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『雨』 4KB 小ネタ 思いつき 音もなく、冷たい雨が降る。 私は傘をさして一人で外を歩いていた。 目的があるわけじゃない、散歩、というほどでもない。 ただそういう気分だったのだ、雨に浸りたいとふと思い、足に任せて進んでいた。 「にんげんさん!」 ふと、声をかけられる。 声のした方を向くと、私のふくらはぎくらいまでの体長の、大きめのゆっくりだった。 そのゆっくりは、長い間雨にあてられていたのだろう、全身びしょぬれで、雨に弱いゆっくりは所々皮がはげて、形が崩れてきていた。 予想でしかないが、おそらくこのゆっくりは今すぐ雨が上がったとしても、そう長くは生きれないだろう。 私が無言でゆっくりを見下ろしていると、ゆっくりが口をかぱりと開いて、そのまま声を出した。 「おねがいします!れいむはもうだめです!おちびちゃんをどうかゆっくりさせてあげてください!」 ゆっくりの言うとおり、空けた口の中には小さな子ゆっくりが一匹入っていた。 私が返事をせずに黙っていると、ゆっくりは瞳を潤ませて、お願いしますお願いしますと何度も何度も懇願してくる。 「しかたないな…でも一つ条件があるよ」 「なんもします!だからおねがいします!」 私が言った瞬間ゆっくりは足に擦り寄るほど近くによってきた。 一歩引いて、私はその条件を口にした。 「貴方の生い立ちを聞かせて頂戴」 ゆっくりは一瞬戸惑っていたが、少しうつむくとぽつりぽつりと離し始める。 ちいさなころれいむは、ここからはなれたところにある、こうえんでうまれました。 おかあさんとおとうさんはとってもやさしくて、れいむはとてもしあわせでした。 あるときおかあさんもおとうさんもしんじゃって、れいむはひとりぼっちになりました。 だけどれいむはがんばっていきて、まりさとであって、かわいいあかちゃんもできました。 でも、みんなみんなしんじゃって、れいむにはもうこのおちびちゃんしかのこっていません。 れいむももうしんじゃうけど、ほんとうはもっとずっといっしょにゆっくりしていたかったけど… どうか、おちびちゃんを…よろしく…おねが… 「ねぇ、貴方の一生は、素敵なものだった?」 雨でどろどろになったゆっくりに、私は話しかける。 その顔は、わが子の明るい未来を願う母の顔で、何処か満ち足りたような表情を浮かべていた。 私は一つこのゆっくりに言っていなかったことがある。 それは、私達が出会ったときには既に口の中の子供は、唾液で溶けて死んでしまっていたという事実だ。 けれどその子も、母の温もりの中で死に、何処か安らかな表情を浮かべていた。 それぞれの思いは、私には分からない。 私はその母子に背を向けてやまない雨の中をゆっくりと歩き出す。 雨は、悲しみも思い出も、全てを溶かして流しながら、いつまでもいつまでも降り続いていた。 おわり --------------------------------------------- 愛でばかりが続いたので何か別のものを、と思ったのですが 愛ででもない虐待でもないものが出来上がってしまいました。 自分はこういうのも嫌いじゃあないんですが、どうでしょう。 でもリアル話雨さんは大嫌いだよ!肺のあたりがずーんってするからだよ! ん~、まとまった時間があるときに、長いお話を書いてみたい気分になってきました。 次回作で会いましょう。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。
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『自画自賛』 10KB いじめ 考証 自業自得 野良ゆ 子ゆ ゲス 加工場 現代 独自設定 えーと18作目……かな? 「れいみゅ、きゃわいくっちぇごめんにぇえ!」 「ゆっ!れいむのかわいいおちびちゃんをみてゆっくりできたでしょ!おれいとしてあまあまをよこしてね!すぐでいいよ!」 「しゃっしゃとよこちてにぇ!きょのぐじゅっ!!」 公園のベンチでのんびりタバコをふかしている俺の足元に、 これまた典型的なゲスでいぶとそのガキが現れて上記のセリフを吐いた。 ふむ。かわいい自分を見れたのだからお礼に甘い物をよこせ……か。 「無理だね。だってこの子れいみゅ可愛くないし、ゆっくりもできないし」 「どぼじてしょんなこちょいうにょぉぉぉぉぉっ!?」 「じじいはめがくさってるのぉぉぉっ!?おちびちゃんはでいぶににて、こーんなにぷりちーでしょぉぉぉぉっ!!?」 「ばーきゃばーきゃ!れいみゅはきゃわいいもんっ!ぴゅんぴゅん!」 ああやはりつまるところはそれか。ならてめーが可愛くないってことを証明してやろうじゃないか。 俺は身だしなみを整える為とこういう時の為にいつも持ち歩いている 携帯型の小さな手鏡を取り出すとれいみゅに見せて言った。 「いいか?こいつは鏡さんといってお前の姿を映し出してくれる道具だ」 「ばーきゃ!ばー……ゆっ?かがみしゃん……?」 「こいつで自分の姿を見て自分で判断しろ。本当に自分が可愛いかどうかをな」 「ゆーん!かがみしゃんには、きゃわいいれいみゅがうつるにきまっちぇるよ!じじいはびゃかにゃの?ちぬにょ?」 「そのとおりだよ!おちびちゃんはかがみさんでれいむにのかわいさをさいっかくにんっしてね!」 「あーはいはい。なら存分に可愛い自分の姿という奴を見ろ。ほれ……」 俺はかがみこんでわざわざれいみゅが見やすい位置に手鏡をもってってやった。 れいみゅは自信たっぷりのドヤ顔で手鏡に映った自分を見た。 親でいぶは「ゆゆーん!おちびちゃん、れいむにのかわいさによいしれてるよ~♪」とか抜かしている。 果たしてそうかな?俺にはあまりのショックに硬直しているようにしか見えないが……。 そしてたっぷり1分後……硬直が解けたれいみゅは絶叫した。 「にゃ、にゃ、にゃ……にゃんにゃのこりぇえええええええっ!?」 「ゆゆっ?」 「こ、こりぇ……?こりぇがれいみゅにゃの?う、うちょだよ!きょんなきちゃないにょれいみゅじゃないぃぃぃぃっ!!」 「な、なにいっでるのぉぉぉぉっ!?おちびじゃんはぎだなくないでじょぉぉぉぉっ!?」 やっぱりなあ。まあ予想通りというかなんというか…… こいつられいむ種は二言目には自分のことを「かわいいれいむ」と抜かすが、 飼いゆならともかく野良ゆは生まれてから自分で自分の姿を見ることなんてほとんどないはずだ。 自分の姿も正確に把握してないくせにかわいいもへったくれもあるか。 大抵は「可愛いれいみゅ」とやらを自分の脳内で妄想して、それが真実の自分だと思い込んでいるだけ。 現実を見せてやればこんなもんだ。 「まあ確かに汚いよな。あんよなんか地面にこすれて黒くなってるし」 「ゆぐぅ!」 「髪の毛はボサボサで肌はカサカサでさ」 「ゆぅぅぅぅっ!!」 「お飾りのリボンはなんかしらねーけどカピカピだし。どうせお手入れとか称して舌で舐めまくったんだろうが汚ねーなあ」 「ゆぐぅぅぅっ!き、きちゃな……きちゃなきゅなんきゃ……!」 「汚いかどうかは自分が一番よくわかってることだろ?で、どうよ?れいみゅはきゃわいいにょ?」 「ゆぎぎぎぎぎぃぃぃぃ!!ゆ、ゆ、ゆっくじぃぃぃ!ゆっくじできにゃいぃぃぃぃっ!!」 「おちびじゃぁぁぁんっ!?や、やべろぉぉぉっ!いじわるなぐぞじじいはでいぶにの かわいいおちびじゃんをいじめるなぁぁぁぁっ!じねぇっ!じじいはゆっくじじないでいまずぐじねぇぇぇぇっ!!」 もうれいみゅは大量に餡子を吐き出す寸前だ。かなり弱ってるからな。 親でいぶは狂ったように俺の足に体当たりをしてくる。 面倒くさいので俺は親でいぶを思っきり蹴り飛ばした。 親でいぶは「ゆげえ!」とか言いつつごろごろ地面を転がってそこの木の根元にぶつかって気絶した。 それにしてもれいむ似のかわいいおちびちゃんね……じゃあ次はそこを分からせてやるとしますか。 「おい不細工れいみゅ」 「れ、れいみゅ……ぶさいくじゃにゃいみょもん……」 「あのさ……可愛いなんつーのは他ゆんに言われて初めて価値が出る言葉なんだぞ? 自分で自分をかわいいかわいいと連呼しても全然意味ねーんだよ。そこんとこ理解できる?」 「……ゆ、ゆぅぅ」 「で、さ。お前生まれてから一度でも他ゆんかられいみゅは可愛いね!って言われたことがあるの?ねえあるの?」 「ゆっ?ちょ、ちょれは…………あ、あるよ!」 思い当たるふしがあったのか少しれいみゅは元気を取り戻したようだ。 さてその思い当たる他ゆんというのは…… 「おきゃあしゃんだよ!おきゃあしゃんはまいにち、れいみゅをきゃわいいっちぇいっちぇくれりゅよ!」 「お母さんってそこのでいぶか?お母さんだけ?お父さんはどうなんだ」 「おとうしゃんはゆっくちできにゃいくじゅだっちゃよ!れいみゅたちをおいちぇどっかいっちゃったよ!」 「愛想尽かして出ていったってとこか。まあ親子してゲスじゃ当然だろうが……」 「やっぴゃりまりしゃはゆっくちできないってほんとうりゃにぇえ!おなじまりしゃだったいもうちょも ゆっくちできにゃいくじゅだったもんにぇえ!」 「父親はまりさで妹もまりさ、か。その妹はどうした?父親と一緒に出ていったのか?」 「おきゃあしゃんがきゃわいくにゃい、ゆっくちできにゃいくじゅだといっちぇせいっしゃいしちゃよ!」 「れいむ種びいきね……まあでいぶにはよくある事とはいえ……で、れいみゅの考えとしてはどうなのよ? 妹のまりちゃは本当に可愛くない、ゆっくりできないと感じたのか?」 「ゆっ?も、もちりょんだよ!」 「本当か?親でいぶに遠慮することはないぞ?こいつ俺に蹴られてそこで気絶しているから」 「ゆっ……」 少しは思うところがあったのだろう。 れいみゅは親でいぶの方をちらちら見ると本音を言い出した。 「ほんちょういうちょ……いもうちょのまりちゃはきゃわいいち、ゆっくちちていちゃとれいみゅはおもうよ……」 「でも親でいぶがまりちゃはかわいくない、ゆっくりしていないと言うものだかられいみゅもそれに同調したわけだ」 「ゆぅ……」 「それはいいさ。下手に反論したられいみゅが不愉快になった親でいぶに潰されるかもしれないからな。 でもさ……おかしいと思わないか?れいむ種であるれいみゅはかわいい。まりさ種のまりちゃはかわいくない。 同じ親でいぶの子供なのに何故こうまで差別される?」 「ちょ、ちょんなこちょれいみゅわかんにゃいよ!」 「んじゃ教えてやる。れいみゅがかわいいと親でいぶに言われるのはお前が親でいぶと同じれいむ種だからだ」 「ゆっ?」 「さらに言うならば親でいぶはこう思っている。『おちびちゃんがかわいいのはでいぶににているからだよ!』とな」 「ゆっ?ゆゆっ?」 「さらに『でいぶはかわいいんだから、でいぶににたおちびちゃんがかわいいのはとうっぜんっだよ!』と思っている」 「や、やめちぇえぇぇ!?」 ゆっくりできない嫌な予感がしたのだろう。 れいみゅはこれ以上俺に言ってほしくないと目で懇願する……が、俺はかまわず結論を言い渡した。 「要するにぜんぶ親でいぶの自画自賛だってことだ。れいみゅがかわいいんじゃない、れいみゅに自分を重ねているんだ。 つまりれいみゅは親でいぶにとってただの鏡の代用品ってことさね。親でいぶがれいみゅをかわいいと言うのは とどのつまり自分で自分をかわいいと言ってるだけの事なのさ」 「ゆ、ゆんやあああああああああああああっっっ!!?」 子供がまりさ種じゃれいむ種の親でいぶは自画自賛できない。誉める対象が父親のまりさになるからな。 だからまりさ種のおちびちゃんは潰したり差別したりするんだろう。 でいぶのれいむ種びいきの真相はまあこんなところで間違いないと思う。 でいぶは自分さえゆっくりできればそれでいいのだ。 子供を物乞いの種に使ったり自分の可愛さを確認する為の鏡代わりにしたり、 とにかく自分だけがゆっくりする為の道具として子供を産み手元に置いているだけのことだ。 だから子供が気に入らなくなればすぐに潰したり見捨てたりする。 飽きるほど見てきたことだ。ゲスでいぶに本当の母性なんかあるわけがない。 れいみゅはあまりの事実に餡子を吐きかけている。 俺はトドメとばかりにれいみゅに言ってやった。 「れいみゅは可愛くないね!唯一かわいいと言った親でいぶはれいみゅの事なんてなーんにも見てなかったわけだし! 見ているのは自分だけ!俺が見てもれいみゅはかわいくないし、きっと他のゆっくりや人間も同じ意見だよ! そうだよ!れいみゅをかわいいと言う生き物はこの世にただの1人もいないよ!」 「ゆ、ゆぶううううううっっ!ゆげえええええええええっっっっ!!」 「あれ?あれぇ~~?なんで餡子吐くのかな~?きゃわいくにゃいれいみゅちゃ~ん?」 「ゆげえ!ゆげええええええっ!……も、もっちょ……ゆっくち………ちたかっ……ちゃ………」 こうしてれいみゅは自分の存在意義を根こそぎ否定されたストレスで身体中の餡子吐き出して死んだ。 まあかわいいというのがれいむ種にとってのステータスである以上、 そこを否定されたらゆっくりできなくなって死ぬ方を選ぶだろうなあ。 俺は携帯を取り出してどこかへ電話するとその場を立ち去った。暇つぶしは終わりだもうここに用はない。 「どぼじてでいぶのがわいいおじびじゃんがじんでるのぉぉぉぉっ!!?」 しばらくして背後から親でいぶの叫び声が聞こえてきた。 よく言うわ。俺がれいみゅにトドメを刺したときにはもう意識を取り戻していたのは知ってるんだぜ? 我が身可愛さに気絶した振りをし続けて子供を見殺しにしておいて、 今度は悲劇のヒロインを演じる道具として死んだれいみゅを利用するわけか。 とことん自分のことだけしか考えないナマモノなんだな、でいぶって奴は…… だがそれももう終わりだ。大根役者には舞台の袖にひっこんでいてもらおうか永遠にな。 「ゆぇぇぇぇん!でいぶはがわいぞうだよぉぉぉっ!じんぐるまざーじゃなぐなっじゃっだよぉぉぉぉっ!! ぐぞにんげんはがわいぞうなでいぶにやざじくじでね!あばあばをもっでぎでね!たくざんでいいよ! びゆっぐりはでいぶをなぐざめでね!ぞじてでいぶとゆっくじでぎるおちびじゃんをつくろうね! ぞじたらごはんさんをみついででいぶをゆっくじざぜでね!えいえんにでいいよ!?」 「お、いたいた。市民からの通報通りでいぶがいたぞ」 「うわー醜っスねー。涙と変な汁をまき散らしてるっスよ?しかもドヤ顔で……さっさと処分しちまいましょう」 「ゆっ!?ぞ、ぞのせいふくさんはっ!?や、やべろぉぉ!でいぶにちかづくなぁぁぁっ! ゆんやあああああああっ!!かこうじょさんはゆっくじでぎないぃぃぃぃっ!!」 さすが加工所、電話してから5分で到着とは救急車なみに出前迅速だな。 でいぶが泣き叫んで逃げようとしたようだがトングで挟まれて袋に入れられ、 高級車に乗せられて加工所へと丁重にエスコートされていった。 きっと加工所で開催される素敵なダンスパーティーにご招待されたのだろう。 あばよでいぶ。加工所のパーティーでその豚の鳴き声にも劣る美声とやらで職員をせいぜいゆっくりさせてやれや。 そんな事を考えながら俺はくわえていたタバコの火を消してゴミ箱に捨てたのだった。 後書き 別に別に名乗らなくてもいいかなあと名無しで今までだらだら書いてたけど一応けじめということで名乗ろうと思いました。 自分が書きたいと思ったSSを勝手気ままに書くという意味で気ままあきと名乗ります。 最後に名無しで書いてた作品の分を入れた作品リストを…… あまり名作とか長編とかには縁がない作風だけど、まあそんなわけでこれからもよろしくお願いします。 今まで書いたもの anko3367人間に飼われるというのは… anko3370野良ゆは人間に関わってはいけないという話 anko3379親の罪は anko3401たすけあい anko3410世紀の凶悪立てこもり事件 anko3416選んだのはお前だ anko3440ぷくー!をしてみた anko3479この世はでっかいゴミ捨て場 anko3486胴つきさんはゆっくりできない anko3501胴つきさんはゆっくりできるね! anko3503じゃまもの anko3509ゆっくりいーたー anko3522野性のゆっくりとゆっくりしてみた anko3526気持ち悪い! anko3534ゆっくりしているゆっくり anko3537野性のゆっくりとゆっくりしてみた2 anko3545霊園の野良ゆ対策
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『さんぽ』 5KB 日常模様 現代 小ネタ4本目です 【さんぽ】 日暮れ前の並んで歩く道中に、僅か遅れて僕の後ろを歩く影が停まった。 切れ長の瞳に溢れる愛嬌を、僅かにかしいだ顔には疑問と好奇心、僅かな期待。 いま、誰か、呼んだ? 「ううん、呼んでいない。」 腕を伸ばして首を撫でてやる 膝を折る必要はない、彼は巨きいから。 嬉しそうに擦りよる、真白い毛並み 尾まで含めれば2mを超える大型のハイブリット・ウルフ・ドッグ 彼、カネサダが足を停めたのは確かに呼びとめられたからだ。 わたしは、それに従う理由を認めなかったのに 見た目によらず優しい性格の彼は律儀に足をとめたらしい。 彼が止まると私は歩けない、力も体重も彼は私を大きく上回るのだ。 「まって!まってね!!」 「むししないでね!」 ぽいん、ぽいん 擬音をつけるなら、そう言う音になるだろ。 随分と不用心な、と思う。 都会というほど人も物も多くないとはいえ ヒトの住む土地で、これほど無警戒に人間を呼びとめるモノもいるのか。 ゆっくり、と呼ばれる彼らは 殊にその野良は、人間にはもっと怯えた目で 間違っても自分から声をかけたりはしないが…。 「カネサダ、いこう」 ………。 カネサダは、賢い子だから 普段は口に出して求めれば、必ず言う事を聞いてくれる。 「にんげんさんと…いぬ、さん?」 「どっちでもいいのぜ!」 「ゆ、そうだね!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていくのぜ!」 「れいむたち、おねがいしたいことがあるんだよ!」 ゆっくりが二つ、並んで鳴いている。 カネサダはそちらを向いて、大きな尻尾をバサバサと振っている。 「う…」 彼は、こういう動くモノに目が無い。 仔犬のころからいくつも玩具を駄目にしている。 白い巨体が僅かにたわんだ瞬間に、リードを離した。 カネサダの力で引っ張られたら、脱臼だってしかねない。 本革のラグビーボールを引き裂くのをみた時は 少し怖かったのを覚えている。 ちょうど、今みたいに 「ゆぎゃぁぁああああああ!!!!」 「なにをするのぜえええ!!れいむをはなすのぜええええええ!!!」 大きなリボンをつけていた方は『れいむ』というのか えらく遠くまで飛んで行ってしまった エチケット袋にチリトリと箒でとびちった破片を集めていく。 わたしの脚ほどもある前足で掴んだ『れいむ』の頭皮を噛みちぎって 鼻面を頭に突っ込んで楽しそうに遊んでいる。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎゅぐぐきききききごぼがががっげげげげげっげえええええ!!!!!!!」 「でいぶうううううううう!!!!!!やべろおおおおお!!!!」 金髪に帽子のほうのゆっくりが、決死の形相でカネサダに向かっていこうとする。 「えいっ」 「ゆぶっべえ!」 さすがにもう一個は袋に入りきらない。 2~3度適当に蹴り飛ばして、カネサダの目に入らない側溝に蹴り落とす。 カネサダのお愉しみが終わるまで一服する事にした。 金髪帽子が落ちた側溝に近い壁に背を預けて、煙草に火をつける。 「やべてあげてよぉぉ…でいぶをだずけでよおおお…!」 背中から側溝にぴったりはまって、金髪帽子は身動きが取れないらしい。 見ようによると、ユーモラスな姿だ。 灰が落ちない様に灰皿で受けながら、金髪帽子を観察する 「れいぶううううでいぶうううううう!!!」 涙を、流す事が出来るのか。 「ぐぞいぬうううううう!!ごろじでやる!ごろじでやるぞおおおお!!!」 喋るように、鳴くと。 「ゆぎぎいいいいいいいいい!!!」 そろそろ一本吸い終わる、カネサダのお楽しみも終わりそうだ。 「?」 回収した筈のリボンが新たに散らばったゴミの中に混じっている。 ふと思いついて側溝にかがんで金髪帽子に尋ねる。 「ねぇ」 「なんなのぜ!まりさはいまそれどころじゃ…」 「あの『れいむ』、子供でもいたの?」 「・・・・・ゆ?」 一瞬で表情を漂白された金髪帽子の眉間に 吸い終わった煙草を押し付ける。 「ゆっぎゃあああああ!!!」 火の消えた吸い殻を灰皿に収め 身づくろいするカネサダから解放された都合3個分の残骸を回収して 散歩コースを歩きだす。 「愉しかった?」 間をおいて、千切れるほどに尾を振りながら一声吠える。 すごく、たのしかった! 「そう、なら」 次の散歩からは、ああいうのを探してもいいかもしれない。 カネサダの犬種は、健康に生活する為に必要な運動量が非常に多い。 玩具も並の物だとすぐに壊れてしまうので、家計を圧迫していた。 「今度は探して遊ぶようにしようね」 わんっ! 翌日、同じ時間の散歩コース カネサダの散歩はとても長い。 成長するに従って満足するのに距離が必要になった。 今は、20キロを毎日一緒に歩いている。 途中しらみつぶしに街を歩いているだけで、探すでもなく出るわ出るわ ここに戻ってくるまでに20個以上のゆっくりでカネサダは遊んだ。 大きな袋を持って来てはいたけれど、掃除に関しては意外と困る事は無かった。 行く先々で街の住人の人たちに「駆除してくれてありがとう」といわれる始末だ。 一人暮らしのおばあさんには、お土産にトウモロコシまで持たせてもらった。 カネサダが排泄をしなかったので、トウモロコシだけを荷物に昨日の側溝のあたりを通りかかる。 「ゆ゛…ゆ゛…ゅ゛…」 側溝の中には、鴉にでもついばまれたか両目を失った金髪帽子… 今日他のでカネサダが遊んでいた時に聞いた『まりさ』というゆっくりが今にも死にそうな 死んだ方がましな姿で、まだ挟まっていた。 「ばぃざ、たぢは、ほんのずごじ…ごはんを、もらいたがっだ…だげ、なのに…」 「…子供が生まれるから?」 「そう、だよ…ほんのずごじ、ゆっくぢぢだがっただげ…ゆぐ?そのごえ…」 「カネサダ」 低く喉を鳴らしながら、カネサダが『まりさ』の前に歩み出る そのまま、前足を焦げ跡のついた眉間に押し付ける。 「ちゅぶ、れりゅううううう…」 カネサダの体重は60キロを超える 脚の形に凹んでいく眉間、断末魔の声をあげる『まりさ』を見下しながら。 「昨日はね、何も持ってなかったの。」 今日ならトウモロコシくらいはあげたかもしれない。 どっちにしろカネサダを連れていたとおもうけれど。 「もっど…ゆっくじ…じた…」 ブチリと潰れるのか千切れるのかわからない音を立てて『まりさ』は動かなくなる。 わたしは少し迷って、空だった大きなエチケット袋に『まりさ』を納めて カネサダと一緒に、夕暮れの帰り道を歩きだす。 「今日の散歩も愉しかった?」 わたしから少し遅れて歩くカネサダが、一声吠える。 うん!あしたも、いっしょにあそぼうね! おわり 今まで書いたもの anko3391 たんぺん anko3392 だんしんぐ一家 anko3397 どくしょ
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『共存の形』 5KB 小ネタ 都会 独自設定 俺設定SUGEE、な駄文 ※小ネタです。 ※俺設定SUGEEE! です。 「共存の形」 必殺引篭り人 誰も振り向かない。 「にんげんさぁぁぁぁん!!れいむのおはなしきいてねぇぇぇ!!」 誰も耳を貸さない。 「まりささまをかいゆっくりにするんだぜぇぇぇ!!さっさとつれてかえるんだぜぇぇぇ!!」 誰も目を向けようとはしない。 「ゆんやぁぁぁぁ!!ありしゅをゆっくちしゃしぇちぇぇぇぇ!!!」 「とかいはっ!!おちびちゃんはとってもとかいはでしょぉぉぉ!?どおしてみてくれないのぉぉぉ!?」 為されることは一つ。 「どぼじでれいむのおりぼんざんどっちゃうのぉぉぉ!?」 「ゆんやぁぁぁぁ!?!?まりざざまのおぼうじざんがぁぁぁ!!」 「やめぢぇぇぇぇ!!ありしゅのときゃいはにゃかちゅーしゃしゃんー!!!」 「ごのいながぼのぉぉぉ!!ありずとおぢびぢゃんのがじゅーじゃじゃんをがえぢなざいぃぃぃ!!!」 会社員と思われるスーツ姿の男、セーラー服の女子生徒、塾に行く途中の小学生。 それぞれがれいむ、まりさ、ありす親子のお飾りを取り上げる。 手にしたお飾りを、彼らは無表情のまま、粉々にした。 「「「「ゆ゛ん゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!」」」」 ちぎられたお飾りをばら撒く3人。4匹のゆっくりはいそいで自分のお飾りを集めようとするがすでに手遅れである。 バラバラになったお飾りはもう戻らない。号泣しながら4匹は必死になってお飾りをなめる。 そんなことで直るはずもないことは理解しているだろうに、それでも必死になめる。 人間たちはそれを見ない。ゆっくりたちに処罰を下した3人も、彼らを見ない。興味がない。 これが現在のゆっくりと人間の共存の形。 ゆっくりが人間社会に登場してからというもの、野良ゆっくりの駆除についてさまざまな試みがなされた。 単純な一斉駆除、薬の散布、野良の群れに長となる指導者を据える等々。 しかしどれも一時的にしか効果がない。はじめは抑えられても、必ず失敗する。 原因は簡単だ。ゆっくりがバカだから。記憶力が悪いから。自分に都合のいいことしか覚えないから。 嫌な事をすぐに忘れるゆっくりには、駆除も薬殺も指導もすぐに忘れられて長期の効果がない。 全滅を目指すことも検討されたが、相当な困難が予想された。 だから人間は考え方を変えた。 ゆっくりと共存する。彼らを受け入れる。人間社会に、街に存在することを許容する。 その代わりに、彼らに示し続ける。人間の強さを。彼らの立場の低さを。 その位置から上を目指す愚かさを教え続ける。 彼らの命に匹敵する、お飾りを壊すことでそれを示し続ける。 人間は自分たちの甘さを反省した。もう無知は許されない。 徹底的な教育がなされた。テレビの番組で、新聞で、折込チラシで、町内会の回覧板で。 ゆっくりのエサになるようなゴミの捨て方を徹底的に改めた。 そして彼らのお飾りを壊すことを奨励した。 街に住む野良ゆっくりはあっという間に窮地に追い込まれた。 エサは取れない。お飾りは破壊される。 お飾りがないゆっくりは迫害される。それ以上に、自身が持てなくなる。怯える。卑屈になる。 ゆっくりできなくなる。 ゆっくりしたくてもできない。お飾りがなければどんなあまあまを食べてもゆっくりできない。 赤ゆっくりを作ることもできない。生まれた赤ゆっくりから蔑まれるからだ。親と認めてもらえないからだ。 捨てられた紙袋やアイスカップを頭にかぶるゆっくりもいた。 だがそれは自分の惨めさをより一層引き立てるだけだった。無くした分身を一層思い起こさせるだけだった。 お飾りを無くしたゆっくりは赤ゆっくりを作れない。お飾りを破壊されるようなバカは子孫を残せない。 子孫を残せるような(比較的)頭のよいゆっくりは、人間に決して近づかなくなった。 お飾りを破壊されるゆっくりの急増を見て学んだのだ。 学んだゆっくりに、人間は寛容だった。寛容と言うか無視だった。 しかし無視されれば生きることができる。少しでもゆっくりできる。 バカなゆっくりは相変わらず生まれた。決して0にはならなかった。 ただ、お飾りを破壊され、人間の優位を示す生きた証拠となった。 これが今の、人間とゆっくりとの関係。 人間は許容する。ゆっくりが街にいることを認める。 排除しない。殺すこともしない。生きることを、住み着くことを受け入れる。 しかし容赦はしない。彼らから希望を奪うことを躊躇しない。 お飾りをバラバラにすることをためらわない。 そして彼らを見ない。ゆっくりを見ない。まるで存在しないかのように。 無視する。三猿を決め込む。 生きることのみでは満足できないゆっくりにとって、それは地獄。 認めてもらえないことはゆっくりできない。 美味しいものがないのはゆっくりできない。 お飾りが取り上げられてしまうこともゆっくりできない。 ゆっくりできないことから逃げ出したい。でも逃げられない。逃げる場所がない。 どこへ行ってもゆっくりできない。ゆっくり出来る場所がない。 そもそもお飾りがなければゆっくりプレイスにたどり着いても意味が無い。 すべてを諦めて、今日もゆっくりは地べたを這いずりまわる。 生きながら地獄に落とされても、なお生きることにしがみつきながら。 人間は受け入れる。バカが子孫を作らなくなり大幅に繁殖力が削がれたゆっくりを許容する。 高望みをしない。実現しないことを望まず、身の丈にあった結果で満足する。 これが、2つの種族が衝突の果てに見出した妥協点。 人間は奪わない。ゆっくりの命を奪わない。彼らが「尊い」と称する命を踏みにじらない。 そんな、優しくも無情で冷酷な地獄を作った人間を、ゆっくりは涙を流しながら今日も見上げている。 感想はこちらまで。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853162/ 過去作品 anko3326 聞いてどうするの? anko2968 屁理屈 anko2655 駆除なんて簡単だ 実践編 anko2012 加熱 anko1870 駆除なんて簡単だ anko1597 きっかけは小さな事 anko1526 初心者お兄さんのコンポスト anko926 鬼威惨の、目指せ金バッジ! anko755 れいぱー対策 anko711 不良品の証 anko670 エコを目指す加工所 anko658 真実を知るということ anko650 モチモチを生かして anko611 おかされいむ anko565 ゆ身売買 anko478 れいむはよげんしゃ anko334 ゆっくりできない理由 anko301 子まりさの反乱 anko265 どすすぱーくをうつよ! anko260 人間の畑だと説得してみよう anko227 陰口 anko181 効率化の道
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『仏の顔も三度まで』 6KB 制裁 現代 ただいまです。 ある日曜日の昼下がり、家中の掃除を終わらせた男はひとり家の中でひと眠りしようかと寝転んでいた。 もう十分に春である。開け放された窓から入るポカポカとした陽気は、男を深い眠りに誘っていた。 男は知らなかったのだ。 ゆっくりの習性を。 他人の物どころか世界の物は俺の物、いやむしろ世界は俺の物的などこかのガキ大将も真っ青な思考回路を。 結果、男は長くは眠れなかった。 「ここをまりさのおうちにするよっ!」という黒板を爪で引っ掻いたような耳障りな声が家に響く。男は何事かとすぐに眼を覚ました。 もちろん、人間の家でおうちせんげんをするようなゲスゆっくりである。知能も常識もありはしない。 「このくそどれい云々」と自分勝手なことをまくしたてたあげく、男の目の前で糞をしだした。 ここまでされては男も黙ってはいない。まりさを外に蹴り飛ばした。潰さなかったあたり男の寛大さが見て取れる。 それに加え「もうこんなことをするんじゃないぞ」なんてまりさに対して生きるための助言をした。無駄なことだというのに。 ゲスに限らず、ゆっくりが一度言われただけで覚えるわけがないのに。 一方外に出されたまりさは「ここをあけろおおお!!このくそどれいいいい!!」なんて叫んでいた。 さっきの男の助言はやっぱり無駄だったというわけだ。 「……どうしようか」 男は困った。 軒先でこんなでかい声で汚い言葉を叫ばれては世間体が良くない。 かといって、ハイそうですかと殺すわけにもいかない。 ここまでされてもまだ男は寛大だった。 「これでいいか」 男はスリッパを手に取り、窓を開けた。 もちろんまりさを家に入れるつもりは毛頭ない。 男は「やっとあけたね!この(ry」なんて悠長なことを言っているまりさの話を聞かずに、手に持ったスリッパでまりさをひたすらに叩いた。 「ゆひっ!ゆっ!ゆっ!ぼ、ぼうやべでええええええええ!!」 10発ほど叩いた時点でおそろしーしーを撒き散らし泣き言を言い出すまりさ。その様子はさっきまでの喧嘩腰とは大違いだ。 「これでわかったか?やめとけ、どっか行け」 男はまりさの答えを聞く前に窓を閉め、また横になった。 さすがに諦めるだろうと思い、再度眠りに入る。 まりさもしばらくは名残惜しそうに窓の先の男の家を眺めていたが、諦めて家を離れた。 そして男が眠りに入ってから、5分ほどたった時だろうか。 「ゆっへっへええええええ!!まりささまのつよさにおそれいったらはやくあけるんだぜええええええええ!!」 「……なんだよ、いったい!」 なぜだかまりさは再度男の家の窓の前に来ていた。 体は人間の子供よりもさらに小さいくせに声だけは人間と同じ程度だ。そんなゆっくりが窓先で叫んでいれば、寝られるわけがない。 男は流石にイライラしながら再度扉を開ける。 「さっさとどっか行け!また叩くぞ!」 「ゆっぷっぷぅぅぅぅ!!ゆーひゃひゃひゃ!なにをばかなこといってるのぜええええ!!よわっちいくせにいいぃぃぃ!!」 「……なんで、お前のほうが強いって思ったんだ?」 「だって、さっきくそどれいはまりさをころせなかったのぜ! つまりそれは、まりさのつよさにおそれいったってことにきまってるのぜえええええええええ!!」 「…………」 男は、ゆっくりに詳しくない。 だから知らなかった。 ゆっくりのこういう2重3重4重にバグが発生しているような意味不明の思考回路を。 そもそも回路自体が存在するのかどうか。 気持ち悪いゆっへっへという屁のような笑い声をあげているまりさに、男は言い聞かせるように言った。 「あのな、違う。俺はお前を「見逃して」やったんだよ。俺のほうがほんとは強いけど、お前を殺すのはかわいそうだと思って殺さなかったの。 わかった?わからねえわなあ、じゃあもっかい勝負してやるよ。今度は素手で」 汚いまりさに触りたくはなかったが、まりさを納得させるにはこれしかなさそうだ。 まりさのほうが弱いと認めさせないと、眠れそうにない。 「ゆっへっへ……さっきはぶきがあったから、くそどれいもたしょうはたたかえたのぜ! ぶきがないなら、あっとうてきにまりさのかちなのぜえええええええええ!!」 まりさは男に、獲物に跳びかかる黒豹のように体当たりを仕掛けた。 男はもろに食らい、地面に崩れ去る。 ――はずだったのに。 「……うわ、ここまで弱いのか、ゆっくりって」 男の受けたダメージはなく、ジーンズが汚れたことに大して少し精神的ダメージがあったが、ただそれだけ。 まりさは自分の強靭無敵最強の体当たりがまるで効果のなかったことに対し、動揺を隠せない。 それどころか、まるで意味が分からない。 世界が歪んだようなショックを受ける。 「や、やせがまんはやめるのぜ。もういちどいくのぜええええ!!」 ぽいーん。 ぽむーん。 ばっよえーん。 「ゆふぅ、ゆふぅ……さすがにそろそろ、しんだのぜ?」 まりさが帽子の影から男をちらりと見ると―― 「ぐー、ぐー……」 男は寝ていた。 「お、おぎろおおおおおお!!ねるなあああああ!!」 「ん?ごめんごめん、まりさのマッサージが気持よくて……」 春の陽気とまりさの柔らかな体当たりは、男を居眠りに導いた。 「さて……じゃあ、俺もさすがにちゃんと寝たいから、ちょっと痛いことするぜ。 お前らもわかるだろ、寝かけたら起こされて寝かけたら起こされて……アレほど嫌なもんはねー」 「ゆ?い、いだい!いだい!いだいいいいい!!ゆるじでえええええ!!」 「だーめ、許さない」 男はまりさの頬をつねる。 ひねる。 たまに左右交代する。 空いたほうの手でビンタする。 まりさが泣こうが喚こうが止めない。 「ゆぶえええええん!!ゆわああああああん!!ぼうやぢゃあああああ!!ごめんなざいいいいいい!!ぼうじゃまじまぜんんん! ばりざのほうがよわいでずうううううう!!だがらゆるじでえええええ!!いだいごどじないでえええええ!!」 まりさが負けを宣言したとき、男はすぐに手を離した。 「ゆぐっ、ゆぐっ……ぼ、ぼうざがらいまぜんんんん!!ゆっぐりねでぐだざいいいいい!!」 「わかればよろしい。お前のほうが弱いな?」 「ばいいいいいいいい!!まりざのほうがずっとずぅっとよわいでずうううううう!!」 すぐにちゃんと自分の弱さを認める。 なかなか(ゆっくりにしては)見上げた奴である。 死ぬ5秒前まで認めないアホもいるというのに。 「じゃあまりさ、おやすみー。あんま人間にかかわんなよ」 「お、おやずみなざいまぜえええええええ!!」 まりさはまりさにできる最速のダッシュで逃げて行った。 電柱を曲がり、すぐにまりさの姿は見えなくなった。 後に残されたのはまりさのおそろしーしーだけ。 あれだけ自分は強い強いとわめいていたのに、ちょっと叩くとすぐに小便を漏らし許しを乞う。 これは種としての生き物としてどうなんだろうか。 生きる上で全ての生物が自分より強い、場合によっては無機物より弱いのに、意味もなく敵を増やしていったいあのまりさは何がしたいのだろうか。 とかそういったことを一瞬だけ考えたが、すぐにどうでもいいことだと頭から消し去った。 今の男にとってはゆっくり100匹の命よりも目の前の昼寝タイムだった。 「あー、やっと眠れるぜ。さて、お休みと……」 「くそどれいいいいいいいいい!!でてくるのぜええええええ!!」 「…………」 「なかまをつれてきたのぜええええええ!!これでまけることなんてありえないのぜええええええ!!」 「ゆっへん!れいむはとってもゆっくりしてるからゆっくりしてないくそにんげんよりつよいよ!ゆっくりりかいしてね!」 「じゃあ……れいむ!」 「うん……まりさ!」 「どうじこうげきをくらって、しぬのぜえええええええええ!!」 「てめえら、死ねゴミがあああああああああああああ!!」 It s a happy end !! 終正あきでした。 ところでanko3246 仕方のないことなんだよ と anko3259 えいぷりるふーるっ へのとんでもない評価ありがとうございます。 すごく嬉しいです。 うまく言えないですけど、まりちゃのおぼうしを目の前でちぎりたくなるほど感謝しています。
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『何もしない 赤ゆ編』 6KB 虐待 小ネタ 赤ゆ 透明な箱 7作目 好きの対義語は嫌いではない。 『無関心』である。 『何もしない 赤ゆ編』 (ゆっくちうまれりゅよ……きゃわいいれいみゅがゆっくちうまれりゅよ……) 目を閉じた赤れいむは、餡子から伝わってくる親ゆっくりたちの記憶に温かな思いを馳せながら期待に腹を膨 らませる。 (あみゃあみゃしゃん……おやしゃいしゃん……すーりすーり……こーりょこーりょ……のーびのーび……おう たしゃん……ぜーんぶたのしみだにぇ……) 実ゆ状態の彼女たちには、様々な記憶が餡子から流れ込んでくる。辛いこと悲しいことは最小限に。ゆっくり できることばかりが詰め込まれている。これが、親が優れていても子がゲスになる一因である。何しろ、親の苦 労は伝わらないのだ。 だから、赤れいむはとても優しい世界を想像する。 広い広いゆっくりプレイスには、れいむの大好きなあまあまやおやさいさんが所狭しと並べられ、家族でのー びのーびと日々をゆっくり暮らす。 そんなことしか、頭にない。 もちろん、そんなことは滅多にない。赤ゆとして生まれた彼らは次第に現実を知り、日々の生活のわずかなゆ っくりを楽しむことで大人になっていく。 ゆっくりする。 それはゆっくりにとって、呼吸や食事、睡眠やすーりすーりより遙かに重要なことなのかもしれない。 (おかあしゃんとおとうしゃん……ゆっくちちようね……いっしょにずっとずっと……ゆっくちしようね……) やがて、餡子の供給が途絶えた。と同時に茎と赤れいむの接合部分がゆるみ始める。 本能的に、もうすぐ自分が生まれるのだと理解した。 (うまれりゅよ! うまれりゅよ! きゃわいいきゃわいいれいみゅちゃんが しぇかいにしゅくふくしゃれて ゆっくちゆっくちうまれちゃうよぉぉぉぉぉ!) ゆさ。 ゆさ、ゆさ、ゆさ。 ぷちん。 (うまれりゅうううう! れいみゅ、れいみゅしあわしぇになるにぇぇぇぇぇぇぇ!) どさっ。 赤れいむが生まれた瞬間、最初に思ったことはゆっくりできることではない。 純粋な、痛みである。 「いじゃああああああああああああああああああああい! いじゃい! いじゃい! いじゃいいいいいいい!」 落ちたのは、ふわっふわっなベッドではない。 ガラスの床だった。赤れいむの苦難のゆん生は、ここから始まり――恐らく一日もしない内に終わるのである。 「ゆぐっ、ゆぐっ、ゆぐぅっ……いちゃいよお……いちゃいいちゃいだよぅ……きゃわいいれいみゅのおからだ さんがいちゃいよぉ……」 痛みを堪えながら、赤れいむは目を開いた。 世界、世界が見える。 「ゆ……?」 あれ。おかしいぞ、と赤れいむは思う。 「おかあ……しゃん? おとうしゃん……?」 本能で、赤れいむは両親を捜す。だが、周囲は濁った感じの壁にぐるりと取り囲まれており、どこにも両親ら しき姿は見当たらない。 「おかあしゃん! おとうしゃん! れいみゅだよ! きゃわいいれいみゅがうまれたんだよ!? おへんじし てにぇ!」 ずーりずーりと、床を這う。 だが、返答はない。物音一つとして聞こえない。 両親がいない。どこにもいない。消えてしまったのだ。 「ゆっ……ゆぐっ……ゆああああああああああああああああああん! おかあしゃあああああん! おとうしゃ あああああん! ゆっくちさせてぇぇぇぇ!」 絶叫が響く。 だが、応じる者は誰もいない。 しばらく泣いていた赤れいむは、不快な気分に身をよじった。 「ゆ……おにゃかすいちゃよ……」 ずーりずーりと、ごはんさんを探す赤れいむ。だが、ここには本当に何もない。茎すら存在しないのだ。 「ゆううう……おにゃかすいたよおおおおおお! ごはんさんむーしゃむーしゃしたいよおおおおおおおおお!」 やがて、赤れいむの絶叫は掠れ始めた。 「ゆ……おのどがかわいたよ……おみずしゃん……どこ……」 もちろん水もない。 ここには本当に何もない。この小さな世界には、赤れいむしか存在しないのだ。 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……ゆんや……ゆんやああ……。たちゅけて……だれかたちゅけて……きゃわ いいれいみゅを……ゆっくちさせちぇ……」 「おにゃかすいちゃよ……ごはんさんむーしゃむーしゃちたいよ……あまあまさん……むーちゃむーちゃして、 しあわせーになりちゃいよ……」 食べたこともないあまあま。それはどんな味なのだろう。 「おみずしゃん……ごーくごーくしたいよ……」 水をごーくごーくすると、きっとこの不快さもなくなるのだろう。 「おかあしゃん……しゅーりしゅーりしようよ……おとうしゃん……こーりょこーりょしようよ……」 母のお腹にすーりすーりしてみたい。 父と一緒にこーろこーろして遊んでみたい。 どんな風に気持ちいいのか、どんな風にゆっくりできるのか。 一度も体験したことのない赤れいむには、想像がつかない。 「ゆっくち……ちたいよ……ゆっくちって……どんなの……? ゆっくち、ゆっくち、ゆっくちちたいよ……ゆ っくち……ゆっくち……」 ゆっくりする。 ゆっくりならば、誰もが当然のように考えていること。 それすら、赤れいむは分からない。 「おにゃか……おみじゅ……おかあしゃん……おとうしゃん……ゆっくち……」 赤れいむが生まれてすぐに味わったのは痛み。 落下して、誰にも守られずに冷たい床に落ちてしまった。 次に、どうしようもない飢餓感。 最初に食べるはずの茎すらなく、切り離されてから一度たりともむーしゃむーしゃすることができなかった。 最後に、寂しさ。 両親はいない。姉妹もいない。草木や石ころすら赤れいむの周りには存在しなかった。 そう、この赤ゆっくりにはもう本当に何もなかったのである。 与えられたのは知識だけ。 それを一つも活かすことができず、赤ゆの生命は尽きようとしていた。 「ゆ……く……」 (れいみゅ、にゃんにもできなかっちゃよ……このまましにゅよ……) (うまれてこにゃければ……よかっちゃ……いきちぇちぇも……よかったことなにもないよ……) (いちゃい……さみゅい……きゅるしい……) (もっと……もっと、ゆっくちしたかっちゃよ……) 赤れいむは生まれて十七時間後、永遠にゆっくりした。 最後の十時間は、虚ろな瞳で横たわるだけだったが、声を拾うと微かに「ゆっくちちたいよ」「おにゃかすい ちゃよ」「ごーくごーくしちゃいよ」「おかあしゃんとしゅーりしゅーりしちゃいよ」と繰り返していたらしい。 「映像編集完了っと」 十七時間の生命を、約三分に短縮する。一番面白いのは最初の痛みによる悲鳴、それが絶望に変わるまで。後 の死ぬまではおまけのようなものである。 「あえて何もしないというのも、案外楽しいですよ。赤ゆっくりならば何も知らない故の絶望を。子ゆっくりな らば、未来に希望を持っているが故の絶望を。成ゆっくりならば、絶望を知っているが故の絶望を、それぞれ見 せてくれますから」 と例の博士に言われたので、早速実践してみたがなるほど面白い。 面白いんだが……。 「やっぱり時間が掛かるのがネックだよなあ」 赤ゆでこれだ。子ゆや成ゆならどれだけかかることやら。 だが、せっかく透明な箱特殊タイプ(マジックミラー仕様。中から外は見えないが、外から中は見える)を購 入したのだ。 よし、次は子ゆっくりで試してみるとしよう。 <あとがき> 放置プレイは辛い 飲みの席で話しかけたのに、喧噪で返事が返ってこなかったときの虚しさを こめて書きました。すいません、うそです。 過去の作品 anko3216 愛するでいぶ anko3238 ゆ虐思考 anko3257 赤ゆ十連発(前編) anko3263 赤ゆ十連発(後編) anko3271 手を触れずに殺害せよ anko3274 子ゆっくりのゆん生が終わるまで 挿絵:
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『春』 1KB 小ネタ はっるでっすよー 長らく山を覆っていた雪が融け、草花が咲き誇り、命があたりに溢れる。 緑を覆い隠す雪はまだいくらか残っているものの、それもすぐに雪融け水となり山を流れる川の一部となるだろう。 山の生き物たちも暖かさに目を覚まし、我慢できぬと言わんばかりに巣穴を突き破り、久方ぶりの日光を浴びている。 春である。 一遍の疑いもなく、春である。 重要なことなのでもう一度、春である。 「はるですよー」 ゆっくりりりーほわいとの一団が編隊を組んで飛びながら春を告げている。 やはり春である。 しかし、とてつもなく重要な何かが足りない。 春である以上なくてはならない何かが足りない。 「なんで一匹もいないんだよぉぉぉ!!!」 ハイキングに来たと思われるモヒカン頭の男性も、何かが足りないことに気がついているようだ。 やわらかそうな草原にも、日光がよく当たる温かな石の上にも、彼らはいなかった。 彼らがいなければ何も始まらない。 しかし彼らが現れることがないまま無情にも時は過ぎ、太陽が山の天辺にまで昇りきってしまった。 モヒカン頭が大きなため息をついて背負っていた火炎放射器を名残惜しそうに撫でたその時、彼らが現れた。 「ゆっくりしていってね!」 体の半分ほどもある大きさのリボン、ちょうど握って振り回して千切って遊ぶことができそうなもみ上げ。 ゆっくりれいむである。 すぐそばの木の洞から飛び出してきたのだろうか、虫食いだらけの落ち葉が数枚、くすんだ黒髪に張り付いている。 白玉そのものである目は春の日光を受けて輝き、口元も温かさに緩んでいる。 その緩んだ口がさらに緩み、間の抜けた声で、 「ゆゆっ!にんげんさんゆっくりしていっt」 「ゆっくりし過ぎなんだよこの自立行動型饅頭が!汚物は消毒だぁ!」 のどかな春にそぐわない、耳を劈く饅頭の絶叫と、火炎放射器の轟音が野山に響き渡る。 後にはただ、春一番の風の音と鳥のさえずりが聞こえるだけであった。 彼らがいなければ春は始まらないが、彼らはなぜか春に多く殺される。 不思議なものである。 ステキあき anko3116 美味しいピザ饅 anko3069 死んで花実が咲くものか anko2931 ゲスって何? anko3174 さとりん可愛いよさとりん
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『ふつおた』 3KB 小ネタ 飼いゆ 現代 小ネタとしか言いようがないです 「ふつおた」 はい、えー、んじゃつぎー。 はーい、つぎー。ラジオネーム「あのおぼうしを千切りにしたい」さんからの、えーっ とこれは、相談ですー。 あー、ラジオネームで相談内容が分かるなー。 おにーさんおねーさんこんにちは、いつも楽しく聞いてます。ありがとー。 はいありがとー。 もうおわかりだと思いますが、ゆっくりについての悩みです。 思った通り。 我が家には庭で育てている家庭菜園があるんですが、隣家で飼っているゆっくりが侵入 しては喰い荒らしてゆきます。 あー、やつら野菜も花も勝手に生えてくるって信じてるからねー。 あるときは収穫目前の野菜を食べ散らかされ、あるときは新芽を根こそぎやられ、ある ときは味が気に入らなかったのか全部ひとくちずつかじってからうんうんをなすりつけら れました。 あー。 隣家には何度も文句を言っていますがらちがあきません。何を言っても「うちのれいむ ちゃんは金バッジなんだからそんなことをするわけがない」と、取り合ってくれません。 あ、まりさじゃないんだ。え? じゃぁなんでそのラジオネームつけたの? あはは、何かいい知恵はありませんか、ということですー。 んー、まあアレなんですけどね、たとえば他の野生動物でも、食害つってね。農作物を 食べられたりすることはあるわけですよ。 あたしの田舎でもありましたよー。おイモをイノシシが食べちゃったとかー。 冬場になるとね、木の皮を鹿が食べて、んで、木が枯れちゃったりとかなんとか、ね。 ただそれでも野生動物とかはね、厳しい生存競争にさらされたあげくの、冬場で食べるも のがもうホントになくなってね、んで、木の皮なわけじゃないですか。 まあフツーは食べようと思いませんもんねー木の皮。 しかるに、ですよ。ゆっくりっていうのは、口に合わないと思ったものは基本食べない んですけどね。だったらもう何もせずにスルーしとけよって思うわけじゃないですか普通 は。ところが奴ら、まあタチの悪いイヤガラセをするんですよ。 農家の方とかにですか? 野菜にです。 はぁあ? さっきちらっと言ったんですけど、ゆっくりってのは野菜は勝手に生えてくるもんだと 思ってて、まあそんな了見だから人が丹誠込めて育ててるなんてことは理解できないんで すよ馬鹿だから。だから自分らが食べられない野菜は、そんなふうに生えてきた野菜が悪 い野菜を制裁してやる。まあそんなふうに言うわけですよ。 はー、馬鹿ですねー。 まあ馬鹿っちゃあ、この飼い主も馬鹿ですけどね。一応まあ専門家に確認したところ、 敷地内に侵入したゆっくりは殺っちゃっても問題ないんだそうです。 弁償とかだいじょぶなんですか? あたしよく分かりませんけど、金バッジって高いん じゃないんですか? ぶっちゃけピンキリです。まあ見てる分にはどれがピンで何がキリか分かりませんし、 侵入してきたらピンでもキリでも同じことですけどね。 あー、まあそうですね。迷惑ぐあいは変わらないですもんねー。 専門家いわくですね、まあ専門家っつて弁護士の先生ですけど、敷地に入り込んだ金バ ッジを潰して訴えられた側が勝った上に、たびたび侵入されたことに対する損害賠償が認 められたという判例がありますよ、ということでしてね。今後はこの方向で進むだろう、 とまあそういうお話なんだそうです。 ほほー、そうなんですか。あ、でも大丈夫ですか? ちょっと待ったー、とかそういう カンジのは。 あー、それはどうなん……はい……ほう……えー、いまですね、ディレクターのTから のタレコミがありまして。 なんと。 つい先日その事件の上告審の結果が出たと。 じょーこくしん? 最高裁判所で判決が出たってことですよー。 じょ、じょーこくしんなんて言うから。 フツーに言いますよー。結果から言えば原告敗訴確定だそうです。要するに、敷地内に 入り込んだゆっくりはバッジの色にかかわらず潰してオッケーってことです。 おーっ。ってことはこの「おぼうし千切り」さんの相談は? はいそうです。そのれいむ、今度見つけたら後腐れなく殺っちゃいましょーってことで。 そういうことでいいんだよねディレクターT? ……はい……うん、いいそうです。 解決ー。 解決ー。はい次のメール。 えー、ラジオネーム「履歴書が必ず返ってくる」さん…から……頑張れー。 うわー、せつねぇー。
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『バトル』 11KB 虐待 小ネタ 戦闘 子ゆ 思いつき小ネタ 『ゆっくりしていってね!』 きらきらのお日様の光に誘われて、ぱちりと目をあけた二つの愛らしいゆっくり。 片方はれいむ、もう片方はまりさ、まだ小さな子供だ。 彼らは眠ったときとは違う場所に居ることに気付き、きょろきょろとあたりを見回した。 「ゆゆ~ん?ここはどこなのぜ?」 「まりさ!れいむはれいむだよ!ゆっくりしていってね!」 「ゆっ!?まりさはまりさなのぜ、ゆっくりしていってね!」 自分が置かれている状況を気にしようとするのもつかの間、すぐにお互いを認識しあい挨拶したおかげでゆっくりが始まってしまい、 もう自分が置かれた状況がどうなっているかなんていうことは気にならなくなってしまったようだ。 彼らが居るのは冷たい青い床、どこまでも伸びる青い壁、上を見上げるとお空にはさんさんと太陽が輝いている。 「ゆ~、ゆ~、ゆっくり~♪」 「のぜのぜの~ぜー」 ふいに何かが空をさえぎり、あたりが暗くなる。 しかし二匹は目を閉じて肌をすりよせゆっくりしていたため、それに気がつかなかった。 直後二匹は別々に軽い浮遊感に襲われる。 『おそらをとんでるみたい!』 二匹同時に浮遊感への反射的な言葉が口をつく。 「ゆ?ここはどこなのぜ?まっくらなのぜ?」 「ゆーん、まりさどこー、れいむこわいよー」 この時二匹はそれぞれ目隠しをされていたのだが、頭の弱い子ゆっくりに目隠しをされているか 真っ暗な空間にいるかどうかを見分けることは出来なかった。 『いちゃいっ!』 またも二匹同時に悲鳴。 「いっ、いたいのぜ、まりさのあんよがちくっとしたのぜぇぇ!?」 「あーーーーーーーーん!!!!れいみゅのほっぺがあああああ!!」 すぐさまわんわんと声を出して泣き始めるれいむとまりさ。 直後あんよにひんやりとした感触が触れると、再び視界に光が溢れる。 すると目を開けたお互いの目の前に居たのは、さっきまでいたゆっくり出来るお友達ではなかった。 「ゆあ~ん?なんなのぜ?おかざりのないこはゆっくりできないのぜ?」 「ゆふふ、おかざりのないゆっくりできないこがいるよ、はやくあっちにいってね!」 二匹の頭の上には、当初あった黒い帽子と赤いリボンが乗っておらず、二匹はお互いをゆっくりできない子として認識してしまっていた。 当然目の前に居るのが、さっきまで一緒にゆっくりしていた存在だということには気付かない。 まりさはにらみつけるような視線を、れいむはあざ笑うような視線をお互いに向けている。 先に動いたのはまりさだ。 「ゆっくりできないやつはせいっさいっだぜ!」 不敵な笑みを浮かべながられいむに飛び掛る。 闘争心に火のついたまりさには、あんよについた小さな傷程度はすぐに忘れられるものだった。 「いちゃい!いちゃいい!れいむのうえにのっからないでぇ!いちゃいいい!ゆっくりできないい!」 まりさはれいむの上に飛び乗りその場で何度も跳ね、れいむを自らの体重で押しつぶそうとする。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!ゆっくりできないこはまりさのすばらしいせかいにはふようなのぜ!」 「ゆんやあああ!!やじゃやじゃやじゃ!しにたくないいい!」 上からの攻撃から逃れようと、れいむが身をよじって必死の抵抗をする。 まりさはぺちりぺちりとお腹に当たるれいむのもみあげをもろともせず攻撃を続けるも、 やがて丸みのあるれいむの上からバランスを崩し、転げ落ちてしまった。 「いちゃい!ゆぅぅ、なまいきなのぜ!」 すっかり闘争の興奮に酔いしれているまりさは再びれいむをキッと睨み付ける。 しかし今度はれいむも黙ってやられるのを待ってはいなかった。 「いたいいたいするこはゆっくりできないよ!ぷくううう!!」 れいむは涙目になりながら、頬を膨らませてまりさを精一杯威嚇した。 「ゆひっ!?そ、そんなのこわがるまりさじゃないのぜ!」 口ではそういいながらもれいむの膨張率に一瞬同様するまりさ、れいむはその隙を見逃さなかった。 「わるいこはせいっさいっだよ!れいむおこったからね!」 頬を膨らませたまま器用に声をだし、ごろごろと転がってまりさに体当たりをする。 「ゆぎっ!いたいのぜ!」 「いちゃいい!!」 れいむの予想に反して、二匹は同時に痛みの悲鳴をあげることになる。 「どうしてほっぺがいたいの…?ぺーりょぺーりょ…」 れいむは膨らませていた頬をしぼませて、大きな舌を器用に伸ばして痛みの原因を探った。 痛みの原因は先ほど目隠しをされていた時に傷つけられた頬の傷だった。 まりさから受ける暴行の痛みで忘れていたものの、頬の傷を思い出し、れいむは目の端に涙を浮かべてゆんやぁゆんやぁと泣き始める。 少しすると痛みを紛らわせるためにぺろぺろと頬を舐めていたれいむに、ある変化が訪れた。 「ゆ?ゆゆ?なんだかあまあまだよ?」 れいむの頬の傷のそばには、同じくあんよを傷つけられていたまりさの中身の餡子が付着していた。 ゆっくりは、傷ついた自分や同族をぺーろぺーろと舌で舐めて癒すという習性を持っている。 そのため自分や、血縁の近いゆっくりの中身、すなわち餡子を大好物である甘みと認識することは、殆どない。 しかしそれはあくまで近しいもの同士の話であり、れいむやまりさの中身である餡子は、本来ゆっくりの大好物で『あるあま』あまそのものだ。 「ゆゆ?なんなのぜ?」 突然目を輝かせるれいむに、まりさは怪訝そうな表情を浮かべ、何をされるか分からずその場から動くのを躊躇ってしまう。 れいむは自らの頬、そして身体の別の部分の『あまあま』を舐め、そしてそのにおいが点々と青い床を汚していることに気付く。 「あまあま!あまあま!」 すぐにそれを舐め上げて味を確かめると、れいむの口の中に幸せな甘みが広がっていった。 れいむはそのあまあまの大元を探ろうと目をギラギラとさせながらあたりを見回す。 そしてすぐにまりさのあんよから微かに漏れている『あまあま』を発見した。 「あまあまぁああ!」 傷ついたストレスから逃れようとする欲求、そしてれいむ種特有の強い食欲から、れいむはあまあまを求める怪物と化す。 「な、なんなのぜ!!?」 突如勢い良く襲い掛かってきたれいむにまりさは怯えて逃げの体制に入る。 しかし数回跳ねたところで、硬い床によってあんよについた傷がわずかに広がり、 その痛みでまりさはあんよをもつれさせ、べちりと顔面からつっぷしてしまう。 「い、いたいのぜえええ!あんよもおかおもいたいのぜええ!!!」 既に恐怖に支配されてしまったまりさに、傷の痛みを忘れることなど出来なかった。 「あまあま…」 まりさの背後に、ゆっくりとれいむがにじりよる。 床に横たわるまりさに向けられた視線は、もはやゆっくりできる同族を見る目でも、ゆっくりできない哀れな子を見下ろすものでもなく、 ただの美味しい食べ物の塊を見つめるそれだった。 がぶり、れいむの歯がまりさのあんよの傷に齧りつく。 「ゆぎゃああああああああああああ!!!!」 雄たけびにも似た悲鳴がまりさの口から迸る。 しかし食欲の権化と化したれいむがそのような細かいことを気にするはずはなかった。 ものの数分もしないうちに悲鳴は聞こえなくなり、やがてそこには満足そうな顔で寝息を立てる太ったれいむがいるだけとなった。 時間は少し前に戻る。 「おい、あれやろうぜ!」 「いいけどこの前お小遣い削られちゃってさ…」 「わかったわかった、今回は俺が出すからさ、な!」 「まあそれなら、やろう!」 いかにもやんちゃそうな少年二人が、お互いにあれやこれやと喋りながら、おもちゃ屋の前にくりだしていった。 二人が目当てにしていたのは、『がちゃがちゃゆっくり』とポップな字体で書かれたシートが張ってある箱。 少年の一人がそれを前にしてポケットから百円玉を数枚取り出し、箱の中ほどにあるダイヤルの上に挿入し、固めのダイヤルを数回まわす。 するとプラスチックのダイヤルの慣らす小気味良い音と共に取り出し口とかかれた扉の奥に、不透明なプラスチックのカプセルが現れた。 「それお前のな、次は俺!」 そういって少年は扉の中からカプセルを取り出しもう一人に渡す。 少年はもう一度同じようにダイヤルを回し、次に出てきたカプセルを自分のものにした。 「なあ、今日はどうする?」 「最初はとりあえず普通にいこうよ、で、無理そうだったらいつもので」 「いいね~」 二人は手に入ったカプセルを大事そうに抱えながら、一旦片方の自宅へと向かった。 家に着くと一人が中に入り、小さな青いバケツを持って出てくる。 二人は庭に行きバケツを置いて、顔を見合わせた。 「じゃあ、せーのだぞ」 『せーの!』 二人が同時にカプセルをバケツの上で割り開いた。 カプセルの中からカプセルよりふた周り小さい程度の塊が一つずつ、バケツの中に落ちていく。 「俺のはまりさか」 「俺のはれいむ、この二匹じゃ無理っぽいかもね」 少年達はバケツを覗き込みながら、肩を寄せ合い声を潜めて会話をした。 やがてバケツの中ではカプセルから出てきた小さなれいむとまりさが目を覚まし、身体をよせあってゆっくりし始める。 「やっぱりだめだったね、じゃ、アレで」 「オッケー」 二人は二匹に気付かれないようバケツに手を入れて、それぞれ自分のゆっくりを取り出し、 指で目隠しをした状態でゆっくりのおかざりを取り、そして身体の一箇所に小さな傷をつけた。 「あとは、どうなるかな」 「れいむがまりさに勝つわけないって、俺の勝ちだな」 「ジュースかけるか?」 「いいとも」 二人は小さな声でやり取りをしてニヤリと笑いあい、それぞれのゆっくりをそっとバケツの中に戻した。 「うっわキチクー、へへっ、でも俺の勝ちー」 「うっそだろマジかー、あ~…」 「ジュースな、約束だろ?」 「はいはいわかってるよ!」 勝敗が決し、れいむの持ち主だった少年は嬉々とし、まりさの持ち主の少年はがっくりと肩を落としている。 この二人が行ったのは、『がちゃゆっくり対戦』と呼ばれるゲームだった。 ルールは簡単、二人または複数でがちゃがちゃゆっくりを購入し、それを小さな箱の中などの決闘上に入れ、 あとはことの成り行きを観察し、最後に残ったゆっくりの持ち主が勝者となる。 基本的には持ち主の接触一切無しのルールだが、その場合相性が良いゆっくり、たとえばまりさとれいむなど番になりやすいゆっくりだった場合、 殺し合いに発展しづらくなり決闘が無駄に長引いてしまうことがある。 そのときは、今回少年達がやったように、おかざりのないゆっくりを攻撃しあう習性を利用する方法や、 初めから弱点を作っておくなどの措置を取るなどの工夫がされることが多い。 また、最初からゆっくりを起こして互いに状況説明や戦闘方法の指導をしてから戦わせたり、野次を飛ばしながらの対戦、 一体多数、多数対多数の戦いなども楽しまれている。 カプセルには、中に入る程度の子ゆっくり、そして低価格な基本種が入っているが、 その中でもたとえば初めからお飾りがない者、知能や身体能力に欠陥あるいは優秀さがあるものなど様々なゆっくりが入っていて、なかなか奥が深い。 そのシンプルさと安価さ、そして後付けの豊富さから、今大人から子供まで一部の間で密かなブームとなっているのが、 この『がちゃゆっくり対戦』だ。 あなたも是非、一度プレイしてみてはいかがだろうか。 …ちなみに生き残ったゆっくりは当然勝者の所有物になる。 飼ってもよし、殺してもよし、中には食べるという奇特なプレイヤーも居るようだ。 今回の生き残りであるれいむは、勝者の少年が飼うことにしたが、 三日後外に放置して餌をやり忘れたことに気付いた少年がバケツの中を覗いたところ、 壁をよじ登ろうとしていたのか、壁面に顔面を押し付けたまま干からびて死んでいたそうだ、合掌。 終わり -------------------------------------------- 今回は思いつき小ネタでした、ネタ被りがあるとは思いますがあまり気にしない方向で… それでは次の作品でお会いしましょう。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 anko3107 ゆかりん anko3114 命の価値 anko3125 ちるの時々まりさ anko3129 はるですよ anko3452 れいむが愛したれいむ anko3529 てのりれいむと愉快?な仲間達 anko3625 陽射しの中の… 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。
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『命の価値』 3KB 虐待 小ネタ 思いつき小ネタ そのゆっくりは力の限り声を枯らして叫んでいた。 生まれてきた喜びを、今まで生きて来たことの素晴らしさを。 そして今起こっていることへの悲しみを、許しを。 自分はなにもしていない。 ただ生きていたいだけだ。 幸せでなくてもかまわない。 生きていたい。 死にたくない。 ありふれた幸せな日々は、ただ少しだけ風が吹いただけで脆くも崩れ去ってしまう。 予告も、予兆も、前触れも何も無い。 ただ突然それは現れ、そのゆっくりの幸せを無造作に破壊していった。 親も兄弟も、好きだったあの子も、よくしてくれた隣人も全て、もう居ない。 たった一人、偶然残されたゆっくりは、それでも生きて生き抜いて、やがて再び小さな幸せを手に入れる。 しかしそれもつかの間、再びあの日の災厄がやってきて、またもゆっくりの幸せは壊されてしまう。 ゆっくりは以前には立ち向かわなかったそれに向かって、言い放った。 なぜこんなことをするのか、自分になにか恨みがあるのか、自分はなにか罪を犯してしまったのか。 それはゆっくりと口を開く。 これに意味などない、お前に恨みなどない、お前は何もしていない。 なら何故、なら何故、ゆっくりは泣く。 ゆっくりは力の限り声を枯らして叫んだ。 生まれてきた喜びを、今まで生きて来たことの素晴らしさを。 そして今起こっていることへの悲しみを、許しを。 自分はなにもしていない。 ただ生きていたいだけだ。 幸せでなくてもかまわない。 生きていたい。 死にたくない。 なら生きなさい。 そして再び私達が出会わないように祈りなさい。 それはゆっくりに背を向けて、去っていった。 ゆっくりはまだ生きていることへの喜びに打ち震える。 再び仲間を求めて、そしてもう二度と災厄に出会わないように、遠くへと足を運ぶ。 やがてゆっくりは温もりを見つけ、安息を手に入れることが出来た。 だが不幸は再び訪れる。 またもそれは現れ、ゆっくりの幸せの全てを破壊した。 そしてそれはゆっくりの前に立ち、優しく言った。 再び会ってしまったね。 もう私は我慢することが出来ない。 お前を殺します。 どうして。 お前達が生きていることに感謝します、ありがとう。 お前達が生きていてくれるから、私はそれを摘み取る喜びを感じることが出来る。 こんなにも胸が震える。 ごめんなさい、お前達の命を弄ぶことで快楽を得る醜い私を許してください。 生きていたい。 小さなお前が成長するのが、嬉しかった。 弱いお前が必死に生きようとするのが、愉快だった。 これから幸せが崩れることを知らず、ただ無垢に生きるお前が、切なかった。 それではさようなら、お前の一生、本当に楽しかった。 死にたくない。 そのゆっくりは力の限り声を枯らして何度も何度も叫んでいた。 生まれてきた喜びを、今まで生きて来たことの素晴らしさを。 そして今起こっていることへの悲しみを、許しを。 自分はなにもしていない。 ただ生きていたいだけだ。 幸せでなくてもかまわない。 生きていたい。 死にたくない。 死にたくない。 それがゆっくりの最後の言葉だった。 ---------------------------------------- ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 anko3107 ゆかりん 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。