捨てた時、同じ枚数まで仲間でないカードを拾う。 ルール 何らかの効果によって仲間カードを捨てた時に、あなたがまだアサシンを持っているなら 捨てた仲間と同じ枚数まで「仲間でないカード」を拾います。同じ枚数までなので0枚、つまり拾わないことも出来ます。 ゲーム開始時にアサシンを選び、ミミックを引いた時に起こる処理について。 アサシン以外に仲間カードを2枚と財宝を3枚所持してミミックを引いたとします。 ミミックによって仲間2枚と財宝3枚を捨てます。その後、今捨てた財宝を2枚拾うことができます。 結果的に次のプレイヤーは仲間2枚と財宝1枚を拾い、あなたの持ち札は財宝2枚とミミックになります。 ゲーム中に獲得したアサシンではミミックによって捨てられるため、この処理は発生しません。 フレーバー 暗殺者は自分が原因だと気取らせずに獲物を殺す。 魔物に襲われたドサクサだとか、風水師の招いた不運だとかだ。 任務を終えた暗殺者はその報酬を依頼人からもらいうける。
https://w.atwiki.jp/soulknightprequel_jp/pages/23.html
目次 アサシンの詳細 スキル一覧 アサシン使ってる人お願いします🙇 ◯◯ ✕✕ △△ ☆☆ ♪♪ □□ ▼▼ アサシンの詳細 ベースのクラス 戦士とシーフの複合クラス 主に上げるべきステータス スキル一覧 ○○ ✕✕ △△ ☆☆ ♪♪ □□ ▼▼
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アサシンセット 基本性能GVG使用不可。 名称 系列 位置 スロットの有無 ステータスUP 防御 装備 要求レベル 重量 悪魔の角 冠 上段 1 STR+3 LUK+4 2 全ての職業 LV64 80 悪魔の羽 冠 中段 1 STR+3 Cri+4 2 全ての職業 LV64 80 悪魔の尻尾 冠 下段 0 STR+3 AGI+5 2 全ての職業 LV64 80 セッ トボーナス悪魔セット装備時追加でSTR+3、完全回避+10。アサシン、アサシンクロスが悪魔セット装備時ASPD199に固定される。 アイテム作成材料表 悪魔の角 アサシンセット冠(頭上段 s1) 収集品 必要個数 収集品 必要個数 収集品 必要個数 収集品 必要個数 食人植物の根 200 アノリアンの皮膚 200 ロキのささやき 5 マッチ 30 きれいな砂 50 とんぼの羽 100 折れた農具 10 熱い毛 50 焼きワニの野菜蒸し 5 一段階 10 手数料 10M 悪魔の羽 アサシンセット羽(頭中段 s1) 収集品 必要個数 収集品 必要個数 収集品 必要個数 収集品 必要個数 ポリンボックス 20 茹でサソリ 5 ファッションカツラ 10 折れた農具 10 カタカタする骸骨 10 白雲母 50 パチンコ 100 歯車 30 鉛筆立て 1 手数料 10M 悪魔の尻尾 アサシンセット尻尾(頭下段 sなし) 収集品 必要個数 収集品 必要個数 収集品 必要個数 収集品 必要個数 幻想の花 5 オラオラ 5 四葉のクローバー 3 赤い額縁 10 ポリン人形 10 歪んだ自画像 10 縞模様の靴下 25 ハーピーの爪 30 古い魔方陣 10 鉛筆立て 1 宮廷調理器具 15 手数料 10M
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アサシン アサシンとは、忍術系の職業のひとつ。 分類は上級職業。 ステータス 職業名 剣術熟練度 魔術熟練度 神術熟練度 弓術熟練度 体術熟練度 忍術熟練度 その他 アサシン 0 0 0 0 0 5000 なし 基礎成長値 HP MP 力 生命 知力 精神 運 速さ 0 50 110 70 100 70 90 140 取得可能アビリティ 必要熟練度 条件 探索 1000 なし 発見 3000 探索取得 黄金発掘 7000 発見取得 毒斬 700 なし 猛毒斬 7000 毒斬取得 先制攻撃 5000 なし 技 通常攻撃 タメ攻撃 応急手当 電光石火 飛影斬 毒斬 暗黒斬 龍火 鳳仙花 飛燕神撃斬 瞬毒殺 緊縛 根絶 血華繚乱 その他 速さの基礎成長値がとても高い。
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果たして何がきっかけだったかを彼――デズモンド・マイルズは覚えていない。 まるで無我の海の中に浮かぶ小島に漂着したかのように、気がついたら彼の意識はそこにあった。 都内片隅の小さなバー。彼はそこのバーテンダーだ。 TVではここ連日都内を騒がせている連続殺人の報道が盛んに為されており……。 「…………あ?」 バーの中央に、蹲るような小柄な影が、ひとつ。 「―――――!」 瞬間、その影が掻き消えた。いや、跳んだ。 およそ常人の視界では捉えられぬほどの高速。文字通りデズモンドの目にも留まらぬ。 かつてのデズモンドならば――あるいは思いだす前のデズモンドならば。 今は違う。 彼はかつて慣れ親しんだ記憶の「流入」の感覚を楽しむ余裕さえあった。 身に宿した「鷹の目」を開き、以って迫り来る短剣(ダガー)、その切っ先の煌めきを見る事さえできた。 横っ飛びにその奇襲を回避する動きは訓練、それも尋常でない経験を得たものだけが成し遂げられるもの。 影の攻撃と、なんら遜色のない――いや、ともすれば人間離れした影以上の俊敏さであった。 音もなくバーカウンターの上へ舞い降りた影は、その動作に目を見張ったらしい。 動きが僅かに止まる。驚愕による硬直。迂闊だぞと、デズモンドは笑った。逃す手は無い。 「掟を破るか、我が姉妹よ……!」 「…………!?」 その瞬間、影はカウンターからありえざる機動/軌道を描いて弾けた。 壁から天井、天井から柱を伝って酒場の片隅へとひらり、舞い降りる。 影は黒い外套であり、外套のフードから覗いた瞳がデズモンドを突き刺した。 錆びた金色の――鷹の目。 その視線はデズモンドに、雨に濡れた捨て犬を連想させた。 純粋。敬虔。正義。――狂信。 良く知っている。 だからデズモンドは人差し指を立てて、一言ずつ、言い含めるように告げた。 油断なく距離を保ちながら。深く腰を落として身構えながら。次の瞬間には跳躍できるよう備えながら。 かつての「記憶」の習慣だろう。右腕の武器を起動しようと筋肉を強張らせるのは。 「ひとつ、罪の無い者を傷つけてはいけない」 デズモンドは生唾を飲み込んだ。 「ふたつ、我らは目立ってはいけない。そして――」 「……みっつ、仲間に危険を及ぼしてはならない」 影は、静かな声で呟いた。 それは凛と張り詰めた鈴のように涼やかな、年頃の少女の声でもある。 影は身に纏った黒い外套を、少しだけ跳ね上げる。 やはり、と思う。 十代も半ばぐらいの少女――…………。 黒髪の、張り詰めた表情の、まだ幼さを面影に強くのこした、少女。 それが、『アサシン』の正体だった。 「だが、兄弟よ。我らが神は杯など持たない」 「林檎もな」 デズモンドはバーカウンターへ乱雑に腰を下ろすと、投げやりにそう言った。 蝶ネクタイをむしりとって放り捨てる。シャツの襟元を広げ、大きく息を吸って、吐いた。 全く、訳がわからない。 バーテンダー……バーテンダーだと? この東京で? 俺が? 自分をそこから誘拐して、被験体17号の番号をつけて、妙な機械にぶち込んだ奴ら。 戦って、戦って、最後に、自分は――……。 「くそったれ(ガッデム)」 デズモンドは吐き捨てた。罰当たりな言葉に、少女がびくりと震えた。 「アブスターゴ社め、今度は何をやらかしたんだ……」 「アブスター……なに?」 「テンプル騎士団だよ。俺は……」 いや、とデズモンドは首を横に振った。 「俺たちは、そいつらと戦い続けてきた。エデンの果実と聖杯(カリス)を巡って。そうだろ?」 テンプル騎士団。エデンの果実。聖杯(カリス)。 その単語を口にした瞬間、少女の目が大きく見開かれたのを、デズモンドは認めた。 アサシン教団が1190年から十世紀近くに渡って戦い続けてきた仇敵と、その理由。 効果は覿面であったと言わざるを得ない。 暗殺者の少女は目に見えてデズモンドに対する殺意を緩め、それを異なる方向性へと張り詰めさせていく。 もしここでデズモンドが綱を離せば、まっしぐらにそちらへ向かって駆けて行くだろう。 やはり、犬を連想させる。仔犬だ。喉を鳴らして唸る仔犬。猟犬の仔犬。 「…………では、この儀式も、テンプル騎士団の仕業だというのか、兄弟よ」 「そこさ、妹よ」 だからデスモンドは、なるべく気軽な風を装って、そう言った。 「俺にはその聖杯戦争とやらが、さっぱりわからないんだがね」 「なんてこった……」 「ではつまり、あなた、いや、あなた様はアルタイル様の末裔だというのか!?」 「なんてこった……」 尊敬の念に瞳を煌めかせる少女から目をそむけ、デズモンドは顔を覆って天を振り仰いだ。 おお、神よ(アッラーアクバル)だ。 古代――とも限らないそうだが――の英霊を蘇らせ、殺しあわせ、ただ一人生き延びた者が聖杯を手にする。 それはあらゆる願望を叶える、まさに奇跡。たとえ偽りであるとしても。 馬鹿げている。 なんて馬鹿げている奴らだ。 彼は――いや、彼に連なるアルタイル、エツィオ、コナー、多くのアサシンたちは。 そんな馬鹿げた企みを叩き潰すためだけに、千年以上にも渡って戦い続けてきたというのに。 「デズモンド様!」 「やめてくれ」 デズモンドは苛立たしげに手を振った。様? この自分が? よしてくれ。 そんな尊敬されるような存在ではないことを、彼は重々承知している。 多くの血族の記憶と経験を「流入」によって獲得した彼は、しかし、最後の最後、志半ばで斃れたのだ。 人類を救うために、命と引き換えに人類を委ねてしまったのだ。 その後どうなるか、どうなってしまったかを、デズモンドは知らない。 「しかし、貴方はもはやこの時代における唯一のアサシンであるのでしょう? それもアルタイル様の末裔だ」 だが少女の目の輝きは増すばかりだ。 興奮に頬を紅潮させ、惚けたように愛らしい唇も半開き。 バーに据え付けてあったTVに映るアイドルを、ファンたちがそんな風に見ているのをデズモンドは思い出した。 「であるならば、あなたは当代のハサン・サッバーハに他ならない……!」 「わかった。わかったよ、あー……」 「私めに名前はありません。アサシンとなる道を選んだ時、既に捨てました」 「じゃあ、とりあえず、アサシン。様はよせ。命令だ。デズモンドか、そうでなきゃ……」 アルタイルか? エツィオか? それともコナー……。 「では、マスターと」 ああ。そう呟いて、少女は蕩けたような微笑を満面に花咲かせた。 「この響きは、貴方にこそ相応しい」 十代半ばの少女に「ご主人様」と呼ばれる自分の姿を想像して、デズモンドは顔をしかめた。 だが、まあ、デズモンド様とかハサン様よりはマシだろう。たぶん。おそらく。メイビー。 「……まあ、それで良い。で、なんだ、アサシン」 「はい。一刻も早く、異端の魔術師どもとテンプル騎士団を討ち果たすべきかと。ご指示を!」 鉄砲玉、あるいは尻尾を振る仔犬。 行けと言えばまっしぐらに駆けて行って大暴れしそうだということが、鷹の目がなくとも察しがついた。 彼女がハサンを襲名できなかったのは十中八九、この直情型の性格のせいではなかろうか……。 「だが、まあ、方針として間違っていないあたりがなあ……」 「では……!」 「闇雲に突っ込んでいったってダメだ。掟を思い出せ、アサシン」 「はい!」 記憶にあるアルタイルの堂々たる態度、その一端でも引き出せれば良いのだが。 デズモンドは待てというように掌を突き出し、思考を巡らせた。 とにかくこれが、アブスターゴ社のしわざでないにしても、黒幕がいるのは間違いない。 巻き込まれた者もいるだろう――恐らくは。それとも自分がアサシン教団の末裔と知って巻き込んだのか? 確実なのは、黒幕がいること。 そしてテレビで盛んに報道されている、この大量連続殺人が無関係ではないだろう、という辺りだ。 「…………」 知らず、デズモンドは唇を舐めていた。 上等だ。 敵がどんな強固な城塞を持っていようが、武器を持っていようが、鎧を持っていようが、だ。 そんな物で――そんなもので、アサシンから逃れられるとでも思っているのだろうか。 人類を歪める存在があるならば、これを討つ。それがアサシンだ。それが俺たちだ。 だいぶ、俺も染まってきたな。 「黒幕を探すぞ、アサシン。巻き込まれた者は助け、異端は討ち、聖杯を破壊する」 「我が運命をあなたに委ねます、マスター!」 デズモンドは微かに笑って「ただし、隠密にだ」と付け加えることを忘れなかった。 それから、ほどなくして。 カウベルを微かに鳴らして、二人の影がバーから姿を現した。 一人は男。一人は少女。 男は白いパーカーを、少女は黒い外套を身に纏う。 二人は微かな笑みを浮かべ、フードを被った。 そしてそのまま、雑踏の中へ溶けるように去って行く。 誰も気にしない。 気にも留めない。 アサシンを恐れよ。彼らはどこにでもいて、どこにもいない。 「ラーシェイア、ワキュン、ムトラクベイル、クルンムーキン」 「これぞ我らが血盟の英知を集約せし言葉」 「闇に生き、光に奉仕する、そは我らなり」 「真実はなく、許されぬことなどない」 「安全と平和を……」 「アサシンに勝利を」 ――――俺はデズモンド・マイルズ。 ――――これは、俺の物語だ。 【クラス】 アサシン 【真名】 無名@Fate/strangefake 【パラメーター】 筋力C 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具B+ 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 気配遮断:A- 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 狂信:A 特定の何かを周囲の理解を超えるほどに信仰することで、通常ではありえぬ精神力を身につける。 トラウマなどもすぐに克服し、精神操作系の魔術などに強い耐性を得る。 【宝具】 『幻想血統(ザバーニーヤ)』 ランク:E~A 種別:対人・対軍宝具 レンジ:- 最大補足:- 肉体を自在に変質させ、過去に紡がれし18の御業を再現する能力。 実際は過酷な肉体改造なども行われていたが、英霊化にあたり肉体を自在に変質させる形となった。 オリジナルの御業と比べ威力が上か下かはケースバイケースとなる。 ・妄想心音(ザバーニーヤ) 背中に移植したシャイターンの腕で相手の心臓を複製、呪殺する。 ・空想電脳(ザバーニーヤ) 接触した敵の頭を爆弾に作り変える。 ・夢想髄液(ザバーニーヤ) 可聴領域を超えた歌声で相手を操る業。オリジナルの業を超えた力を持つ。 大人数を対象とした場合、脳を揺らし魔術回路を暴走させる等の効果を持つ。 一人に対象を限定すれば、並のサーヴァントの膝をつかせ、人間ならば脳をそのもの支配し操る事ができる。 人体発火現象を誘発させることも可能。 ・狂想閃影(ザバーニーヤ) 髪の毛を自在に伸縮させて操る業。 ・断想体温(ザバーニーヤ) 己の皮膚を『魔境の水晶』の如く硬化させ、銃弾をも弾く護りを得る業。 ・妄想毒身(ザバーニーヤ) あらゆる体液、爪や皮膚、吐息すら含め、己の全てを猛毒とする業。また、自身の耐毒性を高める効果もある。 無差別殺害を避けるべく、毒の濃度はオリジナルより低下してしまっている。自身の血に毒を集中して、一時的に使用する程度に留まる。 ・瞑想神経(ザバーニーヤ) 魔力・水・風・電気などのエネルギーの流れを完全知覚する業。 他11種類 【weapon】 ダーク:投擲用短剣。全身いたるところに仕込まれている。 【人物背景】 ハサン・サッバーハになれなかった少女。狂信者。 歴代の長18人の奥義を再現するに至るも、独自の業を編み出せず、また暗殺者に不向きな性格から長となれなかった。 どちらかというと「暗殺者」というよりも「戦士」としての面が強く、状況の打破に正面突破を好む。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯の破壊 黒幕の暗殺 【基本戦術、方針、運用法】 異端の魔術師、聖杯を求める者に対しては問答無用。 ただし巻き込まれた第三者、中立の者へは攻撃せず、改宗を勧める。 狂信者ではあるが、だからこそ「ハサン」であるデズモンドには忠実。忠犬。わんこ状態。 【マスター】 デズモンド・マイルズ@アサシンクリード 【マスターとしての願い】 聖杯の破壊 黒幕の暗殺 【能力・技能】 気配遮断EX:世界そのものと同化。攻撃する瞬間だけA+になる。 フリーラン:市街地での高速移動能力。また超高層から飛び降りても負傷しない。 鷹の目:驚異的な集中力によってもたらされる超感覚。敵味方の識別や、あらゆる物的証拠の察知など。 マスターアサシン:過去のアサシンたちの持つ破壊工作や暗殺技術の完全継承。当代のハサン・サッバーハ。 【weapon】 アサシンブレード:左腕に着用されるガントレット式の飛出式小剣。アサシンの象徴。 アルタイルの剣:伝説のアサシンが好んで用いたとされる長剣と短剣の一式。 ダーク:投擲用短剣。全身いたるところに仕込まれている。 クロスボウ:無音狙撃武器。折りたたみ式で携帯でき、毒矢を発射することも可能。 フックガン:鉤縄を射出する武器。主に移動補助だが、銛撃銃の要領で攻撃にも活用できる。 ハンドガン:何の変哲もないオートマチック拳銃。 【人物背景】 アサシン教団の末裔として、テンプル騎士団との戦いに巻き込まれた青年。 先祖である伝説のアサシン、最強のアサシンの経験を「流入」された結果、恐るべき実力を誇る。 人類を歪める「エデンの果実」を巡る戦いの末、人類を救うことを決断して死亡した……はず。 当代におけるハサン・サッバーハ。 【方針】 アルタイルの経験による白兵戦および暗殺。 エツィオの経験による爆薬、毒薬、パラシュートやグライダーによる長距離移動。 コナーの記憶によるゲリラ戦、射撃などを活用し、アサシンとして暗躍を続ける。 候補作投下順 Back リンゴォ・ロードアゲイン&アサシン Next 逸見エリカ&ランサー