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渦の中 Josody船着場から北にいくとある渦の中。 巨大イカ(?)をすりぬけて進むと船から降りられる。出口は船降り口よりちょい右にあり。 BluntとCutでいけたはず。あれ、Pierceだったかも。忘れた。 BattleMage用の装備をGETできるダンジョンらしい。 敵はSocial無しなのでその辺は楽。 注意:船移動時は真っ暗で見えない上に狭いところを走行することになる。Elfでも暗いので注意。 Mob LV120+ Runic Guard Dmg Type Cut??忘れた 耐性 ? Drop Staff of Kuthoss Might(slot8) コメント どうして杖を落とすのだ! LV120+ Runic Priest Dmg Type Blunt 耐性 Cut コメント Cut耐性が辛い。Cutで行くとGuardより強いと思う。 LV100+ Grasping Tentacles(足かせ) Dmg Type Blunt コメント 足かせをしてくる。 LV25+ 雑魚 コメント コイツの存在が分からない。超雑魚。 Boss LV? ?
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大渦の中のシーバルバ帝国 大渦の中のシーバルバ帝国とは2011年8月1日に帰還した、深海の幽霊船事件で大渦に飛び込んだエンドブレイカーの情報により判明した獣王・バンガイアが統べるバルバ王国のこと。 この項ではそのバルバ王国の情勢と、エンドブレイカーの行動によって起こった出来事の記載する。 王国の概要 大渦の下は大きな空洞となっており、大渦が飲み込んだ『ゴミ』を集めシーチッタニアンを始めとしたマスカレイド化していない下級シーバルバが暮らしてている。 上級のシーバルバは大船を作り、その中で数千人が集まり生活をしているようだ。 統治体制は帝政を敷いており、獣王・バンガイアが現在統治者として君臨している。帝国内の各地に領主も存在しており、その直属の部下は全員マスカレイドシーバルバとなっている。 バンガイアは地上進出を目論んでおり準備を進めてきたが、今まで長きに渡って地上から隔離されていたため、地上の情報がまったくない状況だった。 そのため地上へマスカレイドになっていない下級シーバルバを派遣し、地上にたどり着ける証として生きた人間を連れて帰ればどのような褒美でも望みのままであるという言葉の元地上へと送り出していたようだ。(大半は奴隷かいきゅうであった彼らが脱走のために利用した可能性もある)水棲系バルバ浮上事件 先の幽霊船は、帰ってこないシーバルバに業を煮やして派遣したマスカレイドシーバルバだったのかもしれない。 3人のエンドブレイカーの行動 大渦に飛び込みなんとかシーバルバ帝国内に入り込んだ3人は、一匹のシーチッタニアンと出会い交流を持つことに成功した。大渦の中の帝国の情報をいろいろ聞き出すことに成功し、 しかし、上位と思われるシーバルバがエンドブレイカーたちが乗ってきた船の『獣王』の船首像を捜索に現れたため、その時間も長くは続かなかった。 友好的だったシーチッタニアンに迷惑をかけられないと考えた彼らは二手に別れることとした。 片方は自らシーバルバに名乗り出ることで本拠地へと向かい、内部から情報を得ること。 そして、もう片方はここに潜み、外から退路の確保を行うこと。 目的達成後はなんとか合流し、3人全員無事戻ることを誓って。 バンガイアの野望 彼らが求めたやまぬ『地上』の生き物『人間』。 彼らの存在によって地上へ行き来できることが実証されたと考えたバンガイアは、人間を自らの妻とし地上への侵攻を決定した。 地上へ行くことは彼らの悲願であり、結婚の義の慣例で1ヶ月の間各地の領主を巡ったのちには大軍団がアクエリオに押し寄せるのは間違いないだろう。 獣王の妻に選ばれてしまったエンドブレイカーは、せめて仲間を逃がすためにバンガイアにとある交渉を行った。 「……あなたの妻となりましょう。そのかわり、残り2人はすぐに地上に帰してあげて下さい」と…。 もちろん、本心ではなかったのだが、バンガイアはエンドブレイカーさえもマスカレイドにしてしまうほどの強い力を持っていた。 バンガイアは約束を守り、二人のエンドブレイカーを地上へと送り出した。 しかし、獣王の妻となったエンドブレイカーは、拒絶体とはいえエンドブレイカーとしての力を失いマスカレイド「獣王妃」として「獣王」と共に1ヵ月後にはアクエリオに侵攻してくる。 果たして、エンドブレイカーたちはこれを退けることが出来るだろうか・・・。 該当のシナリオ 深海の幽霊船にて渦に飛び込んだ3人のエンドブレイカーが生死不明の状態の裏で行った冒険。 3回選択肢とプレイングを書く大冒険だった。 【幽霊船深海へ!】 結果 2人のエンドブレイカーはなんとかシーバルバの帝国から脱出することが出来た。 しかし、彼らを逃がすために残ったエンドブレイカーは、獣王のもつ魔王の『部位』の力によりマスカレイド化。 『獣王妃』として、1ヵ月後シーバルバの大軍を率いてアクエリオへと侵攻してくることとなってしまった。 アクエリオに戻った彼らは他の仲間に現状を報告。エンドブレイカーたちはこれまでになかった大会議を行う運びとなるのであった。 地底湖関連 水棲系バルバ浮上事件 → 地底湖の古代遺跡 → 古代遺跡の妖怪たち → 深海の幽霊船→ 擬態するゴーレム → 大渦の中のシーバルバ帝国 → 対『獣王』対策会議 → 深海電撃戦 →→ バンガイア号の決戦 → 魔王の心臓を守るもの → 鉄神の将 → アクエリオの終焉 シーバルバの王・獣王 水棲系バルバ浮上事件 → 深海の幽霊船 → 大渦の中のシーバルバ帝国→ 対『獣王』対策会議 → アクエリオで情報収集 → アクエリオの星、聖域へ → 『獣王』についての方針決定 → 深海電撃戦 → バンガイア号の決戦 地底湖の遺跡 地底湖の古代遺跡 → 古代遺跡の妖怪たち → 擬態するゴーレム→ 真実への扉を求めて → 魔王の心臓を守るもの → 鉄神の将 登場人物 獣王・バンガイア大渦の中のバルバ王国を統べる王。この国において、絶大なカリスマを誇る青き獅子のバルバ。種族は不明ながら、ジャグランツを上回る巨大な体躯を持つ。右半身が異形化・肥大化し、右頭部は黒い炎のような異形に包まれているほか、戦いになると左頭部、左半身も異型化できるという魔王の『部位』を4つも所持している存在。その魔王の『部位』の力を使い一人のエンドブレイカーをマスカレイド化させてしまった。 獣王妃ファムバンガイアの力によりマスカレイド化してしまったエンドブレイカー。彼女は他の二人のエンドブレイカーを助けるため獣王の妻となり、棘に呑まれて仮面憑きと化した。なんとか拒絶体として抵抗を続けているが、かつての妖精騎士のように彼女の本来の意識は奥深くに押し込まれ、獣王と共に地上侵攻を仕掛けてくると予想される。 関連項目 水棲系バルバ アクエリオ編主要登場人物 水神祭都アクエリオ アクエリオでの出来事
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ビョンさんだった件について。 右打席でHRなんて無理tanisigeだろ常考。
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登録日:2024/01/25 Thu 00 00 00 更新日:2024/01/27 Sat 15 07 31NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 NARUTO NARUTO‐ナルト‐外伝 ~渦の中のつむじ風~ うずまきクシナ スピンオフ 外伝 岸本斉史 波風ミナト 螺旋丸 確かに私たちは渦の中かもしれませんが 自ら登ろうとすれば"愛"を見つけられるはずです そうすればきっと──── 『NARUTO‐ナルト‐外伝 ~渦の中のつむじ風~』とは、漫画『NARUTO‐ナルト‐』の外伝作品。 週刊少年ジャンプの創刊55周年記念号に読み切りとして掲載された。 ●目次 ◆概要 ◆あらすじ ◆登場人物 ◆余談 ◆概要 アニメ『NARUTO‐ナルト‐』の放送20周年を記念して行われたキャラクター人気投票「NARUTOP99」にて、栄えある1位に輝いた波風ミナトを題材にした読切漫画。 数ある空白のエピソードの中でも特に待ち望まれてきた螺旋丸の開発秘話について取り上げており、火影になる前の若きミナトが師匠や最愛の人との繋がりによって「螺旋丸」を完成させるまでの物語を描いている。 本作を描いたのは原作者の岸本斉史先生。 ここ数年は『サムライ8 八丸伝』や『BORUTO‐ボルト‐』で原案に徹していたため、本格的な漫画作品の執筆は『NARUTO‐ナルト‐外伝 ~満ちた月が照らす道~』以来7年3カ月ぶりとなった。 漫画力はそんなブランクを感じさせず健在であり、当時の作風のまま原作の細かいネタも拾いつつ意外な新事実で驚かせてくれたりと、往年のファンでも楽しめる内容となっている。 …分かるようで分からないようで分かるような独特の台詞回しも健在。ナルトしかりサム8しかりこれが岸影様の味なのだ… ◆あらすじ 第三次忍界大戦の最中、自来也率いる小隊は岩隠れの人柱力が放つ尾獣玉を前に撤退を余儀なくされた。 尾獣の脅威を思い知ったミナトはある目的のため、新術の開発を決心する。 そのミナトの思い人にして九尾の人柱力であるクシナは、人柱力として縛られる不自由さに堪えながらミナトと会える事を楽しみにする日々を過ごしていた。 だが、ミナトとのちょっとしたすれ違いから生じた心の隙を九尾に唆され、人柱力の掟を破ってしまい… ◆登場人物 波風ミナト うずまきナルトの父にして後の四代目火影となる男。 当時は自来也が率いる小隊に所属しており、戦場で尾獣の力を目の当たりにした事を切っ掛けに新術の開発を始めた。 壊滅的なネーミングセンスはこの頃からのものだったようで、新術についても完成当初は笑撃的なダサ長ネーミングが付けられていた。 ここからとある人物の提案によって、我々が知る「あの術名」として改めて名付けられる事になる。 ちなみに「飛雷神の術」はこの時点で会得済み。 本作では冒頭でのみ使用している。 うずまきクシナ うずまきナルトの母にして九尾の人柱力を担っていたうずまき一族の女性。 人柱力の情報自体が秘匿事項だったのでナルトのような迫害に遭う事はなかったものの、九尾の封印を強固にするために半径100メートルほどの結界内でしか生活できず、おまけに暗部の見張りが常に二人張り付いているという非常に不自由な生活を強いられている。 そんな日々の中でミナトは唯一の希望であり、自分が知る封印術の稽古を付ける事が日課だったのだが… また、本作ではなんと尾獣化した姿が描かれた。 うずまき一族の縛りの力もこの頃には開花しており、九尾に抗う際などに使用している。 九尾 九本の尾を持つ最強の尾獣。 後に幾度もの激突を経てナルトの良き相棒となるが、それも遥か未来の話。 本作ではまだ憎しみに囚われている頃のツンデレのデの字もない邪悪その物であり、クシナの心に付け込んで四象封印を解こうと画策する。 人間のことは激しく憎悪している一方で実力を認める一面もあり、自身の封印解除を阻むミナトを「初代柱間以来の忍」と高く評価した。 なお、尾獣化したクシナの尾をよく見てみると後のペイン襲来時と同じ七本目まで発現した姿が確認でき、相当危機的な状況だった事がうかがえる。 自来也 ミナトの上官を務める「木ノ葉の三忍」の一人。 本作ではミナトの新術開発に根気強く付き合い、つむじとチャクラに関するアドバイスを送る面倒見の良さを見せている。 分割式のアイスバーを分け合おうとした事が新術完成の意外なヒントとなり… うずまきミト 初代火影・千手柱間の妻にして、クシナの先代にあたる九尾の人柱力。 本作では既に故人であり、クシナの回想の中で登場する。 人柱力として生きるために必要な愛についてクシナに教え、うずまき一族の盛衰を通して生き残りの自分達が為せる事を説いている。 その教えは今でもクシナの心に強く残っており、彼女を奮い立たせている。 また、原作ではあまり描かれなかった柱間への強い愛をうかがわせる一面も。 デカイ 黒髪の男(仮称) ミナトと同じ自来也班に所属する二人。 実は原作でも登場しているキャラ達…なのだが、肝心の出番はというとヒルゼンの走馬灯で若きミナト・自来也と共に一コマ映るだけの非常に地味なものであり、コアなファンくらいしか知らない相当マイナーなキャラだった。 本作では青年期の姿で登場し、自来也班の一員として幾らか掘り下げられている。 色黒の坊主だった少年はデカイという名前だったらしく、ベージュがかった白髪とデb…ガッシリとした体格の青年に成長した。名が体を表すネーミングや身体的特徴からして雲隠れの里出身だった模様。 もう一人の髪を結っている少年は冷静沈着なイケメンに成長した。名前については本作でも分からずじまいだったが、どことなくサスケに似た顔付きや髪と瞳の色からして読者にはうちは一族ではないかと推測されている。 班員同士の仲は良好で、短い描写の中でもミナトと親し気な様子が描かれている。 老紫 ハン それぞれ四尾と五尾の人柱力。 物語の冒頭で登場し、岩隠れの里が抱える人柱力として自来也班の四人に立ちはだかった。 両名とも人柱変化をかなりの精度で扱えていて、尾獣の上半身だけチャクラ体で出現させて尾獣玉を放つという離れ業を披露した。 この時の尾獣玉の強大さはミナトの心に強く刻まれ、新術の開発に踏み切らせている。 ちなみに、原作でも螺旋丸が尾獣の尾獣玉を参考にして考案されたと語られており、本作でその参考元とは四尾と五尾である事が明らかとなった。 他にも台詞こそないが、少年期のカカシやガイにアスマと紅、そして後の神那毘橋の英雄がチラッと登場している。 ◆余談 本作はジャンプ創刊55周年を記念した2号連続の巨大読切としての側面もあり、前週にはこち亀の読切が連載した。 2024年1月現在では単行本化していないが、少年ジャンプ+にて該当回のバックナンバーを購入すれば閲覧可能である。 追記・修正は螺旋階段を上ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 疲れるからキツいのは分かるし原案に徹されるのも分かるけど、やっばり岸影様には自分で漫画描いて欲しいなと思わせる良き外伝だった…… -- 名無しさん (2024-01-25 10 17 34) オモイじゃなくて、デカイじゃなかった??? -- 名無しさん (2024-01-25 13 25 12) ミト→クシナの世代の流れを、渦→螺旋で表現するの構成力が美味すぎるんだよね。なんか画力も向上してるし本当大満足な読み切りだった -- 名無しさん (2024-01-26 01 27 59) 読み始めて最初に思ったのが、「おおこれだよ!これ!!これがNARUTOの絵だよ!!」って思ってしまった。そして読み進めていくと4代目夫婦の絆の深さとミナトの残念過ぎるネーミングセンスの理由が何となくわかったりそれが螺旋丸へと改名されるくだりが非常に凝ってて感心したのを覚えている。 -- 名無しさん (2024-01-26 09 06 26) 今更ながら他の里は(制御度合いはともかく)尾獣の兵器運用をある程度成功させてるのになんで木ノ葉は機密扱いにしてるんだろう… -- 名無しさん (2024-01-27 15 07 31) 名前 コメント
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「うあ……う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 誤爆かと思われたその呪文、そして永久追放。 しかし、ゆたかの意識自体にはそれがクリーンヒットしていた。 もはや完全に単なる肉塊――そして僅かな意識しか残り得ないそれはただの動く屍と化す。 小早川ゆたかと言う理性は既に無く、再び腐食が始まった肉体からは赤黒い液が滴る。 「猿の死体か」 フラウはその異様な光景を目の前にしても、何故か冷静でいられた。 内臓が口と腹から飛び出し、身体の穴と言う穴から体液を漏らした猿の少女。 常人なら目にしただけでも吐き出すであろう悍ましい代物だ。 ――だから、何だと言うのだ? 明らかな敵に見えたゆたかに、フラウは田代砲を撃ち出す。 激しい反動と共に打ち出された田代砲の衝撃波は窓を打ち破り、校庭の泉に当たって泉が吹っ飛んだだけに終わった。 ゆたかはそれを待っていたかの如くフラウに飛び掛かり、フラウの首を掴み掛かる。 「ぐっ」 首に、深く爪が食い込む――フラウの脳に強烈な痛覚が伝わり、意識が混濁していく。 手からは田代砲がこぼれ、限りない脱力が手と足に広がる。 ゆたかが掴んでいる手の指の爪にはフラウの血が伝わり始め、徐々にフラウを浮き上がらせていく。 重力が更に爪を深く食い込ませ、フラウの視界が薄れる―― フラウは咄嗟に神討ちの剣――セイクリッドティアを持ち上げようとしたが、その右手もゆたかに噛まれてしまう。 うあっと言う声が漏れ、フラウの右手からセイクリッドティアが離れる。 離れて、落ちる。床に。 脳に酸素が回らず、いい加減フラウも壊れて来たのかも知れない。 ある言葉を叫びたくて、うずうずして堪らなくなってきたのだ。 こんな、まさに死が間近までに近寄る場面だと言うのに。 しかし、もうそれすらも気にならない。 フラウはその目的の達成の為に残った左手で武器を持ち上げ、放った。 怯むゆたか。 手にかかる力が弱まり、ついに叫ぶことが出来る―― 「どうしてそんなまどろっこしいことを……山葵抜きの寿司は旨さが半減するんだぞッ!!」 勢いよく、そう意味不明の言葉が叫ばれながら放たれたそれは、ゆたかを光に包み、そして―― 今度こそゆたかは無の彼方へ消し飛ばされた。 フラウは首を押さえながら咳込み、しかし、それでも口からは心からの笑みが零れる。 そう――自分が今、なすべき事をようやく唐突に理解したのだ。 山葵入りの寿司――その素晴らしさを伝えなければならない。 「あの子が倒されたわね」 成仏も永久追放も逃れた芳賀唯――否、かなたはゆたかの消滅を廊下の角から見届けていた。 「とにかく――今度は慎重にそう君とツンデレコンビを捜さなきゃ」 かなたは学校から出るために、玄関へ向かった。 【一日目 午後七時/埼玉県陵桜高校】 【フラウ・ニー@ジーンダイバー】 状態 首に深い裂傷(致命的ではない)、右手に噛み傷、覚醒、キャラ崩壊気味 装備 削除依頼@ゲーム版TCBR 所持品 ハッキングソフト『The Third Man』@映画版バトルロワイアル、イデオのラブレター@真女神転生if…、スタンガン@ひぐらしのなく頃に セイグリッドティア@SO2、完全他殺マニュアル@SO2、広技苑(2001年Ver.)@現実、サソリ鞭@女神転生、田代砲@タシーロ 思考 1 ツンデレコンビでおびき寄せ、主催の打破 2 ゲームの破壊 3 山葵入りの寿司の素晴らしさを伝える 備考 あまりにも締め上げられ過ぎて脳に影響が出たかも知れません ※ゆたかを倒したことで何か特殊能力を習得しました 【泉かなた@らき☆すた】 [状態]芳賀唯の死体に憑依、大変健康な惨殺体 [装備]なし [所持品]なし [思考] 基本・ツンデレコンビを捕らえて主催に引き渡し、こなたを生き返らせる 1:早くそうじろうと合流する 2:元祖ツンデレコンビを生け捕りにする 3:かがみについてはこなたの下着を盗んだことなどについて個人的に報復したい ※【特殊能力・呪詛】 詳細不明、死体、及びほぼ崩壊に近い肉体には効果無し 【金井泉@BATTLE ROYALE 死亡確認】 死因:射殺(フラウ) 【小早川ゆたか@らき☆すた 完全死亡確認】 死因:あぼーん(フラウ)
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災渦の中心 ◆EGv2prCtI. 「ケトル、あたしの愛しい騎士」 目の前に、誰かが居る。 そしてその誰かが自分を押し倒して、自分を見つめている。 それは分かるのだけれど、顔や身体がはっきり見えない。 まるでぼかしをかけた後にモノクロ処理をしたように、いや、いずれにしても何故か特定が出来ないのだ。 「ねえ、分かる? 止まらないの、この鼓動が……熱いの、体中が……」 悲しげな、そんな何か、痛みをこらえているような――苦しみの奥底から紡ぎ出される、そんな声が先程から聞こえている。 この声はフラウ? それとも…… 「あたしを愛して……」 身体にぐいと圧される感覚が走って、何か、水滴みたいなものが顔に降り懸かった。 すぐに白い毛の中に染み込んだ。 自分を押さえ付けている手が震え始めているのが分かった。 きっと、それは―― 「私を愛して……」 それで、自分の胸元に――多分、その相手の顔が押し付けられて、肩を強く掴まれた。 「ケトル、私を見て!」 ―― 冷たい風が頬と耳を撫でて、髭を揺らした。 夢から覚めたケトル(男子十三番)は身を起こしてここが草地であることを確かめると、周りを見渡した。 右側には明かりのある道路が見え、その道路の先は、両方とも暗闇に包まれている。 その僅かな明かりで、かろうじて左側の山や森が見え、ざわざわとシルエットのようになった木々がうごめいていた。 そして自分の脇にあるデイパックを見つけて――そして、奇妙な夢のせいで忘れていたあのことを思い出した。 ――教室の惨劇を。 若狭先生が殺し合いをしてもらいますと言った。 委員長のラトの首が爆発した。 親友のフラウ(女子二十五番)がラトが本当に死んでると告げた。 驚愕した玉堤英人(男子十九番)の顔。 叫ぶクラスメート。 悲鳴が溢れる教室。 ――それが趣味の悪いアニメのワンシーンだったらどんなによかったか。 出来るなら止めたい。 こんなことがあっていい筈が無い。 しかし止められない。 この首の戒めが、それを不可能なものとしている。 そもそも、実際にクラスメートに人を殺しそうな人は居ないとは言えなかった。 怖い人だってたくさん居る(主に女子に)。 ――しかし、自分が思っているような本当に悪い人なんて居ない筈だ。 そんな非現実的な人物なんて作り物の中だけで十分なのだ。 それより何より、今はどうにかして生き延びなければならない。 デイパックを持ち出すとジッパーを開けて、中身を確かめた。 袋に包まれたパンがいくつか、中に水がいっぱいいっぱい入っている二リットルのペットボトル、懐中電灯、若狭が黒板に貼っていたものと同じ地図(裏にはクラスの名簿が印字してある)、 キャップがはめられた鉛筆と消しゴムが入った筆入れ、手の平に収まるサイズのコンパス、そして―― かなり長い(デイパックの縦幅を上回って出っ張っていた)鞘のようなものに収められた、ファンタジー系のアニメに出てくるようなそれが出てきた。 鞘から出すと、所々刃こぼれを起こしていたものの本物の片刃の刀身が現れた。 ――実物のサーベルだ。 サーベルを持った左手に、ずっしりと重さが伝わってくる。 これが自分の武器――人殺しの道具。 使う状況が来ないことを願うしか無い。 鞘をズボンのベルト部分に引っ掛けて、落ちない事を確認すると、夢と教室のことはひとまず忘れることにしてケトルはそのままこれからの考えに入った。 ――まずはフラウだ。 自分なんかよりフラウはよっぽど頭が良いし、こうしている間にも彼女はもしかしたらもう何らかの手段を講じているのかも知れない。 フラウ以外にも、他のクラスメートも捜さなければならなかった。 自分だけでこれを止めることを運ぶのは無理なのだから。 ――テト(女子十九番)の行方も、気がかりだった。 ラトが若狭に言っていた通り、あの教室にテトは居なかったのだ。 もしかしたら、彼女がこの事に直接関わって―― がさりと、草が踏み締められる音で、ケトルは顔を上げた。 ――誰かが、道路側に居る。 慎重に、道路の向こうを見渡した。 距離にして十五メートル先、その影はやがて灯りに照らされ、顔がはっきりと明らかになった。 その影だった苗村都月(女子二十番)が、こちらに腕を上げてその手には―― ――! 思考が及ぶ暇はなかった。 都月の手元が火を噴いて、大きな破裂音が響いた時には、ケトルはサーベルを持ったままデイパックを肩にかけて、地面を蹴飛ばしていた。 ケトルが居た位置から、少しずれた場所の土がばすっと吹き飛んだ。 それから三度、その音が聞こえた。 少し山道の方角に走って振り返ると、都月がケトルに銃(銃! ケトルのサーベルが本物だったように苗村都月に支給された銃もまた、本物だったのだ)を構えたまま、また銃を撃った。 ケトルの尻尾の真上、何かが通り過ぎる気がした。 「苗村さ――」 ケトルは都月を説得しようとして――やめた。 無理だ。 相手はいきなり自分を撃ってきた。話のしようが無い。 一体何処に話し合いの余地があるのだろうか? アニメでもこんな状況がよくある。 馬鹿みたいにこんな相手を止めようとして、殺されるモブキャラ。 ――そんな事態だけは避けたい。 隙を見て、全速力でケトルは山の山道の入口に駆け出した。 都月は追ってこないようだった。 やがて道路も見えなくなり、周りには木だけが伺える風景になった。 息を切らして――しかし、安堵しながら、ケトルは木にもたれて座り込んだ。 都月のような普通の女の子ですら襲い掛かってくる。 この先もそんなクラスメートと会ってしまうのだろうか? いや――都月は、他人に殺されるという恐怖に気圧されて、殺し合いなんて望んでいないのかも知れない。 そもそも、殺し合いを望んだクラスメートが居るのだろうか? 好きで人を殺すようなクラスメートが? ――居ない。 きっと居ない筈だ。何か、どうしようもない理由があるに違いないのだ。 そして、ただ自分がその理由を分かってやれないだけなのかも知れない。 とにかく――ここで一休み、とはいかないようだった。 苗村都月はまだ硝煙を吐き出している銃(ちなみにスミスアンドウエスンのM56オートだった)を構えたまま、固まっていた。 危なかった。 もう少し遅れていたらケトルにあの剣で切り裂かれていたかも知れない。 あの普段大人しそうにしているケトルに、だ。 剣で、本当に内臓をえぐられる。 ぐちゃぐちゃに! ――いや、そうやって敵を誘い込む。それこそ常套手段だろう。 正に彼女、『シティー』が初めの頃、ネットゲーム上で相手にそうしてきた様に。 信じられる筈が無い―― 自分を虐めてきた連中や、それを止めようとすらしなかったクラスメートなど。 いや、そもそもこんなものが渡されるような、この『ゲーム』に置いて信じる方がおかしい。 今、誰が、何を考えているかは関係無い。 どう転んだところで結局は一人しか生き残れないのだ。 今はゲームに乗らないつもりのクラスメートだって、ただ一つの生還への切符がかかっている以上、いつかは自分に襲い掛かってくる。 殺しに――やってくるのだ! 自分を! 剣や! 銃で! ――次は必ず仕留めなくてはならない。 こんなところで死ぬなんてごめんだ。 ああ――家に――自分のパソコンの前に帰りたい。どんな手を使っても、帰りたい! それが出来なければ――殺される! 斬られて、撃たれて! 殺される! 殺される! ――彼女の中で、延々とそれがリピートされていた。 【G-4 山岳地帯/一日目・深夜】 【男子十三番:ケトル】 【1:僕(達) 2:君(達) 3:あの人(達)、○○さん】 [状態]:少し疲労 [装備]:サーベル [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本思考:どうにかして殺し合いを止めさせる 0:フラウを探したい 1:仲間を探す 2:テトのことを知りたい 3:やる気になっている相手の説得が無理だと思ったら逃げる [備考欄] 山道を使って西に進んでいます 【H-4 平地/一日目・深夜】 【女子二十番:苗村都月(なえむら-つづき)】 【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(達)】 [状態]:極度の怯え、被害妄想による狂気 [装備]:S W M56オート(10/15) [道具]:支給品一式、M56オートのマガジン(3) [思考・状況] 基本思考:殺される前に皆殺しにする 0:容赦なく相手を殺す 1:家に帰りたい ※H-4周辺に発砲音が響きました。 H-4より一ブロック以内ならはっきり聞こえます。 【サーベル】 片刃で湾曲した剣身の曲刀。 ケトルに支給されたのは年代物の為、錆び付いて刃こぼれを起こしている。 重量は約2キロで、攻撃を受け流したり無理矢理突き刺したり鈍器として使えるかも知れない。 時系列順で読む Back 添島龍子は行動する/如月兵馬は動かない Next 思い人 投下順で読む Back 添島龍子は行動する/如月兵馬は動かない Next 思い人 GAME START ケトル パートナー GAME START 苗村都月 Heat
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ウィザードリィV 災渦の中心 機種:SFC 作曲者:羽田健太郎 開発元:ゲームスタジオ 発売元:アスキー 発売年:1992年 概要 「ウィザードリィ」のシナリオ5のスーパーファミコン移植作。 ハードがスーファミになった事によりグラフィック・BGMのクオリティもより高くなった。 PS版の移植作については『ウィザードリィ ニューエイジオブリルガミン』を参照。 サウンドテストの入り方(SFC): ゲームをクリアして「@」が付いたキャラを先頭にしてリセット。 「Copyright~」の画面でBボタンを押すとテストモードに入り、十字キー左右で曲を選べる。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 組曲名 作・編曲者 補足 順位 ウィザードリィ5オープニング・テーマ 作曲:羽田健太郎 タイトル画面 ヘンリー・パーセル作曲の『アブデラザール、またはムーア人の復讐』Z.570の第2曲「ロンドー」が原曲 ボルタック商店 戦いにそなえて ボルタック商店 町外れ 町外れ 訓練場 訓練場 ダンジョン地下1・2・3・4階 迷宮を行く ダンジョン地下1~4階 NPC1 グブリ・ゲドックなど NPC2 情報収集 ルビーウォーロックなど ダンジョン地下6・7階 ダンジョン地下6~7階 地下5階 ダンジョン地下5階(マンフレッティの店) 通常戦闘 戦闘と勝利 通常戦闘 戦闘勝利 戦闘勝利 宝箱 宝箱 ギルガメッシュの酒場 憩のひととき ギルガメッシュの酒場 冒険者の宿 冒険者の宿 ボス戦 全滅への道 ボス戦 全滅 全滅 カント寺院 カント寺院と城 カント寺院 リルガミン城 リルガミン城 キャンプ 奥深き迷宮にて キャンプ 地下8階 ダンジョン地下8階 謎解き 泉、謎解きイベントなど 地下777階 ダンジョン地下777階 ソーンのテーマ ソーンのテーマ ソーン戦 エンディング エンディング スタッフロール ウィザードリィ5エンディング・テーマ スタッフロール サントラ未収録曲(曲名は暫定) 氷のフェリー 氷のフェリーのマネキン サウンドトラック 組曲ウィザードリィV ハート・オブ・ザ・メイルストローム シンセサイザーによる演奏。ゲーム原音は未収録。 アポロン ゲームミュージックBOX ~メモリアル・サウンド・オブ・ウィザードリィ~[GAME SOUND LEGEND SERIES] 上記の復刻CD-BOX。
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第040話 ~ 第049話 第050話 「避けられない運命(さだめ)の渦の中 其の弐」 第051話 「避けられない運命(さだめ)の渦の中 其の参」 第052話 「避けられない運命(さだめ)の渦の中 其の肆」 第053話 「避けられない運命(さだめ)の渦の中 其の伍」 第054話 「このまま前へ進むのみ その壱」 第055話 「このまま前へ進むのみ その弐」 第056話 「このまま前へ進むのみ その参」 第057話 「このまま前へ進むのみ その肆」 第058話 「このまま前へ進むのみ その伍」 第059話 「動けなくなる前に動き出そう 其の壱」 第060話 ~ 第069話 登場人物一覧 偽キャラクターファイル №2 小札零 №3 栴檀香美 №4 栴檀貴信 №5 鳩尾無銘 _
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ウィザードリィV 災渦の中心 【うぃざーどりぃふぁいぶ めいるすとろーむのちゅうしん】 ジャンル RPG 対応機種 スーパーファミコン 発売元 アスキー 開発元 ゲームスタジオ 発売日 1992年11月20日 定価 9,800円 判定 良作 Wizardryシリーズ 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 概要 シナリオ5『Heart of the Maelstrom』の移植。『I』『II』『III』と同様にゲームスタジオ担当。 本作ではハードがスーパーファミコンとなり、本体スペックが上昇している。 これまでと比べるとアレンジ要素は少なく、ほぼ原典通りの移植となっている。 サブタイトルはPS版の「災禍(わざわい)」とは違い「災渦(うず)」。原題の「Maelstrom」にかけたネーミングとなっている。 なおゲームスタジオは『シナリオ4』の移植を行っていないため、FC版/SFC版の『IV』は存在しない。 ストーリー ブラザーフット寺院の地下深くに封印されていた災いの渦は、今や世界を呑み込まんとしていた。しかも、この状況を打破できる大魔法使いゲートキーパーは、弟子ソーンの裏切りにより、渦の中心に捕らわれてしまっている。ソーンを打ち破り、ゲートキーパーを救出し、渦の災いを鎮めんがために、冒険者達が呼び集められた。 システム 基本的なゲームシステムは『I』に準じる…が、本作では原典においても様々な試みが追加されている。 最大6名のパーティーで、一人称視点の3D迷宮を攻略していくのは従来通り。 原典(移植元)におけるVの新システム 迷宮が正方形ではなくなった 従来作では1階層ごとに20×20の正方形内に詰め込まれていた(*1)が、本作ではその制限が無くなった。 カンディ(仲間の死体の位置を捜す呪文)での位置表示はフロアの大まかな位置ではなく「自分達から見てどの方角にいるか」を指し示すようになり、多少性能が上がった。それでもかなり大雑把である(*2)。 迷宮内にNPCが登場するようになった 会話で交渉したり、金銭やアイテムを渡したり売買したりできる。中には重要なキーワード・キーアイテムが含まれている事もある。こっそりNPCのアイテムを盗むことも可能。逆にこちらのアイテムを盗んでくるNPCも存在する。 戦いを仕掛けることも可能。こちらが負ければ死亡やロストはそのままの結果になる。勝てば相手は固定キャラの場合は死亡するが、カント寺院で復活させることが可能。いずれにせよ戦いになれば当然ながら再登場後の反応が悪化するので注意。 潜水要素の追加 迷宮の各所にある深い水たまりは、潜ることが出来る。潜る深さを決めて潜ると、水たまりの種類と深さに応じて回復・状態異常・能力値の変動など様々な効果が起きる。 但し無理に深い所に潜ると溺れて死亡してしまうことがある。各キャラクターには安全に潜れる深さを示す「Swim」というパラメーターが追加されており、潜ることによって鍛えられる。 水たまりの底には、キーアイテムを守る固定モンスターが潜んでいることが多い。 セーブ方式の一部変更 城でのセーブは従来作と同様の自動セーブだが、迷宮内では手動でセーブする方式に変更。 原典(移植元)における戦闘システムの変化 武器に射程の概念が追加され、武器によっては後衛からも通常の「攻撃」が出来るようになった。 その一方で、敵の後列に対しても攻撃が届きにくくなった。射程が最短の「C(Close range)」の武器を持った場合、攻撃に参加できるのは前衛メンバーのみ、敵4グループのうち攻撃対象に出来るのは上2グループだけ。 盗賊・忍者は「隠れる」ことができ、次ターン以降に「待ち伏せる」で後衛からでも大ダメージを与えられるようになった。但し待ち伏せに失敗すると姿を現してしまい、再度隠れる必要がある。 呪文体系の一新 召喚呪文が登場。戦闘中に限り、「7番目のパーティーメンバー」としてモンスターを召喚できる。呼び出される存在は幾つかの候補の中からランダムに選ばれ、強さもまちまち。 その他にも、自分達に呪文無効化能力を付与できる「コルツ」や、NPCの反応を友好的にする「カツ」等、今までにない効果の新呪文が色々と追加されている。 なお一部の攻撃系の呪文はFC版『III』にも導入されているので、そちらの記事も参照のこと。 その一方で、使いどころの少なかった呪文は削除されたり、レベルが引き下げられたりしている。 SFC版では『I』『II』『III』からキャラクターを転生させることが可能(外部機器ターボファイルが必要)。 なんと、FCからSFCへのキャラクター転送が可能となっている。これらの2機種間でデータ連動が行われた唯一のケースである。 但し、ターボファイルをSFCに取り付けるための専用アダブタ(ターボファイルアダプター)も必要になる。 また、残念ながらSFC用の「スーパーターボファイル」だと、FCに取り付ける手段が用意されていないため転送には使用できない。 キーワードの処理方式の変更 FC版『II』『III』とは違い、キーワードによる謎解きは内容を改変せずに導入されている。 但し、NPCとの会話はキーワード入力する移植元と違って、その単語をどこかで聞いていれば自動で会話が進むフラグ制に変わっている。 複数のキーワードのフラグを立てていれば自動的に全部質問する。 ちなみに後のPS版でもフラグ制に変更されているが、自動会話ではなく質問する単語を選択する方式になっている。 その他、SFC版独自のシステム 特性上限値の変更 FC版『III』に引き続き、従来は特性値の上限が一律18だったものを、「種族基本値+10」に変更。成長後も種族毎の個性が出るようになった。 またそれに関連して忍者の転職条件能力値も少し易しくなった。 オートマッピングの搭載 実際に歩いた場所が記憶され、デュマピック(自分の現在位置を座標で表示する呪文)を唱えた際に地図も表示されるようになった。 #5にはなかった不確定グラフィックをモザイクという形で導入 FC版『I』『II』『III』では不確定名専用のグラフィックが用意されていたが、不確定名専用グラフィックはなくなり、通常のグラフィックにモザイクをかけたものになった。 評価点 更に向上したグラフィック、BGM ハードのスペック上昇の恩恵もあり、グラフィック、BGMのクオリティはさらに高くなった。 例えば迷宮の壁も、本作では階ごとに違うグラフィックが用意されている。 モンスターに関しても、#5の日本語PC版用の絵(*3)だけでなく、新規に描き起こされた絵が追加されている。 変わらぬ操作性 手動セーブや新規システム等、変わったところもあるが、操作性についてはおおむねFC版のものを継承している。FC版『I』~『III』のプレイ経験がある人はあまり違和感なく操作できるだろう。 様々な新システム これに関しては原典譲りの要素であるが、「迷宮内NPC」「射程」「召喚呪文」などの様々な要素が、ゲームに新たな彩りを添えている。 外伝シリーズ等の後作にも軒並み取り入れられているところからも、これらの要素の影響力の高さが窺える。 賛否両論点 射程による武器格差 剣や斧などの射程が短い武器は後列の敵を狙えないため、敵グループが少ない序盤はともかく、後半には使い勝手が悪くなっていく。シリーズおなじみの村正や本作最強の剣オーディンソードでさえ例外ではなく、これらの剣よりも射程の長い長柄武器や弓を使うことになりがち。 全滅時の処理の変更 全滅すると死体がその場に放置されアイテムが一部なくなるのは従来通りだが、キャラロストが無くなった代わりに死体が別の場所へ運ばれるようになった。 カンディの性能が上がったとはいえ、パーティーメンバーがバラバラになってしまい探索が二度手間、三度手間になる。 全滅した位置よりも下のフロアに運ばれることもあり、探索が余計困難になる。 どういうわけか物理的に行けない位置(壁の向こうや石の中など)に運ばれることもあり、こうなるともうその場所を特定できても救出は不可能である。そのキャラは訓練場でプレイヤー自らの手で消すしかない。 マロールやテレポーターで石の中に飛び込むと全員ロスト。全滅して城に返されるだけだったFC版よりも厳しい措置になった。 問題点 自動会話の弊害 単語の類推が可能なものでも、特定のNPCから単語を聞かなければならない。 この影響により、最後の謎解きに関わる単語の1つ「王国」が、複数のNPCからヒントを教わらないと質問できなくなってしまっている。 この質問ができないと、最後の謎解きのうち3つのキーワード入力が会話の文章から考察する超難問と化す。 またその前のロウソク選びも、「王国」について聞くと直接的な答えが得られる箇所があり、分からなければ組み合わせをしらみ潰しに調べていく作業と化す。(一応、「本質」についての回答から類推は可能) V原典から始まったシステムである、敵の「盗み」 キーアイテムでも遠慮なく盗んでくる。盗まれても元の場所から再度入手は可能だが、手順が相当面倒なものも多い。盗賊のいるエリアではクイックセーブを頻繁にし、盗まれたらロードした方が速いというのが実情である。 雑魚敵でも気が抜けない緊張感、盗みという行為の悪辣さを表現するには良いが、やられた側は実に手間がかかる。 ただし盗みに失敗することもある。装備している物は盗まれない。また前衛キャラしか盗まれないため、キーアイテムを後衛に持たせておくことで対処できる。 原典の問題である新システムの潜水 ダンジョンに点在する「泉」に潜ることができるが、Swim値が十分でないと溺れて死亡してしまう。 Swim値は新規キャラは最低値のため、死亡リスクを覚悟しつつ鍛えることになる。数十回でようやく1上がる。潜る前にクイックセーブ、溺れたらクイックロードが速い。 「装備するとswim値に補正をかける」という便利な装飾品「ゴムのアヒル」がある。これを装備して潜ればいきなり相当深い湖に潜らない限り安心が保障されるためSwim値を安全に鍛えられるが、今度はSwim値の意味がほぼなくなってしまう。このアイテムはストーリー中必須ではないが、あると楽にイベントが進むので大抵入手することになる。入手イベントの対応次第で2つ入手が可能で、片方をイベントで使ってしまっても1つをずっと手元に残しておける。 慣れてない人にとっては危険に耐えつつの単純作業、知っている人にとっては間違えなければデメリットなしのただの手間のかかる作業である。 泉の効果には「金が無限に拾える」「MPが限界を超えて回復する」「ロストからでも確実に蘇生」などのバランスをぶち壊すようなものもある。 新システムに「やり直しが面倒なものが多く、ロードを封印することによる達成感もそれほど感じられないために失敗したらリセットが手っ取り早い」作業が多いのが問題という感はある。 総評 ハードのスペック向上により、ほぼ原典通りの移植となった今作。 従来作の移植と違いアレンジ要素は少なめだが、FC時代の移植ノウハウを生かした良移植といえよう。