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どういう理由で。どういう経路をたどってこうなったのか。未だに俺は知らない。 実際にあったのか、そう問い詰められれば首を横に振ってしまうかもしれない。 でも俺には生まれつき不可思議な模様が右腕にある。 その印は血のように紅く、そして一寸の歪みも無く円い。 いくら忘れようとしても、この刻印が奥底に眠る記憶をよみがえらせる。 この世に生を受けたとき、俺は死神に出あった、その時の記憶。 ――期限は十五歳の誕生日まで。 それが俺たちの初めての会話だった。 * * * 「おーい、兄者。いつまで寝てる気だ?」 朝が来た時、いつも聞こえるのは弟者の声だ。 「う・・・ん……」 俺は寝返りを打つとかけ布団の中に身をうずめた。ほんのり明るかったまぶたの裏が暗くなる。しかし、一度冷めたからにはなかなか眠気は襲ってこないもので、やって来るのはめんどくささだけだ。世の中には朝が好きな奴らがいるそうだが、どうしてこんなにもめんどくさい時間帯が好きなのだろうか。『いい朝』など本当は無いような気がする。朝なんて、だるいし眠いしとにかくめんどくさい。 「・・・いい加減起きろよ。愛機のパソコンぶっ壊すぞ」 弟者の衝撃発言に俺は反射的に飛び起きた。自然に弟と目が合う。俺は思いっきり弟者を睨んだ。命にも等しいパソコンを壊そうだなんてとんでもない発想力を持つ弟を。 もちろんこれは冗談だ。そんなものとっくの当に分かっている。ただコイツのお遊びに乗っているだけ。 「あ、起きた」 「あって何だ、起きたって何だ。もっと普通に起こさんか、馬鹿者」 楽しげに笑みを浮かべる弟者に文句を言ってから俺は、ベッドのすぐそばにあるパソコンを立ち上げた。すぐさまに弟者が決まり文句を俺にぶつけてくる。“早朝からパソコンというのはどうかと思われ”と。俺は弟者の言葉をスルーするとぐちゃぐちゃになった敷布団を正し、パソコンに向かう。後ろでため息が聞こえた。 「兄者、俺下で朝飯くってるから早めに来いよ。なるべく冷めないうちにな」 しばらくすれば後ろでドアの閉まる音。その音が聞こえたとき俺は肩の力を抜いた。ふと、パソコンの画面に目をやるが完全に立ち上がるにはまだまだ時間がかかるらしい。これなら朝飯食っておいたほうが時間の無駄にならないかな。 「・・・しょうがない、食べるか」 しぶしぶ立ち上がり、伸びをする。ちゃんと朝飯を食べたのはもう何ヶ月前だろう? 今日は久しぶりに目が覚めている。どうしてだろう。てカレンダーに視線が行かないように、俺はさっさと下に下りる事にした。 下のリビングには弟者と妹者がいた。俺を見て妹者は喜び、弟者は箸を口にくわえながら驚きの視線をこちらに向けた。 「わっ! 大きい兄者なのじゃ! 今日は一緒に食べれるんじゃね!」 「そ、そんなに嬉しいのか」 飛びついてきた妹者の頭を数回撫で、椅子に座らせる。茶碗を覗けばまだ食べ始めたばかりらしかった。一方の弟者は半分ほど。 「珍しいな、兄者が朝飯を食べに来るなんて」 今日は槍が降ってくるんじゃないか、と弟者は付け加えると妹者にリモコンどこだを求めた。 「え、リモコンは・・・」 俺は弟者の頭を軽く指で突いてから妹者に冗談だよ、と説明する。まったく、俺をからかうのもほどほどにしろ。 台所に行き自分の分をご飯を用意する。俺の分の朝飯を抜いて炊かれたせいか、明らかに残りの量が少ない。めんどくさいので後で弟者にでも作ってもらおう。いや、弟者に任せると大変なことになってしまう・・・やはり俺がやるしかない。基本的に弟者の方が手先は器用で、細かい作業は得意分野だ。が、料理に関しては俺のほうが絶対的に上手い。弟者が料理を作ると、出来上がったものは必ずといっていいほど赤くなっている。この前なんて赤い味噌汁を作ってきた。弟者は必死に赤味噌を使ったと弁解していたが、あんなには赤くなるはずが無い。その前に、どうしたらそんなものが作れるのか問い詰めたいぐらいだったのだ。俺は無理やりそれを飲んだ後、激しい吐き気に襲われた。 リビングに戻るといつの間にか父者がのんびりと新聞を読みながら弟達と会話をしていた。俺のいない図とはまさにこのことを言うのだろう。 「……期限は十五の誕生日まで。それまでに・・・」 俺は思わず出かけた言葉を飲み込む。まるで自分に暗示をかけてでもいるかのように、飲み込んだ言葉がぐるぐると頭の中を回っている。朝起きたときから、ずっと。いや、生まれたときからずっとなのかもしれない。ぼんやりとしている時いつもこの声が聞こえた。恐怖は感じなかった。逆に安心したほどだ。――本当は怖くてどうしようも無い筈なのに。 「兄者? ずっとそこに突っ立って、なにやってんだ?」 ハッとして顔を上げれば弟者の姿がそこにあった。どうやらもう食べ終えてしまったらしい。ずっと、ということはあの囁きも聞こえてしまっただろうか。いやそれは無い筈だ。この声だけは聞こえるはずが無い。 「いや、別に・・・」 「ふーん・・・ならいいけど」 そして俺らはすれ違い、俺はゆっくりと席に着いた。そして頭の中で何度もリピートされる「声」を意識しつつもさっさと飯を平らげた。その間に、妹者は母者の元へ。父者は弟者の元へ向かい、気がつけば俺は独りだった。 ――昼、正午。 弟者と共用の勉強机でパソコンをいじりつつも、これから何をやろうか、そんなのんきな事を考えていた。朝食後にうがいを忘れたせいか口の中にはそっけないご飯の味が残っている。流石は弟者の作った飯だ。まあ、焦がさなかっただけマシか。今度は俺が飯作ってやろうかな、気がつけばそんな事まで考えていた。――いや無理だ。第一俺は誰かに起こしてもらわない限り朝は寝過ごしてしまうのだ。それに・・・。 突然パソコンが唸りだした。どうやら無意識のうちにブラクラを踏んでしまったらし い。ああ、癖って恐ろしい。 「強制終了、と……」 いつもは弟者にブラクラの処理を任せているが、今回は弟者が今家にいないというのもあって自分で片付けてみた。といっても強制終了だが。 そういえば弟者はどこに行ったのだろう。いつもはすぐ隣にいるのに――あ、出かけるとか言っていたな。確か数分前にこの部屋に来てそんな事を言っていたような気がする。“兄者も来いよ。久しぶりに家族全員で外出するんだから”と。でも俺はその誘いを断った。当たり前だろ、俺は俗に言う引きこもりというヤツなんだから。 俺はあえてパソコンを立ち上げずにしておいた。近くの本棚まで椅子を滑らせる。 改めて見るとほとんどが弟者の本で埋め尽くされていた。弟者とは部屋も共用のため、家具のほとんどが共用なのだ。あの勉強机のように。 「え~と……確かここら辺に・・・」 本一冊一冊を指でたどる。本棚とはあまり向き合わないせいか、なんとも不思議な気分になった。しばらく指で題名をたどっているとようやく目当てのものを見つけることができた。とても分厚く、それでもってずっしりと重いソレを抱き抱えると布団に腰を下ろした。長い間誰も触っていなかったせいか、だいぶほこりをかぶっている。俺はそれを息で軽く吹き飛ばす。表紙の中心には英語で「アルバム」と刻まれていた。 表紙をめくる。まず最初に目に入ってきたのは若い男女。きっと昔の母者と父者に違いない。このページにも、次のページにもまだ子供の姿は無かった。またページをめくる。 するとさっきの男女の他に小さな少女の姿が現れた。俺は即座にそれが自分の姉だと分かった。姿は違っても雰囲気は変わって無かったからだろう。そしてたまに姉と一緒に写っている男の子。これも従兄弟者だとすぐに分かった。 俺はさらにページをめくった。まためくり、めくる。 「あ」 ある姿が目に飛び込んだ時、思わず声が出た。やっと見つけた。俺と弟者の写真。俺たちは本来双子の兄弟だったのだ。だからか、俺の写る写真の全てに弟者が写っていた。俺は写真を眺めながら顔をしかめた。理由は簡単。俺がいる写真には死神が必ず写っていたからだ。 さらにめくってめくる。まだ俺が写っている。めくる。まだ俺たちの写真。めくるめくる。ここでやっと妹の写真が出てきた。でも俺たちはまだ写っていた。さらにめくり、めくる。まためくってめくってめくってめくって……。気がつけば写っているのは俺ではなく弟者だけになっていた。とたんに頭の声が止まった。でもその声はすぐにあることを囁いた。この声は俺に一刻も早く行動させようとしている。はやく・・・。 ――早く死神を殺めよ。殺せ。さもなくば。 「俺が死ぬ・・・だろう」 俺は頭の声に言うように囁いた。 死神との契約の印。俺が印を見ると印は小さくうずいた。 この印は俺以外の者には見ることはできない。片割れの弟者でもだ。 ドクン、と大きく印が苦痛とともに波打った。 「っ・・・」 俺は思わず印を抑える。 痛みは以前にも何度かあったがたいして気にはならなかった。少なくとも、印を抑えるほどは痛くなかった。痛みを抑える方法は正確には知らない。ただ何かの命を奪えば一時的に痛みが引くことが分かっていた。部屋を見渡すが肝心の生き物がいない。どうやらこの痛みは耐えるしかなかった。 この痛みを完全に消す方法は印に痛みを覚えたときから知っていた。アレを実行すれば印も消え、死神との契約も果たされるだろう。でも、俺にはそれを実行する勇気なんてこの体のどこにも存在しない。 俺はもう一度アルバムに手を伸ばし、表紙から何ページかめくった。 「……」 そして死神の写る写真を全て抜き取り――たとえ他に誰かが写っていても――細々に破いた。何も考えはしなかった。ただ本能に従って行動した。存分に引き裂いてからそれらをゴミ箱にぶち込んだ。溢れかえりそうになるそれらを上から押さえつけて圧縮し、こぼれ出ないように袋の口を縛った。 ほんの少しだけ、印の痛みが和らいだ。 TOP 中編TOP >>
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旧やまもとwiki美術館【R-18】の過去ログページです。 美術館【R-18】過去ログページ1 (′°ё°`)ケモノエロってよく分からん -- 名無しさん (2009-02-24 19 36 21) 俺も -- 名無しさん (2009-02-27 03 08 29) 名前 コメント 最近寂しいらしいので誰か抱いてあげて下さい。 -- 名無しさん (2009-01-31 02 03 13) か、かわええ・・・! 光速で保存しました -- 名無しさん (2009-01-31 02 23 49) かわいいwwww抱きます -- 名無しさん (2009-02-16 19 04 22) 抱かせて下さい -- 名無しさん (2009-02-17 18 24 20) このセリフを言うやまもとが想像できんw -- 名無しさん (2009-02-23 14 52 49) 名前 コメント +(・ー・)+ もはやなにがR-18なのかよくわからないけど -- 無記名 (2009-01-10 02 44 28) これはかわいすぎる(普通に) -- 名無しさん (2009-01-10 02 49 40) 形が俺のピーニスに似てて卑猥 -- 名無しさん (2009-01-10 22 24 33) なんか卑猥だ。何が卑猥なのかわからないが卑猥だ。 -- 名無しさん (2009-01-16 06 33 49) 名前 コメント 200%俺の趣味で描きましたが何か? -- 名無しさん (2009-01-08 20 39 05) かわええw -- 名無しさん (2009-01-09 03 43 08) 名前 コメント えろワカンネw -- 名無しさん (2009-01-08 02 33 21) 名前 コメント
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旧やまもとwiki美術館【R-18】の過去ログページです。 美術館【R-18】過去ログページ2 ttkが沸くだろ自重しろw -- 名無しさん (2009-01-07 05 23 32) ちょっw ttk自重w -- 名無しさん (2009-01-07 06 09 47) クソワロタww↑どうでもいいが、tkkなw -- 名無しさん (2009-01-07 09 32 29) 描いた人だがtkkって何ぞ? -- 名無しさん (2009-01-07 20 24 22) 「たかこ」のこと。要するに腐○子。 -- 名無しさん (2009-01-07 20 29 53) 名前 コメント 下のほうで耳描き忘れたことが悔やまれてたからやってみた。が、どこかのドr(ry -- 名無しさん (2009-01-06 02 06 23) 名前 コメント がんばってかきました みてください -- たかこ 4さい (2009-01-06 01 51 36) マジキチ -- 名無しさん (2009-01-07 23 29 34) うめええ が こえええ -- 名無しさん (2009-02-16 19 14 12) うほっwww -- 竹ちゃん (2009-11-12 14 49 52) 名前 コメント やまもとさんにこれで抜いてもらいたいな>< -- 中3 (2009-01-05 22 19 24) あああ耳付け忘れた・・・これじゃただのドラ(ry -- 中3の名無し (2009-01-05 23 46 04) やまもとm9(^Д^)プギャー -- 名無しさん (2009-01-06 01 34 45) 名前 コメント これはエロい -- 名無しさん (2009-01-05 17 33 36) ふぅ・・・ -- 名無しさん (2009-01-05 23 57 55) エロすぎるだろ -- 佐藤 (2009-01-06 18 29 59) 無修正通報しますた -- 吉田 (2009-01-07 08 04 05) 抜いた -- 名無しさん (2009-01-07 16 55 31) 名前 コメント
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訓練施設に剣戟の音がこだまする様になって、もう一時間近く経つ。 「どうしたスコール、本気を出せよ。 このガーデンにゃ、ガンブレード使いは俺とお前しかいないんだぜ。 これじゃ訓練にならんじゃないか」 荒く息を弾ませながら、それでもサイファーは強がって言う。 「それとも降参するか、おい?」 「それはない!」 安い挑発と知りつつも、俺はムキになってサイファーに切り掛かっていく。 昔からそうだ。俺は昔から、サイファーに対しては対抗意識をムキ出しにして 突っかかっていく性癖がある。 どうしてなのか、それは考えたくないし、どうでもいい事だ。 「そう来なくちゃな。 さすがは”骨のある奴リスト”ランキング上位者よ!」 しばらく止んでいた剣戟の音が、再び訓練施設にこだまする。 FF8-2
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【VF-1S】(出展作品:超時空要塞マクロス) 耐久力 400 コスト 450 盾 × 変形 ○ 抜刀 × 特殊能力 地上専用機体、二段階変形 ■ファイター バルキリーの美しさ、強さを堪能できる形態。ステップはきりもみ回転となり、誘導を切れる。攻撃時に足が止まらないのも特徴。 なお、この形態では ↑下降 左ロール← →右ロール ↓上昇 という移動方法となり、ジャンプを押すと加速する。BD入力でA.C.E.仕込みの高速ターン。 地面に当たる状況になると、強制変形。 メイン射撃【ハワード GU-11 55mm3連装ガトリング砲】 弾数 100 リロード 7秒(打ち切り式) ダメージ 20~120 独特の音がカッチョイイ、通称ガンポッド。1~10発まで打てるが、バトロイド時は1~5発まで。 メインCS【一斉発射】(バトロイド時のみ) ダメージ 230 ボドルザーもイチコロ。ウオォォォ!プロトカルチャアァァァァ!! サブ射撃【マウラー ROV-20 頭部レーザー砲】( S型 4基) 弾数 80(80÷基数) リロード 0.5秒 ダメージ 4~40 要はビーム扱いのバルカン。1~10発撃てるわけだが、機体によって異なる。 (例 S型の場合、ダメージ1の弾を4~40発撃てる) 格闘【UUM-7マイクロミサイルポッド】 弾数 30(実質15) リロード 10秒(打ち切り式) ダメージ 30~150 あの板野サーカスを君の手で!5(10)連射できる暴挙に。 格闘CS【AMM-1対空対地ミサイル】 ダメージ 180 6発のミサイルを撃つ。 格闘マルチCS【UUM-7マイクロミサイルポッド AMM-1対空対地ミサイル】 ダメージ 200(1機への与ダメージ) 30発+6発のミサイルが敵を襲う・・・! 特殊射撃【変形】 ファイター時はガウォークに。ガウォーク バトロイド時はファイターに変形する。 特殊格闘【変形】 ファイター ガウォーク時はバトロイドに。バトロイド時はガウォークに変形する。 ■ガウォーク ファイターと武装は同じ。移動はドムのようなホバータイプ。 ガウォーク時は、敵をロックするとA.C.E.のエルガイムみたいな動きができる。ステップ不能だがBDが速く、そして長い。 ■バトロイド ダウンすると、この形態に。格闘のミサイルが消え、申し訳程度の格闘が備わる。 BDは遅い 短いので、いち早く離脱を。 最大の売りは、地上でステップすると転がる。また、メインCSの見栄えは最高。 通常格闘【パンチ】 ダメージ:160 左右のジャブ、そしてアッパー。アッパー後、特格派生で変形離脱。 前格闘【殴打】 ダメージ:110 ガンポッドを敵に叩きつける単発技。特格派生で変形離脱。 横格闘【パンチ】 ダメージ:130 右フック、左ストレート。ストレート後、特格派生で変形離脱。 全体的に- 非常に高い機動力と、圧倒的な弾幕で戦場を撹乱していける機体。 出撃前にサラダがらみの話題が出るともれなく死ねる。
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小鳥遊さんの日常-1- 458 名前: ◆JOjO5CPwM2 [sage] 投稿日:2009/10/18(日) 11 59 21 ID 1TB4EwMM 「ただいまー」 静まりかえった一室に一つ、声が響いた。 けれどもそれに返事は無く、ただ若干響いた後、すぐその音は消え去る。 「…一日目…色んな事があったよな、うん」 彼、小鳥遊総一郎という男からしたら、今日一日はとんでもない事ばかりだった。 それは鷲ヶ谷和穂という少女との出会いである。 すぐに出会い、すぐに別れ、すぐにまた会う。 それが続く、本当に鷲の様な、でも見た目は小さな少女。 小鳥遊からしたら、無論あり得ないと言える。 あんなんは漫画や小説だけのキャラだと思っていた程の強烈な個性の持ち主だからだ。 「…ってか、あんな個性強いのと居ると俺、ネームバリューだけになっちまうんじゃ…いや、別に良いか」 「考えても無駄っぽいしな」と呟きながら、小鳥遊は時計を見る。 短い針は既に六時を過ぎていた。 「…コンビニでも行くか」 そう言って小鳥遊は頭を掻きながら、財布をポケットへと突っ込むと、家の外へ出た。 「さっみ…」 春、とはいえ夜となるとまだ寒さは残る。 時たまくる冷たい風が、小鳥遊の春服を掻い潜り、彼の肌へと襲い続ける。 「…仕方ねぇ、早く急いで行くとすっか」 そう言った小鳥遊の足が自然と早くなる。 ただ寒さから早く逃れたいが為にだ。 (…おかしいな、コンビニってこんな遠かったけか…?) だからいつも早く着くコンビニも、そのせいか若干遠く感じる。 これが人間の性といえばそうとなるのだが。 ◇◆◇◆◇◆ 「はぁ~。あれだな、生き返るってこの事だな」 なんという事でしょう! そこには外で一人寂しくコーヒー(無糖)を飲む小鳥遊総一郎の姿が! …ここだけ切り取ると、明らかに友達の居ない可哀想な人になってしまうのが不思議である。 「…なるべく熱は保ちたいし…このまま行くか」 夜空を若干見上げながらも、小鳥遊はまたその歩みを進め初める。 「はぁ…」 白い息が呼吸という動作とともに生まれ、消える。 それを見ながら、小鳥遊はまたコーヒーに口をつける。 「はぁぁぁぁ」 缶コーヒーであったが、美味かった。 五臓六腑に染み渡る…という表現は今使うべきであろうか。 いや、今使わずして、いつ使うというのかとも思ってしまう。 いや、つまりそれは実生活にこういう言葉をあまり使っていない証拠であるとともに、自らの国語力を呪う。 「ま、こうしている間に…家だ」 一目見ただけで分かる豪邸を見た瞬間、ただでさえ急かした足が更に早くなる。 白い息が出る速度が早くなり、手に持った缶コーヒーの小さな水滴が、空を舞う。 そして鍵を取り出し、まるで飛び込む様に、小鳥遊は冷たい床を急いで走り、リビングへと入る。 「少し急かしすぎたか…まあ良いとして…」 時計を見ると、七時五分前。 丁度、晩御飯には良い時間帯だ。 「さぁ、早速飯でも…」 そう言って小鳥遊は本来あるレジ袋に手を取ろうとした。 …だが。 「…あ」 読み直してほしい。 彼はコンビニで何を買っただろうか。 …そう。コーヒー『のみ』である。 「あ…ああああああああああああ!!」 ただ虚しく小鳥遊の悲鳴は白い息の様に空へと消えていったのであった。 前:恋する乙女の小さな決意 次:敗北感という事とは。
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1.いつもの口癖 - 1 目を開けると、髪が紺色っぽい、くりくりした目が印象的な少年の顔が見えた。 その子は、私が目を開けたのを見ると同時にパッと踵を返して、大声で 「姉ちゃ──んッ、目ぇ覚めたァ──!!」 どうでもいいがその、聞いた後に耳がものすごくキンキンする声は今まで気を失ってた人の横で発するべきじゃないと思うんだよね。違うかな。 私が顔をしかめていると、またこっちに向き直した少年が 「ぁっゴメン、俺の声ウルサかった??」 と申し訳なさそうに聞いてきたので、大きく首を縦に振っておいた。 「スバルがごめんなさいね。さっきまで気を失っていたのに……」 そう言ったのはマナが寝ているベッドの2メートルほど右手にある扉から入ってきた、優しげな面影の、髪の長い女の人だ。 こんがりという表現が似合う匂いを発するお椀と水の入ったコップを乗せた、小さなトレーを手に持っているその人は、フローリングの小さな溝に足をつまずかせて、こけた。 「姉ちゃっ……!?」 スバルと呼ばれた少年は驚きながらも素早い手付きでトレーを支え、姉はビターンッと顔面から床に突っ込んだ。しかし何事もなかったかのようにすぐムクッと起き上がって、 「ふふ、お鼻擦りむいちゃったわ」 と、ほのぼのと言った。 「どうでもいいけど姉ちゃん、そろそろ学習してくれよ……これで何回目だ?だからやっぱり板張りはダメだって言ったじゃんか!」 ええぇぇえー。この人、フローリングの溝につまずいてこけるなんていう中々出来ない芸当をもう何回もやってるんだ!? 「ぁ、ごめんなさいね。遅れましたが、私はフィアナと申します」 なのに、ほんわかとした笑顔と丁寧な言葉づかいで話し掛けてくるから、大人なのか子供なのかよくわかんない。 「俺はスバル!お前はっ?」 そして初対面の私を「お前」呼ばわりするスバルは絶対子供に違いない。 「私は……マナ。神様の命令で辞典を作ってる、妖精なの」 『………………。』 私の自己紹介を聞いた途端、なぜか2人の行動が一瞬止まった。 「マナちゃん………気を失う前に、なにか……頭を打ったとか、覚えてない?」 「あ、気を失ってたのは下界に降りるゲートをくぐった時の副作用だから、心配しなくても大丈夫ですよ」 心配をかけないように笑顔で言ったけど、スバルの表情なんか、まだ固まったままだ。 「フィアナさーん、お客様ですよー」 その時、今まで聞こえていたヴァイオリンの音色が止まって、そんな声がした。 「はぁい、今行くわ」 「ぁの……お客様って、お店か何かなんですか?」 急いでいるところ悪いとは思ったが、なにしろ初めて来た下界だ。ここが本で読んだ「スーパー」と言うヤツなら、ぜひ一度見てみなくてはいけない。 「そうよ、私とスバルでやっている喫茶店なの」 「キッサ店………?」 「あら、知らない?じゃぁちょっと覗いてみる?」 フィアナさんがそう誘ってくれたので、好意に甘えて「キッサ店」とやらを見学することにした。 「おじい様が開いたお店でね、名前は“Charon”って言うのよ」 嬉しそうに話てくれるのはいいが、私の方を向いたまま歩いていたのでゴンッ!という派手な音でフィアナさんはドアにぶつかった。 ………この人、本当に大丈夫かな…………… 次のページ
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彼女は甘い。 まるで蜂蜜みたいに、微笑みも声も、全て甘い。 あたしは多分、いつの間にか溺れてしまってたんだ。 彼女という蜂蜜の中へ。 「はぁ…あつ…」 ジリジリと地面を焼くような暑さ。蝉の声が辺り一帯から響いている。 …この道通るの、久しぶりだ。 額の汗をハンカチで拭いながらしばらく進むと、少しばかりの森に入った。 涼しい風が髪を揺らす。 …彼女の家まで、あと少し。 目の前に、昔懐かしい日本家屋が見えた。 ここが彼女の家。 昔、あたしはこの家によく遊びに来ていた。 「こんにちはー」 門をくぐって少し進むと開かれた扉が見える。夏になると、いつもここの扉が開いていたのを思い出した。 「あぁ、いらっしゃいあ〜ちゃん」 「おばあちゃん、お久しぶりです」 「すっかり大きくなったもんじゃねぇ…そりゃぁ私も歳をとるわけじゃわ」 「ふふふ、…あ、ゆかちゃん居ますか?」 「ゆかならお部屋だよ。ささ、入って入って」 「おじゃまします」 あの頃と変わらない、畳の匂い。 開かれた扉から吹き抜けていく風。 …彼女も。 彼女も、あの頃と変わらないのだろうか。 どこかフワフワと高揚した気持ちで、彼女の部屋の前に立つ。 …この障子の向こうに、彼女がいる。ごくり、と喉が鳴った。 「ゆ、ゆかちゃん」 「あ〜ちゃん…?」 スッ、と障子が左右に開かれた。 現れた彼女は、あの頃と変わらないようで、しかし変わっているようにも思う。 「久しぶりじゃね、あ〜ちゃん」 「うん。あれから何年かね」 「…積もる話は、ゆかの部屋に入ってから…ね?」 …にこり、と笑う彼女は、どこか妖艶に思えた。 続-
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1~200 / 201~400 / 401~600 / 601~800 / 801~1000 ☆コタツみかん☆ 提督「……寒いねー」 加賀「少し運動すれば暖かくなるのでは? はい、みかん剥けましたよ」 提督「まじかー。でも外は寒いしなー。あー」 加賀「はい」 提督「ん。コーヒー入れる?」 加賀「お願いします」 ☆訓練後☆ 天龍「ふぅー、さて、訓練のあとはひとっ風呂浴びるか」 鈴谷「対象が風呂場に侵入。ここまでは順調です」 摩耶「なんでそんな密偵っぽいんだよ」 鈴谷「だって眼帯気になるじゃん」 摩耶「普通に聞けばいいだろ」 鈴谷「果たして眼帯は脱ぐのか脱がないのか!」 ☆立入禁止☆ 提督「俺もあの眼帯の下がどうなってるのか気になっていたんだ」 鈴谷「ここから先には男性は立入禁止なんだけど」 提督「俺は男や女とかいう概念を超越した存在。 ニュータイプだから大丈夫だ」 摩耶「いや意味分かんねえし」 鈴谷「キモイから早く出てってよ」 提督「バッキャロウ! お前ら部下のことを知っておくことも上司の役目じゃい!」 加賀「では上司を止めるのも部下の役目ですよね。 さ、こんな所で遊んでないで仕事しますよ」 ☆漫画貸し借り☆ 龍驤「ういーっす。遊びにきたでー」 鈴谷「あ! ピザ屋だ!」 提督「なんだとぉ!?このピザ屋が!いつまでもクリスマス気分でいるんじゃあねえぜ!」 提督「なんの用だピザ屋コラァ!」 龍驤「ほれ、鈴谷にミナミの帝王貸しにきたんや」 鈴谷「イヤッホウ!」 提督「なんでそんな持ってる漫画渋いんだよ」 ☆拗ねた姉様☆ 那珂「ね、ねえ、なんで扶桑さん、まだサンタの格好してるの?」ヒソヒソ 金剛「パーティ参加出来なかったことで拗ねてるみたいデス」ヒソヒソ 那珂「あの……もうクリスマスは」 扶桑「何言ってるの?」 扶桑「もうすぐクリスマスよ。365日経てば、ほら、もうすぐ」 金剛・那珂「ヒエー!」 ☆お正月ムード☆ 提督「昨日まで散々クリスマスムードだったのにもうお正月だな」 愛宕「こういう忙しい所って嫌いじゃないわ」 提督「餅食って寝るだけだもんなー」 愛宕「でもそうやってるうちに太っちゃうのよねー」 加賀「正月を何か勘違いしてませんか?」 ☆炭酸飲料☆ 提督「ぐおおお……」 加賀「提督? どうしたんですか?人工呼吸ですか?」 提督「いや、ち、違う。……ただ炭酸飲んだあとに急に寝っ転がったから お腹の中でシェイクされて苦しい」 加賀「そうですか。人工呼吸は必要ですか」 提督「必要ないです!」 ☆甘い香り☆ 摩耶「~~♪」 鈴谷「何かごきげんだね摩耶……って何この甘い匂い」 摩耶「いいだろう? いい匂いのするハンドクリーム買ったんだよ」 天龍「この匂い摩耶か……」 摩耶「どう? いいだろう!」 天龍「甘い……やっぱり鉄と油と火薬の匂いこそだろ! おい待てなんだその冷ややかな目は」 ☆夜はウキウキ☆ 子供1「極道助けてくれー!」 天龍「誰が極道だコラ。なんだよ急に」 子供2「最近夜になるとこの辺をウサギ型ロボのニヤニヤした変態が出るんだって!」 子供1「耳がピコピコして片目なんだよ!!やっつけてくれよ極道!」 天龍「……お、おう、ま、任せとけ」 それは夜間哨戒の時の自分だ、と言い出せなかった天龍だった。 ☆アイドルの髪型☆ 那珂「じゃーん!出来た!どう!? 那珂ちゃんと同じ髪型で可愛いでしょ!」 扶桑「そ、そうかしら?」 那珂「ほらほら、那珂ちゃんみたいに扶桑ちゃんだよーっ☆ってやってよ!」 扶桑「ふ、扶桑ちゃんだよぉー……。うぅ、恥ずかしいわ」 山城「ね、姉様ァ可愛すぎますぅぅうう!!」 龍驤「鼻血!!鼻血めっちゃ出てるで!?」 ☆抱擁☆ 電「あ、あのぉ……そろそろルンバを探しに行きたいのですけど……」 愛宕「もうちょっとだけ抱きしめさせて」 電「はわわっ」 提督「何してんだよ。俺にも抱かせろよ」 愛宕「何言ってるのよ。ダメに決まってるじゃない」 愛宕「なんか電抱いてるとお肌の若さとか移ってきそうで」 提督「……そんなこと気にする年齢でもないじゃん」 ☆売れない子☆ 提督「暇だなぁ~……ニコ生過疎ってる糞ブスメンヘラ女煽りに行くか」 天龍「お前いくら暇だからってひっでえ趣味だなぁ」 提督「いやこれが面白いのなんのって……ん?」 天龍「どうした?」 提督「……現役軍人アイドル……? なんだこの馬鹿は。退役に追い込んでやるか」 <那珂ちゃんだよー☆ 提督・天龍「ぶほぉッ!?」 ☆それが分からないからお前は☆ 天龍「どうすんだよ。退役に追い込むんじゃなかったのか?」 提督「馬鹿お前、こいつの問題が取り上げられて、 どこで建造されたのか調べられたら今度危なくなるのは俺たちだ」 天龍「確かにそうだな……。姉呉も確実にこっちの責任に押し付けるだろうしな」 提督「とりあえず呉に連絡するか。あー、もしもs……着拒だと!?」 天龍「やっと今までの姉呉にしてきた悪行を悔いる時が来たんだな」 提督「俺が何したって言うんだよぉぉ」 ☆もしかしたらあなたの家の床下にも☆ 提督「そうだ!金剛を呼ぼう! 金剛ーーー!」 天龍「そんな窓から叫んでも来ないだろ」 金剛「呼ばれて飛び出て金剛デース!」バキィッ 天龍「なんで床下から出てきたんだよ。その穴どうすんだよ」 ☆突撃☆ 提督「とりあえず金剛から連絡入れてもらったな」 天龍「お、呉が突撃してきた」 <那珂!! <げっ!? ちょ、ちょっと待って 提督「カメラを掴んでー……握りつぶしたぞ!?」 天龍「コメントすごいことになってるぞ。 いきなり中断とかファン辞めます、コミュニティ辞めます、etc」 提督「俺もコメント打っとくか。やーいゴリラ女~」 ☆アブノーマル☆ 提督「助けて加賀えも~ん」 加賀「何かしら」 提督「摩耶が釘バット持って追っかけてくるよ~!」 摩耶「見つけたぞ糞野郎!加賀姉、さっさとそいつを引き渡してくれ!」 加賀「提督は何したんですか?」 提督「摩耶がぐーっと伸びてる時に隙だらけだった腋を サッと指で拭きとって匂いを嗅ぎ『デュフフ』って笑っただけ痛い痛い痛い痛い!! 加賀さんその方向には腕は曲がらないんだよ!?」 ☆お姫様抱っこ☆ 提督「うい~。帰ったじゃーん?」 加賀「ただいま、でしょう。おかえりなさい提督。こんな遅くまで飲み歩いて……」 提督「仕方ねえんじゃん? ……上の連中が飲ませてくるんらからじゃん?」 加賀「大丈夫ですか?取ってつけたような語尾は何なんですか」 提督「抱っこして欲しいじゃん?」 加賀「はい」ヒョイ 提督「うわあ、酔う。酔うから降ろして」 ☆大掃除☆ 提督「お前らーーーッ! 大掃除するぞーー!」 電「なのです!」 提督「摩耶、諦めろ。10体は必ず捨てろ」 摩耶「嫌だ!あいつらを捨てるなら一緒に私も切り捨てろ!」 鈴谷「摩耶~、ぬいぐるみはもう卒業したら?」 摩耶「一人でも減ったら眠れなくなるだろうが!」 ☆残ったのは金髪巨乳物ばっかり☆ 愛宕「……『満瑚諸島沖海戦~ぶっとびパイパンフラッシュ~』これもいらない」 提督「あぁ! そ、それは限定版なのに!……超泣けるのに」 愛宕「知らないわよ。えっと……これもだめ。いらない」 提督「あぁ! それは完全受注生産の初回特典付きなのにィィ!」 愛宕「何ようるさいわねえ。自分じゃ捨てられないからって私に選ばせてるのは誰よ」 提督「……手伝ってくれてありがとうございます……」 ☆自室から☆ 天龍「だいたい大掃除なんてする必要あんのかよ」 鈴谷「あるよ! ルンバは所詮床しか掃除してくれないんだよ!?」 天龍「そりゃそうだけど、普段から綺麗にしてるから別に」 鈴谷「天龍姉の部屋は綺麗だけども!パンツもしっかり並んで入れてあるけども!」 天龍「余計な情報を入れるんじゃねえよ」 電「共同で使うスペースのお掃除なんか大変なのです」 天龍「とは言うが、結局みんなまず自室の掃除から 始めてそれだけで一日終わってるじゃねえか」 ☆さらば友よ☆ 摩耶「暗くて寂しいかもしれない。でもアタシは忘れたりしないからな……」 提督「はい、フジヤマさんとの面会時間終了でーす」 摩耶「フジヤマぁぁ~~! アタシのフジヤマ……」 提督「次の面会の方は幼稚園入学して三ヶ月後、おねだりして買った シマリスのゴールドオシャンティーさんです」 愛宕「ねえあれ何やってるの?」 加賀「捨てるぬいぐるみ達と一体あたり10分の最後の対話を済ませているそうです」 ☆使い古して伸びきった奴☆ 加賀「あとは照明、窓、浴室、台所、トイレ……」 提督「結局全然終わってねえじゃねえか」 鈴谷「提督ー! へい、パス!」 提督「ん? なんだこれ……パンツ?」 鈴谷「きゃー!提督がよれよれになって捨てることになったパンツ拾ってるー!」 提督「馬鹿かお前は」 加賀「馬鹿は提督です。何流れるような滑らかな動きで頭に被ってるんですか」 ☆てめーは愛宕を怒らせた☆ 鈴谷「今廊下にゴミ袋まとめて置いてあるじゃん? みんな何捨ててるのか気になって袋開けたらあったから拾ってきたの」 提督「お前のじゃねえのかよ!!……ん?」 愛宕「……ッ!」バッ 提督「な、なんだよ。おいそのパンツ……まさか」 鈴谷「げっ、愛宕姉のだったの!?」 愛宕「……ちょっとこっち来て」 提督「何も見なかったことにしよう」 目元を真っ赤に腫らした鈴谷は すっかり大人しくなり部屋の掃除をしていた。 ☆ついに決定☆ 呉「では失礼します」ガチャンッッ 呉「ばーか!ばーか!! 死ね!!ハゲジジイども!」 金剛「どうしたデース?そんな乱暴するとまた電話壊すネ」 呉「……上の連中が那珂の歌ってみた動画に目をつけてね」 金剛「はあ、ついに那珂も解体処分に……」 呉「それのほうがまだいいわよ。軍の宣伝も兼ねてCDデビューするって」 ☆売れなかったあれが☆ 加賀「提督!」 提督「なんだよ、今俺は”ジェダイの騎士だった時のフォースの無駄遣いトップ10” を考えてて7位が手が届かない溝に落ちた小銭を拾う、に決まったところなんだよ」 加賀「全く意味が分かりません。那珂がCDデビュー決定しました」 提督「やっぱ6位は風を起こしてパンチラ、かなぁ…… って、ええぇぇぇえええ!? CD!?」 加賀「はい」 提督「あれ、俺前にもらったサインどこやったっけ!? さっそく売り飛ばそう!!」 ☆亡くした☆ 提督「なーーい! まさか……今日の大掃除で捨てた……嘘だろ」 愛宕「どうしたの?」 提督「那珂がCDデビューしてさ、そのサインが」 愛宕「エシディシデビュー? ごめんなさいもう一回言って」 提督「そんな那珂ちゃんあァァァんまりだァァアァ」 加賀「ふざけてないで真面目に探してください」 ☆頼んでみた☆ 提督「あ、もしもし?那珂ちゃん? サイン送ってくれない?」 那珂『えー? 那珂ちゃんトップアイドルまっしぐらなのにぃ? うーん、どうしようっかなぁー? どうしてほしい?』 提督「……。えっと、サイン書いて送って欲しいんですけど」イラッ 那珂『あっ、ごっめぇーん♪ そーゆーのは事務所通してもらわないと~』 提督「ははは、そうだね」ガチャンッッ 提督「ばーか!ばーか!恩知らずー!!もうファンやめるわ!」 加賀「なってもないじゃないですか」 ☆美人の悩み☆ 提督「頼むよ、手伝ってくれよ」 愛宕「いやよ、どうしてエロ本買いに行くのを手伝わなくちゃいけないのよ」 提督「頼めるのが愛宕しかいないんだよ」 愛宕「ああいう所行くとジロジロ見られるから嫌なのよ」 提督(……そりゃ金髪でおっぱいでかけりゃみんな見るよなぁ) ☆今日も明日も☆ 提督「明日も早い。寝る」 加賀「……もうおやすみになるんですか?」 提督「まあちょっと明日も出かけるし?」 加賀「今日もそうですけど、何してるんですか?」 提督「それは言えない。心配しなくてもいい。別に危険な所にいくわけじゃないし」 加賀「そう……ならいいけど」 ☆行き先☆ 加賀「……提督はどこに行ってるのか知ってる?」 天龍「うーん、どうだろうなぁ。わかんねえや」 加賀「……そう。愛宕は?」 愛宕「えっ!? 私? えーっと、さあ?」 加賀「そう……」 愛宕(どうする? 教えてあげるべき?) 天龍(うーん、上官命令を取るならば黙っとかないとなんだけどなぁ……) 愛宕(さすがにちょっと可哀想になってきちゃった)
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【VF-1J】(出展作品:超時空要塞マクロス) 耐久力 400 コスト 420 盾 × 変形 ○ 抜刀 × 特殊能力 地上専用機体、二段階変形 ■ファイター バルキリーの美しさ、強さを堪能できる形態。ステップはきりもみ回転となり、誘導を切れる。攻撃時に足が止まらないのも特徴。 なお、この形態では ↑下降 左ロール← →右ロール ↓上昇 という移動方法となり、ジャンプを押すと加速する。BD入力でA.C.E.仕込みの高速ターン。 地面に当たる状況になると、強制変形。 メイン射撃【ハワード GU-11 55mm3連装ガトリング砲】 弾数 100 リロード 7秒(打ち切り式) ダメージ 20~120 独特の音がカッチョイイ、通称ガンポッド。1~10発まで打てるが、バトロイド時は1~5発まで。 メインCS【一斉発射】(バトロイド時のみ) ダメージ 230 ボドルザーもイチコロ。ウオォォォ!プロトカルチャアァァァァ!! サブ射撃【マウラー ROV-20 頭部レーザー砲】(J型 2基) 弾数 80(80÷基数) リロード 0.5秒 ダメージ 4~40 要はビーム扱いのバルカン。1~10発撃てるわけだが、機体によって異なる。 (例 S型の場合、ダメージ1の弾を4~40発撃てる) 格闘【UUM-7マイクロミサイルポッド】 弾数 30(実質15) リロード 10秒(打ち切り式) ダメージ 30~150 あの板野サーカスを君の手で!5(10)連射できる暴挙に。 格闘CS【AMM-1対空対地ミサイル】 ダメージ 180 6発のミサイルを撃つ。 格闘マルチCS【UUM-7マイクロミサイルポッド AMM-1対空対地ミサイル】 ダメージ 200(1機への与ダメージ) 30発+6発のミサイルが敵を襲う・・・! 特殊射撃【変形】 ファイター時はガウォークに。ガウォーク バトロイド時はファイターに変形する。 特殊格闘【変形】 ファイター ガウォーク時はバトロイドに。バトロイド時はガウォークに変形する。 ■ガウォーク ファイターと武装は同じ。移動はドムのようなホバータイプ。 ガウォーク時は、敵をロックするとA.C.E.のエルガイムみたいな動きができる。ステップ不能だがBDが速く、そして長い。 ■バトロイド ダウンすると、この形態に。格闘のミサイルが消え、申し訳程度の格闘が備わる。 BDは遅い 短いので、いち早く離脱を。 最大の売りは、地上でステップすると転がる。また、メインCSの見栄えは最高。 通常格闘【パンチ】 ダメージ:160 左右のジャブ、そしてアッパー。アッパー後、特格派生で変形離脱。 前格闘【殴打】 ダメージ:110 ガンポッドを敵に叩きつける単発技。特格派生で変形離脱。 横格闘【パンチ】 ダメージ:130 右フック、左ストレート。ストレート後、特格派生で変形離脱。 全体的に- 非常に高い機動力と、圧倒的な弾幕で戦場を撹乱していける機体。 出撃前にサラダがらみの話題が出るともれなく死ねる。