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『虐待 反転 詭弁』 5KB 虐待 考証 番い 野良ゆ 現代 独自設定 ほとんどが台詞での独自設定説明です 「ゆげええええええ!!!」「ごめんにゃしゃいい!!!」 「またやっているのか」 「お、ひさしぶり」 1月ほど会っていなかった友人の家を訪れると、ゆっくり虐待の真っ最中であった。 垣根のスキマから入り込んで庭でおうち宣言をやらかしたれいむとまりさの番を足焼きして、 お飾りと髪の毛をむしり取って目の前で燃やし、ハンマーで皮が破けない程度に殴りまくって、 タバスコ付きの釘をまむまむとあにゃるに挿入しているところだった。 こいつは人間にも動物にも優しい好人物なのだが、何故かゆっくりに対しては異常な執念で虐待を加える癖があった。 それでいてゆっくりの事は嫌いではなく、ゆっくり関連の書籍やグッズを買い集めたり、希少種の飼いゆっくりや野生ゆっくりを 見るために遠出したりと、俺の知人の中では一番のゆっくり好きと言っていいから不思議だ。 「家に入ってきたゆっくりをその場で潰すとか、罰を与えて人間に対する恐怖を与えてからから帰す、と言うのならわかる。 でもここまでひどい、絶対に生きて帰れないような虐待を延々と続けて苦しませるというのは理解できないね。」 「いや、これは虐待じゃないよ。むしろ愛でといってもいい。」 「どういう事だ?」 「そうだな、まず…ゆっくりの起源について知っているか」 「最初のゆっくりがどこから来たかって事か?知らんな。教えてくれ。」 「僕も正確なことは知らないよ。だからこれからはなす事はあくまでも仮説だ。第一に、ゆっくりは饅頭だ」 「そのくらいは知ってる。」 「小麦粉の皮と餡子の内臓というきわめてシンプルな構造でありながら、生物としての活動している。 これは既存の生命化学では説明できない。つまりゆっくりは超自然的存在である。」 「要するに妖怪とか精霊とかそういった類のものか。」 「その通り。第二に、ゆっくりは人に似ている。 人間の頭部とよく似た形状で、人間の言葉をしゃべり、人間の真似事のような社会を作っている。」 「確かにゲスなゆっくりとゲスな人間を比べたときに、大して差がないと感じて嫌な気分になる事があるよ。」 「以上の二つから次の仮説が導かれる。すなわち『ゆっくりは人間を模して作られた饅頭が妖怪化したものである。』」 「えらく飛躍したな。」 「あくまでも仮説だよ。それで仮説を検証するためにいろいろな資料を集めていたところ、まさにそれを裏付けるものが見つかったんだ。」 そういって友人は本棚から古そうな本を一冊取り出した。 「室井恭蘭と言う江戸時代の国学者が書いた本で、日本各地の変わった風習が書かれている。これは明治時代に復刻されたものだけど、 それでも古書店で結構な値段がした。恭蘭にはマニアックなファンが多いからね…」 「それはいいから、これに何が書いてあるんだ。」 「いかんつい脱線するところだった。ここを見てくれ。」 友人が開いて見せてくれた箇所の押絵には、茶を飲んでいる男二人と、人の生首のようなものがかかれていた。 「これはとある山奥の村の風習で、お客に早く帰って欲しいけどはっきりと言えない場合、人の頭の形をした饅頭を出して 『ゆっくりしていってね』と言うそうだ。」 「京都で言うところの『ぶぶ漬けでも食べていきなはれ』と同じようなものか。」 「そういうこと。饅頭を出すのは、当時の山村では甘味が貴重だから『あなたを丁重にもてなしています』という意味になるそうだ。 饅頭にしてはやたらと大型なのも同じ理由だ。」 「人の生首型なのは?」 「その理由は書いていないけど、たぶん大きさがちょうど良くて食べたくならない形と言うことだろう。これを出されたら食べずに すぐ帰るのが客の礼儀だし、高価なものなので使い回すのが普通だったと書いてある。だから食欲がわかない方がいいんだ。」 「使い回すって…腐らないか?」 「もちろん腐る。だから結局食べずに捨てることになり、それを怨んだ饅頭が妖怪になって蘇ると言う伝説もあるんだ。 その辺は恭蘭が妖怪について書いた別の本に載っているが、残念ながら今僕の手元にはない。」 「その妖怪がゆっくりと言うことか。それと苦しめるのが虐待じゃないというのはどう関係がある?」 「大ありだよ。もともとゆっくりは『ゆっくりしていってね』と言いつつ『早く帰ってくれ』と伝えるための饅頭だった。 そして妖怪になった後もその性質を残している。 つまり、ゆっくりの言葉は意味が逆転しているんだ。 そう解釈するとゆっくりの一見矛盾した行動がうまく説明できる。 子供を作ると忙しくなってゆっくりできなくなるとわかっているのに『おちびちゃんはゆっくりできるよ』と言うのは何故か -『おちびちゃんはゆっくりできないよ』と言う意味だから。 人間の生活環境をゆっくりしていると評価しながら「にんげんさんはゆっくりしていない」と言うのは何故か -『にんげんさんはゆっくりしている』と言う意味だから。 飾りが無くなったゆっくりや希少種を迫害しつつ『よわいものいじめはゆっくりできないよ』というのは何故か -『よわいものいじめはゆっくりしている』と言う意味だから。 それをふまえた上で聞いてみよう。れいむ、まりさ、『君たちはゆっくりしているかい?』」 「ふざけるなあああ!!!ゆっくりできるわけないだろおおお!!!」 「もっとゆっくりさせろおおお!!!」 「わかるかい?今のは『じゅうぶんゆっくりしているよ』『これ以上は必要ないよ』という意味なんだ。 これだけひどい目に遭わされてゆっくりしているというのも変に思うかもしれないがね。思考というものは言葉によって規定される。 人間と逆の意味の言葉を使うのだから、人間と価値観が逆転していても何の不思議もない。 これが愛でだというのはそういうことだ。」 それから友人は満面の笑みを浮かべてゆっくりに対し宣言した。 「これからも君たちをゆっくりさせるよ!…いや、させないよ!」 友人があまりにも自信たっぷりに話すので一瞬信じかけたが、よく考えてみるとおかしな所だらけだ。 その点をいちいち指摘しようかと思ったが、やめた。俺は友人ほどゆっくりの知識を持っているわけでもゆっくり好きでもないし、 興味のない事柄についていちいち議論をふっかけるほど論争好きでもない。 それに、ひょっとすると、友人の言ってることが正しいかもしれないじゃないか。 今までに書いたもの anko3589 ゆっくり対土下座 anko3603 ゆっくりをリセット
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「むきゅう………にんげんさん、ぱちゅたちになんのようかしら?」 警戒心をあらわに、ぱちゅりーはそのお兄さんと向かい合った。 群れのゆっくり達は、怯えた表情で群れ長のぱちゅりーの背後に下がり、成り行きを見守っている。 突然群れを訪ねてきたそのお兄さんは、背中に大きなリュックを抱えてぱちゅりー達を睥睨していた。 その表情がゆっくりしているかどうか、にわかに判別はつかない。 わからないものはまず警戒すべきだ、それがわかる程度にはぱちゅりーは賢い。 かといって、相手は人間さん。警戒したところで対処しきれる相手ではない。 仮に、百匹以上を数えるこの群れ全員で挑んだところで、 このお兄さん一人に苦もなく殲滅させられるだろう。 「おにいさん、ぱちゅたちはなにもわるいことはしていないわ。 にんげんさんのすんでいるところにはちかづいたこともないし…… にんげんさんになにかめいっわくっをかけたならあやまるわ」 とにかく下手に出て、機嫌を損ねないようにする。 人間さんにとれる対策といえばそれぐらいしかない。 ともすればクリームを吐いてしまいそうなこの緊張感を、ぱちゅりーは長としての資質と矜持で耐え抜いていた。 お兄さんはぱちゅりーの前に屈みこみ、笑みを浮かべた。 「そんなに怯えなくていいよ、ぱちゅりー。 僕は君たちの群れにゆっくりできないことをしにきたわけじゃないんだ」 「むきゅう?」 「僕がここまでやってきたのはね、聞いてほしい頼みがあるからなんだ。 僕のお願いを聞いて、僕をゆっくりさせてくれたなら、 お返しに君たちをゆっくりさせてあげたい」 「むきゅ………おにいさん、ぱちゅたちはぱちゅたちでゆっくりできているわ」 ぱちゅりーは警戒を解かない。 人間の口車に乗ってゆっくりできなくなった仲間は数知れず、 ゆっくりとしては長く生きてきたぱちゅりーはその実体験から慎重になっていた。 「そうかい?たとえば、いつもこんなものを食べているかな?」 そう言うと、お兄さんはポケットの中から数枚のクッキーを取り出してぱちゅりー達の前にばらまいた。 「むきゅっ!?」 「ゆゆっ!!あまあまだよ!!あまあまがあるよっ!!」 「あまあま!!あまあまたべたい!!たべさせてね!!ゆっくりたべるよ!!」 ぱちゅりーの背後に引っ込んでいた群れのゆっくり達が勢い込んで前に出てくる。 ぱちゅりーはそれを強く制した。 「むきゅ、やめなさい!!にんげんさんのおはなしをきいてからよ!!」 「ゆううううぅぅ!!たべたい!!たべたい!!たべたいよおおぉ!!」 「いいよ、これはほんの挨拶だから。遠慮しないで食べてくれ」 「で、でも……」 「いいっていったよ!!にんげんさんがいいっていったよ!!これはれいむのものだよ!!」 「なにいってるのぜぇ!?まりささまのものなのぜぇ!!ゆっくりどくんだぜぇぇ!!」 「ゆっくり!!ゆっくり!!むーじゃ!!むーじゃあぁ!!」 たった数枚のクッキーに、群れの三割ほどの意地汚い数十人が群がり、 もぞもぞと押し合い舌を絡ませ合い蠢きながら涎を撒き散らして奪い合った。 「むきゅううぅ………」 「そんなに残念がらなくても、おかわりのあまあまは沢山あるよ、ぱちゅりー」 「むきゅ、にんげんさん、そういうことじゃなくて」 「ゆゆっ!!おかわり!!あまあまちょうだいね!!れいむにあまあまちょうだいね!!おかわりおかわりいいぃぃ!!」 「とかいはなあまあま!!ありすがたべてあげてもいいのよっ!?いいのよおおおぉぉはやくううぅぅ!!!」 「まりささまにあまあまよこすのぜぇぇ!!」 群れの醜態に、ぱちゅりーは眉間に深い皺を寄せる。 あまあまはいけない。あまあまはゆっくりの理性を狂わせ、分別を失わせる。 といって人間さん相手に強い拒絶を示してはあとが怖い。 あまあまの味を知ったこの数十匹をあとあとどう処置するか、頭が痛かった。 「もっと欲しいなら、僕の頼みを聞いてくれるかな?」 「むきゅ、でも」 「おさはきいてくれるよっ!!にんげんさん、なんでもいってね!!あまあまちょうだいねっ!!」 「きくよね!?おさ!!おにいさんのたのみきくよねええ!!あまあまもらおうねええぇぇ!!」 もはや殺意に近い、ぎらつく群れの視線に目を伏せ、ぱちゅりーは観念して答えた。 「……どんなおねがいかしら、にんげんさん」 「うん、簡単なことだ。僕の大事なゆっくり達を、群れに迎え入れてほしいんだ」 「むきゅっ?」 「まりさとれいむ、子供が八匹。合計十匹の仲よし一家さ。 都会で会って仲良くなってね、都会の暮らしは辛いから山の群れに行ってゆっくりしたいと言うんだ。 だから僕がここまで連れてくることにしたんだけど、群れの仲間として迎え入れてくれるかな?」 「………」 そんなものは、その一家の質による。 ゲスゆっくりを群れに入れたりしたら、たちまち被害を撒き散らすだろう。 ぱちゅりーの見立てでは、八匹という子供の多さからみて、 後先考えずにすっきりをする考えなしの厄介者、という公算が高かった。 「そして、迎え入れたからには、きちんと群れで面倒を見てやってほしいんだ。 絶対に死なせたりしないでくれ。 僕は定期的にここに来て、友達の様子を見にくるからね。 もし一匹でも死んだりしていたら、僕は怒るよ。その子が死ぬ原因を作ったゆっくりを突き止めて制裁する」 「そ、そんな……むきゅうぅ………」 「でも、生きているなら…… そう、生きていてさえいるなら、僕は嬉しい。 生かしてくれていた君たちに感謝して、確認するたびに沢山のあまあまをあげよう」 「ゆゆっ!!あまあま!!あまあまだよおぉ!!」 「おさ!!こんなうまいはなしはないのぜ!!むかえいれるのぜぇぇ!!」 あまあまの言葉が飛び出すたびにがなり立てる連中は、群れでもどちらかといえば無能なほうだ。 どうせ、人間さんのゆっくりが死んでも、長である自分に責任をなすりつけてくるだけだろう。 過去にそう感じた回数は数えきれないが、 ぱちゅりーは今また、群れの長になったことを後悔していた。 ぱちゅりーの苦悩を察したのだろうか? お兄さんは、念を押すように繰り返してきた。 「いいかい、繰り返すけど、生きてさえいればいい。 生きていてさえいれば文句はないんだよ。 僕の友達といっても、ゆっくりできないことをしたら、君たちのルールでせいっさいっして構わない。 群れのルールは大事だからね。群れに対してゆっくりできないことをするようなら、 僕に気兼ねしたりしないで、遠慮なくびしびしいっていいんだよ。死にさえしなければいいんだから」 「むきゅ、そ、そう?」 「そうだとも。さあ、僕の頼みを聞いてくれるね?」 「…………」 ぱちゅりーが渋っていると、お兄さんはリュックの中から大きな袋を取り出し、 その中身を群れの前にぶち撒けた。 「むきゅっ……………!!」 「ゆああああああああああまあまあああああああああ!!!」 「れいむの!!れいむの!!れいむの!!れいむのだよおおぉぉ!!!」 「まりしゃがたべりゅよっ!!じゃまちにゃいでにぇえぇぇ!!」 小山のように積み上がる大量のあまあまを前に、いまや群れの全員が突進する。 それらを手で制し、お兄さんがぱちゅりーに促した。 「さあ、どうだい。引き受けてくれないなら、僕はおとなしく帰ろう。 残念だけど、このあまあまも持ち帰るしかないけれどね」 「「「「「お゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!!」」」」」 もはや明確な殺意をはらみ、群れのゆっくり達の視線がぱちゅりーを射抜く。 ぱちゅりーは目を閉じ、こみ上げてくる嘔吐感と戦いながら、やっとのことで答えた。 「………わかったわ、にんげんさん………ゆぷぅ」 「ありがとう!ゆっくりした君たちならそう言ってくれると思っていたよ」 口々にわめきながらあまあまに突進しようとするゆっくり達をなお制して、お兄さんはリュックの口をこちらに向けた。 「あまあまの前に、僕の友達に挨拶しておくれ。 さあ、まりさ、れいむ。君たちを迎え入れてくれる、やさしいみんなにご挨拶をしようね」 リュックの中から、群れの新入り達が、 苛立たしいほど緩慢な動作で、群れの前にその姿を現した。 ――――――― 「ごしゅじんさま、おきてください、ごしゅじんさま」 「ゆゆっ!おにいさんおきてねっ!あたらしいあさだよっ!!きぼうのあさだよ~ゆ~ゆ~♪」 「はいはい、ゆっくりゆっくり……おい、歌をやめろ」 「どぼじでぞんなごどいうのおぉぉ」 さくやとれいむが僕の布団の上で飛び跳ね、起床をうながす。 ゆっくりさくやは、従順なように見えて頑固なところがあり、僕が起きるまでてこでも布団の上から動かない。 飾りのないれいむの聞くに堪えない歌をやめさせるためにも、僕はさっさと起きる。 「ゆっくりおはようございます」「ゆっくりおはよう!」 「ああ、おはよう」 布団から起き出し、居間に向かうと、そこでもゆっくり達に出迎えられる。 「じゃーおーん♪」 「あさだち!むせい!おきぬけのいっぱつ!」 「うー♪あさごはんだっどぅー」 「おはよう、おにいさん!とかいはなあさね!」 れみりゃがぱたぱたと羽ばたき、口に食パン入りの袋をくわえて飛んでくる。 唯一飛べるれみりゃは、高いところに手が届くので、意外と一番役に立つ。 冷蔵庫を開けて食パンやバターを持ってくる、皿を並べるなど朝飯前だ。 さすがに、食パンをトースターに入れて焼くのは僕だが。 飼いゆっくり達のそれぞれ個別の皿に、ゆっくりフードを盛り付けてやった後、 簡単なベーコンつき目玉焼きを作り、作り置きの味噌汁と合わせて食卓につく。 僕が食卓について挨拶をするまで、全員がフードに手をつけずに待っている。 「いただきます」 「「「「「「ゆっくりいただきます!!(じゃおーん!)(でぃーぷふぇら!)」」」」」」 食事をしながら、我が家の飼いゆっくり達をひとしきり見渡す。 そもそもは、復讐のためだけにショップや街角で集めてきたゆっくり達。 目的を果たして頭が冷えると、処分に困った。 紆余曲折はあったが、結局、全員普通に飼っている。 れみりゃは、すっかり周りのゆっくりと打ち解けていた。 正直躾けるのにはかなり手間取ったが、いまでは飛行できるアドバンテージを生かし、 我が家のゆっくりファミリーになくてはならない存在だ。 さくやもめーりんもみょんも、それぞれ行儀よく飼われている。 赤ゆっくりだっためーりん達も、一か月たった今ではバレーボール大の準成体だ。 めーりん種は言葉のつたなさと気立ての優しさゆえに野良では虐められるのだが、 その実、ゆっくりの中でも非常に賢くて身体能力が高いことは人間にとっては常識だ。 犬猫を思えば、言葉が話せないことは全く問題ではない。むしろそれが利点だという意見も多い。 みょん種はその独特の言語のおかげで、実際敬遠されがちなのだが。 飾りのないれいむは、賢さや性能面から見れば、正直他の連中とはかなり見劣りする。 とはいえ、ずっと飾りのない野良生活を送ってきて、家族というものの有難さをよく理解しているせいか、 賢くないなりに懸命に周囲に気を配ろうとしているところがあり、なんとも憎めないムードメーカーになっていた。 未熟児のゆっくりは、やはり生体としての構成の不完全さはいかんともしがたく、二週間もたずに死んでしまった。 自然死だったようだが、れいむとありすが特に嘆いていたものだ。 レイパー気質だったありすは、元気に飛び跳ねている。 レイパー気質をどうにかしようとしていろいろ努力しつつも効果はあがらなかったが、 結局、去勢することで憑き物が落ちたようにおとなしくなった。 むしろかなり賢く、さくやと並んでゆっくり達のまとめ役を任じているふしさえある。 子供が作れなくなったことの傷は決して浅くはないだろうが、その分気を配ってやっているつもりだ。 どうしてもあの子の顔がちらつき、ありす種に対しては甘くなってしまう。 衝動で飼ってしまった総勢六匹のゆっくり達だが、充分に僕をゆっくりさせてくれていた。 やはり僕は、ゆっくりが好きだ。 「それじゃ、出かけてくるよ」 「「「「「ゆっくりいってらっしゃい!」」」」」 リュックを抱えて、さくやを伴い、週末のお楽しみに出かける。 ゆっくり達が笑顔で出送ってくれる中で、車の助手席に鎮座するさくやだけが複雑な表情でいた。 僕がどこに行き、何をしてくるのか、我が家の中で彼女と僕だけが知っている。 さくやは従順だったが、どこか冷めたところがあった。 そして、他種のゆっくりを見下しているようだった。 かつて二匹の赤ゆっくりの奴隷になるよう指示したとき、 赤ゆっくりの命令に従いながら、その瞳に宿る深い侮蔑に、僕はぞっとしたものだ。 僕と二人きりになるたびに、「あんなくず、つぶしてしまえばいいでしょう」と言ってきた。 そういう気質だと、あのまりさ達と同じ、他のゆっくりを虐めるゆっくりになってしまう。 それを危惧した僕は、あの一家のなれの果てをさくやだけには見せている。 「こんしゅうもいくんですか、おにいさん」 「ああ、行くとも。嫌かい?」 「…………いいえ」 ありすが死んだあの山に、今週もやってきた。 あの山のゆっくりの群れは、今日もゆっくりしていることだろう。 砂利と草を踏みしめ、通いなれた道を通る。 すぐに、狩りの途中で飛び跳ねているれいむが見つかる。 「ゆっ!!おにいさんっ!!ゆっくりしていってねっ!!」 「ああ、ゆっくりしていってね」 「あまあまがきたよおおぉ!!みんなあつまってねえぇ!!」 叫びながらさっさと跳ねていくれいむ。 毎回この調子で、すぐに群れは森の広場に集まってくれる。 群れに囲まれながら、ぱちゅりーが元気に挨拶をしてくれた。 「むきゅ、おにいさん!ゆっくりしていってね!!」 「ああ、ゆっくりしていってね」 「あのこたちはきょうもげんきにいきてるわ!あまあまをちょうだい!」 「あまあま!!あまあま!!あまあまちょうだいね!!」 「まあ焦らないで、まずは確認してからだよ」 「むきゅ、こっちにどうぞ!」 ぱちゅりーの後につき、僕とさくやは川べりの岩場に歩いていく。 その後を、涎を垂らした群れがぞろぞろとついてくる。 岩場の壁面に、川に面して大きくへこんだ洞窟状の空間。 そこにあの一家はいた。 すっかり大きくなった子ゆっくり達を含め、十匹が欠けることなく揃っている。 「むきゅ、ごらんのとおりよ。いっぴきもえいえんにゆっくりさせていないわ」 「うんうん、さすがだね。ありがとう」 「ゆゆっ!!おにいさんだよ!!あまあま!!はやくあまあまぁ!!」 洞窟の奥で十匹に群がっていたゆっくり共が、涎を撒き散らしながらこちらに向かってきた。 「ああ、今週の分のあまあまだ。たっぷり食べていってね!」 そう言い、リュックから大量のクッキーやチョコレートを地面にぶち撒ける。 長のぱちゅりーを始め、はふはふうめうめ言いながらゆっくり共が群がり寄る。 僕とさくやは洞窟の奥に進み、一家と対面した。 「やあ、みんな。ゆっくりできているかな?」 「ゆ゛………ぶ…………おぼっ…………」 「おびっ、おに゛………おに、いざっ……………」 「ゆぐじっ、ゆっぐ…………じだ……ぃぃ」 「……お、でが………ごろっ、ごろ………じでぇぇぇ…………」 岩壁に、一家が数匹ごとに間隔を開けて縛り付けられている。 二匹の子ゆっくり(といっても、もう全員がバレーボール大になっているが)が、 ロープで仰向けに縛り付けられ、フックで口を限界まで開かされている。 最初に家族に虐められた、あの子まりさと末っ子れいむだ。 「おごぉ………ぼ………ぶぼぉ…………」 「ゆぶう゛う゛う゛う゛う゛、ぼぶう゛う゛う゛う゛」 どちらも両方の目を抉り出されていたが、 僕の来訪を感じ取っているらしく、呻き声をあげながらちぎれかけのもみあげを弱弱しく振る。 口の中にみっしりと詰められている内容物のせいで喋れず、傷だらけの舌が先だけ出してへろへろと弱弱しく踊る。 言いたいことはわかりきっている。「助けて」「殺して」。むろん、どちらも叶えてやる気はない。 「ゆっ、ゆっ、おちびちゃん、うんうんはここでしようね!!」 「きゃわいいれいみゅのしゅーぱーうんうんたいみゅだよっ!!うんうんでりゅっ!!(モリッモリッ)」 「ゆわあぁ!!まだしないでねぇ!!ちょっとまってねぇぇ!!」 赤ゆっくりを頭に載せながら、れいむが跳ねてくる。 縛られている子ゆっくりの丁度眉間のあたりに子供を乗せると、れいむは促した。 「さあ、ここでうんうんしてね!!」 「うんうんちゅっきりー!!(モリュリュン)」 「ゆ゛ぶう゛う゛う゛ぅ………」 口内に新しいうんうんをひり出され、子まりさが屈辱と悪臭にぶるぶる震える。 脱糞した直後、赤ゆっくりがすぐに泣き喚く。 「ゆぴぇええん!!くちゃいよおおぉぉ!!」 「ゆぅ……うんうんつまりすぎだよっ!!おちびちゃんがゆっくりできないでしょ!! おといれさんはさっさとうんうんかたずけてね!!すぐでいいよっ!!」 「ゆぼっ!!ぼぼぉぉ!!」 口の中に詰まっているうんうんの固まりを呑みこませようと、れいむがおといれゆっくりに体当たりをする。 そのたびに呻き、むせ返りながら、必死にうんうんを呑みこもうとしてびくびくと跳ねる子ゆっくり達。 体中に刻まれた傷痕の中に、今回も新しい生傷が見受けられる。 逆らったりしようものならただちに制裁されるのだ。 足を運び、次の三匹のところへ向かう。 「んほおおおぉぉぉ!!ごみくずまむまむいいわあああぁぁぁ!!」 「ゆぶぐうううぅ!!やべで!!いやあああぁぁずっぎりじだぐだいいいぃぃ!!」 「とかいはなあいをそそぎこんであげるわねえええぇぇえぇすっきりいいいぃぃぃ!!」 「「ずっぎりいいぃぃ!!!」」 こちらの三匹はやはり縛り付けられ、まむまむとあにゃるを突き出した状態で固定されている。 そのまむまむにありす種が一匹ずつ取りついて腰を振っていた。 今、精子餡を注ぎこまれたれいむの腹が膨れ、二匹のまりさの方は植物型で頭から茎が生えている。 れいむの茎のほうはありすが折り取り、むしゃむしゃと咀嚼し、飲み下してしまった。 「むーしゃむーしゃ、それなりー!!」 「ばり、ばりざのあがじゃあああああ……………」 「んもうっ!こんなとかいはなあいをわけあたえてあげてるのに、なくなんてとかいはじゃないわ!! さあ、だいにらうんどよおおおおんっほおおおお!!」 「やべで!!やべでええぇ!!にんげんざん!!おにいざんだずげでえええぇぇ!!」 助けを求めてくるが、僕は答えない。 三匹のありすはさんざんにすっきりを繰り返し、植物型妊娠で生まれた子供を食べ尽くしてしまうと、 帰りがけに僕に挨拶してから行ってしまった。 この三匹のありすは、別にレイパーではない。予備軍ではあるが。 レイパーであったら群れにはいられない。 ありす種特有の強烈な性衝動を持て余した個体がここにやってきてすっきりをし、レイパーにならないように発散しているのだ。 ありす種に限らず、性欲処理のためにここにやってくるゆっくりは多い。 特にすっきり制限が課される冬籠り直前の時期は混雑が予想された。 並はずれて性欲の強い生き物であるゆっくりにとって、性衝動にからむトラブルは多い。 そのトラブルが、この性処理用ゆっくりの設置で驚くほど減少したと、長のぱちゅりーが喜んでいた。 次の三匹。 「ゆぢぢぢ!!ぢぢぃ!!ばっびびぃぃ!!ぢーっ!!」 「きゃわいいれいみゅのうんうんをかたじゅけさしぇてあげりゅよ!!こうえいにおもっちぇにぇ!!」 「ぴょぴょぴょ!ちーっ!!ちーっちーっ!!ゆぎゅじっ!!」 「しゃっしゃとまりしゃしゃまをゆっくちさしぇりょおおぉぉ!!ごみくじゅううぅ!!」 「ゆ゛ひぃ…………あ゛ひぃ………… おで、が……やずばぜでぐだじゃい………ぼう、ぼう、みっがも……ねでないんでずぅ……」 「ゆはあああああああぁぁぁぁ!!!!?にゃにいっちぇるにょおおおぉぉ!!?ばきゃなの?しにゅの!?」 「おみゃえみちゃいにゃごみくじゅにやしゅみなんちぇあるとおもっちぇるにょおおおぉぉ!!?」 「ぢぢぃ!!びぃ!!ゆぢぢーっぢーっ!!ぽびぇえぇ!!」 「あ、ああぁ………おちび、ちゃ……うんうんしちゃだべぇぇ………」 岩壁の一角に、プラスチック製の柵で仕切られた空間。 その中で、三匹の子ゆっくりが、数十匹の赤ゆっくりに囲まれて右往左往している。 群れの「ほいくじょ」の管理を、この三匹は任されている。 とはいえ、可愛い子供を、飾りのないゴミクズに預けるゆっくりなどいない。 飾りがなかったりどこかが足りない状態で生まれた未熟児や、 ゲス気質を現した子ゆっくりが、すべてこの「ほいくじょ」に預けられるのだ。 多産のゆっくりは、未熟児を産み落としたり、子育てに失敗してゲスにしてしまうことが多い。 忍耐力のないゆっくりは、たとえ我が子でも、そんな出来損ないはさっさと処分したがるものだ。 しかし、ほとんどの群れでは、「ゆっくりごろしはゆっくりできない」という掟があり、 殺すことはタブーとなっており、それを破ればゆっくりできない制裁が待っている。 そのため、嫌々ながら未熟児やゲスを育てるのが通例だったが、 ここでは、そういう厄介者はすべて「ほいくじょ」に預けられることになった。 実質捨て子なのだが、名目上は、子育てをサポートする施設である。 そして、ここで子ゆっくりが傷つけられたり死んだりしようものなら、 その責任はすべてほいくじょの管理者、この三匹に負わされることになる。 「あみゃあみゃよこしぇ!!ごみくじゅ!!」 「いだいっ!やべ、やべでねぇ……!」 「はああああぁ!!?いみゃれいみゅにめいりぇいしちゃにょおおぉ!!? ごみくじゅが!!こにょこうきでうちゅくちいれいみゅに!!めいりぇいしちゃにょおおお!!?」 「がまないでええぇ!!ゆぐううぅぅ!!あ゛ーっ!!あ゛あ゛ーーっ!!」 三匹は、数十匹に上る赤ゆっくり共に常時全身を噛まれている状態だ。 しかし、逆らったりしようものなら群れからの制裁が行われる。 子ゆっくりを傷つけず、つねに攻撃されながら世話しなければならない。 常にあちこちで、赤ゆっくりが眠れないだのお腹がすいただの泣き喚く。 そのたびに必死でぺーろぺーろしてなだめようとするが、 自尊心だけは例外なく始皇帝レベルの赤ゆっくり共は、飾りのないゴミクズに慰められることをよしとせず、 逆に舌に噛みつき返し、それによって憂さを晴らす。 それが三匹の子育てだった。 こちらの赤ゆっくりが眠れば、あちらの赤ゆっくりが起きだして叫ぶ。 朝から晩まで休みなしの無間地獄だった。 涙を流し涎をこぼし、ゆひいゆひい呻きながら這いまわる三匹の表情は疲労困憊を通り越し、もはや死相といっていい。 そこまでしても、赤ゆっくりは実にたやすく死ぬ。 たった三匹で百匹近くの面倒を見ることなどできるはずもなく、 狭い空間で他の赤ゆっくりに押しつぶされたりいじめ殺されたり、未熟児ゆえの自然死もあり、 赤ゆっくりは毎日しょっちゅう死んでいる。 そしてそのたびに、しっかりとチェックしている親たちになじられ、三匹は群れから制裁を受ける。 「ゆ゛っ……ゆ゛っぐ………ゆっぐじ、じだいいいぃぃ…………」 泣きじゃくりながら、子ゆっくりは赤ゆっくり共の食糧を調達するために、 やや離れたところに縛られた両親のところへ這いずってゆく。 その後について、両親のところへ向かう。 仰向けの状態で拘束されたまりさとれいむの夫婦は、近づいてくるわが子の姿を認めて弱弱しく首を振っていた。 「やべで………やべでぇ…………れい、むぅぅぅ……」 「おでがい………ゆぐじで…………ぼう、いやあぁ」 「いだいの……ぼんどに………いだいいのおおおお」 「ゆぐっ………ゆぐっ………ごべんで……ごべんでぇぇ………」 仰向けの夫婦は、その腹に、縦に裂かれてできた大きな傷があった。 そして頭と尻にフックをつけられ、岩壁の上部から吊り下げられて、腰のところで折り曲がった状態だ。 腹の傷はなかばふさがりかけていたが、 ほいく係の子れいむがまりさの傷口に口を近づけると、ぶりんぶりんと尻を振って抵抗しだした。 「やべでぇ……!おでがいいぃ………いだいの、いやあぁぁ……!!」 「ごべんで……ごべんで………あがぢゃんの、ごばんざん………だがら……… あがぢゃん、ぞだでだいど……でいぶが、でいぶが、ぜいっざいっざれるんだよぉぉ………」 「やだよおぉ!!ぼういやあぁぁ!!ゆっぐじでぎだい!!ゆっぐじじだいいいぃぃいぎゃあああぁぁ!!」 ブチブチブチ…… 癒えかけていた腹の傷を、子れいむが口に咥えて引きちぎる。 激痛に絶叫し身をよじるまりさの腹をこじ開け、露出した餡子を舌ですくいあげる。 「あごっ!!おごっゆぼぼっ!!ゆぶっ!!あがっばっゆがががががが!!」 「ごべんで……ごべんで……べーろ、べーろ…………」 「いぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃあああああぁぁぁゆがばあああああ!!!」 内臓をほじくり出される痛みに、口から餡子を吐き出して悶絶するまりさ。 しかし、傷口を巧みに上に向けられているために、中の餡子が必要以上に漏れだすことはない。 「中枢餡が破壊される」「体内の餡子を三分の二以上失う」、この二つのどちらかの条件が満たされないかぎり、 ゆっくりというものは驚くほどの耐久力を見せ、なかなか死なない。 傷口を上に向けてこぼれないようにする、たったこれだけで、定期的に餡子を取り出せる便利な食糧庫が完成する。 そしてその中身は、日々与えられる想像を絶する苦痛によって甘くなりきった餡子だ。 赤ゆっくり達の食糧のみならず、 この三匹の餡子は、群れのゆっくり達にも愛好されていた。 そんなにすぐには補充されず、一度に供給できる量には限りがあるので、 定期的に行われる群れの集会において、特別ゆっくりできることをしたゆっくりにのみ、 褒美として群れの長から分け与えられることになる。 その餡子が食べたいばかりに、群れのゆっくりは掟を守り、この群れは実に順調に運営できているようだった。 ある程度まりさの餡子を掻きだすと、子れいむは母親のもとへと這いずっていく。 次の食糧庫れいむが甲高い歌を奏ではじめた。 この十匹の体には、それぞれ岩壁上部に備え付けられたタンクから伸びたコードが繋がっている。 タンクの中身は、群れには「生命維持のためのゆっくりできない薬」と伝えてあるが、 要するにオレンジジュースである。 点滴の容器を応用し、少しずつそれぞれの体内に注入され、生命活動を維持するようにしてある。 ゆっくりを味わえない程度に、少しずつ、少しずつだ。 そのタンクにオレンジジュースを補充する。 言うまでもなく、これらの仕掛けを考案、実行したのは僕だ。 ぱちゅりーの要請に応える形で、僕はいろいろ手助けしてやった。 人間からゆっくりを預かるぱちゅりー達は最初、萎縮していたが、 飾りのないゆっくりできないゆっくりだとわかると、さすがに抗議してきた。 「むきゅ、このゆっくりたちはゆっくりできないわ……」 「おかざりのないゆっくりだよ!!ゆっくりできないよ!!」 「こんなごみくずどもがむれにはいっていいとおもってるのかぜぇ!?」 「ゆーっ!でも、いれないとあまあまがもらえないよ……」 「ゆうぅぅぅ……!!でも、こんなやつらのめんどうなんかみたくないよ………」 飾りなしの面倒は見たくない、しかしあまあまは欲しい、 そんなジレンマから眉をしかめるゆっくり共に、僕はさらに念を押した。 「そんなに悩まなくていいんだ。たいした面倒は見なくていい。 生きていれば、いいかい、生きていてさえいれば、あまあまを持ってきてあげるからさ!」 毎週末に、僕はここにやってきて一家の様子をチェックする。 一家は当初から、群れの中では虐げられていたようだった。 露骨に悪罵を浴びせられ除け者にされ、視界に入ったというだけで体当たりをされる。 それでも長のぱちゅりーが、まがりなりにも人間からの預かり物だということで、 群れをなんとか抑えていた。 しかし、僕がやってきて家族の様子を見ても、 生きてさえいれば文句を言わずにあまあまをくれるのを見て、 群れはどんどん増長して、一家に対する虐めをエスカレートさせていった。 そのエスカレートを僕は喜び、ぱちゅりーを褒め称えた。 群れのストレス解消を推奨する、ゆっくりできる群れ長だと。 あとは、ぱちゅりーのアイデアに従い、一家に処置を施した。 岩壁に縛り付け、オレンジジュースの点滴で生命活動を保証し、 ここで虐げられ続ける生活を送ってもらうことになった。 そして三か月、今日もこの家族は元気に苦しみ続けているようだ。 「やあ、みんな、ゆっくり出来ているかい?」 僕が声をかけてやると、家族は泣き咽び、命乞いをする。 「だずげでぐだざい!!だずげでぐだざい!!ぼう、ぼうげんがいでず!!ゆっぐじじだいんでず!!」 「おにいざん!!おにいざぁん!!ごろじで!ぼう、ごろじでよおおぉ!!いやだよおおおぉぉ!!」 「あごっ!!ごぼっ………ゆげっ……!!おで、がいっ……ごろ、じで……」 「ごべんだざい……ごべんだざい………おにいざんごべんだざい………ゆっぐじでぎだいごびぐずでごべんだざい……… あでぃずをごろじでごべんだざい………でいぶも……でいぶも、ごろじで、ごろじでぐだざいいいいぃぃぃ」 「ゆっぐじ、ばんっぜいっじでばず……あでぃずをいじべでぼうじわげありばぜんでじだ…… づぐないばず……いっじょう、づぐないばず……だがら、だがら、だずげで………だずげでぐだざい………」 「うんうん、だからそこで一生償っていってね!」 「「「「ゆ゛んや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」」」」 こいつらの懇願もすっかりワンパターンなルーチンワークになった。 もともとゆっくりのことで貧困な語彙なのだが。 うんうんを咀嚼しながら、空洞となった眼窩から涙を滝のように流してもみあげを振る子ゆっくり。 全身を赤ゆっくりにかじりつかれながら柵にしがみついて懇願する子ゆっくり。 口から餡子を断続的に吐き出しながら、弱弱しい声で命乞いする夫婦。 立ち去ろうと僕が体の向きを変えるだけで、一家はいよいよ必死に体を蠢かせて声を上げる。 毎週の僕の来訪、それだけが一家の希望なのだ。 僕に許してもらい、この地獄から解放してもらおうと、全身全霊をかけて詫び、乞う。 僕は座りこんで、にやにやと笑みを浮かべながら一家を眺める。 絶対に許してはもらえない、自分たちの懇願をせせら笑い楽しんでいる、 それがわかっていながら、それでもなお懇願するしかない一家。 みじめで無様なその姿を、僕はとてもゆっくりした気分で眺め続けていた。 「おでがいじばず……いっじょうの、おでがい、でずぅ………ごろじで……ごろじっ、でぇ……」 「ぼう、いいでじょお……だっぶり、ぐるじんだよおおぉ…………おわびじだよおおぉぉ…… あでぃ、あでぃずだっで………ごんなに、ごんなに、ぐるじんでないばずだよおおぉぉ………!」 「ごびぐずのぶんざいであでぃずをいじべでごべんだざい!! にんげんざんにばなじがげでごべんだざい!!にんげんざんのじがいにばいっでごべんだざい!! いぎででごべんだざい!!うばれでぎでごべんだざい!!だがら、だがらごろじでええぇぇ!!じなぜでえええええ!!!」 「ぼういやだよおおおお!!いぎるのいやだよおおおお!!いぢびょうだっでいぎでいだぐないよおおおお!! じにだいよおおおおおおお!!だんでじだぜでぐれだいどおおおおお!!? ばりじゃなんでなんのやぐにもだだないのにいいいい!!めいわぐがげるだげでじょおおおおお!!? だがらじにだいのにっ!!じぬのに!!なんでじぬのをじゃばずるのおおおおおおおおおぉぉぉぉ」 「おにい、ざん………ぼんどうに、ぼんどうに、おでがい、おでがいじばず……じばずがらぁ……… ごろじで、ごろじでぐだざいいぃ………あわれなごびぐずを、どうが、どうが、おでがい、おでがいじばずうぅぅ」 「う~~~~~~~ん………どうしよっかなぁ~~~~~~~~~」 僕は立ち上がり、うんうん首をかしげながらしばし考えたあと、 一家の前で両腕をクロスさせて満面の笑顔で答えてあげた。 「うん、ダメぇ~~~~~~~~~~♪」 悲しみ、絶望、怒り、悔しさ、諦め。 これをやった時のゆっくり達の表情は、何度見てもなんともいえない味わい深さがあるのだった。 ――――――― 「さて、あとどれだけもつかな、あいつら」 「………」 帰路、助手席のさくやは黙りこんでいる。 「さっきから塞ぎこんでるな、いつもの事だけど。 どうだ、さくや、ゆっくりできたか?」 「……………」 「泣き叫ぶあの家族を見て、どうだった?可哀想か?それともすっきりしたか?」 「………すっきりしました」 さくやは嘘をつかない。そこは信用できるやつだった。 「じゃあ、あの家族を虐めるあの群れは、僕はどうだった?ゆっくりできたか?」 「………いいえ」 「そうだろう。 虐めは楽しいさ。すごく楽しい。 ありすの復讐なんて言ってるが、結局は僕も、虐めが楽しいゲスだってことさ。 そしてさくや、お前もたぶんそうだ」 「………」 「僕がお前をあそこに連れていくのは、あの群れを見せたいからだ。 自分より弱い者をよってたかって虐めるその姿を見せるためだ。僕自身もね。 さくや、お前にはそんなふうになってほしくない。「ああなりたくない」、そう思ってくれ」 「おもってます。いえ、おにいさんはべつですけど」 「弱い者を虐めるのは楽しい。ゆっくりも人間も同じだ。 歴史を見てみれば、人間だってゆっくりとそう変わらない。 僕が愛したあの最初のありすも、飾りがない同種を見つければ虐めたくなっていたのかもしれない。 今、僕の家にいるゆっくり達も、なにかの拍子でいじめたい欲望が頭をもたげてくるかもしれない。 そんな時は、あそこに連れていくつもりだ。 あの群れは、お前たちの教材だと思ってくれたらいい」 言いながら、自分へのかすかな嫌悪が頭をもたげる。 最愛のありすを殺されたことで逆上し、それまで知らなかった自分を見た。 ゆっくりの家族をあそこまで虐げ、それを楽しんだ自分に、 冷静になった今でも、あの家族を許してやる気にならない自分に多少ぞっとする。 あまあまの味を知ったあの群れのその後がどうなるかも知ったことじゃない。 この期に及んで取り繕いはすまい。 これは制裁でもなく、正義の鉄槌でもなく、より強い者が弱い者を食い物にしただけのことだ。 僕のしたことはあの家族と同じだった。 この復讐劇はこれかぎりだ。 この件以後、野良ゆっくりには関わることなく、 飼っているゆっくり達の面倒を最後まで見て、それで終わりにしよう。 本当にそうか? 嗜虐の快感を知った僕が、一生この衝動を隠し通せるものか? なにかの拍子で、たとえば今飼っているゆっくりが危害を加えられたとしたなら、 その復讐を免罪符として、嬉々としてまた繰り返すんじゃないのか? そんな僕が、飼いゆっくりや子供たちに「虐めはよくない」と説教する資格があるのか? 「ははは」 自嘲の笑いが漏れ、さくやが怪訝な顔を向けてくる。 その頭を撫でてやりながら、僕は一人で頷いた。 そうするしかない。 自分にその資格がないとわかりながら、それでも子供たちの前では立派な顔をしていなければならない。 それが大人というものなんだから。 せめてこいつらの前では、「ゆっくりできるおにいさん」でいよう。 今はそれで充分だ。 〔終〕
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【検索用 こわいものかみたい 登録タグ 2020年 GUMI VOCALOID こ のいず シャノン 曲 曲か 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:シャノン 作曲:シャノン 編曲:シャノン マスタリング:のいず 唄:GUMI 曲紹介 めくるめくやみ 曲名:『こわいものがみたい』 シャノン氏の8作目。 歌詞 ゆくえふめいのきみをさがして こよいもあるくのよるのまち ところがあるよるかがみがわれて みいられちゃったの きみはどこ ゆくえふめいのきみをさがして こよいもあるくのよるのまち ところがあるよるからすがないて たのしくなったの きみはどこ とおりゃんせ とおりゃんせ ここはどこのほそみちじゃ (てんじんさまのほそみちじゃ) ちょっととおしてくだしゃんせ ごようのないものとおしゃせぬ あいされたからこのからだは ひとつになれたの きみはだれ しんじゃうことよりもっとこわいような めくるめくやみがそこにある ゆくえふめいのきみがいない りゆうをほんとはしってるの ところがあるよるきおくがきえて こよいもあるくのよるのまち とおりゃんせ とおりゃんせ きみのななつのおいわいに おふだをおさめにまいります いきはよいよい かえりはこわい あいされたのにこのからだは ひびわれたままさ きみはだれ しんじゃうことよりもっとこわいような めくるめくやみがそこにある きみをすくいたいとねがったよるに ほんとうのこわさをしりました あいされるまでこのからだは ばらばらだったの ぼくはだれ しんじゃうことよりもっとこわいような めくるめくやみがそこにある しんじゃうことよりもっとこわいような かたりえぬやみがそこにある しんじゃうことよりもっとこわい しんじゃうことよりもっとこわい うつくしいやみがみたいのさ コメント しんじゃうことよりもっとこわいがちょっと幼さあってかわいくてこわい -- 名無しさん (2020-09-27 00 50 14) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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いじめの特徴 本ページではいじめの特徴を記す。 客観性を高める為、基本は箇条書きとする。 いじめの種類 いじめの種類は大きく3種類に分類できる。 ◆遊びの延長系 ・最初は冗談半分だったが、盛り上がりすぎてしまい、いじめ状態になった場合を指す。 ・仲良しグループの間でも発生する事がある。 ・ちょっと変わった子や大人しい子など、"いじられ役"の子がこのいじめの被害に遭いやすい。 ・普通の子でも、何気ないちょっかいや嘲笑からこのいじめに発展する事もある。 ・いじめ行為をしている側はいじめという認識がなく、遊んでいるつもりの場合が多い。 ・やられてる方は遊びの範疇だった頃の楽しい記憶などの影響で、ぐっと我慢している場合がほとんどである。 ・このいじめは小学生間で起こりやすい。 ・所詮遊びの延長なので自然風化する事も多い。 ◆不運系 ・不良や性格の悪い人などの存在にターゲットにされていじめられた場合を差す。 ・相手が不良系の場合、暴力やカツアゲ等の被害に遭いやすい。中学生以上で起こりやすい。 ・相手の性格が悪い場合、陰口やシカト等をされ、その環境で孤立しやすい。女性同士や社会人同士のいじめはこのパターンが多い。 ・勉強や運動が極端に出来る人、自己主張が苦手でおとなしすぎる人など、平均から逸脱してどこか目立つ存在がターゲットにされやすい。 ・いじめてる側にとって、条件が合う存在なら誰でもいいので、ターゲットが変わりやすい。 ◆嫌いの延長系 ・嫌われるような事をした者が周囲から嫌われ、その末にいじめられた場合を指す。 ・嫌われる原因の一例としては、「不衛生」「ウザク感じる言動」等が挙げられる。 ・いじめられた側は、嫌われる事をしたorしている事を自覚していない場合がほとんどである。 ・嫌われ対象者は1つ、2つ程度ではなく、普通基準からみて沢山の嫌われ要因を持ち合わせている場合が多い。 ・家庭環境や交友関係から形成された人格や、先天的な障害等が要因で、通常は意識する嫌悪感を客観的に意識出来ていない場合がある。 ・嫌悪の対象に対する人の反応の仕方は概ね3つに分類する事が出来、それは「無視(防御)」「力や言葉で表現する(攻撃)」「欠点の指摘(回復)」である。 ・最初は周囲から「無視」をされ、一部から「欠点の指摘」をされる事もあるが、嫌われている人に言動等の改善が見られない場合、一部の人が「攻撃」を選択する場合がある。そこまで発展すると客観的にみてその状況はいじめと呼べる現場となる。 ・先生の助けにより学級会が開かれても『いじめは悪い事だ』で片付けられ、嫌悪の対象となった言動等が明らかにされないまま幕引きとなる場合が多い。その環境下ではいじめられなくなっても、次の学年や新しい環境でまた嫌われ→いじめのコンボを食らう場合がよくある。 ・いじめ行為をされるトリガーは2つに分類する事が出来、「何かした時だけやられる」「何もしなくてもやられる」である。 ・ウザイ言動が原因によるいじめの場合「何かした時だけやられる」系の場合が多い。 ・元々仲良し同士だった人による「遊びの延長系」と、不良や性格の悪い人による「不運系」のいじめの場合「何もしなくてもやられる」系の場合が多い。 ・"いじめは悪い"と"いじめられた側は被害者"といった一般倫理が複雑に絡むので、真実を明らかにしようとすればするほど問題はややこしくなる傾向にある。 ・完全解決の為には"いじめられている側にも何か原因があるのでは"といったタブーに触れる必要がある。 ・問題が複雑なので長期化しやすい。 ・このいじめは精神年齢が高まり始める中学生以上の環境で発生しやすい。 ・嫌悪感といった心理から生じるものなので、根本的な根絶は不可能といえる。 それぞれのいじめの対処法 個々のいじめ現場によって内情は様々あるが、上記に記した特徴からみて考えられる対処法を模範解答として記す。 ◆遊びの延長系 当人達はあくまでも遊んでいるつもりである。だから、いじめという状況である事を認識させるのが最もてっとり早い。それが明らかになればわりとすんなり収束する場合が多い。 現場が学校なら担任を頼ればいい。発言力のある友人がいるのならその友人を頼ると良い。両親を頼るのもいいが必要以上に問題が大きくなってしまい、後味が悪くなる事があるので注意が必要。 予め『元々は遊んでいたつもり』である事をアピールしておくと良い。 ◆不運系 早めに周囲の大人に打ち明ける事が望まれる。学生なら先生か両親が妥当。友人を頼ると巻き込まれる可能性がある。 社会人の環境なら管理者に打ち明け、然るべき対応を求める。ただ、うやむやにされるケースも珍しくないので、管理者の反応を伺いつつ外部の期間を頼る必要も検討しておく。 ◆嫌いの延長系 嫌悪感は誰でも持っている心理である故、そこから生じるこのタイプのいじめは根絶不可能といえる。 本人が"まず嫌われた"という事実を認識できるかどうかが要。いじめられている事に気が付いたら、まず日々の自分の言動を振り返り、客観的に考えて、嫌われるような事をしていないかどうかを疑う事。思い当たる事があるのなら、その駄目な性格や素行を改善するように努める。それは言動の自重となる為、「何かした時だけやられる」系のいじめの場合は、その時点でいじめ行為は収束する。何故なら、元々ウザイ言動があった時だけ相手が反応していたといえる為である。問題は「何もしてない時でもor状態を問わず」いじめ行為をされる場合で、その場合は先生を頼り、学級会を開いてもらう事が望まれる。嫌われる事をした旨を素直に認め、性格改善に努めるよう決意表明をする。障害等が原因の場合は正直に告白し、理解を求める。 尚、いじめ行為をしていた者に対する処罰としては、以下の判断が妥当と思われる。 ・無視をしていた者=嫌いな人に対する反応として、これは仕方ない。不問。 ・暴力や暴言をした者=嫌いな相手にもやっちゃいけない事があるので、怒られるのが妥当。 ・いじめと知りつつ何もしなかった者=先生に任せよう。 同様の事を社会人でする場合は管理者を頼る事になるといえるが、収入で家族を支えている者や仕事に追われている同僚もいる中で、直接は金銭的利益に繋がらない自身のいじめ状況を問題定義する事は心境的に困難といえる。地道に評価を挽回していく道を選択するか、配偶者がいないorまだ入社したばかりor大した会社じゃない等、その環境に固執する理由が特にないのであれば、思い切って退職/転職する事も選択肢に含めて良いだろう。大切なのは自分の将来であり、これは将来に関わる判断が求められるので、親しい友人がいるなら相談したほうが良い。苦労の理解者ほど心強い存在はない。 実情 ・実際には上記の3種のいずれかが複合している場合が多い。クラス1つをとってみても、様々な人格の人間がいる為である。 ・「不運系」と「嫌いの延長系」が複合している場合はかなり最悪な状況といえる。いじめ行為は酷く、嫌われているので味方もいない。 ・先生や大人に相談しても『いじめは悪いことだ』と、強引に沈静化される事が多く、問題は明らかにされないままの場合が多い。 ・特に「嫌いの延長系」の場合、今後の為にもなんとかして嫌われ要因を当人に自覚させるべきだが、明らかにならないままなので、次の学年や新しい環境でも嫌われてしまうケースが後を絶たない。大人になってから人格の異常性に気が付き、当人の精神力次第では自分そのものや今後の人生に悲観し、自暴自棄に陥る場合もある。 ・いじめ問題は『いじめた奴が悪い』といった、いじめた側に責任を追及する考え方が主流であるが、いじめ問題はそのようにひとくくりにまとめられる問題ではないといえる。例えば、人格等にこれといって問題の無い人が心無い人のターゲットにされていじめに遭った場合と、人格等に嫌われ要因のある人が「嫌いの延長系」に遭った場合とでは、いじめ状況にまで至った経緯が根本的に異なる為である。 ・「遊びの延長系」と「不運系」は問題が明るみになりやすく、発生頻度は高いが鎮火も早い。 ・「嫌いの延長系」は発覚しにくい上に問題の複雑さから長期化しやすく、現在発生中のいじめ問題の中でも最も多いパターンであると思われる。 以上 名前 コメント すべてのコメントを見る
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※既出ネタかもしれません。 つよいよわいつよいよわい 通りがかった田吾作さんのところの畑を荒らしていたゆっくり……まりさ種、れいむ種、ありす種、ちぇん種、ぱちゅりー種の五匹を捕まえた。畑はあまり荒らされておらず、どうやら畑に侵入した直後に発見できたようだ。 ちょうど用事を終えて帰ってきた田吾作さんから礼として収穫し終わった野菜を受け取り、おなじみの透明な箱(防音)に入れた五匹を担いで、私は日課となりかけてることをするために我が家へ足を進めた。 私が暮らすこの長屋(に近いもの。外の世界でいうアパート、というものらしい)の一室、まず自分の部屋に戻り、田吾作さんからもらった野菜を河童印の冷蔵庫に仕舞う。 続いておとなりの部屋──この長屋に暮らす人々は、世間では虐待お兄さんと呼ばれており、ゆっくりを愛でる人からは疎まれ、ゆっくりの被害に悩まされる農家の方々からは感謝されている──に住む友人を訪ねる。ちょうど彼は赤ゆっくりを食べながら天狗の新聞を読んでいた。 「お、どした?」 「大猟だったからおすそ分け。今日使うのは三匹くらいだから」 「あんがとさん。あ、コレ食う?」 「一個もらうよ」 友人が差し出した赤ゆっくりを受け取り、口に放り込む。赤ゆっくりの絶叫を聞きながら歯で押しつぶすと、穏やかな甘さが口の中に広がった。 「美味いな」 「じゃ、ちぇんとぱちゅりーでいいか?」 「ああ」 透明な箱の中で白目を向いたり泣いたりしている五匹(多分赤ゆっくりを食べたことが原因だろう)の中からちぇんとぱちゅりーを取り出す。箱を開けたとき、 「あがぢゃんになにずるのぉぉぉ!?」 「ゆっくりできないにんげんはさっさとどっかいくんだぜ!」 「とかいはじゃないわー!?」 「わからないよぉぉぉ!」 「むきゅ……むきゅ……」 何か聞こえた気もするが、ただの雑音である。 ちぇんとぱちゅりーを出そうとしたときに他の三匹が逃げようとしたが、動きが遅いのでさっさと箱の中に戻しておいた。あとぱちゅりーが弱っていたのでオレンジジュースで無理やり回復させておいた。 「それじゃ」 「おう」 友人があの二匹をどう使うのかは聞かなかった。友人も私がこの三匹をどう使うのか聞かなかったし、そういった互いの嗜好に深入りはしないのだ。 部屋に戻り、箱を開ける。途端に三匹が騒ぎ立てた。 「しね! あかちゃんをたべちゃうにんげんはしね!」 「ゆっ! ここはなかなかいいへやなんだぜ! ここをまりささまのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」 「いなかくさいへやね! ここはありすがとかいはにこーでぃねーとしてあげるわ!」 れいむは私の足に体当たりを仕掛けるが、所詮饅頭なのでむしろ気持ちがいい。まりさとありすは私の部屋を「おうち宣言」しているが、どうやら彼女たちはこの部屋に染み付いたゆっくりの死臭に気付かないようだ。 まぁそもそも、この部屋にゆっくりの死臭なんてないのだが。 さて、はじめるとしようか。 「なあ、れいむ、まりさ、ありす。人間とゆっくり、どっちが強いと思う?」 「ゆゆっ? なにばかなこといってるの? にんげんがゆっくりにかてるわけないでしょ?」 「ゆっへっへ、まりささまのつよさをしらないのかだぜ?」 「いなかもののにんげんがとかいはのありすよりつよいわけがないじゃない!」 三匹はゆっくり特有の高慢さから、ゆっくり>人間の関係を疑わない。 老いた個体やぱちゅりーならば不等号の向きが逆であることを知っていただろうが、ここにいるのはゆっくりの中でも特に高慢な三種(余談だが、捕食種ではれみりゃが圧倒的に高慢である。そしてれみりゃ以外の捕食種にはほとんど高慢さは無い)であり、しかも人間の恐怖を知らないであろう若い個体である。 食料事情が切羽詰まる晩秋はまだまだ先であり、この三匹とちぇんとぱちゅりーが勝手に生えてくる野菜(とゆっくりの大半は信じている)を腹いっぱい食べようと山から下りてきたのは明白だ。 「そうか。じゃあ私を殺してみろ。殺せたらこの部屋は君たちのものだ」 「「「ゆ?」」」 私の言葉に、三匹は一瞬固まった。直後、まりさが私の足に体当たりをし出した。 「ゆっへっへ! まりささまのちからをおもいしらせてやるんだぜ!」 柔らかい饅頭が、ぽすぽすとぶつかってくる。もちろん痛みなんてない。 れいむやありすも攻撃に加わるが、柔らかいものが三つに増えたところで特に何もならない。 五分ほど体当たりを続けていたまりさたちだが、体力が尽きたのかぜぇぜぇと息を切らし始めた。 「ゆひぃ、ゆひぃ」 「痛くも痒くもないぞ。本気でやってるのか?」 「ゆぅっ!? や、やせがまんはよくないんだぜ!」 「やせ我慢も何も……傷ひとつつけられないじゃないか。 ……まりさの力を思い知らせてもらったよ、この程度か」 「ゆうううう! そんなことないんだぜぇぇぇぇ!!」 「れいむ、ありす。おまえたちもその程度なんだな。二人がかりでも傷ひとつ負わせられない」 「ゆぅぅぅぅぅ!?」 「なあ、本当にゆっくりは人間より強いのか?」 「あたりまえだぜ! ゆびゅっ!?」 「まりさになにすびゅっ!」 「と、とかいはのありすにびぃっ!」 三匹にデコピンをかましてやった。三匹とも唐突な痛みに転がりまわっている。 「痛いか?」 「ごのぐぞにんげん! まりざざまになにずるんだぜぇぇぇ!?」 「どぼじでごんなごどずるのおおぉぉぉ!?」 「い、いたくないわ!」 三匹とも涙目である。ありすだけは痛みを堪えたようだ。 「痛いよな? 今の痛かったよな? なんでゆっくりより弱い人間に痛みを与えられず、ゆっくりより弱い人間から痛みを受けているんだ?」 「ゆ゛っ!?」 「なにいってるんだぜ!? だからにんげんはゆっくりよりよわいからだぜ!?」 「だから何でそのゆっくりより弱い人間のデコピン一発でおまえたちは痛がっているんだ? 言っておくが、デコピンなんて人間の持つ攻撃手段としては最低ランクだぞ?」 「いたくないわっていってるじゃびゅっ!?」 もう一度ありすにデコピンをかますと、ありすは壁の方まで転がっていった。 「何で人間より強いゆっくりの、最大の攻撃手段である体当たりを受けて、ゆっくりより弱い人間が微動だにしないんだ? 何でゆっくりより弱い人間の、最低ランクのデコピンを受けて、人間より強いゆっくりがあんなに吹っ飛ぶんだ?」 「ゆぎぃぃぃぃぃ……!」 「なにいってるのかさっぱりわからゆぎゅっ!」 何か言おうとしたまりさにもデコピン。 「ゆっくりは人間より強いんだろう? ならば人間程度、簡単に殺せるだろう? 何故殺せない?」 「ゆわぁぁぁぁぁぁ!!! ごべんなざいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「まりざがわるがっだでずぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 「いだがっだでずぅぅぅぅぅ! ゆるじでぇぇぇぇぇぇ!!!」 三匹とも泣いてわめきだした。だが、彼女らの心の中は悟りでなくても読める。 「(にんげんはばかだから、こうやってないたふりをすればゆるしてくれるよね!)」 「(まりささまをばかにしたつみはおもいんだぜ! ぜったいにふくしゅうしてやるんだぜ!)」 「(ないたふりなんてとかいはじゃないけど、しかたがないわ!)」 まぁ、大方こんなところだろう。 私はなるたけ優しい笑顔を作り、ゆっくりと言った。 「許す? 何を言っている。ゆっくりより弱い人間に許してもらう必要なんてないだろう?」 「「「ゆゆっ?」」」 私のその言葉を聞いた途端、三匹とも涙を止めて顔を上げた。やはり泣き真似だったようだ。 「ゆゆっ! そのとおりなんだぜ! だからゆっくりできないにんげんはさっさとまりささまのゆっくりぷれいすからでていくんだぜ!」 「たべものもよういしてね! ぜんぶでもいいよ!」 「いなかものはゆっくりしないででていきなさい!」 デコピン。 「ゆぎっ」「ゆびゅっ」「ゆべっ」 「そして私は許さない。君らを絶対に許しはしない」 「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」 「どういうことなんだぜぇぇぇぇぇぇ!?」 「うそつきぃぃぃぃぃぃ! いなかものぉぉぉぉぉぉぉ!」 「嘘? 何が嘘だというんだ? 私は君らを許すなんて一言も言ってないよ? 『許してもらう必要は無い』とは言ったけど、それがどうして嘘になるんだ?」 「ゆっ……」 「そ、それは……」 と、ここでようやくまりさが、まりさ種特有の行動を見せた。 「れいむとありすはどうなってもいいから、まりささまだけはみのがしてほしいんだぜ!」 「ゆ゛っ! どぼじでそんなごどいうのおぉぉぉぉぉ!?」 「まりさ、うらぎるつもりなのぉぉぉぉ!?」 「うるさいんだぜ! れいむとありすはおとりになるんだぜ!」 そう言い放ち、まりさは私に媚びた視線を向けた。 だが、 「おいおい、ゆっくりは人間より強いんだろう? まりさ、君がそう言ったんだ」 「ゆっ……!?」 「……なんでゆっくりより弱い人間に『見逃して』ほしいんだ? ゆっくりは人間より強いんだろう?」 「ゆぎいいいぃぃぃぃぃ!?」 見逃すつもりなんて無い。 「どうして人間より強いゆっくりが私程度も殺せないんだ? 強いんだろう?」 「人間はゆっくりより弱いんだろう? なんで弱い人間に命乞いするんだ?」 「ゆっくりより人間のほうが弱いんだろう? そんな相手に許してもらう意味はあるのか?」 「殺して? ゆっくりより弱い人間相手に殺して、と言ったのか?」 「まりさは人間より弱くなんかないよ。そうだろう? だって、そう言ったのはまりさじゃないか」 「れいむより人間のほうが強い? 違うだろ? れいむのほうが人間より強いんだろ?」 「ありすが田舎物なんて、そんなことあるはずないだろう。ありすが都会派と言ったのは、他でもないありす、君だろうに」 「おうちかえる、だって? ここを自分のゆっくりプレイスにするって言ったのは、君だろう?」 「なぁ、ゆっくりと人間、強いのはどっちだ?」 「に゛んげんでずぅ……」 「に゛んげんざまのほうがづよいんでずぅ……」 「だがらぁ……もうゆるじでぇぇぇ……」 「違うだろ? ゆっくりのほうが人間より強いんだろ? そういったのは、君らじゃないか!」 「ゆぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「ゆっぐりざぜでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「もうい゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 翌日、友人の部屋を訪ねると、とてつもない量の赤ぱちゅりーと赤ちぇんが箱の中に入れられていた。 「ちぇんのほうを母体にして無理やり繁殖させてみたんだ。これでしばらくは楽しめる。……ああ、おまえからもらった二匹だけどな、菓子にしてみた。うまくできたら後でみんなにもわけようかと思うんだが」 「味見していい?」 「ああ」 「いただきます。……うん、いいね。甘すぎないし、後味も悪くない。やっぱり君はこういうストレスの調整がうまいなぁ」 「いやいや、うちの師匠に比べたらまだまだだよ。……で、それは?」 「ああ、『ゆっくりは人間より強い』って言いながらデコピンしてたらこうなった」 「まりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよい まりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよい」 「ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!!」 「おうちかえるありすはおうちにかえるんだからここからだしてありすはおうちにかえるおかあさんたすけてよおうちかえりたいんだからありすかえりたいおうちおうち」 「……俺、たまにおまえが怖い」 「いやいや、この程度まだまだだよ」 あとがきかもしれない ども、前回「実力の無い話」というものを投稿したものです。その際は多くの評価、感想をいただきありがとうございます。 今回の話、「つよいよわいつよいよわい」ですが、……セリフ部分多いなぁ。 田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 11/12 二時半頃改訂しました。失礼いたしました。 過去に投稿したもの ゆっくりいじめ系1216 実力の無い話 このSSに感想を付ける
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登録日:2016/11/26 (土曜日) 00 00 00 更新日:2023/10/23 Mon 18 22 58NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 オカルト ライトノベル 児童向け小説 児童文学 児童書 妖怪 小説 幽霊 床丸迷人 浜弓場双 角川つばさ文庫 隠れた名作 学校のコワ~イ事件は こわいもの係にぜ~んぶおまかせ! 『五年霊組こわいもの係』とは、角川つばさ文庫から発行されている児童向け小説。 前作にあたる『四年霊組こわいもの係』は第一回角川つばさ文庫小説賞で大賞を受賞している。全13巻+『四年霊組~』の1巻の計14巻。 『おもしろい話、集めました。1』『おもしろい話、集めました。2』『おもしろい話、集めました。E』に短編が収録されている。また、角川つばさ文庫の作品『キミト宙へ』の6~7巻で『こわいもの係』シリーズとのコラボが行われている。 作者は本シリーズで作家デビューを果たした床丸 迷人。挿絵担当はハナヤマタの作者として知られる浜弓場 双。 当初は『四年霊組~』の1冊のみで完結する予定だったが、前述の大賞を受賞した事でシリーズ化が決定。 『四年霊組~』のラストが主人公の友花が5年生に進級したシーンで終わったため、『五年霊組~』とタイトルを改めてシリーズ化することとなった。 なのでこれから購読を考えている人は、『四年霊組~』から読むようにしよう。間違えて『五年霊組~』の1巻を買わないように。 なお、『四年霊組〜』のさらに原案になるお話は作者の床丸氏が実際の娘のために作り出したお話だったとのこと。 特徴としては、その年のこわいもの係に選ばれた主人公が、学校にあつまる幽霊や妖怪の起こす事件を人知れず解決する様を時にコミカルに、時にシリアスに、時にハートフルに描く。 児童向けと侮ることなかれ。そのクオリティは非常に高く、特にハートフルなエピソードは大人でも目頭が熱くなること必至。 児童書なので読みやすく、文字数もそれほど多くないため 「ライトノベルを読んでみたいけど、変に凝った言い回しばっかだと読んでて疲れそう・・・」 という初心者の方にもオススメ。 【あらすじ】 こわいもの係ってなに!? あさひ小学校の四,五年生がすごす北校舎は、 建物が古~~~~~~いことで有名。 そのせいか、幽霊を見た~とか、 ふしぎな声を聞いた~みたいな こわ~いウワサがいっぱいある。 じつは本当に、ユーレイだのオバケだの妖怪だの、 ふしぎなモノたちが集まってきちゃう学校なんだ! そんなあさひ小だから、 特別ヒミツの係が存在する。 それが、〝こわいもの係〟! 毎年、五年一組女子の出席番号四番になった子が、 一年間、〝こわいもの係〟になって、 あさひ小におこるいろんな事件を解決することに なってるんだ! 霊組ってなに!? 〝こわいもの係〟と、 〝人間じゃないモノ〟だけが 通りぬけられる、ヒミツのカベ。 (フツーの人間は、ぶつかっちゃうだけだよ☆) そのむこうがわにあるのが、霊組の教室なんだ。 いまのクラスメートは、 あさひ小の座敷わらしで、守り神みたいな存在、花ちゃん。 家庭科室にかけられた古い鏡の精霊、鏡子さん。 オシャレ大好きな動く骨格標本、ドクパン。 死神(見習い)のミアン。 それに霊組のペット、おおかみこどもの幽霊、わんころべえ。 こんなメンバーが、ワイワイ楽しくすごしているよ! (以上、公式サイトより抜粋)注:一部編集してあります。 【登場人物】 ◆主人公 豊川 友花(とよかわ ともか) 44代目及び45代目のこわいもの係にして、初代主人公。 運動神経抜群で、頭で考えるよりも行動で解決するタイプ。 麗子によってはじめて霊組に案内された際は、自分の置かれた状況に戸惑っていたが こわいもの係として1年間活躍していくうちに霊組メンバーとの間には友情が芽生え、霊組メンバーとの別れの日(と勘違いしていた)には涙を流している。 霊組が5年生に進級するにあたり、こわいもの係も5年生が担当することになったため、史上初の2年連続で活躍し続けたこわいもの係でもある。 花ちゃんからの愛称は「ともとも」。 名前の由来は床丸氏のリアル娘。後書きでも度々「リアル友花」の存在に言及される。 高田 春(たかだ はる) 46代目のこわいもの係にして、2代目主人公。 演劇クラブ「あさひ座」に所属しており、将来の夢は『大』女優になる事。 十三階段の呪い事件の際に起きたある出来事が原因で、一度はこわいもの係としての自信を失いかけるが 友花の叱咤激励により、完全復活を果たす。 花ちゃんからの愛称は「はるるん」。 梨崎 佳乃(りさき よしの) 47代目のこわいもの係にして、3代目主人公。 五年生に進級すると同時にあさひ小に転校してきた。 友花や春とは異なり、引っ込み思案で怖がり屋の大人しい性格で、そのうえ幽霊や妖怪の類を一切信じないという、こわいもの係としてはかなり異色な存在。 そもそも彼女が幽霊嫌いになったのは、前の学校で起きたある事件が原因なのだが・・・ 花ちゃんからの愛称は「よっしい」。当然だが、某緑の恐竜 とは無関係である。 ◆霊組メンバー 花(はな)ちゃん 霊組の癒し担当。5歳くらいの幼女のような外見。 赤いスカートと白いシャツという服装やおかっぱ頭、その名前からトイレの花子さんと思われがちだが、実際はあさひ小に住み着いた座敷童である。 本名は花子(はなこ)だが、彼女自身も含めほとんどのキャラから花ちゃんと呼ばれており、公式のキャラ紹介でも花ちゃんと表記されている。 こわいもの係を変わった愛称で呼ぶ癖がある。 7巻にて元は赤い着物を着た裸足のお姉さんだったことが書かれた。 鏡子(きょうこ)さん 優しくて頼りになる、霊組のリーダー的な存在。金髪のロングヘアと青い瞳が特徴の、家庭科室の鏡の精霊。セーラー服を着ている。 鏡の精だけあってオシャレにはうるさいが、その美的センスはどこかズレている。 霊組では普通に実体化しているが、それ以外の場所では鏡やガラスなど、光が反射する物の中にしか存在できない。 呪いの13階段事件にて鏡の国へ強制的に連れていかれたが、春や霊組メンバー、ミアンの奮闘にて今は霊組で佳乃のサポートをしている。なお四巻にて家庭科室の鏡が割れてしまったので今は花ちゃんが首から下げている鏡のペンダントをよりしろとしている。 4巻にて本名がキョーコ・マルソーであることが判明した。 また12巻にて鏡子が霊組に来たときのエピソードが書かれた。 ドクパン 霊組のムードメーカー。オシャレ大好きな動く骨格標本。 ある日突然動けるようになった彼女は、夜な夜な夜の校舎を徘徊し 女子生徒たちの忘れ物のアクセサリーを収集していた。 友花と霊組メンバーの活躍で改心した後は霊組メンバーに加入。 鏡子さんに黒いアイシャドウ+黒いボンボンというパンダメイクを施され、ドクパンと名乗るようになった。 ちなみにドクパンとはドクロ+パンダの略。命名は花ちゃん。 どこか間の抜けた性格とは裏腹に戦闘力は高く、イザという時には頼りになる存在。 『骨ムチ』という武器がある。 小田 美杏(おだ みあん) 友花のクラスメイト。おっとりとした性格で、クラスでも人気者のお嬢様。 というのは仮の姿。 ミアン その正体は13人分の人間の魂を集めに人界にやってきた死神(見習い)。 あさひ小の生徒や教師の記憶を操作し、あたかも最初から自分があさひ小の生徒であるかのように振舞っていた。 彼女が住んでいる豪邸の両親も、彼女の催眠術で「美杏は自分たちの娘だ」と思い込ませているにすぎない。 しかし、こわいもの係である友花には催眠術も完全には通用せず、あさひ小を守ろうとする友花と対立することになるのだが・・・ わんころべえ 霊組のマスコット。ニホンオオカミの子供の幽霊。 初登場時には人語を話していたが、それ以降は一切喋っていない。 もっとも、喋っていたのは人間に憑依している間のみだったので、人の体を借りなければ喋れないのかもしれない。 人気投票では作者のお気に入りである麗子や、ムードメーカーのドクパンを差し置いて7位にランクインするという偉業を成し遂げた。 担任の先生 霊組の担任のおっさん。といっても授業をするわけでもなく、普段はロッカーの中に隠れている。 仕事らしい仕事といえば、こわいもの係の専用アイテム「護符」の補充くらいしかしておらず、謎多き存在。 但し何か重大なことが起きると慌てて調べ、その後授業を行う。なぜか本人曰く「テストに出る」らしい。 ◆歴代こわいもの係 三木 麗子(みき れいこ) 43代目のこわいもの係。物静かで礼儀正しいお嬢様タイプ。 初登場時の背景に百合の花が咲き乱れていたり、優香のことを「お姉さま」と呼んだりするが、別にそっち方面の人ではない。 花ちゃんからの愛称は「れーこ」。コメントで教えてくださった方、ありがとうございます。 柳田 優香(やなぎだ ゆうか) 42代目のこわいもの係。バリバリの体育会系で、麗子とは正反対のタイプ。 性格の違い故、麗子とは痴話喧嘩口論が絶えないが嫌っているわけではなく、 お互いに相手の実力は認めており、信頼しあっている。 花ちゃんからの愛称は「ゆーか」。この二人だけまんますぎやしませんか? 星 亜香里(ほし あかり) 41代目のこわいもの係。オカルト好きの不思議系少女。 全身黒で統一しているが、別に中二病ではない。と思う。 佳乃のクラスメイトの妹、星 日香里がいる。 ちなみに両親は有名大学の教授。どうしてこうなった。 花ちゃんからの愛称は「あーたん」。 鶴野 千波(つるの ちなみ) 34代目のこわいもの係。 非常にドジで、一学期の間に護符を使いきってしまった。 あさひ小学校に先生志望としてボランティアに着たときにも教壇のところにゴンと頭をぶつけて『鶴ゴン先生』と呼ばれてしまっている。 なお、ドジは母親譲りらしい。 花ちゃんからの愛称は「ちーちゃん」。 アビゲイル・ワシントン 17代目のこわいもの係。 一時期日本で暮らしていて、今はアメリカで大統領補佐官をしている。 地球人にそっくりな宇宙人に会ったらしい。 柏田 桃子 (かしわだ ももこ) 7代目のこわいもの係。 三歳のころから柔道を習っていて、オリンピックでは二大会連続で金メダルを獲得している。 旧姓は「福伊(ふくい)」 今は東京で柏田柔道場を開いている。 河上 美月 (かわかみ みづき) 初代こわいもの係。 小学校の頃から好きだった河上 章太郎(かわかみ しょうたろう)と結婚している。 旧姓「牧原(まきはら)」 今はあさひ小学校の校長をしている。 花ちゃんからの愛称は「みぃちゃん」。 神代 文 (かみしろ ふみ) 2代こわいもの係。 高校生の時に、黒猫を助けようとして交通事故で亡くなった。 橋田 美鈴 (はしだ みすず) 3代目のこわいもの係。 正義感が強く、良い人には優しく、悪者には厳しく対処する。 美月を尊敬していて、美月を誉めると喜ぶ。 今はあさひ小学校の教頭をしている。 花ちゃんからの愛称は「りんりん」。 余談だが、本作の舞台になっているM県N市は宮崎県の延岡市である可能性が高い。 延岡市はその名もズバリ、旭(あさひ)小学校という学校がある。 その他にも N市のシンボルとなっている「むかさぎ山」→行縢山(むかばきやま) 春が演劇クラブの合宿で訪れた「むかさぎ山少年少女活動センター」→むかばき青少年自然の家 ミアンのお気に入りの洋菓子店「サンシャン」→フランス菓子サンジャン ミアン御用達のファンシーショップ「ハートラック」→雑貨・ギフトショップHeartWrap(ハートラップ) など、モチーフになったと思われる地名がいくつもある。 興味のある方は一度訪れてみてはいかがだろうか。 ただし、旭小学校には不審者だと思われる危険性があるので、遠慮しておこう。 霊感のある方は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] まさかこわいもの係がこのサイトの項目になるなんて……、凄く嬉しい……。 -- 名無しさん (2016-11-26 18 16 49) 三木麗子は「れーこ」かな? 四年霊組の最後のエピソードに表記あります。あと、ミアン御用達のファンシーショップ「ハートラック」→雑貨・ギフトショップHeartWrap(ハートラップ)がありますね。 -- 名無しさん (2016-11-28 23 25 15) ↑へ~、まだ結構、地元ネタがありそうだね。それにしても、8巻の次回予告にあさひ小北校舎が壊れるってあるけど、まさか獣の槍か鬼の手が必要になって欲しい程の事態が起きるのか? -- 名無しさん (2016-11-29 17 00 42) 千波は34代ですね。あと、できれば、できますれば、文と桃子と美文の紹介もしてほしい…… -- 名無しさん (2018-11-19 20 30 57) 桃子、文、アビゲイルの追加をしました。また、千波を34代に直し、佳乃の「りざき」を「りさき」に、美月の「障太郎」を「章太郎」に修正しました。 -- 名無しさん (2018-12-29 14 41 20) 床丸先生の新シリーズキミト宙ヘネタがあったりいろいろ楽しいな。しかし佳乃の出身ってひょっとして某ゾンビ県の某ナイスバードな市? -- 名無しさん (2019-04-28 21 49 03) こわいもの係たちの前世占いの結果とか書かないのかな -- 名無しさん (2022-04-07 15 26 58) 名前 コメント
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※既出ネタかもしれません。 つよいよわいつよいよわい 通りがかった田吾作さんのところの畑を荒らしていたゆっくり……まりさ種、れいむ種、ありす種、ちぇん種、ぱちゅりー種の五匹を捕まえた。畑はあまり荒らされておらず、どうやら畑に侵入した直後に発見できたようだ。 ちょうど用事を終えて帰ってきた田吾作さんから礼として収穫し終わった野菜を受け取り、おなじみの透明な箱(防音)に入れた五匹を担いで、私は日課となりかけてることをするために我が家へ足を進めた。 私が暮らすこの長屋(に近いもの。外の世界でいうアパート、というものらしい)の一室、まず自分の部屋に戻り、田吾作さんからもらった野菜を河童印の冷蔵庫に仕舞う。 続いておとなりの部屋──この長屋に暮らす人々は、世間では虐待お兄さんと呼ばれており、ゆっくりを愛でる人からは疎まれ、ゆっくりの被害に悩まされる農家の方々からは感謝されている──に住む友人を訪ねる。ちょうど彼は赤ゆっくりを食べながら天狗の新聞を読んでいた。 「お、どした?」 「大猟だったからおすそ分け。今日使うのは三匹くらいだから」 「あんがとさん。あ、コレ食う?」 「一個もらうよ」 友人が差し出した赤ゆっくりを受け取り、口に放り込む。赤ゆっくりの絶叫を聞きながら歯で押しつぶすと、穏やかな甘さが口の中に広がった。 「美味いな」 「じゃ、ちぇんとぱちゅりーでいいか?」 「ああ」 透明な箱の中で白目を向いたり泣いたりしている五匹(多分赤ゆっくりを食べたことが原因だろう)の中からちぇんとぱちゅりーを取り出す。箱を開けたとき、 「あがぢゃんになにずるのぉぉぉ!?」 「ゆっくりできないにんげんはさっさとどっかいくんだぜ!」 「とかいはじゃないわー!?」 「わからないよぉぉぉ!」 「むきゅ……むきゅ……」 何か聞こえた気もするが、ただの雑音である。 ちぇんとぱちゅりーを出そうとしたときに他の三匹が逃げようとしたが、動きが遅いのでさっさと箱の中に戻しておいた。あとぱちゅりーが弱っていたのでオレンジジュースで無理やり回復させておいた。 「それじゃ」 「おう」 友人があの二匹をどう使うのかは聞かなかった。友人も私がこの三匹をどう使うのか聞かなかったし、そういった互いの嗜好に深入りはしないのだ。 部屋に戻り、箱を開ける。途端に三匹が騒ぎ立てた。 「しね! あかちゃんをたべちゃうにんげんはしね!」 「ゆっ! ここはなかなかいいへやなんだぜ! ここをまりささまのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」 「いなかくさいへやね! ここはありすがとかいはにこーでぃねーとしてあげるわ!」 れいむは私の足に体当たりを仕掛けるが、所詮饅頭なのでむしろ気持ちがいい。まりさとありすは私の部屋を「おうち宣言」しているが、どうやら彼女たちはこの部屋に染み付いたゆっくりの死臭に気付かないようだ。 まぁそもそも、この部屋にゆっくりの死臭なんてないのだが。 さて、はじめるとしようか。 「なあ、れいむ、まりさ、ありす。人間とゆっくり、どっちが強いと思う?」 「ゆゆっ? なにばかなこといってるの? にんげんがゆっくりにかてるわけないでしょ?」 「ゆっへっへ、まりささまのつよさをしらないのかだぜ?」 「いなかもののにんげんがとかいはのありすよりつよいわけがないじゃない!」 三匹はゆっくり特有の高慢さから、ゆっくり>人間の関係を疑わない。 老いた個体やぱちゅりーならば不等号の向きが逆であることを知っていただろうが、ここにいるのはゆっくりの中でも特に高慢な三種(余談だが、捕食種ではれみりゃが圧倒的に高慢である。そしてれみりゃ以外の捕食種にはほとんど高慢さは無い)であり、しかも人間の恐怖を知らないであろう若い個体である。 食料事情が切羽詰まる晩秋はまだまだ先であり、この三匹とちぇんとぱちゅりーが勝手に生えてくる野菜(とゆっくりの大半は信じている)を腹いっぱい食べようと山から下りてきたのは明白だ。 「そうか。じゃあ私を殺してみろ。殺せたらこの部屋は君たちのものだ」 「「「ゆ?」」」 私の言葉に、三匹は一瞬固まった。直後、まりさが私の足に体当たりをし出した。 「ゆっへっへ! まりささまのちからをおもいしらせてやるんだぜ!」 柔らかい饅頭が、ぽすぽすとぶつかってくる。もちろん痛みなんてない。 れいむやありすも攻撃に加わるが、柔らかいものが三つに増えたところで特に何もならない。 五分ほど体当たりを続けていたまりさたちだが、体力が尽きたのかぜぇぜぇと息を切らし始めた。 「ゆひぃ、ゆひぃ」 「痛くも痒くもないぞ。本気でやってるのか?」 「ゆぅっ!? や、やせがまんはよくないんだぜ!」 「やせ我慢も何も……傷ひとつつけられないじゃないか。 ……まりさの力を思い知らせてもらったよ、この程度か」 「ゆうううう! そんなことないんだぜぇぇぇぇ!!」 「れいむ、ありす。おまえたちもその程度なんだな。二人がかりでも傷ひとつ負わせられない」 「ゆぅぅぅぅぅ!?」 「なあ、本当にゆっくりは人間より強いのか?」 「あたりまえだぜ! ゆびゅっ!?」 「まりさになにすびゅっ!」 「と、とかいはのありすにびぃっ!」 三匹にデコピンをかましてやった。三匹とも唐突な痛みに転がりまわっている。 「痛いか?」 「ごのぐぞにんげん! まりざざまになにずるんだぜぇぇぇ!?」 「どぼじでごんなごどずるのおおぉぉぉ!?」 「い、いたくないわ!」 三匹とも涙目である。ありすだけは痛みを堪えたようだ。 「痛いよな? 今の痛かったよな? なんでゆっくりより弱い人間に痛みを与えられず、ゆっくりより弱い人間から痛みを受けているんだ?」 「ゆ゛っ!?」 「なにいってるんだぜ!? だからにんげんはゆっくりよりよわいからだぜ!?」 「だから何でそのゆっくりより弱い人間のデコピン一発でおまえたちは痛がっているんだ? 言っておくが、デコピンなんて人間の持つ攻撃手段としては最低ランクだぞ?」 「いたくないわっていってるじゃびゅっ!?」 もう一度ありすにデコピンをかますと、ありすは壁の方まで転がっていった。 「何で人間より強いゆっくりの、最大の攻撃手段である体当たりを受けて、ゆっくりより弱い人間が微動だにしないんだ? 何でゆっくりより弱い人間の、最低ランクのデコピンを受けて、人間より強いゆっくりがあんなに吹っ飛ぶんだ?」 「ゆぎぃぃぃぃぃ……!」 「なにいってるのかさっぱりわからゆぎゅっ!」 何か言おうとしたまりさにもデコピン。 「ゆっくりは人間より強いんだろう? ならば人間程度、簡単に殺せるだろう? 何故殺せない?」 「ゆわぁぁぁぁぁぁ!!! ごべんなざいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「まりざがわるがっだでずぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 「いだがっだでずぅぅぅぅぅ! ゆるじでぇぇぇぇぇぇ!!!」 三匹とも泣いてわめきだした。だが、彼女らの心の中は悟りでなくても読める。 「(にんげんはばかだから、こうやってないたふりをすればゆるしてくれるよね!)」 「(まりささまをばかにしたつみはおもいんだぜ! ぜったいにふくしゅうしてやるんだぜ!)」 「(ないたふりなんてとかいはじゃないけど、しかたがないわ!)」 まぁ、大方こんなところだろう。 私はなるたけ優しい笑顔を作り、ゆっくりと言った。 「許す? 何を言っている。ゆっくりより弱い人間に許してもらう必要なんてないだろう?」 「「「ゆゆっ?」」」 私のその言葉を聞いた途端、三匹とも涙を止めて顔を上げた。やはり泣き真似だったようだ。 「ゆゆっ! そのとおりなんだぜ! だからゆっくりできないにんげんはさっさとまりささまのゆっくりぷれいすからでていくんだぜ!」 「たべものもよういしてね! ぜんぶでもいいよ!」 「いなかものはゆっくりしないででていきなさい!」 デコピン。 「ゆぎっ」「ゆびゅっ」「ゆべっ」 「そして私は許さない。君らを絶対に許しはしない」 「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」 「どういうことなんだぜぇぇぇぇぇぇ!?」 「うそつきぃぃぃぃぃぃ! いなかものぉぉぉぉぉぉぉ!」 「嘘? 何が嘘だというんだ? 私は君らを許すなんて一言も言ってないよ? 『許してもらう必要は無い』とは言ったけど、それがどうして嘘になるんだ?」 「ゆっ……」 「そ、それは……」 と、ここでようやくまりさが、まりさ種特有の行動を見せた。 「れいむとありすはどうなってもいいから、まりささまだけはみのがしてほしいんだぜ!」 「ゆ゛っ! どぼじでそんなごどいうのおぉぉぉぉぉ!?」 「まりさ、うらぎるつもりなのぉぉぉぉ!?」 「うるさいんだぜ! れいむとありすはおとりになるんだぜ!」 そう言い放ち、まりさは私に媚びた視線を向けた。 だが、 「おいおい、ゆっくりは人間より強いんだろう? まりさ、君がそう言ったんだ」 「ゆっ……!?」 「……なんでゆっくりより弱い人間に『見逃して』ほしいんだ? ゆっくりは人間より強いんだろう?」 「ゆぎいいいぃぃぃぃぃ!?」 見逃すつもりなんて無い。 「どうして人間より強いゆっくりが私程度も殺せないんだ? 強いんだろう?」 「人間はゆっくりより弱いんだろう? なんで弱い人間に命乞いするんだ?」 「ゆっくりより人間のほうが弱いんだろう? そんな相手に許してもらう意味はあるのか?」 「殺して? ゆっくりより弱い人間相手に殺して、と言ったのか?」 「まりさは人間より弱くなんかないよ。そうだろう? だって、そう言ったのはまりさじゃないか」 「れいむより人間のほうが強い? 違うだろ? れいむのほうが人間より強いんだろ?」 「ありすが田舎物なんて、そんなことあるはずないだろう。ありすが都会派と言ったのは、他でもないありす、君だろうに」 「おうちかえる、だって? ここを自分のゆっくりプレイスにするって言ったのは、君だろう?」 「なぁ、ゆっくりと人間、強いのはどっちだ?」 「に゛んげんでずぅ……」 「に゛んげんざまのほうがづよいんでずぅ……」 「だがらぁ……もうゆるじでぇぇぇ……」 「違うだろ? ゆっくりのほうが人間より強いんだろ? そういったのは、君らじゃないか!」 「ゆぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「ゆっぐりざぜでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「もうい゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 翌日、友人の部屋を訪ねると、とてつもない量の赤ぱちゅりーと赤ちぇんが箱の中に入れられていた。 「ちぇんのほうを母体にして無理やり繁殖させてみたんだ。これでしばらくは楽しめる。……ああ、おまえからもらった二匹だけどな、菓子にしてみた。うまくできたら後でみんなにもわけようかと思うんだが」 「味見していい?」 「ああ」 「いただきます。……うん、いいね。甘すぎないし、後味も悪くない。やっぱり君はこういうストレスの調整がうまいなぁ」 「いやいや、うちの師匠に比べたらまだまだだよ。……で、それは?」 「ああ、『ゆっくりは人間より強い』って言いながらデコピンしてたらこうなった」 「まりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよい まりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよいまりさはつよい」 「ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!!」 「おうちかえるありすはおうちにかえるんだからここからだしてありすはおうちにかえるおかあさんたすけてよおうちかえりたいんだからありすかえりたいおうちおうち」 「……俺、たまにおまえが怖い」 「いやいや、この程度まだまだだよ」 あとがきかもしれない ども、前回「実力の無い話」というものを投稿したものです。その際は多くの評価、感想をいただきありがとうございます。 今回の話、「つよいよわいつよいよわい」ですが、……セリフ部分多いなぁ。 田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 11/12 二時半頃改訂しました。失礼いたしました。 過去に投稿したもの ゆっくりいじめ系1216 実力の無い話 このSSに感想を付ける
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教材研究(1) 今回は道徳の教材だ。 1 道徳の教科書は、なかなか微妙な内容が多く、しかも、出来不出来が激しい。もっとも出来不出来をどのように考えるかは、道徳教育をどのように考えるかによるので、簡単には言えないが。道徳というものが、人の心に響くという観点を重視すれば、やはり、文章は、「作り物」ではないことが重要だと思われる。この場合「作り物」とは、道徳教育のために、わざわざ書いた、当人の話ではない作り物という意味である。 子どもが主人公として、一人称で登場する文章を、大人が道徳教材として書いているというようなものである。こういう文章は、たいていの場合、非常にわざとらしい感じである。 今回取り上げる教材も、おそらく「作り物」という感じがする。子どもの作文という形をとっているが、まったくリアリティが感じられないのだ。リアリティの感じられない教材で、道徳教育が可能なのだろうか。 そういうことは、さておき、リアリティが感じられない教材であっても、批判的にさまざまな検討をすることによって、役に立つ教材にすることは可能である。しかし、それは、扱う者の力量にかかっている。 できるだけ役に立つべく検討をしてみよう。 2 話の内容は概略、次のようなものである。 主人公の少年は、何をするにも遅いので、「スロー」というあだ名をつけられて悩んでいる。学校に行きたくないと感じることもある。思い切って、親に相談したところ、父親は「気にするな」といい、母親は「勉強で頑張ったら」という返事。 そこでよほど、先生に相談しようと思うが、またいろいろと言われるのではないか、と思ってやめた。 ちょうどそのころ、猫をもら、普段は可愛がっているのだが、学校でいじめられたときなどは、猫にあたってしまう。あたっているときには、スッキリするのだが、後味がわるい。 ある日、クラスの帰りの反省会で、いつも遅い人がいて迷惑している、という発言をした人がいて、そのとたん、「スロー、スロー、スロー」という大合唱が起きてしまい、さすがの先生も注意をした。 その日も猫をいじめてしまうが、猫は悲しそうに少年を見る、というような内容である。 教材の末尾に指導の観点のようなことが書かれていて、少年が猫に辛くあたらないようになるためには、どうすればいいか、というようなことが書かれている。 さて、この教材は何を考えさせたいのだろうか。もちろん、この教材で考えるべきことは、たくさんあるだろう。 いじめについて、教師の学級経営、いじめ対応、親のいじめ対応、少年の猫へのやつあたり、クラスの生徒たちのいじめ、等々。 しかし、残念ながら、この文章にリアリティがないので、子どもが真剣に考えて、生産的なものが引き出せるかは、かなり疑問である。 したがって、ここでは、子どもへの指導という観点ではなく、もっと広く、教師や親の対応も含めて、考えてみよう。 3 教師について考えてみよう。 いじめがひどくなる学級というのは、たいてい教師自身の生徒への対応の中に、いじめを許容したり、あるいはけしかけてしまう要素がある。教師が断固として、いじめを許さない、また、教師自身がいじめる体質をもっていないときには、学級のいじめは、それほど深刻になることはないと考えてよい。生徒はたいてい教師のそうした資質をみて、いじめを行なうものだ。 この教師はどうだろうか。 残念ながら、この教師は、いじめを許さないという資質を十分にもっているとは言えない。 第一に、並び方等からいじめに発展してしまうということは、並び方等について、厳しく指導している、素早く並べない生徒はだめだ、というような感覚をもっていると予想される。そもそも、現代社会において、すぐに並ばねばならないというような事態は、よほどの例外的な場合を除いて存在しないだろう。大人の社会で、一秒一刻を争うというようなことは、ある特別の仕事に関わっている場合だけであって、組織全体として集合するような場合は、普通は、三々五々集まってくるような雰囲気であろう。 整列!気をつけ!前へ習え!右向け右! こんな号令は、警察とか、消防とか、軍隊のような特別な職業にしか、おそらく存在しないだろう。そういう職業につく場合は、それなりの訓練をするのだから、学校でやる必要があるのだろうか。そういうことを考えると、並び方等の時間に過敏になることは、いじめを誘発するような指導になってしまう危険性もある。 整列といって、数秒間で並ぶことを求めるか、あるいは、1、2分の余裕をみて、並び終えるのを教師が待っているか、この違いは、生徒たちの間の関係認識に、やはり影響すると考えるべきだろう。 必然性がないなら、前者のような指導が必要であるとは、私は思わない。後者で十分だ。そして、無意味に前者を生徒たちに求めているとしたら、やはり、それは、生徒間にいじめを生む土壌を醸しだすことになる、あるいは、少なくともそういう可能性、危険性を認識しておくべきだ。 そして、次の教師の対応は、「スロー」という掛け声が起きたときのことだ。この文章によると、その声があまりに大きかったので、思わず教師は注意したということになっている。すると、もし小さな声で数名が言っていただけなら、この教師は注意もしなかったのだろうか、ということになる。つまり、大きな声じゃなければ、そうした悪口をいうことを許容していると疑わざるをえないのである。 それは、「反省会」の持ち方からも推測される。 午後の授業の最後の学級会で、注意すべき行動をとった人に対して、生徒が注意する発言を促すような「反省会」は、ときどき見られるものだ。逆に、褒めあい会的なものもある。両方行なう会もあるようだ。 どのような会をするか、教師の姿勢が端的に現れるものだろう。 これまで、学生たちの経験談を聞いてきて、「注意型」の反省会で、よい結果が生まれることはほとんどないと感じている。私の感覚からしてもそうだ。 極端な言い方になるが、そうしたやり方は、教師公認の「公式いじめ会」ともいえる。悪いことは、じっくり考えさせることが大切なのであって、みんなが圧力をかけるような感じで悪いことを指摘するやり方で、反省し、認識して行動を改める可能性は、非常に低いのではないか。「恐いからやめる」か、「言われることに慣れてしまって改まらないか」のどちらかの可能性がほとんどだろう。 つまり、こうした反省会を行なっているという点でも、この教師がいじめの温床つくりに寄与している面が感じられるのである。 2 次に親の対応だ。 このような相談をされたら、親はどう対応するのがいいのだろうか。 この文章での親の対応はどう評価すべきだろうか。 まず、非常に一般的な対応と考えられる。つまり、世の中の圧倒的多数の親は、このように対応するのではないか、と思われる内容になっている。圧倒的多数の親がこう対応するとしたら、それを単純に批判しても仕方ないだろう。 「気にするな」というのも、ある面賢明な対応だ。そんなこといちいち気にしていても仕方ない、というのは、生活の知恵に違いない。人から言われることを気にしていれば、息苦しくなるだけだ。言う方も気にするから、面白がる面があるだろうから、言われる側が何も気にしなければ、そのうち言わなくなる可能性が高い。 母親の対応もよくあると思われる。つまり、欠点があっても、別の面で自信をもっていれば、そんなことは気にならなくなるということだろう。確かにそれは真実だ。だが、たぶんのこの少年は、勉強でやり返せるほどの自信はないのだろう。そういう自信があれば、もともと悩みはしないかも知れない。そういう意味で、母親の対応は、やはり、ずれている。 つまり、思い切って相談した少年が、期待していた答えでないことも確かだ。 この教材研究の中で、「共感してほしかったのだ」という意見がでた。ロジャース流カウンセリングの「共感」ということだろう。しかし、共感とはなかなか難しいものだ。とくに、この場合、行動がのろいことがいじめの理由になっていて、多くの大人は、のろいことは悪いことだと思っている。子どもだから、一般的な感情とは異なるとしても、やはり、心の底では、もっと素早く行動しないからだ、という感情をもつのが普通だ。カウンセラーは、テクニックとして共感を示すものをもっているが、親はそうしたテクニックをもっているわけではない。したがって、かなり理解のある親なら、共感的姿勢を示すことで、子どもの悩みを緩和することができるが、多くの親にとっては、それほどやさしいことではない。 次に考えられるのは、教師に自ら相談しにいって、子どもに対するいじめに適切に対応してほしいと訴えることだろう。これは、少なからず存在する。 表面的にいじめがそれでなくなることもあるようだ。もちろん、いじめが表面的になくなれはいいとするか、あるいは、それでは不十分であるとするかは、簡単にはいえないが、少なくとも、表面的にでもいじめが消えれば、改善であることは確かだ。 しかし、教師が「適切」に対応できない場合があると、事態は悪化することもあるようだ。特にこの教師の場合、自らの中にいじめ許容体質があると考えられるので、親が相談にいくと事態を悪化させることも考えねばならない。 第三に考えられるのは、親自身が子どもを観察し、必要なら指導してみることだ。子どもがこうした性質であるとすると、親のどちらかが子ども時代似たような経験をもっている可能性が高く、それをどのように克服したか、そうした経験を参考にしながら、子どもを変えていくことは可能かも知れない。ただ、それも観察力や指導力が親にないと難しい。 3 いじめている子どもたちはどうか。 この子どもたちのいじめの特徴は、とくに隠れたいじめではなく、おおっぴらにやっているという点である。つまり、この文章で見る限り、いつものろまな少年に対して、先生ではなく、子どもたちが自主的に注意しており、それを教師が黙認、あるいは奨励している図が見える。もちろん、それは誤解であるかも知れないが、この文章自体が、子ども自身が書いたものではなく、大人が教材用に書いたものと見られるから、そのように解釈することは可能だろう。あくまでも「解釈問題」に過ぎないのだから。 そうすると、やはり、教師自身の子ども観、教育実践観を変える必要がある。教師の姿勢が変わらない限り、そもそも教師がこのいじめを真剣に注意し、やめさせるような指導はしないのではなかろうか。 4 少年はどうか。 では少年はどうだろうか。この教材の趣旨からすると、他の面はともあれ、猫にやつあたりをするのはよくないので、それを止めさせるためにはどうしたらいいのか、というのが、教材に付された指導内容である。もちろん、弱い者がいじめられると、さらに弱い者をいじめる、というのが、社会的差別の基本的性質であるから、これは、単なるいじめではなく、差別の構造を示しているともいえる。 まずは、より弱い者へのやつあたりがいけいないことは指導しなければならないし、また、少年がいじめられて悩んでいる以上、そのことは少年も十分わかるだろう。そのことをわからせることができないとしたら、教師も親も失格というべきだ。 しかし、もちろん、それで済む話ではない。少年自身がいじめられていることが、猫へのやつあたりのの原因なのだから、少年へのいじめが、なんらかの形で解決しなければ、別の形でストレスが生じ、発散されることになる。 可能性は3つあるだろう。 もちろん、ベストはいじめそのものが解決されること。このために、少年自身が生徒たちに訴える、教師に相談する、等いろいろな手段があるとしても、最終的にめぜすのは、いじめの解決である。 第二は、少年自身が、おそいという行動パターンを直すように努力することも、是非はともかく、ひとつの手段となる。その場合、少年が悪いことを認めるのか、という意見も出てくる可能性があるから、注意すべきではあるが。 第三は、母親のいうように、別のこと、例えば勉強をしっかりして、そちらで自信をもつという方法だ。 これらは、もちろん、適宜組み合わせながら指導するのがよいだろう。 最後に、この教材は、やはり、リアリティが欠けているという点において、子どもに教える道徳教材としては、適切なものではないように思われる。しかし、もっと自由な立場で検討できるなら、いろいろなことを考えさせてくれるという点では、面白い教材といえよう。(わけい)
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概要 種族 人間(日本人) 肩書き 第46代こわいもの係 あだ名 はるるん 二つ名 なんちゃって主演女優賞 五年霊組こわいもの係③④⑤における主人公。 あさひ小演劇クラブ「あさひ座」所属で、将来の夢は「大女優」。 鏡の国という異世界を冒険した、はじめての人間。 魔法の鏡に出したクイズは、かなり読者の不評を買った。 (こわいもの係特製ファンブック,9巻収録キャラクター大事典た~ほ編より引用) 性格 登場エピソード
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この「いじめ対策」はすごい! ttp //d.hatena.ne.jp/moriguchiakira/20090520 教師の立場側からのいじめ対策だそうです。 以下、引用です。 1 いじめの認知は、本人、親、友人の誰からの報告であっても 「この事態を心配している人から報告があった」で統一する。 ※ いじめ加害者やその親は「誰がそんなこと言った」と言いがちなので、 教員側の対応を統一しておくことは極めて有効と思われます。 2 必ず、一人の教員ではなくチームで対応する。 ※ チーム対応は教員の一番苦手とするところですが、是非克服してほしいところです。 3 複数の加害者(大抵そうです)と複数の教員が別部屋で1対1で対応する。 ※ ここで、各加害者の発言に矛盾が生じます。 4 15分後に部屋に加害者を残して教員が集合し、情報交換・矛盾点の分析を行う。 5 3・4を繰り返し追求することで、加害者に「いじめの事実」を認定させる。 ※ 3・4・5は明日からでも実行できるノウハウではないでしょうか。 「加害者に吐かせる」必要のある仕事(刑事に限らず税金徴収員等々)ではよく使うテクニックです。 (私も内容は言えませんが実践したことがあります) 6 事実を認めた加害者に対し「泣くまで」反省を迫る。 ※ ここは教師の真骨頂です。 中学生ともなると(特にいじめの加害者のような奴は)脅すだけでは、まず泣きません。そこで、刑事ドラマのカツどんに当たる要素が必要になるそうです。 加害者ががんばってきたことの写真(部活動や体育祭・文化祭他)などを見せて、 「なのにお前は、今、何をやってるんだ」みたいな感じで迫るらしいです。 7 いじめの事実を認め、「泣くまで」反省した加害者は、通常、被害者に誤り(「謝る」の誤字でした)たくなるのですが、 すぐに誤らせる(「謝らせる」が正しいです)ことはしない。 ※ すぐに誤る(ここも「謝る」です)と加害者が「すっきり」するからです。 8 少なくとも一週間の時間を置いて、加害者に誤る(「謝る」)ことを許す。 ※ 被害者にとって、加害者から謝ってもらうことは大きな癒しになるという報告を別の会合で聞きました。 9 保護者を交えて、いじめの事実を報告する。 ※ その際、加害者・被害者を実名で報告するのか否かは聞き漏らしました。 -- (名無しさん) {2009-05-29 10 14 20} 私は来年から中学ですがテレビを見ると行くのが怖いですイジメが怖いです私もイジメをしている人だったら嫌ですどうしたらいいですか。そして私は友がイジメされていたら止めれるでしょうか?? -- (インコちゃん) 2012-09-01 16 30 45 いじめは傍観者もそうですが、まず、教師が生徒のことをよく知り、観察できることだと思います。そして親も気付くべきです。 -- (名無しさん) 2013-04-28 08 43 33 いじめをしている人へ そいつの事が気に入らないなら関わるな。 いじめをしている暇あんなら自分の好きな事をしろ。 自分の好きな芸能人の事考えてろ。 その方が100倍楽しいから。 趣味ないんだったら作れ。 いじめばっかしていると自分の好きな芸能人が悲しむぞ。 自分の好きな芸能人に「いじめをしている人に応援してほしくない」って言われちゃうぞ。 自分だってひどい事されたら嫌だろ? 自分がされて嫌な事は人に絶対するな。 あと、最後に言うけどいじめをしたら後で100%自分にかえってくるんだからな! かえってほしくなければいじめするな。 いいな! -- (みのり) 2014-02-27 20 33 54 Yahoo知恵袋の英語のカテでwatashiwadaredeshooという方が、長期にわたり大勢の嫌がらせを受けています。彼女を中傷する回答にはたくさんのナイスが付き、彼女を助けようとする人は、徹底的にいじめられます。YahooでもGoogle でも良いので、「英語カテ いじめ」と検索してください。詳細が分かります。彼女を中傷するブログもできており、不正のアクセスによるものか、住まいの場所まで晒されています。サイバー警察にも通報しましたが、動いてくれているか分かりません。そうこうしているうちに、私の身も危険に晒される不安があります。どうか手を貸してください。 -- (助けを求む) 2014-06-04 22 29 25