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直接の虐待表現がないど~☆ 東方キャラが鬼のようにでてくるど~☆ おぜうさまのかりすま設定があるかもだど~☆ ある妖精メイドは頭を悩ませていた。 彼女の仕事は主に紅魔館内部の雑巾がけだ。 雑巾がけというと地面に四つん這いになり雑巾で床をダッシュして磨いていく姿を想像される方が多いだろう。 しかし流石に巨大な洋館ともなるとその床面積も尋常じゃない広さである。 そんな雑巾がけでは作業効率が悪い上におそらく2日で腰を壊して立てなくなる。 そこで紅魔館では、普段モップの先に雑巾を挟んでそれで雑巾がけを行っている。 ただし作業自体は決して楽ではない。 彼女達の頭の中にはいかに作業を効率よく進めるか、ということを念頭に仕事をしている。 勿論やり残しは許されない。 今まで掛けて来た場所に汚れが残るようではすぐにメイド長に暇を出されてしまう。 汚れがあればすぐさまそこに駆けつけてすぐにでも仕事を片付け、そして持ち場に戻る。 その行ったり来たりも彼女の疲労を加速させる大きな要因になっている。 おそらくその場でゆっくり雑巾がけができるのなんて精々10分、長くて20分。 一時間のうちおそらく20分は移動時間として使っているだろう。 この仕事をしているのは勿論彼女だけではないがそれでも限度というものがある。 そう、これこそが今の彼女の悩みの種である。 彼女だけではない。掃除に携わる大抵の妖精メイドが悩んでいるはずである。 その元凶は…… 「うっうー☆」 今まさに出窓から中に進入しようと窓を弄っているれみりゃである。 物音に気づいて振り向いた妖精メイドは、大きくため息をついた。 またあそこは掛けなおしか…… 彼女はじゃぶじゃぶと桶の中で雑巾の汚れを落とすと、ペダルを踏んでローラーで雑巾をはさんで水を切った。 れみりゃは無事に窓を開け(窓は肉汁だらけになってしまったが)、とろとろと中に入ってきた。 と同時に、出窓に飾ってあった花瓶がれみりゃの足に引っかかり、バランスを崩した。 あっ、あぶない……! 雑巾モップをその場に放り出して花瓶を押さえにかかる。 しかしその努力は報われず、花瓶は無常にも床にたたきつけられ、ド派手な音を立てて砕け散った。 受け止めようと前屈みになったせいで、自分もバランスを崩し危うく破片の海にダイブしそうになる。 壁に手をつき体をひねり、なんとか体中刺し傷だらけという事態は逃れたが、そのまま転んで飛び散った破片で腕を大きく切ってしまった。 「うー?」 と、れみりゃが不思議そうな顔で自分の顔を覗き込んでいた。 「うー!おぜうさまはづよいがらぼでぃがーどはひづようないんだどー☆ れみりゃはこーまかんのかりすまおぜうさまなんだどー☆」 どうやらこの肉まんは妖精メイドが自分をかばいに飛び込んできたと思ったらしい。 だからといって礼の言葉を言うわけでもなく、むしろ自分の強さを誇示して満足そうに踊る。花の上で。 思わず後ろから花瓶の破片を投げつけそうになったが寸でのところで理性で押さえ込んだ。 ここでそんな事をしてみろ。きっと咲夜が飛んできて烈火のごとく怒られるだろう。 これがもっとも厄介なところで、こうなってしまうとそれを訴えられる場所が無いのだ。 ぐっとこぶしを握りしめ立ち上がると、簡単に破片を片付け、桶を取りれみりゃの後を追う。 綺麗汚いの分別のないれみりゃはそこらじゅうに泥で汚れた靴でスタンプを押して回る。 急いで綺麗にしないと。もしこのタイミングでレミリアお嬢様がいらしたら……どうしましょう。 だが焦るとロクなことが無い。焦ったあまりに部屋の外に出されていた椅子に桶を引っ掛けてしまった。 あっと思ったときにはもう遅い。 床に盛大に汚水をぶちまけながら自分も前方につんのめりそのままうつぶせに床に倒れこむ。 あぁ、なんていう事!見つかる前に片付けようと立ち上がろうとした。 そんな彼女の前には不運なことにもたまたま通りかかったレミリアが立っていた。 「これはどういうこと?」 もうだめだ、自分は首だ! 余りの出来事に妖精メイドは立ち上がることができず、とうとう堰を切ったようにぽろぽろ泣き出してしまった。 「あら、何も泣く事ないじゃない……」 困ったようにレミリアが漏らした。ふと妖精メイドが怪我しているのに気づく。 とりあえず咲夜を呼び手当てをするために医務室に連れて行かせた。 レミリアは汚れた床をよそに日の余り当たらない廊下をつつと進んでいく。 途中で窓から花瓶がなくなっているのを見つけた。 たしかここに生けてあったのは美鈴が庭で育てていた花。 「またあのゆっくりの仕業ね、全く頭が痛くなりそうよ……」 咲夜が溺愛しているというだけで紅魔館に入り浸っているれみりゃ。 一匹だけなら我慢ができてももうすでに20匹弱ほどこの紅魔館周辺をたむろしているのだ。 しかしみんななんだかんだ言って咲夜には頭が上がらないのだ。 その為ほぼ黙認状態でれみりゃが好き勝手紅魔館で遊びまわっている。 虎の威を借る狐とはまさにこのことである。 何かいい撃退方法を考えなくては。 イライラと頭を廻らせながら廊下の突き当たりにある木製の階段を下りていく。 何かいいアイディアを捻り出すときにはレミリアは必ずといって良いほどこの階段から地下に入る。 この先にいる動く大図書館、パチュリーに知恵を借りるためである。 数日後、レミリアの部屋にはパチュリーと咲夜の姿があった。 「そう。だからあのゆっくりの数を減らしてほしいって言ってるのよ。分かるかしら」 「しかしお嬢様、なにも罪も無いれみりゃ様をそんな……」 ペットに対しても様付けとはなんたる忠誠心かしらね、とレミリアはため息をついた。 流石に怪我人が出たとなってはこの状況を放って置く訳には行かないと重い腰を上げたのだ。 予想だにしていなかった提案に咲夜はただうろたえるばかりだった。 「かわいそうじゃないですか!もしも野放しにして死んでしまったらなんて思うと……」 それ楽しそうじゃないと危うく言いかけてレミリアは口をつぐんだ。 別にこいつが生き残ろうが生き残るまいが自分の知ったことではない。 とりあえず迷惑な「穀潰し」が消えればなんでもいいのだ。 一方の咲夜は目に入れても痛くない程のれみりゃ達が自分の行動範囲外に行ってしまうことがとてつもなく不安らしい。 どうにかしてレミリアに認めてもらおうとあれこれと説得しようと試みていた。 不意に沈黙を守っていたパチュリーが口を開いた。 「そういうと思って、貴方の為に1つ面白い方法を用意してみたわ」 パチュリーは黒い表紙の教科書ほどの厚さの本を小脇に抱えて前に進み出る。 「貴方もこの方法なら納得してくれるんじゃないかしら?」 本を咲夜の前で広げるとペラペラと中身を見せ付けるようにめくった。 中身は真っ白だ。咲夜ははてなと首をかしげた。 翌日、紅魔館の庭には総勢19匹のれみりゃが終結していた。 みな口々に「おうた」を歌い、太った体をくねくねと動かしながら踊ったりしている。 その様子をレミリアとパチュリーは庭の端に置かれた日傘の刺さっている白いテーブルで紅茶を飲みながら眺めていた。 「異様な光景ね。後でメイドに庭を掃除させないと」 「仕方が無いでしょ。あの方法をとるには広い場所が必要なんだから。 それよりも咲夜は一体どこに行ってしまったのかしら?」 「なんでもあのゆっくり共にプリンを作ってあげるとか言ってたわね。 全く、あんなやつ等にどうしてあそこまで惹かれるのかしら?」 新しい紅茶をお持ちしました、と腕に包帯をまいた妖精メイドがテーブルにポットを置いた。 「自分の主に似ているからじゃないかしら。 その上本物の主と違って素直に甘えてくるから……とか。ねぇレミィ」 「いっつも言ってるでしょう、あんなのと私を一緒にしないでって。 あぁそういえば。貴方もう怪我は大丈夫なの?」 お気遣いありがとうございます、もう大丈夫ですと笑い妖精メイドは館に戻っていった。 心なしか彼女の表情はいつもに増して生き生きとしていた。 「あぁ、あの子がこの提案の引き金になったのね」 「そうよ。身内にけが人を出してまで穀潰しを構うなんて私が許さないわ」 紅茶を一口すするとレミリアはため息をついた。 広場ではいつの間にか咲夜がれみりゃ達にプリンを配っていた。 うーうー☆とれみりゃのうれしそうな声が大きくなる。 ぷっでぃーん、ぷっでぃーんと手づかみでプリンを平らげるれみりゃ。 「汚い食べ方ねぇ……」 レミリアは冷たくゆっくりの集団をにらみつけた。 「そうですよ全く、もっと味わって食べろって言うんですよ」 もふもふとスプーンを口にくわえ、片手にプリンの乗った皿を持った門番がいつの間にかそばに立っていた。 「あら、いつの間に」 「あぁいえ、さっき休憩時間に入ったんで。 そしたらたまたま咲夜さんに出くわしまして。あまったからどうってプリンを貰ったんです」 そういって一口プリンを口に運ぶ美鈴。パァーッとそこだけ春が来た。 「おっ、おいひいいぃぃぃ!」 「そんな泣くほど美味しいかしら?」 「咲夜のプリンは私も好きだわ」 「あっ、一口なら食べても良いですよ」 「いや、遠慮しとくわ」 だってそれれみりゃの餌でしょ?と言いたかったが美鈴が本気で傷つきそうなのでよしておくことにした。 「さて、お別れも済んだようだし……始めましょうか」 パチュリーはゆっくりと立ち上がると館の中に戻っていった。 「お嬢様。一体やつらをどうやって処分するつもりなんです?」 優雅に紅茶を頂いているレミリアにいまだプリンを半分も食べ終えてない美鈴がもふもふと口を動かしながら聞いた。 「ものを食べながらしゃべるのは下品よ。 貴方は勿論咲夜がれみりゃを溺愛していることは知ってるわよね」 「ええ勿論です。私に注がれるべき愛を全て奪って行ったんですよやつ等は」 「……あえて突っ込まないでおくわ。 そう、そんな咲夜がれみりゃの数を減らすなんていって聞き入れるわけが無いでしょ? だからね、私達はこう提案したのよ。れみりゃを圧縮してくれないか、ってね」 「れみりゃを圧縮、ですか?小さくなるだけで数は変わらないじゃないですか。 むしろ某リグ○みたいにカサカサ動いてむしろ気持ち悪くなりそうですけど」 「貴方が意味する圧縮と私が言いたい圧縮はちょっと違うわ。 貴方が言っているのは単なる体積的な問題。 私が言っているのは"全体の濃度としての"圧縮よ」 「んー、よくわかりませんね」 「要するに19匹を1匹に凝縮したらどうかって提案したわけ。」 「あー、なるほど」 「いろんな固体の記憶や精神に圧縮を掛けて一つにまとめて1体の中に押し込む。 そうすれば肉体は減るけど精神は死んでないって言う"救い"がある。 それに精神が圧縮されればもっとお利口になれるって言ってあるわ」 「でも記憶は兎も角、精神や魂に関する術式は難しいってよく聞きますが。 そんな高度なものを高々ゆっくりごときに使って良いんですか?」 プリン上部のカラメルを器用にスプーンで全体に広げる美鈴。 「勿体無いわ。そんな物使うわけ無いでしょ」 「……え?」 「私達は提案しただけよ。 誰もこの方法で減らすなんて一言も言ってないわ。 ただ方法を提案して、その後で減らすことに同意を貰ったのよ」 「そうなんですかぁ。あれ?じゃあ術はやらないんですよね? でもさっきパチュリー様が図書館に……」 「ええ。別の術式を使うわ。 ま、これも一種の圧縮を使った術式よ。まあ後は使ってからのお楽しみにしておきなさい」 パチュリーが小悪魔と共に戻ってきたのでレミリアは席を立った。 「悪いけど美鈴、今日は貴方が日傘をもって頂戴」 「あ、はい。ちょっとまって下さいいまこのプリン片付けちゃいますから」 そういうと美鈴は口の中に残り1/4のプリンを急いでかきこんだ。 むせた。 「********************――」 パチュリーと子悪魔がものすごい勢いで何かを詠唱していた。 影縫いで動けないれみりゃたちの周りを大きな魔方陣が取り囲み、まばゆい光を放っていた。 「お嬢様……本当に大丈夫なんでしょうか……」 「ええ、大丈夫よ咲夜。パチュリーに任せておけばね」 不意に魔方陣の6点が強く光り、全てのれみりゃを飲み込んだ。 一気にがらんとした庭。 後に残ったのは地面に投げ出されたプリンを載せていた皿と、昨日パチュリーが持っていた黒い本だけである。 多くのメイド達が歓声を上げる中、メイド長咲夜だけは絶句しその場に立ち尽くしていた。 「あ……あぁ……」 それはそうだ。愛しいペットたちが一瞬にして消え去ってしまったのだから。 「大丈夫よ、咲夜」 そういうとパチュリーは庭の真ん中へ進み出ると黒い本を手に取った。 「この術式はとっても時間がかかるわ。 ゆっくりゆっくりと圧縮を進めていくのよ。そう……」 この本の中でね、とパチュリーはほんの表紙を指でトントンと叩いた。 「あと半日もすればこの本の中かられみりゃが召還できるようになるわ。 暫くの間のお別れだけど、我慢してちょうだい、咲夜」 「咲夜、今日はショックだったでしょうし、もう休んで良いわ。 あとは美鈴にやってもらうから」 レミリアはそういい残すと満足そうに館のほうへと戻ってゆく。 さあ、咲夜も行きましょうとパチュリーと子悪魔が咲夜の手を引いていく。 妖精メイド達も生気の抜けてしまったメイド長を心配しつつもぞろぞろと持ち場に帰っていった。 夜遅く、レミリアはパチュリーに呼ばれて図書館へと向かった。 部屋ではパチュリーと小悪魔がテーブルに置かれた日中の「黒い本」を眺めていた。 「それじゃあパチュリー、昼間のことを詳しく教えてもらおうかしら」 部屋に入るなりレミリアは口を開いた。 「あれを咲夜に見せたのは余りよくなかったわ…… あんなに落ち込んでしまうなんて……」 パチュリーは少々意気消沈気味である。 「そんな、パチュリー様のせいじゃありませんよ!」 「えぇそうね。悪いのはあのゆっくり共よ」 そうかしら、と暫く黙っていたが、やがてパチュリーは今日の術について話し始めた。 「今日使った術は確かに圧縮術よ。 ただし、咲夜に説明した"精神圧縮"ではなくただ単に"体積圧縮"なのだけれども。 あの術はその場にある有機物質を極限にまで圧縮して体積0、質量∞の物質に圧縮するものなの。 その後質量∞の物質がどこに行くのかは知らないけど、まあ気にしても仕方が無いわ。 あと、この術には少し細工がしてあって、ある特定の防御を施した物だけはこの術が無効になるようになってるの。 術式開始前にランダムで3匹に防御魔法を掛けてその3匹だけは特別保護してあるわ」 「別空間ってまさかこの紅魔館の中じゃないわよね?」 急にレミリアの顔が険しくなる。 きっと人一倍敏感な咲夜の事だ。どこかでれみりゃの気配がすればすぐに感ずかれてしまうだろう。 「安心して。その3匹を飛ばした場所って言うのは……この中よ」 パチュリーは黒い本を手に取るとレミリアの前に差し出した。 レミリアは本を受け取ると中をぱらぱらとめくった。 あら、と何か違和感を感じた。確かこれ、昼間見たときには真っ白の本だったのに。 先ほどと打って変わって中にはびっしりと文字が刻み込まれていた。 「この本の中はあのときつかったのとまた違う方法の2種類圧縮魔法が組み込まれているの。 一つは空間圧縮、もう一つは精神圧縮よ」 ここで一区切りつけるとパチュリーは小悪魔が入れてくれた紅茶を口に含んだ。 レミリアは興味深げに黒い本を捲っていた。 「さっきの3匹はその中に圧縮されてる空間に入ってるわ。 そして精神圧縮を掛けることによって中にいるゆっくり達の神経を極限にまで高めているの。 精神圧縮を掛けられたものの精神はその圧縮率に比例して敏感になる。 すなわち体感時間が通常よりも長くなるらしいわ。 だからそれを利用してやるべきことを全部半日で片つけようって事よ。 かなり高い精神圧縮をかけているはずだから私たちの体感時間の20倍はくだらない筈よ」 「そう……でもパチェ、貴方なんで3匹も残したの?残すのは1匹だけよ」 レミリアが不満そうに文句をつけた。 「そうよ。1匹だけ。でもこれをやるには一応保険を掛けておく必要があったの。 ほら、咲夜にこの術を使えばれみりゃがお利口になるから回りに迷惑を掛けなくなるって言ってあるでしょ。 言ってしまった以上はそれを実現させなければならないわ。 だからこの3匹を調教してなんとかやっていいこと悪いことの分別をつけさせないと。 どうも文献を見るとゆっくりは体で物を覚えさせるのが一番みたいだし……」 「その調教は誰に任せるつもり?」 「もうすでに頼んであるわ。もう仕事に取り掛かってからずいぶんたつんじゃないかしら? 2人いるけど……そうね、どちらの人も貴方がよく知っている人で、貴方のことをよく知っている人よ。 だからきっとできあがってくるれみりゃはきっと貴方好みのゆっくりれみりゃになるんじゃないかしら?」 「ふぅん、そう。分かったわ。 とりあえず答えは明日の楽しみに取っておこうかしら。 さて、私は咲夜の様子を見に行ってくるわ。おやすみ、パチェ」 そういうとレミリアは部屋を出た。その足取りは幾許かいつもより軽いように見えた。 翌日の夕方、紅魔館の庭には一匹のれみりゃと楽しそうに戯れる咲夜の姿があった。 その姿を静かに部屋から見守っていたレミリアはふと独り言をこぼした。 「……そうね。あのがんばった貴方達には何かご褒美をあげなくちゃかしら」 部屋の中にはレミリア以外にあと2つの人影だあった。 「私はお外に出たいわ、お姉さま」 「とりあえず少し疲れたので休みがほしいですねぇ。あんなに文字を教え込むのに苦労するとは……」 レミリアは二人に向き直ると口元を緩めた。 「どうもご苦労様。いいわ。 フランには外出許可を、美鈴には4日間の休日を与えましょう」 「よかったわね、美鈴!」 「妹様も、頑張った甲斐がありましたね!」 手をとり喜びあう二人。 術式の後、あの圧縮空間に送られたのはこの2人だったのだ。 二人の功績により無事咲夜の元に躾されたれみりゃがもどり、同時に紅魔館にも平和が戻ったのである。 2人が部屋を出て行った後、レミリアは二人が入っていたという黒い本を手に取り眺めていた。 術が終わった後にもかかわらずページは真っ白には戻らず、所々に記述がぽろぽろと残っていた。 「そうそう、お姉さま」 いつの間にかフランドールが目の前に戻ってきていた。 「実はね、その本の中にはまだ1匹れみりゃが残ってるのよ」 「……あのゆっくりが?」 レミリアは顔をしかめた。 「そう。1匹はすぐに死んじゃったんだけど、もう1匹は戻ってくる前に向こうで気を失っちゃってそれっきり起きてこないの。 一応つれて帰ってきたけど動かないし、つまらないからさっき私壊しちゃった」 そういうフランドールの手にはれみりゃ特有の帽子が握られていた。 ところどころ肉汁で染みがついてしまっている。 「まぁいいわ。とりあえずもう地下に戻っていなさい。 明日咲夜を迎えに行かせるからそれまでおとなしくしているのよ」 「分かったわお姉さま。それじゃあまた明日」 フランドールは再びスキップで部屋の外に出て行った。 レミリアは何か悪寒のようなものを感じて自分の手元にある黒い本を眺めた。 ……起きてこないって事はまだこっちに戻ってきたときには生きていたという事だろう。 フランは向こうで気絶してそれっきりと言っていたが、ゆっくり、とくにれみりゃであればすぐに回復して泣き喚いたりするはずだ。 だがれみりゃは起きてこなかった。その後フランの遊び道具として扱われて肉体は壊れてしまった。肉体は…… そういえば美鈴がゆっくりに字を教えたとか言っていた気がするな、とぼんやりと考えながらなんとなくほんの中身をもう一度確認してみる。 すると、最後のほうのページに、びっしりと文字が残っているページがあることに気がついた。 とても汚い字だが、どうやら同じ記述の繰り返しのようだ。 そしてレミリアがその記述を読み取ったとき、思わず反射的にその本を床に投げ捨てて部屋を飛び出した。 そこにはこう書かれていた。 ゆるしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいたすけてください ゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいゆるしてください がんばりますがんばりますがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにしますがんばりますいいこにします いいこにしますいいこにしますいいこにしますだしてくださいだしてくださいだしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいくるしいくるしいだしてくださいだしてくださいがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにします いいこにしますいいこいいこにいいこにしますいいこがんばりますがんばるがんばるゆるしてくださいゆるしてくださいだしてだして いいこにするだしてゆるしてがんばりますじおぼえますいうことききますききますいうこということたすけてくださいだしてゆること いいこにしますゆるしてくださいだしてだしてだしてさくやさくやだしてさくやいいこにしますゆるしてゆるしてがんばりますおぼえます だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてせまいせまいだしてせまいだしてさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくや さ くや さくやさくやさ くやさくや さ く や さ く や さ く や さく や さ く や さ く や さ くや さ く や さくや さく や さく や さ く や 紅魔館地下大図書館には、今でも文字の増え続けると言う変わった魔術書があるという。 あとがき う~☆ざぐやにだっごしでほしいんだど~☆ さくやにさぐやに さ く や に 訳(稚拙な文章で申し訳ありません。精進いたします)
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さくや No.097 タイプ:はがね/ことわり 特性:しゅうちゅう(自分の命中率が1.3倍される) ガードアーマー(技を急所に受けない) 同タイプ比較 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 さくや 80 110 80 80 80 100 けいね 80 60 80 110 90 90 ゴリアテ 110 120 110 60 70 50 Tさくや 80 90 90 100 90 80 Hさくや 80 75 110 75 110 80 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) おばけ/あんこく/だいち/ほのお/こころ いまひとつ(1/2) ひこう/はがね/しんとう/ことわり いまひとつ(1/4) --- こうかなし しょうき コスト:100(コスト技の威力:80) さくや 解説 育成例こだわり型 対飛行物理アタッカーメタ サポート型 覚える技レベルアップ タマゴ技 技マシン 解説 ザ・ワールド!時よ止まれ!!な完全で瀟洒な従者 今バージョンでも固有技"さくやのせかい"は健在。特性集中によって71%で相手の時を止める 同じく新旧メイドの同門であるゆめこと比較して火力と耐久にかける代わりに素早くなった 今回、広くメイドに普及しているスカルプチュアの本家本元でもある A110であるが、技の関係で突破力が物足りない。アタッカーにはやや不向き 代わりに幅広く補助技を扱えるため、どちらかと言えば補助や場の構築をメインに立ち回ったほうが活きやすいか 育成例 こだわり型 性格 ようき 特性 どちらでも 持ち物 こだわリボン 努力値 AS252 技構成 確定:スカルプチュア 選択:サイコカッターorマジックナイフ、にどげりorまわしげり、クロスポイズン、シャドーダンス、ハートブレイク、ヒートクロー、マインドボム、れいとうパンチ、こおりのつぶて 基本的な使い方は上記解説の通りだが、それを敢えてこだわって火力を補う型 こだわっても単体では今ひとつ物足りない火力だが、まきびしやすなあらしと組み合わせることで多くのカケラにとって危険な威力になる。まきびし無効の飛行タイプはスカルプチュアで撃墜できる 多彩なタイプの攻撃技を扱えるのが売り。必中タイプ一致のスカルプチュアを基本に、スカルプチュアで対処できない相手にはできるだけ抜群を取れるように技を選択する 特性は集中なら光の粉等の対策にはなるが、スカルプチュアが必中で他の技も軒並み高命中率なのでガードアーマーで事故死を防ぐのもアリ スカルプチュアでてんまをほぼ安定して狩れる。てんま側が防御特化(性格補正込HB252)して乱数1(26.7%)。すながくれも機能しない。死に出しからはもちろん、少々リスキーだがげんしのちからやでんじはでなければ受けつつ出ていくこともできる 対飛行物理アタッカーメタ サポート型 性格 ようき 特性 集中 持ち物 メイド服 努力値 H204 A52 S252 技構成 スカルプチュア 咲夜の世界 氷の礫(卵) (自由枠) 自由枠候補:まきびし、挑発、どくどく、光の壁、リフレクター、マジックナイフ、シャドーダンス等 飛行の物理アタッカーに対してのメタ型。主に見る相手はTあや、Aぬえの2名 Tあやは咲夜に対して最大威力の出るとび膝蹴りで確定3、Aぬえはいじっぱりスッチー持ちのブレイブバードで8%の乱数2 咲夜側はそれぞれ、スカルプチュア1発(Aぬえはブレバ反動込み)で倒しきれる 上記の型とちがい、てんまを一撃で倒せない(ダメージ率97.8-82.8%)が、こおりのつぶてが続けて打てるならHCやHDぶっぱのてんまは突破可能 相手が引いたときの事も考えて、何かしらのサブウェポンを(自由枠)の欄に入れておこう。後続として出て来易いのは炎タイプ全般、水タイプ全般、Aすわこ、ようむ、世界が無効になるアドベント系等 覚える技 レベルアップ ちびさくや さくや 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 1 - ナイフなげ 50 100 鋼 物理 25 5 - にらみつける - 100 幻 変化 30 9 - にどげり 40 100 夢 物理 30 14 - みやぶる - 100 理 変化 40 18 - みきり - - 夢 変化 10 23 - トリック - 100 理 変化 10 27 - マジックナイフ 25 95 理 物理 15 32 - メタルクロー 75 100 鋼 物理 20 - 1 クイック 30 100 幻 物理 10 - 1 ヒートクロー Cost 100 獣 物理 20 - 1 ミラーコート - 100 心 変化 20 - 1 れいとうパンチ 75 100 氷 物理 15 - 1 まきびし - - 地 変化 20 - 1 てっぺき - - 鋼 変化 15 - 1 つるぎのまい - - 鋼 変化 30 - 1 ちょうはつ - 100 暗 変化 20 - 1 カウンター - 100 夢 物理 20 - 1 さくやのせかい 40 55 氷 特殊 5 - 37 れんぞくぎり 40 90 鋼 物理 20 - 40 つじぎり 70 100 暗 物理 15 - 43 てっぺき - - 鋼 変化 15 - 46 こうそくいどう - - 飛 変化 30 - 50 スカルプチュア 95 必中 鋼 物理 10 - 54 ちょうはつ - 100 暗 変化 20 - 58 カウンター - 100 夢 物理 20 - 62 さくやのせかい - 55 氷 特殊 5 タマゴ技 技 威力 命中 タイプ 分類 PP クロスポイズン 70 100 瘴 物理 20 シャドーダンス 120 100 化 物理 15 まわしげり 80 90 夢 物理 15 ハートブレイク 80 100 暗 物理 15 ねこだまし 40 100 心 物理 10 いちゃもん - 100 暗 変化 20 こおりのつぶて 40 100 氷 物理 30 技マシン 技マシン 威力 命中 タイプ 分類 PP 06 どくどく - 85 瘴 変化 10 12 ちょうはつ - 100 暗 変化 20 13 れいとうビーム 90 100 氷 特殊 10 14 ふぶき 120 75 氷 特殊 5 15 ソニックブーム 80 100 鋼 特殊 10 16 ひかりのかべ - - 神 変化 30 17 みきり - - 夢 変化 10 27 おんがえし 102 100 幻 物理 20 29 マナバースト 90 100 理 特殊 10 31 かわらわり 75 100 夢 物理 15 32 かげぶんしん - - 幻 変化 15 33 リフレクター - - 夢 変化 30 37 サイコカッター 70 100 理 物理 20 42 からげんき 75 100 幻 物理 15 43 ひみつのちから 70 100 幻 特殊 20 44 ねむる - - 幻 変化 10 45 メロメロ - 100 心 変化 15 46 どろぼう 40 100 暗 物理 20 49 よこどり - 100 暗 変化 10 50 マインドボム Cost 100 心 物理 20 秘01 いあいぎり 60 必中 鋼 物理 20 秘06 いわくだき 50 100 夢 物理 20
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さくや やしきのかんりを まかされる メイドちょう。 しごとは かんぺきで ナイフのたつじん。 タイプ 氷 特性 しゅうちゅう 分布 種族値 HP 75 すばやさ 65 こうげき 55 とくこう 55 ぼうぎょ 80 とくぼう 80 進化系統 ちびさくやLv18でさくやLv36でEさくや レベルアップで覚える技 Lv01 ひっかく Lv01 にらみつける Lv07 ナイフなげ Lv10 にどげり Lv13 メタルクロー Lv19 みだれひっかき Lv25 さつじんドール Lv31 きりさく Lv37 つるぎのまい Lv45 スカルプチュア Lv53 さくやのせかい 覚える秘伝マシン 01 いあいぎり 04 かいりき 06 いわくだき 倒すと獲得できる努力値 ぼうぎょ +2 育成例
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ホントに頑張らなくちゃいけないことが 如実に分かってきた。。 ただ、やるだけではダメですね。。 ホントがんばらなきゃいけない。。 身を粉にして働いた結果。。 次のみちが生まれてくるんでは。。 と思う。 今、成功している人。。 何が大事か?? 新しいということ? お得感?? セール情報?? マーケット? そしてキーワード! 検索需要。。 などなど。。 決して、語られることがないかもしれないが。。 やるべきことは1つ。。 ■その他大勢から突き抜けることだ。。 では。。 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 看護師さんが面接に必要なのは。。 看護師 面接
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直接の虐待表現がないど~☆ 東方キャラが鬼のようにでてくるど~☆ おぜうさまのかりすま設定があるかもだど~☆ ある妖精メイドは頭を悩ませていた。 彼女の仕事は主に紅魔館内部の雑巾がけだ。 雑巾がけというと地面に四つん這いになり雑巾で床をダッシュして磨いていく姿を想像される方が多いだろう。 しかし流石に巨大な洋館ともなるとその床面積も尋常じゃない広さである。 そんな雑巾がけでは作業効率が悪い上におそらく2日で腰を壊して立てなくなる。 そこで紅魔館では、普段モップの先に雑巾を挟んでそれで雑巾がけを行っている。 ただし作業自体は決して楽ではない。 彼女達の頭の中にはいかに作業を効率よく進めるか、ということを念頭に仕事をしている。 勿論やり残しは許されない。 今まで掛けて来た場所に汚れが残るようではすぐにメイド長に暇を出されてしまう。 汚れがあればすぐさまそこに駆けつけてすぐにでも仕事を片付け、そして持ち場に戻る。 その行ったり来たりも彼女の疲労を加速させる大きな要因になっている。 おそらくその場でゆっくり雑巾がけができるのなんて精々10分、長くて20分。 一時間のうちおそらく20分は移動時間として使っているだろう。 この仕事をしているのは勿論彼女だけではないがそれでも限度というものがある。 そう、これこそが今の彼女の悩みの種である。 彼女だけではない。掃除に携わる大抵の妖精メイドが悩んでいるはずである。 その元凶は…… 「うっうー☆」 今まさに出窓から中に進入しようと窓を弄っているれみりゃである。 物音に気づいて振り向いた妖精メイドは、大きくため息をついた。 またあそこは掛けなおしか…… 彼女はじゃぶじゃぶと桶の中で雑巾の汚れを落とすと、ペダルを踏んでローラーで雑巾をはさんで水を切った。 れみりゃは無事に窓を開け(窓は肉汁だらけになってしまったが)、とろとろと中に入ってきた。 と同時に、出窓に飾ってあった花瓶がれみりゃの足に引っかかり、バランスを崩した。 あっ、あぶない……! 雑巾モップをその場に放り出して花瓶を押さえにかかる。 しかしその努力は報われず、花瓶は無常にも床にたたきつけられ、ド派手な音を立てて砕け散った。 受け止めようと前屈みになったせいで、自分もバランスを崩し危うく破片の海にダイブしそうになる。 壁に手をつき体をひねり、なんとか体中刺し傷だらけという事態は逃れたが、そのまま転んで飛び散った破片で腕を大きく切ってしまった。 「うー?」 と、れみりゃが不思議そうな顔で自分の顔を覗き込んでいた。 「うー!おぜうさまはづよいがらぼでぃがーどはひづようないんだどー☆ れみりゃはこーまかんのかりすまおぜうさまなんだどー☆」 どうやらこの肉まんは妖精メイドが自分をかばいに飛び込んできたと思ったらしい。 だからといって礼の言葉を言うわけでもなく、むしろ自分の強さを誇示して満足そうに踊る。花の上で。 思わず後ろから花瓶の破片を投げつけそうになったが寸でのところで理性で押さえ込んだ。 ここでそんな事をしてみろ。きっと咲夜が飛んできて烈火のごとく怒られるだろう。 これがもっとも厄介なところで、こうなってしまうとそれを訴えられる場所が無いのだ。 ぐっとこぶしを握りしめ立ち上がると、簡単に破片を片付け、桶を取りれみりゃの後を追う。 綺麗汚いの分別のないれみりゃはそこらじゅうに泥で汚れた靴でスタンプを押して回る。 急いで綺麗にしないと。もしこのタイミングでレミリアお嬢様がいらしたら……どうしましょう。 だが焦るとロクなことが無い。焦ったあまりに部屋の外に出されていた椅子に桶を引っ掛けてしまった。 あっと思ったときにはもう遅い。 床に盛大に汚水をぶちまけながら自分も前方につんのめりそのままうつぶせに床に倒れこむ。 あぁ、なんていう事!見つかる前に片付けようと立ち上がろうとした。 そんな彼女の前には不運なことにもたまたま通りかかったレミリアが立っていた。 「これはどういうこと?」 もうだめだ、自分は首だ! 余りの出来事に妖精メイドは立ち上がることができず、とうとう堰を切ったようにぽろぽろ泣き出してしまった。 「あら、何も泣く事ないじゃない……」 困ったようにレミリアが漏らした。ふと妖精メイドが怪我しているのに気づく。 とりあえず咲夜を呼び手当てをするために医務室に連れて行かせた。 レミリアは汚れた床をよそに日の余り当たらない廊下をつつと進んでいく。 途中で窓から花瓶がなくなっているのを見つけた。 たしかここに生けてあったのは美鈴が庭で育てていた花。 「またあのゆっくりの仕業ね、全く頭が痛くなりそうよ……」 咲夜が溺愛しているというだけで紅魔館に入り浸っているれみりゃ。 一匹だけなら我慢ができてももうすでに20匹弱ほどこの紅魔館周辺をたむろしているのだ。 しかしみんななんだかんだ言って咲夜には頭が上がらないのだ。 その為ほぼ黙認状態でれみりゃが好き勝手紅魔館で遊びまわっている。 虎の威を借る狐とはまさにこのことである。 何かいい撃退方法を考えなくては。 イライラと頭を廻らせながら廊下の突き当たりにある木製の階段を下りていく。 何かいいアイディアを捻り出すときにはレミリアは必ずといって良いほどこの階段から地下に入る。 この先にいる動く大図書館、パチュリーに知恵を借りるためである。 数日後、レミリアの部屋にはパチュリーと咲夜の姿があった。 「そう。だからあのゆっくりの数を減らしてほしいって言ってるのよ。分かるかしら」 「しかしお嬢様、なにも罪も無いれみりゃ様をそんな……」 ペットに対しても様付けとはなんたる忠誠心かしらね、とレミリアはため息をついた。 流石に怪我人が出たとなってはこの状況を放って置く訳には行かないと重い腰を上げたのだ。 予想だにしていなかった提案に咲夜はただうろたえるばかりだった。 「かわいそうじゃないですか!もしも野放しにして死んでしまったらなんて思うと……」 それ楽しそうじゃないと危うく言いかけてレミリアは口をつぐんだ。 別にこいつが生き残ろうが生き残るまいが自分の知ったことではない。 とりあえず迷惑な「穀潰し」が消えればなんでもいいのだ。 一方の咲夜は目に入れても痛くない程のれみりゃ達が自分の行動範囲外に行ってしまうことがとてつもなく不安らしい。 どうにかしてレミリアに認めてもらおうとあれこれと説得しようと試みていた。 不意に沈黙を守っていたパチュリーが口を開いた。 「そういうと思って、貴方の為に1つ面白い方法を用意してみたわ」 パチュリーは黒い表紙の教科書ほどの厚さの本を小脇に抱えて前に進み出る。 「貴方もこの方法なら納得してくれるんじゃないかしら?」 本を咲夜の前で広げるとペラペラと中身を見せ付けるようにめくった。 中身は真っ白だ。咲夜ははてなと首をかしげた。 翌日、紅魔館の庭には総勢19匹のれみりゃが終結していた。 みな口々に「おうた」を歌い、太った体をくねくねと動かしながら踊ったりしている。 その様子をレミリアとパチュリーは庭の端に置かれた日傘の刺さっている白いテーブルで紅茶を飲みながら眺めていた。 「異様な光景ね。後でメイドに庭を掃除させないと」 「仕方が無いでしょ。あの方法をとるには広い場所が必要なんだから。 それよりも咲夜は一体どこに行ってしまったのかしら?」 「なんでもあのゆっくり共にプリンを作ってあげるとか言ってたわね。 全く、あんなやつ等にどうしてあそこまで惹かれるのかしら?」 新しい紅茶をお持ちしました、と腕に包帯をまいた妖精メイドがテーブルにポットを置いた。 「自分の主に似ているからじゃないかしら。 その上本物の主と違って素直に甘えてくるから……とか。ねぇレミィ」 「いっつも言ってるでしょう、あんなのと私を一緒にしないでって。 あぁそういえば。貴方もう怪我は大丈夫なの?」 お気遣いありがとうございます、もう大丈夫ですと笑い妖精メイドは館に戻っていった。 心なしか彼女の表情はいつもに増して生き生きとしていた。 「あぁ、あの子がこの提案の引き金になったのね」 「そうよ。身内にけが人を出してまで穀潰しを構うなんて私が許さないわ」 紅茶を一口すするとレミリアはため息をついた。 広場ではいつの間にか咲夜がれみりゃ達にプリンを配っていた。 うーうー☆とれみりゃのうれしそうな声が大きくなる。 ぷっでぃーん、ぷっでぃーんと手づかみでプリンを平らげるれみりゃ。 「汚い食べ方ねぇ……」 レミリアは冷たくゆっくりの集団をにらみつけた。 「そうですよ全く、もっと味わって食べろって言うんですよ」 もふもふとスプーンを口にくわえ、片手にプリンの乗った皿を持った門番がいつの間にかそばに立っていた。 「あら、いつの間に」 「あぁいえ、さっき休憩時間に入ったんで。 そしたらたまたま咲夜さんに出くわしまして。あまったからどうってプリンを貰ったんです」 そういって一口プリンを口に運ぶ美鈴。パァーッとそこだけ春が来た。 「おっ、おいひいいぃぃぃ!」 「そんな泣くほど美味しいかしら?」 「咲夜のプリンは私も好きだわ」 「あっ、一口なら食べても良いですよ」 「いや、遠慮しとくわ」 だってそれれみりゃの餌でしょ?と言いたかったが美鈴が本気で傷つきそうなのでよしておくことにした。 「さて、お別れも済んだようだし……始めましょうか」 パチュリーはゆっくりと立ち上がると館の中に戻っていった。 「お嬢様。一体やつらをどうやって処分するつもりなんです?」 優雅に紅茶を頂いているレミリアにいまだプリンを半分も食べ終えてない美鈴がもふもふと口を動かしながら聞いた。 「ものを食べながらしゃべるのは下品よ。 貴方は勿論咲夜がれみりゃを溺愛していることは知ってるわよね」 「ええ勿論です。私に注がれるべき愛を全て奪って行ったんですよやつ等は」 「……あえて突っ込まないでおくわ。 そう、そんな咲夜がれみりゃの数を減らすなんていって聞き入れるわけが無いでしょ? だからね、私達はこう提案したのよ。れみりゃを圧縮してくれないか、ってね」 「れみりゃを圧縮、ですか?小さくなるだけで数は変わらないじゃないですか。 むしろ某リグ○みたいにカサカサ動いてむしろ気持ち悪くなりそうですけど」 「貴方が意味する圧縮と私が言いたい圧縮はちょっと違うわ。 貴方が言っているのは単なる体積的な問題。 私が言っているのは"全体の濃度としての"圧縮よ」 「んー、よくわかりませんね」 「要するに19匹を1匹に凝縮したらどうかって提案したわけ。」 「あー、なるほど」 「いろんな固体の記憶や精神に圧縮を掛けて一つにまとめて1体の中に押し込む。 そうすれば肉体は減るけど精神は死んでないって言う"救い"がある。 それに精神が圧縮されればもっとお利口になれるって言ってあるわ」 「でも記憶は兎も角、精神や魂に関する術式は難しいってよく聞きますが。 そんな高度なものを高々ゆっくりごときに使って良いんですか?」 プリン上部のカラメルを器用にスプーンで全体に広げる美鈴。 「勿体無いわ。そんな物使うわけ無いでしょ」 「……え?」 「私達は提案しただけよ。 誰もこの方法で減らすなんて一言も言ってないわ。 ただ方法を提案して、その後で減らすことに同意を貰ったのよ」 「そうなんですかぁ。あれ?じゃあ術はやらないんですよね? でもさっきパチュリー様が図書館に……」 「ええ。別の術式を使うわ。 ま、これも一種の圧縮を使った術式よ。まあ後は使ってからのお楽しみにしておきなさい」 パチュリーが小悪魔と共に戻ってきたのでレミリアは席を立った。 「悪いけど美鈴、今日は貴方が日傘をもって頂戴」 「あ、はい。ちょっとまって下さいいまこのプリン片付けちゃいますから」 そういうと美鈴は口の中に残り1/4のプリンを急いでかきこんだ。 むせた。 「********************――」 パチュリーと子悪魔がものすごい勢いで何かを詠唱していた。 影縫いで動けないれみりゃたちの周りを大きな魔方陣が取り囲み、まばゆい光を放っていた。 「お嬢様……本当に大丈夫なんでしょうか……」 「ええ、大丈夫よ咲夜。パチュリーに任せておけばね」 不意に魔方陣の6点が強く光り、全てのれみりゃを飲み込んだ。 一気にがらんとした庭。 後に残ったのは地面に投げ出されたプリンを載せていた皿と、昨日パチュリーが持っていた黒い本だけである。 多くのメイド達が歓声を上げる中、メイド長咲夜だけは絶句しその場に立ち尽くしていた。 「あ……あぁ……」 それはそうだ。愛しいペットたちが一瞬にして消え去ってしまったのだから。 「大丈夫よ、咲夜」 そういうとパチュリーは庭の真ん中へ進み出ると黒い本を手に取った。 「この術式はとっても時間がかかるわ。 ゆっくりゆっくりと圧縮を進めていくのよ。そう……」 この本の中でね、とパチュリーはほんの表紙を指でトントンと叩いた。 「あと半日もすればこの本の中かられみりゃが召還できるようになるわ。 暫くの間のお別れだけど、我慢してちょうだい、咲夜」 「咲夜、今日はショックだったでしょうし、もう休んで良いわ。 あとは美鈴にやってもらうから」 レミリアはそういい残すと満足そうに館のほうへと戻ってゆく。 さあ、咲夜も行きましょうとパチュリーと子悪魔が咲夜の手を引いていく。 妖精メイド達も生気の抜けてしまったメイド長を心配しつつもぞろぞろと持ち場に帰っていった。 夜遅く、レミリアはパチュリーに呼ばれて図書館へと向かった。 部屋ではパチュリーと小悪魔がテーブルに置かれた日中の「黒い本」を眺めていた。 「それじゃあパチュリー、昼間のことを詳しく教えてもらおうかしら」 部屋に入るなりレミリアは口を開いた。 「あれを咲夜に見せたのは余りよくなかったわ…… あんなに落ち込んでしまうなんて……」 パチュリーは少々意気消沈気味である。 「そんな、パチュリー様のせいじゃありませんよ!」 「えぇそうね。悪いのはあのゆっくり共よ」 そうかしら、と暫く黙っていたが、やがてパチュリーは今日の術について話し始めた。 「今日使った術は確かに圧縮術よ。 ただし、咲夜に説明した"精神圧縮"ではなくただ単に"体積圧縮"なのだけれども。 あの術はその場にある有機物質を極限にまで圧縮して体積0、質量∞の物質に圧縮するものなの。 その後質量∞の物質がどこに行くのかは知らないけど、まあ気にしても仕方が無いわ。 あと、この術には少し細工がしてあって、ある特定の防御を施した物だけはこの術が無効になるようになってるの。 術式開始前にランダムで3匹に防御魔法を掛けてその3匹だけは特別保護してあるわ」 「別空間ってまさかこの紅魔館の中じゃないわよね?」 急にレミリアの顔が険しくなる。 きっと人一倍敏感な咲夜の事だ。どこかでれみりゃの気配がすればすぐに感ずかれてしまうだろう。 「安心して。その3匹を飛ばした場所って言うのは……この中よ」 パチュリーは黒い本を手に取るとレミリアの前に差し出した。 レミリアは本を受け取ると中をぱらぱらとめくった。 あら、と何か違和感を感じた。確かこれ、昼間見たときには真っ白の本だったのに。 先ほどと打って変わって中にはびっしりと文字が刻み込まれていた。 「この本の中はあのときつかったのとまた違う方法の2種類圧縮魔法が組み込まれているの。 一つは空間圧縮、もう一つは精神圧縮よ」 ここで一区切りつけるとパチュリーは小悪魔が入れてくれた紅茶を口に含んだ。 レミリアは興味深げに黒い本を捲っていた。 「さっきの3匹はその中に圧縮されてる空間に入ってるわ。 そして精神圧縮を掛けることによって中にいるゆっくり達の神経を極限にまで高めているの。 精神圧縮を掛けられたものの精神はその圧縮率に比例して敏感になる。 すなわち体感時間が通常よりも長くなるらしいわ。 だからそれを利用してやるべきことを全部半日で片つけようって事よ。 かなり高い精神圧縮をかけているはずだから私たちの体感時間の20倍はくだらない筈よ」 「そう……でもパチェ、貴方なんで3匹も残したの?残すのは1匹だけよ」 レミリアが不満そうに文句をつけた。 「そうよ。1匹だけ。でもこれをやるには一応保険を掛けておく必要があったの。 ほら、咲夜にこの術を使えばれみりゃがお利口になるから回りに迷惑を掛けなくなるって言ってあるでしょ。 言ってしまった以上はそれを実現させなければならないわ。 だからこの3匹を調教してなんとかやっていいこと悪いことの分別をつけさせないと。 どうも文献を見るとゆっくりは体で物を覚えさせるのが一番みたいだし……」 「その調教は誰に任せるつもり?」 「もうすでに頼んであるわ。もう仕事に取り掛かってからずいぶんたつんじゃないかしら? 2人いるけど……そうね、どちらの人も貴方がよく知っている人で、貴方のことをよく知っている人よ。 だからきっとできあがってくるれみりゃはきっと貴方好みのゆっくりれみりゃになるんじゃないかしら?」 「ふぅん、そう。分かったわ。 とりあえず答えは明日の楽しみに取っておこうかしら。 さて、私は咲夜の様子を見に行ってくるわ。おやすみ、パチェ」 そういうとレミリアは部屋を出た。その足取りは幾許かいつもより軽いように見えた。 翌日の夕方、紅魔館の庭には一匹のれみりゃと楽しそうに戯れる咲夜の姿があった。 その姿を静かに部屋から見守っていたレミリアはふと独り言をこぼした。 「……そうね。あのがんばった貴方達には何かご褒美をあげなくちゃかしら」 部屋の中にはレミリア以外にあと2つの人影だあった。 「私はお外に出たいわ、お姉さま」 「とりあえず少し疲れたので休みがほしいですねぇ。あんなに文字を教え込むのに苦労するとは……」 レミリアは二人に向き直ると口元を緩めた。 「どうもご苦労様。いいわ。 フランには外出許可を、美鈴には4日間の休日を与えましょう」 「よかったわね、美鈴!」 「妹様も、頑張った甲斐がありましたね!」 手をとり喜びあう二人。 術式の後、あの圧縮空間に送られたのはこの2人だったのだ。 二人の功績により無事咲夜の元に躾されたれみりゃがもどり、同時に紅魔館にも平和が戻ったのである。 2人が部屋を出て行った後、レミリアは二人が入っていたという黒い本を手に取り眺めていた。 術が終わった後にもかかわらずページは真っ白には戻らず、所々に記述がぽろぽろと残っていた。 「そうそう、お姉さま」 いつの間にかフランドールが目の前に戻ってきていた。 「実はね、その本の中にはまだ1匹れみりゃが残ってるのよ」 「……あのゆっくりが?」 レミリアは顔をしかめた。 「そう。1匹はすぐに死んじゃったんだけど、もう1匹は戻ってくる前に向こうで気を失っちゃってそれっきり起きてこないの。 一応つれて帰ってきたけど動かないし、つまらないからさっき私壊しちゃった」 そういうフランドールの手にはれみりゃ特有の帽子が握られていた。 ところどころ肉汁で染みがついてしまっている。 「まぁいいわ。とりあえずもう地下に戻っていなさい。 明日咲夜を迎えに行かせるからそれまでおとなしくしているのよ」 「分かったわお姉さま。それじゃあまた明日」 フランドールは再びスキップで部屋の外に出て行った。 レミリアは何か悪寒のようなものを感じて自分の手元にある黒い本を眺めた。 ……起きてこないって事はまだこっちに戻ってきたときには生きていたという事だろう。 フランは向こうで気絶してそれっきりと言っていたが、ゆっくり、とくにれみりゃであればすぐに回復して泣き喚いたりするはずだ。 だがれみりゃは起きてこなかった。その後フランの遊び道具として扱われて肉体は壊れてしまった。肉体は…… そういえば美鈴がゆっくりに字を教えたとか言っていた気がするな、とぼんやりと考えながらなんとなくほんの中身をもう一度確認してみる。 すると、最後のほうのページに、びっしりと文字が残っているページがあることに気がついた。 とても汚い字だが、どうやら同じ記述の繰り返しのようだ。 そしてレミリアがその記述を読み取ったとき、思わず反射的にその本を床に投げ捨てて部屋を飛び出した。 そこにはこう書かれていた。 ゆるしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいたすけてください ゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいゆるしてください がんばりますがんばりますがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにしますがんばりますいいこにします いいこにしますいいこにしますいいこにしますだしてくださいだしてくださいだしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいくるしいくるしいだしてくださいだしてくださいがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにします いいこにしますいいこいいこにいいこにしますいいこがんばりますがんばるがんばるゆるしてくださいゆるしてくださいだしてだして いいこにするだしてゆるしてがんばりますじおぼえますいうことききますききますいうこということたすけてくださいだしてゆること いいこにしますゆるしてくださいだしてだしてだしてさくやさくやだしてさくやいいこにしますゆるしてゆるしてがんばりますおぼえます だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてせまいせまいだしてせまいだしてさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくや さ くや さくやさくやさ くやさくや さ く や さ く や さ く や さく や さ く や さ く や さ くや さ く や さくや さく や さく や さ く や 紅魔館地下大図書館には、今でも文字の増え続けると言う変わった魔術書があるという。 あとがき う~☆ざぐやにだっごしでほしいんだど~☆ さくやにさぐやに さ く や に 訳(稚拙な文章で申し訳ありません。精進いたします)
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概略 イベント報酬 イベント楽曲楽曲目標 楽曲目標 (EXPERT) 取得イベントpt コメント 概略 イベント名:がんばる人は素敵 開催期間:2016年11月20日(日)16時 ~ 11月30日(水)15時 すべての楽曲に『イベントアイコン』が登場し、 これをタッチする事で『イベントアイコン』と『イベントpt』を獲得することができます。 集めた『イベントアイコン』を使って遊べる『イベント楽曲』では、より多くの『イベントpt』が獲得できます。 (『イベント楽曲』で獲得できる『イベントpt』の量はスコアとコンボのRANKによって増減します) 以上お知らせより。 詳しくはイベントページをくまなく読んでください。 イベントアイコンについて EASY・NORMALの楽曲ではLPと同じ数、HARDの楽曲では16個、EXPERT・MASTERの楽曲では27個出現します。 GOODやBADでもいいのでタッチすることで取得できます。MISSの場合は取得できません。 EXPERTのランダム譜面について 取得ポイントはランダムでない方と同じなので、自信のない人は無理にプレイしなくても大丈夫です。 一度クリアするだけでラブカストーンが一つ貰えるので、それだけ貰っておくのもよいでしょう。 イベント報酬 イベント達成報酬 イベント期間中、累計イベントptを一定数集めるたび直接報酬がプレゼントされます。 +... 条件 報酬 10 G:5000G 50 友情pt:50pt 100 G:5500G 150 友情pt:100pt 200 ラブカストーン:1個 300 G:6000G 450 友情pt:150pt 600 G:6500G 850 友情pt:200pt 1000 G:7000G 1200 ラブカストーン:1個 1400 友情pt:250pt 1600 G:7500G 1800 友情pt:300pt 2000 N 高天原睦月 1人 2250 ラブカストーン:1個 2500 友情pt:350pt 2750 G:10000G 3000 友情pt:400pt 3500 G:12500G 4000 友情pt:450pt 4500 G:15000G 5000 ラブカストーン:1個 6000 R アルパカ 1匹 7000 友情pt:500pt 8000 R 山内奈々子 1人 9000 ラブカストーン:1個 10000 友情pt:550pt 11000 SR 南ことり 1人 12000 友情pt:600pt 13000 G:20000G 14000 ラブカストーン:2個 15000 友情pt:700pt 16000 G:25000G 17000 友情pt:800pt 18000 R 深山聡子 1人 19000 G:30000G 20000 ラブカストーン:2個 21000 友情pt:900pt 22000 G:40000G 23000 友情pt:1000pt 24000 G:50000G 25000 SR 南ことり 1人 26500 ラブカストーン:2個 28000 友情pt:1100pt 30000 G:75000G 32000 友情pt:1200pt 34000 勧誘チケット:1枚 36000 ラブカストーン:2個 38000 友情pt:1300pt 40000 SR 南ことり 1人 42500 ラブカストーン:3個 45000 友情pt:1400pt 50000 勧誘チケット:1枚 55000 友情pt:1500pt 60000 G:100000G 65000 ラブカストーン:4個 イベントランキング報酬 イベント期間終了後、累計イベントptの多い人に報酬がプレゼントされます。 +... 条件 報酬 1~10000位 SR 西木野真姫:3人N 高天原睦月:1人勧誘チケット:2枚 10001~50000位 SR 西木野真姫:2人N 高天原睦月:1人勧誘チケット:1枚 50001~120000位 SR 西木野真姫:1人N 高天原睦月:1人勧誘チケット:1枚 120001~250000位 N 高天原睦月:1人勧誘チケット:1枚ラブカストーン:2個 250001~450000位 N 高天原睦月:1人ラブカストーン:4個 450001~700000位 N 高天原睦月:1人ラブカストーン:2個 700001~1000000位 ラブカストーン:1個 SCOREランキング報酬 イベント期間終了後、プレイした楽曲のスコアが高い人に報酬がプレゼントされます。 +... 条件 報酬 1~10000位 SSシール:1枚Sシール:3枚シール:20枚 10001~30000位 Sシール:3枚シール:20枚 30001~50000位 Sシール:2枚シール:20枚 50001~75000位 Sシール:1枚シール:20枚 75001~120000位 シール:20枚 120001~250000位 シール:15枚 250001~450000位 シール:10枚 450001~700000位 シール:5枚 700001~1000000位 シール:1枚 イベント楽曲 曲名 区分 属性 難易度 ステージレベル 消費 EXP コンボ数 最大絆pt LP1毎の絆pt CheerDay CheerGirl!? μ s スマイル EASY ★2 15 12 106 23 4.6 NORMAL ★6 30 26 207 46 4.6 HARD ★8 45 46 346 85 5.7 EXPERT ★9 75 83 480 127 5.1 (ランダム) ★10 楽曲目標 難易度 EASY NORMAL HARD成績 C B A S C B A S C B A S SCORE 500G 900G 1500G 2500G 1500G 2500G 5000G 7500G 5000G 8000G 12000G 1000友情pt COMBO 250G 500G 750G 1250G 1000G 1500G 2000G 3000G 4000G 7000G 10000G 1000友情pt CLEAR 25友情pt 50友情pt 75友情pt 100友情pt 100友情pt 150友情pt 200友情pt 300友情pt 300友情pt 500友情pt 700友情pt ラブカストーン 回数 1回 5回 10回 20回 5回 10回 20回 40回 10回 20回 40回 100回 トロフィーとは別に、EASY・NORMAL・HARDすべてクリア(成績不問)で一度だけ500友情pt獲得。 楽曲目標 (EXPERT) 成績 C B A S SCORE 5000G 8000G 12000G 1000友情pt COMBO 7000G 10000G 500友情pt ラブカストーン CLEAR 300友情pt 500友情pt 1000友情pt ラブカストーン 回数 9回 12回 24回 60回 成績問わず初めてのクリアで一度だけラブカストーン獲得。 取得イベントpt 難易度 成績 コンボS コンボA コンボB コンボC なし EASY スコアS 71pt (4.73) 70pt (4.67) 69pt (4.60) 67pt (4.47) 66pt (4.40) NORMAL スコアS 148pt (4.93) 145pt (4.83) 143pt (4.77) 140pt (4.67) 137pt (4.57) スコアA 143pt (4.77) 140pt (4.67) 137pt (4.57) 135pt (4.50) 133pt (4.33) スコアB 137pt (4.57) 135pt (4.50) 132pt (4.40) 129pt (4.30) 125pt (4.23) HARD スコアS 261pt (5.80) 254pt (5.64) 246pt (5.47) 241pt (5.36) 237pt (5.27) スコアA 249pt (5.53) 242pt (5.38) 235pt (5.22) 230pt (5.11) 226pt (5.02) スコアB 237pt (5.27) 231pt (5.13) 224pt (4.98) 220pt (4.89) 215pt (4.78) スコアC 226pt (5.02) 219pt (4.87) 213pt (4.73) 209pt (4.64) 204pt (4.53) EXPERT スコアS 565pt (7.53) 549pt (7.32) 518pt (6.91) 508pt (6.77) 498pt (6.64) スコアA 540pt (7.20) 525pt (7.00) 495pt (6.60) 485pt (6.47) 475pt (6.33) スコアB 509pt (6.79) 495pt (6.60) 467pt (6.23) 458pt (6.11) 448pt (5.97) スコアC 484pt (6.45) 470pt (6.27) 444pt (5.92) 435pt (5.80) 426pt (5.68) ()内にイベントアイコン1つあたりの取得イベントptを表記 ※水色の欄は1つ下の難易度でのスコアS・コンボSよりイベントアイコン1つあたりの取得イベントptが低くなるもの コメント コメントログ
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直接の虐待表現がないど~☆ 東方キャラが鬼のようにでてくるど~☆ おぜうさまのかりすま設定があるかもだど~☆ ある妖精メイドは頭を悩ませていた。 彼女の仕事は主に紅魔館内部の雑巾がけだ。 雑巾がけというと地面に四つん這いになり雑巾で床をダッシュして磨いていく姿を想像される方が多いだろう。 しかし流石に巨大な洋館ともなるとその床面積も尋常じゃない広さである。 そんな雑巾がけでは作業効率が悪い上におそらく2日で腰を壊して立てなくなる。 そこで紅魔館では、普段モップの先に雑巾を挟んでそれで雑巾がけを行っている。 ただし作業自体は決して楽ではない。 彼女達の頭の中にはいかに作業を効率よく進めるか、ということを念頭に仕事をしている。 勿論やり残しは許されない。 今まで掛けて来た場所に汚れが残るようではすぐにメイド長に暇を出されてしまう。 汚れがあればすぐさまそこに駆けつけてすぐにでも仕事を片付け、そして持ち場に戻る。 その行ったり来たりも彼女の疲労を加速させる大きな要因になっている。 おそらくその場でゆっくり雑巾がけができるのなんて精々10分、長くて20分。 一時間のうちおそらく20分は移動時間として使っているだろう。 この仕事をしているのは勿論彼女だけではないがそれでも限度というものがある。 そう、これこそが今の彼女の悩みの種である。 彼女だけではない。掃除に携わる大抵の妖精メイドが悩んでいるはずである。 その元凶は…… 「うっうー☆」 今まさに出窓から中に進入しようと窓を弄っているれみりゃである。 物音に気づいて振り向いた妖精メイドは、大きくため息をついた。 またあそこは掛けなおしか…… 彼女はじゃぶじゃぶと桶の中で雑巾の汚れを落とすと、ペダルを踏んでローラーで雑巾をはさんで水を切った。 れみりゃは無事に窓を開け(窓は肉汁だらけになってしまったが)、とろとろと中に入ってきた。 と同時に、出窓に飾ってあった花瓶がれみりゃの足に引っかかり、バランスを崩した。 あっ、あぶない……! 雑巾モップをその場に放り出して花瓶を押さえにかかる。 しかしその努力は報われず、花瓶は無常にも床にたたきつけられ、ド派手な音を立てて砕け散った。 受け止めようと前屈みになったせいで、自分もバランスを崩し危うく破片の海にダイブしそうになる。 壁に手をつき体をひねり、なんとか体中刺し傷だらけという事態は逃れたが、そのまま転んで飛び散った破片で腕を大きく切ってしまった。 「うー?」 と、れみりゃが不思議そうな顔で自分の顔を覗き込んでいた。 「うー!おぜうさまはづよいがらぼでぃがーどはひづようないんだどー☆ れみりゃはこーまかんのかりすまおぜうさまなんだどー☆」 どうやらこの肉まんは妖精メイドが自分をかばいに飛び込んできたと思ったらしい。 だからといって礼の言葉を言うわけでもなく、むしろ自分の強さを誇示して満足そうに踊る。花の上で。 思わず後ろから花瓶の破片を投げつけそうになったが寸でのところで理性で押さえ込んだ。 ここでそんな事をしてみろ。きっと咲夜が飛んできて烈火のごとく怒られるだろう。 これがもっとも厄介なところで、こうなってしまうとそれを訴えられる場所が無いのだ。 ぐっとこぶしを握りしめ立ち上がると、簡単に破片を片付け、桶を取りれみりゃの後を追う。 綺麗汚いの分別のないれみりゃはそこらじゅうに泥で汚れた靴でスタンプを押して回る。 急いで綺麗にしないと。もしこのタイミングでレミリアお嬢様がいらしたら……どうしましょう。 だが焦るとロクなことが無い。焦ったあまりに部屋の外に出されていた椅子に桶を引っ掛けてしまった。 あっと思ったときにはもう遅い。 床に盛大に汚水をぶちまけながら自分も前方につんのめりそのままうつぶせに床に倒れこむ。 あぁ、なんていう事!見つかる前に片付けようと立ち上がろうとした。 そんな彼女の前には不運なことにもたまたま通りかかったレミリアが立っていた。 「これはどういうこと?」 もうだめだ、自分は首だ! 余りの出来事に妖精メイドは立ち上がることができず、とうとう堰を切ったようにぽろぽろ泣き出してしまった。 「あら、何も泣く事ないじゃない……」 困ったようにレミリアが漏らした。ふと妖精メイドが怪我しているのに気づく。 とりあえず咲夜を呼び手当てをするために医務室に連れて行かせた。 レミリアは汚れた床をよそに日の余り当たらない廊下をつつと進んでいく。 途中で窓から花瓶がなくなっているのを見つけた。 たしかここに生けてあったのは美鈴が庭で育てていた花。 「またあのゆっくりの仕業ね、全く頭が痛くなりそうよ……」 咲夜が溺愛しているというだけで紅魔館に入り浸っているれみりゃ。 一匹だけなら我慢ができてももうすでに20匹弱ほどこの紅魔館周辺をたむろしているのだ。 しかしみんななんだかんだ言って咲夜には頭が上がらないのだ。 その為ほぼ黙認状態でれみりゃが好き勝手紅魔館で遊びまわっている。 虎の威を借る狐とはまさにこのことである。 何かいい撃退方法を考えなくては。 イライラと頭を廻らせながら廊下の突き当たりにある木製の階段を下りていく。 何かいいアイディアを捻り出すときにはレミリアは必ずといって良いほどこの階段から地下に入る。 この先にいる動く大図書館、パチュリーに知恵を借りるためである。 数日後、レミリアの部屋にはパチュリーと咲夜の姿があった。 「そう。だからあのゆっくりの数を減らしてほしいって言ってるのよ。分かるかしら」 「しかしお嬢様、なにも罪も無いれみりゃ様をそんな……」 ペットに対しても様付けとはなんたる忠誠心かしらね、とレミリアはため息をついた。 流石に怪我人が出たとなってはこの状況を放って置く訳には行かないと重い腰を上げたのだ。 予想だにしていなかった提案に咲夜はただうろたえるばかりだった。 「かわいそうじゃないですか!もしも野放しにして死んでしまったらなんて思うと……」 それ楽しそうじゃないと危うく言いかけてレミリアは口をつぐんだ。 別にこいつが生き残ろうが生き残るまいが自分の知ったことではない。 とりあえず迷惑な「穀潰し」が消えればなんでもいいのだ。 一方の咲夜は目に入れても痛くない程のれみりゃ達が自分の行動範囲外に行ってしまうことがとてつもなく不安らしい。 どうにかしてレミリアに認めてもらおうとあれこれと説得しようと試みていた。 不意に沈黙を守っていたパチュリーが口を開いた。 「そういうと思って、貴方の為に1つ面白い方法を用意してみたわ」 パチュリーは黒い表紙の教科書ほどの厚さの本を小脇に抱えて前に進み出る。 「貴方もこの方法なら納得してくれるんじゃないかしら?」 本を咲夜の前で広げるとペラペラと中身を見せ付けるようにめくった。 中身は真っ白だ。咲夜ははてなと首をかしげた。 翌日、紅魔館の庭には総勢19匹のれみりゃが終結していた。 みな口々に「おうた」を歌い、太った体をくねくねと動かしながら踊ったりしている。 その様子をレミリアとパチュリーは庭の端に置かれた日傘の刺さっている白いテーブルで紅茶を飲みながら眺めていた。 「異様な光景ね。後でメイドに庭を掃除させないと」 「仕方が無いでしょ。あの方法をとるには広い場所が必要なんだから。 それよりも咲夜は一体どこに行ってしまったのかしら?」 「なんでもあのゆっくり共にプリンを作ってあげるとか言ってたわね。 全く、あんなやつ等にどうしてあそこまで惹かれるのかしら?」 新しい紅茶をお持ちしました、と腕に包帯をまいた妖精メイドがテーブルにポットを置いた。 「自分の主に似ているからじゃないかしら。 その上本物の主と違って素直に甘えてくるから……とか。ねぇレミィ」 「いっつも言ってるでしょう、あんなのと私を一緒にしないでって。 あぁそういえば。貴方もう怪我は大丈夫なの?」 お気遣いありがとうございます、もう大丈夫ですと笑い妖精メイドは館に戻っていった。 心なしか彼女の表情はいつもに増して生き生きとしていた。 「あぁ、あの子がこの提案の引き金になったのね」 「そうよ。身内にけが人を出してまで穀潰しを構うなんて私が許さないわ」 紅茶を一口すするとレミリアはため息をついた。 広場ではいつの間にか咲夜がれみりゃ達にプリンを配っていた。 うーうー☆とれみりゃのうれしそうな声が大きくなる。 ぷっでぃーん、ぷっでぃーんと手づかみでプリンを平らげるれみりゃ。 「汚い食べ方ねぇ……」 レミリアは冷たくゆっくりの集団をにらみつけた。 「そうですよ全く、もっと味わって食べろって言うんですよ」 もふもふとスプーンを口にくわえ、片手にプリンの乗った皿を持った門番がいつの間にかそばに立っていた。 「あら、いつの間に」 「あぁいえ、さっき休憩時間に入ったんで。 そしたらたまたま咲夜さんに出くわしまして。あまったからどうってプリンを貰ったんです」 そういって一口プリンを口に運ぶ美鈴。パァーッとそこだけ春が来た。 「おっ、おいひいいぃぃぃ!」 「そんな泣くほど美味しいかしら?」 「咲夜のプリンは私も好きだわ」 「あっ、一口なら食べても良いですよ」 「いや、遠慮しとくわ」 だってそれれみりゃの餌でしょ?と言いたかったが美鈴が本気で傷つきそうなのでよしておくことにした。 「さて、お別れも済んだようだし……始めましょうか」 パチュリーはゆっくりと立ち上がると館の中に戻っていった。 「お嬢様。一体やつらをどうやって処分するつもりなんです?」 優雅に紅茶を頂いているレミリアにいまだプリンを半分も食べ終えてない美鈴がもふもふと口を動かしながら聞いた。 「ものを食べながらしゃべるのは下品よ。 貴方は勿論咲夜がれみりゃを溺愛していることは知ってるわよね」 「ええ勿論です。私に注がれるべき愛を全て奪って行ったんですよやつ等は」 「……あえて突っ込まないでおくわ。 そう、そんな咲夜がれみりゃの数を減らすなんていって聞き入れるわけが無いでしょ? だからね、私達はこう提案したのよ。れみりゃを圧縮してくれないか、ってね」 「れみりゃを圧縮、ですか?小さくなるだけで数は変わらないじゃないですか。 むしろ某リグ○みたいにカサカサ動いてむしろ気持ち悪くなりそうですけど」 「貴方が意味する圧縮と私が言いたい圧縮はちょっと違うわ。 貴方が言っているのは単なる体積的な問題。 私が言っているのは"全体の濃度としての"圧縮よ」 「んー、よくわかりませんね」 「要するに19匹を1匹に凝縮したらどうかって提案したわけ。」 「あー、なるほど」 「いろんな固体の記憶や精神に圧縮を掛けて一つにまとめて1体の中に押し込む。 そうすれば肉体は減るけど精神は死んでないって言う"救い"がある。 それに精神が圧縮されればもっとお利口になれるって言ってあるわ」 「でも記憶は兎も角、精神や魂に関する術式は難しいってよく聞きますが。 そんな高度なものを高々ゆっくりごときに使って良いんですか?」 プリン上部のカラメルを器用にスプーンで全体に広げる美鈴。 「勿体無いわ。そんな物使うわけ無いでしょ」 「……え?」 「私達は提案しただけよ。 誰もこの方法で減らすなんて一言も言ってないわ。 ただ方法を提案して、その後で減らすことに同意を貰ったのよ」 「そうなんですかぁ。あれ?じゃあ術はやらないんですよね? でもさっきパチュリー様が図書館に……」 「ええ。別の術式を使うわ。 ま、これも一種の圧縮を使った術式よ。まあ後は使ってからのお楽しみにしておきなさい」 パチュリーが小悪魔と共に戻ってきたのでレミリアは席を立った。 「悪いけど美鈴、今日は貴方が日傘をもって頂戴」 「あ、はい。ちょっとまって下さいいまこのプリン片付けちゃいますから」 そういうと美鈴は口の中に残り1/4のプリンを急いでかきこんだ。 むせた。 「********************――」 パチュリーと子悪魔がものすごい勢いで何かを詠唱していた。 影縫いで動けないれみりゃたちの周りを大きな魔方陣が取り囲み、まばゆい光を放っていた。 「お嬢様……本当に大丈夫なんでしょうか……」 「ええ、大丈夫よ咲夜。パチュリーに任せておけばね」 不意に魔方陣の6点が強く光り、全てのれみりゃを飲み込んだ。 一気にがらんとした庭。 後に残ったのは地面に投げ出されたプリンを載せていた皿と、昨日パチュリーが持っていた黒い本だけである。 多くのメイド達が歓声を上げる中、メイド長咲夜だけは絶句しその場に立ち尽くしていた。 「あ……あぁ……」 それはそうだ。愛しいペットたちが一瞬にして消え去ってしまったのだから。 「大丈夫よ、咲夜」 そういうとパチュリーは庭の真ん中へ進み出ると黒い本を手に取った。 「この術式はとっても時間がかかるわ。 ゆっくりゆっくりと圧縮を進めていくのよ。そう……」 この本の中でね、とパチュリーはほんの表紙を指でトントンと叩いた。 「あと半日もすればこの本の中かられみりゃが召還できるようになるわ。 暫くの間のお別れだけど、我慢してちょうだい、咲夜」 「咲夜、今日はショックだったでしょうし、もう休んで良いわ。 あとは美鈴にやってもらうから」 レミリアはそういい残すと満足そうに館のほうへと戻ってゆく。 さあ、咲夜も行きましょうとパチュリーと子悪魔が咲夜の手を引いていく。 妖精メイド達も生気の抜けてしまったメイド長を心配しつつもぞろぞろと持ち場に帰っていった。 夜遅く、レミリアはパチュリーに呼ばれて図書館へと向かった。 部屋ではパチュリーと小悪魔がテーブルに置かれた日中の「黒い本」を眺めていた。 「それじゃあパチュリー、昼間のことを詳しく教えてもらおうかしら」 部屋に入るなりレミリアは口を開いた。 「あれを咲夜に見せたのは余りよくなかったわ…… あんなに落ち込んでしまうなんて……」 パチュリーは少々意気消沈気味である。 「そんな、パチュリー様のせいじゃありませんよ!」 「えぇそうね。悪いのはあのゆっくり共よ」 そうかしら、と暫く黙っていたが、やがてパチュリーは今日の術について話し始めた。 「今日使った術は確かに圧縮術よ。 ただし、咲夜に説明した"精神圧縮"ではなくただ単に"体積圧縮"なのだけれども。 あの術はその場にある有機物質を極限にまで圧縮して体積0、質量∞の物質に圧縮するものなの。 その後質量∞の物質がどこに行くのかは知らないけど、まあ気にしても仕方が無いわ。 あと、この術には少し細工がしてあって、ある特定の防御を施した物だけはこの術が無効になるようになってるの。 術式開始前にランダムで3匹に防御魔法を掛けてその3匹だけは特別保護してあるわ」 「別空間ってまさかこの紅魔館の中じゃないわよね?」 急にレミリアの顔が険しくなる。 きっと人一倍敏感な咲夜の事だ。どこかでれみりゃの気配がすればすぐに感ずかれてしまうだろう。 「安心して。その3匹を飛ばした場所って言うのは……この中よ」 パチュリーは黒い本を手に取るとレミリアの前に差し出した。 レミリアは本を受け取ると中をぱらぱらとめくった。 あら、と何か違和感を感じた。確かこれ、昼間見たときには真っ白の本だったのに。 先ほどと打って変わって中にはびっしりと文字が刻み込まれていた。 「この本の中はあのときつかったのとまた違う方法の2種類圧縮魔法が組み込まれているの。 一つは空間圧縮、もう一つは精神圧縮よ」 ここで一区切りつけるとパチュリーは小悪魔が入れてくれた紅茶を口に含んだ。 レミリアは興味深げに黒い本を捲っていた。 「さっきの3匹はその中に圧縮されてる空間に入ってるわ。 そして精神圧縮を掛けることによって中にいるゆっくり達の神経を極限にまで高めているの。 精神圧縮を掛けられたものの精神はその圧縮率に比例して敏感になる。 すなわち体感時間が通常よりも長くなるらしいわ。 だからそれを利用してやるべきことを全部半日で片つけようって事よ。 かなり高い精神圧縮をかけているはずだから私たちの体感時間の20倍はくだらない筈よ」 「そう……でもパチェ、貴方なんで3匹も残したの?残すのは1匹だけよ」 レミリアが不満そうに文句をつけた。 「そうよ。1匹だけ。でもこれをやるには一応保険を掛けておく必要があったの。 ほら、咲夜にこの術を使えばれみりゃがお利口になるから回りに迷惑を掛けなくなるって言ってあるでしょ。 言ってしまった以上はそれを実現させなければならないわ。 だからこの3匹を調教してなんとかやっていいこと悪いことの分別をつけさせないと。 どうも文献を見るとゆっくりは体で物を覚えさせるのが一番みたいだし……」 「その調教は誰に任せるつもり?」 「もうすでに頼んであるわ。もう仕事に取り掛かってからずいぶんたつんじゃないかしら? 2人いるけど……そうね、どちらの人も貴方がよく知っている人で、貴方のことをよく知っている人よ。 だからきっとできあがってくるれみりゃはきっと貴方好みのゆっくりれみりゃになるんじゃないかしら?」 「ふぅん、そう。分かったわ。 とりあえず答えは明日の楽しみに取っておこうかしら。 さて、私は咲夜の様子を見に行ってくるわ。おやすみ、パチェ」 そういうとレミリアは部屋を出た。その足取りは幾許かいつもより軽いように見えた。 翌日の夕方、紅魔館の庭には一匹のれみりゃと楽しそうに戯れる咲夜の姿があった。 その姿を静かに部屋から見守っていたレミリアはふと独り言をこぼした。 「……そうね。あのがんばった貴方達には何かご褒美をあげなくちゃかしら」 部屋の中にはレミリア以外にあと2つの人影だあった。 「私はお外に出たいわ、お姉さま」 「とりあえず少し疲れたので休みがほしいですねぇ。あんなに文字を教え込むのに苦労するとは……」 レミリアは二人に向き直ると口元を緩めた。 「どうもご苦労様。いいわ。 フランには外出許可を、美鈴には4日間の休日を与えましょう」 「よかったわね、美鈴!」 「妹様も、頑張った甲斐がありましたね!」 手をとり喜びあう二人。 術式の後、あの圧縮空間に送られたのはこの2人だったのだ。 二人の功績により無事咲夜の元に躾されたれみりゃがもどり、同時に紅魔館にも平和が戻ったのである。 2人が部屋を出て行った後、レミリアは二人が入っていたという黒い本を手に取り眺めていた。 術が終わった後にもかかわらずページは真っ白には戻らず、所々に記述がぽろぽろと残っていた。 「そうそう、お姉さま」 いつの間にかフランドールが目の前に戻ってきていた。 「実はね、その本の中にはまだ1匹れみりゃが残ってるのよ」 「……あのゆっくりが?」 レミリアは顔をしかめた。 「そう。1匹はすぐに死んじゃったんだけど、もう1匹は戻ってくる前に向こうで気を失っちゃってそれっきり起きてこないの。 一応つれて帰ってきたけど動かないし、つまらないからさっき私壊しちゃった」 そういうフランドールの手にはれみりゃ特有の帽子が握られていた。 ところどころ肉汁で染みがついてしまっている。 「まぁいいわ。とりあえずもう地下に戻っていなさい。 明日咲夜を迎えに行かせるからそれまでおとなしくしているのよ」 「分かったわお姉さま。それじゃあまた明日」 フランドールは再びスキップで部屋の外に出て行った。 レミリアは何か悪寒のようなものを感じて自分の手元にある黒い本を眺めた。 ……起きてこないって事はまだこっちに戻ってきたときには生きていたという事だろう。 フランは向こうで気絶してそれっきりと言っていたが、ゆっくり、とくにれみりゃであればすぐに回復して泣き喚いたりするはずだ。 だがれみりゃは起きてこなかった。その後フランの遊び道具として扱われて肉体は壊れてしまった。肉体は…… そういえば美鈴がゆっくりに字を教えたとか言っていた気がするな、とぼんやりと考えながらなんとなくほんの中身をもう一度確認してみる。 すると、最後のほうのページに、びっしりと文字が残っているページがあることに気がついた。 とても汚い字だが、どうやら同じ記述の繰り返しのようだ。 そしてレミリアがその記述を読み取ったとき、思わず反射的にその本を床に投げ捨てて部屋を飛び出した。 そこにはこう書かれていた。 ゆるしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいたすけてください ゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいゆるしてください がんばりますがんばりますがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにしますがんばりますいいこにします いいこにしますいいこにしますいいこにしますだしてくださいだしてくださいだしてくださいだしてくださいゆるしてくださいゆるしてください ゆるしてくださいくるしいくるしいだしてくださいだしてくださいがんばりますがんばりますがんばりますいいこにしますいいこにします いいこにしますいいこいいこにいいこにしますいいこがんばりますがんばるがんばるゆるしてくださいゆるしてくださいだしてだして いいこにするだしてゆるしてがんばりますじおぼえますいうことききますききますいうこということたすけてくださいだしてゆること いいこにしますゆるしてくださいだしてだしてだしてさくやさくやだしてさくやいいこにしますゆるしてゆるしてがんばりますおぼえます だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてせまいせまいだしてせまいだしてさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくやさくや さくや さ くや さくやさくやさ くやさくや さ く や さ く や さ く や さく や さ く や さ く や さ くや さ く や さくや さく や さく や さ く や 紅魔館地下大図書館には、今でも文字の増え続けると言う変わった魔術書があるという。 あとがき う~☆ざぐやにだっごしでほしいんだど~☆ さくやにさぐやに さ く や に 訳(稚拙な文章で申し訳ありません。精進いたします)
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この町にはさくや隊がいる。さくや隊はクズな劣等種を殺してくれる。 さ長「さて、今日もいつもの見回りです。頑張ってください。」 さ共「はっ!」 さ長「さて、解散!時計の短い針が5を指すころには戻ること!」 さ共「はっ!」 さくや隊の集合所は何もない空き地である。 ゆん数は43体。AグループやBグループに分けてある。 Aグループは町の見回り、Bグループは森の見回りをしている。 れ「おひさまさんはとてもゆっくりできるね!」 ま「そうだねれいむ!」 れ「これでゆっくりしゅっさんできるよ!」 このれいむは茎を出していた。もうすぐ出産できるらしい。 ま「ゆ!れいむ!おちびちゃんがみのってきたよ!」 れ「もうすぐうまれるよ!」 れいむたちはとても嬉しそうだった。しかし、 さ「はい、ざんねん♪」 さくやはれいむの子を落として刺した。 子「ゆっ‥」 もはや即死だった。 れ「あれ?なにこれ?」 ま「れいむ!おちびちゃんどこなのぜ?」 れ「あれ?いないよ?どぼ‥」 さくやはまりさを刺し殺した。 れ「ゆぇぇぇ!?なんでばりざがじんで‥」 れいむは口を封じられた。 れ「ゆご‥」 さ「はい、おしまい♪」 れいむは最期にさくやに刺されて死んだ。 とあるゆっくりの群れがあった。 とてものんきで平和そうだった。 ゆ共「ゆっくりのひー♪まったりのひー♪らんらん」 さ「るー☆」 さくやの「るー☆」と共に、ゆっくりの群れに無数の針を飛ばした。 まあこのさくやには時間を止める時計があるからあれだけど。 ゆ共「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 ドま「ゆ!?みんな!どうしたの!」 洞穴からドスまりさが出てきた。 れ「どすぅ!ぷーすぷーすさんいぢゃいよぉぉ!」 ま「まりざのおざげざんいぢゃぃぃ!」 あ「おながのおぢびぢゃんがぁぁ!」 ち「わがらないよぉぉ!」 み「いぢゃいみょぉぉん!」 ぱ「むぎゅぅぅぅ!」 それも無理はない。なにしろこのさくや、エリートだから。 飛ばし方も斜めに飛ばしていたから、ゆっくりの皮を剥がすこともできる。 ドま「まってね!しなないでね!ドスがゆっくりしないでとるよ!」 さ「‥」 さくやがドスまりさの足元に水溜りを仕掛け、脚は針で固定した。 ドま「ゆぅ?ゆぁぁぁぁ!ドスのあじうごげぇぇ!ゆっぐりずるなぁぁ!」 足がふやけているうえ、固定されている。もう終わったも同然だ。 さ「あらあら、うごけないわね?」 ドま「ざぐや!ドス‥いやみんなのぶーすぶーずをどっでね!」 さ「それは無理。貴方はこの群れのクズ共がぶざまに死に絶えていくのをなにもできないで見てればいいの。」 ドま「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉ!!びんなわるいごどぢでないのにぃぃぃぃぃ!!!」 さ「存在していること自体が悪いことなの。おまけにこんな群れ作っちゃって。自然破壊ったらありゃしない。それと、ほら、もうみんな死んでるんじゃないの?」 ドま「ゆっ!」 れ「なんで‥たすけて‥」 ま「もっと‥ゆっくり‥」 あ「おちび‥ちゃん‥」 ドスまりさが気がつくと、群れのみんなが餡子を漏らし死んでいた。 ドま「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」 さ「ぷっ、哀れね。そのまま土の養分になりなさい。」 ドま「ゆぅぅぅぅ‥」 さ「あらら?もうほとんど全滅ね。」 ドま「ゆぁぁぁぁぁ!!!ぶれのびんなをがえぜぇぇぇ!!!」 さ「は?私は持ってないわよ?頭大丈夫?」 ドま「ゆぁぁぁぁぁ!!!びんなをだずげないぐずはじねぇぇぇ!!!」 ドスまりさがドスパーク撃つ準備をしてきた。しかしさくやはやらせない。 さ「もう終わりにしてあげる。さつじんどーる。」 さくやは自分の必殺技であるさつじんどーるを使った。 ドま「ゆっ、ゆぎゃぁぁぁ!!」 ドスまりさの体がバラバラに引き裂かれ、大量の餡子を吐いた。 ドま「びん‥」 さ「あははははは♪無様に死に絶えたわね!」 さっきまでにぎやかだった群れは、1体のさくやにより皆殺しにされた。 とあるゴミ捨て場だった。 ま「ごはんさんをとるのぜ!」 まりさがゴミ袋の袋を破ろうとすると、 ま「ゆっ、なんなのぜ?!うごけないしいたいんだぜ!」 さ「わたしでよければぬきますよ?そのかわりあなたのゆっくりぷれいすへあんないしなさい。」 ま「それはたすかったのぜ!はやくぬくのぜ!」 さくやは針を抜いた。 ま「ちょっとまつのぜ!ごはんさんを‥」 さ「まちません、さっさとあんないしなさい。さもないとまたさしますよ?」 ま「ゆぅぅぅ‥ わかってやるのぜ。」 まりさは自分の巣へ案内した。 ま「ここがまりさたちのゆっくりぷれいすなのぜ。」 れ「ゆっくりしていってね!」 さ「まりさ、あんないありがとうございます。おれいにっ!」 子共「ゆんやぁぁぁ!!」 れ「おぢごふっ」 ま「でいぶ!?おぢびぢゃぁん!?」 さ「ああ、ぶざまね。」 ま「よぐもでいぶとおぢびぢゃんを‥」 さ「あなたも消えなさい」 ま「ゆんやぁぁぁ!!」 さくやによりゆっくりの家族は滅びた。 すばしっこいさくやが人間の家を偵察しているときのことだった。 さ「ターゲット、かんち」 このさくやはゆっくりの存在が感知できる。 さ「はいじょかいし」 さくやはゆっくりホーミングニードルという特殊な針を投げた。 男「!?なんだ?!あ、あのさくやか!ん?」 さ「げきつい」 ゆ共「ゆんやぁぁぁぁ!!」 見事家ゆ共に針が当たったようだ。 ま「ゆあっ!おそらをとんでるみだい!」 れ「でいぶはどりざん!」 男「あっ!おれんちに家ゆがいたのか!おれもゆっくりホイホイを買わないとな‥」 さ「おにいさん、あけてください。こいつらをしょりします。」 男「わかった‥」 男は窓を開けた。 れ「ゆゆっ!なにずるのぉぉ!がんばっでばいっだのにぃぃ!」 さ「あなたたちれっとうしゅのどりょくはむだでありめいわくこういなのです。というわけで‥」 さくやは子ゆっくりを刺し殺した。 子共「ゆんやぁぁぁぁ!!」 さ「うるさいだまれ」 さくやは子ゆっくりの口を糸で結んでやった。 子共「ゆ‥」 れ「おぢびぢゃぁぁん!!」 さ「おまえらもうざい」 さくやはれいむとまりさにも口を糸で結んだ。 さ「ではさようならー」 さくやはゆっくり家族の皮を針で剥き殺した。 このように、さくやは愚かなゆっくり共を残酷に殺しているのだ。 もちろん、後片付けもちゃんとやっている。
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Eさくや ときと ナイフを じざいにあやつり あるじに ちゅうせいを ちかう パーフェクトメイド。 タイプ 氷/鋼 特性 しゅうちゅう 分布 種族値 HP 80 すばやさ 80 こうげき 75 とくこう 75 ぼうぎょ 110 とくぼう 110 進化系統 ちびさくやLv18でさくやLv36でEさくや レベルアップで覚える技 Lv01 ひっかく Lv01 にらみつける Lv07 ナイフなげ Lv10 にどげり Lv13 メタルクロー Lv19 みだれひっかき Lv25 さつじんドール Lv31 きりさく Lv42 つるぎのまい Lv55 スカルプチュア Lv68 さくやのせかい 覚える技マシン 01 ピヨピヨパンチ 02 ドラゴンクロー 04 めいそう 06 どくどく 07 あられ 08 ビルドアップ 10 チームワーク 12 ちょうはつ 13 れいとうビーム 14 ふぶき 17 まもる 21 やつあたり 23 アイアンテール 26 じしん 29 サイコキネシス 31 かわらわり 32 かげぶんしん 39 がんせきふうじ 40 つばめがえし 41 いちゃもん 42 からげんき 44 ねむる 45 れいげき 46 どろぼう 48 スキルスワップ 49 よめしゅぎょう 覚える秘伝マシン 01 いあいぎり 04 かいりき 06 いわくだき 覚える覚えさせてもらえる技 メガトンパンチ メガトンキック すてみタックル ハイドロカノン みがわり ものまね ちきゅうなげ カウンター のしかかり 倒すと獲得できる努力値 ぼうぎょ +3 育成例
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Eさくや No.009 タイプ:こおり/はがね 特性:しゅうちゅう(自分の命中率が1.3倍される) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 80 75 110 75 110 80 ばつぐん(4倍) ほのお ばつぐん(2倍) かくとう いまひとつ(1/2) ノーマル/あく/むし/どく/ひこう/ドラゴン いまひとつ(1/4) こおり こうかなし --- 同タイプ比較 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 Eさくや 80 75 110 75 110 80 Aチルノ 90 100 85 80 75 105 Aレティ 95 95 100 80 85 85 Eさくや 解説物理型 特殊型 トリック型 覚える技レベルアップ 技マシン タマゴわざ 解説 攻撃=特攻,防御=特防なので、努力値の振り方によって物理技主体or特殊技主体,物理受けor特殊受けと柔軟に決められる。 特性のおかげで命中80↑の技は実質必中。スカルプチュア・クロスチョップ・がんせきふうじ・どくどく等との相性が良い。 吹雪は命中91。咲夜の世界は命中が50に変更されたので特性込みで命中65、歌うと同じ。 同タイプで比べてみると、火力が低いが耐久面のステータスが高め。といっても物理耐久はAレティの方が上だけど。 回復技が眠るしか無いが、2倍弱点1つなので物理方面の固さは相当なもの。特殊耐久は他の2キャラより高いがやっぱり炎4倍が怖い。 技マシンによってオーバーヒートや大文字は汎用性が高く、サブウェポンとして採用されている事が多い為、注意が必要。 特防特化していればキリサメのドラゴンメテオくらいまでなら耐えるが、EパチェやEこいしの大文字となると積み無しだともう無理。 物理型 性格:いじっぱりorようき 努力値:攻撃252 残り耐久(いじっぱり) 攻撃252 素早さ252(ようき) 持ち物:ラムのみ、カゴのみ、たべのこし、せんせいのツメ 確定技:スカルプチュア/しんがん 選択技:いっせん/じしん/がんせきふうじ/クロスチョップ/ソニックブーム/LUNATIC/さくやのせかい/どくどく/ちょうはつ/ミラーコート/ねむる/まもる 心眼を積んで低い攻撃種族値を補いながら戦う。攻撃技はそこそこ豊富。物理アタッカーとしてAレティと比べてみると、 劣っている点が攻撃種族値が20低い、素早さ種族値が5低い、岩技が弱い、大爆発を習得しない、等。 優れている点は特性も含めて鋼技が優秀、クロスチョップの習得、咲夜の世界で足止めができる、といった感じ。 クロスチョップは鋼技と範囲が結構被っているので主な用途はノーマルタイプ相手の時。同タイプや一部の水タイプにも有効。 鋼技と地震があればだいたいの敵は相手にできるが、EうつほとEさなえはこの2つだけだと厳しい。 特にEうつほはマグマのよろいやヘルズトカマクで咲夜の世界を無効化できるので、相手としては非常に出しやすい。 とりあえず岩石封じを持っておくのも手、一度見せておけば後出しは躊躇われる。必中で追加効果もおいしい。 Eさなえはどくどくやミラーコートで対処できない事も無い。 特殊型 性格:ひかえめorおくびょう 努力値:特攻252 残り耐久(ひかえめ) 特攻252 素早さ252(おくびょう) 持ち物:ラムのみ、カゴのみ、たべのこし、せんせいのツメ 確定技:ふぶきorれいとうビーム/マナチャージ 選択技:こごえるかぜ/ぜったいれいど/ハートブレイク/みずのはどう/さくやのせかい/どくどく/ちょうはつ/ミラーコート/ねむる/まもる こちらはマナチャージを積みながら戦う。4倍弱点を少々補う事ができ、特性のおかげで一致吹雪が非常に強力だが攻撃範囲が狭い。 氷半減の相手が出てくるだけでかなりきつい。特に悪も半減の鋼タイプや、水の波動があるとは言っても4倍弱点を突かれる炎タイプ。 苦手な相手が居るだけで仕事ができなくなるので、終盤まではじっと我慢しているかとりあえず場に出て咲夜の世界や毒々で場荒らしをしていよう。 同タイプのAチルノが波乗り・ハイドロポンプや10万ボルトを扱えるが、吹雪の命中が悪くマナチャージも無いので火力不足になりがち。 トリック型 性格:いじっぱりorようき、防御or特防↑の性格 努力値:攻撃252 素早さ252or残り耐久(いじっぱりorようき) HP252 防御or特防252(防御or特防↑) 持ち物:こだわりハチマキ、きょうせいギプス 確定技:トリック 選択技:スカルプチュア/いっせん/じしん/がんせきふうじ/クロスチョップ/ソニックブーム/LUNATIC/ふぶき/れいとうビーム/こごえるかぜ/ぜったいれいど/ハートブレイク/みずのはどう/さくやのせかい/どくどく/ちょうはつ/ミラーコート トリックで拘りハチマキか強制ギプスを押し付ける型。一応同じ所に書いたが持ち物によって戦法はだいぶ変わってくる。 拘り持ちの場合はアタッカーとして戦いながら必要とあらば押し付け、ギプス持ちの場合は持っていても邪魔なだけなので初手で押し付ける。 拘りハチマキは押し付ける相手を間違えると逆に不利になったりする事もあるが、ギプスならそんな事はまず無いので安心して渡せる。 注意点としては持ち物の都合上、奪った物によっては全く回復できなくなる事。ギプス持ちの場合少々使い捨て感覚になる。 ギプストリック型のEさくや同士が出会うと決定打が無く、引いて他の誰かにギプスを押し付けられるのも怖いので結構面倒。 こちらが拘りトリック型ならとりあえずクロスチョップで牽制して、後で他の誰かにギプスを渡す事もできる。 ちなみにトリックで拘りハチマキを奪っても、次のターン他の技を選ぶ事はできる。 覚える技 レベルアップ ちびさくや さくや Eさくや 技 1 1 1 ひっかく 1 1 1 にらみつける 7 7 7 ナイフなげ 11 11 11 にどげり 15 15 15 メタルクロー 19 20 20 Pスクウェア 23 25 25 さつじんドール 27 30 30 アイスボール 31 35 35 トリック 35 40 42 きりさく 39 45 49 しんがん 43 50 56 スカルプチュア 47 55 63 さくやのせかい 技マシン マシン 技 技02 ハートブレイク 技03 みずのはどう 技04 マナチャージ 技05 ほえる 技06 どくどく 技10 メロメロ 技12 ちょうはつ 技13 れいとうビーム 技14 ふぶき 技15 LUNATIC 技17 まもる 技21 かまいたち 技22 ソーラービーム 技26 じしん 技27 おんがえし 技28 あなをほる 技31 かわらわり 技32 かげぶんしん 技39 がんせきふうじ 技40 つばめがえし 技41 ソニックブーム 技42 からげんき 技43 ポイズンクロー 技44 ねむる 技46 どろぼう 技49 よこどり 秘01 いあいぎり 秘04 かいりき 秘06 いわくだき タマゴわざ ミラーコート ぜったいれいど すいめんげり みねうち いっせん ハートブレイク こごえるかぜ クロスチョップ