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シグナム「私は、お前たちを倒すためにやってきた」 スカ「ふふ・・・ナンバーズの力を見くびっているのか?片付けろ」 ナンバー「ふん、発揮値の低いゴミね・・・」 だが、シグナムはナンバーズたちにダッシュしていき、ナンバーズを、何が起こったか解からないほど速く、一瞬で倒していく しかし、残っていたナンバーズ一体がいた・・・ シグナムは突然爆発を起こし、ナンバーズの目をくらます。すると、ナンバーズの上空から 切りかかる シグナム「ナンバーーーーズ!!!」 ナンバー「ぁぁ・・・・」 シグナムはナンバーズを頭のてっぺんから股まで、切る するとナンバーズの視界から見て、シグナムが真ん中で分裂したように見える そしてナンバーズは真ん中で真っ二つになり、その後シグナムにバラバラにされる するとスカ スカ「お前、私の仲間にならないか?」 シグナム「興味はない」 スカ「ところで貴様の剣を見せてくれ・・・どうした、渡すのが怖いか?」 シグナムは剣を渡す スカ「それにしても貴様がナンバーズに勝てたのはこの剣があったからではないか? つまり、この剣を私が持てば貴様が勝つことは・・・できんのだ!!!」 スカは剣を振り下ろす。だが、シグナムは片手で受け止める シグナム「そうでもなかったな」 スカ「ま・・・まて!」 シグナムはスカの心臓をぶちぬく 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
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月光が等しく地に住む者を優しく照らし出す夜、世間は俗に言うクリスマスイヴ真っ最中である。 恋人と愛を語らい、家族が幸せな団欒を形成する時間に、何故かどちらにも当てはまらずに外で一人佇んでいる少女がいた。 八神はやてという少女は、かすかに吹きすさぶ北風を浴びながら、 (やっぱり、誰もおれへんなあ……) 日のある時分は大勢の子供や家族連れ、それに老人達の幸せな声が響き渡るだろう、公園という名の空間も、月が出てしまえばただ木々の擦れる音のみが支配する静寂の世界へと変わってしまう。 誰もいない事が分かっていて、それでも誰かがいることを心のほんの片隅で期待して、誰かと遊べる事を期待して。 そんな小さな、吹けば消えてしまいそうな願いから、普通の子供は家族と夕食を囲っているだろう時間帯に、年端も行かぬ少女がたった一人で公園にいる理由であった。 ならば昼に来て、子供達と遊べばいいではないか―――彼女の肉体に何もなければ、とっくにそうしていただろう。 彼女は車椅子に座っていた。八神はやては、原因不明の病気によって両足が動かず、小学校にも通えず通院と入院、そして自宅で独り暮らしの繰り返しを繰り返していた。 当然、本来学校で出来るはずの友人は作れず、更に両親もすでにこの世には無く、自然独りぼっちの生活になる。 加えて十にも満たぬ年の少女がそのような状況では酷と言わざるを得ないが、彼女は年齢にあるまじき気丈さで周囲には平気なように振る舞う。 それでも、一人になってしまえば、つい愚痴をこぼしてしまうのは、年齢から考えると仕方の無い事だった。 誰かと一緒にいたい。誰かと友達になりたい。せめて、誰かとおしゃべりをしたい。 八神はやてはその希望を口に出さない。足の病で方々に迷惑をかけているのに、これ以上わがままを言ってどうするのか。そんなことは、できない。してはならない。 そう思っていた。思わざるを、得なかった。 故に、その代償行為か、はたまた何かを求めてか、彼女は一人、公園の闇を行く。 こんな日に、誰もおるはずあれへんのに、と自分の思考で自分を傷つけながら。 「あれ? うんっと……何やろ?」 暗かったから、だろうか。子供一人の体重を支える車輪の音しかしない公園の砂場に、舞台の主役が浴びるスポットライトみたく街頭の光をその身に受けて光る、小さな石のような、もしくは宝石のような丸っこい物体。 それに気付いたのは偶然か、はたまた都合の良い運命の悪戯か。そんな事は毛頭関係無く、はやては近づいてそれを拾い上げる。 おもちゃのようではあるが、それにしては安っぽくはないようにも見える。かといって高級かと言われると、そこまでは行かない気がする。 そんな想像をしながらも、光を受け、真紅の反射を見せるそれをはやては摘まみ、君もおいていかれんたんか? と問いかけた。 せいぜい、子供が遊びに来たときにお気に入りの石を持ち出し、そのまま落としていって忘れていったのだろうと考える。 特に返答は期待していなかったのだが、まるで意識があるかのように石は鈍い輝きをもって答えた。 「なんや、生きてるみたいやなあ、ピカピカ光って」 指に、無機質な物体らしくないほんのりと暖かな感触すら感じ、はやては珍しいものを見たと胸を弾ませる。 「うわ、ほんまにただの石やないみたいや。持ち主においていかれて、こんなとこほったらかしでおったら、寂しないか?」 ―――私やったら、寂しいわ。 つい、本音の欠片をこぼしてしまう。 慌てて羞恥に辺りを見回すが、もとより公園にはひとっこ一人おらず、木々のざわめく音や風のなる音、そしてはやてと赤い石のみ。 そういえばそうだったと、ほうと胸を撫で下ろす。 そんなはやてに石は、まるで何かを訴えかけているかのように赤く明滅する。 それが彼女には、何の音も聞こえていないのに慰められているかのように感じられていた。 「もう、心配せんでもええよ。石田先生もおるし、今でも十分幸せやから。……ううっ、ちょっとさむなってきた」 ただでさえ冬で、しかも夜で、そして自分は病人。風邪を引いてはいけないし、そろそろ夜も遅くなってくる事から、帰る事を選択する。 「また石田先生に怒られてまうからな、危ないって」 と、赤い石をポケットに入れ、車椅子を反転させようとして、 「―――っと、ととっ……あれ?」 目の前の茂みから飛び出してきた、少年が一人。青い髪で高校生ぐらいの体躯を包む貧相なコートはよれよれで、所々傷や泥だらけであり、必死の表情を貼り付けていた顔と相俟って、何かからの命からがらの逃亡者を連想させた。 突然の事にはやては驚きに固まることしか出来ず、一方少年は何でこんなところに人が、といった程度の驚きだったが、 「オラァ、何処行きやがったクソガキぃ!」 「くそ、街三つも追いかけさせやがって!」 「落ち着け、所詮子供が一人だ。手分けして探せばどうにかなる!」 更に後ろから聞こえるダミ声などに即座に反応、少年は少女にどうこうする余裕もなくキョロキョロ辺りを見回し、跳躍。 スパイダーマンよろしく近くに生えている木々の枝元―――高さ5メートル程度に一発で着地。そして、枝葉に身を遮らせるようにして隠れた。 「えっと……なに、あれ」 いきなり開催された万国ビックリショー(出演者一名)に、ようやく意識を回復したはやては、まずそう呟く。 次に何を喋るべきか迷ったところで、後のダミ声集団らしき者達三人組が続いて茂みから姿を現した。 あからさまに怪しい大柄の黒スーツに、顔には大小なり傷。おまけに目付きがとても悪く、漫画やドラマでしか見たことの無いはやてであっても、一発でその手の人と直感できた。 即ち、ヤクザor借金取り。 (あんな人、ほんまにおるんやなあ) 思わず現状を肯定できず心中で呟くと、 「おい、そこのガキ!」 「えっ! ……あの、私のこと、ですか?」 「他に誰がおるねん、ええ!」 「ご、ごめんなさい!」 「まあええ、さっきこっちに、青い髪の貧相な顔の貧相なガキが逃げてけえへんかったか!?」 「隠すとためにならんぞ!」 一昔前のドラマのチンピラのようなだったが、年若いはやてには中々刺激が強かった。言葉を途切れ途切れにしながらも、相手を怒らせないようにすばやく返答する。 「あ、あの、私の前の茂み、さっきおじさんらが来た方向から、ピューンって逃げました」 「ちっ、まだ逃げてやがるのか!追うぞ!」 子供の親切に礼も言わず、車椅子の側を駆け抜けていく男達。そのダミ声と足音が聞こえなくなってから、ようやくはやては胸を撫で下ろす。 「はあ、ほんま驚いたわ。けど、さっきの人は何したんやろ?」 見つけたら全身の部品を細切れにして輸出してやるいわれとったけど、と首を傾げる。子供には分からない世界に浸していた思考は、先ほど少年が隠れた辺りの木々からの声で断ち切られた。 「……あの、そこの方、ありがとうございます」 「え? ……ああ、気にせんでええよ。もう降りてきて、大丈夫ちゃうの?」 「そうですね、では失礼します」 と、約五メートルの高さを一発で跳躍した少年は、やはり何の躊躇いもつかえもなく、一気に飛び降りて着地した。 確かにさっきの男の言うように貧相ではあったが、格好はともかく顔はそう貧相ではないのではないか、と第一印象。まあ、幸の薄そうではあるが。 「ありがとうございます、おかげで助かりました。けど、どうして嘘をついてまで?」 「ええとな、あまりにビックリしてもうたから、つい。せやけど、嘘はついてないで」 「え、どうしてですか?」 「私はおじさんが来た方向から逃げた言うたけど、後ろに逃げたとは言うてないし、ピューンって上に逃げたのはほんまやし」 少しの、沈黙。やがて、その意味に気付き、 「ああ、なるほど」 「けど凄いなあ、あんな高いところへひとっとびやなんて。まるでスーパーマンか何かみたいや」 はやてが素直に賞賛の瞳を向けると、少年の顔に何故陰が射し、 「ええ……怖いお兄さんがたに追いかけられる生活を十年以上も続けてたら、自然と身に付きますから」 僕ってそんないいもんじゃありませんから、大体全身拘束抜けとか密室からの脱出方法なんて知ってて何の役に立つんですかと、どすの利いた小声で呟き出すハヤテに、少女は着ぐるみネズミの中の人の、裏の哀愁じみた顔を見た気がした。見たことはないが。 ともかくこの話は危険と判断し、はやては、そうだ、話題を変えよう! とばかりに違う話を持ち出す。 「そ、そういえば、お兄さんの名前は何て言うの? ここで会ったのも何かの縁やし、教えて欲しいな」 少女のハヤテに対する警戒心はとうに無くなっていた。もとから第一印象が「怖い人に追いかけられていたかわいそうな変な人」だったので、殆んど無かったとも言えるが。 「僕ですか? 綾崎ハヤテと言います」 少女に視線を合わせるため、そして疲れた身体を休めるため、ハヤテは近くのベンチに腰を下ろす。ようやく肩の荷が降りたかのように、大きくため息をついた。 「ハヤテ……さん? 奇遇やねえ、私もはやてって名前なんよ。八神はやてって言います」 「そうなんですか、確かに奇遇ですねえ」 まさか名前の由来―――借金取りからはやてのごとく逃げられるように名付けられたってとこまで一緒じゃないでしょう、とはハヤテは尋ねられなかった。そんな両親は自分だけで十分である。 「ところで、なんであんな怖い人に追いかけられてたん? なんか借金がどうのこうの言われてたけど」 「いやあ、クリスマスイヴに両親が一億五千万ほど借金を作りまして、返せなくなったからって僕をあの人達に売ったんですよ。流石に永遠に海の上の生活とか、突発的対自動車衝突後金銭要求職人とか、人体分解輸出は嫌なので、逃げてきました」 本当にどんな神経してるんでしょうねあの親は、はははと笑う少年ではあったが、はやてはどん引きして、いや、そこ多分笑って終わらせたらあかんと思うんやけど! と心中で突っ込むしかなかった。 「けど、もうさっきの人を撒いたから、安心できるんやないですか?」 「ええ。けど、家も仕事もお金も無くなってしまいましたから、まずはどれかを見つけないと」 「えっと……当てはあるんですか?」 「とりあえず、風雨の凌げる場所なら何でも良いですね。 そういえば、逃げてくる途中でいい廃ビルを見つけましたから、そこ……で……」 話はそこまでだった。ハヤテは急速に自分の足元が崩れ落ちる錯覚に襲われた。 膝が地につく。身体が落ちるのが止められない。視界を黒のカーテンが遮り、意識が何か白いものに食い荒らされていく。 無理もない事だった。ハヤテ自身は気が張っていて先程まで気付いていなかったが、両親の浪費癖と傍若無人、そして自分の生活の確保と言う責任を双肩に何年も背負い、 その上今日一日は肉体労働のバイク便のアルバイト→未成年である事がバレてクビ→追い討ちで両親が自分を売った借金取りからの休む間もない逃亡という行動に、肉体も精神も悲鳴もあげていた。 その結果、美少女と会話する暇があるのなら、さっさと休めと身体と心がラインダンスを踊りながらストライキを決行。結果、ハヤテは意識を失い、無防備に地面に倒れ伏す。 「わーっ、どないしたんや! 大丈夫……やなさそうや! 落ち着いて、こう言う時はなんかで聞いた……メディック、メディーック! ってちゃうわ! 石田先生呼ぼう!」 二人の一連の様子を、遠目で観察している者がいた。 茂みに隠されていて姿は見えないが、その者の目は確実に一点を見つめていた。慌てて携帯を取り出して操作し始める、少女のポケット。否、その中の赤い宝石―――レイジングハートを。 (見つけた……) その影が起こした感情は、安堵。 自分の国からこの世界に来た際うっかり無くしてしまい、魔力反応を頼りに探していた。それが無いと『目的』の達成が非常に困難になるところであったが、幸いにも『目的』ごと確認に成功できた。 即ち、彼女―――八神はやてこそが、その者の目的の協力者(予定)にして、魔法の杖『レイジングハート』の適合者となるべき者なのだ。 あとは、どうやって説得すればいいものか。それを考えながら、影は静かに姿を消した。 痕跡も何も、残さぬまま。 一方、その出歯亀とは全く別に、もう一人の観察者が別の茂みに隠れていた。尤も、こちらは観察者ではなく、どちらかと言えば目撃者であったのだが。 こちらの感情はといえば、憤慨と義務感であった。前の観察者とは違い、こっちは二人の台詞や行動に注目していた。 一億五千万の借金を背負わされ、親に捨てられた少年が夜、誰もいない公園にて幼女と出逢い、そして今車に乗ってきた妙齢の美人女性―――恐らくは先程幼女が使っていた携帯で呼ばれた女性によって、幼女ともども車に連れ込まれる。 「いかん……いかん、な」 これは非常に憂慮すべき事だ。モラルの崩壊、現代社会の闇がまさに目の前に現れている。 人間は何十年経っても進歩はしないらしい。これがゆとり教育の弊害と言うものか! 例えばあの男のように、一人の家無し少女を手込めにしてからと言うものの、次々と現れる女性を我が物にし、ひとつの家でハーレムを築きあげるロクデナシのロリコンペドフィリア・オポチュニスト(学名)になるかもしれない。 あるいは夜な夜な怪しげな飲食店で店員を勤めながら、そこのバイ店主や筋肉オカマに愛を囁かれるようなアブノーマルな男になるかもしれない。 どちらにせよ、彼は現代社会の被害者なのだ。大人たる自分が、導いてやらねばならない。 他の人間が聞いたら頭に膿が湧いているのかと呆れるか、それとも某新聞のように事実を歪曲するなと怒り出すかという考えを頭に思い浮かべながら、目撃者―――男は首のネクタイをキュッと締め直す。 大体こちらは見知らぬ時代に飛ばされて四苦八苦しているというのに、あの少年は家無き子ながらいきなり寝床を確保しそうな勢いである。 ようするにちょっとした嫉妬も混じっていた。男の嫉妬は最低である。 「……ふむ」 男は何かを思い付いた、むしろ思い出したかのようにニヤリと笑うと。 目にも止まらぬ早さで、後方に腕を振るう。 「くうんっ!?」 こっそりと近づいていた殺気だった野犬をボールペンの投擲で威嚇し、鼻歌を歌いながらその場を去る。 野犬が縄張りを荒らす者がいたから近づいてきたとか、鳴き声が犬の場所とは違っていたとか、その鳴き声がむしろ狐みたいであったという事は、男には一切関係なかった。 その顔は、いいアイデアを思い付いた顔。巻き込まれる者の事を考えない、一方的なアイデア。 元敏腕企業戦士にして、現在はただのホームレス。 広田(高屋敷)寛は、再びいい感じでネジが緩んでいた。 そして、目が覚めた。 「あ、おはようさん。大丈夫なん?」 「えっと……ここは?」 昨晩とは全く違う、まるで病院着のような姿で、ハヤテは自分がどこかのベッドで眠っていたと理解した。 だが、ここは何処だ? と困惑する問いの答は、今さっき声をかけてきた者が返す。 「ここは海鳴の病院や。あの時急に倒れたから、知り合いのお医者さんに頼んで運んで来てもろたんや。さ、石田先生呼ばなね」 「びょう……いん……?」 一瞬ハヤテはぼおっとした頭のまま、某K1ファイターのように「お前は何を言っているんだ」と考えたが、すぐに何やら事態が急転している事を理解し、頭を必死に回転させる。 某一休の思考効果音が三つほど脳裏で流れ、彼はすぐさま行動を起こす。 この行動力の素早さこそが、今まで親無しで生き延び、金を稼ぎ、借金取りから何度も逃げ切り、学校にすら通えた原動力である。 ついさっきまでぶっ倒れて気絶していたのが信じられない行動のスピードに、車椅子に乗っていたはやては必死で身を起こし、しがみつくのがやっとであった。 「ちょっと待って、何処行く気なん!? いきなり立ち上がって!」 「逃げるんです」 「何でっ!?」 「保険証もお金も持ってないのに、病院の世話になんかなれませんよ!」 「そやけど、さっきまで倒れてたのにいきなり動いたら危ないですよ!」 「大丈夫です! 身体の丈夫さはインパルスガンダムぐらい自身がありますから!」 「それは微妙に不安やっ! せめてアカツキにしとき!」 どちらも結局不安な、引く事の無い押し問答―――まさかベッド上に立ち上がる自分の足にしがみつく幼女を容赦なく蹴り飛ばして逃げるわけにはいかない―――を繰り広げていると、おもむろにノックも無しに病室の扉が開かれた。 「話は聞かせてもらったわ―――」 「な、なんだってー!?」 「…………」 言葉を遮られるような突然の返答に、新たなる客はどう答えればいいのか分からずに口をパクパクさせ、 ハヤテはハヤテで思わずお約束の形で突っ込んだものの、まさか沈黙と硬直が返ってくるとは思わなかったので、今では無視して窓から飛び降りたほうがよかったかなと反省している。 はやての方はその客にして自分の主治医である真面目そうな石田医師が、まさかそんなネタじみた事を行うとは思いもよらず、呆然とするしかなかった。 名誉の為に弁護するとすれば、彼女ははやてが呼ぶより早く病室前を通り過ぎようとしたところ、偶然物音と揉める声を聞きつけ、たまらず部屋に突入しただけだった。決して狙ったわけでは無い。 その沈黙の三すくみは、近くを通ったとあるちっちゃな銀髪少女医師の、「皆さん、何をしているんですか?」という声がかかる約十分ぐらいまで継続していたという。 どうして、こうなってしまったのだろう? 彼女の考えることは、ずっと同じ場所で巡り続けていた。一つの事しか、考えられなくなっていた。 どうして、戻れなくなってしまったのだろう? どうして、お兄ちゃんを感じ取れないんだろう? どうして―――世界を移動できなくなってしまったのだろう? 頭が狂っている、と思うかもしれないが、彼女の言う『世界』とは、本来の言葉の意味の世界とは違う。 小さな子供が自分の住む場所が一つの世界、それ以外は他の世界だと思っている事が時たまあるように、彼女もまた、自分の行ける場所がそれぞれの別々の世界だと思っていた。 本来はひと繋がりの世界である、様々な場所。ネオン輝くビル群、巨大な軍基地、狼の眠る草原。彼女は想えば、一つの世界の中ならどこにだって行ける。 ただ時々、そうほんの時々ではあるが、全世界がコンピュータに統率された世界や、剣と魔法のファンタジー世界など、本当に世界の壁を越えてしまうことも、たまにある。 そんな時でも、彼女は『兄』の存在を感じとり、元の世界へと帰還する事は可能だ―――壁を越えた事にも気付かず。 だと、言うのに。今はそれが出来なくなっている。 彼女は気付いてはいないが、兆候はあった。どこかの世界で不思議な石を―――虹色のような白のような光る石を、この世界に飛んできた直後に拾った。 小さな女の子のようにそれをキレイだと考え、拾った。しかし、手に掴んだ筈の石は、まるで雲か霞を掴んでいたかのように、いつの間にか跡形もなく消え去っていた。 兄を感じ取れなくなったのは、その直後。彼女が気付いたのは、その後しばらく経ってから「ここは兄のいる場所ではない」と考えた時。 困った。彼女はまず困る事を選択した。 闇雲に歩き回ってもどうしたらいいか分からないし、泣いても喚いてもどうにもならない事ぐらいは、彼女にだって分かる。 そもそも、うっかり「泣いたり喚いたり」してしまうと、色々危ないという事もおぼろげながら理解していた。 だから、困っておく。そして、考えることにシフトする。 「あっ……」 すると、気付く事がある。いや、思い出したというべきか。 そもそも自分の姿は、意識すれば誰にも見えなくなってしまうではないか。 以前にお話した『誰か』の言葉によると、自分は姿も見えず、『レーダーもセンサーも反応しない』のだとか。 見られようと思わないのであれば誰にも見つからないのなら、心配事は無かった。 近くにあるベンチに座り込み、青いワンピースに包まれた未成熟な身体を横にして、 「くぅ……すぅ……」 水坂憐は、いつも狼の住む草原でそうしているように、少し疲れた身体と心を昼寝で休ませる事にした。 寝心地は決していいとは言えないが、ついうとうとする心地よさに負け、ついには眠りについた。 目が覚めたら、次の事を考えようと決めて。
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カナールクロウ(カナール・クロウ) ケルトの民話に登場する人物。 メロウと出会った男。
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正式名称:XM-X3 CROSSBONE GUNDAM X-3 パイロット:トビア・アロナクス コスト:2500 耐久力:740 変形:× 換装:△(セーフティ解除) 射撃 名称 弾数 威力 備考 射撃 ムラマサ・ブラスター 7 75 通常のBR。サブ、特格、後格C可 射撃CS 胸部ガトリング - ~130 4ヒットよろけ 覚醒中レバ入れ射撃CS 核弾頭射出 (1) 181-197 1覚醒に1回限り(威力は爆風のみ-直撃時) サブ射撃 燃える大木【投擲】 2 85 通称丸太、炎上スタン。 特殊射撃 クロスボーンガンダムX1改呼出 1 40 スクリューウェップで捕縛。スタン。 特殊格闘 Iフィールド・ハンド 100 - 時限装備。格闘中以外は前方に射撃バリア。 格闘CS セーフティ解除 100 - フルクロス同様の時限強化 格闘 名称 入力 威力 備考 通常格闘 ムラマサ・ブラスター NNN[NNNN] 177[232] 格CS時は4段に変化、3段目から前派生可能に 派生 斬り上げ[→叩きつけ] NN前[NNN前N] 160[235?] 2段目からは通常時限定 派生 [斬り上げ 蹴り上げ→唐竹割り] [NN前N] [238] 格CS中限定 派生 ロングビーム・サーベル斬り上げ [NNN特][NN前特] [238][259] 格CS中限定※派生はどの段でも可 前格闘 突き→ビーム・サーベル展開→振りおろし 前NN 165[185] 後格C可格CS時はエフェクトが派手に 派生 ビーム・サーベル連撃 [前N→後(→連)] [244] 格CS時限定の派生 横格闘 ヒート・ダガー 横NN[横NNN] 158[223] 格CS時は4段に変化、3段目から前派生可能に 派生 斬り上げ[→叩きつけ] 横N前[横N前N][横NN前N] 151[][229?] 派生 掴み ガトリング 横N射 202[232] 格闘CS中も2段目のみ 派生 ロングビーム・サーベル斬り上げ [横NN特][横N前特] [229][239] 格CS中限定 後格闘 格闘カウンター 後 152 射撃ガード付 BD格闘 ビーム・サーベル突き→パンチ BD 142[151] 接地判定有り バーストアタック 名称 入力 威力 備考 Iフィールドハンドコンボ 3ボタン同時押し 自動的にセーフティ解除、IF展開 【更新履歴】 解説 攻略 「待ってろ!ベルナデット!」 「機動戦士クロスボーン・ガンダム」からトビア・アロナクスの搭乗機クロスボーン・ガンダムX3が参戦。 コストはX1改と同じく2500。原作同様ABCマントは装備していない分、耐久値はシリーズトップで万能機機水準より少し上の740。 BD回数は通常時7回セーフティ解除時は8回が安定する。セーフティ解除時の荒らし性能とIフィールド展開時の自衛力の高さが魅力。自衛力の底上げと機動力と性能の良い格闘性能の向上を組み合わせたら3000コストをも凌駕するほどに。弱点は時限強化を軸に立ち回るため効果が切れた時の時間は非常に脆いこと。2つの強化を使いこなしお姫様をいただいてゆこう 射撃武器 【メイン射撃】ムラマサ・ブラスター [常時リロード][リロード 3秒/1発][属性 ビーム][よろけ][ダウン値 2][補正率 70%] 格闘寄りとしては弾数が多くリロードも並、足も止まらない取り回し重視のBR。 これ一本で戦い抜ける程の性能は無いので頼り過ぎないように。 サブ射撃、後格、特殊格闘にキャンセル可能。 【射撃CS】胸部ガトリング砲 [チャージ時間 3秒][属性 実弾][よろけ][ダウン値 ][補正率 %] 胸のどくろからバルカンを撃つ。Ez8の倍返しのような武装で射撃長押しで弾が再誘導し続ける。格闘迎撃としても有能だがメインキャンセルで自由落下も可能。 【覚醒中レバー入れ射撃CS】核弾頭射出 [チャージ時間 2秒][属性 実弾/爆風][ダウン][ダウン値 ][補正率 %] 腰にぶら下げているザンバスターから核弾頭を発射。原作最終決戦の再現。 一覚醒につき一回のみ使用可能。 核弾頭の自働爆発距離がかなり遠めで地面に当てないと効果が薄い。 爆風はそんなに大きくないが、普通の核並に爆風は残り続ける。 使用後にザンバスターを投げ捨てているので、サイドアーマーについてたザンバスターは無くなっている。 【サブ射撃】燃える大木【投擲】 [撃ち切りリロード][リロード 4秒/1発][属性 実弾][炎上スタン][ダウン値 2][補正率 45% 原作クァバーゼ戦で見せた丸太投げがまさかの採用。 メイン射撃からキャンセル可能、ヒットで長めの炎上スタン。メインサブ2hitで強制ダウン。 割と滑り、威力・補正・追加効果がBRと比較して良好なので狙える所はこれで取りたい。 【特殊射撃】クロスボーンガンダムX1改呼出 撃ち切りリロード][リロード10秒][属性 アシスト/格闘][スタン][ダウン値 ][補正率 ] 「なんとぉ!」 X1改が彼のNサブの要領で捕縛し、スタンさせる。至近距離だと当たらないことが多く、主に中距離で機能する。 アメキャンも可能で何かとお世話になる。 【特殊格闘】Iフィールド・ハンド [撃ち切りリロード][リロード 20秒][クールタイム 2秒][属性 換装/射撃バリア] 「試作機だからっていい加減なものを!」 その場でIFハンドを起動させる。持続は7秒間で任意解除はできない。起動中は格闘中以外の行動をしているときに左のハンドで射撃をガードする。自衛力の底上げに非常に大事な武装なので使い時を見極めて。 【格闘CS】セーフティ解除 [チャージ時間 1.5?秒][効果時間 15秒][リロード 18秒][属性 換装] ムラマサ・ブラスターからビーム刃を発生させる。 フルクロスと似た時限強化武装。開幕から溜まった状態でスタート。 発動中は機動力アップ、格闘性能変化などの効果を得る。 レバー下入力で視点変更をカット可能。 覚醒リロードの高速化に対応。 このモーション自体はフルクロスとは違い、キャンセルルートはない。 格闘 【通常格闘】ムラマサ・ブラスター 「もう我慢できないっ!手加減無しだっ!」 袈裟斬り3連撃。ディオナを蹴散らした時の再現。2段目から前派生で前格闘と同様の斬り上げ。ダウン値などの細かな性能が異なる。 格闘CS中は1段追加され、4段目で遠くに吹き飛ばす。 格闘CS中2段目から前格闘で連続斬りに派生。3段目からは通常時と同様の前派生が可能。 通常格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 横斬り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 袈裟斬り 121(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┣3段目 返し斬り 170(53%) 75(-12%) 3.0 1.0 ダウン ┗前派生 斬り上げ 160(45%) 60(-20%) 3.0? 1.0? ダウン 格闘CS時 1段目 横斬り 70(80%) 70(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 袈裟斬り 130(65%) 75(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┣3段目 返し斬り 179(53%) 75(-12%) 2.3 0.3 よろけ ┃┣4段目 回転斬り 222(43%?) 80(-10%?) 3.3 1.0 ダウン ┃┣特派生 斬り上げ 238(%) (-%) 5.3? 3.0? 特殊ダウン ┃┗前派生 斬り上げ (%) (-%) 3.3? 1.0? ダウン ┃ ┗前派生2段目 叩きつけ 235?(%) (-%) 4.3? 1.0? バウンド ┗前派生1hit 斬り上げ 173(55%) 65(-10%) 2.2? 0.2? ダウン ┗2hit 蹴り上げ 206(45%) 60(-10%) 2.3 0.1? ダウン ┣最終段 唐竹割り 238(35%?) 70(-10%?) 3.2? 1.0? 特殊ダウン ┗特派生 斬り上げ 259(%) 110?(-%) 5.2? 3.0? 特殊ダウン 【前格闘】突き→ビーム・サーベル展開→振りおろし ムラマサブラスターを突き刺し、ビーム刃を発生させて吹き飛ばす。エレゴレラを撃破したシーンの再現。 初段は掴み系で、例の如く初段で強制ダウンを取ると自由落下に移る。 格闘CS中は性能が変化し、2段目がキックに変化、後派生にビーム刃展開による連撃が追加される。 キックの出が非常に早く、ダメージも高いためカット耐性に優れる。 前格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 初段 突き 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 掴み ┣2段目 ビーム展開 145(65%) 100(-15%) 2.7? 1.0? 格闘CS時 初段 突き 80(80%) 80(-20%) 1.7 1.7 掴み ┣2段目 キック 160(%) 100(-%) 2.7? 1.0? ダウン ┗前/後派生 連撃 (%) ???*5?(-%) 2.3? 0.12?*5? 掴み ┗最終段 爆発 246(%) (-%) 3.1? 0.8? ダウン 【横格闘】ヒート・ダガー 両手でヒート・ダガーを持ち3連撃。2段目から前、射派生可能。 射撃派生は掴んでガトリング接射。原作でアビジョを撃破したシーンの再現。 伸びと回り込みがよく、差し込みに優秀。 格闘CS時は4段格闘に変化。 3段目がよろけになり、ムラマサブラスターによる4段目が追加される。 前派生もN格と同様になる。 横格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 横斬り 60(80%) 60(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 横斬り 112(65%) 65(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┣3段目 斬り払い 158(53%?) 70(-12%?) 3.0? 1.0? ダウン ┣前派生 斬り上げ 151(45%) 60(-20%) 3.0? 1.0? ダウン ┗射撃派生 ガトリング 202(%) (-%) 2.3↑→3.3↑ 掴み→ダウン 格闘CS時 1段目 横斬り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 横斬り 121(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┣射撃派生 ガトリング (%) (-%) 5↑ 掴み→ダウン ┗3段目 横斬り 170(53%) 75(-12%) 2.3 0.3 よろけ ┣4段目 斬り払い 213(43%?) 80(-10%?) 3.3 1.0 ダウン ┣特派生 斬り上げ 229?(%) 110?(-%) 5.3? 3.0? 特殊ダウン ┗前派生 斬り上げ 202(33%?) 60(-20%?) 3.3? 1.0? ダウン ┣前派生2段目 叩きつけ 229?(18%?) 80?(-15%?) 4.3? 1.0? バウンド ┗特派生 斬り上げ 239(%) 110?(-%) 6.3? 3.0? 特殊ダウン 【後格闘】格闘カウンター IFハンドを構え格闘攻撃を受けたらスタンさせフル解放のムラマサをハンドでつかみながら押し付ける。 エレゴレラ戦の再現。射撃ガードもあるのでとっさの盾にも。メインからキャンセル可能。 【BD格闘】ビーム・サーベル突き→パンチ ジャンプしてからサーベルを突き刺し、突き刺した部分を殴りつける。 原作でトトゥガを撃破したシーンの再現。某SLGにもあったサーベル刺し→パンチを思い出した人も多いのではないだろうか。 ブルーフレームの後格と同様、初段ヒット時強制ダウンでなければパンチへ自動派生する。 接地判定あり。接地後の虹ステでオバヒにならなければブーストが回復する。 虹ステでオバヒになりそうなら虹ステを踏まない方が硬直は少ない。 若干もっさり気味だがどの高度からでも接地でき、落下中にブースト消費が無い。飛び上がりのブースト消費も少なめ。 ブースト回復まで早めで、射程内なら誘導も意外と頼りになり判定も良好と、接地格闘としては全体で見ても相当優秀。挙動の生命線の一つ。 緑ロックでも抜刀しないので目の前の敵から逃げる時はサーチ替えして緑ロックの状態で落下する選択肢がある。 また、相手の格闘からのフェイントとして使用もありかもしれない。 後格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 ジャンプ突き 70[75](80%) 70[75](-20%) 1.7 1.7 掴み ┗自動派生 殴り 142[151](65%) 90[95](-15%) 2.7 1.0 ダウン 【格闘CS中特格派生】ロング・ビームサーベル斬り上げ ビームガンの銃口からロングビームサーベルを発振させての斬り上げ。 覚醒技最終段と同モーション。原作ではこれでディビダニドの核ミサイルを弾頭のみ切り落とした。 格闘CS中のN格闘、横格闘、N・横格闘前派生、前格闘の最終段以外から派生可能。 特に各種格闘前派生の斬り上げ、蹴り上げから派生した場合高々と打ち上げる。 受身不可のため、非強制ダウンで追撃に失敗しても反撃を受けにくい。 格闘CS中特格派生 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 特派生 斬り上げ 110?(??%) 110?(-??%) 3.0? 3.0? 特殊ダウン バーストアタック Iフィールドハンドコンボ 「Iフィールド全開!…脱…出っ!」 ムラマサブラスターによる乱舞技。切り抜けたあとムラマサブラスターで乱舞。最後にIFハンドを押し付け爆破。最終段はドゥガチに決めた一撃。 攻撃時にセーフティ、IFハンドを解除、既に解除中だったりリロード中であっても格闘CSの残りゲージを最大まで回復させ再解放してくれる。 初段からのゲージ回復のため、覚醒技をヒットさせると完走までにゲージは30ほど吐く事になる。 緑ロックの相手に出して素振りする場合、ゲージ消費は10以下で収まる。 いたってオーソドックスな乱舞系の覚醒技だが、威力が良好。 空振りしようがダウン追撃になろうが格闘CS開放状態になり、硬直短めなので、 赤ダウンの敵及び緑ロックの敵にぶっ放す等、とりあえず出す位の気構えで問題ない。 覚醒時高速リロードとゲージ量の兼ね合いも考えて少しでも格闘CSの回転率を上げていきたい所。 格闘CSが回復でき、Iフィールドによる射撃ガードがある代償か初段にスーパーアーマーが無い模様。 コンボ中に覚醒技を使用している最中に敵の攻撃を受けると、ゲージを残したまま攻め継続も可能。 僚機考察 内田がいい、内田最高
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ダブルクロス The 3rd Edition PL名:鈴目 「はーいはい。……もしやりすぎたら、適当なとこで止めてよね?」 ―― 北宮聡、腐れ縁の親友の頼みを受けて 【基本情報】 名前:北宮 聡(きたみや・さとる) コードネーム:“銀の弾丸(Silver Bullet)”/“HN Argent” 年齢:17歳 性別:男 星座:山羊座(12月24日生) 身長:178cm 体重:65kg 血液型:AB型 ワークス:探偵 カヴァー:高校生 ブリード:クロスブリード シンドローム:ノイマン/モルフェウス エフェクトアーカイブ:適用 リンケージマインド:適用 【能力値】 肉体:1 運転:二輪 Lv.2 感覚:2 射撃 Lv.4 知覚 Lv.1 精神:4 意志 Lv.1 知識:プログラム Lv.1 社会:2 情報:UGN Lv.3 【ライフパス】 出自:結社の一員 僕はある研究組織に造られた。その組織? もう残ってないけど? 経験:親友 僥倖だよ、あの出会いは。――こんな身でさえなければ、素直に喜べたのに。 邂逅:主人 霧谷雄吾。UGN日本支部長。あの計画の責任者。僕は、彼の駒となろう。 覚醒:素体(侵蝕値:16) こんな身体にしてくれて、ほんっと、どうもありがと。 衝動:解放(侵蝕値:18) 解き放て。哀れで愚かなヒトの身に眠る、その力を。 基本侵蝕値:36(エフェクト補正込み) HP:28 行動値:8 戦闘移動:13m 全力移動:26m 常備化ポイント:14 財産ポイント:8 【ロイス】 Dロイス:深淵の切り札 僕なんかが出ていかずに済むなら、それが最善なんだけど――ご命令とあらば。 自身の判定ダイスの出目ひとつを10に変更。1回の判定につき1度、シナリオ中1回使用できる。 この効果を使用した判定の直後に侵蝕率が3点上昇する。 REC:霧谷雄吾 使用回数制限をシナリオ3回に変更。 古森碧 ○P:連帯感 N:罪悪感 親友。出会えてよかったよ? 結局巻き込むことになったのは、僕の責だけどさ。 霧谷雄吾 ○P:忠誠 N:恐怖 僕が仕える唯一の主。……時折、昔のことを思い出してつらくもなるけどね。 【エフェクト】 No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 — : リザレクト : 1 : オート : - : - : 自身 : 至近 : 効果 : - : (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 — : ワーディング : 1 : オート : - : 自動 : シーン : 視界 : なし : - : 非オーヴァードをエキストラ化 =ノイマン= No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 No.01 : コンセントレイト:ノイマン : 2/3 : メジャー : シンドローム : - : - : - : 2 : - : C値-Lv(下限値7) No.02 : コントロールソート : 1/1 : メジャー : 〈射撃〉 : 対決 : - : - : 武器 : 2 : 【精神】で判定、〈射撃〉で取得 No.03 : コンバットシステム : 1/3 : メジャー/リアクション : 〈射撃〉 : 対決 : - : - : 3 : - : 判定ダイス+[Lv+1]個 No.04 : 生き字引 : 2/5 : メジャー : 〈意志〉 : - : 自身 : 至近 : 1 : - : 意志 で情報収集判定をおこなえる No.05 : ブラックマーケット : 1/3 : 常時 : - : 自動成功 : 自身 : 至近 : - : - : 常備化ポイント+[Lv×10] 侵蝕率基本値+2 =モルフェウス= No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 Mo.01 : ハンドレッドガンズ : 1/5 : マイナー : - : 自動成功 : 自身 : 至近 : 3 : - : 射撃武器を作成。武器欄参照 Mo.02 : : / : : : : : : : : =イージーエフェクト= No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 No.01 : プロファイリング : 1/1 : メジャー : - : 自動成功 : 自身 : 至近 : - : - : わずかな情報から対象の人物像を描き出す。GM指示で 知識 判定 No.02 : 完全演技 : 1/1 : メジャー : - : 自動成功 : 自身 : 至近 : - : - : 緻密な計算と膨大な情報に基づいた迫真の演技。GM指示で 知覚 判定 EZ.01 : 無面目 : 1/10 : オート : - : 自動成功 : 自身 : 至近 : 3 : - : オーヴァード特有の反応を隠蔽。GM指示で 知覚 対決、判定達成値+Lv 【武器】 名称 : 種別 : 技能 : 命中 : 攻撃力 : ガード値 : 射程 : 常備化 : 解説 ハンドレッドガンズ(~99%) : 射撃 : 〈射撃〉 : 0 : +5 : : 30m : - : 細かく装飾が施された、銀製の回転式拳銃を模している ハンドレッドガンズ(100%~) : 射撃 : 〈射撃〉 : 0 : +6 : - : 30m : - : 侵蝕率上昇で攻撃力が上がることに注意 : : : : : : : : 【防具】 名称 : 種別 : ドッジ : 行動 : 装甲値 : 常備化 : 解説 : 防具 : : : : : : : : : : : 【一般アイテム】 名称 : 種別 : 技能 : 常備化 : 解説 カジュアル : その他 : - : 0 : なんとなく中性的を通り越して女性っぽい格好 携帯電話 : その他 : - : 0 : ガラスマをためしに使ってみているところ 思い出の一品:銀の腕輪 : その他 : 〈意志〉 : 2 : 〈意志〉判定達成値+1 《ハンドレッドガンズ》の起点 情報収集チーム : コネ : 〈情報:〉 : 2 : 判定達成値+2、シナリオ3回。 自動巡回ソフト : その他 : 〈情報:噂話〉〈情報:ウェブ〉 : 2 : 判定ダイス+1個 碧と共同でつくったソフト、"BlueBird" コネ:霧谷雄吾 : リレーション/コネ : 情報:UGN : EXP5 : 判定ダイス+3 REC効果で、メジャーで使用する攻撃以外のエフェクトひとつのLvを1上げる ジョーカー : その他 : - : EXP10 : 「種別:コネ」のアイテムと同時使用、判定達成値+5、シナリオ1回 【コンボ】 「シルバーコード」 《ハンドレッドガンズ》使用後、 《コンセントレイト:ノイマン》+《コンバットシステム》+《コントロールソート》 条件 タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 攻撃力 判定 効果 ~99% メジャー 〈射撃〉 対決 単体 30m 7(+3) 5 6dx8+4 100%~ メジャー 〈射撃〉 対決 単体 30m 7(+3) 6 7dx7+4 ※ ここに、侵蝕率補正でのダイスが加わることに注意。 ※ 初ラウンドのマイナーアクションで《ハンドレッドガンズ》使用、侵蝕率+3を忘れずに。 ※ ほぼ火力出ません。出ません。期待しないでください。 「グレイセル」 《コンセントレイト:ノイマン》+《生き字引》 条件 タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 攻撃力 判定 効果 ~99% メジャー 〈意志〉 - 自身 至近 3 - 6dx8+2 情報収集チーム宣言でさらに達成値+2、シナリオ3回。一部情報は追加でコネ使用可能 100%~ メジャー 〈意志〉 - 自身 至近 3 - 7dx7+2 情報収集コンボ。 【設定等】 相変わらず長いです。長いです! お時間の余裕はだいじょうぶですか? 彼は碧の根幹に関わる人物ですので、 あわせて読んでいただいたほうがいいかもしれません。 キャラシ置いておきながらなんなのですが、PCとして運用する可能性はさほど高くないです…… 人物像に難がありすぎる! 瑞奈高校に通う高校2年生男子。古森碧の親友。 親友の碧とともに、成績優秀者として、同時に「探偵もどきの二人組」として、 校内ではそこそこ以上に名が通っている。 が、碧とふたりで行動をともにしていることが多いのと、 その間ふたりが話している内容が大半の高校生にはあまりに高度すぎること、 加えて聡の人付き合いが決していいとは言えないこと、 さらには装いや言動がやや女性的で独特であること、などから、 「近寄りがたい人」だと思われているふしがある。 聡と直接話したことがある者はかなり限定的。 聡のほうも、よほど彼にとって「おもしろい」人でなければ、 わざわざ接触を図ろうとはしないので、実際、近寄りがたい。 備考ながら、探偵タッグの助手こと碧のほうは、情報収集のための人脈がそれなりにあり、 またそれを抜きにしても勉強を教えてほしいと頼んでくる人がいる。 それと同時に、「プロジェクト:アダムカドモン」の、数少ない生き残りでもある。 当時のことはあまり思い出したがらず、語ろうとしない。 彼のレネゲイドウィルスは、「他者の覚醒を誘発する」ように調整されたもの。 この体質のせいで、幼少期の古森碧をオーヴァードとして覚醒させ、 また"BlueBird"と名付けた碧と共同制作の自動巡回ソフトからも、 水鳥橋こよみというレネゲイドビーイングを生み出している。 本人はこの力を忌み嫌っており、つねに神経を使って抑制するが、 一方で、無意識レベルにおいて、 「オーヴァードはより高位の生命体」「ヒトは『解き放たれる』べき」と刷り込まれているため、 その心の軋みにも苦しんでいる。 公にはされていないがUGNイリーガルとしてUGN日本支部長、霧谷雄吾に仕え、 彼の駒たることを自らに任じて陰ながら奔走している。 アダムカドモン崩壊を招いた“ダインスレイフ”高崎隼人のことは、 自らをあの忌まわしき鎖から放った「救世主」であると同時に、 大切な家族をこの手から奪った「仇」との認識。 両親は不明。本人も、特段興味はないようだ。 アダムカドモンの壊滅後は、歳の離れた「姉」北宮ひよりに育てられた。 彼女には感謝している一方、その愛情が重たくもあるようす。 服の袖で隠れて見えない、正確には「見えないように隠している」ことが多いが、 左手首にはシルバーのブレスレットをつけている。 シンプルに見えて繊細な装飾が施されているもので、それなのにどことなく枷にも似たデザイン。 このブレスレットを軸に、《ハンドレッドガンズ》を発動して銃を錬成している。 戦いにおいては、背や鞄の中などに隠した手中に《ハンドレッドガンズ》で銃を作り出し、 相手の不意をついての的確な一撃で仕留める、暗殺めいた戦い方が身上。 多数を相手取ることは苦手、そもそも戦闘には不向きであると自認しており、 「戦闘になってしまうのなら、その時点でこちらに不手際があったということ。 対複数での戦闘に持ち込まれるなんて、もってのほかの大失敗」という考え方が根底にある。 (ただ、プロジェクト:アダムカドモンの一件は、無意識下で深い心の傷になっており、 現在の聡は戦闘においてその真価を発揮できる状態にはない。) そんな彼の真骨頂は考察。あらゆるものを「情報」として観察し、解析し、思考して、より最上に近い結論を導くこと。 (所属について) 霧谷雄吾直属のUGNイリーガルでありつつ、 UGN汐舟市支部にも、同支部所属のイリーガルとして登録されている。 これは、表向きには同支部のエージェント、檀梨花の報告によるものであり、事実そうであるのだが、 聡自身の本当の目的は、穏健派とも改革派とも一線を画する動向を見せるこの支部の監視。 あの、おかしな話なのですけれど、 鈴目は「プロジェクト:アダムカドモン」も、「イリーガルジョーカー」も、よくはわかっていないのです…… もし齟齬があったらご指摘ください。 2016/05/02追記 イリーガルジョーカーとまではいかないけれども、非公開のイリーガルで緊急時にのみ声がかかる、という感じにニュアンス変更。 HR掲載Dロイス「深淵の切り札」で表現することにしました。 あわせてデータを調整しています。戦えないけどミドルに強め……に、なれたかなあ。まだ調整中。 2017/06/13 経験点計算が間違っていたことに気づいてあわてて修正。 同時に、設定のわりに戦闘能力が低すぎることの解説をわかりにくく追記。 【コンセンサス】 ●とてもやりたいこと 彼が頭脳戦の人だっていうのを、こう、なんとか表せたら……いいなあ…… ●NGなこと えろぐろほらーすぷらったー、ご遠慮ください。 BL、GL、そこまで得意でないです。 これらの要素を含む場合は事前の通達をお願いします。
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セッションハンドアウト トレーラー 新たなるシンドロームの発生、レネゲイドビーングの増殖、 三度目の変革期を迎え人類はついにその源流の一つを目覚めさせた。 最も目覚めさせてはならないものを… ダブルクロスThe 3rd Edition 『降る終末にそではぬらさじ』 ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。 キャラクターハンドアウト PC1:瞳 シナリオロイス:紫電 かつて、ギリシャで出会った奇妙なRBの再会。 それは人類を滅ぼしかねない遺物へと貴方を導くこととなった PC2:ジェフ シナリオロイス:"ラストバタリオン"少佐 ドイツの国境付近で出会った狂ったRBからの邂逅。 そして突きつけられる挑戦 「成すべき事を思い出した。お前がコミックヒーローの様に世界を救えるなら私を止めに来るが良い」と PC3:エド シナリオロイス:アダム FHへと下った相棒が告げるイギリスの中枢に巣食う秘密結社の恐るべき陰謀と、 それに与するFHセルが発見した"世界の終わりに来るもの" 我等がエージェントはその全てを葬るべく、 日本にあるという禁断の地、零戸(ぜろのへ)を目指す
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ミスリルクロー 公式武器・甲LV10の武器。 魔力強化された銀と、オリハルコンの 特殊合金『ミスリル』で出来た希少な爪。
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正式名称:XM-X2ex CROSSBONE GUNDAM X-2 CUSTOM パイロット:ザビーネ・シャル(U.C.0133) コスト:2500 耐久力:580 変形:× 換装:△(ABCマント) 射撃 名称 弾数 威力 備考 射撃 ザンバスター 8 75 平均的なBR 射撃CS ショットランサー【ランス射出】 - 70 誘導の強い弱実弾 サブ射撃 ビーム・サーベル&ビーム・ザンバー【投擲】 1 93 側転しながら2連投擲誘導切りあり レバーN特殊射撃 木星帝国製バスターランチャー【照射】 2 19~245 照射ビーム レバー入れ特殊射撃 木星帝国製バスターランチャー【連射】 80~155 慣性の乗りが良い3連射 特殊格闘 ABCマント脱衣/装着 100 - ビーム射撃を一定数耐える 格闘 名称 入力 威力 備考 通常格闘 ビーム・ザンバー NNN 185 一般的な3段格闘 派生 斬り上げ N前NN前 121178 受身不可ダウン 派生 ブランド・マーカー連続突き NN後 234 高火力 派生 串刺し攻撃 N→特格NN→特格 201232 持ち上げて蹴り飛ばし 前格闘 キック&ショットランサー 前NN 171 派生 串刺し攻撃 前→特格前N→特格 201229 横格闘 ビーム・サーベル 横NN 172 新モーション出し切りで受身不能打ち上げ 派生 串刺し攻撃 横→特格横N→特格 201228 後格闘 シザーアンカー 後 10 自動で引き寄せるアンカー 派生 串刺し攻撃 後→特格 165 BD格闘 ショットランサー【突き】 BD中前N 129 派生 串刺し攻撃 BD中前→特格 201 バーストアタック 名称 入力 威力F/M/S/E L 備考 ビーム・ザンバー連続攻撃 3ボタン同時押し 289/294/293/280 射撃・格闘複合乱舞 【更新履歴】 解説 攻略 射撃武器【メイン射撃】ザンバスター 【射撃CS】ショットランサー【ランス射出】 【サブ射撃】ビームサーベル&ザンバー【投擲】 【特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー【レバーN特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー【照射】 【レバー入れ特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー【連射】 【特殊格闘】ABCマント脱衣 / 装着 格闘【通常格闘】逆袈裟→左斬り上げ→左回転袈裟斬り【N格/横格前派生】斬り上げ 【N格後派生】ブランド・マーカー連続突き 【格闘中特格派生】串刺し攻撃 【前格闘】前蹴り→蹴り上げ→ランサー突き 【横格闘】ビーム・サーベル 【後格闘】シザーアンカー 【BD格闘】突き→突き抜け バーストアタックビーム・ザンバー連続攻撃 コンボ 戦術 EXバースト考察 僚機考察3000 2500 2000 1500 外部リンク コメント欄 【更新履歴】 18/10/30 新規作成 解説 攻略 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』より、ザビーネ・シャルが搭乗するクロスボーン・ガンダムX2を木星帝国が改修した機体。 しかし帝国の未熟な技術故にオリジナルよりも機能性は低下している。本来はABCマントやショットランサーといったベース機の装備は本編未使用。 本作ではコストが増加し、初代EXVS以来の2500コストでの参戦となった。 スタン+誘導が強いCS、誘導を切れるサブ、照射ビームと連射ビームの特射と豊富な武装で追い立てる射撃寄り万能機。 援護力が高く素直で扱いやすいのが強みで、加えてマントキャンセルにより多くの状況から自由落下と隙の保護ができる。 ヴァサーゴCBが3000コストに昇格した事もあり、空席となった2500後衛機としての立ち位置を得た。 2500コストのX2改に良い思い出がないプレイヤーもいるだろうが、本作では今まで以上に強化されており、晴れてコスト相応の性能を得た。 基本的には射撃戦を行うが、長めの赤ロックから射撃を撒いているだけでは戦果を挙げ難く、時には寄って行く事も必要。 新たな横格で回り込みながらCSCからのサブやMCなど近接間合いでも通用する手札は多く、隙あらばクロスボーン・ガンダムらしく格闘を当てに行くのも重要。 しかし本作でもマントによる落下ルートの依存度は高く、マントで自分の命をひたすら守れば良いというわけでもない。 また、時には敵の攻撃を受けてでもマントを守るほうが良い時もある。この辺りのダメコンが勝負を分けると言える。 強化されたとはいえ、相変わらず押し付け能力が低く逆転力に乏しいので、10年前のザビーネの様に落ち着いてクールに立ち回ろう。 勝利ポーズは3種類。 ABCマント装着時 マントを着たままバスターランチャーを上に向けて構える。 ABCマント脱衣時 浮遊しながらショットランサーを前に向けて構える。 覚醒中 浮遊しながら右のサーベルを振り下ろし、左のサーベルを振り払う。マントの有無が反映される。 敗北時は左手、左膝、ショットランサーを地面につく。 キャンセルルート メイン、CS→サブ、両特射、特格 サブ→特格 N特射→サブ、特格 レバー入れ特射→サブ、特格 各種格闘(最終段を除く)→サブ 特格、後格闘(hit時のみ)→メイン、サブ、両特射、各種格闘(BD格を除く) MBONからの変更点 コスト変更(2000→2500) 耐久力上昇(540→580) 射撃CS 誘導若干低下 サブ射撃 特殊格闘へのキャンセルルート追加 威力・ダウン値・補正率分布変化 レバーN特殊射撃 視点変更演出削除? レバー入れ特殊射撃 新規追加 N格闘 威力増加 横格闘 性能一新 後格闘 前派生削除 BD格闘 初段ヒット数増加・威力低下 総威力増加 格闘前派生 補正率-20%→-18% 格闘後派生 威力・補正率分布変化 総威力増加 格闘特格派生 威力増加、補正率分布変化 覚醒技 性能一新 射撃武器 【メイン射撃】ザンバスター [常時リロード 3秒/1発][属性 ビーム][よろけ][ダウン値 2.0][補正率 -30%] コストアップしたため相対的にコスト平均性能のBR。 サブ、特射、特格でキャンセル可能。 動き撃ちできる唯一の武装だが考えなしに撃ってはすぐ枯渇するので、CSやサブを混ぜて温存しながら戦おう。 【射撃CS】ショットランサー【ランス射出】 [チャージ時間 2秒][属性 実弾][弱スタン][ダウン値 1.0][補正率 -30%] 「目障りだな!」 足を止め、右手のショットランサーから先端のランスを射出する。 本来X2改になってからは使用していない武装の一つ。 上書きスタン属性で、スタン中の敵に当ててもダウンしない。 当たり判定が見た目よりも大きく、さらに誘導も強い。 それにより、BRでは取れないような場面でも当てる事ができる。 ただし、前作と比べると誘導が若干低下しており、前作で取れた場面で当たらないということがあるので注意。 だが慣性を引き継いでよく滑り、発生と攻撃判定に優れるので、迎撃武装としてはサブと同様に優秀。 欠点としては、判定の大きさが誤射の危険も高めており、混戦時に味方を巻き込まないように注意が必要。 単なる実弾なので、敵の射撃が飛び交う状況では途中で壊れることも珍しくない。そもそもご法度だが、味方が格闘を決めている中撃ってしまうと高確率で誤射してしまうため特に注意。 常にチャージしていても良いが、メイン連射で動かしてからのセカインCSが出来ると射撃戦の圧力がぐっと増すため頑張って習得しよう。 命中率も目に見えて違ってくる。 キャンセルルートに恵まれており、サブ、特射、特格でキャンセルできる。 メインと同じく特格C(マントキャンセル、以下MC)で落下可能で、立ち回りに必須のテクニック。 ダウン値も緩く、サブや特射による追撃はこの機体の重要なダメージソースとなる。 特にN特殊射撃で追撃できた場合は200弱と非常に美味しい。 一定時間突き刺さる武装に共通の特徴として、射撃ガード判定の付きアシスト(スローネのサブ、特射やジ・O等の随伴系)を貫通する性質がある。 そういった防御手段に頼る相手には有効に働きやすい。特にスローネはステルス解除を強制しやすい。 【サブ射撃】ビームサーベル&ザンバー【投擲】 [撃ち切りリロード 4秒/1発][属性 実弾][強よろけ+回転ダウン][ダウン値 1.5(0.5/1.0)][補正率 60%(-10%/-30%)] 「味な真似を!」 サーベルを投げつつ宙返りし、跳躍の頂点でザンバーを続けて投げる。 1投目は30ダメージ、2投目は70ダメージ。 CS同様に防御判定のあるアシストを貫通できる。 入力から1投目の間に誘導切りがある。 上下の射角は約70度ほどで割と優秀。 レバーNで後方に、レバー横で入力方向に飛び退く。 宙返りしながら撃つ分ブーストを消費するが、オバヒでも撃てる。 慣性が乗るため、直前の移動方向と逆に出すと移動量が減る。 サーベルは誘導しないが、ザンバーはBR以下だがある程度誘導する。 どちらも弾速はBR以下なので単体で撃つには向かず、BR・CS・レバー入れ特射からの追撃、迎撃に使うのがメイン。 浮き上がる挙動だが誘導切りもあるので、積極的に射撃コンボに混ぜていきたい。 それにより動きに変化をつけられる他、リロードが良好なのでメインやブーストの節約にもなる。 当たる事を見越してキャンセルをしたり、特射での追撃に切り替えたりなど、柔軟な使い分けを要求される。 射角によってはサブ1投目しか当たらないこともあるので注意。 格闘からキャンセルが可能。受身不可に加え、誘導切りがあるので反撃も受けにくい。 オバヒで格闘がヒットしたとき、カット耐性を優先する場面では有用となる。 投げたサーベルとザンバーは刺さりっぱなしになるが鈍足効果等のデバフは無し。 入力直後から誘導切りが働くので最速キャンセルで弾を消費せずに強誘導武装の回避が出来る。 今作では特に有用だがブースト消費はきついので管理はしっかりと。 今作では出し切りから特殊格闘へのキャンセルルートが追加されており、今まで以上に自衛に使えるようになっている。 加えて1投目のダウン値が減少しているため、BRが二度当たった相手にも両方入るためダメージを多く入れつつ打ち上げが取れるが、1投目でキャンセルすると非強制ダウンになってしまう。 【特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー [常時リロード 10秒/1発] 「消えて貰うぞ!」 木星帝国へ投降した後に使用した武装で、元のX2のものとはデザインが異なる。 しかしこちらも大型化しており、設定上は劣化武装の1つとなっている。 今作からNとレバーで照射と連射の撃ち分けが可能になった。 リロード時間自体は同じだが常時リロードとなり、弾も2発となったことで回転率はかなり上昇した。 【レバーN特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー【照射】 [属性 照射ビーム][ダウン][ダウン値 5.0(0.25*20)][補正率 20%(-4%*20)] 高銃口補正高火力の太い照射ビーム。 1hit19ダメージ。キャンセル時は1hit?ダメージ。 主にメインやCSからの追撃、事故狙いの置き、高飛び狩りの選択肢として使っていく。 下への銃口補正はそれなりだが、上や横に強く、近距離なら90度近く向き直ることもあるほど。 しかし良好な銃口の活かせる近距離では発生が遅い上に全く滑らないため潰されやすく、 遠距離では少し横に動かれるだけで外れる事が多く、生当てを狙える機会は少なめ。 今作ではダメージ上昇、判定が太く、レバーNでも視点変更なし、特格へのキャンセルルート追加など大幅な強化を受けている。 X2が火力を稼ぐために重要な武装なので、扱いやすい横特射だけに甘えず、時にはこちらも運用しよう。 サブやCS命中時の追撃にも有効だが、基本は最速追撃が理想なので癖を付けておきたい。 ただし総じて耐久の低いX2が足を止めるのは危険なため、マント装着時や見られていない時に撃つなどリスク管理はしっかりと。 【レバー入れ特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー【連射】 [属性 ビーム][よろけ][ダウン値 6.0(2.0*3)][補正率 10%(-35%*3)] 今作より追加された新武装。 太めのビームをレバー方向にスライドしながら3連射する。 動作中にブースト消費あり。弾1発のダウン値はBRより低め。 1発目からサブ射撃・特殊格闘へのキャンセルが可能。 今作におけるX2の強武装といえる。 1発ごとに再誘導があり、ステップされようが後続は誘導してくれる。距離を問わず使えるかなり有能な武装。 特にステップなど回避運動の間に合わないことの多い近距離で強力。迎撃にも非常に重宝する。 既存の照射が霞む性能だが補正が重く、単発威力はメインより高いが3発当てるとズンダより落ちる。 メインから繋ぐとキャンセル補正で更に威力が低下するため、考えなしに使うのは非推奨。 【特殊格闘】ABCマント脱衣 / 装着 [撃ち切りリロード 32秒/100][クールタイム 1秒][属性 射撃バリア(対ビーム)/換装] ABCマントを脱ぐ、あるいは着る。木星帝国に投降してからは使用していない装備の一つ。 マントを装備している状態ではやや機動力が低下し、代わりにビーム兵器を100ダメージ分まで無効化する。 耐久値が半端に残っている時でも着脱可能だが、リロードは完全に使い切ってからでないと始まらない。 コスオバ再出撃の時はゲージ0からスタートする。 マント破壊時の硬直や無敵判定は無いが、ビームHIT時は硬直(ヒットストップ)が発生する。ビームマシンガンだと顕著。 脱ぐ場合はすぐマント判定が消失するが、装着する場合はやや対ビーム判定が出るのが遅く、着けたように見えても防ぎきれずBRを貰うことも。 換装系武装にしては珍しく足が止まらないが、動作中ブースト上昇は出来ない。 今作では全ての射撃武装を特格でキャンセルするとすぐ自由落下に移ることができ、上昇慣性消し落下にも対応。 これを使いこなすだけで被弾がグッと減るので、防御ではなく落下目的に使用する事が多くなる。 特に虹フワステ直後に使うことによって、上昇慣性消し落下により素早く着地できる。 欠点はマントを失うと長い時間これらの行動が取れなくなり動きに制限がかかる事。 防御武装としては弱めな上マントキャンセルによる降りテク依存が大きい本機にとって、マントを犠牲にしながら大ダメージを狙う事はリスクが大きい。 マント有無によって立ち回りが大きく異なるため、状況によっては体力を犠牲にしてでもマントを守ろう。 格闘 【通常格闘】逆袈裟→左斬り上げ→左回転袈裟斬り 準高コスト万能機相応の3段格闘。 前作よりも威力が増加しているが、出し切るよりメインやサブで堅実に離脱を選ぶことも大切。 1・2段目から前派生、特格派生、2段目から後派生が可能。 1段・2段目はサブでキャンセル可能。 【N格/横格前派生】斬り上げ N格と横格の1・2段目から派生可能。 敵機を上空へ打ち上げる斬り上げ1段。 補正率がイマイチなので中継に用いるよりはコンボの〆か、受身不能をアテにした拘束が主な使い方か。 【N格後派生】ブランド・マーカー連続突き 「ヒャッハハハハハ!!」 両手のブランド・マーカーで左右交互に7連パンチ→5hitする突き出し。 連続パンチ部分はダウン値0のスタン属性で、途中キャンセルで攻め継やダメージ水増しも可能。 完全に足を止めるためカット耐性は皆無だがダウン値も補正も特格派生より緩く、最も火力に繋がる。 ただ突き出しには細かいダウン値が設定されているため、コンボの〆には向かない。 出し切りから前虹でN以外の格闘が繋がる。 通常格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 逆袈裟 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┣前派生 斬り上げ 121(62%) 70(-18%) 2.7 1.0 特殊ダウン ┣特格派生 串刺し 201(52%) --(--%) 4.4 2.7 砂埃ダウン ┗2段目 斬り上げ 125(65%) 75(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┣前派生 斬り上げ 178(47%) 70(-18%) 3.0 1.0 特殊ダウン ┣後派生(1) 連続突き 167(58%) 9(-1%)*7 2.0 0 スタン ┃後派生(2) 突き飛ばし 234(43%) 25(-3%)*5 3.0 0.2*5 ダウン ┣特格派生 串刺し 232(37%) --(--%) 4.7 2.7 砂埃ダウン ┗3段目 回転袈裟斬り 185(53%) 90(-12%) 3.0 1.0 ダウン 【格闘中特格派生】串刺し攻撃 「ハハッ!ヒャハハハハ!さようなら!」 後格闘含む各種格闘の出し切り以外から派生可能。 サーベルを突き刺して持ち上げ→サーベル引き抜き→蹴りで吹き飛ばしの1段派生。 ヒットと同時に視点切り替えあり。最終段は砂埃ダウン。 原作でキンケドゥのX1に止めを刺したシーンの再現。 通称“さようならキンケドゥキック”、略してさよキン。 動作はそこそこ長いが、2段目で持ち上げる際上に動くのでカット耐性はそこそこ。 サーベル引き抜きから蹴りの間に少しタメが入るのでそこだけ少し注意。 カット耐性と単発火力のバランスが良く、何処からでも出せる非常に優秀な派生。 引き抜き部分でスタンさせるため、この時点でキャンセルする事で放置離脱が可能。 最後の蹴り以外のダウン値が0なのでコンボの〆におすすめ。 出し切りから追撃する時は最終段で敵機を蹴った反動で若干下がるので左右虹ステが安定(BR追撃ならどの方向への虹フワでも可)。 後格を絡めれば1度のコンボに2回派生を組み込むこともでき、射撃機カテゴリとしてはそれなりの火力を出せる。 後格で拾う場合はキャンセルが遅いとスカるので、早めの入力を。 特格派生 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 N1段目 逆袈裟 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗特格派生(1) 突き刺し 101(68%) 45(-12%) 1.7 0 掴み 特格派生(2) 引き抜き 112(68%) 15(-0%) 1.7 0 スタン 特格派生(3) 蹴り 201(52%) 130(-16%) 4.4 2.7 砂埃ダウン 【前格闘】前蹴り→蹴り上げ→ランサー突き 2連キックから多段ヒットする突きで吹き飛ばす3段格闘。 設定に基づき、1~2段目の攻撃SEが斬撃系のものに変更されている。 X2の格闘の中では判定が強め。今作から突進速度が強化され、Nや横よりも素早く踏み込むようになった。 判定は強い部類だが所詮万能機の域は出ないので過信しすぎないように。 本作ではN格の威力が上がっていることもあり、コンボパーツとしては初段がダウン属性であることと、1・2段目の両方で敵を浮かしていく特性をアテにすることになる。 初段・2段目は特格派生、サブキャンセル可能。 前格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 前蹴り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 ダウン ┣特格派生 串刺し 201(52%) --(--%) 4.4 2.7 砂埃ダウン ┗2段目 蹴り上げ 121(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 ダウン ┣特格派生 串刺し 228(37%) --(--%) 4.7 2.7 砂埃ダウン ┗3段目 突き 171(55%) 8(-2%)*10 3.0 0.1*10 ダウン 【横格闘】ビーム・サーベル 完全新規モーション。 ビームサーベルで袈裟斬り→斬り抜け→二刀流ビームサーベルで2連回転斬り抜けの3段格闘。 初段の伸びが良好で差し込みに向く。 2段目発生までに多少の回り込みがある。 出し切ると受身不可で高く打ち上げるため放置や片追いに役立つ。 2段目~3段目の間が大きく、覚醒した00やクアンタに当てると量子化で抜けられる。 滅多に巡り合う状況ではないが、相手にした時はコンボルートを考えたい。 1、2段目から前派生、特格派生が、最終段からはマントキャンセルが可能。 横格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 袈裟斬り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┣前派生 斬り上げ 121(62%) 70(-18%) 2.7 1.0 特殊ダウン ┣特格派生 串刺し 201(52%) --(--%) 4.4 2.7 砂埃ダウン ┗2段目 斬り抜け 117(65%) 65(-15%) 2.0 0.3 半回転ダウン ┣前派生 斬り上げ 163(47%) 70(-18%) 2.7 1.0 特殊ダウン ┣特格派生 串刺し 228(37%) --(--%) 4.7 2.7 砂埃ダウン ┗3段目(1) 回転斬り抜け 143(58%) 40(-7%) 2.3 0.3 よろけ 3段目(2) 回転斬り抜け 172(53%) 50(-5%) 3.0 0.7 特殊ダウン 【後格闘】シザーアンカー 「シザーアンカー!!」 右側の前腰部からアンカーを発射する。当たると自動で引き寄せ。 アンカー自体は射撃属性だが、虹ステ可能。 命中後はメイン、サブ、両特射、BD格以外の格闘へのキャンセルと特格派生が可能。 敵機と高度差がある場合は特格派生がスカる時があるので、他の行動へのキャンセルを狙う方が確実。 アンカーのダウン値は非常に低く、使用時は正面を向くのでコンボの〆に後格→メイン(落下)と繋げる事で被弾を抑えたコンボ選択も可能。 銃口補正は普通で、慣性もそこまで乗らないが、アンカーの射程としては全機体トップクラス。 使いこなせると自衛や攻めの幅が広がるため、是非とも使いこなそう。 後格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 シザーアンカー 10(90%) 10(-10%) 0.05 0.05 スタン→引き寄せ ┗特格派生 串刺し 165(62%) --(--%) 2.75 2.7 砂埃ダウン 【BD格闘】突き→突き抜け 多段ヒットする突きから突き抜けを繰り出す2段格闘。 初段からサブ、特格派生にキャンセル可能。 基本動作は変わらないが、コストアップにあたっていくつかの点が調整されている。 伸びが強化されており、前作とはかなり別物の域。 判定や発生は相変わらず良好で、闇討ちに強く差し込みとしても強力。 特に判定が強く並の格闘なら返り討ちにできるので、積極的に振りにいける格闘の一つとなった。 ただし今作から二段目までのモーション速度が遅くなったため僅かにカット耐性が落ちた事に注意。 メインやCS、サブからの追撃、奇襲手段としてもかなり有用。 マント着用時はビーム武装を防ぎながら振れるので非常に強力。 ただし外れると隙が大きいため、CS等フォローを心がけるように。 相手もこの格闘を警戒していることが多いため、無理に当てに行かず見せ格闘として使うのも良い。 BD格闘で切り込むフリをして直前でステップ、そこからレバー特射などは良い押しつけとなる。 BD格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 突進突き 65(80%) 17(-5%)*4 1.6? 0.4↓*4 強よろけ ┣特格派生 串刺し 201(52%) --(--%) 2.7 砂埃ダウン ┗2段目 突き抜け 129(65%) 80(-15%) 2.5? 0.9↑ 特殊ダウン バーストアタック ビーム・ザンバー連続攻撃 『VERSUS』と同様のモーションに変更された。 ショットランサー投擲→ビームサーベルとザンバーで連続攻撃→打ち上げた相手をバスターランチャー照射で射貫く。 格闘動作中のみ視点変更あり。 以前は初段が外れても以降の攻撃が行われたが、今作では初段を外すとそのまま硬直が切れる。 ショットランサー投擲の限界射程および耐久値、スーパーアーマー時間は要検証。 最後のランチャー部分のダメージが大きく、威力はM S Fの順となっている。 照射ビームは1ヒットで強制ダウンするタイプで、コンボに使ってもダメージが減りにくく、よほど耐久が有り余ってなければ一瞬でバリア破壊と本体への貫通を両立できる。 前ステ慣性を乗せる等で初段ヒット後に敵機の頭上に来ると2段目が外れる。 特によく滑る横特射から繋ぐと起こり易いので注意。 極限技 動作 威力(補正率) F/M/S/E L ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 ランサー投擲 70/74/77/70(80%) 70(-20%) 0 0 スタン 2段目 サーベル斬り上げ 121/124/125/118(65%) 60(-15%) よろけ 3段目 ザンバー横薙ぎ 162/165/164/157(53%) 60(-12%) よろけ 4段目 ザンバー叩き斬り 199/201/199/192(43%) 65(-10%) よろけ 5段目 2刀斬り開き 229/230/227/220(33%) 65(-10%) 半回転ダウン 6段目 照射 289/294/293/280(--%) 180(--%) 5.6↑ 5.6↑ 強制ダウン コンボ ( はステップ、≫はブーストダッシュ、→はそのままキャンセル) 通常格闘後派生の7連突きでキャンセルする場合は後派生(1)と表記 威力 備考 メイン/CS始動 CS始動の場合一部を除いて威力が5下がる メイン≫メイン≫メイン 158 基本 メイン→(≫)サブ≫メイン 150(168) 前作の基本 メイン≫メイン→(≫)サブ 152(161) 今作から可能になった打ち上げコンボ メイン≫メイン→(≫)サブ(1)≫メイン 160(163) 今作から可能に メイン→(≫)特射 158(190) メイン→(≫)レバー特射 135(159) メイン≫NNN 191 NN後で211、NN特で209 メイン≫BD格N 後→特 195 手間の割りに伸びない CS≫特射 199 CS≫NN後 後→特 228 N格始動 NN NNN 229 NN特 後→特 272 NN後 後→特 286 ??? 前格始動 前N NNN 225 前N特 後→特 266 ??? 横格始動 横N NNN 221 横N 横NN 214 良く動く 横N特 後→特 266 横NN N特 253 横NN (N)N後 後→特 293 透かしコン 繋ぎは後ステで 後格始動 後→特 NN特 274 NNNだと263 ??? BD格始動 BD格N NNN 233 NN特だと247 BD格N 後→特 224 BD格特 後→特 270 ??? 覚醒中 F/E,L/S/M メイン≫NN後 覚醒技 275/263/276/277 NN後 覚醒技 332/317/322/328 NN特 覚醒技 321/307/312/319 始動が横N特で313/299/304/311 BD格N 後→特 覚醒技 300/287/292/297 BD格特 覚醒技 311/301/307/310 F覚醒中 NN後 NN後(1)*2 覚醒技 358 前 横NN NN後(1) 覚醒技 298 始動がBD格で296 横NN (N)N後 後→特 覚醒技 ??? 透かしコン 繋ぎは後ステ 戦術 今作でも長い赤ロックを頼りに、メインやCSで絡めてサブで長いダウンを取ったり特射でダメージを奪っていく。 CSは闇討ち、拘束で活躍するので適度に織り交ぜて立ち回ろう。セカインCSが安定して出せるならメインと共にどんどん撃っても構わない。 格闘に関しては、BD格で自分から攻めたりアンカー特格派生でダメージを大きく伸ばせるので、延々と後ろで射撃をして味方に負担を掛けすぎないように。 適度に近接戦用に強く調整されているクロスボーンガンダムらしさを示そう。 特に相方機が後衛も出来る機体なら総合ダメで勝てる要因になることもある。 耐久が低く相手に近づかれた場合は自衛力が試される。 マントキャンセルを駆使した落下は本機の自衛の要だが、 V2やW0等格闘を主軸とせず、射撃の火力が高い相手にマントを剥がされてガン追いされると逃げ切れないし反撃もできない事態が起きやすい。 上手く相方と連携を取りたい。 EXバースト考察 「今こそ…素晴らしき貴族主義の楽園を!!」 本作では顔グラがVERSUS仕様になったため、前作ほど狂気満載のカットインではない。 どの道本作でもノリノリな顔ではあるが。 Fバースト 格闘攻撃補正 +5% 射撃寄りの機体としては優秀な格闘が多くABCマントの存在によりX2の苦手なごり押ししたい場面で届くようになることもあるため、択としては問題ないがやはり安定しづらい。 格闘発生前までに特格入力で慣性を残しながら降りることができるため、伸びの良いBD格→MC→メインサブ格闘といったトリッキーな動きも可能。 また、各種射撃からアンカーがキャンセルできるためワンテンポおいた虹フワリロキャンもどきも可能。 相性が悪いように見えて使い方次第では敵の油断を突けるため、リターンが大きい。 Eバースト コストアップした分、高コストと組んで先落ちのリスクを避けるために、後落ちや抜け逃げしたい安定のバースト。 また、程よく前・後衛をしたい時にも。プレイヤーの技量が必要だが、X2に足りない押し付けを立ち回りで埋め、保険として持つと存在感を出せる。 ただし基本的に抜け覚として使う事が多く覚醒時間が短くなりやすいため、素の状態で押し付けられる武装が少ないため前に出ないと戦果を上げにくく、相方との連携や自身の腕が試される。 放置されること自体の痛手は少ない機体だが、他の覚醒と比べ押し付け能力が目に見えて下がるので流石に後半で放置を食らうと厳しいことに注意。 総じて上級者向けともいえる。 Sバースト 射撃攻撃補正 +10% 現状おすすめのバーストその1。 メインは平凡だが全体的に武装の対応力が広く、あらゆる距離で存在をアピールできる。 またサブを挟むことによりブーストがない状態でも誘導を切りつつメインCで更に攻撃できるなどトリッキーな動作も可能。 落下ルート依存の強い本機としては、特格の耐久がなくてもメインで落下が可能になる利点も忘れてはならない。 今作からは優秀なレバー入れ特射が追加され、常時リロードになったことでメインと特射でリロード面において凄まじい強みを得られる。 CSチャージ高速化こそなくなったが、押し付け武装による存在アピールが一層できるようになったので、攻めたいなら間違いなくこれ。 レバ特を多用したくなるが、この武装はこちらを見ながら逃げる相手に対しては刺さりづらくなる。 そのため、単に後ろからキャンセル連打で撒くのではなく、青ステも絡めて押し付ける形でレバ特を撃てると戦果アップが期待できる。 Lバースト 適性がないわけでは無いが、目的も無しに選ぶのは非推奨。 半覚が溜まったらすぐに吐くことを意識して、覚醒の質を高めたり、あるいはL+Lによる覚醒数で圧倒していく戦法の両者が取れる。 ただし本機のL覚ではあまりにも圧が少なく、個人の技量が非常に求められる。 高コストと組む際にL同士で組むと押し負けしやすいので、固定であってもオススメはできない。 覚醒補充を何度も要するほどに弾切れに窮する機体ではなく、相方が押しの強い機体であればこちらも攻めの覚醒選びをしよう。 Mバースト 格闘攻撃補正 +3% 射撃攻撃補正 +5% 現状おすすめのバーストその2。 マントを羽織った状態での機動力確保が可能。また誘導の強い武装を使って最後の一手を決めに後落ち側を追いかける事もできる。 マント時に各種射撃 BD格とするだけでもビーム主体の相手からすれば脅威の一言。 ただ足を止める射撃が大半を占めるために、自身の機動力を削ぎ易い点には注意。青ステからのBDなどでカバーしていこう。 M覚で機動力が上がった時のレバ特射 レバ特射の押し付けは滑りの強烈さもあってかなり強力であり、レバ特1hitから覚醒技に繋げた場合は大きなリターンも見込める。 しかしS覚醒のような高速リロードはないため、無駄撃ちや垂れ流しはNG。 僚機考察 3000 機体コンセプト的には最も組みたいコスト帯だが、コスオバ時のマントなしがX1やフルクロスと比べても致命的に痛い。 再出撃直後にE覚を吐かされてしまうとマントが溜まる前に敗着することもざら。相手もそれを分かって攻めてくる。 場合によってはS覚でリロード高速化と長期的な立ち回り強化を狙ったり、狙われる前にM覚で勝負を決めに行くことも考えておきたい。 多用することとなるレバ特やCSの誤射が起こりやすいため、どちらかと言えば格闘機よりは射撃寄り機体の方が噛み合いやすい。 2500 30よりコスオバが緩くなる分、ジリ貧の展開は多くなる。 基本は後落ちだが、後衛の決め打ちで下がるのではなく常にギリギリの距離感を目指してアピールしていきたい。 2000 お互いに負担がきつく、厳しい組み合わせ。 シャッフルで組んだ場合は、相方にもよるが無理に攻め筋を作るよりとにかく目の前の状況を丁寧にさばくことに集中した方が勝ち筋はある。我慢の連続。 もちろん疑似タイで攻め通せる状況なら躊躇せず攻めよう。 1500 後衛気質の本機としては微妙だが、コスト的には悪くない。 相方に負担がいきがちなので、固定で組むならなるべく自衛力の高い機体が望ましい。 外部リンク したらば掲示板 - クロスボーン・ガンダムX2改 Part.1 したらば掲示板 - クロスボーン・ガンダムX2改 Part.2 したらば掲示板 - クロスボーン・ガンダムX2改 Part.3 したらば掲示板 - クロスボーン・ガンダムX2改 Part.4 したらば掲示板 - クロスボーン・ガンダムX2改 Part.5 コメント欄 N特射もサブキャンあるよね? -- 名無しさん (2018-11-20 23 10 10) 横出し切りから放置→自機が動けるようになったタイミングで前格入ります。 -- 名無しさん (2019-05-01 15 53 00) 今作ショットランサーそんなに使うか? -- 名無しさん (2019-08-09 08 20 11) 前格の小ネタ 1~2段目が斬撃SEに変わった理由は足裏に短刀を出しているためと思われる -- 名無しさん (2019-09-03 18 42 04) Nから切り上げが入ったあとの出し切り時に格闘すると打ち上がった赤ロックの敵取れます -- 名無しさん (2019-09-25 17 46 39) メイン→サブ 後→特 165 -- 名無しさん (2020-04-06 15 30 05) 名前 コメント
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マクロスなのは 第10話『預言』←この前の話 『マクロスなのは』第10話その2 (*) 1週間後国営テレビ放送 『─────現在〝35人〟もの尊い犠牲者を出してしまいました。それはガジェットと呼ばれる─────』 テレビは本部ビル前の仮設会場を写し出している。そこではレジアス中将が記者会見を行っており、その内容は管理局に殉職者が出たというものだった。しかし───── 『─────しかし皆さん、我々はこの事態を止める時が、止めることのできる時が来ました!すでに我々にはその手段があるのです!』 レジアスがいままでの悲しい表情から一転、力強い顔と口調に変わる。 「・・・・・・始まったな」 食堂で昼飯を食べていたアルトが呟く。今ここには隊長、副隊長陣を含め、フォワード4人組やその他職員が昼飯をつついている。しかし、皆レジアスの豹変にテレビに釘付けだった。 『・・・・・・私は時空管理局、ひいてはこの世界の存亡をかけた最後の防衛策として、〝ヴァリアブル・ファイター(VF)〟の導入、運用をここに宣言します!』 一斉に焚かれるフラッシュ。 そして一呼吸置くと、会見場に超大型のホロディスプレイが出現した。テレビはそのままホロディスプレイの映像に切り替わる。 『ヴァリアブル・ファイター配備計画とは、現在ミッドチルダの持つ工業力を最大限使って行われる、空戦魔導士部隊の大規模装備改変計画です。ヴァリアブル・ファイター、略して〝V(ブイ)〟〝F(エフ)〟とは─────』 ナレーターには落ちついた女性の声が当てられ、モニターにはVF-25を初め、VF-1やVF-11の映像が流れる。 「隊長達はご存知だったんですか!?」 自らの上官達が驚かないことに気づいたティアナが席を離れ、こちらに詰め寄る。 「こんな質量兵器紛いの物を─────!」 「ティアナ、」 なのはの射るような声が届く。いつもと違う教官の様子にティアナは即座に黙らされた。 「私達は確かに聞いた。でもね、その時の殉職者は〝12人〟だったの。1週間前よ。これがどういう事か、わかるよね?」 現在の殉職者数と、たった1週間前の殉職者数。その行き着く結論にティアナは 「すみません!」 と頭を下げ、自らの席に戻っていった。 このやり取りのおかげで事態の緊迫性を理解した他全員は沈黙を守った。 『─────現在ヴァリアブル・ファイター、通称〝バルキリー〟は、汎用人型可変戦闘機としてVF-1『ワルキューレ』。多用途人型可変戦闘機としてVF-11『サンダーホーク』の採用が予定されています。このうちVF-11については用途によって搭載機器を、指揮特化型や量産型、そして重武装型などにそれぞれ特化して運用する予定です。』 (設計だけじゃなく名称までもじってやがる。こりゃああっちの世界の開発元が聞いたら著作権で怒るだろうな。設計図を提供したL.A.I社の研究員は大丈夫かよ・・・・・・) アルトはそんな事を考えていた。そうしている内に映像が終わり、会見会場にカメラが戻った。 『皆さん、先ほどの映像からこの計画の概要を理解していただけたかと思います。しかし皆さんは「理念違反だ!」と反対されるでしょう。私も最初、この計画は考えてはいても、実行しようとはまったく考えませんでした。しかし私は、ある人物の遺言に心動かされてしまったのです。それは─────』 ホロディスプレイの映像が差し変わり、そのある人物の写真が映った。それはツーショットで、彼女と一緒に写っているのは〝なのは〟らしかった。 まだ部隊に入りたての頃の写真のようだ。2人とも青白の教導官の制服はパリパリで新しく、まるでリクルートスーツを着ているような初々(ういうい)しさが漂っていた。 目の前にいたなのはは俯く。とても正視出来ないのだろう。 『この向かって右側の彼女は殉職者の1人、宮島栞二等空尉です。栞空尉はリンカーコア出力がクラスAAという非凡な才能を生かし、4年ほど前から空戦魔導士の教導隊の一員として業務に就いていました。しかし2週間前、海上で彼女の所属する教導隊が新人の訓練を行っていた時にガジェットに襲われたのです』 プレーヤーが再生される。どうやら襲撃時の通信記録らしかった。 ―――――――――― 『メイデイ!メイデイ!こちら第4空戦魔導士教導隊、至急救援を乞う!・・・・・・ダメだ!ジャミングで妨害されてる!』 『新人どもをどこかに逃がせ!邪魔だ』 『逃がせってここは海上なんだぞ!』 『おい、ショーン・バノン二等空曹!なにやってる!?』 『じ、自分達も戦います!』 『バカ野郎!お前らヒヨッコはバリア張って身を守ってればいいんだ!頭出すな!わかったか!?』 『はっ、はい!』 『吉沢隊長、』 『ああ、栞二尉、助かる。私は右端から落としていくから、君は左端から頼む』 『了解。・・・・・・しかし隊長、このままではじり貧です。大規模転送魔法で安全圏への退避を』 『だが我々だけならともかく、新人はそう簡単に動けないぞ!』 『私が囮になります!その間に退避を』 『しかしそれでは―――――』 『こちら左翼!防衛ラインの維持は限界です!至急新人どもを退避させてください!』 『隊長!お願いします。やらせてください!』 『・・・・・・わかった』 ―――――――――― 爆音と喧騒混じりに聞こえる無線達。それらは本気の戦場の模様を写し出していた。 『この後、部隊のほとんどが彼女のおかげで無事に戦域から脱出しました。しかし囮になった彼女には逃げる隙がありませんでした。そんな彼女は最期に遺言を遺しています。今それを公開したいと思います・・・・・・』 再びレコーダーが再生される。彼女の遺言は、その〝全て〟が公開された。 そしてその放送は世界を沈黙させた。 彼女を知らなくても、同じ人間としてその無念さと理性を失う程の死への恐怖を痛感し、彼女を知る者は泣き崩れた。 なのはなど最後の方にあった自分の名が呼ばれるところでは、席から突然離れ、飛び出して行ってしまった。 再生が終わるとレジアスは続ける。 『私はもうこのような犠牲者を出したくない・・・・・・それに、彼女達の仇をとってやりたい!彼ら殉職者達の遺影の前に立ったとき、「仇はとったぞ!」と言ってあげたいのです!どうか、皆さんのご理解をいただきたいと思います・・・・・・』 映像と会見は深く頭を下げたレジアスを映して終了した。 しかし食堂の誰もが動けなかった。それほどの衝撃をあの遺言は与えていた。 15分が経ち、なのはが帰ってきた。彼女はまたしても気丈に振る舞っているが、その目は痛ましいほどに泣き腫らしていた。 プ、プ、プ、プーン――――― 『こんにちは。午後1時のMHK(ミッドチルダ・放送・局)ニュースです。先ほど行われた記者会見の緊急世論調査の結果は、もうまもなく集計が完了する予定です』 時報と共に始まったニュースは各地の反響を伝える。 号外が配られる街頭を歩くビジネスマンや、会見をテレビで見たレストランの客など。それぞれ賛成、反対などの意見を語っていた。 『―――――今のは首都クラナガンの中央駅前からでした。次に、記者会見で名前の出た時空管理局地上部隊所属だった宮島栞、元二等空尉の実家と中継がつながっています。現場にはロバート・ユレスキー記者がいます。・・・・・・ユレスキーさん?』 ニュースキャスターの呼び掛けに、現場へとカメラが飛んだ。 「―――――はい。こちらは先ほどの記者会見で名前の出た宮島栞、元二等空尉の実家前です。」 『ユレスキーさん、何か動きがあったそうなんですが、ご家族の方が記者会見について何か言われたのでしょうか?』 「はい。ちょうど5分ほど前に家族の方が帰って来られ、家に入って行きました」 映像が中継から録画された映像に切り替わる。 その家の玄関に乗り入れてきた車に殺到する記者逹。そして車から出てきた2人の男女に記者逹のフラッシュと質問が殺到する。どうやら彼女の両親らしかった。 2人は記者の質問に応えず、無表情を保っていた。しかし母親はついに耐えかねたのか、とうとうその場で座り込み、泣き出してしまった。 「どうして家(うち)の子が・・・・・・あんなにいい子だったのに・・・・・・どうしてなの!?」 父親が彼女をなだめて立たせる。しかし彼女は何を思ったのか、おもむろに記者逹が回すカメラのうち1台をひっつかむと、こう懇願した。 「もう理念とか関係ありません!管理局の皆さん!なんでもいいから、家の大事な1人娘の仇をとってください!」 それだけ言うと、父親に半ば運ばれるように連れられた彼女はおろおろと泣きながら家の中に消えていった。 カメラが戻り、再びユレスキー記者を撮す。 「その後こちらではまだ動きはありません。以上、実家前からでした」 心なしかユレスキー記者の顔色は良くなかった。 この事件の加害者であるガジェットは、民間人にも容赦をしない。つまりこの事態は〝もしもの覚悟〟ができている自分自身だけでなく、明日には何の罪もない自分の家族や大切な人に起こるかもしれないのだ。そう思うと平静でいられないのが人間というものだった。 アルトが見回すと、六課の隊長・副隊長陣は、瞳に焼き付けるようにテレビ画面をじっと見つめながら毅然とした態度を維持。前線の4人や他の職員逹も絶句しながらその放送に耳を傾けていた。 そして自分達の前にあるコーヒー、紅茶はすでに室温になっていた。 『ユレスキーさんありがとうございました。・・・・・・はい』 ニュースキャスターに画面下から紙が回された。彼はそれを一読すると目を見開くが、国営放送の報道者として中立を守るというプロ根性が辛勝したのだろう。なんとか無表情を保った。 『先ほどから行われていた記者会見の緊急世論調査の速報が出ました』 ニュースキャスターが、この世論調査の形態を『コンピュータで無作為に発生させた電話番号で―――――』などと説明すると、大きな見出しと3つの選択肢が現れた。 『まず、対応の遅れによって出してしまった殉職者について。〝憤りを感じる〟〝仕方ないと思う〟そして〝どちらとも言えない〟の3回答の結果は―――――』 画面が円グラフに切り替わり、赤と青、そして緑による色分けがなされる。しかし、青と緑は小さく、赤が圧倒的で8割以上を占めた。 『赤が〝憤りを感じる〟で81%。青は〝仕方ないと思う〟で10%。緑の〝どちらとも言えない〟という解答は9%に止まりました。続いて、ヴァリアブル・ファイター配備計画について。〝賛成〟〝反対〟〝どちらともいえない〟の3回答の結果は―――――』 ここはアルト達にも緊張の一瞬だった。なぜならこれを元に今後の方針が決まるからだ。仮に反対多数なら、レジアスは職を追われるかもしれない。 果たして、3色に染まった円グラフは、赤がが半分以上を占め、次に緑。5分の1ほどが青かった。 『赤が賛成で58%。青が反対で18%。緑はどちらともいえないで24%でした。・・・・・・今、時空管理局の歴史について詳しい、ミッドチルダ大学の山本信雄教授におこしいただいております。よろしくお願いします』 『いえ、こちらこそ』 『・・・・・・それでは早速ですが、これはどういうことでしょうか?』 ニュースキャスターの単刀直入な問いに、山本教授は苦い顔をして一言言い放った。 『う~ん・・・・・・〝時代は変わった〟ということなのでしょう』 その言葉は後の世が、これからのミッドチルダの変革を思い出す時の原点となるセリフだった。 (*) 賛成多数が決まった直後、はやての携帯端末にコールが入った。 「はい、はやてです。・・・・・・レジアスおじさん!? ちょっ、どうし―――――」 そこから先は声が小さく、アルトには聞こえなかった。そして周囲が心配の視線を向ける中、はやては携帯端末を畳む。 「アルトくん、ちょっと来てな」 「は?オレ?」 しかし、はやてはそれだけ言って構わず行ってしまうため、追わざるをえない。 彼女は食堂を出て、廊下を抜け、着いた場所は部隊長室のデスクだった。 「どうしたんだよ?」 しかしはやてはその質問には答えず、1枚の紙とペンを差し出してきた。なぜかその顔には笑みが浮かんでいる。 (いい話・・・・・・なのか?) 怪訝に思いつつもそれを一読してみた。 「・・・・・・オイ、はやて、これはどういう事だ?」 その紙にはこう書いてある。『退職届け』と。 「俺は〝クビ〟って事か?」 はやては不敵な笑みを見せると、首を縦に振った。 「お、おいおい!ちょっと待て!どうしてなんだ!? 俺が何をした!?」 「自分の胸に聞いてみ」 「・・・・・・」 何も浮かばなかった。 「やっぱりわからん。それに退職届けってことは、俺がサインしなければ―――――」 「それがダメなんや。もう上が決定したことやから、ウチでも撤回はでけへん。せめてものよしみで、退職金が多い自主退職にしてあげようと思っただけや。もうあと12時間ぐらいで正式な辞令が下りるはずやで」 ―――――どうやら根回しは済んでいるらしかった。 (どうして今さらこんな仕打ちを―――――!) 泣く泣くアルトはサインし、毅然と振る舞って虚勢を張ってみせる。 「おまえのこと、友達だと思ってたんだがな・・・・・・」 せめてもの抵抗に紙を放ってやる。しかし彼女は気を悪くした風もなくそれを受け取った。 「人間て非情になるもんやな。今度はこっちや」 アルトは渡された紙に小さく悪態をつきながら、どうせ「お前クビ」と遠回しに書かれているだけだろうから文面も読まずサインし、また放ってやった。 「よし。これで早乙女アルトは、本日付けで晴れて〝本局〟からクビになる訳や」 彼女はそう言って2枚目をFAXする。 そして10秒待たずに送られて来た返信に彼女はサッと目を通すと、アルトに差し出した。 「? なんだ?」 「読んでみ」 さっきとは違って今度は慈愛に満ちた笑み。 アルトは先ほどのレジアス以上のはやての豹変に戸惑いながらその紙を受け取り、目を通す。 ―――――どうやらはやてに1杯食わされたらしい。 そこにはこう書かれていた。 入隊許可証 時空管理局 地上部隊 試作航空中隊司令 レジアス・ゲイズ中将 我が中隊は、優秀なパイロットである早乙女アルトの入隊を許可し、階級を一等空尉とする。 なお、明日の1200時をもって本局の籍は剥奪される。それまでに貴官は人型可変戦闘機VF-25に搭乗の上、『時空管理局 地上部隊 技術開発研究所』に出頭すること。 また貴官の今後の任務は、我が試験中隊の実戦教官。及び、本局との連携強化のため、機動六課との連絡役とする。 ―――――つまりメインが変わるだけで六課にも自由に出入り出来るし、なんら不利なところはない。おそらくこれは、はやての手回しの成果だろう。六課に残ることになるランカにいつでも会えるように。という配慮だ。 「なんだよ。驚かせやがって・・・」 呟きながら顔を上げたアルトの目に最初に入ったのは、満面の笑顔だった。 「昇進おめでとう、アルトくん!」 いつもの人の良い友人、八神はやてがそこにいた。 次回予告 アルトに迫る砲撃。しかし彼には友軍はいなかった。 果たして地上部隊に勃発した争いとは・・・・・・ 次回マクロスなのは、第11話『地上部隊は誰がために・・・』 「それがな、今度アルトくん達とは〝敵対〟関係になることになったんや・・・・・・」 シレンヤ氏 第11話へ
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効果 すごくシュートが合わせやすくなるクロスを上げる 上位・下位コツ 最上位コツ クロスマシーン 上位コツ - 最下位コツ クロス◯ 経験点 コツLv 筋力 敏捷 技術 精神 Lv.1 14 14 98 14 Lv.2 10 10 70 10 Lv.3 8 8 56 8 Lv.4 6 6 42 6 Lv.5 4 4 28 4 キャラ キャラ 東野武蔵