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おかしな二人 オオサカの市庁舎、その市長室の高級そうなソファーに 気だるそうに腰掛けながら一人の女性が煙草を燻らせていた。 紅いスーツに白い眼帯、傍らに無骨なマシンガンを携えた 少しスレた感じのするその女性の名は五十嵐紅美。 香辺、征嵐学園の番長であるB能力者である。 寛ぐと言うよりは思いっきりダレながら ソファーに背もたれて口を開く。 「めんッッッッッッどくさいわ、ホンマ!」 大量の白い煙を吐き出しながら開口一番に文句をたれる。 既に市長席に(勝手に)置かれた灰皿は吸殻で 満杯になっており、その上に問答無用でドンドンと 新しい吸殻が積み重ねられていく。 「殺し合いとか知らんわ、んなもん。 やりたい奴等でやれっちゅうねん!!」 苛々としながら紅美はひたすらに煙草に火をつけていく。 やる気が無い。 とことん無い。 何で呼ばれたのすら分からない。 「…ったく、アタシは急がしいっちゅうに 余計な事してる暇なんてないねん」 それも当然といえるかもしれない。 香辺独立のみを考える紅美にしてみれば 偉い迷惑でしかないのであるから。 「勝手にやってドンドン減りぃ、 アタシは最後の漁夫の利で終いや」 外の景色に目を向けて紅美はボソリと呟く。 立ち上がり、窓から外を眺める。 外の景色は生まれ育った香辺に良く似ている。 それ故に此処からの眺めはどこか落ち着かせてくれる。 「ちっちゃいわ……本当、ちっちゃいわ…」 高層ビルから見下ろす景色はパノラマ模型を見ているようで 紅美の胸に幾つかの思いが交錯する。 足元に目を向けた時、この市庁舎に誰かが入ってくるのが見えた。 「チッ」 舌打ちをし、置いておいたマシンガンを拾い上げる。 予備の弾倉を確認し、紅美は市長室の扉を開ける。 「こっちはやる気ないっちゅうに…… 勘弁しぃや」 渋々と言った感じで紅美は動き出した。 ☆ ☆ ☆ ☆ 少年とも少女とも取れる一人の人間が走る。 便宜上、面倒くさいので仮に少女で統一しておくとして、 少女、坂本龍馬は目を輝かせて目の前の巨大な建物へと駆け込んだ。 「う、うおぉぉぉぉっ!? でっけえぇ!! それに広えぇぇぇっ!!」 見るもの全てが珍しいといった感じで 龍馬は周囲の物を意味無く叩いてみたり、 飛び乗ってみたり、ビビッてみたりしている。 猿か。 第一にして龍馬がこの市庁舎に入ってきた理由も 「何かでかくて、偉そう」というしょうも無い理由なので 仕方が無いといえば仕方が無い。 JAPANの地獄穴がある故に鬼が溢れ、 世捨て人、捨て子、疵物、ノロイつきが捨てられる 廃棄場、死国の生まれである龍馬にしてみれば ここオオサカはただあるだけで某ネズミの夢の国並みの ドリームワールドなのである。 まぁ、オオサカにも遊園地はあるけれど。 要するに田舎者、超ド田舎の。 「っかぁ~!! ゴンに美禰、 あとついでに譲にも見してやりてぇなぁ!!」 応対用のテーブルに寝っころがりながら、 ついでに勝手に茶菓子を摘み始める。 「ゴンはさっきのに良くわかんねぇけど見えたから 無事なんだろ、多分」 ハニービルにて映し出された映像に親代わりの ゴンの姿は確認できた。 他の二人も多分無事に違いない。 ならば、龍馬がする事は一つである。 「用は全員ぶっ殺せばいいって事だろ、 やってやろうじゃん!」 拳を突き上げて、今はここにいない仲間に誓う。 「残念やな、お前がいっちゃん最初の脱落者や!」 その宣言を嘲笑う様に声が聞こえ、 同時に何丁もの鉄砲を同時に撃ち始めたような音が響き渡る。 「うぉっ!!」 慌てて、その場を転がり身体を逸らす。 テーブルから落ちて背中を強かに打ったが、 止まらずに事務机が並ぶ奥へと飛び込む。 「……痛ってぇ~、何だよ、クソッ!」 背中を擦りながら、身を隠しつつ 自分へと発砲(?)した者へと視線を向ける。 「何時までもアホなことしとってくれたからに 探す手間ぁ省けたわ、そんじゃあ…」 階段らしき場所の壁の死角から声が聞こえ、 ちらりと紅い衣服が見える。 龍馬がもう少し姿を確認しようとした時、 襲撃者は同時に身を乗り出した。 紅い衣服に白い眼帯、ボサボサとした長髪の女性が 手に見たことも無い鉄砲を構えている。 「死ねや!!」 「やべっ!?」 直感的に危険を察知して龍馬は走り出す。 先程まで龍馬が隠れていた場所が無数の発砲音と 共に吹っ飛ばされる。 「うおぉぉぉぉっ!?」 後ろを見れば次々と吹っ飛ばされていく机や椅子に 焦りつつ、とにかく突っ走る。 後を追う様に向けられる照準をギリギリで避けて 今度は柱の裏へと飛び込む。 「……ハァッハァッ…ちょ、ちょっとたんま、 それ反則、マジで反則!!」 息を切らせつつ、襲撃者に向かって抗議する。 「アホか、反則もナニもあるかい!」 「あぁ、そりゃそっか!」 ポンと手を鳴らしつつ、龍馬が納得する声を聞いて 襲撃者である五十嵐紅美は呆れる。 「堂々と『自分は危険人物ですよ』したり、 今も気ぃ抜いといたり、自分ホンマもんのアホか?」 だが、だからといって見逃すほど甘い女ではない紅美は速やかに 次の狙撃ポイントへの移動を始める。 その気配を察知して龍馬も考えを巡らす。 (真正面から行ったら、それでオジャン。 如何したもんだか……) 自分の装備品は刀とクナイ、 あの武器と戦うには心許なすぎる。 かといって、見逃してくれそうな相手でもない。 (やべ、八方塞じゃん…) そこで倒れて散らばる物に目を向ける。 「こうなりゃ、破れかぶれだっ!!」 クナイを節約するために目に付くものを手当たり次第に 紅美に向かって投げつける。 「…チッ! ガキかホンマに。 往生しぃや!!」 次々に目の前を飛び交う文具やら机の脚やらなんかの部品やらに イラつきつつ、紅美も龍馬に向かって引き金を引こうとして 飛んできた物体に目を丸くする。 紅美のスーツと同じくらい紅い物体、消火器である。 既に指は引き金を引いている、止められない。 「しもた、アカ――」 発砲音が鳴り、銃弾が無数に飛び出す。 直進するそれらはその進路を妨害する物にめり込み破壊していく。 それはあの消火器も例外ではなく。 破裂音と共に周囲の景色が一瞬にして白一色に染まる。 内部の消化剤がぶちまけられた結果である。 「なんかしらねぇけど、チャンス?」 初めて巡って来た好機に龍馬は俊敏に動き、 煙幕の中へと身を隠す。 龍馬の姿を見失い、紅美が今までとは逆に焦りを覚える。 (拙い、アタシは硝煙やら何やらで臭い過ぎる! クソッ、早よ離れな……) 周囲を走る音が聴こえる。 焦る紅美は上手くそれを捕捉する事が出来ない。 「見つけたぜッ、あんた煙臭過ぎ!」 声と同時に白い煙幕を縫って龍馬が飛び出す。 「チィッ!」 「貰いッ!」 龍馬の刀が、 紅美のマシンガンが 交錯する。 ………………………。 龍馬の刀は紅美の喉元に。 紅美のマシンガンは龍馬の腹に押し当てられている。 「どないする? 我がやる気なら道連れや」 紅美は喉元に当てられた刀に目を向けつつ、 不敵な笑いを浮かべる。 だが、その額からは一滴の汗が垂れている。 それは龍馬も同様であり、 互いに動く事が出来ない。 お互いに死ぬ訳にはいかないから、 相討ちは最悪の結果でしかない。 互いに微動だにせず、 時間だけが流れる。 何時までも続くかと思われたそれを 先に打ち破ったのは紅美であった。 「……オマエ、アタシと組まへんか?」 「……ハァ?」 紅美の提案に龍馬は眉を顰める。 それを意に介さずに紅美が続ける。 「まぁ、聞きぃ。 本来ならアタシが10:0でオマエの事、 ぶち殺してた筈や。 それが今じゃ、この様。 オマエには運が付いとる」 紅美の言葉に真意は分からずとも心中で龍馬は同意する。 はっきりいってこの状況は奇跡でしかない。 「オマエもアタシも死ねへん。 なら、この際、手っ取り早いのは 手ェ組んで水に流す事や。 そう思わへんか?」 龍馬は考える。 はっきりいって紅美は怪しい。 いきなり発砲してくるような奴である。 だが、一方で言っている事もまた正しい。 (さて、如何しよっかな?) ドクン。 思案する龍馬に不意に訪れる異変。 身体が、熱い。 (やっべぇ、こんな時に!!) どんどん血が滾る。 自制も暫くすれば効かなくなり始めるはずだろう。 仕方なく竜馬も覚悟を決めた。 「分かった……でも条件がある」 龍馬の言葉に紅美の口元がニィッと歪む。 「何や、言うてみ?」 「やらして」 さっきまでとは違う意味での沈黙。 両者共に既に武器を降ろしている。 「あかん、耳がおかしぃなったかな? もう一度、言うてくれへん?」 「だからやらして」 「……おまっ、そっちの気ェか!?」 紅美が顔を歪めつつ、若干後退りする。 「違うって、ホレ」 紅美の手を取り、龍馬はそれを自分の股間へ持っていく。 チーン。 紅美の手がその少女に似つかわしくない異物の感触を覚える。 「……ハァ?」 「いや、だから」 チーン×3 「揉ますなッ!! だ、大体の事情は分かったわ」 龍馬の手を振り払い、若干眉を顰めつつ 紅美が龍馬の言葉の意味を悟る。 まぁ、文字通りの意味である。 「けったいな条件ぬかしおるからに…… ホンマにそれでえぇんやな?」 「良いの!?」 まるで遊びをねだる子犬の様な表情で龍馬が紅美に迫る。 それに対して紅美は頭をボリボリと掻いて 仕方なさ気に呟く。 「提案したんわ、アタシや。 それが条件言ぅなら、しゃあないやろ……」 「んじゃ、早速。 そろそろ俺も限界」 「しっかし、変わっとる奴やな自分。 よぅもこんなタッパぁあるコレモンとやりたがるわ」 自分の右目を指差し、紅美は自嘲気味に笑う。 「えっ? そんなん普通じゃん?」 あっけらかんと龍馬はその言葉を流す。 死国という過酷な環境で過ごしてきた龍馬にとって 紅美のそれは日頃見てきたものと何ら変わりは無いのである。 「まぁ、いいわ。 そこまで言うならどこまでやれるか 試してもらおうやないか」 <キングクリムゾン!……エッ!マジで!? 事を終えて、興奮状態から醒めた龍馬を 紅美は自分の胸の上からどかす。 「……終わったんなら退けや、 ったく変わった身体したやっちゃな」 行為に至る前に突然興奮しだした龍馬に 大体の事情は聞いたが紅美にしてみても 開きたくもない新世界の扉を開いてしまったわけで、 もうそこらへんは如何でも良くなっていた。 「…あぁ~、そういや俺、龍馬。 坂本龍馬」 とても今更間のある自己紹介である。 しかも当の本人が紅美にどかされた状態のまま しかも片手で紅美の胸を揉んでいるから 尚更しまらない。 「揉むなっ! 何やねんな… アタシは五十嵐紅美や。 そんじゃ、よろしく頼むで龍馬」 起き上がり、服を羽織り始める紅美の背後に こっそりと周り、龍馬は両手で紅美の胸を鷲掴む。 「おう、任せとけっ!」 「……揉むなちゅうとるやろ!」 下品な笑いを浮かべる龍馬に鉄拳制裁を食らわす紅美であった。 【ハルセ/一日目・朝】 【五十嵐紅美@大番長】 [状態]:健康、半裸 [装備]:マシンガン [道具]:支給品一式、不明支給品×2 [思考]:1.龍馬と二人で優勝を目指す 2.まぁ、最終的には裏切る 【坂本龍馬@戦国ランス】 [状態]:健康、全裸 [装備]:刀 [道具]:支給品一式、クナイ(10本)、不明支給品×1 [思考]:1.紅美と二人で優勝を目指す 2.まぁ、最終的には裏切る 【クナイ@戦国ランス】 龍馬が使っていたものと何ら代わりの無いもの。 特殊な効果も無い。
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登場人物「か」行 ①各キャラの項目はあいうえお順に記載して下さい。 ②分かりやすさ重視のため旧wikiの様なテックスペック形式・関連キャラクターへのリンクは廃止(情報の記載は自由)。リンクを付加したい場合はBBSにてご要望頂くか各自自己責任での編集をお願いします。 ③編集の際は編集用テンプレートを参考に項目を書き加えるといいかも。 ④備考欄は自由に書き足して構いませんが、ページの容量制限を超えた場合ページを分割してご利用下さい。 登場人物50音順索引へ 登場人物「あ」行 登場人物「さ」行 登場人物「た」行 登場人物「な」行 登場人物「は」行 登場人物「ま」行 登場人物「や」行 登場人物「ら」行 登場人物「わ」行 登場人物「英数」行 登場人物「か」行 「か」行風見みずほ 加藤茉莉香 カナン 鏑木・T・虎徹 唐沢としゆき 河城にとり 「き」行城戸信司 木村夏樹 霧雨魔理沙 ギルガメッシュ キャプテン・アッシュ キョウスケ・ナンブ キョン子 「く」行草薙剣児 グランドコンボイ グラハム・エーカー クリフ(G1) グレイス クロームドーム 「け」行 「こ」行コブラコマンダー コンボイ(G1) ゴング(G1) 「か」行 風見みずほ 【サブ・ネタ】 【教師、辺境惑星駐在監視員】【宇宙人(人間型)】【女性】【銀河連盟、Vサイバトロン】 【登場作品:おねがい☆ティーチャー】 スターセイバーの依頼でVサイバトロンの補佐を行うべくやって来た銀河連盟の役人。年齢に合わないあどけない表情とは裏腹に抜群のプロポーションを併せ持つ眼鏡美人。 年齢は自称17歳だがどう見ても外見年齢XX歳であり、歳の事をツッコむとひたすら誤魔化したりキレたりする。当スレではこう見えても何かと謎の多いスターセイバーの妹であり、御子神リコの叔母に当たる。 大人しく落ち着いた性格なのだが見た目より感情の起伏が激しい一面がある。ポッキーが好物で口癖は「最優先事項よ!」。主に専用宇宙船「まりえしーる」のシステムを利用した電子戦を担当する事がある。 よほど飢えていたのか、彼氏である「草薙桂」を引きつれ駆け落ち(逃避行)を敢行した。しかも最近では素性を隠しJKになって銀河連盟の監視を誤魔化している…が、最近では駆け落ちに成功したのかあまり姿を見せない。 加藤茉莉香 【固定】 【宇宙海賊(私掠船免状所有)】【人間】【女性】【ZEXIS】 【登場作品:ミニスカ宇宙海賊】 『インキュベーター事変』にて犠牲となったある人物と入れ替わりに現れた宇宙海賊(女子高生)。宇宙海賊船『弁天丸』の船長。 実際はその人物が『インキュベーター事変』の影響で生まれ変わった姿こそが彼女である。その一番の証拠がその人物の”相方”であった『ヒーローマン』と共に行動を取っている事であったが、最近になって本来”彼”が持っていた『増幅者』の能力がスタンド能力であると判明した。 素行優良で明るい性格だがその反面何処となくヌケている面やドライな一面も。まだ女子高生であるが故に未熟な所もまだまだ見受けられる。嗜好が歪んでいるのかは不明だが鏑木・T・虎徹に好意を寄せ、後妻の座を必死に狙う。 大体はミニスカート着用。太ももがあまりにも肉付きがよい為『ムチ子2号』という不名誉なあだ名を付けられている。 カナン 【固定】 【闘争代行人】【共感覚保持者】【女性】【NEST】 【登場作品:CANAAN】 オートボットの依頼を受けてふしぎ星にやって来た「鉄の闘争代行人」。あらゆる戦闘技術と銃器の扱いに長けた戦闘のプロ。 TFのスパークを色で視ることができる「共感覚」の保持者であり、発声装置の損傷で声が出せなくなったバンブルビーの感情を読むことができた唯一の人間。その縁でバンブルビーと組むことになり、現在に至る。 普段は鷹揚な性格であり、一見は普通の少女に見えなくもない。バンブルビーのほかキノや河城にとりは彼女の「友達」であり、とても大事にしている。 伝説の傭兵スネークの弟子の一人。なお彼はG1コンボイと戦友でもある(『ドリームミックスTVワールドファイターズ』より)。そのためサイバトロン同士の縁から話を伝え聞いたオートボットにより、彼女の共感覚がオートボットと人間の同盟(アライアンス)に大いに必要だということから依頼を受けた。 鏑木・T・虎徹 【固定】 【落ち目のベテランヒーロー】【NEXT能力者】【男性】【アポロンメディア】 【登場作品:TIGER BUNNY】 アポロンメディア社所属のベテランヒーロー『ワイルドタイガー』。『5分間だけ全身体能力が100倍になる』NEXT能力【ハンドレッドパワー】を駆使して戦う。決め台詞は「ワイルドに吼えるぜ!」 正義感が強く、自らのヒーロー像に確固たる信念を持っている熱血漢であるがどこかズレているためマダオと称される事も少なくない。大雑把でよく物理的な破壊を(不本意に)行う反面、年長者として頼もしい一面も併せ持つ。 【鏑木楓】という9歳になる娘がいるが妻とは5年前に死別。相方のバーナビーとは衝突しながらもお互い上手くやっている。 かつて超人兵士スパルタンとして銀河連盟の下で活動していた経験があり、故に政府の偉い人のやり方を快く思っていない。最近、面倒見の良さと経験を評価されブレイブフォースの司令官の座に就いた。 唐沢としゆき 【サブ・ネタ】 【よく分からないけど器用な奴】【人間】【男性】【特になし】 【登場作品:男子高校生の日常】 加藤茉莉香や丹童子アルマの同級生。常に帽子を被り無表情だが親切でお人好し。 謎が多い。唐沢という苗字なだけにKARASAWAを造っていたり、武器商人と繋がりがあったり、挙句にはACすら乗りこなす。 最大にして最凶の弱点は羽原。彼女の事は彼女自身がメズールと融合する前から忌み嫌っており、如何なる状況だろうと彼女がデレるたびにもんじゃの様なものをこれでもかと言わんばかりにゲロる。その原因は『アークデーモン』と呼ばれていた頃の羽原に洒落にならないほどのトラウマを背負っているためである。 河城にとり 【固定】 【メカニック】【河童】【女性】【NEST】 【登場作品:東方project】 突然、幻想郷からふしぎ星に放り出されてしまった河童の少女。なお、河童といっても外見的には人間と大差ないが幻想郷じゃよくあること。 基本的には少し人見知りな性格だが、一度親しくなると非常に人懐っこい。 河童は幻想郷では製鉄、技術に通じているらしく、彼女もまたメカニックに精通しているため、NESTの民間協力者という形でカナンやバンブルビーに協力している。 アルマダサイバトロンの整備士少女寒凪乃絵留とは非常に仲が良い 女の子好きな一面もあり、一部からは『エロガッパ』と評されることも多々ある。 首にぶら下げた鍵には、河童族に古くから伝わっていた『キューブの欠片』が融合しており、微弱ながら創造の光を放つことが稀にある 「き」行 城戸信司 【固定】 【雑誌記者】【人間】【男性】【無所属】 【登場作品:仮面ライダー龍騎】 ふしぎ星や旧世界の謎を追い続けるフリーの記者。困っている人は見捨てて置けない優しい青年。 なのだが、今ふしぎ星にいるのは、旧世界消失の際に彼の記憶が彼とよく似た高校生【神山高志】と融合してしまった結果生まれた存在。 本人も自分の記憶におかしな点がある事には気づいているが、真相を知るまでには至っていない。 木村夏樹 【固定】 【アイドル・仮面ライダー】【人間】【女性】【UX】 【登場作品:アイドルマスター・シンデレラガールズ】 ロックをこよなく愛し、リーゼントがトレードマークで色んな面で男らしい女の子。 元々地球に居た頃からの仲である多田李衣菜と共にステージなどで歌っていたが、2人組のアイドルユニット『ロック・ザ・ビート』として活動してからはアイドルらしい仕事も増えた模様。 アイドルになる前から仮面ライダーフォーゼとしてふしぎ星へやってくる以前から活動しており、アイドル活動は覇道財閥が設立した『覇道プロダクション』にスカウトされてから始めた。 キョン子達の姉貴分として常に前向き思考であるが先輩ライダーのサイ・アーガイルが気になる様で、様々なアプローチをかけている。 霧雨魔理沙 【固定】 【普通の魔法使い】【人間】【女性】【なし】 【登場作品:東方Project】 幻想郷出身の魔法使い。盟友の河城にとりと一緒にふしぎ星へ飛ばされてきた。 細かいことを気にしない性格。思ったことをすぐ口に出す半面、裏表がないので「男前」と称されることが多い。そのため彼女に惹かれている少女も結構いるが、本人は性癖的には至ってノーマル。 しかし無自覚に女の子を褒めたり口説いたりするのでタチが悪い。 パチュリーから今まで借りていた本を返したがその倍の量の本を借りるという外道行為を行なった事がある。 能力は「魔法を使う程度の能力」。 ギルガメッシュ 【サブ・ネタ】 【英雄王】【黄金のサーヴァント】【男性】【なし】 【登場作品:Fate/stay night】 アルトリアを追ってやってきたある種のストーカー(本当はサーヴァント)。一人称は『我』と書いて『おれ』。愛称は『ヒデオ』。 英雄王としての高飛車な性格ゆえか性欲旺盛で見境なく女性を襲う悪癖があり人前で抵抗なく裸を曝け出す。しかしそれら一連の行動と一部以外引き締まった肉体が総ての『羅漢』を惹き付け惚れさせてしまうという最悪な状況を招いてしまった。 その為、出現する毎に大量の羅漢に襲われ、掘られ、孕まされ、爆死させられるのが彼の日常となってしまっている。 特徴は金色の鎧。でも体の一部にはより厚い鎧をまとっている(脱いだら沁みて死に至る)。羅漢はそこに挿入・中出しする事で彼を妊娠させてしまう。 最近になって、元々一つの身体であったものが上下に分断された挙句下半身が変態のう●こから受肉し今の彼になった…という最悪の説が浮上した。スタジオ●ィーンであろうとUF● TAB●Eだろうと彼は彼、故に掘られるのだ。 キャプテン・アッシュ 【固定】 【宇宙海賊】【人間(スーパーパイロット)】【男性】【宇宙海賊ビシディアン】 【登場作品:機動戦士ガンダムAGE】 宇宙連合議会の活動を影から支える宇宙海賊のキャプテン。愛機ガンダムAGE-2ダークハウンドを駆り戦場に立つ事もあるスーパーパイロット。 その正体はフリット・アスノの息子アセム・アスノ。ヒヒ爺と化した父とは袂を分かち独自に活動しているが彼の元にいる息子のキオの事には気を病んでいるらしい。 やむを得ない事情があったとは言え妻子を捨てた事や多数の浮気疑惑からマダオ呼ばわりされる事もある。最近妻と和解したらしいがそれはそれでまた大変な目にあっているらしい。 不義の子であるアリーサ(娘)には流石に自分が父親であることは明かせないもののそれとなく気をかけて成長を見守っているようだ。 キョウスケ・ナンブ 【固定】 【連邦軍中尉】【普通の人間】【男性】【地球連邦軍&宇宙連合議会】 【登場作品:バンプレストオリジナル】 連邦軍から宇宙連合に出向してきたPT乗りの士官。だが実際は博打絡みで問題を起こしたらしく厄介払いでこちらに送られた事情もあるらしい。 分の悪い賭けが大好きな重度のギャンブラーだが博打さえ絡まなければまともな人間であり貴重な指揮の出来る人材である。 キョン子 【固定】 【レイオニクス】【人間】【女性】【UX】 【登場作品:涼宮ハルヒの憂鬱二次創作】 覇道財閥に保護されふしぎ星へとやってきた少女。 彼女が持つ能力によって数々のトラウマを持っていたが大十字九郎やプリム・マキーナらと出会い明るくなった。それ以降も様々な挫折を味わったが獅子座の十二宮Xレアである獅機龍神ストライクヴルム・レオことルージ・ファミロンと共に乗り越えている。 テレパスと呼ばれる一種の超能力者かと思われていたが実は怪獣を操る力を持つレイオニクスで、伝説のレイオニクスであるレイと一心同体となり伝説のレイオニクスの後継者となった。 使用怪獣はレイの物を引き継ぐ形でゴモラ、リトラとなっている。 プリムに勧められてバトルスピリッツと言うカードゲームを始め、今では数多くのバトル仲間も出来るほど。 UXメンバーの大半が彼女と関わっており、ある意味でUXの創設者と言えるかもしれない。 「く」行 草薙剣児 【固定】 【鋼鉄ジーグ(新)】【男性】【ZEXIS】 【登場作品:鋼鉄神ジーグ】 ゲッター線に対するカウンター『磁偉倶』の力を宿した新世代の鋼鉄ジーグを駆る男子高校生。星座カード『インディアン座』に選ばれ地球からやって来た。 ハイパーモーターバイクの現役チャンピオンにして武道百般に長けているが、今時珍しいぐらいストレートな熱血漢かつドスケベ。当然の如く頭は悪い。通っている学校の関係上丹童子アルマや加藤茉莉香とよく行動を共にする。 彼の駆るジーグは旧型のそれとは違いハイパーモーターバイク『雷鋼馬』が頭部に変形するものであり全体的にシャープな造詣。彼本人はサイボーグではなく地球人と宇宙人のハーフ。 プロ級のおっぱいソムリエである。おっぱいだけで簡単に篭絡してしまいがちだがちゃんとそれ以外の要素を見極める力も…あるにはある。 グランドコンボイ 【固定】 【総司令官】【男性】【SLサイバトロン】 【登場作品:トランスフォーマースーパーリンク】 善神プライマスの命令でふしぎ星にやってきたSLサイバトロンのリーダーであり大型トラックに変形する他複数の合体形態を持つ。 その合体機構の皺寄せを喰らったドスコイ体系のせいでファッティマス、曙などと呼ばれていたがそのコンプレックスを自らSUMOUを会得した事により克服したらしい。 司令官らしく一見冷静で穏やかだが本性は戦闘狂でありコンボイの名の通りロリコンでもある。(ただし触れ合うよりも成長を見守りたい方向で抉られせている) 【高町なのは】は彼女が幼い頃に共に戦った戦友でありそれが縁で彼女をふしぎ星に招集する事となった。 グラハム・エーカー 【固定】 【地球連邦軍少佐・ソルブレイヴス隊隊長】【男性】【ソルブレイヴス隊・UX】 【登場作品:機動戦士ガンダムOO】 ある事情で漂流してしまったキョン子・プリム・ルージを救い、カティ・マネキン准将の指示でふしぎ星へとやってきた連邦軍の少佐。 グラハム機を含む6機の可変型MSブレイヴで構成されたソルブレイヴス隊の隊長でもあり、良識を持つ軍人として彼の部下やファイヤーコンボイ達に信頼されている。 かつてガンダムに執着していた時期があり独断行動等を繰り返していたが今は鳴りを潜め、ソルブレイヴス隊の部下や他の仲間を思いやる人物となった。 クリフ(G1) 【非固定】 【戦闘員】【男性】【G1サイバトロン】 【登場作品:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー】 G1サイバトロンで一番血の気の多いミニボット。ポルシェにトランスフォームする。 とにかく攻撃的であり、彼にとっての『赤』は『血の赤』を意味する。相手を『血祭り』にあげる事に生きがいを感じており、常に敵を惨たらしく始末する方法を取ろうとする。 その物騒な性格からアイアンハイド(G1)とは非常に気が合う一方で、リジェ(G1)とは中々ウマが合わない様子。 グレイス 【非固定】 【伝説のプリンセス】【女性】【おひさまの国】 【登場作品:ふしぎ星のふたご姫】 ファインとレインの先祖にしておひさまの国の伝説のプリンセス。かつておひさまの国の輝きが消えそうになった際にプロミネンスの力でふしぎ星を救った。 ファインとレインを『ふしぎ星を救う者』と見定めプロミネンスの力を授けた張本人。 ふしぎ星の歴史上最も重要な人物であり、パートナーである騎士王『セイバー』と共に『大戦』の時代を駆け抜けたと古文書に記録されている。その際『聖櫃』というアイテムを使い数々の奇跡を起こしたともされている。 ファインとレインの血縁でもあるためか、若い頃の行動は彼女達に良く似た所があったようだ。 クロームドーム 【非固定】 【攻撃指揮官】【男性】【G1サイバトロン?】 【登場作品:トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ】 サイバトロンヘッドマスターズのリーダー(一応)。パワーカーにトランスフォームし、頭部となる『クローム』が『ヘッドオン』する事でロボットモードが完成する。 異常なまでに朝倉涼子に執着し彼女をストーキングする。どうやら『ムチムチフェチ』である模様。 原典では実質的な主人公だったのに司令官の座をフォートレスマキシマスに取られたため、コンボイ(G1)やロディマスコンボイ(G1)にコンプレックスを抱いている。 「け」行 「こ」行 コブラコマンダー 【非固定】 【コブラ指揮官】【人間?】【男性】 【登場作品:地上最強のチーム G.I.ジョー、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010】 テロリスト集団『コブラ』を率いる仮面の男。普段はトレンチコートを羽織り『スネーク』の名で暗躍する。 呆れるほどの制服フェチで、ふたご姫やプリンセス・リオーネの制服を執拗に狙う。 カオスを操るキャラの一人でもあり、色んな姿になりながらあの手この手で悪さをする(その殆どが制服泥棒)。 甲高い口調で喋る。偉そうな喋り方かと思えば(劇場版G.I.ジョー、TF2010劇中)おじゃる口調(TV版G.I.ジョー)だったりもする。 コンボイ(G1) 【非固定・主役】 【総司令官】【トランスフォーマー】【男性】【G1サイバトロン】 【登場作品:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー】 当スレの主役その①。G1サイバトロンを率いる人望溢れる(?)総司令官。大型コンボイトラックへトランスフォームする。 射撃・格闘共に優れた戦士のはずだが、簡単にやられる事が多いので強いのか弱いのかいまいちよく分からない。 プリンセス・ファインの事が大好きで、ファインが絡むとそれが清い事だろうが汚い事だろうが何でもやる。やってる事は悪の軍団デストロンと大差ない。 ゴングを初めとする多くの部下から『くず鉄』、アイアンハイドからは『○ッ○ー』呼ばわりされている節がある。 ゴング(G1) 【非固定】 【攻撃員】【トランスフォーマー】【男性】【G1サイバトロン】 【登場作品:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー】 怪力を自負するちっちゃいおっさん(ミニボット)。ジープにトランスフォームする。 主にコンボイ(G1)を『くず鉄』呼ばわりするのは彼。時折コンボイ(G1)に飛び道具代わりに投げられてしまう。 コンボイ(G1)に対するツッコミが鋭いのも彼。その勢いは毒蝮三太夫の毒舌にも匹敵する。
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登場人物「た」行 ①各キャラの項目はあいうえお順に記載して下さい。 ②分かりやすさ重視のため旧wikiの様なテックスペック形式・関連キャラクターへのリンクは廃止(情報の記載は自由)。リンクを付加したい場合はBBSにてご要望頂くか各自自己責任での編集をお願いします。 ③編集の際は編集用テンプレートを参考に項目を書き加えるといいかも。 ④備考欄は自由に書き足して構いませんが、ページの容量制限を超えた場合ページを分割してご利用下さい。 登場人物「あ」行 登場人物「か」行 登場人物「さ」行 登場人物「な」行 登場人物「は」行 登場人物「ま」行 登場人物「や」行 登場人物「ら」行 登場人物「わ」行 登場人物「英数」行 登場人物「た」行 「た」行大門豊 高町なのは 大十字九郎 立花響 丹童子アルマ 「ち」行チャー(G1) チルノ 「つ」行 「て」行デッドプール 「と」行トゥルース ところ天の助 トニー・スターク ドリフト(G1) ドレッドロック 首領パッチ 「た」行 大門豊 【固定】 【秘密刑事】【人間】【男性】【地球連邦】 【登場作品 電人ザボーガー(劇場版)】 父が造った可変型戦闘ロボットのザボーガーと共に悪を討つ、熟年の刑事。 若い頃に色々あったらしく、普段は醒めた態度が目に付くが、その中には正義を貫く熱い心が眠っている。 【城戸真司】=【神山高志】と【大和鉄騎】=【林田慎二郎】と【冴島大河】とは、とある組織で一緒になって以来の付き合い。 高町なのは 【固定】 【機動六課スターズ分隊隊長兼戦技教導官】【人間】【女性】【時空管理局】 【登場作品 魔法少女リリカルなのはStrikerS】 かつては魔法少女として活躍した『管理局の白い魔王』『エースオブエース』『HDWG』『魔砲少女』など数々の異名を持つ魔道師。 旧知の仲らしいグランドコンボイの要請に応え【ティアナ・ランスター】【スバル・ナカジマ】の二人の直属の部下を引き連れミッドチルダからふしぎ星へと共に出向してきた。 基本的には温和なお姉さんといった感じだが一度スイッチが入るとハッピートリガーな戦闘狂と敵味方問わず恐怖の対象となりうるまさに魔王と言った一面を見せる。そして『魔王』と呼んだ者は容赦無くブッ飛ばすのでやはり魔王の名は伊達ではないようだ。 【霧雨魔理沙】【アリス・マーガトロイド】【涼宮ハルヒ】などの一部の面子とは過去のとある事件で共に戦った戦友である。 19歳と大人組では若い方なのだがミッドチルダでは結婚適齢期らしくやたらと結婚願望が強く現在幼馴染の青年に形振り構わぬアプローチ中。 大十字九郎 【固定】 【マスターオブネクロノミコン】【人間】【男性】【大十字探偵事務所】 【登場作品:斬魔大聖デモンべインシリーズ】 不穏な動きがあるとのことでふしぎ星にやってきた魔導探偵。 大十字探偵事務所所長にしてネクロノミコンを所有しているマスターオブネクロノミコンであり、デモンべインと呼ばれるロボットのパイロットを務めている。 相棒のアル・アジフとは夫婦と言っても良いくらいの仲だが、時折彼女に言い負かされてしまう時もある。 普段はそうでもないがロリコンであり、彼の周りにはアル以外にもプリムやキョン子と言った女の子が集まってきたりしている。 ふしぎ星の過去が明らかになった際にタイタス・クロウなる人物がいた事を知るが九郎と瓜二つであり、当時の事情を知る十二宮Xレアの面々には彼が転生した姿ではないか等と思われている。 立花響 【固定】 【聖遺物融合体第1号】【人間】【女性】【ZEXIS】 【登場作品:戦姫絶唱シンフォギア】 歌をその力の源とする鎧型武装『シンフォギア』を纏う15歳の女子高校生。愛称は『ビッキー』。加藤茉莉香の後輩に当たる。 底抜けに明るい性格で人助けが趣味。小柄な体格ではあるがこう見えて張ってる所は張ってる。 ある事件をきっかけに茉莉香達と関わりを持つようになったが、OBAN事変以降星座カード『山猫座』の力を受け継ぎ、後にZEXIS(旧G.U.I.D.E.、ブレイブフォース)に正式加入。 アイドルに詳しい。というより当スレでは原作以上に熱狂的なアイドルヲタクである。 丹童子アルマ 【固定】 【セイクリッドテイカー】【人間】【男性】【特になし】 【登場作品:セイクリッドセブン】 7種の鉱石からなる不思議な隕石『セイクリッドセブン』の力を扱う長身痩躯(身長195cm)の男子高校生。ロシア人とのハーフであるが詳細が分かっているのは母親のみ。加藤茉莉香とは同級生に当たる。 セイクリッドセブンの力を制御する事で『セイクリッドアルマ・リベレイター』へと変身し、その場に適した能力を選択して戦う。 一見冷めた性格に見えるが正義感が強く心優しい。しかし優しさが強い反面そのせいでトラブルを招く事も。口癖は「とりあえず」。 幼少時に宝石の力を扱う藍羽財団の令嬢「藍羽ルリ」と出会い、彼女の協力もあって現在の形に落ち着いている…というのは表向きの話。外見に似合わずとにかく『重い』彼女によってその行動は逐一監視され、事あるごとに愛のアプローチを仕掛けられている…(しかし本人は満更でもない様だ)。ちなみにダイノボットからも何故か強い信頼を得ている。 「ち」行 チャー(G1) 【非固定】 【戦士】【トランスフォーマー】【男性】【G1サイバトロン】 【登場作品:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010】 経験豊富で気さく、今までに経験してきた冒険談を話すのが得意な老兵。ピックアップカーにトランスフォームする。 その立ち位置から仲間達の信頼も厚く、また本人も面倒見がいいのか若き戦士達を束ねる事が多々ある。やんちゃなダイノボット達やサボり魔のロディマスコンボイ(G1)に頭を痛める事も。 時折ナットを葉巻の様に咥えているが、これは咥えていないと鬼軍曹としての性格が表面に出てきてしまい敵味方の区別無く攻撃してしまうため鎮静剤代わりに咥えているものである。 チルノ 【固定】 【騎士見習い】【氷の妖精】【女性】【BWNマクシマル】 【登場作品:東方project】 幻想郷の湖に住んでいた直情熱血妖精。あまり頭はよろしくなく、⑨という単語の語源となった。 暗黒の騎士ダルトリアの弟子となりふしぎ星で修行を積むことになった。何故かエリザベータと仲がよいらしい。 アルマダサイバトロンのジェットファイアーのことが好き。 キーブレードを手にしたことにより○ッ○ーの存在を感じるようになった。また最近はBLにも興味を持ったようだ。 「つ」行 「て」行 デッドプール 【サブ・ネタ】 【お喋りな傭兵】【ミューテイト(後天性ミュータント)】【男性】【特になし】 【登場作品:マーヴル・コミックス】 本名ウェイド・ウィルソン。某変態仮面にそっくりな全身タイツのアンチヒーロー。ウェポンX計画でヒーリングファクターを得た結果頭がパーになってしまった。 傭兵なので基本金で動くが適当に針金とか与えてもそれを報酬として動く。暗殺もこなす故に善悪の概念がないのだが、基本あたまがおかしいので専らギャグ担当。 ハジケリストとしての才能は突出しており、他人には見えないものが見えたり自分が知らない事を何故か知っていたりする。 死なない。というか魔神サノスというゴリラみたいな人のせいで死ねない。 「と」行 トゥルース 【非固定】 【おひさまの国の王】【人間】【男性】【おひさまの国】 【登場作品:ふしぎ星の☆ふたご姫】 ファインとレインの父親でおひさまの国の王様。レインと同じ髪色が特徴。 愛妻家ではあるが完全に尻に敷かれており、事あるごとにエルザの猛烈なアプローチを受けては絞り尽くされる不運な王様。 一見絞られてばかりに見えるがこう見えても王としての振る舞いはちゃんとしている。 ところ天の助 【固定】 【食の王】【食品(賞味期限切れ)】【男性】【ハジケリスト】 【登場作品:ボボボーボ・ボーボボ】 かつて世界を股にかけてハジケまくったハジケリストの一人。今はところ天を全ての次元の主食にする為、あらゆる次元のパワースポットであるふしぎ星を、ところ天で満たそうとしている。 普段は紳士的な性格だが、食品の話題が絡むとハジケリストの本性が出る。 かつての仲間のボーボボ達の妨害を防ぐべく、ふしぎ星に『ぬの結界』を張ったが、ボーボボ達以外にはまるで効果が無いので、住民達はあまり気にしていない。 トニー・スターク 【サブ・ネタ】 【スターク工業のマダオ社長(クズ野郎)】【人間(ナノマシン入り)】【男性】【アベンジャーズ】 【登場作品:マーヴル・コミックス】 ご存知、鋼鉄のパワードスーツヒーロー『アイアンマン』。ヒゲ面で破天荒な性格のマジでダメなおっさん。 アルコール中毒患者で悪知恵もよく働く、そしてゲロもよく吐く。おまけに『シビルウォー』事件以来人望も限りなく薄い(その大騒ぎを起こしておきながら当時の記憶をさっぱり忘れるという酷い事もやってのけている)。 『永遠が愛に変わるとき貴方を信じてる』とは言うものの、こんな性格の彼を心の底から信用できる奴は居るかどうかも疑わしい。 瀕死の重傷を負うと体内のナノマシン『エクストリミス』によって繭になる(シビルウォーの記憶を忘れているのもそのため)。科学に心酔しきっているせいか高町なのはを初めとする機動六課の面々や時空管理局を逆恨みしており、何かと喧嘩をふっかけてはすかさず秒殺される。 ドリフト(G1) 【固定】 【侍】【トランスフォーマー】【男性】【G1サイバトロン(遊撃部隊レッカーズ)、ブレイブフォース】 【登場作品:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー】 G1サイバトロンでも珍しく刀を主な武器とする戦士。『侍』の文字を冠した白いスポーツカーに変形する。 正確には彼の原典はコミック『ALL HAIL MEGATRON』及び玩具シリーズ『トランスフォーマー・ユナイテッド』なのだが、主にG1サイバトロンと共に行動する場面の描写の多さを踏まえ便宜上『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』としている。 元はデストロンの兵士『デッドロック』としてメガトロン(G1)の下で働いていたが、ある時を境にG1サイバトロンへ寝返る。その際パーセプター(G1)の命を救っており、彼からは命の恩人且つ親友として扱われている。背中の太刀『天下無双』は寝返った際にある人物から譲り受けた。 冷静沈着ではあるが情に厚く熱い一面も持ち合わせた性格。その一方でふらりと単独行動する事が多く、最近ではG1デストロンを一時的に抜け出し紅の海賊に協力するようになった。 ドレッドロック 【固定】 【議長&副司令官】【トランスフォーマー】【男性】【宇宙連合&GFサイバトロン】 【登場作品:トランスフォーマーギャラクシーフォース】 GFサイバトロンにて副司令官を務めていたが現在は宇宙連合のにて最高責任者の議長を務めているTF。 海外名がJetfireと言う事で当スレでは彼もJF一族の男でありジェットファイヤー(アルマダ)とスカイファイヤー(SF)とは兄弟と言う設定。ちなみに彼が三男にである。 GFサイバトロンではパワーアップなどを果たせず地味な印象の強い彼だが宇宙連合の議長に選ばれた事で一躍大出世し一族の誉れと言われているとかいないとか。 首領パッチ 【固定】 【いつでも真の主役でヒロイン】【妖精?】【気分次第で変わる】【ハジケリスト】 【登場作品:ボボボーボ・ボーボボ】 かつて世界を股にかけてハジケまくったハジケリストの一人。今は仲間のボーボボと共に、ところ天の助の野望を阻止しようとしているらしいが……。
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第一回戦【サバンナ】SSその3 ※このSSにはエロ・グロ・ファントムルージュ描写があります。苦手な方はこのSSを読まずにこのSSに投票してください。他の2つのSSもエログロファントムに溢れているに違いなく、それらが勝ち進めばエログロファントムが続くのはほぼ間違いありません。 「え、あっ、げはっ。らめぇ。い、嫌だ、イきたくない‥‥」 一人の女が数多の異形に嬲られている。 「ぜ、絶対に、ファントム、ルージュなんかに、負けな‥‥ああああああぁああ!!」 口上に反し彼女はあっという間に達する。しかしこれで終わりではない。 「げほっ」 腹部に減り込む触手。 ありふれたエロ同人の触手のように性的に満足させてそれでお終いではない。 苦痛、絶望。ファントムルージュの本領はここからである。 その様子を偽原は無表情で見つめていた。 『女騎士ゾルテリア殺エルフ事件』 † 201x年 『名探偵こまねの事件簿 File.N』 完全な密室で一人の男が殺された。 容疑者は【被害者の親友B】【被害者の恋人M】【最近Mに目をつけていたT】の3人である。 「この事件はさぁ~、ハッキリ言ってすごーく単純だよねぇ~。この現場はトリックの入る余地のない密室だよ~。つまり犯人は『ただの人間』じゃないってことだねぇ~」 「つまり魔人の犯行ってこと?」 「いや、今回の犯人は魔人じゃぁないよ~。そうだよねぇ、Tさん」 名探偵こまねに名指しされたTさんは、しかしひるむことなくニヤリと笑った。 「あぁ、俺も同意見だぜ名探偵。破ぁーーー!!」 突如Tさんが叫ぶと、Mが断末魔を叫びながら燃え上がる。 そう、犯人は既に死んで幽霊(ファントム)となっていたMだったのだ! 話を聞けばTさんは寺生まれで悪霊になりかけていたMを追っていたらしい。 「事件が起こる前にきちんと俺が対処するべきだった。 ファントムは誰かに取り付いている状態では除霊できないし、幽体の状態だとすぐに逃げるしで手をこまねいていたんだ。 手を煩わせたな名探偵」 寺生まれってスゴイ。そう思った。 † 試合開始 序盤戦 広く開けたサバンナ、しかし今ここの光景は偽原が想像していたものと大分異なる。 試合開始前から、無数のシャボン玉が浮いていたからだ。 試に割ってみると声が発生した。おそらく偽名探偵こまねのものだろう。 そしてシャボン玉は自分の胸元からも絶えず出現している。 こちらもナイフで割ると ドクン と小さな音が聞こえた。 (なるほど、心音をシャボン玉にしているのか) 偽名探偵こまねが「音をシャボン玉に変える」魔人であること、そしてシャボン玉の位置を把握できることは調べがついている。 この心音によってこちらの位置を補足しているのだろう。 「こんな小細工でファントムルージュに打ち勝つとでも?」 そう一人ごちる偽原に向かう影。 † 試合前 「随分と早い試合場入りですね」 そう銘刈 耀は声をかける。 「対戦相手のこと調べさせてもらったらさぁ~。どっちも随分とヤバいひとたちだから、色々仕込んでおこうと思ってねぇ~」 そういいながら偽名探偵こまねは観察を続ける。 猛獣の胸部からは「心音」のシャボン玉が発生し、彼女は猛獣同士の「会話」を聞いていた。 こまね本人の単純な攻撃力は参加者の下から数えた方が早いだろう。 しかし情報収集能力と、緻密で広範囲な能力は特筆すべきである。 (そして何より――、いや「それ」を踏まえても今回は分が悪いか。) 「分が悪いのは分かっているよぉ~。だから私には自分以外の力が必要なんだぁ~」 サバンナを闊歩する獰猛な肉食動物たち。その中でも彼女はライオンに目をつけていた。 群れを形成し生活するライオンたちもその主なコミュニケーションは『声』である。 偽名探偵こまねにもその声の意味が正確にわかるわけではない。 しかし彼女の観察力とものまね力、そして能力をもってすれば、自分は安全な位置にいながらライオンの群れを対戦相手に向かわせることぐらいは可能である。 ライオンの群れを能力を介して対戦者にぶつける。それが彼女の作戦である。 その選択肢は間違っていますよ、などと銘刈 耀はもちろん言わない。 † 試合開始 序盤戦の続き 偽原光義にライオンの群れが対峙していた。 さすがの元魔人公安も本来は絶体絶命ではあるのだが、ライオンもすぐに襲いかかろうとはせずに彼を見定めていた。 あくまで「姿の見えぬ謎のライオンの声」に移動を促されただけで、ライオンたちからしても彼との遭遇は予想外のことである。 「獣をけしかける、か。悪くない選択肢だな、ファントムルージュが相手でなければ」 彼はノートPCを取り出しディスプレイをライオンの群れに向けた。 未知の技術との遭遇にライオンたちはそれを注視してしまう。 「ファントムルージュ・オンデマンド」 「「「GUGYAAAAAAAAA!!?」」」 異形と化すライオンたち。この猛獣たちにはもうシャボン玉の指示など無意味である。 群れは散り散りとなり、このサバンナ中の生き物をファントムルージュに堕とさんと動き出した。 ――種すら超えた絶望、ファントムルージュ。 † 試合中盤 ファントムルージュに侵された者は、まだ侵されていない者を感染させていく傾向がある。 故にライオンを元とした強力な「感染源」ができた時点で偽原の勝利は確定的である。 彼は煙草をふかしながら試合の終了を待っていた。 しかし、試合開始から数時間がたった今もまだ終了の連絡はない。 「ふっ、ファントムルージュに抗っているというのか、無駄な努力を」 そう呟きながらもどこか期待を抱きながら対戦相手を探索する偽原。 だが、彼が見つけたのは当然のように惨状であった。 「ふぁぁぁぁぁん!らめぇぇぇ!」 ライオンをはじめ様々なサバンナの動物が元になったであろう触手に絡まれた対戦者。 よほど抵抗したのだろう。足はおかしな方向にひん曲がり、体中が傷と粘液に覆われている。 こんな状況でもいまだに浮かんでいる数多のシャボン玉が光景の異様さを加速させていた。 「随分といい恰好じゃないか」 「はぁ、はぁ、お、お前は偽原‥‥。んぁっ!」 「とっととギブアップすればどうだ」 「す、するわけないでしょ。わ、私はファントムルージュに対抗する手段を知っていああぁぁあああ!」 「フン、世迷いごとを」 会話中も嬲ることをやめない触手をもった異形たち。 そのうちの巨大な一つが彼女の秘部に狙いを定めていた。 「ひっ、そ、そこだけは本当にや、やめて、嫌ぁ」 勿論異形に聞く耳はない。 「あ、ああああぁあ」 その大きすぎる異物が捻じ込まれ、彼女の秘部からは鮮血が飛び散った。 それでも終わらない凌辱。多大な苦痛の中にあってはならない快感が入り混じりはじめる。 「え、あっ、げはっ。らめぇ。い、嫌だ、イきたくない‥‥」 「どうした、ファントムルージュに対抗する手段があるのではないのか?」 「ぜ、絶対に、ファントム、ルージュなんかに、負けな‥‥ああああああぁああ!!」 絶頂に至る女。それすら気にせずにひたすらと凌辱を続けるファントムルージュの異形たち。 「げほっ」 その様子を無表情で見つめる偽原 しかしいつまで眺めていても「ファントムルージュに対抗する手段」とやらは出てこない。 「あ、ああぁ、げふっ。た、助け‥‥、の‥こ‥」 「もういい。楽にしてやる」 愛用のナイフを取り出す偽原。その刀身は美しく磨かれ鏡のようになっている。 凌辱されつくした彼女はナイフに映った自分の華奢な姿をぼーっと【3秒以上】見つめていた。 独特の口調(キャラづくり)まで忘れて凌辱されていた偽名探偵こまねは、 「ファントムルージュ・オンデマンド」 ついに陥落した。 † もう一つの試合序盤 エルフの元女騎士ゾルテリアに群がるライオンたち。 しかし『ZTM(絶対にチンコなんかに負けない)』の能力に守られる彼女には性的な意味でもダメージはほとんどない。 (ほっ、いきなり獣姦してくる『らいおん』がいなくてよかったわ) (そして見つけたわ。偽名探偵こまねさん。悪いけど先制させてもらうわ。あんまり騎士らしくないけど、勝ったもの勝ちよね。悪いけど不意打ちさせてもらうわよ) そして繰り出される一撃必殺の攻撃! しかしその攻撃はクリーンヒットはせずに偽名探偵こまねの足をへし折るだけとなった (なっ!?この攻撃を避けるなんて。やはり『アレ』にしろ彼女は私の正体に気付いている‥‥!?) 「い、痛っ。こ、こういう攻撃は予測していたんだけどなぁ~。やっぱり急に来ると避けきれないね~」 そう喋りながら息を整えるこまね。 (や、やばい、何か来る!?) 「あ~、向こうも失敗しちゃったし、正直これはヤバいかもねぇ~」 (あら、あなたもう1人の方にも仕掛けていたのね) 「‥‥ヤバいなぁ~、こっちに向かって来てるよぉ~」 (え、偽原もこっちに?‥‥って何あれ!!) エルフの元女騎士ゾルテリアは異形と化した猛獣の姿を認めた。 (な、なによあのT(チンコ)みたいな触手は!あんなのに犯られたらひとたまりもないわ) ゾルテリアはこまねを囮としてその場から離脱を行った。 † 試合終盤 「お前の能力ならばゾルテリアとやらの位置もわかるだろう」 「ア、アア、む、ムコウのホウ、い、イヤ、ファントムルージュ、コワイ、ファントム、コワイ」 「なるほど、向こうか」 偽名探偵こまねは異形とは化さず、偽原の妻とよく似た状態になっていた。 こまねをひょいと持ち上げて彼女が示した方向に向かう。 (見た目通り、軽い。) その体重と体温は彼に娘を思い出させていた。 (俺は、俺は‥‥) 彼が昔のことを思い出しかけていると、ほどなく探し求めていた相手を発見した。 エルフの元女騎士ゾルテリアは木の上に避難していた。 その下には異形たちが群がり木の上に触手を伸ばしている。 「絶対触手になんて負けない!」 などと叫びながらシルバーレイピアで何とか怪物どもをさばいていた。 「気分が悪い。とっとと終わらせよう」 「ギエー!偽原光義!というかこまねちゃんもうレイプ目状態じゃない!わ、私は騎士の誇りにかけて触手に負けたりなんかしないわ!って何やってるのよあなた!」 「木を折る。地に堕ちればお前もすぐにファントムルージュの餌食だ」 彼のナイフ術にかかれば木を一本倒すなどたやすい。 「やめて!私に乱暴する気でしょう? エロ同人みたいにってギャー!」 倒木と共に地面に落ちる元女騎士。 「近づかないでってひゃああああああん」 一体の異形が彼女に触れただけで彼女は嬌声をあげてしまう。 「おほおおおぉぉぉぉ!こ、こんなの1分も耐えられないのおおおおぉぉ!こ、こうなったら奥の手を使うしかって、え!?」 その行為はゾルテリアはもちろん、偽原も予想をしていなかった。 「ダメ、ファントム、タオサナイト、逃ゲチャ、ダメ」 「ひ、ひぁぁぁぁん!?」 なんと偽名探偵こまねがいきなりゾルテリアを愛撫し始めたのだ! 「うひいいいいん、こ、こんな天国じゃ逃げられないのおおおおおぉぉ」 「な、なんだ。いったい何をしている」 「ゾルテリア、ニガサナイ」 周りの喧騒をものともせず愛撫を続けるこまね。 その周囲には今もシャボン玉が浮かんでいる。 その光景は、客観的に言って、美しい。 あの異形たちまでもが2人の絡みを静かに見守っていた。 種を超える芸術がそこにはあった。 (ま、まさかお前がファントムルージュに対抗する手段と言っていたのはこれなのか。偽名探偵こまね) † 幕間1 ファントムルージュに対抗する手段についての考察 名探偵こまねは、偽原光義の行動原理がファントムルージュであることはすぐに行き着いた。 彼の部屋からはファントムルージュの音声が漏れていたからである。 魔人警察ともつながりのある彼女は、彼の忌まわしき過去もすぐに知ることができた。 彼女は考える。 偽原光義自身は自暴自棄とはいえファントムルージュに耐えることができている。それはなぜか。 ファントムルージュによって愛する2人の家族を失ったというファントムルージュにも匹敵する絶望があるからだ。 ファントムルージュに対抗するには同等の絶望があればいい。 そのことを偽原の存在自体が証明している――。 † 幕間2 エルフの元女騎士ゾルテリアの正体についての考察 名探偵こまねはゾルテリアについても調査を行い彼女の動向を「聞いて」いた。 VSカップめんで小さな文字を老眼鏡を必要としていたこと。 家族を生き返らせたい願いを持つこと。 そして夜中に「娘の魂追い出して体を奪ってするオナニー背徳感いっぱいで最高なのおおおおおおおぉぉぉ」と叫んでいたこと。 以上のことから彼女はエルフの元女騎士ゾルテリアの正体を「ゾルテリアを殺してしまい、彼女の体を元に蘇った彼女の父親」であると推理した。 いや、まぁ3つ目は作者やまいちの捏造だけど、もろもろの描写的にそうとしか読み取れないのでご容赦いただきたい。信じられない人はもう1回ゾルテリアのプロローグSSを読んでみよう。 なお時間と構成の関係で他に明かすところが無さそうなのでここで明かすが、、 「† もう一つの試合序盤」でゾルテリアが繰り出した必殺攻撃とは ゾルテリアの体から幽体離脱した彼女の父親が、相手の足元の地面から3メートルに及ぶチンコを急激に勃起&実体化する奇襲である。 ファントムブラックと名付けたい。 † 試合最終盤 偽原も、異形たちも息を飲んで見ていた偽名探偵こまねとエルフの元女騎士ゾルテリアのレズプレイ(※1)は、そう長くは続かなかった。 そう、ゾルテリアが絶頂に達したのである。 「お、お、女の子にいかされちゃうーーーーーー!!!いぐーーーーーッ!」 そしてそれは、肉体の変質魔法が解けることを意味する。 美しい女騎士だったものの突如の膨張でアーマーやらタイツはすべて吹っ飛ぶ! 股間に顔をうずめていたこまねもなぜか吹っ飛ぶ!! ブクブクブクブクと膨れ上がる肉体! 文字通り抜け出てくる魂(ゾルテリア父)!!めっちゃ幸悦の表情を浮かべている。もちろんブクブクの外見だ! しかも肉体も魂も等しくなんか知らんが大きなものを股間にぶら下げているではないか!! なるほど、偽名探偵こまねを吹っ飛ばした正体はこの剛直だったのだ! 種を超える美しさは一瞬にして種を超える醜さへと変貌を遂げていた。 偽原も、サバンナの獣たちも、声すら出すことができない。 ただ無駄にクリーンになっていく思考。 いつの間にかサバンナの獣たちの異形化も元に戻っている。 吹っ飛ばされていた偽名探偵こまねもゆっくりと立ち上がる。 ただし、彼女だけは今自分がすべきことが分かっていた。 紆余曲折はあったけれども、これはゾルテリアを倒すために想定していたシチュエーションそのものだ。 今のこまねには、大声を出す余裕すらない。 でも、こんな時のために無数の「それ」を空中に浮かべていたのだ。 シャボン玉が割れる。 「破ぁーーーーー!!」 寺生まれのTさんの『声真似』。 ゾルテリア父の魂は吹き飛んだ。 † 終局 ゾルテリアの死体の傍らで、偽原光義と偽名探偵こまねが対峙している。 (サバンナの獣たちはなんかトボトボと去って行った) ファントムルージュの絶望も、レズプレイ⇒チンコアタックの絶望によって吹き飛んだのだろう。 今の彼女の眠たげな目には闘志が宿っている。 「‥‥狙ってファントムルージュから脱したのか?」 「‥‥さすがに、あの状況で、狙っていたとはとても言えないけどねぇ~ ただ、ファントムルージュが絶望で対処できることと、ゾルテリアがミルキーレディ級の絶望であることは分かっていたから、本能的に動けたのかもねぇ~」 「なるほどな」 今にも崩れ落ちそうなこまねを、無傷の偽原が倒すことは容易い。しかし。 「憑き物が落ちたようだよ。アレのおかげというのはなんだか納得いかないがな‥‥」 偽原光義は、何年振りだろうか、微笑を浮かべていた。 あまりに久しぶりすぎて、顔の筋肉が軽い痙攣を起こしている。 でも、きっと、またうまく笑えるようになるだろう。 「ギブアップ。お前は曲がりなりにもファントムルージュに打ち克ってみせたのだ。俺の戦う理由ももうない」 ふっ、と偽名探偵こまねは笑い、その場で崩れ落ちた。 【試合終了】 エルフの元女騎士ゾルテリア ⇒地獄に魂が送られたが、世界が違うということで差し戻されて試合終了後復活 偽原 光義 ⇒ファントムルージュの呪縛から解き放たれ、新たな人生を歩み始める 偽名探偵こまね ⇒心と体に多大な傷を負うが2回戦進出 ※1 百合ではない このページのトップに戻る|トップページに戻る
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日記/2009年03月31日/アイドルマスター ≪sm4964185≫アイドルマスター 夢想歌 [コメントアートmix] 春香(MCFP) 2009-03-31 3回目となる「アイマス作品の1本だけを取り上げよう」です。 今回は2008年10月17投稿のコチラの作品。 アイドルマスター 夢想歌 [コメントアートmix] 春香(MCFP) 前回に続いて春香ソロPV。 3月中はののワさんにハイジャックされていましたね。楽しかったです♪。 このなかなか言い表せない気持ち良さは…何でしょう? 空気感?雰囲気?…んー、いや、『生命感』か。 春香…というか作品自体が息をしているような、そんなシンクロ。 曲と映像の不思議な一体感は他のPVでは味わえない独特の香りを放っていて、つい何度でも来てしまいます。 あ、それと今回のD地球は苦はちょっと酔い気味です。御了承下さい―。 画像は0:05(「子供の頃の夢は」)と0:17(「つながる」)。 1枚目はスケッチブックにラクガキのCAがあるところです。 ここ、CA無しだと見ている側が「思うまま書き滑らせて」良いんですよね。 春香と共に空へ思いを馳せる事で、最初から彼女との距離をぐっと近づける…そんな始まりかなと。 画像は00:28。(「果てしないほど青く」) 00:24~01:27までは、所々に効果は付いているものの、 歌っている場所の簡素さ、私服という事もあり非常にシンプル。 しかしこのシンプルさが、後の流れに絶大な影響を与えてくれる事になります。 ここから01:27までの空気を包む様な優しい振り付けがとても良い塩梅です。 (振り付けなんて大層なものではなく、気分のままに体を動かしている…いや、動いていくのかも)。 画像は00:38。(「やがて自由に~」の直前) 幼い頃の写真をスッと退かす右手。 それら過去の自分を時折振り返り、今の自分の背筋を伸ばすかのような印象を受けます。 「自分自身の意思を受け継いで、ここにいる」っていう。 画像は01:05。 「誰にも譲りたくはない 夢を掴みたいと思うよ」の間、画面が少し暗くなる事で、 彼女の内に込められた強い思いがより確かに表現されていると感じます。 周りの人達に言うのでなく、心の中に秘め進む事が自分をもっと強くする のだと知っているから、このクールな演出となったのかも知れません。 画像は01:07。(「子供の頃の夢は」の直前) シャボン玉がアナログな優しさを彩ってくれています。 シャボン玉と照明だけという大した派手さの無い舞台から夢に対する素直さ・清涼さを感じ取れます。 この場面ですが、これがリハーサルだとして、普通シャボン玉を飛ばすでしょうか?。 機材トラブルが起こる可能性を考えれば春香の居ないときに舞台装置のチェックを行うのが無難なのでは無いかと。 まぁ一般的にどのように行うのかは分りませんが。 画像は01:19。(「願う未来へとつながる」) 照明と音が同期。 こういう機械的なものと上手く合わさる場面は引き締まります。 間奏に入るまで、01:20~01:27の春香の振りもフンワリとした深みのある軽やかさで内にくるものがありますね。 画像は01:30。間奏。 黒バックにスケッチブックが置かれ、その後ろをレッスン風景が通り消えます。 努力を積み重ね、夢の場所へと目指した確かな軌跡…とでも申しましょうか。 また、ここのCAが大変可愛いです。 画像は01:46。「やがて自由に飛びまわれる 翼(はね)を手に入れて」 天使マークは翼を意味すると共に、過去の自分からの後押しという風にも取れますね。 同時にアイドル(歌い手)や『Advanced Media Creation Girls!!』としての信念の表れも。 01:50~01:57に先の過去春香が登場してくる事から前者の意味合いが強いような気もします。 画像は00:52と01:57。共に「空の向こうへ行きたいな」の場面。 01:58から赤い衣装のパートに入るわけですが、その前のこの0.3秒程の1枚が非常に重要。 このステージ画像1枚は現在進行形の春香がそこに居る事を表しているんです。 先程の空で翼を得た春香の絵は、ライブ会場内にいる春香のイメージ像で、 ここまでの流れは01:57以降の春香がそのステージへ立つ前に想い描いたものであったという介錯が出来るんですね。 00:24~01:28は過去のリハーサルの夢想であり、しかも単に実際の過去のリハという事ではなく、 現在の春香が想い描いた進行形のものであったという風に受け取れるのが熱いところ。 リハにも関わらずシャボン玉が舞っていたのは、彼女の夢想だったが故、なんですね。 また、00:52の「行きたいな」は願いでしたが、01:57では「行ってきます」に近いものがありますね。 この辺からも、この作品は後半のステージ春香の視点・想像によるものなんだな、と勝手に一入。 もう、ここから先は素敵な春香を楽しむだけ。 春香の心情がそうなのか、ダンスの気持ち良さが半端無い。 00:24~01:27の振りと比べると、プロとして研ぎ澄まされているのが分ります。 前半の良い意味での『甘さ』が対比として見事な効果を与えているんです。 中でもお気に入りなシーンがここ。 画像は02:06。 この時間帯でこのダンスチョイスとカメラアングルは爽快。 これがここに入る事で後半のダンスバランスが…大袈裟ですが神懸っております。 画像は02:20、02:38、02:46。 何となく載せたくなったので。 このパートの楽しさは実際に見るしかないですね。 ののワ月間だった事と、CA抜きでも余裕で楽しめるって辺りを書きたくて記事にしましたが、 まぁかなり自分の主観が入っているかも知れませんね。 それこそ、この作品をどう受け取るかが『夢想』で良いかと。タイプした文を見直して思いました。 それと、この「夢想歌」のアイマス作品はどれも素敵なものが揃っておりますので、 見ていないという方は アイドルマスター 夢想歌 で検索して欲しいですね★。 ◆ののワさんのハイジャック画像集(CAのみ) ◆ののワさんのハイジャック画像集(視聴者コメント付き) 【追記】◆2009年04月01日画像集(赤春香さん) 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ
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なななななんかごちゃごちゃしてる!!!!!! どもお久です!さっきの叫びは、気にしないように。沙羅が、着物フェーリを、描いていたのでそれに便乗してみました! 「早く寝ろ」と言われたので寝ます。おやすみ~ -- こなた (2008-12-13 22 46 00) 着物フェーリいいな☆しかも着物今時の(?)ミニスカな着物ww可愛いし似合ってるvvスマイルにイチコロvV(待て 何か背景の水玉と着物のせいかお祭り思い出した(はい? グミは寝ろって言われても寝n(ォイ -- グミ騎士団 (2008-12-13 22 56 50) ちゃんと小物もあってドレスのような着物がかわいくていいっすね(´∀`)フェーリお似合いの1品(何 -- ダイスケはん (2008-12-13 23 46 46) 着物フェーリかわいい♪短くてかわいいです!髪のいろとか鮮やかでステキでとてもかわいい!ごちゃごちゃしてませんよ!むしろかわいいw -- あい☆ (2008-12-14 10 20 52) おおっコメが!!ぐみぐみ>>いやいや~最高の褒め言葉がたくさんでうれしいです!ミニスカは、着せたかっただk(殴殴 似合うのは、フェリ嬢が可愛いからなのさ(何 早く祭りの季節になって欲しいものです(´▼`)結果的に寝なかっt(オイ ダイスケはんさん>>小物は、おまけwかわいいとかうれしいです!フェーリは何でも似合いますから!!あい☆>>かわいい連発ありがと(゜Д゜)某ぷよぷよサイトでもよろしく!長文失礼しました。 -- こなた (2008-12-14 12 28 30) 着物祭り!?便乗するぜ(着物祭りしてねーよ フェーリ可愛いですねvシャボン玉みたいな背景が素敵ですね!!色鮮やかでオリジナルのリボンもいいですね☆シンプルなFの文字もこれまたいい! -- レム☆ (2008-12-14 14 10 24) レム☆>>そうですよ。着物祭りですよ(嘘つくな 可愛いとかテンション上がるぜ↑↑(何 シャボン玉&水玉な背景は、やりたかっただk(殴 Fの文字もやっぱりやりたかっただk(いーかげんにしろ -- こなた (2008-12-14 15 56 51) 着物フェーリ可愛いね!!赤い帯が可愛すぎるww笑顔も可愛い♪後ろの水玉がお祭りにあるヨーヨーみたいであってるね!! -- 神楽(元夜乃 (2008-12-14 16 09 50) 神楽ちゃん(って呼びますね>>褒め言葉が多くて照れる(汗 ピンクの着物に赤の帯は、自分的に定番☆★(ぇ ヨーヨーだったり、シャボン玉だったり、水玉だったり、何なんだアレはっ(何 -- こなた (2008-12-14 16 52 18) 名前 コメント
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前へ | 次へ クリア条件:EDを見る 開始時間: 終了時間: 参加人数: ゼルダの伝説 夢をみる島 夢をみる島DXふしぎの木の実 ~時空の章~ ふしぎの木の実 ~大地の章~
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性能 レア度 SR SPAI 攻撃を防ぐ無敵の小さいシャボンを展開する アニマルサポート ガブリエルの威力小アップ 説明 「ハロウィンミッション」の報酬として実装されたスキン。 SPAIの仕様 ひつじ執事などと同じようなシャボンで攻撃を防ぐことができる。 ただしSRということもありシャボンは小さく、効果も短め。 コメント 名前 コメント
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「ようこそ、歓迎するよ…黄昏裂邪くん?」 かつ、かつ、と右腕に重々しい機械を装備した白衣の青年が歩み寄る ある程度距離を置いて止まると、彼はまた口を開いた 「僕の作った兵器達はどうだったかな?…まぁ、君に壊された以上“失敗作”としか言い様が無いけどね それでもβNumberless-Cyborg-Mutant+Panjandrum-PlasmaCannon-Land-1960はなかなかの傑作だと言えるかな 異世界の君には本当に感謝するよ、お陰で兵器の開発が捗った」 「誰だ?」 「…フフフ、せっかちだね君も……では自己紹介と行こうかな」 青年は左腕を胸に当て、丁寧に軽く御辞儀をしてから話を再開した 「初めまして、僕はβ-No.0 君が先日配属になったR-No.と同じ「組織」の一員さ」 「ッ……「組織」のNo.0ぉ!?」 「もう一つ聞こうか。何故俺のことを知ってるんだ?」 「その筋に詳しい者がいてね……他にも知ってるよ? 「シャドーマン」のシェイド、「童謡シャボン玉」「くるくる回るシャボン玉」に飲まれた元契約者ミナワ 「獏」の理夢、「鬼火」のウィル、そして……」 くすっ、と彼は小さく笑って 再び、彼等を見据えて言葉を放った 「…久しぶりだね、ディシリオン・ダークナイト」 聞き慣れない名前 だがその名に唯一反応したのは、ナユタだった 『なっ……何故その名を知っている?』 「まさか生きていたとね…“彼女”のことは、残念だったよ」 邪悪と形容しても差し支えない笑みを見せるβ-No.0に向かって、 ナユタは裂邪の手を離れて真っ直ぐに飛んでいった 「お、おい!待てナユタ!」 『はあああああああああああああああああああああああぁ!!!』 がきぃん!!と甲高い音が響く ナユタの「ティルヴィング」と、β-No.0の右腕の機械から伸びるレーザーブレードが、火花を散らしてぶつかった 「おやおや、暴力的なのは昔と変わらないね」 『答えろ! アルを……アルケミィ・エインシェントをどうしたぁ!?』 「僕に聞かれても困るな、あれは僕の管轄外で…ね!」 かぁん!と弾かれ、「ティルヴィング」は床に投げ飛ばされた からん、からから、と剣がスピンし、暫くして止まった β-No.0はレーザーブレードの切っ先を飛んでいったナユタに向けたかと思えば、 光の剣は消え、代わりに発射口から雷光が瞬く 『くぅっ!?』 「よく無事で生きていたものだ……死んでくれても構わなかったのに」 「させるか!」 雷光を纏った鉄の弾が、ナユタ目掛けて射出された が、間一髪のところで巨大なシャボン玉によって防がれる さらに裂邪が黒い鎌と黄金の鎌を持ってβ-No.0に攻撃を仕掛ける β-No.0は光の剣を振るい、黒と金の刃を弾きながら、白衣を翻してひらりと後方へ飛んだ 「ナユタ、無事か!?」 「こっちは大丈夫です!」 『……すまない』 「ほう、君が謝るなんて珍しい事もあるんだね 契約者が出来て心に変化でも訪れたのかい、ディシリオン・ダークナイト?」 「黙れ! お前、ナユタの何を知ってる!?」 「そうだね、君達には話しておこうかな」 薄ら笑みを浮かべ、彼は光の剣を消して両腕を背に回した ――――笑ってるのに感情が全然感じられないな… 裂邪は背筋に嫌なものを感じた 「今から40年程前の話だ……当然君達は生まれてもいないが、これは「組織」が出来る前の話でもある」 「「組織」結成より前…?」 「ある人物を中心に、僕達は都市伝説と人間の繋がりについて研究をしていた “XADOMEN(ジャドーメン)計画”……これは被験者のコードネームから取ったものだ」 『…身寄りのなかった僕達に善人を装って歩み寄り…そして私利私欲の為に僕達を弄んだ…!』 「人聞きが悪い…親も家もなかった君達に帰る場所を与えてやったのは僕達だよ? 尤も、僕は君や“彼女”のお陰で、この研究から退いたけどね」 はふ、と溜息を吐いたβ-No.0 その目からは蔑みの念が読みとれた 「“XADOMEN計画”は順調に進んだ……筈だった しかしアルケミィ・エインシェント、ディシリオン・ダークナイトの両名が失踪し、研究に支障が出た 失望したよ……人間達の脆さに、ね」 「ふざけんな!」 2本の刃が床に突き刺さった 軽やかに躱し、宙に飛んだβ-No.0を、理夢の爪が襲い掛かった が、光の剣によって爪を防ぎ、体勢を整えて着地する 追撃してきた火の鳥の突撃もひらりと避けたが、白衣が黒く染まった 燃え始めた白衣を、β-No.0は、ばさ、と投げ捨てた 「人間が脆いだと? こいつを、ナユタを見てまだそんな戯言が言えんのか!? こいつが飲まれた理由をお前は知ってんのか!? お前みたいな馬鹿の所為で、こいつがどんだけこの世に絶望したか知ってんのか!?」 『ッ…マスター……』 「知らないよ、知る必要も無いしね 僕が興味を持ったのは、そんな人間の感情なんかじゃない もっと便利なものだよ」 パチン、と指が鳴らされると、 彼の背後の床が開いたかと思えば、エレベーターのように何かが上昇してきた 「友、仲間、家族………人間なんて、“生きている”から失われてしまうんだよ だけど、そもそも命の概念の無い機械なら、失われるものは何もない 例え壊れてもまた作り直せば良い………機械は永遠の兵器だよ」 現れたのは、蛇型の巨大ロボットだった 曇った鏡のような装甲を持ち、77個のキャタピラ付きユニットが連なっている 頭部のように擡げた先頭車両には、4基のドリルと2つのランチャーパックが装備されていた 忘れもしないその姿は、裂邪が探していた“友達”のものと同一のもの 「……ビ、オ………」 「行け、β10-MidgardSchlange-ArtificialIntelligence+MicroSystem-MachineGun+BearingBallet-Land Sea-1935228 脆く儚い人間達を始末しろ」 ...To be Continued 前ページ次ページ連載 - 夢幻泡影
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裏第一回戦【遊園地】SSその3 ◆大会ルールについて◆ 試合の勝利条件は 対戦相手の戦闘不能(審判判断) 対戦相手の殺害 対戦相手のギブアップ 対戦相手の戦闘領域からの離脱(試合場による) のいずれかを満たすことです。 ただし、以下の禁則事項を破っていたことが判明した場合、 その時点で反則敗けとなります。 (試合後に判明した場合でも直前の試合まで巻き戻して裁定) 試合開始時刻になっても試合場に入場しない(遅刻) 勝敗確定後の戦闘行為 参加者含む大会関係者との金品のやり取り (試合中のアイテム奪取や試合後敗者からアイテムを引き継ぐのは可) 大会運営者への虚偽申請 試合中、対戦相手以外の観客等に危害を加える行為 その他大会運営者が著しい悪徳行為と判断した場合 ※ダンゲロスSS3wikiより抜粋 ◆試合2日前◆ 目高機関御用達のとある病院にて。 「――駒音様の『裏トーナメント』第1回戦の対戦相手は雨竜院 雨弓様と高島平 四葉様です。試合場は遊園地で開始は明後日の午前5時開始となります。」 「おお、そりゃぁ随分と早いねぇ~。まぁ四葉ちゃんはソチラさんとしてはあんまり目立たせたくないよねぇ~」 「その様な他意はございません。表トーナメントとの兼ね合いでご迷惑をおかけいたしますがご了承くださいませ」 白い病室のベッドに伏せる銀髪の少女、偽名探偵こまねに裏トーナメント第1回戦の詳細を伝える黒服の銘刈 耀。 じ、と駒音を見やる。彼女は『精神汚染』を受けこの病院に担ぎこまれたはずだ。 しかし、少なくとも見る限りでは彼女の精神はまるで何事もなかったかのように落ち着いているようだ。 「ん~?そんなに見つめられると照れちゃうな~。あたしが裏に出ることが意外ぃ~?まどろっこしい喋り方を続けてるのが謎ぉ~?それともあたしがファントムルージュから復活できたことが不思議なのかなぁ~?」 「ふふ、全部、と言っておきましょう。では私はこれで」 「あ、ちょっと待ってぇ~。ルールについて一応確認させてもらってもいいかなぁ~」 「えぇ、構いませんよ」 ‥‥‥ ‥‥ ‥ ◆試合前日◆ 参加選手宿泊施設にて。 ジリリリリリリリリリリリリリリリ 『午前8時になりました 午前8時になりました』 リンリンリンリンリンリン Ding Dong Ding Dong Ding Dong 目覚まし時計の大合唱の中のそのそと起き上がるのは邪悪な幼女、高島平四葉である。 世界征服を企むような彼女にも朝が弱いという可愛らしい一面もあるのだ。 全ての目覚まし時計を黙らせた後も彼女が不機嫌な顔を浮かべているのは朝の憂鬱だけが原因ではない。 ――負けた。自分の駒になるべき人間に負けた。自分は自分が思っていた以上に未熟だった。 ――だからと言って、このままでは終われない。 顔でも洗おうと、自分の個室を出る。すると、 「四葉ちゃん、おっはぁ~」 「よお、邪悪幼女」 偽名探偵こまねと雨竜院雨弓がいた。 「‥‥何の用事かしら」 「ほらぁ、これも何かの縁だし負け猫同士交流を深めようと思ってさぁ~」 「明日踏みつぶす予定の相手と仲良くする義理なんてないわ」 「おいおい、俺も交流会だなんて聞いてないぞ。流石にこっぱずかしいんだが」 「まぁまぁ~、WL社とファントムルージュに関わる話でもする、って言ったら、2人とも無視できないでしょぉ~?」 四葉と雨弓の表情がピクリ、と動く。 「あ、試合場の遊園地が試運転もしてるらしいからぁ~お話は遊園地で遊びながらにしよぉ~!徒歩で行ける距離みたいだしねぇ。1時間後に出発するからねぇ~」 雨竜院雨弓は考える。 ――あの偽原ってやつがファントムルージュ使いかもしれねぇって話もあったしな。つってもどうせ『裏』があるんだろうが、面白れぇ、それも踏まえて『戦闘』だ。乗ってみるか。 「ま、折角だしな。にしても遊園地なんて何年振りかねぇ」 高島平四葉は考える ――WL社の情報は確かに欲しいところ。それにしてもファントムルージュって何かしら。まぁいいわ、この2人に対して私が戦闘で負ける要素なんてないんだから、絞れるだけ情報を頂くとしましょう。 「し、仕方ないわね、行ってあげるわよ」 こうして裏トナメ遊園地組★ワクワク大交流会が開催されるに至ったのだ!! ◇ジェットコースター 「ま、遊園地っつったらまずあれだよな」 「え」 「おぉ~ナカナカの高低差ですなぁ~」 「わ、私は身長足りないから」 「無人運転みたいだし、誰も文句なんて言わないよぉ~」 「怖えーのか?はっ、意外に幼女らしいところあるんじゃねぇか」 「な、な、そんな訳ないじゃない!乗るわよ、乗って見せるわよ」 「ひゅー、久しぶりに乗ると楽しいもんだなおい」 「いやぁああああ、飛ぶ!、吹っ飛ぶ!!」 「し、しっかり掴まってれば大丈夫だよぉ~。ね、落ち着いとくれよぉ~」 「ん、しばらく使われてなかったからかあっちのレール老朽化してんな。人乗って耐えられんのか?」 「降ろしてえええええ!」 「だ、大丈夫だよぉ~。 多分」 「いやぁぁぁあああああ!」 (※そちらの趣味の人はこの時に四葉ちゃんがお漏らししたとしても良い) ◇幽霊屋敷 「‥‥次、あれ行きましょう」 「幽霊屋敷ぃ、そんな子供騙し面白れぇのかよ」 「う、うんそうだよねぇ~。や、やめようよぉ~」 「目が泳いでるわよ、偽名探偵」 「に、苦手なんだよ幽霊(ファントム)とかそういうのはぁ~」 「人にコースター無理強いしておいて自分は逃げるとかいうのかしら」 「そんな無理強いしたっけぇ~!?」 「…よし、行くか!」 「いやぁ~だぁ~」 「ひぃ~」 「ぷっ、こんな子供だましのが怖いなんてかっこ悪いわね偽名探偵」 「ぎゃぁ~~~、幽霊(ファントム)がいっぱいだぁ~」 「そんなの偽物に決まって、ってきゃーーーー!!私のことすり抜けた!物理的にありえないわよあの動き、本物よ、本物!」 「はっはっは、すまん、生ぬるすぎたから俺が能力使っちゃったっておい、その物騒なもん出すな!幼女が使うもんじゃねーから!」 「ファイヤー!」 「やめろッ!」 「幽霊(ファントム)コワイよぉ~」 (※そちらの趣味の人はこの時に駒音がお漏らししたとしても良い) ◇メリーゴーランド 「‥‥‥え、俺もこれ乗らなきゃいけねーの?」 「断る気ぃ~~?」 「拒否権なんてないわよ」 「し、死にてぇ」 「あはは、雨竜院さんかわいぃ~」 「結構お似合いじゃない」 「死にてぇ」 「四葉ちゃんもかわいいよぉ~」 「なっ!?」 「死にてぇ」 (※そちらの趣味の人はこの時に雨竜院がお漏らししたとしても良い) ◇ランチ 「大分お昼も過ぎちゃったしランチにしようかぁ~。流石に売店とかはやってないと思ってサンドイッチつくってきたんだぁ~」 「あら、気が利くじゃない」 「まぁ正直そんな大したもんじゃないんだけどどうぞぉ~」 「おー、こりゃうめー」 「んー、マスタードがよく効いてるわね」 ピン↑ポン↑パン↑ポン↑ッ♪ 『あー、マイクテス、マイクテス。明日試合の実況をさせていただく佐倉光素です。よろしくね! みなさん楽しそうですねー、私も運営側でなければ混ざって遊びたいところです! ではみなさんの明日の検討をお祈りいたします!』 ピン↓ポン↓パン↓ポン↓ッ♪ 「‥‥って完全に遊び呆けてたけど私はWL社とファントムルージュとやらの話を聞きに来たんだった!」 「あぁ~、正直そんなに大した話じゃないんだけどねぇ~」 「おいおい、とにかく話せよ(モグモグ」 「そうだねぇ~。あたしの1回戦の敵が偽原っていう元魔人公安の人だったんだけど、その人の能力が『ファントムルージュを体感させる』能力だったんだよねぇ~」 「へぇ、なるほどな」 「えーっと、本当は知ってるけどそのファントムルージュって何だったかしら」 「昔作られた、見た人の精神を舐り嬲りぶち壊す史上最悪の映画だよぉ~。あらすじは『うんぬんかんぬん』」 「粗筋を聞くだけで気分悪くなってきたわ‥‥」 「しかし、そんなもんまともに体感して、1回戦じゃあの様になってたのによく持ち直したな」 「うん、そこにWL社が絡んでくるんだよねぇ~。どうもWL社は『ファントムルージュの特効薬』を作っていたみたいなんだ。 それでねぇ、私の推理だと偽原さんの大会に出場した動機は『能力で全世界の人にファントムルージュを体感させる』なんだよねぇ」 「…なるほど、WL社はパンデミックで大きな財を成した。もしかするとその2匹目のどじょうを釣ろうとしている可能性があるわけね」 「さすが四葉ちゃん。そういうことぉ~。もちろん全くの仮説にすぎないけど、もし本当だとしたら世界征服をもくろむ四葉ちゃんも、ファントムルージュに借りがある魔人公安の雨竜院さんも、無視できない話でしょ~?」 「そうね」 「あぁ、当たり前だ(モグモグ」 「もちろん私だって偽原さんにはお~きな借りがあるし、絶対に見逃せない。だからさぁ~、同盟を組みたいんだ。試合は試合でやる。だけど誰が勝とうと負けようと、このファントムルージュの件を解決するために。名付けて遊園地同盟だよぉ~」 「へっ、ファントムルージュには借りを返さなきゃなんねぇからな。OK、同盟を組もう。ただし明日勝つのは俺だ」 「いいわよ、その代り2人とも私の下に付きなさい」 「えぇ~、あたしは生涯この人だけに着いてくって人がいるからなぁ~。まぁ~、明日勝った人がリーダーってことでいいんじゃない」 「ま、いいわ。あんたら2人が私に勝てるわけないし」 「そんな傲慢だから1回戦無様に負けんだよ」 「あんたに言われたくないわよっ!」 「まぁまぁ~、遊園地同盟ここに結成ってことでぇ~。じゃぁ今日はもうちょっと貸切遊園地を楽しんじゃお~」 「いいだろう、腹も膨れたしな」 「ふんっ、明日早いんだからほどほどで帰るわよ」 「なんだかんだで四葉ちゃんも結構ノリノリだよねぇ~」 「なっ!」 こうしてこの日、遊園地同盟が結成し、彼女たちは結局日付が変わるぐらいまで遊び続けたのであった。 ‥‥‥ ‥‥ ‥ ◆試合当日◆ ――高島平四葉は世界征服の夢を見る。 「しぃぃあああああ!!」 雨竜院が幻影を織り交ぜた傘術を繰り出す。 単体でも並みの魔人では避けえぬ傘術が見えぬのだ、必殺の威力を持つ『雨月』! しかしそれを駒音は何とか躱していく。 その秘密は彼女の能力の『音玉』の運用にあった。 今彼女は雨竜院の動作によって起こる音すべてをシャボン玉になるようにしているのだ。 例えば傘を動かせば空気と擦れわずかにではあるが必ず音が発生する。 それらをすべて小さなシャボン玉とかえ、その位置を認識すればどんなに光学的な幻影を繰り出そうと、実際の行動は駒音に筒抜けなのである。 実際彼女は目をつぶって戦っていた。 音のプロフェッショナルである駒音は雨竜院の能力『睫毛の虹』の天敵ともいえる。 ダァン、ダン、ダァン 続けて響く銃声。駒音は隠し持っていた銃をぶっ放す。 それも、自分の声真似による偽物の『銃声』を織り交ぜながら!しかし、 「雨流」 傘を開き回転させる。そんな簡単な動作で雨竜院は駒音の攻撃を完全に防いでいた。 警視庁「兵課」でも屈指の実力者である雨竜院に、ちょっと毛の生えた程度の銃撃など効かぬ! 「それなりには楽しませてくれるみたいじゃねぇか」 「参ったねぇ~、相性はいいと思ったんだけど、それでも勝つのはしんどそうだなぁ~」 「 茶 番 」 わずか11歳の少女は、口の端を吊り上げて嗤った。 2人の戦闘風景は、当然のように……最初から最後まで、余すところなく捉えている。 彼女は今、対魔人LCV――指揮装甲車の車中にいるのだから。 まぁ、表トナメで使った以上、裏トナメでも使うよねっていう。 《んー。雨竜院雨弓。偽名探偵こまね。君たち2人に告ぐ》 《わたしは、ご存じ高島平四葉――》 《今すぐ降伏しなさい》 《ちょっと期待したけど、あんたたち2人に現代兵器をどうにかする方法なんてないでしょう?》 《茶番はとっとと終わらせてとっとと私の駒になりなさい》 雨竜院雨弓と偽名探偵こまねは目を見合わせて、 「「断る」」 2人は同時に返答した。 「ふぅー、じゃぁ1回死になさ‥ん?」 四葉が指揮装甲車の中でありえない光景を捕えた。 雨弓と駒音の2人の肉体が触手となっていく! 「え」 そして2つの触手が合体する! 「え」 「能力作動。『睫毛の虹+音玉/緋色の幻影(ファントムルージュ 3D)』。……上映(うんめい)、開始」 「え」 大気中の水分を利用して光の反射や屈折を操り、幻影を見せる『睫毛の虹』を持つ雨竜院雨弓 音をシャボン玉にして保存・運搬ができる『音玉』を持ち、自らの声真似能力であらゆる音が再現できる偽名探偵こまねが組み合わさったなら。 そして、今回再現するのは劣化などではない。偽原によって見せられた原典のファントムルージュ! ――それは、もっとも残酷な世界 ファントムルージュは今ここに受肉を果たした。 「ちょ、ま、え?」 そして、この冗談か悪夢のような展開に四葉が思わず自身の能力を使ってしまったことを誰が責められよう。 事態の打開を求めてとっさに起動した『モア』は 『真・緋色の幻影(ファントムスカーレット)』 ファントムルージュすら超える存在を生み出した。 そのあとの展開は早かった。簡単な話だ、ファントムスカーレットが世界すべてを絶望に塗り替えたのだ。 世界はモヒカンと触手に溢れ、ファントムスカーレットを生み出した四葉は『偉大なる母』としてこの退廃した世界に君臨することになる‥‥。 そう彼女は望み通り世界を征服したのだ。 「ち、違う、私が求めていたのはこんなものじゃ――」 そう独白したところで、四葉は目を覚ました。 「はぁ、はぁ、はぁ、なんだ夢オチ‥‥」 ひどく汗をかいていた。 何とひどい夢だろう。 しかし。 自分はまだ夢の中にいるのだろうか? ここは自分が泊まっている選手部屋のはずだ。 しかしいつもとその様は全く異なっている。 ――大量のシャボン玉が浮かんでいた。そしてシャボン玉が生まれている。 その発生源は、大量の目覚まし時計からのようだ。 四葉はそこで真相に気付き、悪夢で火照っていた顔を青ざめさせた。 時計はとうに午前5時を過ぎた時間を指していた。試合開始は午前5時。 高島平 四葉、遅刻のため敗北。 少し時はさかのぼり、 夢ではない現実の遊園地にて。 遊園地はすでに多くのシャボン玉がプカプカと浮いていた。 偽名探偵こまねの『前準備』である。 ピン↑ポン↑パン↑ポン↑ッ♪ 『実況の佐倉光素です。ただいまより裏トーナメント第1回戦、遊園地の戦いを始めさせていただきます! なお参加選手の高島原 四葉さんは遅刻のためこの時点で敗北となります。慈悲はありません!』 ピン↓ポン↓パン↓ポン↓ッ♪ 「四葉が遅刻か。駒音の野郎、何かやりやがったな」 そうひとりごちる雨弓の眼は爛々と輝いていた。 彼は戦闘狂と言っても肉体同士の攻撃だけが好きだというわけではない。 知略戦、騙しあい、小細工、そういうものも含めて戦闘だと考えていた。 (そしてそういう小細工を力でぶち破るのも大好きである) 自分の胸から鼓動に合わせてシャボン玉が発生しているのを見て、おそらく自分の位置は把握されているのだろうと考える。 ならば無理に身を隠しても仕方がない。狙撃に注意しながら駒音を見つけ出せばよい、と考え遊園地を闊歩し始める。 10分ほど索敵を続けると意外にも堂々と駒音が身を現した。 「四葉が遅刻したのは駒音、お前のせいか?」 「ぴんぽ~ん。『遊園地でめいっぱい遊んだ幼女が次の日目覚ましなしで早起きなんかできるわけないよね』作戦だ~い成功~。 現代兵器なんて勝ちようがないからねぇ~。いやぁ~能力範囲広くてよかったねぇ~。 ま、ホントは雨弓にぃも寝坊してくれればよかったんだけどね~」 「バカ言え、こう見えても公務員なんだ、時間にはうるせーぞ」 そう軽口を言いあう間にも雨弓は傘を構え、駒音はシャボン玉を自分の周囲に集めていた。 「じゃ、始めっとすっか。‥‥『雨月』」 雨竜院が幻影を織り交ぜた傘術を繰り出す。 単体でも並みの魔人では避けえぬ傘術が見えぬのだ、必殺の威力を持つ『雨月』! そして、実際この試合はこの一撃で終了する。 雨弓が繰り出した傘は駒音の頬を掠め、 ピン↑ポン↑パン↑ポン↑ッ♪ 『実況の佐倉光素です。えー、勝敗確定後の戦闘行為を認めましたので、雨竜院雨弓さんは反則負けとなります。 ので繰り上げで偽名探偵こまねさんの勝利、ということになりますねー。で、いいんだよねきららちゃん?』 『うん、それでいいはずだよー』 ピン↓ポン↓パン↓ポン↓ッ♪ 「‥‥は?」 「というわけで私の勝ち抜けだねぇ~」 「どういうことだ、負けが確定してたのは四葉だけだろ?」 「えへへぇ、実は戦闘開始のアナウンスの直後、私自ら園の外に出て負けてたんですねぇ~ そしてわざと攻撃してもらうために姿を現したのでしたぁ~」 「いやいや、そんなアナウンスなかっ‥‥、そういうことか‥‥」 駒音はニヤリと笑うと、シャボン玉の一つを破裂させた。 ピン↑ポン↑パン↑ポン↑ッ♪ 『実況の佐倉光素です。おおーっと、なんということでしょう。偽名探偵こまね選手、自ら園外に出てしまいました。どういうつもりでしょうか。裏トーナメント第1回戦、遊園地の戦いはあっさり雨竜院雨弓選手の不戦勝で決着がついてしまいました~』 ピン↓ポン↓パン↓ポン↓ッ♪ 「ったく、アナウンスを消音するとはな。 いやらしいトリック使いやがって。お前、探偵より犯人の方が向いてるんじゃねーか」 偽名探偵こまねはわざとらしく口笛を吹いた。 高島平四葉 ⇒自分はまだ世界征服を始めるのにはちょっとだけ早すぎたと認識し、とりあえず自分が世界を獲るまで世界を守る決意をする。主にファントムルージュあたりから。 雨竜院雨弓 ⇒小娘にしてやられたことにわりと凹みつつも、ファントムルージュとの決着を目指す。 偽名探偵こまね ⇒今回はあんまりひどい目に合うこともなく、遊園地同盟を作って裏トナメ2回戦進出。 このページのトップに戻る|トップページに戻る