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『おうち宣言の果てに 前編』 20KB 制裁 自業自得 お家宣言 群れ ゲス 自然界 独自設定 ナナシ作 「そろーり!そろーり!ゆっくりすすむよ!」 今、とあるゆっくりの群れ内で、一匹のれいむがキョロキョロと周囲を警戒しながらゆっくりと移動している。 まあ、警戒しながらとはいったもの、このれいむは口で自身の状況をいちいち実況するマヌケなタイプのゆっくりであったため、 傍から見れば全く隠れておらずバレバレの状況ではあったのだが。 が、しかし幸運にも、このときれいむの周囲には本当に誰もいなかったために、れいむは無事目的地へ見咎められることなく到着することができたようだ。 「ゆゆ!ついたよ!」 れいむの目の前にあるのは、広く掘られた洞窟タイプのゆっくりのおうちであった。 そのおうちは、多くのゆっくりが作るような粗末なそれとは違い、しっかりとした奥行きがあり、 ゆっくりにとっては中々に高級なおうちと言えるだろう。 「ゆふふふふ!ついに!ついにこのひがきたよ!」 れいむは、最後の確認とばかりにもう一度キョロキョロと周囲を見わたす。 ここでもし他のゆっくりがいるようなことがあれば、れいむの企みは失敗に終わる可能性があるのだ。 「だれもいないようだね!それじゃあさっそく!」 無遠慮におうちの中へと侵入するれいむ。 「ゆわぁ~!」 中に入ったれいむは、おうち内の想像以上にゆっくりできる空間に感嘆の声を上げる。 おうちの中は広々としており、ゆっくりでそうな草のベッドや石でできたテーブルなどが随所にきちんと設置されている。 奥のほうに貯蓄されている食料の量も申し分なく、このおうちの持ち主のゆっくりはかなり優秀な個体であることをうかがわせた。 「うん!ごうかくだよ!やっぱりすごくゆっくりしているれいむには、これくらいのゆっくりぷれいすがないとね! それじゃあいっくよー!」 れいむは、スゥーと大きく息を吸い込むと、 「ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!!!」 これ以上ないくらいのドヤ顔で、堂々のおうち宣言をかました。 シーンと静まりかえるおうち内、どこからも反論の声は上がらない。 周囲には誰もいないのだからそれも当然のことだ。 『おうち宣言』それはゆっくりの本能に刻まれているルールだ。 ゆっくりという種は、所有という概念が希薄なために物をめぐっての争いが絶えない。 そこで、登場するのがこのおうち宣言である。 このおうちせんげんを、空間内、主に洞窟などのおうちで宣言し、その結果どこからも反論がなかった場合、 その場所は宣言したゆっくりのものとなるのだ。 さらに、こうしておうち宣言をした場所にあるものは、全てそのゆっくり、及び家族の所有物となり、如何なる反論も許されない。 ゆえに洞窟などのおうちので暮らしているゆっくりは、そこに住み着く前に必ず儀式としてこのおうち宣言をおこなうのだ。 しかし、このおうち宣言というルールは、言うまでもなく多くの問題をはらんでいる。 そう、まさに今れいむがその問題の行為を行っている最中なのだ。 おうち宣言を利用した最大の悪事、他ゆんのおうちの乗っ取り行為である。 「やったね!これできょうかからここはれいむのおうちだよ! ゆゆ!おうちせんげんしたら、おなかがへっちゃったよ!それじゃさっそくむしゃむしゃするよ!」 おうち宣言という重労働(れいむにとっては)をしたれいむは、さっそくおうちに保存してある食料を貪り食らいはじめる。 おうち宣言が成功した以上、このおうちはれいむの物であり、当然そのおうち内にある食料や、ベッドなどの雑貨も全てれいむのものとなるのだ。 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせえええええええええ!」 感極まった表情で叫ぶれいむ。 他ゆんが必死に狩りをした結果を、何の苦労もなくおうち宣言で横取りして食べる食料は、さぞ美味いことだろう。 と、そのとき 「な、なにやってるのれいむ!」 唐突にれいむに声がかけられる。 「ゆん?」 れいむはスーパーお食事タイムを邪魔され、不機嫌そうな声を上げながら、声をかけられた方を見やる。 するとそこには、驚愕の表情でプルプルと震えているありすがいた。 ありすはこのおうちの『元』の持ち主である。 「ゆあああん?いきなりどうしたのありす?そんなへんなかおして?ゆっくりできないよ! てゆうか、そもそもここはれいむのおうちだよ!かってにはいってこないでね!」 「なにわけのわからないことをいってるの!ここはありすのおうちよ! いまれいむが、あほずらでたべてるそのしょくりょうだって、ありすがひっしになってあつめたものよ! ふざけたことをいってないでさっさとでていってちょうだい! あまりごねるようなら、せいっさいもやむなしよ!」 マヌケ面のれいむに、凄まじい形相ですごむありす。 この群れの掟では、他ゆんの物を盗んだりすることは制裁の対象となりえるのだ。 しかし、れいむはそんなありすを見下したような表情で言う。 「さっきからいったい、なにいってるの?このおうちはれいむのものだよ! だってれいむは、さっきこのばしょで、おうちせんげんをしたんだからね!」 「!?そ、そんな!どうして!」 れいむの発言に顔面を蒼白にするありす。 確かにれいむの言う通りに、おうち宣言をされてしまった後ならば、 ここはもはやありすのおうちではなく、れいむのおうちということになってしまう。 しかしありすは信じられなかった。 仮にも同じ群れの仲間であるゆっくりから、おうち宣言をされることになるなんて! 「ゆふふふふ!どうやらどっちがせいぎか、わかったようだね!」 ニヤニヤ顔のれいむ。 「れいむ!どうして!れいむはここが、ずっとありすがおうちとしてつかっていたばしょだと、しっていたはずでしょう! それなのに、なんでこんなおうちせんげんなんてことをするの!」 れいむに迫るありす。 おうち宣言はゆっくりにとって絶対にして神聖なルール! それゆえに、群れ内などの集団ではそう迂闊に乱発してよいものではないのだ。 少なくとも、宣言する場合はそこに他ゆんが住んでいないかどうかを、よく確認してから行うのが通例だ。 「はあああああん!どうして?そんなのきまってるでしょ! とってもゆっくりしているれいむには、それそうおうのゆっくりぷれいすがひつようなんだよ! このぷれいすは、ゆっくりしてないありすには、ふさわしくないよ! だかられいむがおうちせんげんしてあげたんだよ!かんしゃしてね!」 「そ、そんなめちゃくちゃな!」 なおも食い下がろうとするありす。 しかしそんなありすに対して背後から声がかけられる。 「ゆゆ?いったいどうしたのかな?」 「なんだかゆっくりできないようすだよ!」 「なにかもめてるみたいだね!」 その場にぞろぞろと現れたのは、がらの悪いれいむたちの集団だった。 どいつもこいつも、ゲスゆ特有のふてぶてしい表情をしている。 「ゆゆ!みんなまってたよ!さあ、はいってはいって! ここがれいむのあたらしいおうちだよ! これからみんなで、むしゃむしゃぱーてぃーをしようね!」 そんなれいむたちの集団に対して、おうち宣言をしたれいむが気さくに声をかける。 この集団はれいむがあらかじめ呼んでおいたのだ。 今日新しいおうちが手に入るから、みんなでそのお祝いをしよう、と。 「ちょっ、ちょっとまってよれいむ!まだはなしはおわってないわ!」 予測不能の事態の連続に慌てふためくありすは、おうち内にいるれいむに詰め寄る。 ありすの抗議はまだ終わってはいないし、当然こんな理不尽なこと認められるはずもない。 だがしかし、 「ゆふん!」 ドン! 「ゆげばは!」 ありすは、突然のれいむの体当たりによってうちの外へとはじき出される。 「さっきからごちゃごちゃうるさいよ!げすなありすは、れいむのおうちにかってにはいらないでね! これいじょうごねるようなら、せいっさいもやむなしだよ!」 「そうだそうだ!」 「おうちせんげんをすませた、れいむにけちつけようなんて、ありすはとんでもないげすゆっくりだよ!」 ありすに対して、次々と暴言を浴びせるれいむたち。 「ゆううう!そっ、そんな、ひどい……」 あまりの仕打ちに涙するありす。 しかし、向こうにはおうち宣言という強力な正当性があるのだ。 それを錦の御旗として主張されてはどうにもならない。 下手に騒げば、ゲスとして制裁されるのは自分の方なのだ。 こうして、ありすは突然に自身のゆっくりプレイスを失ってしまうことになった。 その後ありすは、何とかして、おうち宣言し返すことにより、自身のおうちを奪還しようとれいむがおうちを離れるスキをうかがっていたのだが、 れいむはおうちにたっぷりと蓄えてある備蓄を食い荒らすばかりで、一歩も外にでることがなかった。 れいむがおうちでゆっくりしている間も、ありすは外で常に見張っていなければならない。 そんな苛酷な状況のなか、ありすは日々衰弱していき、やがて力尽き永遠にゆっくりした。 とある平和な群れを襲ったおうち宣言による悲劇。 しかしこれはほんの始まりすぎなかった。 「わがらないよおおおおおおお!ちぇんのおうちが、れいむにおうちせんげんされちゃったよおおおおお! ゆえええええええん!」 「まりさのおうちがもなんだぜえええええ!きょうからどこでくらしていけばいいんだぜええええ!」 「みょん!しんじられないみょん!ちょっとおうちをはなれたすきに、れいむがおうちせんげんしてたんだみょん! あれはもう、はじめからみょんのおうちを、ねらっていたとしかおもえないみょん!」 「おさぁああ!なんとかしてよおおおおおお!」 「むっ、むっきゅう~!」 長ぱちゅりーのおうちの前には、連日おうち宣言されて、おうちを乗っ取られたと嘆く群れのゆっくりたちが集まってきていた。 どうもここ最近、とあるれいむ一派の仕業のよる、おうちの乗っ取りが事件が多発しているようなのだ。 この事態には、長ぱちゅりーも頭を悩ましていた。 そもそも、おうち宣言によるおうち乗っ取りという事態が、ゆっくりの群れで多発することが異常なのである。 確かにゆっくりの本能に刻まれたルールにより、誰もいないおうちで、おうち宣言すれば、そのおうちを強引に横取りすることもできるだろう。 しかし通常、他ゆんが住んでいるおうちでおうち宣言してはいけないというのは、野生に生きるゆっくりたちの暗黙の了解なのである。 ごく稀に、ゲスや極端に頭の悪い個体が、乗っ取りのおうち宣言をすることがあるらしいが、それはあくまで群れとして機能していないバラバラな地域での話しだ。 ほぼ全員が顔見知りであり、それなりに秩序がある群内にて、ここまでおうち宣言による乗っ取りが横行するなど前代未聞の珍事である。 ことの主犯であるこの群れのれいむたちは、確かに他と比べて明らかに素行がよくない個体が数多くいるとはいえ、まさかこんな事態になるとは……。 「むきゅ!れいむたちは、いったいなんのつもりなのかしら!」 憤る長ぱちゅりー。 これほど多くの乗っ取りが同時期に起きるなど、もはやおうちに誰もいないと思って勘違いしてしまったというレベルを超えている。 現に今群れにあるおうちの八割近くが、れいむたちによって乗っ取られており、 おうちを追い出されたゆっくりたちの中には、途方にくれて永遠にゆっくりしてしまったものも多数出ているのだ。 こんなことを長として放っておくわけにはいくまい。 そんな決意を長ぱちゅりーがしている最中、突然不快な声が投げ掛けられる。 「ゆっふっふーん!どうしたのかな?みんなでこんなところにあつまって!」 その場に現れたのは、今まさにおうち宣言で話題になっている、れいむ一派のボスれいむとその取り巻きれいむたちであった。 「ゆゆ!おまえはぁ!かえせ!まりさのおうちをかえせ!」 「ちぇんのいっしょうけんめいあつめた、ごはんさんをかえしてよぉ!」 「ありすのとかいはなおうちに、かってにおうちせんげんするなんて、このいなかものがぁ!」 唐突に長ぱちゅりーのおうちの前に現れたれいむたちの集団を、おうち宣言の被害にあったゆっくりたちが責め立てる。 しかし当のれいむたちは涼しい顔だ。 そんな様子のれいむの集団に、長ぱちゅりーはみなを代表して抗議する。 「れいむ!いったいどういうことなの! あなたちはさいきん、みんながおうちをはなれたすきをねらって、おうちせんげんをくりかえしてるそうじゃない! すでにゆっくりがすんでいるおうちで、おうちせんげんをするなんて、とんでもなくゆっくりできないこういよ! いますぐのっとったおうちを、みなにあけわたしなさい!」 「はあああああああん!なにいってるのおおおおおおおおお! れいむたちはただ、ゆっくりのるーるにのっとたこういをしているだけだよおおおおおお! おうちせんげんは、おかすことのできない、しんっせいかつこうっすいなこういだよ! むれのおさともあろうものが、そんなこともわからないの!」 「むぎゅぎゅぎゅ………」 抗議に対して、不遜な態度で答えるボスれいむ。 それに対して唸ることしかできない長ぱちゅりー。 確かにおうち宣言は、ゆっくり内では絶対のルール。 訓練された飼いゆっくりや、人間に近い領域で暮らしている野良ゆっくりならともかく、 野生のゆっくりにとってはその縛りはより強く働くことになる。 「だいたいねえ、このむれは、いままでがおかしかったんだよ! ゆっくりとしたおうちには、とってもゆっくりとしているれいむたちがふさわしいはずなんだ! それなのに、このむれのゆっくりしたおうちは、ひるまっからせこせことうごきまわってるゆっくりばかりがせんりょうしている! これはゆるされることじゃないよ! だかられいむたちは、ゆっくりしたゆっくりのためにそんざいするるーるであるおうちせんげんによって、 このむれを、ただしきかたちにもどしているだけなんだよ!りきゃいできる?」 「そんなむちゃくちゃがゆるされるとおもっているの! とつぜんおうちせんげんされたみんなは、すむところがなくなってこまってるのよ!」 「ゆふん!そんなことしったこっちゃないよ! ………っといいたいことろだけど、れいむたちはとっても、かんっだいだいなゆっくりだからね! れいむたちのおうちに、たっくさんごはんさんをもってくれば、ひとばんくらいはとめてあげてもいいことにするよ!」 「なんですって!」 ボスれいむの理不尽な要求に声をあげる長ぱちゅりー。 「だっ、だれがおまえらなんかに、ごはんさんをわたすもんか!」 「ふざけたことをいわないで、このいなかものが!なにがとめてやるよ!もともとはありすたちのおうちでしょうが!」 「みょん!そもそもおまえらが、いま、まいにちたべてるごはんさんだって、もともとはみょんがあつめたものだみょん!」 おうちを奪われたゆっくりたちも口々に訴える。 「ふん!べつにむりにとはいわないよ! まあ、ゆっくりしてない、ゆっくりどもには、やねなしの、のじゅくがおにいかもね! でもさぁ、よーくかんがえてみたらぁ?おうちがなくてゆっくりできるかなぁ? おうちがないと、こそだてができなよ?おちびちゃんもつくれないね! あめさんがふったらどうするかなぁ?あっというまに、えいっえんにゆっくりしちゃうよぉ! それに、たっくさんごはんさんをあつめても、おうちがないと、けっきょくはほぞんしておくことができないんだよぉ! だったられいむたちに、そのぶんをわたしたほうが、りこうだとおもうなぁ?ゆぷぷぷぷ!」 ニヤニヤ顔で語るボスれいむ。 もはやここまでくればボスれいむの狙いは明白である、それは群れの乗っ取りであった。 ゆっくりにとって、おうちという存在は生きる上での重要な要因となりうる。 野生生活において、拠点となるおうちがあるかないかでは、それこそ生存率が桁違いに異なるのだ。 今ボスれいむが言った実害以外にも、メンタルな面でもおうちがあるのとないのとでは大違いだろう。 群れにあるおうちを支配するということは、群れのゆっくりを支配するということなのだ。 ゆえにボスれいむは、手下のれいむを総動員し、電撃的に群れの存在するおうちの約8割をおうち宣言により奪い取る計画を立てたのだ。 この作戦の成功の秘訣は、やはりおうち宣言の手ごろさにある。 何せ、誰もいないところを見計らって、大声で宣言するだけで、ゆっくりしたおうちが手に入るのだ。 いかにボスれいむの手下のれいむたちが無能揃いであったとしても、任務の遂行は容易だったし、 なによりれいむたちは、数だけは大量にいたので、この短期間で群れの八割のおうちを奪うことも可能だった。 こうして大量のゆっくりできるおうちを手に入れたれいむたち。 しかしこれだけでは、不十分だ。 何故なら、おうち宣言で奪ったおうちは、同じくおうち宣言によって取り返される可能性が高いからだ。 いくら奪ったおうちに、大量に食料が蓄えてあるとはいえ、ずっと引きこもっているのにも限界がある。 そこで一般的な解決策としては、れいむ同士が変わりばんこに留守をして、片方が狩りをする傍ら、 もう片方がおうち宣言を警戒するのが現実的な方法だった。 しかしこの方法には問題があった。 れいむたちは、そんなゆっくりできないことはごめんだったし、第一この群れのれいむたちは狩りが下手だったので、 自分以外のれいむの食料を確保することは不可能だったのだ。 だがボスれいむは、狡猾にもおうちを奪ったゆっくりたちに対して、 おうちを仮宿として使わせることを条件に、ごはんを持ってこさせることを要求したのだ。 こうすることでれいむたちは、何の苦労もなく、ゆっくりしたおうちと半永久的な食料の供給を得ることができるのだ。 おうちを取られてしまったゆっくりは、また新たにおうちを作ればいいじゃないかと思うかもしれないがそう簡単にはいかない。 人間がそうであるように、ゆっくりにしたって、おうちは手頃にポンポンと作れるものではないのだ。 立地条件や穴を拡張するための労力、生活を豊かにする道具の入手など、それら全てはとてもゆっくり一代で入手しきれるものではない。 現にこの群れにある、おうちのほとんどが、ゆっくりたちの親子によって代々引き継がれてきたものだ。 ゆえに勤勉で優秀なゆっくりのおうちはゆっくりとでき、だらだとゆっくりしているだけだった、この群れのれいむたちのおうちは、 ゆっくりできていなかった。 そしてそれが、ボスれいむが行動を開始する要因となったのである。 「ゆふん!それじゃ、れいむたちはもういくよ! おうちのないせかいかつは、たいへんだとおもうけど、まあれいむたちにしょくりょうをもってくれば、 いつでもれいむのおうちに、とめてあげるからあんしんしてね! ゆふふふふふふふ!」 言いたいことだけ言うと、れいむの集団はニヤニヤと勝ち誇った笑いをしながらぞろぞろと去っていった。 「おさぁ!どうしよぉ!おうちがないとゆっくりできないよおおおお!」 「む、むっきゅー」 れいむたちが去った後、長に泣きつくゆっくりたち。 長ぱちゅりーは困っていた。 今回の件の非常に厄介なところは、れいむ一派の行動は、なんら群れの掟に触れていないことなのだ。 確かに他ゆんが住んでいるおうちで、おうち宣言をかますなど非難されてしかるべき行為なのは間違いないのだが、 何分それは、言ってみればモラルのようなもので、掟として明確に条文化されているわけではなかった。 ボスれいむは、そこを巧みに付いてきたということだ。 そんなわけで、長ぱちゅりーとしても、ボスれいむがなんら違反をしているわけではないので、強行策には出られない。 そして何より長ぱちゅりーもまたゆっくりなのだ、おうち宣言には逆らえない性を持つ。 残念ながら、現時点で長ぱちゅりーに打つ手はなかった。 そして数日後…。 「ゆゆ!なんなの、このしょくりょうのりょうは! れいむの、ゆっくりとしたおうちにとまるのに、こんなりょうでいいとおもってるの! こんなんじゃぜんぜんたりないよ!もっとたくさんもってきてね!」 「ゆぐぐぐぐ、これでも、せいいっぱいなのぜ! きょてんとなるおうちがないいじょう、いつものはんぶんていどしかとれないのはしかたないんだぜ!」 「そうよ!だいたいおうちのなかには、ありすたちのしょくりょうが、まだじゅうぶんにちょちくしてあるはずよ! それをくわえればじゅうぶんなりょうになるはずだわ!」 「ふん!おうちにたくわえてあるのは、『れいむ』のしょくりょうだよ!まちがえないでね、あさましい!」 とあるゆっくりとしたおうちの前で、れいむ、まりさ、ありすがなにやらもめている。 どうやら、元おうちの持ち主のまりさとありすが、今のおうちの持ち主であるれいむに一晩の宿を頼んで断られているようだ。 何でも、まりさたちが持ってきた食料の量が気に食わないらしい。 「ゆがあああ!れいむ!いいかげんにするのぜ!べつにまりさたちは、むりしておうちにとまるひつようはないんだぜ! そしてまりさたちが、しょくりょうをもってこないと、れいむだってこまるはずなのぜ!」 「ゆっふっふーん!いいのかなー!そんなこといっちゃって! こんやは、くもさんがゆっくりしてないねー!これはそのうちあめさんがふっくるんじゃないかなぁ! おうちもないのに、あめさんがふってきたらどうなっちゃうのかなー?ゆぷぷぷぷ!」 「くっ、こんなの!こんなのぜんぜんとかいはじゃないわぁ!」 余裕のれいむに対して憤るありす。しかしどちらか優位な立場にいるかは目に見えて明らかであった。 実際、おうちの中で惰眠を貪ってゆっくりしているれいむに比べ、 まりさとありすの二匹は、ここ数日野宿続きでゆっくりできなかったためにかなり消耗しており余裕がない。 「ゆぐぐぐぐ、しかたないのぜありす、こうなったらもうひとふんばりするしかないのぜ!」 「そうそう、わかればいいんだよ!あめさんがふるってくるまえに、たくさんしょくりょうをもってくてね!」 嫌味な笑みを浮かべるれいむを無視して、疲れた身体にムチを打って狩場へと向かうまりさとありす。 どんな疲弊してようとやるしかない。雨が降ってきてしまう前におうちを確保できなければそれでおしまいなのだ。 この日の夜、森には強めの雨が降り、群れの何組かのゆっくりの家族が、おうちを確保できず永遠にゆっくりしたという。 それからまた数日後…。 「むっきゅー!これはそうきゅうになんとかするひつようがあるわ!」 おうちにて、一匹悩み声を上げる長ぱちゅりー。 今、この群れでは、れいむ以外のゆっくりたちの消耗が非常に激しい状況にあった。 理由は言うまでもなく、れいむ一派によるおうち乗っ取りの影響である。 多くのゆっくりがおうちを奪われ苦しんでいる中、特に悲惨だったのが子ゆっくりたちに狩りを教えるために、 一家総出で留守にした際におうち宣言されてしまったゆっくりたちだ。 まだ身体の弱い子ゆっくりたちにおうち以外での生活は厳しく、すでに多くの子ゆっくりが永遠にゆっくりしてしまっていた。 また他にも老ゆっくりや身体の弱いぱちゅりー種など、おうちを奪われることで死の危機に瀕しているゆっくりは多い。 長ぱちゅりーをはじめとした、何とかおうちを奪われなかったゆっくりたちが協力して休ませたりしているが、 いかせん確保できているおうちの絶対数が少なすぎるのだ。 実例を挙げれば、群れのれいむたちとその他のゆっくりのゆん口割合が3対7なのに対して、れいむが占領してるおうちとその他のおうちの割合が、 8対2なのだ、これでは足りるはずがなく、必ず半数程度のゆっくりが野宿をする羽目になる。 そして、もし雨など降ろうものなら、いかに屈辱とはいえれいむたちに食料を持っていき、おうちに入れてもらわなければならない。 こうしてれいむたちはますます肥え、その他のゆっくりはますます消耗していく。 まさに悪循環だ。 長ぱちゅりーは早急にこの事態を解決しなくてはならないのだ、そのためには……。 「むきゅ!もうこうなったらゆっくりのるーるになんてかまってられない! むれがいきるかしぬかってときに、おうちせんげんもくそもないわ! むれのみんなをひろばにあつめて、きんっきゅうしゅうかいよ!」 長ぱちゅりーはとある決意を胸に、群れのゆっくりたちに緊急収集をかけたのだった。 後編へ続く
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北高メンバー描いてみました。谷口とハルヒって中学時代だけでなくニコニコRPGまでも一緒と、腐れ縁ですよね。 -- なゆ (2008-08-13 19 03 31) 谷口はハルヒと中学時代からの知り合いで、キョンは高校入学から、古泉はもう少し後 でよかったっけ? -- 名無しさん (2008-08-13 21 00 29) ↑YES -- 名無しさん (2008-08-13 21 26 14) 名前 コメント
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導かれた運命は幸せなものだったのか ID 329147 名前 ヴェルミン 出身家 コンブリオ 年齢 18 性別 男 出身地 都会 前職 薬草売り 理由 運命に導かれて 現在の状態 死亡 コメント 2歳年上の初キャラより強い敵と戦う我が家のエース。4年目突入を目前にトロルキャプテンと死闘の末死亡。最後のお仕事で生存者を与えるあたり、運命に始まり運命に終わった男である。 →ステータス画面を開く →個人年表を開く ■個人用雑談コーナー 名前 コメント ■このキャラクターのタグ 死亡 薬草売り 運命に導かれて
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え~久しぶりにアルル描いてみました^^入学ネタですが・・古いですな・・^^ -- Riku. (2008-04-11 18 51 04) 古くないよーかぁいいよー。Rikuの絵はぷりちー系で好きだよvV(ぇ -- ゆづき (2008-04-11 19 56 51) 掘り出しすみません^^;ゆづきコメありがとぉー^^ぷりちー系すか!?そんな感じの絵描きたいと思ってるけど・・そう思ってくれてるなんてめがっさうれしーな^^ありがとー^^ -- Riku. (2008-04-11 20 54 31) 掘り出し、すいませんっRikuさんのアルル、和みますぅーー! -- kotoe (2008-04-12 09 14 21) 名前 コメント
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