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「までえ゛え゛え゛え゛え゛!でいぶのあがぢゃんがえぜえ゛え゛え゛え゛」 鬼のような形相で跳ねるれいむ。れいむが追っているのは、目の前を走るピンク色をした四角い箱だ。 四つのタイヤが付いているそれは、作りは外の世界の乗り物の自動車に似ている。 ただしゆっくり達の利用するそれは"スィー"と呼ばれる物である。 重心をコントロールして上手くスィーを操りながら、人が走る程度の速さで移動するまりさ。そしてよく見ると、まりさの口の中でモゴモゴと何かが動いているのがわかる。いや、それは動いているどころか必死に助けを求めていた。 「おぎゃーしゃんだづげでえ゛え゛え゛え゛!!!」 「でいぶお゛う゛ぢがえ゛る゛る゛る゛る゛!!!」 口の中にいるにも関わらず、聞こえるのは相当大きな声を出しているのだろう。しかしその声も無駄に終わろうとしていた。 これが起伏の激しい森の中ならばまだ追いつけたかも知れない。しかしここは平地であった。 普通のゆっくりでは追いつくことは不可能であった。 れいむは死ぬ思いで走った。しかし体の限界は当に来ていた。地面に落ちている石に躓く有様だった。 「ゆべえ!」 地面に思いっきり躓くれいむ。それと同時に今まで耐えてきた疲れと痛みが襲ってくる。最早立って追いかけるのは不可能であった。 「おね゛がい゛でずがら゛あがぢゃん゛がえ゛じでえ゛え゛!!!」 「おぎぁぁぁぁあしゃぁぁぁん!!!!!」 「れーみゅぼう゛い゛や゛や゛や゛!!!」 もう出来ることと言えば、親子で呼び合うことぐらいであった。それすらも暗闇に消えていくまりさのせいで叶わなくなった。 「あ゛がじゃん・・・ひぃ・・あぎゃじゃん・・・」 自分の子供を救えなかった悔しさから、涙を流しながらそこに倒れるれいむ。涙で自らの皮膚がふやけようとも泣き続けていた。 月夜に照らされた飼いゆっくりの証であるバッジが悲しげに輝いていた。 昼間、ぱちゅりーとありすの親子は子供たちとゆっくりしていた。 子供たちは目の前で蝶に夢中になっていた。実にゆっくりとした子供たちである。 それは一瞬だった。 赤ちゃんありすとぱちゅりーが蝶を追って、傍の大樹に近づいた瞬間、そこに潜んでいたれいむのにバクリと食べられた。 それと同時にぱちゅりーとありすは枝で背中を刺された。誰が刺したかはわからない。ただの傷のせいで思うように動けない。 そして背中に気が移っていたのに気がついた時、すでに周りに誰もいなかった 優しい春の風が吹いているだけだった。 赤ちゃんゆうかは親から与えられた土地で畑作りに勤しんでいた。土を耕し、種を植え水をまく。それらをテキパキとこなしていた すると、どこからか「そろーり、そろーり」という声。 振り向くとそこには一匹のれいむが居た。 「・・・なにしにきたの?はたけをあらすならゆっくりしね!」 敵意をむき出しのゆうかに対して、れいむはのほほんとした顔で答えた。 「ゆっくりしていってね!!!。ゆうかのおはなさんがきれいだからみにきたんだよ。じゃまだったらごめんね!」 れいむの無邪気な笑顔。それを見たゆうかは、れいむを自分の横へ誘う。 「・・・ゆっくりみていっていいわよ。」 「ゆゆ!ゆうかありがと!ゆっくりみていくよ!」 嬉しそうに花を見ているれいむ。それを見てゆうかは嬉しい気持ちに包まれた。 「すきだらけなんだよねーわかるよー」 そこでゆうかの視界は真っ暗になった。結局最後まで後ろにいたみょんには気づかなかったのだ。 ふらんは産まれてまだ1週間しかたっていない。故にまだ外へ出してもらった事が一度もなかった。 姉であるれみりゃと毎日巣で遊んでいた。母親と父親はゆっくりとした親だったし、 おもちゃのあまあま達もいっぱいあった。しかし、幼い好奇心は抑えられなかった。 「うー。そとにでたいー。」 「うー♪おそとはきけんなんだどぉ~♪れみぃたちはこうまかんのおぜうさまだから、おうちにいるのがいいんだどぉ~♪」 不機嫌そうなふらんと明るいれみりゃ。いつものように専用の部屋で遊んでいた。周りはおもちゃと枯れ草で出来たベットである。 母親と父親は『だんすぱーてー』なるものに出かけていた。家で大人しくしているように大量のあまあまを置いて行ってくれた。 部屋の中でれみりゃを虐めて遊ぶふらん。 すると入口から誰かが入ってきた。 「ゆっくりするんだどぉ~」 れみりゃであった。大きさ的に大人のれみりゃであるが、勿論ふらん達の親ではない。 初めて見た家族以外の同種にふらんは警戒心を抱いたが 「ゆっくりしていくんだどぉ~♪」 姉のれみりゃは逆に興奮しているようだ。 れみりゃは姉妹に笑顔で挨拶をした後、プリプリとおしりを振りながら 「れみぃはいまがらこうまがんで、さくやと『ぷでぃん』をたべるんだどぉ~♪いっしょにたべる~?」 予想外の事を言ってきた。 「ぷでぃんたべるどぉ~♪ふらんもいくどぉ~♪」 あれだけ外は危険と言っておきながら、さっさと外に出てしまうれみりゃ。それほどまでにぷでぃんとさくやの二つは強力なのだ 一方ふらんも、これはチャンスだった。念願の外に出れるチャンス。 その前に先ほどの警戒心は消え去っていた。 「うー!おそとでるー!おねーさまはやくこいー!」 「ゆっくりしないでいくどぉ~♪えれがんとなおぜうさまは、じかんをまもるんだぉ~」 そう言いながられみりゃは、二人の姉妹と手を繋いで空を飛んだ。そうして巣を飛び去っていく。 ここはとあるドスまりさの群れ。崖の下にあり、穴に掘られたいくつかの巣と、崖にドスパークで掘られたドスの穴がある巣だった。 ドスの居る群れとしてはごく普通である。巣のゆっくり達は巣の外で楽しそうに遊んでいた。 その群れにどこからか大量のゆっくり達がやってきた。まりさやれいむ、みょんやぱちゅりー、果てはれみりゃやふらんまで 皆が赤ちゃんゆっくりを持ちながら、ドスの居る穴へ入っていた。 人間が楽に入れるほど広い洞窟の奥、そこにはドスと様々な赤ちゃんゆっくり達が居た。ドスはどうやらご飯を与えているらしく、 帽子から大量の食糧を取り出していた。 「ゆゆ~いっぱいたべるんだよまりさのあかちゃんたち~♪」 そういってご飯を一匹一匹に与えるドス。 「みょんはまだちっちゃいからね~♪まりさがたべやすくするよ~」 そういって生後間もないゆっくり達には、自分の口で一度モグモグと噛み砕き、食べやすくペースト状にしていた。 「あかちゃんはゆっくりたべていいんだよ~しあわせー?」 赤ちゃんゆっくりの食べている様子を嬉しそうに見ながら語りかけるドス。対して子供たちの方はと言うと 「む・・・ちゃ、むーちゃ、・・・ちあわせー」 「うまいんだどぉ・・・」 と、どうみても幸せそうではない赤ちゃんゆっくり達と、 「うめっ!うめぇ!これめっちゃうめぇ!」 「ドスのごはんはおいしんだよねーわかるよー」 と幸せそうに食べる子供ゆっくりに別れていた。 「ゆゆ~♪おかーさんはしあわせだよー♪」 嬉しそうにポヨンポヨンと飛び跳ねるドス。飛び跳ねるたびに揺れで子供たちは数ミリほど浮かぶほどだ。 そこへ、先ほどのゆっくりたちがやってきた。そして開閉一番に 「あかちゃんをつれてきたよ!はやくこどもたちにあわせてね!」 まりさが口に含んでいた赤ちゃんゆっくりをベッと吐きながら言った。その衝撃で口の中の赤ん坊は勢いよくドスのところへ飛んだ。 「ゆべぇ!」 「ゆびぃ!・・・いちゃいよ!まりちゃになにちゅるの!」 プンプンと怒りながら自分をさらったまりさに文句を言う赤ちゃんまりさ。 それに対して、まりさが何か言う前に、まりさの前に大きな壁が現れた。 「あかちゃんになにしてるのォ!あかちゃんはゆっくりさせるんだよ!!!」 そういってまりさを付き飛ばすドス。手は抜いてあるとはいえ、2mのドスの突撃は、バレーボール程度のまりさにはかなりの衝撃だった。 壁にドンッっと叩け付けられ餡子を吐くまりさ。それを蜂蜜を食べながら見ていたまりさの子供のぱちゅりーはプンプンと怒りながら 「むきゅん!あかちゃんにひどいことするおとーしゃんは、ゆっくりできてないわね!」 そう言いってドスの方へ行き、すりすりしようとするぱちゅりー。ドスもそれに気付いたのかすりすりし始めた。 しかし如何せん大きさが違いすぎる。ドスにとってはただのすりすりでも、ぱちゅりーには皮を削られそうな行為だった。 「すーりすーり♪」 「む・・・むぎゅ!むぎゅうぅ!」 それでも必死で耐えながらすりすりするぱちゅりー。それを見たまりさは泣きだした。 「どずどずりずりじじゃだべえ゛でじょう゛う゛う゛!!!ぱぢゅり゛ぃじんぢゃう゛う゛!!!」 親に必死の説得も、ぱちゅりーを苛つかせるだけだった。 「む!ドスはぱちゅりーたちにおいしいごはんをくれるのよ!おとーさんははちみつなんてとれないでしょ! それにドスはくまもおいかえせるのよ!たかーいたかーいもしてくれるし。ドスがぱちゅりーのおかーさんだったらよかったのに。」 この発言は流石に我慢の限界だった。わが子の一言はドスの手で死んだ愛する妻のぱちゅりーを全否定するものだったのだから。 「おがぁざん゛のごどわ゛る゛ぐい゛う゛な゛ん゛でざい゛でい゛だよぉお゛お゛お゛!!!!」 怒りの声をひたすらぱちゅりーに向けるまりさ。するとドスが 「ぱちゅりー。もとのおかーさんにそんなひどいこといっちゃだめだよ!ドスおこるよ!」 「む・・・ごめんなさいドス・・・・」 「わかったらおとーさんともスリスリしてあげてね。」 「・・・わかったわドス。おとーさんスリスリしてあげるわ。」 ずいぶん調子の良いこと言うものである。そもそもこうなったのはドスが原因だと言うのに。 ドスは昔から孤独だった。家族は生れて間もないころにれみりゃに襲われた。 そのあとは母親の妹の家で暮らしたが、ひとりで狩りに出かけられるようになった頃に、家族は人間に捕えられた。 食糧難で仕方なく畑を荒らしたせいらしい。 それからはつがいや親友や群れのみんな、その全てがドスを置いて死んでいった。 ドスはずっと孤独だった。ドスになった後もそれは続いた。 自分が育てた群は、ゆっくり達の無知で崩壊し、ある時は狩りに出かけた隙にゆゆこに襲われた そうしてずっとずっと孤独だったドス。しかしそんなドスだからの夢があった。 『自分の子供が欲しい』 ドスとなってしまった今では子を持つことはできない。ドスになってしまっては、子種となる特殊な餡子が無くなってしまうのだ。 しかしドスとなって群れを持ち、ゆっくりとした親子を眺めているうちに、その欲求は膨らんでいった。 あんな風に子供をあやしたい、子供とすりすりしたい、泥だらけの子供をペロペロと舐めて綺麗にしたい、子供たちとご飯を食べたい、子供と一緒にお歌を歌いたい、水で遊ばせたい、いっしょに寝たい、一緒に居たい、一緒に居たい 叶えられない夢は徐々に徐々に膨らみ、遂に弾けた。 手始めに、ドスは近くのゆっくりの一家を襲った。それには捕食種も含まれていた。例えふらんと言えどドスには敵わない。 そうして産まれたばかりの子供たちを奪い、親を適当に痛めつけた後こう言った。 「あかちゃんがぶじでいてほしいなら、ほかのあかちゃんをとってきてね!」 無論、ドスには赤ちゃんを傷つけるつもりなど欠片もない。こう言えば親が命令通りに動くのがわかっているのだ。 普通に育てたいなら奪った赤ちゃんで十分だろう。しかしそこに、ドス本来の性格が混じってしまったのだ。 『みんなをゆっくりさせたい』ゆっくり達のリーダーに相応しきその目標が、『たくさんの赤ちゃんをゆっくりさせたい』 に変ってしまったのだ。 それで始まったのがこの誘拐である。赤ちゃんゆっくりを誘拐させ、自分の子として愛情を込めて育てる。 連れてこられた赤ちゃんは最初はもちろん抵抗する。しかし哀しきゆっくりの性か。ドスの元で暮らすのはとてもゆっくりできると分かると 段々とドスに懐くのだ。そうして生まれた群がこの群れである。ドスの子供たちが暮らす群れ。ドスの夢の完成系であった。 ドスはぱちゅりーが父親の所に向かうのを見ると、親たちが連れてきた赤ちゃんたちの目の前にやってきた。 「ゆっくりしていってね!!!」 巣全てに響き渡る大声。子供たちも反射的に挨拶を返してしまう。 「ゆっきゅりちていっちぇね!!!」 しかし、すぐに自分たちが連れてこられたのを思い出すと、皆が騒ぎ始めた。 「おうちかるみょんんんん!!!!」 「ゆっくちできにゃい!!!!!」 「おかーしゃーん!ゆえーん!ゆえーん!」 「れーみゅのみゃみゃどこぉぉおお!!!」 「まりちゃたちをちゃっちゃっとおうちにかえちてね!!!」 特に、先ほどの親まりさに連れてこられた赤ちゃんれいむとまりさは、ドスに向かって体当たりをしていた。 しかしドスにはスキンシップをしているようにしか見えなかった。 「ゆ~♪ゆっくりしたおちびちゃんだね!ぼうしとりぼんについてるバッジもすてきだね!ゆっくりすりすりするよ!」 そういってすりすりをし始めるドス。しかし赤ちゃ達ににしてみれば、それは壁に擦りつけられているようなものだ。 「いぎゃい!なにぢゅるの゛の゛の゛の゛!!!れーみゅいじゃいぃいいい!!!」 「やばでえ゛え゛え゛!!!」 ズリズリと皮を引っ張られる痛みで泣きだす二匹。それを見たドスは、「ゆゆ!まだおちびちゃんにははやすぎたね!ごめんね!」 などと言いながら、二匹から離れる。 「いまからみんなのごはんをとってくるからね!おいしいごはんでゆっくりしようね!」 そういってご飯を取りにいくドス。 それと同時に連れてこられたふらん姉妹が動きだした。 「うー!あまあまたべるどぉー!それでおそといくー!」 「すぺしゃるなでぃなーだどぉ~♪さくやはどこだどぉ~♪」 そう言いながらゆっくり達を食べようと持ち上げた矢先、何かで頭を殴られた。 「う!!!」 「いじゃい!なにずるどぉ~!れみりゃはごうまかんのおじょーざまなんだどぉ~」 泣き目で抗議する二匹。後ろにいたドスの舌で殴られたようだ。 「しまいをたべちゃだめなんだよ!わるいこにはおしおきするよ!」 そういって何度も何度も舌で叩くドス。ドスにしていみれば躾のつもりなのだろう。 しかし二人にしてみれば虐待のようなものだった。 「ぎぼじわるいいいい!!!ごばんなざい!!!!れみぃもういやぁああああ!!!」 「うううう!!!!ふらんいやー!もういやー!」 「わかったらないいんだよ!みんなと、あまあまなはちみつをたべようね!」 ニッコリとドスは笑うと、食糧庫へ戻っていった。 子供たちが連れてこられてから三日がたった。半月が真上に来た頃、群れに二匹のゆっくりがやってきた。 れみりゃとふらんである。三日前に連れてこられた姉妹の親である。 「ゆゆ!れみりゃたちがきたよー!!!ゆっくりしないでドスのところににげるよー!」 蜘蛛の子を散らすように逃げるゆっくりたち。どこから手に入れたのかスィーでドスの穴のなかへ逃げていった。 「あがぢゃんがえずどぉー!!!れみりゃをさらっだあまあまはごろずんだどぉー!」 相当お怒りなれみりゃ達は、ドスの穴へ向かっていく。ゆっくりの巣を破壊しながら歩くそれは、さながら外の世界の娯楽であるという『怪獣映画』のそれである。 穴の手前まできた二匹。すると、穴の奥の暗闇から光が現れたのに気づいた。 いや、正確には気づいた時にはその光に貫かれていた。 「いぎゃいいいい!!!!れみりゃのあじがぁああああ!!!!」 「うぅうううう!!!!ふらんいじゃいのい゛や゛!」 洞窟の奥から放たれたのはドスパーク。それを放ったのはもちろんドスまりさだった。 二匹の前に現れたドスは、一瞥すると 「ドスのこどもたちをうばうなんてさいていだね!まりさはこどもたちをゆっくりさせたいんだよ!ゆっくりできないれみりゃたちはゆっくりしね!」 これほどふざけた話もそうはない。ドスの身勝手極まりない言葉を聞いたれみりゃは残った力でドスに噛みつこうとした。 「あまあまはじねぇええ!!!!」 ゆっくりにとっては鋭い牙がドスめがけて飛んでくる。ドスはそれをひょいっと体を半分ずらすだけで交わした。 そして勢いあまって倒れたれみりゃの後頭部目がけて飛び跳ねる 「みんなのでぃなーにするよ!ゆっくりくわれてね!!!」 ぶちゃ、と嫌な音と共にれみりゃは唯の肉まんになり下がった。その光景をみたふらんには最早戦意はなかった。 しかしそれで見逃す事はドスはしない。 数分後 「おちびちゃんたち~♪ゆうごはんだよー!!!ゆっくりたべていってね!!!」 「おかーさんかたべさせるからね。あーんしてね!」 「ちーちーするの?おかーさんがてつだってあげるね!・・・そうだ!おおきいこどもたちは、あしたかりにいこうね!おてほんをみせるよ!」 穴の奥からは嬉しそうなドスの声が聞こえた。実に楽しそうな声だ。他人から奪った幸せを謳歌しているのだから、当然とも言えるのだが。 【あとがき】 一話完結です・・・・嘘です ここで終ったらストレスがマッハすぎる。 もしかしたら俺はドスが好きなのかもしれない。 解決編 過去作 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 お兄さんとドスれいむ 鬼意屋敷殺人事件 どすの加工所 幻想樹の迷宮 幻想樹の迷宮Ⅱ 徹夜でゆっくりしようぜ! 徹夜でゆっくりしようぜ!2 地震 このSSに感想を付ける
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「までえ゛え゛え゛え゛え゛!でいぶのあがぢゃんがえぜえ゛え゛え゛え゛」 鬼のような形相で跳ねるれいむ。れいむが追っているのは、目の前を走るピンク色をした四角い箱だ。 四つのタイヤが付いているそれは、作りは外の世界の乗り物の自動車に似ている。 ただしゆっくり達の利用するそれは"スィー"と呼ばれる物である。 重心をコントロールして上手くスィーを操りながら、人が走る程度の速さで移動するまりさ。そしてよく見ると、まりさの口の中でモゴモゴと何かが動いているのがわかる。いや、それは動いているどころか必死に助けを求めていた。 「おぎゃーしゃんだづげでえ゛え゛え゛え゛!!!」 「でいぶお゛う゛ぢがえ゛る゛る゛る゛る゛!!!」 口の中にいるにも関わらず、聞こえるのは相当大きな声を出しているのだろう。しかしその声も無駄に終わろうとしていた。 これが起伏の激しい森の中ならばまだ追いつけたかも知れない。しかしここは平地であった。 普通のゆっくりでは追いつくことは不可能であった。 れいむは死ぬ思いで走った。しかし体の限界は当に来ていた。地面に落ちている石に躓く有様だった。 「ゆべえ!」 地面に思いっきり躓くれいむ。それと同時に今まで耐えてきた疲れと痛みが襲ってくる。最早立って追いかけるのは不可能であった。 「おね゛がい゛でずがら゛あがぢゃん゛がえ゛じでえ゛え゛!!!」 「おぎぁぁぁぁあしゃぁぁぁん!!!!!」 「れーみゅぼう゛い゛や゛や゛や゛!!!」 もう出来ることと言えば、親子で呼び合うことぐらいであった。それすらも暗闇に消えていくまりさのせいで叶わなくなった。 「あ゛がじゃん・・・ひぃ・・あぎゃじゃん・・・」 自分の子供を救えなかった悔しさから、涙を流しながらそこに倒れるれいむ。涙で自らの皮膚がふやけようとも泣き続けていた。 月夜に照らされた飼いゆっくりの証であるバッジが悲しげに輝いていた。 昼間、ぱちゅりーとありすの親子は子供たちとゆっくりしていた。 子供たちは目の前で蝶に夢中になっていた。実にゆっくりとした子供たちである。 それは一瞬だった。 赤ちゃんありすとぱちゅりーが蝶を追って、傍の大樹に近づいた瞬間、そこに潜んでいたれいむのにバクリと食べられた。 それと同時にぱちゅりーとありすは枝で背中を刺された。誰が刺したかはわからない。ただの傷のせいで思うように動けない。 そして背中に気が移っていたのに気がついた時、すでに周りに誰もいなかった 優しい春の風が吹いているだけだった。 赤ちゃんゆうかは親から与えられた土地で畑作りに勤しんでいた。土を耕し、種を植え水をまく。それらをテキパキとこなしていた すると、どこからか「そろーり、そろーり」という声。 振り向くとそこには一匹のれいむが居た。 「・・・なにしにきたの?はたけをあらすならゆっくりしね!」 敵意をむき出しのゆうかに対して、れいむはのほほんとした顔で答えた。 「ゆっくりしていってね!!!。ゆうかのおはなさんがきれいだからみにきたんだよ。じゃまだったらごめんね!」 れいむの無邪気な笑顔。それを見たゆうかは、れいむを自分の横へ誘う。 「・・・ゆっくりみていっていいわよ。」 「ゆゆ!ゆうかありがと!ゆっくりみていくよ!」 嬉しそうに花を見ているれいむ。それを見てゆうかは嬉しい気持ちに包まれた。 「すきだらけなんだよねーわかるよー」 そこでゆうかの視界は真っ暗になった。結局最後まで後ろにいたみょんには気づかなかったのだ。 ふらんは産まれてまだ1週間しかたっていない。故にまだ外へ出してもらった事が一度もなかった。 姉であるれみりゃと毎日巣で遊んでいた。母親と父親はゆっくりとした親だったし、 おもちゃのあまあま達もいっぱいあった。しかし、幼い好奇心は抑えられなかった。 「うー。そとにでたいー。」 「うー♪おそとはきけんなんだどぉ~♪れみぃたちはこうまかんのおぜうさまだから、おうちにいるのがいいんだどぉ~♪」 不機嫌そうなふらんと明るいれみりゃ。いつものように専用の部屋で遊んでいた。周りはおもちゃと枯れ草で出来たベットである。 母親と父親は『だんすぱーてー』なるものに出かけていた。家で大人しくしているように大量のあまあまを置いて行ってくれた。 部屋の中でれみりゃを虐めて遊ぶふらん。 すると入口から誰かが入ってきた。 「ゆっくりするんだどぉ~」 れみりゃであった。大きさ的に大人のれみりゃであるが、勿論ふらん達の親ではない。 初めて見た家族以外の同種にふらんは警戒心を抱いたが 「ゆっくりしていくんだどぉ~♪」 姉のれみりゃは逆に興奮しているようだ。 れみりゃは姉妹に笑顔で挨拶をした後、プリプリとおしりを振りながら 「れみぃはいまがらこうまがんで、さくやと『ぷでぃん』をたべるんだどぉ~♪いっしょにたべる~?」 予想外の事を言ってきた。 「ぷでぃんたべるどぉ~♪ふらんもいくどぉ~♪」 あれだけ外は危険と言っておきながら、さっさと外に出てしまうれみりゃ。それほどまでにぷでぃんとさくやの二つは強力なのだ 一方ふらんも、これはチャンスだった。念願の外に出れるチャンス。 その前に先ほどの警戒心は消え去っていた。 「うー!おそとでるー!おねーさまはやくこいー!」 「ゆっくりしないでいくどぉ~♪えれがんとなおぜうさまは、じかんをまもるんだぉ~」 そう言いながられみりゃは、二人の姉妹と手を繋いで空を飛んだ。そうして巣を飛び去っていく。 ここはとあるドスまりさの群れ。崖の下にあり、穴に掘られたいくつかの巣と、崖にドスパークで掘られたドスの穴がある巣だった。 ドスの居る群れとしてはごく普通である。巣のゆっくり達は巣の外で楽しそうに遊んでいた。 その群れにどこからか大量のゆっくり達がやってきた。まりさやれいむ、みょんやぱちゅりー、果てはれみりゃやふらんまで 皆が赤ちゃんゆっくりを持ちながら、ドスの居る穴へ入っていた。 人間が楽に入れるほど広い洞窟の奥、そこにはドスと様々な赤ちゃんゆっくり達が居た。ドスはどうやらご飯を与えているらしく、 帽子から大量の食糧を取り出していた。 「ゆゆ~いっぱいたべるんだよまりさのあかちゃんたち~♪」 そういってご飯を一匹一匹に与えるドス。 「みょんはまだちっちゃいからね~♪まりさがたべやすくするよ~」 そういって生後間もないゆっくり達には、自分の口で一度モグモグと噛み砕き、食べやすくペースト状にしていた。 「あかちゃんはゆっくりたべていいんだよ~しあわせー?」 赤ちゃんゆっくりの食べている様子を嬉しそうに見ながら語りかけるドス。対して子供たちの方はと言うと 「む・・・ちゃ、むーちゃ、・・・ちあわせー」 「うまいんだどぉ・・・」 と、どうみても幸せそうではない赤ちゃんゆっくり達と、 「うめっ!うめぇ!これめっちゃうめぇ!」 「ドスのごはんはおいしんだよねーわかるよー」 と幸せそうに食べる子供ゆっくりに別れていた。 「ゆゆ~♪おかーさんはしあわせだよー♪」 嬉しそうにポヨンポヨンと飛び跳ねるドス。飛び跳ねるたびに揺れで子供たちは数ミリほど浮かぶほどだ。 そこへ、先ほどのゆっくりたちがやってきた。そして開閉一番に 「あかちゃんをつれてきたよ!はやくこどもたちにあわせてね!」 まりさが口に含んでいた赤ちゃんゆっくりをベッと吐きながら言った。その衝撃で口の中の赤ん坊は勢いよくドスのところへ飛んだ。 「ゆべぇ!」 「ゆびぃ!・・・いちゃいよ!まりちゃになにちゅるの!」 プンプンと怒りながら自分をさらったまりさに文句を言う赤ちゃんまりさ。 それに対して、まりさが何か言う前に、まりさの前に大きな壁が現れた。 「あかちゃんになにしてるのォ!あかちゃんはゆっくりさせるんだよ!!!」 そういってまりさを付き飛ばすドス。手は抜いてあるとはいえ、2mのドスの突撃は、バレーボール程度のまりさにはかなりの衝撃だった。 壁にドンッっと叩け付けられ餡子を吐くまりさ。それを蜂蜜を食べながら見ていたまりさの子供のぱちゅりーはプンプンと怒りながら 「むきゅん!あかちゃんにひどいことするおとーしゃんは、ゆっくりできてないわね!」 そう言いってドスの方へ行き、すりすりしようとするぱちゅりー。ドスもそれに気付いたのかすりすりし始めた。 しかし如何せん大きさが違いすぎる。ドスにとってはただのすりすりでも、ぱちゅりーには皮を削られそうな行為だった。 「すーりすーり♪」 「む・・・むぎゅ!むぎゅうぅ!」 それでも必死で耐えながらすりすりするぱちゅりー。それを見たまりさは泣きだした。 「どずどずりずりじじゃだべえ゛でじょう゛う゛う゛!!!ぱぢゅり゛ぃじんぢゃう゛う゛!!!」 親に必死の説得も、ぱちゅりーを苛つかせるだけだった。 「む!ドスはぱちゅりーたちにおいしいごはんをくれるのよ!おとーさんははちみつなんてとれないでしょ! それにドスはくまもおいかえせるのよ!たかーいたかーいもしてくれるし。ドスがぱちゅりーのおかーさんだったらよかったのに。」 この発言は流石に我慢の限界だった。わが子の一言はドスの手で死んだ愛する妻のぱちゅりーを全否定するものだったのだから。 「おがぁざん゛のごどわ゛る゛ぐい゛う゛な゛ん゛でざい゛でい゛だよぉお゛お゛お゛!!!!」 怒りの声をひたすらぱちゅりーに向けるまりさ。するとドスが 「ぱちゅりー。もとのおかーさんにそんなひどいこといっちゃだめだよ!ドスおこるよ!」 「む・・・ごめんなさいドス・・・・」 「わかったらおとーさんともスリスリしてあげてね。」 「・・・わかったわドス。おとーさんスリスリしてあげるわ。」 ずいぶん調子の良いこと言うものである。そもそもこうなったのはドスが原因だと言うのに。 ドスは昔から孤独だった。家族は生れて間もないころにれみりゃに襲われた。 そのあとは母親の妹の家で暮らしたが、ひとりで狩りに出かけられるようになった頃に、家族は人間に捕えられた。 食糧難で仕方なく畑を荒らしたせいらしい。 それからはつがいや親友や群れのみんな、その全てがドスを置いて死んでいった。 ドスはずっと孤独だった。ドスになった後もそれは続いた。 自分が育てた群は、ゆっくり達の無知で崩壊し、ある時は狩りに出かけた隙にゆゆこに襲われた そうしてずっとずっと孤独だったドス。しかしそんなドスだからの夢があった。 『自分の子供が欲しい』 ドスとなってしまった今では子を持つことはできない。ドスになってしまっては、子種となる特殊な餡子が無くなってしまうのだ。 しかしドスとなって群れを持ち、ゆっくりとした親子を眺めているうちに、その欲求は膨らんでいった。 あんな風に子供をあやしたい、子供とすりすりしたい、泥だらけの子供をペロペロと舐めて綺麗にしたい、子供たちとご飯を食べたい、子供と一緒にお歌を歌いたい、水で遊ばせたい、いっしょに寝たい、一緒に居たい、一緒に居たい 叶えられない夢は徐々に徐々に膨らみ、遂に弾けた。 手始めに、ドスは近くのゆっくりの一家を襲った。それには捕食種も含まれていた。例えふらんと言えどドスには敵わない。 そうして産まれたばかりの子供たちを奪い、親を適当に痛めつけた後こう言った。 「あかちゃんがぶじでいてほしいなら、ほかのあかちゃんをとってきてね!」 無論、ドスには赤ちゃんを傷つけるつもりなど欠片もない。こう言えば親が命令通りに動くのがわかっているのだ。 普通に育てたいなら奪った赤ちゃんで十分だろう。しかしそこに、ドス本来の性格が混じってしまったのだ。 『みんなをゆっくりさせたい』ゆっくり達のリーダーに相応しきその目標が、『たくさんの赤ちゃんをゆっくりさせたい』 に変ってしまったのだ。 それで始まったのがこの誘拐である。赤ちゃんゆっくりを誘拐させ、自分の子として愛情を込めて育てる。 連れてこられた赤ちゃんは最初はもちろん抵抗する。しかし哀しきゆっくりの性か。ドスの元で暮らすのはとてもゆっくりできると分かると 段々とドスに懐くのだ。そうして生まれた群がこの群れである。ドスの子供たちが暮らす群れ。ドスの夢の完成系であった。 ドスはぱちゅりーが父親の所に向かうのを見ると、親たちが連れてきた赤ちゃんたちの目の前にやってきた。 「ゆっくりしていってね!!!」 巣全てに響き渡る大声。子供たちも反射的に挨拶を返してしまう。 「ゆっきゅりちていっちぇね!!!」 しかし、すぐに自分たちが連れてこられたのを思い出すと、皆が騒ぎ始めた。 「おうちかるみょんんんん!!!!」 「ゆっくちできにゃい!!!!!」 「おかーしゃーん!ゆえーん!ゆえーん!」 「れーみゅのみゃみゃどこぉぉおお!!!」 「まりちゃたちをちゃっちゃっとおうちにかえちてね!!!」 特に、先ほどの親まりさに連れてこられた赤ちゃんれいむとまりさは、ドスに向かって体当たりをしていた。 しかしドスにはスキンシップをしているようにしか見えなかった。 「ゆ~♪ゆっくりしたおちびちゃんだね!ぼうしとりぼんについてるバッジもすてきだね!ゆっくりすりすりするよ!」 そういってすりすりをし始めるドス。しかし赤ちゃ達ににしてみれば、それは壁に擦りつけられているようなものだ。 「いぎゃい!なにぢゅるの゛の゛の゛の゛!!!れーみゅいじゃいぃいいい!!!」 「やばでえ゛え゛え゛!!!」 ズリズリと皮を引っ張られる痛みで泣きだす二匹。それを見たドスは、「ゆゆ!まだおちびちゃんにははやすぎたね!ごめんね!」 などと言いながら、二匹から離れる。 「いまからみんなのごはんをとってくるからね!おいしいごはんでゆっくりしようね!」 そういってご飯を取りにいくドス。 それと同時に連れてこられたふらん姉妹が動きだした。 「うー!あまあまたべるどぉー!それでおそといくー!」 「すぺしゃるなでぃなーだどぉ~♪さくやはどこだどぉ~♪」 そう言いながらゆっくり達を食べようと持ち上げた矢先、何かで頭を殴られた。 「う!!!」 「いじゃい!なにずるどぉ~!れみりゃはごうまかんのおじょーざまなんだどぉ~」 泣き目で抗議する二匹。後ろにいたドスの舌で殴られたようだ。 「しまいをたべちゃだめなんだよ!わるいこにはおしおきするよ!」 そういって何度も何度も舌で叩くドス。ドスにしていみれば躾のつもりなのだろう。 しかし二人にしてみれば虐待のようなものだった。 「ぎぼじわるいいいい!!!ごばんなざい!!!!れみぃもういやぁああああ!!!」 「うううう!!!!ふらんいやー!もういやー!」 「わかったらないいんだよ!みんなと、あまあまなはちみつをたべようね!」 ニッコリとドスは笑うと、食糧庫へ戻っていった。 子供たちが連れてこられてから三日がたった。半月が真上に来た頃、群れに二匹のゆっくりがやってきた。 れみりゃとふらんである。三日前に連れてこられた姉妹の親である。 「ゆゆ!れみりゃたちがきたよー!!!ゆっくりしないでドスのところににげるよー!」 蜘蛛の子を散らすように逃げるゆっくりたち。どこから手に入れたのかスィーでドスの穴のなかへ逃げていった。 「あがぢゃんがえずどぉー!!!れみりゃをさらっだあまあまはごろずんだどぉー!」 相当お怒りなれみりゃ達は、ドスの穴へ向かっていく。ゆっくりの巣を破壊しながら歩くそれは、さながら外の世界の娯楽であるという『怪獣映画』のそれである。 穴の手前まできた二匹。すると、穴の奥の暗闇から光が現れたのに気づいた。 いや、正確には気づいた時にはその光に貫かれていた。 「いぎゃいいいい!!!!れみりゃのあじがぁああああ!!!!」 「うぅうううう!!!!ふらんいじゃいのい゛や゛!」 洞窟の奥から放たれたのはドスパーク。それを放ったのはもちろんドスまりさだった。 二匹の前に現れたドスは、一瞥すると 「ドスのこどもたちをうばうなんてさいていだね!まりさはこどもたちをゆっくりさせたいんだよ!ゆっくりできないれみりゃたちはゆっくりしね!」 これほどふざけた話もそうはない。ドスの身勝手極まりない言葉を聞いたれみりゃは残った力でドスに噛みつこうとした。 「あまあまはじねぇええ!!!!」 ゆっくりにとっては鋭い牙がドスめがけて飛んでくる。ドスはそれをひょいっと体を半分ずらすだけで交わした。 そして勢いあまって倒れたれみりゃの後頭部目がけて飛び跳ねる 「みんなのでぃなーにするよ!ゆっくりくわれてね!!!」 ぶちゃ、と嫌な音と共にれみりゃは唯の肉まんになり下がった。その光景をみたふらんには最早戦意はなかった。 しかしそれで見逃す事はドスはしない。 数分後 「おちびちゃんたち~♪ゆうごはんだよー!!!ゆっくりたべていってね!!!」 「おかーさんかたべさせるからね。あーんしてね!」 「ちーちーするの?おかーさんがてつだってあげるね!・・・そうだ!おおきいこどもたちは、あしたかりにいこうね!おてほんをみせるよ!」 穴の奥からは嬉しそうなドスの声が聞こえた。実に楽しそうな声だ。他人から奪った幸せを謳歌しているのだから、当然とも言えるのだが。 【あとがき】 一話完結です・・・・嘘です ここで終ったらストレスがマッハすぎる。 もしかしたら俺はドスが好きなのかもしれない。 解決編 過去作 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 お兄さんとドスれいむ 鬼意屋敷殺人事件 どすの加工所 幻想樹の迷宮 幻想樹の迷宮Ⅱ 徹夜でゆっくりしようぜ! 徹夜でゆっくりしようぜ!2 地震 このSSに感想を付ける
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ゆっくりふらんとプランター 5KB 愛で いじめ 観察 小ネタ 二次創作 共食い 飼いゆ 赤ゆ 捕食種 透明な箱 現代 創作亜種 独自設定 チチをっもっげっ ・38回目 ・愛でです。 ・ちょっと虐めです。 ・ゆっくりふらん。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆっくりふらん。 ゆっくりれみりゃと似た遺伝子を持つ早い話、姉妹のようなゆっくり。 見た目も、金髪で羽が骨組みの硝子細工のようなこと以外はあまり変わらない。 そんなゆっくりふらんは、食欲が旺盛だ。 というか、食欲が凶暴だ。 いつもの鳴き声は、 「うー☆」 か、親愛をあるいは敵対心を込めての、 「しね! ゆっくりしね!」 で、いざ腹が減った時は、 「もげ! はやくもげ! もげもげもげ!」 と言った強迫観念溢れる叫び声をあげる。 一見、意味のない言葉だと思われるこの『もげ』という言葉。 実は、ちゃんと理由がある。 ゆっくりふらんは、ゆっくりれみりゃの姉妹であり、ゆっくりれみりゃは俗に言う捕食種と呼ばれる、普通種という一定数定められた生息数を越えたゆっくりを主食とする種類に入る。 ゆっくりふらんもその捕食種という分類になる。 ゆっくりれみりゃとゆっくりふらんの、捕食種としての違いはというと。 ゆっくりれみりゃは、体が大きい成体ゆっくりを好むこと。 ゆっくりふらんは逆に、生まれてまもない赤んぼうゆっくりを好むこと。 成体ゆっくりは、大量の餡を内包する代わりに餡の水分は飛んで固くなり、餡としての質が低下している。けれどもゆっくりれみりゃは、多いことは良いことだと言わんばかりに質より量を重視して栄養を取る。 対して、赤ん坊ゆっくりは生まれて間もない為、餡に大量の水分を含みその質は成体ゆっくりに比べるまでもない。ただ、赤ん坊なので量はたかが、知れている。ゆっくりふらんは、赤ん坊ゆっくりの餡の旨味を理解し、本能的に目をつけ、出来るだけ赤ん坊ゆっくりを狙うのだ。 で、うちで買っているゆっくりふらんも例に漏れずグルメ指向だったりする。 まぁ、赤ん坊ゆっくりはいくらでも増やす手段があるし、ゆっくり自体をプランターにして赤ん坊ゆっくりを実らせる物まである。 そんなわけで、食事風景を写真で撮ってきたので見てみよう。 ちょうど夕飯時。 ふらんも私も腹を空かせている。 「もげ! もげもげ!」 「はいはいフォルゴレフォルゴレ」 ふわふわ浮かんでいるゆっくりふらんが背後で喚いて、チャーハン作りがやりにくいことこのうえない。 ともかく、ふらんの夕飯も作ってやらないといけないので、下ごしらえは程々に、テーブルにCDプレイヤーを置く。 皆さんは、ダンシングフラワーを覚えているだろうか? そう、音楽が鳴ると踊り出すアレ。 アレのセンサーを埋め込めたゆっくりプランターが、ゆっくり関連製品を作るソーヨーから最近、発売された。 仕組みは簡単。 透明な鉢に入れられたゆっくりの中にアレのセンサーを入れて振動させて発情させ、ゆっくりの精子餡を垂らせば五分足らずで赤ん坊ゆっくりが実る。それだけ。 鉢の中のゆっくりの痴態を楽しむ目的の為に買う層と捕食種の食事として買う層には、特に売れているらしい。 私が持っているのは、ゆっくりれいむ無口タイプ。 いわずもがな後者の目的で買ったので、わざわざ喋りかけてくる鑑賞用ゆっくりはいらない。 ぐったりとしているゆっくりれいみに、オレンジジュースを100ml程かけてやり精子餡の入った容器を頭に刺しておく。 ゆっくりれいむが悲痛な顔を浮かべているけれど仕方ない。飼われる為に生まれたゆっくりと、食べる為に生まれたゆっくりは違う。 後は、CDプレイヤーをかければOK。 ちなみに、曲はチチをもげ。 ふらんが待ち切れないように、徐々に振動するプランターの周りをくるくる回っているせいでゆっくりれいむの顔が、恐怖と興奮を織り交ぜた表情になっているのは気にしない。 後、五分で自分のチャーハンを作らないといけない。 五分後。 テーブルには、オタマで丸く盛りつけたチャーハンと、鉢の中で白目を向いてよだれを垂らす赤ん坊ゆっくりを実らせたれいむ。 飯時に見るようなものじゃないけれど、いい加減慣れた。 ふらんと一緒に合掌。 「いただきます」 「いただきますっ」 私がレンゲを持つ前に、ふらんは赤ん坊ゆっくりへ一直線。 「もげろ!」 「ゆきぃッ」 甲高く、か弱い声をあげて蔦からもがれる赤ん坊ゆっくり。 これが、散々ふらんがもげろもげろ言っている理由なわけで。 チューペットのように中身をどんどん座れる赤ん坊ゆっくりを横目にテレビをつけて、チャーハンを口に運ぶ。 赤ん坊ゆっくりは、あと3匹。 ふらんは味わって食べるだろう。 このように、ふらんなどの捕食種を飼っているご家庭の方は私のように、一度ご購入を検討してみてはいかがだろうか? 彼女達の野性味あふれる可愛らしさを日常で感じられるはず。 <月間ゆっくり ゆっくりのある生活コラムより抜粋> アトガキ 徒然あきさん、勝手にもげふらんの設定をお借りしました。すみません。 そんで、ありがとうございます。 徒然あきさんのもげふらんについて、もげってなんだろうと結構前から考えてて、さっき出てきました。 HENTAIな人達のをもぐふらんは知りません・・・。 ダンシングフラワーどっか売ってないかなぁ・・・。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ト● ・くちばしにチェリー ・デスクトップガジェット ・ゆっくりつくーる ・夢想天生 ・スペクタクルスパイダーウーマン ・つるべおとし ・ゆっくりのおもちゃ ・いまじん ・スポイラー ・ラブドール ・益虫? 害虫? ・スィークリング ・てゐ! ・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・箱、無音、窓辺にて ・世はまこと遊技である ・かえるのこはかえる ・川辺の海賊 ・水橋姫 ・トス ・ちょっとの時間にゆっくり虐め ・げんそうきょーのみこ ・狼は良い獣 ・四股ふみれいむ ・みょみょの奇妙な冒険 ・ゆんやー機 ・ぼくらのヒソーテンソク ・ソウルいーたー ・どう付き? ・あつがなつい ・一年捨て傘に注意 ・めーさく ・ゆっくりふらんとプランター (スキマ送り) ・(スキマ送り) (スキマ送り) ・(スキマ送り) ・(スキマ送り) ・(スキマ送り)
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「「「ゆ゛~っ!!!」」」 3匹のゆっくりが竹林の中を必死の形相で駆け抜ける。 ゆっくりれいむ、ゆっくりまりさ、ゆっくりありす。 先頭でルートを選択し、後の2匹を導く、ゆっくりありす。 それに続く、ゆっくりまりさ。 運動が苦手なのか少し遅れているのが、ゆっくりれいむだった。 「がおー! たーべちゃーうぞー♪」 3匹は後方に迫る脅威・ゆっくりれみりゃからの逃走の真っ只中である。 普通のゆっくりなら、こんな状況ではすぐに捕まるところであるのだが、障害物の多い竹林と、それを巧みに利用するゆっくりありすの気転により、3匹はゆっくりれみりゃとの距離を保ったまま竹林を突き進んでいた。 しかし、こういう危機にこそ、アクシデントというものは起きる物だ。 最後尾にいるゆっくりれいむが突然つまづいてしまったのである。 ゆっくりれいむは人間でいうところの運動神経に欠けており、もし、ゆっくりありすの先導が無ければ、自ら竹に突っ込んで破裂してしまうのではないか、という程度の運動音痴ぶりであった。 「ゆ゛っ!?」 ゆっくりまりさが立ち止まり、ゆっくりれいむを助けにいく。 それに気づき、ゆっくりありすも立ち止まって、声をかける。 「れいむ! はやく立ち上がってね!」 そもそも倒れているのと立っているのの差もほとんどないのだが、ゆっくり達の概念的には一応存在しているようだ。 ゆっくりありすは正直なところ釈然としない。 なぜなら、この複雑な竹林の中で、ゆっくりれみりゃに追われながらのルート選択という難問の中においてなお、足元の小石などにも配慮して、なるべく走りやすいルートを選んでいたのだ。 すなわち、ゆっくりれいむは何も無いところで躓いてころんでしまったわけである。 以前から、ゆっくりありすは ゆっくりれいむに対し思うところがあった。 ゆっくりれいむのために危機を迎えたのは今回限りの話ではないのだ。 『もし、れいむがいなければ、もっと楽にゆっくりできるのに。』 正直な所、そう思ってしまうことも多々あった。 しかしすぐに、そんな考えを持ってしまう自分を自ら戒める。 なぜなら、ゆっくりれいむも ゆっくりまりさも大事な友人だから。 3匹は子供のころに、それぞれの親を亡くしてしまっていた。 いずれもゆっくり捕食種の襲撃によるものである。親に守られて何とか命拾いした3匹。いつしか出会い、協力して、どうにかここまで生き延びてきたのである。 そんな3匹にもいよいよ生命の危機がそこまで迫っていた。 ゆっくりれいむは急いで立ちあがったものの、次の1歩で再び転んでしまい、今度は横の竹に激突してしまった。もはや、スタミナ切れで、餡子がもつれているのであろう。 そしてその背後にはついに、ゆっくりれみりゃが口を開いており、今にもゆっくりれいむを食べようとしていた。 「いーただーきまーす♪」 このゆっくりれみりゃは胴なしのタイプである。 これは逃走していた3匹のゆっくりにとって不幸なことであった。 もし胴つきの希少種ゆっくりれみりゃであれば、おそらく竹に激突していたのはゆっくりれみりゃの方であろう。 しかし、ここにいるそれは無駄に人間を模した足が無いために激突する可能性は低い。 飛んでいるゆっくりれみりゃはコウモリの性質が強く残っており、超音波を利用した反響定位によって、複雑な地形と化している竹林の中でも、なんなく進んでいけるのである。 「「「ゆ゛~~~~っ!!!!」」」 3匹のゆっくりは死を覚悟した。 ゆっくりれみりゃが今まさに目の前にいる饅頭を食らおうとした際に、3匹のゆっくり達にとっての救世主が舞い降りた。 「お待ちなさい!」 兎のような耳を持つその少女の、赤い瞳が妖しい輝きを放つ。 ゆっくりれみりゃは その瞳にとりこまれるかのように、その場で静止した。 ゆっくりありすは その一瞬を見逃さず、すかさず声をかける。 「まりさ、れいむ! はやくこっちへ!」 「「ゆっ!」」 駆け出す2匹。 その声に反応して、我に返ったゆっくりれみりゃは再び獲物の追走に入る。 しかし次の瞬間…… ゆっくりれみりゃは頼もしく育った1本の竹に、全速で激突した。 「う゛~? う゛~?」 ゆっくりれみりゃには一体何が起こったのかわからない。 目をぱちくりさせるが、そうこうしてるうちに獲物はさらに遠くへと逃げてしまう。 ゆっくりれみりゃは気を取り直して再び浮遊。そして全速で追走に入り……そして全速で竹に激突する。何度も何度もそれを繰り返した。 「う゛わ゛あああああああ!」 ゆっくりれみりゃは ついにその場で泣き出してしまった。 「まんじゅういらない! おうちかえる!」 獲物を諦めたゆっくりれみりゃは 何十回と竹にぶつかりつつ、竹林を後にした。 さきほどまで すいすいと竹林をかき分けて飛んでいたはずなのに急に竹の位置が正確にわからなくなってしまったのだ。 その原因はあの兎少女・鈴仙の赤い瞳から発せられた妖しい光。超音波を狂わせることで、コウモリとしての能力を奪っていたのだ。 これは鈴仙の、無駄な殺生をしたくないという意向が強く働いた結果の措置であろう。 当のゆっくりれみりゃも、この竹林さえ越えれば いつもどおりに飛ぶことができるようになる。そこまで何度衝突するかは知らないが。 「「「おねーさん! たすけてくれてありがとう!」」」 逃走していた3匹のゆっくりは、ゆっくりれみりゃが飛び去るのを確認して、自分達を救ってくれた救世主にお礼を言いに戻ってきた。 「いえいえ、当然のことをしたまでよ。」 鈴仙はやさしく応えて、そのまま言葉を続けた。 「ところで……ここは危ないでしょうし、よかったらもっとゆっくりできるところまで案内してあげるけど?」 先ほどの逃走劇で疲れ果てているゆっくり達には魅力的な提案。 しかし、ゆっくりありすは考える。 『人間達は嘘をつくから気をつけろって、おかあさんが言ってたな』 実際のところ相手は人間ではないのだが。 ゆっくりありすが この申し出は断ろうと口を開く。 「ごめn」「「ゆっくりしたいよ!! ゆっくりつれていってね!!」」 ゆっくりれいむと ゆっくりまりさが、ゆっくりありすの言葉を遮った。 ゆっくりありすは一瞬唖然とするが、しかし理解も示す。 『あああ……まあ仕方ないかしら……』 ゆっくりれいむは この様子では、しばらく歩けないであろう。 この場で回復を待つにしても、確かに危険が無いわけではない。さらにいえば、辺りに食料も見られない。これに乗らない手も無いのかもしれない。 個人的には行きたくないのだが、2匹とバラバラになるのも心細い。ゆっくりありすも仕方なく了承し、3匹は鈴仙に着いていくことにした。 鈴仙が動けないゆっくりれいむを持ち上げる。 「ゆっ! たかいたかーい♪」「いいなーっ、れいむ」 先ほどまでの危機など嘘のように、ノンキである。 鈴仙は3匹を連れて永遠亭へと向かった。 永遠亭に辿りつくと、入り口で3匹に待つように言う鈴仙。 鈴仙はお使いを頼まれていたのだ。 「お師匠さまー! つれてきましたー!」鈴仙は八意永琳に声をかける。 「ありがとう、うどんげ。地下の庭でゆっくりさせてあげて。」永琳は応えた。 鈴仙は入り口に戻ると、3匹を連れて地下のとある部屋まで案内した。 「「「ゆ~っ!!」」」 部屋に案内され驚くゆっくり達。 その部屋の中は、まるで外の自然と同じ物である。 地面には緑が生い茂り、川も流れている。空も青く、雨の心配も感じさせない。 「すごい!おうちのなかなのに、おそとにいるみたい!」 ゆっくりまりさが興奮する。 「でもごはんはどうしたらいいの?」 ゆっくりありすは未だに疑いを捨てきれていないようだ。 そんなありすの疑いを晴らすかのように鈴仙は言う。 「ごはんは私が後でもってきてあげるから、思う存分ゆっくりしていってね。」 さらに追い討ちをかけるように続ける。 「ここならゆっくりれみりゃとか ゆっくりふらんも絶対こないから安心してね。 夜になったら明かりは消すから、好きなところでゆっくり眠ってね。」 「「「ゆ~っ! ゆっくりしていくよ!」」」 絶対的に保障されたゆっくりプレイスの存在に、ゆっくりありすももはや抗うことはできなかった。 それからの5日間、ゆっくり達はまるで理想郷にいるような生活を送った。 広さには限界があり、風景が変わらない点には、多少の不満はあったのだが、生命の安全と食事が約束されていることもあり、毎日毎日 思う存分ゆっくりすごしていた。 しかしゆっくりありすだけは、その生活にかまけているだけではなかった。 「うさぎさんにめいわくかけられないし、そろそろおそとにもどらない?」 ゆっくりれいむと ゆっくりまりさに提案してみる。 無論、そんな提案にのるゆっくりれいむとゆっくりまりさではない。 「ゆっ!? なんででていかなきゃいけないの?」 「ここはれいむたちのおうちだよ! ずっとゆっくりしていくよ!」 ゆっくり達としては当然の反応。 むしろ ゆっくりありすが変わり者のような扱いである。 翌日、3匹はいつものように食事を終えたあと、川で水分補給をしていた。 並んで川に顔を突っ込む姿は少々滑稽である。 しかし、ここで いつもと違うことが起こった。 水を飲むのを早々に切り上げた ゆっくりれいむと ゆっくりまりさが、水を飲んでいるゆっくりありすの後ろに、しずかに移動した。 「ゆっ?」 影に気がつき振り返るゆっくりありす。 その瞬間、2匹のゆっくりの体重がゆっくりありすへと向けられた。 「ゆ゛っ!?」 何が起こったのかわからないまま、ゆっくりありすは宙に浮く。 そしてゆっくりと川へ落ちていった。 「ゆ゛っ! ゆ゛っ! だずっ…けでっ!」 溺れながら助けを求めるゆっくりありす。 しかし、友人であったはずの ゆっくりれいむと ゆっくりまりさは、川辺で溺れる ゆっくりありすを見てニヤニヤしていた。 「ゆっくりできない ゆっくりありすは、ゆっくりしんでね!」 「これからはれいむとまりさだけで ゆっくりしていくね!」 絶望し言葉を失ったゆっくりありすは、泳ぐ気力も失ったのか、そのまま水没した。 『みんなで生きていくために、がんばったのに。』 『親友、いや……家族のようなものだと思っていたのに。』 実際、ゆっくりありすは3匹の中で一番生存するための技術に長けていた。 それはゆっくりれいむと ゆっくりまりさのため。そして自分のため。ゆっくりれいむと ゆっくりまりさも、それは認識しており、そしてそれを利用していた。しかし、今はもう生存する技術など必要無いのである。 ゆっくり捕食種は襲ってこないし、何をしなくても食事にありつける。 満たされていた ゆっくりれいむと ゆっくりまりさにとって、何にでも疑いを持つ ゆっくりありすは目の上のたんこぶであった。 また、これから家族をつくっていこうにも、3匹では数が合わない。 ゆっくりありすは、ゆっくりれいむと ゆっくりまりさにとって、今後ゆっくりし続けるためには邪魔な物でしかなかったのだ。 ゆっくりありすは いったい何を悔やんでいいのかもわからないまま、水の中で気を失った。 ゆっくりありすは天使の手の中で目覚めた。 「あら、気がついたのね。大丈夫?」 天使が言う。 「ゆっ……!? てんごく?」 ゆっくりありすは、もはや何が何なのか わからない状態である。 「ふふ。残念だけど天使じゃないわよ。」 声の主は八意永琳その人であった。 天使と見間違われたことに、悪い気はしないようだ。 しかしすぐさま真面目な表情に戻る。 「あなた、このままだと死んじゃうわよ。今すぐ手当てしてあげるからね。」 そう永琳は言った。 地下室の庭にある川は、当然ながら自然の物ではない。 流された ゆっくりありすが水を循環清浄している機械のフィルタに引っ掛かっていたところ、それを点検していた鈴仙の手によって発見され、永琳のところへ連れてこられたのだ。 ゆっくりありすは自分が生き残ったことを自覚すると、こう言った。 「いいの……もう……」 子供の頃から連れそった友人達の突然の裏切り。 仮に生き残って、また ゆっくりれいむと ゆっくりまりさに会っても怒りの感情が面にでてしまいそうで、どういう顔をしていいかわからない。 かといって、れいむとまりさが他の場所にいるのに会えないなんていうのは、身を切り裂かれるような想いであろう。 ゆっくりありすは すでにこの世で生きていく気力を失っていたのだ。 「……そう、わかったわ。」 永琳はそう言いながら注射器を取り出す。 「大丈夫、もう1人じゃないからね。あの子達とずっと一緒にさせてあげるから、ゆっくりしていってね。」 やさしくそういって、ゆっくりありすの身に注射をうつ。 ゆっくりありすは その言葉に にこやかな表情を見せて、最後の眠りについた。 翌朝、地下室ではいつものように ゆっくり達が目覚めていた。 「「すっきりー!」」 いつもと違うのは、3匹が2匹になったことだけである。 しかし その事実もまた、残りの2匹のとってはすっきりな事なのであろう。 「ゆ? ゆゆ?」れいむが身の異変に気づく。 「なんだか あたまがかゆいよ! ゆ゛ー! ゆ゛ー!」 特に外見に変化は無い。しかし痒みにもだえる ゆっくりれいむ。 ゆっくりまりさは その姿が心配になり、ゆっくりれいむの頭を掻いてやることにした。 「ゆっ? このあたり? このあたり?」 ゆっくりれいむの頭にのしかかり、かゆみポイントを探りながらごしごしと身をこするゆっくりまりさ。 「ゆ゛っ! ゆ゛っ! ゆ゛っ! 徐々に顔を紅潮させていく ゆっくりれいむ。何かがおかしい。 その様子に気づいた ゆっくりまりさは、ゆっくりれいむの背後に降りる。 ゆっくりれいむは ゆっくりと、ゆっくりまりさの方へ振り返った。 「まっまっまっ、まりさ!!!」 口にするがはやく、今度はゆっくりれいむが ゆっくりまりさへのしかかる。 どうやら先ほどの行為で発情してしまったようだ。 しかし、おかしい。発情期でもないのに。 「や、やめて! しんじゃうよ! ゆっくりしていってね!」 ゆっくりまりさは抵抗する。なにせまだ成体してはいないのだ。 交尾すれば死がまっている。そのことは ゆっくりありすに教えてもらった。 ゆっくりれいむも その事は知っているはずだった。 しかし、ゆっくりれいむは もう止まらない。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛! れいむのあいをうげどっで~!」 運動音痴とは思えないすばやい動きで、その身をこすり上げる。 そしてほどなくすると、その行為は終了した。 「すっきりー!」 ゆっくりれいむだけが そういった。 ゆっくりまりさは苦痛に泣いている。 「ないでるまりさもか゛わ゛いいいいいい」 そう言うと、ゆっくりれいむは第2ラウンドへ突入した。 「う゛わ゛ああああ、もうやめでえええええ」 もうボロボロな状態である ゆっくりまりさは もはや悲鳴をあげるしかなかった。 その後同じような事が5ラウンドほど続き、ようやく我にかえった ゆっくりれいむは目の前の惨状に驚く。 「まりさ! なんでこんなことに!? まりさ~!!」 ゆっくりまりさから応えは無い。その生命はもう尽きているのである。 ゆっくりれいむは その場で凍りついてしまった。 少しすると、ゆっくりまりさの頭から5本の蔦が生えてきた。 ここのところ ゆっくりできていたためか、成体していないとはいえ母体としての役割はある程度備わっていたのであろう。 蔦からは小さい蕾が生まれ、そして小さいゆっくりの形状へと変化していった。 それを見たゆっくりれいむに幸せの表情が戻る。 「ゆ~♪ れいむのこども!」 自分が友人を死なせてしまったことも忘れたかのうように、新たな生命の誕生に胸を躍らせていた。 しかし、赤ちゃんの形がはっきりしてくると、ゆっくりれいむは再び凍りつく。 蕾の半数は赤ちゃんれいむが占めていた。 そして赤ちゃんまりさが少数。 残りの赤ちゃんゆっくりは……赤ちゃんありすだったのである。 「な、なんでえええええ!?」 まさか、ゆっくりまりさは浮気をしていたのか。 ゆっくりありすのいない所で、2匹だけで将来を語り合ったこともあったのに。 信頼していたパートナーに裏切られた気持ちでいっぱいである。 自分のした事を考えれば因果応報なのではあるが。 ゆっくりれいむが固まっているところに、八意永琳がはいってきた。 「あらあら、もうできたのね。」 そういうと、ゆっくりまりさの蔦の下に籠を設置する。 「うどんげ! こっちの子をを治療室につれていって! まだ使うから!」 そういって、固まっている ゆっくりれいむを指差す。 「はーい」 鈴仙がゆっくりれいむを回収してどこかへ連れていった。 そうこうしているうちに、赤ちゃんゆっくりは いよいよ誕生の時を迎えた。 次々と蔦から、設置した籠へとこぼれ落ちる赤ちゃんゆっくり達。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」 総勢20匹以上の赤ちゃんゆっくり達が次々と誕生の挨拶をする。 「はいはい、ゆっくりしていってね!」 永琳のやさしい微笑み。 すべての赤ちゃんが生まれ落ちると、永琳は籠を背負って居間に向かった。 居間には大きめの透明な箱が置いてあり、永琳は赤ちゃんゆっくり達を籠の中から透明な箱へと移しかえてやった。 「「「ゆ~っ! せまいよ! はやくだしてね!」」」 ゆっくり達は不満をもらしているが、永琳が砕いたクッキーを餌にやると途端におとなしくなった。 「う~ん、煩いなー」 その場へと、永遠亭の主・蓬莱山輝夜がやってきた。 「あら丁度よかった。今できたところなんですよ? 試してみませんか?」 永琳はそう言うと、赤ちゃんれいむを1匹とりだして輝夜に手渡した。 「ゆっくりしていってね!」 赤ちゃんれいむは何をされるかもわからず、輝夜を目の前にして言い放つ。 「普通のゆっくりじゃない。これがなんだっていうの?」 つまらなそうな表情で そう言いながらも、赤ちゃんれいむを口にする輝夜。 咀嚼。 次の瞬間、つまらなそうだった表情が、とろけるような表情へと変わった。 「お……おいひー! なにこれ?」 新鮮な味への驚きによって、輝夜の声が弾みだした。 永琳は応える。 「はしたないですよ、もう。……それがあなたに言われていた、新しいお茶受けです。」 最近、永遠亭のお茶受けといえば ゆっくりである。 永琳が研究がてら選別したものを出しているため、味は良いのであるが、さすがに毎日それでは飽きるのも必然であろう。 そこで、輝夜は永琳に新たなお茶受けを用意するように、命じていたのだ。 とはいえ、研究のついでに、しかも安価で手に入るゆっくりはお茶受けに最適であるため、これを利用しない手は無い。 そこで永琳は新しい中身を開発して、味を変化させようと思いついたのである。 あの日、瀕死のゆっくりありすを注射で眠らせた後、ゆっくりありすの頭を開き、カスタードクリームを絞りとった。 火にかけてクリームの水気を少し抜き凝縮させた後、その日の晩の夕食に混ぜた睡眠薬の効果で眠りこけている ゆっくりれいむの頭を開き餡子を少し取り出して、変わりにクリームを入れたのである。 そしてさらに秘密の薬を流し込んた上で縫合し、翌朝を迎えたのである。 翌朝すぐに赤ちゃんができた事は想定外であった。 ゆっくりれいむの頭の縫合がしっかり馴染む前に朝になってしまったのだろう。 しかし、結果的にそれが怪我の巧妙となり、早々の完成に至ったわけである。 通常の赤ちゃんゆっくりにクリームを注入するだけでは、この味は出せない。 縫合面などの影響がどうしてもでてしまうだろうし、カスタードと餡が馴染まない。 その点、出産という一手間を挟むことによってできた、自然な味のカスタード餡ゆっくりは、赤ちゃんであるために身もやわらかく、まさにお茶受けに最適のお菓子であった。 永琳は、後からきた鈴仙にもカスタード餡ゆっくりを手渡してやった。 鈴仙はそれに舌鼓を打ちながら、今回の研究についての感想をのべた。 「なんか だましているようで申し訳なかったけど……」 鈴仙は あの3匹を助けようとして助けたわけではない。 ただ、研究素材に頼まれていた物がたまたまいて、たまたま襲われそうになっていたから、それを守っただけなのである。 鈴仙は続ける。 「でも、ゆっくりできる状況におかれても、仲間を殺すなんて……ゆっくりは本来ゆっくりできない生物なんでしょうか。」 「そうね、だからこそ ゆっくりしたいのかもしれないわね。」 永琳がそう応え、続ける。 「にしても、人格の融和までには至らなかったわねえ。実験は半分成功で半分失敗かしらね。」 秘密の薬は、その辺りの実験も含めて作った物であるようだ。 「本能だけ残っちゃいましたね。」 鈴仙はそう言う。たしかに、あのときのゆっくりれいむは、まるで発情期のゆっくりありすを見ているようでもあった。 見たところ、あのゆっくりありすは発情したことがなかったようだが、それでも本能に刻まれている部分なのであろう。 その発見は今回の実験の1つの成果であるといえる。 2人が実験の感想を言い合っている中、いつの間にか輪に入っていた因幡てゐが、カスタード餡ゆっくりを無言で食していた。 輝夜はその横で2つめのそれに手をつけていた。 透明の箱の中にいる赤ちゃんゆっくり達は、自分達の仲間が食されていく光景を見て、凍り付いている。甘みも一層増すことであろう。 後に永遠亭のお茶受け・カスタード餡ゆっくりは知人の間で話題になり、特に用もない来客がしばらく後を絶たなかったという。 このSSに感想を付ける
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おかあさんのおくちのなか ある日私が買い物から帰ると、ゆっくりの一家が居間を占領していた。 私の姿に気が付いた一際大きいれいむ、恐らく母親であろうれいむが、ぽよーんぽよー んと跳ねながら近付いてくる。 「ゆっくりしていってね!」 どうやら、私が鍵をかけ忘れた台所の窓から侵入したらしい。 どうしたものかと眺めて居ると、その後から親れいむの子供と思しき小型のゆっくり達 が、あるものはぽいんぽいんと軽快に飛び跳ねながら、あるものは転がりながら母親の周 りに集まった。 「ゆゆ? おにいさんはゆっくりできるひと?」 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ! ゆっくりできないおにいさんはゆっくり しないでさっさとでていってね!」 「ゆっくりできるおにいさんなられいむたちにあまあまさんをちょうだいね!」 「「「「「「ちょうりゃいね!」」」」」 「ゆっくりしないではやくあまあまさんをもってくるんだぜ! でないといたいめをみる んだぜ!」 「「「「みりゅんだぜ!」」」」 おお、出て来るは出て来るは、直径40センチ程の親れいむに、子れいむが5匹、子まりさ が2匹、赤れいむ8匹、赤まりさ6匹の大家族だ。これまでの巣穴が手狭になり、子連れで引っ 越して来たのだろう。 床が三分にゆっくりが七分と言う壮大な眺めにしばし圧倒されていた私は、ふと常々疑 問に思っていたゆっくりの或る生態に関する疑問を解明しようと思い立った。 「勿論さ、僕はゆっくり出来るお兄さんだよ。その証拠にほら、沢山のあまあまを持って 来たよ!」 私はそう言いながら、先ほど「おかしのまちおか」で買ったお徳用チョコレートの袋を 買い物袋から取り出して見せびらかす。 「ゆゆ! そのあまあまさんをゆっくりはやくちょうだいね!」 「さっさとそのあまあまをまりさにちょうだいね!」 「りぇいむにもちょうらいにぇ!」 「ゆゆーん あまあまさんれいむのおくちにゆっくりおちてきてね!」 「ぐずなじじいはさっさとそのあまあまをおいてどっかにいくんだぜ!」 「ゆー♪ あみゃあみゃしゃんはしゅごきゅゆっくちできりゅよ! むーちゃむーちゃ…… ちあわせー!」 「ゆぎぎぎ、やめてね、おちびちゃんおねえちゃんのほっぺたたべないでね!」 「おちびちゃんきがはやいよ! ゆっくりまってね! おにいさん、さっさとそのあまあ まをかわいいれいむとれいむのおちびちゃんにちょうだいね!」 「ゆげぇ、おきゃーしゃんまりしゃをふみゃにゃいでにぇ!」 お菓子の袋を前に大興奮の一家。早くも我を忘れて押し合いへしあいだ……おいおい、 中には半分潰れてる赤ちゃんもいるぞ。 こんなところで数を減らされては、実験に差し障りが有る。私はお菓子の袋をしまいな がら、親れいむに向って話しかけた。 「お菓子をあげる前に、少し教えて欲しいんだ。れいむは敵が来ると赤ちゃんや子供を口 の中に隠すよね? あれって、何人まで入るのかな?」 あまあまへの期待によだれで顔中をべたべたにしていた親れいむは、急な質問に戸惑う。 確かに口の中におちびちゃんを隠すのはゆっくりの習性だ。しかし、意識してやっている わけではないので、改めて何人入るのかと聞かれても困る。 「ゆう……そんなのやってみないとわからないよ……」 「そう、それだ! 是非ここで何人のおちびちゃんが入れるか、試して貰いたいんだ。そ うしたら、このあまあま一袋はみんなのものだ」 「ゆゆ! ゆっくりりかいしたよ!」 ついに夢にまで見た人間のあまあまが手の届く距離に。興奮したれいむは、自分の周囲 に居た赤ゆっくり達に声を掛ける。 「おちびちゃん、おかあさんのおくちのなかにゆっくりはいってね!」 「「「ゆゆ! わきゃったよ!」」」 ゆっくり特有の長い舌を伸ばし、赤ゆっくりを一匹一匹口の中に運ぶ親れいむ。赤ゆっ くり達も親とのスキンシップが楽しいのか、 「ゆゆーん、おしょりゃをちょんでるみちゃいー」 「おきゃーしゃんのおくちのなかはしゅごくゆっきゅりできりゅよ!」 「ここはまりしゃのゆっくちぷれいしゅなんだじぇ!」 等と舌に巻かれて運ばれたり、口の中に入るのを楽しんでいる。 こうして五匹のあかちゃんが口の中に入った時点で、親れいむは舌をしまい、私に向き 直る。 「おにいさん、れいむのおくちのなかにはいるおちびちゃんは……たくさんだよ!」 「ああ、ゆっくりは3以上数えられないんだっけ。えーと、五人か。結構入ったね」 「ゆっへん!」 「……本当に、もうこれ以上は入らないのかい?」 私の質問に少し怯む親れいむ。確かに、ゆっくりのバカでかい口の中にはまだ余裕があ る。しかし、これ以上おちびちゃん達を入れたら自分もあかちゃんもゆっくりできないし、 あまあまを前に我慢も限界だ。 「そうだよ! もうおにいさんのごようはすんだんでしょ! やくそくどおりあまあまを ちょうだいね!」 「さっさとよこすんだぜ!」 「ぐずなじじいだね! もうれいむはおこったよ! ぷくー!」 親子揃っての大合唱に、このままでは実験の続行は不可能と見た私はお菓子の袋を破り、 地面にバラ撒く。 「みんなありがとう、ゆっくりたべていってね!」 一斉にお菓子に群がるゆっくり一家。親れいむは流石に口の中に赤ゆっくりを仕舞い込 んでいるのでお菓子に駆け寄ったりせず、子供達を舌で運び出している。まぁ、目はお菓 子に釘付けで口からはよだれがだらだらと垂れており、心ここにあらずといった様子では あるが。 「あかちゃんたちはゆっくりおかあさんのくちからでていってね!」 「ゆゆ! あまあまさんゆっくりれいむにたべられてね!」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 「ゆががが、それはりぇいみゅのあまあまさんだよ! ゆっくりかえしてね!」 「へっへっへ、はやいものがちだぜ!」 ゆっくり達の注意がお菓子に集まったところで、ゆっくりの退路を断つべく部屋の戸じ まりを確認。すかさず別室に行き、こんな事もあろうかと用意して置いた新しいアイテム を持って来た。実験第二段階のスタートだ。 「うっうー! れみりゃだどー! たーべーちゃーうーぞー!」 私が持って来たのは、ゆっくりれみりゃの帽子である。これを被りながら、れみりゃの 真似をしてゆっくり達に声を掛けると…… 「「「「!!!? うわあああああああ! れみりゃだー!」」」」」 「ゆう、ゆぅ、やっちょたべれちゃよ……むーちゃむーちゃ、ち、ちあわせぇぇぇーー!」 私をれみりゃと誤認し、本能に従って硬直するゆっくり達……中にはお菓子に気を取られ るあまり気が付かないものもいるが、私が手近でむーしゃむーしゃしている赤れいむを踏み つぶし、そのままれみりゃのダンスの真似を始めると、慌てて逃げ出した。とはいえ、ここ は森の中ではなく私の家の居間であり、逃げ道はない。自然とゆっくり達は部屋の隅に集ま り、母親を中心に固まってしまった。追い詰められた事を悟ったのか、比較的大きめの子ゆっ くり達が膨らんで威嚇を始める。 「ぷくー! ゆっくりできないれみりゃはゆっくりしないでさっさときえてね!」 「ゆっゆっゆ、ままままままりささまはれれれれれみりゃなんかこわくないんだぜ!」 うーん、がんばるなぁ。私が親子愛に感心しているその隙に、親れいむは赤ゆっくりを舌 で巻き取り、口の中に入れてゆく。 「おちびちゃんたち! おかあさんのおくちのなかにかくれてね!」 「ゆゆ! おきゃーしゃんのおくちのなきゃならあんじぇんだにぇ!」 「れみりゃがきえるのをゆっくりまちゅよ!」 次々と親の口の中に隠れてゆく赤ゆっくり。遂に全部の赤ゆっくり─当初14匹、私が先ほ ど一匹踏み潰したので、現在は13匹─が口の中に隠れた。流石に親れいむは苦しそうで、脂 汗でぬとぬとになりながらも、表情だけは不敵に 「ゆゆーん、これでばかなれみりゃはあかちゃんたちにてがだせないよ! ゆっくりりかい してね! わかったらゆっくりしないでさっさとしんでね!」 と私に勝ち誇った態度で命令して来た。 「なんと……まだ喋る余裕が有るとは!」 私はれいむのぼせい(笑)に感動して思わずひとりごちてしまった。よし、これなら更に 実験を進める事が出来る。 「うっうー、おくちのなかににげたあまあまはたべれないんだどー! でも、ほかのあまあ まをたべればいいんだどー!」 親れいむの周囲で「ぷくー」と膨らみながら威嚇を続ける子ゆっくり達をオーバーアクショ ン気味に指差す。 「「「「どぼじでぞうなるのおおおおおおおおお」」」」 これまでは、狙われているのは赤ゆっくりだと若干高をくくって油断していた子ゆっくり 達は、自分を標的にされて恐慌状態に陥り、或るものは砂糖水の涙を流しながら立ち竦み、 或るものは震えながら母親に体を摺り寄せ、兎に角少しでも私から離れようと足掻く。 その内、子まりさの一匹が目を輝かせながら姉妹たちに提案する。 「ゆ! そうだ! まりさたちもおかあさんのおくちのなかにいれてもらうんだぜ!」 「ゆゆ!? それがいいね! おかあさんゆっくりいれてね!」 「ゆう……でもおかあさんのおくちのなかはもうおちびちゃんたちでいっぱいだよ……」 赤ゆっくり13匹を口に入れ、もう限界に近い親れいむ。しかし、危険におののく子供達を 前に、やめてね! とも言えずに困惑気味だ。そこで私はダメ押しとばかりに、れみりゃダ ンスを踊りながら近付く。 「うー、おくちのなかににげられたらこまるどー! はやくたべるどー!」 ついでに、先ほど口の中に入るのを躊躇っていた親孝行な子れいむを踏み潰す。これがきっ かけになり、子ゆっくり達もおかあさんの口の中に体を突っ込んで行く。 初めの内こそ「おちびちゃんたち、ゆっくりおくのほうにいどうしてね!」とか「おねえ ちゃんたちはそろーりそろーりはいってね! おちびちゃんたちをふまないでね!」等と子 ゆっくり達を受け入れて居た親れいむだったが、その内口を閉じて子ゆっくり達を阻み出し た。勿論それで諦める子ゆっくりではなく、 「ゆー、もうすこしではいれるんだぜ!」 「まりさ! ゆっくりしないでいそいではいってね!」 「ゆぎぎぎ…おねえじゃんおざないでぇぇぇ」 と言う具合に体というか頭をひねりながら、ぐいぐいと親れいむの唇をめくり上げ、歯を こじ開けて中に入って行く。当然、先客の赤ゆっくり達は奥に向けてぎゅうぎゅうと押し込 まれ…… 「ゆぎぎぎぎぎぎ……まりしゃおねえじゃんおざないでええええええ! でいぶのあんごが ぶべぇ」 「みゃみゃだじゅげぶべら」 「ゆげぇ……もっちょゆっきゅりじだがっだよ……」 親れいむの口の奥深くで、新たに三匹の赤ゆっくりがくぐもった悲鳴を上げながら潰され た。無残に飛び散った餡子は、その周辺で矢張り押しくらまんじゅうをしていた赤ゆっくり の口に飛び込む。突然の甘味に驚いた赤ゆっくり達は姉妹の亡骸を「ゆゆ!? あまあましゃ んがありゅよ」とばかりに食べ始めてしまった。普段ならそうした同族食いは親や姉によっ て止められるのだが、ここは真っ暗な親れいむの口の中、咎める者はいない。 「あまあましゃんすごくゆっくりできりゅよー!」 「むーしゃむーしゃ、ちあわしぇー!」 「ゆゆ、にゃんだかひろくなっちゃようにゃきがするんだじぇ!」 こうしてあまあまを食べれば自分のスペースも確保出来ると気付いた赤ゆっくり達は、遂 に目の前に広がる突き当りの壁、即ち親れいむの餡子を食べ始めた。 自分の体内で恐ろしい事が起こっていると気付いた親れいむだが、既に口の中には10匹の 赤ゆっくりに加え、5匹の子ゆっくりが入り込み、とても声を出す余裕はない。最早脂汗で表 面をてらてらぬらぬらと光らせながら、「ゆぎぎぎ」とか「ゆががが」とか意味の無い呻き 声を出すのみだ。 そして今、最後の子れいむがお尻だけを親れいむの口に突っ込んで顔だけを出しながら 「ゆっへん! これでれみりゃもこわくないね!」と得意顔を浮かべた。 ……そう、遂に全部の子供がれいむの口の中に入ったのだ! れいむのぼせい(笑)がこ れほどまでとは!! 知的好奇心をすっかり満足させた私は、この子供思いの優しい親れいむを賞賛すべく、れ みりゃの帽子を取ってこれまでの非礼を詫びた。残念ながら親れいむは気絶していて反応は 無かったが、口から顔だけ出した子れいむが 「ぷくー! れいむをだますなんてひどいね! おにいさんはおわびにあまあまをもってきてね!」 と言うので、手近にあった餡子を掬って嘗めさせてあげたら許してくれた。優しくて聞き 分けの良い子で助かった。 その後、私は子れいむの案内に従って親れいむを彼女たちの本来の巣穴の近く(近所の森 だった)に帰すと、新たに生じた疑問──果たして、まりさのすてきなおぼうしの中には、 何匹の「おちびちゃん」が隠れられるのだろうか──を解明すべく、今度は成体まりさを探 す事にした。 私の知的探求の旅は、まだ始まったばかりなのである。 おまけ 『ゆゆ!? ここはどこなの?』 親れいむが目を覚ますと、そこはあの暖かくて広い「ゆっくりぷれいす」ではなく、すっ かり日も暮れて真っ暗な森の中であった。一体何が有ったのか? れみりゃが急に襲って来 て、おちびちゃん達をお口の中に隠した所までは覚えているのだが……そうだ、おちびちゃ ん達を早くお口から出さなければ! おちびちゃん達、暗くて狭い場所に閉じ込めてごめんね! 「ゆげえっ! ゆげげげっ!」 親れいむが激しくえづくと、愛しい我が子達が飛び出して来た。どの子も唾液まみれだが、 幸い体がふやけて死んでしまいそうな子供はいなかった。 「ゆゆ! おかあさんゆっくりしていってね!」 「ゆぐぐ、ごわがっだよおおおお!」 「ゆげぇ……やっど……ひろいどごろにでられだよ……」 1、2、3……たくさん、とてもたくさん。全員の無事を確認した親れいむは、長く続い た悪夢のような一日がやっと終わったのだと思い、子供達にぺーろぺーろやすーりすーりを して落ち着かせる。 「でいぶのがわいいあがぢゃんだぢにごわいおぼいをざぜでごべんでえええええ!」 「みゃみゃー、ぺーろぺーろ」 「すーりすーり……それにしても、あのおうちはれみりゃがでてぜんぜんゆっくりできない おうちだったよ……」 「あんにゃおうちはまりしゃしゃまにふしゃわしくにゃいんだじぇ!」 「ゆわーん、もうおうちかえりゅ!」 どうやら今回のお引っ越しは失敗のようだ。仕方が無い、元のおうちに戻ろう。親れいむ はそう判断し、子供達を促して巣の方に移動しようとしたが、その瞬間黒い影が視界を横切っ た。 「うーっ! うーっ!」 「「「「「「「「れみりゃだああああああああ!」」」」」」」」 今度は人間の変装等では無い、本物の胴なしれみりゃだ。子供達は咄嗟に母親に近寄り、 母親がその頼もしく長い舌ですくい取って口の中に匿ってくれる事を期待したが、親れいむ は歯を食い縛って決して口を開けなかった。 「おきゃーしゃん、おくちにいれてえええええ」 「れみりゃごわいよおおおおお」 親れいむは口に向かって擦り寄ってくる赤ゆっくりを跳ね飛ばすと、 「ごめんね……おちびちゃんたちをおくちにいれると、ゆっくりできないよ! ゆっくりり かいして、がんばってついてきてね!」 と言い捨てて、巣穴の方に行ってしまった。どうやら実験のトラウマのせいで、赤ゆっく りを口に入れる事が出来なくなってしまったらしい。子ゆっくり達も慌てて親に従って去っ てゆく。赤ゆっくり達は一瞬呆然としたが、すぐにれみりゃの脅威が迫って居る事に気付き、 親を追って必死に飛び跳ねる。 こうして「おかああさんのおくちのなか」と言う最大のゆっくりぷれいすを失ってしまっ た彼女らに、安息の日は有るのか? 赤ゆっくり達の苦難のゆん生は、まだまだ始まったばかりだ。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/959.html
※fuku2180、ゆっくり鉄骨渡りの設定を引き継いでいます。 「ゆっくりしていってね!」 「「「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」」」 目覚めの挨拶からまりさ一家の一日は始まる。 森にある、自ら掘って作った巣の中には親まりさ1匹、赤まりさ6匹、赤ぱちゅりー1匹がいた。 「おかあさんはごはんをとってくるから、みんなはゆっくりまっててね」 「むきゅ、ゆっくりまってるわ!」 「ゆっくちぃ〜」 親まりさは毎日、赤ゆっくり達の世話で休む間もないが、親まりさは幸せだった。 「ぱちゅりー…………まりさは頑張るよ…………」 死を覚悟でまりさとすっきりすると同時にこの世を去ったパートナーに思いを馳せる。 大好きだったぱちゅりーの死には大声で泣いたが、その数日後、 「ゆ……ゆっきゅりちていっちぇね!」 「ゆ……ゆっぐり゛じようね゛え゛え゛……」 まりさの頭の茎から一番に産まれた赤ぱちゅりーを見て、再び涙する。 ぱちゅりーの餡子を引いた、ぱちゅりーそっくりな赤ゆっくり。 さらに産まれる自分そっくりな赤まりさ達。この子達を命に代えても守りきろうと強く思った。 「ごはんをとってきたよ!みんなでゆっくりたべようね!」 運のいいことに、今日はクズ野菜が落ちていた。 普段森に生えるものではない。きっと天国のぱちゅりーのプレゼントだろうと思った。 「「「「「「むーしゃ、むーしゃ…………ちあわちぇ〜♪」」」」」」 満足そうにクズ野菜をほおばる赤ゆっくり達を見て、親まりさも笑顔になる。 と、そこに、 「クズ野菜を見つけたゆっくりを追いかけてみれば、こんなところによく作ったもんだな」 「だ、だれ!?」 突如、聞きなれない声がする。 「ああ、俺は虐待お兄さんさ。君達を捕まえるためにやってきてね」 「ゆ!こっちこないでね!ゆっくりでていってね!」 「そうはいかないな、虐待お兄さんだもの。よっと」 巣の中に男の右手が入ってくる。 しかし、巣の奥にいるまりさ一家には届かないようだ。 「こ、こわいよー」 「ゆっきゅりできないわ!」 「だいじょうぶだよ、ここにいればつかまらないよ!」 カタカタ震える赤ゆっくり達を安心させるため、親まりさは力強く言い切る。 内心は親まりさも怖いのだが、赤ゆっくりに不安を与えるわけにはいかない。 それに、現に男の手は届かないのだ。 「もうあきらめてね!ゆっくりおうちにかえってね!」 「うーん、しょうがないな。引っ張り出してくれないか?」 「うー!」 その声と共に、1匹のゆっくりが巣の入り口に姿を現す。 大きな顔と2枚の羽、体無しのゆっくりれみりゃである。 こういう時のために、男が連れてきたものだ。 「れ、れみりゃはこないでねえええええ!!!!!」 「うー!うー!」 れみりゃに喰われるかと思いきや、れみりゃは家族に牙を突き立てることはしなかった。 代わりに、あっという間に全員巣の外に引きずり出される。 「ふむ……赤ゆっくりは合計7匹か。あいつの要求した数より一匹多いから食べていいぞ」 「うー!」 「ゆ゛!」 れみりゃは一匹の赤まりさに喰らいつく。 体の小さな赤ゆっくり。小さな断末魔を上げ、すぐにれみりゃの胃袋に収まった。 「ま、まりざのあがぢゃんがあああああああ!!!」 「むきゅうううううん!」 「まりちゃのいもうとがああああ!!」 「はいはい、お前らはこの箱に入ってお兄さんと一緒に帰ろうね」 男は加工場製透明ケースに親まりさと赤ゆっくり達をポイポイと放り込む。 「これでゲームに必要な6匹、と。じゃああいつの所に帰るとするか」 「うー!」 上機嫌で帰路についた一人と一匹と、まりさ一家の表情は対照的だ。 「まりちゃ達、どうなりゅの…………」 「だいじょうぶだよ!おかあさんがたすけてあげるから!」 できもしないと分かっていても、強がりを言うくらいしかなかった。 男はそのまま人里へ行き、家に入っていった。 そしてまた別の、若干年下気味の男が彼らを出迎える。 「お疲れ様です。わざわざこんな面倒事を頼んですみませんね」 「まぁ俺も今回の虐待には興味津々だからな。この程度の手間は問題じゃないさ」 「そう言って頂けると助かります。お前も行儀よくしていたか?」 「うー!」 さて、この出迎えた男、まりさ一家を捕まえた男の隣人であり、男同様虐待お兄さんである。 そしてこのれみりゃは、この隣人のペットであった。 隣人は男に『赤ゆっくり6匹と親ゆっくりを捕まえて欲しい』と頼み、戦力としてれみりゃも貸し出した。 数々の虐待を共にしてきた仲、れみりゃも男には懐いているようだ。 「さて、それで道具は揃っているか?」 「バッチリです」 隣人は道具を一式、机に並べて男に見せる。 それは工具のノミと、5枚のごく小さな鉄板。 赤ゆっくりが入る程度の底面積の、縦長で透明な直方体の小さな箱を6つ。それらは1から6まで番号が書かれている。 さらに箱の上の方に4辺のうちの1辺だけ鉄板が差し込めそうな切れ目があり、その周囲は黒い紙で覆われていた。 「さすがだな。それじゃあ早速始めようか」 「ええ、この時を楽しみにしていましたよ」 隣人は箱からゆっくり達を取り出した。 親まりさは隣人の頭の上をパタパタ飛び回っているれみりゃに襲われるかと怯えていたが、そんな気配はないようだ。 そして6匹の赤ゆっくり達は6つの箱にそれぞれ1匹ずつ入れられていった。 「ゆ!ちぇまいよ!」 「ここじゃゆっくちできないよ!」 箱のサイズは赤ゆっくりがギリギリ入れる程度。 箱の中は、自由に動き回れる余地は全くない。 「なにするのおにいさん!赤ちゃん達をゆっくり出してね!」 透明ケースに残された親まりさが騒いでいる。 「ククク……そうはいかぬな……これから貴様らには、ゲームをしてもらうのだから……」 「げ、げーむ?」 隣人はいやらしく笑ったかと思うと、急に口調が一変した。 また始まったか、と男は心の中で一人ごちる。 この隣人、普段は真面目な青年なのだが、ゆっくり虐待になると性格が豹変するという困った癖がある。 溜めるような言い方が多くなり、一人称もコロコロ変わったり。 最初は男もかなり戸惑ったものだが、数々の虐待を共にこなしてきた今はもう慣れっこだ。 「説明しよう……わしはこれから一度だけ、この箱の中へノミを振り下ろす…… そんなことをしたら赤ん坊はどうなるか……分かるな?」 ゆっくり達の顔が青ざめていく。 ノミの先は見るからに鋭い。あんなものを喰らえば、とても生きてはいられないだろう。 「や、やめてね!まりさのあかちゃんをころさないでね!」 「ククク……心配無用……そのためにこの鉄板があるのだからな……」 「ど……どういうこと?」 「この鉄板は箱の切れ込みに差し込むことができる……これを差し込めば……」 隣人は説明しながら、箱の一つに鉄板を差し込んだ。 そして右手のノミをその箱目がけて強く振り下ろす! 「「「「「「「ゆ!」」」」」」」 ゆっくり達の悲鳴と共に、キンッという金属音。 隣人の振り下ろしたノミは鉄板に阻まれ、下にいる赤ゆっくりまでは届かない。 「このように……ノミは鉄板に阻まれ赤ん坊は助かるという仕組みだ……」 そして男は親まりさを透明ケースから出し、赤ゆっくり達と同じ机の上に置く。 結果的には大丈夫だったが自分の子供の危機だった、まだ平常心ではないようだ。 「それじゃあ俺達は10分ほどこの部屋を出る。時間が来たらノミを振り下ろしにまた来るぞ」 「ククク……どの赤ん坊を危険に晒すか、ゆっくり考えることだな……」 「うー!うー!」 親まりさと箱に入れられた赤ゆっくり達を残し、2人と1匹は部屋を出て行った。 親まりさは現実を受け入れ切れなかった。 昨日までの赤ゆっくり達との幸せな生活が、いきなりこんな事態になってしまった。 しかも既に1匹の赤まりさがれみりゃの犠牲となっている。 しかし。 「こわいよおおおお!」 「おかーしゃんたちゅけてえええ!」 「まっててね!かならずおかあさんがたすけるからね!」 今自分がやることは、とりあえずこの鉄板を箱に差し込んで子供を守ること。 すぐに頭を切り替え、鉄板を口にくわえようとしたが。 「ゆ……いちまいたりない……」 箱の数は6つだが、鉄板は5枚。 必然的に、子供を一匹無防備にしてしまうのだ。 『どの赤ん坊を危険に晒すか、ゆっくり考えることだな……』 ここに来て初めて、親まりさはその言葉の意味を理解した。 「おかーしゃん、はやくちて!」 「はやくまりちゃをまもっちぇね!」 赤ゆっくり達はそんなことは知らず騒いでいる。 いや、よく見ると3の番号の箱の赤まりさ、それと6の番号の箱の赤ぱちゅりーは黙っている。 この2匹は他の4匹に比べ賢く、既に鉄板が一枚足りないという意味を分かっていたのだ。 「みんな、よくきいてね……じつはいちまい、いたがたりないんだよ……」 「ゆ!どういうこちょなの!」 「だから、ひとりだけまもれないんだよ…… もしそこにあれがふりおろされたら、たぶん…………しんじゃうんだ……」 死ぬ、という言葉を聞いて赤ゆっくり達は泣き叫び始めた。 先の赤まりさと赤ぱちゅりーは相変わらずのだんまりだが。 「まりちゃ、ちにたくないよおおお!」 「たちゅけてええええ!」 「だいじょうぶだから、おかあさんのはなしをきいてね!」 親まりさが必死になだめるも、赤ゆっくり達は騒ぎ続ける。 そんな中、赤ぱちゅりーの一喝が飛んだ。 「むきゅ、うるさいよ!だまってね!」 いきなりの姉からの大声で、赤ゆっくり達はビクッとして騒ぐのをやめた。 「だいじょうぶ、たとえいたがなくても、はこはむっつもあるわ。 おにいさんはいちどだけふりおろすといってたわ。そうそうあたるものじゃないわ」 「で、でも……あちゃることもあるんでちょ……」 「むきゅ……そうだけど、かくりつはひくいわ……」 「じゃあ、まりちゃはいやだよ!ほかのだれかにしてね!」 再び騒ぎ出す赤ゆっくりを見て、赤ぱちゅりーは親まりさ共々頭を痛める。 確かに確率は6分の1とはいえ、死の危険はあるのだ。 死にたいわけではないが、姉として妹達をそんな危険に晒すわけにはいかない。 だからその危険な役目に自分が立候補しよう、と思ったところで、予期せぬことが起こった。 「……そのやくめは、まりさがひきうけるよ!」 そう叫んだのは、先ほど赤ぱちゅりーと共に黙っていた赤まりさだった。 この赤まりさは、赤ぱちゅりーに次いでの2番目の姉である。 赤ぱちゅりーを除けば姉妹でもダントツに賢く、妹達の面倒をよく見ていた。 そして幼いながら責任感が強く、妹達を守るために名乗りを上げたのだ。 「ほ、ほんとうにいいの……」 「おかーさん、これがおねーさんであるまりさのやくめだよ!」 「むきゅ……それならわたしが……」 「いいんだよ!かくりつはひくいっていったでしょ!だいじょうぶだよ!」 「おねーちゃん、ありがとう!」 「これでたちゅかったよ!」 死の危険があるにも関わらず、笑顔を見せる赤まりさを見て親まりさは涙を流さずにはいられなかった。 ぱちゅりー、ぱちゅりーのあかちゃんはこんなにもいいこだよ。 どうか、このこをたすけてあげて。 天国のパートナーに祈りながら、親まりさは箱に鉄板を差し込んでいった。 この赤まりさが入った3の番号の箱を除いて。 「さて、そろそろ終わったか?」 「きたね!いつでもいいよ!」 親まりさが、再び部屋に入ってきた2人と1匹と対峙する。 「ククク……では始めるとしようか……」 隣人がノミを持って机に座り、ついにゲームが始まった。 予想はしていたが、男はゆっくり達のに呆れるばかりだった。 勝負が始まってすぐのこと、隣人が、 「目星はついた……1かな……」 と言ってノミを近づければ中の赤ゆっくり達はおろか、親まりさまで「ゆ〜」と安堵の表情。 賢い赤まりさや赤ぱちゅりーも、まだ幼く表情まで気が回らないようだ。 「いや、2かな……」 ゆ〜。 「ククク……4も怪しそうだな……」 ゆ〜。 「いやいやいや、3も捨てがたい……」 ここで、ゆ!と皆でビクッとする。 ゆっくり達は無意識的にやっているのだろうが、バレバレである。 「それとも……6か……」 ゆ〜。 「いや……やはり3か……」 ゆ! 「む……5のような気がしてきたぞ……」 ゆ〜。 「………………3………………」 ゆ! すぐに振り下ろしても良かったのだが、そこはさすがに虐待お兄さん。 男と隣人は、しばらくそうしてゆっくり達で遊んでいた。 「ククク……散々迷ってきたが、ついに決心したぞ……」 段々飽きてきた隣人は、ついにノミを振り下ろす決心をする。 いよいよか。ゆっくり達の表情がこわばった。 「鉄板のない箱は……おそらく4……!」 叫ぶと同時に、4を目がけてノミを振り下ろす。 助かった、と安堵するゆっくり達。 金属音と共に、悔しがる男達の姿がゆっくり達の目に浮かんだ。 しかし、隣人は箱にノミを突っ込まず、寸止めした。 「と見せかけて実は……これだっ…………!」 隣人がノミを打ち下ろしたのは、すぐ隣りの3の箱だった。 皆が大好きだった赤まりさは真っ二つに切られ、この世を去った。 「おかーしゃんのうそちゅきぃー!」 「たちゅけるっていったくちぇに!」 「ちね!やくたたずのおかーしゃんはゆっくちちね!」 「むきゅ……おかあさんはわるくないわよ……」 「ぱちゅりーおねーしゃんまで、なにいっちぇるの!」 「ごべんね゛え゛え゛えええ!!!!」 4匹となった赤まりさは、箱の中で親まりさを責め続ける。 たまたま隣人が振り下ろしたところを無防備にした親まりさのせいだと思っているようだ。 自分にも責任の一端があるとも知らずに、いい気なものである。 さて、そろそろいいだろう。男はゆっくり達に話しかけた。 「いやぁ、残念だったなぁ。でもお前らのせいでもあるんだぜ」 「ゆ!なんでまりちゃのちぇいなの!」 「まりちゃ、なんにもちてないよ!おかーしゃんがわるいんだよ!」 「いや、それがさ……あの死んだ赤まりさの箱にノミを近づけるとさ。 誰とは言わないがお前らの中で何人か、明らかに怯えた反応する奴がいたんだよ」 本当は全員なのだが、それではこれから期待するような面白いことは起こらない。 「いや〜かわいそうに。お前らの中でバカ正直に反応する奴がいたせいで死んだからなぁ。 まあ誰とは言わないけどさ、そいつらのせいで死んだようなもんだしな」 少しの間、ゆっくり達はポカンとしていた。 が、少しして男の話を理解した赤まりさ達は一斉に喧嘩を始める。 「ゆ!おねーちゃんをちなちぇた、まぬけなゆっくりはまりちゃじゃないよ!」 「まりちゃでもないよ!おねーちゃんでちょ!」 「なにいっちぇるの!わたちたちのなかでいちばんばかなあんたでちょ!」 「そうだよ!このまえだってまりちゃのぶんまでごはんたべちゃって!」 「ちがうよ!まりちゃじゃないもん!」 「(むきゅ……たぶんわたしの……いや、わたしたちのせいだわ……) 「やめてえええ!!!けんかしないでえええ!!!」 「うるちゃいよ!もしかしておかーしゃんなんじゃないの!」 この責任の押し付け合いを見たいがために、わざと『何人か』と言ったのだ。 自分勝手なまりさ種らしく、期待通りの展開である。 「ククク……見ろよ、れみりゃ……」 「うー?」 「仲の良かった者が……些細な誤解……つまらぬすれ違いで………… 仲違い……醜く言い争う様は……いつ見ても…………楽しい…………!」 「うー!」 れみりゃは分かってるのか分かってないのか、隣人の頭の上を飛び回るだけであった。 「今日は仲違いさせるところまでだったな。次は3日後だったっけ?」 「ええ、それまでに準備は済ませておくので、3日後にまたいらして下さい。 れみりゃと一緒にお待ちしていますよ」 「うー!」 虐待していない時は、いつもの正常な隣人に戻っているようだ。 しかし虐待時が最も輝いていると言われる虐待お兄さん、むしろあちらが正常なのかもしれない。 虐待お兄さんにとっては、異常こそ正常である。 男は自宅に帰っていった。その日、隣人は親まりさ一家には餌を与えなかった。 翌朝。 「おーいれみりゃ、ご飯だぞ〜」 「うー!うー!」 隣人がれみりゃに与えたものは、ハチミツを塗った食パン。 それと川で釣ってきた魚を焼いたもの。野生のゆっくりから見れば破格である。 「どうだ、上手いか?」 「うー!」 「ククク……かわいいのう、かわいいのう……」 れみりゃと対照的に、透明ケースに入っている親まりさとまだ箱にいる赤ゆっくり達は空腹に襲われている。 なにせ男に捕まえられた昨日の朝から何も食べていないのだ。 「まりちゃにもそれをちょうだいね!」 「ごはんをくれないおにーちゃんはちんでね!」 「むきゅう……」 「分かった分かった……やろうじゃないか……」 隣人は親まりさのケースにクズ野菜をばらまく。 れみりゃの食べているものと比べれば遥かに落ちるが、ゆっくりの食事としては十分だ。 「ゆ!なんでおかーしゃんにだけあげるの!」 「おかーしゃんにあげるのならまりちゃにちょうだいよ!」 「ククク……貴様らにやる食べ物などないわ……」 冷たく言い放つ隣人。 それを聞いて、赤まりさ達がまたも騒ぎ始めた。 「おなかちゅいたよおおおお!!!」 「ゆっくちできないいいいいい!!!」 この4匹の赤まりさはことあるごとに騒いでいる。 迷惑な存在だが、泣き叫んでいるゆっくりを見て楽しむのが虐待お兄さんである。 「ゆ……まりさはいらないよ。あかちゃんたちにあげてね……」 親まりさはクズ野菜に手をつけずに言った。 昨日は自分の子供に散々罵倒されたとはいえ、やはり親であった。 このまりさはいわゆるゲスまりさではなく、昨日ノミで突かれた赤まりさ同様立派なまりさなのだろう。 「だが……却下っ……!」 「ゆ!な、なんで!」 「そうしたいからさ……食え……食わねば赤ゆっくり達の命はないぞ……」 「ゆ……」 子供の命とは比べられない。 申し訳なく思いながらも、クズ野菜に手をつけ始めた。 そんな親まりさに隣人は、赤ゆっくり達に聞こえないように囁く。 「ククク……それと食事中のいつものセリフ……頼んだぞ……」 「そ、そんあことあかちゃんたちのまえでいえないよ!」 「言わねば……赤ん坊が死ぬだけだ……」 そう言われるとどうしようもない。 涙を流しながら、親まりさは食べ続ける。 「むーしゃ、むーしゃ……しあわせ〜……」 「ゆがあああああ!!!!」 「ちねおかーしゃんはゆっくちちねえええええ!!!」 「むきゅ〜、みんなやめるのよおおお!」 赤まりさ達は親まりさの事情も知らず、口汚く罵る。 親まりさを庇うのは、赤ぱちゅりーだけだった。 ゆっくり一家が捕まえられてから、3日がたった。 再び男は隣人の家を訪れ、そして初めて赤ゆっくり達は箱から出された。 食事は常にれみりゃ豪勢、親まりさにはクズ野菜、赤ゆっくり達は無し。 育ち盛りの赤ゆっくりが3日も何も食べていないということは、かなり餓死に近づいているということだ。 「あかちゃんたち、しっかりしてね!」 「ゆ……ゆっくちちたいよ……」 「ごはんがたべたいよ……」 「むきゅ……」 いい感じに弱っている赤ゆっくり達に向かって隣人は言った。 「ククク……そんなに飯を食いたいなら食わせてやろう……」 「ゆ!ごはんくれるの!」 「ゆっくちもってきてね!」 瀕死なはずなのに、突然のご飯宣言に色めき立つ赤ゆっくり達。 男と隣人はほくそ笑んだ。この程度の元気さはないと面白くない。 「いいだろう……ただし、食いたければ戦え……」 「ゆ?」 「飛んでもらおう……貴様らには……空を……! ククク……そう……!貴様らがこれからするのは………… 生存率25%……クォータージャンプ…………!」 続く あとがき 今回は指きりジャックをゆっくりでやってみました。 次回はクォータージャンプ。さすがに皆殺しの魔女は無理でしょうけど。 過去作 ゆっくり鉄骨渡り このSSに感想を付ける
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食べちゃうぞー!(前編)虐捕性料機 紅魔館×ゆっくり系7 がぁおー! 食べちゃうぞー!(後編)虐捕性料機 紅魔館×ゆっくり系8 ゆっくりゃバーガー虐 紅魔館×ゆっくり系9 わたしのペットはよいれみりゃ 前編虐制環 紅魔館×ゆっくり系10 わたしのペットはよいれみりゃ 中編虐環 紅魔館×ゆっくり系11 わたしのペットはよいれみりゃ 後編虐捕環 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会制家 紅魔館×ゆっくり系13 れみりゃの越冬虐家共捕 紅魔館×ゆっくり系14 れみりゃは一日しか生きれない虐環 紅魔館×ゆっくり系15 ゆっくり誕生秘話1 紅魔館×ゆっくり系16 ゆっくり誕生秘話2 紅魔館×ゆっくり系17 ゆっくり誕生秘話3 紅魔館×ゆっくり系18 ゆっくり誕生秘話4 紅魔館×ゆっくり系19 加虐性虐 紅魔館×ゆっくり系20 ゆっくりはまさに世紀末 紅魔館×ゆっくり系21 1-1 レミリア×ゆっくり系・小悪魔×ゆっくり系 レミリア×ゆっくり系1 レミリアと森のゆっくり 中編_1虐性薬捕 レミリア×ゆっくり系2 レミリアと森のゆっくり 中編_2虐性薬捕 レミリア×ゆっくり系3 レミリアと森のゆっくり_後編その1_18禁エロ※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ レミリア×ゆっくり系4 レミリアと森のゆっくり_後編その2_1虐性捕 レミリア×ゆっくり系5 レミリアと森のゆっくり_後編その2_2虐性捕 小悪魔×ゆっくり系1 素敵な史書さん2虐料 小悪魔×ゆっくり系2 ある村の冬の風物詩虐家 小悪魔×ゆっくり系3 ゆっくりぱちゅりぃ制 小悪魔×ゆっくり系4 紫饅頭にクイズ出せば自滅してくれる制 小悪魔×ゆっくり系5 パティシエールな小悪魔虐料 小悪魔×ゆっくり系6 パティシエールな小悪魔2虐料 小悪魔×ゆっくり系7 凶 小悪魔×ゆっくり系8 パティシエールな小悪魔3虐料 美鈴×ゆっくり系 美鈴×ゆっくり系1 Y-1グランプリ 虐そ共 美鈴×ゆっくり系2 ほんめーりん×ゆっちゅりー甘甘水責め 虐そ 美鈴×ゆっくり系3 シエスタ 虐 美鈴×ゆっくり系4 美鈴のゆっくりお昼ご飯虐料 美鈴×ゆっくり系5 磔刑虐 美鈴×ゆっくり系6 ゆっくりめいりんと美鈴虐 美鈴×ゆっくり系7 ゆっくりめーりん虐制家 美鈴×ゆっくり系8 美鈴×ゆっくりゃ_18禁_エログロ※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系9 美鈴と森のゆっくり_前編_1虐家捕 美鈴×ゆっくり系10 美鈴と森のゆっくり_前編_2虐家捕 美鈴×ゆっくり系11 美鈴と森のゆっくり_中編_1虐制性家 美鈴×ゆっくり系12 美鈴と森のゆっくり_中編_2虐制性家 美鈴×ゆっくり系13 美鈴と森のゆっくり_中編_3虐制性家 美鈴×ゆっくり系14 美鈴と森のゆっくり_後編_18禁※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系15 美鈴と森のゆっくり_後編_全年齢_1虐制性 美鈴×ゆっくり系16 美鈴と森のゆっくり_後編_全年齢_2虐制性 美鈴×ゆっくり系17 めーりんと美鈴虐制性 美鈴×ゆっくり系18 レミリアと森のゆっくり_前編※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系19 ゆっくりめいりんの恩義_前制 美鈴×ゆっくり系20 ゆっくりめいりんの恩義_後 白玉楼×ゆっくり系・幽々子×ゆっくり系 白玉楼×ゆっくり系1 ゆっくりみょんいじめ 制 白玉楼×ゆっくり系2 月見ゆっくり制性料 白玉楼×ゆっくり系3 ゆっくり弾幕虐 白玉楼×ゆっくり系4 妖夢とみょん 白玉楼×ゆっくり系5 みょんとの出会い 制 幽々子×ゆっくり系1 死を操る程度の能力虐 幽々子×ゆっくり系2 死に呼ぶ虐家原幻 紫×ゆっくり系・藍×ゆっくり系 紫×ゆっくり系1 ゆかりんとゆっくり虐家性 紫×ゆっくり系2 都会のアリスそ 藍×ゆっくり系1 ゆっくりマスター虐そ共 永遠亭×ゆっくり系 永遠亭×ゆっくり系3 頭が哭く日々 虐 永遠亭×ゆっくり系4 作者本人により削除しました 永遠亭×ゆっくり系5 作者本人により削除しました 永遠亭×ゆっくり系6 ゆっくり夫婦の出産-1虐家性共 永遠亭×ゆっくり系7 ゆっくり夫婦の出産-2虐家性共 永遠亭×ゆっくり系8 ずっといっしょ虐制捕性 永遠亭×ゆっくり系9 ちょいワルマタニティー(笑)虐制薬家 永遠亭×ゆっくり系10 仲違虐家 永琳×ゆっくり系 永琳×ゆっくり系1 永琳とゆっくり 虐 永琳×ゆっくり系2 発狂 虐機 永琳×ゆっくり系3 ゆっくり実験室虐共 永琳×ゆっくり系4 選択できる部屋虐環薬 永琳×ゆっくり系5 恋の病虐環薬性家 永琳×ゆっくり系6 の部屋虐そ家薬 永琳×ゆっくり系7 脆い鎖虐家環 永琳×ゆっくり系8 蓬莱饅頭虐制薬 永琳×ゆっくり系9 誰が心、彼知らず虐家無 永琳×ゆっくり系10 実験監獄虐制環機 永琳×ゆっくり系11 八意永琳のアルティメット・サイエンス虐そ 永琳×ゆっくり系12 断片の連続そ環 永琳×ゆっくり系13 家族のこれから虐そ環家 永琳×ゆっくり系14 失敗虐そ環家 永琳×ゆっくり系15 幸せな生活虐そ環家 永琳×ゆっくり系16 ゆっくり死に至る虐 永琳×ゆっくり系17 恐怖虐薬 永琳×ゆっくり系18 耐久実験虐 永琳×ゆっくり系19 紅茶と放射線虐 永琳×ゆっくり系20 弱者虐 永琳×ゆっくり系21 説明虐 永琳×ゆっくり系22 はじめ虐環 永琳×ゆっくり系23 怖い制薬 永琳×ゆっくり系24 ゆっくりアリス最後の日制薬 永琳×ゆっくり系25 人間になりたいれいむ虐環 永琳×ゆっくり系26 ゆっくリアン 永琳×ゆっくり系27 忘れもの てゐ×ゆっくり系・鈴仙×ゆっくり系・輝夜×ゆっくり系 てゐ×ゆっくりれーせん系1 制 てゐ×ゆっくり系2 崩壊と嘘虐環共 てゐ×ゆっくり系3 遊ぶ虐環 てゐ×ゆっくり系4 楽園実験虐環 てゐ×ゆっくり系5 酷い暇つぶし虐家 鈴仙×ゆっくり系2 うどんげのゆっくり実験虐家共 鈴仙×ゆっくり系3 うどんげのゆっくり実験2虐共捕 鈴仙×ゆっくり系4 うどんげ実験3虐 輝夜×ゆっくり系2 輝夜の暇つぶし虐環機 輝夜×ゆっくり系3 闊歩虐 輝夜×ゆっくり系4 気まぐれの暇つぶし 輝夜×ゆっくり系5 月に帰らないかぐや姫 慧音×ゆっくり系・妹紅×ゆっくり系 慧音×ゆっくり系1 慧音先生とゆっくり制家 慧音×ゆっくり系2 慧音先生奮闘記_1そ家 慧音×ゆっくり系3 慧音先生奮闘記_2そ家 慧音×ゆっくり系4 慧音先生奮闘記 慧音エンド虐そ家 慧音×ゆっくり系5 ゆっくり奇々怪々(上) 慧音×ゆっくり系6 ゆっくり奇々怪々(中) 慧音×ゆっくり系7 ゆっくろっく (上) 慧音×ゆっくり系8 ゆっくろっく(下) 慧音×ゆっくり系9 ゆっくり奇々怪々(下)制 妹紅×ゆっくり系1 ゆっくりたちのトラウマの夜前篇 制家料 妹紅×ゆっくり系2 ゆっくりたちのトラウマの夜後編虐 妹紅×ゆっくり系3 妹紅のゆっくりいじめ in 川辺虐 妹紅×ゆっくり系4 ゆっくりほーらい虐 妹紅×ゆっくり系5 人食いゆっくり_前虐家 妹紅×ゆっくり系6 人食いゆっくり_後虐家 妹紅×ゆっくり系7 妹紅とゆでたまご虐家 妹紅×ゆっくり系8 もこたんvsドスまりさ制 妹紅×ゆっくり系9 妹紅と虐性家 幽香×ゆっくり系 幽香×ゆっくり系1 制 幽香×ゆっくり系2 性 そ 幽香×ゆっくり系3 教材。虐料 幽香×ゆっくり系4 緑色は何の色?虐共 「幽香×ゆっくり系5 ゆっくりと幽香 リグルの一週間は作者さんの要請で削除しました。」 幽香×ゆっくり系7 ゆっくり後悔し続けてね!制 幽香×ゆっくり系8 ゆっくりメーリン2制 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2制共 幽香×ゆっくり系10 ゆっくり植えていくね!そ 幽香×ゆっくり系11 ゆうかりんfA・大量虐殺ルートそ 映姫×ゆっくり系・メディスン×ゆっくり系 映姫×ゆっくり系1 ゆっくり輪廻転生していってね! 制 映姫×ゆっくり系2 ゆっくりの罪制そ 映姫×ゆっくり系3 地獄で苦しめ制環 メディスン×ゆっくり系1 風下注意制環 メディスン×ゆっくり系2 風上に立つ虐薬 阿求×ゆっくり系 阿求×ゆっくり系1 虐 阿求×ゆっくり系2 ゆっくりしつけてね 制 阿求×ゆっくり系5 阿求の竹林遠征記虐 阿求×ゆっくり系6 少女そ 阿求×ゆっくり系7 ゆっくりと猟師と阿求さん虐 阿求×ゆっくり系8 ゆっくりボール2虐道 阿求×ゆっくり系9 ゆっくり阿求虐 阿求×ゆっくり系10 ゆっくりごーまがん虐 阿求×ゆっくり系11 ゆっくりと焼きましょ虐家 阿求×ゆっくり系12 鋼の糸 阿求×ゆっくり系14 虐待王AQN. にとり×ゆっくり系・射命丸×ゆっくり系・萃香×ゆっくり系 にとり×ゆっくり系1 虐 にとり×ゆっくり系2 しなないゆっくり虐そ にとり×ゆっくり系3 見本市虐機 にとり×ゆっくり系4 のびーる制機 にとり×ゆっくり系5 波乱盤上虐家機 にとり×ゆっくり系7 ゆっくりロケットに乗る にとり×ゆっくり系8 ドスの卵 にとり×ゆっくり系9 火遊び にとり×ゆっくり系10 YUSIN にとり×ゆっくり系11 ほぺミキ 射命丸×ゆっくり系1 カラス虐家 萃香×ゆっくり系1 子鬼とゆっくり 制 チルノ×ゆっくり系・レティ×ゆっくり系 チルノ×ゆっくり系1 虐 道 チルノ×ゆっくり系2 大ちゃんの想い 虐 チルノ×ゆっくり系4 妖精と遊ぼう 虐 チルノ×ゆっくり系5 歌うのをやめないで 虐 チルノ×ゆっくり系6 ハードチルノ制そ チルノ×ゆっくり系7 チルノ助けるそ家 ルーミア×ゆっくり系・ミスティア×ゆっくり系 ルーミア×ゆっくり系1 ルーミアとゆっくり虐家捕 ミスティア×ゆっくり系1 ゆっくりいじめ鰻篇 前編 制 ミスティア×ゆっくり系2 ゆっくりいじめ鰻篇 後編 制 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系・衣玖×ゆっくり系 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系1そ性 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系2 花見ライブin白玉楼そ プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系3 【プリズムリバーのトランペット吹き】制 衣玖×ゆっくり系1 衣玖さんとゆっくり 虐 そ 衣玖×ゆっくり系2 ゆっくりてんこ大虐殺虐家捕 パルスィ×ゆっくり系 パルスィ×ゆっくり系1 秘目 ゆっくりれみりゃ系いじめ ゆっくりれみりゃ系いじめ ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系・ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系1 ゆくりれみりゃとフラン 虐 制 共 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系2 ゆっくりフラン 虐 捕 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系3 れみりゃのトモダチ奮闘記 そ捕共 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系4 スクうーター ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系1 こわいこわい 虐 制 捕 ゆっくりフラン系いじめ ゆっくりフラン系いじめ1 ここほれ うっうー! ゆっくりパチュリー系・ゆっくりれーせん系・きめぇ丸系 ゆっくりパチュリー系いじめ1 ゆちゅりーいじめ虐 ゆっくりパチュリー系いじめ2 あるゆちゅりーの生涯虐捕家 ゆっくりパチュリー系いじめ3 ぱちゅりー ゆっくりれーせん系いじめ1 DXトラップ ゆっくり静葉系・ゆっくりてんこ系・ゆっくりすいか系 ゆっくりてんこ系いじめ1 愛憎のゆっくりてんこ ゆっくりてんこ系いじめ2 てんこを虐待してみた虐無 ゆっくりすいか系いじめ1 ゆっくりすいか その他 ジャンル:その他 一覧ページ シリーズもの 都会派ありすシリーズ(作者:キノコ馬) ゆっくりいじめ系1223 終わらないはねゆーん 前編 ゆっくりいじめ系1253 終わらないはねゆーん 中編 ゆっくりいじめ系1273 終わらないはねゆーん 後編 ゆっくりいじめ系1492 都会派ありすの憂鬱 ゆっくりいじめ系1500 都会派ありす、の飼い主の暴走 ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇 ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ ゆっくりいじめ系2024 都会派ありすの驚愕 ゆっくりいじめ系2025 都会派ありす トゥルーエンド ゆっくりいじめ系2026 都会派ありす ノーマルエンド ゆっくりーだーシリーズ(作者:ケラ子) ゆっくりいじめ系509 紅い弾丸 ゆっくりいじめ系601 ある新人ゆっくりーだーの話(前編) ゆっくりいじめ系647 ある新人ゆっくりーだーの話(後篇) ゆっくりいじめ系807 あるロボットゆっくりーだー達の話(前編) ゆっくりいじめ系844 あるロボットゆっくりーだーの話(後編) 永夜緩居シリーズ(作者:懲りない男) ゆっくりいじめ系278 永夜緩居― 二匹のゆっくり_1 ゆっくりいじめ系279 永夜緩居― 二匹のゆっくり_2 ゆっくりいじめ系384 永夜緩居[ゴミクズ]_1 ゆっくりいじめ系385 永夜緩居[ゴミクズ]_2 ゆっくりいじめ系386 永夜緩居[ゴミクズ]_3 ゆっくりいじめ系476 永夜緩居[胎動]_1 ゆっくりいじめ系477 永夜緩居[胎動]_2 ゆっくりいじめ系738 永夜緩居[ゆっくり ゆっくりいじめ系2319 永夜緩居[三匹のゲス、一匹目-グズ(前編) ゆっくりいじめ系2320 永夜緩居[三匹のゲス、一匹目-グズ(後編) ゆっくりいじめ系2321 永夜緩居[三匹のゲス、二匹目-れいぱー](前編) ゆっくりいじめ系2322 永夜緩居[三匹のゲス、二匹目-れいぱー](中編) ゆっくりいじめ系2323 永夜緩居[三匹のゲス、二匹目-れいぱー](後編) ゆっくりいじめ系2324 永夜緩居[三匹のゲス、三匹目-ゴロツキ](前編) ゆっくりいじめ系2325 永夜緩居[三匹のゲス、三匹目-ゴロツキ](中編) ゆっくりいじめ系2326 永夜緩居[三匹のゲス、三匹目-ゴロツキ](後編) ゆっくりいじめ系2327 永夜緩居[三匹のゲス、一人と四匹目 ゆっくりいじめ系2330 永夜緩居6前編-1 ゆっくりいじめ系2331 永夜緩居6前編-2 ゆっくりいじめ系2332 蠢符「永夜緩居」(永夜緩居6後編-1) ゆっくりいじめ系2333 蠢符「永夜緩居」(永夜緩居6後編-2) ゆっくりいじめ系2334 蠢符「永夜緩居」(永夜緩居6後編-3) ゆっくりいじめ系2335 永夜緩居― EX[眠れるゆっくりは饅頭の夢を見るか わがまままりさシリーズ(作者:懲りない男) ゆっくりいじめ系987 僕とわがまままりさのギスギスした朝 ゆっくりいじめ系1037 僕とわがまままりさのギスギスしたおもてなし ゆっくりいじめ系1079 僕とわがまままりさのギスギスしたごっこ遊び ゆっくりいじめ系1152 僕とわがまままりさのギスギスした山登り 俺とゆっくりシリーズ(作者:セイン) ゆっくりいじめ系471 俺とゆっくりの話 1 ゆっくりいじめ系564 俺とゆっくりの話 2 ゆっくりいじめ系579 俺とゆっくりの話 3 ゆっくりいじめ系825 ゆっくりを飼おう gdgd三人組シリーズ(作者:バスケの人) ゆっくりいじめ系1503 雪だるま ゆっくりいじめ系1549 デモ活動 ゆっくりいじめ系1859 帰省 まりさとわたしシリーズ(作者:古本屋) ゆっくりいじめ系2405 まりさとわたし ゆっくりいじめ系2412 まりさとわたし タベモノ ゆっくりいじめ系2434 まりさとわたし スミカ ゆっくりいじめ系2441 まりさとわたし キョセイ ゆっくりが嫌われるまでシリーズ(作者:古緑) ゆっくりいじめ系2348 ゆっくりが嫌われるまで ゆっくりいじめ系2362 ゆっくりまりさが嫌われるまで ゆっくりいじめ系2366 ゆっくりまりさが嫌われるまで2 ゆっくりいじめ系2368 ゆっくりを嫌いになるまで ゆっくりいじめ系2374 ゆっくりを嫌いになるまで2 ゆっくりハンターシリーズ(作者:味覚障害の人) ゆっくりいじめ系323 ゆっくりハンターの生活 ゆっくりいじめ系355 ゆっくりハンターの生活2 ゆっくりいじめ系366 ゆっくりハンターの昔話_1 ゆっくりいじめ系367 ゆっくりハンターの昔話_2 日常シリーズ(作者:ムクドリの人) ゆっくりいじめ系1692 綿棒 ゆっくりいじめ系1712 ストロー ゆっくりいじめ系1760 感謝 ゆっくりいじめ小ネタ375 引越し ゆっくりいじめ小ネタ399 雛祭り ゆっくりいじめ系2576 風呂 僕はこうしてシリーズ(作者:ゆっくりレイパー) ゆっくりいじめ系1526 僕はこうして育ちました ゆっくりいじめ系1632 ボブはこうして出会いました ゆっくりいじめ系1682 僕はこうして出会いました ゆっくりいじめ系1817 僕はこうして学びました ゆっくりいじめ系1978 僕はこうして助かりました ゆっくりいじめ系2067 僕はこうして渡米しました 前半 ゆっくりいじめ系2068 僕はこうして渡米しました 後半 ゆっくりいじめ系2069 僕らはこうして知り合いました ゆっくりいじめ系2168 僕はこうして巻き込まれました ゆっくりいじめ系2169 僕はこうして~番外 ゆっくりいじめ系2224 僕はこうして振り回されました ゆっくりいじめ系2317 僕はこうして懇談しました ゆっくりいじめ系2611 僕はこうして困りました ゆっくりいじめ系2612 僕はこうして過ごしました ゆっくりいじめ系2741 僕はこうして探しました ゆっくりいじめ系2784 僕はこうして探しました -another- ゆっくりいじめ系2841 僕はこうして探しました -after-虐巨無現 ~の生涯シリーズ(作者:ロウ ロウの作品集 都会派きめぇ丸シリーズ(作者:118) ゆっくりいじめ系2117 都会派きめぇ丸 ゆっくりいじめ系2118 裏・都会派てんこ 守矢神社の核ぱちゅりーシリーズ(作者:NFRP) ゆっくりいじめ系1583 ゆっくり信仰を集めてね! ゆっくりいじめ系1590 ゆっくり新技術を導入していってね! ゆっくりいじめ系1619 ゆっくり体調管理をしていってね! ゆっくりいじめ系2569 ゆっくり地球を守っていってね!_前編 騎馬めーりんシリーズ(作者不詳) ゆっくりいじめ系1447 騎馬民族の襲来 ゆっくりいじめ系1449 ありすの奇妙な生涯 ゆっくりいじめ系1566 騎馬民族の都 新製品シリーズ(作者:複数人) ゆっくりいじめ小ネタ189 新製品 ゆっくりいじめ小ネタ453 新製品 その2 スーパーボールシリーズ(作者:ゆっくりボールマン2世) ゆっくりいじめ系2897 スーパー赤ゆっくりボール1-1虐家改汚無 ゆっくりいじめ系2898 スーパー赤ゆっくりボール1-2虐家改汚無 ゆっくりいじめ系2899 スーパー赤ゆっくりボール2-1虐家改汚無 ゆっくりいじめ系2900 スーパー赤ゆっくりボール2-2虐家改汚無 ゆっくりいじめ系2901 スーパー赤ゆっくりボール3-1虐家改汚無 ゆっくりいじめ系2902 スーパー赤ゆっくりボール3-2虐家改汚無 ゆっくりいじめ系2949 お化けまりさ1虐改家無 ゆっくりいじめ系2950 お化けまりさ2虐改家無 ゆっくりいじめ系2951 お化けまりさ3虐改家共無 ゆっくりいじめ系2952 お化けまりさ4虐改家共無 ゆっくりいじめ系2971 まりさのおうた1虐家無 ゆっくりいじめ系2972 まりさのおうた2虐改家無 ゆっくりいじめ系2973 まりさのおうた3虐改性家無
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このページは、ジャンル別でSSが一覧となっております。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 ジャンル別ゆっくりについて ゆっくり加工場系 霊夢×ゆっくり系 魔理沙×ゆっくり系・森近霖之助×ゆっくり系 アリス×ゆっくり系 紅魔館×ゆっくり系 レミリア×ゆっくり系・小悪魔×ゆっくり系 美鈴×ゆっくり系 白玉楼×ゆっくり系・幽々子×ゆっくり系 紫×ゆっくり系・藍×ゆっくり系 永遠亭×ゆっくり系 永琳×ゆっくり系 てゐ×ゆっくり系・鈴仙×ゆっくり系・輝夜×ゆっくり系 慧音×ゆっくり系・妹紅×ゆっくり系 幽香×ゆっくり系 映姫×ゆっくり系・メディスン×ゆっくり系 阿求×ゆっくり系 にとり×ゆっくり系・射命丸×ゆっくり系・萃香×ゆっくり系 チルノ×ゆっくり系・レティ×ゆっくり系 ルーミア×ゆっくり系・ミスティア×ゆっくり系 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系・衣玖×ゆっくり系 パルスィ×ゆっくり系 ゆっくりれみりゃ系いじめ ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系・ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系 ゆっくりフラン系いじめ ゆっくりパチュリー系・ゆっくりれーせん系・きめぇ丸系 ゆっくり静葉系・ゆっくりてんこ系・ゆっくりすいか系 その他 シリーズもの都会派ありすシリーズ(作者:キノコ馬) ゆっくりーだーシリーズ(作者:ケラ子) 永夜緩居シリーズ(作者:懲りない男) わがまままりさシリーズ(作者:懲りない男) 俺とゆっくりシリーズ(作者:セイン) gdgd三人組シリーズ(作者:バスケの人) まりさとわたしシリーズ(作者:古本屋) ゆっくりが嫌われるまでシリーズ(作者:古緑) ゆっくりハンターシリーズ(作者:味覚障害の人) 日常シリーズ(作者:ムクドリの人) 僕はこうしてシリーズ(作者:ゆっくりレイパー) ~の生涯シリーズ(作者:ロウ 都会派きめぇ丸シリーズ(作者:118) 守矢神社の核ぱちゅりーシリーズ(作者:NFRP) 騎馬めーりんシリーズ(作者不詳) 新製品シリーズ(作者:複数人) スーパーボールシリーズ(作者:ゆっくりボールマン2世) ジャンル別 ゆっくりについて ゆっくりについて そ ゆっくりについて2 そ ゆっくりについて3 ゆっくり求聞史紀そ ゆっくりについて4 ゆっくり解体新書 ゆっくり加工場系 ゆっくり加工場系1 虐 性 捕 ゆっくり加工場系2 ゆっくり霊夢の生涯 虐 捕 ゆっくり加工場系3 ゆっくり脱出1 虐 ゆっくり加工場系4 ゆっくり脱出2 虐 ゆっくり加工場系5 プチゆっくり魔理沙の生涯 虐 制 料 ゆっくり加工場系6 ゆっくりれみりゃ 虐 ゆっくり加工場系7 ゆっくりいじめプロローグ 虐 ゆっくり加工場系8 ゆっくりれみりゃの生涯 虐 料 ゆっくり加工場系9 幻想郷滅亡の日 復 ゆっくり加工所10削除 ゆっくり加工場系11 ゆっくりの貴重な出産シーン虐家性 ゆっくり加工場系12 ゆとり線香虐 ゆっくり加工場系13 ゆっくり商品開発 ゆっくり加工場系14 地ゆっくりそ捕環無 ゆっくり加工場系15 ゆっくり魔理沙の生涯『加工編』虐機料 ゆっくり加工場系16 小規模加工所でのゆっくり処理虐 ゆっくり加工場系17削除 ゆっくり加工場系18 ゆっくり連環腿虐薬道 ゆっくり加工場系19 水羊羹饅頭虐料無 ゆっくり加工場系20 小規模加工所虐家無 ゆっくり加工場系21 ゆっくり処理場虐無 ゆっくり加工場系22 ゆっくり達の生涯 『加工場脱出編』(前編)虐家機 ゆっくり加工場系23 ゆっくり達の生涯 『加工場脱出編』(中編)虐性機料 ゆっくり加工場系24 ゆっくり達の生涯『加工場脱出編』 (後編)虐環機 ゆっくり加工場系25 ゆっくり農園そ環無 ゆっくり加工場系26 【加工場の一室で】虐家機無 霊夢×ゆっくり系 霊夢×ゆっくり系1 ゆっくり魔理沙の大家族 制家 霊夢×ゆっくり系2 博麗神社の酒造り 虐料 霊夢×ゆっくり系3 ありふれた喜劇 虐料性 霊夢×ゆっくり系4 ゆっくりれいむと霊夢 そ 「霊夢×ゆっくり系5は作者さんからの要請により削除しました。」 「霊夢×ゆっくり系6は作者さんからの要請により削除しました。」 「霊夢×ゆっくり系7は作者さんからの要請により削除しました。」 「霊夢×ゆっくり系8は作者さんからの要請により削除しました。」 霊夢×ゆっくり系9 巫女さんの結界栽培 制家共 霊夢×ゆっくり系10 ゆっくり一家の生涯 『博麗神社編』(前編) そ家 霊夢×ゆっくり系11 ゆっくり一家の生涯 『博麗神社編』(後編) 制家料共 霊夢×ゆっくり系12 霊夢の怒らせ方 虐制そ 霊夢×ゆっくり系13 あるゆっくりと霊夢そ性 霊夢×ゆっくり系14 巫女さんの賽銭大作戦制性家共捕 霊夢×ゆっくり系17 霊夢のバイト虐制家機捕 「霊夢×ゆっくり系18は作者さんからの要請により削除しました。by管理人」 霊夢×ゆっくり系19削除 霊夢×ゆっくり系20 ドスまりさの真実制 霊夢×ゆっくり系21 体付きとの違い虐捕 霊夢×ゆっくり系22 どすまりさの失敗 魔理沙×ゆっくり系・森近霖之助×ゆっくり系 魔理沙×ゆっくり系1 ゆっくりいじりそ 魔理沙×ゆっくり系2 普通の饅頭と普通の魔法使い虐そ 魔理沙×ゆっくり系3削除 魔理沙×ゆっくり系4 ゆっくりの身の程 森近霖之助×ゆっくり系1 代価 アリス×ゆっくり系 アリス×ゆっくり系1 虐 アリス×ゆっくり系2 復 アリス×ゆっくり系3 お食事タイム 虐 アリス×ゆっくり系4 UNIQQLI 制 アリス×ゆっくり系5 ゆっくりパチュリーの生涯 虐制共 アリス×ゆっくり系6 あなたと合体したい…… 虐 アリス×ゆっくり系7 ゆっくり養成所 虐共環 アリス×ゆっくり系8 アリスのぐちゃぐちゃゆっくり駆除 制 アリス×ゆっくり系9 ゆっくりによるゆっくりいじめ制 アリス×ゆっくり系10 ぼくのかんがえたさいきょうのしてんのう虐性 アリス×ゆっくり系11削除 アリス×ゆっくり系12 変身-Polymorph Loop Junction-虐環 「アリス×ゆっくり系13および14と15は作者さんからの要請により削りました。by管理人」 アリス×ゆっくり系16 アリスのゆっくり水爆弾 制 家 「アリス×ゆっくり系17は作者さんからの要請により削除しました。by管理人」 アリス×ゆっくり系18削除 紅魔館×ゆっくり系 紅魔館×ゆっくり系1 ゆっくりピクニック 制 紅魔館×ゆっくり系2 さらば愛しきメイド長制 紅魔館×ゆっくり系3 冬は中華まん。夏でも中華まん。制料無 紅魔館×ゆっくり系4 紅魔館の憂鬱制料 紅魔館×ゆっくり系5 ゆっくり咲夜虐 紅魔館×ゆっくり系6 がぁおー! 食べちゃうぞー!(前編)虐捕性料機 紅魔館×ゆっくり系7 がぁおー! 食べちゃうぞー!(後編)虐捕性料機 紅魔館×ゆっくり系8 ゆっくりゃバーガー虐 紅魔館×ゆっくり系9 わたしのペットはよいれみりゃ 前編虐制環 紅魔館×ゆっくり系10 わたしのペットはよいれみりゃ 中編虐環 紅魔館×ゆっくり系11 わたしのペットはよいれみりゃ 後編虐捕環 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会制家 紅魔館×ゆっくり系13 れみりゃの越冬虐家共捕 紅魔館×ゆっくり系14 れみりゃは一日しか生きれない虐環 紅魔館×ゆっくり系15 ゆっくり誕生秘話1 紅魔館×ゆっくり系16 ゆっくり誕生秘話2 紅魔館×ゆっくり系17 ゆっくり誕生秘話3 紅魔館×ゆっくり系18 ゆっくり誕生秘話4 紅魔館×ゆっくり系19 加虐性虐 紅魔館×ゆっくり系20 ゆっくりはまさに世紀末 紅魔館×ゆっくり系21 1-1 レミリア×ゆっくり系・小悪魔×ゆっくり系 レミリア×ゆっくり系1 レミリアと森のゆっくり 中編_1虐性薬捕 レミリア×ゆっくり系2 レミリアと森のゆっくり 中編_2虐性薬捕 レミリア×ゆっくり系3 レミリアと森のゆっくり_後編その1_18禁エロ※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ レミリア×ゆっくり系4 レミリアと森のゆっくり_後編その2_1虐性捕 レミリア×ゆっくり系5 レミリアと森のゆっくり_後編その2_2虐性捕 小悪魔×ゆっくり系1 素敵な史書さん2虐料 小悪魔×ゆっくり系2 ある村の冬の風物詩虐家 小悪魔×ゆっくり系3 ゆっくりぱちゅりぃ制 小悪魔×ゆっくり系4 紫饅頭にクイズ出せば自滅してくれる制 小悪魔×ゆっくり系5 パティシエールな小悪魔虐料 小悪魔×ゆっくり系6 パティシエールな小悪魔2虐料 小悪魔×ゆっくり系7 凶 小悪魔×ゆっくり系8 パティシエールな小悪魔3虐料 美鈴×ゆっくり系 美鈴×ゆっくり系1 Y-1グランプリ 虐そ共 美鈴×ゆっくり系2 ほんめーりん×ゆっちゅりー甘甘水責め 虐そ 美鈴×ゆっくり系3 シエスタ 虐 美鈴×ゆっくり系4 美鈴のゆっくりお昼ご飯虐料 美鈴×ゆっくり系5 磔刑虐 美鈴×ゆっくり系6 ゆっくりめいりんと美鈴虐 美鈴×ゆっくり系7 ゆっくりめーりん虐制家 美鈴×ゆっくり系8 美鈴×ゆっくりゃ_18禁_エログロ※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系9 美鈴と森のゆっくり_前編_1虐家捕 美鈴×ゆっくり系10 美鈴と森のゆっくり_前編_2虐家捕 美鈴×ゆっくり系11 美鈴と森のゆっくり_中編_1虐制性家 美鈴×ゆっくり系12 美鈴と森のゆっくり_中編_2虐制性家 美鈴×ゆっくり系13 美鈴と森のゆっくり_中編_3虐制性家 美鈴×ゆっくり系14 美鈴と森のゆっくり_後編_18禁※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系15 美鈴と森のゆっくり_後編_全年齢_1虐制性 美鈴×ゆっくり系16 美鈴と森のゆっくり_後編_全年齢_2虐制性 美鈴×ゆっくり系17 めーりんと美鈴虐制性 美鈴×ゆっくり系18 レミリアと森のゆっくり_前編※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ 美鈴×ゆっくり系19 ゆっくりめいりんの恩義_前制 美鈴×ゆっくり系20 ゆっくりめいりんの恩義_後 白玉楼×ゆっくり系・幽々子×ゆっくり系 白玉楼×ゆっくり系1 ゆっくりみょんいじめ 制 白玉楼×ゆっくり系2 月見ゆっくり制性料 白玉楼×ゆっくり系3 ゆっくり弾幕虐 白玉楼×ゆっくり系4 妖夢とみょん 白玉楼×ゆっくり系5 みょんとの出会い 制 幽々子×ゆっくり系1 死を操る程度の能力虐 幽々子×ゆっくり系2 死に呼ぶ虐家原幻 紫×ゆっくり系・藍×ゆっくり系 紫×ゆっくり系1 ゆかりんとゆっくり虐家性 紫×ゆっくり系2 都会のアリスそ 藍×ゆっくり系1 ゆっくりマスター虐そ共 永遠亭×ゆっくり系 永遠亭×ゆっくり系3 頭が哭く日々 虐 永遠亭×ゆっくり系4 作者本人により削除しました 永遠亭×ゆっくり系5 作者本人により削除しました 永遠亭×ゆっくり系6 ゆっくり夫婦の出産-1虐家性共 永遠亭×ゆっくり系7 ゆっくり夫婦の出産-2虐家性共 永遠亭×ゆっくり系8 ずっといっしょ虐制捕性 永遠亭×ゆっくり系9 ちょいワルマタニティー(笑)虐制薬家 永遠亭×ゆっくり系10 仲違虐家 永琳×ゆっくり系 永琳×ゆっくり系1 永琳とゆっくり 虐 永琳×ゆっくり系2 発狂 虐機 永琳×ゆっくり系3 ゆっくり実験室虐共 永琳×ゆっくり系4 選択できる部屋虐環薬 永琳×ゆっくり系5 恋の病虐環薬性家 永琳×ゆっくり系6 の部屋虐そ家薬 永琳×ゆっくり系7 脆い鎖虐家環 永琳×ゆっくり系8 蓬莱饅頭虐制薬 永琳×ゆっくり系9 誰が心、彼知らず虐家無 永琳×ゆっくり系10 実験監獄虐制環機 永琳×ゆっくり系11 八意永琳のアルティメット・サイエンス虐そ 永琳×ゆっくり系12 断片の連続そ環 永琳×ゆっくり系13 家族のこれから虐そ環家 永琳×ゆっくり系14 失敗虐そ環家 永琳×ゆっくり系15 幸せな生活虐そ環家 永琳×ゆっくり系16 ゆっくり死に至る虐 永琳×ゆっくり系17 恐怖虐薬 永琳×ゆっくり系18 耐久実験虐 永琳×ゆっくり系19 紅茶と放射線虐 永琳×ゆっくり系20 弱者虐 永琳×ゆっくり系21 説明虐 永琳×ゆっくり系22 はじめ虐環 永琳×ゆっくり系23 怖い制薬 永琳×ゆっくり系24 ゆっくりアリス最後の日制薬 永琳×ゆっくり系25 人間になりたいれいむ虐環 永琳×ゆっくり系26 ゆっくリアン 永琳×ゆっくり系27 忘れもの てゐ×ゆっくり系・鈴仙×ゆっくり系・輝夜×ゆっくり系 てゐ×ゆっくりれーせん系1 制 てゐ×ゆっくり系2 崩壊と嘘虐環共 てゐ×ゆっくり系3 遊ぶ虐環 てゐ×ゆっくり系4 楽園実験虐環 てゐ×ゆっくり系5 酷い暇つぶし虐家 鈴仙×ゆっくり系2 うどんげのゆっくり実験虐家共 鈴仙×ゆっくり系3 うどんげのゆっくり実験2虐共捕 鈴仙×ゆっくり系4 うどんげ実験3虐 輝夜×ゆっくり系2 輝夜の暇つぶし虐環機 輝夜×ゆっくり系3 闊歩虐 輝夜×ゆっくり系4 気まぐれの暇つぶし 輝夜×ゆっくり系5 月に帰らないかぐや姫 慧音×ゆっくり系・妹紅×ゆっくり系 慧音×ゆっくり系1 慧音先生とゆっくり制家 慧音×ゆっくり系2 慧音先生奮闘記_1そ家 慧音×ゆっくり系3 慧音先生奮闘記_2そ家 慧音×ゆっくり系4 慧音先生奮闘記 慧音エンド虐そ家 慧音×ゆっくり系5 ゆっくり奇々怪々(上) 慧音×ゆっくり系6 ゆっくり奇々怪々(中) 慧音×ゆっくり系7 ゆっくろっく (上) 慧音×ゆっくり系8 ゆっくろっく(下) 慧音×ゆっくり系9 ゆっくり奇々怪々(下)制 妹紅×ゆっくり系1 ゆっくりたちのトラウマの夜前篇 制家料 妹紅×ゆっくり系2 ゆっくりたちのトラウマの夜後編虐 妹紅×ゆっくり系3 妹紅のゆっくりいじめ in 川辺虐 妹紅×ゆっくり系4 ゆっくりほーらい虐 妹紅×ゆっくり系5 人食いゆっくり_前虐家 妹紅×ゆっくり系6 人食いゆっくり_後虐家 妹紅×ゆっくり系7 妹紅とゆでたまご虐家 妹紅×ゆっくり系8 もこたんvsドスまりさ制 妹紅×ゆっくり系9 妹紅と虐性家 幽香×ゆっくり系 幽香×ゆっくり系1 制 幽香×ゆっくり系2 性 そ 幽香×ゆっくり系3 教材。虐料 幽香×ゆっくり系4 緑色は何の色?虐共 「幽香×ゆっくり系5 ゆっくりと幽香 リグルの一週間は作者さんの要請で削除しました。」 幽香×ゆっくり系7 ゆっくり後悔し続けてね!制 幽香×ゆっくり系8 ゆっくりメーリン2制 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2制共 幽香×ゆっくり系10 ゆっくり植えていくね!そ 幽香×ゆっくり系11 ゆうかりんfA・大量虐殺ルートそ 映姫×ゆっくり系・メディスン×ゆっくり系 映姫×ゆっくり系1 ゆっくり輪廻転生していってね! 制 映姫×ゆっくり系2 ゆっくりの罪制そ 映姫×ゆっくり系3 地獄で苦しめ制環 メディスン×ゆっくり系1 風下注意制環 メディスン×ゆっくり系2 風上に立つ虐薬 阿求×ゆっくり系 阿求×ゆっくり系1 虐 阿求×ゆっくり系2 ゆっくりしつけてね 制 阿求×ゆっくり系5 阿求の竹林遠征記虐 阿求×ゆっくり系6 少女そ 阿求×ゆっくり系7 ゆっくりと猟師と阿求さん虐 阿求×ゆっくり系8 ゆっくりボール2虐道 阿求×ゆっくり系9 ゆっくり阿求虐 阿求×ゆっくり系10 ゆっくりごーまがん虐 阿求×ゆっくり系11 ゆっくりと焼きましょ虐家 阿求×ゆっくり系12 鋼の糸 阿求×ゆっくり系14 虐待王AQN. にとり×ゆっくり系・射命丸×ゆっくり系・萃香×ゆっくり系 にとり×ゆっくり系1 虐 にとり×ゆっくり系2 しなないゆっくり虐そ にとり×ゆっくり系3 見本市虐機 にとり×ゆっくり系4 のびーる制機 にとり×ゆっくり系5 波乱盤上虐家機 にとり×ゆっくり系7 ゆっくりロケットに乗る にとり×ゆっくり系8 ドスの卵 にとり×ゆっくり系9 火遊び にとり×ゆっくり系10 YUSIN にとり×ゆっくり系11 ほぺミキ 射命丸×ゆっくり系1 カラス虐家 萃香×ゆっくり系1 子鬼とゆっくり 制 チルノ×ゆっくり系・レティ×ゆっくり系 チルノ×ゆっくり系1 虐 道 チルノ×ゆっくり系2 大ちゃんの想い 虐 チルノ×ゆっくり系4 妖精と遊ぼう 虐 チルノ×ゆっくり系5 歌うのをやめないで 虐 チルノ×ゆっくり系6 ハードチルノ制そ チルノ×ゆっくり系7 チルノ助けるそ家 ルーミア×ゆっくり系・ミスティア×ゆっくり系 ルーミア×ゆっくり系1 ルーミアとゆっくり虐家捕 ミスティア×ゆっくり系1 ゆっくりいじめ鰻篇 前編 制 ミスティア×ゆっくり系2 ゆっくりいじめ鰻篇 後編 制 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系・衣玖×ゆっくり系 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系1そ性 プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系2 花見ライブin白玉楼そ プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系3 【プリズムリバーのトランペット吹き】制 衣玖×ゆっくり系1 衣玖さんとゆっくり 虐 そ 衣玖×ゆっくり系2 ゆっくりてんこ大虐殺虐家捕 パルスィ×ゆっくり系 パルスィ×ゆっくり系1 秘目 ゆっくりれみりゃ系いじめ ゆっくりれみりゃ系いじめ ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系・ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系1 ゆくりれみりゃとフラン 虐 制 共 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系2 ゆっくりフラン 虐 捕 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系3 れみりゃのトモダチ奮闘記 そ捕共 ゆっくりフラン×ゆっくりれみりゃ系4 スクうーター ゆっくり×ゆっくりれみりゃ系1 こわいこわい 虐 制 捕 ゆっくりフラン系いじめ ゆっくりフラン系いじめ1 ここほれ うっうー! ゆっくりパチュリー系・ゆっくりれーせん系・きめぇ丸系 ゆっくりパチュリー系いじめ1 ゆちゅりーいじめ虐 ゆっくりパチュリー系いじめ2 あるゆちゅりーの生涯虐捕家 ゆっくりパチュリー系いじめ3 ぱちゅりー ゆっくりれーせん系いじめ1 DXトラップ ゆっくり静葉系・ゆっくりてんこ系・ゆっくりすいか系 ゆっくりてんこ系いじめ1 愛憎のゆっくりてんこ ゆっくりてんこ系いじめ2 てんこを虐待してみた虐無 ゆっくりすいか系いじめ1 ゆっくりすいか その他 ジャンル:その他 一覧ページ シリーズもの 都会派ありすシリーズ(作者:キノコ馬) ゆっくりいじめ系1223 終わらないはねゆーん 前編 ゆっくりいじめ系1253 終わらないはねゆーん 中編 ゆっくりいじめ系1273 終わらないはねゆーん 後編 ゆっくりいじめ系1492 都会派ありすの憂鬱 ゆっくりいじめ系1500 都会派ありす、の飼い主の暴走 ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇 ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ ゆっくりいじめ系2024 都会派ありすの驚愕 ゆっくりいじめ系2025 都会派ありす トゥルーエンド ゆっくりいじめ系2026 都会派ありす ノーマルエンド ゆっくりーだーシリーズ(作者:ケラ子) ゆっくりいじめ系509 紅い弾丸 ゆっくりいじめ系601 ある新人ゆっくりーだーの話(前編) ゆっくりいじめ系647 ある新人ゆっくりーだーの話(後篇) ゆっくりいじめ系807 あるロボットゆっくりーだー達の話(前編) ゆっくりいじめ系844 あるロボットゆっくりーだーの話(後編) 永夜緩居シリーズ(作者:懲りない男) ゆっくりいじめ系278 永夜緩居― 二匹のゆっくり_1 ゆっくりいじめ系279 永夜緩居― 二匹のゆっくり_2 ゆっくりいじめ系384 永夜緩居[ゴミクズ]_1 ゆっくりいじめ系385 永夜緩居[ゴミクズ]_2 ゆっくりいじめ系386 永夜緩居[ゴミクズ]_3 ゆっくりいじめ系476 永夜緩居[胎動]_1 ゆっくりいじめ系477 永夜緩居[胎動]_2 ゆっくりいじめ系738 永夜緩居[ゆっくり ゆっくりいじめ系2319 永夜緩居[三匹のゲス、一匹目-グズ(前編) ゆっくりいじめ系2320 永夜緩居[三匹のゲス、一匹目-グズ(後編) ゆっくりいじめ系2321 永夜緩居[三匹のゲス、二匹目-れいぱー](前編) ゆっくりいじめ系2322 永夜緩居[三匹のゲス、二匹目-れいぱー](中編) ゆっくりいじめ系2323 永夜緩居[三匹のゲス、二匹目-れいぱー](後編) ゆっくりいじめ系2324 永夜緩居[三匹のゲス、三匹目-ゴロツキ](前編) ゆっくりいじめ系2325 永夜緩居[三匹のゲス、三匹目-ゴロツキ](中編) ゆっくりいじめ系2326 永夜緩居[三匹のゲス、三匹目-ゴロツキ](後編) ゆっくりいじめ系2327 永夜緩居[三匹のゲス、一人と四匹目 ゆっくりいじめ系2330 永夜緩居6前編-1 ゆっくりいじめ系2331 永夜緩居6前編-2 ゆっくりいじめ系2332 蠢符「永夜緩居」(永夜緩居6後編-1) ゆっくりいじめ系2333 蠢符「永夜緩居」(永夜緩居6後編-2) ゆっくりいじめ系2334 蠢符「永夜緩居」(永夜緩居6後編-3) ゆっくりいじめ系2335 永夜緩居― EX[眠れるゆっくりは饅頭の夢を見るか わがまままりさシリーズ(作者:懲りない男) ゆっくりいじめ系987 僕とわがまままりさのギスギスした朝 ゆっくりいじめ系1037 僕とわがまままりさのギスギスしたおもてなし ゆっくりいじめ系1079 僕とわがまままりさのギスギスしたごっこ遊び ゆっくりいじめ系1152 僕とわがまままりさのギスギスした山登り 俺とゆっくりシリーズ(作者:セイン) ゆっくりいじめ系471 俺とゆっくりの話 1 ゆっくりいじめ系564 俺とゆっくりの話 2 ゆっくりいじめ系579 俺とゆっくりの話 3 ゆっくりいじめ系825 ゆっくりを飼おう gdgd三人組シリーズ(作者:バスケの人) ゆっくりいじめ系1503 雪だるま ゆっくりいじめ系1549 デモ活動 ゆっくりいじめ系1859 帰省 まりさとわたしシリーズ(作者:古本屋) ゆっくりいじめ系2405 まりさとわたし ゆっくりいじめ系2412 まりさとわたし タベモノ ゆっくりいじめ系2434 まりさとわたし スミカ ゆっくりいじめ系2441 まりさとわたし キョセイ ゆっくりが嫌われるまでシリーズ(作者:古緑) ゆっくりいじめ系2348 ゆっくりが嫌われるまで ゆっくりいじめ系2362 ゆっくりまりさが嫌われるまで ゆっくりいじめ系2366 ゆっくりまりさが嫌われるまで2 ゆっくりいじめ系2368 ゆっくりを嫌いになるまで ゆっくりいじめ系2374 ゆっくりを嫌いになるまで2 ゆっくりハンターシリーズ(作者:味覚障害の人) ゆっくりいじめ系323 ゆっくりハンターの生活 ゆっくりいじめ系355 ゆっくりハンターの生活2 ゆっくりいじめ系366 ゆっくりハンターの昔話_1 ゆっくりいじめ系367 ゆっくりハンターの昔話_2 日常シリーズ(作者:ムクドリの人) ゆっくりいじめ系1692 綿棒 ゆっくりいじめ系1712 ストロー ゆっくりいじめ系1760 感謝 ゆっくりいじめ小ネタ375 引越し ゆっくりいじめ小ネタ399 雛祭り ゆっくりいじめ系2576 風呂 僕はこうしてシリーズ(作者:ゆっくりレイパー) ゆっくりいじめ系1526 僕はこうして育ちました ゆっくりいじめ系1632 ボブはこうして出会いました ゆっくりいじめ系1682 僕はこうして出会いました ゆっくりいじめ系1817 僕はこうして学びました ゆっくりいじめ系1978 僕はこうして助かりました ゆっくりいじめ系2067 僕はこうして渡米しました 前半 ゆっくりいじめ系2068 僕はこうして渡米しました 後半 ゆっくりいじめ系2069 僕らはこうして知り合いました ゆっくりいじめ系2168 僕はこうして巻き込まれました ゆっくりいじめ系2169 僕はこうして~番外 ゆっくりいじめ系2224 僕はこうして振り回されました ゆっくりいじめ系2317 僕はこうして懇談しました ゆっくりいじめ系2611 僕はこうして困りました ゆっくりいじめ系2612 僕はこうして過ごしました ゆっくりいじめ系2741 僕はこうして探しました ゆっくりいじめ系2784 僕はこうして探しました -another- ゆっくりいじめ系2841 僕はこうして探しました -after-虐巨無現 ~の生涯シリーズ(作者:ロウ ロウの作品集 都会派きめぇ丸シリーズ(作者:118) ゆっくりいじめ系2117 都会派きめぇ丸 ゆっくりいじめ系2118 裏・都会派てんこ 守矢神社の核ぱちゅりーシリーズ(作者:NFRP) ゆっくりいじめ系1583 ゆっくり信仰を集めてね! 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ゆっくりゲットだぜ!!外伝3(守谷のゆっくり) この世界でのゆっくりの進化はいろいろとあります。 れみりゃが自業自得ですがひどい目にあいます。 ラスボスや5ボスやEXボスのゆっくりなのでかなり強いです それでもよければよんでください ここは妖怪の森に存在する古びた神社跡 昔は人間も住んでいたのかもしれないが現在は朽ち果てた神社が残っているだけである そこにはゆっくり3人が暮らしていた 大きな目玉が付いた帽子と金髪が特徴にゆっくりすわこことけろちゃん 青紫の髪に背中の御柱としめ縄型ドーナツが特徴のゆっくりかなこ 緑のロングヘアーに蛙と蛇の飾りが特徴のゆっくりさなえ 彼女たちの朝はしっかりもののさなえの挨拶から始まる 「ゆっくりしていってくださいね!! おふたがた」 「ゆっくりしていってね!! さなえ!!」 「ゆっくりけろけろしていってね!」 そのような感じで3人の朝は始まる 朝ごはんは自分たちが前の日にとっていた果物やキノコなどと巫女のお姉さんが用意してくれたお粥だ それを3人はゆっくりとしながら分けて食べ始めた。 彼女たちが登場してから間もないころに巫女さんに保護された過去を持つ。 だが神社への同居は認められずこの離れた神社跡に3人ですむ事になった。 彼女の達の飼い主はいつもやさしくニコニコと笑ってくれている。 みどりの髪のお姉さんだ。名前はゆっくりさなえと同じで早苗というらしい 「けろけろ♪」 「おんばしら♪」 「おいしいですわ♪」 「「「むーしゃむーしゃ!! しあわせー!!」」」 そんな風にいいながらご飯を食べる3人をニコニコしながらご飯を食べるの見てくれている ゆっくり達にとってはお母さん的存在である。 本当のお母さんはどこに行ったのかわからないが3人はお姉さんに面倒を見てもらって幸せだった お姉さんは散歩に行きましょうと3人を神社跡から出すと歩き始めた。 ゆっくりと歩きながら4人は山の麓の紅魔館近くにあるまで歩いていき『こうまかん』にはお姉さんに運んでもらった。 『こうまかん』とはれみりゃやふらんなどの捕食種を中心に暮らしている館だ 「こんにちわ。執事さん」 「こんにちわ。妖怪の山の巫女さん。今日もよければうちのゆっくりたちと遊んでください」 「ええ、そのつもりできました」 「では少々お待ちください」 そういうと彼は自分のゆっくりたちを連れてきて遊ばせ始めた ゆっくり同士が遊ぶ絵に描いたような幸せな光景だった。 そのとてもゆっくりした光景はゆっくりならば見ているだけで幸せな気分になれるのかもしれない。 それをさえぎるように執事の青年が声をかけてきた 「申し訳ありませんが、私は仕事があるので失礼します」 早苗にそういうと彼は舟をこいで島の反対側の岸に渡っていった。 ゆっくりけろちゃんはちるのと凍らせごっこというちるのの息をよける遊びをしている 「あたいてっばさいきょーよ!!」 「ケロちゃん風雨に負けず」 「ちるのちゃん達待ってよー」 そういいながらよけるゆっくりけろちゃんとちるのとそれを追いかけるだいちゃんがいた。 その横ではゆっくりかなこが「おんばしら」といいながらぱちゅりーと話し合いをしている 内容はゆっくりの生態とゆっくりとした生き方についてだった。 その横でゆっくりさなえが自分の主人であるかなこの話、らんが自分の飼い主について話している、 自分もそうだが互いに気苦労が耐えないと話し合っていた。 それと布教がうまくいかないけどどうすればいいのだろうかと語っていた その時だった胴体付きのぱちゅりーがむきゅうきゅうといいながら歩いてきた 両手には大量の絵本を持っているようだ。 「これ、外の世界の絵本ですよね?」 「むきゅ、執事がゆっくりに読ませてあげるようにといっていたわ。貸し出し期限は2週間よ」 なるほど、あの人らしい気遣いだと早苗は思った。 そして一冊の本を取り出すとゆっくり達をよび集めて読み始めた 本の題名は『シンデレラ』だった。 話を聞き終えるとゆっくり達は自分がお姫様になるかもと思ったのか目を輝かしている 「あたいってばシンデレラみたいなおひめさまよー!!」 「ちがうよー! ちぇんがシンデレラだよー!」 「おんばしら! 信仰を集めるかなこがシンデレラになれる」 「かなこ様、子供に混ざって話さないでください」 「すわここそシンデレラになるよー」 その様子を見ながら早苗はゆっくりさなえの頭を撫でてあげた。 あなたも苦労をするかもしれないけどいつかは幸せになるときが来るわよと… 信仰心を集めるために苦労したことを言っているのかもしれないと執事の男がいたら思ったかもしれない そして、お昼前になると早苗とゆっくりたちは妖怪の山へとかえっていった。 古い神社前に行くと早苗と3人は分かれた。 彼女はゆっくりを飼いたいのだが同居人に反対されてこっそりと飼っているのである。 人間とはなれたここからが本番である。ゆっくりたちの生活に入ることにしよう。 ゆっくりかなこの場合 かなこは優しいお姉さんと別れると木の実をとりに山の中を歩いた。 ちょうどいいところにおいしそうな木の実がなっているのを発見した 「おんばしらきゃのん!!」 そういうと背中の千歳飴のオンバシラを木の実に向けて飛ばした。 いくつかの木の実が落ちてきたそれを拾うとそれを巣に持ち帰っていった。 そのあとも同じようにいくつかの木の実に向けておんばしらきゃのんをしていった。 気づけば御柱の先にはさまざま果物が刺さってカラフルになっていた。 「これだけあればさなえ達も喜ぶおんばしら♪」 意気揚々として家に帰ろうとするその時だった。空のほうから殺気を感じた。 そちらを見てみるとどこからか迷ってきたのだろうかずんぐりむっくりした幼女のような姿に、ふくよかな手足。 大きな下ぶくれ顔と、ピンクのスカートと洋服、背中には黒い悪魔のような羽… そう、ゆっくりれみりゃだ。 「うっうー♪きょうもれみりゃはえれがんとなんなどぉー♪」 ご機嫌そうによたよたと、自分で日傘をさして散歩しているようだ。 たぶん『こうまかん』から従者たちの目を盗んで、散歩に来たようだ。 懸命に日傘をさしているのは、実際の主の真似なんだろうか。 「うっうー♪まんじゅうをたべて♪ふらんにかくれてぱわあっぷするんだどぉー♪」 どうやら、妹のふらんに負けた仕返しをするために妖怪の山でゆっくりを食べて進化をする目論見のようだ その標的に当たったかなこはどうするべきかと悩んだ。 「うっあー♪ まんじゅうはっけんなんだどぉー」 そういってよたよたとかなこ目指して歩いてきた。 かなこは心の中で迷っていた。 自分をいつもかわいがってくれている人間のお兄さんのゆっくりを傷つけてもいいかを… だが自分には家族はいるのだからしかたないと決断をした 「うー♪ あまあまつかまえるんだどぉ♪」 「おんばしらきゃのん!!」 次の瞬間に一本の千歳飴が発射されてれみりゃのからだに直撃した。 当たりどころが悪かったのだろう膝を曲げて、頭を胸に寄せて、頭に手をのせてうずくまっている 。 「うっぐ、ひっぐ! いたいんだどぉー!」 それをみたかなこはいま撃ったおんばしらを口にくわえると帽子の上から叩き始めた 千歳飴があんがい硬くれみりゃはうずくまったままで何もできないようだ 「おんばしら!!」 「うぎゃーーーー!!!! ざぐやーーー!! ざぐやーーー!!!」 その場でうずくまるれみりゃ。その時だった遠くから声が聞こえてきた 「れみりゃさま、おいしいプリンですよ~」 その声のほうを見ると先ほどお姉さんが執事さんと呼んだ人間の青年がいた。 彼はれみりゃの泣き声が聞こえたのだろう急いで走ってきた。 そして、かなことれみりゃを交互に見るとため息をついてかなこの方を向いた 「どういううわけか理由を話してもらえるかな?」 かなこはれみりゃに食べられそうになったので『おんばしらきゃのん』を使ったことを話した それを聞いてやはりなという顔の青年はかなこに頭を下げた 「どうやられみりゃさまが迷惑をかけたようで申し訳ありませんでした」 「おんばしら?」 「早苗さんにお菓子を渡しておくので後で食べてください」 「めしつかい! はやくやっつけるんだどぉ」 青年はれみりゃに夕飯はクレープですよと子供あやすようにかえって行った。 だがそれでは助けてもらった自分のプライドが許さないと思ったかなこは青年を追いかけていった。 そして自分のしめ縄型のドーナツを青年に差し出した 「命の恩人だからたべるおんばしら!!」 「気にしなくていいよ。こちらが先に手を出したのだから正当防衛ってやつだ」 「いいから食べるおんばしら!!」 「…ではいただきます。おいしいよかなこ。本当にありがとう」 そういうと青年はれみりゃを抱っこしてお家の神社跡まで送ってくれた そして、これはドーナツのお礼だよとクッキーをたくさんおいていってくれた。 その後すわこも戻ってきてみんなでおいしい食事をした ゆっくりすわこ…けろちゃんの場合 飛び跳ねたら帽子が落ちて前が見えなくなりそうとになりながら川に向かっていった 「けっろけっろ、いざすすめ」 そういいながら川を渡るゆっくりがいたゆっくりすわこ…けろちゃんとよばせていただこう。 水に濡れても案外平気な顔をしながらははすの葉っぱなどを集めてお家にもちかえっていった。 そのことを何度か繰り返していると一人のゆっくりが目の前に現れた 緑の帽子と青いツインテールが特徴のゆっくり…ゆっくりにとりだ。 ゆっくりにとりは自由に水中を泳ぎ回って魚を食べることができる 「ゆっくりけろけろしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!!」 そいううとふたりは自分たちが持っている食べ物を交換し始めた。 二人とも帽子の中に食べ物を隠していたようだ けろちゃんは人間さんから手に入ったお菓子などが中心だ それに対してにとりは水の深いところにいる魚や昆虫などをだしてきた。 互いに満足をしたのだろう挨拶をしていわかれる 「ゆっくりけろけろしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!!」 そういって分かれて途中で仲間達とケロケロとないたりしながら家に帰っていった。 ゆっくりさなえの場合 「ゆっくりさせてくださいね!!!」 そういいながら彼女はゆっくりなのにかなりせわしく掃除をしていた。 たまにくるゆっくりに対しては丁寧に対応してお菓子を渡しながら布教をするようだ 「いいですか、かなこ様を信仰するのです。」 「もっとおかしがほしいんだぜ」 「これうめぇ、めっちゃうめぇ」 そのような感じで布教を続けていくがなぜか信者は増えないでいた 理由はゆっくりにとってゆっくりしてくれるものが神様だからだ。 彼らにしてみれば信仰を強制する神様というのはゆっくりできない存在と感じてしまう。 そのために布教ができないのではないかと私は考えている。 それでも彼女は布教を続けたこともありこの神社はお菓子やご飯を分けてくれるゆっくりプレイスと有名になった そして、ゆっくりさなえ信仰なるものが生まれていくのは別の話である。 のちにある男がそのゆっくりプレイスのうわさを聞いてこの場所に来るのはまた別の話である ゲットだぜ!!風に続く 【あとがき】 作者名無しです。 一応自分なりに一晩かけた結果がこれだよという感じです。 リクエストされた方すみませんでした。自分にはこれが限界です。 ゲットだぜ!!風は夏までにはいける予定です…マジすみません。 ありがとう!楽しく読ませていただきました! 本編でどのような活躍をするかやんわりと期待しておきます -- 名無しさん (2009-04-05 13 22 54) 「おんばしら♪」に不覚にも吹いてしまったwww -- 名無しさん (2009-05-22 07 30 37) 名前 コメント
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『隻眼のまりさ 第七話』 17KB 戦闘 群れ ちょっと自分推敲が足りないかもしれませんね。 初めましての方は初めまして 他の作品を見てくださった方はありがとうございます。 投稿者の九郎です。 タイトルどおり前作の続編です。 ――――――――――――――――――――――――――――― ~第七話~ ドスの思い!その存在が生み出すものは… ――――同日、深夜―――― 隻眼のまりさ、ぱちゅりー、ドスは皆が寝静まった深夜に ドスの洞窟の中で一箇所に集まっていた。 今までのことを、そして今後のことを話し合うために。 洞窟の中は真っ暗だった。 中で行動するのに慣れていてもそろりそろりと移動しないと危険だ。 「まりさ、とりあえずドスにも同じ話をしてあげて」 「うん…」 「……………」 ドスは黙ってことの推移を見ていた。 ぱちゅりーの行動、つまりは自分に話を通すということが意外だったからだ。 それはつまり、自分の予想が全く追いつかないことが分かったから。 いちいち話の腰を折って状況説明を求めるより 全て聞いてから自分の判断や意見を言おうと思った。 「ドスは、きめぇ丸って知ってるかな?」 「きめぇ丸…?ひょっとしてあの全然ゆっくりしてない ゆっくりのこと?」 隻眼のまりさはその言葉に少々ズキンときた。 やはりゆっくりしていないゆっくりはドスでもいやなのか、と。 「何日か前に狩りに行ったときそのきめぇ丸に会ったんだ」 「そうなの?」 「それで、きめぇ丸が」 「ゆんやあああああああああああ!!! れみりゃがああああああああああああ!!!」 「!!!」 「れみりゃ!?」 集落のゆっくりの悲鳴が聞こえてきた。 「まりさ!ドス!」 「う、うん!!」 「いくよ!!」 ドスはぱちゅりーを帽子に乗せ、洞窟の外へ向かう。 緊急事態だからしょうがない。 三匹とも同じように考えていたが同時に この話を先延ばしにできたことに僅かな安堵を得ていた。 でもやはり、この話には早々に決着をつけておくべきだったのだ。 まず隻眼のまりさが外に出て、それに続いてドスが洞窟から顔を出す。 「ドス!危ない!!」 「むきゅっ!!」 「うわあ!!」 ドスの顔めがけて飛んできたれみりゃをまりさが体当たりで引き離した。 「え…?まりさ…?」 ドスは驚いた。ドスの顔の高さは1m以上ある。 にもかかわらず隻眼のまりさはその高さにいたれみりゃに体当たりを当てたのだ。 「ドス!ドス!前見て!!」 「う、うん!!」 そうだ、それどころではない。目の前にはれみりゃがいるのだ。 自分のドススパークは最大戦力。 とにかく今は戦闘に集中しなければならない。 「何よ…これ…」 洞窟の入り口から見た光景はまさに二年前の再現だった。 満月の月に照らされた夜の森に翼を持った悪魔が飛び交っている。 数は無数。あの時以上かもしれない。 「………!!ドス!ドススパークを!!」 「わ、わかったよ!!」 しかし呆けてなどいられない。 とにかく、守れるものは守らなければならない。 「うー!おっきなやつがいたんだどー!」 「みんなでたべるよ!!」 ぱちゅりーの思惑が成功したのかそうでないのか定かではないが 集落のゆっくり達は巣の中にいるようだ。 外には誰もいない。 しかしそれが故にドスを確認すると辺りにいたれみりゃが一斉に殺到してきた。 ドスもそうだがドスの帽子に乗っているだけのぱちゅりーが最も危険だ。 「ドス!かまわないわ!薙ぎ払って!!」 「ゆっくり理解したよ!!」 ドスは専用のキノコを咀嚼せずにそのまま飲み込む。 ぱちゅりーに教わった発射時間の短縮方法だ。 「ゆぅぅぅぅ…あああああああああ!!!!」 「……っ!!!」 隻眼のまりさはあまりの光と轟音に目を背けた。 ドスはレーザーを照射しながら右から左へと頭を振り上空の連中を一斉攻撃したのだ。 ただし、この方法では周囲の木々も同時に薙ぎ払ってしまう。 巣の支柱とされていた木を破壊してしまわないためにも 緊急時以外は使用を禁じていた方法だ。 「うわあああああああああああああ!!!」 「ゆゆーーーーーーーーーーーー!!!???」 「おがーじゃあああああああああああん!!??」 バキバキと木が倒れる音。 上空の捕食種は直接薙ぎ払われ、目を戻したところで 今度は倒れてくる木の上部にある葉や枝によって地上のゆっくりに襲い掛かる。 「ドス!一旦洞窟の中に下がって!! このままじゃ三方向かられみりゃに襲われるわ!!」 「分かったよ!!」 「まりさ!!聞こえてる!?中に入ってくるれみりゃを撃退して!!」 「聞こえてるよ!!分かった!!」 周りの音がうるさくてお互いに大声で会話する三匹。 前方90度にあった木がドススパークによってバランスを崩し ドシンドシンと次々と倒れる。 そして倒れた中は地獄絵図と化した。 れみりゃ達にも多大な被害を与えたが集落のゆっくり達も 驚いて外に出てきてしまった者がいた。 だが、この混乱もぱちゅりーの狙いの一つ。 集落に住む者たちにも被害が出てしまったが れみりゃ達の行動がバラバラになった。 とりあえず、一点集中の攻撃は避けられたのだ。 「ドス!大丈夫!?」 「まりさ達も来たよ!」 残りの精鋭まりさ二匹が洞窟の前に躍り出てきた。 「助かるわ!ドスの洞窟の前に陣取って! ドススパーク発射を援護するのよ!!」 「ゆっくり分かったよ!」 「待って!もう一匹は!?」 「まりさは見てないよ!」 「きっと大丈夫だよ!!」 「とりあえず目の前に集中して!!」 お互いの声を聞いていなければ右も左も分からなくなりそう。 そんな思いを持ちながら自らを奮い立たせて目の前の脅威に立ち向かう。 「ドス!!いいわ!!その位置から仰角10!真っ直ぐ発射!」 「え!?何だっけ!?」 「地面よりちょっと上!正面の木の枝をすべて排除するの!!」 「ゴメン!!分かったよ!!」 ぱちゅりーの戦術は木の枝という障害物を作り そこに真っ直ぐ穴を開けるというもの。 そうすればよりドススパークの有効範囲内に 敵が侵入してくるようになる。 「うー!よくもやったなー!」 「ゆぅぅぅううう!!」 「ふらん!いっしょにあいつをたおすどー!!」 「くらええええええええええええ!!!」 第二射。正面に集まってきたれみりゃとふらんが一斉に消し飛んだ。 この集落で一番の脅威であると理解してドスに攻撃をしようと集まってきたのが災いした。 「いいわ!!第一次攻撃は成功!!まりさ達は前進して! 私が合図するか危ないと思ったら左右の木の枝の中に避難して! 決して自分たちだけで戦おうとしないでね!!」 「分かったよ!」 「突撃するよ!!」 まりさ達三匹が隻眼のまりさを先頭にドスの元を離れて ドススパークでできた道へ前進する。 再び敵をここに集めるのが目的だ。 「ゆわーん!!こわいよおおおおおおおお!!!」 「みゃみゃあああああああああああ!!!」 「うー!にげるんじゃないんだどー!!」 「えださんじゃまなんだどー!!」 混乱して巣から出てきたゆっくり達が辺りに散らばり始めた。 しかし密度の高い障害物である木の枝に遮られて 地上を這い回るゆっくり達より 三次元移動をするれみりゃ達はさらに行動し辛くなる。 「行くよ!!『あろーふぉーめーしょん』!!」 「「ゆっくり理解したよ!!」」 そう言ってから隻眼のまりさは木の枝を帽子から取り出す。 それを口にくわえると正面の胴付きれみりゃに向かっていく。 「あまあまがあったんだどー!」 「ふっ!!!」 手を伸ばしてきたれみりゃの攻撃にあわせてジャンプした。 すれ違いざまに木の枝の先端で相手の左目を切り裂く。 「うー!?いぎゃああああああああああ!!! でびでゃのおべべがああああああああああ!!」 これはかつて自分が受けた左目の怪我を思い出して考えた技だ。 『刺す』のではなく勢いに任せて『斬る』攻撃。 「とどめだよ!!」 「ゆっくり死ね!!」 「うー!?いだいいいい!!やべろおおおおおおお!!!」 転んだれみりゃが後ろの二匹のまりさに踏みつけられる。 斬る攻撃なら武器の木の枝を失わずにすみ 刺してれみりゃの顔を踏む追い討ちの邪魔にならないし 裂けた部分から中身が漏れ出すというダメージ増加に繋がる。 カウンターに加えた一石三鳥の攻撃だ。 「立ち止まらないで!着いて来て!!」 「分かってるよ!!」 立ち止まってはやられる。 先頭のまりさを矢尻の先端に見立てた三角の陣形。 その形を保ちながら後ろの二匹がついてくるのを確認しながら 隻眼のまりさは大きく方向転換する。 「右に避けるよ!」 「「ゆっくり理解したよ!」」 「よぐもおおおおおおおおおお!! じねえええええええええええええ!!!」 真っ直ぐ向かってくる胴付きふらんの進行方向に対して 垂直になるように回避運動をとる。 通常のまりさよりも早く動ける捕食種に対しては 最も効果的な回避だ。 「うー!?どこいったー!?」 「後ろを取ったよ!!回れ、右!!」 「「回れ、右!!」」 胴付きふらんが自分達の進路を横切ったところで180度の方向転換。 先頭のまりさを一旦追い越してから残りの二匹が同様に向きを変える。 陣形を維持したままの方向転換だ。 「食らえ!!」 「うー!?」 隻眼のまりさが後頭部に体当たりを当てるとふらんはうつぶせに倒れた。 「一点集中!!」 「「一点集中するよ!!」」 そこへ今度は三匹一斉の踏みつけ攻撃。 一斉にその頭部に向かってジャンプする。 「ゆっくり死ね!!」 「とどめだよ!!」 「ゆぐびぃ!!」 ふらんの頭部が帽子ごとグチャッと潰れた。 その手ごたえを感じたら再び前進を開始。 「よぐもおおおおおお!!!」 「おがーじゃんがあああああああ!!!」 「ばりざなんがゆっぐりじないでじねえええええええええ!!!」 「ドスのところに戻るよ!!」 「「ゆっくり理解したよ!!」」 上空の敵がまりさ達に照準を定めたところで退却を始める。 パワーや柔軟性は胴付きの方が胴無しより優れているが 地上戦を主眼に置いた胴付きより飛んでいる胴無しの方が まりさ達には仕留めにくい。 何より胴無しは胴付きより数が多い。 無理に立ち向かおうとせずドススパークに頼るため ドスの洞窟の方へ向かって移動を始めた。 「ドス!発射準備!!私の言うタイミングに合わせて!」 「ゆっくり分かったよ!!」 ことの一部始終を見ていたぱちゅりーが再びドスに発射態勢をとらせる。 ドスはキノコを飲み下すと息を吸い込んでそのまま止める。 十秒程度しか持たないが時間差射撃の体勢だ。 「まりさ!!れみりゃが来るよ!!」 「急いで!!頑張って走るんだよ!!」 「頑張ってるよ!!」 「ドス!!カウントダウン!!3、2、1!!」 三匹のまりさがカウントを聞いてさっと右に避けた。 「発射!!」 「発射あああああああああああああ!!!!」 三度(みたび)夜の森がドススパークに照らされた。 「ドス!キノコは後いくつあるの!?」 「あと二つしかないよ!!」 「じゃあすぐに後退!!篭城戦に入るわ!! ドスはすぐに奥へ!!だけど外を見ながら後ずさるのよ!! まりさ達は私の部屋に入って!!」 「ゆっくり分かったよ!!」 そこで隻眼のまりさは『え?』と思った。 何で?まりさはまだ戦えるよ? 集落のゆっくり達はどうするの? ドススパークもあと二発残ってるんでしょう? こんな弱い奴らから逃げるの? なんで? なんで? 隻眼のまりさだけはそこで固まった。 ドスは既に前を見ながら後ろ向きに移動を始めている。 二匹のまりさも洞窟に向かって走り始めていた。 第一に、この認識のずれが先に話し合っておくべき内容だった。 「まりさ!?」 「何処行くの!?ドスの洞窟の中が安全だよ!?」 「ゆっくり追うよ!!」 「駄目!!言ったでしょう!?勝手に行動しないで!! ついていったら死ぬわよ!!」 第二に、それぞれの思惑の方向性について先に話し合っておくべき内容だった。 「ぱちゅりー!!どうしてそんなこと言うの!?」 「まりさを助けに行かないと!!」 「あなたたちはもう忘れたの!? 助けることよりも、生き残ることを考えなさい!!」 「ドスは、村長なんだよ!?皆を守るドスなんだよ!?」 第三に、各々の立場を再確認することが先に話し合っておくべき内容だった。 この三つが互いにとって最低限、話し合っておくべきことだったのだ。 奇しくもれみりゃに襲われたタイミングは三匹にとって最悪のタイミングだったのだ。 ――――同日、同時刻―――― ドスは前に出て戦う隻眼のまりさを見てずっと考えていた。 あの三匹は見事な軌跡を描いてれみりゃ達を討っていた。 その様子から自分が考えていたことは杞憂だったのではないかと思い始めていた。 見事なフォーメーションと指揮だ。 かつて自分が先頭を走っていた時とは比べ物にならない。 ぱちゅりーの作戦もあるのだろうが それを聞いていたとしてもかつての自分にあれだけできただろうか? だが同時に今はもうそれでもいいか、と思う。 自分が果たせなかった思いをあのまりさが引き継いでくれている。 そう思った。 帽子の上にいるぱちゅりーの様子は自分からは確認することができない。 だがきっと自分と同じようにその姿を見て感心しているはずだ。 自分はもう、まりさ達と走ることはできない。 だが、まりさ達は自分達でチームを組み 自分が必要ない段階まで成長してきている。 隻眼のまりさが皆を統率してくれる。 あのまりさに皆はついていくことだろう。 そしてそう思うことで自分は彼らに対する未練を完全に 断ち切ることができるだろう。 今日の決意がもう揺らがないように。 ドスは幼馴染の輪から完全に抜けることを決心した。 もう自分はまりさ達のリーダーなのではなく 集落のリーダーなのだから。 「ドス!発射準備!!私の言うタイミングに合わせて!」 「ゆっくり分かったよ!!」 自分は、自分に与えられた使命を果たす。 今できることはドススパークでれみりゃを出来るだけ倒し 集落の皆を助けることだ。 キノコを口に放り込みそのまま丸呑みする。 口に合わせて喉も大きいので特に苦にならない。 そしで息を吸い込んで止める。 「ドス!!カウントダウン!!3、2、1!!」 思い切り息を吸い込んで止めるのは結構苦しい。 ぱちゅりーのカウントがものすごく遅く聞こえる。 「発射!!」 「発射あああああああああああああ!!!!」 全力で叫んでドススパークを発射。 いつもながら自分で発射しているのにもかかわらず れみりゃや大木をなぎ倒すこの威力には全く現実感がない。 ドスでなかった頃からは全く考えられないものだ。 「ドス!キノコは後いくつあるの!?」 「あと二つしかないよ!!」 「じゃあすぐに後退!!篭城戦に入るわ!! ドスはすぐに奥へ!!だけど外を見ながら後ずさるのよ!! まりさ達は私の部屋に入って!!」 「ゆっくり分かったよ!!」 ドスはそう言われ感心した。 本当にぱちゅりーはすごい。 こういう練習はたまにしてきたけど 何もかもその練習通りになる。 まるで自分だけでなくまりさ達やれみりゃまで ぱちゅりーの言いなりに動いているかのような錯覚に陥る。 その知識と判断力は驚嘆に値する。 ぱちゅりーがいれば、その言葉に従えば 集落全てのゆっくりを助けることが出来る。 ドスはそう考えていた。 「まりさ!?」 「何処行くの!?ドスの洞窟の中が安全だよ!?」 唐突に隻眼のまりさが外へ飛び出していった。 え?なに?ぱちゅりーは洞窟に入れって言ったよ? 皆と戦うためには、集落の皆を守るためには 皆で力を合わせないといけないんだよ? ドスはその行動に虚を突かれた。 なぜなら隻眼のまりさはあの二匹を放り出して出て行ってしまったのだ。 まりさ達のリーダーになるんじゃなかったの? 「ゆっくり追うよ!!」 「駄目!!言ったでしょう!?勝手に行動しないで!! ついていったら死ぬわよ!!」 「ぱちゅりー!!どうしてそんなこと言うの!?」 そうだ、どうして。 それに隻眼のまりさはどうして出て行った。 それでどうしてぱちゅりーは追いかけるのを止めるんだ。 まりさが勝手に行動したのは確かに悪いことだけど それを見捨ててここで待つというのか? 「まりさを助けに行かないと!!」 ドスは思う。 二年前のあの時六匹が五匹になってしまったのは 力がなかったからであることが原因だ。 そして自分達の力を過信してちゃんと力を合わせて戦えなかったからだ。 「あなたたちはもう忘れたの!?」 忘れてなどいない。 あんな思いはもう御免だ。 それ以前に既に一匹見当たらないのだ。 その見つからないまりさも探しに行かなければならない。 目の前にはまだ何十匹も敵がいるのだ。 一匹で行動していては危険だ。 「助けることよりも、生き残ることを考えなさい!!」 何を言っているんだ。 助けることと生き残ることは一緒だ。 助けなければ皆生き残れない。 仲間がやられて自分だけになってしまえばすぐにやられてしまう。 だから助けないと。 生き残るために。 戦うために。 皆を守るために。 村長としての役目のために。 そう思うと自分は声を張り上げていた。 「ドスは、村長なんだよ!?皆を守るドスなんだよ!?」 それが自分が自分が決心したこと。 村長としての役割を演じるための。 皆で笑いあうために。 これからもゆっくりするために。 少なくともその思いはぱちゅりーだって同じはずだ。 ぱちゅりーの知識なら何とかしてくれるはずだ。 そう思ってぱちゅりーの反応を待った。 しかし返ってきた言葉は 「駄目!私にも状況がつかめていないのよ! れみりゃが何匹いるか!まりさが何処へ行くのか! この状況で動けば悪い方向にしか行かないわ! 自分のことだけ考えて!でないと全滅するわ! 戦えるものだけでも生き残らないと!」 それは、絶対だと信じていたぱちゅりーの知識の限界。 ぱちゅりーにも分からないことがある。 だが、自分の考えの及ばないところで考えている ぱりゅりーの知識の限界にドスは全く気付いていなかった。 気付いていなかったが故に ぱちゅりーが自分のことしか考えていないと 考えることを放棄してドスである自分の力を利用することしか頭にないのだと。 ドスはそう思ってしまった。 自分は、皆を助けるために戦っているのに。 どうしてそんなこと言うの? だったらどうして自分に指示を出すの? 自分が指示に従っているのはぱちゅりーを信じているからなのに。 ぱちゅりーは皆を信じていないの? ぱちゅりーは皆を守る気がないの? ぱちゅりーは皆と生きたいと思わないの? ドスは生まれて初めてものすごい速さで頭の中が回転していた。 今までの二年間。自分はぱちゅりーを信じていたし ぱちゅりーも自分を信じてくれているものだと思っていた。 自分は集落のためになるとぱちゅりーの指示に従ってきた。 実際集落は以前より活気付いて皆ゆっくりした顔をすることが多くなった。 だけど。けれども。 ぱちゅりーの行動が長としての役割と一致しないのなら? ぱちゅりーの指示が皆のためでなく、ぱちゅりー自身のためなら? ぱちゅりーの考えが自分の及ばない範囲だと村長として考えることを放棄しているのなら? ぱちゅりーの独自の考えで動く大きいだけの傀儡と化しているのなら? 村長である自分は、どうするべきなのか? 続く 次回予告 それぞれの思いは一つ。 ただ自分の信念を貫こうとすること。 その思いの根底は同じはずなのに。 どうしようもなくすれ違ってしまう。 なぜなら、皆が違う存在なのだから。 きちんと言葉で伝えられなかったから。 それぞれの信念はたとえ戦場においても互いを傷つけてしまう。 次回 隻眼のまりさ ~第八話~ ぱちゅりーの思い!その言葉は伝わるのか… 乞うご期待! あとがき 相変わらずくどい文章ですがご容赦を。 餡子脳にここまで出来るのかどうかは自分としても疑問ですが こうして進めてしまった以上最後まで突っ走る所存です。 心理描写は書いて手時間がかかりますが 戦闘描写は書き手というより中のキャラクターが 自然に動いてくれるので書きやすいですね。 ちなみに作中でれみりゃとふらんを目の敵にしていますが 私はれみりゃとふらんがまりさ種より遥かに好きです。 最後に、この作品を読んでくださった全ての方に無上の感謝を。 私がここに投稿させて頂いた作品一覧 anko3052 ゆっくり駆除業者のお仕事風景 以降そのシリーズ anko3061 隻眼のまりさ プロローグ 以降そのシリーズ anko3127 ゆっくり加工業者のお仕事風景