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教室!! 憂 「思わず逃げてきてしまった・・・・」 憂 「せっかく私のために皆さんいろいろ用意してくれたのに、悪いことしちゃった・・・」 憂 「でも・・・」 (へへっ。これなら一人暮らしでも大丈夫だよねー。しっかりした唯の誕生です!) 憂 「もう私なんか、必要ないのかな。なんて・・・ 考えちゃう私って嫌な子だ」 その頃の音楽準備室では・・・ 唯 「え!?う、憂ー!ど、どうしたんだろう!?」 澪 「いったいどうしたんだ、急に走って出て行って・・・・」 律 「よーわからんが、とにかく追いかけよう。考えるのは後だ!」 紬 「よしきt 純 「待ってください!」 純 「追いかけるのは唯先輩だけにして下さい。あと、その前に唯先輩にお話が・・・」 唯 「ほ・・え・・??」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ? 「憂、みっけ」 ・・・・ぎゅっ 憂 「・・・! お姉ちゃん?」 唯 「やっぱりここにいた。もう、いきなり逃げ出して、びっくりしちゃったよー」 憂 「ごめんなさい、お姉ちゃん・・・」 唯 「いいよ。あのね、純ちゃんからみんな聞いたよ」 憂 「純ちゃんが・・・?」 唯 「うん。良い子だね、純ちゃん。憂は素敵な友達を持ったねぇ」 憂 「うん。大切な・・・ 大好きな友達・・・・」 唯 「(にこっ)憂を大事にしてくれる純ちゃん、私も大好きになっちゃった」 唯 「良い友達を持てて、幸せ幸せだね、憂」 憂 「うん・・・!」 唯 「えへ・・・・ね、憂。聞いてくれるかな、私の決意と気持ちを」 本当はね、憂と離れちゃうのがすごく不安だよ。 今まではすぐそばに憂がいてくれた。 困ったときも悲しいときも、嬉しいときもどんなときも、いつでも隣には憂がいてくれたね。 どんな気持ちだって半分こ。だから、私はいつでも安心していられたよ。 だけどこれからは違う。 どんなときも一人でなんとかしなきゃいけない。憂にはもう頼れない。 だから料理も覚えたし、掃除も洗濯も、きっとなんとかやっていかなきゃ。 やっていこうと決めたの。それに絶対やっていけるって。 だって私、ずっと憂のことを見ていたから。 憂が私の笑顔のために色々してくれたこと、全部全部おぼえているよ。きっと一生の宝物だよ。 憂から貰ったもの、たくさんの想い出、それがあれば何があっても・・・・ 多少何かでつまづく事があっても、ぜったい笑顔で乗り切っていけるって。 憂がくれた、この笑顔で。 憂 「お姉ちゃん・・・・」 唯 「大好きだよ憂、今までもこれからもずっと」 憂 「お姉ちゃん!お姉ちゃん!うわーん・・・」 なんだか私、今日は泣いてばっかりだなぁ。 それもこれも、勝手に疎外感かんじて勝手に落ち込んでた私が悪いんだけど。 結局、純ちゃんの言ったとおり、すべて私の勘違いだったんだね。 たとえしっかりしても、暮らす場所は離れ離れになっちゃっても・・・・・ お姉ちゃんはずっと、私の大好きなお姉ちゃんなんだ。 唯 「あ、でもー・・・・」 憂 「??」 唯 「まだまだお料理初心者なのでぇ・・・ レパートリーが少ないのね・・・・えへへ」 唯 「同じ料理ばかりじゃ飽きちゃうしぃ・・・ たまに。ほんのたまぁーにでいいから、憂の料理食べに帰ってきてもいいかなぁ~~~」 憂 「うん、もちろんだよ、お姉ちゃん!」 やっぱり私の大好きなお姉ちゃんだ! 唯 「あ、それとねー(ごそごそ)」 唯 「じゃーん!!」 憂 「どこからかタッパーをとりだした!?」 唯 「そして中身は、じゃじゃーん!ハンバーグです!」 唯 「今日のメイン中のメイン。こればっかりは憂に一番に食べて欲しくって、他のみんなにも味見はしてもらってないんだ」 憂 「(あ、なんか嫌な予感)」 唯 「さ、せっかくだからここでパクッと行っちゃって~。食べさせてあげるね。はい、あーんって」 憂 「・・・・あーん。ぱくっ」 唯 「どう??どう!?美味しくて、ほっぺた転げ落ちちゃいそう!?」 憂 「・・・ごくん。ふぅ・・・ お姉ちゃんはこれ、味見はしたの?」 唯 「してないよ!憂に一番に食べて欲しかったから!(ふんす!)」 憂 「あはは・・・・ 美味しかったよ、お姉ちゃん・・・・」 やっぱり私の大好きなお姉ちゃんだぁ・・・ なんか私、まだまだ必要とされてるって実感が得られちゃった。 複雑だけど、ちょっと嬉しかったり・・・ えへへ。 唯 「さ、音楽室に戻ろう、憂。みんな待ってるよ」 憂 「うん!」 おわり 後日談!! 純 「憂ー、一緒に帰ろ!」 憂 「うん♪」 純 「あれ?梓は一緒じゃないの?」 憂 「うん。部長さんは色々忙しいみたい。新歓ライブの講堂使用申請とか・・・他にも色々」 憂 「私も手伝うって言ったんだけれど、部長の仕事はきっちり自分でこなしたいからって断られちゃった」 純 「はー、相変わらずお堅いね。梓らしいけど・・・」 憂 「責任感が人一倍なんだよ。偉いよね」 純 「・・・・」 純 「あの。ごめんね?あまり軽音部のほうに参加できなくて・・・・」 憂 「えー、良いんだよ!こっちこそごめんね、ジャズ研との掛け持ちで大変でしょう?」 純 「そんなことないよ。どっちも楽しいし、大変とかぜんぜんそんなことない」 純 「梓との約束もあったし・・・・」 憂 「うん♪」 純 「(なにより憂が心配だったから・・・なんて、言えないよなぁ)」 憂 「じー・・・」 純 「な・・・なに?///」 憂 「ありがとうね。純ちゃん」 純 「(み・・・見透かされてる!?)」 憂 「えへへ・・・ あ、そうだ。純ちゃん。、今晩お暇??」 純 「うぉい!いきなり大胆だな!」 憂 「・・・? 暇だったら、うちでお夕飯でもどうかなって思ったんだけど・・・」 純 「・・・ですよねー」 憂 「都合悪かった?」 純 「まったく!喜んでお邪魔させていただきまっす」 憂 「良かったー。お姉ちゃんがいなくなってから、お料理するのも腕のふるい甲斐が無くって」 憂 「今晩は、久々に腕によりをかけてご馳走を用意しちゃうよ!」 純 「食後のデザートに、クッキーなどもよろしく~」 憂 「任せて!えへへ・・・ 嬉しいなぁ・・・・」 憂 「本当、色々ありがとね。純ちゃん、大好き」 純 「///うん!」 おわり! 戻る
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「ペンペン……」 ミサト嬢は微かにそう呟きながら、おずおずと私の体を抱き寄せた。 正直、ここがどういう場所なのか私にはよく判らない。 だが、おぼろげながら理解できる。ここは恐らく病に冒されたニンゲンを治療する場所だ。 白衣を着た大人のニンゲン達が数名、お嬢を見ながら書類片手に話をしている。 その様子から、お嬢の病症について議論しているのだと理解できる。 いや、お嬢が病んでいることなど自分の目で見れば判る。 かつて私と遊んでいたときの目の輝きはどこに隠してしまったのだろう。 さて、少し挨拶が遅れた。我が輩は――などというベタな書き出しは止めておこう。名前もちゃんとある。 私の名はペンペン。ペンギンという種族の最後の生き残りである。 大勢の仲間達とともに博士に飼われ育てられた、その最後の一匹。 しかし生き残ったとはいえ、もはやペンギン族の繁栄はこれまでである。 子孫繁栄という全生物の共通目的を果たすには、つがいが無ければ叶わない。 最後の一匹となれば、もはや性別の違いすら意味をなさなくなってしまったのだから。 だからといって、一族の滅亡を嘆いて過ごすか、残りの余生を楽しみながら死ぬのか、 私はそんな悠長なことをしている場合ではない。大恩ある博士の一人娘、ミサト嬢が病んでいるのだ。 このまま見過ごしては、彼女とともに私を生かしてくれた博士に申し訳がない。 思えば、あれはまさしく大惨事であった。 ニンゲン共から漏れ聞いた話ではセカンドなんとかと言うらしいが、まあ名前などどうでもよい。 お嬢と共に押し込められた妙な筒。そこから顔を覗かせた我々は、信じられない光景に出くわした。 地上、天をも揺るがす巨人の咆哮。その光景を私は死んでも、たとえ生まれ変わっても忘れることはないだろう。 ましてや幼いお嬢の心では、あんなものを見た後に平常でいられるはずがない。 ともかく、こうしてお嬢を託されたからには、私は博士に誓う。 必ずやミサト嬢の病んだ心と体を癒やし、子を産み育ててニンゲン一族の繁栄に貢献する立派な女に育ててみせる。 「それじゃ行ってくるね、ペンペン。おとなしく待ってるのよ。」 そして、ミサト嬢と二人の生活が始まった。 お嬢は徐々に回復を遂げ、そして明るく元気に学校へと通い始める。 一見では健やかな生活を送っているかに思えるが、 いざ夜になれば苦しげな顔で机に向かい、一心不乱で勉学に励んでいる様子がうかがえる。 その様子、何かに頑張っているのは誠に結構だが…… 何かにとりつかれている。そのように私は感じてならない。何より、その暗い表情が気になるのだ。 「やったよペンペン!私、大学に受かったの!」 ある日のこと、お嬢はそう言いながら私の体を高々と抱き上げた。 なんといっても私はペンギン。いつも人間の言葉を解読するのに苦労させられる。 なんだかよく判らないが、大学という難しい学問をする場所に行けるようになったらしい。 そして、ひとしきり喜んだ後のお嬢の言葉。 「まだまだ、これからよ。ペンペン、私が必ず使徒を倒してみせるからね。」 と、やっぱり机に向かって難しい顔をする。 どうやら目標があるらしいのだが、よく判らん。何を倒すって? いや、なんとなく理解した。お嬢の望みは復讐だな? ばかばかしい。そんなことをして何になる。 やはりミサト嬢は病んでいるのだ。あの父親の命を奪った大惨事から立ち直っていないのだ。 復讐だか何だか知らないが、そんな意味のないことを私は許すわけにはいかない。 大恩ある博士のためとはいえ、お嬢に戦いに向かわせるなど決して私は許さない。 しかし、しかしだ。私に何が出来るだろう? 口がきけなければ説教も出来ない。彼女の周囲でパタパタと羽根を動かすだけ。 そうしていると、「ん?ペンペン、お腹が空いたの?」と彼女は立ち上がり、気絶しそうな酷いエサを私にくれる。 いや、エサの味などどうでもいい。そうでは無いのだ、お嬢。 嗚呼、もどかしい。 博士よ、なぜ口もきけない私にお嬢を託したのだ。 「ちょっとダメよ……ペンペンが見てる……」 「いいじゃないか。これが男と女の有るべき姿というものだ。」 だが、不意に望ましい光明が差し込んできた。 ある時、彼女は男を連れ込んだのだ。 加持とかいう名前だが、まあそれはどうでもいいだろう。 そして酒を飲んで笑いあい、昼も夜も布団でゴロゴロとむつみ合う。 この男、判っているではないか。 オスがメスに子を産ませる。それこそまさしく男女の有るべき姿。 きっとこの男がお嬢をそのように仕向けたのだろう。 どうすることも出来なかった自分のふがいなさに恥ずべきところではあるのだが、 しかしミサト嬢が幸せになればそれでいいのだ。自分の名誉などゴミ同然。 この上は身を引いて、男の力によってお嬢が立派なメスへと成長するのを暖かく見守ることにしよう…… はて、おかしい。お嬢が孕まない。 何故だろう。延々一週間に渡りむつみ合っていたというのに。 男が種無しなのか、それとも、お嬢の体は病んでいるのか。 いや、後者だとは思いたくない。きっと男が種無しなのだ。そうだ、そうに違いない。 そしてある時、男はお嬢と何やら激しい言い合いをした挙げ句に姿を見せなくなった。 当然だろう。男はお嬢を立派な女にしそこねたのだ。 あの役立たずめ、私もケリの一つでも入れてやりたいところだ。 「さあ、ペンペン引っ越しよ。行き先はドイツ!」 それ以来、お嬢は転々と住処を代え、私は変わらずそれに付き従う。 何とか言う仕事に就いたお嬢は、更に住処で過ごす時間が少なくなってきた。 あまり家に引きこもるのは決して良いことではない。 外を出歩き、世間の男共に色香を振りまくのは女として大切なことだ。 だが、お嬢はいつも一人。 遅い時間に帰ってきたと思えば、やはり難しい顔で机に向かう。 人間の繁殖期、産卵期などペンギンの私にはよく判らないのだが、 しかしこのままでは出産の契機を逃してしまうのは明白である。 もどかしい。もどかしくて仕方がない。 そして最後と住処となる場所へと引っ越しを終えた、その数日後のことである。 「おじゃまします。」 「シンジ君、ここはあなたのウチなのよ?」 「……ただいま。」 「おかえりなさい♪」 お嬢が新しいオスを連れてきたのだが……いや待て、お嬢。少し若すぎないか? 詳しくは判らないが、まだ子供の世代であることに間違いない。 ははあ、さてはお嬢。成人男子を捕まえることが叶わず、子供から手なずけるつもりなのか。 やはり、そうだった。 ミサト嬢のはしゃぎっぷりは、これまでに無いものである。 無茶なくらいにビールを飲み干し、少年の体をゆさぶってまで盛り立てようと必死である。 お嬢よ、焦るではない。暖めずに孵る卵など、蛙や蛇のそれでしかない。 それに見よ。お嬢、見たであろう?今だ少年の体は未成熟ではないか。 夜になってもぼんやりと天井を眺めたきりで、夜這いの一つも仕掛けようとはしない。 やれやれ、性欲まで未成熟ではないか。 これではお嬢に種付けするなど何年後の話となるか知れたものではない。 「今朝の食事当番、誰でしたっけ?」 「くっ……」 「なんでミサトさんが今だに一人なのか、判ったような気がします。」 少年、何を言っている。働くのが男の勤めではないか。 まあ普段の仕事ぶりに免じて許してやらないこともないが。 ここに来て以来、お嬢の仕込みのお陰なのか少年はまめに働くようになる。 掃除をする、風呂を沸かす、炊事に洗濯、そして私に投げてよこすエサも質の良いものになってきた。 なんだかんだ言っても流石はオス、実に良い仕事をする。 お嬢の調理したものでは、よく口にした瞬間に意識を失ったものだ。 少年のお陰で私の生活はバラ色に化したといっても過言ではない。 だが、我が身の心配など私はしていない。お嬢、私はあなたが心配なのだ。 良く出来た少年ではあるのだが、しかし若すぎる故の不安がある。 「アンタ、まだ居たの?ミサトはアタシと暮らすの。ま、実力を考えれば当然よね。」 やがて、その不安が見事に的中してしまった。別の若いメスが住み着いてしまったのだ。 言っていることがどうにも噛み合わないが、いちいち少年に絡みつく挑発的なその態度。 少年目当てで乗り込んできたことがよくわかる。 露骨なセックスアピールだ。このままでは少年の種を全て搾り取られてしまうぞ、お嬢。 だが、お嬢はそんな二人を笑ってみている。 むしろ仲良くしろと説教までしている。はて、どういうことだ? 更にその少女だけではなく、同年代らしい連中もぞろぞろとやってくる。 このままではお嬢をほったらかしで、オスメスのつがいが幾つも出来てしまうだろう。 判らない。お嬢、いったい何を考えている。 ……いや、判る。 そうだ。もはや自ら子孫の繁栄に貢献できない私だからこそ、お嬢の意図が理解できる。 お嬢は若い者達のつがいが出来るのを楽しみにしているのだ。 つまり、私がお嬢を見守る気持ちとまったく同じ。 新たな若い世代の手引きをして、産めよ増えよと子孫繁栄に貢献することがお嬢の望みなのだ。 もはや、病んだ自分では無理だと考えたのだろうか。実に泣かせる話ではないか。 いや、お嬢よ。あきらめるのはまだ早い。 病んだ心はともかく、体はいたって健康な成人女性なのだ。 どうか私のためだと思って、素直に我が身の幸福を望んで欲しい。 だが、お嬢は楽しげに彼らを招きよせる。 そして大勢で笑い、飯を食い、ミサト嬢は大酒を飲む。 若い世代ばかりではない。お嬢と同年代、年寄りもやってくる。 あきれたことに以前の男、加持という奴までやってきた。 畜生、今度こそケリを入れてやる。 だが、ミサト嬢はそんな彼らを笑って迎える。 ペンギンの身である私でも判る。お嬢は心底から楽しげに笑っている。 それで幸せならそれで良い、と私はお嬢の考えを認めてやりたい。 だが、お嬢よ。笑顔の合間にみせる、その苦悶に満ちた顔はなんだ。 そして、お嬢がつぶやくいつもの台詞。 「使徒は必ず私が倒す。セカンドインパクトの二の舞はさせない。」 お嬢よ、まだそんなことを言っているのか。 それでは何も変わらないではないか。だから私は心が病んでいると言いたいのだ。 生き物とは生きるために必死に生きる者をいう。何かを倒すために生まれてくる者など居ない。 このままではその病、自分だけの問題ではなくなってしまうぞ。 「ミサトもイヤ、シンジもイヤ……自分が一番イヤァッ!! もうイヤッ!我慢できないッ!!」 案の定だ。年若い少女に見事に感染してしまったようだ。 もともと大声でわめき散らす血気盛んな性格だったが、もはやまともな状態ではない。 そして、今日もまた詰まらぬことで少年に噛みついてくる。 「アンタでしょ!このカーペットを汚したの!」 「アスカ、先週もそれで怒ってたじゃないか。もういい加減にしてよ。」 「ウルサイッ!ミサト?いい加減ムカツクから取り替えてよ、これ!」 「アスカ!もう、どうでもいいって言ったの自分じゃないか!」 これら全てはお嬢、あなたの病が原因なのだ。 ミサト嬢の病が、既にこの少年少女にまで伝染し始めている。 あなたがそのことを悟らなければ、この若い二人は必ずダメになってしまうぞ。 やがて少女は何処かに行ったまま帰ってこなくなる。 少年はうつろな目つきで寝室に横たわる。 お嬢はあいもかわらず自室で難しい顔をする。 私には何も出来ない。 出来るのは彼らの心配だけだ。 このままではいけないことは判っている。 しかし、どうしようもないのだ。 「止めてよ、ミサトさん!」 「……ごめんなさい。」 ある時、少年の寝室に赴いたお嬢。 少年の手引きをするつもりだったのか、今更ながらに生物の本領に目覚めたのか。 だが、差し出した手を払われた様子が見て取れた。 無理もない。少年も病み始めている。 あの少女が姿を消してからというもの、うつろな目で天井を見てばかり。 お嬢は判っていない。あなたも少年も病根の排除が必要なのだ。 「ペンペン、おいで。」 その失敗を慰めて欲しいのか、久方ぶりのお声掛かりだ。 正直、側によって慰めてやりたいのだが私も拒否をせざるを得なかった。 これが私に出来る精一杯の意思表示。しかし、これでは私の気持ちが通じる訳がない。 畜生、どうすればいいのだ。なぜ、私には何も出来ないのだ。 やがて、少年も帰ってこなくなってしまった。 住処にはお嬢と私、二人だけ。 もはや、これまでなのか。 「ペンペン……私、保護者失格ね。」 力なく、そのようにつぶやくお嬢。 確かに、あなたが原因だと思う。しかし、あなたの罪ではない。 だが、そんな簡単な言葉ですら私はあなたに伝えることが出来ないのだ。 「ここが街外れでよかった。あなたが巻き込まれずにすんだから。でも、次の保証は無い。」 ん?お嬢、何の話だ。 「だから、明日からは洞木さんちでお世話になるのよ。しばらくお別れね、ペンペン。」 お別れ? いや待て、私はお嬢から離れるつもりはないぞ。 お嬢、頼むから私の話を聞いて……畜生、聞こえないんだった。 いや、何でも良い。とにかく、イヤだという意思表示を…… 「ん、ペンペン。お腹すいたの?えーと、確か干物が残って……」 だから、そんなことは誰も言ってないって! 何故だ! 何故、私はペンギンなのだ! ( 続く )
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EV165 ”産業育成準備” ”王猫様INバイク……” ”猫にバイクは危険だよ?” ”じゃあ、王猫様に車に乗って前足フリフリ振ってもらう為に産業育成を車にするのはどう?” ”その発想はなかった” 鍋の国政庁 22800102 鍋の国はそんな思惑で新たな産業育成として自動車産業の育成を決意したのである。 鍋の国の自動車産業自動車産業の成り立ち自動車普及への道(YANABE) トラック普及への道(OTAMA) 鍋の国の主な自動車製造会社(表) 自動車の生産車種普通車 バス 大・中・小型トラック各種 鍋の国の今後 鍋の国の車事情 鍋の国の自動車事情を語るには第七世界時間にして2009年まで遡らなければならない。鍋の国は共和国共通I=Dの開発国としてアメショー、ペルシャ、サイベリアンと次々と新機体を開発していた。しかし、一時期のアイドレス工場の活動休止、鍋の国の技術者の後継者問題等により、国の機械産業は著しく低下していた。結果、民間においても自動車等の利用が少なくなり、自動車業界においても低迷の時期が続いたのである。 鍋の国の機械産業の灯火を消してはならない……鍋の国政庁はアイドレス工場を再び活動させ、整備工場を建設、新たに共和国宇宙軍計画を発動させ、再び鍋の国の機械産業に力を入れ始めた。 軍事面とはいえ、機械産業が活発化したことにより、技術者達は新たな活躍場所を見つけた。そして「車」が復活するのもそう遠くない出来事であった。 その始まりはいつだったのかは定かではない。一説によればI=Dデザイナーで有名であるまき氏が栄光のカブというバイクに乗り始めた。それを見た同業者が、乗り物の利便性に気づき、二輪や四輪が鍋の国に普及し始めたという説である。鍋の国の機械産業に再び栄光を取り戻した……そんなシャレを含めたゆえか、研究者の中でもこの説を支持している者も多いというが、実際は定かではない。ただ事実として、鍋の国の車の復活は二輪車から始まったという事実のみが存在する。 大規模なモータリゼーションが起こる事により、本来ならば交通事情が悪くなる恐れがある。 しかし、鍋の国政庁はあらかじめその対策を行っていたのである。 鍋の国の警察では交通課が交通ルール整備を進め、第七世界時間でモータリゼーションが起こる一、二ヶ月前には交番も建てるなど、準備を整えていた。 その為か、それほど混乱もなく、自動二輪車の利用が増え、自動四輪車である自動車の利用も活発化していくのは自然の流れであった。 交通整理を行った鍋の国政庁はそれだけでは満足せず、次の課題に移った。それは公害である。バイクが流行し始めた時期から予測されていた問題である。 未来予知をするまでもなく、車が流行すれば排気ガス等の公害問題が出てくるであろうことは予測できる話である。鍋の国政庁は対策としてエコカーを普及させるために活動を開始した。低燃費・エコカーを実現すべく、トップクラスの燃料運用効率を自他共に認めるであろう友誼国家・羅幻王国の技師を国へ招待し、鍋の国の自動車業界の開発分野との技術交流会を実地したのである。 以前、戦艦開発と整備に関する技術交流が政策にて行われた事もあり、その第二回交流会といった形で技術交流は行われた。燃料に対する運用と効率化をメインとした技術交流会である。これは車の開発において鍋の国政庁が直接関わった場合、何らかの思惑があるのではないかと勘ぐられる可能性もある事を踏まえ、民間技術者同士の技術交流会の形として行ったのだ。(その為、自動車業界の関係技師以外の技術者も参加している) こうして、技術交流会において羅幻王国の燃料エコ技術を学び、技術協力を得た結果、鍋の国の自動車産業は初期の段階から低燃費エコカーを導入することに成功した。 鍋の国の自動車普及への道(YANABE) 鍋の国の自動車業界で一番の大手はYANABEである。 YANABEは自動車業界初期に登場した会社である。元々はバイク業界で活躍していた会社であるが、自動車開発においても率先して開発を行っている会社である。現社長である家鍋翔太もバイク開発部門出身であり、二輪車の次は四輪車だと考えており、国が行った前記の技術交流会においても一番発言の多かった人物である。 また家鍋翔太は王猫様フリークとしても有名である。会社内でのバイク生産が整った時(当時は技術者)に上司に「王猫様へミニバイクを一台献上しましょう」と発言したと言われている。もっともこの時の上司に王猫様とはいえ猫にバイクは危険であると断れているというオチもついている。 噂では家鍋翔太が自動車の開発に率先して活動していたのは王猫様の為である……という話があるがあながち間違いでもないかもしれない。 それが証拠とするわけでないが、自動車第一号が完成した時には早速とばかりに王猫様に試乗のお願いを伺いに政庁までやって来たという事実がある。 (もっともその時に排気ガスでコホンと王猫様が咳をなされたので、より環境に優しいクリーンな低燃費エコカー開発をを決意したとか、自動車一号の車の色を決める際に王猫様が好きな色を参考にしたとか、嘘か真かわからない数多くの噂話がある) いずれにしても、事実としてYANABEの家鍋翔太は自動車開発初期から関わっており、鍋の国の自動車は低燃費エコカーが主流であるという事実が残るのみである。 そんな家鍋翔太が鍋の国自動車業界においての一人者として認識されているのはYANABEの経営戦略にある。 それはまったく同タイプの車種の大量生産である。YANABEが業界初期に開発した車はまったく同じ形状、同じエンジンと全て同じ規格で作られた車であった。色についてもバリエーションを三色に留め、販売を行った。 これは大量生産によるコスト削減によりできるだけ安い値段で消費者へ提供できるようにするという戦略である。元々バイク業界で有名であった会社である為、所有工場の数が多く、従業員もいる故にできた戦略ではあるが、この戦略により鍋の国の自動車市場は拡大、それにあわせて自動車シェアにおいてもYANABEがトップに躍り出た。なお、この自動車第一号は社長の家鍋翔太が王猫様に献上しており、自分も同じ車に乗りたいので量産、つまり商品化した……という話がある。 このままでは社長の王猫様好きとしての一エピソードで終るところであるが、王猫様もこの車を気に入ったのか、車の中に入ろうとしたり、車の下でお昼寝をする……といった事が度々あり、それをメディア等で知った国民が王猫様のお気に入りの車と同じ物が欲しい・乗りたい……と需要と供給バランスがうまく成り立った為、成功を収めた……という事実もある。 鍋の国のトラック普及への道(OTAMA) 鍋の国自動車業界においてもう一つの大手がOTAMAである。 OTAMAもYANABEと同じく鍋の国自動車業界初期に興された会社である。OTAMAも元々はバイク業界の会社であり、主に郵便局への郵便バイク、バイク便、デリバリーサービスなどの、バイク配達業界向けのバイクの製造を行っていた。もちろん輸送という面においては二輪車よりも四輪車の方が有利であり、OTAMAも自動車の開発に力を入れていた。しかし、その開発はYANABEとはまた別のアプローチだったのである。 OTAMAが元々輸送業界向けのバイク製造を担っていたのは前記通りだが、その時から顧客につねづね言われていた事があった。 それは「もっと多くの荷物が運べたらいいのにな」という言葉である。 鍋流社長を初めとする社員達はその言葉に対して「いずれは四輪車も扱えるようになりたいですね」と返してきた。 本音はすぐにでも四輪車を作りたかった。 しかし、現状の技術ではまだ満足できるものは作れない……。そんな想いを胸にOTAMA開発部門は研究を続け、そして四輪車として製造、販売したのはトラックであった。小型、中型、大型トラック、そして冷蔵車に冷凍車さらには荷台の積卸しがしやすいようにウィングボディ(荷台が両側に開く)など様々なトラックの開発を行った。 本来ならば、製造するトラックの種類を絞る方がコストは小さくなる、それこそ大まかに小型トラック、中型、大型の三種類だけ製造し、販売。後に利益が出てから別の車種を販売すればいいのかもしれない。 しかし、トラック開発段階において、実際に使用するであろう輸送業界の人に要望を聞いた際に多種多様な要望が出ていたのである。これを無視する事は鍋流社長には出来なかった。 冷凍して輸送できるものもあれば常温、冷蔵が相応しい物、またできるだけ震動を与えないようにしてほしいという要望、コンテナトラックが欲しい……輸送業界と言っても輸送するもの、状況は多種多様なのである。 全てに答えられるわけではないが、答えられるものには答えよう……それはOTAMAが重視する顧客満足の為の答えであった。そもそも四輪に手を出したのも顧客の為ならば、トコトン満足させようじゃないか、鍋流社長だけでなく社員達の気持ちも同じであり、共に一丸となって開発に取り組んだのである。 顧客の為にできるだけ様々なトラックを開発する……その為に考え出されたのは順次開発していくという事であった。そもそも大量生産するのは難しい、しかし、様々な用途が考えられるトラックである。 その為、汎用性の高いモノから順番に開発、販売していったのである。このようにドンドン開発していったのには、かならず売れるという自信があったからである。その理由は鍋の国の食料に対する情熱である。 鍋の国の食料に対する情熱 鍋の国の料理といえば鍋がある。これは定番であり主役。食べる機会も多いこの鍋であるが、実は鍋の国では生産していない食材がある。 それは白菜である。 生産していない……というよりは正確には南国の白菜よりも外国産の白菜の方が美味しいからという事になるが、おいしい鍋の為のおいしい食材が欲しいというのは鍋の国国民の本音である。 しかし、鍋の国の技術レベルが低下した事により一時期、鍋の国の自動車やトラックが衰退していった。結果、国民の普段の交通手段は歩き、場合によっては自転車を利用する状況になった。 そこで問題になったのが買い物である。 特に食材は新鮮が一番である。国産でも勿論なのだが、特に輸入品の生鮮食品は、鍋の国に入り、競りやお店へ並び、一般家庭に着くまでの鮮度が重要である。しかし、鍋の国は南国なので食材も傷みやすい。それ故にどうしても鍋の質が落ちてしまう。しかし輸送トラック、特に冷蔵、冷凍車があれば新鮮なうちに食材をお店に持って行ける。そんなトラックが売れないわけはないと判断したOTAMAはトラックを順次開発していったのである。 また、他の会社と違い、初期から顧客重視を考えていたOTAMAは輸送業界が切実しているもう一つの要望にも答えた。それは長距離輸送をするトラックの運転手の要望であった。 「長時間座っていてもしんどくならない座席にしてくれ」 「仮眠できるスペースが欲しい」 その要望は一見するとトラック販売にはさほど影響はないかもしれない。むしろその分値段が上がるかもしれない。しかし、二輪車の時代から顧客を大事にするOTAMAは座席にも着目したのである。長距離輸送をする運転手がいるからこそ荷物は届くのである。その運転手達が少しでも楽に運転できるように環境を整える事ができるのは自分達だけである。そこはコスト削減する場所ではない……そう考えたのである。 OTAMAのトラックは順次移行する形とはいえ、種類を作り、そして拘っていた。その分、ある程度はどうしても高くなる。鍋流社長はそれを踏まえて二つの対策を考えた。 ◆規格統一 様々なトラックを開発するといっても、普通の荷物を運ぶ用、冷凍車、冷蔵車と比べた場合、共通の部品はある。トラックでもハンドルやライトなど共通できる部分がある場合は全て同じ規格で統一させたのである。また、デザインにおいても基本的にはトラックは輸送できれば良いと考え、ある程度は同じデザインで統一させた。色も統一した。必要であれば購入後に塗り替えてもらうか、もしくは自社のロゴをつけてもらう……そういう風に考えたのである。 ◆別会社OWANの設立 OWANは中古トラック販売会社である。もちろん中古トラックも買い取る。この会社を興した理由は単純であった。 OTAMAが順次開発、販売していく過程で以前購入したトラックよりも最新のトラックの方が自社の輸送形態に合っている……そんな会社が出てきてもおかしくない。そんな時はOWANを利用してもらおうと考えたのである。 OWANにOTAMA(自社)のトラックを売りにきた場合、もし続けてOTAMAでトラックを購入するのであれば買取サービスとして新車を割引購入できるようにし、そして残った中古トラックは別の会社に販売する。新車を買う余裕がなくても、中古ならば買えるという会社もある。そんな会社にも格安で提供する事により輸送業界へのトラックの浸透度をあげる作戦である。 もちろん他にも利点はある。新しいトラック開発や製造をさせる前の新人の整備士の研修場所としての場という意味があった。中古車を買い取った後、再び売る前の点検・整備を新人を含めた整備士が行い研修場所として機能させたのである。 また研究部門の人間もその場に立ちあわせ、どこが消耗しているか? 何か問題はなかったか? を確認させ、次期の開発への参考にする……という事も行った。 こうして、鍋の国に輸送トラックが復活したのである。 鍋の国の主な自動車製造会社 こちらは前述の2社を含む、鍋の国の代表的なメーカーリストです。 それぞれ企業戦略を練り、躍進しています。 企業名 メインターゲット メイン車種 戦略 備考 YANABE 一般国民 普通車 大量生産による低価格化 安定した技術力 ロイヤルクラウン 一般国民(女性) 普通車 デザイン性の高さ、広告戦略 高い安全性と走行性能 OTAMA 輸送業界 トラック全般 流通・輸送業界への高い対応力 海運、空輸との連携 ナベバス 交通・観光業界 バス 乗車される方全てに優しいインテリア設計 高水準の乗り心地、操縦の安定性 自動車産業への様々な支援 自動車メーカーは車の製造販売だけが仕事ではない。そこには働く人がいてこそ、企業はまわるのである。 技術の更なる発展や、未来の自動車産業を担う人材を育て上げることも産業育成の課題である。 メーカーも会社の未来のため、自社戦力になる人材を育て、確保すべく注力している。 大手メーカーであるYANABEにおいては、早くから個人単位でのインターンシップ制度を導入している。 学生のうちから実際に車に触れさせることで、卒業までに技術を必要水準まで引き上げ、入社後に即戦力になれるよう教育している。 この効果もあってか、YANABEの企業としての成長はめざましいものとなり、大手とよばれる今があるのである。 現在はより一層人材を育てるべく、YANABEは自動車専門学校を設立。 実践技術や整備知識、車のイロハを、最先端の設備と本物の教材で効果的に学ぶことができる。 学科は自動車工学科、自動車整備科、車体整備専攻科、研究科などがあり、 修了する頃には資格の取得も可能で、卒業後はプロとして好スタートを切ることが可能である。 実践力重視のカリキュラムは企業母体だからこそ実現できるのである。 鍋の国政府は、企業母体による人材育成のための学校設立を社会貢献活動とみなし、 これを行う企業に対しては法人税の減税を持って活動を応援するものとしている。 現在はまだ学校設立にまで到る企業は少ないものの、今後の企業の成長とともに増える見通しである。 また、政府はメーカーに対して車そのものだけでなく、生産工場での環境への取り組みを推進している。 車の素材に含まれる環境負荷物質の低減 CO2排出量削減のためエネルギー使用効率向上を推進 大気汚染物質、化学物質の管理規準を徹底し、使用量・排出量の低減活動 工場水の徹底管理で水質汚濁防止、及び土壌管理 など、政府の規定する基準値をクリアした場合も減税対象とし、企業の成長を支援している。 政府の自動車産業への支援は取り上げるとするならもう1つある。 それは購入者層、つまり一般国民への支援である。 これまでの車は、燃費も悪く環境に対しても配慮されておらず、車の値段も高くおまけに維持費も高いという理由で、一般的にはあまり普及しなかった。 しかし今回生産される車は基本的には環境に優しいエコカーであるため、エコカー減税を実施。 車の低価格化、コストパフォーマンスの良さに加え、環境に優しい車なら自動車税も減税になることで購入欲を刺激し、 企業だけでなく一般家庭でも維持をしやすくなり、車の購入という敷居を低くしたのである。 こうして車が普及したことで、国民の生活は様々な箇所において豊かになったのである。 生産車種 鍋の国の自動車メーカーでは、以下のような車種を生産している。 普通車 鍋の国の一般国民に身近になりつつある自動車。 自動車開発初期に大量生産が行われた結果、低価格化により一般家庭においても自家用車として頻繁に利用されるようになった。また、なんといっても低燃費・エコカーが圧倒的なシェアを誇っている為、家庭としても燃費が少なくすむ自動車は日常の足として活躍している。 また大量生産品ではあるが、各メーカーともに安全性に気をつけて製造が行われている。自動車製造で一番大切な事はお客様がその車を愛用し続けられる事である。ネジが一本緩んでいただけで大きな事故に繋がるかもしれない。安全には最善の注意を行って生産が行われているのだ。 また、最近では軽自動車も登場し、小回りがきくということ、また小さくてかわいいと特に女性陣に人気がある。 そんな自動車は主に日常における買い物に使用されている。また鍋の国内の観光地の利用は近場の人間がメインであった。今までは遠くの地域に住んでいる者にとっては観光地に行くのに長時間時間がかかるため、そうそう観光地に行くといった事ができなかった。しかし、車のおかげで短時間のうちに移動出来ることにより、遠くの観光地や店に通う事が可能になったのである。 バス 国民の交通の利用において自家用車や電車だけが交通手段ではない。バスは通勤通学、買い物、観光、様々な用途で使用される。 そんなバスは利用用途によって左右されないようにそれぞれで規格を統一している。特に観光バスを路線バスと勘違いする……といった事がないようにデザインや形状は少し変えた上で統一されている。また同じ路線バスでも形や色が違えば紛らわしい為、統一させている。これは車内においても同様であり、どの路線バスを使用しても安心して同じように使えるようにしている。また、バスはつねに利用されるモノなので当然、低燃費・エコカーとして設計されている。 バスは不特定多数の人々が乗るため、利用者に向けての設計も数多い。 それぞれの座席にはエチケット袋やクーラーの送風口といったように不公平感が出ないように設計がされている。また車椅子でも利用できるように通路を大きく取り、出入口にスロープがついており、車椅子スペースなども置かれている。乗車中の乗り心地も考えられており、エアサスペンション、特にニーリング機能が採用されている。 またバスといえば普通車よりも大型ゆえに死角ができる。対策としてミラーがいくつか設置されており、後ろを確認できるようにカメラも設置されている。また制動性能などにも注意して開発が行われている。 バスは特に自動車やバイクの免許を取っていない人にとっては日常の足である。そんなバスだが、最近では観光用の貸切バスや市役所や市営施設に停まる公共施設巡回バス(無料)など様々な利用がされており、国民の交通の利便性アップの要となっている。 大・中・小型トラック各種 トラックは輸送用として主に用いられる。国内だけでなく国外への車の輸出として特に需要が高いのが輸送用トラックである。特に羅幻王国の海運・レンジャー連邦の空輸、環状線による貨物輸送で国家間の輸送は整備されていたが、そこから先の陸路輸送に欠かせないのがトラックである。その為、国内だけではなく、外国からの需要も高かったため、大量生産の真価を発揮した。低価格化に成功しただけでなく、性能も安定した質のよいトラックの生産が可能となったのである。もちろん、普通車やバスと同じく低燃費・エコカーとして開発がされていた為、外国においても環境に影響を与えず、経済成長にしっかりと寄与された。 トラックは食料を新鮮な内に輸送するということだけでなく工場で大量生産された商品を輸送する際にも活躍する。また上記のように外国への輸出の際にも海運で運び、その後各街に輸送するにはトラックが必要である為トラックといいつつも様々な形のモノが開発された。大きな道から小さな道、あらゆる陸路を使用するトラックは小型・中型・大型と大きさに置いては大まかに三種類に分かれている。またトラックにもバスと同じくエアサスペンションや制動性能が重視されている。大型であるトラックは他の普通車よりもブレーキが重要である。またエアサスペッションはバスの場合の乗客、つまりトラックの積荷が揺れない為に利用されている。特に振動に弱い荷物の場合はエアリフトアクスル用のエアバッグが使用される場合もある。 大・中型トラックは貨物輸送用として製造された。特に長距離を大量輸送する事が多いので運転手ができるだけ運転しやすいようにミラーや後方カメラ、また長時間トラック内にいる運転手の為に運転席の後ろにキャビンを設置。また座っている時間を考え、座席のシートにも拘っている。 小型トラックは大型から比べると輸送量としては落ちる。そんな小型トラックが活躍するのは直接一般家庭に関わる仕事が多い。宅配便や個人配送。小型の分輸送量は下がるが、住宅街などのせまい道路でも活躍できる小型トラックは身近な所で活躍する為、見かける事も多い。 様々なトラック 鍋の国のトラック大手のOTAMAは様々なトラックを開発した。それは多種多様な輸送業界に合したトラックを開発しようと考えた為である。そしてトラックの荷台についてもいくつか開発が行われた。 ◆平ボディ OTAMAが最初に開発、生産を行ったタイプ。 最初に開発を行ったのは積み降ろし等に比較的制限がない為、あらゆる場所で使用しやすいと考えた為である。また、順次開発が行われ、下取りとして中古で市場に出た後に買われやすい、使われやすいと考えたのも理由の一つ。使う場所によっては簡易クレーン、幌(水漏れ対策)、テールゲートリフタなどの補助装置を使うという事も可能な為、何種類かの補助装置も販売されている。 ◆ダンプ 主に土砂、砂利などを運ぶ事に使用される車種。OTAMAは元々輸送業界向けにトラック開発を行っていたので生産、販売は他のトラックよりも少し遅めに行われた。 ◆バン型車 荷台が箱型のトラック。OATAMは元々輸送業界向けトラック開発を考えていた為、初期の段階からこの形状の開発が視野に入っていた。 その為か、南国である鍋の国では冷凍、冷蔵車が早急に必要と考え、数を多めに販売を行った。しかし、国の特性(鍋好き)ゆえか、すぐに追加注文が入り、追加生産を行う事が決定した。そして、これまた鍋には白菜がかかせないゆえか、外国への輸出においても生鮮食品輸送に必要なトラックの輸出が大きいウェイトを占めたのである。 ◇ドライバン 温度管理機能のないバン型車。宅配や一般輸送、引越しトラックなど様々な面で活躍している。 OTAMAは元々輸送業界を初めとする業界の話を聞きつつトラックの開発を行った為、食料輸送時、引越し用、宅配用などで内部やドアの展開部分などに対応したトラックを受注生産している。OTAMAの中古販売会社であるOWANに置いても自社トラッックを扱っている為、中古購入の際にも追加料金で内装変更を行っている。 ◇冷蔵・冷凍バン 断熱構造の荷室内に冷蔵・冷凍装置を搭載したトラック。鍋の国待望のトラックである。生鮮食品輸送の為に様々なモノが開発された。冷蔵一つをとっても中の温度を最適状態で保つ為に外部気温の影響を軽減させている。 鍋の国の食に対する姿勢ゆえか、太陽熱からのカバーに外面は白色のカラーアルミパネル、殺菌効果の為室内の床をステンレルに、保冷カーテンでドアを開けた時の冷気流出を防ぐといった様々な工夫が行われている。また、コンプレッサーを用いて運転手が低温を管理できるようにしている為、購入した会社側でも利用の状況に合わせて温度調整が可能になっている。 ◇保冷車バン 断熱材で外気温を遮断したトラック。冷蔵・冷凍装置はついていない。 主に温度管理があまり厳しくない積荷の際に使用されるトラックである。冷蔵装置がついていないので徐々に室内温度が上がってしまうのでOTAMAは状況に合わせてドライアイスを使う事を推奨している。 ◇コンテナトラック 海運、空輸、環状線などでの輸送はコンテナ輸送が主である。その際、船や航空機からコンテナを降ろし、トラックに積み込み、輸送センターまで運ぶのは無駄がある。コンテナをそのまま輸送できないか? そんな要望に答えたのがコンテナトラックである。コンテナは規格化されているため、規格に沿ったコンテナトラックの開発、生産を行った。そして、コンテナトラックは特に海運でおなじみの羅幻王国や、空輸を担うレンジャー連邦と特に相性がよく、鍋の国のトラックメーカーは輸送業界の活性化に貢献することになった。 主な陸運用トラック輸出国 聯合国をはじめ、現在(#T16において)非聯合国にも大統領府の協力を経て輸出が実現している。 レンジャー連邦様(航空輸送との連携。聯合国) 羅幻王国様(船舶輸送との連携。聯合国。) 無名騎士藩国様(野菜や農業機械の出荷用。非聯合のため、納品先は無名騎士藩国政府が注文・認定した企業に限る) リワマヒ国様(生産した部品の出荷用。非聯合のため、納品先はリワマヒ国政府が注文・認定した企業に限る) 今後も新しい車を研究・開発、そして各国で産業復興が盛んになり流通が活性化することで、聯合先を中心に輸出先を拡大する予定です。 鍋の国の自動車産業、今後の展望 鍋の国の自動車産業はスタートを切った。 この技術とノウハウを絶やさず、自動車メーカーは人材育成にも尽力し、若い戦力とともに新車開発に努力を続けるものである。 現在は低燃費・エコカーが主流だが、ゆくゆくは更に環境に優しいハイブリッドカーや電気自動車を大衆車とすべく、各メーカーでは日々開発と研究が進んでいる。 また、今後は普通車輌だけでなく特殊車輌の生産にも注力する見込みである。 鍋の国には警察署、市民病院、消防署などの各施設がある。 これらの施設にはパトカー、救急車、消防車などといった特殊車輌が欠かせない。 現在これらの特殊車輌の生産メーカーは小さいが、日々成長を遂げる自動車業界とともに、特殊車輌もメーカーの努力により成長と発展を見せることだろう。 自動車産業といっても、自動車には様々なジャンルがある。 鍋の国の自動車産業は、これからまだまだ発展を遂げるのである。人と物、そして場所を繋ぐために。 STAFF LIST 文:銀内 ユウ、矢上ミサ 絵:島鍋 玖日、矢上ミサ
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廃ビル内―― 「………この辺りは反応無し……と」 私は淡い黄色の輝きを放つソウルジェムを指輪に戻すと、コートのポケットに仕舞っていた手袋を嵌める。 この数日で寒さも厳しくなって来たせいか、防寒具が手放せない。 (今日はそろそろ帰ろうかしら……?) キュゥべえはここ数日、家を留守にしているが、私にはまだ他に、帰りを待ってくれている家族がいる。 (あの子達の御飯も準備してあげないとね……) そんな事を考えながら、何時の間にかずれていたマフラーを、少しだけ緩めてから、改めてややきつく巻き直す。 その時だった―― 「ミャミィミャミィ!?」 「え!?」 聞き慣れた悲鳴がマフラーの隙間から聞こえて来た事に驚き、私は慌ててマフラーを緩めた。 するとその隙間から―― 「ミャミッ」 ――一匹の仔まみが、首を出した。 「まみまみ、あなた、着いて来てたの?」 「ティリョォッ!」 驚く私に、仔まみはマフラーの中から飛び出し、私の手の上に移動すると、えっへん、と胸を張った。 「勝手に着いて来たら、あなたのママ達が心配するわよ?」 しかし私は、少しだけ顔をしかめると、指先で撫でるような強さで彼女の頭を軽く叩いた。 「ミィ……」 私に怒られた事で、自分の両親に心配をかけている事を理解した仔まみは、途端に不安そうな声を上げた。 きっとこの仔は、一人で出かける私を心配して着いて来たのだろう。 他の子達は、もう私の日課を理解しているから特に心配などしていないだろうが、生まれて間もないこの仔にはまだ分からなかったのだ。 そう考えたら、それ以上、怒る事も不安にさせるワケにもいかなくなり、私は小さくため息をついてから、出来るだけ優しい表情を取り繕った。 「一緒にママ達にごめんなさいしてあげるから、早く帰りましょう?」 「ミャミィ」 しょんぼりとした様子で頷いた仔まみを、私は彼女が先ほどまでいたマフラーの隙間に移動させる。 マフラーごしに伝わる仔まみの温もりを感じながら、私は廃ビルを後にする。 「……雪…………」 廃ビルの外に出ると、ややみぞれ混じりの雪が降り始めていた。 どうりで冷えるワケだ。 「ティリョォォ……」 マフラーの隙間から首を出した仔まみは、生まれて初めて見る雪に目を輝かせている。 だが―― 「ミャミィン」 突如吹いた風に顔表面の体温を奪われ、ブルッと身体を震わせた。 「寒いでしょう? ほら、早くマフラーの奥に潜ってなさい」 そう言って促した私だが、仔まみは雪が名残惜しいのか、中々、マフラーの奥に潜り込もうとしない。 「ミャミィ……ミャミッ!」 ややあって、仔まみは何かを思いついたのか、上半身まではい出すと、私の頬に頬ずりを始めた。 「ティリョォォ、ティリョォォ」 幸せそうで、暖かそうな声を上げて頬ずりを続け、私の頬はそこだけほんのりと暖まり始めた。 「……もう」 幸せそうな彼女を止める事が出来ず、私は彼女の肩あたりまでマフラーを引き上げた。 「ミャミィン」 彼女も、より暖かくなったのが嬉しいのか、さらに嬉しそうな声を上げた。 彼女が幸せそうだから? ……いや、多分、違う……。 止められなかった本当の理由は……―― 「ミャミミャミ」 「あったかい………」 ――頬に触れるその温もりが、どこか懐かしい人達の手の温もりに、似ていたからかもしれない。
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歪みの国のアリススレのまとめwikiです 2chの関連スレを基本的にまとめています 詳しくはスレッド一覧を ■ナイトメアプロジェクト 公式HP 【現在配信中アプリ】 歪みの国のアリス(前編/後編) ※DoCoMoではA/B/C/Dとなっている 現在auとvodafoneとDoCoMoにて配信中 選択型テキストホラー 選択肢により複数のEDが出現(全15種類) 一夜怪談 コマンド選択型ショートホラー 行動により複数のEDがある(Rank A~Fまで) Seventh Blood Vampire 吸血鬼ホラーアドベンチャー(2010年12月2日発売) 『お帰り、僕らのアリス』 主人公・葛木 亜莉子(かつらぎ ありこ)は夕暮れの学校で目を覚まします。 その目の前には、なぜかフードを被った怪しい男が。 驚く亜莉子に、男はチェシャ猫と名乗り、こう言うのでした。 『さあ、僕らのアリス。シロウサギを追いかけよう』 人の消えた世界、妙なケモノ、妙なヒトたち。 アリス(=亜莉子)はチェシャ猫に導かれ、シロウサギを追いかけます。 その果てに待つものとは……? そしてひとつの悲劇は、新たな惨劇を呼び起こす……。 引用 公式HP * - *T - *Y -
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【レス抽出】 対象スレ:民主党ですが航続距離が心配です キーワード:シル子 667 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 25 36 ID ??? 666 シル子 何か萌えられるネタないっすかー>< 674 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 30 26 ID ??? 667 シル子 長ったらしくだらだら進めているわたしに何を期待してるんだいインペラトーレ>< シャル子のかわいさとか? 679 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 35 50 ID ??? 674 シル子 こうですか、わかりません 「あたしね、こんな風にしているのも、好きなんだよ?昔ね、母様によくこうやって抱っこされたんだ。でもね、本当の母様じゃないんだよ?」 「?」 「あたしね、いくさ場で拾われたの。あたしは何も覚えていない」 「……」 「だから母様が母様なの」 「……うん」 「えーと、えーと……」 「……どんな人?」 「とっても、すてき。あたしは、母様みたいになりたい」 「きっとなれるよ。シャルロッテはやさしいもの」 「そう思う?」 「うん……」 「ありがとう!すごくうれしい」 「……んぐ」 「「だってあたし、ほんとうに母様みたいになりたいんだもの」 「……」 「え?」 「…い」 「聞こえない?」 「ぎ……」 「ぎ?ぎ、って何?」 「いぎ……」 「なに?」 「いぎがでぎな゛い゛」 683 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 38 06 ID ??? 679 シル子 シャル子力入れすぎwwwwww でも、実際そんな感じだし ひとのぬくもりが何よりも好きなのです 689 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 43 12 ID ??? 683 シル子 ま、あんまり発展性が見つけられなくてねw 694 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 47 14 ID ??? 689 シル子 でも、消極的なルキ子にちょっかいを出すシャル子という構図は変わりそうにないような 勃たなくても、体中にキスしたり撫でまわして、快感を送り込んできそうな気がががががが そして更新。どうもできが悪いけど 698 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 48 25 ID ??? 694 シル子 乙乙乙 欝よりいいさw それがマル子ほど背筋の通った消極性でもないところをry ルキは頭も股も緩いほうで一つw 702 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 51 02 ID ??? 698 シル子 わりと自分のしたいようにするシャル子だし それでいて強引というか押し通すところがあったり でも、シャル子の樹液をあんまり注がれると癖になる危険性があるから要注意だ!(何 703 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 52 11 ID ??? 702 シル子 うくけけけけけ また欝ネタですねw 依存症だけけけけ 704 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 55 44 ID ??? 703 シル子 そうでないと三角関係にならないよ! でも依存症と言えるかどうかは謎 707 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 01 59 51 ID ??? 704 シル子 三角関係かよw でも、ルキもシャル子も無力な側だからなあ>< 712 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 03 33 ID ??? 707 シル子 ゆるーい三角関係でひとつ おねえたまもいれたらどうなることやら で、シャル子への依存症もつけくわえちゃう?(ぉい XXX板はなんでだろーねー 714 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 05 36 ID ??? 712 シル子 おねいたまは復職実験案件のその2として、ガウイシアの緊密な監視下で軽勤務中なんだろうと思う。 というわけで、ガイウシアは自由に動けず、ルキの予後管理がおかしくなっていたりするのだろう、と。 715 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 10 35 ID ??? 714 シル子 なるなる。 それで隙が出来ているときにルキが事件を起こしちゃう、と シャル子をお見舞いに行かせてみる? 719 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 13 58 ID ??? 715 シル子 たぶん、外部の人は自由に立ち入り出来ないんじゃないかと>13R駐屯地。 人の多い騎兵大隊が警備に人をだしているだろうから、 そこでシャル子が悶着を起こすと、騎兵中隊長→騎兵大隊長→シル子という楽しいラインがががw 「事件」も、また欝な展開でw こまったなあw 720 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 18 00 ID ??? 719 シル子 となると、やっぱり春祭りのときにいろいろと(ry 鬱展開もほどほどにね! 723 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 20 34 ID ??? 720 シル子 えへへ~ しかし、明るい展開ってなにがあるかなあ、と思ってw もちろん、今、馬鹿正直に他所の要素を入れずにやってるからそうなってるんだけどさw カツレツキッカみたいなのが入ると、たぶんとたんに明るくなるし、 そうじゃないにしても、直近のあれこれに焦点をあてるとまた違って来るんだろうけど。 森の中で、スタンド・バイ・ミーみたいな展開もいいんだけどなあ 724 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 23 49 ID ??? 723 シル子 となると、マル子以外の戦友も絡ませていかないと いまのところルキはマル子以外あんまり絡んでいないし 背景としてだけでなく、戦友ももう少し詳しく、ルキを心配するように描いてみればどうだろうか 725 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 31 34 ID ??? 724 シル子 たぶん、心配などしてないんだと思うんですよw ルキは、どこでも黙っている。問われれば問われただけ応える。 経験していないこと以外は、過不足無くこなすし、 中の人はああでも、外の人は古人クオリティだから 「放っておいたほうがいい」タイプの人だと皆に思われているんじゃなかろうか、と。 とはいえ、考えていないでは無し。 そっちに振ってみようかな。 うん。 ネタを待っていても仕方ないんでw 726 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 35 16 ID ??? 725 シル子 事件起こしていて心配していない、はないかと というか事件を起こすことによってようやく心配し始めるというか うーむ、他人のネタだしってむずい 727 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 38 54 ID ??? 726 シル子 事件は、今の時系列では「まだ」おこしてないんで。 『事件』を起こしてしまえば、その影響は破壊的になります。 制御不能で不安定な古人など、あぶなくてそばにおいておけませんもの。 ヘッドライナーの傷害事件みたいなものですよ。 腕利きの中隊長と、中隊先任と、森族の小隊長に、腕利きの小隊先任がおかれているのも 「いざ」というときに制圧がかのうなようにry 同時に「制御された凶暴性の誘発」もミスターブシドーが行うので、 「事件」に限りなく近いことが数度起きて、 でも気づかれないままと言うry 728 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 43 29 ID ??? 727 シル子 むー、すさむなあ ケイレイたんが楽しければいいんだけど、見ているとそれほどでもなさそうだし適当に端折って書いた方がいいかも それと春祭りは事件を起こす前? あと? 730 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 48 03 ID ??? 728 シル子 前です。 だから、あれ?と思ってるのはマル子一人で、 しかも、マル子は誰かに相談できるようなことでもないので、ちょっと困っていたりします。 小隊先任に軽く相談してみるんですが なんつーか、二回から目薬なもんで。 マル子が大嫌いにもかかわらず、アレ子に会ったほうがいい、と思うのも その辺のことがあるはずです。 とゆーか、これは別の欝wが転写されているだけなので、書く自体はストレスじゃないのですよ。 そこは平気。 そうじゃないと、そもそも書けなかったでしょう。 むしろ、メモのPTSDネタが思いっきり前提になっていて、そこを処理してからのほうが良かったかな、とか別の方面で、うーん、と。 それとは別に、貼って意味があるのかとかいろいろとwww 731 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/08(月) 02 51 49 ID ??? 730 シル子 とりあえず、読者がひとりここにいて、待ってるんだから悩まないように といいつつ、自分も悩みまくっているから世話はないけどwwww さて、今日はもう遅いのでそろそろおやすみなさい 抽出レス数:24
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「俺はブラックサンなどではない、俺は…」 ビッ!「仮面ライダー!」シュ!「ブラック!!」シュバ! 「ゆゆっ!『ぶらっくさん』はかっこいいね!!」 「違う!俺は『ブラックサン』ではない!俺は…」 ビシ!「仮面ライダーッ」シュッ!「ブラァック!!」シュバァ! 「ゆーっ!『ぶらっくさん』はとってもつよそうなんだぜ!!」 「『ぶらっくさん』ってなんだかとかいはね!」 「違うッ!俺は『ブラックサン』ではない、俺の名は!」 ビシィッ!!「仮面ライダァァァッ!」シュゥッ!!「ブラァッックッ!!」 「「「『ぶらっくさん』!ゆっくりしていってね!!」」」 「だから俺は!俺はッ!…」 ピョンピョン 「ぶらっくのおにーしゃん!ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!」 「・・・・」 プニプニ…「ゆー♪」 「………ああ」 ローングローアゴートゥエンティーセンチュリ~♪ ◆ ゆイタニック号inでぃけいどがゆっくりしすぎてるのでちょっとブレイク。 てかまだだいぶ終わらない… by『とりあえずパフェ』 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/taipynikki/pages/36.html
動画内で見られる問題点【下記に問題点の画像の詳細記載】 猫風邪のりんちゃんと保護猫の対面→猫風邪やワクチンの問題、別部屋に隔離が必要(下記wiki内説明) ケージや部屋に落ちたゴミを拾わない/掃除しない→誤飲、喉への怪我 ※押しつけ/決めつけ/憶測になり得る 死因不明な子猫のグッズを使い回す→最悪の場合は感染症の恐れ (一部下記wiki内で説明) ※同上 少量でも命に関わる食べ物から猫を遠ざけない(ぶどう、玉ねぎ)→予期せぬ誤食 (下記wiki内で説明)※同上 ご飯の横取りを止めない/ご飯時の距離が近い→ブリちゃんがフードアグレッシブになる恐れ(最悪の場合、食事時に飼い主や同居動物を噛む)→一時改善したのに元に戻った お庭に柵がない→予期せぬパニックが起きた際に道路に飛び出す恐れ、りんちゃんが勝手に玄関から出ている時もある(下記wiki内で説明) 猫用シャンプーの使用をしていない→下記説明 【健康上推奨されない/注意を要する行動】 キャベツ→摂取する必要のない食べ物なので、与える際は猫の健康に配慮して、量や与え方などをしっかりとコントロールする必要あり https //peco-japan.com/51191 豚の生肉もしくは半生の肉→動画で見られるのは1回のみ、必ず火を通そう 猫の目を過剰に弄る→Deko氏が触っていたがその動画での1回のみと判断。ラメ入りなのが特に問題とみえる。触るなら清潔な手で、過剰に触らないことを推奨する。 むやみに子猫を揺らす→Deko氏がタイピー氏に伝えるとのこと。改善されるよう願う。 虫が餌皿に→タイピー氏が気づかないままだった可能性あり ケージ内の温度調整→動画外でやってる可能性あるが、動画内ではケージ周りに温度調整する物が見当たらない。 ブリーダーの指摘・指導とその理解→視聴者からでは判断できないが、プロの指導を受け止め躾を行っていただきたい。 リードをつけずに外に出す→脱走する恐れ、事故、ノミがつく カマキリ→動物たちの怪我の恐れがあるため、飼育目的でないのであれば捕まえない方が良いと思われる。 ムカデ→毒があるのですぐ駆除するよう願いたい。 【解決済】解決済の問題 【その他問題点】 デン(亡くなった子猫)の連れ回し ロールケーキ→タイトルを見るに駄目であることは理解済と思われる→下記に詳細記載
https://w.atwiki.jp/toymagic/pages/2.html
原作 ブラッド エリオット ディー&ダム ビバルディ ペーター エース ゴーランド ボリス ピアス ユリウス ナイトメア グレイ ジョーカー otherEnd サブイベント CG 魔法使いパロディ 帽子屋寮寮長<ブラッド=デュプレ> 帽子屋寮副寮長<エリオット=マーチ> トゥイードル=ディー&ダム 会長<ビバルディ> 書記<ペーター=ホワイト> 風紀<エース> 担任<メリー=ゴーランド> 同級生<ボリス=エレイ> 同級生<ピアス=ヴィリエ> 委員長<ユリウス=モンレー> 学校医<ナイトメア=ゴッドシャルク> 管理補佐<グレイ=リングマーク> 用務員(?)<ジョーカー> パロディotherEnd パロディサブイベント パロディCG ハートの国のアリス(PC版)攻略まとめwiki アニバーサリーの国のアリス攻略まとめ @ ウィキ クローバーの国のアリス攻略 OTOME-Wiki ジョーカーの国のアリス攻略wiki @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集 メニュー トップページ プラグイン紹介 まとめサイト作成支援ツール メニュー メニュー2 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
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灼熱が降り注ぐ真昼の最中(さなか)。 私は、コンスタンティン級駆逐艦レンドンケトスが係留されている砂上の光景を眺めていた。 この緑色にきらめく船体が、私をこの地にまで運んだのだ。 熱砂の国――アナンサラド王国。 連邦に加盟したばかりの小国で、帝国との最前線に位置する国でもある。 左右を見やると、そのほかにも連邦軍の艦船が留め置かれているのが遠目に確認できた。 一見すると連邦軍の基地のようであるが、しかしながらこの場所は厳密には連邦軍とアナンサラド軍の共有基地であった。 本来ならば連邦空軍の基地となるところであるが、現在、連邦軍とアナンサラド軍の間には円滑な協力体制が築かれていない。 その結果、この北アルタミル基地も共有基地などという扱いが続いていた。 駐在武官としてこの若い加盟国に赴いた私の使命は、アナンサラド軍と連邦軍の協力体制を強化することにあった。 より厳密に言えば、停滞状態にあるアナンサラド軍指揮権の連邦軍司令部への移行体制を整えるという極めて重要な政治的駆け引きのために、私はこの国にやってきていたのだ。 「ようこそいらっしゃいました、アルアミー大佐」 通りの良い澄んだ声が私に向かって掛けられた。丁寧な連邦語だった。 そちらのほうを向くと、一人の女性が立っている。 女性は連邦が提供したものではない民族衣装のような軍服をその身にまとっていた。 年齢は、二十の半ばを過ぎた頃だろうか。私よりも若く思える。 綺麗な顔立ち、しかしその両眼からは猛禽のそれを思わせる鋭さを感じる。 私は彼女に返事をする。 たしか、私の担当に付く人物はアルバン・ボルシナという名の大佐だったはずだ。 「アルバン・ボルシナ大佐でしょうか?」 「いいえ、違います。アルアミー大佐」 少々驚きを顔に出してしまった私に、事情が変わりました、と資料が差し出された。 手渡された資料には、アルバン大佐に代わって、セシラ・アルシアナ親衛隊大佐なる人物がこれからの日程のすべてを担当する旨が書かれていた。 「私はセシラ・アルシアナと言います。階級は親衛隊大佐です」 親衛隊、現地ではカッサニエと呼ばれる組織の存在はこちらへ来る前に知らされていた。 情報部から提供された資料はわずかだったので忘れようもない。 彼らはアナンサラド王国軍とは別系統の組織だそうだ。 そして、どうにもこの国では王国軍よりもこのカッサニエという組織が大きな影響力を持っているらしい。 そのあたりの力関係が人事に触ったのだろうか。 どちらにせよ辺境の軍隊に違いはない。 基地の通行門に来たところで私たちが乗る予定なのだろう陸鳥馬車がもたついているのが見えた。 これから官庁街に向かう予定であったのだが、少しの遅れが生じるかもしれない。 暑いのに勘弁してくれ。私は額の汗を拭った。 セシラが馬車に向かっていく。 それに気がついた陸鳥騎手の男は慌てたように直立した。 「Warstuj (何事だ)?」 「Aa! D,d,d,d,da Al Cassane! Goj stinina! Zar cize no parstars. H,h,hrr iat arun (あっ、し、し、親衛隊員殿! 申し訳ありません! 陸鳥の機嫌が悪いようで、す、す、すぐになんとかします)!」 「Ha......Hajdaj. Il hajlej si. (ふむ、そうか。なら急げ)」 「Dajhane ya! (はっ!)」 セシラと陸鳥騎手がアナンサラド語で何事かを話しているが、意味はさっぱりだ。 ただ騎手の方が委縮しているのは見ていてよく分かった。 「申し訳ありません、大佐。少し時間をとらせてもらうことになりそうです。陸鳥の調子が悪いようで……」 彼女が馬車から離れて、こちらに戻ってきた。 「いえ、大丈夫ですよ。連邦でもよくあることです」 そこで彼女がふと考え込むように俯いた。 逡巡はわずかな時間だった。彼女はおもむろに顔を上げると、面白いことを思いついたとばかりに顔に笑みを浮かべながら一つの提案をしてきたのだった。 「陸鳥の調子が整うまでのあいだ、よろしければ我が国の空中戦艦をご覧に入れたいのですが、どうでしょうか?」 それは明日の予定ではあったが、明日の担当者も彼女なのだ。なんの問題もない。 着任早々に空中戦艦を見せつけることで私に対してアナンサラドの優位性を示そうというのだろうか? こんな辺境国の空中戦艦などたかが知れているというのに…… 私は彼女の提案を受けることにした。 この熱射から逃れたいという思いがあった。 「ぜひ、拝見させていただきます」 私たちは通行門を引き返し、基地のほうへと向かって歩きはじめた。 「これが我が国の誇る最新鋭の空中戦艦です」 ひんやりとした大型格納庫のなかには一隻の艦船が係留されていた。 私はその艦(ふね)に驚愕を隠せなかった。 それは、アナンサラドの空中戦艦の偉容に対するものではなかった。 彼女が言うところの空中戦艦というものが、どうにも我が国の郵便船に装甲板を張り付けたような代物でしかなかったことに対するものだ。 大したものではないだろうと思ってはいたが、砲塔すら持たないこの自称空中戦艦に私は拍子抜けしてしまう。 「これが、空中戦艦ですか……」 ようやく口から出た言葉がこれだった。 失言だったかと思ったが、彼女はそんな私をどうにも面白がっているようだった。 「連邦艦に慣れた方が見ると皆さん同じような反応をなさります」 「それは、その……申し訳ない」 「大丈夫です。それに、これでも充分な役割を果たせるのです」 彼女は意味ありげに微笑んだ。 その笑みに、私はなぜだかそら恐ろしいものを感じた。 「役割……」 微かに声が震えていた。柄にもない。 こんな空中戦艦モドキにどんな役割があるという…… 彼女が一歩、空中戦艦に近づいた。 「装甲は無いも同然です。何の対空火砲も持たず、唯一の火力と言えばその腹部に抱えた投下式爆弾だけ……空戦などは無理です、ですが――アナンサラドの都市などは容易く破壊できるでしょうね」 思わず息をのんでしまった。 私には理解できてしまったのだ――彼女が言わんとしていることが。 「それは、つまり同胞を――」 そこで彼女はまた微笑んだ。 あの恐ろしい笑みだ。 「大佐殿は理解が御早いです――しかし、訂正をさせていただきます。少なくともこの国にはアナンサラド人同胞という意識はありません。何よりもまず氏族が優先される。それがアナンサラドという国です。駐在武官となるからには貴方もこの国の政治に組み込まれる。それは氏族の政争に呑まれるということです。 ――そのことを努々(ゆめゆめ)お忘れなきように……」 最後の言葉は、刃を刺すかのように鋭く静かな声色だった。 私はいつの間にか、この女性将校に圧倒されていた。 「ようするに私はサラド以外の氏族の動きに注意していれば良いのですね」 揺られる馬車のなかで、私はセシラに尋ねた。 大体間違いではないと思うが、一応の確認といったところだった。 「そうですねぇ……まぁ、おおよそはそのように願います」 ただし、と付け加えられる。 「サラド氏族にも三つの家があります。もしも対立があれば、そのとき貴方が重視すべきは王家であるイブリール家です」 つまり、わたしのことなのですが、と彼女は笑った。 待て……彼女は今、何と言った? 私はきっと面白い顔をしているのだろう。 彼女はクツクツと笑っている。 「し、しかし、貴方はセシラ・アルシアナだ。イブリールの名ではない」 動揺のあまり上ずった声で反論をしてしまう。 しかし、それもバッサリと切り返された。 「アルシアナは父称です。この国では家名を名乗ることは少ないのです、アルアミー大佐」 ひとしきり笑い終わった彼女は悪戯の種明かしをする子供のように、それは楽しそうに自分の名前を語ってみせた。 セシラ・アルシアナ・イブリール・サラディア、それが彼女の正しい名前だそうだ。 「連邦国はどうにもそのあたりまでは認識していないようですね。後程、すべての氏族をまとめた資料をご提供します。今回は良い勉強になりましたね、アルアミー大佐」 私は彼女の笑顔に恐縮するしかなかった。 陸鳥の馬車がもたついたときから、空中戦艦に案内されたこと、そしてこの衝撃までも、そのすべてが彼女によって計画された演出なのだとようやく気がついたとき、私は彼女には勝てそうにないな、と心の底で一敗を感じたのだった。