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702 名前:1/2[sage] 投稿日:2012/08/27(月) 03 26 26.34 0 【ツンデレが毎日家に入り浸ったら】 気がつけば夏休みが残り一週間を切ってる罠。 「スタンド攻撃か何かか?」 「小麦粉か何かだ」 そして今日もちなみが俺の家にいる。 「何の話だ」 「……タカシは今日も私が大好きという噂が立ち込めており非常に気持ち悪いので、一刻も早く死んで欲しいという話?」 「小麦粉関係ねえ。そしてそんな噂は存在しねえ」 「……私が広めたから、存在はしている」 「だから誰も俺に寄ってこなかったのか。非常に迷惑なのでやめてください」 「……いや、それは噂とは関係なく、タカシの人格の問題」 「なるほどそうか。真実は時に死にたくなるな」 ちなみが目をきらきらさせて身を乗り出した。 「わくわくしないでください。別に今すぐ死んだりはしません」 「タカシにはがっかりだ……」 「この娘は人の死を願うのでとても怖いね」 怖いのでちなみのほっぺを両手で挟み込み、むいむいする。むいむいとは、両手でほっぺを挟み込み、うにうにと優しくこねることを指す俺の造語だ。 「んー」 しかし、この刑罰はちなみには罰則にならず、むしろ少し嬉しそうなので残念。 「はい、終わり」 「むいむいが終わってしまった……」 「なんでそんな残念そうやねん」 ぺしーん、とちなみのおでこにツッコミを入れる。 「……痛い」 無表情は崩さず、ちなみは自分のおでこをさすさすさすった。 「はぁー……しかし、過ぎてみれば早いもんだなあ、夏休みってのは」 ごろりとベッドに転がり、天井を眺める。一ヶ月以上休みがあったはずだが、光陰矢の如しとは正にこのことだな。一体何やったっけ。……あれ、ほとんど覚えてねえ。 などと考えていると、何か物体がのそりと俺の上に乗ってきた。 「重い」 「……女の子の重量は羽と同程度、という文献を読んだことがある。なので、重いわけがない。はい論破」 703 名前:2/2[sage] 投稿日:2012/08/27(月) 03 26 56.73 0 「論破じゃねえ。重いっての。どけ」 ちなみが俺の上に乗ったままむすーっとしていた。 「……重くない」 「頑なな奴め」 「重くないったら重くない」 「いていて」 俺の胸にあごをつけ、微妙にぐりぐりしてきた。なんて地味な攻撃だ。 「分かった、ちなみは重くない。だからぐりぐりするない」 「ん。分かればいい」 そしてどういうことか、そのままぐりぐりからすりすりに移行した。 「……なに」 その様子を見てたら、ちなみが少し恥ずかしそうに頬を染めてこっちを見てきた。 「いや、別に」 「……別に、タカシなんて好きじゃないもん」 「聞いてねえ」 「……誘導尋問だ。卑怯なので死刑」 「一切誘導してねえ。ただの自爆だろ」 「……しょがない。頭なでてくれたら、特別に減刑してやろう」 「そもそも刑罰を受ける覚えはないのだけど」 「……いーからなでろ、ロリコン」 「あっ、はい俺のことですね」 呼ばれたからにはなでざるを得ないので、合法ロリをなでなでする。 「……はふー」 ちなみは気持ちよさそうに吐息を吐いた。毛づくろいされてる猫みてえ。 「あ、思い出した。夏休みはほぼ毎日こんなことやってたから、ほとんど覚えてなかったんだ」 ちなみをなでることが日常に組み込まれていたがために起こった悲劇だろう。悲劇? 「……じゃあ、覚えられるようにこれからも毎日来てやろう。私に感謝し、崇め奉れ。そして将来的には私を教祖とした宗教団体を旗揚げしろ」 「いいえ、結構です」 「左うちわの予定が……」 なんかショック受けてる奴を、今日もなでなでしたり抱っこしたりしました。
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155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 01 47 18 ID ??? なんか長くなったので、もうtxtうpでいいやということで。 http //tunder.ktkr.net/up/log/tun2382.txt ※以下、うpされたtxt タ「壷を拾いました」 タ「近所の裏山に落ちていたので拾いました」 タ「・・・誰に説明してるんだ、俺は」 タ「いや、警察には届けたんだよ?でも、3ヶ月経っても落とし主が現れなかったんだな・・・」 タ「さてどうしよう」 タ「・・・とりあえず、お約束としてさすってみるか」 タ「いや、あれはランプだっけ?まあいいや。こういうのは一応やっておかないと後悔するもんな」 サスリサスリ タ「さあ、壷の精だか魔人だかよ、我の願いを叶えたまえ」 タ「・・・」 タ「なんつっ亭wwwんなもん出てくるかっつーのwwwww」 モクモク タ「へ?・・・け、煙!?」 タ「なんで!?火なんかつけてないのに・・・ええっと、消化器・・・じゃなくて消火器・・・」 ?『ちょっと待って下さい』 タ「・・・え?」 ?『コントじゃないんですから、消火器ぶっかけとかやめて下さい』 タ「なんだ君は!?どこから入ってきた!?」 ?『入ってきたんじゃありません。出てきたんです』 タ「出てきた?どこから?ムショ?」 ?『シャバの空気はうめぇなぁ・・・って、違います』 タ「・・・乗りますねぇ」 ?『壷です。その壷から出てきたんです』 タ「ええっ!?・・・んなアホな」 ?『アホはアナタです。論理的に考えて下さい。内側から鍵のかけられたこのワンルームで、壷以外に私の現れることができる所がありますか?』 タ「壷から現れるのは論理的か・・・?」 ?『そもそもアナタが呼んだんじゃないですか』 タ「俺が!?・・・もしかして、さっき壷をさすった時・・・?」 ?『そうですよ?私を呼ぶためにさすったんでしょう?』 タ「いやぁ・・・まさか本当に出てくるとは思わなかったもんで」 ?『は?呼び出しておいてなんですかそれは。私も暇じゃないんですよ?』 タ「忙しいの?」 ?『それはもう』 タ「どんな風に?」 ?『エロ展開が期待されるメリーさんSSスレを、 1が寝落ちから戻ってくるまで落とさないように保守し続けるレベルです』 タ「暇なんじゃないか・・・」 ?『そんな冗談はともかく、呼びつけた以上はさっさと願い事を言って下さい』 タ「願い事!?・・・えっ?・・・本当に叶えてくれるのけ!?」 ?『それが仕事ですから』 タ「マジでか・・・どうしよう。願い事なんか考えてなかった・・・」 ?『あと10秒・・・9・・・8・・・』 タ「えぇ!?時間制限!?う、うわわ・・・」 ?『冗談です』 タ「なんでそこでそういう冗談はさむかなぁ・・・」 ?『願い事は無いんですか?』 タ「いや、無いわけじゃなくて・・・急に言われても何を願えばいいのかすぐには・・・」 ?『不老不死とか私の能力を超えるレベルのことは無理ですけど、まあ凡人の考える程度のことなら大体大丈夫ですよ』 タ「・・・なんかバカにされた気がする」 ?『"願い事が100回叶うようにしろ"とかは無しです。エントロピーを凌駕してしまいますので』 タ「わけがわからないよ」 ?『何か欲しいものとかは無いんですか?といっても、"ギャルのパンティ"みたいな低俗なのは勘弁願いたいですけど』 ?『私の同業者もこないだそれで愚痴ってましたし・・・』 タ「神龍は君の同業者なのか・・・それはともかく、欲しいものねぇ・・・う~ん、色々あるんだけどなぁ。何が一番欲しいだろう」 ?『"お金"とかいう人もいるんですけど、細かく指定してもらわないと同じ番号のお札を何枚も出したりしますんで、ご注意下さい』 タ「それはヤバイなぁ・・・大体、偽札使ってるような感じで後ろめたくなりそうだ」 ?『いくじなしですね』 タ「正直者と言ってよ・・・まあ実際のところ小心者なだけだけど」 ?『で、どうします?』 タ「う~む・・・お金以外となると、やっぱアレか」 ?『アレと言いますと?』 タ「彼女!」 ?『・・・やっぱり。ベタですね』 タ「ほっといてくれ・・・で、どうなの?できるの?」 ?『当たり前です。私を誰だと思ってるんですか』 タ「・・・」 タ「そういえば、誰?」 ?『え?・・・そういえば言ってませんでしたっけ。壷の精です』 タ「君こそベタじゃないか・・・名前はあるの?俺は別府タカシっていうんだけど」 ?『名前は"つぼみ"です』 タ「"つぼみ"・・・かわいい名前だな」 つ『か、かわいい!?(///)・・・そういうリアクションは・・・初めてです』 タ「そうなのか?」 つ『大体は"壷の精だからつぼみかよwwwベタすぐるwwwww"とかいう反応なので・・・』 タ「・・・ああ、そういう由来だったのか。言われるまで気付かなかった。てっきり蕾みたいにちっこくてかわいいからだと・・・」 つ『いや、だからその・・・かわいいとかそういうのは・・・(///)』 つ『・・・』 つ『てゆーかちっこいってなんですか!アナタよりずっと長生きしてる精霊に対して失礼です!!』 タ「まあまあwwwとりあえず、よろしく。つぼみ」 つ『は、はぁ・・・よろしくお願いします、別府様』 タ「別府様って・・・タカシでいいよ」 つ『いいんですか?・・・じゃあタカシ、よろしくお願いします・・・って、こんな自己紹介してる場合ですか。彼女欲しいんですよね?』 タ「そういえばそうだった。できるんだよな?」 つ『モチのロンです。とはいえ今すぐここに出現させるとかいうわけにはいきませんが』 タ「どんな段取りになるんだ?」 つ『フラグ立てと、その後の攻略をお手伝いします』 タ「え・・・結構回りくどいんだな」 つ『人体練成するわけにいかないので、当然既存の人間をアナタの彼女にするんです』 つ『それとも、ラ○ドールとかの方がいいですか?』 タ「いや・・・生身の人間でお願いします」 つ『わかりました。それで、お目当ての女性とかいますか?』 タ「うん、同じ会社の椎水かなみさんとか・・・いいなと思ってるんだけど」 つ『了解です。では、その女性のスペックと現時点での親密度等をきいていいですか?』 タ「かくかくしかじか」 つ『なるほど・・・それは多分相手にされてませんね』 タ「わざわざ言われなくてもわかってるよ・・・それでもいけるのか?」 つ『任せて下さい。むしろまーかせて!』 タ「別に鳥坂さん風に言い直さなくても・・・」 つ『では今日はこの辺にして、まず明日フラグを立てるところからスタートしましょう』 タ「おk・・・でも、今日はつぼみどうするんだ?」 つ『壷に戻って寝ます』 つ『あ、壷と言っても某掲示板の暗喩じゃありませんからね?』 タ「ふ~ん・・・その壷の中ってどうなってんの?」 つ『へ?・・・あ、ダ、ダメです!覗くの禁止です!!』 タ「そう言われるとなおさら気になるなぁ」 つ『女の子のプライベート空間を覗くなんて、悪趣味すぎます!』 タ「女の子?」 つ『・・・何か異論でも?』 タ「いえ、なんでもございません・・・」 つ『とにかく!・・・私は戻りますけど、壷の中は絶対に覗かないで下さい!!覗いたら、願いが叶わないだけではすみませんから』 タ「どうなるの?」 つ『知り合いのガチムチ魔人に頼んでアッー!な目に合わせます』 タ「うほっ・・・やめとこう」 夜中・・・ タ「さっきはああ言ったけど、やっぱ気になるよなぁ。今なら寝静まってるだろうし、少しだけ・・・」 ピトッ タ「・・・ん~・・・何も見えない。懐中電灯で中を照らせば・・・ってそんなことしたら一発でバレるな。諦めよう」 翌朝・・・ タ「ふわぁぁぁ・・・朝か。起きよう。お~い、つぼみ、朝だぞ」 サスリサスリ つ『ん・・・ふわぁぁぁ・・・おやすみなさい』 タ「二度寝かよ!・・・今まで散々寝てたんじゃないのか?」 つ『ん~・・・寝てる期間の方が長かったので・・・朝弱い体質になってしまったんです~・・・Zzz』 タ「今日は椎水さんのフラグ立ててくれる約束だろ?起きてくれよ」 つ『ふわぁぁぁい・・・ん?・・・あぁぁぁぁぁ!』 タ「え?何?どうしたの?」 つ『タカシ・・・覗きましたね?』 タ「(ギクッ)・・・な、なんのことかな?(汗)」 つ『鏡見て下さい』 タ「鏡?・・・あっ!目の周りに黒い丸が・・・」 つ『念のため壷の口にインキを塗っておいたんですが・・・本当に覗くなんて・・・酷いです』 タ「ごめん!つい出来心で!!・・・でも中は全く見えなかったし・・・」 つ『当然です。見えないよう結界をはってますから』 タ「え~・・・じゃあ別に問題なかったんじゃ・・・」 つ『そういう問題じゃないんです。信頼関係の問題です』 タ「う゛・・・ご、ごめん・・・」 つ『こうなっては、もう願い事を叶えるのは無理ですね』 タ「あぅ・・・」 つ『私の家を覗くわ、朝から体の一部だけ元気だわ、ベッドの下にエロ本は隠すわ、本をくりぬいてエロビデオ隠すわ・・・もう堪忍できません』 タ「俺が悪かった・・・って、ちょっと待った!・・・後半、なぜ知ってる?」 つ『え?あ、いや、それはその・・・』 タ「・・・もしかして、俺が寝てる間に部屋を漁ったり・・・」 つ『え、えと・・・若い男性の部屋って初めてだったので・・・あはは・・・』 タ「"あはは"じゃない!自分だって似たようなもんじゃないか!!」 つ『いや、まあその(汗)・・・ではそういうことで、今日も張り切ってまいりましょう!』 タ「・・・ごまかした・・・」 通勤・・・ タ「・・・で、会社についてくるのか。大丈夫?」 つ『さすがにリモートコントロールでフラグ立てたりできませんから。私の姿はタカシにしか見えませんし無問題です』 タ「どうやってフラグ立てるんだ?」 つ『とりあえず走って下さい』 タ「走る?(タッタッタッ)・・・こう?」 つ『その調子です・・・そのまま真っ直ぐ・・・』 タ「一体なんで・・・(ドンッ)・・・うわっ!」 ?「きゃっ!」 つ『(えいっ!)』 フワッ タ「うぉ!?体が勝手に・・・」 ガシッ タ「だ、大丈夫ですか!?・・・って、椎水さん!?」 か「え?・・・確か・・・えっと・・・誰だっけ?」 タ「同期の別府だけど・・・」 か「あ、そうそう、そうだった。別府君・・・急に飛び出してこないでよ、もう!」 タ「ごめん・・・大丈夫?怪我とか無い?」 か「え、ええ・・・別府君が手を引っ張ってくれたから特に無いけど・・・今度から気をつけてよね!」 タ「うん・・・」 か「じゃ、私行くから」 スタスタスタ タ「・・・椎水さん、怒らせちゃった」 つ『大丈夫、計 画 ど お り です』 タ「これで?嫌われた気がするんだけど・・・」 つ『いえ、タカシの場合はまず存在を空気から格上げする必要がありますので。"好き"の対義語は"嫌い"じゃなくて"どうでもいい"ですから』 タ「そこからなのか・・・」 つ『もちろん、これで終わったらダメですよ?会社で会ったら"さっきはゴメン"って言って下さい』 タ「それはもちろんそうするけど・・・」 つ『そこから先は相手の出方次第ですね。とりあえず、会社に行きましょう』 会社・・・ タ「あ、椎水さん・・・」 か「ん?ああ、別府君」 タ「さっきはホントごめん」 か「ううん、こっちこそ怒っちゃってごめんなさい。別府君は助けてくれたのに」 つ『(やっぱり怒ってはないですね。じゃあ、お詫びに自販機の紅茶でもおごってあげて下さい)』 タ「いや、でもこっちが急に飛び出したんだし・・・(チャリン…ゴトッ)・・・はい、お詫びにこれでも飲んでよ」 か「そこまでしてもらわなくても・・・まあせっかくだからもらうけど。ありがと」 ビーッ か「あ、朝礼始まるわね。じゃあまた。ごちそうさま」 タ「う、うん・・・また・・・」 夜・・・ タ「はぁ~・・・今日は疲れたなぁ」 つ『お疲れ様です。意外に上手く振舞いましたね』 タ「いや、意外って・・・計画どおりだったんだろ?」 つ『そうですけど、もっと色々私の手助けが必要と思ってましたんで』 つ『こけた拍子にパンツが見えるエロゲ展開にした方が良かったですか?』 タ「え?・・・(ツー)』 つ『・・・なに鼻血たらしてんですか、この童貞が』 タ「ど、どどど童貞ちゃう・・・ことないけど」 つ『とにかく、がっつくのはダメですよ?私も彼女の心を弄って惚れさせたりはできないんですから』 つ『とりあえずタカシの行動が彼女の気を惹くお手伝いはします。ほっといたら空気のままでしょうから・・・』 タ「・・・さんきゅー・・・」 つ『さて、それでは私はそろそろ寝・・・』 グー タ「ん?」 つ『・・・(///)』 タ「つぼみ・・・腹減ったのか?」 つ『その・・・久しぶりに壷外での活動を長時間したもので・・・』 タ「なんか、そうしてると人間の女の子っぽいよなwww」 つ『う、うるさいです・・・(///)』 タ「まあ俺もそろそろ夕飯にしようと思ってたとこだ。一緒に食べようか」 つ『いえ、でも・・・』 グーッ つ『・・・(///)・・・まあ、椎水かなみさんとのデートの予行演習ということで・・・一緒に食べてあげてもいいです(///)』 タ「よし、じゃあ用意するから待っててくれ。そんな大したものはできないけど」 数分後・・・ タ「お待たせ」 つ『おぉ!予想以上にまともな料理が!?』 タ「失敬な奴だな・・・まあとりあえず食べよう」 つ『いただきます・・・(パクッ)』 つ『!!??・・・こ、これは・・・!』 タ「あれ?口に合わなかった?」 つ『いえ・・・美味しいのでビックリしました』 タ「それは良かった。たーんと食べてくれ」 つ『はい・・・はむっ・・・もぐもぐ・・・んむ・・・むしゃむしゃ・・・』 タ「・・・」 つ『・・・?・・・な、何見てるんですか・・・』 タ「いやぁ、そうしてるとホント人間の女の子っぽいな、ってwwwww」 つ『ほ、ほっといて下さい!(///)』 タ「でもマジで、壷の精の割には人間の文化のこともよく知ってるし・・・」 つ『いっぺん壷の精やってみて下さい。どれだけ暇か・・・。サブカルで暇潰ししてないとやってられませんよ』 タ「へぇ」 つ『最近はだいぶよくなりましたけどね。暇を潰せる娯楽が沢山あって』 つ『昔は源氏物語絵巻の連載で毎週wktkしたりとか、それぐらいしかありませんでしたから』 つ『平家物語とかは当時結構胸熱でしたけどね』 タ「そんな昔から生きてるのか・・・」 つ『さすがに、壷がこの世界で発明されてからですけど』 タ「ふ~ん・・・ま、なんにせよすごいな」 つ『そうですよ。だからもっと崇め奉って下さい』 タ「ご飯のおかわり、いる?」 つ『いただきます・・・はむっ・・・ぱくぱく・・・もぐもぐ・・・』 つ『・・・って、そうじゃなくて!もっと私を崇め・・・』 タ「味噌汁もまだあるけど」 つ『それはどうも・・・ずずず・・・』 つ『・・・じゃなくて!だから私を奉って・・・』 タ「食後はデザートもあるから。さすがにこれは買ってきたエクレアだけど」 つ『GJです!(>▽<)b』 つ『・・・』 つ『・・・はぁ・・・もういいです・・・タカシに敬いの心を期待した私がバカでした』 タ「そんなこと言いつつ、全部平らげてるじゃないか」 つ『それは・・・お腹が空いていたからであって・・・』 タ「おかわりもしてたしwww」 つ『・・・(///)・・・わ、私のことなんかいいんです!タカシこそ、長らく彼女もいなかったせいで料理上手くなってしまったパターンじゃないですか』 つ『まあ今は料理好きな男性はむしろポイントアップですけど・・・』 タ「そうなのか?じゃあ、椎水さんに今日のお詫びということで料理を振舞えば・・・」 つ『やめて下さい・・・まだその段階じゃありません。がっつくなと言ったでしょう』 タ「う、うん・・・」 つ『とりあえずタカシの存在に慣らして行くのが大事です』 タ「動物園かよ・・・」 翌朝・・・ つ『今日はもうぶつからなくていいです。その代わり、昨日ぶつかったのと同じ場所でさりげなく出くわしましょう』 タ「そんなタイミング良くいくもんか?」 つ『そこで私の出番ですよ。てやっ!』 タ「うぉ!?不思議な力で背中を押される!?」 タッタッタッ…ピタッ か「あ、別府君」 タ「椎水さん!?・・・お、おはよう」 か「おはよ。今朝はぶつかってこなかったのね」 タ「い、いやぁ・・・さすがにそれは・・・あははは」 つ『(笑顔引きつってるなぁ)』 か「それにしてもまた同じ場所で会うなんて、奇遇ね」 タ「そ、そうだね・・・あははは」 つ『(それじゃ話続かないでしょーが。通勤経路のこととか、なんか話膨らまして下さい)』 タ「い、いつもこの道通ってるの?」 か「ええ。家がグリ○ンドーム前橋の近くだから、この道が近道なの」 つ『(ナイスです!住んでる場所の情報GETですよ)』 タ「そうなんだ。あの辺、いいところだよね」 か「うん・・・あ、いっけなーい!今日は朝一で会議だから資料の準備しないと!!じゃあ私行くわね」 タッタッタッ タ「あ・・・」 つ『まあ今日のところはこんなもんでしょう。タカシにしては上出来です』 タ「・・・いつも一言多い奴だな」 夜・・・ タ「ふぅ・・・今日も疲れたなぁ」 つ『この程度でなんですか。まったく今時の若者は・・・ぶつぶつ』 タ「急に年寄り臭くなったな」 つ『お、お婆ちゃんじゃありません!』 タ「そこまでは言ってない・・・ところで、晩飯はカレーでいいか?」 つ『な、なんで私が食べるの前提なんですか・・・』 タ「いらない?」 つ『・・・いります(///)・・・カレーでいいです・・・むしろカレー好きです(/////)』 タ「良かった。今日は材料がそれぐらいしか無くて・・・」 数十分後・・・ タ「できた」 つ『早いですね』 タ「圧力鍋あると煮物系は捗るぞ」 つ『・・・すっかり家庭的になってますね』 タ「しょうがないだろ・・・まあでも、彼女ができれば手料理作ったり作られたりでうひゃひゃひゃひゃ」 つ『変な妄想しないで下さい・・・』 食後・・・ つ『ごちそうさまでした』 タ「今日もよく食ったなぁwww」 つ『カレーは日本の国民食ですから』 タ「インド人が聞いたらなんて言うかね・・・」 つ『インド人を右に?』 タ「それを言うならハンドルだ!・・・というか今全く関係無いだろう」 つ『まあカレーは誰が作っても美味しいですしね』 タ「それはそうだけど・・・カレー以外はどうなんだ。昨日は褒めてくれたじゃないか」 つ『・・・』 つ『あ、明日からも・・・食べてあげていい程度には・・・その・・・美味しいです・・・よ(///)』 翌日・・・ つ『今日はもう昨日と同じ交差点で出会うのはやめましょう。3日続くとわざとだと思われます』 タ「なるほど。じゃあどうする?」 つ『もう少し会社に近づいた所で、椎水さんに追いついて下さい』 つ『単に知り合いが普通に道で合った感じで挨拶して下さい』 タ「(そんなのさらっとできるぐらいなら、とっくに彼女できとるわい・・・)や、やあ、椎水さん。お、おはよう」 か「ん?あ、別府君、おはよ」 つ『(なにどもってるんですか。朝なんですから爽やかにして下さい)』 タ「(そう言われても・・・)き、今日の髪留め、かわいいね」 か「あら、ありがとう。昨日買ったんだけど・・・まさか別府君に最初に褒められるとは思わなかったwww」 つ『(なんと!まさかのアドリブ!!・・・しかも効果あり!?)』 タ「そうなんだ。じゃ、また」 か『うん、またね!』 スタスタスタ タ「・・・」 タ「うわぁぁぁぁぁ!すげー緊張したぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 つ『タカシ、やるじゃないですか。好感度ちょっと上がったっぽいですよ』 タ「そ、そうなのか?・・・必死だったからもう何が何やら・・・」 つ『まあ、たまたま昨日買ったものだったという、運の良さに助けられたんですけどね』 タ「・・・わかってるよ」 一週間後・・・ つ『だいぶ椎水さんとのコミュニケーションがとれるようになってきましたね』 タ「そうだなぁ。お互い見かけたら話しかけて会話できるようにはなったな」 つ『以前は廊下ですれ違っても目も合わない状態だったんですよね。かなり進歩ですよ』 タ「俺、空気だったからなぁ・・・」 つ『とはいえ、これでやっと"知り合い"レベルですからね。焦ったらダメですよ?』 タ「うん・・・わかってる。逆に、そろそろ食事に誘えとか言われる方が焦る」 つ『いずれはその勇気を出してもらわないといけないんですけどね』 グー つ『あ・・・(///)』 タ「つぼみは本当に食いしん坊だなぁwww」 つ『タ、タカシが世話を焼かせるせいですよ!?(///)』 タ「わかったわかったwww・・・つぼみさん、お食事でもご一緒にいかがですか?」 つ『わ、わわわ私誘ってどうするんですかっ!(///)・・・しかもさらっと言えてるし・・・(/////)』 食後・・・ タ「あ、今日はいつも観てる番組が野球中継で無くなってる」 つ『えぇぇぇぇ!?そんなぁ・・・』 タ「しょうがないな。ゲームでもするか」 つ『どんなのがあるんですか?』 タ「FFTとか」 つ『高速フーリエ変換?』 タ「ファイナル・ファンタジ○・タクティクスだ!なんでこんなとこで周波数解析をせねばならんのだ!!」 つ『あれですよね、エルムドアから源氏シリーズを盗めるゲームですよね?』 タ「おい、やめろ・・・」 つ『?』 タ「やっぱりFFTはやめよう。ロ○クマンとかどうだ?」 つ『エアーマンが倒せないのに?』 タ「それ以前にウッドマンが倒せない・・・よし、やめよう」 つ『結局何やるんですか?』 タ「・・・ゲーム以外のことをしよう」 つ『ヘタレですね』 タ「うるへー・・・」 タ「・・・」 タ「ちょっとトイレ行ってくる」 ジャー タ「ふぅ・・・そういえば、前から気になってなってたんだけど」 つ『なんですか?』 タ「つぼみってさぁ・・・」 タ「トイレはどうしてるんだ?」 つ『・・・!!!???』 つ『な、なななななななに言ってるんですか!セクハラです!!(///)』 タ「すまん・・・でも我慢してるんじゃないかって心配だし・・・」 つ『我慢なんかしてません!私は精霊なのでトイレなんか行く必要無いんですっ!!』 タ「食事はするのに排泄はしないのか・・・どういう体の仕組みしてるんだろう」 つ『アイドルがう○こしないのと同じ原理です』 タ「いやいやいや・・・(汗)」 つ『大体、私が排泄するような体質だったら、壷の中は一体どうなると思ってるんですか』 タ「」 つ『あっ!やっぱり今の無し!!無しです!!!想像するの禁止です!!!!(/////)』 タ「うん、俺も想像したくない・・・」 二週間後・・・ タ「やあ、椎水さん」 か「あ、別府君」 タ「どうしたの?なんか慌しいみたいだけど」 か「ちょっとTo Loveっちゃって・・・うちの課のPCがみんなネットワークに繋がらなくなっちゃったみたいなの」 タ「ネットワークに?」 ツンツン タ「ん?」 つ『(タカシ、こっちです・・・こっち)』 タ「あ・・・ハブの電源が抜けてる・・・」 か「え?羽生?」 タ「いや、ハブ・・・まあネットワークの中継基地みたいなもんだよ。この課のPCが繋がってるそのハブの電源が抜けてるんだ」 グサッ タ「電源プラグ挿し直したよ。これでどう?」 か「あ・・・つながったみたい」 タ「そっか。良かった」 か「別府君、ありがとう!助かったわ。急いで送らないといけないメールあったから・・・」 タ「いや、別に大したことしてないよ。それじゃ、仕事頑張って」 スタスタスタ タ「(あれ、つぼみが電源抜いたのか?)」 つ『(はい。タカシのポイント上げようと・・・)』 タ「(まあそれはありがたいんだけど・・・椎水さんに迷惑かかるのはちょっと困るな)」 つ『(・・・ごめん・・・なさい・・・)』 つ『(・・・)』 定時後・・・ タ「さて、今日はノー残業デーだな。帰るとするか」 つ『(せいっ!)』 タ「うわっ、また不思議な力で背中を押される!」 か「あれ?別府君、今帰り?」 タ「あ、椎水さん」 か「今日はホントありがとう。おかげで仕事に支障が出なくて済んだわ」 タ「いやぁ、別に大したことはしてないよ」 つ『(タカシ、チャンスです。下調べの成果を今発揮して下さい)』 タ「(う・・・いよいよか・・・)と、ところで椎水さん」 か「ん?なに?」 タ「椎水さん、こないだグリ○ンドーム前橋の近くに住んでるって言ってたよね」 か「ええ、そういえば言ったわね」 タ「そっち方面で最近パスタ屋さんがオープンしたって聞いたんだけど、知ってる?」 か「ああ、知ってる知ってる♪まだ行ったことないんだけど、いつも通る道のすぐ近くだから近々行ってみたいと思ってるの」 タ「そ、そうなんだ・・・」 つ『(ほら、ここは押しで)』 タ「あ、あの・・・もし都合が悪くなければでいいんだけど・・・今日行ってみない?クーポン券あるんだ」 か「クーポン?あの店の?そんなのあったんだ・・・。いいわね、行きましょ!」 店・・・ か「へぇ、インターネットでこのお店のクーポン券手に入れたんだ」 タ「うん。お店の名前で検索したらズバリお店のサイトがヒットして、どんなもんか見てたら見つけた」 か「ふ~ん、スゴイのね。私、仕事でしかPC使わないから、○fficeとかN○tesはわかるけど他はあんまり・・・」 タ「いや、そういうの使えてるなら十分だと思うけど」 か「でも、別府君は今日の虎舞竜もすぐ解決してくれたし、スゴイと思う」 タ「そ、そんなことないよ・・・(俺の功績じゃないし・・・)」 か「それに、もっと使いこなせると実際便利そうよね。友子もなんかiPed?とかI Phone?とかガシガシ使ってて、できる女っぽいし・・・」 タ「(友子さんそれって・・・そういえば前に中国出張行ってたな・・・)・・・まあ、便利なのは確かだね」 つ『(タカシは浸かり過ぎですけどね)』 タ「(お前は黙ってろ・・・)」 か「私も今度のボーナスでPC買おうかなぁ・・・オススメとかあったら教えてくれない?」 タ「いいよ。そんなのお安い御用だ」 夜・・・ つ『タカシの得意分野で話が盛り上がるとは、意外でしたね』 タ「そうだなぁ」 つ『コミュ障のタカシのことなので当然話題に困ると思って、助け舟は色々用意してたんですが・・・』 タ「コミュ障は言い過ぎだろ・・・ちょっとBAD COMMUNICATIONなだけで」 つ『同じようなもんです・・・大体、テレビでBAD NEWSを楽しむような去年の女なんかいないじゃないですか』 タ「ほっといてくれ・・・ま、やり方は強引だったけど、結果的に今日はうまくいったな。さんきゅ、つぼみ」 つ『どういたしまして。強引な手でも使わないとタカシの場合進展しませんからね』 タ「それについては反論できないか・・・とにかく、感謝してるよ。ここまで来られたのもつぼみのおかげだ」 つ『謝意は形にしてもらわないと伝わりませんね』 タ「形?」 グー つ『う・・・(///)』 タ「なるほどねwww」 つ『つまり・・・そういうことです・・・(///)』 タ「今日は外食したからつぼみ晩飯まだだもんな。すぐ用意するから待ってて」 つ『はい・・・』 つ『・・・』 つ『タカシ、まだまだこれからですからね?浮かれたらダメですよ?』 タ「わかってる。"単なる便利な人"としか思われてない可能性も大きいからな。これからも力貸してくれよ」 つ『タカシの願いを叶えるのが私の仕事ですからね。任せといて下さい』 つ『(・・・仕事・・・ですから・・・)』 ※後半へ続く
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135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/15(木) 14 12 06.99 ID iAIhuq6p0 [4/6] 放置してしまった…… ツンデレに百叩きされて来よう 155 名前:【代行スレ639】 1/2[] 投稿日:2012/03/15(木) 18 19 51.21 ID CxqzALvF0 135 「ひゃあ~~~~くっ!!!」 ズドォッ 「プギュッ」 「よく耐えたなタカシ。これでお前は男だ」 「うぅ……痛いよぉ……苦しいよぉ……」 シクシク 「なんだよ、お前がお詫びに百叩いてくれって言ったから叩いてやったんだろ」 「叩いてないじゃん! 殴ったじゃん! 腹パンじゃん!」 「平手打ちだとミミズ腫れになるぞ?」 「もうやだかつみんこわい!」 「だってお前が……」 「俺が考えてたのはなぁ! もっとこう…… ~~~ 156 名前:【代行スレ639】 2/2[] 投稿日:2012/03/15(木) 18 20 08.88 ID CxqzALvF0 『ひゃ~く♡』 ペチ 『待たせてごめんな?』 『別にこんなことしなくても良かったのに……』 『いいんだよ、俺がこうしないと気が済まないだけだから』 『あっ、まだダメ。終わってない』 『え、まだやるの?』 『ほら、ちょっと赤くなってるから…………舐めて直してア・ゲ・ル♡』 ~~~ みたいなさぁ!」 「キモっ」 「うわぁああん!!」 「んだよー…………」 「(タカシがマゾなのかと思ったから喜んでもらおうと張り切ったのにぃ……)」 ショボーン
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264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/11(水) 21 24 05.17 ID oHDFJdonO [18/18] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(ちなみさんVer.) 男「ちなみ?」 女「……何」 男「突然なんだが、ギュッてしていいか?」 女「……止めろ……気持ち悪い……」 男「だが止めぬ。何故ならちなみ弄りは俺のライフワークだから」ギュッ 女「……止めろと言っているのに……タカシの耳は詰まってる……」 男(このまま返事しなかったらどうなるのか…よし、試してみよう) 女「……聞いてるの……タカシ……」 男「……」ギュゥッ 女「……早く離せ……私はタカシの自己満足に……付き合う趣味はない……」 男「……」 女「……人が来たら……誤解される……だから早く……」 男「……」 女「……止めろ……離せ……恥ずかしいから……」 男「……」 女「…………もう…………」ギュウゥッ 結果:色々ぶつぶつ言ってくるが、最終的に「もう」って言って抱きしめ返してくる。 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 03 09 31.36 ID rBbGL7RDO [2/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(かなみさんVer.) 男「かーなみっ!」ギュッ 女「ちょっと、何してんのよ。離しなさいよ!」 男「だって俺、一日一回はかなみを抱きしめないと禁断症状が出るんだよ」 女「嘘つきなさい! そんな病気があるもんですか!」 男「んー…」←聞こえないフリ 女「や、ちょっと……ねぇ、本当に止めてよ」 男「……Zzz」←寝たフリ 女「人にすがりついたまま、そんなに器用に寝れるはずないでしょうが!!」 男「……ぐたー」←死んだフリ 女「死ぬな!!」 男「……」スリスリ 女「スリスリするなぁ! あと、いい加減なんか言え!」 男「……」ムギュッ 女「や、止めろって言ってるのに……タカシの馬鹿、変態、鬼畜、セクハラ野郎!」 男「……」 女「……へ、返事してくれないと対処のしようがなくて困るじゃないかぁ……」 結果:色々まくし立てたあげく、反応のないタカシに涙目になる。 317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 03 29 57.93 ID rBbGL7RDO [3/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(尊さんVer.) 男「……」ギュッ 尊「ん? 何をしている、離せタカシ」 男「……」ギュ-ッ 尊「頭突きくらわすぞ。それが嫌なら私に近づくな」 男「……」ムギュ-ッ 尊「……苦しいだろうが。抱きしめるのに加減も出来んのか?」 男「……」パッ 尊「そうだ。そうやってすぐに言うことを聞けばいいんだ」 男「……」ギュッ 尊「……貴様、何度言えば分かる。その汚い腕を離せと言ってるんだ」 男「……」ギュッ 尊「……止めろ。それ以上やると大声出して人を呼ぶぞ」 男「……」ギュッ 尊「お前、私が何か言う度にギュッとしなおすな。良かろう、それなら我慢比べだ」 男「……」 尊「……」ムスッ 結果:最初はひどく罵倒してくるも、最終的には黙ってタカシを受け入れる。 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 03 54 16.49 ID rBbGL7RDO [4/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(纏さんVer.) 男「……纏ぃ」ギュッ 纏「な、何じゃ? 急にどうしたというのじゃ!」 男「すまん、ちょっと嫌なことがあってさ。 少しだけ、このままでいさせてくれ」 纏「……何か辛いことでもあったのかえ?」 男「うん……」 纏「全く……主は軟弱じゃな。こんな風におなごを頼ってどうする気じゃ?」 男「……すまん」 纏「良い。今回だけは特別に、この儂が主に胸を貸してやるわ」 男「……ありがとう」ギュッ 纏「ふぁ……」 男「……」 纏「……なんだかこうしておると、儂が主の母親にでもなったようじゃな」 男「……」 纏「しかし、いつも能天気な主が項垂れている様は、ある種新鮮ではあるな」 男「……」 纏「無反応、か。良い良い、主の気が済むまで、そうしておると良いわ」ナデナデ 男「……」ギュウッ 結果:タカシの行く末を心配した末に、母性に目覚める。 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 07 35 42.56 ID rBbGL7RDO [6/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(かつみさんVer.) 女「うりゃあぁ! フロントヘッドローックぅぅっ!」ギチギチギチ 男「ぐあぁ……!」パンパン 女「もうギブアップかぁ? なっさけない、これで俺の六連勝だな」 男「ゲホゲホ……何をぅ。こっからが俺の本領発揮じゃい!」ガバッ 女「うわっ……」 ドサッ 男「3、2、1……カンカンカーン、かつみの逆転フォール負けー」 女「てて……無茶すんじゃねーよ」 男「……ふふん」ギュッ 女「おい、もう3カウント取っただろ。早くどけ、重い」 男「やーだよ」ギュッ 女「早くしないとぶん殴るぞ、それでもいいのかよ」 男「……」 女「無視ね。よーく分かった。歯ぁ食いしばれタカシ」 男「……」 女「……おい、タカシ」 男「……」 女「なんとか言えったら!」 男「……」ムギュッ 女「う……わ、私がギュッてされると弱いの知ってるだろ! もう止めろよ!」 男「……」 女「うぅ~……お前、そんなんで私に勝ったと思うなよ?」 結果:フォールされてデレつつも、口では絶対敗けを認めない。 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 13 28 59.62 ID rBbGL7RDO [7/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(ボクっ娘Ver.) 男「……」ソロ~ 男「…わっ!」 女「きゃあぁっ!!」ビクゥッ 男「へへへ、ビックリした?」 女「なんだ、タカシか……急に大声出したらビックリするに決まってるだろ!」 男「お前、ボーッとしすぎ。だから俺に的にされるんだよ」 女「ボーッとなんかしてない! 仮にしててもほっといてよ!」 男「ほっとける訳ないだろ? なんかあったのか?」ギュ-ッ 女「別になんもないし! 梅雨だからそゆことされると鬱陶しいだけ!」 男「ん~……そっか。なら良かった」プニプニ 女「頬っぺたつつくな! あんまり度が過ぎるとボクも怒るんだからね!」 男「……」 女「な、なんだよ。急に真剣な顔して……。そんな顔しても、許してあげないぞ?」 男「……」ジィーッ 女「み、見つめないでよぅ。タカシは目力強いんだから、変な気分になる……」 男「……」ギュッ 女「だから、抱きつくなって言ってるのに……」 女「……そんな風に真面目な顔で抱きつかれたら、ボク、とろけちゃうよ……」 結果:驚かされたことに憤りつつ、真面目な顔をしたタカシに惚れ直し、とろけちゃう。 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 19 27 59.61 ID rBbGL7RDO [13/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(いいんちょVer.) 女「あら、別府くん。こんなところで何を?」 男「や、やぁいいんちょ。ちょっとな……」 女「ちょうど良かった。友子を知りませんか? 呼び出しされたんですが姿が見えなくて」 男(よ~く存じ上げてますよ。だって……) 友子『あんた、いつまで委員長に煮え切らない態度取るつもりなの?』 友子『私が特別に呼び出したげるから、たまには漢らしく黙って抱きしめたりしてあげな!』 男(……とか言ってましたもん!) 女「友子のワガママには困ります。いないのならもう帰っちゃおっかなぁ……」 男「あ、あのさ! いいんちょ……」 女「はい。なんでしょうか?」 男(落ち着け、俺! どうせ友子のこったから、どっかで俺たちのことを盗み見てるに決まってる) 男(ここで引いたら一生馬鹿にされるぞ! 腹をくくれ!)スーハースーハー 女「なんだか呼吸が荒いですが。なにか問題でも?」 男「……(せりゃあ!!)」ギュ-ッ 女「!?」 男(ああああやっちまった絶対後でキレられるううううでもいいんちょの体柔らかああああ)ギュウッ 女「……何をしているんですか、あなたは」 男「……あ、あの、これは」 女「……やっと」 男「へ?」 女「やっと私の気持ちに、気づいてくれたんですか……?」ギュウッ 男「ッッッ!?」 結果:動揺しちゃったタカシの負け 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/12(木) 20 47 52.34 ID rBbGL7RDO [15/17] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(お嬢Ver.) 女「タカシ。ちょっとここへ座りなさい。これは一体、なんですの?」 男「んー? 何って、グラドルの写真集?」 女「そうですわね。では何故こんな物を、私の目につくところに置いていますの?」 男「別に普通だろ? ヌードでもあるまいに、恥ずかしがるような歳かよ」 女「私、浮気は許さないと言ったはずですわよね? それを知っての行いなら、許しませんわよ」 男「写真集ごときで浮気とか……ハイワロっすね」 女「つまり、タカシは私という者がありながら、性欲の捌け口に他の女を使うと。そうおっしゃるのね……」ウル 男「あぁ、泣くな泣くな!! やりづれぇな畜生!!」 女「反省しているのなら、私を抱きしめなさい。そして、二度とあのような本を持たないと誓いなさい!」 男「(断ると後々めんどいからな……)分かったよ、これでいいか?」ギュッ 女「私がいいと言うまで、離すことは許可しませんので、そのつもりで」 男「へいへい(……ま、この程度で曲がったヘソが戻るなら、安いもんか)」 三時間後 男「……あの、リナさんそろそろ」 女「あら。私が許すまで離すことは許可しないと、そう言ったはずですわよ?」 男「腕が痺れて……足ももう限界……」 女「お黙りなさい! 私を馬鹿にした代償は大きかったと後悔なさい!!」 男(なんでこいつは三時間もこうして平然としてやがるんだ。化け物か……) 結果:お嬢の方が一枚上手 423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/13(金) 01 22 25.49 ID eJ7eQM3BO [2/41] ツンデレを只ひたすらに無言で抱きしめ続ける(関西さんVer.) 男「……」ジーッ 女「何アホ面して人の顔見てんの、タカシ?」 男「……うりゃ」ギュッ 女「んー? どしたん、寂しいんか?」 男「ありゃ? なんか余裕綽々だな」 女「そらな。あんたごときにこんなんされても、どうってことないわ」 男「もっとあたふたして慌てる様が見れるかと思ってたんだが」 女「タカシは弟みたいなもんやし。それに、あんたのことなんか別になんとも思ってへん」 男「ふーん……俺は抱きしめるの、結構勇気要ったんだけどな」 女「タカシは私にべた惚れやからなぁ。あははっ」 男「なんか悔しいから、このままいずみを押し倒してやる」ドサッ 女「うわっ…! 何すんのタカシ」 男「……」シーン 女「……ほんまに押し倒しただけかい。タカシのヘタレ」 男「……悪かったな」 結果:このまま二人で抱き合ったまま、30分ほどごろごろしていたそうな
https://w.atwiki.jp/fuyuki_pixiv/pages/48.html
http //www.pixiv.net/member.php?id=6997779 223レス目 かなぁ 2013/5/23 21 40 初めて書き込ませて頂きます。 此方の記事を編集なされている方々にお聞きしたいのですが、ここは『百科事典』なのでしょうか? 冬木ちゃんねるというタグ、作品を罵倒する場所なのでしょうか? 224レス目 かなぁ 2013/5/23 21 41 225レス目 かなぁ 2013/5/23 21 52 すみません。間違えて空のまま書き込んでしまいました。 もし、『百科事典』だと仰るなら、今の記事は主観的な意見ばかりで百科事典の役割を果たして無いように思います。私の考えで申し訳ないのですが、百科事典とは第三者からみて客観的にその物事を伝えることが役割だと思うからです。 表やグラフ、統計が悪いとも思ってません。ただ、その表等を見てどう感じるかは百科事典を見た第三者であって『百科事典』には編集者側の意見は要らないと思っています。 此方の意見についてお考えをお聞かせ頂きたいです。 228レス目 かなぁ 2013/5/23 23 19 やずやず様 お教え下さり、ありがとうございました。拝見いたしましたら、随分と議論なされた後だったのですね。編集していらっしゃる方々のお考えも解りましたので、二度手間をさせてしまうところでした。ありがとうございます。 256レス目 かなぁ 2013/5/24 21 53 流 れを読まずに失礼いたします。 かな様が営業妨害のお話しを出されましたが、購入・利用『した』方のクレームや感想はご意見になると思うのですが、購入・利用『してない』方のクレームや 感想は営業妨害になると思いますよ。 エフ様 お疲れ様です。私見ですが、現在の記事で良いと思います。私が下記で『客観的に』と書きましたのは、お 知らせ群の中で厳しい口調で書かれている事を重視して中身の問題点に触れていらっしゃる方があまりにも少なかったので『具体的に問題点が書かれているのに もったいない』と感じたからでした。
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チルノのパーフェクト算数教室? 少々さーん! あやきの宴教室 はじまるよー アゲさんみたいな天才目指して 餃子でも喰っていってね! 来たー来たー!おい少々ー! 教えてやるよお前に幻想ノ宴をよぉっー! アゲさん 少々 ブッ殺してやるよ俺が! おい少々 おい少々 レッツゴーカトシャイン! バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!バーカ! あやき「たいしたことねぇなオイ!反撃が温い!」 バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!バーカ! あやき「こもっちゃダメだってぇwwww」 なぁに!なぁに!なぁに!なぁに!なぁに!なぁに! あやき「パターン喰らう!あの少々さんが!」 バーカ!バーカ!バーカ!バーカ! あやき「おい少々!餃子でも喰ってろ餃子でも!あああああっ」 あやき「殴り合いを俺が教えてやるよ!」 1戦目バーサス少々 ファイスパ発狂貰いました /あやき「ふざっけんなよ!どうなってんだバーロー!ざっけんなよ!」 2戦目バーサス少々 3回幽明されました /あやき「真面目にやれよ少々!ざっけんなよ!糞ゲじゃねーか!見ただろみんな!」 最終戦もバーサス少々 /あやき「ああああ、ブチ殺したい。ああああああああああ!」きざみ「あやきさんヤバイっすよwwww」 結局総合順位はどれくらい? 答えは答えは最下位最下位 何故なら何故ならそれは 一度も勝利してない /あやき「帰ります!お疲れさまでした!」 さぁまた(呪力を)溜めにいく さぁいつ(驚天動地を)パなすのか 日頃のストレスをたくさん溜めて ストレスがどんどん溜まっていく パなすことができるのか? 呪力18 パなしたああああああ!! きたー!おい おい おい おい おい少々! 少々 少々 少々さーん! リーチ!おーい!少々!前来て何かしゃべれよオイ!何か言うことねぇのか俺によォッ!おい少々ー! どんどん呪力が減る /ろくすた「起たねーからソレw 初心者じゃねーんだからよー!」 まだまだミステリ続く /あやき「(ミステリ)起ててるだけじゃねーか!」 うんこビームの中 /あやき「これ完全にデッキ差あるだろ・・・」 ひんやりした温度も時間も気にせず /あやき「ろくすたさん(知ってて)選びやがったなw 性格終わってんなあの人w」 ゆっくり死んでいってね! /ろくすた「これがアイスエイジの真髄ですから( ^ω^)」 ファイパファイパ ファイパファイパ ファイパファイパ ろくすた「何回やりゃ気が済むんだ、テメェよおっ!」 あやき「アゲ来いよ!クソメガネ来いよお前!来いよアゲェ!おめぇだよ!」 あやき「おいポコ吉、オィ?ポコ吉!」 あやき「弱すぎなんだけどマジでw誰だよコイツ調教師つったヤツは!出てこいよ!ブッ殺してやるよ俺が!」 あやき「誰だよコイツ調教師じゃないって言ったヤツは!誰だよ!どこのメガネだよ! 死んできます! 糞いいいいいいい!」
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58 名前:1/5[] 投稿日:2012/03/27(火) 02 12 56.80 ID lyMZxYhY0 [2/8] それは高2の春のこと。 なんの感慨もない卒業式を控え、俺は来るべき大学受験にこれまたなんの感慨も抱かず、 ただブラブラと校舎を徘徊していた。 図書室から廊下を通り、中央階段。 そろそろ下校するかと足取りを玄関に向けていると、二階の踊り場に見知った顔を見つける。 校則遵守の長スカートに、ふらふらと揺れる長めのみつあみ、 前髪をきっちり分ける青いヘアピンからは、少し大きめのおでこが覗いている。あれはまごう事なき、俺のクラスの学級委員長様であろう。 俺はにやりと怪しい笑みを浮かべ、鞄を手に廊下を歩く委員長の近くへ、足音もなく忍び寄る。 委員長は背丈が小さいが、背後へ忍び寄る俺の存在にはまだ気が付いていないようだ。 ──今です。 頭の中の孔明に合図をもらった俺は、一息に距離を詰め、背後からぐわっと両手を回す。 「だ~れだっ」 「うひゃあっ!?」 その両手は、目というには少し上の位置に当てられている。 眉毛の少し上、両手からほのかな温かみの流れる平らな地帯──おでこ。 俺は委員長のおでこを覆い隠すように両手をあてた。 委員長は何事かと振り返り、そして俺の姿を確認した途端、失礼な溜息をついた。 「また、別府君……」 「大正解。すごいね委員長」 「馬鹿にしないで! 出会い頭に人のおでこ触るなんて、どういう思考回路してのよっ!?」 59 名前:2/5[] 投稿日:2012/03/27(火) 02 13 13.15 ID lyMZxYhY0 [3/8] 委員長は俺の手を乱暴に払いのけ、顔を真っ赤にして怒り出す。 「いや失礼。ついムラッと来てやってしまった。誰が悪いとかじゃない、強いて言うなら、この罪作りなおでこが悪いんだ」 「気持ち悪い言い方してんじゃないわよ変態。……大体、人が気にしてるってのに別府君はでこでこって……」 「気にしてる? ……はは、面白い冗談じゃないか委員長。こんなに可愛いおでこしてるのに、コンプレックスになんてなろう筈もない」 ぺたり、と俺は委員長のおでこに手を添え、そっとなでてやる。 委員長はしばらく硬直したのち、手首の部分を殴りつけるように俺の手を払った。 「それで、何!? 何か私に用でもあるのっ!?」 「い、いや別に……ひょっとして怒った?」 「……怒ってない!」 怒ってるじゃないか、という突っ込みは心の中に留めておく事にした。 「…というか、なんで別府君はこんなに帰りが遅いのよ。テストの補習?」 「学期末に補習も何も無いって。実は、ちょっと図書館で意味もなく魔術辞典とか見てたらうっかりこんな時間になってて」 「……なんで魔術辞典?」 「なんとなく見たくなる時ってない?」 「無いけど」 「へえ……」 自分のマイノリティー振りを自覚し、ちょっとショックな高2の春。 俺は気を取り直し、軽く話題の矛先を変える。 60 名前:3/5[] 投稿日:2012/03/27(火) 02 13 40.95 ID lyMZxYhY0 [4/8] 「ああ、そういや司書の先生が変わったの知ってる?」 「え? ……知らない。前は確か、結構おじいさんの先生だったわよね」 「あのじーさん定年退職してさ。代わりに入った先生が若い女の人で」 その言葉に少しだけ、空気の匂いが変わる。 しかし鈍感な俺は、そんなことにも気が付けないまま能天気に話を続けた。 「これがまた変に色気のある先生でな。姉さん系というか、男子からの人気も高くてさ。 おかげでやたら図書室に人が増え始めて、正直住みにくいったらねーよ」 「へえ、良かったわね」 ……うん? と疑念を抱き始めたのがこのあたり。 委員長の目を改めて見れば、眼鏡がきらりと反射して中の瞳を伺うことができない。 「別府君、前から図書室の常連だったもんね。先生に会いに行く口実はバッチリでしょう?」 「……いや、俺は別に」 「考えてみれば、図書委員ってかわいい子多いものね。おでこ触っただけで怒る私なんかと違って、素直な子もいっぱいいるんでしょ?」 「だから、俺は女の子目当てで図書室行ってるって訳じゃ……」 弁解する俺の口を閉ざしたのは、他ならぬ委員長の真剣な目。 どこかから崩れてしまいそうな儚さを湛え、委員長はまっすぐに俺の目を見て責めるように言った。 「知ってるんだからね。別府君、女の子に人気あるんだって事。この間だって、神野さんに言い寄られてたでしょ 神野さんって家もお金持ちで、本人もすごく綺麗よね。別府君と付き合ってるんじゃないかって、みんな噂してるわよ」 目から一筋──涙が零れた。 委員長は顔を隠すように背けると、背を向けたまま捨てるように一言呟いた。 「私……からかわれてるだけだって、ちゃんと分かってるんだから」 61 名前:4/5[] 投稿日:2012/03/27(火) 02 13 57.27 ID lyMZxYhY0 [5/8] そのまま走り去る。 しかしこれを見送るほど、俺は耄碌しちゃいない。 「待っ……!」 俺は委員長の腕を引っ掴み、無理矢理自分の中に抱き寄せた。 「……放して」 「ああ、ごめん」 口とは裏腹に、俺は委員長をもう少しだけ近くに抱き寄せる。 「……大声出すわよ」 「ごめん」 もう一歩、近くへ踏み出す。 「……」 「ごめん」 委員長と、俺の身体。 ふたつの体をぴたりと張り付ける。 特徴的な広めのおでこが、俺の心音を聞くように胸板に寄り掛かった。 「目、瞑って」 「……」 62 名前:5/5[] 投稿日:2012/03/27(火) 02 14 25.97 ID lyMZxYhY0 [6/8] 謝りついでにひとつ、厚かましいお願いをしてみる。 委員長は俺の腕の中、まるで子供のようにそっと瞳を閉じる。 俺は最早思考を回転させるまでもなく、ゆっくりと口元を委員長の顔に近づける。 ヘリでいえばヘリポート。降下する俺の口元は、平らで広めの着地しやすい位置にそっとのっかった。 俺は、委員長のおでこに口付けた。 次の瞬間、俺は胸板を突き飛ばされ後ろへ軽くよろける。 見れば顔を耳まで真っ赤にした委員長が、涙目で、しかし俺の大好きな方の涙目で、こちらを力強く睨みつけていた。 「べ、べべべ別府君、私のこと、やっぱり、馬鹿にしてるでしょ」 「これも愛だよ、委員長」 「────ッ!」 愛の行為を経て──どこか憑き物のとれたような、晴れやかな気分になる。 俺は恥ずかしいセリフも臆面もなく言い放ち、委員長を更に赤面させてやった。 「や、やっぱり、別府君なんて大っ嫌い!! 一回本当に死ねばいいのよ、馬鹿っ!!」 ぷんすかと背を向けさっさと帰ってしまおうとする委員長。 俺は慌ててその背を追う。 「待ってよ委員長。まだキスし足りないんだけど!」 「う、ううううるさいっ! キスはもう無し! ……大体、ファーストキスがおでこって……もっとこう、どうせなら……」 「つれないなあ委員長。仲良くしよーぜ、仲良く」 「あーもう、おでこ撫でるなぁ!」 けたたましい俺達二人の下校は、夕日以外の知る所ではなかったという。
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合成獣(キメラ)が哭く夜 ◆B00Kx53zOs 少年には、嗅覚がなかった。波が打ち放つ磯の香りに、感慨は抱かない。 少年には、視覚があった。黒一色に染まった広大な海を眺め、嘆き佇む。 少年には、記憶があった。以前にもこんなことがあった、という記憶が。 島の北東端に、少年はいた。 二メートルにも及ぶ巨躯を持つが、れっきとした少年だ。 十四歳になっておそらく初めて見る海に、少年は感動を覚えなかった。 少年の名はアルフォンス・エルリック。 少年の魂が宿った、鋼の鎧であり――錬金術師だ。 ◇ ◇ ◇ 「……?」 『ここ』に送られたアルフォンスに、言葉はなかった。 あるのは、戸惑いと困惑と混乱と既視感と謎。 自分がここにいる、という現実に、アルフォンスは動揺していた。 それというのも、己の置かれた境遇――『殺し合い』という『ゲーム』の『駒』――を味わうこと自体が、二度目だからである。 断っておくが、彼は戦闘狂でもなければ殺し屋でもない。故郷では旅の錬金術師として、比較的平和な日々を送っていた。 その平和な日々というのも、生きるか死ぬかの殺し合いに比べれば、という前提あってのものではあるが。 少し、思い出してみよう。 この、海が一望できる港に放り出される以前、『道化師』と『怪人』に洗礼を受けるよりももっと前、そこに謎は隠されている。 アルフォンスは、そこで……殺し合いを、していた。 「あれ?」 思い出してみたところで、アルフォンスは疑問を抱く。 殺し合いをしろと宣告された以前より、アルフォンスは殺し合いをしていた。 つまり、この殺し合いは二度目なのである。 状況や舞台、境遇などにいろいろと差異はあるが、これは紛れもなく――『螺旋王』が企てた実験と同種のものだった。 「どういう、ことなんだろう」 アルフォンスには、それがわからない。 螺旋王に拉致され、殺し合いをさせられていた。 かと思ったら、今度は道化師と怪人に拉致され、殺し合いをしろと言われた。 これらの事実に、繋がりが見出せない。 第二の殺し合いが始まったというのならば、第一の殺し合いはどうなったのだろうか。 「僕は、たしか……」 記憶をより鮮明に探ってみるが、どうしても拉致の瞬間が思い出せない。 思えば、螺旋王に拉致されたときの記憶も不鮮明だった。 殺し合いをしていたら、いつの間にか別の殺し合いに参加を強いられた。 俄かには信じがたい夢のような現実が、アルフォンスの思考を鈍らせる。 「僕は、あのときも、こういう風に……」 アルフォンスは記憶の詳細を洗う作業を中断し、まず身の回りの把握に努めようと意思を改めた。 鎧の巨体では背負うことも難しい小さなデイパック。第一の殺し合いでも配られていたそれを、探り始める。 中に入っていたものは道化師や怪人の説明どおりのもの。そのほとんどが、第一の殺し合いでも支給されていた。 大きな違いは、武器だろうか。 「これは?」 参加者に一個から三個の範囲で分配されるという支給物資。 武器や防具等、殺し合いに活用すべき品が配られている。 アルがまず手に取ったのは、手の平に納まるほどの長方形の木箱。 厚さはなく、蓋は軽く持ち上げるだけで開いた。 中に入っていたのは、十二本にも及ぶ白色のチョークだった。 「僕が錬成陣を書くのによく使っていたやつだ」 原材料は、炭酸カルシウムと水。石膏や貝殻を使う場合もある。 教師が黒板に字や図を書く際用いられるのが一般的だが、これはアルフォンスのような錬金術師にとっても馴染み深いものだった。 使用用途は、主に錬成陣――錬金術を行使する際に必要な図式――の作成。これがなくては、即興での錬金術も難しい。 兄のエドワード・エルリックは例外で、錬成陣を用いずとも錬金術を行使できたが、アルフォンスは違う。 もしこれから先、本当に殺し合いをしなければならないというのなら……必要不可欠な道具でもあった。 「これは……なんだろう?」 続いて出てきたのは、少々華美ではあるが、良家の女中などが作業着とする給仕服だった。 男性であり、そもそも鎧以外の肉体を持たないアルフォンスには、まるで無意味なものと取れる。 (そうだ、僕は……) アルフォンスは、肉体を持たない。鋼の鎧に魂を定着させただけの存在であり、その中身は空洞だ。 それというのも、幼少期――病死した母を蘇らせようとして、兄と共に錬金術最大の禁忌を犯してしまったことが原因である。 あの忌まわしい惨劇によって、兄は右腕と左脚を、弟は肉体全部をあちら側に『持っていかれた』。 元に戻る方法を探すことが旅の目的であり、その旅はまだ終わっていない。旅の途中で、二度の殺し合いに巻き込まれた。 (僕と兄さんの旅は、まだ終わっていないんだ) 鎧に魂を定着させる血の刻印は、アルフォンスの首元、その内側に刻まれている。 手で首の辺りを摩ってみると、首元を覆うようにして、鋼の環が装着されていた。 隙間はなく、まるで溶接されているようでもある。頭部を外したとしても、着脱は不可能だろう。 (こんなもののために、僕らの旅は足止めを食らっている) ならば、錬金術で首輪を破壊、もしくは錬成してみてはどうか――とも考えたが、すぐに打ち消す。 錬金術の工程でまず先頭に来るのは、『理解』である。対象となる物質の性質を理解できなければ、錬金術は成立しない。 材質程度なら触った感触でなんとなくあたりがつけられるが、中身となると別だ。 爆弾と一口に言っても、その原材料となる物質は無数に存在し、未知の技術が使われているとも限らない。 要するに、『よく知らないもの』に対して錬金術を行使するのは、危険なのである。 (もっとよく調べられれば、外せると思うんだけど) 心中でぼやき、アルフォンスは再び給仕服に目をやった。 見ると襟元にタグのようなものが添えられており、そこにはこう書かれている。 対弾・対刃装備、と。軍部で普及している防護服と同じようなものなのだろうか。 調べてみると、たしかに一般の衣服と作りが違った。デザインの意図はわからないが、防護服には違いないようだ。 とはいえ、防護服より強靭な装甲を持つアルフォンスにとっては、やはり無用の品である。 「えっと、もう一つ……」 アルフォンスが三つ目に取ったそれは――薄っぺらい本だった。 表紙を飾るのは女の子と思しき二人の絵。 やたらと目や頭が大きく、身体のバランスがどこか異質に見えたが、もっと異質だったのは、 「は、裸……?」 それは、裸の絵だったのである。 いや、具体的に言えば全裸ではない。 片方は上着を胸の辺りまで捲り上げて乳首を露出し、ミニスカートを膝まで下ろし小ぶりな臀部を向けている。 もう片方は同じように乳首を露出させ、こちらは元からミニスカートを脱ぎ取っていた。 それら痴女としか思えない二人が、女同士であるにも関わらず、お互いの体を絡め合っている。 「そ、そんなまさか……!」 中を開いてみると、さらに驚愕した。 そこには、二人の女の子が互いの裸を絡め合うに至った経緯とその先が、赤裸々に綴られていたのである。 それは思春期の少年にとって壊滅的インパクトを与える絵図であり、そして同時に理解した。 これは、俗に言う『エロ本』というやつではないだろうか。 「ぼ、僕にはまだ早すぎるよ!」 と言いつつ読み進めていくアルフォンス。 いったいこんな本が、殺し合いの場でどう機能するというのだろうか。 男性が日ごろ抱えている性欲を発散させるため――としても、気が利きすぎだろう。 そもそもどうして絵なのか、どうして写真ではないのか、どうして女の子同士なのか、アルフォンスの脳がぐらんぐらんと揺れる。 十四歳の少年には、なにもかも刺激的すぎた(余談ではあるが、魂だけの存在である彼は三大欲求が欠如しているので、この本でいかがわしいことを想像したりはしない)。 と、そこで。 「あ、れ?」 ふと目に入ったエロ本の文面に、アルフォンスは違和感を覚えた。 どこかで見たような字面が、ページを捲るたびに浮かび続ける。 どうやら名前であるらしいそれを、アルフォンスは確かに覚えていた。 「こなた……もしかして、こっちの青い髪の女の子! こなたさん!?」 こなた――エロ本に記載されていた人名に、アルフォンスは驚愕を覚える。 驚愕を覚えたのも束の間、 バッサ、バッサ、 と鳥のはばたきのような音が聞こえ、反射的に北の空に目をやった。 するとそこには、到底鳥とは思えぬなにかが、 (ノ(ノ `゛''ィ.,_`゛''ィ..,_ /ニYニヽ _,.ィ''"´_,.ィ''"´ ヾ)ヾ) ミ,,(ノ(ノ./ /`゛''ィ., (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)ィ´_,.ィ'"´\ \.ヾ)ヾ),,ミ ミ,,(ノ(ノ . / (((i ) / ⌒`´⌒ \ _,.( i)))\ \ . ヾ)ヾ),,ミ゙ ゙ミ,,(ノ(ノ./ /∠_| ,-)___(-,|_ゝ \ \.ヾ)ヾ),,ミ゙ ゙ミ,,(ノ(ノ(ノ( ___、 |-┬-| ,__ )ヾ)ヾ)ヾ),,ミ゙ バッサバッサ ミ,,(ノ(ノ(ノ(ノ/.| `ー'´ /´\ヾ)ヾ)ヾ)ヾ),,ミ" ゛ミ,, (ノ ,.` | / `、ヾ) ,,ミ" なにかが……なにかが……なぁにこれぇ? ◇ ◇ ◇ ∩ ( ⌒) ∩_ _ シュ /,. ノ、 i .,,E) ,、 ,、 / / ゚)゚), -、 / /"、 _n , - (゚(゚ )) ./ /⌒ヽ_''_) ノ' ゚)゚), - ( l ( '_,r'⌒゙i / /ヽ_,,__ \/ /⌒ヽ_''_) \ \ ∠_ ,,ノ ( / ヽ_,,__ \ n ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E) / / \ ヽ フ / ヽ ヽ_// ( ゜w ゜)「(なんだろう、アレ……空から飛んできて……は虫類……それとも、合成獣(キメラ)かな?)」 ( ゜w ゜)「って、あ、アレ!? なんか、空気が変わった!? 空気っていうか世界観!?」 /ニYニヽ / (0)(0)ヽ / ⌒`´⌒ \ | ,-) (-、.| 鎧がなにか喋ってるっていう | l ヽ__ ノ l | \ ` ⌒´ / ( ゜w ゜)「あっ、言葉は通じるんだ……えっと、あなたは?」 / \Y/ヽ キリッ / (ー)(ー)ヽ / ⌒` ´⌒ \ | ,-) ヽ__ノ(-、| まずは自分から名乗るのが筋ってもんっていう | l |r┬-|| | \ `ー'´ / ノ \ ( ゜w ゜)「そ、そうですね。僕、アルフォンス・エルリックっていいます(どうしよう、意外と常識人なのかな……)」 /ニYニヽ / (0)(0)ヽ / ⌒`´⌒ \ | ,-) (-、.| でっていうだっていう | l ヽ__ ノ l | \ ` ⌒´ / /ニYニヽ / (・)(・)ヽ / ⌒`´⌒ \ | ,-) (-、.| 趣味は殺戮っていう | l l | \ ` ⌒´ / ( ゜w ゜)「……は?」 /ニYニヽ /(。)(. ゚)ヽ / ⌒`´⌒ \ | ,-)トェェェェイ(-、| 好物は人肉っていう | l .|-┬-| l | \ `ー-'´υ/ ( ゜w ゜)「えっと……冗談……ですよね?」 ./ \Yノヽ / (0)(―)ヽ / ⌒`´⌒ \ キリッ | , -) (-、.| 冗談、ですよね? l ヽ__ ノ l | \ / / ノ Y ヽヽ o゚((●))((●))゚o / ⌒`´⌒ \ ミ ミ ミ .| ,-) (-| ミ ミ ミ /⌒)⌒)⌒. | l ヽ__ノ l| /⌒)⌒)⌒) だっていうwwwww | / / / \ |r┬-| / (⌒)/ / / // バ ジョークでもウソでもないっていうwwwww | (⌒) | | | \ ゝ / ン | ノ | | | \/ ) / バ ヽ / `ー'´ / / ン | | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) ( ゜w ゜)「そ、そんな……まさか、本当に人を――!?」 / ニYニヽ / ( ゚)( ゚)ヽ / ⌒`´⌒ \ ペローン | ,-)___(-| | l |=================================> !( ゜w ゜) \ `ー'´ / というわけでいただきますっていうwwwww / ニYニヽ / ( ゚)( ゚)ヽ / ⌒`´⌒ \ !? | ,-)___(-| | l |========================================> || ( ゜w ゜)「壁を……!」 \ `ー'´ / / ニYニヽ / ( ゚)( ゚)ヽ / ⌒`´⌒ \ 脆いっていうwwwww | ,-)___(-| | l |============================================||==>( ゜w ゜)「あっ……!」 \ `ー'´ / ◇ ◇ ◇ 「――ぐっ、あ!?」 アルフォンスの絶叫が、夜空に霧散する。 突如として飛来した人語を介する合成獣(キメラ)は、殺戮と肉食を訴えアルフォンスを攻撃してきた。 その槍のように鋭く突き出された舌に対し、アルフォンスは咄嗟に足元に錬成陣を描いて壁を作り上げた。 コンクリートの地面に錬金術を行使し、自身を守るため即興の盾としたのである。 しかしその壁は、でっていうなる合成獣の舌によって容易く突き破られ……アルフォンスの体を貫通する。 「うっ……」 「脆すぎるっていうwwwww 所詮は見掛け倒しだったっていうwwwww」 珍妙な緑色の体躯を、爆笑と共に小躍りさせるでっていう。 鋼を突き破る舌はうねうねと蠢き、今もなお、地に片足をついたアルフォンスに狙いを定めようとしている。 殺し合え、と言われ早々に敵と相対してしまった――アルフォンスは事実を汲み、早急に打開策を練り上げる。 「うん? おまえ血が出てないなっていう。舌触りもなかったっていう。もしかして……」 「うおおおおおおおっ!!」 訝るでっていうの言葉を最後まで聞かず、アルフォンスは足元に新たな錬成陣を描き上げた。 すると、放電現象を思わせる火花がバチッと鳴り、アルフォンスからでっていうに向かって、地面が隆起を始める。 まるで背後の水波のごとく、二人の距離を埋める地面が突起物と化して駆け抜けた。 「おっと、危ないっていう」 でっていうはこれを、余裕の貫禄で回避してみせる。その、わずかな隙。 アルフォンスは攻撃の結果も見届けず、でっていうとは反対方向に逃走を図った。 「あ、逃げやがったっていう」 背後ででっていうの耳障りな声が響くが、振り返らない。 懸命に脚を突き動かし、遁走に徹する。 アルフォンスが戦闘を放棄したのは、なにも戦力差を考慮してのことではなかった。 どうしても確かめなければならない懸念を――まだ、晴らし終えていなかったのだ。 「あんな怪物がいるなんて……!」 アルフォンスは走り続けながら、左手に掴み取っていたデイパックの中を探る。 そこから取り出したのは、此度の殺し合いを興じることとなった参加者の名簿。 先ほどのエロ本で感じ取ったほのかな違和感を、正確なものへと変える名が、そこにあった。 「泉……こなた……!」 泉こなた。 支給されたエロ本の中で『なぜか』女性と性行為に及んでいた少女であり、アルの既知する人物でもあった。 「どうして、こなたさんが……他にも……!」 名簿に目を走らせると、知った名が次々と頭に飛び込んでくる。 相羽シンヤ、小早川ゆたか、衝撃のアルベルト、スバル・ナカジマ、Dボゥイ、柊かがみ、柊つかさ、結城奈緒、ラッド・ルッソ。 実際に知人というわけではないが、名前は知っている。唯一、スバル・ナカジマとは会話をした覚えもあった。 兄のエドワード・エルリックや、マース・ヒューズといった名は記載されていない。でっていうの名は、確かにあった。 「やっぱり、これは……!」 背後からでっていうが追って来る様子がないのを確認して、アルフォンスはやや速度を緩め、確信する。 この殺し合いはやはり――『二度目』なのだと。 今回の名簿に記載された名には、『一度目』の殺し合いに参加していた者の名も混ざっていた。 「だとしたら、こなたさんが危ない……!」 その中でも、泉こなたは最も縁が深い。 自身の稀な体が原因で、非常に慣れていない彼女を傷つけってしまった経験がある。 記憶の中の彼女は、強く怯えていた。ヒューズやスバルといった仲間を得ても、彼女の怯えは払拭し切れていなかった。 「探さなきゃ……」 この二度目の殺し合いは、いったいなんなのか。 一度目の、螺旋王が企てた実験との繋がりはあるのだろうか。 疑問と謎がアルフォンスの脳を侵食していき、少年はわけがわからぬまま、夜道を突っ走っる。 ◇ ◇ ◇ /ノYヽヽ /(0)(0) ヽ ./ ⌒`´⌒ \ どういうわけだが知らないが | )ノ(、_, )ヽ, ( | あいつの中身、空洞だったっていう |.l ,;‐=‐ヽ l | 鎧なんか喰っても美味くないっていう \ `ニニ´ / /`ー---―´\ /=Yニ ヽ /(-)( 0) ヽ /⌒`´⌒ \ チラッ |-) (-、 | だからあいつをこっそり追って | ヽ__ ノ l | 近づいてきた人間の肉を喰うことにするっていう \ `⌒´ / / ニYニヽ / (●)(●)ヽ / ⌒`´⌒\ / ,-) (-、\ | l __ l | 高良みゆきを喰ったせいか \ ` ⌒´ / 知恵が回るようになったっていう ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、. | '; \_____ ノ.| ヽ i | \/゙(__)\,| i | > ヽ. ハ | || | \ __ / _ (m) _ |ミ| / .`´ \ /ニYニヽ / (0)(0)ヽ / ⌒`´⌒ \ | ,-) (-、.| | l ヽ__ ノ l | \ ` ⌒´ / /ニYニヽ (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ (((i ) / ⌒`´⌒ \ /∠_| ,-)___(-,|___ もう一度喰えばさらに賢くなるっていうwwwwww ( ___、 |-┬-| ,_ ) なぜか一度喰った奴らもいるみたいだしお得だっていうwwwww | `ー'´ /´ // | / ( i))) ヽ) __ rr‐-、 l´ li |l、_i . lー‐' ! i l l | l | 優勝するのはどうせ俺様っていうwww . | | | │ ___ .__ さあ、鎧を追い始めるっていうwwwww l L_. _/ ̄ヽ !r´ i´ 〉 /⌒'| / ̄ヽi ̄ヽ /ニYニヽ / ', | ,|Y | / r‐'i | | | |. /( ゚ )( ゚ )ヽ | | ! `´ l | | ! ' ! ! l、 / ⌒`´⌒ \ ! ' | ! ! ,! | | ,-)___(-、| | ' | | ヽ | | l |-┬-| l | | / . \ | \ `ー'´ / ! / . \ / _/ ヽ、 ヽ / \ |--‐┬=''´ `Tー‐┬ | | ザッザッザッ 【A-7/港付近/1日目-深夜】 【アルフォンス・エルリック@アニメキャラ・バトルロワイアル2nd (アニ2)】 [状態]:鎧胸部に貫通傷、困惑気味 [装備]:チョーク(1ダース) [持物]:デイパック、基本支給品一式、対弾・対刃メイド服@やる夫ロワ、こなた×かがみのエロ同人誌@オールロワ [方針/行動] 基本方針:事態の把握に努める。 1:でっていうから逃げるため南下。 2:泉こなたを探し出し保護する。 [備考] ※アニロワ2nd 091話「ひとつ屋根の下」より参加。 【でっていう@やる夫がバトル・ロワイアルに参加しているようです (やる夫ロワ)】 [状態]:健康 [装備]:なし [持物]:デイパック、基本支給品一式、ランダム支給品1~3個 [方針/行動] 基本方針:優勝っていうwwwww 1:鎧を追いかけて近づいてきた人間を喰うっていうwww ステルスマーダーっていうwwwww 2:高良みゆきをもう一回喰ったらさらに賢くなる気がするっていうwwwww [備考] ※オプーナ戦直前からの参加。 002:笑いと歌と二人の決意 投下順 004:愛しい人のために 002:笑いと歌と二人の決意 時系列順 004:愛しい人のために アルフォンス・エルリック 036:パラレルワールドって怖くね? でっていう
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「おねぇさんおねぇさん、くりすますってなぁに?」「なぁに?」 「クリスマスってのはなぁ、どっか遠い所で十字教の偉い人が生まれた日なんだよ」 「十字きょうってなぁに?」「なぁに?」 本当はミトラ教だかの祭りを吸収したときに取り入れただけらしいが、知らなくても問題は無い。 「いろいろと名前を出すと危ないご時勢だからなぁ、まぁ続けるけど元々は外国の お祭りだったんだが、それが日本でも行われるようになったんだ」 「どういったことをするの?」「するの?」 「あぁ例えば、皆で集まってパーティをしたりプレゼントを交換したりするな」 「プレゼント!」「ぷれぜんと?」 「あっちの国では新年より大事なイベントらしいからなぁ、ああ、あと」 「あと?」「なぁに?」 「良い子には寝ている間にプレゼントを届けに来るサンタ、ってのがいる、まぁだからそのなんだ? 今日(24日)は早く寝なさい」 「「ゆっくりわかったよ! Zzz………」」 「って、もう寝んのか!」 さて、寝てしまったからこいつらが気に入りそうな物を買いに行こう。 猫じゃらしは問題無いとして…… コンコン うん? 窓の方からか、ってうぉ!? 「うー!」 体付きれみりゃ!? なんだなんだ、こんな寒空に……っていつもと服が違うな 真っ赤なモコモコとしたコートに真っ赤な帽子……ってこれは 「うー! ほしいプレゼントはなぁに?」 ……もうなんでもありだな、ゆっくり。 「あ~まぁなんだ……、ちょっと待ってて、紙に書くからそこに座ってて、あ、ちぇん親子食うなよ?」 「たべないよぉ!プンプン!!」 「念のためだ念のため」 「たべるとしてもしっぽぐらい」 「食うな!」 「じょ~くですごめんなさい!」 そういった軽い騒動もあったが、れみりゃには以前ちぇんが欲しいと言っていたキャットウォークを頼んでみた。 「わかったぁ。さっそくつたえにいくね」 「え?お前じゃないの?」 質問も聞かずにれみりゃは飛んでいった。 「あんまり期待せずに待ってますか……」 まぁ、一応自分から贈るためのプレゼント(猫じゃらしならぬちぇんじゃらし)も買いに行き、そして夜。 シャンシャンシャンシャン……。 「うん?」 ふと窓を見ると 「おぉめりぃめりぃ」 サンタルックスのれみりゃときめぇ丸がいた。 「な、なななな……」 「おや、貴方はいつぞやの。娘がお世話になりました」 相変わらずヒュンヒュンと首のシェイキングは止まらない。 「お、お前はいつぞやのきめぇ丸。なんでんな格好してるんだ」 「そんな格好とは失敬な。私はただ殺人的スケジュールで毎日が過労死のさんたの仕事を手伝っているだけです」 サンタホントにいたのか……。 「あ、プレゼントです」 ガン。 「窓から入れようとするな、入らない入らない!」 キャットウォークをホントに持ってくるとは思わなかった。とりあえずドアから入れてもらう。 「うー♪」「おぉ重い重い」 「初めから入らないってわかってるんならそっちからこい!」 「おぉ様式美様式美」「うー♪ ようしきびぃ!」 もういいや……。 「まぁ、持ってきてくれてありがとうな。 あ、そういえばあややはどうなった?」 「おかげさまで立派な娘になりまして」 「きめぇ丸?」 「いえいえ、立派な体付きゆっくりあややですよ」 「そうか、まぁこれ餞別。お土産に持って帰ってくれ」 「うー♪」「おぉ、これはこれは」 さなづらを渡し、サンタ?は帰っていった。 「しかし……、あんなに騒いでたのによく寝てれるなぁコイツら………」 なんか悔しかったのであたしはちぇんの帽子の上にサンタ帽を更に被せ、猫ひげの落書きをして、寝ることにした。 明日は帰郷だ。 書いた人・猫が飼えない人 名前 コメント
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はじめましてこんにちわ!にこですよー。おはようからおやすみまで見守るにこですよー。おっさんじゃないよ、ようじよだよ。 プロフィール すらっしゃー140れべる。 そーだ、おいしい。スラよりちょっとれべる高いよ。でもへたれるよ。 れべりんぐ、まったり。まったり、まったり。れべるが上がると魔法がぐいぐい上がる不思議(*´∀`*) ちゃっと、ひっそり。秘技☆えあーくらっしゃーが発動すると急に会話に割り込むんじゃないかな!うわーいつもの病気かーってスルーしてあげてね!ごめんね!間が悪いのは仕様です。気が済んだら黙ります。 ゲムパ縛りです。スキルなんて4個くらいしか出てこない。ぐるぐるが暴走気味だけれど気にしない。 誤爆したり自爆したり忙しいです。忙しいんです。ひ、暇じゃないんだからね!しょんぼり。 ひとこと らてーるを始めてふた月ほど経ちました。あれ?わたしこれあれ、そろそろ皆勤賞もらえる気がしてきた。 初日からギルドに参加させていただきまして、ありがとうございました。お蔭さまで毎日楽しくぷれいさせて貰っています。 たくさんの方に色々手伝っていただいちゃったり、色々強奪しちゃったり、気にかけていただいちゃったり。本当もうどうしようごめんなさいありがとうございましっ(*´;Å;)! いつかスタンの人()って言われてみなさんにお手伝いし返しちゃうのでちょっぴり待っててください。スタンさんのおかげで身長が80センチ伸びたり、お金が空から降ってきたり、スタンさんのおかげでクラスでうーぱーるーぱーにモテモテになっちゃたりするそんなスタンさんになるよー!もう尊敬されて崇めたつまつられてきゃースタンさんかっこいーとか言われちゃうんだぐえっへっへ なかなか自分からは話しかけられない病だったりします。おしゃべりしたり一緒に狩りに行きたくてチラッチラしているので誘って下さるととても嬉しいです。 まったりひっそりこっそり遊んでいるので、これからもよろしくおねがいします(*´∀`*)! GMからひとこと にこちゃん(にこちぃ)は当ギルド「エフティヒア」のアイドルと言えるかわいさとその強さから、すごい人気を誇る超頼れるサブマスター様です! 現臨時マスターのx☆シルクxさんと同じくらいラテールに詳しいので(道もねw)初心者の方はにこちゃんにたくさん質問しています。 かっこいいですよね(´・ω・`)wマスターあげちゃe・・・ry 会話にも乗ってきて周りを明るくしてくれるので毎日がとても明るく過ごせています! これからもエフティヒア最強、ラテール最強、(人類最強)を目指して頑張ってほしいと思います!