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「更科くんは…ずるい…」 学校からの帰り道、一緒に歩いていた綾門さんに、突然やんわりとなじられた。 「ええっと…急にそう言われても心当たりがないんだけど、どこがずるいのかな?」 僕には全く原因が分からない。 お互いまだまだ慣れなくてギクシャクしているところはあるけれど、一応恋人同士でいられていると思うし、今だって一緒に下校している。 さっきのお昼休みも、屋上で綾門さんが作ってきてくれたお弁当を一緒に食べたし。 それなのに突然ずるいと言われても、本当に心当たりがない。 とにかく、綾門さんが教えてくれないことには始まらない。 僕は並んでゆっくりと歩きながら、綾門さんからの返答を待った。 「…だって更科くんは…私の秘密を知ってる…」 少し俯き加減で、頬を赤く染めながら綾門さんが出してくれた答え。 これは、やっぱりあの事を言ってるのかな。 「秘密って…綾門さんがスーパーガールだっていうこと?」 コクンッと首を縦に振り、綾門さんは僕を見つめてくる。 確かにこれは、世界規模で重要な凄まじい秘密だ。 あの世界中で噂になっているスーパーガールが、普段は一見地味なただの女子高生として日本で生活していて、しかも僕みたいな冴えない彼氏がいるなんてことに、誰も思い当たらないだろう。 ではどうすればいいのだろう? 今から僕が、突然綾門さんがスーパーガールだということを忘れることなんてできないし… 「…だから…私にも更科くんの凄い秘密を知る権利がある…。好きなお弁当のおかずとか、好きな本とか、好きな歌手とか…今後の参考に…」 悩んでいる僕に、綾門さんは顔を赤らめ、こっちが驚くぐらい緊張した面持ちでお願いしてきた。 あれ?それってつまり… 「恋人同士なんだから、僕のこともっと良く知りたい、ってことでいいのかな?」 「………う、うん」 綾門さんは僕の答えを聞いて、恥ずかしそうに微笑んでくれた。 いつもの地味メガネを使用中なのに、それでも隠しきれないぐらい可愛い笑顔だ。 ちなみに最近、一昔前の文学少女風地味装備では綾門さんの魅力が隠しきれなくなり、クラスの男子の中でも綾門さんのことを話す人が増えてきている。 まぁ、元々の驚くような美少女である顔はメガネだけではとても隠しきれるものではない。 さらに無理矢理小さめなブラで抑え込んでいるという胸元はそれでも学校でトップクラスの膨らみをしているし(だからブラをしていないスーパーガール姿だと…なんていうか物凄い。間違いなく3桁超えている…)、 身長が高いこともありスーパーモデルのようなスタイルをしてしまっているのだから仕方がないか。 さて、とりあえずどうしよう? いきなりずるいと言われて喧嘩になるかと思いきや、気が付けば綾門さんが僕のことを好きでいてくれるていることを再確認するやり取りになってしまった。 べつに綾門さんが知りたがっていたことなら教えて問題ないんだけれど…そうか僕の秘密か… 確かにまだ知り会ったばかりだし、僕について知らないことたくさんあるはずだ。 そんなことを考えていると、ふと一つのことに気が付いた。 誰にも教えていない、最近できた自分の秘密。 自分でも、こんな癖というか好みがあったなんて、綾門さんに会うまでは気が付かなかった秘密。 「綾門さん、僕の秘密聞いてくれるかな。その、最近になって好きになったことがあるんだけど…」 「…聞きたい」 僕の声に興味深そうに反応すると、綾門さんはぐっと身体を近づけてきた。 「綾門さんを見て気が付いたんだけど…僕は強い女の子が好きみたいなんだ。この前屋上で鉄のベンチを鉄球にしちゃった綾門さんに、凄くドキドキしたんだ」 綾門さんが学校の屋上で見せてくれた、鉄のベンチを折り紙のように力を込めることなく折り畳んでいくスーパーガールの異常な怪力。 初めは恐怖でドキドキしていたと思ったんだけど、今思い返してみても気分が高揚してしまう。 「だから、綾門さんが一体どれだけ力が強いのかっていうのにも興味があって…ごめんね、こんな変な秘密で…」 僕の話を見下ろしながら黙って聞いてくれている綾門さんの姿に、段々と語尾が声が小さくなってしまった。 やっぱりちょっと変だったよね。急にこんなこと言われて綾門さんもきっと呆れて… っと、僕は後悔しだしていたが、綾門さんは違ったようだ。 「…つまり更科くんは…強ければ強いほど好きになるの?」 「え?…あ、うん、そうなるかな?」 「…よかった。私、世界で一番強いから…きっと更科くんに一番好きになってもらえる…」 僕の言葉が本当にうれしかったのか、心から喜んだような柔らかい笑みを綾門さんは浮かべた。 「世界で一番?」 「うん…スーパーガールより強い人なんて…どこにもいないよ…」 確かに、綾門さんより身体が大きかったりする人はいるかもしれないけど、彼女に勝てる人間はいないだろう。 80万トンを持ち上げられる怪力と、マッハ6000で飛べる飛行能力を持ち、おまけに目からレーザーも出せるし、スーパーブレスで物を凍らすこともできる女の子。 どんな格闘家でも、彼女にかかれば小指一本…いや、息一吹きで倒されてしまうだろう。 「更科くん…秘密を教えてくれてありがとう…」 「あ、うん、僕も喜んでもらえて嬉しかった」 まさか喜んでもらえるとは思っていなかったから、僕としても嬉しいというかほっとしている。 そんな僕に、本当に嬉しそうな綾門さんは、 「…更科くん…教えてくれたお礼したいから…これからつきあってもらえるかな?」 そう言って優しく僕の身体を抱きしめると、ゆっくりと身体を浮かび上がらせた。
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著者:ワープ☆姫 イラスト:パンダニア レーベル:ソフトマジック 既刊 2005年2月 ガールズラブ至上主義 ゆりたん ここに紹介文 名前 コメント すべてのコメントを見る
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私の名前はモモミ。タブンネってポケモンなの。 明日からナースとしてポケモンセンターで働くのよ。 モモミの自慢はタブンネナーススクールをトップの成績で卒業したこと。 モモミのいやしのはどうを受ければ他のポケモンのいやしのはどうは受けられないわ。 世界一癒されるポケモンタブンネのなかでも最も優秀なのがこのモモミ。 つまり世界一癒されるポケモンなの。 それに加えて見るものすべてをメロメロにしちゃうキュートなお顔に ラブリーなピンクとホワイトのボディー。 ルックスも中身も一流のスーパーポケモンよ。 ウフフ♪なんて素晴らしいんでしょう。 さ~て、モモミのナースデビューの日がやってきたわ。 モモミが配属されたところは最近開発が進んで人口が増えている 大きな街のポケモンセンターよ。 近くにはドラゴンポケモンが棲む洞くつもあるんだって。 ウフフ♪街のみんな待っててね♪ このモモミちゃんがみんなを癒してあげるからね♪ そして、ゆくゆくはポケモンセンターを大きく変えてみせるわ♪ そうだ、出勤前にお姉ちゃんからスクールの卒業祝いにもらった とっておきのアロマパフュームをつけていきましょ♪ 昔はポケモンナースをやってて、今はお金持ちのトレーナーのエリートタブンネさんと 結婚して幸せな暮らしを送っているお姉ちゃん…… パフューム以来写真をおくってくれないけど子育てに忙しいのかな? 『シュッ シュッ』 ウフフ♪とってもいい香り。モモミも癒されるわ。 モモミ自身からもスイートな癒される香りがするけど アロマの香りをプラスさせればみんなさらに癒されるわ。 こういう気づかいができるところもモモミが優秀な理由よね♪ さ~て、ナースキャップをつけて出勤よ♪ 午前8時、事務室で朝礼の時間よ。 モモミが事務室に入ると若い男の先生と 背中に2か所、羽みたいな痕があるナースタブンネがいたよ。 私がスクールをトップの成績で卒業したモモミよ、よろしくね♪ 「あなたがモモミちゃんね、わたしはエンゼル。 これから一緒に頑張ろうね」 エンゼルちゃんがモモミに握手をしてくれたよ。 モモミに比べればトロそうだけどいい子そうね。 「ふ~ん、お前がモモミか…… 俺はイゴ、ここのドクターだ。 うちのポケモンセンターでお前が働く時間帯は お前を含め3匹のナースポケモンがいて 日曜日は全員出勤でそれ以外は交代で休みを取る。 まあポケモンセンターのシステムは前もって聞いてるだろうからいいか」 イゴ先生ってなんだか怖そう……モモミとは初対面なのに 全然スマイルしてくれないよ。 「まあいいや、午前中の業務の説明をすっか…… エンゼルは部屋を回って患者さんの汗ふきと身の回りの整理だ」 「はい、がんばります」 雑用だなんてかわいそうねエンゼルちゃん、あんまり仕事ができない子なのかしら? 「そしてモモミは……」 ウフフ♪モモミのいやしのはどうと優秀さをみたらイゴ先生ビックリしちゃうわ。 はやくいやしのはどうを見せてあげたいな♪ 「廊下と各トイレの掃除、そしてゴミ捨てだ」 えっ、何でモモミがそんなことしなくちゃいけないのよ! 私はナースよ!お掃除するためにここにきたんじゃないのよ! 「何だその目は?ああ!? ポケモンセンターは衛生が大事ってスクールで習わなかったのか?」 そりゃあ習ってるけど……タブンネの仕事はみんなを癒すことよ! お掃除なんて別のポケモンにやらせてよ! 「患者への巡回と治療は俺がやるからいいんだよ! さっさと行って来い!」 うっ、何で世界一のナースモモミちゃんがお掃除なんて…… 仕方ないからモモミはお掃除をすることになったの。 ホントはこんなことやりたくないけどイゴ先生こわいし…… うっ、次は人間用のトイレ掃除ね。 ってウンチが便器にくっついてるよ…… 何でモモミが人間のトイレをお掃除しなきゃいけないのよ…… こんな不潔なところにいたらピンクとホワイトの ラブリーボディーが汚くなっちゃうよ…… こんなことは街のゴミ捨て場をあさってるミネズミにでも やらせとけばいいのに! さて、最後はゴミ捨てね……裏のプレハブ小屋にゴミ置き場があるって エンゼルちゃんが教えてくれたけど…… ゴミ袋は食べ残しや汚物で汚れてきたないし重いよ…… 早く終わらせてナースの仕事をやりたいな…… ここがゴミ置き場ね、お正月の間はゴミ屋さんがこないから ゴミ袋が山のようにいっぱい積んであるよ。 ここにおけばいいのね。 『バン!ビビビビ……』 え?何?なんかカベのむこうから何かがぶつかるような音がしたよ。 ゴミ袋の山くずれてこないよね……? それにしてもポケモン騒がせな子がいて困っちゃう。 ゴミ袋を置いたら注意してやらなくちゃ。 『ドゴォォォォォン!!』 『ズズ、ズザザザザ』 キャアアアアア!! あれ?動けないよ…… ゴミ袋のなだれに巻き込まれちゃった… うっ、臭いし重いし最悪だよ…… モモミ何にも悪いことしてないのにどうしてこんなことに…… ホントだったら今ごろいやしのはどうで患者さんを治して みんなから褒められてるはずなんだけどな…… うっ、息が苦しくなってきちゃった。 モモミ、天国に行くのかな? こんなところで誰にも気づかれずに最期を迎えるなんて…… 悲しい一生だった……な…… ・ ・ ・ ・ ・ 「おい、おきろ?」 あれ?誰かがモモミをよんでいる? 天使さんかな…… 「おい、おきろ?」 モモミが目を覚ますとそこには緑のお顔をした汚いポケモン……ダストダスがいたの。 キャア!そんな汚い顔近づけないでよ! 「おめえ、ゴミなのか?」 ゴミなわけないでしょ!キュートで優秀なナースモモミちゃんよ! 「そんならええが、ポケモンの処分にはちゃんとマニュアルがあんだぞ? マニュアルどうりやんねえと持ってけねえぞ?」 まったく!私はポケモンナースのトレジャーよ! そんなことよりさっさとゴミを持っていきなさいよ! モモミは次のお仕事に行くわ! まったく、このモモミちゃんをゴミ扱いするなんて! こんなキュートなゴミがこの世にあるわけないじゃない! モモミは怒りながらポケモンセンターに戻ったよ。 そしてドアのところについたとき、イゴ先生が腕を組んで待ってたの。 「おい、てめぇ何サボってんだよ!今何時だと思ってんだ!」 うっ、イゴ先生怒ってるよ…… だけどモモミはサボらないでちゃんとお掃除してたよ。 遅くなったのは事故に巻き込まれたからで…… 「いいわけしてんじゃねえよ!ったく、 スクールをトップの成績で卒業したって聞いてたから少しは期待してたが 掃除もまともにできねえのかよ。 こんな奴らをナースにさせるとかスクールの連中は何考えてんだか……」 それはモモミにお掃除なんて不釣り合いなお仕事をさせるイゴ先生が悪いのよ。 モモミの真価はいやしのはどうといやしのこころよ! だからモモミには治療をさせてよ! 「まあいい、お前は今すぐシャワー浴びて全身きれいにしてこい。 その後は患者さんの食事の介助だ。 患者さんが待ってるんだ。サボるんじゃねえぞ」 ・ ・ 『シャアアアア……キュッ』 ふう、やっときれいサッパリしたわ。 やっぱりタブンネはピンクとホワイトのラブリーボディーが一番よね。 そうだ、アロマパフュームをもう一度つけよっと。 『シュッ シュッ シュッ シュッ』 ウフフ♪とってもいい香り。いっぱいかけたからゴミの臭いもこれでかき消せるよね。 さ~て、食事の介助に行こうっと♪ フフン♪食事の介助なんてちょっとナースらしいお仕事になったじゃない♪ キュートで優秀なモモミちゃんにご飯を食べさせてもらえる とっても幸せなポケモンはだれなのかしら? ケガや病気でつらい思いをしてるでしょうけどモモミがその思いを癒してあげるわね。 『トン トン』は~い、ご飯の時間ですよ~♪ 「えっ、ごはんのじかん?……ゴホッゴホッ」 モモミがお部屋に入るとそこには風邪をひいた子供のスカンプーがいたわ。 スカンプー……おしりから臭い液体を出すからみんなに避けられてる かわいそうなポケモンなのよね。 みんなから愛されるタブンネとは大違い。 だけど悲しまないでね、 モモミが風邪だけでなくあなたのすさんだ心も癒してあげるからね♪ ほ~ら、スカンプーちゃん♪あなたのご飯よ~♪ 「う、うん、いただ……クシュン!!」 キャッ!!スカンプーのくしゃみがお顔にかかっちゃった! 汚いわね!くしゃみなら誰もいないところでやってよね…… タオルタオルっと…… ・ よし、とりあえずこれでいいわ。これが終わったらもう一回シャワーね。 さ~て、さっさと終わらせましょっと♪ は~い、スカンプーちゃん♪あ~~~ 「うわっ、おねえちゃんくさい!!」 『プピュッ!』 キャアア!目がぁ!目がぁ!ジュエルのようにきれいな目が開けられないわ! それにすっごく変な臭いがするわ! ちょっとあなた!このモモミちゃんになんてことするのよ!! 「だって……おねえちゃんいろいろな においがまじってくさいんだもん……うわあぁぁん!」 うっ、うるさいわねぇ……泣きたいのはモモミよ! そもそもモモミが臭いですって? あなたにそんなこといわれたくないわよ! モモミはねぇ!アロマの香りをつけてきてるのよ! あなたよりずっといい匂いがするわよ! 「お~い、スカンプーちゃ~ん、ちゃんと食べてるかな~って くせっ!?な、何やってんだ!?」 そのあと、イゴ先生が入ってきたみたい。 モモミはまだ目が開けられないけど…… 「うわあぁぁあん!おねえちゃんが!おねえちゃんが!」 「どうしたんだ?このタブンネが何かやったのか?」 イゴ先生はスカンプーにかけよっていろいろ話しかけてるみたい。 モモミもスカンプーにひどい目にあわされたのに全然かまってくれないよ… 「よしよし、いい子だから泣くんじゃないぞ~ ほら、先生がご飯食べさせてやるから、な」 そういってイゴ先生はスカンプーにご飯を食べさせ始めたみたい。 「……モモミ……この子の食事が終わったら事務室に来い」 スカンプーの食事が終わったからモモミはイゴ先生に手をつかまれて 事務室に連れて行かれたみたい。 「まずはこれで顔をふけ、スカンプーの液がとれる」 イゴ先生がモモミの手にぬれタオルをのせてくれたから モモミはそれでお顔をふいたよ。 ・ ふぅ、ようやくにおいがとれてジュエルのような目があけられるようになったよ。 「よし、目が見えるようになったな。じゃあ俺の顔を見ろ」 どうしたのかしらイゴ先生?モモミの目が悪くなったんじゃないかって 心配しているのかし……ヒッ! 「てめぇよぉ……何スカンプー泣かしてんだ、ああ!?」『ドゴッ』 ぐうっ……おなかが……痛いよぉ…… 「痛いか?」 あ、当たり前じゃない……パパにもママにもお姉ちゃんにも、スクールの先生たちからも ぶたれたことなかったのに…… モモミに暴力をふるうなんて許されないことなのよ…… 「痛いだろ?でもなぁ、あのスカンプーの心はもっと傷ついたんだ! あの子の痛みはこんなもんじゃねえんだ!ああ!?」 『ドゴッ!ドゴッ!』 キャア!痛いよ!もうやめて!何でモモミが蹴られなきゃいけないの? モモミはスカンプーに臭いっていわれたうえに臭い液体を キュートなお顔にかけられた被害者なのよ! モモミは患者さんのためにアロマの香りをつけてきたのにどうして……? 「てめえみてぇな患者さんを傷つけるナースなんて必要ねえ! 消えちまえ!!」 『トン トン』 そのとき、事務室のドアをノックする音がしたの。 ノックの音を聞いたイゴ先生も蹴るのをやめてくれたよ、助かった…… 「ちっ……誰だよこんなときに……は~い、どうぞ~」 『ガチャ』 「やあイゴ先生、しっかりやっているかね」 「オセロ先生!どうしたんですか?」 事務室に入ってきたのは白髪のおじいさんの先生だったよ。 どうしたのかしら?イゴ先生の態度が急に変わっちゃったみたい。 「今日からここに新しいナースタブンネ君が配属になったからね、 様子を見に来たんだ。モモミ君だったかな?どうだい?」 「どうもこうもないですよ。 掃除もまともにできないうえにサボるし、食事の介助中スカンプーに 暴言を吐いたみたいで……おしおきしてたところです。 はっきりいって役立たずのゴミです。クビにしましょうクビ」 キュートで優秀なモモミちゃんを役立たずのゴミですって……? モモミの方がイゴ先生よりポケモンを癒すの上手なのにどうしてそんなこといえるの? 「イゴ先生……確かにここは他者の命を預かる失敗の許されないところだ。 しかし、気に入らないからといって即座にクビにできないことは キミもわかっているだろう」 「は、はぁ……」 あれ?イゴ先生怒られてる?ウフフ♪モモミを役立たずのゴミなんて言うからよ。 「だけどこんな奴ナースにしてたら絶対取り返しのつかないコト起こしますよ」 「だから君がいるんだろう。ナースタブンネを上手に働かせるのも ポケモンドクターに求められる大事な能力だよ。 スクールから聞いた話ではこの子はポケモンを癒すのが大好きなそうじゃないか。 どうだね?午後はキミの治療のアシスタントをやらせてみては。 この子を判断するのはそれからでもいいとおもうがね」 なんだ、オセロ先生はモモミのことわかってるのね。 「わかりました……モモミ、午後から常連さんの予約がはいってるんだ。 その方のポケモンを世話をしてもらうぞ」 イゴ先生もやっとモモミに治療をさせる気になったみたい。 「そうだ、自己紹介をモモミ君にしてなかったね。 私はオセロ。この地域全体のポケモンセンターの指導、管理をしている者だ」 ってことはイゴ先生よりずっと偉い先生なのね。 その偉い先生が優しい先生でよかった♪ 「君はポケモンの治療をしたくてしたくてしょうがないようだね。 だけどね、君が何をしたかは知らないが患者さんの心を傷つけてはダメだよ。 君は午後の仕事をする前にスカンプーに謝りにいきなさい。 それをしないと午後の仕事をさせてあげないよ」 そんな……モモミは何も悪くないのに…… 「たとえ向こうに非があったとしても君が謝りなさい。 君から謝ることでそのスカンプーはずっと心が楽になるだろう。 入院している患者さんにとって居心地のいい環境をつくることも ポケモンナースの大事な仕事だよ。 さあ、私も一緒に謝りにいってあげるから」 しょうがないわね、オセロ先生がそこまで言うなら謝りにいってあげるわ。 ・ ・ そしてモモミとオセロ先生はスカンプーに謝ったよ。 スカンプーは気にしてなかったみたい。 ウフフ♪これでやっとポケモンの治療ができるのね♪ さ~て♪午後の仕事の時間よ♪ オセロ先生は次のポケモンセンターに行くって帰っちゃったけど イゴ先生は約束通りモモミを診察室に連れて行ってくれたわ。 モモミの優秀さを見せつけてあげるわ♪ 『ガチャ』 「は~い、イゴちゃ~ん☆ウチのポケモンたち今日もヨロシクね~☆」 「おうリュウイチ、相変わらずだな」 そしてお化粧をした男の人が入ってきたよ。 「モモミ、この人が予約を入れたドラゴン使いのリュウイチさんだ。 ちゃんと仕事しろよ」 「あらモモミって……新しいコ?大丈夫なの?」 「こいつはポケモンを癒すのが大好きらしいからな。 いつもはエンゼルにやらせてたが今日からはこいつにやらせるさ。 「ふ~ん、まあいいわ☆出てらっしゃい☆みんな☆」 そういってリュウイチさんはポケモンを出したよ。 リザードに、チルットに、クリムガンね♪ みんな元気そうだけど……そんなにいやしのはどうを受けたいのかしら? 「よ~し、リザードにチルットはこっちにおいで~」 あれ?何でイゴ先生がポケモンを診るの? モモミにやらせてくれるんじゃなかったの? 「タブンネ、アタイの肌をはやくケアしなさいよ!」 そのときモモミを呼ぶ声がしたよ。 振り向くとクリムガンがマットに寝転んでいたわ。 「新米ちゃん☆あなたはこのコのお肌をケアしてあげてね☆」 リュウイチさんがモモミにお願いしたよ。 よ~し、世界一のいやしのはどうをかけてあげるからね♪ 『パアアアア』 ウフフ、これが世界一のいやしのはどうよ。 気持ち良くて癒されるでしょう? 「ねえ、アンタ何やってんの?」 だけどクリムガンはモモミに怖い声で話しかけたよ。 癒してっていわれたから癒してあげてるのになんでそんなこと言うのよ! 「アタイはケガしてないからそんなものは必要ないわよ! あれでアタイの肌を磨くのよ!」 そういってクリムガンはテーブルに置いてあったタブンネサイズの手袋を指さしたわ。 その手袋はザラザラしてたよ。 「新米ちゃん☆その手袋でクリムガンの全身の古い角質をとってあげてね☆ そうしたら新しいきれいなお肌がでてくるのよ☆ こればっかりはいやしのはどうでも機械でもできない手作業なの☆」 えっ、まさかイゴ先生最初からモモミにクリムガンの肌磨きをさせる気だったの? モモミに治療をさせる約束を破るつもりなの? 「何だ?怒った顔しやがって。 俺は常連さんのポケモンの世話をさせるとしか言ってないぞ? それをお前がケガの治療と勘違いしただけだろ。 その仕事はクリムガンの肌を癒すことだ、お前の大好きな癒しだぞ? 文句があるならエンゼルにやらせている掃除と交換させるぞ?」 うっ……お掃除なんてやりたくないし…… さっさと終わらせて他のお客さんのポケモンを癒してあげるわ。 『ゴシゴシ……』 モモミはグローブでクリムガンのお肌をこすり始めたよ。 「もっと力をいれなさいよ!」『バン!』 ぐっ……それなのにクリムガンがしっぽでモモミの背中を叩きつけたの。 癒してもらう立場なのに何でこんなに偉そうなのよ…… あなたみたいな変な顔のポケモンがお肌を磨いたって何の意味もないのに…… 『ゴシッ ゴシッ』 だけどモモミはこのクリムガンをさっさと帰らせて他のポケモンを治療するため 力いっぱいクリムガンのザラザラお肌をこすったよ。 だけど疲れて手が止まったりするたびにしっぽでモモミをぶつの。 リュウイチさんとイゴ先生はいつの間にか別室でチルットたちの世話をしてたから モモミがひどい目にあってるのを気づいてくれないし…… モモミの目からはクリスタルのような涙が出ていたわ。 ・ ・ 「よし、もういいわ、アンタ初めてにしては上手じゃない。 また近いうちケアしてもらうからちゃんとやるのよ」 はぁ、はぁ……ようやく全身をこすり終えたわ。 ず~~っとこすってたから腕の筋肉がとっても痛いよ…… それにピンクのラブリーな背中はクリムガンのしっぽでヒリヒリするよ。 なんでナースをやってるのにこんな傷だらけになっちゃうの? 「おし、ご苦労だったなモモミ。もう今日は帰っていいぞ」 気づいたら勤務時間が終わってたからモモミは地下の寮に帰ったよ。 結局今日のお仕事はお掃除と食事の介助とクリムガンの肌磨きだけだったな……。 汚いし、危険な目にもあうし、きついだけで 思ってたナースライフと全然違ってたよ…… だけど、モモミがキュートで優秀なナースなのは間違いないわ♪ 明日こそはいろんなポケモンを癒してみんなに感謝されてみせるわ♪ 1日目 おしまい 2日目に続く
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6のイノセンティア 30のイノセンティア 57のイノセンティア 90のイノセンティア 227の轟雷 256の轟雷(イノセンティア、マテリア、アーキテクト混ぜ) 359の轟雷、迅雷、イノセンティア 399の改造フレズヴェルク 487のガールズ 541のスティレット 579の轟雷 588のガールズ 646の迅雷 648のイノセンティア(赤バーゼ、フレズコンパチ) 733のマテリア、赤迅雷、フレズヴェルク 756のイノセンティア 784のイノセンティア 802の轟雷 922のイノセンティア 932のイノセンティア 968のイノセンティア(赤迅雷ベース) 998の轟雷
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関連スレおゆうぎのじかん 859 :NPCさん:2011/04/03(日) 15 25 48.40 ID ??? 報告が途切れているようなので、昔の報告の『その後』を報告します。 2~3年ほど前に、ちょっと扱いに困るPLを集めてGMやった報告をした者です。 その時のURLは探しきれず、貼れなくてすみません。 結論から言うと皆それぞれクラスチェンジ等により、扱いに困るPLではなくなりました。 きっかけと言えば、軍師様PLだったAがその面子で遊ぶのを気に入り、 私のサークルイベント以外でも定期的に遊ぶようになったからでしょうか。 面子の相性が良かったんだと思いますが、結構な頻度でゲームした結果です。 各PLについて簡単に変化を記載します。 A 他PLに指図しまくり・何でもお見通し・自分の予想が外れるのが許せない軍師様。→ →予想を裏切られる楽しみに目覚め、練り込んだシナリオでアドリブの効くGMになった。 蛇足ながら、私はAのおかげでPLやれました。 B 自分が主役じゃなきゃ嫌だし話も覚えられないけど、自分では煮え台詞は思い付かない。→ →Aの指導により格好良い台詞や反応を覚え、普通に格好良い主役になる。→ →主役以外にも興味が沸いようで、“稀に格好良い”というキャラをやるようになった。 860 :NPCさん:2011/04/03(日) 15 32 42.18 ID ??? C ドラマ好き・悲劇好き・自分好きでゲーム中に号泣して進行を停滞させる。→ →馴れた。 →泣きながらもゲームを進められる&それが無理な時はシーン退場するようになった。 →キャラが酷い目に逢って悦ぶようになった。 D うちのスタッフの●●ちゃんが好きでいつも卓に入るけど、彼女には話し掛けられず地蔵。 という初期の認識は間違いでした。 真相は、物凄く地蔵で頷くだけでゲームが進み、キャラが酷い目に遇わず、 キャラ作成のレギュを間違えてても何も言われないので●●ちゃんGMが好き……でした。 →今は口数は少ないけど地蔵ではなく、たまに質問とかもしてくれます。 E イラストを描いてばかりで話に参加しない割に、良いアイテムは自分の物にしようとする。→ →イラストを通り越して漫画のようなリプレイを描く。 GMだけでなく様々な発言を詳細かつ忠実にメモ・再現しているので、 言った言わないで揉めたりゴネたりしなくなった。 成長してないのは私だけってことです。 861 :NPCさん:2011/04/03(日) 15 37 13.58 ID ??? この世から困ったちゃんが5人も減ってしまったのか 喜ばしい事なんだが、ちょっと寂しい気もするなw 862 :NPCさん:2011/04/03(日) 15 46 25.79 ID ??? 初め遊び人でもクラスアップすると賢者になれるようなもんか 863 :NPCさん:2011/04/03(日) 15 51 05.74 ID ??? えらい成長っぷりに全俺が泣いた 864 :NPCさん:2011/04/03(日) 15 53 52.32 ID ??? 5人丸々は減ってないようにも見えるのは気のせい 865 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 00 11.48 ID ??? >イラストを通り越して漫画のようなリプレイを描く 文脈を読む限りゲーム中にマンガ書いてるっぽくて、困度あがってるんじゃないのかって思ったけどきっと気のせい 866 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 09 31.03 ID ??? パーティーとしては貢献できてるじゃないか<メモ役 867 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 15 04.21 ID ??? 変化前の地蔵ぶりが半端ないと思ったけど、 きっと気のせいだな。 868 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 19 25.38 ID ??? 流石にプレイ中にマンガのようなものはかけないだろうから メモって後日書いてるんじゃないかと思う 869 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 32 38.43 ID ??? 不良が猫助けただけで 人並みかまだそれ以下な気も 870 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 32 47.81 ID ??? マイナスとマイナスがぶつかり合ってプラス方向に化学変化を起こすってあるんだなあ。 871 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 34 28.38 ID ??? よりによって、今wikiの方で読んだばかりの奴だったんだがw 成長したなあ… 872 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 36 07.43 ID ??? 869 扱いに困るPLではなくなりました 良PLになったとは書いてないんだし、そんなもんじゃね? 873 :NPCさん:2011/04/03(日) 16 49 38.47 ID ??? プチ困の方向性が偶然にもうまいこと噛み合った場合、 互いに支え合って良い方に昇華されたと思われる。 GMが、良くも悪くもソコソコ(たぶん)なのも幸運だったな。 前の報告でも言われてたと思うが、PL間では困度が低ければ良い組み合わせ。 874 :NPCさん:2011/04/03(日) 17 27 59.55 ID ??? >→キャラが酷い目に逢って悦ぶようになった。 いや、いい話なんだが…… 875 : 忍法帖【Lv=30,xxxPT】 :2011/04/03(日) 19 20 02.02 ID ??? 誰かが困ってるから困ったちゃんなんだ。 誰も困ってなければ困ったちゃんでは無い…よね? 876 :NPCさん:2011/04/03(日) 19 47 56.98 ID ??? 全員がいわゆる困ったちゃんだとしても、周囲の人間や一般の人含めて困っていなければ それはそれで問題ない 877 :NPCさん:2011/04/03(日) 22 05 01.01 ID ??? それを推し進めれば、自分が困ってると思わなければ 困ったちゃんなどいなくなるということにも スレ268
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舞波が男の子だと知ったのは、千聖のときと違って偶然だった。 一人でレッスンが終わるとそそくさと着替えに向かう舞波をみては、これは何かあるなと勘付いた私は彼を追ってロッカーへ向かった。 千聖も着替えを覗かれたことで、他のメンバーにもバレていったみたいだけど、バレて当たり前だったのだ。 皆、着替えは同じ部屋を使用するのだから、バレない方が奇跡に近い。 千聖みたいに気をつけているようでつけていない子はともかく、舞波はしっかりいていたから余計に驚いたと思う。 私と目があった瞬間、彼の顔から血の気が引くのをみた気がした。 みてしまった私は私で気まずく思いながらも、立ち去ることもできずに声をかけていた。 「や、やぁ~偶然だねぇ~。あははは、一人で何してるのかなぁって気になってつけてきちゃったんだよね」 こんな緊迫した場面でぽんと言い訳が思いつくわけもなく、本当のところを話すしか出来なかった。 私の言い訳を聞いて、舞波は口をアルファベットのWに似た形にして、困ったねぇと呟いた。 困ったねぇ、と言いつつも顔はそれほど困ったようにはみえなかったから、実に冷静な子だったのだろうな。 「桃子、落ち着いてきいてね。どこから説明しようかな。僕、実は男なんだ。びっくりするよね」 普通なら驚かずにはいられない告白も、この時の私には千聖という前例があった。 あまり驚かずに済んだのは助かったのか、舞波はゆっくりと今までのことで語りだした。 ←前のページ 次のページ→
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【検索用 つくよみちゃん 登録タグ 合つ 合つか 合成音声】 + 目次 目次 製品 製品概要 製品紹介 公式設定 公式デモ曲 リンク 関連タグ内の更新履歴 コメント 製品 製品概要 製品名 シロワニさんのつくよみちゃんトークソフト つくよみちゃんUTAU音源 COEIROINK つくよみちゃん SHAREVOX つくよみちゃん A.I.VOICE つくよみちゃん Seiren Voice つくよみちゃん 発売 2021年5月17日 2021年6月12日 2021年11月19日 2022年9月10日 2024年6月7日 未定 価格 - - - - - - 開発 シロワニさん 夢前黎(Rei Yumesaki) シロワニさん エーアイ ドワンゴ エンジン - UTAU COEIROINK SHAREVOX A.I.VOICE Seiren Voice 言語 日本語 性別 女声 音源提供者 夢前黎 製品紹介 合成音声名:『つくよみちゃん』 「健気で優しい女の子」を目指して作られたキャラクター。 元々は将棋×音声合成フリーソフト「棋譜読みちゃん」のマスコットキャラクターだった。 公式設定 性別 女声 年齢 人間で言うと14歳くらい 身長 148cm(可変) 誕生日 2017年11月28日 好きな物 絵に描いた餅(本物のお餅は食べられない) 性格 素直で頑張り屋 口調 敬語/一人称は「私(わたし)」 得意な事 営業スマイル 座右の銘 鏡花水月 公式デモ曲 リンク つくよみちゃん公式サイト Twitter 関連タグ内の更新履歴 ※「つくよみちゃん」タグ内で最近編集やコメントのあった記事を新しい方から10件表示しています。 カレーうどんあるある100選 縒紗夜綺 ツーチトカ ※ネタバレ:犯人はずんだもん ✕しましょう 本社爆花火大会2023〜きらめけ僕らの夢〜 模倣曲の作り方が一瞬で分かる動画 ポエトリーやりたすぎて予告にねじ込んだの歌 イリュージョンガール 君が差し出した傘に入ると コメント 名前 コメント
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りっちゃんを応援し隊!とは、漫画及びアニメ「けいおん!」の登場人物である 田井中律(通称”りっちゃん”)の活躍を心より応援している人たちにより 結成された団体であります。 ~隊員心得~ 其の一 いつ如何なる時に於いても、りっちゃんを愛し続けるべし。 其の二 りっちゃんの如何に素敵たらん事、常日頃より隊員同士確認しあうべし。 其の三 他スレ、他キャラを叩く暇ありし時は、ドラム叩くべし。 其の四 俗世間の人気に左右される事勿れ。己のりっちゃんへの愛を信じるべし。 其の五 可能な限り煩悩の対象として愛でる勿れ。万一背きし時は、後悔すべし。 ~隊員の見分け方~ 943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/01(水) 21 56 12 ID MM0w5pfH 俺 「そのシャーペン、自分も持ってますよ。偶然ですね」 相手「ああ、そうなんだ」 俺 「いつ頃から使ってるんですか?」 相手「んー、今年の6月。最近だよ」 俺 「おー、俺も今年の5月からなんですよ」 相手「へえ、奇遇だね」 俺 「ところで、非常食のかんパンってありますよね?あれってサンリツ製菓のものが多いですよね」 相手「え、うん、まあ」 俺 「そういえばこの間、三重県津市に行ったんですよ。「津」ってプリントされたシャツ買いました。今度行きません?」 相手「う、うん、別にいいですよ」 俺 「あーあと、ファッションデザイナーのココ・シャネルが晩年はパリのホテル・リッツにずっと住み込んでいたらしいんですよ。 ああいう生活あこがれますよね。ホテルに頼めば朝市のキャベツも手に入りますかね?」 相手「・・・」 俺 「・・・どうかしました?」 相手「・・・隊員」 俺 「よしきた!」
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モモミちゃんのナースライフ2日目が始まったわ。 今日は日曜日だし患者さんもいっぱいくるだろうから モモミの優秀さを発揮できるチャンスよ。 ウフフ♪「モモミちゃんありがとう!」って声が今にも聞こえてきそう♪ モモミは朝礼のため事務室に行ったの。 そこにはイゴ先生、エンゼルちゃん、そしてなぜかラッキーがいたわ。 「モモミさんですね。わ、私はラッキーです。 こ、これから一緒に皆様を元気にしていきましょう」 ふ~ん、3匹目のナースポケモンってラッキーだったんだ…… なんかおくびょうそうね、大丈夫かしら? まあスクールをトップで卒業したモモミちゃんのオーラに おされちゃったのなら仕方がないわね。 「よし、午前中の業務を説明するぞ」 あ、イゴ先生のお話だ。 「エンゼルは今日も患者さんの身の回りの世話だ。 ラッキーは俺のサポート、 モモミは掃除……」 なんでモモミちゃんに掃除をやらせるのよ!そんなものラッキーにやらせなさいよ! 「させるつもりだったが夜勤のタブンネが掃除をがんばってくれたみたいだからな。 モモミも最初俺のサポートをしろ」 やった!今日は朝から治療よ♪ ラッキーと一緒なのが気に入らないけどイゴ先生何考えてるのかしら? あっ!ラッキーがダメダメナースだからキュートで優秀なモモミちゃんの仕事を見せて ラッキーにお勉強をさせるつもりなのね! イゴ先生もモモミの優秀さがようやくわかったみたいでよかった♪ モモミとイゴ先生、ラッキーは外の広場に行ったの。 最初のお客さんは昨日捕まえたポケモンの健康診断と予防接種ですって。 なんだ、いやしのはどうができなくてがっかりね。 「昨日ドラゴングループのポケモンを2匹つかまえたんですよ。 注射とかお願いしますね」 お客さんはそういってまずモノズをボールから出したの。 「ギャ~~ッ!」 だけどモノズったらボールから出た瞬間広場を走りはじめちゃった。 「こらモノズ!こっちにこい!」 トレーナーさんが注意したら戻ってきたけ……って なんでモモミの方に来るのよ! 『ドンッ!』 キャッ!痛いよぉ……たいあたりされちゃった。 『ガブッ』 しかもモノズったらそのままモモミの腕にかみついてきたの。 いたいいたいいたい!モモミはスイートな香りはするけどおいしくないよ! 「すいません!うちのモノズが……」 「う~ん、モノズは目が見えないから体当たりやかみつきで周囲を判断しますからね…」 なのにイゴ先生ったらモモミを助けようとしないでお客さんと話してるの! 「まあいいや、モモミ、しばらく我慢してろ。 モノズがお前に噛みついてる間に注射うっちゃうから」 うっ、キバがモモミの腕にくいこんで痛いよぉ…… なんでこの人間は目の見えない粗暴なポケモン捕まえるの? ちょっとラッキー!あなたがみがわりになりなさいよ! ってラッキーの方を見たらのんきにうたってるの! こんな時にうたうなんて何考えてるのよ! ここまでダメダメなナースなんてモモミの卒業したスクールにいなかったわよ! 「ギュウゥゥゥ……zzz」 あらっ?モノズの噛む力が弱くなってきたと思ったら眠りはじめちゃった。 「大丈夫ですかモモミさん?この子は眠らせましたから」 なに?あなたがモノズを眠らせたの? 「はい、この子を眠らせるためこもりうたをうたったんです。 ラッキーのナーススクールではうたうのも カリキュラムになっているんです。 暴れる子をおとなしくさせたり眠れない子を寝かせるために……」 ふ~ん、ラッキーのスクールって変わったことやらせるのね。 ラッキーとお話ししてる間にモノズの検診と注射が終わったみたい。 お客さんは次にギャラドスを出したよ。 なんでこのお客さんは凶暴なポケモンばかり捕まえるのかな? キュートで癒されてクレバーなタブンネにすればいいのに。 モノズみたいに暴れださなきゃいいけど……って心配しちゃうよ。 だけどギャラドスは眠ってたわ。 「このギャラドスは捕まえるときにさいみんじゅつをかけたので しばらくおきないですよ」 ならよかった。 「おいモモミ、ギャラドスのおなかをみたいからあおむけにさせろ」 イゴ先生がモモミに指示を出したよ。 でもイゴ先生って頭が悪いのね。 こんな大きなポケモンキュートなタブンネに動かせるわけないじゃない。 筋肉をつけるしかとりえのない格闘ポケモンじゃあるまいし。 「できないのか?じゃあラッキーやってくれ」 さすがにモモミにできないとわかったイゴ先生は次にラッキーに仕事を振ったわ。 「わ、わかりました」 ラッキーは返事をしてギャラドスのところにいったけどムリよムリ。 モモミちゃんにできないことがラッキーにできるわけないじゃない。 はぁ、こんな頭の悪いドクターについちゃってモモミは災難だわ。 いくらモモミが優秀でもドクターを優秀にしてあげるのは難しいかもね…… 「う、う~~ん!」 ラッキーはボディーをふるわせながらギャラドスを持ち上げようとしてるけど ムリよム……あれっ? 『ズ……』 ギャラドスが浮きはじめた? な、なんで?世界一こうげきが弱いポケモンって言われるラッキーに なんでギャラドスが持ち上げられるの? 『ズン……』 そしてそのままギャラドスをあおむけにしちゃった。 ちょっとラッキー!どういうことよ! 「わ、私、相手を傷つけることは苦手ですけどかいりきを持ってるんです。 ナースって患者さんをベッドから起こしたり運んだりと 肉体労働が多いじゃないですか。 そんなときに困らないようスクールでかいりきを身につけたんです」 そ、そんなことまでラッキーのスクールはやるの? 「どうだモモミ、これがナースポケモンだ」 な、何?イゴ先生ったらモモミにラッキーの仕事を見せつけるために一緒にさせたの? こんなのおかしいわ?何かの間違いよ!! ラッキーがモモミちゃんより優秀だなんてありえないわ! モモミ、ここはいいから洗濯と患者さんの部屋を掃除して来い」 えっ?モモミはまだ治療してないよ? モモミは患者さんを癒したいよ…… 「何だその目は?あぁ!? おまえさっきの検診で何もしてねえじゃねえか。 ラッキーが頑張ったからこそスムーズにできたんだ。 それなら他のコトさせた方がよっぽど効率がいいぜ」 うっ、モモミはモノズに噛みつかれたりとひどい目にあったのに…… 何もしてないなんてひどいよイゴ先生! 「仕事はできねえくせに態度だけはでけえな…… もう一度お仕置きしてやろうか?あぁ!?」 そう言いながらイゴ先生は拳をボキボキならしたの。 モモミが天使なのをいいことに暴力で言うこと聞かせるなんてイゴ先生ひどすぎるよ。 だけど痛いのは嫌だからモモミはお洗濯をしにいったの。 それから2時間くらいたったかな、モモミはお洗濯とお掃除を頑張ったよ。 そしたらラッキーがしょんぼりした顔で歩いてきたの。 「あっ、モモミさん……」 ウフフ、どうしたのかしら?イゴ先生に怒られちゃったの? 「足をケガした患者さんがリハビリをするというのでお手伝いしようとしたんです。 だけどその患者さんとトレーナーさんが 『ラッキーじゃダメだ!タブンネを呼んで来い!』って私を拒否するんです。 私、患者さんの役に立てないことが悲しくて……」 そういいながらラッキーったら泣き出しちゃったわ。 ま、ラッキーよりも世界一のナースポケモンタブンネに 癒してもらいたいって言うのが 患者さん全員の思いよね。 イゴ先生も患者さんのニーズがわからないとダメよ。 わかったわラッキー、ここはキュートで優秀なモモミが行ってあげるから あなたは代わりに掃除しなさい。 「わ、わかりました。お願いします」 ウフフ♪これでナースのお仕事ができるわ♪ そしてモモミはうたいながらリハビリ室に行ったよ。 『ガラッ』 は~い、キュートで優秀なタブンネのモモミちゃんですよ~~♪ 「おっ、来たぜオコリザル」 「フンッ!!」 そこには怖そうなおじさんとオコリザルがいたの。 「おいタブンネ、俺のオコリザルはよぉ、 新技の練習中足を痛めちまってここで治療してたんだ。 今からリハビリもかねて新技の練習をするから手伝えや」 おじさんがモモミにお願いしたよ。 ちょっと言葉づかいの悪さが気になるけどまあいいわ。 モモミはオコリザルの足にいやしのはどうをしてあげたの。 「どうだオコリザル?できそうか?」 「フンッ!!」 オコリザルはうなづいた後足首をまわしてピョンピョン飛び跳ねたわ。 そしてモモミに猛スピードで向かってきたの! 『ドゴンッ!』『バンッ!』 うっ、ぐっ、はぁ…… い、痛いよぉ……オコリザルのキックを受けたモモミは壁までふっとばされたの。 これはリハビリだよ?バトルじゃないんだよ? 「おいオコリザル何やってんだ!」 さすがにおじさんも注意したわ。それなりに常識のある人だったのね。 「リハビリの時はタブンネにクッションを持たせてやらねえとダメだろ! お前の足また痛めちまうぞ!」 そういっておじさんはモモミにクッションを投げつけたの。 そこじゃないわよ!モモミに攻撃することをやめさせてよ! 「よし、もう一度メガトンキックだ!」 「フンッ!!」 オコリザルはもう一度モモミに襲ってきたの! モモミはクッションを盾に体をまるくしたよ。 『バンッ!』 ・ ・ あれっ、痛くない……?モモミはおそるおそる顔をあげたの。 オコリザルのメガトンキックはモモミに当たらないで壁に当たったみたい。 ほっ、助かった…… 「まだ距離感がつかめてねえのと治りかけだから勢いが足りねえな。 まあそれは今後なおしていくか。 オコリザル、メガトンキックのリハビリはこれくらいにするぞ」 よかった、リハビリはこれでおわったのね。 「次は治療でなまった体のリハビリだ。 からてチョップをしろ」 えっ?何でそこまでするのよ、そんなことは外でやってよ! 「何か文句あんのか?患者を元気にするのがお前の仕事だ……ろっ!!」 『バシッ!』 うっ、オコリザルのからてチョップがモモミの頭に当たっちゃった…… 『バシッ! バシッ! バシッ!』 いたい!いたい!いたい!なんでこんなことするの? モモミはナースよ!サンドバッグじゃないのよ! 「ポケモンセンターでこうやってるとよ…… リフレクター豚野郎を思い出すぜ。 なにが『ここは戦うところじゃない』だ、正義ぶりやがって」 リフレクターを使う豚?ブーピッグのことかしら? やつあたりならブーピッグにやってよ! 天使のモモミちゃんは何も悪くないのよ! ほら、ピンクのボディーが真っ赤になっちゃってかわいそうでしょ? モモミのいやしのこころでいやしてあげるからやめて!ね? だけどオコリザルは鼻息がどんどん荒くなってボディーが真っ赤になっていくの。 「エリートだかなんだか知んねえが豚野郎の分際で俺に指図すんじゃねぇ! てめえのきどったツラが俺をずっとムカつかせてんだよぉ!!」 『バシィィイン!!』 あっ………モモミの頭はグルグルしちゃって……何も見えなく……。 ・ ・ ・ ・ うっ、モモミは……生きてるの? モモミは何とか起き上がったよ。 オコリザルとおじさんはいなくなったみたい。 はぁ……はぁ……何で……こんなことになったの? モモミは……今日あったことを思い出してみたの。 ・ モノズ?関係ないわ。 ・ ブーピッグ?何か違う気がするわ。 ・ ……ラッキー?そうよラッキーよ! あの子モモミが入ったばかりで患者さんのコト知らないのを利用して トラップをしかけたんだわ! あの異名は本当だったのね! 許せない……許せないわラッキー! オコリザルから受けたダメージはまだ回復しないけど…… モモミはフラフラになりながらもラッキーのところにいったの。 ・ そしてモモミは事務室の前についたわ。 多分今頃イゴ先生とお昼ごはんをたべて…… 「ハハハハハ」 あっ、モモミの天使の耳がイゴ先生たちの話声をキャッチしたよ。 何話してるんだろう? 「どうぞイゴ先生」 「おっ、いつもありがとな。 お前のたまごを食べれば疲れが全部ふっとんじまうぜ」 ・ ……そうだったのね。 ついにすべての謎がわかったわ。 モモミはラッキーが部屋からでるのを待ったわ。 そしてラッキーがついにでてきたの。 「モモミさん?どうしたんですかそのケガは?」 ラッキーはあわててモモミにかけよっていやしのはどうをかけたの。 ……何よ。何にも知らないふりして。 モモミが何も知らないと思ってるの? 「えっ?」 ラッキーったら固まってるわ。 だれのせいでモモミがこんな目にあったと思ってるのよ! あのオコリザル達はあなたが仕組んだトラップでしょ! 「ち、ちがいます。わ、私は本当に……」 じゃあなんでモモミはリハビリであんなひどい目に合わされたの? みんなから愛されるタブンネがこんなことされるなんてありえないのよ! あなたがモモミを追い出すために仕組んだとしか思えないわ! キュートで優秀なモモミが入って自分の立場が危うくなるからね。 「信じてください。 私はモモミさん、エンゼルさん、イゴ先生たちと一緒に頑張りたいんです」 ラッキーは手を組んでウルウルしながら言ってるわ。 だけどあなたの言葉が嘘だってこと天使の耳を使わなくてもわかるのよ! エンゼルちゃんはだませてもモモミはだませないんだから! あなたがイゴ先生にタマゴをプレゼントしてることも知ってるんだから そうやってポイント稼いでるんでしょ! イゴ先生がモモミに冷たい理由がそれならわかるわ! 「えっ?私はイゴ先生がいつも忙しくて大変だから栄養を付けてもらおうと……」 いいわけはいいの!イゴ先生が大変? そんなことあなたが気にしなくていいのよ! モモミに治療を任せればも楽できるのに任せないイゴ先生が悪いんだから。 ま、それもあなたがイゴ先生に重労働させるよう仕向けてるんでしょうけどね。 最低なポケモンね。さすが《悪魔》とよばれるだけあるわ。 「あ、悪魔?ひどいですモモミさん……」 あら知らないの?あなたやハピナスはトレーナーから《ピンクの悪魔》って おそれられてるのよ。 モモミが実習生だったころ通ってたポケモンセンターで 強そうなトレーナーがそんな会話してたのを覚えてるわよ。 あなた達悪魔がナースをやってるのもイメージ回復なんでしょうね。 天使のナース、タブンネ達の邪魔をしないでほしいわ。 まぁいい機会だからあなたに真実を教えてあげる。 ポケモンセンターでナースとして一番活躍してるポケモンは誰? 「それは……タブンネさんです」 そう、ナースポケモンで一番活躍してるのはタブンネなの。 それはドクターさんも患者さんからも必要とされてるからよ。 だからいっぱいのナースタブンネが働いているの。 いやしのはどうにいやしのこころ、聴診器いらずで相手の気持ちも読める天使の耳、 キュートでメロメロになっちゃうルックス。 これ以上ナースにふさわしいポケモンがこの世にいるの? 「あ、あのモモミさん、ポケモンナースにタブンネさんが多いの……」 『パシン』 何?モモミが間違ってるっていうの? あなたの言葉なんて聞かないわよ! 他のポケモンならあなたはボコボコにされてるんでしょうけど モモミは天使だからこれで許してあげるわ。 モモミのいやしのこころに感謝することね! そしてこれから自分はどうするべきかよく考えなさい! それだけ言ってモモミはお昼ごはんを食べに行ったわ。 ウフフ、ピンクの悪魔もこれで心を入れ替えるかしら? あんなひどい目にあっても許してあげるモモミちゃんって 本当にキュートで優秀なナースね♪ さて、午後のお仕事よ。 モモミ達は事務室に集まったわ。 「よし、午後の業務の説明をするんだがその前に さっきボランティア団体から連絡があったんだ。 トレーナーを失ったポケモン達の施設へいって彼らのケアをしたいから ナースポケモンを貸してくれないかってな。 つーわけでモモミ、行ってきてくれ」 なんでイゴ先生はモモミを邪魔者みたいに言うのよ! そろそろモモミに治療をさせてくれてもいいでしょ! 「何だその目は?また俺にたてつく気……」 「あ、あのイゴ先生、私……」 「ん?ラッキーどうしたんだ?」 あら?ラッキーが前にでてきたわ? 「わ、私……施設へ……行きたいです……」 ラッキーったらさっきのお説教がきいたのかしら? 自分からこんなこと言い出すなんて? 「何だラッキー?お前施設に行きたいのか?」 「は、はい……」 「まぁモモミじゃ昨日のスカンプーみたいに余計心を傷つけるだけかもしれないからな。 よし、じゃあラッキー行ってきてくれ。 仕方ねぇ、モモミは診察室で俺の手伝いをしろ」 うっ、モモミはスカンプーに何も悪いことしてないのに…… けどこれでラッキーは追い出せたわ♪ ウフフ♪これでモモミちゃんの実力が発揮できるわ♪ モモミはイゴ先生と診察室でお仕事をしたの。 だけどイゴ先生ったらモモミに「薬とってこい」とかいうだけで 全然治療させてくれないの…… ・ ・ ……あっ、もうすぐ終わりの時間だ。今日もいやしのはどう出せなかったよ…… 『ピピピピピ ピピピピピ』 あれ?電話だ。 「はい、もしもし……ああ…… 何?火事で大勢のポケモンがケガしたって!?」 どうしたのかしら?イゴ先生が大声をあげてる? 「ああ、こっちにも何匹かまわしてくれ、頼むぞ」 「モモミ、今からここにやけどしたポケモンが大勢運ばれてくる。 一刻をあらそう事態だ。 俺一人の手では間に合いそうにないから モモミとエンゼルもやけどとケガの治療をしろ」 やったわ!ついにモモミちゃんの力を発揮する時がきたわ! 「くそっ、こんなことになるんならラッキーを行かせるんじゃなかったぜ」 イゴ先生ったらまだラッキーのこと考えてるわ。 だけどケガしたポケモンをみんな癒したらモモミの優秀がイゴ先生にもわかるよね。 さあみんな!キュートで優秀なモモミちゃんが癒してあげるからいらっしゃい! 少ししたら広場に大勢ポケモンが運ばれてきたわ。 みんなやけどして苦しそう…… でも大丈夫♪キュートで優秀なモモミちゃんがいるから助かるわよ。 タブンネの治療はとっても簡単。 まずはいやしのはどうでポケモンの傷を治療してあげるの。 そして【やけどがなおりますように】っていやしのこころで祈ってあげるだけ。 ・ ほら、もうポケモンの傷がなくなっちゃった♪ こんなすごいことが簡単にできちゃうなんて自分でもびっくりよ。 イゴ先生はどうかな? あら、まだ1匹目の治療中? 遅いわね、こんな無能なのにモモミに偉そうにするなんて信じられないわ。 エンゼルちゃんはどうかな? 「やけどをなおしてください、やけどをなおしてください……」 手を組んでお祈りしてるわ。 「エンゼル!祈ってねえでいやしのはどうもしろ! そうしてる間もポケモンは弱ってくんだぞ!」 「ご、ごめんなさいイゴ先生」 あら怒られちゃった。エンゼルちゃんもドジね。 その後もモモミ達は傷ついたポケモンを治療し続けたの。 だけど疲れてきちゃった…… いやしのはどうってすごい技だけど1日10回ぐらいしか使えないのよね。 いくらモモミが優秀でもこれだけ大勢のポケモンを治すのはきついわね。 「やばいな……数が多すぎる。 このままじゃやけどで取り返しのつかないポケモンもでてきちまう」 イゴ先生も汗びっしょりで困っちゃってるよ。 『ガラッ』 「み、みなさん大丈夫ですか?」 ラッキー?ボランティアから帰ってきたのね。 「やっと帰ってきたかラッキー。 疲れてるとこわるいがお前も治療にあたってくれ」 「は、はい」 そういってラッキーは目を閉じて集中し始めたわ。 この非常時になにやってるのかしら? これだからいやしのこころを持たないピンクの悪魔はダメなのよ。 まあいいわ、こんな役立たずはほっといて治療しなきゃ。 ・ ・ ……あら?なんか癒される香りが…… これはアロマの香り?いったいどこから? モモミはあたりを見回したよ。 そしたらラッキーから緑色のオーラと一緒にアロマの香りが放たれてたの。 「ふぅ……」「あれ?なんか楽になったみたい……」 どういうこと?なんか患者さんのやけどが治っていくわ。 そして気が付いたらみんなのやけどが治っていたの。 「助かったぜラッキー。おまえのアロマセラピーは相変わらずすごいな」 アロマセラピー?なんでラッキーがそんなことできるの? 「は、はい。父から教わりました。 私の父はアロマセラピーを得意とするロズレイドなんです」 うっ、まさかラッキーにアロマセラピーが使えるなんて思わなかったわ。 モモミですらアロマパフュームを使わないとできないのに…… 『ガラッ』 「イゴ先生。大変なことになったみたいじゃないか」 あっ、オセロ先生が来たわ。 「そうなんですよ。 でもラッキーのアロマセラピーのおかげで大惨事はまぬがれました。 あとは体力を回復させれば大丈夫ですよ」 「そうだったのか、いや、お手柄だよラッキー君」 えっ?何でラッキーだけが褒められてるのよ! モモミだって最初からずっと頑張って癒してたのよ。 ラッキーなんて遅れてきておいしいところを持ってっただけじゃない。 「ラッキー君にはナース殿堂入りを考えてあげないといけないな」 で、殿堂入りですって? ナースポケモン最大の栄誉である殿堂入りをアロマセラピーをしただけの悪魔が? そんなの間違ってるわ! 「い、いえ、私が殿堂入りだなんて……」 そうよ、ラッキーなんてふさわしくないわ。 キュートで優秀でアロマの香りをつけているモモミこそふさわしいのよ。 だからオセロ先生、モモミを殿堂入りさせて♪ 「どうしたのかねモモミ君? モモミ君とエンゼル君もご苦労だったね。 さあ、あとは私たちと引き継ぎのタブンネ君がやるから今日はあがりなさい」 えっ?それだけ? モモミもヘトヘトになるまで頑張ったんだからもっと褒めてよ…… だけどオセロ先生もイゴ先生も治療に集中してモモミのお願いをきいてくれないの。 うっ、これじゃラッキーの引き立て役じゃない…… どうにかしないと…… 2日目 おしまい 3日目に続く