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anko3300 何もしない 赤ゆ編 【虐待】【挿絵】 anko3301 潜むモノ 【虐待】【挿絵】 anko3302 ヤツあたり 【いじめ】 anko3303 まりさ伝説 【ギャグ】 anko3304 まりさのゆっくりぷれいす 【いじめ】 anko3305 お花を食べたいよ 【観察】 anko3306 ゆん生最悪の日のまりさ 【ギャグ】 anko3307 間違い 【小ネタ】 anko3308 お兄さん検証中 【虐待】 anko3309 まりさの…… 【虐待】 anko3310 priceless 【制裁】【挿絵】 anko3311 夕暮れと不平等な世界 【虐待】 anko3312 れうこくろりぐる 【虐待】 anko3313 声だけ 【虐待】 anko3314 山桜 anko3315 最強のれいむかあさん 【虐待】 anko3316 おぉ、まんじゅうこわいこわい 【ギャグ】 anko3317 さくらさんはゆっくりできる 【観察】 anko3318 ドスまりさの討伐 【ギャグ】 anko3319 好みは人それぞれ 【愛で】 anko3320 ゆっくり対策課駆除班おねえさんの月火水 【いじめ】 anko3321 ひまわり anko3322 まりさつむりに関する研究 【観察】 anko3323 ゆっくりれみりゃ加工所 【虐待】 anko3324 存在価値 【虐待】 anko3325 お菓子をあげるよ 【いじめ】 anko3326 聞いてどうするの? 【いじめ】 anko3327 虐待15年目 後編1 【制裁】 anko3328 金魚鉢 【制裁】 anko3329 愛でて虐めて愛して意地悪 【愛で】 anko3330 HENNTAI達の日常~メスブタの家出~(前) 【愛で】 anko3331 HENNTAI達の日常~メスブタの家出~(後) 【愛で】 anko3332 れいむと俺 【愛で】 anko3333 ジグゾーパズル(前編) 【制裁】 anko3334 ジグゾーパズル(後編) 【制裁】 anko3335 少女とゆっくり 【虐待】 anko3336 誕生日パーティー 【制裁】 anko3337 奇祭! ゆんやー祭 ゆっくり絶叫シリーズ03巻 【制裁】 anko3338 変なゆっくり 【愛で】 anko3339 その嘘ホント 【制裁】 anko3340 おかんのゆっくり駆除再び 【小ネタ】 anko3341 ふつおた 【小ネタ】 anko3342 テンプレ的自滅シークエンス 【小ネタ】 anko3343 HENNTAI達の日常~駄メイドの休日~ 【愛で】 anko3344 ゆ虐に目覚めたすいか 【制裁】 anko3345 仏の顔も三度まで 【制裁】 anko3346 家族愛だってさ 【虐待】 anko3347 道路さんはゆっくりできない 【いじめ】【挿絵】 anko3348 もコンロ 【虐待】 anko3349 ベトベトするよ 【いじめ】 anko3350 素晴らしきこの休日 【小ネタ】 anko3351 卵ゆっくり 【いじめ】 anko3352 ゆっくりを潰しちゃだめじゃないか! 【小ネタ】 anko3353 たーみれいぱー 【虐待】 anko3354 れいむがなんかおかしい 【小ネタ】【挿絵】 anko3355 ゆっくりを捕まえてみる 【小ネタ】【挿絵】 anko3356 親バカれいむのスパルタ教育(後編) 【制裁】 anko3357 何にもなれなかったありす 【制裁】【挿絵】 anko3358 くらくなるまでまってね! 【虐待】【挿絵】 anko3359 検問ゆっくり 【いじめ】 anko3360 可哀想なゆっくり 【制裁】 anko3361 嫌われゲスまりさと猫のちび 【愛で】【挿絵】 anko3362 ちぐ☆はぐ! 【愛で】 anko3363 ゆっくりを飼うよ! 【いじめ】 anko3364 野生ゆっくり 【いじめ】 anko3365 ゆっくり釣り 【いじめ】 anko3366 アストロンシザーズ4 【制裁】 anko3367 人間に飼われるというのは… 【いじめ】 anko3368 ぷりぷりもるんもるん 【いじめ】【挿絵】 anko3369 最終話『ゆっくり大地に立てない』 【制裁】 anko3370 野良ゆは人間に関わってはいけないという話 【制裁】【挿絵】 anko3371 幽霊のフィロソフィア 【愛で】 anko3372 ぼくのかんがえた家ゆ 【観察】 anko3373 品定め 【いじめ】 anko3374 品評会 【制裁】 anko3375 季節の変わり目 【観察】 anko3376 はるごもり 【観察】 anko3378 まりちゃは最高のゆっくり 【制裁】 anko3379 親の罪は 【制裁】 anko3380 ゆっくりウェスタン【挿絵】 anko3381 理由 【小ネタ】【挿絵】 anko3382 その台詞は言わせない9 【虐待】 anko3384 玩具のまりさ 【虐待】【挿絵】 anko3385 ちぇんはがんばった(飼いゆ編) anko3386 ちぇんはがんばった(野良ゆ編) anko3387 助けてやるよ 【いじめ】 anko3388 ラストチャンスは永遠に 【考証】 anko3389 こうまかんの食卓 【愛で】 anko3390 ゆっくりアメジョ 【いじめ】 anko3391 たんぺん 【小ネタ】 anko3392 だんしんぐ一家 【小ネタ】 anko3393 死のゆっくりウォーク 【虐待】 anko3394 タイムカプセル 【小ネタ】 anko3395 調教師さんのいちにち anko3396 どうでもよかったりする 【小ネタ】 anko3397 どくしょ 【観察】 anko3398 ゆっくりの秘密 【考証】 anko3399 ゆっくりアメジョ2 【いじめ】
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『ゆ虐に目覚めたすいか』 39KB 制裁 愛情 自業自得 お家宣言 同族殺し 飼いゆ 希少種 現代 1. 『ここだな・・・』 俺は、今日から入居するとあるアパートに辿り着いた。 『思ったより綺麗なアパートでよかった。えーと102号室はと・・・』 部屋は1階の手前から2番目。さっき大家さんから預かったばかりの鍵を取り出し、玄関の扉を、開ける。 新しい部屋の空気が、俺を迎えてくれた。今日からここを拠点に、4年間の大学生活がスタートする。 『当たり前だけど、見事に何も無いな・・・ん?』 開けたままの玄関の扉から、トラックのエンジン音が聞こえる。実家からの荷物が届いたのだろうか。 俺は、背負っていた鞄を下ろすと、小走りに外へ駆けて行った。 俺は、大学受験を何とかパスし、地方から引っ越してきた新入学生だ。 地方って言っても、そんな田舎から来たわけじゃないけどね。 両親はかなり過保護で、学費、引越し費用はもちろん、毎月の仕送りも、俺がバイトをしなくて済むぐらいの額を、 出してくれることを約束してくれた。 引越し先の部屋は1LDKで、家賃は実家のほうで振り込んでくれるそうで、俺は気にしなくていい。 気がかりなのは・・・進学先の大学に知っている奴は誰も居ないって事だ。 いきなりぼっちな大学生活になりそうだが・・・まあ、サークル活動に合コンと。寂しい青春にならないよう、 心がけていこう。 さて、実家から送っておいた、机、椅子、洋服ダンス、本棚などの家具を受け取り、引越し業者の人に協力してもらって、 リビングに運び込んだ。 また小型冷蔵庫とテレビ、コンロも設置。ガスコンロは火がつくことも確認した。一人暮らしにお湯は必需品だからな。 後、必要な大型電化製品は・・・電子レンジ、掃除機、暖房器具、パソコンだな。後日買って来ないと。 玄関脇にも、そこそこ広い部屋がもう一つあるが、この荷物の量だと、当面は空き部屋になりそうだ。 『あ、そういえば・・・』 そうそう、この部屋には一つ問題があった。 リビングと玄関脇の部屋に有る窓ガラスが、ゆっくり対応の強化ガラスになっていないことだ。 この辺りは、野良ゆっくりの数が多く、ゆっくりが家に侵入してのお家宣言による被害が多発していたらしい。 窓のゆっくり対策はどの家でも行われているそうだが、この部屋は、長く入居者が無かったため、未対応だったそうだ。 大家さんは、明日の午後に業者が来て窓を交換するので、その時間には部屋に居るよう言われている。 『ま、いきなり今日明日にゆっくりが来たりはしないでしょ』 ・・・分かっている。今の台詞は、死亡フラグだね。 万が一に備えて、小物類や本などは、机の上など高い位置に置いて、侵入を許しても荒らされないようにした。 送ってきた家具なども、壁や角に密着させ、倒れないように心がけた。 一通り、部屋の様子を見て満足したところで、ここに来る途中に目をつけておいたコンビニに行き、食事にお菓子、 お酒などを買って来て、夕食にする。 引っ越し祝いに、友人と馬鹿騒ぎしたいところだけど、離れ離れじゃなあ。 酒も一人で飲んでるんじゃ美味しくないよ・・・。 何、お前はまだ未成年じゃないのかって? ああ、これは、なんだ、ノンアルコールビールだ。きっとそうだ。 まあ、お酒はともかく、友人と離れ離れになってしまった寂しさに対しては大丈夫、俺には秘策がある。 その秘策とは・・・ま、明日お目にかけよう。というわけで、今日はお休みなさいだ・・・。 で、次の日。 俺は予め場所を調べておいた、ゆっくりショップに来ていた。 『どうも、ありがとうございましたー』 「えへへー、おにいさん、ゆっくりありがとう。これからよろしくねー」 『うん、よろしくな、すいか』 俺は、身長が俺の腰ぐらいしかないほど小さな、2本の角の生えた女の子を引き連れてゆっくりショップを出た。 背丈と比較して妙に顔が大きいのと、リボンに付いた銅色のバッチで分かるとおり、この子は人間じゃない。 胴付きのゆっくりすいかである。 そう、俺の寂しさを紛らさす秘策、それはゆっくりを買うことである。 ペットを飼うのと似たような感覚だが・・・ゆっくりは人の言葉を話すし、情動もある。胴付きなら人の姿に近いので、 犬や猫より、楽しく時間をすごせそうだと思ったのだ。まあ、人それぞれかもしれないけどね。 因みに銅バッチだから安かった。1500円。 れいむやまりさの銅バッチつきなら500円ぐらいだし、生餌用、虐待用なら袋に詰め放題で100円だからな。 何、銅バッチじゃゲス化して扱いが大変じゃないかって? 大丈夫だ、希少種はゲス化しにくい。よっぽど甘やかして、他のゆっくりと比較しておだててやらないと、 すいか種がゲス化することは無い。 両手を挙げてタッタッタと駆け回るすいかを見ながら、俺は時間を確認する。 午後は家に居ないといけないからな。今のうちに食糧も買っておこう。 『すいか、お店に寄っていくよ。荷物持ち手伝ってくれ』 「はいな!」 俺は来る途中で見つけておいたスーパーマーケットに入り、食糧を買い込む。 店内を歩いてみると、胴付きゆっくりって、結構居るもんだ。 れいむ、まりさの他、てんこ、うどんげも居た。 ふと見てみると、 「んー?ふふふん」 「むー!」 他の胴付きがすいかを見て、何やら勝ち誇った顔をしたり、どや顔になったりしてる。すると、すいかは怒って睨み付け、 俺の陰に隠れるのだ。 何だと思ってすいかに聞こうとしたが、その前に気が付いた。 他の胴付きはみな金バッチだった。それで銅バッチのすいかを馬鹿にしてるのだ。 うーん、ちょっとこれは、可哀想だな。 バッチ試験を受けさせてあげる事も考えなくちゃならんか・・・。当人、いや当ゆんの希望しだいだが、絶対受けたがる。 などと考えながら、買い物を終え、俺はアパートに戻った。鍵を開け、緊張するすいかを部屋に入れてやる。 「おじゃまします!ただいま!」 『ただいまだけでいいんだ。先に上がって奥行ってろ』 「はーい」 ちゃんと靴を脱いであがり、とっとっと、とリビングに向かう。俺は荷物をおいて、靴を脱ごうとした。 と、 「ねえー、おにいさーん」 『ん、何だ』 「まりさなんて、かってないよねぇ」 『え?』 まりさだと?と、前を見ると、すいかがまだ子ゆっくりのまりさを掴んでる。右手に一匹、左手にも一匹。 そして、すいかの足元にも。 「いちゃいいいいい!!はなしちぇえええ!!」 「おちょらをちょんで!!ちゅ、ちゅびゅれりゅううううううう!!」 「ゆんやああああああ!!いもうちょをはなちぇえええええええええええ!!」 同じく子まりさが、すいかに体当たりしている。更に、成体のまりさ、恐らく親か、が餡子を吐いて倒れている・・・。 2. 何だ何だ、と慌てて靴を脱いで、身元不明のまりさを見ようとする。 倒れている成体まりさの、近くの戸棚が開けられ、スナック菓子が袋から床にこぼれ落ちているのを見て、 取りあえずまりさが餡子を吐いて倒れている理由は分かった。 あれは、昨日買ってきた激辛スナックだ。余りの辛さに食べきれず、残したんだっけ。 家を出るとき、ゆっくりが進入してきたことを想定して部屋を再確認したが、このスナック菓子は、 取られたら取られたでトラップになるだろうと、棚に入れたのをそのままにしてたら・・・ご覧の有様だよ。 「ゆっゆっ、おい!はなちぇ!すいかのくちぇにぃい!!」 「うっるさいなあ、ちょっとだまってなよ」 「おみゃえのほうがうるちゃいんだじぇ!!くずすいかが、まりしゃしゃまにえらちょうにしゅるんじゃないのじぇえ!!」 「くちわるいなあ、このこ」 それはともかく、こいつらは、まあ、 『野良が入ってきたのか』 俺はそう言うと同時に、すいかの隣をすり抜け、リビングに移動する。 窓が割られていた。そして、こぶし大の石も、ガラスの破片や泥に混じって、不自然にリビングに転がっていた。 人間がこの部屋に入居したのを目ざとく見つけ、あまあまを求めて入り込んだんだろう。 『あーあ、部屋を汚しやがって』 「やっぱりこいつら、のらなんだね、おにいさん。あーあまどさんが・・・」 「おい!にんげん!いもうちょちゃちを、ゆぎゅ!!おちょら!!」 すいかと一緒に、3匹目の子まりさまで着いてきたので、左手でぐわしっと掴んでやった。気持ち悪いから潰しはしない。 部屋の損害状況を確認すると、リビングは、窓が割れて、床と家具が汚れているだけだ。後、台所の戸棚が開けられて、 スナック菓子を少し食べられただけだ。 高い位置に置いておいた、本や小物はすべて無事。窓は取り替えるし、スナック菓子は諦めよう。被害は軽微だ。 と、 「やい、げしゅにんげん、ここはまりしゃたちのおうちにゃんだじぇ!!にんげんとすいかはでていくにょじぇえ!!」 『はいはい、ゆっくりゆっくり』 しっかり、おうちせんげん済みか。まあ当然だわな。 俺は子まりさを、目線の高さまで持ち上げ、顔を近付けた。 子まりさの目を睨みつける。 『おい、うるせえぞ糞饅頭。出て行かせてえんだったら、やって見やがれ』 ドスの効いた低い声で脅しをかけた。相手は所詮子ゆっくりだ、これで怯えて黙ると思ったのだが。 それでも、子まりさは動じない。 子まりさは、あごを引き、口の中をなにやらグニュグニュと動かした (ん?・・・まさか?!) 俺はあわてて子まりさから顔を離した。それと同時に、 「ぺっ!!」 『うわっ』 俺の顔に唾を吐きかけようとしやがった! 顔を離したのが幸いして、唾は俺の顔を逸れて飛んだ。 『こいつ・・・』 ゲスゆっくりは今まで何度も見てきたが、これほど俺を怒らせたやつもいない。 こいつも、他のゆっくりも、逃がしてやるなんて甘っちょろいことは言わねえ。 そう思ってすいかの方を見てみると・・・ 「ぐじゅぐじゅするんじゃにゃいのじぇえ!!はやくおろちぇ!!おとうしゃんもたしゅけろぉおお!!」 「おとうさんって、このあんこはいてるまりさ?もうしんでるんじゃない(ぐにぐに)」 「ゆ・・・ゆげ・・・」 「あ、いきてる」 「おとうちゃんをけるにゃああ!!このげすすいかぁ!!」 「げすにげすなんて、いわれるすじあいないね。かってにひとのいえにはいって、からいものたべてきぜつして。 ばっかじゃないのさ」 『そうだ。すいかはゲスじゃないぞ。うちの立派な飼いゆっくりだ。お前みたいな他人や他ゆんに迷惑を掛ける、 ゆっくりとは違うんだよ』 「くずすいかが、かいゆっくり?でもばっちしゃんが、きんいろしゃんじゃにゃいよ!」 「な!」 すいかの顔色が変わる。 「ふんじゃ!まりしゃがかいゆっくりににゃったら、しゅぐにきんばっちににゃれるよ!!くずすいかは、 どうばっじで、ゆっくりしちぇにゃいにぇえ!げらげらげら!」 「このまりさ・・・」 こいつ、親が元飼いゆなのか、元飼いゆの知り合いでもいるのか、子ゆっくりのくせにバッチに詳しいな。 お陰で、もはや同情の余地がないくらい、俺のすいかを馬鹿にしてくれた。 「しゃあわきゃったら、くずすいかとくずにんげんは、はやきゅおとうしゃんをたしゅけるんじゃぜえ! しょして、まりしゃにあまあまをもってきゅるじぇえ!」 「しょうしたら、しゃっしゃとここきゃらでていきゅんだじぇえ!」 「いや、くずすいかとくずにんげんは、どれいにしちぇやりゅんだじぇえ!げらげらげら!!」 俺とすいかは顔を見合わせた。 お互いににやり、と笑う。こいつらをたっぷり痛めつける、と目で意思統一を行った。 「さて、とりあえず、おとうさんをたすけろ、ね」 『助けるには、オレンジジュースを掛けるか、甘いものを食べさせるしかないが・・・今はどっちも無いな』 「あまあまはあるよ、おにいさん」 『そうだな!』 俺は、掴んでいた子まりさをすいかに渡すと、気絶している親まりさを拾い上げた。 すいかは3匹の子まりさを器用に掴む。 俺は親まりさの上あごと下あごを掴み、口を上にして広げた。すいかは、親まりさの口の上に、3匹の子まりさを 持ってきて構えた。 『よーし、あまあまだぞまりさ。すいか、やれ!』 「はいな!」 「なにをしゅるのじぇ、げすすいかぁ!!」 「ぎゅーーー、とね」 「ちゅ、ちゅびゅれりゅうううううう!!」 すいかは、3匹の子まりさを、クリームを搾り出すように締め上げた。 「ゆぎゃああああ!!いちゃいいちゃい!!」 「ちゅびゅれりゅ!!ちゅびゅれりゅううううう!!」 子まりさの体内の餡子は、下腹の方に押しやられて、下半身の小麦粉の皮がみちみちと音を立てる。 このままでは破裂してしまう!と思ったが、 ぶりゅっ!!ぶぼっ!! 3匹の子まりさのあにゃるから餡子がほどばしり、親まりさの口の中に落ちていった。 すると、 「むみゅ、ゆゆ!」 『お、気を取り戻した』 「あ、あまあま、あまあまなんだぜ!しあわせー!」 俺が口を広げているのに、よくまあ器用に喋れるものだ。 親まりさはムカつく笑顔を取り戻した。目も見開いて、俺の姿に気付いた様だ。 「ゆ、にんげん。あまあまとは、なかなかきがきいてるのぜ!だがまりささまには、まだまだたりな・・・」 親まりさは、ぐだぐだと口上を述べながら、視線を俺からあまあまの出所へと移す。 自分の食べたあまあまの正体に気付いたようだ。そう、そのあまあまとは、 「まりちゃの、あんこしゃんが・・・」 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ」 「やべちぇ、たしゅけちぇ・・・」 自分の子ゆっくりのあにゃるから捻り出されたものであると。 その現実を受け止めるのにたっぷり30秒は固まった後、その表情が恐怖に凍りついた。 「ゆゆゆゆゆゆあああああ!!!お、おちびがあああ!!!ゆ、ゆげえ」 『おっと吐かせん!』 俺は親まりさの頭とあんよを掴んで押さえつけ、口を開かせまいとした。更に、頭とあんよを動かし、 親まりさの口の中にある子まりさの餡子を、無理矢理咀嚼させた。 『ほら喰え!喰え!喰え!!あまあまなんだから喰え!』 「むにゃ!むにゅ!やべて!しあわせー!やべるんだぜ!しあわぜー!」 『口を押さえてても喋れるんだね』 「へ、へべえ!!やめるんだぜくずにんげんげん!!まりさのおうちでなにをやってるんだぜ!!」 『へへー、ここお前の家?お前、何自分の家で気絶してんの』 「ゆゆ!あのどくをしかけたのはおまえかなのぜ!!このくずにんげん!!くそにんげん!!げすにんげん!!」 『お前、自分の家に毒を仕込まれて、喰っちまうとかなんだよ、馬鹿すぎるだろ、ゆっくりの限界を超えた馬鹿だろ』 「ゆあああ!!なにいってるんだぜ、くそじじい!!おまえがこんなことしたのぜ!!はやくどげざしてあやまるのぜ!!」 「ねえねえ、まりさぁ」 「ゆ?!くずのすいかがいるのぜ!!いまとりこみちゅうだから、だまってるのぜ!!」 「おちびちゃん、もうしんじゃいそうだよ」 「ゆ?!」 すいかに言われて、親まりさは視線を子まりさに戻す。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、あん、きょ、が、が、」 「も、もっちょ、ゆっぐ・・・」 「お、とう、ちゃ」 「ゆああああおちびぃぃぃぃいいい!!!ゆっぐり!!ゆっぐりするのぜええええええ!!」 ようやっと、子まりさの危機的状況を理解したようだ というか、子まりさはもう限界だろう。親まりさも十分失礼な奴だし、制裁は親まりさに移行しよう。 俺は再び、親まりさの上あごと下あごを掴んで口を広げた。 『すいか、子ゆを喰わせてしまえ』 「ほいさあ」 すいかは、掴んでいた3匹の子まりさの残りを、親まりさの口に放り込み、ぱんぱんと手を払った。 「ゆげ!!おちびがあ!!」 すかさずすいかは、俺から親まりさを受け取った。 さっき俺がやったように、親まりさの頭とあんよを掴んで動かし、口に放り込んだ子まりさ達を咀嚼させようとする。 「ほら!たべろ!たべろ!むーしゃ!むーしゃ!むーしゃ!むーしゃ!」 「むにゃ!むしゃ!むにゃ!むしゃ!しあわせー!やべろ!しあわぜー!しあわせー!おちびがぁ!」 更にすいかは、親まりさの顔面を殴る!殴る!殴る! 「いい、から、のみこめ、ほら!」 「ゆべ!ゆべ!ゆぼ!ゆぼ!しあわせー!たた、たべちゃったのぜええ!」 「あ、あんこでてきちゃった」 すいかが殴りすぎたのか、親まりさの頬が破れて、餡子が出てきていた。 「ゆゆ!!いだい!いだいのぜ!おちびが!あんこがあ!!」 「んーーー」 さっきまでの威勢はどこへやら。泣き叫ぶまりさを前に、すいかは何やら考えた後、 「ほれほれ(ぐにぐにぐちゅぐちゅ)」 「ゆぎゃああああ!!いだあいいい!!」 傷口に指を突っ込み、掻き回した。これは痛いだろう。 親まりさの悲鳴をものとせず、傷口が更に広がるのも気にせずに、なおも掻き回すすいか。 「ぐぎゃああああ!!やべて!!いだい!!いだい!!いだああああ!!」 更にすいかは、傷口部分の皮をつまみ、桃の皮を剥くように、小麦粉の皮を引っ張って剥いだ。 ベロンと、内臓にあたる餡子が晒される。 「が!ぐがああああああああああああ!!!」 ゆっくりの叫び声とは思えない絶叫がほどばしる。それでもすいかは、親まりさの皮を剥ぐのを止めない。 親まりさの体の下半身正面からあんよにかけて、餡子が丸出しになった。 餡子がぼとりぼとりと、床に落ちる。 「ぎょえ!!!ぎゅぎょおおおおおおおおおおお!!!」 「ああん、あんこがこぼれちゃうなあ」 『おっと、それなら・・・』 俺は小物の中から木工用ボンドを取り出し、更に近くに置いていたヘアドライヤのコンセントを差し込んだ。 親まりさの体の、餡子の露出部分にボンドを垂らし、表面を固めるように伸ばし、ドライヤの風を当てる。 「ぎゃあああああ!!!やめでええ!!!あああああああ!!!じぬうううあああああああ!!!」 『よし、少し固まった』 「さっすがおにいさん」 『そこの台の上でやりな』 「うん」 気を付けてやれば餡子は漏れにくくなったので、台所のステンレス台の上に親まりさを乗せ、作業?を続行させる。 親まりさも大きさはバスケットボールぐらいあり、軽くはない。ずっと抱えていれば、すいかも疲れるだろう。 どうでもいいが、親まりさの悲鳴も凄まじい。近所迷惑になるな。 「さあ、どんどんいくよ!びりびりびりぃーー」 『ボンドをぺたぺた、と』 「びりびりぃ」 『ぺたぺた』 「ゆぎゃひ、ゆぐふ、ゆっ、ゆっ、ゆっ」 背中も顔面も、頭部も髪の毛ごと皮を引っぺがし、餡子を完全に露出させた。 今のまりさの姿は、餡子の塊に、2個の白玉の目玉と、砂糖細工の歯が付いてる状態だ。 「ようし、きれいにむけましたぁーー」 『ほらまりさ、お前の外側だ』 「ふひっ、ふひっ、ふはっ、ふはっ」 大きく裂け目はあるが、丸々残っているまりさの皮を、頭の部分に帽子を乗せて、まりさの前に置いてやった。 中身が無いから、すぐにふにゃっと潰れてしまったが。 「ゆひーーー、ゆひーーー」 皮だけの自分の姿を見て、まりさは涙を流しているが、まともに喋る事ができない。 神経が露出しているような状態だ。少し空気が動いただけで、全身が痛いはずだ。 「まあまあ、そんなになくなよー(ぽんぽん)」 「!!ゆぎーーーー!!ぐーーーー!!」 そんなに落ち込むな、元気を出せと、すいかはまりさの頭を軽く叩いてやった。それだけで壮絶な痛みに襲われたようだ。 見ていて飽きない・・・と言いたい所だが、飽きた。この大きい餡子の塊を、どうしてくれよう。 『さてと、どうするこいつ』 「うーん、とくになにもかんがえてない・・・おにいさん、なんかないかなーー」 『そうだな・・・』 俺は何か無いかと見回したが、実家から持ってきた、大きめの鍋が目に留まった。 よし。 『風呂に入れてやろう』 俺は鍋に、少し水を入れると、火にかける。 そして、まりさを両手で掴んで持ち上げ、 「ゆぐぐぐーーー!!ゆがががーーーー!!!」 鍋に入れた。 大きさは大丈夫か、と思ったが、ぎりぎり鍋に収まった。 水かさも、まりさの目の直ぐ下あたりになった。良い塩梅だ。 「ーーーっ!!ーーーっ!!」 痛みと恐怖で、まりさの悲鳴は声になっていない。 目をこちらに向けて、涙を流しながら、助けてくれと視線で哀願している。 でも、残念だったなまりさ。言葉にしないと通じないことは、世の中には数多くあるのだ。 「お、お、あったまってきたよ!」 うむ、水面に泡が盛んに出始めた。まりさの体も、少しずつ餡子が崩れ始めているな。ボンドで薄く固めただけだしね。 と、 「がばぁあ!!た、、す、け、、、」 まりさが大きく口を開けて何か喋った。最後の力を振り絞って、命乞いをしたんだろう。 つーか、歯、無くなっちゃってるね。溶けちゃったんだね。 更に、大きく口を開けたものだから、まりさの体の中にお湯がたっぷりと入った。 もう湯気が出るぐらいに、水温は上がっている。体の融解が早まることだろう。 「ああ」 『あー、崩れるな』 とうとう頭が崩れ始めた。口にお湯が入ったせいで、口から上部の崩壊が早まったようだ。 餡子にちょこんと乗っかっていただけの目玉も、融解した餡子上で、ぷかぷかと浮かんでいる。 「ん、もうしんじゃったかな」 『だろうな・・・いや』 浮かんだ目玉をよく見て、俺は思った。死んでいない。まりさはまだ死んでいない。 だって、目玉はゆらゆらと蠢いているが、瞳孔の部分は、俺とすいかを見続けているのだ。 確かに、溶けてるのは頭部が主で、胴体はまだかなりの量が溶けずに残っている。中枢餡は胴体に守られているのだろう。 中枢餡が無事でも、大量の餡子を喪失すればゆっくりは死ぬはずだが・・・ 推測だが、餡子は中枢餡から完全に離れないと、喪失した状態とはならないのではないか。 溶けていても今のまりさの様に、中枢餡と餡子続きの状態で接していたなら、生命維持の餡子として有効なのだろう。 体が溶けている状態を、今まりさが感じているのならば、果たしてそれはどのような感覚なのだろうか。 水温は上がり続けている。 餡子が焦げることがあれば、今度こそその餡子は、生命維持の役を果たさず、まりさは死ぬだろう。 「うーん、おにいさん。すぷーんかりていい?」 『お、いいぞ』 すいかは、大き目のスプーンを取ると、まだいくばか溶け残っている頭部を掻き回し始めた。 胴体部も側面をスプーンで突っつき、少しずつ崩していく。 胴体が僅かに動く。痛みに身悶えているのだろう。だが、もはや救いは死しかない。 側面を崩し続けていくと。 「あ、このかんじは、ちゅうすうあんだね」 『ほう』 中枢餡を掘り当てたらしい。スプーンでつつくと、大きく揺れ動いた。 中枢餡が刺激を受ける苦痛には耐えられないらしい。脳みそを掻き回されるようなものだろうからな。 「おうおう、かわいそうにねえ。でもあんしんしな、もうげんかいだろうから」 『沸騰し始めたな』 水面は激しく泡立ち始めた。融解が早まる。何より中枢餡が露出してしまった。最早ここまでだろう。 すると、僅かに胴体から、何かが聞こえた。 「も、も、」 「え?」 『何か、聞こえ・・・』 「っと、ゆ、くり・・・」 断末魔か。口の形状は残っていなかったのに、どうやって声を発したのか。 目玉の瞳孔も、あさっての方向を向いていた。まりさは死んだのだ。 「いやー、すっきりー!」 『うむ!少しばかり落ちが弱かったがな!』 「すっきりー!」 こうして俺は、不法侵入をやらかしたゲスなゆっくりから、住居を守ったのだった。 3. その後、まりさの餡子は生ごみとして捨て、30分ぐらいかけて鍋を洗った。甘いにおいがなかなかとれず、苦労した。 夕方近くになって、ようやく業者の人たちが来て、窓ガラスを交換してくれた。 これで、戸締りを忘れることの無い限り、野良ゆっくりに侵入を許すことは無いだろう。 そして夜・・・ 「かんぱい!」『乾杯!』 んぐ、んぐ、んぐ、と缶ビール(ノンアルコール?)をあおる俺たち。 「いやあ、さいこう!やっぱりあたしぁ、おれんじじゅーすさんより、おさけさんだね!」 『そうか、流石すいか、良い飲みっぷりだな!』 これだよこれ!俺は酒を付き合ってくれる奴が欲しかったんだよ! 酒好きの友人を作ったとしても、毎日呼ぶわけにはいかないしな。 ただ、飲む割にはあんまり食べない。 食事はゆっくりフードではなく、俺と同じ様にしようと、小さめの弁当を買ってきたのだが、 「うー、もうたべられない・・・ぽんぽんいっぱいでくるしい・・・」 『ん、そうか?』 半分ほど食べるとギブアップした。 そりゃ俺と比較すれば体格差はあるが、人間の子供でももう少し食べそうな気がするが・・・ 何はともあれ、俺とすいかは、安酒ではあるが夜が更けるまで飲んで酔っ払い、リビングで引っくり返って寝てしまった。 何、ノンアルコールビールで何故酔っ払うのかって? それはなんだ、気分だ、気分。 まあ、こんなことがあってから、一週間が経過した。 大学では、1年度前期がいよいよ始まる。この期はバイトをしないと決め(前述通り金銭的に余裕があるため)、 多めに講義を選択した。 ここは大学の図書室兼資料閲覧室。 『きゃははは、すいかちゃんが野良を撃退ねえ』 『撃退ってほどでも・・・俺もいたし。』 『しかも皮を引ん剥いた挙句、お湯攻めでしょう。すいかちゃんもいい趣味してるわね』 『お湯攻めは、俺が提案したんだけどさ。でもすいかも楽しそうにやってたな』 この女の子は俺と同じ一期生で、最初に受けた講義で隣りに座ったので、知り合いになったのだ。 少し話をした後、この子がゆっくり愛好家だったので、その後に頻繁に会うようになった。 ちなみに、愛好家というのは、愛で系ではなく、ゆっくり虐待愛好家、だ。 『で、その後は。すいかちゃんはどんなゆっくり虐待をしてるの』 『やってないよ、野良に侵入を許すなんて、あれ以来無い。・・・だけど最近、すいかは元気無いな』 元気が無いってほどでもないが、つまんなそうにしてる。 胴付きっていってもゆっくりだ。ゆっくりしていれば満足するかと思っていたが、個体差があるのだろうか。 それともすいか種はアグレッシブなのかな。 『可哀想じゃない。飼い主がそこを察してあげなきゃ。虐待の機会を与えるべきよ。貴方も好きなんでしょ』 『ひでぇ。まあ、ムカつくゆっくりを叩きのめすのは気分が良かったけど』 『やるんだったらほら、ネット上にこんなものも・・・』 そういうと、目の前にある資料検索用のパソコンを操作しだした。因みにネットにも繋がっている。 彼女は、マウスを操作し、俺にホームページを見せた。とある通販サイトだった。 『へえ、これは・・・』 そして、また時は過ぎ、あれから二日後。 今日は土曜日なので、大学は休みだ。俺は自宅で、まだ購入して間もないパソコンを使い、家計簿を作成していた。 と、 ピンポーン 「あ、だれかきた。すいかがでるねー」 『お、頼む』 とてとてとて、とすいかが玄関に駆けて行く。扉の開く音と、宅急便でーす、という声が聞こえた。 来たな、と、俺も席を立つ。すいかが、小さめのダンボールを抱えて戻ってきた。 「おにいさんのおなまえをかいて、うけとったよー。これなあに?」 『これはな、通販サイトで購入した、ゆっくり虐待グッツだ』 「え、え、ぎゃくたい?ゆっくりを?ほんとう?これ」 そう、あの女の子から教えてもらった通販サイトとは、加工所のグッズ購入サイトである。 殴る蹴るだけじゃなく、虐待も楽しくやればすいかも元気に・・・と思ったのだが。 もうすでに元気になった。虐待なんて物騒な話を笑顔で言うあたり、本当に好きになったんだな。 まあ、それはともかく、ダンボールを開けて、中を確認しよう。 最初に取り出したのは、お菓子袋。袋を開けて中身を取り出す。クッキーだ。 「うわ、あまあま!すごくいいにおい!」 俺はさほど匂いを感じない。ゆっくりにしかわからない匂いなのだ。と、商品紹介文に書いてあった。 一枚ずつ取り出しては、手頃な皿に移していく。 『すいかは食べるなよ、危ないからな』 「え、あぶない?これあぶないの?!」 『おう。こいつは、どこに仕掛けるか・・・そういや、玄関の隣の部屋、使ってないな・・・』 4. ゆっ、ゆっ、ゆっと、3匹のゆっくり、ちぇん、まりさ、れいむが人気の無いアスファルトの上を跳ねている。 この時間帯は人間の姿が少ない。人間は狩りに出て行くため、おうちを空ける。極まれに、 結界を張ってない人間のおうちがあるので、入り込んでおうち宣言をしてやろう、と探索を続けているのだ。 長のぱちゅりーは、人間のおうちはおうち宣言で手に入れることが出来ない、と訳の分からない事を言う。 馬鹿げている。 おうち宣言は、はるか昔から住処の問題を解決していた伝統有る儀式だ。人間が理解できないなら教えてやればいい。 おうち宣言を理解できないまま歴史を積み重ねることこそ、人間の悲劇であり、ゆっくりが正してやらねばならない。 そんなことを考えながら歩を進めていると、 「ゆ、これは・・・」 「どうしたんだぜ、ちぇん。ゆゆう、このにおいは!」 先頭を跳ねていたちぇんが気付く。続いてまりさも、気付いた。今までに無いぐらいに強い、あまあまの匂い。 「あまあま!あまあまなんだぜ!」 「ゆ、ちぇん、まりさ!あそこのとうめいなかべさんが、あいているよ!」 「においも、そっちからするんだぜ!」 「はしるんだねー」 大きな人間のおうちの、透明な壁の一つが開いている。 以前は、大きな石さんをぶつければ、透明な壁を壊すことが出来たのだが、何故か最近は、壊せなくなってしまった。 先日、将来を有望視されていた若いまりさが、透明な壁に石をぶつけたら、跳ね返ってきて自分自身に当たり、 片目が潰れてしまう事故があった。 だが、開いていれば関係ない。近づくと、そばに壊れた台座が転がっており、それを足場に、窓枠に乗る。 中を覗き込み、人間はいない事を確認する。と、匂いを発生源であるあまあまが、部屋の中央に置かれていた。 「ゆわああああ!」 「あまあまだぁ」 窓枠から床まで結構な高さがあったが、矢も盾もたまらず部屋に飛び込む。ちぇんが真っ先に、あまあまに辿り着く。 「ちぇんのすーぱーむしゃむしゃたいむ、はじまるんだよー」 「ちぇん、ずるいよ!」 「ひとりじめはゆっくりしてないのぜ!」 場面は変わって、ここはリビング。 パソコンのディスプレイに、加工所製クッキーに喰らい付こうとするちぇん。後に続くまりさ、れいむの姿が映っている。 「ちぇんのすーぱーむしゃむしゃたいむ、はじまるんだよー」という声も聞こえている。これはスピーカーからと、 玄関の隣の部屋から扉越しにも聞こえてくる。 『来た来た、きやがった』 「たべると、ばーん、なんだよね!」 『おう、そうだ。見てろ。』 ディスプレイに映るちぇんは、クッキーを3枚咥え、むしゃむしゃと咀嚼した。 「むーしゃむーしゃ、しししししあ(ばあああああん!!!)あ?」 「ゆあ?!なに?」 「ちぇ、ちぇんがぁ!!」 噛むと爆発するかんしゃくクッキーが爆発! 『よっしゃあ、爆発した!』 「あははは、くちがふっとんじゃった!」 思わずハイタッチをする俺たち。 さてと、と俺たちは立ち上がり、隣の部屋に向かう。 ガチャリ、と扉を開け、室内に入る。口が破砕して息絶えたちぇん、そして驚愕の表情のまりさとれいむ。 「ゆゆ、にんげん!」 「そうか、あのにんげんが、ちぇんをころしたんだよ!このあまあまは、にんげんのひきょうなわなだったんだよ!」 「ゆゆううううう!!れいむ、さがっているのぜ!!」 ごちゃごちゃ言ってる野良どもは完全無視。俺とすいかは部屋に入り、扉を閉めた。 『まずはれいむからだ。まりさは俺がどかす』 「うん!」 そういうと、俺は前に出てきたまりさに、どたどたと走り寄った! 「やい、くそにんげん!!ちぇんを・・・」 『ドライブシュートだぁ!!!』 俺は左足を軸足に強く踏み込み、縦回転がかかるようまりさの顔面を蹴りこんだ!! ドゴオオオォォォォッォン!!! 「ゆぐば?!!!!!!」 ぽきぽきと、硬いものが砕ける感触が足に残った。歯が砕けたのだろう。 まりさの体は、ドライブ回転によって、山を画く様な軌跡で吹っ飛び、 ビダアアアアァァァァァン!!! 壁に叩き付けられた!! 「ゆゆゆが!!!ゆげっ!!ゆげがっ!!」 「ま、まりさぁ!!」 おお、痛がってる。人間と違って腕で体を守るとか、受身とか取れないからな。 まあいい。さしあたって目標はれいむだ。俺はれいむの後ろ、すいかはれいむの前にしゃがみ込み、 れいむにマシンガンパンチをかます! ドカ!バキ!ドカ!バス! 『オラオラオラオラ!』「しねしねしねしね!」 「ゆが?!ゆが!やべて!なにすぶ!!」 ボカ!ドス!バゴ!バス! 『オラオラオラオラ!』「しねしねしねしね!」 「いじゃい!まり!たすべ!ゆぎゃあ!!」 この餡子の詰まった小麦粉の肌に、こぶしを入れる感触がたまんねー! すいかも生き生きとしているな。元気になってくれて嬉しいよ。 と、 「ゆぐぐぐぐ・・・なんでくそにんげんなんかに・・・ゆゆう!れ、れいむになにをするのぜえぇぇ!!」 背後で声がすると思ったら、まりさが復活したらしい。 うるさいね。お前の出番はしばらく後だよ。 まりさは無視して、れいむに正拳ストレートを連打! 『オラオラオラオラ!』「しねしねしねしね!」 「ぶぶべ!べっ!たすげ!ぐぎゃあ!!」 「やべるんだぜ!れいむをはなぜええ!!」 どすん、と背中をどつかれた気がする。が、勿論気にせずれいむに向かって打つべし!打つべし! 『オラオラオラオラ!』「しねしねしねしね!」 「ゆげぼ!ゆわば!ゆべし!しんじゃべ!!」 「やめるんだぜ!やめるんだぜ!どおしてやめないのおおぉぉ!!!!」 当たり前だ、ゆっくり如きが人間を止められるか。 こんな時、やせがまんなんかするんじゃないのぜ!!とか言っちゃうんだろうけどね、それも通用しないね。 痩せ我慢しながら、れいむを殴り続けてるなんておかしいもんね。 さてと、ただ殴り続けるのもいい加減つまらん。いい具合にれいむの体も傷だらけで、餡子が漏れ出している。 そろそろ有終の美を飾らしてあげましょう。 俺はれいむを持ち上げ、立ち上がった。すいかも立ち上がる。 「お、おしょら・・・」 「ゆ、れいむをおろせえ!」 『行くぞ、すいかぁ!』 「あいよ!」 俺は、れいむを宙に放り投げる。すいかはこぶしを作り、腰を屈めると、 「しょーりゅーけーん!!」 「ぎゅがああああ!」 腰に捻りをいれ、アッパーを繰り出しつつ飛び上がり、れいむを突き上げる! 腰の捻りはれいむにも伝わり、れいむは水平に激しく回転しつつ吹っ飛んだ! そのまますいかは、ふわりとスカートをなびかせつつ華麗に着地した。 「こんどはおにいさんだよ!」 『よーし行くぞ!』 「や、やべてえええ」 足元の叫びは無視し、空中を舞い続けるれいむに合わせ、俺はショルダータックルのように、 肩を大きく前に突き出しつつ、思いっきり踏み込み、 『タイガーアッパーカッ!!』 「ぎょぴょおおおぉぉぉ!」 回転などはかけない、純粋なアッパーカットをれいむに炸裂させた。 極限までの高い飛び上がりにより、アッパーによって突き上げられたれいむに、更にアッパーの衝撃が襲う。 そのまま俺は、空中で宙返りをし、華麗に着地した。 と、自分のこぶしを見ると、餡子に塗れていた。見上げると満身創痍のれいむの姿。もう限界だな。 俺は、落ちてきたれいむを何度かリフティングした後、 『すいか、パスだ!』 すいかに絶妙なセンタリングをあげた! 「よーし、ひくいぼーるにうごきをあわせる!」 「やめて、やめてくださいいいいぃぃぃ!!」 すいかは宙を舞うれいむに動きを合わせ、飛び上がりつつ、体を横に倒し、右足を思いっきり振り抜いた! 「じゃんぴんぐぼれー!!」 ドゴオオオオオンン!!! 「ゆぐがああああああああぁぁ!!」 ガッツを250ぐらい消費しそうな勢いで、空中でのボレーシュートを決めた! 完璧なタイミングでれいむの芯を捕らえている。衝撃はれいむの全身に伝わり・・・ 「ゆべっばっっ!!!」 ブバアアアアアン!!! 『うお!』 「わあ!」 れいむの体は、その衝撃に耐え切れず、粉々に砕け散った! 小麦粉の皮も餡子も粉々になって四散する。正しく爆散!である。 『うおお!最高だぜ、ナイスすいか!』 「うっひゃああ!かんぺきにきまったなあぁ!ねえねえまりさ、どうだった?どうだった?」 まりさは、と見てみると、全身にれいむの餡子を浴び、涙目で、痙攣しているように震えて答えない。 余りの惨劇に、現実への認識を拒否しているようだ。 「ねえねえ、どうだったってばぁ。むしするなよー(ぺちぺち)」 「・・・・・・・・・」 「ねえったら、まりさ」 「ど・・・ど・・・・」 「え?」 まりさは、突如すいかの方を向き、叫び声を上げた。 「どぼしてこんなことずるのおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!まりさたちなにもしてないでしょおおおおおお!!!」 俺たちには敵わないとわかっているのか、怒りはなく、情けない泣き顔で訴える。 するとすいかは、 どかっ!! 「ゆぐうう!!」 まりさの頭を踏みつける。 「そんなこときいてるんじゃないよ!すいかのじゃんぴんぐぼれーしゅーとがどうだったかきいてるんだよ!」 どかっ!どかっ!どかっ!どかっ! 「ゆぐ!ゆぐ!ゆげ!ゆげ!」 まりさの頭を、何度も踏みつけ、更にまりさのお帽子を取り上げた。 「へへーぼうしもーらった」 「ゆゆ!おぼうし!おぼうしかえすんだぜええ!!」 まりさはお帽子を取り返そうとジャンプするが、すいかは高い高いをして取らせない。 「おにいさん、ころころ!!ころころさせてみたい!!」 『お、いいぞ、やろう』 「むしするなあああああ!!!」 俺は、予めこの部屋に置いておいたゆ虐グッズから、プラスチック製の、透明の球体を取り出した。 実は、球体の一部がパカッと開くようになっている。 『ほら、すいか。入れろ。』 「はーい(ひょい)」 「おぼうしかえ・・・ゆ!おそらをとんで!」 そして、球体の中にまりさを放り込む。 「ほれ」 「(どぺ)ぐえ!」 素早く蓋を閉じてロック。すいかに渡した。 すいかにはちょっと大きいが・・・すいか種の特徴である怪力を生かし、両手で抱えた。 「ゆ、ゆ、なんなんだぜ、ここからだすんだぜ」 「よーしいくぞー、ころがれー!」 「ゆ、ゆわわああああ!!」 すいかは、まりさ入り球体を、壁に向かって、成るべくスピードが付くように転がした! 「ゆわ、ゆわ、とまるんだぜええあああああ!!」 まりさは当然、球体の中で一箇所にとどまれず、壁に張り付いて一緒に回転している。間抜けな姿だ。 そして、 どん! 「ゆげ!」 壁に激突! この球体は、衝撃を吸収してくれるほど頑丈じゃない。まりさは激突の振動をまともに喰らい、球体内でひっくり返った。 すいかは楽しそうに、とてとてと球体に走り寄る。 「ゆげええ、きもちわるい、いたい、きもちわるい・・・」 「ほーら、またころがれえー!」 「ゆわああやめええーー!!」 すいかは球体を俺の方に転がしてきた。俺は、 どん! 「ゆぎゃ!」 受け止めた。勿論壁に跳ね返ってきたところをだ。 そして、 『ほーらすいか!』 ごろごろごろごろ・・・どん! 「ゆぎゃ!」 「おにいさーん!」 ごろごろごろごろ・・・どん! 「ゆぎょ!」 まりさが転がる様子を楽しんだのだった。 何度か転がしていると、まりさが餡子塗れになっていた。 怪我をするわけないし、何事かと球体を止めると、 「ぐええ・・・ぎもじわるい・・・いたい・・・」 『汚いな、餡子吐いたのか』 目を回しすぎて吐いてしまったらしい。 結構な量を吐いおり、致死量じゃないが、まともに動けないだろう。 すいかも近付いて来て、まりさの様子を見た。 「あーもーだめだねこりゃ」 『死ぬまで転がすか?』 「うーん・・・じゃあさいごに、あにゃるをばーんする!」 『ん。じゃやるか!』 俺は球体の蓋を開け、まりさを球体から取り出した。 すいかは虐待グッツの中から拘束具を取り出す。 拘束具とは、分厚い鉄板の中央に、拘束用の金具が取り付けられているもので、 まりさを鉄板上に寝かせて金具で固定すると、まりさは身動きが取れなくなる。 更に虐待グッツから爆竹を4つ取り出す。爆竹は長い導火線が付いているものだ。 すいかは爆竹を、まりさのあにゃるとしーしーあなに、それぞれ2つずつ差し込んだ。 「ゆが!・・・いた、い・・・」 「どうかせんをたばねて・・・」 『テーブルか椅子がいるな』 俺はリビングに戻り、椅子を持ち込んだ。拘束具を椅子の上に乗せ、束ねた導火線は椅子から垂らした。 「よーし、じゅんびおっけー」 すいかはライターを手に取った。 「じゃあ、てんかしまーす」 『いや待て、まりさが気絶したままだとつまらないな』 俺は冷蔵庫から甘みの有るスポーツ飲料を取ってくると、キャップ一杯分だけまりさに掛けてやった。 まりさはうっすらと目を開ける。 「う、あまあま・・・ゆ、か、からだがうごかないんだぜ!」 まりさは何とか目を覚ます。すぐに身動きが取れないことに気が付き騒ぎ出すが、それを合図にするように、 「はーい、てんか!」 すいかは導火線に火をつけた。 「ゆゆ、くずすいか!まりささまになにをしたのかぜ!」 「ああ、くずまりさ、きがついたのぉ?」 じじじじ・・・ 導火線についた火は、少々大げさに、音と光を立てて、まりさに向かって進む! 「うわあああ、なんなのぜ!なにかひかってるのぜ!」 勿論まりさに爆竹なんて分かるはずが無い。だが、何やら悪い予感を感じ取り、まりさは騒ぎ出した。 だが、すいかは華麗にスルー。 「あ、まりさ。ぼうしかえすね」 まりさのお帽子を、まりさの腹の上に置いた。 「ま、まりさの、まりさのおぼうしかえってきたのぜ!」 まりさは、起き上がってぺーろぺーろしようと思ったのだろうが、体が動かない。 それに、お帽子を目前に置かれて光が見えなくなったが、音が響き続け、悪い予感をぶり返させる。 「な、なんだかゆっくりできないかんじなのぜ!このおとをとめるのぜ!」 すいかは、何も言わない。勿論俺もだ。 導火線の火は、まりさに押し込んだ爆竹に向かって、確実に進んでいく 「に、にんげん!なにを、なにをしたのぜ!ゆっくりできないことがおきそうなのぜ!」 俺もすいかも、まりさの問いには答えない。にやにや笑いながら、まりさを見下ろすのみ。 「く、くずにんげん!くずすいか!まりささまのめいれいなのぜ!このおとをとめるのぜ!!」 にやにや 「むしするななのぜ!!ことばがつうじないのかぜ!!」 にやにや 「おいぃ!!なんとかいうのぜぇ!!このくずがぁ!!このげすがぁ!!」 導火線の火はまりさに近付く。 「なにをわらっているんだぜぇ!!なにがおこるのぜぇ!!」 導火線の火は、まりさのお帽子の陰に隠れた。俺とすいかは身構える。そして・・・ 「いいかげんなんとかいうのぜぇ!!!あっあつ!!」 ババババンッッ!!!!!!! 『わっ!』 「わあ!」 想像以上の大きな音に、思わず後づさった。まりさのお帽子が上空に舞い上がり、煙と火薬の匂いが漂った。 まりさの正面の床に、餡子と小麦粉の切れ端が飛び散っていた。 そして煙が引いていくとそこにいたのは、下腹部を大きくえぐられた、まりさ。 「ゆひ、ひへ・・・」 まりさは、両目を剥き出し、舌を口から出して、凄まじい形相で何か唸っている。 『いやあ、びっくり。あんな小さい爆竹4つでこの威力か』 「ねえねえ、まりさ、いまどんなきもち?どんなきもち?」 まりさに近寄ってみた。どうせもう長くないだろうけど。 餡子の喪失はともかく、爆竹の破裂による衝撃は、ゆっくりには相当きつい筈だ。 案の定、 「もっ、、といゆ、・・・くり」 断末魔。 ぷるぷる震えていた体が、脱力するように動きを止める。 人間の縄張りに、のこのこと足を踏み込んだ間抜けな饅頭は、こうして砕け散っていった。 まりさの壮絶な死に顔を眺め、俺とすいかは満足したように、こぶしをぶつけ合った。 「ううー、いやなにおいだよー、おそうじつらいよー」 『ごめんなすいか、次は消臭剤も買うから』 お掃除とお方付けが終わるまでが、ゆ虐です。 5. 後日、大学キャンパスにて。 『そう、すいかちゃんも満足してたの。よかったわねえ』 『ああ、お陰で。これからも少しずつ、機材を買っていくよ。小物のゆ虐グッズばかりじゃ飽きるだろうし』 『だったら私、ゆ虐同好会のサークルに入ったんだけど、貴方も来ない?部員には古いゆ虐グッズをあげるって』 『・・・そんなサークルあるの・・・』 俺はゆ虐同好会に入会し、サークル活動に参加しつつ、ゆ虐知識を広めていくこととなった。 そして、半年が経過した。 前期の単位は全取得に成功し、夏休みに入った。 俺は、自前で高価なゆ虐グッツを購入できるようにとコンビニでのバイトを始め、簿記検定2級の勉強も行っていた。 更に並行して、公務員試験の勉強も始めている。 今日も今日とて、アパートで冷房を効かせながら、勉学に没頭する。 「おにいさーん、おこめといでおいたよー」 『お、ありがとうすいか』 簡単な家事なら任せられるようになったすいかが、とっとっと、と近付いてきた。 俺は、すいかの頭を撫でてやる。 顔をほころばせて喜んだ後、すいかは、玄関隣の部屋に入っていった。 そこには、ゆ虐グッズが並べられている。ホットプレート、アイアンメイデンのようなもの・・・。 ゆ虐同好会から貰い受けたもので、今や虐待部屋と化したこの部屋は、設備がかなり充実してしまった。 すいかは部屋の隅の、加工所製ガラスケースに閉じ込められた、不法侵入ゆっくりどもから、れいむを一匹取り出す。 「ご、ごめんなさい、ごめんなさい。た、たすけてね、もうにどとおうちにはいらないから、れいむをたすけ・・・」 「さあ、きょうはどんなことをしてあそぼうかねえぇ!んー、ようし、あんよやきだあぁ!!」 ゆっくりの悲鳴を聞きながら、俺は勉強を再開する。 すいかのゆ虐は、遊びとともにストレス解消にもなっているようだ。 何、ストレスが溜まるほど、すいかに仕事をさせているのかって? いや、させてはいるが仕事量はそれなりだ。すいかが今一番がんばっているのは、バッチ試験のための勉強だ。 家事手伝いをしながら、俺の隣で参考書を読み、俺の出す小テストを答えていく日々。 頑張れよすいか。お前を見下していた奴を見返してやれ! そして更に一週間後。すいかは銀バッチ試験に合格した。 早速、俺の手で、すいかのリボンに銀バッチを付けてやる。 『おめでとう、すいか。よく頑張った』 「うん!すいかがんばった!でも、きんばっちをとれまでがんばるよ!」 『おう、そうだな。あとこれは俺からの、合格の記念品だ』 俺は、ゆっくりショップで買ってきた瓢箪を、すいかにプレゼントした。 すいか種が喜ぶゆっくりグッズ、「いぶきびょう」だ。 「うわあー、おにいさん、ありがとう。わーい、おさけはいってる!!」 『はは、気に入ってくれてよかった』 今まですいかのご褒美といったら、ちょっと良いおつまみを食わせてやる、ぐらいしかなかったからな。 すいかはいぶきびょうがすっかり気に入ったようで、頬擦りしたり中のお酒を飲んだりしている。 金バッチが取れたら、番を飼ってやろうか・・・。 すいか種の番なら、ゆうぎ種かれいむ種だが・・・れいむは止めた方が良いな、虐待をやりかねん。 ところが4、5日経って、すいかが泣きながら俺のところに来た。 「おにいさーん・・・おさけがでなくなっちゃった・・・」 『え・・・あ、瓢箪からか』 やべ、すっかり忘れてた。 『見てみるから、そこでちょっと待ってなさい、動くなよ』 「?うん・・・」 俺は大慌てでキッチンに移動し、急いでお酒をいぶきびょうに入れた。 『すいか、ストッパーが動いてただけだ。出るようになったぞー』 「え・・・あ、ほんとだ!ありがとう!」 再び笑ったすいかを見て、俺は安堵した。 『やべやべ、トリセツに書いてあったのに・・・』 いぶきびょう使用上の注意: ゆっくりが寝ている間に、お酒を注ぎ足しておきましょう。 注ぎ足しているところを見られると、ゆっくりはショックを受けます。 過去の作品 anko3278 死を覚悟したにとり 上 anko3279 死を覚悟したにとり 下
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『どくしょ』 2KB 観察 小ネタ 日常模様 現代 小ネタ3本目です 【どくしょ】 「ふぐ…ぶぎゅ…」 壁一面に書架の並ぶ、そう広くない一室 定年を迎えた私に残された、書斎兼自室の一角 一冊の本に埋まるようにゆっくりぱちゅりーが ケタケタと 嬉しそうに悲鳴を上げている。 ふむ、このまま放っておけばまもなく干からびるだろう 頃合いである。 「ぱちゅよ、読書も結構だがそろそろ一息入れないかね」 「む、ぎゅ」 たっぷり2分を費やしてぱちゅりーは振りかえり こちらを見た。 日ごろから動きの鈍重なゆっくりの中でも とりわけ動きの遅いぱちゅりー種 その中でも目の前の個体は特別動きに活力が無い。 もちろん底部を焼くような事はしていない。 純粋に生命活動に割くリソースが足りていないのだ。 「にん゛げん、ざん」 「なんだい?」 「むぎゅっ!むぎゅぐっ!」 「おっと」 見極めが甘かった、与える間隔が短くなっている気がする。 これでも健康状態という意味では随分改善したのだが… 拾った時は破れたビニール袋の様だった身体は、私が餌を与えるようになってから 平均的な飼いゆっくり程度に持ち直したし この書斎から一歩も出ないのだから 外敵に襲われるような環境では、もちろんない。 だというのに、私が拾ってから僅か数日で今のようになってしまった。 この、本が山と積まれた部屋に来ただけで。 室温で十分にぬるくなった缶のオレンジジュースを餌皿に開けてやる ひきつけを起こしたように、笑いながら 餌皿のジュースにかぶりつき、声をあげる。 「この゛『まどうしょ』は、きょうみぶがいわ゛」 「そうさね、世界で一番有名な『魔導書』だろうよ」 「これを゛よめれば、ここにある『まどうしょ』ぜんぶ、よ゛めるかじら」 「おそらく読むのは可能だろう」 難易度的に嘘は言っていない。 ただまぁ、口が裂けても『できる』と断言はできないなぁ… ぱちゅりーが今読んでいる本は『新約聖書』という。 駅前で配っていた安っぽい緑ビニールの装丁は、 ゆっくりが乱暴に扱ってもびくともしない。 二週間目の今日、分からない文字を何度も何度も私に尋ねながら ぱちゅりーは今日めでたく目次を読了した。 この部屋には若いころから集め続けた8000を超える本があり 飼いゆっくりの寿命は最長で約5年 ぱちゅりーの平均寿命は2年かそこらだと言う。 一冊の本の目次を読み終わるまでに二週間を費やしたぱちゅりーは この部屋の本すべてを読み尽くす事が出来ると信じて疑わない。 『それ』を教えれば、それだけで死んでしまうだろう。 その時の事を考えるだけで この部屋に並ぶ、読み終わった本の一冊程度には ぱちゅりーは私の老後を愉しませてくれるのだった。 おわり 今まで書いたもの anko3391 たんぺん anko3392 だんしんぐ一家
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『もコンロ』 11KB 虐待 小ネタ 希少種 現代 便利だな、とか思いついて 希少種虐待小ネタ。 愛でシーンもあります。 「やぁ、おはようもこう。ゆっくりしていってね」 「おにーさんゆっくりおはよう!ゆっくりしていってねだお!」 「今日もゆっくり働いて欲しいんだけど、いいかな?」 「もちろんだお!もこたんゆっくりいんするお!」 「有難う、助かるよ。じゃあ挿れるよ?」 「んっ・・・ゆっくりいんしたお!」 「よし、お願いするよ」 「ゆ~っ!ふじやまぼるけいの!!」 「ガスを使わないエコ設計!火力抜群!お家で、レジャーで大活躍! 新発売!ゆっくりコンロ『もコンロ』! もこうの寿命と体力の続く限り、無尽蔵に火を使い続けられます!」 「ゆっ!おにーさん!あぶないお!ゆっくりしないでもどってきてね!」 「おっとっと!助かったよもこう!」 「揚げ物等の最中、突然電話がかかってきて、火から目を離しても安心! もこうが熱を感知し、大声で知らせてくれたり、自分で火を出すのを止めてくれますので安全性もばっちり!」 「もこたんゆっくりあうとするお!」 「さ、お散歩行こうか」 「はめこみ式なので、お料理の時以外は取り外して、普通のゆっくりとして飼うこともできます! そして、お料理の際に出た生ゴミや、完成した料理を分けてあげて一緒に食事を楽しみましょう! そして今回は特別サービスとして、お客様の良きパートナーになれる、金バッチのもこうをお付けいたします! もちろん、避妊処理は済んでおりますので、安心して育てられます! 送料手数料は、ゆパネットれいむがご負担します!さぁ、今すぐお電話を!」 『もコンロ』 「ふぁ~・・・」 大きなあくびをしながら目覚まし時計を止める。 まだまだこのまま寝ていたい欲望に駆られるが、その欲望を引き剥がすように、まとわりつく布団を跳ね除け、身体を伸ばす。 春眠暁をなんたらとはこのことだ、立ち上がって部屋のドアを開けようとしてるというのに、眠気に襲われまた大きな欠伸がでる。 意思とは関係なく、何度も出てくる欠伸を噛み殺しながら、朝食の準備をするために台所に立つ。 「さて、朝食はやっぱりベーコンエッグだな」 冷蔵庫を開き、冷たい冷気を手に浴びながら、卵とベーコンに手を伸ばす。 「「「ゆぅ・・・ゆぴぃ・・・」」」 ついでに冷蔵保存によって冬眠状態と化している子ゆっくり共を適当に一掴み取り出す。 ちなみに俺の好物の一つがベーコンエッグ乗せご飯だ。 俺好みに仕上げるには、微妙な火力調整が必要不可欠である。 強すぎると、焦げ目が付き過ぎ、黄身にまで火が通ってしまう。 弱すぎると、時間がかかって、白身のプルプル感を損なってしまう。 そんな微妙な火力調節を可能にしてくれるのが、俺の愛用の『もコンロ』だ。 「おら、おきろ」 コンロの横に横においてある、ゆっくりコンポストに軽く蹴りをいれて、開く。 すると開いた蓋から、腐りかけの野菜クズの匂いが漏れ出し、鼻をついた。 なるべく吸いたくないので、呼吸を止め、生ゴミには極力触らないように中のゆっくりを鷲掴みにし、取り出す。 「おそらとんでるみたいだお!」 ゆっくりを持ち上げたときの効果音を聞きながら、ゆっくりの内容物が動くもにゅもにゅとした、こそばゆい感触を掌で堪能する。 「よぉもこう、ゆっくりしてっか?」 ゆっくりもこうを自分の目線まで掲げ上げ、話しかける。 お空を飛ぶ感覚を楽しんでいたもこうであったが、俺の顔を見るな否や、みるみる顔を青くしていった。 「今日もしっかり働いてもらうぞ」 俺がそう言った途端、もこうの身体がブルブルと震え始め、目には砂糖水が貯まり、しーしーを少し漏らした。 ゆっくりが恐怖や驚いた時に良くもらす、おそろしーしーである。 「やだおぉぉぉぉぉぉぉぉ!もこたんもうはたらきたくない゛ぃぃぃぃ!ゆっぐりざぜでぇぇぇぇぇぇ!!」 「ごめんねー、もこたんが働かないと、俺がゆっくりできないんだよー。わかってねー」 もこうがイヤイヤと身体を振り回すが、髪の毛ごと掴んでいる俺の手からは逃げ出せない。 そして必死に逃げようともがくもこうを、「もコンロ」に無理やり入れてやる。 「やだあああああ!もこたんいんしたくないいいいいいい!!」 「はいはい、もこたんいんしちゃったよーっと」 ここで余談だが、ゆっくりには通常種、希少種、胴付き、プラチナ金銀胴バッチに関わらず、防衛本能と、特殊能力のようなものがある。 ほとんどのゆっくりに備わっているのは、「ぷくー」。身体を空気によって膨らまし、相手を威嚇するという、この世界の常識を覆しまくるゆっくりにしては中々自然界らしい方法である。 まぁ効くかどうかは別問題だが。 また、「ドスまりさ」であればドススパーク、「ゆっくりいく」は電気、「ちるの」は冷気、等、個体によっては十分に人間の脅威となる能力を持つものさえ存在する。 そしてこの「もこう」に備わる能力も、人間の脅威となり、重要なエネルギーともなる『発火能力』である。 その能力はかなり危険で、希少種であるため個体数が少ない事から例は少ないが、山火事やぼやの原因となっている事もある。 その発動条件は至って簡単。 「もこうが火を出したい時」「敵から身を守る時」「威嚇時」「攻撃時」である。 もちろん、このもこうも例外ではないが、この俺の激しい特別調教と虐待によって、任意での発火を封じているので、素手で扱っても安心である。 しかし、任意で炎を出せないので、口から少量の炎を出させてライター代わりやろうそく代わりにはできない。 「さ、準備はいいかもこう?」 『もコンロ』の側面にある、円状の蓋を外す。 蓋を外すと、『もコンロ』にはめ込まれて、身動きが出来ないもこうのまむまむが露になる。 俺はそのまむまむに、備え付けのレバーのようなものをあてがう。 「ふんっ!」 「ゆッぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 そして一気にレバーのようなものを、まむまむに突っ込む。 ちなみにレバーは棒状であり、ネジのような突起が隙間無く付けられている。 さながら不良の持つ釘バットのような形状である。 それをデリケートな部分にいっきに突き刺された痛みは想像したくもない。 レバーを半分程飲み込んだもこう、そのまむまむに突き刺さるレバーをぐるりと数回回転させる。 「よし、ぽちっとな」 そして『もコンロ』のボタンを3つ程押し、上にフライパンをおく。 すると、機械の動作音と共に、レバーが少しずつ廻り始めた。 「ゆっががががっががあががががあああああ!!!!!!!!!」 するとどうだろう、当たり前ではあるが、無数の突起物に体内を削られて、地獄の苦しみを味わっているもこうから、炎が出始めた。 そう、この『もコンロ』の原理は至って簡単なのだ。 もこうを入れ、レバーを突っ込み、ボタンを押してまわす。 するとあまりの激痛に、もこうの防衛本能が働き、発火する。 レバーの差込具合、廻り具合によって、与える痛みは変化する。 深く、早く回せば中華店並の火力も出せるのである。 「ゆぎゃあ゛あああああああ!!!ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁっ!!!!」 中枢餡ぎりぎりを貫き、ゆっくりと回転するレバー。 無数の突起物がゆっくりともこうの体内を傷つけていく。 じっくりゆっくり、じわじわと、一定のリズムで、不規則な突起物がもこうの体内を襲う。 炎を出し続ける体力が尽きかけるも、すさまじい痛みによって無理やりに炎を出し続けさせられる。 中身を削られ、抉られ、かき回される刺激は、凄まじく、鋭く、暴力的な、許容できない程の激痛となり、もこうに訪れ続ける。 「ふんふふ~ん♪我ながら絶妙な火力調節だな!」 それにしても、買ってから約3年、この『もコンロ』、便利ではあるが、少し嵌められた気がしてならない。 最初についてきた金バッチもこうとは良好な主従関係を築く事ができ、この作業も必要なかったのだが、そのもこうが他界してからが問題だった。 避妊処理をされているため、優秀な子供も産ませられず、希少種であるもこうのバッチ付きは、ペットショップでは高すぎて手が出ない。 結局、今ではもこうの大量養殖方法の特許を持っている『もコンロ』の発売元から、銅バッチ以下の知能で脆いもこうを安く手に入れるしかなくなった。 しかもそれも避妊処理をされてしまっているため、定期的に買い換えなくては使い物にならなくなってしまう。 「う~ん、やっぱ金バッチ買ってこようかな・・・それなら長く使えるし・・・でも高いからなぁ」 その間、常に大絶叫が響いてはいたが、寝起きの俺にはちょうどいい眠気覚ましだ。 もちろん部屋の防音はばっちりなので、隣人の迷惑にはなっていないだろう。 思案を巡らしていると、目玉焼きがいい具合に焼きあがったので、皿に盛り付ける。 火を止める為に、レバーを強く一回回してから勢い良く引き抜く。 「ぎっ!!!ゆひゅ・・・ひゅ・・・ゆひっ・・・。がっ!ゆべっ!!」 疲労困憊、内身創痍のもこうを箸で突き刺してコンポストに投げ入れる。 そして、ベーコンエッグに使った卵の殻もコンポストに投げ入れる。 「ご苦労。死にたくなきゃ昼までにそれ食っとけよ。皆で協力してな」 「ゆっ・・・ゆひっ・・・」 「もこたんしっかりするんだお!」 「ぺーろぺーろ!ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!」 「け~ねぇええ!!げ~ねぇええええ!ゆっぐぢさせでええええええ!!!」 ちなみにもコンロ用のもこうは数匹用意してある。 このまえ急に使い物にならなくなって、火が三日程使えなくなってしまったのを反省しているのだ。 まぁコンポストの機能も高まって一石二鳥だ。 「あー、けーねを飼えばこいつら言うこと聞くかなぁ・・・ 無理だろうなぁ、どうせちぇんとらんみたいになるか」 ちぇんが飼い主よりらんを、らんが飼い主よりちぇんを大事にするのは良くある話だ。 ゆっくり同士、相性の良い種類はいるが、良すぎるのも問題だな。 「おーい、ご飯できたぞ・・・って相変わらずお前ら飯の時だけは早いな・・・」 コンポストを閉め、一緒に朝食を食べる家族を呼ぼうとするが、既にそいつらはテーブルについていた。 「ゆゆぅ~っ!べーこんえっぐさんなのぜ!おにーさん、ありがとーなのぜー!」 「え~、またべーこんえっぐさん~?かぐやもうあきたー!」 「はいはい、我侭言わない。いただきまーす」 「むぅ~・・・いただきます・・・」 「ゆっくりいただきます!むーしゃむーしゃ!しあわせ~!」 俺と同じく、ベーコンエッグが好物の銀バッチまりさは、とてもおいしそうに食べてくれる。 まぁ、ゆっくりには人間の食べ物は全部おいしい物ではあるが、作りがいがあるってもんだ。 それに比べ、ゆっくりかぐやはぶつぶつと文句を言いながら食べている。 道路のど真ん中で寝ていたてるよを拾って、育ててみたのが出会いだ。 胴が無かったころはほとんど何も喋らず、一日中まさにゆっくりしていたのに、 胴付きのかぐやになった途端、急に態度がでかくなり、我侭を言うようになってしまった。 それに時折「自分は姫だ」等とのたまう。まりさの「狩りの天才(笑)」、ぱちゅりーの「森の賢者(笑)」と同じようなものだろう。 「うーん、やっぱ金バッチのもこう買おうかなぁ・・・どう思う、まりさ、かぐや」 「ゆ!まりさはさんっせいなのぜ!もこーはぽーかぽーかでゆっくりできるんだぜ!」 「どーでもいいわ、それよりひるごはんさんはもっとごうかにしなさい!」 ゆっくりを飼うのには、ちぇんとらん、れいむとまりさ、まりさとありす、れみりゃとさくや、れてぃとちるの、等良い組み合わせというものがある。 逆もまたしかりで、めーりんと通常種、れてぃとりりー、もこうとちるの、さなえとれいむ、のように、目が合えばケンカや殺し合いが始まってしまう組み合わせもあるのだ。 そういう相性においても、もこうとかぐや(及びてるよ)は他と少し変わっている。 最初に飼っていた金もこうはかぐやとラブラブちゅっちゅしていたが、今のコンポストもこうとはまったく仲良くせずに、 一目会った瞬間に、もこうが噴火し、かぐやが殴り殺そうとした。 調べてみて分かった事だが、もこうとかぐやは、お互いに仲良くする場合や、お互いに殺し合おうとする場合や、片思いになったりする場合があるそうだ。 つまり、金バッチを買っても、うちのかぐやの好みに合わなければダメなのである。 「はいはい、じゃあ昼は何が食いたい?」 「ちゃーはんさんがたべたいのぜ!」 「おすしさん!まわらないやつ!あとすーぱーさんのじゃないやつ!」 「はい却下。よーし、じゃあチャーハンの具材買いにいくか。散歩も兼ねてな」 「ゆわーい!ちゃーはんさん!おさんぽー!ゆゆゆ~ん!」 「どぼじでおすしさんきゃっかするのよお゛お゛ぉ!」 さて、昼ごはんはチャーハンに決定した。 チャーハン、それは漢の料理。 具材、味付け、手順、ひとつひとつに漢としての信念と拘りが存在する。 その論争は血で血を洗うように繰り返されている。 しかし、チャーハンを作る時、一番大事なもの、それは「火力」だ。 中華鍋を8ビートで振り続けようと、決して鍋の温度を下げない程の圧倒的な火力。 普通の家のガスコンロ程度では到底出せない火力である。 「今日のお昼は随分とあいつらに頑張ってもらわないとな」 終わり 最後まで読んでいただき、誠に有難うございました。 今までの作品。 anko2360 『馬鹿一家と賢いぱちゅりー』 anko2376 『ゆっくりショップの事情』 anko2654 『ゴキゆ』 anko3317 『さくらさんはゆっくりできる』
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anko3400 自販機 【虐待】【挿絵】 anko3401 たすけあい 【虐待】 anko3402 嫌う理由と助ける理由 【制裁】【挿絵】 anko3403 WP 【虐待】 anko3404 さんぽ 【小ネタ】 anko3405 たすけて 【小ネタ】 anko3406 れいむのおしごと (前) 【制裁】 anko3407 れいむのおしごと (後) 【制裁】 anko3408 まりさのおしごと 【制裁】 anko3409 長まりさをやってみた 7話 【愛で】【挿絵】 anko3410 世紀の凶悪立てこもり事件 【小ネタ】 anko3411 ゆゆこの一日 【愛で】 anko3412 親の心子知らず 【制裁】 anko3413 バカとテストと召喚饅頭 【ギャグ】 anko3414 ゲスゆっくり奮闘記3 【制裁】 anko3415 ばっちぃ家ゆはれみりゃも食わぬ(修正版) 【愛で】 anko3416 選んだのはお前だ anko3417 ゲスゆっくり奮闘記4 【制裁】 anko3418 まりちゃを助けよう 【いじめ】 anko3419 優秀or無能 【制裁】 anko3420 たくさん召し上がれ 【小ネタ】 anko3421 塵の生涯 【観察】 anko3422 ゆっくり創世記 【考証】 anko3423 夕暮れと選ばれなかった者達の末路 【愛で】 anko3424 ゆっくり王誕生 【愛で】 anko3425 びっくり饅頭 【虐待】 anko3426 追放ゆっくり -野生ゆっくり- 前編 【観察】【挿絵】 anko3427 嫌う理由と助ける理由02 【考証】 anko3428 子まりさと仲良し家族 【いじめ】【挿絵】 anko3429 おちびちゃんはゆっくりできますよ anko3430 子ありすと都会派な人形 【愛で】 anko3431 アイスを食べたさせてね! 【いじめ】 anko3432 幸せのバージンロードを歩いて 前編 【愛で】 anko3433 幸せのバージンロードを歩いて 後編 【愛で】 anko3434 ただただ不思議だった 【制裁】 anko3435 追放ゆっくり -野生ゆっくり- 中編 【観察】 anko3436 ゆっくり支援2 【観察】 anko3437 ゆっくりアメジョ3 【愛で】 anko3438 一緒に遊んでね 【いじめ】 anko3439 駆除お姉さんの木曜日 【制裁】 anko3440 ぷくー!をしてみた 【いじめ】 anko3441 ゆっくりの黙示録 1幕 【観察】 anko3442 友達の作り方 【愛で】 anko3443 おめでとゆっくり一位だよ! 【いじめ】【挿絵】 anko3444 追放ゆっくり -野生ゆっくり- 後編 【制裁】 anko3445 ある群れの越冬方法 【観察】 anko3446 まりさ一家の転落ゆん生 【制裁】【挿絵】 anko3447 ゆっくりさせてほしいの 【虐待】 anko3448 虐待15年目後編2 【制裁】 anko3449 かいぞくまりちゃ 【いじめ】 anko3450 ゆっくりの越冬 前半 【観察】 anko3451 ゆっくりの越冬 後半 【観察】 anko3452 れいむが愛したれいむ 【小ネタ】【挿絵】 anko3453 人間VSゆっくり 【制裁】 anko3454 ある選ばれたモノ達 【虐待】 anko3455 雨のち晴れのち 【挿絵】 anko3456 れいむのゆん生 【虐待】 anko3457 思いつきと結果 【観察】【挿絵】 anko3458 まけいぬとゆっくり 【虐待】 anko3459 自販機 The day before yesterday 【虐待】 anko3460 おやすみ、お兄さん 【愛で】 anko3461 ゆっくりに生まれて 【いじめ】 anko3462 ゆっくりウォッチング 【いじめ】 anko3463 ゆっくりドス誕生話 【パロディ】 anko3464 とある一家のお話 anko3465 意味なんてない 【いじめ】 anko3466 行列のできるれいむのお悩み相談所 【いじめ】 anko3467 でいぶかいゆっくりになるよ! 【いじめ】 anko3468 子作りは計画的に 【虐待】 anko3469 たまたま 【制裁】 anko3470 おうち宣言記念 【いじめ】 anko3471 台風去ったら野良に注意 【いじめ】 anko3472 天上の果実 【愛で】 anko3473 あるすーぱーむーしゃむーしゃたいむ 【いじめ】 anko3474 ゆっくり一家の平凡な一コマ 【小ネタ】【挿絵】 anko3475 原因と結果 【小ネタ】 anko3476 どなどな 【小ネタ】 anko3477 炭鉱ゆ 【虐待】 anko3478 ぷーすぷーすぷーす! 【虐待】【挿絵】 anko3479 この世はでっかいゴミ捨て場 【考証】 anko3480 がしゃん。 【虐待】 anko3481 しゅっさん祝い 【いじめ】【挿絵】 anko3482 山中のゆっくりまりさ 【愛で】 anko3483 虐待15年目終編1 【制裁】 anko3484 ゆっくりブリーダー 【愛で】 anko3485 楽しむためには、マナーを守らないとな 【いじめ】 anko3486 胴つきさんはゆっくりできない 【虐待】【挿絵】 anko3487 しんぐるれいむがこそだてするよ!(前) 【虐待】 anko3488 まりさの楽園 前編その1 【制裁】 anko3489 まりさの楽園 前編その2 【制裁】 anko3490 ゆっくりの黙示録 2幕 【観察】 anko3492 こんなに可愛いわけがない 【愛で】 anko3493 悪魔の子・エデンの東へ 【愛で】 anko3494 ゆっくりアメジョ4 【いじめ】 anko3495 ゆっくり地獄山 【制裁】【挿絵】 anko3496 かいっだんっ 【小ネタ】 anko3497 うんうんおちび 【観察】 anko3498 休日とゆっくり 【いじめ】 anko3499 まりちゃの雨宿り 【いじめ】
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『たすけて』 3KB 小ネタ 現代 小ネタ5本目です 【たすけて】 さいきん、じかんがすごくゆっくりすぎてゆくようになった… とつぜんおうちのなかにはいってきた、しらないれいむに おりぼんとばっじさんをとられて おにいさんは、れいむがれいむだとわからなくなってしまった。 めちゃくちゃになったおへやをみて、いかりくるったおにいさんは れいむを、のらゆっくりだとおもって こんぽすとさんのなかに、とじこめた。 きづいてもらえないのが、かなしくて くさくて くらくて つめたいこんぽすとさんのなかで すごく、すごくたくさんれいむはないた。 れいむはこのさんねんかん、ほんとうにつらくて さいしょのいちねんは、なんどもこんぽすとさんのなかであばれたよ。 つぎのにねんめは、ふくしゅうすることだけをおもってどんなごみでもたべつづけた。 そして、ことしにはいって ああ…れいむはもう、しぬんだなぁ… かがみさんがないから、よくわからないけど もうあしさんが、うごかない。 このしょうじょうはきっと、かびさんだ。 にんげんのおいしゃさんにかからないと、ぜったいにたすからない。 そのことにきづいて もうのこっていないとおもっていたなみだが、ほんのすこしだけながれた。 ぶりーだーさんのところでうまれたときのこと。 おかーさんやしまいとはなれて、さみしかったこと。 ぺっとしょっぷで、おにいさんにかわれたこと。 このおうちにきてからの、しあわせーなまいにち…。 「ゆ、ぐ」 こんぽすとにはいってからの、さいしょのいちねん かなしくて つぎのいちねんめは くやしくって いま、もうすぐしんでしまう 「き…」 そんなのは… 「きづいてええええええええええ…」 いやだ、いやだ。 いやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだぁ!!! 「れいむはれいむだよおおおおおおおおおおおお!!!」 れいむは、コンポストにはいってからも おにいさんをにくいとおもったことはたったいちどもない。 いくられいむが、おにいさんをだいすきでも おかざりがちがえば、きづくはずないんだもの…っ! それでも 「おにいさああああああああああん!!!」 もうおおきなこえなんて、でないとおもっていたのに こんなにおおきなこえが でるなんて 「呼んだかい?」 「…………ゆ?」 いつも、なまごみさんがふってくるおそらのふたさんじゃなく のぞきまどのついたふたさんが、れいむがここにはいってから はじめてひらいた。 「お、おにい…さん」 「ひさしぶり、元気だった?」 うわ、ひどいカビだね。とわらって わらって 「お、おにいさっ」 「もうすぐ死んじゃうんだね…寂しいよ」 さみしい? あのひから、いちどもれいむのことばをきいてくれなかったおにいさんが れいむがしぬのを、さみしい? 「ま、まさか…まさか…」 「今まで辛かったね、よく頑張ってくれた」 ちいさなのぞきまどがしまって おそらの、ふたさんが ゆっくりとひらいて、 まぶしいたいようさんがみえて キラキラとひかる、まあるいものと ビチャビチャな、なにかがおちてきた。 「あの時のれいむだよ、おまえのリボンと金バッジもいっしょだ。」 きづいてくれたっ!きづいてくれたんだ…っ! 「じゃあ、頼んだよ」 ぱたん おとをたてて、さんねんぶりのたいようはみえなくなった。 「ゅ、ぇ、……ぁ」 あとにのこったのは、たえられないほどのししゅうをたてる あのときのれいむの、したい 「ゆ…ヒッ」 れいむを、れいむが、れいむに 「ひヒッ!」 きづいてくれた、よね 「なんでええええええええええええええええええええええええええええ!!!」 それから、どれだけさけんでも おにいさんは、きてくれなかった。 今まで書いたもの anko3391たんぺん anko3392 だんしんぐ一家 anko3397 どくしょ anko3404 さんぽ
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『ぷくー!をしてみた』 6KB いじめ いたづら 実験 日常模様 野良ゆ 子ゆ 虐待人間 独自設定 7作目。ただの思いつきです 「あみゃあみゃよこちゅのじぇ!くちょじじい!」 「きゃわいいれいみゅのめいれいがきけにゃいにょ?ばかにゃの?ちぬにょ?」 公園のベンチで一休みしていたらお約束のように野良のまりちゃとれいみゅがやってきてお馴染みの恐喝をしてきた。 毎度毎度こいつらも飽きないなあ……というか進歩ないなあ……と思っていたら、二匹とも痺れを切らしたのか 「むちちゅるにゃああああ!こうなっちゃらくちょじじいをしぇいしゃい!ちてやるのじぇ!」 「れいみゅたちのきょわいきょわいぷくーっ!をみてしーしーもらしちぇね!」 「「ぷく――――っ!」」 ……これまた毎度お馴染みのぷくーか。 こんなものが人間に通用するといまだに思ってるのかね? ゆっくりから見たら怖いらしいが、人間から見たらウザさ倍増というか思わず蹴り飛ばしたくなるというか。 「ぷくー!」 「ぷくー!ぷくー!ぷくく――――っ!」 一生懸命膨らませば膨らませるほどウザんですけど。 ん?そうだ……そんなにぷくーとやらがゆっくり相手に効果があるのなら…… 俺はいまだに頬を膨らましている子まりちゃと子れいみゅをひょいっと摘み上げると、 俺の顔の高さまで持ち上げた。 「おしょらとんでりゅみちゃい!」 「れいみゅはとりしゃん!……ゆっ?くちょじじい、なにれいみゅたちをみちぇるにょ? いくられいみゅたちがきゃわいいからっちぇ、ただみはよくにゃいねにぇえ!」 「きゃっきょいいまりちゃに、かんしょうりょうとちてあみゃあみゃをもっちぇくるんだじぇ!」 さーてんじゃあ試してみるか。とはいってもこいつらみたいにしゃべりながら頬を膨らませるなんて芸当は無理だから 無言になっちまうが……まあいか。ではいっせーの……せ! 俺は子まりちゃと子れいみゅの目の前で頬を膨らませてぷくーっ!をした。 「ゆぴゃああああああっ!?」 「ゆ、ゆひぃぃぃぃ!きょわいぃぃぃぃっ!!?」 お、効果あり? もともと人間の顔は子ゆっくりより大きいからな。 それが目の前で多少なりとも膨らめばもしかしたら……と思ったわけだが。 二匹ともすっかりふてぶてしい態度が消えて、泣きながら恐ろしーしーを垂れ流していやがる。 「ゆんやああああ!ぷくーちないでぇぇぇ!きょわいよぉぉぉぉっ!!」 「ぎょめんなちゃい!ぎょめんなちゃい!れいみゅがわるかっちゃでしゅぅぅぅぅぅっ!!」 「あみゃあみゃしゃんよこちぇなんていっちぇごめんなちゃい!もうちないからゆるちてぇぇぇぇっ!?」 「ゆんやぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁ!おちょうしゃんおかあしゃんたすけてぇぇぇぇ!!」 うわーもの凄く怖がってるなあ。まあいいや元々腹を立てていたわけじゃないし……気が済んだから許してやろう。 俺は二匹を地面に降ろした。とたんに子まりちゃと子れいみゅは必死に俺から逃げようとする。 「ゆっくち!ゆっくちぃぃぃ!にんげんしゃんはゆっくちできないのじぇぇぇ!」 「れいみゅもにげりゅよぉぉぉ!ぷくーきょわいぃぃぃぃ!?」 おーおー必死だこと。しかし人間がぷくーしても効果があるとはな……これで成体相手だとどれくらい通用するんだろうか? まあ通用しなかった場合、おもいっきりバカにされそうだから確かめようという気は起こらないが。 そこまで物思いにふけってた俺は視線を感じたのでふと周りを見てみた…… 付近にいた犬の散歩している主婦だの数人の小学生だのが俺を見てクスクス笑っていやがる。 うげ、恥ずかしい!子ゆ相手のぷくーは確かに有効かもしれんが他人に見られるとみっともない事この上ないなあ。 もうこんなアホくさい試みはやめよう。やれやれ……とんだ恥をかいちまった。 おまけ 「ゆっ……ゆっ……も、もうだいじょうぶみたいなのじぇ……くちょにんげんはおいかけてきょないのじぇ……」 「ぷくーはゆっくちできにゃいよ……どぼじてきゃわいいれいみゅがきょんなめにあわなきゃいけにゃいにょ……?」 ほうほうの体でなんとか人間から逃げ出せたまりちゃとれいみゅ。 両親が狩りにいってる間、留守番に飽きたので糞人間からあまあまを取り返そうと思ったのだが、結果はこの有様だ。 怖い怖いぷくーを間近で見せ付けられ、餡子を吐き出す寸前まで恐怖を味わされてしまった。 当初、人間など舐めまくっていた二匹だったがこの事で人間に対する印象はひっくり返った。 人間は怖い。強い親まりさならいざしらず自分たちでは到底敵わない相手だ。……ならば…… 「おちょうしゃんにいいつけちぇ、まりちゃをいじめちゃくそにんげんをしぇいしゃい!ちてもらうんだじぇ!」 「ゆゆーん♪ちょれはいいかんがえだにぇ!」 やはりバカはどこまでいってもバカのようで、親なら勝てると思い込んでいるようだ。 せっかく逃げられたのにその幸運を早くも使い果たすつもりなのだろうか。 まあ実をいうと……二匹の命運はとっくに尽きているのだが。 「お、いたいたー!こいつらだろ?さっきの兄ちゃんに泣かされてた子ゆっくりってさー」 「そうそう。何気におもしれーの見せてくれたよなー」 「新しい遊びになるかもな!さっそくこいつらで実験してみようぜ!」 「ゆっ?ゆっ?ゆゆゆっ!?」 突如まりちゃとれいみゅを取り囲んだ4人の子供。 それはさっきまりちゃとれいみゅに男がぷくーをしてたのを見ていた下校途中の小学生たちである。 男が二匹を無傷で帰らせたのを見て、逃げた二匹を探していたのだ。 ……もちろん遊ぶために。 「にゃんにゃのじぇ!ま、まりちゃたちになにちゅるちゅもりなのじぇ!?」 「れ、れいみゅおきょるときょわいんりゃよ!」 「いいか?手を使うのはなしだぞー?」 「わかってるって!んじゃみんな用意はいいか?」 「いいぜー」 4人の小学生はまりちゃとれいみゅを取り囲んでしゃがみこむと、息を大きく吸い……一勢にぷくーをした。 「ゆぴゃああああああ!?」 「ゆんやああああああ!?」 取り囲む顔。膨らむ頬。ゆっくりにとってとてつもなく恐怖を感じるぷくーが右を向いても左を向いてもある。 逃げようとしても恐怖のあまりあんよが動かない。涙が止まらない。おそろしーしーが際限なく出る。 怖い。怖い。威嚇されるのがこんなにも怖いとは知らなかった。 ゆっくりできない、全然ゆっくりできない。どう足掻いてもゆっくりできないと悟ったに二匹がとった最終手段は……… 命を捨てて現実から逃げることだった。 「ゆ、ゆげえええええええっ!?」 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ…………ゆっくち!ゆっくち!ゆっくちぃぃぃ!?」 「おーすげー。あっというまに片方は餡子吐き出して死んで、片方は非ゆっくち病になっちまった」 「兄ちゃんのぷくーですげえ怖がっていたから、僕達でももしかしたらって思ったんだけどねー」 「ぷくーって新しい虐待方法じゃね?色々試してみようぜ!」 「そうだねえ…………でもまずはさあ」 「おちびちゃぁぁぁぁんっ!どこへいったんだぜぇぇぇぇっ!!?」 「れいぶのかわいいおちびちゃぁぁぁぁん!ゆっくりしないでおへんじじでねぇぇぇぇっ!!?」 「親で遊んでからにしようよ」 「だな♪」 人間の前にのこのこ現れた時点でこの野良ゆっくり一家の命運は尽きていたのだ。 あとは小学生の好奇心を満たす為のおもちゃにされるしかない。はいはいご愁傷様ご愁傷様。 まことこの世は野良ゆっくりにとって地獄だぜ!ヒャッハ―――ッ!! 今まで書いたもの anko3367人間に飼われるというのは… anko3370野良ゆは人間に関わってはいけないという話 anko3379親の罪は anko3401たすけあい anko3410世紀の凶悪立てこもり事件 anko3416選んだのはお前だ
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『ぷりぷりもるんもるん』 7KB いじめ 小ネタ 赤ゆ 現代 虐待人間 11作目 マンネリあき ゆっくりたちの仕草で、無性にイラッとくる動作は山ほどあるが……。 その中でもやはり「ぷりぷり」もしくは「もるんもるん」と名付けられたモノがイラつき度では群を抜いてい るだろう。 この動作はややのーびのーびした状態で大地に伏せ、尻を激しく振るというもの。 クレヨンしんちゃんでしんちゃんがよくやる「ケツだけ星人」の動作に近いと言えば、お分かりになるだろう か。 激しく尻をくねらせるその無様な姿は、警戒と威嚇を意味することもあれば、苦痛のあまり身をよじっている だけの場合もある。 「ゆゆ! このくしょじじいはゆっくちできないんだじぇ!」(ぷりぷりもるんもるん) 「ゆっくちちないでしゃっしゃとにげりゅよ!」(ぷりぷりもるんもるん) 「いちゃいよぉぉぉぉっ! まりちゃのまむまむがあああ!」(ぷりぷりもるんもるん) 諸君。 これを思う存分、観賞したい(然る後に潰したい)と思ったことはないだろうか? 『ぷりぷりもるんもるん』 作 マンネリあき さて、博士から「マンネリ君」というありがた迷惑な名前を頂戴した俺だが、今度はオリジナルの虐待用具作 成に挑戦してみることにした。 「自分の手作りの虐待用具。市販にはない、素朴な味わいに心癒されますよ。傍目にも、日曜大工としか思えな いので、体裁もいいですし」 とはいえ、ゆっくり飼育が大ブームの今、ゆっくり虐待用具ブームも花盛りだ。 幅広い「しつけ」用の道具は大抵買い揃えることができてしまうのも、また現状。 しかし、市販にあるものをわざわざ手作りしても面白くない。そこで、まだ誰も見たことのないオリジナル虐 待用具を作ろうと、俺は決意したのだった。 そこで目をつけたのが、このぷりぷりもるんもるんである。 見ていて腹立たしくなる割に、これを見ないと落ち着かない(虐待している気になれない)という、奇妙な動 作。 これをいつまでも、大量に眺められる道具はどうだろう、と俺は考えた。 というのも、先日通りがかった公園で赤ゆっくりたちの悲鳴が上がっていたのだが――。 「たちゅけてえええええ!」(ぷりぷりもるんもるん) 「たきゃいのきょわいよおおおおお!」(ぷりぷりもるんもるん) 「やじゃあああ! もうやじゃああああ!」(ぷりぷりもるんもるん) そんな感じで、赤ゆっくりたちが五匹ほど金網に突っ込まれていた。 虐待鬼意山……というよりは、暇な子供が悪戯にやったという感じだった。殺してないあたりからも、それが 窺える。 その瞬間、俺は閃いた。 「――これだ!」 材料を調達すると、土日を作業に費やして完成させた。 名付けて『ぷりぷりもるんもるんりうむ』。……まあ、名前は置いといて。 一見は、机に載る程度の小さな金網に見える。 だが、その網目は調節ねじで絞り込むことが可能だ。これは、赤ゆっくりをしっかり挟み、万が一にでも落下 することを防ぐため。 そして、その網目には致命傷にならない程度のフック状の針がついている。これが赤ゆっくりの体に食い込み、 痛がるゆっくりはぷりぷりもるんもるんを延々繰り返し続けるという寸法だ。 俺は早速、近所の野良から強奪してきた赤ゆっくりたちを並べた。机の上なので、当然どこに逃げても無駄だ。 高い場所から落ちるほどの勇気があるゆっくりはいない。 「ゆびぃぃぃっ! おちょおおしゃああん! おきゃあしゃあああん!」 「おいぐずどれいっ! ここはまりちゃのゆっくりぷれいしゅにしゅるんだじぇ! しゅぐにあみゃあみゃもっ ちぇこい!」 「おにいしゃん、ゆっくちちてる……? れいみゅ、ゆっくちちたいよ!」 「うんうんしゅるよ! きゃわいいれいみゅがうんうんしゅるよおっ!」 「ありちゅ、ちょかいはだきゃら、きょんなばしょでうんうんなんちぇちないわ! にんげんしゃん、おちょい れかしちぇね?」 ゲスっぽいの、多少善良っぽいの、いかにも野良っぽいの。 千差万別だが、果たしてぷりぷりもるんもるんに違いはあるのかねえ。 ……ま、やってみるか。 「よいしょっと」 俺は一匹の赤れいむを摘み上げ、網目のフックにざっくりと引っかけた。 「ゆびいいいいいぃっ!? いちゃいいちゃいいちゃいよおおお!」 「我慢してなー」 俺は呆気に取られる他の赤ゆたちを、そそくさとフックに引っかけていく。 「や、やめるんだじぇ……いちゃいいいいい! まりちゃのおひゃだがいちゃいいいいいいい!」 「どぼじでごんなごどおおおお! ちょかいはじゃないいいいい! やめちぇね、きょのいなきゃものおおおお! 」 「れいみゅきゃわいいよおおお! きゃわいいからやめちぇえええええ! いちゃいいいい! やじゃやじゃや じゃゆっくちちたいよおおお!」 「やじゃやじゃやじゃやじゃやじゃあああああああ! いちゃいよおおおお! もうおうちきゃえるうううう!」 この状態で暴れ続ければ、当然落下するだろうが。それを防ぐために、この調節ねじがある。俺はぐいとねじ を回転させ、網目を絞った。 「ぶぎゅ!」 「ぼぎゅ!」 「ばぎゅ!」 「あびょ!」 「おびょ!」 千差万別の悲鳴と共に――――。 「「「「「ゆあああああん! ゆっくちちたいよおおおおおおおおお!」」」」」 ぷりぷりもるんもるん! ぷりぷりもるんもるん! ぷりぷりもるんもるん! ぷりぷりもるんもるん! ぷりぷりもるんもるん! 五匹の「ぷりぷりもるんもるん!」が一斉に始まった。 俺は早速、それをビデオカメラに撮影する。最近とんとご無沙汰だったが、ゆーTUBEにこれを投稿すれば 受けるかもしれない。 「おうちきゃえるうううう!」(ぷりぷりもるんもるん) 「どぼじでごんなごどずるのおおおお!」(ぷりぷりもるんもるん) 「おきゃああしゃあああん! ゆっくちちたいよおおお!」(ぷりぷりもるんもるん) 「いちゃいいいい! せなきゃとおなきゃがいちゃいいいいいいい!」(ぷりぷりもるんもるん) 「やめるんだじぇええくじゅどれいいいいい! まりちゃがぷきゅーちゅる……いちゃあああああい!」(ぷり ぷりもるんもるん) ヤバいな……赤ゆっくりたちの必死っぷりが面白すぎて、顔と尻とどちらを取ればいいのか分からないくらい だ。 「ゆひい……ゆひい……いちゃいよお……もうやじゃあ……」 あ、早速体力切れの奴が出てきたか。オレンジジュースドーピングもありだが、面倒なのでチャッカマンで炙 るだけにする。 「頑張れれいむー」 そう言いつつ、俺はチャッカマンに火を点して赤れいむの尻を炙った。 「ゆびい!? あちゅいいいいいい! あちゅいよおおおお!」(ぷりぷりもるんもるん) これでよし、と。 「も、もうげんきゃいだじぇ……『カチッ』……あじゃああああ! あにゃるがああ! まりちゃのぷりぷりあ にゃるがあじゅいよおおおお!」(ぷりぷりもるんもるん) 「ちょ、ちょかいはには……きちゅい……わ……『カチッ』……あぼおおおお! やべでやべでやべでええええ えええ!」(ぷりぷりもるんもるん) 「もっと……ゆっくち……『カチッ』……おびゃああああああああ! まむまむこげちぇるうううう! ゆっく ちちたびゆっくりをだしゅちゃめのまむまむぎゃあああああ!」(ぷりぷりもるんもるん) 「……もう……やじゃ……『カチッ』……ぎっ! ぐっ! ぎょっ! びょおおお!」(ぷりぷりもるんもるん) そうして、大体一時間くらい経つと全員が炙っても反応を起こさなくなったため、解放してゴミ箱に捨てた。 「いい絵が撮れたなぁ」 俺は早速カメラをPCに繋ぎ、編集作業を開始した……。 「……で、その動画が物凄く低評価で落ち込んでいると」 「はい……」 低評価のコメントは以下の通りだった。 「潰したい」 「潰したい」 「潰したい」 「潰したい」 「潰したい」 「潰したい×99」 「潰させろおおおおお! こいつらを潰させろおおおおおおお!」 「畜生、動画だけなんてゆっくりできないよおおお! 頼むからこの赤ゆを速達で送ってくれぇぇえっ!」 「自分はこんなゆっくりできる道具を独り占めなんて、ゆっくりできないよ! 俺にも作ってくれ! お金は払うよ! すぐでいいよ! 連絡先は以下の通り!」 うん、まあ……正直、すまんかった。 「まあ、道具そのものの評価は高かったんですから、気を落とさずに」 「いやあ、それが……あれから調子に乗って三百匹くらいやったらさすがに胸焼けがして。しばらくはぷりぷり もるんもるんは見たくもないですね」 「……」 俺は博士の呆れ顔を初めて見た。 <あとがき> マンネリ君の夢は、ドスまりさの一斉ぷりぷりもるんもるん観賞。 感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1304613952/ 過去の作品 anko3216 愛するでいぶ anko3238 ゆ虐思考 anko3257 赤ゆ十連発(前編) anko3263 赤ゆ十連発(後編) anko3271 手を触れずに殺害せよ anko3274 子ゆっくりのゆん生が終わるまで anko3300 何もしない 赤ゆ編 anko3312 れうこくろりぐる anko3342 テンプレ的自滅シークエンス anko3358 くらくなるまでまってね! 挿絵:
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『テンプレ的自滅シークエンス』 7KB 小ネタ 姉妹 赤ゆ うんしー 9作目 元ネタ画像あり ラブリーぺろんぺろんあきさんの「テンプレ的自滅シークエンスの巻」二枚が元ネタです 『テンプレ的自滅シークエンス』 とてつもなく高い(※5cm弱)台の上で、赤れいむはごくりと唾を呑んでいた。 (ゆ……とってもちゃかいよ……) 「ゆふふふ。れいみゅはそんなたかさもとべぇないんだじぇ! ゆうきしゃんがちゃりないじぇ? まりちゃし ゃまならぜんっぜんりゃくしょうなんだじぇ!」 背後で赤まりさがそう言ってゲラゲラ笑っていた。彼女は、赤れいむの姉であるが、運動神経が良いとは言え ない赤れいむをしょっちゅう小馬鹿にしている。 母親であるれいむが、赤れいむをやたらと贔屓したがる(いわゆるでいぶの一歩手前的な存在である)のも、 それに拍車を掛けているのだろう。 自分の可愛さを常に誇りにしている彼女に、赤まりさは苛立ってたまにこういう意地悪を仕掛けてくるのだ。 母れいむは、たまにそれを説教するのだが、その際に「まりさはれいむにしっとしているんだね」などと言っ たものだから、赤れいむはことあるごとに姉であるまりさに「しっちょしているんだにぇ?」とせせら笑い、鬱 陶しさに拍車を掛けていた。 ちなみに今、両親は『狩り』に出かけている。よくよく耳を澄ませば、「これうめっ! めっちゃうめえ!」 とか「おやさいさんはゆっくりできるね、れいむ! むーしゃむーしゃしあわせええええええ!」などと叫んで いるのが聞こえていたりもする。 まあそれはともかく。 赤れいむと赤まりさは今、自分と同じくらいの高さがある台の上に載っていた。 「ここで度胸試しをしよう」と赤まりさが言い出したのだ。 かれこれ三十分ほど、赤れいむは高台の縁で硬直していた。 「ゆ……ゆうぅっ! れいみゅだってこんなのりゃくしょうだよ! じぇんっじぇんきょわくにゃいもんね!」 赤れいむはそう言って、とうとう飛び降りる決意を固めた。 「ゆぅ……ゆうううっ! ゆっくち! ゆっくち! ゆっくちぃぃぃぃっ!」 飛び降りた。 というか、落ちたという表現が正しいか。ぺとん、という音を立てて赤れいむは顔面を床に激突させた。 次の瞬間、彼女の全身を激痛が走り抜けた。柔らかな赤ゆっくりの肌は、衝撃を直接餡子に伝え、中枢餡はそ れを凄まじいまでの激痛として伝達する。 「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃ! ゆびぇぇぇぇぇぇっぇえぇえ゛え゛え゛え゛! いじゃああああい! いじゃいよお おおおおおおおおっ!」 顔面から落ちたにも関わらず、歯が欠けてないあたりから考慮するに、それほどの衝撃ではないにも関わらず、 この絶叫。 生きているのが奇跡とまで言われる赤ゆっくりならではであろう。 涙と涎と、おそろしーしーを垂れ流しながら赤れいむは暴れに暴れ、泣きに泣いた。 「ゆびゃああああああああ! どぼじでごんないだいのおおおおお! れいみゅなにもじでないいのにいいいいぃぃぃ!」 赤れいむは思う。 何たる悲劇なのだろうと。 母親であるれいむは、「おちびちゃんはね、いてくれるだけでゆっくりできるんだよ」と自分に言ってくれた。 そう、自分は選ばれたゆっくり。ゆっくりおぶざゆっくりなのだ。 そんな自分に害を為すようなものなど、世界にあっていいはずがない。 母れいむは言う。 「おちびちゃんはほんとうにかわいいね」と。 そう……自分は可愛い、本当に可愛いのだ。世界で一番愛しく、優しくされなければならない生命体。 それが、自分なのだ。 そんな自分が、これほどの激痛に悶え苦しむなどあっていいはずがない! ないのだ! 「れいみゅきゃわいいのに! きゃわいいのにいいいいいい! どぼじでごんなひどいごどずるのおおおお! れいみゅのすぺっしゃるっなきゃわいしゃにやきもちやきゃないでよおおおおお! しっちょはみにきゅいよお おおおおおおお!」 これが悪意なのか、と赤れいむは痛みに耐えながら(傍目には耐えてないが)思った。 「れいみゅがきゃわいしゅぎるのはみちょめるけど、きょんなのあんみゃりだよおおおおおおおおおおおおお!」 それを見つつ、赤まりさはせせら笑った。 「あいきゃわらずのゆめみぎゃちなれいみゅなんだじぇ! いまからきょのまりしゃしゃまがおちぇほんをみせ てあげりゅきゃら、ちょくとおぎゃむんだじぇ!」 赤まりさは赤れいむと違い、まったく何も恐れてはいない。 別にこれは、高さが自分にとって楽勝なものかどうか判断できているのではない。 むしろ、できていないから自信満々なのだ。 赤まりさは赤れいむより、少しは体が丈夫だが……少しだけだ。そもそも赤ゆっくりたちは、生まれたてなら ば跳ねることができないほど、薄い皮しか持っていないのだ。 二匹とも、生まれて一週間も経っていない。 つまり、この赤まりさもまた自滅に走っている訳なのだが、もちろん彼女にそれが分かるはずもない。 「ゆふふふふ」 自信満々に笑いながら、赤まりさはようやく泣き止んだ赤れいむがこちらをじっと見ていることに気付いて、 わざとらしく叫んだ。 「こーんなたかしゃなんちぇまりちゃちゃまはひとっとびなのじぇ!!」 そう言って、赤まりさは天高く飛んだ(無論、第三者の目からすれば「落ちた」と表現して差し支えないが)、 そして赤れいむと同じく顔面からべちんと落ちた。 落ちた際の衝撃で、ぶすっと音を立ててゆならが出た。 「ゆ……ゆ……」 ぷるぷると震える赤まりさ。その柔らかい肌に伝わる、鞭で全身を叩かれたような激痛! なけなしのプライドでしばらく我慢していた赤まりさだが、三秒で限界に到達した。 「ゆびぇぇぇぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛! いじゃ いいじゃいいじゃいいじゃいのじぇええええええええええええええええええええええええええええええええええ! !!!」 涙と涎といたしーしーと、それからあにゃるからうんうんをたっぷり出しながら、赤まりさはびたんびたんと 体を叩きつけた。 「ゆ…………ゆぷぷぷ! まりしゃだってじぇんじぇんだめだにぇ! まりしゃのほうがうんうんしちぇるから、 もっちょだめだにぇ!」 赤れいむはそう言ってゲラゲラと笑った。 赤まりさは、まだそれを聞くことができるような精神状態ではなかった。 「ゆびええええええええええ! いじゃいいじゃいいじゃいいじゃいいじゃ――――――ごびゅ」 唐突に。 モンティ・パイソンのコントのように、大きな足が赤まりさの痛みとゆん生を同時に押し潰した。 「ゆぷぷぷぷ! おおぶじゃまじゃざm…………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………………………………………………………… …………ゆ?」 赤れいむは、突然赤まりさが消えたという事実を受け入れられず、餡子脳をフリーズさせた。 これはゆっくりにとって、ある意味の防衛本能なのかもしれない。目の前で、家族がゆっくりしたという事実 に目を背ければ、「家族がいた頃のゆっくり」を感じ取ることができるのだから。 その本能が故に、捕食者に食べられている番を見ながらぼけっとしているゆっくりたちが現れてしまうのは皮 肉だが。 「あっちゃあ……入り込んでるか。やれやれ、面倒くせぇなあ……」 そう言いながら、未だフリーズしている赤れいむを摘み上げた。「おそらをとんでるみたい!」などという余 裕もなく、ただされるがままだ。 そうして、両親は赤れいむの目の前で散々痛めつけられ、命乞いも聞かれずに殺された。 ただ一人、赤れいむだけが気まぐれに生かされた。ただし、赤れいむは人間の家で一番高い場所にある棚の上 に放置された。 食べ物は、積もったほこり。 ただそれだけである。 「どぼじで……れいみゅ……せきゃいでいちばんきゃわいいのに……れいみゅをゆっくちさせなきゃ……にんげ んしゃんもゆっくちできないのに……」 「黙れブサイク。俺はもうゆっくりできてんだよ」 赤れいむが必死で考えた反論も、人間にただ一言で切り捨てられ。 「れいみゅ……ぶさいくじゃない……ぶさいくじゃない……」 そんなことを言いつつ、埃を全部食い終わったあと、餓死した。 「れいみゅ……しんじゃう……せきゃいが……くりゃくにゃっちゃうよ……れいみゅがしにゅせいで……せきゃいが……なげくよ……」 誰も嘆くことのなかった赤れいむのゆん生、これにておしまいである。 <あとがき> 過去の作品 anko3216 愛するでいぶ anko3238 ゆ虐思考 anko3257 赤ゆ十連発(前編) anko3263 赤ゆ十連発(後編) anko3271 手を触れずに殺害せよ anko3274 子ゆっくりのゆん生が終わるまで anko3300 何もしない 赤ゆ編 anko3312 れうこくろりぐる
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『聞いてどうするの?』 4KB いじめ 駆除 野良ゆ 都会 尻すぼみです ※小ネタです。 ※もう直接虐待なんて追い求めない。 ※会話メインになります。 「どぼじでごんなごどずるのぉぉぉーーー!?!?」 れいむの叫び声が響く。 「れいむたちだってひっしにいきてるんだよぉぉぉ!?どうじでごんなびどいごどでぎるのぉぉぉー!?」 公園の一斉駆除。加工所職員に対して、無駄以外の何ものでもないことを叫ぶ。 しかしそれに答える者が居た。 「それ、聞いてどうするの?」 トングを持った一人の加工所所属の鬼威惨だった。 「聞いてどうするの?」 必殺引篭り人 「きまってるでしょぉぉぉ!?れいむたちにひどいことするりゆうをさっさといってねぇぇぇ!! なっとくできないことだったら、ぜったいぜったいゆるさないからねぇぇぇ!!」 「納得できる理由って、例えばどんな?」 「…ゆゆっ!?そ、そそそんなことどうでもいいでしょぉぉぉ!?!?」 「だって、納得したら許してくれるんでしょ?じゃあどんな理由なら納得してくれるの?」 「どんなりゆうだってなっとくできるわけないでしょぉぉぉ!?れいむたちのいのちは おほしさまのかがやきよりもきちょうっ!なんだからねぇぇぇ!!! ぜったいぜったいゆるさないよぉぉぉ!!」 「え、何を聞いても絶対許さないの?」 「あたりまえでしょぉぉぉーーー!!ばかなことをいうじじいはさっさとしんでねぇぇぇ!!!」 「じゃあ理由なんか聞いても仕方ないね。絶対に許さないんだから。」 「ゆゆゆゆ!?!?」 「どうして酷い事をするのか、なんて聞く意味がないよ。どうせ許す気がないんでしょ? だったら最初から聞かなくてもいいよね。」 「…う、うるさいよぉぉぉ!!!じじいはごちゃごちゃいってないで、さっさとしんでねぇぇぇ!!」 ブチ切れれいむを前に鬼威惨は考え込む。 「理由ねぇ…。まあ簡単に言えば君たちゆっくりが居なくなると人間はゆっくりできるから、かな?」 「…ゆっ?」 理解の範疇を超えた理由を聞かされ、れいむはフリーズした。 「君たちってうるさいし、すぐ人間の家に入るし、ゴミを散らかすし、子供に体当たりして泣かすし、 物を盗もうとするし、ともかく迷惑なんだよね。 だから居なくなってくれると人間はとってもゆっくりできるんだ。ゆっくりって、 ゆっくりすることが一番大切なんでしょ?だったら理解してくれるよね?」 「…りがいずるがぁぁぁぁぁ!!!ぶざげるなぁぁぁぁ!!ゆっぐりはゆっぐりのえぎずばーどっ! なんだぁぁぁぁ!!おばえだぢにんげんなんでゆっぐりのほんっしつっ!もじらないような やづがわがっだようなごどをいうなぁぁぁぁ!!!」 炸裂する絶叫をまるで無視するかのように、鬼威惨はまわりで逃げ惑うゆっくり達をトングで 袋に放りこみながら聞いていた。 「別に理解してもらわなくてもいいよ。こっちは勝手に駆除するからさ。 そっちはそっちでゆっくりの本質とやらを体現してくれてればいいから。 なんだっけ?ゆっくりしてるほうが偉いとか強いとか?そういうことになってるんでしょ? ほらほら、ゆっくりすることの強さとやらを見せてみてよ。」 逃げ惑う(人間から見ればその遅々とした歩みは冗談に見えるが)ゆっくり達をひょいひょい と麻袋に放り込みながら、どうでもいいかのように鬼威惨は言い放った。 「でいぶだずげろぉぉぉぉーーーー!!」 「びどりだげにげようっでいうのぉぉぉ!?ごのいながぼのぉぉぉ!!」 「わがりゃないよぉぉぉーーー!ぼんどうになんにぼわがりゃないよぉぉぉーーー!!」 「むっぎゅうぅぅぅぅーーー!!」 捕まる仲間。潰されていくお星様の輝きより貴重(笑)な命。 「ゆがぁぁぁぁぁーーー!!ゆっぐりでぎないぃぃぃぃ!?!?」 「あれ、君のゆっくりってその程度なの?どこに本質があったの?ねぇねぇ(笑)?」 楽しそうに鬼威惨は挑発する。しかしそれもここまでだった。 「オラッ!何くっちゃべってやがる!仕事しろ仕事!」 「…へーい。やりますよっと。」 主任に見つかり、鬼威惨はしぶしぶしゃべるのをやめた。 そして目の前で顔をべしょべしょにしながらわめくまんじゅうを、ただの生ごみへと変えた。 感想はこちらまで。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853162/ 過去作品 anko2968 屁理屈 anko2655 駆除なんて簡単だ 実践編 anko2012 加熱 anko1870 駆除なんて簡単だ anko1597 きっかけは小さな事 anko1526 初心者お兄さんのコンポスト anko926 鬼威惨の、目指せ金バッジ! anko755 れいぱー対策 anko711 不良品の証 anko670 エコを目指す加工所 anko658 真実を知るということ anko650 モチモチを生かして anko611 おかされいむ anko565 ゆ身売買 anko478 れいむはよげんしゃ anko334 ゆっくりできない理由 anko301 子まりさの反乱 anko265 どすすぱーくをうつよ! anko260 人間の畑だと説得してみよう anko227 陰口 anko181 効率化の道