約 1,527,598 件
https://w.atwiki.jp/oto_maho/pages/19.html
シャイン・プリヴェンター 白姫会 白姫 彼方(しらひめ・かなた) 白姫 此方(しらひめ・こなた) シルク・ストリング 瀬乃 せらの(せの・せらの) 創造領域
https://w.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/1775.html
75作品 一般作品 1 ID qwqf32.0氏:雨宿り 2 ID V3ksVRc0氏:残影 3 ID A8kEFiM0氏:この花をあなたに 4 ID ugiLDNI0氏:その日娘は 5 ID .vzYLpo0氏:メッセージ ←これは鬱系に載っている作品です。苦手な方は注意して下さい。 6 ID I.ECl1o0氏 かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ 7 ID R57PirI0氏 資料室は閉まらない ID ZvTOLfs0氏:チョココロネは食べられない ↑の続編 8 ID E65jroE0氏:ぬくもり 9 ID S1bOV3I0氏:とある聖夜の一幕 10 ID pWVKjDQ0氏 お母さんが来た日 11 ID 7yaOWPU0氏 - かなた あうと ざ ふぉとぐらふぃ てぃーたいむ - 12 ID kUxRTJs0氏:彼女の日記 13 ID /9Sc/u.0氏:ハッピーバレンタイン 14 ID lFcE9.w0氏:スイートホワイトデー 15 ID .kN2wo60氏:とあるお見舞い 16 ID TQpa6FU0氏:なんだかおかしな日 17 ID waNJF9g0氏:悪い子 18 ID nxGgx/.0氏:こなたんじょうび 19 ID HGs4DHM0氏:私の理由 ID qYGRV120氏:わたしの理由 ↑の続編 20 ID 2YKLCUg0氏:桃太郎・改 21 ID IQexLzM0氏:こなたと父の日 22 ID 2cDyGOA0氏:たまにはこんな心模様 23 ID mTOQKDg0氏:わすれもの 24 ID c1MEsGkX氏:しゃっくり 25 ID P/vN5UhT氏:腕輪 26 ID mf3PhF69氏:ツンデレラ 27 ID zSZd+C1n氏:良き日 28 ID o9eM3ESO氏:あの日あのとき 29 ID rBEQpJA0氏:この日このとき」 30 ID SzRBGNg0氏:とある日のまつり姉さん ←別作者ID NoWwNjQ0氏:まつり姉さんのリメイク作品 31 ID odWymcSO氏:迷子! ←某軽音楽部アニメとのコラボ 32 ID hZU732SO氏:小さなお話 33 ID qWXePX.0氏:つかさのだいえっと 34 ID UQwfjY60氏:刃 35 ID 5epNi6o0氏:二人の喧嘩 36 ID OXkNcjw0氏:白雪は染まらない 37 ID EZy8rqs0氏:母と娘と 38 ID YedjPMk0氏:あのころ 39 ID Na3RRnTG氏:かがみ小話 40 ID Q3ZMfPE0氏:告白の木 41 ID SU0Ad4Y0氏:幸運の星 42 ID YYCDY8c0氏:小さなかなた 43 ID bebSiLI0氏:物思い 44 ID R3BXM2wQ氏:ファーストクリスマス 45 ID dPmiOYE氏:じゃのめ 46 ID tYRoRQU0氏:かくれんぼ 47 ID wvWHxoI0氏:かなた あうと ざ ふぉとぐらふぃ 48 ID QXH/FsQ0氏:ぐだぐだ 49 ID Ev2H52M0氏:うだうだ 50 ID I6Qnxl6j氏:きー兄さん 51 ID /a3dewGd氏:たゆたう 52 ID 6Wsshg20氏:暑い日 53 ID rII6VQSO氏:待ち人来たらず 54 ID Ztakjww0氏:お正月のひとコマ 55 ID pa94OWvs0氏:もしも 56 ID BHII「71rJ0氏:飲まれ酒 57 ID mChtApYP0氏:隣星 58 ID 3bvtP4I0氏:失敗の日 59 ID br8gn/s0氏:双子の誕生日 60 ID XDze6oSO氏:二人のツンデレ 61 命の輪 ←シリーズは完結しています。 62 わいるど☆あーむずLS ←シリーズは未完成です。 コンクール作品 10回 IID kMHlbj20氏 空蝉 11回 ID 93rR.Jk0氏 Desire 12回 ID eWHIU2s0氏:名前 13回 ID Pfj6XGw0氏:信じる心と優しさを 14回 ID xDM9P7I0氏:姉と妹 15回 ID 2JQ8F/k0氏:一番星 16回 ID Mxn4OPo0氏:伝えたいこと 17回 ID RH5OaJ/n氏:水たまり 18回 ID nOJaCMs0氏:二人の手 19回 ID tJF7v3Q0氏:玉兎 20回 ID 7jZue2hu0氏:ともだち記念日(ページ1) 21回 ID eHUo2gyQ0氏:あの夏を越えて 22回 ID dGJRxqLSO氏:旅の途中 36の白雪は染まらないが抜けていましたので追加しました。重複する作品もありましので修正しました。 2012/05/12 コメント・感想フォーム 名前 コメント 資料室は閉まらないと二人の喧嘩が面白かった らき☆すたでは中々見られない展開がすきです -- 名無しさん (2015-02-06 03 07 01) 「メッセージ」と「命の輪」大好きです -- FOAF (2014-01-12 17 43 26)
https://w.atwiki.jp/ryuryu019/pages/5.html
気合入れて描いたら燃え尽きた感じ・・・ -- かなた (2006-02-10 20 28 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/puyo15th/pages/5101.html
うたた寝アミティです~ ちょっと光をいれすぎた(^^;) -- あむ (2008-03-21 17 35 51) 誰かリクエストお願いします~~ -- あむ (2008-03-21 17 42 19) のほ~んなアミティかぁいいです!リクでシェアルいいですか? -- かなた (2008-03-21 17 43 40) お久しぶりです~アミさん日が当たってて気持ちよさそうw -- 麻里菜(元ミキ) (2008-03-21 17 53 35) うわぁ、、幸せそうなアミティ! こういうのほほ~んとしたの好きです^^ 口が何ともかわいい、、 -- りぃす (2008-03-21 18 01 18) かなたs、はい、シェアルですね!わかりました~いつ、仕上がるか未定ですけど(おいっ)近日で仕上げたいとおもいます 麻里菜 -- あむ (2008-03-21 18 06 36) ↑ごめんなさい;間違ってエンターキーおしてしまいました;では上のつづきをかきますね;;麻里菜s、こちらこそお久しぶりです!そんなこと言ってもらえてうれしぃです~ありがとうございます! りぃすs、ありがとうございます!絵、好きとか言ってもらえて、うれしぃです^^ -- あむ (2008-03-21 18 12 46) -- 名無しさん (2008-03-21 18 45 06) か、、かわいいいい!!! -- 名無しさん (2008-03-21 18 58 49) わーっ!!流石かなたさん★!!うまし!!! -- センリ (2008-03-21 20 53 01) 初めましてで~す(多分;)うたた寝可愛いですねぇwわたしも日常茶飯事・・・かといってこんなに可愛くありませんが(当たり前 光の当たり具合も素敵ですw -- 楓 (2008-03-21 21 04 46) わぁ~ 有難うございます!みなさまのコメ見てると、とっても元気がでます^^ -- あむ (2008-03-22 09 57 48) きれ~^^ -- 名無しさん (2008-03-22 09 58 37) アミかわいいですーww口がいいですwwうまいです!! -- わんこコロコロ (2008-03-22 10 14 56) 光のこうこうと射す室内が綺麗ですvVうたたねアミさんテラかわゆいですっ! -- 花梨糖 (2008-03-22 10 16 47) うわぁ~ん みなさまコメ、ほんとうに有難うございます! わんこコロコロs、いやいや;ぜんぜんうまくないですよ;でも、ありがとうございます^^ 花梨糖s、どうもありがとです^^元気でますよ~ -- あむ (2008-03-22 10 38 58) 私もうたた寝、日常茶飯事ですけど(^^;) -- あむ (2008-03-22 10 44 31) だるぅ~なあみてー超かぁいいよ!!机とか上手いし綺麗ww -- はる(元ぷる (2008-03-22 12 20 44) (返事おくれてすみません;)はる~ありがとう!!うれしぃ~よ!私の絵なんかまだまだ(´д`; もっと、がんばったる~!!←うるさ;; -- あむ (2008-03-25 11 18 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/puyo15th/pages/5149.html
ユウレイ鉛筆塗り…あ、手がガクガク…((ぇ その丸いふよふよはレッドとブルーのウィスプだと思ってくださいwはい、完成ッと♪ -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-25 14 43 51) あ…れ…?ああああぁ゛!?口塗って無いじゃん、おバカ(私)!初☆鉛筆塗りで緊張してた…;口っ!口ぃっっ!!((涙/ぁあ -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-25 14 52 07) はじめまして♪かな?ユウレイかぁいい~><ですね!鉛筆塗りげきうまですね! -- あむ (2008-03-25 15 05 56) あぉ、コメントっ! あむ様>はじめまして♪ですねっ♪どうもーっっ!可愛いって最高の褒め言葉ですよぉw鉛筆塗り、褒めてくださって感謝ですw疲れたぁ… コメ感謝ですー>< -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-25 15 09 45) 鉛筆塗りめちゃ凄い!!!ユウレイ可愛いwwレッドとブルーウィスプも可愛いw -- はる (2008-03-25 17 01 36) ユウちゃん&レイくんですねぇ!!ユウさん!ウマイです!特に鉛筆で書いたトコが!すごいです!! -- kotoe (2008-03-25 18 51 09) 鉛筆塗り頑張りましたねーお疲れ様です。ユウさんはユウレイコンビ好きなんですね!私も好きですよvV -- かなた (2008-03-25 19 37 42) ぁあ、こんなにコメントが…((感涙/ぁ はるさん*「めちゃ凄い」のお言葉感謝感激ですーっ!可愛いが二つもっ!うぅ、毎回コメ感謝感激雨霰っ!一生貴方についていきますっ!((ヤメロ Kotoe様*ユウレイですーっ♪鉛筆がんばりましたよ!へへっ♪コメント感謝ですー♪ かなた様*おぉ、ユウはユウレイコンビ大好きですっ!愛してますっ!!((コラ うは、かなた様も好きですか!気が合うことよろしーっっv((誰 これからもユウレイ描きまくります♪コメント感謝ですー♪ -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-25 19 44 21) わっww鉛筆塗りお疲れですwそれとユウレイめっさ可愛いですw(´v`*)ユウ【真ノ月 夢】sはユウレイがいつも可愛くかけててうらやましいです! -- 楓 (2008-03-25 21 10 42) ひゃはー、コメントっ! 楓様*お疲れですーぇえ -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-25 21 11 47) あ、すいません、↑の途中です;; えっと、どうもですーっ!可愛いだなんて!嬉々です、嬉々!((ぇ うらやましいなんて…あわわ;;いつもってことは見ててくれたんですか!?((ぁ コメント感謝ですよ~♪ -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-25 21 13 22) 鉛筆塗りすごいですねー!!ユウレイもかわいいです!!! -- わんこコロコロ (2008-03-26 08 34 49) わんこコロコロ様*おぉ、4回目のコメント感謝感激雨霰なのです!鉛筆塗り、がんばってよかった…♪可愛いってのは最高の褒め言葉ですーv((何回言うつもりだ ではではーノシ -- ユウ【真ノ月 夢】 (2008-03-26 11 09 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1124.html
§プロローグ おとうさんがいなくなった。 おおきなて。ほっぺでぐりぐりされるとじょりじょりするおひげ、めがねのむこうのやさしいめ。 ぜんぶなくなった。 かわりにしらないおんなのひとがきた。むらさきいろのかみをした、きれいなひと。あたしをみてほほえむけど、なんだかちょっとこわがってるみたい。 ──かがみだよ。 ママがいう。そっか、このひとが“かがみ”なんだ。 ママがよくいってたなまえ。 よなかにおトイレにいきたくなってめをさますと、ママはねむりながらないていることがあった。 そんなとき、よくママはねごとでそのなまえをいってた。 ──かなたちゃん、これからよろしくね。 そういってかがみさんは、あたしのほうにてをのばした。そのてはブルブルとふるえてた。 なんだろう、あたしがかみつくとでもおもってるのかな? そうおもうとすこしおかしかった。 そうして、あたしのことをだきしめてくれた。やさしく、ふわっと。 かがみさんからはいいにおいがした。 そのにおいはおとうさんともママともちがう、ほかのいえのにおいがして── あたしは、ちょっと、いやだなぁっておもった。 ────────────────────────────── マ シ マ ロ ────────────────────────────── §かなた ママとお母さんは世界一仲がいい。 ずっとそれが自慢だった。 はじめのうちはとまどった。 お父さんがいなくなったこと、こなたママの他にかがみお母さんができたこと。 でも、すぐに慣れてしまった。 それは、ママが凄く楽しそうに笑うから。 それまで、ママがこんなによく笑う人だとは知らなかった。 あたしにはすっごく優しかったけれど、いつも口元を引き締めていた印象があった。 それが、家にお母さんがきてからは、口元をきゅっと上げて猫みたいな顔をするようになった。 “ママが猫さんになっちゃった!”そういってあたしが騒ぐと、ママとお母さんは顔を見合わせて笑った。 それがあんまり楽しそうだったから、つられてあたしも笑っちゃったんだ。 お母さんがきてから、家にはお客さんがよく尋ねてくるようになった。 それまでにもよく来ていたつかさおばさんが、お母さんの妹だったって聞いてびっくりした。 みゆきおばさんは、昔は来たと思ったらすぐ帰っちゃっていたけど、それ以降は夜遅くまでママたちとお喋りしていくようになった。 それに、みなみおばさんとゆたかおばさんが来るようになった。それまでみたことがない人たちだったけど、ゆたかおばさんはゆう君のママの妹さんらしかった。 この二人もママとお母さんみたいに仲がよくて、なぜだかあたしにすごく優しくしてくれた。 みんなあたしとママとお母さんをみて凄く嬉しそうにするから、あたしはなんだかそれが誇らしかった。これで正しいんだって、ずっと思ってた。 だって、それが間違っているのだったら、こんなにみんなが喜んでくれるはずがない。そう思ってた。 その頃、お客さんがこない日曜日には、必ず三人で遊びにいってた。 いろんなところにいった。 動物園、遊園地、お祭り、水族館、プール、展覧会、博物館、お買い物、海、スキー、花火、夏コミ、冬コミ。 最後の二つは、お母さんは涙ながらに止めたのだけれど、あたしとママに押し切られる形になった。 “多数決は民主主義の基本だよ、かがみんや~” ママがそんなふうにいうと、お母さんは“あんたにそんなの教わるほどおちぶれてないわよ!”なんてよくいっていた。 ほんとうにずっと遊びにでかけていたと思う。 そのころ撮った写真だけでも120Gぐらいあって、それをながめるだけで一日が潰れるほどだった。 ママにはよく肩車してもらった。 ママに肩車してもらうと、お母さんより背が高くなる。 あたしはそれが嬉しくて、いつもやってもらってるお返しにお母さんの頭を撫でてあげる。そうするとお母さんは凄く嬉しそうに笑うから、あたしも一緒になって笑うんだ。 でもそんな肩車も、あたしが小学校に入って一年たち、二年たつころには、ほとんどやってもらうことはなくなってた。 そのころには、肩車してもらった次の日には、ママは腰を押さえて痛そうにしてることが多くなってた。 そんなとき、よくお母さんは“さすがにあんたも歳かー?”なんていって笑いながら、ママの腰を揉んであげたりするものだった。 そして、ママは猫みたいな口をして気持ち良さそうにしながら、“なにをいう、かなたがおっきくなったんだよー”といって、あたしのほうをみて微笑むんだ。 あるときあたしは、ママが差し出した背中にむけて“もう小学生なのに肩車なんて恥ずかしいよ”っていった。 そうしたら、ママは寂しそうに、でも少しだけほっとした顔で“そっか”っていった。そして、あたしに手を差し出した。 あたしがママの手を握ると、お母さんはすかさずもう片方の手を握ってくれた。 左手はママ、右手はお母さん。三人で手を繋いで、あたしは世界一幸せなんじゃないかと思っていた。 でもお母さんが倒れてからは、遊びに出かけるのは月に一回になった。 ママと二人で病室にいったときのこと。ベッドで身を起こしたお母さんをたくさんの大人の男の人がとりかこんでいて、色んな書類とかノートパソコンの画面とかをみせながら、お母さんと話してた。 壁みたいにそびえたつ真っ黒なスーツの群れがお母さんを隠していて、あたしはお母さんがあの人たちに食べられちゃうんじゃないかと思った。 男の人たちの服から漂ってくるタバコの臭いが凄くって、倒れそうになったのを覚えてる。 「ちょっと! かがみは過労で安静にしてないといけないんですよ! でてってください!」 そのときママが凄い剣幕で怒って、男の人たちを病室から叩きだしてしまった。 あんなにお化けみたいにおっきい人たちを、ちっちゃいママが追いだせるなんて思いもしなかった。ママってやっぱり凄い! そう思った。 そのとき、男の人の一人が、変な目であたしたちのほうをみつめた。 なんだか凄く嫌な感じの視線だった。背筋がぞわっとして、怖くなった。 ママの顔に一瞬だけ赤い色が浮かんだのが見えたけれど、すぐに扉を閉めたので、その視線も消えてしまった。 お母さんはなにかいいたそうな目でママをみていたけれど、ママが凄い顔で睨むと、お母さんも黙ってしまった。 ママが本気で怒るとこんなに怖いなんて知らなかった。ママの前ではずっといい子でいようと思った。 お母さんはため息をつくと、あたしのほうをみていった。 「……ごめんねかなた、これからは今までみたいにいっぱいは遊びにいけないかも」 そういうお母さんの顔色は真っ青で、あたしはすごく不安になった。 「だいじょうぶだよ、がまんできるもん。お母さんがいてくれたらいいんだもん。……お母さんは、お爺ちゃんとかお父さんみたいに、いなくなっちゃったりしないよね?」 思わずそういった。 お母さんはそんなあたしをびっくりした顔でみつめたあと、ぎゅっと抱きしめてくれた。 綺麗な紫色の瞳が濡れてた。 お母さんからは、ママともあたしとも違う、お母さんのいい匂いがした。 ――なんであんなことをいったんだろう。 あたしはお母さんに抱きしめられながら、あのころのことをおぼろげに思い出してた。 お爺ちゃんが死んじゃったころ、ママは毎日のように泣いてた気がする。 お父さんはそんなママを抱きしめてあげようと手を差しだすんだけど、結局いつもその手を戻してしまって、悔しそうに唇を噛んでた。 “ごめんね、かなた……ごめんね”あたしの手を握ってボロボロと涙を流すママ。 “ごめんな、かなた……俺じゃ駄目みたいだ……ママのこと、おまえが守ってあげるんだぞ”そういってお父さんは、あたしの頭にポンと手をおいた。 大きい手だった。それがお父さんの手だった。 でもいまあたしの頭を洗ってくれるのは、柔らかくて小さな手だ。 「だいじょうぶ? めにはいってない?」 お母さんの優しい声。わっしゃわっしゃとシャンプーして、丁寧にトリートメントまでしてくれる。 「はい終わり」 髪の毛を束ね終わっておしりをぺちんとされると、あたしはいつも湯船のなかで待ってるママの元にむかうんだ。 お母さんはいつも帰りが遅くって、一緒にお風呂に入れるのは珍しいけれど、そういうときはいつもこんな風にしてもらう。 ママの腕のなかにすっぽり収まるとママは後ろからぎゅっと抱きしめてくれるから、あたしはつい安心して、この頃考えていたことを口にしてしまった。 「ねぇ、ママはどうしてお父さんとリコンしたの?」 途端にママもお母さんもぴくっと動きを止めてしまった。抱きしめてくれていた腕がこわばったのに驚いて振り返ると、ママはなんだかあの頃みたいな顔をしていた。 あたし、間違ったことをいっちゃったんだ。 背筋がぞわぞわっとした。ママのこんな顔、もうみたくないのに。 でも一瞬だった。ママはなんだか凄い頑張ったような感じでいつもの猫口になると、子守歌を歌ってくれるときみたいに、あたしの身体を前後にゆっくり揺さぶりはじめた。 お母さんも、なにも起こらなかったかのように頭を洗ってる。 そうして、ママは話しだした。 「かなたにはまだよくわからないかもしれないけど…ちゃんというね。……わたしは、お父さんを――男の人を好きになれない人間だったんだ」 やっぱりよくわからなかった。ケッコンって好きだからするんだと思ってた。ママとお母さんみたいに。わからなかったから、そういった。 「うん……そうだよ。そうじゃないといけなかったんだ。……でも、好きになれるとおもっちゃったの。結婚して、あなたが産まれて、何年も暮らせば、本当の家族になれるんじゃないかって……」 髪を洗い終わったお母さんが湯船に入ってくる。一杯になったお湯が少し溢れた。 そして、お母さんはなにもいわずにあたしの手を握ってきてくれた。 「でも、できなかった。あの人とじゃ、今かがみと作ってるみたいな家庭を、作れなかったの」 ママをみて、お母さんをみた。二人とも真剣な、けれど優しい目であたしのことをみてた。 いままで三人で過ごしてきた時間を思いだしてみた。そうして、あの頃のことを思いだしてみた。 「ん……わかった……きがする」 あたしがそういうと、ママは「ありがとう」といって、あたしに抱きついてきた。いつもみたいにあたしを抱きしめてくれるんじゃなくて、あたしに、抱きついてきたんだ。 この頃のあたしは、やっぱりまだ子どもだったんだと思う。 学年が上がっていくにつれ、色々なことがわかるようになってきた。 あたしたちは、普通の家族とちょっと違うんだってこと。 お父さんがいて、お母さんがいて、子どもがいる。それが普通の家族だ。 このときママがいいたかったことも、今はよくわかる。ママは同性愛者なんだ。女なのに、女の人しか好きになれないひと。 それがわかったとき、あの日のこともわかるようになった。お母さんのお見舞いにいった日。あの日病室で男の人に浴びせられた視線の意味。 それは、蔑視。 あのとき、あたしたち家族は、あの男の人に蔑まれ、見下ろされたんだ。 §かなた 保健体育の時間で男と女のことを教わった。“子どもを作るには、陰茎を膣にいれて――”クラスでは、男子が奇声を発してたり、女子が顔を赤らめてひそひそ話をしたりしている。 でも、あたしにはあんまり関係ない気がした。 教科書の隅にあるコラム。そこに小さく書かれているのがあたしたちだ。 『子どもを作るには、このように男の人と女の人が性交をする必要があります。子どもを育てるために、男の人と女の人は結婚して、家庭をもつのです。けれど、結婚をするのは男の人と女の人だけとは限りません。 男の人が男の人を好きになったり、女の人が女の人を好きになったりすることもあります。 それは、身体の大きさや目鼻の形などと同じように、産まれたときからもっている個性で、少しもおかしいことではありません。そういう人たちが、一緒にいるために結婚をすることも、自然なことです。 あなたが同じ性別の人のことが好きになったとしても、それは悪いことではありません。もし悩みごとがあるなら、保健の先生に相談してみましょう』 さっちゃんがそこを読んだとき、教室がちょっとざわついた。“えー、そんなことあんのかよー”男子の誰かが叫んだ。 先生はその子をたしなめて、同性愛がどれだけありふれているかという話をはじめた。 なんだかあたしのほうをちらちらと眺めていて、凄く意識している感じがした。 ああ、あたし、気を遣われてるんだ。 そう思うと、なんだかちょっと――嫌な気持ちがした。 「かーなーたー!!」 「頑張って、ママー!」 ママがリレーのトラックからあたしに手を振ってくる。あたしは精一杯声を張り上げて、ママに声援を送った。 保護者対抗クラス別リレーは、今のところA組がトップだった。 あたしたちのC組はドンケツで、しかもアンカーはなんかちっこい人。 みんな逆転なんて無理だって思ってただろう。あたしとママとお母さん以外は。 ママにバトンが渡った途端、まるでトラックに風が吹き込んできたみたいだった。 目がぴきゅーんって光ったかと思うと、長い髪を地面と水平になびかせて、ママは凄い速さで駈けだしていった。 運動不足ぎみの人たちを次々と追い抜いていくと、A組のひろ君のお母さんも抜き去って、ママはトップでゴールテープを切った。 こっちをみて息を荒げながらVサインするママに、あたしとお母さんは抱き合いながら喝采を送った。 運動会のときは、いつもお弁当が楽しみだった。 ママは毎年五段重ねの重箱にごちそうを詰めてもってきてくれる。 昔はただ無邪気に喜んでただけだったけど、今のあたしは、ママがこれを作るために一週間前から下ごしらえしてたことを知ってる。 来年からは、あたしも少し手伝ってあげたいと思う。 ママとあたしとお母さん。三人でシートを広げてお弁当をつつく。みんなで自分の分を一口ずつ食べさせてあげたりした。 お母さんはママに食べさせてもらって、顔を真っ赤にして照れてた。“本当にお母さんはツンデレだなぁ”なんてあたしがいうと、お母さんは“かなたに変な言葉教えるなー!”っていってママに怒るんだ。 凄く幸せな時間。 でも、今年は少しだけ気になった。 ――周りの視線が。 なんだか近くの家族がちらちらとこっちをみてるきがする。 「かなた、どうしたの?」 ママが優しく問いかける。 「ん……なんでもないよ」 ママは物問いたげな様子だったけど、こういうとき、あたしの返事を無視してまで追求してきたりはしない。 ママはいつもあたしが自分で解決するまであんまり口を出さないで、けれどずっと近くで見守ってくれる。 そして、お母さんはそんなあたしたちみんなを支えてくれてる。男の人が優位にたってる社会で、自分の能力一つでお金を稼いで、あたしたち家族を動かしてる。 あたしがこのあとあんなことをしちゃったのも、この家族が好きだったからだ。本当に誇りに思ってたからだ。 クラス別応援の準備をしてるとき、A組のひろ君が話しかけてきた。 「おまえん家、なんで姉ちゃんがリレーでてくんだよー、ずるいぞー。うちのかあさんじゃ勝てるわけないだろ」 「あははっ、あれお姉ちゃんじゃないよ、ママだよー」 一緒に買い物にいったときも、歳の離れた姉妹にみられることがよくあるから、そういう反応には慣れっこだった。 「うそつけ、あんな若いかあさんがいるかよ。それにお前のかあさん、あの紫の髪したつり目の人だろ?」 ひろ君が食い下がってくる。あたしはなんだかちょっとかちんとした。 「その人もお母さんだけど、ママもママなんだよ! ウチはママとお母さんが両親なの!」 あたしがそういうと、ひろ君はちょっと困った顔をして考える。 「じゃ、とうさんはどこいったんだよ」 「お父さんは…いないよ」 あたしが声を落としてそう答えたら、ひろ君は真面目な口調でこういった。 「そっか……ごめんな」 目の前が暗くなった気がした。すーっと血の気がひいていくのがわかった。 「なんで…なんで謝るの……?」 自分の声がかすれてるのがわかった。ささやくように尋ねた。 「……だって……おまえん家とうさんいないんだろ?……かわいそうじゃん。変なこといってごめんな」 ひいた血の気が一瞬で頭に上ってきた。視界が赤く染まって、なにも考えられなくなる。 「ば、ばかにしないでよ!!!!」 叫んで、おもいっきり突き飛ばした。不意打ちになったのか、ひろ君は受け身もとれずに吹き飛んで、倒れ込んだ。 なんで、なんであたしたちが哀れみの目でみられないといけないんだろう。あたしたちは完全で真っ当な、普通の家族だ。 もうたくさんだった。哀れみとか、同情とか、蔑みとか、特別扱いとか。 ひろ君はなにが起こったかわからないような感じで、呆然とあたしを見上げてる。 そのころになって、やっとあたしも自分がしちゃったことに気がついた。 気がついたら騒ぎになってた。遠くから先生が走ってくるところがみえた。 どういう話をしてどうなったか、ありのままを話すと、先生とひろ君のお母さんは謝ってきた。先生なんて、お母さんにひたすらペコペコと頭を下げてた。 そんなことされても、全然気が晴れなかった。ただ悲しいだけだった。 お母さんは、そんな先生を押しとどめると、あたしにこういった。 「かなた、ひろ君に謝りなさい」 びっくりした。あたしがあんなことしちゃったのも、お母さんがバカにされたみたいに感じたからなのに。 「え……な、なんで。そりゃ…突き飛ばしちゃったのは悪いけど…でも、ひろ君がおか…あたしたちのことバカにしたからなんだよ!」 「それでも謝りなさい! ひろ君は精一杯あなたの立場になって考えようとしてくれたのよ。それが合ってるか間違ってるかは関係ない、あなたは人の好意を踏みにじったの!」 お母さんはすごい恐い顔であたしをにらむ。唇がプルプル震えてた。 それは本当に恐い顔だった。もうみたくないって思った。 だって、口調は怒ってるのに、なんだか泣きそうな目をしてるんだもん。 だからあたしは謝った。嫌だったけど謝った。ひろ君はそっぽをむいてたけど、頬をちょっと赤くしてた。 ママとお母さんもひろ君とお母さんに頭を下げて、 「かなたが酷いことをしてしまってごめんなさい。これからもかなたのことをお願いします」 っていった。 その日の帰り道、ママはあたしの頭にポンと手をおいて、「よくがんばった」っていってくれた。 しばらくお母さんと口を利かないでおこうと思ったけど、そんな決意は一日ももたなかった。怒ったお母さんが一番しょんぼりとしてたから。やっぱりそんなお母さんはみていたくなかった。 お母さんの書斎にいって宿題をみて欲しいっていったら、お母さんはまるで太陽が昇ったみたいな満面の笑みを浮かべて、 「もー、しょうがないなかなたは、ほら、みせてごらん」 っていった。顔を近づけて宿題を教えてくれるお母さんからは、お母さんのいい匂いがした。 やっぱりお母さんはツンデレだ。あとでママとそういって笑った。 そうしてこの事件も終わったように思えた。 マシマロ(2)へ続く コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2468.html
「おぉーーっと、もうこんな時間か、いい加減寝るか…」 明け方近くになりもぞもぞとベットに入りこむ。 (やっと寝ましたか……夜更かしとかいうレベルじゃないわよね…ここまでくると) こなたの部屋にこなたにそっくりな人影が現れる。 (かわいい顔で寝ちゃってるわね、クスッ、かわいい。 ……見とれてる場合じゃないわね。ちょっと身体借りるね、こなた) そのまま、スーっとこなたの身体へと人影が吸い込まれて行く。 「んん~~…っと」 先程寝付いたばかりのこなたがむっくりと起き出す。 よく見れば、トレードマークであるアホ毛がちゃんと寝ている。 「娘とはいえ恐ろしい程そっくりね……」 鏡の前に立ち自分を観察してみる。 「さて、時間もないし、さっさとやっちゃいますか」 そのまま台所へと移動していく。 この日の為に買っといてもらった板チョコ達。 買って来たこなたにしてみれば、レジ横に安売りで積んであった板チョコを レジ待ちしてる時に気になり、ついついカゴに放り込んだだけのつもりだったのだが これも、数日前から枕元に立ってお願いして来た効果というもの。 (面と向かってお願い出来れば良かったんだけど、私の存在に気がついてももらえませんからねぇ… いつぞやの写真では心霊写真扱いを受けるしで、まったくもう…… 親子そろってニブチンさんなんだから!!とは思うものの、どうしようも無いことなのよね…) はぁ~とため息一つ。 台所に着き、棚の奥の方にしまわれている生前に使っていた道具を引っぱりだし 早速作業に取りかかる。 そうじろうの分とこなたの分とゆたかの分、3人分を作り終え冷蔵庫へとしまう。 そのまま戻ろうかと思ったが、冷蔵庫に入れたままだしこのままじゃ気がつかないかな? と思い、メモを残すことに。 『冷蔵庫の中にチョコが入ってるのでどうぞ』 「これでよしっと」 部屋に戻り、ベットに入ろうとして、ちょっとした事を思いつく。 「せっかくだから、こなたになんかメモでも残して行きますか」 さらさらっとメモ書きをして、机の上に伏せて置く。 朝が明けてお昼近く。 こなたが、遅い朝を迎え居間へと向かう。 「お!おはようこなた!チョコサンキューなー。久しぶりだな、こなたが作ってくれるの。 しかし、なんだ……かなたが昔作ってたのにそっくりでお父さん驚いちまったよ。 やっぱ親子なんだなぁ~」 しみじみと語るその目が潤んでいる。 「おはよーお父さんって……へ?」 今イチ言ってることが理解出来ていないこなたに畳み掛けるように 「お姉ちゃんおはよう。チョコごちそうさまでした。おいしかったよ。さすがお姉ちゃん、 やっぱり上手だね。お姉ちゃんの分は冷蔵庫に置いたままにしといてあるよ」 ゆたかからもよくわからない事を言われてしまった。 「あははは…うん?」 (みんなして、なに?) 適当に流しといて、その場を離れる事にした。 「冷蔵庫とな?」 ゆたかのセリフを聞いて、とりあえず冷蔵庫を明けてみる。 「ありゃ?わたしこんなの作った記憶はないんだけど……」 チョコを取り出し、見つめる。 「上手いな……ここまで上手く作れるのは私以外はお父さんしか居ないはずなんだけど… お父さんのあの様子からして、それはありえないし、ゆーちゃんがこんな手の込んだ悪戯 するとも思えないし…むーーー」 チョコを手に着替えも兼ねて部屋に戻る。 手にしたチョコを机に置こうとして、メモの存在に気がつく。 「おや?」 メモ手に取り、目を通す。 「うぉ!!な、なんと!!……そっか、犯人はお母さんだったのか!! そりゃ、上手いはずだよ。よ、夜更かしは……ごめんなさい…でも直すのは無理かなぁ~ 寂しいだなんてそんな大丈夫だよ私は、お父さんが居るし、今はゆーちゃんも居るし。 …でも、居てくれたんだ~いつもそばに……… !!!!ということは、去年のあの写真は!!!!…ああ~もう~消しちゃったよ~……… お母さん、今年も写真撮るからちゃんと来てね!!今度は取って置くから!! ……そだね、お父さん達には伏せておくよ。 私には見えないけど、じゃあね、お母さん。チョコありがとう!!」 かなた直筆のメモを大事にしまうと、チョコをほおばりながら着替え始める。 そのメモにはこう記されてあった。 『はじめまして、お母さんのかなたです。 ちょっと身体を借りてチョコを作らせてもらいました。 寝付くまでずーっと待ってたのになかなか寝ないからお母さん待ちくたびれちゃったわ。 夜更かしもほどほどにね。そういうところはそう君を見習わないようにね。 寂しい思いもさせてしまったと思うけど、お母さんはいつもそばで見守ってますよ。 それと、今回のことはそう君達には内緒にしといてね。 私が来た、なんて言ったらそう君がどうなってしまうかわからないしね(笑 それじゃ、お母さん帰るけど身体には気をつけてね。 それじゃ、またね、バイバイ。 母かなたから最愛の娘こなたへ』 コメントフォーム 名前 コメント なんだか、この作品が一番好きです! -- チャムチロ (2012-10-08 18 58 22)
https://w.atwiki.jp/toho/pages/5610.html
秋風の調べ サークル:CM11 Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Whisper of whind CHI-TA - - 東方風神録 封印されし神々 [02 01] 02 もみじ とりP とりP テイク 東方風神録 フォールオブフォール ~ 秋めく滝 [04 17] 03 Kappa s Electroflood SHU - - 東方風神録 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend [06 14] 04 明日カレーの日、ゲゲゲの鬼次郎 Ludo - - 東方風神録 明日ハレの日、ケの昨日 [03 23] 05 Autumn Sign YOSHIRYN - - 東方風神録 運命のダークサイド [03 43] 06 STAND FOR ALL CHI-TA CHI-TA CHI-TA 東方風神録 厄神様の通り道 ~ Dark Road [03 48] 07 Faith is for the Transient People -being trip- IKEDA - - 東方風神録 信仰は儚き人間の為に [02 21] 08 秋されのノスタルジア ASAGE ASAGE かなたん 東方風神録 稲田姫様に叱られるから [06 22] 人恋し神様 ~ Romantic Fall 09 御柱信仰シンポジウム Rei - - 東方風神録 神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field [02 11] 10 Mountain Light あず♪ - - 東方風神録 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain [04 50] 詳細 平成二十二年御射宮司祭(2010/10/09)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,260円(税込) Guest テイク: (-) かなたん: (-) レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7634.html
登録日:2009/09/08(火) 13 37 12 更新日:2020/06/16 Tue 22 36 38 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 こなたよりかなたまで ギャルゲー主人公 主人公 健速 完璧超人 漢 良主人公 遥彼方 遥(はるか)彼方(かなた) F Cの生み出した名作こなたよりかなたまでの主人公。 声なし 高校3年生 若くして両親を亡くし、自らも末期のガンに身体を蝕まれ、 担当医に「もう桜を見ることはできない」(余命三ヶ月)と診断される。 だが、病の事を隠し、自分ができる限りの事を行おうと考えている。 しかし、不老不死の吸血鬼・クリスに出会ったことで、自分の考えの真偽を改めて見つめ直す事になる……。 また、生命保険に加入しており、その金額はマイホームを建てられる程。 と、ここまで聞くと割とよくある病弱の主人公に見えるが、彼はその中でも群を抜いた異例の存在。 常人なら発狂・精神崩壊してもおかしくない末期ガンの病状・抗がん剤の副作用を普通に耐えている。 しかも、副作用に至っては一回目は発狂しかけたが、 二回目以降は「終わりがある」「たった三日耐えるだけ」「慣れた」という理由で弱音を吐かずに受け入れた。 その適応ぶりは専門医すら驚く……というかドン引きする程。 そして、全てを受け入れた彼は「日常」を過ごすという結論に至った。 体力面では既に限界になっているが、平静を装い、「日常」を過ごしている。 また、そんな状況でも他人のために力を注ぐ。 キャラ紹介に「達観している」とあるが、さすがに達観し過ぎだろ。 そんな彼方の病状を知っている人は親友の耕介と極一部の人間のみ。 佳苗には本来話すべきだったが、先に彼女が告白したことで話せず、そのままズルズル引き摺っている。 元々、母親を亡くして人間嫌いになった彼方を今の様にしたのは彼女のおかげ。 ちなみに、そのおかげで女の子の友達が増えたとか。 だからこそ、佳苗には言えなかったのだ。 健速の人生観が特に強く表れた主人公で、人間としての強さと脆さを同時に持っている。 ヒロインを助ける為に尽力を出す反面、自分の事となると途端に弱くなる。 作中でも言及されているが、彼自身は心が強くなく、自分の事からは半ば逃げている。 それでも弱音を吐かずに一人で抱え込んでしまう。 そんな彼をヒロインが助け、本当の「愛」として結ばれる。 つまり、ヒロインを攻略するのと同時に攻略されるある意味ヒロイン的ポジションでもある。 その彼の生き様からギャルゲー主人公界屈指の漢度を誇る良主人公で、セリフ全てが名言級を誇る。 タグの「完璧超人」は、スペックではなく心の強さ。 だが、健速アンチからは特に嫌われているキャラ。 そして彼が好きか嫌いかでこのゲームの評価は大きく変わる。 名言 「在りたいように在る、ということはとても難しい」 「終わりを気にして今を疎かにするのは馬鹿だと思う。 終わりを気にするならなおの事、終わりに気付かない振りをして生きていかなければならないだろう」 「無限なんかなくたって、目の前で道が途切れたって、それだけでボクはここに居る君を選ぶんだ」 「命と人生――どちらか片方しか選べないのなら。 一方を守れば他方を失うというのであれば。 僕は、もうすぐ命を失う事を選ぶ……今すぐ、彼らを失うよりはいい」 「でも、今なら君もいる、みんなもいる。 なくなるかもしれないのは、命だけ。それならボク……未来の全てを引き換えに、今と思い出と君たちを選ぶ……!」 店員「彼女にプレゼントですか?」 彼方「はい。長く形に残るものをお願いします」 店員「かしこまりました。ご予算は、いかほどで?」 彼方「夏のボーナス一括払いでよければ、家一軒分」 店員「い、いえいっけんぶん……?」 彼方「使い道のない、僕の死亡保険金が入りますので」 店員「…………」 「ひっそりと生きていようとするバカで優しい吸血鬼に命をはるバカがいてもいいと思う。いやバカになりたい」 「僕は遥彼方として生きてきた歳月を、何ひとつ捨てる事が出来なかったのだ。 やり遂げると決めた事を投げ出す事が出来なかったのだ」 「それは何ひとつ目標を、夢を、かなえることの出来ない男の最後の意地でもあった」 「結婚、しようか」 「こなたよりかなたまで」 ※若干のネタバレ含む どのルートでも死亡する……と思いきや、Trueでは唯一生き延びる。 彼方が幸せになって純粋に喜ぶ人から、最後にご都合主義・ファンタジー要素がある事への不評と賛否両論。 後、しつこい様だが、らき☆すたとは 一 切 関 係 無 い。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/2135.html
Everlasting Last / HHH x MM x ST 夢に届く日まで いつも理由 探していた ボクが描いた地図 キミの航路 忘れないで 季節の終わり 風が告げて 変わる景色 はるかかなたへ 飛び立つ時 待ち焦がれて 見慣れた色の向こう側 光の先には まだ知らぬ 未来の大事 待ってた この手伸ばしたなら つかめるはず そう思った いつもいつまででも 届く場所は 変わらないと 動き出してる車輪の音 聞こえ始めた さあいこう 窓に背をむけ 次なるトビラへ 想い続けること 選ぶ答え 信じること 怖がることはない 地図も迷路も通過点 夢に届く日まで いつも理由 探していた キミが描いた地図 ボクラの道 続いていく (Album Long ver.) 夢に届く日まで いつも理由 探していた ボクが描いた地図 キミの航路 忘れないで 季節の終わり 風が告げて 変わる景色 はるかかなたへ 飛び立つ時 待ち焦がれて 見慣れた色の向こう側 光の先には まだ知らぬ 未来の大事 待ってた この手伸ばしたなら 掴めるはず そう思った いつも いつまででも 届く場所は変わらないと ほころぶサクラ 見上げていた 飛行機雲 過ぎ行く日々も 移ろいゆく せつない夜 見えない壁を飛び越えて 駆け出す速さで 今すぐに 遅すぎること 恐れず 一歩踏み出すため 交わす言葉 ためらうけど 青く消えそうな明日 照らすヒカリ 信じている 動き出してる 車輪の音 聞こえ始めた さあいこう 窓に背をむけ 次なる扉へ 想い続けること 選ぶ答え 信じること 怖がることはない 地図も迷路も通過点 夢に届く日まで いつも理由 探していた キミが描いた地図 ボクラの道 続いていく