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二分間の冒険 登場人物 コメント 岡田淳による日本の児童文学。 登場人物 チョロネコ:ダレカ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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- ナイチンゲールの沈黙 宝島社文庫 海堂 尊 ★×3 バチスタの読後感が盛り上がりまくってる中で読んだ本。 なので、期待過多の面はあったのでしょうが やっぱり「何かが足りない…」感がずっと付きまとう本。 べ、別に白鳥があんまり出てこないからってわけじゃないんだからね! あとで海堂さんオフィシャルサイトを見たら、 長編すぎたために「ジェネラル・ルージュの凱旋」?と分冊した本だと分かり… ああだから、何かこう物足りない感があったのかなと納得しました。 でも別にバチスタでこの作者さんに期待してなければ このままで十分面白い本だと思っただろうし、当たりの本発見!て喜んだだろうなあ。 好きだとハードル上がってしまうんですね。 ラストには賛否あるだろうけど、自分は… 賛成の反対なーのだ っていうか 賛成6.5、反対3.5くらいです。 賛成の理由:後味悪い話ながらもせめてのハッピーエンド 反対の理由:なんか違和感があってすっきりしないような… 文句ばっかですみません。 海堂さんはこれからも応援したいです。
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三分間の空隙 題名:三分間の空隙 上/下 原題:The Minuter (2016) 著者:アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム Anders Roslund Börge HellstStröm 訳者:ヘレンハルメ美穂 発行:ハヤカワ文庫HM 2020.08.25 初版 価格:各¥1,160 ☆本シリーズは三部作で『三秒間~』『三分間~』『三時間~(未訳)』とのタイトルが用意されている真ん中に位置する作品である。前作を引き継ぐものなので、本作を100%楽しみたい方は『三秒間の死角』から開いて頂きたい。できれば本書のガイドもレビューも(本稿含め)何も読まずに一作目からお読み頂くことが興趣を削がぬ唯一の楽しみ方である。 さて、アンデシュ・ルースルンドの名前が日本の読者の心に克明に記されたのは何と言っても『熊と踊れ』で、そちらは続篇含めて、登場人物のモデルとなった兄弟のうち書かれなかった実在の一人ステファン・トンべリとの共著。この後、絶版になっていたグレーンス警部シリーズが続々と再版される。こちらは服役経験のあるベリエ・ヘルストレムとの共著。 いずれも強力な現実へのアンカー役としての助っ人を得つつ、素晴らしいリーダビリティを発揮しつつ物語るのはルースルンドの筆力そのものである。いずれの作品もページを開くなりその世界に引き込まれてしまう題材の確かさと、そのスリリングな語り口はあまりに魅力的だ。 『三秒間の死角』は、『熊と踊れ』シリーズとハヤカワ文庫での再版の影に隠されてしまった格好で、ひっそりとこれだけが角川文庫から出版されており、『このミス』などでも決して高い評価を得ずに年間ベストシーンを呆気なく通り過ぎてしまった作品だったが、何を隠そう、あまりに遅くこの作品を手に取ったぼくには、実は『熊と踊れ』に比肩する、これはおそらく最高級の傑作なのだった。 刑務所内の著述はやはりリアリズムを担当するステファン・トンベリの面目躍如であったと思う。この作品は昨年、アメリカで映像化されたものが日本で公開され(『THE INFORMER/三秒間の死角』)ディテールはともかく、原作の持つダイナミズムは活かされ、それなりに劇場で楽しませてもらった。しかし、それにしてもこの孤高の主人公ピート・ホフマンの魅力は何だろう? 孤高と書いたが、家族を何よりも愛し、なおかつ潜入捜査を選択し実行できる資質、国からも世界からも裏切られる暗闇のヒーローでありながら、打って出る計画の歯切れの良さ、そして読者をも騙し抜く圧巻の脱出行。どれをとっても現代の冒険小説と呼べる唯一無比の作品である。 前作と異なるのはまず舞台だ。南米コロンビアの麻薬地帯、そして雇用種はアメリカ政府。北欧ミステリというよりも、ドン・ウィンズロウの『カルテル』などを読んでいる感覚に襲われる。ちなみにぼくは現代のページターナーを代表する二人(組?)の作家は、ドン・ウィンズロウとアンデシュ・ルースルンドだという体感を持っている。なので、余計にウィンズロウ世界にやってきたスウェーデン人主人公の活躍という興味と熱さをもって読めるのが本書である。 前作を引き継いでいるので、一度使われた驚きは本書では再体験できないものの、前作にはないスケールでの大掛かりな逆転ミッションと、既に主人公の能力や特性を知っているが故の期待値に満ちたスリリングな仕掛けっぷりやアクションを楽しむことができる。そして何よりも我らがピート・ホフマンは絶対のスーパーヒーローではなく、妻と二人の子供を大切にする家族の父であり、心優しき生活者であるところが本シリーズの肝である。 本書ではグレーンス警部がもう一人の主役として、故国を離れての大活躍を見せる。アクション面ではなく、グレーンスならではの悩みや女々しさを帯同しつつ、それでもなお。本書の最大の見どころはむしろグレーンスの果たす役どころにあるかもしれない。ツイン・ヒーローの活躍が積み重ねられた特大スケールの物語世界は、必ずや多くの読者を引き込んでくれるに違いない。一作目『三秒間の死角』の実力に見合わぬ低評価に対し、本作はきっと大きなリベンジを見せてルースルンド愛読書の溜飲を下げてくれるに違いない。 (2020.09.18)
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ナイチンゲールの沈黙 題名:ナイチンゲールの沈黙 上/下 作者:海堂 尊 発行:宝島社文庫 2008.09.19 初刷 2006.10初版 価格:各\476 海堂尊の作品は、どの作品も同じ世界の出来事として、キャラクターと時代を共有している。さらにその中で、度々主張される作家的見解(医師的見解)も執拗に表現されるため、医師がペンを取った理由はかなり明確なものとして世界に伝えられていると思う。小説のみならず、エッセイその他のノンフィクションにおいても、メディアにおいても作家(=医師)は、同じ主張を繰り返す。 放射線科教授・島津が解剖に代わる法医学の手法として死後MRIを選択する方向を示すのは『螺鈿迷宮』で主体的に取り上げられるテーマだが、これも作家的(医師的)モチーフの重要な一つである。本書ではMRIを通して看護師・小夜の美しい歌声を聴いた子供がママの顔を思い浮かべ、不思議な現象を投影するシーンが描かれる。 そのシーンばかりではなく、本書のテーマは歌である。死を待つばかりになった、かつての歌い手・水落冴子が入院患者として最上階の特別病室に君臨するのもまるで音楽の神ミューズの使いのようである。 一方で、患者家族の残忍な死が、ミステリーのネタ、謎解きの材料として提供され、そこに関わる子供たちの心情、看護師たちの狂騒と、暗いテーマを音楽的で美しいイメージで装飾し包み込もうとする作者の造形の心が見えてくる。 一作目『チーム・バチスタの栄光』では愚痴外来を中心にミステリー的要素を多く持つ娯楽小説が、新鮮でなおかつそのテンポとリズムとの魅力で、海堂尊は、日本中を唸らせた。二作目の本書では、まだミステリへのこだわりは見せるものの、物語の語り部としての才能をむしろ開花させている気がする。暗く救いのない現実を、美しいソプラノで包み込み、美しい感性として昇華させる、作家の技である。 もちろんその後の作品でも、海堂尊はいくつもの美しい描写、個性的なキャラクター、人間同士の距離と駆け引きの妙、そこに生まれるドラマ……といったものを次々と作り出してゆく。 二作目として書かれた本書の意味は、言わば作家的地平、スケール感といったものを大きく広げ、後のこの作家の安定した創作ぶりを予告する重要な役割を果たしたものという気がする。 その後も各作品において、活躍を余儀なくされる、ナースという存在。医師ばかりではなく、患者を、そして医療の現場全体を支えるナースという極めつけにタフな天使の存在を、奇麗ごとばかりではなく、罪のサイドに追いやってなお、その強さと一途さと人間愛の深さとで、情緒たっぷりに描いてゆくこの作家の技には、まだまだ目を離すことができないものがあるように思うのだ。 (2010/05/05)
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シルクに包まれた長卓、その中央には季節を迎えた花が瓶に活けられ、白亜の食卓に彩 りを添えている。並べられた食器は四組。ホストが一人、ゲストは三人だ。 既に晩餐は佳境を終え、静かな食後の一服を愉しむ時間を迎えていた。皿の上には梨を 香草と蜂蜜で煮た質素ながら手の込まれたデザートが配られ、ワインはセラーから厳選し た赤を供することにした。渋味が梨の甘さと調和する事を料理を用意した人物は確信して いた。 ホストは従者の、いや使い魔の用意した料理の数々にすっかり満足していた。 「タルブの35年物なんてなかなか飲めないけれど、地物は地元で飲むに限るわね」 深い緋色の髪と褐色の肌を持つ彼女は、舌に渋味を僅かに残したまま梨の欠片を口に運 ぶ。その組み合わせに年相応に頬がほころんだ。 「でも、タバサには少し量が少なかったかもしれないわね」 「そんなことはない。とても興味深い料理だった」 「だそうよ。良かったわね?」 皺を刻みながら内からにじむ活力が、若々しさを与えている顔を柔和に微笑ませ、彼は カートの上でカクテルを準備する。 そんな和やかな中、ゲストの内二人が神妙な顔つきでワインを口に運んでいた。 チェリーブロンドの少女は彼へ好奇心と羨望を混在させた視線を盗み見るたびに投げ、 その後すぐ口にワインを運んで渋味に軽く唸った。 「お子様なルイズにはその赤はまだ早かったかしらね」 「そんなんじゃないわよ。変わった使い魔を引いたからって調子に乗らないで」 梨の一欠をフォークで刺し、ジャクジャクと咀嚼してルイズは黙った。自分の使い魔で は逆立ちしたってこんな料理の数々を用意することはできないだろう。この食卓にしても そうだ。部屋置きの家具のはずなのに、敷かれたテーブルクロスと置かれた花瓶の調和で シンプルだが美々しく飾られて一流レストラン並みの品格が生まれている。食器だって食堂で 普段見慣れているものとは違うし、一体どこから調達したのだろう。 一方、金髪を後ろに撫でつけカールさせている少女は虚空に視線を漂わせながら何事か に思いを馳せているようだった。 「ねぇキュルケ、メインで出してくれたチャップは一体何の肉だったの?」 「さっきからそんなこと考えてたの?モンモランシー」 「これでも水のメイジだもの、舌先の感度にはちょっと自信があったのに、いくら考えても 全然分かんないんだもの」 モンモランシーはそう言ってグラスに残ったワインを干した。見れば全員のグラスが空 になっている。 彼は二の杯を配った。これまた見慣れないデザインのグラスに、綺麗な色のカクテルが 注がれて目の前に置かれる。見れば四人とも色が違う。 「皆様の御髪の色に合わせて作らせてもらいました」 やや高い彼の声がゆっくり紡がれた。こういう凝った趣向を貴族は好む。 「今日の夕食は何から何まで面白い事ばかりで楽しくなっちゃうわ。あのギーシュに舐め られたままなのがまったく気に食わないけれど……なんていうと、貴方に失礼かしら、モンモランシー」 「別にいいわよ、あんな浮気者」 カクテルを舐めてモンモランシーは昼間のやりとりを思い出すのだった。 そもそもの始まりはキュルケが奇妙な使い魔を召喚したところから始まる。それは身な りの小奇麗な初老の男だった。 自らをフェルと名乗ったその男は、はじめキュルケとのコミュニケーションを何も取ろ うとしない黙然とした態度を取っていたという。 だがある日、キュルケが自室に戻ってみるとフェルがそこに置いてあった自身の竪琴を 弾いていたのである。 上手ね、と何気なく声をかけると、彼は曲調の異なる調べを返して答えたという。 音楽の才を見せただけであれば凡庸な平民の域をでなかっただろうが、ある日食堂へ連 れて行った時の行動が周囲を驚かせた。 彼は入るなりゆっくりと目を瞑り鼻をつき出して空気を嗅いだ。その後一直線に厨房へ と歩いて行き、料理長のマルトーに向かって仔細な食材と調味料の名前を言い連ねてから、 こう言った。 「あと一つ、酸味の強いアルコールが入っているはずだが、それが何か教えてもらえるだ ろうか」 こと料理に際しては貴族の歴々の前であっても膝を折らないマルトーがそのやりとりで フェル老人に頭を垂らしてしまっていた。 彼は漂う香気からその日のディナーに出すメニューの材料を当てていたのだった。 その後、マルトーはキュルケの承諾の元、フェル老人に厨房で働いてもらう事にした。 フェル老人はその体躯からは意外なほど精力的な料理の手腕を披露し、マルトーは彼と 友誼を結ぶ事に成功したのである。 ただ、以上の様に学園に居場所を作ったフェル老人だが、いくつかの奇癖を持っていた。 そのひとつは、ランチの後など特定の時間になると食堂の隅に立ち、テーブルを囲む生 徒達のやりとりや、教師らの振る舞いをじっと注視するというものだった。 ある日の出来事も、その奇癖から端を発する。 その日、テーブルの一角を陣取っていたのは、二年生青銅のギーシュと、その取り巻き だった。フェル老人は彼らを一瞥しただけで見はしなかった。彼が目を注いでいたのはそ の奥で友人とケーキをつまみながら談笑する少女達だった。 しかし、足先に何かが当たる感触を得て、フェル老人はつま先が小さな瓶を蹴ったこと を知った。 それは薄紫色の液体の入った本当に小さな瓶だった。彼はその口を締めるコルクに鼻 を当ててゆっくりと息を吸った。 それから、足を少女達へと向けた。床を叩く足音は小さく、周囲の人は彼が近くを通る のを認識できなかった。足音は一人の少女の前で止まった。 「お嬢様、こちらの物を落とされたのでは?」 洗いざらしの木綿のハンケチーフで表面を拭われた小瓶をそっと机に置いて、フェル老 人は傍から離れた。 彼はその後、奇癖を満足させたのか厨房へと戻ろうとしていた。だが、厨房の扉を開け ようと伸ばした腕が誰かに掴まれ、彼は止まった。 「君、ちょっと待ちたまえ」 素直にフェル老人は振り向いた。 「何か御用ですか」 「君がモンモランシーに香水瓶を渡したのかね」 要点を削った問いかけに、僅かに首を傾いでから、老人は優雅に頭を垂れた。 「そこのお嬢様に落し物をお渡ししました。……もうお部屋に帰られたようですが」 「あれは彼女が僕に渡してくれたものなんだ。先程彼女から平手をもらったよ。人の贈り 物を何だと思っているのかってね」 再び要点の少ない言葉に、この少年は自分に何を期待しているのかと、フェル老人は思 った。 そんな時に、彼の奇癖として白い前歯を爪先でコツコツ、と叩く癖を見せる。マルトー 曰く、あれは多分何かを考えている時の仕草なんだろうな、という。 すると突然、少年は大仰に手を振り仰いで食堂へ振り返った。 「キュルケ!君の使い魔らしいご老人は随分と耄碌しているらしいな!貴族に恥をかかせ て謝りもしないとは」 それを聞いて彼はやっと理解した。この少年は自分が贈り物を粗雑に扱ったことで送り 主の機嫌を損ねた事を自分の責任だと考えているのだ。 キュルケは養豚場で明日には精肉店に並ぶ豚を見るような眼で少年を見返した。 「恋人のプレゼントを落とすような奴が悪いのよ。人の使い魔に当たらないでちょうだい」 濁りきった表情で少年はフェル老人に向き直った。 「さぁ、君の主人は野蛮なゲルマニア人であるからあのような事を言っているが、君はど うおもうかね。貴族に恥をかかせた平民は杖を抜かれても文句は言えないのは世の習いと いうものだ。そうだろう?」 フェル老人は歯を叩いていた爪をエプロンで拭いて少年の目をじっと見返した。 赤く光る瞳の炎が虹彩の中で己を燃やしているのが見えて少年は一瞬怯んだ。 しかし次の瞬間に、老人は背中を丸めて深く深く頭を垂れることにした。 「ふふん。恐怖で言葉も出ないと見える。安心したまえ御老体、僕は平民をいたぶる趣味 は無いんだ」 一人納得して少年――青銅のギーシュは食堂を後にした。 そんな出来事があってから、そろそろ五日になる。 その翌日からギーシュの姿は誰の目にも見られていない。さほど品行の良い生徒とは言 えないギーシュは授業に出てこない日があっても誰も咎めなかったし、誰も探しに行こう とはしなかった。 ただモンモランシーだけは、心の奥底で好いた少年の行方を気に掛けていた。寮の部屋 を開けてももぬけの殻だったから、どこかへ外出しているのかもしれないけれど……。 二の杯を干したルイズとタバサは一足先に部屋へ帰っていき、室内には食器を片づける フェル老人を除けば二人きりであった。 「ねぇフェル、メインディッシュに出してくれたチャップ、一体何の肉だったの?鶏では 無かったし、牛豚とも違うし、羊に近いかなと思ったけど、ちょっと違うような気がする わ」 カートへ集めた食器を崩れないように重ねながらフェル老人は答えた。 「三日ほど根菜と香草のスープで塊のまま煮込み、歯切れと臭み抜きが十分出来たものを チャップに仕上げたものです。言えることは、それだけの手間をかけて食べていただきた い食材だということです」 フェルと会話をすることが出来るようになったキュルケは、この老人は実はすごい学識 を持った人物ではないかな、などと夢想する瞬間が時たま訪れるのを知った。それほどフ ェルは彼女の知る平民らしからぬ素振りを時にする。その素振りはむしろ老貴族の紳士の 振る舞いに似ていた。 「……部屋に戻るわ」 なんだか老人の声音が不愉快に聞こえたモンモランシーは席を立った。キュルケには晩 餐の招待を感謝する礼をして部屋を出る。 その後ろ姿を赤く燃える瞳でフェル老人は捉えていた。 古びた時計が深夜の時刻を告げる。既に起きている者はいない。 学院敷地内にある食糧倉庫に灯りが灯っている。 開けられた扉から、麻で織られた袋――元は小麦が入っていたのだろう――を抱えて フェルは出て来た。 『フェル』とこの学院で名乗っている男は納屋から出した猫車に麻袋を乗せ、それを 押しながら学院の敷地から少し離れた場所にある森へと入った。 灯りは手元にあるランタンだけ。だが、男にはその明りだけで十分だった。腐葉土の柔 らかい踏み心地は目的地を覚えている。 道の起伏で猫車が揺れる。袋の中身は身じろぎもせず、冷たくなっている。彼が四日前 に仕留め、目的の部位を切り取ってからは丹念に血抜きを施してあるから、冷たい倉庫の 中でも腐らずにいた。 森の中に穴が開いている。人為的に掘られたものではなかった。男はそれがモグラ目の 巣穴にとてもよく似ているのを知っている。まだ文法を把握し切れているわけではないが、 図書室に潜り込んで目を通した図鑑には人ほどの大きさがあるモグラの絵が描かれていた。 既に穴の深さは測ってある。おおよそ一〇メートルほどはあった。彼はそこにずっしり と重い袋を落とした。 穴の壁を擦る音を残して、袋の姿はすぐに見えなくなった。 自分の仕事に満足して、彼は学院へと帰って行った。 晩餐会から三日後、森歩きをしていた黒髪のメイドが藪の中でフリルの着いた男物のシ ャツ、学院生徒用のマント、そして青銅で出来た造花が一纏めにされて棄てられているの を発見した。 教師達がそれらを検分した時、その持ち主が大量に出血したことが分かった。 ギーシュ・ド・グラモンは現在、グラモン家主導の下大規模な捜索がなされている。が、 その行方は遥として知れない。 その知らせを聞いたモンモランシーは、激しく心身を衰弱させて療養のために休学して しまった。 もし、あのチャップの肉が恋人の背中から切り取ったものだと知ったら、彼女はどうな ってしまうのだろう。一瞬だけ、彼はそのような疑問を感じた。しかし、今は夕食に出す スープの仕込み中だ。火の加減には意識を振り分けておかねばならない。 そして彼は、火の加減に意識を振り分けたまま、雅美絢爛たる記憶の宮殿に籠り、新し く加えているハルケギニアの部屋を彩る事にした……。 end……? 「羊たちの沈黙」シリーズよりハンニバル・レクターを召喚
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タバサの沈黙 ◆d4asqdtPw2 「俺がそんなペテンに加担すると思うか!」 このセリフを劉鳳が吐くのはこれで5度目となる。 事の発端は服部平次が数時間前に提案した「偽りの脱出」である。 首輪に繋がれ、強大な殺人鬼とともに隔離空間に閉じ込められたこの最悪の状況。 その絶望の下で服部平次が提案した希望の種。 服部が己の命を賭して育てようと決心したそれを……劉鳳は頑なに拒絶した。 『しかし劉鳳よ。脱出の策が他にあるとは思えんぞ』 アミバが筆談で劉鳳を諭す。カズマの意思を受け継いでいている割にはなかなか冷静な男である。 まぁ「馬鹿を極める男」と比較するのも失礼な話であるが。 「そうか。それならば貴様らだけで行うがいい。俺には俺のすべき事がある」 たとえ服部の策が見事に実ったとして、劉鳳がその先に掴むのは正義を違えた勝利だ。 正義は彼にとって命よりも重い信念であり、彼の思考はその信念を貫くことを前提にしか働かない。 だから弱きものを謀った時点で劉鳳の同意は得られるはずがなかった。 しかし彼も正義に反するからといってその希望を殺すほど愚かではない。 だから作戦の詳細が主催者側に伝わらないように細心の注意を払っていたし、彼らの作戦の妨害するつもりもなかった。 俺は加担はできない。だから俺の見えないところでやれ。 それが、この絶望の状況を考慮した上での劉鳳の最大限の譲歩だ。 「それで、劉鳳はんがすべき事ってなんや?」 ふぅ、と大きく溜め息を吐いた後、服部が尋ねる。どうやら劉鳳の協力は諦めたようだ。 数時間に渡って交渉しても、劉鳳は頑として譲らないのだから仕方がないだろう。 「決まっている。悪を断罪し、弱きものを保護する事だ!」 そう言い放つと劉鳳はスゥッと立ち上がり、玄関へ向けて歩き出した。 治療のために抱えていた核鉄を床へ置き去りにして。 「……どこへ行くつもりだ?」 ドアノブに手をかけようとした劉鳳の腕をアミバが掴んで問いただす。拾ってきたのだろう、その手には2つの核鉄が握られていた。 先ほどから核鉄でずっと治療していたとはいえ、アミバには劉鳳が1人で戦える状態だとは思えなかった。 「ブラボーと桐山を随分と待たせてしまったからな。早く行ってやらなければ。……世話になった」 頭を下げることなく、服部たちの方を見ることすらせず礼を言うと、アミバの手を振りほどいて外へ出た。 しかしアミバは急いで劉鳳の前に飛び出す。 「駄目だ。怪我人を1人で行動させる訳にはいかん。どうしても行くなら俺たちもついていく」 その大きな体で劉鳳の行き先を塞いでそう言うと、平次とタバサに了解の合図を目で送る。 アイコンタクトを受けて平次はすぐに頷いた。ずっと本を読んでいたタバサは顔を上げてアミバを見たが、すぐに本に視線を戻した。了解したということだろうか。 「どうだ? 俺たちと一緒に行動してみないか?」 そう囁いてアミバがニヤリと笑う。しかし劉鳳は……。 「断る。貴様らのペテンに加担するつもりはないと言ったはずだ」 目の前で弱者を謀る人間を放置する事など劉鳳にはできない。 それが例え結果として人々を救う事になったとしても。 それから数分間。アミバと劉鳳が睨み合ったまま、気まずい沈黙が流れた。そこへ……。 『気分はどうかの諸君?』 2回目の放送が流れた。彼らの運命を大きく動かす放送が。 ◆ ◆ ◆ 灰原哀の名前が呼ばれたとき、正直言ってそれほど動揺はせぇへんかった。 もちろんアイツの名前が呼ばれた事は残念やし、工藤は相当なショックを受けるんやろなと心配した。 でも見知った誰かが死んだにしては俺の心は穏やかすぎた。 それは命を賭けた作戦に集中しとるせいなんか、俺がこの殺し合いに適応してしまったせいなんかは分からん。 ……それは分からんのだが、確かに俺は他の3人を全く心配させんくらい落ち着いていたんやと思う。 尤も、心配そうに俺の方を見ていたのはアミバはん1人で、あとの2人は俺を一瞥して仕舞いやったんやけどな。 劉鳳はんは俺をあまり信用してへんというか、少し距離を置いとる。……まぁ十中八九あの作戦のせいやろうがな。 タバサはあいも変わんと本に夢中や。死んだことを知っていたとはいえ、平賀才人の名前が呼ばれても眉ひとつ動かさんかった。 そんな訳で、灰原哀には悪いがアイツの死は俺たちの中でそれほど大きな問題として処理はされんかった。 それに……その後すぐに桐山和雄の名前が呼ばれてしもうたんやから仕方ないわ。 「桐山が……死んだだと?!」 桐山和雄。大して会話もしていないし、完全に信頼しているとも言いがたい男。 しかし空虚な目つきをしたその男は自分の正義を理解していると思っていた。 劉鳳が平次たちに心を許さなかった最大の理由はブラボー、そして桐山の存在だ。 劉鳳は秩序を形成することが平和への最大の近道と考えている。 そして秩序を作るには組織というものが必要となる。 ロストグラウンドでホーリーが崩壊した後はロウレスが秩序を守り、ロストグラウンドを平和に導いた。 だから、この殺し合いでも秩序を守る集団が必要なのだ、と劉鳳は考えていた。 彼の中にはブラボーと桐山と自分が中核となり、それを成していく未来が描かれていた。 「ちぃっ! ……絶影!」 予期していなかった事態に驚いたが早いか、劉鳳は急いで絶影に飛び乗る。 誰がやったのか……決まっている。先ほどの2人組。 だとしたらもう野放しにしておくことなどできない。一刻も早く断罪しなくては。 「待て!」 しかしまたしてもアミバが劉鳳を掴んで足止めさせる。 「そんな体で……自殺するつもりか?」 眉間にしわを集めつつも、アミバは冷静になれない劉鳳を必死になだめようと試みている。 「やかましい! 今あいつらを断罪せずにいつするというのだ!」 アミバに対して明らかな敵意をむき出しにして叫ぶ。 劉鳳の正義は命よりも遥かに重い。明日を生きるために今の悪を見逃すなど彼には出来るはずがない。 「……俺たちの目的はこの殺し合いの破壊。それは貴様も同じはずだ。 ならば今死んでどうする? そんなむやみやたらに振りかざすような正義など、心半ばで砕け散るぞ」 アミバにもカズマから受け継いだ遺志がある。 彼の命はもう自分1人で身勝手に消費する命ではないのだ。カズマとともに戦った男なら理解してくれるはずだ。 しかし、彼の思いは劉鳳には届かない。 なぜなら…… 「……なんだと?」 劉鳳の魂には、正義よりも優先されるものなど存在しない。たとえカズマの遺志を継ぐ反逆だろうと。 それは劉鳳がカズマと共にジグマールを倒した後も変わる事はない。 「また、貴様の身勝手のせいで誰かを殺すつもりか? 貴様の命を救って死んだあの少年のように」 気に入らないやつはぶっ飛ばす。そしてその後の事はその後に考えればいい。これがカズマの思考、反逆だ。 しかしその遺志を受け継いでいてもアミバの思考は違う。敵の強大さ、圧倒的に悪い状況を理解し冷静に慎重に事を運ぶのが彼の反逆。 そういった意味ではバトルロワイアルへの反逆はカズマより彼の方がずっと適任かもしれない。 「あの少年のように? ……平賀のことか……」 しかし、その思考は劉鳳が最も嫌うもの。 「平賀のことかッ!!」 おそらく今のアミバは劉鳳からしてみれば出会ったころのカズマ以上に相容れない存在。 アミバの冷静さも劉鳳からすれば、悪を前に手をこまねいて見ている臆病者にすぎない。 絶影を今までとは逆方向に、つまりアミバに向かって構える。明らかな戦闘態勢だ。 「……貫く正義すら持ち合わせていない……元殺人鬼が!」 「……なんだと?」 先ほど劉鳳が吐いたセリフを今度はアミバが吐き出した。 「人殺しに正義を理解できると思ったのが間違いであった。やはり貴様の反逆はカズマのとは違う! 貴様のは悪戯に秩序を乱すだけだ。そんなものはただの動物の、クズの戯れだ」 アミバは死んだ。いつ死んだかは分からない。が、少なくともカズマが死んだ瞬間には以前のアミバは死んでいた。 今の彼はカズマの反逆の魂に生かされているだけ。それに従ってただただ生きるだけ。 「動物と言ったか。カズマの反逆を。……クズと言ったな!! 許さん!」 だから、その反逆を否定されることだけは許されない。 その怒りはアミバの冷静さを以ってしても抑えることの出来ない激しいものだった。 核鉄を構えて……シルバースキンを展開した。 「許さん!」 彼もまた、目の前の男を敵と認識した。 「「貴様を倒し」」 退治する2人の中心。そこで2つの声が重なり 「正義を」 「反逆を」 真逆の音色を奏で 「「貫く!!」」 再びその咆哮は重なった。……最悪な形で。 「はァッ!」 先に動いたのは劉鳳。2本の鞭が曲線を描いてアミバへと走る。 しかしその曲線の軌跡はアミバへ達する直前に左右に大きく膨らみ、彼の逃げ道を塞いでから挟み込むように再びアミバへと向かう。 空へ飛びでもしなければ避けることのできないだろう双撃にもアミバは全く動じない。 避ける必要がないから。 「シルバースキンを砕いたカズマの拳は、こんなものではなかったはずだ」 今の傷だらけの劉鳳が放つ攻撃とカズマの一撃を比べ、この攻撃ではシルバースキンは破られないとアミバは覚る。 ならば直進するのみ! 左右から襲い来る衝撃を無視してアミバは目標へと駆け抜ける。 「悪いがそんな攻撃……通用しないぞ」 「予定通りだ馬鹿者が……剛なる左拳!」 それと同時に絶影が左腕を突き出す。 シルバースキンが鞭の攻撃を遮断するならば、この一撃で確実に仕留める。 肉体と微妙に異なる位置から繰り出される攻撃にアミバは慣れていない。 それならば長年アルターで戦ってきた劉鳳に利がある。 しかし2人の体力には大きな差があり、怪我や疲労が相当蓄積している劉鳳に対し、アミバは完璧な状態と言っていい。 どちらが勝ってもおかしくない。そして最初の一撃を決めた方がおそらく勝者となる。 「はああああッ!」 「“臥龍”ッ!」 アミバ鋼鉄の拳と異形の拳が交わる。 「……ちょ!!」 その中心に 「待ちやああああああ!!」 服部平次がいた。 「「……な!」」 お互いに拳の勢いを弱めようとするが……。 決死の一撃を簡単に止められるわけなどない。 「「ぬああああああ!」」 しかしあんなものを一般人が食らえば容易に頭が破裂してしまう。 根性で拳を引くアミバと劉鳳。 「「止まれえええええ!」」 そしてその結果 2人の拳は 服部に見事命中した。 「「服部ーーー!!」」 ◆ ◆ ◆ 「全く……なに考えとるんやオノレらは!」 幸いアミバの拳も、劉鳳の拳も勢いはほぼ殺されており、服部の頬をムンクの某絵画のように凹ませただけで止まった。 尤も今はおたふくの様に両頬とも腫れあがっている訳だが。 「すまない服部……しかしこの男が……」 アミバが申し訳なさそうに頭を下げるが、続けて劉鳳を睨んで非難を始める。 「なんだと? 元はと言えば貴様が……」 矛先を向けられた劉鳳も負けじとアミバに食ってかかる。 「なんだ? 貴様まだ文句があるのか?」 「やはり一度叩きのめされないと分からんようだな」 両者とも立ち上がり、再びゴングが鳴り響こうとしたそのとき。 「黙りゃあコラァァ!!」 服部の怒声……と言うより恫喝が響いた。 「「な……!」」 まさかの事態に2人とも言葉を失って服部に注目するしかない。 「ええかアミバはん、アンタはこの殺し合いを潰すんが目的やろ? ここで意味ない殺し合いに参加してどないすんねん?」 「それは! ……面目ない」 アミバは反論しようとしたが、明らかに激高した自分に非があると知っているので素直に謝罪するほかない。 「劉鳳はん、アンタも早いとこブラボーはんの元に行かんとアカンのやろ? ケンカしとる場合か?」 「しかし、あれはケンカなどではなくこの男がふざけたことを抜かすから……」 「そ、れ、を、ケンカって言うんやろが!」 しかし服部にも2人の気持ちが分からないわけではない。むしろ十分に理解していた。 命を超えて自己の中に存在するモノ。それは即ち全ての行動に優先されるモノ。 それの大切さは服部も知っている。そういった人間をいつも見てきたから。 そしてその人物たちは必ず殺しに手を染める。大切なモノのせいで周りを見失うから。 そして彼らもそいつらと根底は同じ、違うことといえば戦闘能力が遥かに高いことと、信念が強すぎること。 だから自分が手綱を引いてやる必要がある。彼らを彼らの望む結末へ導くために。 「とにかく、4人でブラボーはんのところまで急ぐで。さっきの作戦はそれまで中止や。」 そう言うとバイクに跨る。後部には、いつの間にかタバサがちょこんと跨っていた。 「そうか……それなら同行してもらおう。急ぐぞ、絶影!」 絶影を出したところで、1人でぼぉっと立っているアミバと目があう。 「貴様……まさか乗る気か?」 鋭く睨んで言い放つ。アミバなんかに背後に立たれ続けるなど冗談ではない。 「誰がそんな気味の悪いモノに乗るか!」 対するアミバも睨み返して言い放つ。劉鳳に世話になるなど死んでも御免だ。 「……なんだと!」 再び2人が顔を突き合わせて睨み合うが 「あぁもう、ケンカはええから! アミバはんはこっち! タバサは劉鳳はんに乗せてもらい!」 「……分かった」 呟いたタバサが表情を変えずにバイクから降りる。 ズカズカと足音を踏み鳴らして服部のもとへ行き、後部に座るアミバ。 対してタバサはヒョコヒョコと劉鳳のもとへと近寄ってその後ろへしがみ付く。 「振り落とされるなよ」 「……大丈夫」 直後、高度を上げる絶影が放つ轟音とバイクのエンジン音が不協和音を奏でる。 「アミバはん……敵に襲われるかもしれんねんで、仲良くしてや」 「あいつと共闘か? 冗談じゃない……お前らくらいは俺一人でも守れるさ」 ◆ ◆ ◆ 危険だ。 それが静かに状況を見守っていたタバサの感想。 戦闘専門の2人はバラバラ。おそらく狡猾な敵なら真っ先に服部を殺しにくる。 そのとき、側面の2人はいがみ合って服部の正面がガラ空きになるだろう。 服部は簡単に殺される。折角の脱出の希望が。 (そうなったとき身を挺して服部を守れるのは私しかいないが……) だが彼女にとって死は最悪の選択。 彼女にとっては生きて元の世界に帰る以外の結末は全て無意味なもの。 だから命を捨てて服部を守ったとしてもその行動に全く価値はない。 (……自分には成さなくちゃならないことがある。だから自分を優先すべき) そう考えて、胸の奥に生まれたモヤモヤを押し殺した。 自分はそれで正しいはずなんだと。 でも……本当に……。 あの2人、アミバと劉鳳は私の心の静寂を乱すノイズだ。 殺し合いよりも、彼らの信念が怖い。私も正義に反逆に心を動かされてしまう。 タバサは心の中で耳を塞いで沈黙する。 【C-8 西部/1日目 日中】 【上空、絶影で移動中】 【劉鳳@スクライド】 [状態]:疲労中、全身に軽いダメージ、右拳に裂傷と骨折(包帯が巻いてある) [装備]:なし [道具]:支給品一式、4色ボールペン、色々と記入された名簿、スタングレネード×2 [思考・状況] 1:変電所へ向かい、防人と合流。 2:村雨、散を断罪する 3:悪(主催者・ジグマール・DIO・アーカード)は断罪、弱者(シェリス)は保護 4:シェリス・防人の知り合い・桐山の知り合い・核鉄を探す。 5:平賀才人の伝言をルイズに伝える。 6:シェリスに事の真相を聞きだす。 7:アミバと共闘などできない。 ※絶影にかけられた制限に気付きました。 ※桐山・防人・平次・タバサと情報交換しました。 ※平次の策に乗る気はありません。 【タバサ@ゼロの使い魔】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:ネクロノミコン(98ページ読破)、液体窒素(一瓶、紙状態)、支給品一式 、色々と記入された名簿 [思考・状況] 基本:元の世界に帰る。 1:劉鳳とともに変電所へ向かい、防人と合流。 2:服部の策に乗り、仲間を集める(一時的に中止)。 3:杖を入手する 4:キュルケとの合流。ルイズについては保留 5:シェリスからマントとナイフを返してもらう 6:チームに危機感。だが自分の命が最優先。 [備考] ※杖をもっていないので、使える魔法はコモン・マジックのみです。攻撃魔法は使えません ※劉鳳からシェリスの名前を知りました。 ※劉鳳と情報交換をしました ※劉鳳、アミバの事は完全には信頼していません(服部はある程度信頼) 【地上、バイクで移動中】 【アミバ@北斗の拳】 [状態]:健康、疲労小、強い決意、今までの自分に強い自己嫌悪 [装備]:ジャギのショットガン@北斗の拳(弾は装填されていない)、携帯電話 、シルバースキン@武装錬金 [道具]:支給品一式(×3)(一食分消費済み) 綾崎ハヤテ御用達ママチャリ@ハヤテのごとく、ノートパソコン@BATTLE ROYALE(これら三つは未開封) ギーシュの造花@ゼロの使い魔、神楽の仕込み傘(強化型)@銀魂 、核鉄(ニアデスハピネス)@武装錬金、スティッキィ・フィンガーズのDISC@ジョジョの奇妙な冒険(ポケット内) [思考・状況] 基本:ゲームの破壊、主催者の殺害。 1:服部とともに変電所へ向かい、防人と合流。 2:ゲームに乗っていない人物と協力する。 3:ゲームに乗った人物と遭遇した場合説得を試みて駄目なら殺害する。 4:ケンシロウとラオウには出来れば会いたくないがいざとなったら闘う覚悟はある。 5:服部の策に乗り、脱出をネタに仲間を募る(一時的に中止)。 6:劉鳳と共闘する気はない [備考] ※参戦時期はケンシロウに殺された直後です ※『スティッキィ・フィンガーズのDISC@ジョジョの奇妙な冒険』の説明書は存在しません。 ※平次・タバサと情報交換をしました 【服部平次@名探偵コナン】 [状態]:健康 両頬が腫れている [装備]:スーパー光線銃@スクライド、ハート様気絶用棍棒@北斗の拳 バイクCB1000(現地調達品) [道具]:首輪、「ざわ……ざわ……」とかかれた紙@アカギ(裏面をメモ代わりにしている)、支給品一式 、色々と記入された名簿。ノート数冊 才人のデイパック(内容は支給品一式、バヨネット×2@HELLSING、紫外線照射装置@ジョジョの奇妙な冒険(残り使用回数一回)未確認) [思考・状況] 基本:江戸川コナンよりも早く首輪のトリックを解除する。 1:アミバとともに変電所へ向かい、防人と合流。 2:シェリスを発見し、真実を明らかにする 3:江戸川コナンとの合流 4:自分自身にバトルロワイアル脱出の能力があると偽り、仲間を集める(一時的に中止)。 [備考] ※劉鳳からシェリスの名前を知りました。 ※劉鳳と情報交換をしました ※劉鳳、アミバ、タバサの事は全面的に信用しています ※自分自身にバトルロワイアル脱出の特殊能力があると偽るつもりです。 ※バトルロワイアル脱出の特殊能力は10人集まらないと発動しません。(現時点での服部設定) ※脱出作戦はブラボーに合って劉鳳と分かれるまで中止。 ※劉鳳、平次、タバサの名簿には以下の内容が記載されています。 名簿に青い丸印が付けられているのは、カズマ・劉鳳・シェリス・桐山・杉村・三村・川田・才人・ルイズ・防人・カズキ・斗貴子・タバサ・キュルケ・コナン・平次 ・灰原 赤い丸印が付けられているのは、ジグマール・DIO・アーカード・散・村雨 緑色の丸印が付けられているのは、蝶野 125 涙を拭いて 投下順 127 もうメロディに身を任せてしまえ 125 涙を拭いて 時系列順 127 もうメロディに身を任せてしまえ 102 偽りの脱出 劉鳳 138 遥かなる正義にかけて 102 偽りの脱出 アミバ 138 遥かなる正義にかけて 102 偽りの脱出 服部平次 138 遥かなる正義にかけて 102 偽りの脱出 タバサ 138 遥かなる正義にかけて
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二分間の世界/ Cororo Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 06 0977 225 EG34 FLOOR Minoru サイバーガスタンク ADVANCED 13 1198 EXHAUST 16 1608 MAXIMUM 18 2316 + 難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 MAXIMUM 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]、[ bgcolor(#888){MXM}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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未来への沈黙(OCG) 速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):デッキから「光の黄金櫃」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。 自分フィールドに「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターが存在する状態で、 このカードを自分・相手のバトルフェイズに発動した場合、 さらにお互いはそれぞれ手札が6枚になるようにドローする。 デッキサーチ 手札増強 魔法 関連カード 光の黄金櫃(OCG)
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『3分間の積み重ね』 作者:はーみっと(ハーミット) ステータス:完結済 タグ:3分間SS、恋愛、ファンタジー リンク:(別窓) コメント:【ファミ通SS公募「3分間のSS」応募作品】 恋愛モノですが、どうでしょうか? 感想お待ちしています。 見事に落選だったぜ! さて、どこが悪かったのか・・・また読んだ人がいたら気軽に感想くださいね。
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双子「………え…?」 このか「聞こえへんかったか?」 本屋「あなたたちは今後一切お互い口を聞いちゃだめだって言ったんですー」 ふみか「そんな…やですー!」 ふうか「なんでー!?」 一同しばし沈黙… 本屋「………なんですか?」 双子「…う…だから…」 このか「仕方あらへんなぁ。…アスナ!」 アスナ「…別に理由なんかないわよ!!」ドスっ! ふみか「うぐぅっ………!!」 ふうか「ふみか!!」 アスナ「アンタもよ…」ドスっ!! ふうか「ふぐっ…!!」 本屋「これでクラスも少しは静かになるですー。こっそり話しても私わかっちゃいますから気を付けてくださいね」 このか「ほな私ら行くけど気ぃつけてな二人ともー」 アスナ「ペッ」 ピチャッ 双子「………………」 ニン「今日は二人とも口数が少ないでござるな。」 ふみか「……………」 ふうか「…………う、うん…」 ニン「良かったらわけを聞かせてくれないでござるか」 ふうか「あ、あのね……」 ふみか「あ、おねーちゃ…あ!」 ふうか「あ……!」 ニン「何やら話せない事情でござるか。無理強いはせんでござるが…」 ふうか「や、あの…う、うん。ごめん…」 ふみか「……………」 刹那「長瀬さん、ちょっと相談が・・・」 忍者「ん?何でござるか刹那殿」 刹那「鳴滝姉妹のいじめですが、私はもう見ていられません ルームメイトのあなたなら何とか助けられませんか?」 忍者「んーそうでござるなー。ちょっと考えておくでござるよ」 刹那「お願いします。私も協力しますので」 ピピピピピ・・・ピピピピピ・・・ 忍者「あーのどか殿でござるか?実は先刻刹那殿がかくかくじかじか・・・・」 本屋「ふーん・・・そう・・。報告ありがとう」 本屋「木乃香~、木乃香~」 このか「ん?なんや今の電話おもろい話か?wwwww」 本屋「桜咲さんが双子を助けようとしてるんですって。」 このか「ウザwwww化けもんのくせに正義感つよいなぁwwww」 ピピピピ・・ このか「・・・せっちゃぁん。ウチが双子いじめてるとおもっとるやろ? でもホンマは双子がウチのこといじめてるねん。せっちゃんはウチの見方やんな・・・?グスッ・・」 刹那「そうだったのですか・・・。わかりましたお嬢様。命に替えても」 ピッ・・ このか「刹那ゲットww単純でええわあの化けもんwwウチの言うことなら何でも信用しよるwwwww」 朝、教室。 アスナ「アンタら、約束守ってるんでしょうね」 このか「隠すとためにならへんでぇ~?隠さへんでも同じやけど」 ふうか「…守ってるよ!」 ふみか「…………(お姉ちゃん…)」 本屋「それじゃ調べてみますね」ポン!! 双子(わ!!本が出た!!) 本屋「えーと………ゆうべしゃべっちゃったみたいです。お姉ちゃんって」 このか「あちゃ~!!」 ふみか「え!?あ、あれはち、ちが…」 ふうか「呼んだだけだろー!?」 アスナ「本屋ちゃん、そんなことはもうどうでもいいの。私は私のしたいようにする」 このか「(こわ…!)と、とりあえず場所変えへんか~?」 本屋「そ、そうですね!!3人とも行きましょう!!」 アスナ「きなさい…」 双子「は、はい…………」