約 2,675,172 件
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「第八の星遺物」で実装されたシステム。 ABOにおける「バディシステム」に近い要素となっているが、こちらはカスタマイズ要素が存在しない。 作中での設定としては、ある錬金術師によって人体の細胞の構成、そして神造人間を生み出す仕組みを解明された事で生み出された魔法で、 他者のマナを元に、神造人間のようにマナで構築された肉体と精神を生み出す。 この他者は術者と信頼や親愛、友情等の強い絆を持つ者に限られており、 実際にはユニーク(固有グラフィック・スキル所有)キャラと、フレンドリストに登録したPCをスペクターとして登録する事ができる。 性格などは全く一緒だが、記憶は個別の物になっていて、元となった人物と会わせると奇妙な掛け合いを見せる。 但し、一部のスペクター(特に強力な個体)は自我が暴走し、制御を離れたり単体で生成される場合があり、そうしたスペクターを撃破するコンテンツがウォンテッドスペクター(通常種族)とメナスインスペクター(輝騎士含む神造人間)となっている。
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/1388.html
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毎日トラクターの爪の学習を進めていくと徐々に理解力がみについてくるのが自分の中でもわかってくるようになってきています。実は興味半分で取り組んでみたトラクターの爪の勉強ですが、継続してきて正解でした。 トラクターの爪の勉強にはだいたい書籍を使用しているのですが、どうしてもずっと休憩もせずに読んでいると疲労もたまってきます。そういう場合は少し休憩です。ちょっと料理をしたりしています。ちょちょっと手軽にできるものもありますので、休憩には最適です。出来たお菓子を食べながらトラクターの爪の学習というのもまたいいものです。この日は体の具合もよくトラクターの爪の勉強もけっこう進みましたね。 それでは、後は残っていることを処理してしまおうと思います。入浴後に柔軟体操をすると疲れがよく取れるようになります。心身ともに万全にして明日も今日以上にトラクターの爪の学習に気合を入れていこうと思います。 今夜のメニューはどのようにするかを思案しているんですが難しいです。チャーハンはこの前作ったしなあ・・・。他愛のないことかもしれませんが食事はなかなか重要で、ビタミンのバランスなどをしっかり考えておかないと体がしっかりと働いてくれないものでして。 若干わかりやすいところにあたったせいか、トラクターの爪の勉強がさっさと進んでいきました。資料を読み進めると次から次へと面白い内容が出現して面白くなってきてしまいます。トラクターの爪の学習に要求されることは学力よりもこれを面白く思えるかどうかなんだろうなと今一度再認識しました。どんなことでも好きだからこそ上達するということですね。 さてさて、後は済んでいない作業をいくつか処理しておこうかと思います。眠る前にホットミルクを飲むと疲れが残らないようになります。心身ともにリフレッシュして明日はまたトラクターの爪の勉強に張り切っていこうと思います。 いつになくスパムメールがよくきます。どんなところにもメルアドを出していないのにどのようにしてスパムメールを送っているのでしょうね。見当も付きません。十中八九出会い系とかの業者が多いです。こんな稚拙なものに被害にあう人っているとは思えないのですが。とはいってもいるからこそやってるんだろうけど。 この日はトラクターの爪の学習にいる本を買うために駅前の書店に向かいました。いろいろあって迷ったのですが内容をよくみて購入しました。またトラクターの爪の勉強に便利な本が加わりました。根っから本はよく買うほうで机の上に積み重なっています。お金より知識が大事だと思っていますから、書籍にはけちけちせずにお金を出しております。こちらもトラクターの爪の学習に役立ていきたいと計画しています。 さてさて、残された作業をやっつけておこうと思います。布団に入る前にホットミルクを飲むと夢見がよくなります。心身ともにリフレッシュして明日も一日トラクターの爪の学習に取り組んでいこうと思います。 こうやっていつも日記を書いていて考えるのですが、書くという作業は難しいですね。文章にするのがつたないので文章にしようとすると骨を折っています。けれどもそうでもしないと言葉を書いていくことはまずもってありませんし、いい練習だと思ってしています。 本日のトラクターの爪の学習は少しがんばってやりました。トラクターの爪の学習もさくさくと終わりましたので今日のところはこれくらいにします。いったんこうやってPCを開始してしまうとなかなか終われないのですがもういろいろ家事もしないと。しかしながら、トラクターの爪の学習は面白いです。 さてさて、中途半端に残っている作業を片付けてしまおうと思います。眠る前に体をほぐすとすっきり眠れるようになります。心も体も万全にして明日は一日トラクターの爪の学習に気持ちを上向きにしていこうと思います。 a href="http //senakalink.com/" target="_blank" 背中link /a
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【スペクター】 種族 スペクター系 クラス 1 説明 【スペクター】召喚モンスター 戦闘位置:地上半実体化した霊的なモンスターであるが詳細は未だに不明。主な攻撃手段は武装によるが、様々な特殊能力も使う。見る者の恐怖心を煽り、魂を喰らうと言われている。基本的に実体はあるが、霧状に変化する事も可能。光を嫌う傾向があり陽光下では能力にペナルティがある。 ステータス Lv.1時 器用値(23) 敏捷値(23) 知力値(25) 筋力値(24) 生命力(24) 精神力(23) (赤星召喚時) スキル追加 Lv.1時 赤星の場合:剣 両手剣 棍棒 重棍 小盾 受け 回避 夜目 雲散霧消 物理抵抗[中]魔法抵抗[中] MP吸収[中] 自己修復[中] 闇属性 火属性 水属性 邪気 Lv.10時 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] [ 光以外の基本属性 ] Lv.20時 重盾 重鎧 自己修復[大] 融合元 スケルトンソルジャー+ダークレイス クラスチェンジ先 スペクターロード 融合情報 融合識別 《融合対象となる召喚モンスターではありません》 融合相手 融合先 備考 ・ステータスは横並びで、キースの好む数字揃えが容易。 初出 380話
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忍び寄る闇 ◆OFEY/nqyTI 「一体どうなってやがる……ここはバリアン世界じゃねえのか?」 薄暗い街灯が照らす暗闇の街に1人の男がいた 黒を基調とした服を着たオレンジ髪の少年は鋭い目つきで、自分の親指の爪を齧る。 彼の名はベクター。異世界バリアンに住まう者達の中心的存在、バリアン七皇の1人である。 彼はバリアン界に一足先に到着し、メラグとドルベの魂を喰らうため ナッシュの玉座で待ち構えていたばかりだったのだ。 「それに、俺の中にいるドン・サウザンドの気配も消えている。 姿も見せねぇし、声も聞こえねぇ……」 かつてベクターは九十九遊馬とアストラル達とのデュエルに敗北し、重傷を負った。 復讐に燃える彼はその傷を癒すためバリアン世界の神であるドン・サウザンドと契約し、 魂を心臓に宿すことでさらなる力を得ることに成功したのだ。 言うなればドン・サウザンドとベクターは同じ命を共有する一蓮托生の状態である。 しかし、この命を落としかねない危機に晒されているのにも関わらず、 一向に姿を現さないバリアン世界の神にベクターは訝しむ。 「俺様の身に良からぬことが起こっているのは確かだ……試してみるか」 ベクターは両手を横に構える。 すると、ベクターの周りを赤い光が発し始めたとともに、胸に赤い菱形の水晶が浮かび上がる。 赤い光が収まると、ベクターの姿は変貌していた。 体と髪の色はグレーに変わり、下半身には腰布をつけ、背中には悪魔のような黒い翼が生えている。 これがベクターのバリアルフォーゼした姿。バリアン界における本来の姿なのだ。 しかし、バリアルフォーゼを終えたベクターの体は突如がくりと崩れ落ちる。 「ぐっ……何だ!?この感覚は……」 ベクターの体に今まで感じることの無かった重たい感覚に襲われる。 思わず膝を地面に突きそうになるものの、何とかその場で踏ん張り、立ち上がる。 体の心臓は早い動悸を打つ。バリアルフォーゼをした瞬間、彼の体力は削られていたのだ。 「あのブタ野郎……俺の体に何かしやがったな……!?」 鼻と口が無いバリアン態のベクター表情は憤怒の色だった。 顔に唯一ついている目は吊り上り、眉間に皺を寄せている。 彼は自分の思い通りに動かないことは何よりも嫌いとするからだ。 「……この姿で気軽に暴れまわれねぇとなるとやることは1つだ」 ベクターの体を再び赤い光が包み込み、人間態の姿に戻る。 しかし、彼の服装は先ほどの黒に包まれた服とは違っていた。 赤いネクタイをしめている白制服に青いズボン。 彼が人間界で、『真月零』と名乗り九十九遊馬とその仲間達に近づいた時の姿だった。 あの時と同じように殺し合いに反対する者達の中に潜入し、殺し合いをやり過ごそうと考えていた。 人間態に戻ったベクターは自分の近くに置いていたランドセルを拾い上げ、カバーを開ける。 中には自分のいつも使用している紫色のデュエルとカードが入っていた。 しかし、ベクターが取り出したのは別のアイテムだった。 「ほぉ、これは……」 ベクターは手の平に収まるほどの機械を取り出す。 機械に付属されているメモ用紙にはこう書かれていた。 『首輪探知機 スイッチを押すと今いるエリアの中にいる者が分かる』 ベクターは機械に備えられているスイッチを押すと、電源がつき、今自分のいる地点であるD-4の文字が現れる。 それと同時に画面には赤い点が2つ点灯していた。 自分以外に殺し合いに巻き込まれたいることを確信したベクターはニヤリと笑みを浮かべる。 「ククッ……さぁ、良からぬことを始めようじゃねぇか……!」 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 「ここ……どこなんだろう……」 セーラー服に身を包んだ茶色い髪の少女が 漆黒に包まれた闇の街をとぼとぼと歩いている。 「司令官……響……お姉ちゃん……」 呼びかけに答える者は誰もおらず、少女の呼ぶ声はむなしく町の中に消えていく。 彼女の中にあるのは突然殺し合いに巻き込まれたことによる不安と恐怖心だった。 「まずは鎮守府に向かわなきゃ……誰かいるかもしれないのです」 少女は片手に持ったスマートフォンの地図と進行方法を交互に見ながら進む。 自分の姉の雷や仲間の響もそこに向かっているかもしれない。 淡い期待を胸に抱きながら彼女は、スマホ内の地図に表示されている鎮守府を見つめる。 スマートフォンの画面を眺める電。そこに、どこからともなく彼女の前方から人影が現れていたが、 画面を凝視していた彼女はその存在に気づくことはなかった 人影の方も画面を見つめている電に気づいていないのか、走りを止めることはない。 お互いに存在を両者の体はぶつかってしまう。 「きゃっ!?」 電は走ってきた人影をかわしきれずにぶつかり、思わず尻餅をつく。 「ご、ごめんなさいなのです! 大丈夫ですか?」 「ひっ、ひぃぃぃぃいいいいいいいいい!!!」 電が謝罪しながら立ち上がると、そこには頭を両手で抱え、うずくまる少年の姿があった。 縮こまった体は恐怖のせいか、ブルブルと震えている。 「ど、どうしたんですか!?」 心の中の不安を殺し、電は地面に丸まったまま動かない少年に声をかける。 「た、助けてください…… 僕を殺さないで……!」 電がぶつかった少年に近づこうとするも、 うずくまっている少年は今にも泣き出しそうな震える声で命乞いの言葉を叫ぶ。 少年は電のことを殺し合いに乗っている者と勘違いしているようだ。 「落ち着いてください。電は殺し合いには乗ってないのです。」 少年の誤解を解くため、電は優しい口調で言葉をかける。 「い、命だけは……え?」 少年の体の震えがぴたりと止まる。 「ホントなのです。 信じてほしいのです」 少年は電の言葉を聞き、うずくまっていた顔を上げる。 白い服と青いズボンを履いたオレンジ色の髪をした少年は 少年の狐に包まれたような顔をしていた。 それを見て電の顔は微笑む。 「ははっ、良かったぁ……助かったぁ……」 少年はおぼつかない足取りで立ち上がり、ほっと胸を撫で下ろす。 「ぶつかっちゃってごめんなさいなのです。前をよく見てなくて……」 電はぶつかった少年にぺこりと頭を下げ、謝罪する。 「いえ、大丈夫です。全然気にしてませんから!」 電の謝罪を見た少年は電よりも深く頭を下げて、90度の角度で謝罪する。 「急に殺し合いに巻き込まれちゃったら無理もないのです。その気持ち、分かるのです」 「ところで、どうしてそれをよそ見なんかしてたんですか?」 少年はぶつかった衝撃で落としてしまった電のスマホを指す。 それを見た電ははっとした表情で慌ててそれを拾う。 「それは……行きたい場所があったからなのです」 電は先ほど拾った自分のスマホを少年に見せる。 そこには鎮守府と表記された黄緑色の点があった。 「この、鎮守府ってところです。」 「ちんじゅふ……何ですかそれ?」 聞き慣れない言葉に少年は首を傾げる。 「えっと……電のお家みたいなところです。そこに電の知ってる人がいるかもしれないと思って……」 電は鎮守府を知らない顔をする少年に言葉に詰まりながらも分かりやすい言葉で説明する。 「そうだったんですか。電さんのお友達もこの殺し合いに……」 暗い顔で少年の言葉に電は静かにうなづく。 「僕もご一緒させてもよろしいでしょうか?さっきのお詫びがしたいですし、それに……」 「それに……?」 少年の言葉が途切れ、電から目を反らす。 「僕よりも年下の子なのに情けない姿を見せてしまいましたから」 少年は照れながら頭をかく。先ほどの大げさに パニックに陥った少年の姿を思い出し、電はクスリと笑う。 「ありがとうなのです……えっと……」 電は口ごもったのを気づいた少年ははっとする。 「あっ、すみません!まだ名前を名乗ってませんでしたね。 僕は真月。真月零です。以後お見知りおきを!」 「これからよろしくお願いしますのです。真月さん」 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ (ひとまずは殺し合いに乗ってないヤツと出会えたが……) ベクターは自分の目の前にいる電と名乗る小さな少女を見る。 (しばらくはこのチビで我慢するか……役にたたねぇなら 切り捨てて、魂でも貰うか。) ベクターはこの殺し合いに巻き込まれる直前にナッシュとメラグを待ち構えていた。 それは七皇の魂を喰らうことによりその力を自分の物にする指令をドン・サウザンドから受けていた。 遊馬とアストラルの雪辱を晴らし、さらなる力を得たいベクターはこれに賛同し、 一足先にバリアン世界で待ち構えていたのだ。 しかし、その計画もポーキーのせいで頓挫してしまった。 自分の良からぬ計画を邪魔したポーキーへの怒りの炎は 心の中でふつふつと煮え滾っていた。 (俺以外の七皇の魂が欲しいが状況が状況だ。少しでも力をつけ、 俺を殺し合いに巻き込んだポーキーとかいう白ヒゲブタをぶっ殺す……) 自分の命を握っているのも同然なポーキーを出し抜くため、 自分に架せられたバリアルフォーゼの制限を克服するため、 ベクターのドス黒い野望を誰にも聞こえないよう心の中で呟く。 (見極めさせてもらうからな、いなずまちゃぁ~ン。 てめぇがこのベクター様のコマに相応しい魂かをなぁ……) ベクターはニヤリと笑い、瞳が紅く光らせる。 まるで獲物を前にした肉食動物のように。 真月の前を歩く電はその不気味な彼の変貌を知る由もなかった。 【D-4 市街地 /深夜】 【真月零@遊戯王ZEXAL】 [状態]:疲労(中)、人間態 [装備]:なし [道具]:基本支給品、決闘盤とカード(ベクターのカード)@遊戯王ZEXAL、首輪探知機@LSロワ2014オリジナル、 不明支給品×0~1 [思考・行動] 基本方針:良からぬことを企む 1:真月零の姿で殺し合いに乗っていない者達の中に潜む 2:電が利用できる存在か見極め、用済みならば魂を喰らう 3:遊馬とアストラルは必ずぶっ殺す! 4:主催者を乗っ取りさらなる力を得る ※アニメ130話、メラグとナッシュがバリアン世界に戻る直前からの参戦です ※バリアン体での分身能力、瞬間移動が可能かどうかは不明です ※バリアンズスフィアキューブなしでバリアルフォーゼは可能ですが、体力を消耗します 【電@艦隊これくしょん】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3 [思考・行動] 基本方針:殺し合いには乗らない 1:真月さんと鎮守府に向かう 2:司令官や響、お姉ちゃんに会いたい 【支給品紹介】 【首輪探知機@LSロワ2014オリジナル】 スイッチを押すことで、自分のいる1エリア内の 参加者の居場所がわかる。首輪に反応し、 画面に赤い点で表示されてる。 ≪018 ふしぎ風使い 時系列順に読む 020 未知の世界へ踏み出そう≫ ≪018 ふしぎ風使い 投下順に読む 020 未知の世界へ踏み出そう≫ 真月零の登場SSを読む 037 月明かりの道しるべ≫ 電の登場SSを読む
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ドクター41 「どうもこんにちは。つい先日化物に拉致されてご奉仕を強要された犬耳メイドです。ご奉仕っつっても掃除ですが」 フローリングにモップを掛けながら、はふぅと溜息を漏らす旧友 単独で居る時はこの呼び方では判りにくいので、便宜上『いぬメイド』と呼称する事にする 「名前付けてくれよオイ!?」 それはさておき 「さておかれたよ!?」 ここはいぬメイドが『MI6』所属の頃に用意してあったセーフハウスの一つである 「まだ所属してるよ! 辞めてもクビになってもいないから!?」 学校町に何件か用意してある物件のうちの一つで、大きな地下駐車場のあるそれなりの高級マンションである 手持ちで一番良い物件を使う事にした理由はというと、呂布のバイク『赤兎』の置き場所に困るからだった 「でかいわ目立つわどうしようもないんだよ、アレ。まあ呂布本人はもっと目立つが」 その呂布はというと、マンションの部屋を確認した後に「掃除をしておけ」とだけ言い残して赤兎に跨り何処かへ消えてしまった 「あの顔は、獲物見つけた顔だよな……何処の誰だか知らんがご愁傷様だ。さて」 いぬメイドは、己の能力である『壁に耳あり』を発動させる 学校町の四分の一程度の範囲なら、彼女の能力の効果範囲となる 呂布の現在の動向を確認しながら、何故彼がこの町で戦わなければいけないのか探るためだ 彼が単に武を奮うために現れたのなら、この町でなく中国大陸かいっそ欧州といった化物じみた英雄伝説がある地域の方がいいだろう 「戻ったぞ」 「うぉう!?」 いきなり聞こえた声に、思わず尻尾と耳がぴんと跳ねる 「うむ、片付いているな」 ブーツを脱ぎ、ずかずかと部屋に上がり込む呂布 「何処行ってたんだあんた」 「蜻蛉切りの所有者を見つけて戦ってきた。武の者ではないが良い腕だったな。次に出会う時が楽しみだ」 満足そうに笑い、どすりとソファーに腰を下ろす 「えーと後から情報集めたら割と洒落にならん奴だったんだけど、マジで?」 「鉄礫をばら撒くなど小細工をしてきたが、気の篭らぬ打撃など蝿が集るようなものよ」 そう言う呂布の服は穴だらけでボロボロだったが、素肌はいくらか痣があるものの傷らしい傷は一つも無い 額から出血したような痕があったが、それもほぼかすり傷のようだ 「マシンガンかなんかで撃たれまくって平気とかなんだよそれ」 実際にはそんなものとは比べ物にならないガトリングガンで撃たれまくったわけだが 「この町は実に俺の肌に合う。奴らの駒になるのは癪だがな」 「……奴らって何者だよ」 「仙人を名乗ってはいたが、俺にとっては妖術使いの類にしか見えん連中だ。まあ直接会った事は無い、俺を恐れているのか人形を介してしか現れんのでな」 少し話を振っただけで、重要そうな事をさらりと話す呂布 「元々、俺を使いこなせる契約者など現れぬと思っていたのだがな。そいつらがこの身体の元の持ち主を連れてきたのだ」 「使いこなせてねーじゃん。あんた乗っ取ってるだろ」 「乗っ取ったわけではない、明け渡されたのだ。その方が確実に強いのだからな」 「なるほどねぇ……ところで俺帰ってもいい? ここは好きに使っていいから」 「何を言う。飯の支度をしろ」 「……いつまで?」 「俺の目的が達せられるまでだ。具体的には自称仙人どもが満足し、契約者の恋人を返すまでだな」 「人質取られてんのかよ。取り返せばいいじゃん、あんた強いんだから」 「斬る事は容易いが居所を突き止められん。迂闊に動けば人質の命が危うい。俺に身体も命も預けると言った契約者の願いだ、無碍にはできん」 ばしりと手のひらに拳を打ち付け、呂布は笑う 「小難しい事は必要ない。俺が武を奮えば人質を返すというのであればそれで良し。約束を違えれば、奴らもその背後も全て斬り伏せるのみよ」 わーいどうしようもねぇぞこの脳筋 諜報を生業とするいぬメイドからすれば、そういう感想しか出てこない 「そこいらは諜報員の仕事なんだが……大事になる前にどうにかできるのかね。ジェームズの旦那、手伝ってくんねぇかなぁ……無理か」 「それはともかくとして飯はまだか」 「そんなにすぐ作れねぇよ材料も無ぇのに!? イギリス料理食わすぞ畜生!」 そう言いながらいぬメイドは、財布を手に部屋を飛び出し食材の調達に走り出した ここで逃げようかとも思ったが、バレたら後が怖いので今はメイドとして働いておこう なによりその間に戦いのお膳立てをするにせよ人質を取り返すにせよ、早めにこの騒動を終わらせる手が見つかるかもしれないのだから 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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部品構造 大部品 ヨンタ―4号(農業用トラクター) RD 6 評価値 4部品 農業機械(トラクター) 部品 多種多様のアタッチメント 部品 安全フレーム 部品 速度の切り替え 部品 雪への対策 部品 大きな溝付きタイヤ 部品定義 部品 農業機械(トラクター) 農作業の補助として中に人が乗り込み運転して使う機械。牽引車。アタッチメントを付けることで広い範囲の畑でも楽に耕うん、収穫することができる。柔らかい畑の土や泥にもはまり込まないように大きなタイヤがついている。 部品 多種多様のアタッチメント 様々な用途に合わせ専用のアタッチメントが用意されており、トラクターへ装着することにより除雪・牧草の収集、コンテナ運搬等、幅広くこなすことが可能となる。(一台につき一度に一つのアタッチメントしか装着することはできない) 部品 安全フレーム 転倒や転落などの運転者の身に危険があった際、巻き込み事故やトラクターに潰される事故を防ぐ目的で座席の後方に取り付けられている。もしフレームに頭をぶつけても痛くないように緩衝材が巻かれている。 部品 速度の切り替え 農作業時は低速での運用がほとんどなので、通常は公道に出ても差しさわりのない時速40km程度までしか速度が出ないように設計されている。しかしこれはリミッターが搭載されているためで、解除するともう少し早く走ることができる。(ただし非常時に限り、華族の許可がいる) 部品 雪への対策 雪が積もった冬季でも使えるよう、通常のトラクターより馬力が高めに設定されており多少の足場の悪さでも動かすことが出来る。なお安全の為に冬季はチェーンを巻くことが推奨されている。 部品 大きな溝付きタイヤ 柔らかい土や泥やぬかるみにはまり込んでしまわないようにタイヤのサイズは大き目で、深めのトレッドパターンが採用されている。 提出書式 大部品 ヨンタ―4号(農業用トラクター) RD 6 評価値 4 -部品 農業機械(トラクター) -部品 多種多様のアタッチメント -部品 安全フレーム -部品 速度の切り替え -部品 雪への対策 -部品 大きな溝付きタイヤ 部品 農業機械(トラクター) 農作業の補助として中に人が乗り込み運転して使う機械。牽引車。アタッチメントを付けることで広い範囲の畑でも楽に耕うん、収穫することができる。柔らかい畑の土や泥にもはまり込まないように大きなタイヤがついている。 部品 多種多様のアタッチメント 様々な用途に合わせ専用のアタッチメントが用意されており、トラクターへ装着することにより除雪・牧草の収集、コンテナ運搬等、幅広くこなすことが可能となる。(一台につき一度に一つのアタッチメントしか装着することはできない) 部品 安全フレーム 転倒や転落などの運転者の身に危険があった際、巻き込み事故やトラクターに潰される事故を防ぐ目的で座席の後方に取り付けられている。もしフレームに頭をぶつけても痛くないように緩衝材が巻かれている。 部品 速度の切り替え 農作業時は低速での運用がほとんどなので、通常は公道に出ても差しさわりのない時速40km程度までしか速度が出ないように設計されている。しかしこれはリミッターが搭載されているためで、解除するともう少し早く走ることができる。(ただし非常時に限り、華族の許可がいる) 部品 雪への対策 雪が積もった冬季でも使えるよう、通常のトラクターより馬力が高めに設定されており多少の足場の悪さでも動かすことが出来る。なお安全の為に冬季はチェーンを巻くことが推奨されている。 部品 大きな溝付きタイヤ 柔らかい土や泥やぬかるみにはまり込んでしまわないようにタイヤのサイズは大き目で、深めのトレッドパターンが採用されている。 インポート用定義データ [ { "title" "ヨンタ―4号(農業用トラクター)", "children" [ { "title" "農業機械(トラクター)", "description" "農作業の補助として中に人が乗り込み運転して使う機械。牽引車。アタッチメントを付けることで広い範囲の畑でも楽に耕うん、収穫することができる。柔らかい畑の土や泥にもはまり込まないように大きなタイヤがついている。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "多種多様のアタッチメント ", "description" "様々な用途に合わせ専用のアタッチメントが用意されており、トラクターへ装着することにより除雪・牧草の収集、コンテナ運搬等、幅広くこなすことが可能となる。(一台につき一度に一つのアタッチメントしか装着することはできない)", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "安全フレーム ", "description" "転倒や転落などの運転者の身に危険があった際、巻き込み事故やトラクターに潰される事故を防ぐ目的で座席の後方に取り付けられている。もしフレームに頭をぶつけても痛くないように緩衝材が巻かれている。", "part_type" "part" }, { "title" "速度の切り替え", "description" "農作業時は低速での運用がほとんどなので、通常は公道に出ても差しさわりのない時速40km程度までしか速度が出ないように設計されている。しかしこれはリミッターが搭載されているためで、解除するともう少し早く走ることができる。(ただし非常時に限り、華族の許可がいる)", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "雪への対策", "description" "雪が積もった冬季でも使えるよう、通常のトラクターより馬力が高めに設定されており多少の足場の悪さでも動かすことが出来る。なお安全の為に冬季はチェーンを巻くことが推奨されている。", "part_type" "part" }, { "title" "大きな溝付きタイヤ", "description" "柔らかい土や泥やぬかるみにはまり込んでしまわないようにタイヤのサイズは大き目で、深めのトレッドパターンが採用されている。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ]
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煉獄(れんごく) 男 15歳ほど 変化武器「フォーゼ」を盗んできた少年。 9歳くらいまでは施設に住んでいた。施設からは脱走した。 煉獄という名前は施設の死んだ友人の頭文字から取ったもの。 それまでは名前は無かった。 フユ 女 19歳 フユはコードネーム。本名はレディア・エヴァースト。 フォーゼの置いてあった研究施設の警備員だった。 背中に《犯罪者》オルト・クラーゼにつけられた呪いの印がある。 そのせいで人を物理的に傷つけることが出来ない。 ツツジ 女 22歳 フユの同僚。 ツツジはコードネーム。本名はイラ・レレイム。 ヘクター・エヴァースト 男 24歳 《英雄》。エルケー神話の英雄・ヘクターから名づけられた。 フユ(レディア)の実の兄。 オルト・クラーゼ 不明 ?? 《犯罪者》。 神暦3250年(4年前)、世界最大の魔術研究施設「エドナ研究所」を襲い、その職員・利用者に呪いをかけた。 まだ捕まっていない。被害者625人、死者293人。後に「クラーゼ事件」と名づけられる。 名前は、その時に研究所の壁に刻まれていたもの。本人の名前かどうかは不明。 フードをつけた黒ずくめの格好をしているといわれる。 玄(げん) 女 16歳 《犯罪者》オルト・クラーゼを追う少女。風穴と一緒に行動する。 彼女特有の「呼応魔術」を使う。ナイフを両手に持った接近戦術が得意。 お洒落をするのが好き。しかし旅の身のため服をストックできない。 だからかわいい服を着られる機会があったら逃さない。 風穴(かざあな) 男 18歳 《犯罪者》オルト・クラーゼを追う男。玄と一緒に行動する。 大鎌を武器にしている。重量があるものを軽々と扱える。 何があってもサングラスははずさない。 目のあるべきところに目がないから。 エドナ・フォルティシア 女 54歳 エドナ研究所の所長。政府魔術師。 物事を楽観視している。かなりの毒舌。
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▽タグ一覧 政見放送 発明家 音MAD素材 ニコニコで【ドクター中松】タグを検索する 概要 2007年に参議院議員選挙で政見放送した
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何かひとつ、――大切なものを失くした ベットに預けた体を起こし、スタンドに座るギターへ目をやる 小さい頃から頑張って練習してきたギター、今は触れる気も起きない。 ――触れることが怖い 私の失くした“何か”を思い出すから 思い出すと、勝手に涙がこぼれてくるから こぼれた涙は、意味も無く私の心を濡らすだけだから また私は体を横にして目を瞑る 無が全てを覆いつくし、爛れた私の心を癒してくれるのをジッと待つ。 「――じゃあね、あずにゃん。」 一月前に聞いた最後の言葉 私に明るく言い残していった言葉 その日は週番もなく、早めに部室へ向かっていた。 いつも通り階段を上り、いつも通り部室の扉を開ける。 「今日は早いんだねー。」 日頃荷物置き場になっている長椅子、そこに掛けている唯先輩 「ええ、それより他の皆さんはまだ――」 言い掛けると私は彼女に抱きしめられていた。 日頃のそれよりずっと優しく、大切に 「お願いだよ、――何も言わないで?」 肩まで伸びた髪が私の顔を優しく撫でる。 行き場のない私の両手、離れ際にそれをそっと手にとると 「――じゃあね、あずにゃん。」 そう言い残し、唯先輩は部室を出て行った。 夢はいつもここから始まる―― ―――――――――――― 「――ニシシ、照れるな照れるなっ?」 「ひ、人をからかうな! バカ律!」 一人きりだった部室の扉が開く 澪先輩に律先輩が覆いかぶさりながら部室に入ってくる。 いつも仲の良さそうな二人、続いて入ってきたムギ先輩に 「あら、こんにちは、梓ちゃん。」 そう呼びかけられ、私は意識を取り戻す。 「あ、皆さんこんにちは、さっき唯先輩が――」 「ん? 唯なら今日欠席だぞー?」 ――え? 「ああ、憂ちゃんから聞いてないのか?」 「でも、さっきまで――」 「…………?」 みんな不思議そうな顔 私がおかしなことを言い始めた、そう言いたそうな顔 ――その顔をやめて あの眠りに落ちそうな心安らぐ瞬間を、夢だったとは思いたくない。 「それじゃあ練習するか、梓は唯の代わりにリードで――」 めずらしく律先輩がそう言う、それをかき消すように 「――それよりお茶にしよっか? 唯ちゃんもお休みだし」 ムギ先輩は“空気”を気にしてくれる、心優しい人。 練習するぞ、となっても私の指は動いてくれなかったと思う。 それから後、お茶をしているときの会話は頭に残っていない。 どんな話しを澪先輩がしていたか それを律先輩がどうからかっていたか 二人のやり取りを見て、ムギ先輩がどんな笑顔だったか 私は適当に相槌をうちながら、心の中で唯先輩を必死に探していた。 そうしていないとさっきの彼女が幻になってしまいそうな気がしたから。 唯先輩は何をしにきていたのか 唯先輩は何故私だけに会ったのか 唯先輩は私にとってどんな存在なのか ――ちゃぷん 水槽から音がする。 それを境に私の意識は段々と白に溶けてゆく。 その私の夢は真っ白―― ぼんやりと形はわかるけど、目の前の物が何だかよくわからない。 いや、何でもいい。 「梓ちゃん、今日は天気がいいからギター洗って干しておきなさーい」 「うん」 お母さん、なのかな? とりあえず返事だけして私は家を出る。 空を何かが飛んでいる。 トンちゃんかな? それとも飛行機? ――どうでもいいや 「おはよー!」 私の脇を何かが二つ過ぎていった。 クラスメイトなのか 散歩中の犬とその飼い主なのか 「そんなことより今は朝なんだ」 その方が私の興味を引いた。 学校と思わしき建物に着くと、記憶を頼りに私のクラスへ向かう ぼんやりとしか見えない階段の段差を慎重に上りながら。 クラスに着くと 「梓、おはよっ!」 ――純、かな? 「どうしたの? トレードマークのツインテールは?」 「ん? ああ、家に忘れてきちゃったみたい」 「あはは、梓ちゃんらしくないね」 ――憂か 憂は他の人と比べて少しだけ色が付いてるから見やすい そんなやり取りをしつつ私は席に座る、ちょうど先生が入ってきた。 「中野さーん、椅子に座らないでちゃんと机に座ってくださいねー?」 「あ、すみません」 急いで机に座り直す。 純? がこっちを見て笑っている気がした。 「一時間目と二時間目の授業は、“平沢 唯さん”についてです」 ――またこの授業か 「ではまず、平沢 憂さんから、平沢 唯さんのことをどう思っていますか?」 「はい、――平沢 唯、私の姉です 姉と私はいつも一緒、泣くときも笑うときも」 ――お願い、ヤメテ 「小さい頃からずっと一緒、姉が居てくれれば私は幸せです 私は姉を想い全てをささげています、当然姉もその想いに答えてくれます」 憂は私に向かってそう読むのは何故? 「はい、ありがとう――では中野 梓さん、感想をどうぞ」 憂が話し終わった後、必ず私が指される。 クラス全員の視線を浴び、声を震わせながらいつもの答え 「わ、私は、その――よくわかりません」 「どうして? 平沢さんがせっかく読んでくれたのに、 あなたにとって“平沢 唯さん”って何なの? それを聞かせて下さい」 「それが、わかんないです」 「ふふっ、おかしいわね? あなたのことなのに――」 ――私のことなのに、ね 「カンタンなことでしょ?」 「いつまでナヤメバ答はでるの?」 「あなたハ逃げてるダケでしょ?」 「ソウやって悲劇のヒロイン気取り?」 ――アハハハハハ ハハッ ウフフ アッハッハッハ ワタシハ―― わたし自身のことが、わからない 「…………」 ふらふらと教室から出ていった。 誰も私を止めることはない、ただ後ろから笑い声が聞こえるだけ またぼんやりとしか見えない階段を下りてゆく 下駄箱を開け、靴を取り出す 「あはは、――そう言えば上履きに履き替えてなかったなー」 ポツリと独り言 誰かが聞いてくれて、面白く返してくれるわけでもないのに ――私はなんでこんな夢をみているのかな 口惜しくなって上履きに履き替えて家に向かった。 「ふーん、ふふふーん」 真っ白な夢の世界で 真っ白な頭の私は下を向いて歩く トンッ、と何かにぶつかりあわてて顔を上げた。 「すみません! ボーっとしてて」 返事がない、人じゃないのかな? 目を凝らしてよく見る 四角い、――ポスト? 道の真ん中に立つ白いポスト 学校に向かっているときにはなかったのに 「…………」 少しでもいい、救ってほしい そんな思いでカバンからノートを取り出す。 その一枚を破りとると、漠たる思いを書き連ねてゆく 真っ白いノートに見えない白い文字で 短く書ききると、それを二つ折りにしてそっとポストに入れた。 ―――――――――――――――――― ―――――――――――――― 平沢 唯さんへ 私はどうしてこんな夢ばかり見るんでしょうか? 私にとってあなたは一体どんな存在なんでしょうか? あなたにとっての私はどんな存在なんでしょうか? 中野 梓 「――おかしな手紙」 鼻で笑う でもほんの少し、気持ちは晴れ間を見せて不安は除かれたようだ。 顔を上げ、歩き出す 何も考えないで歩いていると家にすぐ着くんだよね この真っ白で嫌な世界も、自室に入りベットに座ると終ってくれる。 出した手紙のこともあったのだと思う、 いつもは気にしないのに、なぜか今日は郵便受けが気になった。 「手紙、返って来てたり?」 郵便受けの中には先ほど出した二つ折りの手紙が入っていた。 おそるおそる手にとると “宛先不明”の文字 「ふふ、やっぱり――そうだよね」 返事は諦めていた、答えよりも誰かに縋りたい、そんな一心で書いた手紙 夢の世界なのに生意気なくらい良く出来てる。 我ながら関心、小さなため息を交えながら裏返すと ――平沢 唯さんに代わり、ポストがお答えします。 赤い文字が並んでいた。 「ええっ?」 予想外の出来事に私は驚き、握り潰しかけた手紙を開く ―――――――――――――――――― ―――――――――――――― 平沢 唯さんへ Q.私はどうしてこんな夢ばかり見るんでしょうか? →A.あなたの持つ喪失感が、無意識下でこの様な夢を創ります。 Q.私にとってあなたは一体どんな存在なんでしょうか? →A.きっと大好きなんだよ、ボクに言われる前に気付いて欲しかったな。 Q.あなたにとっての私はどんな存在なんでしょうか? →A.そればかりは平沢 唯さんに聞いてみて、 あなたが『会いたい』と、強く願えば叶うはずだから。 中野 梓 追記、この夢は“平沢 唯”の夢にもリンクしている。 ポストより もっと―― もっと聞かせてほしい、一人じゃ何も導き出せなかったから 私は来た道を走って戻る。 一心不乱、――右足の上履きが何処に飛んでいったか? 気にも留めない 「はあ、――はあ」 日頃、学校の授業以外でこんなに走ったことはあったかな? もっと簡単に、考えてみればよかったのに 新入生歓迎ライブのあの日から、彼女に惹かれていたって あの日の唯先輩は私の手では届かない、別世界の人みたいで キラキラ輝いて、澄んだ夜空のお星様みたいで 軽音部に入って練習しない先輩にちょっと幻滅もしたけど ううん、下手ないい訳はもういらない ――彼女が好き、答はそれでよかった 辛い、授業のそれよりも ただ走るのではなく、何かを想い走ることはこれほど辛いことなのか それが夢の世界であっても 「はあ、はあ、もう――変なところだけ、リアルなんだから」 「唯先輩の夢に、はあ、――リンク、どういう意味なの?」 力無くこぼれる。 私の視線の先には、もうポストは立っていない。 「あはは、もう、――教えてくれないんだね?」 ビュウと風が、こぼれた息を浚っていった。 呼吸を整えるため、私はそれを胸いっぱい吸い込む ふと悲しく、あの日の唯先輩の匂いがした。 「――唯先輩っ!」 ―――――――――――――――――― 「――唯先輩っ!」 自分のそんな寝言で目が覚める。 午前三時か、変な時間に起きてしまった。 スタンドに座るギターが目に入る。 「もう、――怖くないから」 私はギターを手にとり、薄ら錆びの浮き始めた弦を優しく撫でた。 何時間こうしていたのだろうか 「あら、寂しい音色が聴こえると思ったらここだったのね?」 お母さんの声 「ご飯よ、って呼んでもギターが返事するだけなんだもの」 優しく微笑むお母さんに無言で頷く 「今日は顔色いいわね、――学校には行けそう?」 少し考えてから私は短く、うんと答えた。 「そう、じゃあ早くご飯食べちゃってね」 お母さんは嬉しそうに私の部屋をでて、階段を下りていく 学校へ行く、なんて本当は嘘 もう少し時間が欲しかった、私の気持ちに決着をつけようと 彼女の居ない学校、部活へ行くとなればこの心は簡単に乱れてしまう。 階段を下り居間に入る、目の前には暖かそうなごはんが並べてあった。 お母さんが私たち家族を思い、一生懸命作ってくれたごはん それを前にして先の嘘が私の胸にチクリと刺さる。 なるべく早く飲み込み、ごちそうさまと言いながらその場から逃げた。 カバンだけ担ぎ家の扉を開ける ギターは持たない、お母さんの顔も見ない 「純? 今日も休むね」 「あ、梓? いい加減にしなよ。憂も来ないし、私寂しいん――」 “憂”と聞いて反射的に電話を切ってしまった。 別に憂を嫌いになったわけではない、 あの夢で私に話す憂を思い出す、それが怖い 学校には行きたくない、家には帰れない 図書館が開くまでぶらぶらしてよう、宛てもなく歩み出す。 「学校サボってのん気に散歩ですか? ――ははは、どうしようもない私」 誰に話すわけでもない、自分をそうあざ笑う。 後ろ向きに考える私、それに後ろ指をさすもう一人の私、それで丁度いい 「…………」 人間は意識しないで歩いていると、過去の記憶や 印象深く残った思い出を頼りに目的地を作り上げ、そこへ向かうのかな? 「――唯先輩と、ここで練習したなぁ」 演芸大会の練習をした川原 私は軽いカバンを投げ、そこに寝転んだ。 日頃だったら服が汚れる、そう思うだろうけど気にしない 朝の風は爽やかで心地良い 風に優しく頭を撫でられ、浅い眠りに落ちてゆく。 ―――――――――――――――――― 「――じゃあね、あずにゃん」 「ま、待って下さい、唯先輩っ!」 ここは、――部室? 今までのただ白いだけの世界はなく、その世界は淡く色付いていた。 夕方? ぼんやりとだけど、そうわかるくらいに 「あら、梓ちゃん、一人で居残り?」 振り返る、さわ子先生の声? 「ああ、ごめんね? よく見えないか、じゃあコレあげるわ」 「メガネ、ですか?」 「そうよ? 私には必要ないから、――それと頑張ってね」 メガネ越しに覗き込んだ ぼやけた夢の世界に段々とピントが合う そこは見慣れた、現実世界とそっくりな部室 「よく、――見えますよ」 鮮明に見えた西日の差し込む部室に、先生の姿はもう無かった。 よく見えるようになった階段を下りてゆく、 下駄箱でコインローファーに履き替え校舎を出た。 現実ではふらふら彷徨うだけの私も 夢の中では目的地がある、そこに向け歩み出す。 真っ白な夢の中ではわからなかった、 私はいったい何をすれば良いのか、何を目指しているのか 「今は、わかるから」 ――“平沢”の表札 呼び鈴を強目に押す、が返事はない 失礼だろうなと思いつつも私はドアを開けた 「失礼しま――」 それ以上言葉は出なかった。 2