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試合カウント 対戦者1 対戦者2 対戦方法 22スレ第1戦 レイセン 輝夜と永琳とてゐとレイセン二号と永遠亭のウサギ全員 かけっこ 22スレ第2戦 雑魚妖精軍団 アリスの人形軍団 高度3000メートルからオンバシラを落とす(より指定ポイント近くに落とした方の勝利) 22スレ第3戦(1)22スレ第3戦(2)22スレ第3戦(3)22スレ第3戦(4) 上白沢慧音 チルノ 1アウトランナー三塁の状態で三塁ランナーの幽香をホームに帰す 22スレ第4戦(1)22スレ第4戦(2) もこたん(チャイナドレス) 美鈴(和服) ガチでボクシングや 22スレ第5戦 黒スーツのラスボス前座組(咲夜・妖夢・鈴仙・小町・早苗・衣玖・燐) 妹紅、慧音、輝夜、永琳、にとり、魔理沙、大妖精 お酒大量摂取 22スレ第6戦 朝起きたら漆黒の羽が純白になっていた射命丸 朝起きたら白猫になってたお燐 自分のサイズのおっぱいプリンを作るおいしい方が勝ちよ! 22スレ第7戦(1)22スレ第7戦(2) アリスとアリス人形×100 雰囲気の柔らかい映姫様 上白沢慧音さんが子供を産んだので名前をつけてね、採用されたほうの勝ち 22スレ第8戦 さとりさま こいしちゃん お互いの長所を言い合ってより多く言えた方が勝ち 22スレ第9戦 何故か阿修羅閃空を会得した一輪 縮地の使える勇儀姐さん 砂漠にビー玉を落としてしまいました。探してきてください。 22スレ第10戦(1)22スレ第10戦(2) 霊夢、レミリア、紫、輝夜、勇儀、妖夢、美鈴、一輪、リグル 魔理沙、フラン、萃香、幽々子、幽香、ナズーリン、永琳、パルスィ、にとり おあずけ時間内で耐え切った人数が多いほうの勝ち 22スレ第11戦 雲山&妖忌&玄爺のチームじじい メディスン、阿求、てゐのチームロリッ子 24時間耐久「聖者は磔にされました」のポーズあと知り合いが妨害に来ます。 22スレ第12戦 紫、小町、幽々子のたゆんたゆん組 美鈴、永琳、勇儀の対抗組 人里での一日店番。より売上アップした方の勝利 22スレ第13戦 ショートカットにした輝夜 邪気目霊夢 リアルマリオカート 22スレ第14戦 水着魅魔 神綺 水着妖忌&雲山 映姫様が何か食べたいそうなので海で獲れたもので何か美味いもの作ってください 22スレ第15戦(1)22スレ第15戦(2) ルーミア&フラン&こいし けーね、もこー、えーりん ボディビル 22スレ第16戦 藍様とお燐 妖夢と霊夢のドリームペア でかい何かの卵を二人の体温で孵化させる先に生まれたら勝ち 22スレ第17戦 美鈴とフラン 魔理沙と慧音 PK戦 22スレ第18戦 ミスティア・名無し妖怪・文・空のとりバード四天王 咲夜・椛・犬耳アリス・犬耳輝夜のいぬドッグ四天王 藤原妹紅の暗殺 22スレ第19戦 ビキニの映姫様 ビキニのこまっちゃん 風船を太股にはさんで割っていく20個先に割った方が勝利! 22スレ第20戦 会場に来る前に大雨に遭い全身ずぶ濡れの射命丸ちゃん その大雨のせいで花が全滅してしまい怒りが有頂天なゆうかりん 雪合戦援軍は二人まで可能 22スレ第21戦(0)22スレ第21戦(1) 椛と橙 ミスティアとさとり 寝ている霊夢をこっそり布団ごと運んで池に投げ込む遠くにとばせば勝利、途中霊夢が起きてしまったら失格 22スレ第22戦(1)22スレ第22戦(2) 女の子の日の最中の射命丸文 美鈴っち かき氷食う 22スレ第23戦 神奈子&諏訪子 ドMな霊夢 潜水 22スレ第24戦 幽香&リグル キスメちゃん 紅魔館がフュージョンされる前に阻止せよ! 22スレ第25戦(1)22スレ第25戦(2) ご要望に付きご飯作っている途中の慧音 霧雨魔理沙 ああああああん映姫様あああ映姫様の胸に顔を埋めながらすりすりしたいよぉぉぉ!それできれいな太股に手を這わせてなでなでするんだ! 22スレ第26戦 雛とにとり 妖夢と旧作アリス 能力無しのガチ殴り合い 22スレ第27戦 めーりんがいなくなったせいで仕事量が増えて胃潰瘍になりかけている咲夜さん ぱっちぇさん 大量の小銭の数を正確に数える勝負 22スレ第28戦 魔理沙 慧音 等身大人形を作りできばえで勝負誰の人形を作るかは自由に決めてよ 22スレ第29戦 先程の件で嫉妬の炎に身を焦がす妹紅とそれに対してやや引いてるパルスィ 永琳と慧音 妖夢を女の子らしくコーディネートしてあげて! 22スレ第30戦(1)22スレ第30戦(2)22スレ第30戦(3) お空&チルノ アリス&魔理沙 ロマンチックな雰囲気を作れたほうの勝ち 22スレ第31戦 よーむとゆゆこ 紫と幽香 ダンスより激しくでフィーバーする 22スレ第32戦 プリズムリバー三姉妹 霊夢と映姫とうどんげ 金鉱脈を掘り当てろ! 22スレ第33戦(1)22スレ第33戦(2) ナズーリンと子ネズミたち もみじ それぞれ埋められた10個の地雷(爆発物とは限らない)を先に全て掘り出す 22スレ第34戦 幽香とリグルとヤマメ 紫、幽々子、永淋の年増トリオ うまい晩ご飯を一つ頼むよ 22スレ第35戦(0)22スレ第35戦(1)22スレ第35戦(2) 咲夜さんとみょん↑+うどんげ アリス、パチュリー、フランドール 魔理沙の唇を奪え!チームの中で一人でも奪えたら勝利 22スレ第36戦 魔理沙と霊夢 最近胸が育った映姫様と小町 借物競走 22スレ第37戦 けーねともこー 先日の薬で一儲けした輝夜と永琳 博麗神社の賽銭を増やす 22スレ第38戦(1)22スレ第38戦(2) てゐ、妹紅、諏訪子の結構歳とってるけど見た目はそうでもない3人 永琳、紫、幽々子 第1回幻想郷水着グラビア人気投票 22スレ加速ネタ
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携帯画像 こりん(写真左) めーたん(写真右) 都道府県 北海道 肩書き 札幌市豊平区マスコットキャラクター 公式サイト http //www.city.sapporo.jp/toyohira/machi/character/01about.html 解説 豊平区の魅力を発見する探偵。こりんはかつて盛んに栽培されたリンゴをモチーフにしたキャラクターで、胸のアクセサリーは区の花ペチュニアのブローチ。めーたんは羊ケ丘展望台のかわいらしい羊をモチーフにしたキャラクターで、街の魅力や楽しいことの発見に関しては、フットワークが軽いらしい。 攻略難易度 ★★★中。札幌市豊平区のイベントにて。 名刺の有無 ? 狙い目イベント イベント情報
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吸血鬼の住むお屋敷・紅魔館 初雪の降る夜、門番はそれを見上げてため息を一つ 「雪かぁ、そりゃ寒いわけですね」」 「こんな日は咲夜さんのホットココアが飲みたいなぁ」 愚痴をこぼしつつも初雪の中、門番の夜は更けてゆく 「うー☆ おそとがきれいだどぉー☆」 「どうしました? れみりゃ様」 初雪から一夜明けた紅魔館 妖精メイドたちが忙しく館内を走り回っている 暖炉に火を入れる者、少し積もっている雪を掻く者等、様々である そんなメイド達の忙しさとは対照的な空間が一つ 自称『紅魔館のおぜうさま』ゆっくりれみりゃの部屋である 「うー♪ おそとがきれいだからあそびにいきたいどぉ~♪」 「外は寒いですし、雪だって降ってますよ? それはだめです」 「うー・・・しゃくやのけちー」 「そんな事言っても駄目ですよ、あぶないですし」 「うー・・・わかったどぉ~、れみぃおとなしくしてるどぉ~♪」 「良い子にしていれば『サンタさん』がプレゼントをくれますよ!!」 「う~♪ ぷれぜんと~♪ いいこにしてるどぉ~☆」 初雪がとても気になるれみりゃ しかし、大好きな咲夜に駄目と言われては逆らう事はできない そしてなにより『サンタさん』なる人が『プレゼント』をくれるとあっては破るわけには行かなかった それに勝手に遊びに行ったのが見付かってしまうと夕食後のぷっでぃんが無くなってしまうのだ 前に一度だけお預けを食らったときのひもじさは忘れるまいと心に誓っていた 「それでは、夜のお食事の時間にはお迎えにあがりますね」 「うっうー☆ おしごとがんばってね~♪」 そこでれみりゃは考えた 『ばれなければ良い』と この作戦は彼女にしてみれば完璧だった ぷっでぃんも貰えて、外でも遊べる これ以上ない大作戦の始まりである 時刻は昼を少し回ったくらい気温も上がり、雪もやんでいた 「しゃくやはだめっていってたけど、やっぱりあそびにいきたいどぉ~」 「よるの『でなー』までにもどってくれば、きっとばれないんだどぉ~♪」 「そうときまればしゅっぱつだどぉ~♪ うあうあ~♪」 早速いつも出かけるときに使っている怪獣の頭を模したリュックに、いそいそと物をつめていく キャンディ、クッキー、グミ等、殆どがお菓子であった それを背負って準備完了、あとは外に出かけるだけである ゆっくりと、しかし雄雄しくも歩を進め堂々と正門から表へ出た おぜうさまらしく門番への労いの一言も忘れない 「めーりんもおしごとがんばるんだどぉ~♪」 「んあ? れみりゃ嬢、どこかへ出かけるんですか?」 「めーりん♪ しゅべすたしてると、しゃくやにおこられるどぉ~♪」 「しゅべすたじゃないです! シエスタですよ!! それより寒くないんですか?」 「うー? べつにへいきだどぉ~♪ れみぃはつよいこだどぉ~♪」 「それなら別にいいですけど・・・怪我には気をつけてくださいね」 一面の雪、何の跡もついていない新雪の中をトコトコと歩いていく 別に目的があるわけではない、目に映るものすべてが新鮮だった そんな中、一番最初に手をつけたのは『氷柱』である 「う~♪ ぜんぶまっしろだどぉ~♪」 「う~? これなんだどぉ~?」 「うー☆ かっこいいどぉ~♪ ぐんぐにるだどぉ~♪」 「うー☆ うー☆ かりすまだどぉ~♪」 木の枝に出来ていた氷柱の中でも一際大きいのを一つ手に取る どこで覚えたかは分からないが『ぐんぐにる』と名付た それを手に持ち颯爽と雪の中を歩く 気分はまさに『お嬢様』といったところだ 「つぎはおぜうさまのこーまかんをつくるどぉ~♪」 「うー☆ うー☆ りっぱなおやしきをつくるどぉ~♪」 「うっ♪ うっ♪ うあうあ~♪」 次に目をつけたのは木の下に出来ていた雪の山 どうやら気に入ったようで、その山に雪を盛って大きくしている 本人は『こーまかん』と呼んでいるが、所謂『かまくら』と呼ばれるものを作るようだ 「うー☆ これくらいおっきければじゅうぶんだどぉ~♪」 「いりぐちをつくるどぉ~♪ まずここが『もん』だどぉ~♪」 「ここがれみぃのおへやで~♪ こっちがしゃくやの~・・・・!?」 突然れみりゃの手が止まる しきりに手をこすり合わせて息を吹きかけている 「う~・・・おててがかゆいどぉ~・・・」 「かゆいどぉーー!! さくやーー!!」 「うっ・・・うっ・・・おみみもつめたくなってきたどぉ・・・」 「うっ!? またふってきたんだどぉ!?」 吹雪、大人しくしていた雪が容赦なく吹き付ける れみりゃはあらかた完成していた『こーまかん』の中に篭り丸くなっている 「う~♪ このなかならあんしんだどぉ♪」 「でもまだおててがかゆいどぉ・・・」 「さくやぁ・・・さみしいんだどぉ・・・」 外の吹き荒れる吹雪の音におびえながら来る筈の無い助けを呼び続ける 『こーまかん』の中に居る限り吹雪に打たれはしないが、帰れない寂しさが募っていった 「・・・・くり・・ってね」 「う?」 「ゆ・・りし・・」 「う~・・こあいどぉ・・・こえがきこえるどぉ・・」 「ゆっぐじじでいっでね!!! さぶいがらなかにいれでね!!!」 突然の来客に驚くれみりゃ この吹雪の中、一匹のゆっくりが『こーまかん』に飛び込んできた 飛び込んできたのはゆっくりれいむが一匹 どこから来たのか雪にまみれ鼻水が凍っていた 「どこからきたんだどぉ? そとはさむいんだどぉ?」 「あそんでたらまよっちゃって、ここについたよ!!」 「それはたいへんだったんだどぉ・・・もうだいじょうぶだどぉ♪」 「ゆゆ? どうして?」 「ここはおぜうさまのこーまかんだからだどぉ♪ さむくなんかないんだどぉ♪」 「ゆゆー!!すごいんだね!! ゆきがやむまでゆっくりしていくね!!!」 それから二人はゆっくり雪がやむのを待っていた れみりゃが持ってきていたお菓子を食べながら喋ってすごした お互いの家の事、主人の事、時間も忘れて話した それからしばらく話し込んでからのこと 「う?」 「ゆ?」 気がつくと雪の音がやんでいた 「ゆっくりさせてくれてありがとう!!! またあおうね!!!」 とだけ告げてれいむは外に飛び出していってしまった 名残惜しくはあったが『雪がやむまで』と約束したので仕方が無かった 自分もそろそろ帰ろう、もたもたしてるとまた降り出してしまう。そう思ったときだった 「れみりゃ様、お待たせいたしました」 聞きなれた声、自分を包んでくれる暖かな声 振り返るとそこに咲夜が立っていた 雪も、風も、全てが止まった空間 吹雪はやんだのではなく咲夜によって止められていた 空に浮かぶ無数の降ってこない雪が幻想的な光景だ 「お食事の準備が整いましたのでお迎えにあがりましたよ」 「うー・・・さくやー!! ごめんなさいだどぉー!!」 「お怪我はありませんか? ご無事で何よりです」 「けがはしてないどぉ・・・でもおててがかゆいどぉ・・・」 「あらあら、これは霜焼けですね。お屋敷に帰ったらお風呂にしましょう」 それから二人は歩いて帰った 何も動かない空間、動けるのは二人だけ 咲夜の腕の中でれみりゃは考えた 私のサンタさんは咲夜なんだ、と
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美鈴1 1スレ目 16 美鈴へ 「名前を半分日本っぽくしてみない?」 1スレ目 39 家名なんていらない… お前とだったら…名前なんていくらでも捨ててやるっ!ちゅうごく! 身分の違う二人が結ばれようとして自分の親(爵位があるとなおいい)の反対を押し切って駆け落ちするシチュエーション。男は時に身分より家名より「ちゅうごく」を取らねばならないときがあるのさ… 1スレ目 43 「あぁん? お前が妖怪でも幽霊でも、仮に人間だったとしても関係ないね。 俺が好きになったのは、……美鈴、お前という存在全てなんだから」 我ながらクサいなorz むしろ心が痛い。 仮に幻想郷の住人に告ったとすると大半は種族の違いで苦しむと思うのですよ。 その辺を踏まえつつ。 背景は夕日に染まる紅魔館前でガチ。 1スレ目 51 ふっふっふ。皆さん。何を勘違いをしているのですか? 彼女を落とすためならば、下手な言葉やシチュエーションなどはいりません。 この一言だけで、泣きながら胸に飛び込んできてくれることでしょう。 美鈴「私の名前を……」 俺「ホンメイリン」 美鈴「う、うわぁぁぁん!!ありがとうございますぅぅぅ!!」 ……告白じゃねぇな。これ。 1スレ目 279-280 館の庭にある草木の手入れを命じられたのは、雨季の終わった暑い日のことだった 余程生育の早い草木なのか、庭は雑草が伸び放題。 これは厄介な仕事だ…だが館の主の命とあっては止むを得ない。まだ目的は果してないのだ だが庭は広い。これを1人でやれというのだから無茶にも程がある 誰か手伝いぐらい寄越してくれてもいいだろう─ 「大変そうね。暇だし手伝うわよ」 ふと声がかかり、振り向いた時はその人がいた 「…あら? 貴方以前神社にいた人かしら?」 「そうです」 外界─ここの人たちはそう呼ぶ─から来た俺は、居着くところも無く神社に世話になっていた その時偶然一回会っただけなのに自分を覚えていてくれた…それだけで嬉しかった 一目惚れだった。俺はそのためだけにここへ来て使用人に応募したのだ 我ながら莫迦だとは思う。だがそんなことは些細なことだ 「新しい使用人って貴方かしら? 男の人は珍しいわね。純粋な人間も珍しいけど」 手際良く雑草を処理しながら、彼女が話し掛けてきた そうか、彼女も人間じゃないのか… 「そうです、ええと─」 「私? 紅美鈴よ。宜しくね」笑顔が実に眩しい。 「宜しくお願いします。美鈴さん」 「美鈴でいいわよ。メイド長や御嬢様以外に上下関係を気にする必要は無いわ。普通に話しても構わない。私はそういうの気にしないし」 「ありがとう…美鈴」 ─それからというものの、仕事の目を盗んで美鈴と会っては他愛も無い雑談で盛り上がった 外界の話は、どんなことでも興味があるらしく楽しそうに聞いてくれた お使いや庭の手入れにかまけては、美鈴と一緒に行動した。仕事が捗らなくメイド長に叱責を 受けることもしばしばだった。──そろそろ頃合だろうか たまの休日のある日、館の門にいってみる。そこには美鈴がいるはずだ 「あら、わざわざ来なくてももう終わるのに」美鈴は笑って俺をたしなめるように言った 「…どうしても話したいことがあるんだ」俺は決意してきりだした 「……え、、何?」美鈴の表情が普段は見せないものになる 「手、出して」 「…?」差し出された手を両手で握る 「え、、ちょっと…」 美鈴の顔が夕日にも負けず紅潮するのが分かった 「好きだ…美鈴。君のことが」 「……ほ、ほ、本気? 私なんてただの門番だしヘマばかりしてるし」 顔を真っ赤にしてもじもじする姿がなんとも可愛らしい だがその手はぎゅっと俺の手を握り返している。身体は嘘をついてない 「それに私は、人間じゃないのよ…」 「そんなことを気にするんだったら、最初から好きだとは言わないさ。美鈴 君が何だろうが関係ない。好きになってしまったんだから…」 「うん…ありがとう。私も貴方と一緒にいたい…」 美鈴の身体を寄せ、優しく抱きしめる この紅い幸せは、もう手放さない --------------- 文章稚拙だなぁ、味付けを激甘にしたいがどうも難しい 1スレ目 465(本文は別のスレ) 気持ちの良い目覚めが今日もやってきた。 とんとんとん、とリズミカルに包丁がまな板を叩く音。ことことこと、と鍋の中で煮える音。ほのかに漂う、味噌の香り。 ここしばらく、俺は枕もとの時計のベルの世話になっていなかった。暴力的な大音量にとって変わったのは、懐かしい家庭の空気。 俺は掛け布団を跳ね除けるように、んっ、と大きく伸びをした。ついでにひとつ、大きなあくび。カーテンに手をかけ、隙間の光を一気に拡張。朝の活気の源が部屋に満ち、俺は僅かに目を細める。 今や、時を指し示すという根源的な職務一筋に働くこととなっている目覚し時計をちらりと見やる。出勤の時間には十分に間があった。 寝室を出て、まずはなにより排泄・洗面。せっかくだ、ひげも綺麗に剃っておこう。アイツがまた、ちくちくする、と文句を言うから。とんとんとん、というリズムを聞きながら、俺は四枚刃を頬に当てる。なんとはなしに、ふふ、と笑みがこぼれた。ちょっと恥ずかしい。 居間に入ると、彼女の後姿がテーブル越しだ。深く、紅いその髪は、いつ見ても綺麗だった。 「おはよう、美鈴」 「おはようございます、○○さん」 そういって、紅い髪に朝の光を湛えた彼女が笑顔で振り返ると、もうそれだけで、たまらなく幸せな気持ちになってしまう。 紅美鈴。 それは過去の名。 今の彼女は××美鈴。 俺の、一番大切な人。 お前が好きだ。 そう素直な気持ちをぶつけたとき、彼女は明らかに狼狽した。 当然と言えば、当然のこと。 かたや人間。かたや妖怪。普通の恋愛ではありえない。陳腐な言い方をするならば、禁忌を犯す、危険な恋。 でも、もうそんなことはどうでも良かった。日に日に大きくなるこの妖怪への特別な感情に、俺の心はもう限界を迎えていた。不思議だった。こんな感じは。そう、あの初恋というやつ以来ではなかったか。 君に触れたい。 君と在りたい。 君と笑いたい。 君と泣きたい。 君と、全てを分かち合いたい。 俺は決して恋愛上手な人間ではない。むしろ逆に、その手の経験には乏しい方だと言える。 俺には上手な恋愛のテクは無い。 俺には彼女を酔わせる言葉さえ無い。 ただ、彼女の大きな双眸をじっとみつめた。 それが俺の限界。これが俺の精一杯の想い。 永遠さえに感じられる沈黙が流れた後、彼女はやがて口を開いた。大きな双眸の迷いの色は、明らかだった。 時間を、ください。 ゆっくりと、言葉をつむぎだすように紅髪の少女が答える。 三日、三日です。三日間だけ時間をください。三日経ったこの刻に、この紅魔館の前に来てください。そのとき、確かな言葉でお答えします。 俺は了解し、その場は別れた。 俺の心に去来する様々な思い。 ついにやったと喝采をあげる心。なんて恥ずかしいと顔を覆う心。明るい未来を描き踊る心。暗い未来を描きうつむく心。 小学生の頃の、遠足の前日のときの浮かれた感情と、宿題を忘れたときの張り詰めた感情が、複雑に交錯する感覚。 時は流れる。或いは長く、或いは短く。 仕事場でパソコンの無機質な画面を眺めていても、ふと浮かぶのは彼女の双眸。 バカな。いまさらそんな歳でもないだろう。 しかし、言葉は心を偽れない。 ……好きだ、美鈴。 あれから三度目の日が昇る。俺は予定の時刻よりもいくらか早めに紅魔館に到着できるよう家を出た。いつもの様に博麗神社の結界をくぐり抜け、幻想の世界へと足を踏み込む…… 筈だった。 暗い。あたり一面真っ暗だ。何だ、一体どうしたというのだろう? 幻想郷に何かあったのか?いや、そもそもここは、幻想郷なのだろうか。 博麗神社の結界の先。そこでは何が起こっても不思議は無い。幻想郷に遊ぶようになってから、そうしたことは数え切れないほど目にしてきたし、数え切れないほど体験してきた。 これは、少し嫌な予感を感じるべき場面なのだろうか。 『残念。安心して大丈夫なのよ』 余裕を持った大人の女に特有の声。 ああ、この話し方、そしてこの空間。わかった、貴女、あの人だ。 『さすが神社の結界をするする抜けちゃうだけあるわね。良い勘よ、貴方』 状況証拠がそろってます。結界抜けは関係ありませんよ。もっとも、実際に隙間に落とし込まれたのは初めてですがね。紫さん。 『その余裕、わたしの従者に分けてあげたいわ』 俺もいっぱいいっぱいですよ。爪先立ちで、ようやくと。そのあたりは巫女さんにお願いしてください。それより、俺は何時ここから出してもらえるんでしょう。ご飯にするというのなら、悪あがきしますよ。ちょっと今は死ねなくて。 『違うわよ。ちょっとね、貴方が早すぎたものだから。準備に意外と手間を取ったものだから。まったく、どこの従者も一緒なのよね。要領が悪いたらありゃしない』 何時何度聞いても、幻想の言葉は難解です。 『何時何度も聞くものじゃないわ。……ああ、そろそろね。それじゃあ、華麗に御登場よ』 難解です。 『新郎さん♪』 ……? 次の瞬間、闇が引いた。身体が落下感にとらわれる。すとん、と片手両足を上手く付き、顔を上げると… 「……美鈴?」 その紅い髪、大きな双眸を見紛う筈も無い。だが、その身に纏った、いつもの緑の衣装とは違う、透き通るような純白のドレスに一瞬惑わされる。 「……○○さん…わたし…わたし……」 大きな双眸にあったのは、迷いの色ではなく、大粒の涙。 両の手で握ったブーケが小刻みに震えている。 ああ、そうか。そういうことか。 何も言わずに俺は美鈴の柔らかな身体を抱きしめた。 途端に、美鈴の瞳に溜まっていたものがぼろぼろと零れ落ちる。 「ふ…ふぇええええええええええん!」 やれやれ、このめでたい席でいきなり号泣とは。あーあー、化粧が落ちてるし。 「わかったわかった。はは。もう、仕方ないな。いいからさ、泣くのはよせって……」 言いながら、俺自身かなりの鼻声だったのだけれど。 俺だけの、美鈴の涙。 ちょっと泣いたって良い筈だ。 紅魔館でとりおこなわれた、俺と美鈴の結婚式。 勿論人間と妖怪、正式な結婚など望むべくもないが、お祝いと言うか、まあそういう類のものだ。そして同時にお別れ会の意味もあった。美鈴は俺に合わせて幻想郷を出るつもりらしい。俺は幻想郷の住人となっても良いと言ってはみたが、結局は普通の人間、心身が持たないと言われてしまった。それは美鈴も同じではないかとも思ったが、どうやら決意は固いようなのであきらめた。 美鈴はまずレミリアに報告し、暇を出して欲しいと願ったそうだ。 レミリアは、『あらそう。好きになさい』とだけ答えた。そして美鈴を追い払ってすぐ咲夜を呼びつけ、こう言った。 『いまから結婚式の準備をするとして、どれほど時間がいるものかしらね』 式にはかなりの出席があって、俺も美鈴も素直に嬉しかった。 紅魔館の面々は勿論、霊夢や魔理沙、八雲一家に西行寺主従、永遠亭の月人たち…… 美鈴が感激のあまりに涙を流しまくりその度化粧を直すので、着付け・メイクを担当してくれた咲夜は大変そうだった。だが、ブツクサ言いつつメイクを直してやるその横顔は、それでもやはり嬉しそうだった。 そんなふうに幻想郷の住人達から温かい祝福を受ける美鈴を見て、俺はふとこんなことを思う。 俺は、今以上に美鈴を幸せに出来るのだろうか? ひょっとしたら、俺のしようとしていることは…… 今更そんな思考が頭をめぐる。 だが、しかし―― 「○○さん。わたし、とっても幸せです」 俺の隣のこの笑顔を見ていると、何故だか大丈夫だと思えてくるので、俺は不思議に、そして可笑しく思うのだった。 まだまだ。もっと幸せにしてやるよ、美鈴。 りん、と涼しげに響く、鈴の音。 2スレ目 121 白黒魔法使いが門を通る。……結局今日も門を守れなかった。 「……大丈夫、みんな?」 倒れた美鈴門番長が体を起こし、隊のみんなに声をかける。 「何とか生き残ってますよ。……ったく、毎回毎回我々を潰して行かんでも……」 「仕方ないじゃない、咲夜さんが門を守れって言う以上はそうしないと」 我々の守る紅魔館にとっては今の白黒は(一部以外)攻撃対象であり、迎撃しなければならない。 そうなれば向こうも反撃してくるのだが……その威力が半端じゃない。私自身最初の頃はこんなことで死ぬのかと思った位だ。 「さて、動けるものは重傷者を抱えて撤収。急いで治療だ」 私が手を叩いてみんなに伝える。さて、少し忙しくなりそうだな。 「副隊長?」 「あ?なんだ」 「隊長のこと好きなんですって?」 「ぶほぅ!?」 重傷者を医務室に送り、今ここにいるのは私と軽症者のメンバーのみ。門番長は医務室で治療を手伝っている。 手当ても終わり、一服入れようかと茶を入れてすすった矢先に先ほどの質問が飛んだわけだ。吹かんわけがないだろう。 立ち位置が悪かった奴等はもろに私の唾液つき茶をかぶっている。 「うぇぇ、苦い……」 「日本茶だから当たり前だ」 液体まみれでそんなことは言わないでほしい。 「で、あんだって?」 「ですから、副隊長は隊長がすあぢゃぢゃぢゃ!?」 「だーかーらーなーんーだーっーてー?」 もう一度同じ言葉を抜かしたので思いっきり日本茶を浴びせる。(ちゃんとやかんで沸かしたお湯を入れて急須から直で) 「……あの?」 「なんだそこの」 「もしかして、恥ずかしがってますか?」 う。 図星を指され、思いっきり硬直する。……やるなこいつ。 「うわ、副隊長赤くなってますよ……」 「やっぱりあんなでも恋する乙女なんですねぇ……」 やかましい。……まあ確かに色恋沙汰とは無縁だといわれても仕方ないが。 「……で、その相手は?」 「はい?」 「聞いた相手だ。そいつはしばらく私の部屋に来てもらおうか?」 「いや、副隊長自身ですって」 「……あ?」 思わず目を点にしてしまう。それに他の隊員が言葉を続ける。 「この前門番隊で飲み会やったときに暴露してたじゃないですか。『私はー美鈴門番長が好きだーっ』って」 「そうそう。幸い隊長本人はいなかったんですけど、みんながんばって隊長に言うのこらえたんですよ?」 なんてこった。私自身が話したことだったとは…… 「スコップ貸してくれ。埋まってくる」 「はいはいストップストップ副隊長!落ち着いてください!そんな事したって恥は消えませんよ!」 「いやいや副隊長として責任は取らねば。あ、あと花束と線香よろしく」 「とりあえず正気に戻ってください!」 外に向かって猛ダッシュする私に隊員の一人がタックルを仕掛ける。それに重ねて上に乗りかかってくる門番隊メンバー。 門番長が来たときには…… 「……みんな何やってるの?」 「おしくらまんじゅう」 「マトリックスごっこ」 「のされた人達の真似」 「……ネタが出ません」 「バカ、考えておけよ」 詰め所の中に人肉饅頭(比喩)が出来ていた。 そんなバカをやった後に業務を続け、ようやく終了。 隊員たちが帰って、後は門番長に始末書を書いて提出するのみである。 「……ふう。まったく被害がとんでもないな。妹様の暴れ方よりはおとなしいがせめてもうちょっとこう……」 「始末書出来た?」 「うえぁはい!終わりました!」 改めて被害報告を見てぶつくさ言ってたらいきなり門番長がやってきた。ギクシャクしながら始末書、被害報告を渡す。 「ありがとう。……また咲夜さんに怒られるなぁ……」 「……まあ、入れなきゃ入れないでパチュリー様に怒られますしね」 ヴワル魔法図書館長(?)のパチュリー様こそが、唯一白黒を受け入れる相手。 一回撃退したときには地味に責められたらしい。門番長、所詮私達は私情(パチュリー様)と仕事(メイド長)に挟まれた中間管理職なんですよ。 「そうよねぇ、はあ、この仕事は辛いわ……」 「でも、私はここに来て良かったと思ってますよ?」 「えぇっ?どうして?」 驚愕の顔をこちらに向ける。……いや、どうしてって…… 「それは……その……」 「他の職場より休憩少ないし、夏には日射病で倒れるかもしれないし、ずっと立ってなくちゃいけないから足に豆が出来るし……」 妙にリアルだなおい。……もしかして門番長、全部経験済みとか? 「それに、上司が頼りないし……」 「いや、それはありません!」 ただの自虐になったとき、私は声を上げてしまった。 「……え?」 「門番長。それは自身を過小評価しすぎです。……まあ、確かに少しはしくじるときもありましたけど、それでも私達を支えてくれる門番長にみんな惹かれています」 これは本当の話だ。むしろ、この人だからこそこんなにも隊がまとまってくれるのかもしれない。 「それに……門番長自身がそんなこと言っちゃ悲しいじゃないですか。私は、明るい門番長が好きですから」 「……本当に?」 「しつこいですよ門番長。私は貴女が好きなんです。貴女と一緒にいれればいくら白黒が来ようが妹様が暴れようが平気ですよ」 「え……」 私の言葉に門番長が固まった瞬間。歓声と口笛が詰め所の中に響く。 「なっ……」 「ようやく告りましたね副隊長!」 「ひゅーひゅー、熱いねこのこの!」 「隊長、副隊長?今のお気持ちは?」 ……要は帰らずにずっと外で待ってやがったわけだこの阿呆隊員どもは…… 「え、えっと、もしかして……」 まだ状況が飲み込めなかった門番長が私に聞く。 「あー、その……今の言葉は、いわゆる一つの告白って奴ですよ。バカ騒ぎしてるこの阿呆どもは単にどうなるか見てただけです」 「……私のことを愛したい、と?」 「ええ。そうなりますね……」 その瞬間、門番長の体が倒れる。 「え、ちょ!?」 「……気絶してますよ、副隊長?」 「よっぽど衝撃だったんでしょうね……」 隊のみんなが私に告げる。 …………はあ、とため息をついた。 「門番隊、美鈴隊長を運び部屋に入れておけ。私はこれを届けて……何だ?」 じーっ、とジト目の視線が突き刺さる…… 「副隊長が運んでください」 「右に同じ」 「下に同じ」 「左に同じ」 「上に同じ」 「……わかったよ」 門番長を担ぎ、始末書も持つ。……どうかメイド長に笑われませんように。 まあ、その後散々小言を言われてしまい、後ろの門番長には見向きもしなかったわけだが。 「メイド長の小言はきつい……あれは精神を削るな……」 「ううっ、すいませんさくやさん……」 門番長も削られていたらしく、さっきからこれの繰り返しだ。 「いやぁ、ちちは、ちちはゆるしてください……」 「門番長。それどんな寝言ですか」 「…………あれ?咲夜さんは?」 ようやく門番長が起きてくれた。 「始末書の提出はさっき終わりました。もう業務は終わりですよ」 「……あ、ごめんなさい、わざわざやってくれて」 「ところで。さっきの答えは……」 「さっき?…………あ」 つい先ほどのことを思い出し、なぜか顔を赤くした。 「……どうしたんですか?」 「えっと、あんな事言われたの初めてだったから……どう応えればいいかわからなくて、つい倒れちゃった」 ついで倒れられるのかこの人は。いや妖怪か。 「別にいいですよ?はいかいいえの二つでも」 ……後は門番長の答えを待つのみ。しばし黙っていたが、ようやく口を開いてくれた。 「…………はい。」 口から紡がれたのは、是。 「……ありがとうございます」 門番長を担いでいる手前、騒ぐこともガッツポーズも出来ないが、それでも喜びは十分出せた。 「そう言えばここってメイド同士とかの恋愛ってOKなんですかね?」 ふと気になり、門番長に聞くと。 「大丈夫だと思う。大抵の人は遠くから見たりして喜んでるだけだけど。……よかったら、系統見る?」 「そんなモンあるんですか……」 系統って……まさか『何々派』『何々派』って分かれてるとか? 「じゃあ、見て行きます。ついでに門番長の所に泊まりますね」 「あ、うん。」 見せて貰った系統図は物凄く細かく書かれていて、私に「だからメイド長に怒られるんですよ」と突っ込ませるには十分であった。 まあ、その後は……聞かないように。 ヒントとして、次の朝に私と門番長は揃って遅刻したことをここに記しておくことにする。 **** **** いやあ上善うまいなぁ(挨拶 とりあえずメイドと中国で。勿論女同士。うはははどうせ私は常任と思考が違います(悪い意味で)よ。 (以下チルノの裏) ちなみに。中国の言っていた系統には。 ーーーーーーーーーーーーーーー 現在、紅魔館には三つの勢力がある。 一つは紅魔お嬢様部隊。一つはⅤ・M・R(ヴワルマジックライブラリー)部隊。そしてあと一つが近衛メイド部隊。 ……それぞれレミリア様、パチュリー様、そして咲夜さんにハァハァするだけの部隊だが。 その三つの勢力は全て『我が萌えが最強なり』と謳っている。だけにあまり部隊同士が干渉するのは禁忌とされていた。 ……ただ一部隊(と一人)を除いては。 この三部隊には一つ矛盾がある。それは…… 『近衛メイド部隊だけが紅魔お嬢様部隊に接触してしまう』。 近衛メイド部隊の萌え対象である咲夜さんが紅魔お嬢様部隊に入ってしまっている。だからこそ二つの隊の接触は頻繁に起こる。 というかなんで私の部隊はないんだろう…… ーーーーーーーーーーーーーーー とか書かれていました。(一部抜粋)ちなみに元々咲夜さんネタで使う予定の没稿から抜き出しています。 2スレ目 346 「美鈴、好きだ!結婚してくれ!!」 2スレ目 366 ここの門番はちゅうごくと言って、かなりしぐさが可愛い。また、コッペパンが好物らしい。 ということで紅魔館の門の手前にコッペパンを置いてみた。 ちゅうごくが様子をみている ちょっと可愛い。さらに観察を続ける。 ちゅうごくが他人の目を気にしながらコッペパンに近づいてくる。 ちょっとおどおどしているとことかもう犯罪級に可愛い。さらに観察を続ける。 ちゅうごくがコッペパンにたどり着いた。 まだ警戒している様子だ。…その恐る恐るな感じがそそるね。 ちゅうごくはコッペパンを手に入れた。 あのうれしそうな顔を見てると抱きしめたくなる。さて、自分も出ようか。 おーい、ちゅうご…あれ?何そのやっとストーカーを見つけたって顔h(セラギネラ9 …ちょっとした衝動で書いた。今は…オチが弱いことに少し反省しているorz 3スレ目 121 世間はクリスマスだっていうのに、行きつけの立ち飲み屋で独り寂しくおだてを上げていると、 マスターがおごりだと言ってレモンサワーを出してくれた。 嬉しい事に、カウンターの端に座っている女性を紹介してくれると言う。 「お兄さんがこんな日に一人で寂しそうにしてたから、ついね。 どう? ちょっとだけ」 美鈴だった。 生粋の妖怪である彼女がなんでこんな所に、とも思ったが、しかし彼女は上手いもんで、完全に 周りでしみじみと飲んでいる連中と同化していて、普通のねえちゃんにしか見えなかった。 話しても気さくな奴で、最初はまず自分のついてない職場事情を愚痴り、男運の無さを愚痴り、 ついこちらが「僕も似たようなもんで――」と始めたら、今度は一転聞き上手になる。 質問一つ、相づちを打つタイミング一つ気が行き届いていて、僕のつまらないジョークも上手い 切り替えしで更に盛り上げてくれるのだ。 結局そのままの勢いに乗せられて二軒梯子してしまい、その勘定は僕持ちになってしまったが、 彼女の話しに巻き込まれた店のおっさん共も大分値切られていたし、全く悪い気はしなかった。 久しぶりに楽しい夜だった。 「ちぇ、ちゃっかりしてる奴だな。 それにしても、悪魔の館の門番がこんなに人間ぽい事やってて、勤まるもんなのか?」 それでも少し悔しかったので、別れ際の餞別に彼女をからかってやる事にした。 いや、正直なところ下心もあった。 もし噂に聞くように、彼女が今の職場で冷遇されていると言うのなら、いっそうこのまま・・・・・・。 しかし彼女は首を横に振って、そして堂々として答えた。 「もちろん適任ですとも。 だって私があんまり妖怪として頑張ってたら、館に人間が迷いこんでこないじゃない?」 美鈴はケケケと笑うと、まるで溶け込むように夜霧の中へと消えていった。 「そんな余計な事、言わなきゃ間抜けを一人食えたのに・・・・・・」 ぼやいてみたが、あの闇の向こう側は人の生きる場所では無い。 必死で踏みとどまってしまう僕は、所詮人間であった。 3スレ目 281 ある日、紅魔館の門番を尋ねに来た男がいた。 門番である女性はその男を見つけ排除しようとする。 「待ってください!美鈴さん、僕は貴女が好きです!」 「……!!」 男の突然の告白に彼女は俯く。 「…私を……な」 彼女は小さな声で何かを呟く。 男は彼女に近寄り聞き取ろうとする。 「私をその名で呼ぶなーー!!!」 「ええーー!!」 彼女は突然怒り出す。そして男は……合掌 なんか変ですな…まぁネタなんで 3スレ目 799 「たのもーぅ! フランドール・スカーレット様にお目通り願う!」 「・・・えーと、妹様の存在は外にはあまり知られてないって言うか普通の人間が知るわけないって言うか帰れ」 「めーりんめーりん通してめーりん!」 「帰れ」 …… 「よし、第一関門で挫折!」 「『よし』なの? 私はいいけど」 「だって中の人が美鈴派だし」 「そーなのかー」 劇終 3スレ目 802 「隊長」 「何」 「好きだぁぁ」 「はいはい。遊んでると後で叱られるわよ」 「本気なのになー」 「場所と時間くらいは選びなさい。雰囲気も何も無いじゃない」 「今言えって電波が来たんだよ」 「あんまり阿呆な事言ってるとクビにするわよ」 「だっていつでも言いたいし」 「しゃんとして!もう、単なる妖精でも気を抜いてると危ないわよ。あなたただの人間なんでしょ」 「拾ってくれてマジ感謝してます」 「ああもう、明日も聞いてあげるからちゃんと働いて」 「いえすめむ」 「(明日もちゃんと言いなさいよ)」 「死亡フラグ?」 「………いつでも立ってるわよ。ほら、咲夜さんに言いつけるわよ。動いた動いた」 「いてて。最初はあんなに優しかったのにー」 「けじめはつけるの。嫌ならいつでも放り出すわよ」 「でも好きだー!」 「はあ。場所と時間を選べって言ってるの」 「じゃあさ、選んだら聞いてくれる?」 「ふん」 ――――馬ぁ鹿。 3スレ目 959 喫茶『上海紅茶館』 「いらっしゃいまー……なんだアンタか…」 「名前すら呼んで貰えないとは酷いな、てか今一瞬でた笑顔すごい良かったぞ」 「ふん…褒めたところでタダにはならないわよ?」 「ちぇっ、ケチ。しかし、ある意味メイド喫茶なんだし、それらしい口調にしたらどうだ?」 「アンタ以外にはしているわよ。モチロン事務的に」 「うわ…それ萎えるなぁー…」 「知ったこっちゃないわ。だいたいこんなカッコさせられるとは思ってなかったし…」 「今度その格好で門番やってみればどうだ?」 「汚れたら咲夜さんにはアンタが汚したって言うことにするけど、それでもいい?」 「それは勘弁…でもまぁ、良かったかな」 「…何が?」 「事務的に愛想笑いされるより、少しだけでも素の笑顔のほうを拝めた訳だし。 変にヘラヘラ笑ってるより、ソッチの…なんというか、ちょっぴり精悍な笑顔のほうが俺は好きだな」 「な…いきなりそういう事を言うなー!!」 「別に良いじゃん、事実なんだしさ」 「わ、わかってる…そんなこと………と、とにかく!注文を言いなさい!早く!」 「ういー、じゃ、アイスティーな」 「わかった、少し待ってて」 「マスター、アイスティー1つ」 「はい、どうぞ」 「あのー何だか一瞬で注文が出てきたのは気のせいですか?って、あれ?…これ1つ多いですよ?」 「いいからいいから、少し休憩してきなさい。愛しのカレがお待ちよ?」 「な!?……そ、そんなんじゃ」 「もうタイムカードは押したわ。これ以上働いて貰ってもお給料は出ないわよ?」 「(待て、慌てるな!これはきっと孔明の罠だ!!)」 「……はい、アイスティー」 「おう、ってなんだ?オマエもか?」 「ま…まぁ、ね。……ねぇ?」 「ん?」 「…この後………暇なら、湖まで、散歩にでも……行かない?」 「おう、良いぞ………しっかし…」 「な、なんだ」 「……………似合わねぇなぁ、そのメイド服」 「う、うるさい!」 やっぱり中国は中国のほうが可愛いと思う。 4スレ目 307 「『お前が俺を喰うつもりなら、俺は全力で逃げる。 でもそのつもりがないなら、もっとお前と話がしたい』 …まぁ本音は大体こんな感じ」 美鈴「…」 「どちらかと言えば後者を希望する。いやむしろ熱烈に」 美鈴「貴方って、ほんとに変なやつですね」 「これでも心臓バクバクなんですがわかんねぇか」 美鈴「ふぅ…」 「ってコラ!どこに行く!話はまだ」 美鈴「お茶を淹れてくるんです。二人分」 「彩鈴」11~14Pより 4スレ目 452 なあみんな聞いてくれよ。 今日メイリンに呼ばれて紅魔館にいったんだ。 したらさ、なんかすげーいーにおいがすんの。 なにかと思ってたまたま近くを通り掛かったこぁに聞いたら、 メイリンが料理作ってるんだってさ。 においのするほうに歩いていったらさ、なんか調理担当っぽいメイドがないてたんだ。 どうしたの?って尋ねたらメイリンが厨房を占拠しているから夕飯の準備が出来ないらしいんだ。 とりあえず頭をなでなでしておいた。 そこについにメイリン本人があらわれたわけよ。 俺の顔を見るなり物凄く目を輝かせて俺を引きずるんだ。豪腕で。 ちょっと痛かったけどなんか幸せだったよ。 で、普段は使わないようなでっかい部屋?に通されたんだ。 でっかい部屋にでっかい机があってさ、レミリアお嬢様(とよばれていた人。実際見たのは初めて)とパチェと咲夜さんが座ってた。 いや、勿論机に座ってたんじゃないよ。 レミリア様はなんか嬉しそうだったけど、咲夜さんは少し困っているというか、照れているというか、そんな顔をしてた。 たぶんあれだね。レミリアお嬢様って呼んでるんだから目上の人なんだろうね。 そんな人とおんなじ場所でご飯を食べる機会なんてあんまりないんじゃないかな? それで照れてるんじゃないかな。俺はそう思うよ。 パチェは相変わらず無表情だったね。 でも、この時は本読んでなかった。 流石に食卓までは持ってかないのかな? そんなことを考えてるうちに雑技団よろしく両手と片足と頭に皿を載せたメイリンが跳んできたんだ。 すげー楽しそうだった。 あっという間に食卓にはたくさんの料理が並べられた。 一通り並べ終わるとメイリンはデカイ胸をはって、いっぱい食べてくださいね!って言ったんだ。 パチェが言うには、これはマンカンゼンセキっていう中国の珍味を集めた高級料理なんだって。 ちょっとして、メイリンの顔に小さな傷を見つけたんだ。 俺が気にしてるのがわかったのか、メイリンは笑いながら、少し転んじゃったんです、っていった。 パチェがメイリンに、こんなにいっぱいどこから集めたの?って聞いてた。 料理をよく見ると、怪しげなキノコとか、鳥肉かな?そんなものが入ってた。 あと、肉料理には何の肉を使ったの?ってきいたら、兎の肉を使ってたらしい。 おいしい料理に満足して帰る途中、 赤と青の服ので弓を持った人が殺気立って走り回ってた。 あと、なんか派手な服を着た女の人がヤキトリー!とか言いながら刀持った女の子と一緒に飛んでいった。 あれ、何だったんだろう? 誰か知らない? 4スレ目 674 お前が門を守るなら俺がお前を守ってやる→美鈴 4スレ目 718 僕が此処、幻想郷に迷いこんで幾月たった頃だろうか 行き倒れた僕を助けれてくれた、紅魔館と言う場所の門番をしている紅美鈴さん 彼女に命を助けてくれた恩を返すべく、美鈴さんが暇な時の話相手を僕はしていた時の事だった ぐぅー、彼女のお腹が鳴る 「お腹空いてるんですか? 」 「うん、実は昨日から何も食べてないのよ」 「あのメイド長さんですか? 」 「咲夜さんが侵入者を通した罰だって言って、飯抜きー」 淡々と言う美鈴さんだったけど、お腹が空いて辛そうな彼女を見るのは哀しい 其処で思い出すのは、この前話しかけてきた美鈴さんが元気の無い原因である魔法使いさんの言葉 『中国だけど、人も喰うから気をつけたほうが良いぜ? 』 それこそ人をくったような表情で言う彼女こそ人食いの称号が相応しいと思う だけど今は感謝する、解決策を教えてくれたのだから 「じゃあ、僕を食べませんか? 」 「巫女なら食べてもいい人間との言い伝えがあるんだけどねー」 残念、僕は巫女じゃなかった しかし其処で逆転の発想、僕が巫女になれば良いんじゃないかな? 「それじゃあ、ちょっと行って来ますね」 「いってらっしゃーい」 ~僕移動中~ 「で、いきなりやって来て巫女服くれってのはどう言う用件なのよ? 」 「返すには血の染みが出来てると思うので、もらえれば嬉しいと思ったんですけど」 「そうじゃなくて、何に使うかって聞いてるの。巫女プレイ? 」 巫女プレイが何のか分からなかったけど、巫女さんに美鈴さんがお腹を空かせている事と巫女なら食べる事を説明した それを聞いた巫女さんは、よく分からない渋い表情で巫女服を渡してくれた 着てみると少し大きい 「ありがとう御座います」 「出来れば返してね」 「出来れば洗って返しに来ます」 ~僕移動中~ 「美鈴さん、これならどうですか? 」 「おぶふぁ!? 」 美鈴さんはこっちを見た瞬間に、何故か鼻血を噴き出した 水道に繋いだホースから飛び出した水みたいに噴き出す其れは、凄く綺麗だった 見とれていた僕はすぐにはっとなって美鈴さんに駆け寄る 「大丈夫ですか!? 」 「えぇ、えぇ大丈夫ですとも。凄い元気でました」 美鈴さんはそう言って、僕に向かって笑ってくれた その笑顔に安心した僕は、本来の目的を思い出して美鈴さんに聞く 「僕を食べませんか? 」 「いただきます」 そして僕は ( 隙間による検閲が入りました。見るには『めーりんめーりん』と誤爆してください 4スレ目 734 「幾らでも白黒に撥ねられても大丈夫ですよ。撥ねられた分だけ僕が抱きしめてますから」→美鈴 718の告白にshit!したので書いてみた。こーりんはしていない。 だって、めーりんとか好きだから!! 5スレ目 9 「美鈴。俺はお前を愛している」 シンプルで良いじゃないか
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ゆっくりいじめ系1921 ダメな子 4より続く 我が家には不釣り合いの大ぶりで立派な火鉢と、三日ごとに割ってためている薪を一 抱え。ちなみに、炭は我が家にとっての貴重品だ、少量しかない。 火鉢にごうごうと火をおこしたところで、一度囲いの中へ戻したありす種を再び取り 出す。 「今の内に、逃げ出さないのか、まりさ?」 「ゆっ!? に、にげないよ! 逃げるわけないよ! まりさは最初から約束を守って いたんだから、お兄さんも約束を守ってゆっくりしないでまりさをここから出してね!」 「約束を忘れてるぞ?、まりさ」 「ゆゆ!?」 「そこから出られるのは、ゆっくりしたカップルだけだ」 「ゆぅ??……」 囲いの蓋を戻し、火鉢の隣──土間へと座り込んで、ありす種を足を使って固定する。 逆さまの体勢で。 「ゆゆっ!? お兄さん!? とかいはのありすは、髪の毛もおつむも超一流なのよ! それを足で触るなんて! お兄さんの足臭いわね!」 「言われるほど臭くはない!」 「ゆぎぁあああああっ! じめづげだいでぇええええ!」 「これくらいで叫ぶな。これからもっと凄いんだから」 「や、やめなさい! やめ……やめてね! お願いだから許してね! ありすはとかい はなのよ! いなかものが酷いことをしていい存在じゃないのよ!」 「ありすは田舎者だろう? 山に住んでたんだから」 「あでぃずばどがいばよぉおおおおおお!!」 ありす種の怒りの咆吼を聞き流し、暴れる体を足でしっかりと押さえたまま、火鉢か ら燃え盛る薪を一本、慎重に火箸で掴み上げた。 まりさ種が、囲いの中から目を見開いて、ガタガタ震えている。何が起こるか想像出 来ているのか、言葉一つ発しない。 ぱちゅりー種は、仰向けの体勢で、しかも俺が座り込んだものだから、視界に入りき っていないらしい。炎が上がっていることくらいは、察しているだろうが……元々、あ りす種とは仲が悪かったようだし、特に庇う必要も感じていないのかもしれない。静か に押し黙ったままだ。 俺自身も、言葉数が少なくなる。うっかり手を滑らせれば、自分が大火傷をするのだ から。 「んな゛……!? だ……だにずるぎだどぉおおおおおおお!?」 唯一、元気に声を張り上げているのは、ありす種だ。まぁ、それも当然だろう。 「ゆびぎゃっ!? ゆががががぎがぐげがぎゃぎゅぁああああああ!!!!!!?」 ありす種の、体の裏──こいつらにとって、足──に、燃える薪を置き、素早く上か ら火箸で押さえる。 「ふぅ……うまくいった」 置いた瞬間に暴れられたら、薪が跳ねて俺の脚の上へと落ちてきたかもしれない。そ うなれば、大火傷に苦しむのは俺の方と言うことになる。 うまく火箸を開いた形で燃える薪の両端の側を押さえられたので、もうありす種が体 を震えさせようがくねらせようが、ずりずりと薪はズレる程度の動きしか出来ない。 火にあぶるのなら、上にかざした方がよく、火の下はそれほどでもないという話を聞 いたことがある。 だが、土に魚を埋めてその上で焚き火をして蒸し焼きにする料理があるそうだ。 何より、燃えてる薪を素手で掴むなんて、荒行の修験者でもなかなかやらないだろう。 熱いものは、熱いのだ。 「ゆびぃい!!! ゆぎゃ!! ぎゅぐぎぎぎぎひぃいいいいいいい!!!!!」 燃える薪がズリ動くということは、ありす種の底面で焼け爛れていく部分が増えると 言うことでもある。 「ゆびゅびべぇえええええ! ぶぎゃぁああああああ! ゆっぢゅぢげぎゅぢゃばぎゃ ひぃいいいいい! ぶびゅひぃいいいいいいい!」 「ぶひぃ? ありす、『ぶひい』は豚の鳴き声だぞ?」 「あっ、あでぃず……! あでぃずは、ぶだざんじゃぎゅひあっ!? ゆぎぐぎゅう!? ひぶふううううううっ!?」 「今度は『ひぶふぅ』か。まりさも豚のようだと思わないか?」 「ゆぎゃぁああっ!!!? ゆるしてね!!! まりさはゆっくりゆるしてね!!!」 「質問に答えろ?、まりさ。ありすは、豚みたいだよな?」 「あっ、あり……ありすは……ありすは今、熱いのでゆっくりできないから、まりさは ゆっくりしたいから、ありすみたいなのは……」 「こっちに来るか、まりさ?」 「ゆぁあああああっ!? いかない! ゆるしてね! ゆるしてください! ありすは ぶたさんです! ありすはぶたさんです!」 「ばぁああ……!? ばでぃ、ば、ばがががががががっが!」 ガクガクと、痛みのためか怒りのためか、ありす種が震え続ける。 火の勢いも弱くなって、ほとんど消えかかってきた薪を、火箸で持ち上げて火鉢へと 戻した。 「あ?らら。汚く斑に焦げちゃって」 「ぁああああぁああああああありすのとかいはなあんよがぁああああ!!!!」 「ゆぁあぁあぁあ……あ、ありすぅ……」 「むきゅぅ……燃えちゃったの? ありすのあんよは、燃えて……歩けなくなったの? ねぇ、まりさ?」 「わ、わかんないよぉ、ぱちゅりー……ま、まりさは、ありすじゃないから……わかん ないよぉ……」 じくじくと、底面に近いありす種の前面から、汁が滲み出している。その手の穴や器 官がゆっくりにもあるらしいが、これは一体……どれだろう? 「おい、ありす。ここは、ありすのなんだ?」 火箸で突いてやると、これまで以上にありす種が暴れ出した。 「やべでぇええええっ!! ぞごは! ぞごはだいじな゛……だいじな゛ありずのべに べによぉおおおおお!!!」 「べに……? ああ、ぺにぺにってお前達は言ってるんだっけ。そりゃ火箸で突っつく ものじゃないな」 火箸をありす種の体から離し、火鉢へ突っ込む。がさがさと薪を動かすと炎の勢いが 増し、それを見たまりさ種が甲高い悲鳴を上げた。 「そ……そぉよぉ……ぺにぺには大事なのよぉ……」 火箸が離れたためにいくらか落ち着いたのか、取り乱したダミ声ではなく落ち着いた、 しかし弱々しい声でありす種が抗議し始める。 それを聞きながら、火箸で薪の一つを選んで、慎重に突き崩す。よく燃えて、割れて 崩れかけているものを、さらに細かくしていく。 「あっ……ありすのあんよに酷いことをした、いなかものの……クソジジイが、触って いいものじゃないのよぉ……ありすのペにペには、まりさをとかいはな愛で……満たし てあげるためにあるんだからぁ……」 抗議の声ではなく、罵りと独りよがりだったらしい。 「いらないよ! まりさは、ありすのぺにぺになんてほしくないよ! とかいはな愛と か、わからないこと言わないでね!」 「どぼじでぞんだひどいごどをいうのぉおおおおおっ!?」 「むきゅ……ありすは……はぁ……はぁ……れいぱーだからよ」 「ぢがうわぁあああああ! あでぃずはどがいばなれでぃーよぉおお! いだがもどど ばちゅでぃーはだばっでねぇええええ!」 脚を焼かれて衰弱したかと思ったありす種は、まだまだ元気なようだ。 一方で、いくらか回復したかと思ったぱちゅりー種は、声もすっかり弱々しくなり、 呼吸するのも大変そうだ。 「ぱちゅりー、もうお終いか?」 「おし……まい……? むきゅ……そうね……ぱちぇは、低脳なあなたに殺されて…… 最悪のえいえんなゆっくりを迎えそうだわ……」 「えいえんのゆっくり……ね。じゃあ、その前に聞くが、ありすのペにペには……必要 か? 不要か?」 「ひづようよぉおおっ!? なにいっでるの、ごのおじんばぁあああああっ!?」 「……むきゅ……不要ね」 「ぱでゅでぃいいいいい! ゆっぐじじないでざっざどじねぇえええええええ!」 「まりさは?」 「ひづよぉでじょおお!? ひづようなのよぉおお! までぃさ、ずっぎでぃじだいで じょぉおおおおお!?」 「ゆあぁあ……! ま、まりさ……! まりさはぁ……まりさはぁああ……!」 「までぃざあああ! あいじでるっでいっでえええ! どがいばなあでぃずとずっぎじ じだいっでいっでぇえええええ!!!」 「まりさは! そんなありすとはゆっくりできないよ! れいぱーのぺにぺにはゆっく りしないでさっさとしんでね!」 「だってさ。多数決ってヤツだ」 「ゆぎがぎゃぁあああぉおおあぁおおおおおおおほぉおおおあうぉおおおお!!!!?」 細かに砕き、半ば炭化しながらも真っ赤に燃えている薪の一欠片……大人の人差し指 ほどの長さと太さの火の固まりを、火箸でつまんでジクジクと液を滲ませているありす 種の「穴」へと突き立てた。 「ゆぼぉおおおお!? ぎゅぉおおおおおお!? ひゅぉおおおおおおおお!?」 今までとはまるで違う悲鳴を上げながら、ありす種はその丸い体を、前後にがっくん がっくんと振るわせた。 「ぁあああああぁあありぁりずのべにぃいいいいべにべぬべべべべべべべべ!!!!! ぐぎゅげ!!!!」 ひときわ大きな声で叫ぶと、ありす種は奇妙にくぐもった声とともに、びくりと一度 体を震わせてから動かなくなった。 見てみると、苦痛に歪んだ口の中がカスタードクリームで満たされている。さらにそ こから、ぼたぼたと頭へ……俺の足先へも、零れ落ちている。 「派手に吐いたのか……もしかして、死んだのかな?」 これまでも、責め続けているうちに中身を吐いて死んだヤツは多い。 人間は穴という穴から、糞尿だろうが涎鼻水だろうが垂れ流すと言うが、ゆっくりの 場合はぽっかりと空いた一番大きな穴……口から、垂れ流すのかもしれない。 ぺにぺにと言っていた場所からまだ煙をくすぶらせているありす種の体を起し、髪の 毛を掴んで持ち上げる。 まだ火にくべてない薪を二本、もう一方の手に取り、囲いへと近づいていく。 「ゆぁぁ……! ゆぁあああ!! ゆひぁああ! ゆじゅじでぐだだい! ばでぃざば わるぐないんでず! ゆるじでぐだだいぃいい!」 蓋の上に一旦薪を置いて、ズリ空ける。隙間から見ると、ガタガタと震えながら見上 げていたまりさ種と目があった。 「いぎゃぁあああああああ!!? どぼじでごんだごどにだっだのぉおおおおお!!? ばでぃざをゆっぐじざぜでぇええええええ!!!!」 「ほれ、まりさが一緒にゆっくりしたいと言った、とかいはのありすだぞ」 「ゆぎゃぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ!! ぎだだいぃいい! ぞんだぎだないもの、 ゆっぐりでぎだいよぉおおおお!」 「お前、みんなに虐められて泣きながら怒ってたれいむを汚いって言って、怪我をした ぱちゅりーを汚いって言って、今度はこのありすを汚い……か?」 「だっで、ぎだだいんだぼんんんんっ!!!!!」 「はいはい、俺から見れば、お前らは三匹とも汚いよ」 ふと、こいつらを一纏めにするときの勘定が『四匹』から『三匹』に変わっているこ とに気が付いた。 ──まぁ、あのれいむは……外してやっても良いか。良く出来たお母さんに免じて。 「だずげでぇええええ!! おにいざんん!!! ばでぃざをゆっぐじじだいではやぐ だずけでねぇえええええええ!!!!!」 「他に言うことはないのか……ありすよりも、さらにバカで語彙が貧困だな」 「へんだごどいっでないで、はやぐだずげろ、ぐぞじじぃいいいいいい!!」 「むきゅ……ぱちゅりーは……もう、ふぅ……はぁ、はぁ……もう、人里には、近づか ないわよ……」 息も絶え絶えの、か細い声が割って入る。 ぱちゅりー種を注視すると、裂傷まみれの顔で器用に表情を作りながら、ゆっくりと 言葉を紡ぎ続けた。 「そして……お……おかあさんと……ゆっくりした、優しいお母さんと……カップルに なるわよ……」 浮かべている表情は、自信か……いや、勝ち誇っているのか。 ──俺のことを見下している……が、一番正しそうだな。 なるほどなるほどと頷いて見せてやると、さらにぱちゅりー種は得意げに続けてきた。 「ぱちぇは……ちゃんと聞いていたし……わかっているのよ……こういえば……低脳な お兄さんは、助けるしかないんでしょう? あ……あんな……ダメで、役に立たない、 れいむでも……」 「でも、今のぱちゅりーは怪我だらけで、まともに歩けないだろ? まずは体を治さな いとな」 「むきゅ……愚かな人間にしては……よく気がついたわね、むきゅん……ぱちぇが…… 元気に、なるために……手当てをして……美味しいご飯を、用意なさい……」 「はいよ」 ありす種を持ち上げ、蓋の上にそっと置く。視界から「汚いもの」が消えたからか、 まりさ種は大袈裟なほどの音を立てて深呼吸を繰り返した。 「今のぱちゅりーは食べるのにも苦労する大怪我だ。食べやすいように手伝ってあげな いとな」 「むきゅぅ……気が利くわね……ぱちぇの奴隷にしてむぎゅあががが!?」 薪を二本、縦に並べてぱちゅりー種の口へと突っ込み、並行の状態を維持したまま横 へ広げる。『ミチチッ』と裂けたような音がしたが、今更気にするほどのことでもない だろう。 「元より、大怪我してるんだしな」 「ふひゅー!? ふひゅぅううん!?」 例の鳴き声を上げているのだろうか、大口を開けたまま固定された状態では、間抜け な音とともに空気が、か細く漏れるだけだ。 大きく四角く開かれたぱちゅりー種の口内は、ちょうど三等分されているように見え る。太い薪が左右と、その間にうっすらとクリーム色の、口内本来の色。 「こうして見ると……薪の割れ口より、いくらか白いって程度か? 濁ったクリームな んだな、ぱちゅりーの中身は」 「ふひゅー!? ふひゅぼっ!? ごぼぼぼっ!?」 大口を開けたままなので、咳き込んだところで“咳”という感じの音が出ない。ただ 不気味に喉がなり、体をびくんびくんと跳ねさせるだけだ。 「ほらよ、あま?いご馳走だ」 「ゆぎゃぁああああああっ!!!!?」 「ふひゅぶぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼふごぼごぼごぼごぼごぼごぼごぼ!!!!!!」 まりさ種の悲鳴を、ぱちゅりー種の上げた奇妙な音が掻き消す。 動かなくなったありす種の口を、ぱちゅりー種の開きっぱなしの口の真上へ持ってき て、ありす種を絞ってやったのだ。 ぱちゅりー種の口に、カスタードクリームの池が出来上がっていく。体力を失ってい る体は、起き上がることも寝返りを打つことも出来ず、薪で空けっぱなしにされた口を 閉じることも出来ない。 「ぶぼぼぼっ!!!! ごぼぼぼぼばぼばぼばぼばぼごぶごぶごぶごぶごぶ!!!!」 ぱちゅりー種が咳き込んでも、吐き出そうとしても、上を向いて大きく開けた自分の 口、そこに出来た黄色い池が、不気味にゴボゴボと泡立つだけだ。 ありす種がビロビロとした皮だけになるまで、絞り上げ続けた。ぱちゅりー種の口だ けではなく、体中にカスタードクリームが降り注ぎ、どろどろと黄色く薄気味の悪い塊 にしか見えなくなった。 「ついでに、傷口も塞がるかもな。元気になれよ、ぱちゅりー」 その黄色く気味の悪い固まりに、優しく毛布でも掛けてあげるような手つきで、あり す種の皮を被せる。絞り上げられて、ボロボロになった皮だが、広げればなんとか判別 はつく。 「ほぉら、まりさ。大好きなぱちゅりーと、一緒にゆっくりするって言ったありすが、 一つになったぞ」 「ゆっ……! ゆが……! ゆぁあ……!?」 「れいむは居なくなったし、もう迷う必要はないかな?」 「ゆぎやぁあああああああ!! だじでぇええええ!!! ごごがらだじでぇえええ!! ぞのぎぼじわるいのがら、までぃざをだすげでぇえええええええええ!」 ふと、何かが聞こえた気がして顔を上げる。耳を澄ます。 「ひびゅべぇえええ!!! おにいざああんん!!!! ぎいでるどぉおおおお!!?」 「黙れ。お前も絞るぞ」 「いやぁあああああああああ!!!!! ありずはいやぁああああああああああ!!!」 「黙れ!!」 まりさ種を掴み出し、土間へと叩き付け、踏みつける。 「ぶびゅびゃばばばば!」 顔を土間に押しつけられたまりさ種が、ぶっ、ぶっとしか言わなくなって、ようやく かすかにだが、聞こえた。 「めーりんっ!?」 「ぶぶべーびんばっっばびょび、ばびばぼ……!」 「煩い!」 再びまりさ種を持ち上げ、囲いの内側へ叩き付けた。 蓋を戻し、後も見ずに駆け出す。 「めーりんの声だった……! ゆっくり休めって言ったのに!!」 それでも、めーりんは畑を見張っていたのだろう。そして、よりによってこんな日に、 野良ゆっくりが畑へ侵入した。 『責任感の強い、自慢のうちの子』にたいして褒めてあげたいような、だが休むよう に言ったのに……と叱りたいような、そんな気持ちまで混乱したままの状態で、とにか く走った。 ゆっくりいじめ系1923 ダメな子 6に続く
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処女作です 俺設定満載 以下本編 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ある所に青年がいた その青年は仕事の帰りに酒とつまみを買って家に帰ってきて驚いた。 部屋がめちゃくちゃに荒らされていたのである 青年は泥棒かと思ったが奥のほうから声が聞こえてきた 「ゆぅ…ゆぅ…」 ゆっくりだった髪の色と飾りから判断するにこいつはれいむ種だろう 青年がゆっくりしていってねと言うとれいむが起きた 「ゆっくりしていってね!!!」 「おにいさんだれ?ここはれいむのゆっくりプレイスだよ?」 勝手に自分の家宣言しているが青年は気にせずこう言った 「ここは僕の家だから自分の家に帰ってもらえないかなあ?」 「なにいってるの?ここはれいむのいえだからおじさんはゆっくりどっかいってね!!」 おおテンプレ乙 友人から聞かされてはいたが、言うことはほぼ一緒みたいだな この瞬間このゆっくりを制裁することに決めた 制裁するだけだから家では殺さないのがこの青年のポリシーだった 「そうかごめんね。お菓子あげるから僕もこの家に居させてもらえないかな?」 「ゆゆ!!おかし!!さっさとちょうだいね!!」 そう言うとゆっくりれいむはこっちに近付いてきた 「はい。」 と賞味期限切れのせんべいをあげると 「ゆ!むーしゃむーしゃ、しあわせ~♪」 「おいしいかい?」 「おじさん!もっともってきてね!!れいむおなかぺこぺこだよ!!!」 「なんかあったっけな?」 ふいにこいつ等の歯ってどれくらいのものまで食べられるのだろうと思った 飴でできているらしいが、どの程度のの硬さまでいけるのだろうか まあ人間の肉は喰いちぎれないみたいだが 「ゆぅ~かたいけどおいしいよ!!」 するめはいけるのか じゃあ家にあるので硬いのは…鰹節(元)しかないや もったいないが食わせてみるか 「はい。よく噛んで食べろ。」 「ゆ!ゆっくりかむよ!」 バキ! 「ひゅ!へいふのはふぁほれひゃっはぁぁぁぁ!!(ゆ!れいむのはがとれちゃったぁぁぁぁ!)」 「やっぱり鰹節は駄目だったか。」 なんとれいむの歯がほぼすべて取れてしまったのである 「おひはん!ひゃっはひっへほういうほほ?へいふのふぁひゅっふりはおひへへ!!(おじさん!やっぱりってどういうこと?れいむのはゆっくりなおしてね!!)」 「ん?何言ってるかわからないなあ?」 「はおひへっへいっへるほ!!へいふのひっへるほほはははらいはんへはははほ?ひふほ?(なおしてっていってるの!!れいむのいってることがわからないなんてばかなの?しぬの?) 「お前自分で何言ってるかわかってんのか?『ゆっくりしていってね!』って言ってみな。」 「ひゅっふひひへいっへへ!!ひゅ!?ひゅっふひひへいっへへ!!ひゅっふひひへいっへへ!!(ゆっくりしていってね!!ゆ!?ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!)」 「言えてねーじゃん。」 「ひゅふぅぅぅぅ!!!(ゆぐぅぅぅぅ!!!)」 「ひひいほへひはんはへ!!へいふひほんはほほふふひひいはひゅっふりひへ!!(じじいのせいなんだね!!れいむにこんなことするじじいはゆっくりしね!!)」 そう言うとれいむは足に体当たりしてきた もちろん痛くも痒くもないのだが 「何言ってるかわからないゆっくりはどっか行ってしまえ!」 そう言うと青年は森の中へれいむを力いっぱい投げた 「ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!(ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!) 「あ、しまった。俺はお兄さんだってこと言い忘れた。」 森の中では 「ひゅ!ひぇん!!(ゆ!ちぇん!)」 「ゆ?れいむ?」 れいむがゆっくりちぇんを見つけて助けてもらおうと一生懸命説明しているが 「このれいむなにいってるかわからないよぉぉぉぉぉぉ!!!」 そういうとちぇんはどこかへ行ってしまった 歯がほとんどなくなったれいむは餌も十分に食べれず周りのゆっくりとも話せないれいむは 「ほっほひゅっふひひははっはひょ・・・(もっとゆっくりしたかったよ・・・) と言い死んでしまった れいむは最後まで『ゆっくり』と言えなかったようだ 終わり ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき 処女作です 今日するめを食べてこれゆっくりが食べたらどうなるんだろうと思い作った作品です いくらゆっくりの歯でもするめくらいは食べれるだろう 案外無理かもしんないけど… 世界一硬い食べ物は鰹節らしいです 人間ですら硬くて食えんのにゆっくりに食べさせたら歯が取れるor折れるにきまってんだろ常考 ゆっくりのなかではちぇんが好きなので最後書いてみたんですけど・・・ いらないほうがよかったかも 飼うとしたらめーりんが一番好きだけど by のりたま このSSに感想を付ける
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ここはAA26~AA50までのAAを掲載しているよ! +をクリックして見たいAAに飛んでね!! 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA26 ■ゆっくり状態!!! ■ヘブン状態!! ■たれれいむ2 ■"あたま"を装備 ■なでなで(TENGAすいか版) ■ゆっくりれみりゃとゆっくりふらん(体付き) ■れみりゃの出産 ■ズームアップまりさ(恐怖顔) ■仏像さとれいむ ■にんっしんっシスターズ ■反応が薄いゆっくり ■ダブル⑨ ■プチ秋姉妹 ■ゆっくり生えました ■早苗さんとゆっくり3 ■イクさんとリュウグウノツカイ ■歌を歌う ■結婚するゆっくり ■ゆっくりレティ ■冬を告げるレティ ■涙ぐむおぜうさま ■天使なおぜうさま ■プチれいむ 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA27 ■ウロボロス状態 ■ゆっくりうえをむいてね!(てゐれーせん) ■よく学校の登校とかで見かけるよね? ■歌うゆっくり ■秋穣子 ■ミニ秋姉妹 ■秋姉妹ファミリー ■改造れいむ ■アナゴ ■出産前出産後 ■ねこえーりん ■れいむを食すレティ ■れいむドラゴン ■地面かられいむ ■プチちぇんと八頭身らんしゃま ■マトリョーシカゆっくり ■天寿を全うする ■ゆっくりまんじゅうと滑り台 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA28 ■逆向き ■おぜう丸 ■萃香と酒虫 ■秋静葉4 ■オリキャラ状態!!! ■ふくれゆっくり残像拳 ■超高速れいむ ■終わらナス ■りーちあうとざとぅるーす ■れみのりこ ■釣り堀 ■プチゆっくりのドライブ ■秋静葉のイメチェン ■にんっしん(怒) ■微笑みのゆっくり ■チルノフのマトリョーシカ ■リボンや帽子なくてもけっこういけますよ?私たち ■ぷるぷるぷる…! ■なでなで(秋姉妹) ■ミニ秋姉妹 ■まっすぐ秋姉妹 ■プリンをほしがるおぜうさま ■プリンに釣られるおぜうさま 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA29 ■あまがみ+ヘブン状態!! ■黒いおぜうさま ■上から来るぞ!気をつけろ! ■秋静葉の成長の過程 ■ケルベロスきめぇ丸 ■EXるーみあ ■プチれいむとタイ焼き ■プチゆっくりーズ ■れいむナイト(大きめ版) ■れいむナイトとまりさナイト ■少女臭 ■空飛ぶれいむ ■呆れ顔てんこ ■ゆっくりぱるすぃ2 ■そこまでよ!!! ■ねこきめぇ丸 ■浮いてる ■ねこうつほ ■目覚ましのモノマネ ■ゆっくりもてなしてね!!! ■ザ・有頂天カー ■挟んでもいいのよ? ■キスメフ ■なでなで(きめぇ丸) ■ゆっくり都会へ行く ■ツンデレありす ■※ただの甘噛みです 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA30 ■蝶々きめぇ丸 ■甘噛みされる秋穣子 ■ゆちゅりー ■ゆっくりゆゆこ ■赤ちゃんありす ■お墓参り ■愛・地球博 ■ゆっくりしている場合じゃない ■雪のレティさん ■ふくれっ面うつほ ■お前らゆっくりしろ ■フスマの中から秋姉妹 ■帽子をチェンジした地霊殿ペットたち ■プークスクス ■うつほ、図書館にて ■ぱっちぇプリン ■狙われるプリン ■狙われるプリン2 ■プチれいむ百面相 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA31 ■引っ張ってダメなら… ■古明地姉妹 ■一緒にお菓子を食べませんか ■空飛ぶうつほとれいむ ■喧嘩するほど仲がいい ■ずっとくっついていようね!! ■火蜂・改 ■笑ううどんげと冷めた顔のてゐ ■あなたとは違うんです ■一緒にお菓子を食べ… ■うー!うー!うどんげ ■ゆっくりかぐや ■子テルヨフ ■ちびれみりゃ ■きめぇ丸(照) 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA32 ■むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー!! ■ゆっくりテーマパークのれみりゃ ■お食べなさい!!お茶請けとともに! ■ゆっくりの成長(霊夢編) ■ゆっくりの成長(魔理沙編) ■ゆっくりの成長(射命丸編) ■ゆっくり日記 ■風船 ■ゆっくりめーりん 閉じさん風味 ■じゃおぉぉーん!!!(さぁお食べなさい!) ■にらめっこ ■まさに親子 ■ゆっくりぱちゅりー ■たい焼きをくわえるゆっくり ■ゆっくりれいむの誕生 ■むーしゃむーしゃしあわせー♪のうた 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA33 ■そんなことよりゆっくりしようぜ!!! ■微笑む静葉 ■ようかんマンなおぜうさま ■ゆっくりちぇんの誕生 ■ゆっくりみょんとちんぽっぽ ■武ー者♪武ー者♪しあわせー♪ ■邪悪なおぜうさま ■号泣する秋姉妹 ■蟹ゆーぎ ■ゆっくりゆーぎ ■ゆっくりかぐや ■ゆっくりうつほとゆっくりおりん ■クリスマス ■てんこ(クリスマス) ■ナデナデされた結果がこれだよ!!! ■ふくれっ面 ■水上バスィー ■みんな、そこまでよ!! ■ゆっくりさなえさん ■唖然とするてゐ ■おっちゃんとの思い出 ■フラグ ■私のために争わないで! ■謙虚なてんこ ■楽屋裏 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA34 ■ゆっくり人気投票開始!? ■天ぷらうめぇ ■ゆっくり埋めてるよ! ■パクパクさせろー!! ■ムニュムニュさせろー! ■節分ネタ ■感想を聞かせてくれるかしら? ■きめぇ丸が見てる ■緋想の剣でバラバラに引き裂いてやろうか!? ■秋姉妹4 ■甘い秋の香りのキス ■ゆっくりすわこ ■ゆっくりりりー ■きつね蕎麦 ■まるみあ ■実録!鴉の子作り記録 ■とうもろこしを食べるちぇん ■ナデナデ(ちぇん版) 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 AA35 ■お茶菓子 ■ダイエット? ■ふぉーゆー! ■リリー・ゴルベーザ
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* いつもハードな虐待ばかり書いてるんで、たまにはほのぼの系。 * 夏も終わって、ちるのも構われなくなったので、いい頃合いかなーって。 『ゆっくりちるのの生態』 D.O ゆっくりちるの。 中身がアイスクリーム(ソフトクリーム)である、いわゆる希少種である。 中身も中身なため、冷気を操ること、にとりと同じく水に耐性を持つこと、 ゆっくりでは珍しい空を飛ぶ能力を持つことなどは知られている。 しかし、ちるの達がどのように生まれ、何を食べ、どのようなおうちに住んでいるのか、意外と知られていない。 たとえば、多くの通常種が3か月周期で誕生~成体となるのに対し、 ちるのは1年かけてじっくりと成体に育つことなども、知られていないことの一例であろう。 そこで今日は、ゆっくりちるのの生活を一年を通して追っていくことで、学んでいきたいと思う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 冬の中頃から春にかけて、水質の良い川や湖を訪れると、 水面からすくっと伸びた水草の、茎の水面付近に白い物がくっついているのが見える。 ショートケーキのデコレーションと言っても違和感のないこれ、 この白い塊一つ一つが、ゆっくりちるのが産声を上げるまでのゆりかごなのである。 この高栄養のゆりかご内には、ちるのの卵が一つづつ産み付けられている。 未だすーやすーやと寝息を立てながら産まれる時を待つちるの。 彼女たちはどのようなゆっくりした未来を夢見ているのであろうか。 今は春、多くの通常種達が汚らしくすっきりーしてゴミのような子饅頭を量産するころ、 この白いクリームがもぞもぞとうごめき、青い宝石のような赤ちるのが顔を出す。 「あたいっ!!!」 元気よくクリームから飛び出す赤ちるの、その大きさは一般的なビー玉サイズであり、 一般的に言われる赤ゆっくりよりもさらに一回り小さい。 しかし、ちるの達はこの小さなサイズの中に、実に多くの驚くべき力を秘めているのだ。 と、いうよりも、ある程度の能力が備わって誕生しないと、産声を上げる前に永遠にゆっくりする。 空を飛ぶことができないと水没するし、弱すぎると卵の殻を割ることもできず餓死する。 そもそもクリームが水に流されてしまうと誕生することもできない。 産み落とされたちるののうち、7割が産まれることすらできずにその生涯を終える。 幸運こそが、ゆっくりに求められる最大の能力なのだ。 「あたいっ!あたいっ!」「あたいっ!!」「あたたいっ!」 とはいえ、いったん産まれてしまえば強いのがちるのである。 なんといっても空を飛びまわれることは大きい。 それに、クモの巣程度に引っ掛かるほどには弱くもなく、 しかも産まれたてのこの時期は、ちるのはクリームというよりは氷そのものであることから、 鳥にも狙われることがない。 「とりさぁぁぁぁああん!おちびちゃんつれていかないでぇぇぇぇ!!」 「ゆーん、おしょらとんでるみちゃいー。ゆっ!ゆぴぃぃぃぃいいい!!れいみゅをたべにゃいでぇぇぇぇ!!」 などということが行われている間に、赤ちるのは水面すれすれを飛びながら、 ちょん、ちょん、と水に口をつける。 赤ちるの~子ちるのは、サイズの問題もあるが、もっぱら水を主食としている。 研究者によっては、プランクトンや水草を食べているのだ、という者もいるが、 どちらにしても食事風景はこの様な実に優雅なものである。 生ゴミや土まみれの虫をあさましくむさぼり食う駄饅頭とは別世界の存在と言っていいだろう。 「あたいっ!!!」 こうして、ちるの達の春はゆっくりと過ぎていくのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 夏、ちるのはテニスボールサイズまで育ち、 水草の陰ですーやすーやするには大きくなりすぎてしまった。 そろそろちゃんとした『おうち』が必要な時期である。 そんな夏の日、ゴミれいむとクズまりさのつがいが、5匹の赤饅頭と一緒に一匹の子ちるのを囲んでいた。 この時期に湖や川でよく見かける光景である。 「ゆーん、ちるのはおばかだけど、すずしくてきもちいいよ!」 「あたいったらゆっくりね!」 「ゆーん、ゆっくちー。」 「・・・そーだぜ!ばかちるのをおうちにつれていったら、いっつもすずしいのぜ!さぁ、くるのぜ!」 「あたい!あたいー!」 ちるの、めーりんのような片言しか話せない種は、 通常種にとってはゆっくりできていない、低能なゆっくりということらしい。 そんな通常種からすれば、この子ちるのは夏の間自分たちが快適に過ごすための奴隷のようなものなのである。 ちるの自身もさほど抵抗する気配がないのをいいことに、 このゴミ一家はちるのの羽をお口でつまみあげて、強引におうちに連れ帰っていった。 だが、実のところ片言しかしゃべれないゆっくり種といえば、 めーりん、ちるの、るーみあ、れみりゃ、ゆゆこ・・・・・・ 全てが通常種を大きく上回る能力を持ち、しかもめーりん以外は全て捕食種なのである。 ここは、岩の割れ目を利用したゴミ一家のおうち。 「あたいー・・・・・・。」 「ゆふーん。ゆっくりすーやすーやできるね。」 「ゆっくちおやしゅみなしゃい!・・・しゅーや、しゅーや、ゆっくちー。」 「すーや、すーや、しあわせー。」 ちるのをおうちの奥につっこんで、すっかり油断してすーやすーやと寝息を立て始める一家。 ちるのも暴行を受けたわけでもないので、ゆっくりと寝息を立て始めた。 ちるのの寝息は、目を覚ましていた時より少しだけ冷たくなる。 そして、その温度は徐々に低下していき、遂には冷凍庫から漏れ出す冷気以上に低い温度となっていった。 「ゆっくち・・・ゆっく・・・・・・。」 少しずつ、少しずつ、しかし確実に温度を低下させていくおうちの中、 赤ゆっくり達は、目を覚ますことなく、餡子の芯まで熱を奪われて永遠にゆっくりしていく。 それは、成体であるれいむとまりさすら例外ではなく、 夜明け前、遂にこの一家は二度と目を覚ますことなく冷凍饅頭と化したのであった。 「すーや、すーや。ゆーん!あたいったらゆっくりね!!!」 ちるのが目を覚まして朝の挨拶を済ますと、そこには冷凍饅頭。 自分をおうちに招いてくれたゆっくり一家が、なぜか変わり果てた姿で永遠にゆっくりしていた。 どれだけ揺すったり挨拶してみても、返事がない。ただのしかばねのようだ。 「あたいー・・・。あたい!あたい!」 これは丁度いいと、ちるのは今日こそ自分のおうちを作ることにした。 ちるののおうちは、鳥のように空を飛べること、水には強いことなどから、 通常種のような土に掘った穴、木の洞、洞窟ではなく、特殊な形態をしている。 大事なのは、まず材料集め。 基礎になるのは目の前で永遠にゆっくりしている一家のお飾りだ。 まりさのお帽子をお口にくわえ、親れいむ・赤れいむの大小のリボンをお帽子の中に詰める。 続いて、一家の髪の毛をブチブチと引き抜いて、こちらもお帽子の中にぎゅうぎゅうと詰め込んでいく。 そして、ちるのは水辺に大きく枝を張る木の枝に『材料』を運び、自分のおうちを作り始めるのであった。 成体まりさのお帽子を枝の分かれ目中央に置き、その周囲に小枝や草の茎を敷き詰め、れいむのリボンで補強する。 最後にお帽子の中央にゆっくりの髪の毛を敷き詰めて、葉っぱや羽毛なども場合によっては詰め込み、 『おうち』の完成となる。その姿は、まさしく鳥の巣そのものだ。 まあ、こんな高い所に巣を作るせいで、ちるの種の死因No.1は、睡眠中におうちからの転落死であったりするのだが。 「あたいったらゆっくりね!!!」 こうして、晴れてマイホームを持ったちるのは『おとな』の仲間入りを果たすのであった。 ちなみにはげ饅頭となった冷凍ゆっくり達は、このあとちるののおうちに運び込まれ、 ちるの自身の冷気でしっかり冷蔵され、夏の間の食料として無駄なく消費されるのである。 通常種がちるのを、れみりゃの様に恐れない理由は、このようにして、目の前で捕食する姿を見せることがないためである。 そしてまた、標的となったゆっくりが逃げ切ることが絶対にないためでもある。 そう、ちるの種は、ある意味ではふらん種以上の狩人なのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして季節は秋を迎える。 ちるのは夏の間、ほとんどをおうちの中(上)で、冷凍したゆっくりをむーしゃむーしゃと食べながら過ごしていた。 その過程で、ちるのも大きく育ち、その大きさは、ハンドボールより少し小さい程度にまでなっている。 通常種の成体がバスケットボールサイズであることを考えると、少々小さいようだが、 自然界では、ちるの種の成体のサイズは大体この程度であり、 ソフトクリーム屋で見かけるバスケットボールサイズのちるのは品種改良の結果である。 この時期になると、通常種は冬ごもりのために、大量の食料を蓄えるべく奔走する。 今目の前にいるれいむも、10匹の赤れいむを連れて、ごはん集めに必死の様子だ。 「ゆんせっ!ゆんせっ!はやくごはんをあつめないと、ふゆさんがきちゃうよ!」 「ゆっゆーん!きのこしゃんおいししょー!むーちゃむーちゃ!」 「おちびちゃん、どぼじでごはんさんたべちゃうのぉぉぉおお!?」 「れいみゅはおなかしゅいてりゅんだよ!ゆっくちむーしゃむーしゃさせてくれにゃいおきゃーしゃんは、ゆっくちちにぇ!」 「ゆぁぁぁん。どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ・・・」 まあ、この時期におちびちゃんがいる時点で死亡フラグである。 だが、それを自力で回避できるようなら、そいつは群れの長くらいにはなれるだろう。 「あたいっ!あたいっ!」 ちるのは遊んでほしそうにれいむ一家を見ている。 「ばかなちるのはどっかいっててね!ゆっくりできなくするよ!」 「ゆーん、れいみゅもちるのみたいにあしょびたいよー。」 「なにいってるの?ちるのみたいにあそんでたら、ふゆさんのあいだにごはんがなくなって、ゆっくりしんじゃうよ!」 「ゆあーん、むーちゃむーちゃできにゃいとゆっくちできにゃいよー。」 「ふゆしゃんはゆっくちできにゃいから、ゆっくちどっかいっちぇにぇ!ぷっきゅー!」 ちなみにちるのは、主食=水orゆっくり、な上、寒さにも極めて強いので、冬ごもりの準備なぞ必要としていない。 馬鹿は赤れいむをぞろぞろ連れて冬ごもりの準備をしている母れいむのほうである。 加えて言うとちるのは、れいむ一家『と』遊びたいのではなく、赤れいむ『で』遊びたいだけなのであった。 「じゃあおちびちゃん、ゆっくりおうちにかえるよ。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」 母れいむを先頭に、一列に並んだれいむ一家は、おうちまでの道のりをぽよんぽよんと跳ねていく。 ちるのは、その列の最後尾に、音一つ立てずにゆっくりとついていく。 そして、最後尾の赤れいむから順に、一匹ずつ『ふぅっ』と冷気を吹きかけて、 「ゆ゛・・・ゆ゛っぐぢ・・・ゆ゛。」 一瞬で表皮と表面の餡子だけを凍りつかせ、身動き一つ、声一つ出せないようにして捕獲していった。 「ゆっくりおうちについたよ!おちびちゃんたち、ゆっくりしてね!」 そして、おうちの入口までたどり着き、母れいむが振り向いたとき、 10匹いたはずの赤れいむの姿は、4匹にまで減少していた。 「ゆぅ?なんだかおちびちゃんがすくないきがするよ?いち、に、さん、たくさん・・・きのせいだね。」 「ゆーん、はやくおうちにはいりょーよ。ゆっくちつかれちゃよ。」 「ごめんね、おちびちゃん。いま、えださんをどかすからね。」 「ゆっくちー。」 一方ちるのに捕らえられた6匹の赤れいむは・・・ 「あたいっ!あたいっ!」 「ちる・・・ゆっく・・させちぇ・・・」 ちるのに咥えられている間中、その口から発せられる冷気で冷やされ、表面を氷漬けにされていた。 そして今いるのは、湖のはるか上空。 はるか下に見える水面を、凍ったおめめで眺める赤れいむは、ほとんど顔を動かせないなかでも、怯えた表情を浮かべていた。 「ゆっく・・・ちる・・おかあしゃ・・・」 ぽろり。ぽちゃん。 「おきゃあぢゃ・・・ごぼぉ・・・ゆぴぃ!おみじゅ・・・ゆっく・・・ごぼ。」 「あたいったらゆっくりね!」 「ごぼごぼごぼ・・・・・・」 赤ゆっくりを氷漬けにして、水の中に放り込んで解凍する。 秋にちるの種が好んで行う遊びであった。 実に非生産的な遊びに見えるが、先ほどの母れいむにしても、 10匹の赤ゆを抱えての冬ごもりは無理でも、4匹ならなんとかなるかもしれない。 うっかり母性の強い母ゆっくりが、自分を食べさせて赤ゆを生き延びさせながら、 結局寒さに弱い赤ゆ達も凍え死ぬ、というのは最悪のパターンなのである。 この『遊び』は、ちるの種が生まれつき備えた、ゆっくり種の間引き機能なのだ。 まあ、ここまでしても、やはり7~8割がたは冬を越えられないのが通常種なのだが。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして冬。 町の野良ゆっくりはともかくとして、自然界のゆっくり達はほとんどが冬ごもりを行っている。 だが、この他のゆっくりや動物達がほとんどいなくなる時期こそが、 ちるの種のもっとも活発に活動する時期、つまり繁殖期となる。 冬に活動する捕食種はゆっくりれてぃだけであり、 れてぃ種はちるの種を襲うことがない以上、これ以上に安全な時期はないのだ。 「おい、あれみろよ。湖が青く光りはじめたぜ。」 「ああ・・・、今年ももうすぐ終わりだなぁ。」 人間の暦でいえばクリスマスから年末年始の時期にかけて、 毎夜、ちるのの生息する湖や川は、一斉にライトアップされる。 ちるのに生える氷の羽が、澄んだ青い光を放ちはじめるのだ。 これは、ちるの種の求愛行動であり、より強い光を放つ者同士が惹かれ合う。 産まれてからこれまでずっと一匹で暮らし続けたちるの達が、初めてつがいをつくるのだ。 その神秘的な光景は、夏の蛍・冬のちるの、とたとえられ、 天空の星々が地上に舞い降りたようだと言う詩人もいる。 つがいとなったちるの達は、空中と湖面に青い軌跡を残しながら、互いの下膨れをくっつけ合って舞い続ける。 そして次第に螺旋を描くように天空高く舞い上がり、花火のようにひときわ強い輝きを放って絶頂を迎えるのであった。 「あたいったらすっきりね!!!」 湖の上空に放たれ続ける青い打ち上げ花火、それは、星に住む神々が、新たな生命の誕生を祝福するかの様であった。 こうして、にんっしんを終えたちるのは、水辺に伸びる背の高い草、 その茎の水面近くへと、クリームにくるんだ卵を、一つづつ産み付けていく。 出産を終えたつがいは、仮初めの婚姻を早々に解消して各々のおうちへと帰り、 冬の間はずっと、ゆっくりと独身生活を過ごすのであった。 春、自分達の新しい仲間の誕生をゆっくりと待ちながら・・・ まあ、しばらくSS書いてなかったんで、リハビリです。 感覚が戻ってこないよぉ。 もう2~3本リハビリが必要っぽいですね。 それにしても、餡小話も、最近ものすごい量アップされるようになってきましたね。 最初は人も少なそうだからちょーどいいや、とばかりに投稿してたんですけど、 最近は影が薄くなる一方ですよ。 引退時期かなぁ。 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ)
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ウミガメのスープ 過去問集 75スレ目 帰りたい 75スレ目95~192 あんなことが無ければ、彼女が血迷うことも無かっただろう。 中身を確認した彼女は、心底「帰りたい」と思った。 解答を表示 「よー早苗じゃないか。ん? これか? さっき香霖のところから借りてきたんだ。無縁塚に落ちてたらしい。 ジュラルミンケースとか言う外の世界の鞄らしいんだが、凄いんだぜ? 硬いし軽いし…… 何? そっちじゃなくて中身? ああ、なんか紙束がいっぱい入ってるよな。 『壱万円』とか書いてあるんだぜ。まったく何だそのアホな金額。"ぼくのかんがえた超お金"とかか。 ああ、ケースは三つ、全部こんな感じのがぎっしり詰まってるぜ。 ん、どうしたんだ急に。おう、そ、そうか急用か。それじゃあまたなー」 「#三億円事件」 - 出典 フリーダム百科事典『テヰキペディア(Tewikipedia)』 三億円事件とは、昭和43年に発生した、幻想郷始まって以来の巨額の現金が奪われた事件である。 昭和43年12月10日、午前9時25分。香霖堂から霧雨魔法店へ、三億円の入ったジュラルミンケースを輸送中 の箒が、魔法の森入口に差しかかった。そこへ警官に偽装した少女が物凄い速度で追いすがり、箒の前方へ と回り込んで停止させた。 運転手が「なんだ用は済ませたのか早苗」と聞くと、「わわわ私は早苗ではありません、霊夢です。ええ と、そう! 香霖堂が爆破され、あなたの箒にも爆弾が仕掛けられたという通報がありました! 箒を調べ させてもらいま、もらうわ」と言って、運転手に箒から降りるよう命じた。 運転手が勢いと無茶な状況設定に押されて箒を降りると、少女は箒を調べるふりをして手に持った御幣に 点火した。特に煙は出なかったが、彼女は「爆発します! 逃げて下さい!」と叫んで箒に跨り、飛び立と うとしたが箒では飛べず、数度その場でぴょこぴょこ飛び跳ねた後、結局跨ったままその場を走り去った。 ジュラルミンケースは箒にぶら下げられたままであったが、運転手はただ「ああ、痛い子なんだな」と思っ たという。 「八坂様、洩矢様、早苗は実家に帰らせて頂きます」 『正気に戻れ』 正解は「外の世界の大金を手に入れたけど帰れないでござるの巻」でした。 その、アレだ。とち狂ったと言えば「何か普段から想像付かない悪事を働いたのか?」といけると思ったんだ。 早苗さんが分かれば「幻想郷じゃ使いようがない現金かな?」と想定して、 それくらいじゃ瞬殺かといろいろ付け足したのが蛇足だったかなぁ。精進します。 証拠品 75スレ目286~379 【状況】 霖之助「ほぅ、これは・・・こんなものが流れてくるとは」 霖之助「やはりアレは架空ではなかったと言うことか」 【問題】 霖之助が拾った物品は何か、答えよ 解答を表示 【解説】 霖之助「と言うわけでこれについて一番詳しそうな君を呼んでみたんだ」 咲夜「流石に外界のものですから。特に存じ上げませんわ」 霖之助「君のスペルカードには同名のものがあったね。ジャック・ザ・リッパーだったかな」 咲夜「ナイフを扱う人物の中でも有名な方ですからね」 霖之助「何故君の武器がナイフなのか、常々不思議に思っていたんだ」 咲夜「魔法使いや妖精がいる世界ですわ。ナイフ使いが一人いたとしても不思議では無いでしょう」 霖之助「・・・僕が最近見た話では、彼には子孫がいたそうだ」 咲夜「・・・・」 霖之助「その子孫がナイフ使いの血を受け継いでいないとは限らないだろう?」 咲夜「ふふ、何のことかさっぱりですわ。ではこれで、館での仕事が残っていますので」 ―――――バタン 霖之助「・・・・・・もしかして彼女は・・・・」 【解説その2】 はい。かの有名な大量殺人鬼、 #切り裂きジャック の使っていたナイフですね 今回は某探偵映画が元ネタです。咲夜さんは元吸血鬼ハンター説もありますが、彼の子孫説という電波を受信しました 恐ろしいまでに信憑性はゼロですね。なんと恐ろしい文章か 切り裂きジャックとは? ttp //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%87%E3%82%8A%E8%A3%82%E3%81%8D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF 元ネタ ttp //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%B3_%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BC%E8%A1%97%E3%81%AE%E4%BA%A1%E9%9C%8A それは分からない? 75スレ目395~423 A「これって、あなたなら使い方わかる?」 B「いや、そんなこと言われても・・・」 これとは? 解答を表示 【質問】 「これ」とは本味醂ですか? 正解ですー 解説行きますね Aは便宜上霊夢とします めーりん「大体、何で私にそんなこと聞くんですかぁ」 霊夢「だって、『#本みりん』ってあなたのことじゃないの」 めーりん「だから私の名前はほんめいりんですってばぁ・・・・」 お粗末さまでしたー いざ勝負 75スレ目434~470 早苗 「今日のおやつはケーキですよ 諏訪子 「わー、早苗が作ったの? 神奈子 「ふーん。人とは成長するものなんだな… 早苗 「ではごゆっくりどうぞ 神奈子 「さて、おもむろに2ピース置いていったわけだが 諏訪子 「私には分かる、こっちのピースのほうが微妙に大きいと 神奈子 「決めねばならない、古に従う勝負によって 諏訪子 「我々の威厳にかけて、正々堂々、ズルはなし 神奈子 「私か? 諏訪子 「私か? 二人 「「いざ勝負! 勝負の方法とは? ルールはウミガメのスープです ※瞬 殺 歓 迎 解答を表示 [#乾坤一擲]、この言葉を元に作った問題です 言葉の詳しい意味は他所に任せるとして… 要するに乾坤一擲とは、サイコロを投げて奇数が出るか偶数が出るかってことです 「一か八か」や「賽は投げられた」とほぼ同じですな 文字通り、神奈子と諏訪子(乾と坤)がサイコロの一擲で賭け(勝負)をしたということでした コレコレ 75スレ目482~581 レミリア「そうそう。 これじゃないとダメなのよ。」 咲夜「・・・そろそろ他の物にも挑戦してみてはいかがです?」 レミリア「別に良いじゃないの。」 レミリアは、何で無いとダメなのでしょう。 解答を表示 レミリア「うー。 また鼻水が出るわ~。」 咲夜「お嬢様、お連れしました。」 永琳「吸血鬼でも花粉症にはなるのね。」 レミリア「風邪もひくし、リューマチにもなるわ。」 咲夜「今度は魔理沙を連れて来ましょうか?」 レミリア「結構よ。」 永琳「はい、この粉薬を、毎食後に一包ずつ飲んでちょうだい。」 咲夜「あ、お嬢様は粉薬が苦手なんですよ。」 永琳「あら、そう。 じゃあこの錠剤を」 レミリア「シロップ。」 永琳「・・・お子様ね。」 レミリア「うー・・・////」 咲夜(////) 永琳「はい、これね。 それじゃあ、帰らせてもらうわ。」 @食事後 咲夜「お嬢様、お薬のシロップです。」 レミリア「そうそう。 これじゃないとダメなのよ。」 咲夜「・・・そろそろ他の物にも挑戦してみてはいかがです?」 レミリア「別に良いじゃないの。」 ~~~真の良薬口に甘しの巻 完~~~ と、言うわけで正解は「 [#シロップ薬] 」でした。 自分の過去の問題からの派生でした。 永琳は、本当は回診とか出張とかはしないはずだけど、レミリアが無理言ったという事にしておいてください。 私は今でも粉薬が苦手です。 上手く飲めない。 トラウマ。 弟はクッと上手いこと飲んじゃうんですけど。 皆さま、お疲れ様でした。 文の涙 75スレ目594~643 文 「私は、椛がそんなになってしまうのは嫌なのですよ…(めそめそ) この後椛は気分を悪くしてしまうのですが、なぜでしょう? 解答を表示 紫 「外の世界では、狂犬病という病気があるそうねえ 文 「ふむふむ。それはどういう病気なのでしょう? 紫 「… 文 「? 紫 「Wi*ipe*i*参照! 文<調べた> 「そんなわけで、あなたも予防接種を受けなさい 椛 「犬じゃなくて狼ですって。そもそも狼である以前に天狗なんですから… 文 「そんなこと言わないで。狂犬病とは恐ろしい病気なのです いつ幻想入りして、どこからかウイルスが飛んでくるか分かったものではありません… 罹ったら最後、神経系を侵され、しまいには呼吸もできなくなって死んでしまうのですよ? 私は、椛がそんなになってしまうのは嫌なのですよ…(めそめそ) ← 椛 「…その気持ちは有難いのですが、ではなぜ私に接種を? 文 「それはあなたが犬だからです 椛 (…この野郎! 紫<スキマから絶賛覗き見中> (藍にこの話をしたら…嫌がる橙を藍が涙ながらにむふふ いや、藍なら引っ掛からないか… 文は狂犬病の話を聞き、椛にその予防接種を受けさせようとしました その理由が「犬だから」だったもんだから、椛もおかんむり。 こんなわけでした フィラリアでも構いません。犬の病気・重篤な症状が現れる、この条件をクリアすれば何でもよかったです 鳥は[#狂犬病接種] 乗○拒否 75スレ目657~699 A「ねーねー、私にもその乗り物に乗せてよ」 B「ダメだ。」 A「なんでー?」 B「お前が乗ると大変な事になりかねん」 さて、なぜAはBの乗り物に乗ってはいけないのだろうか? 解答を表示 ミスティア「ねぇ、なんで私は船に乗っちゃいけないのよ」 小町「それは、お前さんが『ローレライ』だからさ。 お前さん絶対乗ったら歌うだろう?」 ミスティア「そりゃ歌うわよ。私から歌を取ったら何も残らないじゃない」 小町「だからこそだ。『ローレライ』は歌を歌って船を難破させたり、 沈めたりしてしまう。だから、お前さんを乗せるわけにゃいかないのさ」 ミスティア「ぶー。なによそれぇ」 と、言う訳でみすちーの名前が「ローレライ」だったために 心配した小町が乗船拒否した、でした。 鳥は #船迷いのローレライ です。お疲れ様でしたー 明白な嘘 75スレ目842~919 A「あなたは好き嫌いをしませんか?」 B「ええ、しませんよ。」 A「はい、嘘吐きみーっけ。」 B「えぇっ!? 嘘なんて吐いてませんよ!?」 A「じゃあ、説明しましょうか。」 Aは、なぜBが嘘を吐いていると確信した理由は何でしょう。 解答を表示 文「あなたには一つだけ、食べない物がある!」 椛「な、何ですか。 それって。」 文「 [#夫婦喧嘩] よ!」 椛「・・・・・・。」 文「犬も食わないものね。」 椛(プッツン) ~~~好き嫌いする犬の巻 完~~~ と、言うわけで正解は「夫婦喧嘩は犬も食わないから」でした。 皆さま、お疲れ様でした。
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何処までも続く青空、何処までも続く緑の大地。 見渡せば、遙か彼方に蒼と緑の交わる水平線が広がっていた。 そこには何もない。誰もいない。 けれど、伝えなければならない大切な伝言が確かにあった。 それなのに、ちぇんの躯はもはや限界を迎えていた。 だからこそ、この役目は次の世代へと託される。 「ごはんさんは、くささんがいっぱいあるからしんぱいないよー。てんとさんのつくりかたはおぼえ たねー? あめさんがふってきたら、てんとさんでおひさまがかえってくるまでかくれててねー。よ るもだよー」 足下にすり寄る六匹の仔に頬を寄せながら、涙を呑んで最後の言葉を伝える。 「おかあさんは、ここまでなんだよー。わかってねー? さいごにちびたちへおたべなさいをするか らねー、たべてよー」 わんわん泣き始める仔の涙を舐め取りながら、自身も滂沱の涙を流す。 だが笑顔は崩さない。 「なかないでねー……? ちびたちにたべてもらえば、おかあさんのおもいも うけついでもらえる んだよー。わかるねー?」 これが最後なのだから、 「たのんだよー……さぁ、おたべなさい――」 せめて、笑顔でお別れを―― ※ ※ ※ ※ ※ ※ ちぇんたちの伝言 ※ ※ ※ ※ ※ ※ 泣きながら母親を平らげた六匹の仔ちぇんらは、大量の滋養を得て大きく成長していた。生まれた てでありながら、親の三分の一くらいはあるだろう。 食べ終えたその日は悲しみと食べ過ぎで眠ってしまったが、目覚めた頃には急成長した躯も馴染ん でいた。別れの悲しみも、未だ心の底に疼く痛みがあるけれど耐えられないほどではなくなった。 空は快晴。 旅立つには丁度良い日和だ。 「ちぇんたちはこっちにいくんだねー」 「それじゃ、ちぇんたちはこっちにいくよー」 「ちぇんたちはこっちなんだねー、わかるよー」 ちぇんたちは二匹一組になって別れた。 これも親の言いつけの一つ。 皆で固まって移動していては誰かに出会う可能性が低い。しかし、独りきりでは寂しすぎる。 親と別れ、姉妹と別れ、二人きりとなってちぇんたちは進む。 再会の可能性はない。 新たな出会いの可能性も、限りなく低い。 道標のない草原をただ、前へ。 しかし仔が成体となり、老いの衰えを意識し始めた頃になっても誰かと出会うことはなかった。 「ちぇん……わかるねー?」 「……わかってるよー」 背の高い草を抜かずにまとめ、天辺を捻って括れば夜露を凌ぐ簡易のテントが完成する。 二匹のちぇんはそっと頬を合わせると、静かに、やがて激しく頬をすり合わせる。 「すーりーすーりー……すっきりーっ!!」 二匹の唱和と共に、片方のちぇんの額から緑色の茎が伸びてゆく。 茎には瞬く間に実が生ってゆく。 一つ、二つ……ゆっくりのちぇんには『たくさん』としか数えることは出来なかったが、生った実 は合計六つ。 今はまだ髪も飾りも無いが、それはやがて親と同じちぇんとなるゆっくりの原型。 「かわいいねぇ……わかるよー」 「かわいいよー……わかるよー」 慈愛に満ちた目で我が子を見つめる二匹のちぇん。 暫くして、父となったちぇんは自らの飾りを脱ぐとテントの内に敷いた。その上に母となったちぇ んがゆっくりと座る。 父ちぇんが母子を覆うようにテントを調整している間、母ちぇんはその姿をじっと追いかけていた。 少し離れた場所から刈り取った草まで使って、念入りに母ちぇんは覆い隠された。 やがて、草をかき分けて父ちぇんがテントに入ってきた。自分が入ってきた穴を元に戻し、母ちぇ んに、そして己の仔に向き直る。 その姿は、傷付き、汚れ、飾りまで無いのだけれど、とてもゆっくりしているように見えた。 「……ちぇん、ちびたちをたのむんだよー?」 「……ゆっく……わかるよぉ……」 「ゆっくりしていってね、ちぇん……ちびたち……」 涙ぐみ母ちぇんに小さく笑いかけ、静かな笑顔のまま、父ちぇんは目を閉じた。 「さぁ、おたべなさい――」 「ゆっくりしていってね……ゆぐ……っふぅゆ、ゆっぐりじでいっでねぇ、ちぇえええええん!!」 生まれてから今日まで、どんなときでも共に歩んできた父ちぇんに、母ちぇんは慟哭を以て別れを 告げる。 泣いて泣いて、泣き疲れるまで泣いた。 一頻り泣いた母ちぇんは、仔を育むために『おたべなさい』をした父ちぇんに口を付けた。 父母の餡を滋養として、仔らはすくすくと育っていった。 そしてこの仔らが生まれ落ちた時には、母ちぇんは仔に役割を託して自らも『おたべなさい』をす るのだ。 そうやって、ちぇんたちの役割と思いは受け継がれてゆく。 ※ そして数世代、十数世代、もしかしたら百を超える世代を経て、一匹のちぇんが無限に続くかと思 われた広大な草原を抜け出した。 ちぇんは駆ける。 自らに託された始まりの意志と、数多のちぇんたちの思いとを胸に全力でそこに居た『誰か』へと 駆けた。 その誰かは突然現れたゆっくりに驚くこともせず、ただ不思議そうな顔で緊張の面持ちのちぇんに 声をかけた。 「こんな草原にゆっくりが居たのか。何か用かい?」 ちぇんは静かに深呼吸をして浮き立つ心を落ち着け、そして託された思いを口にした。 「わからないよー?」 挿絵:めーりんあき