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和歌山のアドベンチャーワールドへ遊びに行きました。昔 シャチの豪快なショーを見た記憶があったので、ちょっと 楽しみにしてましたが、もう死んじゃってシャチいないん ですね。代わりにイルカのショーをやっていましたが、 巨大なスクリーンで映し出されて迫力満点でした。でも 残念。ここには動物園も併設されていて有名なパンダも 出迎えてくれます。まったく動きませんでしたけど。 ほとんど寝てましたね。キリンにも餌をあげることが出来 ますが、顔の近くに登ってあげるので顔が近い、舌長い 臭い。キリンは遠くから見た方が正解ですね。トラウマに なりそうです。広い園内を歩いて良い運動にもなりました。 ベルタプエラリア ブログ
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737 軽音部員♪ [sage] 私にはお姉ちゃんを好きでなかった記憶なんて、1秒もない。 記憶はないけど、きっとこの世界に生まれてすぐに好きになったんだと思う。 『いつか』お姉ちゃんが私の側からいなくなるんだろうって、 一番最初に気づいたのはある年の幼稚園の春休みが終わった日のこと。 休みの前までは一緒に通っていた幼稚園。 どこの教室にもお姉ちゃんの姿がないことを知って、その日の幼稚園は一日中泣いていた。 でも、家に帰ったらお姉ちゃんはいつものように笑っていて、 これからは「しょうがっこう」に通うんだと知らされた。 小さい私はあまり意味は良くわからなかったけど、お姉ちゃんが 「家に帰ってくれば会えるよ」って笑ってくれたからもう泣くのはよそうって思った。 次の日、私は幼稚園を抜け出して家に帰ったけど、そこにお姉ちゃんはいなくてまた思いっきり泣いた。 いつも『良い子』だった私が、幼稚園を抜け出すなんて先生もお母さん達も凄く驚いていたような気がする。 その日私は、「さよなら」までちゃんと幼稚園にいないと家にはお姉ちゃんはいないって知った。 最近、その『いつか』が足音を響かせて近づいてきているような気がする。 「あ、あっずにゃ~~ん♪」 「ちょっと、こんなところでやめてください!」 いつものお姉ちゃんと梓ちゃんのやり取り。 ・・・私って心が狭いのかもしれない。 微笑ましいなんて余裕を見せていたのも、ついこの間まで。 本当は、お姉ちゃんの妹として、梓ちゃんの親友として、 二人が仲良くしているのを素直に喜ぶべきなんだろうって思う。 最近では全然私に抱きついてくれなくて、梓ちゃんにばかり気を取られているお姉ちゃんを見ているだけで 心臓がぎゅ~ってなって、頭の奥が痺れるような感覚に陥る。 顔だけは何とかいつもの笑顔を取り繕っているけど、心臓まではコントロールできない。 「二人とも早く行かないと遅れるよ~」 幸せそうなお姉ちゃんの顔を見てから一呼吸おいて、いつも通りに振舞う。 * 授業中。 一応目の前のノートに、黒板の文字を書き写したり、重要そうなポイントをチェックしたりしているんだけど、 頭の中は授業の内容とは全然違うことを考えている。 こんな時考えているのは、大抵お姉ちゃんのこと。 近頃は同じことばかり。 梓ちゃんのことが好きなんだろうなって。 最近私にかまってくれないのは、きっとそのせいなんだろう。 …心がざわざわする。 それは、お姉ちゃんが悪いわけでも、梓ちゃんが悪いわけでもない。 誰にも気づかれないように、はぁと小さくため息をついて顔を上げると、 真剣にノートを取っている梓ちゃんの姿が、ふと目に入った。 梓ちゃんはどうなんだろう? お姉ちゃんのこと、好きなのかな? 最初はお姉ちゃんのスキンシップを、あまり快く思っていなかったみたいだけど 最近はあまり嫌がらなくなってきたよね。 ・・・梓ちゃんもお姉ちゃんのこと、まんざらでもないんじゃないかな。 もし、お姉ちゃんが梓ちゃんに告白したらどうなるんだろう? 成功、するよね。 そしたら私、もうお姉ちゃんにとって必要じゃなくなっちゃうのかな。 考えるだけでまた心臓がぎゅ~ってなって、眩暈がする。 でも、それなら私は失敗して欲しいのかな?って考えると、 それも違うんだと思う。 お姉ちゃんが失恋なんてしたら、凄く悲しんでいる姿なんて見たら 100%成功を望んでいなかった自分への自己嫌悪と、 幸せになれなかったお姉ちゃんの気持ちを想像しただけで心臓がはりさけそう。 結局私は自分でもどうしていいかわからずに、お姉ちゃんの気持ちを知りながら また今日も何もせずいつも通り笑ってる。 2010/10/07(木) 00 18 31 ID y2HnD9.A0 [2/8] 738 軽音部員♪ [sage] * 梓ちゃんから相談があるって持ちかけられたのは、昨日のこと。 今日の放課後、部活に行く前に話したいことがあるって。 なんとなくだけど、嫌な予感はしている。 「それで、話って何かな?」 他に誰もいない教室で二人。 教団の側に、梓ちゃんと二人だけ。 「うん、実は、唯先輩のことなんだけど・・・」 あぁ、やっぱり。 私のなんとなくって、結構当たる。 良い時もあるけど、嫌な予感の時は当たらないで欲しいっていつも思う。 「お姉ちゃんのこと?なにかな?」 予想は付いているけど、一応いつもの通りを装って聞いてみる。 …まだ私の顔はいつもの笑顔を保っているかな? 「…私、唯先輩のことが好きなんだ。先輩としてとか、そういうことじゃなく。 たった一人の大切な人として。」 「・・・。」 どくん。 『たった一人の大切な人』っていうフレーズに、私の心は強く反応した。 「それで、私、今日、部活が終わったあと、先輩に告白しようと思う」 「!」 どくん。 相談の内容が、お姉ちゃんのことが好きだってことなんじゃないかってなんとなく予想は付いていたけど、 さすがに今日告白するっていう話だとは思っていなかった。 どくんどくん。 「憂には、・・・憂にはどうしても告白する前にちゃんと言っておきたくて」 私を見つめる梓ちゃんの目は、誰よりも真剣で、とても澄んでいて、その力強さはまるでお姉ちゃんを見ているよう。 どくんどくんどくんどくん。 「・・・そぅ、・・・頑張って・・・ね」 搾り出したその言葉は、小さくかすれていて今の私みたい。 「・・・それだけ?」 「え・・・」 ~~♪ 「「!」」 その時、突然梓ちゃんのケータイがなって。 「あ、律先輩だ!ごめん、憂。もう行かなきゃ!ちゃんと話聞いてくれてありがとう!」 梓ちゃんは、ばたばたと荷物とギターを背負って教室を出て行く。 教室を出る時にすれ違った彼女の横顔が、少し寂しそうに見えたのは、 きっと今の私のフィルターを通してみたからなんだと思った。 * 「・・・帰ろう」 しばらく教室でぼーっとしていたけど、いつまでもそうしているわけにもいかないので 机に下げたままにしてあった鞄を手に取り、玄関へと向かった。 いつも帰り道。 いつものように歩いていたら、歩いているだけなのに勝手に心臓がバクバクしてきて、 鼓動とあっていない体の動きに不自然さを覚えて思いっきり走った。 このわけのわからない心臓のバクバクと走っている心臓のバクバクとが、 ごちゃ混ぜになってわからなくなるように。 「はぁ・・・はぁ・・・」 何も考えたくないのに、梓ちゃんとお姉ちゃんの姿が重なったり離れたりしながら どんなに追い出そうとしても溢れ出てくる。 気づいたら自分の部屋にいて、内側から部屋のドアを後ろ手で押さえるように立っていた。 いつ鍵を開けて、いつ靴を脱いだかなんて全然覚えていない。 2010/10/07(木) 00 20 44 ID y2HnD9.A0 [3/8] 739 軽音部員♪ [sage] 「はぁ~~~…」 乱れた息を整えるために、大きく深呼吸してからベットに腰掛ける。 しばらく放心状態で、梓ちゃんの言った言葉が何度も何度も頭の中を駆け巡る。 きっとお姉ちゃんは、梓ちゃんの告白を受け止めるだろう。 そして今日は幸せそうに帰ってきて、嬉しそうに、少しはにかみながら私に報告してくれる。 ・・・。 凄く良いことだよね、うん。 なんだ、何にも困ることなんてなかったんだ。 きっとお姉ちゃんは、恋人が出来ても私のことを妹として大切に思ってくれる。 お姉ちゃんはそういう優しい人だって、どうして今まで冷静に考えられなかったんだろう。 だんだん落ち着いてきて、冷静になって、まだ少しだけもやもやするけど。 でも、大丈夫。 私は大丈夫。 お姉ちゃんの妹で良かった。 恋人が出来てもまだ私はお姉ちゃんの側にいられる。 …。 でも。 その時に、ふと顔をあげたのがいけなかったんだと思う。 「っ!!」 目に入ってしまった小さい時の二人の写真。 手を繋いで、笑顔でこちらを見ている。 その笑顔の私がやけに悲しそうに見えて。 「おねえちゃん・・・」 一言つぶやくと。 「・・・おねえちゃ・・・ん、おねぇ・・・ちゃんっ・・・うぅ・・・」 私は、涙が止まらなくなった。 「・・・ひっ・・・うっ・・・おね・・・やっ・・・ぱり・・いやだ・・ひくっ・・・よぅ・・・」 頭がぐちゃぐちゃで、心がぐちゃぐちゃで泣いても泣いても止まらない涙。 「・・・おねえちゃん!おねえちゃん!」 誰もいないのを良いことに、思いっきり叫んで思いっきり泣いた。 * 一生止まらないんじゃないかって思ったくらいに、一通り泣いて、泣き疲れて 横になっていた私が最初につぶやいたのは。 「ご飯・・・作らなきゃ」 何も考えられないけど、とりあえずお腹をすかせて帰ってくるお姉ちゃんのために ご飯だけでも作らなくちゃって思った。 ベッドからむくりと起き上がって、鏡を見る。 我ながらひどい顔だなって思った。 顔を洗って、お姉ちゃんが帰ってくるまでにいつも通りにしなくちゃ。 トントントン。 いつもなら料理をしていると、集中してあまり他の事を考えないんだけど 今日は料理をしながらもたびたび手が止まる。 何度も涙が溢れそうになるけど、ご飯を食べて喜ぶお姉ちゃんを想像してなんとかこらえる。 「うい~!ただいま~!!」 いつもより少し遅い帰りの、いつも通りのお姉ちゃん。 「おかえり~、もうすぐご飯出来るから手洗ってきてね~」 ぐちゃぐちゃの心で、いつも通りに振舞う私。 お姉ちゃんはお腹空いちゃったよ~とか言いながら食卓につく。 用意した夕食を食卓に並べて、私もお姉ちゃんの向かいの席に着く。 いつお姉ちゃんの口から 『梓にゃんと付き合うことになった』 って言われるかとびくびくしながらも、早く言って欲しいとも思う。 「今日部活でりっちゃんがさ~・・・」 でも、いつまでたってもお姉ちゃんは核心には触れずに いつも通り部活での話を私に聞かせてくれる。 「それで・・・って、憂?どうしたの?」 声を掛けられて、自分が俯いてお姉ちゃんのお話に返事もしていなかったことに気が付く。 「あ、ごめんごめん・・・」 謝って、いつも通りの笑顔を見せようとしたけど。 2010/10/07(木) 00 22 48 ID y2HnD9.A0 [4/8] 740 軽音部員♪ [sage] 「……どうして?」 失敗した。 「え?」 「どうして何も言ってくれないの・・・?」 自分でも凄く理不尽だなって思いながらも、勝手に動き出した口はもう止まらない。 「う、憂?」 「今日梓ちゃんに何か言われなかった?」 「っ!」 今日あったことを、私が知っていることに驚いているのだろう。 お姉ちゃんは、普段から大きい瞳を目一杯開いて私を見る。 「お姉ちゃんが、幸せそうに報告してくれたら。妹としてちゃんと祝ってあげようって。 お姉ちゃんが幸せなら、私は諦めて、妹として側にいさせてもらおうって。」 「うい・・・。」 「私だってお姉ちゃんが好きだけど。梓ちゃんよりもずっと好きだけど。」 「え!!」 「お姉ちゃんが幸せならって。それなのに・・・どうして報告も・・・してくれない・・の? わたし・・・は・・・うぅ・・いも・・・ととしてもダメ・・・ひくっ・・・なのかな?」 さっきはもう全部流したんじゃないかと思ったけど、私の体からはまだ涙が出るみたい。 こんなこと、言える立場じゃないってわかってる。 お姉ちゃんに私に報告する義務なんてない。 「・・・うぅ・・・」 「う、うい・・・」 「っ!」 ふと、頭に暖かい感触が広がってお姉ちゃんに撫でられているんだってわかった。 自分の席からわざわざ私のそばにきて立ったまま、優しく撫でてくれる。 久しぶりに触れるお姉ちゃんの手はやっぱりあったかくて、 私の心は少しずつ落ち着く。 「お、お姉ちゃん、ごめんなさい・・・」 しばらく泣いた後、小さな声でぽつりとそうつぶやく。 「ん、落ち着いた?」 私はお姉ちゃんにあわせる顔がない。 今すぐにここから逃げ出したい気持ちで一杯だった。 「ほんとに変なこと言「憂、話があるんだ」」 お姉ちゃんは、再び謝ろうとした私の言葉にかぶせるように言う。 …ついに、直接言われるんだ。 さっきあんなに迷惑掛けちゃったし、もう覚悟を決めよう。 何を言われても、絶対に泣かない。 「…はい、どうぞ」 2010/10/07(木) 00 24 25 ID y2HnD9.A0 [5/8] 742 軽音部員♪ [sage] お姉ちゃんは、普段はあまり見せない真剣な表情のまま話し始める。 「今日、部活が終わった後、梓ちゃんに大事なお話があるって呼ばれて、 部活が終わった後に少し二人で話しました。」 普段は聞きなれないお姉ちゃんの『梓ちゃん』という呼び方に、真剣さが伝わってくるような気がした。 「それでお話っていうのは、・・・あんまりこういうことを言いふらすのもどうかなって思ったんだけど、 憂は知っているみたいだから言うね。」 少し言いよどんで下を向いてから、また私の目をまっすぐに見つめてくる。 私はまるで死刑宣告を待つかのよう。 「…梓ちゃんに告白されました。私の事好きだって、言ってくれて。」 「うん」 「でも、私は他に好きな人がいるからって断ったよ…」 「…え?」 予想していた答えと違う言葉に戸惑う。 え、好きな人? 梓ちゃんの他に、お姉ちゃんの好きな人? 私の知らない人? あまりのことに頭が付いていかない。 「あの、こんな時に言うなんてずるいかもしれないんだけどね。」 お姉ちゃんは情けないような顔でくしゃっと笑ってから。 「憂、私は憂が好きだよ。」 太陽みたいな笑顔になって。 「もちろん、妹としてだけじゃなく。 だから、さっきうやむやになっちゃったけど、憂が好きって言ってくれて凄く嬉しかった。 えっと、好きって言ってもらってから言うなんて情けないけど、ずっと私と、一緒にいてくれませんか?」 頬を染めて、そう言った。 え? 憂が好き? 誰が? 憂、憂って誰? あれ、私?? ズットイッショニって何だっけ? あれ? え? お姉ちゃんが私を好き!? 「ええぇ!!」 「うぅ、その反応、傷付くなぁ~」 あまりのことに、思わず自分でも驚くほどの大声を上げてしまう。 お姉ちゃんも私の声に驚いて、少しだけしゅんとする。 「あ、あんなに梓ちゃんに抱きついてたじゃない!」 「うぅ~、反省してるよぉ。だってあずにゃん猫みたいで可愛かったんだもん。」 「お姉ちゃん最近全然私に抱きついたりしてくれなかったじゃない!」 「そ、それは、なんとなく意識したら照れちゃって・・・」 「だって私達姉妹だよ!?」 その言葉にさっきまでは少しおちゃらけていたお姉ちゃんが、急に真剣な顔になって、 「・・・うん、でも好きなんだ」 って言ってくれて。 私の瞳のダムはまた決壊した。 「お、おねえちゃ~~ん!わた…ひくっ…しも…ぅ…」 もう何がなんだかわからないくらい嬉しくなって、お姉ちゃんに思いっきり抱きついた。 さっき絶対に泣かないって決めたはずなのに、泣いているし、今日の私はダメダメだ。 「うぉぅ!い、いたい!」 お姉ちゃんは、抱きつかれてよろけて隣のイスの背に肘をぶつけたみたい。 「ご、ごめ…ぇぐ…お、おねえちゃ~~~ん!!」 「も~、今日の憂は泣き虫だな~」 お姉ちゃんは、やっぱり痛いのか少し涙目だったけどいつも通りのほんわか笑顔でまた優しくなでてくれた。 2010/10/07(木) 00 26 05 ID y2HnD9.A0 [6/8] 743 軽音部員♪ [sage] 翌日。 …梓ちゃんになんて言おう? 頑張ってとか言っておきながら、ちゃっかり自分だけ幸せになりましたなんて言うのひどいよね。 …でも、ちゃんと言わなくちゃ。 親友だから。 どんなことを言われても仕方ない。 凄く自分勝手だけど、私はちゃんとこれからも友達でいたいから。 私が今出来る精一杯をしなくちゃ。 「あの・・・梓ちゃん・・・実は・・・」 放課後。 昨日と同じように教室に二人。 違うのは、今日は呼び出したのは私で、呼び出されたのは梓ちゃんってことだけ。 「・・・」 梓ちゃんは何も言わずに、ただまっすぐ私の目を見ている。 彼女には正直に隠さずに伝えなくちゃ。 「ごめんなさい。実は、私もお姉ちゃんのことが好きで。 それで、昨日お姉ちゃんに私の気持ちを伝えました。」 精一杯の勇気を出して、ぎゅっと目をつぶって言う。 少しの沈黙の後、梓ちゃんは。 「…おめでとう、良かったね憂」 何て言われようと仕方ないと思っていたのに いつものように私に笑いかけてくれた。 「え・・・怒らないの?」 「私、知ってたよ。憂が唯先輩のこと好きなの。あと、唯先輩が憂のこと好きなのも」 「え・・・?」 「知ってたから昨日憂に話したんだ。親友だから。憂に隠れて告白なんて出来ないから」 「・・・っ!ご、ごめんなさい!私!」 梓ちゃんの言葉に自分の行動が恥ずかしくなる。 「良いの。憂は私が先に唯先輩のこと好きだって言ったから言い出せなくなっちゃったんだよね」 「ちがっ!違うの!私はただ卑怯で!言えなくて、お姉ちゃんに気持ちを伝えたのだって!」 「良いから、憂。大丈夫。憂の気持ち、なんとなくわかるよ。親友だもん」 「ごめ・・・っん、ごめんなさい梓ちゃん」 「良いから、大丈夫」 結局、梓ちゃんは泣きじゃくった私をずっと慰めてくれた。 私よりももっと泣きたいのは、梓ちゃんのほうだったのに。 それでも、ずっと大丈夫だよって笑って言い続けてくれた。 私が泣き止むと、憂のことだから心配ないと思うけど唯先輩のこと大切にしてねって 一言言ってから帰っていった。 ごめんなさい梓ちゃん。 そしてありがとう。 私、お姉ちゃんのこと精一杯大切にします。 おわり 2010/10/07(木) 00 27 53 ID y2HnD9.A0 [7/8] 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る そんでもって、純がさりげなく慰め るんだろうなぁ -- (名無しさん) 2011-03-16 15 08 27 二人が梓の思いを裏切らないことを祈ります・・・。 -- (名無しさん) 2010-11-29 21 02 26 この梓は全てのけいおんss中、最もな男前である ○← × -- (名無しさん) 2010-11-03 22 00 37 梓がイケメンすぎる。 -- (名無しさん) 2010-10-07 21 36 56
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福島第1原発事故 市町村別、甲状腺検査結果を開示 国会事故調報告 4.4.2 防護策として機能しなかった安定ヨウ素剤 http //warp.da.ndl.go.jp/info ndljp/pid/3856371/naiic.go.jp/blog/reports/main-report/reserved/4th-3/#toc-4-4-2 4.4 放射線による健康被害の現状と今後 4.4.1 放射線の健康影響 国会事故調報告 4.4.2 防護策として機能しなかった安定ヨウ素剤1)ヨウ素剤と小児甲状腺がん 2) ヨウ素剤服用指示における国と県のすれ違いa. 届かなかった服用指示 b. 指示を出さなかった県知事 c. 服用を指示した市町村 d. 配布のみ実施したいわき市と楢葉町図4.4.2-1 ヨウ素剤の服用・配布した市町村の状況 e. 配布・服用を実施しなかった30km圏内の市町村 3)医療関係者の立ち会いと今後の課題 4)責任の所在と対応策 放射性ヨウ素は身体に取り込まれると甲状腺に集積し、甲状腺がんを発生させる可能性があるが、放射性ヨウ素の甲状腺への集積を防ぐために安定ヨウ素剤(以下「ヨウ素剤」という)を服用することが効果的であると考えられている。安全委員会から出されている「原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について」[179](以下「ヨウ素剤服用の考え方」という)は、原子力災害時のヨウ素剤の予防服用についての一般的な考え方を定めている。県地域防災計画によると、ヨウ素剤配布・服用については、原災本部の指示又は県知事の判断に基づき、県災対本部が住民等に対し指示することとなっている[180]。 しかし、本事故ではヨウ素剤の服用指示をめぐって、原災本部及び福島県知事はヨウ素剤の服用に適当だと考えられる時間内に服用指示を出さなかった。安全委員会のヨウ素剤投与に関する助言は曖昧で、福島県及び関係市町村に助言が届いているか否かは確認されなかった。このような状況下で、住民対応に追われた市町村は、ヨウ素剤を服用又は配布した自治体と、配布せず指示を待った自治体に分かれた。結果として、福島県内の市町村にはヨウ素剤の備蓄はあったが、その住民の多くは服用できなかった。 1)ヨウ素剤と小児甲状腺がん 昭和61(1986)年に起きたチェルノブイリ原発事故では、周辺3カ国において放射性ヨウ素の取り込みによる甲状腺の内部被ばくに起因すると考えられる小児甲状腺がんの急増が最も大きな問題となった。他方、同事故を受けて住民に対して予防的にヨウ素剤の服用指示を出したポーランドでは、小児甲状腺がんの発症は報告されていない[181]。 放射性ヨウ素は呼吸により気道、肺から、又は飲食物を通して血液中に移行する。血液に入ったヨウ素は24時間以内に甲状腺に集積するため、ヨウ素剤を服用して血中の安定ヨウ素の濃度を高めておくことにより、放射性ヨウ素が甲状腺に集積することを抑制することができる。 なお、ヨウ素剤服用の時期は重要であり、放射性ヨウ素が体内に取り込まれる24時間前から直後に服用すると、放射性ヨウ素の甲状腺への集積を90%以上抑えるが、24時間以降の服用になると阻止率は10%以下になる。なお、ヨウ素剤は他の放射性物質に対する効果はない[182]。 2) ヨウ素剤服用指示における国と県のすれ違い 福島県は、発災直後から、住民に対するヨウ素剤の配布及び服用指示を行うため、ヨウ素剤の配備を進めていた[183]。福島県が準備していたヨウ素剤の量は、原発周辺立地町及び福島第一原発から半径50km以遠の市町村の分も含んでおり、福島県は当初より県内の備蓄量の確認を行ったうえで、これらの住民の人数から不足している数の入手に動いていた。 安全委員会は13日、SPEEDIの情報がなく、緊急モニタリングのデータもなかったものの[184]、スクリーニング検査結果を基準にヨウ素剤を服用するよう助言を出した。 しかし、この助言は福島県や各市町村には伝わらなかった。また、県知事は決定権限がありながら、住民等及び各市町村に対して、ヨウ素剤の配布・服用指示はしなかった。 a. 届かなかった服用指示 安全委員会によると、原災本部事務局医療班と安全委員会は、12日深夜からスクリーニングレベルに関する打ち合わせを開始しており、スクリーニングレベル1万cpmの値を超えた人にはヨウ素剤投与という手順を確認していた[185]。 安全委員会は、13日10時すぎ、現地対策本部から県知事、大熊町長、双葉町長、富岡町長及び浪江町長に対するスクリーニングに関する指示(以下「指示」とする)に対する助言が求められた。安全委員会は、スクリーニングの実施にあたって「1万cpmを基準として除染及び安定ヨウ素剤の服用を実施すること」と手書きで加筆し、原災本部事務局医療班宛にファクス送信した。安全委員会へのヒアリングによると、その場に常駐していた安全委員会事務局員が原災本部事務局医療班員にこれを手交したというが[186]、現地対策本部には伝わらなかった。そのため現地対策本部は、安全委員会の助言が反映されていない指示を、県や該当市町村にそのまま発送した[187]。 助言が反映されていない指示は、同日安全委員会にも届いており、その時点で助言が適切に現地に届いていないことは把握されたはずであったが、安全委員会は確認や再度の助言は行わなかった[188]。 福島県では14日、除染のスクリーニング基準を1万3000cpmから10万cpmにあげて運用していた。安全委員会は、1万3000cpmの測定値が出た場合、そのすべての内部被ばくがヨウ素によるものとすると、「安定ヨウ素剤投与の基準値となる等価線量約100mSvに相当する[189]」ため、基準を緩和しないよう助言した。しかし、現地ではスクリーニング基準が「ヨウ素剤投与基準となる」という認識はなく[190]、この助言もヨウ素剤の服用にはつながらなかった。 安全委員会委員へのヒアリングによると「1万cpmで飲むように言ってあったのでヨウ素剤は服用されているものだと思っていた」と話している[191]。他方、保安院に対するヒアリングによればヨウ素剤投与に関する助言を受け取ったはずの原災本部事務局では、「そのような文書を授受した人を見付けられない」としている[192]。 安全委員会は、果たすべき役割について「助言を発出することであり、指示決定には関与しない」という[193]。対策に助言が反映されていなくても、情報伝達の確認や意見具申を行うという役目は負っていないとの認識である。 結局、原子力災害において最も重要と考えられたヨウ素による初期被ばく対策について、担当部局である原災本部事務局医療班及び安全委員会における認識の共有や指示伝達の確認はなかった。 b. 指示を出さなかった県知事 他方、県は国からの指示を待ち続けていた。県が最初にヨウ素剤の配布・服用指示を受け取ったと認識しているのは、避難区域(半径20km圏内)の残留者に対して避難時にヨウ素剤を投与するよう通達する16日付の文書[194]であったが、その存在に気づいたのは18日であった[195]。既にその時点では、20km圏内の住民の避難は完了しており、福島県はヨウ素剤の配布・服用指示を出していない。 県知事が国の指示を待たずとも独自の判断で服用指示を出すことは可能であった[196]にもかかわらず、福島県は、ヨウ素剤の配布・服用指示の発出に関する独自の判断権限については全く検討をしていない。 福島県は、独自判断によって住民らに対するヨウ素剤の配布・服用指示を出すために必要な基礎情報を持っていないわけではなかった。すなわち、震災当初、県内のモニタリングポスト24機のうち、原発周辺では1機のみが機能していた。また、福島県はSPEEDIの情報も受け取っており (県は後にSPEEDIのデータを消去している)、国や東電から受け取った原発の状況に関する情報も十分ではなかったが保有していた。県の緊急時環境放射線モニタリングで地域によって高い空間線量のあることも認識し、15日に原発からおよそ35~45kmの地点で採取した葉菜からは100万Bq/kg以上の高いヨウ素の検出を確認している[197]。福島県は、ヨウ素剤の配布・服用指示を行った市町村と比して、空間線量や原子炉の状況など、安定ヨウ素剤の服用を判断するための情報は手元にあったといえる。 しかし、福島県知事は、上記のとおり服用指示はしなかった。福島県知事は、第17回当委員会での意見聴取において、服用指示を出さなかった経緯について、「国に確認しながらやっていた」「県としては配布していません」と話している[198]。このような福島県の対応には、問題があったと評価せざるを得ない。 c. 服用を指示した市町村 上述したように、スクリーニングの値が1万cpmを超えた場合にヨウ素剤を服用するという指示は、宛先である福島県知事や原発立地町などには届いていない。国や県知事から指示がない中、ヨウ素剤を手元に備蓄していた各自治体の対応は分かれた。双葉町、富岡町、大熊町及び三春町の4町は、独自の判断で町民に対してヨウ素剤の配布・服用を行った。双葉町、富岡町及び三春町へのヒアリング[199]では、3町は「県の指示はなかったが、万が一、放射線の影響が大きい場合を考慮し、服用させるべきと判断した」という共通した認識で服用を指示した。 三春町は、医師やインターネットによって副作用の情報を把握したうえで、14日夜の会合で、15日に三春町に原発から東風が吹き放射性プルームが通るという情報をもとにヨウ素剤の服用を決めた。「副作用の懸念はあるものの、放射能の被害が高くなる可能性もあるので、安全側をとって服用させた」と同町担当者は話している。 大熊町は、三春町に避難した住民約340人に対し、現場判断で服用させた[200]という。また、服用させた4町は、服用の際に立ち合う医師をすべての避難所には配置できず、子どもへの服用については保健師や薬剤師が錠剤を砕いたうえで量を制限して飲ませた。 d. 配布のみ実施したいわき市と楢葉町 ヨウ素剤の配布のみを実施したのは、いわき市と同市に避難していた楢葉町だった。いわき市では16日午前から市長の宣言のもと、市の窓口や各支所、避難所などでヨウ素剤の配布が始まった。また、いわき市に避難した楢葉町も、いわき市がヨウ素剤を配布するという話を受けて前日15日に配布した。 服用の判断について、いわき市は、「市町村には空間線量や炉に関する情報がなく、服用のタイミングもわからない状況であり、飲ませるべきか否かの判断が難しかった」と話している。また、楢葉町は服用の判断について「飲むのは1回だけという規定の中で、原発がまた再度爆発するかも分からず、放射能の広がりがどこまで広がっているかも分からない中では判断が難しかった」と話している。 住民への配布を実施したいわき市も楢葉町も、服用についてはその時期を判断するための情報がなく、国や県からの指示を待つよりほかなかった。 図4.4.2-1 ヨウ素剤の服用・配布した市町村の状況 クリック拡大 e. 配布・服用を実施しなかった30km圏内の市町村 福島第一原発から半径10km圏内に位置し、唯一服用も住民への配布もしなかったのが浪江町だった。浪江町は12日に町の災対本部が多くの住民とともに町内の津島地区に避難した。その際にヨウ素剤を携帯し、避難所に配備をしたが、国や県からの指示がないため、住民への配布は見送った。浪江町は服用指示について「空間線量も分からない、通信手段もない中で、町として服用指示はできなかった。副作用などで万が一にも死につながったり、住民がパニックになったりしたら誰が責任を取るのか判断できなかった」と話しており、情報がない中で意思決定ができなかったといえる。 原発から半径20~30km圏に位置する南相馬市では12日、市の災対本部会議で小高区住民への配布を決定し準備を行っていた。しかし、避難区域の拡大や3号機の爆発などですでに市民の多くが自主避難を始めていた状況にあったため、配布が間に合わなかった。 多くの市町村では、国や県の指示がないことに加えて、そもそも線量情報や炉の情報がない状況で服用の判断をすることは難しかったといえる[201]。 3)医療関係者の立ち会いと今後の課題 ヨウ素剤の服用に関して、安全委員会はヨウ素剤の助言文書に「医師の管理のもとにのみ服用してください(14日)」「医療関係者の立ち会いのもと使用してください(15、16日)」など、医師又は医療関係者の立ち会いについて明記していた。その趣旨は「副作用に対応するため」[202]である。確かに、安全委員会は、「ヨウ素剤服用の考え方」においても、副作用等に備え医療関係者を周辺住民等が退避し集合した場所等に派遣することが望ましいとしている。しかし、厚労省によると[203]、緊急時のヨウ素剤の配布においては、医師の立ち会いがあることが望ましいものの、緊急時は必須ではないとしている。 この点、そもそもヨウ素剤の副作用の確率は非常に低いと考えられている。低い確率でヨウ素過敏症など特異なアレルギー体質の人に蕁麻疹などのアレルギー反応が出ることがある。ヨウ素剤を1050万人に投与したポーランドの例(1回投与)では、若年者において重篤な副作用の報告はなかった[204]。本事故でも、服用を指示した三春町で、住民から「吐き気がする」「ヨウ素のアレルギーがあるのに服用してしまった」「気分が悪くなった」などの声が上がったという報告はあるが、いずれの住民も軽症であったとされている。その他、ヨウ素剤の服用指示を行った市町村においても、住民に重篤な副作用が発生したという報告はない。 加えて、副作用についても、服用者に万が一重篤な副作用が発現した場合に、過剰投与ではないなど適正な使用目的に基づく適正な使用である場合には、医薬品副作用被害救済制度で補償されるという[205]。むしろ、原子力事故においては、以下の理由から医療関係者が要求される。すなわち、3歳以下の小児にヨウ素剤を服用させるためには、薬事法上の「劇薬」である粉末のヨウ素剤を使ってシロップを作ること、又は丸薬を砕いて適量を調剤することが必要となる。そのため、避難所においては、ヨウ素剤の配布・服用のために医療関係者、特に薬剤師がいることが望まれる。 4)責任の所在と対応策 県地域防災計画に定めるところによれば、住民等にヨウ素剤を配布・服用指示する権限があるのは、第一義的に福島県である。その要件として挙げられるのが、原災本部による指示又は県知事の判断である。このような知事の権限の不行使が、多くの市町村でヨウ素剤の配布・服用が行われなかった要因の一つとなっている。 この点、原災本部事務局医療班は、13日の安全委員会によるヨウ素剤の服用の助言を受けとっていたが、助言を反映したヨウ素剤の配布・服用指示を福島県に対して発出しなかった。他方、福島県は、国からのヨウ素剤の配布・服用指示を待ち続けた。 また、福島県知事の独自の判断に関しては、知事はその権限を行使することなく、国からの指示を待ち続けた。その結果、多くの市町村は、原災本部又は県知事のヨウ素剤の配布・服用指示を待ったため、ヨウ素剤を配備していたにもかかわらず、住民に対してヨウ素剤の服用指示をできなかった。 本事故後の各市町村の対応において、住民に対してヨウ素剤の服用・指示がなく、住民の初期被ばくの低減措置が取られなかった責任は、緊急時に情報伝達に失敗した原災本部事務局医療班と安全委員会、そして投与を判断する情報があったにもかかわらず服用指示を出さなかった県知事にある。 今後、本事故と同等又はそれ以上の規模の原子力災害が起こった場合、住民に対して空間線量や原子炉の状況に応じて適時にヨウ素剤の服用指示を行うことができるためには、運用上の介入レベルとしてのヨウ素剤の服用基準を定めたり、服用指示を速やかに住民に伝達するための市町村の対応策を整備する必要がある。特に甲状腺がんのリスクが高いとされる小児が適切にヨウ素剤を服用できるよう体制を整えなくてはならない。 4.4.3 内部被ばく対策と今後の健康管理 4.4.4 学校再開問題 4.4.5 原発作業員の被ばく 4.4.6 避難の長期化によるメンタルヘルスへの影響 福島第1原発事故 市町村別、甲状腺検査結果を開示
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899 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 08 51 49 ID ??? 誰もいない・・・自分が困ったちゃんな話をするなら今のうち 2年ほど前に入ってたサークルがあるんだけど、そこのサークルの代表は色々と悪評のある人だった 自分の基準で気に入らないメンバーを理由つけて追い出したり、自分のお気に入りのメンバーばかり優遇したり、 自分は休みや遅刻が多い割には、他のメンバーのちょっとしたミスを許さなかったり。 そんなわけで、サークルはあんまり人がいなくて、正直自分も周りに気軽にゲームできそうなサークルがあれば 入ってなかったと思う。 ただ、サークルにはボドゲとかはたくさん確保してあって、それを俺と同時期にはいったAさんとひたすらやってた。 代表たち上級生のやってたキャンペーンに交ぜてもらえなかったのもあるが、自分じゃなかなか買えないようなものがあって、楽しかったし まぁ、それですんでりゃある意味幸せだったんだけど、最終的に代表に厨返ししてしまった俺とAさんは間違いなく困ったちゃん。 狙ってやったわけじゃないけど、コンビ打ちで痛め付けてムギャオらせて皆に迷惑をかけてすいませんでした 900 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 08 55 19 ID ??? 899 自分が困という割に具体的に自分が何やったかには振れずに相手の悪評挙げるだけか。 「自分は悪くない」と言いたいだけにしか見えんのだが。 903 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 09 03 37 ID ??? 900 ボドゲだったんだけど、このスレの最初の方にあったみたいな、足引っ張りプレイみたいなことを散々やったよ・・・ 俺の携帯からだと、長く書くと書き込めなくなるんで、削ってしまった部分 上の方でもボドゲの困行為が書いてあったけど、意図的に相手を選んで妨害ってホントにやっちゃいかんよな・・・ 自分が友人にやられてみて、初めて気付いた なので厨返しした自分がやっぱり困ったちゃん 904 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 09 06 28 ID ??? 他人の厨行為は長々と書き込めるのに、自分の厨返しの部分は削るって一体w 905 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 09 09 27 ID ??? 確かにそうだな、書き方がずるかった気がする。 スレ汚しすまん スレ185
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「リオちゃんさぁ、どうすんの?」 「どうするって、何をだよ」 夕焼けに染まる屋上。アッシュとリオトが話をしている。 「そんなの決まってるじゃない? 妃乃彩萌ちゃんの話」 「……そんなの、言うまでもねぇだろ」 「あやややや、勿体無ねー。あんなに想ってくれてて、しかも美人さんで、スペックも申し分無いのに振っちゃうの? ユウイちゃんも悪く無いけどさぁ、あっちに乗り換えた方がお得ですよ」 「――……」 絶対零度の眼差しで、リオトがアッシュを睨みつけた。ともすれば、視線がそのままナイフになってアッシュを突き刺しそうな位の。しかしそんな風に睨みつけられても、むしろアッシュは楽しそうに、面白そうに、飄々と笑うばかりだった。 「ふひひひ。いいねぇ、いいねぇ。その炎を閉じ込めたような凍った眼差し。君のそうゆう目付きが僕は大好きだ。いいよいいよ、リオちゃん。君、最高に恰好良いぜ」 「うるせぇよ……じゃああれか。お前は自分を好いてくれる奴が出来たら、その時自分が好きな奴からそいつに乗り換えるのかよ」 「……おいおい、僕に対してそれは質問にならないよ。意中の相手は一択? 違うね、欲しいものは全部自分のものにしちゃえば丸く収まる」 「そんなうまく行くわけないだろ、フツー」 「普通、ね。確かに、普通だったら。でも、そこで〝普通だから無理〟って思考を閉ざすのが君達の限界だ。普通じゃ無理? だったら僕達は堂々と普通を脱ぎ捨てて異常になる」 得意げに語るアッシュの姿に、リオトは思わず舌打ちをする。 常識や倫理が限界を造る物ならば、容易にそれを捨てる。ホウオウグループにおいては当たり前の事であり、自分もそうであろうとリオトは思っている。 だが、アッシュやこの男を生み出した男の場合、それが度を超えている。 ウスワイヤ襲撃は言うに及ばず、ホウオウグループ内でも独断活動が多い。スタンドプレーが多いにも拘らず、未だに問題にならないのは、結果的にその行いがグループの利益として還元されているからだ。プラスマイナスのゼロ。本当に性質が悪い。クロウはさぞ、歯痒いに違いない。 「それにさぁ、リオちゃん。彼女は君と同類だろ?」 「!」 「君がイマイチ、ユウイちゃんに対して踏み込めないのはそれが原因だよね、臆病者の高嶺利央兎ちゃん。自分から彼女の側へ踏み込む事も、彼女を自分の側へ引き摺り込む事も出来ない――臆病者」 「……うるさい」 「その点、彩萌ちゃんは問題無い。何たって同類だ、何の気兼ねをする必要も無い」 「黙れ……」 「実際、リオちゃんだって分かってるんでしょ? 彼女の方が、自分と合うんだって――」 「――黙れって、言ってるだろうが!」 リオトが雄叫びをあげた。塞がりかけの傷口を突き破り、真紅の槍がアッシュ目掛けて襲い掛かる。しかしその攻撃は、アッシュが首を傾げただけでかわされた。 「おお、怖い怖い」 怖いと言いながらも、その顔は楽しげな笑みを描いている。本当にふざけた奴だと、リオトは思った。 「やめてよね。せっかく塞いだ傷口が開いちゃうじゃないか」 「……ふん」 本当に、嫌な奴だ。リオトは思った。 他人の心が読める癖に、それを理解する気が無い。理解するつもりが無い。こいつに感情があるのか怪しいと、リオトは思った。 「まぁ、僕には関係無いけどねぇ。君がどうしようが」 「ああそうだ。お前は関係無い――だから、次首突っ込んで来たら許さねぇ」 ギロリと、アッシュを睨みつける。ありったけの殺意を、敵意を、視線に込めて。常人ならその視線に当てられただけで、言い知れない恐怖や不安感を覚え、人によっては失神すらしそうなものだ。しかしそんな魔眼に晒されながら、やはりアッシュは、楽しげな/面白げな笑みを浮かべている。 「しないよ、邪魔なんて。後はお若い二人で、ってね」 「……ふん」 去っていくアッシュの背中を見つめながら、リオトは、アレを少しでも信頼していた自分が馬鹿馬鹿しい、と思った。 ――・――・―― 翌日。 学校に赴くリオト。その様子からは一切の気負いを感じない。既に覚悟は決めているからであろう。例え校内で妃乃彩萌と遭遇したとしても、絶対に取り乱したりはしない。そんな気迫が感じられる。まさに、「どこからでもかかってこい」と言う様子だ。 だが、そんなリオトの心意気とは裏腹に、彩萌が姿を見せる様子は無い。例え顔を合わせる事は無くても、擦れ違いや視界の端に姿を捉えそうなものだが、それどころかまるで、妃乃彩萌が始めから存在していないかのように、その気配が感じられない。 「リオちゃーん、彩萌ちゃん探しているのかい?」 昼休みに入り、それとなく校内を歩いていると、アッシュが待ち伏せしていた。ムッとするものの、リオトはそれを無視して通り過ぎようとする。 「くくくっ、そんな事したって、彼女を喜ばせるだけだぜ?」 彩萌を探している事を見透かして、アッシュが言う。そのニヤニヤ顔をはっ倒したいのを我慢して、リオトはその脇を通り過ぎていく。 「結局さぁ、リオちゃん。君、彩萌ちゃんをどうするつもり?」 ピタリ、とリオトは足を止めた。彼はアッシュの方を向かず、背中を向けたまま立っている。 「――――」 リオトの唇が動く。彼の答えを聞いて、アッシュの口元が更に弧を描いた。 「ふぅん……流石だね、リオちゃん。その一途さはもはや崇拝の領域にも近い……だけど、それだけに謎がある。君がそこまでユウイちゃんを想うのは一体何故なんだい?」 「……ハッ、自分で考えろ、ばーか」 後ろを振り返り、「誰がお前なんかに教えてやるものか」とリオトは舌を出す。それを見たアッシュは、堪えきれないようにくくくと笑い声を漏らした。 「確かに、確かに。大体僕が自分で言ったんだっけか。自分でも気付かない内に誰かに愛され、自分でも気付かない内に誰かに憎まれる。人間ってのは、そう言う生き物だったね」 触れ合うのではなく、擦れ違い。無数のニアミスを繰り返しながら、人間は歩いている。そして人が繋がるのは、意図的に互いが手を伸ばし合うから。 リオトと彩萌。この二人は今、擦れ違っている最中。いや、彩萌がリオトに向かって手を伸ばしているところ、か。その手を取るのか、振り払うのか。 「せいぜい、楽しませてくれよ。リオちゃん」 互いに背を向け合いながら、二人はその場から離れて行った。 ――・――・―― 彩萌の姿を見る事無く、放課後になった。 「……別に、異常は無いか」 下駄箱を開くが、そこに別段変わった物は無い。昨日のように手紙でも入っているものかと思ったが、そうではなかった。 一体彼女はどこへ行ったのだろうか。まさか、昨日の一件でリオトと顔を合わせづらくなり、姿を隠しているのか。 「いや、そんなキャラじゃないだろ……」 自室のベッドの中で布団にくるまっている彩萌を想像し、「それはない」と自分に突っ込む。そんな可愛らしい人物像ならまだリオトにも救いがあるのだが、アレはそんな生き物ではない。その在り方は愛した者を貪り食う、雌の蟷螂のそれだ。 取り敢えず、見つけないと話は始まらない。そう思って、彩萌を探し出す方法を考えながら門に差しかかった。 「――高嶺さん」 「ッ!?」 それは唐突に姿を現した。 リオトの行く手を遮るように、一人の女子生徒が立ち塞がる。 黒く、艶やかなセミロングの髪。ほんの少しでも力を入れたら折れてしまいそうな儚さ。 昨日と何ら変わりの無い様子で、まるでごく当たり前のように、さも自然であるように、妃乃彩萌はリオトの前に立っていた。 「こんにちは、高嶺さん」 「…………」 ふわりと、彩萌が微笑みかけてくる。対して、リオトはそれを撥ね付けるように睨み返す。だがそれも、彩萌には響いていないようだった。 身構えるリオトであるが、内心では焦りを覚えていた。ここでは人目につきすぎて、大っぴらに超能力を使う訳にはいかない。無論、窮地に陥れば使わざるえないが、そうなったらもはやいかせのごれ高校にはいられないだろう。それは彼の望むところではない。何よりユウイの傍から離れるなど、彼には耐えられない。 しかしどうやら、それは杞憂で済んだようだった。彼女もここでやり合うつもりは無いらしく、「付いて来て下さい」と歩き出す。 「……待ってよ、オレ用事あるんだけど」 これ幸いと思ったリオトだったが、あえてその誘いを断って見せた。この手の手合いは一度相手のペースに呑まれると主導権を握られてしまう、と言う事を、彼はアッシュから嫌と言うほど思い知らされてきた。この言葉は、それを避ける為のジャブみたいなものだった。 「……ついて来て、くれないんですか?」 「だから言ってるじゃん、オレ用事があるって」 「……私より優先しなきゃいけないほど、大事な事なんですか?」 「そりゃあ、もちろん――!?」 だが、相手の方が一枚上手だったようだ。リオトは彩萌が見せた物を見て、思わず目を見張った。 「お前……そんなもの、一体どこで……!?」 彩萌が持っていたのは、数枚の写真だった。どれもリオトが映っている。問題はそれがすべて、彼が超能力を用いて戦闘を行っているもの、だと言う事だ。中には、ジングウが起こした生物事件の時の写真まである。 「あぁ……恰好良いですね、高嶺さん……」 手にした写真の一枚を、彩萌は口に咥えた。写真の端を口に含みながら、上目使いでリオトを見る。その視線はまるで、「言わなくても分かりますよね?」と暗に言っているかのようだった。 「く……」 「ついて来て……くれますよね?」 彩萌が写真から口を離すと、唾液の糸が引いていた。その仕草を見て、リオトの背筋にぞくりと寒気が走る。まるでそれが蜘蛛の糸であるかのように、リオトの動きを縛る。巣に囚われた蝶のように、見えない糸に絡め取られ引き摺られるように、リオトは彼女についていくしかなかった。 やがて二人がやって来たのは、通りから外れた路地裏の奥だった。人気は無く、薄暗く湿っている。通りからかなり離れているので、多少騒いでも人が来る事はそう無い。 逆に言えば、自分が不利になった時、撤退が困難になる訳だが。 「高嶺さん……」 熱を帯びた声で、彩萌が呟く。リオトの方を振り返った彼女は、自分の右手の人差し指と中指を咥えており、左手で自分の下腹部を押さえていた。その瞳は陶酔と狂気に彩られており、また淫靡な雰囲気も醸し出していた。 「今日一日、私を探していたんですよね?」 「いや、別に……」 「うふふふ……隠さなくても、いいんですよ?」 ばさり、と彩萌が何かを投げた。数枚の写真が宙を舞う。やはりどれも一様にリオトが写っている。その中に、背を向け合うアッシュとの写真もあった。 「…………」 視線だけを動かし、地面に落ちた写真を見た後、今度は彩萌の方を見る。どうやらリオトが彩萌を探している様子を、相手方はずっと見ていたらしい。 「すごく……ああ凄く、嬉しかったです……」 熱に融けた眼差しで、彩萌はリオトを見つめている。そこが疼くのか、下腹部を押さえている手に力が入っており、唇から引き抜いた指先は唾液の糸を引いていた。 「私を、こんなにも想ってくれているなんて……」 「いや、オレが想っているのはお前じゃない」 彩萌の言葉を遮るように、その気配に呑まれまいとするように、リオトは言った。彼が言っている言葉の意味が分からないように、彩萌は首を傾げる。 「何を……」 「オレが好きなのはお前じゃない。オレはお前の気持ちを受け取れない」 「…………」 「だけど――こんなオレを好きになってくれて、ありがとう」 妃乃彩萌は狂っている。狂っているが、それでも一途にこんなにも自分の事を想ってくれている。それは正直な気持ちとして、リオトは嬉しいと思っていた。今まで色んな人間から好意を伝えられて来たが、そうした人達全員の想いを集めても、彼女一人の想いには勝てない。 本当に――こんな自分を、こんなにも想ってくれてありがとう。 だが、 「だったら、」 「それとこれとは別問題だ。オレは君を愛さない」 「――!!」 「オレが愛情を注ぐ相手は、もう決まっている」 はっきりと、決別の意味を込めて。リオトは彩萌を拒絶した。 「オレがこの手で抱き締めたいのはお前じゃない。榛名有衣、ただ一人だ」 瞬間、二つの鋼がぶつかり合った。 「ッ――!!」 疾い。あと少し彫刻刀を抜くのが遅れていたら、昨日の様に首を掻っ切られていただろう。リオトの眼前に、銀色の凶器/狂気が迫っている。 「何で――なんでなんでなんでなんでなんで!!!!」 彩萌の声は、涙で濡れていた。彼女の頬を伝う滴、しかしそれを見てもリオトはもう悲しいとは思わない。 そうだ。一体何で彼女に少しでも心が動いてしまったのだろう。浮気なんか許されない。確かに、高嶺利央兎と妃乃彩萌は同類だ。同類だから心が動いたのか。 (――思い違いも甚だしい!) 同類ならば、むしろ相手は恋敵。その一途さにおいて、自分は負ける訳にはいかない。 だって恋は、先に惚れた方が負けなのだから――!! 「こんなにも、こんなにも私の方が、あの娘よりも貴方を想っているのに――!!」 「そうかい! だけどな、俺がユウイを想う気持ちの方が、お前の気持ちよりもよっぽど強い――!!」 二つの刃が激突する。突き出される刃を、或いはかわし、或いは得物で受ける。 「彼女は、貴方の気持ちに全く気付いていないじゃないですか!」 「そんな鈍感なところも、俺は好きなんだよ!」 否、むしろ救われている、と言うべきか。きっと、気付かれていたら、今みたいな距離ではいられないし、今みたいな関係でいられない。心のどこかでリオトは、この距離感も悪く無いと、思っていたのだ。 「出来たら、もっと近くにいたいけどッ!!」 「きゃあっ!?」 片手の彫刻刀で鋏を受け、鋏を掴んでいる右手を空手で打つ。その一撃に負け、彩萌は得物を取り落とした。更に彼女はバランスを崩し、その場に倒れ込んだ。 「あ……」 彩萌の目の前には、突き出された彫刻刀の刃があった。それがリオトの最後通牒。徹底した、彩萌への拒絶だった。 「オレの気持ちは変わらない。俺が想うのはただ一人、だ」 「う……」 じわりと、彩萌の目元が潤んだ。彼女はそれを拭うと、ふらりと立ち上がる。ふらふらと、まるで糸の切れた人形のように、彼女はリオトから離れて路地から出て行った。 去っていく彩萌の後ろ姿を見て、リオトは心が痛んだ。こればかりは無関心ではいられない。歪んでいても彩萌の気持ちは本物であったし、その想いをリオトは真正面から投げ捨てたのだから。 「……おい」 しかし、すぐに表情を引き締め、リオトは頭上を見上げた。ビルによって切り取られた空。そこから自分を見下ろす出歯亀が一匹いた。 「やぁ、お見事お見事。キレイさっぱり振ってみせたね。今度、参考にさせてもらうよ」 「アッシュ……!」 口元に笑みを湛えながら、アッシュはこちらを覗き込んでいた。この様子ではおそらく、ずっと二人の動向を監視していたのだろう。その光景を想像し、リオトは怒りを覚えずにはいられなかった。 「降りて来い。んでもって、その顔を一発ぶん殴らせろ」 「何でさ。僕、横槍入れてないじゃない」 「とんでもない」とでも言うように、アッシュは両手を上げてみせる。そういう問題じゃないだろ、と思ったが、リオトは口にまではしなかった。 「……一つ聞かせろ。あの写真、妃乃さんに渡したのお前だろ」 「あの写真って、どの写真?」 「とぼけるなよ。オレが能力使ってる写真なんて、妃乃さんが持ってる訳無いだろ。ましてや生物兵器事件の写真なんざ、それこそ当事者が撮ってなきゃあ、な」 「……ご名答。『Good』、そして『Ecactly』、だ。まぁ、これ位気付いてくれなきゃ、僕は君の事を一段下に見なくちゃいけなくなるけど」 「ふざけんなよ……それじゃあアレか? 俺はお前らの掌の上で踊らされてたって言うのかよ!?」 「結果的にはまぁ、そうなるかな――」 瞬間、リオトはエンジンを全開にした。血液が最高速度で全身を駆け巡り、リオトの身体機能の真の力を引き出す。 ダンッ、と彼は地面を蹴った。壁を蹴り、縁を掴み、ビルの屋上まで一気に駆け上る。アッシュの顔面を殴り飛ばし、そのまま地面に引き摺り倒した。 「ざけんな!! こちとら、てめぇらの遊び道具じゃねぇんだぞ!!」 「ッペ……」 憤怒を露わに、リオトはアッシュの胸倉を掴み上げる。しかしアッシュはそんな彼が眼中にも無いように、血の混じった唾を吐き捨てる。その様子が尚の事、リオトの頭に血を昇らせる。 「野郎ッ……!」 彫刻刀を、アッシュの喉元目掛けて突き出す。リオトが持てる最高速度であり、いくら天子麒麟を持つアッシュでも、これを喰らったら無事では済まさないだろう。 「僕はただ、彩萌ちゃんの手伝いをしてあげたかっただけだよ」 「――……何?」 彫刻刀は、アッシュの喉の皮を破り、先端が僅かに肉に食い込んだところで止まっていた。傷口から血が零れ出す。しかし痛みを感じる風でなく、アッシュはつまらなそうな表情で言った。 「リオちゃんと来たら、いっつもユウイちゃんユウイちゃんじゃない。彩萌ちゃんにしてみれば、たまったものじゃないよね、本当に。君のあからさまな気持ちにも気付かないような朴念仁なんかよりも、よっぽど彼女の方が君の事を想っているのにね」 「…………」 「ちょっとさ、なんか、見てられなかった」 そう言って浮かべたアッシュの笑みは自虐的で、いつものような力は感じられなかった。気が付くと、リオトは手を放していた。 「別にさ、君の事を責めている訳じゃないんだよ。何て言うか――いや、何でもないや。別にリオちゃん、自分がやった事に後悔はしてないでしょ?」 「……ああ」 「うん。僕自身、君の選択は間違いだったとは思ってないよ」 「ちょっとさ、なんか、見てられなかった」 (翌日リオトは、妃乃彩萌が行方不明になった事を聞いた) (誰か一人だけを選ぶ) (誠実な、正しい行動の筈なのに、) (それがこんなにも残酷な事なのだと言う事を、) (彼は強く噛みしめた)
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古市憲寿 『誰も戦争を教えてくれなかった』 講談社 2013.8 p.9 多くのアメリカ人は第二次世界大戦を「よい戦争」と記憶 カート・ピーラーアメリカは戦争をこう記憶する。☆正義の戦争ってことか? p.13 なぜ日本人は戦争したのか。負けたのか。加藤陽子それでも、日本人は「戦争」を選んだ、戸部良一編失敗の本質、ジョン・ダワー敗北を抱きしめて p.14 歴史博物館は死物の貯蔵庫ではない。上野千鶴子ナショナリズムとジェンダー p.14 東日本大震災の被害を後世にどう伝えるかが話題。東浩紀編『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』 思想地図β p.25 戦争研究では、「記憶」の研究が流行。関沢まゆみ編戦争記録論、戦争社会学ガイドブック p.27 フランス国民意識を作り出すために博物館を利用。松宮秀治 新装版ミュージアムの思想 p.27 フランス革命でキリスト教を排除し、逆に宗教的なものの必要性。宇野重規他編社会統合と宗教的なもの p.27 公共ミュージアムは国家的なアイデンティティの創出に寄与。横山佐紀ナショナル・ポートレート・ギャラリー p.28 中世の傭兵。菊池良生傭兵の二千年史 p.29 現代の博物館のキーワードはディズニー化。アラン・ブライマン ディズニー化する社会 p.30 ラスベガスのディズニー化。梅澤忠雄カジノ・エンターテインメントと都市開発(「ニッポンカジノ&メガリゾート革命」所収) p.32 戦争は世界を単純化するドラッグ。クリス・ヘッジズ戦争の甘い誘惑 p.32 スポーツ観戦としての戦争。一ノ瀬俊也故郷はなぜ兵士を殺したか、ケネス・ルオフ紀元二千六百年 p.32 戦争で豊かな社会を夢見た。NHK取材班 日本人はなぜ戦争へと向かったのか p.33 女性の自己実現。斎藤美奈子モダンガール論 p.33 主婦ノ友のぶち殺せキャンペーン。早川タダノリ 『神国日本のトンデモ決戦生活』 広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか 県立 市立 p.33 抜け穴だらけの贅沢全廃運動。『井上寿一理想だらけの戦時下日本』 p.37 なぜ8月15日が終戦記念日なのか。佐藤卓己八月十五日の神話 p.42 日本における戦争博物館構想。荒井信一編戦争博物館 p.43 千葉の歴博。一ノ瀬俊也旅順と南京日中五十年戦争の起源 p.50,52 中谷剛『アウシュビッツ博物館案内』。テレサ・シフィボツカ他アウシュビッツ・ビルケナウ p.51 1978年のテレ朝「ホロコースト」の影響。佐藤卓己編ヒトラーの呪縛 p.52 アウシュビッツ第一収容所の入り口「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)のゲート。☆僕たちみたいだな。 p.60 オーストリアの負の側面。仲正昌樹日本とドイツ p.61 1980年代は歴史認識をめぐって揺れた時期。小熊英二私たちはいまどこにいるのか p.66 スターリンによる犠牲者数。松戸清裕ソ連史 p.71 ホロコースト記念館をめぐるゴタゴタ。米沢薫記念碑戦争 p.77 アウシュビッツはかすかにうきうき。森達也ほか戦争の世紀を超えて p.79 ローマの国立近代美術館。田之倉稔ファシズムと文化 p.81 マンガ「チェーザレ 破壊の創造者」の監修は原基晶さん。北原敦編新版世界各国史15イタリア史 p.86 あちこちで戦争。マーチン・ファン・クレフェルト戦争の変遷 p.92 中国の鉄道情報は、阿部真之ほか中国鉄道大全 p.100 満州開拓の意味。蘭信三「満洲移民」の問いかけるもの(満洲とは何だったのか) p.100 朝鮮半島の人にとっても魅力のある土地。○尚中ほか興亡の世界史18大日本・満州帝国の遺産 p.100 馬賊による自治社会。小林英夫<満洲>の歴史 p.100 日本の満洲進出はソ連との最前線であり、地下資源。小林英夫「大東亜共栄圏」と日本企業 p.103 旧国務院は国会議事堂みたいな印象。西澤泰彦『植民地建築紀行 満洲・朝鮮・台湾を歩く』県立、日本の植民地建築 p.104 駅の類似性。『中国東北部の「昭和」を歩く』 昭和十年の鉄道旅行満鉄「あじあ」へ、仮想超特急の旅路 p.108 赤塚、ちばも満洲育ち。ボクの満洲 漫画家たちの敗戦体験 p.113 大連。松原一枝幻の大連 p.113 満洲はロシアの設計図を引き継いだ。富永考子”実験場”にされた「満洲」の天国と地獄(満洲とは何だったのか 所収) p.113 初期の満鉄車両は輸入。天野博之満鉄特急「あじあ」の誕生 p.117 日露戦争の見方。横手慎二 『日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争』 中公新書 7FS210.6ヨ 市立 p.137 文化と戦争。佐藤卓己編ソフトパワーとメディア文化政策 p.138 植民地政策における強制。樋浦郷子神社・学校・植民地 p.140 韓国と北朝鮮が8月15日を「終戦」の日。佐藤卓己ほか東アジアの終戦記念日 p.144 3・1独立運動。武田幸男朝鮮史 p.160 韓国の徴兵制。康○韓国の徴兵制、○韓国の軍隊 p.160 韓国の住民登録番号制度。田島泰彦他編共通番号制度のカラクリ p.162 木村幹近代韓国のナショナリズム p.171 韓国貿易における日本のシェアは減少。浅羽祐樹ほか徹底検証韓国論の通説・俗説 p.174 高月靖独島中毒。浅羽祐樹したたかな韓国。玄大松領土ナショナリズムの誕生 p.181 沖縄。大城将保沖縄戦の真実をめぐって(石原昌家他争点・沖縄戦の記憶 所収) p.182 沖縄の琉球処分。小熊英二<日本人>の境界 p.187 県営平和記念公園。北村毅死者たちの戦後誌 p.200 ベルリンの反戦博物館。エルンスト・フリードリッヒ編戦争に反対する戦争 p.246 縄文、弥生の戦争。松本武彦日本列島の戦争と初期国家の形成、佐原信ほか『世界史のなかの縄文』 県立 7F210.2サ 市立210.2サ 大学210.25Sa16 p.246 農耕社会の前でも戦争。アザー・ガット 『文明と戦争』 p.246 チンパンジーも戦争。ジャレド・ダイアモンド 『昨日までの世界』 県立 8F389タ 市立389ダ 公 p.247 有史以降の戦争。マシュー・ホワイト殺戮の世 界史 p.248 徴兵制。加藤陽子徴兵制と近代日本、大江志乃夫徴兵制 p.249 軍隊無くても戦争。石川明人戦争は人間的な営みである p.250 税金や徴兵で安全保障。菅野稔人カネと暴力の系譜学 p.250 国家の説明。木村草太憲法の創造力、明石○司ウェストファリア条約 p.251 日本の中世の戦争。黒田基樹百姓から見た戦国大名 p.251 鎌倉の戦争・略奪。中橋考博日本人の起源 p.251 傭兵は金銭獲得の手段。藤木久志『雑兵たちの戦場』 中世の傭兵と奴隷狩り 県立 8F210.4フ 市立 公立210.48F59 p.252 『新しい「中世」』 21世紀の世界システム 田中 県立 8F319タ 市立 大学 公、戦争の民営化。田中明彦新しい中世相互依存深まる世界システム。スティーヴ・ファイナル 『戦場の掟』傭兵会社 県立 8F393.2フ 市立 公 p.253 『ロボット兵士の戦争』。シンガーロボット兵士の戦争 p.257 宇宙の”平和的利用”とは。鈴木一人宇宙開発と国際政治 p.258 サイバー戦争。土屋大洋サイバー・テロ、伊東寛「第5の戦場」サイバー戦の脅威 p.259 生物兵器の危険性。クリス・インピーすべてはどのように終わるのか p.260 軍隊の環境への関与。ヨルゲン・ランダース 『2052 今後40年のグローバル予測』 県立 8F304ラ 大学304R14 公304R14 p.260 戦争はペイできない。ポール・ポースト 『戦争の経済学』 県立 8F393.7ホ 市立393ポ 大学393.7P76 p.262 中小企業は有利だった。中岡哲郎近代技術の日本的展開 p.262 戦時下、企画院は旧ソ連の計画経済の手法を参考に。菅山真次「就社」社会の誕生 p.263 戦時期のシステムが高度成長の原動力。野口悠紀雄増補版1940年体制。GHQの影響も。森武麿「総力戦・ファシズム・戦後改革」(なぜ、いまアジア太平洋戦争か所収。) p.266 火野葦平の小説が戦争をリアルに。神子島健戦場へ征く、戦場から還る p.267 1億総懺悔。吉田裕日本人の戦争観戦後史のなかの変容 p.278 プロイセンの徴兵制。丸畠宏太兵役・国家・市民社会(近代ヨーロッパの探求12軍隊 所収) p.278 非軍人の扇動で激化する戦争もある。三浦シビリアンの戦争
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「今日はなかなか上手でしたよ」 「ほんと?」 「えぇ、少なくとも最近の中じゃ一番でした」 「やったぁ~」 「あ、こら、抱きつかないでくださいよ」 「どうして?」 「それはほら、人前ですし、こういうのをするべきじゃぁないでしょう」 「んー、そっか、なら仕方ないね」 そう言うとあっさりと私から離れてしまった。 んー、確かに頼んだのは私だけど、もう少し粘ると思ってたからちょっと拍子抜けしてしまう。 「? どうしたの?」 「いえ、何でもありません」 どうせ家に着けばすぐに抱きついてくるのだ。それは不変の未来であり今抱きつかれないからといって特に気にする必要は無い。 つまらないことで唯先輩の気を惹くのはよくない。そう考えて止めていた足を再び帰路に向けて動かしだす。 「あ、待ってよ~」 慌てた風に私の隣にやってくる唯先輩と歩調を合わせて、通学路を逆に歩いていくと、前方に猫がいた。 毛並みのいい、黒い子猫。 「わぁ~、猫さんだ~」 当然動物好きのこの人がそれを見逃すはずが無く、私のことを放って子猫さんのところへ駆け寄っていく。 「……」 別に子猫に嫉妬している訳じゃ無いけど、なんだかなぁ。 ま、いっか。 「よ~しよしよし」 「にゃぁ~」 嬉しそうに撫でている人間と、気持ちよさそうに撫でられている子猫。 んー、そういえば最近は私の頭を撫でる回数が減ったような気がする。どうでもいいけど。 「ねぇあずにゃん」 顔を上げないで一言。 「この子、ウチで飼っちゃだめかな?」 「気に入ったんですか?」 「うん。それにちょっと、怪我してるみたいだし」 言われて見てみるとなるほど確かにお腹のところを怪我しているように見えるかもしれない。しかしこんなところよく見つけられましたね。 「んー、あまり乗り気はしませんけど……」 あ、そこ、まだ暗くならないでくださいよ。この先の言葉を聞いてください。 「ま、怪我が治るぐらいまでだったら、許可しましょう」 「ほんと!?」 「えぇ、本当です。ま、お金はあなたに出してもらいますが」 「それぐらいなら大丈夫だよ。あずにゃんありがとう!」 「わぁっ!」 突然の抱擁に反応できなかった。 「よかったね! あずにゃん3号!」 3号? 「……それ、もしかしてもしかしなくてもその猫の名前だったりするんですか?」 「うん! いい名前でしょ?」 「…………」 頭が痛い。 いやでもそもそも私が預かったときに2号なんてつけたからこうなったのかもしれないうんきっとそうだつまり私のせいではないか。 「ま、いっか」 「うん?」 「いえ、なんでもないです。それより早く帰りましょぅ。その子の家も作らないといけませんし」 「あ、そうだね! 早く帰って一緒にテレビ見なきゃ」 「それは違うでしょう」 ともあれ、私たち2人のほかに、新しくペットが増えて3人。新しい家族と一緒に、私たちの家、マイホームへと帰ることになった。 ――夕日に伸びる子猫の影は、これから帰る新しい家がどんなところなのか、期待に胸を躍らせ楽しそうに体を揺らしていた。 Fin なんだ〜てっきり子供かと -- (あずにゃんラブ) 2013-01-22 00 28 03 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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ムネチカは走る。 その腕で抱える少年の命を救うために、ただひたすらに、宛てもなく走り続ける。 ムネチカはこの会場における施設のほとんどの意味がわかっていない。 どこになにがあるのか、名前と結びついていない。 だから片っ端から地図上の施設を探っていた。 コロッセオ。ピラミッド。バンルティア号。黒平安京。 近場の施設は全て探したが、食糧は見つかったものの、解毒に使えるような薬の類は見つからなかった。 『僕が彼に突き刺したこれは【どくばり】。説明書によれば、これによって毒されたものは、【6時間以内に解毒しないと死に至る】そうですよ』 「っ...!」 ライフィセットをこんな目に遭わせたジオルドの言葉が脳内を反芻する。 彼の言葉がハッタリでなければ、ライフィセットの命は次の放送が終わったあたりで尽きてしまう。 刻々と迫るタイムリミットにムネチカは焦燥する。 なんとかしなければと必死に模索するも、薬師の知識すらない自分ではなにもできない。 この会場に連れてこられているクオンならば一計をうてたかもしれないが、彼女でなくても誰か薬や毒に詳しい者の力が欲しい。 「むっ!」 ムネチカの視線の先で甲高い汽笛と共に鉄の車両が線路を走っている。 彼女の世界にはこういった車の類はないため、これが列車だとはわからなかったが、少なくともなにかを運んでいることだけはわかった。 (あの箱に何者かが乗っているかもしれん。然らば!) ムネチカは躊躇うことなく列車目掛けて走り出し跳躍。 高さでいえば列車の屋根に飛び乗るには充分であり、彼女一人であれば多少のダメージと引き換えに着地も難なくこなせるだろう。 だが、いまは弱ったライフィセットがいる。 このまま着地すれば彼にかかる負担も相当なものになってしまうだろう。 「仮面(アクルカ)よっ!!」 故に、彼女は限定的に仮面の力を解放し、小さな障壁の箱を作り、ライフィセットを包むことで衝撃を極限まで和らげ、己は持ち前の受け身の技術だけで着地ダメージを軽減することを試みる。 逆立ちの体勢で宙に浮かびつつも、箱は弾まぬように床に押し付け、投げ出された身体からそのまま着地の瞬間に前転し、パァン、と小気味のいい音と共に掌で地面を張り、受け身を成功させた。 「くっ...!なんのこれしき!」 手足の骨や背中に鉄球を叩きつけられたような鈍い痛みが走るが、ムネチカはそれを堪えてライフィセットを抱えなおし連結部に降り立ち列車車両へと侵入していく。 「頼もう!ここに薬師はおられるか!?」 勢いよく扉を開け、直ぐに中を検分していく。 こちらを警戒する気配はない。だが、シートに横たわる足が通路を挟む位置から2対伸びており、そのどちらも動く気配はない。 ―――死んでいるのか? ムネチカは息を潜めながらその足へと歩み寄っていく。 「静かに。今はそっとしておいて」 突如、横合いから掛けられる声にムネチカの肌がゾワリと粟立ち、反射的に声のした方の反対側席へと跳躍する。 声の主は奇妙な黒衣―――現代社会においては制服という―――姿の女で、物憂げな表情でムネチカたちを見つめている。 「なに奴!?」 「なにやつって...あなたが侵入してきたんじゃない」 「む...それはそうだが...」 的確な指摘にムネチカはひとまず襟を正し、改めて女―――夾竹桃へと向き合う。 「失礼した。一刻を争う事態であるが故」 「まあ、わざわざ跳び乗ってくるんだものね。それで、薬師を探しているとのことだけれど?」 「っ、そっ、そうだ。小生の仲間が卑劣漢に毒を撃ち込まれたのだ!」 「毒?...ふぅん」 夾竹桃は口元に手をやりながら、じぃっとムネチカを嘗め回すように視線を這わせる。 「その腕の中の子が撃たれた子のようだけれど、元からの知り合いかしら?」 「...いや、彼とはこの催しで出会ったばかりだが」 「そう。なら、なぜそこまで必死になっているのかしら」 「それは...まて、なぜそのようなことを聞く」 ムネチカは雰囲気に流されかけ零しそうになった口を慌てて自制する。 いま、彼女が求めているのはライフィセットを治せるか否かであり、思いのたけを話すことには非ず。 治せるのならばよし、治せないなら他を当たるだけ。邪魔をするなら粉砕する。ただそれだけだ。 殺気を醸し出すムネチカにも動じず、夾竹桃は淡々と続ける。 「見てもらえばわかると思うけれど、さっき私たちは襲撃を受けてこの有様なのよ。だから極力戦闘を起こしたくないし、貴女を易々と信用するわけにもいかない。 例えば貴女がその子をダシにして私たちに取り入り寝首をかこうとしていたら?あるいはその子が目を覚ました途端に襲い掛かってきたら? そんなことはないというのなら、それを証明してもらいたいというのは当然でしょう?」 「...そういうことか。然らば」 ムネチカは簡潔に語り始める。 ライフィセットと出会い、放送まで二人で施設の探索をしていたこと。 放送で聖上の名が呼ばれ、自棄になっていたところをライフィセットに止められたこと。 襲撃者・志乃乃富士の相手をしている時に卑劣漢(ジオルド)にライフィセットが毒を盛られたこと。 夾竹桃がそれらの情報をNETANOTEに纏めている内に列車は止まり、夾竹桃はNOTEを閉じる。 「...なるほどね」 夾竹桃は立ち上がると、そっとムネチカの頬に手を添える。 何故かムネチカはその動作に寒気を覚え、さりげなく顔を引き僅かに距離をとる。 「...辛かったのね」 「いや...辛いのはライフィセット殿の方だ。小生が不甲斐ないばかりにこんな...」 「それは違うわ。自決を選ぶほどに大切にしていた少女の死、これを軽んじ、馬鹿にする者がいるなら私はソイツを許さない」 先ほどまでの物憂げな目から一転、力強い目つきになる夾竹桃の言葉に、ムネチカはグッと息を呑む。 自分が腑抜けていたことでライフィセットが命の危機に晒され、自罰的になっていたムネチカにとって、悲しむ権利を認めてくれた夾竹桃の言葉は救いに他ならなかった。 「その子を見せてみなさい。あなたの友情に免じてやれるだけのことはやってあげるわ」 「!...かたじけない!」 重ね重ねの厚意にムネチカは涙が溢れそうになるのを堪え頭を下げる。 そんな彼女を夾竹桃は「いいのよ」と軽く諭し、ライフィセットの手首や首筋、呼吸を観察する。 「...この症状はあの毒に近い...ならあの処置をすれば...」 ぶつぶつと独り言を呟く夾竹桃の横顔をムネチカは固唾をのみジッと見つめる。 やがて夾竹桃はライフィセットを抱え、眠る麦野とベルベットの間の床に寝かせムネチカへと振り返る。 「ムネチカ。ひとまず完全な解毒よりも、まずは胃洗浄をして制限時間を延ばす方法をとるわよ。そこのホテルから生理食塩水や胃チューブを探してきましょう」 「承知した」 ムネチカは夾竹桃の指示に従い、共に列車を降りてホテルへと向かう。 「毒を盛った男から逃げてきたのは少し尚早かもしれないわね。基本的に毒を扱う武器には同じく解毒剤が付属されていることが多いわ。使用者が誤って己に使ってしまった時に使う為にね」 「そっ、そうか...おのれ卑劣漢め...夾竹桃殿。重ね重ね済まぬ。其女には感謝してもしきれぬ」 「構わないわ。私も尊く重い友情を見ることができたもの。私こそ貴女に会えてよかったわ」 「はぁ...?」 疑問符を浮かべるムネチカにも構わず夾竹桃は思考を巡らせる。 (ムネチカ、貴女の命すら厭わぬ友情心...とてもイイわ) 夾竹桃がムネチカから得た情報でなによりも興味を惹いたのは、彼女が主君・アンジュを喪った時に自害しようとした点だ。 切腹による自害はただの自殺以上にすること自体が困難で苦しいものだ。彼女はそれを迷わず選ぼうとした。 それほどアンジュという少女に対して重たい感情を抱いていたのだろう。これを女の友情といわずなんとする。 夾竹桃は毒への探求心に次ぐ程に少女の友情を重んじる。 そんな彼女が、ムネチカのアンジュを想う姿勢を蔑ろにするはずもなかった。 (まあ、男の子の方は別だけれどね) いま、電車の中には眠るライフィセットとベルベット・クラウがいる。 これがどういう意味を持つか彼女が忘れているわけではない。 ライフィセットはベルベットを探していたようだが、ベルベットは偽物であればライフィセットを殺そうとしていた。 つまり、あのライフィセットがベルベットの知るライフィセットでなければ、誰も彼を護る者がいないということである。 するとどうなるか。簡単だ。首輪が一つ増えることになる。 ただ、夾竹桃はライフィセットを始末するためにこんな手段をとっているのではなく、このような運に委ねる形しか取れなかったというのが正しい。 現状、まともに動けるのは夾竹桃とムネチカのみである。もしもホテルに参加者且つ敵対する者がいた場合、怪我人を連れたまま戦うのは難しく、複数相手の場合は一人では敵わないかもしれない。 戦闘力が高いムネチカにしても現代器具がわからない彼女では物資の調達も難しいだろう。 列車は誰かが操縦席で発射ボタンを操作しないと進まないのも確認済みのため、勝手に列車が動いて置いてきぼりをくらうようなこともないし、結局のところ、動けない三人を列車に残して二人でホテルの探索に向かうという形しかとれないのだ。 夾竹桃のやったことといえば、ムネチカに『ベルベットがライフィセットを殺すかもしれない』という点を伝えなかったことのみ。 彼らが目覚める前に解毒に使えそうな材料を調達し、ライフィセットを治療できても構わないし、目を覚ましてもなにも起こらずともそれでもいい。 夾竹桃にとってのライフィセットの価値とはその程度のものだった。 「あ」 そういえば、と、ふと思い出す。 「さっきあなた志乃乃富士って言ったわよね?名簿にはなかったと思うけれど」 「ああ、それは」 言いかけて、ムネチカはグッと口を紡ぐ。 現地調達した少女版乙女本に彼女が載っていた、なんてことを容易く言えるはずもなく。 しかし、恩人である夾竹桃に対して適当な虚偽を並べることもできず。 「その、小生らが見つけた本に彼女そっくりな人物が描かれており...」 ムネチカはデイバックから本を取り出し夾竹桃に手渡す。 「あら。この表紙、中々サマになってるわね」 (けどこの表紙絵、どこかで見たような...) 艶めかしく指を絡め合う二人の少女の表紙に心惹かれながらも、夾竹桃は中身を改め―――驚愕に目を見開いた。 【F-3/ホテル近辺/昼/一日目】 【ムネチカ@うたわれるもの 二人の白皇】 [状態]:精神的疲労(極大)、疲労(中)、焦燥 [服装]:いつもの服装 [装備]:ムネチカの仮面@うたわれるもの、タイタンナックル@テイルズ オブ ベルセリア [道具]:基本支給品一色、大きなゲコ太のぬいぐるみ@とある魔術の禁書目録(現地調達)、 [思考] 基本:とにかく今は、ライフセットの治療(解毒)の当てを探す。絶対に死なせない。 0:夾竹桃と共にホテルを探索、解毒に使えそうなものを探す。 1:ライフィセットと共に行動し、護る 2:ヴライ、金髪の青年(ジオルド)、志乃乃富士を警戒 3:聖上……。 [備考] ※参戦時期はフミルィルによって仮面を取り戻した後からとなります ※女同士の友情行為にも理解を示しました。 ※画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 【夾竹桃@緋弾のアリアAA】 [状態]:疲労(小)、ゲッター線に魅入られてる(小)、夏コミ用のネタの香りを感じている。 [服装]:いつものセーラー服 [装備]:オジギソウとその操作端末@とある魔術の禁書目録Ⅲ、胡蝶しのぶの日輪刀@鬼滅の刃 [道具]:基本支給品、シュカの首輪、素養格付@とある魔術の禁書目録Ⅲ、クリスチーネ桃子(夾竹桃)作の同人誌@緋弾のアリアAA(現地調達) [思考] 基本:間宮あかりの秘毒・鷹捲とゲッター線という未知の毒を入手後、帰還する 0:ムネチカと共にホテルを探索、解毒に使えそうなものを探す。 1:紅魔館(の図書館)に向かう。首輪の解析は図書館到着後 2:ベルベット、麦野と共に行動 3:神崎アリア及び他の武偵は警戒 4:ゲッター線の情報を得るためにゲッターチームから情報を抜き取ることも考慮 5:夏コミ用のネタが溜まる溜まる...ウフフ 6:なぜ書いた覚えのない私の同人誌が...? [備考] ※あかりとの初遭遇後からの参戦です ※3人でアイテムを結成しました ※晴明からゲッター線に関する情報を入手しました ※隼人からゲッター線の情報を大まかに聞きました。 ※『今の自分が本物ではない』という琴子の考察を聞きました。 ※隼人・ビルド・琴子・リュージ・アリアと共に【鬼滅の刃、虚構推理、緋弾のアリア、ドラゴンクエストビルダーズ2、新ゲッターロボ、ダーウィンズゲーム、東方Project、とある魔術の禁書目録、スタンド能力、うたわれるもの、Caligula】の世界観について大まかな情報を共有しました。 ※隼人からゲッター線について聞きました。どれだけの情報が供給されたかは後続の書き手の方にお任せします。 (あれ...僕はなんで...) ぼんやりとした意識で覚醒する。 ジオルドに刺され、ムネチカに抱きかかえられたところまでは覚えてる。 けれどそこからは曖昧だ。 ここがどこなのか、なんで寝かされているのかがわからない。 「ムネチカ...どこ...?」 頭痛で重い頭と朧げな意識で力を振り絞り、ようやく頭を動かし周囲を見舞わす。 木造りの床に大きな電灯が備え付けられた白い天井、席で寝かされる片腕のないお姉さん。 「ぁ...」 思わず声が漏れる。 そこにいた。彼が探し、求め続けていた人が。なによりも大好きで、大切な人がすぐそこに眠っていた。 「ベル...ベット...」 ずるり、ずるり、と重たい身体を引きずり彼女に近づいていく。 一挙一動に意識がトびそうなほどの気怠さが襲い来ても構わない。 彼女に触れたい。彼女の傍にいたい。 彼の胸中を占めるのはそんな想いだけだ。 「ぁ...」 思わず息を呑む。 彼女はあまりにも傷ついていた。 簡易的な止血手当はしてあるが、全身がなます斬りにされ、ところどころ内部の肉が見えるほどに痛々しかった。 「だい、じょうぶだよ、ベルベット」 震える手を伸ばし、そっと彼女の額に触れる。 「ぼくが、まもってあげるから」 ライフィセットの掌が淡く光る。 普段からは考えられないほどの、弱く少量の回復魔法。 ほんの微かな光はベルベットの額につけられた傷をほんの少しだけ癒し―――ライフィセットはそのまま倒れてしまう。 横たわる地面から起き上がる力は残っていない。 ライフィセットは涙を滲ませ、しかしそれでもほほ笑んだ。 エレノアが死んでしまったと聞かされてからずっと怖かった。 皆とも、ベルベットとも会う前に皆が死んでしまったらどうしよう。みんなと会う前に自分が死んでしまったらどうしよう、と。 けれど会えた。 それだけでライフィセットの心に安堵があふれ出す。 「会えてよかった」 掠れるような呟きと共に涙が地を濡らし―――彼の意識はそのまま闇に落ちていった。 ☆ 「え...?」 頬に触れる日差しの温もりと鼻孔を擽るパンやシチューの香りに思わず目を白黒させる。 ここはどこだ。いや、違う。 私はここを知っている。 見覚えのある光景。嗅ぎ覚えのある温かい食事の香り。 「鍋に火をかけたまま眠っちゃだめだよお姉ちゃん」 ゴホゴホと咳き込む聞き覚えのある声に、思わず振り返る。 「ぁ...」 見間違えるはずがない。 小麦色の髪に、柔らかい肌。少しだけ背伸びして大人びているように見せかけようとするその姿。 ありえない。いるはずがない。だってあの子は。 「ラフィ...」 ライフィセットは死んでしまったのだから。 そう、在りえないのだ。だから。 (ここで殺す!) 名簿を見た時から決めていた。ライフィセットの名前を騙っていたら殺そうと。 業魔の腕を解放しようと腕を振り上げ―――できない。 どころか、包帯も巻かず綺麗な細腕がそこにあるだけだ。 「なん、で」 「夢だからだよ」 ラフィは哀し気な微笑みでそう告げてきた。 夢。 この懐かしい光景も。鼻孔から私を安心させてくる匂いも。 一分違わず本物のラフィも。 全てが夢だと、ラフィは言った。 「夢、なの?」 口に出した言葉は震えていた。 そうであってほしいのに。 早くこの夢から覚めて復讐を続けなければいけないのに。 まるで夢であってほしくないように思っているようだ。 「うん。お姉ちゃんが本当はここにいたかったと望んだから僕もここにいる。ただ、それだけなんだよ」 ラフィは私に残酷な現実が待ち受けていることを告げてくる。 「そう...これは夢なのね」 目を覚ませば血に濡れた道が待っている。 ラフィの。 殺してきた業魔の。 シアリーズの。 シュカの。 錆兎の。 これから積み重ねていく屍たちの。 夥しいほどに朱に塗れた戦の未来が待っている。 「夢でくらい、ラフィのお姉ちゃんでいてもいいよね」 だからこそ抗えない。 あの全てを奪われた地獄と絶望の夜を忘れない。 抱いた復讐心も忘れない。 だからこそ―――せめて、夢の中ではあの頃に戻りたい。 「ラフィ...ラフィ!」 私はラフィを強く抱きしめ、縋るように泣きわめく。 ラフィはそんな私を抱きしめ返して、頭をそっと撫でてくれる。 ずっとこのまま溺れてしまいたくなるような夢だけれど、覚めるのは近いのだろう。 きっとこの温もりを思い出す度に、現実はいっそう辛くなってしまうだろう。 しかしそれでも思わずにはいられない。 例え夢でも幻でも。 あなたに会えてよかったと。 ☆ 無限列車。 かつてこの列車で暗躍した鬼は乗客に幸せな夢を見せて配った。 いまはその鬼はいないが、しかしその残り香があったのか。 あるいは女を一途に想い続けた精隷が起こしたほんのささやかな奇跡か。 未だ眠りにつくベルベット・クラウの目元から、一筋の涙が伝い落ちた。 【F-3/無限列車内/昼/一日目】 【ライフィセット@テイルズ オブ ベルセリア】 [状態]:気絶、猛毒、腹部に刺し傷 [服装]:いつもの服装 [装備]:ミスリルリーフ@テイルズ オブ ベルセリア(枚数は不明) [道具]:基本支給品一色、果物ナイフ(現実)、不明支給品2つ(本人確認済み)本屋のコーナーで調達した色々な世界の本(たくさんある) [思考] 基本:ベルベットを護り、皆と共に殺し合いから脱出する 0:(気絶中) 1:ムネチカと共に行動する 2:仲間達と合流するため、バンエルティア号へ向かう 3:エレノア……。 [備考] ※参戦時期は新聖殿に突入する直前となります ※異世界間の言語文化の統一に違和感を持っています。 ※志乃のあかりちゃん行為はほとんど見てません。 ※どくばりを刺されました。第二回放送あたりまでに解毒をしないと絶命いたします。 尚、毒による衰弱で、回復術式にて自己回復することも出来ない状態です。 【ベルベット・クラウ@テイルズオブベルセリア】 [状態]:左腕切断(再生中)、疲労(大)、全身にダメージ(大)、気絶中 [服装]:いつもの服装 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考] 基本:他の参加者共を喰らって、主催共を喰らい、復讐のための力を貯める 0:気絶中 1:夾竹桃、麦野沈利と共に行動する 2:ライフィセットの名を騙る『悍ましい何か』は私の手で殺す 3:あの時戦った対魔士(オスカー)は殺す 4:牢獄で会った女(マギルゥ)に関しては保留 5:夾竹桃の提案に乗りまずは紅魔館(の図書館)に向かう [備考] ※牢獄でのオスカー戦後からの参戦です ※3人でアイテムを結成しました 【麦野沈利@とある魔術の禁書目録Ⅲ】 [状態]:全身にダメージ:特に顔面(大)、疲労(大)、怒り、気絶中 [服装]:いつもの服装(ボロボロ) [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考] 基本:『願いを叶える力』とやらを手に入れる 0:気絶中 1:気に食わないが、夾竹桃、ベルベットとともに行動する 2:絹旗とフレンダも見つけたら必ず殺す 3:夾竹桃の提案に乗りまずは紅魔館(の図書館)に向かう [備考] ※アニメ18話、浜面に敗北した後からの参戦です ※3人でアイテムを結成しました 前話 次話 わたしのとくべつ(中編) 投下順 わたしのとくべつ(後編) 前話 キャラクター 次話 It s My Life(後編) ベルベット・クラウ Liber AL vel Legis -the point of no return- It s My Life(後編) 麦野沈利 Liber AL vel Legis -the point of no return- It s My Life(後編) 夾竹桃 Liber AL vel Legis -the point of no return- 愛のバクダン ライフィセット Liber AL vel Legis -the point of no return- 愛のバクダン ムネチカ Liber AL vel Legis -the point of no return-
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広い広い原っぱの中、ただ一つそびえ立っている大きな木の下に二人の男女が向かい合っていた。 伝説の大きな木の下で向かい合う男性と少女。 こう書くとこれから告白が始まるようなシチュエーションだ。 しかしこの二人の間でなされている会話は、そんなロマン溢れるものではなかった。 「はぁっ、ヒトデはとってもかわいいですっ! まさしく至高のヒトデですっ!」 少女―――伊吹風子はヒトデについている五つの突起を優しそうに撫でながらトリップしている。 その様子を眼前で見ていた男性は、突然の少女の行動にただ呆然としていた。 「はっ、あまりのかわいさに風子うっとりしてましたっ」 風子はそう言うと、デイパックからさらにヒトデをとりだし男性へと差し出す。 「みんな風子のヒトデを受け取ってくれませんでしたが、何かあなたは風子と同類のような気がしました。 というわけであなたにもヒトデをプレゼントですっ」 その風子の言葉で我に返る男性。 そして顔を怒りに歪め、プルプルと震えだした。 当然だろう。勝手に人をゲテモノ好きの同類にされれば誰だって怒る。 だが男が怒った理由はそうではなかった。 男も風子の予想通り無類のヒトデ好きだったのだ。 ただし、ただのヒトデではなく美しいヒトデに限ってだが……。 つまり、風子の差し出したヒトデは男の眼鏡に適わなかったという事だ。 男―――吉良吉影は、風子に指をビシッと指し宣言する。 「こんなものが至高のヒトデとはね。君、明日またこの場所にきたまえ。もっといいヒトデをお見せしてあげよう」 吉良はそう言うとすぐさまその場を去っていき、究極のヒトデを探しに出かけた。 残った風子は吉良の言葉に目を輝かせて、ひとこと 「すごく楽しみですっ! 風子も負けませんっ!」 と言うと、至高のヒトデを探しに吉良とは別の方向へ走っていく。 ここに、同じ【ヒトデ】を愛する者達の人知れぬ戦いが始まろうとしていた。 【一日目/深夜/東京@テラカオスバトルロワイアル】 【伊吹風子@葉鍵ロワイアル II】 [時期]:199話『決定的な差』で榊しのぶに刺殺された後 [状態] 健康 [所持] 羽リュック(ヒトデ入り)@葉鍵ロワイアル II [方針]1:至高のヒトデを集めて明日吉良と勝負。 【吉良吉影@マルチジャンルバトルロワイアル】 [時期]:122話『180秒』でリヴィオに射殺された後 [状態] 健康 [所持] 不明@不明 [方針]1:究極のヒトデを集めて明日風子と勝負。 【羽リュック(ヒトデ入り)@葉鍵ロワイアル II】 伊吹風子@葉鍵ロワイアル IIに支給される。 ヒトデが入った羽リュック、それ以上でもそれ以下でもない。 住井護と柊勝平と木田恵美梨のヒトデが入っている。 もしかしたら月宮あゆの似顔絵も入っているかもしれない。 ★パロロワ一口メモ★ 【ヒトデ】 葉鍵ロワイアル IIの話題になると必ずと言っていいほど挙がるヒトデの話。 それは伊吹風子が人の手を集めるために人殺しをしまくるというもの。 ヒトデと人の手を掛けたのだろうが、その発想はなかった。 そのうち似顔絵と称して人の頭まで集めようとした。 キャラ崩壊ってレベルじゃないが、葉鍵ロワではよくある事。 005:『友達』 投下順 007:こんな事できるのはカオスか非リレーだけ GAME START 吉良吉影@マルチ 次話 GAME START 伊吹風子@葉鍵2 次話
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1.マナーについて、良かった? 悪かった? 良かった みなさんマナー良かったです。 マナーは、全体がどうってわけじゃないですが、GKにやたら挑発的だったスカレさんはどうかと思いました。 良かったです 本戦後のラジオにスカレさんとうんぬんはちょっと良くなかったですね。 スタメン提出・本戦開始時間など譲り合いがあって良かったと思います。 A.良かったと思います。 あ、あのごめんなさい。 もう二度と変態キャラとか作らないんでホント許して下さい。マジすいませんでした。 あのもう全員からフルボッコにされた方がまだマシだった。 マナーはこれまでと比べて格段に良かったと感じました。 陣営を超えてのラジオに若干イラっとしたので(陣営の中のノリを相手陣営に押し付けてるように思えた)今後はやめていただきたい。 やるならSS3の朗読やればよかったと思う。 特にマナーが悪いと感じることはありませんでした。 良かったと思う。番長Gの提案が本当にゆるい感じで受け入れられたのが良かったと思います。 悪いことはなかったと思います。 陣営間のいがみ合いも無く、紳士的なキャンペーンだったと思います。 問題なかったと思います。 まあ、よかったんじゃないですかね 特に問題は無かったように感じる。 今回はギスギスしてなくてよかったと思います キャラ作成交渉でGKにわやかや言うのはやめようぜ! GK掲示板で某2人のスレ見て「こいつら何言ってんだ」となったぜ。 終戦後にラジオで喧嘩してた方がいたので、そこが少し… それ以外は素晴らしかったです 全体的にマナーは良かった。 前の項目へ移動<<|アンケートへ移動|>>次の項目へ移動