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←その4 チュン、チュン まどか「ん……朝……?」 まどか「そうだほむほむたちは!?」 まどか「!?」 まどか「これは……ほむらちゃんによく聞かないと」 ~見滝原中学校~ まどか「おはようほむらちゃん!」 ほむら「おはよう……まどか……」 まどか「何か体調悪そうだね。 保健室行く?」 ほむら「少し貧血気味みたい……お願いするわ」 ~~~ まどか「ほむらちゃん、ちょっと聞きたいことが……」 ほむら「ほむほむの事ね。いいわ、放課後にまたほむほむと一緒に来て頂戴」 まどか「……うん」 ~ほーむセンター~ ほむら「まどか、早速だけどほむほむを見せて頂戴」 まどか「……ほむらちゃんは、ほむほむが危険な状態になってるかもしれないのに全然慌てないんだね」 ほむら「……そんなことはないわまどか」 まどか「ほむほむを溺れさせちゃった時もそう。すぐに駆けつけてくれて診てくれたけど」 まどか「あれって一刻を争う状態じゃなかったんじゃないかな。人が溺れたなら、少しでも早く人工呼吸をしなくちゃいけない」 ほむら「あのほむほむはそういった症状じゃなかっただけのこと。早く今問題のほむほむを見せてくれないと」 まどか「……はい、ほむらちゃん」 ほむら「!?」 ほむら「………………」 まどか「ごめんね、ほむらちゃん。私が乱暴に扱ったせいで……」 まどか「川に転がしちゃったときにひびが入ったのかな。昨日の夜に抱いて寝たら折れちゃった」 まどか「すっごいロボットだったんだね。何にも起こらなかったら全く気づかなかったよ」 ほむら「……騙すようなことをしてごめんなさい、まどか」 まどか「それでも、ほむらちゃんは私が困ったときに助けようとしてくれたんだよね?」 ほむら(まどかへの本当の脅威、魔法少女の話はまだ言えない。でも……) ほむら「……ええ。私のあなたを助けたいと思う気持ちに偽りはないわ」 まどか「だったらありがとうだよほむらちゃん!」 ほむら「まどか……」 まどか「ほむらちゃんはリボンが風で流されていった時も、ほむほむたちがおかしくなった時もずっと見守ってくれてたんだよね」 ほむら「……ええ」 まどか「一緒にお風呂に入った時や寝ている時、ほむほむたちにひん剥かれてた時もずっと見守ってくれてたんだよね?」 ほむら「ほむぅ!?」ダラダラ まどか「ほーむらちゃん」 ほむら「ほむぅ……」ダラダラダラダラ まどか「ほむらちゃんのことだから録画してるよね」 ほむら「ほむぅぅぅううう!?」ダラダラダラダラダラダラ まどか「出せ」 ほむら「ほむぅぅぅぅぅぅ……」 こうして、暁美ほむらはこの時間軸で鹿目まどかを救うことを諦めた。 鹿目まどかが存命中に時間を巻き戻した数少ない例だという。 ほむら「それにしてもほむほむ、本能のままに生き過ぎだわ──羨ましい」 ほむら「ほーむセンターほむほむ」 完
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――――――――――――――――――――――――――― 『前回までの3つの出来事』 『一つ 暁美ほむらが謎の時間軸へと流れ着く』 ほむら(似てるところもあるけど、この時間軸は今までと違う) (巴マミ、彼女の左手には魔法少女の証である指輪が見当たらない) カチャカチャカチャ ガシャン! キンキンキン! ほむら「変身!」 まどか声『タカ!トラ!バッタ!』 『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン! 『二つ 7枚のコアメダルを持つ巴マミそっくりな魔女と遭遇』 ― そうね…… ― ― あなた達、みんな死ぬしかないじゃない?― ― あら?誰かと思ったら私と暁美さんじゃない ― 魔女マミ「何でって、巴マミだからに決まってるじゃない」 ほむら(魔女の姿が魔法少女の巴マミにそっくり……) QB「気をつけるんだ!あの魔女はコアメダルを7つも所持している!」 魔女マミ「ティロ・フィナーレ!」 『三つ 三枚のコアメダルによりホムラーターコンボへと変身を遂げる』 チャカチャ ガシャ キンキンキン! まどか声『ライオン!トラ!チーター!』 『ホムホム~!ホムラ~タ~!』シャキーン! まどか声『スキャニングチャージ!!』 ほむら「はぁああああ!」 「ほむぅぅぅ!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― 日曜日の朝 鹿目家 リビング タツヤ「おーず!おーず!おーず!おーず!」 まどか「カモォォォォォン!!」 まどかと弟のタツヤは一緒にテレビを観ていた。 番組は今、大人気の『仮面ライダーオーズ』である。 タツヤ「おーず、かっこいい!」 弟のタツヤはテレビに映っているヒーローに大興奮だった。 まどかはそんな弟に対し、微笑みながら答える。 まどか「そうだね、オーズカッコいいね」 「オーズかぁ……」 「ほむらちゃん、今日も戦っているのかな?」 「私もほむらちゃんの為に何かできないかな……」 「……」 まどかは目の前のテーブルの上に置かれている自分の携帯電話を取り アドレス帳から美樹さやかの名前を選択しメールを送る。 するとすぐにさやかから返事が返ってくる。 それを確認すると椅子から立ち上がる。 まどか「……よし!」 自分の部屋に向かい身支度を済ませると 玄関へ向かい、食器を洗っていた父親に声を掛ける。 まどか「お父さーん!私、さやかちゃんと遊びに行ってくるね」 知久「遅くなるときは連絡するんだよ」 まどか「はーい!いってきまーす!」 ――――――――――――――――――――――――――― タッタッタッタッタッタラ (ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズカメラッオーズ!) チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー 【OPは都合により省略されました】 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― 『カウント ザ メダルズ』 現在、暁美ほむらが使用できるメダルは…… タカ・コア① カマキリ・コア① バッタ・コア① ライオン・コア① トラ・コア① チーター・コア① ――――――――――――――――――――――――――― 第2話 『孤独と担任と赤い魔女』 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 使い魔の結界内 まどか声『タカ!トラ!バッタ!』 『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン! ほむら「はぁあああああ!」 変身したほむらはメダジャリバーを片手に目先の使い魔に斬りかかる。 斬られた使い魔は2つに分かれ消え去る。 ほむらは自身を囲む使い魔の数を確認し、QBに声を掛けた。 ほむら「インキュベーター!」 「セルメダル渡しなさい!」 QB「やれやれ、セルメダルだってタダじゃないんだよ」 「あんまり、無駄遣いしないで欲しいな」 「もったいないじゃないか」 QBは背中の模様からセルメダルを一枚取り出し ほむらに向かって投げ渡す。 ほむら「残り5体、大技で決めさせてもらうわ」 ほむらは受け取ったセルメダルをメダジャリバーに入れ、 オースキャナーでスキャニングする。 キン! まどか声『シングル!スキャニングチャージ!』 ほむら「はぁああああ!」 「ほむぅ!!」ズシャー! ほむらは自分を中心に円を描くように空間ごと使い魔達を切り裂く。 切り裂かれた使い魔は空間が戻ると同時に爆発する。 使い魔が消えると同時に結界も消え去り周囲の景色も見覚えのあるものに変わっていく。 マミ「お疲れ様、暁美さん」 QB「マミの方もどうやら片付いたみたいだ」 マミ「ええ、セルメダルも増えたし上々ってところかしら」 「暁美さん、良かったら私の家でお茶飲んでいかない?」 「あの後、倒れた暁美さんをお家に送ってから」 「まだ、QBに話を聞けてないわけだし」 ほむら「……いいわよ」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― マミホーム入り口前 マミ「あら?あなた達は……」 さやか「マミさん、こんにちは」 まどか「こんにちは、マミさん」 ほむら「あなた達、どうしてここに?」 まどか「その、マミさん達に話があって……」 マミは玄関のドアを開け、2人に話しかける。 マミ「あがって、お茶でも出すわ」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ――――――――――― マミホーム テーブルの前に3人は座り、マミが来るのを待っていた。 マミが紅茶ポットとカップの乗ったお盆を持ってテーブルの方へやってくる。 マミ「お待たせ」 テーブルの上にお盆を置くとカップに紅茶を注ぎ、全員の前にカップを置いていく。 作業を終えたマミは座ると紅茶を一口飲み、一息ついたことを確認すると まどかとさやかがマミに話しかける。 さやか「あの!マミさん!」 「あたし達にも魔女退治手伝わせてください!」 まどか「お願いします!」 マミ「気持ちはうれしいけど、魔女との戦いは常に死と隣り合わせの危険なことよ」 「あなた達、一般人を危険に巻き込むわけにはいかないわ」 まどか「でも……」 「転校してきたばかりのほむらちゃんが私達の代わりに戦ってくれてるのに……」 「だから、せめて、ほむらちゃんや巴さんの手伝いがしたいんです」 マミ「困ったわね……」 QB「手伝ってもらったらいいじゃないか」 マミ「QB?」 QB「カンドロイドだってタダじゃない」 「魔女や使い魔を探すたびにセルメダルを消費してたらキリがないからね」 「人手でセルメダルが節約できるならそれにこしたことわないよ」 ほむら「昨日の感じでは使い魔や魔女の居場所がわかるみたいだったけど?」 QB「きみは大きな誤解をしているよ、暁美ほむら」 「僕は別に魔女や使い魔の居場所がわかるわけじゃない」 「近くにあるオーメダルの音がわかるだけさ」 「だから、協力者は多いに越したことはないよ」 マミ「QBの言うことにも一理あるわね」 ほむら「巴マミ!」 マミ「危ないことはさせないわ」 「それに何があろうと私が二人のことは絶対に守ってみせるわ」 ほむら「……わかったわ」 ほむら(もしもの時はまどかだけでも守ってみせる……) マミ「じゃあ、二人には明日から魔女探しを手伝ってもらうわ」 まどか、さやか「「はい!」」 マミ「それじゃあ、そろそろ本題に話しましょ」 さやか「本題?」 マミ「QB、あなたが知っている『オーズ』に関すること全て教えて」 「昨日みたいに隠し事は無しよ」 QB「やれやれ、隠してただなんて人聞きが悪いなぁ」 「わかったよ、僕が知っている『オーズ』に関することを全て話すけど……」 「その前に昨日のマミにそっくりな魔女について話しておくよ」 「『オーズ』に関する事柄だからね」 「マミにそっくりな魔女、あれは特殊な魔女なんだ」 マミ「特殊?」 QB「昨日、マミが話したコアメダルを核にしている魔女……それが彼女」 マミ「それのどこが特殊なの?」 QB「マミは今まで魔女を倒したとき、コアメダルを落とした魔女はいたかい?」 マミ「昨日、コアメダルを2枚手に入れたのがはじめてよ」 「……そういえば変ね」 「コアメダルが核なら倒したときに、普通はセルメダルと一緒に落ちてるものよね」 さやか「倒したときに一緒に壊れちゃったとか?」 マミ「それなら破片ぐらいは残ってるわ」 QB「コアメダルは魔女の呪いそのものだからね」 「絶対に壊れることもないし、無くなることもないよ」 ほむら「はじめから持っていなかったから落とさなかった」 QB「そうさ」 「マミが今まで戦って居たのは、実はセルメダルから作られる魔女なんだ」 「だから、倒してもセルメダルしか落とさない」 「そして、あのマミに似た魔女」 「あれはコアメダルから誕生した本物の魔女だよ」 マミ「本物の魔女……」 「そもそも、コアメダルって何なの?」 QB「昔、使者が世界を生かす為に願いから呪いを生み出した」 「それが全てのはじまりだった」 「一人目の少女は呪いから自分が生きることを願い、新しい呪いを生み出した」 「二人目の少女は呪いから父親の為に願い、新しい呪いを生み出した」 「三人目の少女は呪いから出会いをやり直す為に願い、新しい呪いを生み出した」 「四人目の少女は呪いから大切な人の為に願い、新しい呪いを生み出した」 「五人目の少女は呪いからみんなを救う為に願い、 呪いを54枚のメダルにした」 「それがコアメダルだよ」 ほむら(願いから呪いが生まれる……) (魔法少女のシステムにそっくりね) QB「そして、54枚のコアメダルを制御する為に作られたのが『オーズ』だよ」 「僕の役割はオーズと一緒にコアメダルを全て集めることなんだ」 ほむら「役割?インキュベーター、あなたの役割はエネルギーを集めることだったはずよ」 QB「何を言ってるんだい?暁美ほむら」 「さっきも言ったように、僕に与えられた役割は全てのコアメダルを集めることだよ」 ほむら(……インキュベーターの目的が違う?) ほむら「……誰があなたにその役割を与えたの?」 QB「それは僕にはわからない」 「気が付いたら、その役割を与えられていたからね」 ほむら「その話を信じろと?」 QB「暁美ほむら、きみは僕に対してずいぶんと疑り深いね」 「信じてくれとは言わないよ」 「きみが信じなくても事実であることには変わりないしね」 「これが僕が知っている全てさ」 ほむら(コアメダル、オーズ、魔女……) (インキュベーターの話を本当なら) (この時間軸では魔法少女が不幸になる心配はない?) ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― マミマンション 入り口前 マミ「じゃあ、3人とも気をつけて帰るのよ」 さやか「さよならー!」 まどか「あっ、そうだ!」 ほむら、さやか「?」 まどか「マミさん、アドレス教えてください」 マミ「えっ?」 「アドレス……」 「メールアドレス!?」 まどか「はい!メールアドレスです」 「あと、電話番号も……」 「ほむらちゃんも教えてね?」 ほむら「!?」 さやか「あー!まどかずるいぞー!」 「マミさん、あたしにもアドレス教えてください!」 マミ「あ、アドレスね……」 「い、いいわよ」 「せ、赤外線とかで送ればいい訳ね!」 「えっと、赤外線ってどうやるんだろ……」 「……」 「け、携帯電話……この前替えたばっかりだから」 「まだ、赤外線のやり方覚えてなかったわ!!」 「あ、暁美さん!機械に強かったりする?」 ほむら「!?」 ほむら(困った……) (赤外線のやり方なんてわからない……) (しかし、このまま黙っていると登録件数がゼロであることがバレる恐れが……) (何かいい方法は……) さやか「あ、マミさん貸してください」 「あたし、こういうの得意なんです」 マミ「そ、それじゃあ、お願いするわ」 携帯電話を受け取り操作し始める。 ピロリロリン さやか「はい、登録完了ー!」 まどか「さやかちゃん、私にもお願い」 さやか「うん、まどか携帯出して」 まどか「うん」 ピロリロリン ほむら(このタイミングよ!!) ほむら「私にもお願いするわ、美樹さやか」 さやか「美樹さやかじゃなくて、さやかでいいよ」 「あたしもほむらって呼ぶから」 ほむら「……お願いするわ、さやか」 さやか「りょーかい、りょーかい」 ピロリロリン マミ「じゃ、じゃあ、私だけみんなのこと苗字で呼ぶのも悪いから」 「これから、3人のことは名前で呼ぶわね」 QB「じゃあ、僕も君の事はほむらって呼ぶことにするね」 ほむら「私もあなたのことはインキュベーターと呼ぶことにするわ」 QB「……わかったよ」 「僕は暁美ほむらと呼ばせてもらうよ……」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 月曜日 昼休み前 教室 いつもと同じ光景 生徒達は自分の席に座り、担任のである早乙女の話を聞いている。 和子「飲み会の最後はビール派ですか?日本酒派ですか?」 「はい!中沢くん!」 中沢「え!?えっと、未成年なのでどっちでもいいです……」 和子「そうです!どっちでもいいんです!」 中沢「ちょっ、先生!?それを言いたくて僕に聞いたn……」 和子「女子生徒の皆さん!」 「皆さんも飲み会の締めでゴチャゴチャ言う男性とは関わらないように!」 一同「「「はーい!」」」 さやか「担任は今日も相変わらずだねぇ」 仁美「あら?そこがいいんじゃないでしょうか?」 さやか「いや、常にあのテンションってのも……」 「まどかとほむらも、そう思うよね?」 まどか「ははは……」 ほむら「別にどうでもいいことだわ」 さやか「おぉ、ほむらは相変わらずクールだねぇ」 仁美「まあ!お二人はいつの間に名前で呼び合う関係に!?」 「これはまさか三角関係ですの!?」 さやか「って、そっちの方向にもってくるんかい!?」 キンコーンカンコーン 授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、早乙女は話を止める。 和子「では、チャイムも鳴ったので終わりにします。」 「委員長、号令を」 委員長「きりーつ!」 「れーい!」 一同「「「ありがとうございましたー!」」」 挨拶が済むと早乙女は教室から出て行く。 さやか「まどかー!ほむらー!仁美ー!」 「昼ごはん、マミさん呼んでみんなで食べない?」 仁美「マミさん?」 まどか「一昨日、知り合った先輩でね―――」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 帰り道 夜 時間は進み、太陽が沈んだ帰り道 鹿目詢子と早乙女和子は飲み屋から一緒に帰る途中だった。 二人はかなりの量を飲んでいるのか 互いに肩を組み千鳥足で街灯が照らす道を歩いていく。 和子「だいたい、目玉焼きが半熟か完熟かなんて……」 「どっちでもいいだろぉー!」 詢子「おぉー!どっちでもいいぞぉー!が、その話は10回目だぞぉ……?」 和子「10回ぐらいは言ってもいいのですぅー!」 詢子「10回ぐらいは言ってもいいのか、わっはははは!」 和子「そうです!10回は言ってもいいのです!」 「大体、半熟か完熟とか……」 詢子「11回目だって!」ビッシ 「っと、和子」 「自宅前に着いてるぞ?」 詢子は和子にツッコミを入れつつ、和子の家に着いたことを伝える。 和子「あら、ほんと」 「じゃあ、私は帰りますね」 詢子「おう!じゃあな」 詢子と別れ、マンションの階段を上がっていく。 自分の部屋の前まで来た和子は部屋の鍵をカバンから取り出し扉を開ける。 和子「ただいま……」 「と言っても誰も居ないんだけどね」 「はぁ……」 「いつまで、こんな寂しい思いをするのかしら……」 ドアを閉め、施錠する。 暗い部屋まで向かい、スイッチを探す。 ―……おかえり― 和子「えっ!?」 「だ、だれ!?」 誰も居ないはずの部屋で女の子の声が聞こえる。 和子が急いでスイッチを探していると部屋に明かりがついた。 和子「あなた、何処から入ってきたの?」 赤い服を着た少女がソファーに座っていた。 ポニーテールにした赤い髪を揺らし少女は 手に持ったりんごをかじりながら口を開く。 少女「あんた、独りぼっちが寂しいのか?」 和子「えっ……」 少女「独りぼっちは寂しい、独りぼっちは孤独だ」 「わかるぜ、あんたの気持ち」 「独りぼっちは寂しいもんな……」 「それがあんたの願いって訳だ」 「いいぜ、その願い叶えてやるよ」シュッ 少女は一枚のセルメダルを取り出し和子に投げつける。 セルメダルは和子の額に入ると、和子の中からぬいぐるみの様なモノが飛び出す。 ぬいぐるみ「……ちーず」 少女「そいつの名前はシャルロッテ」 「お前の魔女だ」 「これでお前は独りぼっちじゃない」 「大事にしろよ」 和子「シャルロッテ……」 シャルロッテ「ちぃずぅ!」 和子「ちぃずぅ?あ、チーズね」 「おつまみに買ってたのが……」 和子は冷蔵庫に向かうとベビーチーズを取り出し銀紙を剥がすと それをシャルロッテに渡す。 渡されたベビーチーズの匂いを嗅ぎ、 それがチーズであることがわかるとシャルロッテは喜びながら飛び跳ねる。 シャルロッテ「ちーず!ちーず!」 和子「ええ、チーズよ」 「まだ、7個あるからね」 シャルロッテ「はぐはぐはぐ」 和子「この子……かわいいわ/////」 「あなた、ありがとね」 「こんなかわいい子を……あれ?」 そこにはいつの間にか少女の姿はなかった。 和子は酔っ払っていたこともあり、 特に気にすることもなくシャルロッテにチーズを食べさせるのであった。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 和子ホーム 朝 シャルロッテ「かずこぉ、あさ、あさ」 和子「んぅう……」 「シャルちゃん、もう少し寝かせてぇ……」 シャル「あさ、おこす!」 「しゃる、おこす!」 「やくそく!やくそく!」 和子「そういえば、起こしてもらう約束してたわ……」 「……わかった、シャルちゃん」 「起きるから……」 上半身を起こすと、胸の上に乗っていたシャルロッテが転がり ベットの中間ぐらいで止まる。 ゴロゴロ ポテ 和子「シャルちゃん、大丈夫!?」 シャル「ちぃ!」 和子「大丈夫みたいね……何処となく楽しんでる訳だし」 シャル「いってんれい、いってんれい」 和子「1.0だね、シャルちゃん」 「その技ならシャルちゃんはオリンピック選手になれるわよ」 シャル「おりんぴっく!おりんぴっく!」 和子はベッドの近くに置いてある目覚まし時計を確認する。 和子「まだ、5時……」 シャル「あさ!あさ!」 和子「うーん、確かに朝だけどね……」 シャル「?」 和子「あ、シャルちゃんの朝ごはんを買いにいきましょう」 「昨日、シャルちゃんチーズ全部食べちゃったし……」 シャル「ちーず!ちーず!」 和子「じゃあ、準備して出かけよっか」 シャル「ちぃ!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 住宅街 和子「まだ、5時半か……」 「コンビニぐらいしか開いてないわね」 シャル「こんびに!こんびに!」 和子「シャルちゃん、コンビニがどんなところか知ってるの?」 シャル「?」 「……!」 「ちーず、ある!」 和子「うーん、違うようで当たってる?」 シャル「?」 和子「あー、歩きながら説明するわね」 「コンビニというのはね―――」 シャル「ちぃ!?」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― コンビニ チーズが山ほど入ったカゴを片手に和子はコンビニの商品を眺めていた。 和子は頭の上に乗っているシャルロッテに話しかける。 和子「シャルちゃん、チーズ以外には欲しいものある?」 シャル「?」 和子「お菓子とか?」 シャル「おかし、つくれる……」 和子「シャルちゃん、お菓子作れるの!?」 シャル「ちぃ」 和子「じゃあ、お菓子作りの材料とか?」 シャル「」フルフル 和子「それもいらないの?」 「家にある材料で作れるってことかしら……」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 帰宅途中 シャル「ちーず!たくさん!」 和子「よかったね、シャルちゃん」 遠くから幸せそうにしている二人を見つめる影が2つあった。 黄色い髪をした少女と赤い髪をした少女である。 魔女マミ「よりにもよって、私の嫌いな魔女を使うなんて……」 「私への嫌がらせかしら、佐倉さん」 魔女杏子「マミはあいつに頭から食われたからなぁ!ww」 魔女マミ「ちょっと油断していただけよ!!」 魔女杏子「油断も何も食われたことにはちがいねぇじゃんww」 魔女マミ「……で、彼女を選んだ理由は?」 魔女杏子「独りぼっちの人間の願いを叶えるのには一番の魔女だろ?」 「あっちの方は見た目が可愛いわけだし」 「パートナーにはちょうどいいだろ?」 魔女マミ「まぁ、世間一般では可愛いのかしら」 「私は嫌いだけど」 魔女杏子「マミったもんなww」 魔女マミ「佐倉さん、あなたね!!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 和子ホーム シャル「ちーず!ちーず!」 シャルロッテは買い物袋からチーズを取り出そうとする。 和子「ダメよ、シャルちゃん」 「そのチーズは一週間分なんだから、一度に食べちゃダメ」 「それにそんなに塩分を取ったら病気になるわ」 シャル「ぜんぶ、たべれない?」 和子「そうよ、全部は食べちゃダメ」 シャル「たべちゃだめ……」 「ちーず、たべれない……」 「食べれない……」 「食べちゃダメ……」 ―イッショウ― ―チーズハ― ―タベレナイ― シュルシュル 落ち込むシャルロッテから蛇のような黒い影が抜け出す。 黒い影はシャルロッテから抜け出すと壁の方へ行き、そのまますり抜ける。 シャル「……」 和子「わかった?シャルちゃん」 シャル「ちぃ……」 和子「じゃあ、朝食にしましょう!」 シャル「ちぃ!ちょうしょく!」 「たべる!たべる!」 「ちーず?」 和子「少しならいいわよ」 シャル「ちーず!ちーず!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 住宅街 魔女の気配があるとQBに朝早く起こされたほむらは 住宅街を闇雲に捜し歩いていた。 ほむら「あなた、ほんとに魔女の気配がわからないのよね?」 QB「既にしたはずだよ、暁美ほむら」 ほむら「何故、魔女の気配がわかったの?」 QB「今、僕の頭の上に乗ってるゴリラのおかげだよ」 ゴリラ『ウホウホウホウホウ』 手をグルグル回すゴリラ。 ほむら「何故、ゴリラの玩具を頭の上に?」 QB「玩具じゃないよ!カンドロイドだよ!」 ほむら「カンドロイド?」 QB「そうさ、魔女探索のお供だよ」 「実際に確かめた方が早いから……」 「!」 「ちょうど、いいところにライドベンダーがあるよ!」 ほむら「ライドベンダー?」 QB「この黒い自動販売機の様なモノ、これがライドベンダーだよ」 「えっと、セルメダル、セルメダル」 「あった、暁美ほむら」 「これをその自販機の中に入れて」 取り出したセルメダルをほむらに渡す。 ほむらは3枚のセルメダルを黒い自販機の中に入れる。 ほむら「これでどうするの?」 QB「使い方は自動販売機と同じだよ」 「赤とオレンジと水色の缶のボタンを押して」 ほむら「赤とオレンジと、水色……これかしら?」ピッピッピ QB「それはウサギだよ!」 「あぁぁ……無駄に一枚消費してしまったじゃないか……」 落ち込みながらもう一枚ほむらにセルメダルを渡す。 QB「そっちの縦に波線の模様が入っているのだよ……」 ほむら「あぁ、これね」ピッ ほむらがボタンを押すと自販機からジュースの缶のようなモノが四つ落ちてくる。 QB「缶の蓋を開けて」 言われた通りに缶の蓋を開ける。 カチャ タカ『タカぁ』 タコ『タコォー』 クジャク『クジャクぅ~』 ウナギ『ウナギぃ~』 QB「魔女を探すんだ!」 カンドロイド達は魔女を探す為に飛んでいく。 3つの影はあっという間に見えなくる。 ウナギ『ウナギぃ~』ウネウネ ほむら「……」 QB「……」 ほむら「タカとタコとクジャクは一瞬で見えなくなったわね……」 QB「全然、進んでないよね……」 ウナギ『ウナギぃ~』ウネウネ QB「あ、タカが帰ってきたよ」 タカ『キュイィ』 QB「どうやら、こっちに魔女が居るみたいだ!」 ほむら「わかったわ!」 ウナギ『ウナギぃ~』ウネウネ 二人とウナギはタカカンドロイドに案内され 魔女の元へ走っていく。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― お菓子の魔女 結界内 結界の中には黒い蛇のような魔女が結界内にあるお菓子を食べていた。 ほむら「あの魔女は……」 QB「知ってるのかい?暁美ほむら」 ほむら「ええ……」 ほむら(あの魔女、最初はぬいぐるみの様な姿をしているはず……) お菓子の魔女「!」ニパァ QB「気づかれた!?」 「危ない!明美ほむら!」 ほむら「!?」 魔女がほむらを食べようと口を大きく開ける。 ほむらは食べられそうになる瞬間、巴マミのことを思い出していた。 ほむら(これが私の最後か……) (……巴マミもこんな気持ちだったのかな) その時、魔女の身体に黒い影が張り付く それは、ウナギカンドロイド ウナギは魔女に張り付くと身体から電気を放出しはじめる。 ウナギ『ウナギぃ~』ビリビリビリビリ お菓子の魔女「~~~ッ」ビリビリビリ 魔女は身体に張り付いたウナギを食べるが 体内で放電され動きを封じられる。 ほむら「ウナギが、私の命を救ってくれた……」 QB「彼の犠牲を無駄にしないためにも……」 「早く変身するんだ!」ヒュッ ほむら「ええ、わかったわ」 QBからコアメダルを受け取り、オーズドライバーを装着する。 ドライバーにメダルを三枚入れ、オースキャナーでメダルをスキャンする。 カチャカチャカチャ ガチャン キンキンキン まどか声『タカ!トラ!バッタ!』 『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン! ほむら「痺れている間に大技で一気に決めさせてもらうわ」 オースキャナーでメダルをスキャンする。 キンキンキン まどか声『スキャニングチャージ!』 ほむら「はぁあああ」 ほむらが飛び上がるとほむらから魔女の方へ 信号機のような三色の輪が出現する。 ほむら「ほむぅううううう!」キック ほむらが掛け声とともに三色の輪をくぐり 魔女へ飛び蹴りを放つ お菓子の魔女「~~~~!?」 ドカーン! ほむらの飛び蹴りを受けた魔女は爆発する。 蹴りを放ったほむらは綺麗に着地し魔女を倒したことを確認する。 ほむら(おかしい……) (あの魔女は本体を倒さなければいけないタイプのはず) 魔女を倒したことにより結界が消えていく。 周囲がいつもの住宅街に戻る。 ほむら(結界は消えた) (魔女が死んだか、逃げたか……) ほむら「インキュベーター、魔女は?」 QB「さっきの攻撃で倒せたみたいだ……」 ほむら「何か気になることがあるのかしら?」 QB「……セルメダルが一枚も落ちてないんだ」 ほむら「一枚も持ってなかったとか」 QB「それはないよ」 「少なくとも魔女として生まれた限り、セルメダルは1枚は持っていたはずだよ」 ほむら(セルメダルを持たない魔女……) (やっぱり、本体が別にいる?) ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― 【暁美ほむら:現在の所持メダル】 タカ・コア① カマキリ・コア① バッタ・コア① ライオン・コア① トラ・コア① チーター・コア① ――――――――――――――――――――――――――― 次回、魔法少女ほむら☆OOOは…… ―魔女の本体がどこかに居るはずよ― ―シャルちゃんは悪い子じゃないわ!― ―マミさん!後ろに魔女が!― ―間に合って、巴マミ……― ―あの子には魔女になっても人の心があったけど……あなたには無いみたいね― 第3話 『願いと呪いと人の心』 ―なら、遠慮なくやらせてもらうわ!― BACK ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん?」 1 NEXT ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん?」 3
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作者:dgIagBNu0 416 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/12(日) 12 15 15.77 ID dgIagBNu0 小 中 大 あ 隔 ほむら「あら、珍しい。さやさやだわ」 さやさや「サヤサヤ」 ほむら「あまりにうざいから何度かさや狩ブームが起こってほとんどいなくなったと聞いたけど」 さやさや「マイアガッチャッテマスネー」 ほむら「まぁ勝手にのたれ死ぬでしょうから放っておきましょうか」 さやさや「マドカハワタシノヨメニナルノダー!」 ほむら「気が変わったわ。害獣は積極的に駆除しなきゃ、ね?」 ジャンル:さやさや ほむら 感想 すべてのコメントを見る
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――――――――――――――――――――――――――― 『前回までの3つの出来事』 ――――――――――――――――――――――――――― 『一つ 鹿目まどかと美樹さやかが暁美ほむら達の仲間になる』 さやか「あたし達にも魔女退治手伝わせてください!」 まどか「お願いします!」 QB「カンドロイドだってタダじゃない」 「魔女や使い魔を探すたびにセルメダルを消費してたらキリがないからね」 マミ「QBの言うことにも一理あるわね」 ほむら「巴マミ!」 マミ「危ないことはさせないわ」 「それに何があろうと私が二人のことは絶対に守ってみせるわ」 ほむら「……わかったわ」 『二つ コアメダルの正体とオリジナルの魔女の存在が明らかになる』 QB「マミにそっくりな魔女、あれは特殊な魔女なんだ」 「あれはコアメダルから誕生した本物の魔女だよ」 QB「昔、使者が世界を生かす為に願いから呪いを生み出した」 「五人目の少女は呪いからみんなを救う為に願い、 呪いを54枚のメダルにした」 「それがコアメダルだよ」 『三つ 魔女杏子によって担任の早乙女和子から魔女が生まれる』 魔女杏子「あんた、独りぼっちが寂しいのか?」 「独りぼっちは寂しいもんな……」 「それがあんたの願いって訳だ」 「いいぜ、その願い叶えてやるよ」 和子「シャルロッテ……」 シャルロッテ「ちぃずぅ!」 ほむら(セルメダルを持たない魔女……) (やっぱり、本体が別にいる?) ――――――――――――――――――――――――――― 見滝原中学校 屋上 昼休み マミ「―――セルメダルを落とさない魔女ね……」 ほむら「私の考えでは倒した魔女は分身、魔女の本体がどこかに居るはずよ」 ほむら達は昼休み、昼食を取りながら 今朝の魔女について話し合っていた。 まどか「はい」 QB「あーん」パク さやか「ほむらの考えが正しいとしたら、どうやって本体を探すわけ?」 「この街の外に本体が居るなら探しようが無いんじゃないの?」 QB「その点については心配は要らないよ」 「コアになるセルメダルすら無かったんだ」 「多分、本体からの命令を受けて行動するだけの操り人形だと僕は思うね」 「本体からの命令が届く範囲でしか活動できないはずだ」 「それも相当狭い範囲でね」 まどか「……えっと、本体は魔女が出た住宅街の周辺に居る可能性があるってことかな?」 QB「そういうことさ」 さやか「住宅街って……それでも結構な範囲あるなぁ~」 マミ「しかたないわ、これも人助けの為よ」 「今日の放課後、住宅街で魔女の本体を探しましょ」 ――――――――――――――――――――――――――― タッタッタッタッタッタラ (ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズホムラッオーズ!) チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー 【OPは大人の都合により省略されました】 ――――――――――――――――――――――――――― QB「その点については心配は要らないよ」 「コアになるセルメダルすら無かったんだ」 「多分、本体からの命令を受けて行動するだけの操り人形だと僕は思うね」 「本体からの命令が届く範囲でしか活動できないはずだ」 「それも相当狭い範囲でね」 まどか「……えっと、本体は魔女が出た住宅街の周辺に居る可能性があるってことかな?」 QB「そういうことさ」 さやか「住宅街って……それでも結構な範囲あるなぁ~」 マミ「しかたないわ、これも人助けの為よ」 「今日の放課後、住宅街で魔女の本体を探しましょ」 ――――――――――――――――――――――――――― タッタッタッタッタッタラ (ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズホムラッオーズ!) チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー 【OPは東映の都合により省略されました】 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― 『カウント ザ メダルズ』 現在、暁美ほむらが使用できるメダルは…… ――――――――――――――――――――――――――― タカ・コア① カマキリ・コア① バッタ・コア① ライオン・コア① トラ・コア① チーター・コア① ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― 第3話 『願いと呪いと人の心』 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 住宅街 放課後 さやか「マミさんは?」 まどか「持ってきたい物があるからって一人で商店街の方に向かったよ」 さやか「持ってきたい物って?」 ほむら「さあ?」 キキッー! 巴マミが黒いバイクに乗って現れる。 マミ「お待たせ、みんな」 まどか「わぁ~」 「マミさん、そのバイクどうしたんですか?」 マミ「ライドベンダーよ」 「ちょっと待ってて」ピッ マミが黒い小さなリモコンを取り出すと ライドベンダーに向けてリモコンのボタンを押す。 すると、バイクの形から自販機に変形する。 さやか「うわ!?バイクが自販機に変形した!?」 まどか「わあ、カッコいいなぁ~」 マミ「でしょ?私もそう思うから魔女退治のときはいつも使ってるの」 ほむら「……無免許運転にはならないのかしら?」 マミ「それについては大丈夫よ」 「鴻上社長の根回しでこの街での鴻上ファウンデーション製の」 「バイクについては免許が必要ないことになってるの」 「ほとんどが自動操縦だから安全面も問題ないし」 「結構便利よ?障害物は自動で避けてくれたり、止まってくれたりする」 「スピードは自動で調整してくれるし……」 さやか「あ、あたしでも乗れますか?」 マミ「これを持ってる人ならね」ピーン マミがセルメダルを真上に弾き、キャッチする。 セルメダルをさやかに見せる。 さやか「セルメダルかぁ~、あたしも持ってたらなぁ~」 マミ「鹿目さんと美樹さんには10枚ずつ渡しておくわ」 「持っていたほうが何かと便利でしょうし」 さやか「さすが、マミさん」 マミ「もちろん、魔女関連のときしか使用したらダメよ」 さやか「はーい!」 まどか「鴻上ファウンデーションと魔法少女ってどういう関係なんですか?」 マミ「そうね、私たち魔法少女と協力関係にあるの」 さやか「ちょっ!?そんな大企業があたし達の手伝いをしてくれてるんですか!?」 マミ「手伝いっても、あくまで協力関係よ」 QB「鴻上ファウンデーション……あの会社は何故か、セルメダルを集めててね」 「僕達が集めたセルメダルの30%を鴻上ファウンデーションに渡すことを条件に」 「僕達のサポートをしてくれてるんだ」 マミ「最初はね、鴻上ファウンデーションが70%の取り分だったけど」 「QBが鴻上社長と交渉して70%を30%にしたの」 「70%を30%にするなんてどんな交渉をしたのか……」 QB「交渉の基本は最初に相手にとって有利な話を提供することだよ」 ほむら「……騙す事はあなたの得意分野だものね」 QB「暁美ほむら、君は僕を嫌っているみたいだね……」 「騙すなんて人聞きの悪い」 「僕は常に人と平等な取引しかしていないよ」 ほむら「感情のない、あなたでも嘘はつけるのね」 QB「暁美ほむら、僕にはちゃんと……」 マミ「さて、立ち話は後にして」 「日が暮れる前に探しましょ」 「とりあえず、タカを一人3つとあとは……」 ほむら「魔女と出会ったときの為に、ウナギを一人3つね」 マミ「ウナギ?」 ほむら「魔女の足止めになるわ」 マミ「……そうなの?なら、ウナギも追加で3つね」 セルメダルをライドベンダーに入れていく。 チャリンチャリン マミ「はい、タカ3つとウナギ3つね」 「あとはこれも」 マミが6つのカンドロイド以外に 黄緑のカンドロイドを一つずつ渡す。 まどか、さやか「ありがとうございます」 マミ「何か異変を見つけたら、連絡すること」 まどか「マミさん、この緑の缶は何ですか?」 マミ「バッタカンドロイドよ」 「もしも、結界内に入ってしまったら携帯は通じないわ」 「だけど、このバッタカンドロイドなら結界内と外で連絡を取ることができるの」 「カンドロイドの使い方についてはこの蓋を上げると使うことが出来るわ」 マミがタカカンドロイドを使う。 タカ『タカぁ』×3 さやか「おお、変形した!」 それぞれ、タカカンドロイドを使う。 タカ『タカぁ』×9 マミ「私、鹿目さん、美樹さんは西側を暁美さんとQBは東側をお願いね」 ほむら「わかったわ」 マミ「いきましょ、鹿目さん、美樹さん」 まどか「はい!」 さやか「はい!」 マミ達が見えなくなったのを確認し、QBが声をかける。 QB「僕達もいこうか」 ほむら「ええ」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 和子ホーム さすがに職場にまで連れて行くことは出来ない為、 和子が学校へ行っている間、シャルロッテは留守番をしていた。 部屋にある時計をみると、後30分で午後6時になろうとしていた。 シャル「かずこ、もうすぐ、かえってくる……」 ―このまま、帰ってこないよ― シャル「だれ?」 シャルロッテは声のする方をみる。 そこには全身が青い人の形をしたモノがいつの間にか部屋にいた。 渦巻き模様の紙に包まれたキャンディの様な顔でシャルロッテを見つめながら言う。 ―わたし?わたしはあなた― シャル「シャル?」 ―そう、あなた― シャル「かずこ、かえってくる」 ―帰ってこないよ― シャル「かずこ、いってた。6じにかえってくる」 ―愛されているならね― ―でも、あなたは誰にも愛されていない― シャル「しゃるはかずこにあいされてる」 ―病気のあなたは誰にも愛されない― シャル「びょうき?」 ―あなたは病気― ―大好きなチーズが食べられない病気― ―誰もが諦めるほどの病気― ―奇跡がないと助からない病気― ―だから、あなたは奇跡を願った― ―でも、愛されなかった― シャル「いや、おもいだしたくないよ」 ―家族には愛されなかった― ―家に居場所が無くなってた― シャル「……やめて」 ―友達にも愛されなかった― ―学校にも居場所が無くなってた― シャル「お願いだから、やめてよ……」 ―あなたは元気になっても独りぼっち― シャル「もう、聞きたくないよぉ……」 ―ある日、両親の話を聞いてしまうの― ―あの子、なんで死ななかったのって― シャル「……」 ―それを聞いたあなたは全てを呪うの― ―私ヲ傷ツケルモノハ、イラナイ― ―こんな世界はもういらない!― シャル「コンナ、世界ハモウイラナイ!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 和子ホーム 午後6時 玄関から声が聞こえる。 6時になり和子が家に帰ってくる。 部屋に入り、シャルロッテに声をかける。 和子「シャルちゃん、ただいま」 「?」 「シャルちゃん、どうしたの?」 お菓子の魔女「和子……」 和子「なぁに?あ、チーズが欲しいのね」 「待っててね、今、冷蔵庫から取ってくるわね」 お菓子の魔女「……ごめんなさい」 シャルロッテを中心に部屋の景色が変わっていた。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 住宅街 午後6時 マミ「暗くなってきたし、今日はお開きね」 まどか「私、ほむらちゃんに連絡しますね」 マミ「ええ、お願い」 その時、何かをみつけた2体のタカカンドロイドが マミたちのところへ帰ってくる。 さやか「マミさん!タカが!」 マミ「……どうやらアタリみたいね」 「あなたは、暁美さんを呼んできて頂戴」 一体のタカカンドロイドがマミの命令で ほむらのところへ飛んでいく。 マミ「行きましょ」 まどか「はい!」 さやか「はい!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― お菓子の魔女 結界 タカカンドロイドの案内で結界まで来た マミ達は結界の中へ入る。 マミ「随分と大きな結界ね」 「それに、お菓子がいっぱい……」 さやか「なんか、毎回すごいデザインですね」 「あ、マミさん、あそこ!」 さやかが扉の様なモノを指差す。 まどか「病院のドア?」 マミ「入ってみましょ」 扉の向こうにはあたり一面に大きなお菓子が転がっており 部屋の中心には足の長い椅子とテーブルが置いてある。 まどか「お菓子ばっかりの部屋……」 さやか「なんか、居るだけで太りそう……」 まどか「マミさん!そこに人が!」 さやか「あれは……先生!?」 倒れている和子のもとへ駆け寄るまどか達 マミが和子に外傷がないかを確認する。 マミ「大丈夫、どうやら気を失ってるだけみたい」 和子「うっ……うぅん……」 まどか「先生!大丈夫ですか!」 和子「鹿目さん?……それに、美樹さん、どうしてここに?」 さやか「先生こそ、どうしてここに?」 マミ「……魔女が来るわ」 マミはバースドライバーを装着し、 真上に弾いたセルメダルをキャッチしドライバーに入れレバーを回す。 チャリン マミ「変身」カチャカチャ カポーン マミの身体を光が包み込み周囲にスーツの部品が生成される。 生成された部品は身体に装着されていき、マミの姿をバースへと変える。 「鹿目さん、美樹さん……その人を連れて隠れてて」 さやか「了解!マミさん頑張ってくださいね!」 まどか「先生、立てますか?」 和子「ええ……」 まどか達は大きなドーナツの影に隠れ 様子を窺っていると空からピンク色のぬいぐるみが落ちてくる。 ぬいぐるみは椅子の上に落ちる。 和子「シャルちゃん!!」 お菓子の魔女「……」 和子「どうしたの!シャルちゃん!」 さやか「先生!落ち着いてください!」 「あれは魔女です!危険な怪物なんです!」 魔女のもとへ駆け寄ろうとするがまどかとさやかに抑えられる。 マミ「せっかく、出てきたところ悪いけど……」 「お仕事させてもらうわよ」 マミはバースバスターを構えるとぬいぐるみへ向けて発射する。 発射された弾がぬいぐるみに直撃するとぬいぐるみの口が膨れ上がる。 ―イラナイ― ぬいぐるみの中から水玉模様の黒い恵方巻のようなデザインの魔女が出てくる。 魔女は口を大きく開けマミに飛び掛る。 マミは少し後ろに飛ぶことでそれを回避する。 マミ「っと、それがあなたの本体ってところかしら?」 魔女の攻撃を避けたマミは弾倉から使用済みのセルメダルを捨てると 手に握った数枚の新しいセルメダルを取り出し真上に投げる。 マミ「やっぱり、接近戦よりこっちの方が私にはあってるわね」 真上から落ちてくる数枚のセルメダルを空中で弾倉に詰める。 バースバスターにセルメダルを装填すると 一枚のセルメダルを取り出しバースドライバーに入れ、ベルトのレバーを回す。 カチャカチャ カポーン QB声『クレーンアーム』ガチャンガチャン 右手にクレーンアームが装着される。 マミ「はぁ!」 マミはクレーンアームのフックを魔女に向けて飛ばす。 恵方巻「!?」 魔女に直撃したフックが壁に引っかかる。 ワイヤーを巻き取るとマミの身体はフックの方へと引っ張られる。 ワイヤーに引っ張られながら、マミはバースバスターを魔女に向けて乱射する。 恵方巻「~~~ッ!」 大きなきのこの上に着地したマミに向かって マミを食べようと魔女が飛び掛る。 しかし、マミは魔女の顔を足で止める。 そのままの状態でベルトにセルメダルを一枚入れてレバーを回す。 カチャカチャ カポーン QB声『キャタピラレッグ』ガチャンガチャン 装着されたキャタピラレッグのキャタピラを回転させる。 すると、魔女の身体からセルメダルが弾け飛ぶ。 マミはそのままの体勢から魔女に回し蹴りを放つ。 回し蹴りが当たった魔女はそのまま吹き飛ばされる。 マミ「さて、そろそろ決めさせてもらうわよ」 マミはバースバスターの下に付いた弾倉を取り外し、セルメダルを補充し それを銃口に取り付ける。 QB声『セル・バースト!』 銃口の中心にエネルギーが集まり、巨大な弾丸を形成する。 トリガーを引き、発射する。 マミ「ティロ・フィナーレ!」カチャ 銃口から大きな弾丸が発射される。 弾丸は魔女に向かってまっすぐに飛んでいき直撃する。 そして、爆発する。 辺りにセルメダルが散らばる。 マミ「こんなものかしらね」 まどか「!?」 「マミさん!後ろです!」 「後ろに魔女が!」 マミ「えっ?」 マミが振り向く 目の前に黒いからだが迫ってきていた。 魔女の突進を手で防ぐが吹き飛ばされる。 吹き飛ばされたマミの身体は壁に激突し転がる。 マミ「かはっ……」 フラフラと立ち上がり手から落ちたバースバスターを拾おうとするが 手に激痛が走る。 マミ「ッ!?」 「失敗したわね……まさか、同じ魔女が9体も居たなんて」 マミは左手でバースバスターを構える。 目の前には9体の魔女が一斉に襲い掛かろうとしていた。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 住宅街 6時 マミが魔女を発見したことを知ったほむらは ライドベンダーをバイクに変形させる。 ほむら「案内してもらえる?」 タカ『キュゥイ』 ライドベンダーを走らせる。 ほむら「なるほど、ほとんど自動運転だわ」 ゲームセンターに置いてあるバイクのアトラクションと運転が変わりなかった。 ほむらがすることといえば、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作のみである。 タカカンドロイの案内に従い、バイクを走らせる。 ―あんたか……あたしのメダルを持っているのは― ほむら「!?」 進行方向の道に槍の雨が降ってくる。 ほむらはバイクを操作し、落ちてくる槍を避けながらブレーキをかけ、前を見る。 目の前に赤い服の少女が姿を現す。 ほむら「佐倉杏子……魔女の方ね」 ほむら(魔女の巴マミと同じ、魔法少女の格好をしている) 魔女杏子「マミの奴が苦戦するぐらいだから、期待できそうだな」 バイクから降り、オーズドライバーを装着する。 QB「暁美ほむら、これを!」 ほむら「いつもと違うわよ?」 QB「あの魔女にはこっちの組み合わせが有効だよ」 コアメダルを受け取り、ベルトに入れる。 ベルトの中心にあるメダルケースを倒し、スキャナーでメダルを読み取る。 カチャカチャ ガシャン キンキンキン! まどか声『ライオン!カマキリ!チーター!』シャキーン ほむら「はぁあ!」 魔女杏子「たぁあ!」 ほむらのトラクローと魔女杏子の槍がぶつかり合う。 ほむらと魔女杏子の打ち合いが続く。 QB「暁美ほむら!今はマミのところに行くことを優先するんだ!」 ほむら「彼女はそれを許してくれないみたいよ」カキン 魔女杏子「ほら、よそ見してると危ないぞ!」カキン ほむら「っ!?」 QB「暁美ほむら!僕に考えがある!」 一度打ち合いをやめ、QBの近くまでさがる。 ほむら「何?」 QB「このコアメダルでメダルの位置を攻撃して欲しい」 「その間に僕が何とかする」 ほむら「わかったわ」 渡されたコアメダルをベルトにいれ、スキャンする。 カチャ キンキンキン! まどか声『タカ!カマキリ!チーター!』シャキーン 鷹の目の効果でコアメダルの位置を探る。 ほむら「そこね、はぁあ!」 チーターの高速移動の効果で魔女の周りを回りながら 剣で斬り続ける。 魔女杏子「っく!?ちょこまかと!」 魔女杏子も槍を振るうが、チーターで避けられてしまう。 魔女杏子「あぁー!少しはじっとしてろよな!」 ほむら(そろそろね) 走りながらオースキャナーを持ち、メダルをスキャンする。 キンキンキン! まどか声『スキャニングチャージ!』 ほむら「はぁああああ!」 「ほむぅ!!」 チーターの速度を利用して回転しながら斬り続ける。 斬られたところから、セルメダルが飛び散る。 QB「今だ!!」 QBが魔女杏子に突撃し、コアメダルを2枚口に含む。 魔女杏子「ッ!」 「あっ!てめぇ!」 QBがクジャクとタカのカンドロイドを起動させる。 メダルを2枚クジャクとタカに渡し命令する。 QB「何処でも良いから、これを遠くに持っていくんだ!」 クジャク『クジャクぅ~』 タカ『タカぁ~』 魔女杏子「てめぇ!人のコアメダル返しやがれ!」 QB「僕は持って無いよ」 「さっきのクジャクに緑のメダルを渡してるけどなんだろね?」 「タカの方にもメダルを渡してるけど、タカは早いからね」 「早く何とかしないと見失うかもね」 「後ろ見てみなよ」 「もう、あんなに小さくなってる」 魔女杏子「なっ!?」 急いでカンドロイドが飛んでいった方をみる。 確かにQBの言ったとおり、クジャクカンドロイドは緑色のメダルを一枚持っていた。 タカの方もこの位置ではわかりにくいがメダルを持っている。 魔女杏子は槍を2本生成し、槍を投げクジャクとタカに突き刺す。 タカ『タk……』ボト クジャク『くjyぁ……』ボト 魔女杏子「これでお前らのメダルを奪えば……」 魔女杏子が振り向いた時には既に ほむらとQBの姿は無かった。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 住宅街 魔女杏子が余所見をした瞬間、ほむら達はバイクに乗り マミ達のもとへ向かっていた。 バイクのハンドル部分に乗っているQBに話しかける。 ほむら「インキュベーター」 「あなたが手に入れたコアメダルを手放すとは思わなかったわ」 QB「何をいってるんだい?タカにコアメダルを渡したとは言ってないよ」 「さっき、タカが持っていったのはセルメダルだよ」 「本物はこっちにあるよ、きゅっぷい」 口の中からコアメダルを取り出す。 QB「クワガタだね」 「彼女があまり賢くなくて助かったよ」 ほむら「相変わらずの詐欺師っぷりね」 ほむら(間に合って……巴マミ) ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― お菓子の魔女 結界内 マミ「くっ……かはッ」 9体の魔女相手に苦戦するマミ ―ダレニモ、アイサレナイ― マミはバースバスターを魔女に向けて撃つが 利き手じゃない為、狙いが外れる。 マミ「……やっぱり、片手じゃ狙いにくいわね」 ―ワタシハ、イツモ、ヒトリボッチ― さやか「やばいよ……このままじゃ、マミさんが」 和子「……」 まどか「えっ……先生!?」 和子は物陰から出て行き、マミと魔女の間に 両手を広げて立つ。 和子「シャルちゃんは独りぼっちじゃない!」 「シャルちゃんは私の大切な家族よ!」 「だから、一緒に帰りましょ!ね?」 ―私、独りぼっちじゃないの?― 和子「そうよ、独りぼっちじゃない!」 「私が居るもの!」 和子の言葉を聞きぬいぐるみが椅子から降りてくる。 ぬいぐるみは和子の近くまで歩いてくる。 和子は近づき、ぬいぐるみを抱きしめる。 シャル「暖かい……」 和子「シャルちゃんはこれでも独りぼっちだというの?」 シャル「……ごめんなさい、ごめんなさい……」 和子「これからも、ずっと一緒だから……」 シャル「うん……うん……」 恵方巻そっくりな魔女はまるでシャルロッテの意識と 同調するかのように動きが止まる。 マミ「止まった……?」 さやか「何とかなったとか?」 ―イラナイ、コンナ世界、イラナイ― 止まっていた魔女たちが一斉にマミ達に襲い掛かる。 マミは和子とシャルロッテを物陰まで連れていく。 マミ「あなた達はここに居て」 「なんで、急に動き出したのかしら……」 シャル「もう一人の私が暴れてるの」 マミ「もう一人の私?」 シャル「呪いから生まれた魔女の私」 「お願いします」 「あの子を倒してください……」 マミ「……いいわ、あの魔女を倒してあげる」 「っと言ったものの、片手が使えないのは辛いわね……」 「タカカンドロイドをオトリに頑張れないかしら?」 ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん!」 バイクに乗って現れたほむらは一体の魔女を轢き マミの前で止まる。 QB「マミ!大丈夫かい?」 マミ「ええ、なんとかね」 「暁美さん、遅かったじゃないの」 ほむら「足止めを食らっていたわ」 「ところで状況から見るに魔女が分裂して手も足も出なくなった」 「ってところかしら」 マミ「そうよ、何とかならないかしら?」 ほむらは周りを見渡し、テーブルに備え付けられた椅子に座っている 青い大きな人形に目を留める。 ほむら「あれよ」 ほむら「あれが本体よ」 マミ「そう……なら、本体は私が倒すわ」 「暁美さんはこの周りの魔女を何とかして頂戴」 ほむら「わかったわ」 QB「暁美ほむら、これを使うんだ」 「このコンボなら、一人でも何とかできるよ!」 QBがほむらに向かって2枚のコアメダルを渡す。 ほむら(緑のコンボね……) コアメダルを受け取ったほむらはそれをベルトに入れてスキャンする。 カチャカチャ ガシャン! キンキンキン! まどか声『クワガタ!カマキリ!バッタ!』 『ホ~ムホムホムキリッバッ!ホムキリバ!』シャキーン ほむら「はぁあああああああああ!」 「ほむぅう!!」 9体の魔女が一斉にほむらに向かって飛び掛ってくる。 ほむらは魔女に向かってまっすぐに走っていく。 すると、ほむらがだんだんと増えていく。 1週目メガほむ「ここ何処ですか!?何で私こんな格好してるの!?」 2週目メガほむ「鹿目さーん!私、魔法少女になったよ!」 3週目メガほむ「みんな、QBに騙されてるの!!」 4週目ほむら「もう誰にも頼らない……」 5週目ほむら「何度でも繰り返す」 6週目ほむら「まどか、まどか、まどか」 7週目ほむら「何この世界?私がたくさん居る……」 8週目ほむら「ほむほむぅ」 9週目ほむら「ダメよまどか、契約したら……」 ほむら「……」 さやか「ほむらが増えた!?」 まどか「あっはははは……」 ほむら「まあ、いいわ」 「いくわよ、私の分身たち!」 ほむら達「「「ほむ!」」」 10人のほむらと9体の魔女がそれぞれぶつかり合う。 1週目メガほむ「ひっ!?こんなのどうすればいいの!?」 6週目ほむら「大丈夫、私が手伝うわ」 2週目メガほむ「えっと……あれ?私の爆弾何処?」 7週目ほむら「ほむっ!」ザシュ マミ「暁美さん達が頑張ってくれてる間に」 「準備するべきね」 ベルトにセルメダルを入れレバーを回す。 チャリン ガチャガチャ カポーン! QB声『ブレストキャノン』 マミの前にブレストキャノンが装着される。 ベルトにセルメダルを追加投入していく。 チャリン ガチャガチャ カポーン! QB声『セルバースト』 チャリン ガチャガチャ カポーン! QB声『セルバースト』 チャリン ガチャガチャ カポーン! QB声『セルバースト』 マミ「こんなものかしら」 ほむら「そろそろ、決めるわ」 ほむらがオースキャナーでメダルをスキャンする。 それを真似るように他のほむら達もスキャンする。 キンキンキン! キンキンキン! キンキンキン! まどか声『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 ほむら達「「「はぁあああああ!」」」 「「「ほむぅ!」」」 10人のほむら達が一斉に魔女に向かって蹴りを放つ 魔女達は一斉に爆発し、辺りにセルメダルを落としていく。 マミ「これで終わりよ!」 「ティロ・フィナーレ!」 魔女の本体に向かって弾丸が飛んでいく。 魔女本体「!?」 ドカーン!! 魔女の本体は爆発し、魔女の結界が消滅していく。 ほむら「終わったようね」 マミ「ええ」 和子「シャルちゃん!?」 和子の方を見てみるとシャルロッテの身体が だんだんと消えていた。 シャル「和子……お別れだね」 和子「どうして、お別れなんて嫌よ!」 シャル「あの子と私は同じ存在だから」 「あの子が消えたら私も消えるの」 「私は短い間だったけど和子と一緒に居られて幸せだったよ」 和子「シャルちゃん……」 シャル「だから、泣かないで」 「私、和子の笑ってる姿が一番好きだから」 シャルロッテの身体は霧のように消えていく。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 見滝原中学校 屋上 昼休み まどか「マミさん、腕の調子は?」 マミ「お医者さんの話ではちょっと、手にヒビが入ってるみたい」 「直るまで安静だって」 さやか「じゃあ、しばらくは……」 マミ「しばらくは暁美さんのフォローに回るわ」 ほむら「そうね」 さやか「それにしても……」 「まさか、あたし達の担任が魔女と一緒だとは思わなかったよ」 マミ「あれから先生の様子は?」 まどか「魔女と一緒に居たときの記憶は無いみたいで……」 QB「魔女と契約した人間には記憶が残らないからね」 「無理もないよ」 まどか「でも、それって悲しいような」 「先生、あんなに必死だったから」 「多分、すごく仲のいい友達だったんだと思う……」 ほむら「案外、心のどこかで覚えているかもね」 まどか「えっ?」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 職員室 昼 同僚「あれ?早乙女先生」 「その携帯ストラップ手作りですか?」 和子「はい、何故か急に作りたくなって」 同僚「何かのキャラクターか何かですか?」 和子「うーん、何のキャラクターなんだろ?」 「これを作りたいと思うぐらいだから、よっぽど気に入っていた何かなんでしょうが……」 和子の携帯電話には小さなピンクのぬいぐるみがストラップとして付いていた。 同僚「名前とかってつけてるんですか?」 和子「名前はつけてないけど、」 「つけるなら……シャルロッテかしらね」 ――――――――――――――――――――――――――― 【暁美ほむら:現在の所持メダル】 ――――――――――――――――――――――――――― タカ・コア① クワガタ・コア① カマキリ・コア① バッタ・コア① ライオン・コア① トラ・コア① チーター・コア① ――――――――――――――――――――――――――― 次回、魔法少女ほむら☆OOOは…… ――――――――――――――――――――――――――― ―あんた、この町に来たばかりなの?― ―仕事の関係で隣町からこっちに来たんだ― ―そろそろ、稼ぎ時かな― ―魔女退治、割といい仕事だからな― ―あれは……バース!?― 第4話 『りんごと仕事と赤髪少女』 ―佐倉杏子だ よろしくな!― BACK ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん?」 2 NEXT ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん?」 4
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――――――――――――――――――――――――――― 『前回までの3つの出来事』 ――――――――――――――――――――――――――― 『一つ ほむら達の担任早乙女和子が結界に閉じ込められる』 和子「シャルちゃん、ただいま」 「?」 「シャルちゃん、どうしたの?」 お菓子の魔女「和子……」 和子「なぁに?あ、チーズが欲しいのね」 「待っててね、今、冷蔵庫から取ってくるわね」 お菓子の魔女「……ごめんなさい」 『二つ 魔女杏子が暁美ほむらとQBのもとに現れる』 ―あんたか……あたしのメダルを持っているのは― ほむら「!?」 ほむら「佐倉杏子……魔女の方ね」 ほむら(魔女の巴マミと同じ、魔法少女の格好をしている) 魔女杏子「マミの奴が苦戦するぐらいだから、期待できそうだな」 まどか声『ライオン!カマキリ!チーター!』 『三つ 暁美ほむらがホムキリバコンボで魔女を撃破する』 まどか声『クワガタ!カマキリ!バッタ!』 『ホ~ムホムホムキリッバッ!ホムキリバ!』 ほむら「そろそろ、決めるわ」 まどか声『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 『スキャニングチャージ!』 ほむら達「「「はぁあああああ!」」」 「「「ほむぅ!」」」 ――――――――――――――――――――――――――― 見滝原町近く 夕方 「やっと着いたよ……」 「まさか、歩いて来るのにこんなにかかるとは思わなかった」 「まあ、その苦労に似合うだけの報酬が貰えるなら安いもんだな」 見滝原の町並みをポニーテールの少女が歩く。 ポニーテールの少女の近くを歩く女の子が少女に話しかける。 女の子「キョーコが貧乏だから悪いんだよ?」 「お金持ってたら、電車でびゅーんっていけたのに……」 杏子「はいはい、そりゃあ悪かったな」 「だから、こうして見滝原まで仕事に来てるんじゃないか」 女の子「それはわかってるけど……」 杏子「ん?」 ふと、足を止める杏子 女の子「どうしたのキョーコ?」 杏子「ほら」 杏子がゴリラ型のカンドロイドを取り出し、女の子に見せる。 ゴリラカンドロイドは持ち主に何かを訴えるように手をグルグルと回していた。 杏子「近くに魔女が居る」 「ゆまはここで待ってろ!」 ゆま「う、うん」 「気をつけてね、キョーコ」 杏子「任せとけっての!」 ――――――――――――――――――――――――――― タッタッタッタッタッタラ (ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズホムラッオーズ!) チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー 【OPは東映の都合により省略されました】 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― 『カウント ザ メダルズ』 現在、暁美ほむらが使用できるメダルは…… ――――――――――――――――――――――――――― タカ・コア① クワガタ・コア① カマキリ・コア① バッタ・コア① ライオン・コア① トラ・コア① チーター・コア① ――――――――――――――――――――――――――― 第4話 『りんごと仕事と赤髪少女』 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― ほむほーむ 昨夜 ほむら「……で」 さやか「ん?」 まどか「?」 マミ「どうかしたの?暁美さん」 暁美ほむらの家でPSPで遊んでいた3人が暁美ほむらの方を向く ほむら「なんで、私の家にいるのかしら?」 さやか「そりゃぁ、明日は創立記念日だからかな」 まどか「みんなでお泊り楽しみですね、マミさん!」 マミ「えぇ、そうね!私、お友達とのお泊りって初めてだから緊張するわ」 ほむら「お泊り?」 さやか「あれ?言ってなかったっけ?」 「明日は創立記念日で学校が休み、次の日は土日で三連休だから」 「魔女退治のフォローもかねてほむらの家で泊り込むって……」 あきらめ半分で書いたら 本当に帰ってきたーーーーー!!!! アンク「俺のおかげだ。ちゃんと恩返ししろよ」 1「俺の実力だ」 ほむら「そんな話は初耳よ」 さやか「まどかとマミさんに連絡するように言ってたんだけど……」 まどかとマミの方を向くさやか まどか「準備するのが忙しくて……」 マミ「初めてのお泊りが楽しみで……」 まどか「ほむらちゃんに言うの忘れてたよ、ティヒヒ」 マミ「暁美さんに伝えるの忘れてたわ」 さやか「だって、ほむら」 ほむら「……はぁ」 「構わないわ、好きにして……」 さやか「よし!ほむらのお許しが出たので蟻退治の続きを始めますか!」 「まどか!戦車でそっちの蟻の群れに砲撃するから避けてね!」 まどか「うん、今、飛び上がって避けるね!」 マミ「いくわよ!ティロ・フィナーレ!」 さやか「おぉ!マミさんのジェノサイド砲で蟻の群れが吹き飛んだよ……」 ほむら「ちょっと!巴マミ!」 「私が死んだじゃない!」 「「「「ぎゃー、ぎゃー」」」」 QB「やれやれ、ゲームでそこまで盛り上がれるとは」 「訳がわからないよ」 こうして夜が更けていく…… ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― ほむほーむ 朝 ほむら「うぅん……」 起き上がると近くでまどか達が寝ている事に気がつく ほむら「……なんでまとか達が隣で寝てるのかしら?」 QB「昨日、三人が君の家に泊まりに来たのを忘れたのかい?」 ほむら「そういえば、そうだったわね」 QB「それよりも魔女が現れた、すぐに出れるかい?」 ほむら「今、準備するわ」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 玩具の魔女 結界内 玩具達に囲まれながら、ほむらはカーペットの上を歩いていた。 その場所はまるで玩具箱のようだった。 ほむら「玩具の魔女……といったところかしら」 玩具の魔女「……」 QB「来るよ、ほむら!」 ほむら「えぇ」 オーズドライバーを装着するとQBから受け取った三枚のメダルを ドライバーに嵌める。 カチャカチャカチャ ガシャン! キンキンキン! ほむら「変身!」 まどか声『タカ!トラ!バッタ!』 『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン! ほむら「はぁああ!」 メダジャリバーを構え、玩具の魔女に斬りかかる。 玩具の魔女はセルメダルを散らばせながら、後方へ飛びほむらから距離を取る。 玩具の魔女「……」 玩具の魔女から小さな黒い蛙が飛び出す。 飛び出した蛙はほむらに向かって跳んでくる。 ほむら「―――っ」 ほむらはそれを切り裂くとQBの方を振り返る。 ほむら「QB!セルメダル三枚!」 QBの投げたセルメダルを受け取るとそれをメダジャリバーに入れていく。 そして、ほむらはメダジャリバーをスキャンした。 チャリチャリチャリン キン!キン!キン! まどか声『トリプル!!スキャニングチャージ!!』 ほむら「はぁあああ!ほむぅ!!」 ほむらは掛け声と共にメダジャリバーを振る。 メダジャリバーによって空間と魔女が切り裂かれる。 玩具の魔女「!?」 そして、大きな爆発と共に辺りにセルメダルが散らばる。 QB「今日は大量だね」 「さて、回収しないと」 玩具の魔女が消失した事により周囲の結界が消えていく。 ほむらが変身を解除する。 ?「あれ?おかしいな」 「この辺に反応があったんだけどなぁ……」 「あ、そこのアンタ」 「この辺に変なヤツ居なかったか?」 ほむら「?」 ほむら(変なヤツ?魔女の事かしら?) (でも、一般人が魔女に用があるとは思えないわ) (なら、普通に言葉通りと考えるべきね) ほむら「特に見た覚えは無いわね」 「特徴は?」 ?「わかんない」 ほむら「……」 ?「……まぁ、知らないならいいや」 「あ、そうだ!アンタ……」 ほむら「?」 ?「この辺でおススメの店とかあるかい?」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 見滝原ラーメン店 朝 ゆま「わぁ~ここのラーメンはなるとが大きいね、キョーコ」 杏子「あぁ、そうだな」 ほむら「……」 店主「いやぁ、このラーメンは俺の師匠が考案したラーメンなんですよ」 「故郷では街の人気ラーメンとして愛されてるんです」 「この大きなナルトはクセになるよ、嬢ちゃん!」 杏子「じゃあ、さっそく」 「「「いただきます」」」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 見滝原街中 昼 ゆま「おいしかったね、キョーコ!」 杏子「そうだな、まさか見滝原にこんなに美味いラーメン屋が在ったとはな」 「見滝原に来て良かったぜ」 ほむら「?」 ゆま「ゆま達、この街に今日、仕事で来たばかりなんだぁ!」 ほむら「仕事?」 杏子「そう、仕事!簡単な仕事で一攫千金ってね!」 ゆま「キョーコ!そろそろ……」 杏子「そうだな」 「そろそろ、行くよ」 「美味しいラーメンの店、教えてくれてありがとな」 杏子達はほむらに挨拶をするとそのまま走って行った。 ほむら「……何だったの?」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 見滝原街中 夕方 あれからまどか達と合流し、魔女探索をしていた。 さやか「……ほほぅ」 「ほむらはあたし達をほって置いて、一人ラーメンを食べていたと!」 ほむら「悪気はないわ」 「魔女退治をした後、誘われただけよ」 さやか「くぅ~、あくまで自分の罪を認めないか!」 「よし、今日は魔女探索の後、みんなでラーメンね!」 マミ「ラーメンか……太らないかしら?」 まどか「マミさんの場合は全部胸に行きそうですけどね」 マミ「それはそれで困るわ!」 さやか「かぁ~、胸が大きいという自慢ですか!自慢ですか、マミさん!」 マミ「じ、自慢じゃないわ!」 ほむら「……」 ほむら(これから成長するわ、大丈夫よ……) 『ウヲォォォウヲォォォ』 ゴリラカンドロイドの両腕が回りだす。 マミ「どうやら、魔女を発見したみたいね」 QB「こっちみたいだ、行くよ」 ほむら「ええ!」 マミ「わかったわ!」 まどか「うん!」 さやか「了解!」 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 見滝原街中 路地裏 夕方 結界の前に到着するほむら達 QB「ここみたいだね」 「ほむら!」 QBが三枚のメダルを投げて渡す。 オーズドライバーにメダルをはめ込みスキャンする。 カチャカチャカチャ ガシャン! キンキンキン! ほむら「変身!」 まどか声『タカ!トラ!バッタ!』 『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン! マミもバースドライバーにセルメダルを入れダイヤルを回す。 マミ「変身!」 ガチャ カリカリ ポコーン! シュイーン!ガチャンガチャン 二人は変身を終えると結界の中へ飛び込んだ。 ――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――― ―――――――――――― 鎧の魔女結界内 夕方 結界の中は神殿の柱の様なモノが宙を漂っていた。 まどかとさやかは適当な物陰に隠れ、二人を見守る。 そして、その中心に全身に鎧を纏った魔女は居た。 マミ「鎧の魔女……ね」 「いくわよ!暁美さん!」 ほむら「えぇ!」 武器を構え、鎧の魔女へ向かっていく。 ほむらがメダジャリバーで斬りかかるが――― ガキーンと甲高い金属音と共に弾かれる。 ほむら「っ!」 鎧の魔女「……」 マミがバースバスターを構え引き金を引く。 銃口から何発もの弾丸が魔女に向かって飛んでいく――― が、魔女に当たった弾丸は全て弾かれる。 マミ「硬いわね……」 カチャカチャ カポーン QB声『ドリルアーム』ガチャンガチャン カチャカチャ カポーン QB声『キャタピラレッグ』ガチャンガチャン ドリルアームを構え、キャタピラレッグで加速し敵に近づく マミ「これなら、どうかしら!」 魔女に近づくとドリルアームで攻撃する。 ドリルに何枚かのセルメダルが張り付くが魔女の装甲は貫けない。 鎧の魔女「……」 魔女が手を振り上げるとマミに向かって殴りかかる。 マミ「!?」 魔女の攻撃をドリルで防ぐ――― ほむら「たぁあああ!」 トラクローを構えるとそのまま魔女に向かって攻撃を仕掛ける――― が、魔女の強度に耐えられなかったトラクローが折れる。 その様子を物陰から見ていたさやかが叫ぶ。 さやか「お、折れたぁああ!」 QB「心配いらないよ、また変身すれば修復されるよ」 まどか「そうなんだ」 ほむらとマミが鎧の魔女に攻撃するが全て鎧に弾かれる――― そんなことを繰り返していると――― 杏子「……ったく、見てられないっーの!」 「「「「?」」」」 QB「君は……」 杏子「ゆま、準備」 ゆま「うん」 杏子は牛乳缶を降ろす。 杏子「そろそろ、稼ぎ時かな」 そして、腰にバースドライバーを装着する。 ほむら「あれは……」 マミ「バースドライバー!?」 QB「もう一つの……バースドライバー……」 杏子がセルメダルを取り出し、指で弾く。 落ちてくるセルメダルを掴み、投入する。 杏子「……変身」 ガチャ カリカリ ポコーン! シュイーン!ガチャンガチャン 杏子の姿がマミと同じ姿に変わる。 さやか「あれって……マミさんと同じバース……」 まどか「バースが二人……」 杏子「さてと、稼がせて貰うよ!」 杏子「ゆま、セルメダル」 ゆま「うん!」 ゆまがセルメダルを杏子に投げる。 投げ渡されたセルメダルを受け取り、投入する。 カチャカチャ カポーン QB声『ドリルアーム』ガチャンガチャン 武器を構え魔女に向かって走る杏子――― 魔女に近づき、ドリルで殴るように攻撃する。 杏子「突いてダメなら叩いてみろってね!」 だが、当然のように魔女には傷一つつける事ができない。 杏子「っと、これは予想以上に硬いね」 「そこの二人!あたしが何とかしてやるから」 「少しの間、足止めお願いできるか?」 ほむら「……え、ええ」 マミ「わ、わかったわ」 ほむら「QB、ライオンとチーター!」 QB「受け取るんだ、暁美ほむら!」 QBからメダルを受け取り、タカとバッタと入れ替える。 カチャカチャ ガシャ キンキンキン! まどか声『ライオン!トラ!チーター!』 『ホムホム~!ホムラ~タ~!』シャキーン! ほむら「はぁああああ!」 熱風を放ちながらほむらの姿がホムラーターコンボへと変わる。 マミ「コンボね……なら、ちょっと勿体無いけど大技行こうかしら」 カチャカチャ カポーン QB声『クレーンアーム』ガチャンガチャン カチャカチャ カポーン QB声『ショベルアーム』ガチャンガチャン カチャカチャ カポーン QB声『ブレストキャノン』ガチャンガチャン カチャカチャ カポーン QB声『カッターウィング』ガチャンガチャン QB声『バース・デイ』 ほむら「たぁあああ!」 マミ「はぁ!」 二人が同時に鎧の魔女へ攻撃を仕掛ける。 鎧の魔女「―――ッ」 マミ「どうやら、ある程度の攻撃は防げても、強力な一撃には弱いみたいね」 そのまま二人で攻撃し続ける。 ――――――――――――――――――――――――――― 鎧の魔女結界内 夕方 杏子「ゆま、セルメダル入れるの手伝ってくれ」 ゆま「うん、わかった」 ゆまがセルメダルを掴み、どんどんドライバーに投入していく。 カチャカチャ カポーン QB声『ブレストキャノン』ガチャンガチャン そしてセルメダルが投入されるたびにダイヤルを回していく。 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 杏子「ゆま、いい調子だ!」 ゆま「うん!」 杏子「さて、お二人さんもその調子で時間稼ぎしてくれよな」 ――――――――――――――――――――――――――― 鎧の魔女結界内 夕方 コンボにより強化されたトラクローにより折れることなく攻撃をし続ける。 マミもカッターウィングの飛行機能により空から攻撃を仕掛ける。 ほむら「まだなの!」 杏子「もう、ちょっと」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 杏子「よし、下がってな!」 「今からデカイのかましてやるからさ!」 マミ「ええ」 ほむら「わかったわ」 二人が下がったのを見て、ブレストキャノンのトリガーを引く 銃口から赤色のビームが魔女に向かって飛んでいく――― 鎧の魔女「!?」 ブレストキャノンを食らった鎧の魔女は大きな音と共に爆発する。 辺り一面にセルメダルをばら撒きながら――― マミ「なるほど、秘策ってこれの事ね……」 ほむら「……バースは一人だけじゃなかったの?」 QB「さぁ、それは僕にもわからないよ」 カチャカチャ カポーン QB声『クレーンアーム』ガチャンガチャン QB「とりあえず、話は後にして先にセルメダルを集めさせて貰―――きゅっぶ!?」 セルメダルを回収しようとしたQBにクレーンアームが直撃する。 そして、クレーンに大量のセルメダルが集まる。 マミ「あなた……」 杏子「悪いね、これも仕事なんだ」 マミ「セルメダルを集める事が仕事なのかしら?」 杏子「そういうことさ」 クレーンアームで集めたセルメダルを全て牛乳缶の中へ投げ込む。 そして、変身を解除するとほむら達に言う。 杏子「あたしの名前は佐倉杏子だ!よろしくな!」 ――――――――――――――――――――――――――― 【暁美ほむら:現在の所持メダル】 ――――――――――――――――――――――――――― タカ・コア① クワガタ・コア① カマキリ・コア① バッタ・コア① ライオン・コア① トラ・コア① チーター・コア① ――――――――――――――――――――――――――― 次回、魔法少女ほむら☆OOOは…… ――――――――――――――――――――――――――― ―もう聴きたくないんだよ!― ―QBが……同時に存在している……― ―大丈夫だよ……きっと治るよ……― ―諦めろって言われたのさ― ―へぇ、それがあんたの願いなんだ― 第5話 『音楽とQBと二人のさやか』 ―その願い、あたしが叶えてあげるよ― BACK ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん?」 3
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作者:qzabHpnE0 347 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage] 投稿日:2011/06/28(火) 22 05 14.70 ID qzabHpnE0 ほむら「…………今日のクッキングコーナー」ガッツポーズ まどか「わぁ~」パチパチパチ ほむら「今日作るのはさっくりジューシー、『ほむまどパイ』よ」 まどか「材料は発情期のほむほむとまどまど。各一匹ずつを人数分用意してね。 後は市販のパイシート、ちゃんとほむほむやまどまどの体液が染みこんだ物を用意してね」 ほむら「調味料はお好みだけど、今日はお菓子風に仕上げるわ」 まどか「と、言うワケで、調味料はほむジュース、それと料理用のまど酒とほむ酒だね」 ほむら「……それでは、さっそく作りましょう」 ほむら「まず、パイシートを適度な大きさにカットするのよ」 まどか「大体、20センチ四方だね」 ほむら「カットしたら、表面にまど酒、ほむ酒、ほむジュースを混ぜた調味料をたっぷり塗るわ」 まどか「ほむらちゃん、分量は?」 ほむら「ほむジュース6に対して、まど酒とほむ酒の合計が1、まど酒とほむ酒は半々の分量よ」 まどか「何だかほむジュースの量が多いね」 ほむら「このあと焼く時の熱でアルコール分は飛ぶから、本当はお好みでいいのだけれど、 あまりお酒が多いと、ほむほむとまどまどの味がお酒っぽくなるから、お酒が苦手な人にはお勧めしないわ」 まどか「つまり、お酒好きだったら量は多くしてもいいんだね。 今度、ママに作ってあげる時はちょっと分量変えてみるね。 ………それで、次はどうするの?」 ほむら「次は、用意したほむほむとまどまどを、一匹ずつパイシートに置くわ」 酩酊発情ほむ「マドカァ//」カクカク 酩酊発情まど「ホムラチャァン//」クネクネ まどか「うわ、早速発情してるね」 ほむら「ほむほむ達はお酒に弱いもの……しかも、それにお互いの匂いが染みついていれば尚更よ」 まどか「なるほど」 ほむら「交尾を始めたら、パイシートでほむほむとまどまどを包み込むわ。 この時、パイシートを使って、二匹を上手に中央に寄せるのがポイントよ」 まどか「手で掴むと警戒するからだね」 ほむら「その通りよ。そして、包んだら上に浅く切れ込みを入れるわ」 まどか「ここでワンポイント! 切れ込みを入れる時は、絶対に中のほむほむ達を傷つけちゃダメだよ!」 ほむら「その通りよ。この場で傷つけると旨みが引き出し切れなくなってしまう……それは、愚か者のする事よ」 ほむまどパイ「」カクカクウネウネ まどか「………パイで包まれたって言うのに、まだ中で交尾してるね」 ほむら「ええ………でもそれでいいの。 これを180℃で余熱したオーブンで10分焼くわ」ピポパ ホビャァァァァッ マドォォォォッ …………………………チンッ ほむら「焼き終えたら、完成よ」 まどか「このまま熱を冷ましてから冷蔵庫で冷やして食べても美味しいよ」 ほむら「交尾中のほむまどを焼く事で、より一層の味がしみ出して最高の味よ」ホクホク まどか「次回はピリッと辛口、夏にピッタリの『冷やしあんあん麺』だよ」 ほむら「それではまた次回」 次回なんてねーよ! ジャンル:ほむほむ ほむら ほ食 まどか まどまど 交尾 発情 感想 すべてのコメントを見る
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551 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/16(木) 16 02 15.96 ID kxKQ17vS0 あんこ「くーかい?」ホラ ほむら「えぇ、いただ…く…」ファサ ほむら「ちょっと何よこれ!どういう事?」ガタッ あんこ「何って、ただのほむほむだろ?いらないのか?」キョトン ポリポリ ホムーホムー ほむら「ほむほむって…しかも生きてるじゃない…」アゼン あんこ「アハハ、好き嫌いしてるからそんななんだよ」ヒョイパク ホミュゥ!! ボギュ… ほむら「ぐぬぬ、あなただって似たようなモノじゃない…」ジトッ あんこ「べ、別に胸なんかなぁ!あれだ、ほら!魔女と戦う時に邪魔になるし!」アセアセ/// ほむほむs「ホムップゥ」クスクス あんこ「あ、てめぇ!今ほむほむのクセに笑いやがったな!」カァッ/// あんこ「こうしてやる!」ビターン ホギュー!! ほむら「や、やめなさい佐倉杏子」ガシッ あんこ「す、すまん…あたしとした事が食物を粗末にしちまうなんて…」オチコミ ほむら「いえ、そうじゃなくて…」アタフタ あんこ「踊り食いが苦手ならあたしが締めてやるよ」グッ ホ…ホグゥ… ほむら「そ、それには及ばないわ」オオアワテ ほむら「あの場の勢いで連れ帰ってきてしまったけど、どうしたものかしら…」ウーン ほむほむs「ホムーホムー」ワイワイガヤガヤ 窓から覗く影「ウェヒヒ」 ほむら「なんだか疲れたわ。今日はもう寝ましょう」ファ~ ほむら「あなた達はここね」ダンボール ほむほむs「ホムーホムー」ワーイ フトンアッタカ ほむら「こうして見ると結構可愛いわね」ホホエミ ナデナデ ほむほむs「ホムン!! ホムゥ!! 」オキテ- ほむら「う…ん。おはよう…」マダネムイワ ほむほむs「ホムゥッ!! ホムゥッ!! 」オナカヘッター ゴハンゴハンー ほむら「この子達は何を食べるのかしら?気は進まないけど、佐倉杏子に聞くしかないわね」テレパシー あんこ『おう、昨日のほむほむはうまかったろ?え?ほむほむは何を食うかって?熟成させてから食うなんてほむらは通だな』 ほむら『茶化さないでちょうだい』 あんこ『あー、あたしはそういうの待ってられないからやった事ないんだ。さやかが得意だから聞いてみな。』 ほむら『美樹さやか…嫌な予感しかしないわ』 あんこ『そう言うなよ。ドライバーとか爆竹とか貸してく…』ブチッ ほむら「聞いた私が愚かだったわ」ゲンナリ ほむら「とりあえず昨日の残りの春巻きでもあげてみようかしら」 ほむほむs「ホムン!! ホムーホムー!! 」ウマウマ ほむら「ふふ、おいしい?良かったわね。こんなに可愛いのに食べるなんてどういう神経してるのかしら」ナデナデ ほむら「私は学校に行ってくるからおとなしくしてるのよ。お昼ご飯は置いておくから、時間まで我慢する事」 ほむほむs「ホムー」 中沢「ぼ、僕は唐揚げがいいと思います」オソルオソル 先生「このド素人がァーっ!ほむほむは踊り食い一択だろォがァーっ!」ドガァッ 中沢「」ピクピク 先生「みなさんもほむほむの踊り食いを選べない様なドサンピンなんかとは付き合ってはいけませんよ」ダン さやか「そんでほむほむを瓶詰めにしてやったらさー」 仁美「あらあら、それは楽しそうですこと。今度わたくしにも見せて下さいまし」 クラスメイト1「今日のお弁当はほむ飯なんだ」ジャーン クラスメイト2「わたしはデブほむ饅頭」ドーン クラスメイト3「そういえば暁美さんってほむほむに似てる」ジュルリ ほむら「いったいこのループでは何が起こっているの?」ガクブル ほむら「はぁ、疲れた…こんな時はお気に入りのまどパンでも…」ソワソワ ほむら「無い!そんなバカな!確かにこの額に入れて飾っておいたのに!」 ホムッフゥ!! ホムッフゥ!! ほむら「まさかっ!」ダッ ほむほむs「ホフゥ!! ホフゥ!! マロカァ/// ホムッ!! フゥ…」 ほむら「あなた達…私が学校に行ってる間淋しかったのね」シカタナイワネー ほむほむs「ホムーホムー」ハラヘッター ほむら「はいはい。今用意するから」ヤレヤレ ほむら「でも…次また私のまどパンにイタズラしたら…わかってるわよね?」ジャキッ ほむほむs「ホ!! ホムン!! 」ビクン 深夜 窓から覗く影「ウェヒヒ」ガラガラ ほむほむs「ホム?」ナンダロ まどまど「ホムホムー!! 」 ほむほむs「マドマドォ///」 まどほむs「ホムマド/// マドホム///」ギシアンギシアン ほむら「う…ん。今日は起こされなかったわね」ファ~ エッ!? ほむら「ナニコレ…テンシガ…テンシガイルワー!!!」ガバッ まどまど「マドォ? ホムラチャン!! 」 ほむら「い、今ほむらちゃんって!名前!あなた私がわかるの!やはり天使!!」ヒャッハー ほむら「はい、まどまど。今日のご飯はあなたが好きな物ばかり集めたわ」ニコニコ ほむら「あなた達はこれでも食べてなさい」ポイ まどまど「ホムラチャン」スリスリ ほむほむ「ホ…ホムゥ…」カクサシャカイダー ほむら「あなた達文句でもあるの?嫌なら美樹さやかの家にでも行きなさい。私はまどまどがいてくれればそれでいいの」ファサ ほむら「早く学校終わらないかしら。まどまどを連れてきても良かったのだけど、美樹さやかに見つかったらどうなるかと考えると…」ソワソワ ほむら「ただいま、まどまど!」 まどほむs「マドホム/// ホムマド///」ギシアンギシアン ほむら「そ、そんな…私のまどまどが…」ソウルジェムジワジワ ほむら「は、離れなさい!今すぐ私のまどまどから離れなさい!」キーッ ほむほむs「マドマドォ!! マドマドォ!! 」ジタバタ まどまど「ホムホムゥ!! 」ヤダヤダ ほむら「そんな!私よりもこんな虫ケラの方が良いというの…!」ワナワナ ソウルジェムジワジワ まどまど「ホムホムゥ…」ナミダメ ほむら「」パァン ほむほむs「」グチャッ ほむら「フ…フフ…」 ほむら「…フフフ…フフ…」 ほむら「アーハハハハハッハハハハハハハッッッハハハハハハハハッッッッッハハハハアッハガジャジャジャガガハハハ…」 ほむら「ねぇ、まどまど…」 まどまど「ホムホムゥ…」シクシク ほむら「まどまど…私を見て?」 まどまど「マドッ」ニラミ ほむら「どうして!どうしてわかってくれないの!私は!私はこんなにあなたの事を!」 まどまど「マ…マドォ…」アトズサリ ほむら「うふふ…そうだ、まどまど…いい事思い付いちゃった…」 まどまど「マドォ…マドォ…」イヤイヤ ほむら「私達…こんなに愛し合っているんですもの…」 まどまど「マ…マド…」ガタガタ ほむら「ふふ…怖がらなくていいのよ…」 ほむら「一つになりましょう」 パク その日ワルプルギスの夜を超える魔女が誕生した まどか「ほむらちゃん最近学校にこないね…」 さやか「だ、大丈夫だって!きっと隣町にでも魔女退治に行ってるんだよ」 まどか「魔女…マミさんがあんな事になっちゃったばかりなんだよ!なおさら心配だよ!」 さやか「それには及ばないわ。まどかは私が信じられないのかしら」バサッ まどか「ふふ、さやかちゃん似てないよ」 さやか「そうそう、笑って笑って!まどかがそんな顔してたらわたしが転校生に怒られちゃうよ」ギュー まどか「ありがと、さやかちゃん」 まどか(でも、ほむらちゃんが何も言わずに私の前からいなくなるなんて…) まどか「ここがほむらちゃんのお家…」オジャマシマス まどか「う…何この臭い…」 死にほむの残骸「」プーン まどか「何だろうこれ…」 残骸の中「マドォ…」 まどか「何か聞こえた…」 まどまど「マ…ドォ……」」パタ まどか「これは…まどまど…」シンジャッタ まどか「まだ何かいる…」 残骸の中「マロ…マロカァ…」ガサゴソ まどか「こども?まどまどが産んだのかな」ヨイショ 仔ほむ「ホ…ホミュゥ!! ホミュゥ!! 」オギャーオギャー まどか「ほむらちゃん…ほむらちゃんだよね…」 まどか「…この子は…私が育てるよ!」 ―――完――― →その2
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←その1 ・・・ ほむら「・・・・!」ビク ほむら「・・・・・・・?」キョロキョロ マミ「あら、起きたのね。今日のご飯用意しておいたわよ?」 ほむら「・・・・?・・・ホ、ホム?」 QB「やぁ、新入り。よろしく」 マミ「今日から私があなたを飼うことになったの、よろしくね。この子はQB。仲良くしてあげてね」 ほむら「・・・・・ホ・・ムゥ・・・」 ほむら「ホムウウウウウウウウ!!!」 その夜 ほむら「ホム・・・ホム・・・」グスグス QB「どうやら自分の置かれた境遇に満足いかないようだね」 ほむら「・・・ホムゥ!」 QB「おっと・・・僕は野良QBとは違って飼われているんだ。僕を殺したら悲しむ人がいるのを忘れないでほしい」 QB「それにまどかに渡されたペットのせいで前から飼っていたペットに危害が及ぶなんてことになったら」 QB「マミとまどかの関係が悪くなるとは思わないかい?」 ほむら「ホムゥ・・・」 QB「君はまどかと一緒にいたかったようだけどどうやらその気持ちはまどかに届かなかったようだね」 QB「早めにここの暮らしに順応することだね。まどか達もたまにここに来てくれるのなら何も問題はないじゃないか」 QB「・・・マミは家族が増えたと喜んでいる。そのマミを悲しませるようなことはしないように頼むよ」 QB「それだけ伝えたかった。それじゃあ、おやすみほむほむ」 ほむら「・・・・」 ほむら「・・・・・・マドカァ・・」 ・・・ マミ「ふふ、今日はオムライスよ!」 ほむら「ホムホム!」パクパク マミ「そんなにおいしい?うれしいわ~」 QB「どうやら僕の話を分かってくれたようだね。助かるよ」 マミ「そう言えばまだあなたに名前をつけてなかったわね・・・」 ほむら「・・・?」 QB「・・・・ああ、そういえば僕の正式な名前を君に教えていなかったね」 QB「僕はフェンリル、北欧神話に出てくる狼から名付けられたらしい」 ほむら「・・・・・!」ビクビク マミ「そうねぇ・・・あなたは・・・黒っぽいから・・・スルトなんてどうかしら?」 ほむら「ホムゥ!!」ガーン ほむら「ホムゥホムゥゥウウ!!」ジタバタ マミ「あらあら、そんなに嬉しいの?気に入ってもらえて私も嬉しいわ~」 QB「諦めなよ、今マミは北欧神話にはまってるんだ・・・」 QB「女らしくない名前を付けられたことには同情するよ」 ほむら「ホ、ホムゥ・・・マドカァ・・・!」 ピンポーン ほむら「・・・!!マドカァー!」 マミ「あら、誰かしら・・・」 ガチャ ほむら「ホムー!!!」 さやか「おっと・・・」 ほむら「・・・!!・・ホムン!!」ガブ さやか「ギャース!!」 杏子「相変わらず嫌われてんなー」 ほむら「・・・!!!」キッ 杏子「アタシもかよ・・・」 さやか「もー!あれだけ尽してやった恩も忘れたのかー!」 マミ「あら、いらっしゃい」 さやか「お言葉に甘えて遊びに来ちゃいました!」 杏子「ちゃんと面倒見てるかチェックしに来たぜ」 マミ「どうぞあがってあがって」 ほむら「・・・・ホムウウウ・・・」 さやか「いやー、やっぱりマミさんの家は素敵だな~」 マミ「今、紅茶を淹れるわね。あら?鹿目さんは一緒じゃないのかしら」 さやか「それがまどかは熱があって今日は来られなくて・・・」 ほむら「・・・・ホム!?」 杏子「ほむほむのことが心配で随分肝を嘗めた様子だったぜ」 杏子「今回の事が解決したせいで今までの疲れが直に来たのかもな」 さやか「そういえばチラシ作ったり、ほむほむの事調べたりして徹夜してたらしい」 ほむら「・・・・ホムゥ・・・マドカァ・・・」 マミ「大変ね・・・一度お見舞いに行ってあげた方がいいわね」 ほむら「ホム!ホムホムホム!」 マミ「あら、わかったわ」 ほむら「ホムゥ!」 マミ「はいお水」 ほむら「」 杏子「この短期間でもう意思疎通がとれてるのか・・・マミに任せてよかったかもしれないな」 その夜 QB「眠れないようだねスルト」 ほむら「・・・・・」 QB「・・・はぁ、仕方ないね。朝まで玄関のカギを開けておいてあげるよ」 ほむら「・・・・ホム!?」 QB「マミが起きるまでにはちゃんとここに戻ってくるんだ!いいね」 ほむら「ホムホム!」 QB「それと野良QBには十分気をつけるんだ。外見は僕と同じでも中身は違うからね」 QB「さぁ、いってくるんだ」ガチャ ほむら「マドカァー!」タタタッ QB「まったく世話が焼けるよ」 ・・・ まどか「うーん、だるいし・・・暑くて寝苦しいよ」 コンコン まどか「・・・?」 コンコンコン まどか「うーん、鳥かな・・・気のせいかな・・・」 コンコンコン!コンコンコン!コンコンコンコンコンコンコン!マドカァー! まどか「・・・!?ほむほむ!?どうして!?」 ほむら「マドカァー!」 まどか「ほむほむ!まさか私の事心配して・・・!!」 チュンチュンチュン・・・・ まどか「・・・・?夢落ち・・・?はあ」 まどか「あれ!?私のお気に入りのパンツがない!」 QB「どうやらうまくいったようだね」 ほむら「ホム!」 QB「・・・どうしてパンツを持っているのかまでは詮索しないけど、あまりそういうことをしていると嫌われるよ」 ほむら「ホム・・・マドカァ・・・」クンクン QB「これじゃあ、僕が共犯みたいじゃないか・・・どうかしてるよ」 ほむら「ホムホム!ホム!」 QB「まどかの匂いの付いたものならなんでもよかったって?だったらパンツじゃなくてもよかったじゃないか」 QB「これじゃあまるで変態だよ」 ほむら「ホムホム!」 QB「だめだ、昨晩は協力してあげたけど君はもうマミのペットなんだ。マミのペットとして生きてくれ」 ほむら「ホムゥ・・・・」 それから数カ月後 ほむら「マミー!」 マミ「あら、使い終わったお皿を持ってきてくれたのね、偉いわ・・・」 ほむら「ほむほむ!ほむ!」 さやか「それにしても大きくなりましたよね・・・つい先月は手のひらサイズだったのに」 杏子「今じゃマミの身長の1/2はあるな」 まどか「すっかりマミさんになついてるね!捨てほむだったほむほむがここまで元気に育ってくれて嬉しいよ!」 ほむら「マドカァー!」 まどか「よしよし」 さやか「でも、なんで私と杏子の名前だけ呼んでくれないんだ・・・」 ほむら「ほむほむほむ!ほむ!」 それから半年 ほむら「マミ、皿洗いなら私がするわ。あなたは休んでいて」 マミ「いつもありがとうね」 ほむら「これくらいペットとして当然よ」 さやか「まさかあれから半年で私たちと同じ背丈になるとは・・・」 杏子「一年後にはもっと大きくなるんじゃ・・・?」 ほむら「それはないわ」 マミ「でもあなたが会話できるようになって嬉しいわ・・・もう一人ぼっちで寂しい生活じゃない」 マミ「こんなに幸せな気持ちで生活するなんて初めて。もう何も怖くない・・・」 まどか「でもマミさんの飼っていたQBは・・・」 マミ「そうね・・・3代目もこの間逝ってしまったわ・・・円環の理に導かれて」 まどか「QBは短命だから・・・」 ほむら「・・・・・」 マミ「でも私にはほむほむ・・・いえ、スルトがいてくれるから・・・」 ほむら「マミ、その名前はやめてとお願いしているのに」 マミ「照れなくてもいいのに・・・」 まどか「羨ましいな・・・マミさん」 まどか「私、本当はほむほむに出会ったあの日飼ってあげたいなって思ってたんだ」 ほむら「・・・・!まどか!」 まどか「でもやっぱり駄目だったんだ・・・私の家じゃほむほむは飼えない」 まどか「でも今ほむほむはマミさんと一緒に暮らしててほんとに幸せそう!あの日マミさんにほむほむを預けてよかったって心から思えるよ!」 ほむら「まどか・・・・」 さやか「ねぇねぇ!ほむほむは私の事どう思ってる?」 ほむら「どうとも思ってないわ」 さやか「ええー・・・」 その夜 ほむら「何か大切なことを忘れている気がする・・・」 ほむら「何かとても大事なこと・・・」 ほむら「・・・・」 マミ「どうかしたの?」 ほむら「マミ、ちょっと出かけてくるわ・・・すぐ帰ってくる」 マミ「ま、待って!お願い!一人ぼっちにしないで!絶対帰ってくるって約束してね!」 ほむら「マミは心配性ね・・・約束するわ・・・必ず帰ってくる」 マミ「スルト・・・・」 ほむホーム ほむら「記憶を頼りにここまできてみたけど・・・ここは一体・・・」 ほむら「なんだかここに住んでいたような・・・」 ほむら「何か・・・思い出せそう・・・何か・・・」 ほむら「埃をかぶって分かりづらいけど・・・これは・・・これは・・・!」 ほむら「うっ・・・!」 ほむら「思い出したわ。私は暁美ほむら!」 ほむら「そしてこれは愛玩動物化光線銃の設計書!」 ほむら「そうだ・・・あの日・・・」 過去 ほむら「ふふ!遂に完成したわ!この新兵器を作り上げるのにどれだけのループをさまよったか!」 ほむら「この光線銃を浴びた者はどんなものでも愛玩動物としての役割を与えられる!名付けて愛玩動物化光線銃!」 ほむら「これをQBにあててしまえばまどかが魔法少女になることはない!失敗したらまたループしたらいい!」 ほむら「あわよくばこれをまどかにあてて・・・ふふ・・・ふふふ」 QB「とんでもないものを開発してくれたようだね!暁美ほむら!勘弁してくれよ!」 ほむら「飛んで火に入る夏の虫とはこのこと、どうせ代わりがたくさんいるんだから寿命はそんなに長く設定しなくてもいいわね」カチカチ QB「そんなことをしたらこの宇宙は一体誰が救うんだい!」 ほむら「もうどうにでもなーれ!」ビビビ QB「ギャああ!」 さやか「それで恭介がね~」 まどか「へぇそうなんだ・・・」 ほむら「あそこに見えるのはまどか!」 ほむら「美樹さやかも一緒か・・・くっ!邪魔よ!あなたはどこまで愚かなの!?」 ほむら「どこかに隠れて様子を伺いつつ撃つしか・・!はっ!こんなところに段ボールが・・・これに隠れて・・・」 ほむら「半年ぐらいで今と同じ成長速度に戻るように設定して・・・」カチカチ ほむら「これでまどかは私の最高の友達!」ビ・・・ビビ! ほむら「な・・・ぼ、暴発!?光線銃なのに!?い、いやぁ!」キュインキュイン... ほむら「ホムゥ・・・ホムゥ・・・」 さやか「でさ、そのCDがドビュッシーでさー」 まどか「あ・・・さやかちゃん見て、捨てほむだ・・・」 ・・・ ほむら「・・・・・私はなんて愚かなことを・・・」 ほむら「どんなことをしても報われないわ・・・」 ほむら「何故かワルプルギスの夜が現れていないのは謎だけれど・・・」 ほむら「取り返しのつかないことをしてしまった・・・一体どうしたら・・・」 ほむら「マミのペットとなってしまった以上・・・私は・・・」 ほむら「まどかぁ・・・まどかぁ・・・・」 マミ「あら?お帰り!待ってたわよ!夕飯にする?お風呂にする?」 ほむら「マミ、大事な話があるの・・・」 マミ「どうしたの?真剣な顔をして・・・」 ほむら「実は・・・・かくかくしかじか・・・」 マミ「そんなの・・・信じられるわけないじゃない!」 ほむら「でも、事実なのよ!これがその光線銃・・・」 マミ「暁美さん・・・って呼んだ方がいいのかしら」 ほむら「せめてもの罪滅ぼしとしてあなたのペットでいることに決めたわ。だから・・・その・・・」 マミ「じゃあ、ほむらでいいかしら」 ほむら「えっ・・・」 マミ「真実を聞いて尚、あなたをペット専用の名前で呼ぶのはちょっと抵抗があるからね・・」 ほむら(よかった・・・ほんとうによかった・・・!!) マミ「でも鹿目さん達にもちゃんと本当の事を言っておいた方がいいと思うわ」 マミ「あなたにとってもそのほうがいい」 ほむら「うう・・・マミ・・・ありがとう・・・」 マミ「それじゃあ、さっそく明日皆を呼ばなくちゃね、あとこの光線銃は私が預かっておくわ」 ほむら「皆が許してくれればいいのだけれど・・・」 マミ「何を言ってるの?あなたは鹿目さん達に何も悪い事なんてしていないわ!」 マミ「ただちょっと間違えてしまっただけ・・・それだけなのよ」 ほむら「うう・・・」 次の日 杏子「大事な話って何だよ」 まどか「ほむほむに関する事って聞いたけど・・・」 さやか「隠し子発覚~!?とかじゃない?」 まどか「もうー!さやかちゃんったら!」 マミ「今日、皆に集まってもらったのは他でもないわ」 マミ「この光線銃についてよ!ほむほむ、説明をお願いするわね」 ほむら「実は・・・」 マミ「と、ほむほむに注目が集まったところでティロフィナーレ!」ビビビビ さやか「ふぎゃ!」ピュインピュイン... ほむら「え!?」 ほむら「ちょっと・・!マミ!これはどういう!?」 マミ「この光線銃を使えば何の問題もなく皆で一緒に住めるのよね!?」 マミ「あなただけじゃなく鹿目さんや佐倉さんとも美樹さんともずっと一緒にいられる!素敵じゃない!」 マミ「今日ここに私のハーレムを作るわ!」 ほむら「そ、そんな・・・!」 マミ「ほむほむは異論ないわよね」ニコッ ほむら「ないです・・・」 杏子「な、なんだかよくわからねぇけど逃げたほうがよさそうだな・・・まどか!」 まどか「う、うん!」 マミ「逃がさないわよ!」 ほむら「そんな・・・マミ、私だけじゃ満足できないなんて・・・」 さやか「・・・・・」 ほむら「美樹さやか・・・不憫ね・・・」 ほむら「・・・・?こ、これは・・・・」 マミ「追い詰めたわよ!佐倉さん!鹿目さん!」 まどか「マミさん!目を覚まして!」 マミ「こんな素晴らしい銃があるなら撃つしかないじゃない!」ビビビビ 杏子「まどか!あぶない!ぐあ!」ピュインピュイン... まどか「あ・・・あ、杏子ちゃん・・・!」 マミ「ふふ・・・あとはあなただけね!」 ほむら「逃げて!」 マミ「・・!?ほむほむ!!裏切るつもりなの!?」 ほむら「マミ!逃げて!」 マミ「え・・・・?」 まどか「えいっ」ビビビビ マミ「光線銃がふ、二つ・・・?」ピュインピュイン... マミ「マミマミ・・・マミ・・・」 ほむら「ああ!遅かった・・・マミ・・・!」 まどか「ティヒヒ!」 ほむら「ま、まどか・・・あなたまさか・・・」 まどか「これでマミさんもわたしのペットだね~」 ほむら「どうしてまどかがそれを・・・」 まどか「捨てほむと一緒に見つけた捨て光線銃だよ!」 まどか「マミさんが同じ銃を持ってるのには驚いたけどほむほむがさっき視線をそらさせてくれたおかげで撃つことが出来たよ!」 まどか「ありがとね!」 ほむら「マミさんも・・・?ということはやっぱり・・・」ワナワナ まどか「この銃の性能に気づいたのは半年前かな」 まどか「性能を調べるのにたくさんQB使っちゃったよ~」 まどか「そのあと気づいたんだけどほむほむってこの銃のせいでちっちゃくなっちゃったんだね」 まどか「ねぇしってた?これって同じ人間には一回しか使えないみたいなんだよ、ちょっと残念だな」 まどか「このダイヤルで寿命とかも変えられるみたい。さすがに人間に使う時はいじってないけど・・・」 まどか「ちびさやかわいかったよ、ほむほむにも見せてあげたかったな!ティヒヒ!」 ほむら「まどかぁ・・・」 まどか「でもこれで皆、一緒だね!ほら起きて!杏子ちゃん」 杏子「まどか、無事か・・・」 まどか「杏子ちゃんのおかげだよ!ありがとうね!」 杏子「へへへ・・」 ほむら「で、でも、私はもうマミのものなのよ!あなたと一緒には・・・」 まどか「そのマミさんはもう私のものだよ?」 まどか「それに本当にほむほむはマミさんのペットでいたいと思ってるの?」 まどか「私がマミさんの家に遊びに行くと決まって私に甘えてきたよね?」 まどか「パンツ盗んだよね?」 ほむら「あ・・・あ・・・ああ」 まどか「最初に私に懐いちゃったんだから簡単に忘れられるわけないよね?」 ほむら「ほ、ほむ・・・ほむう」 まどか「おいで、なでなでしてあげるから」 ほむら「まど・・・か・・・」 まどか「実はペット飼えないって嘘なんだ。これからはずっと皆一緒だね!ティヒヒ!」 ほむら「まどかぁぁぁ!!ホムホムホム!ほむ!ほむ!ホムゥ!!!」 こうしてわたしとマミ、さやか、杏子の4人は同じ屋根の下で暮らしていくことになった 私たちは今でもまどかによって安らぎを享受している。 杏子「おい、さやか!まどかを独占するんじゃねぇ!」 さやか「なはは!杏子には渡さん!」 マミ「ああ・・・まどっちまどまど・・・」 ほむら「まどかぁ・・・今日も一緒にお風呂はいりましょう」 まどか「もちろんだよ!ほむほむ!」 まどか「これでトゥルーエンドだよ!」 おわり
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【死神に】米花町に事件が起きたらageる24【取り憑かれた街】 456:名無しヤイバー2010/07/03 11 25 34 さすがに今日は平和だなw ? 457:名無しヤイバー 2010/07/03 12 42 33 事件の予感がして来てみたんだが… 米花町は平和っぽいなwww らしくない 458:名無しヤイバー 2010/07/03 13 23 51 俺今米花百貨店にいるんだけど… 爆弾があるらしくってパニックになってる 459:名無しヤイバー 2010/07/03 13 25 21 事件キターーー(゜Α゜)ーーー 米花町パネエwwwwww 460:名無しヤイバー 2010/07/03 13 26 27 マジ? 爆弾ってやばくね? 461:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 07 458 お前大丈夫かw カキコしてないで逃げろwww 462:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 21 さすが米花町www こないだ銀行強盗があったばかりなのにw 463:458 2010/07/03 13 26 27 紙袋に爆弾が入ってるらしい… さっき煙が出てた 俺死ぬのかなあ… 464:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 32 米花に行ったのが悪い 諦めろ 465:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 34 kwsk 466:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 56 警察に通報した方がよくね? 458が心配… 467:名無しヤイバー 2010/07/03 13 29 32 462 米花町クオリティ 米花町は犯罪は多いが、検挙率は全国トップレベル 俺通報してくる 468:458 2010/07/03 13 32 45 警察に通報したら爆発するらしい… 毛利小五郎が言ってた 俺泣きそう… 爆弾体にまいたオッサンいるんだけど… 469:名無しヤイバー 2010/07/03 13 33 24 毛利小五郎www さすが死神w 470:名無しヤイバー 2010/07/03 13 33 43 毛利がいるってことは コナン君いるんじゃね? 471:名無しヤイバー 2010/07/03 13 34 56 コナン君いても意味ないだろ… キッド専門なんだから 472:名無しヤイバー 2010/07/03 13 35 55 コナン君ならなんとかしてくれると思うのは俺だけか? 473:名無しヤイバー 2010/07/03 13 37 47 おい死ぬな 爆弾まいたオッサンなんとかしろ 生きて帰って来い 474:名無しヤイバー 2010/07/03 13 38 13 本気で458が心配… 475:458 2010/07/03 13 39 21 コナン君ならいる なんか赤いTシャツ床に並べてる 俺死ぬ前にコナン君に会えて良かった あの世で自慢する 476:名無しヤイバー 2010/07/03 13 40 14 マジでいんのかよ… : : 553:名無しヤイバー 2010/07/03 14 00 55 471 コナン君は爆弾処理できる 554:名無しヤイバー 2010/07/03 14 10 41 そういや連続爆弾事件を解決したのもコナン君だった 555:名無しヤイバー 2010/07/03 14 15 13 待てwww解決はしてねぇwww 爆弾解体しただけだwww 556:名無しヤイバー 2010/07/03 14 20 14 コナン君をキッド専門だという奴はニワカ 557:名無しヤイバー 2010/07/03 14 24 12 554 東都タワーに仕掛けられたやつだよな 爆弾処理班の支持で解体したんだろ? 558:557 2010/07/03 14 25 39 支持× 指示○ 559:名無しヤイバー 2010/07/03 14 30 55 支持で間違ってないんじゃないか、コナン君なら…… ANOTHER SIDE 482:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 32 なんか、眠りの小五郎が踊り出した。 俺もうホントおしまいかも 489:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 21 482 諦めるな、コナン君さがせ 490:458 2010/07/03 13 26 27 482 おい、その辺にコナン君いないか探してみろ 助かるかもしれん 491:名無しヤイバー 2010/07/03 13 27 32 489-490 ケコンオメ
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「身体が軽く感じるわ。」 種族 怪異に憑かれた人間 性別 女 出身 地球のとある街 概要 蟹に憑かれた少女。 怪異であり、神である「おもし蟹」を祓う途中、 不慮の事故でパラレルワールドの世界へと来てしまう。 元の世界での私は蟹を祓い生活しているが、 こちらの世界へきてしまった私は、 魔王様へ事情を説明し、ちょうどもっていた友人の本を渡したところ魔王様に気に入られ、 魔王城へ居候することとなった。 進化 {鉛筆を持った少女 1~9 定規を持った少女 10~19 ホッチキスを持った少女 20~29 鋏を持った少女 30~39 計算機を持った少女 40~49 瞬間接着剤を持った少女 50~59 ペーパーナイフを持った少女 60~69 カッターを持った少女 70~79 心までを刃に 80~89 シザーガール 90~99} 裏 某作品のヒロイン。