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ガラスの野郎復活してんじゃねーか アレがいる限り荒らし続けるわw
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【初音ミク・鏡音リンレン】VOCALOID総合 729【巡音ルカ・メグッポイド】 http //pc12.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1243354750/77 77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 13 05 49 ID RzUWF1380 今オススメ依頼しても良い? 作ってる動画が煮詰まってきて気分転換したいので PVでイチオシのオススメもらえないでしょーか 手書きのもの(スライドショーでもアニメでも)が好きなんですが 他にも面白いのがあればMMDとかでもおkです ぬるぬる動くよ! 手描きでもないような、しかもPVかどうかで意見が割れるところだけど、 自分のマイリスから。 ゆきP。絵本のように美しい あとこれもおすすめさせて!過小評価にもほどがある 携帯からタイトルだけ 2歳の娘に人気です。 すごくお洒落。 スライドショーだけど一枚一枚が美しい 私のイチオシは しまった〆られてる ごめん 自分も動画詰まって半月ほど放置中・・
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[宇宙]入江 奏多N imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。No.729 レア度 1 レベル 1 最大Lv25 スキル 進化素材 高級なボール コスト 4 HP 128 - ターン(最短) 0 普通のボール タイプ 回復 攻撃力 50 - Lスキル 普通のボール 主属性 黄 回復力 28 - 進化元 なし 編集 副属性 なし EXP 0万 - 進化先 [宇宙]入江奏多N+
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CoC・クリムゾンドラゴン No.729 レア度 5 レベル 1 最大Lv99 スキル クリムゾンボム 進化素材 コスト 20 HP 1267 3168 ターン(最短) 30(15) タイプ ドラゴン 攻撃力 531 1328 Lスキル ファイアスケイル 主属性 火 回復力 21 44 進化元 CoC・ドラゴン 編集 副属性 なし EXP 300万 3,000,000 進化先 なし 覚醒 火属性強化 / スキルブースト
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729 名前:1[sage] 投稿日:2009/11/28(土) 19 00 20 ID fsNauBIn * 京ちゃんの背中を追って、ひたすら歩き続ける。 なんか、さっきよりも歩くスピードが速くなってる気がするよ… 「あの…京ちゃん…」 「…」 話しかけても、返事がない。あれ…聞こえなかったのかな? 「京ちゃん!」 しょうがないから、服の裾を引っ張ってもう一度話しかけてみる。すると 「…っうわ?えっ?あ、すいません…ちょっとボーッとしてました…」 そう言って私のほうを振り向いた彼の顔は、一瞬目を大きく見開いて、とてもびっくりしているようだった。 ボーッとしてたって、何か考え事でもしてたのかな。 「ちょっと、歩くの早くない…?」 「ああ…すいません。気をつけます」 眉を下げて、すごく申し訳なさそうに私に謝ってくる。 別に私、怒ってる訳じゃなかったんだけどな…。悪いことしちゃったかな。 「少し、あそこの公園で休みましょうか」 ちょうど駅の裏側を歩いていたころ。 京ちゃんが指を差した先を目で追うと、そこにはブランコやシーソーなどの遊具が一切ない、 ベンチが二つ三つ、そして脇に木がいくつか生えているだけの小さな公園があった。 飲食店や家電量販店など、たくさんのお店が密集していて人通りの多い駅前とは違い、このあたりは比較的人通りが少なく、 車の走る騒音などもあまり聞こえない。ここなら静かだし、休むにはちょうど良い。そう思った。 そうだね、と返事をして小さな公園の入り口へと向かう。 あれ…でも、京ちゃんの買い物は良いのかな…。 そんなことを考えながら、二人でベンチに座り、手にもっているバックを隅に置いて一息つく。 私が左側で、京ちゃんが右側。チラリと目を右のほうに向けると、京ちゃんは膝の上に手をついていた。 その手は、私の手と比べたらとても大きい。おまけに指が長い。 京ちゃんはその指で牌をツモって、その手で麻雀を打っているんだよね…あ、ちょっと触ってみたいかも。 「うわ…!て、照さん…?どうしたんですか、急に…」 「えっ…?」 京ちゃんの裏返ったような声が耳につき、はっと我にかえる。 気がつくと、私の手は勝手に京ちゃんの手をむにむにと触っていた。 しかも、両手で…。何やってるんだろう、私。 「ごっごめん…!無意識のうちに…」 慌ててパッと手を離す。だけど、なぜか右手を掴まれて再び膝の上へと持っていかれる。 「きょうちゃん…?」 その行為に疑問を抱き、京ちゃんの顔を見上げる。すると 「…このままで、良いです」 そう言葉を返してきた。 「う、うん…」 私は何がなんだか分からなくて気が動転しかけているのを、少しでも頭を使って落ち着かせようと ポツポツと公園の前を通り過ぎていく人の数を数え始める。 けれど、あまりにも人通りが少なすぎて、結局二人しか数えられなかった。 京ちゃんの手の温もりが皮膚を通して、ひしひしと私の手に伝わってくる。 とてもあたたかい。 「あの…照さん」 ずっと沈黙が続いていたけれど、やっと京ちゃんが言葉を紡ぎだした。 「なに…?」 「今日、どうして俺が照さんを誘ったか、分かりますか?」 そう問いかけてきた彼の声は、少し震えているように聞こえた。 「どうしてって…買いたいものがあるからじゃなかったの?」 なんで今更こんな質問をしてくるんだろう。私の疑問はますます膨らんでいくばかりだ。 「…やっぱり、照さんは鈍いですね」 え…?ニブイってなんで?私は、今まで自分のことをニブイと思ったことは一度もないんだけど…。 「…ニブイって何が?」 「う~ん。やっぱり、鈍いです!」 さっきまですごく静かだったのに、こんどは何かが吹っ切れたかのように、口を大きく開けてハハッと笑い始めた。 「京ちゃん…なんの話?」 「あ~いやぁ。すいません。遠まわしに伝えようとしても、気づいてもらえなさそうなんんで、もうハッキリと言っちゃいますね」 笑っていたかと思えば、こんどは急に真剣な表情に変わる。私の手を握っている手に、キュッと力が込められた。 「実は俺、照さんのことが好きなんです」 一瞬、時が止まったかのような錯覚にとらわれる。 えっ、好きって言った?今、私のことが好きだって…ええっ? 「あ~…予想通り、固まっちゃいましたね…」 彼の言うとおり、私の体はすっかり硬直してしまい、動かすことができなくなってしまった。 声を出そうと口を動かしても、あ…?えっ…などの一文字分の言葉しか出てこない。 「え~と、つまりですね…」 頭をポリポリと掻きながら、京ちゃんが話を続ける。 「今日、買いたいものがあるって言って照さんを誘ったのは、口実だったわけで… 本当は買いたいものなんて何も無かったんです。照さんは、明日東京に帰っちゃうって聞いたので、向こうに帰る前に どうにかデートに誘って俺の気持ちを伝えようと思ってたんです。」 「うん…。ん?え…っ?じゃあ、私が好き?買い物って嘘で?あれ?ええ…っ?」 ようやく声を出せるようになったものの、日本語がまともに喋れない…。自分でも何を言ってるんだか分からない。 「あははっ。落ち着いて下さいよ~。ごめんなさい、買い物ってのは嘘です。」 「うん…」 「照さんのことが、好きです。」 「うん…」 二度目の”好き”を言われて、やっと自分が今置かれている状況が理解できるようになってきた。 ええと… 今日買い物に付き合ってほしいって言われたのは、実は嘘で、私に告白をするために京ちゃんは私をデートに誘った。 この解釈で正しいはず。 あれ…でも。 私は、デートという言葉を頭の中で繰り返し、ふと昨日の咲とした会話のことを思い出す。 * 「咲、もしかして京ちゃんのことが好きなの…?」 「…………うん…」 「そっか…。ねえ咲」 「なに…?」 「何か勘違いしているみたいだけど、私は別に京ちゃんのことは好きとかそういう風に思ってはいないからね?」 「えっ…?そうなの?」 「うん。明日だって、買いたいものがあるから選ぶのを付き合ってほしいって言われただけだし… だから、デートとかそうゆうのじゃないからね?」 * そうだ…咲は、京ちゃんのことが…。 それに私は、今日のことをデートなんかじゃないって咲に否定した。 しかも京ちゃんのことはなんとも思っていない、みたいなことも言った。 でも、あれは嘘なんかじゃない。だって、昨日までは本当にそう思っていたから… ん?あれ、昨日までってことは、今の私の気持ちは…? これってどうすれば良いの? 「照さんは、俺のことどう思ってますか…?」 「あ…ええと」 言葉に詰まる。それは、まだ自分でも分かっていないことを質問されたからだ。 なんて答えれば… 「照さん…?」 黙ったままでいると再び私の手がぎゅっと握られた。 京ちゃんと目が合い、ドクンと心臓が跳ね上がる。 このままずっと何も話さないわけにはいかない。今は、正直に私が思っていることを京ちゃんに伝えよう。 「私は…」 「はい」 「今、こうして京ちゃんに好きって言ってもらえて、すごく…嬉しい。京ちゃんと話をしたり、今みたいに手を握られたりして、 すごく心臓がドキドキしてる…。」 「それじゃあ…」 「でも、咲も京ちゃんのことが好きだって言ってた…」 「えっ…」 急にその場が静かになってしまった。やっぱり、今のは言わなくても良かったかな。 でも、だからと言って咲のことを隠したまま話を続ける訳にもいかないし… もう自分でも何をどうしたいのか分からない。 「照さん…」 「な、何?」 「咲のことは、今初めて聞きましたけど、正直言って今の俺には照さんしか見えてません。 できることなら、照さんと…その、付き合いたいなって思ってます…」 「…………」 付き合う…。付き合うっていうのは、つまり恋人同士になるって事だよね。 私と京ちゃんが恋人同士に…?考えただけで頭がパンクしそうだ。 「それに、照さんはさっき、咲”も”って言ってましたよね?その”も”っていうのは、他に誰のことを思って言ったんですか?」 「あ…」 「無意識に言ってたとしても、それはつまり…照さんも少なからずは俺に好意を寄せてくれているってことなんじゃないですか? って…、自分でこんなこと言うのもなんですけどね…」 「うん…」 いや…でも。 「…ごめん。京ちゃん。」 「えっ?」 「たぶん、私も京ちゃんのことが好きなんだと思うけど、咲の気持ちを知ってる以上、私だけ勝手にこんなことはできない…」 その言葉を口にするのは、本当に辛かった。胸がチクチクと痛みだす。 「そんな…」 「本当に、ごめんなさい…」 こうゆう時って何て言えばよかったのかな。 私は良い言葉を見つけることが出来ず、ただひたすら謝るしかなかった。 「……………」 沈黙が生まれ、だんだん京ちゃんの顔を真っすぐ見ることができなくなり、自然と俯き気味になってしまう。 「…分かりました。でも、俺の気持ちは変わりませんからね!照さんの気持ちが固まったら、もう一度返事を聞かせてもらえますか?」 私は下を向いたまま、重たい口を開いて返事をする 「うん…分かった。咲とちゃんと話し合ったら…そしたら、また連絡するね」 「はい。待ってますから」 「うん…」 「それじゃあ、そろそろ帰りますか。」 「うん。」 京ちゃんに言われて、ベンチから立ち上がる。 駅まで戻る間に、せめて手だけでも…と言われて、私達は手を繋ぎながら一緒に電車に乗った。 行きとは違い、こんどは向かい合わせではなく、二人並んでシートに座る。肩が触れ合う。 繋いだその手は、柔らかくて、とても暖かかった。 でも、別れる時は離なさないといけない。そのことを考えると、またギュッと胸が締め付けられる。 キィーーーッ。 電車が動き始め、車輪とレールの擦れ合う音が聞こえてきた。 * 同時刻。片岡優希と原村和、宮永咲。 この三人は店を出て、それぞれが家路に着くために別れの挨拶を交わしているところだった。 咲がそれじゃあねと言い、和と優希に背を向けて歩きだす。 和と優希は途中まで帰り道が同じなため、咲を見送った後に二人肩を並べて歩き出した。 * 「優希は…このままで良いんですか?」 和が、酷く落胆した様子で話し始める。先ほどの三人の会話を思い出し、目にはうっすらと涙が浮かび始めてきた。 何故なら、咲と優希も京太郎の事が好きなんだと気づいてしまったからだ。 更に、三人の思い人である当の本人は今、咲の姉と二人で出かけている。 思ってもみなかった事を今日だけで二つも知ってしまい、とても胸中穏やかではなかった。 やがて頬を伝い始めそうになる涙を、優希に気づかれないよう、そっと手で拭う。 「のどちゃんは…どうなんだじょ?」 優希もまた、ひどく落ち込んだように言葉を吐き出す。 京太郎のことをいつも、犬、ばか犬ー!などと言っては殴ったり蹴ったりしていた。 しかしその行為は、彼女なりの愛情表現だったのだ。 久と同じように、タコスを買ってこいと言っては京太郎のことをいつもこき使っていた。 だけど、決して京太郎のことが嫌いなわけではない。それに、文句を言いながらも、彼はきちんとその要求に答えてくれる。 そんな彼の優しさに、知らず知らずのうちに惹かれていたのは確かだった。 一緒に居ると、くだらないことで笑いあえる。京太郎は、一緒に居てとても楽しい存在なのだ。 「私は…」 和が優希の質問に、途切れ途切れな言葉で答え始める。 「もう少し、みんなの様子をみてみようと思います…正直、須賀君と宮永さんのお姉さんが二人で…ってのは意外でしたが… 二人の気持ちはどのような方向に向かっているのかは、まだ分かりませんから…」 それは、自分に言い聞かせているようでもあった。二人で出かけたと言っても、京太郎と照は、まだ何も始まっていないはず。 いや、できれば始まらないでほしい。そう、願いを込めながら。 「そっか。じゃあ、私もそうするじぇ」 和の答えを聞き、優希もまた、このままみんなの様子を見ていくことに決めた。 しかしこれは決して、親友である和の真似をする、という意味ではない。 今日一日で色々とありすぎて、まだ彼女は頭の中の整理が完全に終わっていないのだ。 よって、今の自分にできることは、和と同じように、事態はこれからどうなっていくのか、まずは誰がどんな行動を起こすのか じっと様子を伺い、場合によっては自分も何か行動を起こそう。そう、結論付けたのだ。 「分かりました。お互い、頑張りましょうね」 和も、長年付き合ってきた優希の気持ちをくみ取り、自分と同じことを考えているのだと悟った。そのため深くは追及しない。 「おう!せいせい堂々といくじぇ~」 「はいっ」 そうして二人の顔にはいつもの明るい笑顔が戻っていった。 * 「ただいま~。って、まだ誰も帰ってきてないや」 玄関で靴を脱ぎ、廊下を進んで居間のソファに座りこむ。 原村さんたちと別れて、家に帰ってくるまでの間、私は色々と考えた。 京ちゃんがお姉ちゃんと二人で出かけてる。そう言ったらあの二人、すごく驚いてたな。 そして、その表情はみるみるうちに暗くなっていった。 やっぱり、あの二人も京ちゃんのことが好きなのかな?今まではそんなふうに見えなかったけど。 優希ちゃんは、いつも京ちゃんとじゃれあってて、仲の良い友達って感じだけど、原村さんに関してはちょっと意外だったな。 優希ちゃんほど仲が良いって訳でもないけど、それなりにお話ししたりもしてるし。 だから、距離感としては、ごく普通の部活仲間って感じだと思ってた。でも、違ったんだね… 優希ちゃんも、原村さんも、私にとってはとても大切な友達だ。 だけど、その二人も京ちゃんのことが好きなのかと思うと、とても複雑な気持ちになる。 京ちゃんって、実はすごくモテるのかな。 そもそも、京ちゃんと一緒にいる時間が一番長いのは、私なのに…。 でも、原村さん達と争いごとになるのは嫌だな。あと、お姉ちゃんとも。 その時、玄関のほうからガチャガチャと鍵を開ける音が聞こえてきた。 そして足音がこっちに向かってくる。 「ただいま…」 お姉ちゃんが帰ってきた。 気のせいか、少しおどおどしているように見える。何かあったのかな…? 「お帰りなさい。お姉ちゃん」 「うん…ただいま。お父さんは?」 「まだ帰ってきてないよ」 「そう…」 やっぱり、お姉ちゃんの様子がおかしい。なんだか元気がないみたいだ。 もともと口数は多い方じゃなく、普段は静かな性格だけど、今のお姉ちゃんは明らかに何かあったって顔をしている。 「部屋で休んでくるね」 私にそう言い残し、すたすたと自室へと向かい歩き出すお姉ちゃん。 ちょっと、心配だな…。何かあったの?って聞くくらい、良いよね…? それに、せっかく東京から帰ってきてるのに、すぐに部屋にこもっちゃったらお話も出来なくて寂しいよ。 「あの…お姉ちゃん!」 私はソファから立ち上がり、廊下でお姉ちゃんを呼び止めた。 「ん、なに?」 お姉ちゃんが私のほうを振りかえる 「今日、なにかあったの…?」 私がそう聞くと、一瞬お姉ちゃんの肩がビクッと震え、それからすぐに目をそらされてしまった。 「…………」 返事がかえってこない。 「おねえちゃ…」 私がもう一度、お姉ちゃん、と呼びかけようとしたそのとき 「咲、ちょっと話したいことがあるから部屋まできて」 お姉ちゃんがそう言い、またすたすたと歩き始めた。私も黙ってその後を追う。なんだろう、話って…。 * 二人でベッドの上に座り、向かい合う。 だけど、お姉ちゃんはなかなか話を切り出そうとしない。 さっきからずっと俯いたままだ。 「ねえ、お姉ちゃん。話って…?」 仕方なく私から話しかけてみる。 「うん…あのね、実はさっき…」 「うん」 「京ちゃんに告白されたんだ」 え…今、なんて? 京ちゃんに告白された?お姉ちゃんが? 「え…そうなの…っ?」 「うん。ごめんね…」 頭の中が一瞬真っ白になる。 薄々思ってはいたけど、やっぱり京ちゃんって、お姉ちゃんのことが好きだった…。 いつから?それに、お姉ちゃんは何で私に謝るんだろう?駄目だ…頭の整理が全く追いつかないよ…。 「今日私を買い物に誘ったのは、実はデートだったんだって…」 「そう、なんだ…」 そっか。京ちゃんは最初からそのつもりで…。 私は目を閉じ、すうーと深呼吸をして、その事実を受け入れるために頭の中で複雑に絡み合っている何かを一つずつ解き始める。 けれど、自分でもびっくりするくらい、その絡まりは簡単に解けてしまった。 だって、京ちゃんが好きなのはお姉ちゃんなんだもん。 私や原村さん、優希ちゃんでもなく、今私の目の前に居るお姉ちゃんのことが、好き。 だから今日、デートに誘って告白をした。それでもう、この物語は完結したんだ。 そう考えると、なんだか急に心の中にあったモヤモヤが晴れていった。なんだかとてもすっきりした気分だ。 私は中学生の頃からずっと京ちゃんのことが好きだったのに、それが叶わぬ恋だと分かってしまった瞬間にスパッと何かが吹っ切れた。 意外と諦めが早い性格なのかな、私って。 「咲、本当にごめんね」 相変わらず私に謝り続けてくるお姉ちゃんの肩に、手を置く 「謝らなくて良いよ。お姉ちゃん」 「え、でも…咲は京ちゃんのことが好きなんでしょ?」 「うん。でも、もう好きだったに変ったよ。過去形になった」 「…咲は、それで良いの?」 「うん。全然平気。むしろ、お姉ちゃんのことを応援するよっ」 まあ、本当はまだちょっとだけ辛いんだけどね…。 「…ありがとう」 「頑張ってね。お姉ちゃん」 「うん。ありがとう。」 * 翌日、お姉ちゃんは東京に帰っていった。またお父さんと二人きりの家になっちゃうのは少し寂しいけど、仕方がない。 私はお姉ちゃんを笑顔で見送った。 そしてこの物語はこれで完結したと思い、嬉しくもあり、ちょっぴり切なくもあった。 だけど、この物語は色々なパートへと別れていくために、私の知らないところで着々と動き始めていた。 それを私が知るのは、この物語の中盤から終盤にかけたあたりになる。 今私がいる場所は物語の序盤にすぎなかったんだ。 * * 照さんが東京に帰ってから、もう三日が経つ。 そして、連絡はまだ来ていない。むむ…一体何故だ?しかし咲にそのことを聞くのはちょっと気まずい。 それに咲からもその話題には触れてこないからな…ああー。もう!なんで連絡くれないんですかぁ、照さん…。 一日が一日が過ぎていく度に、俺の不安は積もっていくばかりだ。 * 俺が照さんを好きになったのは、夏の全国大会で再会した時だ。 正直言って、一目ぼれだった。いや、初めて会ったわけじゃないから、それを一目ぼれと言うのはおかしいかもしれないけど。 久しぶりに見た照さんは、昔と比べてすっかり大人っぽくなっていた。何というか、大人の色気が出てきたというか…まぁそんな感じだ。 すごく美人で、それでいて可愛らしい。 気づいたら、俺の足は照さんのほうへと向かっていた。そして、いつの間にか連絡先を聞いていたんだっけ。 大会が終わって、長野に帰ってきてからも、ずっと彼女のことが頭から離れなかった。 授業中、部活中、下校中、風呂に入っている時、寝る時。とにかく、四六時中俺の頭の中は照さんのことでいっぱいだったな。 最近では、月に二回のペースで照さんが長野に帰省していると咲に聞き、それを聞いては照さんに電話をかけて、なんとかして二人きりで 会えないかと、色々と計画を立てた。だけど、いつもいつも都合が合わなくて、結局は会えずじまい。 そんなこんなで一カ月、二か月が経ったある日。秋の土・日・月、この三連休を使って、また照さんがこっちに帰ってくるという情報を 咲から聞いた。帰ってくるのは金曜の夜から。これだけ長い間こっちに滞在しているなら、さすがに一日くらいは会うことができるだろう。 そう思って、俺は覚悟を決めた。いつまでもこんなに苦しい思いをするのは嫌だ。返事はイエスかノーのどちらでも構わない。でも出来ればイエスで…。 早くこの俺の気持ちを伝えて、すっきりさせたい。自分自身に決着をつけたい。 そんなこんなで、俺は買いたいものがあるから付き合ってほしいと言い、二人きりで会うために照さんを誘った。 我ながらその胡散臭い口実はどうかと思ったけれど、この際デートに誘えるのなら、もうなんでも良かった。とにかく会って話がしたい。 ただ、それだけだった。 しかし、俺の住んでいる地域は、あまりにも田舎すぎて、デートスポットと呼べる場所が何もない。 それに、ここで照さんと二人でぶらぶらしたとしても、知っている人に鉢合わせする確率が高いと思った。もしかしたら部活のメンバーと も。それだけは何としてでも避けたい。さすがにそんなところを目撃されるのは、俺も恥ずかしいからな…。照さんだってきっとそう思う だろう。だから、俺達は隣町まで行くことにした。そこなら友達とよく遊びに出かけるし、安い店もそれなりに知っている。 * そしてデートの当日。俺は緊張しすぎて、かなり朝早く目が覚めてしまった。顔を洗って、歯を磨き、服を着替えてとりあえず出かける 準備をする。約束の時間まではまだ早いけど、家の中にいるのもなんだか落ち着かない。 天気予報をチェックすると、今日も冷え込むらしいので、マフラーを巻いてから家を出た。ゆっくりと時間をかけて歩き待ち合わせ場所 の駅まで向かう。だけどやっぱり早く着きすぎてしまって、当然そこにまだ照さんの姿はない。仕方なく、ケータイをいじったり駅の周辺 をぶらぶら歩いて時間を潰す。 そうしているうちに、ようやく照さんがこっちに向かって歩いてくるのが見えた。やっぱり照さんは可愛い。 電車を待つ間、照さんが手をさすって寒そうにしていたので、俺は自分の巻いているマフラーを手渡した。それで手をあたためてくれれば と思って。だけど、意外なことに彼女はそのマフラーを自分の首に巻きつけ始めた。まさかそこまでしてくれるとは思わなくて嬉しいやら 恥ずかしいやらで、俺の鼓動は加速していく一方だ。 「優しいんだね、京ちゃんは」 そう言われて俺はつい 「それは照さんだからですよ」 と言ってしまった。心の中で呟いたはずだったのに、知らないうちに口に出ていたんだ。 「えっ…?」 少し驚いた顔で、照さんが振り返り、目が合ってしまった。恥ずかしくて慌てて目をそらし、それからまたチラッと彼女のほうを見る。 すると、彼女の吐く白い吐息が綺麗に空気中に舞い、なんだか絵になるような姿だった。そう思い、更にドキッとしてしまう。 * 隣町に着き、早速照さんに、何を買うの?と質問されてしまった。 デートの順序のことで頭がいっぱいだった俺は、そう聞かれた時の言い訳を考えることをすっかり忘れていたため、慌てて飯を食いに 行きましょうと言い、かなり苦しくはあるが、なんとかそれでごまかした。 昼食を取り終えた後、二人で紅茶を飲んでいると、なにやら照さんが俺のほうをチラチラと見ては、顔を赤くしていた。 それって、俺と二人で居るからですか…?思いきって、照さんに聞いてみる。 「照さん、顔が赤いですけど…大丈夫ですか?」 「えっ…私、顔赤くなってる…?」 「なってます」 俺が指摘すると、彼女はペタペタと自分の手を頬に当てて、確認し始めた。慌てているその表情は、とても可愛い。 意地悪だとは思ったけれど、もっとその姿が見たくて、俺は更に言葉を投げかける。 「もしかして、俺と喋っててそうなってるんですか…?」 「……………」 すると、急に黙りこくってしまった。そこで黙ってしまうってことは…これはもしかして、かなり良い雰囲気なんじゃ…。 「照さん…俺、期待しちゃっていいんすかね?」 って、何言ってるんだか、俺…。さすがにちょっと言い過ぎてしまったことを、後悔する。ここで良い雰囲気になっても、周りに人が いるこの場所では、さすがに告白するわけにもいかないよな…。でも、なんだか今がチャンスな気がするぞ…。 「…すいません、急に変なこと言っちゃって。とりあえず外に出ましょうか」 場所を変えるために、店を出る。駅の裏には、小さな公園がある。多少ムードには欠けるが、あそこなら人の気も少ないし告白するのに 十分なシュチュエーションだろう。 最初から、告白するのはそこだと決めていた。何故ならそこは、昔に一度だけ照さんとふたりで遊んだことがある公園だからだ。 まあ、本人はもう覚えていないかもしれないけどな…。 * 「あら、須賀君じゃない。奇遇ね、こんなところで会うなんて」 ズガーン!照さんと二人で歩いていたら、なんと部長と遭遇してしまった。何でこんなところに居るんですか…。しかし、聞きたくても 頭の中がパニくってて、とてもそれどころじゃない。 部長のことだ、間違いなく後でみんなに言いふらされるだろうな…。この後の告白に成功すれば、別に何も問題はないのだが、失敗した 時のこと考えると、とても恐ろしい…。 「もしかして、デートの途中だったかしら…?邪魔しちゃった?」 気がつくと、部長が照さんのほうを見て、そんな質問をしていた。ああーもう…。部長、その目は完全に俺達のことをからかっている目 ですよ…。でも、照さんは今日の事をどう思っているんだろう?そこは俺も気になる。ハラハラしながら、照さんが返事をするのを待つ 。 「デートだなんてそんな…。京ちゃんが買いたいものがあるって言うので私は選ぶのを手伝いに来ただけです。」 うっ。これは、かなりショックだ。照さん…鈍いにもほどがありますよ。ハァ…。 「それじゃ、私はここで失礼するわ。またね、須賀君。」 「ああ、はいっ。また部活で会いましょう」 どうか、みんなにこのことはバラさないで下さいね… * そのあと、俺はあの公園で照さんに告白をした。 だが、終始緊張しすぎでどんなことを話したかは、あまり覚えていない…。ただ、どうやら返事は保留になってしまったようだ。 そんなこんなで、照さんが東京に帰った今も、俺はひたすら連絡が来るのを待ち続けている。 また、胸が苦しくてつらい。
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おいっす! 729 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2008/12/26(金) 23 51 56 ID YS0J5Gsx ド○フを見てたらつい…。
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729 :うちの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/10/31(水) 00 36 31 ID tWLSNVXJ 「…っ!」 唐突に目が醒める。 自分の寝ているのは天蓋つきの立派なベッド。ウエストウッドでその身を預けていた硬いベッドとは違う。 朝日が柔らかく差し込むその部屋は、簡素だがしっかりした作りの上等な家具が一式、揃っていた。 そう、ここはトリステイン魔法学院女子寮の、ティファニアに与えられた一室。 真っ赤な顔で、ティファニアは朝日の中、上半身を起こす。 唐突に目が醒めたのは夢のせい。 その夢の内容は。 時には、優しく微笑みかけてくるあの人。 時には、自分の手を取り、ダンスに誘ってくれるあの人。 時には、強く抱き締め、愛を囁くあの人。 決まって、夢の最後は。 熱く愛を語るあのひとは、自分を欲しいと言って、そして自分はそれを受け入れて…。 そしてそこで目が醒める。 「…はぁ…」 ため息をついて、ベッドから降りる。 夢の余韻からか、顔はまだ赤く火照っていた。 ティファニアは母の形見の夜着を脱ぐと、トリステイン魔法学院の制服に身を包む。 そして昨夜の内に桶に溜めておいた水で顔を洗い、髪を漉く。 「ふう」 顔を洗ったら少しは気が紛れた。 準備万端整ったティファニアは、扉を開けて食堂へ向かう。朝食を採る為に。 この学院での生活にあわせ、ティファニアの朝はずいぶん遅くなった。 ウエストウッドでは、随分早く起きて、朝餉の支度をしなければならなかったのだ。 …みんな、どうしてるかな…。 ティファニアは、トリスタニアの孤児院に引き取られたウエストウッドの子供達のことを思い出す。 おねぼうさんのエマ、食いしん坊のジム、そして。 しっかりもののタニア。 みんな元気でやってるかな。 自分は貴族としての身分を与えられ、こんな所で暮らす事になったけど。 みんなは、幸せなのかな。 そんな事を考えると、ティファニアは少し寂しくなる。 「…はぁ」 なんか、ここに来てから、ため息ばっかり増えた気がするなぁ…。 食堂の席に腰を下ろし、そんなことを考えていると。 「おはようございます、ティファニアお姉さまっ」 ため息の原因の一つがやってきた。 ため息の原因は、長いツインテールを揺らしながら元気に挨拶し、ティファニアの隣に腰掛ける。 彼女の名前はベアトリス。ベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフ。 ティファニアを『お姉さま』と呼んで慕い、あれこれと世話を焼いてくれる大貴族の娘。 「おはよう、ヴィヴィ」 ヴィヴィとはベアトリスの愛称で、今のところこの学院でこの愛称を彼女に対して使うことを赦されているのは、ティファニア唯一人である。 ちなみにティファニアが『ヴィヴィ』以外の呼び方でベアトリスを呼ぶと、しょうもない議論が始まるので、ティファニアは仕方なく彼女を愛称で呼ぶことにしていた。 ベアトリスはティファニアの隣に並ぶと、早速ため息の原因を尋ねてくる。 「どうされましたお姉さま?朝からため息なんて」 731 :うちの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/10/31(水) 00 37 25 ID tWLSNVXJ 基本的に人のいいティファニアは、つい正直に今まで自分が面倒を見ていた子供達のことを、話してしまう。 ベアトリスはその話を一通り聞き終わると、何故か天を仰いでくぅ、と漏らすと。 「ティファニアお姉さまのキモチはわかりましたっ!」 ぐっ、と拳を胸の前にもってきて、そして手をぱんぱん、と叩く。 「お呼びでしょうか」 それに応えて、クルデンホルフ家直属騎士団、空中装甲騎士団の団長が、恭しく頭を下げてやってきた。 ティファニアの中にイヤな予感が駆け抜ける。 そして案の定。 「すぐお父様に使いを出して! お姉さまの子供達を全てクルデンホルフで引き取って、最高の待遇を」 「ちょ、ちょっと待ってヴィヴィ!」 ティファニアは慌ててベアトリスの口を抑える。 いくら大貴族でも、それはやりすぎというものだ。 「な、なぜ止めるのです!お姉さまの子供達なら、私の妹達も同然ですわ!」 …いやなんでそーなるかなぁ…。 ティファニアは、ウエストウッドの子供達に、普通に幸せになって欲しいと願っていた。 だから、貴族の庇護の下で育てられるより、孤児院から世に出てくれた方がいいと思っていた。 「ふーん、なら私も引き取ってくんない?」 絡み合う二人の前に、料理を乗せた盆を持って、一人のブルネットのメイドがやってきた。 「はい、朝食おまたせー。あとつかえてんだから、さくさく食べてよね、テファお姉ちゃん」 そのブルネットのメイドを凝視しながら、ティファニアは固まる。 「な、あなた、平民の分際で無礼ですわよ!このお方をどなたと」 「テファお姉ちゃんでしょ?あんたもさっさと食べなさいよ、冷めちゃったらおいしくないわよ」 「な、な、な、あなた何様の」 しかし肩を震わせるベアトリスの怒声は、放たれることなく終わる。 ティファニアが、メイドの名前を、叫んだからだ。 「た、タニアっ!?」 「や。おひさしぶり、テファお姉ちゃん」 タニアの話によると。 一番年上でもう既に働ける年齢であったタニアは、孤児院には行かず、奉公先を探した。 タニアは結構なんでも出来て、なにをしてもよかったのだが。 調度都合よく、トリステイン魔法学院でメイドを募集していたのである。 タニアはトリステイン王家の紹介状もあって、トリステイン魔法学院でメイドとして働くことになったのである。 「そうなんだー」 ティファニアは、食後の紅茶を飲みながら、タニアと談笑をかわす。 「ジムもエマも元気でやってるよー。寮母さんになついちゃってねえ。『テファお姉ちゃんより優しい』ってさ」 「ひどいなあ。私、そんな厳しかった?」 「厳しい厳しい。寝坊したら朝食抜きとか」 「あ、あれはエマがあんまり寝坊ばっかりするからっ」 732 :うちの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/10/31(水) 00 37 57 ID tWLSNVXJ ウエストウッドの話に花を咲かせながら、二人は笑い合う。 すると、面白くないのは蚊帳の外のベアトリスなわけで。 「ちょ、ちょっとティファニアお姉さま!」 なんとか朝食を片付けたベアトリスは、ティファニアとタニアの間に割って入る。 「あ、ごめんなさいヴィヴィ。紹介が遅れたけど、この子タニア。 ウエストウッドで私が面倒見てた一番上の子」 ティファニアはそう言って笑顔でベアトリスにタニアを紹介する。 「あ、どーも。タニアって言います。よろしくねー」 タニアは言って、ベアトリスに手を差し出す。 ベアトリスは思わず、先ほどと同じように貴族風を吹かせようとしたが。 …マテヨ。 ベアトリスの中で、打算が働き始める。 ここで平民にも寛容な所を見せて、お姉さまに見直してもらわなければ…! 「よ、よろしく。ベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフですわ」 言って、差し出されたタニアの手を握る。 それを見たティファニアが、優しく微笑む。 ああ、今ティファニアお姉さまは感心していらっしゃる…!平民にも寛容な私に…! ベアトリスが悦びに身を震わせていると、タニアは即座にその手を放した。 な、貴族が平民の握手を受けてやったというのに!即座に放すとは一体…! また思わず貴族風を吹かそうとしたベアトリスだったが。 それは今度は、タニアの言葉で止められた。 「で、テファお姉ちゃん。サイトお兄ちゃんとは上手くいってるワケ?」 「え、上手くいってるって、その、あの、どういう」 ティファニアの頬が一瞬で真っ赤に染まり、言葉がもつれ始める。 タニアはあー、やっぱりぃー、まだなんもしてないんだーとか言いながら、ティファニアを小突く。 そんな二人を見ていたベアトリスは。 「これから上手くいくのですわ!私にあのへっぽこ騎士を墜とす、とっておきの秘策があります、テファお姉さまっ」 負けじと声をあげ、ティファニアの右手をしっかと握る。 ついでにさりげなく、タニアに倣って呼び方を縮めてみたりする。 タニアは自分に向けられるベアトリスの敵意のこもった視線をしっかと受け止め。 …なーるほどー。なついちゃったかー。 納得した。 でも、やっぱりここは。 「へえ。奇遇ねえ。私もこないだ、メイド仲間から『男をメロメロにする方法』教えてもらったんだあ」 言って、空いた左手を握ってみたりする。 「え、あの、その」 視線で戦う二人に挟まれ、ティファニアは真っ赤な顔でしどろもどろのままだ。 そして、二人は同時に、ティファニアに尋ねた。 「私の秘策をお聞きください、テファお姉さまっ!」 「どーせなら『メロメロにする方法』よねえ、お姉ちゃん?」 「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう」 二人に挟まれ、ティファニアは困り果ててしまった。 103 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/02(金) 23 32 34 ID RA9dqpbO 結局。 ティファニアは今のも取っ組み合いを始めそうな二人をなんとか仲裁して、部屋に戻ったのだった。 「…ほんとにもう…二人とも、仲良くしてくれると思ったのに…」 ふう、とため息をついて、ティファニアはベッドに腰掛ける。 実はこれから授業なのだが、なんだかもう満身創痍だ。 「…サボっちゃおうかなあ」 などとひとりごちながら天井を眺めるティファニア。 そんな彼女に、語りかける人物が居た。 「お姉ちゃんがそんな不真面目さんだとは思わなかったなあ」 そこにいたのは。 先ほどさんざん叱って、ベアトリスと仲直りさせたタニアだった。 「え、なんで?」 ティファニアの疑問に、タニアはすたすたとベッドに歩み寄りながら言う。 「そりゃ、ベッドメイキングに来たに決まってんじゃない。 部屋の掃除とか片付けは、ぜんぶ私たちの仕事なんだから」 言いながら軽く皺になったシーツをベッドから剥ぎ取り、手にしていた新しいシーツを、古いシーツを剥ぎ取ったマットの上に敷く。 タニアはウエストウッドに居た頃と変わらない手際のよさでベッドを整え終わると、ティファニアに言った。 「で、授業はいいの?遅刻しちゃうよ」 タニアの指摘に、しかしティファニアはため息をついて、椅子に腰掛けた。 「…誰かさんのせいで疲れちゃった」 頬杖をついて、今日何度目か分からない、ため息をついた。 そんなティファニアを横目に見ながら、タニアはてきぱきと仕事を片付けていく。 そして言った。 「おばさんくさー。 そんなんだとお兄ちゃんに嫌われるよー」 机の上で頬杖をついていたティファニアの身体がぴくん、と揺れる。 それを見逃すタニアではなかった。 「なんかお兄ちゃんこっちじゃえらいモテるみたいだし? いつまでも『お友達だから』とか言ってるどこかの誰かさんじゃ、勝ち目ないかもねー」 『お兄ちゃん』『モテる』『勝ち目ない』のところで律儀にぴくん、ぴくんと反応しながら、ティファニアはそれでも無視を決め込む。 タニアはそんなティファニアを見て、にやにや笑いが止まらない。 「わ。わわわ私には関係ない、もん…」 思いっきり噛んでるし。 そしてタニアは、とっておきをメイド服のポケットから取り出す。 「はいこれ」 それは、小さな香水の瓶。 透明な安っぽいガラスの瓶に、細いリボンが巻かれている。 そのリボンには、小さな字で『誘蛾香』と書かれている。 105 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/02(金) 23 33 18 ID RA9dqpbO 「…なに、これ?」 「いつまでも煮え切らないテファお姉ちゃんにとっておきをあげます。 これはね、『誘蛾香』って言って、オトコノコを興奮させる匂いの香水なんだって。 トリスタニアでは結構流行ってるんだってさ」 言って、タニアは取り出したそれを、ティファニアの掛ける椅子の前にある円卓にたん、と置く。 「これをどう使うかはお姉ちゃん次第。 あ、値段に関しては気にしなくていいからね。友達になった子からもらったもらいもんだし」 ティファニアは十三の子に何を与えてるのよ、と心の中でその友達に突っ込みを入れたが、思春期の女の子はえてしてそう言うものに興味がいくものである。 そしてタニアは香水をそのままテーブルの上に置いて。 「んじゃ、頑張ってねえ〜」 ぱたぱたと手を振って、部屋から出て行ってしまった。 残されたのは、香水の瓶と、固まったティファニア。 ティファニアの視線は、香水の瓶に完全に固定されていた。 こ、こんなの、こんなのつけて、サイトの前に…。 『お?なんかいい匂いするね、テファ』 『え、あ、うん…』 『テファってこんないい匂いのする女の子なんだな…食べちゃいたいよ』 『え、あの、その、えとあの』 『いいだろ?テファ』 『あ、えと、さ、サイトだったら…』 今朝の夢とほとんど変わらない内容の妄想をそこまでして。 真っ赤な顔でティファニアは顔をぶんぶんと振った。 そ、そんな上手くいくわけないじゃない! 心の中で自分で自分に突っ込みを入れ、そして。 もう一度、香水の瓶を凝視する。 で、でも。 でも、た、試してみるくらいは…いいよね…。 白磁のような細い指が、瓶の蓋を開く。 即座に香水が気化し、辺りに香りを撒き散らす。 どこかで嗅いだような、少し鼻にかかる奇妙な匂いが、ティファニアの鼻腔をくすぐった。 162 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 03 14 58 ID b9xVjTy0 よ、よし。 私はタニアのくれた香水をつけて、廊下に出た。 授業はもう始まっている。今から教室に向かっても、意味はない。 私が今から向かう先…。 それは、サイトのところ。 べ、べつにサイト墜とそうとか、そんな事考えてるわけじゃなくって! えと、うんと、もっと、サイトの事、知りたいから。 もっと、サイトと仲良くなりたいから。 お、お友達だもん。当然だよね! 私は廊下の左右を確認して、誰もいないことを確かめると、寮の外へ向かう。 …だって、サボってるの見られたりしたらまずいし。 外に出ると、空は晴れていて、気持ちのいい秋晴れだった。 中庭を見渡すけど、特に人影はない。 サイトは…ヒマなときには、中庭の隅っこにある倉庫にいるって言ってたっけ。 私は以前サイトが教えてくれたその場所に、向かっていく。 少し歩くと、すぐにその建物が視界に入った。 それと同時に、胸がとくん、と鳴る。 …ち、違うんだから!サイトは友達!大切なお友達なんだから! でも。 一歩一歩近づくたびに、私の胸はどんどん高鳴っていく。 倉庫まであと少し、と言った所まで来ると。 私の心臓は、早鐘のように鳴り響いていた。 …お、おおおお落ち着かなきゃ! 私は大きく深呼吸をして、気を静める。 新しい空気が私の中に入るたび、少しずつ落ち着きが戻ってくるのが分かった。 私は近くにあった水場の低い石積に腰掛けて、一息つく。 そして、水場の水面に、自分の姿を映してみる。 …ヘンじゃ、ないよね? そして少し落ち込む。 …やっぱり、ヘンだよね…。この胸。 私は白い制服を中から押し上げている胸を両手で隠してみる。 両手じゃ納まりきらなくて、少しはみ出てる。 …こんなヘンな胸、サイトは、どう思うのかな…。 …こんな胸でも、お友達って、言ってくれるのかな。 そこまで考えて、私は決めた。直接聞いてみよう。 …それで、もし、ヘンじゃないって、言ってくれたら。 そのときは、その時は。 え、えと、やっぱり『お友達からお願いします』かなっ? 『友達以上になりたいの』とかってダイタンに言ってみる? 香水の効果で、ひょっとしたらひょっとして、うまくいくかもだし…。 「言ってみる?ティファニア…?」 私は水面に映る自分に、そう尋ねてみる。 しかし、水面に映った虚像は、何も応えない。 163 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 03 16 07 ID b9xVjTy0 なーん。 でも。 いつの間にかすぐ近くに居た、ちょっと太った虎縞の猫が、そう応えるように鳴いた。 私はなんだかその猫に応援されているような気がして。 「ふふ。ありがと」 優しくその猫を撫ぜる。 猫はぐるるるる、と喉を鳴らして石積に腰掛ける私の太股に擦り寄ってきた。 「甘えんぼさんね」 言って私はその猫の背を撫ぜる。 猫は変わらず、ぐるるるる、と喉を鳴らしている。 ぞりっ。 「ひゃんっ!?」 いきなりの刺激に、私の喉から声が滑り出た。 猫が、いきなり太股を舌で舐めてきたから。 ごるるるるるる…。 慌てて後ずさった私を見つめて、今にも飛び掛ってきそうな体勢で、その猫は喉を鳴らす。 …これ、どっかで見たこと…。 あ…! この猫、発情してる…! で、でもなんで?近くに雌猫なんかいないし…! すんっ。 どこかで嗅いだ匂いがする。 ちょっとつんとくる、奇妙な匂い。 …え?ちょっとまって?これって…。 私はある事を思い出し、香水をつけた手首に鼻を寄せる。 そして完全に思い出した。 どこかで嗅いだ匂い。それは。 発情期の、雌猫のおしっこのにおい…! ま、まさか、この香水って…! 気づいた時には遅かった。 次の瞬間から、私は、十数匹の発情した牡猫に追い掛け回される羽目になったのだった。 164 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 03 17 37 ID b9xVjTy0 「助けて、サイトっ!」 俺が午前中のアンニュイなひとときをゼロ戦の格納庫で過ごしていると。 あばれももりんごがおそってきた! コマンド? にアたたかう ぼうぎょ にげる どうぐ さいごまでつっぱしる じゃなくて。 テファが、そんな事を言いながら俺を見るなり駆け寄ってきた。 「どしたのテファ?」 テファは俺の呼びかけには応えず、俺の後ろに隠れると、格納庫の入り口を指差す。 そこには。 なーん、ごるるるる…。なー、なーん…。 あばれねこだまがおそってきた! コマンド? にアたたかう ぼうぎょ にげる どうぐ ぬっこぬこにしてやんよ な、なんじゃありゃあああああ? 猫の塊が、この格納庫めがけて走ってきている。 そしてテファはどうやら、その猫の塊に追いかけられているらしい。 あの猫どもになんかしたのかテファは? 俺が尋ねる前に、テファは言った。 「ねえサイト、ここに隠れられる場所、ないっ?」 …って、そんな隠れる場所、って…。 見渡す俺の目に、ゼロ戦の風防ガラスが映った。 「テファ、こっち!」 俺はテファの手を引いて、ゼロ戦のコックピットに乗り込む。 そのまま前にテファを抱えたまま、風防ガラスを閉じる。 すると。 べちべちべち! さっきの猫の塊が、風防にとびついてへばりつく。 …なんなんだ一体? 「なにあれ?何があったのテファ?」 俺の質問に、俺の上で真っ赤になりながら。 テファは事情を説明してくれた。 184 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 17 57 10 ID b9xVjTy0 ティファニアの説明によれば、タニアからもらった香水のせいで、猫に追いかけられる羽目になったという。 「…なんでまた、猫のおしっこなんか…」 才人はそう言うが、香水の中にはそういったものもある。 香水は本来、汗や垢などの匂い消しに用いられたものが起源である。 まず最初に、匂い消しに花や果物の香りが使われるようになった。 更に時代が進むと、様々な効果を求めて、様々な『匂い』が用いられるようになる。 『誘蛾香』も、そうした思惑から、発情期の雌猫の尿を使って、男の本能を刺激しようとしたのだろう。 才人は知らないが、女性の気を引く香水の中には、動物の雄の睾丸から搾り取ったエキスを使ったものすらもあるのだ。 「そ、そんなの知らない…」 言って、ティファニアは怯えたように才人にすがりつく。 猫たちはいまだ風防に張り付いており、ごるごると発情期特有の喉を鳴らす鳴き声を上げている。 風防越しにも、『誘蛾香』の香りが届いているらしい。 すがりつくティファニアの首筋から、つんとした奇妙な匂いが才人の鼻に届く。 …香水が、原因なんだよな…。 才人はちょっと考えてみる。 香水って、ふき取っても意味ないよな。 それに、肌に直接かけてたとしたら、全部は拭き取れない。 肌に、直接…。 才人の煩悩が、そこで発動する。 「あ、あのさ、テファ」 そして才人は提案した。 香水を、舐めて取ったらいいんじゃないか、と。 185 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 17 57 44 ID b9xVjTy0 ティファニアは、才人の膝の上で真っ赤になってワイシャツをはだけ、首筋を晒していた。 まずはここから、ということらしい。 才人はどきどきしながら、ティファニアの真っ白な首筋に顔を寄せる。 薄桃色に染まったその肌からは、たしかにつんとした奇妙な匂いが立ち上っていた。 才人はその肌にそっと舌を這わせる。 「ひぅ!」 その瞬間、ティファニアの喉から声が上がる。 ティファニアは真っ赤になった顔を更に赤くして、声に見上げた才人の視線から顔を逸らす。 「つ、続けて大丈夫かな」 才人の疑問に、ティファニアは応える。 「う、うん、大丈夫、だから…。 こ、声邪魔なら、出さないようにするからっ…」 言ってティファニアは、右の人差し指を噛んで、猿轡にした。 真っ赤な顔を逸らし、羞恥に堪えるその姿は、才人の煩悩をこれでもかと刺激する。 才人はもう一度、ティファニアの首筋に顔を埋める。 「ふンっ…!」 才人の荒い鼻息だけで、ティファニアの敏感になった官能が反応する。 喉が意思に反して踊り、腰の奥の器官がきゅうきゅうと啼きはじめる。 ぴちゃ…。 「ふぅぐぅ…っ!」 才人の舌が這った瞬間、ティファニアの背筋が反り、鼻から声が漏れる。 声が漏れないように、必死に人差し指を噛んでいたが、しかし鼻腔から牝の鳴き声が漏れてしまう。 ぺろぺろぺろぺろ…。 才人の舌がピッチを上げ、舐める範囲を広げる。 それは鎖骨周囲だけに留まらず、広げられたシャツのぎりぎりまで、そのたわわに実った乳房の半分にまで及んだ。 「ふぅっ!ンふぐぅ!んふぅ!」 イヤイヤをするようにティファニアは首を振り、背筋を駆け上ってくる悪寒にも似た快感の電流に堪えようとする。 しかし意思に反し身体は震え、すでに堰の破れた股間は、牝の体液が溢れ出していた。 そして、無意識に、才人の膝を跨いだ腰が、前後にグラインドしてしまう。 ぬちゅ…。 「んふぅぅぅぅ─────っ!」 才人の膝とティファニアの股間の間で、薄い布が擦れる。 その電流が一気に身体を駆け抜け、一瞬、ティファニアの視界は真っ白になった。 指が口から離れ、くたん、と才人にもたれかかる。 「は、は、はぁ、はぁ…」 荒い息をつきながら、ティファニアは才人に全体重を預け、朦朧とする。 186 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 17 59 05 ID b9xVjTy0 そんなティファニアを才人は抱え上げ、そして。 がばっ! はだけたワイシャツを一気にまくりあげ、ティファニアの胸を完全に露出させる。 『凶器』と湛えられるその胸が一瞬踊り、外気に晒される。 「え、サイト、何っ…」 ティファニアの顔が再び真っ赤に染まる。 才人はそんなティファニアの耳元で囁く。 「こっからも匂いがするんだよ、テファ」 言って、両手でティファニアの先端をつまんだ。 「…っひ!」 ぞくん!とティファニアの背筋に先ほどに倍する快感が走り抜ける。 きゅう、と両足で才人の膝を抱え込み、背筋を反らせる。 しかしなんとかティファニアは踏みとどまり、才人に反論する。 「で、でも、塗ったの首筋だけ…」 「広がっちゃったのかもよ?ほら、こんなに匂うし」 言って才人は、ぷっくり膨らんだ桜色の先端を集めるように、規格外に大きなティファニアの乳房を両手で挟み込んだ。 そして、くんくんとその乳首の匂いを嗅ぐ。その先端は、甘いティファニアの牝の香りがした。 そんな行為すら、焚き上げられたティファニアの獣欲は反応してしまう。 「ひぃ!や、だめぇ、嗅いじゃだめぇ…!」 「それじゃあ、舐めちゃうよ」 ティファニアの返事も待たず。 才人は、集められたその双つのピンクの真珠を、執拗に嘗め回した。 「ひぁ!やぁ!ら、らめぇ!ちくびぃ!」 才人の舌が往復するたび、びくんびくんと仰け反り、歓喜の声を上げるティファニア。 閉じられた脚がぎゅうぎゅうと才人の太股を締め付け、股間から溢れた蜜でティファニアの下着と才人のズボンはべとべとになっていた。 「ひ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 一際大きな声を上げ、ティファニアはもう一度、くったりと才人にもたれかかる。 今度は声も上げられず、もたれかかった才人の上でびくん、びくんと痙攣する。 胸虐だけで、ティファニアの意識は飛びかけていた。 187 :ウチの妹のばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/11/04(日) 17 59 53 ID b9xVjTy0 「すっごい感じやすいんだね、テファ」 言って才人は、返事をする気力もないティファニアの金髪を、優しく撫でる。 ティファニアはその言葉に、半ば反射で応える。 「も…らめ…らめなんらからぁ…」 しかし、才人は聞かなかった。 彼の股間はこれ以上ないほどにいきり立っており、そして、彼の上には、牡の来訪を今か今かと待ち受ける、涎を垂らした牝がいるのだ。 今度は才人は、身体を入れ替え、ティファニアをゼロ戦の操縦席に座らせる。 脱力したティファニアの身体はくったりと、操縦席にもたれかかる。 だらしなく開いた上半身では、そのオーバーサイズな胸が、桜色に染まって上下している。 脱力しきった脚はO字に開き、まるでお漏らしをしたように濡れそぼった下着を晒していた。 ごくり、と才人の喉が鳴る。 そして、もどかしく狭いコクピットでズボンを脱ぎ去り、己を晒すと。 「じゃ、いくよ、テファ…!」 いつの間にか開いていた風防の隙間から白い手が伸びて、その頭蓋をがっしりと掴んだのだった。 「さて犬?辞世の句は決まったかしら?」 そこには、にっこり笑顔の、戦闘態勢の牝猫を連想させる、桃色の髪の彼の主人が居た。 そしていつもどおりに。 トリステイン魔法学院に、ある牡犬の絶叫が響き渡ったのだった。 後日。 仲直りの印、と言ってタニアはベアトリスにある香水を贈る。 オトコノコにもてるわよ、と言われて渡されたその香水を、ベアトリスは受け取って。 二人の仲がより険悪になったのは、また別の話である。〜fin
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松井@FEGさんからのご依頼品 2時間とも描く為に時間短縮目的で使い回しました。 欲張ってすみませんでした。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 綺麗でやさしい色使いでゲームの風景を再現していただけてうれしかったです。2時間とも描いていただきありがとうございました。帽子がすごく可愛らしくてお気に入りです! -- 松井 (2009-08-03 23 36 10) 名前 コメント ご発注元:松井@FEG様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=2162 type=2126 space=15 no= 製作:阿部火深@FVB http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=2183;id=UP_ita http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=2184;id=UP_ita 引渡し日:2009/07/31 counter: - yesterday: -
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スレ2>>729 ライトニングガン 資料 729 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2008/11/19(水) 20 51 14 ID /dEFvFBd ライトニングガン! 「ライトニング」といえば「BACライトニング」だろう、ってんで イカニモな垂直二連式にしてみました。もっとファンタジー的なクラッシックな方が良いのかなぁ?
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おっとり婦警さん 729 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/07/26(日) 23 22 29 ID f/eyojq3 730 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/07/27(月) 00 13 12 ID u5ZRnyKf ,ィ⊃ , -- 、 ,r─-、 ,. / ,/ } { ヽ / ∠ 、___/ | ヽ ヾ、 ヽ_/ rュ、 ゙、 / く…クマどもめが… \ l , _; ; ; ;)、! {`- } Y あくまで…こ…国家権力に…たて…つくきか… ヽj ,; ; ;ノ ⊆) ⌒` ! l ; )-‐ケ } 全員タイーホだこのアフォどもがッ…!! ヽ. ; 丿‐y / __,.ゝ、 ~___,ノ ,-、 731 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/07/27(月) 03 06 59 ID +JhZUIlP ≫729 おっとりした婦警さん萌え しかし拳銃かまえられるって、視点の人物は何をやらかしたんだろう?w