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03月 2007年 FrontWing ツンデレ 同い年 微妙な幼なじみ 王道型 284 :名無したちの午後 [sage] :2007/03/26(月) 08 04 11 ID mRvqfAYM0 まったく話題になってないけどきみはぐの南ってダメなのかな? かなりイイ線行ってると思うんだけど。 297 :名無したちの午後 [sage] :2007/03/28(水) 01 38 41 ID olL1t7lW0 今攻略してる途中だけど結構楽しいぞ。 腐れ縁だったのが、ふとしたきっかけでお互いを意識するようになっていく過程が 結構丁寧に描かれてて良い。 のんびりプレーしてるから最終的な感想はもうちょいまってくれ。 298 :名無したちの午後 [sage] :2007/03/28(水) 01 48 43 ID Oe3rrt/v0 自分もきみはぐやってみたが南は良い感じ 主人公の恋を応援したり最初から主人公にホレてるわけではないという点では Present for youの留美と同じだが留美みたいに幼なじみ同士の恋愛を否定したりするような性格ではない 恋と友情の狭間で南の感情が揺れ動く展開 302 :297 [sage] :2007/03/28(水) 22 32 33 ID olL1t7lW0 きみはぐの南、たいへんおいしゅうございました。 シナリオは決して長いとはいえないが、過去の回想が何度も出てくるし、 小さい頃の事も何度も話題に上るのでいやというほど幼馴染分を味わえる。 あと小さいときの南もめっさ可愛かった。 終盤は定番の葛藤や行き違いはあったんだけど、それもあっさり片付いたので 最後まで気持ちよく萌えられたよ。 これ個人的にホームラン級の当たりだった。 304 :名無したちの午後 [sage] :2007/03/28(水) 23 36 30 ID 2ll0pwRD0 きみはぐの南は 302でも上がってるがいいな。 両想いになってからデレて甘えだすのがかなりくるものあるが、そこから短いのが珠に傷。 778 :名無したちの午後 [sage] :2010/02/27(土) 00 26 12 ID /Ml/qJIX0 さっきふと思い出して「きみはぐ」をやったんだ。 あーちゃんと同じく佐本二厘が幼馴染(柚木南)やってるんだがこれもなかなかだった。 他者の意見が気になるが他にきみはぐやった奴いる? 779 :名無したちの午後 [sage] :2010/02/27(土) 00 26 43 ID DaAsvhdG0 パッチあててまどかで抜いてHDDの肥やしになった 780 :名無したちの午後 [sage] :2010/02/27(土) 00 43 19 ID cD64HSCl0 喉かわいたっていったヒロインを主人公がプールに連れてって 『水道の水飲め』って言った瞬間に投げた。 後、個人的にボーイッシュキャラ好きじゃなかったし。 781 :名無したちの午後 [sage] :2010/02/27(土) 01 05 38 ID O5XzZ6K10 きみはぐのショートって幼馴染だったっけ? なんかそういう印象なくって悪友・ウザキャラとしか見てなかった 主人公含む全キャラがなんだかんだでおかしいからなぁ 782 :名無したちの午後 [sage] :2010/02/27(土) 02 06 34 ID lLAG3+/q0 きみはぐの南は相当理不尽でむかついたなぁ・・・ 結局両方ヘタレてたってだけなのに一方的に非難されてたのが印象に残ってる。 ピンクにおいしいとこもってかれんのがまた微妙(逆だったかも) 788 :名無したちの午後 [sage] :2010/02/27(土) 07 16 33 ID JEWtPZKq0 きみはぐの南はわりとよかったとおもうけど 両想いになる前は 780-781なんだけど、付き合いだすとしおらしくなって、甘えたがりになるのでそのギャップが良かった ただ両想いになったらすぐENDなのでEND後のおまけH含めても大半の人が物足りないと感じるんでは?
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できちゃった その2から 母子手帳がいつからもらえるか、ご存知だろうか。 正解は「妊娠がわかったら」すぐにでももらえる、である。 「そんなことも知らないで、父親になろうなんて、うかつすぎるわよ、バカキョン!」 うかつなことは認めるが、そういう「うっかり」ではないような気がするぞ、ハルヒ。 「どういうことよ?」 だいたい、母子手帳が妊娠がわかったらすぐにもらえる、なんてことを知ってる高校生なんていないと思うぞ。ハルヒ、お前は知ってたのか? 「あたりまえでしょ!」 うぐ。 「子供ができたらどうなるか、どんな準備をして何をしなきゃならないのか、知らないのはまだしも、知らないでも良いと思ってるのは許し難いわね。だったら、ちゃんと避妊しなさい!」 いや、それは、あれだろ、おまえが「生」の方が良いって言って……。 「あたしは知ってるからいいのよ」 ぐう。わかった。ちゃんと勉強する。 「よろしい。……いい、キョン? 育児は、入試みたいに全科目が1、2日の間に全部出題される試験じゃないの。子供の月齢に応じて、出る問題は決まってるのよ。1ヶ月の赤ちゃんの親は、1ヶ月の赤ちゃんに必要なことだけ集中すればいいわ。4ヶ月になったら、1ヶ月の赤ちゃんにしかおこらない病気のことなんか、忘れてもかまわないの。4ヶ月のときに、子供が3歳になったら何をすればいいか、心悩ます必要もないわ。だから、まずは順番と、いつが何が必要か、何を調べればいいかだけを知っておけば、とりあえず構わないという訳。はい、これ」 なんだ、この分厚い本は? 「全3巻だから、あと二冊あるわよ。とりあえず、目次だけでも覚えなさい。あと、「子供が生まれるまで」のところは、今からちゃんと読んどくこと。母さんたちが手伝ってくれるとはいえ、あたしたちの子供なんだからね」 帰り支度を済ませ、ハルヒに渡された本を持って階段を下りていくと、インターホンが鳴って、玄関のドアが開いた。涼宮家のゴッド・ダディのお帰りだ。 親父さん、お邪魔してます。 「よお、キョン。今日も気の毒だな」 親父さんに言われると、本当に心底凹みますよ。 「わるい、わるい。悪気はないんだ」 どっちなんですか? 「もう帰るのか? ハルヒとは別の部屋に布団敷いてやるから、ちょっとつきあえ。明日は土曜だろ」 いや、帰ると家に連絡したし、明日も早いんで。 「不思議探索って、そんなに胎教にいいのか?」 どうなんでしょうね? 「その本」 これですか? 「俺も読んだ」 親父さんも? 「うちは、母さんがハルヒを産んだ後、そのまま2年ほど入院したからな。俺は勘当の身で、母さんも実家と連絡を取ってなかったから、どっちの親にも頼る訳に行かなかったって訳だ。育児書の類いはみんな読んだし、あと『メルク・マニュアル』と『ネルソン小児科学』は暗記した。百科事典を読んで原爆を作る高校生みたいなおめでたさだが、最初はそれ以外の手も思いつかなくてな。つまるところ、あのバカ娘が、必要以上にバカな件について、俺には遺伝子以上の責任があるんだ」 「なによ、ひとを『失敗作』みたいに! あんたの悪影響なんか、とっくに払拭したわよ、このバカ親父!」 ちょっとまて、ハルヒ! おまえ、いま、すごく悪いことを考えてるだろ。階段の上からとび蹴りしようとか? 「さすが、キョンね。以心伝心とはこのことだわ。さあ、的(おやじ)が逃げないように、しっかりつかまえててちょうだい!」 おまえはこの、地下闘技場でもそこそこやっちまいそうな親父相手に、俺に素手で立ち向かえというのか。って、問題はそっちじゃない! 俺は、階段を2段飛ばしでかけあがり、ハルヒを抱き上げて行動不能にした。 「きゃあ、キョン、な、なにすんのよ!」 それはこっちのセリフだ! 飛んだり跳ねたりする妊婦がどこにいる? 自分と子供の体のことも考えろ! 「わ、わかったわよ……」 「おーい、ご両人。あつい情熱は分かったが、階段途中のお姫様だっこは、いろんな意味で危ないぞお……って聞いてないか」 だいたい、いつまで2階にいるんだよ? 危ないから1階の部屋と替われって、あれほど言っただろ。 「わ、わかってるわよ。……でも、いろいろ身の回りの物も置いてあるし、そう急には……」 親父さん、今日、泊まっていっていいですか? 「お、おう。そうしろ」 ハルヒ、今夜中にやっちまうぞ、1階への引っ越し。 「あ、あんたね。そんな急にできるわけ……」 とりあえず、なにから運ぶ? 指示しないと、全部持っていくぞ。 「あ、あんたねえ……」 「おーい、ハルヒ。そうなったら何言っても、無駄だぞ」 「ど、どうすんのよ?」 「やらせとくしかない。そのモードのキョンを止めるのは、無敵のコックK・C・ライバックを乗せた暴走特急を、親指を立てて止めるようなもんだ。……俺は1階の部屋を片付けてくる」 「こら、バカ親父、逃げる気? 今の責任とりなさーい!」 次の日の土曜日は快晴。絶好の不思議探索日和だが、くじの方はそうでもなかった。 「なるほど。それで最近、あなたの遅刻と罰金がめっきり少なくなった訳がわかりましたよ」 午前・午後とも、見事に野郎チームと女性軍チームに分かれた。何かの怒りにでも触れたのか? ずいぶん慣れたとはいえ、このイケメン超能力者と数時間、疲れる話をしながら町を歩くのは、結構忍耐と努力を必要とする。 「昨日は単純に片付けをはじめるのが遅かっただけだ。いつもハルヒの家を一緒に出てる訳じゃない。それにしても、ハルヒの奴、大丈夫なのか?夕べは結局ほとんど寝てないはずなんだが」 「寝てないのはあなたも同じでしょう。いや、なんというべきか、嫁煩悩の鏡のような方ですね。あのお二人がついていますから、心配は無用だと思いますが」 確かに朝比奈さんの慈母のような心遣いと、並み大抵以上の危険があってもなんとかしてくれるであろう長門がついていれば、ハルヒの安全は、スイス銀行最奥のシェルター内金庫の中よりも確実だろう。しかし、そろそろ無理に班分けしなくてもいいんじゃないかと俺は思うぞ。 「まあまあ。週に一度の息抜き、リフレッシュではないですか。すでに学校を休んでおられる涼宮さんにとっては、家族以外の人に会う貴重な機会ですよ」 「それはまあ、そうだが」 「涼宮さんは結局、休学の方を選ばれたのですね」 と古泉は笑顔を絶やさずに、感慨深げに言う。 「ああ。退学して大検、という選択肢もあったんだがな。あいつなりに、この学校には思い入れがあった、ってことなんだろう」 「ちゃんと卒業したい、という訳ですか。あなたと出会った場所ですしね」 「おまえらともだ。SOS団の団員、名誉顧問、準団員、クラスのみんな、全員だ」 「……。ところで、朝比奈さんの進路ですが、彼女はやはり白衣の天使を目指すそうですよ」 「それは……非常に楽しみだが、別の意味でちょっと怖いな」 「長門さんは、人体という有機体システムにいたく興味を持たれていまして、医学の道へ進むことを考えておられるようです」 「理系はまずいんじゃないのか? 歩くオーパーツになりかねんぞ」 「自重する、と言っておられました」 「……」 「あなたはどうされるんですか?」 「どうもこうもないが。……とりあえず浪人せずに大学へ行って、入ったら一旦休学だろうな。自主的な育児休暇だ。いくらハルヒでも育児と受験勉強の両立は大変だろうし、お義母さんたちにまかせっぱなしにもいかんだろう」 「父母そろって子育てですか。あたりまえのようで、なかなかありえない話ですね。それなら涼宮さんとまた同級になれますし」 「まあ、俺が受からんことには、どうにもなりようにない話だが」 いい加減、足もアタマもくたびれてきたところで、古泉はオープン・カフェのある店で休んでいこうと言い出した。俺の方も異論はない。むしろ渡りに船って奴だ。 「しかし、収まるところに収まってみると、改めてあなたがたの認知度というか人気がわかりましたよ。今回の件は、純粋に生物学的には当然のことであっても、今の日本社会の世間常識からすれば、必ずしも賞賛されるものではありませんからね。今や10代の出産を減らすことを政策目標にする国や社会もあるくらいです。なのに、我々の周辺では、喜ぶ人こそあれ、非難めいた声が生徒はおろか教職員の人たちからも聞かれませんから」 「俺たちは周囲に恵まれてる。過ぎるくらいにな。おまえらを含めてだが」 「長門さんが整理して目録を作ってくれていますが、毎日SOS団部室に届けられる多種多様な『安産のお守り』は、もう500じゃききませんからね。鶴屋さんが保管場所を提供してくれて幸いでした。さもないと、部室もどうなっていたことか」 「おまえの専門的には大変なことになってないのか?」 「涼宮さんの精神状態は、いま非常に安定していますよ。マタニティ・ブルーも育児ノイローゼも、あなたの努力を見ていると、大船にのった気持ちでよさそうですね」 「おれだって何もかもはじめてなんだ。どこにいくか、わからんぞ」 「あなたとなら、それもいいかもしれませんね」 「気持ち悪いこと言うな」 「これは失礼。言外の意味を込めたつもりはなかったのですが」 古泉はにこやかな表情をやわらげ肩をすくめた。 携帯が振動して着信を伝える。朝比奈さんからだ。 「あ、キョン君? 涼宮さん、眠っちゃいました。はい、いつもの公園です。長門さんがちゃんと、えーと、なんとかフィールドを張ってくれてますから、冷えたりはしないと思います」 「わかりました。すぐそっちへ行きますから。……ハルヒが眠っちまったらしい。今日はお開きだな」 「ええ。涼宮さんをおぶって帰られるのですか?」 「どこかでタクシーでも拾うさ。ひょっとすると、その必要もないかもしれんが」 「……なるほど。元祖親バカ、ということですか」 「……オヤジ・イヤーは地獄耳」 「うわ、親父さん」 「聞こえてるぞお、古泉」 「これはとんだ失言を。お許しください」 「おれのストーキングの技術も、まだまだな。キョンは欺けても、イケメン高校生には見破られるか」 「いやいや。彼が気付かないのは、接近してくる者に敵意や自分たちを害する志向が感じられないからですよ」 「で、バカ娘はどこで寝こけてるんだ?いつもの公園か?」 「ええ」 「車で来てるんだ。古泉も乗ってくか?」 「いえ、ぼくはここでお暇しましょう。みなさんにもそうお伝えください」 親父さんと俺は車に乗り、いつもの公園の入り口近くに乗りつけた。 ここで待っていると親父さんが言うので、ひとりでハルヒがいるベンチに向かうことにした。 公園の入り口からは、ちょうど夕日が沈んでいく方向にそのベンチはあった。そこでは、小さな朝比奈さんの肩に頭を預けて眠るハルヒがいた。長門は少し離れたところに立っていたが、多分なんとかフィールドを張っていてくれているんだろう。 「おい、ハルヒ。起きろ」 「ん? ……キョン? 何やってんの、あんた?」 「何って、迎えに来たんだ」 「……そう」 「朝比奈さん、すみませんでした。長門、ありがとな」 「いいですよ、そんな」 「私はかまわない」 「ハルヒ、親父さんが車でそこまで来てる。乗って帰れ」 「……あんたは?」 「ああ、ついていくぞ」 「……有希、みくるちゃん、キョンが来たから。今日はありがと」 「はい、じゃあこれで」 「さようなら」 俺がさっき来た方向へ向かう朝比奈さんと長門を見送りながら、ハルヒは座っている位置を、ほんの少しずらした。そこに座れ、ということらしい。 「ハルヒ?」 「座って」 「ああ」 「親父なら待たせとけばいいわ」 「ああ。……何の話だ?」 「え?」 「二人だけで話しときたいことがあるんだろ?いくら鈍くても、それくらい俺にもわかる」 「そう。……ねえ、あたしたち、未熟者かな?」 「まあ、そうだろうな」 「あたしたち、この子をちゃんと守ってやれるのかな?」 「ハルヒ……」 「ちょっとここで居眠りしたわ。そしたら夢の中で、お腹の中にいる子たちが話しかけて来たの」 「……」 「不安だって。そっちへ出ていきたくないって」 隣に座っているハルヒは、俺の手をぎゅっと握った。 「あんただから、強がりなしで言うわ。あたしも不安。不安でたまらない」 「寒くないか?」 返事を待たずに俺の上着をハルヒの肩にかけてやる。 「大丈夫。でも、ありがと」 「実を言うと、俺もだ」 「え?」 「不安でたまらん」 「不安な表情じゃないわよ、キョン」 とハルヒはくいっと顔を挙げて言った。 「あんた、なんだか知らないけど、少し笑ってるわ。いつもの困ったような笑顔だけど」 「そうか? 自分では気付かないもんだな」 「あんたは、そういうことばっかりだけどね」 「まあな」 「キョン、あんたも不安なの?」 「おれはな、ハルヒ」 これまでなかったほど自然に言葉が出た。 「おまえが、好きだ」 「あ、あた、あんた、どさくさにまぎれて、何言ってんのよ!」 ハルヒの反応は相変わらずで、それがおれに何かの力を与えてくれるんだろう。 「正直言って、何かできることがあるのかと言われればまるでないし、俺たち家族をどうやって食わしていけるか見通しだってない。俺たちの周りはどうにもお人よしの親切者ばかりで誰も言わないが、若すぎる、考え直せ、と誰彼なく言われたっておかしくないと思う。だけどな、ハルヒ」 沈みかけの太陽が、俺たちの足下から長い影をつくっていた。影の先は、たそがれに、そして夕闇に溶けていくように見えた。 「おまえのことが好きで、おまえと子供をどうやって守っていこう、どうやって暮らしていこう、って考えるから、不安になるんだ。だから、こういう気持ちも、おれは嫌いじゃないぞ」 ハルヒは、ほんの少しの間だけ、ぽかんとして、すぐに、いつものように形のいいまゆをつりあげ、こう言ってのけた。 「能天気な奴! いつものうるさいくらいの心配性はどこ行ったのよ?」 「心配すんな。しっかり取ってある」 「キョン、分かってんだろうけど、今のあんたみたいなのを『甲斐性なし』っていうのよ」 「ああ、そうだ。悪いか?」 「まあ、あたしも『すねかじり』だけどね。……二人して、さえない夫婦ね」 「だが夫婦には違いないぞ」 「まあ、最初から内実が伴うなんて期待してないわ」 ハルヒの指が、ビシッと至近距離で俺の顔を指す。 「道連れもいることだし、大船に乗った気持ちで行くわよ。船底に穴があいたら、あんたも汲み出すのよ、キョン!」 なんてたわいもなく小さな『大船』だろう。けれど、どれほど揺れようが、こいつとならなんとかなるだろうと、俺は心のどこかで信じることができた。 「遅い。迷子になっちまったかと思ったぞ」 公園を出ると、車の中には、ぶーたれる親父さんが一人。さすがに日が落ちるまで待たすのは悪かったよな。 「すみません」と謝る俺。 「なるわけないでしょ、バカ親父」と毒づくハルヒ。 「まあ、いい。いい男は待つことを知ってるんだ」 「言ってなさい」 親父さんは親父さんらしいことを言い、ハルヒはハルヒでそれを一言で切って捨てる。 「キョン、なに笑ってんのよ?」 「いや、親子だな、と思って」 「「どういう意味?」」 二人して迫るなよ。誰がどう見たって親子ですよ。 「返答によっちゃ」「ただじゃおかないわよ」 だったら何故セリフを割ってしゃべるんだ? できちゃった その4へ
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ときちゃんマン ルーシーさんにゅうちゃんと暮らしてる ルーシー ときちゃんお嫁 体重がやばい 過食症で最近は やよい食堂に行きまくってる にゅう ルーシーの妹 痩せてるが口が悪い 蒼星石 ときちゃんの元恋人嫌気がさして キライになった
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親 父 できたって何が? ハルヒ 子供よ! 親 父 どこの?だれの? ハルヒ あたしとキョンの、に決まってるでしょ、バカ親父! 親 父 おまえらが最初にうちに来たのが×月×日だろ。ちょっと待て、計算が合わん。 ハル母 お父さん、それは計算が合わないというより、前提が少し違うと思うわ。 ハルヒ これからはあたしたちだって親なんだから、親ってだけで威張らないでよね。 親 父 母さん、こいつの言う理屈も変だと思わないか? ハル母 後で話しておくわ。本題に戻りましょう。 親 父 いいとも。で、おまえら、これからどうするんだ? ハルヒ 一人っ子だとさびしいから、男女同じ数がいいわね。あたしもがんばるから、あんたもがんばりなさい、キョン! 親 父 母さん、こいつ、大丈夫か? ハル母 お産は大変だから、ハイになる脳内物質が出るそうだけど。 親 父 おいおい、手に負えんぞ。キョン、おまえはどうなんだ? キョン ええ、ほんとに手がつけられなくて。 ハルヒ キョン、あんたはだまってなさい! 親 父 やれやれ、母さん。バカップルが、単なるバカのカップルになっちまった。 ハル母 まあ、おめでたいことですから。 親 父 まったく、めでたい連中だよ。 ハルヒ なによ、別に悪いことした訳じゃないわ! 親 父 ったく、「いいこと」ばっかりしやがって。 ハル母 お父さん、一度、二組に分かれませんか? 親 父 そうしてくれ。キョンと話もできん。 ハルヒ 母さん、あたし絶対に産むからね! ハル母 そうね。で、SOS団のみんなには言ったの? ハルヒ ……まだ。 ハル母 あらあら。 ハルヒ だって……。 ハル母 ハル、子供を産むのは大変な仕事よ。でも育てる方はもっと大変。母さんは、とくにいろんな人に助けてもらってあなたを育てたけれど、人は人の間で大きくなっていくの。みんながお祝いも言えないというのは、母さん感心しないわ。 ハルヒ うん……。 ハル母 ちっちゃいお式する?家族とSOS団のみんなで。近くの教会で式やって、あとはちょっとしたパーティね。 ハルヒ うん。 ハル母 あとは、赤ちゃんが産まれた後の生活ね。住むところはともかく、進学やめて働くとか、キョン君なら言いだしかねないわね。 ハルヒ そんなのダメよ! あいつ、バカなんだから、もっと勉強しないと。自分だけが責任とるとか、勘違いもはだはだしいわ! ハル母 ハルはどうするの? ハルヒ あたしは……。 ハル母 そういうことを、キョン君とちゃんと話し合ってね。わたしたちは力は貸せるけど、借りるあなたたちが方向を決めないと何もできないの。 ハルヒ うん。 ハル母 私からは、とりあえずこんなところかしら。キョン君がお父さんにいじめられてないか、見ていらっしゃい。 親 父 付き合うまでは随分かかったのに、付き合ってからはいやに早いじゃねえか。 キョン すいません。歯止めが無くなったというか、なんというか。 親 父 娘の色香に惑いやがって。 キョン すいません。 親 父 脛かじる身だろ、避妊くらいしろよ。 ハルヒ 大きなお世話よ! 親 父 おいおい、もう戻って来やがった。 ハルヒ 別に計算間違いじゃないわ。むしろ狙い打ちよ!というより、ほんとは絨毯爆撃よ! キョンが「なか」にいなかった日なんて数えるほどしかなかったもの。 親 父 何言ってんだ、こいつ? こんなの投下していいのか? 中学生だって読んでるんだぞ。 ハルヒ キョン、こっちの話はついたわよ! さっさと終わらせなさい! 親父、キョンをいじめるなら、あたしが相手よ。 親 父 まあ、いいや。おまえも座れ。くっつくな。空気読んで、ちょっとは離れろよ。 ハルヒ やだ。 親 父 やれやれ。こんな役回り、俺だって嫌なんだぞ。 ハルキョン ……。 親 父 でだ、おまえら高校生だろ。実際、どうしてくつもりだ? ハルキョン ……。 親 父 世間体みたいなのは、この際、うっちゃるにしてもだ。おまえらの高校、託児所があるほど進んでないだろ? ハルキョン ……。 親 父 おいおい、黙るなよ。なんだかおれがいじめてるみたいじゃないか。ハルヒからキョンに言いたいことはないのか? ハルヒ あるわ。キョン、あんたは大学に行きなさい。バイトとか就職とかお金の問題とかはとりあえず考えなくていいから。 キョン そういう訳にはいかんだろ。心配すんな。おまえともうひとりの食いぶちぐらい、なんとかなる。 ハルヒ あまい。カレーの王子さまもびっくりの大甘よ。いくら心がけが殊勝でもね、浮かばれるとはかぎらないのが現代社会なの。 キョン カレーの王子さまがでてきた時点でびっくりだ。ハルヒ、だったら、おまえはどうするつもりなんだ? ハルヒ しばらくは出産と育児を最優先するわ。それから、できるようになったときに、借りは返すわよ。だから当分の間、たくさんの人の手と助けを借りるつもり。迷惑もかけるし、厄介にもなるわ。もちろん、キョン、あんたのも含めてね。 キョン 学校はどうするんだ? ハルヒ 高校も育児休暇があればいいんだけどね。行けるだけは行って、お産近くなったら、後は休学でも中退でもどっちでもいいわよ。大検受けて入学資格ができたら、1年遅れであんたがいる大学に入るわ。これで完璧ね。 キョン ハルヒ、お前他にやりたいことはないのか? ハルヒ 何をいまさら。あたしがやりたいことはあんたの嫁になること、あんたと一緒に暮らすことよ。やってみて、他にもやりたいことが見つかったら、そのときやればいいわ。簡単なことじゃない。それより、あんたはしたいことないの? キョン ……特にないぞ。というか、言葉にすると、ほとんどお前と同じになる。 親 父 はあ。三者面談とか、おまえらどうやり過ごしたんだ? ハルヒ あたしはやり過ごしてなんかないわ。第1希望から第3希望まで、ぜんぶ「キョンの嫁」って書いたもの。 親 父 はー。キョン、おまえさんは? キョン はあ。偏差値的になんとかなりそうなレベルよりちょっと上の大学で、なんかつぶしが効きそうな学部を、適当に。 ハルヒ 困ったものね。 親 父 お前が言うな。 親 父 あー、おまえらにその気があるんならな、バイトくらいは紹介してやる。 親 父 ハルヒはとりあえず在宅な。スポーツ番組の字幕翻訳くらいなら、なんとかこなせるだろ。くれぐれも言っとくがスポーツのルールはつくるな、覚えろ。あとは、うちと、キョンのところの、家事手伝いな。今はとても嫁に出せるレベルじゃない。迷惑かけるだろうが仕込んでもらえ。ちゃんと二人で行って頼むんだぞ。 親 父 キョンには、そうだな、足と口を使うような仕事を探しとく。おまえさんは、なんのかんの言って、なんでもやっちまいそうだがな。 ハルヒ えらく評価が違うじゃないの。 親 父 ひいきはどっちもしてないぞ。タイプの違いってやつだ。たとえばハルヒに仕事を頼んだとする。おまえは「完璧」な、言いかえれば自分が満足できるレベルの成果を持ってこようとするだろ。一方、キョンに仕事を頼んだとする。こいつは今の状況や制約条件、無論使える時間やなにかも含めてだ、その状況の中で出せる、相手にとって一番ましな結果を持ってこようとするだろう。まあ、そういったことだ。 ハルヒ なんか納得いかないわ。 親 父 うちで言えば、母さんがハルヒのタイプ、俺がキョンのタイプだな。 ハルヒ ますます納得いかない。母さんの方はわかるけど。 親 父 なぜかというとだ、おれは本来自分が面白ければなんでもいい人間だが、母さん限定で相手の満足を考える。娘相手には地まるだしで対応する。うまれた時代が悪かったな。 ハルヒ ちっとも悪くないわ。キョンがいるもの。 親 父 やれやれ。ツンデレにそこまで切れられちゃ、お手上げだ。 ハル母 なるほど、家事を、ね。 ハルヒ うん。 ハル母 どっちかっていうと、うちの主婦はハルって感じがするけど。 ハルヒ 親父にはレベル低いって言われたわ。 ハル母 そうねえ。いま、「うちの主婦はハル」って言ったけど、じゃあ母さんは何だと思う? ハルヒ え? えーと、なんだろう? ハル母 母さんはね、女主人なの(笑)。 ハルヒ えーっ? ハル母 その違いは、ゆっくりとね。さて、家事といってもいろいろあるけれど、じゃあ、まずキョン君の好物でもつくりましょうか。 ハルヒ うん!それならね、@@でしょ、@@でしょ、@@でしょ、それから・・・ ハル母 ストップ。ハルは毎日キョン君のお弁当を作ってるでしょ? ハルヒ うん。 ハル母 最初は横から食べたり、キョン君のお母さんに教わったりして、作り方とか味付けとか覚えたのよね。 ハルヒ うん、そうよ。 ハル母 でも、それはハルヒの味じゃないわね。 ハルヒ え、でも。 ハル母 キョン君はやさしいから何作っても「おいしい」って言ってくれない? ハルヒ うん。でも食いつきが全然違うというか、本当に好きなものは食べているのを見れば分かるわ。 ハル母 そうね。……うちのお父さんは実家をケンカして飛び出してきたような人だから、最初ずっとね、母さん、お手本がなかったの。どうしたと思う? ハルヒ ……。 ハル母 ふたりで、うちの味を作ったのよ。母さんも一生懸命工夫したし、お父さんも脂肪肝になるくらい食べてくれた。お父さんも「まずい」って絶対言わない人だから、最初は苦労したわ。……レストランのシェフは、自分が絶対においしいと思うものを出すべきね。お客さんはわざわざその店を、そのシェフを選んでやって来て、お金を払ってくれるのだから。でも、私たちは、相手がおいしいと思うものを作りたいとは思わない? ハルヒ うん。 親 父 という訳で、おれはじじいになる。おまえが親父だぞ、キョン。 親 父 そうだ、これを渡しとこう。 腕章だった。バカ親父と書いてあって、バカのところを×で消して「ただの」と書き加えられている。 親 父 今日からお前のもんだ。 キョン そんなのいつ作ったんですか? 親 父 いまさっき。 キョン そっちのは? 親 父 ああ、俺用だ。 キョン 「超親父」と、真新しい腕章には書いてあった。 親 父 あの、じじい、では? キョン よくみろ。 「超親父」の上には小さな文字で「じじい」とふりがなが振ってあった。 できちゃった その2へつづく
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【作品名】止められた女子達。無抵抗だからやりたい放題できちゃう! 【ジャンル】エロ漫画 超強淫コントロールの短編 【名前】俺 【属性】成人男性 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】成人男性並み 【特殊能力】カイロス:スマホのアプリ 『時間を止める』を押すと世界観範囲(現代世界で単一宇宙並みの範囲)の時間が停止し、操作者だけが動ける 瞬間発動、『時間を止める』を押すだけで発動する 『時間を再開』するを押すまで永続的に止め続けられる 【長所】時間停止 【短所】強姦魔 【戦法】『時間を止める』 参戦 vol.126 286 vol.130 194 格無しさん 2020/11/25 15 59 07 (省略) 俺(止められた女子達。無抵抗だからやりたい放題できちゃう!) 再考察 思考発動の壁の白崎宗司とほぼ同じスペック こっちが成人男性な分殴って勝てるか 俺(止められた女子達。無抵抗だからやりたい放題できちゃう!)>白崎宗司 vol.126 313 格無しさん 2020/01/06 09 28 30 俺(止められた女子達。無抵抗だからやりたい放題できちゃう!) 少なくともただの銃持ちよりは強い(狙う手間が無い分) スマホを押す動作ある分に浅河翔太の時間停止にやや劣る なので浅河翔太その下 時間停止できれば物理無効なきゃれば大体勝てる 319 格無しさん 2020/01/07 23 12 26 313 浅河と違って服に依存しないからもっと上だと思う ただの動物や車に乗ってるだけの奴らとかには勝てるはず 330 格無しさん 2020/01/09 21 37 09 「止められた女子達。無抵抗だからやりたい放題できちゃう!」冒頭数ページの範囲内で 時間停止した女子に対して 膝の関節を曲げる 脱衣 体を触り、通常通りの触感を感じる ニオイを嗅ぐ 時間停止している間攻撃が効かないという訳では無いだろう 一方で時間停止しているはずの女子が、次第に口を開いて涎を垂らす描写があるんだが この場合も時間停止でいいのか? 336 格無しさん 2020/01/10 19 11 06 330 いいでしょ
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きみはぐ 153 :名無したちの午後[sage]:2007/03/26(月) 23 56 51 ID igE5jXS00 きみはぐ メインヒロインに計2回の手コキ 以上。 関連レス
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【作品名】きみはぐ OP 【曲名】シリーシンフォニー 【歌手】MOSAIC.WAV 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥150 □■iTMS■□ 【作品名】きみはぐ ED 【曲名】こいはぐ 【歌手】MOSAIC.WAV 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥150 □■iTMS■□
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【検索用 きみはてきないこ 登録タグ 2013年 NexTone管理曲 VOCALOID YouTubeテンミリオン達成曲 YouTubeミリオン達成曲 き きくお ミリオン達成曲 初音ミク 曲 曲か 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞 きくお 作曲 きくお 編曲 きくお 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『君はできない子』(きみはできないこ) きくおのボカロ曲14作目。 2019年11月15日、自身5曲目となるミリオンを達成。現在VOCALOIDオリジナル曲でミリオンを達成している曲の1つである。 とある親子の人生を描写した、とファンから考察されている傑作。明るいポップな曲調と、悲しげな歌詞が耳に残る。PVではマーカーで歌詞が書きなぐられているのが特徴。ラストの「ラララ・・・」の部分で母親の心情を、強烈なインパクトとして視聴者へぶつけている。最後の歌詞の文字が薄れているのは果たして・・・。 歌詞 君は できない できない できない子 この世でいちばんできない子 ラララ・・・ ラララ べんきょも うんども はなしもできない びんぼで のろまで きたない子 じぶんのなまえも言えない口から もれだす嗚咽が好きでした ヨダレにハナクソ フケクソ ショウベン バイキン ナキムシ ヨワムシ 無視無視 おいでよ 守ってあげるよ いっしょ いっしょ わたしといっしょ ララ ラ ララバイ おやすみ 眠るよなここちでデュエット しよう しよう わたしとしようよ 寂しい子 子 君は できない できない できない子 この世でいちばんできない子 君は できない できない できない子 わたしがいなけりゃ死んでる子 君は できない できない できない子 かなしいかなしいできそこない 君は できない できない できない子 わたしがたすけてしんぜましょう ラララ・・・ ラララ 怪獣 幽霊 透明人間 花瓶に 尿瓶で 不登校 乾いた口から小声で陰口 悲鳴の棒読み 聞きましょう それでも月日は つれづれ経つ経つ おつむも時間も足りない子 もう手遅れ 知恵遅れ かわいい子 いい子 わたしのものよ ララ ラ ララバイ おやすみ 眠るよな心地でわたしと 踊ろ 踊ろ ずーっと踊ろよ 寂しい子 子 子 子 君は できない できない できない子 この世でいちばんできない子 君は 寂しい 寂しい 寂しい子 わたしが一生守るから それでもあの子は釣れない子 わたしのもとから飛び立った 知らないあいだに傷だらけ それでもそのまま旅立った 子 子 子 子 わたし できない できない できない子 できないあの子はもういません わたし できない できない できない子 誰もたすけてくれません わたし 寂しい 寂しい 寂しい子 寂しいあの子はもういません わたし 寂しい 寂しい 寂しい子 もしも時間を戻せたら 嗚呼 ラララ・・・ コメント あー好き -- ぐー (2021-11-18 11 00 39) ラストでクソほど泣けるんじゃあああああ -- ユキンコ。 (2022-03-27 22 17 46) 曲の中にストーリーがあり、泣けちゃいます -- へち (2022-10-04 21 32 25) 毎回泣ける -- 名無しさん (2022-10-25 09 02 47) なんか僕のことを言われている気がしてきて泣きそう -- 白虎でし (2023-08-28 10 13 56) 運命共同体的な感じ?とにかく曲が素敵だから言うこと無し。 -- 野菜さん (2023-09-10 22 14 29) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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オヤジ 母さん、今ちょっといいか? ハル母 ええ。なんですか? オヤジ 南朝・梁(502 - 549年)の武帝が、周興嗣に作らせた千字文(せんじもん)というのがあるだろ。東アジアじゃ各地で子供に漢字を教える初級テキストになった長詩だ。 ハル母 敦煌でも手本や習字した断片が出土したそうですね。日本でも寺子屋で使ってたのかしら。 オヤジ ああ。だが今の人間には少々難しいから、石渡明という人が、小学校学年別漢字配当表にある字を使って現代っ子向けにつくった「平成千字文」というのがあるんだ。それを筆で書いてみた。あいつらに送ろうかと思ってな。 ハル母 相変わらず、いい字ですね。王羲之とまではいかなくても。 オヤジ あっちは空前絶後の書聖、こっちは親父の手習いだ。 ハル母 アカザキさんとマサカドさんが「イメージと違う」と言ってらしたわ。誰も読めないような筆跡にちがいないと思ってたのに、って。 オヤジ あいつら、おぼえてろ。 ハル母 あら、こっちはプリント。薄墨で書いてあるのね。 オヤジ 最初のうちは、なぞって書く。どんどん薄くなって、そのうちなくなる。そのころには自分で書けるようになってるという訳だ。算数のプリントなんかもそうしといた方がいい。学習理論でいうErrorless Discrimination Learningの応用なんだが、日本じゃ○○式とかが商売にしてるけどな。 ハル母 これで漢字も覚えちゃうわね。小さい頃、海外で暮らすと苦手意識を持つ人が少なくないというけど。 オヤジ 母さんは、今回はなんだ? ハル母 いつものですよ。ピアノと歌にのせて、世界の挨拶と簡単な言い回しを覚えるmp3。Carolyn Grahamという人の Jazz Chantsってシリーズの真似だけど。 オヤジ あれのSmall Talk Jazz More ChantsとGrammarchantsはいいな。英会話と英文法のミニマム・セットだ。苦手な奴によくやらせてる。しかし、母さんの引き語りとは、ぜいたくだな。 ハル母 一応、7カ国語分作ったんですけど。フランス語と英語と中国語とイタリア語とアラビア語とドイツ語とスペイン語と。ギリシア語とラテン語は、あの子たちには、まだ早いと思うの。 オヤジ そうだな。もう少ししたら、あいつらもいろいろできるようになるから、幅も広がるんだが。次はインド人もびっくりの2桁の九九表を送ろうと思うんだが、どうだろう、母さん? ハル母 それはいい考えね。……あら、スカイプのアイコンが跳ねてるわ。ハルかしら? ハルヒ ちょっと母さん、毎日、うちにお手製《教材》送るの、やめてくれない? ハル母 あら、不評なの? ハルヒ そうじゃないけど ハル母 母さん、日本に帰って来て、孫たちをみる時間がなくなって暇だから、ついつい何か贈りたいなあと思っちゃうの。モノはかさばるし、そっちに着くまでに時間がかかるから、メールで送れるものになるんだけど。ほら、すぐに反応が欲しいじゃない? ハルヒ だから、そういうのは時々でいいの! ハル母 毎日は、やっぱり量が多かった? もっと欲しい、次は何?ってメールが来るものだから、ついつい。 ハルヒ どうしてうちの子たちが個人のメアドを持ってるかも謎だけど、まあ楽しみにしてるのは確かよ。でも、そればっかりで、外で友達と遊ぶ時間削ってまで、ってのは問題よ。 ハル母 それはそうね。 オヤジ じゃあ、こんどは友達と外で遊べる《教材》をつくるか、母さん。 ハル母 それはいいアイデアね、お父さん。 ハルヒ じゃなくて! 二人ともちょっと過干渉すぎると思うわ。いまどき、孫に夢中のおじいちゃん、おばあちゃんなんて、流行らないわよ。もっと自分たちの人生を楽しみなさい! オヤジ 愛を注ぐべきものに、時間を費やして何が悪い? ハルヒ そういうのは、自分の子供にするものでしょ! オヤジ おれたちの子供と言えばおまえだが、おまえは何でも飲み込みが早すぎて、手応えがなかった。太平洋隔てて、メールでやり取りしている方が、いろいろ制約条件があって面白い。 ハルヒ 結局、おもしろがってるだけじゃないの! オヤジ 面白くって何が悪い。おもしろさは、おれの生命原理(いのちのみなもと)だ。タバコで言えばニコチンだ。 ハルヒ 相変わらず、言ってる比喩がわかんないわよ! ハル母 まあまあ、二人とも。ハル、研究も忙しいのに、よくやってるわね。ほんと、言った通りに《気合い》でなんとかしちゃうんだから、すごいわ。だから、空いた時間は子供たちと好きに遊びたいわよね。子供たちとの時間を取っちゃってわるかったわ。 ハルヒ ごめん、母さん。ずっと子供たちの面倒みてもらったのに、わがまま言って。 ハル母 わがまま言われるのも、親の醍醐味のひとつよ。つい躾を考えて厳しくしちゃうけど、ほんとはうれしいの。もうあなたはしつける側なんだから、どんどんわがまま言いなさい。 オヤジ (おい、母さん、いいのか? 高校生のとき、自転を逆さにしろとか短冊に書いてた娘だぞ)。 ハル母 (大丈夫。それにね)ねえ、ハル。今日はもうひとつ、私たちに報告してくれることがあるんじゃない? それとも母さんの勘違い? ハルヒ あ、はい。……あのね、その、また、できちゃったの。 ハル母 はいはい。そんなことじゃないかと、思ってました。じゃあ、しばらくご厄介になりに行くわね。 ハルヒ 厄介だなんて、いつも、すごく助かってるし。 オヤジ 俺はまた逆=単身赴任か。 ハル母 大丈夫。ハルキもハルナも、もう大きいんだから、お父さん、今度はskype先生になれるわよ。 オヤジ それで、おれが会いに行っても、俺の声がしたらパソコンの画面に声の主を探すようになっちまうんだろうなあ。
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きみはホモ達 作詞/44スレ484 「好きな男のタイプ教えてくださいよ~んふふふ~」「N渕先生男やけど惚れるで~ あとH野君もかっこいいわ~んふふふ~」