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【登録タグ GUMI P VOCALOID muhmue 曲】 作詞:muhmue 作曲:muhmue 編曲:muhmue 唄:GUMI 曲紹介 心解かすパスワードは その唇に隠れていたの イラストは チータスまつお氏 が手掛ける。 歌詞 雨降る歩道で あなたが黙る たまのワガママ 機嫌損ねたの すれ違う人の 視線も気にせず 私は涙 流して走るの ずぶ濡れの心 想いが零れてく ふと見た携帯には ゴメンのメール 二人描いていく愛の歌 紡ぐメロディ深く響く いつもケンカした時には あなたが謝ってばかり 交わすキラキラしたアイロニー 冷えた距離感暖めてく 心解かすパスワードは その唇に隠れていたの 口喧嘩して 泣きそうになると おでこへのキス そんなのズルイわ 頭クシャクシャ 撫でるその手を 掴んだらもう 笑うしかないの 相性占いは どれも最悪だよ でもねあなたの事 一番大好き 二人輝いてる恋の歌 悲哀の音が混ざるけど バランス取ってくれたのは あなたの優しさだったの ランチのメニュー決める時も 服のセンス笑う時も 険悪な空気流れたら 堪えてくれたの分かっていたよ 私がスネて 着信無視したら 突然部屋に来て ギュっと抱きしめた 二人空へ綴る愛の歌 鮮やかな螺旋を描き 悲しみも喜びも全部 見つめ直せば愛しくて いつも困らせてばかりで お荷物かもしれないけど ずっと好きでいて欲しいから あなたの理想の女子(こ)になりたいな コメント 名前 コメント
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パスワードを変更するときに用いる。 例 $ passwd Changing password for user genesis. Changing password for genesis. (current) Unix password ******←現在のパスワード New Unix password ******←変更するパスワード Retype new UNIX password ******←確認用 passwd all authentication token updated succuessfully. ←パスワード変更完了
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Upstore net premium accounts passwords hack free login bypass access April 2020 . ► Get Upstore Premium HERE ACCOUNTS List . . . . . Upstore user and pas info list, Upstore password and username free share, Upstore premium account Jdownloader 2 details, Upstore email and password hack free, Upstore hacked passwords, Upstore hacked accounts information yahoo, Upstore premium free trial access, Upstore members login bypass, Upstore site crack tricks, Upstore code hack, Upstore login and password premium free 2020, Upstore username and password premium membership codes no survey, Upstore premium code promo keys to access members site area for free, Upstore premium account password full english free download April 2020. Related Keep2share premium accounts Upstore premium key free 2020, Upstore premium accounts generator April 2020 Upstore net account password and email Jdownloader 2 database download April 2020, May 2020
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Rapidgator premium accounts passwords hack free login bypass Rapidgators access April 2020. ►GET Rapidgator Accounts HERE Premium ACCOUNTS List . ►GET Rapidgator Accounts HERE Premium ACCOUNTS List . . . . Rapidgator user and pas info list, Rapidgator password and username free share, Rapidgator cc premium account Jdownloader 2 details, Rapidgator email and password hack free, Rapidgator hacked passwords, Rapidgator hacked accounts information yahoo, Rapidgator premium free trial access, Rapidgator members login bypass, Rapidgator site crack tricks, Rapidgator code hack, Rapidgatore login and password premium key free 2020, Rapidgators username and password premium membership key no survey, Rapidgator premium code promo keys to access members site area for free, Rapidgator net premium account password full english free download April 2020. Rapidgator premium key free 2020, Rapidgator net premium accounts generator April 2020 Related K2s, Upstore, Nitroflare Rapidgator account password and email Jdownloader 2 database download April 2020, May 2020
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Keep2share cc premium accounts passwords hack free login bypass k2s access August 2020. . ►GET Keep2share Accounts HERE Premium ACCOUNTS List . . . . . Keep2share user and pas info list, Keep2share password and username free share, Keep2share cc premium account Jdownloader 2 details, Keep2share email and password hack free, Keep2share hacked passwords, Keep2share hacked accounts information yahoo, Keep2share premium free trial access, Keep2share members login bypass, Keep2share site crack tricks, Keep2share code hack, Keep2share login and password premium key free 2020, K2S username and password premium membership key no survey, Keep2share premium code promo keys to access members site area for free, Keep2share net premium account password full english free download August 2020. Keep2share premium key free 2020, Keep2share net premium accounts generator August 2020 Related Nitroflare k2s cc account password and email Jdownloader 2 database download August 2020 September 2020
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【登録タグ E syo 曲 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:syo 作曲:syo 編曲:syo 唄:鏡音リンAppend・鏡音レンAppend 曲紹介 対話では真理に辿り着けない唄 「君は僕の事、何を知るのだろう――」 syo氏 のボカロデビュー作。 テーマは『言ったことは大体伝わってない』です。(作者コメ転載) 曲についての詳しい解説はブログにて。 イラストを こうこ氏 が、動画を 涼氏 が手掛ける。 歌詞 僕の口から発せられる これ程の思いの丈を けれども君には何も伝わらない どれだけ気持ちを込めても 僕の言葉は君にとって 「暗号」それ以外の何者でもない あなたが口にしてるのは ENCODE された符号 私には解釈できない 交わす言葉は宙を舞う 僕の中に捜し求めてた 君の心のパズルを解く 解読キーを見つけたとしても きっと、この手で ENCODE してしまう ノイズ塗れの憂鬱な空 今日も僕らは実体のない 理想をあれこれ好きに写像してゆく 自慢の大きな声もやがてノイズに掻き消されて 不毛な空中戦を繰り広げてゆく あなたが口にしてるのは ENCODE された符号 私には解釈できない 交わす言葉は宙を舞う 僕の中で揺るぐ事の無い 真実は一つだけなのに それでも僕は繰り返してしまうんだろう そうさ、この手で ENCODE してしまう 信じる価値はきっと違うけど それでも僕は君の隣にいます 僕らが見上げたあの空の青さを どうやって伝えればいいのだろう? 僕の中に捜し求めてた 君の心のパズルを解く 解読キーを見つけたとしても きっと、この手で ENCODE してしまう 符号化された言葉の向こうに 秘められた真理を求めて 何度も君の心理探ろうとして 君は僕の事、何を知るのだろう? コメント 惚れましたー! -- レイ (2012-12-31 13 00 58) 名前 コメント
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source prelogin.c line 95 - 121 概要 static void parse_username_password(struct vsf_session* p_sess) 処理の流れ 95 static void 96 parse_username_password(struct vsf_session* p_sess) 97 { 98 while (1) 99 { 100 vsf_cmdio_get_cmd_and_arg(p_sess, p_sess- ftp_cmd_str, 101 p_sess- ftp_arg_str, 1); 102 if (str_equal_text( p_sess- ftp_cmd_str, "USER")) 103 { 104 handle_user_command(p_sess); 105 } 106 else if (str_equal_text( p_sess- ftp_cmd_str, "PASS")) 107 { 108 handle_pass_command(p_sess); 109 } 110 else if (str_equal_text( p_sess- ftp_cmd_str, "QUIT")) 111 { 112 vsf_cmdio_write(p_sess, FTP_GOODBYE, "Goodbye."); 113 vsf_sysutil_exit(0); 114 } 115 else 116 { 117 vsf_cmdio_write(p_sess, FTP_LOGINERR, 118 "Please login with USER and PASS."); 119 } 120 } 121 } function 95 static void 96 parse_username_password(struct vsf_session* p_sess) 97 { 98 while (1) 99 { 100 vsf_cmdio_get_cmd_and_arg(p_sess, p_sess- ftp_cmd_str, 101 p_sess- ftp_arg_str, 1); 102 if (str_equal_text( p_sess- ftp_cmd_str, "USER")) 103 { 104 handle_user_command(p_sess); 105 } 106 else if (str_equal_text( p_sess- ftp_cmd_str, "PASS")) 107 { 108 handle_pass_command(p_sess); 109 } 110 else if (str_equal_text( p_sess- ftp_cmd_str, "QUIT")) 111 { 112 vsf_cmdio_write(p_sess, FTP_GOODBYE, "Goodbye."); 113 vsf_sysutil_exit(0); 114 } 115 else 116 { 117 vsf_cmdio_write(p_sess, FTP_LOGINERR, 118 "Please login with USER and PASS."); 119 } 120 } 121 }
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月明かりに照らされた大通りから一本外れた小道に影が三つ 二つの陰、小柄な女性とそれよりも少し背の高いショートカットの少女 そして、その小柄の女性の左手を常に握ってぶらぶらとあたかも行進するかのように歩く少女 「それで、あゆみんなんて言ったと思います~?『まあちゃんは、子供だから』 3つしか違わないのに、そんなこと言われたくないです」 「アハハ、石田らしいっちゃね」 「・・・」 楽しそうな二人をみて、工藤はなぜだか苛立たしを感じた (なにさ、まあちゃん、田中さんが来ると、田中さん、田中さんってなってさ はるだって、色々田中さんにせっかくだから訊きたいことあるっていうのにさ) 「・・・・あ!!」 突然、佐藤の足がピタッと止まり、真面目な顔で田中の真正面に立った 「タナサタン!!」 「まあちゃん、どうしたの?もしかして敵襲?」 千里眼で周囲を見渡しながら、身構える工藤 「まさ、おなかすいた」 膝から崩れ落ちる工藤と腹を抱えて笑い出す田中 「アハハハ・・・ほんと、佐藤は天然っちゃね。でもそうやね、もうこんな時間やん」 携帯に映し出された電子時計の光で顔が照らされる 「れーなもちょっと食べようかな、工藤もおなかすいとう?」 「え、そ、そうですね、はるも少しおなかすいてます」 本当は空腹なのだが、自分はそうでもないと取り繕う工藤 「それなら、コンビニ行こっか」 「ヤッホータイ」 「なんかいな、それ」 「イシシシシ」 コンビニでおでんを買った三人は偶然見つけた公園と名の付いた広場のベンチに横になって座った 当然のように田中が真ん中である プラスティックのふたを開けた途端に広がる白い湯気とこぼれる白い息 「おいしそーまさ、がんも食べる」 「こら、佐藤、れーなが食べたいって思ったけん、買ったと!!」 「え~じゃあ、たなさたんとわけわけする~」 「もうしかたなかとね」 割りばしでいびつに二つにわけようとしたが、ふと田中は考え直し、みっつにわけた 「ほら、工藤も食べると」 「え・・・」 「イシシ、美味しいよ~きっと」 ゆっくりと口元に運んで、かじりつく、甘みが広がる 一口一口でオーバーリアクションをする佐藤、それをみて笑う田中、適当に相槌をうつ工藤 「これも食べてください」と食べかけのおでんを田中に差しだし、田中は「ほんとやね」と優しく答える 工藤が「はるにもちょうだい」というと佐藤は「はい、DOどぅにゆでタマゴ」と食べたくないものを差し出す 「なんで、はるにはまあちゃんのおすすめくれないの!」 「だって、まさとたなさたんで食べたんだもん」 「答えになってない」 「ほらほら二人とも、まだおでんはあるっちゃ。仲良く食べるとよ」 まるで仲の良い姉妹のように寒空の下、暖かな夜食は進む しかし、当然というか、必然というか、佐藤は事件を起こす 「あああああ」 おでんの汁をこぼしてしまったのだ 「何してんのまあちゃん」 「うう、ぬるくて気持ち悪いよ」 「ほら、佐藤、ハンカチ貸してあげるなら、洗っておいで」 ハンカチの臭いをクンクンと嗅ぎながら、は~い、と言って佐藤は立ち上がり、消えた どこに向かったのかはわからないのだが、跳んだのだ 「まったく、佐藤はちょっとお手洗いに行くだけでいいのに、わざわざ力、使わんくてもええやろ 工藤もそう思うっちゃろ?」 しらたきを口に運びながら、田中があきれながら工藤に問いかける 「は、はい、はるもそう思います まあちゃんはいいヤツだけど、なんていうんでしょうか、ものすごく気分屋ですからね」 「アハハ、そうっちゃね。でも、それが佐藤らしさやん」 「・・・でも、それでいいんですかね? まあちゃんは本当にムラがあるんですし、何を考えているのかわからないときがはるにもあるんです 友達として一緒に遊ぶには楽しいんですけど」 「それでもええっちゃろ?仲間であるまえに友達っちゃろ?」 今度は昆布を食べ始める 「でもリゾナンターです!!まあちゃんが何をかんがえているのかわからないと困る時もあるんです このまえもまあちゃんが道重さんの作戦を無視して一人で勝手に行動して・・・ 結果的には作戦は成功しましたよ。でも、まあちゃん、怪我して帰ってきて、なんといったと思います 『みにしげさ~ん、まさ、すっごいがんばったからほめてください』、ですよ 協調性に欠けているんですよ」 「ふ~ん」 「あれだけ自由にやっているのに、道重さんは怒りもしないで『うん、よく頑張ったね』って笑顔で傷を治したんですよ!! そうかと思えば、全く動こうともしないときもあって、この前全員集合なのに来なかったんです どうして来なかったの?って聞いたら、『まさ、忙しかった』の一点張りですよ 理由きいてもぜんっぜん教えてくれないんです あ、ごめんなさい、田中さんにまあちゃんへの愚痴を聞かせてしまって」 何かを考えるように田中は宙を見つめ、そしてぷっと吹き出し笑い始めた 突然笑い出した田中を見て、工藤は茫然としてしまう 「アハハハハハ・・・」 「な、なんで笑っているんですか!」 「いや~工藤、可愛いなって思って、それに佐藤のこと大好きっちゃね」 「! な、何言ってるんですか!!」 もう暗くなっているので田中には見えなかったが工藤は耳まで真っ赤だった ただ、「工藤、真っ赤になっとるやろ」と笑いながら言った 「そ、そんなことないですよ」と必死に指定しながらも、早口になる 「工藤は昔から恥ずかしがりやし、隠さんでもいいやろ?」 「う・・・ で、でも田中さんもまあちゃんのそういうところ、どうにかするべきだと思いませんか? リゾナンターとしてチームプレーは必要ですし、あのムラさえなければまあちゃんはもっと強くなると思うんです」 「でも、それって佐藤らしさなくなるやろ? 佐藤の魅力って常識にとらわれない自由奔放なところだし、真面目やったられーな、佐藤を好きになれんと思う」 「で、でも、チームの一員としては」 「チーム、チームって別にそこまで考えんくてもいいっちゃない? れーなのときにも自由な子おったわけやし。それでも、問題なかったけん、気にする必要はなかよ」 「・・・」 「それより、佐藤をあーだこーだ言ってるけど、れーなからしたら工藤にもそれは言えることあるとよ」 工藤は田中の目をまじまじと見つめなおした 「れーなからみると工藤は起こりうることを予想している、そうっちゃろ?」 「も、もちろんです」 「でも、その想定している範囲が未熟っちゃね 具体的にいうと、工藤は工藤が「できること」の範囲の中でしか自分を見ていない、そうれーなには見えると 佐藤が、佐藤が、っていっとったけど、それは佐藤の動きを読まなきゃならんって考えとうわけやろ もう全てを把握していたいんじゃないのかな、工藤は」 そんなことはない、と言い返そうとしたが、返す勇気が出なかった 「佐藤なら、もしかしたら言うこと聞いてくれるかもしれんよ でも、それをダークネスが、はい、そうですね、それはフェアではありません、やめましょう、なんていうと思うと? ありえんやろ?想定外、想定外、想定外しかおきんよ」 「じゃあ、どうすればいいんですか?」 「ん?別にれーなはそれがいいとか悪いとかはいっておらんよ 愛佳みたく未来が見えるわけでも、愛ちゃんがガキさんみたいに頭がキレるわけでもないけん それにリンリンみたいに技術があるわけでもないし、やれることって限られとう」 腕を頭の上に組んで月を見上げ、「まー、れーなの場合は出たとこ勝負っちゃね」とつぶやいた 「・・・最初ははるが、はるなんやあゆみん、まあちゃんを引っ張る気でいたんです でも気づけば、みんなはるの前にいるようになって 自信はあるんですよ、はるが一番だって!絶対負けないって ただそうはならないことが不安なんですよ。はるは田中さんみたいに強くないから」 「別にれーなは強くなかとよ。泣きたい時だってあるし、逃げたいときだってあると でも、そんな自分を後から思い返したら悔しいけん、逃げんようにしとるだけっちゃ 後悔しない、今の自分でできることをする、それだけでいいっちゃない? ・・・ま、れーなにはわからんけど、工藤の自信の大きさなんて」 ベンチに横になるれいな 「れーなはみんなにこうすればいいとか教えられんよ、元々一人やったし ただ、考えすぎないように、自分の限界とか決めないようにはしてるとよ 工藤ももう少し考えるのをやめてみたらいいっちゃない?」 「・・・」 千里眼―すべての真理を見抜く力、だからこそ工藤は全てを理解しようとしていたのかもしれない 違うのかもしれない。工藤自身にもわからないが、田中の言葉は工藤の奥深くにすっと入ってきた 工藤もベンチに横になる 「田中さん」 「ん?」 「月、綺麗ですね」 「ニシシ、なんや工藤乙女みたいなこと言っとうとね」 そこにビューンと現れる、元気娘 「あ~たなさたんとDOどぅ寝てる!!まさも入る!!」 間に割り込もうと大声を上げた 「ちょ、まあちゃん、やめてよ」 「ずるいよ、たなさたんの隣はまさのものなの」 子供の喧嘩はいつでも始まる 「・・・でも、確かに工藤の言うことも一理あるっちゃね よしっ。佐藤」 「はい、たなさたん」 「うわっ」 ベンチをがたがた揺らすのを急に辞めたので工藤は落ちそうになる 「なんですか?あ、これ、はんかちです。まさ、返しますね」 「はい、どうも。佐藤、さっきどこまで跳んだと?」 「う~ん、おうちの洗面所です」 「そこの手洗い場じゃだめかいな?」 「え~しっかりと着替えしたかったんだもん。たなさたんからもらった服着てるってみせたかったもん」 佐藤の頭をなでまわす 「うんうん、れーなのお古使っとうとね。服も喜んでるっちゃね」 「イヒヒヒ・・・」 「だけど、佐藤、ただ少し濡れただけやろ?それでわざわざ家まで跳ぶとか、疲れるやろ? 着替えやなくて、少しだけハンカチできれいにするだけでいいっちゃない?」 「たなさたんに服みせたかったんだもん」 頬を膨らませ、やや不満げな表情を浮かべる 「もちろん、れーなもうれしいっちゃけど、すぐに能力を使ってまででもすることではなかとよ それよりもれーなは佐藤と少しでも長く話せるようにすぐに帰ってきてほしかったと そのためには着替えるんやなくて、ちょっとの水で洗い流す、でよかとよ」 「たなさたんはまさと一緒にいてくれるの?」 「あたりまえやん、れーなは佐藤が大好きとよ、もちろん、工藤も やけん、佐藤にはもっと自分の考えだけで決めるんやなくて、周りをみてほしいと」 「周り?誰もいませんよ」 「アハハハ、まあ、すぐにわからんくてもいいっちゃよ」 首をかしげ考えようとしたがすぐに諦め、田中に佐藤は抱き付いた 「わかんないけどわかった!!たなさたん、まさと一緒にいてください」 「・・・まあちゃん、足、足」 「足?」 「・・・はるの足踏んでる」 ごめん、といって足を上げる佐藤 「こういうことですか?」 「アハハ、うんうん、まずはこういうことからかいな」 田中はまた笑い始めた 楽しそうな田中を見て、佐藤も笑った、工藤もつられて笑った 「アハハハ」「イヒヒヒ」「ハハハ」 笑い声の三重奏、闇に包まれた周囲なのにその部分は明るく輝いて見えたことだろう しばらくして笑いつかれたのだろう田中が立ち上がった 「ふぅ、疲れた、じゃあ、佐藤、工藤、帰るよ!」 「はい!」「え~やだ」 「ほら、もう遅いし、明日のこともあるっちゃろ。学校を寝坊させるわけにはいかんとよ さあ、二人とも帰るよ」 「「は~い」」 ★★★★★★ 誰かが呼んでる、私の名前を あなたはだれ? ・・・ 長い黒髪をなびかせ、彼女は大声で私を呼んでる あなたはだれ? ・・・ 声は聴こえないけど、間違いなく私の名前を呼んでる あなたはだれ? 私は・・・だれだっけ? 投稿日:2015/02/15(日) 09 39 31.42 0 back 『Vanish!Ⅲ ~password is 0~』(7) next 『Vanish!Ⅲ ~password is 0~』(9)
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数年ぶりに現れたにもかかわらず、その外見は驚くほど最後のときと変わっていなかった 伸びた髪の毛と染め上げた毛色を除けば、そう、時が止まっているかのようだった 「愛ちゃん!!」「高橋さん!!」 仲間達の驚きの声に対して、当の本人は、ただ笑みを浮かべるのみ 店内を懐かしげに眺め終え、ようやく「久しぶりやね」と新垣の肩に手を置こうとするが、新垣はその手を払いのけた 「久しぶりじゃないよ!!いったいどこに行っていたのよ!! 愛ちゃんが突然いなくなって、どれだけ私達が混乱したのかわかっているの?」 肩を組まれた相方にいきなり怒られ目を丸くする高橋だったが、すぐさま笑い直した 「アヒャヒャヒャ、ごめんごめん、ガキさん。でも、なんとかなってるじゃない 確かに、勝手に飛び出したのは悪いとは思ってるよ、ガキさんにも相談しなかったからね でも、あっしにもやることがあったがし。ガキさんがいま、動いているように、私もね、『あのこと』について」 「!! 愛ちゃん、それはこの場では!!」 「それにしても、れいな・・・ちょっと健康的になった?」 「れーなの好きなことできることになったし、しっかりと食べるようになったからっちゃろ」 「あっひゃーあんた、やっぱ化けもんやわ!全然かわってないって、魔法みたい!!」 「愛佳、元気そうだね」 「ええ、何とかって感じですね。この足が動けばって感じですけど」 「愛佳には申し訳ないことをしたって思っている。もっと私達が愛佳のことを守れれば」 「いえ、愛ちゃんには十分すぎる程守っていただいたので、これは愛佳自身の問題です」 「ジュンジュンは・・・変わらない」 「いや、ソウでもナイ。色々経験してるダ」 「・・・それは」 「ソッチもダ」 「リンリン!ずいぶん大人っぽくなったね!!」 「20歳も越えましたカラネ!!見た目だけではナイデスヨ。愛ちゃん、あとでお手合わせ願いマス!!」 「あーそれはちょっと勘弁で」 そして、ひときわ暗い表情の人物を浮かべた現リゾナントのリーダーの元へ椅子を持ち寄り、目線の高さを合わせて座り込んだ 「さゆ」 「・・・愛ちゃん」 「大丈夫、えりはきっと戻ってくる。泣き顔、可愛くないよ さゆが今のリゾナンターのリーダーやろ?リーダーが凹んでいたら誰もついてきてくれない」 そして、最後に耳元で道重に聴こえないように何かを呟いた 道重は慌てて高橋の瞳を覗き込み、高橋は笑ってみせ、肩をぽん、と叩いた 「・・・それで愛ちゃんもカメを助けに来たんでしょ?」 「えり?ああ、そうやった、うん、えりをどうにかしてあげたいって思ったんだった 久しぶりにみんなにあったからうれしくなって忘れるところやった」 振り返った高橋は無邪気な笑顔であり、それをみて新垣は頭痛を感じてしまう 「はあ・・・またか」 「・・・あの方が『高橋愛』さんですか?」 「ああ、そっか小田ちゃんは高橋さんに会うの初めてなんですよね? そういう私も数回しかお会いしたことはないんですがね。ジュンジュンさん、リンリンさんとは初めてですし」 小田がじっくりと新垣と夫婦漫才を始めた高橋を観察するが、意図せず冷や汗をかいていた (・・・この人、こんな状態でも常に四方を警戒している。隙が無い) 新垣の頭をばしばし叩いて一人で笑っている、にも関わらずだ 「それで愛ちゃん、えりを助けたいっちゃけど、知恵を貸してくれんと?」 いつの間にかキッチンからポットを持ってきて、ホットココアをマグカップに注いでいる 「何かいい方法ないかなって色々考えたっちゃけど、ほら、れーなもともとそーいうこと、苦手やん 昔やってガキさんとか愛佳に任せとったけん。拳で交わす、なんて通じそうもなさそうやし そりゃ、できることならえりを傷つけたくないっちゃけど、れーなにはわからん」 新垣に緑色、高橋に黄色のマグカップを渡しながら「どうすればいいと?」と口に出さずに問いかけた 田中からココアを受け取りながら、新垣は眉に皺を寄せた 「簡単に答えが出るなら、とっくに私と愛佳で動いているわよ・・・あ、田中っちありがと」 「いいえ~どういたしまして」 でも田中さん、と会話に割り込むように光井が暗い声で輪に加わる 「愛佳と新垣さん、一晩考えたんですわ、どうしたら亀井さんに傷を負わすことなく、正気を取り戻させるか せやけど、実際にあの亀井さんをみて思ったんは策を練っても巧くいく保証なんてあらへんっちゅうことでした だから、力ずくでまずは『亀井さんを捕える』ことしか思いつきませんでした、恥ずかしいことですけど」 「ま、そういうことだね。田中っち、簡単にはいかないね」 「ふ~ん、まあ、あんな死んだような目の絵里、頭使ってなんとかできるそんな気もれーなしなかったけん、驚かんけどね」 「なんか光井さんらしくないんだろうね、あんな不安定なこと言うなんて さっきの高橋さんも何て言っているのか聴こえなかったし。あ~あ、私が超聴力の持ち主だったらな~」 「私にも聴こえませんでした。根拠のないことをしようとするなんて、らしくない」 光井本人に聴こえないように鈴木と石田は小さな声で『先輩』たちの会話に耳を傾ける 「里保の刀をさばく風、リンリンさんの体術を余裕でさばく身体能力、詐術師を消す消失の力、確かにチートっちゃね」 「チートって生田さん、まるでゲームみたいな表現ですね」 「あながち間違っとうないやろ?どうすればええか、策を練る、それって攻略法の一つやけん」 鞘師は仲間達の輪に加わらず、ただ沈黙を保つ。それは道重の一挙一動を逃さまいとするため 高橋が道重に囁いたその唇の動きから読み解こうとしたが、不運にもすべては説き切れなかった とはいえ、一部は見えてしまい、その動きは・・・ (覚悟?) そう言っているようにみえて仕方がなかったので、気が気ではない 何を覚悟しなくてはならないのか、亀井を救うことに覚悟がいる、ということなのであろうか それならば・・・命を賭する必要がある、それを意味するのか? それを今の頼れるリーダーであった、道重に鞘師達は求めてよいのか、泣き崩れている彼女に いつの間にか田中と新垣、光井による今後の『作戦会議』も進んでいたようだ ジュンジュンとリンリンは初めて会った後輩達が気になるようで、一向に会議には入ろうとしない それがかつてのリゾナンターのあり方だったのかもしれないが、現リゾナンター達は知ることはない 「・・・それで愛ちゃんはどうしたらいいと思う?」 「う~ん、わかんない!」 「はあ!?」 新垣が大声をあげても、高橋は、いや、だってさ、とマイペースのままだ 「絵里があんな風に暴れているのをみて、絵里自身の思いがあるなんて到底思えないんだもん きっとジュンジュンが言ったように、絵里の時は止まったまま、体だけが動いているんだよ」 「・・・愛ちゃん、どこから私達のことみてたの?」 「え?佐藤があの工場にみんなを跳ばしたところから」 「そんな前から見てるのに、なんで助けてくれないのよ!私、腕吹き飛ばされたんだよ」 「ガキさんならそれくらいなんってことないと思ったし、さゆもいるから大丈夫だよ」 腕を吹き飛ばされた、それを「それくらい」と表現する高橋の発言を聞き、工藤の喉がごくりと動く (この人はいったい、どんな道を進んできたんだ?) 「いま、できるのは絵里の動きを止めることじゃないと思う あの体とダークネスが操り人形のように動かしている。でも心は絵里のもの あの『絵里』は心と体が一体化していない不安定な存在だと思う。 もし無理やりにでも捕えてしまったならば、心の居場所がなくなってしまうと思う ただでさえ『時』を止められている絵里の心は不安定なはず。もしかしたらあの行動も見えているのかもしれない そんな絵里の心をこれ以上傷つけたら、もう元には戻せないかもしれない」 「・・・それならばどうすれば」 「簡単なことだよ。絵里が自分で自分を取り戻せばいい」 自分で自分を取り戻す、簡単なこと、と高橋は言ったが誰もが思った それができれば苦労しないのに、と 仲間達の顔を見ても、技を受けても、凍り付いたびくともしない、あの心にどうやったら傷つけることなく記憶を蘇らせようか 「愛ちゃん、簡単に言うけどそれができたら苦労しないって」 新垣が思わず弱気を漏らすが、高橋は気にする様子もなく急に立ち上がった 「愛ちゃんどうしたと?」 「ん?さゆが疲れてるみたいだから、二階に連れて行こうと思って」 話の途中でまた勝手な行動をしようとする高橋に新垣はまた大声をあげそうになったが、道重の顔を見て留まった 「そ、そうだね。手伝うよ」 しかし高橋は「ガキさんはいいよ。鞘師!!手伝って」と鞘師の名前を呼んだ 「え?は、はい」 「鞘師、左肩支えてあげてね」 そういい、右腕を自身の肩に回し、座り込む道重を立ち上がらせた 階段をのぼりながら高橋が、「あ、そうだ」と首だけを振り向き新垣に笑って見せた 「あっしは上でさゆの看病してるから、作戦はガキさんに任せるからね」 「ちょっと!嘘でしょ?愛ちゃん?」 「じゃあね、里沙ちゃん、よろしく♪」 「・・・」 唖然とする新垣 それと対照的に田中は「愛ちゃんらしいっちゃね」と表情を変えず、ゆっくりと立ち上がった 「田中さん、急に立ち上がってどないしましたん?」 「え?だって愛ちゃんが『作戦はガキさんに任せた』いうけん、れーなも帰る」 新垣の「はあ?」という声をかき消すように、佐藤が「えーたなさたん、帰るのやだ~」とれいなの前に瞬間移動で飛び込んだ 「まさ、もっともっとたなさたんと話す!」 「ちょっと、まーちゃん、田中さんだっていろいろあるんだから、離れろって!」 「やだ、まさは大好きなたなさたんといるの」 「だめだって」 「ヤダ!!!!」 子供のけんかを繰り返す二人だったが、れいながにかっと笑い、二人の肩に手を置いた 「佐藤、工藤、喧嘩はやめると。ま、喧嘩と言ってもかわいいもんやけどね ねえ、愛佳、この二人、今日はれーなが送って行ってもいいと? もう遅い時間やけん、家まで送り届けると」 佐藤の「まさ、子供じゃないもん」という反論と工藤の「なんで私まで?」という表情のコントラスト 「え、ええ、田中さんがええんならお願いしますわ」 「よし、佐藤、工藤、帰るとよ」 元気に「おやすみなさやし~」とあいさつする佐藤と「おやすみなさい」と丁寧な工藤を連れて田中は去って行った 「ほ、ほんとうに帰るんだ・・・・」 田中にまとわりつくように歩く佐藤の後姿を見て石田はあきれ顔を浮かべた 「新垣さんに任せる、っておっしゃった高橋さんの言葉を信じて帰る田中さんも田中さんですけど・・・ そんなに高橋さんのことを信じているんですね」 「まったく、愛ちゃんも田中っちも私に任せる、なんて、もう・・・ ああ、疲れた!!いろいろあったし、愛佳、悪いけど、私ももう帰らせてもらうからね」 半ばやさぐれ状態で新垣がコートを羽織る 「ええ~~新垣さん、帰っちゃうんですかぁぁぁ?」 ここにもまた一名、疲れさせる天才がいることを思い出し、新垣は軽い眩暈を感じた 「せっかく、こうやってお会いできたんだから、もっとお話ししましょうよ」 「・・・生田、うざい」 「またまた~それは愛情の裏返しってやつですね~」 そんな生田を無視するように一人、店を出ようとする新垣だが、当然のように生田もついてくる 「ちょっと、えりぽん、何してるの?新垣さんが疲れちゃうでしょ!」 「ええ~だったらえりが~送って差し上げますよ~」 「・・・いらないから」 そういいながらも帰ろうとする新垣、それを追う生田、それを追う譜久村という奇妙な構図のまま3人の姿は小さくなっていく 「結局、フクちゃんも新垣さんの邪魔になっているんだろうね」 鈴木が残ったコーヒーを飲みながら半笑いでいると、光井も立ち上がった 「まあ、今日はなんやかんやあったわけやし、みんな、疲れたやろ? これで今日は解散ってことにせえへん?」 リンリンとジュンジュンに同意を求めるように顔を向けた 「そうデスネ、色々あって、ジュンジュン疲れた。休みたい」 「リンリンも久々に日本を楽しみたいデスネ」 すでにバナナを1房近く食べているジュンジュンは眠そうに、あくびをかみ殺している 「決まりやな、ほな、あんたらも帰りや」 「え・・・あの、光井さん、ちょっとだけ相談に乗ってもらっていいですか?」 「なんや鈴木?また相談?・・・まあ、愛佳でなんかでよければ話くらいは聴いてもええけど」 そう言って、浮かべてカバンを手にし、帰る準備を整え、コートを羽織った 「ほな、鈴木行くで」 身支度を整えた光井に飯窪が遠慮がちに「・・・光井さん、私もいいですか?」と伺いを立てた 「なんや飯窪、あんたもあるんか?」 「はい、お邪魔でしょうか?」 表情は不安げな飯窪に光井は「そんなことあらへん。ま、あってもおかしくないやろと思ってたんや」と返した 光井達を見送った後、リンリンが椅子に座っている小田の真正面の席に座った 「さて、これでミンナ帰っタ。ここからはリンリン達の時間デス ダークネスにより作られた能力者、小田さくらダナ」 「・・・はい」 「これから、私と一緒にキテもらおう。それはリゾナンターとしてではなくて、万千吏、リンリンとしてのお願いダ」 「・・・拒否権は」 「ナイ。そして、中国式のもてなし方というものをさせてモラウ」 小田は下を向き、一息ため息をついた 「・・・仕方ありませんね。素直に応じさせていただきます」 「やけに素直ダナ」 「・・・いけませんか?」 「そして、ジュンジュンは石田ちゃんをもてなしさせてモラウ」 「!! なんでだ!!」 「だって、石田ちゃん、かわいいカラナ」 「やめろ!変態!!」 大声を上げる石田と笑顔のジュンジュン、お互い真剣な小田とリンリン 焦り、思わずリオンを出しかける石田に対して小田が「何してるんですか?」といわんばかりに視線を向ける 「ジュンジュン、冗談いってるだけダ」 それを聞いて安心した石田だったが、小田は唇を尖らせた 「・・・冗談、なのですね。本気でもよかったのに」 にぎやかな夜は過ぎていく 田中にじゃれつく佐藤、新垣に纏わりつく生田、光井に相談を持ち掛ける飯窪、中国史のもてなしを受ける小田 リゾナントの二階では鞘師が寝込んだ道重に付き添い、時折冷えたタオルで額を冷やす 高橋はそんな様子を見ながら、時折、鞘師に問いかけ、鞘師は静かに答えを返す 深夜3時も過ぎたころ、道重が体を起こしたのをきっかけとし、3人は語り合い始めることとなる ★★★★★★ 「・・・」 亀井は転送装置を使い、ダークネスの本部に戻ってきた リンリンの炎で、新垣のワイヤーで召物はぼろぼろだが、気にする様子もない 無表情 無機質な表情 ただただ、歩き続け、与えられた部屋、単なる休憩室に戻り、眠り始める 夢などみない、みれない、夢の中で彼女は寝る、そしてその中で眠り、さらに眠り・・ 眠って、眠って、眠って・・・ そして幾重の夢の中でようやく、彼女は笑う 投稿日:2015/02/02(月) 06 55 12.15 0 back 『Vanish!Ⅲ ~password is 0~』(6) next 『Vanish!Ⅲ ~password is 0~』(8)