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ダルホド(33)による幼女真宵(10)への強姦もの。 強制的に2人をあわせたんだが、その点は深く考えてはいけない。 ガチで襲うので、幼女ものが苦手な人は観覧注意。 ダルホドが小宇宙並みにキモい。まあこのおっさん元からキモイけど…。 ナルマヨの様な気がしなくもない。 ―――ああ。短い様で長い人生だった。 成歩堂は自分の身体が宙を舞う一瞬、冷静に己の人生を振り返っていた。 まるで青空を仰ぐように放り出され、成歩堂の視界に雲ひとつない快晴が広がった。 成歩堂は青空を見るのが嫌いだった… まさか人生の最後に見た光景がよりにもよってこれだなんて…。 空の様に青いスーツを身に纏い1番輝いていたあの頃、まさかそれがたったの3年で終わり、そこから7年暗く湿っぽい苔にまみれた生活をする事になろうとは…。 …そしてそこから何の進展も無く、あっけなく車に跳ね飛ばされて自分の生涯を終える事になろうとは…。 成歩堂はあまりに喜劇な自分の人生に笑いが止まらなかった。 しかし固いアスファルトの地面に頭から落下し、世にも珍しい満面の笑みを浮かべた死体が1つ完成するかと思われた時、成歩堂にありえない事態が起こった。 ガボガボ…!! 何をするでもなくぶらぶら歩いていたその道が、何故か液体に変わり落下する成歩堂の身体を受け止めたのだ。 突然水中にダイブした成歩堂は己に起きた事態に、理解できずもがく様に手足をバタつかせた。 ダイブした時に鼻に水が勢いよく入ってきて、その痛みと混乱で呼吸が出来ない。 自分の服は水を含みとても重たい。 体を動かすのも苦しくなって来ると視界が徐々に暗くなって来た。 …今まで色んなニンゲンに出会って来たが、別に誰の顔も思い出す事は無かった。 ただ、一瞬自分の視界に見覚えのある面影が揺らめいたが、それが誰なのか思い出せなかった。 しかし斜陽した自分にはこの程度の思い出が丁度いいのかもしれない…。 成歩堂は冷め切った自分の思考に苦笑いし、そのまま意識が遠のく感覚に身を委ねた…。 「―――おじさん!!手に掴まって!!」 自分を呼んでいるらしい大きな声が聞こえ、成歩堂の意識が覚醒した。 仄暗い水から覗く太陽の光から、紅葉みたいな小さな手が差し伸べられていた。 成歩堂は無意識にその手を握った。 しかし、そのまま自分を引っ張り上げてくれるのかと思われたが、逆にその手の主が自分に転がり込んで来た。 どうやら引っ張ろうとしたが、大柄な成人男性の成歩堂が予想以上に重く、逆に自分が引きずり込まれてしまった様だった。 成歩堂の腕の中に小さな身体が舞い降りて来た。 真っ黒で長い髪が水中で揺らめいている。どうやら女の子の様だ。 死ぬつもりだった成歩堂だが、自分を助ける為に水に落ちたその少女を道連れにする訳にはいかない。 全てを失い、どんな汚い手段を使おうと何の痛みも感じなかった筈の成歩堂に、小さな正義感が沸き起こった。 成歩堂は小さな体を抱え、水面に顔を出した。 岸に登って呼吸を整える。勢いよくダイブした時、鼻に口に大量の水が入ったらしく、無意識にむせ返る。 「…ぶはっ!!…げほっ!!…げほげほ!!…はあはあ…大丈夫かい?」 「…きゃわ!…びっくりした!!…おじさんと一緒に落っこちちゃった!!」 自分も頑張れば人を助ける事が出来るんだなぁ…などと感慨に浸って居たが、隣に座るその少女はなんともあっけらかんと笑っていた。 しかし成歩堂はその少女の笑顔にとてつもない違和感を覚えた。 成歩堂は深呼吸をし、その少女の顔を改めて真正面からしっかりと見据えた。 「………まよい…ちゃん……」 成歩堂の口から自然に言葉が零れた。 不思議な装束に胸からぶら下がる勾玉、両サイドに括られた玉石の髪飾り…そして彼女の特徴と言っていいであろうちょんまげに結わえられた髪型。 成歩堂の目の前に居る少女は、綾里真宵そのままだった。 しかし圧倒的に違う点が1つだけあった。もともと小柄な娘だったが彼女は今年で26だ。 目の前に居る少女は成歩堂の知る綾里真宵を更に二周り程幼くした、正真正銘の「少女」だったのだ。 その真宵らしき少女は、成歩堂の顔を不思議そうに覗き込んでいた。 くりくりとした瞳は自分の知る真宵のそれにそっくりで…成歩堂はどこか懐かしいものを感じだ。 「………おちびさん…名前はなんていうの?」 「…名前…?」 「………ぼくに教えてくれないかな?……」 「………」 「?」 「………」 「…どうしたの??」 「知らない人に、お名前言っちゃだめってお姉ちゃんが言ってた…」 「…ああ…そういう事…」 そういえば、春美ちゃんにも最初そんな理由で避けられたなと…成歩堂は昔の記憶を思い出した。 そしてもはや癖になってしまったらしく、無意識にパーカーのポケットに手を突っ込むと、何かが手に触れ成歩堂ははっととある事を閃いた。 「…ぼくは…知らない人じゃないよ?…ほら…これ…」 「あ!…あたしの勾玉にそっくり!!」 「…だろう?……だからぼくにお名前教えてくれないかな??」 「………」 「………」 その少女は自分の懐に忍ばせていた勾玉を取り出し、成歩堂のものと見比べた。 そっくりと言っていたが、そっくりで当然…なぜならその勾玉は真宵から貰ったものなのだから…。 そして、その勾玉を手に持って居るという事は、やはり目の前に居る少女が「真宵」と関係があるという事の証明にもなった。 真宵はまだ成歩堂を怪しんで居るらしく、怪訝な目つきで成歩堂と勾玉に視線を交互に移動させていた。 「………ぼくが当ててあげようか…」 「!」 「……あやさと…まよいちゃん…でしょ?」 「きゃわわわわわ!!!…すごいすごい!…どうして知ってるの??」 「…やっぱりそうなのか………じゃあ…今何歳なのかな??」 「…あたしはね…今10歳だよ!…もうすぐ11歳になるの!!」 「…10歳…か…」 成歩堂は10歳の真宵をまじまじと眺めた。 真宵は自分の持つ勾玉とそっくりなものを持ち、名前を言い当てられた事で、すっかり成歩堂を信頼していた。 にこにこと成歩堂の前にちょこんと座り、成歩堂の持つ勾玉と自分の勾玉を持ちかちゃかちゃ叩いて遊んでいた。 その姿は事務所で遊んでいた頃の真宵にどこか通じるものがあり、成歩堂の固い表情に自然と笑みがこぼれた。 これだけ冷静に自分の状況を受け入れられるのは、過去に何度も霊媒によって非科学的な体験をしているからだろう。 死者と会話する事が出来るのだから、自分の知り合いが目の前で少女になって居たってこれと言って驚きはしなかった。 「ねえ…真宵ちゃん…此処は何処なの?」 「ここはね…修行の滝だよ…」 「て事は倉院なのかな?」 「うん…あたしがあそこの滝で修行してたら…おじさんがどばーんって落ちて来たんだよ!!」 「へぇ…まあ倉院だし…臨死体験…てヤツかなあ…」 「りんし??」 「………ま…いっか…」 最初は真面目に原因を考えたが、次第に考えるのが面倒くさくなった。 成歩堂は地べたに胡坐をかき両手をパーカーのポケットに突っ込み、猫背にして真宵の顔を覗き込んだ。 真宵は元々童顔だったので、顔に残る面影は記憶のものと全く変わっていなかった。 先ほどの会話も、当時助手をしていた時の真宵と同じで、人懐っこくて元気なものだった。 しかし一回り小ぶりになった真宵はまるで人形の様に愛らしかった。 「…真宵ちゃんはちっさくても、あんまり変わらないんだなぁ…」 「おじさんどうしたの??」 「…なんでもないよ…ただの独り言…て…おじさんは止めてくれないかなぁ…」 「…ふーん…へっくし!!」 「ん?…寒いのかな??…じゃあ…ぼくの膝に乗りなよ…」 成歩堂はひょいと真宵を持ち上げて自分の膝の上に乗せ、真宵を抱え込んだ。 適当に放り出しちゃんとした育児などした事は無かったが、一応娘が居るので、この位の女の子の扱いには慣れていた。 真宵は成歩堂の体に擦り寄って来た。 成歩堂は真宵の背中をぽんぽんと優しく叩いた。 「……おじさんあったかい…」 「…だからおじさんは止めてくれよ…」 「じゃあ何て呼べばいいの?」 「そりゃあ……なるほどくん…だよ」 「…なるほどくん?」 「………」 ただ真宵は意味も分らず自分の言葉を真似ただけなのに、成歩堂は真宵から発せられたその言葉に息を詰まらせた。 「なるほどくん」とそう真宵に呼ばれたのは何年ぶりだろう。 成歩堂は、最後に真宵にそう呼ばれた…2人が永遠の別れをする事になった7年前の記憶が蘇った。 * 「あたし…結婚する事になったの…」 「…え…」 「倉院の人達がね…早く跡継ぎを生めって言って…前から縁談の話があった人とって…」 「…そ、そんな…けど、真宵ちゃんの意思だって尊重しないと…」 「それでね…向こうの人が…あたしに言ってくれたの…あたしの心の準備が出来るまで少しだけなら待っててもいいって…」 「………」 「それにその人とっても優しい人で…トノサマンも見てるんだってさ!!」 「…そうかい…」 「なるほどくんには…お世話になったから……1番に報告しに…」 「………」 「あのね…あたしは結婚して家元になって…これからはなるほどくんと一緒に居られなくなるけど… けど、あたしは今でもなるほどくんが1番大好きだよ…なるほどくんがピンチになったらあたしは1番に駆けつけるし…て、この前は無理だったね…」 「…その事はいいよ…」 「…あたしは、これからもずっとなるほどくんの見方だからね…それだけは忘れないで欲しいな…」 「………」 「…じゃあね…ばいばい…なるほどくん」 * もしも、最後のあの時「いかないでくれ」と言う事が出来ていれば、何かが変わっていたのかもしれない。 しかし黒い噂に塗れた自分にそんな事を言う立場は無かった。 真宵が居なくなった事務所が、こんなにも暗かったなんて成歩堂は知らなかった。 別れを告げらたその数年後、真宵から写真が送られて来た。 それには、子供を授かり母親になった真宵の姿が写されていた写真だった。 大きくなった春美と子供を抱く真宵の3人が笑顔で写っていた。 そこに旦那の姿が居ないのは単なる偶然か、それとも真宵の心配りか…。 一緒についていた手紙には、今は家元の復興と育児で大変である事、大きくなった春美は自分より美人になった事…子供に大好きな姉の名前を付けた事が書かれてあった。 真宵は、数々の困難を乗り越え、幸せになった。 家族の幸せに恵まれなかった真宵は、今こうして新しい家族とこれからの人生を歩んで行く…。 写真に写る真宵の笑顔はまるで太陽の様に眩しくて、成歩堂は直視する事が出来なかった。 成歩堂は今まで必死になって、大人の都合で振り回され続けた真宵を守って来た。 真宵の笑顔を見るのが大好きだったし、幸せにするのは自分であって欲しかった。 子供を授かって、家族の幸せをこの手で与えてやりたいと夢を見ていた。 ―――しかし、その願いは儚く崩れ落ちた。 日の当たらない暗く埃っぽい事務所が今の自分の居場所だ。 真宵の世界と自分の世界は違うのだから、会いたいなんて思ってはいけない… そう思ってこの7年、成歩堂は過ごしてきた。 太陽の様に輝く真宵に、暗く湿っぽい自分が近づく事は出来なかった。 自分には黒い雲に覆われた鉛色の曇り空が丁度いい。 そして7年があっけなく過ぎ去り、あまりにも突然に成歩堂の目の前に真宵が現れた。 成歩堂は例え小さくとも真宵に「なるほどくん」と呼ばれた事で、先ほどとは違う感情がむくむくと湧き上がるのが分った。 小さな真宵の体温が濡れた素肌に伝わる。 濡れた装束が真宵の小さな身体に貼り付き、身体のラインが浮かび上がる。 成歩堂は大きな手で真宵の身体つきを確かめる様に手を滑らせる。 丸っこくて女性らしい曲線など見当たらないが、この10年後真宵が大人っぽく成長するのだと思うと、妙に甘酸っぱい気分になる。 溜まり溜まった7年にも渡るこの熱情は、こんな幼い真宵にすら欲情してしまう程濃厚なものだった。 「おじさん?…どうしたの??」 「だからおじさんじゃないってば…」 成歩堂の喋り方は、先ほどの小さな女の子をあやすものではない。 成歩堂は耳元で囁く様に話しかける。真宵に向ける視線にも熱っぽさがあった。 柔らかい肌の感触、艶やかな黒髪、装束から香るお香の匂い、自分に向ける真っ直ぐな瞳とその名を呼ぶ声…そして太陽の様な優しい温もり。 成歩堂の腕の中で丸まる真宵は、小さくても間違いなく「真宵」だった。 成歩堂は真宵の存在を全身で確認するように、その小さな身体をキツク抱きしめた。 成歩堂はほうっと熱い息を吐いた。 突然の成歩堂の行動に、真宵は本能的に危険を感じ逃げようと身体を動かした。 真宵の表情が徐々に強張っていく…。 「お…おじさん…離して…」 「だから、ぼくはおじさんじゃないよ…」 「ひゃうっ」 「真宵ちゃんの頬っぺた柔らかくて美味しいよ…」 「やっ…はむ…ん…」 成歩堂は熱っぽい視線で真宵を見つめながら、柔らかい頬をでろりと舐め上げ、そのまま真宵の小さな口に舌を滑り込ませた。 真宵は無意識に成歩堂の舌から逃れようと顔を動かしたが、成歩堂の大きな手に首根っこからがっちりと固定されてしまう。 真宵の手はか弱く成歩堂の胸を押すが恐怖で震えていた。 息苦しさと気持ち悪さと、今までに感じた事の無い生々しい恐怖が無垢な真宵を襲う。 真宵の小さな口の中を、成歩堂の舌が蠢く。 歯も舌も何もかも全てが小さく、成歩堂の大きな舌を奥に滑る込ませると、真宵の喉にまで到達した。 ぐちゅぐちゅと成歩堂の唾液が真宵の口に入り込んでくるが、収まりきらず溢れてしまう。 「ふむ…はあ…やだ…んん…ふん…」 「…はあ…ま…よい…んん…ちゃ…ん…はあ…」 成歩堂は夢にまで見た、真宵との口付けに夢中になる。 今まで幾度と名前も知らないオンナと行為を重ねて来たが、こんなにも全身が疼く甘美なキスは初めてだった。 真宵の口内を舌で舐め上げるだけで、背筋がぞくぞくとし意識が遠のいていく…。 自分の想像より幾分か幼いが、成歩堂にとってそれは些細な問題だった。 真宵は、抵抗し成歩堂の肩を叩いたりして逃れようとしていたが、次第に呼吸が苦しくなり動かなくなった。 しかし自分の口の中を蠢く物体の気持ち悪さから、成歩堂が動くたびに真宵の身体に小さな緊張が走った。 「はあ…げふ…げほげほっ…はあはあ…やだ…助けて…」 「ぼくは気持ち良かったよ…真宵ちゃんは可愛いね…」 思う存分真宵の口内を犯し、成歩堂は満足気な表情で舌を抜いた。 真宵は激しい舌の絡み合いから解放され、大きく息を吸い込むが、口内に入ったままになった成歩堂の唾液が気管に入りむせる。 咳と一緒に真宵の小さな口から、大量の唾液が滴り落ちた。 成歩堂の顔は赤く紅潮し、呼吸も荒く汗が吹き上がる。 身体の中心から沸き起こる熱は治まるどころか、更に勢いが増していくのが分かった…。 「好きだよ…真宵ちゃん…」 「や…やだ…おじさん止めて…誰か助けて…」 「だからぼくはおじさんじゃないってば…」 「…や……嫌……」 成歩堂はごつごつとした地面に真宵をそのまま組み敷いた。 呼吸が落ち着いて来た真宵は、必死に逃げようと暴れるが、少女の些細な抵抗など大柄な成歩堂には何の効果も無かった。 真宵は目に涙を浮かべ、恐怖の色が濃くなっていった。 見ず知らずの成人男性に突然濃厚なスキンシップをされる事は、幼い少女にとってこの世のものとは思えない程の恐ろしさがあるのだろう。 真宵は全身を強張らせる。 己の身を守る為に、素直にその「おじさん」のされるがままになった。 成歩堂は真宵が大人しくなった事が分り、組み敷いていた身体をゆっくりと上げた。 勿論逃がすつもりは無いので、真宵のか細い脚乗り動けないようにする。 真宵の細い膝に、興奮で大きく昂った成歩堂が当たる。 成歩堂は今までに無い程にニコニコと満面の笑みを浮かべ、真宵の頭や頬を撫でた。 そして表情を一切崩さず、真宵の装束の帯に手を掛ける。 真宵は一瞬「ひゃっ」と悲鳴を上げるが、みるみると装束を脱がされていく。 髪飾りも全て外し成歩堂の手に余る黒い髪の束を、成歩堂は噛み付き食べる。 もぐもぐとまるでパスタを食べる様なその姿に、真宵は言い知れない不気味さを感じた。 「真宵ちゃんは髪も美味しいね…」 「…ひ…」 満面の笑みで成歩堂は言い放つ。 真宵は生理的な気持ち悪さから絶句した。 成歩堂は真宵を健気に守る小さな下着に手を掛けた。 真宵の身体に乗っかって居るが、器用に自身の身体を浮かせて脱がせた。 とうとう真宵は一糸纏わぬ姿にされてしまった。 「…ふふ…真宵ちゃんのパンツだよ…あー…まだ温かい…」 成歩堂は真宵の下着を無精ひげの生えたままの己の頬に持って行き、目を瞑って温もりを味わった。 真宵の脱ぎたてのパンツに成歩堂は興味津々である。 真宵は、成歩堂のその一連の行動を見て、全てを諦めた。 この気持ちの悪いおじさんは、詳しくは分らないが自分にこれからとても恐ろしい事をするのだろうと悟った。 此処で誰かが助けに来てくれないだろうか…そう微かに願うしか真宵には出来なかった。 ――しかし無情にも、神様は真宵の弱弱しい助けの声には一切耳を傾けなかった。 「…真宵ちゃんの身体…つるぺたで可愛いなぁ・・・」 「ひっ…いや…」 「昔はみぬきや春美ちゃんと一緒にお風呂入ってたのに…まぁあの頃のぼくは若かったしね…」 「や!……やだやだ…」 「はあ…真宵ちゃんの肌スベスベだねぇ…」 成歩堂は真宵の身体に自身の骨ばった手をそっと置き、マッサージをするかの様に撫で回した。 全身を隈なく動き回るソレはまるで、真宵を取り込む触手の様だった。 動きに合わせて真宵の身体が恐怖で跳ね上がる。 真宵の全身に鳥肌が立つ。 成歩堂は、真宵の子供特有の柔らかい素肌の感触と、か細く骨と皮ばかりの乳臭い身体付きを思う存分堪能した。 「…真宵ちゃんてさ…生理まだだよね?」 「……せ…整理…??」 「うーん…流石にまだ早いよなぁ……」 真宵の身体を撫で回し、成歩堂は今更ながらに身体の未成熟さに気が付いた。 この7年、金に困る事は多々あれど、性欲処理にはさほど困らず、青スーツ時代の法廷術は衰えるが年を重ね着々とピンク色の法廷術を身に付けて行った。 その圧倒的な無敗っぷりに、あの狩魔豪ですら降参せざるを得ない事だろう。 しかしそんな成歩堂ですら、未成熟な子供を相手にするのは少々困難であった。 なんせ体がちゃんと成長していないのだから。 せめて初潮が来ていれば…と思ったのだが…。 「…そういえば…アレまだ残ってるよな…あれがあれば…」 成歩堂はそこでとあるものがある事に気が付き、パーカーのポケットをごそごそとまさぐった。 そして目当てのものを見つけたらしく、成歩堂は再び満面の笑みを浮かべながら、手に取ったソレを真宵に見せた。 それは成歩堂の掌ほどの大きさの容器だった。 成歩堂は耳元で容器を振ると、液体の混ざるちゃぷちゃぷとした音が聞こえた。 そして成歩堂は容器の蓋を開けて、手を器にして液体を注いだ。 両手でそれを馴染ませて、真宵の両胸を包み込む様に塗りたくっていく。 真宵はぬるっとした冷たい感触に驚く。 「…ひっ!…やだ…!!ぬるぬる…」 「…これはねローションて言って…まあその…真宵ちゃんの身体を傷つけない為に使うものでね…」 「はああ…こ、こそばいいい……だめええ…」 「だいじょうぶだよ…段々気持ちよくなって行くからね…」 「あっ…ひゃううう・・・やだ…おじさん…や…やめてぇ…」 「おじさんじゃあなくって、なるほどくんだって言ってるじゃないか…それにしても…真宵ちゃんの胸ぺったんこだねぇ…まあそこも可愛いんだけど…」 「や…やだよう…はあああ…」 真宵の乳首はまだ未成熟で、薄桃色をしたそれは申し訳程度に胸に乗っかるただの飾りでしかなかった。 しかし成歩堂のローションによる愛撫で、徐々に色が濃くなって行った。 それはまるで咲きかけの桃の花の様に小粒で愛らしい。 真宵の身体に起こる小さな変化に、成歩堂はより一層口元の笑みをだらしなくさせ、主張し始めた小さな突起を指でそっと摘み刺激を与える。 軽く指で摘むと、真宵の身体に小さな電流が走るような感覚に襲われる。 「やっ!…痛っ!!…あうっ!!…あぁ!!…やだやだぁ…」 「そうそう…その調子だよ…真宵ちゃん可愛いよ…」 「ああ…はああ…だめっ…おじさん…いやだよう…」 「……そのおじさん呼ばわり止めて欲しいんだけど…まあいいか…真宵ちゃんそろそろ気持ちよくなって来ないかな…?」 「はあ…きもちいいって…何?…はああ…からだが…ああ…」 真宵は自身に起きている身体の変化について、幼過ぎて理解出来なかった。 しかし真宵の身体は成歩堂の愛撫により徐々に上せられて行く…。 身体は熱を持ち、呼吸が荒くなり、成歩堂の愛撫に一層過敏に反応する様になって行った。 「ああっ…やだ…おじさん…からだが…熱いよ…はああ」 「真宵ちゃん…可愛い…その調子だよ…」 「はああ…あああ…だめ…いや…」 真宵は身体の中心から沸き起こる熱に支配される。 未経験で無垢な身体に、その刺激はあまりにも強く、真宵は頭の中が真っ白になる。 成歩堂は胸への愛撫を一旦止めて、ゆっくりとわき腹に手を滑らせる。 わき腹、鎖骨、首筋、肩、脇、二の腕、肘、手首までたどり着くと、さっき自分に差し伸べられた真宵の小さな掌を手に取る。 細い指先を愛おしそうに見つめ、一本一本丹念に口に含む…。 成歩堂の舌が真宵の小さな爪、関節、水かきを舐め回す。 舌の動きに合わせて、成歩堂の口の中の真宵の小さな指に一瞬力が入る。 「ひゃあああ…いやああ…」 「真宵ちゃん…ん…指…感じるんだね…可愛いよ…」 「ああ…はああ…お…おじさん…もう…やだ…」 真宵の細く白い手首に成歩堂の唾液が垂れて行く…。 真宵は自身に起きた身体の変化に戸惑い、目から涙が零れ落ちる。 成歩堂は真宵の手を舐めるのを止め、目尻に浮かぶ涙を大きな舌で舐め上げる。 舌の動きで瞼が動き、成歩堂の舌が真宵の小さな目玉をも一緒に舐めた。 真宵に顔を近づけると、成歩堂の耳に真宵の荒い呼吸の音が聞こえた。 「はああ…いや…いやああ…苦しい…熱い…」 「真宵ちゃんは涙も美味しいんだねぇ…さてそろそろ…」 「あ…やだ…そんなところ…」 「大丈夫だよ…女の子はね…此処を弄られるととっても気持ちが良くなるから…」 「いや…やだ…はああああ…」 真宵を安心させる為か、只の趣味なのか、成歩堂は真宵に優しく語りかけながら、真宵の聖域に指を這わす。 毛も生えていない幼いそこは、まだ性に目覚めて居ない事を生々しく物語っていた。 硬く閉じられた扉をローションでゆっくりと馴染ませ、中に人差し指を入れていく。 潤滑が良くなり真宵の中は狭いながらも、滑らかに入り込んで行った。 真宵は自分の体内に入ってくる異物の気持ち悪さから、背筋を反り返らせる。 膣が指を締め付ける。 真宵が落ち着くまで指は動かさないでいた。 「まさか真宵ちゃんの中を触れられる日が来るなんてね…」 「はあ…いや…ああ…気持ち悪い…怖いよ…」 「大丈夫だよ…ぼくが優しく教えてあげるからね…」 「は…や!…やだ…動かしたら…はああ…気持ち悪い…やだやだ…」 成歩堂は真宵の中が落ち着くのを見計らって、ゆっくりと指を動かした。 真宵の繊細な内壁を傷つけない様に、慎重にそしてねっとりと真宵の青い蕾を無理やり開花させていく。 成歩堂の手馴れた指の動きで、次第に熱に浮かされ指の動きに合わせて、膣内がひくひくと締め付けて行くようになる。 先ほどとは濃さの違う、内側からじわじわとやってくる濃厚な熱が沸き起こって行く。 真宵は身体の変化に戸惑いを隠せず、逃れようと身体をもじもじと動かした。 「ああ…はああ…いや…苦しい…熱い…からだが…ああ…勝手に…はああ」 「いいよ…真宵ちゃん…気持ちいいんだね…」 「分らないよう…ああ…からだがあつい…はああ…」 「それを気持ちいいって言うんだよ…真宵ちゃん可愛いよ…」 「ああ…やだ…はああ…あああ…」 「じゃあさて…こっちはどうなのかな…?…ははっ…真宵ちゃんクリトリスも小さいんだねえ…」 「や!…きゃっ…いや!!…あああ…」 成歩堂は更にローションを真宵の聖域に垂らして、ゆっくりと真宵の小さな陰核に塗りつける様に撫でる。 愛撫で真宵の陰核は既に勃起しつつあり、成歩堂の指が直接触れられると、みるみる膨れ上がった。 中の蠢きと、陰核を刺激する指の動きが、刺激に繋がり真宵に襲い掛かる。 真宵の小さな性器は成歩堂の手により急激に開かれていく。 そして、成歩堂の指が真宵の膣内の一点に当たると、真宵の身体が大きく跳ね上がった。 成歩堂は真宵のGスポットを発見し、其処を執拗に攻め立てた。 真宵が逃げないように膝の上に乗って居たが、自分の手に完全に落ちて来たと分り、成歩堂は真宵から退き、下肢を大きく開かせた。 重しが無くなった真宵は、身体の動きを止める事が出来ず、大きく背中を反り返らせる。 真宵の白いお腹がひくひくと動く。 中の指を動かすと、ぐちゅぐちゅと音がする。 初めはローションによるものだっが、成歩堂の刺激で開花させられた聖域は早くも蜜を吐き出す様になって来たのだ。 「はああ…やだ…ああ…あああ…からだが…いや…あついよう…」 「いいよ…真宵ちゃん…その調子…可愛いよ…」 「ああ…はああ…はあ…あう…あ…」 「真宵ちゃん気持ち良さそうだね…嬉しいなあ…」 「ああ…はああ…ああ…ああ…おじさん…」 「…なんだい…」 「熱い…よう…もっと…はああ…もっと…ちょうだい…」 「……真宵ちゃん……いいよ…もっと気持ちよくなりな…」 「あ!…あああ!!…きもちいい…おじさん…はああ!…もっと…もっとぉ…」 「真宵ちゃん…可愛い…その調子だよ…」 「あああ!!…はああ!…おじさん…もっと…はああ…!!」 真宵は幼さ故に、その行為の意味を理解出来ず、身体の反応を素直に成歩堂に伝えた。 もうすぐ初めての絶頂が来るのだろう、その感覚に捕らえられ、真宵は更なる刺激を成歩堂にねだった。 成歩堂は真宵の期待に答えるべく、手馴れた指使いで真宵を高みに追い詰める。 真宵はとても嬉しそうに身体をくねらせる。 「真宵ちゃん…可愛いよ…いいよ…もう少しだよ…」 「はああ…ああ…おじ…さん…はああ…きもちいい…あああ…もっと…もっと…」 「ほら…もうすぐだよ…」 「ああ…ああ…はああ…ふああああん!!!」 真宵は身体を大きく反り返らせて達した。 性にまだまだ幼い真宵には、絶頂の快感はあまりにも強く、全身を震わせながら潮を吹いた。 少量ではあるが成歩堂の手に小さな水滴が掛かった。 まだ絶頂で引きつくそこから指を抜き取り、成歩堂は手に付着した液体を舐め取った。 その味はローションの味と真宵の愛液と少量の潮で出来上がり、何ともいえない満足感で満たされた。 「…あ…は…あ…ああ…」 「真宵ちゃんの蜜とっても美味しいよ…ぼく真宵ちゃんのおしっこも飲めちゃいそうだ…」 真宵の幼い身体に走る強烈な快感は、まだ抜け気って居ない様で、真宵は身体をぐったりとさせ小刻みに身体を痙攣させている。 目は虚ろで、口からは唾液が垂れている。 成歩堂には真宵の全てが愛おしくてたまらないといった表情をする。 そして、成歩堂はいよいよこの為に残しておいたローションを、ギンギンに膨れ上がった己に塗りつけて行く…。 己の手の動きですらビクビクと動き、先走りが吹き出る。 「…おじさん…はあ…なにしてるの…?」 「これはね…真宵ちゃんが気持ちよくなる為に必要な事なんだよ…」 「気持ちいいの…?」 「そうだよ…さっきよりも…ずーっとね…」 「ふわああ…はあ…おじさん…らめええ…」 「…可愛いなあ…ほんと…」 再び真宵の膣内を潤す為に指を入れる。 開発され快楽の美味しさを知ってしまった真宵の身体はとても素直で、嬉しそうに成歩堂の指を飲み込んで行った。 ぐちゅぐちゅと音を立て、指の本数を増やし、己の昂りへの負担を少しでも和らげる為に幼い真宵の穴を大きくこじ開けていく。 真宵は先ほどの絶頂が恋しいのか、自ら腰を動かす。 「あああ…おじさん…もっと…はああ…きもちいいの…ふあああ…」 「真宵ちゃんは素直でいい子だね…とっても可愛いよ…」 「さっきの…もっと…欲しいよぉ…」 「…けど、あげない」 「きゃわあ…やだよ~…」 成歩堂は真宵の指を入れたまま動きを止めた。 真宵は身体に残る熱が中途半端に溜まり不安定な状態になり、ぎこちなく自ら身体を動かし快感を求めようとする。 性に目覚めたばかりの真宵には、先ほどの絶頂の快感があまりにも強烈で、麻薬の様な強い依存に捕らわれていた。 再び絶頂を味わいたいのか、意識が朦朧とする中、虚ろな目で無意識に腰を動かしている。 成歩堂は自分の与える快楽に夢中になる真宵が可愛くて、あえて真宵の求める場所とは違う場所に指を移動させた。 「きゃわわわ…だめえ…おじさんっ…いじわるしないでぇ…」 「…ぼくは…おじさんじゃあないよ…ちゃんとぼくの名前で呼んでみて…」 「お、おじさんの名前…?…分んない…おしえて…」 「ぼくは最初に言ったはずだけど…??」 「きゃうう…わ…わかんない…はああ…」 「…じゃあ、1度だけしか言わないから…ちゃんと覚えるんだよ?」 「うん…はう…」 「ぼくの名前は、成歩堂龍一…なるほどくんって呼んで…」 「…にゃ…るほどくん…なる…ほど…くん…」 「なんだい…真宵ちゃん…」 「もっと…もっとなるほどくんが…欲しいよぅ…もっと…もっとぉ…」 「ま…真宵…ちゃんっ!!」 成歩堂は真宵のその姿に目頭が熱くなるのが分った。 この7年、心の枯れた自分にはもう涙など流れないものだと思っていた。 成歩堂は自分を求め両手を広げている小さな真宵の身体を思わず抱きしめた。 求めてはいけないと思いつつも、この7年ずっと待ち焦がれていた真宵の身体。 自分の良く知る19歳の真宵よりも更に小さくて幼いが、自分の腕の中に居る小さな存在は確かに「真宵」なのだ。 だが成歩堂は真宵が自分を求める感情に恋愛感情がない事を理解していた。 真宵はこの行為が愛を確かめ合う事である事を知らない。 ただ成歩堂の与えられた刺激によって目覚めさせられた性を、本能的に求めて居るだけだった。 しかしだからこそ、無垢な真宵は出会ったばかりの見ず知らずの男を求めるのだ。 ――もしかしたら「なるほどくん」という呼び名も、はっきりとその意味を理解していないのかもしれない。 …それでも構わなかった。 快楽を教えこませ、自分の思い通りに操縦する事で真宵の身体を手に入れる事が出来るなら、真宵の感情などどうでもよかった。 どんな手段を使ったって構わない。ただ真宵さえ手に入ればそれでよかった。 この7年で汚れてしまった成歩堂に残るものは、どす黒い執念しかない。 成歩堂は真宵の華奢な素足を掴み、ぐっと大きく割って開いた。 改めてみると真宵の身体は成歩堂の半分にも満たない華奢なものだった。 待ちに待った真宵の聖域は毛すら無い穢れのないもので、成歩堂はそこにいきり立つ己を宛がうとなんとも背徳的な興奮に襲われた。。 「じゃあ…入れるよ…」 「うん…なるほどくん…」 「いい子だね…ぼくの名前をちゃんと覚えたんだね…じゃあいくよ…」 「……ひっ…ああああ…いやああああ…痛い痛い痛い…」 「ぐっ…やっぱり狭いな…」 「ああああああ!!!!!」 真宵は先ほどの熱に浮かされた表情から一変し、全身を引き裂く様な痛みに絶叫した。 体は弓なりになり、声は枯れる。 いくら潤滑を良くしても、未成熟で華奢な真宵の膣はとても狭く、逆に今までに無いほどの興奮でギンギンにそそり立つ成歩堂の男性器はとても大きい。 物理的な問題から、成歩堂が真宵の中に入るのは不可能だった。 しかし成歩堂は己の欲望に任せて、真宵の中にぎりぎりと自身を埋めていく。 真宵はかつてない程の痛みで、白目を向き絶叫しながら形振り構わず暴れまわった。 その真宵の動きを成歩堂は組み敷き封じ、更に奥へ奥へと進んでいく。 しかし成歩堂の全てを収める事は当然の事ながら出来ない。 真宵の最奥にたどり着くが、成歩堂のそこは半分ぐらいしか収まって居なかった。 それでもやっと真宵の身体に己を埋める事が出来、成歩堂は快感以上の満足さで心が一杯になった。 成歩堂は目を瞑り大きく深呼吸をする。 そして己から繋がる真宵の身体を全身で堪能した。 「あ…ああ…ひ…」 「…真宵ちゃん…最高だよ…はあ…気持ちいいよ…」 「痛い…お腹が…痛い…」 「大丈夫…段々気持ちよくなっていくよ…」 成歩堂は愛おしそうに、己と繋がっている真宵の下腹部を撫でた。 他の部分は柔らかいのに、大きく張り詰めた成歩堂が入っている部分は残酷にも成歩堂の形に膨れ上がり、硬くなっていた。 しかし、7年越しの想いを抱えやっと真宵と繋がる事が出来た成歩堂にとって、その光景はどんな美しい情景よりも心に響くものだった。 そんな真宵をうっとりと見つめていると、次第に真宵の身体に変化が生じて来た。 「あ…ああ…おじさ…なるほどくん…からだか…」 「気持ちよくなって来たみたいだね…」 「うん…まだ痛いけど…お腹がどくんどくん言って…はああ…からだが熱いの…もっと…欲しいよぅ…」 真宵は先ほどの快感が再び沸き起こる。 素直な子供の真宵は、本能に忠実に腰を小刻みに動かした。 内壁を成歩堂の摩擦で軽く刺激されると、 戸惑う様に身体を跳ね上げて嬌声を上げた。 潤滑はローションと真宵の愛液で十分にされている。 真宵の痛みさえなくなれば、そこにはもう快楽しかない。 そして真宵のその扇情的な行動に成歩堂もせかされて行く…。 「ああ…なるほどくん…はああ…気持ちいいよ…さっきよりもっと…あああ…」 「真宵ちゃん…可愛いよ…ああ…じゃあ動かすよ…」 「ああ!!…はあああ!!!…きもちいい…熱いよ…あああ」 「ああ…真宵ちゃん…ああ…いい…とろけそうだ…」 「ああ…あああ…」 成歩堂から与えられる腰の動きが、先ほど教えられた快楽を再び呼び起こす。 真宵の小さな花は完全に開ききり快楽で熱く潤う。 ひくひくと締め付けるそこで、成歩堂は今までに無い程の快感が全身を支配し身を震わせた。 成歩堂はセックスがこんなにも気持ちのいいものだという事を今まで知らなかった。 真宵と繋がる事が出来たという悦びが、体から沸き起こる快楽をより一層強める事になった。 無我夢中で真宵の中に己を力いっぱい突き入れる。 繋がった部分がじゅぶじゅぶと音を立てる。 「ああ!…あああ…ああああ!!!…なるほどくん…ああああ…もっと…もっとぉ…」 「はああ…いい…真宵ちゃん…いいよ…あああ…」 「はああ…ああ…もっと…もっと…あああ…はああ!!!」 「真宵ちゃん…可愛い…大好き…あああ…」 真宵は頭から爪先まで身体の全てを成歩堂の与える快楽に支配される。 初めて成歩堂に教えられた刺激は未成熟な真宵の身体に抉りこむ。 真宵は恍惚とした表情をし、大粒の涙と涎を垂れ流す。 成歩堂が突き上げて来る度に、全身に電流の様な刺激が走り、身体を震わせる。 小さな身体は成歩堂の激しいピストン運動に耐えられず、動きに合わせてがくがくと痙攣を起す。 そして成歩堂の与える刺激が真宵の小さな身体に溜まっていくと、真宵は高みに向かって一直線に昇っていった。 「はああ…あああ…きもちいい…あああ…もうもう…だめええ…」 「ああ…真宵ちゃん…いきそうだね…はあ…」 「ああ…あああ…ふあああああ…やあああああ!!!!」 「…真宵ちゃんのいった顔…可愛いよ…」 「あ…は…はあ…」 成歩堂は、真宵の絶頂を迎えたその顔を大きく舐め回した。 真宵に付着した涙と涎と汗を絡め取る。 身体が大きく反り返ったまま硬直し、苦しそうに悶絶する。 成歩堂は自分の体の下に居る真宵の背中に腕を通しそのまま優しく抱きしめた。 己の腕の中で、絶頂が抜け切らず未だに小さく痙攣を起す真宵が愛おしくてたまらない。 そして次第に真宵の身体の力が抜け、意識を失った。 「真宵ちゃん…こんなに小さいのに…よく頑張ったね…」 しかし成歩堂は真宵を横たわらせて、繋がったままのそこで再び激しく腰を動かす。 成歩堂が果てるにはまだまだ物足らないからだ。 真宵は意識を失うが、成歩堂と繋がった膣内は、成歩堂の動きで無理やり起され、動きに合わせてひくひくと収縮した。 「ああ…真宵ちゃん…はああ…あああ…やっと…やっと…君の中に…はあああ!!!」 成歩堂は果てるまで無我夢中で腰を動かし、最奥で7年間の真宵への想いの丈をぶちまけた。 7年間の想いを凝縮したそれは、濃厚で多い。 小さな真宵の中に全て納まらず、繋がった隙間からにゅるにゅると溢れ出た。 193 名前:ダルホドと幼女真宵14[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 22 08 07 ID ??? 成歩堂は自身の呼吸が整う中で、今までの真宵との思い出を振りかえる。 この7年間、太陽のように輝く真宵が眩しくて眺める事すら出来なかった。 感情を殺し己の気持ちに気付かない様にしていれば、次第に薄れていくだろうと思っていたのに…日々想いは募るばかりだった。 夢で何度と真宵を犯したか分らない。 それでもその夢が現実に叶う事などないと思っていた。 「…もう離さない…」 成歩堂は全裸で地面に横たわる真宵を優しく抱きしめた。 自分の身に起きた不思議な体験。 決して会う事の無いはずのこの出会いを運命と言わずなんと言うのだろうか。 これから真宵は成長し、初めて出会った17歳の真宵になるだろう…。 そして成歩堂は再び弁護士になり…全てをやり直す。 もう2度と、この手に眠る小さな太陽を逃したりはしない。 成歩堂はパーカーを脱ぎ全裸の真宵を包み、立ち上がって歩き出した。 成歩堂は真宵を抱えながら空を仰いだ。 目の前に広がるのは、雲ひとつ無いとても晴れやかな青い空だった。 (続編へ)
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走り込みを終えたキリノは武道館へと足を踏み入れる。 一人きりの武道館は広すぎて、とても寂しく物悲しい。 (というか、部長一人の部活動ってどうよ) 剣道着に着替えながら、キリノはふあああーとだらけた溜息をついていた。 そんな時、武道館の中へ人の入ってきた気配がした。 (おお、ようやく来たよあのセンセー!) しかしどうも今日は様子がおかしい。 いつもなら大声で部員の確認をするコジローの声が聞こえてこない。 (外山君か岩佐君かな?でもあの二人がいまさら部活に顔出すなんてありえないし) 不思議に思ったキリノが扉の隙間から覗き込むと、 挙動不審な顧問がポケットに片手を突っ込んだまま人目を忍ぶようにして 荷物入れの棚の前へ移動していた。 とたんにキリノの目にいたずらっ子のような光がピカーンと灯る。 (じゃあ今日最初の練習は、 いかに相手に気付かれず背後から不意打ちをかませられるかにけってーい) にんまりと笑うと、物音を立てずに更衣室から出て ひっそりと気配を殺しながらコジローの背後へ近づいてゆくキリノ。 「まあ、俺も学生のころは興味はあったしそればっかり考えてた時があったけど、 普通こんなもんまで学校に持ってくるか?」 独り言をつぶやくコジローのすぐ後ろで、突然キリノが声をかける。 「こんなもんってどんなもんですか、先生?」 「うわああああああ」 まるで遺体を発見した探偵アニメのヒロインのような声を出すコジロー。 「あはははははは、女の子みたいな声出して凄いびっくりしてる」 コジローの期待以上の反応に、キリノの溜飲も下がる。 「馬鹿、キリノ…いきなり声かけるからだろーが! てかどっから湧いてきた!」 顔を真っ赤にしてうろたえるコジローの反応が面白くて、笑いの止まらないキリノ。 「いや、普通に更衣室に居たんですけど。つーか遅刻してきてなんで切れてるんですか。 小テストの採点、10分ぐらいで終わるんじゃなかったんですか?」 「あっ、しまった」 その言葉を聴いたとたん、キリノの胸に嫌な予感が走る。 「やべぇ、すっかり忘れてた」 そう言うが早いか、回れ右をして武道館から出て行こうとするコジロー。 「って先生、稽古は?」 武道館に入ってから1分とたってないのにもう出て行こうとするコジローはめんどくさそうに答える。 「一人でやっとけっつーの。俺には大事な仕事があるんだよ」 こちとら防具一式身につけてあんた待ってたのに放置ですかい。 軽く殺意を覚えたキリノが後方からコジローの頭へ突きを放とうとした瞬間、 彼女の視界の端に、学校には似つかわしくないピンク色の隠微な玩具が目に入った。 一瞬、彼女の思考は止まった。 「おい、キ…」 そんな彼女の異変に気付き、コジローが何かを言おうとした瞬間、 キリノははっと我に返った。 「あれえぇーどうしてまだいるのなかなー、大事な仕事があるんじゃないんですカー どうせ部活動なんて2の次ですもんねーだ」 と少なからず動揺しているキリノは早口でそうまくし立てると、 わざわざ面をはずしてベーと舌を出して、そのまま面をつけていつものように素振りを始めた。 なんというか、いつもの雰囲気を作りたかった。 なぜかはキリノ自身でもわからなかったが、動揺していることをコジローに悟られたくなかった。 キリノを見て苦笑いすると、コジローはそのまま職員室へと向かっていった。 (…もうそろそろ大丈夫かな…) コジローがいなくなってからたっぷり20回は素振りをして時間を稼いでから、 キリノは素振りを止め荷物入れの棚へ近づく。 いつもコジローが使っている棚の中にある鞄の下から、 さっきキリノが見かけたものがひょっこりと顔を出していた。 (これって…アレだよね…?) キリノに性体験は無い。しかし、それでも眼前にあるソレが 女性を慰める特殊な機械であることは知っていた。 少女漫画やら、電車のつり革広告やら、ネットの怪しげなリンク先やらで、 いくらでも『セックス』なんて言葉を目にするこの時代に、 処女の彼女がソレの存在を知っていてもなんら不思議は無い。 (ただでさえ、ろくに指導もしないくせにこんなものを武道館に持ちこむなんて……) ふつふつと、キリノの中にコジローに対するフラストレーションが溜まってゆく。 そしてそれは、10代の少女の青い好奇心と結びついてありえない行動を彼女に選択させる。 (だったらあたしも、まじめに部活なんかしない……) それは一種の反抗。普段とは逸脱する行為をすることで、 「どうせ一人でも勝手に練習するだろう」 と考えるコジローの思惑を裏切るためのもの。 もちろん、それは部活動に不真面目なコジローには直接ダメージを与えないだろう。 というか自己満足に近い。 だけど、このまま一人真面目に練習をするのは、なんだか間抜けで惨めだ。 そして何より、今キリノの注意と興味はもっぱら目の前の桃色の物体に注がれ、 正直練習に集中できそうに無い。 キリノは目の前のソレを手に取った。 (てか、結構小さいなあ。こんなのがほんとに気持ちいいのかな…?) しかし、彼女が手にとってもソレは微動だにしなかった。 (あれ、おかしいな。確か震えるんじゃなかったけ?) 四苦八苦してソレの色んな部位を押したり引いたり回したりしていたが、 いつまでも動かないソレにキリノはついに諦めて鞄の下へ戻そうとする。 すると鞄の下へソレを押し込もうとした瞬間、 彼女はソレと同色の楕円形の機械を鞄の下に発見する。 (もしかして…リモコン?) 棚の上に震動する方(と思われる物)を置き、鞄の下からその機械を取り出し、 右上の赤いボタンを押した瞬間、突然キリノの眼前にあるソレが ガガガガッとけたたましい音を立てて振動しはじめ、 その振動の力でスライドしてそのまま床へ落下した。 心臓が飛び出すぐらいビックリしているキリノの足元で、 ソレはガガガガガガガガガガガガガガッとまるで道路工事現場のような騒音を撒き散らす。 驚いたキリノはすぐに赤いボタンを押して電源を切り、 直後に呼吸を止めあたりの物音に耳を澄ます。 何も聞こえない。 足音を立てないよう武道館の出口まで移動し、そーっと武道館外の様子を伺う。 茜色に染まったあたりには誰もおらず、 遠くの運動場から野球部員の掛け声がおぼろげに響くのみだった。 武道館の周りに誰もいないことを確認し、胸を撫で下ろすキリノ。 そしてほとんど闇に溶けた館内へ真っ赤な顔で戻る。 (よかった、誰にも聞かれなかった…) ほっとした後棚の前に移動しキリノはあらためて拾ったソレを見つめる。 日が沈んでゆく中ほとんど光源が無く床や壁や扉など武道館内全ての物の輪郭がぼやける中、 目の前にあるピンク色の玩具だけはその派手な色合いで暗闇の中でも視認することが可能だった。 (て言うかあの振動……普通に身体に当ててたらやばかったかも……) よく見ると、リモコンの真ん中に目盛りつきのダイアルがあり、 その目盛りがMAXに合わさっていた。少し躊躇した後、 キリノはその目盛りをMINに合わせ、ソレを手の平へ置いた。 そして深呼吸してから、赤い電源を再度押す。 するとキリノの手の平で、微かな振動が始まる。 (あ、コレぐらいなら全然大丈夫かも……) キリノの手の平の上で震えるソレは振動が弱いせいか、 それとも振動のエネルギーが全て柔らかなキリノの皮膚と肉に吸収されるからか、 さっきのようなやかましい音を立てなかった。 時間が経つと、手の平がすこしづつ振動に慣れてくる。 純粋な好奇心から、より強い刺激を求めキリノはリモコンのダイアルを捻り強くする。 すると、とたんに手の平からブブブブブ…と僅かに低い振動音が漏れ始める。 3分の1ぐらい強くすると、くすぐったさとむず痒さで耐えられなくなってキリノは電源を切った。 まるで何十人もの人に無理矢理身体の一点をくすぐられるような感覚。 (他の場所だと、どうなるんだろう……) もっと敏感な場所なら、どんな風に感じるんだろう。 クラスメイトが持ってきたハイティーン向け少女漫画の主人公のように、 『頭の中が真っ白になる』様な感覚に陥るのだろうか…。 (おへそとか、どうなんだろう……) 少しためらってから、ゆっくりとキリノはソレを袴の中へ入れ、 電源を入れてソレをへそ上5センチの場所へ押し当てる。 (大丈夫…これぐらいなら……) 少しづつソレを皮膚にあてがったまま降下させてゆく。 それと同時に、キリノ腰が少しづつソレから逃れるように後ろに引いてゆく。 (もうちょっとで、おへそだ…) 目をつぶって振動の感触を貪るキリノの耳に、突然コジローの声が響く。 「おーい、キリノーいるのかー?」 (何で…こんなタイミングで?!) キリノはマッハの速さでリモコンの電源を切り、棚の鞄の下へと押し込む。 と同時に下駄箱で靴を脱ぐ音がする。だめだ、急がないと袴の中にあるソレが取り出せない。 焦ったキリノは無理矢理袴を引っ張ってソレを取り出そうとするが、 バランスを崩ししりもちをつくように後ろへ倒れてしまった。 すると、武道館の中の照明が灯る。 「あっ、コジロー先生、なんか早かったね」 急な運動とそれまでの行為の恥ずかしさや背徳感と、 何より振動がもたらした心地よさでキリノの呼吸が乱れている。 「別に早くねーよ。遅れたぐらいだ。それよか灯りもつけず何やってたんだ?」 訝しげな顔で見下ろすコジロー。キリノはあわててめちゃくちゃな言い訳をする。 「いやー、ちょっと運動したら眠くなっちゃって…」 徹夜明けの極限状態でもあるまいし、全身に防具をつけたまま眠る変人なんているわけがない。 嘘をついた後キリノは心の中で下手な嘘をついたことを後悔していた。 「で、防具つけたまま眠ったってわけか?器用なやつだな」 しかし、コジローは納得したように頷いた。 (お互い様だけど、この人あたしのことなんだと思ってるんだろう…) 「まあいいや、とりあえず出るぞ。ほら、部活は終わりだ」 (!このまま帰ろうとして鞄の下を確認されたら…) 「えっ、えーと、その、でも、ほら、サヤ待ってるから。 あとで鍵掛けるから、もう先生だけ帰っていいよ」 またまたとっさに嘘をつく。 「へーえ、サヤがくるのか。そりゃ久しぶりなあ、おい。 …でも、今日の昼あいつに会って部活来いって言ったら、 逃げるようにしてどっかいっちまったけど、何でいきなり部活に顔出す気になったんだ?」 不思議そうな顔をするコジローに、必死でキリノは嘘を取り繕おうとする。 「え?エーとその、あの、なんか忘れ物更衣室にしたから取りにいくって言ってたよ。 えと、大事そうなものみたいだから。でもやっぱ、今日来ないかもね、 私の聞き間違いだったかも」 そこでコジローは何かを思い出したかのようにぴくっと身体を動かす。 そして、そのまま身体を棚のほうへ向けてしまった。 キリノの顔が青ざめる。 「ああ、そうか、そうだなうん、じゃあ鍵は…」 そこまで言うと、鞄の下をまさぐっていたコジローの言葉がとまる。 そこにあるべきはずのものが無いことに気付いたのだ。 (どうしよう、どうしよう、どうしよう) パニックを起こすキリノ。 「おい、キリノ、俺がいないうちに男子来なかったか?茶髪でピアスのやつ」 キリノは気づいていないが、コジローも慌てた様子でキリノに問いかける。 「へ?ああ、ええと、その、誰も来てないよ」 慌てて答えたあと、キリノは後悔した。 (誰か来てたみたいって答えればよかった) 参ったなぁ、と呟くコジロー。 (誰も部屋に来ていないって事は、持ち出したのはあたししかいないって事じゃない…) とにかく、今はこの場所を離れよう。 更衣室までいって、この袴の中にある物を取り出そう。 そして、隙を見て鞄の下へ戻すんだ。 そう決心して立ち上がろうとした瞬間、キリノの下半身に衝撃が走る。 「あっ」 思わずキリノの口から小さな喘ぎ声が漏れる。 その声に反応しキリノのほうへ振り向くコジロー。 (そんな…なんで?) しかし、今のキリノはコジローどころではなかった。 (なんで…そんな所に?) キリノが自らの袴からソレを引っ張り出そうとして尻餅をついた瞬間、 偶然にもソレは下着と彼女のお腹の間に挟まってしまったのだ。 (何で…いきなり振動するの?) そしてその物体は、悪魔のような蠢動を開始した。 キリノの顔が、快楽にゆがむ。しかし幸いなことに面をしていたので、 コジローに表情を読み取られる事はない。 ブブブブブブブブブブブッという低い音が自らの下半身から立ち上がり 面の中で反響するのを聞き、キリノは理解した。 (先生は……音で探そうとしている) このままだと、振動の音を聞き取られてしまう。 そう思ったキリノは、音が漏れないようぎゅっと両手を握り締める。 しかしここでさらに状態を悪化する事が起きる。 音が出ないよう押さえつけられる力の加わった振動するソレは、 まるで生き物のようにキリノの肌をなぞりながらスライドしはじめたのだ。 キリノの下着の中へ向かって。 (そんな…そんな……ひああぁぁ) ソレはまるでそこで留まるのが当たり前のように、キリノの性器の上でスライドを止める。 必死に唇をかんで、割れ目への振動による刺激から耐えるキリノ。 しかしその刺激は、処女にはあまりにもきつすぎる。 もはや座る事さえままならず、キリノはごろんと横になる。 「どうしたんだ、キリノ?」 キリノの異状の原因に気づかず驚くコジロー。 そんなコジローを恨めしく思いながらも、必死にキリノは言い訳を考える。 「そ、…その、なんか、すごく今日は眠くて…」 「だったらお前、せめて着替えてこいよ。てかここで寝んな」 そういってキリノを立たせようと腕をつかむコジロー。 意識が流されないよう自らの股間へすべての注意力を注いでいたキリノは、 不意に腕に走った圧迫感と腕を引っ張られることによって起こった わずかな股間内の刺激から許容量以上の悦楽を感じてしまった。 「ひゃぁっ」 と甲高い声をあげ、キリノの身体が一瞬硬直する。 「どうしたんだ?体の具合でもわりいのか?」 驚いて手を引っ込めるコジロー。 「別に…そんあことは…ただ、もう動きたくないんっ、です… それに、先生、言ってたじゃないですか…よく食べて、よく運動して、 よく寝るのが体作りの基本だって…だから、少し眠らせて…」 そう何とか言葉をつむぐと、硬直していた身体中の力が抜け動けなくなるキリノ。 (いま、まるで……身体が……目の前が……) 初めての絶頂に震え、放心するキリノ。 しかし、イったばかりの彼女のひくつく性器を、止まることのない蠢動が襲い続ける。 その絶え間ない振動は、傷口に塩を塗りたくる行為にも似ていた。 (今…キタばかりなのに…びくびくしてるのにっ…) 「ぁあ……」 だめだ。もう堪えれない。嫌でも声が出る。 面を取り、片手で口を、片手で下半身を押さえつけるキリノ。 (これで…なんとか…声も……音も……でない…) しかし、そう安心したのも束の間、急に下半身を苛む振動が強まる。 見つからない探し物に業を煮やしたコジローがソレの振動をさらに激しくしたのだ。 「ふぅぅ…」 苦しげな、切なげな声がまたキリノの口から漏れた。 そしてその声はついにコジローの耳へと届いてしまった。 「おい、どうしたんだよキリノ?様子が変だぞ!」 面を取って表情が見えるようになったため、肉体の異常にも気づいてしまった。 「大丈夫だからっ、ほっとい…て…」 それだけ言うと、また口に手を当て、顔を背けるキリノ。 しかし汗まみれの真っ赤な顔ではぁはぁと荒い息を吐くキリノは、 どう見ても大丈夫には見えなかった。 (だめえ…もう……たえらえ……ない……) さっき振動をあげられてから、もう2回キリノはイっていた。 (お願い……とめて……とめて……とめて……) しかしそれは声に出せない。止めてと哀願すれば、 自分がソレをしまいこんだ事を白状してしまう事になるのだから。 (助けて……先生……助けて……) すがるような目で見上げたキリノは、コジローと視線が合った。 その瞬間、キリノの血が凍る。 そのとき教え子を見下ろすコジローの目は、獲物を前にした肉食獣の目だった。 「なあ、キリノ。お前さあ、俺の物勝手に取ってねーか」 「なっ、なんっの、ことですかっそんあ人の物なんか、かってにとるわけなっ」 もはやまともな文章にすらなっていないが、それでもキリノは答える。 自分の中にある矜持を守るために、平静を演じようとする。 もうほとんど意味がないと自覚しながら。 そんなキリノを襲う振動は、さらに激しさを増す。 「あぁ、ひぃあ、ああ、だめっ」 もはや、口を押さえる手が意味を成していない。 腰を押さえる手も同様で、そこからは低い重低音がうなりをあげている。 そしてそこから発せられるエネルギーのせいで、 キリノの全身がまるで若葉を食む青虫のように怪しくくねる。 「なんかなぁ。音がするなぁ。…どっから聞こえてくるんだろう」 快楽に狂うキリノにも聞こえるようはっきりとした声量で呟くと、 コジローはキリノのほうへ一歩近づく。 (いや…気づかれる……きづかれちゃうっ……) キリノは必死になって自らの股間を両手でおさえつける。 キリノの手と柔肉に挟まれて振動は空気を震わせる事ができなくなり音は小さくなる。 しかし抑えられた音になるべき振動エネルギーはその分だけ キリノの肉芽と肉穴を震わせ波立たせ、キリノの体と心を狂わせる。 「ああっいぃゃ、いやっいあぁぁっ」 何度目か分からなくなったイく感覚に、キリノは悲鳴のような嬌声を上げる。 とたんに自らの股間に押し付ける両腕の力が弱まる。 すると挟み込む力が弱まり、それだけ肉へと埋まっていた 玩具がまた空気に触れるようになり振動音が大きくなる。 「…また、音がし始めたな。そっちからか?」 また、わざと聞こえる声量で呟き、キリノの方へ近づくコジロー。 ゆっくりと近づくコジローと目が合ったとき、込みあがる恐怖におののきキリノは叫んだ。 「ひぃっあぁぁっ」 (いやぁ、食べられる、たべられちゃうっ) その目を見たとたん、キリノはまた自らの股間を強く押しつけて音を消す。 その瞬間を逃さず、コジローはリモコンの目盛りをMAXまであげた。 肉にもっとも深く埋まった瞬間に起こった最大の振動に、限界が訪れた。 「ああああぁぁぁぁっ、ひやぁああああぁぁぁぁぁっ」 キリノの中をつま先から頭まで痺れる様な感覚が貫き、背をそらして絶叫をあげる。 甲高い叫びが終わると、まるで何かが抜け出したようにキリノの体の力が抜ける。 そして、そのまま肩で息をしながらぐったりと動かなくなった。 そんなキリノを見下ろしながら、コジローはゆっくりとリモコンの電源を切った。 そして次の日になった。 「ほらー先生ー早く早く!ちゃッちゃと稽古つけて下さいよー」 次の日、いつもの様に武道館で練習をしていたキリノの前に、 昨日の獣のような目が嘘のようにいつもどおりのゆるーい目をしたコジローが現れた。 しかし、キリノは感じていた。 コジローの自分を見つめる視線に昨日までは無かった何かしらの恐怖と後悔と、 そして獣性のようなものが含まれていることに。 昨晩、快楽に震えるキリノが我に帰ったときすでにコジローはその場にいなかった。 鞄の下にリモコンを残したまま。 その残されたリモコンで結局5回ほどオナニーをしたキリノは家に帰るのが いつもより2時間も遅れ、家に帰った後しこたま両親に怒られた。 しかしそんな風に怒られている時も、キリノの頭の中には あのコジローの獣の様な視線が焼きつき、ほとんどお説教は頭の中に入らなかった。 「お前さ…警察行こうとかって、痛えぇぇぇーーー」 コジローの後頭部にキリノは竹刀を打ち込む。 「もーちゃんと指導してくださいよー」 「て、馬鹿。お前のせいでもう無理。頭痛い。本と痛い。今日は終了」 (頭が痛い?…ほんとに痛いのは、良心でしょ?) そう心の中で呟きながら、キリノはぶーぶーと文句を垂れる。 しかしコジローは逃げるように身支度を整えて帰ろうとする。 まるでキリノとの接触を怯えるように。 ふぅ、と小さく溜息をついてから突然キリノは派手な音を立てて床に倒れこんだ。 「おい、どうしたんだ?!」 慌てて近寄るコジローを大の字で見上げて、キリノはゆっくりと微笑みかける。 「運動したから一眠りしようかなーと。先生もどうですかー?」 一瞬、不思議な間が武道館を包む。 しかし、キリノは確信する。自分を見下ろすコジローの視線が、 自らの下腹部へと向けられていることを。 「…俺はもう帰らなくッちゃな。…じゃあ」 「探し物」 振り切るように呟いて逃げようとするコジローを引き止めるキリノ。 「あん?」 「…探し物あるんですよね。見つかったんですか?」 「いいや」 ソレはコジローに見つけられるはずがない。 なぜならソレは今もまだ、キリノの下着の中にあるのだから。 「じゃあ、探してください。今すぐに」 コジローも察しているだろう。探し物がどこにあるのか。 「何でそんなことする必要があるんだよ?」 「だって、泥棒扱いしたじゃないですか人のこと。 だから身の潔白を証明するためにも、先生には探す義務があります」 どこにあるか分からないソレを探し出すということは、 リモコンのスイッチを押すということ。昨晩コジローがやったように。 「…じゃあ、お前も探すの手伝えよ」 にっこりと微笑むキリノ。 なぜならコジローの中に葛藤を見たから。 理性と欲望が教師の中で揺れるのを見て取れたから。 罪の意識がコジローの理性を弱らせ、淫らな心が欲望に火を灯らせる。 10近く歳の離れた社会的にも肉体的にも自分より強い青年男性を翻弄しているのは、 自分の言葉、仕草、表情。 そんな風に相手を翻弄できることに、今まで感じたことのない優越感を感じるキリノ。 「言ったでしょ、一眠りするって。その間、探しておいてくださいねー」 言うや否や、キリノはそのまま目を閉じてしまった。 その言葉の言外にある意味はただ一つ。 -私が目をつぶったら、リモコンのスイッチを押してもいいんですよー コジローはしばらく逡巡してから、すごすごと棚の前に行きリモコンを取り出した。 気配だけでそのことを感じ取ったキリノが、満足げに笑いながら呟く。 「警察…?行くわけないじゃないですか」 彼女の手が、そっと下腹部へと添えられる。 コジローの突き刺さるような視線と、コジローを誘導し教師としての道を踏み外させてゆく悦びに、 彼女の膣口に何かがにじんでゆくのが感じられたから。 その感覚はコジローのいなくなった後の5回のオナニーでは、決して得られなかったもの。 「だって昨日…私は寝てただけ。そして、先生は探し物をしていただけ。 いけないことなんて、何一つしてないじゃないですか…」 -だから先生が罪悪感なんて感じる必要はないんですよ- 罪悪感を弱めることで、コジローの理性が揺らぐ。 この言葉が引き金になったのか。コジローはリモコンの電源ボタンに指を添える。 「そしてこれからも…、部活が終わったら私は眠って先生は探し続ける…。 探し物が見つかるまで、永遠に…」 -この学校にいる限り、私と先生の関係はいつまでも終わることなく続いてゆくんです- 淫猥なえさを与えることで、コジローの獣性が解き放たれる。 ふたきりの静かな武道館に、低い振動音と少女の喘ぎ声が響きはじめた。 終わり 作品保管庫へ戻る
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552 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 20 01 09.22 ID SWZaMr8BO 澪「はぁはぁっ・・・だめだぁ絶対遅刻だぁ!」 疾走するようにいつもの景色を踏み進んでいく秋山澪。 澪「変身!」 シャキーーン 澪「トロピカルミオ 参上」 唯「ジー・・・」 澪「お 君は確か最近遅刻癖がある唯君だね」 唯「ジー」 澪「むむっどうしたのだ」 唯「ジー」 澪「・・・早く、いかなくていいのかい?」 唯「澪ちゃん!」 澪「っ!失礼なっ!私を誰と心得ている!?」 唯「秋山澪ちゃん!」 澪「ククク・・・まぁ待ちたまえ 本当に私が秋山澪だと?」 唯「うん!b」 561 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 20 27 11.02 ID SWZaMr8BO 澪「まさか、さっきからずっと私を見てたのか?」 唯「・・・」 澪「(違うのだろうか)じゃあなぜ私が秋山澪だとひらめいたのだ?」 唯「髪」 澪「なにっはっ!確かに今気づいた 髪が外に出てるじゃないか しかも髪型一切変わらず」 唯「鞄」 澪「はっ!やばい・・・つい癖になってしまい鞄を持ったままになってしまっていた」 唯「胸」 澪「ハ、ハレンチな!どこをみている!?」 唯「声」 澪「・・・そこはDNAてきな問題が」 唯「名札」 澪「鞄に締まったと思ったら 慌てて着替えてたのかちょろっと出てやがる」 唯「だよね♪(ニコ」 満面の笑みを浮かばせる唯。なんか自分がどんどん情けなくなってくる。 568 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 20 55 54.06 ID SWZaMr8BO 唯「ふふふ じゃあね澪ちゃん!早く来るんだよ!」 澪「かんっぜんにばればれじゃないか・・・」 澪「まだまだ精進が必要みたいだな」 澪「変身解除!」ポワン 澪「ふぅ じゃ私も向かうか」 ?「はぁっはぁっ遅刻確定だよ」 澪「ん?君は確か天倉さん?」 天澪「あ 秋山さんおはようございます はぁっはぁっ」 秋澪「天倉さんも遅刻?なんかうちの学校は大丈夫何だろうか」 天澪「そんなことより先を急ぎましょう秋山さん!」 秋澪「あぁそうだな ひとっ走りいくか!」 574 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 21 34 40.97 ID SWZaMr8BO 当然遅刻はしたものの最後まで授業に出て遅刻した分を補うだけ勉強した あとは待ちわびたと言わんばかりの部活だ いつも唯達を怒ってはいるが実は楽しみにしてる紬のお菓子。 秋澪「さぁ~て今日はなにがでるかなぁ~」 浮かれ気分で部室へと向かう澪。 るんるん気分だ。 秋澪「ごめん 遅くなった」 唯「澪ちゃんきたー」 律「遅いぞ澪」 紬「澪ちゃんったら」 恥ずかしくなんてないぞ!むしろ胸を張っていた澪だ。 586 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 22 46 32.93 ID SWZaMr8BO 澪「さぁ練習するぞ」 わざとらしく止めてもらうのを待つ澪 律「もい何回目だ澪 なぁ?唯」 唯「うん!澪ちゃんなんかわざとらしいよ?」 紬「ほぉら 澪ちゃんの好きなお菓子があるわよ」 澪「ぐぐぐ・・・し、しょうがないなぁーまぁみんながそんなにいうんならたべてあげてもいいかなー(棒」 これもわざとらしい もうつっこまないぞ ドタドタドタ バタン! 澪「な、なんだ!?」 ここは棒読みじゃない 触れちゃった 天澪「はぁはぁ、すいません遅れました~」 みなのものー!敵襲だー!
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前? それは、扉越しにまで響き渡る嬌声だった。 「すっきりー! ……ふふ、ありすがすっきりいちばんのりね!」 「すっきりー! にばんやりはありすよ!」 「すっきりー! ありすが真のなんばーすりーよ!」 「すっきりー! よばんのありすは、ばっくすたんどにぶちこんでやったわ!」 最初の一声に続く、十数回にもわたったすっきりの声。 壁越しに伝わってくるありすの晴れやかな声色。 青年はこの扉の向こうで、今年も肉林パーティが開幕したことを確認する。 「すっきり、じだくながっだあああああ……」 最後に、魂をへし折られたようなまりさの声。 それら全てを聞き終えた青年は、扉に背を預けたまま頭をかいてため息。 扉の向こうを確認しようと手をのばすが、ためらわれるのか再び手を頭に戻す。 もう一度手を伸ばそうとしたとき、その背中に低い男の声がかけられた。 「おつかれさん。どうだ、様子は」 振り向くと、そこにはまりさを連れてきた御者の男。 「あ、主任。今、一回目は終わったところです」 応える青年の背筋はまっすぐにのびている。まりさにとって温和な御者の男も、青年にとっては厳格な上司だった。まりさに向けて微笑みを向けた初老の顔も今は表情が乏しく、真剣な眼差しで青年を射抜いている。 「そうか。じゃあ、すぐに二回目が始まる思うが、お前さんは今回が初めてだろう。今のうちにこいつをもう一度頭に叩き込んでおけ」 「あ、はい」 押し付けるように渡された書類を受け取る青年。 その「ゆっくりありすすっきり計画 マニュアル」とタイトル書きのされた表紙をめくると、上司の名前で記された序文が目についた。 『序文。 加工所におけるゆっくりの安定的供給の要はゆっくりありすである。ありすの管理を担当するわが部署は、加工所全体の生産調整に 寄与する大変に重要な役目を負う。 だが、本来は知性的で強固な理性を持つありす種。ストレス要因とした一時の激情で性欲を爆発させることがあるものの、その後は 自己嫌悪に打ちのめされ、以後は生殖を厭うありす種すら珍しくはない。 統計的に見れば、その性欲をもてあまして周囲に害をもたらすありす種はごく稀であり、通常は理性で制御して家庭を持ち、群れでは 無謀なゆっくりたちの中で慎重な立ち回りを促す性質を持つ。 それらの交尾の強制に耐えられない繊細なありすの心理が長年安定生産のネックといえよう。 その解決のため、我々は多大な労力を費やし、ついに万年発情ありすの生産に成功する。過酷な環境で、何度も何度も生殖するだけの 存在であると教え込み、それを阻害するありすの自尊心を長期のストレスと強制発情を繰り返すことで粉砕。ついに生殖行為以外の 思考能力を奪うことに成功した。 それが加工所で管理しているアリス種である。 しかし、本質をかけ離れた生活とどれだけ交尾を重ねても満たしきれない性欲から、ありすたちのストレスは激増する。一瞬だけ理性を 取り戻して自殺するもの、同種ですら襲うもの、性欲が殺意に変わるもの……その果てには相手を食しながらでなければすっきりできない等、 異常な例が多発。それらの管理上の不安要素の解決策が、我々の近年の課題だった。求められたのは、発情状態のありすが獣欲を 爆発させることなく、生殖使用の日までおとなしく発情状態を保つための方法。 単純に性欲を全て生産に転化すればいいという話ではない。何しろ、ありすの性欲を完全に満たそうとすれば生産計画を大きく上回る 生産量となってしまう。そのため、ストレス解消用に生産ラインから性奴隷ゆっくりを供給したこともあった。が、繁殖ゆっくりでは いつもの仕事と代わり映えがしないためにありすの嗜好に合致せず、結局は会社の資産がただ消費されるだけとなった。 そこで、私たちは加工所の慈善事業(野生のゆっくりを保護して集落に住まわせ、ゆっくり資源を大切にするPR)を活用して、 ある計画の実施を起案。 事業権限を有する所長の決裁を受け、無事実施の運びとなった。 計画の概要は以下の箇条書きのとおり。 1.それぞれの集落から魅力的なゆっくりを集め、ありす種の慰めとする。 2・ゆっくりにとっての魅力の要件には、体型や目鼻立ちも含まれるが、何より「ゆっくりと暮らしている」その状態が必須である。 3.だが、あらかじめ自分がどうなるか知ってしまえば、ゆっくりできるはずもなく、その魅力が損なわれて凡庸なゆっくりと化してしまう。 4.よって、目的を秘匿したまま、同時にゆっくりを「よりゆっくりしよう(魅力的になろう)」と努力させる動機が必要である。 4の要件を満たすため、我々が群れに流した噂は二つ。資産家の間で話題の「ゆっくり歌劇団」が各集落へ新人募集をするという情報。 さらにはその定員は毎年一名、もっとも群れで器量のいいゆっくりに限るという条件をつける。 実際に歌劇団は「品評会」上位のゆっくりに限って毎年加入させているため、話の信憑性を信じ込ませることは容易だろう。 それらのゆっくりの、ありすに対する有効性については、実験において確認ずみ。 似たり寄ったりの養殖ゆっくりに飽きていたありすたちは、必ず夢中となる。 後は数日間の交尾に耐えられるよう、ゆっくり用の避妊薬を食料に配合して投与を行う。 以上の計画の直接的な成果はありすのストレス発散だが、長期的な暴発の予防にこそ、この計画の真の意義がある。今後も魅力的な ゆっくりが提供されるかもと、期待感が日々のストレスを軽減させるのだ。 このように、計画の基本構想は「極上のゆっくり」というインパクトのあるゆっくりを使うことで、数匹の犠牲で大きな効果を 上げることである。加工所の資産を損ねず、同時に最小の犠牲での問題解決を意図している。 ありすの暴発のたびに逐次ゆっくりを多数投入することに比べ、集落ごとに年一匹の犠牲で済むことから人道的な手段といえよう。 最後に、計画実行中のゆっくりの取り扱いについては注意点が一つ。 前述の避妊処理を施した個体だが、ゆっくりの体は脆弱であるため、衰弱死、事故死は避けられない。だが、ありすたちが一通り 満足できるまでの期間、提供ゆっくりには生き長らえてもらう必要がある以上、担当職員にはきめ細かいケアが求められる。職員各位の 鋭意努力を期待したい。 なお、十日間生き延びた個体(※)は、ありすのマンネリを防ぐためにも計画から外すことが望ましい。 ※ これまでの提供ゆっくりの最長生存日数は五日間』 「んほおおおおおおおおおおおおお!!!」 青年がマニュアルを読んでいるうちに2回目が始まったらしい。 お菓子に偽装した避妊薬を飲まされたまりさは、簡単に死ぬこともできずに散々になぶりものにされ続けるだろう。 一時間ほど前まで、輝かしい未来に向かって一直線に進んでいたはずなのに。 「だめえええええ、しんじゃうのほおおおおおお!」 「うふふううううう! じぬほどいいのねえええええ!」 嬌声が響き渡る中、ようやくマニュアルを読み終えて、青年には嘆息がもれてしまう。 不注意だったのは、それが上司の目前だったこと。 「どうした? やはり、入りたてでこの仕事はつらいか?」 「いえ、何でもありません。すいません」 聞きとがめての言葉に、慌てて釈明する青年。 だが、その素振りで初老の男の眼差しにかすかな影が差した。 それでも、部下に任せて経験を積ませる重要性は理解しているだけに、上司も何気ない風を装う。 「じゃあ、三時間ぐらいしたらこの扉を開けてまりさを寝床まで運んでくれ」 「はい、わかりました」 「ああ、それと。もしまりさがこのことを何か訪ねてきたら、マニュアルの最後のページの対応例を参考にしなさい」 ついつい老婆心を働かせながら忠告する上司に、頷いてみせる青年。 だが、その目線はほとんどまりさの悲鳴すら聞こえてこなくなった部屋へと向けられている。 再び誘われるため息。 自分はこんなことをするためにここに勤めているのだろうか。 誰も答えの出せない疑問を心の中で繰り返しつつ、長い三時間の待ち時間を潰していた。 きっかり三時間後。 日は山々の向こうに沈んだばかりで、薄闇が色を濃くしつつある時刻。 青年がまりさの逃亡を警戒しながらそっと扉を開けると、青年は自分の警戒が無意味であることを悟った。 つやつやとした笑顔のありすたち。その中心で、まりさはひしゃげた体で横たわっていた。 黒かったまりさ帽子は、ありすのカスタードでほとんど真っ白。ぜいぜいいと息がもれるたびに、たらりとまりさの口の端から白いものが流れていく。 悶絶して目を見開いたまま気を失いかけているまりさ。 しかし、気を失おうとするたびに、愛撫のように体をこすりつけるありすたちに揺り起こされていた。 「寝ないでええ、まりさああああ! ねえ、ありすをあいじでる、ありすはさいこうだっていってえええ! ぴろーとーくもちゃんとするのが、とかいはよおおおおおお!」 意思を失った瞳で虚空を眺め続けるまりさ。 「今日はもう時間だ」 青年が嫌悪感をこらえてありすを引き離すと、名残惜しそうにねっとりとした粘液がまりさとありすの間に橋をかけた。 まりさは体力の消耗と、自らに降りかかったことのショックでただ丸まっているだけ。本当に饅頭のようだった。 もちろん、自分で寝床まで歩かせることなどできるはずもない。 青年は、まるで犬の死体を運ぶように猫車にのせ、別室のまりさの寝室まで運んでやる。 まりさがようやくたどりついた、自らにあてがわれたの空間。そこは、中央にマットを置いただけの狭い部屋だった。窓には鉄格子。 顔を覗かせたばかりのお月様も、格子模様に抜き取られてまりさの目にうつる。 群れで見たまん丸とは違う、いびつなお月様。だが、そんな月を見てもまりさの心には何も響かない。 「どうじで、どうじで、どうじで、どうじでえ……」 まりさはうわ言を繰り返すだけの置物だった。 体中についた白いものを青年がふき取る間も、その手の動きに任せたまま力なくへたっていた。 体の汚れがあらかたふき取られ、部屋のマットに置かれるまりさ。弾力を失って広がる体。 「いだいいい、ぎもぢわるいいい……」 青年がその片腹の桶で手ぬぐいを洗っていると、ようやく少しだけ我を取り戻したのか、まりさは意思のある言葉を呟きはじめる。 「体中が、死んじゃいそうなほど、いたかったよ……」 「大丈夫。寝ていれば明日までによくなるさ」 手ぬぐいを桶に放り込みながらの青年の答えもまりさには何の慰めにもならない。 まりさの心は、わずか三時間でくたくたに憔悴しきっていた。 すっきりさせられ続けた体と、蹂躙され尽くした体。 ぶるぶると恐怖の名残がまりさの芯を震わせている。 「まりさは、やめでって、なんどもなんどもいっだのにいいい! いだぐでっ! ごわがっだあああっ!」 記憶に刻み込まされた、体中をこねくりまわすありすの汁気が滴る体の感触。何度も悪寒となって蘇り、まりさは叫ばずにはいられなかった。叫びながら震えていた。 欲望のままに、押しつぶすように、叩きつけるように、粘液まみれの体がまりさの上を何度も這い回る。 息もつけない苦痛と恥辱。その間、ずっとまりさを見つめていた瞳孔の縮んだありすたちの見開いた瞳。 自分のいた群れの優しく親切なありすとはまったくかけ離れた姿だった。 「あんなの、ありすじゃないよ。ありずの中身が誰かに食べられちゃって、代わりにバケモノが中に入っちゃったんだよね? だっで、ありずは……あんなバケモノじゃないよおお! 本当のありずにもどじでえええええ!!!」 青年は何もいえなかった。 ありす種の本質は、本能を押さえ込める気位の高さ。本能は理性ある生き物にとっては本質ではない。旺盛な性欲を上回る理性こそがありすの本分。 そんなありすの心を徹底的に追い詰め、蹂躙し、打ち砕き、群れを維持するための生殖本能だけを肥大した存在にしたのは、彼ら自身だ。 「なんで、ありすも、おにーさんもゆっぐりじでないのおおおおおおっ!!!」 まりさの絶叫に応じるには、青年の持つ言葉と人生経験はあまりに貧相だった。 青年は上司から言われたとおり、マニュアル本から「ゆっくりのストレスを軽減させ、長持ちさせる用例」のページを思い出していた。 「でも、歌劇団に入るには必要な試練なんだよ。歌劇団のみんなも、一度は体験しているんだ」 「……みんな、しているの?」 「ああ、そうだ。舞台に立つ子は、必ずしている」 悲嘆にくれたまりさの目が、考え込むような遠くを眺めている。 やがて、ぷるぷると首をふった。 「そう……なんだ。でも、まりさはもう一日だって耐えられないよぉ」 うわごとのような口調で呟く。 今、その心をどれだけの不安と苦痛が押しつぶそうとしているのだろう。 青年はいまさらながら、余計なことを気にしたと悔いが芽生え始める。 何か声をかけなければと、慰めの言葉を思いつくまま口にしていた。 「でも、今日乗り切ったじゃないか」 だから明日も大丈夫と言葉を続けようとした。 だが、弾けるように顔を上げたまりさによって妨げられる。 「ゆ! じゃあ今日でおしまいなんだね!」 それはあまりにも浅はかな早とちり。 これからも死ぬまで続くと訂正をしなければならない青年。伝えようと、口を開くことまではした。 それなのに、悪夢から覚めたようなまりさの表情を見て、何もいえなくなった。安堵に緩んだ表情は、片栗のしとやかな花弁のよう。 「明日からのお歌やお芝居の練習が楽しみだよ」 目の前に自分でぶらさげてしまった希望に、必死に食いつこうとしているまりさ。 力いっぱい飛び跳ねたところで、最初から餌などなかったと知るだけなのに。 「まりさ、たくさんお歌を知っているんだよ……」 音階らしきものがまりさの口からこぼれるのを、青年はいたたまれない気持ちで聞いていた。 無言で、しばらくまりさの歌声に耳を傾け続ける。 「今日は早く眠ったほうがいい」 散々に迷った挙句、歌声が途切れたところで表情を隠して声をかける青年。 しかし、青年の言葉が届くよりも早く、まりさはほっとした心地のまま静かに寝息を立て始めていた。とうに身も心も限界を迎えていたのだ。 寝息が熟睡の深さとなるまで、身動きもせずにまりさを見下ろしていた青年。 が、やがて逃げるように、その場を後にしていた。 起き掛けのまりさのまぶたに、まばゆい朝の光。 寝ぼけ眼で二日目を迎えたまりさ。 うっすら開いた視界は、いつもよりずいぶんと高い。 「ゆー、おそらとんでるみたいー」 眠たげに呟くまりさ。 だが、意識が鮮明になるにつれて、廊下に投げかけられる影の形で自分が人間に抱えられていることに気がついた。 見上げた先には、青年の考え込むような仏頂面。 「……おはよう、おにーさん」 控えめに声をかける。 「ああ、おはよう」 青年は足を止めると、まりさを見下ろして静かに朝の挨拶を交わす。 そのまま、じっとまりさを見下ろす青年。 なんだろうとまりさが疑問を口にするよりも早く、青年はため息だけを残して視線を外した。 無言で再び歩き出す青年と、その腕の中のまりさ。 元はおしゃべりなまりさだが、まりさも一言も話さない。音は廊下に反響する靴音だけだった。 まりさは緊張していた。 青年の連れて行く先が、あの昨日の悪夢の舞台ではないかと。 だから、その部屋へ通じる廊下を素通りして、階段をおりていく時、まりさは心底ほっとしていた。 よかった。おにーさんは約束を守ってくれたんだ。 「おにーさん、今日はどこにいくの?」 たずねるまりさの声も、少しだけ明るさを取り戻しつつある。 「中庭だよ」 足元をみながら階段を下りていく青年の言葉に、まりさの顔がほころぶ。 自分の体を、冷たくて硬い床じゃない柔らかな土の上に置ける喜び。目に浮かぶのは、お花さんや、ちょうちょさん、おひさまさん。ゆっくりできる空間で、お楽しみのお歌とお芝居のお稽古。 「おにーさん、まりさがんばるね!」 「え!? あ、そうか。そうだね、がんばって」 まりさの言葉に目を見開く青年。だが、苦しそうに目をつぶって、まりさを応援してくれた。 「うん、がんばるよ! ゆふふー。まりさのおうたの上手さに、おにーさんびっくりするよ! まりさのおうたは、れいむも褒めてくれたんだから!」 得意そう笑っていたまりさ。 だが、まりさの笑い顔は視界にあるものを映して凍りつく。 「ゆぎいいいっ!?」 短い悲鳴。 そこは、中庭に面した廊下。その等間隔にならぶ中庭の窓と、金属の枠に全面ガラスをはめた扉越しに、鈴なりにびっしりとはりつくありすたちの姿があった。 「まりさあああ、まりさあああああ、まりさああああああああ!」 「なにもじないがら、ゆっぐりあぞびましょおおおおおおおおお!!!」 すでに相当に息が荒い。 窓がありすたちの吐息で白くかすみがかり、べろりとありすの舌が窓をぬぐうと、その向こうに爛々と輝くありすたちの目がひしめきあっている。 一目見ただけで、昨日より数が若干多い。見える範囲で十四匹はいるだろう。 昨日の部屋に入りきらなくなったがゆえの、中庭への移動だった。 「お、おにーさん、ちがうよね? あそこは、なかにわじゃないよねええええ!?」 すがるようなまりさの言葉に、青年は反応しない。 扉の方角へ向けてただ歩いていくのみ。暴れ始めるまりさの体をぎゅっと押さえ込んだままに。 「も゛う゛っ、あんなごど、もうじなぐでもいいのに、なんでえええええ!?」 まりさの脳裏に、昨日のおぞましい感触が蘇ってわめき散らす。 が、青年の拘束は小揺るぎもしない。 「ありすのしろいのっ、もういやだああああ! もうみだぐないいいい! ざわりだぐないいいいい!!!」 「これも劇団に入るための試練だから、がんばれ」 焼け石に水とはこの言葉だな自嘲しながら、ぎこちない激励を送る青年。 だが、あのありすの群れに責め立てられれば、例えにんしんしなくても無茶をされて殺されかねない。 命と劇団。天秤にかけるまでもなかった。 「劇団はもういいよおおお! おうぢがえだいいい! いぎで、おうぢがえるのおおお! れいむにあわぜでえええ!!」 ついに言ってしまったと、まりさの心にわきあがる罪悪感。 群れのみんなの期待も、群れのみんなが得られるはずだった冬越しの食料も場所も、この言葉で失ってしまった。 でも、その代わり生きて帰れる。れいむたちにもう一度会える。 そうしたら、もう歌劇団のことは諦めさせて、二人で群れから外にでよう。 それだけで、十分しあわせなんだから。 「それは、だめだ」 「どぼじでえええええええええっ!?」 まりさの身もさけんばかりの絶叫。 あまりに素直なまりさの心は、これはあくまでも歌劇団の選考か何かだと思い込んでいた。だから、信じていた。降りればそれで終わりだと。 ありすの犠牲の羊とするためだけに呼ばれたことに、まるで気がついていなかった。 「今日は昨日より少し多いけど、まりさなら大丈夫だ。4時間がんばれば必ず助けにいく」 「いやだあああああああああああ! 4時間も、ゆっぐりしちゃ、だめええええええ!!!」 まりさの絶叫を無視して中庭への扉を開く青年。 未だ絶叫のほとばしるまりさの頭をわしづかみし、アリスのこもる中庭へと放り込んだ。 すぐさま殺到するありすたち。 ありすたちの頭の上に担ぎ上げられ、その上をころころと中庭中央へ転がされていく。 「みんな、ゆっぐりじでよおおおほおおおおおお!!!」 窓越しにビリビリと伝わるまりさの叫びをBGMに、一斉に前後左右、上から下から愛を押し付けてくるありすたち。 蟻の巣の手前に飴玉を放り投げたらああなるのだろうか。 まりさを核に一つの玉となった集団を見ながら、青年はどうでもいいことを考えて気持ちを落ち着かせている。 が、一人になってしまうとどうしても考えてしまうことがあった。どうして自分は昨日、あんな誤解を解こうとしなかったのだろう、と。 余計、打ちのめされるだけとわかっていたはずなのに。 座り込んで、自分の行き当たりばったりな言動を悔やんでいる。 その場限りの優しさがどれだけゆっくりまりさを弄んだか、人語と感情を有するゆっくりだけに、青年の心へも少なからぬ負担をかけていた。 誰かに話して、助けてほしい。 青年がふと、そんなことを思ったときだった。 「そっちは始まったか?」 青年を我に返したのは、上司の初老の男。 御者の頃のしゃれた服装は今日はもうしていない。着古された作業服で、胸には加工所主任の札が揺れている。 「はい、今はじまっています」 立ち上がって応答しようと腰を浮かした青年を、「いいから」と手で制してその隣に座り込んだ。 そうして、ちらりと青年の顔を除きこむ。 「悪いな。急に場所が変わって」 「いえ、一日目で死んだゆっくりがいたから、仕方ないですよ」 「ああ、まったく。自殺を許すなんて信じられん管理だ」 主任の声色が苦々しいそれに変わる。 昨日、一人の職員の担当する別のまりさが、夜に壁に何度も体をぶちあてて死亡した。目を離していた隙の出来事。 自殺前、担当する職員が正直にこの苦しみは死ぬまで続くこと、歌劇団が嘘であることを告げていたという。 「おかげで、あぶれたありすは他で分担することになった。今回は、早く終わりそうだね」 この加工所に連れてこれれたゆっくりは、一匹につき十数匹のありすが割り振られている。それが、一匹死ぬごとにありすがが分配されていく。 同時に、ゆっくりを犯すだけでは飽き足らず死亡させた性質の悪いありすが他の場所に入り込み、後半になるほど致死率が高い。 どうせ、後で苦しんで死ぬぐらいなら…… 「早く終わったほうが、いいかもしれませんね」 ありすの囲いから這い出して、よたよたと逃げ始めるまりさ。その白濁した足取りの痕跡を眺めながら、青年は呟いていた。 その汚れた足取りをかき消すのは、後を追いかけていく体力気力充実のありすたちの群れ。 弾む体の地鳴りの中から、「まりさはありすとふたりっきりになりたいのねええええ! いま、いぐわああああああん!!」という嬉しげな声がもれてくる。 「そうかね? 早く終わってしまうと、ありすのストレスが解消しきれないから私はごめんだな」 憮然とした主任の表情を見て、青年に思わず薄笑いがこぼれる。 ぎこちなく頷く青年。 「加工所のため、ですね」 「ん? お前、どうした?」 その表情にさした影に、主任の男が疑問を感じたそのときだった。 窓を振るわせる鈍い振動。 「おじさん!? ゆ、ゆっくりしないでたすけてねええええ!!!」 まりさが、ありすに追われながら必死にガラス張りの扉にはりついていた。 主任の男は、まりさの記憶の中ではまだ優しい御者の男。甘いお菓子をくれた親切な人のままだ。 「きっとおじさんがまりさをちがうところに連れてきちゃったんだよ! はやく本当の歌劇団につれていってね!」 「なるほど。実にゆっくりらしい、ポジティブな善意の解釈だね」 感心しきりの主任に比べ、青年の表情はこわばっていた。 なぜなら、土煙をまきあげるありすの一群が、まさにまりさへと飛びかかろうとする、その間際だったからだ。 「ま、まりさああああああ!! 人に見られながらするのがこのみなのねええええええ!?」 「まりさがそんなへんたいなんて、しらなかったわああああああ、すてきいいいいいいいい!!!」 「やめ……っ、げびっ!」 後ろから扉に押し当てられ、まりさの嘆願は押しつぶされた。 ゆっくりたちの体重の乗せられたガラス戸。しかし、ゆっくりの脱走に備えて格子状に細い針金を組んだガラスは割れる気配もなく、ただまっ平らにひしゃげたまりさたちの顔を写すだけ。 まりさの唇がぱくぱくと鯉のように開いて閉じる。 その苦悶の表情は、苦しい、気持ち悪い、たすけてくださいと声なき声が聞こえてくるようだ。 ありすたちの表情は対照的に悦楽の笑顔。 「おじさん! ありすのあいを受けて、しあわせなまりさをきちんと見てあげてね!」 ガラス腰にくぐもったありすの声が響くが、そんなまりさなどどこにもいなかった。 それでも、主任は楽しげなありすの様子に満足そうに頷く。 ガラスを何度も打ち鳴らす激しい交尾を始めても、表情一つ変えない。 「ふー、ちょっとだけすっきりしたわ! 次は向こうでお仕事している人たちに見せ付けてあげようね」 やがては、向かい側に引きづられていくまりさ。 「たずげでよおぉぉぉ……」 弱弱しい声もすぐに聞こえなくなり、姿も草むらの影へ消えた。 もう、こちらからはどうしようもない。ありすが何をしようと、4時間はありすの好きなようにさせるしかない。 ここで4時間後を待てるほど、新入りの青年はゆっくりしていない。この間に書類仕事を片付けなければと、腰を浮かしかける。 「ちょっと、いいかな?」 が、その背中に低い声がかけられた。上司の落ち着いた声。 言外にこめられた有無を言わせない響きに、青年は上げかけた腰を再び下ろしていた。 「君はさっき、『早く終わったほうがいい』といったね。どうしてだい?」 咽が鳴る。まりさの乱入で忘れてしまったと思っていた言葉を聞きとがめられて、青年は我知らず唾を飲み込んでいた。 青年は上司の興味深げな眼差しをいなす言葉を捜し始める。 「ええと、深く考えていませんでした。計画の目的からいえば、確かに早く終わってしまうと加工所のためになりませんね」 「深く考えていなかった、か。君は思慮深いタイプだと思っていたのだがね。勝手な想像で悪いが、早く終わればまりさたちが苦しまないでいいとか、思っていたんじゃないかい?」 「そ、そうですか?」 はははと、誤魔化そうとした愛想笑いは上司の眼光の前にあえなく凍りついていた。 上司が口の端だけをゆがめて笑う。 「わかるさ。誰もが通った道だ」 言いながら、ふと遠く見る上司に、青年は下手ないいわけを謹んで、その言葉を待つ。 「この仕事はな、ゆっくりが可愛いとか、憎いとか、そういう思いで続けるとつらくなる」 「え、憎んでいてもですか?」 「ああ、ゆっくりという生き物に特別な感情……餡子の材料以外の意味をつけると、この仕事は苦しくなるんだ。だから、新人は一年間、加工所の敷地から出さずにみっちりと慣れさせる。厳しいとは思うが、仕方が無いんだ」 青年は自分を振り返る。 養殖もののゆっくりなら何度か加工に参加した。みんな同じ環境、同じ反応、同じ最後。機械的に工程に従事することができた。 ただ、外部で様々な個体と触れ合った個性的なゆっくりともなると話は違う。あまりにも人間的すぎて、それでいて愚かで素直。機嫌がよければ愛らしくもある。青年は、すでにものとして見られなくなっていた。 「主任は、あらゆるゆっくりを材料として見ているのですね」 聞きながら、青年は無駄な問いかけをしていると自覚していた。 この、現在携わっている計画を立案実行しているのはこの男なのだから。 「ああ。それ以上でも以下でもない。扱いがデリケートなだけの材料」 予想通りに言い切った主任の言葉だったが、突然にその表情を和らげる。 「……という考えを持つようになったのは、私も最近のことでね。要するに、そのうち慣れるから今はまだ悩んでいなさい」 さりげない寛容さだった。 ふうと、ため息とともに青年の緊張が解けていく。 「さて、と」 そんな青年の様子をおかしそうに見届けて、ようやく立ち上がる主任。青年も慌てて後に続く。 「それじゃあ、私は他のところの様子を見に行くからね」 「あ、はい。おつかれさまです」 軽く会釈しようとする青年。 が、上司の話はそれで終わりではなかった。 もっとも重要なことを、まだ上司は話していなかった。 「最後に、一つだけいいかな」 静かだが毅然としたその口調に青年は息を飲む。 「私たちが責任を持ったり、正面から付き合わないといけないのはゆっくりではないよ。それを材料につくりあげる商品の質と安定。そして、それにお金を払うお客さんたちだ。忘れるなよ」 若い心に大きな釘を刺されて、ぎこちなく頷く青年を残し、主任の男は次の現場へと立ち去っていった。 続き?
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ながされて藍蘭島エロパロSS 『寝取られて』 第13話 1 時に人は異臭や物音で目が覚める。蘇る四肢の感覚と共にはっきりと分かる夢と現の境目。 ... それを聞いた時、 (またか──) と呆れたように思ったが、同時に、半ば無意識に耳を澄ませてしまっていた。 「──ぁ──ぁ──はぁ──♥」 壁の向こう、押入れを隔てた隣室から届く桃色の音色。 意識はまだ気だるく部屋の空気は冷えていた。起きる時間までまだ大分ある──そう体感した少女は寝返りを打って物音に背を向け、掛け布団を頭まで被り完全に覚醒する前に再び眠りに落ちようとした。 「はぁん──あん──だめぇ──はあ──はあっ──ああっ──♥」 「ぱん太郎様、ぱん太郎様ぁ──♥」 「あぁん──そこぉ──そこいいのぉ──♥ もっと──もっと──ああ~──♥」 だめ、気になって寝られない。 「…………あーもう!」 夜具をはねのけて起き上がった寝巻きの少女は音を立てないようにそっと障子を開き、部屋の外へ滑り出た。 片廊下の外は墨を塗りたくったような真っ暗な空だった。家財を狙う泥棒などおらず、また温暖な藍蘭島では、強雨か台風でもない限り雨戸を閉める習慣がない。少し肌寒さを感じる夜気。まだ丑か寅の刻かもしれなかった。 少女は板を鳴らさないようそろそろと忍び歩くと、隣室の障子の前で静かに足を止めた。 二つ違いの姉の部屋──こんな夜更けに中ではまだ行灯が点されていて、障子紙に影法師が狂乱していた。それだけでも室内で行われている行為が尋常なものではないと解る。 覗いてくださいと言わんばかりに僅かに開いた隙間から、先程よりもはっきりと女たちの嬌声や切ない吐息が漏れ聞こえていた。 そう、それは一つではない。 「はぁっ、はぁっ、あはぁっ、だめッ、だめぇ、激しいっ──♥!!」 「ンアァ、ンアァ、ンアァアァァ……♥!」 「ぱん太郎様の指ちんぽ凄いぃ……いや、そこ、そこだめえぇん……♥!」 耳馴染んでいる筈なのに、まるで別人のように聞こえる声たち──。 ごくりと唾を飲み込むと、少女はその隙間に片目を置いた。 仄暗い灯火に照らされて、壁や天井で妖しく踊っている4つの人影。美しい細身の女性が三人、横に繋げられた同じ数の蒲団の上に這いつくばり、一人の大男に向けて生白い尻を高く突き上げていた。女たちはいずれも艶やかな垂髪(たれがみ)で、うち二人は双子の小児と言っていいほど生き写しな顔立ちであったが、その一方は輝くばかりの銀髪で容易に区別がついた。そして、両者ともに妖艶な淫らさを満面に湛えた表情は明らかに幼子のそれではなかった。 この夜更に女たちは寝巻きではなく巫女装束を身に纏っていた。が、袴は腰までめくり上がって白桃の双臀がすべて露わになり、上着も完全にはだけて豊かに実った乳房が六つ連なっていて、ひとつ残らずぶるぶると盛んに揺らめき、帯が解ければいつ脱げ落ちてもおかしくない状態であった。その着崩れ方は全裸よりも扇情的でさえあり、神に仕える清楚さなど欠片もなかった。 そんな彼女たちのからだが前後に揺れ動いている理由は明白である。後ろにいる男が両腕も用い、三人の女陰を同時に責め立てていたのだ。 ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ! ズュポッ、ズュポッ、ズュポッ! 「ンンン! ンアアァ♥!」 「溶けちゃう、溶けちゃうぅ……♥!」 「アヒィィ♥! そっ、そこダメェ♥!」 卑猥な音と声、そして淫水と微熱を撒き散らしながら、ぬかるみきった秘孔に男を咥え込み、腰を振り、しきりにからだをくねらせる美女たち。 全員剃毛し、そこだけ童女に生まれ変わったかのようになった陰部は、雄根を迎え入れている柔肉の充血具合まではっきりと見えた。 三人の──そう形容するのが最も相応しい──メス穴は、パックリと大きく割れ拡がり、真ん中は逞しいことこの上ない陰棒、左右では太い中指が咥え込まれている。 ちづる、やしろ、まち──三人の龍神の巫女が、現世(うつしよ)にいるとは思えない恍惚の表情で、後ろからぱん太郎の肉棒と指によって激しく突かれ、全身を悦びに震わせながら啼き悶えていたのだ。 特に高い声を出して喘いでいるのが、真ん中で指ではない本物の極太肉根の洗礼を受けているやしろであった。 「んはあぁ、はあぁっ、ああっ、んはあぁッ♥! パッ、ぱん太郎様の金精様が……奥の、奥までぇ……届いてるう……♥!!」 細く小さなからだに打ち込まれる鼻白むほど巨(おお)きな肉杭。ぱん太郎は軽く腰を揺らしているだけなのに、それだけで腹腔をメチャクチャに掻き回されているとしか思えないほどやしろのからだと乳房は激しく弾んでいた。 彼女だけではない。両隣にいるちづるとまちも、丸々と肥えた芋虫のように長い指を絶え間なく秘裂に出し入れされ、本物と変わらないぐらい喘ぎ悶えている。 それなのに三人に苦しむ様子などひとつもないどころか、夢中になって仰け反り、あるいは背を丸め、ぱん太郎の腰遣いや指遣いに痺れきっているのだ。 姉も、母も、曾祖母も。 誰もが他の二人に負けないぐらいの声を上げ、劣らぬほど尻を揺らめかせている──。 少女──あやねはまた、ゴクッと唾を飲み込んだ。 今夜と同じように、この四人が睦み合っている現場を初めて目撃してから、もう一ヶ月は経ったであろうか。関係はその少し前からあったらしく、最初に見た時点で三人とも淫らに喘ぎながらぱん太郎の股間に群がっていた。代わる代わるぱん太郎の上となり下となり横となり喘ぎまくりながら絶頂に達する三人の痴態は圧巻という他なく、驚くやら呆れるやら、あやねは声も出なかったものだ。 (あのやしろ様までもが……) 離れ小島にある真海龍神社にお役目としてずっと居続け、その場を離れることなど何年かに一度あるかないかという筈のやしろだったが、近頃、人目を忍んで頻繁にこの生家へ戻ってきている。理由は言わずもがな、こうしてぱん太郎に抱かれて歓喜に浸っている姿が全てだ。 齢六十余、本来ならばとっくに老い衰え閉経していて然るべきの曾祖母は、並外れて高い霊力が肉体の若々しさを保ち、胸の大きさと髪の色以外、その容姿どころか肌の張りや艶めきさえも十代のまちと瓜二つであった。つまり、あやねよりも幼く見えるのだ。まだ子供も産める躰だという。 龍神島から滅多に離れることのない曾祖母がどうやってあの男に籠絡されたのか、あやねには知る由もない。だが、姉や母同様、すっかりただならぬ間柄になっているこの目の前の光景が紛れもない“事実”であった。 「だっ……だめぇ……ぱん太郎様の大きすぎて……アソコが拡がっちゃうぅ……♥!」 曾祖母の官能的な艶声であやねの意識は目の前の情交に引き戻された。 それは悲鳴であって悲鳴でなかった。やしろの秘肉はねとついた淫汁にまみれながら精気漲った巨(おお)きい剛根をしっかりと咥え込み、変わることなく奥深くまで滑らかに迎え入れていたからである。 「うふふ……お祖母様ったら……還暦を過ぎて、本当に若返ってしまったんですか? 私の親をお産みになった穴なのに……♥」 「ぱん太郎様とのせっくすの佳さがわかっちゃったら……もう、ひいお祖母様も……きっと戻れませんわ…………♥」 両隣の孫と曾孫が淫靡な微笑を浮かべ、顎を向かせながら交互にやしろの唇を奪う。 ムチュ、ムチュ……ピチャ、ピチャ…… 血が繋がった者同士だというのに、互いの快楽を高め、吸い尽くさんとばかりに絡み合う濡れ舌。 「はあ、はあ……はあぁぁん……♥」 銀髪巫女の背すじがさらなる官能に震えると、腰を振っていたぱん太郎も、「ののの……♥」と、溶けるような声を漏らした。 「やしろちゃんのオマンコがキュッキュッて、気持ちよさそうに締まるのん♥」 「はぁ、はぁ、はぁ……ああ、あっ、あぁあ……♥ も、もうだめぇぇ…………♥」堪えきれないといった風に腕を崩し、上半身を白い布団に這いつくばらせるやしろ。「だめ、だめぇ、そっ、そんなに突かないでッ、はっ、ひぐっ、イ、イクッ、イッちゃうぅ……♥! はあ、はぁ、あぁあぁ……♥!」 やしろの嬌声が一層高まったのは、貫いている女の限界を悟ったぱん太郎がわざと抽送を速めたからであった。 「気にせずイッちゃえばいいのん」 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ! 「んひッ、そ、そこぉ♥ ダメ、い、いけないわ、そんな、そんな……私にはだ、大事なお、お役目が……ひい、ひいぃ、ひい、ひいぃぃ…………♥!」 それが口だけだというのは、身をよじってでも逃げようとせず、突かれまくる快感に痺れきっている彼女の反応が証明していた。 「お祖母様、一緒に、一緒に逝きましょうっ」 「三代揃って、ぱん太郎様と一緒に……♥」 「じゃあボクもそろそろ出すのん、皆んな一緒にイクのん♥」 ぱん太郎の腰の動きがさらに小刻みになり始めたと同時に、まちとちづるの秘孔を往来していた指がくるっと下向きになってさらに奥へ差し込まれ、 「「ンアァァッッ♥♥!!」」 と、母娘のからだに電流が走った。その上体が降り、やしろと同じく蒲団に頬をくっつけると、三人は頭を垂れぱん太郎のされるがままに乱れ喘ぐだけになった。 盛んに突き込まれる男根とそれを摸した指。 その激しくも甘い刺激にビクビクとわななく高く掲げられた三つの白桃。 「ひい、ひい、ひいいッ♥!!」 「だめェ、だめェッ♥!!」 「イクイクッ、イ ッちゃううぅ~ッ♥!!」 (三人とも──) あやねの喉が耳障りなほどの嚥下の音を鳴らしてしまう。だが、室内の誰にもそれは届かなかった。届くはずもなかった。 「の お ッ!」 まずぱん太郎が低く鋭い一声を発し、四人の肉体がほぼ同時に強張る。 「「「──────ア ァ~~~ッッ♥♥!!!!」」」 龍神の巫女たちも恭順の意を示すかのように這いつくばりながら高々と尻を掲げたままからだを張り詰め、抑えを失った大きな叫び声を上げた。並んだ尻が、太ももが、一様にブルブルと震える。 下半身を震わせているのはぱん太郎も同じで、 「のぉ~……の~…………♥!」 と、口端から涎が垂れるのも構わず呻きながら虚空を見上げていたが、しばらく経ったところでまだ射精中の肉根をやしろから引き抜き、部屋中にビュウビュウと濃厚な白濁液を振りまきながらちづるの背後に移って、入り口を定めるのももどかしく一気に貫いた。 「ン アア~ッッ♥♥!!」凶器とも言える棍棒めいた極太柱をいきなり挿入されたというのに、ちづるのからだが喜悦に仰け反る。「熱い、熱いぃ…………♥!!」 「親子三代種祭りのん♥」 ちづるの肉孔でも溢れ出るほどに射精すると、また躰を離し、ぱん太郎は最後に残った一番若い娘の後ろに立った。 「嗚呼……早く、早くぅ……♥」 まちは自らの指で秘唇の肉扉を拡げて待ちわびていた。その陰奥の虚洞(うろ)からはとめどなく淫蜜が零れ落ち、中の柔肉が切なそうに蠕動している様子すら垣間見えた。 その待ち焦がれる場所へ、待ち焦がれるモノが、孕ませ汁をしぶかせながら収められてゆく。 「アァッ、アアァ~~~♥!!」 満たされてゆく声を張り上げ、軟体動物のように反り返るまちの背中。 その表情には、かつてもう一人の異性に恋情を寄せていた面影はなく、今貫かれている男に、肉棒に、どこまでも満足しきっている顔であった。 「まちちゃんも早くボクの子を妊娠するのん。イクト君なんかに絶対渡さないからね♥」 ぱん太郎の手がまちの尻をしっかりと押さえ付けながら、グングンと何度も腰を押した。ドロドロとした白濁の塊が結合部からボタボタと流れ落ちてくる。 「あぁ……あぁ…………♥」 「まちちゃん、いい顔してる……♥」 「もうすっかり……まちさんもぱん太郎様のモノね……♥」 やしろはちゃん付けをし、ちづるはさん付けをする。惚けた笑みを浮かべる母と曾祖母に見つめられる中、まちは同じように緩んだ表情でぱん太郎の射精が終わるまで子種汁を胎奥で受けきり、やがてずるりと引き抜かれても、からだをわななかせながらその場から動けずにいた。 ──裂け目から濃厚な白濁粘液をコポコポと溢れさせた尻が並び、三つの白滝が流れ落ちる光景が生まれる。 ぱん太郎は犯した女たちが彼の子種をしっかりと受け止めた状態であることを満足そうな笑みを浮かべながら眺めると、 「じゃあ次は、いつもボクの頼みを聞いてくれるまちちゃんからのん♥」 と、まだボーッとしているまちのからだを抱え上げてあぐらを掻き、対面座位で退魔巫女を貫いた。 「ンアアァッッ♥♥!!」 その挿入だけでイッてしまったのか、雷に打たれたように仰け反って潤みに満ちた大きな声を上げる童顔の少女。小柄なからだが指先まで痙攣し、ぱん太郎にしがみつく。その姿は幼な子が父親に抱き付いているようでもあったが、豊かすぎるほどに大人の曲線を描く肢体はそんな幻想をあっさり霧散させる。 しばらくはぱん太郎がまちの尻の底を支えながらゆっくりと少女のからだを上下に動かしていたが、その刺激でだいぶ意識が“マシ”になってきた様子のまちの耳元で、 「自分で動いてみる?」 と囁くと、彼女は「ええ……」と従順に頷き、ぱん太郎の両肩に手を置いて脚を拡げ、膝をつきながら腰を落とし始めた。 「あっ……あっ……あっ……ああっ……♥」 袴がぱん太郎の手によって捲(めく)り上げられたため、細い両脚の付け根、双臀の陰に太々とした隆起岩がまちの秘裂へまっすぐ突き刺さり、濁った汁を滴らせながらぬるぬると出たり入ったりを繰り返しているのがあやねの位置からもよく見えた。 「あっ……あっ……ぱっ……ぱん太郎……様ぁ……♥」 頭の高さが同じになるとまちの方から顔を近付け、鼻先を擦り付けながら甘く訴える。 「気持ちいい、まちちゃん?」 「もちろん、よ──……♥」 頷きながら即答したまちは、内股をぱん太郎の体液でしとどに濡らしながら下半身を貫く肉棒を美味しそうに咥え込み続け、ぱん太郎の頬や首すじにキスの雨を降らせる。 「抱かれる度に、おかしくなるぐらい……貴方のモノに、されて、種付け、られて──気が……狂って、しまいそう……ですわ……♥」 「まちちゃんは日頃からボクのために働いてくれてるから、ご褒美もたっぷり上げなきゃって思ってるのん」 「嬉しい……♥」 大男の太い首を掻き抱くと、まちは愛おしそうにちゅっちゅっとぱん太郎と口づけを重ねた。 「ああん、私たちにも……♥」 左右からやしろとちづるも身を寄せてきて、ぱん太郎は三人の垂れ髪美女に次々とせがまれて接吻を繰り返す。 「ホラ、まちちゃんのおっぱいも吸ってあげるのん」 ぱん太郎に命じられた二人が、 「うふ……まちさんの乳首、乳輪までふっくらと膨らんでますよ……」 「私よりおっきなおっぱい、憎らしいわ……♥ なめなめしてあげるわね……」 と、それぞれ片方ずつ、まちの乳房を口に含んだ。幼い容貌に不釣り合いなほど熟した双つの果実。綺麗なピンク色のへたを母と曾祖母の舌がぴちゃぴちゃと音を立てて這い、身の詰まった肉を唇と指がつきたてのもちのように柔らかく変形させる。 「あっ、だめ、あっ、ああっ、だ、だめぇ……♥!」 たまらずに動きを止め、喉を震わせて身悶えるまち。 代わりにまたぱん太郎が動き出し、軽く突きながらまちのからだを徐々に下げてゆき、ついには褥に寝かせると、その間ずっとまちの乳首を舐め続けていたやしろとちづるが、 「「んふうぅッ♥!」」 と、声を上げて痺れた。先程と似た犬のような姿勢になっていたところへ、また、ぱん太郎の指が両者の秘所へ侵入してきたのだ。 再び四人が一つに繋がる絡み合いが始まったが、今度はまちだけが大きな声を張り上げていた。 「あっ、あっ、だめ、ゆるして、あっ、あっ、あっ♥、おかしくなる、おかしくなるう♥、あっ、だめ、あぁっ、ああっ♥!」 剛棒で蜜壺をゆるやかに突き回されながら両乳首をねっとりと舐められる他に、陰核にまで肉親二人の指が届いていた。肉棒が出入りしているすぐ上で包皮からちょこんと顔を覗かせている肉豆。だがそこには直接触れず、周囲を優しく撫でたり、両側から挟み上げたり、女同士だからこそ、それだけで感じてしまうことを知っている仕草── 「ああ、ああ、だめぇ、だめぇぇ……♥!!」 まちの顔が真っ赤に染まり上がり、嬉悦の涙を滂沱と流しながら身をよじる。そこにはあやねの知っている、取り澄ました表情で意地悪い謀(はかりごと)を巡らせたり、退魔の術式や合気術を鮮やかに決めたりする強(したた)かな姉はどこにもなかった。ひたすら女の悦びに浸る、男を知った一人の女であった。 「ののの、まちちゃんのナカが凄いことになってるのん、これじゃすぐ出ちゃうのん♥」 ぱん太郎はやしろとちづるの秘陰から手を離すと、まちの腰を抱えて浮かし、腰高位で抽送速度を上げた。 「イクよまちちゃん、出すのん」 「アアッ、来てっ、来てェッ♥!!」 まちの脚が目一杯、ぱん太郎の太い腰を挟む。 ちづるとやしろに艶羨される中、息を合わせて絶頂に向かっていく男女二人。 「ああッ、はげし、おく、そこ、そこ、イイ、イイのぉッ♥!!」 ぱん太郎の剛(つよ)い侵入を受け止め、頭頂を蒲団に擦り付けながら、喘ぎに喘ぐまち。ぶるんぶるんと盛大に弾む乳房。「イク、イクッ、イッちゃうぅぅ…………♥!!」 彼女の小さなからだを壊さんばかりに激しく突いていたぱん太郎が、 「のののの……!!」 と、突き進んだ姿勢でぐんと海老反った。それと共にまちも、「ンアァァ……♥♥!!!!」と、追い詰められた甲高い嬌声を上げながら四肢を震わせる。 中空に高く浮くまちの美脚。 凝固する時の営み。 躰を震わせる二人。 強く結ばれたその真下に、研ぎまくった米の汁に飴の粘りを加えたような白濁の団塊がドロドロと流れ落ちる。先程のように抜く気配はない。ぱん太郎の濃厚で途方もない量の子種が、まち一人の胎内に注がれているのだ。 それをはっきりと感じ取っていると窺い知れる、 「ア、ア、ア、ア…………♥!!」 蕩けそうなほどの淫声が室内に満ちた。 あやねはギュッと目蓋を閉じると、障子から離れ立ち上がった。 (……これ以上見てたら、私まで気が変になりそうだわ…………) そう思いながら自室へ戻り頭まで深く掛け蒲団を被った。廊下に長居したせいで躰が冷え冷えとしていたが、頭や胸の奥はカッカッと火照り返っていた。行人ではない男の精を注がれている姉の声はいつまでも耳の奥で途絶えることがなかった。 種付け── あやねも覗き見しているうちにそれがどういう現象なのか理解できるようになっている。あのネトネトとした白い粘液が男性特有の体液、つまり子種で、あの白濁が女の性器の中へ注がれることによって新たな命ができるらしい。それは学校の授業でも習った──教えたのはまちだ──ことだったが、実際に自分の目で確かめられるとは思いもしていなかった。 (お姉ぇ様……行人様のことは……もう……どうでもいいの……?) という思いがあやねの脳裏をかすめたが、こうまでなっていては、もうどうでもいいのだろう──と、思わざるを得ない。それぐらいまちはぱん太郎に首ったけであった。行人に対する好意がそっくりそのまま移ってしまったかのようだ。以前はあやねに負けないほど行人を追い求めていた姉の姿が思い浮かぶ。だが現在、ぱん太郎へ向けられているまちの目つきは、その時行人へ向けられていた思慕の眼差しと何ら変わりなかった。 いや、姉だけではない。母のちづるも、曾祖母のやしろも。それに、他の女たちも…………。 (皆んな……あんなのに惚れて──こ、こ、こ──子作りを…………) あやねの顔がボッと燃え上がり、恥ずかしさのあまり蒲団の中でわたわたと暴れてしまう。 ぱん太郎が再び現れるようになってからまだ半年も経っていない。それなのに気付けば何処へいってもやれ誰がぱん太郎と一緒にいた、やれ今度はあの子とも懇ろな関係になった、やれあの子の月のものが止まった、つわりが来た、腹が膨らんできた──などといった噂話ばかりが出回るようになっていた。狭い集落ではその辺の情報の伝播はあっという間なのだ。 (確かにオババは子供を作れとは言ったけど……) 強制ではなく各人の判断に任せるとも付け足した筈だ。つまり拒んでもいいし、そう、ぱん太郎の求愛など無視してもう一人の男である少年を選んだっていい筈──。 その結果が── 今やほとんどの女がぱん太郎に躰を許しているという現実であった。 急速に変わりゆく周囲に、あやねはしかし、ふうん何よといった感じでどこ吹く風な態度を取っていた。他人は他人、自分は自分。それどころか競争相手が勝手に脱落していく幸運に感謝したいぐらいだった。 だが、実際の現場を見てしまうと──意識せずにはいられなくなってしまった。 (殿方とどんなコトをすれば子供ができるのか謎だったけど……まさか、あそこまでだったとは…………) 隣室からの甘ったるい合唱はまだ聞こえて来る。再び母と曾祖母が加わったようだ。今度はどのようにして絡み合っているのか──想像もつかない。 野外で行為に耽っているところも何度か見かけたことがある。姉、それに母も種を仕込まれている場面は各二度ほど、他にもちかげが大股を開いて痴女と化したような声を上げながら突かれていたり、まだお腹の膨らみの目立たないりんとみことが二人揃って口と胸で奉仕していたり。ゆきのの母親であるかがみや、剣の修行を放り出したしのぶが自分からぱん太郎を草むらに引っ張り込むのを見たこともある。 皆がぱん太郎とあんな行為をしている。それも誰も彼もが我を喪うほどの乱れようで、いやらしく交わり、ぱん太郎の子種をうんと注がれて悦んでいるのだ。あんな凶悪そうなデカブツを股の間に捻り込まれ、体内であんなに大量の汁を吐き出されているというのに……むしろそれがこの上ない気持ち良さを生み出しているかのような喜びようなのだ……。 興味がない、と言えば嘘になった。だがそれは男女の交歓や子作りに対する好奇心であって、あの中に自分も加わりたいという気持ちではなかった。 あやねはそば殻枕でバフンと頭を覆い、隣からの物音を遮断した。 (私は行人様一筋なんだから!) しきりに内股を擦り合わせる。声は聞こえなくなったが、躰の芯に燻る火照りは埋め火が置かれたように衰えない。 (もし、こ、こ、婚前交渉を、行人様とできたら────) 行人と口づけした感触が思い起こされる。あやねは瞳を潤ませながら小さく開いた唇をなぞった。だいぶ月日が過ぎているし、両者の意思に関係ない事故とも言えるが、いまだ色褪せることなく覚えている。 もし、あの時に子どもを作るやり方を知っていたら── (いやんいやんいやん!) と、枕を掻き抱きながら気味が悪いほどの笑顔で身悶えるあやね。 姉もぱん太郎の女になってしまった以上、残っているライバルと言えばあと一人ぐらいしか思い当たらない。 (一番厄介な娘だけど、この私の美貌と器量であたっくすれば、行人様はもう手にしたも同然よ……うひひひひ……!) 幸せな妄想に浸りながら、いつしかあやねは抱き締めた枕に涎を垂らして寝入っていた。 2 それは頭のどこかでは幻だと解っている、だけど見ている間はそういった意識はなく、醒めた後で夢だとわかる世界。 曖昧にぼやけていても、四肢が自由にならない感覚があっても、意思に関係なく情景が移り変わっても。 最先端科学でもまだ明らかではない領域。 見覚えがあるような大きな屋敷の前に立っていた。 玄関の戸を潜り薄暗い土間に入ると、家の奥から悲鳴にも似た、やけに甘ったるい声が聞こえる。 ああ、“また”か──と、そう考えたことに、この時のボクは気付いていない。だが、脈拍は跳ね上がらずにはいられなかった。 足は広間に上がって声のする方へと運ばれる。 襖を開くと、部屋一面に敷かれた蒲団の上で何人もの少女が裸で寝乱れ、淫猥な媚声を上げながらからだをまさぐり合っていた。ペニスを象った木製の性具を使ってる女子もいた。狭い郷里の内、すべて見知った顔。その中には特に親しい子も何人もいた。 彼女たちは一様にこちらを見て微笑むと、また行為に耽ってゆく。 奥にもある襖の向こうから、ギシ、ギシ……と、何かが軋む音がする。 それとともに聞こえる一つの嬌声。 「ふぁっ……あっ……あぁん……♥ んあ、んあ、ああぁ……♥!」 若い女の蕩けそうな声音。そう、さっき聞いたのはこれだ。この部屋の少女たちよりひときわ高く、そして──十分に聞き馴染んだ声音── 心臓のあたりに締め付けられるような痛みが走る。以前よりは幾分和らいだ感じがするが、それでも暗澹とした気分になる。 襖の手前まで来ると指が細い隙間を作り、向こう側を覗き見た。 目が大きく見開く。 古民家の中にあるとは予想しなかった洋風寝室であった。洋室に襖や障子など一部おかしい部分もあったが、アンティーク調の家具や装飾といった内装が凝らされ、明治時代あたりからそのまま持ち出してきたような情緒感に溢れていた。 だが趣ある造りが瞠目した主因ではない。 多人数で会合が開けそうなほど広い部屋、その大半を占める巨大なベッド。 優に十人は並んで横になれそうなほどの幅があり、縦も長い。豪華な天蓋もこれまた目をひく。布団やシーツなども作りたての上物。 この途方もない大きさの立派な天蓋ベッドを、たった二人の人間が使っていた。 白いシーツの海の中で髪と肌の二色になった男と女──真ん中で横に寝そべってくっつき合い、背後の巨漢に小柄な少女が身を預けるように抱き込まれた姿勢。 柔らかなベッドに躰を沈ませて仲睦まじそうに密着しながら、少女は片脚を持ち上げられて結合部も露わに、男に後ろから腰を打ち付けられていた。まさに性行為の真っ最中であった。 主因はこれであり、声の主もその少女であった。 目を背けたい。耳を塞ぎたい。 でも出来ない。この景色は少しの停滞も歪みもなく続く。男の隆々とした太いペニスが非の打ち所がないプロポーションの少女のアソコに出入りし、胎内で肉が掻き回されるグチョグチョという生々しい音まで聞こえる。 熱い二つの息遣いとベッドが軋む音、肉体と肉体のコラボレーション。 少女は長い栗色の髪、そして特徴的な大きな青いリボン── ────すずが、ぱん太郎と愛し合っていた────。 リボンと白いオーバーニーソックス以外は何も身に纏っていなかった。だがそれがかえっていやらしさを煽っているのかもしれない。最近さらに肉感が増した気がする──それでいながら太ったわけではない──すずのからだから匂い立つなまめかしさが、それに拍車をかけていた。 そのからだがぱん太郎の腕の中にあり、そのむちっとした両脚の付け根に第三の脚と見まごうばかりの太く巨(おお)きな陰茎が突き挿さっている。麗しい豊潤な宝石が何者に邪魔されことなく、慾望の権化に弄ばれていた。 こんなコトをされているというのにすずは厭がっていない。それどころか惚けた顔を紅潮させ、ひたすら感じている喘ぎ声を出している始末だ。 ぱん太郎の赤黒い肉棒が緩やかなペースですずの中を往来しながら、二人は何度も、何度も、ねっとりとしたキスを交わしていた。すずの顔が下で、パン太郎が上で……。口づけを交わしながらも器用に腰を動かし肉棒の出し入れするパン太郎。どちらの恥部にも陰毛が見当たらないのに気付いたのはその時だ。500ミリリットルのペットボトルサイズはある肉厚の剛刀がすずの大事な部分にスムーズに抜き差しされるのが嫌でもよく確認できてしまうわけだ。 たまにアイツの顔が離れたかと思うと、鼻先を擦り合いながら睦み言を囁いたり、乳首を吸ったり舐めたり、或いは下半身の動きだけに集中したり── 余計な肉がつきまくっている巨漢のぱん太郎だが、その体格はデブというより力士然としていて筋肉質ですらある。全身に漲った精力を下半身の一点に集中させてすずを貪っている様は、まさに凝り固まった性欲の岩塊といった風情だった。 アイツの粘っこい責めがどんなに変化しようと、すずはうっとりと、夢にたゆたっているような表情で受け入れていた。本当に少しも厭がる素振りなど見せない。アイツの指が、口が、舌が、すずのからだのあちこちに降り注ぎ、そして肉棒がいやらしく抜き差しされるのに対して、ずっと気持ちよさそうに受け止め、喘ぎ続けているのだ。 二人の肌に浮き出た汗が演技でないと示すと同時に、本気で交わっている淫靡さを演出していた。 (くそっ……くそっ……) 動きたくても動けない。声も出せない。まるで自由にならない四肢。ボクはこんな光景をただ黙って見つめているしかないのだ。 「すずちゃんのオマンコ気持ち良すぎ……もう堪えられないのん、一回出していい?」 ぱん太郎は腰を動かしながら、それが何事でもないような軽い調子で訊ねた。すずも何ら躊躇わず、それどころか淫蕩な微笑すら浮かべて頷きながら、 「いいよ……いつでも……出して……♥」 と、“女”の潤いを帯びた声── (出すって……生で……中に、だろ……? なん、なんで──) なんでそんな簡単なやり取りだけで済むのか…………。 ズチュッズチュッズチュッズチュッズチュッ!! 「にゃあっ、あっ、あっ、にゃぁあっ、あぁっ♥!」 片側の乳を揉みしだきながらぱん太郎の腰が忙しくなり、すずの声も高まる。 相変わらず見せつけるように片脚が持ち上げられたままで丸見えな秘所に肉太の男根が激しく抜き差しされ、その度に透明の汁が零れ、飛び散りまくる。すずの体液だろう。女性も本気で感じていなければこんなにも溢れて来ないというのは、何となくでも想像できた。 「すずちゃん、すずちゃん、愛してるよ……!」 「わ、私もおっ……♥!」 激しい抽送と乳揉みを続けながらぱん太郎はすずの唇を奪う。隙間から舌と舌が蛇のように絡まるのが見え隠れする。 「ふぁン……ン……ンンウ…………♥」 顔を押し付ける二人。チュウチュウと吸い合う音。 すると、ぱん太郎の腰がグッと突き出すかたちで止まり、下半身が硬直したように震えた。 「ンフゥッ、ンアッ、ン、ン、ンアァァ…………♥!」 口づけしたまま、すずのからだもビクビクと震える。高々と持ち上げられた片脚がつま先まで痙攣する。 すぐに繋がった部分からゴポリ、ゴポリとクリームのような白濁が溢れてきて、すずの生白い太ももを伝い、シーツの上に滝壺を作っていった。 お互いに鼻息を乱れさせ、躰を震わせながら、上も下もずうっと繋げ合う二人……。 ──やがて、ぱん太郎がようやく顔を上げると、唾液の糸が太く引いて切れ、名残惜しそうに伸ばされたすずの舌先に落ちていった。 「……すずちゃんもけっこうイッたみたいだね。何遍もキュウキュウ強く締め付けてくるし、舌が震えて動かなくなるし♥」 そう言われると、すずは、 「うん……♥」と、陶然と目を細めながら答えた。「ぱん太郎様の射精……長いから……その間に何度もイッちゃうの……♥ それに──」 「ずっとチュウしながらだと、また格別でしょ」 「うん……♥ すごかった…………♥」 すずは嬉しそうに男の首根を掻き抱き、二人はまた口づけを始め、同時に肉棒の抜き差しも再開された。 口づけが終わると寝バックに移り、すずの下半身を押し潰さんばかりに密着したぱん太郎が鼻息も荒く腰を打ち付ける。余裕がたっぷりと籠もった、長く時間をかけたストローク。両者ともハの字に脚を広げているため、これまた二人の境目が無くなった部分がよく見えた。 長く綺麗な脚を寝そべって伸ばしたすずの、言葉がないほど美しいラインのふっくらした双丘。ぱん太郎が腰を打ち付けるたびにパンパンと乾いた音を立ててその尻肉が潰され、シェイクされた体液の泡(あぶく)にまみれる秘裂。そこから肉棒が引き抜かれる拍子に掻き出されて飛び散る精液。それは無慈悲なほどに穢れ、扇情極まりない光景だった。 そして、そのぱん太郎の侵入によって紡ぎ出される爛れた淫声。 「にゃあ……あぁ……にゃぁん……♥ ぱん太郎様のオチンチンが……ああぁ……みっちり……奥までぇ…………♥」 あちらの壁を向いているすずが今、どんな顔をしているのか……確かめずとも分かる気がした。 腰を回したり、深く進んで奥をほじくるように突いたり、たまに壊れそうなほど激しく腰を振ったり、抽送にもバリエーションを付けて好き放題にすずの中を蹂躙するぱん太郎。そうやってすずが声の潤みを特別高める時、決まって彼女の耳元に顔を寄せ、淫猥な言葉を囁く。すると、すずはさらに感に堪えないように喘ぎ、嬉しそうに喉を鳴らすのだ。 「にゃあぁん……♥ だめぇ、だめぇ……♥ オマンコが壊れちゃう、壊れちゃうよぉ……♥」 耳にいつまでも残って取れない、どんな甘味にも勝る響きを帯びた囀り── 「壊れるわけないのん、こんなにえろ柔らかくなったすずちゃんの底無しマンコ♥ それでいてチンポが食い千切られそうでこっちが負けちゃいそうのん♥」 男と女の営みは最初は妖しく爛れたように、徐々にボルテージが騰がってゆき、二人は言葉が少なくなっていく代わりにさらに動きが合わさるようになり、上体を反らしながらともに喘ぎまくる。すずの方が声量も身悶える様も激しかった。 淫液の飛沫がすずの臀部を広範に濡らし、パチュン、パチュン、パチュン、パチュンと、次第に水っぽさが混じった音になる。光沢が生まれた柔肌のいやらしいてかり具合ときたら──! 彼女の腰の揺れは完全にぱん太郎の抽送のリズムに合わせられ、その動きだけでも行為に夢中になっているのがありありと窺えた。伸ばされたすずの両脚が爪先まで痺れが走り、特に内ももが細かく震えている。 すずの中にどこまでも容易く呑み込まれるぱん太郎の長大な雄魁。その存在感は気圧されるほどだ。 女性を次々と虜にしている悍馬のような肉棹が、すずのオマンコを味わい尽くしている。男なら自然と劣情を抱いてしまうほどの美体が、骨の髄までアイツにしゃぶられている。ぱん太郎の極太肉棒は並の男では到底届かない秘められた奥地まで到達し、常人以上の肉悦をすずに与えているのだろう。それが二人にさらなる昂奮と快楽の一体感を生み出しているのだろう。 「のの、のの、凄い締まりのん……♥ 後ろからされるの、すずちゃんもすっかり大好きになっちゃったみたいだね……♥」 「うにゃあぁ……♥」首を曲げてぱん太郎と見つめ合うすず。その顔は快楽に煙(けぶ)り、真っ赤に潤みきっていた。「ぱん太郎様になら、前からでも、後ろからでも……どんなにされても……いいよ…………♥」 「愛いのん愛いのん♥」 「にゃあああっ♥!!」 すずの艶声がひときわ高まった。発奮したぱん太郎のピストンがより激しくなったのだ。 ズチュッズチュッズチュッズチュッズチュッ!! 「うにゃぁん、ぱん太郎様のおちんちん、もっとおっきくなったよぉ……♥!」 すずの発する声、淫液にまみれてアイツと重なり交わっている下半身。 「すずちゃんの子宮をボクの孕まし汁で満たしくッて仕方ないのん、すずちゃんにボクの赤ちゃん孕んで欲しくて仕方ないのん♥」 「にゃぁん、うにゃあぁ…………♥!」 その言葉を聞いただけでイッてしまったかのようにからだを震わすすず。 ボクが知っている彼女はもう、どこにもいない──と言いたかったが、それでもすずはすずだった。あの声、あの仕草、あの容姿。切り離せないほど普段の面影は色濃く、もしすずが愛し合うことを覚えたら、こんな風に乱れるのかも知れないと思えるぐらい──これが夢じゃないと思えてしまうぐらい── そんなことを考えていると、ぱん太郎がそろそろ出すよと言ってスパートをかけ、さらに精悍に腰を打ち付け始めた。 「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ♥♥!!」 ぱん太郎の躰に包み込まれたすずは、ふかふかのクッションに顔を埋めてすすり泣く。 昂奮に駆り立てられるままに激しく腰を振りながらイクよ、イクよ、出すよ、出すよとアイツが連呼すると、すずも、 「来て、来て、出して、ぱん太郎様の熱い精液……! 私の中に出してぇ、びゅるびゅる出してぇっ……♥!!」 と、切望するように応える。 先に放った精液がほとんど掻き出され、アソコの肉がめくり上がるほどのピストン運動。ぱん太郎とすずが息を合わせて一つの頂点に到達しようとし、そして、 「のおおお……♥♥!!!!」 「──ンニャッ──ニャアァ……ッ♥!! ──ニャアァアアァ…………♥♥!!!!」 ほぼ同時に最高潮に達した二人は、からだを強く震わせて今にも死にそうな息詰まった声を上げた。すずが圧死してしまうのではないかと不安になるほど奴の巨体がのしかかり、パンパンに膨れ上がった怒張がすずの秘陰にこの上なく深く埋め込まれる。 ズクン、ズクンと陰嚢と肉棹が強く脈動し、すずの胎内に新たな精液が送り込まれているのが、僅かな隙間から覗き見えた。これで妊娠しなかったら嘘としか思えないほど濃密な色つやの白濁液が瞬く間に溢れて来て結合部を覆い隠す。それでも何度となくすずの秘奥に押し込まれる生殖棒。すずの胎奥に己の種を少しでも多く送り込み、すずを孕ませることしか考えていない動き。すずにはボクという同居人がいることを奴は知っているのだろうか。ぱん太郎は躊躇いもせず、すずの中へ己が精子を送り込み続ける。 アイツの放精は見廻りの時に見たことがある。森の中でりんが妊娠中だからとぱん太郎の足元に跪(ひざまづ)き、ただでさえ大きかったのが明らかに以前より育っている胸と紅唇で奉仕していて、アイツが絶頂に達するとそのまま口内射精が始まったのだが、途中で飲みきれなくなったりんがむせながら顔を離すと、白濁の散弾がもの凄い勢いで樹上まで噴き上がったのだ。しかも“連射”で。りんはだいぶ長く受け止めていたのにも関わらず、肉茎は圧縮されたバネのように何度も何度も弾み、空に消えるほどの噴射がひたすら続いた。呆れるとともに、どれだけ強靱な男根なのかと驚愕した覚えがある。 “あれ”を胎内で放たれているすずの悶えまくった嬌声が、彼女が今、どれだけの実感を味わいながらパン太郎の射精を受け止めているのかを何よりも雄弁に報せていた。 「のの、のの、すずちゃんの子宮口……みっけちゃったのん……♥」 「にゃあぁん、あぁあン、だめぇ、だめえぇ…………♥」 何だか覚えのある気がするやり取り。あの太くて長いペニスはきっと、すずの膣を最奥まで征服し尽くしていて、子宮がある場所まで届いているのだろう。その入り口を探り当てられたすずは、直と言っていい近さからぱん太郎の濃厚すぎる精液を叩き付けられ、その勢いと量に相応しい数の精子を子宮の中に流し込まれているのだろう。 もう既に何人もの女子を孕ましまくっている飛び抜けて濃いぱん太郎の子種が、すずの子どもを作る場所に容赦なく放たれている──しかも二発目が。 「あぁ……あ……あぁぁ……♥!」 種付け射精を、いや子宮直射を受け続けるすずの、脳みそを蕩かすような官能に満ちた悲鳴。人間はこんな声を出せるのか。 すずが──ボクの家族同然にもなった子が。生涯決して忘れられないだろう思い出の中にいっぱい詰まっている可愛らしい女の子が。 そんな少女がボク以外の男に股を開き、生でセックスし、中出しされる光景──。 だが、彼女自身が悦んでその種を迎え入れているのだ。すず自身がぱん太郎に種付けられることを認めているのだ。 避妊もコンドームもない。何の誤魔化しもなく、遮るものなどなく、アイツに征服されたからだの奥で、すずの子宮にぱん太郎の精子が、両者の望みによって送り込まれる。 すずも赤ちゃんが産める躰になっているということなのだろう。もし排卵しているとすれば、すずの卵子とぱん太郎の精子は今の二人のように結ばれるに違いない。すずはぱん太郎の子を身篭もるのだ。 「すずちゃん……ボクとキミの赤ちゃん……作ろうね……♥」 「うん……♥」 一線を越えた男女が最終的に辿り着くところ。 ──長い長い受精の時間だった。妊娠するしないの問題ではなく、新しい命を作るという意志で満たされた時間。 すずとぱん太郎は恋人のように、いや、夫婦のような親密さで交わった末に、遺伝子レベルで繋がり合おうとしている。本来ならば結婚しなくては越えてはいけない壁は、今ここにはなかった。ぱん太郎は婚姻を結ばずとも村の女は誰だろうと抱くことを許可されている。同意があればすずであっても。だから、彼女さえうんと頷けば、この光景は現実のものとなるのだ。現実ですずはこうしてパン太郎に抱かれるのだ。え、現実って何だ。あ、そうか、これは── ぱん太郎の女となったすず。 二人はずっと一つに蕩け、最高のひと時を味わっていた──。 しばらくして、ようやく時が刻むことを思い出したように脱力した空気が漂ったが、あれだけ昂奮し精を放ってもまだぱん太郎はペニスを引き抜こうとしなかった。 ハメたまま体勢を変えてすずをまんぐり返しにし、奴は壁を向いて再び肉棒の抜き差しを始める。すずの頭上でスクワットの途中のような姿勢でフンフンと鼻息をつきながら腰を振るぱん太郎。 からだをこちらに開いたすずもまた喘ぎ出す。結合部からぶるんぶるんと盛大に揺れる乳、大きく開いた口から舌を覗かせているすずの快感に酔い痴れた表情まで、ちょうどいい角度で何もかもがが余すところなくボクの眼前に晒される。恥部からブチュブチュと押し出されるザーメンがまるで火山の噴火だった。白濁粘液は逆さになったからだを溶岩のように流れ落ちて首や肩まで届き、あるいは飛沫が髪に染みを作り、すずの全身が淫らな汁でぬめってゆく。 だが、すずの意識はただひたすら、アイツの極太ペニスで胎内を掻き回されることにあるようだった。 「にゃああ、だめ、だめぇ、にゃぁ、あぁ、すごい、これ、深いよぅ、ああ、そこ、あぁ、にゃあ、にゃああぁ…………♥!」 目をギュッと瞑りながら色っぽい艶声で絶え間なく喉を震わせるすず。拡げた両脚の膝が頭の横につくほどからだを折り曲げたあられもない体勢だったが、躰の柔らかい彼女には何ともないようだった。 「のの、ののっ、すずちゃんわかる?、すずちゃんの子宮コンコン叩いてるの、入り口コツコツ擦ってるの、また注いであげるからね、すずちゃんの子宮にまだまだボクの精子注いであげるからね」 「ああっ、だめぇ、昨日も、一昨日も、イッパイ注がれたから、もう、ぱんぱんなのにぃ……♥」痺れたように四肢の先端までわななかせ、下腹部を両手で包むすず。「もう、私の子宮、ぱん太郎様の精子でイッパイで、重くて、タプタプいってるんだからぁ……♥」 昨日も……一昨日も…………? 「のんのん♪ そんなコト言って、今締まったのん、すずちゃん感じちゃってるのん♥ ボクにもっともっと種付けされたいって、もっともっとボクと一つになりたいって、ココがそう言ってるのん♪」 そう言ってぱん太郎はさらにピストンを速め、グチュグチュとすずの秘肉と擦れ合う粘質な音をいっそう掻き鳴らし始めた。 「ひにゃあぁあん♥! にゃぁ、あぁ、ああ、いいっ、いいのぉ、そうなの、ぱん太郎様のチンポッ、チンポ、もっと、もっとぱん太郎様のチンポと、一つになりたい♥! にゃあぁ、子宮コンコンしてるよぉ、もっと、もっと来てぇ♥! もっとズポズポしてぇ、もっと私の子宮にせーえき注いでぇ♥!」 すずの喘ぐ表情は凄かった。さっきと逆さまのことを本気で言っていた。こっちが本心なのだろう。本気でぱん太郎を、アイツの肉棒を、アイツの精液を求めているのだ。アイツに種付けられるのを望んでいるのだ。限界まで脚を拡げ、乳首は腫れ上がるほどに勃起し、涙と涎を溢れさせ、あんな体勢であの巨根をズポズポと根元まで滑らかに出し入れされて、夢中で悦び悶えていた。章魚のようにぐんにゃりと力が抜けたからだから放散される淫靡なフェロモンが目に映るようだった。 他の娘(コ)と同じくすっかりぱん太郎の女にされ、セックスの快楽に囚われ、理性を喪った目で溺れきったすず── 昂ぶるままに肉欲を貪る二人がまた昇り詰めるのは早かった。ぱん太郎は野太く呻きながらすずの双臀を鷲掴んでぐっぐっと腰を押し付け、奴曰く、すずの子宮の入り口に先端を擦り当てて、すずの子宮に貯蔵される精子を確実に増量させてゆく。 すずは喉から可愛い音色を奏でて逝きながらも、ほぼ真上から瀑布のように落ちてくる大量のザーメンを顔に浴び、口の中に溜まってゆく粘液をクチャクチャと下品な音を立てて咀嚼して、美味しそうに飲み続けた。 これでもまだ終わりではなかった。寝そべったぱん太郎がすずを上に乗せて背面騎乗になると、奴が動かずともすずは自然に腰を使い始めた。 「にゃっ、あっ、にゃっ♥ あっ、ああっ、にゃあっ♥」 マシュマロのように張り詰めた乳房がユサユサと揺れ、こびりついていたネトネトの汁を撒き散らす。がに股で腰を前後左右に回したり、攪拌された精液をブチュブチュとねばりつかせながら出し入れしたり、快美一色に染まったすずの惚けきった顔。視線の定まらないすずと目が合うこともあったが、覗かれていることなど毛程も気付く様子がなく、心の焦点はぱん太郎のペニスにあった。 「すごいぃ、チンポ、チンポ、ぱん太郎様の種付けチンポォ……♥ ズンズンってえ……奥ぅ、奥まで来るう……♥!」 セックスの仕方が板についたいやらしい腰使い。あれだけでかいシロモノがどんなに激しく根元まで埋(うず)まっても、掻き回されても、苦痛の表情一つ出て来ない。出て来るのは嬉悦の涎と涙だけだった。 アイツの肉棒とは相性が合っているのか、あるいは……合うまで開発されたのか……。開発されたのだとしたら、どんなことをどれだけやれば、ここまでになるのだろうか。 後ろ手をつきながら拡げた脚を踏ん張り、汗と飛び散った精液で濡れたからだをくねらせるすず。普段の彼女からは想像もできない淫猥なダンス。繋がっているところがこれ以上なくボクの視野に晒され、鍛え上げた筋肉のような逞しい剛直がすずのアソコを割り拡げてグチュグチュと猥雑な音を立て、白濁を泡立てさせながら、出たり、入ったり。 間違いなくすずは身も心もぱん太郎の男根に支配されていた。 「あぁ、あぁっ、いい、いい、ぱん太郎様のチンポいいのぉ♥ おっきなオチンチンが深くまで届いてえぇ……痺れちゃうぅ…………♥」 「すずちゃんもついにボクのチンポなしじゃ生きられないカラダになっちゃったかな? ほんの数ヶ月前まで何も知らない処女だったのが嘘みたいのん♥」 「ぱん太郎様のせいだよお……♥」すずは上半身をひねって後ろを向き、甘えて拗ねるように鼻を鳴らした。「ぱん太郎様に、いっぱい、いっぱい……子作りされたせいなんだからね…………♥」その間も彼女の腰は動き続けていた。 「ぬふふふ……自分でもこんなにはまるとは思わなかった?」 「うん……♥」と、顔をやや伏せ頬を染めるすず。「だって、最初はとっても痛かったし……」 「初めは誰でもそうなのん。でも、村のためにそれを耐えたすずちゃんはとっても偉いし、だからこんなに気持ち好いご褒美が待ってたのん。後はそのご褒美を目に見える形にするだけ──二人の愛の結晶っていうね♥」 と、ぱん太郎は楽しげに突き上げ始めた。 「ああっ、あっ、ああっ♥」 白い喉を晒しながら嬉しそうに揺すぶられるすず。「奥ぅ、奥まで来てるぅ♥ 赤ちゃんできる場所まで、ぱん太郎様が来てるよぉ♥」 「ボクとすずちゃんの愛の結晶を作る場所のん♥」 「うん、ぱん太郎様と私の、二人の……にゃあぁ……♥!」 「ボクもキミに赤ちゃんを授けるためにこれまで頑張ってきたんだから、絶対にすずちゃんを孕ませるからね♥」 「わ、私も頑張るね……♥ だから、もっと、もっと、このチンポで種付けて……♥ ぱん太郎様の赤ちゃん、私にも孕ませて……♥」 (く…………う…………うぅ…………!) ボクは呻いた──心の中で。そうすることしかできなかった。 こんなの絶対許せない。邪魔したい。こんな会話を終わらせたい。中に入って二人を引き離したい。 そう思っているのに、躰はまったく反応しなかった。自分のものではないような躰。 「ののの、すずちゃんもボクをコーフンさせる言葉が判ってきたのん♥ ボク好みになってきたのん♥」 鼻息を荒げたぱん太郎はすずの双臀を軽々と抱え上げ、腕の力だけでユッサ、ユッサと彼女の躰を上下に揺らし始めた。 「ああっ、ああっ、ああぁっ♥!! イイよおッ♥!!」 中空を泳ぐすずの両脚があぐらを掻くように菱形を描き、ぱん太郎の胸に背を預けながらひときわ高い嬌声を漏らす。 すずの尻が高々と持ち上げられると、中の肉を巻き込みながらズルズルと剛茎が姿を現す。だがいくら引き出されようと抜けることがなく、鉄筋のような円柱が走る肉根が十分すぎるほどその雄姿を見せてから再び落とされ、根元までズプズプと挿し込まれる。 その度にすずは仰け反って四肢をわななかせ、愛液や精液の残滓をしぶかせながら背筋がゾクゾクするような媚声を放つのだ。 「ンニャアアアァァッ♥! ンイイッ、イイッ、ぱん太郎様のおちんぽスゴイ、スゴイよおおッッ♥!!」 「すずちゃんのカラダ、エロ肉がついてきたのに、オモチャみたいに軽いのん」 ぱん太郎の言う通りだった。すずがまるで、ぱん太郎を喜ばせる性的な玩具になったようだった。 すずがそんな風に扱われる光景に、ボクは思い浮かぶ言葉もなかった。 追い打ちをかけるように、 「ンニャアァッ、オモチャにして、私をぱん太郎様のオモチャにしてぇッ♥!」 と、すず自身がアイツのモノにされることを望んでいるように叫ぶ。 「のふふふ……もしイクト君が今の言葉を聞いたら、どんな反応するかな?」 「ぃやぁ、そんなの恥ずかしいよぉ……言わないでぇ……」 と、すずは途端にトーンダウンした。 「そんなこと言っても、こうやってカレの知らない所でキミがボクとえっちしてるのは事実だもんね♪」 そう言ってさらに抽送を速めるぱん太郎。 「ンアッ、ンアッ、アアッ、ァアッ♥!! だめぇ、だめェッ♥!!」 「イクト君といる時よりボクとえっちしてる時の方が楽しいでしょ?」 すずは目を瞑り、喘ぎまくって涎が垂れる唇をだらしなく開けたまま何度もコクコクと頷いた。 「もう、ぱん太郎様のチンポのことしか考えられないの、もっとズポズポして、ズポズポしてぇ♥!」 「カレにヨシヨシされるのと、ボクにズポズポされるの、どっちがいい?」 「ズポズポされる方がイイよぉッ♥!!」 「すずちゃんが欲しい精子はボク? それともイクト君?」 「ぱん太郎様ぁ♥!!」 ボクの心に絶望を投げつけるに十分な力強い言葉だった。 「のふふふふ♥」心の底から痛快そうに笑うぱん太郎。「じゃあまたイクよ、イクト君に内緒でボクと子作りせっくすしてるすずちゃんの子宮に、欲しくて欲しくてたまらないボクの精液注いじゃうからね♪」 「来てえ、来てえぇぇ……♥!」はっきりと叫ぶすず。「私の子宮、ぱん太郎様の精液で満たしてえ……♥! ぜんぶ、ぜんぶ、私をぱん太郎様のモノにしてえぇ……♥♥!!」 「ののの、出るのんッ!」 すずの秘裂に埋(うず)まりきった肉棒の根元が、陰嚢が、むくむくとはちきれんばかりに膨らみ、ぱん太郎の腰が浮き上がる。 「──ニャッッ♥──アッ、アアッ──アアア~~~~~ッッ♥♥!!!!」 射精が始まったのだろう、ググッ、ググッとぱん太郎の腰は幾度も突き動き、その度に押し上げられるすずのからだも痺れたように強く震える。 下半身が持ち上がって顔は見えなくなったが、その分、いやが上にも二人が一つになった部分が目立った。そこからまたゴプゴプと濃白色の体液が盛んに溢れ返ってくる。 突き上げながらの精液注入はいつまでも終わりがなく、「ア~ッ……ア~ッ……♥」と、すずの励声も途絶えることがなかった。 すずとぱん太郎の、深いところで繋がり合った、肉体と肉体の共同作業……。 あんなヤツと、こんな、こんな、まるで──そう、まるで、愛し合っている夫婦のような…………! すずのからだにアイツの精子が染み込んでいく──すずにぱん太郎が同化していく──そんなことを思わせるほどの長い時間、ドクン、ドクンと、ぱん太郎の陰茎や睾丸が強く脈打っているのを、ボクは呆然と見つめているしかなかった。 その後も二人の濃密な時間は続いた。彼女もそう望んだように、すずはぱん太郎のモノとなってその魅惑的なからだを存分に犯された。 奉仕もさせられ、形の良い尻を振り振り奴の股間に顔を埋(うず)め、秘陰からぱん太郎の精液を際限なく垂れ落としながらアイツのモノをしゃぶった。何発放とうがギラギラと勃起の収まらない巨根を乳房の間で挟み込んで擦ったり、口を大きくあーんと開けて含み、時々えずきながらも、愛おしそうに頬張った。口や鼻から精液が溢れ出しても我慢して喉の奥で射精を受け止め、ドロドロの精液がすずの胃に流し込まれていった。 ぱん太郎の精液がすずのどこもかしこもを穢してゆく。欲望の限りを注がれ続けるすずは、この目が信じられなくなるような痴態を晒し、歓喜に包まれて何度も絶頂に達した。一回一回が途方もない量の射精を何度も深い場所に出され、いずれも最後は股を密着させながら溶け合うように絶頂を迎えた。その度に聞いている方も気分がおかしくなりそうなほどの淫声を漏らしながら、すずはアイツの全てを受け入れた。 たっぷりと種付けされたすずが幸せの極致に達したような表情で痙攣したまま動かなくなると、ぱん太郎がこちらへ振り向き、「お待たせ、こっち来るのん」と呼び掛けた。するといつの間にかボクの両隣で一緒に覗いていた皆んなが嬉しそうに襖を開き、全裸の少女たちが洋室へなだれ込んだ。 彼女たちは我も我もとぱん太郎の周りに群がり、まるで忠誠を誓う儀式のように肉棒へ口づけをし、発情を隠そうともせずに舌を這わせた。乱交が始まり、ボクのよく見知った少女たちが嬌声の斉唱をしながら次々とぱん太郎に種付けられる。そんな中で気を取り戻したすずもその輪に引き込まれて再びアイツに抱かれ始め、皆んなに取り囲まれて捕食されるように全身を弄り回されながらぱん太郎に腰をうちつけられ、悲鳴に近い善がり声を発していたが、すぐにこの狂乱めいた快楽の宴に呑み込まれてゆき、浅ましく喘ぎながら大きなオルガズムに達した。ぱん太郎と一緒に逝っているところを皆んなに見られながら、「すずも早くぱん太郎様の赤ちゃん身籠もれるといいね♥」などと声をかけられていた。 そうしてすずが乱交の一員になっている景色が段々と霞んで遠ざかってゆき、ついには何もかもが暗黒へと包まれていった──。 (第14話に続く) 上に戻る
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おティン子もてぃくびもおぱーいもおkでうんこがだめってこたねーさw 作詞/57スレ391 うんこはおkだろ、普通w うんこはおkだろ、普通w ティン子もてぃくびもおkなんだから うんこはおkだろ、普通w じゃあおっぱいおkだろ、普通w じゃあおっぱいおkだろ、普通w スカトロ下ネタおkなんだから おっぱいおkだろ、普通w あーなんだろうこの気持ち あー俺はなんでもありなのかー あーお前ら全員変態だ
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一体どこで入手出来るのだろうか・・・ -- (名無しさん) 2012-05-26 13 44 50 偽商店でって話も聞いたんだけどまだ手に入れてない… -- (名無しさん) 2012-06-10 23 51 35
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前 それは、扉越しにまで響き渡る嬌声だった。 「すっきりー! ……ふふ、ありすがすっきりいちばんのりね!」 「すっきりー! にばんやりはありすよ!」 「すっきりー! ありすが真のなんばーすりーよ!」 「すっきりー! よばんのありすは、ばっくすたんどにぶちこんでやったわ!」 最初の一声に続く、十数回にもわたったすっきりの声。 壁越しに伝わってくるありすの晴れやかな声色。 青年はこの扉の向こうで、今年も肉林パーティが開幕したことを確認する。 「すっきり、じだくながっだあああああ……」 最後に、魂をへし折られたようなまりさの声。 それら全てを聞き終えた青年は、扉に背を預けたまま頭をかいてため息。 扉の向こうを確認しようと手をのばすが、ためらわれるのか再び手を頭に戻す。 もう一度手を伸ばそうとしたとき、その背中に低い男の声がかけられた。 「おつかれさん。どうだ、様子は」 振り向くと、そこにはまりさを連れてきた御者の男。 「あ、主任。今、一回目は終わったところです」 応える青年の背筋はまっすぐにのびている。まりさにとって温和な御者の男も、青年にとっては厳格な上司だった。まりさに向けて微笑みを向けた初老の顔も今は表情が乏しく、真剣な眼差しで青年を射抜いている。 「そうか。じゃあ、すぐに二回目が始まる思うが、お前さんは今回が初めてだろう。今のうちにこいつをもう一度頭に叩き込んでおけ」 「あ、はい」 押し付けるように渡された書類を受け取る青年。 その「ゆっくりありすすっきり計画 マニュアル」とタイトル書きのされた表紙をめくると、上司の名前で記された序文が目についた。 『序文。 加工所におけるゆっくりの安定的供給の要はゆっくりありすである。ありすの管理を担当するわが部署は、加工所全体の生産調整に 寄与する大変に重要な役目を負う。 だが、本来は知性的で強固な理性を持つありす種。ストレス要因とした一時の激情で性欲を爆発させることがあるものの、その後は 自己嫌悪に打ちのめされ、以後は生殖を厭うありす種すら珍しくはない。 統計的に見れば、その性欲をもてあまして周囲に害をもたらすありす種はごく稀であり、通常は理性で制御して家庭を持ち、群れでは 無謀なゆっくりたちの中で慎重な立ち回りを促す性質を持つ。 それらの交尾の強制に耐えられない繊細なありすの心理が長年安定生産のネックといえよう。 その解決のため、我々は多大な労力を費やし、ついに万年発情ありすの生産に成功する。過酷な環境で、何度も何度も生殖するだけの 存在であると教え込み、それを阻害するありすの自尊心を長期のストレスと強制発情を繰り返すことで粉砕。ついに生殖行為以外の 思考能力を奪うことに成功した。 それが加工所で管理しているアリス種である。 しかし、本質をかけ離れた生活とどれだけ交尾を重ねても満たしきれない性欲から、ありすたちのストレスは激増する。一瞬だけ理性を 取り戻して自殺するもの、同種ですら襲うもの、性欲が殺意に変わるもの……その果てには相手を食しながらでなければすっきりできない等、 異常な例が多発。それらの管理上の不安要素の解決策が、我々の近年の課題だった。求められたのは、発情状態のありすが獣欲を 爆発させることなく、生殖使用の日までおとなしく発情状態を保つための方法。 単純に性欲を全て生産に転化すればいいという話ではない。何しろ、ありすの性欲を完全に満たそうとすれば生産計画を大きく上回る 生産量となってしまう。そのため、ストレス解消用に生産ラインから性奴隷ゆっくりを供給したこともあった。が、繁殖ゆっくりでは いつもの仕事と代わり映えがしないためにありすの嗜好に合致せず、結局は会社の資産がただ消費されるだけとなった。 そこで、私たちは加工所の慈善事業(野生のゆっくりを保護して集落に住まわせ、ゆっくり資源を大切にするPR)を活用して、 ある計画の実施を起案。 事業権限を有する所長の決裁を受け、無事実施の運びとなった。 計画の概要は以下の箇条書きのとおり。 1.それぞれの集落から魅力的なゆっくりを集め、ありす種の慰めとする。 2・ゆっくりにとっての魅力の要件には、体型や目鼻立ちも含まれるが、何より「ゆっくりと暮らしている」その状態が必須である。 3.だが、あらかじめ自分がどうなるか知ってしまえば、ゆっくりできるはずもなく、その魅力が損なわれて凡庸なゆっくりと化してしまう。 4.よって、目的を秘匿したまま、同時にゆっくりを「よりゆっくりしよう(魅力的になろう)」と努力させる動機が必要である。 4の要件を満たすため、我々が群れに流した噂は二つ。資産家の間で話題の「ゆっくり歌劇団」が各集落へ新人募集をするという情報。 さらにはその定員は毎年一名、もっとも群れで器量のいいゆっくりに限るという条件をつける。 実際に歌劇団は「品評会」上位のゆっくりに限って毎年加入させているため、話の信憑性を信じ込ませることは容易だろう。 それらのゆっくりの、ありすに対する有効性については、実験において確認ずみ。 似たり寄ったりの養殖ゆっくりに飽きていたありすたちは、必ず夢中となる。 後は数日間の交尾に耐えられるよう、ゆっくり用の避妊薬を食料に配合して投与を行う。 以上の計画の直接的な成果はありすのストレス発散だが、長期的な暴発の予防にこそ、この計画の真の意義がある。今後も魅力的な ゆっくりが提供されるかもと、期待感が日々のストレスを軽減させるのだ。 このように、計画の基本構想は「極上のゆっくり」というインパクトのあるゆっくりを使うことで、数匹の犠牲で大きな効果を 上げることである。加工所の資産を損ねず、同時に最小の犠牲での問題解決を意図している。 ありすの暴発のたびに逐次ゆっくりを多数投入することに比べ、集落ごとに年一匹の犠牲で済むことから人道的な手段といえよう。 最後に、計画実行中のゆっくりの取り扱いについては注意点が一つ。 前述の避妊処理を施した個体だが、ゆっくりの体は脆弱であるため、衰弱死、事故死は避けられない。だが、ありすたちが一通り 満足できるまでの期間、提供ゆっくりには生き長らえてもらう必要がある以上、担当職員にはきめ細かいケアが求められる。職員各位の 鋭意努力を期待したい。 なお、十日間生き延びた個体(※)は、ありすのマンネリを防ぐためにも計画から外すことが望ましい。 ※ これまでの提供ゆっくりの最長生存日数は五日間』 「んほおおおおおおおおおおおおお!!!」 青年がマニュアルを読んでいるうちに2回目が始まったらしい。 お菓子に偽装した避妊薬を飲まされたまりさは、簡単に死ぬこともできずに散々になぶりものにされ続けるだろう。 一時間ほど前まで、輝かしい未来に向かって一直線に進んでいたはずなのに。 「だめえええええ、しんじゃうのほおおおおおお!」 「うふふううううう! じぬほどいいのねえええええ!」 嬌声が響き渡る中、ようやくマニュアルを読み終えて、青年には嘆息がもれてしまう。 不注意だったのは、それが上司の目前だったこと。 「どうした? やはり、入りたてでこの仕事はつらいか?」 「いえ、何でもありません。すいません」 聞きとがめての言葉に、慌てて釈明する青年。 だが、その素振りで初老の男の眼差しにかすかな影が差した。 それでも、部下に任せて経験を積ませる重要性は理解しているだけに、上司も何気ない風を装う。 「じゃあ、三時間ぐらいしたらこの扉を開けてまりさを寝床まで運んでくれ」 「はい、わかりました」 「ああ、それと。もしまりさがこのことを何か訪ねてきたら、マニュアルの最後のページの対応例を参考にしなさい」 ついつい老婆心を働かせながら忠告する上司に、頷いてみせる青年。 だが、その目線はほとんどまりさの悲鳴すら聞こえてこなくなった部屋へと向けられている。 再び誘われるため息。 自分はこんなことをするためにここに勤めているのだろうか。 誰も答えの出せない疑問を心の中で繰り返しつつ、長い三時間の待ち時間を潰していた。 きっかり三時間後。 日は山々の向こうに沈んだばかりで、薄闇が色を濃くしつつある時刻。 青年がまりさの逃亡を警戒しながらそっと扉を開けると、青年は自分の警戒が無意味であることを悟った。 つやつやとした笑顔のありすたち。その中心で、まりさはひしゃげた体で横たわっていた。 黒かったまりさ帽子は、ありすのカスタードでほとんど真っ白。ぜいぜいいと息がもれるたびに、たらりとまりさの口の端から白いものが流れていく。 悶絶して目を見開いたまま気を失いかけているまりさ。 しかし、気を失おうとするたびに、愛撫のように体をこすりつけるありすたちに揺り起こされていた。 「寝ないでええ、まりさああああ! ねえ、ありすをあいじでる、ありすはさいこうだっていってえええ! ぴろーとーくもちゃんとするのが、とかいはよおおおおおお!」 意思を失った瞳で虚空を眺め続けるまりさ。 「今日はもう時間だ」 青年が嫌悪感をこらえてありすを引き離すと、名残惜しそうにねっとりとした粘液がまりさとありすの間に橋をかけた。 まりさは体力の消耗と、自らに降りかかったことのショックでただ丸まっているだけ。本当に饅頭のようだった。 もちろん、自分で寝床まで歩かせることなどできるはずもない。 青年は、まるで犬の死体を運ぶように猫車にのせ、別室のまりさの寝室まで運んでやる。 まりさがようやくたどりついた、自らにあてがわれたの空間。そこは、中央にマットを置いただけの狭い部屋だった。窓には鉄格子。 顔を覗かせたばかりのお月様も、格子模様に抜き取られてまりさの目にうつる。 群れで見たまん丸とは違う、いびつなお月様。だが、そんな月を見てもまりさの心には何も響かない。 「どうじで、どうじで、どうじで、どうじでえ……」 まりさはうわ言を繰り返すだけの置物だった。 体中についた白いものを青年がふき取る間も、その手の動きに任せたまま力なくへたっていた。 体の汚れがあらかたふき取られ、部屋のマットに置かれるまりさ。弾力を失って広がる体。 「いだいいい、ぎもぢわるいいい……」 青年がその片腹の桶で手ぬぐいを洗っていると、ようやく少しだけ我を取り戻したのか、まりさは意思のある言葉を呟きはじめる。 「体中が、死んじゃいそうなほど、いたかったよ……」 「大丈夫。寝ていれば明日までによくなるさ」 手ぬぐいを桶に放り込みながらの青年の答えもまりさには何の慰めにもならない。 まりさの心は、わずか三時間でくたくたに憔悴しきっていた。 すっきりさせられ続けた体と、蹂躙され尽くした体。 ぶるぶると恐怖の名残がまりさの芯を震わせている。 「まりさは、やめでって、なんどもなんどもいっだのにいいい! いだぐでっ! ごわがっだあああっ!」 記憶に刻み込まされた、体中をこねくりまわすありすの汁気が滴る体の感触。何度も悪寒となって蘇り、まりさは叫ばずにはいられなかった。叫びながら震えていた。 欲望のままに、押しつぶすように、叩きつけるように、粘液まみれの体がまりさの上を何度も這い回る。 息もつけない苦痛と恥辱。その間、ずっとまりさを見つめていた瞳孔の縮んだありすたちの見開いた瞳。 自分のいた群れの優しく親切なありすとはまったくかけ離れた姿だった。 「あんなの、ありすじゃないよ。ありずの中身が誰かに食べられちゃって、代わりにバケモノが中に入っちゃったんだよね? だっで、ありずは……あんなバケモノじゃないよおお! 本当のありずにもどじでえええええ!!!」 青年は何もいえなかった。 ありす種の本質は、本能を押さえ込める気位の高さ。本能は理性ある生き物にとっては本質ではない。旺盛な性欲を上回る理性こそがありすの本分。 そんなありすの心を徹底的に追い詰め、蹂躙し、打ち砕き、群れを維持するための生殖本能だけを肥大した存在にしたのは、彼ら自身だ。 「なんで、ありすも、おにーさんもゆっぐりじでないのおおおおおおっ!!!」 まりさの絶叫に応じるには、青年の持つ言葉と人生経験はあまりに貧相だった。 青年は上司から言われたとおり、マニュアル本から「ゆっくりのストレスを軽減させ、長持ちさせる用例」のページを思い出していた。 「でも、歌劇団に入るには必要な試練なんだよ。歌劇団のみんなも、一度は体験しているんだ」 「……みんな、しているの?」 「ああ、そうだ。舞台に立つ子は、必ずしている」 悲嘆にくれたまりさの目が、考え込むような遠くを眺めている。 やがて、ぷるぷると首をふった。 「そう……なんだ。でも、まりさはもう一日だって耐えられないよぉ」 うわごとのような口調で呟く。 今、その心をどれだけの不安と苦痛が押しつぶそうとしているのだろう。 青年はいまさらながら、余計なことを気にしたと悔いが芽生え始める。 何か声をかけなければと、慰めの言葉を思いつくまま口にしていた。 「でも、今日乗り切ったじゃないか」 だから明日も大丈夫と言葉を続けようとした。 だが、弾けるように顔を上げたまりさによって妨げられる。 「ゆ! じゃあ今日でおしまいなんだね!」 それはあまりにも浅はかな早とちり。 これからも死ぬまで続くと訂正をしなければならない青年。伝えようと、口を開くことまではした。 それなのに、悪夢から覚めたようなまりさの表情を見て、何もいえなくなった。安堵に緩んだ表情は、片栗のしとやかな花弁のよう。 「明日からのお歌やお芝居の練習が楽しみだよ」 目の前に自分でぶらさげてしまった希望に、必死に食いつこうとしているまりさ。 力いっぱい飛び跳ねたところで、最初から餌などなかったと知るだけなのに。 「まりさ、たくさんお歌を知っているんだよ……」 音階らしきものがまりさの口からこぼれるのを、青年はいたたまれない気持ちで聞いていた。 無言で、しばらくまりさの歌声に耳を傾け続ける。 「今日は早く眠ったほうがいい」 散々に迷った挙句、歌声が途切れたところで表情を隠して声をかける青年。 しかし、青年の言葉が届くよりも早く、まりさはほっとした心地のまま静かに寝息を立て始めていた。とうに身も心も限界を迎えていたのだ。 寝息が熟睡の深さとなるまで、身動きもせずにまりさを見下ろしていた青年。 が、やがて逃げるように、その場を後にしていた。 起き掛けのまりさのまぶたに、まばゆい朝の光。 寝ぼけ眼で二日目を迎えたまりさ。 うっすら開いた視界は、いつもよりずいぶんと高い。 「ゆー、おそらとんでるみたいー」 眠たげに呟くまりさ。 だが、意識が鮮明になるにつれて、廊下に投げかけられる影の形で自分が人間に抱えられていることに気がついた。 見上げた先には、青年の考え込むような仏頂面。 「……おはよう、おにーさん」 控えめに声をかける。 「ああ、おはよう」 青年は足を止めると、まりさを見下ろして静かに朝の挨拶を交わす。 そのまま、じっとまりさを見下ろす青年。 なんだろうとまりさが疑問を口にするよりも早く、青年はため息だけを残して視線を外した。 無言で再び歩き出す青年と、その腕の中のまりさ。 元はおしゃべりなまりさだが、まりさも一言も話さない。音は廊下に反響する靴音だけだった。 まりさは緊張していた。 青年の連れて行く先が、あの昨日の悪夢の舞台ではないかと。 だから、その部屋へ通じる廊下を素通りして、階段をおりていく時、まりさは心底ほっとしていた。 よかった。おにーさんは約束を守ってくれたんだ。 「おにーさん、今日はどこにいくの?」 たずねるまりさの声も、少しだけ明るさを取り戻しつつある。 「中庭だよ」 足元をみながら階段を下りていく青年の言葉に、まりさの顔がほころぶ。 自分の体を、冷たくて硬い床じゃない柔らかな土の上に置ける喜び。目に浮かぶのは、お花さんや、ちょうちょさん、おひさまさん。ゆっくりできる空間で、お楽しみのお歌とお芝居のお稽古。 「おにーさん、まりさがんばるね!」 「え!? あ、そうか。そうだね、がんばって」 まりさの言葉に目を見開く青年。だが、苦しそうに目をつぶって、まりさを応援してくれた。 「うん、がんばるよ! ゆふふー。まりさのおうたの上手さに、おにーさんびっくりするよ! まりさのおうたは、れいむも褒めてくれたんだから!」 得意そう笑っていたまりさ。 だが、まりさの笑い顔は視界にあるものを映して凍りつく。 「ゆぎいいいっ!?」 短い悲鳴。 そこは、中庭に面した廊下。その等間隔にならぶ中庭の窓と、金属の枠に全面ガラスをはめた扉越しに、鈴なりにびっしりとはりつくありすたちの姿があった。 「まりさあああ、まりさあああああ、まりさああああああああ!」 「なにもじないがら、ゆっぐりあぞびましょおおおおおおおおお!!!」 すでに相当に息が荒い。 窓がありすたちの吐息で白くかすみがかり、べろりとありすの舌が窓をぬぐうと、その向こうに爛々と輝くありすたちの目がひしめきあっている。 一目見ただけで、昨日より数が若干多い。見える範囲で十四匹はいるだろう。 昨日の部屋に入りきらなくなったがゆえの、中庭への移動だった。 「お、おにーさん、ちがうよね? あそこは、なかにわじゃないよねええええ!?」 すがるようなまりさの言葉に、青年は反応しない。 扉の方角へ向けてただ歩いていくのみ。暴れ始めるまりさの体をぎゅっと押さえ込んだままに。 「も゛う゛っ、あんなごど、もうじなぐでもいいのに、なんでえええええ!?」 まりさの脳裏に、昨日のおぞましい感触が蘇ってわめき散らす。 が、青年の拘束は小揺るぎもしない。 「ありすのしろいのっ、もういやだああああ! もうみだぐないいいい! ざわりだぐないいいいい!!!」 「これも劇団に入るための試練だから、がんばれ」 焼け石に水とはこの言葉だな自嘲しながら、ぎこちない激励を送る青年。 だが、あのありすの群れに責め立てられれば、例えにんしんしなくても無茶をされて殺されかねない。 命と劇団。天秤にかけるまでもなかった。 「劇団はもういいよおおお! おうぢがえだいいい! いぎで、おうぢがえるのおおお! れいむにあわぜでえええ!!」 ついに言ってしまったと、まりさの心にわきあがる罪悪感。 群れのみんなの期待も、群れのみんなが得られるはずだった冬越しの食料も場所も、この言葉で失ってしまった。 でも、その代わり生きて帰れる。れいむたちにもう一度会える。 そうしたら、もう歌劇団のことは諦めさせて、二人で群れから外にでよう。 それだけで、十分しあわせなんだから。 「それは、だめだ」 「どぼじでえええええええええっ!?」 まりさの身もさけんばかりの絶叫。 あまりに素直なまりさの心は、これはあくまでも歌劇団の選考か何かだと思い込んでいた。だから、信じていた。降りればそれで終わりだと。 ありすの犠牲の羊とするためだけに呼ばれたことに、まるで気がついていなかった。 「今日は昨日より少し多いけど、まりさなら大丈夫だ。4時間がんばれば必ず助けにいく」 「いやだあああああああああああ! 4時間も、ゆっぐりしちゃ、だめええええええ!!!」 まりさの絶叫を無視して中庭への扉を開く青年。 未だ絶叫のほとばしるまりさの頭をわしづかみし、アリスのこもる中庭へと放り込んだ。 すぐさま殺到するありすたち。 ありすたちの頭の上に担ぎ上げられ、その上をころころと中庭中央へ転がされていく。 「みんな、ゆっぐりじでよおおおほおおおおおお!!!」 窓越しにビリビリと伝わるまりさの叫びをBGMに、一斉に前後左右、上から下から愛を押し付けてくるありすたち。 蟻の巣の手前に飴玉を放り投げたらああなるのだろうか。 まりさを核に一つの玉となった集団を見ながら、青年はどうでもいいことを考えて気持ちを落ち着かせている。 が、一人になってしまうとどうしても考えてしまうことがあった。どうして自分は昨日、あんな誤解を解こうとしなかったのだろう、と。 余計、打ちのめされるだけとわかっていたはずなのに。 座り込んで、自分の行き当たりばったりな言動を悔やんでいる。 その場限りの優しさがどれだけゆっくりまりさを弄んだか、人語と感情を有するゆっくりだけに、青年の心へも少なからぬ負担をかけていた。 誰かに話して、助けてほしい。 青年がふと、そんなことを思ったときだった。 「そっちは始まったか?」 青年を我に返したのは、上司の初老の男。 御者の頃のしゃれた服装は今日はもうしていない。着古された作業服で、胸には加工所主任の札が揺れている。 「はい、今はじまっています」 立ち上がって応答しようと腰を浮かした青年を、「いいから」と手で制してその隣に座り込んだ。 そうして、ちらりと青年の顔を除きこむ。 「悪いな。急に場所が変わって」 「いえ、一日目で死んだゆっくりがいたから、仕方ないですよ」 「ああ、まったく。自殺を許すなんて信じられん管理だ」 主任の声色が苦々しいそれに変わる。 昨日、一人の職員の担当する別のまりさが、夜に壁に何度も体をぶちあてて死亡した。目を離していた隙の出来事。 自殺前、担当する職員が正直にこの苦しみは死ぬまで続くこと、歌劇団が嘘であることを告げていたという。 「おかげで、あぶれたありすは他で分担することになった。今回は、早く終わりそうだね」 この加工所に連れてこれれたゆっくりは、一匹につき十数匹のありすが割り振られている。それが、一匹死ぬごとにありすがが分配されていく。 同時に、ゆっくりを犯すだけでは飽き足らず死亡させた性質の悪いありすが他の場所に入り込み、後半になるほど致死率が高い。 どうせ、後で苦しんで死ぬぐらいなら…… 「早く終わったほうが、いいかもしれませんね」 ありすの囲いから這い出して、よたよたと逃げ始めるまりさ。その白濁した足取りの痕跡を眺めながら、青年は呟いていた。 その汚れた足取りをかき消すのは、後を追いかけていく体力気力充実のありすたちの群れ。 弾む体の地鳴りの中から、「まりさはありすとふたりっきりになりたいのねええええ! いま、いぐわああああああん!!」という嬉しげな声がもれてくる。 「そうかね? 早く終わってしまうと、ありすのストレスが解消しきれないから私はごめんだな」 憮然とした主任の表情を見て、青年に思わず薄笑いがこぼれる。 ぎこちなく頷く青年。 「加工所のため、ですね」 「ん? お前、どうした?」 その表情にさした影に、主任の男が疑問を感じたそのときだった。 窓を振るわせる鈍い振動。 「おじさん!? ゆ、ゆっくりしないでたすけてねええええ!!!」 まりさが、ありすに追われながら必死にガラス張りの扉にはりついていた。 主任の男は、まりさの記憶の中ではまだ優しい御者の男。甘いお菓子をくれた親切な人のままだ。 「きっとおじさんがまりさをちがうところに連れてきちゃったんだよ! はやく本当の歌劇団につれていってね!」 「なるほど。実にゆっくりらしい、ポジティブな善意の解釈だね」 感心しきりの主任に比べ、青年の表情はこわばっていた。 なぜなら、土煙をまきあげるありすの一群が、まさにまりさへと飛びかかろうとする、その間際だったからだ。 「ま、まりさああああああ!! 人に見られながらするのがこのみなのねええええええ!?」 「まりさがそんなへんたいなんて、しらなかったわああああああ、すてきいいいいいいいい!!!」 「やめ……っ、げびっ!」 後ろから扉に押し当てられ、まりさの嘆願は押しつぶされた。 ゆっくりたちの体重の乗せられたガラス戸。しかし、ゆっくりの脱走に備えて格子状に細い針金を組んだガラスは割れる気配もなく、ただまっ平らにひしゃげたまりさたちの顔を写すだけ。 まりさの唇がぱくぱくと鯉のように開いて閉じる。 その苦悶の表情は、苦しい、気持ち悪い、たすけてくださいと声なき声が聞こえてくるようだ。 ありすたちの表情は対照的に悦楽の笑顔。 「おじさん! ありすのあいを受けて、しあわせなまりさをきちんと見てあげてね!」 ガラス腰にくぐもったありすの声が響くが、そんなまりさなどどこにもいなかった。 それでも、主任は楽しげなありすの様子に満足そうに頷く。 ガラスを何度も打ち鳴らす激しい交尾を始めても、表情一つ変えない。 「ふー、ちょっとだけすっきりしたわ! 次は向こうでお仕事している人たちに見せ付けてあげようね」 やがては、向かい側に引きづられていくまりさ。 「たずげでよおぉぉぉ……」 弱弱しい声もすぐに聞こえなくなり、姿も草むらの影へ消えた。 もう、こちらからはどうしようもない。ありすが何をしようと、4時間はありすの好きなようにさせるしかない。 ここで4時間後を待てるほど、新入りの青年はゆっくりしていない。この間に書類仕事を片付けなければと、腰を浮かしかける。 「ちょっと、いいかな?」 が、その背中に低い声がかけられた。上司の落ち着いた声。 言外にこめられた有無を言わせない響きに、青年は上げかけた腰を再び下ろしていた。 「君はさっき、『早く終わったほうがいい』といったね。どうしてだい?」 咽が鳴る。まりさの乱入で忘れてしまったと思っていた言葉を聞きとがめられて、青年は我知らず唾を飲み込んでいた。 青年は上司の興味深げな眼差しをいなす言葉を捜し始める。 「ええと、深く考えていませんでした。計画の目的からいえば、確かに早く終わってしまうと加工所のためになりませんね」 「深く考えていなかった、か。君は思慮深いタイプだと思っていたのだがね。勝手な想像で悪いが、早く終わればまりさたちが苦しまないでいいとか、思っていたんじゃないかい?」 「そ、そうですか?」 はははと、誤魔化そうとした愛想笑いは上司の眼光の前にあえなく凍りついていた。 上司が口の端だけをゆがめて笑う。 「わかるさ。誰もが通った道だ」 言いながら、ふと遠く見る上司に、青年は下手ないいわけを謹んで、その言葉を待つ。 「この仕事はな、ゆっくりが可愛いとか、憎いとか、そういう思いで続けるとつらくなる」 「え、憎んでいてもですか?」 「ああ、ゆっくりという生き物に特別な感情……餡子の材料以外の意味をつけると、この仕事は苦しくなるんだ。だから、新人は一年間、加工所の敷地から出さずにみっちりと慣れさせる。厳しいとは思うが、仕方が無いんだ」 青年は自分を振り返る。 養殖もののゆっくりなら何度か加工に参加した。みんな同じ環境、同じ反応、同じ最後。機械的に工程に従事することができた。 ただ、外部で様々な個体と触れ合った個性的なゆっくりともなると話は違う。あまりにも人間的すぎて、それでいて愚かで素直。機嫌がよければ愛らしくもある。青年は、すでにものとして見られなくなっていた。 「主任は、あらゆるゆっくりを材料として見ているのですね」 聞きながら、青年は無駄な問いかけをしていると自覚していた。 この、現在携わっている計画を立案実行しているのはこの男なのだから。 「ああ。それ以上でも以下でもない。扱いがデリケートなだけの材料」 予想通りに言い切った主任の言葉だったが、突然にその表情を和らげる。 「……という考えを持つようになったのは、私も最近のことでね。要するに、そのうち慣れるから今はまだ悩んでいなさい」 さりげない寛容さだった。 ふうと、ため息とともに青年の緊張が解けていく。 「さて、と」 そんな青年の様子をおかしそうに見届けて、ようやく立ち上がる主任。青年も慌てて後に続く。 「それじゃあ、私は他のところの様子を見に行くからね」 「あ、はい。おつかれさまです」 軽く会釈しようとする青年。 が、上司の話はそれで終わりではなかった。 もっとも重要なことを、まだ上司は話していなかった。 「最後に、一つだけいいかな」 静かだが毅然としたその口調に青年は息を飲む。 「私たちが責任を持ったり、正面から付き合わないといけないのはゆっくりではないよ。それを材料につくりあげる商品の質と安定。そして、それにお金を払うお客さんたちだ。忘れるなよ」 若い心に大きな釘を刺されて、ぎこちなく頷く青年を残し、主任の男は次の現場へと立ち去っていった。 続き
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このページはこちらに移転しました おティン子もてぃくびもおぱーいもおkでうんこがだめってこたねーさw 作詞/57スレ391 うんこはおkだろ、普通w うんこはおkだろ、普通w ティン子もてぃくびもおkなんだから うんこはおkだろ、普通w じゃあおっぱいおkだろ、普通w じゃあおっぱいおkだろ、普通w スカトロ下ネタおkなんだから おっぱいおkだろ、普通w あーなんだろうこの気持ち あー俺はなんでもありなのかー あーお前ら全員変態だ (このページは旧wikiから転載されました)
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対エディットチーム 虫ケラにしてはよく頑張ったね 対エディットチーム 全てか、しからずば無 対エディットチーム どんなに頑張っても所詮クズはクズでしかないんだよ 対レオナ専用 クスッ、力は制御できるって?やっぱり何もわかっちゃいないね