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作品名:Dies irae 用語分類:武器分類,道具分類 神座万象シリーズに登場する用語。 Dies iraeでは常軌を逸した偉業を遂げた道具を指す。 作中では夥しい血を吸った殺人道具、もしくは大量殺人者の妄念が詰まったものを指す。 カール・クラフトの作ったエイヴィヒカイトによって所有者と融合し、霊的武装として機能する。 聖遺物について聖遺物の定義 魂喰らいの武装 所有者との一体化 聖遺物は一人一つまで 聖遺物に詰まっている妄念 武装形態 元ネタ 関連項目作中に登場する聖遺物 関連タグ リンク 聖遺物について 聖遺物の定義 常識を越える偉業に縁のあるもの常軌を逸した数の人間を殺害した武器等が該当する。 武器でなくても大量殺戮を行った者の血液や肉体も聖遺物に該当する。常識じゃ有り得ないレベルの怨念・呪詛を帯びており、自律武器にもなっている。 蓮「俺の何十倍も歴史を重ねて、何百何千も殺してきた人食い?」 螢「そう。私たちが聖遺物と呼んでいるのは、主にそういう物ばかり。度を越し て度し難いほどの血を吸った暴力装置——ないし、そういう事態を引き起こ した原因である物 だから、常識じゃ有り得ないレベルの怨念や呪いを帯びているわ。ただの器 物が、ある種の意志を持つほどに(以下略)」 疑似的な人間錬金術における人の定義(肉体・精神・魂の所有)を満たしている。人間そのものを聖遺物とすることもできる。 “狂える想念を込められて、意志を持つに至った器が聖なる遺物。そこに何 の違いがある” “人とは、肉体、精神、魂の三位一体。比して聖なる遺物とは、肉体の精神 が他者の魂を略奪する三位一体。 “つまり、疑似的な人なのだよ。魔人器、私が錬成した新種の生命と言っ てよい” 魂喰らいの武装 魂を喰らうことで、所有者も強力になる殺せば殺すほど強くなる。 螢「そうよ、察しがいいわね。聖遺物の本質は魂喰らい 銃を始めとする対人武器は、最大効率で使用しても一撃一殺が限度でしょ う。そんな物じゃあ、何百何千も魂を纏めている私たちには傷一つ負わせら れない。針で城壁を壊せないのと同じように」 所有者との一体化 聖遺物が破壊されれば肉体も破壊される肉体が破壊される規模は聖遺物と同規模。聖遺物完全破壊で聖遺物と繋がる所有者が死亡する。 “形成を発動したことにより、俺を縛っていた鋼線は残らず千々に断たれ ていた。それにより、どういうわけかシュピーネの全身から血が飛沫いてる。 (中略) なるほど、つまり一心同体。聖遺物を破壊されれば、その使い手も砕け散ると いう理屈なのか。 聖遺物が破壊されても即座に別の聖遺物を手にいれれば生存可能中身(魂の貯蔵量)が空でも己の魂を注ぐことで魂の崩壊を防ぐ。 ここに新たな聖遺物を手にしたことで、俺の魂は崩壊を免れた。 聖遺物は一人一つまで 聖遺物は一人につき一つまで所持者以外だと 活動 すらできない ルサルカ「冗談。聖遺物は一人に一つ。彼女でなければ“活動”も用いることはでき ない。けど、どういう仕組みで操っていたのかを解析するのは、難しくな かったわ」 +例外 罪姫・正義の柱1つの聖遺物に複数名が契約 黒円卓の聖槍櫻井一族に連なる者なら既に死亡確定状態でも契約可能 戦雷の聖剣所有者不在かつ手に入れた者の特性から聖遺物を獲得できた。 聖遺物に詰まっている妄念 聖遺物に詰まった妄念によって“形成”時の状態が変わるある拷問日記では日記に綴られた総ての拷問器具が形成される。 串刺公の血であれば、凝固して串刺すための杭となる。 ルサルカ「不思議なことなんて何一つないわよ。だって、聖遺物は魂と想念を糧に生ま れるもの。重要なのは形じゃなく、そこにどんな妄念が詰まっているか」 武装形態 聖遺物と融合した使用者の形態本人の思想や性格と聖遺物の特性によって異なる。 +人器融合型 聖遺物と肉体が融合する型殺人を好む人種・聖遺物がこの型を発現しやすい。作中では罪姫・正義の柱、闇の賜物、暴嵐纏う破壊獣、辺獄舎の絞殺縄、遊佐司狼の血の伯爵夫人が該当する。 同調する程凶暴化する。 肉体の一部、もしくは全身を聖遺物と一体化させる融合型。攻撃力に特化し、全タイプ中 もっとも高い身体能力を獲得する反面、発動中は極度の興奮状態に陥るため、理性的な 判断が困難となる。 好戦的かつ破壊的、一瞬の快楽を嗜好する刹那主義、享楽主義の人種がなりやすい。 拷問や処刑用の刑具など、怨念を餌に育った聖遺物が大半を占める。 +武装具現型 肉体とは別個の武器として扱う型融合型のような凶暴性や殺人嗜好のない人物が獲得し易い。作中では聖約・運命の神槍、黒円卓の聖槍、緋々色金、極大火砲・狩猟の魔王、戦雷の聖剣が該当する。 バランスの良い型何かの性能が特化しておらず、爆発力に欠けるが明確な欠点も存在しない。 聖遺物との主従関係(使う・使われる)がはっきりしているため、暴走・自滅の危険性が低い。 武装としての具現、使用者と道具というスタンダードな形を保ったタイプ。 基本形であるがゆえにバランス面に優れ、明確なデメリットがない代わりに特化したメリット もない。強いて言うなら聖遺物との主従関係が明白であるため、暴走や自滅の危険が低いと いうことだろう。 職業的戦闘訓練を受けた者、もしくは徹底した現実主義者など、合理的で感情を律すること に長けた人種がなりやすい。 貯蔵している魂の陣形が敷ける指揮官の才能がある人物だと陣形を用いた戦術を取れる。状況に応じた戦術陣形を敷けるため、格下に負けることがない。 鋒矢、鶴翼、偃月、魚鱗、それぞれ別の長所があるように、融合て、展開、特殊の型は、基本的にどれか一つの陣形に縛られる。 だがエレオノーレとベアトリスは具現型。指揮官の才を持つゆえに、これら 陣形を流動的に再編可能だ。状況に応じて総ての陣を敷ける代わりに、一転特 化した者らほどの爆発力を発揮できない。 +事象展開型 魔術・呪術等の形式を取る型防御・支援に特化している。 主な戦術として搦め手を得意とする。作中では聖櫃、ルサルカの血の伯爵夫人、青褪めた死面が該当する。 物事に深く拘る学者・芸術家のような人物がなりやすい。 物理的な破壊や武威の顕現ではなく、一般に連想される魔術・呪術のイメージにもっとも近い トラップ&カウンタータイプ。 攻撃力は低い(なかにはゼロの者もいる)が、防御や補助面に優れているため、殺すことが難 しい。融合型と二人一組で行動すれば、非常に危険な存在となる。 理知的で聡明、深い探究心とそれに付随する神経質な拘りを持つ者、学者や芸術家タイプ の人種がなりやすい。 +特殊発現型 上記三つの型に当てはまらない型文字通り特殊、もしくは複数の能力を持つため判別不能。作中では超越する人の理、黄金聖餐杯、機神・鋼化英雄が該当する。 ひとつの事象以外に盲目的になっている人物がなりやすい。 上記三つのどれにも属さない、もしくは複数の性質を有している特殊型。 その性質上、他を凌駕する強大な力を発揮し得るが、状況によっては何の役にも立たない場 合があるため、ひどく不安定。 ある特定の事象や人物に心を奪われ、盲目的になっている人間。 純度の高い宗教家や、復讐者などがなりやすい。 元ネタ 聖遺物 キリスト教の教派、カトリック教会において、イエス・キリストや聖母マリアの遺品、キリストの受難にかかわるもの、 また諸聖人の遺骸や遺品をいう。 聖遺物のうち聖人の遺骸については、正教会での不朽体に相当する。 関連項目 作中に登場する聖遺物 罪姫・正義の柱(マルグリット・ボア・ジュスティス) 聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント) 黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス) 黄金聖餐杯(ハイリヒ・エオロー) 闇の賜物(クリフォト・バチカル) 緋々色金(シャルラッハ・ロート) 戦雷の聖剣(スルーズ・ワルキューレ)) 聖櫃(スワスチカ) 機神・鋼化英雄(デウス・エクス・マキナ) 血の伯爵夫人(エリザベート・バートリー) 極大火砲・狩猟の魔王(デア・フライシュッツェ・ザミエル) 辺獄舎の絞殺縄(ワルシャワ・ゲットー) 青褪めた死面(パッリダ・モルス) 暴嵐纏う破壊獣(リングヴィ・ヴァナルガンド) 超越する人の理(ツァラトゥストラ・ユーヴァーメンシュ) 関連タグ Dies_irae 呪詛 因果による変化 用語 用語(武器) 用語(道具) 神座万象シリーズ 自律武器 魂攻撃 魂攻撃耐性 リンク Wikipedia 聖遺物 Dies irae ~Amantes amentes~ GLOSSARY 聖遺物 Dies irae ~Amantes amentes~ GLOSSAARY 武装形態
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聖槍十三騎士団(L∴D∴O)団員名簿 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹ ⅩⅠ ⅩⅡ ⅩⅢ EX 早見表 音 Ⅰ.Mephisto Pheles 聖槍十三騎士団首領。忌むべき黄金。破壊の君。現在消息不明。 氏名:ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ 称号:愛すべからざる光 黒円卓:一位 ルーン:破壊 大アルカナ:皇帝 占星術:白羊宮 形態:武装具現型 位階:創造→流出 聖遺物:聖約・運命の神槍 身長:? 体重:? CV:トム・クノレーズ 元ナチスドイツの高官。エイヴィヒカイトに触れる以前から超人たる奇跡の存在。 幾百万という数の魂を喰らい、超越者として騎士団に君臨する絶対にして最強の魔人。黄金の獣。黒太子。忌むべき光。破壊の君。 それを持つ者は世界を支配すると言われる運命の槍の正当後継者。 有能すぎたため命を狙われ、暗殺されたと偽装して闇に潜り、副首領にして親友であるメルクリウスと共に騎士団を結成する。 第二次世界大戦の裏で配下の団員達を暗躍させ、敵も味方も滅ぼし続け、壊し続けた。 現在、61年前のベルリン陥落時より消息不明。 彼が戻ってきた時、世界は破滅するとされる。 【聖遺物】 ゴルゴダの丘で彼の者を刺し殺した「聖槍ロンギヌス」。 彼の者の再来とまで言われるラインハルトに相応しい聖遺物とされた。 その形状通り、槍として用いられるが、刺した者に聖痕(むしろ呪縛)を刻むことが出来、創造位階では、聖痕を刻んだ者つまり騎士団員たちの能力を使うことが出来る。 そして流出位階では今までに取り込んだ幾百万の魂を死霊の軍勢として出現させる。 【詠唱】 (創造位階) Dieser Mann wohnte in den Gruften, und niemand konnte ihm keine mehr, その男は墓に住み あらゆる者も あらゆる鎖も nicht sogar mit einer Katte, binden. あらゆる総てをもってしても繋ぎ止めることが出来ない Er ris die Katten auseinander und brach die Eisen auf seinen Fusen. 彼は縛鎖を千切り 枷を壊し 狂い泣き叫ぶ墓の主 Niemand war stark genug, um ihn zu unterwerfen. この世のありとあらゆるモノ総て 彼を抑える力を持たない Dann fragte ihn Jesus. Was ist Ihr Name? ゆえ 神は問われた 貴様は何者か Es ist eine dumme Frage. Ich antworte. 愚問なり 無知蒙昧 知らぬならば答えよう Mein Name ist Legion―― 我が名はレギオン Briah―― 創造 Gladsheimr――Gullinkambi fünfte Weltall 至高天 黄金冠す第五宇宙 (流出位階) Dies irae, dies illa, solvet saeclum in favilla. 怒りの日 終末の時 天地万物は灰燼と化し Teste David cum Sybilla. ダビデとシビラの予言のごとくに砕け散る Quantus tremor est futurus, Quando judex est venturus, たとえどれほど大きな戦慄が待ち構えていようとも 審判者が来たり Cuncta stricte discussurus. 厳しく糾され 一つ余さず燃え去り消える Tube, mirum spargens sonum Per sepulcra regionum, 我が総軍に響き渡れ 妙なる調べ 開戦の号砲よ Coget omnes ante thronum. 皆すべからく 玉座の下に集うべし Lacrimosa dies illa, Qua resurget ex favilla 彼の日 涙と罪の裁きを 卿ら 灰より 蘇らん Judicandus homo reus Huic ergo parce, Deus. されば天主よ その時彼らを許したまえ Pie Jesu Domine, dona eis requiem. Amen. 慈悲深き者よ 今永遠の死を与える エィメン Atziluth―― 流出 Du-sollst――Dies irae 混沌より溢れよ怒りの日 【元ネタ】 人物 ゲシュタポの総帥ラインハルト・ハイドリヒ。『金髪の野獣(黄金の獣)』、『第三帝国の首切り役人』などと呼ばれて忌み嫌 われた。 メフィストフェレス ゲーテの戯曲「ファウスト」に登場し、ファウストと契約を結ぶ悪魔。 ちなみに本作では、ファウストがメフィストフェレスに魂を差し出す条件となる言葉、「Verweile doch. Du bist so schön.(時よ止まれ。お前は美しい)」を蓮が唱えている。 運命の槍 ロンギヌスの槍。キリストの脇腹を貫いたとされる聖槍。聖杯、聖骸布、聖釘、聖櫃等と共に聖遺物の代表格。第二次大戦中、ヒトラーが所有していたと言われる。 Ⅱ.Tubal Cain 現、聖槍十三騎士団中、最強の武力保持者。不死怪物。 氏名:? 称号:死を喰らう者 黒円卓:二位 ルーン:力 大アルカナ:法皇 占星術:金牛宮 形態:武装具現型 位階:創造 聖遺物:黒円卓の聖槍 身長:210cm 体重:125kg CV:? 「黒円卓の聖槍」という聖遺物に魂を喰われた人間の末路である殺人マシーン。 最高実力者五名を除いた現騎士団中では最強クラスの強さを誇るが、意思が無いため単体で機能する事が出来ず、バビロンの武器として使役される。 バビロンは彼の顔に仮面型の「蒼褪めた死面」を装着して操る。 トバルカイン自身には自分に近付く気配などを察知して自動反撃する程度の機能しかなく、対象への攻撃はバビロンが目標を視認しながら命令しなければならない。その正体は11年前に死んだ元第五位ヴァルキュリアとの闘いにより崩壊したとされる櫻井螢の兄、その成れの果て。 【聖遺物】 「黒円卓の聖槍」は鍛治師の一族であった櫻井がヒムラーの依頼で鋳造したもので、ほぼ完璧に再現出来てしまったがためにこれを持つ者は魂を吸収され、最終的には意思の無い殺人マシーンとなってしまう。 現・トバルカインである櫻井螢の兄は、ヴァルキュリアの能力を取り込んでおり、彼女の能力である雷撃を扱うことが出来る。 【元ネタ】 トバルカイン 聖書の登場人物でカインの子孫。アダムから数えて七代目の子孫であり、鍛冶の始祖。 Ⅲ.Christof Lohengrin 現、聖槍十三騎士団首領代行。もう一人の黄金。暫定的最高指揮官。 氏名:ヴァレリア・トリファ 称号:神を運ぶ者 黒円卓:三位 ルーン:保護 大アルカナ:恋人 占星術:双児宮 形態:特殊発現型 位階:創造 聖遺物:黄金聖餐杯 身長:192cm 体重:77kg CV:青島 刃 幹部不在の現騎士団において最高指揮権を持つ司令官。 騎士団が起こそうとしている儀式を司る聖職者。聖戦に従軍する司祭のような存在のため、慈愛の使徒などではなく狂信の徒である。 表面上は穏やかな笑みを浮かべた神父に見えるが、その裏では冷酷非道な策を練って団員達を指揮、煽動する。 【聖遺物】 ラインハルト・ハイドリヒが永劫回帰の果てへ魂のみ出かける際、幾重にも魔術を施され現代まで当時の姿を保存された彼の肉体。 その肉体は「黄金の獣」と敵味方から怖れられ、聖遺物の資格を有する素体とまでなった。 他者との心霊的同調という生得の異能と、副首領の術式、エイヴィヒカイトによって自身の肉体とラインハルト・ハイドリヒの肉体を交換したことにより、これを己の肉体として駆使するのがヴァレリア・トリファの形成位階の能力。 ラインハルトの活動位階同様、全身に金色の光を纏い、ラインハルト並の怪力と頑丈さを誇る攻防一体の聖遺物。 創造位階の能力は肉体の防御力場を解く代わりに、限定的にラインハルト・ハイドリヒの聖遺物「聖槍ロンギヌス」を使用すること。 【詠唱】 Mein lieber Schwan, 親愛なる白鳥よ dies horn, dies Schwert, den Ring sollst du ihm geben この角笛とこの剣と この指輪を彼に与えたまえ Dies Horn soll in Gefahr ihm Hilfe schenken, この角笛は危険に際して彼に救いをもたらし in wildem Kampf dies Schwert ihm Sieg verleiht この剣は恐怖の修羅場で勝利を与えるものなれど doch bei dem Ringe soll er mein gedenken, この指輪はかつておまえを恥辱と苦しみから救い出した der einst auch dich aus Schmach und Not befreit! この私のことをゴットフリートが偲ぶよすがとなればいい Briah―― 創造 Vanaheimr――Goldene Schwan Lohengrin 神世界へ 翔けよ黄金化する白鳥の騎士 【元ネタ】 人物 ユダヤ人虐殺の指導をしたルーマニア正教司祭ヴァレリアン・トリファ。 クリストフ 「キリストを運ぶ者」の意味。 ローエングリン ワーグナー歌劇。 詠唱 リヒャルト・ワーグナー「ローエングリン」第三幕第三場。 Ⅳ.Kaziklu Bey 白面外道。ブラッドサッカー。 氏名:ヴィルヘルム・エーレンブルグ 称号:串刺し公 黒円卓:四位 ルーン:茨棘 大アルカナ:戦車 占星術:巨蟹宮 形態:人器融合型 位階:創造 聖遺物:闇の賜物 身長:182cm 体重:73kg CV:杉崎 和哉 オスカー・ディルレワンガー隊、第36SS所属武装擲弾兵師団の元中尉。 最高実力者五名を除いた現騎士団中では一、二を争う強さ。 犯罪者上がりの経歴を持つ殺人鬼で、白貌鬼とも言われる。近親相姦から生まれた畜生児でアルビノ。 日光をはじめとする光を忌むが、夜にはすべての感覚器官が増幅される吸血鬼のような体質である。本人もそれをアイデンティティとしており、吸血鬼じみた属性を好んでいる。 ワルシャワ蜂起戦において敵、市民、同胞を虐殺し串刺しにして晒したことで粛清されたとされているが、その後も世界各地の戦場で目撃されており、兵隊世界の伝説となっている。 【聖遺物】 素体となるのはブラド・ドラクル公の血液、その結晶化した粉。 形成位階の能力は全身から刺したものの水分(血や燃料といった液体)や魂を瞬く間に吸収する棒杭を生やし、まるで無尽蔵の如く射出できる。まさにカズィクル・ベイ(串刺し公)。 創造位階の能力は一定範囲に夜の結界を展開する「死森の薔薇騎士」。 周囲の環境を昼ならば「夜」に、夜ならばさらに深い「闇夜」に変えてしまう。 この空間に取り込まれた全ての存在は、朽ち果て、生物ならば精気を吸われ、最終的には塵芥になってしまう。 また、吸血鬼たらんとする彼の特性上、この結界内において昼間に減衰する五体の地力や感覚器官が夜間のそれらに戻る。 さらに夜にこの能力を使用すると、地力や感覚が本来のそれらより大幅に増大する。 【詠唱】 Wo war ich schon einmal und war so selig かつて何処かで そしてこれほど幸福だったことがあるだろうか Wie du warst! Wie du bist! Das weis niemand, das ahnt keiner! あなたは素晴らしい 掛け値なしに素晴らしい しかしそれは誰も知らず また誰も気付かない Ich war ein Bub , da hab ich die noch nicht gekannt. 幼い私は まだあなたを知らなかった Wer bin denn ich? Wie komm denn ich zu ihr? Wie kommt denn sie zu mir? いったい私は誰なのだろう いったいどうして 私はあなたの許に来たのだろう War ich kein Mann, die Sinne mochten mir vergeh n. もし私が騎士にあるまじき者ならば、このまま死んでしまいたい Das ist ein seliger Augenblick, den will ich nie vergessen bis an meinen Tod. 何よりも幸福なこの瞬間――私は死しても 決して忘れはしないだろうから Sophie, Welken Sie ゆえに恋人よ 枯れ落ちろ Show a Corpse 死骸を晒せ Es ist was kommen und ist was g schehn, Ich mocht Sie fragen 何かが訪れ 何かが起こった 私はあなたに問いを投げたい Darf s denn sein? Ich mocht sie fragen warum zittert was in mir? 本当にこれでよいのか 私は何か過ちを犯していないか Sophie, und seh nur dich und spur nur dich 恋人よ 私はあなただけを見 あなただけを感じよう Sophie, und weis von nichts als nur dich hab ich lieb 私の愛で朽ちるあなたを 私だけが知っているから Sophie, Welken Sie ゆえに恋人よ 枯れ落ちろ Briah―― 創造 Der Rosenkavalier Schwarzwald 死森の薔薇騎士 【元ネタ】 カズィクル・ベイ ドラキュラのモデルで有名な、串刺し公ヴラド・ツェペシュの呼び名。トルコ語で串刺し公の意味(カズィクル=串刺し、ベイ=君主)。 闇の賜物 アン・ライスの小説での吸血鬼の血。 詠唱 リヒャルト・シュトラウス「ばらの騎士」。 Ⅴ.Leonhard August 騎士団最若輩。日本人。 氏名:櫻井 螢 称号:獅子心剣 黒円卓:五位 ルーン:闘争 大アルカナ:力 占星術:獅子宮 形態:武装具現型 位階:創造 聖遺物:緋々色金 身長:168cm 体重:50kg B:83 W:57 H:82 CV:かわしまりの 大戦中の同盟国として、とある縁からナチスに関わった一族の末裔。 11年前に死亡した団員の空きを埋めるため、騎士団に加わる。 見た目通りの年齢であるため、当然ながら幹部五名との面識はない。 【聖遺物】 形成位階の「緋々色金」は炎を生み、操る緋色の剣。 創造位階の能力は、己の身体を炎に変える能力で、使用時にはその手に持つ聖遺物も古代の剣の形状から紅蓮に煌めく大太刀へと変化する。 【詠唱】 Die dahingeschiedene Izanami wurde auf dem Berg Hiba かれその神避りたまひし伊耶那美は an der Grenze zu den Ländern Izumo und Hahaki zu Grabe getragen. 出雲の国と伯伎の国 その堺なる比婆の山に葬めまつりき Bei dieser Begebenheit zog Izanagi sein Schwert, ここに伊耶那岐 das er mit sich führte und die Länge von zehn nebeneinander gelegten 御佩せる十拳剣を抜きて Fäusten besaß, und enthauptete ihr Kind, Kagutsuchi. その子迦具土の頚を斬りたまひき Briah―― 創造 Man sollte nach den Gesetzen der Gotter leben. 爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之 【元ネタ】 レオンハルト 英語風だとライオンハートだから獅子心か。イングランドのリチャード1世も獅子心王(Lion hearted、独語ではLowenherz)と称されていた。ユダヤ人追放を行ったザルツブルク大司教に同名の人物が。 オーガスト 八月もしくは道化役という意味が有るらしいが?Augustとはラテン語の「augustus(尊厳、尊厳ある者)」から来ている。 緋々色金 『竹内文書』に伝えられる正体不明の伝説の金属。読みはヒヒイロカネ或いはヒヒイロノカネ。 詠唱 「古事記」上巻の国生み。 Ⅵ.Zonnenkind レーベンスボルンの落とし子。唯一の成功例にして最大の失敗作。 氏名:氷室 玲愛 称号:太陽の御子 黒円卓:六位 ルーン:復活 大アルカナ:隠者 占星術:処女宮 形態:事象展開型 位階:? 聖遺物:聖櫃 身長:155cm 体重:44kg B:82 W:56 H:81 CV:雛見 風香 詳細不明。 ナチスのアーリア人培養機関、生命の泉協会レーベンスボルンにより生み出された究極のアーリア血統。 戦闘要員としては問題外で一般人と大差ないが、それ以外である重大な役目を持つ。 【聖遺物】 氷室玲愛の体に刻み込まれた呪いであり、覇道の具現にして大儀式魔術黄金練成。白化・黒化・翠化・黄化・赤化の五色をもって成す奇跡。 【詠唱】 Auferstehn, ja auferstehn, wirst du, 蘇る そう あなたはよみがえる Mein Staub, nach kurzer Ruh 私の塵は短い安らぎの中を漂い Unsterblich Lebin wird, あなたの望みし永遠の命がやってくる Wieder aufzubluhn wirst du gesat! 種蒔かれしあなたの命が 再びここに花を咲かせる Der Herr der Ernte geht 刈り入れる者が歩きまわり und sammelt Garben Uns ein, die starben. 我ら死者の 欠片たちを拾い集める O granbe, mein Herz, o glanbe. Es geht dir nichts verloren! おお 信ぜよわが心 おお 信ぜよ 失うものは何もない Dein ist, dein, was du gesehnt Dein, was du geliebt, was du gestritten! 私のもの それは私が望んだもの 私のもの それは私が愛し戦って来たものなのだ O glaube , du wardst nicht umsonst geboren! おお 信ぜよ あなたは徒に生まれて来たのではないのだと Hast nicht umsonst gelebt, gelitten! ただ徒に生を貪り 苦しんだのではないのだと Was entstanden ist, das muβ vergehen. 生まれて来たものは 滅びねばならない Was vergangen, auferstehen! 滅び去ったものは よみがえらねばならない Hor auf zu beben! 震えおののくのをやめよ Bereite dich zu leben! 生きるため 汝自身を用意せよ O Schmerz! du Alldurchdringer! おお 苦しみよ 汝は全てに滲み通る Dir bin, o Tod! du Allbezwinger, ich entrungen! おお 死よ 全ての征服者であった汝から 今こそ私は逃れ出る Nun bist du bezwngen! 祝えよ 今こそ汝が征服されるときなのだ Atziluth―― 流出 Heilige Arche――Goldene Eihwas Swastika 壺中聖櫃 不死創造する 生贄祭壇 【元ネタ】 ゾーネンキント 太陽の子、総統の子という意味で、ヒトラーユーゲントやレーベンスボルンの子らに使われた。そのまま、ナチスの子らである。ただし、綴りはオランダ語になっている(独逸語ならSonnenkind.)。 詠唱 マーラーの交響曲第2番「復活」第5楽章。 Ⅶ.Goetz von Berlichingen 聖槍十三騎士団幹部。黒騎士。呪われしマキナ。現在消息不明。 氏名:ミハエル・ヴィットマン 称号:鋼鉄の腕 黒円卓:七位 ルーン:流動 大アルカナ:正義 占星術:天秤宮 形態:特殊発現型 位階:創造 聖遺物:機神・鋼化英雄 身長:186cm 体重:? CV:左高 蹴 元武装親衛隊第一装甲師団、アドルフ・ヒトラー親衛連隊所属。 騎士団幹部であり最高実力者の一人。黒騎士。首領、副首領を除いた騎士団中では群を抜いて強大な存在。 実際に一度死んでいる人間で、死んだ際に本名を失っている。そのため亡霊、呪われた者として同胞にも畏怖されている。 近しい者からはマキナと呼ばれるが、これも名ではない。 現在、61年前のベルリン陥落時より消息不明。 その正体は十三の席が存在する黒円卓において天秤の役割を持つ空席だった第七の席のため、蟲毒の要領で殺し合いを行わせて作り出した、いわばツァラトゥストラの兄弟。 【聖遺物】 戦車と数多の魂、そして彼自身を集合させたヒトガタの聖遺物。つまり彼自体が聖遺物である。 その拳の一撃は戦車であろうと紙細工のように破壊する。 創造位階の能力は一時でも歴史を持つものは拳に当たった瞬間に問答無用で幕を引く、一撃必殺の「機械仕掛けの神」。 【詠唱】 Tod! Sterben Einz ge Gnade! 死よ 死の幕引きこそ唯一の救い Die schreckliche Wunde, das Gift, ersterbe, この毒に穢れ蝕まれた心臓が動きを止め das es zernagt, erstarre das Herz! 忌まわしき毒も傷も跡形もなく消え去るように Hire bin ich, die off ne Wunde hier! この開いた傷口 癒えぬ病巣を見るがいい Das mich vergiftet, hier fliesst mein Blut 滴り落ちる血のしずくを 全身に巡る呪詛の毒を Heraus die Waffe! Taucht eure Schwerte. 武器を執れ 剣を突き刺せ tief, tief bis ans Heft! 深く 深く 柄まで通れと Auf! lhr Helden さぁ 騎士達よ Totet den Sunder mit seiner Qual, 罪人にその苦悩もろとも止めを刺せば von selbst dann leuchtet euch wohl der Gral! 至高の光はおのずからその上に照り輝いて降りるだろう Briah―― 創造 Miðgarðr Völsunga Saga 人世界・終焉変生 【元ネタ】 人物 モデルはミハエル・ヴィットマン。 ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン 15世紀のドイツ人の騎士の名前で、戦闘で右腕を失った後、鉄の義手をつけていた英雄。 第17SS装甲擲弾兵師団の名前の由来にもなっている。 マキナ ラテン語で「機械」の意。 Ⅷ.Melleus Maleficarum アーネンエルベ局の魔女。現存する団員中では最年長者。 氏名:ルサルカ・シュヴェーゲリン 称号:魔女の鉄槌 黒円卓:八位 ルーン:束縛 大アルカナ:死神 占星術:天蠍宮 形態:事象展開型 位階:創造 聖遺物:血の伯爵夫人 身長:146cm 体重:34kg B:75 W:50 H:72 CV:木村あやか 元ドイツ古代遺産継承局・アーネンエルベの初期メンバー。 騎士団加入以前から魔道に傾倒していた生粋の魔女で、本名はアンナ・マリーア・シュヴェーゲリンといい、この名前は魔道を修め人間でなくなった時に捨てている。 現在の外見は幼いが騎士団結成前は妙齢の淑女の姿で、実年齢は200歳以上と団員の中でも年長者に属する。 見た目は無邪気で可愛らしいが、根は実年齢相応に狡猾で老獪。 度外れた気分屋で拷問好き。武闘派ではないが残忍さはヴィルヘルムといい勝負。 本心では魔道の限界によって自身に訪れつつある死を忌避し、また魔道において自分より遥か高みにいるメルクリウスに嫉妬するなど、普段の超然とした雰囲気とは裏腹に俗物的な面も持ち合わせている。 【聖遺物】 エリザベート・バートリの日記を素体にした「血の伯爵夫人」。 形成時は様々な拷問具(鋲付きの鎖・車輪・毒薬・針・鋼鉄の処女など)を具現化し、それらを駆使して戦う。 具現化される聖遺物は全てが「血の伯爵夫人」の一部で、たとえ車輪一個、鎖一本破壊されようが本体に多少のダメージがあるだけで死にはしない。そして彼女が創造位階に達した時点でダメージのフィードバックも無くなっている。 彼女の用いる、影から生じる肉と骨で出来たような怪物の口「食人影」は彼女が生み出した創造位階の能力で、この影を踏んだ者はその一切の動きを封じられてしまい、拷問具による攻撃を為す術も無く受けることになってしまう。 【詠唱】 In der Nacht, wo alles schlaft ものみな眠るさ夜なかに Wie schon, den Meeresboden zu verlassen. 水底を離るることぞうれしけれ Ich hebe den Kopf uber das Wasser, 水のおもてを頭もて Welch Freude, das Spiel der Wasserwellen 波立て遊ぶぞたのしけれ Durch die nun zerbrochene Stille, 澄める大気をふるわせて Rufen wir unsere Namen 互に高く呼びかわし Pechschwarzes Haar wirbelt im Wind 緑なす濡れ髪うちふるい Welch Freude, sie trocknen zu sehen. 乾かし遊ぶぞたのしけれ Briah―― 創造 Csejte Ungarn Nachatzehrer 拷問城の食人影 【元ネタ】 ルサルカ 男を誘惑して溺れさせる水妖(スラブ系)。ルーサルカ、ルサールカとも。アントニン・ドヴォルザークによる歌劇のタイトルでもある。 シュヴェーゲリン 独逸最後の魔女、アンナ・マリーア・シュヴェーゲリン。1781年獄中死。 マレウス・マレフィカラム 有名な魔女狩りの教書。魔女の鉄槌。 血の伯爵夫人 ハンガリーの伯爵夫人、エリザベート・バートリ。美しさを維持するためと六百人以上の若い女性を誘拐、拷問、殺害し、その血を飲んでいた。 Ⅸ.Samiel Zentaur 聖槍十三騎士団幹部。赤騎士。紅蓮のカスパール。現在消息不明。 氏名:エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ 称号:魔操砲兵 黒円卓:九位 ルーン:勝利 大アルカナ:節制 占星術:人馬宮 形態:武装具現型 位階:創造 聖遺物:極大火砲・狩りの魔王 身長:180cm 体重:65kg B:87 W:64 H:85 CV:谷口ケイ 元武装親衛隊第二師団、ダス・ライヒの大隊長。 騎士団幹部であり最高実力者の一人。赤騎士。首領、副首領を除いた騎士団中では群を抜いて強大な存在。 軍人貴族出のエリートだったが、首領と関わり魔道に傾倒。 首領の暗殺事件と同時に闇に潜り、片腕として騎士団結成に尽力する。 正統派軍人ゆえに厳格苛烈な性格で、思想と行動に“遊び”がない。 現在、61年前のベルリン陥落時より消息不明。 【聖遺物】 ドーラ列車砲と800mm弾を素体にした「狩りの魔王」。 形成位階(本人の談によると活動と形成の中間)ではエレオノーレの背後上方、縦に描かれる魔方陣として現れ、それを介してドーラ列車砲の射撃が現空間に発射される。その威力は凄まじく、直撃すれば聖遺物の使徒とはいえ蒸発は免れない。 創造位階では、まずドーラ列車砲を形成し、撃ち出した砲弾が着弾することで創造位階の能力が発動する。 それは標的を着弾の爆発に飲み込むまで爆心地が拡がり追いかけ続け、標的が逃げれば逃げるほど被害範囲が拡大する必中の能力。 【詠唱】 (旧) Was gleicht wohl auf Erden dem Jagervergnugen この世で狩に勝る楽しみなどない Wenn Walder und Felsen uns hallend umfangen, 狩人にこそ 生命の杯はあわだちあふれん Diana ist kundig, die Nacht zu erhellen, 角笛の響きを聞いて緑に身を横たえ 藪を抜け 池をこえ 鹿を追う Wie labend am Tage ihr Dunkel uns kuhlt. 王者の喜び ie Bewunderung der Jugend 若人のあこがれ Briah―― 創造 Muspellzheimr Laevateinn 焦熱世界・激痛の剣 (新) Echter als schwur keiner Eide; 彼ほど真実に誓いを守った者はなく treuer als er hielt keiner Verträge; 彼ほど誠実に契約を守った者もなく lautrer als er liebte kein andrer 彼ほど純粋に人を愛した者はいない und doch, alle Eide, alle Vertäge, die treueste Liebe trog keiner er だが彼ほど総ての誓いと総ての契約 総ての愛を裏切った者もまたいない wibt, wie das ward? 汝ら それが理解できるか Das Feuer, das mich verbrennt, rein’ge vom Fluche den Ring! 我を焦がすこの炎が 総ての穢れと総ての不幸を祓い清める Ihr in der Flut löset ihn auf, und lauter bewahrt das lichte Gold, das euch zum Unheil geraubt 祓いを及ぼし 穢れを流し 溶かし解放して尊きものへ 至高の黄金として輝かせよう Denn der Götter Ende dämmertnun auf. すでに神々の黄昏は始まったゆえに So-werf ich den Brand in Walhalls prangende Burg. 我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる Briah―― 創造 Muspellzheimr Lævateinn 焦熱世界・激痛の剣 【元ネタ】 ザミエル ウェーバーの戯曲「魔弾の射手」に登場する魔王の名前。主人公に必中の魔弾を授ける。 ツェンタウア セントール(ケンタウロス)のドイツ語読み。 詠唱 ウェーバー「魔弾の射手」第三幕の「狩人の合唱」より。 Ⅹ.Rot Spinne 人蜘蛛。縊殺マニア。諜報活動専門。 氏名:? 称号:紅蜘蛛 黒円卓:十位 ルーン:獲得 大アルカナ:悪魔 占星術:磨羯宮 形態:人器融合型 位階:形成 聖遺物:辺獄舎の絞殺縄 身長:179cm 体重:60kg CV:三川 春人 各地の収容所で人体実験を繰り返していた狂科学者。 美男美女揃いの騎士団内では最も醜い。 終戦後はナチス軍人の逃亡機関に属し、団内では最も表の世界に通じている。 そのため諜報活動を専門とし、戦闘部隊には加わらない。 戦いよりも弱者をいたぶり殺すほうが性に合っている。 【聖遺物】 ワルシャワ・ゲットーで劣等を縊り殺したワイヤーを素体にした聖遺物で、まだ歴史は浅い。 それでも彼が形成する「線」は強度は高く、鋼鉄ですら容易く切断する。 また、シュピーネの意思で自在に操作できるようで、周囲に蜘蛛の巣のように張り巡らせるといった使用も出来る。 切断にも用いられるが、本来の使い方は縊殺である。 【元ネタ】 人物 アウシュヴィッツ収容所の専属医師で、「死の天使」と呼ばれ恐れられたヨーゼフ・メンゲレ。 ロート ドイツ語で赤の意味。 シュピーネ ドイツ語で蜘蛛の意味。 ⅩⅠ.Babylon Magdalena 代行補佐。マグダラのマリア。 氏名:リザ・ブレンナー 称号:大淫婦 黒円卓:十一位 ルーン:輪廻 大アルカナ:星 占星術:宝瓶宮 形態:事象展開型 位階:形成 聖遺物:蒼褪めた死面 身長:174cm 体重:57kg B:93 W:60 H:91 CV:彩世ゆう 元生命の泉協会、レーベンスボルン所属。 アーリア人の純血種を量産するために尽力し、軍籍ではないが少佐相当の地位と権限を持つ。 トリファとは比較的馴染みであり、現在の騎士団では彼の補佐を担当する。 人格破綻者揃いの騎士団内では、比較的良識のあるまともな部類の人間。 凶悪な存在を生み出す特性を持っており、戦闘力は高くないが、カインを武器として使役するので単体での戦力分析はあまり意味がない。 騎士団と戦う際にはある意味真っ先に潰さなければならない存在。 聖遺物の「蒼褪めた死面」によってトバルカインを思いのままに操る。 【聖遺物】 聖遺物は「蒼褪めた死面」という名称で、形状は覗き穴の無い仮面の形をしており、カイン起動時に彼の顔に装着されている。 これによって彼女は自身の形成としてカインを具現化出来、その行動を自在に操ることができる。 自在に操るといっても、操られているカイン単体にできることは近付く相手の気配や相手の攻撃に対して反撃するくらいなもので、相手を攻撃するときはリザが相手を視界に入れて命令しなければならない。 そのため敵にリザの死角に入られるとカインは的確な攻撃ができなくなってしまう。 【元ネタ】 バビロン 聖書に登場する黙示録の大淫婦バビロン。 マグダレーナ 聖書に登場する「罪の女」であるマグダラのマリア。 ⅩⅡ.Hrozvitnir 聖槍十三騎士団幹部。白騎士。凶獣シュトゥルムヴィント。現在消息不明。 氏名:ウォルフガング・シュライバー 称号:悪名高き狼 黒円卓:十二位 ルーン:狼 大アルカナ:月 占星術:双魚宮 形態:人器融合型 位階:創造 聖遺物:暴風纏う破壊獣 身長:158cm 体重 50kg CV:日椰たぬき 元武装親衛隊第三師団、髑髏の大隊長。 兼、東部戦線遊撃部隊、アインザッツグルッペンの特別行動部隊長。階級は少佐。 騎士団幹部であり最高実力者の一人。白騎士。首領、副首領を除いた騎士団中では群を抜いて強大な存在。 全団員中最も人を殺した、主義も主張も信念もない殺人狂の少年。敵味方の区別無く殺し、暴れ、粛清されかけたところを騎士団に拾われる。 人格は異常者という形容すら生ぬるいほど完全に壊れており、その行動と凶暴さは制御不可能。が、こと殺しに関しては異常なまでに優れているため、実力至上主義の騎士団内では不動の地位。 力で屈服させられた首領以外には味方にすら牙を向けかねない危険人物であり、「凶獣(ヴァナルガンド)」「暴風(シュトゥルムヴィント)」など、数多の禍々しい呼び名を持つ。 現在、61年前のベルリン陥落時より消息不明。 【聖遺物】 戦時中、その機動力から猛威を振るった移動兵器であるバイクを素体にした聖遺物「破壊の杖」。 彼が形成するバイクはハンドル操作の必要なく自在に走行し、人器融合型だけあってバイクと融合して凄まじい威力を誇る吶喊攻撃をかける。 そして創造位階の能力は「相手より確実に少しだけ早く行動できる」という、こと戦闘において反則の能力である。 【詠唱】 Fahr’hin,Waihalls lenchtende Welt! さらば ヴァルハラ 光輝に満ちた世界 Zarfall’in Staub deine stolze Burg 聳え立つその城も 微塵となって砕けるがいい Leb’wohl, prangende Gotterpracht さらば 栄華を誇る神々の栄光 End’in Wonne, du ewig Geschlecht 神々の一族も 歓びのうちに滅ぶがいい Briah―― 創造 Niflheimr Fenriswolf―― 死世界・凶獣変生 【元ネタ】 フローズヴィトニル 意味はそのまま「悪名(悪評)高き狼」。いわゆるフェンリル狼の別名。 ヴァナルガンド Vanargand=破壊の杖。これもまたフェンリルの別名の一つ。 詠唱 リヒャルト・ワーグナー「ニーベルングの指環」第二夜「ジークフリート」第三幕。 ⅩⅢ.Mercurius 聖槍十三騎士団副首領。水星。魔人錬成者。ヘルメス・トリスメギストス。現在消息不明。 氏名:? 称号:水銀の王 黒円卓:十三位 ルーン:超越 大アルカナ:魔術師 占星術:水星 形態:特殊発現型 位階:流出 聖遺物:賢者の石 身長:? 体重:? CV:先割れスプーン この世の真理に最も近いとされる魔術師、ヘルメス・トリスメギストス。 騎士団を魔人の軍団に仕立て上げた張本人。首領と唯一同格の存在にして親友同士。 エイヴィヒカイトを組み上げ、それを団員に授けた全団員の師と言える存在。 が、何故か首領以外の全団員からは憎まれ、恐れられ、忌避されて、「存在を無かったことにしたい」とまで思われているタブー。 異常なまでに団員から恐れられており、面と向かって口を利けたのは首領とベルリッヒンゲンの二人くらいのもので、ザミエル、シュライバーの二人ですら一線を引いていた。 古参の団員はメルクリウスの力に対して劣等感を抱いており、彼を超えようと躍起になっている。 彼のエイヴィヒカイトは本家本元であり、他の団員のそれとは主旨が違うとされる。 61年前のベルリン陥落時に騎士団から抜け、現在消息不明。 【聖遺物】 「賢者の石」を素体とした「罪姫・正義の柱」の鞘である「ツァラトゥストラ」。 【元ネタ】 人物 当時ドイツ最高の占術師として、ナチに都合のいい占星暦を作らされたカール・エルンスト・クラフト。 メルクリウス 水星の神で、英語で水銀を意味するマーキュリー(mercury)の語源。 カリオストロ 錬金術師兼詐欺師のカリオストロ伯爵。 ヘルメス・トリスメギストス 錬金術の始祖として有名な伝説的錬金術師。魔術の神とも言われる。実在の人物ではなく、ギリシア神話に登場するヘルメスを擬人化した存在。 賢者の石 中世ヨーロッパの錬金術師の最終目標とされた霊薬。卑金属と金に変えるとも、不老不死の薬であるエリクサーだともされる。 EX.Zarathustra Uber Mensch 氏名:藤井 蓮 称号:超越する人の理 黒円卓:十三位(代行) ルーン:? 大アルカナ:? 占星術:水星 形態:人器融合型 位階:活動→形成→創造→流出 聖遺物:罪姫・正義の柱 身長:176cm 体重:63kg CV:先割れスプーン 副首領メルクリウスの抜け番で代理だが、詳細不明。 メルクリウスと同じアーネンエルベを持つと目される。 メルクリウスの生み出したエイヴィヒカイト、その唯一にして真の後継者。 彼が“完成”したならば、首領に匹敵する存在にすらなると言われる。 【聖遺物】 聖遺物はギロチン「罪姫・正義の柱」。例外無く斬首してしまうマリィを宿しているため、操れるのは彼女の鞘として生み出されたツァラトゥストラだけである。 蓮の夢の中ではマリィという少女の姿で現れ、形成すると無骨で長大な黒い刃として右の二の腕から伸びる。 創造位階に達すると、求道型(序曲)の場合、刃が紅くなり時間の流れを「一瞬を一秒に、一秒を一分に、一分を…」と極限まで引き伸ばすという能力を発揮し、超高速で動くことができるようになる。覇道型(終曲)の場合は、視認できる範囲のものに自身の加速と同率の遅滞を他者に押し付ける。つまり百倍の加速を行った場合は、百倍の遅延を押し付けるため、相対的には万倍の時間差が生じる。 そして流出位階になると、世界の時間を完全凍結させる。その際にはマリィ自身が具現化され、戦闘をサポートする。 【詠唱】 Die Sonne toent nach alter Weise In Brudersphaeren Wettegesang. 日は古より変わらず星と競い Und ihre vorgeschriebne Reise Vollendet sie mit Donnergang. 定められた道を雷鳴の如く疾走する Und schnell und begreiflich schnell そして速く 何より速く In ewig schnellm Sphaerenlauf. 永劫の円環を駆け抜けよう Da flammt ein blitzendes Verheeren 光となって破壊しろ Dem Pfade vor des Donnerschlags; その一撃で燃やしつくせ Da keiner dich ergruenden mag, Und alle deinen hohen Werke そは誰も知らず 届かぬ 至高の創造 Sind herrlich wie am ersten Tag. 我が渇望こそが原初の荘厳 Briah―― 創造 Eine Faust ouvertüre 美麗刹那・序曲 Eine faust Finale 涅槃寂静・終曲 (流出位階) Es schaeumt das Meer in breiten Fluessen 海は幅広く 無限に広がって流れ出すもの Am tiefen Grund der Felsen auf, 水底の輝きこそが永久不変 Und Fels und Meer wind fortgerissen In ewig schnellem Sphaerenlauf. 永劫たる星の速さと共に 今こそ疾走して駆け抜けよう Doch deine Boten, どうか聞き届けてほしい Herr, verehren Das sanfte Wandeln deines Tags. 世界は穏やかに安らげる日々を願っている Auf freiem Grund mit freiem Volke stehn. 自由な民と自由な世界で Zum Augenblicke duerft ich sagen どうかこの瞬間に言わせてほしい Verweile doch, du bist so schðn―― 時よ止まれ 君は誰よりも美しいから Das Ewig―Weibliche Zieht uns hinan. 永遠の君に願う 俺を高みへと導いてくれ Atziluth―― 流出 Res novae――Also sprach Zarathustra 新世界へ語れ超越の物語 【元ネタ】 ツァラトゥストラ ゾロアスター教の開祖ザラスシュトラのドイツ語読み。本作の副題の「Also Sprach Zarathustra」は、ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」。本作によく登場する「永劫回帰」はニーチェ哲学の根本をなす。リヒャルト・シュトラウスより同名の交響曲も。 ギロチン 正式名称は「Bois de Justice(正義の柱)」。フランスでは1792年に初めて使用されて以来、1981年の死刑廃止まで使用された処刑器具。 詠唱 ゲーデの代表作である長編戯曲「ファウスト」第二部第五幕の台詞の一説。この世に満足したファウストがメフィストフェレスに魂を差し出す時の有名な台詞。 EW 早見表 称号 ルーン 大アルカナ 占星術 位階 形態 聖遺物 Ⅰ Mephisto Pheles 破壊 皇帝 白羊宮 流出 武装具現型 聖約・運命の神槍 Ⅱ Tubal Cain 力 法皇 金牛宮 創造 武装具現型 黒円卓の聖槍 Ⅲ Christof Lohengrin 保護 恋人 双児宮 創造 特殊発現型 黄金聖餐杯 Ⅳ Kaziklu Bey 茨蕀 戦車 巨蟹宮 創造 人器融合型 闇の賜物 Ⅴ Leonhard August 闘争 力 獅子宮 創造 武装具現型 緋々色金 Ⅵ Zonnenkind 復活 隠者 処女宮 事象展開型 聖櫃 Ⅶ Goetz von Berlichingen 流動 正義 天秤宮 創造 特殊発現型 機神・鋼化英雄 Ⅷ Melleus Maleficarum 束縛 死神 天蠍宮 創造 事象展開型 血の伯爵夫人 Ⅸ Samiel Zentaur 勝利 節制 人馬宮 創造 武装具現型 極大火砲・狩猟の魔王 Ⅹ Rot Spinne 獲得 悪魔 磨羯宮 形成 人器融合型 辺獄舎の絞殺縄 ⅩⅠ Babylon Magdalena 輪廻 星 宝瓶宮 形成 事象展開型 蒼褪めた死面 ⅩⅡ Hrozvitnir 狼 月 双魚宮 創造 人器融合型 暴風纏う破壊獣 ⅩⅢ Mercurius 超越 魔術師 水星 流出 特殊発現型 賢者の石 Zarathustra 流出 人器融合型 罪姫・正義の柱 EW 音 ルーン 大アルカナ 占星術 Ⅰ 破壊【ハガル:Hagal】 皇帝【H/H】 白羊宮【ヴィッダー:Widder】 Ⅱ 力【ウル:Ur】 教皇【V/-】 金牛宮【シュティーア:Stier】 Ⅲ 保護【エオロー:Eolh】 恋人【Z/Z】 双児宮【ツヴィリング:Zwilling】 Ⅳ 茨蕀【スリサズ:Thurisaz】 戦車【Ch/Ch】 巨蟹宮【クレープス:Krebs】 Ⅴ 闘争【テュール:Tir】 力【T/T】 獅子宮【レーヴェ:Loewe】 Ⅵ 復活【ユル:Yr】 隠者【Y/-】 処女宮【ユングフラウ:Jungfrau】 Ⅶ 流動【ラーグ:Lagu】 正義【L/L】 天秤宮【ヴァーゲ:Waage】 Ⅷ 束縛【ナウシズ:Nauthiz】 死神【N/N】 天蠍宮【スコルピオーン:Skorpion】 Ⅸ 勝利【シゲル:Sigel】 節制【S/S】 人馬宮【シュッツェ:Schutze】 Ⅹ 獲得【オセル:Othel】 悪魔【O/Ag,Ngh】 磨羯宮【シュタインボック:Steinbock】 ⅩⅠ 輪廻【ベオーク:Beorc】 星【TS,Tz/Tz】 宝瓶宮【ヴァッサーマン:Wassermann】 ⅩⅡ 狼【ヴォルフス・アンゲル:Wolfsangel】 月【Q/Q】 双魚宮 【フィッシェ:Fische】 ⅩⅢ 超越【ダエグ:Daeg】 魔術師【B/B,Bh】 水星【メルクーア:Mercury】 EW EW nv
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イェツラー 作品名:Dies irae 用語分類:能力位階 独表記:Yetzirah 神座万象シリーズに登場する用語。 エイヴィヒカイトの位階の1つ。 全四段階中二段階目。聖遺物を武装として具現化させる。 詳細"活動"からの武装強化 元ネタ 関連項目常時形成状態の聖遺物 リンク 詳細 活動 からの武装強化 形成された武器は"活動"を超える強度を有する切断に特化した聖遺物ですら活動位階ならば形成位階の細いワイヤーを切断できない。 再度走るワイヤー。それに“活動”をぶつけ、相殺を試みる。 武器として形成されるため武器の視認が可能となる攻撃速度が常人の動体視力を超えるので攻撃自体は視認不可能。活動位階の攻撃に対応できる相手ならば、武器の可視・不可視はあまり関係ない。 最初の一発目は勘だった。続く二発目は運だった。形成したことで視認可能 になったとはいえ、そもそも速さが動体視力を超えている。ならば見えないこ とに変わりなく、威力が倍増しになってる分その危険度は比較にならな い。 元ネタ イェッツラー(Olahm Ha-Yetzirah) カバラ思想にある位階の一つ。形成、表現世界を指す。 関連項目 エイヴィヒカイト "形成"を位階のひとつとする能力分類。 活動 エイヴィヒカイトにおける第一位階。 聖遺物の特性を肉体へ乗せる。 創造 エイヴィヒカイトにおける第三位階。 聖遺物の特性と使用者の渇望から異界法則を生み出す。 流出 エイヴィヒカイトにおける第四位階。 創造位階で生み出した理を全世界へ流れ出させる。 常時形成状態の聖遺物 機神・鋼化英雄 黄金聖餐杯 どちらも肉体そのものが聖遺物であるため形成状態となる。 リンク Wikipedia 生命の樹 銀の月 生命の樹
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用語 神座/座神(覇道神/求道神) 理 極奥神座 触覚 自滅因子 魂 観測者 パンテオン アイオーン 第七神座/PANTHEONの用語 高天原 第六神座/神咒神威神楽の用語 天狗道 夜都賀波岐 東征軍 曼陀羅 太極 畸形嚢腫 詳細は用語/神咒神威神楽。 第五神座の用語 輪廻転生 転輪王の花輪(サンサーラ・ヴァルティン) 黄昏の騎士団(ヴィーンゴールヴ) 転生者 第四神座/Dies iraeの用語 永劫回帰 怒りの日(ディエス・イレ) 黒円卓/聖槍十三騎士団 既知感 渇望 詳細は用語/Dies irae。 第三神座の用語 シャマシュ 翼種 背教徒(ゴモラ) 第二神座/PARADISE LOSTの用語 堕天の園(パラダイスロスト) 天使 堕天使(グリゴリ) 大罪 詳細は用語/PARADISE LOST。 第一神座/黒白のアヴェスターの用語 聖王領域(ワフマン・ヤシュト) 七大魔王 戒律 詳細は用語/黒白のアヴェスター。 第零神座/事象地平戦線アーディティヤの用語 艦隊アーディティヤ ナラカ 始まりの地 詳細は用語/事象地平戦線アーディティヤ。
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ブリアー 作品名:Dies irae 用語分類:能力位階 独表記:Briah 神座万象シリーズに登場する用語。 エイヴィヒカイトにおける第三位階。 この位階に達すると自分と聖遺物にとって都合の良い法則を作り出せる。 詳細法則創造 詠唱 覇道型と求道型 常識を無視する渇望 覇道型の特徴異界展開 創造異界内の物質も変質する 欠点 求道型の特徴自身の異界化 元ネタ 関連項目覇道型の創造 求道型の創造 関連タグ リンク 詳細 法則創造 自分の渇望と聖遺物に相性が良い理を作り出す物理法則すら無視する事が可能 ルサルカ「まずは創造位階についてね。創造っていうのは自分と自分の聖遺物にとって 都合のいいルールを一つだけ生み出すってこと。そして、このルールは物理 常識には縛られない。どんな荒唐無稽なことだって、現実と化すの」 (中略) そうした性質の差異はあれど、どちらにしても創造は強力無比な奇跡の業 よ。どんなルールを授かるかは、術者の渇望と聖遺物の相性できまる」 詠唱 自己暗示と精神集中のための詠唱瞑想(トランス)状態へ移るための儀式的なもの。中2病には必須です それは暗示とでも言うべきだろうか、自身の在り方を強力に固定しようという 意志の力が、瞑想状態へと誘う詠唱。 覇道型と求道型 使用者の渇望によって発現が二種類に分類される周囲を生み出した理によって染める創造を覇道型という。周囲がどうあって欲しいかという渇望に端を発している。 自身を生み出した理はよって変える創造を求道型という。自身がどう在りたいかという渇望に端を発している。 ルサルカ「創造の効果が及ぶのは、発動させた術者が規定する範囲の中にいる者全て。 これが覇道ね。世の中がどうあってほしいか、と願う気質を持つかどうか。 ベイなんかがその代表例だわ」 「そして逆に、自分の体を変性させる場合。これは求道ね。 常識を無視する渇望 現実や常識すら無視して為し遂げられると思える程の強い渇望が必要現実的に不可能と思っている間は 形成 位階のまま。 トリファ「と言うよりは、おそらく使えないでしょう。創造以上の位階に達するなら ば、現実を無視する信仰が要る」 「マレウスのものを見ましたか? レオンハルトは? ベイ中尉は? あれ らはすなわち、己の誓い、己の常識、己の価値観をもって普遍的日常世界 を侵食する祈りです」 「昼間に夜が生じる。影に触れたら縛られる。己が肉体を炎と化す——など ということは“常識的”に有り得ない。と僅か一片でも思っている限り、 創造位階には上れない」 覇道型の特徴 異界展開 自身の価値観を無理矢理世界に適用させる例え同じ"創造"位階でも拮抗できなければ覇道型の価値観に飲み込まれる。 元ネタのニーチェ思想にある超人と同じ。 ここは依然、彼の夜。 炎は穿てず、斬れず、砕けず——そんな常識は通用しない。 (中略) 炎が抉れ、削られる。未だヴィルヘルムの創造を壊せない。 創造異界内の物質も変質する 死森の薔薇騎士内のガラスが藤井蓮に割れなかった。エイヴィヒカイトの使い手が全力で殴って破壊できない。 抱きつく先輩を振り払い、目の前の窓ガラスに本気の拳を叩き込む。だとい うのに、どういうことか、薄っぺらなそれ一枚すら砕くことが出来なかっ た。 欠点 飲み込んだ他人の数だけ創造使用者の"常識"が薄れる本人の自負の強さでどこまで創造を保てるかが決まる。 櫻井螢「創造世界に大勢巻き込めば巻き込むほど、常識がぶつかり合って威力が落 ちる——こんなことは有り得ないと、世界を否定する因子の数だけ、あなた の常識には亀裂が走る」 求道型の特徴 自身の異界化 自分一人のみに異界法則を適用させる能力が適用されるのは己のみであり、触れた対象にしか伝播しない。 自身をひとつの異界(単一宇宙)へと変える。 炎塊と化した身を躍らせて、杭の嵐に身を投じる。 螢の世界は彼女の内面にだけ展開し、彼女だけを異に変えるもの。 櫻井螢が一つの異世界。誰も巻き込まず邪魔されず己一人で完結する無人 の恒星—— 元ネタ ブリアー(Olahm Ha-Briah)) カバラの数秘術にある位階の一つ。創造世界を指す。 関連項目 エイヴィヒカイト "創造"を位階のひとつとする能力分類。 活動 エイヴィヒカイトにおける第一位階。 聖遺物の特性を肉体へ乗せる。 形成 エイヴィヒカイトにおける第二位階。 特性を宿した聖遺物を具現化させる。 流出 エイヴィヒカイトにおける第四位階。 創造位階で生み出した理を全世界へ流れ出させる。 覇道型の創造 美麗刹那・序曲 涅槃寂静・終曲 死想清浄・諧謔 至高天・黄金冠す第五宇宙 此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自 乃神夜良比爾夜良比賜也 死森の薔薇騎士 拷問城の食人影 焦熱世界・激痛の剣 求道型の創造 許許太久禍穢速佐須良比給千座置座 神世界へ翔けよ黄金化する白鳥の騎士 雷速剣舞・戦姫変生 爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之 人世界・終焉変生 死世界・凶獣変生 関連タグ Dies_irae 用語 用語(位階) 異界展開 神座万象シリーズ リンク 銀の月 生命の樹
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作品名:Dies irae 用語分類:種族分類,能力分類 神座万象シリーズに登場する用語。 フィラデルフィア計画によって物理的に聖遺物と融合・魔人化した女性 詳細対黒円卓の魔人 聖遺物都の物理的融合 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 詳細 対黒円卓の魔人 黒円卓に対抗して作られた魔人エイヴィヒカイトの資料が皆無であったため国連が一連から作った。エイヴィヒカイトが仕立てられたスーツなら魔女は布を丸めて繋げて服らしくした術理とすら呼べないもの(ルサルカ談) フィラデルフィア計画はあくまで都市伝説だが、もしこの実験が、本当に行われていたとし たら。 エイヴィヒカイトの魔人に、別のアプローチで近づくための実験だとしたら── 「わたしたち、十三騎士団のメンバーは、活動、形成、創造と段階を踏んでいるけど、この術 理は人を無理やり形成位階にだけもっていってる感じね」 聖遺物都の物理的融合 肉体を聖遺物と融合している魔女が死ねば聖遺物も腐敗して崩れる。 聖遺物を使用する際は体から取り出す。 思えば、モンローが率いる魔女たちは、全員聖遺物を身体から剥ぎ取るか、吐き出して いた。肉体が、直接聖遺物と同一化しているのだ。 聖遺物を人に取り憑かせるのがエイヴィヒカイトならば、彼女たちは聖遺物に己の身を捧げ、 逆に取り憑いているかのようだ。 元ネタ フィラデルフィア計画(Philadelphia Experiment) ペンシルベニア州フィラデルフィア沖合で1943年に行われたとされる、アメリカ海軍のステルス実験(正式名称『レインボー・プロジェクト』)にまつわる都市伝説。 当時は世界大戦中であり、レーダーは、「船体が発する、特徴ある磁気に反応するシステムである」と考えられていた。そこで二コラ・テスラの発明したテスラコイルで船体の磁気を消滅させれば、レーダーに映らないかの実験を行った。 ジョン・フォン・ノイマンにが駆逐艦「エルドリッジ」に船員を乗せ、10月28日にペンシルベニア州フィラデルフィアの海上に浮かぶ「エルドリッジ」を使って大規模実験を行った。 ところが当初の実験目的通りレーダーから消えただけではなく物理的に不可視となり、さらに2500㎞離れたノーフォークに瞬間移動して往復してきたという。 さらに乗員は炎上、溶解、半身のみ透明化、冷凍化、物理的に船体と融合、発狂しており、機械室にいたエンジニア以外は異常現象に襲われていた。 これらの事象を米国海軍は隠蔽し、さらには都市伝説の発端となった小説家を暗殺したとされている(実際に小説家はこの都市伝説が広まった3年後に謎の方法で自殺している) 関連項目 エイヴィヒカイト 当初目指していた魔術。 蠅の女王 魔女の中でも創造位階に至った能力。 関連タグ 用語 用語(種族) 用語(能力) 神座万象シリーズ 融合体 リンク Wikipedia フィラデルフィア計画
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パイド・パイパー 作品名:Dies irae 使用者:ルサルカ・シュヴェーゲリン=マレウス・マレフィカルム 神座万象シリーズに登場する術技。 指定した場所へと引き寄せ誘う魔術 術技についての詳細思考干渉 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 術技についての詳細 思考干渉 過去に接触した人を任意の場所へ誘引する魔術その場所へ行きたくて仕方ない精神状態に変える。建物が休みで閉鎖されていようが関係なく向かってしまう。 常人では正気に戻る事は不可能。 気が逸る。焦って思考が乱される。縄張りを取られたくないということと は別の次元で、何か無性に学校へ行きたくて仕方がない。 よく分からないが、この感覚は何なのだろう。 元ネタ Pied Piper(パイド・パイパー) 1942年にイギリス人小説家ネビル・シュートによって書かれた伝奇小説。 小説の元ネタは『ハーメルンの笛吹き男(The Pied Piper of Hamelin)』 ハーメルンの笛吹き男 ドイツのハーメルンで伝えられている子供たちを笛吹き男が誘拐する伝承。 ハーメルン最古の記録として残っている。 1264年6月26日(聖ヨハネとパウロの記念日)に色とりどりの服を着た笛吹き男が現れ、130名の子供たちを誘拐したとされている。 笛吹き男が何を指し示すのかは様々な説(悪魔、疫病、災害、魔術師、十字軍兵士長など)が存在する。 関連項目 Noli me tangere(ノリ・メ・タンゲレ) Pied Piper同様に使用者の使う魔術。 食人影 使用者の魔女としての使い魔。 関連タグ Dies_irae 意識干渉 神座万象シリーズ 術技 誘導 誘引 魔道 リンク Wikipedia ハーメルンの笛吹き男
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* 不便があるからちょっと来てくれないか、緊急を要するんだ。 そんな風に部屋でくつろいでいる時間に電話で簡単に呼ばれて、なにごとかと駆けつけたら、ただの昨日提出した報告書の手直しだった。 「そうでも言わないとお前、のんびりやってきて仕上がるのが明日になるだろう。」 文句を言ったら返された。それはそうかもしれないけれど、けれどたとえば事故にでもあったのじゃあないかとか、ブチ腐れテロどもの掃討が決定しただとか、もっとこう、おおぎょうな「なにか」を予測して飛んできただけに、背筋を正しての書き物、修正作業だなんて全く身が入らない。 「ハインケル。」 呼ばれる。 「なんです、」 「終わったら帰っていいぞ。」 ありがたいお言葉、自分の目の前に数件重ねた報告書、手直ししないとならない個所がどれほどかを知ってそう言ってくれるのだから、いい性格している、としか評価できない。まあ、これ全部自分が書いたものだったけれど。 自分だって部屋で休んでいたところを駆り出されたわけだし、こんなもの明日にでも持ちこしてうっちゃって、さっさと帰ってもよかった、だのにおとなしく従ったほうが身のためだぞ、と強い口調で言われた。鞭ばかりみせて、飴をださないところがどうにも局長らしいと思うけれど、徹夜の気概で終わらせたら、こないだ提出した数センチにも及んでしまった始末書の束は不問、そう言う意味合いらしかった。 従わざるを得ない。退路を断たれたのと同じだ。あの始末書の件で、由美江とともに頭っから怒鳴られ処罰されることと、目の下に隈取をつくって明日朝課にでるのとどちらがマシかと聞かれたら、どんなに苦労になるとしたって、誰でもいまの状況をえらぶと思う。こないだの任務はちょっと失敗してしまって、言いつくろえる状況になかったからだ。 自分を呼びつけた局長は、書架の上の段のほうで明日からの出張の移動中に読むらしい適当な本を探している。ヴァチカン表向きの司教名義で隣の国だったかどこかに行くのだとか言っていたけれど、裏の仕事でこれだけ忙しいのにご苦労なことだと、ひとごとながらちょっと同情した。今日ここへ自分が詰めさせられているのも、彼が明日から数日間留守にするため、出かける前に、いまある仕事をなるべくひとつでも終わらせておきたいと言う、意向なのだろうと思う。たぶん、どれだけ努力したところで、戻ってきたときに机の上に山積みになっている状況は回避できないと思うのだけれど、まあ、それが彼らしいと言えばらしいか。 手直しする報告書は、めくってみるときちんと修正すべき個所にあちこち付箋やら細い文字で書き込みやらしてあって、そういうのをみるたびに、このひとってほんとうに几帳面というか、神経質だよなとつくづく思う。部下に放り投げるなら、もうそのままなにも手をつけずぶん投げてしまえばよいと思うのだけれど、きっとそれでまた自分が二度も三度も目をとおして、手直し箇所を指摘しなければいけないのが厭なのだと思った。面倒くさいとか、効率が悪いとかではなくて、たぶん純粋に厭なのだ。 本を物色していた局長がそのまま静かになっていたので、ペンを走らせながら自分が目を上げてちらと確認すると、脚立の一番上、足場のあたりに腰をおろして選んでいたはずの本を開いて読みふけりはじめているのだった。結構な高さだ。そんなところで読んでいないで、下におりてもっと楽な姿勢で読めばいいのに。ちょっと笑ってしまう。 本当に本に埋もれることが好きなひとだ。 自分と彼が知り合った孤児院時代から、もう暇さえあれば図書室に籠もって本に鼻を突っ込み朝から晩まで読みふけっていた。それも子供向けの、簡単なイラスト入りのようなものではなくて、当時孤児院に勤めていた教誨師たちが読むような、果てにはそのおとなですら読みづらくて投げ出すような文献のものまで、自分の目からはちょっと気がふれたとしか思えないような読み方で、なんだか気の毒になるほど必死になって読んでいた。読むのをやめると死ぬ、おおげさだけれどそう言いたくなるほどの必死さだった。 たぶん本人にも理由は判っていなかったのだと思う。 それにしても、コーヒーのはいったマグを片手に、あんな不安定な姿勢で、わりとこのひとが死ぬときは、事故だとか事件に巻き込まれたとかそう言うのではなくて、本棚の角に当たって死んだとか、書籍が落ちてきて下敷きになって死んだとか、ろくでもない、他人が聞いたら笑ってはいけないと判っているのに笑ってしまうような、たとえば、ピーナツを放り投げて食べたらそのままおかしな具合に気管に入ってしまって窒息死したとか、そうした死にかたをするんじゃあないかとも思った。 そんなことを思っていたら、局長がなんの気なしに足を組み替えたはずみにわ、だとか言ってバランスを崩す、自分も慌てて立ち上ったけれど机に阻まれて、ああ、なんて言っている間に彼はひっくり返って、脚立の上から落ちた。 どさどさと数冊の本と、ついでに手にしたマグの中身もぶちまける。 「だ、だいじょうぶですか。」 「くっそ、」 側に寄ったはいいものの、どう手を付けるべきか、下手に抱き起こして頭でも打っていたら、そんな風に心配していたのだけれど、局長は悪態をつきながらひとりで起き上がり、コーヒーにまみれた顔をぬぐう。悪態をつけるぐらいなのだから、そうまずい具合でもないのだろうとほっとした。 「あー……糞。」 ぶちまけたマグの中身はまだだいぶん入っていたらしく、顔だけじゃあなくて、頭もシャツもコーヒーにまみれていて、髪からしたたる茶色の水滴と、肌にぺたとはりついた感触が気持ち悪かったのか、彼は舌打ちをして苦々しい顔になる。 「タオルとってくれ。」 言われて指さされた方へ目をやると、応接用のソファの背にタオルがかけられていて、それが結構無造作に置かれていたのでしわくちゃで、はらうと埃が舞った。 「これ、いつのです。」 「先週だったか?先々週だったか?雨に降られたときに拭いて、そのまま、」 差しだすと受け取った彼は、うつむき髪をぬぐいながらこたえる、わりと手入れしているらしい髪のように見えるのに、むれたまま乾いたにおいのするタオルで拭いて気持ち悪くないのかとか、そんなことを思う。 彼は見た目がかなりととのっているし、シャツだとかパンツだとかに、糊のかかったものを着用することが多いから、初対面の相手にはとてもこざっぱりとしたなりの、きちんとしている風に見られやすいけれども、実際は案外がさつで、てきとうで、無造作だと言うことを彼に近しい人間は知っている。仕事の書類に関していえば、それはもう微に入り細を穿つような徹底ぶりなのだけれど、それ以外だとそんなに細かなことにこだわらないと言うか、外から帰ってきて病的なほど丁寧に丁寧に手を消毒しているかと思ったら、ずいぶん前に使ったまま洗っていないマグカップに、「あ。」とか言いながら、新しくコーヒーを淹れてしまってそれを飲んでしまったりだとか、たぶん本当の潔癖症の人間からしたら卒倒しそうなことを平気でする。綺麗好きなのか、そうでないのか判らないようなところがある。 波の幅がひとより大きく揺れていて、理解されないと言うか。 「それ、脱いでしまったらどうです。」 べたべたになったシャツをぬぐって、染みにいやあな顔をしていた局長へ言うと、そうだな、とすこし考えた風になって、それからおもむろに釦に手をかけ、さっさとシャツを脱ぎ始める、ここで脱いだって着替えはないわけだし、どうせ自分がいま修正している報告書があがるのを待っているだけで、本を読むほど暇なら一旦部屋へ戻って着替えてきたらどうかと言おうかとも思ったけれど、結局自分がそう言うことはなかった。明日の朝一番に出立すると言うようなことを言っていたし、このところ根をつめて仕事をしていたから、部屋へ戻ったらそのまま寝てしまうのを嫌っているのかもしれない。たぶん、ここで寝なくたってどうせ機内で寝られるのだから、そんな風におもっているのかもしれないし、そうだとしたらいま選んでいる本なんて、寝てしまえばどれも同じようなものなのだろうけれど、たとえば落ち着かないだとか、なにかこだわりでもあるのかもしれない。 羽織るものもなかったので、どうぞと言って自分の上着を差しだした。 「半裸で部屋に戻る訳にもいかないでしょう。」 ほぼ全員男、のヴァチカンで、同じ男の上半身を見たところでどうなるわけでもないけれど、十三課課長としての体裁と言うものもあるだろうと思う。 うん、と受けとろうとこちらを向いた局長の胸板のあたり、中心よりだいぶん左へずれたところに不器用に引き攣れた、小指ほどの幅と長さの傷痕があって、何気に目に留まり、それ、残っているんですねと自分は思わず呟いていた。 「え?」 「傷。」 「……ああ、」 自分が言うと彼は一瞬すっと無表情になり、それからすぐ能面を苦笑にかえた。 「昔、それで自分、騒ぎましたよね。」 「……大騒ぎされたな。」 彼も思いだしたのか、苦笑いがすこし深くなる。 孤児院にマクスウェル少年がつれてこられたとき、自分はすでにもうその場所にいて、周りと馴染んで生活していた。年齢的には彼のほうがいくつか上ではあったけれど、同じ初等部の上級生として面倒を見てやってくださいと、当時の孤児院にいた神父さまたちから頼まれ、先輩面をして世話を焼こうとし、先走った張り切りをことごとく彼にへし折られ、意気消沈し、何度か取っ組み合いのけんかにすら至った。しばらく経つうちに、彼が必要以上に他人の干渉をのぞまないこと、ひとりでいるところへ邪魔をされるのを嫌うこと、彼から話しかけるのはよいがこちらから話しかけられるのが苦手なこと、などを理解して、それからはほどほどの距離感を置いて自分も彼に接するようになり、そうするとお互いにびくびくとした、不器用ながらの接触も次第に増えて、自分たちは傍から見ると珍妙な、いつでも距離を測りかねているような、そんな親密の度合いになった。 それでも、いっとうに信頼されていたのだと思う。 自分と彼は取っ組み合いのけんかをしたけれど、それはほんとうに自分と彼だけの関係のことで、もともと彼は口の方が先に出て、しかも相手をとことん叩き潰す言いぶりをするので、上級生たちからは目をつけられ、おとなたちの目の届かないところで、何度かひどい目にもあっていたようだった。 ひどい目にあっていたにもかかわらず、彼は決してそれをおとなたちに話すことをしなかった。上級生から口止めされていたわけではなかったと思う。たぶん彼なりの自尊心や自負心のようなものがあって、告げ口をすることは彼の誇りにおいて耐えられなかったのだ。子供じみた意地っぱり、そうなのかもしれなかった、けれど自分はどうしたって貫き通そうとするその彼なりの意地に、ある種の尊敬のようなものをいだいていて、だから彼が殴られたり蹴られたりして怪我をし戻ってくる度に、こっそり医務室から救急箱を拝借して、絆創膏を貼ったり、化膿止めを塗ってやったりしていた。 最初はその手当すら彼はいやがっていたけれど、一度蹴られたところが熱を持ち、そのときは結局神父さまの知るところとなって、個別に呼ばれて事情を聴かれたりして、それがたいそう煩わしかったらしく、以降はおとなしく手当をさせてくれるようになった。 えらくなってやる、が彼の口癖だった。 いまはまだ無理だ、あの上級生を黙らせる力がまだ僕にはない、でもきっとすぐにでもえらくなって、絶対に見返してやる、僕に頭をさげなければ生き残ってゆけないほど、僕は絶対にえらくなってやる、手当てをするときに彼は必ず目をぎらぎらと光らせ、そんなことを言った。 自分は実物を見たことはなかったけれど、物陰にひそみ獲物を狙う、牙と爪をもつ獣はこうした静かで爛々としていて物騒な目をしているのじゃあないかと思っていた。 それでいて、いまにも泣きだしそうな目だとも思った。 ある日、いつになくひどくやられて戻ってきたとき、顔以外(腫れると目立つので、やつらは服で隠せる場所以外は決して手を出さない)、どこもかしこもめちゃくちゃな状態で、青あざどころか、黒かったり黄色かったり橙色に変色してあるところもあって、さすがにこれは限界じゃあないかと、自分はおののいた。このままエスカレエトしていったら、そのうち弄り殺されてしまうのじゃあないか。意地にもほどがある、けれど彼は黙ってベッドの毛布にもぐりこみ、体を縮めて痛みに耐えるのだった。 いつものように救急箱を無断拝借して部屋へ戻り、それまでの腕や脛だけにとどまらない、腹部におよぶ暴行の痕へ青くなりながらせめて湿布しようとしていた自分は、彼の胸にのこった奇態な傷跡を見て、とうとうわあと後ずさった。 赤くただれた痕。気が動転して、このままでは彼はきっと死んでしまう、そう思いこんで、マクスウェルの声を背中で聞きながら自分は廊下を走り職員室へ駆け込み、そこでのんびりと休憩していたアンデルセン神父の姿を見止め、走り寄りしがみついて訴えた。 穴が、と自分は言った。 マクスウェルの胸のここに、穴が開いているんです。 たちまち真顔になった神父は、自分の肩を掴み、マクスウェルが怪我をしたのですかとたずねた。こわい顔だった。 判りません。よく判らないんです。 泣きじゃくって自分は言う。 血が出ていたかどうかも、判りません。でも、大きな穴がここに開いていて、それに、ほかにも、全身、たくさんの。 聞くや否や、上着を打ち払って身をひるがえした神父、慌てて自分もあとを追う、走りながらいままで黙って隠してきた自分が、黙っていろと言ったマクスウェルが、暴行を加える上級生どもが、いっぺんになさけなくみっともなく、そうしてかなしく思えて、わあわあと泣きながら自分は部屋へ戻った。 部屋へ戻ると毛布から顔だけを出し、部屋の入口をきついまなざしで睨んでいる彼がいた。入口にはアンデルセン神父が立っている。 どうしました、神父が言った。怪我をしているそうですが。 なんでもありません。マクスウェルがこたえる。怪我なんてしていません。べつに、どうでもないんです。 ですが、このあたりに、穴が開いていると。 ――ああ。 聞いたマクスウェルが笑みを浮かべる。嘲笑だった。 古傷ですよ。前にできたものです。いま開いたってわけじゃあない。 そのとき笑んだ彼の表情。入り口を見ていた、だから自分も、神父も視界におさまっていたはずなのに、その目にはなにもうつっていなかった。どこか別の場所、別の人間へ向けられた、底知れない嗤い。絶望なんてなまやさしいものじゃあなかった。自分はちいさく悲鳴を上げる。 「あれ、結局どうしたのだったか。」 受けとった自分の上着を羽織り、局長がこちらをみて言う、鋭さは増したけれど荒んだ色はずいぶんましになった。 「大騒ぎになったことはおぼえているんだが、最後どうなったか記憶がすっ飛んでるな。」 「……たしかアンデルセンが、局長の毛布を剥いだんですよ。」 もう無理矢理、四の五も言わさずに剥いで、全身をあらわにさせて、そうして上級生からの「歓迎行為」があきらかになったのだった。 「そうだったか。」 そんなこともあったのだったかなあ、どんな痛み屈辱をうけたとしても昔話だ。えらくなってやるとおのれに言い聞かせていた少年は、その言葉通りえらくなった。 「局長、聞いてもいいですか。」 「ぅん?」 あのとき結局どうした傷痕だったのか、聞くことができなかった。あとから考えてみると、全身のあざとは違ってかさぶたもなく、綺麗なものだった。古傷だと少年は言ったけれどその通り以前にできたものだったのだろう。忘れていた。もうずっと気になっていたはずなのに、いま見て思いだすまで忘れていた。 記憶なんてそんなあやふやなものだった。 「その穴どうして開いたんです。」 「ああ、」 聞いた彼が薄く笑った。冷淡なものではあったけれど、あの時の少年が浮かべたものよりずっと良かったのでほっとする、自分たちはおとなになった。おとなになる過程で、着くとはなしに身に着いた、ずぶとさや無神経さと言うもの、蒸れたタオルで頭を拭いてしまえるほどにはオブラァトで覆えた、後には引けない意地と言うもの。 くさいものには蓋をする器用さを知った。 「母親がな。」 ボタンを留めないまま開いた前身ごろ、その間に手を差し入れ、彼が傷跡をうっすらと撫ぜ微笑む。 「母親?……局長の?」 「いや。産みの母親じゃあなくて……本妻の方。」 「ああ。」 聞いたことがあった、彼の母親は妾妻であったと、認知されないままに大きくなり、母親が亡くなり、行き場を失い父親の屋敷へ引き取られた。 「笑える対応だった。坊主憎けりゃ袈裟まで、ほんとうにそんな感じだったな。やることなすことことごとく気に入らなかったようで、まあ、いま思うと、あれは神経衰弱とか精神分裂とかそうしたたぐいだったんだろうが。……ある晩かっとなった彼女が、暖炉の火箸を、こう、左脇に、な。」 とん、と彼が親指で傷跡の上を突いてみせる。 「……刺されたんですか。」 「そう。あの女、心臓って言うのはこっち、左にあると勘違いしてやがった。こんな端に中心臓器があるものか、ちょっと考えればそれぐらい判りそうなものだろう。」 殺したかったんだろうな。彼の言う。 「真ん中のこのあたりを狙ってくれれば本懐を遂げられたろうに、おかげでこっちはびっくりするし、痛いし、死ねないしで散々だった。」 言えるものなのだろうか。聞いて、しまったと自分は内心ほぞを噛む。興味、出来心で聞いてよい類のものではなかった。 「昔の話だ。」 感傷が顔に出たのか、自分をうかがった局長がぽんぽんと自分の肩を叩き笑った。それから自分の腕を嗅ぎ、ああ畜生コーヒーくさいとぼやく。タオルの悪臭には耐えられても、コーヒーの香りは我慢がいかないらしい。それがどうにも彼らしくて、つられて自分も笑った。 ふたりで向かいあわせ、ふふと笑っていると、こつこつと数度入り口のドアがノックされ、いらえを待たずに内側へ開いた。室内に漂うコーヒー臭と、向かい合い、にやにやとする彼と自分をみとめて、入室した大柄な体が訝しそうに足を止める。 「噂をすれば、だ。」 まだおかしそうに肩を揺らしながら、局長が立ちあがり、床に散った本を拾いあげながら、できたかとそんな風にかるい様子でたずねた。それを聞いて自分は不意に、どうして彼が私室へ戻らずにこの部屋に居座っていたのか、自分が仕上げる報告書をのんびり待つあいだ、手持ち無沙汰にコーヒーを何杯も飲んで本を選び、よせる睡魔をこらえながら、無理をしてまでここにいた理由、それが理解できたような気がした。 アンデルセン神父を待っていたのじゃあないかと思う。 「どうしました。」 怪訝な顔のまま神父は彼へ歩み寄り、手にした数枚の紙を手渡す。ああ、と渡されたそれへ目を走らせながら、 「ハインケルと昔話で盛り上がっていた。」 彼はそうこたえた。 「昔話……、」 「私の聖痕のありがたい由来を聞かせてやっていたところだ。」 「拝聴しました。」 首をひねる神父へ、自分はおおぎょうに頷いてかえす、 「凄絶な過去だったので絶句していたところです。」 でも聖痕はないですよ、言うとそうかと彼がこたえる。聞いてああ、と合点したらしい神父が、胸の、そう言った。このひともまた少年にのこされた傷跡の意味を、あのとき知ることになったのだろうと思った。 「そう。」 まあこれでいい、アンデルセン神父の報告書へ向かって彼は頷き、それから徐に顔を上げ、やけにぎらぎらとした目付きになって、しくじるなよ、そんな風に呟いた。その目付き、底知れぬ嗤い、あのときの少年が見せたものと同様のもの、自分は息をのんだと言うのに、受けた神父は顔色ひとつ変えず、 「しくじる、?」 静かにたずねる。 「あの女はしくじった。貴様が私を仕留めるときは必ず心臓、ど真ん中を突き刺すことをしくじるな。」 「……私がしくじるとでも?」 伸ばしたアンデルセン神父の中指が、彼のむき出しの肌の上、体の中心線の丁度真上をとんと刺し、ここだな、たいそうおだやかな声で告げた。 動作、指でわずかにふれた肌、自分はその声を耳にした途端、どういうわけかぎくとして、あまりにおだやかに過ぎたのでおそろしくなって、思わず目を伏せる。いっそ闘争をむき出しにした咆哮のほうが百倍ましに思えた。 「そうだ、」 いらえた少年は、真っ向から視線を受けたようだった。気がふれている、ああまでおだやかで物騒な視線を向けられて平気でいらえる局長も、まるでやさしい風のアンデルセン神父も、そうしておかしいと思っている自分も、まとめてふれているに違いなかった。 そうだと彼はもう一度言う。そうしてうれしそうに笑った。 (Dies irae :怒りの日) next -----------------------------------------
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Dies irae 始まるよ!コスプレメイド喫茶♪ 1話 Dies irae 始まるよ!コスプレメイド喫茶♪ 2話 Dies irae 始まるよ!コスプレメイド喫茶♪ 3話 Dies irae 始まるよ!コスプレメイド喫茶♪(最新話)
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スワスチカ 作品名:Dies irae 使用者:氷室、イザーク・アイン=ゾーネンキント 神座万象シリーズに登場する道具ないしは土地。 聖遺物のひとつ。作品の舞台である諏訪原市内にある霊的スポットを指す。 ベルリンでの場所はカイザー・ヴィルヘルム教会、ブランデンブルク門、帝国議会議事堂、ベルリン大聖堂、 シャルロッテンブルク宮殿、ジーゲスゾイレ、バウハウス、ペルガモン博物館。 諏訪原市での場所は博物館、公園、ボトムレス・ピット、学校、教会、遊園地、タワー、病院。 エイヴィヒカイトではなく、使用者の血統で動く聖遺物であるため聖遺物は破棄出来ず、使用者も常人のまま。 道具についての詳細都市規模の聖遺物 生贄祭壇 解放条件 解放後 使用者との関連性解放時のフィードバック 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 道具についての詳細 都市規模の聖遺物 都市そのものが聖遺物作中ではベルリン、諏訪原市が聖遺物と化している。 条件を満たすことで方陣を描く聖遺物。 ラインハルト「黄金の錬成。錬成陣……シャンバラは私の理想を内から流れ出させる契約 の箱だ。聖典に言うところの、聖櫃。つまり都市規模の聖遺物に他なら ん」 生贄祭壇 大量の魂を散らすことで解放される八つの祭壇多くの魂を散華させるとで方陣と化す。地図上で鉤十字となるように八ヵ所存在する。 シュピーネ「なぜ我々が人を殺し、魂を簒奪するか……答えは単純な足し算ですよ。千人分の命を持てば、千倍の生命力を獲得できる このシャンバラで起こるのは、そのストックを増やすための殺人競争遊戯です。大量の魂が散華した場は戦場跡として方陣と化し、それが八つ揃えばあの五人が戻ってくる。そして奪った魂に相当する、新たな力を授けてくれる」 解放条件 スワスチカ内で散る数多の魂解放には300人より多くの魂を集める必要がある。 魂の質が上質であれば、生け贄の人数は減る。 リザ「そう、スワスチカは私たちの死でも開く。 要は、大量の魂をその場で散らしてしまえばいい。そういうことなら」 (中略) ヴィルヘルム『マレウスが集めたのは三百人……それっぽっちの劣等じゃあ、俺の腹は膨 れねえ。ここのスワスチカは開かねえ』 +魂の質 自身の意志で行動できるものほど魂の質が良い生き汚いだけの常人でも一般人の2倍近く質が良い。 クラブ、ボトムレス・ピットに集う者らの魂は、なかなかどうして上質だ。 霊的に鍛えられているというわけではなく、単に彼らは生き汚い。 (中略) ゆえに彼ら凡人を捧げるならば五百は殺す必要があるスワスチカも、ここ の者らなら二百か三百で足りるはず。 戦場であること魂は戦場で散らさなければならない。 武器や戦意がある状態で散ることにより最高の霊格で解放される。武器も戦意もない状態でも無理矢理開くことが可能だが、霊格は落ちる。 櫻井螢「スワスチカを開くのは戦場……武器も戦意もない普通人を捧げたところ で、そう簡単には開かないし、何百人も使って無理矢理こじ開けても霊格 的には落ちるでしょう」 「だから、私達には戦いが要るの。あなたという敵がいて、そこに巻き込ま れる人がいて、大量の血と魂が散華すれば、そこは戦場跡として方陣と化 す」 「といっても、それが最良というだけで、あなたがいなければどうにもなら ないわけじゃない」 「戦場予定地に敵がいなければ民間人を、それさえいないのなら仲間同士で、 結局スワスチカはこじ開ける。多少霊格が落ちようが、総てそうでもない限 り許容範囲……副首領閣下の術に穴は無く」 解放後 解放後は高濃度汚染される解放直後は比較的に清浄だが夜には魔境と化す。 真っ当な神経の持ち主ならば近付く気すら起きない。それでも近付くと障りを起こす。 櫻井螢「普通、スワスチカが開いた場所は、真っ当な神経の持ち主なら立ち入れな いくらい汚染されるものなんだけど、ここはホールに集中したから、それ 以外は無事のようね。綾瀬さんに障りを起こさせたくなかったら、あそこ には近づかせないほうがいい」 散華した魂の質で汚染の性質が変わる吸血鬼が死ねば夜には怨念と呪詛で満たされた魔境と化す。 第五番目のスワスチカ……ここは常人ならば立ち入れないほどの汚染区域 と化していた。どうもその性質は散華した魂によって変わるらしく、ここは 特にそれがきつい。根城にしているクラブのホールより、数段禍々しい気配 が満ちている。 ヴィルヘルムと、彼が集めた魂によって開かれた場であるゆえに、辺り一 帯が呪詛と怨念と憤怒と憎悪で煮えくり返っていた。 事実、注文の品を運ばせるために呼びつけたトラックの運転手など、校門 を潜った瞬間に嘔吐して失禁したほどである。(中略)エ リーや生き残りの一般生徒達が耐えられたのは、午前中という陽性の気が強 かった時間帯と、開いた直後で本格的な異界化がまだ甘かったからという理由 に他ならない。深夜の学校は、もはや完全に一種の魔境と化していた。 使用者との関連性 解放時のフィードバック 六ヵ所以上解放すると陣痛が始まる女性であれば未体験だろうと本能的に理解する。 そう、この痛み、この倦怠感、決して男には分からない。 玲愛自身初体験の感覚だったが、本能的にこれが何かは理解できる。女な ら、おそらく誰もがそうだろう。 つまり産みの苦しみ、陣痛だ。 戦争奴隷たちへは聖槍によって刻まれた聖痕にフィードバックがゆく血液が吹き出し、激痛が襲う。 「我々の聖痕は聖槍に貫かれた証であり、服従の印です。大隊長らは、そ の誓いを我々の数倍強く受けている。ゆえに、破る者を許さない。 (中略) 聖痕が疼く。血を流す……これはすなわち、ハイドリヒ卿がご帰還なされ るという前兆であり、スワスチカが機能しだしたという証です」 元ネタ スワスチカ(Swastika) ドイツ語で「卍」、「鉤十字」を意味する語。 聖櫃 キリスト教で聖人の不朽体が納められた、装飾された箱。 関連項目 聖遺物 聖櫃の道具分類。 壷中聖櫃・不死創造する生贄祭壇 聖櫃総ての解放によって発動する 流出 関連タグ Dies_irae 土地 異界展開 神座万象シリーズ 術技 道具 リンク Wikipedia 聖櫃 Wikipedia ハーケンクロイツ