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892 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02 00 20.49 ID 6YZTehBto 【合宿:3日目 午前5時】 絃「……あふぅ」 菫「ふわぁ……っとすまん」 玄「ふみゅふみゅ……」ウツラウツラ 春「……」コクコク 咏「ううっ……ねみー」 京太郎「皆さん、おはようございます!」 菫「ああおはよう。と言うか朝から元気だな」 京太郎「まぁ普段から早起きしてランニングが日課なもんで」 玄「私も朝早く起きれるけど、ランニングは無理だよぉ……」 絃「凄いですね。私は朝が弱いので……」 春「……」zzz 咏「私も朝はギリギリまで寝てるからねー」 京太郎「とは言え、全員分の朝食作るのには時間かかるんでこれくらいの時間に起きないといけないんで我慢してください」 京太郎「あとはるる、起きろー」 春「……キスしてくれたら起きる」 京太郎・絃・菫・玄・咏「「「「「!?」」」」」 春「……冗談」 京太郎「っ!?当たり前だ、ってか今こそお前が普段食べてる黒糖の出番じゃないのか?」 春「……もう食べた」 春「京太郎も食べる?」 京太郎「じゃあ一応頂いておくか」 京太郎「……うん。何時食べても美味いな」 / / / | ∨ |∨ | l | |./ l | ||V ∨ 斗-l l | /  ̄ \i/ | |i| | l ∨ l\ | l | l | /||! | |l| ⊥ヽ ∨ \\l └‐' || l 自 そ||l l ぃイ l \\>‐'´ x-‐==气 | 慢 れ.l |l l ぃヽ ´ ‐'´勹 |」 l : が{ l ヽ斗 x_=气 ∨二ノ| 〉 |i 〈'´ ) | /// | //\ _ / |i ∧ 乂ン | l | .(つ li ∧ /// ′ | | l lニ⊇|i ∧ . ‐ ァ / | | |/ ̄└ュ | |i ヽ ` | | |l /└‐┘|i ||  ̄ ¨ ―-< /| | 八 894 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02 17 35.11 ID 6YZTehBto 春「……皆もどうぞ」 絃「すみません。ありがとうございます」ポリポリ 玄「ありがとう……うん、美味しい」ポリポリ 咏「この程よい甘さが身体に染み渡るねぃ」ポリポリ 京太郎「あれ?菫さんは食べないんですか?」 菫「あ、いやその私は朝から甘いものはちょっと……」 京太郎「そうなんですか?でも朝は血糖値が低くくなるので、朝から脳を働かせるには食べやすくてすぐに血液に吸収される黒糖はオススメですよ?」 菫「そうなのか?……ふむ。じゃあ私も一つ良いだろうか?」 春「……はい」 菫「すまない。いただきます」ポリポリ 菫「!?」 菫「こ、これは!?」 菫「コクがあって風味が良く、すっきりとした甘さが口いっぱいに広がっていく!」ポリポリ 菫「なのに食べやすくて、いくらでも食べられる気がするぞ」ポリポリ 菫「一体何処の物なんだ!?」 京太郎「それはもちろん――」 春「……喜界島産」 京太郎「200g300円からとお値段もお安くなっています」 春「今なら更にもう一つ付ける」 京太郎「なのにお値段そのまま!」 春「……買うなら今」 菫「買った!1kg頼む」 京太郎・春「「毎度あり」」 895 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02 29 55.64 ID 6YZTehBto 玄「って通販番組みたいになってるよ!?」 絃「弘世さんも1kgも買ってどうなさるんでしょうか?」 咏「太るぞー?しらんけど」ニヒヒ 菫「あ、いやその、照や淡達にもやろうかと思ってだな」アセアセ 春「……大丈夫。黒糖は太らない」 菫「ほ、本当か!?」 春「本当。私が証拠」 京太郎「確かにはるるって四六時中食べてる気がするけど、別に太ってないもんな」 咏「むしろ憎らしいくらいに一部分に集中してるし」 絃「確かに羨ましい限りですね」 / . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . | . . . . . . . . | . . . . . . . . . ゚。 . . . . . . . . . . . . . . . . } } . .| . . . . . . . . | . .| . . .| . . . . | | | . | . . . . // . /| . . . . . . . . | . .| . . .| ... . ゚ | . .| . . . | . . . . . ト、! . . .// . / . . . . . . . | | . .l . . .| |i . . . } | . .| . . . | . . . . . |.ノ`≧ュj/,_./i. . . . . . . jム斗匕} |i . . . | | | . .| . . . | . . . . . | .ノ=云=ミ イ . . ./ノx=云リ jノi . イ / | . .| . . . | . . . . .i|/_人 +ハ / ./ _人 +ハ‘, }. . // j/ . . . .゚, . . .| . . . . .i| マY . oノ マY . oノ/厶イ!{ / . . . .゚。. | . . . . .i| ー'″ `ー'゙ / | | ′ . .___@∨ . . .i| . . . . . . ′ . . . . . | |/ . . . ´ ハ 。 . .八 /ー―‐1 { / | . . ./ 、| ヘ ゚。 . / )、 { } ィ ∧; ┐ おもち…… . / / ̄)/ / . 、 > ゝ--- ′< ノ /// ′ _ | 丁 | |` ミ \ ̄/,,_ |彡"彳/ / .___ | 、__) ー | ,. ┐t'⌒{ } 入 | r v // r― ′! r‐、} '^ | | {ニ=- ∨ _ノ┴ュ'′/ } 〈_/ \ し ー |ニニニ{ニ}ニニニニ} / ,ノ、 rヘ,_〉 } / ニニニィ¨ト=ニニ7 { ‘,  ̄} .. イ∧ /ニニニ/ マニニニ\ , /し' . / ゝ /'⌒ヽ/ マ> ´ \ / i } 913 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 00 56 49.12 ID 8ZDdcHBzo 春「それもこれも黒糖のおかげ」エッヘン 咏「それが本当なら10kgでも買うんだけどねぃ」 絃「それは流石に……その前に病気になっちゃいます」 咏「冗談冗談。健康第一だね」 京太郎「まぁ黒糖の話はここまでにして、朝食作りに入りましょうか」 京太郎「で、問題ですけど皆さん料理の腕前は?」 絃「えっと、私は人並みには出来ると思っていますが……」 菫「も、もちろん 914だ」 玄「わ、私は 915かな?」 春「…… 916」 咏「自慢じゃないけど 917だねぃ」 コンマ判定(コンマ反転) 01~50 出来ない 料理スキル:C (メシマズ) 51~98 出来る 料理スキル:B (メシウマ) ぞろ目44以外 料理スキル:A ぞろ目44 破魔矢発動(振りなおし) 926 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01 12 48.05 ID 8ZDdcHBzo これは酷い。だが安心して欲しい、一応改善の余地は有るから……多分 全員出来ない 菫「も、もちろんその……自信は無いと言うか経験がほとんどないと言うか……」ゴニョゴニョ 玄「わ、私はその料理は板長さんにおまかせしてたから……」 春「……味見係」 咏「自慢じゃないけど出来ないねぃ」アハハ 京太郎「……」 京太郎(もしかしなくても人選ミスった?) 京太郎「ま、まぁ調理そのものは俺と絃さんで何とかなると思いますので、皆さんには下準備をお願いします」 菫「そ、それくらいなら大丈夫だ……多分」 玄「お、おまかせあれ!」 春「……味見なら」 咏「その前に悪いけど、着物の裾締めてくれない?邪魔なんだよねぃ」 京太郎「――と言う訳で絃さん、貴方が俺の最後の希望です」 絃「え、えっと……が、頑張ってみます」アセアセ 929 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01 31 30.94 ID 8ZDdcHBzo 【調理場】 京太郎(どうやら俺が作る事に決まったせいか、あの人は居ないようだ……) 京太郎(あの人が居たら、きっともっと大変だっただろうし良かった) 京太郎(で、肝心の料理内容だが最初はたくさん作ってビュッフェスタイルにしようかと思ってたが無理だな) 京太郎(俺と絃さんだけじゃ、どう考えても数を作れないし……) 京太郎(とは言え最低でも和食と洋食の2種類は作った方が良いだろうから、二人で分担するか) 京太郎「絃さんは和食と洋食、どちらが得意ですか?」 絃「えっと……どっちも同じくらいでしょうか」 京太郎「そうですか。じゃあ俺が 932作りますね」 ※どちらを選んでも大して変わりません。 1.和食 工程【ご飯・味噌汁・魚・漬物】 2.洋食 工程【パン・スープ・目玉焼き・ベーコン】 934 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01 50 25.79 ID 8ZDdcHBzo 洋食 京太郎「じゃあ俺が洋食を作りますんで、絃さんは和食をお願いできますか?」 絃「分かりました。上手くできるかどうかはわかりませんが、頑張ります」 京太郎「お願いします。本当、絃さんだけが頼りなんです」ギュッ 絃「だ、大丈夫だと思いますからその手を離していただけると///」 咏「で、私達はいつまでラブコメを見てれば良いのかねぃ?」 春「……」ポリポリ 菫「ほ、ほら!時間も無いんだから早くしろ!」 玄「そ、そうだよ?早くしないと皆起きちゃうし」 京太郎「す、すみません。えっと、それじゃあ 937さんと 939さんは俺を手伝ってもらえますか」 1.菫 2.玄 3.春 4.咏 942 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 02 18 29.99 ID 8ZDdcHBzo 玄 菫 京太郎「それじゃあ、玄さんと菫さんは俺を手伝ってもらえますか?」 玄「やった!おまかせあれ!」 菫「分かった。……その、よろしく頼む」 京太郎「はるると咏ちゃん先生は絃さんの手伝いをお願いします」 春「ん……分かった」 咏「りょーかい。でもさぁその前にちょっとお願いがあるんだけど」 京太郎「何ですか?」 咏「……その、な?えーっと……」ゴニョゴニョ 京太郎「あのー言いたい事があるのでしたらはっきりとお願いします。時間も限られてますし……」 咏「わ、分かったよ。その……だな///」 京太郎「はぁ……?」 咏「ええい!このニブチン!見て分からないのかねぃ……届かないんだよ!このままじゃ!///」ペチペチ 京太郎「は?……あ、ああ!確かに」 咏「やっと分かってくれたか……。ああは言ったけど、私が料理作れないのはこのせいでも有るんだからな?……本当だぞ?」 京太郎「はいはい、分かってますって。今、台を用意しますから」ニヤニヤ 咏「くっ……その分かってますよー的な顔がむかつくねぃ」 咏「1学期の評価下げてやろうかねー。しらんけど」 京太郎「ちょっ!職権乱用禁止!!」 960 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 01 40 57.90 ID MHoG+ttto 京太郎「ではまず菫さんと玄さんにはこれを」 菫「エプロン?」 玄「あ、これ龍門渕さんの?」 京太郎「ええ。予備ですけど」 京太郎「それから咏ちゃん先生と絃さんとはるるにはこっちを……」 咏「これってあれか、いわゆる割烹着じゃん」 絃「こういうのは初めてですけど、動きやすいですね」 春「……サイズぴったり」 京太郎「三人とも服が服ですし、それにそれを着けてると和食作ってるなぁって気になりません?」 菫「まぁ確かに、何事も形からって言うしな」 玄「皆、お似合いなのです」 咏「ま、確かに私とか滝見は裾が邪魔になるからこっちの方が良いねぃ」 絃「私も裾が長いですから、こちらの方が良いですね」 春「……でも何故京太郎は割烹着がある事まで知ってたの?」 京太郎「!?」ギクッ 京太郎「い、いやぁ偶然見つけたんですよ偶然」 京太郎(い、言えない。メイド服を見つけたときに一緒に見つけていたなんて……) 961 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 02 03 05.16 ID MHoG+ttto 京太郎「と、とにかく時間も無い事ですしすぐに取り掛かりましょう」 絃「そうですね。それではお二人共こちらへ」 咏「へいへーい」 春「……」 京太郎「それではこっちも始めましょうか」 菫「ああ」 玄「うん」 京太郎「ではまずは、パンを焼きましょう」 菫「なんだ、それなら大丈夫だ。パンを焼くくらいなら私にでも出来るぞ」 京太郎「そうなんですか。それは良かった」 京太郎「じゃあこれ、お願いしますね」ドンッ 菫「!?」 菫「な、なぁこれは何だ?」 京太郎「何ってパン種ですが……?あの……もしかして何かおかしなところでも?」 菫「いや、これ自体はおかしくない……いや、やっぱりおかしい」 玄「もしかしてこれ、きょーくんが作ったの?」 京太郎「勿論そうですよ。いやぁ流石透華さんですねー。良い素材使ってます」 京太郎「ま、おかげでちょっと勝手が分からなかった部分も有りますけどね」アハハ 菫「いやいやいやいや」 菫「パンを焼くってまさか……」 京太郎「はい。そこのオーブンで焼くんですよ?」 菫・玄「「ええっ!?」」 964 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 02 49 03.58 ID MHoG+ttto 京太郎「やっぱりパンは焼きたて作りたてが一番ですからね」 京太郎「いやぁ前日に仕込んだ時は大丈夫かなと思いましたが、案外何とかなるもんですね」 菫「いや普通はならないだろう」 玄「もうパン屋になれば良いんじゃないかな?」 京太郎「またまた、ご冗談を」 京太郎「パン屋になるには心を込めたパンが作れないといけませんし……」 菫「……一体何を目指してるんだ?」 京太郎「とまぁ話はこれくらいにして、実際に焼いていきましょうか」 京太郎「まずは麺棒で平たく伸ばしましょう」 菫「ふむ。こうか?」 京太郎「ええ、そんな感じで」 玄「う~ん、難しいね意外と」 京太郎「まぁ初めてなんで、そんなに気合いれずにやってください」 京太郎「出来たら4つに折りたたんで、パン型に入れます」 菫「なるほど、これで焼くのか」 玄「やってみると簡単だね」 京太郎「いやいや、ここからあと30分ぐらい置いておいて膨らましてから焼くんですよ?」 菫・玄「「え?」」 975 名前: ◆UNNCnfZIx6[sage] 投稿日:2013/09/13(金) 00 27 01.30 ID N1D1Vv+yo 京太郎「ではパンが膨らむのを待っている間に野菜スープを作りましょうか」 京太郎「......あの最初に聞きますが、まさか包丁を持つのも初めてとかじゃないですよね?」 菫「ま、まさかこんな年になってなぁ?」 玄「そ、そうだよ?」 京太郎「......本当に?」ジィーッ 菫「うっ......えっと 978です」 玄「わ、私は 980です」 コンマ判定(コンマ反転) 01~30 包丁も持った事がありません 31~70 ほ、包丁くらいは何とか 71~98 自慢じゃないけど包丁捌きには自信が 【料理経験値に+1(10貯まるとレベルアップ)】 ぞろ目44以外 我に斬れるものなし! 【料理経験値+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 988 名前: ◆UNNCnfZIx6[sage] 投稿日:2013/09/13(金) 00 57 27.66 ID N1D1Vv+yo 菫 包丁も持ったことなし 玄 包丁くらいは何とか 菫「うっ……えっと包丁も持った事がありません」 玄「わ、私は包丁くらいは何とか板長さんに教えてもらったから……」 京太郎「菫さん……」アワレミノメ 菫「ち、違うんだ!いや違わないんだが、これには深い訳が有ってだな」 京太郎「……ちなみに聞きますけど、どのような理由が?」 菫「まず、自慢じゃないが私は今まで麻雀に全てを懸けてきた」 京太郎「まぁ菫さんストイックそうですし」 菫「次に小中高と私は全寮制だったのでな。故に料理を作る必要が無かった」 京太郎「分からなくもないですね。けどご実家では手伝いとかは?」 菫「……そしてまぁこれが最大の理由かもしれんが、両親……特に父親が過保護でな」 京太郎「は、はぁ……」 菫「それはもう目に余ると言うか何と言うか……」 菫「怪我したらいけないからって、包丁も持たせてくれなかったんだ……」 京太郎「……今どきそんな父親がいるんですね」 菫「本当、私が嫁にでも行ったら死んでしまうんじゃないかと心配だよ」 京太郎(菫さんと結婚する人、大変そうだな……) 京太郎(いやその前に料理も出来ないと貰い手が――) 菫「……何か言ったか?」ギロッ 京太郎「イエナンデモ」 36 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 07 54.79 ID 8hfKPeoYo 京太郎(しかし……どうするべきか?) 京太郎(包丁も使えない菫さんを何とかするべきか) 京太郎(それとも菫さんには他の事をしてもらい、玄さんと材料を切るか……) 京太郎(なんか菫さんは放っておくと危なっかしそうだし……) 京太郎(でも時間から言えば玄さんと一緒にした方が早いし……) 39 1.菫さんを指導する 2.玄さんと料理する 3.その他(内容併記) 41 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 26 02.90 ID 8hfKPeoYo 菫さんを指導する 京太郎(いやここで菫さんを放っておくと、後々怖いし……) 京太郎(それに高三にもなって包丁も握った事がないのは流石に、ねぇ?) 京太郎「菫さん」キリッ 菫「な、なんだ?」ドキドキ 京太郎「この際です。包丁の扱い方を学びましょう」 菫「は?いやいや、今はそんな事をしてる場合じゃ……」 京太郎「ですがこの機会を逃すと扱えないままですよ?」 菫「そ、それはそうかもしれないが……」 京太郎「……菫さんが料理できないこと、照は知ってるんですか?」 菫「えっと、その……今までは誤魔化してきたから知らないと思う」 京太郎「ぶっちゃけ、あのぽんこつ照ですら料理はそれなり包丁はちゃんと扱えます」 菫「そ、そうなのか?」 京太郎「つまり今の貴方は料理に関しては、あの照よりぽんこつなんですよ!」 菫「!?」 京太郎「その事を照が知ったら――」 -─===‐-ミ ´. . . . . . . . . . . . 、/. . . . . . . . . . . . . . . \. . . . . . . . . . . . ト、 . . . . `、. . . . . . . . .|. . . . | \. . . . ',. . . . . . . |. . . . | \|. . .. . |. . | |. ‐/、|. . l . | -‐. |、. . .. . |. . | |. / |. . 八ノ ハ . | . .. 八. |┬─┬}/ ┬‐┬‐ . . |`ヽ}. /⌒ヽ} | | 三 | | .'. . |. { '└─┘  ̄ └‐┘ l. . |人_ j. . |i. . . .> )‐┤ イ.l 'i. . . i . _;〕ト _/| h ≦. . .| 八/ト、. . |/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/| \{ .,_ \| |/ ハ / ヽ > | ノ / ∧ 照「菫がぽんこつ……」プププ 菫「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」 42 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 50 33.54 ID 8hfKPeoYo 菫「頼む!今すぐ私に包丁の扱い方を教えてくれ!頼む!」 京太郎「だ、大丈夫ですから。そんなに必死に頭を下げなくてもちゃんと教えますし」 京太郎「ですから頭を上げてください」 菫「ほ、本当か?」 京太郎「ええ、任せておいて下さい」 京太郎「そう言う事なんで玄さん。申し訳ないですが、下準備の方をお願いします」 玄「う、うん。下準備くらいなら大丈夫だと思うから、その……頑張ってね?」 京太郎「……何とかして見せます」 京太郎「――と言う訳でまずは包丁を持ってみてください」 菫「こ、こうか?」ギュッ 京太郎「持ち方は特に問題ないですが、無駄に力を入れ過ぎです」 菫「しかしだな……」 京太郎「じゃあ深呼吸して、落ち着いてください」 菫「すーはー」 京太郎「って包丁持ったままやらないでくださいって!!」 菫「す、すまん!」 京太郎「だから包丁はちゃんと置いて!!」 菫「そ、そうだな」ストン 京太郎「だからってまな板に刺さないでくださいってば!!」 京太郎(……前途多難すぎるだろ) 京太郎の指導 45 コンマ判定(コンマ反転) 京太郎の指導により(知力72 + 精神力41 ÷ 4 = 28.25≒28 +28) 01~30 菫さん…… 31~70 まぁこれくらいならマシでしょうか? 【菫の料理経験値+1 10でレベルアップ】 71~98 やれば出来るじゃないですか! 【菫の料理経験値+3 好感度+1】 ぞろ目44以外 あれはSSS(シャープシェフスミレ)!? 【菫の料理経験値+5 好感度+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 48 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02 18 47.42 ID 8hfKPeoYo 12 + 28 = 40 まぁこれくらいならマシでしょうか? 京太郎「まぁこれくらいならマシでしょうか?」 菫「そ、そうか」 京太郎「一応素材を切る事は出来ましたし」 京太郎「と言っても明らかに大きさがバラバラですけど」 菫「うっ……」 京太郎「まぁ包丁を初めて握ってこれなら大丈夫でしょう」 菫「そ、そうだよな!」 京太郎「ですが一口に切るといっても、繊切り、針切り、みじん切り、あら切り、ぶつ切り、乱切り、笹がき、輪切り、筒切り、小口切り、斜め切り、削ぎ切り、半月切り、いちょう切り、拍子切り、短冊切り、さいの目切り、あられ切り、隠し包丁、桂むき、飾り包丁、飾りきり、面取り、切り違い、手綱切り、花形切り、菊花切り、茶筅切りと有りますが」 菫「……は?」 京太郎「まぁこれらはこれから覚えていけば良いですからね?俺も手伝いますし」 菫「そうか……」ホッ 菫「って京太郎も手伝ってくれるのか?」 京太郎「当然です。乗りかかった船ですし」 京太郎(それに教えた手前、怪我でもされたら困るし……) 菫「そうかそうか……。うん、頼んだぞ♪」 京太郎「?ええ、まぁ任せてください」 58 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 16 21.32 ID zyNSNUAgo 玄「きょーくん、こっちは出来たよー」 京太郎「あ、すみません玄さん。一人で任せてしまって……」 玄「大丈夫大丈夫。これくらいは平気だから」 玄「そっちはどう?」 京太郎「まぁ……なんとか?」 菫「ほら見てくれ松実妹、この通り包丁捌きも――」ビュンビュン 玄「ひっ!?」ビクッ 京太郎「だーっ!だから包丁を振り回すのは駄目ですって!!」 菫「す、すまん……」 京太郎「包丁が扱えるようになって嬉しいのは分かりますが、はしゃぎ過ぎです」 菫「……面目ない」シュン 京太郎「玄さんにも謝ってくださいね」 菫「本当にすまない」ペコリ 玄「あ、いえ私は気にしてないですから良いですよ」 京太郎「とにかく、時間も余りありませんし一気にベーコンと目玉焼きを作りましょう」 一緒に作るのは 61 1.菫 2.玄 62 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 29 34.24 ID zyNSNUAgo 玄 京太郎「それでは俺は玄さんとベーコンと目玉焼きを作りますんで、菫さんはスープの鍋を見ててください」 菫「わ、分かった」 京太郎「……一応言っておきますが、見ると言うのは本当に見てるだけじゃなく、時々鍋をかき混ぜたり火加減を見たりするんですよ?」 菫「だ、大丈夫だ。そ、それくらい分かってたぞ?」 京太郎(……嘘だな) 玄(嘘だね) 菫「な、何だその疑いの目は?えーい!絶対成功させてやるからな!!」 京太郎「いやただ単に鍋をかき混ぜていただければ良いんですけど……」 63 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 38 35.71 ID zyNSNUAgo 京太郎「……本当に大丈夫かなぁ」 玄「えっと……私も菫さんの事は言えないけど多分大丈夫なんじゃないかなぁ?」 京太郎「まぁ菫さんも心配ですけど、今は玄さんの番ですからね」 玄「は、はい!」 京太郎「ベーコンは良いとして、卵……割れます?」 玄「うぅ~馬鹿にしないでよ。卵ぐらい――」 66 コンマ判定(コンマ反転) 01~30 スベって転んでおでこで割る 31~70 多少殻が入ったものの合格点 【玄の料理経験値+1 10でレベルアップ】 71~98 やれば出来るじゃないですか! 【玄の料理経験値+3 好感度+1】 ぞろ目44以外 あれは阿知賀のドラゴンロード!? 【玄の料理経験値+5 好感度+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 68 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 55 59.71 ID zyNSNUAgo スベって転んでおでこで割る 玄「あうっ!?」ステッ 京太郎「あ」 玄「イタッ!」グシャッ! / . / / /. | | ヽ /. . ./ . . / /. . /| . . . . . . |. . .|. . . |. | . i. . . .i . . . . / /. . . i/ i_;. イ| . . | . . |. . .ト. .;_|. | . |. . . .i . . . . . /) / / . . i . . i/| . . |八 . 八. . . .|. . .|. . /|/\|. . . .i. . . . .i 〈 <00 rュ φ . ./ . .i . . i 斗テ宀ミ . . . \. .∨斗宀弌ミ /j| . . j . i . .| \) ∩┌─ 、 ○ o . ./i . i . . 〃 んuノハ \|\|\| んuノハ ∨|. . .リ. . i . .| ⊂ニ ⊃  ̄)丿 {. . ;. i . 人 . {i { .. .. } { .. .. } レ. . . .i. . i . .| ( ○ | / __ __ xく '| . i . . . .ト、| とつ_ノ ゝ._(つo厶ィj . i. . i 八  ̄∪ \ ゙っ) / . . . . / | . i . . . .i |//// ′ ////| ! . i. . i . . . 、 '⌒ア. . .ノ ノ . i . . . 从 从 ノ. 八 . . . \ 玄「あぅあぅ……」ベチョーッ 京太郎「く、玄さん大丈夫ですか!?」アタフタ 玄「おでこいたいよー……ぬるぬるするよぉ……」エグエグ 京太郎「ほら、これで早く拭いてください」 玄「ありがとう」ゴシゴシ 70 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 02 11 58.21 ID zyNSNUAgo 京太郎「……まったく、どうしておでこで割ろうなんて事を」 玄「ち、違うよぉ。あれはたまたまスベって転んで割っちゃっただけで……」 京太郎「あはは。分かってますってば」 京太郎「でも本当に大丈夫ですか?結構な勢いで打ち付けましたけど」 玄「えっと……ちょっとまだヒリヒリするかも」 京太郎「ちょっと良いですか」ファサッ 玄「えっ?」 京太郎「うーん、切れたり怪我したりはしてないですけど赤くなってますね」ジッ 玄「ううっ///」 玄(ち、近いよきょーくん。でも真剣に私を心配してくれてるんだね///) 京太郎「あれ?何か益々赤くなってるような……。ちょっと計りますね」ピトッ 玄「!?///」 / .. .. .. / . . . . . . . . . . . ./ | . . .ハ . . . j . . . .} ゚。 |\ . . . . .| .. 。 .. .. .. .\ / .. .. .. / . . . . . . . /|__;.ム斗 ./ | . . .し . .;\_} . |__ ゚。. . . .| . ..゚。 .. .. \ .゚。 / .. .. .. / .i . . . i . /│ ./ | .′ | . . . . . ./ Ⅵ 。 . . | . . .. 。 .. .. .. }ⅵ /....... . ., . . . | . . . レ彡| ./三ミ {、 | . . . ./ 彡=リ三ミト、 . .| . . . . ゚ .. .. .. | リ / .. .. . . ′ . .| . ./〃 リ リヾ 、 . . . ./.〃 ヾ 、リ . . . . i .. .. ..| / .. .. . . イ . . . . .| /il{ }li } . ./ il{ }li | . . . . | .. .. ∧ / .. .. ./ |. . . . . リ il{ }li l/ il{ }li | . . . .| . . .. .∧ / .. ./.. . . .|. . . . . .| ミト、 ィj/ ミト、 ィj/ | . . . .| . . . .. .∧ j ./ . .. . . . .| . . . . . | ゞ=====彡 ゞ=====彡 │ . . .| . . . . .. ∧ イO/ . .. . . . . .| . . . . . |////////////////{ . . . .| . . . . . .. ..∧ / ..// . .. . . . . . .| . . . . . |、 r――――― 、 ι ノ . . . .| . . . . . . . .. ∧ / .. ..// .. .. . . . . . . .| . . . . . | .\ ι | | イ | . . . . .| . . . .゚ , . . .. ..∧ / .. .. ..// . .. . . . . . . . . | . . . . . | . . 个 . . ノ ---―‐ ____} . . 个 . . .| . . . . .| . . . . . ゚。 . .. .. ∧ 〃 .. /|〃 . .. . . . . . . . . . | . . . . . | . . . .ハ . . .≧==- __ -==≦ .ハ. . j . . . .| . . . . .| . . . . . . |i .. . . . .∧ / ../ l/ .. . . . . . . . . . . . | . . . . . | . . / } . . . . / { } \ . . . / }. . . . . | . . . . .| . . . . . . }ト . .. .. ..∧ 京太郎「う~ん、ちょっと高いですね。もしかして風邪引いたんじゃ――ってあれ?玄さん?」 玄「きゅ~」プシューッ 京太郎「え?ちょっ、玄さん!?玄さん!大丈夫ですか!?」 82 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 00 45 29.17 ID D6I04Nl6o 京太郎「大丈夫ですか?玄さん。いきなり倒れるから心配しましたよ」 玄「ご、ごめんね」 京太郎「まぁ大丈夫そうだから安心しましたけど……」 京太郎「でも念の為に休んだ方が良いんじゃ?」 玄「だ、大丈夫だよ。ほらこの通り!」ブンブン 京太郎「はぁ……でもさっき熱が――」スッ 玄「だ、ダメッ!!///」サッ 京太郎「へ?」 玄「本当に大丈夫だから!時間も無い事だし続けよう?ね?」アセアセ 京太郎「分かりました。玄さんがそう言うなら……」 京太郎「でも本当に調子が悪い時は言ってくださいよ?」 玄「う、うん///」 京太郎(大丈夫かなぁ?まぁ注意して見てよう) 京太郎(……でもさっき露骨に避けられたのはちょっとショックかもなぁ)ズーン 玄(ううっ……///) 玄(きょーくんってば不意打ちが過ぎるよぉ) 玄(まだドキドキしてるし、さっきもう一度されそうになった時に思わず全力で避けちゃった) 玄(気にしてないと良いけど……) 83 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 00 28.79 ID D6I04Nl6o 【数分後……】 京太郎「とりあえずベーコンと目玉焼き出来ましたね」 玄「うん……ちょっと焦げたりしちゃったものも有るけど」 京太郎「……まぁその辺りはご愛嬌と言うか、目玉焼きが潰れなかっただけ良かったと思いますよ」 京太郎「ただし一部除く」 玄「あうっ」タジタシ 京太郎「あはは。冗談ですよ」 玄「もう!いじわる……」 菫「……仲の良さそうなところ済まないが――」 京太郎・玄「「!?」」ビクッ 菫「そろそろパンを焼く頃だと思うが?」ジロッ 京太郎「そ、そうですね」 京太郎(やべー菫さんの事すっかり忘れてた……) 86 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 21 38.34 ID D6I04Nl6o 京太郎「それではパンを焼いていきましょうか」 京太郎「十分に熱したオーブンにパンを入れて、約30分ほど焼いていきます」 京太郎「……」 菫「……」 玄「……」 京太郎(……焼いてる間の沈黙が気まずい) 京太郎(な、何か言わないと) 89 1.それにしても二人とも、予想よりは酷くなくて安心しました 2.菫さん、スープはどうですか? 3.玄さん、おでこ大丈夫ですか? 4.絃さん達はどうかなーっと 5.その他(内容併記) 91 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 38 15.54 ID D6I04Nl6o 菫さん、スープはどうですか? 京太郎「えっと、あの……菫さん、スープはどうですか?」 菫「ん?あぁ大丈夫だ。言われたとおり、見ながらかき混ぜてたぞ」エッヘン 京太郎「ありがとうございます。じゃあちょっと味見して味を調えましょうか――」パカッ スープ「具?何それ?刹那で忘れちゃった」 京太郎「……」 菫「どうだ。ちゃんとかき混ぜて綺麗になってるだろ?」 京太郎「…… 94」 1.そ、そうですね…… 2.菫さん。そこに正座 3.よ、良く出来ました(ナデナデ) 4.その他(内容併記) 97 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 53 51.29 ID D6I04Nl6o 菫さん。そこに正座 京太郎「……菫さん。そこに正座」 菫「え?」 京太郎「良いから正座してください」 菫「な、何故だ?」 京太郎「正座!」 菫「は、はい!」ビクッ 京太郎「……俺は確かに菫さんに火加減に注意してかき混ぜてくださいとは言いました」 菫「ああ、だから私はちゃんとかき混ぜて――」 京太郎「かき混ぜ過ぎです!なんでスープの具が無くなってるんですか!?」 菫「いやだってかき混ぜてたら段々……」 京太郎「どんだけかき混ぜたら具が無くなるんですか!?」 京太郎「ってか無くなって来てるのが分かってたなら止めると言う選択肢は無かったんですか?」 菫「だ、だって京太郎がかき混ぜろって……」 京太郎「言いましたが時々、しかも具がなくなるまでかき混ぜろとは言ってません!」 菫「ううっ……」 98 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 02 08 01.00 ID D6I04Nl6o 京太郎「俺より年上なんですから、それくらいは分かると言うか作ってて変だと思うくらいの事は……」ブツブツ 玄「きょーくん、きょーくん」ツンツン 京太郎「大体――ってどうしました玄さん?」 玄「えっと、その……」チラッ 菫「ぐすっ……だって京太郎が見てろって言うから私は」グスグス 京太郎(げぇーっ!?やり過ぎた?) 京太郎(ってかまさか菫さんがこんなに打たれ弱いとは……) 京太郎(ど、ど、ど、どうしよう?) 101 1.で、でも料理は味ですから味さえ良ければ…… 2.えっと俺も言い過ぎました。ごめんなさい 3.いい年して泣けば許されると思ってるんですか?(ドSの目) 4.その他(内容併記) 106 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 02 33 53.07 ID D6I04Nl6o えっと俺も言い過ぎました。ごめんなさい+何かあったら気軽にオレを頼ってください! 京太郎「えっと……俺も言い過ぎました。ごめんなさい」 菫「ふぇ?」 京太郎「よく考えれば料理初心者の菫さんに対して、詳しい説明を怠った俺が悪いです」 京太郎「火加減に注意してかき混ぜろと言っただけで、中身の事に関しては言ってませんでしたし……」 菫「いや……だが……」 京太郎「ちゃんと側に居て指導するべきでした。本当にごめんなさい」 菫「その……こちらこそ取り乱してすまない」 菫「ちゃんと出来たと思って浮かれてしまっていた。よく考えれば、あれだけ野菜を切っておきながら具の無いスープなんてありえないしな」 菫「本当にすまなかった」ペコリ 京太郎「良いんですよ、さっきも言ったとおり悪いのは俺で……」 菫「いや私が!」 京太郎「俺が!」 菫「私!」 京太郎「俺!」 玄「すとーっぷ!」 玄「もう!二人ともそこまでなのです」 玄「どっちが悪いかじゃなくて、どっちも悪かったと言う事で終わりにしよう、ね?」 菫「……松実妹がそう言うのなら」 京太郎「分かりました。でも今後何か疑問があったら気軽にオレを頼ってくださいね?」 菫「分かった。そうさせてもらうよ」ニコッ 玄「うん。これで仲直り成功なのです♪やっぱりみんな仲良しが一番だよ」ニコニコ <<前に戻る|6月へ|次に進む>>
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特別編 side千里山 京太郎と竜華が付き合ってます △月□日 竜華さんと付き合い始めてしばらく経った 本当に俺にはもったいないくらいのいい人である が、エロいことができない 竜華さんが嫌がってる訳でもなく、俺はむしろいつでも来い、なんだが なんだろう、いざそういう雰囲気になると誰かに見られている気がする この前はふと横を向くと、ちっさい怜さんが見えた 何かの見間違いだとは思いたいが、明らかにこちらを見ている小さい怜さんのせいで、続きをできない 別に竜華さんも不満を言ったりはしないが、これでは駄目だろう あの小さい怜さんをなんとかするべきか。でも竜華さんに言うべきか? 小さい怜さんが見えますって?言える訳がない どうすればいいんだ 竜華「……怜ぃー……やっぱあんたやったんか……」 怜「いややなー。邪魔しとる訳やないで?」 セーラ「いや明らかに邪魔やん」 怜「ちゃうで。ちょっと見たかっただけや」 泉「それホンマ邪魔ですやん!?」 浩子「そんな覗き見みたいなことでオカルトせんでくださいよ」 怜「命がけの覗き見……かっこよくない?」 セーラ「命がけって付くと、なんかすごい感じするな」 竜華「せんよ!ホンマ邪魔やから!!」 怜「セーラー。竜華が京太郎とエロいことしたい言うていじめるー」 竜華「な!?そ、そんなん言うとらんやん!!」 怜「えー。今のはなぁー」 竜華「怜ー!!」 浩子「完全に遊ばれとるな」 泉「京太郎くんも苦労しそうですね」 カンッ!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362651685/ 和「だってあの咲さんですよ」 京太郎「どの咲さんだよ…」 和「皆が学食でワイワイキャッキャウフフしてる時に校内の片隅で一人で本読んでる咲さんですよ!」 京太郎「あー」 和「私やゆーきより昼寝を優先する咲さんですよ!?」 京太郎「おぉ、もう…」 和「どうやってあの咲さんと仲良くなったんですか!」 京太郎「いや、知らんし」 和「案外私が咲さんと結ばれるための手がかりはそのへんに隠されているのかもしれません」 京太郎「諦めろ和。今のあいつには、照さんしか見えてねえよ」 和「知り合いなんですか?」 京太郎「面識はあるけど知り合いってほどではないって感じで」 和「やはり咲さんの過去を知ることは大きなアドバンテージなのですね…!」 京太郎「多分そうでもないと思うぞ、あいつの過去的に考えて」 和「…まあ、あまりいい思い出はないようでしたしね…」 和「ともかく! 須賀君、咲さんとの馴れ初めを教えてください! 私の輝かしい未来のために!」 京太郎「馴れ初めってまた大げさな。えっとだな、家が近かったから昔から知り合いではあったんだ」 和「咲さんは、中学で同じクラスだったと言ってましたが」 京太郎「家は近かったけど校区が違ったもんでな。同じクラスだったのは確かに中学生の頃だよ」 和「ほう」 京太郎「んで、たまたま中一の時に同じクラスになってだな…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「あ、京ちゃん。同じクラスになったんだね」 京太郎「んあ? あぁ、咲か」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「おかしいです!」 京太郎「何が!? 人の過去にケチつけられても困るんですけど!」 和「私なんて『は、原村さん(怯え)』って感じのスタートですよ!? なんでいきなり渾名呼びなんですか!」 京太郎「だから小さいころから面識はあったって言ったろ」 和「ぐぬぬ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「何か委員会に入らなきゃいけないんだって。どうしよう」 京太郎「俺は仲良くなった奴がいるからそいつと一緒に体育委員やるつもりだけど」 咲「もう仲のいい子が出来たの? 京ちゃん凄いね」 京太郎「人と仲良くなることだけなら自信があるぜ」 咲「私は…どうしよう…あわわわわ」 京太郎「落ち着け咲、お前の得意なこととか好きなこととかが出来る委員会やればいいだろ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「だからってこれは仲良すぎやしませんか!」 京太郎「知らんし」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「私…本読むのが好きなんだけど…」 京太郎「いいじゃねえか、隣の席の奴にでも本の話振ってみれば?」 咲「そ、そんなの無理だよう!」 京太郎「人見知りかいっ。ったく、しゃーねーなー…」 京太郎「はいはーいっ、俺図書委員やりまーすっ」 先生「ん、じゃあ図書委員は後二人な」 咲(京ちゃん…) 京太郎(これでいいだろ、ほらっ) 咲「う、うんっ。あ、あああのっ、私も図書委員やります…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「イケメンですかっ!!」 京太郎「何その突っ込み。なんで俺は褒められながら突っ込まれてるの」 和「どうしてもちょっとエッチな雑用の須賀君と須賀君の回想の中の須賀君が結びつかないんですけど」 京太郎「酷い言われよう」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 友人「ったく、話が違うだろ須賀ー」 京太郎「悪い悪い、咲があんまり人見知りなもんだから」 咲「ごっ、ごめんなさいぃ…」 友人「あー、いいよ別に。どうせ何やっても面倒臭いんだから、何委員でも良かったし」 咲「でも、その…」 京太郎「まーまー、せっかく同じ委員になったんだし仲良くやろうぜっ」 友人「それな。よろしく宮永さん」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「めっちゃいい人じゃないですか友人さん!」 京太郎「ちなみに1話の彼とは別人だ」 和「1話の彼とは?」 京太郎「俺と咲を夫婦扱いしてからかってきた奴」 和「始末してきます」 京太郎「和さん落ち着いて」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「京ちゃん、本棚の上のほうに手が届かなくて…」 咲「京ちゃん、ちゃんと勉強してるのー?」 咲「京ちゃん、一緒に帰ろうっ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「依存か何かですかッ!!」 京太郎「落ち着いて和さん」 和「おかしいでしょう! さっきの流れなら人見知りを克服して他の友人がどんどん増えてく感じでしょう!」 京太郎「それは俺も思った」 和「咲さんを甘やかし過ぎたんじゃないですか?」 京太郎「それはあるかも…何かあったらすぐ頼ってきたし」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「咲ー、メシ食おうぜメシ。クラスの奴誘ってあるから皆でさ」 京太郎「咲ー、文化祭俺とお前で小道具係やろうぜ。楽そうだし」 京太郎「咲ー、運動会どうするよ。お前運動苦手そうだけど、どれ出たい?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「ほらやっぱり!」 京太郎「うん、我ながらこれは…」 和「保護者か何かですか!」 京太郎「逆に考えるんだ和、咲を攻略するにはそれくらいしなければならないんだと」 和「はっ!」 京太郎「いやまぁ適当だけどさ」 和「結局咲さんを攻略するにはどうすればいいのか…」 京太郎「いや、知らんし」 京太郎(むしろ和を攻略したいのに和から他の奴を攻略する話聞かされる俺の身にもなってほしいの) 和「こっ、これからも咲さんを攻略し隊の一員として私の情報を提供してもらいますからね!」 和(こっちの態度がこれなのも問題なのかもしれませんが…いい加減、察してくれてもいいと思います!) 京和『はぁ…』 京和(溜息つきたいのはこっちなんですけど!?) 咲「…相変わらず仲いいなぁ二人とも」 和「さあ! 今日も聞かせてもらいますよ須賀君! 中学時代の咲さんの話を!」 京太郎(目的が「咲と仲良くなれるコツを知る」から「咲の過去を知る」に変わっちゃってるけどいいのかな) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「運動会だー」 咲「だー」 京太郎「とりあえずお前は足速くなくても運次第でどうにかなる借り物競争に登録しといたから」 咲「う、うん。頑張るね京ちゃん」 京太郎「おう、頑張れ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「もう嫌な予感しかしないんですけど!」 京太郎「お察しの通り、咲が俺を借り出したぞ」 和「もうやだ! ちなみにお題は?」 京太郎「輝いてるもの」 和「ああ、髪の毛的な意味ですか」 京太郎「そう思いたいな」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 友人「文化祭で劇とかだるいなぁ」 京太郎「もっと楽な出し物あるだろうになぁ」 友人「でも、咲ちゃんヒロインにすれば可愛いんじゃね?」 咲「むっ、無理だよぅ!」 京太郎「こいつが台詞覚えられると思うか?」 友人「あー」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「友人さんまで名前呼びになるくらい仲良くなってるじゃないですか!」 京太郎「俺頑張った。委員会一緒になった奴とは咲も俺抜きで話せるまでになったぞ」 和「普通でしょそれくらい!」 京太郎「普通じゃないんだよ咲の場合!!」 和「完全に保護者目線ですね」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「大道具小道具は本番楽でいいね」 咲「京ちゃん、一緒に回ろうよ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「ベタなフラグゥゥゥ!!」 京太郎「落ち着いて和さん」 和「どうせこの後一緒にお化け屋敷入ったりするんでしょう!?」 京太郎「よくお分かりで」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「ひぅっ、怖い、怖いよ京ちゃん!?」 京太郎「中学の文化祭の出し物にしては本格的だな」 咲「ふええええっ!?」 京太郎(それでもこいつはビビり過ぎだと思うが) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「もうなんなんですか、須賀君なんて爆発すればいいんですよ」 京太郎「理不尽すぎる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「あ、焼きそば。おいしそう」 京太郎「こういう時の露店の食い物ってやたらうまそうに見えるよな」 咲「あ、わたあめも…」 京太郎「両方食べたいけど本買うためのお小遣い足りなくなるとか思ってるだろ」 咲「はう!?」 京太郎「片方買ってやるよ、半分こしようぜ」 咲「あ、ありがとう京ちゃん!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「またイケメン行動! 須賀君のくせになんなんですかもう!」 京太郎「理不尽すぎる」 和「どうせ高いほうを須賀君が買ったんでしょう!」 京太郎「よくお分かりで」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「もうすぐ卒業だね、京ちゃん」 京太郎「長いようで短かったな」 咲「うん…ありがとうね、色々」 京太郎「お前の友達を増やそう計画は長いようで普通に長丁場だったな」 咲「うぅ…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「3年間一緒のクラスでずっと仲良しとかなんですかそれ爆発しろ!!」 京太郎「落ち着いて和さん、口調崩れてる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「京ちゃん、高校どこ受けるの?」 京太郎「んー? まぁ清澄かなー。近いし」 咲「わ、私もそこにしようかなぁ」 京太郎「おいおい、ちゃんと考えなくていいのか?」 咲「図書室の蔵書が近場の他の高校よりは多いらしいし…」 京太郎「そういえばお前はそういう奴だったな」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「これもう絶対須賀君を追ってここに来た感じじゃないですか!!」 京太郎「いや、図書室の本っつってんだろ」 和「どう聞いてもそっちが口実だとしか思えないんですけど!!!」 京太郎「つーかさ、もうこれ聞く必要なくね?」 和「なっ、なんでですか! 私と咲さんが結ばれるための研究は…!」 京太郎「いやだってさ、聞いたところで再現できるもんでもないし」 和「うっ」 京太郎「そもそも時期も関係も性別すら違うから同じことしたところで同じ結果にはならんだろ」 和「ううっ」 京太郎(いい加減、想い人が他の奴を攻略するための話に付き合うの辛いのよね) 和「だ、だって…咲さんと須賀君がしたこと、私だってしてみたいんです…」 和(須賀君と) 京太郎(咲とか…) 京和『はぁ…』 京和(だから溜息つきたいのはこっちだってーの!!!) 咲「ほんと仲いいなぁ二人とも」 和「というわけで私と咲さんが結ばれるための研究の一環として出かけますよ!!」 京太郎「もうこの子末期なんじゃないかな」 和「咲さんが喜びそうなところというと、やはり本屋でしょうか」 京太郎「うーん。本読むだけなら図書館で済むし、よほど買いたい本がない限り本屋に咲が行くことはなかったような」 和「じゃあどうすればいいんですか!!」 京太郎「いやだから、何度も言ってるけど知らんし…」 和「須賀君が咲さんと仲良くなったときのことをそのまま教えてくれればいいんですよ!!」 和(あの仲の良さは絶対無自覚なデートとかまでやっちゃってるはずです! つまりそれを再現してもらえば…須賀君とデート…) 京太郎「いや、だから知らんってば…」 和「ええい、こうなったら咲さんの心を射止められそうなデートスポットを見つけるまで…つ、付き合ってもらいますからね須賀君!!」 京太郎(ま、和とデートごっこ出来ると思えば我慢できるかなー) 和(つ、付き合うってワードまで出したんだからそろそろ察してくださいよ!) 京和『…はぁ』 京和(だから溜息つきたいのはこっちなんだってばぁぁぁ!!!!) 和「と、というわけで須賀君! 今週末も出かけますよ!」 京太郎「えー…先週もその前も出かけたじゃねえか」 和「私と咲さんが結ばれるための研究が一向に進んでいないんだから仕方ありません!」 京太郎「あーもう分かりましたよ! でも優希がタコスタコスうるさいから途中でスーパー寄って食材買わせてもらうからな」 和「須賀君こそ、咲さんが気に入りそうなファッションを知るために服選びに付き合ってもらいますよ!」 京太郎「はいはい」 和(そこで作ったタコスを私に食べさせてくれたりしたら嬉しいのに…) 京太郎(そこで嘘でもいいから俺好みのファッションって言ってくれたら嬉しいんだけどなあ) 京和『はぁ…』 京和(だから溜息つきたいのはこっちだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!) 咲「ほんと京ちゃんと和ちゃんって仲いいよね」 京太郎「どこがだよ。俺はあんまりにもあんまりな級友の発言に心が折れそうだよ」 咲「暇さえあればいっつも二人で話し込んでるじゃない」 京太郎「咲はフラグを立てたい子が別の子にフラグ立てる手伝いさせられる俺の気持ちを考えるべき」 咲「ほんと京ちゃんって気が効くわりに察しが悪いよね」 京太郎「男にレズカップル成立の手伝いをさせようとする子の気持ちなんてそうそう察せるもんじゃないと思うの」 優希「のどちゃんがここまでヘタレだったとは知らなかったじぇ。正直見損なったじぇ」 和「し、仕方ないでしょう! 引っ込みがつかないんですよ!」 優希「まさかのどちゃんがノンケになるとは、この優希さまの目を以てしても見抜けなかったじょ」 和「茶化さないでください!」 優希「いやでも、毎日二人で話し込んでて週末には一緒に出かけるって客観的に見てこれカップルじゃないか?」 和「うぅ……実態が伴ってないのが問題なんです」 優希「だったら実態を伴わせればいいんだじぇ」 和「さっきも言ったけどもう引っ込みがつかないんですよぅ!」 和「と、というわけで、す、須賀君…ここ今週末、一緒に出かけ…ませんか?」 京太郎「今日は勢いがないな、和」 和「こ、今回は…その、咲さん研究ではなく…日頃のお礼、ということで…」 京太郎「なんですとっ!?」 和(本当にこれでいいんでしょうねゆーき…! 駄目ならあなたを恨みますよ…) 京太郎(え、和が咲目当て以外で俺に話しかけてきただと…SOA! これは俺が見ている都合のいい夢に違いない!) 和「ま、毎日咲さん研究に付き合ってもらっていますし…」 京太郎「でっ、デートとかんがえてよろしいんでひゅかっ!?」 京太郎(噛んだ、しにたい) 和「そ、そそそういうことですっ」 和(どもった、しにたい) 京太郎(そんなわけでものっそいオシャレ頑張って出かけてみたはいいものの) 和(か、会話が続かない…!?) 京太郎(おかしい、普段は気付いたら一時間くらい話し込んでたりするのに) 和(うぅ、普段から咲さんをダシにしていたツケが回ってきたということでしょうか…) 京太郎「あー…そうだ、飯でも食いに行くか」 和「そっ、そうですね…」 京太郎「あー、もうすぐ新人戦か…うぅ、こないだの個人戦みたいにトビ終了は嫌だな…」 和「そ、それなら私が特訓してあげます。いつも相談に乗ってもらっているお礼、ってことで」 京太郎「ははっ、そのお礼が今日のデートじゃないのかよ。でもありがとな」 和「はぅ、い、いきなり頭を撫でないで…」 京太郎「あ、ごめんつい。癖だ、癖」 和(…いつも咲さんを撫でてたってことでしょうかね) 京太郎「んじゃ、せっかくだし映画でも見に行くかー」 和「そ、そうですね…とはいっても、どんなのがやってるか分からないんですけど」 京太郎「俺も。適当に面白そうなの選んでくれよ、和」 和「は、はい。じゃあ……」 イッショニタノシモウヨ!! ゼンブゴッタオス!! 和(百合ものだったしにたい) 京太郎(やはりレズピンクか…) 京太郎「お、面白かったなぁ。終盤の逆転劇は燃えた」 和「あ、あの、勘違いしないでください須賀君。別にあれを狙って選んだわけではなくてですね」 京太郎「今更勘違いも何もないだろ。別に軽蔑したりしないって」 和「いや、あのっ、そうじゃなくて…」 京太郎「よーし、じゃあ今日のお礼に中学の時のアルバムでも見せてやろうか? 何か思い出すかも――」 和「違うんですっ!!」 京太郎「…和?」 和「…違うんです。もう本当は、咲さんの研究が目的じゃなくなってたんです」 京太郎「何、を…」 和「最初は、ただ咲さんに近づく口実のためだった」 和「けど、聞くたび会うたび話すたび、あなたのことを知って…あなたに惹かれていく自分がいた」 京太郎「何を、言って…」 和「…好きになってしまったんです、あなたのことが」 京太郎「――え?」 和「今更虫のいいことを言っているとは思います。けど、それでも…」 和「原村和は、須賀京太郎君のことを――わぷっ」 京太郎「…今更冗談とか言っても、遅いからな」 和「なっ、何をっ」 京太郎「一度しか言わないぞよーく聞け! 俺はずっとずっとずーっと、和のことが好きだった!!」 和「」 京太郎「だから、おお俺と付き合って下さいっ!!」 京太郎(どもった…しにたい…) 和「…わたしもでひゅっ」 和(噛んだ…しにたい…) 咲「で、付き合うことになったと」 京太郎「我ながら急展開だったと思う」 咲「見てたこっちとしては牛歩もいいところだよ!」 京太郎「マジか」 咲「大マジだよ」 京太郎「マジか…ま、いっか。あ、和に呼ばれてるからもう行くわ」 咲「いってらっしゃい」 京太郎「おう。今日はこの卒業アルバムを見せないと…」 咲「昔話という名の黒歴史暴露は続けてるの!? やめてよ!!」 優希「はっはっは、私の策は見事的中だったようだなのどちゃん!」 和「ドヤ顔が腹立たしいですが反論できないのが悔しいです」 優希「京太郎がのどちゃんにベタ惚れなのは見てて丸分かりだったしなぁ」 和「分かりませんよ普通は!」 優希「いや、分からないのどちゃんが異常なんだじぇ。前々から鈍感だとは思ってたけどここまでとは」 和「ぐぅ」 優希「自分のことが好きな奴を別の奴との恋愛相談に付き合わせるなんて、のどちゃんは中々の鬼畜だじぇ」 和「ぐぬぬ…ええい、事が済んでしまえばこっちのものです。京太郎君と待ち合わせがあるので失礼します」 優希「いてらー」 和「きょ、今日も咲さんの情報と引き換えに一緒に学食に行きますよ…きょ、京太郎君!」 京太郎「はいはい分かりました分かりました! ただし日替わりのレディースランチは頼んでもらうからな!」 和「分かってます! 急ぎますよ京太郎君、昼時は席が取れないんですから」 京太郎「おうよ! そういえば弁当忘れるなんて珍しいな和」 和「きょ、京太郎君と一緒に食べたかったんでひゅっ!」 和(噛んだ! しにたい!) 京太郎「そっ、そそそりゃうう嬉しいな!」 京太郎(どもった! しにたい!) 咲「…仲いいなぁホントに」 優希「全く、手のかかるカップルだじぇ」
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晴絵「というわけでみんなの女子力をアップさせるために、これから全女性陣をターゲットにした恋愛講座を開きたいと思います」キュッキュッ 晴絵「題して赤土晴絵のLegendaryloveTechnique講座!!」ババーン 穏乃「な、なんかかっこよさそー!」 憧「いや、ていうかさすがにそのネーミングセンスは……」 晴絵「こ、細かいことはいいでしょ!///」 玄「ちょっとだけドキドキするね、おねえちゃん」 宥「う、うん……あれ、そういえば京太郎くんは?」 玄「あれ……そう言われれば今日は一回も姿を見てないね、ねぇ灼ちゃ」ビクッ 灼「無い、ありえない、ハルちゃんが男性経験豊富だなんてそんなオカルトありえない……ふふ、ふふふふ……」ブツブツ 玄「灼ちゃん!しっかり、灼ちゃん!!」ユサユサ 灼「はっ!?な、なに、クロ……どうかした?」 玄「京太郎くんの姿が見えないからどうしたのかなぁーと思いまして」 灼「京太郎なら今日は風邪引いて寝込んでるよ、明日には学校に来れるって」 玄「なんと」 宥「風邪かぁ……風邪引いてるときって体がポカポカして暖かいよねぇ……」ポーッ 灼「なんて嫌な発想の転換……ある意味ポジティブか」 晴絵「ほらほら、無駄話してないでさっそく始めるよー」 晴絵「今日のテーマは『鈍感な彼を如何にして落とすか』……よ!」 憧「なんかまんま京太郎の事みたいね」 晴絵「そこ、つっこまない!……ところで、まずみんなはどうする?」 全員「え?」 晴絵「意中の人がビックリするぐらい鈍感な人だったら自分はどうアプローチする?」 宥「えっ、えっと……そのぅ……///」モジモジ 灼「そんなの考えたことも無かったし……」 憧「うーん、積極的にデートに誘うとか?」 玄「手料理を作ってきてあげるとかどうかな?」 穏乃「山!一緒に山に登る!!」ハイハイ! ドーンッ!! 宥「ひゃっ」ビクッ 穏乃「おおぅ……」 晴絵「あんまあぁぁぁい!!考えがあまっちょろすぎるのよあんたたち!!!」 晴絵「一緒にデートォ?手料理を振る舞うゥ?良いかもねぇ…喜ぶかもねぇ、だけど結局それ止まりなのよ!!」 晴絵「いい?あんたらが相手するのはそびえ立つ山のごとく不動の鈍感なのよ?そんな間接的なアプローチで相手の心を射止めることができるの?」 晴絵「残念!!答えはかすりもしません!!!所詮はいい人どまりでジ・エンドよ!!」ズバァーン 憧「そ、そんな……」ガクッ 玄「ふぇぇ……」ジワッ 穏乃「じゃあどうすればいいの?」 晴絵「答えは簡単よ、女には女の武器があるじゃない……」フッ 玄「ま、まさか……!!」ゴクリ 晴絵「そうよ玄!あなたが愛してやまないおもちを使うのよ!!」ババーン 宥「え、え……ふぇぇ!!?///」ドキーン 灼(は、ハルちゃん……つまりハルちゃんは既にそのおもちを使って男の人を落としたことがあるっていうの……?そんなバカな!!?)ズガガーン 晴絵「相手の腕、もしくは胴のところに抱きついて胸を押し付ける!勝ったッ!第3部完!」グッ 穏乃「ちょっちょっと!それは玄さんや宥さんはいいけど灼さんはどうするの!?押し付ける胸なんかないんだよ!?こんなの絶対おかしいよ!!」 憧(あんたは人の事言えんのかーい)ビシッ 灼「ブツブツ……」←それどころじゃない様子 晴絵「確かにおもちは大きいほど有利……だけどそれはある程度のテクニックで補えるのよ」 晴絵「あるかないかの微妙な感触!それこそがちっぱいの武器!!相手の体に密着させ胸を擦らせる!!そうすることによって相手の男は否応なく実感することになる!」 晴絵「自分に対して体をすり付けてくるこの子は女の子だということにッ!!」ビシーン 宥「はわわわわぁ……///」ボッ 憧「は、恥ずかしいけど確かに……、それくらいしないとあいつは……///」ウゥ… 玄「じ、自分のおもちを使うときがくるなんて……どうしよう、おねえちゃん……///」 穏乃(うーん、本当に大丈夫なのかな……)ペタペタ 灼「ふふふ……ハルちゃんのおもちを堪能したやつ死すべし……」ブツブツ 晴絵「それじゃあ今日のところはここまで、今日の授業で習ったことを活かすかどうかはあなたたちしだいよ?」 晴絵「それじゃあね」ガチャッ 晴絵「…」バタンッ 晴絵「…………ふっ」 晴絵(とんでもないことを言ってシマッタァァァァァァァ!!!!!)ガクーン 晴絵(仮にも教師なのになんて事を教え子たちに吹き込んでるのよぉぉ!!私はノリと勢いでなんて事を!!///) 晴絵(ていうか何よ!!おもちを擦り付けるって!!擦り付けるって!!!私だってそんなのやったこと無いっつうの!!!!)ゲシッゲシッ←壁殴り 晴絵(……そんな相手、産まれてから25年間一人たりともできたことないわよ…………)グスッ 翌日 京太郎「うーん、この病み上がり独特の気だるさ……正直家に帰って休みたいとこだけど」コキコキ 京太郎(全国出場も決まったことだし、俺一人が遅れるわけには行かないよな!)グッ 京太郎「よぉーし!元気出してやるぞー!!」 京太郎「こんちわーっす!今まで休んだ分張り切って」ガチャッ 憧「お、おおおかえりー京太郎ーー!!///」ダッ 玄「き、京太郎くん!!///」バッ 宥「ご、ごめんね……京太郎くん……!///」タッ 穏乃「か、覚悟!きょーたろぉーー!!///」ピョーン 京太郎「……あっるぇー?」 ドシィィィーン!! ズッドォーーン! ガッターン! モニュ その後、京太郎は保健室のお世話になったとかならなかったとか…… 灼「ハルちゃんのおもちハルちゃんのおもちハルちゃんのおもちハルちゃんの……あは、あははははは!!」 カン
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メイド「京太郎くーん、次こっちお願ーい」 京太郎「あいよー」 メイド「国広さんはこっちお願いねー」 一「は、はいっ」 メイド「あ、二人共それ終わったら向こうの大部屋の掃除お願いしまーす」 京太郎「りょーかい」 一「わ、わかりました!」 一「つ、疲れた……」 京太郎「大丈夫か?」 一「どうして君は平然としてるのさ。一時的なアルバイトなんでしょ?」 京太郎「だから、夏休みの時に一週間ぐらいバイトしてたんだって」 一「たった一週間であんな動きを身につけたの!?」 京太郎「まぁ、初日に厳しい修行があったからな……」 一「わ、遠い目してる」 京太郎「でも俺なんてまだまだだ。ハギヨシさんには遠く及ばないよ」 一「すごいんだね、萩原さんって」 京太郎「ああ、俺は道具を使ってやっとだけど、あの人は素手で岩を割れるからな」 一「ちょっと待って、今なんて言ったのかな?」 京太郎「だから、岩を割る――」 一「や、やっぱいいよ」 京太郎「そうか?」 一「ボクはまだ常識を手放したくないからね……」 ハギヨシ「京太郎くん、ここにいましたか」 京太郎「あ、ハギヨシさん」 一「お疲れ様です」 ハギヨシ「二人共、そろそろ準備をお願いします」 京太郎「わかりました。じゃあ着替えてきますね」 一「え、準備って……」 京太郎「パーティーだよ。国広も参加するんだろ?」 一「ボクも? いいのかな」 ハギヨシ「あなたにも早く馴染んでもらえればと、お嬢様はそう仰っていました」 京太郎「まあ、そんな堅苦しいもんじゃないから安心しろよ」 一「うん、そうだね」 衣「きょうたろー、待ちわびたぞ!」 京太郎「悪い悪い、ちょっと仕事してたからさ」 衣「まったく……衣は早く会いたかったのに」 京太郎「そう言うな。ちゃんとプレゼント買ってきたから」 衣「ほんと!?」 京太郎「ほら、中身は開けてみてのお楽しみだ」 衣「今開けちゃダメ?」 京太郎「いいぜ」 衣「なんだろなー……あ、エビフライと麻雀牌?」 京太郎「ストラップな。携帯に付けれると思ってさ」 衣「じゃあ早速……どうかな?」 京太郎「うん、我ながらいいチョイスだ」 衣「透華にも見せてくるっ」 一「仲、いいんだね」 京太郎「まぁな。なんの因果かめっちゃ好かれちゃってさ」 一「そうなんだ」 京太郎「あいつと打ったんだろ」 一「もしかして、須賀くんも?」 京太郎「夜通しぶっ続けでの耐久コースだ」 一「うわ……」 京太郎「見た目はああなのに麻雀に関してはどぎついからな」 一「うん、それは身にしみてる」 京太郎「でも一皮剥けばただの寂しがり屋だからさ」 一「仲良くできるのかな……」 京太郎「今、国広がここにいる……俺はそれが答えのように思えるけどな」 一「……うん、そうかも」 衣「きょうたろー! 透華が麻雀やろうって」 京太郎「だってさ。やるか?」 一「ボクもやるの?」 京太郎「いい機会だし、俺の実力を見せてやるよ」 一「それは楽しみだね」 京太郎「」 透華「相変わらず弱すぎですわね」 衣「うん、まるで進歩がない」 一「あはは……」
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その6 まとめに戻る その8 小ネタ【京ちゃんのお誕生日】 【カピバラとエトペンが戯れてほのぼの(意味深)】~和side~ 【カピバラとエトペンが戯れてほのぼの(意味深)】 【悔しかった。反省はしている】 【竜華にドッキリを仕掛けて泣かれてめっちゃ怒られる】 【愛宕さん「「「バレンタイン!」」」】 【おーっと!泉が病んでしまったー!】 【洋榎ちゃんと胡桃ちゃん】 【京太郎「どうせもらえねーし、自分用でも買っておくか…」】 【京太郎「一度でいいから本命チョコが貰いたい」】 【姫様のバレンタイン】 【灯台下暗し?】 【咲ちゃんのバレンタイン】 【咲がチョコ渡しに大阪に来たものの迷子になっちゃう】 【お前のバレンタインねーから!】 【憧れのチョコレート】※個人戦前でお願いします。 【ヘタレだけど新婚ごっこさえあれば関係ないよねっ】 【もいっこ、新婚ごっこ!】 【プロデューサーさん!ごっこですよ!ごっこ!(戒め)】 【怜デレのつもりですよ!怜デレ!】 小ネタ【京ちゃんのお誕生日】 京太郎「さーて。今日も掃除掃除っと…」ガチャ パーン! 須賀君誕生日おめでとう! 京太郎「……え?」 セーラ「ビックリやろー?皆で準備したんやで!」 京太郎「…え…?…え?」 竜華「部員全員でクラッカー…割とうるさいんやな…知らんかった」 京太郎「…あ…俺…誕生日…か…」 船久保「忘れとったんかい」 京太郎「あはは…。…でもいきなり大きな音がしたんでビックリしましたよ…。全員でクラッカーって…」 怜「………………………………」 泉「あれ?園城寺先輩どうしま…」 怜「…………………………」←紐が抜けただけで上手く鳴らなかったクラッカー 怜「……………………………」 泉「……………………………」 怜「……………………………」 怜 (´;ω;`)ブワッ 泉「だ…大丈夫ですから!予備がたしかこの辺に…!」 セーラ「ヒャッホー!連発やー!」パパパパパーン! 怜「…………………………………」 泉「…………………………………」 怜 (´;ω;`)ブワッ 泉「須賀君!ヘルプです!ウチじゃフォロー出来ひん!」アワワワ ……… …… … 京太郎「………………」ナデナデ 怜「えへー」ニパー 竜華「…なんか不公平」 泉「ま…まぁまぁ…気を取り直してプレゼントでも渡しましょ」 京太郎「え?くれんの?」 怜「大変やったんやでー」 竜華「例えば……」ホワホワ 怜「りゅーかー。どれにしよう…?」 竜華「うーん…よう考えたら須賀君の好きなものとか知らへんなぁ…」 怜「前にお餅が好きって言っとった気がする」 竜華「お餅?…正月終わったんやからぎょーさん食べたやろ。別のもんやな」 怜「うーん…となると無難に…」 竜華「あ。ケーキ買わずにウチらで作る?」 怜「…!それや!」 ……… …… … 竜華「まずはスポンジを作ります」 竜華「スポンジに入れる砂糖の量は生クリームの甘さと相談します」 竜華「出来たら生クリームと苺の準備をします」 竜華「少し酸味のある苺なら生クリームの甘さに埋れません」 竜華「綺麗に生クリームを塗ります。間には苺を」 竜華「なお、予め上に乗せる苺の位置を大体決め、大体の切る場所を決めてから苺の配置をすると断面が綺麗になります」 怜「最後に形が綺麗な苺を上に乗せます」 竜華「出来上がりー!」 怜「いえーい!」 怜「というわけで二人で作ったケーキがあれや」 竜華「なかなか上手く出来た思ってん」 京太郎「す…すげぇ…」 怜「えっへん」 竜華「えっへん」 セーラ「…なぁ怜の仕事って苺乗せただ…」モゴモゴ 船久保「言うたらアカン」 セーラ「もご!もご!」コクコク セーラ「オレと泉からはこれや」スッ 京太郎「これは…?」 泉「男の子が喜ぶものがわからなくって…」 泉「一応参考になるかと思って先輩と買い物に言ったんですけど…」 セーラ「…そういう理由でオレを誘ったんか…?」 泉「あっ…い…いやそういう訳じゃ…」 セーラ「………ていやっ!」グリグリグリ 泉「痛たたたたたた!頭!頭割れる!痛いぃぃぃ!ごめんなさいぃぃぃ!」 セーラ「…全く」プンスカ 泉「け…結局上手くいかず…」ホワホワ 泉「あっ先輩!これなんてどうでしょう?」 こつぜん 泉「…いない」 泉「先輩ー?どこですかー?」 セーラ「はっ!ほっ!せいっ!」パコーン テニスラケット試し打ちできます! 泉「……………先輩」 セーラ「いやー。良い汗かいたわー」 泉「…はぁ。本題に戻りますよ」 セーラ「これやろ!男子は喜ぶ!」 泉「サッカーボール……本音は?」 セーラ「サッカーしたい!」b グッ 泉「………………………」 セーラ「じゃあこっちや!」 泉「…本音は」 セーラ「オレがキャッチボールしたい!」 泉「先輩…須賀君へのプレゼントなんですよ?」 セーラ「ボーリング!バスケ!バレーにテニス!あと卓球!」 泉「~~~~!」 泉「と言った感じに…」アハハ… 京太郎「あー。だからスポーツウェアなのか…」 セーラ「おっしゃ京太郎!サッカーしよーぜ!」 泉「…はぁ」 京太郎「後でみんなでフットサルでもやりましょうか」ニコッ 船久保「…ウチはウチで苦労したんや」 京太郎「船久保先輩も…ですか?」 船久保「あれはプレゼントのために須賀君のデータをまとめてた時のことや…」 京太郎「なんか気恥ずかしいですね…」ポリポリ 船久保「…ふー。これでデータは完璧や…!須賀君の欲しいものを網羅した感じやな」 船久保「あとはここから厳選するだけ…お?」prrr! 船久保「もしもし?」ピッ 雅枝「ひ…浩子…?」 船久保「おばちゃん。どうしました?」 雅枝「あー。そのなー。あのー」 船久保「?」 雅枝「県予選近いやろ?…そのー…須賀のデータあるかなー…思て…」 船久保「部員の麻雀データなら送ってますよ?」 雅枝「あー…うん。それはわかっとるんやけど…そのー…」 船久保「?」 雅枝「あのーオーダーの関係もあるし…麻雀データ以外に…そのー…」 船久保「男子は個人やからオーダー関係ないやろ?」 雅枝「はうっ…。あー…せ…せやなぁ…」 船久保「??」 洋榎「あー…じれったいわオカン!借りるで!もしもし?」 船久保「もしもし?」 洋榎「愛宕洋榎や!姫松の生きる伝説とはウチのことや!」ババーン! 洋榎「でな。オカンはつまり「須賀が誕生日もうすぐやから、普段何かと世話になっとるし何かプレゼントしたいんやけど、須賀の欲しいもんとかわからへんのや…何かデータとかない?」って言っとるんや」 船久保「…さっきのでどう理解しろと…」 船久保「とりあえず趣味は……」 ……… …… … 船久保「…ですね」 洋榎「ほうほう。…オカンわかったー?」 雅枝「絹恵…ウチ…なんて弱いんや…」グズグズ 絹恵「あーはいはい。大丈夫やから。…お姉ちゃんメモはとったからバッチリや」 洋榎「おおきにー浩子ー。お礼はオカンから貰ってなー」ピッ 船久保「といった具合に…」 京太郎「あはは…監督は贈り物とかそういうの弱いなぁ…」 雅枝「だって…準備したら、洋榎が「これはアカン」絹恵が「オカン…これはない」の連続や…どうしたらええねん…ってなるやろ…」 京太郎(一体何を準備したんだ…) 雅枝「…ところで浩子。…その話は恥ずかしいからするな言うたよな?」ギギギ… 浩子「あっ」 ……… …… … 船久保「ぐすっ…」タンコブ 京太郎「…よしよし」ナデナデ 船久保「痛かった…」エグエグ モブ2「………………………」 モブ2「監督!ウチにもゲンコツお願いします!」 雅枝「なんでやねん」 モブ2「というわけで須賀君。ウチからはこれ」 京太郎「おうサンキュー」 モブ2「あとは…絶世の美少女モブ2ちゃんがケーキを食べさせてあげる。はいどーぞ」 京太郎「自分で絶世の美少女とか言うなよ…。…あむっ」 モブ2「はい須賀君あーん」 京太郎「おう」 怜「させへん!ぱくっ」モキュモキュ モブ2「あっ!」 怜「はい須賀君。あーん」 竜華「怜の手を掴んでそのままウチの方へー。もぐもぐ」 怜「竜華…!」 竜華「そしてウチが…」 泉「フォークは全てウチが回収しました…部長といえど…情けは無用です…!」 竜華「くっ!?」 船久保「それを読んで一つ確保しておきました」 泉「何やて!」 京太郎(…結局俺食えねーじゃん…) セーラ「きょーたろー。キャッチボールしよーぜ!」 京太郎「あー。そうですね。やりましょうか」スタスタ セーラ「おーし!」スタスタ みんな「!!」 fin! 【カピバラとエトペンが戯れてほのぼの(意味深)】~和side~ ~長野~ 京太郎母「」 「エトペン着ぐるみ」 京太郎母「…息子よ…」ホロリ ……… …… … 京太郎「母さんなんか届いてないか?」 京太郎母「あ。これ?」つ着ぐるみ 京太郎「おぉ!?凄え!」 京太郎「もしもし和?」prrr! 京太郎「当たったぞエトペン着ぐるみ!」 和『え!?ほ…本当ですか須賀君!?』 京太郎「良かったな」 和「…す…須賀君!私今から取りに行きます!」 京太郎(いやぁ…限定品欲しさに和から「須賀君もハガキを送ってくれませんか!?」なんて…当たるわけないっ思ったけど…) ピンポーン! 京太郎「はやっ!?」 和「ぜーはー…お…お邪魔します…ぜー…はー…」 京太郎「お…おい…大丈夫か和…」 和「…っ!だいっ…じょうぶ…!です…!」ハァハァ 京太郎「とりあえず麦茶でも飲んでけ」 和「す…すみません…」 京太郎母「あらあら…あらあらあらあら」 京太郎「どうした母さん」 京太郎母「京太郎…この子…サイズ合わないかもよ?」 京太郎「あー…まぁ応募ものだしな。仕方ないだろ」 京太郎母「えっと…のどかちゃん?」 和「あ…はいっ」 京太郎母「着てみなさい」 和「え?」 京太郎母「着てみなさい」ニッコリ 京太郎「おい母さん…面白そうだからって和に無理を言うなよ…」 京太郎母「あんたはこっち」つカピバラの着ぐるみ 京太郎「おいなんだこれ」 京太郎母「あの着ぐるみ届いた時、面白そうだからドン○で買ってきた」 京太郎「」 ……… …… … 和「………………………」エトペンー 京太郎「………………………」カピバラー 京太郎母「買い物行って来まーす」 京太郎「あっ!おい!」 京太郎母「動物同士仲良くねー」バタン ……… …… … 和「す…須賀君…どこですか?」 京太郎「いやー…視界が悪くてよくわかんねー」 和「えーっと…」テクテク 京太郎「うわっ」ボムン 和「あうっ」ボヨンッ 和「すみません…当たってしまいました…」 京太郎「許さんぞエトペン!食らえ!カピバラカジカジ!」カジカジ 和「むっ…応戦です!エトペンペシペシ!」ペシペシ カジカジカジカジペシペシペシペシ… ……… …… … 京太郎「…あつい…」ボーッ 和「なんか…意味もなく…はしゃいでしまいました…」ボーッ 京太郎「あ。そうだのど…」 和「はい?」 京太郎(あ…汗で服が張り付いて…!身体のラインが…っ!) 京太郎(なんだあのおもちは…!けしからん!) 和「須賀君?」ズイッ 京太郎「」 京太郎(谷間が見えた…!すばら…!) 和「大丈夫ですか?ぼーっとしてますけど…」ズズイッ 京太郎「…すばらっ!」ブハッ 和「す…須賀君が鼻血を!?」アワアワアワ fin! 【カピバラとエトペンが戯れてほのぼの(意味深)】 和「お邪魔します…」 京太郎「おう。和いらっしゃい」 カピバラ(なにー?お客さん?)テクテク 和「す…須賀君…その子は…?」 京太郎「ん?ああ。俺カピバラ飼ってるって言わなかったか?」 和「か…可愛いですね…」 カピバラ(モフモフされる前に…逃げるー!)キュー! ……… …… … 京太郎「どこかその辺座ってくれー」 和「はい」 京太郎「ん?エトペン持って来たのか?」 和「えぇ…まぁ…。そういう特訓らしいですし…部長が…」ポスッ 京太郎「…あ!悪い和!ちょっと来てくれ!」 和「どうしました?」タタタ… カピバラ(……家の中歩くのも退屈ー)キュー エトペン「」 カピバラ(…?なにこれ?)キュ? カピバラ(…えい)タイアタリ! エトペン「」ポヨン カピバラ(柔らかい…面白い!)モフモフ ハグハグ カピバラ(キュー!)キュー! カピバラ(こやつ…動じてない…!)プヨプヨ ……… …… … 和「…あれ?エトペンがいません…」 京太郎「えっ?」 カピバラ(すぴー…)zzz エトペン「」 京太郎「あ、日向でカピーと一緒に寝てる…なんかエトペンがクッション代りだな…」 和「ほっ…。無事でした…」 京太郎「あー…なんかカピー見てたら俺も眠くなったわ…ちょっと俺も日向ぼっこしようかな…」 京太郎「…すー…すー…」zzz 和(寝るの早いですね…) 和「…もうっ…須賀君?こんなところで寝たら風邪を引いてしまいますよ?」 京太郎「んー…」zzz 和「…はぁ。全く…」モゾモゾ 和「ひ…膝枕なんてするの…今だけですからね…!」/// 京太郎「すぴー…」zzz 和「……うふふ。お休みなさい須賀君」ナデナデ カピバラ(すー…ぴー…)zzz エトペン「」 飼い主に似る…?fin! 【悔しかった。反省はしている】 淡「もうじきバレンタインだねー」 照「…チョコレート…」 尭深「…チョコレートに合うお茶買おうかな」 淡「じゃあ2/14はチョコレートパーティーしよう!」 菫「部室は使えないぞ」 淡「けちんぼー」ブーブー 照「ぶーぶー」 菫「照までか…」 誠子(チョコレート目当てだな…) 淡「ふんふふーん。バレンタインデイキッスちゃちゃんちゃん♪バレンタインデイキッスたんたん♪バレンタインデイキッス♪」 淡「たたんたん♪」ステップ 淡「リボンをかけーて♪」フフフーン 菫「…大星。少し静かにしろ」 淡「はーい。ちぇー」 菫「…全く。部活やるぞ部活」 ……… …… … 照「…菫。私はこの本読んでから帰る。鍵は私が閉めておくから…」 菫「ああ…わかった」 淡「バイバーイ!テル!」ブンブン 照「……」フリフリ 照「………………………」ペラッ 照「………………………」ペラッ 照「…ためになった。…鍵閉めて帰ろう」 照「…バレンタイン…」 照「…シャララララ♪すーてきにキーッス♪」 照「シャララララ♪すーなおにキーッス♪」クルッ 淡「あ」 照「え」 淡「…テールー?」ニヤニヤ 照「」 照「……か…帰るっ!」/// 淡「あっ!待ってよテル!」タタタ 照(うわあああぁぁぁぁん!)/// fin! 【竜華にドッキリを仕掛けて泣かれてめっちゃ怒られる】 竜華「おはよー!」ガチャ 京太郎「…部長」 竜華「あれ?元気無い?どないしたん?」 京太郎「……部長にだけ…言います…だから…誰にも言わないで下さい…」 竜華「えっ…?」 京太郎「俺…俺…長野に…戻ることに…なりました…」 竜華「………え」 京太郎「大阪には…千里山には…もう…居られなく…」 竜華「そ…そんな…!?」 京太郎「…すみません」 竜華「えっ…えっ…?」 竜華(じゃ…じゃあ…もう会えなく…!?ま…待って待って待って!?) 竜華(ま…まだしてないこと沢山ある!みんなで一緒に行きたい場所もあるし…!な…なにより…) 竜華(…ま…まだ…好きって…言ってない…言ってないよ…) 京太郎「…すみません…今日は…失礼します…」 竜華(…じゃ…じゃあ今言うしか…!?…あ…でも…今言っても…悔いしか残らへん…?) 竜華(そんな…こんなのって…ないよ…。…神様…お願いやから…一生に一度のお願い使ったってええから…) 竜華「す…が…くん…ま…待って…」 竜華(声が…出ない…) 京太郎「……部長に。渡さないといけないものがあったんでした」 竜華「え…?」 京太郎「はい。どうぞ」 竜華「て…手紙…?」ペラッ 『ドッキリ大成功! ごめんね☆テヘペロ』 竜華「………………………………」 京太郎「というわけで」 竜華「……………ぅ」 京太郎「いやぁ大成功大成功」 竜華「………ぅ………ぅぅぅ…!」 京太郎「…す…すみません部長…」 竜華「……………………………」 京太郎「部長?」 竜華「………………う…」 竜華「うわあああああぁぁぁぁぁぁん!!」ビエー! ……… …… … 京太郎「」セイザー 竜華「大体冗談の度を越しとるやろ!?ウチがどんな気になったかわかる!?」ガミガミガミ 竜華「人の気持ちなんかわからんやろ!バーカバーカ!須賀君のドアホォー!」 京太郎「はい…バカですみません…ドアホです…ごめんなさい…」 竜華「何がしたかったん!?」ガミガミガミ 京太郎「つい…出来心で…」 竜華「ついじゃない!」ガミガミガミ 竜華「須賀君はいつもいつもいつも!なんなん一体!?」ガミガミガミ 京太郎「…はい…すみません…はい…」 竜華「いーやわかってない!そもそも…」ガミガミガミ 京太郎「あ…あの…部長…足が痺れて…」 竜華「……………………」 竜華「…ふんっ!」フミッ! 京太郎「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」 竜華「罰や!」 京太郎「はい!すみませんでしたっ!」 竜華「それからこれも罰や!」 京太郎「なんですか!」 ぎゅっ 竜華「…今日一日…こうしてること…」ギュッ 京太郎「え…?」 竜華「…須賀君が何処か遠くに行っちゃうって思ったら…嫌…やったし…」ギュゥゥ 京太郎「…………………ありがとうございます」ポンポン 竜華「…ふーんだ…」/// 京太郎「…ごめんなさい…。俺は…勝手に遠くには行きませんから…」 竜華「…別にそんなん聞いてへんし」ギュッ 竜華「須賀君の…ばーか」ニコッ fin! 【愛宕さん「「「バレンタイン!」」」】 雅枝「突然なんやけど」 絹恵「はい?」 雅枝「チョコを作ります」 洋榎「わーい!」 雅枝「ウチらが」 洋榎「…………………んっ?」 ……… …… … 雅枝「愛宕家クッキングー。今日はチョコムースケーキを作るー」 絹恵「わー」 洋榎「あらかじめ用意したものがこちら」 絹恵「ないで」 雅枝「ほな始めよか」 洋榎「チョコを湯煎するんやで!」 絹恵「お姉ちゃんが湯煎…!?」 雅枝「なん…やて…!?」 洋榎「湯煎するんは基本やろ!」ヘヘーン 雅枝「でもチョコまだやで」 洋榎 (´・ω・`) 絹恵「牛乳とバターをチン。冷やしておくんや!」 雅枝「その間に卵黄とグラニュー糖を湯煎してかき混ぜて泡立てるんや」 洋榎「えーんやこらえーんやこら」ポリポリ 絹恵「…あれ?オカン、チョコ減っとる」 雅枝「ホンマや…」チラッ 洋榎「…洋榎ちゃんの仕事代や!」ババーン! 洋榎「…しっかりと混ぜるんや…マヨネーズみたいになるまで…」タンコブ 雅枝「オーブンを余熱始めよかー」 絹恵「オカンー。ココアとホットケーキミックスをふるって、さっきの牛乳とバターを用意。お姉ちゃんの作ったこれに混ぜてかき混ぜまーす」 雅枝「焼くんや」 洋榎「ふぁいあー!」ボッ 絹恵「あ…熱い…!お姉ちゃんの熱意が…情熱が…!炎となって…!」 洋榎「食らえー!この欠けたチョコの恨みやー!」ゴーッ! 絹恵「待って!チョコをかじったのはお姉ちゃんや!」 雅枝「洋榎。チョコ湯煎担当大臣の出番や」 洋榎「よし来た!洋榎ちゃんの時代来た!」 絹恵「お姉ちゃんゼラチンも入れて!」 洋榎「そんなん知らんわ!チョコ担当や!」 絹恵「そんなっ!?」 洋榎「うおおぉぉぉ!洋榎湯煎秘技!………湯煎!」 絹恵「す…凄い…!普通の湯煎や…!」 雅枝「まだまだやな絹恵」 絹恵「オ…オカン!」 雅枝「あれはただの湯煎とちゃう…。…板チョコ砕かなかったからちょっとめんどくさい湯煎や…!」 洋榎「あっ」 雅枝「泡立てた生クリームとグラニュー糖を加えた卵白を混ぜるんや」 絹恵「まーぜてまーぜてまぜまぜミックス♪」 洋榎「げへへー。絹の混ぜたこれにチョコを入れて台無しにしたるわー!」 絹恵「きゃー!鬼畜ー!助けて愛宕レンジャー!」 雅枝「とうっ!」 洋榎(今日のオカンはノリがいい…) 雅枝「やめるんや!絹恵!」 絹恵「あれ?お姉ちゃんじゃなくて?」 雅枝「洋榎の行動が正しいんや!チョコを混ぜるんや!」 洋榎「洋榎ちゃん神時代や!」ドバドバー 雅枝「…ちょっとずつ…やったんやけど…」 洋榎「…………………………」 洋榎(アカン)ダラダラ 雅枝「あとはさっきのケーキに冷やしたこれを乗せれば…!」 洋榎「星っ…三つや!」 絹恵「トラブルがありつつも完成やな」 洋榎「…堪忍やで」 雅枝「とりあえずカットした一つはオトンに供えます」 絹恵「あとは須賀君呼べばええんやな」 洋榎「もしもし?絹が「須賀君のためにチョコ作ったよ?」ってセクシーなポーズで…」 絹恵「お姉ちゃん!?」/// 京太郎『今すぐ行きます!』ガチャッ 絹恵「す…須賀君!?」/// ……… …… … 京太郎「チョコケーキですか。凄い美味しそうです」 絹恵「す…須賀君のために作ったわけやないで!あ…あとセクシーポーズもしてへんから!」/// 京太郎「騙された!?」 京太郎「まあわかってましたが」 洋榎「食べよ!食べよ!ケーキ食べよ!」 京太郎「俺に謝ってください!」 洋榎「ごめ…食べよ!」 京太郎「謝る気ないな!?」 ……… …… … 京太郎「美味しいです!」 洋榎「洋榎さん力作…その名も「阿修羅」や!」 京太郎「今まででこれほど名前を聞いて食欲の失せる料理があっただろうか!」 絹恵「…にしてもホンマ美味しい」モグモグ 雅枝「洋榎と絹恵のおかげやな」ニコッ 洋榎「オカン…」 絹恵「オカン…」 京太郎(監督かっこいいわ…) ……… …… … 京太郎「………………………」 洋榎「絹!くらいーや!」 絹恵「あっ!?赤甲羅!?アカン!」 洋榎「そして洋榎ちゃんぶっちぎりや!」 絹恵「うう…四位転落…」 雅枝「この雲かわええな」 洋榎「オカン。雲みたさに落ちるゲームちゃうでこれ」 絹恵「オカンのキャラがいないと思ったら…」 京太郎「………………………」 京太郎(…なんか…) 京太郎(彼女もいないしバレンタインなんてクソくらえ!…とまではいかないけど、虚しいなー…とは思ってたんだけど) 京太郎(…こうやってほのぼのするのも幸せ…だよな…) 京太郎「ハッピーバレンタイン…かな…」 fin! 【おーっと!泉が病んでしまったー!】 ※なおバレンタインとは別物です。 泉「…す…須賀君…呼び出してごめんなさい…」 京太郎「いやいや。…で?どうした?」 泉「そ…その…!」/// 泉「こ…これっ!受け取って…下さい…」/// 京太郎「…チョコ…?…サンキュ」 泉「…い…一応…その…本命…です…っ」/// 泉「…っ!」ダッ /// 京太郎「あっ…に…二条…!?」 京太郎「…マジか…」 ……… …… … 京太郎「…食べるか…」 京太郎(告白…されたんだよな…。…うわ…ヤバいな…凄い…恥ずかしいな…)カァァ 京太郎「ん?…なんか紙が入ってる…?」 「義理じゃないですから。」 京太郎「…うわ…なんつーか…照れる…な…」カァァ 京太郎「ん?裏にも何か…」ペラッ 大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き 京太郎「…………………………………」 京太郎「…………え…?」 京太郎「お…おい…なんだよこれ…」 京太郎「に…二枚目!そうだ!二枚目にドッキリって書いてあったり…!」 他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないで他の子を見ないでウチだけを見て 京太郎「……お…おいおい…」 京太郎「ど…どうしちまったんだよ…二条…」 prrr! 京太郎「うわっ!?…け…携帯か…二条から…」 京太郎「で…出ないぞ!俺は!」 prrrr! 京太郎「ひっ!?こ…この音は家の電話…!?」 prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr!prrr!prrrr! 京太郎「い…いやだ…!いやだ…!だれか…!止めてくれ…!」 京太郎「うわああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 京太郎「って夢でさ」 泉「ウチそんなことしませんよ…」 京太郎「電話の音も鳴っててさ。恐る恐るでたら宗教勧誘」 泉「災難でしたね…」 京太郎「もー…いいことねーよ…」 泉「いいことない……か…」 泉「…じゃあ…須賀君…」 京太郎「ん?今の俺はテンション最低ラインだぜ?どうしたよ」 泉「…そのっ…」 泉「これ…!受け取ってください…!本命…です!」/// fin! 【洋榎ちゃんと胡桃ちゃん】 洋榎「久々やな!覚えとる!?姫松の愛宕洋榎やで!最強の大阪娘麻雀天使洋榎ちゃんとはウチのことや!」ババーン 胡桃「うるさい!」 洋榎「…あ…相変わらずやな…」 胡桃「忘れるわけない…あんなにマナー違反しといて…!」 洋榎「あ…そういう方面で覚えとるんや…。…まあまあ、気を取り直して洋榎ちゃん大阪案内始まり始まりー!」 胡桃「ちゃんとガイドも買ったから問題ない!」 洋榎「ちっちっちー。大阪の名店はそんなガイドには載ってないんや!」 胡桃「だったら早く案内する!」 洋榎「結構ノリノリやね」 洋榎「どー!?ええとこやろ大阪!」 胡桃「それ昨日私が言うた!」 洋榎「やっぱりノリノリやね」 胡桃「ノリも大事!」 ……… …… … 洋榎「たこ焼きうまー!」モグモグ 胡桃「そこ!食べたまま喋らない!」 洋榎「…えーやん別にー。なんちゅーか喋りで旨さも引き立つっていうあれや!」 胡桃(…そんなのありえない…!) 洋榎「まーまー。名店のたこ焼きを食べたら世界も変わるって!」 胡桃「…たこ焼き…」 胡桃「ふー…ふー…ふー」 洋榎「ふーふーしてる姿無茶苦茶可愛いやん。愛くるしいわー」 胡桃「う…うるさい!」/// 洋榎「顔真っ赤にして…ホンマ可愛いわー妹にしたい。彼女でもええなあ…」 胡桃「う…うるさい…ってば…」/// fin! 【京太郎「どうせもらえねーし、自分用でも買っておくか…」】 京太郎「こんちはー」ガチャ 竜華「い…いいいいらっしゃい」 京太郎「あれ?皆さん早いですね?」 竜華「そ…そそそそ…そうなんや!」 京太郎(なんで挙動不審なんだ…?) セーラ「おー。京太郎」 京太郎「おはようございます」 セーラ「いやー。2/14やしチョコレートパーティーやろかー…と思て」 京太郎「なるほど。納得です」 船久保(ホンマは渡す口実なんですけどね) 泉(にしても清水谷部長は態度に出過ぎですよ…) 京太郎「あ。パーティー…か…。じゃあ途中で買ったポッ○ー置いておきますね」 船久保(こいつ…!) 泉(買ってきた…だと…!?) 怜(食べます!) セーラ(おい) 竜華「チョ…チョコケーキ焼いたでー…」 京太郎「な…なんかホントにパーティーっぽいっすね!」 怜「ほな。とりあえず…ハッピーバレンタインー」 セーラ「いえーい!」 京太郎「やっほーい!」 ……… …… … 京太郎「チョコケーキうまー」モグモグ 怜「うまー」モグモグ 竜華「つ…作ったかいあったわー…」メセン オヨギオヨギ 泉「…須賀君」 京太郎「ん?」 みんな(まさか…!?) 泉「これっ!…どうぞっ!」 京太郎「これは…」 船久保「ウ…ウチからも!甘さ控えめにして…ビターチョコや!」 竜華「あのっそのっこのっ…あわわわ…」 怜「…竜華…」 怜「これはウチから…須賀君へ」 京太郎「ありがとうございます」 竜華「…!」スッ 京太郎「…貰っていいんですか?」 竜華「…!…!」コクン コクン セーラ「オ…オレからも…一応…これな…」 京太郎「な…なんかこんないっぺんに沢山貰ったことないから照れますね…」 京太郎「ありがとうございます。嬉しいです…」 京太郎「例え義理だとしても!」 みんな「「「「「…んっ?」」」」」 京太郎「いやー。ありがとうございますホントに」 怜「い…いやいやいや!ちょっと待って!待って!須賀君!」 京太郎「はい?」 セーラ「タ…タイム!ターイム!」 京太郎「はあ…わかりました」 セーラ「集合っ!」 船久保「負けじと我先に!…で同時に渡したのが裏目に出てます!」 怜「ど…どーする!?今告白する!?」 竜華「そ…そもそも!みんないる場所で告白…できへんて…」 泉「そうですね…」 セーラ「こ…この後一人ずつ…!」 船久保「須賀君の中では全部義理チョコとして処理されてるんですよ?」 セーラ「うぐっ…」 竜華「むむむ…」 怜「はっ!?みんな!あれ!」 泉「?」 モブ2「す…須賀君っ!これ!…ほ…本命…チョコ…」カァァ 京太郎「…………………………」 京太郎「…すまんモブ2…昨日掃除の時放置されてた「ドッキリ大成功!」の看板捨てちまったよ…」 モブ2「へ?」 京太郎「悪い…せっかくのドッキリを失敗させて…」 モブ2「」 怜「アカン…須賀君はアカン…」 泉「あそこまで鈍感とは…」 竜華「…!みんなチョコに手紙いれたりした!?」 セーラ「し…してない…」 船久保「ウチもです…」 怜「八方塞がりや…」 泉「いや…でも…言うしか!」 怜「泉っ!?」 泉(モブ2ちゃんやって言うてた…!ウチだって…!) 泉「須賀君!」 京太郎「ん?」 泉「ウチ…本命っ!本命ですからっ!」/// 京太郎「あー…悪い…ドッキリの看板は…」 泉「ドッキリとかじゃないんです!」ウルウル 京太郎(…涙目…。…はっ!?)ピキューン 京太郎「ちょっと先輩!」ガタッ 竜華「え?こっち?」 怜「なんで?」 セーラ「?」 船久保「なんです?」 京太郎「二条に無理矢理言わせたりしないでください!かわいそうです!」 泉「」 セーラ「」 船久保「」 竜華「」 怜「」 京太郎「…もう平気だぞ二条」 泉「…の…!」 京太郎「ん?」 泉「この…!バカァァァ!」バチーン! 京太郎「痛っ!?」 竜華「須賀君のアホォォォ!」バチーン! 怜「頭冷やせぇぇ!」バチーン! セーラ「なんでやねぇぇぇん!」バチーン! 船久保「女心を知れぇぇぇ!」バチーン! モブ2「勇気出したのにぃぃぃ!」バチーン! 京太郎「」チーン 京太郎(な…なんなんだ…女心って…わっかんねー…ガクッ) fin! 【京太郎「一度でいいから本命チョコが貰いたい」】 怜「す…須賀君?そのー…甘いものとか食べたくない?」 京太郎「あー。いいですねー」 怜「! じゃ…じゃあこれ!そ…その…!」 京太郎「ま…まさか…本命…とか…」 怜「そ…そそそそんなわけ…!」カァァ 京太郎「…そうですよねー」 怜「あう…」 竜華「須賀君…これ…」 京太郎「チョコレート…ですか」 竜華「その…ほ…ほん…ほん…!」 京太郎「?」 竜華「ほ…ほ…!」/// 竜華「ううぅぅぅ!」/// ダッ! 京太郎「ぶ…部長ー!?」 セーラ「きょーたろー」 京太郎「セーラ先輩」 セーラ「これ!チョコや!やる!」 京太郎「ありがとうございます」 セーラ「おう!」 セーラ「その…その…な?…その…」カァァ 京太郎「?」 セーラ「な…な…なんでもない!」/// 京太郎「?」 船久保「須賀君。これ」 京太郎「バレンタインデーのチョコレートですか?」 船久保「せ…せや」 京太郎「ありがとうございます」 船久保「ぎ…義理や…」 京太郎「わかってますよ。でもありがとうございます」ニコッ 船久保(違う違う違う!義理とちゃう!) 船久保(言え!言うんや船久保浩子!) 船久保(義理とちゃう!義理とちゃう!義理とちゃうんや!) 船久保「ぎり…ぎり…」カァァ 京太郎「な…何度も言わなくても…」 船久保「その…ぎり…ぎり…」 船久保「ギリギリで義理や!」/// 船久保(あああああ!!だから義理とちゃうんやって!なんでやねん!)/// 泉「す…須賀君…これっ!」 京太郎「ん?サンキュ」 泉「そ…それじゃっ!」/// タッタッタ 泉(わ…渡せた!ちゃんとメモも入れたハズ…!…せ…せ…成功や!) 京太郎「おーい二条ー」 泉「はっ…はいっ!」ドキッ 京太郎「なんか挟まってた紙落ちたぞ?見てないから大丈夫だ」 泉「ああ…うん…おおきに…」 ……… …… … 京太郎母「今年貰った?」 京太郎「義理しかないけど5個だな」 京太郎母「レギュラーの子達?」 京太郎「うん」 京太郎母「………あちゃー」 京太郎「?」 fin! 【姫様のバレンタイン】 小蒔「霞ちゃん…2/14はバレンタインデーらしいです!」 霞「そうねぇ…」 小蒔「好きな人に!チョコレートをあげる日らしいです!」 春「…でも…」 霞「まあ細かいことはいいんじゃないかしら。私たち花の女子高生なんだし」 小蒔「京太郎さんに!チョコレートを渡します!」フンス! 霞「じゃあ作りましょうか」 小蒔「うん!」 ……… …… … 小蒔「なんだか…いつも見るのと違う…ような…」 霞「これは生チョコよ小蒔ちゃん」 小蒔「生チョコ…?」 霞「えーとね…うーん。一個食べてみて」 小蒔「もぐもぐ…」 小蒔「美味しー!」パァァァ 霞「さ。練習は終わりにして須賀君用に作りましょ」 小蒔「ふぁい!」モキュモキュ 霞「うん。食べ過ぎないようにね小蒔ちゃん」 ……… …… … 京太郎「で」 京太郎「薄墨さんから「姫様が!姫様が!姫様がぁぁぁぁ!ひぃめぇさぁまぁがぁぁぁぁぁ!」って電話が来てとんできたんですけど…」 初美「姫様がぁぁぁ…頑張ってるのですよー」ノホホン 京太郎「おいこら」 巴「ごめんねー須賀君…」 京太郎「まあ…無事ならなによりですけど…」 小蒔「お…お待たせしました…京太郎さん…」モジモジ 京太郎「いえ。…で…何かあったんですか?わざわざ俺が呼ばれたってことは…」 小蒔「きょっ…きょう…!」カァァ 京太郎「?」 小蒔「きょう……きょう…たろう…さん!」 京太郎「はい」 小蒔「そのっ…!きょう…きょう…京太郎さん…」 京太郎「ループしてますよ」 小蒔「今日は…!バレンタインデーなんです!」 京太郎「そうですね」 小蒔「だ…だから…!これ!一生懸命作りました!京太郎さんのために!」/// 京太郎「…ありがとうございます。…食べてもいいですか?」 小蒔「…だ…ダメです!」 京太郎「え」 小蒔「その…!京太郎さん!」 京太郎「は…はい…」 小蒔「その…あ…あ…あ…!」/// 小蒔「あ……あーん…してください…」/// 京太郎「………あ…あーん…」カァァ 小蒔「ど…どう…ですか…?」 京太郎「美味しいです。とっても」ニコッ 小蒔「よ…よかった…」 京太郎「…でも」 小蒔「で…でも…?」 京太郎「……神代さん」ギュッ 小蒔「ひゃっ!?」/// 京太郎「…ちょっと。甘過ぎですかね」ギュッ 京太郎「…ハッピーバレンタイン。神代さん」 fin! 【灯台下暗し?】 山口「………先輩」 西田「どうしたのよ?」 山口「バレンタインデー…ですよ…」 西田「あー…言わないでよ…。こんな日すら特ダネ求めて取材に来てるのが現実…。夜中まで仕事…はぁぁぁ…」 山口「先輩はそういうお相手、いないんですか?」 西田「…そっちこそ」 山口「いやー…カメラマンって言うと聞こえはいいんですけど…WEEKLY麻雀TODAYだって言うと…」 西田「…やっぱり麻雀って言うのがネックなのかしら」 山口「そうですね…。というと先輩も…」 西田「大体同じね…。記者とかジャーナリストならともかく…ね。…仕事が忙しいって言うのもあるけど。来る日も来る日も取材取材。…好きな仕事とはいえ…」 山口「お互い…苦労しますね…。独り身…」 西田「…そうね。…あとこれ」スッ 山口「これは…」 西田「買ったもので悪いんだけど…義理チョコ…いやちょっと違うか…」 西田「友チョコ…でもないし…。「仕事お疲れ様チョコ」ってところ?」 山口「先輩…ありがとうございます」 西田「さ。次の取材先へ移動しましょうか…」 山口「はい先輩」 西田「…話戻すけど、相手に求める条件とかあるわけ?あまり限定してると相手いなくなるわよ。なんたってWEEKLY麻雀TODAYだもの…」 山口「いやー…やっぱりこの仕事に理解のある人…って言うのが何よりの条件ですねぇ…。WEEKLY麻雀TODAYですから…」 西田「やっぱりそうなるわよねぇ。私も」 山口「はぁ…何処かに良い人」 西田「いないかなぁ…」 山口「この仕事に理解があって…」 西田「支えてくれるような人…」 二人「「そうそう居ないですよねぇ(居ないわよねぇ)」」 二人「「…はぁ……」」 fin! 【咲ちゃんのバレンタイン】 咲「もしもし京ちゃん?」 京太郎『おうどうした咲?』 咲「今日はバレンタイン、だよ」 京太郎『そうだな』 咲「…貰ったの?」 京太郎『…義理を幾つか。だな』 咲「…よかった」 京太郎『おい。全然よくねーよ』 咲「いいんですー。京ちゃんは京ちゃんだから」 京太郎『何が言いたいのかサッパリだ…』 咲(…京ちゃんを取られたくない…って思っちゃうのは…京ちゃんにとってはいいことじゃないよね…) 咲「ごめんね。京ちゃん」 京太郎『は?どうした咲?いきなり謝り出して…』 咲「…ううん。なんでもない」 咲「…京ちゃん」 京太郎『ん?』 咲「…なんでもない。あーあ、残念だねー。咲ちゃん特製のとっても美味しいバレンタインチョコが食べられないなんて」 京太郎『今頃…和とか腹壊してないか?』 咲「もー!酷いよ京ちゃん!私だってバレンタインチョコぐらいちゃんと作れるよ!」 京太郎『どーだかなー。咲のことだし溶かして固めるのが限界じゃないかー?』 咲「…京ちゃんのばか。ちゃんと出来るよ!」 京太郎『悪い悪い』 咲「ふーんだっ。京ちゃんにはもう二度とバレンタインチョコはあげませーん」 京太郎『…さ…咲に貰わなくても?俺は沢山貰えるし?』(震え声) 咲「それは義理チョコでしょ?」 京太郎『…そうだけど…咲だと違うのか?』 咲「!?」 咲「じゃ…!じゃあね京ちゃん!バイバイまた今度さようなら!」カァァ 京太郎『お…おいっ咲…』ツーツーツー 咲「…はぁ」 咲(…京ちゃんの…ばか…) fin! 【咲がチョコ渡しに大阪に来たものの迷子になっちゃう】 咲『京ちゃん…』 京太郎「おう咲。どうした?」 咲『ここどこぉ…?』 京太郎「知るかよ…大体どの辺なんだよ」 咲『お…大阪…』 京太郎「…は?」 咲『京ちゃんにチョコ…渡したくて…』 京太郎「…アホ咲。場所の特徴言え。…すぐ行くから待ってろ!」 ……… …… … 咲「京ちゃーん…」オロオロ 京太郎「咲ー!」 咲「きょ…京ちゃん!」 京太郎「このっ…!アホ咲!心配かけんな!」 咲「うぅ…ご…ごめんなさい…」 咲「しかも…迷子になったせいで…チョコもちょっと溶けたりして変になっちゃったし…」グスッ 京太郎「…貸せ。アホ咲」バッ 咲「きょ…京ちゃん…何して…!?」 京太郎「いただきます」パクッ 咲「うわあああああ!ダメ!ダメだよ!形が変になっちゃったって言ったのに!京ちゃんのバカ!」 京太郎「うっせ。アホ咲。…お前が俺のために作ったんだから食うだろ」 京太郎「美味かったぞ。咲」 咲「…でも形が…」 京太郎「いーんだよ。その方が咲っぽいし」 咲「ちょっ…ちょっと京ちゃん!それどういうこと!?」 京太郎「さ。帰って昼飯作るかな」 咲「京ちゃん!待ってよ!京ちゃんってばぁ!」 fin! 【お前のバレンタインねーから!】 小蒔「霞ちゃん!明日はバレンタインデーって言うんですよ!」 霞「そうね…」 小蒔「大好きな人にチョコレートを贈るらしいです!」 霞「そうね…」 小蒔「京太郎さんにチョコレートを…」 霞「よく聞いて小蒔ちゃん」 小蒔「?」 霞「宗教とかそういう理由で私達はバレンタインデーは出来ないのよ」 小蒔「…え…?」 霞「ごめんね小蒔ちゃん…」 小蒔 (´;ω;`)ブワッ 霞「……………………………」 小蒔「…仕方…ないよね…。私が…そういう家に生まれたから…」 霞「…彼もわかってくれるわ」ナデナデ ……… …… … 次の日。 霞「話があるのよ小蒔ちゃん」 小蒔「どうしたの?霞ちゃん」 霞「…バレンタインの話だけどね」 小蒔「……うん」 霞「外国だと男の子が女の子に贈るって所もあるのよ」 小蒔「…そうなんだ…でも…」 霞「でね?小蒔ちゃんはつい最近までバレンタインデー知らなかったでしょ?」 小蒔「うん……」 霞「…同じようにね。『私達がバレンタインデーを出来ないこと』を知らなかった人もいるのよ」 小蒔「…?」 霞「…それだけ。後は任せるわ」スタスタ 小蒔「…え…?…え…?…どうして…?」 京太郎「本当。知らずに来ちゃいましたよ…。…ハッピーバレンタイン。神代さん」ニコッ fin! 【憧れのチョコレート】※個人戦前でお願いします。 美穂子「…あ…あのっ…!」 久「ん?」 美穂子「あの…上埜さん!」 久「……よく知ってるわね。私の名前」 美穂子「その…これ…受け取ってください…」カァァ 久「これは…ひょっとしてバレンタイン?」 美穂子「はい…。…へ…変な意味じゃないです!」 久(うーん…。知らない子に校門で出待ちされるなんて…変な意味があるとしか思えないわ…) 美穂子「上埜さんは…前から私の憧れで…!ずっと…ずっと…!話がしたくて…」 久「………………………」 美穂子「私は…あなたに…っ…あなたに…救われたから…」ポロポロ 久「ちょ…ちょっと…泣かれても…って…あら…?」 久(この瞳…何処かで…) 久(……あ…!そうだわ…この人…!) 美穂子「あの時からっ…あなたに一言お礼を…したくて…。上埜さんが覚えていなくても…私にとっては…!」ポロポロ 久「…ねえ。ちょっと」 美穂子「はい…むぐっ!?」 久「…このチョコレート美味しいわね。…気分が沈んだ時は甘いものがいいんですって」ニコッ 美穂子「上埜…さ…」 久「…ここじゃなんだし。何処かで話しましょ?…あなたがくれた美味しいお菓子もあることだしね」ニコッ 美穂子「…は…はいっ!」パァァ fin! 【ヘタレだけど新婚ごっこさえあれば関係ないよねっ】 怜「…須賀君」 京太郎「はい?」 怜「ここが部屋」 京太郎「へ?」 怜「その扉の先が別室」 京太郎「あのー…?」 怜「……………………………」 怜「…京ちゃん!」 京太郎(京ちゃん!?) 京太郎「…あ。新婚ごっこか…」 京太郎「ただいま。怜」 怜「待ってましたー」ルンルン 怜「…ん…?」クンクン 怜「…甘い匂いがする」 京太郎「ん?…ああ。チョコレートだな。同僚の子に貰ったんだ」 怜「……むっ」プクーッ 京太郎「心配ないよ。義理だ義理」 怜「京ちゃんの言う義理は信用ならないんですー」プクーッ 京太郎「??」 怜「…はぁ…」 京太郎「なんかよくわかんねーけど、俺が愛してるのは怜だけだぞ」 怜「…あ…当たり前や…」カァァ ……… …… … 怜「時に京太郎さんや」 京太郎「なんじゃ怜さん」 怜「私からのチョコレートです」 京太郎「おー!ありがとう!」 京太郎「開けていいか?」 怜「どうぞどうぞ」 京太郎「よっと」パカッ 「残念!食べちゃいました☆」 京太郎「…………と…怜…?」 怜「てへ。……というのは冗談で」 怜「食後に二人で食べるためにチョコケーキや。冷蔵庫にあるので取ってきます」スタスタ 京太郎「この下りは必要だったのか?」 怜「…だって…こういうことしないと他の人と一緒やし…」ボソッ 怜「はい。チョコケーキ!」 京太郎「おお…凄いな…作ったのか…」 怜「えへへ。切り分けるね」 京太郎「…待ってくれ」 怜「ん?」 京太郎「俺も一緒に切るよ。ケーキ入刀しよう」 怜「け…結婚式でやったばっかりやん」 京太郎「怜となら何度でもやりたい」ニコッ 怜「…私だって…そりゃ…京ちゃんなら…」/// 京太郎「……怜」ギュッ 怜「…ん」 京太郎「って!だから!…危ねー危ねー。キスするところだった…」 京太郎「演技上手いですね本当…」 怜「ふふーん」 怜(いつもなら拗ねるところやけど…) 怜(…け…ケーキ入刀…出来たし…)/// 怜(ハ…ハッピーバレンタイン…)/// fin! 【もいっこ、新婚ごっこ!】 怜「けほっ…けほっ…」 京太郎「大丈夫か?怜…」 怜「だいっ…けほっ…けほっ…じょぶ!」b 京太郎「いやダメだろ」 怜「………はい」 京太郎「とりあえずお粥でも作ってくるな」ガチャ 怜「……………………………」 怜「…しっかし…暇やなー」 怜「この歳になると体調悪くなるぐらい慣れたもんやし…」 怜「寝てるだけやし…暇や…」 怜「…はぁ。寝てるんて辛いなぁ…」 怜「…………………あ」 ……… …… … 京太郎「怜?お粥、出来たぞ」ガチャ 怜「イギリスフランスらんらんらん♪」 怜「ニュージーランドにデンマーク~ドイツアメリカイッタリアー♪」クルクルー 京太郎「…………………………」ジーッ 怜「はっ!?」 怜「………………」ササーッ 怜「…よいしょ」フトン モグリモグリ 怜「…………………………」 京太郎「………………………」 怜「…けほ」 京太郎「何をやってるんだあんたはー!!」ウガー! 怜「ご…ごめんなさーい!」 ……… …… … 京太郎「…ったく…こっちは心配してるのに…」 怜「…心配おかけしました」 京太郎「本当…学生時代から変わりませんねー。そういうところ…」フーフー 怜「…京ちゃんも。変わってへんよ」アーン パクッ 京太郎「そうか?俺は大人になって成長してると思うんだけどなぁ…」フーフー 怜「むしろあの頃より私に甘いし…」アーン モグモグ 京太郎「そりゃ愛だろ。愛」フーフー 怜「…やっぱり変わらんね」モキュモキュ 京太郎「?」 京太郎「…で?さっきは何を楽しげに踊ってたんだよ?」 怜「あー。いや…体調落ち着いたら何処か旅行にでも…って」 京太郎「なるほどな。でもちゃんと寝てなさいね?」 怜「…はい」 京太郎「まあでも旅行か。いいかもな。…そうだ!たまには千里山レギュラーみんなで行くとか!」 怜「…やっぱ変わらんわー」 京太郎「?」 怜(二人っきりが良いのに…)プクーッ 京太郎「?」 fin! 【プロデューサーさん!ごっこですよ!ごっこ!(戒め)】 怜「ところで須賀君」 京太郎「はい?」 怜「さっき旅行云々って話をやったやん」 京太郎「そうですね」 怜「…というわけで旅行に行こ」 京太郎「良いですけど…何処に行く話ですか?海外とかわかりませんよ?」 怜「…………………長野?」 京太郎「アバウトですねー。温泉とかですか」 怜「しっかし…雪凄いなぁ…」ズボッ 京太郎「もう少し歩きますよー」 怜「さむっ…さむぅ…」 京太郎「ほら。つきましたよ。温泉です」 怜「はよ…はよぅ…」 京太郎「あはは…」 「客がこなすぎてメゲるわ…。貸切状態や…」 京太郎「…ですって」 怜「二人っきりやし、京ちゃん女湯くる?」 京太郎「だ…だれか来たら俺人生終わっちゃいますよ!」 「どうせ来ないし平気や…」 怜「だって」 京太郎「だからって…」 怜「…じゃあ私が男湯いく?」 京太郎「…俺が行きます」 ※客が来な過ぎるのは現実の温泉とは関係ありません。 ……… …… … 怜「…………………………」/// 京太郎「………………………」/// 怜「は…恥ずかしいね…」/// 京太郎「そ…そうですね…」/// 京太郎(恥ずかしくて背中合わせになったはいいけど…これはこれで恥ずかしい…) 怜(えっと…何か…話題が…) 怜「あ…あったかい…ね…」/// 京太郎「そ…そうですね…」/// 怜(…………………………) 怜(いや…!ここは大胆に…!) 怜「きょ…京ちゃん!」/// 京太郎「はい…?」 怜「お背中お流しいたします!」/// 京太郎(なぜ敬語…) 怜「…えと…そっちに…」 猿「キー…」カポーン 怜「お…おさる…!」 京太郎「え?ああ…ここはたまに猿が温泉に入るんですよ」 怜「す…凄い凄い!おさる!おさる!」 猿「ウキ?」 怜「おーさーるー!」 京太郎「あまりはしゃいで転ばないでくださいよ?」 怜「目の前におさるが…!感動や…!」 猿「…キ?」 怜「…………………………」 怜「……京ちゃん…」 京太郎「はい?」 怜「…飼おう。おさる…!」 京太郎「ダメです」 怜「えー、なんでー?おさるーおさるー!」 京太郎「…俺は…もう少し二人きりで居たいなぁ」ボソッ 怜「へ?なんて?」 京太郎「な…なんでもないです!」 fin! 【怜デレのつもりですよ!怜デレ!】 怜「須賀君ちょっとええかな」 京太郎「はい?」 怜「ペット飼いたい」 京太郎「はぁ。俺はカピバラ飼ってますけど…」 怜「それや」キュピーン! 京太郎「よーしよしよし」 カピバラ(遊んで遊んでー)キュー! 京太郎「わしゃしゃー。よしよし」モフモフ 怜「……………………」ムスーッ 京太郎「よしよしよ…ん?どうした怜?」 怜「ぶぇっつぅにぃ~?」ムスーッ 京太郎「な…なんか怒ってるのか?」 怜「ふーんだ」プイッ 京太郎「?」 怜「……………………………」 京太郎「あ、わかった。俺がカピーに構ってばかりだから妬いてるんだろ?」ニヤニヤ 怜「なっ…!そ…そんなこと…!」カァァ 怜「そんな…こと…ある…かも…」/// 京太郎(やっぱ怜可愛い) 怜「な…なんやその目!しゃ…しゃーないやん…カピバラばっかり構って…」 京太郎「…いやでもさ?俺が怜を わしゃしゃーもふもふー! ってやると色々マズい」 怜「な…なんや色々って…」 京太郎「いや理性とかさ」 怜「…ええやん…結婚しとるんやし…」ボソッ /// 怜「む…むむむしろたまにはそういうのがあっても…」ボソッ /// 京太郎「…だー!可愛いな畜生!」ガバッ 怜「きゃっ!」 京太郎「…さっきの言葉…後悔しないでくださいね?」ニコッ 怜「…せ…せえへんよ…。京ちゃんなら…」/// 京太郎「ってー!だから!実際やったら確実にお縄についちゃうんだって!耐えろ俺!」 怜「…むー」 京太郎「…実際これ心臓に悪いですよね」ゲッソリ 怜「…せやったら実行すればええのに」ボソッ 京太郎「3.141592…あれ?今何か言いました?」 怜「なーんでも」 京太郎「?」 fin!
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番外編 鹿児島IF バレンタイン 京太郎「…バレンタインでなんで俺がチョコレートを作ってるんだろ」 巴「それを私に聞かれても…」隣で手伝いをしていて 京太郎「そもそも巫女さんの立場的にバレンタインって大丈夫なんですか?」 巴「…大丈夫でしょ、多分」 京太郎「それならいいんですが…」 巴「…ねえ京太郎君、なんで私を誘ったの?」 京太郎「えっ?」 巴「だって普通、誘わないよ?」 京太郎「……言っても良いですが笑わないでくださいよ?」 巴「笑う?まあ、笑わないよ」 京太郎「…一緒に作ったら狩宿先輩の好みになるじゃないですか」 巴「そうだね」 京太郎「その…好きな人に渡すチョコレートがその人の苦手だったら嫌だったんです」 巴「えっ?」 京太郎「やっぱり気がついてなかったんですか」苦笑い 巴「私はてっきり姫様や春ちゃんが好きだと…」顔が真っ赤になっていく 京太郎「俺は狩宿先輩…巴さんの事が好きです」 巴「あぅ…でも私は皆みたいに胸ないよ?」 京太郎「おもちの大きさが全てじゃないです」 巴「姫様みたいに優しくないし…その」わたふた 京太郎「俺じゃ駄目ですか?」 巴「…ふ、不束者ですが、よ、よろしくお願いします」顔を下に向けて 京太郎「はい、よろしくお願いします」 カン!
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長野のローカル局で放送されている、ご当地麻雀番組(通称:まどでしょ)である! 内容はいたって平凡。メインパーソナリティーの福与恒子と小鍛治健夜、そして師匠・須賀京太郎とイーピンちゃんこと安福莉子が麻雀の結果に応じて各地を旅し、色んな目に遭う……それだけ! 恒子「――――はいどもー!ひっっっっさしぶりにやって来ました、麻雀どうでしょうのお時間でっすー!」 健夜「ホントに久しぶりに……」 恒子「今日も今日とて、ふくよかじゃない恒子ちゃんとあらふ……すこやんの二人で進行してくよー」 健夜「ねえ、今アラフォーって言った?言ったよね!?」 恒子「ま、よくあるこった、気にすんな!」 健夜「それはスペシャルな作品の主人公(金)の台詞だから使っちゃダメだよ!」 恒子「えー、いいじゃん。そんな細かいこと気にしてると婚期逃……ぁ、もう逃してるかー」 健夜「久しぶりだけど全然変わってないね、こーこちゃんは!」 恒子「はいはーい、それじゃサクッと話進めるよー」 健夜「あのゴメン、あからさまに無視しないで、正直に傷つくから……」 恒子「まずはこの人がいなけりゃ話が進まない!師匠こと須賀京太郎くーん!」 健夜「…………メゲるよ」 京太郎「…………まだ続いてたんだ、この企画」 恒子「長野は娯楽が少ないから」注:あくまで恒子ちゃんの意見です 京太郎「おい、ちょっと聞き捨てなんねーですよ今の発言!」 恒子「えー、だって長野って聞いて私が思い付くのって、ピーマンの嫌いな吸血鬼ぐらいだし」 健夜「あ、僕血だね。続編の僕月も面白かったよね」 恒子「コスモス荘が傑作な気もするけど、あれは漫画版が神っちゃったし。私的におちゃらか駅前劇場とか九官鳥刑事辺りのノリでもう一回―――」 京太郎「ネタがわっかんねーし!つーか、麻雀があんでしょーが麻雀が!?」 健夜「あわわ、それは何もないって言ってるのと同じだよ須賀く……師匠!」(ギュー 京太郎「どさくさにまぎれて抱きつかないでほしいっす、小鍛治さん!」 恒子「……はい!師匠が疲労困憊でツッコミできない内に番組続けちゃおー」 京太郎「ハァ、ハァ……くっそ、またこの人のペースに乗っちまった」 健夜「しょうがないよ、こーこちゃんだもん……」 京太郎「空見上げながら言わないでください、悲しくなります」 恒子「なーんだか黄昏ちゃってる二人に構わず、次のゲストを呼んじゃいましょう!やっぱりこの番組には彼女の力が必・要だぁー!!」 京太郎「お、やっぱり莉子も参加させられてるんだ」 健夜「もうレギュラーだもんね、須賀君と莉子ちゃん」 京太郎「ええ、認めたくないことですが、まだ道連……相方がいる分、リアクションも取り易――――」 誠子「えーっと、ども……」 恒子「白糸台チーム虎姫からやって来ました!和了もコメントも思いのままに釣りあげる!フイッシャー・亦野誠子ちゃんでーす!いらっしゃいませー」 京太郎「なんでだああぁぁぁぁぁっ!?」 誠子「うぉっ?」 恒子「女房と畳はナントヤラというわけで、リアクションに新鮮味を求めてちょっと相方をチェンジしてみましたー☆」 誠子「まさか私がこの番組に出るなんて……。つーか、女房と、みたいな表現されると後で大星になに言われるかわからなすぎて怖いんだけど……」 京太郎「莉子……いや、イーピンちゃんカムバーーック!」 ―――某所 淡「うー!うー!なんで私が麻雀どうでしょうに出れないのー!?」 菫「そのうーうー言うのは止めろ!あと、師匠の相方を勤めるには一つ絶対条件があるからだ」 照「それは初耳」 菫「フフ、これはまだDVDに収録されていない回でこーこちゃ……恒子さんがうっかり漏らした情報だからな」 尭深「ファンなんだ……」 菫「それほどではない。ただ……」 照「ただ?」 菫「番組の無茶な企画決定権を賭けた麻雀対決で健闘虚しく、オーラスにド高めを振り込んだイーピンちゃんや、役満親被りでまくられた時のししょ……須賀君の愕然とした表情が――――な、わかるだろ?」(ゾクゾク 照「のーこめんとで」 淡「きょーたろー君いじめちゃダーメー!」 尭深「それで……さっき言ってた絶対条件って?」 菫「おっと、忘れてた。それはだな……コホン――――手痛い、あるいは致命的な失点をしていること、だ」 淡「つまりどーゆーこと?」 菫「振り込んだりした跳んだ数が多い人ほど選ばれやすい、ってことだよ」 尭深「なるほど」 照(あ、だから須賀君は師匠なのか……) 誠子「そういや私、なんで師匠の相方に選ばれたんだろ」 京太郎「知りませんよ。つーか、亦野さんまで俺を師匠とか呼ばないでください」 恒子「本当はねー、頑張ってる師匠へのご褒美ってことで、阿知賀の松実選手を相方にって意見もあったんだけど……スポンサーの方から猛抗議が来ちゃってさー」 京太郎「猛抗議、ですか。いったいどこのスポンサーが……」 恒子「うん。えっとね、りゅ―――」 京太郎「あ、いいです、もうわかりました」 恒子「残念だったね、おもちが拝めなくて!」 京太郎「ハイハイそーですねー、あー残念残念…………マジで残念だ、チクショウ」 健夜「須賀君、すっかりやさぐれちゃって……」 恒子「何が悪かったんだろうね。ああっ、あの頃のおもちに並々ならぬ情熱を持っていた師匠はいずこへ!」 誠子「なんとなく原因は目の前の人のよーな気がするな」 健夜「うん、みんなそう思ってるよ」 恒子「さて、役者も揃ったことだし、そろそろ今回の企画いってみよー!」 京太郎「どーせ今回もどっか地方に飛ばされて跳ばされる企画なんだろーなー……」 恒子「今回の企画は……なななんと!――――美少女雀士を自分好みにプロデュースして、次世代の雀ドルに育て上げろ!『THE雀DOLM@STER』プロジェクト、っでーーーす!!」 京太郎「………………あ?」 恒子「番組スタッフによる厳選なる審査を通過した十数名の美少女雀士!師匠にはこれから三ヶ月間、彼女達とコミュニケーションを重ねて、共に笑い、時に涙してトップ雀ドルへの道を駆け抜けていただきます!!」 京太郎「さ、三ヶ月!?なんすかそれ、聞いてないですよそんなの!」 恒子「言ってないですからー!」 京太郎「またこのパターンか!おい、カメラ止めろ!!」 健夜「おお、落ち着いて、暴力はダメだよ師匠!」(ダキー 恒子「キャー、おーそーわーれーるー♪」 誠子「えーっと…………あ、これ読めばいいんですね」 ついに始まった新企画! まどでしょプロ、トップ雀ドルへの道! 恒子「万が一失敗したら、南米コスタリカで――――」 京太郎「また南米か!」 誠子「めんどくさ……」 莉子「は、話が違うじゃないですか!今回の企画に協力したら私、卒業じゃなかったんですか!?」 京太郎「おい莉子、一度腹割って話そうか」 莉子「魔が差したんですー!」 健夜「み、みんなで頑張れば大丈夫だよ!」 恒子「―――全責任取るってことで、師匠にはウエディングドレス姿のすこやんと撮影していただきます!」 健夜「…………す、須賀君、パスポートは持ってる?いっ、今のうちにパスポート取っておいた方がいいんじゃないかな!かな!?」 京太郎「企画に成功しても失敗しても決着くせーぞ俺の人生ェ!?」 誠子「はたして師匠は自由を勝ち取れるのか!それでは、また来週ー…………南米ってどんな魚釣れるのかな?」 終われ
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京太郎「もう麻雀部にいても俺の存在意義は無いよな……」 京太郎「なんだかんだで和目当てで入っただけだし、ここらが辞め時かな」 京太郎「ちわーっす」ガチャ 咲「あっ、京ちゃん」 優希「おおー犬!ちゃんと今日は来たな、えらいじょ!」 京太郎「ちゃんと毎日来てるだろ……」 久「こんにちは須賀君」 京太郎「あ…どうも……部長」 久「来てもらって早速で悪いけど、あなたに買い出し頼んでもらっていいかしら?」 久「えっとねぇ……今日はクリーナーと何か甘い物を」 京太郎「無理ですよ部長。今日は無理なんです」 久「無理?えー、どうして?ひょっとして今日は体調が悪かったりする?」 京太郎「俺、今日限りで麻雀部辞めるんで」 久「ほうほう、麻雀部を辞めると……それはそれは」 咲 久 優希「!?」 京太郎「これ、退部届です」スッ 京太郎「ハンドボールで全国を目指すからです」 久「ハンド……ボール?」 まこ「はて?なんで急にハンドボールなんぞに目覚めたんじゃ」 咲「……京ちゃんはこう見えて、中学の時ハンドボールで県大会決勝まで行ってるんです」 まこ「ほぉ!それはすごいの」 優希「初耳だじぇ」 和「わ、私もです」 京太郎「はは……一応、清澄に入る前に色んな所からスカウトは来てたんだ。全部断ったけど」 久「どうして?清澄に来たってハンドボールなんて有名じゃないのに」 京太郎「それは、やっぱり咲をほっとけなくて…」チラッ 咲「えぇっ?!わ、私?」 京太郎「でも、もう俺が居なくても大丈夫そうだし、俺もあいつみたいに自分に合った人生を歩もうかなって思って」 京太郎「だから麻雀は今日で終わりにします」 咲「京ちゃん……」 京太郎「部長。退部届受け取ってくれますよね?」 久「………」 久「あなたの人生よ、好きにしなさい」 京太郎「ありがとうございます……お世話になりました」 咲「ぶ、部長!」 優希「どうして引き止めないじょ!?」 久「私には須賀くんを引き止める権利なんてない」 久「それに、本人もそれは望んでないみたいだし」 和「……あの、須賀くん」 京太郎「和にも色々世話になったな。麻雀教えてくれてありがとな」 和「いえそれはいいんですが…本当に辞めてしまうんですか?麻雀部」 京太郎「ああ」 和「私が入って、優希も入って、それからあなたが入って……ずっと盛り立ててきた麻雀部を」 京太郎「そうだよ」 和「……分かりました。なら、もう私は何も言いません」 優希「わ、私は絶対認めないじょ犬!飼い主を捨てて遠くへ行くなんて許さないからな!」 久「遠くって大袈裟ね優希は。清澄にいるんだからいつでも会えるでしょ?ねぇ、須賀くん」 京太郎「………」 久「……まさかあなた」 京太郎「実は」 京太郎「体育推薦転入で白糸台へ行くことになってます」 優希「ぎゃぽ!?」 咲「そんな……嘘でしょ?だって、そんなこと昨日まで一言も!」 京太郎「ウソじゃない。もう手続きも全て済ませて、東京に行く準備も済ませてある」 まこ「ちゅーことはずいぶん前から麻雀部だけじゃなく清澄も辞める気やったってことじゃな」 久「……私が麻雀部を辞めるのダメって言ってたらどうしたのかしらね?」 優希「ふざけるな!!そんな話聞いてないぞ!」ガシッ 京太郎「うわっ!」 優希「京太郎は清澄だじぇ!白糸台なんかに行かせたりしないじょ!」 京太郎「お、おい!足に引っ付くなって!靴とかの汚れがついちまうぞ」 優希「首を縦に振るまで離れないからなー!」ギュウウ まこ「まるで駄々っ子じゃの」 和「ゆーき……」 京太郎「……困ったな」 咲「……」 京太郎「ああ、咲。ちょうど良かった、お前からも何か言ってやってくれ」 咲「一つさ、ルール追加してもいいかな?」 京太郎「何だよ」 咲「京ちゃん達三人は十万点持ちのスタートで私は0点からのスタートってことで」 優希「じぇ!?」 咲「それ以外はいつもと同じルールだよ」 和「さ……咲さん、いくらあならでもそれは無茶ですよ」 久「随分イカれたルールね。で、何の為にそんなルールを作ったの?」 咲「特に理由は何もありませんよ」 京太郎「清澄に留まってもらう、とか言うんじゃないだろうな?」 京太郎「そんな賭けに乗るつもりは無いぞ馬鹿馬鹿しい」 咲「もう、本当に何もないってば!」 京太郎(持ち点が0点なんて何企んでんだ咲は) 京太郎(俺だけじゃともかく優希も和もいるってのに、一回でも和了されたら終わりじゃねーか) ――――― ―――― 和「………」 和(誰も振り込まない……) 優希「………」 優希(誰も和了しないじぇ……) 咲「あ、またみんな聴牌で流局だよー」 咲「これじゃ中々終われないね」ニコッ 久(驚いた…これ支配なんてそんなレベルじゃないわ……) まこ(全員が全員聴牌するものの誰も和了できないとは。天江衣の一向聴地獄みたいじゃのう) 京太郎「咲……そろそろ」 咲「え?」 京太郎「もう俺の負けでいいからさ、やめにしないか?」 咲「何言ってるの京ちゃん」 咲「この一局が終わるまでは清澄に居てくれる約束だよね?」 京太郎「そ、そうだけどさ……」 咲「ならこの一局が永遠に続けばずっと清澄に居られるよね」 京太郎(い……いや流石に冗談だろ……冗談だよな?) 京太郎(しかし、俺はいいとしても……) 和「………」フー 優希「うう…頭がクラクラしてきたじぇ」 京太郎「咲、二人とももう限界だ。やめよう」 咲「ダメだよ。そしたら京ちゃんがいなくなっちゃう」 京太郎「そんなこと言ってる場合かよ!」 京太郎「和も優希もお前の大事な友達だろ!」 咲「早く終わらせたいんだったら和了すればいいじゃん」 京太郎「お前……」 京太郎「本当に咲か?」 咲「あはは、何言ってるの」 咲「私は京ちゃんがよく知ってる、読書が趣味の地味でドジな宮永咲だよ」 京太郎「っ」ゾクッ 京太郎(咲は……こんな奴じゃ無かった) 京太郎(ドジで地味だけど、一緒に居るとすげー安心できる女子だったけど……いまはただただ怖い) 咲「あ、また聴牌で流局だよー!」 京太郎(……いや、咲を麻雀部に連れてきたのは俺だ) 京太郎(くだらない理由で連れてきて咲を変えてしまったのは俺のせいじゃないか) 咲「本当に………麻雀って楽しいよね!」 カン
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注意 安価、コンマスレのまとめなので話が途中でわからなくなることがあります 詳しくは下記の元スレを参照 未完なので続きは妄想で補完してください 本まとめはセリフのあるレスのみを抜粋しました(だいたい) 変なところで区切れていますがご了承ください(時間があれば、また修正します) 本編途中、急に小ネタが入ってたりします(時間があれば、また修正します) | | は 安価です、修正がめんどくさいので…時間があれば修正します 始めに 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」0 本編 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」1 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」2 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」3 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」4 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」5 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」6 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」7 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」8 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」9(未完) 元スレ -【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」 【安価】久「出来たわよ! 好感度変換ルーレット」京太郎「は?」2 【安価】純「出来たぜ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」3 【安価】エイスリン「デキタ! コウカンドヘンカンルーレット!」京太郎「は?」4 【安価】浩子「出来たで! 好感度変換ルーレットや!」京太郎「は?」5