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文字の系統(もじのけいとう) 英genealogy of writing 『言語学大辞典術語』 文字の系統は,言語の系統に比べると単純である.現在,世界中に行なわれている文字の大多数は,漢字(Chinese character)とアルファベット(alphabet)の2つの系統に属するものである.漢字の系統に属するものは,現在,中国,韓国および日本に用いられている漢字と,日本の仮名だけで,他の国の文字は,すべてアルファベット系統の文字であるといえる.朝鮮のハングルは,そのどちらにも属さない独特のものにみえるが,アルファベットの一派のモンゴルの文字(パスパ文字)がその形成原理にあずかっていることは明らかであるから,やはりアルファベットの系統につながるものである. [字形と形成原理] 文字の系統を考える場合,2つの観点が浮かび上がる.一つは,字の形の変化をみるもので,たとえば,日本の仮名は,平仮名にせよ,片仮名にせよ,漢字の変形あるいは略体から発生したもので,明らかに形の関係がある.これに対して,上述の朝鮮のハングルは,形の上ではそれに先行するモンゴルの文字(パスパ文字)とはまったく関係がない.ハングルの子音字は,中国の音韻学の体系に基づいて,発音の部位または仕方を象徴的に図形化したもので,その意味ではまったく独創的である.しかし,この文字の形成原理は,上述のごとく,モンゴルおよびチベットまで東漸してきたアルファベット型の表音文字である.したがって,形成原理という点からは,アルファベットの系統に属しているのである. 同じアルファベット系統の文字でも,形の上では起源を異にするものがある.たとえば,エジプトのコプトの文字は,原則的にはギリシア系のアルファベット文字によったものであって,古代エジプトの聖刻文字の発展ではない.ただ, fの字は,聖刻文字のfを受け継いでいる. 一方,日本の仮名は,漢字から派生した文字であることは明らかであるが,文字の形成原理からいえば,漢字は表語文字であるのに対し,仮名は表音文字の音節文字である.同じく漢字文化圏の中にありながら,独特の文字を考案した西夏の文字は,字形の輪郭は漢字に似せつつも,漢字とは形の繋がりはない.しかし,形成原理は漢字のそれに依拠し,かつそれを発展させている. このように,文字の系統を考えるには,字形の踏襲と形成原理の適用の2つの点を考慮に入れなければならない.そして,ある文字が他の文字から派生するとき,多くの場合,この2つの要因がともに働くが,必ずしも常にそうなるとは限らない.上述のごとく,仮名が漢字から派生したとき,字形の踏襲はなされたが,形成原理に変革が起こった.すなわち,表語文字から音節文字が発生した.面白いことに,表語文字から表音文字が発生したところでは,その表音文字は音節文字であることが多い.楔形文字(cuneiform)の場合も,シュメールの表語文字からその表音的使用に際して,音節単位で表音化している. この表語文字の音節文字的使用は, アッカド語に適用する場合にも,ヒッタイト語に適用する場合にも,そしてまた,古代ペルシア語を表わす場合にもみられる. ただ,エジプトの聖刻文字(ヒエログリフ,hieroglyph)から派生したと思われる原始的なセム人のアルファベットだけは,単子音指向の原理をとった.これは,エジプトの聖刻文字の中に,すでに単子音指向の表音文字を含んでいたからである.すなわち,いわゆる「エジプトのアルファベット(Egyptian alphabet)」がそれである.単子音指向といっても,本当のアルファベットのように単子音を抽出して,それを記号化したというのではないらしい.3子音または2子音を骨格として語を造るセム語を表わすかぎり,それらの子音を髣髴させただけで十分,語を表わすことができる.現在でも,アラビア語を表わすには,この単子音指向の方式をとっている.母音の表示は,特別の場合,たとえば,聖典コーランの読みなどの場合に,補足的な符号を加えることによってなされる.セム語のアルファベットの系統を引く多くの文字,たとえば,インド系の諸文字でも,子音字が根幹をなし,母音字が二義的な記号であることは,それらがセム語のアルファベットの特徴を継承していることを示すものである. このようなアルファベットが真の意味の単音文字になったのは,ギリシア人がセム族の一派であるフェニキア人から文字をとり入れてからである.ギリシア人は,セム人に等閑視された母音字を,子音字を改造して子音字と同等の資格をもつものとしてつくり出した. 以上述べた漢字とアルファベットの系統以外にも,いくつかの別系統の文字が知られている.新大陸の中米のマヤの文字,アステカの文字がそうである.また,中国雲南省に住む少数民族ロロの文字,モソの文字などもそうであり,これらはおそらく漢字の刺激で作られたものと思われるが,その実相は不明である. [アルファベット単源論] アルファベットは,1つの起源から発するといわれる.このアルファベット単源論(the monogenesis of the alphabet)は,その形成原理,すなわち,1つの字をもって1つの音を表わすという原理からいえば,あるいは正しいといえるかもしれない.もっとも,上に述べたように,はじめは子音しか表わさなかったが,のちには字として,あるいは補助記号として母音をも表わすことになって,真の単音文字となっていったのであるが,この単音文字の原理は,古代のシリア・パレスティナのセム族の間に始まり,西は,セム族の一派フェニキア人を経てギリシアからヨーロッパ全土に及び,東は,セム族のアラム文字からインドに渡り,インドのさまざまな文字を作り出し,南は今のスリランカのシンハラ文字,さらには,ビルマ(現ミャンマー),タイ,カンボジアの文字を生み,また北はチベットの文字も,インド系文字の一つである.アラム文字の一派のシリア文字は,中央アジアのソグド,ウイグルを経てモンゴル文字に及び,満州文字はウイグル系のモンゴル文字を改造したものである.モンゴルでは,ウイグル文字のほか,チベット文字をもとにしたパスパ文字がつくられ,このモンゴル文字が朝鮮に知られ,朝鮮のハングルはその形成原理をこのモンゴル文字に負っている.このセム族に発したアルファベットの東西への伝播は,いちいちの文字の形の関係よりも,単音文字という形成原理の伝播であって,アルファベット単源論は,要するに,単音文字の原理の起源とそれからの発展をたどるものである. なお,アメリカのオリエント学者ゲルプ(I.J.Gelb,1907~)は,7つの古代表語文字(シュメール, 原始エラム,原始インド,中国,エジプト,クレタおよびヒッタイトの文字)も単源であるとする説を提出しているが,これにアルファベット単源論をつなげると,世界の文字は単源であることになる.たしかに, 図形と言語という,まったく異質のものを結びつけるという発想が,古代のあちこちの人類に互いに関係なく独自に生じるということはちょっと考えにくいように思えるが,しかし実際には,その萌芽は方々にみられるようである.特にマヤ文字の存在は,ゲルプの古代文字単源論を否定するものである.
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2010-02-24 画像のクリックでポップアップします。 進化とは 分子進化の中立説 進化の系統樹 ポスター印刷 参考サイト 関連項目 コメント 進化とは 進化とは、形質が親から子へ伝わる過程で少しずつ変化していくことです。一般には「進歩」と同義で捉えられることが多い進化ですが、生物学においては「変化」とほぼ同じ意味です。従って、退化も進化に含まれます。例えばヘビは、手足が退化するという進化を果たした動物です。 進化論は、生物進化の理論体系です。その中にはさまざまな理論が含まれていますが、そのひとつが、チャールズ・ダーウィンとアルフレッド・ラッセル・ウォレスの提唱した自然選択説です。個体にはさまざまな変異があり、そのうち生存に有利な形質を持った個体は子孫を残しやすく、不利な形質を持った個体は子孫を残しにくい。その結果、生物が進化するというのが自然選択説の考え方です。その後、自然選択説は突然変異説や隔離説を取り込んで拡張され、現在では総合説とよばれています。 photo from Wikipedia 分子進化の中立説 国立遺伝学研究所の木村資生(きむらもとお)教授が1968年にNatureに発表した分子進化の中立説は、ダーウィン説に修正を迫るものでした。分子進化のほとんどは表現型に表れず、そのため自然選択に対し中立で、集団に広がるか絶滅するかは偶然によって決まる、というのが中立説です。当初はダーウィンの自然選択説を否定するものとして反発を受けたのですが、証拠が集まるとともに理解が進み、現在ではどちらの学説も共存できるものと理解されています。 進化の系統樹 中立説では、タンパク質のアミノ酸配列やDNAの塩基配列などの分子進化は偶然によって起こると考えます。例えば脊椎動物の赤血球に含まれるヘモグロビンのアミノ酸配列は、ヒトとヘビとナマズとサメで少しずつ異なりますが、その変化は偶然によって発生し、時間に比例して変化が蓄積すると考えます。であれば違いが多い2種の生物は進化的類縁関係が遠く、違いの少ない2種は近い関係にあることになります。 左上の図は、陸上生活する動物のヒトとヘビ、水中生活する動物のナマズとサメをそれぞれ近い関係にあるとして描いた系統樹です。一般の印象に近いのはこの系統樹ではないでしょうか。一方、右上の図はヘモグロビンのアミノ酸配列に基づいて描いた系統樹です。その他のさまざまな証拠をあわせて考えると、正しいのは右の系統樹です。 3000種の生物の進化系統樹を描いたPDFを、はてブ経由で(Twitterかも)教えてもらいました。こちらからPDFファイルがダウンロード出来ます。これは、rRNA遺伝子の塩基配列に基づいて作られた3000種の生物の系統樹です。円の中心にあるすべての生物の祖先から枝分かれした現生の3000種の生物種が円周上に描かれています。 PDFを拡大表示すれば円周上に書かれた学名を読むことができます。左上のYou are here と書かれた棒線の先にHomo sapiens(ヒトの学名)があります。 ポスター印刷 プリンターによってはポスター印刷が可能です。これは1つのファイルを複数枚の用紙に分けて拡大印刷するもので、印刷後に貼りあわせて大きなポスターを作ることができます。先の進化の系統樹をA4用紙16枚組みでポスター印刷してみました。 各ページの右端と下端を切り取り、メンディングテープで貼り合わせました。メンディングテープは伸びが少ないので、セロハンテープで貼り合わせるよりシワが寄りにくいです。また、つや消しなので貼り合わせが目立ちにくい点でも優れています。 指でさしてあるところにYou are hereと書かれています。 参考サイト Wikipedia>自然選択説、中立進化説、 Tree of Life 関連項目 プラナリアの採集と飼育 滑空する種子 特定外来生物との遭遇 目黒寄生虫館に行ってきた コメント 名前 コメント Copyleft2005-2010, yu-kubo.cloud9 all rights reversed
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自分の好みの系統を見定めましょう。雑誌を参考に 各系統ごとのオススメのスタイル オススメ雑誌 自分の好みの系統を見定めましょう。 雑誌を参考に 雑誌をみて自分の好みの系統を見定めましょう。(・∀・)カコイイ!! 好みの系統は、キメキメな感じか、普通な感じか、ゆるーい感じか程度の、 イメージとして、方向性をもつ程度でいいとおもいます。 そういうイメージのものを買うようにすると全体の統一感を出しやすくなります。 最初のうちはいろいろな系統に手を伸ばさないで、1つの系統を深めるべきです。 そのほうが、無理に種類を増やす必要がないので、失敗も少なくなります。 ちなみに、このスレは普通な感じが中心で、若干キメ有り、若干ユル有りです。 最初からキメ系、ユル系に走ってしまうと、 急に色気づいた中学生風になってしまいますので、まずは無難を着こなしましょう。 各系統ごとのオススメのスタイル キメ系 この系列が好きな人はやっぱりモード系が中心ですね。(・∀・)イイ!! モード系といってもわかりにくいかもしれませんが、 簡単に言えばテーラードジャケットを使ったようなイメージの服装です。 普通系 この系列が好きな人はアメカジ・スポーツ・ミリタリーミックス中心ですね。( ・∀・)イイ! アメカジといえばオタファッションと思ってしまう人もいるかもしれませんが、 しっかりとサイズに気をつけたスタイルは決してオタには見えない定番スタイルですよ。 どんなものを使うかといえば、チェックシャツやダウンジャケットやミリタリージャケットなどです。 ゆる系 ゆるい服ばっかり着ているからゆる系と呼んでいるわけではないので、誤解しないでくださいね。 あくまでもメリハリが大切です。(・∀・)イイネ!! この系列が好きな人はアメカジのワーク系・ミリタリー系ですね。 太めのカーゴを履いてリラックスしたスタイルを作ったり、 チノやコーデュロイのボトムなどで、大人めな印象を与えるスタイルです。 この系列はかなり難易度高いですよ。(+д+)マズー NG系 スパークぷら・・・違います。 所謂B系・スト系のダボダボスタイルはこのサイトでは絶対にすすめません。 ゆる系とはまた一線を画するスタイルですので注意が必要です。 オススメ雑誌 10代後半から20代後半までなら、 ジョーカー・メンズノンノ・スマートなどを呼んでみると、 好みの服装が見つかると思います。 ちなみにこのスレ主な提案スタイルは、 ジョーカー・メンズノンノ系の服装が多いですね。 つまり管理人の愛読はジョーカーとメンズノンノです。 ファインボーイズやメンズクラブ、ノンノなども読んだりします。(≧∇≦)b ほかにも丸井系のカタログ雑誌Voiなんかも面白いですよ。 上記の雑誌やそのほかさまざまなファッション雑誌を実際に読んでみて、 自分の好きな雑誌を見つけて読んでみるといいですよ。 ファッション関連書籍 この記事に対してのコメントをどうぞ クセ髪に対する特集に釣られて チョキチョキ買ったんですが、 着まわし特集は参考にしてもいいのでしょうか? -- 名無しさん (2009-04-12 12 53 15) ↑申し訳ありませんが、管理人多忙につき雑誌をチェックできてません。(管理人) チョキチョキは普通の格好したいなら真似しない方がいいんじゃないの? サロン系だからね -- 名無しさん (2009-04-19 18 32 56) 名前 コメント
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autolink RW/W15-095 カード名:可能性の系統樹 カテゴリ:イベント 色:青 レベル:2 コスト:1 トリガー:0 あなたは1枚まで引き、自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000。このカードを思い出にする。 それはもう樹木ではない。 命の激流…大海のようなものだった レアリティ:U illust. 11/09/01 メールマガジン 悪魔の宴の互換カード。 こちらは“優しい言葉”篝の記憶条件になっている。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 “優しい言葉”篝 2/2 7500/2/1 青 ・同名カード カード名 レベル/コスト スペック 色 収録パック 可能性の系統樹(HF) 2/1 EV 青 Rewrite Harvest festa!
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DQ作品の初期では特に分類されていなかったが、 本編ではDQ8辺りからモンスターの系統として、 モンスターごとの特徴によって分類されるようになった。 6までは独自の分類(書籍ドラゴンクエストモンスターズ参照)がされていたが、GB版モンスターズ発売以降○○系に種族の系統が改正された。 今作では以下の14種に分類される なお、ボスモンスターを閲覧する際はネタバレを含む場合があるので注意されたい。 モンスターの系統 【あくま系】 【エレメント系】 【怪人系】 【けもの系】 【植物系】 【スライム系】 【ゾンビ系】 【鳥系】 【ドラゴン系】 【物質系】 【マシン系】 【水系】 【虫系】 【???系】
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修羅の系統樹 ◆WAWBD2hzCI 「……こんなことで、ボクの段取りが崩されるなんてね」 とある場所の廊下で、凪は一人で独白した。 大学で起こった戦いはモニターで見た。 恐らくは誰一人として生き残っていない現状を見て、凪は骨折り損のくたびれもうけを感じていた。 あーあ、などと軽く溜息などをついてみる。 「せっかく深優ちゃんもHiMEに覚醒したってのに、勿体無いなぁ……まあ、あくまで保険みたいなもんだったけどさ」 何とか生き残ってはくれないだろうか、と調べてみるがまだ分からない。 どうやら衛宮士郎は自爆覚悟ではなく、自分が脱出する算段は立てていたらしい。 深優たちに向けた段数は一度ずつ。 残りは拡散させて退路を確保させる心積もりだったらしいが、逃げたはずの士郎の生死もまだ目視できない。 あるいは退却に失敗して死んでいたとしても何ら不思議ではないし、むしろ当然だろう。 深優・グリーアと如月双七についてはさらに絶望的だ。 恐らくは二人とも助からない。たった九つの弾丸はそれほどの一撃だったのだ。 深優の狙い通り建物の中に誘い込んだからこそ、決死の一撃が相打ちに近い状態を生み出せた。 例えば公園で追い詰めたとしたならば……一切の容赦なく、一方的な士郎の虐殺があっただけだろう。 (……さてと、グリーア神父の様子はどうかな。やっぱり何らかの影響は受けてると思うんだけど) そんな彼が気になったのはジョセフ・グリーアの動向だ。 彼は深優のメンテナンスを担当していた義理の親。やはり思うところはあるだろう。 最初は深優のHiMEの覚醒に対しておめでとう、とでも言ってやりに行くつもりだったのだが、こうとなっては意味がないだろう。 やっぱり溜息をついてしまう。 勝手に参加者に干渉したことがマスターにバレてしまったりしたら、言峰神父と同じように独房行きになっちゃうかもなぁ、と思うと憂鬱だ。 「神父さーん?」 まあ、そんなことされても意味はないんだけど、と思っている間にジョセフの私室へと辿り着く。 コンコン、とノックをしてみるが返事がない。 (留守……というよりは誰とも話したくない、ってとこかな? ショックで自殺してたりして) 縁起でもないことを思いながらノブを回す。 鍵が掛かってなくても適当に侵入するつもりだったが、何の抵抗もなく部屋に侵入できた。 部屋の中に入ると、まず感じ取れたのが匂いだった。 周囲は真っ暗で明かりもついていない。視覚が働かないため、最初に感じ取れたのは嗅覚だったのは言うまでもない。 「……っ!」 鉄の匂いが充満していた。 明かりをつけて部屋が人口の光で照らされる。 そこにジョセフ・グリーアがいた。 床を真っ赤な血で穢し、うつ伏せに倒れたまま絶命した老神父の姿があった。 「…………これは」 血はまだ固まっていない。 背中から出血した跡があり、明らかに自殺ではなく他殺体だった。 何の疑問もなく、何も不可思議なこともなく、間違いなくジョセフ・グリーアは死んでいた。 「……誰の仕業だろうね」 言いながらも、凪には当たりがついていた。 よく調べるつもりはないが、恐らく致命傷は刀による裂傷だ。 ジョセフが殺された理由など知らない。 それでも何となく予想がついて、凪は唸る。一枚岩になれない味方陣営に頭を痛めながら。 「用済み……ってとこかな」 元々シアーズ財団と一番地が共同でいることに限界があったのか。 もしくはゲームの主催者に対して反意を翻したのかも知れない。 慎重で用心深く、不安要素は極力排除するのが凪のマスターの性格だ。 反意さえ確認できれば容赦なく処断するだろう。 逆に言えばすぐに処断されない場合、まだ露見していないか、もしくは泳がされてるかのどちらかだろうが。 とにもかくにも、用のあった老神父が殺されている以上、凪もこの部屋には用はない。 何となくモニターを見る。 この惨劇の後にも関わらず、これまで通り部屋のモニターは老神父が見続けた少女を捜し続けていた。 「あっ……」 そのモニター越しに見つけた。 瓦礫の山の中から現れる人影の姿に。 もはや助からないと思っていた生存者の姿に思わず凪が笑う。 それを皮切りにして、瓦礫の山に埋もれた参加者の居場所をようやく全て把握することに成功した。 「ねえ、ジョセフ神父……」 独白は事切れた老人に向けられた。 彼が聴いているはずはないが、それでも凪は語りかける。 演出家は崩れたはずの段取りが再構築されたことを、心の底から祝福して。 「絶対の想いは時に運命を覆す、なんて言葉……信じるかな?」 ◇ ◇ ◇ ◇ 「…………、何故」 生きているのだろう、と深優は思う。 瓦礫の山は確かに彼女を破壊する質量で襲い掛かってきたはずだ。 この瞬間、走馬灯が流れたような気さえした。 例え身体が頑丈に出来ているといっても限度がある。 絶対に助からないと演算結果が告げていたし、どうしようもないことだけは確かだったはずだ。 だが、結果的には生きている。 瓦礫の山は奇跡的に深優を避け、そして在ろうことか深優を保護するように包み込んだのだ。 「……そう、あの姿は」 そうして、深優はようやく気づく。 あれは如月双七がジャングルジムを使って士郎を捕らえようとしたのと同じだった。 コンクリートの岩を集められた金属で防ぎ、そして護るように深優を包み込んでいたのだ。 そのまま閉じ込められてしまったので、左腕のブレードで金属を切断してようやく脱出することができたのだが。 「深優……無事か」 声をかけられてようやく冷静な思考を取り戻す。 そして気づいた。彼女のすぐ近くで人が倒れていることに。 その姿を認めて思わず深優は駆け寄った。本来なら敵同士のはずなのに駆け寄っていた。 「如月、さん」 「良かった……無事、だったんだな」 そこに如月双七がいた。 彼は純粋に笑っていた。彼女が無事であることを心の底から祝福した。 自分の選択は間違ってないことを喜んだ。 逃げる士郎を倒すことよりも、深優を建物の倒壊から護ることこそが、双七の誓いだったからだ。 たとえ、双七本人の右腕が消滅していたとしても。 たとえ、彼の腹部に穴が開いて、そこから取り返しのつかないほど出血していたとしても。 たとえ、もう双七の身体が手遅れだとしても。 集めた金属で護れるのは一人だけでも自分を助けることを選ばなかった。 双七は身を護るために戦い続けてきたのではない。 誰かを倒すために戦い続けてきたのではない。 誰かを護りたくて戦い続けてきたのだから。 ただ、それだけのことだった。 「如月さん……何故」 「言ったろ……守れなかった仲間たちがいたって……だから、今度こそ守るって……」 「………………」 繰り返される誓いに無言しか返せなかった。 こういうとき、深優は何を言えばいいのか分からなかった。 感謝の意を伝えればいいのか。それとも勝手なことをした彼を怒ればいいのか。 もしくは、高村恭司によく似た彼の命がまもなく失われることに……悲しめばいいのだろうか。 「なあ、深優……やっぱり、これからも……人を殺すのか?」 それは問いかけだった。 深優・グリーアという少女に向けられた懇願でもあった。 殺し合いなんてしてほしくない。 双七は夢想した。刀子と、トーニャと、九鬼たちと共に並び立って弱い人たちを守る深優の姿を。 だが、当然のことながら深優の答えは変わらない。 彼女の在り方はこれまで通りに変わらない。 「……私はアリッサ様のために戦います。プログラムではなく、私自身の願いとして」 「考え直して……くれないかな」 「…………もう何も言わないでください。もう決めたのです。私はアリッサお嬢様のために修羅になる、と」 そんな泣きそうな顔はしてほしくなかった。 深優が彼にしてやることなど何ひとつなかった。深優は道を変えない。今度は自分の意志で闘争を生み出すのだ。 助けてもらったことに対して報いることが出来ない。 心を持った深優には何故だかそれが悲しかった。双七の願いを何も叶えられなかったことが少し嫌だった。 「そっか……悔しいなぁ。俺、悔しいよ……」 死に体のまま口を開くのは双七だ。 呟いた言葉は恨み言ではない。紡いだ言葉は怨嗟などでは断じてない。 悲鳴でも怒号でも、救いを求める声ですらない。 ただ『悔しい』と告げた。希望も絶望もなく、ただ己の未熟に対する悔恨だけしかそこにはなかった。 「結局、誰も助けられないままだ……清浦を助けられなかったし……深優を、本当の意味で助けることもできない……」 ボタンは決して敵を離さなかったが、双七は最期の最後で離してしまった。 刹那は命すらも助けられなかった。 深優もまた、命は助けても心までは救えない。彼女の道を正すこともできない。 「だめだな……本当に、俺はだめだなぁ……」 何もしているんだろう。 殺し合いに乗った者を倒すこともできず。 修羅の道を再び歩もうとしている少女の足を止めることも出来ず。 ただ無為に何もすることなく、何も残すことなく、何も出来ることなく倒れていくなど無様すぎる。 その事実が悔しくて涙が流れた。 辛いときに泣いてはいけない、と教えてくれた師匠の言葉も届かないほど、絶望と諦観がそこにある。 深優は、そんな彼の姿を見ていた。 ただ悔しいと叫ぶ一言に万感の思いが込められていることを受け取った。 あまりにも合理的ではない子供のような理想を持ったお人好しの少年の命がまもなく消えようとしている。 深優は考えていた。無駄なことと知りつつも考えて、それでも何の答えも出なかった。 「……他に何か、」 望みはありますか、と伝えるべきかも迷った。 それこそ傲慢に近いことが分かったからだ。彼の望みは彼女の望みと相反する。 だからこその決別があったはずなのに、彼はもう一度死地に舞い戻ってしまった。 それを愚かだと、そう判断することを心が拒絶していた。 「……なら……駄目元で、もうひとつだけ……」 「はい」 「たった一度だけでいい……気まぐれでもいい、計算した結果でもいいから……」 ―――――誰かを助けてくれないか。 ―――――誰も護れなかった俺の代わりに。 ―――――誰でもない、深優・グリーアとして一度だけ誰かを護ってほしい。 「………………」 矛盾していると思う。 莫迦にしている、とも思う。 だけど、それが彼の最期の願いだと言うことは深優にも分かった。 彼の妥協点、自分の妥協点を探った結果の苦し紛れの願い事だった。 「…………」 夜の闇の中、静寂が崩壊した学び舎を支配する。 月が爛々と輝き、肌寒い風が寂寥感を感じさせる。その光景が、もうすぐ別れの時間を告げる。 それが無駄なことだ、と聡明な彼女は気づいている。 あくまでも深優・グリーアの総てはアリッサ・シアーズのために。それ以外の総てはアリッサよりも下の優先順位なのだ。 だから答えられなかった。 確約することなどできない。そういう性格が深優・グリーアだったから。 「……約束は、できません」 「そっか……」 双七はその言葉だって何となく予想できていた。 だから驚きも悲しみも後悔も思ったよりは感じることはなかった。 結局自分が何をしたかは分からない。 それでもたったひとつの希望がある。もしも……本当にもしも、深優が誰かのために一度だけでも行動してくれたなら。 それは新しい、まったく別の道への第一歩になってくれることを期待して。 そんなことしか、もう双七にはできなかった。 (すずに、怒られるかなぁ……) 大切な家族の顔を思い浮かべる。 もう戻れない日常が酷く懐かしくて思わず笑ってしまう。 ―――――もう、仕方ないわねぇ、双七くんは。 やれやれ、と肩をすくめる姉のような妹の姿。 ふふん、と得意げに薄い胸を張って笑う妹のような姉の姿。 泣きそうな顔もあった。 頬を膨らませて怒る顔もあった。 そして最後には満面の微笑みがあった。 次々と流れる走馬灯。 生徒会での短かった最高の学園生活。 死に物狂いで絶望と死に抗い続けた地獄の島での一日間。 それすらも忘れてはならない大切な思い出にして、ゆっくりと如月双七は瞳を閉じた。 「死ぬのですか?」 深優がゆっくりと問いかける。 返事は返ってこない。 青年は瓦礫の中に身を預けたまま動かない。 「人はみないずれ死ぬと、父から教わりました。あなたも死んでしまうのですね……」 ゆっくりと呟く言葉にはどんな想いが込められていただろうか。 感情と心を自覚したばかりの深優には判断できない。 青年の顔は何故だか穏やかで緩慢のものだった。ゆっくりと生命が零れ落ちるようだった。 「私には死というものの概念が正確には分かりません。何故、あなたはこんなにも早く活動を停止してしまうのですか?」 とつとつと語るのは独白だ。 消えていく青年に対する糾弾でもあった。 何度言葉を繋げようと、双七の言葉が返ってくることはない。 目の前で命を失う彼は、果たして今の深優にとってどういう存在だったのだろうか。 「目的が、任務があったのではないですか? 任務を達成せずに活動を停止してしまうのですか?」 誰かを助けたい、という願いが潰えた。 その事実が酷く、無性に腹立たしいような気がした。 深優の口調はあくまで平坦だ。感情のままに叫ぶことも、取り乱すこともまったくない。 ただ静かに彼女は憤っていた。ただ静かに、深優は改めてその痛みを受け入れた。 「……もうひとつ、死とは哀しいものだとも、教わりました」 二度も体感してようやく気づく。 彼はこの悲しさを止めたかった。双七はこんな思いをもうしたくなかった。 やっと、本当に深優は正しく感情を理解できた気がした。 「これが、死の哀しさなのですね……アリッサ様を失ったときのように。確かにこれは、酷く苦しい」 これからも深優・グリーアは人を殺し続ける。 こんな思いはしたくないからこそ、主催者側によって保護されたアリッサを救うために。 多くの人たちにこの痛みを押し付けることになるだろう。 修羅の系統樹の定めの中、恐らくこうした終焉を何度も深優は味わうことになる。 それすらも理解して人を殺せる者は、本当に強いのだと教えられた。 「如月さん……」 独白はもうなかった。 もう間もなく深優・グリーアも歩き始めるだろう。 自分を守った彼が一番望まない修羅の道。それでも深優にとっての一番はアリッサ・シアーズだったから。 それでも今だけは彼の冥福を祈ろう。 「………………」 またひとつ、学ぶことがあった。 祈る、という行為。 それは決して無駄なことではないということ。 ◇ ◇ ◇ ◇ 世界が遠かった。 意識が大きく断線した。 電波の悪いテレビのように明滅する視界。 痴呆のように壊れかけた脳がもうやめろ、と訴える。 一歩。 血が滴るほど掌を握り締めた。 例え壊れかけても激痛が己を呼び覚ましてくれる。 それがまだ出来る限り、衛宮士郎は壊れない。 身体は全身打撲だが、剣で出来た体ならば支障などない。 内臓に大きな負担が掛かっているのかも知れないが、正直串刺し一歩手前の体には何の関係もない。 一歩。 投影魔術は計三回。 それだけでたくさんの思い出を失ってしまったような気がする。 恐らくあと一度使えば、もう名前も思い出せなくなる。 自分の名前も、家族の名前も、友人の名前も、敵も味方も関係なく、総てを喪失してしまうだろう。 それでも忘れたくない名前があって、士郎は誰よりも深く彼女の名前を脳に刻み込んだ。 一歩。 そして、最後の一回を使えば崩壊する。 意義を失う。目的を失う。何をするべきかも分からなくなる。 心を失い、完全に死ぬだろうと思う。 だから最後の一回は使えない。最期の最後、それこそ優勝を決める戦いでもない限り。 一歩。 今回の投影でも、恐らく大切なものを忘れたのだろう。 サクラノミカタになった今でも後生大事に抱えることができた思い出の数々。 もう思い出せない安らぎがあった。 士郎に後悔はない。身体は軋むが我慢できないほどではない。 ただ疲労だけが蓄積してしまっている。あれだけの倒壊、死に物狂いで退却してきたのだ。疲れないはずがない。 一歩。 どたり、と地面に倒れる。 身体が休息を求めているらしい。 すぐ近くに椰子なごみでもいたなら、少しだけ気を緩めて休憩できるがそれも不可能だろう。 仕方がない、と士郎は溜息をついて夜空を見上げる。 呑み込まれそうなほどの漆黒の夜空に、爛々と輝く月がある。 (ああ……) 疲労の極致に達した士郎は無我の思いで感嘆の息を吐く。 (今夜はこんなにも、月がキレイ、だ) 新たに敵を殺した。 それを心に刻んで墓のように剣を突き立てる。 心象は決して救われない大地に無数の剣を突き立てる。 総ては己の心の望むままに。本来の魔術師のように、ひとつの願いに向けて己の手を自分と他人の血で染める。 今までも。 そしてこれからも。 【ジョセフ・グリーア@舞-HiME 運命の系統樹 死亡】 【如月双七@あやかしびと -幻妖異聞録- 死亡】 【C-8 大学廃墟/1日目 夜中】 【深優・グリーア@舞-HiME 運命の系統樹】 【装備】:遠坂家十年分の魔力入り宝石、グロック19@現実(8/7+1/予備38)、 【所持品1】:支給品一式4×(食料-2)、拡声器 【所持品2】:クサナギ@舞-HiME 運命の系統樹、双身螺旋刀@あやかしびと -幻妖異聞録- 首輪(リセ)、 刹那の制服と下着、ファルの首飾り@シンフォニック=レイン、良月@アカイイト 【状態】:エネルギー残量僅か、肩に銃創(治療済み)、刀傷(治療済み)、右足から出血、全身打撲、全参加者の顔と名前は記憶済み 【思考・行動】 基本方針:アリッサを救うために行動する。 0:双七の冥福を祈る 1:アリッサを救うために殺し合いに乗る 2:できるだけ殺し合いが加速するように他の参加者を扇動する 3:ここにいるHiME(玖我なつき、杉浦碧、藤乃静留)を殺す。殺す時はバレないようにやる 4:双七の最期の願いについては保留 5:士郎、美希を警戒 【備考】 ※参加時期は深優ルート中盤、アリッサ死亡以降。 ※HiME能力が覚醒しました。 ※アリッサが本物かどうかは不明。深優のメモリーのブラックボックスに記録されたジョセフ神父の独白にその事実が保存されています。 現在、プログラムではなく己の意志で動く深優で在る故に検索することも可能です。 ※万全の状態で戦闘可能になるまでは若干の時間を要します。 ※なつき、双七、美希と情報を交換しました(一日目夕方時点) ※Segway Centaur@現実は破壊されました。 【C-7 平地(マップ下方)/1日目 夜中】 【衛宮士郎@Fate/staynight[RealtaNua]】 【装備】:ティトゥスの刀@機神咆哮デモンベイン、木製の弓(魔術による強化済み)、赤い聖骸布 【所持品】:支給品一式×2、火炎瓶×2、木製の矢(魔術による強化済み)×3、 屍食教典儀@機神咆哮デモンベイン 【状態】:強い決意(サクラノミカタ)、肉体&精神疲労(極大)、魔力消費中、身体の剣化が内部進行、全身打撲、左肩裂傷 【思考・行動】 基本方針:サクラノミカタとして優勝し、桜を生き返らせる 0:少しだけ休息を取る 1:なごみと合流し、参加者を撃破する 2:優勝して言峰と交渉、最終的には桜を生き返らせる。(場合によっては言峰も殺す) 【備考】 ※登場時期は、桜ルートの途中。アーチャーの腕を移植した時から、桜が影とイコールであると告げられる前までの間。 ※左腕にアーチャーの腕移植。赤い聖骸布を付けています。 ※士郎は投影を使用したため、命のカウントダウンが始まっています。 ※士郎はアーチャーの持つ戦闘技術や経験を手に入れたため、実力が大幅にアップしています。 ※現在までで、投影を計三度使用しています ※今回の殺し合いが聖杯戦争の延長のようなものだと考えています ※維斗@アカイイトは破壊されました 203 死闘/舞姫異聞録(後編) 投下順 204 ウェストくん、首輪を片手間ではずすの巻 時系列順 189 ζ* ヮ )ζ<Okey-dokey? 如月双七 衛宮士郎 207Is it justice? No, it is a cherry blossom 深優・グリーア 205 CROSS††POINT ジョセフ・グリーア
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幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ 基本データ ジャンル SRPG 発売日 2003年12月19日 オンライン認証 パッケージ版:- ダウンロード版:◯(初回起動時) 最新Ver. Ver1.04/Ver2.0(アペンド適用時) アペンド Ver.2.0アペンド:公式ガイドブック、アペンドデータCD版、アペンドデータDL版 ストーリー 魔族の血を引く半魔人として生を受けたリウイ・マーシルンは人間族の暴力と勇者の侵略によって両親を失った。 その復讐を終えてから四年……。 魔族と蔑まれるリウイが王となったメンフィル王国はカルッシャ王国を始めとする周辺諸国によって封鎖される。 やがて側近の尽力によって大封鎖は解除に至るものの、和平会談に赴いた先でテネイラ師殺害の罪を着せられるのだった。 心の中の光と闇に翻弄されながらも王として決断を迫られるリウイ。 それによって導き出される未来。 寄り添いながら見守る王妃イリーナや時には敵味方になって戦っていく戦士や姫達。 幻燐戦争……。 後にそう呼ばれる戦いは、カルッシャ王国の姫将軍エクリア・テシュオスに隠された、誰にも明かすことのできなかった真実へと至る。 解説 エウシュリーの第五作にして幻燐シリーズの第二作。タイトル読みは「げんりん の きしょうぐん」。ひめしょうぐんではない。 戦女神シリーズとの関わりも深い…と言うより、そちらも含めて戦姫シリーズとして扱われる事も多く、その場合は時系列上は三番目の作品となる。 物語としては幻燐の姫将軍の続きとなり、前作のエンディングで示唆されていたその後の動乱が描かれる。 前作では顔見せ程度の出番であった姫将軍エクリアも本格的に登場し、物語に深く関わってくる。 続編物ではあるが、幻燐の姫将軍をノベル化した「闇夜の血縁」が同梱されているので前作未プレイでも特に問題は無い。 ゲームとしては前作とやや異なる部分はあるものの、基本的には同じくオーソドックスなSRPG。 ただしボリューム的には様々な面で前作を遥かに超えている。 シナリオは大きく分けてロウ、カオス、中立の三ルートに分岐し、ゲーム内の選択肢によってどのルートに進むかが決まる。 中立ルートはエンディングでエクリアを殺すAエンドと追放で済ますBエンドに分岐し、更にBエンド後は各ヒロインとの個別エンディングに分かれる。 個別エンドが用意されているヒロインはカーリアン、ティナ、ペテレーネ、ファーミシルス、シルフィア、レアイナ、ラピス、リン、セリエル、ニーナ、フェイエ、ティファーナ、リオーネの十三人。 その為、セーブロードを駆使しなければ全シナリオを見る為には相当な周回が必要となる。 幻燐Ⅱ単品で見るならばグッドエンドとなるのはロウエンドだが、後の時代の話である戦女神VERITAには繋がらないIFエンドであり、正史となるのは中立Bエンドとなる。 関連作品 永焔の戦姫 戦女神VERITA発売を期に復習用として作られたノベル版。 幻燐の姫将軍Ⅱのストーリーのみを編集したノベル版が収録されており、これを読めば概ね内容を把握できる。 ただしイベントの全てが網羅されている訳では無い為、省略された部分や改変された部分が気になるならば幻燐の姫将軍Ⅱをプレイする必要がある。 エウシュリー公式HPで無料で公開されている。 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ DL版 対応OSなど一部仕様が変わっているだけで基本的な内容に変化は無い為、今から購入するのであればこちらで良い。 ガイドブックに付属していたアペンドディスクの内容は別売り。 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ 公式ガイドブック 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~の攻略本。 MAPやイベント、アイテムなどを多数追加したアペンドディスクが付属している。 幻燐Ⅱ本編終了後のラピスとティファーナの姿を描いた短編小説も載っている。 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ ブロック崩し 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ 公式ガイドブックに付属しているミニゲーム。 シナリオなどは特に無く、ブロック崩しをクリアする事でエクリア、セリーヌ、イリーナ、シルフィアを脱がしていく。 使用されているCGはこのミニゲーム独自の物であり、特にゲーム本編にエロシーンが無かったセリーヌに関しては下着姿や裸を見る事ができる唯一の作品。 幻燐の姫将軍Ⅱ Ver2.0 アペンドディスク CD版、DL版 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ 公式ガイドブックに付属していたアペンドディスクのみを単品で発売した物。 ガイドブックの誌面データに関しては一切収録されていない。 本編への追加データとしては全く同じだが、エウシュリー作製ではないブロック崩しなどの一部データは収録されていない。 幻燐の姫将軍Ⅱ~導かれし魂の系譜~ ノベル版 BugBugの2004年6月号~2004年10月号に連載してた全5話のノベル。(下記注意書き参照) 概ね原作と同じ様な感じで話が進むが、原作とは異なる部分もあるので機会があれば読んでみるのも一興。 挿絵は鳩月つみき氏が描いており、原作CGと異なる絵もあったりするのが良い感じ。 ※手元にあるのは再録された冊子の物ですが、元の収録号についての記載があるので多分あってます。 ブロック崩し結構好き。ガイドブックの恒例コンテンツにして欲しかったな - 名無しさん (2019-07-17 03 05 17) 私も結構好き。今でもたまに暇つぶしに遊ぶ - 管理人 (2019-07-17 21 45 20) 久しぶりに本編プレイしようとしたけど流石に10だとシステムエラーになって出来なくなってしまった - 名無しさん (2021-01-18 18 43 00) 名前
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トリステイン魔法学院で、今日も朝の授業が始まる 教室の扉が開き、冴えない講師が入ってきた。 中肉中背、大した特徴もない顔。ちょっと猫背で、どうみても運動神経と無縁な中年男 コルベールに匹敵する、冴えないオヤジだった だが問題はそんな事ではなく、彼が魔法も使えぬ平民だという事だった。 にもかかわらず、メイジたる生徒達に平民出の教師を軽んじる態度は欠片も無かった 貴族の子弟達は知っていた。彼の舌が紡ぐ言葉は、スクウェアクラスに匹敵する呪文だと 学院の全ての人が知っていた。彼の頭脳が生む謀略は、アルビオン艦隊すら手玉に取る事を トリステインの誰もが知っていた。彼がガリア王と繰り広げた、伝説的頭脳戦を ハルケギニアに知らぬ者はいなかった。ゼロのルイズが喚んだ、「知の化身」たる彼の名を だが当の本人は飄々としたもので、今日も社会の授業をのんびりとこなしていた。 「なあシエスタ、もう少しくらいワインを飲ませてくれても良いんじゃないか?」 「ダメです!真っ昼間から飲んだくれる英雄なんて、人にみせられませんわ」 「ああ、私は英雄なんて呼ばれたくなかったよ。せっかく退役したのに、ワインも好きに飲めないなんて」 「でも、今日はこれからマザリーニ枢機卿に会われるのでしょう?酔っぱらって行く気ですか?」 「まったく、ようやく念願の本に埋もれた生活が出来ると思ってたのに・・・」 マザリーニ枢機卿は、王宮勤めのルイズを伴っていた。主の姿を見て、枢機卿の意図を悟った彼は 舌打ちしてしまった。 「久しぶりだね、先生。そろそろ色よい返事を聞かせて頂けるかな?」 「枢機卿、あいにく私はもう退役したのです。もはや王宮とは関わりの無い身です」 「そうか。だが君は使い魔まで退役したわけではあるまい?」 ルイズが枢機卿の前に進み出た。 「さあ!我が使い魔、ヤン=ウェンリーよ!主の命に従い、枢機卿補佐官の任を拝命するのよ!」 ヤンは神を呪った。 まったく、暗殺され召喚され蘇生させられ、ようやく念願の平穏な生活を手に入れたのに これを断ったら、恩人たるルイズの顔を潰してしまうじゃないか! 「はぁ…しょうがないですね。気は進まないけど、久々に宮仕えでもしましょうか」 こうして、ヤンの悲願である年金生活は再び遠のいた。 その後、ヤン=ウェンリーの名は後世の歴史書に長く語られる。 彼が示した知謀の数々は「第六の系統魔法」とすら呼ばれるようになった。 ハルケギニアの歴史が、また1ページ・・・ ちなみに、彼がガンダールヴだという事実は、見事に忘れ去られた
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autolink RW/W20-077 カード名:可能性の系統樹(HF) カテゴリ:イベント 色:青 レベル:2 コスト:1 トリガー:0 あなたは自分のキャラを1枚選び、次の相手のターンの終わりまで、パワーを+4000。このカードを思い出にする。 『いつかまた君と会いたい 天王寺瑚太朗』 レアリティ:U illust. 12/10/08 メールマガジン ドローできない代わりに4000もの一巡パンプができる新たな可能性の系統樹。 青の苦手な自ターンでのバトルを補助し、相手ターンの防御を更に堅固なものに出来る。 同名カードなので無印と合わせて4枚しか入れられないが、当然ながらこちらでも“優しい言葉”篝の記憶を満たせる。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 “優しい言葉”篝 2/2 7500/2/1 青 ・同名カード カード名 レベル/コスト スペック 色 収録パック 可能性の系統樹 2/1 EV 青 Rewrite
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系統(ゲーム全体の系統) 純愛・陵辱・鬼畜など ゲームの方向性を示します。 大まかなゲームの雰囲気が分かれば良いので よく分からない場合は編集者が近い言葉を選んで記載してください。 /