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654 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/18(月) 22 28 53 ID 0atYJKrM (* 。 )<元就様に処罰されるなら本望!最高の幸せです! 655 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/18(月) 23 06 14 ID +Tzy6faz もとなりさまのためならしねる 656 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/18(月) 23 32 55 ID Y2pjjLlm オクラはどこからくるの? 657 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/18(月) 23 59 19 ID qazO7CbC ヌヌネネヌヌネノ ヌメヌメ(オクラが)
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1973年から1976年まで週刊少年マガジンに連載された人気漫画「愛と誠」の中で、名わき役 岩清水くんが吐いた、この漫画を代表する台詞。その影響力はすさまじく、最近この台詞そのものがタイトルとなったゲームまで登場するほど。 リビドー全開で何十年も生きてきている私でさえ、本気で命をかけたことはないと思うのだけど、みなさんは愛にいのちをかけたことありますか? 梶原一騎が岩清水くんにこの台詞を言わせたのが70年代の中頃。 丸山豊がダムを描写する程度のことで「いのちがけで愛する」とのたまわったのが60年代後半。 愛がストレートに熱くてOKな頃だった、っていっていいかなぁ。 いまだと隣国にいかないとそんな文化は見受けられないようにも思う。 あっ、強いていえば、あの一回は命がかかってたかも。トオイメ... まぁ、おれも長いこと生きてきたわけか。
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アニメ・ゲーム ビデオゲーム 四択 1P 元阪神タイガースの掛布雅之選手に似ていることで有名になったカケフ君を主役にしたファミコンゲームのタイトルは? 調査中 『カケフ君のジャンプ天国』 藤子・F・不二雄の人気漫画のファミコンゲームで『ドラえもん』を発売したメーカーは? エポック社バンダイハドソンアイレム エポック社(?) ゲーム『サルゲッチュ3』のTVCMに出演したお笑いコンビは? インパルスアンタッチャブルアンガールズフットボールアワー アンガールズ 憧れの女性へ様々なアピールをする、ニンテンドーDS用ゲームといえば? 『きみのもとなら死ねる』『きみのためなら死ねる』『きみのまえなら死ねる』『きみとぼくなら死ねる』 『きみのためなら死ねる』
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正義のためなら鬼となる ◆MiRaiTlHUI 支給されたルールブックを流し読みした映司の身体は、やり場のない憤りをぶつけるように、コンクリートの壁に拳を打ち付けた。 何処か日本離れしたビルの壁は、人一人の力では微塵も揺れはしない。ただ映司は己の拳に痛みを感じただけだった。 だけれども、今はそんな痛みさえも気になりはしない。最早人ですら無くなりかけている身体への痛みなど、この心の痛みに比べれば些細なものだった。 「……また、届かなかった」 壁に着いた両手で身体を支えながら、映司は嗚咽交じりに声を漏らす。 ほんの数分前、目の前で起こった非情な現実を思い出そうとすれば、否応なしに蘇って来るのは、かつての紛争の記憶。 手を伸ばせば届きそうだったのに……この手は届かず、爆発に巻き込まれる少女を助ける事は出来なかった。 映司は、あの日爆発に巻き込まれ死んだ少女を、首輪を爆発された二人の少女を、またしても救う事が出来なかったのだ。 「俺の腕、力っ……手を伸ばせば、届いた筈なのにっ!」 目を伏せた映司の視界に入ったのは、デイバッグから顔を見せるオーズドライバーだった。 映司の手には、古代の王たるオーズの力がある。この力は、何処までも届く映司の腕となる筈ではなかったのか。 二人の少女が殺されたという事実もそうだが、それ以上に彼女らに腕を伸ばせなかった自分を、映司は責めていた。 あの時映司は、何が起こっているのかをまるで把握出来ず、ただ困惑して手を拱いているだけしか出来なかったのだ。 あっと言う間に一人の少女が殺され、また気付いた時には、既に二人目が殺されていたのだ。 間に合わなかったから、など言い訳をするつもりはない。 二人の少女はもう、死んでしまったのだ。 死んだ命はもう、帰ってはこない。 ならば。 「……こんな事、やめさせなくちゃ」 映司の瞳に光が、紫がかった光が宿る。 彼女らが殺されたのは、ちっぽけな人間の欲望の為だ。 下らない欲望が人を殺し、今また多くの命を散らそうとしているのだ。 そんな事は、絶対にやめさせなければならない。 その為には、どうすればいいか―― 「こんなゲーム、やめさせなくちゃ……コアメダルは、全部砕かなくちゃ……!」 コアメダルなんてものがあるから、真木はこんな過ちを犯した。 コアメダルなんてものがあるから人は狂い、欲望が新たな悲しみを生むのだ。 ならばメダルは全て破壊する。今の映司には、それをするだけの力がある。 あやふやな触覚ながらも、映司は自分の胸元に手を当てた。 力は感じる。紫のコアは、確かに映司の中で鼓動していた。 「グリードは全部砕くっ……それで、ノーゲームにしてしまえばっ!」 そうすれば、殺し合いは成立しない。 陣営のリーダーたるグリードが全滅すれば、誰が勝つという事も無くなる筈だ。 そして映司には既に、もう一人のアンクやカザリのコアを砕き、その存在を消滅させた実績がある。 どういう訳か、この会場には砕いた筈のグリードまでもが参加しているらしいが、最早関係はない。 この場にグリードが居ると云うなら、映司は紫の「無」の力で以て、その命を砕いてみせよう。 そして、それが出来るのはオーズと、紫のコア―プトティラ―を使用出来る火野映司ただ一人。 それを考えた刹那、この一年間を共に戦って来た友の姿が脳裏を過るが―― (悪い、アンク……もう迷ってる場合じゃないんだ。人が、大勢死ぬかもしれないんだ) 胸中でそう呟き、かぶりを振って、友であるアンクの幻影を振り切る。 正義の為なら、人は何処までも残酷になれる。自分の言葉を思い出し、改めて映司は、全く以てその通りだと思った。 アンクは、映司にとって大切な存在だ。だけれども、コアメダルが引き起こす悲劇を、映司はこれ以上容認する事は出来ない。 映司は映司の中の正義を貫く為、より多くの命を守る為、友をも見捨て、オーズとして戦う道を選んだ。 グリードが持つコアメダルは全て砕くか、叩きのめし奪い取って、オーズの力として取り込もう。 その為ならば、どんな手段をも厭わない。 奴らを叩き潰す為、プトティラの圧倒的な力が必要であるなら、容赦もしない。 度重なる紫の使用によって、例えこの身がグリードになってしまったとしても構わない。 誰かが殺されるよりも先に、映司が全てのグリードを砕き、ゲームを終わらせるのだ。 そう決意し、デイバッグを担ごうとした映司の肩を、誰かが叩いた。 「……ッ!?」 「ああ、すみません、警戒させてしまいましたね」 振り向いた映司に対し、緩く微笑んだのは、銀の長髪を風に靡かせた優男だった。 背後に人が近付いている事に気付かなかったのは、思慮に耽り過ぎていたからだろうか。 それとも、グリードとして失いつつある五感が、映司にそれを悟らせなかったのだろうか。 もしもこれが敵の襲撃だったなら、と考えるが、銀髪の男の笑顔にそれは無いのだと安心し、映司もまた緩く微笑んだ。 ◆ ユーリ・ペトロフが最初に出会ったのは、火野映司と名乗る男だった。 首輪のランプの色は、紫。真木の説明通りならば、無所属という事になる。 緑陣営であるユーリにとって映司は敵であるのだが、それは“ゲームに乗った場合”の話だ。 最初からゲームに乗るつもりなど毛頭ないユーリにとって、陣営色などは関係ない。 自己紹介を済ませた二人は、シュテルンビルトの街を歩きながら、今後について話し合っていた。 「――成程。ゲームの前提である陣営を全て無くしてしまえば、ノーゲームになる、と」 「はい。元はと言えばコアメダルがあるから……グリードがいるから、あの二人は殺されたんです」 「ふむ……成程」 「だったら、俺はそのコアメダルを全部砕く。そうすれば、陣営戦どころじゃなくなるから」 「成程……」 そう小さく呟き、鷹のように鋭い双眸で映司を見据える。 伏し目がちで此方の目線に気付かぬ火野は、己の目的を力強い語調で告げた。 火野の言い分には一理ある。陣営に分かれての団体戦というのは、陣営があって始めて成り立つものだ。 仮に火野が全ての陣営リーダーを砕き、陣営の色分けを無くしてしまったなら、こんなゲームは成立しない。 勝利者が出る事が無くなった状況で団体戦を続ける意味はない。 そうなった場合はノーゲームとなる……可能性も、ある。 しかし。 「その場合もノーゲームにはならず、全ての首輪が爆破されてしまうという可能性は?」 火野の考察の穴を突くように、ユーリは一層鋭く目を細めた。 肝要なのは、火野に「首輪爆破」というリスクを背負い、それでもその正義を貫かんとするだけの覚悟はあるのか、だ。 口だけの正義など所詮は生温い、偽りの正義に過ぎない。 本当の正義とは、自分の信念を何処まで貫く事が出来るかで決まるのだ。 何があろうとも己が正義を貫き証明せんとするユーリにとって、それは誰にも譲れない矜持であった。 「……これは、半分賭けです。もしかしたら、ペトロフさんの言う通り、首輪を爆発させられるかもしれない。 けどその前に真木博士は、必ず俺の中にある紫のメダルを狙ってきます。あの人、これが必要だって言ってましたから。 グリードを全部砕けば、俺のメダルを回収出来るのは真木博士本人しか居なくなる。その時に、俺があの人を直接倒せば」 そう語る火野の瞳に、嘘をついていると思しき陰りは見受けられない。 恐らく、本気でこの男はゲーム自体を破綻させ、あのドクターを潰すつもりなのだろう。 半分賭けとは本人も言っているものの、確かに理には適っている話だ。 一拍の間を置いて、成程、と一言だけ呟いたユーリは、俯き目を伏せ、状況を頭の中で纏める。 どの道この会場に居るグリードは全て、人を殺めた罪人に手を貸す悪魔どもだ。 そんな悪魔を潰して回る事に異論はないし、それが火野にしか出来ないというのであれば、 罪人を誘き出すというのは、今の自分達に出来る唯一の合理的な手段だとも思える。 「わかりました。グリードを破壊する事でゲームを破綻させる事が出来るなら、それに越した事はありませんから。 そして火野さんには、グリードを破壊する為の力がある。一緒にいて、こんなに心強い人はいません。貴方への協力は惜しみませんよ」 「ありがとうございます……ところで、ペトロフさんには何か、特別な力とかってあるんですか? 一応、今後の為に訊いておこうと思って」 「成程。特別な力、ですか」 「はい、俺のオーズみたいな能力があるなら安心出来るんですけど」 「成程」 火野の問いの意図に気付いたユーリは、一瞬目を伏せた。 ユーリの正体は、罪人を裁く為舞い降りたダークヒーロー・ルナティックだ。 ルナティックとしての能力を駆使すれば、例えグリードが相手であろうと、そう簡単に負ける気はしない。 それを見越しての事か、ユーリにはルナティックの衣装一式と使い慣れたクロスボウが支給されていた。 ……しかも、毎回自分で燃やしてしまうマントは大量に用意されているという準備の良さだ。 これはつまり、真木はルナティックの正体や演出を熟知した上でここに呼び出したという事ではなかろうか。 社会的に見ればルナティックは犯罪者であるのだから、他人にその正体がバレるのは非常に拙いのだが。 「……ペトロフさん?」 「ああ、失礼。私はしがない法の番人でしかありません。そんな力はありませんよ」 「そうですか、分かりました、ユーリさんの事は俺が必ず守ってみせますから、安心して下さい」 「ありがとうございます。私も出来る限りの努力はしますので、何かあれば何でも仰ってください」 少なくとも、現状で正体を明かすのは得策ではないだろう。 ルナティックとして活動するとすれば、それは火野が戦っている間に一旦離脱し、別人を装うなどの労力が必要だ。 その為にも、離脱し易いように何の力も持たない参加者を装っておくのは、決して悪い策では無い。 「いやぁ、それにしてもこの街凄いですね。俺、世界中を旅して来たけど、こんな街があるなんて知りませんでした」 「……今やシュテルンビルトは世界中でもかなり有名な方だと思いますが」 訝しげに火野を見るユーリの視線は、やはり睨んで居るように見えるのだろう。 此方の視線に気付いた火野は、申し訳なさそうに苦笑した。 「なんか、世界中を旅した気になってたけど、俺もまだまだだったみたいですね」 「成程。なら仕方がありませんね」 「ペトロフさんは、この街の司法局員、なんでしたっけ?」 「ええ、ヒーロー管理官との兼任ですが一応」 「へええ、じゃあ、この街にも詳しいんですか?」 「ええ、まあ。如才(にょさい)なく」 「なら、ずっと気になってたんですけど、アレって……」 そう言って火野が一瞥したのは、街の中央方面に見える、女神を模した巨大な塔だった。 それはまさしく、ヒーロー達の本拠地であり、日ごろのユーリーの職場でもあるジャスティスタワー。 この街の中でも最も目を引くその塔は、参加者に支給された地図にも記載されている施設の一つだ。 「ジャスティスタワー。私の職場です」 「あそこがユーリさんの……じゃあ、目印にも調度いいし、まずはあそこを目指しません?」 「成程。悪くありませんね」 先程コンパスを確認した所、現在地点よりもジャスティスタワーは南西方向だった。 つまり、今二人が居るのは、会場の中でもかなり北東寄りという事になる。 どの道会場の中心部へ行く為には、このシュテルンビルトと突っ切って行かねばならないのだから、好都合だ。 あそこは仮にも法の要なのだから、何らかの重火器類なりを調達出来てもおかしくない。 その上、会場の目印の一つともなれば、きっとそこに集まる参加者は少なくない筈だ。 とりあえずの行動方針を決めた二人は、ジャスティスタワーに向かって歩き始めた。 ◆ ユーリ・ペトロフ―ルナティック―は、悪を赦さない。 人の命を殺めた罪人には、奪った命と同等の償いを課す。 それが彼にとっての絶対的なルールであり、正義でもある。 ――ユーリ、もし悪い奴を見付けたら、見て見ぬふりをしては駄目だぞ。 幼き日の父の言葉は、今も覚えている。 だけれども、それはユーリにとっては、呪いも同然だった。 ユーリは父を殺した。母の為に、正義の為に、悪となった父を、この手で裁いたのだ。 父を殺めてまで正義を貫いたのだから、自分は絶対に悪を赦してはならない。 自分が行った正義を証明する為に、貫き続ける為に。 (罪深き者に、正義の裁きを) 心中でユーリは、ぽつりと呟いた。 ゲームの主催者、真木清人は、タナトスの声に従い断罪する。 真木の脅しに屈し人を殺めた者もまた、真木と同じ悪魔……同罪だ。 この場でユーリが成さねばならない事は、そういった悪魔どもを排除する事。 その為にも、今は此方の切り札となり得る火野映司とオーズを失う訳には行かない。 今はまだ彼と共に行動し、そして彼の正義の行く末を見極めなければならないのだ。 彼の正義が口だけでなく、本当にグリードを砕き、こんなゲームを破綻させる事が出来るという確証が得られたなら―― (その時は、このコアメダルを君に託そう) 先程確認した際、デイバッグに一枚だけ入っていたコアメダルを思い出す。 チーターらしき絵柄が描かれた黄色のメダルは、彼の最後のランダム支給品だった。 一応首輪に投入しておいたそれは、ユーリの意思に応じて、いつでも取り出す事が出来る。 このメダルを火野に託せると判断出来る時が来るのかどうか―― ユーリによる見極めは、まだ始まったばかりだった。 ◆ 一方は、救えなかった少女の幻影に。 一方は、殺してしまった父の幻影に。 変える事も逃げる事も出来ない過去の幻影は、二人に“正義”という名の使命を課した。 ある意味では共通した強迫観念によって正義を成そうとする二人の行く末は―― 【1日目-日中】 【B-7/シュテルンビルト 道路】 【火野映司@仮面ライダーOOO】 【所属】無 【状態】健康 【首輪】100枚:0枚 【コア】タカ、トラ、バッタ、プテラ×2、トリケラ、ティラノ×2 【装備】オーズドライバー@仮面ライダーOOO 【道具】基本支給品 【思考・状況】 基本:グリードを全て砕き、ゲームを破綻させる。 1.まずはジャスティスタワーに向かう。 2.グリードは問答無用で倒し、メダルを砕くが、オーズとして使用する分のメダルは奪い取る。 3.もしもアンクが現れても、倒さなければならないが…… 【備考】 ※もしもアンクに出会った場合、問答無用で倒すだけの覚悟が出来ているかどうかは不明です ※ヒーローの話をまだ詳しく聞いておらず、TIGER BUNNYの世界が異世界だという事にも気付いていません。 【ユーリ・ペトロフ@TIGER BUNNY】 【所属】緑 【状態】健康 【首輪】100枚:0枚 【コア】チーター 【装備】無し 【道具】ルナティックの装備一式@TIGER BUNNY 【思考・状況】 基本:タナトスの声により、罪人を正義の導に晒し裁く。 (訳:人を殺めた者は殺す。最終的には真木も殺す) 1.火野映司の正義を見極める。チーターコアはその時まで保留。 2.一先ずジャスティスタワーに向かう。 3.人前で堂々とルナティックの力は使わない。 【備考】 ※ルナティックの装備一式とは、仮面とヒーロースーツ、大量のマントとクロスボウです。 019 HERO & BUDDY & DEPENDENCE 投下順 021 連【つながる】 019 HERO & BUDDY & DEPENDENCE 時系列順 021 連【つながる】 GAME START 火野映司 037 破壊者と守護者と貫く正義(前編) GAME START ユーリ・ペトロフ
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紬「りっちゃんのそういうところ、私は大好き」 律「よせやい、よせやい」 紬「本当に…憧れちゃうなぁ」 梓「ムギ先輩までこうなったら大変ですよ?」 律「このっ、生意気な後輩がぁぁ」ギリギリ 梓「し、絞まってます! 絞まってますからっ!」 律「じゃあ…行ってくる!」ガチャリ 唯「大丈夫なのかなぁ」 梓「本人がそうだって言ったんです。信じてあげましょうよ」 紬「梓ちゃんは本当にいい子ね」ナデナデ 梓「や、やめてくださいよ…///」 唯「…でも、あずにゃんはいいの?」 梓「はい?」 唯「澪ちゃんはあずにゃんの彼女なんだよ…? なのに」 梓「いいんです」 梓「それに、私が部活の雰囲気おかしくしてたのは違ってなかったんですから」 梓「これぐらいのお詫びの一つもしておかないと…」 紬「梓ちゃんっ」ギュ 唯「あずにゃんっ」ギュ 梓「だからやめてくださいってばぁぁ…/// オカケニナッタデンワハゲンザイ… 律「やっぱ電話には出るわけないよな…」 律「…私、なんであんなこと澪に言っちゃったんだろ」 律「…ばか」 律「澪っ、待ってろよな」 なぁ、澪 澪は私のことどう思ってるのかな 律「…そうですか澪、まだ帰ってないんですか」 澪母「何か用事でもあったの?」 律「まぁ、ちょっと」 澪母「そう。じゃあ澪が帰ってきたら、律ちゃんが来たこと伝えておくね?」 律「ありがとうございますっ、それじゃあ…」 律「あいつ家に帰ったんじゃないのか」 律「すると…他には」 いつかさ、澪が私のもとからどっかに行っちゃうんじゃないかって、ビクビクしてた だから澪と同じ高校にも頑張って入ったし、軽音部も一緒にしようって言ったんだ って…これじゃあまるっきりストーカーじゃんか …でも、でもさ。いつも澪の傍にいられたらいいなぁって ずっとそんなことばかり考えてきたんだから … … 幼律「澪ちゃーん」 律「みーおーちゃーん」 律「…むぅ」 律「どこに隠れたんだろ…」 「律ちゃん、澪ちゃん見つかった?」 律「まだー」 「澪ちゃんがこんなにかくれんぼ強いだなんて思ってもなかったよぉ」 律「うーん」 「あ、私そろそろ帰らないといけないから。じゃあね!」 律「え!?」 律「は、薄情者…」 律「澪ちゃんってばー」 律「そろそろでてきてよー…」 律「もう降参だよ~?」 律「…困ったなぁ」 クス 律「ん」 律「…澪ちゃん?」 澪「…えへへ」 律「土管の中は盲点だった…!」 澪「全然見つからなかったからね」 律「もー」 律「なんで出てきてくれなかったのさぁ?」 律「すっごく頑張って探したんだからね!」 澪「ごめんなさい」 澪「○○ちゃんは?」 律「帰ったよ」 澪「なら丁度よかった…! じゃあ律ちゃんもこの中に入って」 律「?」 澪「…あのね、律ちゃん。この前の結婚の話のこと」 律「へ? あ、うんうん…」 澪「あのね―――」 … … 律「ここにもいない…」 律「澪の奴、何気に行動範囲広いからなぁ」 律「ていうか私こんなとこまで来てたんだ…」 律(よくここの空き地で澪と遊んだよなぁ) グスッ…グスン 律「…?」 律(まさか) 律「…澪、見っけ」 澪「うっ…ひぐっ……」 律「高校生にもなって土管の中になんて入ってるなよなー」 律「ほんと澪はかくれんぼ上手いというか…」 澪「…何の用だよ」 律「……」 律「ごめんなさい」 律「さっきはイライラしちゃってて、思ってもいないことバンバン言っちゃって…」 澪「…嘘。絶対思ってたことだ」 律「ち、違う」 澪「信じられないよ…」 澪「ひどいよっ」 律「澪…」 澪「……」 律「……」 澪「…やっぱり」 律「え」 澪「やっぱり女の子どうしって…おかしいのかな」 律「そ、そんなことない!」 澪「ううん、おかしい…おかしかったんだよ」 澪「私がどうにかしてた」 律「お、おいっ」 律「それって梓のことも否定することになるんだぞ!?」 澪「……」 律「い、いいのかよ!?」 澪「…いいはず、ないじゃん」 澪「でも…分からなくなってきちゃった」 澪「どうしていいのか分からないよぉ…」 律(私が…私があんなこと言わなければ…) 律「……っ」 澪「…律?」 澪「な、泣いてるの…?」 律「ち、違うから」 律「泣いてなんかいないし…」 澪「で、でも」 律「…澪」 澪「え、うんっ」 律「私もその中入っていい?」 澪「ど、どうぞ」 律「…お邪魔します」 律「……」 澪「あ、あの…」 律「澪さぁ」 澪「!」 律「昔ここに隠れて全然私から見つからなかったよね」 律「覚えてる?」 澪「ちょっとね」 律「じゃあ、その後二人でこの中に入って話した内容は覚えてる?」 澪「えっと、あ…///」 澪「…ちょっとね」 律「そっか」 律「てっきり忘れてるのかと思ってたよ」 澪「子供のときのことだから冗談かと思ってたしなぁ」 律「あー…」 律「あれ、結構マジで話したんだけどな」 澪「うそ!?」 律「……」 律「…うそ、冗談だよ」 澪「な、なんだぁ。脅かせないでよ」 律「あはは」 律「でもあの時は澪からあんな返事もらえるとは思ってもなかったなぁ」 澪「あ、あれは…///」 澪「子供だったんだし仕方がないでしょっ」 律「私は嬉しかった覚えがあるなー」 澪「またまた、冗談を」 律「今度は半分冗談じゃない」 澪「…ば、ばか///」 律「澪」 澪「な、なんだよ…」 律「澪はさぁ」 律「昔から泣き虫で怖がりでしょうがない奴だよ」 澪「なんだと!?」 律「でもね」 律「そんな奴でも…私は大好きなの」 澪「…え」 律「好きで好きでしょうがないわけ」 澪「ちょ、ちょっと律…」 律「できることなら…いつまでも、いつまでも」 澪「……」 律「澪の傍にいたい!」 澪「律…」 律「だから、だからねっ、私は」 澪「……」 律「私は…」 律「いつまでも、澪の親友であれたらいいなぁ」 澪「え…?」 律「なーんて言ってみたりして」 澪「…律?」 律「何、私からも告白されるとでも思ってたわけ?」 澪「そ、そんなわけじゃ///」 律「へへ、照れちゃって~このこの!」 澪「ば、ばかっ、よせってば!」 律「えへへへ」 律「これからもよろしくね。澪!」 澪「…ばか律」 本当にこれでよかったのか? なんて聞かれたら100%そうだとは言い切れる自身はない 後悔はないなんて言えば嘘になるわけだし でもさ、私は澪が好きだから… だからこそ 澪のためだからこそ 私は澪の親友であり続けることを選んだ 澪。私ね、あんたの幸せのためなら何でもできる…そんな気がするよ 根拠はないけどさ だから、澪…… 律「そろそろみんなのところに戻ろうぜ? みんな心配してるし」 澪「…やだ」 律「お、おいおい」 律「それじゃあ、いつまでこうして抱きついてるつもりだよ?」 澪「もうちょっと、もうちょっとだけ」 律「ただでさえここ狭っ苦しいのに…」 澪「…やっぱり、律は私の王子様だ」 律「だからそれやめろってば。だいたいなぁ、私これでも女なんですけど!」 澪「ふふ」 律「あー…もぉ」 …ずーっと傍にいてね 後日談 唯「え!? 別れちゃったの!?」 梓「はい、きっぱりと」 紬「あんなに仲良く見えたのに…」 梓「別に仲が悪くなったとか、そういうわけじゃないんです」 唯「じゃあなんで」 梓「今は…軽音部に集中したいですから! 私も澪先輩も」 梓「色恋沙汰にうつつを抜かしている暇なんてなかったんです」 梓「そうと決まれば練習しましょう! 練習!」 唯「あ、あずにゃ~んっ!」ギュ 紬「梓ちゃんっ! 甘えていいのよ!」ギュギュッ 梓「だ、だからいきなり抱きつくのはやめてくださいってば! もぉ…///」 … … 澪「…結婚ね、考えてもいい…よ」 律「え」 澪「だから! 律ちゃんとなら…結婚しても…いいっ///」 律「……」 律「あはっ」 澪「うー…///」 律「本気にしてたんだ!? あの話!」 澪「ほ、本気じゃなかったの!?」 律「えへへ~」 澪「うっ、うう…」 律「澪ちゃんかわいいなぁー」ニコニコ 澪「いみ…わかんないよぉ」 律「そのまんまの意味だよっ」 澪「えー…」 律「やっぱり結婚しようね!」 澪「な、なんなのぉ!?」 律「ずぅーっと一緒にいようね! 澪ちゃん!」ギュ 澪「わけわかんないよぉ!」 律「澪ちゃん大好き!」 おわり 戻る
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たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと たいせつなきみのためにほくにてきるいちはんのこと【登録タグ:Angel Note BAL Duca たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと/作品 アダルトゲーム 内藤侑史 山田屋カズ 曲 曲た 曲たい 玉沢円】 曲情報 作詞:玉沢円? 作曲:内藤侑史? 山田屋カズ?(BAL)(Angel Note) 編曲:内藤侑史? 山田屋カズ?(BAL)(Angel Note) 唄:Duca ジャンル・作品:アダルトゲーム たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと/作品 カラオケ動画情報 オンボーカルワイプあり コメント 名前 コメント
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,.--、_,,....,,__,. -- 、 ああ、れいむ…… ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | 私の可愛いれいむ…… / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´(ヒ_] レ´ ヒ_ン`!ヽ! ハ i i .レイl'xxx ,___, xxx ! ハ/ヽ 〉. i i ' 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, / /〈 l丶 -´ ⊂////;`) イ、 ゆぴー 人 |ァ;'⌒';r ´ 彡 l,,l,,l,|,iノ ヽ、ン、(. )、 ハ イ─- -─==', i´ ゆぷー `ム ノl l! ゝ ト iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 〈 ,ィ゙l゙l, l i ー― ー―.| .|、i .|| レ |ヽ ヽ!/// ,___,. ///「 !ノ i |´ "ヽ 'ー――'''゛j L」 ノ| | <ゆゆこ…… よーむ…… ,.--、_,,....,,__,. -- 、 その愛らしい笑顔のためなら、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | 私は何でもできますわ……… / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´ー― レ´ ー―`!ヽ! ハ i i .レイl'xxx ,___, xxx ! ハ/ヽ 〉. i i ' 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, / /〈 l丶 -´ ⊂////;`) イ、 人 |ァ;'⌒';r ´ 彡 l,,l,,l,|,iノ ヽ、ン、(. )、 ハ イ─- -─==', i´ ゆゆぅ~ `ム ノl l! ゝ ト iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 〈 ,ィ゙l゙l, l i ー― ー―.| .|、i .|| ゆふー レ |ヽ ヽ!/// ___. ///「 !ノ i |´ "ヽ 'ー――'''゛j L」 ノ| | ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ――………………… ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´(ヒ_] レ ヒ_ン )`!ヽ! ハ i i .レイl' ! ハ/ヽ 〉. i i ' -=- 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 Z 'r ´ ヽ、ン、 z ,'==─- -─==', i z i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | z レリイi ー― ー―. .| .|、i .|| z !Y! /// ___ /// 「 !ノ i | L.',. L」 ノ| .| | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | スーヤ レリイi ー― ー―. .| .|、i .|| スーヤ !Y! /// ___ /// 「 !ノ i | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´(ヒ_] レ ヒ_ン )`!ヽ! ハ ・・・・・・・・ i i .レイl' ! ハ/ヽ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ //i i / V\ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´r=ミ レ r=ミ`!ヽ! ハ i i .レイl' xxx ,___, xxx ! ハ/ヽ 〉. i i ' 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ / i i / V ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´ レ !ヽ! ハ i i .レイl' ! ハ/ヽ 〉. i i ' -=- 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´ レ `!ヽ! ハ i i .レイl' ! ハ/ヽ 〉. i i ' ___ 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, 笑え………… ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ U ヽ、ン、 ,'==─- -─==', i i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | レリイi ー― ー―. | .|、i .|| ぐ、ぐぬう…… /i/! //// /// \!ノi | r'¨´ ̄`ヽ ー=‐' .`_,ノ´ ̄`¨ヽ -ーィ,_ノ U 弋_,.,ィー- ミョミョミョミョーン __/ と_, U ,,_(つ \_ ヽ二,ノ` レ ル -ー ─ ─- ルレ ´ ヽ二ン0 次 酷いことすんなw -- 名無しさん (2010-04-06 13 02 32) ゆっくりってむにむにしてそうなんだな、と久しぶりに思った -- 名無しさん (2010-04-06 17 30 50) 名前 コメント
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恋愛とは神聖な狂気である ~ルネサンス期のとある人物の言葉~ 「ああ、これからどうしましょう」 そう一人呟く少女は、震える手で紅茶の入ったティーカップを持ち上げて口へと近づける。中に入っている暖かい紅茶を口に含んでゆっくりと飲み込みんでから少女はティーソーサーにカップを戻す。震えるカップがソーサーにぶつかってカチャカチャと音をたてるが、少女自身はそれに気づいていないようだった。 ざらざらと、掌の上に明らかに過剰な量の薬剤を取り出して、しかしそれを躊躇なく口の中へ放り込む。カリコリという軽い固さを感じさせる音が鳴り響き、再び口へと近付けられたティーカップの中身と共にそれは飲み込まれていく。 それから三度ほど同じ動作を繰り返して、ティーカップの中身が空になってからようやく少女の動きが止まる このままここで呑気にお茶を続けていてもどうしようもないということは少女自身も気づいているのだろう。ティーセットを参加者へと配布された鞄の中へしまいこもうとして……震える手は二組目のカップをつかみ損ね、カップは騒々しい音をたてて床にて砕ける。その自分でたてた音に身をすくませて、暴れだす鼓動に急かされるように咄嗟に割れたカップへと手を伸ばす。今拾えば割れたことを無かったことに出来ると、そう信じているように手を伸ばして―― 「痛っ……!」 引っ込めた手の先からは赤い色がこぼれ落ち、服にまた一つ赤い染みを増やす。父親の職業柄、衣服に付着した血はそう簡単には落ちないということを知っている彼女はため息を一つ吐いて、いつも身に付けているハンカチを懐から取り出して指に巻き付ける。お気に入りのハンカチに赤い染みが出来たのを見て二度目の息を吐いて、鞄から『道具』を取り出す。 出刃包丁をさらに大きくしたような、お嬢様そのものである少女には酷く不釣り合いな鉈を両手で不格好に構える。そうして目を瞑って思いっきり振り下ろせば、ザクンという小気味の良い音を立てて木製のテーブルに刃が突き刺さる。 「もしも誰かに襲われたら、これで身を守らなければなりませんし……」 素振りのつもりで傷付けてしまったテーブルに誰とはなしに言い訳を口にしながら刃を引き抜こうとして、その腕がプルプルと震える。余程勢い良く振ったのか、机に突き刺さった鉈は動く素振りを見せない。そのままウンウンと唸りながら少女が悪戦苦闘すること5分、その戦いは抜けた勢いで少女が後ろに倒れこむという結末をみせてようやく終わりをみせた。 一度目の失敗を教訓に、今度は本番とばかりに鉈を振り下ろす。ブツリという音ともに、今度は刃が突き刺さることなくちゃんと断ち斬った。机での失敗が生きたのか、上手くいったことに少し満足そうな笑顔を浮かべた少女は三度刃物を振り下ろす。 そこからはトントン拍子でことが進み、コツを掴んだのか少女の手際も恐る恐るといった様子が抜けてどこか楽しんでいるような節すらある。ブンッと音を立てて勢い良く振り下ろされる鉈の音とブチリ、ブツリという音だけが数分間鳴り響く。 「ふう……」 少し上がった息を整えながら達成感に満ちた笑顔と共に刃物をカーテンで拭い、傍らの椅子へと立て掛ける。予行演習はこれくらいで十分だろう、とバラバラになった『ソレ』には少しの間だけ黙祷をして刃物を掴んで立ち上がる。 「ごめんなさいね……仕方がないの」 抗鬱剤と記された薬を大量に摂取したおかげか、はたまた覚悟が決まったのか、それとも余計に現実味が薄れてしまったのか、いつの間にか身体の震えは止まっていた。初めての殺人という警視総監の娘としてあるまじき行為を諦めでもって受け入れる。私はこうすることに決めましたわ、と脳裏に浮かぶ四人の友人と愛しい人に対して決別する。きっと誰も許してくれないだろうし、許されたいわけでもない。ただ彼を失うくらいならばそうした方がましだと思ってしまっただけの話だ。 シリカと名乗った少女だったモノに一言だけ謝罪して橘万里花はその場を後にした。 彼への、一条楽へのこの気持ちは愛なのだろうかと、万里花は考える。 そもそも愛とはどこからが愛なのだろうか。 彼を思うとき ずっと話していたくて堪らなくて…… ずっと一緒にいたくて堪らなくて…… ずっと顔を眺めていたくて堪らなくて…… 離れれば会いたくて会いたくて堪らなくなり、一緒にいれば離れたくなくて仕方なくて 寝ても覚めてもその人のことを思い、恋い焦がれてその人以外はなにもいらなくなり、ただその人がいるだけで幸せになる、ああ……それはまさしく狂気なのかもしれない、と万里花は胸の内を焦がすものに苦笑する。 そうして育ち、膨らんでいった想いは、しかし突然の出来事で膿を抱えることになる。 決定的だったのは目の前で人が殺されたときだ、もしも一条楽がそうなってしまったら考えると恐ろしくて堪らなかった。 あなたの為ならば死ねると あなたの為に生きていきたいと あなたの為ならばなんでも出来ると あなたが望まなくともあなたが無事でいてくれるならそれでいいと そう思ってしまったのだから 「らっくん……うち、決めたばい」 例え愛する人に嫌われ蔑まれ、そして自分が死ぬことになったとしても、彼を生かすために他を捨てようと 大きく育った果実は、少しの衝撃で膿んで腐ってしまう。 それは、シリカという少女に出会う150秒前の出来事 シリカという少女の話をしよう 彼女は恵まれた子供であった。 日本に生まれ、特に不自由することなく暮らして成長してきた。 とあるデスゲームに巻き込まれるという不運はあったものの、そのゲームの最中も彼女は幸運な部類だった。偶然テイムに成功し、参加者に幼い子供が少なかったことも含めてアイドルへと担ぎ上げられた。その結果相棒を失う危機に見舞われることになるのだが、それも突然現れたヒーローによって窮地を脱することができたのだからやはり恵まれていたのだろう。 だから、彼女はこのゲームに参加させられた時にはこう思ったのだ。そうして私がこんな目に……と そう、それでも名簿の中に自分がよく知る人物の名前を見たときは無条件に安心したのだ。彼が居てくれたなら、きっと全部を解決して自分を救い出してくれるに違いないと。そう無邪気に安心して、しかし底抜けにお気楽ものというわけではなかったシリカは考えた。もしも殺し合いに乗っている人間が襲いかかってきた場合のことをだ。 元々SAOのプレイヤーの中にもPK(人殺し)を進んでするような正気を疑う人間が少数とはいえ存在した。自分もそんな人間に嵌められて一度は痛い目を見かけたのだからそこまで能天気になることはできなかった。救いがあるとすれば見たところ身体能力はゲーム通りであるということだった。ゲーム通りであるならば少々の傷で即死することはないし、痛みも衝撃も大幅に軽減され、毒の類いでも即死には至らないということだった。それでも、まだ少女の域を出ないシリカにとって殺人者が潜んでいるかもしれない場所にひとりきりというのは避けたい事だったのだろう。 「だ、誰か仲間になってくれる人を探さないと……!!」 言うなればここ全域が圏外であるということなのだから、仲間は一人でも多いにこしたことはないのだから。そうして探し回ること十数分、ぼんやりと宙を見つめる一人の年上の少女に出会ったのだった。これは、警戒しながら近づいて、そして打ち解けて仲良くなって、そして毒入りの紅茶を飲んでしまう、その三十分前の出来事。 シリカの誤算はたった2つ 一つは優しいお姉さんが他を捨てても愛しい人を生かす決意を済ませてしまっていたこと。 もう一つはこの殺し合いの場では耐久力に関してはただの少女になっていたということだ。 シリカは勘違いしてしまったのだ、万里花の笑みに、自分の身体能力の高さに もう少し注意深く万里花を観察していればその瞳の奥に潜む暗い光に気がつけたかもしれない、一度自分の指の先を小さく傷付けていればもう少し用心したかもしれない。だが、そうはならなかったのだ。 もしも、もしもシリカが後数分早く万里花に会うことが出来ていれば もしも万里花がバッグの中に入っていた支給品の青酸カリに気づいていなければ もしもシリカがゲームとは仕様が違うということに気づいていれば もしも彼女から出された紅茶に僅かにでも疑いを持っていれば 彼女が肉塊になってしまうことはなかっただろう。 結局のところ、彼女は悪意に不馴れで運が悪かっただけなのだ。 「おいおい、あいつ頭大丈夫か……?」 万里花が出ていった扉からひょっこりと顔を覗かせて室内を見回した白黒の魔法使いは嫌そうに顔をしかめる。一部始終を覗き見していて予想はしていたとはいえ、室内はひどい有り様だった。力任せに断たれた少女のだったモノはまさしくスプラッタな光景を広げていた。 幻想郷において人間の生き死には日常だし、魔理沙自身も何度か人間が妖怪に殺されて食われるところを見たことがある。だからといって、何も感じないというわけではないのだ。 「うぇー……こりゃ暫く肉は食いたくないな」 バラバラになった少女だったものに、ベッドのシーツを引き剥がして覆い被せる。ナンマンダブナンマンダブと適当に唱えてからシリカのバッグの中身を漁り始める。もう死人には必要の無いものだし、有効に活用してもらえる方が道具も喜ぶだろうと言い訳をしながら食料を自分のバックへと移し変えていく。 「ん、なんだこれ?」 シリカの鞄に腕を突っ込んでごそごそと探っていると指に触れた物を取り出す。見た目は黒い卵のような、よくわからない物質で出来たものだが、説明書を読んでみる限り魔法少女の魔女化を防ぐためのものとあるがさっぱりわけがわからない。 「グリーフシード?よくわからんが貰っておくぜ」 そうして貰えるだけの物を貰った魔理沙は診療所を後にする。もう少し早く診療所に辿り着けていればこの惨劇を回避できたかもしれないと、少し申し訳なく思いながら歩き出す。 そして、彼女はまだ知らない。彼女がなんとなくでてに入れたアイテムがとある少女達の生命線になる物だということを。 【シリカ@ソードアート・オンライン――死亡】 【Bー6/診療所/一日目ー深夜】 【橘万里花@ニセコイ】 [状態]軽度の躁鬱症 [装備] レナの大鉈@ひぐらいのなくころに [道具] 基本支給品、青酸カリ(致死量の青酸カリのカプセル十個がが収められたケース、残り九個)、紅茶セット(四人分)不明支給品1 [思考ー状況] 基本 一条楽以外の殺害 1 次もちゃんと殺さなきゃ…… 2 らっくん……無事で [備考] 薬で症状を抑えている状態です 【霧雨魔理沙@東方】 [状態] 健康 [装備] 箒、ミニ八卦炉@東方 [道具] 基本支給品、グリーフシード、不明支給品2 [思考ー状況] 基本 死なないように適当に生き残る 1 橘万里花に警戒 2 シリカに罪悪感 [備考] 浮遊能力が弱体化しています 時系列順に読む 前:青い幸福 次:ソードフェイク・オフライン 顔晒し編 霧雨魔理沙 次:[[]] 橘万里花 次:[[]] シリカ GAME OVER
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はたや なおふみ セガに所属しているサウンドクリエイター。1990年入社し、家庭用ソフト開発部にサウンド担当として配属。光吉猛修氏とは同期。 妻は元セガのコンポーザーのササキトモコ。 最初はセガの海外向けのソフトの音楽を担当しており、メガドライブの『ゴールデンアックスII』ではBGM・効果音をほとんど一人で作りあげた。 その後セガの人気タイトルであるソニックシリーズやNiGHTSシリーズから音ゲーの「スペースチャンネル5」シリーズ、色物感の強いルーマニアシリーズまで、セガの数多くの幅広いゲームタイトルの音楽を担当。 特に一世を風靡した『きみのためなら死ねる』のテーマソングを作曲した人物で有名。 自身のゲーム音楽を作曲する秘訣として、ゲーム性をどのようにアピールするのか、音楽でどう表現していくのかを頭の中で考えて、 頭の中で完成したら、初めて作曲を開始すると言っている。 ちなみに好きなゲームは『マリオカート』と『かまいたちの夜』であり、乙一や麻耶雄嵩の本が好きなところからミステリ好きらしい。 参加作品の一例 スーパーモナコGP (MD)(サウンドエフェクト) ゴールデンアックスII ソニック・ザ・ヘッジホッグ2(GG) ゴールデンアックスIII 超球界ミラクルナイン 日刊スポーツプロ野球VAN キスショット ハイブリッド・フロント クイズスクランブルスペシャル ステラアサルト リスター・ザ・シューティングスター ソニック・ザ・ヘッジホッグCD バーチャレーシングデラックス セガラリー・チャンピオンシップ NiGHTS into dreams... クリスマスナイツ バーニングレンジャー サンバDEアミーゴ スペースチャンネル5 スペースチャンネル5 パート2 スーパーギャルデリックアワー ROOMMANIA#203 ニュールーマニア ポロリ青春 ブリンクス・ザ・タイムスイーパー ソニック ヒーローズ ASTRO BOY 鉄腕アトム きみのためなら死ねる 赤ちゃんはどこからくるの? セガラリー2006 NiGHTS ~星降る夜の物語~ ブレイザードライブ レッツタップ ソニックと暗黒の騎士 (編曲) マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック ソニック カラーズ ソニック ジェネレーションズ リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 ソニック ロストワールド うた組み575 電撃文庫 FIGHTING CLIMAX ミラクルガールズフェスティバル CHUNITHM(楽曲提供) ソニック フォース スペースチャンネル5 VR あらかた☆ダンシングショー (編曲) プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク (サウンドチーム) (最初期のみ) 代表的な曲 Burning Hearts ~炎のANGEL~ (バーニングレンジャー) THIS IS MY HAPPINESS (スペースチャンネル5 パート2) きみのためなら死ねる (きみのためなら死ねる) Sweeping Seashore (NiGHTS ~星降る夜の物語~)