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1 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 13 51 09 ID EgtSSHKx0 野鳥を保護、飼育するには行政への申請&許可が必要です。 そんなツッコミを華麗にスルーし、ひたすら相手を罵倒しながら 嬉々として雛を拉致して手懐けようとしているすずめちゃんを見てニラニラしましょう ttp //blogs.yahoo.co.jp/chun_chun_chun_suzume スルーワード ・行政への申請・許可 ・野生に返す 必殺技 ・顧問弁護士に相談 2 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/13(月) 16 52 53 ID dgUqYCeG0 (●゚ θ ゚)フ ちゅんちゅん!スレ作ってくれてありがとう! あのオバさん、ペット扱いしちゃってリリースする気ないね。 その取り巻き共も「かわいい~♪」とか無責任な書き込みばかりで腹が立つ。 3 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 17 17 31 ID 3THsw5Ty0 ttp //link.blogmura.com/out/?ch=314890 url=http%3A%2F%2Frd.yahoo.co.jp%2Frss%2Fl%2Fblog%2Fmyblog%2Frss2%2Fitem%2F*http%3A%2F%2Fblogs.yahoo.co.jp%2Fchun_chun_chun_suzume%2F28211293.html なんでこのオバさん不都合な書き込みは全部うみうみってことにしてしまうんだ? コイツが晒してるショボプレッサ読んだが、すずめオバさんのことなんか書いて無いじゃん。 4 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/13(月) 17 43 07 ID bIMVOwa30 通りがかりの者だけど、ここはペット板からの派生スレか何か? とりあえず色々おかしい人だってのは理解したけど。 5 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 18 17 23 ID fWOkHxeV0 自分も書き込みしたんだが、あの吉外ババァは全部この人の所為にしてるらしい。 気の毒になっちゃったよ。 スズメ拉致してるヤツが全部悪いのにな。 6 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 18 28 05 ID fWOkHxeV0 過去の読んできたけど、スズメ殺してるじゃんwww 次のスズメもそうなるだろうな。 7 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 18 45 18 ID T/MPskcVO スズメって今数が減ってきてる生き物なのにな… これ行政にチクれないの? 8 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 18 46 00 ID w5bSbb4gO 3 > ttp //link.blogmura.com/out/?ch=314890 url=http%3A%2F%2Frd.yahoo.co.jp%2Frss%2Fl%2Fblog%2Fmyblog%2Frss2%2Fitem%2F*http%3A%2F%2Fblogs.yahoo.co.jp%2Fchun_chun_chun_suzume%2F28211293.html 「私は環境局勤務ですから」 はぁ~ゴミ収集車かバキュームカーに乗って 仕事を中抜けして年収一千万とかもらってる、 あの方たちですね、わかりますw バックにはメルヘンとかメルヘンとかメルヘンがついてるんだ… 9 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/13(月) 18 48 28 ID UytoSfM+0 雀の雛に対しては(不適切な)愛が溢れてるのに 批判や疑問をなげかけてくる人に対しては口が悪いのな。 適当に「ご意見ありがとうございます。」とかコメント返ししときゃ そのうち飽きられて忘れられただろうに。 反論のキチガイっぷりがたまらんw 12 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 22 00 35 ID 3THsw5Ty0 ttp //princessmarimo.blog66.fc2.com/ すずめオバさんが作った中傷用ブログ。 必死すぎて笑える。 13 名前:うみだ~ [] :2009/07/13(月) 22 39 11 ID ENZ4SmtPO 私が※※※※※とモサキチで書き込みしてました。相手にバレてしまいました。必死に弁解してたけどもう疲れたぴ~。すいまそん。 いつも非難中傷の記事を書いてたから罰がきたんです。自業自得です。 14 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/13(月) 22 44 45 ID EgtSSHKx0 自分もレス入れたんだけどね~。 雀の可愛さに同感しつつ質問投げかけたんだけどモサキチさんと同一人物扱いされて 削除されちったよw 15 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/13(月) 22 45 52 ID fWOkHxeV0 あら、自分が謝ってるw 必死だね。頭大丈夫? 17 名前:うみだ~ [] :2009/07/13(月) 23 08 12 ID ENZ4SmtPO みなさん非難中傷はやめましょう。もうこりごりでっせ。僕のショボカー泣いてます。わぁ~ん(|||_|||)全ては僕が色んな人の中傷記事を一年間書いてきたからなんですぞ~。すいまそん。村長さんにもすいまそんですよ~(/_;)/~~ 18 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/13(月) 23 23 54 ID 2y+Yk6fa0 スズメブログの写真の腕、ちょっと太すぎじゃね? 19 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/14(火) 00 32 40 ID YgwEIlhi0 自治厨キモヲタはファンサイトかミ糞にでも篭って出てくんなよwwwwwwwwww 2chは何言ってもいい場所なんだからな。 大体、何で誰かが決めた勝手なルールを守らなきゃいけないんだ?死ね屑。 2chって他のサイトが嫌で逃げ出して来た連中の集まりだろ? 好き勝手に言いたい放題、自由を満喫する所じゃん? だってそうでないならファンサイトとかmixiで満足してるはずだし。 それなのに普通のサイトより厳しいルールを勝手に制定して縛り付けようとする。 学校のルールが嫌で自由を求めて族とかいわゆるDQNコミュニティ、 あるいは追っ掛けやバンギャ等に走ってもそこで学校より厳しい掟を作って縛り付ける。 そんなDQNな連中と一緒だね。自治厨キモヲタの奴らは。 俺はそんなバカな連中の決めたルールになんか従わない。 2chはあくまで自由な場所。自由な発言をする。何が悪い? 20 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/14(火) 05 32 21 ID ndyAeUG20 すずめのオバさんよぉ、2chは何でも書き放題だと思ってるかもしれんが一応度が過ぎたら誰が書いたかわかるんだよ。 ほら、ENZ4SmtPOとかあるじゃん。開示請求通ったら書いた日付とこれでIP割れるんだよ。 だから成りすましはやめとけ。お前のブログに凸してるのうみうみじゃないから。 22 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/14(火) 07 39 14 ID UkFUnugP0 2ちゃんに書いて捕まった事例はたくさんあるのにねw ま、自称顧問弁護士がどうにかしてくれるんだろうな。 やられたことをやりかえしてるだけですが何か?って開き直ってるけど、 他人なりすまし中傷ブログも辞めた方がいいよ。 IP取ってるなら他人ってわかるはずだけどねぇ。ほんと脳みそ足りないな。 23 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/14(火) 10 33 58 ID lHYw/oI70 19はどこかのスレの釣り用のコピペかと思ったよ。 あまりにもアホすぎて。 顧問弁護士(プ! が付いていながらコレはないだろう。 地位や名声がそれなりあるセレブ~な人はやっぱ、頭もそれなりに緩いんだね。 だから顧問弁護士が付かなくっちゃやっていけないわけかw 24 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 07 36 08 ID 3h5xBxhq0 とりあえずクライアントの悪行はスルーしながらヤホーID取ってすずめんとこ書き込んでる顧問弁護士とやらに懲戒請求だな。 実在するとして、どこの弁護士会だ? 25 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 08 36 33 ID tBFQiTJt0 顧問弁護士が書き込むの?wwwwww ちょww つか、自分で荒らして下さいって頼んでるのに、無理だろwww バカじゃねぇのwww でもちょっとホントに頭が不自由みたいだから怖いわーw リアル友達いるのかね?w 26 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 08 50 30 ID tBFQiTJt0 って言うか、もう飽きてきたから放置してたんだけど見て来た。 何が侮辱罪だw強要罪ってwwwwwww何処の弁護士がそう言うの?www 弁護士の登録番号出してみろよ、出せねぇだろw それこそ犯罪だからなw 27 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 09 30 33 ID 1f9FAvRPO うみだ~はすずめのオバさんとこのtos*i*9661*21に雰囲気似てるな。 すずめのオバさんてショボプレッサ潰しの捨て駒にされてる感じ。文鳥王国もようやるわ。 29 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/15(水) 10 15 33 ID dzcdeMZ40 仮に本当に顧問弁護士がいたとして。 もし一連の事柄を引き受けるには最低でもブログの記事の挑発的な文章を添削して、 何よりもほかの人に散々指摘されている許可についてを明確にさせないと あまりにも分が悪すぎるよ。 第一、顧問弁護士って何に対する顧問? 仕事に対する顧問ならこれは別件扱いになるよね? それともすずめ飼育のために弁護士雇ってるの?スゲー! だったら飼育許可の申請とか弁護士に○投げすればいいだけだよねーwww 30 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/15(水) 10 31 33 ID fTGdWJdu0 図書館やネットで一生懸命調べてあの文章書いたとしたら、 その労力には敬意を表しようじゃないか。 33 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 10 45 43 ID D47p/mQH0 中傷ブログの方といい どうしてすぐに分かる嘘ばかりつくんだろう? 34 名前:ゴーゴーゴーゴー [] :2009/07/15(水) 12 39 01 ID sbwG3ptwO それゆうなら、ショボぷレッサーのうみうみも、よ~やるわなー。 自分のブログであれだけ否定してりゃあ、自分が荒らしてるって言ってるもんだぜ。 この書き込みも夫婦でやってりゃぁ世話ないぜー1日パソコンとお友達だから仕方ないか。 それより、あんまりブログに風景画像など載せないほうがいかもな。 ショボの顔もでてるし。ショボの信者は自分で個人情報バラまいてるから、笑えるぜ。 35 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 12 45 12 ID 02qAJV/60 すずめのオバさんktkr 36 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 12 47 31 ID tBFQiTJt0 もし質問してる人がその人だとしても、あれは荒らしじゃないでしょ? 煽って書いてるのは2ちゃんからの人だし(自分含めw) 質問に答えずに過剰反応して騒いでるのはすずめババァだけじゃん。 どうしてもうみうみって人を吊し上げたいみたいね。 38 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/15(水) 13 19 54 ID NAsn7hxH0 ぷりんちゃんとすずめさんって、同じカメラ使ってるんですね。 偶然とはいえ、お二人とも立派なカメラお持ちで。 あと 中華街の写真はかなり前に撮ったものみたいですね~。 39 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 17 18 38 ID tBFQiTJt0 スズメも今月初めの写真だな。 2週間も前の写真をアップして、まだ飛べませんよアピールか。 ぷりんが必死になってるよwww 顧問弁護士はこんなことして良いって言ってるのかなー?w 40 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/15(水) 17 55 16 ID ietGelBF0 >私の手や腕が太く見えるけど、モカちゃんが小さすぎるんですよ~笑 いやあ、あれは錯覚とかのレヴェルじゃねえだろw sin*o ってのはなに? ちょっと法律用語ならべて脅してるのって、架空請求やオレオレの詐欺師とかわらんね。 言ってる事と やってることもトンチンカンだしw もしかして こいつ、なんちゃって顧問弁護士さん?こっわああ~いw 42 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 22 49 22 ID sbwG3ptwO ショボ吊しあげられても仕方ないべさ。記事みたらわかるべさ。罪無き人を吊して、近寄り、ちゃっかりお友達になりましたってやるんだから。過去記事みたらわかるべさ。 43 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 22 59 22 ID 3h5xBxhq0 sbwG3ptwO あんたショボになんか恨みでもあるの? 44 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/15(水) 23 16 25 ID tBFQiTJt0 王国の人?w 45 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 00 42 59 ID l+LawqmpO あんた、すずめさんになんか恨みあるの?何かされたん?みんなで寄ってたかって卑怯者やね。何度も何度もリンク貼って、誰かさんと全く一緒の行為じゃないの?同類なん? 46 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 02 06 00 ID PQ3vijZM0 >ショボの信者は自分で個人情報バラまいてるから、笑えるぜ どこどこ?どこにバラまいてる?!そこんとこ、詳しく。 住所とか名前とか電話番号とか生年月日とかバラまいてるのか? 一緒に笑ってやるから教えてくれよ。 それより、34と42の書き込み。 あんた同じID(sbwG3ptwO)で入れてるのが、オレ的には大笑いだぜ? ったまワリーな、あんたw 48 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/16(木) 03 03 35 ID sRbcu3O60 雀の保護云々は正直どうでもいいので、野次馬気分でみてたんだけど、 ぷりんのブログは吐き気がする。 腹いせにしろよくあそこまで自分の醜さをネット上によくさらけだせるね。 50 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 05 02 17 ID nngrmAUqO 45 国王降臨はある意味面白いが、とりあえず今は文鳥王国は引っ込んでろ。
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冬の寒い日。 わたしは自宅の近くの公園で一人、本を読んでいた。たまに、こうして外で本を読む。寒いけど空気が気持ちよく、気分を入れ替えることができるから。 「あっれー!?そこにいるのは有希っこかい?」 「あ……鶴屋さん」 長い髪の綺麗な女性が立っていた。鶴屋さん、とても明るくてかわいい性格をしていて、少し憧れてしまう。 「なにしてるんだい?こんなに寒い中で読書かい?相変わらずの本の虫っぷりだねぇ!!」 ゆったりとした空気の寒い冬に、ほんのりとあたたかい陽が射したような感じ。鶴屋さんと喋ると世界に明るい色がつくような感覚を覚える。 「一緒に読む?」 わたしは尋ねた。たぶん返ってくる返事はNO。だけど聞いておくのが人間の礼儀。 「いやいや!あたしは遠慮しとくっさ!それより有希っこ、一緒にご飯食べにいかないかい?あたしが奢るからさ!」 わたしは少し考えた。確かに昼食はまだ食べていない。でも、わたしなんかと行って鶴屋さんは楽しいのだろうか? 「……わたしと行って、楽しい?」 鶴屋さんは笑顔を満面に浮かべて答えた。 「あったりまえさぁ!有希っこはかわいいし見てて飽きないさっ!……そだっ!今日はあたしのこと《お姉ちゃん》って呼びなっ!あたし一人娘だから妹が欲しかったのさ!」 お姉ちゃん?わたしが……妹?それもいいかもしれない……。 「お姉……ちゃん」 「よしっ!決まりっさ!じゃあご飯食べにいこっ!」 そういってわたしは《お姉ちゃん》に手をひかれ、店へと連れられて行った。 着いた所はカレー屋だった。……高そうな。 「有希っこはカレーが大好きなんだよねっ?あたしが出したげるからたっぷり食いなっ!にゃはは~、一日姉妹サービスさっ!」 わたしは厚意に甘えることにした。姉妹とは、遠慮などしない気兼ねないものだと本で読んだから。 「ありがとう」 《お姉ちゃん》は笑顔で頷いて店に入り、ごちそうしてくれた。二人で二皿ずつ食べた。……おいしかった、また来よう。 「さてっ!おなかもいっぱいになったし……うちに行こうかっ!」 どんな理屈でそうなるのだろうか。その辺りはよくわからないが、わたし頷いて《お姉ちゃん》の隣りを歩きだした。 「姉妹は仲睦まじく手を繋ぐにょろよっ!」 と言われて、手を繋いだ。冬なのにあったかくて、わたしよりちょこっと大きな手はとても安心できた。 「有希っこの手はやっぱりちめたいねっ!名は体を現すってやつだね、あははは!」 暖かい手と冷たい手。全然似てない二人が今日だけは姉妹というのはなんだか不思議。しばらく手を繋いで歩くと、見たことのある道に。 文化祭で映画を撮ったときに通った道。鶴屋家が近付いてきた。 「ささっ!入った入った!今日は遠慮は無しだよっ!」 言われるままに門をくぐって屋敷の中に入る。いつ見ても大きい家だ。 「ここに連れて来たのはあたしの着物を有希っこに着せたかったのさ!とっても似合いそうなのがあるからねっ!」 ……着物?わたしでも似合うのだろうか?身長も少しわたしの方が小さいから合わないように思うが、言われるままに着せてもらうことにした。興味があったから。 出してもらった着物は、紺を基調とした雪の結晶の模様がちりばめられた物だった。 とても綺麗な着物で、わたしにはもったいないくらいの物だ。 「ほらほらっ!ボーッとしてないで早く服を脱ぐにょろよっ!」 と言われたが、自分から脱ぐ前に脱がされる。部室での朝比奈みくるの気持ちがとてもよくわかる。 そのまま手慣れた様子でわたしは着物を着せられた。 「うわおぅ……こりゃまた予想以上に似合ってるねぇ……。有希っこ!写真撮らせてもらうよっ!」 そのままどこからかカメラを持ってきて、何十枚と写真を撮られた。その時、インターホンが鳴った。 「お姉ちゃん……お客さん」 「いーのさっ!来たらこっちに通すように言ってあるからねっ!」 シャッターを切りながらそう返事をされた。こっちに通すということは知り合いなのだろうか。 「鶴屋さーん、来ましたよ……って、長門ぉ!?」 わたしが見た視線の先には彼と、朝比奈みくるの姿があった。 「ふえぇ……長門さん、綺麗……です」 二人とも表情と態度から驚いているのがわかる。そんなにわたしは変わったのだろうか?鏡を見せられていないから自分ではわからない。 「やぁやぁ!キョンくん、みくる、ここにいるのはあたしの一日妹、有希っこだよっ!」 二人に紹介する必要は無いのに、やけにうれしそうに紹介していた。 「そだっ!みんなで有希っこの写真撮って、誰のが一番よく撮れてるか見せ合いっこするさっ!いいよねっ?」 《お姉ちゃん》がわたしに同意を求めて来たので、頷いて答えた。 しばらくは部屋の中で、三人からいろんなポーズをとらされながら写真を撮られていたが、しばらくすると彼が唐突に口を開いた。 「長門、ちょっと庭に出てくれないか?」 少し疑問に思ったが、わたしは戸を開けた。 雪が降り始めていた。一つ一つが大きく、ゆっくりと舞い降りてくる雪。 わたしは空を眺めながら雪の一つ一つに見とれていた。 不意に聞こえるシャッター音。 「その表情もらったぜ、長門」 彼がわたしにカメラを向けていた。他の二人も同じように再び写真を撮り始めた。 しかし、雪が舞い降りる中では着物だけはとても寒かった。 「お姉ちゃん……寒い」 わたしが《お姉ちゃん》と呼んだことに二人は驚いていた。だけど、気にしない。 「ありゃ~、そっか。ごめんごめん!じゃあ中に戻って暖かいお茶でも淹れるっさ!」 わたし達は中に戻り、お茶を淹れに行った二人をわたしは彼と二人で待った。 「しかし……お前が鶴屋さんのことを《お姉ちゃん》だもんな。焦ったよ」 彼は苦笑いしながらそう言った。 「今日一日は、姉妹」 「そうか、いい姉ちゃんを持ったな。……長門、ほんとに綺麗で似合ってるぞ」 彼が褒めてくれるのが、素直にうれしい。着物を着てよかったと心から思う。 「……ありがとう」 そう言った所で、二人がお茶を持って戻ってきた。 「ありゃりゃ~?二人で見つめあってあやしいね~!キョンくん、有希っこを食べるのはお姉さん許さないにょろよっ!」 とても誤解をしているようだ。後ろから入ってきた朝比奈みくるも何故か顔を赤らめていた。 『やれやれ』という彼の声が聞こえる。いろいろなことが起こるのが今は楽しい。 わたしはしばらく楽しい時間を堪能した。 「それじゃ、そろそろ帰るとしますよ」 彼はそう言った。朝比奈みくるもそれに倣い、帰り仕度を始めている。 わたしはしばらく悩んでいた。 「あれ?長門、早く帰る準備をしろよな」 「……わたしは、お姉ちゃんと一緒に寝る。まだ、帰らない」 初めてできたわたしの《お姉ちゃん》。もっと長く一緒に居たくて、わたしはわがままを言った。 「あたしは別に構わないっさ!有希っこみたいな妹が欲しかったし、残念だけど今日だけだからもっと遊びたいさっ!」 やっぱり優しい反応をしてくれた。彼はわたし達を交互に見て、溜息を一つついて口を開いた。 「……しょうがないな。鶴屋さん、長門をよろしくお願いします。朝比奈さん、帰りましょうか」 彼はわたしの保護者のような口振りでそう言うと、朝比奈みくると二人で雪の降る中を帰って行った。 それからわたしと《お姉ちゃん》は、一緒にお風呂に入り、ご飯を食べて、布団を敷いた。 楽しい時間が早く過ぎるというのを、わたしは初めて体験した。 「有希っこ!一緒の布団で構わないねっ?」 わたしは頷いてそれに答えた。借りてから着ている少し大きめのパジャマを引き摺りながら布団に二人でくるまった。 「おほぉ~!有希っこと二人で布団の中とは珍しいこと極まりないねっ!」 誰かと一緒の布団に入るのはわたしも初めてだった。初めて感じる、人の全身のぬくもりにわたしは心地よさと、やすらぎを感じていた。 「……あったかい。お姉ちゃんの体、落ち着く」 《お姉ちゃん》は、薄く微笑んだ。 「そっかい?……ねぇ、有希っこ。今日だけのお姉ちゃんからの最後のお願いさっ、聞いてくれるかい?」 柔らかい笑顔でわたしに問い掛けてきたのを、わたしは首を縦に振って答えた。 「えっと……有希っこの笑った顔がみたいさっ!ダメかなっ?」 わたしの……笑顔。すぐに笑おうとしたけれど、よくわからなくて引きつってしまった。 「今日は楽しかったかい?」 そう聞かれたので、また縦に首を振って答えた。 「じゃあそれを思いだしながら笑顔を作ると上手く笑えるっさ!」 わたしは少し考えて、頭の中でいろいろなことを思いだした。 一緒にカレーを食べたこと、写真を撮られたこと、お風呂に入ったこと……。 次々に思いだしながらわたしは笑顔を作った。たぶん、上手く笑えたと思う。 「うん!やっぱり笑った顔もかわいかったさ!お姉ちゃんはこれで満足だよっ!」 そう言って、満面の笑みを見せてくれた。 わたしがふと時計に目をやると、たった今、午前0時をまわった。 これでわたしと鶴屋さんの姉妹関係は終了した。わたしは様々なことで楽しませてもらい、最後に自然な笑い方まで教えてくれた鶴屋さんにもう一度笑顔を作って、心からの気持ちを伝えた。 「ありがとう、お姉ちゃん」 おわり
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このページはhttp //www.seed-kuramochi.com/SHOP/T-0032.htmlからの引用です ミニトマト 実生苗(リコちゃん) トマトベリーファミリーとして新発売! おいしさ+機能性や栄養成分が豊富なミニトマト 酸味と甘みのバランスが良く、リコピン含量が特に多い丸形の果実です。 果重8〜14g、糖度8〜10度に揃います。樹勢強く栽培容易です。 ポットサイズ 9cm 実生苗 4月中旬販売 ●栽培要点 定植はベッド幅60cm、株間30〜40cm程度。元肥はチッソ成分を控えめに 第3化房開花期から追肥を行い樹の生長と果実の肥大を助けて下さい。 土壌中の水分を一定に保つと安定した栽培ができます。 雨よけ栽培がお勧めです。樹勢の衰えの為果形が乱れる事があります。 定期的な追肥と灌水に留意して下さい。
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前へ 「どうしたの。もう帰ったのかと思ってたよ。」 「私も自主練習をしようと思って。早貴さんがいらっしゃるまで、ロッカー室を使わせていただいてたの。」 お邪魔だったかしら?と言われたので、首を横に振る。 「ちょっと休憩しようと思って来ただけだから。千聖こそ、私のことは気にしないで歌続けてて。」 結局考え事に耽っていた私は、別に休憩を取るほど疲れてなんてなかったのだけれど。千聖に気を使わせたくなくてとりあえずそんなことを言ってみた。 手持ち無沙汰なので、ロッカーを開けてケータイを取り出す。 メールが着ているみたいで、ピンクのランプが点滅している。 「・・・栞菜だ」 急いで作った文章なのか、今日はふざけすぎてごめんねとか、なっきーが悪いみたいな言い方して私が子供だったとか、私への謝罪がところどころ二重の内容になりながらびっしりと書かれている。 だから私も、“なっきーも言い過ぎてごめんね。”とだけ返した。 完全解決とまではいかないけれど、とりあえず今日の分の仲直りはできそうだ。 少し気が楽になったので、端っこで歌を練習する千聖の方に意識を向けてみた。 今は都会っ子純情を歌っているみたいだ。可愛い声だな、と思った。 えりかちゃんいわく、お嬢様化が始まった当初の僕らの輝きは本当にひどかったらしい(いまだにその話を振るとえりかちゃんは死にそうになる)。 千聖特有の子供っぽい柔らかい声から、元気をポーンと抜いたような感じだったそうだ。・・・それはちょっと聞いてみたかった。 今歌っている声も、確かに以前に比べたら声量が落ちているようにも聞こえる。でもやけに甘く可憐な味があって、これはこれで結構いいんじゃないかなと思った。 しばらく目を閉じて聞いていると、何か違和感を覚えた。 「千聖さ、何基準で歌ってるの?千聖のパートだけ練習してるんじゃないよね。他の人の・・・」 私はそこまで言って、はっと気づいた。 千聖が練習しているのは、自分のパートと愛理のパートだった。 「・・・千聖。」 何て言ったらいいんだろう。私は結構人の地雷を踏みやすいから、余計なことを口走りそうで怖かった。 少しの間沈黙が訪れる。 「早貴さんには以前お話ししたことかもしれませんが」 やがて千聖が口を開いた。 「愛理は私の目標・・・・いえ、私のライバルなのです。」 そう言い切る千聖の瞳はあまりにもまっすぐで、私は思わず息を飲んだ。 舞美ちゃんと2人、キュートの楽曲のメインパートをまかされているセンターの愛理。 ソロパート自体ないことも珍しくない、後列組の千聖。 身の丈に合わない目標だと一笑したり、あるいは簡単に頑張ってなんて言えない真剣さがそこにあった。 「うん、覚えてるよ。千聖前にも私に話してくれたもんね。 愛理がライバルだって。でも、ほら、あのことがあってから、千聖はいきなり愛理と仲良くなったじゃない。だからもう、ライバルとかじゃなくなったのかと思ってた。 なっきーに言ってくれた気持ちはしぼんじゃったのかと思ったよ。」 嫌な言い方かもしれない。でも、私に思いをぶつけてくれた千聖には、自分の気持ちを自分の言葉で伝えたかった。 「ええ。私は確かに、愛理ととても親しくなりました。」 千聖は怯むことなく、少し考えてからまた言葉をつないだ。 「変わってしまった私を一番最初に受け止めてくれて、孤立しないように側にいてくれたのは愛理ですから。私は愛理の優しさにいつも救われています。 だからこそ、大好きな愛理に負けたくないのです。」 「うん。」 私は千聖の手を握った。 「よかった、千聖の気持ちを教えてくれてありがとうね。やっぱり千聖は変わってな・・・」 その時、ものすごい音を立ててロッカールームのドアが開かれた。 「舞さん。」 「舞ちゃん。」 目を吊り上げた舞ちゃんが立っていた。 「なっきーの嘘つき。元の千聖に戻って欲しいって言ってたじゃん。嘘つき!」 大きな目から涙が零れ落ちていた。 「なっきーは舞の気持ちわかってくれてるって信じてたのに。」 「舞ちゃん、待って」 すごい力で私の手を振り切って、舞ちゃんは一直線に千聖に向かって行く。その勢いのまま、千聖を壁際まで追い詰めた。 「もう嫌だ。全部あんたのせいだよ。千聖を返して。私からキュートのみんなを取り上げないでよ!!」 私は呆然と、胸倉を掴まれてガンガンとロッカーに押し付けられる千聖を見つめた。 どうしよう。 どうしたらいいの。 舞美ちゃん、えりかちゃん。 言うことだけは一丁前で、こんなときにどうすることもできない自分が悔しかった。 「お願いだから元に戻ってよ千聖ぉ・・・」 舞ちゃんが千聖の胸に崩れ落ちる。 舞ちゃんに泣いてるのを悟られないように、千聖が口を押さえて嗚咽をこらえている。 もう私にはどうすることもできない。 にぎりしめたままの携帯を開いて、震える指で履歴をたどる。 【もしもし?】 「・・・っ・・ちゃ・・・・」 電話口に聞こえた声に返事をしようとしたけれど、嗚咽でまともに喋ることができない。 【なっきー?何、なんかあったの?】 舞ちゃんの泣き声が耳に響く。あんなに強気な子を、私のせいで追い詰めてしまった。 「助けて・・・舞美ちゃ・・・みーたん、助けて・・・・」 次へ TOP
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▽タグ一覧 ナイゾウクジビキ 人間 名前【北ちゃん(きたちゃん)】 性別【女】 身長と体重【145cm39kg】 国籍【日本】 種族【人間】 通称【女子高生化タグの子】 ICV【茅野愛衣】 「悪魔!へぇ、私が?面白い事を言うものだね」 モノクロのツートーンカラーの長髪に複数のシルバーピアスが特徴な浮世離れした美少女。 不良高校の二年生。 地毛は白髪。 麻雀が趣味。 何故か昔から海底撈月しやすいオカルト麻雀の使い手であり、そのため海底撈月で和了ることを前提とした打ち方をすることが多く、手役の速度は遅い部類に入る。 非喫煙者だが、煙草の匂いが好き。 逃げ足が早く、危険を感じると一瞬で居なくなる。 触るのは好きだけど、触られるのは苦手。 沖ちゃんが「大嫌い」と公言する数少ない人物。 気に入った相手と賭け麻雀をし、試合で相手の心をへし折るという「愛情表現」をする。 勉強は苦手。 「あなた可愛い!今から私と麻雀しませんか?」 「木尾くんが入るとなんか海底撈月できなくなるんだよねー……オカルト麻雀?」
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前へ 車で家に帰る途中、いつもみたいにお姉ちゃんのわき腹をつっついてみた。 ク゛フク゛フ笑いながら反撃してくると思ったけれど、「きゃんっ」ってリップみたいな声を出してのけぞった。 バカじゃないの。バカじゃないの。バカじゃないの。 心配したのに。ふざけつづけるお姉ちゃんに私は自分の気持ちを馬鹿にされてしまったみたいで、悔しかった。 「明日菜ったら、どうしたの?」 甘ったるい舌たらずな喋り方がむかつく。思わず髪に触れた手を振り払ってしまった。 「もう、その寒いキャラやめないと口きいてあげないから。絶交だよ。」 姉妹で絶交って。でもお姉ちゃんには効果があったみたいで、泣きそうな顔してオロオロしている。 「明日菜。何か気に障ることをしたのならごめんなさい。でも、私思い当たることがなくて・・・・」 「何っゞ∫Σ&#!!!!!」 今度こそ掴みかかろうとしたら、またママが止めに入った。 「明日菜、お姉ちゃん疲れてるの。あんまりちょっかい出さないで。」 ああもう、本当嫌だ。疲れてるとか関係ない。お姉ちゃんがイタズラ好きなのは知ってるけど、今そんな空気じゃないって言ってるだけなのに。 「明日菜」 「もう話しかけないで。」 私はお姉ちゃんに背中を向けて、フテ寝することにした。 “家に帰ったら、数学の予習をしないと” “ええ、お母様のおっしゃる通りね” “うふふ” 断片的に耳に入ってくる言葉が勘に触る。ママもママだと思う。いつもお姉ちゃんばかり甘やかすんだから。ずるい。 そもそも私達姉妹がハロプロのお仕事を始めたのだって、私が大好きなモーニング娘。になりたいと言ったのが始まりだったはずだ。 なのにママは、キッズオーディションを受けるのに年齢が足りてなかった私には我慢しなさいと言って、お姉ちゃんだけ受けさせた。 私のことを待って、また別のオーディションを一緒に受けるんでもよかったはずなのに。 あの時はお姉ちゃんが「千聖どうしてもこれ受けたい!なんでも言うこと聞くからお願い!」 とママに食い下がったんだっけ。 お姉ちゃんは基本的に優しいけれど、どうしてもやると決めたことに関しては絶対に譲ってくれない。 私の一番の夢を私より先に掴んで、お姉ちゃんはキッズになってしまった。 結局私もその後エッグになれたから、もうそのことは恨んでないし今更うじうじ言うつもりはない。 でも今日みたいなことがあると、やっぱり自分ばかり損しているような気持ちになる。 ケガがたいしたことなくて、ふざけているんだったら早く怒ればいいのに。 こんなキャラで家に帰ったら、弟だって心配してしまうだろう。 「お帰りー!ちさと姉ちゃんケガ大丈夫?」 家に着いたら、よっぽど心配していたのか弟が玄関の前に立っていた。 「ありがとう。たいしたことなかったのよ。ずっと待っててくれたのね。」 お姉ちゃんはとても優しい顔で微笑んで、弟をやんわりと抱きしめた。 「え」 普段はやんちゃな弟が、お姉ちゃんの腕の中で目をパチクリさせておとなしくしている。 パパもママも、「千聖は優しいお姉ちゃんだね」とか言っている。 私はこのとき初めて、怒りではなく恐怖を覚えた。 ・・・・・もしかして、私がおかしいの?もともとお姉ちゃんはこういうキャラで、私が今日突然そのことがわからなくなってしまった? 「遅くなってしまったわね。お布団しいて、寝ましょう。」 お姉ちゃんの手が私の背中に添えられる。拒めない。 妙にあたたかくて、優しい手がとても重く感じた。 次へ TOP
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「どうしよう、千聖ぉ」 「おちついて。そこの窪みまで、ゆっくり移動しましょう。」 舞美ちゃんの目を盗んで、背中を丸めて2人でその場を離れる。 「困ったなぁ。2人ともーみんな心配してるよー?」 薄闇の中でも鋭く光る目や、ショートパンツから伸びた引き締まった足が、チーターやサーベルキャットを連想させて何だか怖い。 舞美ちゃんはうろうろと海岸沿いの道路まで走っていったり、波打ち際で海の中をじっと見つめたり、しまいにはなぜか砂を手で思いっきり掘り出した。 「いやいや、それはないでしょ。」 「ふふ」 笑い声が響かないよう、お互いの肩に唇をくっつける。潮の匂いと千聖の甘ったるいコロンの香りが混じって、少しドキドキした。 「もー、みぃたん早すぎだよぉ」 独特の高い声。なっきぃが追いついてきたみたいだ。穴を掘りまくっている舞美ちゃんになにやってんのとお説教を始めた。 「やっばいよ。なっきぃ鋭いから見つかっちゃうかも。」 「待ってて。移動できる場所を探してくるわ。」 「それなら舞も。」 縋る私の指にそっと手を重ねて、千聖は「平気よ。ここにいて頂戴。」と柔らかく微笑んだ。 「・・・・絶対、見つからないで戻ってきて。」 「ええ。」 なっきぃと舞美ちゃんはまだ喋っているみたいだ。 千聖は様子を伺いながら視線を前方に移した。岩陰を飛び出して思いっきり走る。あっという間に姿が見えなくなって、私は一人で取り残された。 ちょっと肌寒くなってきた。千聖とくっついてる時は体温でわからなかったけれど、チューブトップから露出したうなじらへんがひんやりしてきている。パーカーでも着てくればよかった。 「舞ちゃーん。・・・ねーやっぱりこっちじゃないのかも・・・」 「ちょ、待ってみんな。砂浜やばいってコケるコケるうわー」 「キャー」 ミュール脱げよえりかちゃん。 遅れて栞菜、えりかちゃん、愛理も到着してしまった。 やばいよ、今戻ってきたら見つかっちゃう。 愛理の持ってる懐中電灯の光が、頭の上を通り過ぎていく。 今出て行けば、めっちゃ怒られるだけで済むかもしれない。 千聖は私が無理矢理連れて行ったと言えば、咎められることはないだろう。 私は自首しようと腰を上げかけた。その時、 「舞さん。」 「うぅっわ。」 足元で名前を呼ばれて、思わず声が出た。足元で千聖が四つんばいになっている。 「ど、ど、ど、どうやって来たの?」 「この体勢で、岩や木の間をくぐってきたの。懐中電灯でも、わざわざ下までは照らさないから。」 そう、ですか。千聖得意だもんね。犬。 「舞さん、あそこに崖があるのが見えて?下の方が小さな洞窟になっていたから、今日一日ぐらいは隠れていられるかもしれないわ。」 「本当にいいの千聖。私達、」 キュートにいられなくなっちゃうかもしれないよ。 最後まで言うのは何だか怖くて口ごもってしまったけれど、千聖は私の言わんとすることをわかってくれた。 「舞さんは、どうなさりたいの?」 「舞は、舞・・・・」 最善の対処はわかっている。 ここを飛び出して、みんなに必死で謝ればいいんだ。 そうしたからって別に千聖がいなくなるわけじゃない。 わかっているけれど、なぜか足が棒のようになって動かない。 「もうやめよう。」と千聖に言い出せない。 千聖の目を見ていると、どうにかやっていけるんじゃないかという変な自信が生まれてくる。 このまま2人でいなくなったらどうなるんだろう。さっきまでの不安感は消えて、好奇心がムクムクと湧き上がってきた。 「行く。千聖が見つけてくれた洞窟に行こう。」 キュートの皆は私達にお尻を向けて、砂に何か書きながら会議をしている。 ごめんね。舞は千聖と生きていく。 「行きましょう。」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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商品名 値段 効果 備考 カタナ 金貨8枚 攻撃力4 カタナ 銀貨30枚 攻撃力3 予約すればもっと良い刀や、ジパングの武具用の素材(サメ革、ワニ革など)が手に入る可能性がある 欧州のラシャ、日本の真珠、支那の陶器、アフリカ産の黒檀、オロシアの貂の毛皮も売ってる 店主はジパングの品を扱っているレーベ人。「料理人としての鈴音」のファン ダイス次第では威力7の刀も売っている
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348 名前: NPCさん 2006/03/03(金) 22 51 10 ID ??? 「困ったちゃん」とはなんですか? ――困ったちゃんは悪意を持った人間で、友人であるGMに 反逆し、GMを、セッション卓を、メンバーとその我々が知るような ゲームを、破壊しようとしています。 あなたは困ったちゃんを暴き出し破壊しなければなりません。 アップルちゃんは困ったちゃんです。これらの遺伝異常者は 制御しきれない能力を持っており、セッション卓を守ることよりも 私利私欲のためにその能力を使用します。 彼らは排除されなければなりません。 千早神牙は困ったちゃんです。ゲームマスターに認可されていない キャラシートで無責任にもセッション卓のよき秩序を蝕む陰謀を 巡らせているのです。彼らは全滅されなければなりません。 ところで……あなたはアップルちゃんです。さらに千早神牙です。 あなたは困ったちゃんなのです。 349 名前: NPCさん 2006/03/03(金) 23 12 34 ID ??? はい、GM。シナリオは常に正しく、セッションに参加できた我々は幸福です。 350 名前: NPCさん 2006/03/03(金) 23 34 54 ID ??? 吟遊を怠るな! ダイスの目を信じるな! 膨大な裏設定を手放すな! 351 名前: NPCさん 2006/03/03(金) 23 52 41 ID ??? 348 アーバンアサルトのサポートコンピュータを思い出す言い回しだな…w 《敵との同盟はありません、全ての敵を破壊し支配を広げてください》 スレ91
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「千聖、大丈夫・・・?」 「ぅー・・・」 犬の子供みたいに小さく丸まって、千聖は体をピクピクさせたまま何も言わない。 焦らされまくると結構体の負担が大きいのはわかっていたけど、ついついいじめてしまった。可愛かったなぁ・・・“いじわるしないで”、だっけ・・・ 明るい方の千聖には日頃いじられっぱなしだから、これはちょっとした反撃のネタができたかも。なんてひそかにほくそえんでいたら、千聖はイモムシみたいにズリズリとベッドを這って、ムクッと起き上がった。 気力の問題もあるのか、お嬢様より回復が早いみたいだ。余韻でピクンと跳ねるお尻をニヤニヤしながら見ていたら、枕を投げつけられた。 「・・・わざとでしょ」 「何が?」 「えりか最悪・・・」 唇を尖らせて睨んできても、真っ赤なほっぺたと潤んだ目じゃ全然怖くない。怒っているというより、予想以上に恥ずかしい目に合わされたのが納得いかないみたいで、相変わらず「ヘンタイ」と口の中でモゴモゴフガフガ文句をたれている。 「いいじゃん、そんなこと言ってるけど気持ちよかったんでしょ?」 「何それ」 千聖は眉をしかめてうつむいた。 「え・・ちょっと」 「最低・・・ひどい・・・バカ・・」 そのまま、顔を覆ってヒックヒックとしゃくり上げる。さっき投げつけてきた枕をギュッと抱きしめて、千聖は声も出さずにうずくまっていた。 「ごめん、千聖・・・」 もう、何で私はこうも調子に乗りやすいんだろう。千聖は案外、こういうことに関してはデリケートで乙女なんだってつい忘れてしまっていた。 「泣かないでよー・・・ウチが悪かったから、ね?」 人の涙はすぐに伝染してしまう。私は情けない顔でべそをかきながら、枕に顔を押し付けている千聖の頭を撫でた。すると、ゆっくり千聖の顔が上がってきた。 「・・・え?」 ――あれ、泣いてない。 ていうか、笑ってる。 「うぇへへへへ」 「え・・・ちょ、待って」 「覚悟しろ、えりかー!」 千聖はいきなりベッドの上に仁王立ちになって、バランスを崩しかけた私の懐に飛び込んできた。 「わあっ!ちょっと!卑怯者!」 小柄とはいえ、千聖の身体能力は私とは比べ物にならない。あっというまにマウントポジションを取られる。 「えりかがヘンタイなのが悪いんだよ。グフフ」 「ち、ちしゃとぉ・・」 千聖の子犬みたいな愛くるしい顔が、舞ちゃんと2人でイタズラを思いついた時のあの顔に変化していくのを、なすすべもなく下から見守ることしかできない。 「ホントにさー、ヒドイよね。舞ちゃんだって、もうちょっと優しくしてくれたよ?」 「・・・やっぱり、こういうこと舞ちゃんともやってたんだ」 「違うよ、無理やり1回やられたんだもん!」 千聖は私の胸を乱暴に掴むと、お餅でもこねるような手つきで、グニグニと力を込めてくる。 「痛い痛い痛い!」 「あれ?嘘、痛い?ごめんごめん。乱暴にしちゃだめなんだ」 ちょっと考え込むような顔をする千聖。丸っこい指が一旦離れたかと思うと、今度は上半身を倒して、ギューッと抱きついてきた。 「ムフフフ・・・」 「んーっ」 さっきやってたみたいに、胸と胸がくっつく。あ、ちょっとこれはヤバイ・・・。まだ硬いままの千聖のと私の先端が押し合って、ムズムズするような変な感覚がせりあがってくる。 「どう?」 「へ、へー・・・千聖よっぽどこれが気持ちよかったんだ。」 それでも、一応年上の意地というものがある。何とか優位に立とうとしてからかうと、千聖は「違うし!」と顔を真っ赤にして、あわてて体を起こした。 「ふっふっふ、ごまかしたって私には・・・・・っ!?ちょっと、何やってンの!痛いって!」 今度は、下半身にビリッとおかしな感覚を覚えた。千聖が、私のだいじなとこに指を突っ込もうとしている。 「だって、さっきえりかちゃんもやってたじゃん!ちょっとぐらい我慢しなさいよね!」 なぜかオカマ口調でキレられて怯んでいると、千聖はそのまま私の上から降りて、足の間に回った。そして、ガッと押し開かれる。 「無理無理無理無理!千聖!やめてお願い!」 「・・・へー・・・・」 「へーじゃない!じろじろ見るんじゃありません!ねーもう、本当に・・・んんっ」 さっきとはうってかわって優しい手つき。千聖の手が、表面をゆっくりなぞる。 「こうすればいいのか、何となくわかった」 「あン、ちょっと・・・」 逃れようにも、下半身はガッチリホールドされているから、上体を虫みたいにぐねぐね動かす事しかできない。 「いっつも千聖ばっかりしてもらうんじゃ、納得できない。ってお嬢様状態の時にも思ってたはず。そういうの何となくわかるし。何だっけ・・・ふぇらじゃない?だっけ」 「違うよ!フェアじゃない、だから!そんな危険な噛みかたしないでちょうだい!」 「そんなのどっちでもいいよ。さぁ続き続きー♪」 話題を若干ずらそうとしても、千聖は全く意に介さず、再び指を動かし始めた。 「あ・・・あ・・・・」 「・・・」 急に、何も言わなくなった。千聖は本気で集中している時は、全く回りが見えなくなって、口を利くことすら忘れてしまう。その素晴らしい集中力をこんなことに使うなんて、どう考えてももったいない!間違ってる! 「やめ・・・ひいぃ」 実はこういう才能があったのか、千聖は絶妙な力加減で、私の弱いところをピンポイントで触ってくる。しかもエロ顔というより、伝統工芸職人のようなストイックな表情で黙々と。 手マ○職人岡井千聖、という誰にも披露できないギャグを思いついたけれど、まさか口に出すわけにはいかない。何と言っても、女の子の大事なところをガッチリ人質に捕られてるんだから、うかつなことは言わぬが花。 「千聖、ごめ・・・えりが、悪かったから・・・もうダメ!」 目の前がチカチカ点滅し始めた。これはヤバい。何とか制止しようと大声を出すと、やっと千聖は顔を上げた。無表情に近かった顔が、チェシャ猫のようにニィーッと笑いを深める。 「ちゃんと見届けるからね。えりかの・・・・グフフ」 「ションナ・・・アッー!!!」 その機械のごとく正確な手つきで、私はそれからすぐに、天国へと連れて行かれることとなった。まさか、千聖にここまでされるとは・・・・。快感半分orz半分でベッドに倒れこむ。が、しかし 「・・・千聖?もう、いいよ・・・もうウチ十分天国・・」 「・・・・」 「ちょっと、ねえ!」 千聖はいっこうに手を止める気配がない。また真顔で、大分ヒドイ状態になっているであろう私のソコに打撃を与えてくる。 「だって、さっきえりか、千聖に何度もこういうことしたでしょ」 違う!だってあれはただ単に焦らしただけであって・・・でも、今のピンクに染まった脳みそで、千聖にそれを説明するのは不可能なことのようだ。ますます体から力が抜けていく。 そういえば、佐紀の家で見た(以下略)で、女性は達し続けると、途中からはもはや快感じゃなくて苦しみになっていくって言ってた気がする。もしこのまま、千聖が延々と手を止めてくれなかったら・・・! 「千聖!」 視線がぶつかる。三日月の形の目がますます眇められて、年齢に合わない妖しい表情へと変化していく。 「何か、面白いね。えりか可愛い」 「あっ・・あ・・・!ちさ・・・!」 「うぇへへへへ」 その手は一向に止まらない。無邪気に笑う顔は、天使のようでもあり、悪魔のようにも見えた。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -