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名前 あるちゃん 愛称 あるっちゃん/ちゃんある/ある坊 誕生日 3/22 シーズン1職業 JDMオート店長 シーズン2職業 記者 活動者名 あるっちゃん Twitter Twitter 配信先 YouTube 【プロフィール】 家族と喧嘩をしてロスサントスに逃げてきた14歳の女の子。 オラオラ系ですぐ人に喧嘩を売ってしまうが肝心な所ではビビる。思春期真っただ中。 犯罪や悪いことが好きで最初は借金生活を送っていたが、JDMオートに拾ってもらい 店長まで上り詰めた。 別名、田中金太郎。 【シーズン1の軌跡】 ロスサントスに来た当初は、逆襲のラグナロクに加入しても犯罪もろくにできず、浜野こうすけに誘われてL&Bに加入しても幽霊団員ですぐに脱退、何をしてもダメダメだった。 そんなあるちゃんだったがJDMオートに入社して、いろんな人と関わり、いろんな経験をして成長することができた。 season1後半では、みんなからの推薦により念願の店長になった。 そして、ずっとうまくいかなかった恋愛だったが、シオネ医院長と付き合うことになり、また一つ前に進むことができた。 そのデートの際、バーガー屋に無理矢理フルコースを作らせ、それがバーガー屋の新たなメニューとなる。 【仲が良い人】 名前 関係性 ストーリー シオネ・ディーゼル 恋人 初めて会ったときに一目惚れをし、お互い両想いということを知り付き合うことになった。 浜野こうすけ 親分 ある坊と名付けた張本人。 そらすけ JDMの後輩 田中先輩と呼んでくる優秀な後輩。ぼったくるビジネスが得意で仲良くなった。 穂野川旦吉 元JDM店員 あるちゃんのサンドバック。腐れ縁。 イモトシ ○○海賊団団長 シオネくんとの関係に何かと水を差してくる団長。 冥王ハル ??? 犯罪を応援してくれるEMS。最終回ではEMSを退職し悪友になった。 白原ここみ 友達 ハンバーガーを一緒に食べたら仲良くなれると言って買いに行かせたのに、「ハンバーガー嫌いだから要らない」と言って断ったがのちに仲良くなった。 サトシ 友達 行きつけのバーガー屋店長。 櫻橋一斗 友達 行きつけのバーガー屋店員で旧知の仲。 【アーカイブ】 日付 タイトル URL 8/31 最終回 https //www.youtube.com/live/2sWm07rUjSg?si=r4JCDwkF-WAqWixv 再生リスト キャラクターエンディング
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第1章
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【遊園地】 男「これに乗るのか?」 女「はい。楽しみだったんです、このジェットコースター。世界一の絶叫コースターらしいですよ!」 男「そうか…じゃぁ、十分堪能してこいよー」 女「…って、先輩どうしてベンチに座ろうとしてるんですか。逃がしませんよ(ガシッと腕を取る)」 男「い、いや、今朝の占いで、蟹座はジェットコースターに乗るなと言われててな…」 女「大丈夫です。私が観た今朝の占いでは、蟹座のラッキー行動は『絶叫する』でしたから」 男「嘘つくな!離せ!俺はこーいうの駄目なんだ!」 女「えへへ~離しませんよー♪普通の人間がスーパーガールから逃げれると思うんですかー♪(ズルズル引っ張る)」 男「正義のスーパーガールが我侭で人間を困らすなー!」 女「ん~………では、スーパーガールとしてじゃなくて、先輩の彼女として我侭で困らすことにしましょう♪」 男「なんだそりゃー!」 ~待ち時間込みで30分後~ 女「…つまらなかったです」 男「………」 女「ゆっくり過ぎます!どうして皆怖そうにあんなに絶叫するんですか!止まってるのとそんなに変わらないじゃないですか!」 男「…あのなぁ、マッハ6530で飛べるお前にとって、最速200キロちょっとのジェットコースターが怖いわけないだろうが」 女「う~~………。わかりました、じゃぁ違う方法で満足します(またもや男の腕をガシッと掴む)」 男「へ?」 女「先輩と一緒に飛びます!さっきみたいにゆっくりじゃなくてもっと早く!」 男「お、おい、ちょっと待て…」 女「駄目ですー♪普通の人間がスーパーガールに(r」 男「たーすーけーてぇぇぇぇ」 ~おまけ~ 女「先輩ったら…ほんのちょっと音速超えたぐらいで情けないですよー」 男「ううっ…死にかけたぞマジで…(ぐったり)」 女「もぅ、せっかくこんなセクシーな彼女が抱きしめながら飛んであげたっていうのに。ほらほら♪(かなりグラマーな身体を男に摺り寄せる)」 男「こんな状態でそんな色気攻撃が効くかー!」 女「むっ、彼女に対して酷い反応。これはもう一回飛ばなきゃ駄目ですね!」 男「たーすーけーてぇぇぇぇ」
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第一部:救世主は現役JC 近未来都市トーキョー。 超近代化されたこの街は、中東某国がその財力と宗教の魔力を結集して作り上げた秘密結社『アッラー帝国』が巻き起こすテロ・破壊活動の脅威に晒されている。 聖戦と称し、己らの信仰を武器に信者を自爆テロや、暗殺にまで駆り立てるのだから正気の沙汰ではない。 つい先だっても四菱ビルが爆破された上、近隣のホテルが残虐な狂人先頭集団に制圧され、人質となった客が首を切られ抹殺されるという惨劇が起きたばかりだった。 そして今日も悲劇が起こりつつあった…。 日曜、夕暮れ時のトーキョー駅。多くの帰宅者や、買い物客の乗降でごった返す豊かでにぎやかな街がそこにある。 手をつなぎ合うカップル。幼い我が子を挟んで、休日の一家だんらんのひと時を愉しむ家族連れ。 だが、そんな平和で富めるはずの都市は、突如現れた武装集団によって一変した。 「アッラーは偉大なり!! 十字軍に味方する者たちに死の制裁を!!」 皆、『アッラー帝国』に洗脳、支配された非情なテロリストたちは、手にしていたマシンガンを四方に暴発させはじめたのだ。 現場はまさに阿鼻叫喚の巷。平和ボケが叫ばれて久しいこの街の人々は、成す統べもなく、愛する者を守ることもできず、圧倒的な暴力と狂気の餌食となってゆく。 怒号と悲鳴が飛びかい、夥しい死体が折り重なり、血糊と死臭があたりを埋め尽くす。 だが、戦闘員たちは、それでもまだ、殺し足りぬという表情で逃げ惑う幼子と、負傷しながらも我が子の手を引いて逃れようとする母親に銃口を向けた。 警察は何をしているか!? いや、テロ集団といえど、「人権重視」の名のもと、まずは威嚇することを義務付けられた非武装集団に何が出来ようか…。 かくして国民の受難の時間は続く…。 「あの人たちは…いえ、『アッラー帝国』は狂っているわ。許すことはできないッ。」 惨劇の場から少し離れた路上で唇を噛み締めるのは、名門、私学、帝都学園中等部の制服を着た、愛らしい少女だ。 白いリボンで束ねたポニテと、やや生真面目そうな厚ぼったい黒ぶち眼鏡が印象的な美少女だ。 広いおでこや、微かに赤らんだほっぺは幼さを残すが、芯の強そうな眼差しは正義の乙女のものだった。 彼女の名は、菅野奈々美。奈々美はグレーのスカートを翻すと、巨大ビルの回転ドアに身を滑らせる。 凄まじい勢いで回転するドア。そしてその中から現れたのは、旭日模様のレオタードコスチュームの女の子戦士。 日章旗を模した大きなのマントを翻した彼女は、勢いよく大空に飛びたった。 「コーランを暗唱してみろ!!」 我が子だけはと、幼女を抱きしめる若い母親に向けた銃口を震わせる『アッラー帝国』の戦闘員。 片言の日本語を駆使して威嚇する様に母娘を急き立てる非道な男たち。だが、異教徒の聖典など知る由もなく、ただただ娘を抱きしめるだけの母親。 業を煮やしたように残忍な瞳を血走らせた男たちが口々に言う。 「出来ねば…死ね!!」 ついに残酷な処刑が執行された…と思われたその時だ。 「ちょっと、ちょっとお待ちなさい!」 と、現れたのはそう、旭日レオタード姿のあの美少女だ。 レッドのブーツをこつこつ高鳴らせ、微かに準日本人的な太腿をピシーつと揃え、腰に手を当ててポージングした彼女は、母娘を守るように立ちはだかる。 「どんな信仰を持とうと自由ですけど、人の命を奪う権利はなくってよ!!」 「な、何者だ、小娘!!」 「この娘から血祭りにあげてやる!!」 『アッラー帝国』戦闘員は気色ばんで銃口を少女に向ける。 タシュッ!!、タシュッ!!、タシュッ!! 低い銃声を上げて火花を散らした銃弾は乙女のカラダをハチの巣にした・・・はずだった。 だが、乙女の旭日レオタードはその銃撃をものともせず、逆に銃弾は彼女の肉体に弾かれると殺虫剤を撒かれた害虫のように地面に散らばった。 「もうお終いかしら?」 乙女はチャーミングに微笑むと、黒ぶち眼鏡の愛くるしい貌をかしげて戦闘員に尋ねる。 「お前は…何者だ!?」 「バケモノか!?」 恐れ戦く男たち。狂信者と言えど、突如現れた鋼鉄の肉体を持つ少女の登場にたじろぐばかりだ。 「まぁ、失礼な! 私は正義の日本人女子・・・、そう・・・撫子ガールとでも名乗っておくわ。わかりやすく言うと・・・スーパーガール、かな?」 奈々美、いや、撫子ガールはほほ笑みを消すと、狂信者たちの非道を許すまじ、という険しい表情を作る。 「あなた達の行為、絶対に許してはおけないわ。撫子ガール怒りの折檻開始よ!!」 撫子ガールは男たちの散弾銃を両手で抱え込むと、なんとその銃口をひとまとめにし、銃身ごとぐにゃりと捻じ曲げくくり上げる。 「こんな物騒な物はこの街には無用よ!!」 武器を失い戸惑う男たちにツカツカと歩み寄ると、正義のスーパーガールは旭日カラーのレオタードをぐっと股間に食い込ませながら、ハイキックを繰り出す。 「えいッ! やぁッ! はぁッ!」 凛とした気合と共に、相手の顎を砕く見た目のチャーミングさとは対照的な強力な技を使う正義の少女だ。 余談だが、この撫子ガールのコスチュームは、色こそ違えどデザインは明らかに旧型のスクール水着だ。 鋭角の度合いが絶妙に緩いブルマ型のビキニラインと言い、女子中学生の身体に密着するワンピース型のデザインと言い疑いの余地はない。 「さぁ、もう110番は済ませておいたから、無駄な抵抗はやめて大人しく警察に逮捕されなさいッ」 腰に手を当てて、まるで出来の悪い生徒を叱る学級委員のような表情で仁王立ちの撫子ガール。 勝ち目はないと思ったか、小型自爆テロ用の爆弾を手にした男が喚く。 「アッラーは偉大なりィ!!」 「馬鹿な真似はおやめなさい」 少女は凛とした声で言い放つと、素早くその小型爆弾を手にしてまるで砲丸投げでもする要領でグルングルンとレオタードコスチュームを回転させる。 「トーキョー湾のかなたまで…飛んでいきなさーーーい!!」 文字通り砲丸投げの要領で遥かなたまで放たれた爆弾は、数秒後、数十キロ先の海上で不発弾の如く役割を全うできず水面を揺らした。 「こ、この娘、化け物だー!!」 戦意喪失した男たちは、それでも往生際悪く、この騒ぎで停車したままのワゴン車を奪って逃走を企てる。 「もうッ、大和撫子に対してほんっと失礼なんだから!!」 小序らしくほっぺを膨らませた眼鏡スーパーガールは日章旗が刻まれたマントを翻すと、逃げ去るワゴン車を猛追する。 百キロ近くで暴走するテロリストの車は敢え無く数秒で、追いつかれてしまう。 「ど、どうなっているんだ!?」 だが、彼らの驚きはスーパーガールに追いつかれたことになかった。 車が急に宙を浮き始めたのだ。それもそのはず、旭日レオタードの乙女は数トンはあろうかという大型ワゴン車を車底から持ち上げ、遊泳飛行させているのだ。 「どう? 地面に降りて警察に逮捕される気になったかしら? それとも、もう少し空の旅を楽しむほうがいい?」 撫子ガールは車を下から支えたまま、上空数百メートルまで舞い上がった。 突如、高速エレベーターに乗せられた格好になったテロリストはパニック状態。 「どう、降参する?」 車の下は目もくらむ高さ。その下から可愛い少女が微笑みながら問い質す。 「あ、あらーはいだいなりぃ~~」 それでも屈服しないテロ集団。 「ほんっとに往生際悪いんだから!!」 プンと膨れた撫子ガールは、なんとワゴン車をポイッと上空数百メートルから投げ落としたのだ。 「うぎゃあああーーー!!!」 神を妄信する男たちもさすがに身の毛もよだつジェットコースター攻撃に大絶叫だ。 だが、そこは正義の乙女。テキとはいえ、息の根を止めたりはしない。 正義と優しさを兼ね備えた奈々美扮する撫子ガールは落下するワゴン車を空中で受け止め、すんでのところで地面への激突を回避する。 「折檻は完了、かな?」 ちょっぷり得意げな表情を浮かべた撫子ガールは赤いブーツをコツンと響かせ地面に着地、抱え上げていたワゴン車を着陸させた。無論テロリストたちは目を回していた。 ちょうど、その時遅ればせながら、警察のパトカーのサイレンが遠くから聞こえてきた。
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二次創作について 二次創作に関しては本人曰く基本なんでもOKとなっている。NG事項は 「消した録画・動画の切り抜き」 となっている。 本人からの明言は、 アイコンの紫キャラはただのオリキャラなので実写寄りのキャラ創作も全然OKです 私的利用は良いけどグッズを作成して配布・販売はあとあと金の話で揉めそうだからやめてな となっている(現文) ファンの間ではこれまで、 切り抜き・MAD・ハンドメイド(どんちゃんのイメージをモチーフにした)・香水(どんちゃんの匂いを想像して作った)・アスキーアート・夢絵・夢小説・コスプレ・ゲームのアバターでどんちゃん再現・クイズ・pixiv大百科(削除されたけど)・このアットウィキ等数多の創作物を作ってきた。 常識、マナーを守った上でどんどん創作活動をしてみよう。 【作品タグ】 ファンアート #俺とお前の絵 切り抜き・MAD #俺とお前の作品 現在ファンで制作されている創作物等(各SNSごと) X(Twitter) ファンアート・切り抜き動画・MAD・アスキーアート・ハンドメイド(写真投稿) pixiv ファンアート YouTube 切り抜き動画・MAD TikTok 切り抜き動画・MAD その他 どんちゃん検定(けんてーごっこ)・どんちゃんクイズ・どんちゃんアットウィキ 主にTwitterでの投稿が多い。タグをつければ、より本人の目に届きやすいよ!ごく稀に動画や配信内で使用されたり紹介されたりするかも……?
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モモミちゃんのナースライフ2日目が始まったわ。 今日は日曜日だし患者さんもいっぱいくるだろうから モモミの優秀さを発揮できるチャンスよ。 ウフフ♪「モモミちゃんありがとう!」って声が今にも聞こえてきそう♪ モモミは朝礼のため事務室に行ったの。 そこにはイゴ先生、エンゼルちゃん、そしてなぜかラッキーがいたわ。 「モモミさんですね。わ、私はラッキーです。 こ、これから一緒に皆様を元気にしていきましょう」 ふ~ん、3匹目のナースポケモンってラッキーだったんだ…… なんかおくびょうそうね、大丈夫かしら? まあスクールをトップで卒業したモモミちゃんのオーラに おされちゃったのなら仕方がないわね。 「よし、午前中の業務を説明するぞ」 あ、イゴ先生のお話だ。 「エンゼルは今日も患者さんの身の回りの世話だ。 ラッキーは俺のサポート、 モモミは掃除……」 なんでモモミちゃんに掃除をやらせるのよ!そんなものラッキーにやらせなさいよ! 「させるつもりだったが夜勤のタブンネが掃除をがんばってくれたみたいだからな。 モモミも最初俺のサポートをしろ」 やった!今日は朝から治療よ♪ ラッキーと一緒なのが気に入らないけどイゴ先生何考えてるのかしら? あっ!ラッキーがダメダメナースだからキュートで優秀なモモミちゃんの仕事を見せて ラッキーにお勉強をさせるつもりなのね! イゴ先生もモモミの優秀さがようやくわかったみたいでよかった♪ モモミとイゴ先生、ラッキーは外の広場に行ったの。 最初のお客さんは昨日捕まえたポケモンの健康診断と予防接種ですって。 なんだ、いやしのはどうができなくてがっかりね。 「昨日ドラゴングループのポケモンを2匹つかまえたんですよ。 注射とかお願いしますね」 お客さんはそういってまずモノズをボールから出したの。 「ギャ~~ッ!」 だけどモノズったらボールから出た瞬間広場を走りはじめちゃった。 「こらモノズ!こっちにこい!」 トレーナーさんが注意したら戻ってきたけ……って なんでモモミの方に来るのよ! 『ドンッ!』 キャッ!痛いよぉ……たいあたりされちゃった。 『ガブッ』 しかもモノズったらそのままモモミの腕にかみついてきたの。 いたいいたいいたい!モモミはスイートな香りはするけどおいしくないよ! 「すいません!うちのモノズが……」 「う~ん、モノズは目が見えないから体当たりやかみつきで周囲を判断しますからね…」 なのにイゴ先生ったらモモミを助けようとしないでお客さんと話してるの! 「まあいいや、モモミ、しばらく我慢してろ。 モノズがお前に噛みついてる間に注射うっちゃうから」 うっ、キバがモモミの腕にくいこんで痛いよぉ…… なんでこの人間は目の見えない粗暴なポケモン捕まえるの? ちょっとラッキー!あなたがみがわりになりなさいよ! ってラッキーの方を見たらのんきにうたってるの! こんな時にうたうなんて何考えてるのよ! ここまでダメダメなナースなんてモモミの卒業したスクールにいなかったわよ! 「ギュウゥゥゥ……zzz」 あらっ?モノズの噛む力が弱くなってきたと思ったら眠りはじめちゃった。 「大丈夫ですかモモミさん?この子は眠らせましたから」 なに?あなたがモノズを眠らせたの? 「はい、この子を眠らせるためこもりうたをうたったんです。 ラッキーのナーススクールではうたうのも カリキュラムになっているんです。 暴れる子をおとなしくさせたり眠れない子を寝かせるために……」 ふ~ん、ラッキーのスクールって変わったことやらせるのね。 ラッキーとお話ししてる間にモノズの検診と注射が終わったみたい。 お客さんは次にギャラドスを出したよ。 なんでこのお客さんは凶暴なポケモンばかり捕まえるのかな? キュートで癒されてクレバーなタブンネにすればいいのに。 モノズみたいに暴れださなきゃいいけど……って心配しちゃうよ。 だけどギャラドスは眠ってたわ。 「このギャラドスは捕まえるときにさいみんじゅつをかけたので しばらくおきないですよ」 ならよかった。 「おいモモミ、ギャラドスのおなかをみたいからあおむけにさせろ」 イゴ先生がモモミに指示を出したよ。 でもイゴ先生って頭が悪いのね。 こんな大きなポケモンキュートなタブンネに動かせるわけないじゃない。 筋肉をつけるしかとりえのない格闘ポケモンじゃあるまいし。 「できないのか?じゃあラッキーやってくれ」 さすがにモモミにできないとわかったイゴ先生は次にラッキーに仕事を振ったわ。 「わ、わかりました」 ラッキーは返事をしてギャラドスのところにいったけどムリよムリ。 モモミちゃんにできないことがラッキーにできるわけないじゃない。 はぁ、こんな頭の悪いドクターについちゃってモモミは災難だわ。 いくらモモミが優秀でもドクターを優秀にしてあげるのは難しいかもね…… 「う、う~~ん!」 ラッキーはボディーをふるわせながらギャラドスを持ち上げようとしてるけど ムリよム……あれっ? 『ズ……』 ギャラドスが浮きはじめた? な、なんで?世界一こうげきが弱いポケモンって言われるラッキーに なんでギャラドスが持ち上げられるの? 『ズン……』 そしてそのままギャラドスをあおむけにしちゃった。 ちょっとラッキー!どういうことよ! 「わ、私、相手を傷つけることは苦手ですけどかいりきを持ってるんです。 ナースって患者さんをベッドから起こしたり運んだりと 肉体労働が多いじゃないですか。 そんなときに困らないようスクールでかいりきを身につけたんです」 そ、そんなことまでラッキーのスクールはやるの? 「どうだモモミ、これがナースポケモンだ」 な、何?イゴ先生ったらモモミにラッキーの仕事を見せつけるために一緒にさせたの? こんなのおかしいわ?何かの間違いよ!! ラッキーがモモミちゃんより優秀だなんてありえないわ! モモミ、ここはいいから洗濯と患者さんの部屋を掃除して来い」 えっ?モモミはまだ治療してないよ? モモミは患者さんを癒したいよ…… 「何だその目は?あぁ!? おまえさっきの検診で何もしてねえじゃねえか。 ラッキーが頑張ったからこそスムーズにできたんだ。 それなら他のコトさせた方がよっぽど効率がいいぜ」 うっ、モモミはモノズに噛みつかれたりとひどい目にあったのに…… 何もしてないなんてひどいよイゴ先生! 「仕事はできねえくせに態度だけはでけえな…… もう一度お仕置きしてやろうか?あぁ!?」 そう言いながらイゴ先生は拳をボキボキならしたの。 モモミが天使なのをいいことに暴力で言うこと聞かせるなんてイゴ先生ひどすぎるよ。 だけど痛いのは嫌だからモモミはお洗濯をしにいったの。 それから2時間くらいたったかな、モモミはお洗濯とお掃除を頑張ったよ。 そしたらラッキーがしょんぼりした顔で歩いてきたの。 「あっ、モモミさん……」 ウフフ、どうしたのかしら?イゴ先生に怒られちゃったの? 「足をケガした患者さんがリハビリをするというのでお手伝いしようとしたんです。 だけどその患者さんとトレーナーさんが 『ラッキーじゃダメだ!タブンネを呼んで来い!』って私を拒否するんです。 私、患者さんの役に立てないことが悲しくて……」 そういいながらラッキーったら泣き出しちゃったわ。 ま、ラッキーよりも世界一のナースポケモンタブンネに 癒してもらいたいって言うのが 患者さん全員の思いよね。 イゴ先生も患者さんのニーズがわからないとダメよ。 わかったわラッキー、ここはキュートで優秀なモモミが行ってあげるから あなたは代わりに掃除しなさい。 「わ、わかりました。お願いします」 ウフフ♪これでナースのお仕事ができるわ♪ そしてモモミはうたいながらリハビリ室に行ったよ。 『ガラッ』 は~い、キュートで優秀なタブンネのモモミちゃんですよ~~♪ 「おっ、来たぜオコリザル」 「フンッ!!」 そこには怖そうなおじさんとオコリザルがいたの。 「おいタブンネ、俺のオコリザルはよぉ、 新技の練習中足を痛めちまってここで治療してたんだ。 今からリハビリもかねて新技の練習をするから手伝えや」 おじさんがモモミにお願いしたよ。 ちょっと言葉づかいの悪さが気になるけどまあいいわ。 モモミはオコリザルの足にいやしのはどうをしてあげたの。 「どうだオコリザル?できそうか?」 「フンッ!!」 オコリザルはうなづいた後足首をまわしてピョンピョン飛び跳ねたわ。 そしてモモミに猛スピードで向かってきたの! 『ドゴンッ!』『バンッ!』 うっ、ぐっ、はぁ…… い、痛いよぉ……オコリザルのキックを受けたモモミは壁までふっとばされたの。 これはリハビリだよ?バトルじゃないんだよ? 「おいオコリザル何やってんだ!」 さすがにおじさんも注意したわ。それなりに常識のある人だったのね。 「リハビリの時はタブンネにクッションを持たせてやらねえとダメだろ! お前の足また痛めちまうぞ!」 そういっておじさんはモモミにクッションを投げつけたの。 そこじゃないわよ!モモミに攻撃することをやめさせてよ! 「よし、もう一度メガトンキックだ!」 「フンッ!!」 オコリザルはもう一度モモミに襲ってきたの! モモミはクッションを盾に体をまるくしたよ。 『バンッ!』 ・ ・ あれっ、痛くない……?モモミはおそるおそる顔をあげたの。 オコリザルのメガトンキックはモモミに当たらないで壁に当たったみたい。 ほっ、助かった…… 「まだ距離感がつかめてねえのと治りかけだから勢いが足りねえな。 まあそれは今後なおしていくか。 オコリザル、メガトンキックのリハビリはこれくらいにするぞ」 よかった、リハビリはこれでおわったのね。 「次は治療でなまった体のリハビリだ。 からてチョップをしろ」 えっ?何でそこまでするのよ、そんなことは外でやってよ! 「何か文句あんのか?患者を元気にするのがお前の仕事だ……ろっ!!」 『バシッ!』 うっ、オコリザルのからてチョップがモモミの頭に当たっちゃった…… 『バシッ! バシッ! バシッ!』 いたい!いたい!いたい!なんでこんなことするの? モモミはナースよ!サンドバッグじゃないのよ! 「ポケモンセンターでこうやってるとよ…… リフレクター豚野郎を思い出すぜ。 なにが『ここは戦うところじゃない』だ、正義ぶりやがって」 リフレクターを使う豚?ブーピッグのことかしら? やつあたりならブーピッグにやってよ! 天使のモモミちゃんは何も悪くないのよ! ほら、ピンクのボディーが真っ赤になっちゃってかわいそうでしょ? モモミのいやしのこころでいやしてあげるからやめて!ね? だけどオコリザルは鼻息がどんどん荒くなってボディーが真っ赤になっていくの。 「エリートだかなんだか知んねえが豚野郎の分際で俺に指図すんじゃねぇ! てめえのきどったツラが俺をずっとムカつかせてんだよぉ!!」 『バシィィイン!!』 あっ………モモミの頭はグルグルしちゃって……何も見えなく……。 ・ ・ ・ ・ うっ、モモミは……生きてるの? モモミは何とか起き上がったよ。 オコリザルとおじさんはいなくなったみたい。 はぁ……はぁ……何で……こんなことになったの? モモミは……今日あったことを思い出してみたの。 ・ モノズ?関係ないわ。 ・ ブーピッグ?何か違う気がするわ。 ・ ……ラッキー?そうよラッキーよ! あの子モモミが入ったばかりで患者さんのコト知らないのを利用して トラップをしかけたんだわ! あの異名は本当だったのね! 許せない……許せないわラッキー! オコリザルから受けたダメージはまだ回復しないけど…… モモミはフラフラになりながらもラッキーのところにいったの。 ・ そしてモモミは事務室の前についたわ。 多分今頃イゴ先生とお昼ごはんをたべて…… 「ハハハハハ」 あっ、モモミの天使の耳がイゴ先生たちの話声をキャッチしたよ。 何話してるんだろう? 「どうぞイゴ先生」 「おっ、いつもありがとな。 お前のたまごを食べれば疲れが全部ふっとんじまうぜ」 ・ ……そうだったのね。 ついにすべての謎がわかったわ。 モモミはラッキーが部屋からでるのを待ったわ。 そしてラッキーがついにでてきたの。 「モモミさん?どうしたんですかそのケガは?」 ラッキーはあわててモモミにかけよっていやしのはどうをかけたの。 ……何よ。何にも知らないふりして。 モモミが何も知らないと思ってるの? 「えっ?」 ラッキーったら固まってるわ。 だれのせいでモモミがこんな目にあったと思ってるのよ! あのオコリザル達はあなたが仕組んだトラップでしょ! 「ち、ちがいます。わ、私は本当に……」 じゃあなんでモモミはリハビリであんなひどい目に合わされたの? みんなから愛されるタブンネがこんなことされるなんてありえないのよ! あなたがモモミを追い出すために仕組んだとしか思えないわ! キュートで優秀なモモミが入って自分の立場が危うくなるからね。 「信じてください。 私はモモミさん、エンゼルさん、イゴ先生たちと一緒に頑張りたいんです」 ラッキーは手を組んでウルウルしながら言ってるわ。 だけどあなたの言葉が嘘だってこと天使の耳を使わなくてもわかるのよ! エンゼルちゃんはだませてもモモミはだませないんだから! あなたがイゴ先生にタマゴをプレゼントしてることも知ってるんだから そうやってポイント稼いでるんでしょ! イゴ先生がモモミに冷たい理由がそれならわかるわ! 「えっ?私はイゴ先生がいつも忙しくて大変だから栄養を付けてもらおうと……」 いいわけはいいの!イゴ先生が大変? そんなことあなたが気にしなくていいのよ! モモミに治療を任せればも楽できるのに任せないイゴ先生が悪いんだから。 ま、それもあなたがイゴ先生に重労働させるよう仕向けてるんでしょうけどね。 最低なポケモンね。さすが《悪魔》とよばれるだけあるわ。 「あ、悪魔?ひどいですモモミさん……」 あら知らないの?あなたやハピナスはトレーナーから《ピンクの悪魔》って おそれられてるのよ。 モモミが実習生だったころ通ってたポケモンセンターで 強そうなトレーナーがそんな会話してたのを覚えてるわよ。 あなた達悪魔がナースをやってるのもイメージ回復なんでしょうね。 天使のナース、タブンネ達の邪魔をしないでほしいわ。 まぁいい機会だからあなたに真実を教えてあげる。 ポケモンセンターでナースとして一番活躍してるポケモンは誰? 「それは……タブンネさんです」 そう、ナースポケモンで一番活躍してるのはタブンネなの。 それはドクターさんも患者さんからも必要とされてるからよ。 だからいっぱいのナースタブンネが働いているの。 いやしのはどうにいやしのこころ、聴診器いらずで相手の気持ちも読める天使の耳、 キュートでメロメロになっちゃうルックス。 これ以上ナースにふさわしいポケモンがこの世にいるの? 「あ、あのモモミさん、ポケモンナースにタブンネさんが多いの……」 『パシン』 何?モモミが間違ってるっていうの? あなたの言葉なんて聞かないわよ! 他のポケモンならあなたはボコボコにされてるんでしょうけど モモミは天使だからこれで許してあげるわ。 モモミのいやしのこころに感謝することね! そしてこれから自分はどうするべきかよく考えなさい! それだけ言ってモモミはお昼ごはんを食べに行ったわ。 ウフフ、ピンクの悪魔もこれで心を入れ替えるかしら? あんなひどい目にあっても許してあげるモモミちゃんって 本当にキュートで優秀なナースね♪ さて、午後のお仕事よ。 モモミ達は事務室に集まったわ。 「よし、午後の業務の説明をするんだがその前に さっきボランティア団体から連絡があったんだ。 トレーナーを失ったポケモン達の施設へいって彼らのケアをしたいから ナースポケモンを貸してくれないかってな。 つーわけでモモミ、行ってきてくれ」 なんでイゴ先生はモモミを邪魔者みたいに言うのよ! そろそろモモミに治療をさせてくれてもいいでしょ! 「何だその目は?また俺にたてつく気……」 「あ、あのイゴ先生、私……」 「ん?ラッキーどうしたんだ?」 あら?ラッキーが前にでてきたわ? 「わ、私……施設へ……行きたいです……」 ラッキーったらさっきのお説教がきいたのかしら? 自分からこんなこと言い出すなんて? 「何だラッキー?お前施設に行きたいのか?」 「は、はい……」 「まぁモモミじゃ昨日のスカンプーみたいに余計心を傷つけるだけかもしれないからな。 よし、じゃあラッキー行ってきてくれ。 仕方ねぇ、モモミは診察室で俺の手伝いをしろ」 うっ、モモミはスカンプーに何も悪いことしてないのに…… けどこれでラッキーは追い出せたわ♪ ウフフ♪これでモモミちゃんの実力が発揮できるわ♪ モモミはイゴ先生と診察室でお仕事をしたの。 だけどイゴ先生ったらモモミに「薬とってこい」とかいうだけで 全然治療させてくれないの…… ・ ・ ……あっ、もうすぐ終わりの時間だ。今日もいやしのはどう出せなかったよ…… 『ピピピピピ ピピピピピ』 あれ?電話だ。 「はい、もしもし……ああ…… 何?火事で大勢のポケモンがケガしたって!?」 どうしたのかしら?イゴ先生が大声をあげてる? 「ああ、こっちにも何匹かまわしてくれ、頼むぞ」 「モモミ、今からここにやけどしたポケモンが大勢運ばれてくる。 一刻をあらそう事態だ。 俺一人の手では間に合いそうにないから モモミとエンゼルもやけどとケガの治療をしろ」 やったわ!ついにモモミちゃんの力を発揮する時がきたわ! 「くそっ、こんなことになるんならラッキーを行かせるんじゃなかったぜ」 イゴ先生ったらまだラッキーのこと考えてるわ。 だけどケガしたポケモンをみんな癒したらモモミの優秀がイゴ先生にもわかるよね。 さあみんな!キュートで優秀なモモミちゃんが癒してあげるからいらっしゃい! 少ししたら広場に大勢ポケモンが運ばれてきたわ。 みんなやけどして苦しそう…… でも大丈夫♪キュートで優秀なモモミちゃんがいるから助かるわよ。 タブンネの治療はとっても簡単。 まずはいやしのはどうでポケモンの傷を治療してあげるの。 そして【やけどがなおりますように】っていやしのこころで祈ってあげるだけ。 ・ ほら、もうポケモンの傷がなくなっちゃった♪ こんなすごいことが簡単にできちゃうなんて自分でもびっくりよ。 イゴ先生はどうかな? あら、まだ1匹目の治療中? 遅いわね、こんな無能なのにモモミに偉そうにするなんて信じられないわ。 エンゼルちゃんはどうかな? 「やけどをなおしてください、やけどをなおしてください……」 手を組んでお祈りしてるわ。 「エンゼル!祈ってねえでいやしのはどうもしろ! そうしてる間もポケモンは弱ってくんだぞ!」 「ご、ごめんなさいイゴ先生」 あら怒られちゃった。エンゼルちゃんもドジね。 その後もモモミ達は傷ついたポケモンを治療し続けたの。 だけど疲れてきちゃった…… いやしのはどうってすごい技だけど1日10回ぐらいしか使えないのよね。 いくらモモミが優秀でもこれだけ大勢のポケモンを治すのはきついわね。 「やばいな……数が多すぎる。 このままじゃやけどで取り返しのつかないポケモンもでてきちまう」 イゴ先生も汗びっしょりで困っちゃってるよ。 『ガラッ』 「み、みなさん大丈夫ですか?」 ラッキー?ボランティアから帰ってきたのね。 「やっと帰ってきたかラッキー。 疲れてるとこわるいがお前も治療にあたってくれ」 「は、はい」 そういってラッキーは目を閉じて集中し始めたわ。 この非常時になにやってるのかしら? これだからいやしのこころを持たないピンクの悪魔はダメなのよ。 まあいいわ、こんな役立たずはほっといて治療しなきゃ。 ・ ・ ……あら?なんか癒される香りが…… これはアロマの香り?いったいどこから? モモミはあたりを見回したよ。 そしたらラッキーから緑色のオーラと一緒にアロマの香りが放たれてたの。 「ふぅ……」「あれ?なんか楽になったみたい……」 どういうこと?なんか患者さんのやけどが治っていくわ。 そして気が付いたらみんなのやけどが治っていたの。 「助かったぜラッキー。おまえのアロマセラピーは相変わらずすごいな」 アロマセラピー?なんでラッキーがそんなことできるの? 「は、はい。父から教わりました。 私の父はアロマセラピーを得意とするロズレイドなんです」 うっ、まさかラッキーにアロマセラピーが使えるなんて思わなかったわ。 モモミですらアロマパフュームを使わないとできないのに…… 『ガラッ』 「イゴ先生。大変なことになったみたいじゃないか」 あっ、オセロ先生が来たわ。 「そうなんですよ。 でもラッキーのアロマセラピーのおかげで大惨事はまぬがれました。 あとは体力を回復させれば大丈夫ですよ」 「そうだったのか、いや、お手柄だよラッキー君」 えっ?何でラッキーだけが褒められてるのよ! モモミだって最初からずっと頑張って癒してたのよ。 ラッキーなんて遅れてきておいしいところを持ってっただけじゃない。 「ラッキー君にはナース殿堂入りを考えてあげないといけないな」 で、殿堂入りですって? ナースポケモン最大の栄誉である殿堂入りをアロマセラピーをしただけの悪魔が? そんなの間違ってるわ! 「い、いえ、私が殿堂入りだなんて……」 そうよ、ラッキーなんてふさわしくないわ。 キュートで優秀でアロマの香りをつけているモモミこそふさわしいのよ。 だからオセロ先生、モモミを殿堂入りさせて♪ 「どうしたのかねモモミ君? モモミ君とエンゼル君もご苦労だったね。 さあ、あとは私たちと引き継ぎのタブンネ君がやるから今日はあがりなさい」 えっ?それだけ? モモミもヘトヘトになるまで頑張ったんだからもっと褒めてよ…… だけどオセロ先生もイゴ先生も治療に集中してモモミのお願いをきいてくれないの。 うっ、これじゃラッキーの引き立て役じゃない…… どうにかしないと…… 2日目 おしまい 3日目に続く
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駅ビルの中にあるカフェの隅っこで、私は千聖から舞ちゃんとの事件のことを聞いた。 「知らなかった・・・舞ちゃんここ最近はちゃんとちっさーに挨拶してたから、もう大丈夫なのかと思ってた。」 私がなっきーとちょっと喧嘩になった日の出来事だったらしい。 その場に居合わせたというなっきーのことが気になった。 いつも明るく楽しいキュートでありたい。 そう思う私は、ついレッスン中も近くにいるメンバーにちょっかいを出してしまう。 なっきーはレッスンの時は真面目にやりたいタイプだとわかっていたのに、あの日は何だか浮かれていて、振りの確認をしているなっきーに頭突きを食らわしてしまった。 しかも最悪なことに、怒られた私はつい逆ギレをかましてしまった。 愛理にも後から注意されて、あわててなっきーにメールを送ると、そっけない返事が来てそれっきりだった。 単純に、まだ怒ってるのかなと思っていた。まさかそんな修羅場になっきーが立ち会っていたとは。 「早貴さんは、スタジオに戻ってきてくださった舞美さんと一緒にお帰りになったわ。舞さんもご一緒に。」 「え・・・じゃあちっさーは?」 「父に連絡をして、迎えに来てもらったの。」 私は瞬間的に頭がカッとなった。乱暴にバッグの中に手を突っ込んでケータイを探す。 「栞菜?」 「舞美ちゃんに連絡する。それは変だよ。何でちっさーだけ」 「いいのよ、栞菜。」 「やだよ。良くない。」 「栞菜!」 千聖が珍しくお腹に力を入れて声を出した。 「・・・・ごめん。」 「ありがとう、栞菜。一緒に帰らないと言ったのは私だから。舞美さんは私を誘ってくださったわ。」 千聖は微笑んで、注文したままおきっぱなしになっていたティーサーバーから、私の陶器に紅茶を入れてくれた。ほのかなジャスミンの香りで、昂ぶった気持ちが落着いてきた。 「でもちっさー。キュートをやめた方がいいなんてことは絶対ないから。 舞ちゃんはプロレスごっことか一緒にふざける相手がいなくなって寂しいだけだよ。 今のちっさーにだってだんだんと慣れていくって。みんなそうだったでしょ。 舞ちゃんは年下だし頑固なところもあるから、時間はかかるかもしれないけど。 そうだ、じゃあさ愛理にも頼んで今度4人で遊びに行こうよ。私ちゃんとフォローもするし。 舞美ちゃんやえりかちゃんだって協力してくれるよ。なっきーも。だってさキュートは家族だもん。」 私は興奮すると、やたら早口でおしゃべりになるらしい。考えが追いつかないうちに、言葉だけがぽんぽん口を突いて出てくる。 ちっさーを引き止めたくて必死だった。 「栞菜。・・・舞さんは、私のせいで何度も泣いているの。」 「舞ちゃんが?」 知らなかった。舞ちゃんはまだ中1なのにしっかりしていて、何があっても気丈に前を睨みつけていられるような強い子だ。私は舞ちゃんの泣き顔なんて、ほとんど記憶にない。千聖や私の方がよっぽど泣き虫だと思う。 「昨日も泣いていたわ。舞さんは私のことを考えるたびに胸を痛めている。 今もそうなのかもしれない。私の前で泣いていなくても、わかるの。・・・大好きな人のことだから。」 ちっさーの眉間にしわが寄って、声が震えた。泣くのかと思ったけれど、少し潤んだ瞳から涙は落ちなかった。 「ちっさー・・・・・それでも私はちっさーがいなくなるなんてやだよ。もうキュートにいるのは辛い?嫌になっちゃった?」 ちっさーの腕を掴む。体に触れていないと、どこか遠くへ行ってしまいそうで怖かった。 「いいえ。私も栞菜と同じ。キュートを家族のように思っているわ。 だけど・・・・・ううん、だからこそ、私がいることで傷つく人がいるなら、私は去らなければいけないと思うの。」 「やだ。お願い。どこにも行かないでよ。 舞ちゃんはちっさーがいて辛いかもしれないけど、私はちっさーがいないと辛いんだよ。 そしたらちっさーどうすんだよ。みんなだって辛いに決まってる。 ちっさーがいないと傷つく人の気持ちはどうなるんだよ」 もう自分でも何を言ってるのかわからない。周りの人が驚いた顔で私とちっさーを見比べているけれど、もうそんなことはどうでもよかった。 「栞菜ったら。何も今すぐに決めるというわけではないのよ。」 ちっさーはそろそろ出ましょうかと言うと、私のバッグを一緒に持って店の外へ出た。 知らないうちにかなり時間が経っていたらしい。もう夕暮れが近づいていた。 興奮して喋りすぎたことがいまさら恥ずかしくて、私はちっさーの顔を見ることができず、ひたすら繋いだ手に力を入れ続けた。 「・・・私から誘ったのに、楽しいお話じゃなくてごめんなさいね。でも話を聞いてもらえて嬉しかったわ。」 それきり無言で歩いているうちに駅に着き、改札の前で私達は向き合う。 「では、またね。」 「うん。」 「ごきげんよう。」 ちっさーはつないだ手を離して、私の方を一度も振り返らずに改札の向こう側へ消えていった。 取り残された私は家に帰る気にもなれず、駅のターミナルを抜け、線路沿いの小路を黙々と歩いた。 ちょうど踏み切りの前まで来ると、ホームの端にちっさーが立っているのが見えた。 声が届くかもしれない。 「ちっさ・・・・」 叫びかけた私の声は、途中で止まった。ちっさーは、今まで見たことがないほど険しい顔をしていた。その顔がふいに歪んで泣き顔へと変わる瞬間、ホームに電車が入り、私達の間を遮った。 そうだよね、ちっさー泣きたかったんだ。あんなに泣き虫なのに、私が困らないようにこらえていたんだ。 私は友達なのに、仲間なのに、家族なのに、何もしてあげられない。 ちっさーが乗った電車が遠ざかっていくのを見つめて、ただ途方にくれるしかなかった。 「私に何ができるかな・・・・」 明日は新曲の衣装合わせがあった。私は舞ちゃんと話す時間を作ろうと決心した。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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私の名前はモモミ。タブンネってポケモンなの。 明日からナースとしてポケモンセンターで働くのよ。 モモミの自慢はタブンネナーススクールをトップの成績で卒業したこと。 モモミのいやしのはどうを受ければ他のポケモンのいやしのはどうは受けられないわ。 世界一癒されるポケモンタブンネのなかでも最も優秀なのがこのモモミ。 つまり世界一癒されるポケモンなの。 それに加えて見るものすべてをメロメロにしちゃうキュートなお顔に ラブリーなピンクとホワイトのボディー。 ルックスも中身も一流のスーパーポケモンよ。 ウフフ♪なんて素晴らしいんでしょう。 さ~て、モモミのナースデビューの日がやってきたわ。 モモミが配属されたところは最近開発が進んで人口が増えている 大きな街のポケモンセンターよ。 近くにはドラゴンポケモンが棲む洞くつもあるんだって。 ウフフ♪街のみんな待っててね♪ このモモミちゃんがみんなを癒してあげるからね♪ そして、ゆくゆくはポケモンセンターを大きく変えてみせるわ♪ そうだ、出勤前にお姉ちゃんからスクールの卒業祝いにもらった とっておきのアロマパフュームをつけていきましょ♪ 昔はポケモンナースをやってて、今はお金持ちのトレーナーのエリートタブンネさんと 結婚して幸せな暮らしを送っているお姉ちゃん…… パフューム以来写真をおくってくれないけど子育てに忙しいのかな? 『シュッ シュッ』 ウフフ♪とってもいい香り。モモミも癒されるわ。 モモミ自身からもスイートな癒される香りがするけど アロマの香りをプラスさせればみんなさらに癒されるわ。 こういう気づかいができるところもモモミが優秀な理由よね♪ さ~て、ナースキャップをつけて出勤よ♪ 午前8時、事務室で朝礼の時間よ。 モモミが事務室に入ると若い男の先生と 背中に2か所、羽みたいな痕があるナースタブンネがいたよ。 私がスクールをトップの成績で卒業したモモミよ、よろしくね♪ 「あなたがモモミちゃんね、わたしはエンゼル。 これから一緒に頑張ろうね」 エンゼルちゃんがモモミに握手をしてくれたよ。 モモミに比べればトロそうだけどいい子そうね。 「ふ~ん、お前がモモミか…… 俺はイゴ、ここのドクターだ。 うちのポケモンセンターでお前が働く時間帯は お前を含め3匹のナースポケモンがいて 日曜日は全員出勤でそれ以外は交代で休みを取る。 まあポケモンセンターのシステムは前もって聞いてるだろうからいいか」 イゴ先生ってなんだか怖そう……モモミとは初対面なのに 全然スマイルしてくれないよ。 「まあいいや、午前中の業務の説明をすっか…… エンゼルは部屋を回って患者さんの汗ふきと身の回りの整理だ」 「はい、がんばります」 雑用だなんてかわいそうねエンゼルちゃん、あんまり仕事ができない子なのかしら? 「そしてモモミは……」 ウフフ♪モモミのいやしのはどうと優秀さをみたらイゴ先生ビックリしちゃうわ。 はやくいやしのはどうを見せてあげたいな♪ 「廊下と各トイレの掃除、そしてゴミ捨てだ」 えっ、何でモモミがそんなことしなくちゃいけないのよ! 私はナースよ!お掃除するためにここにきたんじゃないのよ! 「何だその目は?ああ!? ポケモンセンターは衛生が大事ってスクールで習わなかったのか?」 そりゃあ習ってるけど……タブンネの仕事はみんなを癒すことよ! お掃除なんて別のポケモンにやらせてよ! 「患者への巡回と治療は俺がやるからいいんだよ! さっさと行って来い!」 うっ、何で世界一のナースモモミちゃんがお掃除なんて…… 仕方ないからモモミはお掃除をすることになったの。 ホントはこんなことやりたくないけどイゴ先生こわいし…… うっ、次は人間用のトイレ掃除ね。 ってウンチが便器にくっついてるよ…… 何でモモミが人間のトイレをお掃除しなきゃいけないのよ…… こんな不潔なところにいたらピンクとホワイトの ラブリーボディーが汚くなっちゃうよ…… こんなことは街のゴミ捨て場をあさってるミネズミにでも やらせとけばいいのに! さて、最後はゴミ捨てね……裏のプレハブ小屋にゴミ置き場があるって エンゼルちゃんが教えてくれたけど…… ゴミ袋は食べ残しや汚物で汚れてきたないし重いよ…… 早く終わらせてナースの仕事をやりたいな…… ここがゴミ置き場ね、お正月の間はゴミ屋さんがこないから ゴミ袋が山のようにいっぱい積んであるよ。 ここにおけばいいのね。 『バン!ビビビビ……』 え?何?なんかカベのむこうから何かがぶつかるような音がしたよ。 ゴミ袋の山くずれてこないよね……? それにしてもポケモン騒がせな子がいて困っちゃう。 ゴミ袋を置いたら注意してやらなくちゃ。 『ドゴォォォォォン!!』 『ズズ、ズザザザザ』 キャアアアアア!! あれ?動けないよ…… ゴミ袋のなだれに巻き込まれちゃった… うっ、臭いし重いし最悪だよ…… モモミ何にも悪いことしてないのにどうしてこんなことに…… ホントだったら今ごろいやしのはどうで患者さんを治して みんなから褒められてるはずなんだけどな…… うっ、息が苦しくなってきちゃった。 モモミ、天国に行くのかな? こんなところで誰にも気づかれずに最期を迎えるなんて…… 悲しい一生だった……な…… ・ ・ ・ ・ ・ 「おい、おきろ?」 あれ?誰かがモモミをよんでいる? 天使さんかな…… 「おい、おきろ?」 モモミが目を覚ますとそこには緑のお顔をした汚いポケモン……ダストダスがいたの。 キャア!そんな汚い顔近づけないでよ! 「おめえ、ゴミなのか?」 ゴミなわけないでしょ!キュートで優秀なナースモモミちゃんよ! 「そんならええが、ポケモンの処分にはちゃんとマニュアルがあんだぞ? マニュアルどうりやんねえと持ってけねえぞ?」 まったく!私はポケモンナースのトレジャーよ! そんなことよりさっさとゴミを持っていきなさいよ! モモミは次のお仕事に行くわ! まったく、このモモミちゃんをゴミ扱いするなんて! こんなキュートなゴミがこの世にあるわけないじゃない! モモミは怒りながらポケモンセンターに戻ったよ。 そしてドアのところについたとき、イゴ先生が腕を組んで待ってたの。 「おい、てめぇ何サボってんだよ!今何時だと思ってんだ!」 うっ、イゴ先生怒ってるよ…… だけどモモミはサボらないでちゃんとお掃除してたよ。 遅くなったのは事故に巻き込まれたからで…… 「いいわけしてんじゃねえよ!ったく、 スクールをトップの成績で卒業したって聞いてたから少しは期待してたが 掃除もまともにできねえのかよ。 こんな奴らをナースにさせるとかスクールの連中は何考えてんだか……」 それはモモミにお掃除なんて不釣り合いなお仕事をさせるイゴ先生が悪いのよ。 モモミの真価はいやしのはどうといやしのこころよ! だからモモミには治療をさせてよ! 「まあいい、お前は今すぐシャワー浴びて全身きれいにしてこい。 その後は患者さんの食事の介助だ。 患者さんが待ってるんだ。サボるんじゃねえぞ」 ・ ・ 『シャアアアア……キュッ』 ふう、やっときれいサッパリしたわ。 やっぱりタブンネはピンクとホワイトのラブリーボディーが一番よね。 そうだ、アロマパフュームをもう一度つけよっと。 『シュッ シュッ シュッ シュッ』 ウフフ♪とってもいい香り。いっぱいかけたからゴミの臭いもこれでかき消せるよね。 さ~て、食事の介助に行こうっと♪ フフン♪食事の介助なんてちょっとナースらしいお仕事になったじゃない♪ キュートで優秀なモモミちゃんにご飯を食べさせてもらえる とっても幸せなポケモンはだれなのかしら? ケガや病気でつらい思いをしてるでしょうけどモモミがその思いを癒してあげるわね。 『トン トン』は~い、ご飯の時間ですよ~♪ 「えっ、ごはんのじかん?……ゴホッゴホッ」 モモミがお部屋に入るとそこには風邪をひいた子供のスカンプーがいたわ。 スカンプー……おしりから臭い液体を出すからみんなに避けられてる かわいそうなポケモンなのよね。 みんなから愛されるタブンネとは大違い。 だけど悲しまないでね、 モモミが風邪だけでなくあなたのすさんだ心も癒してあげるからね♪ ほ~ら、スカンプーちゃん♪あなたのご飯よ~♪ 「う、うん、いただ……クシュン!!」 キャッ!!スカンプーのくしゃみがお顔にかかっちゃった! 汚いわね!くしゃみなら誰もいないところでやってよね…… タオルタオルっと…… ・ よし、とりあえずこれでいいわ。これが終わったらもう一回シャワーね。 さ~て、さっさと終わらせましょっと♪ は~い、スカンプーちゃん♪あ~~~ 「うわっ、おねえちゃんくさい!!」 『プピュッ!』 キャアア!目がぁ!目がぁ!ジュエルのようにきれいな目が開けられないわ! それにすっごく変な臭いがするわ! ちょっとあなた!このモモミちゃんになんてことするのよ!! 「だって……おねえちゃんいろいろな においがまじってくさいんだもん……うわあぁぁん!」 うっ、うるさいわねぇ……泣きたいのはモモミよ! そもそもモモミが臭いですって? あなたにそんなこといわれたくないわよ! モモミはねぇ!アロマの香りをつけてきてるのよ! あなたよりずっといい匂いがするわよ! 「お~い、スカンプーちゃ~ん、ちゃんと食べてるかな~って くせっ!?な、何やってんだ!?」 そのあと、イゴ先生が入ってきたみたい。 モモミはまだ目が開けられないけど…… 「うわあぁぁあん!おねえちゃんが!おねえちゃんが!」 「どうしたんだ?このタブンネが何かやったのか?」 イゴ先生はスカンプーにかけよっていろいろ話しかけてるみたい。 モモミもスカンプーにひどい目にあわされたのに全然かまってくれないよ… 「よしよし、いい子だから泣くんじゃないぞ~ ほら、先生がご飯食べさせてやるから、な」 そういってイゴ先生はスカンプーにご飯を食べさせ始めたみたい。 「……モモミ……この子の食事が終わったら事務室に来い」 スカンプーの食事が終わったからモモミはイゴ先生に手をつかまれて 事務室に連れて行かれたみたい。 「まずはこれで顔をふけ、スカンプーの液がとれる」 イゴ先生がモモミの手にぬれタオルをのせてくれたから モモミはそれでお顔をふいたよ。 ・ ふぅ、ようやくにおいがとれてジュエルのような目があけられるようになったよ。 「よし、目が見えるようになったな。じゃあ俺の顔を見ろ」 どうしたのかしらイゴ先生?モモミの目が悪くなったんじゃないかって 心配しているのかし……ヒッ! 「てめぇよぉ……何スカンプー泣かしてんだ、ああ!?」『ドゴッ』 ぐうっ……おなかが……痛いよぉ…… 「痛いか?」 あ、当たり前じゃない……パパにもママにもお姉ちゃんにも、スクールの先生たちからも ぶたれたことなかったのに…… モモミに暴力をふるうなんて許されないことなのよ…… 「痛いだろ?でもなぁ、あのスカンプーの心はもっと傷ついたんだ! あの子の痛みはこんなもんじゃねえんだ!ああ!?」 『ドゴッ!ドゴッ!』 キャア!痛いよ!もうやめて!何でモモミが蹴られなきゃいけないの? モモミはスカンプーに臭いっていわれたうえに臭い液体を キュートなお顔にかけられた被害者なのよ! モモミは患者さんのためにアロマの香りをつけてきたのにどうして……? 「てめえみてぇな患者さんを傷つけるナースなんて必要ねえ! 消えちまえ!!」 『トン トン』 そのとき、事務室のドアをノックする音がしたの。 ノックの音を聞いたイゴ先生も蹴るのをやめてくれたよ、助かった…… 「ちっ……誰だよこんなときに……は~い、どうぞ~」 『ガチャ』 「やあイゴ先生、しっかりやっているかね」 「オセロ先生!どうしたんですか?」 事務室に入ってきたのは白髪のおじいさんの先生だったよ。 どうしたのかしら?イゴ先生の態度が急に変わっちゃったみたい。 「今日からここに新しいナースタブンネ君が配属になったからね、 様子を見に来たんだ。モモミ君だったかな?どうだい?」 「どうもこうもないですよ。 掃除もまともにできないうえにサボるし、食事の介助中スカンプーに 暴言を吐いたみたいで……おしおきしてたところです。 はっきりいって役立たずのゴミです。クビにしましょうクビ」 キュートで優秀なモモミちゃんを役立たずのゴミですって……? モモミの方がイゴ先生よりポケモンを癒すの上手なのにどうしてそんなこといえるの? 「イゴ先生……確かにここは他者の命を預かる失敗の許されないところだ。 しかし、気に入らないからといって即座にクビにできないことは キミもわかっているだろう」 「は、はぁ……」 あれ?イゴ先生怒られてる?ウフフ♪モモミを役立たずのゴミなんて言うからよ。 「だけどこんな奴ナースにしてたら絶対取り返しのつかないコト起こしますよ」 「だから君がいるんだろう。ナースタブンネを上手に働かせるのも ポケモンドクターに求められる大事な能力だよ。 スクールから聞いた話ではこの子はポケモンを癒すのが大好きなそうじゃないか。 どうだね?午後はキミの治療のアシスタントをやらせてみては。 この子を判断するのはそれからでもいいとおもうがね」 なんだ、オセロ先生はモモミのことわかってるのね。 「わかりました……モモミ、午後から常連さんの予約がはいってるんだ。 その方のポケモンを世話をしてもらうぞ」 イゴ先生もやっとモモミに治療をさせる気になったみたい。 「そうだ、自己紹介をモモミ君にしてなかったね。 私はオセロ。この地域全体のポケモンセンターの指導、管理をしている者だ」 ってことはイゴ先生よりずっと偉い先生なのね。 その偉い先生が優しい先生でよかった♪ 「君はポケモンの治療をしたくてしたくてしょうがないようだね。 だけどね、君が何をしたかは知らないが患者さんの心を傷つけてはダメだよ。 君は午後の仕事をする前にスカンプーに謝りにいきなさい。 それをしないと午後の仕事をさせてあげないよ」 そんな……モモミは何も悪くないのに…… 「たとえ向こうに非があったとしても君が謝りなさい。 君から謝ることでそのスカンプーはずっと心が楽になるだろう。 入院している患者さんにとって居心地のいい環境をつくることも ポケモンナースの大事な仕事だよ。 さあ、私も一緒に謝りにいってあげるから」 しょうがないわね、オセロ先生がそこまで言うなら謝りにいってあげるわ。 ・ ・ そしてモモミとオセロ先生はスカンプーに謝ったよ。 スカンプーは気にしてなかったみたい。 ウフフ♪これでやっとポケモンの治療ができるのね♪ さ~て♪午後の仕事の時間よ♪ オセロ先生は次のポケモンセンターに行くって帰っちゃったけど イゴ先生は約束通りモモミを診察室に連れて行ってくれたわ。 モモミの優秀さを見せつけてあげるわ♪ 『ガチャ』 「は~い、イゴちゃ~ん☆ウチのポケモンたち今日もヨロシクね~☆」 「おうリュウイチ、相変わらずだな」 そしてお化粧をした男の人が入ってきたよ。 「モモミ、この人が予約を入れたドラゴン使いのリュウイチさんだ。 ちゃんと仕事しろよ」 「あらモモミって……新しいコ?大丈夫なの?」 「こいつはポケモンを癒すのが大好きらしいからな。 いつもはエンゼルにやらせてたが今日からはこいつにやらせるさ。 「ふ~ん、まあいいわ☆出てらっしゃい☆みんな☆」 そういってリュウイチさんはポケモンを出したよ。 リザードに、チルットに、クリムガンね♪ みんな元気そうだけど……そんなにいやしのはどうを受けたいのかしら? 「よ~し、リザードにチルットはこっちにおいで~」 あれ?何でイゴ先生がポケモンを診るの? モモミにやらせてくれるんじゃなかったの? 「タブンネ、アタイの肌をはやくケアしなさいよ!」 そのときモモミを呼ぶ声がしたよ。 振り向くとクリムガンがマットに寝転んでいたわ。 「新米ちゃん☆あなたはこのコのお肌をケアしてあげてね☆」 リュウイチさんがモモミにお願いしたよ。 よ~し、世界一のいやしのはどうをかけてあげるからね♪ 『パアアアア』 ウフフ、これが世界一のいやしのはどうよ。 気持ち良くて癒されるでしょう? 「ねえ、アンタ何やってんの?」 だけどクリムガンはモモミに怖い声で話しかけたよ。 癒してっていわれたから癒してあげてるのになんでそんなこと言うのよ! 「アタイはケガしてないからそんなものは必要ないわよ! あれでアタイの肌を磨くのよ!」 そういってクリムガンはテーブルに置いてあったタブンネサイズの手袋を指さしたわ。 その手袋はザラザラしてたよ。 「新米ちゃん☆その手袋でクリムガンの全身の古い角質をとってあげてね☆ そうしたら新しいきれいなお肌がでてくるのよ☆ こればっかりはいやしのはどうでも機械でもできない手作業なの☆」 えっ、まさかイゴ先生最初からモモミにクリムガンの肌磨きをさせる気だったの? モモミに治療をさせる約束を破るつもりなの? 「何だ?怒った顔しやがって。 俺は常連さんのポケモンの世話をさせるとしか言ってないぞ? それをお前がケガの治療と勘違いしただけだろ。 その仕事はクリムガンの肌を癒すことだ、お前の大好きな癒しだぞ? 文句があるならエンゼルにやらせている掃除と交換させるぞ?」 うっ……お掃除なんてやりたくないし…… さっさと終わらせて他のお客さんのポケモンを癒してあげるわ。 『ゴシゴシ……』 モモミはグローブでクリムガンのお肌をこすり始めたよ。 「もっと力をいれなさいよ!」『バン!』 ぐっ……それなのにクリムガンがしっぽでモモミの背中を叩きつけたの。 癒してもらう立場なのに何でこんなに偉そうなのよ…… あなたみたいな変な顔のポケモンがお肌を磨いたって何の意味もないのに…… 『ゴシッ ゴシッ』 だけどモモミはこのクリムガンをさっさと帰らせて他のポケモンを治療するため 力いっぱいクリムガンのザラザラお肌をこすったよ。 だけど疲れて手が止まったりするたびにしっぽでモモミをぶつの。 リュウイチさんとイゴ先生はいつの間にか別室でチルットたちの世話をしてたから モモミがひどい目にあってるのを気づいてくれないし…… モモミの目からはクリスタルのような涙が出ていたわ。 ・ ・ 「よし、もういいわ、アンタ初めてにしては上手じゃない。 また近いうちケアしてもらうからちゃんとやるのよ」 はぁ、はぁ……ようやく全身をこすり終えたわ。 ず~~っとこすってたから腕の筋肉がとっても痛いよ…… それにピンクのラブリーな背中はクリムガンのしっぽでヒリヒリするよ。 なんでナースをやってるのにこんな傷だらけになっちゃうの? 「おし、ご苦労だったなモモミ。もう今日は帰っていいぞ」 気づいたら勤務時間が終わってたからモモミは地下の寮に帰ったよ。 結局今日のお仕事はお掃除と食事の介助とクリムガンの肌磨きだけだったな……。 汚いし、危険な目にもあうし、きついだけで 思ってたナースライフと全然違ってたよ…… だけど、モモミがキュートで優秀なナースなのは間違いないわ♪ 明日こそはいろんなポケモンを癒してみんなに感謝されてみせるわ♪ 1日目 おしまい モモミちゃん 2日目
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ガールフッド / GIRLHOOD 【ガールフッド】 恋をしてあたしの世界は輝き始める。伝説の乙女のバイブルが待望のアニメ化だよ! ガールフッド / GIRLHOOD その他関連 収録作品 関連リンク ポップンミュージック15 ADVENTUREで登場した楽曲。担当キャラクターはみっちゃん。 ロクブテ / 水玉フミッパーズ BPM 178 5b-12 N-20 H-30 EX-【15】38 ⇒ 【18】37 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA × 26 36 43 あの伝説の少女マンガ「ロクブテとクローバー」のアニメ主題歌という設定で中学生レベルの恋愛を意識した、アッパーなポジティブソング。少女マンガにはよくある、とある朝の登校中に曲がり角で少女と青年がぶつかってしまうが、その青年を見て胸キュンになったというシチュエーションを題材にしている。そんなわけで作曲が前作のフィーバーロボでもおなじみの八戸亀生羅が担当しているが、どことなくIIDX GOLDのsmileと微妙に似た感じがする(八戸亀生羅=wacだから当然か)。軽快なギターとふみっぱ・ヒロヨン・みゅンキチの3人による内気な少女の気持ちを歌った歌詞はどことなく心に伝わってきそう。曲の冒頭の時報の音はいかにも朝7時を意識したかのような演出といえよう。アーティスト名の由来がオーディションを受けた少女が水玉を着ていたことであり、わんぱくさを意識しているとのこと。 アップテンポでリズムに乗りやすいが、ハイパーは細かく「<」を右手で要求されるので、右手が弱い人は注意したい。それ以外は基本同時押しで、小階段に慣れればフルコンボも狙いやすい方か。EXは同時押しが少々忙しくなりサビの2重小階段が難所を除けば、Lv38にしては案外楽な印象。ノーツがBPMの割にはそこまで多くはないので回復しやすいが、全体的に忙しく、ところどころで出てくる細かい「<」押しor階段+同時押しでゲージを削られないようにしたい。 その他関連 メダルゲーム「スピンフィーバー第2章」および「スピンフィーバー3 夢幻のオーケストラ」にBGMとして使われている。e-AMUSEMENT PASSを使うことで、フィーバーゲーム時のBGMを他のBEMANI曲を含めて変更できるようになる。「第2章」ではオンラインアップデートにより途中から追加。 2017年のエイプリルフールのネタとして出た「BEMANI dear Girl s」において、ライブで披露していたのが男性ボーカルでのこの曲である。→https //www.youtube.com/watch?v=XnHtO08aEeE feature=youtu.be ポップン15に収録されている新曲。曲名はロクブテで担当キャラはみっちゃん、アーティスト名は水玉フミッパーズ。フィーバーロボを手がけた八戸亀生羅さんが作曲を担当している。 収録作品 AC版 ポップンミュージック15 ADVENTUREからの全作品 CS版 ポップンミュージック ポータブル 関連リンク wac 楽曲一覧/ポップンミュージック15 ADVENTURE
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プロフィール 名前:ソーシャ 性別:女性 年齢:16? 異能:「少女の電脳逃避行」(トータル・ダークネス・デスティネーション) 自分の意識をソフトウェアに変換し、電脳世界で自分の意志のままに行動できる。ウイルス除去にハッキング、クラッキングもお手の物。 概要 いつも明るく騒がしい悪戯好き。しかしそれは空元気であり、明るいのも素ではあるがどこかで冷静な暗い思考をしている。 実態 本名:青柳 セカイ/アオヤギ セカイ (元の肉体の)身長:176cm 異能発動中に自身の体が死に至り電脳世界から出られなくなった。とある作品の推しと異能が似ているらしく、自分を忘れない為に自分が好きだったもの、つまり推しのエミュをしているうちにエミュと自我が同一化した。