約 3,506,833 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4011.html
『おちびちゃんが欲しい 後編』 32KB 改造 赤ゆ 子ゆ 虐待人間 独自設定 前後編ものです かすがあきです。 anko3967 おちびちゃんが欲しい 前編 の続きです。 注意 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 酷い人間ばかりです。 一部、独自設定があります。 ただゆっくりを虐めるだけの話です。 おちびちゃんが欲しい 後編 ------------------------------------ 「ゆっくりおきるよ……」 れいむが目を醒ました。今れいむは、タオルを敷いた透明な箱(ビックサイズ)の中にいる。 『おはよう、れいむ。ほら、鏡だよ。』 俺は、れいむに手鏡を見せる。 「ゆ?……かがみさん?」 『おいおい、何を寝ぼけているんだい? 不妊治療を終えたんだから、自分の額とマムマムをみてごらんよ。』 「ゆ!そ、そうだったよ!」 不妊治療をしたことを思い出したれいむが、舌で自分の前髪をあげる。 「ゆわ~~きれいなひたいさんだよ。しわひとつないよ!」 そして、舌で、じぶんのマムマムを触る。 「ある!あるよ!!まむまむが あるよ!!!」 『おめでとう。これで、本当のお母さんになれるね』 「ありがとうだよ!おにーさん!! れいむ、いっぱい おちびちゃんを つくるよーー!!」 れいむは、幸せ一杯な顔をしている。 良い笑顔だ。実に潰しがいがある。 「ゆ?そ、そういえば、おちびちゃんは どうなったの?」 『ん?ああ、あのチビれいむなら、無事だよ。 でも、れいむのことを怨んでいるみたいだから、しばらくは会わないほうがいいよ。』 「ゆ……そうだね。おちびちゃんには わるいことをしたよね……」 れいむの顔が少し暗くなる。 『でもさ、そのおかげで、れいむが おちびちゃんを つくれるから、よかったじゃないか?』 「ゆん!そうだね!! れいむの かわいい おちびちゃんを みせれば、あの おちびちゃんも ゆるしてくるよね!」 れいむが笑顔でいう。流石は餡子脳。 自分がおちびちゃんを作れば、 酷い目にあったチビれいむが許してくれると本気で思っているようだ。 『さて、れいむ。早速だけど、妊娠しようか?』 「ゆん!ねぇ、れいむの だーりんは、どこに いるの?」 『いないよ、そんなの。』 「はぁぁぁあぁああああああ!!?? だーりんが いなくっちゃ、にんっしん できないでしょうがぁぁぁああ!!」 騒ぐれいむに、俺は餡子をみせる。 『れいむ、これなーんだ?』 「ゆ?あんこさん?」 『そう正解。でも、ただの餡子じゃない。 さっき、れいむが、まりさをレイプしているときに、採取した、君の精子餡だ。 これを……』 俺は、れいむの額に、精子餡を塗る。 みるみるうちに、れいむの額から、茎が生えてくる。 茎には、れいむ種の実ゆっくりが4つできている。 「ゆわーーー!!れ、れいむ、にんっしん しちゃった! まだ ばーじんさん なのに、まるで、せいぼ だね!さっすが れいむだよ!」 『ははは。よかった。無事、妊娠できたね。ほら、点滴をしてあげる。』 「ゆぴ!?」 俺は、再びれいむに、点滴を施す。オレンジジュースと、成長促進剤だ。 「ゆ?おちびちゃんが、どんどん おおきく なっていくよ! ゆ~ん……とっても ゆっくりしているよ!」 『よかったな。ほら、フードを置いておくから、ゆっくりしてろ。』 俺は、ゆっくりフードそれなり味を箱にいれる。 「ゆっくり ありがとうだよ!おにーさん! おちびちゃん、ゆっくり そだってね! おかーさん、おうたをうたってあげるよ! まったりのひ~♪ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪♪」 れいむはすくすくと育つ実ゆっくりを、幸せな顔で眺めながら雑音を奏で始めた。 ------------------------------------ 翌日、俺は箱の中をのぞく。 実ゆっくりは、ちょうど誕生の時を迎えていた。俺は、れいむから点滴を外す。 「おにーさん!おちびちゃんが ゆっくり うまれそうだよ!」 れいむは嬉しそうに言い、体を揺らす。 すると、実ゆっくりが茎から離れ、タオルの上に着地する。 「ゆっきゅりちていっちぇにぇーー!!」 「ゆっくりしていってね!ゆーん! とっても かわいい おちびちゃんだよー!ゆっくりできるよーー!!」 嬉しさで、れいむは体を揺らす。 すると、残った実ゆっくりも、次々と落ちてくる。 そして、先ほどの、潰したい、挨拶を繰り返す。 「おきゃーしゃん、れいみゅ、おにゃきゃが ちゅいちゃよ!」×4 「ゆ?そうだね……ゆ~ん…どうしよう、ふーどさんは さっき たべちゃったよ……」 『れいむ、茎をとって、咀嚼して、食べさせるんだ。』 「ゆっくりりかいしたよ!」 れいむは、舌で茎をとり、口に含む。 「おちびちゃんたち、ちょっとまっててね。 むーしゃむーしゃ……っぺ! さぁ、ゆっくり たべてね!」 「ゆわぁ~い!」 「おいちちょうだよー!」 「れいみゅ、いーっぴゃい たべりゅよー!」 「れいみゅの しゅーぴゃー むーちゃむーちゃ たいみゅが はっじまりゅよー!」 「むーちゃむーちゃ……ちあわっちぇーー!!」×4 「ゆ~~~ん!!おちびちゃんたちが いっぱい ゆっくりしてるよーー!! れいむったら、こそだて じょうずで ごーめんねー!!!」 『よかったな、れいむ。』 「ゆん!れいむ、とっても、とってもゆっくりできるよ!」 『この子たちが、巣立ったら、こんどは旦那様を探そうな。』 「ゆん!まかせるよ!! ゆぷぷ!やっぱり れいむってば すっごいね。 ゆっくりしている、とくべつな れいむには どれいが かってに つくして くれるんだよ! れいむったら、とくべつで ごーめんねーーー!!」 あ、ゲス化した。そろそろかなって思っていたら、案の定だ。 俺は、れいむの入っている透明な箱に、別の透明な箱をつける。 「じねぇぇええええ!!!じねぇえぇっぇぇ!!!」 中にはいっているのは、れいむが育てた、チビれいむだ。 チビれいむは、義母である れいむを見た瞬間、叫びだしたのだ。 「ゆわぁぁああんん!!お、おびゃけじゃゃぁぁぁああ!!!たちゅけてーー!!みゃみゃーー!!」×4 義姉であるチビれいむを見て、怖がる赤ゆっくりたち。 当然だ、額の部分が陥没しているのだから、事情を知らずに見たら、化物いがいなにものでもない。 「お、おちびゃん、だいじょうぶだよ。おかーさんが ついているよ! ゆっくりできない、れいむは さっさと きえてね!すぐで いいよ!れいむ、ぷくーするよ、ぷくー!」 「ゆ……ゆがぁぁぁあ!!!れいむだっで、ぷくーーー!!」 透明な箱ごしに、2匹はぷくーをしあう。 二日前、いや、昨日の朝まで、あんなに仲良くしていた2匹なのに。 『れいむ、いいのか?こいつは、お前が育てたチビれいむだぞ。』 「ゆぷぷ。どれいが、へんかことをいっているよ。 いい、こんなに かわいい おちびちゃんを うむためだけに、あの げすが ひつよう だった だけだよ。 かわいい おちびちゃんと、とくべつな れいむの やくに たてたんだから、 むしろ かんしゃ して ほしい ぐらいだよ。」 予想していた通りの事を言うれいむ。 あれほど愛情をもっていたのに、本当の子供ができたら、義理の子供をゲスよばわりとは、さすがはゆっくりだ。 幸せになると、すぐに増長し、他者を見下すのは、ゆっくりの悪い癖だな。 いや、これが本性か。 俺は、そんなことを考えながら、赤ゆっくりを全て、持ち上げる。 「ゆ!どれいがぁぁぁああ!!かわいい おちびちゃんを かえせぇぇぇえええ!!」 れいむが飛び出しそうなので、蓋をした。 「ゆわぁーい、おちょらとんでりゅー!」 「れいみゅ、とりちゃんに なっちゃっちゃー!!」 浮遊感を楽しんでいる4匹を、チビれいむのいる透明な箱にいれる。 「ゆべ!……いぢゃぃいいいいい!!!みゃみゃーーー!!!」×4 優しくおかずに、落としたので、痛みで泣き叫ぶ赤ゆっくりたち。 『おい、おちびちゃんたち、泣いている場合か?よく見てみろよ。』 「ゆ?………ゆわっぁぁぁぁぁぁあ!!お、おおおおばきぇーーー!!」×4 4匹は、チビれいむを見て、絶叫をあげる。 「うっるさいよ!!このげすがぁぁぁ!!! さぁ、れいむの すーぱー むーしゃむーしゃたいむが はっじまるよーー!!」 チビれいむは、そう言うと、赤れいむを食べ始めた。 「ゆぎゃぁぁぁああ!!た、たべにゃいでぇぇええ!!」 「むーしゃむーしゃ……しあわせーー!!」 「おねーしゃんぎゃぁぁああ!!」 赤れいむたちは、おそろしーしーをして、ガタガタと振るえている。 「やべろぉぉぉおおおお!!!やべろぉぉぉおおお!!このゆっくり ごろしの げすがぁぁぁああ!!」 透明な箱ごしに、れいむが叫ぶ。無駄なのに、透明な箱に体当りをしている。 「なにをしているの!!どれいの じじいは、ゆっくり していないで、さっさと なんとかしろぉぉぉおおお!!!」 『ヤダ』 当然、断る俺だ。 「ふ、ふっざけるなーーーー!!!!」 「うっるさいよ! れいむは、くずおやが うんだ おちびちゃんを たっくさん たべて、もとに もどるんだぁぁぁあああ!!」 れいむはそう宣言し、残りの赤ゆっくりに襲い掛かる。 必死で逃げる赤ゆっくりたちだが、狭い箱の中だ。当然、逃げる場所はない。 ちなみに、元に戻るとは、俺が教えたことだ。 義母であるれいむが生んだ子供を沢山食べれば、額とマムマムは元に戻ると。 まぁ、実際はムリだろうが、思い込みの生き物だから、ひょっとしたら、できるかもしれない。 がんばれ、チビれいむ。 「も、もっぢょ……ゆっぎゅり…じだぎゃっだ……」 最後の赤れいむが食べられた。 「おちびぢゃぁぁぁぁぁっぁぁんん!!」 泣き叫ぶれいむ。 「くずおやぁぁ!!もっど、もっど おちびちゃんを うめぇぇぇえ!!! そして、ゆっくりしないで、たべさせろろぉぉぉおおおおおおおお!!!!!」」 チビれいむが、おかわりを要求している。 「ふ、ふざけるなっぁぁあぁぁあ!!かわいい おちびちゃんを たべた げすがぁぁぁあ!! せいっさい してやる、せいっさい してやるぅぅっぅううううう!!!!」 「せいっさい されるのは、きさまのほうだろーがぁぁぁあああああ!!!」 透明な箱ごしで、互いに体当りをする義理の母娘。 無駄な努力だが、実に美しい光景だ。 ------------------------------------ 翌日 「ゆはぁ~~ゆはぁ~~」×2 2匹は互いに睨み合いながら、息を切らしている。 透明な箱が邪魔で、互いに手をだせないのに、体当りを繰り返した結果だ。 『ほらほら、2匹とも、おなかが空いただろ?これでも、食べなよ。』 俺は、2匹が入っている箱に、ゆっくりフードそれなり味 を いれる。 食べ終えた2匹は、再び、透明は箱ごしに、体当りを始める。 「ころじでやるぅぅぅうううう!!ごの げすがぁぁぁ!!! そだてで やっだ おんを わすれだ、げすがぁぁぁぁあああああ!!」 「ころじでやるぅぅうう!!!!くずおや がぁぁぁあ!!! れいむの からだを うばっだ げずを ごろじでやるぅぅうううう!!」 透明な箱ごしで、互いに罵りあい、体当りをする義理の母娘。 無駄な努力だが、実に美しい光景だ。 しかし、このままでもつまらないので、俺は、チビれいむの入った箱を、遠ざけ、見えなくする。 「よくやったよ!このどれい!ほめてやるよ!」 チビれいむが見えなくなったことで、機嫌が少しよくなったれいむ。 でも、お前如きに褒められても、うれしくないが。 「さぁ、さっさと びゆっくりを もって こいぃぃいいいいい!!! れいむは、かわいい おちびちちゃんが ほしいんだぁぁぁぁああああ!!!」 『はいはい。まぁ、これでも食べて、落ち着きな。』 俺は、チョコレートを与える。 「こ、これは、ちょこれーとさん! ゆ、ゆふん!やっと どれいが ちゃんと どれいらしく、あまあまを けんじょうしたよ。 これっぽっちじゃ、たりないけど、とくべつに ゆるしてやるよ!かんっだいな れいむに かんしゃしてね! むーしゃむーしゃ……しあわせーーー!!!」 人をイラつかせることに関して、ゆっくりというのは、天才的だな。黙って食べればいいものを。 それにしても、口内にはいったまま、味の感想をいうとは。 もう銀バッチの継続試験は、通らないな。 まぁ、受けさせる気もないし、受ける機会もないだろうけど。 『それじゃぁ、今から番を探してくるよ。番となるゆっくりの種類はなにがいい?』 「ゆ?ゆ~んと、やっぱり、たくましい、まりさかなぁ?」 やっぱりまりさは人気だな。何処がいいんだろうか? そんなことを考えながら、俺はれいむに話しかける。 『まりさかい?でも、まりさって、意外と情けないだろ?』 「ゆ?」 『この前、君に泣かされていたじゃないか。あんな情けないのがいいの?』 「そ、そうだね。まりさ みたいに なさけない おちびちゃんは ごめんだもんね!」 そういえば、れいむがレイプしてできた子供のことを、れいむはまったく気にかけていない。 れいむ種は母性は強いが、父性はまったく ないと いうことだろうか。 『かといって、ぱちゅりーもなぁ……知的だけど、ゲロ袋だからなぁ、 あんなのと 番になっても、れいむ、すぐにシングルマザーになるしな……』 「しんぐるまざーは ゆっくりできないよ。」 『そうすると………』 「ゆ~んっと……そうだ、れいむは ありすが いいよ!」 『そっか、れいむは、ありすが いいんだね。』 「ゆん!ありすが いいよ。 とくべつな れいむに ふさわしい、びゆっくりの ありすが ほしいよ!」 『よし、まってろよ。』 『ほら、れいむ。ありすだぞ。』 俺は、ありすを れいむに見せる。あのレイプされた まりさの番の ありすだ。 「ゆわぁ~~れいむほどじゃ ない けど、とっても びゆっくり だよ~~!! ありす、ゆっくりしていってね!」 ありすには、この2日間、栄養価の高い食事とオレンジジュースをあたえ、風呂にいれた為、とても綺麗だ。 そして、ありすには、 『番と子供を返して欲しければ、れいむの旦那を1日、演じろ』 と、言い聞かせてある。 当然、反対したありすだが、説得(=拳による一歩的な語り合い)の末、合意してくれた。 「ゆっくりしていってね、れいむ。」 ありすが、家族のために、愛する番を犯した、憎い れいむに笑顔で言う。 ありすの心中を察すると、とても愉快になれる。 『よかったな、ありす。れいむ、お前の事を気に入ったみたいだぞ。』 「え、ええ、そうね。にんげんさん、やくそくさんは まもってよ。」 『ああ、わかっているよ。さぁ、降ろすぞ。』 俺はありすを、れいむが入っている透明な箱にいれる。 「ありす、れいむは れいむだよ!ゆっくりしていってね! あのにんげんは、れいむの どれい だから、ここで ずっと いっしょに ゆっくりしようね!」 「そうね、いっしょに ゆっくりしましょう……」 「ゆゆ?どうしたの?ありす、おめめさんに、なみださんが たまっているよ?」 「え?ええっと……あ、あんまり れいむが びゆっくりすぎて、ありす なんかには もったいなくて…… うれしくって、なみださんが でてきたのよ………」 ありすが、必死で誤魔化す。 「ゆ~ん!そうだね!れいむったら うつくすすぎて、ごっめんねーー!! でも、ありすも、なかなかの びゆっくりだよ!ありすーー。 すーりすーり……」 2匹は、笑顔でスリスリを始めた。 れいむは、本当の笑顔で、ありすは、作り笑顔でだが。 『よかったな、れいむ。番ができて。 さぁ、後はおちびちゃんだな。沢山つくれよ。』 「いわれなくても わかっているよ! どれいは へんな しんぱいを しなくていいよ!」 『はいはい。』 「ありす、れいむね、おかーさんに なりたんだ! いっぱい、かわいい おちびちゃんを つくろうね!」 「え、ええ……そ、そうね……で、でも、いきなりすぎない? もうすこし、ふたりで とかいはな あいを かたりあいましょうよ。」 今日1日を過ごせば、再び愛する家族とゆっくりできると信じているありすは、話をはぐらかそうとする。 「ゆ!?おいびちゃんは、とっても ゆっくりできるんだよ! だから、すぐに つくろうよ!だいじょうぶだよ!れいむは こそだてが じょうずなんだよ! それに、どれいが いっぱい あまあまを もってくるから、なんの しんぱいも いらないよ!」 一応、チビれいむを育てた経験があるが、躾などしていないに等しいので、上手いかどうかは疑問だ。 だいたい、俺がいつ奴隷になったんだ? 『なぁ、れいむ。ありすは疲れているだよ。 だから、元気になるように、薬をあげようと思うんだけど、どうだい?』 「に、にんげんさん?いいわ、ありす、くすりさんなんて……」 「おねがいするよ!さっすが れいむの どれいだね!きが きくね! これも すべて、れいむの きょういくが いいからだね!!そんけいしていいよ!」 『はいはい。全てはれいむ様のおうせのままに、っと。』 俺は、ありすに注射をうった。 中身はバイゆグラだ。 先日れいむに打った精力剤と違って、確実にレイパーになれる素敵な薬だ。 「どう、ありす?げんきになった?」 れいむは、目を輝かせながら聞く。 「んほぉぉぉおおおおおおおおお!!!!」 ありすは、元気になった証として、雄叫びをあげる。 「れ、れいぱーだぁぁぁぁあああ!!!」 ありすがレイパーとなったことに声をあげるれいむ。 『よかったな、れいむ。ありす、やる気マンマンだぞ!』 「どこがだぁぁぁぁぁああ!!!や、やべでぇぇぇえええ!!れいむをおそわないでぇぇええええ!!」 「にほぉぉおおおお!!たまるわぁぁああああ!!たまには、れいむもいいわねぇぇえぇぇえ!!!!」 「やだぁぁぁぁあああ!!!」 れいむが、何故か嫌がっている。 まったく、さっきまで、ありすとスッキリをしようとしていたくせに。 「んほぉぉおおお!!れいむたったら、つんでれねぇえぇえ!!」 なる程、れいむはツンデレだったのか。納得したよ。 必死で逃げるれいむだが、ビックサイズとはいえ、狭い透明な箱の中だ、すぐに捕まる。 「さぁ、つかまえたわよ。れいむ、とかいはなあいをわけてあげるわぁぁぁあ!!」 「や、やじゃあぁぁあああああ だ、だずげろ、どれいぃぃぃぃぃいいいいい!!!」 『まったく、れいむったら、ツンデレなんだから。 君の要望どおり、美ゆっくりの ありすと、スッキリをするのに、なにを助けるんだい? あ!ああ、そうか、ごめんごめん。わすれてたよ。ほら』 俺は、2匹に点滴を施す。 ありすには、バイゆグラと、オレンジジュース れいむには、成長促進剤と、非ゆくり症を抑える薬と、オレンジジュースだ。 『これで、どれだけスッキリをしても、スッキリ死することは ないから、安心してね!』 「ふ、ふざげるなぁぁああああ!!!」 「れいむぅぅううう!!さぁ、ふぁーすとちゅっちゅよぉぉぉおお!!」 「や、やだぁぁぁあああ!れ、れいぶの、ふぁーすとちゅっちゅがぁぁあああ!!」 「んほぉぉぉおおおおおお!!さぁ、ほんばんよぉぉおおおおお!!! たぁあああっぷり、とかいはな あいを そそいであげるわぁぁぁぁああああああ!!!」 「やだぁぁぁああ!!!こ、こんな ずっきいは いやだぁぁあああ!! れいむは まだ、ばーじんなのに゛ぃぃぃいぃいいい!!」 「んほぉぉおお!!うれしいわぁぁああ!!とかいはな ありすの ために とっておいて くれたのねっぇぇえええ!! もえるわぁぁぁあああ!!!いいわぁぁぁああ!!!さいっこうよっぉおぉおおおおおお!!!」 「ちが!ちがう゛ぅぅううう!!!や、やべでぇぇぇえええ!!」 いやがりながらも、れいむの声がしだいに、嬌声へとなっていく。 「すすすすすっすっきりぃぃいいいいいい!!!!」×2 そして、ぶじにスッキリを終えた。 れいむの額から、茎が生えてくる。 『おめでとう、れいむ。無事に妊娠したよ。』 「ゆわぁあぁあああ!!れ、れいぶ、に、にんじんじぢゃっだぁぁ… れ、れいぱーのこどもができぢゃっだよ……」 『そんなに悲しむなよ。ほら、お前によく似た可愛いおちびちゃんもいるじゃないか。』 「ゆ?ほ、ほんとうだ。れいむに にた かわいい おちびちゃんも いるよ…… れいむにの かわいい おいびちゃん……ゆっくり そだってね……」 「んほぉぉおぉおお!!まだまだ すっきり したりないわぁぁぁあああ!!」 バイゆグラのお陰で、賢者タイムを知らないありすが叫ぶ。 「にほぉおぉおおおおお!!!れいむ、もともっととかいはなあいをそそいであげるわっぁぁあああ!!」 「や、やべでぇぇぇええ!!!も、もうやべでぇぇぇぇぇええええええ!!!!」 再びスッキリを始めた、お盛んな夫婦を横目に、俺は、新しい透明な箱を用意する。 今度の透明な箱は、中に透明な間仕切りがあり、2部屋に分かれている。 この間仕切り、下が少しあいていおり、子ゆっくり程度ならば、通ることができる。 チビれいむを、透明な間仕切り板のほうに顔を向けて、入れる。 殆ど動けないくらいに狭い部屋だ。 もう片方の部屋に、仲の良い夫婦をいれる。 スッキリをさせたまま移動させたので少々苦労したが、 愛する2匹を引き離すのは心苦しいので、頑張った。 こちらの部屋は、チビれいむの部屋に比べて、広いが、2匹入っているため、ほとんど動けない。 「すすすすすっすっきりぃぃいいいいいい!!!!」×2 三度スッキリを終える夫婦。 どうやら、ありすは、俺との約束、1日だけれいむの旦那を演じる、を果たせそうだ。 『ほら、ありす。約束の番と、おちびちゃんを返すよ。』 俺は、ありすの口に、餡子をいれる。 番だったまりさと、その間に生まれた子まりさだ。 「んほぉぉおおおおお!!!なかなか とかいはな あじねぇぇぇええええ!!! ますます やるきに なってきたわぁぁぁああああああ!!」 『喜んでもらえてなによりだ。餡子、ここに置いておくから、食べてね。』 「れいむぅうぅうううう!!!もっど、すっきりしましょうねぇっぇえええええ!!!」 「や、やじゃぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!! だ、だずげろぉぉおおお!!!どれいがぁぁぁぁぁああああ!!!」 『ヤダ。だって、俺は奴隷じゃないから。ゆっくり理解してね!』 「ご、ごごごべんなざい、にんげんざんは、どれいじゃにでずぅ。 どれい じゃなくで、おにぃざんでず!あやばりばず! ご、ごべんなざい、おに゛いざん!あやまりばず がらあぁぁぁあああ!!」 「んほぉぉおおおお!!いいのよ、れいむ。 あやまらなくっても、もっともっとたくさん、とかいはなあいをあげるわぁぁぁああ!!」 「やだぁぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 3匹が逃げ出さないように、俺は蓋をした。 ------------------------------------ 数日後。 れいむは泣いている。 れいむは、透明な箱の中で、ありすにレイプされ続けている。 「んほぉぉぉおおお!!まだまだよぉぉおお!!! れいむに とかいはな あいを わけてあげるわぁぁぁぁあああ!!!」 バイゆグラと、オレンジジュースのお陰で、 ありすは、24時間元気に、不眠不休でれいむを犯し続けている。 ちなみに、常時レイプされているため、胎生型妊娠をしても、すぐに潰れてしまうため、 生まれることができる赤ゆっくりは全て植物型妊娠だ。 れいむは泣いている。 成長促進剤と、オレンジジュースのお陰で、 れいむのおちびちゃんは、スクスクと育ち、どんどん生まれている。 「ゆぷぷ!きゃわいい れいみゅが もうちゅぐうまれりゅよ!ゆっきゅり うまれりゅよー!」 「お、おちびちゃん!!う、うまれちゃ だめぇぇぇぇえええええ!!!」 れいむの叫びもむ虚しく、実ゆっくりは誕生する。 「えんじぇる こうりんのときだよーーー!! ゆっきゅりちていっちぇねーー!!」 生れ落ちた赤ゆっくりは、挨拶をする。 「おちびちゃん!にげでぇぇぇえええ!!」 が、れいむは挨拶を返すことなく、逃げろと言う。 「みゅー!どぼちでぇぇえ!! おきゃーしゃん!いじわりゅちにゃうでぇぇ!!ゆ?おちょらとんでりゅー!?」 チビれいむは、間仕切り板の下から、舌をいれ、生まれた赤ゆっくりを捕まえる。 「やべでぇぇえええええええ!!!」 れいむは、叫ぶが、それを無視し、チビれいむは、 「むーしゃむーしゃ…しあわせーー!!」 生れ落ちた赤ゆっくりを食べる。 俺が教えた嘘、れいむが生んだ子供を食べ続ければ、自分の額とマムマムが復活することを信じて。 ちなみに、 オレンジジュースと、非ゆっくり症を抑える薬と、薄めたカプサインを点滴で与えられている、 チビゆっくりは、24時間元気に、不眠不休で、おちびちゃんの誕生を待つことができる。 「どぼじでぇぇええ!!?? どぼじで、れいぶがぁぁぁあああああ!!!」 れいむが泣きながら、叫んでいる。 『やだなー、れいむ、最初に言ったろ? 不妊治療をして、おちびちゃんが欲しいって。 その願いを叶えてあげたじゃないか。 この生活は、まさに、れいむが望んだものじゃないか。』 「!?ち、ちがうぅぅう!!! で、でいむが、ほじがっだのわぁぁぁああ!!!」 れいむを無視して、俺は、話を続ける。 『れいむは幸せものだよ。 飼いゆっくりで、番をもてるのは、少ないよ。 番をもてても、スッキリを禁止されている ゆっくりばかりだよ。 おちびちゃんを作る許可をもらえても、多くても精々、2匹だ。 君は、望んだ ありすという番を持てて、 おちびちゃんを作れない体だったのに、不妊治療を受けさせてもらえて、 沢山のおちびちゃんを産めるんだから。 他のゆっくりが見たら、きっとうらやましがるよ。よかったね!』 「や、やだ、やだ、ご、ごべんなざいぃぃいいいい!!! うぞでじだぁぁぁぁあああ!!! お、おちびぢゃんなんで、いり゛ばぜんんんん!!!!!」 『ははは!そんな嘘をつかなくてもいいよ。 あんなにおちびちゃんを欲しがっていたじゃないか、 前の飼い主に怨み言を言うぐらいに。 それじゃぁ、俺は1週間程出張だから、ゆっくりしていってね! 大丈夫、みんなが死なないように、点滴の液をたっぷり補充しておいたから。!』 「ま、まっでぇえええぇぇぇえ!! お、おに゛ぃざぁあぁああああん!!で、でいむを、だ、だずげでぇぇぇえええええ!!!!」 れいむは助けを求めるが、当然それを無視して、俺は部屋をでた。 ------------------------------------ 1週間後。 『ただいまー。みんな元気だったかい?』 帰宅した俺は、手を洗い、うがいをしてから、れいむたちがいる透明な箱を除く。 中は、1週間前とそれほど変わっておらず、 ありすがれいむをレイプし、 れいむが妊娠をして、出産をしており、 チビれいむが赤ゆっくりを食べている。 うん。れいむの望んだ生活が維持できていて、安心したよ。 「おほぉぉっぉおおおお!! れいむぅううううう!!そろぞろ、また、とかいはなあいをあたえてあげるわぁぁぁああ!!」 「や、やだあぁぁぁぁぁああああ!!!ぼ、ぼう、ずっぎりじだくないぃぃいいぃぃいいいい!!」 おや、どうやら、また達するようだ。 「す、すすす、っすっきりぃぃいいいいいいい!!!」×2 無事スッキリを終えた2匹。まったくもって、仲がよろしいことで。 「ゆはぁ~ゆはぁ~~……ゆ?ゆゆ?」 おや、れいむの額から、茎が伸びてこない。胎生型妊娠でもしたかな? と考えていると、れいむが絶叫をあげた。 「ど、どぼじでぇぇぇええええ!! どぼじで、れいぶ、に、にに、にんっしんしてないのぉっぉおおおおお!!!」 どうやら、胎生型妊娠もしていないようだ。 「んほぉっぉおおおお!! れいむったら、とかいはなあいをうけても、にんしんないなんて、とんだいなかものね!」 『おお、れいむ。お前、どうやら、妊娠限界を迎えたようだな。』 「に、にんしんげんかい?」 れいむが焦点のあわない目で繰り返す。 『ああ、妊娠限界だ。子供を妊娠しすぎるとな、スッキリしても、妊娠できなくなるんだよ。 よかったな、加工所の生産ラインにいるゆっくりでもないのに、 飼いゆっくりでここまで子供を産めたゆっくりなんて、他にいないよ!さっすが れいむだ!。』 「ゆ……ゆ……ゆわぁぁぁぁっぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 れいむは、一際大きな声で泣いた。 よかったな、れいむ。いっぱいおちびちゃんを生めて。 俺は、れいむを、ありすから引き離し、別の透明な箱にいれる。 「たまるわぁぁぁああああ!!! とかいはな あいを わけてあげたいわあぁぁぁああああああ!!」 れいむがいなくなり、スッキリの相手がいなくなったありすが叫ぶ。 とりあえず、ペニペニを切断する。 「ゆっぎゃぁぁああああ!!! と、とかいはな ぺにぺにがぁぁぁああああ!!! お、おおおねがい、とかいはな ぺにぺにぃぃいいい!!ゆっくり もどってぇぇぇえええ!!!」 ありすは、自分のペニペニを必死でなめる。 『いままでありがとうな、強力してくれ。これは、せめてものお礼だ。』 俺はそういって、点滴をはずし、バイゆグラを濃縮したものを注射で打つ。 「んほほほほぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! す、すっきりしたいわぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!」 ペニペニを失くしたありすが叫ぶ。 ありすのカスタードが、ペニペニがあった場所から吹き出る。 「んほぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! とかいはな あいを、うげどっでぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!!!! すすすすっっすきりぃぃぃぃぃいぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」 ありすは、幸せな顔をしながら、ペニペニのあった場所からカスタードを全て吹き出し、死亡した。 最後の一滴まで絞りだし、さぞかし気持ちよかっただろう。 「ぐわぜろぉぉぉおおおおおお!!! げすの ちびをぉぉおおお!!ぐわぜろぉぉおおおおお!!」 チビれいむは、隣の部屋の惨状に気がつかず、ただ、れいむを見つめ、叫んでいる。 『チビれいむ。悪いけど、おちびちゃんを食べても、その醜い顔と、マムマムは戻らないよ。 あれは、俺の嘘なんだ。ゆっくり理解してね!』 「…………う、う゛ぞだぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!! れ、れいぶはぁぁぁぁぁ!!!れいぶはぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!」 『まったく、あんな嘘を信じて、おちびちゃんを食べるなんて、とんだゲスだね。死んでいいよ!すぐでいいよ!』 「おばえのせいだろうがぁぁぁぁぁlぁあああああああ!!!!!!」 『ああ、そうだね。だから、俺が責任をもって制裁してあげる。感謝してね!』 「ふざげるなぁぁぁぁあ!!っぶぶぶ!!ご、ごれは?」 突然頭からかけられた液体に驚くチビれいむ。 『ん?ゴマ油。いい香りだろ?』 俺は答えながら、火をつける。 「あ゛っ゛………………あ゛づい゛ぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!」 絶叫をあげるチビれいむ。醜い顔全体に炎が燃え移る。 肌が吸ったゴマ油が燃え、いい香りが鼻腔をくすぐる。 まぁ、こんな醜い焼き饅頭を食べたいとは思わないが。 「い゛だい゛い゛ぃぃぃいいいい!!!! だずげで!だずげでぇぇぇええええ!!!! みゃみゃぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!! おがぁざああぁぁぁぁっぁあんん!!!ぼ、ぼう、お゛うじがえる゛っぅぅうううううう!!!」 チビれいむが、母に助けを求める。 チビれいむを、安物の菓子で売り払った実母か、 不妊治療のために、ただ育てただけの義母か、どちらに助けを求めているかは不明だが、 どちらにしても、母親には恵まれていないチビれいむだ。 『次生まれてくるときは、母親に恵まれるといいね。それじゃぁ。』 「あ、あつ゛い゛ぃぃぃいいいいいいいいいいいいいい゛!!!! た、だだだぁ、だずげでぇぇえぇええええええええええええええ!!!! も、もっどぉ……っゆゆゆ゛っ゛く゛し゛だ……が……った………」 無事、チビれいむの火葬が終り、俺は、箱を閉じる。 酸素の供給が止まり、火が消える。 火にも耐え、簡単に消火ができる、透明な箱の優秀さを改めて実感する俺である。 『さて、れいむ。気分はどうだい?』 「ど、どぼじでぇぇぇぇえ!! ぜ、ぜっがぐ、ぜっがく、ぶにんぢり゛ょうざんを、うげだのにぃぃいいい!!」 『まぁいいじゃないか。一杯産めたんだし、それにほら、まだ茎に一杯実っているだろ?』 「ゆ?ほ、ほんとうだ……おちびちゃんが……いっぱい……ゆっくりしているよ…… おちびちゃん、ゆっくりそだってね…… も、もう、おちびちゃんをたべるげすはいないよ……ゆっくりしていってね……」 れいむが落ち着きを取り戻し、穏やかな顔で言う。 俺は、黙ってれいむから点滴の針をぬく。 「ゆ?ゆゆ……???」 れいむが段々としぼんでいく。栄養が実ゆっくりに流れているのだ。 『れいむ。このままだと、おちびちゃんに餡子が取られて、死ぬよ。急いで間引きしないと。』 「ぐわぁぁぁああああ……げ、げすなおちびちゃんを、は、はやぐ、まびいでぇぇぇぇええ!!」 『はいはい。ちょっとまってろよ。』 俺は、れいむから茎を1本だけ残して、取り除く。 最後の茎には、れいむ種とありす種を1匹づつ残しておく。 「ゆはぁ~ゆはぁ~ゆはぁ~~ な、なんとか、ゆっくりできるよ………」 『れいむ、残ったおちびちゃんを、ちゃんと育てろよ。』 「ゆ、ゆっぐりりがいじだよ……」 点滴という栄養補給を無くしたれいむは、苦しそうに言う。 ------------------------------------ 俺は、れいむに餌をやらないことを宣言し、実行した。 れいむは、諦めたのか、箱の中に俺が捨てておいた、茎と実ゆっくりを食べ、なんとか生きている。 そして、全ての茎と実ゆっくりを食べたことで、なんとか、残った2匹を生むことができた。 「ゆっきゅりしていってね!ちょかいはな おかーしゃん!」 最初にうまれたのは、ありす種だった。 「ゆぅ……れいぱーにの、かわいくない おちびちゃんだよ……」 れいむは、赤ありすを気に入らなかったようだ。 「ゆっくち………」 「ど、どぼじでぇぇええええ!!どぼじで、れいむにの かわいいおちびちゃんがぁあああああ!!」 赤れいむは、挨拶もまともにできない、目も開けれない、足りないゆっくりだった。 「おきゃーしゃん!ありちゅも がんばりゅ きゃら、いっちょに、いもーちょを ちょだてまちょ!」 赤ありすが、れいむを慰める。 「ちょれより、ときゃいはな ありちゅは おにゅかが ちゅいちゃわ! いもーちょと いっちょに、むーちゃむーちゃ ちちゃういわ!」 「ゆぅ……そうだね、ちょっとまっててね。」 れいむは元気なく、舌で茎を折る。 茎を咀嚼して、2匹の前におく。 「いっちゃぢゃっきまーちゅ!むーちゃむーちゃ…ちあちぇーー!!」 「むーちゃ…むーちゃ……ちあわ……」 赤れいむは、なんとか食事はできるようだが、それほど長くは持たないだろう。 翌日 「おねがいじばず!おにぃざん!ごはんざんを くだざい!! もう、ずっと、なにも たべでないんでずぅうぅううう!!!」 赤ゆっくりたちの最初の食事をしてから、すでに1日が経過している。 箱の中には、食べれるものは、何も無い。うんうんは、俺が片付けているので、本当になにもない。 『ヤダ。おちびちゃんが可愛いなら、おたべなさいでも すればいいだろ?』 「ぞ、ぞんなぁぁぁぁぁあああああ!!!」 冷たく言う俺に、れいむはただ、泣くだけだ。 もっとも、お食べなさいの後、 おちびちゃんたちは、一時的な餓えから開放されるだけで、そのまま餓死するのが決定しているが。 「おきゃーしゃん!い、いもーちょが!!」 「!おちびちゃん!!れいむにの、かわいいおちびちゃん!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!!」 「ゆぴぃ……ゆぴぃ……」 どうやら赤れいむのほうは、限界が近いようだ。 「ゆぅ……こうなったら…」 れいむは、何かを決意したようだ。 おたべなさいをするのかな?と、俺は期待をする。 -ガ ブ ゥ ! れいむは、赤ありすに噛み付いた。 「いっちゃいぃいぃいいいいい!!!!! にゃ、にゃにを ちゅるにょぉぉぉぉおおおおお!!!」 「うっるさぁああぁいい!! おまえの かすたーどさんを、おちびちゃんに たべさせるんだぁぁああ!!」 「ど、どーちちぇぇぇぇええ!!! ありちゅだっちぇ、きゃわいい おちびちゃんでしょぉぉおおおお!!??」 「れいぱーにの おばえなんで、がわいくあるもんがぁぁあああああ!!」 必死で逃げる赤ありすだが、成体である れいむからは逃げられず、すぐに捕まる。 れいむは、ありすを口内に入れ、咀嚼する。 そして、赤れいむに口移しで食べさせる。 「うみゃぁ……うみゃ……」 なんとか姉であるありすを食べ、赤れいむが持ちこたえる。 「よがっだよぉぉおおお!!おぢびちゃん!ゆっぐりじでいっでね!すーりすーり」 「ゆっくち……ゆっくち……」 翌日 箱の中をのぞくと、赤れいむは死んでいた。 れいむは、遺体に頬擦りをしながら、静かに泣いていた。 『ゆっくりしてってね!れいむ。 おちびちゃん、死んじゃったね。残念だったね!』 「どぼじで……どぼじで、れいむだけ……ご、ごんなに ふこうざんなの…… ぼ、ぼう、れいぶは、おちびちゃんが できないのに……」 『飼いゆっくりとして、分をわきまえずに、怨み言を言ったりするからだよ。』 「だっでぇぇぇぇえええ!れ、れいぶは、おちびじゃんが、ほじがっだんだぁぁああ!!」 ゆぅぅうべべえぇぇぇええええ!!!!! 泣き出す れいむ。 『しょうがないな。可哀想な れいむに、おちびちゃんをプレゼントするよ!』 「…お…おちび……ちゃん?」 『そ。たっくさんのおちびちゃんだよ!みんな れいむが大好きな おちびちゃんばかりだよ!』 俺はれいむを箱からだす。 「れいむ……こんどこそ、おかーさんになるよ!なってみせるよ!!」 俺の腕の中で、れいむが宣言をする。 『そっか、頑張れよ!』 「ゆん!」 さっきまで泣いていたのに、現金なものだ。 俺は、れいむを透明な箱(ビックサイズ)に入れる。 「うーー」×沢山 「ど、どぼじでぇぇぇえ!!どぼじでぇ、れみりゃがいるのぉぉおおお!!!??」 沢山の子れみりゃを見て、驚くれいむ。 子供でも、捕食種は、れいむにとって脅威になる。 『あれ、言っていなかったっけ?おちびちゃんって、れみりゃのだよ。 お母さんになるんだろ?ちゃんと、狩りの練習を手伝ってあげてね。』 「だ、だずげでぇぇぇえええええええ!!! た、たべないでぇぇぇぇぇぇっぇぇええええええ!!!!!!!!!!!!!」 箱の中で、れいむが可愛いおちびちゃんと戯れている。 『よかったね、れいむ。そこで、死ぬまで、おちびちゃんと、ゆっくりしていってね!』 「や、やじゃぁぁぁあああああああ!!!!!!! お、おちびぢゃんはぁぁあ、ぼ、ぼう、いやぢゃぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!」 あれほど望んだおちびちゃんを嫌だという、 ツンデレなれいむの絶叫をBGMに、 俺は、次のゆ虐内容を考え始めた。 『今回は時間をかけたから、今度は、もっと短時間で楽しめるやつがいいなぁ……どんなのにしようかな?』 あとがき 虐待って難しい… 不妊治療は、たぶん、勝手な設定だと思います。 気分を害された方、すいませんでした。 過去作品 anko3893 穏やかな日常、或いは嵐の前の静けさ anko3901 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 前編 anko3902 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 後編 anko3903 孤独なぱちゅーが共に過ごすもの anko3904 名物 anko3907 こなさん anko3913 006受け入れた anko3917 ゆっくりによる経済 anko3928 音楽隊 anko3939 赤いリボンのサンタさん anko3951 新しいゆっくりプレイス anko3957 お空のゆっくりプレイス anko3963 安住の地 anko3967 おちびちゃんが欲しい 前編
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4010.html
『おちびちゃんが欲しい 前編』 26KB 改造 赤ゆ 子ゆ 虐待人間 独自設定 前後編ものです かすがあきです。 長すぎるので、前後編にわけてあります。 注意 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 酷い人間ばかりです。 一部、独自設定があります。 ただゆっくりを虐めるだけの話です。 おちびちゃんが欲しい 前編 同僚から、ゆっくりを貰った。れいむ種だ。 もともと、彼女にふられ、その寂しさから衝動買いをした れいむで、銀バッチだそうだ。 ただ、購入後、すぐに去勢を自宅でした結果、 元気がなくなり、そればかりか、飼い主に怨み言を言うようになったそうだ。 まぁ、去勢の意味を教えて、自宅で簡易セットで去勢をしたんだから、当然といえば当然の結果だが。 れいむの扱いに困っていたところ、 腹立たしいことに、新しい彼女ができたかとで、れいむを捨てることにしたらしい。 なんでも、新しい彼女に、れいむは 「なんで おねーさん ばかり すっきりを するの!れいむは もう すっきりが できないのに! おねーさんも きょせいさんを すれば いいんよ!あと、あまあまを ちょうだいね!すぐでいいよ!」 と、言い、怒らせたらしい。 ただ、加工所か保健所にもっていくのは、面倒で、条例違反だが、路上に捨てようか悩んでいるらしい。 偶々、その話を食事中に聞いた俺は、 『面倒なら、潰せば?』 と、アドバイスをした。 『虐待派のお前じゃないんだから、ムリ。そんな可哀想なことはできない。』 と言う同僚。 ≪だったら、お前が今食べている、ゆ虐バーガーはなんだよ? ゆっくりを潰すことが悪だというなら、食用ゆっくりを食うな! たいだい、加工所か保健所にもっていったら100%死ぬぞ。 ようするに、自分の手を汚したくないだけだろ、この偽善者!もげろ!リア充が!≫ と思ったが、心にとどめ、 『だったら、俺がもらってやるよ。今日の帰りに寄っていこうか?』 と言う。 偶々、こいつの家は俺が住んでいるアパートから車で30分程度のところなので、聞いてみたのだ。 『本当か?頼むよ。』 そういう経緯で、今、俺の前に、れいむがいる。 去勢されたことと、捨てられたことがショックなのか、元気がない。 面倒なので、透明な箱にいれたままだ。 とりあえず、同僚からもらったゆっくりフードを与える。 にしても、ゆっくりフードめちゃうま味 なんて高級品を常時与えるなよ。 ゆっくりなんて、生ゴミで十分だろうに。 「むーしゃむーしゃ……ごっくん……しあわせー」 元気なく、食事をするれいむ。幸せというその顔は、不幸せそうだ。 『なぁ、れいむ。ビデオでもみるか?』 「びでおさん……それってゆっくり できるの?にんげんさん。」 『ああ。とっても ゆっくりできるぞ。』 俺は、レンタルビデオで借りてきたDVDを再生させる。 タイトルは【可愛いゆっくり】である。 潰しがいがありそうな、成体の まりさと、れいむの番が画面に映される。 れいむに額には、茎がはえており、妊娠中であることがわかる。 画面の中で、楽しそうに生活をする2匹。 そして、出産、育児、そして新たな妊娠。 画面には、実に幸せそうなゆっくりの一家が映し出されている。 ああ、あの一家の幸せをぶち壊したい! 両親の前で、子供を踏み潰したい。 子供の遺体を両親に食べさせたい。 お飾り破壊をし、禿饅頭を作りたい。 そんなことを考えながら、れいむを見る。 れいむは、泣いている。 「お、おちびちゃん……れいむの…おちびちゃん……」 れいむ種は母性が強い。 去勢されている、れいむには、画面に映されている生活、番をもち、母親となる生活は、 どうあがいても手に入らないことを認識している。 それゆえ、涙を流しているのだ。 決して手に入らない幸せを見せ付けられて。 『なぁ、れいむ。おちびちゃんがほしいのか?』 「ほしいよ!れいむ、おちびちゃんが ほしいよ! けっこん して、かわいい おちびちゃんが たっくさん ほしいよ!!」 『そうか。だったら、すればいいじゃないか?』 「できないよ!だ、だっで…だっでぇ…… で、でいむは、でいむは、おぢびぢゃんが、できない がらだなんだよぉぉおおおおお!!」 そうさけび、舌で前髪を持ち上げるれいむ。うん、綺麗に炭化している。 『本当か?』 「ゆ゛?」 『本当に、そう思っているのか?」 「だ、だっでぇ、あの にんげんざんがぁ、まえの がいぬじざんがぁぁぁぁあああ!!」 『ああ、そうだ。前の飼い主は、確かに去勢手術をした。 確かに、今の状態ならば、妊娠はできない。不妊治療をすれば、また妊娠ができるようになるぞ。』 「ふ、ふにんちりょうさん?」 『そう、不妊治療。』 「そ、それを すれば、れいむ、おちびちゃんが できるの?」 『ああ。ちゃんと不妊治療をうければ、おちびちゃんができるぞ。』 「ほ、ほんとうに!?ほんとうの ほんとうに!?」 『くどい。本当だ。』 「ゆ、ゆわぁぁあああったぁぁぁぁぁあああああああ!! やったよ!やったよ!れいむ、ふにんちりょうさんで、おちびちゃんが できるからだに もどるよ! ふにんちりょうさんが おわったら、びゆっくりと……」 バラ色の人生(ゆん生?)設計を呟いているれいむに、俺は話し掛ける。 『もしもし、れいむ?れいむ?』 「っゆ!?な、なぁに、おにーさん。」 いつのまにか、人間さんから、お兄さんに呼び方が変わっている。 『お前、不妊治療を受けたいのか?』 「もっちろんだよ!はやくしてね!すぐでいいよ!」 『やだ。』 即答する。 「…………ど、どぼじでぇぇぇぇぇええええ!!!??どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉおおお!!」 『なんで、俺がお前に不妊治療を施さなくちゃいけないの? ゆっくり説明してね!』 「れいむは かわいそう なんだよ!やさしく しなくちゃ いけないでしょうがぁぁぁああああ!!」 『可哀相って、去勢されたことが?』 「あたりまえでしょうがぁぁぁぁあああ!! れいむは、おちびちゃんが つくれない からだに むりやり させられたんだよぉぉぉおおお!! かわいそうでしょうがぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」 『いや、去勢された飼いゆっくりなんて、ごまんといるよ。』 「そ、それでも、それでもぉぉぉおおおおお!! れいむは ふにんちりょうさんを うけたいよ!!うけたいんだよ! ほかの かいゆっくりは どーでも いいよ!!おねがいだよ!おにーさん!!!!」 自分だけが不幸ではないと言われても、自分だけは不妊治療を受けたいという れいむ。 まぁ、当然といえば当然だが。 『いいか、れいむ。よく聞け。 不妊治療をするには、1匹、れいむ種がいる。 そのれいむは、死ぬことが多いんだぞ。 更に、不妊治療には、激痛が伴う。それでもやるのか?』 「………やるよ!れいむは それでも ふにんちりょうさんを うけたいよ!」 『本当にいいんだな?お前のために、 ゆっくりが死ぬかもしれないんだぞ!それに、とっても、とっても痛いぞ! そこまでして、ゆっくりできないことをしてまで、おちびちゃんがほしいのか?』 「いいよ!れいむの ために、しんじゃうかもしれない ゆっくりは かわいそうだけど、 かわいい おちびちゃんのため だから しかたがないよ。 それに、れいむは いたいことにも たえて みせるよ! れいむは、いっぱい、いっぱいの おちびちゃんが ほしいよ!!」 勝手なことを言う奴だ。もし、自分が死ぬかもしれない立場になったら、激怒するだろうに。 『よし、わかった。そこまで決心しているなら、もう止めない。 俺は、お前に、いっぱいのおちびちゃんが産めるよう、不妊治療してやるよ。 但し、治療にあたり、俺の指示には従ってもらうぞ。 もし、途中で止めたいっていったら、加工所につれていくからな。 いいな!?』 「ゆっくりりかいしたよ!」 キリっとした顔で言う れいむである。 こうして、俺はれいむに不妊治療を施すことになった。 俺は、れいむに、不妊治療の内容を説明する。 不妊治療は3段階ある。 ①他人(他ゆん?)の子供である、赤れいむを、れいむが育てる。 赤れいむは、れいむに対して愛情をもつこと。 ②成長した赤れいむのマムマムと、額をれいむに移植手術をする。 この際、赤れいむは死ぬかもしれない。 ③移植手術の際、マムマムは興奮状態のペニペニになるので、 男役として、ペニペニが収まるまで、スッキリをする。 これだけのことだが、餡子脳のれいむに教えるには苦労した。 なお、 額か、マムマム、どちらかの移植だけでも、妊娠はできるような気がするという、 ゆっくりにしては珍しく賢い質問をしてきたので、 (それではつまらないので、)それはできないと、れいむに いい聞かせた。 ------------------------------------ 翌日、俺は駅前まで探し物をしにきた。 駅前の大通りで、お目当てのものはスグに見つかった。 「まったりのひ~♪ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪♪」 汚い雑音を奏でるれいむと、その子供たちに声をかける。 『ゆっくりしていってね。れいむ。』 「ゆっくりしていってね!にんげんさん。」 俺はれいむの前におかれた空缶に、安物のクッキーをてきとうにいれる。 「ゆっくりありがとうだよ!にんげんさん! さ、みんなで食べようね。」 「むーしゃむーしゃ…しあわせーーー!!!」×4 野良一家、シングルマザーであろう れいむと、子れいむ、子まりさ、赤れいむは、クッキーを貪り喰う。 実に潰したい光景だが、それを我慢し、俺は、母れいむに話し掛ける。 『ところで、れいむ。ものは相談なんだが、このクッキー全部と、 そのリボンの端が少し欠けた 赤れいむ1匹を交換しないか?』 俺はクッキーがはいった箱を見せながら言う。 「ゆ?だ、だめだよ!とっても かわいい おちびちゃんなんだよ!」 『だから、その代価として、クッキーを沢山あげるよ。』 「ゆ~~……そ、そうだ、あの、まりさにの おちびちゃんなら いいよ!」 れいむは、子まりさのほうを見ながら言う。 『おれは、れいむ種がいいんだ。なぁ、いいだろ?ほら、このチョコレートも一箱つけるから。』 俺は、安物のチョコレートの箱を見せる。 『大丈夫。あのれいむは、俺が責任をもって大きくするから。ね?』 「ゆ…………ゆっくりりかいしたよ!」 『ありがとう。』 俺は、赤れいむにラムネを食べさせ、眠らせてから、 クッキーとチョコレートをばら撒く。 「うっめ!これめっちゃうっめ!!」 「はふはふはふ!!ぱねぇっぇえええ!!」 めったに食べることができない菓子を、野良一家は我先に貪り喰う。 これだけ上等な餌を一気に食べれば、舌が肥えて、後々大変だろうな。 そう思うと、俺の頬はニヤけてしまう。 持ち帰った、汚い赤れいむを、綺麗に洗ってから、れいむに渡す。 『ほら、れいむ、昨日説明した通り、このチビを育てるんだ。 大人になったら、このチビで不妊治療をするぞ。』 「ゆっくりりかいしたよ。」 『いいか、てきとうな世話をするなよ。 ちゃんと立派な一人前、≪おかーさん≫と呼ばれるぐらいの母娘ごっとにしなければ、 治療には使えないからな。』 「……ゆっくりりかいしたよ…… おかざりが かけた、ゆっくりしてない こ だけど、 かわいい おちびちゃんの ために、れいむ がんばるよ。」 「おばちゃん、だゃ~れ?れいみゅの みゃみゃは?」 目をさました赤れいむが、れいむに尋ねる。 「ゆ、お、おばちゃんは れいむだよ。ゆっくりしていってね。」 「ゆっきゅりちていっちぇね!ねぇ、おばちゃん、きょきょは どこにゃの?」 「ゆーんっと、れいむはね、 おちびちゃんの おかーさんから、おちびちゃんを そだてる ように たのまれたんだよ。」 「みゃみゃから?」 「そうだよ。だから、これからは おばちゃんが おかーさんだよ。」 「………ゆわぁぁぁぁあああ!!!やだぁぁぁああああああ!! みゃみゃぁぁぁあああああああ!!!」 泣き出すれいみゅ。実に潰したい。 「ゆ、ゆっくり こまったよ、おにーさん、たすけて ほしいよ。」 『ダメだ。お前がこいつに好かれないと、治療に使えないぞ。』 「ゆ……ゆっくりがんばるよ…… お、おちびちゃん、ぺーろぺーろ してあげるよ。ぺーろぺーろ」 「みゃみゃぁぁぁぁああああ!!!」 れいむは、自分のために、必死で赤れいむを慰めた。 ------------------------------------ れいむは、立派に赤れいむを成体に育て上げた。 始めはよそよそしかった赤れいむだが、すぐに、れいむを≪おかーさん≫と呼ぶようになった。 れいむも、始めは嫌々だったが、だんだんと、この母娘ごっこを気に入り、今では、実の母娘のようになった。 もっとも、トイレ以外の躾をせず、ただ、甘やかしているだけだが。 赤ゆっくりだった、れいむ(以後、チビれいむと呼称)も、すでに成体となった。 ここまで大きくなったんだから、あの野良れいむとの約束も果たせただろう。 『れいむ。よく頑張ったな。明日、手術をするぞ。』 「ゆ?………ゆん……そうだね………」 「おかーさん、どうしたの?かおいろがわるいよ?」 俺の発言に、れいむの顔色が悪くなる。そんな れいむを気遣うチビれいむ。 「だ、だいじょうぶだよ、おちびちゃん……」 「もう、おちびちゃんは やめてよ。れいむは もう おとなだよ。」 「そ、そうだね……」 「おかーさん?」 「チビれいむ、おかーさんは疲れているようだから、静かにしておこうね。」 「ゆっくりりかいしたよ。おかーさん、はやく よくなってね!」 「ありがとうだよ……」 礼を言うれいむの顔は暗い。 俺は、れいむと二人っきり(1人と1匹?)になり、確認をする。 『れいむ、いいね、明日、チビれいむを使って不妊治療を始めるよ。』 「ゆ…………や、やっぱり、あのおちびちゃんじゃないとだめなの?」 『ダメだ。お前が実子のように育てたあのチビじゃなければ、不妊治療はできない。 もしイヤだというのなら、お前とチビは加工所行きだぞ。』 「ゆ………ゆっくりりかいしたよ……お、おねがいするよ……」 れいむは目に涙を溜めながら言う。 『今夜が最後だ。仲良く寝てやれ』 その晩、れいむは眠っているチビれいむをずっと見つめていた。 「ゆっくりおきるよ! ゆゆ?おかーさん、どーしたの?めに くまさんが できているよ!? ぺーろぺーろ。はやく、よくなってね、おかーさん。」 チビれいむは、れいむを気遣う。 「だ、だいじょうぶだよ。ありがとう、おちびちゃん。すーりすーり。」 最後のスキンシップをとっている2匹に、俺は優しい声で話しかける。 『おはよう、よく眠れたかい?』 「れいむは ねむれたよ。でも、おかーさんが……」 「おちびちゃん………ご、ごべんね………」 「おかーさん?なんで謝るの?ゆぴ!?」 「おぢびぢゃぁぁぁんん!!ゆぴ!?」 俺は、2匹に注射をした。 中身は、非ゆっくり症を抑える薬と、体の自由を奪う痺れ薬だ。 『さて、チビれいむ。君には大事なお話がある。』 「ゆ?お、おにーさん?れいむ、からだが うごかないよ!?」 『ああ、それは、さっき打った薬のせいだから、気にしないで。 さてさて、野良だった君を、なんで俺がつれてきたか、おぼえているかい?』 「ゆ?それは きょせいさんを されて、おちびちゃんが できない おかーさんのために つれてきたんでしょ?」 『そうだ。よく憶えていたな。 だから、今からチビれいむの額と、マムマムをれいむに移植するよ。ゆっくりりかいしてね!』 「ゆ?いしょくさんってなーに?」 『ああ、移植っていうのはね、チビれいむから、額と、マムマムを取り除いて、 れいむの体にくっつけることを言うんだよ。』 「………ど、どぼじでぇぇぇえええええ!! ぞ、ぞんなごどじだら、れいぶ、しんじゃうでしょうがぁぁぁぁああああ!!」 『そうだね、死ぬかもね。でも、そのために、君を飼ってきたんだから、いいでしょ?別に? 野良だったら、今ごろ生きていないし、美味しいものも食べれなかったんだからさ。』 「いいわけないでしょうがぁぁあああああ!! お、お、おかーさん!な、なんとかじでぇぇぇえええええ!!!」 チビれいむは、義母であるれいむに助けを求める。 「ごべんねぇ…ごべんねぇ…ごべんねぇ……」 れいむは涙を溜めながら、謝罪の言葉を述べている。 「お、おかーさん、た、たすけて!お、おにーさんが、たすけてよ!おかーさん!!」 『ほら、れいむ。昨日教えた言葉をチビれいむに言わないと。』 「!!ご、ごべんね……お、おとびじゃん……」 れいむは涙を流すだけで、なかなか言葉を言わない。 『れいむ、これは大事な不妊治療なんだからさ、ちゃんと。 言わないんだったら、2匹とも加工所に連れて行くよ。』 「!!い、いうよ……いいばず がら…… お、おぢびじゃん……で、でいむはね゛…… ぼ、ぼんどうの、おぢびじゃんが、ほじいんだよ…… ぞ、ぞのために、い、いやだっだげど、おぢびじゃんを、ぞだでだんだよ……」 「……………」 チビれいむは、ショッで何も言えないようだ。 「お、おばえ なんで、だいっぎらいだよ!この、くずでむ゛のうな、たゆんのれいぶ!!」 「う、うそ……うそだよね?お、おかーさん?うそでしょ?」 お、おかーさん、う、うそだよね?うそだって いってよぉぉおおおお!!!」 「……………」 れいむは目に涙を溜め、泣くのを必死で我慢している。 もし、泣いてしまったら、不妊治療は失敗すると教えているからだ。 「お、おかーさん?ねぇ!?」 ゆっくり うそだっていってよぉぉぉぉぉおおおおおお!!!」 「……う゛うるざいよ!こ゛のげすがぁぁっぁあああ!! で、でいむは、でいむはぁぁぁぁあ!!かわいいおちびじゃんがほじいんだぁぁぁぁああ!! おばえみだいな、げず、でいむは、じらないよぉぉぉおおおおお!!!!」 「お……おか……」 それにしても愉快だ。 ゆっくりは嘘をつくのに、強い抵抗感をもつ。 れいむは、始めはともかく、 今ではチビれいむのことを実の娘のように愛情をもって接している。 そんな愛する義娘に、自分の為とはいえ、嘘を言わなくてはならない。 いや、義娘のためでもある。 もし、ここで不妊治療を止めれば、2匹とも加工所に送られ、確実に死ぬのだ。 不妊治療を続ければ、助かるかもしれないのだから。 きっと、そんなことを考えて、ゲスという言葉を使ったのだろう。 もし、今のれいむの餡子を食べることができたら、強いストレスで、きっと甘いことだろう。 今のれいむの心中を考えると、どうしても顔がニヤけてしまう。 『はいはい、それじゃぁ、さっさといきましょうね。』 ニヤけた顔をしながら、チビれいむをゆらし、発情させる。 そして、勃起したマムマム、いや、この状態はペニペニか、をナイフで、周囲ごと切除する。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁあああああああ!!い、いじゃぁぁぁあああああ!!! や、やめでぇぇぇえええええ!!!!!!」 絶叫をあげるチビれいむ。 「ごべんねぇ…ごべんねぇ…ごべんねぇ… で、でぼ、でぼ、でいむは、おぢびぢゃんのごどを、じづのおぢびぢゃんだどおぼってだんだよぉぉ……」 「ふ、ふざけるなぁぁぁああああ!! だ、だったら、だずげろぉぉおおおおお!!!い、いじゃぁぁぁぁあああああ!!!!」 慰めにもなっていない、れいむの発言に、チビれいむは激怒する。 『よし、切除完了。』 切り取った部位を、バットに置き、 傷口に、≪治療用ゆっくりの皮≫をはりつけ、出餡を抑える。 『今度は、チビれいむの額を貰うよ。 すっごく痛いくて、死んじゃうかもしれないけど、おかーさんのためだからいいよね?』 「やべでぇぇえぇ!!やべでぇぇぇえ!!や、やべろぉぉおおおお!!! で、でいむは、いぎでるんだよぉぉおお!!お、おおおかーざん、たたたったすげでぇぇええええ!!!」 『れいむの不妊治療のために、今まで生かしてきたんだから、 れいむが助けるはずないでしょ?バカなの?死ぬの?』 「や!やじゃぁぁぁああああああああ!!!!!!! だずげろぉぉおおお!!!!!このくずおやぁぁぁぁああああ!!!」 「ごべんねぇ…ごべんねぇ…ごべんねぇ…ご、ごうずるじがないんだよ…… おぢびぢゃんなら、きっど、きっどたえれるがらぁ……」 チビれいむは、必死に抵抗をするが、薬のせいで、殆ど動くことができない。 『はいはい、暴れない。それじゃぁ、いくよ。』 俺は、中枢餡をさけ、額の部分をそぎ取る。 「ぐっぎゃぁぁぁぁぁぁあぁぁああっぁあぁああ!!!!」 俺は陥没したチビれいむに、≪治療用ゆっくりの皮≫を貼り付ける。 見事に、額の部分が陥没した、気持ち悪い饅頭ができた。 「ゆ……ゆ……だ、だずげでぇ……… ど、どぼじで……どぼじで……れいむが……」 『だから、君のおかーさんのためだって。いいかげん理解してね。』 「ゆがぁぁぁああ!!くずおやがぁぁぁあああああ!!じねぇぇええええ!!」 『はいはい。怨むのは結構だけど、暴れると、本当に死ぬよ。』 俺は、チビれいむに、オレンジジュースの点滴を施しながら、言う。 これで死ぬことはないだろう。 「じねぇぇぇえ!!じねぇぇぇぇえ!!!じねぇぇぇぇえええ!!!」 五月蝿いチビれいむを無視して、俺は、れいむのほうを向く。 『さぁ、れいむ。ペニペニを移植するぞ。 お前の愛情をたっぷり受けて育ったチビれいむのだからな。ちゃんと結合するぞ。 まずは、お前の閉じたマムマムを切除するからな。痛いけど、我慢しろよ。』 俺は、ナイフを持って、れいむに言う。 「ま、ますいさんは?」 『……麻酔を使うと、治療にならないんだよ。ゆっくり理解してね?』 俺はニヤけた顔をできるだけ、真顔にしてから言う。 麻酔を知っているなら、チビれいむに執刀する前に言えばいいのに。 ところで、麻酔って何?美味しいの?あ、ラムネだから美味しいか。 そんなことを考えながら、俺は、れいむにナイフを当てる。 「ゆっくりりかしたよ。れいむ……が、がばんずるよぉぉおおおおおおおお!!!! い、いじゃぁぁぁぁぁあああああ!!!がぁぁぁあぁああああ!!!」 れいむのマムマムの周囲を切除を開始すると、れいむは絶叫をあげる。 少しも我慢していないようだ。 チビれいむのほうをみると、 「ふん。げすに ふさわしい せいっさいだよ!にんげんさん、もっと くるしめてね!」 と、喜びながら言っている。 了解。できるだけ、苦しみが持続するように、ゆっくりと切除するよ。 ゆっくりと、マムマムの周囲を切除しおえた俺は、チビれいむのペニペニをあわせる。 少しできている隙間には、≪治療用ゆっくりの皮≫をあてる。 そして、オレンジジュースを刷毛で塗る。 『よし、移植完了。無事に接合できたぞ。次は、額だ。』 俺は、ゆっくりと、れいむの額にナイフをあてる。 「ゆがぁぁぁぁああああああ!!!! や、やぎゃぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」 絶叫をあげるれいむ。 「ゆぷぷ。いいきみだよ。れいむだっていたかったんだからね!! げすは、くるしみぬいて、さっさとしんでね!すぐでいいよ!」 喜ぶチビれいむ。 2匹の対照的な声を聞きながら、手術を進める。 無事、れいむの額が取り除かれた。 中から、汚い餡子が見え、大変愉快だ。 軽き息を吹きかける。 「ゆぴぃ!!づ、づめだい!!い、いだいよぉぉおお!!! は、はやぐ、はやぐでいむに、ひだいざんをづげでぇぇぇえええ!!!」 れいむは、叫ぶ。 内臓である餡子に直接息を吹きかけられたのだから、冷たくて痛いのは当然だ。 俺は、チビれいむからとった額を、れいむにあわせる。 今度は、それほど隙間ができなかったので、オレンジジュースを刷毛でぬるだけですんだ。 これで、移植作業、手術は完了だ。 ------------------------------------ 『さて、れいむ。無事に移植はすんだが、このままだとペニペニが壊死してしまう。 それをさけるために、スッキリをするぞ。』 俺は、別室から、透明な箱(ビッグサイズ)をもってくる。 中には、まりさと、ありす。それと、子まりさが入っている。 3日前に、公園で捕まえた一家だ。 「にんげんさん!まりさは、どうなっても かまわないから、かぞくを みのがして ほしいのぜ!」 まりさが叫んだ。 このまりさ、捕まえた初日に、足焼きをしたら、力関係を理解したらしく、生意気な口をきかなくなった。 「まりさ!どうして あんな いなかものに、そんなことをいうの? とかいはな あしさんが けがを したからって、よわきに なりすぎよ!」 「おとーしゃん!しゃっしゃと、あのじじいから、あまあまを せしめるのじぇ! まりちゃ、おにゃかが ぺーこぺーこ なのじぇ!」 「や、やめるのぜ!にんげんさんに さからっちゃ いけないのぜ!」 まりさ以外のゆっくりには何も虐待をしていないので、まりさの行動に不満を言っている。 ちなみに、現在、絶食3日目でもある。 「に、にんげんさん!ごめんだぜ!だ、だから、もういじめないでほしいのっぜ?おそらとんでるー!?ゆぴ!?」 俺は、まりさを持ち上げ、箱からだす。 そして、注射を打つ。中身は、お馴染みの非ゆっくり症を抑える薬と、オレンジジュースの混合液だ。 『さぁ、れいむ。このまりさを、そのペニペニで犯すんだ。スッキリをして、ペニペニが縮めば、不妊治療は完了だ。』 俺は、れいむに、注射を打ちながら言う。 中身は、痺れ薬の解毒剤と、精力剤、それにオレンジジュースだ。 「ゆ、ゆっくりりかいじだよ……」 れいむは、まりさの側に行く。 「ま、まりさぁ……れ、れいむね、からだがあついんだよ…… おねがい、すっきり さてね。」 どうやら、精力剤が効いてきたようだ。 「れ、れいむ?ど、どうじたのぜ?や、やめるのぜ!ぺ、ぺにぺにをしまうのぜ!」 「れいむはおかーさんになりたいんだよ!!だから、すっきり させてね!!」 「おかーさんになりたかったら、まりさを れいぷしちゃ だめ なのぜぇぇえええ!! うごいで、おねがい、まりさの あしさん、いじわるじないで、うごいでぇぇぇえええ!!」」 まりさは逃げようとするが、足が炭化しているため、動けない。 れいむは、まりさに尻にのりかかり、スッキリをはじめる。 「いいよ…いいよ…まりさのまむまむ、きもちいいよぉ!!」 「や、やべでぇぇぇえええ!!ば、ばりざをおがずなぁぁぁああああ!!」 れいむは無我夢中で腰を振っている。初めての快楽に、理性が飛んでいるのだろう。 「でいむーーー!!お、おねがぃぃいい!!!ぼ、ぼうやべでぇえええええ!! やだぁぁぁあ、ご、ごんなずっぎりはいやだぁぁぁあああ!!! ば、ばりざは、おどうざんなのにっぃいぃぃいいいいいいいいい!!!!」 『どうだい、ありす。番のまりさが犯されるのは、どんな気持ち?この場合、浮気っていうのかな?』 「このいなかものぉぉおおお!!やめてぇぇえぇえええ!!! いなかもののにんげんさん、おねがい!やめさせて!とかいはなありすがたのみますから!!」 『ヤダ』 俺は一言だけで応える。まったく、これが物を頼む態度かよ。 『おちびちゃん、最強のお父さんが、最弱のれいむに犯されているよ。助けなくてもいいの?』 「おとーしゃぁぁあん!まっちぇちぇ!いま、さいっきょうのまりちゃが、たちゅけにいきゅよ!!」 子まりさは、透明な壁に体当りをする。無駄なのに。 仮に箱からでれたところで、成体のスッキリの邪魔なんてできるわけがない。 どうして、こう、ゆっくりというのは、力量を測ることが出来ないのだろうか。 そうこうしているうちに、れいむは限界を迎えつつあるようだ。 「ゆわぁぁぁあああ!!ま、まりざぁぁあああああ!!! れ、れいみゅ、も、ももももううう!!!!す、すすすすっきりぃぃっぃいぃいいいいい!!!!」 「や、やべ、やべで、やべぇぇえええええ!!す、すすうすっきりぃぃっぃいぃいいいいい!!!!」 無事すっきりを終え、まりさの額から、茎が生えてきた。 「ばっばりざ、に゛んっしんじぢゃっだよぉおぉお!? ばりざが、さいっじゃくな れいぶに れいぶされで、に゛んっしんしぢゃっだぁぁぁあああ!!!」 まりさはレイプで妊娠したことにショックを受け、悲しみの声を上げる。 まりさ種は父性傾向が強い。 そして、実際に父親をしている まりさにとって、現状は、あまりに情けないのだろう。 「まりさに、おちびが……まりさのおちび…… おちびちゃん……おちびちゃん……ゆっくりそだってね…おちびちゃん……」 妊娠したためだろうか、口調が変わった。どうやら、母性に目覚めたようだ。 『れいむ、ペニペニはどうだい?』 「お、おにーさん……ま、まだ、まだ れいむの ペにペに おっきい ままだよぉ……」 『ああ、それはまだスッキリが足りないからだな。もっとしな。 スッキリ死しないように、オレンジジュースの点滴をしてやるから、安心してやりな。』 「ま、まりさぁぁぁあああ!!」 俺の言葉を聞いたれいむが、再びまりさをレイプする。 「や、やべでぇぇええええ!!」 俺はまりさの悲鳴を聞きながら、2匹に非ゆっくり症を抑える薬と、オレンジジュースの点滴を開始する。 「!?ど、どらないでぇえぇえええ!!ば、ばりざのおちびちゃん、とらないでぇぇぇえええ!!」 俺はまりさの額に生えている茎を引っこ抜く。 そして、絶食3日目の家族が住む、透明な箱にいれる。 『そういえば、何も食べさせていなかったよね。これ、食べてね。』 「このいなかもの!すぐにおちびちゃんを、まりさに もどしなさい!」 ありすが怒ってきた。 『おいおい、いいのかい、戻して。戻したら、このおちびちゃんたち、生まれちゃうぞ。 愛する まりさが、愛する旦那様が れいむに レイプされてできた子供だぞ。 かわいいはずがないだろ?』 「そ、それは………」 『それにな、誤って妊娠したら、中絶をするのが、都会派なんだぞ。』 そんな都会派がいてたまるか、と思うが、俺はアリスを説得する。 「ちゅうぜつが…とかいは…… そ、そうね、この れいぷで できた おちびちゃんなんて、まちがって できた こ ですものね。 まびくのは とうぜんよ。まびくのは、とっても とかいはな こういよ。 さ、おちびちゃん。いっしょに ごはんにしましょう。」 「ゆっくりりきゃいちちゃよ!」 2匹は、実ゆっくりと、茎を食べ始める。 「むーしゃむーしゃ……しあわせーー!!」×2 「や、やべでぇえぇえぇぇえええ!!! ば、ばりざの おちびぢゃん、たべないでぇぇぇええええ!!!」 最愛の家族に、最愛の子供を食べられる まりさが悲鳴をあげる。 「ゆうう!!す、すっごいよ まりさ! まりさの まむまむ、きゅうに せまくなったよ!れ、れいむ、も、もう……」 「や、やべで、やべで、 ぼ、ぼう すっきり じだぐないよぉぉおおおお!!! 「す、すすっきりぃぃいいいいいい!!!」」×2 2度目のスッキリを終え、再び茎を額から生やす まりさ。 それでも、まだ、れいむの勢いは衰えない。 俺は、まりさの茎をとり、再び透明な箱にいれる。 「やべでぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!!!」 まりさの悲痛な叫びを聞きながら、 まりさの最愛の家族は、まりさの最愛の子供を喜んで食べる。 「やべでぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!!! お、おねがい、ありすぅぅううう!!おちびちゃぁぁあん!!! た、たべないでぇぇええ!!ばりざの おちびちゃんを たべないでぇぇえええ!!!」 最愛の家族の食事を見ながら、まりさは悲痛な叫びをあげ続ける。 そんなまりさに、れいむが話し掛ける。 「まりさぁ……も、もっとすっきりしようよぉ……」 まりさの顔が引きつる。 スッキリをすれば、妊娠する。できた おちびちゃんは、家族が食べてしまう。 「ぼ、ぼうやべでぇぇぇぇえええええ!!!!」 れいむのペニペニは、合計8回のスッキリで、ようやく治まった。 「ゆぅ………つ、つかれたよ……でも、ゆっくりできたよぉ………」 やりきった顔をした れいむが呟く。 『おめでとう、れいむ。これで、きみのマムマムが復活したよ。不妊治療は無事に済んだよ。』 「やったよ……れ、れいむ……これで、おかーさんに……すぅ~~すぅ~~」 疲れたのか、れいむは眠りについた。 その顔は達成感に満ちた、実に良い顔だ。 続きます。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/422.html
『まりさとおちびちゃん』 独自設定 『まりさとおにいさん』の続きです ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 先日、ぱちゅりーに子供が生まれた。 当然、まりさとの子だ、 結局生まれたのは2匹で、各種1匹ずつだったので、 里子にも出さずに家で飼う事にした。 まりさは当然喜んだ。 しかし、どうやって教育していくか悩んでいるようだ。 ゆっくりは甘やかせばゲス化する。 しかし厳しく育てるには、生まれた子供の資質が少し変わっていた。 長女 ぱちゅりー まりさ種の餡を強く継いでしまったらしく、やたらと元気一杯である。 知識欲よりも好奇心が旺盛で、やたらと家の中を跳ねる体育会系少女 次女 まりさ ぱちゅりー種の餡を強く継いだしまったらしく、大人しく運動は苦手、 母と一緒に、絵本やチラシを見るのが大好きな日陰少女 こんな子供だったので、撮影旅行には連れて行けない、 正直、まりさの子供にカメラを持たすと、 どんな映像が撮れるのか興味あったで、少し残念だ。 先日のカメラ改良後、ぱちゅりーと子供の記念撮影をさせてみたが、 家族には特に影響はないようだ。 たった1枚撮るのに、オレンジジュースや小麦粉などの装備を用意して挑んだのだが、 まぁ何事も無くて良かった。 『むきゅ~!ぱちゅのくりゅ~むがたぎゅりゅわぁ~』 暴れ足りないらしく、 玩具の人形を引っ張り、筋トレに勤しむ子ぱちゅりー、 こんな子供でもぱちゅりー種には違いない、 ぱちゅりーは勉強を教えようと頑張っていた。 『むきゅう!おちびちゃん、こっちにきてままとおべんきょうしましょう。』 『おべんちょう?』 『そうよ、いっぱいべんきょうしないとかしこくなれないわ。』 『かちこくなっちゃら、ちゅよくなれる?』 どうしても最強を目指したいらしい、まるで?のようだ、 しかしぱちゅりーも諦めない、 『むきゅう・・・そうね。さいきんはすぽーつさんも、かがくさんのじだいなのよ。 おちびちゃんがさいきょうになるには、おべんきょうもだいじよ。』 『むきゅう!わきゃったわ、ぱちゅもきゃぎゃくさんをたくちゃんまにゃぶわ!』 科学を学ぶべく、張り切る子ぱちゅりー、 でも何を教える気であろう? 存在そのものが非常識な生きる饅頭である。 こいつらに科学は通用するのだろうか・・・・ 子まりさと一緒にまずは数字の勉強から始める。 『いい?1・2・3・4~』 母に続いて子まりさ 『いち・にー・ちゃん・ちー』 そして子ぱちゅりー 『い~ち・に~・ちゃ~ん・だ~』 1匹だけ変な数え方をしている。 どうやらCMで闘魂の人の数え方を覚えたらしい、 人でもゆっくりでも、子供はくだらない事はすぐに覚える。 『おちびちゃん?3の次は4でしょ?「だー」じゃ無いわ。』 当然、修正するぱちゅりー、 『むきゅ?でもちゃいきょーさんはきょうきゃぞえりゅのよ。』 闘魂の人が最強だから、その人を模範としているらしい、 ゆっくりは基本、1~3までしか数えれない、 だから4以降をどうやって覚えるかが鍵なのだが・・・・ 道のりは厳しそうだ。 これが一昔前なら、大山 倍達にでも憧れて、 「ゆっくりバカ一代」でも目指したのだろうか? まぁ闘魂の人が、今のカリスマかと聞かれれば、 それもどうだろうと思う。 何にせよ、子まりさは余裕で4はクリアー出来そうだが、 子ぱちゅりーには、壁は高いようだ。 ぱちゅりーが母として困っているように、 まりさも父として困っていた。 子まりさが運動を嫌がるのだ、 まりさ種の能力は、器用さと運動能力にある。 棒等の道具を使うにも、ゆっくりには体力がいるので、 日頃からの運動は必須である。 『おちびちゃん、ぱぱとぴょんぴょんはねるのだぜ。』 まりさは子まりさに、動く喜びを教えようと、 まずは遊びながら教える事にしたようだ。 しかし・・・・・ 『まりちゃはみゃみゃと、えほんしゃんよみたいよ。』 運動には、まったくやる気を見せない、 『むきゅ~ぱちゅがぴゃぴゃとはにぇるわ~』 運動を始めると、子ぱちゅが勉強放り出して参加してくるので、 まりさとぱちゅりーは餡子を悩ませている。 そこで俺は、子ぱちゅりーと子まりさに、 勉強と運動を兼ねた、 人の幼児用知的遊具を購入してみた。 「ほら、ぱちゅりー4はどれだ?」 『むきゅ~!こりぇよ~ふにゅぅぅ!!』 4のブロックを必死に引きずってくる。 「おーいまりさ、「な」はどれかな?」 『これだにぇ~ゆっくちおちゅよ』 ボタンの上で、跳ねる子まりさ 簡単な数字や文字のボタンやブロックなのだが、 ゆっくりが扱うには、かなり体力がいる。 これで、知識と体力の両方を得る事が出来るだろう。 『おにいさん、ありがとうなんだぜ~』 『むきゅう!かんしゃしますわ。 ぱちゅたちのおちびちゃんは、なんだかとってもむずかしいわ。』 まりさ達には、種族の常識が壁となり、 逆でも問題無いと言う考えには至らなかったようだ。 別に野良じゃないんだから、俺は別に良いと思う。 逆と言っても、 子ぱちゅりーは、まりさ種程の体力は無い、 ぱちゅりー種にしては体力がある程度だろう。 勉強も興味が向かないだけでやれば出来る子だと思う。 子まりさも同じ事だ、 基本能力に対する変化は限度がある。 慌てる必要は無い、甘やかさずゆっくりやっていけばいい、 しかし、どうも一癖あるゆっくりが揃うな・・・・・・・ 知らないだけでぱちゅりーにも何かあるかもしれない、 まぁいずれ判る日もくるだろう。 今度の撮影旅行はどうしようかと思案する。 子まりさはともかく、子ばちゅりーは母の手に余りそうだ、 流石に連れてはいけないし困った。 なんとかしないと・・・・ そんな時、事件は起こった。 『むきゅきゅきゅきゅぅぅ・・いちゃいよ・・・』 『むきゅう!おちびちゃんしっかりするのよ!』 子ぱちゅりーが怪我をした。 まだピンポン玉サイズのくせに、机から飛び降りたのだ。 この高さはまりさでも躊躇する高さである。 「どれだけ・・・・頭悪いんだこいつは?」 正直驚いた、子ゆの目からは途方も無いであろう高さを飛んだのだから、 度胸はあると思う・・・・・ 幸いにも、撮影時に用意した、 オレンジジュースや小麦粉が役にたった。 まぁこれで暫くは大人しくなってくれると助かる。 治療ついでに、少し細工をする事にした。 まず小麦粉をオレンジジュースで捏ねて生地を作る。 それを水に漬けてよく洗う、 すると最終的にグルテンだけが残る。 それで傷口を塞いだ、これなら普通より破れにくいと思う。 通常よりも安定するには時間がかかるかもしれないが、 その方が好都合だ、 看病は、ぱちゅりーに任せて撮影に出る事が出来る。 『おちびちゃんは、おとなしくしておくのだぜ』 まりさは、子供が怪我したと言うのに撮影旅行に行く気のようだ。 親としてそれもどうだろう? まぁ、まりさが看病に役立つとは思えないが、 お前の撮影は仕事じゃないだろう。 「ゆっくりが撮った決定的瞬間写真集」 が出来そうな写真ばかり撮るくせに、 何となく、売れそうな気がするのは何故だろう・・・・・ 今回は、桜の写真撮影だから人ごみも多くなる。 「お前も今回は留守番だよ!親が子供看ないで誰がみるんだよ・・・」 『ゆゅ~ゆっくりりかいしたよ。』 この際だから、まりさにも留守番を言いつけた。 明後日の昼には帰れるだろう。 お土産には何が良いかなと、 思案しながら出かける用意をするのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー デスラッチまりさの子供も、少し変わったゆっくりにしようと考えていたら、 こんな子供になってしまいました。 そのうち、ぱちゅりーやお兄さんの外伝も書けたら良いなと考えております。 でも種を終わらせないと・・・・・・ 頑張って添削をやっております。 それでも抜ける誤字・脱字は勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4606.html
『希少種はとってもえらいんだよ!!!!!』 60KB 観察 考証 思いやり 不運 自業自得 差別・格差 嫉妬 妬み 野良ゆ 捕食種 希少種 自然界 ペットショップ 都会 希少種虐待ものです、注意書きをよく読んでいただけると助かります 以前書いたもの anko4184 捕食者としての人間 anko4277 野良さなえ anko4317 加工所の技術力 anko4378 ゆっくりのいる夏祭りの屋台で ※注意書き 通常種をひいきしつつの希少種虐待ものです 特に、ぬえ、としこ、みのりこ、しずは 彼女らが好きが方には大変不快な思いをさせてしまうかもしれません 希少種優遇ものが好きな方も不快に思われるかもしれません 章ごとに一人称だったり三人称だったりします 以上よろしくおねがいします カラカラカラ …… カチッ ******************************************** anko xxxx とあるさなえの復讐 …… 「か!かなこしゃまああああ!しゅわこしゃまあああ!!」 「さなえ......!にげるんだ!こいつらは!かなこがっ!」 「あーうー!!」 切迫した雰囲気の中、赤さなえは叫ばずにはいられなかった。 そんなさなえに逃げろと言う親である、かなことすわこ。 「ゆっへっへっへ!まりささまたちから、にげられるとおもっているのかぜ!?」 「んほー!!いなかものののさなえだけども、ありすがとかいはなあいをそそいであげるわあああ!!」 「むっきゃっきゃっきゃ!!このかずをあいてににげられるとでも?」 「「「「おーぶざま!ぶざま!」」」」 その周りを囲む十以上のゲスたち。 それだけなら、ゆっくりの中でも能力の高いかなことすわこなら、難なく撃退するであろう。 しかし…… 「あーうー!!おきゃあさああん!!おちょおしゃあああん!!」 「く……すわこ……きさま!ひきょうだぞ!!おちびちゃんをゆんじちにとるなんて……!!」 「ゆっへっへっへ!なにをいっているのぜ?」 「おちびちゃんからめをはなしたのは、かなこたちなんだねーわかれよー!!」 「むっきゃっきゃ!あいてのじゃくてんをつく!!さすがはぱちぇのせんりゃくね!」 ゲスゆ達は、もう一匹のおちびちゃんである、しゅわこをゆん質にとっていた。 これでは流石のかなこ達も手を出せない。 「しゃなえのいもうちょ!!」 「あーうー!さなえ!おちびちゃんがすわこがたすけるから!はやくにげて!!」 そう言いながらも、親すわこはさなえをぶん投げる。 そんなことをしたら危ないのでは、という不安をよそにすわこは実に見事に、 さなえを柔らかい草のところに着地させた、その先にはちょうど子ゆでないと通れないような、細い穴が通じている。 ……かなことすわこが、万が一のときおちびちゃんを避難させるために作ったものだ。 「しゅわこしゃま...かなこしゃま……」 「んほおおお!にがさな!!」 「ここはとおさん!」 「ゆあーん?いいのかぜ?こいつがどうなっても!」 そう言ってしゅわこを握る力を強めるゲスまりさ。 「あ……う……おちょうしゃ……しゅわこはだいじょびゅだきゃりゃ……にげちぇ……」 「むーきゃきゃ!そんなことをしたら、しゅわこはしんでしまうわよ?いいの!?むきゃっきゃ!!」 「けなげなんだねー!!わかるよー!!」 「ぐ……やめろ……おちびちゃんをはなせ……」 「そんなこときくわけないのえ!それこれいじょう、しゅわこをいたいいたいしてほしくなければ、うごくななのぜ?」 「……わかった」 「あーうー……」 「まりさあー、あのさなえのおちびちゃん、みつからないわああ! せっかくありすが、えれがんとなてくにっくで、おとなのかいだんをのぼらせてあげようとおもったのに!いなかものね!」 「ち!まあいいのぜ!こいつらでぞんぶんに、たのしんでやるのぜ!」 「かなきょさま……しゅわこさま……いもうちょ……ゆう……ゆううううう!!」 細い抜け道を通りながら、さなえは怯えていた。 背後から聞こえてくる愛する家族の声、何もできない自分。 涙を流しながら、震えながら、さなえは…… …… ******************************************** カチ カラカラ カチ ▲1▼ Q作品未満&名無しの作者感想3スレ目 1 名前:管理人★ 投稿日: 2011/17/06 17 02 26 10作品未満の作者の方達や カラカラ カラカラ 584 ゆっくりしていってね!! 2012/12/38 38 24 08 anko xxxx とあるさなえの復讐 やっぱり通常種は屑だな 585 ゆっくりしていってね!! 2012/12/38 38 29 12 anko xxxx とあるさなえの復讐 はいはい、希少種優遇ゆっくりゆっくり 586 ゆっくりしていってね!! 2012/12/38 39 12 58 anko xxxx とあるさなえの復讐 通常種:害虫、人間の敵 希少種:人間の良き友人、パートナー これはもはや真理 カチ カチ プツン …… 「時間か」 これまで無言にパソコンのモニターを見つめて、僕はそうつぶやく。 さっきまで僕が見ていたのは、知る人ぞ知るゆっくりSS投稿サイト。 名前は……まあそれはいいか。 サイトの内容は、今やありふれたゆっくりをテーマに虐待、愛で、HENTAIなんでもありなのだが、 もっぱら虐待を取り扱ったものが多い。 その後に見ていたのは、このサイトに投稿されたSSの感想を書き込む掲示板。 たった今読んだSSに対して、他の人がどんな感想を持ったか気になって開けてみたのだ。 ま、特にこの一連の行動に大した意味はない。ただの暇つぶし。 用事のある僕は支度をして冬の町に出るために家を開ける。 「うーさみー」 12月も残すところあと僅かになって、いよいよ寒気は厳しくなってくる。 街行く人々の足もやや早い。 そんな中、僕はふと先ほどの掲示板で見た書き込みを思い出す。 ……希少種:人間の良き友人、パートナー 別にそう書いた人の考えを否定する気はない。 ただ、一つ些細ながら気になることがあったのだ。 「あの書き込みをした人にとって、希少種ってどのゆっくりなんだろう?」 希少種はとってもえらいんだよ! 1. 「もしもし?ごめん、今の今まで寝てた!ごめん遅れる」 「はあ!?勘弁してくれよ寒い中!」 「悪い!後で金払うからどこか喫茶にでも入っていてくれ!頼む!」 「はいはい、なるべく急げよ」 とある駅前で友人と待ち合わせていた僕は、彼の突然の遅刻の連絡にこんなことなら、 もう少し家でゆっくりすればよかったと思いながら適当に暖をとろうと歩き出し、あることを思いつく。 「そう言えばあのゆっくり……希少種、まだいるのかな?」 希少種 珍しくて数の少ないゆっくり 一般的にはれいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、みょん、ちぇん、(れみりあ)、以外のゆっくりを示すという。 そこまでなら、多くの人が答えられるだろう。 では実際に、希少種ってどんなゆっくりがいるのか さなえ、ゆうか、ふらん、めーりん、らん ここらへんはすぐ出てくる。彼女らは準希少種とも呼ばれるように、比較的数の多い希少種たちだ。 えーりん、さくや、もこう、ちるの、ゆゆこ、れてぃ、うどんげ、ゆかりん 彼女らもなんとか思いつく。 けーね、もこう、すわこ、にとり、かなこ、びゃくれん、なずーりん、さとり、ゆーぎ、すいか……せーが……てんこ……いく…… あとは……なんか、核兵器っぽいやつと、びゃくれんとなずーりんの間のとらっぽいやつと、傘のやつと…… 何も見ない状態だと僕にはこれが限界だ。 ただ、僕は他の一般人と比べてよく知っている方だと思うし、 たぶんこれ以上知っていなくても困ることはあまりないと思う。 実際にはゆっくりの種類は今列挙したものの倍以上いるらしいけど。 僕はビルとビルの間を通って人通りの少ない裏路地に入っていく。 ある人はこう言う。 希少種は賢い。 希少種は通常種にはないような、特殊な力を持っている。 希少種は人間とも上手くやっていける。 繰り返すが僕はその考えを否定する気はない。 ただ、どうしても僕は思うのだ。 そのように言う人たちにとっての希少種とは、 ゆうかであり、ふらんであり、えーりんであり、別に全ての通常種以外を指してはいないのではないかと。 「いた」 そして僕にそう思わせるきっかけとなったゆっくり達がいる。 ビルとビルの隙間の道路とも言えない、人一人通るのが精一杯の通路。 数日前、特に理由も無くふらふらと、入り込んだ場所に彼女ら、当時と変わらずいた。 「さむいよおおおお……あきさん、どこにいっちゃったのおおお……」 「れてぃのきせつはどこかにいってね……しずははきしょうしゅなんだよ……ゆうことをきいてね……」 ゆっくりみのりことゆっくりしずは、これが僕の見つけた希少種である。 やきいもの飾りをもったのがしずは、もみじの飾りをつけたのがみのりこ……逆だっけ? とにかく、何度か調べてもすぐにどちらが、どちらなのか忘れてしまう。 ネット情報による、どちらがどちらかを気にしないであきしまいでまとめてしまえば良いらしい。 そんな希少種であるあきしまいが、こんな薄暗く寒い場所で何をやっているのか。 答えは至って簡単、野良をやっているのだ。 希少種の中、希少種であるあきしまいが野良? そう思う人もいるかもしれないが、実際に目の前にいるんだから仕方がない。 と思ったらあきしまいが動き出した。 「おねえちゃん……そろそろいこうか……」 「そうね……みのりこ……きょうこそは……」 物陰に隠れてやり過ごした僕は、彼女らがいた場所を確認してみる。 ボロボロになった週刊誌……体を温める新聞の代わりのつもりだろうか。 なんの変哲もない小石が数個。 あとはそこらへんに生えている雑草が少量。 「野良の中でも最底辺だな」 ここらへんは飲食店も多く、残飯の扱いも適当だ。 まりさ種のゆっくりでもいたら、もう少しまともな食べ物があるだろうし、 ありす種がでもいれば、ダンボールハウスの中に新聞紙などといった、野良ゆ的にはゆっくりできるコーディネートもされているだろう。 だけどここには無いもない。 生きていくことすらかなわない……何も無い…… 一体なぜ? 希少種ならば、通常種にはない特殊な力を使ってこの状況を打破すれば…… 最初は僕もそう思った。だが、まもなく気がつく。 あきしまいって何ができるんだ? 少し人通りのある場所であきしまいは、道行く人々に話しかけていた。 「ゆっくりあきをまんきつしていってね!!みのりこはみのりこだよお!!」 「おにいさあん!!しずははしずはよ!しずははきしょうしゅなんだよ!!」 「みのりこもきしょうしゅなんだよ!!すごいんだよお!えらいんだよお!!」 「ゆっくりしずはたちをかってね!!」 「ゆう……どうしてだれもみのりこたちをひろってくれないのおおお……」 「しずはたちはきしょうしゅなのにぃぃぃ……めずらしいのよ……れあなのよ……」 やっていることはれいむやまりさが行う、ものごいと大して変わらない。 いや、通常種がおこなうそれよりもある意味劣る。 (意味は殆どないが) れいむ種ならお歌を歌って人を(れいむ的には)ゆっくりさせようとするし、 他の通常種でも、おといれは大丈夫だの、人間に迷惑をかけないだの、人間と一緒にゆっくりしたいだの。 とりあえず言うだけは言う。 しかし、あきしまいは違う。 ただただ、自分たちが希少種なんだ、偉いんだ、珍しいんだ、だから飼ってねと言うだけである。 当然、効果はない。 殆どの人々から無視されるだけ。 希少種には通常種にはない特別な力がある。 これは、やはり少し違うと思う。 一部の希少種には通常種にはない特別な力がある。 こうなんじゃないだろうか。 あきしまいには何もない。 ゆうか種のような、植物を育てる能力はない。 「まってねええええ!!!みのりこのはなしをきいてねええええええ!!!」 ゆかりん種のように、体を薄くして隙間に隠れるような能力もない。 「あきさん、あきさん、あきさん、しずはたちがこまっているのよ!!ゆっくりしないでたすけてねえええ!!」 えーりん種のような傷を治す力もない。 「どうじでええええええ!!!みのりごはきじょうしゅなのにいいいいいい!!!!!!」 ちぇん種のような素早さも、ありす種のような器用さも、ぱちゅりー種のような記憶力の良さも みょん種のような棒を上手く扱う技術も、まりさ種のような平均以上の狩り能力も、れいむ種のような…… れいむ種のような……えーと 「こんなのっておがしいよおおお!!!しずはつうじょうしゅなんかじゃないいいいい!!!!」 れいむ種のようなタフさも、往生際の悪さもない。 より一層寒い木枯らしが吹く。 「「ざむいいいいいいいい!!!!!」」 「おねえちゃん……」 「きょうはかえりましょうか、みのりこ……」 「うん……」 トボトボとあきしまいはもとの、住処にもどっていた。 早い…… 別に長く居ればいいってもんじゃないし、むしろそちらの方が町の景観的にはいいんだろうけど、 あきしまいが自分を飼ってくれと訴えていた時間は、10分にも満たない。 そんなに早く諦めてどうするんだ。 僕はそう思えずにはいられなかった。 ピリリリリ! 「もしもし、今ついたんだけどどこ?」 「あー駅いくよ」 だが、不思議なことにこのことは大して僕の印象に残らなかった。 おそらく明日にでもなったら忘れて、何かきっかけがなければ思い出せないだろう。 貴重な希少種の物乞いなのに、そうそう見れるものではないのに、僕がその様をみていたのも単なる暇つぶし。 「ふー悪い悪い、さ、とっとと用事済ませるべ」 「遅れといてよー言うよ」 「だから悪いって!ん?あれ……」 「ん?うわ!珍し!!」 「そう、あなたは取り替え子なのね……大丈夫よびゃくれん、意地悪な家族よりも私と一緒にゆっくりしましょう?」 「ゆ……びゃくれんはのりゃだから、きっちょおねえしゃんにめいわきゅをかけましゅ……」 「そんなことは関係ないわ!だって、びゃくれんはこんなにもゆっくりしているんだもの」 …… 友人と合流してしばらく歩いていた僕達の目に写ったのは、 優しそうな女性がチェンジリングなのか、野良のびゃくれんを拾うところであった。 2. 「さなえ、どうしてもいくみょんか?」 「ええ、たしかにのぞみはうすいかもしれませんが、それでもないもしないよりは」 「さなえはとかいはね。いいわ、すこしはなれたところから、みまもっているからいってきなさいな」 「すいません、みょんさん、ありすさん」 先ほどの小さな路地の手前で、三匹のゆっくり達がなにやら相談をして、そのうちの一匹があきしまいに近づいていった。 彼女らもまた、野良ゆっくり……とは言ってもあきしまいとはやや事情が違う。 彼女らはここから少し離れた自然公園とその周囲の様々な雑用をこなすことで、公園内に住むことを許された野良ゆであり、 整備の進んだ地方自治体で言う、地域ゆっくりに似た存在とも言える。 その一匹、さなえ種のゆっくりは自らの仕事中、物乞いをするゆっくりを見つける。 あきしまいである。 この付近は地域柄人間と協定を結んだ群れに入ってまじめに働けば、ひとまず食にはありつける場所のため、 また、物乞いをしても殆ど無意味という事がようやく野良にも浸透してきたからか 近頃はこのようなゆっくりはめっきり減ったのだが…… 仕事が終わったあと、どうしても気になったさなえは、ともに働いていたありすと、みょんにお願いをして寄り道をさせてもらった。 そして小さな通路の奥にいるあきしまいを見つけたのだが…… 「ねえ、みょん?」 「みょん?」 「あのゆっくりたち……みのりことしずは……どうかしらね?」 「どうって……みょんたちみたいに、いきていけるかってことみょん?」 「うん……」 「たぶんむりだみょん……」 「そう……ね……」 「さなえはやさしいゆっくりだみょん」 「ええ……」 「おはようございます!みのりこさん!しずはさん!さなえはさなえです!ゆっくりしていってくださいね!!」 「「ゆっくりしていってね!!!!」」 久しぶりに声をかけられたとあって、あきしまいの顔は明るくなる。 「ゆっくりゆっくり!!みのりこはみのりこだよお!」 「しずははじすはよ!まちがえないでね!!」 「わかりました、みのりこさん、しずはさん……いきなりですがおふたりはのらですよね?」 「「ゆううう……」」 早速本題を問いかけるさなえに、あきしまいの表情は一転曇ったものになる。 それからさなえは、粘り強くあきしまいの愚痴を聞く。 「みのりごは!ぎじょうしゅなのに……!すぐれたゆっくりなのに……!!」 「……」 「どうじでだれも、しずはのことをみでぐれないの?あぎなんだよ……こうようなんだよ!」 「……」 「ざむいよおおお、おながへっだよおおお」 「あたたかいおうぢでゆっぐりじたい……!あまあまをだぐさんたべだい!!」 ひと通り話しを聞いた中でさなえは静かに口を開く。 「しずはさん、みのりこさん、まもなくゆきがふります。たべられるものもへってきます。このままではおふたりのいのちが……」 「ゆんやあああああああ!!!!!!」 「じにだくない!じにだくない!!だずげでさなえ!!だずげてえええええ!!!」 思い当たるフシがあるだけにあきしまいは取り乱す。 「おちついてください!ふたりともおちついて!!」 「ゆえええん……」 「あきさん、たすけて……」 「ふたりとも……たすけてもらおうとしても、なにもおこりません。みらいは……じぶんたちのちからで、きりひらいていかないと……」 「ぐすん……どうすればいいのぉ?」 「このふきんには、いくつかこうえんのむれがあります、そこではにんげんさんのおてつだいをすることで、 おうちをもらったり、すこしながらごはんさんのえんじょもしてくれます」 「どうしてしずはが、そんなことをしなければいけないのぉ……」 「それにこうえんには、うすぎたないつうじょうしゅがいるよぉ。ほんとうならあいつらがこういばしょにいるべきなのに……」 みのりこの発言にさなえは少しむっとした表情で反論する。 「みのりこさん!そんなことをいってはいけません、むれのほとんどはつうじょうしゅですし、みんなとちからをあわせないと、おしごとは……」 「「え!?なに!むれにつうじょうしゅがいるの!!??」 「そ……そうですが……?」 今度はあきしまいが目を見開いてさなえに問いかける。思わず引いてしまうさなえ。 「むりむりむりむり!むりー!!あんなげすでみにくいつうじょうしゅといっしょにいるなんてむりいいいい!!!!」 「しずはたちはきしょうしゅなのよ!!つうじょうしゅなんかといっしょにいたら、ふけつがうつっちゃうわ!!」 「そ!そんなことは!!」 「みのりこはわかったよ!!さなえはげすなんだね!!」 「んな……」 「つうじょうしゅとおなじむれにいるなんて、きしょうしゅのはじさらしよ!!」 「あやうくだまされるところだったよ!!!」 「はやくきえてね!!そしたらしんでね!!すぐでいいよ!!」 「みのりこさん……しずはさん……」 「いいかげんにしなさい!!!!!!」 「あ……ありすさん」 いつの間にかさなえの隣に来ていたありす。その後ろには万が一の時のためみょんが戦闘態勢でいた。 「れ!れいぱーだあああああああ!!!!!」 「こわいよおお!!あきさん!ゆっくりしないでたすけてねえええ!!!」 「そんな!!ありすさんはれいぱーなんかじゃ!」 「さなえ、いいわ。べつにありすのことは」 「でも……でも!!」 「わかってるんだよ!!みのりこたちがきしょうしゅだから、いじめるんでしょ!!」 「つうじょうしゅはほんとうにみじめでおろかで、なさけなくてみっともないからね!!だからってしずはたちにやつあたりしないでね!」 あきしまいは変わらず叫んでいる。 「……さっきもいったけど、べつにありすのことはどういってもいいわ。げんにあなたたちをみつけても、どうしようともおもわなかったし」 「しね!つうじょうしゅはのこらずしね!」 「でも……!さなえはちがう!さなえはあなたたちをこころのそこからしんぱいして! すこしでもたすけになればとおもって、あなたたちにはなしかけたのに!」 「つうじょうしゅとなかよくするさなえも、おなじくらいげすだよ!!いっしょにじごくにおちてね!すぐでいいよ!!」 「そのさなえを!そのさなえを!あなたたちは!あなたたちはあ!!!」 「「ゆひっ!!」 好き放題行っていたあきしまいだが、ありすの気迫めいた表情に思わず怯む。 下腹部からはわずかながらもしーしを漏らしているのも分かる。 「ありす……さなえ……そろそろいくみょん、これいじょうおそくなるとひえこむし、おさがしんぱいするみょん」 「そうです……ね……ありすさん」 「ゆ……」 「さなえ、おちこむなみょん。いきてれば、こういうこともあるみょん」 「はい……」 「……」 さなえたちはあきしまいと決して目を合わせること無く、通りを出ていった。 「ゆう!ゆう!!ううううう」 「どおじでどおじで!!しずはたちはきしょうしゅなのに!きしょうしゅなのにどうしてこんなめに!!」 「おかしいよ!こんなのぜったいにおかしいよ!!」 あきしまいは嘆いていた。 なぜ自分たちはこうも不幸なのだろう。 せっかく希少種である自分たちがわざわざありがたい言葉を言っているのに、人々は自分たちを気に留めてくれない。 久しぶりに自分たちに声をかけてくれる存在があったかと思えば、ゆっくりであるさなえだった。 それでも、誠心誠意こめてさなえと接したのにも関わらず、さなえの口から伝えられたことは衝撃的だった。 ……こうえんで人間さんのために働けだって? みのりこは知っている。奴隷ゆである通常種に、本来であれば働く価値もない通常種に、農耕の仕事をあげるゆうかのことを。 しずはは知っている。にこにこと優しい人間さんが、赤ゆであるまりちゃやれいみゅを美味しそうに食べるふらんを見守っていることを。 ……それだけならば、まあいい。たちの悪い冗談と聞き流そう。しかし…… 通常種と同じ群れで暮らせだと?ふざけるな!通常種と希少種が違う生き物だなんておちびちゃんでもしっている! 通常種は救いようのないクズでゲスで、希少種や人間さんの共通の敵で、この世で駆逐されるべき存在だ。 希少種は聞き分けもよく、賢く優れていて、人間さんの良きパートナーだ。 崇高なる自分たちを見て人間さんはゆっくりして、そのお礼に希少種はおいしいあまあまや温かいおうちを貰う。 ギブアンドテイクの関係なのだ!そんなこともあのさなえは分からないなんて!可哀想に通常種達に汚染されてしまったのだろう。 「……ゆうおねえちゃん、おなかがすいたよぉぉ」 「そうね……ごはんにしましょう、みのりこ……」 二匹はそう言って、僅かな雑草を前にため息をつく。 「まずいよお……おいしいあまあまがたべたいよぉ……」 「どうしてしずはたちがこんなめに……」 「「しずはは(みのりこは)きしょうしゅなのに……きしょうしゅなのに……」」 「ありすさん……さきほどはありがとうございました」 「なんのことかしら?」 「さなえのことをあんなによくいっていただいて……」 「……ともだちをわるくいわれて、なにもいわないのはそれこそいなかもののすることよ」 「そうだみょん。それから……さなえ……こんかいはざんねんだったけど、できればそのやさしいきもちを、わすれないでほしいみょん」 「みょんさん……ありすさん……ありがとうございます!!さなえはがんばります!」 「それにしてもひえるわねーはやくおうちにかえってゆっくりしたいわー」 「ゆふふふ……おうちにかえったら、にんげんさんがぷれぜんとしてくれた、もうふさんがまっているみょん」 「そうですね、そういえばこのまえ、きんばっじのありすさんのおねえさんから、おかしをもらいました!いっしょにたべませんか?」 3. 「お客様、誠に申し訳ございませんが、そのゆっくりにお値段をつけることはできません。 ただ、もしこのまま廃棄されるということであれば、料金はこちらでお持ちいたします」 「え?なんで?こいつ希少種でしょ?レアなんじゃないの?」 後日僕はまたなんとなくといった理由でゆっくりショップに来ていた。 虐待SSなんかを読む僕だが、直接ゆっくりに手をだそうという気にならない。 むしろ、ゆっくり達の仕草は可愛らしいと思っているし、すやすやと眠る赤ゆの顔を見ても癒される方だ。 そんななか、一人の男性客が大声をあげるもんだから思わずそちらを向く。 向いた方向にはゆっくり買取コーナーがあった。 いらなくなったゆっくりや、たまにチェンジリングで見つかる野良希少種を金に変える場所だ。 「ちょっとちょっと、なんでだよ?希少種だから高く売れるんじゃないの?」 「いえ、お客様。お客様がおっしゃるとおりそのゆっくりは希少種ですが、だからといって高く売れるとは結びつかないのです」 「どうして?需要と供給で考えれば、こいつは圧倒的に供給が少ないんじゃなくて?」 「その考え方で言いますと、たしかにそうなのですが、供給より更に需要がほぼ無いんですよ。そのゆっくりは」 「おにいさん!なにいっているかわからないんよ!としこにもわかるように、いってほしいんよ」 カウンターに置かれた籠の中にいるゆっくり。僕が今まで見たことのないゆっくり。 そのゆっくりは自分のことをとしこと言った。 ああ、確かに言われてみれば以前そんな新種が見つかったって話を聞いた気がする。 僕は足を書籍コーナに運び、一番分厚い最新版ゆっくり大辞典を開く。 「えーっと……としこっと……あ、これか」 れいむやまりさのページは三十ページ以上もあるというのに、としこのページは1/3ページしかなかった。 同じページにはゆっくりふとと、ゆっくりみこというゆっくりも載っている。 「なになに……ゆっくりとしこ、2011年秋ごろ発見された新種のゆっくり……ゆっくりふととゆっくりみこと一緒にいることが多い 詳細については研究中」 ……これだけ? ようするにまだ、大したことは分かっていないらしい。 でも、そうだった研究用として使えるのでは? そう思った矢先、カウンターで同じような疑問が飛んでいた。 二人のやり取りが面白かったので、僕は本を読むふりをしてずっと聞いていた。 要するにこういうことらしい。 確かに希少種である、さなえ種やゆうか種はかなりの値段がする。 てるよ種やびゃくれん種などになるとそりゃもう車が買えるほどだ。 でもそれは彼女らが珍しいからだけではない。 それだけのお金を出しても欲しいと思う人がいるからだ。 それらは何故? そのゆっくり固有の能力だったり仕草だったりを気に入る、あるいはマスコミに取り上げられたり……なにかしらきっかけがある。 しかし、この前も同じ事を僕も考えたが、希少種はそれこそ何十種類もいる。 なかには、目立った特徴のないゆっくりもいるだろう。 そしてそういったゆっくり達は…… 忘れ去られる。 多少は特徴があった所で、これまで有名だった種に食い込む何かが無ければ結局は人々には見向きもされなくなるという事だ。 さて、今回のとしこの件だが大辞典に殆ど記載されていないように、まだまだ未知のゆっくりである。 もう少し研究が進めば、野良としこのサンプルとして多少の値はついたかもしれないが…… ペラ 大辞典が一ページめくれる。 そこに記載されていたのは、ゆっくりせーがの説明文。 ただし、その内容は全然違う。 そこにはゆっくりせーがの生態系、 例えばゆんしーと呼ばれる死体ゆを使役することなどが3ページにわたって事細かに記載されていた。 そして目につく、せーがが発見された日にちは……としことほぼ同じ時だった。 そうして僕は普段ならば読み飛ばすような、ほとんど情報のないページばかりをめくっていく。 ゆっくりきょうこ ゆっくりの中でも非常に大きな声を持つとされる。詳細については研究中。 ゆっくりいちりん うんざんとよばれる、ようむ種のはんれいににたものをもつとされる。詳細については研究中。 ゆっくりやまめ ゆっくりに感染する病原菌を多数持つとされる。詳細については研究中。 ゆっくりあきしまい 詳細については研究中。 ゆっくりみすちー……るなさ、めるらん、りりか、こあ…… …… 発見がかなり昔のはずのゆっくりでも、相変わらず未解明なゆっくりはいた。 僕はなんとなく、予想してしまう。 たぶん彼女らは今後もずっとこんな感じなのかなと。 発見の遅いゆっくりであっても、せーが等のように研究のしがい、つまりは投資金額に見合う利益さえあれば、 多くの予算が割かれて研究は進むであろう。 しかし、としこたちにはそれが無い。 研究を進めたところで、新しい産業が産み出せはしないだろう。 ペットにするにしても、(あるのかもしれないが)これと言った特徴がない。 「ケッ!せっかく金になると思ったのに!」 「ご期待に添えずに申し訳ございません」 「おにいさん?どこにいくんよ!?としこのかいぬしさんになってくたんじゃないんかよ!?」 としこを拾った男は悪態をつき店から出ていった。 一方で店員さんはとしこを店の奥に連れていく。 「はあ、まったく忙しいのに二十分も三十分もゴネやがって……」 「お……おにいさんがとしこのあたらしいかいぬしさんなんかよ?」 「はいはい、ゆっくりゆっくりっと」 「ゆゆゆ……なんだかねむくなってきたん……」 店の奥で何が起きているのかは僕には分からないが、なんとなく想像はつく。 虐待SSは嫌いじゃないが、実在しているほうのゆっくりが苦しむのを楽しむ趣味は無い。 せめて苦しまずにな……そう思って僕は店を出ていった。 4. 4-1 としこには訳が分からなかった。 としこは、この町から遠く遠く離れた野山で生まれ、偶然に偶然を重ねてこの町にやってきた。 としこは昔のことを思い出す。 幼いころのとしこはあまりにも愚かだった。 としこの親はとしことみょんの番であり、としこのいた小さな群れでは、 希少種とよばれるゆっくりは親としこと子としこだけだった。 「ゆっきゅりしていきゅんよ!」 「ゆっくりだみょん!おちびちゃん!」 「おちびちゃんはかわいいんよ!」 赤ゆ時代としこには姉妹はいなかったが、かわりに親の愛情をたっぷりと受け寂しい思いなどはなかった。 「ゆっきゅりしていっちぇね!れいみゅはれいみゅだよ!」 「れいみゅもれいみゅだよ!」 「まりちゃはまりちゃなんだぜ!!」 「としきょはとしきょなんよ!!」 群れの同世代には当然としこ種は一匹しかいないのだが、小さな群れという事もあり れいむ3,まりさとありすが2、ぱちゅりーとみょんが1、ちぇんはいないという子ゆっくりの構成だったため、 特に自分が特別だとか珍しいだとか感じることは無かった。 今考えるとなんて恐ろしいのだろう。 「まりしゃがいちばんなのじぇえええ!!」 「ゆーまりしゃにはきゃなわないんよ」 「しゃすがはまりしゃだね!」 「むきゅ、まりしゃはあしぎゃはやいわ!」 「むきゅ、このみしゃんはたべちぇあびゅないってみゃみゃがいっちぇたわ!」 「ゆわーぱちゅりーはものちりなんだじぇ!」 「ときゃいは!」 「しゅごいんよ……としこにはしょんなことはおぼえられにゃいんよ!」 「みてみてみんな、このおかざりさんありすがつくったのよ!」 「ゆわーありすはきようだね!れいむにもつくってね!たくさんでいいよ!」 「……と、としこだって……としこだって……」 「みょん!これがはくろーけんのつかいかただみょん!」 「すごいけんさばきなんだぜ!みょんはきっとけんせいになるんだぜ!」 「……」 本当に今から考えると身の毛がよだつ。 ……としこが抱いていた感情は劣等感に他ならない。 いったい自分には何ができるんだろうか。という 子ゆっくりからだいぶ成長したある日のこと、としこは真実を知る。 「ぬーえぬえぬえ!きしょうしゅのおちびちゃんが、つうじょうしゅとまじってなにをしているぬえ?」 「あ……が……としこ……にげてね……」 「れ!れいむうう!?」 としこは近所のれいむとまりさと遊んでいる……はずだったのに気がついたらまりさがれいむを襲い食べ始めるではないか。 しかし、ふと気がつくとまりさは全く違うゆっくりに変わっていた。 ゆっくりぬえ……としこの中枢案はそのように告げる。 擬態の力を持つゆっくり、その能力を使いまりさに化けていたのだ。 「ゆ……ゆわあああ、としこはおいしく……」 「なにいっているぬえ?ぬえはきしょうしゅはたべないぬえ」 「き……きしょうしゅ……?なんなんよ……それは」 それからとしこは恐怖感と好奇心半分ずつでぬえから話をきいた。 なんでも世の中には二種類のゆっくりがいるらしい。 一つは通常種、これはどうしようもないクズゆっくりのこと。 もうひとつが希少種、通常種とは違う素晴らしいゆっくりということらしい。 そしてとしこは希少種……選ばれたゆっくりであるということも。 としこは稲妻に打たれた気分であった。 そうだ、自分は希少種なんだ!通常種なんかとは違うんだ! ははは、今まで何を負い目に感じていたんだろう。 自分とこいつらは全く違う生き物なんだ。 こいつらは自分よりもはるかに下の存在!! 「と……としこ?はやくに……」 ふと目の前で汚らしい紅白饅頭がなにかをつぶやいている。 全く醜い姿だ。 ふとぬえの姿を見るとニヤリと笑っている。そうだ……としこがするべきことは…… 「けがらわしいつうじょうしゅは、ゆっくりしぬんよ!!!」 「ゆぎ!!!」 この時、としこは生まれ変わったのだ。 さっそくとしこはかけだす、どうしても不満をいいたいゆっくりがいたのだ。 「おかあさん!なんでおかあさんはみょんなんかと、けっこんしたんよ!!」 「な!なにをいっているんよ!おとうさんのことをわるくいったらいけないんよ!!」 家の中では母としこが備蓄物の整理を行なっていた。 としこは母としこに向かって通常種と希少種の違いについて熱く語りだすが、 「おちびちゃん……いったいなにいっているんよ?そんなことだれにふきこまれたんよ」 母としこは確かに希少種と通常種のことは知っていたが、としこと思考パターンは全く違っていた。 そりゃ、たしかにとしこ種は少ないけど、何故それが偉いとかに繋がるの? 何か特別な力を持っているならまだしも、としこにはそんなものはないし、 群れに入って皆で協力しあって生きていかないと生きていけないのは、他の通常種と変わらない。 それなのに……他の皆を見下すようでは生きていけない、なんとか説得しないと。 そう決意を固めた所であったが、子であるとしこから予想外のことを言われる。 「ぬえおねえちゃんが……そういったんよ……」 「ぬえ!?ぬえとあったんよ!!??」 「ゆ……」 「こうしちゃいられないんよ!!おちびちゃん!ぜったいにであるいちゃだめなんよ!!」 母としこはけっかいを厳重に設置して慌てて出ていった。 「れいむのおちびちゃんがあああああ!!!!!」 「ゆぐう……まりさのおちび……」 「むきゅ……このへんにれみりあやふらんはいなかったはずなのに」 群れの中心部には変わり果てた子ゆっくりを前に嘆く親ゆたちがいた。 「おさ!おさああ!!たいへんなんよ!!」 「むきゅ……としこ?」 「ぬえが!ぬえをおちびちゃんがみたらしんよ!!」 「むきゅうう!!」 「ぬえみょんか!?」 「ゆるさないのぜ、このかたきはとるのぜ!!」 「ぬええ!!ぜったいゆるさないよお!!!」 早速群れの成ゆたちで対策を取ることになった。 一箇所に群れ全てのゆっくり、当然赤ゆも子ゆも集められて 「としこはつうじょうしゅなんかと、いっしょにいたくないんよお!!はなすんよおお!!」 「おちびちゃん!!おちつくんよ!!」 「としことみょんのところのおちびちゃん……ぬえにちょくせつあったらしいのぜ……」 「かわいそうに……いのちからがらにげて、きがどうってん!してるのね……」 「むきゅ……はやくぬえをなんとかしてたおして、としこのけあをしてあげないと」 「としこおねえちゃん……ゆっくりよきゅなっちぇね」 「としこおねえちゃんがゆっくりしてにゃいと、まりちゃもゆっくりできにゃいのじぇ……」 周りからは聞き難い通常種からの怨嗟の声。 いかに自分が希少種であることに嫉妬しているかが、それ故に憎いのかがとしこには分かってしまった。 「むきゅ、それじゃあみんな、つらいとはおもうけどおかざりをいちどはずすのよ」 「「「ゆっくりわかったよ!!」」」×たくさん 「やめるんよ!としこのおかざりをとらないでほしいんよ!!」 「おちびちゃん!すぐかえすから、おとなしくしたがうみょん!!」 「むきゅ……どうやらこのなかにぬえはいないみたいね……」 「「「ゆっくりあんしんー」」」×たくさん ぬえの擬態の能力は詳細なメカニズムは分かっていないものの結局は、お飾りの誤認である。 ゆっくりの場合その目線はどうしても、お飾りに行く。 しかしお飾りを外した場合、ようやく他の特徴が見えてくる。 ぬえは特徴的な羽を有する。お飾りに目が行かない場合、見間違えるはずもない。 群れの中にぬえがいないことを確認してから、具体的なぬえ対策が話し合われる。 「むきゅ……となりのとなりのむれで、ぬえがでたときはこうしたらしいわ……」 4-2 今更言うまでもなく、ぬえは希少種である。 その数は未だあまり多くはない。 一方で、ぬえは捕食種でもある。 通常種を食べて行くうちにその数も増えていくだろう。 しかし実際には、ぬえの数はほぼ横ばいであった。 ということは何かしらの淘汰圧がかかっているということだ。 さて、ぬえはどのような形で捕食をするのであろうか。 それはぬえ自体がもつ特殊能力、擬態の力を使って対象が油断しているところを襲うのである。 さてはて、二転三転するが、 通常種のゆっくりがれみりあに対面した時、十中八九 「れみりあだああああああああああ!!!!!!!」 (モデル:ゆっくりれいむさん、享年8ヶ月) と言うだろう。 ふらんの場合も 「ふらんだああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」 (モデル:ゆっくりまりささん、享年6ヶ月) れてぃの場合も 「れてぃぃぃぃぃだあああああああああああ!!!!!」 ゆゆこの場合 「ゆゆこだあああああああああああああ!!!!!!!!」 これらの捕食種は通常種では到底かなわない圧倒的な力を有している。 通常種たちの悲鳴も、どうしようもない絶望からくるものであろう。 しかし、ぬえの場合 「ぬえだあああああああああああ!!!!!」 とは言わないであろう。 もちろんこれはぬえが擬態を使って狩りを行うからであるため、 気がついた時には捕食対象は致命傷を負っているためであるが、 もう一つ理由がある。 そもそも何故ぬえは擬態なんて面倒なことをして狩りを行うのか、だ。 つまり……ぬえにはれみりあやふらんが持つような圧倒的なパワーなどは持ち合わせていないのだ。 油断したところを襲わなければ、通常種相手にも負けかねない、その程度の力しか無いのだ。 だからこそ、相手の隙をついて、闇に乗じて、ゆっくり同士を疑心暗鬼に陥らせながら、 ゆっくり達に正体不明の恐怖を味わせながら、刈り取る。 これが本来のぬえ種の狩りである。 しかし、今回としこの群れにやってきたぬえはというと 「ぬえぬえ~ぬえはきしょうしゅだぬえ!!このむれはぬえのごはんさんぬえ!」 あろうことか自ら、自分の存在をばらし、正体不明のメリットを放棄してしまった。 その結果は…… 「みょん!ゆっくりしていくのぜ!まりさはまりさなのぜ!」 「ゆっくりしていくみょん……ぬえ!!」 「ぬええええ!!!!???どうしてばれたぬええええええ!!!!!!」 「!!!!み!みんな!!こいつだみょん!!!!とりおさえるみょん!!!!!」 「ぬ!ぬえええええええ!!!???きたならしいつうじょうしゅが!ごぼ!ばほ!」 翌日、ぬえは驚くほど簡単に捕まってしまった。 群れの対策は人間からしたら至ってシンプル。 単独行動をしないこと、他のゆっくりとあいさつするときは、ぬえとつけること。 それだけで勝手にぬえはバレたと焦り、早く飛べばいいのにも関わらず、その場で硬直したところを取り押さえられてしまった。 もしぬえがもう少し賢ければ、バレたと思うのならば動揺せずにゆっくりと逃げるべきだし、 そもそももう少し、自分を知っていれば自分の弱点もわかったはずなのだが。 自らの狩りのスタイルも分かったはずなのだが。 いったなにが、 「ぬえはきしょうしゅぬえええええ!!!!!ばんのうぬええええ!!!!こんなことありえな……」 「うるさいんよ!!きしょうしゅだからってなんなんよ!!」 ぬえを 「いだい!やべろおおおおお!!つうじょうしゅのごみくずどもおおお!!!ぬえをなんだたとおもって!!」 「おちびちゃんのかたき!!ぜったいにらくにはしなせないのぜ!!」 こんなにも 「おでがいじまずううう!!!!ぬえはきじょうしゅなんですうう!!!いきなければいげないんでずううう!!!おどなじぐたべられでぐだざいいい」 「むきゅ……かわいそうだけど、ぱちぇたちもたべられるわけにはいかないのよ」 腑抜けにしてしまったのだろうか。 「もっどゆっぐりじたがったぬえ……」 それは誰にもわからない。 としこは跳ねていた。 「あ!ありえないんよ!」 こんなことが許されていいのだろうか、希少種であるぬえが!通常種どもに殺されてしまった! なんておぞましい。 「はあ!はあ!ゆゆゆ!!!」 一瞬であった、としこはあんよを踏み外し、坂を転がっていく。 「と!とまらないんよおおおおお!!!!」 どんどん加速してゆく、としこ。 その速度が落ちる頃にはとしこは人里近くの道路まで転がっていた。 「んー?なんだゆっくりか」 「だ?だれなんよ?にんげんさん……?」 としこの目に写ったのは、初めて見る人間の男性。 彼はトラックの運転手であり、タバコを吸うためにトラックから降りて一服したのであるが、 何かが転がってきてなんだゆっくりか……と思ってふと目を離し…… 「お!おまえ!ゆっくりなのか!?」 と声を荒げる。 「そうなんよ!としこはとしこなんよ!すうこうなるきしょうしゅなんよ!」 「飼い主とか、人間とかいるのか!?」 「……な、なんのことなんよ?かいぬし……」 「よっしゃー!!!野生か!希少種拾うなんてラッキー!!!いくらで売れるんだろ!?」 彼はつい先日、知り合いの女性が希少種であるびゃくれんの野良を、偶然にも町中で見つけて結構な額に変えたことを聞いていた。 状況のつかめてないとしこを丁寧に持ち上げ、トラックを走らせる。 「に……にんげんさん?」 「おーゆっくりしていけよ!ゆっくり!」 「ゆっくりしていくんよ!!その、もしかしてとしこのかいぬしなんよ?」 「かいぬし?んーま、いちじてきにはな!ははは!」 人間さんはえらくごきげんだ。 としこはぬえとの会話を思い出す。 「それに、きしょうしゅはにんげんさんのよきぱーとなーぬえ!にんげんさんはかいぬしとなって、きしょうしゅたちにあまあまと、おおきなおうちをくれるぬえ!!」 そうだ、ぬえお姉さんのことは何かの勘違いだ! だって、この人間さんはとしこをひろってこんなにもうれしそうだし 「やっぱりとしこはきしょうしゅなんよ!!つうじょうしゅとはちがうんよ!!!」 「いいねいいね!希少種ばんざーい!!!」 そうだ、希少種は偉いんだ!通常種なんてゴミクズとは違うんだ!! なのに なのに! なのになのになのに!! 「どうしてとしこが、こんなめにあっているのおおおおおおおお!!!!!!!!」 としこには訳が分からなかった。 人間さんを召使にすることで悠々自適の生活を送るつもりだったのに、なぜだかとしこを拾ったお兄さんはとしこをおいていってしまうし、 さらにはさらには! 「こわいよおおお!!!」 「いやだ!ありずはまだじにだくない!!じにだくない!!」 「おきゃあしゃああああああああんんん!!!」 目が覚めたらとしこは加工所の加工レーンの上にいた。 すぐ目の前では、様々なゆっくりがぐちゃぐちゃに潰されて攪拌されてゆく。 としこが眠っている間、引き取られた加工所は一応は他の用途はないか検討もしたが、特に無く結局はゆっくりふーどの材料になることが決定された。 「やめるんよおおおお!!どじこは!!!とじこはきしょうしゅなんよおおおお!!!!!!こんな!つうじょうしゅどもとは!!!!!!」 「た!たすげで!おねがいじまずんよ!だずげで!!」 「おがあさん!!すびばぜんでした!!!おとうざん!みょんはゆっくりでぎないなんでいっでごべんなざい!!れいむ!!!ごろじでじまって、ごめんなざ!!!!!」 それがとしこの最後の言葉であった。 5. 「それでは○○アナウンサーに繋いでみましょう!〇〇さーん!!!」 「はーい!私は今大人気のてんこちゃんを専門にとりあつかっているゆっくりショップにいまーす!!」 「いやーてんこちゃんかわいいですねー!癒されますねー!」 「そうですねー流石は希少種といったところですか!」 「あんまり面白い番組ないな」 暇だ。相変わらずこの時期は暇だ。 僕はこの前見たあきしまいをすぐに忘れるだろうと思っていたのだが、意外とまだ覚えている。 それはゆっくりショップでのとしこのことがあったからかもしれないが。 あきしまいは希少種だ。 としこも希少種だ。 てんこやびゃくれんも希少種だ。 てんこやびゃくれんは大変人気がある。 だからあきしまいやとしこも人気がある。 んなわけない。 そもそも、何故人間が勝手に区分した通常種と希少種をあんなにも彼女らは気にしたのだろうか。 「それではスタジオには、日本有数のてんこちゃん好きと知られる□□さんがいらしております!」 「よろしくざます~」 「お願いします。早速ですが□□さん、てんこちゃんのどんなところが好きなんですか?」 「そりゃあ!なんていっても!希少種のなかの希少種っていうことで他の通常種にはない上品さ!通常種など及ばない美しさ!それからそれから……」 「そうですね~さきほどのお店でもありましたが、てんこちゃんの良さを分かる人はどんどん増えていますものね~」 「そうざますね!!すばらしいことざます。あと、先ほどの続きですが、やっぱり一般の方では買えない希少種の珍しさもてんこちゃんの魅力ざます!!」 「それならばもっと珍しい、みすちーなりやまめでも飼えば」 おっと、テレビに向かっておかしなことを言ってしまった。 こんなことを言ったって何にもならないし、彼女が従う必要性も義務もない。あるわけがない。 「つまんないし、消すか……ん?」 気のせいだろうか? テレビを消すとき、ふと目に入った□□さんとやらが抱いているてんこの目が、とても悲しい物に見えたのは。 「お、雪だ!」 次の瞬間、僕の興味は窓の外に完全に移った。初雪である。 きっとまた、学校が始まって忙しくなれば今度こそあの、あきしまいも、としこのことも完全に忘れてしまう気がする。 「さなえ!おきるのぜ!」 「むにゃむにゃ……どうしたのですか?まりささん……ゆわああああとってもきれいです!!!」 「ゆきっていうんだよーわかるよー!!」 「とかいは……」 「みょん……」 「むきゅ……みんな、見とれるのはいいけどあまり体を冷やさないようにね」 「「「「はーい!!!!!」」」」 「ゆ……」 「さなえ?」 「ありすさん……」 「みのりことしずはのことをかんがえているのね」 「はい……」 「「……」」 ありすさん、さなえはおもうんです 「さぶいよおおおお!!!!!」 「ゆきさん、こないでええええ!!!!いまはあき!あきなのよおおおお!!!」 なに? もし、つうじょうしゅやきしょうしゅなんて、ことばがなければ、みのりこさんも、しずはさんも、さなえたちとなかよくできたんでしょうか? 「う!うごかないよ!みのりこのあんよさん!どうじでうごがないの!!!」 「ぐるびいよ!どうじで……きしょうじゅのしずはがごんなめに」 なかよくできたかもしれないし、なかよくできなかったかもしれないわね つまり? 「ゆひっ!ゆひっ!!お……おねえぢゃん!?」 「ゆ……ゆっつゆっつ!!」 あのふたりが、もとからどんなゆっくりかによるかなーって、だってつうじょうしゅやきしょうしゅってことばがあっても、さなえはありすのことをみくだしてないじゃない それはそうですけど…… 「おねえぢゃん!!!おねえじゃん!!!!!」 「もっど……あぎをまんぎつじだがった……」 ただ、もしそんなことばがないのだとしたら したら? 「ゆんやあああああ!!!!しずはおねえじゃんが、えいえんにゆっぐりしちゃたあああああああ!!!!!!」 「……」 みのりこもしずはも、もっとじぶんたちをじぶんたちとして、ひとりのゆっくりみのりこと、ゆっくりしずはとして、みれたんじゃないかなっておもうわ きしょうしゅってゆっくりではなくて……ですか 「いやだ!いやだよおおおおお!!!!!」 そうね…… 細い細い路地の先で一匹のゆっくりが震えていた。 彼女の名前はゆっくりみのりこ、希少種の中の希少種である。 彼女は大変数の少ないゆっくりの一匹である。 車以上の値段がすると言われる、びゃくれんやもこうよりもその生息数は少ない。 てるよやすわこは、とってもとっても珍しいから人間さんからとても大事にされる。 せーがーやえーりんは、とってもとっても珍しいから、皆からとても優遇される。 ゆゆこやてんこは、とってもとっても珍しいから皆ほおっておかない。 みのりこやしずはは、とってもとってもとーっても珍しいから、 皆から忘れ去られた。 「ゆ!ゆえ!ゆひ!ゆわ!ああああ!ああああ!!!!!!!!」 (しずはおねえちゃん!!すごいことがわかったよお!!!) (どうしたの?みのりこ?) (みのりこたちはきしょうしゅだったんだって!!とってもめずらしくてすごいゆっくりなんだよお!!) (き……しょうしゅ?ゆーなんだかとってもゆっくりできることばね!!!) (そうだよお!そしてきしょうしゅはつうじょうしゅたちとは、かくがちがうんだって!えらいんだよ!!!!!」 「!!!!!!!!……………………っ……た……た……………………………………………………」 冬も深まり都会に初雪がつもるなか、わずかながら残っていた秋の気配は消えてなくなった。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3648.html
カルマあきのSS感想用掲示板はこちら anko4171 ゆっくりそだっていってね!(前編) anko3617 くものいとさんはゆっくりしてるね!! anko3580 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続々・後編) anko3579 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続・後編) anko3578 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(後編) anko3564 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続々・中編) anko3563 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続・中編) anko3549 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(中編) anko3542 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(前編) anko3521 ゆっくりつかいすてていってね! anko2889 いっしょにゆっくりしていってね! anko2425 かけがえのないいのちなんだよ!(後編) anko2424 かけがえのないいのちなんだよ!(前編) anko2264 ゆっくりいじめはゆっくりできるね!(後編) anko2263 ゆっくりいじめはゆっくりできるね!(前編) anko2171 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(後編-2) anko2170 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(後編-1) anko1745 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(中編-2) anko1744 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(中編-1) anko1548 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(前編)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3292.html
『かわいい』 2KB 考証 野良ゆ 赤ゆ 子ゆ かなり短いです。何時もの小ねたです。 「かわいいれいむのおちびちゃんが、ゆっくりうまれるよ!!」 それはそれは貴重でもない、野良ゆっくりの出産シーンである。 薄汚れた風貌の、ゆっくりれいむの額には1本の茎。 重そうに頭を垂れるが如く、しなるその先には3匹の実ゆっくり。 それぞれがブルブルと震えて、今まさに生まれ落ちようとしている。 「ゆゆ~ん!さすがまりさの、おちびちゃんだぜ!とってもかわいくて、ゆっくりしてるんだぜ!」 そんな実ゆっくりの様子を、両目をキラキラと輝かせて褒め称える親まりさ。 野良ゆっくっりに許された、わずかな「ゆっくり」というやつだ。 そしてこの二匹にとっての、感動の瞬間が訪れる。 ブルブルとその身を振るさせていた実ゆっくりが、ダンボールハウス内に敷かれた、汚い雑巾の上に落ちていく。 「ゆっぴ!…ゆぅぅ………きゃわいいれーみゅが、いまうまれちゃよ!!ゆっくちしちぇいっちぇね!!」 まず声を上げたのは、最初に生れ落ちた赤れいむ。 自信たっぷりに、両親の顔を眺めると、元気にあいさつをする。 「きゃわいいまりちゃが、きゃわいくうまれたのじぇ!ゆっくちしゅくふくしちぇね!!」 続いて赤まりさが、キリッと眉毛を吊り上げて挨拶をする。 「きゃわいい、すえっこれーみゅがうまれちゃよ!ゆっくちしちぇっちぇね!!」 「ゆゆーん!かわいいよー!さすがれいむの、おちびちゃんだよー!てんしみたいだよー!これは、むてきのかわいさだよ!」 「ゆゆーん!さすがまりさの、おちびちゃんだぜ!へらくれすさんより、たくましいんだぜ!かっこいいんだぜ!かわいいんだぜ!」 末っ子の赤れいむの挨拶が終わると、二匹のバカ親は我が子をアホ程褒め称える。 こんな風にして赤ゆっくり達は、生まれる前からも、生まれてからも、「かわいい」を連呼されて生きているのだ。 そんな赤ゆ達が成長したらどうなるのかと言えば。 「ゆゆ!れいみゅはせかいいち、かわいいゆっくちだよ!かいゆっくちにしないのは、そんだよ、ばかだよ!」 一人の女性に声をかける、子ゆっくりサイズのれいむ。 可愛らしさをアピールしようとしているのか、体をウネウネとくねらせて不思議な踊りを踊る。 だがそんな訴えは、彼女の心には届かない。 まあ、届く人間の方が少ないのだが。 「ゆゆ?ゆわーい!おそらをとんでるみたーい!れいむを、かいゆっちりに、してくれるんだね!」 女性に持ち上げられて、大喜びの子れいむ。 ただし女性は、手にゴム手袋をつけていた。 「ゆゆ?このふくろさんはなーに?どーしてれいみゅを 『グチャ』 びゅ!」 ビニール袋に入れられた子れいむは、女性の足で踏み潰された。 「嫌ねぇ…どうしてゴミ袋の分際で、かわいいなんて鳴くのかしら…それにしても、ゴミ袋の癖に動き回るなんて、迷惑だわ」 そう呟くと、女性はゆっくりを捕まえては、袋に入れて潰して回った。 捕まえるゆっくりは、どれも自分を「かわいい」と主張していた。 完 徒然あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/638.html
※駄文、稚拙な表現注意 ※俺設定注意 ※あっさりめの話第2弾です。 俺がそのれいむを見かけたのは夕暮れ時。ある公園の近くの大通りのことだった。 「おねがいしますぅうううううう!!!おちびちゃんを・・・おちびちゃんをたすけてくださいぃいいいい!!!」 通りを歩く人達にすがりつくようにして頼み込む野良れいむ。その姿はお世辞にもきれいとは言えず薄汚れており、体中擦り傷とアザだらけ。 通行人は嫌なものを見たと顔をしかめ、目も合わせず通りすぎていく。 俺もその一人になっても良かったのだが、何故かそのれいむに興味が湧いた。 「どうしたんだ、れいむ。」 「ああ!!おにぃざん!!たすけて・・たすけてくれるの!!」 「ああ。こう見えても俺はゆっくり医、つまりお前らのお医者さんなんだ。病気関係のことなら力になれると思うぞ。」 そう言って俺はれいむに診療カバンを見せた。往診の帰りなのでカバンの中には聴診器と数種類の薬が入っている。 「おにいざん!!れいむのおちびちゃんがびょうきでじにそうなんですぅ・・・たすけて・・・たすけてください・・・」 れいむは泣きながら今までのいきさつを話し始めた。 ゆっくりしたおちびちゃん 作、長月 れいむは元々野良ではなくこの近くの山に住んでいた野生のゆっくりだった。 贅沢できるほどではないが飢えることもなく、まわりは善良なゆっくりばかりの理想的とも言える群れにれいむはいた。 「それじゃあれいむ。いってくるんだぜ。」 「ゆっくりきをつけてね、まりさ。」 「「「「いっちぇらっしゃい。おとーしゃん。」」」 朝はつがいのまりさを送り出し、かわいい子供たちとお歌を歌ったり、日向ぼっこしながらお留守番。夜はまりさの採ってきてくれた木の実や虫さんでむーしゃむしゃ。 思えばこの時が一番幸せだったし、とてもゆっくりできていた。 しかし幸せはそう長くは続かないものである。 れいむの群れのある山に再開発計画が持ち上がったのだ。 「やべてぇええええ!!!ありすのおうちこわさないでぇえええええ!!!」 「むきゅぅうううううう!!!ぱちゅのおちびちゃんがぁああああ!!!」 なすすべもなく蹂躙されていくゆっくり達。抵抗するものは全て殺された。 れいむが巣にしていた大木のうろも木ごと切り倒され、後には草1本生えていない平地しか残らなかった。 やむを得ず生き残ったおちびちゃんたちと共にふもとの町に下りたれいむ達。 しかし、そこからがまた地獄だった。 厳しい環境に子供たちは一人、また一人と死んでいき、先日つがいのまりさも生ゴミを漁ってる途中、町の野良ゲス達に難癖をつけられ殺されてしまった。 残されたのは自分とまだ夏みかんサイズになったばかりの子れいむだけ。 れいむは思った。 このおちびちゃんだけはゆっくりさせてあげよう。死んでしまった他のおちびちゃんやまりさの分まで。 例えこの命にかえてでも。 しかしその子れいむの体調が昨晩からおかしいのだ。 下痢や嘔吐を繰り返し、れいむとしてもすーりすりやぺーろぺろをしてなんとか元気になってもらおうとしたが一向に快方に向かう気配はない。 むしろどんどん悪化の一途をたどっているようだ。 もはやれいむはいてもたってもいられない。気がつけば、大通りで人間たちに助けを求めていた。 人間は自分たちの郷里を破壊した敵。危険なのは十分承知。 きっと人間の中にもいい人はいるはず。そしておちびちゃんを救ってくれるはずだ。 そう信じて。 「なるほど・・・そういうわけだったのか・・・・」 ここは公園内にあるダンボールハウス。れいむのうちだ。 僕はれいむの話を聞きながら子れいむを診察していた。 「ふーむ・・・これはストレスによる非ゆっくち症だな。」 触診、打診、そしてれいむの話を総合して俺は結論を出す。 「ひゆっくちしょー・・・なに・・・それ。」 きょとんとするれいむ。人間や飼いゆっくりなら誰でも知ってる常識だが元野生の野良では知らなくてもしょうがないだろう。 「まぁ、簡単にいえばゆっくりできないからびょうきになったってことさ。心当たりあるだろ?」 「ゆぅ・・・・」 れいむの表情が曇る。おそらく今までのつらい記憶が頭をよぎっているのだろう。 正直この町の野良ゆっくりの住み心地はワーストと言っていいほど悪い。ゲス野良も多く、ほとんど食べられる草もない。 実際、路地裏には生きる希望を失った野良ゆっくりが死んだ魚のような目をした大勢へたり込んでいるほどだ。 山で平和に暮らしていたゆっくりにはストレスの連続だったはず。 何故子れいむが非ゆっくち症になったのか容易に想像がつく。 「うーん。しかしそうなると困ったな・・・」 ストレスが原因ではどうしようもない。栄養剤やオレンジジュースを飲ませれば一時的に回復するだろうが、結局数日後には元の木阿弥だろう。 「おねがいします!!れいむはどうなってもかまいません!!だから・・・だから、おちびちゃんをゆっくりさせてあげてください!!」 「・・・そんなこと言われてもなぁ・・・・」 「なんでも・・・れいむにできることならなんでもしますから!!」 そう言って額をこすりつけるようにして頼み込むれいむ。どうやら本気でこの子れいむを助けたいようだ。 「本気で何でもするんだな。」 「はい!!」 「解った・・・ならこれを。」 俺はある薬剤をカバンから取り出す。錠剤タイプのある新薬だ。 「ほら、飲め。30分程で効いてくるはずだから。」 そう言って俺は子れいむの口を開かせ、薬を飲ませる。大き目の錠剤なので中々飲み込まずにいたが指を使って強引に飲ませた。 「これで大丈夫。これでこのチビはゆっくりできるぞ。」 「ほんとうですか!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!」 「いいってことよ。経過を見るために明日の朝また来るからな。」 俺はれいむに見送られながら公園を後にした。 次の日、俺はいつもより15分ほど早く家を出て公園に向かった。 勿論昨日のれいむ親子に会うためだ。 昨日のダンボールハウスへ行くと、昨日まで死んだようにぐったりしていた子れいむが元気に飛び跳ねていた。 どうやら薬が効いたようだ。 それとは対照的に親れいむのほうの表情はさえない。まぁ予想はつくが。 「あっ、おにいさん!!おちびちゃんが・・・おちびちゃんがたいへんなの!!」 俺に気づくとれいむは急いで跳ねてきた。 「ゆげっ、ゆげっち、ゆぎっひぴゆぎー。」 焦点の定まらない目で奇声を発しながら飛び跳ね、しーしーやうんうんを撒き散らす子れいむ。 確かに誰が見ても異常ありだ。 「ああ・・・それでいいんだよ。」 「ゆ・・・?」 「俺が飲ませた薬はゆっくりを狂ゆん、つまり足りない子にする薬だったんだからな。」 ゆっくりにとって最大の悲劇は脆弱極まりない体に中途半端な知能や心があることだ。 そんなものあるからゆっくりは悩み、苦しむことになる。 だからこそ俺はゆっくりの中枢餡を破壊する新薬を子れいむに飲ませたのだ。 もうこの子れいむが悩むこと、悲しむことは永遠にない。 例え自分の姉妹が目の前で野良犬に食われても 親が人間に踏み潰されても それどころか自分が一寸刻みに切り刻まれようともその狂った笑みを絶やすことはないだろう。 「そんな・・・おちびちゃんをもとにもどしてよぉおおおお!!」 「残念だがそれはできない。死んだ者が二度とよみがえらない様に破壊された中枢餡ももどらないからな。」 「どぼじでそんなこというのぉおおおお!!!」 「はーうるさい・・・大体元に戻してどうするつもりだ?」 「ゆ?どうって・・・?」 思わぬ問いかけにれいむは戸惑う。 「もし戻せても、そいつはまた非ゆっくち症になるぞ。この町がお前らにとってゆっくり出来ない場所であることはかわらないんだからな。そしたら今度こそ、お前のチビは死ぬぞ。お前はチビにゆっくりしてもらいたかったんじゃないのか?」 「ゆ・・・ゆ・・・」 「お前昨日、おちびちゃんをゆっくりさせてくれるなら自分はどうなっても構わない、何でもする、って言ったよな。」 「い・・いったけど・・・」 「だったらこいつの面倒を見てやれ。一生、こいつが大人になっても、ずっとな。もうこいつは自分で餌をとることどころか、うんうんやしーしーもまともにできやしないだから。大変だろうけどがんばれよ。お前が言い出したことなんだから。」 もうれいむは何も言えなかった。 ただ、自分のうんうんを口いっぱいにほおばりながら笑う子れいむの横でただ立ち尽くすしかない。 「おっと、もうこんな時間か。じゃあな、れいむ。ゆっくりしたおちびちゃんと末永くお幸せに!!」 親れいむとケタケタと笑い続ける子れいむを残し、俺は小走りでその場を立ち去った。 れいむは分からなかった。 なぜこんなことになってしまったんだろうか。 自分はおちびちゃんにゆっくりしてもらいたかっただけなのに・・・ いや、これはこれでおちびちゃんはゆっくりできているのだろうか? だってこんなに笑ってくれているのだから・・・ もうおちびちゃんは家族の死に悲しむことも、人間やゲスに怯えることも、今はない故郷の森を思い出して泣くこともない。 永遠のゆっくりを手に入れたのだ。 でも・・・ それでも・・・ 「ゆゆげぎげっびげっ、ゆげっげぴぃゆびぃ!!」 朝の静寂の中、狂った子れいむの甲高い笑い声だけが公園に響き続けた。 後書き 足りない子ゆっくりって、周りはともかく本ゆんはとてもゆっくりできてますよね。ある意味野良ゆっくりのなかでは勝ち組と言える存在なのかもしれません。 面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。 追伸 感想用掲示板ができましたので、そこの長月のスレにご意見、ご感想はそちらでおねがいします。URLも書いておきますので。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/otaku/13854/ 今まで書いた作品 anko259 ゆっくりちるのの生態(前編) anko268 選ばれしゆっくり anko279 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 anko292 ゆっくり見ていってね anko304 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 anko313 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い anko333 夢と現実のはざまで anko350 あるまりさの一生 anko385 ゆっくりを拾ってきた anko425 ゆっくり Change the World(出題編) anko448 ゆっくり Change the World(出題編2) anko484 ゆっくり Change the World(解答編) anko497 あるゆっくりできない2匹の一生 anko542 てんこがゆっくりするSSさん anko558 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ anko577「餡子ンペ09」ゆっくりを愛でてみた anko613「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ anko633「餡子ンペ09」としあき博士のれいぱーありす矯正計画 anko735「餡子ンペ09」あるてんこの一生 メスブタの群れ anko764「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) anko791「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) anko932 誰も救われない話 anko1022 あるババ・・お姉さんの結婚 anko1057 もらうぞ anko1127 めすぶた祭り anko1224 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 anko1500 ある愛でお兄さんの午後 anko1530 どうして・・・ anko1638 とてもかわいそうなでいぶ anko1672 奇跡のドス anko1713 まりさときゃっしゅさん
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/18.html
「でいぶは絶対おちびちゃんだけは助けたい」 「ゆぎぎぎぎ… ばりざはどごいっだのおおおおおおお!? あのろくにご飯もとってこれないゴミクズめえええええ!! れいむとかわいいおちびちゃん達をこんなに待たせるなんて、どこをほっつきあるいているのおおおお!? ばかなの!? しぬの!? れいむ達をうえじにさせたいの!? はやぐがえっでぎでご飯をくわぜろおおおおおおお!! おちびぢゃんがないでるでじょおおおお!!」 「ゆっがああああああああ!! ざぶいざぶいざぶいいいいいいいいい!! ごんなにざぶいのはばりざのぜいだあああああ!!! ばりざはがぐがえってごいいいいいいいいいい!!!! おちびぢゃんだぢがこごえじんじゃうでじょおおおおおおお!? おちびぢゃん、すーすすーりじであげるがら、クゾばりざががえっでぐるまでもうすごじ… おちびぢゃん!? おちびぢゃんんんんん!? ゆんやあああああああ!! ばりざああああああ!! だれがあああああああ!! れいむどおちびぢゃんをゆっぐりざぜでええええええ!!!」 「クソまりさがかえってこなかったせいで、かわいいおちびちゃんが2人もしんじゃったよ!! あんなおうちに帰ってこないようなまりさとはりこんして、れいむはしんぐるまざーになるよ!! あと、まりさは見つけたらせいっさいっしてやるよ!! まずはおちびちゃんのためにご飯をさがすよ!! まっててね、おちびちゃん!! いまおかあさんが、おなかいっぱいむーしゃむーしゃさせてあげるからね!!」 「ゆっ! とってもいいおうちにすんでるね!! ここを今日かられいむたちのおうちにするよ!! ゆ? 何いってるの? れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!? まりさがかえってこないから、れいむだけで おちびちゃんをそだてなきゃならないんだよ!! そんなかわいそうなれいむに、ご飯をくれない ゲスなゆっくりはせいっさいっだよ!! あと、ご飯ももらうよ!! ゆっくりしんでね!!」 「むーしゃむーしゃ、しあわせ~♪ ここはゆっくりできるおうちだね!! まえのおうちなんか、ゴミだよ!! うんうんだらけでぜんぜんゆっくりできなかったよ!! それにくらべて新しいおうちは、ご飯はたくさんあるし、きれいなおふとんはあるし、とってもゆっくりできるよ!! こんなおうちを手に入れられるなんて、れいむは子育てのてんさいだねっ!! かわいくってごめんね~☆ おちびちゃん、あまあまもいっぱいあるから、すきなだけむーしゃむーしゃしていいからね!! ゆふ~ なまくりーむさんはゆっくりできるよ!!」 「ゆがあああああああ!! さむくてかたくてぜんぜんゆっくりできないよ!! おなかも空いたよ!! どぼじでご飯がないのおおおお!? おふとんもないのおおおお!? …そうだった、ぜんぶたべちゃったんだよ れいむにはたべざかりのおちびちゃんがいるのに、ご飯がこれだけしかよういして無いなんて、 ばかなの!? しぬの!? だれかさっさとごはんをよういじろおおおおお!!」 「ゆふんっ!! れいむにたてついて、ご飯をすなおによこさないからだよ!! いまさらあやまっても遅いよ!! おうちもご飯も、ぜーんぶれいむとかわいいおちびちゃんがもらうよ!! あと、お前たちはせいっさいっだよ!! あかちゃんだからってかんけいないよ!! しねっしねっ!! にんっしんっしてるからってなんなの!? れいむはしんぐるまざーなんだよ!? やさしくしないといけないんだよ!! ゆっくりしんでいってね!! げらげらげらげら… ゆっ!? ちっこいのを一匹のがしたよ!! まあいいよ、これだけご飯とあまあまがあれば、ゆっくりできるよ!!」 「何いってるの? ここはれいむとかわいいかわいいおちびちゃんのおうちだよ!! ここにすんでたさなえとこどもたち? そんなのしらないよ!! ゆっ、おちびちゃん、あまあまはたーくさんっあるから好きなだけ食べてていいよ!! ゆっくりしてね!! …どこへ行くつもりなの? せっかくのあまあまさんを逃がすわけないでしょ!! ばかなの!? おちびちゃん、今日はちょこれーとさんもあるよ!!」 「ゆんがああああああああ!! またご飯もおふとんも無くなったよ!! あまあまもないよ!! おちびちゃんがおなかを空かせでるでじょおおおおお!? ばかなのじぬのおおおおおおお!? はやぐだれがごはんをもっでごいいいいいいいい!! れいむはつよいんだよおおおおおおお!! ごはんをもっでごないどゆっぐりできなぐざぜるよおおおおおおおおお!!」 「ゆ!? ここはれいむのおうちだよ!! かってにおうちに入ってくるどろぼうはせいっさいっするよ!! …おるすばんしていたまりさのおちびちゃん? おいしかったよ!! れいむとおちびちゃんでみんなむーしゃむーしゃしてやったよ!!」 「…れいむはかわいそうなしんぐるまざーなんだよおおおおおおお!? どぼじでみんなれいむにやさしくしないのおおおおおおおおおおおおおお!! れいむにご飯をくれるのはあだりまえでじょおおおおおおおおおおおおおおおお!? みんなはかわいそうなれいむとおちびぢゃんをゆっぐりざせなきゃいげないんだよおおおおおお!!? かわいぞうなのにやさしぐしないのはゲスなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 罪ゆっくり監禁用の穴の底で、お飾りを剥ぎ取られ、髪の毛を毟られ、体中いたる所を噛み千切られたり 木の枝を突き刺されたりした惨めな醜いれいむが大声で喚いているのを長のぱちゅりーは見下ろしていた。 その視線は冷ややかで、れいむに対する一片の同情も持ち合わせては居ない。 ただし、わずかばかりの哀れみを含んだ侮蔑の感情を、その眠たげな目のどこかに潜ませていた。 「…れいむ、あなたはゆっくりできないことをしたわ だから、せいっさいっをされたのよ」 「れいむはなんにも悪いごどじでないでじょおおおおおおおお!? れいむをゆっぐりざぜないみんなが悪いんだよおおおおおおおお!! れいむのかわいいおちびぢゃんはどごなのおおおおおおお!! おちびぢゃんをかえぜえええええええ!!」 ぱちゅりーは小さくため息をついた。 このれいむは、夫に見捨てられたあげく、群れの他の仲間を襲って殺し、おうちと食べ物を奪うという行為を繰り返し、 いち、にー、さん、よん…じゅう、まで数えられるぱちゅりーでもそれ以上数えられないほど多くのゆっくりを手にかけた。 それだけに飽き足らず、殺したゆっくりの死体を食べるという、同族食いの禁忌まで犯していた。 全ては、自分とおちびちゃんがゆっくりするためだと言う。 群れのゆっくり同士とて、おうちの奪い合いはままある。 誰も居ないおうちは、見つけた時点で見つけたゆっくりのものというルールがある。 だから、留守番を置いていないおうちで、さらに戸締りもしっかりしていないおうちは 狩りなどでおうちを空けている間に他ゆっくりに乗っ取られても、文句は言えないのだ。 唯一、ぷくーによる決闘で力ずくで奪い返すという方法もあるが、それで殺されると言う事はまず無い。 同族殺しも禁忌だからだ。 せいっさいっで負わせた傷が元で「結果的に」死に至らしめる事はあるが、そもそもせいっさいっは ルール破りのゲスや泥棒にのみ行うものだ。 他には、子供の躾けのときに「ゲスになるような子はせいっさいっする」という叱り文句を使う事があるくらいだ。 「どぼじで…どぼじでれいむがごんなめにい……!! れいむなんにもわるぐないのにいいいいい!! おちびぢゃんどゆっぐりじだがっただけなのにいいいいい!! どうじでだれもれいむをゆっぐりざぜでぐれないのおおおおおおおおお!? いじわるばっがりずるのおおおおお!? あのごはれいむのたったひとりのごったおちびぢゃんなんだああああ!! がえぜえええええ!!」 れいむこうして群れのゆっくりに捕まり、罪が暴露しせいっさいっを受けているのは、あるまりさを外で殺している所を 見つかったからなのと、それまでの凶行に置いても度々犯行の目撃者となる生存者を逃がしていたために 「殺ゆん鬼がいる」という噂が伝わっていた群れのゆっくり達に警戒されていたからだ。 お帽子一杯にご飯を詰め込んだ狩りの帰りにれいむとその子に遭遇し、大荷物を抱えて動きの鈍っていたまりさは あえなくれいむに殺され、家族のためのご飯と命とを奪われた。 そこへ、おうちの方向がまりさと一緒だったご近所さんのみょんが通りかかり、みょんの通報で集まった 群れのゆっくりは、まりさの死体を食べているれいむとおちびちゃんを取り囲み、捕獲したのである。 今、れいむのかわいいおちびちゃんは、れいむとは別の場所に隔離されている。 ぱちゅりーは、このれいむには何を言っても無駄だろう、と言う事は捕獲した当初から思っていた。 自分と、自分の子供がゆっくりする事しか考えない。 全ての他ゆんは自分たちをゆっくりさせるべきと考えている。 どうしてこのような思考をするに至ったのか、それすらも理解できない。 このれいむの最初の夫だったまりさは、れいむに毎日こき使われ、ご飯もろくに食べさせてもらえなかったので逃げ出したと証言した。 まりさは、れいむが殺ゆんを繰り返していた犯人だという事実を知らされると、震え上がってしーしーを漏らした。 最初の被害者となったとかいはなありすは、葉っぱや花を編んで家具を作る事を得意としていた。 群れのゆっくりの多くが、ありすの作った家具やおふとんを利用し、その交換としてありすはご飯を得ていた。 次の被害者のさなえ親子は、最近群れの一員になったばかりのゆっくりだった。 さなえは子連れの上ににんっしんっしており、夫も居なかったために生活に苦労していたが人当たりのよさで 群れのゆっくり達には好感を得ていた。 しかし親子で生き残ったのは、逃げ出す事に成功して子ゆっくりになったばかりの子さなえが1人だけだった。 子さなえが助けを求めて逃げ込んだのは近所のちぇんの所で、ちぇんは急いで駆けつけたものの3番目の被害者となってしまった。 4番目の被害者はめーりんとさくやの夫婦で、子供たちを留守番に残して狩りに出かけている所を、 上がりこんだれいむによって襲撃された。 夫婦ともに重傷を負ったものの、何とか逃げ延びたが、子供たちは全員食べられていた。 最後の犠牲者となったまりさには、妻のれいむと子れいむ達がいた。 残されたれいむは、お歌が上手く美ゆっくりと評判で、結婚前は群れのゆっくりで誰がれいむを射止めるのか競争になったくらいだったが、 その代わりに狩りは不得意で、この先どうやっておちびちゃんたちを養っていけばいいのか、とぱちゅりーに涙ながらに語った。 ただ、れいむの子の中でも特に気丈で母親に似た子れいむが、まだ子供だというのに母を励まし、父の残した蓄えがまだあるから、 それを切り詰めて食べていけば冬を越せるよ!と意外にもしっかりした事を言っていたので、この親子は大丈夫だろうとぱちゅりーは思った。 …しかし殺ゆん鬼れいむは、ルールや近所づきあいの上で共同体の一員として日々暮らしている、群れのどのゆっくりたちとも異質な存在であった。 ぱちゅりーから見ても、思考や行動の論理が破綻しまくっているのである。 同族殺しはゆっくりできない事だ、といくら説いてもゲスは制裁するのが当たり前だ、と言い返す。 どこがゲスなのか?と問えばれいむをゆっくりさせないゆっくりはゲスなんだよ、と主張する。 どうしてれいむを赤の他ゆんがゆっくりさせなければならないのか、と尋ねれば、れいむはかわいそうだから、と開き直る。 全く会話が成立せず、れいむに家族や友人を殺されたゆっくり達にせいっさいっされて居る間も 自分が悪いとはけして認めようとしなかった。 もはや、このれいむを言葉で反省させる事は無理なのだろう。 完全に、自分と自分のおちびちゃんがゆっくりできてさえ居れば、おうち泥棒も殺ゆんも同族食いも 全然躊躇わない狂ったゆっくりなのだ。 だが、それでもぱちゅりーは、れいむに言い返さざるを得なかった。 「…れいむ、そんなにれいむは、じぶんとおちびちゃんのことがだいじ?」 「あたりまえでしょ!! れいむはゆっくりしなくちゃいけないんだよ!! おちびぢゃんがいなぐぢゃゆっぐりできないんだよ!! はやぐれいむとおちびぢゃんをゆっぐりざぜろおおおおお!! ゆっぐりできなぐずるよおおおおお!!」 「むきゅん、じゃあ、れいむのだいじなおちびちゃんは、ぱちゅりーたちがころすことにするわ」 れいむはその言葉を耳にした途端、目を見開いて「ゆ゛っ!?」と叫んだ。 ぱちゅりーは、被告人を法廷に連行する時のこまちよりも、判決を下す時のえーきよりも冷ややかな視線で 穴の底のれいむを見下ろしている。 「どぼじでれいむのだいじなかわいいかわいいおちびぢゃんがごろざれなぐぢゃいげないのおおおおおおおおおおお!? れいむもおちぢぢゃんも、なんにぼわるいごどじでないのにいいいいいいいいいいいっ!!」 「…れいむ、あなたはむれのゆっくりたちをおおぜいころしたのよ。 あなたをにくんでいるゆっくりは、このむれにおおぜいいるわ。 とうぜんでしょう? れいむがおちびちゃんをだいじなように、あなたがころしたゆっくりも、 だれかのだいじなおちびちゃんだったのよ。 てしおにかけてそだてて、あいじょうをそそいで、やっとおとなになってすだったばかりなのに、ころされた。 おとなになって、あいをしって、けっこんして、はじめてできたこどもだったのに、ころされた。 おちびちゃんだけじゃないわ、おとうさん、おかあさんをころされたおちびちゃんもいる。 みんな、れいむをにくいとおもうゆっくりばかりよ。 なら、れいむのだいじなおちびちゃんをころして、ふくしゅうするのはあたりまえなのだわ、むきゅ」 ぱちゅりーがわずかに口の端を歪めてあざ笑うようにそう宣告すると、れいむは火のついた様に怒り狂って 叫び、喚き、穴の底から這い上がろうともがいた。 しかし、穴の深さはれいむが這い上がれるようなものではない。 「ゆっ……!! ゲスがあああああああ!! れいむをゆっぐりざぜでぐれないゲズばっがりのぐぜにいいいいい!! おまえらみだいなクゾゆっぐりなんかがあああああ!! ごろじでやるううううう!! れいむのがわいいおちびぢゃんをごろずおまえだぢをごろじでやるううううううううううう!!」 「むきゅきゅ、ゲスね、そう、ゲスでいいわ。 べつに、れいむにじぶんのしたことをはんせいしてほしいとか、ぱちゅりーもおもってないわ。 れいむが、じぶんのしたことをわるいことだって、みとめなくてもべつにいい。 でもね、れいむ。 ひとつだけたしかなことがあるわ。 …れいむがゆっくりごろしをしなかったら、べつにぱちゅりーたちは、れいむも、れいむのだいじなおちびちゃんも、 ころすことはなかったのよ? れいむがしんぐるまざーで、いきていくのがたいへんで、おちびちゃんのごはんをとってこれないから、 かわりにみんなにたすけてほしいとおもってたのなら、べつにそれでいい。 みんなにおねがいしたら、そうだんしたら、たすけてあげてもよかったし、ごはんをわけてあげてもよかった。 でも、れいむはおねがいしないで、ゆっくりをころしてごはんをうばったのだわ。 れいむがころしたから、ぱちゅりーたちもころす。 それだけのはなし。 それだけでおわり。 じゃあね、れいむ。 そこでみじめにこうかいしているがいいわ、むきゅむきゅ」 それだけ言うと、ぽかんとして見上げているれいむにわざとらしい嘲笑だけ残してぱちゅりーは穴から離れようとした。 そう、殺したから、殺し返すだけだ。 せいっさいっなのだ。 それは群れのルールで、ルールを守っているから群れは仲良くゆっくりできるのだ。 殺さなければ、殺さない。 おうちやご飯の取り合いだって、ルールを守った上での事だ。 厳格にあれをしちゃいけない、これをしちゃいけないなんて決まりは群れには無い。 されて嫌な事はやらないだけ。 皆、自主的に仲良くしたり、交換しあったりしているだけ。 助けを求めてきても助けるな、なんて決まりも無い。 また、助けられない事はあっても、助けない事を咎める決まりは存在しない。 ぱちゅりーに言わせれば、れいむは勝手に、夫に逃げられて誰も自分とおちびちゃんを助けてくれないと思い込んで、 勝手に暴走して、勝手に同族殺しをして、そして勝手にせいっさいっされてるだけなのだ。 誰もれいむとおちびちゃんを虐めても仲間はずれにしても居ない。 ただ、れいむが被害妄想を爆発させただけである。 「ゆん…ゆんやああああああああああああああ!! ぞんなのやだああああああああああああああ!!! だずげでえええええええええええええ!! おねがいでずうううううううう!! れいむのがわいいおちびぢゃんをごろざないでぐだざいいいいいいいいいいい!!! だずげでっでいっだらだずげでぐれるんでじょおおおおおおおおおおおおお!? あやばりばずがらああああああああああああ!! ゆっぐりごろじをじだのはあやばりばずがらあああああああ!!! どうが!! どうが!! れいむのがわいいおちびぢゃんだけばああああああああああああ!!! おちびぢゃんはなんにもじでないんでずうううううううううう!! ぜんぶれいぶがわるいんでずうううううううううううううううううう!!! ごろじだのはでいぶなんでずううううううううううう!!! おちびぢゃんはなんにぼじでまぜん!!! ただみでだだげなんでず!! ゆっぐりのじだいをだべざぜだのぼ、でいぶなんでずうううううううううううう!!! おちびぢゃんはまだごどぼなんでず、なんにもわがらないんでず!!! だがらだずげであげでぐだざいいいいいいい!! でいぶのだったひどりだげのごった、だいじなおちびぢゃんなんでず!! でいぶはおぢびじゃんをうえじにざぜだぐながっだんでずうううううう!! ほがのおちびぢゃんみだいにうえじにざぜだぐながっだんでずううううううううう!! でぼでいぶにば、がりのじがだどがわがんながっだんでずううううううううう!! ずっどばりざにまがぜでぎだがら、おちびぢゃんがおながをずかぜでじんでいぐのを、みでるごどじができながっだんでず!! ずーりずーりじで、べーろべーろじであげるごどじがでぎながっだんでずうううう!! だがら、ざいごのおちびぢゃんだげば、じなぜだぐながっだのおおおおおおおお!!!! だがら、だがら、おちびぢゃんだげばゆるじであげでぐだざいいいいいいいい!!! ごべんなざいいいいいい!! わるいのばぜんぶでいぶなんでずうううううう!!!! おねがいじばずううううう!! だずげでええええええええええええええ!!」 穴に背を向けたまま、ぱちゅりーはこの世の中でもっともゆっくり出来ていなさそうな、 不愉快さと怒りと侮蔑とを入り混じらせた表情をしていた。 「…ゆっくりごろしをしておいて、なにをいっているの? そんなちからがあるんだったら、そんなかくごがあるんだったら、かりがへたでもどうにかして、 そのへんのざっそうさんでも、はっぱさんでも、なんでもごはんにとってこれたはずよ。 いまさらつごうよくあやまって、まちがいをみとめても、おそいのだわ。 …ばかよ、れいむ。 あなたはほんとうにばかなのだわ…むきゅ…」 そういい残すと、ぱちゅりーはそれ以上ゆっくりせず、足早に穴を去った。 れいむはまだぱちゅりーに、自分が殺したゆっくりたちの遺族に謝り、泣き喚き続けていたが それも今夜か、あるいは明日、雨でも降れば水が溜まった穴の中で溺れ死んで聞こえなくなるだろう。 晴天が続いたとしても、それはそれで飢え死にするまで苦しむだけである。 れいむへの「死刑宣告」が終わるとぱちゅりーは友人のありすの所に向かった。 ありすには、れいむの「大事なおちびちゃん」である子まりさを預かっていてもらっていた。 「むきゅ…おわったわ。 あの子はどうしてる?」 「おつかれさま、ぱちゅりー…あの子なら、ありすのおちびちゃんとなかよくあそんでたわ。 いまはふたりですーやすーやしてる。 みて、このゆっくりしたねがお。 とってもあかるくて、すなおで、とかいはな子ね。 …あんなおそろしい殺ゆん鬼のこどもとは、おもえない」 そう言うと、ありすはおうちのおくで綿毛のおふとんでくっ付きあって眠っている子まりさと子ありすに目を向ける。 ぱちゅりーは、そっと近づいていってそのゆっくりした寝顔を覗き込んで、少し哀しそうな目をした。 「むきゅ、ありがとう、ごくろうさま。 あしたからは、この子はぱちゅりーのおうちであずかるわ」 「…そのことだけど、ほんとうにいいの? むれのみんなは、まだなっとくしてないわ。 おとなになったらははおやとおなじ、殺ゆん鬼になるってこわがってるゆっくりもいる。 そうでなくても、この子もおやとおなじようにせいっさいっしろ、ころせって、いってるゆっくりも… それに、ぱちゅりーだって、こどもがいるし、長のしごとでたいへんなのでしょ?」 「かもしれないわね、むきゅ… でも、もうきめたことなのだわ この子はたしかに、ははおやにゆっくりのしたいをたべさせられていた。 でもそれが、ははおやとおなじ殺ゆん鬼にそだってしまうとはかぎらない。 この子は、まだ小さすぎてじぶんがたべたものをゆっくりだとわかっていなかったわ。 ははおやが、『これはあまあま』っていってきかせてたのもあるだろうけど…」 …あのれいむは、母親は、どうしようも無いゲスだった、とぱちゅりーは断じる。 ただし一応、同情できる部分も全く無いわけではない。 というのも、あのれいむとその夫のまりさの事は、ぱちゅりーは知っていた。 いや、群れの長であるぱちゅりーには群れの中に知らない家族というのが存在しない。 夫のまりさはまりさ種の典型的なケースと言えた。 二人が結婚する前からまりさは、れいむにお花とか、きれいな石とか美味しいキノコとか、色んなものを貢いで、 自分が狩ができる立派なまりさだと言う事をアピールしていた。 まりさはれいむに、『まりさとけっこんすれば、じぶんは何もしなくてもいい』と思わせてしまった。 だから、れいむは安心して、花嫁修業も自活するための狩の仕方も、何も積極的に学ばず大人になった。 そんなれいむが、自分の我侭のし放題で、夫を酷使させて、見捨てられたとはいえ、 待てども待てども夫は帰らず、食べるものは無く、子供たちは飢え死にしていく中、 子供だけは死なせたくない、何とかしなくては、と考えるうちに、子供を死なせないためなら何をしてもいい と間違った方向に思考をしてしまった… 「きっと、たべるもののないおうちのなかで、おっとがかえってくるのをまつしかできなくて、 たすけをよんでも、おうちのそとにとどくはずもなくて、じぶんとこどもたちがうえてしんでゆくきょうふとぜつぼうのうちに、 だれもじぶんたちをたすけてくれない、じぶんたちはこどくなんだ、とおもいこんでしまったのよ。 …ぱちゅりーのかんがえだと、おそらくそのときにれいむはこわれてしまったのだわ。 あまりにゆっくりできないじょうきょうのなかで、ゆっくりでないなにかに…ゲスですらない、ゲスいじょうの なにかに、あのれいむはかわってしまったのよ。 それでも、じぶんのわが子だけはだいじだった。 この子だけは、まもりたかった。 この子をまもるために…」 ぱちゅりーはそう、分析する。 …もしかしたら、れいむと子供たちが飢え死にしかかっている時に誰かがおうちを訪ねて、 れいむたちを見つけて、助けてあげることが出来たなら、れいむも殺ゆん鬼にはならなかったかもしれない。 群れのみんなも殺されずに住んだのかもしれない。 そう思うと、ぱちゅりーは、長として群れを取りまとめる責任のある立場としては、もしかしたら事前に何か 出来たのではないか、そう考える部分もあるのだった。 「だからというわけではないけど…そうしても、とりかえせるわけでもないけれど… ぱちゅりーは、この子まりさをそだててみることにするわ。 この子は、まだははおやとおなじみちにすすむまえに、ひきかえせる。 ゆっくりごろしと、どうぞくをたべることがゆっくりできないことだということをおしえて、 ふつうにゆっくりとしていきられるようにきょういくすれば、ふつうのまりさになれるわ。 この子がすすむみちは、けしてゆっくりできるみちではないかもしれないけど… それに、たしかにぱちゅりーにはおちびちゃんがさんにんもいるけど、みんなぱちゅりーににてかしこくて しっかりした子ばかりだし、こあもてつだってくれるのだわ。 ひとりぐらいおちびちゃんがふえても、たいしたふたんにはならないわ、むきゅん」 「そう…ぱちゅりーがそうかんがえるなら、ありすはそれにはんたいするすじあいをもたないわ。 そうね、ありすも、こんなかわいい子まりさには、ははおやとはちがうゆん生をゆっくりしてほしいとおもうわ。 だってこんなに、ありすのおちびちゃんとも、なかよしになって… ありすのおちびちゃんは、とってもとかいはだけど、すなおじゃないところがあるから、ともだちもすくなくて… はじめてなのよ、おちびちゃんが、よそのおうちの子と、こんなになかよくできたのは」 「むきゅ…ぱちゅりーも、ありすのおちびちゃんが、この子まりさのともだちになってくれれば、 すこしはしんぱいごとがすくなくなるわ… この子は…むれの中で、どれだけのゆっくりがなかまとしてうけいれてくれるのか、とてもふあんなところはあるから」 ありすとぱちゅりーは、そろって眠っている子まりさと、子ありすの安らかな寝顔を覗き込んだ。 そして、この二人が、ゆっくりしたゆん生を、互いに助け合い支えあって過ごしてくれる事を、祈った。 (終わり)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4075.html
『てんしのおちびちゃん』 5KB 考証 小ネタ 赤ゆ いつもの小ネタです。考証ものです 「ゆびゃぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁぁん!!」 「おちびちゃん、ゆっくりしてね!いたいのいたいの、おそらをとんでるーだよ!ぺーろぺーろ!」 小さい体をウネウネと動かしながら、ゆんゆんと泣き喚く赤れいむと、それを必死であやす親れいむ。 親れいむは得意そうに揉み上げをクルクルと振り回すと、赤れいむをペロペロと舌で優しく舐め回す。 それでも一向に泣き止まない赤れいむに対して、少しも嫌な顔を見せない親れいむ。 これはけして「れいむは母性溢れるゆっくり」だからではない。 むしろ、「おちびちゃんはゆっくりできる」からなのである。 「ゆん!おまえはほんとうに、できのわるいくそちびだよ!しっかりおしおきをしてあげるよ!!」 「ゆびゃぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁん!ゆっくちぃぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃ!!」 一匹の成体れいむが、小さな赤まりさの尻を揉み上げで叩いている。 ふさふさした揉み上げにどれだけの力があるのかは知らないが、赤まりさは尻を叩かれてゆんゆんと泣いている。 そんな赤まりさの泣き声に気をよくしたのか、親れいむはさらに揉み上げを大きく振り上げて赤まりさの尻を叩く。 赤まりさは尻に揉み上げが触れる度に大きく体を震わせ、尻をブリブリと振って大声で泣き叫ぶ。 実際のところ、ただくすぐったいだけなのではとも考えてしまうが、赤まりさにとっては親れいむが鬼の形相で怒っているのが怖くてたまらないのだろう。 まあ、鬼と言っても人間から見ればゆっくりの福笑い、ゆっくりの面白顔にしか見えないのだが、ゆっくり出来ない事を嫌うゆっくりには効果絶大。 その中でも特にゆっくり出来ない事を嫌う赤ゆっくりにとっては、生死を分かつ問題なのだろう。 赤まりさは涙と涎を豪快にまき散らし、ついにはしーしーまで垂れ流し始める。 「ゆぅぅぅ?!ほんとうにきたないくそちびだよ!でも、きょうはこのへんでかんべんしてあげるよ!ゆっくりかんしゃしてね!!」 何故か得意そうに仰け反ってそう言う親れいむ。 そしていろんな汁塗れになった赤まりさに近づいていくと、舌で赤まりさの体をぺろぺろと舐めだした。 「ゆぅぅぅ…おかーしゃ……ゆっくちぃ!ゆっくちぃぃぃぃぃぃ!!」 舐められた瞬間、ビクッと大きく体を震わせる赤まりさ。 だが、親れいむがもう怒ってないと分かると、今度はうれしくなってゆんゆんと泣き始める。 そしてそんな赤まりさの様子に満足したのか、親れいむも笑顔で赤まりさを舐め始める。 この親れいむが笑みを浮かべているのは、けして我が子が可愛いからではない。 「おちびちゃんはゆっくりできる」だからなのである。 それを証明する貴重なサンプル体を入手する事が出来たので、その様子を見て見る事にしよう。 「おちびちゃん、もっとないてね!たくさんないてね!どんどんないてね!そしてれいむをゆっくりさせてね!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁん!ゆびゃびゃびゃびゃぁぁぁぁぁぁああああ!!」 小さな赤ゆっくりのれいむに体当たりをする親れいむ。 体当たりと言っても赤れいむが軽く転がる程度なのだが、それでも赤れいむには耐えがたい苦痛。 コロコロ転がる度に揉み上げをワサワサと震わせて、大きく口を開いてゆんゆんと泣き叫ぶ。 しばらくすると、赤れいむは涙と涎としーしーに塗れる。 すると親れいむは、この瞬間を待っていたと言わんばかりに目を輝かせる。 そして赤れいむの全身を、ペロペロと舐め始めるのだった。 「ぺーろ、ぺーろ…し、し、し、し、しあわせぇぇぇぇぇぇぇ!!やっぱりおちびちゃんは、ゆっくりできるよぉぉぉぉぉ!!」 両目を血走らせて、狂ったように赤れいむを舐める親れいむ。 満面の笑みを浮かべながら、雄たけびを上げるかの様に幸せを叫ぶ。 そして一通り赤れいむを舐め終わると、再び赤れいむを意味もなく怒鳴り始める。 そう、この親れいむはワザと赤れいむを泣かせているのだ。 目的は一つ。 赤れいむの分泌する汁。 涙や涎などの汁を舐め取る為である。 ゆっくりの分泌液の主な中身は砂糖水。 ゆっくりの大好きな「あまあま」の液体だ。 ゆんゆんと泣く赤ゆをあやす親ゆっくりは、どれも幸せそうに微笑みながら我が子をあやす。 これは親としての喜び、我が子をあやす自分の姿に「ゆっくり」出来ているからではない。 我が子の出す分泌液を舐めて「ゆっくり」しているのである。 当然その事をゆっくり事態に聞けば、猛烈に批判してくるだろう。 我が子が可愛いからゆっくり出来る、泣く赤ゆっくりも可愛いからゆっくり出来る。 だがそれは親ゆっくりがそう思っているだけで、実際はあまあまな液体を舐めたせいで微笑んでいるだけなのだ。 このサンプル体はそれを証明する良い例。 親れいむは赤れいむを無意味に痛めつけて泣かせると、幸せそうに赤れいむの体を舐め続ける。 実はこの親れいむは、こうやって子供を数匹舐め殺している。 舐められすぎて皮がふやけ、親れいむの舌で皮を破られて死んだ赤まりさ。 痛めつける加減を間違えて、そのまま潰されてしまった赤れいむ。 水も食料も与えられずにひたすら泣かされ、衰弱死した赤まりさ。 赤ゆが死ぬと番を探して子作りをし、その赤ゆを泣かせて舐め続ける。 我が子が死んでも、躾をしていて死んだとか、ゲスだったとか、病気だったと毎回適当な理由をつけて自らを正当化している。 研究員は面白がってこのサンプルに精子餡を注入し、赤ゆを作らせてはその後の様子を観察している。 ある研究員がこの親れいむに、どうして赤ゆを舐め続けるのか聞いた所、以下のような答えが返ってきた。 れいむはちゃんと、おちびちゃんのめんどうをみているんだよ! おちびちゃんは、てんしさんだからね!ちじょーにおりたったせかいのきぼう、かみさまがくれた、てんしさんなんだよ!! てんしのおちびちゃんは、おせわをしている、こころやさしいれいむに、ごほーびをくれるんだよ! それはとーってもあまあまで、とーってもゆっくりできるんだよ! れいむはその、「てんしのわけまえさん」をもらっているだけなんだよ!! これはとーぜんのけんりなんだよ! だからおちびちゃんは、れいむにたくさんの「てんしのわけまえさん」を、くれなきゃだめなんだよ!! そう、親ゆっくりにとっての赤ゆっくりは、親ゆっくりを精神面だけでなく味覚においても「ゆっくり」させていたのだ。 研究者はこの赤ゆの分泌液を舐める行為を、このれいむの発言から「てんしのわけまえ」と呼ぶ事にした。 ゆっくりがよく口にする、「おちびちゃんはゆっくりできる」と言う言葉。 これに異を唱える研究者達も、「てんしのわけまえ」の事を知ると誰もが納得したという。 完 絵チャットの会話にて思いついたネタです。 徒然あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3630.html
『おちびちゃんとゆっくりできたらいいな!』 26KB 虐待 番い ゆっくりしていってね!!! 初めましての方は初めまして 他作を見てくださった方はありがとうございます。 投稿者の九郎です。 単発作品三弾目。後半少々長くなりそうなんで分断です。 どうぞよろしく。 ――――某日、午後6時、路上―――― 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!でいぶだぢをがっでぐだざい!!」 「おぢびぢゃんがじにぞうなんでず!! ばりざのがわいいあがぢゃんがぜっだいにゆっぐりざぜでぐれまずがら!!」 今日も今日とて野良饅頭が人間相手に助けを求めている。 が、基本的に元々野良であるゆっくりが人間に頼みごとをする機会は少ない(命乞い除く)。 「おぢびぢゃんはずごぐゆっぐりじだごなんでず!! ぜめでおぢびぢゃんだげでもゆっぐりざぜであげでぐだざいいいい!!」 はっきり言っていくら切羽詰っても人間に頼み事をするのはかえって危険である。 ゆっくりはどうあがいても害獣だ。人間に接触すれば死あるのみ。 「ほほう、大変そうではないか。飼ってやろうか?」 とある人間が件のゆっくりに声を掛ける。 …ぶっちゃけ俺のことだが。 「…ゆ!?ほんどうに!?ほんどうでずが!?」 「ゆっぐりざぜでぐれまずが!? ばりざだぢをがいゆっぐりにじでぐれまずが!?」 「勿論だとも。うちに来てゆっくりするといい」 二匹の顔が明るくなる。 なるほど、見ただけで俺はこいつらの事情が大体理解できた。 まず、こいつらは野良にしては小奇麗だ。 「お前ら元飼いゆっくりだな?」 「ぞうでず!ばっじさんはもうないげどばりざだぢはぎん(銀)ばっじゆっぐりでじだ!!」 「でいぶはぎん(金)ばっじでじだ!! でぼごどもをづぐっだらがいぬじざんがあああああ!!! ゆんやああああ!!!ゆんやああああああああああ!!!」 ここぞとばかりの不幸アピール。 こいつらには等価交換の法則など通用しない。 人間側の利益を提供するような殊勝な心がけはないし そもそも自分達が可愛いから、自分達が可哀想だから飼ってくれとしか考えていないのだ。 「まあ、お前らの事情はさして問題にならない。 それより、お前らの子供だが…」 「ゆ!?そうだよ!!おちびぢゃんがしにそうなんだよ!! おねがいだがらはやくだずげで!!すぐでいいよ!!」 「おりびちゃんは『そだちざかり』なのにむーしゃむーしゃできなくて しにそうなです!!おでがいじばずうううううううううううう!!!」 「ほほう、それは分かったがお前らは一つ見落としていることがあるようだ」 俺は電柱の影に守るように押し込められたチビを指差す。 「どうでもいいよおおおおおおおおおおおおお!!!! おぢびぢゃんはいまにもじにぞうなんだよおおおおおおおおお!!?? いいかげんりがいじでね!!!」 「いや、そうじゃなくてだな」 「おぢびぢゃんをだずげでぐれるっでいっだでじょおおおおおおお!!?? もうぞんなごどもわずれだのおおおおおおおおおお!? ごのあんごのうーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 やれやれと思いながらそこにあった小さいクソ饅頭…いや 「もう死んでるんだが」 『クソ饅頭だった物www』を摘み上げた。 「「…………………………………………………」」 たっぷり30秒かけて俺の言った言葉を読み取った。 「「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおお!?」」 しかし状況は理解していなかった。 「おぢびぢゃんはゆっぐりじでるよ!? おぢびぢゃんはがんばっでがばんじでだんだよ!? おぢびぢゃんはごんなにがわいいのにいいいいいいいいいい!!」 「おぢびぢゃんはじんでない!!おぢびぢゃんはじんでない!!! ばがなごどいうぐぞにんげんはじねえええええええええええええええ!!!」 ぼよんぼよんと突進(笑)してくる二匹のクソ饅頭。 靴とズボンを汚すのはいやなのでさっとかわした。 俺が立ってた位置で饅頭同士衝突する。 「ぶべしっ!!」 ぶつかり合ったクソ饅頭共はそのまま転がっていき 顔面を下にして止まった。 てっきりそのまま攻撃を続けるものだと思ったが そのままぶるぶると震えだしあらん限りの声で絶叫する。 「どぼじでえええええええええええ!!! どぼじでえええええええええええええええ!!!!」 「ごのよはりふじんだよおおおおおおおおおお!!! なんででいぶだぢはゆっぐりでぎないのおおおおおおおおお!!?? でいぶだぢはごんなにがわいぐでゆうしゅうで ぜがいいぢのゆっぐりなのにいいいいいいいいいいい!!!」 左右にごろんごろんと転がりながらもみ上げを揺らし 涙と涎と汗とその他様々な液体を撒き散らしながらこの世の無常さを嘆いた。 一応チビが死んだということは理解してたのね。 しかし、癇癪を起こしたクソ饅頭は人間の言葉などそうそう聞くことは無い。 俺は饅頭共を話半分にあしらいながら家に連れ帰った。 あああと一つだけ。 俺はチビを助けるなど一言も言っていない。 事実の捏造はこいつらの専売特許だ。 ――――同日、午後8時、自宅庭―――― ここは自宅の庭。 手入れが行き届いていないため洗濯物を干す場所以外は草がボーボー。 それでも自然に近い空間ではあるため野良ゆっくりにとっては比較的暮らしやすい環境である。 「ゆぐっ…ゆぐっ……おぢびぢゃん、でんごぐでゆっぐりじでいっでね………」 「ばりざぁ……ばりざぁ………」 なんとかクソ饅頭二匹をなだめすかし、チビの墓を庭に隅に作った。 割り箸が立てられていて、そこに平仮名で『おちびのはか』と書かれているのがなんともマヌケだ。 「ゆっ………でも、れいむたちはねんがんのかいゆっくりにもどれたんだよ!」 「そうだね!ゆっくりできなかったこのこのためにも これからいっぱいおちびちゃんをつくっていっぱいゆっくりしようね!」 「あーそのことだが飼いゆっくりになるに当たって一つ言っておくことがある」 「ゆ?なんなの?ゆっくりおしえてね!」 「れいむたちはばっじさんをもってたからゆうっしゅうっだよ!!」 最初に思っていたよりも賢いゆっくりのようだ。 それならば話は早い。 ならばこそ、と俺はバッジ付きならば知っていて当然のことを告げることにした。 「いいか、ここで好きなだけゆっくりしていくといい。 ただし『子供は絶対つくるな』よ?」 「「どぼじでえええええええええええ!!!」」 「どうしても何も、バッジ付きなら知っているよな? 飼い主に無断で子供を作るのは禁止だ。よろしいかね?」 「やだやだやだやだやだやだおぢびぢゃんほじいいいいいいいいいい!!!」 「どぼじでみんなおぢびぢゃんづぐるなっでいうのおおおお!? おぢびぢゃんはゆっぐりでぎるのにいいいいいい!!」 嗚呼醜い。 もうこれは間違いなく飼い主に子供を無断で作って捨てられたパターンだ。 「いいかね?ルールは簡単だ。『子供は絶対つくるな』。 他にお前らに求めることはない」 「ぞれじゃぜんぜんいみないよおおおおおおおおおお!!」 「おぢびぢゃんがいないどゆっぐりでぎないいいいい!!」 俺は二匹を軽く無視し、庭の引き戸を閉めた。 こうしてしまえばこの庭は一種の密閉空間になる。 ここはゆっくりプレイスなどではなく、ゆっくりの牢獄なのだ。 ――――同日、午後9時、リビング―――― 「「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ!!!」」 庭からクソ饅頭二匹の声が聞こえる。 「「すっきりいいいいいいいいいいいいいい!!!!」」 ああ、もう禁を破ったようだ。 もっともあんな言い方で我慢できるのであれば誰も苦労はしない。 「ゆゆー!!ゆっくりしたこたちだよ!!」 「おにいさんもおちびちゃんをみたらきっとかんがえがかわるよね!!」 もう俺の語彙ではこいつらの愚かさを表現するのは不可能だ。 どうせ同じことを言って前の飼い主に捨てられたのだろうが そのことから学ぶものは何も無かったようだ。 …が、今回はこれでいい。 元より我慢させる気など全くなかったし、今回はこれを利用した虐待だ。 しばらくしてクソ饅頭の寝息が聞こえ始めた頃に俺は立ち上がった。 ――――翌日、午前7時、庭―――― 「どぼじでおぢびぢゃんがいないのおおおおおおおおおおおお!!??」 「あんなにゆっぐりじでだいいごだっだのにいいいいいい!!!」 朝、クソ饅頭共の声が響き渡る。 目覚ましの音は不快なほど起こす効果は大きいが こいつらは目覚ましに不向きだろう。目覚まし時計と違って止められないし。 「おう、クソ饅頭共起きていたか」 「おにいざあああああああああああああああああん!! おぢびぢゃんがぎえぢゃっだよおおおおおおおお!!」 「どぼじでなのおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 「さあ、知らんな。夢でも見たんじゃないか?」 「ぞんなごどないよおおおおおおおおおおおお!!! だじがにおぢびぢゃんはいだよおおおおおおおおお!!」 「しかし、現にいないではないか。これは飯だ」 別にこいつらの言っていることが嘘だと言うわけではない。 単に俺が昨晩、こいつらが寝ているときに植物妊娠した茎を切り取っただけだ。 その証拠に、れいむの頭に生えていた茎の跡に円形脱毛症のようなハゲがある。 「ご、ごはんさん……ゆっぐりだべるよ……」 「おぢびぢゃんだぢどいっじょにだべるはずだっだのにぃぃぃ……」 「お前らの寝言に付き合っている時間はない。俺は仕事に行ってくる。じゃあな」 ――――同日、午後7時、庭―――― 「おにいさん、おかえりなさい!!」 「ゆっくりしたこがいっぱいできたよ!!」 嗚呼鬱陶しい。 俺は言っても無駄であろうことをあえて言う。 今回の虐待のキモである。 れいむの頭に生えていた茎をむんずと掴む。 前回に生えていた場所とは微妙にずれいていた。 「『子供は絶対つくるな』。そう言ったよな?」 「ゆ゙っ…………そ、それは、その、まりさがゆっくりせつめいするよ!!」 「ゆ゙っ!?……………れ、れい………ううん、そ、その…… おちびちゃんはゆっくりできるんだよ!!おにいさんもいっしょにゆっくりしようね!!」 「(^_^#)」 ブチ!! 俺は笑顔で茎を引っこ抜いた。 「「どぼじでええええええええええええええええ!!!!!」」 「『子供は絶対つくるな』。いいか何度でも言うぞ。『子供は絶対つくるな』」 「おにいざんはあぐまだよおおおおおおおおおおおおおお!!! どぼじでぞんなごどがでぎるのおおおおおおおおお!!!」 「『子供は絶対つくるな』」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおお!!!!」 「『子供は絶対つくるな』」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおお!!!!」 「『子供は絶対つくるな』」 「どぼじで……ぷくううううううううう!!!!」 同じことを繰り返しているとついにキレてこちらを威嚇してきた。 「こんなところじゃゆっくりできないよ!! ばかなじじいはもうしらないよ!!」 「そうだねれいむ!!まりさはもっといいかいぬしさんのところでゆっくりするよ!!」 「ほほう、じゃあこの飯はいらんのだな」 「「ゆ゙っ……………」」 ゆっくりフード入りの餌皿をちらつかせると騒ぎがぴたりと収まる。 大見栄をきったはいいが、あれだけ騒いでようやく飼いゆっくりになったのである。 外に出れば間違いなくゆっくりできないことに少なからず気付いていた。 「どぼじで…どぼじでぇぇぇぇぇ……」 「れいむぅぅぅ……おちびちゃぁぁぁぁん………」 「「ゆっくりできないぃぃぃぃ………」」 「『子供は絶対つくるな』いいな、それさえ守ればいくらでも飯をくれてやる。 では、ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっぐりでぎないいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」 例によって喚き散らすクソ饅頭を無視して引き戸を閉めた。 ――――同日、午後8時、リビング―――― 「「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ!」」 あの状況ではどうせ同じことの繰り返しだ。 だがそのことは百の承知。 「「すっきりー!!!」」 ――――翌日、午前7時、庭―――― 「どぼじでおぢびぢゃんがいないのおおおおおおおおおお!!??」 「どぼじでおぢびぢゃんがぎえじゃうのおおおおおおおお!!??」 例によって眠った隙に茎を引っこ抜いておいた。 子供のいなくなった二匹はあったはずの命(笑)を思い、嘆いた。 「よう、クソ饅頭共。元気か?」 「げんきなわけないでしょおおおおおおおおおおおおお!!!」 「どぼじでおちびぢゃんがきえたのおおおおおおおおお!!??」 「お前らまさか、子供を作ったのではないだろうな?」 「ぞうだよおおおおおおおおおおお!!!!」 「なのにいなぐなっでるんだよおおおおおおお!!!」 「『子供は絶対つくるな』。そう言ったよな?」 「ゆ゙っ…!」 れいむとまりさが固まる。だがそれも一瞬。 「おちびちゃんはゆっくりできるんだよおおおおおおお!!」 「どぼじでわかってくれないのおおおおおおお!!??」 「じゃあつくったんだな?」 「そうだっていってるでしょおおおおお!!??」 「なんどもいわせないでよね!!ばかなの!?しぬの!?」 お前らにだけは言われたくない。 「ルール違反のペナルティだ。今日は飯抜き」 「ゆゆっ!?」 「ごはんさんがないとゆっくりできないいいいいいいいいい!!!」 「いいか『子供絶対につくるな』。じゃあ仕事行ってくる」 「まって!まっでえええええええええ!!!」 「ぞうだよ!!まりざだぢこどもなんでづぐっでないよ!! だからごはんちょうだいね!!!」 「ゆ!?なにいってるのまりさ!?」 「まりさたちはすっきりー!してません!!だからごはんをくださいいいいい!」 ここは密閉空間だが草木は生えているし虫もいるだろう。 2、3日ゆっくりフードを与えなかったところで死にはしない。 ――――同日、午後7時、庭―――― 「よう、饅頭共。ゆっくりしてるか?」 「ゆっくりしてるよ!!」 まりさが元気よく返事をした。そこにれいむはいない。 「おや!れいむはどこへ行ったのかな!?ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!!」 植木の後ろから声が聞こえた。 「れいむはちょっとおといれさんにいってるよ!! 「ごはさん!!ごはんさんだよ!!」 はやくごはんさんちょうだいね!!」 「おちびちゃん!!しずかにしてね!!」 「ほう、じゃあトイレから戻るまで待とうかね」 「おにゃかしゅいたよおおおおおおお!!!」 「どうでもいいからはやくごはんさんもってきてね!すぐでいいよ!」 「くささんはおいしくないよおおおおお!」 「そんなこと言って独り占めする気だろ?」 「ゆゆ!?おちょーちゃんがひとりじめしゅるきだよ!!」 「ぞんなごどじないよおおおおおお!!!はやぐもっでごいいいいいいい!!!」 「おちびちゃんでちゃだめだよ!」 もうグダグダである。馬鹿馬鹿しいとかそういうレベルではない。 俺はサンダルを履いてクソチビ共の前におどりでた。 「よう、クソチビ共」 「ゆゆっ!?おちょーちゃんをいじめてりゅくじゅがでてきちゃよ!!」 「ぷきゅー!はやくあみゃあみゃもってこいこのくじゅ!!」 「おちびちゃ…ぶぎゅ!!ぶぎゃ!!ひじゃひいいいいいいい!!!へいひゅのはひゃああああああ!!」 れいむを蹴っ飛ばす。壁に激突した衝撃で歯が折れたようだ。 「おかーちゃんをいじめりゅにゃあああああああああ!!!!」 「げしゅなにんげんはとっとちょちねえええええええええ!!!」 「これはどういうことだ?クソ饅頭まりさ。『子供は絶対つくるな』そう言ったな?今度も飯抜きか…」 「ゆゆっ!?こ、これは……そうだよ!!おそとからおちびちゃんがはいってきたんだよ!! このおちびちゃんたち、まりさはしらないよ!!」 「どぼじでじょんにゃごどいうおおおおおおおおおお!!??」 「じゃあ殺してもいいな」 「おしょりゃおちょんでゆぎぎゅううううううううううう!! いじゃいいじゃいじゃいよおおおおおおおおおお!!!」 「ゆひゅー!ゆひゅー!!おひひひゃんひへほひゃひゅひゃあああああ!!!」(おちびちゃんにてをだすな) 「知らない子達だと言ったよな?なら死んでも構わないだろ」 「ゆぐっ……!で、でもゆっくりごろしはゆっくりできないよ!! しかたがないからまりさたちがそだててあげるんだよ!!」 「ご飯を用意するのは誰かな?」 「ゆ!それはまr」「ちゅぶれりゅうううううううううううう!!!」「おにいさんです!!!」 「ここは誰のおうちかな?」 「ここはまりさのゆっくりぷれ」「ちゅぶれ…ちゅぶれ……!!!」「おにいさんのおうちです!!」 「こいつらは誰の子かな?」 「もちろんまりさのこだよ!!」 「じゃあ飯抜きな」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおお!!!!」 「こいつらは処分する。『子供は絶対つくるな』。その約束を破ったのだからな」 「ぢがうよ!!それはまりさのこじゃないよ!!おにいさん!!おにいさああああああああん!!!」 俺はチビ共を全て回収すると、クソ饅頭を無視して引き戸を閉めた。 ――――同日、午後8時、庭―――― 「ふぁひひゃぁぁぁぁ…ふぁふぃひぁぁぁぁ………」 「れいむ、れいむ、ゆっくりしていってね…。ぺーろぺーろ」 歯が折れたれいむはきちんと喋ることができなくなっていた。 それでもまりさにとっては最愛の妻だ。いたわるように舌を這わせる。 「ふぁひひゃぁぁぁぁ……おひひひゃんはぁぁぁぁぁ……」(まりさ、おちびちゃんが) 「れいむ、こんどこそおちびちゃんはまりさがまもるよ! だからこんどこそおちびちゃんたちとゆっくりしようね!」 「はひひゃぁぁぁぁ……」 「だいじょうぶだよ!こんどはまりさに『ひさく』があるよ! おちびちゃんさえみつからなければ あのゆっくりできないにんげんさんからごはんがもらえるよ! だいじょうぶ、あのばかなにんげんならかんたんにだませるよ!! その『ひさく』っていうのはね……」 ――――同日、同時刻、リビング―――― 「いや、まる聞こえなんだが…」 リビングでコーヒーを飲んでいる俺には話は筒抜けである。 俺は饅頭の『秘策www』を聞きながら次にどうするかを思案した。 ――――翌日、午前7時、庭―――― 「おにいさん!!おにいさん!!おちびちゃんなんてどこにもいないんだぜ!!!! だからはやくごはんよこすんだぜ!!!!」 「ひょうひゃいへ!!」「ちょーだいにぇ!!」「ごはんしゃんごはんしゃん!」 なにやられいむがモゴモゴやっている。 ついでに言えば地面においてあるまりさの帽子はずずず、と移動しているし 10cmほど掘られた穴には紅白のリボンが見え隠れしている。 「はぁ…」 「ゆゆ!?なにやってるんだぜ!!てんっさいっのまりさは あたまがいいからおにいさんとのやくそくもまもれたのぜ!!!」 「ひょーひゃひょ!!へいひゅはひゅっひひー!!ひへひゃひひょ!!」(そうだよ、れいむはすっきりーしてないよ) 「おちょーちゃんしゅごーい!!」「なにもみえにゃいよ!!まっくりゃはゆっきゅりできにゃいよ!!」 もう、なにから突っ込めばいいのやら。 自分の発想に自信を持ったのか、クソまりさが所謂『だぜ口調』になってるし。 「その穴は何だ?」「れいみゅがゆっくちちてりゅあにゃだよ!!」 「あななんてないんだぜ!!おにいさんはめがくさってるの!?」 「そう、庭に穴なんて開いてないね」 「そうなんだぜ!!」 「子供もいないな?」 「いないんだぜ!!」 「よーし分かった」 俺はサンダルを履いて庭をドシドシと踏み鳴らす。 「ゆゆううううううううう!? こわいよおちょーちゃん!!ゆっきゅりできにゃいいいいいいいいいい!!」 「なにするのやめてね!!おちびちゃんがゆっくりできなでしょ!?」 「おちびちゃんなんていないよな?」 「ゆ……い、いないんだぜ!」 「れいみゅはここにいりゅよおおおおおおおおおおおお!!! どぼじでだずげでぐれにゃいにょおおおおおおおお!!??」 「そうだよな、ここには誰もいない」 ドスッと穴の真横に足を置く。 「ゆぴゅううううううううううううう!!!」 「おちっ……い、いや、そんなことよりはやくごはんもってくるんだぜ!!」 「ここには何もいない。嗚呼何もいない」 グリグリと足をひねる。 穴を縁取っている部分の土が崩れて徐々に穴が埋まっていく。 「もうやじゃあああああああああああ!!!」 そう言って赤れいむが飛び出してきた。 これで詰みだ、と思ったがまりさが意外な行動に出る。 「ゆぴゃ!!」 まりさが体当たりをして赤れいむを穴に押し込み、その上に乗っかってなんとか子供を隠す。 「おもちゃいおもちゃいおもちゃいいいいいいいいいい!!!!」 「は、はやくごはんをとりにもどるんだぜ!!! いいかげんにしないとまりさおこるんだぜ!!」 ジタバタしている子供を押さえつけるのは大変なのか、焦った様子で俺を追い出しにかかり始めた。 「おもちゃいいいいいいいいいいいいい」 「は、はやくいかないとぷくーするよ…! まりさのぷくーはせかいさいっきょうっなのぜ…!!」 冷や汗をかきながらじたばたする赤れいむを何とか押さえ込んでいる。 俺を脅しているつもりなのだろうが、はっきり言って滑稽以外の何物でもない。 「ほほう、じゃあそのぷくーとやらを見せてもらおうか」 「ゆ…ゆへへっ……まりさのぷくーをみたらこうかいするのぜ…。(小声で→)…おちび、あばれちゃだめなのぜ」 「ちゅぶれりゅ…ちゅぶれりゅ…………」 「ほらほら、早く『ぷくー』してみせろ。 もしかして出来ないのかな?ばかなの?死ぬの?」 「ゆうううううううううううううう!!!! もうおこったのぜ!ぷくううううううううううううう!!」 「ちゅぶれりゅうううううううううううううううううううぅぅぅぅぅ………ぷぴ!!」 小さな断末魔が聞こえた。 「……………………………ゆ?」 まりさが恐る恐る穴からどいてみると ぷくーによって膨張した体積に潰されたクソチビ饅頭がそこにいた。 「………………………ゆんやあああああああああああああああああああ!!! おちびいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 まりさの絶叫。それに伴い『秘策www』が次々と破られる。 「ゆうううううううううううう!!??にゃに!?にゃんにゃのおおおおおおおおお!!??」 まりさの帽子の下に隠れていた赤まりさが飛び上がって帽子を跳ね飛ばしてしまう。 「おひひひゃあああああああああああああああああん!!」(おちびちゃん) 「ゆべぇ!!ゆぎゃああああああああああ!!!いじゃいいいいいいいいいい!!!」 れいむの口に隠れていた赤れいむが親の絶叫により外に放り出されてしまった。 俺は現れた残りの二匹を回収する。 「じゃあ、こいつらは処分な」 「どぼじでえええええええええええええ!!!」 「ひゃえひひぇひぇ!!ほひひひゃんひょはへひへへ!!」(かえしてね、おちびちゃんをかえしてね) 「で、飯抜きな」 「やじゃああああああああああああああああ!!! くささんはゆっくりできないいいいいいいいいいいい!!!」 「ほうひゃひゃあああああああああああああああああああ!!!!」(もうやだ) ――――同日、午前9時、庭―――― れいむとまりさは憔悴していた。 子供をつくってもつくっても、二度と届かぬところへ連れて行かれてしまう。 頼んでも駄目だった。まりさの『秘策』も通用しなかった。 何をしても無駄。そういう思いから二匹は精神の袋小路に迷い込んでいる。 「まりひゃ………もうやじゃよぉ……」 れいむの歯は徐々に回復の兆しを見せていた。 多少のぎこちなさは残るが、喋ることも可能になったようである。 「どうして…?どうしておちびちゃんをつくっちゃいけないんだぜ…? おちびちゃんはゆっくりできるのにぃぃぃ…」 まりさもいつもの強気が失われていた。 思いついたことは全て試した。新しい手はもう何も思いつかない。 「「ゆっくりできないぃぃぃ………」」 二匹はついに子供をつくるのをやめた。 ――――同日、午後7時、庭―――― 「おう、クソ饅頭共。ゆっくりしてるか?」 「ゆっくりしてないよぉ…………」 「むーしゃむーしゃ、ふしあわせー………」 二匹の目には活力が見えない。初めて子供をつくらなかったのだ。 それは同時に希望を失っている証拠だった。 …そろそろ頃合か。 「今日はお前達を『しあわせー』にするいい知らせがある」 「…いいしらせ?」 「おちびちゃんいがいにしあわせーなんかないよ…」 正に廃ゆっくり寸前。このまま放置すれば近い将来本当の饅頭に成り果てるだろう。 俺はそんな状態の二匹に告げてやった。 「これからは、子供をつくってもいいぞ」 「………ほんとうううううううううううう!!??」 「やったんだぜ!!やったんだぜれいむ!!おちびちゃんとゆっくりできるんだぜ!!」 「ゆっくりー!!!」 おちびちゃん解禁宣言に狂喜乱舞する二匹。 「ただし、いいか?」 「まりさ!まりさ!やっとれいむたちにも『かぞく』ができるよ!! ねんがんのかぞくさんだよおおおおおおお!!!」 「やったんだぜ!まりさたちはついにやったんだぜ!! おちびとゆっくりするひとゆめみていきてきたかいがあったんだぜ!!」 「聞けよおい」 「ゆゆーん!きっととてもゆっくりしたおちびちゃんができて、みんなでいっしょにゆっくりして おちびちゃんがまたあたらしいおちびちゃんをつくって すごいよおおおおおお!!!おちびちゃんがいっぱいだよおおおおおおおお!!!」 「れいむ!いっぱいゆっくりするのぜ!おちびさえいればほかにはなにもいらないんだぜ!!」 「聞けっての!!」 「「ゆゆうううううううううううううう!!??」」 二匹を地面に押し付けるようにして頭を引っ掴んだ。 「なにするのぜ!!まりさたちはこれからゆっくりするんだぜ!!」 「れいむたちはこれからすっきりー!するよ!!じゃましないでね!!」 「それは勝手だが、言っておくことがある」 「なんなのぜ!?まりさたちはおまえとちがっていそがしいのぜ!! おまえのはなしなんかきいt…ゆびびっぶぶぶぶぶぶぶぶ!!!」 二匹を持ち替える。口を掴んで仰向け(?)で地面にかなり強く押し付ける。 クソ饅頭は軽くひょうたん型に変形してぶるんぶるんと暴れまわる。ぐにぐにした感触が気色悪い。 「ばびぶぶぼ!ばべべべ!ぶっぶびばべべべ!!」 「威勢のいいのは結構だが、俺に逆らうのはよしたほうがいいぞ? それともここで『おちびちゃん』とやらをつくらずに永遠のゆっくりするか?」 「「~~~~~~~~~~~~!!!」」 『おちびちゃん』という単語に反応して一度震え上がったあと大人しくなった。 その状態で俺は奴らに言ってやる。 「別に難しいことじゃあない。 ただ『おちびちゃん』の面倒はお前らで見ろと言いたかっただけだ」 「……!!~~~~~~~~!!!」 ガタガタと震えながらなにやらグネグネと俺の手の中で蠢いた。 肯定の意志だと思われる。 「いいか、何があっても俺は助けないからな。 便所も、食事も、言葉も、全てお前らで躾けるんだ。 ああ、餌だけは俺が用意してやろう。いいな?」 「ぶはっ……ゆ、ゆっくりりかいしたよ!!」 「げほっげほっ…!ば、ばりざにごんなごどじであどで…」 「後で何か?」 「ゆっ…びぃ……………な、なんでもないのぜ!」 そして俺はそいつらを残して家の中に入っていった。 ――――翌日、午前6時、庭―――― 休日の朝。 クソ饅頭共が家に来てから何度目かの朝である。 東の空から昇ってきた太陽の光が差し込んでくる。 そんなさわやかな陽気を浴びながら庭ではゴミ共の茶番が繰り広げられていた。 「うごいてるのぜ!!うごいてるのぜ!!」 「おちびちゃんがんばって!!」 「ゆ………ゆゆ……………」 「ゆっきゅち……うまれりゅよ…………」 茎の真下には黒いトンガリ帽子がさかさまでスタンバイされている。 この帽子がひっくり返された状態をあまり見ることはないが 野良はこれを物入れにも使うため実際はかなり汚い。 泥やら枯葉やら、中に入れたはいいが固まって取れなくなったガムまであった。 「ゆっきゅち………ゆっきゅり………!」 「おちびちゃんがんばって!おちびちゃん!!」 「まりさのかっこういいおぼうしがおちびをうけとめるのぜ!! あんっしんっしてうまれるのにしゅうちゅうするんだぜ!!」 「きゃわいいれいみゅが、ゆっきゅちうまれりゅよ……!」 ぐらぐらと本格的に実ゆっくりが震え始めた。 胎児の状態である実ゆっくりは目を開けることは出来ないがある程度喋ることはできる。 人間の場合は言葉を初めとした思想、理念、文化などは後天的に教えなければならないのだが ゆっくりにはこれがある程度初めから備わっている。 こんな脆弱な準生命体が絶滅しない理由のひとつであった。 「ゆっきゅち………ゆっきゅち……ゆっきゅち!!」 プチッ! ポト 「うまれたよ!うまれたよ!!」 「おちび!おちび!あいさつするのぜ!おとーさんとおかーさんなんだぜ!!」 「ゆ………ゆ………ゆっくちちていっちぇにぇ!!」 「「ゆうううううううううううううう!!!!」」 ついに先端にいた実ゆっくりが赤ゆっくりとしてこの世に生れ落ちた。 おとうさんとおかあさんと、すてきなつがいと、そしてあらたなおちびちゃんと 皆とたくさんゆっくりする将来を思いながら、両親に祝福された。 プチ!プチ!プチ! 「ゆっきゅちー!」 「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!!」 「ゆっきゅりちていっちぇね!!」 一匹を皮切りに次々と実ゆっくりが茎から落ちてゆく。 何事も問題なく、全員帽子の中で生まれて初めての挨拶をした。 「ゆわあああああ!!!すごくゆっくりしたこだよおおおおおお!!!」 「ついに!ついにまりさたちもこどもをさずかったんだぜえええええ!!」 今まで生まれた子供は都合の悪い記憶として銀河の彼方に置き去りにされたらしい。 『ゆっくり出来ないことは忘れる』というゆっくりの習性であった。 「おかーしゃ!!おかーしゃ!!おにゃかしゅいちゃ!!」 「まりちゃもー!!」 「ゆふふ、じゃあごはんさんにするね!!」 「れいむ、うごくんじゃないのぜ!いまくきをとってやるのぜ!!」 それでも初めての出産でないため手馴れたものである。 まりさはれいむの頭部から実ゆっくりの生えていた茎を抜き取ると子供達に与えた。 ちなみに、れいむの頭部は円形脱毛症に拍車がかかっていた。 あれだけ何度も茎が生えていたので仕方がないが。 「ゆっきゅち!!ゆっきゅち!!」 「むーちゃむーちゃ!!ちあわちぇー!!」 「むーちゃむーちゃ!!」 赤れいむ二匹、赤まりさ二匹。 初めて口にする最高の食事に舌鼓を打った。(表現と合うような上品な食事ではない) 「ゆっゆー!!さいっこうっにゆっくりしてるね!!」 「そうなんだぜ!!おちびちゃんには『かがやかしいみらい』があるのぜ!! これからかぞくでいっぱいいっぱいゆっくりするんだぜ!!」 そうだ、今までとは違う。 こそこそ隠れる必要も。 ごはんが無くてひもじい思いをする必要も。 ゆっくりできない人間にいじめられることも。 何もゆっくり出来ない要素はない。 自分達は最高のゆっくりプレイスにたどり着いたのだ。 そう思って疑わなかった。 「げぷぅ…!まんっぷくっだよ!!」 「ゆゆ!うんうんちたくなっちゃよ!!」 「れいみゅのしゅーぱーうんうんちゃいむはじまりゅよ!!」 「「「「ちゅっきりー!!」」」」 底部を正面に向けて体内から老廃物を含む餡子をひりだす。 行為自体は通常の動物でも同じだが 実際ゆっくりの排泄物とは一般のそれとは形態が違う。 ここで言う『老廃物』とはゆっくり出来ない記憶が主である。 要するに、ゆっくり出来なかった、ゆっくりしたかったというような 思い出したくも無い記憶を含んだ餡子を外に放り出して都合のいいことだけを覚えておくのである。 ゆっくり出来ないことは認めない、というある種こいつららしい習性であった。 さて、今回はこれが重要なキーである。 そもそも、俺が何をしようとしていたのか後に明らかとなる。 あとがき 多少品質にこだわってみた虐待作品ですが少々迷走中。 皆さんとゆっくり出来るようにがんばりたいです。 何だかんだ言って多数の感想を寄せられて嬉しく思います。 様々な意見が大変参考になりますので何でも言って下さい。 少々修正が入りました。ご迷惑をおかけしてすみません。 最後に、この作品を読んでくださった全ての方に無上の感謝を。