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にんにくせんべい Garlic Cracker 東方より伝来した、にんにく風味の米の焼き菓子。 穀物料理の一種。スタック〇。 HQは「にんにくせんべい改(G. Cracker +1)」 元ネタは日本のお茶の間の友。 効果:HP+10 hHP+6 レジストブライン アンデッドキラー(3分) にんにくせんべい改 G. Cracker +1 濃厚な匂いを発する、にんにくせんべい。 NQは店売りされているが、HQのにんにくせんべい改は店売りされていない。 効果:hHP+8 レジストブライン アンデッドキラー(5分) レシピ 炎のクリスタル ※一回の合成で33品出来る。 タルタルライス マウラのにんにく 岩塩 蒸留水 NQ=にんにくせんべい(+33) HQ1=にんにくせんべい(+99) HQ2=にんにくせんべい改(+33) HQ3=にんにくせんべい改(+99) HQで量が増えるのは、素材を無駄にすることなく上手に出来たものと思われる。 販売店舗 エリア名 店舗・店員 販売条件 ジュノ(下層) 海神楼・Ghebi Damomohe 常時入荷
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『ゆっくり公民 ~カースト制~(後編)』 30KB いじめ 差別・格差 群れ 希少種 自然界 人間なし 3作目 後編 ゆっくり公民 ~カースト制~(中編)の続きになります 冬の間、大きく拡張したかなことさなえのおうちには、二匹以外のゆっくりの姿があった、らんとけーねである、かなこが頼み込んで一緒に冬篭りをしてもらう事にしたのだ。 これは次の春に向けて、かなこの群れを作るためにらんとけーねの知恵が必要だったからである、すでに成ゆっくりとなったさなえも話に加わり、四匹は群れの運営について話し合った。 かなこはこれまで群れに参加したことが無かったが、群れにいた経験のあるらんと「れきし」の知識のをもつけーねはそれをフォローできるゆん材であった。 最初に決めたのは、群れの階級制度である。かなこのはゆっくりの階級を3つに分けることを考えた。 頂点に希少種、次にこれまでに実証された能力の高い種であるまりさ種とみょん種、その下にそれ以外の種を置くことを決めた。それぞれの階級を「きしょうしゅ」・「せんし」・「へいみん」と呼び、上の階級のゆっくりが下のかいきゅうのゆっくりを指導し、下の階級のゆっくりは上の階級のゆっくりに服従する、これを掟とすることを決めた。 この話を聞いたけーねの発言により、この制度は「かーすと」と呼ばれることになる。 次に決めたのは群れの基本となる仕事についてである、これまでかなこのグループが成功させていたように、群れの中でゆっくりを種ごとのグループに分けて仕事を割り振り、群れの備蓄にする以外は公平に分ける、この方法を継続することになる。 その後、らんから普通の群れが掟としている、窃盗や暴力、殺ゆんなどに対する罰則が提案されるが、これについてはかなこに異存は無かった。 防衛についても現在のまりさ種とみょん種による訓練と見回りを継続し、再びの侵攻、最悪の場合ドスを含むものに対しては群れ全体を動員して迎撃に当ることにする。 最大の問題はゆん口問題だった、初期の襲撃ににより犠牲が少し出ているとはいえ、もともとこの辺りの森には居なかった数のゆっくりが集まっているのである、周囲に勢力を広げようとしても一方――山の見える方角――は襲撃者の群れが有ると思われる方角だし、反対側にもゆっくりの足でいける場所には限界がある。 このまま春になれば、群れのゆっくり達にも新しい番が生まれるし、春まで我慢していたすっきりーを行う番も出てくるだろう。 そうなれば待っているのは食糧不足からなる群れの崩壊である。 ならば、すっきりーを制限しようかと考えるかなこを止めたのはらんだった、 「すっきりーを制限すれば、群れのゆっくりの不満が爆発してしまわないか?」 「唯でさえ"かーすと"という一部の種によってはゆっくりできないものを認めさせるんだ」 これにはけーねも同意する、 「下のかーすとのゆっくり達もそうだが、まりさとみょんにも子供の居ない番が多い、すっきりー制限は危険だろう」 「あの、むれのみなさんに、おちびちゃんのかずをいっぴきにするようにおねがいするのはどうでしょうか……?」 冬の間の話し合いでも、結局この問題に対する対策は決まらず、さなえの提案くらいしか出てくるものは無かった。 これの解決法が出るには春まで待たなければならなかった。 そして多くのゆっくりが待ちわびた春、おうちの作った結界を取り外して外に出たかなこは、まだ少し肌寒い春の森を見回す。 周りの木からも声が聞こえ、越冬に成功したゆっくり達が外に出ようとしているようだ。 「おかあさま、いったいなにをしてらっしゃるんですか?」 背後からのさなえには笑みを返し、かなこは再び森を見回した、これからここに自分の群れを作るのだ、そう、とてもゆっくりしたゆっくりプレイスにしよう、かなこの決意は硬かった。 らんやけーね、さなえとも手分けをして、群れの中を見回るかなこ、今回の越冬の成功率は7割と言ったところで、決して大成功とはいえない、しかし野生においては決して低くない数字である。 なにより、かなこのグループにいたまりさ種とみょん種とその番はほとんど越冬を成功させていることから、さらにかなこの威光は高まった。 慌しく周囲のゆっくりを集めると、かなこは春の最初の狩りを行った、越冬で弱っているゆっくりも居る以上は、出来るだけ早く食料を集める必要があったのだ。 数日後、冬篭りの消耗から回復したゆっくり達が森の広場に集まり、その中心にはかなこの姿があった。 隣にらんとさなえを並ばせたかなこは、集まった群れのゆっくり達に宣言する。 「みんな、ゆっくりしていってね、これからこの群れの掟を発表するよ!」 そうして発表される「ゆっくり・かーすと」制度、ある程度は予想していたがその発表にどよめく群。 「まりささまのじつりょくなら、こんなものなのぜ!」 「みょんのぶゆうが、みとめられたみょん!」 納得し、ある意味当然という顔をしたゆっくり達、 「むきゅ、まりさたちのしたになるのね……」 「ありすは、とかいはよ、もっとうえにぐうしてしかるべきだわ!」 「わからないよー、ちぇんだってがんばっているんだよ!」 「なにいってるの、れいむは、とってもゆっくりしているんだよ!」 不満を漏らすゆっくり達、しかしそんなゆっくり達も、みょんとまりさという群れの二大勢力と希少種を従えたかなこには従わざるを得ない。 また比較的に頭の良いゆっくり達は、冬篭り前のかなこのグループの狩りの成果と、その施しを覚えていたため、一応は納得した。 続いて群れの掟が発表されてゆく、その中には盗みの禁止や殺ゆの禁忌といったゆっくり達にとってある意味当たり前のものが多かったが。 普段のゆっくり生活に大きく関わるのは、群れの「しごと」であった、この群れのゆっくりはその種により群れから仕事を割り振られることになり、そこから報酬を貰う事になる。 しかし、多くの群れで決められるすっきりーに関する掟がかなこの口から語られる事は無かった、そう、結局かなこ達はこの問題に関する解決を見出せなかったのだ。 群れのゆっくり達は希少種の下、種族ごとに集まり、群れの仕事をしていくようになった、大体の割り振りは以下の通りである。 希少種:群れの首脳部、各グループの指揮 みょん種:群れの警備、狩りの補助 まりさ種:狩りの主体 ぱちゅりー種:備蓄の管理(子供の世話予定) ありす種:群れのおうちの整備、どうぐの製作 ちぇん種:周囲の探索、遠隔地での狩り れいむ種:全体の補助 この方法は狩りや作業の効率化という形で群れに利益をもたらした、既にかなこと周囲のゆっくり達が行っていた狩での成果だけでなく、おうちの製作や道具の製作を複数のゆっくりで行うことで、製作スピードは数倍にも跳ね上がった。 森の一区画のにおうちをたくさん作り、そこに群れの備蓄を一括して集める計画も立てられ、ありす種とれいむ種による工事が行われだした。 しかし、とうとうかなこ達の恐れていた事が起きてしまう、すっきりーをするゆっくりが現れだしたのだ。 春になり番を作るゆっくりは多かった、しかし群れ全体で行動することと仕事により、多くのゆっくりはすぐに子供を作ろうとはしなかった。 これには様々な仕事に同行したさなえの説得も多いに効果があった、通常種の中では比較的頭の良いもの達もゆん口問題に気がついており、ある程度の自制もされていたのだ。 すっきりーをして、にんっしんしたゆっくりは、ほとんどがれいむ種だった、れいむ達はゆん口問題などには気がつかずただ「おちびちゃんはゆっくりできる」という信念の下に番を急かし、すっきりーに持ち込んだのだ。 もちろんその中には、にんっしんすれば辛い仕事――工事の穴掘りから逃れられると考えたれいむも少なからずいた。 この事態に頭を抱える希少種達、やはりすっきりー制限をするべきだったか、そう悩むかなこに救いの手(ゆっくりに手は無いのだが)を差し伸べたのは意外なゆっくりだった。 この一件の少し前、群れが成立して少し立った頃、群れに不思議な訪問者があった。 それは一匹のゆっくりちぇんで、この群れのほかのちぇんとは比べ物にならないほどの美ゆっくりであり、ピンとたった耳、スラリと伸びた尻尾の毛並みは美しく、汚れの見えない緑のお帽子にはキラキラと輝く飾りが付いていた。 なんと、このちぇんは群れに入れて欲しいと言ってきたのだ、かなこがこの群れのやり方とカーストについて説明してもその意思は変わらなかった、かなこは襲撃者の群れのスパイを疑ったが、らんの強烈な後押しもあり群れに加入したこのちぇんは普段の仕事においてなかなかの優秀さを示すことになった。 さらにこのキラキラちぇんは、らんからプロポーズを受けることになり、それを受けてらんの番となった。 こうしてかなこやさなえ、けーねといった、群れの首脳部の集まりにも顔を出すようになったのだ。 かなこは、らんがキラキラちぇんと番になったと聞いたときは驚いたが、話をしてみれ驚かされる事になる、キラキラちぇんの見識は、らんやけーねといった希少種にも劣らないものだったからだ、この群れに来る前の事は話そうとはしないが、様々な知識と体験談は貴重であり、かなこの相談にも乗るようになる。 そんなキラキラちぇんに、かなこはすっきりー問題について相談を持ちかけてみた。 かなこにしてみれば、何かきっかけにでもなればとした相談で、大きな収穫を得ることになる。 「にゃぁ、かーすとの差をもっと分かりやすくするべきだと思うよー」 「すっきりーはゆっくりの本能だよー、禁止したってやるゆっくりはやっちゃうよー」 「だから、すっきりーを自分で抑えないとゆっくりできなくすればいいんだよー」 キラキラちぇんの提案は以下のようなものだった。 子ゆの増加による食料問題は、この群れが全体ではなく家族ごとの越冬スタイルであるため、自己責任になる。 現在の仕事の報酬の分配はほぼ平等だが、これにカーストで差をつけるべきである。 カーストの上下の徹底、上のゆっくりの命令には逆らわせないこと。 ゆっくりの番は基本的に異種である、この場合番の間でカーストが異なることが出るので、これは高いほうに合わせる。 その代わり、番になるけっこんっの際に番のカーストの差によって群れに税を納めさせる。 この提案はかなこにとっても良いものだった、狩りの成果の分配は平等にしてきてしまったが元々、種族による能力差に合わせるつもりでもあったし。 番の間でのカースト差による問題などは意表を付かれた。 そして、最後にキラキラちぇんが語ったすっきりーの制限法にかなこは目から鱗が落ちる思いだった、さらにその方法なら群れに優れた種が増えることにもつながる。 この掟はすぐに群れへ通達され、ゆっくりの間に波紋を広げることになる。 掟を提案したキラキラちぇんについては、らんとの間のカースト差から莫大な税がかかる事になったが。 番のらんがすさまじい勢いで狩りを行い、なんと数日で税を納めることとなった。 この掟に反発するゆっくりも多く居たが、自分のカーストを上げられると言われると、番を急かして税を納めた。 もっとも割を食う形となったのはゆっくりの中に最も多いと言われるまりさとれいむの番だが、狩りの報酬がカーストを含む能力別になった事により、なんとか税を納めることに成功した。 しかし、群れのゆっくりは知らなかったのだ、この掟に含まれる毒に、その毒が姿を現すの次の春になる…… それからしばらくして、群れに変わったまりさが訪れた、大きなスィーに乗り、後ろに袋を積んだまりさは、自分を「ちょうたつや」のまりさと名乗った、話を聞いてみると食料と引き換えに様々な物を用意してくれるゆっくりだそうである、 「そうか行商人のような物か、つまり商人だな」 こんなけーねの言葉によりこのまりさは商人まりさと呼ばれる事になる、かなこに許されたこの商人まりさは群れに出入りするようになるが、なかなか便利であった。 どの様に手に入れているのか、ゆっくりにとっては薬にもなる貴重なあまあまを持っていたし、ゆっくりの傷を消すことが出来る粉は、非常に貴重なものであると群れのえーりんが太鼓判を押した。 群れのゆっくり達も、少しながらあまあまが入る事を喜んだし、この商人まりさは情報も買っていたのだ、群れの周囲のこと、どんなゆっくりが住んでいるか、他に知っている群れ、それらの情報と引き換えに、惜しげもなく食料を提供するこのまりさは群れに歓迎されることになる。 かなこも話をしてみると、かなこの思想にも一応の興味を示したし、他の場所で希少種と会ったらこの群れの事を伝えると約束してくれた、また群れの希少種の事についても聞かれた。 そんな風に順調なかなこの群れであったが、問題が起きたのは春の終わりの事だった、以前のすっきりー事件の時ににんっしんして出産を済ませたれいむ達が一斉に不満を並べだしたのだ。 梅雨が近いこの時期は群れは梅雨を越えるために狩りに力を注いでおり、ゆっくり達にも各自で備蓄を作っておくように注意がされていた。 これによって食料が不足しだしたのが子持ちの番であった、出産したゆっくりはれいむが多く番が群れにけっこんっ税を払っていたこと、赤ゆっくりは群れが預かってくれるといっても、子ゆっくりと離れたがらないれいむ達が仕事に出なかったこと、が重なった上に、多くのゆっくりが梅雨用の備蓄をを作り出した事から周囲の援助を受けられなくなった事が原因だった。 れいむは不満だった、こんなにゆっくりしている、れいむのごはんが足りないのだ。 「おかしいよ、れいむこんなにゆっくりしているのに!」 何故だ、群れの狩ではあんなにごはんが採れているのに、それならとってもゆっくりしたれいむと、そのおちびちゃんにはたっぷりのごはんが用意されるのが常識ではないか。 番のまりさも不甲斐ない、こんなにゆっくりしたれいむがすっきりーしてやって、こんなにゆっくりしたおちびちゃんを産んでやったのにあれ以来、時々非難するような目を向けてくるのだ。 そもそも、この群れがおかしいのだ、かーすとだかなんだか知らないが、ゆっくりしているゆっくりが偉いなら、このれいむ様と同じれいむが一番ゆっくりしているに決まっているではないか、それをあんな狩しか出来ないようなまりさと、棒っきれを振り回すしか能の無いみょんが偉いなどと、頭の餡子が腐っているに決まってる。長やその周りのゆっくりも変なのが多い、なんてゆっくりしていない群れなんだ。 眠っている赤ゆっくり達に目を向ける、そうだおちびちゃんの為になんとかしないと…… 「だって、れいむはおかぁさんだからね!」 そんなれいむのおうちに一匹のゆっくりが入り込んだ。 そうして、溜まった不満から群れのれいむ達によるクーデターが起こった、集まって不満を叫んでいたれいむ達は群れの食料庫に向かうと、その場に居たぱちゅりーを追い払い、食料庫の結界を破ると中の食料をむさぼりだした。 「ふは、うっめ、まれまじうっめ!」 「これは、いだいなれいむさまがたべてあげるよ、かんしゃしてね!」 「さぁ、おちびちゃんおかあさんがとってきたごはんだよ、ゆっくりたべようね!」 「「「「「「むーちゃむーちゃ、おいしいんだじぇ!」」」」」」 「ぽんぽんいっぱいになったら、うんうんするよー、すっきりー」 狩に行っていたかなこと、それに従うみょん、まりさ達が急報を受け戻った時には食料庫はあらされ、うんうんがまきちらされ、なすび型になったれいむ達が眠っているという信じられない光景が広がっていた。 「あんた達、これはいったい何のまねだい!」 寝転んでいるれいむの一匹に詰問する。 「ゆ、おさ、なんなのれいむはゆっくりしていただけだよ!」 「れいむのゆっくりをじゃまするなんて、おさはゆっくりしてないね!」 寝ぼけていたところを叩き起こされ、不機嫌そうに答えるれいむ。 他のれいむ達ものろのろと起き出すと、そのれいむに同調して文句を言い出す。 「おさが、れいむをゆっくりさせてくれないから、じしゅてきにゆっくりしていたんだよ!」 「れいむは、もっともゆっくりしたゆっくりなんだよ、それがわかってるの!」 「ぷぷぷ、れいむのいだいさががわかったらあまあまもってきてね、すぐでいいよ!」 「「「「「「おかぁしゃん、きゃっこいー!」」」」」」 「おちびちゃん、まっててね、すぐにこのどれいにあまあまもってこさせるからね!」 無言でオンバシラを呼び出したかなこは、それを地面に叩きつける。 ドスンという大きな音が響き、周りのまりさやみょんも、一瞬すくみあがる。 「ゆゅ!!!」 この時、れいむ達は自分の目の前に居るものの力に気が付いた…… 「それで、この一件の首謀者はいったい誰なんだい?」 れいむの集団を睨み付けるかなこ、怯えだしたれいむ達のの視線が奥に居た一匹のれいむに集中する。 かなこの視線もそれを追い、睨まれたれいむがそれに気が付く。 「ゆ、なにをいってるの、みんな、いまこそかなこにれいむいだいさをおもいしらせるんだよ!」 「みょんやまりさなんてめじゃないよ、とつげきだよぉー!!!」 大半は凍った様に立ち尽くすが、扇動された一部のれいむが、かなこ達に向かって突撃する。 「ゆっくりしないでしね、ゆ、ゆびぃ!」 「ゆぎぃ、いたいいたいよ、やめてね!」 「ゆー、ゆびぃ、ゆ、ゆ、ゆ……」 そうしたれいむは、みょんの反撃を喰らう。 「なにをしてるんだぁ、みんなでいくんだよ、はやくしろ、れいむのめいれいをきけぇ!!!」 大声を上げる、首謀者れいむ、そこに無言で近づいたかなこのオンバシラがれいむを吹き飛ばした。 「ゆぶぅ……ゅゅゅゅ……」 吹き飛ばされた先で痙攣する首謀者れいむ、かなこはまりさとみょんに、反乱を起こしたれいむを捕らえて広場へ連行するように指示した。 それとは別に場所に、首謀者れいむを運ぶことも合わせて…… 広場に集められてれいむ達、いったい何が起きるのか、不安そうな顔をするもの、不満げな目を向けるものも、周囲を囲み木の枝を向けたまりさとみょんには何も出来ない。 一部、番のまりさやみょんに呼びかけるれいむも、番が周囲の白い目に沈黙すると黙ってしまう。 仕事に行っていた他のゆっくり達も、一体何が起きたのかと集まりだす、ちぇんを率いて群れの遠くまで行っていたらんが戻った時には、群れの広場には、群れの大半のゆっくりが集まっていた。 広場の中心に来たかなこによって発表される、れいむの反乱、最初は驚いていたゆっくり達も、れいむ達の所業――食料庫荒しが公になると、一斉に非難の声を上げる。 「まったく、れいむはゆっくりしていないのぜ、まりさたちのがんばりがむだになったのぜ!」 「むきゅ、ぱちぇはまえかられいむはいつかやるとおもっていたわ!」 「まったく、ぬすみぐいなんて、おちびちゃんじゃなんだから、まったくれいむはとかいはじゃないわ!」 かなこから発表された罰は、群れの掟によって窃盗の罪により、おしりぺんぺん2回であった。 罰の軽さに不満の声を上げるゆっくり達、続けて発表されたのは彼らの予想を超えたものだった。 「みんな、れいむ達は今回の様に、とてもゆっくりしていないわ、よってれいむ種のかーすとをひとつ下に、"へいみん"の下にする!」 れいむ種が群れの最下層になった瞬間だった、文句を言おうとしたれいむも周囲の白い視線に押しとどめられる、こうしてれいむ達の反乱は、彼らの地位を落とす結果となり終結した。 れいむ達のカーストは便宜上「ゆっくりしていない」と呼ばれるようになる…… かなこは、群れの外れ、首謀者れいむを捕らえた場所に一匹で赴いた。 あんよを傷つけられ転がされたれいむを、二匹のみょんが油断無く木の枝を突きつけた見張っている。 見張りのみょんに労いの言葉をかけて返すと、かなこはれいむに向き直った。 「ふぅ、反乱の首謀者がまさかお前だとはね……」 「ゆぎぃ、れいむはわるくないよ、ぜんぶかなこがわるいんだよ!」 このれいむ、なんとあのさなえの親れいむであった。 あの時、かなこに殴られたことを恨みに思ったれいむは、かなこのグループとは別の勢力の体の大きなまりさに取り入り番となる、まりさを長にして、かなこをせいっさいするよと暗い情念を燃やすれいむ。 しかし、そのまりさは襲撃の報を聞いて飛び出したものの、自分達より明らかに多い、襲撃者に怯えると、戦いを放棄して逃げてしまい、勢力のゆっくりからの信頼を失ってしまう、逆にこの襲撃を跳ね返したかなこのゆん望は上がるばかりであった。 れいむは歯噛みする思いだったが、そのまま冬に入ってしまう、蓄えた食糧とまりさで冬を越えたれいむは、春になりかなこの群れが立ち上がると、手出しが出来なくなってしまう、しかし群れのれいむ達に長への不満が出ていることに気が付き、そんなゆっくりをそそのかして反乱に持ち込んだのだ。 「私は間違っていたよ、こんな最低のゆっくりでも、あのさなえと餡子がつながっていると思って、生かしておいたんだからね……」 抑揚無く呟くかなこ、その横に振り上げられる二本のオンバシラ、 「かなこは、ゆっくりしね、ゆ、ゆぎぃ、ゆ、ゆるいしてね、ゆるしてね!」 振り下ろされる一本、 「ゆぎぃ、いじゃいぃぃぃ、やめてね、やめてね!」 そちらが振りあがり、もう一本が振り下ろされる、一撃で潰さず、左右から少しづつ叩かれてゆく、 「ゆびびび、ぎぎぎぎ、ゆひ、ゆひ、ゆひ、ゆろそて!」 喋れなくなったレれいむに、叩く二本のオンバシラの速度が上がる、何かを叩く音が止んだ時、その場に残っていたのは黒いミンチであった。 オンバシラが消えるとかなこは呟いた…… 「まったく、れいむはゆっくりしていない、他のゆっくりと一緒にしたのが間違いだったよ……」 そうすると反乱を起こしたれいむ達を裁くべく、群れの広場へと向かった。 長のおうち、もともとかなこのおうちだったこの木の洞は前の冬の拡張工事を経て、群れの中でも特に大きな物になっていた。 そのために希少種達、首脳部の仕事のための場所として利用される様になってしまう。 希少種だけでなく群れのゆっくりが絶えず出入りをするため、ゆっくりとしているおうちでは無くなってしまったのだが、それを謝るかなこにさなえは。 「だいじょうぶです、おかあさま、にぎやかになってとってもたのしいです、さなえはゆっくりしています!」 と答えたが、一人立ちに向けてか、こっそりおうちを作っているのもかなこは知っていた。 さなえの成長を喜ぶ反面、寂しい気分になるかなこ、その気持ちを振り払うかのように群れの運営に注力する。 そんなかなこの元には群れの様々な報告が集められていた。 食料の備蓄状態、おうちの整備、群れのゆん口。 あの反乱事件の後、なんとか梅雨を乗り越えた群れのゆっくり達、夏になり再び群れの備蓄は充実した。 このころ、れいむ種以外の番でもすっきりーをする番が出始めるが、長のかなこが越冬の自己責任を通達するとその数もある程度で収まった。 今、かなこの前に報告されているのは、群れの外に向かって探索を進めている、ちぇん達によって上げられている報告である。 何処そこにはよい狩場があった、あそこの木は高いところに実が成っている、群れに以外のゆっくりが住んでいる集落を見つけた、あそこには希少種が住んでいるようだ、大きな川さんを見つけたがわたれなかった、などという実用的な情報から。 こっちの森でれみりゃの影を見た、いや大きなれいむが居た、ゆっくりの何倍もある鳥さんが居たなどという不確かなものまで……多種多様である。 そんな中でも最大のものは、隣の群れのゆっくりと接触できたという点である、かなこの群れから見て山の見えるほうにある群れは、例の襲撃を行っていた群れである。 警戒していたちぇんだが、隣の群れのゆっくりも話が通じないわけでは無い、何度かの交流のあと、意を決して使者を送るかなこ、使者に決まったのは、あのキラキラちぇんであった、泣いてとめるらんを振りほどいて隣の群れに向かったキラキラちぇんの成果は莫大なものだった。 隣の群れは、やはりドスまりさに率いられた群れであるらしい、あのお飾りの無いゆっくり――となりの群れでは「どれい」と呼ばれる――を使っている群れで、そのためのゆっくり確保のために侵攻を繰り返して居たらしい。 ただしドスの方でもかなこの群れのように大きな群れと事を構える気は無いとかで、お互いに手出しをしないという協定を結べそうだとキラキラちぇんは語った。この頃、あの商人まりさもドスの群れへ向かったらしいが群れのゆっくりとトラブルを起こしたとかで、それに対する文句をかなこの群れで言っていた。 「まったく、この調達屋まりさに手を出すなんて、ゆっくりしていない群れなのぜ!」 この一件はドスの意向では無かったのか、この年の秋には、かなこの群れを通してドスの使者が商人まりさの元を訪れ謝罪し、商人まりさは再びドスの群れに向かうことになる。同じ時期に隣の群れとの相互に手出しをしないという協定も結ばれた。 かなこにとっても嬉しい出来事があった、ある日さなえがかなこの元を訪れると。 「あの、おかあさま、さなえは……その、すわこさまとずっといっしょにゆっくりすることにしました!」 と伝えた、群れの仕事で長のおうちを訪れる、すわこと恋仲になっていたようだ。 祝福するかなこや群れの希少種達、 「さなえ、良かったね、幸せになるんだよ……」 祝福するかなこの目に涙が光った。 様々問題を解決してきた、かなこの群れ冬への準備も成功し、この年の越冬の成功率は9割を超える事に事になる。 そしてその次の年の春、群れには大きな問題が持ち上がった。 それは「けっこんっ」問題であった、昨年キラキラちぇんが提案し、かなこが決めた群れのすっきりー対策がここで効いて来たのである。 この問題は、昨年生まれたおちびちゃん、子ゆっくりが成ゆっくりに成長し、一人立ちしようとした所で発覚した。 この群れの掟では「けっこんっ」つまり、番を作る時に群れへの税を納めなくてはならない、番の間でカーストの差が有れば大きくなるこの税は、まだ成体になったばかりのゆっくり達に集めるには辛いものだった。 この群れでは狩などは共同で行う「しごと」であり、そこから能力とカーストに応じて分配される形式である。 成ゆっくりに成ったばかりのゆっくりでも食事には困らないが、税として納めるだけの余剰は存在しない。 仕事の無い自由時間に集めるのは許されているがそれでも若いゆっくりが集められる量には限界がある。 このころ、カーストの上下が徹底されてきたことにより、この税は低カーストの方が納める事になる。 当然、税を払えない若いゆっくり達は親に助けを求めた、かわいいおちびちゃんのけっこんっのためにと、走り回るゆっくり達、一匹のまりさが番になるれいむに、 「ぜいだけじゃないのぜ、これでれいむも"せんし"ゆっくりになれるんだから、まりさにもおくりものをするのぜ!」 と贈り物を要求したことから、贈り物の慣習まで出来てしまう、さらに重圧のかかる親ゆっくり達。 こっそりと群れに隠れて番になったゆっくりが制裁されたことも手伝う、番を作れない子供達からの視線も痛い。 群れの中でも特にこれが重圧となったのは、昨年蓄えた食糧に余裕があると思い、すっきりーして子供を多く産んでしまった番と、考えずに子供を産み、カースト最下層となったれいむの番達であった。 こうなると、頭の良いゆっくり達は自分で対策をするようになる、産むおちびちゃんの数は減らす、植物性にんっしんの場合間引きを行い産むおちびちゃんの種を限定するなどである。 若いゆっくり達も親からこれを厳命される事になる。 とあるゆっくりのおうちでは、 「やめてね!まりさ、れいむにのおちびちゃんをころさないでね!」 「しかたがないのぜ、れいむ、"れいむ"のおちびちゃんがこんなにいたら、らいねんはっさんしてしまうのぜ!」 「むきゅ、しかたがないのね……」 「ごめんなさん、おちびちゃん、こんなのとかいはじゃないわね、でもおとうさんもおかあさんも、にひきがげんかいなの……」 もちろんゲスな親も存在する 「おかあさん、なんで、なんでれいむをおいだすの?」 「いたいよぅ、やめてね、やめてね!」 「うるさいよ、まりさのところにおよめにいくぜいっなんてはらえるわけないでしょ!」 「おちびちゃんたちは、ひとりだちしてじぶんであつめてね!」 「「そ、そんなにゃー!!!」」 「ゆ、それならいい方法があるのぜ、れいむのおちびちゃんを……ゴニョゴニョ」 「あまあまと、ゆー……わかったよそれでおねがいするよ」 こうして群れのゆっくり達は自分達で対策を考えるようになる、特にれいむ種の子ゆっくりや赤ゆっくりを持て余した番から別の群れで働いてもらうと言って、商人まりさがゆっくりを買い取る様になったのもこの頃からである。 成功したすっきりー対策とは別に、希少種達にも悲劇が起きた。 「ゆぅー!どうしてですか、どうしてなんですか、さなえのおちびちゃんも、すわこさまのおちびちゃんもきのうまでいたのに!?」 「あーうー!?」 「ちぇぇぇん、おかしいぞ、らんとちぇんのおちびちゃんが居なくなっちゃたぞ!?」 「うがぁぁぁ……もこうとけいねのおちびちゃんが!?」 「落ち着くんだもこう、もしかしたら迷子になっただけかもしれん、落ち着いて探すんだ、きっとこの帽子の中とか!?」 「てんこのおちびちゃん、でてきてねぇ!ほうちぷれいなんておちびちゃんにははやすぎるわぁ!!!」 群れがひと段落つき、すっきりーをする様になった、希少種の番、その間に生まれた赤ゆっくり達が突如として消えたのある。 ある日の夜、群れで一斉に事件は起きた、生まれた赤ゆっくりは自分ではほとんど動けないはずなのに、煙の様に消えたのである。 希少種達からの涙の訴えを聞いたかなこは、まりさ、みょん、ちぇんを総動員して、周囲を探索するがその痕跡すら見つからない。 ぱちゅりー達の行った群れの中の調査では、希少種以外にも、数例おちびちゃんの消えた事例が見つかるが、赤ゆっくりも犯ゆんの痕跡も何も見つからなかった。 そして、群れの中では「かみかくし」と呼ばれ恐れられる様になるこの事件は、希少種達に大きな悲しみを与えることとなった。 この頃、群れの中でこの事件は、ゆっくりできないれいむ達による逆恨みからの犯行という噂が流れる。 カーストが徹底されるようになり、最下位で不満にあえいでいたれいむ達はけっこんっ税の恨みからこの噂を否定しない。 「いいきみだね、きしょうしゅだからっていばっているからだよ、てんばつだね!」 れいむ達は昨年の反乱の恨みが、まだ群れのゆっくりの残っていることを知らなかったのだ…… 当初は冷静に噂を押しとどめようとしたかなこも、れいむ種の態度とさなえの涙により怒り心頭となる、 れいむ種のカーストは「どれい」となり、他の種によってれいむ達は迫害されるようになっていく。 梅雨を乗り越えた夏、すっきりーをした希少種の番に襲い掛かる悲劇、なんと神隠しが再び起こったのだ。 混乱に陥り、ゆっくりできなくなる希少種達、群れの首脳部、かなこはそんな番たちを慰めると、再度神隠しの調査に乗り出すことになる。 頭の冷えたかなこは、もはやれいむ達、低カーストのゆっくりによる犯行だとは思っていなかった。 夜におちびちゃんが消えていることを鑑みて、捕食種の犯行との推理から、群れの周囲で捕食種を捜索することになる。 赤ゆっくりを失ったショックから、気落ちしているらんに代わって、ちぇん達を率いるキラキラちぇんによって、群れの周囲数箇所にれみりゃの巣が発見され、かなことみょん達による昼間の襲撃で撃破されるものの、神隠しの証拠になるような証言、証拠が発見されることはなかった。 そんなある日、かなこは赤ゆを失い、悲しんでいるであろうさなえを慰めるため、さなえとすわこのおうちを訪ねた。 狩の途中で見つけた、美しい白い花と、商人まりさから購入した取っておきの、小さくて色とりどりのきれいなあまあまを携えておうちの中へ入ったかなこは、おうちの中にさなえの姿を見つけて恐る恐る声をかける。 「さ、さなえ、ゆっくりしているかい……?」 落ち込んでいると思ったさなえは、くるり、とかなこに向きかえると、朗らかに答えた。 「おかあさま、ゆっくりしていってください、さなえはゆっくりしていますよ!」 そのさなえの様子に驚きを隠せないかなこ、 「さなえ……その、おちびちゃんのことは…「おかあさま!さなえのおちびちゃんは、とてもゆっくりしたおちびちゃんでした。おちびちゃんは、そのしんこうにより、もりやさまのもとへむかったのです!」 「おちびちゃんたちは、きっといまもりやさまのもとでゆっくりしているにちがいありません!」 さなえの剣幕に驚くもの、さなえが元気を取り戻したならなにより、この時、かなこはそう思っていた。 この日からさなえは変わった、落ち込んで家に閉じこもっていたのが、群れの中を回ると赤ゆを失って悲しんでいるゆっくり達に「きしょうしゅのおちびちゃんは、とてもゆっくりしているので、もりやさまのもとでゆっくりしている!」と話して回った。 これによって立ち直ってくる希少種達、これは良い傾向だと考えるかなこの後押しを受け、さなえは群れの中に「しんっこう」を広めてゆく事になる。 夏の二度目の神隠しから立ち直った群れに、新たな問題が起きたのはその年の秋のことだった。 けっこんっ税によりすっきりーを、ある程度自重するようになった群れのゆっくり達、しかし、禁欲のストレスからか一部のありすがれいぱー化したのだ、もっともこの事件で被害は出なかった。 れいぱー化してまりさを襲うありす達、しかし狩りから戻ったまりさ達は集団であり、訓練されたゆっくりであった。 瞬く間に取り押さえられ、きょせいされてしまうありす達、ぺにぺにを失い大人しくなってしまったありすを被害ゆが居なかった事もあり、かなこが罰する事はなかった。 もう一つは、またもや起きたれいむ種の反乱である、群れのゆっくりから、どれい扱いされ不満をためたれいむ達が長のおうちを襲撃したのだ。 かなこは不在だったが、この事件はみょん達によりあっという間に鎮圧される、なんとこの時、みょん達を指揮したのはさなえであった、さなえの「しんっこう」はみょん達にも広まっていたのである。 「れいむさん、あなたたちどれいゆっくりは、とてもゆっくりしていません、しかし、もりやさまをしんこうし、きしょうしゅたちにつくすことによって、つぎのゆんせいではきしょうしゅとしてうまれることができるのです!」 さなえの取り成しによって、軽い罰でれいむ達は許される事になる。 この時、かなこは一つの危機感を抱いた、この二つの事件はどちらもまりさ種とみょん種で解決できてしまった。 何故か発生する神隠しにより、おちびちゃんが増えない希少種、このままでは希少種ではなく、まりさとみょんが群れの主導権を握ってしまうのでは無いだろうか。 何としても、神隠しを解決しなくては。 冬篭りの間も、次の春に向け、神隠し対策を考えるかなこ、一匹になってしまった長のおうちは、おふとんの中でも何故か寒かった。 新たなる春、ピリピリとしたかなこをよそに、新しい番が生まれ、すっきりーが行われる。 希少種の番に厳重な警備を敷くかなこ、そんな努力をあざ笑うかのように、三度起きる神隠し。 しかし、今回の神隠しは今までのものとは違った、どの番にもおちびちゃんが残ったのだ。 神隠しにより消えてしまったおちびちゃんを悲しんだ番も、残ったおちびちゃんに安堵する。 さなえのしんっこうが広まったことにより、消えたおちびちゃんは、とてもゆっくりしたところへ行ったのだと、だから残ったおちびちゃんもゆっくりさせてあげよう。希少種達に明るさが戻った瞬間だった。 さなえは番のすわことは春に入ってもしばらくはすっきりーをしなかった、群れのゆっくりに、しんっこうを広める事がさなえのゆっくりになっていたのだ。 今日も群れの希少種やその子供たちに向けてさなえはしんっこうを広めている、それを見守るかなこ、始めはさなえにもおちびちゃんを作るように勧めようかと思ったかなこだったが思い直した。 これでいい、これでいいのだ、さなえがゆっくりしていれば…… 後書き 勢いで続いた、CivⅣ労働制度ネタ第二段になります。 何故か思った以上に長くなってしまいました、読んで頂いた方にはお礼申し上げます。 また前作anko2703 ゆっくり公民 ~奴隷制~に対して様々な感想、指摘、注意など有難うございました。 最後にドスの群れが生き残ることについて、ゲスの群れが制裁されなかった為にゆっくりできなかった方、申し訳ありません、今回も群れは存続してしまっています。 基本的に、群れの制度によりいじめられるゆっくりを書いているため、群れの崩壊までの描写が入らなくなっております。 どちらの群れにもいろいろな崩壊フラグは入れてあるのですが、最後に群れが崩壊してすっきりーという形にはなっていません。 一応、ネタ元のCivⅣ労働制度に沿って4部作を予定していますので、これらの群れについても取り上げることになると思います。 それと、この場を借りて謝らせていただきたいことがあります、anko2700 そして新記録も自分のかいた物になります。 これを読んですっきりしなかった方、イライラした方、申し訳ありません。 最後がオチていない、終わっているのか分かりづらいと指摘していただき、読み直してみると自分でもそう思いました。 基本的に感想である方が指摘した通り、パロディのためあそこで終わりとなっております。 いじめには見えない、タグが違うと指摘してくれた方、次回以降注意させて頂きます。 ※パロディを指摘した方、鋭いです、元ネタ的にはデブちぇんが盗みに入るべきでした。 最後にここまで読んでいただいた方、有難うございました、今後もご指摘やご感想お願い致します。
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[部分編集] えん さんにんむすめ レア #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 必要兵力 3 Lv1 攻 250 防 250 知 250 LvMAX 攻 300 防 300 知 300 スキル [さんにんのしのび!!【火】] Lv1/1 自分自身の攻防アップ 売却価格 両 コメント あかね「つぶれやがるです」いすけ「ううっ、おもいよぉ」ふうすけ「ぐぅ」あかねといすけとふうすけはいつもなかよしさんにんむすめ!!こうみえてもみんなすごいさなだのしのびなのだ。 台詞 いすけ「もぅ……えいっ!!」あかね「う、うごけないぃ……」ふうすけ「ぐぅ」 図鑑 イベント:宇喜多の夏日記 備考 入手:イベント『宇喜多の夏日記2』みにみに袋凛N 鉤爪の茜愛N 小刀の伊助艶N 鋼糸の風助 コメント 名前
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[部分編集] えん さんにんむすめ レア #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 必要兵力 3 Lv1 攻 250 防 250 知 250 LvMAX 攻 300 防 300 知 300 スキル [さんにんのしのび!!【火】] Lv1/1 自分自身の攻防アップ 売却価格 両 コメント あかね「つぶれやがるです」いすけ「ううっ、おもいよぉ」ふうすけ「ぐぅ」あかねといすけとふうすけはいつもなかよしさんにんむすめ!!こうみえてもみんなすごいさなだのしのびなのだ。 台詞 いすけ「もぅ……えいっ!!」あかね「う、うごけないぃ……」ふうすけ「ぐぅ」 図鑑 イベント:宇喜多の夏日記 備考 入手:イベント『宇喜多の夏日記2』みにみに袋凛N 鉤爪の茜愛N 小刀の伊助艶N 鋼糸の風助 コメント 名前
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※これまで自分の書いてきたSSの設定を引き継いでいます。 ※他SS様の設定をいくつか無断で使わせていただいてます。「おいおい俺の設定使うなよ」という方がおられれば削除いたします。 ※既出ネタの可能性があります。 ※名前を持つオリジナルキャラ多数出没。非匿名性を嫌う方は回れ右。 ※俺設定っていうレベルじゃねーぞ! 長屋緩慢饅頭百景 私が住む長屋には、何故かは知らないが、主にゆっくりを虐待することを好む人種──虐待お兄さん、もしくは虐待お姉さんと呼ばれる人々が多く住む。 今日は、この長屋の住人について少しだけ語ることにしよう。 私の隣の部屋に住む彼は、あるゆっくり菓子職人の弟子をしている。その名の通り、生ける饅頭であるゆっくりたちを多種多様な菓子へと加工するのが彼の生き甲斐だ。 昔は加工所に勤めていたらしいが、単純なシステムで生み出せるゆっくりの味には限界があると知り、菓子職人に弟子入りしたということだ。 普段は野山で捕まえたゆっくりを虐待しながら料理しており、よく私に味見(という名の毒見)をさせてくる。 どうも最近は、かの紅魔館にいる赤髪の悪魔に気があるとの噂があるが、よくは知らない。 「俺にとっちゃゆっくりはあれだな、材料だ」 「いぢゃい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃ!」 「材料を加工してるときが一番愉しいかな。ほい、ハゲ饅頭五つ目」 「ばりざのぎれいながみのげがぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「む……きゅっ……むきゅ、きゅっ……」 「わがらないよぉぉ……」 「ああ、ありずの、どがいばながみがぁぁ……」 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「いや、饅頭に髪はいらんだろ」 そう彼は言いながら、鼻歌を歌いつつ子まりさの髪の毛を剃り落としていく。 私たちは普段、彼のことを『菓子職人』と呼んでいる。 いつも帽子を目深に被る彼は、いつの間にか『帽子屋』と呼ばれていた。 ゆっくりは主に髪飾りや帽子で個体識別をする。その帽子を扱った虐待を行うのが彼の日課だ。 たとえば頭に実を生やした母れいむがいるとしよう。彼は何も言わずに目も開けない赤ゆっくりの髪飾りを奪う。赤ゆっくりにも親ゆっくりにも傷をつけずに奪い取る。 生まれてきたわが子に髪飾りが無いとき、母はどのような行動をとるだろうか? 母性を発揮させて子を育てるか? それとも子と認識できずに潰すのか? 「どぼじででいぶのあがぢゃんだぢりぼんがないのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 逆の場合もある。わが子を胎生にんっしんっしている親の帽子を奪い取るだけである。時には別のゆっくりの屍骸から取り出した髪飾りを代わりに付ける。 親の中から這い出て初めて見る世界。後ろを振り返れば愛しの母。その母に帽子が無かったら? ゆっくりできない飾りをつけていたら? 「ゆゆっ! ゆっくりできないよ! ゆっくりできないおかーさんはしね!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 そんな彼の飼いゆっくりは、髪飾りを持たないゆっくりゆうか種。しかしゆうか種には体つきで麦藁帽子を被るのうかりんと呼ばれるものがいるらしいため、帽子屋としては複雑な気持ちのようだ。 長屋の管理人である中年の彼を、私たちは『いとうじ』と呼んでいる。 彼の従者は双子のうぜぇ丸で、彼女らを使い天狗と交流を持っていると噂の人だ。天狗と人の間に生まれたという話もあるが眉唾である。 彼はゆっくりに関する情報を紙で纏め上げたもの──俗にいう、ゆっくり新聞の製作をしている。 愛で派、虐待派の中立を保っている記事はなかなか好評らしい。情報源は従者の双子うぜぇ丸というのがなんともいえない真実味をかもし出している。 また、ゆっくりの情報を扱うため、ゆっくりの群れに関しては私の知る限りでは一番詳しい人だ。 「今一番話題になってるのは『東のドス』の群れだぁな。何週間か前に大量発生したありすを殲滅したって話、おめぇも耳にしたこたぁあるだろ。よっぽど優秀なドスなんかね。 最近じゃ『騎馬めーりん』なんつーモンも出始めてるそうだ。オレぁめーりん好きなんだがな、あの辛味が。 あと西の『ゲストリート』のトップがまた変わったンだと。今度の奴はどのくらいもつのかねぇ? そういや最近、まりさとさとりのコンビがそこらを荒らしてるって噂があるな。なんでも闘技場出身の元ゆラディエーターだとか」 私が相変わらず凄い情報収集力だと言うと、彼はきまってこう言うのだ。 「オレの手柄じゃねぇンよ。オレの仕事はきめぇ丸の集めてくる情報を纏めるだけだって」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左うぜぇ丸です」 「副音声です」 「ステレオです」 「「おお、ダブルでうざいうざい」」 「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 そんな彼の趣味は、ゆっくりにゆっくりさせないことである。主にうぜぇ丸を使って。 いつも紺色の着物を纏う彼女は長屋の人々から『姫』と呼ばれている。 彼女が好むのは一般にゲスと呼ばれるゆっくりたち。ただ自分がゆっくりするために他のゆっくりを蹴落とす性格をしたものたちである。 自分のために幸せな家族を騙し、自分のためにドスを騙し、自分のために捕食種や人間に仲間を売る。そんな連中を自分の立ち位置から蹴落としてやるのが、たまらなく愉しいのだという。 「ただ無知なだけじゃダメなんよ。知らなかったから調子乗ってました、じゃつまんない。ちゃんと物事を理解して、多くのことを知って、その上でゆっくりを蹴り落とす」 「ごべんなざいぃぃぃぃぃ! じら゛な゛がっだんでずぅぅぅぅぅぅ!!」 「そんなゆっくりはなかなかいないんだよね。すぐにこーやって命乞いしちゃう。あたしが聞きたいのは、命乞いじゃないんだよねぇ」 「ゆ゛っ! やべでね! でいぶはどうなっでもい゛い゛がらばりざはだずげでね!」 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛ぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「泣きながら言われても興ざめだわー」 このゆっくりも違う、と呟いて、姫はまりさもれいむも蹴り潰した。 そんなにゲスなゆっくりが見たいなら、西のゲストリートに行けばいいのではないかと聞くが、彼女は悔しそうに返した。 「そりゃ行きたいよ。でも人里の外なんて出られないじゃん。妖怪もいるし」 護衛をつければいいのではと言えば、 「前に上白沢先生に頼んだら、ゆっくりにも魂はあるんだって説教くらった」 ──これはまったく関係の無い話だが、後に彼女は永遠亭の詐欺兎に護衛を頼んで、ゲスたちの集うゲストリートへ赴くことになる。 その結果は……人間がゆっくりに知略で負けるという伝説を残すことになるのだが、それはまた別の話。 「ところで、あなたの紹介はしないの?」 私のことは別にいいだろう、ありす? せいぜい、自分で言うのもなんだけど潔癖症で、部屋にゆっくりの餡子がつかないように気をつけてる程度だ。 「……おにーさんなの? おねーさんなの? 今でもわからないからあなたとしか言えないわ」 私が男か女かなんて、些細なことだろう。 さて、田吾作さんの畑にまたゆっくりが侵入したそうだから行くとするよ。留守番よろしくね、ありす。 * * * * * * その部屋の主人が出かけ、主人に飼われているありすはため息を吐いた。 「またごまかされた気がするわ……」 と、突然部屋の扉が開く。主人が忘れ物でもしたのだろうか? だが、部屋に入ってきたのはありすの主人ではなく、ゆっくりの一家だった。 「ゆっ! なかなかゆっくりできそうなおうちだね! ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 「ゆゆっ? ありすがいるよ!」 「ありちゅはゆっくちできにゃいよおきゃーしゃん!」 「そうだね! れいぱーありすはゆっくりできないよ!」 もうすぐ冬のこの時期、人間の食べ物と家を奪い取るつもりで森から来たのだろう。 ありすは慌てず、主人から教えてもらった「こういう時になんて言えばいいか」を言った。 「ここはゆっくりできないありすのおうちよ! 隣のおうちのほうがもっとゆっくりできるわ!」 「ゆゆっ? ほんとう?」 「本当よ! 隣に住んでる人間はゆっくりをゆっくりさせてくれる人間よ!」 「ゆっ! いいこときいたね! それじゃあゆっくりできないありすはゆっくりできないぷれいすでゆっくりしないでいってね!」 ゆっくりできないはずのありすの言葉を簡単に信じて、一家は隣の部屋の扉に体当たりし始めた。 その扉から出てきた『菓子職人』の姿を見てから、ありすは部屋の扉を閉めた。 今日もまた、長屋のいつもの日々が訪れる。 「ほい、焼きれいむ一丁! 残すなよー」 「でいぶの゛あがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 あとがきかもしれない ……これ、いいんだろうか? まぁいいや。 長屋の人々の話。ちゃんとゆっくりも虐待されてるよ! ぬるいけど。 長屋の入居者募集中。 この長屋の設定は著作権フリーですので、ゆっくり虐待系の中でのみ自由に使っても構いません。 ……でも誰がこんなの使うんだろう? ごめんなさい。 結局、田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 このSSに感想を付ける
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※これまで自分の書いてきたSSの設定を引き継いでいます。 ※他SS様の設定をいくつか無断で使わせていただいてます。「おいおい俺の設定使うなよ」という方がおられれば削除いたします。 ※既出ネタの可能性があります。 ※名前を持つオリジナルキャラ多数出没。非匿名性を嫌う方は回れ右。 ※俺設定っていうレベルじゃねーぞ! 長屋緩慢饅頭百景 私が住む長屋には、何故かは知らないが、主にゆっくりを虐待することを好む人種──虐待お兄さん、もしくは虐待お姉さんと呼ばれる人々が多く住む。 今日は、この長屋の住人について少しだけ語ることにしよう。 私の隣の部屋に住む彼は、あるゆっくり菓子職人の弟子をしている。その名の通り、生ける饅頭であるゆっくりたちを多種多様な菓子へと加工するのが彼の生き甲斐だ。 昔は加工所に勤めていたらしいが、単純なシステムで生み出せるゆっくりの味には限界があると知り、菓子職人に弟子入りしたということだ。 普段は野山で捕まえたゆっくりを虐待しながら料理しており、よく私に味見(という名の毒見)をさせてくる。 どうも最近は、かの紅魔館にいる赤髪の悪魔に気があるとの噂があるが、よくは知らない。 「俺にとっちゃゆっくりはあれだな、材料だ」 「いぢゃい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃ!」 「材料を加工してるときが一番愉しいかな。ほい、ハゲ饅頭五つ目」 「ばりざのぎれいながみのげがぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「む……きゅっ……むきゅ、きゅっ……」 「わがらないよぉぉ……」 「ああ、ありずの、どがいばながみがぁぁ……」 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「いや、饅頭に髪はいらんだろ」 そう彼は言いながら、鼻歌を歌いつつ子まりさの髪の毛を剃り落としていく。 私たちは普段、彼のことを『菓子職人』と呼んでいる。 いつも帽子を目深に被る彼は、いつの間にか『帽子屋』と呼ばれていた。 ゆっくりは主に髪飾りや帽子で個体識別をする。その帽子を扱った虐待を行うのが彼の日課だ。 たとえば頭に実を生やした母れいむがいるとしよう。彼は何も言わずに目も開けない赤ゆっくりの髪飾りを奪う。赤ゆっくりにも親ゆっくりにも傷をつけずに奪い取る。 生まれてきたわが子に髪飾りが無いとき、母はどのような行動をとるだろうか? 母性を発揮させて子を育てるか? それとも子と認識できずに潰すのか? 「どぼじででいぶのあがぢゃんだぢりぼんがないのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 逆の場合もある。わが子を胎生にんっしんっしている親の帽子を奪い取るだけである。時には別のゆっくりの屍骸から取り出した髪飾りを代わりに付ける。 親の中から這い出て初めて見る世界。後ろを振り返れば愛しの母。その母に帽子が無かったら? ゆっくりできない飾りをつけていたら? 「ゆゆっ! ゆっくりできないよ! ゆっくりできないおかーさんはしね!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 そんな彼の飼いゆっくりは、髪飾りを持たないゆっくりゆうか種。しかしゆうか種には体つきで麦藁帽子を被るのうかりんと呼ばれるものがいるらしいため、帽子屋としては複雑な気持ちのようだ。 長屋の管理人である中年の彼を、私たちは『いとうじ』と呼んでいる。 彼の従者は双子のうぜぇ丸で、彼女らを使い天狗と交流を持っていると噂の人だ。天狗と人の間に生まれたという話もあるが眉唾である。 彼はゆっくりに関する情報を紙で纏め上げたもの──俗にいう、ゆっくり新聞の製作をしている。 愛で派、虐待派の中立を保っている記事はなかなか好評らしい。情報源は従者の双子うぜぇ丸というのがなんともいえない真実味をかもし出している。 また、ゆっくりの情報を扱うため、ゆっくりの群れに関しては私の知る限りでは一番詳しい人だ。 「今一番話題になってるのは『東のドス』の群れだぁな。何週間か前に大量発生したありすを殲滅したって話、おめぇも耳にしたこたぁあるだろ。よっぽど優秀なドスなんかね。 最近じゃ『騎馬めーりん』なんつーモンも出始めてるそうだ。オレぁめーりん好きなんだがな、あの辛味が。 あと西の『ゲストリート』のトップがまた変わったンだと。今度の奴はどのくらいもつのかねぇ? そういや最近、まりさとさとりのコンビがそこらを荒らしてるって噂があるな。なんでも闘技場出身の元ゆラディエーターだとか」 私が相変わらず凄い情報収集力だと言うと、彼はきまってこう言うのだ。 「オレの手柄じゃねぇンよ。オレの仕事はきめぇ丸の集めてくる情報を纏めるだけだって」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左うぜぇ丸です」 「副音声です」 「ステレオです」 「「おお、ダブルでうざいうざい」」 「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 そんな彼の趣味は、ゆっくりにゆっくりさせないことである。主にうぜぇ丸を使って。 いつも紺色の着物を纏う彼女は長屋の人々から『姫』と呼ばれている。 彼女が好むのは一般にゲスと呼ばれるゆっくりたち。ただ自分がゆっくりするために他のゆっくりを蹴落とす性格をしたものたちである。 自分のために幸せな家族を騙し、自分のためにドスを騙し、自分のために捕食種や人間に仲間を売る。そんな連中を自分の立ち位置から蹴落としてやるのが、たまらなく愉しいのだという。 「ただ無知なだけじゃダメなんよ。知らなかったから調子乗ってました、じゃつまんない。ちゃんと物事を理解して、多くのことを知って、その上でゆっくりを蹴り落とす」 「ごべんなざいぃぃぃぃぃ! じら゛な゛がっだんでずぅぅぅぅぅぅ!!」 「そんなゆっくりはなかなかいないんだよね。すぐにこーやって命乞いしちゃう。あたしが聞きたいのは、命乞いじゃないんだよねぇ」 「ゆ゛っ! やべでね! でいぶはどうなっでもい゛い゛がらばりざはだずげでね!」 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛ぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「泣きながら言われても興ざめだわー」 このゆっくりも違う、と呟いて、姫はまりさもれいむも蹴り潰した。 そんなにゲスなゆっくりが見たいなら、西のゲストリートに行けばいいのではないかと聞くが、彼女は悔しそうに返した。 「そりゃ行きたいよ。でも人里の外なんて出られないじゃん。妖怪もいるし」 護衛をつければいいのではと言えば、 「前に上白沢先生に頼んだら、ゆっくりにも魂はあるんだって説教くらった」 ──これはまったく関係の無い話だが、後に彼女は永遠亭の詐欺兎に護衛を頼んで、ゲスたちの集うゲストリートへ赴くことになる。 その結果は……人間がゆっくりに知略で負けるという伝説を残すことになるのだが、それはまた別の話。 「ところで、あなたの紹介はしないの?」 私のことは別にいいだろう、ありす? せいぜい、自分で言うのもなんだけど潔癖症で、部屋にゆっくりの餡子がつかないように気をつけてる程度だ。 「……おにーさんなの? おねーさんなの? 今でもわからないからあなたとしか言えないわ」 私が男か女かなんて、些細なことだろう。 さて、田吾作さんの畑にまたゆっくりが侵入したそうだから行くとするよ。留守番よろしくね、ありす。 * * * * * * その部屋の主人が出かけ、主人に飼われているありすはため息を吐いた。 「またごまかされた気がするわ……」 と、突然部屋の扉が開く。主人が忘れ物でもしたのだろうか? だが、部屋に入ってきたのはありすの主人ではなく、ゆっくりの一家だった。 「ゆっ! なかなかゆっくりできそうなおうちだね! ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 「ゆゆっ? ありすがいるよ!」 「ありちゅはゆっくちできにゃいよおきゃーしゃん!」 「そうだね! れいぱーありすはゆっくりできないよ!」 もうすぐ冬のこの時期、人間の食べ物と家を奪い取るつもりで森から来たのだろう。 ありすは慌てず、主人から教えてもらった「こういう時になんて言えばいいか」を言った。 「ここはゆっくりできないありすのおうちよ! 隣のおうちのほうがもっとゆっくりできるわ!」 「ゆゆっ? ほんとう?」 「本当よ! 隣に住んでる人間はゆっくりをゆっくりさせてくれる人間よ!」 「ゆっ! いいこときいたね! それじゃあゆっくりできないありすはゆっくりできないぷれいすでゆっくりしないでいってね!」 ゆっくりできないはずのありすの言葉を簡単に信じて、一家は隣の部屋の扉に体当たりし始めた。 その扉から出てきた『菓子職人』の姿を見てから、ありすは部屋の扉を閉めた。 今日もまた、長屋のいつもの日々が訪れる。 「ほい、焼きれいむ一丁! 残すなよー」 「でいぶの゛あがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 あとがきかもしれない ……これ、いいんだろうか? まぁいいや。 長屋の人々の話。ちゃんとゆっくりも虐待されてるよ! ぬるいけど。 長屋の入居者募集中。 この長屋の設定は著作権フリーですので、ゆっくり虐待系の中でのみ自由に使っても構いません。 ……でも誰がこんなの使うんだろう? ごめんなさい。 結局、田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 このSSに感想を付ける
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【検索用 きみのこえつきよのまんなか 登録タグ 2009年 VOCALOID き もじゃぶた 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:もじゃぶた 作曲:もじゃぶた 編曲:もじゃぶた 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『君の声、月夜の真ん中』(きみのこえ、つきよのまんなか) ジャンルが説明出来ない、疾走感のあるバラードの様な歌 アルペジオのアコギ、疾走感のある太鼓、優しいピアノ等異種な音が組み合わさりながら成立している 夏の夜の様な潤いのあるメロディに突如重なる疾走感のある太鼓の音に癒されるつつ何かに駆り立られる 歌詞 傾きだす秤の上 時世は虚ろな夏雨 明日醒めるその瞬間 君は壊れたまま 空 水の音 月夜の真ん中 君の眼に映した景色のすべてが 忘れていた過去の中で 君の語る空想を聴く 波に沈む生けぬ記憶 指に巻いた糸は 赤 辿りて つながる運命 君の名を叫んだ遥かなあの日に もう 動かぬ 体を震わせ 抱きしめた流れる涙は幻 声無き鳥が降り立つ止り木にて 手を振る、靡いた髪が心捉え もう 動かぬ 体を震わせ 抱きしめた流れる涙は幻 空 水の音 月夜の真ん中 君の眼に映した景色のすべてが 今 消えゆく 世界の真ん中 君の手を掴んで帰りしあの場所 もう 忘れて しまった あなたの やさしさと かんじた本当のぬくもり コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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ノーマルメダル 説明 にんぎょが怪魔化した姿。近づいてきた船を美しい歌で嵐の中にさそい、遭難させたり沈没させて遊んでいる。
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雪がしんしんと積もり、吐く息でさえ凍りそうな日。 野生動物はみな自分の家でゆっくりとした時間を過ごしていた。 無論ゆっくりもだ。 「ゆっくり〜のひ〜♪ すっきり〜のひ〜♪ まったり〜のひ〜♪」 「とっちぇもゆっきゅちできゅるおうただね!」 「みゃみゃはおうたがちょってもじょーずだね!」 れいむの美しく素晴らしい美声(ゆっくり基準)にご機嫌な赤まりさと赤れいむ。 れいむの方も上機嫌であり、一曲歌え終えると次の曲を歌いだした。 「ゆーゆー♪ ゆっくりのながれーのよーにー♪」 その様子をまりさはニコニコと笑顔で見ていた。 まだ一人立ちしたばかりだった去年の冬は、食糧もたいして考えずに集め、そして無計画に食べていた為に 危うく餓死しかけた。 しかし、親となった今年はきっちりと食料を集め、計画的に食べることにした。 その為か、おうちの実に5割がぎっしりと食糧で満たされていた。 結構狭いのだが、これなら子供たちを後3匹は増やしても持つことだろう。 だからといってすっきりーはしない。去年の失敗がまりさを立派なゆっくりへと変えたのだ。 「ゆーん・・・にゃんだきゃねみゅきゅなっちぇきちゃよ・・・」 「まりちゃはおひるねしゅるね・・・ゅー・・・」 そういって寝床用に敷き詰めた枯草の上にゴロンと転がり、そのまま寝むる二匹。 「ゆふふ。ゆっくりおひるねしてね。」 れいむはスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている二匹にそっと言うと 体の上に葉っぱを数枚、そっとかけた。 このままゆっくりと冬を越して春を迎える。そしし子供たちと一緒に狩りに出かけよう。 まりさは、家族で野原を駆け巡る様子を想像すると、とてもゆったりとした気持ちになった。 ザクッ! ザクッ! 「ゆー?」 何かとてもゆっくりできない音が上から聞こえた気がする。だがまりさはすぐに気にすることを止めた。 入口はキチンと塞いであるのだ。れみりゃでも入ってはこれないのだから。 何故か天井の土がポロポロと落ちてきたじめた。まりさはにはそれがなぜなのか理解できない。 理解したとしてどうしようもないのだが。 大木の洞の中でゆっくりとしているのはありすとちぇん。そして2匹の赤ちぇんと1匹の赤ありすだった。 赤ありすは洞の中で春を待っている虫をむしゃむしゃと食べながら、親の二匹に目をキラキラさせながら 「きょうのよるはとかいはなさんたがくるわね! ありすといもうとたちはいいこだからきっと とかいはなぷれぜんとがもらえるわ!」 他の2匹もそれに同調して 「ちぇんはゆっくりしてるいいこなんだねー」 「もふもふできるものがほしんだねー」 「さんたさんはとかいはなひとだからだいじょうぶよ。」 「みんないいこだからねー。わかるよー」 赤ありすは嬉しそうにちぇんのほっぺの寄り添いすーりすーりと体を動かす。 ギィイイイイイイイイイイイ!!!!!!!! 突如鳴り響く機械音。しかし野生のゆっくりにはそれが何なのかを理解することはできない。 「ゆ! ゆっくりしずかにしてね! そんないなかくさいおとはゆっくりできないわ!」 「みみがいたいよおおおおおおおおお!!!! わからないよおおおおおおおお!!!」 「ゆっくりおとをとめてほしいんだねー! りかいしてねー!」 外へ向かって文句を言うのが精一杯だった。 しかし機械音はドンドン近づいてくる。 「やべでねえええええええ!!!!りがいじでねええええええええええ!!!!」 そしてついに機械音は自分たちの真上を通り・・・ ※ ※ ※ 乱雑とした部屋の中で寝ている男の子。 彼の枕元には靴下が吊るしてあった。そしてその傍には手紙があった。 『さんたさんえ。あかちゃんまりさとれいむがほしいです。おねがいします。』 "へ"と"え"を間違えたその手紙。それを読んでいる赤い服を来た一人の男がいた。 男は手紙を戻すと、手に持っている袋をガサゴソと漁り、何かを掴んだ。 袋の中からは 「ゆっぐりがえじでぐだざいいいいいいいい!!! でいぶだぢのあがじゃああああああんんん!!!」 「おねがいじばずうううううううう!!!! ばりざだぢはどうなっでぼいいでずうううううううう!!!」 と叫び声が聞こえるのだが、袋に何か仕掛けがあるのか声は袋の中から外へ漏れることはなかった。 掴んでいたのは赤まりさと赤れいむ。二匹はガクガクと白目をむいて震えていた。 喋るのもままらないのか、歯をガチガチと振るわせている。 「まりちゃたちをおうちにかえちぃちぇ・・・・」 「いちゃいのはもうやぁ・・・・」 男は二匹を靴下の中に入れると、そのまま割った窓からさっと外へ飛び出す。 二階から地面の降りた男は、そのまま用意しておいたバイクに乗ると 1m先も見えないブリザードの中を盗んだバイクで走り出した。 男は次の目的地へたどり着いた。 高層マンションの15階。入口はばっちりガードされている。 仕方がないので壁をよじ登り、目的の部屋へたどり着く。 手際よくガラスを円上に切り抜くと、そこから手を伸ばして鍵を開ける。 静かに侵入した部屋。片付いているが、ところどころに虐待用の箱とその中でボロボロになっているゆっくりが居た。 男はテーブルの上に置いてあるメモを見た。 『サンタさんへ。出来るならミニスカのサンタさんへ。去勢済みのありすが欲しいです。 出来れば去勢してない子供も欲しいです』 男はメモをテーブルに置くと、袋の中でゴソゴソと何か作業をし始めた。 ブチっという音と共に 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 だの 「やめてね! ままをいじめないでね!!!」 などと聞こえるが、男は気にせず袋から二匹のありすを取り出すと、傍に置いてあったコンビニの袋に入れてしっかりと口を結び ベランダからそのまま地面へと飛び降りた。 三件目の家はどうやら大富豪の家らしい。 厳重な警備で守られていたが、数多の家に侵入した男にとって見ればザルな警備だった。 段ボールを巧みに使い、目的の女の子の部屋に潜入。 枕元の靴下に張り付けてある手紙を見ると 『サンタ様へ。私の望みが叶うのならば、歯が全て抜け落ちているゆっくりがいっぱい欲しいです。 そして彼らの前でペットのもこうと共に豪華な食事を楽しみたいのです。下に置いてあるお酒はささやかなプレゼントです。』 蓬莱の薬と書かれた酒を袋に胸元へしまった男は、袋をひっくり返した。 ドバドバとゆっくり達が落ちてくる。 「ゆげぇ!・・・ゆゆぅ。ってそんなばあいじゃないよ! ゆっくりあかちゃんをかえしてね!」 「まりさはおこってるんだよ!」 「ありすはどこなのおおおおおおお!!!! わからないよおおおおおおおお!!!」 「うー? ここはとってもひろいんだどぉ〜♪ れみりゃとふらんのこーまかんにしてあげるどぉー♪」 「おねーさま! これたべていいの?」 ゆっくり達の声で寝ている女の子は目を覚ましそうだが、何故か声は届いていなった。不思議パワーである。 男は手短なありすの口に手を突っ込む。 「もぐぅ! うぐうううううう!!!」 そして歯を掴んで思いっきり引いた。 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!」 痛みの余り声も出ないのか。ありすはのたうち回っていた。それを見て凍りつくゆっくり。 しかし男はテキパキと作業をこなすのであった。 翌日。 男の子は靴下を見ると、怯えた二匹の赤ゆっくりが居る事に気づいた。 「わあー! れいむとまりさだ! さっそくたっくんにみせてこよう!」 「おーじにがえじでえええええええ!!!」 「れーみゅおうじがえるうううううううううう!!!」 マンションに住んでいた男性は、テーブルの上にありすが居る事に気づいた。 「うん。とりあえず去勢済みの方を興奮させて、あのレイパーと死にかけのまりさのにんっしんっを見せるか。」 「ごんなのどがいできじゃないいいいいいいい!!!」 「ありすはゆっくりしたぷれぜんとがほしいのおおおおおおおお!!!」 大富豪の娘は、自分の部屋に大量のゆっくりが居る事に気づいた。 「ゆっくりしてくださいね。」 「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 何を喋ってるのか全くわからなかった。とりあえず、一緒に寝ていたもこうを起こして 朝食を取る事にした。ゆっくり達にも野菜を与えたのだが、誰も口でパクパクするだけで 食べれる者はいなかった。その光景がとても愛らしく見えた。 男はバイクで道路を走っていた。 赤い服を着た男がどこへ行くのか。誰にもわからない。 【あとがき】 もう一本書いてるけど間に合うかどうか・・・ 今年も自作ケーキとニコ動で、ゆかりんとゆうかりんとゆゆ様とゆっくりすごすよ! by バスケの人
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「いくぞ!す・ぱ・げ・っ・て・ぃ!」 「オー」 「な」 「これでも喰らえ!と・き・の・し・は・い!」 「オーレーオレオレオレーオレオレーオレオレーオーレー」 「連登していいですか?」 体 15 攻 40 防 28 速 17(攻防重視) 魁皇さんが登録しているキャラの一人。 登録されるときはいつもけんたろうといっしょに登録される。 バトロイ黄金期からいたキャラの一人。 黄金期ではやっはーさんがしんたろうキラーを登録するときがあった。 さらにそれに対して聖良紅牙さんが一部のキャラを使って○○たろうとなって加勢することがあった。