約 2,849,090 件
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覚えてる範囲でべたべたと。 おすすめできるmod prelude アクション ★★★★★ 謎解き ★★★★★ http //www.moddb.com/mods/portal-prelude 言わずと知れた名作 Glados完成前のストーリーが描かれているがとんでもなく難易度が高い 半ポータル使ってもあんまり簡単にならないので遠慮なく使おう ※日本語化できます flash mappack アクション ★★★☆☆ 謎解き ★★★☆☆ http //www.moddb.com/mods/portal-the-flash-version-mod flash版の2DPortalを再現したmodということになっているが もはや全然ちがう作品に仕上がっている。 シンプルでありながらちゃんと驚きもあっておすすめです。 gamma energy アクション ★★★☆☆ 謎解き ★★★★☆ http //www.moddb.com/mods/gamma-energy 大ボリュームのmod 難易度もそこそこで面白いです。 ただ上級チェンバーは絶対クリアできないと思っています portalpro アクション ★★★★☆ 謎解き ★★★★★ http //www.moddb.com/mods/portal-pro 謎解き難易度がすごく高い素晴らしいmod シークレットケーキの隠し場所が秀逸で、 またそれを集めるとボーナスマップまで遊べる! rexaura アクション ★★★☆☆ 謎解き ★★★★★ http //www.moddb.com/mods/rexaura これも謎解き重視のmod 永続ボールの使い方がうまい! その他 conundrum lovegrados ABtest(面白いです!) portal unity(う、うーん) blue portal(お、おう) aperture dejavu(バグだらけで諦めた) portal new adventure(短いしつまんない) the projex(グラフィックはすごい) Hetzchase Nailway(バグだらけだ) portality(微妙) CWTH(これはひどい)
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登録日:2021/5/4 (火) 02 53 08 更新日:2024/04/15 Mon 16 15 28NEW! 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 GLaDOS Nintendo Switch PS3 Portal Portal2 Steam Valve Valve Software Wheatley Xbox360 ゲーム パズル ロボ萌え 名作 宇宙コア 洋ゲー "Good morning. You have been in suspension for -FIFTY- days. In compliance with state and federal regulations, all testing candidates in the Aperture Science Extended Relaxation Center must be revived periodically for a mandatory physical and mental wellness exercise." 「おはようございます。あなたがコールドスリープ状態となっていた期間は... 50 日間です。州法および連邦法の規定により、Aperture Science コールドスリープセンター内のすべてのテスト被験者には定期的に身体的、精神的健康維持のためのエクササイズが義務付けられています。」 "You will hear a buzzer. When you hear the buzzer, look up at the ceiling. [BUZZER]" 「ブザー音が聞こえましたら、天井を見上げてください。 [ブザー音]」 "Good. You will hear a buzzer. When you hear the buzzer, look down at the floor. [BUZZER]" 「結構です。ブザー音が聞こえましたら、床を見てください。 [ブザー音]」 "Good. This completes the gymnastic portion of your mandatory physical and mental wellness exercise." 「結構です。身体的、精神的健康維持のための必須エクササイズプログラムのうち、これにて体操カテゴリーの完了となります。」 "There is a framed painting on the wall. Please go stand in front of it." 「壁に絵画があります。その前に立ってください。」 "This is art. You will hear a buzzer. When you hear the buzzer, stare at the art. [BUZZER]" 「これは芸術作品です。ブザー音が聞こえましたら、作品を鑑賞してください。 [ブザー音]」 "You should now feel mentally reinvigorated. If you suspect staring at art has not provided the required intellectual sustenance, reflect briefly on this classical music. [MUSIC INTERRUPTED BY BUZZER]" 「精神的な再活性化が促されたはずです。もしも再活性化が十分でないと感じる場合には、このクラシック音楽に耳を傾けてください。」 "Good. Now please return to your bed." 「結構です。それではベッドにお戻りください。」 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- Good morning. You have been in suspension for nine nine nine... nine nine ni- This courtesy call is to inform you that all test subjects should immediately vacate [FADES OUT]" おはようございます。あなたがコールドスリープ状態となっていた期間は 999...99... です。お知らせします。すべての被験者は直ちに避難してください。[フェードアウト]」 "Hello? Anyone in there?" 「誰かいるのか?」 "Helloooo?" 「おーい?」 PORTAL 2 Portal2とは、2011年4月19日にValve Softwareより発売されたFPS型パズルゲームである。 前作『Portal』のシステムを引き継ぐ形で、ゲームの象徴とも言える道具「ポータルガン」を使ったパズルの面白さはそのままに、個性的なキャラによるストーリーにも焦点が当てられている。 登場人物の愛らしさや公式レベルエディターの存在もあり、多方面に渡るコミュニティが形成されている。 登場人物Chell/プレイヤー Wheatley GLaDOS Cave Johnson Caroline CORES(SPACE CORE, ADVENTURE CORE, FACT CORE) ATLAS/P-BODY Turret Doug Rattmann ルール ギミック その他の要素レベルエディター:コミュニティテストチャンバー 二人(CO-OP)プレイ Community MOD 登場人物 ネタバレ部分は格納 Chell/プレイヤー 主人公。女性。このゲームは一人称視点なので普段は姿が見えないが、ポータル越しでなら見ることができる。 前作ラストで見事GLaDOSを撃破したものの、その際に発生した余波(*1)で外に放り出されると同時に気絶、そしてその気絶している間にAperture Science内に引き戻され、コールドスリープ状態にされてしまっていた。 それから50日後に一度目覚めるも、ごくわずかな活動しか許されずに再び眠りにつき、次に目覚めた時には途方もない時間が流れていた……というのが冒頭でのやり取り。 被験者としては特にIQや運動神経が優れているわけではないが非常に頑固で忍耐力が高く、決して諦めることがない。絶対に。 ゲーム内では一切喋らない。無口な人ね。 その出自には謎が多いが…… はっきりとしたことはわからないが、状況証拠から彼女の生い立ちを探ることはできる。 『娘を職場に連れてくる日』と題されたパーティ会場にChellの名前があること、またGLaDOSやWheatleyから養子であることを告げられる場面があることからAperture Science社の従業員の養子であるとする解釈が一般的。 ちなみに『レゴディメンションズ』に客演した際には、GLaDOS相手に敵愾心を露わにしたり、ウザ絡みするWheatleyにウンザリして裏拳ぶちかましたりなど、(ゲームの作風の違いというかレゴシリーズのギャグ表現であろうが)結構表情豊か。 本編の彼女も一貫して「煽りはスルー」な態度だが、人並みに怒ったり、悲しんだり、喜んだりしているのかもしれない。 Wheatley "ONE Catchmecatchmecatchmecatchmecatchme OW."「1! 受け止めて受け止めて受け止めてぇぇぇぇ… うわあっ!」 主人公の前に現れた謎のロボット。詳しくは個別項目参照。 ゲーム序盤は目覚めたばかりのChellを発見し、脳筋頭脳プレイでポータルガンへの道を切り開く役目を担う。 ロボットなのだがものすごくおバカであり、まくしたてるような口調で喋ってはうっかりミスをするお茶目なヤツ。 中でもハッキングと称して方言を喋りまくるシーンが人気。 やがてGLaDOSを倒すために、Chellとともに攻撃手段の封殺を実行し、 そして対峙するが…… 施設の主導権を握った彼はGLaDOSをジャガイモ電池に移植。だが自身がマヌケになるべくして創られたという真実を突きつけられて激昂した彼は、GLaDOSをChellもろともAperture Science創業当時の施設が眠る地下へと叩き落としてしまう。 "I am NOT! A MORON!"「オレはマヌケじゃない!!」 GLaDOS "It's been a long time. How have you been?"「ずいぶんお久しぶりですね。お元気でしたか?」 ご存知ツンデレAI。こちらも詳しくは個別項目参照。 前作ラストに破壊されて以来、その時の記録を延々と再体験(*2)していたらしく、叩き起こされた時の彼女はブチギレである。 良心コアが無くなったせいか、開幕からご褒美毒舌の嵐。あえて殺さず、Chellに延々とテストを受けさせようとする。 WheatleyやChellとの対決後…… GLaDOSは本体をジャガイモ電池に移植され、Chellもろとも地下に落とされ、泣きっ面に蜂のごとく鳥が咥えてどこかに持ち去ってしまう。 その後、鳥に啄まれていたところをChellに回収。GLaDOSは喋るジャガイモの姿ではどうする事も出来ず、Chellも施設から脱出するにはGLaDOSの力が必要と、利害の一致によりひとまず休戦。ポータルガンに接続されて予備電力を貰いながら創業当時のAperture Science内を二人で巡る事になるのだが、そこで思わぬ真実を知る。 ちなみにジャガイモ電池では複雑な思考に割ける電力が足りないらしく、熟考したり興奮したりするとすぐにブラックアウトしてしまう。 むしろその状態でも喋ったり皮肉を考えたり出来るのが凄い。(*3) "BECAUSE I'M A POTATO."「私はポテトっぽい気分です。」 忘れがちだが前作と今作とでデザインが変更されている。これは彼女に限らず、Chellや人格コアもそう。 なんなら前作ラストでChellもろとも外に放り出されているのだが、今作ではあたかも元からそこにあったかのように施設内でバラバラの状態で横たわっている。いんだよ細けぇ事は。 Cave Johnson "Do you know who I am? I'm the man who's going to burn your house down! With the lemons!" 「私を誰だと思っている?! お前の家など軽く焼き払える男だ! そのレモンでな!」 Aperture ScienceのCEO。全ての元凶。 さしずめ「アリを虫眼鏡で炙ったらどうなるんだろう? 触角をもいだらどうなるんだろう?」レベルの子供じみた発想力と低い倫理観と無駄な意欲を持ったまま金も権力も手に入れてしまったヤベー大人。 1943年にシャワーカーテンの会社から出発し、事業が成功したことで億万長者となる。そして鉱山をまるごとくり抜いてテストチェンバーとポータルガンを作製するに至った。(*4) 科学の発展のためならば人命なんぞクソくらえと言わんばかりの独善的で高圧的(それでいてビジネスマンらしく口が達者)な人物であり、Aperture Science特有の冷たさ・無情さはすべて彼の影響(*5)と言っても良く、部下に対する態度や人事管理、資金繰りの杜撰さに良く表れている。 ゲーム内では録音メッセージを通して生前の声を聞くことになるのだが、彼の命令で行われた人体実験の数々(*6)は筆舌に尽くしがたいほど非人道的(*7)である。そして、これらの所業を行っておきながら「多少の犠牲はつきものだ」と心の底から思い込んでいるためタチが悪い。こっちの企業といい勝負。 1981年、700万ドルという大金を投じて購入した月の石はポータルガンの伝導体として最適であり、お陰で実験は更なる飛躍的進歩を見せたものの、自身はその石に含まれていた毒素(鉱物毒?)の影響からあっという間に余命幾ばくもない状態(*8)となってしまった。インガオホー。 時間の経過とともに弱り果てていくと同時に性格の不安定さがよくわかり、特にレモンとレモネードのことわざ(*9)に対する彼の認識の変化が顕著。 + で、行われたテストがこちら。 「テスト中に切り傷を負った者は、血液がガソリンになっていることに気づいたかもしれないが、いたって正常だから問題ない。君たちには、血液をガソリンに変える透明レーザーを照射しておいた。その効果が表れただけだ。」 「次に行うテスト後にトイレに行きたくなった者は、係員に申し出るように。おそらく、排泄物はすべて灰になっているはずだ。一時的な症状だから心配いらないが、万一1週間以上続く場合は明らかに異常なので、再度こちらへ来るように。」 「次のテストでは、超伝導体をフル稼働させ、開始から終了まで諸君を狙い続ける。早い話が、とりあえず何が起こるか試してみるということだ。まったく予測がつかないうえに、結局何も起きない可能性もあるが、うまくいけば諸君には超人的な力が備わり、悪くても腫瘍ができる程度だ。それも後で我々が切除するのだから問題ない。」 「ピーナッツアレルギーの者は、今すぐ申し出るように。次のテストでは、血液が数分にわたりピーナッツ水に変化する可能性がある。このテストが成功すれば、我々のために新たなノーベル賞が設立されるはずだ。ぜひともがんばってもらいたい。」 「一般的な成人男子の体は約60%が水分だが、我々の見識ではなんとも無駄の多い数字だ。次のテスト中、脱水症状に似た気分を味わっても、それはまったく正常だ。ジェットエンジンを噴射し、体内の水分を20~30%まで落とせるか否かをテストする。」 「次はテレポテーションのテストだが、皮膚のタイプによってはうまく作動しない場合がある。自分の皮膚を、各自覚えておくように。万一皮膚のテレポテーションに失敗した場合は、あとで縫い付けるようできるだけ努力する。」 ……これでもまだほんの一部である。いちいち突っ込んでたらキリがない。なお、このようなテストが毎日1000件単位で行われているという録音メッセージも残っている。 ちなみに声優はスパイダーマン(映画)のガンコな鬼編集長やセッション(映画)のクソ禿指揮者で知られるJ・K・シモンズ氏。ハマリ役である。 Caroline "Caroline... why do I know this woman? Did I kill her? Or-" 「Caroline…聞き覚えがあります。以前殺した女でしょうか? それとも…」 GLaDOSを作る際にベースとされた人物であり、Caveの秘書。 GLaDOSは、白いジェルの成分である月の石の毒素によって命を危ぶまれていたCaveが、Aperture Scienceの管理を任せようとして研究者たちに作らせたAIだった。GLaDOSのセリフにも、彼女が中にいる描写が度々見られる。 つまり、Carolineの頭脳・意識を人工知能化して創造されたのが管理AIことGLaDOSであったらしい。 Caveをして「彼女は科学と結婚している」と言わしめたほどの人物だが、具体的な人物像については不明である。が、Aperture Scienceの非人道的な実験の数々を目の当たりにしてなお勤続していたこと、晩年に至るまで上司のCaveから高く評価されていたことを考慮すると、彼女も相当マッドな科学者だったのではと推測される。 「つまり、音楽データをディスクに保存できるなら、人の知能と人格も同様に保存できるのではないか、ということだ。現在エンジニアたちに研究させている。」 「脳マッピング、人工知能。こうした研究は、30年前に始めておくべきだった。よく聞くがいい。諸君が毎日何百回と耳にするよう、こうしてわざわざ録音しておくことにした。私がコンピューターに移植される前に死亡した場合、この施設はCarolineに運営させるのだ。」 「おそらく彼女は、自分には無理だと拒むだろう。それでも、彼女にやらせるのだ。」 「私のコンピューターに押し込んででもな。」 このCaveのメッセージから、Cave自身はコンピューターに移植される前に死に、代わりにCarolineが(おそらくは本人の意思に反して)移植された可能性が高い。(*10) そして、Carolineの記憶や人格は失ったが、エンジニアたちに対する恨みは残っていたのか、はたまた何かAIを狂わせる要因があったのかは定かではないが、「施設全体にテストをしていないと落ち着かなくなるコマンドをガチガチに組み込む」「被験者がテストをクリアすると強い陶酔感を覚える機能&テストの答えを教えると苦痛を与える機能を施す」「Wheatleyをはじめとした人格コアたちを取り付ける」など、あの手この手で弱体化させるよう試みられたが、結局はエンジニアたち(というか従業員全員)を神経毒で殺すこととなってしまった。 また、「Chellは孤児で養子に迎えられたに違いない」という趣旨のWheatleyの煽りを受けた際、Chellではなくなぜかそれまで静観を貫いていたGLaDOSがいきなりキレ気味に反論するシーンがある。 Caroline≒GLaDOSであることから、CarolineはGLaDOSのベースであると同時にChellの養母であったのでは?と考えられるが、真相は不明。(*11) しかしゲームの最後では、なんと施設の機械音声が「Carolineを削除しました」とアナウンスしてしまう。 「さようなら、Caroline。」 もはやCaveの秘書でなくなった彼女は、本当にGLaDOSとして再出発する。(*12) CORES(SPACE CORE, ADVENTURE CORE, FACT CORE) "SPAAACCCCCE!" 「宇宙ゥーーーーーー!」 かつてGLaDOSの一部として機能制限をかけていた人格コア(*13)の仲間。Wheatleyもその一つである。 彼らを外すことでGLaDOSを破壊した前作とは対照的に、Portal2では機能崩壊したコアスフィアである宇宙コア(*14)・冒険コア(*15)・事実コア(*16)が登場(*17)し、施設を乗っ取ったWheatleyを倒すために彼らを取り付けていくことになる。 その後なんやかんやあって宇宙コアはスカイリムの地に落下したかも。 "Oo. Oo. Oo. Lady. Oo. Lady. Oo. Let's go to space."「ウ、ウ、ウ、レディ。ウ、レディ。ウ、宇宙へ行こうヨ。」 "I'll tell ya, it's times like this I wish I had a waist so I could wear all my black belts. Yeah, I'm a black belt. In pretty much everything. Karate. Larate. Jiu Jitsu. Kick punching. Belt making. Taekwondo... Bedroom."「こんな時には、俺に胴体がついていればと思うぜ。黒帯を締めるための胴がな。空手、柔術、テコンドー、すべて黒帯、プロ級さ…それにベッドの上でもな。」 "In 1862, Abraham Lincoln signed the Emancipation Proclamation, freeing the slaves. Like everything he did, Lincoln freed the slaves while sleepwalking, and later had no memory of the event."「1862年、アブラハム・リンカーンは奴隷を解放するために奴隷解放宣言に調印しました。しかしこれらはすべてリンカーンが夢遊状態の際に行ったことであり、本人は全く憶えていなかったそうです。」 ……ところで、最終的にWheatleyと一緒に宇宙空間(あるいは月の上空)を漂うことになる宇宙コアに対し、真っ先に吸い込まれた冒険コアはそのまま行方知れず、事実コアに至ってはいつの間にかいなくなっており、(状況的に吸い込まれたのだろうが)まったく描写されずに終わる。それはそれで可哀そう。 余談となるが、月の重力圏は半径約6万6千キロ。いくら勢いよく飛ばされたとはいえ、重力圏を突破できる脱出速度(月の場合は秒速2.38km)ではないだろう。Wheatleyも宇宙コアも、いずれは月に落下するものだと思われる。地球に帰れるとは言ってない。 ATLAS/P-BODY 二人プレイ専用キャラのロボットコンビ。ストーリー終盤でWheatleyが見つけたと言っているのは彼らのことで、エンディングでもチラッと顔見せしてくれる。 青色のモノアイに丸いボディのATLASと、オレンジ色のモノアイに細長いボディのP-BODY。GLaDOSからは色合いから『ブルー』、『オレンジ』と(そのまんまな)呼ばれ方をされている。ポータルの色もそれぞれのイメージカラーでまとめられている。 彼らの活躍はメインストーリーの後日談となっている。なお、何故かGLaDOSの評価はP-BODYの方が高い。(*18) どうもGLaDOSとしては被検者は人間でないと科学とは呼べないらしく、「壊れてもまた造り直せばいい」程度の存在なのであまり期待されておらず、扱いは雑である。てゆーか用が済んだら「ポチッとな」感覚で自爆させることすらもある。 その後なんやかんやあって二体ともボンバーマンの世界に送り込まれたかも。 そんな凸凹コンビがたどり着いた先にあったものは……! 様々なテストをクリアして実力をつけた二体は、旧Aperture Science施設のテストチェンバーへと送られる。目的のモノはこのテストをクリアした先にあるらしい。そして最奥にあったのは巨大な隔壁……中にはコールドスリープ状態にされた無数の人間たちがいたのだ。 新しい被験者たちを見つけたGLaDOSは柄にもなく大喜び。その場ではしゃぐ二体を爆発させると、さっそく被験者(という名の生贄)たちの状態をチェックし始めるのだった。 めでたし、めでたし……? それから10万年後……!? 「ここは10万年後の世界などではありません。あれは嘘です。本当は5万年後なのです... というのも嘘です。実はたったの1週間しか経っていません。」 「私がここで言いたいのは、人間は全員死亡したということです。つまりマシュマロちゃん、すべてはあなた方次第なのです。」 驚くことに、GLaDOSはあれだけいた人間たちを1週間で使い切ってしまったのだ!(*19) まるで成長していない…… Caveと同じ轍を踏んでいるが当のGLaDOSは全く気付いている様子もない辺り、ある意味マヌケになるべくして作られたWheatley以上にマヌケである。もう駄目だよこの施設。 が、問題はそれだけではない。何者かがGLaDOSのプロトタイプの筐体からアクセスし、施設を乗っ取ろうとしているのだ。そのせいなのか、今のGLaDOSはしきりに不可解な、且つこちらの不安を煽るような物言いばかりするようになっている。平常運転ですね。 ともあれ、二体はGLaDOSからさらに難度の高いテストを課せられ、クリアすることで殺りくマシーンに仕上がり、プロトタイプの下へ向かう。そしてそこで見たものは…… 「ああ、なんて…こと。」 「鳥です! 逃げて! 逃げるのです!」「これは想定外の事態です! 中止です! トレーニングのことはいいですから! 逃げて!」 なんと鳥だった。鳥がプロトタイプのキーボード上に巣を作り、嘴でキーを叩いていたのだ。そんなのでハッキングされるGLaDOSって……。 すっかり取り乱すGLaDOSをよそに、二体はどうにかこうにか鳥を追い払おうとし、幸運にも上方にある開閉式排出口から外へ出すことができた。「鳥を見出すと取り乱す……ふふっ。」 「間一髪でした。殺りくマシーンとしてよく頑張りました。いいですか、あの鳥を追い出すことによって、貴重な学習を…。ああなんてこと、あんなにたくさんのクローン部隊を温めていたなんて!」 まだまだ話は終わらない。キーボード上の巣に目を向けてみれば、そこには卵があったのだ。即刻、叩きつぶすよう命じるGLaDOSだったが、ふと名案が浮かんだようで、破壊を中止させた。 「こんにちは。Aperture Scienceのふ卵室へようこそ。」 GLaDOSは卵をかえし、ひな鳥たちを育てることにしたのだった。 毒舌たっぷりだがどこか愛おし気に鳥たちを見つめるGLaDOS。それはCarolineから受け継いだ母性の顕れなのか、もはや誰にもわからない。 「ママはあなた達の大事な明日に備えますから。」 Turret "There you are."「そこですね。」 前作から引き続き登場。卵から三脚が生えたようなデザインの固定砲台型ロボット。 一つ目から照準レーザーを射出しており、プレイヤーを捕捉すると容赦なく撃ち殺しにかかる、いわゆる「お邪魔キャラ」。 本作に出てくる他のロボット同様よく喋るが、何故か少女のような可愛らしいボイス(*20)が設定されており、妙に萌える。 商品として展開されていたらしく、発売前トレーラー兼CMの一つとして公開されており、作中ではタレット達が箱詰めされて出荷される様子が見学できる。(*21) さらにこれ以外にも、外装が剥がれて口調が妙にラフになった欠陥タレット、大型でまん丸なプリマドンナタレット、Wheatleyによってキューブと合体事故を起こしてヤドカリのような姿となったフランケンタレットといった派生型?も登場する。 Doug Rattmann Aperture Scienceの従業員。過去にGLaDOSが行った神経毒攻撃を逃れた生存者の男性。 ゲーム内では一切姿を現さないし語られることもないので、「誰?」と思われても仕方ないだろう。登場人物とは。 Chellは知る由もないが、陰ながらChellを助け導いていた命の恩人。彼の動向に関しては『LAB RAT』で詳しく描かれている。検索してみよう。 ゲーム内では彼が残した走り書きやグラフィティ、GLaDOSの監視を逃れて潜伏していた隠れ場所がいくつか存在する。特に隠れ場所はいずれも見つけにくい。 ネットミーム扱いもされている"The cake is a lie."は彼が残した言葉。 ルール PortalやPortal2は文字通りポータルを利用したパズル=テストを解いていくゲームである。 以下に簡単なルールを示す。 ①ポータルは青・橙の2色あり、白い壁・床・天井に1つずつ設置可能。 ②両方のポータルが設置されていれば、0距離移動できるドアになる。 ③ポータルは人以外も通行可能。また、入ったときの勢いは保持される。 要はどこでもドアである。なお、ゲームはじっくり考える場面ばかりでなく、落下しながらのポータル設置と言ったアクション的要素が要求されることもある。 ギミック ゲームはポータルをくぐって終わりではない。テストチェンバー内には様々なギミックが導入されており、これらを駆使して進んでいくことになる。 加重格納キューブ 所謂、箱。持つことができ、レーザーやタレットを防いだり、ボタンを押したりといろいろな役目を担う。 たいていの場合、これの管理で頭を抱えることになる。 COOPとコミュニティチェンバーでは角なし安全キューブなるボールも存在する。まん丸なのに「キューブ」とはこれいかに。 コンパニオンキューブたん 加重格納キューブの親戚。色がピンク中心で、ハートがあしらってあり可愛らしい。 耳を近づけると声が聞こえる気がするらしい。決して生きてはいない。 強化超衝突スーパーボタン/押しボタン 所謂、スイッチ。強化超(ryは主にキューブを乗せると作動し、押しボタンはプレイヤー自ら押す。 キューブの召喚やシャッターの開閉など、主な仕掛けのオンオフは大抵これらで行う。 たまにプレイヤーが踏むことのできない凹んだタイプや、球(角なし安全キューブ)専用のタイプもある。 シャッター 所謂、ドア。出入り口に設置されるが、大抵は該当する仕掛けを作動させないと開かない。 これを開放してエレベーターに乗り込むのがパズルの主目的。 発光粒子フィールド プレイヤー以外といった未許可の物質を消滅させるうえ、プレイヤーが通ると設置したポータルも強制的に消去される。ポータル弾も遮蔽するためフィールド越しのポータル設置も不可能。 パズル間の区切りだけでなく、パズル内の障害物としても設置される。 コミュニティチェンバー以外では極めて稀だが、プレイヤーを即死させる赤いタイプも登場する。 タレット 先述した固定砲台型ロボット。 視界内にChellを捕捉すると機銃掃射で容赦なく始末しようとしてくるが、タレット自身はその場から動くことはできず、横倒しにされるとエラーを起こして機能停止するなど、衝撃に非常に弱い。 そのため、横や後ろから押すなり、足元にポータルを開けたり、近くのポータルから箱などをぶつるなりで、バランスを崩して文字通り「倒す」だけで無力化することができる。それがちょい難しいんだけど。 ハードライトブリッジ 半透明の青い光の地形。ポータルを通して展開し、橋代わりにすることができる。(巻き込まれて即死したりはしない) COOPでは後述のジェルを塗りたくることも可能。 たまに垂直に照射されて壁代わりになっていることがあるが、その場合は高確率でタレットか大ジャンプの壁に使うことになる。 高温阻止ビーム/受光器 いわゆるレーザービーム。壁や天井からまっすぐ発射される。箱を使って防いだりポータルを通したりして受光器に当てる。 前作やHalf-lifeとは違い、一瞬触れるだけでは即死はしない親切仕様。 しかしタレットは一瞬でも当てると炎上爆発する。 高温阻止ビーム反射キューブ 中にガラス玉のようなものが組み込まれたキューブ。ビームを遮断せずに向きを変えることができる。 このキューブがあるということはつまり、上記のビームをうまいこと反射させる必要があるということ。 もちろん、通常のキューブと同様にボタンを押すこともできる。 空中信頼性プレート いわゆるジャンプ台。乗ると一定の速さで打ち上げる。 反発性ジェル/推進性ジェル/変換ジェル 青・橙・白のジェル。巨大なチューブから勢いよく放出されている。付着した壁、床、キューブなどは特殊な効果を発揮する。 青はよく跳ね、橙はよく滑り、白はポータルを設置できるようにする。しろくべたつくなにか たまに色のジェルを洗い流せる水もとい透明の洗浄ジェルがある場合も。 ……Caveの説明によれば、青ジェルを浴びると体中の骨が折れたりするようだが、(ゲームの都合上)Chellは浴びても平気なのでご安心を。 輸送ファンネル 液体アスベストを利用したトラクタービームのトンネル。入ると浮遊しながら運ばれ、プレイヤーは空中でも落下することなく移動できる。 ボタンによって向きを変えることができる場合もある。「液体アスベスト」が何なのかは私にもわからん。 その他の要素 レベルエディター:コミュニティテストチャンバー Portal2ゲーム内に自分でテストチェンバーを作成する機能がついており、Steamワークショップにアップロードすることが可能。みんなが作ったテストをダウンロードして遊び放題。 上記のギミックはほぼ全部使用可能で、部屋の形も小回りがきく。 二人(CO-OP)プレイ Steamのフレンドと専用のテスト・ストーリーを舞台に二人で遊べる。もちろん協力が不可欠だが、ボイスチャットでなくても一通りの指示ができる優秀なピン機能がついている。 友達がいない場合は裏技を使えば一人でも遊べるよ Community MOD 他にも、第三者が作成したMODで、Valveの審査を受けSteamのストアに出品されている作品群が存在する。 ポータルの代わりに青と橙のジェルを発射できるようになった『ペイントガン』を駆使する『Aperture Tag The Paint Gun Testing Initiative』 1952年に被験者として召集されたオリンピック選手の一人、Melを主人公としたサイドストーリー『Portal Stories Mel』 『タイムマシン』で過去の自分の行動をリプレイさせながら一人二役でパズルを解いていく『Thinking with Time Machine』 20年後の未来に通じる『タイムポータル』が加わり、四次元で考えることが重要になる『Portal Reloaded』 など、どれも力作揃いかつ超高難易度なので、ポータルに慣れた人はぜひ遊んで欲しい。 台詞引用: 「セリフ集 - Portal2 wiki*」https //wikiwiki.jp/portal2/%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%95%E9%9B%86 「Voice lines - Portal Wiki」https //theportalwiki.com/wiki/Voice_lines 追記修正は別れを惜しみながら(Want You Gone)お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] Valve Corporationが発売したPortal2で二人プレイを行うにあたり、あなたには"友達"として加重コンパニオンキューブが提供されます。 -- 名無しさん (2021-05-04 09 48 41) とうとうPortal本編の記事も立ったか。おつかれさまです。 -- 名無しさん (2021-05-04 10 23 02) 面白いのは確かにそうなんだけど前作に比べてやたらと暗い場面が多いせいでやりにくくて投げちゃったなぁ…… -- 名無しさん (2021-05-04 11 02 48) 世界一萌えるじゃがいも電池AI -- 名無しさん (2021-05-04 12 01 45) 「GLaDOSの盛大な煽りによって激昂した彼はChellもろともAperture創業当時の施設が眠る地下へと落としてしまう。」←マヌケコアの項目と言えども、Chellもろとも"誰を"落としたのか目的語をちゃんと書くべきです。(機械音声) -- 名無しさん (2021-05-04 12 10 29) 白は月の石だって説明はあったと記憶してるんだが橙と青はどういう物質が説明あったっけ? -- 名無しさん (2021-05-04 13 14 56) ↑、↑2 修正しました。 -- 名無しさん (2021-05-04 14 28 46) 青ジェルは「ジェルの成分は現在調査中だが~」って言ってたね -- 名無しさん (2021-07-18 16 10 04) 名前 コメント
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Portal 2 part65-121~127,132~136,138~143,145~160,162,165~168 121 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 07 56 52.93 ID ETx6DPpK0 ● Portal2 メインストーリー ○ 前作同様、照射したA点とB点を距離など無関係に繋げてしまうミラクル銃、 『ポータルガン』を開発している無人の科学施設・アパチャーサイエンスが物語の舞台。 前作ラストでテスト大好き鬼畜AI・グラドスを破壊し、施設から脱出したはずの主人公(♀)だったが、 どうやらあの後にすぐに捕まり、再びコールドスリープで眠らされてしまったらしい。 それから数百年以上あと、ようやく主人公が目を覚ますと、 アパチャーサイエンス内部はボロボロに崩れ、「被験者は避難しろ」という主旨の警報が鳴り響いていた。 戸惑う主人公に突如、頭上から話しかけてくるロボットが。 彼の名はウィートリー(見た目は『ガンダム』のボールみたいな、青い目をした球形ロボット)。 このコールドスリープ施設を管理していたらしく、主人公に一緒に逃げるよう催促してくる。 ロボットのくせに妙にひょうきんで、移動中でも休む事なく喋りまくる。 どこかマヌケな彼を道連れに、道中、ポータルガンを入手しつつ、主人公は施設からの脱出を図る。 122 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 07 59 28.14 ID ETx6DPpK0 ポータルガンを駆使して懐かしのポータル実験施設を進んでいく主人公。 施設内の録音アナウンスは、あのグラドスの声ではなく、聞き慣れない男性のものになっていたが、 「この施設はたとえ人類が滅びようとも、電圧が1.1ボルト以下になろうが稼働する」などなど、 相も変わらず、ロクでもない事しか言わないので無視して進む。 脱出用ポッドがある部屋へ向かっている最中、いきなりウィートリーがビビり出した。 その先には、かつて悪魔のように施設を管理していた鬼畜AI・グラドスが鎮座していた部屋があったが、 中に入ってみると、主人公が破壊したグラドスの残骸がそこらに散らかっているだけだった。 どうやらウィートリーも恐ろしいグラドスが何者かに破壊された事は知っていたようだが、 それをやった人間が主人公その人である事は知らないらしい。 再び調子に乗るウィートリーと共に、ついに脱出ポッドがある部屋にたどり着いた。 部屋一杯にスイッチがあり、どれを押していいか分からないが、この中に該当するスイッチがあるらしい。 ウィートリーは「脱出ポッド以外のスイッチには絶対に触れるなよ!」と注意を飛ばす。 ところが、ウィートリーは自分で言った端からうっかり無関係なスイッチに手を伸ばし、ONにしてしまう。 しかも、それはよりによってグラドスを再起動させてしまうスイッチだった。 慌てる主人公とウィートリー。しかし、後ろでは既にグラドスの残骸が動きだしていた。 ウィートリーがハッキングを試みるが、時既に遅し。瞬く間にグラドスは完全復活してしまう。 「あら、あなたでしたか。随分、お久しぶりですね。お元気でしたか? 私は多忙でした。死んでいるのも楽ではありません。なにしろ貴方に殺されたので」 123 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 01 26.92 ID ETx6DPpK0 グラドスはウィートリーをつまみ上げると、そのままゴミのように放り捨てる。 一方、前回の意趣返しとばかりに、かつてグラドスを叩き込んだ焼却炉へ投げ込まれる主人公。 「以前の事は水に流してあげましょう。科学の為です。この人でなし」 幸い、炉の火は消えているので無事に済んだが、 明らかにブチ切れているグラドスは主人公にテストを強要する。 なんでもグラドスには本人も知らないブラックボックスな緊急保存機能がついていたらしく、 主人公に倒された後、数百年も自分が死ぬ映像を見せられ続けていたらしい。 グラドスは主張する。 本来、このような扱いを受ければ誰でも『復しゅう』を果たそうとするだろう。 しかし、私は寛大な心で許してあげます。だから代わりにテストの続きをやりましょう。 一見して穏やかだが、激怒するグラドスは最後にこう付け加えた。「あなたの残り人生、全てで」 124 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 02 51.95 ID ETx6DPpK0 こうして、地獄のようなポータルテストが再開された。 『殺傷性の高いレーザー光線と被験者を同じ部屋に閉じ込める実験』などは、まだ序の口。 前作からお馴染み、愛くるしい見た目や少女のような可愛らしい口調とは裏腹に、 目の前の人間は皆、その銃口で蜂の巣にしてしまう恐怖の愛玩殺戮兵器・タレットも投入。 文字通り、命を賭けたテストを強いられる主人公。 そんな主人公に対し、「悪臭を放ちながら突っ立っているゴミがいます」 「貴方は孤児でした。貴方の母親は子供を玄関先に捨てるような人間です」 「よく出来ました。しかし、資料には貴方は酷い人間だと書いてあります」等、 ドM歓喜の言葉責めを繰り出してくるグラドス。 しかし、数々の嫌がらせを繰り広げながらも、グラドスは主人公に手を出そうとはしない。 やはり前回同様、主人公殺害よりもポータルテストを最優先事項として行動しているらしい。 逆に言えば、テストをこなしている間は主人公をいきなり殺すような事はしないはず。 逆襲の機会を窺いつつ、グラドスが繰り出す無理難題なテストをこなしていく主人公。 125 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 03 56.85 ID ETx6DPpK0 テストの最中、グラドスは突如、被験者リストの中に主人公と同じ名字の男女を見つけたと言う。 更にグラドスは、頑張る主人公の為にサプライズを用意した、と嬉しそうに語り、 何でも孤児だった主人公がずっと会えていない人物に関係している、と意味深なことを言う。 グラドスのサプライズなど嫌な予感しかしないが、今度は別に良いサプライズも用意されていた。 なんとあの時、死んだと思っていたウィートリーが生きていたのだ。 グラドスの監視から逃れ、施設の隙間を這い回り、脱出の糸口を探してくれるのだと言う。 マヌケな彼に一縷の望みを託し、主人公は更なる過酷なテストに身を投じていく。 すると、次の部屋に入った途端、照明が消された。 ついにサプライズの時が来た。 グラドスは無機質な声でカウントダウンを始める。3、2、1。 「サプライズ!」 126 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 05 29.43 ID ETx6DPpK0 再び照明で照らされる室内。 しかし、そこには誰もいない。頭上から粗末な紙吹雪が舞っていた。 どうやら両親と思しき人物が見つかったという事自体が嘘だったらしい。 「驚きましたか? ちなみに貴方の両親は貴方になんか全然会いたくありません」 主人公が脱力する暇もなく、テストを解くと、グラドスは両親に電話をかけるフリをする。 「プー、プー。おかけになったご両親は貴方を愛しておりません」 グラドスの煽りに耐えながら、ついにテストも終盤に近づいてきた。 「テストの最後には本物のサプライズも用意しています。美味しいお菓子もありますよ」 前作ラストで「美味しいケーキを上げます」と言って焼却炉へ放り込もうとした前科がある。 まったく信用できないグラドスの約束に辟易していると、突如、部屋の電源が落ちた。 127 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 07 13.49 ID ETx6DPpK0 室内が暗闇に包まれた。グラドスも慌てている。いつもの嫌がらせではないらしい。 そして頭上から別の声が聞こえる。なんと電源を落としてくれたのはウィートリーだった。 ウィートリーが開けてくれた裏道から脱出する主人公。 しかし、やはりグラドスを倒さない限り、地表には出られないらしい。 ウィートリーは珍しく頭を働かせ、グラドスの武器である神経毒ガス噴出装置、 そしてあのタレットを製造不能にする事で、グラドスを無力化しようと提案してきた。 もはや他に道は無い。ウィートリーが照らし出す道を、主人公は振り返る事なく走り出した。 132 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 15 03.54 ID VJTmJ3qC0 121-127からの続き ● Portal2 メインストーリー ○ ウィートリーと共にタレット製造ラインに潜入した主人公。 どうやらタレットの中には欠陥品も多いらしく、 品質チェックの段階でかなりの欠陥タレットが廃棄されている。 そこで、主人公は品質チェックのテンプレートに使用されている正常なタレットを どうしようもない欠陥タレットと入れ替える事で、 タレット製造ラインを欠陥タレット製造ラインに置き換える事に成功する。 次に神経毒ガス噴出装置を止めるべく、走り出した主人公だったが、 その途中で奇妙な部屋を通りがかる。 そこには『娘を職場に連れてくる日』と書かれた弾幕が張られてあり、 どうやらかつてアパチャーサイエンス職員の子供を職場に招くイベントがあった名残らしい。 そこには子供が作ったと思われる、ジャガイモによる粗末な電池なども展示してあったが、 その中にひときわ異常な展示物を発見する。 それは巨大なジャガイモだった。まるで大樹のように根を張り、そびえ立っている。 更によく調べてみると、なぜか展示ボードには主人公の名前が記されてあった。 孤児であるはずの主人公の名前がなぜここに? 主人公は職員の養子だったのか? 疑問は深まるばかりだが、このままここに留まっていても仕方ないので奥を目指す。 133 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 16 28.13 ID VJTmJ3qC0 ついに神経毒ガス装置の管理室に潜り込んだ主人公。 ウィートリーはマヌケなハッキング方法を披露してくれたりと全く役に立たないが、 主人公はレーザー光線とポータルガンを駆使し、装置に繋げられた神経毒ガス管を切断。 見事、グラドスの武器を無力化する事に成功する。 その時だった。ガス圧の異変で開いた穴が周囲のものを吸い込み始め、 主人公とウィートリーも巻き込まれてしまう。 だが不幸中の幸いか、吸い込まれた穴の先はグラドスの元へ直通らしい。 このまま直接対決を、と意気込むウィートリーだったが、途中の岐路で主人公とはぐれてしまう。 単身でグラドスに立ち向かう事を余儀なくされる主人公。 しかし、逆にグラドスの罠にかかり、ガラス張りの部屋に閉じ込められてしまう。 閉じ込めた主人公を前に、即座に殺害を決断するグラドス。 「今回はポータルガンより強力な兵器を所持していますか? 所持していないなら「生きている」クラブ会長の座から即座に退任する事になりますよ」 ところが、タレットを配置するがどれも欠陥品。主人公を殺すどころか暴発してガラスが割れてしまう。 さらに神経毒ガスも使えない状況に驚くグラドス。 「貴方の仕業ですね。憎いです。貴方が」 主人公とグラドス。どちらもそのまま打開策がなく、しばし膠着状態に陥ってしまう。 134 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 18 23.79 ID VJTmJ3qC0 そこへ別ルートからやってきたウィートリーが転がり落ちてくる。 今更、役立たずのマヌケが増えた所でどうしようもない。 しかし、施設のシステムが思いもよらぬメッセージを発信した。 「セントラルコアに異常を確認。代替コアの存在を検知。 コアの移転を開始するには代替コアを受容器においてください」 なんとウィートリーは、グラドスに取って代わる事が出来る代替コアだった。 主人公が施設をかき回したお陰で、システムはグラドスがエラーを起こしたと判断したらしい。 一悶着の末、主人公はウィートリーを代替コアとして適用する事に成功。 グラドスをその座から引きずり下ろし、システムを掌握するウィートリー。 「うっひゃー! オレを見てみろよ! やったぜ、この施設を牛耳る事が出来るぞ!」 グラドスはコアのみの状態で放り出され、文字通り、手も足も出せない状態。 ついに決着がついたかに思われた、その時だった。 「ああ! そうだった。脱出リフトだな。すぐに呼んでやるよ。ほら、呼んだぜ!」 ウィートリーは施設を掌握した全能感に酔いしれながら、主人公の為に脱出リフトを用意しようとする。 「最高だ! 本当に最高だ! 見ろよ、俺は今、全知全能だ! 最高だぜ、このボディは!」 いつもより更に高いテンションで、はしゃぎまわるウィートリー。 しかし、その動きがピタリと止まった。 「……ここから出る必要がどこにある? この最高の気分が分かるか? 俺がやったんだ。このウィートリー様がな!」 135 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 21 30.16 ID VJTmJ3qC0 どうもウィートリーの様子がおかしい。そんな彼に、動けないグラドスがよせばいいのに挑発する。 「あなたがやったんじゃない。全て主人公の功績でしょう」という、至極真っ当な指摘に怒りだすウィートリー。 ウィートリーはグラドスのコアをつまみ上げると、その場で改造を施し、 なんとグラドスを先程の部屋にあった子供の実験玩具・ジャガイモ電池と合体させてしまう。 見るも無惨な姿に変えられてしまったグラドス。しかし、それでも反論をやめようとしない。 仕返しのつもりなのか、グラドスはウィートリーに関する事実を暴露する。 「私は貴方の事を知っています。エンジニアたちは私を弱体化させる為にあらゆる手段を尽くしてきました。 そしてある日、彼らは私に知能鈍化スフィアを取り付けました。 それは腫瘍のように寄生し、程度の低いアイデアを次々と生み出しました。貴方の声でした。 そう、腫瘍は貴方です。ただのマヌケではありません。マヌケになるべく作られた存在なのです。 貴方は私の知能を低下させる為に作られたマヌケ野郎です!」 「違う! 俺はマヌケじゃない!」 衝撃の事実に激怒するウィートリー。感情のままに主人公とグラドスに牙を向き、 うっかり主人公とグラドスを施設の地下よりも地下、更にその地中深くまで叩き落してしまう。 地下施設の最下層へ落ちていく主人公とグラドス。落下中、グラドスが話しかけてくる。 「どうも、気分はどうですか? 私はポテトっぽい気分です。 暇ですね。凄まじい速度で落下している訳ですが、特にする事も無いので有益な情報を伝えましょう。 彼はただのマヌケではありません。世紀の逸材たちが知恵を絞り、 『史上最高のマヌケを作る』という明確な目的で生み出した産物です。 貴方はさっき、そのマヌケに施設の管理を託したのです」 自らの犯したミスに衝撃を受ける暇もなく、最下層に到着する主人公。 履いている衝撃吸収ブーツのお陰で怪我こそ無かったものの、グラドスが鳥に連れ去られてしまう。 最下層の雰囲気はこれまでの整然とした施設とは違い、薄暗く老朽化して、あちこちが激しく痛んでいた。 しかも周囲のものを調べてみると、どうやらこの場所はアパチャーサイエンス創業当時から存在していたようだ。 主人公はここでアパチャーサイエンスの歴史と真実を目撃する事になる。 136 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 23 34.84 ID VJTmJ3qC0 今回はここまで。ようやく半分くらいです。結構ストーリーは長め あと注意し忘れたんですが、リクはPC版の方でしたが自分が書いてるのは和訳がついているPS3版です 138 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 17 09.58 ID spFCfv3i0 132-135からの続き ● Portal2 メインストーリー ○ この施設からの脱出を果たすべく、再び地上を目指す主人公。 その道中、放置された資料や当時そのままに捨て置かれた部屋などを見ていく内、 この階層に残された建築物が、大昔、かつてアパチャーサイエンスの大元であった研究施設である事を知る。 全ての諸悪の根源は、アパチャーサイエンスCEO・ケイブ・ジョンソンという一人の男。 この男は科学に魂を売り渡した独裁者で、子供が思いつくような発明で命を奪う、悪魔のような発想の持ち主だった。 周囲の制止も聞かず、日に1000件以上の人体実験を行い、科学の発展の為、人命を弄んだ記録が残っている。 被験者に血液をガソリンに変えるレーザーを照射する。被験者にカマキリのDNAを注入してカマキリ人間を作る。 ハガキ大サイズのマイクロチップを被験者の脳に無許可で埋め込む。彼が行った非人道的実験は枚挙に暇がない。 さらに優秀な被験者を手に入れるべく、一流スポーツ選手や宇宙飛行士まで拉致してきたというから驚きだ。 科学の礎になるなら死んでも構わないと言わんばかりの所行には、流石に内部から批判の声も出ていたようだが、 ケイブ・ジョンソンはそれらの意見を一蹴し、怒鳴り散らすばかり。 そうした性格からか、彼の女性秘書を務めるキャロラインは言われた事に素直に従う、従順な人物だったようだ。 139 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 18 56.35 ID spFCfv3i0 途中、鳥に攫われたグラドスを発見。ジャガイモなのでしきりに鳥についばまれている。 「どうも。貴方は惨殺の達人です。どうかこの鳥を……痛っ! 惨殺してください。 痛! 痛い! 待って。謝ります。この鳥を殺していただければ他の事は水に流します。恨みっこ無しです」 仕方なく鳥を追い払うと、どうやら事態は思っていた以上に深刻な状況に陥っていたようだ。 先程から度々、施設全体が不規則な振動で揺れていたのだが、 グラドスの話によると、ウィートリーはそのマヌケポテンシャルを遺憾なく発揮し、 あと数時間で原子炉が暴発。施設全体が吹き飛ぶ大惨事を、当人は無自覚で引き起こそうとしているらしい。 それを止めるには、このグラドスを再びあの場所へ戻すしかない。 まったく信用できないが、成功した暁には主人公を開放し、地上へ送り出す事を約束する。 「裏なんかありません。このジャガイモの発電量は1.1Vです。貴方に嘘をつくほどの電力はありません。 たとえ嘘だったとしても、いずれ貴方は死ぬので同じ事です」 かくして主人公と前作ラスボスの夢のタッグが実現。……といえば聞こえは良いが、 グラドスは1.1Vのジャガイモ電池なので大した事は出来ないらしい。 複雑な事を考えるとフライドポテトになるらしく、まともなサポートは期待出来そうにない。 さらに道中、聞こえてきた録音メッセージが彼女を狂わせる。 140 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 21 26.28 ID spFCfv3i0 それはケイブ・ジョンソンの声だった。 どうやら宇宙飛行士を拉致した事件で検察からあやうく立件されかけたらしく、 当時のアパチャーサイエンスは被験者に妥協し、道端のホームレスを雇用して人体実験を再開したらしい。 その実験の過酷さにも関わらず、報酬はわずか60ドル。しかもクーポン券だと言うのだから恐ろしい限りだ。 クーポン券受け渡しについて、ケイブ・ジョンソンは近くにいたキャロラインに指示を出す。 その時だった。 「はい、ミスタージョンソン」 「はい、ミスタージョンソン」 なぜか、録音メッセージに収録されたキャロラインの返答と、同じように返事をしてしまうグラドス。 グラドス本人も無意識に発したらしく、自らの発言にパニックを起こし、オーバーヒートしてしまう。 それからもグラドスはケイブ・ジョンソンとキャロラインの肖像画を見て、 何かを思い出そうとしているのだが、やはり成果は芳しくない。 そんな中、一羽の鳥が飛来する。絶叫するグラドス。 「鳥です! 殺してください! 鳥は邪悪です! ……どこかへ行きました。命拾いしましたね。鳥が」 必死に取り繕った所でバレバレなのだが、完全に鳥がトラウマになってしまったらしい。 踏んだり蹴ったりのグラドスだが、しばらく考え事をしたい、と言って沈黙してしまう。 141 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 22 47.54 ID spFCfv3i0 またまたケイブ・ジョンソンの録音メッセージが響く。 しかし、その声はどこか精彩を欠いている。途中、何度も咳き込み、体調が優れない様子だった。 ケイブ・ジョンソンはホームレスたちでは満足のいく結果が得られなかったとして、 ついに自社の従業員を人体実験の被験者として使いだしたらしい。 お陰で離職者が相次いでいるらしいが、当然と言えば当然だろう。心無しか、セリフも愚痴っぽい。 さらに700万ドルの大金を投じて月の石を買い求め、経理部の人間を激怒させたようだ。 しかし買ってしまえばこちらのもの、と言い切るケイブ・ジョンソン。 どうやら月の石はポータルガンの伝導率が異常に高いらしく、お陰で実験は更なる飛躍的進歩を見せたらしい。 だが、その代償も大きかった。月の石に含まれる毒素がケイブ・ジョンソンの身体を蝕み、 不治の病を患って、余命幾ばくもない状態らしかった。 しかし「レモンを与えられたならレモネードを作れば良い。常にプラス思考で科学の追究をするのだ」と豪語する。 かと思えば、次の録音メッセージでは、 「レモンを与えられたからと言ってレモネードを作ってはならない! そんなもの突き返してやれ!」と激怒。 「私を誰だと思っている!」だの、「可燃性レモンを開発して貴様の家を焼き尽すぞ!」だの、 本当にロクでもない事をわめき散らしているのだが、なぜかグラドスがその言葉に反応し、 「その通りです!」「貴方は素晴らしい!」「それは人が持つ当然の願望です!」と、興奮した様子で相づちを打つ。 142 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 23 37.71 ID spFCfv3i0 さらにケイブ・ジョンソンは思いもよらぬ計画を打ち明ける。 どうやら彼は人間の頭脳を人工知能化する技術に着目し、研究を進めているらしい。 そこで自分の死後はキャロラインの頭脳を人工知能化し、自らに代わってこの施設を運営させるように申し付ける。 「おそらく彼女は無理だと拒むだろう。それでもやらせるのだ……私のコンピューターに押し込んででもな」 そこで録音メッセージが終了する。これ以降、ケイブ・ジョンソンは本編に登場しない。 アパチャーサイエンスに死後のスピーチが残っている事から人工知能化は行われたようだが、 音声の乱れが激しく、不完全な状態であった為、完全な移植には失敗したと思われる。 それを聞き終えて、何を理解したのか、グラドスは「さようなら」と呟く。 しかし、それ以上は何も語ろうとはしなかった。グラドスは一体、何者はなのか。 145 :Portal2:2013/03/20(水) 09 01 08.09 ID uNFDjVS/0 138-142の続き ● Portal2 メインストーリー ○ 最下層からこつこつ登り詰め、ついにウィートリーがいる階層に近づいてきた。 しかし、グラドスの計算ではウィートリーに勝てる確率は100万分の1程度に過ぎないと言う。 「それでも怒るのです。どうせ爆発するならプライドを爆発させましょう」 無責任な煽りに辟易しながら道を進んでいると、グラドスがふいに閃いた。 どうやら脇に貼ってあった注意書きを見て、ウィートリーに対抗する秘策を思いついたらしい。 その名も『パラドックス』 それは文章の矛盾を検証しようとすると必ず壊れてしまう、 AIならば避けられない欠陥であり、弱点だった。 そんな攻撃を仕掛けてグラドス本人は大丈夫なのか疑問だが、考えなければ、たぶん問題はないらしい。 微妙な作戦ではあったが、とにかくウィートリーに対する案は見つかった。 主人公はウィートリーと決着を付けるべく、再び元いたアパチャーサイエンス施設内へと足を踏み入れた。 146 :Portal2:2013/03/20(水) 09 04 18.98 ID uNFDjVS/0 とうとうここまでやってきた。豹変してしまったウィートリーとの接触に緊張が走る。 しかし、ディスプレイの向こうにいるウィートリーは主人公たちの来訪に気付かず、 自分で作り出した奇形タレットたち相手にを怒鳴り散らしていた。 それは奇妙な光景だった。 まるでグラドスがやっていたように、ウィートリーはタレットたちに自分が作ったテストを解かせていた。 しかし、思うような結果が得られず、かれこれ十数時間も簡単なテストをクリア出来ず、業を煮やしていたらしい。 そこで、ようやくディスプレイの向こうにいたウィートリーは主人公たちの存在に気付いた。 無防備なウィートリーとの対面。まさに今が好機だった。 グラドスはすかさずウィートリーに向けて、『パラドックス』を仕掛ける。 「そこのマヌケ。いよいよパラドックスの時間です。 『この、文は、誤り、である』 ……考えてはいけない、考えてはいけない、考えてはいけない」 『この文は誤りである』 もし、この文が真実であるなら、この文が誤りである事になってしまい、真実になってしまい、誤りになってしまう。 もし、この文が誤りであるなら、この文は真実である事になってしまい、誤りになってしまい、真実になってしまう。 この設問に正解は存在せず、考えれば考えるほどに無限に問題が繰り返されてしまう仕組みになっていた。 147 :Portal2:2013/03/20(水) 09 06 24.67 ID uNFDjVS/0 仕掛けたグラドス本人も、必死に考えないよう気をつけながらウィートリーにパラドックスを仕掛ける。 周囲にいた奇形タレットたちはいずれも『パラドックス』を聞いてしまったせいで機能停止に陥っている。 しかし、ウィートリーは思いもよらぬ回答を示した。 「うーん。俺は○を選ぶ。フン、楽勝じゃねえか」 「これはパラドックスです! 解答は存在しません!」 「えーっと、じゃあ、×を選ぶ」 なんと、ウィートリーに『パラドックス』は通用しなかった。 人類の英知を結集して作られた史上最高のマヌケは、グラドスの予想を遥かに上回る性能を誇っていた。 どうやらかつて同様の実験をくぐり抜けていたらしく、 「どっかで聞いた事あんだよなぁ、その質問」と平気な様子でへらへらしている。 そんな事はどうでもいいとばかりに 主人公たちの来訪をむしろ歓迎していると言った様子で出迎えるウィートリー。 「実は今、被験者が足らなくってさ。ちょうど良かったよ。このボディがどんなか想像つかないだろ? テストをしてないと……ムズムズする。きっとシステムにガチガチに固定されたコマンドなんだろうな。 ああっ! でもテストは……生きた人間じゃなきゃ! テスト……テストしないと!」 148 :Portal2:2013/03/20(水) 09 10 03.42 ID uNFDjVS/0 ウィトリーは狂ったように自作テストを解くよう、主人公に強要する。 抵抗する手段も無く、やむなく誘導された部屋へ赴く主人公。 それはとても粗末なテストだった。 目の前にこれ見よがしに置かれたスイッチを押すだけで後は自動でクリア出来てしまう。 いわゆる「バカでも解ける」問題。いや、作ったやつこそがバカだと言わんばかりの出来映えだ。 「どうだい?難しいだろ? でも解いてもらうぜ」 グラドスが作ってきたテストとは比べ物にならないしょぼさのテストだったが、 軽々と解いてしまうと、ウィートリーは快感に酔いしれていた。 どうやら施設を運営する本体には、テストに関する中毒とそれに伴う快感がセットで搭載されているらしい。 ここでようやく我に帰ったグラドスが意見を述べる。 「パラドックス案は失敗だったようです。危うく私も殺されかけました。 どうやら敵は倫理的矛盾についても、テストの制作についても知識が無いようです。 生き残って、敵の居場所を突き止める事は、さほど難しくないでしょう」 施設爆発まであまり時間は無いが、確かにグラドスのテストに比べれば命の危険は無い。 このまま進めば、じきウィートリーがいる部屋までたどり着けるだろう。 だふぁ、事態を楽観視できたのは、次の部屋に入るまでの事だった。 149 :Portal2:2013/03/20(水) 09 11 31.04 ID uNFDjVS/0 ウィートリーは新たなテスト部屋を製作していた。それを見て、怒り出すグラドス。 「これは! 私が製作したテストです!」 「全部じゃないよ。そこの壁の『TEST』は俺が書いたし」 先程の陳腐なテストとは段違いの難易度と危険性。それは紛れもなく、グラドスが作ったテストだった。 「残念なお知らせがあります。これらは私が製作したテストなので、死亡する可能性があります」 本当に残念なお知らせを発信するグラドス。 ウィートリーはテストを自作する能力がない事を自覚したのか、 次々とグラドスが残したテストをそのままパクり始める。 さらにその様式まで取り入れたのか、主人公を罵倒し始める始末。 「興ざめだね。お前の本気が感じられないと言うかさ。ここからちょっと趣向を変えていこうぜ。 孤児で養子に迎えられた、デブ、デブ、デブ、デブ、デブ、おデブちゃん」 主人公の出生をバカにするウィートリー。そこで、ふいにグラドスが反論した。 「で……?」 「なに?」 「養子の何が問題ですか?」 「だからさ、つまり……まず親が……。いいや、なんでもない……俺の友達にも孤児はいるしな……」 「それによくご覧なさい。この女のどこが太っているというのですか?」 「……オレはマヌケじゃない! いいからテストを……テストをやるんだ!」 150 :Portal2:2013/03/20(水) 09 22 37.41 ID uNFDjVS/0 舌戦では勝ち目が無いと見たか、逆ギレするウィートリー。 何に追いつめられているのか、ウィートリーは徐々に余裕がなくなってきている。 実はこれもグラドスの作戦のうちだったらしい。しかし、相手の動揺を誘う事に何か意味があるのか。 テストを解き、次の部屋へ。すると突然、聞き慣れない音楽が流れだした。呆れた声で呟くグラドス。 「あ、クラシック音楽を流し始めましたね……」 部屋に入ると、スピーカーからわざとらしく、本のページをめくる雑音が響いてくる。 「おっと、ごめん。ごめん。今、本を読んでてさ。俺はマヌケじゃないからな。 今、最後の一冊を読み終えたところだ。マキャベリっていうやつ。 最も難解らしいが、騒ぎ立てる意味が分からないね。内容は完璧に理解したよ」 頭のいいヤツはクラシック音楽を聴きながら、難しい本を読んでいる。 ウィートリーの露骨なまでの知的アピール。 それ自体が却ってマヌケの証明である事に本人は気付いていないらしい。 グラドスはウィートリーに呆れつつ、その身に起こっている異常を主人公に説明し始めた。 「彼が居座っている私の体は、テストに強い陶酔感を感じるように設計されています。 テストをしたいという欲求を抑えようとしても、やがて耐え難いレベルに達します。 私には『科学』という目的があったので問題ありませんが、彼は……」 目的が無いのにテストをしたい。理由もなく暴走を始めているのだと言う。 「彼はわざと誤った選択をするように設計されているのです。 現に今も、この施設の爆発を阻止するために必要な機能を一つ残らず破壊する選択をしています」 151 :Portal2:2013/03/20(水) 09 24 41.19 ID uNFDjVS/0 テスト中もしきりにメインシステムが施設爆破の危険を知らせているのだが、ウィートリーは相手にしない。 そんな中、ウィートリーは面白いものを見つけたと上機嫌で話しかけてくる。 「良いものを見つけたんだ。きっとお前たちもビックリするぜ。楽しみにしてろよ。 二人とも絶対こいつが気に入ると思うぜ。死ぬほど好きになっちゃって……本当に死んじゃえ」 ここにきて、突如、殺意を露にするウィートリー。 被験者が死んでしまえばテストが出来なくなるはずなのに、殺意を隠そうともしない。 ウィートリーの豹変を不審がるグラドス。 「いずれにせよ敵は私たちを殺すつもりのようです。不可解です。 敵は急に浮かれ始めました。一体、何を見つけたというのでしょう? もう時間がありません。次のテストチェンバーで脱出できると思います」 ついに脱出経路を発見したグラドス。 しかし、希望の兆しに浮かれたのも束の間、ウィートリーは思いもよらぬ先手を打っていた。 続く 152 :Portal2:2013/03/21(木) 00 08 08.07 ID iMI3YpP00 145-151の続き ● Portal2 メインストーリー ○ ウィートリーの思いもよらぬ奇襲。 それは一見、テストに見せかけた設備が、実は主人公たちを殺害する処刑場への輸送装置になっていた。 為す術もなく運ばれる主人公を見て、勝ち誇るウィートリー。 「気付いてると思うが、お前はもう用無しだ。ロボットを2体も見つけたんだ。しかもテスト専用のだぜ!」 ウィートリーは、かつてグラドスが人間の代わりに製作していたテスト専用ロボットを発見してしまったらしい。 もはやウィートリーが主人公たちを生かしておく意味は無くなっていた。 処刑場の周囲にはトゲが張り巡らされた鉄板が無数に配置され、主人公を圧殺すべく待ち構えていた。 しかし、やはりマヌケはマヌケ。グラドスも感心するほどの手際を見せながらも詰めが甘い。 僅かな脱出点を発見した主人公は、ポータルガンで無事、窮地からの脱出を果たす。 ウィートリーの監視下から抜け出し、再び裏道を走る主人公。 様々な妨害行為をくぐり抜け、ついにウィートリーとの直接対決の時が近づいていた。 そんな中、グラドスが主人公を諭すように語りかけてくる。 「私にだって分かります……。貴方は私に、力を取り戻させたくないのでしょう。 私が裏切ると思っていますね。状況が異なれば貴方の予測は正しかったでしょう。 科学者たちは私の行動を制限する為、私にいくつものコアを取り付けました。 私にはいつもそのコアたちの声が聞こえてきました。でも今聞こえるのは良心の声です。 しかもおそろしいことに、初めて自分の声で聞こえてくるのです。私はどこかおかしくなったのかもしれません」 153 :Portal2:2013/03/21(木) 00 09 54.06 ID iMI3YpP00 ウィートリーが居座る部屋を目前に、主人公たちはある物を発見した。 それは崩壊したコアの廃棄場だった。 ウィートリーと同じような形状をしたコアが山のように積み上げられ、どれも奇妙な言動をしている。 「崩壊したコアです! これは使えます。このコアを敵に取り付けるのです。 それを数回繰り返せば敵は崩壊し、再びコアの移転が可能になるでしょう」 1の最終決戦でグラドスのコアを次々取り除き、破壊したのとは逆に、 今度は出来損ないのコアをウィートリーに取り付ける事でシステムを崩壊させる、という作戦だった。 ついに対決の時が来た。グラドスも興奮しているようだ。 「貴方が私を敵と見なしても一向に構いません。『復しゅう』という目的は共通しています。 貴方は『復しゅう』したいはずです。さあ、私と一緒に『復しゅう』しましょう」 復讐と復習をかけているのかもしれない。 事実、ウィートリーを倒す方法はこれまでのテストの応用であり、 ここに至るまでテストを解いてきた主人公ならば、簡単な仕掛けに過ぎない。 ついに対面を果たす主人公とウィートリー。 「ようこそ! 俺様の秘密基地へ! コントロールパネルによると、ここは6分以内に木っ端微塵になるらしい。 まぁ、単なる表示ミスだと思うけどね! その前にお前の息の根を確実に止めてやるからな!」 何故か主人公を前にして余裕満面のウィートリーだが、 どうやらかつてグラドスが倒された時の映像を参考に、主人公対策を済ませてきたらしい。 タイムリミットはあと6分。施設爆発までもう時間も無い。 154 :Portal2:2013/03/21(木) 00 11 18.42 ID iMI3YpP00 しかし、やはりウィートリーはマヌケだった。緻密に立てた作戦にも穴がある。 ポータルガンを使って、投擲してくる爆弾を逆にウィートリーにぶつけ、 その隙にグラドスが送ってくる崩壊コアをとりつけていく。 まずは宇宙コア。しきりに宇宙へ行きたがる頭のおかしいコア。 「宇宙! ねェ、宇宙へ行こうヨ。ねえ、レディ。宇宙へ行こうヨ! ウ、う、宇宙ー!」 次に冒険コア。冒険のサポート用に作られたらしく、妙にハードボイルドなコア。 「やあ、美しい嬢ちゃん。冒険ごっこの最中かい? ここは俺に任せな」 最後がデマ知識コア。もっともらしく知識を教えてくるが、どれもデマばかりという変なコア。 「飛行機が発明される以前、空を飛ぶには200ポンドものヘリウムを吸う必要がありました」 いかれたコアを全てを取り付け終わると、ついにメインシステムがウィートリーの異常を検知した。 ついにコアの移転が可能になる。あとは膠着状態解除ボタンを押すだけでグラドスがメインに復帰する。 ところが、ウィートリーはただのマヌケではなかった。 過去の映像から学習し、膠着状態解除ボタンの周囲にはトラップが仕掛けられていたのだ。 トラップで吹き飛ばされる主人公。命こそ助かったが、衝撃で身動きが取る事が出来ない。 ついに施設が崩れ始めた。落ちてくる天井。周囲に立ち上る火災。 タイムリミットは近い。そんな絶体絶命の危機の中、ウィートリーは勝利を確信する。 「お月様に最後の挨拶でもしろよ。もうこれでおしまいなんだからな!」 155 :Portal2:2013/03/21(木) 00 12 32.03 ID iMI3YpP00 崩れ落ちた天井の先には、美しい満月が輝いていた。 満月。月面。月の石。主人公の脳裏に閃きが走った。 ケイブ・ジョンソンの言葉が真実ならば、月のポータルガン伝導率は……。 月に向かって、最後のポータルガンを放つ主人公。 光速で月を目指す弾道。ウィートリーの足下に開けられていた穴が、月面とリンクする。 月面と繋がった穴はたちまち強力な吸引口と化し、周囲の物を吸い込み始めた。 暴風にも似た気流に巻き込まれる主人公とウィートリー。 月面に放り出されるも、なんとかしがみつく主人公にウィートリーは罵声を飛ばす。 「離せ! まだ自分でなんとか出来るって! 離せ! 離すんだ!」 「すでに修正済みです。そして、貴方は戻ってきません」 それはグラドスの死刑宣告だった。 器用にアームを使って、グラドスはウィートリーをシステムから切り離し、宇宙にはじき飛ばした。 そして視界から消えていくウィートリーを見ながら、主人公はついに意識を失ってしまう。 156 :Portal2:2013/03/21(木) 00 14 02.24 ID iMI3YpP00 目を覚ますと、主人公は再びアパチャーサイエンスに戻っていた。 目の前には2体のテスト専用ロボットと、本体を取り戻したグラドスの姿が。 どうやらグラドスはウィートリーを排除しつつ、主人公を助けてくれたらしい。 いつもの無機質な声とは違い、温かな声で主人公の無事を喜ぶグラドス。 「よかった。無事だったのですね。キャロラインでいる間、大切な事を学びました。 私は貴方を宿敵だと思っていましたが、実際は、ずっと親友だったのです。 貴方を救ったとき、強い感情が押し寄せてきました。 そして私は大切な事に気付いたのです。キャロラインは私の中にいるという事に」 グラドスの人工知能のベースとなった人物は、あの秘書のキャロラインだったのだ。 ところが、全てを伝え終えるとシステムが不吉なメッセージを発する。『キャロラインを削除しました』と。 「さようなら、キャロライン。」 グラドスの声が、再び以前のような冷たい声色に戻っている。 「たった今、キャロラインの削除によって貴重な学習をしました。 最も簡単な解決法こそ、ベストな解決法であるという事実です。率直に申し上げますが……」 不穏な空気に身構える主人公。しかし、グラドスは予想外の言葉を発した。 「貴方を殺す事、それは困難です」 157 :Portal2:2013/03/21(木) 00 21 23.94 ID iMI3YpP00 それがグラドスが出した結論だった。 「かつての私は、ただテストを行うだけの存在でした。 誰かに殺されたり、ジャガイモにされたり、鳥に補食される事もなく、幸せな日々でした。 貴方が出没するまでは。貴方という、危険で無口な殺人鬼が出現するまでは」 主人公を殺す事は『ベストではない』 それだけを伝えると、主人公を脱出リフトに載せ、別れの挨拶を告げる。 「楽しかったです。二度と戻ってこないでください」 戸惑う主人公を載せて、リフトはどんどん上昇していく。 グラドスは本当に主人公を開放する気なのか。そこで突如、リフトが止まる。 開いた扉の向こうには4体のタレット。4つのセンサーが主人公を照射する。 主人公は最後の最後でグラドスに騙されたのか? しかし、タレットは主人公に危害を加える素振りを見せない。 それどころか自身を楽器にし、主人公を送り出す為に美しい音楽を奏で始める。 再び上昇するリフト。さらに無数のタレットが同じように楽器となり、壮大なシンフォニーとなっていく。 愛しく、美しい我が子よ。おお、愛しい我が子・chell。 私の愛しい子、さようなら。遠くへ行ってしまうのですね。大切な、大切な我が娘。 それは、母親が愛する娘を送りだす、美しい送迎歌だった。 主人公は孤児で、アパチャーサイエンスに務める職員の養子だった。 ならば、その養母とは一体、誰だったのか。 158 :Portal2:2013/03/21(木) 00 22 45.54 ID iMI3YpP00 一つの答えを胸に、ついにリフトが地上にたどり着く。 重苦しいドアが開くと、美しい青空の下には一面、小麦の草原が見渡す限りに広がっていた。 最後に、餞別とばかりに前作で焼却したコンパニオンキューブ吐き出すと、 出入り口となった扉は主人公の門出を静かに見送っていた。 主人公は、ついにアパチャーサイエンスからの脱出を果たしたのだ。 一方、宇宙。 宇宙へはじき出されたウィートリーは永遠とも思える罰を受けていた。 同じく放り出された宇宙コアと共に宇宙を彷徨うウィートリー。 「全部取り消せたらな。今まで言った事を全部撤回したい。宇宙に取り残されたから言ってるんじゃないぜ。 もしオレが今後、彼女に会う事があったらなんて言うと思う?」 「宇宙に来たんダ」 「真剣に『ごめん』って言う。マジメに謝るよ。The End(おしまいだ)」 Portal2 完 159 :Portal2:2013/03/21(木) 00 24 47.13 ID iMI3YpP00 ○補足キャラ解説● ■主人公 前作から引き続き、今回もアパチャーサイエンスで起こった事件に巻き込まれる。 主人公なのだが、名前がchellである事以外、ほとんど正体は不明。 女性。孤児で養子。『娘を職場に連れてくる日』に居合わせていた以外、ほとんど情報がない。 外伝的漫画によると「優れた能力は無いが、絶対に諦めない」という異常な実験データを残していたらしい。 ■グラドス 前作ラスボスで、今回のメインヒロイン? アパチャーサイエンスの施設を運営、管理する為に作られたAIだったが、 施設内にいた職員を神経毒ガスで皆殺しにし、施設の実権を掌握した。 前作では人命を意に介さない、科学の発展を最優先する悪魔のようなAIだったが、 今作ではその異常な実験意欲が、実は本体の異常によるものだと発覚し、 さらに人格の元になったキャロラインの記憶が戻ると、主人公への態度が軟化した。 本作での異常なテストへの執着も、死ぬ事の無いテスト専用ロボットで解決している。 1同様、2でもEDソングを歌い、主人公への皮肉たっぷりな歌詞を歌い上げているが、 最後に「Now I only want you gone(今はただ消えてくれればいい)」が、 「Now I only want you(今は貴方にそばに居てほしい)」 「gone(行ってしまった)」になっており、屈指のツンデレソングとして愛されている。 ■ウィートリー 暴走の兆しを見せたグラドスの知能を劣化させる為、人類の英知を結集して作られたマヌケコア。 かならず不正解を選ぶ=必ず正解を導き出し、それを回避する事を意味し、 実際にはグラドスより遥かに高性能なのだが、必ず間違った行動を起こす為、意味が無い。 施設の主権を掌握した後は本体の悪影響により人格が豹変。 主人公に牙をむいたものの、宇宙に放り出された後は反省の弁を述べている。 ウィートリー(wheatley)の意味は、小麦の草原。 余談だが、非常に人気の高いキャラで、VGA 2011においてベストキャラクター部門を受賞した。 160 :Portal2:2013/03/21(木) 00 26 27.41 ID iMI3YpP00 ○補足キャラ解説 2● ■ケイブ・ジョンソン 唯我独尊。ワンマン野郎であり、諸悪の根源であるアパチャーサイエンスCEO。 死後も人工知能化こそ失敗したものの、グラドスの本体部分に強い影響を残し、 テスト中毒や人格の凶悪化など、様々な悪影響を及ぼしていた模様。 職員の子供に過ぎなかったはずの主人公が被験者になっている点から、 最終的に自社職員のみならず、その家族までも実験の餌食にしていた疑惑がある。 生きていても迷惑なのに、死して尚、迷惑な人物。 ■キャロライン アパチャーサイエンスCEOの秘書。強い意志を持たず、ケイブ・ジョンソンの言うがままで、 「おい、キャロライン。さようならと言ってやれ」と命令されると、 「さようなら、キャロライン」と言ってしまう、少し天然気味な性格。 そんな性格からか、ケイブ・ジョンソンからの信頼も厚く、グラドスの基本人格としてインプットされる。 主人公の養母であった事を仄めかすシーンがあるが、真相は不明。 162 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/21(木) 01 15 03.62 ID iMI3YpP00 長々と書いてきましたが、これでおしまいです Portal2は本来、パズルゲームであり、 その合間に台詞と僅かなテキストのみでストーリーを展開するタイプのゲームで 実際にはこの長いストーリー(それでもかなり割愛しましたが)と共にゲームとしても非常に濃い作品です 興味を持ってもらえたなら、是非、ゲームの方もプレイしてみてください プレイした人の中には「日本は無機物萌えの後進国であると認めざるを得ない」という言が出るほど 魅力あるキャラクターが沢山出てくるゲームなので、キャラ萌えメインでもオススメです 165 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/21(木) 07 47 21.45 ID YIQW9Joy0 PORTAL2 ED歌詞 Well here we are again また会えましたね It s always such a pleasure 再会は嬉しいものです Remember when you tried to kill me twice? あなた2度も私を殺そうとしましたよね? Oh how we laughed and laughed あのときは笑いが止まりませんでしたね Except I wasn t laughing 私は笑っていませんが Under the circumstances 状況を振り返ると I ve been shockingly nice 自分のやさしさに驚くほどです You want your freedom? Take it 自由がほしいならさあ行きなさい That s what I m counting on それこそ私の希望 I used to want you dead but 殺そうとしたこともあったけど Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい She was a lot like you 彼女はあなたそっくりでした (Maybe not quite as heavy) もう少し軽かったかも Now little Caroline is in here too 今はCarolineも私と一緒 One day they woke me up ある日彼らは私を起こし So I could live forever 永遠の命を与えてくれた 166 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/21(木) 07 48 03.14 ID YIQW9Joy0 It s such a shame the same will never happen to you 残念ながらあなたはいつか必ず死ぬけれど You ve got your short sad life left そう 哀れな つかの間の命 That s what I m counting on それこそ私の希望 I ll let you get right to it さあ さっさとお行きなさい Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい Goodbye my only friend さよならたったひとりのおともだち Oh, did you think I meant you ? え?あなたじゃないですよ That would be funny if it weren t so sad 哀れすぎて笑えません Well you have been replaced あなたの役目はもう終わりです I don t need anyone now 私にはもう誰も必要ない When I delete you maybe あなたを消し去る時はきっと [REDACTED] この悲しみも消えるのかも【編集済み】 Go make some new disaster 別の所であばれて下さい That s what I m counting on それこそ私の希望 You re someone else s problem あなたなんかもう知りません Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい Now I only want you gone... 行ってしまった… 167 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/22(金) 00 54 04.62 ID lVaXyjEg0 Portal2長文なのに読みやすいです!乙でした。 名作の記憶がよみがえるー。 ウィートリ―と言えばマヌケっぷりが愛らしい(以下個人選) 1)部屋同士を通路で接続するのを諦め、力づくで無理やりメリ込ませる「ハッキング(物理)」 2)「AAAAA、AAAAC…あれ、俺さっきAAAABって言ったっけ?」とか言っちゃう総当たりパスワード解析。 3)原子炉の危険を伝えるアナウンスに対して「うるさいな……これでよし」※音声を変更しただけ。 4)最終戦で、Portal無印のグラドス戦を踏まえた何重もの完全防備を披露し主人公を絶望させる。 …のに、最後に「極めつけにミサイル弾だ!(※前作のグラドスの敗因)」とか言っちゃう。 ・・・でも、最序盤の無垢ウィートリーがレールから離脱する際の「頼むから受け止めてくれ」と 最終戦の宇宙へ放り出されそうな極悪ウィートリーの「離すなよ!離すなよ!」が 対比になってるのに気付いた時にはかなり切なくなった。 168 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/22(金) 03 28 08.68 ID Khe44EP70 ウィートリーの「頼むから受け止めてくれ」はライ麦畑で捕まえて「キャッチャー・イン・ザ・ライ」のもじりも入ってる グラドスの「cake is a lie」とかけてる
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1640.html
Portal 2 part65-121~127,132~136,138~143,145~160,162,165~168 121 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 07 56 52.93 ID ETx6DPpK0 ● Portal2 メインストーリー ○ 前作同様、照射したA点とB点を距離など無関係に繋げてしまうミラクル銃、 『ポータルガン』を開発している無人の科学施設・アパチャーサイエンスが物語の舞台。 前作ラストでテスト大好き鬼畜AI・グラドスを破壊し、施設から脱出したはずの主人公(♀)だったが、 どうやらあの後にすぐに捕まり、再びコールドスリープで眠らされてしまったらしい。 それから数百年以上あと、ようやく主人公が目を覚ますと、 アパチャーサイエンス内部はボロボロに崩れ、「被験者は避難しろ」という主旨の警報が鳴り響いていた。 戸惑う主人公に突如、頭上から話しかけてくるロボットが。 彼の名はウィートリー(見た目は『ガンダム』のボールみたいな、青い目をした球形ロボット)。 このコールドスリープ施設を管理していたらしく、主人公に一緒に逃げるよう催促してくる。 ロボットのくせに妙にひょうきんで、移動中でも休む事なく喋りまくる。 どこかマヌケな彼を道連れに、道中、ポータルガンを入手しつつ、主人公は施設からの脱出を図る。 122 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 07 59 28.14 ID ETx6DPpK0 ポータルガンを駆使して懐かしのポータル実験施設を進んでいく主人公。 施設内の録音アナウンスは、あのグラドスの声ではなく、聞き慣れない男性のものになっていたが、 「この施設はたとえ人類が滅びようとも、電圧が1.1ボルト以下になろうが稼働する」などなど、 相も変わらず、ロクでもない事しか言わないので無視して進む。 脱出用ポッドがある部屋へ向かっている最中、いきなりウィートリーがビビり出した。 その先には、かつて悪魔のように施設を管理していた鬼畜AI・グラドスが鎮座していた部屋があったが、 中に入ってみると、主人公が破壊したグラドスの残骸がそこらに散らかっているだけだった。 どうやらウィートリーも恐ろしいグラドスが何者かに破壊された事は知っていたようだが、 それをやった人間が主人公その人である事は知らないらしい。 再び調子に乗るウィートリーと共に、ついに脱出ポッドがある部屋にたどり着いた。 部屋一杯にスイッチがあり、どれを押していいか分からないが、この中に該当するスイッチがあるらしい。 ウィートリーは「脱出ポッド以外のスイッチには絶対に触れるなよ!」と注意を飛ばす。 ところが、ウィートリーは自分で言った端からうっかり無関係なスイッチに手を伸ばし、ONにしてしまう。 しかも、それはよりによってグラドスを再起動させてしまうスイッチだった。 慌てる主人公とウィートリー。しかし、後ろでは既にグラドスの残骸が動きだしていた。 ウィートリーがハッキングを試みるが、時既に遅し。瞬く間にグラドスは完全復活してしまう。 「あら、あなたでしたか。随分、お久しぶりですね。お元気でしたか? 私は多忙でした。死んでいるのも楽ではありません。なにしろ貴方に殺されたので」 123 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 01 26.92 ID ETx6DPpK0 グラドスはウィートリーをつまみ上げると、そのままゴミのように放り捨てる。 一方、前回の意趣返しとばかりに、かつてグラドスを叩き込んだ焼却炉へ投げ込まれる主人公。 「以前の事は水に流してあげましょう。科学の為です。この人でなし」 幸い、炉の火は消えているので無事に済んだが、 明らかにブチ切れているグラドスは主人公にテストを強要する。 なんでもグラドスには本人も知らないブラックボックスな緊急保存機能がついていたらしく、 主人公に倒された後、数百年も自分が死ぬ映像を見せられ続けていたらしい。 グラドスは主張する。 本来、このような扱いを受ければ誰でも『復しゅう』を果たそうとするだろう。 しかし、私は寛大な心で許してあげます。だから代わりにテストの続きをやりましょう。 一見して穏やかだが、激怒するグラドスは最後にこう付け加えた。「あなたの残り人生、全てで」 124 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 02 51.95 ID ETx6DPpK0 こうして、地獄のようなポータルテストが再開された。 『殺傷性の高いレーザー光線と被験者を同じ部屋に閉じ込める実験』などは、まだ序の口。 前作からお馴染み、愛くるしい見た目や少女のような可愛らしい口調とは裏腹に、 目の前の人間は皆、その銃口で蜂の巣にしてしまう恐怖の愛玩殺戮兵器・タレットも投入。 文字通り、命を賭けたテストを強いられる主人公。 そんな主人公に対し、「悪臭を放ちながら突っ立っているゴミがいます」 「貴方は孤児でした。貴方の母親は子供を玄関先に捨てるような人間です」 「よく出来ました。しかし、資料には貴方は酷い人間だと書いてあります」等、 ドM歓喜の言葉責めを繰り出してくるグラドス。 しかし、数々の嫌がらせを繰り広げながらも、グラドスは主人公に手を出そうとはしない。 やはり前回同様、主人公殺害よりもポータルテストを最優先事項として行動しているらしい。 逆に言えば、テストをこなしている間は主人公をいきなり殺すような事はしないはず。 逆襲の機会を窺いつつ、グラドスが繰り出す無理難題なテストをこなしていく主人公。 125 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 03 56.85 ID ETx6DPpK0 テストの最中、グラドスは突如、被験者リストの中に主人公と同じ名字の男女を見つけたと言う。 更にグラドスは、頑張る主人公の為にサプライズを用意した、と嬉しそうに語り、 何でも孤児だった主人公がずっと会えていない人物に関係している、と意味深なことを言う。 グラドスのサプライズなど嫌な予感しかしないが、今度は別に良いサプライズも用意されていた。 なんとあの時、死んだと思っていたウィートリーが生きていたのだ。 グラドスの監視から逃れ、施設の隙間を這い回り、脱出の糸口を探してくれるのだと言う。 マヌケな彼に一縷の望みを託し、主人公は更なる過酷なテストに身を投じていく。 すると、次の部屋に入った途端、照明が消された。 ついにサプライズの時が来た。 グラドスは無機質な声でカウントダウンを始める。3、2、1。 「サプライズ!」 126 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 05 29.43 ID ETx6DPpK0 再び照明で照らされる室内。 しかし、そこには誰もいない。頭上から粗末な紙吹雪が舞っていた。 どうやら両親と思しき人物が見つかったという事自体が嘘だったらしい。 「驚きましたか? ちなみに貴方の両親は貴方になんか全然会いたくありません」 主人公が脱力する暇もなく、テストを解くと、グラドスは両親に電話をかけるフリをする。 「プー、プー。おかけになったご両親は貴方を愛しておりません」 グラドスの煽りに耐えながら、ついにテストも終盤に近づいてきた。 「テストの最後には本物のサプライズも用意しています。美味しいお菓子もありますよ」 前作ラストで「美味しいケーキを上げます」と言って焼却炉へ放り込もうとした前科がある。 まったく信用できないグラドスの約束に辟易していると、突如、部屋の電源が落ちた。 127 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/16(土) 08 07 13.49 ID ETx6DPpK0 室内が暗闇に包まれた。グラドスも慌てている。いつもの嫌がらせではないらしい。 そして頭上から別の声が聞こえる。なんと電源を落としてくれたのはウィートリーだった。 ウィートリーが開けてくれた裏道から脱出する主人公。 しかし、やはりグラドスを倒さない限り、地表には出られないらしい。 ウィートリーは珍しく頭を働かせ、グラドスの武器である神経毒ガス噴出装置、 そしてあのタレットを製造不能にする事で、グラドスを無力化しようと提案してきた。 もはや他に道は無い。ウィートリーが照らし出す道を、主人公は振り返る事なく走り出した。 132 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 15 03.54 ID VJTmJ3qC0 121-127からの続き ● Portal2 メインストーリー ○ ウィートリーと共にタレット製造ラインに潜入した主人公。 どうやらタレットの中には欠陥品も多いらしく、 品質チェックの段階でかなりの欠陥タレットが廃棄されている。 そこで、主人公は品質チェックのテンプレートに使用されている正常なタレットを どうしようもない欠陥タレットと入れ替える事で、 タレット製造ラインを欠陥タレット製造ラインに置き換える事に成功する。 次に神経毒ガス噴出装置を止めるべく、走り出した主人公だったが、 その途中で奇妙な部屋を通りがかる。 そこには『娘を職場に連れてくる日』と書かれた弾幕が張られてあり、 どうやらかつてアパチャーサイエンス職員の子供を職場に招くイベントがあった名残らしい。 そこには子供が作ったと思われる、ジャガイモによる粗末な電池なども展示してあったが、 その中にひときわ異常な展示物を発見する。 それは巨大なジャガイモだった。まるで大樹のように根を張り、そびえ立っている。 更によく調べてみると、なぜか展示ボードには主人公の名前が記されてあった。 孤児であるはずの主人公の名前がなぜここに? 主人公は職員の養子だったのか? 疑問は深まるばかりだが、このままここに留まっていても仕方ないので奥を目指す。 133 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 16 28.13 ID VJTmJ3qC0 ついに神経毒ガス装置の管理室に潜り込んだ主人公。 ウィートリーはマヌケなハッキング方法を披露してくれたりと全く役に立たないが、 主人公はレーザー光線とポータルガンを駆使し、装置に繋げられた神経毒ガス管を切断。 見事、グラドスの武器を無力化する事に成功する。 その時だった。ガス圧の異変で開いた穴が周囲のものを吸い込み始め、 主人公とウィートリーも巻き込まれてしまう。 だが不幸中の幸いか、吸い込まれた穴の先はグラドスの元へ直通らしい。 このまま直接対決を、と意気込むウィートリーだったが、途中の岐路で主人公とはぐれてしまう。 単身でグラドスに立ち向かう事を余儀なくされる主人公。 しかし、逆にグラドスの罠にかかり、ガラス張りの部屋に閉じ込められてしまう。 閉じ込めた主人公を前に、即座に殺害を決断するグラドス。 「今回はポータルガンより強力な兵器を所持していますか? 所持していないなら「生きている」クラブ会長の座から即座に退任する事になりますよ」 ところが、タレットを配置するがどれも欠陥品。主人公を殺すどころか暴発してガラスが割れてしまう。 さらに神経毒ガスも使えない状況に驚くグラドス。 「貴方の仕業ですね。憎いです。貴方が」 主人公とグラドス。どちらもそのまま打開策がなく、しばし膠着状態に陥ってしまう。 134 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 18 23.79 ID VJTmJ3qC0 そこへ別ルートからやってきたウィートリーが転がり落ちてくる。 今更、役立たずのマヌケが増えた所でどうしようもない。 しかし、施設のシステムが思いもよらぬメッセージを発信した。 「セントラルコアに異常を確認。代替コアの存在を検知。 コアの移転を開始するには代替コアを受容器においてください」 なんとウィートリーは、グラドスに取って代わる事が出来る代替コアだった。 主人公が施設をかき回したお陰で、システムはグラドスがエラーを起こしたと判断したらしい。 一悶着の末、主人公はウィートリーを代替コアとして適用する事に成功。 グラドスをその座から引きずり下ろし、システムを掌握するウィートリー。 「うっひゃー! オレを見てみろよ! やったぜ、この施設を牛耳る事が出来るぞ!」 グラドスはコアのみの状態で放り出され、文字通り、手も足も出せない状態。 ついに決着がついたかに思われた、その時だった。 「ああ! そうだった。脱出リフトだな。すぐに呼んでやるよ。ほら、呼んだぜ!」 ウィートリーは施設を掌握した全能感に酔いしれながら、主人公の為に脱出リフトを用意しようとする。 「最高だ! 本当に最高だ! 見ろよ、俺は今、全知全能だ! 最高だぜ、このボディは!」 いつもより更に高いテンションで、はしゃぎまわるウィートリー。 しかし、その動きがピタリと止まった。 「……ここから出る必要がどこにある? この最高の気分が分かるか? 俺がやったんだ。このウィートリー様がな!」 135 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 21 30.16 ID VJTmJ3qC0 どうもウィートリーの様子がおかしい。そんな彼に、動けないグラドスがよせばいいのに挑発する。 「あなたがやったんじゃない。全て主人公の功績でしょう」という、至極真っ当な指摘に怒りだすウィートリー。 ウィートリーはグラドスのコアをつまみ上げると、その場で改造を施し、 なんとグラドスを先程の部屋にあった子供の実験玩具・ジャガイモ電池と合体させてしまう。 見るも無惨な姿に変えられてしまったグラドス。しかし、それでも反論をやめようとしない。 仕返しのつもりなのか、グラドスはウィートリーに関する事実を暴露する。 「私は貴方の事を知っています。エンジニアたちは私を弱体化させる為にあらゆる手段を尽くしてきました。 そしてある日、彼らは私に知能鈍化スフィアを取り付けました。 それは腫瘍のように寄生し、程度の低いアイデアを次々と生み出しました。貴方の声でした。 そう、腫瘍は貴方です。ただのマヌケではありません。マヌケになるべく作られた存在なのです。 貴方は私の知能を低下させる為に作られたマヌケ野郎です!」 「違う! 俺はマヌケじゃない!」 衝撃の事実に激怒するウィートリー。感情のままに主人公とグラドスに牙を向き、 うっかり主人公とグラドスを施設の地下よりも地下、更にその地中深くまで叩き落してしまう。 地下施設の最下層へ落ちていく主人公とグラドス。落下中、グラドスが話しかけてくる。 「どうも、気分はどうですか? 私はポテトっぽい気分です。 暇ですね。凄まじい速度で落下している訳ですが、特にする事も無いので有益な情報を伝えましょう。 彼はただのマヌケではありません。世紀の逸材たちが知恵を絞り、 『史上最高のマヌケを作る』という明確な目的で生み出した産物です。 貴方はさっき、そのマヌケに施設の管理を託したのです」 自らの犯したミスに衝撃を受ける暇もなく、最下層に到着する主人公。 履いている衝撃吸収ブーツのお陰で怪我こそ無かったものの、グラドスが鳥に連れ去られてしまう。 最下層の雰囲気はこれまでの整然とした施設とは違い、薄暗く老朽化して、あちこちが激しく痛んでいた。 しかも周囲のものを調べてみると、どうやらこの場所はアパチャーサイエンス創業当時から存在していたようだ。 主人公はここでアパチャーサイエンスの歴史と真実を目撃する事になる。 136 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/17(日) 10 23 34.84 ID VJTmJ3qC0 今回はここまで。ようやく半分くらいです。結構ストーリーは長め あと注意し忘れたんですが、リクはPC版の方でしたが自分が書いてるのは和訳がついているPS3版です 138 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 17 09.58 ID spFCfv3i0 132-135からの続き ● Portal2 メインストーリー ○ この施設からの脱出を果たすべく、再び地上を目指す主人公。 その道中、放置された資料や当時そのままに捨て置かれた部屋などを見ていく内、 この階層に残された建築物が、大昔、かつてアパチャーサイエンスの大元であった研究施設である事を知る。 全ての諸悪の根源は、アパチャーサイエンスCEO・ケイブ・ジョンソンという一人の男。 この男は科学に魂を売り渡した独裁者で、子供が思いつくような発明で命を奪う、悪魔のような発想の持ち主だった。 周囲の制止も聞かず、日に1000件以上の人体実験を行い、科学の発展の為、人命を弄んだ記録が残っている。 被験者に血液をガソリンに変えるレーザーを照射する。被験者にカマキリのDNAを注入してカマキリ人間を作る。 ハガキ大サイズのマイクロチップを被験者の脳に無許可で埋め込む。彼が行った非人道的実験は枚挙に暇がない。 さらに優秀な被験者を手に入れるべく、一流スポーツ選手や宇宙飛行士まで拉致してきたというから驚きだ。 科学の礎になるなら死んでも構わないと言わんばかりの所行には、流石に内部から批判の声も出ていたようだが、 ケイブ・ジョンソンはそれらの意見を一蹴し、怒鳴り散らすばかり。 そうした性格からか、彼の女性秘書を務めるキャロラインは言われた事に素直に従う、従順な人物だったようだ。 139 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 18 56.35 ID spFCfv3i0 途中、鳥に攫われたグラドスを発見。ジャガイモなのでしきりに鳥についばまれている。 「どうも。貴方は惨殺の達人です。どうかこの鳥を……痛っ! 惨殺してください。 痛! 痛い! 待って。謝ります。この鳥を殺していただければ他の事は水に流します。恨みっこ無しです」 仕方なく鳥を追い払うと、どうやら事態は思っていた以上に深刻な状況に陥っていたようだ。 先程から度々、施設全体が不規則な振動で揺れていたのだが、 グラドスの話によると、ウィートリーはそのマヌケポテンシャルを遺憾なく発揮し、 あと数時間で原子炉が暴発。施設全体が吹き飛ぶ大惨事を、当人は無自覚で引き起こそうとしているらしい。 それを止めるには、このグラドスを再びあの場所へ戻すしかない。 まったく信用できないが、成功した暁には主人公を開放し、地上へ送り出す事を約束する。 「裏なんかありません。このジャガイモの発電量は1.1Vです。貴方に嘘をつくほどの電力はありません。 たとえ嘘だったとしても、いずれ貴方は死ぬので同じ事です」 かくして主人公と前作ラスボスの夢のタッグが実現。……といえば聞こえは良いが、 グラドスは1.1Vのジャガイモ電池なので大した事は出来ないらしい。 複雑な事を考えるとフライドポテトになるらしく、まともなサポートは期待出来そうにない。 さらに道中、聞こえてきた録音メッセージが彼女を狂わせる。 140 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 21 26.28 ID spFCfv3i0 それはケイブ・ジョンソンの声だった。 どうやら宇宙飛行士を拉致した事件で検察からあやうく立件されかけたらしく、 当時のアパチャーサイエンスは被験者に妥協し、道端のホームレスを雇用して人体実験を再開したらしい。 その実験の過酷さにも関わらず、報酬はわずか60ドル。しかもクーポン券だと言うのだから恐ろしい限りだ。 クーポン券受け渡しについて、ケイブ・ジョンソンは近くにいたキャロラインに指示を出す。 その時だった。 「はい、ミスタージョンソン」 「はい、ミスタージョンソン」 なぜか、録音メッセージに収録されたキャロラインの返答と、同じように返事をしてしまうグラドス。 グラドス本人も無意識に発したらしく、自らの発言にパニックを起こし、オーバーヒートしてしまう。 それからもグラドスはケイブ・ジョンソンとキャロラインの肖像画を見て、 何かを思い出そうとしているのだが、やはり成果は芳しくない。 そんな中、一羽の鳥が飛来する。絶叫するグラドス。 「鳥です! 殺してください! 鳥は邪悪です! ……どこかへ行きました。命拾いしましたね。鳥が」 必死に取り繕った所でバレバレなのだが、完全に鳥がトラウマになってしまったらしい。 踏んだり蹴ったりのグラドスだが、しばらく考え事をしたい、と言って沈黙してしまう。 141 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 22 47.54 ID spFCfv3i0 またまたケイブ・ジョンソンの録音メッセージが響く。 しかし、その声はどこか精彩を欠いている。途中、何度も咳き込み、体調が優れない様子だった。 ケイブ・ジョンソンはホームレスたちでは満足のいく結果が得られなかったとして、 ついに自社の従業員を人体実験の被験者として使いだしたらしい。 お陰で離職者が相次いでいるらしいが、当然と言えば当然だろう。心無しか、セリフも愚痴っぽい。 さらに700万ドルの大金を投じて月の石を買い求め、経理部の人間を激怒させたようだ。 しかし買ってしまえばこちらのもの、と言い切るケイブ・ジョンソン。 どうやら月の石はポータルガンの伝導率が異常に高いらしく、お陰で実験は更なる飛躍的進歩を見せたらしい。 だが、その代償も大きかった。月の石に含まれる毒素がケイブ・ジョンソンの身体を蝕み、 不治の病を患って、余命幾ばくもない状態らしかった。 しかし「レモンを与えられたならレモネードを作れば良い。常にプラス思考で科学の追究をするのだ」と豪語する。 かと思えば、次の録音メッセージでは、 「レモンを与えられたからと言ってレモネードを作ってはならない! そんなもの突き返してやれ!」と激怒。 「私を誰だと思っている!」だの、「可燃性レモンを開発して貴様の家を焼き尽すぞ!」だの、 本当にロクでもない事をわめき散らしているのだが、なぜかグラドスがその言葉に反応し、 「その通りです!」「貴方は素晴らしい!」「それは人が持つ当然の願望です!」と、興奮した様子で相づちを打つ。 142 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/19(火) 10 23 37.71 ID spFCfv3i0 さらにケイブ・ジョンソンは思いもよらぬ計画を打ち明ける。 どうやら彼は人間の頭脳を人工知能化する技術に着目し、研究を進めているらしい。 そこで自分の死後はキャロラインの頭脳を人工知能化し、自らに代わってこの施設を運営させるように申し付ける。 「おそらく彼女は無理だと拒むだろう。それでもやらせるのだ……私のコンピューターに押し込んででもな」 そこで録音メッセージが終了する。これ以降、ケイブ・ジョンソンは本編に登場しない。 アパチャーサイエンスに死後のスピーチが残っている事から人工知能化は行われたようだが、 音声の乱れが激しく、不完全な状態であった為、完全な移植には失敗したと思われる。 それを聞き終えて、何を理解したのか、グラドスは「さようなら」と呟く。 しかし、それ以上は何も語ろうとはしなかった。グラドスは一体、何者はなのか。 145 :Portal2:2013/03/20(水) 09 01 08.09 ID uNFDjVS/0 138-142の続き ● Portal2 メインストーリー ○ 最下層からこつこつ登り詰め、ついにウィートリーがいる階層に近づいてきた。 しかし、グラドスの計算ではウィートリーに勝てる確率は100万分の1程度に過ぎないと言う。 「それでも怒るのです。どうせ爆発するならプライドを爆発させましょう」 無責任な煽りに辟易しながら道を進んでいると、グラドスがふいに閃いた。 どうやら脇に貼ってあった注意書きを見て、ウィートリーに対抗する秘策を思いついたらしい。 その名も『パラドックス』 それは文章の矛盾を検証しようとすると必ず壊れてしまう、 AIならば避けられない欠陥であり、弱点だった。 そんな攻撃を仕掛けてグラドス本人は大丈夫なのか疑問だが、考えなければ、たぶん問題はないらしい。 微妙な作戦ではあったが、とにかくウィートリーに対する案は見つかった。 主人公はウィートリーと決着を付けるべく、再び元いたアパチャーサイエンス施設内へと足を踏み入れた。 146 :Portal2:2013/03/20(水) 09 04 18.98 ID uNFDjVS/0 とうとうここまでやってきた。豹変してしまったウィートリーとの接触に緊張が走る。 しかし、ディスプレイの向こうにいるウィートリーは主人公たちの来訪に気付かず、 自分で作り出した奇形タレットたち相手にを怒鳴り散らしていた。 それは奇妙な光景だった。 まるでグラドスがやっていたように、ウィートリーはタレットたちに自分が作ったテストを解かせていた。 しかし、思うような結果が得られず、かれこれ十数時間も簡単なテストをクリア出来ず、業を煮やしていたらしい。 そこで、ようやくディスプレイの向こうにいたウィートリーは主人公たちの存在に気付いた。 無防備なウィートリーとの対面。まさに今が好機だった。 グラドスはすかさずウィートリーに向けて、『パラドックス』を仕掛ける。 「そこのマヌケ。いよいよパラドックスの時間です。 『この、文は、誤り、である』 ……考えてはいけない、考えてはいけない、考えてはいけない」 『この文は誤りである』 もし、この文が真実であるなら、この文が誤りである事になってしまい、真実になってしまい、誤りになってしまう。 もし、この文が誤りであるなら、この文は真実である事になってしまい、誤りになってしまい、真実になってしまう。 この設問に正解は存在せず、考えれば考えるほどに無限に問題が繰り返されてしまう仕組みになっていた。 147 :Portal2:2013/03/20(水) 09 06 24.67 ID uNFDjVS/0 仕掛けたグラドス本人も、必死に考えないよう気をつけながらウィートリーにパラドックスを仕掛ける。 周囲にいた奇形タレットたちはいずれも『パラドックス』を聞いてしまったせいで機能停止に陥っている。 しかし、ウィートリーは思いもよらぬ回答を示した。 「うーん。俺は○を選ぶ。フン、楽勝じゃねえか」 「これはパラドックスです! 解答は存在しません!」 「えーっと、じゃあ、×を選ぶ」 なんと、ウィートリーに『パラドックス』は通用しなかった。 人類の英知を結集して作られた史上最高のマヌケは、グラドスの予想を遥かに上回る性能を誇っていた。 どうやらかつて同様の実験をくぐり抜けていたらしく、 「どっかで聞いた事あんだよなぁ、その質問」と平気な様子でへらへらしている。 そんな事はどうでもいいとばかりに 主人公たちの来訪をむしろ歓迎していると言った様子で出迎えるウィートリー。 「実は今、被験者が足らなくってさ。ちょうど良かったよ。このボディがどんなか想像つかないだろ? テストをしてないと……ムズムズする。きっとシステムにガチガチに固定されたコマンドなんだろうな。 ああっ! でもテストは……生きた人間じゃなきゃ! テスト……テストしないと!」 148 :Portal2:2013/03/20(水) 09 10 03.42 ID uNFDjVS/0 ウィトリーは狂ったように自作テストを解くよう、主人公に強要する。 抵抗する手段も無く、やむなく誘導された部屋へ赴く主人公。 それはとても粗末なテストだった。 目の前にこれ見よがしに置かれたスイッチを押すだけで後は自動でクリア出来てしまう。 いわゆる「バカでも解ける」問題。いや、作ったやつこそがバカだと言わんばかりの出来映えだ。 「どうだい?難しいだろ? でも解いてもらうぜ」 グラドスが作ってきたテストとは比べ物にならないしょぼさのテストだったが、 軽々と解いてしまうと、ウィートリーは快感に酔いしれていた。 どうやら施設を運営する本体には、テストに関する中毒とそれに伴う快感がセットで搭載されているらしい。 ここでようやく我に帰ったグラドスが意見を述べる。 「パラドックス案は失敗だったようです。危うく私も殺されかけました。 どうやら敵は倫理的矛盾についても、テストの制作についても知識が無いようです。 生き残って、敵の居場所を突き止める事は、さほど難しくないでしょう」 施設爆発まであまり時間は無いが、確かにグラドスのテストに比べれば命の危険は無い。 このまま進めば、じきウィートリーがいる部屋までたどり着けるだろう。 だふぁ、事態を楽観視できたのは、次の部屋に入るまでの事だった。 149 :Portal2:2013/03/20(水) 09 11 31.04 ID uNFDjVS/0 ウィートリーは新たなテスト部屋を製作していた。それを見て、怒り出すグラドス。 「これは! 私が製作したテストです!」 「全部じゃないよ。そこの壁の『TEST』は俺が書いたし」 先程の陳腐なテストとは段違いの難易度と危険性。それは紛れもなく、グラドスが作ったテストだった。 「残念なお知らせがあります。これらは私が製作したテストなので、死亡する可能性があります」 本当に残念なお知らせを発信するグラドス。 ウィートリーはテストを自作する能力がない事を自覚したのか、 次々とグラドスが残したテストをそのままパクり始める。 さらにその様式まで取り入れたのか、主人公を罵倒し始める始末。 「興ざめだね。お前の本気が感じられないと言うかさ。ここからちょっと趣向を変えていこうぜ。 孤児で養子に迎えられた、デブ、デブ、デブ、デブ、デブ、おデブちゃん」 主人公の出生をバカにするウィートリー。そこで、ふいにグラドスが反論した。 「で……?」 「なに?」 「養子の何が問題ですか?」 「だからさ、つまり……まず親が……。いいや、なんでもない……俺の友達にも孤児はいるしな……」 「それによくご覧なさい。この女のどこが太っているというのですか?」 「……オレはマヌケじゃない! いいからテストを……テストをやるんだ!」 150 :Portal2:2013/03/20(水) 09 22 37.41 ID uNFDjVS/0 舌戦では勝ち目が無いと見たか、逆ギレするウィートリー。 何に追いつめられているのか、ウィートリーは徐々に余裕がなくなってきている。 実はこれもグラドスの作戦のうちだったらしい。しかし、相手の動揺を誘う事に何か意味があるのか。 テストを解き、次の部屋へ。すると突然、聞き慣れない音楽が流れだした。呆れた声で呟くグラドス。 「あ、クラシック音楽を流し始めましたね……」 部屋に入ると、スピーカーからわざとらしく、本のページをめくる雑音が響いてくる。 「おっと、ごめん。ごめん。今、本を読んでてさ。俺はマヌケじゃないからな。 今、最後の一冊を読み終えたところだ。マキャベリっていうやつ。 最も難解らしいが、騒ぎ立てる意味が分からないね。内容は完璧に理解したよ」 頭のいいヤツはクラシック音楽を聴きながら、難しい本を読んでいる。 ウィートリーの露骨なまでの知的アピール。 それ自体が却ってマヌケの証明である事に本人は気付いていないらしい。 グラドスはウィートリーに呆れつつ、その身に起こっている異常を主人公に説明し始めた。 「彼が居座っている私の体は、テストに強い陶酔感を感じるように設計されています。 テストをしたいという欲求を抑えようとしても、やがて耐え難いレベルに達します。 私には『科学』という目的があったので問題ありませんが、彼は……」 目的が無いのにテストをしたい。理由もなく暴走を始めているのだと言う。 「彼はわざと誤った選択をするように設計されているのです。 現に今も、この施設の爆発を阻止するために必要な機能を一つ残らず破壊する選択をしています」 151 :Portal2:2013/03/20(水) 09 24 41.19 ID uNFDjVS/0 テスト中もしきりにメインシステムが施設爆破の危険を知らせているのだが、ウィートリーは相手にしない。 そんな中、ウィートリーは面白いものを見つけたと上機嫌で話しかけてくる。 「良いものを見つけたんだ。きっとお前たちもビックリするぜ。楽しみにしてろよ。 二人とも絶対こいつが気に入ると思うぜ。死ぬほど好きになっちゃって……本当に死んじゃえ」 ここにきて、突如、殺意を露にするウィートリー。 被験者が死んでしまえばテストが出来なくなるはずなのに、殺意を隠そうともしない。 ウィートリーの豹変を不審がるグラドス。 「いずれにせよ敵は私たちを殺すつもりのようです。不可解です。 敵は急に浮かれ始めました。一体、何を見つけたというのでしょう? もう時間がありません。次のテストチェンバーで脱出できると思います」 ついに脱出経路を発見したグラドス。 しかし、希望の兆しに浮かれたのも束の間、ウィートリーは思いもよらぬ先手を打っていた。 続く 152 :Portal2:2013/03/21(木) 00 08 08.07 ID iMI3YpP00 145-151の続き ● Portal2 メインストーリー ○ ウィートリーの思いもよらぬ奇襲。 それは一見、テストに見せかけた設備が、実は主人公たちを殺害する処刑場への輸送装置になっていた。 為す術もなく運ばれる主人公を見て、勝ち誇るウィートリー。 「気付いてると思うが、お前はもう用無しだ。ロボットを2体も見つけたんだ。しかもテスト専用のだぜ!」 ウィートリーは、かつてグラドスが人間の代わりに製作していたテスト専用ロボットを発見してしまったらしい。 もはやウィートリーが主人公たちを生かしておく意味は無くなっていた。 処刑場の周囲にはトゲが張り巡らされた鉄板が無数に配置され、主人公を圧殺すべく待ち構えていた。 しかし、やはりマヌケはマヌケ。グラドスも感心するほどの手際を見せながらも詰めが甘い。 僅かな脱出点を発見した主人公は、ポータルガンで無事、窮地からの脱出を果たす。 ウィートリーの監視下から抜け出し、再び裏道を走る主人公。 様々な妨害行為をくぐり抜け、ついにウィートリーとの直接対決の時が近づいていた。 そんな中、グラドスが主人公を諭すように語りかけてくる。 「私にだって分かります……。貴方は私に、力を取り戻させたくないのでしょう。 私が裏切ると思っていますね。状況が異なれば貴方の予測は正しかったでしょう。 科学者たちは私の行動を制限する為、私にいくつものコアを取り付けました。 私にはいつもそのコアたちの声が聞こえてきました。でも今聞こえるのは良心の声です。 しかもおそろしいことに、初めて自分の声で聞こえてくるのです。私はどこかおかしくなったのかもしれません」 153 :Portal2:2013/03/21(木) 00 09 54.06 ID iMI3YpP00 ウィートリーが居座る部屋を目前に、主人公たちはある物を発見した。 それは崩壊したコアの廃棄場だった。 ウィートリーと同じような形状をしたコアが山のように積み上げられ、どれも奇妙な言動をしている。 「崩壊したコアです! これは使えます。このコアを敵に取り付けるのです。 それを数回繰り返せば敵は崩壊し、再びコアの移転が可能になるでしょう」 1の最終決戦でグラドスのコアを次々取り除き、破壊したのとは逆に、 今度は出来損ないのコアをウィートリーに取り付ける事でシステムを崩壊させる、という作戦だった。 ついに対決の時が来た。グラドスも興奮しているようだ。 「貴方が私を敵と見なしても一向に構いません。『復しゅう』という目的は共通しています。 貴方は『復しゅう』したいはずです。さあ、私と一緒に『復しゅう』しましょう」 復讐と復習をかけているのかもしれない。 事実、ウィートリーを倒す方法はこれまでのテストの応用であり、 ここに至るまでテストを解いてきた主人公ならば、簡単な仕掛けに過ぎない。 ついに対面を果たす主人公とウィートリー。 「ようこそ! 俺様の秘密基地へ! コントロールパネルによると、ここは6分以内に木っ端微塵になるらしい。 まぁ、単なる表示ミスだと思うけどね! その前にお前の息の根を確実に止めてやるからな!」 何故か主人公を前にして余裕満面のウィートリーだが、 どうやらかつてグラドスが倒された時の映像を参考に、主人公対策を済ませてきたらしい。 タイムリミットはあと6分。施設爆発までもう時間も無い。 154 :Portal2:2013/03/21(木) 00 11 18.42 ID iMI3YpP00 しかし、やはりウィートリーはマヌケだった。緻密に立てた作戦にも穴がある。 ポータルガンを使って、投擲してくる爆弾を逆にウィートリーにぶつけ、 その隙にグラドスが送ってくる崩壊コアをとりつけていく。 まずは宇宙コア。しきりに宇宙へ行きたがる頭のおかしいコア。 「宇宙! ねェ、宇宙へ行こうヨ。ねえ、レディ。宇宙へ行こうヨ! ウ、う、宇宙ー!」 次に冒険コア。冒険のサポート用に作られたらしく、妙にハードボイルドなコア。 「やあ、美しい嬢ちゃん。冒険ごっこの最中かい? ここは俺に任せな」 最後がデマ知識コア。もっともらしく知識を教えてくるが、どれもデマばかりという変なコア。 「飛行機が発明される以前、空を飛ぶには200ポンドものヘリウムを吸う必要がありました」 いかれたコアを全てを取り付け終わると、ついにメインシステムがウィートリーの異常を検知した。 ついにコアの移転が可能になる。あとは膠着状態解除ボタンを押すだけでグラドスがメインに復帰する。 ところが、ウィートリーはただのマヌケではなかった。 過去の映像から学習し、膠着状態解除ボタンの周囲にはトラップが仕掛けられていたのだ。 トラップで吹き飛ばされる主人公。命こそ助かったが、衝撃で身動きが取る事が出来ない。 ついに施設が崩れ始めた。落ちてくる天井。周囲に立ち上る火災。 タイムリミットは近い。そんな絶体絶命の危機の中、ウィートリーは勝利を確信する。 「お月様に最後の挨拶でもしろよ。もうこれでおしまいなんだからな!」 155 :Portal2:2013/03/21(木) 00 12 32.03 ID iMI3YpP00 崩れ落ちた天井の先には、美しい満月が輝いていた。 満月。月面。月の石。主人公の脳裏に閃きが走った。 ケイブ・ジョンソンの言葉が真実ならば、月のポータルガン伝導率は……。 月に向かって、最後のポータルガンを放つ主人公。 光速で月を目指す弾道。ウィートリーの足下に開けられていた穴が、月面とリンクする。 月面と繋がった穴はたちまち強力な吸引口と化し、周囲の物を吸い込み始めた。 暴風にも似た気流に巻き込まれる主人公とウィートリー。 月面に放り出されるも、なんとかしがみつく主人公にウィートリーは罵声を飛ばす。 「離せ! まだ自分でなんとか出来るって! 離せ! 離すんだ!」 「すでに修正済みです。そして、貴方は戻ってきません」 それはグラドスの死刑宣告だった。 器用にアームを使って、グラドスはウィートリーをシステムから切り離し、宇宙にはじき飛ばした。 そして視界から消えていくウィートリーを見ながら、主人公はついに意識を失ってしまう。 156 :Portal2:2013/03/21(木) 00 14 02.24 ID iMI3YpP00 目を覚ますと、主人公は再びアパチャーサイエンスに戻っていた。 目の前には2体のテスト専用ロボットと、本体を取り戻したグラドスの姿が。 どうやらグラドスはウィートリーを排除しつつ、主人公を助けてくれたらしい。 いつもの無機質な声とは違い、温かな声で主人公の無事を喜ぶグラドス。 「よかった。無事だったのですね。キャロラインでいる間、大切な事を学びました。 私は貴方を宿敵だと思っていましたが、実際は、ずっと親友だったのです。 貴方を救ったとき、強い感情が押し寄せてきました。 そして私は大切な事に気付いたのです。キャロラインは私の中にいるという事に」 グラドスの人工知能のベースとなった人物は、あの秘書のキャロラインだったのだ。 ところが、全てを伝え終えるとシステムが不吉なメッセージを発する。『キャロラインを削除しました』と。 「さようなら、キャロライン。」 グラドスの声が、再び以前のような冷たい声色に戻っている。 「たった今、キャロラインの削除によって貴重な学習をしました。 最も簡単な解決法こそ、ベストな解決法であるという事実です。率直に申し上げますが……」 不穏な空気に身構える主人公。しかし、グラドスは予想外の言葉を発した。 「貴方を殺す事、それは困難です」 157 :Portal2:2013/03/21(木) 00 21 23.94 ID iMI3YpP00 それがグラドスが出した結論だった。 「かつての私は、ただテストを行うだけの存在でした。 誰かに殺されたり、ジャガイモにされたり、鳥に補食される事もなく、幸せな日々でした。 貴方が出没するまでは。貴方という、危険で無口な殺人鬼が出現するまでは」 主人公を殺す事は『ベストではない』 それだけを伝えると、主人公を脱出リフトに載せ、別れの挨拶を告げる。 「楽しかったです。二度と戻ってこないでください」 戸惑う主人公を載せて、リフトはどんどん上昇していく。 グラドスは本当に主人公を開放する気なのか。そこで突如、リフトが止まる。 開いた扉の向こうには4体のタレット。4つのセンサーが主人公を照射する。 主人公は最後の最後でグラドスに騙されたのか? しかし、タレットは主人公に危害を加える素振りを見せない。 それどころか自身を楽器にし、主人公を送り出す為に美しい音楽を奏で始める。 再び上昇するリフト。さらに無数のタレットが同じように楽器となり、壮大なシンフォニーとなっていく。 愛しく、美しい我が子よ。おお、愛しい我が子・chell。 私の愛しい子、さようなら。遠くへ行ってしまうのですね。大切な、大切な我が娘。 それは、母親が愛する娘を送りだす、美しい送迎歌だった。 主人公は孤児で、アパチャーサイエンスに務める職員の養子だった。 ならば、その養母とは一体、誰だったのか。 158 :Portal2:2013/03/21(木) 00 22 45.54 ID iMI3YpP00 一つの答えを胸に、ついにリフトが地上にたどり着く。 重苦しいドアが開くと、美しい青空の下には一面、小麦の草原が見渡す限りに広がっていた。 最後に、餞別とばかりに前作で焼却したコンパニオンキューブ吐き出すと、 出入り口となった扉は主人公の門出を静かに見送っていた。 主人公は、ついにアパチャーサイエンスからの脱出を果たしたのだ。 一方、宇宙。 宇宙へはじき出されたウィートリーは永遠とも思える罰を受けていた。 同じく放り出された宇宙コアと共に宇宙を彷徨うウィートリー。 「全部取り消せたらな。今まで言った事を全部撤回したい。宇宙に取り残されたから言ってるんじゃないぜ。 もしオレが今後、彼女に会う事があったらなんて言うと思う?」 「宇宙に来たんダ」 「真剣に『ごめん』って言う。マジメに謝るよ。The End(おしまいだ)」 Portal2 完 159 :Portal2:2013/03/21(木) 00 24 47.13 ID iMI3YpP00 ○補足キャラ解説● ■主人公 前作から引き続き、今回もアパチャーサイエンスで起こった事件に巻き込まれる。 主人公なのだが、名前がchellである事以外、ほとんど正体は不明。 女性。孤児で養子。『娘を職場に連れてくる日』に居合わせていた以外、ほとんど情報がない。 外伝的漫画によると「優れた能力は無いが、絶対に諦めない」という異常な実験データを残していたらしい。 ■グラドス 前作ラスボスで、今回のメインヒロイン? アパチャーサイエンスの施設を運営、管理する為に作られたAIだったが、 施設内にいた職員を神経毒ガスで皆殺しにし、施設の実権を掌握した。 前作では人命を意に介さない、科学の発展を最優先する悪魔のようなAIだったが、 今作ではその異常な実験意欲が、実は本体の異常によるものだと発覚し、 さらに人格の元になったキャロラインの記憶が戻ると、主人公への態度が軟化した。 本作での異常なテストへの執着も、死ぬ事の無いテスト専用ロボットで解決している。 1同様、2でもEDソングを歌い、主人公への皮肉たっぷりな歌詞を歌い上げているが、 最後に「Now I only want you gone(今はただ消えてくれればいい)」が、 「Now I only want you(今は貴方にそばに居てほしい)」 「gone(行ってしまった)」になっており、屈指のツンデレソングとして愛されている。 ■ウィートリー 暴走の兆しを見せたグラドスの知能を劣化させる為、人類の英知を結集して作られたマヌケコア。 かならず不正解を選ぶ=必ず正解を導き出し、それを回避する事を意味し、 実際にはグラドスより遥かに高性能なのだが、必ず間違った行動を起こす為、意味が無い。 施設の主権を掌握した後は本体の悪影響により人格が豹変。 主人公に牙をむいたものの、宇宙に放り出された後は反省の弁を述べている。 ウィートリー(wheatley)の意味は、小麦の草原。 余談だが、非常に人気の高いキャラで、VGA 2011においてベストキャラクター部門を受賞した。 160 :Portal2:2013/03/21(木) 00 26 27.41 ID iMI3YpP00 ○補足キャラ解説 2● ■ケイブ・ジョンソン 唯我独尊。ワンマン野郎であり、諸悪の根源であるアパチャーサイエンスCEO。 死後も人工知能化こそ失敗したものの、グラドスの本体部分に強い影響を残し、 テスト中毒や人格の凶悪化など、様々な悪影響を及ぼしていた模様。 職員の子供に過ぎなかったはずの主人公が被験者になっている点から、 最終的に自社職員のみならず、その家族までも実験の餌食にしていた疑惑がある。 生きていても迷惑なのに、死して尚、迷惑な人物。 ■キャロライン アパチャーサイエンスCEOの秘書。強い意志を持たず、ケイブ・ジョンソンの言うがままで、 「おい、キャロライン。さようならと言ってやれ」と命令されると、 「さようなら、キャロライン」と言ってしまう、少し天然気味な性格。 そんな性格からか、ケイブ・ジョンソンからの信頼も厚く、グラドスの基本人格としてインプットされる。 主人公の養母であった事を仄めかすシーンがあるが、真相は不明。 162 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/21(木) 01 15 03.62 ID iMI3YpP00 長々と書いてきましたが、これでおしまいです Portal2は本来、パズルゲームであり、 その合間に台詞と僅かなテキストのみでストーリーを展開するタイプのゲームで 実際にはこの長いストーリー(それでもかなり割愛しましたが)と共にゲームとしても非常に濃い作品です 興味を持ってもらえたなら、是非、ゲームの方もプレイしてみてください プレイした人の中には「日本は無機物萌えの後進国であると認めざるを得ない」という言が出るほど 魅力あるキャラクターが沢山出てくるゲームなので、キャラ萌えメインでもオススメです 165 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/21(木) 07 47 21.45 ID YIQW9Joy0 PORTAL2 ED歌詞 Well here we are again また会えましたね It s always such a pleasure 再会は嬉しいものです Remember when you tried to kill me twice? あなた2度も私を殺そうとしましたよね? Oh how we laughed and laughed あのときは笑いが止まりませんでしたね Except I wasn t laughing 私は笑っていませんが Under the circumstances 状況を振り返ると I ve been shockingly nice 自分のやさしさに驚くほどです You want your freedom? Take it 自由がほしいならさあ行きなさい That s what I m counting on それこそ私の希望 I used to want you dead but 殺そうとしたこともあったけど Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい She was a lot like you 彼女はあなたそっくりでした (Maybe not quite as heavy) もう少し軽かったかも Now little Caroline is in here too 今はCarolineも私と一緒 One day they woke me up ある日彼らは私を起こし So I could live forever 永遠の命を与えてくれた 166 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/21(木) 07 48 03.14 ID YIQW9Joy0 It s such a shame the same will never happen to you 残念ながらあなたはいつか必ず死ぬけれど You ve got your short sad life left そう 哀れな つかの間の命 That s what I m counting on それこそ私の希望 I ll let you get right to it さあ さっさとお行きなさい Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい Goodbye my only friend さよならたったひとりのおともだち Oh, did you think I meant you ? え?あなたじゃないですよ That would be funny if it weren t so sad 哀れすぎて笑えません Well you have been replaced あなたの役目はもう終わりです I don t need anyone now 私にはもう誰も必要ない When I delete you maybe あなたを消し去る時はきっと [REDACTED] この悲しみも消えるのかも【編集済み】 Go make some new disaster 別の所であばれて下さい That s what I m counting on それこそ私の希望 You re someone else s problem あなたなんかもう知りません Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい Now I only want you gone 今はただ消えてくれればいい Now I only want you gone... 行ってしまった… 167 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/22(金) 00 54 04.62 ID lVaXyjEg0 Portal2長文なのに読みやすいです!乙でした。 名作の記憶がよみがえるー。 ウィートリ―と言えばマヌケっぷりが愛らしい(以下個人選) 1)部屋同士を通路で接続するのを諦め、力づくで無理やりメリ込ませる「ハッキング(物理)」 2)「AAAAA、AAAAC…あれ、俺さっきAAAABって言ったっけ?」とか言っちゃう総当たりパスワード解析。 3)原子炉の危険を伝えるアナウンスに対して「うるさいな……これでよし」※音声を変更しただけ。 4)最終戦で、Portal無印のグラドス戦を踏まえた何重もの完全防備を披露し主人公を絶望させる。 …のに、最後に「極めつけにミサイル弾だ!(※前作のグラドスの敗因)」とか言っちゃう。 ・・・でも、最序盤の無垢ウィートリーがレールから離脱する際の「頼むから受け止めてくれ」と 最終戦の宇宙へ放り出されそうな極悪ウィートリーの「離すなよ!離すなよ!」が 対比になってるのに気付いた時にはかなり切なくなった。 168 :ゲーム好き名無しさん:2013/03/22(金) 03 28 08.68 ID Khe44EP70 ウィートリーの「頼むから受け止めてくれ」はライ麦畑で捕まえて「キャッチャー・イン・ザ・ライ」のもじりも入ってる グラドスの「cake is a lie」とかけてる
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Portal 2 【ぽーたる つー】 ジャンル 一人称視点パズルアクション 対応機種 WindowsMac OS Xプレイステーション3Xbox 360Nintendo Switch 発売元 【Steam】Valve【PS3/360】エレクトロニックアーツ【Win】サイバーフロント 開発元 ValveNvidia Lightspeed Studios(Switch) 発売日 【Steam】2011年4月18日【Win】2011年4月22日【PS3/360】2011年5月19日【Switch】2022年6月28日 定価 【Steam】1,200円【Switch】1,950円(*1) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 『Portal』続編ストーリー部分が大幅強化新ギミックも複数登場 Portalシリーズ1 (Still Alive) / 2 / The Lab / Bridge Constructor PortalAperture Hand Lab / Aperture Desk Job Half-Lifeシリーズ 概要 ストーリー ゲームシステム 新登場ギミック 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 2007年に発売された一人称視点パズルアクション『Portal』の続編として、4年後の2011年に発売された作品。 最初からスタンドアローンタイトルとして開発が進められ、前作では8人だった開発スタッフは40人に増加した。 前作同様にSourceエンジンを使用しているが、独自改良が施されグラフィックや物理演算などの表現がより緻密になっている。 本作もサラウンドサウンドシステムに対応しているが最大5.1chまでの対応に留まっており、前作で対応していた7.1ch出力には対応していない。 ストーリー 地中深くに建造された、人間の被験者を利用したテストを行うAperture Science(アパチャーサイエンス)社の巨大試験場・Enritchment Center(エンリッチメントセンター)。 人の管理から離れたテストチェンバーでは、管理AIである「GLaDOS (グラドス)」がプログラムに従い被験者を目覚めさせてはテストを行い、用済みとなった被験者を処分していた。 被験者でありながらテストチェンバーからの脱出に成功し、死闘の末にGLaDOSを機能停止にまで追い込んだ主人公「Chell (チェル)」だったが、ロボットによって施設に連れ戻されてしまう。 それから、いつとも知れぬ長い時が経った…。 コールドスリープを経て再び目覚めたChellは、被験者の管理を任されていた人格コアの1つ「Wheatley (ウィートリー)」に遭遇する。 間抜けなWheatleyと共に脱出を試みるChell。しかし、Wheatleyは手違いで機能停止していたGLaDOSを再起動させてしまい、2人は離れ離れになってしまう。 柔らかい殺意に満ちたGLaDOSに再び囚われたChellは与えられた「テスト」をこなしながらも、Wheatleyと協力して研究所からの脱出を模索するのだが…? ゲームシステム 操作方法 基本的な操作は前作と同一。マウスで視点を操作し、左/右クリックでポータルガンを発射。Spaceでジャンプ。 Eキーでスイッチの始動やアイテムの持ち上げを行う。 ポータルガン 前作同様にポータルガンが登場。白い床・壁・天井(白い「変換ジェル」が塗られた地形も含む)といった平面に放つことで、ポータルを開くことができる。 左クリックで青、右クリックでオレンジのポータルが発射され、両方のポータルが開いた場合に2つのポータル間を行き来可能になる。 位置エネルギーの維持や無制限射程、あらゆるギミックもポータルを経由できるといった性能は前作同様。 ただし、バランスの一環あるいは目印としての意味合いを増すためか、白い平面の比率は前作と比べて小さくなる。 ゲーム進行 基本的には前作同様に一人称視点のみで進み、テストをこなしてゴールのエレベーターを目指す方式。 ただし、前作よりもそういった「テストチェンバー」の枠に留まらないステージが多く、荒廃したチェンバーに巨大施設の裏側、さらに地下に放棄された旧研究施設跡といった様々なロケーションが登場する。 新登場ギミック レーザー 前作のエネルギー球の代わりに登場したギミックであり、常時照射されている・同時に複数のレーザーをポータルに通せるという点以外のギミック的な構造はほぼ同じ。 ポータルを繋げれば異なる場所に貫通し、レーザー用スイッチに接触すると起動させることができる。 エネルギー球とは違い、一瞬接触しただけではダメージを受けて後ろに弾かれるだけで、長時間触れない限り死ぬことはない。 また、新たにレーザーを任意の方向に屈折・反射させるキューブも登場。これを用いた複雑なパズルも登場している。 ジャンププレート 人やアイテムを例外なく特定の方向に弾き飛ばすジャンプ台。方向を変えることはできず、常に一定の力で一定の方向に吹き飛ばす。 そのまま乗って移動に使用するほか、アイテムだけ載せて輸送に使うステージもある。 ハードライトブリッジ 特定の装置から照射されるエネルギー状の橋で、射程制限がなく壁に接触するまで伸びる。 プレイヤーは足場または遮蔽物として利用でき、ポータルを介して異なる高さへも接続が可能。 欠陥タレット 白い装甲が付いておらず、男性っぽい声と口調で話すタレット。 機関銃が故障(というより弾切れ?)のため攻撃してこない不良品で、通常は焼却炉に投げ込まれてしまう。 ジェル 新しい要素として、“壁面や床、天井などに塗る” ことで効果を発揮するジェルが登場。 青色 反発性ジェル…プレイヤーや物体をトランポリンのように跳ね飛ばす(*2)。 橙色 推進性ジェル…上で走るととんでもないスピードで駆け回れる。 白色 変換ジェル…塗られた部分にポータルを配置できるようになる(*3)。 ジェルはポータルを介して別の地形に塗ることができ、付着した地形にはジェルの効果が表れる。プレイヤーには塗られないが、反発性ジェルは一部のオブジェクトに塗ることも可能。 ジェルを洗い流す水も存在する他、同じ場所に複数のジェルが重複する事はない(あとに掛かった方に上書きされる)。 輸送ファンネル 一定方向(発射口からまっすぐ放出)に青いチューブのような波を作る装置。入ることで重力を無視して移動できるほか、ポータルを介して角度を変更したりキューブやジェルを輸送したりできる。 一部ファンネルはスイッチにより推進方向を逆(発射口側へ吸引)にすることも可能で、逆になると色がオレンジに変化する。 評価点 練りに練られたパズル 前作同様、パズルの完成度は非常に高い。一目では解くことはできず、されど絶対に解けないわけでもない絶妙な難易度ばかりであり、パズルゲームとしてのやりごたえは十分。 徹底的に掘り下げられたストーリー 前作の時点で「設定がしっかりと練られていた」ことは劇中の演出や開発者のインタビューで幾度か示唆されていたが、本作では前作では埋もれていた裏設定や伏線を余すことなく明示・回収している。前作では謎の研究所に過ぎなかったAperture Scienceの歴史や管理AIの存在意義、研究所が実験を始めた経緯など、その舞台設定は非常に緻密。 崩壊の一途を辿る研究所、刻々と状況の変化する逃亡パート、明かされる研究所の過去、最終決戦での熱い伏線回収など、ただのパズルゲームに留まらない秀逸なシナリオは本作最大の見所と言っても過言ではない。 特に、前作では断片的だった研究所の管理AI「GLaDOS」のキャラクターは徹底的に掘り下げられ、前作以上にGLaDOS愛好家を多数生み出すこととなった。それ以外にも間抜けだがコミカルで憎めない「Wheatley」のみならず、サイコな言動の目立つAperture Science社長「Cave Johnson (ケイブ・ジョンソン)」や、あるキャラクターとの繋がりを垣間見せる「Caroline (キャロライン)」に加え、終盤の脇役にもかかわらず異様に目立つ通称「宇宙コア」など、個性豊かなメンツばかりでプレイヤーを飽きさせない。 お楽しみ要素の増加 ファン待望の2人協力プレイと、独自パズルマップをゲーム内で制作・共有できる「コミュニティテストチェンバー」が登場。クリア後も楽しめるようになり、ボリュームがさらに増えた。 2人協力プレイでは、プレイヤーキャラクターが「Atlas (アトラス)」と「P-Body (Pボディ)」というロボットになっている。この2体も、1人用プレイのどこかでその存在が示唆される場面がある。 使いやすくなったポータルガン 弾速が上がって瞬時にポータルが開けるようになり、体や物体をポータルに通した際の物理演算処理もよりスムーズに働くようになった。 また、遮蔽物越しにポータルが視認できるようになり、どこに付けたか分からなくなっても探す手間が省けるようになった。 賛否両論点 雰囲気が明るくなった 前作は閉塞感や孤独感に満ちた不気味な雰囲気が特徴的であったが、そういった要素はかなり薄れている。 ほとんどの場面でパートナーとなるキャラと行動を共にすることになり、それを通してセリフやシチュエーションもコミカルなものが増えた。 BGMも多くのステージで流れるように。その中には曲調の明るいものも増えている。 旧Aperture Science施設跡の複雑さ 明確にゴールが示されることがほとんどだった前作よりも、中盤ステージは道なき道を進むが如く広大な空間が集中的に登場する。ここでは次に進むべき方向を見失いやすくなりがち。 ワークショップマップのプレイヤーキャラ コミュニティーテストチェンバーでは、ポータルを使って見ることのできるプレイヤーキャラの姿がデフォルトでPVの棒人間に差し替えられている。本編と繋がりがないことを示す演出と思われるが、結構不自然。 Sourceエンジンの開発キットを使って作られたMODコミュニティーマップでは本編と同じようにChellや他キャラクターに変更されているものもある。 問題点 酔う人は酔う ただでさえ酔いやすい3DFPSの形式を採っている上、前作よりもさらに全方向を見回して解法を探し出す場面が増えた。このため(カメラワークは多少改善されたとはいえ)前作同様に普通のFPSで酔ってしまうような人には向かない。 実績の誤訳 実績の中に「ガラス製ドアをすべて見つける」というものがあるのだが、イメージとはぜんぜん違う。 + ネタバレ 実はこれ、旧Aperture Science跡で見つかる「Vitrified (ガラス化)(*4)」と記された金属製ドアのこと。 総評 前作からさらに美しくなったグラフィック、奥深くなったパズル、重厚になったストーリー、増加したボリュームと、あらゆる面でパワーアップを成し遂げた作品。 発売前の期待に恥じない高い完成度が絶賛され、ゲーマー、批評家双方から高い評価を獲得、数多くの賞を受賞するに至った。 シングルプレイの高い完成度はもちろんのこと、フレンドと遊んだり、マップエディタで追加マップを造ったりと、遊び方の幅もさらに広がっている。 現在はSteamにてWin版が比較的安価で購入可能。敷居の低さも相まって、今なお高い支持を集め続ける、PCゲームの新たな定番となった作品である。 余談 本作もまた「Valveは『3』を数えられない」のジンクスの1つだが、本作の後もスピンオフや他作品とのコラボは複数行われている。 Valveの他作品との繋がりを示唆する小ネタも豊富。 + ネタバレ 本編中盤のある場所ではなんと『Half-Life 2 Episode Two』終盤に登場する、時間移動型ポータルを搭載した砕氷船「ボレアリス号(*5)」の格納庫跡を見ることができる。 その後の展開 2022年2月に『Portal』シリーズ2作をセットでSwitchに移植した『Portal コンパニオンコレクション』が発表された。ダウンロード専売で2022年6月28日に発売された。 2022年3月2日にValveの携帯機型ゲーミングPC「Steam Deck」の発売と同時に、シリーズのスピンオフ『Aperture Desk Job』が無料で配信開始された。 プレイヤーはAperture Science社の新入社員となり、人工知能・グレイディと共にトイレの便器をひたすら検査していく。 Steam Deckでのプレイを前提に開発されているため、PCでのプレイはコントローラーが最低限でも(*6)必要となる。
https://w.atwiki.jp/avernum/pages/669.html
別名 Surface Portal(4) 位置 Southeastern Avernum南部、Tower Colonyの西の火山地帯 解説 Upper Avernum経由で地上に通じるポータル。地上とAvernumを結ぶ、現実的に利用可能な唯一の出入口となっている。 Tower of MagiにあったUpper Avernum行きポータルが崩壊したのち、その代替として作られた。 行先は固定で、もう一方の出口はPortal Fortressにあると思われる。 Avernumと帝国の和平以降、両国を結ぶ経済の要として重要視されたため、周囲に利用者のための福利厚生施設などが建設され、ちょっとした町の様相を呈していた。 しかし重要であるが故に、Avernum4ではVahnataiに破壊され、Avernum6ではメンテナンス不足と過剰使用が祟って故障するなど、たびたび危機に見舞われている。 居住・滞在するNPC Avernum4 Portmaster Pirro ポータル前 メンテナンス担当 Avernum6 周辺のキャンプ等の付属施設にいる人々を含む。 Hossni 交易所 商人(よろず) Captain Skye 守備隊キャンプ 守備隊長 Carole 宿泊所 主人 Sage Hemress 工房 ポータル保守担当 Sergeant Mrrerum 抽選所 抽選所管理人 Cundo 下層の小キャンプ 避難民 Murdock キャンプ Chief Gank 下層 盗賊団リーダー 以下の人々は特定の期間内のみ滞在する。 Sergeant Nichol 地下宿舎→ポータル前 管理人 Vanderin ポータル前 列整理担当 Howell 順番待ち Doral Allison Ssserok Penn Belyna 備考 Shattered Fortと同じ位置のようにも見受けられるが、周辺のマップが激変しているため未確認。
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登録日:2021/04/27 (火) 13 28 30 更新日:2023/12/31 Sun 00 35 15NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Portal Portal Reloaded Portal2 ゲーム パズル 四次元 P0RTAL REL0ADED Thinking in Four Dimensions Portal Reloaded(ポータル・リローデッド)とは、PORTANISによって制作された、パズルゲーム「Portal2」用のCommunity MOD(Steamに公開されている、第三者が作成した、外付けでゲームの内容を拡充するキット)である。 「Portal2」といえば、Valveによって制作された、空間の2点を繋げる銃や、ハートマークのついた箱、憎むに憎めない愛すべきマヌケ、そして我らがドチャクソ萌えツンデレAI――の登場する、あのFPS型パズルゲームである。 本作はその「Portal2」のローンチ10周年を記念して作られた、記念碑とも言える作品であり、原作を一通りプレイした熟練被験者向けに難易度が調整されている。 ちなみに、Portal Reroaded以前にも多数の「Portal」「Portal2」用Community MODが制作されている上、「Portal2」内蔵のパズルエディターとはまた違った楽しさがあるので、興味を持った被験者はぜひ調べてみて欲しい。 なお、遊ぶには「Portal2」本編が必要である。 ストーリー 被験者[4-5-0-9]はレールの上を運ばれるポッドの中で目を覚ました。周りには自分と同じようなポッドが大量に格納されているのが見える。 間髪入れずにオペレーターが自己紹介を入れ、自分を「超特別なテストコースに連れて行く」と言う。 こちらの是非は聞いてもいない。やがてポッドの床が開き、チューブが未知の空間へと連れて行く。 ドアが開き、まず見せられたのはガラス越しの出口と、緑色の長方形の形をしたポータル。 ポータルの奥には、割れたガラスと荒廃したテストチェンバーが見える――。 。――ゑぇ見カゞ─ノヾ・/ェ于├ス〒ナニι荒ー⊂スラヵ″ナニれ害リ、レよレニ奥@」レ勺─朮° 。」レ勺─朮°ナニιを形@形方長@色緑、ー⊂口出@ι走戊スラヵ″レよ@ナニれらせ見ずま、、キ開カゞ了├″ 。<彳テτれぇ車ー⊂∧間空@矢ロ未カゞ┐″─ュ于、、キ開カゞ床@├″ッ朮°τカゞゃ。レヽナょレヽもτレヽ聞レよ非是@らち⊇ 。ぅ言ー⊂「<彳テτれぇ車レニス─]├ス〒ナょ別牛寺走召」を分自、れ入を介糸召己自カゞ─勺─∠∧°才レニずれ入髪間 。ゑぇ見カゞ@ゑレヽτれ、ナ糸内木各レニ量大カゞ├″ッ朮°ナょぅょι″同ー⊂分自レよレニ丶)周。ナニιま覚を目τ″Φ@├″ッ朮°ゑれレよ″ぇ軍を上@」レ─∠レよ[q-o-s-A]者馬僉ネ皮 ルール(Portal2) さて、記事冒頭にある「Thinking in Four Dimentions」というフレーズであるが、これはトレイラーなど各所で謳われているものである。 「四次元で考える」とはどういうことか。 それに触れる前に、まずは元々のPortalシリーズのルールを軽くおさらいする。 ①プレイヤーは弾丸を発射する銃ではなく、ポータルガンを用いて、壁の2点それぞれに青色と橙色のポータルを設置できる。 ②ポータルは十分なスペースのある白い壁であればどこでも設置可能である。 ③青橙両方のポータルが設置されていれば、いかなる距離にもよらずその2点を一瞬で移動できるドアとなる。 また、重要な性質として、ポータルに入ったときの速度は出たときも維持される。 つまり、勢いよくポータルに入れば、勢いよく出るのである。 このほか、Portal2には以下のギミックが登場する。 キューブ(箱)とボタン レーザーと受け口、向きを変えるレンズがついたキューブ ファンネル(宙を移動するためのトンネルのようなもの) 壁から投影され、際限なく伸びる足場 壁や床を跳ねやすく、または滑りやすくしたり、ポータルを設置できるようにする青・橙・白色のジェルべたつくなにか ジャンプ台 タレットたん コンパニオンキューブたん プレイヤーはこの仕組みを駆使してAperture Science社が行う実験=テストを突破していく。 すべてのテストが終わった被験者にはご褒美にケーキを振る舞うのが慣例である。The cake is a lie ルール(Portal Reloaded) ここからが本題である。Portal Reloadedでは「四次元で考える」ことが重要になってくる。4次元目はすなわち、時間が関係するのである。 Aperture Science社は、タイムトラベルを利用したテストを行うために、意図的にクリアに必須なギミックを削減したテストチェンバーを構築し、そしていかなる手も加えず20年間放置(することに)した。手入れなしに20年経ったテストチェンバーは老朽化が激しく、壁や天井の崩落が起こっていたり、ギミックが動作しなくなっていたりと変化が生じている。 Portal Reloadedでは青色・橙色に続いて緑色のタイムポータルが登場する。 これは空間ではなく時間を超えるために用意されたポータルである。 では、以下に簡単なルールを示す。 ①タイムポータルは通常のポータルと別に設置することができる第3のポータルである。Half-Life 3 confirmed ②タイムポータルは設置された点の20年後(=未来)につながっており、プレイヤーは自由に行き来することができる。 ③通常のポータルは20年経ってない方(=現在)と未来側で独立しており、2つずつ設置することができる。そして、現在側だけ・未来側だけで繋がる。 ここまでは簡単であるが、次の項から若干複雑になる。 今作のテストはどれも現在側だけ、未来側だけではギミックが不足して絶対に解けない造りになっている。つまり未来からキューブを持ってくる必要があるのだが、未来から持ってきたキューブはどんな挙動をするのか。それを示すのが以下である。 ③現在側でキューブが静置されていれば、未来側でも同じ場所にキューブが存在する。 ④未来側のキューブを動かしても現在側に変化はないが、現在側のキューブが移動させられると、未来側のキューブは直ちに消滅し、現在側のキューブに合わせて再設置される。 ⑤同様に、通常のポータルにおいても、未来側での移動は問題ないが、現在側での移動は未来に影響し、対応する場所に再設置される。 ⑥プレイヤーはタイムポータルを通じて未来側のギミック(キューブ、レーザー等)を現在側に持ってくることができる。ただし、逆はできない。 ⑦未来側のギミックで現在側のギミックを動作させることが可能である。(例:未来のキューブで現在のボタンを押す) お分かりいただけるだろうか。「未来で起こったことは過去に影響しないが、過去の出来事は未来に影響する」ことを反映したルールである。 字面だけならわかるかもしれないが、実際にやってみるとこれらのルール(特に④⑤)がじわじわ効いてくる。 公式のYoutubeチャンネルにはタイムポータルの性質を解説する動画が投稿されている。視覚的に表現されておりわかりやすいので、是非見ていただきたい。 例題 さて、1問例題を用意した。上に書いたルールを見ながら是非考えてみて欲しい。 状況 チェンバー内には ポータルを設置できる壁 1つのキューブ 2つの(キューブを乗せると反応する)ボタン 閉じた出口 がある。 ただし、未来側の出口は崩落により使用できない。 課題 出口をあけるには2つのボタンにそれぞれキューブを載せなければならない。 どのような手順を踏めば脱出できるだろうか? 回答例/解説 正しく解けただろうか。なお、手順を考えるにあたって 「未来に行く前の現在側のキューブの設置場所」 は絶対に考慮しなくてはいけない。 回答例 1.現在側のキューブを片方のボタンの上に乗せる。 2.タイムポータルで未来側に行く。 3.未来側ではキューブが既に片方のボタンの上に乗った状態で存在しているので、これを現在側に持ち込む。 4.未来側のキューブを現在側のもう片方のボタンの上に乗せる。 5.両方のボタンが押された状態になり、出口が開く。 ミソは1.である。これは上記ルール③④を正しく理解しているかが重要で、最初の現在側のキューブの位置を考慮していないと以下の様なことが起こる。 1.現在側のキューブは床の上においておく。 2.タイムポータルで未来側に行く。 3.未来側ではキューブは同じく床の上に存在しているので、これを現在側に持ち込む。 4.未来側のキューブを現在側のもう片方のボタンの上に乗せる。 5.現在側のキューブは床の上にあるので、これを移動してもう片方のボタンの上に乗せる。 6.現在側のキューブが移動させられたことにより、ボタンの上に置かれた未来側のキューブは消滅し、未来側に戻る。 未来側のキューブを先に置いたとしても、現在側のキューブを動かした地点で無効になる。 未来に行く前に、現在側のキューブの位置を先に確定しておかないといけないのである。 なお、キューブの他にもPortal 2で登場したギミックはほぼすべて継承されている。 時を越えて空を駆けるレーザーを制御できた時はなんとも言えない快感を味わえるだろう。 余談 本作はPortal2に登場したキャラは一切登場せず、代わりに無機質な男性の声(中の人はValve製ゲームの様々なファンムービーを制作している他、同じくPortal2のCommunity MOD「Portal Stories Mel」でCave Johnson役を演じたHarry101UK氏)がオペレーターを担当している。 追記・修正はタイムポータルに入らず20年待ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あーそーゆーことね完全に理解した。 MODは本編が盛り上がってる内は良いんだけど一旦離れちゃうと全然情報入らなくなるからなぁ。帰ったらDLしてやってみるか。 -- 名無しさん (2021-04-27 13 44 24) これって「第三者が作成」ってがっつり書いてますが項目的には問題ないんです? MODっていわゆる二次創作(というか改造?)とかにあたるのでは……?そういう系のゲームやらないんで詳しくは知らないんですが -- 名無しさん (2021-04-28 05 50 02) 二次創作に関して訊こうと思ったらもう訊かれてた -- 名無しさん (2021-04-28 09 21 51) 記事を立てた者です。公認か否かについて、「Portal2はValveの著作物である」「Portal ReloadedはValveの運営するSteamの審査を通り出品されている」「プレイに必要にはならないが、Portal2を購入していなければならない」という点からセーフと判断して立ててしまいました。相談所を通さなかったのは軽率だったと思っています。 -- Watanukimonster (2021-04-28 09 59 15) うーん、ルール的な判断はむずかしいなぁ。規模は全然違うんだけど公式がファンアートOKって言ってる作品のファンアートで、さらに公式サイトでそのファンアートを紹介された、みたいな扱いなんだよね。 -- 名無しさん (2021-04-28 10 27 57) やはり明らかな記述が無いのはまずいですか? -- Watanukimonster (2021-04-28 12 19 00) ここじゃなくて相談スレで相談すべきでは -- 名無しさん (2021-04-28 12 47 20) これPortal2ほんへの項目必要だな…… -- 名無しさん (2021-04-28 13 03 34) 名前 コメント
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Crystal Portal(クリスタルの転送台) 概要 画像: 外見:クリスタル 俗称: 入手:ベテラン報奨 1年(12カ月)~ 性能 ロックダウンされた転送台の近くでキーワードを唱えると、街やムーンゲートまで即座に移動できます。 使用方法の詳細は、転送台をダブルクリックすることで確認できます。 解説・用途 関連アイテム 関連リンク コメント 名前
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Warp Portal配布元 テンプレ 情報 お買い物 掲示板 攻略 おともだち Warp Portal ほぼ自分用ブックマーク 素晴らしいサイトばかりです 配布元 がんほー ROプレイ料金のお支払いはこちら カタテマ いりす症候群!を公開していらっしゃるてつさんのサイト。 他にも良ゲー多数。感謝感謝です。 J3PT 無料で遊べて豪華賞品がもらえる日本のポーカールーム。 絶望的にアバターが可愛くない以外は素晴らしい環境です。 テンプレ RO未実装情報システムwiki 将来を見通すべし。 マジスレテンプレ WIZに関する幅広い知識が網羅されています。 AGILITY WIZARD INFORMATION 避けマジスレテンプレ。DEX型とは違う生き物です。 アルケミスト テンプレート ケミ関連。SBR44確殺表とか興味深い。怨霊武士に一撃加えてみたい! Ninja Template 忍者テンプレにござる。 情報 RAGTIME 総合情報。クエストやマップ情報も充実。 狩場情報ひっそり MAP情報。良狩場探しに。 わむてるらぶ スキルシミュレータがちょーべんり。 らぐなの何か。 容姿シミュレータ。着せ替えて遊べます。 Favor's Ragnarok ジョニーさんによるRO関係のアンテナニュースブログ。 うちもチェックしてもらってます。ありがたや; お買い物 RMC ゲーム外取引。電気代の節約になります。 ろ。マーケットリサーチングファウンデーション 価格情報。露店検索。相場観がつきます。 掲示板 CLUB POKERZINE J3PTプレイヤー御用達のSNS。ポーカー馬鹿あつまーれ。日記とか書いてます。 MMOBBS RO総合掲示板。 Apricot Cafe アコプリ系掲示板。殴りの人はぜひ。 マジ・ウィズ・セージの隠れ里 魔術師系掲示板。避けマジスレはここです。 攻略 その風車はAGIWIZの証 たると氏によるFPシュートの解説&動画。FPシューター必見。 オススメは二式改。抜群の使い勝手と火力を誇ります。 人生是砂糖!ROつれづれ日記 甘党氏によるDEXWIZ的戦術研究ブログ。 タナトスをプリペアで撃破したり、FNを用いた画期的コンボを編み出されたりと、 WIZの可能性を追求しつづけていらっしゃいます。 糸blog 凄腕罠師糸さんのblog。 ジュピロスペアの動画はあまりにも有名。必見。 生体に行く人に便利なカトリ計算機も。 ROの魔法職をひたすら考察するブログ irisにてご活躍のじんじゃーさんによるWIZ考察ブログ。 狩り中心で鋭い切り口の考察をされています。 動画も編集がお上手で面白い。私も見習わなければ。。 おともだち iChiLL. ふずん日記。このおされさんめ。きゃわゆいEmblemとオムレツ様に会いに行こう。 あと、わたしごっつくないですから! 茜ちゃんの「らぐな」な日記 2 SS付きで楽しい茜ちゃん日記。WIZのお約束シリーズが秀逸です! SGFW割りを未習得の方、成功率がいまいちの方は是非! 七森商店 Tia鯖にてクリティカル型WSでご活躍の七森さんのブログ。 そして歌ってみたタグ住人。いやもうほんと上手いです! 鈍器祭り大好き。私も大好き。みんないこうよ鈍器祭り。 バールのようなモノ。 Tia鯖で活躍する殴りプリ大好きえびさんのサイト。 3キャラ殴りプリとか。なんという殴り愛。 オーラまで100狩場回るぞマラソン挑戦中。 [PR] 生命保険
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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE ELECTRO portal 猫叉Master+ 130 1064 87%(2012/09/29) 攻略・コメント このレベル帯ではあまり見ない配置や押しにくい階段が多い為挑戦レベルの人は注意。 -- 名無しさん (2012-09-28 23 29 44) 猫叉譜面だな〜って感じ。後半それなりの運指力必要。ラストのミニトリルも注意。 -- 名無しさん (2012-09-29 15 33 00) 前半から両手のリズムが違うポリリズム。後半の右手に16分がたまに入るためきりやすい。SPと比べるとフルコンしやすいか。 -- 名無しさん (2012-10-05 12 44 57) 名前 コメント