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『ゆっくりは繰り返す』 8KB 制裁 自業自得 駆除 現代 台詞なし。かなり読み辛い。 ・駆除 ・台詞なしで書く試作第二号 前作「anko2430 ああ、無情。」以上に試し書きです 終わってみて台詞ありの方がよかったと反省 ・予定より二倍くらい長くなった 台詞なしで長いのは読み辛いと思われます ・書いた本人も読み辛い 致命的 ・言い訳終わり ―――人間さんに近づいてはいけない。 まりさはお腹が空いていた。 ただでさえ食糧事情が悪い野良生活で、ちょっと遠出をしてしまった。 野良の一部はたまに人間に拾われていく。 その日まりさは一匹の飼いゆっくりを見つけ、興味本位で後をつけた。 その飼いゆっくりのれいむは、にんげんさんの家の中に入っていた。 窓の外から覗き込んだにんげんさんの家の中は広くて、いろんなものがあった。 家の中だけでなく、庭にもいっぱいおいしそうな花などがある。 羨ましかった。 お腹いっぱいごはんを食べている飼いゆっくりが羨ましかった。 今の若いゆっくりはそんな言葉だけでしか人間の恐ろしさを知らない。 ゆっくりはみんな親の言う事を信じてにんげんさんとは関わらないようにした。 だが、同じゆっくりなのに飼いゆっくりは違った。 とてもゆっくりした毎日を送る飼いゆっくり。 自分たちと何も変わらないはずの飼いゆっくり。 自分をはじめ、若いゆっくりはいつも疑問だった。 ―――飼いゆっくりは自分たちとは違う。 何が飼いゆっくりは違う、だ。 空腹な事もあって、苛立ちを、鬱憤を晴らすために花壇を荒す。 あまりに派手にやっていたものだから、その家のれいむに見つかり、飼い主にも見つかってしまった。 泣いて謝る。殺さないでほしい、空腹だった、どうしても、どうしても。 その懇願が通ったのか、二度とやらない事を条件に解放された。 ―――にんげんさんの花壇やゴミを荒らすと殺される。 そう言われていたが、実際は違った。自分は許された。 拍子抜けだ。にんげんさんはゆっくりに優しいではないか。 飼いゆっくりというのはただ住む場所を提供されただけで、自分たちと同じなのだ。 後日、友達みんなにこの事を話した。 そうしたらみんな信じた。 だってみんなおかしいと思っている。 同じゆっくりなのに自分たちと違うはずがない。 歳をとったじじばばたちは薄汚い外見だから、綺麗でかわいい飼いゆっくりに嫉妬してるんだ。 若い自分たちがにんげんさんに見つかると可愛いからって飼いゆっくりにするかも知れないのを僻んでるんだ。 そうとわかってしまえば話は早い。 みんなで町に出る。 まるで天国だった。ごはんがいっぱいある。 苦い草ばかりでたまに虫がご馳走で出てくる生活とは違う。 虫をご馳走だなどとレベルが低い。 世の中にはおいしいものがいっぱいあるのだ。 日が何度か昇った。 今日はどこに行こう、そう思った矢先に友達のありすの悲鳴が聞こえた。 ゆっくりできない悲鳴。気になって駆けつける。 そこには――― ―――何か道具を持ったたくさんのにんげんさんが、 ―――たくさんのゆっくりの、 ―――屍骸を集めていた。 おぞましい光景。 まりさは悲鳴を上げそうになって堪えた。 見つかれば自分も同じ目にあうのは目に見えている。 ひっそりと身を隠す。 その屍骸は見知った者たちばかりだった。 友達のありす、喧嘩仲間のちぇん、悪友のみょん……。 するとまた悲鳴が聞こえた。 幼馴染のれいむの声だった。 にんげんさんにもみあげを掴まれている。 れいむが危ない、と思った瞬間まりさは飛び出していた。 小さい頃から一緒のれいむ。 いつも喧嘩したり仲直りしたれいむ。 とってもとっても仲良しのれいむ。 まりさのこの世で一番大切で大好きなれいむ。 見捨てる事なんてできない。 助けないわけにはいかない。 まりさは必死で叫びながられいむを掴むにんげんさんに向かっていく。 れいむもまりさに気付いて叫ぶ。 すると、にんげんさんはれいむを離した。 れいむとまりさの呼び合いに情が動いたのか。 れいむはまりさに向かって跳ねる。 よほど怖かったのだろう、綺麗な顔が怒っているように歪んでいる。 そしてれいむはまりさに抱きつこうと飛び掛った瞬間――― ―――れいむは鈍い声を上げて潰れた。 まりさは目の前で潰れたれいむを目の前で見てしまった。 頭が潰れ、左右に中身が分断され、両の目は押し出され、歪な形の口になり、体が割れて餡子が飛び出る全てを。 頭は真っ白になる。目の前の現実が受け入れられない。何が起きたのかわからなくなる。 我に返ったとき、まりさは大きな声で叫んだ。 なんてことはない。にんげんさんがれいむを離したのはれいむがまりさに気付いて暴れたからだ。 ただ泣き叫ぶだけだったのに不意に暴れるものだから離してしまった。 だから逃げられないようにすぐに潰した。 目の前にはれいむを殺したにんげんさん。 どう考えても、まりさでは勝てるわけが無いのはわかった。 しかし、しかし、しかしどうしてこんな事を――― 人間の返答はいたって単純。 ―――野良ゆっくりが害ばかりもたらすから。 なにを馬鹿なことを、まりさは同じ事をしても許された ―――にんげんさんは、それは運が良かっただけだという。 その家のゆっくりだってにんげんさんのごはんさんを食べてる。 ―――にんげんさんは、それは飼いゆっくりだからだという。 飼いゆっくりとまりさの何が違うというのか。 ―――にんげんさんは、飼いゆっくりは迷惑をかけないという。 まりさたちの何が迷惑だというのか。 ―――にんげんさんは、存在全てが迷惑だという。 駆除ボランティアの青年は呆れていた。 目の前のまりさが大声で怒鳴りちらす。 何がゆっくりの存在全てが迷惑だ、と。 まりさたちも生きている。 飼いゆっくりも生きている。 にんげんさんも生きている。 なのに何がいけないのか。 生きるための行動に何がいけないことがあるのか。 どうして自分たちだけこんな目にあわねばならないのか。 などと答えのわかりきった事を言っているのだ。 青年はまりさを乱暴に持ち上げる。 そして面前まで持ち上げてひとつ教えた。 自分たちの領域を荒らされたらする事はひとつ。報復である、と。 何もしなければこんなことはしなかったのに、人間の領域をゆっくりは荒らしたのだ。 潰したゆっくりによれば、どこぞのゆっくりまりさが何をしてもいいと言ったからやってきたという。 だから青年は言った。 恨むなら、そのみんなを扇動したお前と同じゆっくりまりさを恨め。 死んだものはみな、そのまりさに恨み言を言いながら死んでいったぞ、と まりさは固まった。 そう、それはまぎれもなく自分の事だ。 思い出す。 さっきれいむはすごい形相でまりさの名を叫んでいた。 思い出す。 潰される前、れいむは自分に飛び掛ってきた。 そう、あれはまりさに会えた喜びなどではない。 あれはまりさに対する激しい憎悪だったのだ。 まりさは自分の過ちに気付く。 何が悪いかではない。全てが悪かった。 そう、年寄りたちの言っていた事は本当の事だった。 それを嘲笑い、調子に乗ってみんなを煽った結果がこれだ。 周りの屍骸となった仲間たち。 もう喋るはずも無いのに聞こえてくる。 ―――死ね ―――許さない ―――死ね ―――お前のせいだ ―――死ね ―――絶対許さない ―――死ね ―――みんなお前のせいだ ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 数日後、この地域のゆっくりはほとんど駆除された。 生き残ったのは一部の年寄りゆっくりと小さなゆっくりたち。 この出来事はまた語り継がれていくだろう。 また今回の魔理沙と同じゆっくりが現れるだろう。 そして同じように一斉駆除が開始されるだろう。 人間からすれば蜂の巣駆除や蟻の巣駆除と変わらない。 やろうと思えばいつでも駆除できるのだ。 ゆっくりは繰り返す。 ―――減った数を戻すために子をつくる。 ゆっくりは繰り返す。 ―――今回の事件を教訓として伝える。 ゆっくりは繰り返す。 ―――世代を重ねる事で事実と恐怖が薄れる。 ゆっくりは、また、繰り返す。 ~終~ 作 anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』 anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko2421 生きてるのは知ってるけどそれが何か? anko2426 ゆっくり研究所 anko2430 ああ、無情。
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繰り返す歴史 ───姉さまが、死んだ。 ───死んだ? ───ううん、そんな事ない。 ───だって、こうして輝石に宿ってる。 ───こうして、生きてる。 ミトスは歩いていた。 空を見上げながら、忌々しい眩しさに緩く眼を細めて。 でも涙が出なかった。 出てはいない。 そう思い込もうとしていた。 雨なんだ。 この頬を伝う鬱陶しい雫は。 無感動に映る空色が妙に滲む。 ぼやけて映るのは、雨のせい。 だって、姉さまは生きている。 ミトスは自分の事を知っているらしき者との遭遇を避けつつ、C3を後にした。 ふらふらと歩く先は南下する形を取る事になり、現在はD3辺りだろうか。 「………」 歩を進める内に冷えてゆく思考は、姉の蘇生への策略をより具体的なものに纏めてゆく。 同時に沸き上がるのは怒りと虚無。 姉を殺した張本人と、姉を守りきれずあまつさえ生き延びた男。 殺さなかったのは自分ではあるのだが。 やはり、他人なんか信じてはいけなかったのだ。 自分には姉しか、姉には自分しかいなかったのだ。 内側では沸騰する程の激しい怒り。 なのに虚無はそれを外側から包み、表へは出す事を許してはくれない。 脳裏を過ぎ、胸中に滞るのは重い靄。 遥かな過去にも、自分はこうして姉を失ったのだ。 守りきれずに。 眼の前で明らかに血の気を失っていく様を見ながら、冷たくなっていく身体をただ抱き締めるしか出来なかった自分。 無力、だった。 ただそれが口惜しかった。 あれから呆れ返るだけの永い時間を生きてきて、こんな忌まわしいゲームの中で出会えたのは唯一の、奇跡にすら近い希望。 今度こそ、失わないと決めた筈だったのに。 守り通す、と。 それなのに。 「待っててね、姉さま。器なんてすぐに見付かるから。」 呟きは空気に溶け、吹き抜けた風が空へ散らす。 ほんの少し未来のミトスは、ある策略を用いて敵を欺く。 無知で愚かな敵を、親友だと違わせる程の二面性をもってして。 歴史は繰り返す。 時間軸は違えど、同一人物だ。 それが思い付かない訳もない。 橋での一件等から解るように、力勝負で一人きりというものは到底敵わない。 ならば。 まずは自他共に見ず知らずの他人に会わなければならない。あの鳶色の頭の彼のように、自分を見て何らかの反応を示す奴はアウト。 見付けたらその者を信用させる為に、差し支えぬ程度に傷を作って、服を汚して、疲弊したフリをして。 今まで共に行動し、守って貰っていた者が殺められたと偽り、非力で無力なハーフエルフを装う。 手持ちの剣はこの際、形見だとでも言えば良い。事実ファフニールは、此処での姉さまからの形見。 巧く信じたならば甘言で欺き、器と魔剣の探索を協力させて。 器と魔剣が見付かれば後は用もない。仮にその者達が団体ならば、内側から皹をいれて壊してやればいい。 仮に何人か、極少数にバレてしまっても、全員に悟られない限りは誤魔化せる自信もある。 歪んだ策略はくしくも未来のそれと同一。 ミトスの口許に知らず笑みが浮かぶ。 「ボクは…」 吐き出した声音は、気弱な少年のそれ。 続く言葉は声にならずに、ただ唇の動きが内容を知らしめる。 ───どんな犠牲だって厭はないさ。 幸か不幸か、その策略に気付ける者は現在たった一人。 それをミトスが知る術はないのだが。 小さな大いなる実りが僅かに震え、 彼方では無機の天使が硝子玉の眼を細め。 運命か否か。 マナは、引き合う。 【ミトス・ユグドラシル 生存確認】 状態:TP4/5 所持品:ロングソード、邪剣ファフニール、アトワイト、大いなる実り(この世界規模の) 基本行動方針:マーテルの復活 第一行動方針:マーテルの器(コレット)の確保 第二行動方針:魔剣エターナルソードの入手 第三行動方針:弱者として他人を利用する 第四行動方針:蘇生失敗の時は皆殺し 現在位置:D3南下中 前 次
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『ゆっくりは繰り返す』 8KB 制裁 自業自得 駆除 現代 台詞なし。かなり読み辛い。 ・駆除 ・台詞なしで書く試作第二号 前作「anko2430 ああ、無情。」以上に試し書きです 終わってみて台詞ありの方がよかったと反省 ・予定より二倍くらい長くなった 台詞なしで長いのは読み辛いと思われます ・書いた本人も読み辛い 致命的 ・言い訳終わり ―――人間さんに近づいてはいけない。 まりさはお腹が空いていた。 ただでさえ食糧事情が悪い野良生活で、ちょっと遠出をしてしまった。 野良の一部はたまに人間に拾われていく。 その日まりさは一匹の飼いゆっくりを見つけ、興味本位で後をつけた。 その飼いゆっくりのれいむは、にんげんさんの家の中に入っていた。 窓の外から覗き込んだにんげんさんの家の中は広くて、いろんなものがあった。 家の中だけでなく、庭にもいっぱいおいしそうな花などがある。 羨ましかった。 お腹いっぱいごはんを食べている飼いゆっくりが羨ましかった。 今の若いゆっくりはそんな言葉だけでしか人間の恐ろしさを知らない。 ゆっくりはみんな親の言う事を信じてにんげんさんとは関わらないようにした。 だが、同じゆっくりなのに飼いゆっくりは違った。 とてもゆっくりした毎日を送る飼いゆっくり。 自分たちと何も変わらないはずの飼いゆっくり。 自分をはじめ、若いゆっくりはいつも疑問だった。 ―――飼いゆっくりは自分たちとは違う。 何が飼いゆっくりは違う、だ。 空腹な事もあって、苛立ちを、鬱憤を晴らすために花壇を荒す。 あまりに派手にやっていたものだから、その家のれいむに見つかり、飼い主にも見つかってしまった。 泣いて謝る。殺さないでほしい、空腹だった、どうしても、どうしても。 その懇願が通ったのか、二度とやらない事を条件に解放された。 ―――にんげんさんの花壇やゴミを荒らすと殺される。 そう言われていたが、実際は違った。自分は許された。 拍子抜けだ。にんげんさんはゆっくりに優しいではないか。 飼いゆっくりというのはただ住む場所を提供されただけで、自分たちと同じなのだ。 後日、友達みんなにこの事を話した。 そうしたらみんな信じた。 だってみんなおかしいと思っている。 同じゆっくりなのに自分たちと違うはずがない。 歳をとったじじばばたちは薄汚い外見だから、綺麗でかわいい飼いゆっくりに嫉妬してるんだ。 若い自分たちがにんげんさんに見つかると可愛いからって飼いゆっくりにするかも知れないのを僻んでるんだ。 そうとわかってしまえば話は早い。 みんなで町に出る。 まるで天国だった。ごはんがいっぱいある。 苦い草ばかりでたまに虫がご馳走で出てくる生活とは違う。 虫をご馳走だなどとレベルが低い。 世の中にはおいしいものがいっぱいあるのだ。 日が何度か昇った。 今日はどこに行こう、そう思った矢先に友達のありすの悲鳴が聞こえた。 ゆっくりできない悲鳴。気になって駆けつける。 そこには――― ―――何か道具を持ったたくさんのにんげんさんが、 ―――たくさんのゆっくりの、 ―――屍骸を集めていた。 おぞましい光景。 まりさは悲鳴を上げそうになって堪えた。 見つかれば自分も同じ目にあうのは目に見えている。 ひっそりと身を隠す。 その屍骸は見知った者たちばかりだった。 友達のありす、喧嘩仲間のちぇん、悪友のみょん……。 するとまた悲鳴が聞こえた。 幼馴染のれいむの声だった。 にんげんさんにもみあげを掴まれている。 れいむが危ない、と思った瞬間まりさは飛び出していた。 小さい頃から一緒のれいむ。 いつも喧嘩したり仲直りしたれいむ。 とってもとっても仲良しのれいむ。 まりさのこの世で一番大切で大好きなれいむ。 見捨てる事なんてできない。 助けないわけにはいかない。 まりさは必死で叫びながられいむを掴むにんげんさんに向かっていく。 れいむもまりさに気付いて叫ぶ。 すると、にんげんさんはれいむを離した。 れいむとまりさの呼び合いに情が動いたのか。 れいむはまりさに向かって跳ねる。 よほど怖かったのだろう、綺麗な顔が怒っているように歪んでいる。 そしてれいむはまりさに抱きつこうと飛び掛った瞬間――― ―――れいむは鈍い声を上げて潰れた。 まりさは目の前で潰れたれいむを目の前で見てしまった。 頭が潰れ、左右に中身が分断され、両の目は押し出され、歪な形の口になり、体が割れて餡子が飛び出る全てを。 頭は真っ白になる。目の前の現実が受け入れられない。何が起きたのかわからなくなる。 我に返ったとき、まりさは大きな声で叫んだ。 なんてことはない。にんげんさんがれいむを離したのはれいむがまりさに気付いて暴れたからだ。 ただ泣き叫ぶだけだったのに不意に暴れるものだから離してしまった。 だから逃げられないようにすぐに潰した。 目の前にはれいむを殺したにんげんさん。 どう考えても、まりさでは勝てるわけが無いのはわかった。 しかし、しかし、しかしどうしてこんな事を――― 人間の返答はいたって単純。 ―――野良ゆっくりが害ばかりもたらすから。 なにを馬鹿なことを、まりさは同じ事をしても許された ―――にんげんさんは、それは運が良かっただけだという。 その家のゆっくりだってにんげんさんのごはんさんを食べてる。 ―――にんげんさんは、それは飼いゆっくりだからだという。 飼いゆっくりとまりさの何が違うというのか。 ―――にんげんさんは、飼いゆっくりは迷惑をかけないという。 まりさたちの何が迷惑だというのか。 ―――にんげんさんは、存在全てが迷惑だという。 駆除ボランティアの青年は呆れていた。 目の前のまりさが大声で怒鳴りちらす。 何がゆっくりの存在全てが迷惑だ、と。 まりさたちも生きている。 飼いゆっくりも生きている。 にんげんさんも生きている。 なのに何がいけないのか。 生きるための行動に何がいけないことがあるのか。 どうして自分たちだけこんな目にあわねばならないのか。 などと答えのわかりきった事を言っているのだ。 青年はまりさを乱暴に持ち上げる。 そして面前まで持ち上げてひとつ教えた。 自分たちの領域を荒らされたらする事はひとつ。報復である、と。 何もしなければこんなことはしなかったのに、人間の領域をゆっくりは荒らしたのだ。 潰したゆっくりによれば、どこぞのゆっくりまりさが何をしてもいいと言ったからやってきたという。 だから青年は言った。 恨むなら、そのみんなを扇動したお前と同じゆっくりまりさを恨め。 死んだものはみな、そのまりさに恨み言を言いながら死んでいったぞ、と まりさは固まった。 そう、それはまぎれもなく自分の事だ。 思い出す。 さっきれいむはすごい形相でまりさの名を叫んでいた。 思い出す。 潰される前、れいむは自分に飛び掛ってきた。 そう、あれはまりさに会えた喜びなどではない。 あれはまりさに対する激しい憎悪だったのだ。 まりさは自分の過ちに気付く。 何が悪いかではない。全てが悪かった。 そう、年寄りたちの言っていた事は本当の事だった。 それを嘲笑い、調子に乗ってみんなを煽った結果がこれだ。 周りの屍骸となった仲間たち。 もう喋るはずも無いのに聞こえてくる。 ―――死ね ―――許さない ―――死ね ―――お前のせいだ ―――死ね ―――絶対許さない ―――死ね ―――みんなお前のせいだ ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ―――死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 数日後、この地域のゆっくりはほとんど駆除された。 生き残ったのは一部の年寄りゆっくりと小さなゆっくりたち。 この出来事はまた語り継がれていくだろう。 また今回の魔理沙と同じゆっくりが現れるだろう。 そして同じように一斉駆除が開始されるだろう。 人間からすれば蜂の巣駆除や蟻の巣駆除と変わらない。 やろうと思えばいつでも駆除できるのだ。 ゆっくりは繰り返す。 ―――減った数を戻すために子をつくる。 ゆっくりは繰り返す。 ―――今回の事件を教訓として伝える。 ゆっくりは繰り返す。 ―――世代を重ねる事で事実と恐怖が薄れる。 ゆっくりは、また、繰り返す。 ~終~ 作 anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』 anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko2421 生きてるのは知ってるけどそれが何か? anko2426 ゆっくり研究所 anko2430 ああ、無情。 挿絵:にとりあき
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くりかえすまいにち【登録タグ く 初音ミク 土下座して犬のゲロを食べるイケメンP 曲】 作詞:土下座して犬のゲロを食べるイケメンP 作曲:土下座して犬のゲロを食べるイケメンP 編曲:土下座して犬のゲロを食べるイケメンP 唄:初音ミク 曲紹介 土下座して犬のゲロを食べるイケメンPの6作目。 歌詞 みんな同じような歩幅で 時間を進むから 人より少しだけでもいい 早歩きしたくて 完全なもの目指す為 不完全を投げ出して いつも同じことのよう 残るのは後悔 嘘を隠すための嘘 わかっているのに 躊躇うだけで わかってなかった? 振り出しに戻ったってもう このままじゃダメだって 叩かれて強くなっての 繰り返す毎日 プライドに踊らせて 溜まった物捨てる さぁハードルは上がるだけさ 繰り返す毎日 やらなきゃいけない事って それ、誰が決めたの? 大体、他人は違うんだから それでもいいでしょ いつものように やればいいだけ そういつものように やればいいだけ 同じとこで躓くのも たまにはアリだよね 失敗と明日を結ぼう 繰り返す毎日 明日の自分は今日と 違うといいんだけど まぁとりあえず眠っていても 繰り返す毎日 希望、夢そんなものいつでも 求めているわけじゃないけど 希望、夢そんなものたまには 精一杯叫び続けたい 振り出しに戻ったってもう このままじゃダメなの? まぁとりあえず目を閉じようか 繰り返す毎日 コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-11-24 00 04 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/thmtg_mws/pages/246.html
繰り返す宴/Recurring Party マナコスト (1)(R)(G) タイプ エンチャント レアリティ アンコモン あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。 クリーチャーがあなたのコントロール下で場に出るたび、ターン終了時まであなたのコントロールするクリーチャーは +1/+0 の修整を受ける。 速攻付与エンチャント+α。トークンを湧かせたり、低マナクリーチャーを並べると凄い事になるかも。 参考 カードセット一覧/東方萃夢想 アンコモン エンチャント 一時的プラス修整 多色 東方萃夢想 3マナ
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繰り返す悲劇 新世紀の鼓動 OPERATION O-26 黒 1-3-0 R (敵軍帰還ステップ):《(0)》このカードを廃棄する。その場合、全てのジャンクヤードにある全てのカードを、ゲームから取り除く。
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第3章 ① 冒頭シーンは…… キング・クリムゾンッ! 実はすごいハゲ「このルーン!凄そう!!」 エロヒゲジジイ「そうだね!kwsk!kwsk!」 ……以上ッ! すご~いハゲ!「―――あれ?美人眼鏡ねーちゃんは?」 セクハラジジイ「ロングビルいない!不思議!不思議!」 ……この二人のこと、凄く好きだぜ? 嘘じゃないよ? ――がらがらと石くれを片付けるスクアーロ。 そういえば、イタリアには石工(いしく)が沢山いたな……。 あっちは芸術とか補修とか。 こっちは只の罰掃除か―――。 ルイズの”ちょっと”失敗した責任を、教師たちは罰掃除でとらせることにした。 但し、魔法無しで。 ところが、ゼロのルイズには罰になっていない。魔法が成功しないのだから。 さらに、使い魔独りで掃除している……。 爆発も確かに教室を破壊したが、その後が悪かった。 使い魔大決戦が突如始まり、教室がほぼ壊滅状態になってしまったのだ。 サラマンダーは火を噴き 猫や犬は足元を走り回り バグベアーはもがき飛び 鳥の使い魔は窓から逃げ 大蛇はマリコルヌを食み マリコルヌは大脱出成功 デビルイヤーは地獄耳。 ……? 外の大物使い魔たちは何事かと覗き込み、乱入してきた。 おかげですっかり教室内部は瓦礫の山と化した。 流石に大きな瓦礫は皆の魔法で運び出したが、細かいモノはルイズの担当とした。 ――木製の作業用一輪車に石くれを集める。 中々量が多い。だがこれは罰なのだ。きつくなければ罰にならない。 だが罰を科せられた本人がいない。 これには訳がある。話は罰掃除が言い渡された直後に戻る―――。 「大丈夫だな?」 「だ、大丈夫って言ってるでしょ!」 「”ベネ”。 じゃあ着替えてきな。オレがやっとくからよ」 「?」 「いい女ってのは、常に見られてることを意識するんだぜ?」 「それが一体…」 「そんな格好じゃ美人が台無しだ」 爆発のせいで、服はボロボロに、そして全身は煤で黒く汚れていた 使い魔は御主人様の回答も聞かず、最後まで残っていたキュルケに話しかける。 「キュルケさん。すまないが、ルイズを部屋まで連れて行ってくれないか?」 急に自分へ話しかけられ、キュルケは驚き、目を丸くする。 「頼むよ。 オレは、君ほど頼りになる美人を他に知らないんだ」 ――やれやれ。と一呼吸おいてから、自分のマントをルイズにかける。 「キュルケ?」 「あんたの使い魔さんにお願いされたの。 珍しいのよ?男の人の”お願い”聞くの♪」 「そちらのお嬢さんも……初対面ですみませんが、よろしく頼みます」 「了解」 キュルケの隣にいた、自らの背よりも大きな杖を持った、青い髪の少女にも頼む。 あっけにとられ、動こうとしないルイズに向かい、わざとらしく言う。 「早く行きな。他の男に見られる前にな! ルイズの肌はオレだけのものだぜ!?」 鮫の白い歯がきらりと光り、少女の顔が真っ赤に染まる。 鮫を倒せと輝き叫ぶッ! 「~~~~ッ!! だだだ、黙れぇぇぇッ!!!」 ボ ギ ャ ァ ァ ウ ン (ノミ同類よォーッ!といわんばかりの膝蹴り) …まだまだ短い付き合いだが、この蹴りでルイズの調子がわかる。 大丈夫だ。スゲ―利いた。 連続殺人鬼も倒せる。 「元気じゃない? 思ったより。 ね、タバサ?」 「人間賛歌は『勇気』の賛歌」 ……この眼鏡っ子はタバサって言うのか…… お ぼ え た ぞ! 「ほらっ!行くわよ!…ってこっち来なさい!」 使い魔に止めを刺さんとするが、キュルケに豪快に引きずられていくルイズ。 途中でめんどくさくなり、ルイズをマントで包んで結ぶキュルケ。 巾着状態のルイズをレビテーションで運ぶ頭脳的なタバサ。 意外と仲良いのかもな。と、そんな三人を見送るスクアーロ。 さて、とりあえず…… どうしたもんかなぁ……。 それなりに―――結構広い教室をみて天井を仰ぐ鮫。 こんなときは、近距離パワー型のスタンドが羨ましくなる。 ……それにしても、オレってこんなに優しい男だっけ? 泣く子も黙るギャングのエリート、『親衛隊』だった男だぞ?(…表現古いか) 少し腑抜けたか? 情けねぇな! S・H・I・T! こんなに優しくて礼儀正しいギャングは、ティッツァーノぐらいだぜ!? ……。 ……まあ、ティッツァの分まで、こっちの誰かに優しくすんのも悪くねぇか。 どうせ帰れるまで時間はかかるんだ! 楽しくいかなきゃ、もったいねぇ! 何かが教室に近づく気配を感じる。 何の用だ? こんな荒廃したところに。 「……貴方一人ですか? 他には誰もいないのですか?」 緑色の髪を持つ美女が入ってきた。眼鏡がよく似合う。 美女率が高けぇな。ここ。 落ち着いた口調が、清楚なカンジでいい。 ホント!いろんなタイプがいるなぁ! ヨダレずびっ! ……誰か鮫を止めてくれ。俺(作者)じゃ無理だ……。 「―――あんた、使い魔さんに感謝しなさいよ?」 「キュルケうるさい! なな、何であんなスケベで! 軽くて! へへへ、変な髪型の使い魔にィ! ああ、あんたの投げキッスだって忘れてないッ…」 余りにもやかましいので「サイレント」をかけるタバサ。 変わりにレビテーション係をするキュルケ。 それでも構わずマントの中でハッスルするルイズ。 「……! ……!! ……!!! !!!!!」 「…だめだ、こりゃ」 「次行ってみよう」 ――それにしてもこのタバサ、ノリノリである。 「The Story of the "Clash and Zero"」 第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ① 終了 To Be Continued ==
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《繰り返す魔術》 通常魔法 自分のライフに1000ポイントのダメージを与える。 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地にある場合、 ライフを2000ポイント払いこのカードを手札に加える。 part21-577 作者(2007/10/26 ID AuXN+Wac0)の他の投稿 part21-574 / part21-580 / part21-585 / part21-589 作者のコメント 手札コスト用。 コメント 名前 コメント
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《繰り返す虚構》 フィールド魔法 発動時自分のターンを終了する。 このカードがフィールド上に存在する限り、 お互いにモンスター・魔法・罠をプレイ、セット出来ず、 攻撃宣言も出来ない。 またお互いのプレイヤーはドローフェイズにのみ、 ドローした魔法カードをその場で発動出来る。 発動したこのカードを自分のカードでフィールドから墓 地に置いた時、 自分は3000ポイントのダメージを受ける。 part18-795 作者(2007/08/31 ID Ha+GbvZQO)の他の投稿 part18-740 / part18-754 / part18-755 / part18-789 / part18-791 コメント 名前 コメント
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