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このページは下ネタに塗れたまま本編を改変していくだけのスレのまとめです。 時に小ネタ、咲日和を改変した部員日和も。 登場人物紹介 本編 阿知賀編 全国編 部員日和 ホットライン。 女子力向上委員会。 小ネタ ごはん 修羅場らばー パクリ伝説(都市) イチハチ禁 現行スレ 過去スレ 京太郎「清澄高校麻雀部員共」玄「マン10怖い!おもちも怖いよ!」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」憧「8股のオロチ…サイテー」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」透華「7曲りシップス…あら、左曲りですの?」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」久「6は英語でー?」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」まこ「5万円。コミコミじゃ」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」優希「四つん這いで待機だじぇ!」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」和「人の体に口3つ」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」咲「2本挿し!」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」
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久「清澄高校麻雀部部則、ひとぉーつ…」 咲「ぴっぴっぴ」 和「ぱふぱふぱふ…」 京太郎(口で言うのか…つか部則なんてあったっけ?) 久「ツモった牌が一筒だった時はー…人差し指で優しく! ちく○と思って撫で付けなさい!」 京太郎「引いた牌バレッバレじゃん!」
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完結済み作品、1スレ目が立った年 長編・まとめにした物もこのページにリンクして下さい 2012年久「須賀君、奈良まで遠征に行って来て頂戴」 京太郎「ええっ!?」 2013年京太郎「福路美穂子を一日好きに出来る券?」 咲「京ちゃん」 京太郎「もつものと、もたざるもの」 京太郎桃子の話 優希「京太郎は私の婿だじぇ!」京太郎「はい?」 ゆみ「私は君が欲しい!」京太郎「!?」 京太郎「誕生日?」咲「前夜!」 【京牌】京太郎「紅生姜のない牛丼屋」 京太郎「お菓子作りを極めた結果wwwww」 京太郎「夏だ! 休暇だ!!」 咲「青春だー!!!」 京太郎「俺がマネージャー?」爽「打倒はやりん!」 染谷先輩が可愛すぎて辛い 京太郎「合同合宿ですか?」 健夜「せめて思い出に須賀る」 京太郎「俺はあなたが欲しい!」ゆみ「黙れ」 2014年【咲―Saki―】和「咲さんから須賀君を引き剥がしたい」 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】 京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」 咲「マホが…なんだって?」 京太郎「タコスメトラーYU-KI」 優希「京太郎をとったな、のどちゃん!!」和「彼は私を選んだんです」久「体だけはね」 【咲―Saki―】咲「京ちゃんの妹になりたかったな」 霞「笑っていいホモ?」 京太郎「嶺の上に咲く花」 京太郎「明るい」咲「家族計画」 京太郎「世の中上手くいかない」【閲覧注意・R-18】 京太郎「咲SS」咲「あらかると」照「ブラック」 京太郎「麻雀教室?」ハギヨシ「マンツーマンです♪」 京太郎「辞めるわ、麻雀部」 咲「京ちゃんって好きな人いるの?」 【咲SS】京太郎「これが……神の一手?」アカギ「ククク……」 竹井久「一雀士に一体『須賀京太郎』」 吏人「長野のライトウィング」 京太郎「東京のライトウィング」 咲‐Saki‐】京太郎「あまりのおいしさに口が勝手に…!」 咲「京ちゃんをコンクリート詰めにして泉に沈めてから三年が経ちました」 【咲 -saki-】内木一太「あれは……」 京太郎「俺がハンドボールをやめた理由」 藤田靖子「アナルと雪の女王」 耕介「咲-saki-?」瞬斗「そういうギャルゲだ」 京太郎「え、インハイで印象に残った子?」咲「うん」 京太郎「麻雀インターハイって美少女多いよな」 京太郎「あー犬が欲しいなー」 京太郎「癖になってんだ。便意我慢して対局するの」 久「須賀くん、オカルトを身につけるのよ!」 京太郎「和に告白しようとしたらとんでもないことになった」 京太郎「虹の見方を覚えてますか?」 京太郎「うーん……」和「須賀くん?」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」 京太郎「白糸台生活?」【エロあり】 京太郎「まおゆう?」 京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」 すこやん「デリヘル」恒子「え?」 京太郎「最近寒くなりましたね」パチッ久「そうね」パチッ 咲「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」 咲「京ちゃんが麻雀部!?……勉強しなきゃ」 ゆみ「麻雀に興味があるのか?」京太郎「え?」 咲「京ちゃんは不良」 咲「いつになったら抱いてくれるの?」京太郎「だかねーよ」 咲「牌が行方不明?」 2015年【咲エロ】由暉子「外に出すって言ったのに……」京太郎「ユキおこプンプン丸?」 【咲-Saki-】 京太郎「トキ姉起きろー」 怜「んー………」 久「大吉ちょうだい」まこ「自分のがあるじゃろ」 【咲-saki-】咲「ハンドボールを辞めた京ちゃんは」 京太郎「またこんなとこで本読んでんのか」 【咲-Saki-】京太郎「カピが鹿になった」 理沙「京太郎!」プンスコ 京太郎「わかりました」 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】 健夜「きょーたろーくーん」 京太郎「はいはい、なんですか?」 京太郎「Do-Dai」 【咲-saki】久「須賀くん、出来ちゃったみたい」 【咲】煌「優希に差し入れのお礼をしなければ」 京太郎「ゆうきの一歩」 京太郎「夏祭りだ」 咲「夏祭りだね」 咲-Saki-学園伝奇 京太郎「彼女の恋人」 咲「京ちゃん……そのリンゴ飴おいしい?」 【咲-saki-】男たちの麻雀 - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」 【咲】京太郎「世話焼きな先輩」美穂子「気になる後輩」 【咲SS】京太郎「今日ははやりさんの誕生日か...」 淡「雲の切れ間に」京太郎「星が瞬く」 京太郎「朝起きたらカピが女の子になってた……」 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」白望「ダル…」 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ?」ネリー「日和!」 京太郎「和にマック奢ったらドハマリした」 咲「嶺上開花」 京太郎「In the sky」 京太郎「和の胸囲98cm…!? 嘘だろっ!?」 【咲SS】京太郎「今日は竜華さんの誕生日か......」【京太郎SS】 京太郎「プリクラを覚えたい?」美穂子「ええ」 咲「くっ、殺せ」京太郎「何言ってるんだ咲!」 久「須賀君をメスにするわ」京太郎「は?」 咲「山!」 京太郎「山?」 咲「私は魔王じゃない」 咲「京咲」京太郎「ハニーシロップ」 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」 京太郎「ちくしょう、俺をコケにしやがって・・・」 京太郎「辞めるか、麻雀」 「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」 京太郎「高遠原の学園祭?」 京太郎「偶然が重なって運命の人」 2016年京太郎「うおおお!日本一周旅行のチケット当たったぞー!!」 京太郎「誕生日だ!」久「接待麻雀をしましょう」 京太郎「おいでませ!」宥「松実館」 【咲-Saki-】久「須賀くんって弱いわねー」 【咲】モモ「あなたへの依存」【京桃】 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編 咏「迫り来る怒涛の火力だからね~」 京太郎(強引なだけでは?) 京太郎「優希のお腹はぷにぷにだな~」優希「や、やめるじぇ~」 京太郎「一日一万回、感謝のツモ切り」 京太郎「ムロもコーヒー?」 ムロ「はい」 京太郎「うわぁ。また負けたー!」【咲】 「銀色の妖華」【咲-Saki-】 憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」 2017年京太郎「え?足を舐めろって?」 京太郎「誕生日…かぁ」 京太郎「チンコって知ってるか?」 久「須賀くんの誕生日よ!」まこ「ほうじゃのう」 京太郎「許婚が金髪」 【咲-Saki-】京太郎「そんなオカルトありえません」【SS】 京太郎「清澄高校麻雀部黎明」【咲】 京太郎「彼女欲しいなー」 はやりん「私の少年」京太郎「ヒェッ・・・」 理沙「アルノ!」 京太郎「ヒェッ・・・」 晴絵「なぜ笑うんだい?」京太郎「ヒェッ・・・」 健夜「りんご!一緒に食べられるね!」京太郎「ヒェッ・・・」 京太郎「3年目の浮気くらい大目に見ろよ」 2018年【咲-Saki-】京太郎と咲が付き合っていたらの話 2019年京太郎「すこや姉さん、きちゃった」すこやん「京くん!」 2021年咲「京ちゃん、咲の連載が始まって15年なんだって」 京太郎「はっ?」 京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」 京太郎「死んでも生きる」良子「死んでも一緒」 2012年 久「須賀君、奈良まで遠征に行って来て頂戴」 京太郎「ええっ!?」 久「須賀君、奈良まで遠征に行って来て頂戴」 京太郎「ええっ!?」 2013年 京太郎「福路美穂子を一日好きに出来る券?」 京太郎「福路美穂子を一日好きに出来る券?」 咲「京ちゃん」 咲「京ちゃん」 京太郎「もつものと、もたざるもの」 京太郎「もつものと、もたざるもの」 京太郎桃子の話 京太郎桃子の話 優希「京太郎は私の婿だじぇ!」京太郎「はい?」 優希「京太郎は私の婿だじぇ!」京太郎「はい?」 ゆみ「私は君が欲しい!」京太郎「!?」 ゆみ「私は君が欲しい!」京太郎「!?」 京太郎「誕生日?」咲「前夜!」 京太郎「誕生日?」咲「前夜!」 【京牌】京太郎「紅生姜のない牛丼屋」 【京牌】京太郎「紅生姜のない牛丼屋」 京太郎「お菓子作りを極めた結果wwwww」 京太郎「お菓子作りを極めた結果wwwww」 京太郎「夏だ! 休暇だ!!」 咲「青春だー!!!」 - 京太郎「夏だ! 休暇だ!!」 咲「青春だー!!!」 京太郎「夏だ! 休暇だ!!」 咲「青春だー!!!」 京太郎「秋になっても!!」 咲「青い春ー!!!」 京太郎「季節は秋でも!!」 咲「心は春だー!!!」 京太郎「冬を越えれば!!」 咲「春が来るぞー!!! 京太郎「高校最後の!!」 咲「春が来た!!!」 京太郎「俺がマネージャー?」爽「打倒はやりん!」 【咲SS】京太郎「俺がマネージャー?」爽「打倒はやりん!」【有珠山※R‐18】 京太郎「俺がマネージャー?」爽「打倒はやりん!」まとめ 染谷先輩が可愛すぎて辛い 染谷先輩が可愛すぎて辛い 京太郎「合同合宿ですか?」 京太郎「合同合宿ですか?」 健夜「せめて思い出に須賀る」 健夜「せめて思い出に須賀る」まとめ 京太郎「俺はあなたが欲しい!」ゆみ「黙れ」 京太郎「俺はあなたが欲しい!」ゆみ「黙れ」 2014年 【咲―Saki―】和「咲さんから須賀君を引き剥がしたい」 【咲―Saki―】和「咲さんから須賀君を引き剥がしたい」 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】 - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】 【咲―Saki―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」春「そのに」ポリポリ【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「その3ですね!」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」巴「その5ね」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」霞「その6よ」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」明星「その7まで来ましたね」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」湧「そん8っ」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」春「一周回ってその9?」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「大台突入の10です!」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「11に来たのですよー」【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」巴「12まで来ちゃったのね【永水】 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」霞「13ですって」【永水】 京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」 京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」 咲「マホが…なんだって?」 咲「マホが…なんだって?」 咲「マホが…なんだって?」まとめ 京太郎「タコスメトラーYU-KI」 京太郎「タコスメトラーYU-KI」 優希「京太郎をとったな、のどちゃん!!」和「彼は私を選んだんです」久「体だけはね」 優希「京太郎をとったな、のどちゃん!!」和「彼は私を選んだんです」久「体だけはね」 優希「京太郎をとったな、のどちゃん!!」和「彼は私を選んだんです」久「体だけはね」まとめ 【咲―Saki―】咲「京ちゃんの妹になりたかったな」 【咲―Saki―】咲「京ちゃんの妹になりたかったな」 咲「京ちゃんの妹になりたかったな」まとめ 霞「笑っていいホモ?」 霞「笑っていいホモ?」 京太郎「嶺の上に咲く花」 京太郎「嶺の上に咲く花」 京太郎「明るい」咲「家族計画」 京太郎「明るい」咲「家族計画」 京太郎「世の中上手くいかない」【閲覧注意・R-18】 京太郎「世の中上手くいかない」【閲覧注意・R-18】 京太郎「咲SS」咲「あらかると」照「ブラック」 京太郎「咲SS」咲「あらかると」照「ブラック」 京太郎「麻雀教室?」ハギヨシ「マンツーマンです♪」 京太郎「麻雀教室?」ハギヨシ「マンツーマンです♪」 京太郎「辞めるわ、麻雀部」 京太郎「辞めるわ、麻雀部」 咲「京ちゃんって好きな人いるの?」 咲「京ちゃんって好きな人いるの?」 【咲SS】京太郎「これが……神の一手?」アカギ「ククク……」 【咲SS】京太郎「これが……神の一手?」アカギ「ククク……」【アカギ】 竹井久「一雀士に一体『須賀京太郎』」 竹井久「一雀士に一体『須賀京太郎』」 吏人「長野のライトウィング」 京太郎「東京のライトウィング」 吏人「長野のライトウィング」 京太郎「東京のライトウィング」 咲‐Saki‐】京太郎「あまりのおいしさに口が勝手に…!」 【咲‐Saki‐】京太郎「あまりのおいしさに口が勝手に…!」 咲「京ちゃんをコンクリート詰めにして泉に沈めてから三年が経ちました」 咲「京ちゃんをコンクリート詰めにして泉に沈めてから三年が経ちました」 【咲 -saki-】内木一太「あれは……」 【咲 -saki-】内木一太「あれは……」 京太郎「俺がハンドボールをやめた理由」 京太郎「俺がハンドボールをやめた理由」 藤田靖子「アナルと雪の女王」 藤田靖子「アナルと雪の女王」 耕介「咲-saki-?」瞬斗「そういうギャルゲだ」 耕介「咲-saki-?」瞬斗「そういうギャルゲだ」 京太郎「え、インハイで印象に残った子?」咲「うん」 京太郎「え、インハイで印象に残った子?」咲「うん」 京太郎「麻雀インターハイって美少女多いよな」 京太郎「麻雀インターハイって美少女多いよな」 京太郎「あー犬が欲しいなー」 京太郎「あー犬が欲しいなー」 京太郎「癖になってんだ。便意我慢して対局するの」 京太郎「癖になってんだ。便意我慢して対局するの」 久「須賀くん、オカルトを身につけるのよ!」 久「須賀くん、オカルトを身につけるのよ!」 京太郎「和に告白しようとしたらとんでもないことになった」 京太郎「和に告白しようとしたらとんでもないことになった」 京太郎「虹の見方を覚えてますか?」 京太郎「虹の見方を覚えてますか?」 京太郎「うーん……」和「須賀くん?」 京太郎「うーん……」和「須賀くん?」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」 - 京太郎「清澄高校麻雀部員共」 まとめwiki 京太郎「清澄高校麻雀部員共」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」咲「2本挿し!」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」和「人の体に口3つ」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」優希「4つん這いで待機だじぇ!」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」まこ「5万円。コミコミじゃ」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」久「6は英語でー?ほらほら、○ックス」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」透華「7曲りシップス…あら、左曲りですの?」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」憧「8股のオロチ…サイテー」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」玄「マン10怖い!おもちも怖いよ!」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」霞「9ン2といったところかしらね」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」恭子「11バック?11人分受け入れるんか…」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」白望「12回出すまでは延長戦…」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」竜華「13をとうさんって読むと背徳的な気がせーへん?」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」由暉子「14マツって鳥の漢字、いいですよね」 氏家卜全作品のノリで進む本編、番外編もあり 京太郎「白糸台生活?」【エロあり】 - 京太郎「白糸台生活?」【エロあり】 京太郎「白糸台生活?」【エロあり】 京太郎「プロ雀士のマネージャー生活?」【エロあり】 京太郎「まおゆう?」 京太郎「まおゆう?」 京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」 - 京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」 京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」 京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」 2スレ目 京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」3スレ目 すこやん「デリヘル」恒子「え?」 すこやん「デリヘル」恒子「え?」 京太郎「最近寒くなりましたね」パチッ久「そうね」パチッ 京太郎「最近寒くなりましたね」パチッ久「そうね」パチッ 咲「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」 咲「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」 咲「京ちゃんが麻雀部!?……勉強しなきゃ」 咲「京ちゃんが麻雀部!?……勉強しなきゃ」 ゆみ「麻雀に興味があるのか?」京太郎「え?」 ゆみ「麻雀に興味があるのか?」京太郎「え?」 咲「京ちゃんは不良」 咲「京ちゃんは不良」 咲「いつになったら抱いてくれるの?」京太郎「だかねーよ」 咲「いつになったら抱いてくれるの?」京太郎「だかねーよ」 咲「牌が行方不明?」 咲「牌が行方不明?」 咲「牌が行方不明?」まとめ 2015年 【咲エロ】由暉子「外に出すって言ったのに……」京太郎「ユキおこプンプン丸?」 由暉子「外に出すって言ったのに……」京太郎「ユキおこプンプン丸?」まとめ 【咲-Saki-】 京太郎「トキ姉起きろー」 怜「んー………」 【咲-Saki-】 京太郎「トキ姉起きろー」 怜「んー………」 京太郎「トキ姉起きろー」 怜「んー………」まとめ 久「大吉ちょうだい」まこ「自分のがあるじゃろ」 久「大吉ちょうだい」まこ「自分のがあるじゃろ」 久「大吉ちょうだい」まこ「自分のがあるじゃろ」まとめ 【咲-saki-】咲「ハンドボールを辞めた京ちゃんは」 【咲-saki-】咲「ハンドボールを辞めた京ちゃんは」 京太郎「またこんなとこで本読んでんのか」 京太郎「またこんなとこで本読んでんのか」 【咲-Saki-】京太郎「カピが鹿になった」 【咲-Saki-】京太郎「カピが鹿になった」 理沙「京太郎!」プンスコ 京太郎「わかりました」 理沙「京太郎!」プンスコ 京太郎「わかりました」まとめ 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】 健夜「きょーたろーくーん」 京太郎「はいはい、なんですか?」 - 健夜「きょーたろーくーん」 京太郎「はいはい、なんですか?」 健夜「きょーたろーくーん」 京太郎「はいはい、なんですか?」 健夜「きょーたろーくーん」 京太郎「はいはい、なんですか?」 その2? 京太郎「Do-Dai」 京太郎「Do-Dai」 京太郎「Do-Dai」まとめ 【咲-saki】久「須賀くん、出来ちゃったみたい」 【咲-saki】久「須賀くん、出来ちゃったみたい」 【咲】煌「優希に差し入れのお礼をしなければ」 【咲】煌「優希に差し入れのお礼をしなければ」 京太郎「ゆうきの一歩」 京太郎「ゆうきの一歩」 京太郎「夏祭りだ」 咲「夏祭りだね」 京太郎「夏祭りだ」 咲「夏祭りだね」 京太郎「夏祭りだ」 咲「夏祭りだね」まとめ 咲-Saki-学園伝奇 咲-Saki-学園伝奇 京太郎「彼女の恋人」 京太郎「彼女の恋人」 咲「京ちゃん……そのリンゴ飴おいしい?」 咲「京ちゃん……そのリンゴ飴おいしい?」 【咲-saki-】男たちの麻雀 - 【咲-saki-】男たちの麻雀 - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」 【咲】京太郎「世話焼きな先輩」美穂子「気になる後輩」 【咲】京太郎「世話焼きな先輩」美穂子「気になる後輩」 【咲SS】京太郎「今日ははやりさんの誕生日か...」 【咲SS】京太郎「今日ははやりさんの誕生日か...」 【咲SS】京太郎「今日ははやりさんの誕生日か...」まとめ 淡「雲の切れ間に」京太郎「星が瞬く」 淡「雲の切れ間に」京太郎「星が瞬く」 京太郎「朝起きたらカピが女の子になってた……」 京太郎「朝起きたらカピが女の子になってた……」 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」白望「ダル…」 - 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」白望「ダル…」 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」白望「ダル…」 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」咲「まさかの2!」 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」穏乃「3で最後?」 京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」トシ「4で本当に最後だよ」 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ?」ネリー「日和!」 - 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ?」ネリー「日和!」 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ?」ネリー「日和!」 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ」怜「日和!」2【たまにR-18】 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ」姫子「日和!」3【たまにR-18】 京太郎「和にマック奢ったらドハマリした」 京太郎「和にマック奢ったらドハマリした」 京太郎「和にマック奢ったらドハマリした」まとめ 咲「嶺上開花」 京太郎「In the sky」 咲「嶺上開花」 京太郎「In the sky」 京太郎「和の胸囲98cm…!? 嘘だろっ!?」 京太郎「和の胸囲98cm…!? 嘘だろっ!?」 京太郎「和の胸囲98cm…!? 嘘だろっ!?」まとめ 【咲SS】京太郎「今日は竜華さんの誕生日か......」【京太郎SS】 【咲SS】京太郎「今日は竜華さんの誕生日か......」【京太郎SS】 京太郎「今日は竜華さんの誕生日か......」まとめ 京太郎「プリクラを覚えたい?」美穂子「ええ」 京太郎「プリクラを覚えたい?」美穂子「ええ」 咲「くっ、殺せ」京太郎「何言ってるんだ咲!」 咲「くっ、殺せ」京太郎「何言ってるんだ咲!」 久「須賀君をメスにするわ」京太郎「は?」 久「須賀君をメスにするわ」京太郎「は?」 咲「山!」 京太郎「山?」 咲「山!」 京太郎「山?」 咲「山!」 京太郎「山?」まとめ 咲「私は魔王じゃない」 咲「私は魔王じゃない」 咲「京咲」京太郎「ハニーシロップ」 咲「京咲」京太郎「ハニーシロップ」 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」 京太郎「ちくしょう、俺をコケにしやがって・・・」 京太郎「ちくしょう、俺をコケにしやがって・・・」 京太郎「辞めるか、麻雀」 京太郎「辞めるか、麻雀」 「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」 「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」 京太郎「高遠原の学園祭?」 京太郎「高遠原の学園祭?」 京太郎「偶然が重なって運命の人」 - 京太郎「偶然が重なって運命の人」 京太郎「偶然が重なって運命の人」 京太郎「偶然が重なって運命の人、それから」 京太郎「最初で最後の恋人」 2016年 京太郎「うおおお!日本一周旅行のチケット当たったぞー!!」 - 京太郎「うおおお!日本一周旅行のチケット当たったぞー!!」 京太郎「うおおお!日本一周旅行のチケット当たったぞー!!」 京太郎「日本一周?いえいえ岩手旅行ですよ!」 京太郎「岩手って意外と観光しやすくね?マジで」 京太郎「岩手には海があるのか、いいなー」 京太郎「サンキュー岩手!フォーエバー岩手!!」 京太郎「誕生日だ!」久「接待麻雀をしましょう」 京太郎「誕生日だ!」久「接待麻雀をしましょう」 京太郎「おいでませ!」宥「松実館」 - 京太郎「おいでませ!」宥「松実館」 京太郎「おいでませ!」宥「松実館」 京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」 【咲-Saki-】久「須賀くんって弱いわねー」 【咲-Saki-】久「須賀くんって弱いわねー」 【咲】モモ「あなたへの依存」【京桃】 【咲】モモ「あなたへの依存」【京桃】 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編 - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」全国編 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」エピローグ 咏「迫り来る怒涛の火力だからね~」 京太郎(強引なだけでは?) 咏「迫り来る怒涛の火力だからね~」 京太郎(強引なだけでは?) 京太郎「優希のお腹はぷにぷにだな~」優希「や、やめるじぇ~」 京太郎「優希のお腹はぷにぷにだな~」優希「や、やめるじぇ~」 京太郎「一日一万回、感謝のツモ切り」 京太郎「一日一万回、感謝のツモ切り」 京太郎「ムロもコーヒー?」 ムロ「はい」 京太郎「ムロもコーヒー?」 ムロ「はい」 京太郎「うわぁ。また負けたー!」【咲】 京太郎「うわぁ。また負けたー!」【咲】 「銀色の妖華」【咲-Saki-】 「銀色の妖華」【咲-Saki-】 憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」 憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」 2017年 京太郎「え?足を舐めろって?」 京太郎「え?足を舐めろって?」 京太郎「誕生日…かぁ」 京太郎「誕生日…かぁ」 京太郎「チンコって知ってるか?」 京太郎「チンコって知ってるか?」 久「須賀くんの誕生日よ!」まこ「ほうじゃのう」 久「須賀くんの誕生日よ!」まこ「ほうじゃのう」 京太郎「許婚が金髪」 京太郎「許婚が金髪」 【咲-Saki-】京太郎「そんなオカルトありえません」【SS】 【咲-Saki-】京太郎「そんなオカルトありえません」【SS】 京太郎「清澄高校麻雀部黎明」【咲】 - 京太郎「清澄高校麻雀部黎明」【咲】 京太郎「清澄高校麻雀部黎明」【咲】 久「清澄高校の端緒」【咲】 【咲】和「puppy love」【京太郎】 京太郎「彼女欲しいなー」 京太郎「彼女欲しいなー」 はやりん「私の少年」京太郎「ヒェッ・・・」 はやりん「私の少年」京太郎「ヒェッ・・・」 理沙「アルノ!」 京太郎「ヒェッ・・・」 理沙「アルノ!」 京太郎「ヒェッ・・・」 晴絵「なぜ笑うんだい?」京太郎「ヒェッ・・・」 晴絵「なぜ笑うんだい?」京太郎「ヒェッ・・・」 健夜「りんご!一緒に食べられるね!」京太郎「ヒェッ・・・」 健夜「りんご!一緒に食べられるね!」京太郎「ヒェッ・・・」 京太郎「3年目の浮気くらい大目に見ろよ」 京太郎「3年目の浮気くらい大目に見ろよ」 2018年 【咲-Saki-】京太郎と咲が付き合っていたらの話 【咲-Saki-】京太郎と咲が付き合っていたらの話 2019年 京太郎「すこや姉さん、きちゃった」すこやん「京くん!」 京太郎「すこや姉さん、きちゃった」すこやん「京くん!」 2021年 咲「京ちゃん、咲の連載が始まって15年なんだって」 京太郎「はっ?」 咲「京ちゃん、咲の連載が始まって15年なんだって」 京太郎「はっ?」 京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」 - 京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」 京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」 京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」明華「その2!」 京太郎「死んでも生きる」良子「死んでも一緒」 京太郎「死んでも生きる」良子「死んでも一緒」
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353979853/ ■清澄高校 空き教室 京太郎「さあ、唐突に始まりました清澄高校覗き大会」 ??「その番組名、なんとかならんかったんか」 京太郎「ルールは簡単。わたくし、須賀京太郎を模した人形『京太郎人形』を部室に置いて隠し撮り」 京太郎「そして部室に入ってきた部員の反応を見るだけの内容となっております」 京太郎「実況は清澄のエアーマンこと須賀京太郎」 ■清澄高校 空き教室 京太郎「さあ、唐突に始まりました清澄高校覗き大会」 ??「その番組名、なんとかならんかったんか」 京太郎「ルールは簡単。わたくし、須賀京太郎を模した人形『京太郎人形』を部室に置いて隠し撮り」 京太郎「そして部室に入ってきた部員の反応を見るだけの内容となっております」 京太郎「実況は清澄のエアーマンこと須賀京太郎」 京太郎「解説は――」 まこ「染谷まこでお送りするんじゃ」 京太郎「おっと! さっそく誰かが部室前まで来たようです」 京太郎「あ、ちなみにやらせは一切ございません」 まこ「どの番組もそう言うがのぅ……」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 優希「おりゃー! 優希様参上だじぇ!」 優希「……って、誰もいないじゃないか」 ■清澄高校 空き教室 京太郎「まず現れたのはタコス大好き片岡優希選手です」 まこ「団体戦と同じく、一番手で来たな」 まこ「なお、わしの出番は――」 京太郎「片岡選手、タコス片手に京太郎人形の置かれた雀卓に近づきます」 まこ「聞け」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 優希「仕方ない。麻雀牌でも積んで待つじょ」 優希「お、なんだこれ」 優希「……京太郎の、人形か?」 優希「あいつに似てバカ面だじぇ」ケラケラ ■清澄高校 空き教室 京太郎「なんだとコラ」 まこ「まあ、ニ頭身じゃからのう」 まこ「わしが作ったんじゃが、デフォルメした結果、アホ面になってしもうた」 京太郎「ひどいですよ染谷先輩! 俺って長野でも十指に入るぐらいのイケメンなのに」 まこ「……十人おるんか?」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 優希「のどちゃん……のじゃないか」 優希「咲ちゃんかな?」 優希「バカ面だけど、結構かわいいじぇ」ツンツン ■清澄高校 空き教室 まこ「そうじゃろうて。力作じゃけんのぅ」 まこ「うちの雀荘の方でも今度配るか」 京太郎「ちなみに制作期間は?」 まこ「……一週間」 京太郎「メチャクチャ手間かかるじゃないですか」 まこ「そうじゃのぅ……」 まこ「お、優希の方に動きがあるぞ」 京太郎「なんか人形と話してますね」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 優希「……昨日はゴメンな、京太郎」 優希「私もちょっと言い過ぎ」 優希「……いや、完全に私が悪かったじぇ」 ■清澄高校 空き教室 まこ「なんかあったんか?」 京太郎「ありましたっけ……」 京太郎「……あ、あれのことか!」 京太郎「タコス買いに行って来いって言われたんですが、忙しいんで断ったんですよ」 京太郎「そしたら優希が怒ってどっか行っちゃって」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 優希「京太郎の都合も考えなきゃダメだった」 優希「……じゃなくて」 優希「部の備品ってわけでもなく、自分で食べるタコスぐらい自分で買いに行かないとダメだじょ」 優希「頭では……頭では分かってても」 優希「なんか京太郎にはツラく当たっちゃうじぇ……」 優希「こんなだから、嫌われるんだじょ……」グスッ ■清澄高校 空き教室 京太郎「いや、別に嫌ってないぞ?」 まこ「それ、本人の前で言ってやれよー」 京太郎「だっていつもの事じゃないですか」 まこ(脈無しかー) □Live-清澄高校 麻雀部部室 優希「人形に言っても、解決しないじぇ」 優希「よし! 京太郎探して、謝りに行くじょ」 優希「思い立ったが吉日ー!」ドタドタ ■清澄高校 空き教室 京太郎「あ、部室出て行った」 まこ「収録終わったら会いに行ってやれよー」 まこ「なんか普通にいい話があっただけじゃったな」 京太郎「いつも通りじゃないですか」 まこ「こいつは……」 京太郎「あ、次が来ましたよ」 まこ「部長じゃな」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 久「誰が上埜さんだって!?」 久「……あら? 誰もいないじゃない」 久「せっかく裸踊りでも披露してあげようと思ったのにー」 ■清澄高校 空き教室 京太郎「」ガタッ まこ「座れ」 京太郎「何言ってるんですか染谷先輩! 部長の裸踊りが見たくないんですか!?」 まこ「何が嬉しゅうて女の裸踊りを見んといかんのじゃ」 まこ「お、部長も京太郎人形に気づいたようじゃ」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 久「須賀君じゃない! すっかり小さくなっちゃって」 久「誰の私物かしら……まこが作ったものかな?」 久「いつも雑用ありがとね? すごく助かってるわ」 久「これからも雑用よろしく!」ポンポン ■清澄高校 空き教室 京太郎「あれ……目から汗が」 まこ「飴のあとに間髪いれずムチが振るわれておるんじゃが」 京太郎「俺、これからも雑用を極めます……そうだ、ハギヨシさんのところに修行に行こう!」ガタッ まこ「座れ」 京太郎「おっと、ここで部長が動いたー!」 まこ「京太郎人形持ってどこかに行きよるのぅ」 京太郎「いま! 俺の頭が部長の下乳に触れています!」 まこ「人形のな。ちゃんと制服越しじゃ」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 久「……誰もいないし、チャンスかしら」コソコソ 久「こんなこと人のいない部室でやってたら、ドン引きされそうだし」ガチャッ 久「……はー」 久「狭いとこがおちつくのってなんででしょうね」inロッカー ■清澄高校 空き教室 まこ「なんでロッカー入って満足そうにしとるんじゃ……」 まこ「って、京太郎どうかしたか?」 京太郎「染谷先輩……男にはヤらねばならぬ時があるんです!」ダッ まこ「行ってしもうた……電話しとくかのう」 まこ「……あ、部長? ロッカー入ってる暇があったら逃げときんしゃい」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 京太郎「部長ーー! 合体しましょう!!」ガチャッ 京太郎「っていねーーーーーー!?」 ■清澄高校 空き教室 まこ「はよ帰ってこーい」 ■清澄高校 空き教室 京太郎「先程は大変お見苦しいところを」キリッ まこ「ほんまよ」 まこ「というか、人形に対する反応は殆ど無かったな」 京太郎「別の物に変えましょうか?」 まこ「そうじゃのぅ……その方が面白いかも」 まこ「……あ、次の犠牲者が来たな」 京太郎「今度は咲かー」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 咲「こんにちわー」 咲「って、あれ? 優希ちゃんは先に来てたはずなんだけど……」キョロキョロ ■清澄高校 空き教室 京太郎「あ、優希ならさっき帰って来る時に会いましたよ」 まこ「ほお」 京太郎「謝りたいんだろ? 早く謝っていいんだぜ!? って言ったらローキック放ってきました」 まこ「こいつは……」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 咲「あ、京ちゃん。京ちゃんは先に来てたんだね」ナデナデ 咲「京ちゃん人形かぁ……可愛いなぁ」 咲「誰のだろ? あとで聞いてみよっかな」 咲「ほしいから……作り方、教えてもらえたらいいなぁ」 ■清澄高校 空き教室 まこ「あ、ほしいならやる」 京太郎「咲も物好きだなぁ」 まこ「じゃけん、お前さんは……」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 咲「…………」 咲「京ちゃん――好きだよ」 ■清澄高校 空き教室 京太郎「……は?」 まこ「おっ!」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 咲「……なんてねっ」 咲「お人形さんなら簡単に言えるのになー」テレテレ ■清澄高校 空き教室 京太郎「お、おぅ! なんだ、冗談か……!」バクバクバク まこ「いや、現実見んかい」 京太郎「いやいやいや! 咲が、俺のこと好きなんてあり得ませんって!」 まこ「なんでじゃ」 京太郎「いや……だって、咲は和のことが好きですしっ!?」 まこ「和のことが好きなのはお前さんじゃ無かったんか?」 京太郎「の、和もキレイだとは思いますが……一番は」 まこ「……一番は?」 京太郎「あ、あー! 咲のやつ、部室出ちゃいましたよー!」 まこ(さっき部長に対する反応は演技かい……) まこ「長野でも十指に入るイケメンなんじゃろ? しっかりせんかい」 京太郎「うぅ……」 京太郎「咲が、俺に振り向いてくれるわけない……わけない……」ブツブツ まこ「こりゃ重症じゃのぅ」 まこ「……っと、和が映っとる」 まこ「いつの間におったんじゃ」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 和「…………」コソッ 和「…………」 ■清澄高校 空き教室 まこ「おーい、実況。仕事せんかい」 京太郎「は、はい……原村和選手の入場です!」 まこ「さっき言ったわ」 京太郎「迷うことなく人形の置いてある雀卓に近づいていきますねー」 まこ「ん? あいつ、何を持っとるんじゃ」 京太郎「おっとぉ、ここで原村選手……包丁を取り出しました!?」 まこ「振りかぶってー」 京太郎・まこ「「刺したー!!」」 □Live-清澄高校 麻雀部部室 和「…………」ザックザック 和「ふふ……うふふふふ……」ザックザックザック ■清澄高校 空き教室 まこ「凶器攻撃! 凶器攻撃じゃ!」 まこ「京太郎人形、メッタ刺しになっております――あ、モゲた」 京太郎「」 まこ「普段は優等生な和選手の意外な一面が見れたのぅ」 京太郎「俺、転校します」ガクガク ??「なるほど……それは大変でしたね」 京太郎「ほんとですよ! 命の危険を感じました」 京太郎「あ! 咲のやつも危ないんじゃ……」 ??「あ、そちらは手を回しておいたので安心してください」 梢「……代わりに手伝ってほしいことがあるのですが」 ■劔谷高校 空き教室 梢「さあ、唐突に始まりました劔谷高校覗き大会」 梢「解説は劔谷高校麻雀部部長、古塚梢が務めさせていただきます」 梢「こづか、ではなく、ふるづか、ですからね」 梢「人の名前を間違えてはいけません」 梢「実況は清澄高校に引き続き、現在命を狙われている須賀京太郎さんに務めていただきます」 京太郎「え、やっぱり俺って命狙われてるんですか?」 京太郎「てか、こんなことやっていいんですか?」 梢「と、言いますと?」 京太郎「劔谷高校って結構アッパークラスな人たちが通ってる学校じゃないですか」 京太郎「……こんなの撮ってたら、そういう人たちに命狙われたりするんじゃ?」 梢「あ、それなら安心してください」 梢「父兄の皆様に許可はとっていますので」 ウチノミユキガ ドンナハンノウシメスカタノシミデシテナァ> 京太郎「マジで」 ウチモリコガドウスルノカ タノシミデタノシミデ> 京太郎「でも、あとで部員の皆さんに怒られるんじゃぁ」 梢「そうかもしれません……ですが」 梢「いまより前に進もうとするなら、ただ伝統を守っているだけではダメなのかもしれないと」 梢「そう思っているのです――」 京太郎(何言ってるんだこの人) 京太郎「あ、ところで今回は何を置くんですか?」 梢「エロ本です」 京太郎「は?」 梢「18禁のえっちな本を置いて反応を見ます」キリッ 京太郎「父兄の皆さーん! こんなこと言ってますよー!?」 梢「あ、これも許可取っているので大丈夫です」 梢「というか、父兄の方々のお宝本を提供していただきました」 京太郎「大丈夫かこの学校」 梢「あ、そうこうしているうちに第一犠牲者が来ましたよ」 京太郎「犠牲者って言っちゃった」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 澄子「こんにちわー」 澄子「あ、私が一番乗りでしたか……」 ■劔谷高校 空き教室 梢「須賀さん須賀さん、佐藤さんが来ましたよ。早く実況してください」 スミコー! ガンバレー!> 京太郎「はい……えっと、最初に入ってきたのは劔谷高校二年生、佐藤選手です」 梢「一番最初に面白みの無い子を消化できてラッキーですね」 京太郎「おい」 京太郎「……佐藤選手、雀卓上のエロ本に目を止めました」 梢「目ざといですねー」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 澄子「……?」トコトコ 澄子「……!?」 澄子「な……ななな何でこんなものが部室に!」 澄子「誰ですか! こんなもの持ち込んだのっ!」カオマッカ ■劔谷高校 空き教室 京太郎「あ、良かった。結構普通の反応だ」 梢「何かやらかしてくれませんかね」 京太郎「佐藤選手、部室の棚から……ガムテープを取り出しました」 京太郎「ガムテープでエロ本をぐるぐる巻きにしてますね」 ギャー!> 梢「ちょっとぐらい中を見ればいいのに」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 澄子「よし……よし! これで誰も見ることは出来ないでしょう」 澄子「あとは捨てるだけ……皆さんが来る前に、捨てに行きましょう!」 澄子「捨てたあとで、部長に相談しましょう……」グスッ ■劔谷高校 空き教室 京太郎「その部長が元凶なのですが……ちなみに、相談されたらどう対応するんですか?」 梢「そうですね……」 梢「そんなことが……。佐藤さん、よく頑張りましたね」 梢「そんな本を持ち込む人がいるとは、大変悲しいことです」 梢「ですが……一度処分された以上、その子も気づかれたことは察するでしょう」 梢「もう学校に持ってくることは無い筈です」 梢「……もしも、もう一度こういうことがあれば」 梢「やりたくは無いのですが、持ち込んだ子を探しだして諭しましょう!」 京太郎「最悪だこの人」 京太郎「おっと、佐藤選手。封印したエロ本をゴミ袋に入れて部室を出て行きました」 スミコー! ステナイデクレー!> 梢「残念ながら、ボッシュートです」テレッテレッテーン 梢「え? ……ああ、ほんとですね」 ヨリフジ 梢「先ほど映像に出てきた佐藤澄子さんですが、本当の名前は依藤澄子さんでした」 梢「不甲斐ない解説を代表して、謝罪します」 京太郎「申し訳ありませんでした」 梢「さて、形ばかりの謝罪をしたところで次に行きましょう」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 莉子「こんにちわ~」 莉子「あれ、皆いない……先に部活の準備してよっと」 ■劔谷高校 空き教室 梢「二番手は一年生、安福莉子さんです」 梢「今年のインターハイ二回戦、最後の最後に振り込んで二位から三位に転落した子です」 京太郎「やだ、この部活殺伐としてる」 リコー! マケルナー!> 梢「軽いジョークですよ」 梢「……あれ? 安福さん、エロ本には気づいたようですが」 京太郎「……動きませんね」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 莉子「――――――――」 莉子「――――――――」 ■劔谷高校 空き教室 京太郎「……あれ、立ったまま気絶してませんか?」 梢「そのようですね……救助班の方、お願いしまーす」 リコーーーーーーー!> 梢「そしてエロ本は雀卓の中にボッシュートです」テレッテレッテーン ウワーーーーーーー!> 梢「しかし、別段なんともない反応ばかりですね」 梢「こんなフツーで個性が無いからインハイも負けたんですよ」 京太郎「麻雀と関係ないですからね」 梢「ともあれ……不甲斐ない兵庫県代表を代表して、謝罪します」 京太郎「俺は逆にホッとしてますよ」 京太郎「ゲラゲラ笑いながらエロ本読む人がいなくて」 梢「その程度で良ければ、私が」スクッ 京太郎「やめて」 梢「まあ、先程の二人は劔谷高校麻雀部の中では最弱」 京太郎(実はこの人が部内で一番失点しているんですが) 梢「必ず、やってくれるでしょう」 京太郎「やらかす、の間違いでは」 梢「あ、次の方が来られましたね」 京太郎「この人は……三年の椿野美幸さんですね」 ミユキー! ヤラカセー!> □Live-劔谷高校 麻雀部部室 美幸「聞いてよもー!」 美幸「お父さんが未だに進路のことで反対して……っていなかった」 美幸「ま、いいや。お茶の用意でもしてよっと」 ■劔谷高校 空き教室 京太郎「麻雀は?」 梢「もちろん、麻雀もやります」 梢「茶道は健全な精神を育む一助になれば、とやっているだけですので」 京太郎「育まれてませんよね。少なくとも一人は」 梢「おっとぉ、椿野選手、ここで卓上のエロ本に気づきました」 京太郎「聞けよ」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 美幸「? なにこれ」 美幸「…………」ペラッ 美幸「…………」ペラッ 美幸「……これ、えっちな本だよ!」ガガーン ■劔谷高校 空き教室 京太郎「表紙見た時点で気づけよ」 梢「佐藤さんと安福さんは表紙しか見てないんです。これは快挙ですよ」 京太郎「うわぁ、しかも次々とページをめくっていきますよ」 梢「ひゃーとか、きゃーとか言いながらガン見ですね……椿野さんはムッツリですから」 京太郎「いいんですか? お父さん」 イーンダヨ> 京太郎「いいんだ」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 美幸「う、うわぁ……そこに入っちゃうんだ……」 美幸「え、そこまで?」 美幸「……こ、こんなけしからんものを部室に置いてちゃだめだよもー!」 美幸「これは没収だね」イソイソ ■劔谷高校 空き教室 京太郎「椿野選手、エロ本を自分のカバンにインサート」 梢「自発的ボッシュートですね」 京太郎「そしてそのまま退出していきました」 梢「部活サボってお家で楽しむつもりですね。これは窃盗ですよ」 京太郎「ちなみに、さっきのは誰のエロ本だったんですか?」 ハーイ> 梢「椿野さんのお父様にご提供いただきました」 京太郎「いいのか。……ま、まあ、わりと普通に終わりましたね」 梢「初々しいムッツリでしたね」 梢「あ、ちなみに最後のページに椿野さんのお父様の名前を書いておきましたので」 ファッ!?> 京太郎「最低だコイツ」 京太郎「っと、ここで四人目が来ました」 京太郎「帰国子女の一年生、森垣友香選手の入場です」 京太郎「このまま、無難に終わってほしいですね」 梢「そうですね……華麗にトリを飾っていただきたいです」 京太郎「認識のズレがあるような」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 友香「部活でー!」 友香「あれ、みんな休みでー?」 ■劔谷高校 空き教室 京太郎「安福さんは病院です」 梢「椿野さんなら、おうちでよろしくやってますよ」 京太郎「友垣選手、真っ直ぐ冷蔵庫に向かいます」 梢「あ、まさか」 京太郎「おっとぉ、冷蔵庫から麦茶と牛乳を取り出して……」 梢「あー……友垣さん、また混ぜてる」 京太郎「ミルク麦茶! ミルク麦茶を作っています!」 梢「まあ、まったくあり得ない組み合わせではありませんからね」 京太郎「ミルク麦茶片手にエロ本の置かれた雀卓に向かいます」 梢「友垣さん、麦茶と牛乳を冷蔵庫に戻してください」 □Live-劔谷高校 麻雀部部室 友香「お、日本のポルノマガジンかな?」 友香「どれどれ~」ペラッ ■劔谷高校 空き教室 京太郎「あぁ~……何の恥じらいも無く読みだしちゃった」 梢「普通……と、なぜか首ひねってますね」 京太郎「あれ? 普通のエロ本ですよね」 京太郎「ん……? 友垣選手、サイフから十円玉を取り出して」 梢「こすってますね……本に載ってる女性の股間のあたりを」 京太郎「友垣選手! モザイクはスクラッチとは違うんだぞ!」 梢「帰国子女ですからね……無修正が当たり前なのでしょう」 梢「あとでモザイクの取り方とか、色々と教えておいてあげましょう」 京太郎「ここで指導が入りましたー!」 京太郎「友垣選手、本に興味を無くしたのか放り出しました」 梢「うーん、いまいちパンチが足りませんでしたね」 京太郎「やっぱり、京太郎人形を修理して置いておいたほうが良かったでしょうか?」 梢「おそらく、この人誰……って状態になってましたよ」 梢「とはいえ、あまり新鮮な内容をお届けできなくて申し訳ありません」 梢「地味な麻雀部を代表して、謝罪します」 京太郎「劔谷高校麻雀部でしたー」 京太郎「……やっぱやめましょうって」 ??「うるさいなぁ」 京太郎「バレたらマズいですって……絶対殺されますよ」 ??「麻雀だって聴牌しとったら先制されとっても仕掛けたくなるし」 京太郎「俺たち多分四向聴ぐらいですよ。しかも打点も見込めなさそう」 漫「いままで犠牲になってきたデコの恨み……先輩達の弱みを握って巻き返す!」 京太郎「握りつぶされるのがオチですよ」 ■姫松高校 空き教室 漫「さあ、唐突に始まりました姫松高校覗き大会」 漫「解説は私、姫松の核弾頭、上重漫が務めさせていただきます!」 京太郎「実況、俺でーす」 京太郎「劔谷からたらい回しにされたと思ったら、マズイことに巻き込まれました」 京太郎「なぜマズイかと言うと、劔谷の場合は三年の部長が主犯」 京太郎「姫松の場合は二年の戦犯(候補)とタッグを組まされてます」 京太郎「バレた時、どっちの方が危険度高いかはわかりますよね?」 漫「バレなきゃいいのよ」 京太郎「今回も京太郎人形は五体バラバラ……バラバラ……バラバラ……」カタカタ 漫「なんでそこで震えるん?」 京太郎「ちょ、ちょっと出れない事情があるので、今回はDVDを使います」 京太郎「ラベルには『えっちなDVD』と書かれてます」 漫「まあ、中身は『エロDVDだと思った? 残念! ドッキリでした!』って映像が出てくるだけだけど」 京太郎「うーん、兵庫よりは健全だけど、嫌な予感がする」 漫「ヘタレやなぁ。そんなやから意中の幼馴染一人落とせんのや」 京太郎「咲のことは関係ないでしょ!?」 漫「あ、一人目来た」 京太郎「次鋒の真瀬由子さんですね」 漫「わりとどうでもいい」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 由子「次鋒、レオパルドン逝きます!! なのよー」 由子「……うーん、やっぱりここじゃないのよー」 ■姫松高校 空き教室 京太郎「何か探してたんですかね?」 漫「さあ……? 多分、主将と鬼ごっこでもしてるんだと思うけど」 漫「末原先輩、早く来ないかなー」 京太郎「どんだけ弱み握りたいんですか」 京太郎「……真瀬選手、雀卓上のDVDに気づいたようです」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 由子「ん? これは」 由子「なるほどなるほど~」キュッキュッ 由子「……じゃ、次に行くのよー」 ■姫松高校 空き教室 京太郎「あれ、もう出て行きましたね」 漫「うーん……別にどうでも良かったけど、何の反応も無しか」 京太郎「いや、何かマジックで書いて行ったようでしたが」 京太郎「別の用事が忙しかったのかな?」 漫「というか、どうでも良さそうにしてたけど」 漫「真瀬先輩は案外、ああいうのよく見てるのかも」 由子「そんなことないのよー」 漫「そうかなぁ」 由子「そうなのよー」 漫・京太郎「「……うわぁ! もうバレたー!」」 由子「私も混ぜてほしいのよー!」 由子「あとは見てるだけだから。ね? ね?」 漫「は、はあ……? まあ、いいですけど」 由子「やったのよー」 京太郎「ひょっとして俺たちのこと探してたんですか?」 由子「二人だけでお楽しみってのはずるいのよー」 由子「あ、洋榎が来たのよー」 漫「主将か、要チェックや」 京太郎「うーん……このまま芋づる式に見る側に巻き込んだ方が安全か」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 洋榎「この新井貴浩を作ったのは誰やあっ!!」 洋榎「……って、誰もおらんのかいっ」 洋榎「主将のウチより遅いとか弛んどるで」 ■姫松高校 空き教室 漫「今日、部活休みですけどね」 京太郎「レギュラー四人以外には知らされてるんですよね」 漫「そう。四人には私のところで連絡網止めといたんや」 由子「私はともかく、それだと他の三人に漫ちゃんが仕掛け人ってバレちゃうのよー」 漫「…………」アブラアセ 京太郎「うわ、考えて無かったんですか」 京太郎「あ、そういえば……真瀬先輩はさっき何してたんですか?」 由子「さっき?」 京太郎「何かマジックで書いてましたけど」 由子「ああ、DVDのラベルに書き足しておいただけなのよー」 漫「え、なんてですか?」 由子「(ホモ)って付け加えただけなのよー」 京太郎「アカン」 漫「いや、これはこれで……主将! そんなものに興味あるんですかー!?」 漫「って言えるし、アリかも」 京太郎「ああっ! 愛宕姉選手、『えっちなDVD(ホモ)』を見つめています!」 漫「そのままレコーダーで再生してください! お願いします!」 由子「ちょっとちょっと、漫ちゃん必死すぎんのよ~」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 洋榎「お? なんやこれ、対局のDVDか何か?」ヒョイッ 洋榎「…………」 洋榎「…………」スッ… 洋榎「…………」ススス 洋榎「…………」ペタン ■姫松高校 空き教室 京太郎「愛宕姉選手……?」 漫「あれ? ラベル見た瞬間、ケース置いて遠ざかった?」 由子「部屋の隅っこに体育座りしちゃったのよー」 漫「おかしいなぁ……主将なら、独り言で言い訳しつつ堂々と見ると思ったんやけど」 京太郎「なんか、怖がってる感じですね」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 洋榎「…………」グスッ ■姫松高校 空き教室 京太郎「あっれ……涙目になってるんですが」 由子「きっと、ああいうの苦手なのよー」 由子「傍にあること自体、嫌なのかも」 漫「えー……苦手なら部室出ていけば済む話なのに」 京太郎「極力DVDの方見ないように、ドアとかチラチラ見てますね」 由子「きっと、皆を待ってるのよー」 由子「DVDは怖いけど、自分は主将だから部活サボっちゃダメとか考えてるのよー」 漫「そんな……せめて、部室の外とかで待ってればいいのに」 由子「多分、誰かが来ない限り、ずっとあそこで体育座りしてるのよー」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 洋榎「……絹、まだかいなー」ソワソワ 洋榎「…………」ペタッ ■姫松高校 空き教室 京太郎「あぁ……膝に顔埋めちゃった」 漫「う……も、もういいかな」 京太郎「そうですねー」 由子「じゃあ、私から電話しておくのよー」 漫「お願いします」 由子「……あ、洋榎? 由子なのよー」 由子「うん、その部活なんだけど、今日は休みなのよー」 由子「そそ、だからまた明日なのよー」ピッ 由子「これで帰るはずなのよー」 京太郎「……あ、帰っていきますね」 漫「ほっ……」 由子「寄り道しないで帰るのよー」 漫「うーん……まあ、末原先輩に期待」 京太郎「結局続けるんですか」 由子「私も知らない洋榎の一面が見れて、新鮮だったのよー」 由子「問題はエロとホモのどっちが嫌だったのか……!」 京太郎「どうでもいいですよね」 由子「普段から『デクのオ●ンチン』とか言ってるわりに、案外うぶなのよー」 漫「言ってませんよ!?」 由子「残るは二人だけなのよー」 京太郎「えっと、愛宕絹恵さんと末原恭子さんですね」 由子「リアクションは洋榎に期待してたから、二人だと微妙かもしれないのよー」 漫「いやいや、末原先輩ならやらかしてくれますって!」 京太郎「活き活きしてるな、この人」 京太郎「っと、上重先輩待望、末原選手の入場です」 漫「きたーーーーっ!」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 恭子「……ハァ」 恭子「まったく、あの人は……」ブツブツ ■姫松高校 空き教室 京太郎「なんかお疲れみたいですね」 漫「いいから、再生、はよ」 由子「そういえば、さっきいくのんと話してたのよー」 由子「いままで説教してたのかも」 京太郎「高校生に説教される大人って……ん?」 京太郎「末原選手、部室にカギをかけました」 漫「じっくりDVD見る気かな」 由子「まだDVDには気づいてないから、きっと別の目的なのよー」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 恭子「……よ、よし」 恭子「誰も見てないし、いまなら……」ヌギヌギ ■姫松高校 空き教室 京太郎「ああっと! 末原選手、スパッツを脱ぎ始めました!」 由子「生着替えなのよー」 漫「先輩の大事なところが丸見えに……」ハァハァ 京太郎「そしてそして、バッグからスカートを取り出しました!」 漫「上は!? 上は脱がないんですか!?」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 恭子「ん……しょ」 恭子「……えへ」ニコニコ ■姫松高校 空き教室 京太郎「いまリボンを結び、完全に乙女モードに変身です!」 由子「鏡の前でポーズ取りつつ、はにかんでるのよー」 京太郎「ここでくるっと一回転。スカートが綺麗な弧を描きます」 漫「スパッツ……スパッツだけでもください……」 京太郎「しかし、これほど気に入ってるなら普段から着てればいいのに」 由子「きっと体面とかあるのよー。恭子は意地っ張りだから」 漫「この映像……鑑賞用・保存用・布教用の三つを作らなきゃ」 由子「あ、漫ちゃん。私もほしいのよー」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 恭子「さて……ちょっと名残惜しいけど、着替えて帰ろうかな」 恭子「部活無いみたいやし」ヌギヌギ ■姫松高校 空き教室 漫「…………」ダクダク 由子「あ、漫ちゃんが失血死しちゃうのよー」 京太郎「本望じゃないですかね」 京太郎「てか、帰っちゃいますね」 由子「いくのん経由で休みだって聞いたのかなー」 漫「……………………ふぅ」 漫「さて、末原先輩を堪能したことだし、次に行きましょう」キリッ 京太郎「はいはい」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 絹恵「スミマセン、遅れましたー!」 絹恵「って、あれー? 誰もおらんやん」 絹恵「お姉ちゃーん、ロッカーとかに隠れとらんー?」ガチャッ ■姫松高校 空き教室 京太郎「最後の一人、愛宕妹選手です」 漫「末原先輩のが終わったので、無難に終わってくれれば」 由子「絹ちゃん、さすがの洋榎もゴミ箱の中にはいないのよー」 京太郎「おっと、ここで愛宕妹選手、卓上のDVDケースに目をつけました」 □Live-姫松高校 麻雀部部室 絹恵「なんやこれ……」 絹恵「…………」ムッ ■姫松高校 空き教室 京太郎「あ、姉妹っていってもお姉さんと反応が違いますね」 漫「なんかムッとしとる」 漫「……あ、ケースを床に置いた」 由子「ここで絹ちゃん、壁際まで下がり、助走をつけて~」 京太郎・漫「「蹴ったーーー!!」」 由子「DVDがお空の星になっちゃったのよー」 京太郎「窓ガラス割れちゃいましたねー」 漫「うわ、外にいたいくのんにガラスのシャワーが」 京太郎「サッカー部のキーパーをやっていただけのことはありますね」 漫「うん、いい蹴りだった」 由子「絹ちゃんからコメントもらったのよー」 由子「お姉ちゃんが見ちゃう前に処分する必要があったんです。反省してます――って言ってるのよー」 京太郎「そのお姉ちゃんは中身見ることだけは回避したんですが」 漫「あ、救急車……もう来たのか」 京太郎「さて、これで全部ですね……無事終わった!」 漫「では、姫松高校からの中継を終了します」 由子「次はあなたの学校へ」 京太郎・漫・由子「「「また来襲~」」」 絹恵「お仕置きの時間だ! コラァ!!」グァシァァァ 京太郎・漫・由子「「「なっ……」」」 ??「へー」 ??「だからこっちに来た時、顔が酷いことになってたんだ~」 京太郎「他にも大事なとこ蹴られたりしたんだよ」 淡「……隠し撮りかー」 淡「よし! やろう!」 □Live-白糸台高校 体育倉庫 淡「んしょ……んしょ……」 淡「さ、さあ! 始まりました、白糸台覗き大会!」 淡「解説は高校百年生、大星淡がやっちゃうよ!」ババーン 京太郎「まだ始まってねえよ」 淡「えっと、計画の再確認しとこっか」 淡「テルーと菫先輩とたかみ先輩を体育倉庫におびき寄せて、閉じ込める」 淡「んで、その反応を見て楽しんじゃうよ!」 京太郎「それは分かってるけど、その手に持った毛布と魔法瓶は何だ?」 淡「これ? 今日はちょっと寒いし、三人のために毛布持ってきたんだ!」 淡「魔法瓶の中身は、たかみ先輩の大好きなお茶だよ~」ニコニコ 京太郎「なんだ……その微妙な気遣い」 淡「倉庫の入り口はリモコンで自動開閉に改造してくれた?」 京太郎「ああ、俺が一晩で仕上げたぞ!」 京太郎「まあ、最終テストやっとくか」 京太郎「俺は外出るから、中で異常無いか見ててくれ」 淡「わかったー」 京太郎「ほいっと」ポチッ 淡「お……おおお……勝手にしまった!」 京太郎「なんかおかしいとこないかー?」 淡「ないっぽーい」 京太郎「オッケー。じゃあ開け……あれ?」 淡「ん?」 京太郎「おっかしーな……なんかリモコンが反応しねー」 淡「えっ、うそー! 私が中にいるのにー」 京太郎「電池切れかな……ちょっと電池探してくるわ」 淡「わかったー!」 ■白糸台高校 空き教室 京太郎「戻りましたー」 照「あ、おかえり」 菫「ご苦労さん」 京太郎「ちゃんと出れなくなってます?」 菫「成功したみたいだ」 菫「さて、白糸台覗き大会……改め」 菫「淡にお仕置き大会を始めよう」 照「わー……ぱちぱち」パチパチ 尭深「んと……玉露で、良かった?」 京太郎「あ、ありがとうございます」 菫「一応、経緯というか趣旨を説明しておこうか」 菫「淡と須賀君が私達を体育倉庫に閉じ込めて楽しもうとしていたようだが」 菫「それを逆に利用して、淡を体育倉庫に閉じ込めさせてもらった」 菫「そうとは知らず、閉じ込められている淡を見て楽しもうという企画だ」 照「もうかなり暗いし……淡なら直ぐに泣き出すはず」 尭深「お、お仕置き……しないと」 京太郎(わー、寝返って良かった) □Live-白糸台高校 麻雀部部室 淡「~♪」 淡「キョータロー、まだかなー?」 ■白糸台高校 空き教室 菫「解説と実況は私と照と尭深と須賀君の四人でやっていくんだが」 照「本日は特別ゲストを用意してまーす」 尭深「ぱちぱち」 京太郎「え? そうだったんですか?」 照「うん……どうぞ、お入りください」 ??「……ど、どうも」 京太郎「はっ!?」 咲「京ちゃん、久しぶり……だね? 元気だった?」 京太郎「ちょ……な、なんで、咲がここに……」オロオロ 照「特別ゲストだから」 京太郎「あ、あれー? ちょっとお腹が痛くなってきたゾ」ガタッ 菫「座れ」 照「……咲、がんばってね」ボソボソ 咲「う、うん……ありがとう、お姉ちゃん」ボソボソ 京太郎「ほ、ほんと……何で咲がいるんだ?」 咲「い、いちゃダメ……かな?」 京太郎「だ、ダメじゃないんだが……その」 菫(煮え切らないやつだな) 尭深(押し倒せばいいのでは……) 照(頑張れ、咲ー) 京太郎「……と、とりあえず大星の様子でも見るか!」 咲「う、うん。そうだね」 菫(逃げたな) 尭深(逃げた……) 照(頑張れ、咲ー) □Live-白糸台高校 麻雀部部室 淡「…………」プラプラ 淡「……ぶー! キョータロー、おそーい!」プンスカ ■白糸台高校 空き教室 京太郎「大星選手、ヒマで堪らないのか跳び箱に座って足を振っています!」 菫「見ればわかるな」 咲「そういえば……何で淡ちゃんは体育倉庫に閉じ込められているんですか?」 菫「お灸を据えるためだ」 菫「一応、事情を知らない咲ちゃんのために説明しておくか」 照「そうだね」 照「淡はトンデモナイことを仕出かした」 咲「あ、お姉ちゃんのプリン食べた以外でお願いします」 照「…………」ウツムキ 菫「まあ照はどうでもいいんだが、淡は自由奔放すぎるきらいがあってな」 菫「この間など七日間連続で『ヒャッハー! 今日はハロウィンだ!』と部員にお菓子をねだっていたんだ」 ハーベストタイム 菫「二日目からは皆もお菓子を用意してくるから、淡が『収穫の時だ!』と言いながら大喜びで食べて……」 咲「えっと……お互いに楽しんでるならいいんじゃないでしょうか」 菫「でも、私には一つも分けてくれなかったんだぞ!? おかしいだろ、お菓子だけに」 咲「それはひょっとしてギャグで言ってるんですか?」 菫「咲ちゃんが手厳しい……」 菫「渋谷! お前からも言ってあげてくれ」 尭深「は、はい……」 尭深「こ、この間のことなんですけど」 尭深「淡ちゃんが私の眼鏡とって『たかみ先輩は眼鏡を取っても可愛いね!』……って」 咲「……それだけですか?」 尭深「う、うん……からかうなんて、ひどいよね」ポッ 咲「そう思うなら、そうなんでしょうね……」 咲(渋谷さんの中では……) 菫「あ、淡に動きがあったぞ」 照「何か探してるのかな」 □Live-白糸台高校 麻雀部部室 淡「ヒマだし、bokete.jpでも見てよっと」 淡「携帯、携帯……」ゴソゴソ 淡「あれ……無い」 ■白糸台高校 空き教室 京太郎「あるんだなこれが」スッ 咲「何で京ちゃんが持ってるの!?」 京太郎「携帯で気を紛らわされちゃいけないと思って、スってきた」 照「ナイス」 咲「もー……中身、見ちゃダメだよ?」 咲「それにしても、スリなんてどこで覚えちゃったの?」 京太郎「この間、満員電車に乗ったんだよ」 京太郎「んで、執拗の人の尻とか触ってサイフ取ろうとしてきた奴がいて、逆にサイフ取ってやったら開眼した」 咲「それ、スリじゃなくてチカ……」 京太郎「え?」 咲「いや、何でもないよ……やめよう犯罪行為」 □Live-白糸台高校 麻雀部部室 淡「うー……携帯」 淡「部室に忘れてきたのかなぁ」 淡「…………」 淡「う、歌でも歌ってよ!」 淡「頂点まであと一息~」 ■白糸台高校 空き教室 菫「おい! 音量絞れ音量!」 菫「下手に歌詞とか聞こえたらジャスコが来るだろ!」 京太郎「それで危ないのは地元の商店街です」 咲「あの……そういえば、一人足りないような気がするんですが」 照「え? 誰が?」 咲「淡ちゃんは体育倉庫にいて、お姉ちゃんと弘世さんと渋谷さんはここにいるけど」 咲「白糸台は……もう一人二年生の人がいたような」 照「……そうだっけ?」 京太郎「俺に聞かないでください」 照「んー……」 尭深「いましたっけ……?」 菫「あ、いたいた……スパッツ履いてて、大量失点した」 菫「また……また……」 菫「……なんだっけ?」 照「また……亦ニキ?」 尭深「あ、マタンキちゃんですよ」 照・菫「「それだ」」 菫「マタンキなら体育倉庫の外で待機してるな、たしか」 菫「淡が歌ってるのを止めないといけないし、ちょうどいい」 照「そろそろ動いてもらおうか」 菫「おーい、マタンキ」 菫「そろそろ体育倉庫の窓を塞いでくれー」 □Live-白糸台高校 麻雀部部室 淡「まーた遊ぼうよー」 淡「……あれ、暗い」 淡「……窓、塞がれてる?」 淡「…………」 淡「……あ! きょ、キョータローかぁ」 淡「もー、いじわるしないで出してよー!」プンスカ ■白糸台高校 空き教室 照「あんまり堪えてない?」 菫「しばらく放置してればいけるだろ」 咲「かわいそうですよ……」 京太郎「あ、これじゃ見えないんで暗視モードに変えておきますね」 咲「何で無駄にハイテクなの」 □Live-白糸台高校 麻雀部部室 淡「……うー」 淡「コラ! キョータロー、早く私を出せー」 淡「…………」 淡「い……いまならまだ許して、あ、あげるんだけどなー」 淡「…………」 淡「キョータロー……だよ、ね?」 淡「……うぅ」 ■白糸台高校 空き教室 照「淡がメゲはじめた」 菫「もうひと押しか」 照「マタンキに扉ドンドン叩いてもらおう」 菫「そうしよう」 咲・京太郎(*1) □Live-白糸台高校 麻雀部部室 バンバン! 淡「ひうっ!」 バンバン! ワタシハマタンキジャナイゾコラァアア! 淡「や、やめて、キョータロー」 バンバン! 淡「やめてよぅ……」 バンバン! 淡「ぅ……」 バンバン! 淡「うああああああああああん!」 ■白糸台高校 空き教室 京太郎「あぁ……泣いちゃった」 菫「う……」 咲「やっぱりやりすぎですよ。淡ちゃん大泣きですよ」 照「いや、でも……プリン」 モニター『テルー! たすけてー! てるー!』 咲「ほら! お姉ちゃんの名前呼んでるよ」 照「うぅ……」 菫「淡ー! 待ってろ、いま助けに行くからなー!」タッタッタッ 尭深「わ、わたしも」タッタッタッ 照「あ、待って……」タッタッタッ 咲「えっ、あの」 咲「……普通にマタンキさんに出してもらえばいいんじゃ」 京太郎「……もう行っちまった」 咲「後悔するのは目に見えていたんだから、こんなヒドイことしなければ良かったのに……」 京太郎「だよなぁ」 咲「もうっ! 京ちゃんだって同罪なんだからね!」 咲「……私も、止めれるチャンスはあったと思うけど」 京太郎「すまん……」 咲「…………」 京太郎「…………」 咲「……ふ、二人っきりになっちゃったね」 京太郎「お、おう……」 咲「……染谷先輩から聞いたんだけど」 京太郎「」ビクッ 咲「清澄でも、同じようなことしてたんだよね」 京太郎「え、えー……どうだったかなー」 咲「……わ、私のも、見てたんだよね?」 京太郎「見てな」 咲「染谷先輩から聞いたもんっ」 京太郎「うっ……」 咲「私は……その、好き……なんだけど」 咲「京ちゃんは……どう、なのかな」 京太郎「お、俺は……」 咲「…………」 京太郎「……俺も、咲のことが」 ハーベストタイム 和「抹殺の時だ! コラァ!!」グァシァァァ 京太郎・咲「「なっ……」」 咲「の、和ちゃん!? なんで白糸台に」 和「咲さんあるところ、私有りですよ」 咲「その包丁……何に使うの」 和「…………」 和「さあ、須賀君――天に還る時が来たのです」スッ 京太郎「和……」 咲「やめて! 和ちゃん!」 和「咲さんどいて! そいつ殺せない!」 咲「ど、どかないよ」 和「……なら、咲さんを殺して私も死ぬ!」 京太郎「やめろ和! お前の目的は俺だろう!?」 和「私の目的は咲さんだけです!」 和「なんで……なんで咲さんは須賀君を庇うんですか!」 咲「京ちゃんが好きだからだよ!」 和「私のことは嫌いなんですか!?」 咲「違うよ……和ちゃんも好きだよ」 咲「ただ……和ちゃんより京ちゃんの方が好きなだけだよ」 和「…………」 和「……須賀君」 京太郎「……おう」 和「咲さんを幸せにすることを誓いますか?」 京太郎「ああ、誓う」 和「破ったら殺しますからね」 咲「和ちゃん……」 和「ちくしょおおおおおおおお! リア充なんて爆発しろおおお!」ダッ 咲「和ちゃん! 包丁持って走ってたら捕まるよ!」 和「ナマハゲの真似だからいいんですよおおおおぉぉぉ……」 京太郎「……い、行ったか」 咲「あ、あは……京ちゃん、足震えてるよ?」 アワイー!> 京太郎「さ、咲だって」 ミンナー!> 咲「だ、だって怖かったんだもん」 咲「……ねぇ」 咲「だ、抱きついても、いい?」 ウワアアアアアアアァァー!> 京太郎「お、おぅ」ギュッ ギャー! インランピンクダー!> 咲「えへへ……」 咲「京ちゃん――好きだよ」 京太郎「俺も――好きだ、咲のことが」 咲「ん……」 ■清澄高校 空き教室 咲「あ、京ちゃん、ご飯粒ついてるよ」ペロッ 京太郎「うおわっ! な、なんつー取り方しやがる!」 咲「えへへ」 久「熱々ねぇ」 まこ「咲が日に日に積極的になっちょる気がするが……」 優希「咲ちゃん……幸せになるんだじぇ!」 優希「あ、そういえば明々後日」 咲「あ、和ちゃんの初公判だね」 京太郎「大丈夫か? 和のやつ」 優希「のどちゃんのお父さんが弁護するし、きっと大丈夫だじぇ」 京太郎(和……お前が刑務所に入れられようが、俺は絶対に約束を果たすぜ!) 咲「? 京ちゃん、どうかした?」 京太郎「咲はかわいいな、って思ってただけだよ」 咲「も、もー! からかわないでよね!」 まこ「おお、そうじゃ京太郎」 まこ「お前さん宛に連絡があったんじゃ」 京太郎「俺宛に?」 まこ「福与アナからじゃ」 まこ「なんでも、今度プロ雀士相手に覗き大会を――」 ~終わり~
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『間もなく、個人戦一次予選を開始致します』 咲「凄い人数だね…」 まこ「個人戦は団体戦に出れん生徒も来るからのー」 和「相手が居なくてもソロプレイなら誰でもできますから」ハアハア 京太郎「はいはい話を逸らさないよー」 久「個人戦で全国に行けるのは3人。誰と当たっても、全力全開手加減無しで」 優希「さっすが部長! わかりやすいじぇー」 久「勝っても負けても悔いのないようにね!」 「「「「「はいっ!」」」」」 久「あ、須賀君」 久「男子は会場違うから。急がないと間に合わないわよ」 京太郎「うおぉいっ!」ダダダッ! 京太郎「ぜー、はー…ま、間に合った!」 京太郎「清澄高校の須賀京太郎です、登録お願いしますっ!」 「え、えっと京太郎君? 登録はあっちだけど…」 京太郎「いいっ!?」 「もう…こっち、急がないと時間なくなっちゃうよ」ギュッ 京太郎「うおっと…ありがとうございます」 「お礼なんて別に…そ、それより行かないと!」 京太郎「そうっすね…あの」 「な、何?」 京太郎「手、綺麗ですね」ジッ 「えええっ!? そそそ、そんなことっ!」 京太郎「お、あれが登録所か。すいません小鍛治さん、行ってきまーす!」 健夜「あ…もう、元気だなあ」クスッ 健夜「男子は人数が多いから、一日目でも負けがあるよ」 京太郎「うげ、マジっすか…二日目まではなんとか…」 健夜「ゆ、夢はおっきくないとダメだよ!?」 京太郎「それじゃあ全国優勝で!」グッ 健夜「スケールが変わりすぎだよ! もう…」 健夜「京太郎君…手、貸してくれるかな」 京太郎「? はい」スッ 健夜「…頑張ってね」ギュッ 京太郎「はいっ!」 京太郎(なんて言った手前、恥ずかしい姿は晒せねーよな) 京太郎「よろしくお願いしますっ!」 京太郎(さーて…いい牌来いよ?)カチャ ※京太郎の戦績は安価で決まります。戦績次第では全国編の展開に変化が生じる予定。 コンマの数値で1~4位を決定します。おっきい順。 ↓1 京太郎 ↓2 相手E ↓3 相手R ↓4 相手O ・コンマゾロ目で数値にプラス10 ・48 69 の場合はプラス30 ・下四桁が1919 4545 0721 の場合、???? 一日目は全3回戦。 1回戦は1,2,3位で勝ち抜け。2,3回戦は1,2位で勝ち抜け。 582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 01 41.89 おまかせあれ! 583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 02 01.68 すばら! 584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 02 27.35 でえい 585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 02 29.11 あ 京太郎1位! 京太郎「おしおしおしっ! 幸先いいぜ!」 京太郎「2回戦はこのあとすぐか…へへ、咲たちに昼の時間、自慢できる結果にしないとな!」 健夜「良かった…でも、気を抜いたらだめだからね」ホッ 京太郎「よろしくお願いしますっ!」 コンマの数値で1~4位を決定します。おっきい順。 ↓1 京太郎 ↓2 相手E ↓3 相手R ↓4 相手O ・コンマゾロ目で数値にプラス10 ・48 69 の場合はプラス30 ・下四桁が1919 4545 0721 の場合、???? 589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 07 27.42 はい 590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 07 53.34 おまかせあれ! 591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 08 13.78 ぬ 592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/29(火) 20 08 21.39 そもそもなぜすこやんが……? 京太郎2位! 京太郎「あ、ありがとうございました…」フー 京太郎(あっぶねー…300点差で2位かよ) 京太郎(ま、勝ちは勝ちだよな!)ヘヘッ 健夜「ひ、ひやひやするよ…なんだか自分が打ってる時より怖いなあ」 ※一旦茶番タイムへ 京太郎「小鍛治さん! 勝ちましたよ、俺!」 健夜「うん、おめでとう…今日はあとは、午後の3回戦だね」 京太郎「ありがとうございますっ。じゃあ俺、部活のみんなに伝えてきます!」 健夜「あ……もう、あんな子だったかなあ?」 健夜「もっと頼りになる気がしたんだけど…ツッコミの人が少ないからかな…」ハア… 健夜「でも、あれが本当の京太郎くんなんだよね」 健夜「ふふっ、かわいいなあ」 健夜「応援するからね。京太郎君」 京太郎「よっ、飯食ってたか。元気いいなー」 咲「京ちゃん! なんだか元気だね」 和「個人戦はどうでしたか?」 優希「安心しろ! 優希ちゃんハンドでチビ京太郎を慰めてやるじぇ!」ワキワキ 京太郎「ふっ…その必要は、ないっ!」 まこ「お、とゆーことは」 京太郎「2回戦勝ち抜けですよ! 3回戦進出っす!」 久「あらま…それはまた、今後の指導のし甲斐がありそうね」 咲「おめでとう!」 優希「ほほー、めでたいめでたいじょー」 和「おめでたですね」 京太郎「待て」 和「どこの女ですか!?」 京太郎「落ち着け!」 優希「そーなるとタコスの補充ができないじぇ…むむむ」 京太郎「ああ、そう言うと思って。ほれ」タコス 優希「むぐ…タコス?」 京太郎「冷めても美味いタコスだとさ。匂い控えめで気配りバッチリだぜ」 優希「ほへー、京太郎よくやった! えらいぞ!」 咲「凄いね。京ちゃんが作ったの?」 京太郎「いやいや、途中の屋台で執事さんが作ってたんだよ」 まこ「なんじゃそら…」 久「ちょっと考えられないわねえ」 和「須賀君、常識の範疇で物を言って下さい」キリッ 京太郎「どの口々が言いやがる…」 京太郎「っと、そろそろ時間っぽいな」 咲「京ちゃん頑張ってね!」 優希「タコスの陰から応援しといてやるー」 和「頑張って下さいね。いえジョーク抜きで」 久「全力でね。冷めたら負けよ!」 まこ「後でな。また元気よく報告頼むからのー」 京太郎「うっす! 行ってきます!」 京太郎(ふー…やっぱ緊張するけどさ) 京太郎「よろしく、お願いしますっ!」 コンマの数値で1~4位を決定します。おっきい順。1,2位で勝ち抜け。 ↓1 京太郎 ↓2 相手E ↓3 相手R ↓4 相手O ・コンマゾロ目で数値にプラス10 ・48 69 の場合はプラス30 ・下四桁が1919 4545 0721 の場合、???? 622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 44 24.74 * 623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 44 28.23 おまかせあれ! 624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 44 41.91 ニワカは相手にならんよ! 625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 20 45 03.07 へ 京太郎2位! ※合宿編、全国編で展開に変化 京太郎「ありがとうございましたぁっ!」 京太郎(……) 京太郎「……っしゃあああ!」 『男子個人戦、1日目を終了――!』 『明日の4、5回戦で全国行きへの切符を手にする選手が決定します!』 健夜「……わあ」 健夜「なんだか、胸が熱くなってくるよ」 健夜「懐かしいなあ…あんなに喜んで、楽しそうで」 健夜「……うん」ギュッ 健夜「私も、頑張らないとね」 京太郎「小鍛治さん! 俺、やりましたよ!」 健夜「うん、見てたよ。おめでとう…でもまだ明日があるからね?」 京太郎「うぐ…な、なんか腹が痛いんですけど…」 健夜「緊張するよね。初めての試合ならなおさら」 健夜「明日も見に来るからね? 格好いいところ見せて欲しいなあ」 京太郎「うえっ!? し、仕事とかいいんですか…?」 健夜「新幹線使えば間に合うから大丈夫だよ」 京太郎「そっすか…明日も頑張りますから、応援頼みます!」 健夜「うん、じゃあまた明日…」 健夜「はー…」 健夜「こーこちゃん? ごめん、今夜の打ち合わせ、明日にしてもらえる?」 咲「京ちゃん! 凄いよ!」 久「ほーんと。もしかしたらもしかするかもね?」 まこ「こりゃあ京太郎の方がわしより強いかもしれんのう…」 優希「京太郎のタコス力も相当のもんだな!」 和「知りませんでした。須賀君はとんだテクニシャンですね、突き合って下さい」 京太郎「いやあ…すみません、明日も応援行けなくて」 まこ「何言うとるんじゃ。こっちのほうが申し訳ないっちゅーんじゃ」 久「正直私が応援したいくらいなんだけどね…こういう時、会場が違うってのが困るわ」 咲「私は心の中でずっと応援してるからね!」 優希「私はタコス場の陰から見守ってるじょー」 京太郎「ありがとな!」 和「もう…放置プレイだなんて、悪くないですね…」モジモジ ~2日目~ 京太郎「ふー…あと2回。やべえよ…き、緊張が…」 健夜「だ、大丈夫? ええとこういう時は人の字を書いて」 「ふん…金髪雑魚が存外勝ち抜いていると聞いたけど、とんだ偶然だ」ザッ 京太郎「う、うえ?」 健夜「あ…龍門渕高校の」 「力を感じない。力へ至る道筋も見えない…」 「それなら後は人の意思。お前の意思だけしか頼れないんだ」 「…お前は、衣が思ったよりも強い。だから…その」 衣「頑張れと言っているっ!」 京太郎「……おう、ありがとな!」 京太郎「それじゃ、行ってきます!」 『さあ男子個人戦準決勝! 上位二人が勝ち抜けとなります!』 京太郎「…おしっ!」パンッ! 京太郎「お願いしますっ!」 コンマの数値で1~4位を決定します。おっきい順。1,2位で勝ち抜け。 ↓1 京太郎 ↓2 相手S ↓3 相手Y ↓4 相手D ・コンマゾロ目で数値にプラス10 ・48 69 の場合はプラス30 ・下四桁が1919 4545 0721 の場合、???? 662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 23 06.91 ころたんイェイ~ 663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 23 07.84 ほ 664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 23 19.04 ほい 665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/29(火) 21 23 23.68 せい 京太郎1位! 決勝進出! 京太郎「……ほへ?」 京太郎「マジで?」 『準決勝終了ー! ここに決勝進出の4名が決定しました!』 『うち一人は女子団体戦で優勝した清澄高校! 今年は波乱の展開です!』 衣「これは…」ガタッ 健夜「力はないけど、そのぶん純粋に麻雀が楽しめてる…のかな」 健夜「私達にはもう、あんまり分からない感覚かもしれないけれど」 衣「……あ」 衣「そっか、キョータローは、麻雀をしているんだな」 健夜「うん……」 衣「……」 健夜「ねえ、良かったら今度一緒に打ってみない?」 衣「良縁か奇縁となるか…衣がお前に通じると思うか?」 健夜「さあ…」クスッ まこ「京太郎!」バシッ 京太郎「うおっ!? 染谷先輩、それに優希!」 優希「ちょ、おま、ほんとに凄すぎだじぇ!」 まこ「全国行きも全然ありえるとは…わしより強いっちゅうんはマジじゃったか」 京太郎「い、いや偶然というかなんというか…」 まこ「アホ。運も実力、しかし麻雀は運だけじゃダメなんじゃ」 優希「そういうことだ! 誇れ! タコス神に!」 京太郎「…ああ!」 まこ「次の決勝戦はわしらも観客席におるからの」 優希「頑張れ京太郎! 勝利祈願のタコスグミだじぇ!」 京太郎「ありがたいけど超まずそう…」 京太郎(小鍛治さんに天江、優希に染谷先輩…) 京太郎(多分他の人も見てるんだよな) 京太郎「…お願い、します」 コンマの数値で1~4位を決定します。おっきい順。1,2,3位で全国進出。 ↓1 京太郎 ↓2 相手S ↓3 相手E ↓4 相手X ・コンマゾロ目で数値にプラス10 ・48 69 の場合はプラス30 ・下四桁が1919 4545 0721 の場合、???? 704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 49 05.16 ??「京ちゃ須賀京太郎は東京の白糸台に転校すべき……わた宮永照先輩が直々に指導すると言っていた」 705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 49 07.82 すこやんイェイ~ 706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 49 09.80 シャイニングツモ! 707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 21 49 21.69 おまかせあれ! 「ご無礼。手を抜く気は無いんでね」「悪いなその牌だ…だが目はいいぜ、アンタ」「アンタ、背中…いや、いい色だ」 『決着ー! 個人戦決勝、全国行きが決定しました!』 『清澄の須賀選手、惜しくも全国を逃しましたが堂々の4位! まだ一年生の彼は今後が期待されます!』 京太郎「……はー」 京太郎「ありがとう、ございましたっ!」 京太郎「……」 京太郎「あー」 健夜「京太郎君」 京太郎「…すんません、負けました」ペコッ 健夜「ううん。頑張ってた。初めから見てたから、分かるんだよ?」 健夜「悔しいよね。泣きたいよね…」ギュッ 京太郎「……ふ、ぐっ…」 京太郎「お、れっ、本気で、がぢ、勝ちたくてっ!」 健夜「うん…いいんだよ。泣いていいの」ギュウッ 京太郎「…う、ううううううう!!」 優希「……あ、京太郎…」 まこ「惜しかったのー」ポン 京太郎「はは、負けちゃいましたよ。さすがに決勝はキツイっすね」 衣「……」ピョン 衣「奇しくもキョータローの思う所はよく分かる」 衣「1週間前の衣も同じ思いだった。だからキョータロー、衣おねえさんの胸で泣いていいぞ!」フンス 優希「…無い胸で泣けとは片腹大激痛だじぇ!」 衣「なにをー!?」 優希「なんだー!」 まこ「ったくわりゃあ…」 京太郎「…はは!」 京太郎「はいはい、二人ともそこまでにしとけー」 京太郎「咲! 和! 個人戦全国出場おめでとう!」 咲「う、うん…あの」 和「須賀君は…その」 京太郎「…ったく、なーに微妙な顔してんだよ」ワシャワシャ 咲「わわっ!」 和「あうぅっ」 京太郎「そりゃ全国行けたら嬉しかったけどさ。多分それと同じくらい、団体戦と個人戦でお前らが全国行くのが嬉しいんだよ」 京太郎「それともアレか? 男だし、全国行けないならお留守番かよ? ねえ部長」 久「んー? そうねえ…咲と和がそう言うなら留守番してもらおうかしら」クスッ 咲「そんなこと!」 和「ありません!」 京太郎「それに、お前らの面倒も見ないとダメだからなー。麻雀打つ暇もねーよ」 京太郎「だからさ…今年は全力でサポートするから、来年はもうちょっとマトモになってくれな?」 咲&和「「……えー」」 京太郎「そこは頷くだろ普通!」 京太郎「小鍛治さん、今日はありがとうございました」 健夜「ううん。約束だったし、私も京太郎君には色々教えてもらったから」 京太郎「へ? なんですかそれ…?」 健夜「ん、内緒。でも本当に格好良かったよ」 京太郎「いや…みっともないとこ、見せちゃって」 健夜「それも含めて格好良かった、ってこと。ときめいちゃったかも」クスッ 京太郎「へっ!?」 健夜「なんて、ね。それじゃあまたね…インターハイは私も解説で出るから、また会おうね!」 京太郎「……はいっ! ありがとうございましたっ!」 健夜「うん、バイバイ」 健夜「もうこんな時間かあ…こーこちゃん怒ってるかなあ」 健夜「…いいよね、たまには」 久「さ、そろそろ帰るわよー。準備はいい?」 和「須賀君、これを」スッ 京太郎「……ローション?」 和「須賀君のタイミングで準備してください」キリッ 京太郎「この展開見越してこれ持ってきたの?」 久「はいはい、そこも行くわよ」 咲「あ、はいっ」 京太郎「……」クルッ 京太郎「また来年、来るからな」 京太郎「…へへっ」 優希「あー! 京太郎がエロい顔してるじぇ!」 まこ「ま、まさかわりゃあ…建物フェチだったんか…」ゴクリ 咲「うぅ、建築物にはなれないよ…」グスン 久「廃墟ツアーとか行ってみる? ティッシュ持って」 和「廃墟なら穴もあるんですよね…」ゴクリ 京太郎「結局こんなんかよ!?」 京太郎「…ま、こんなんが丁度いいか」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2150.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1375353636/ まこ「ロン、3900」 京太郎「ぐっ……」 優希「ドンマイだじぇ!」 和「須賀君、頑張ってください」 まこ「ロン、8000」 京太郎「ぐはっ……」ドサッ 優希「京太郎!」ガタッ 和「須賀君!?」ガタタッ 久「須賀君!まだ東場も終わってないわよ」 京太郎「……は、はい!」ググッ まこ「ロン、1000」 京太郎「うぼぁっ……」 京太郎「ぜぇ!ぜぇ!」 久「…………」 優希(京太郎……) 和(役を覚えたばかりの人には辛すぎます……) 京太郎「と、東4局!」 和(ただでさえ、部の雑用で体力が減っている状態) 和(コンディションが良くても私たちから上ることはまず無いに……) 和(…………)チラッ 京太郎「ぜぇ!ぜぇ!」 和「……」スッ 京太郎「ロ、ロン!」 優希「おおっ!やったじぇ!」 フ リ コ ミ 久「和!手伝うのは禁止よ!」 京太郎「……っ!」 和「そ、そんなことは――」 久「他家からの情けで上れて終わると思っているの?」 京太郎「ぜぇ!ぜぇ!」 久「一回でもいいから!自分の力でツモってみなさい!」 京太郎「……はいっ!」 久「やり遂げるまで終わらないわよ!」 ――部長が鬼に見えた 俺は毎日叱られた 『辞めたい』 麻雀はいっこうに上達せず 容赦の無いワカメにはサンドバックにされ 満足にできるのは雑用のみだった 久「あら?今日はまだ三麻?」 久「須賀君は何処に行ったのかしら?」 優希「外で吐いてるじょ……」 和「……」 久「……また、ね」 ―――― 京太郎「うぐっ……ぐぅ……」 久「……大丈夫?」 京太郎「…………」 京太郎「もう……辞めます……」 久「…………」 久「誰でも一度はそう思うものよ」 京太郎「毎日思ってます!」 京太郎「……1年だって続きません!」 久「……」 京太郎「いっつも怒られて……雀力も上らないし……」 京太郎「和や優希の足手まといになるだけだ!」 久「……」スッ 久「口を拭いなさい……」 京太郎「…………」ブルッブルッ 久「…………」 京太郎「自分は影が薄いただの雑用男ってネットで笑われても知ってる」ツゥ 久「……!」 久「私が清澄高校麻雀部の部員になって三年目」 久「今年、部を支えれる初めて男子部員を得たわ」 久「それは貴方よ、須賀君」 京太郎「…………え?」 久「影が薄い?結構じゃない」 久「体力や雑用スキルを身につけさすことはできるわ」 久「でもね――」 久「貴方の影を薄くすることはできない」 京太郎「…………!」 久「私がどんなに教えるのが上手い先輩でもね♪」 久「立派な才能よ」ニコッ 京太郎「……」 久「須賀君……」 久「貴方が今度の大会までに一人前の雑用係になれたら」 久「清澄高校初の全国大会出場!」 久「そんな夢を見ているの……」 須賀「……!!」チラッ 久「てへっ、おかしいかな?」 須賀「い……いえ!いいえ!!」 久「ふふっ、さぁ!練習に行きましょうか!」 須賀「はい!」スクッ ――その夏、清澄高校はIHの切符を手にしたのであった カン! ―――― 久「てな感じでどうかなー?」 京太郎「…………」 久「かなー?」 京太郎「その前にいいですか、部長」 久「ん?なになに?」 京太郎「そのエピソードは一体何なんですか?」 久「来年の男子部員獲得の為のPRエピソードだけど」 京太郎「うん、おかしいですよね」 久「そうかな~?」ウーム 京太郎「まず麻雀やって吐くとかどんだけですか」 久「腕斬られたり血を抜かれるよりはよっぽど現実味があると思わない?」 京太郎「そんな特殊な例を挙げられると返答に困ります」 久「でも、うちの部って基本ユルユルじゃない」 久「こう、熱血!とかそういう方面で攻めるのもありかなーって」 京太郎「一理あるとは思いますが……」 久「ね!ね!」 京太郎「『影を薄くすることはできない』ってのはなんですか!」 京太郎「影が薄いのどこが才能なのかも分かりませんし」 久「あ、そこ指摘しちゃう?」 京太郎「指摘しますよ!」 久「だって良い言葉が思い浮かばなかったし~」 京太郎「その状態でPR作成しようとするのはある意味凄いです……」 久「まっ、私にはこんなことしかできないからさ」ポリポリ 京太郎「……え?」 久「な、なんだかんだ言って須賀君には感謝してるわよ」 久「貴方が咲をうちに連れてこなかったらきっとIHにも行けなかったし」 久「まこのストレス解消を一年女子じゃなく男子にぶつけれたし」 久「面倒なのは須賀君に丸投げできたし」 京太郎(うわっ、ひでぇ) 久「……私を……信じ……ついてきて……れたし……」ゴニョゴニョ 京太郎「ん?何か言いました?」 久「なーにもっ!」 久「二年後までには男子で団体戦できるくらいにしたいのよ」 京太郎「あ、ありがとうございます」 久「…………」 久「でも、須賀君もよく残ってくれたわね」 久「私もさっきのは大げさに言い過ぎたかもしれないけど」 久「実際、麻雀はほんの少ししか上達しなかったじゃない」 京太郎「うっ、確かにほんの少しですけど……」 久「男の人はやっぱプライドがねぇ、気にしなかった?」 京太郎「まったくではありませんでしたけどね」 久「プライドよりも女の子たちとのtoloveる優先したと」 京太郎「ええ、まぁ…………あっ!」 久「へぇ~、そっかぁ~」ニヤニヤ 京太郎「……知りません」 久「やっぱり男の子ねぇ、で?誰を狙ってるのかな?」ズイズイ 京太郎「黙秘します……」 久「うーん、◎:和 ○:咲 ▲ 優希 ってとこかしらね~」 京太郎「…………」 ―――― 久「え!うちに入部する!?」 久「いやいや、駄目じゃないの!驚いただけ!」 ワ「部長にとっては初めての男子の後輩じゃな」 久「嬉しいな、私の名前は竹井久♪」ニコッ 久「よろしくね、須賀君」パァアア 京太郎「…………」 久「須賀君?」 京太郎「……もうすぐIHですね」 久「あはは、ほんとにすぐね~」 京太郎「当然、優勝を目指しますよね?」 久「ま、折角だからね」 京太郎「絶対に、優勝してくださいよ」 久「ええ!全力でいくわ!」グッ 京太郎「おお、珍しく燃えてますね!」 久「そういう須賀君だって珍しいんじゃない?」 京太郎「何がですか?」 久「わざわざ、優勝してくださいなんて」 京太郎「…………」 そりゃ そうですよ 俺の 俺の一番の願い それは 部長の笑顔を見たいから 貴女の最高の笑顔を見たいから だから麻雀を続けようと思ったのは不純過ぎって叱られますかね? たとえ その笑顔が俺に向けられるものではないとしても 俺にとって 大切なものに違いないのだから 京太郎「…………」 久「あー、何か良からぬことを企んでおるな~」 久「和の○っぱい?咲の○もらし?優希の○パンツ?」 京太郎「ちーがーいーまーすーよー」 久「むむむ~、怪しいなぁ」 京太郎「俺のことはいいですから、優勝してくださいね!」 久「ええ、任せなさい!」 必ず優勝してみせる それが私の誓い 決意ですもの かっこよくしていたいじゃない 特に好きな人の前ではね ずっと自信のなかった私 みんなに比べて 女子力が劣ってるのは分かってる でも ここで頑張れば私でも自信が持てそう そしたら君に伝えられるかな? 私の この気持ちを―― 久「…………」 京太郎「……部長?」 久「指きりしましょう」 京太郎「……え?」 久「守るわよ、約束」 京太郎「はっ!はい!」 せーの! 『清澄高校全国制覇!』 本当にカンなのよー
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2138.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362270655/ 優希「それでは再会を祝して乾杯ー!」ゴクッ 京太郎「乾杯!」ゴクッ 咲「かんぱーい」ゴクッ 和「乾杯です」ゴクッ 京太郎「ぷはあっ! いやあ、まさにこの一杯の為に生きてるってやつだな!」 優希「京太郎、親父臭い」 京太郎「んだと、このやろー!」 優希「おおっ、やるか、こらー!」 和「クスクス……ゆーき、せっかくの席なんだから喧嘩はいけませんよ?」 優希「うっ」 京太郎「やーいやーい、怒られてやんの!」 咲「京ちゃんもだよ! 久しぶりに当時の清澄高校一年生部員で集まったって言っても、もう大人なんだから少しは落ち着きなよ」 京太郎「ぐっ」 和「いくら顔馴染みだけの集まりとはいえ、皆それなりに知名度もありますからね…… 同じ麻雀の世界にいるのになかなか会えないのはちょっと寂しいですけど」 咲「最後にあったのは……3ヶ月前の京ちゃん達の結婚式だっけ?」 京太郎「そうだったな。 それにしても、もうあれから3ヶ月も経つのか……まだついこの前ような気もするぜ」 優希「うふふ、ラブラブで毎日が楽しいから時間が経つのが早いんだよな、あなた♪」 京太郎「そうじゃなくて誰かさんのお守りに忙しくて時間の間隔がおかしくなってんだよ、奥さん!」 優希「なにを!」 京太郎「なんだよ、このやろ!」 和「もう、だから2人共……」 咲「まあまあ、もう2人は放っておこうよ和ちゃん」 和「……そうですね。 夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますし」 咲「と言うより、2人からしたらこんなの喧嘩の内に入らないんじゃないかな?」 優希「むきー!」 京太郎「ぐぬぬ……!」 和「確かに、笑ってますね2人共」 咲「仲がよくて羨ましいよね。 私もいつかはあんな風にじゃれあってみたいなあ……ね、和ちゃん」チラッ 和「えっ!? いや、しかし私は……」 咲「むう……いいよ、未だに手すらまともに繋げない和ちゃんにそういうのを期待した私がバカでした」ツーン 和「さ、咲さぁん」 優希「修羅場か?」ムニー 京太郎「痴話喧嘩じゃね?」ムニー ―― 京太郎「えーっと何の話してたんだっけ?」 咲「4人でなかなか会えないよねーって話と和ちゃんがヘタレって話だよ」 和「咲さん!?」ガーン 京太郎「まあ和がヘタレなのは置いといて……確かに結婚して 地元の俺と優希、東京の咲と和で一緒に会える事はほとんどないよな」 和「須賀君まで!?」ガガーン 優希「咲ちゃんものどちゃんも東京のチームで活躍するプロ雀士だからなー。 テレビでもしょっちゅう紹介されてる……のどちゃんはヘタレだけど」 和「もう関係ないじゃないですか!」 優希「でも咲ちゃん達はすごいよなー、この前とうとうプロ麻雀せんべいのカードになったって聞いたし」 咲「そういう優希ちゃんだって地元のチームじゃエースだって聞いたよ?」 優希「ふふん、実はこの前【東風の神】という二つ名を頂戴したのだ!」 京太郎「鳴きと高火力を組み合わせた速攻型雀士。 特に東風戦の彼女は誰にも止められない。 今日もタコス片手に点棒の山を築く東風の神……だったか?」 咲「あっ、それこの前優希ちゃんの特集記事が組まれた時の……」 優希「なんだ京太郎、見てないとか言ってたくせにやっぱり私の特集ちゃんと読んでたのか!」 京太郎「まあ、な。 それにしても随分持ち上げられてたよなあ。 その正体が未だに 子供っぽいタコス娘だとわかったらイメージ崩れんじゃねーの?」 優希「むかっ! それはこっちのセリフだ!」 咲「あっ、確かに今の京ちゃんはテレビで見る時と全然違うね」 優希「こんなところ見られたら子供達の夢を壊しちゃうな、【牌のお兄さん】?」 京太郎「……頼むからその名前で呼ばないでくれ」 咲「最初に見た時はビックリしたなー……だって京ちゃんがテレビで 『みんなー、今日も京太郎お兄さんの麻雀教室の時間だよー!』って言ってて……きゅふふ……」プルプル 京太郎「笑うなよ! 瑞原先輩みたいに30過ぎでも頑張ってやってる人だっているんだぞ!」 優希「本人に聞いたらボロボロにされるぞ京太郎……それにしても昔は あんなに弱かった京太郎が今や誰かに麻雀を教える立場……世の中はよくわからないな」 京太郎「まあ、それは俺も正直思う。 麻雀始めたのも高校からな俺が誰かに麻雀を教えられる立場なのかってな」 咲「京ちゃん……」 京太郎「でも、まあ……やってみてわかったけど教えるのってすっげえ楽しいんだ。 あの清澄の皆で行ったインターハイの熱気とか、色んなものを少しでも次の世代が 感じられる手助けが出来てるのかもしれないって思うと……そういうのって最高だろ? だから今の仕事はすごく充実してる」 優希「京太郎……」 京太郎「まっ、俺は結局3年間打ち込んでも自分の手で全国には行けなかったけどな…… そんな奴が何言っても恥ずかしいだけか」 咲「そんな事……」 優希「そ、そんな事ない!」 京太郎「優希?」 優希「魔境長野なんて呼ばれてた私達の世代3年間で、最終的に県大会ベスト4に なれただけでもすごいんだ! 確かに京太郎は全国には行けなかったけど……私はそれを恥ずかしいなんて思わない!」 京太郎「優希……」 優希「私は、あんなに部内の対局で負けても全然折れなかった京太郎が好きなんだ……だからそんな事、言わないで」 京太郎「……ありがとな」ナデナデ 優希「……うん」 咲「うーん、なんだか入り込めない雰囲気だなあ……これが夫婦の絆ってやつなのかな和ちゃん」 咲「和ちゃん?」 和「私はヘタレなんかじゃないのに……いいじゃないですか、未だに私から手繋げなくても、キ、キ、キスできなくても……」 咲「まだ落ち込んでたんだ……ごめんね和ちゃん」ナデナデ ―― 咲「そういえば……ねぇねぇ京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「京ちゃん達は子供とかどうするの?」 京太郎「ぶっ!?」 優希「んぐっ!?」 和「さ、咲さん! いきなりなんてことを言い出すんですか!」 咲「えっ、でも2人は結婚したんだし別におかしいこと言ってないよね?」 和「そ、それはそうですけど……」 京太郎「子供、子供かぁ……」 咲「あれ、あんまり乗り気じゃないの?」 優希「……私はいつでも構わないけど」 京太郎「まだそんなに安定してないからなあ……俺も優希も忙しいし そんな状態で子供の面倒ちゃんと見てやれる気がしないんだよ」 和「確かにゆーきも須賀君も大会やら何やらで忙しそうですね……」 京太郎「それでも2人の時間は取れるだけマシなんだけどな……だからもう少し落ち着くまでは俺は子供を作る気はないな」 咲「そっか……」 京太郎「……産まれたら優希似のすごい可愛い子なんだろうけどな」 優希「んうっ!?」 和「ゆ、ゆーき大丈夫ですか!? はいお水です!」 優希「んくっ、んくっ……はあはあ、喉詰まらせて死ぬかと思った……おい京太郎!」 京太郎「なんだよ」 優希「い、今のはいくらなんでも恥ずかしすぎるぞ! だいたい、それを言うなら……」 優希「京太郎に似てかっこいい子の間違いだろ!」 咲「うわあ」 和「2人共完全に出来上がってますね……」 京太郎「なんだとぉ、そんなわけないだろー。 最近の出生率を考えたら優希に似た可愛い可愛い女の子に決まってらあ!」 優希「それはIPS細胞での出生が増えたからだろー! 京太郎と私の子供なら京太郎に似てかっこいい男の子が産まれるに決まってる!」 京太郎「女の子!」 優希「男の子!」 咲「……もういっそ2人産んだらどうかな?」 和「双子という手もありますよ」 京太郎・優希「それだ!」 ―― 京太郎「……」 優希「……」 咲「黙っちゃったね」 和「2人共、自分達がどれだけ恥ずかしい発言をしたのか理解したんでしょうね」 京太郎「……」チラッ 優希「……」チラッ 咲「なんだろう。 すごくカンしたい気分だよ」 和「お、落ち着いてください、咲さん」 咲「むむむ」 京太郎「……そ、そういえば」 咲「なにかな京ちゃん、子供の名前でも決まった?」 京太郎「」 和「私もさっきのお返しに同じ話題をぶつけましょうか……ねぇ、ゆーき」 優希「の、のどちゃんが怖い……」 京太郎「そ、そうじゃなくて! 咲と和は付き合ってるんだろ?」 咲「そうだけど」 京太郎「い、いつになったら結婚とかするつもりだ?」 和「はいっ!?」 咲「……」 優希「そ、そうだそうだ! もう同棲してるんだし結婚しててもおかしくないな!」 咲「……」 和「え、えっと、あの、その」 京太郎「まさか世間体とか言い出さないよな? 同性婚が認められてそれなりに経つんだぜ?」 優希「そうだぞ、のどちゃん。 部長なんて染谷先輩と風越のキャプテンから同時にプロポーズされて困ってるらしいし」 京太郎「なんだそりゃ、竹井部長そんな事になってんのか?」 優希「うん、付き合ってもいないのにプロポーズされても困るのよねー……って苦笑いしてた」 京太郎「そりゃ困るわ……」 咲「……私は」 和「」ビクッ 咲「私は、別に結婚できなくてもいいよ」 和「えっ……」 京太郎「咲!? お前何を……」 咲「そりゃあ、ね。 そうなれたらいいなーとは思うよ?」 優希「だったら!」 咲「だけど和ちゃんにそれを求めるのが酷なのもわかってるつもり…… 未だに和ちゃんの両親に私がよく思われてないのもね。 だからこのままでいいの。 今だって私は十分幸せなんだから下手に波風立てたくない……もう、大切な人を失うなんて嫌だよ……」 優希「咲ちゃん……」 和「……」 咲「……ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね!」 京太郎「咲! おい、和……いいのか、咲にここまで言わせておいてだんまりなんて」 和「……」 優希「私もそう思うぞ、のどちゃん。 最終的には当人同士の問題だけど今の咲ちゃんは見てて痛々しい……泣いてないのが不思議なくらいだった」 和「私、は……」 ―― 優希「きゅう……」 京太郎「全く、飲み過ぎでダウンしやがって……よいしょっと」 咲「あはは、優希ちゃんハイペースだったからね」 和「……」 京太郎「4人で集まれたもんだからテンション上がっちまったんだろうな……しょうがない奥さんだよ」 咲「京ちゃん、そんな事言ってるけど本当はそんな優希ちゃんが好きなんだよね?」 京太郎「……まあな。 たまには風に当たるのも悪くないし俺達歩いて帰るわ」 咲「んふふー、頑張って家まで背負ってあげなよ京ちゃん? じゃあ、私達はタクシー捕まえたいからこっち……ここでお別れだね」 京太郎「おう。 今日は楽しかったぜ咲、和」 咲「私も楽しかったよー。 ねっ、和ちゃん?」 和「あっ、はい……」 京太郎「そりゃあ良かった。 じゃあまたいつか会おうぜ2人共!」 咲「うん! 京ちゃん達も末永くお幸せにー!」 京太郎「もちろんだー!」 咲「ふう……じゃあ私達も少し歩いてから帰ろっか和ちゃん」 和「はい」 咲「綺麗な星空だね」 和「そうですね……東京だとあまり星なんて見られませんから余計にそう感じます」 咲「見てる余裕もあんまりないからね……やっぱり地元は落ち着くよ」 和「咲さん……」 咲「どうしたの、和ちゃん?」 和「……いえ、なんでもありません」 咲「ふふっ、変な和ちゃん」 和「……」 咲「……」 和「……あの」 咲「なぁに?」 和「手、繋ぎませんか?」 咲「うん、いいよ」ギュッ 和「あ……」 和(私が決死の想いで伝えた事をあなたはこんなにもあっさりと……) 咲「えへへ、和ちゃんの手あったかいね」 和「……///」 和(おまけにこんな言葉までセットで……咲さんにはかないません) 咲「嬉しいなあ」 和「えっ」 咲「いつもは私から手を繋ごうって言うから……今日和ちゃんから言ってくれて本当に嬉しいの」 和「……!」 和(こんな些細な事でここまで喜んで……私が、そうさせてしまったんですか?) 咲「あはは、私も酔っちゃったのかな? なんだか頭がフワフワしちゃってるや」 和「……」 咲「そんなに飲んではいないはずなんだけどなあ……」 和「咲、さん!」 咲「今度はなにかな、和ちゃ……」 チュッ…… 咲「……へ?」 和「あ、う、その……」 和(寸前で恥ずかしくなって唇じゃなくて頬にキスしてしまいました……ああもう、私ったら何をしてるんですか……!) 和「あ、あの咲さん……」 咲「……」ポロポロ 和「!?」 和(さ、咲さんが泣いてる!? ま、まさか嫌だったんですか? それとも土壇場で怖じ気づいた私に情けなくなったとか……) 咲「和、ちゃん」 和「は、はいぃ……!」 咲「ありがとう……」 和「……はい?」 咲「それとごめんなさい、さっきちょっと嘘ついちゃった」 和「嘘?」 咲「うん……私が結婚しなくていいってあの時言った理由は本当はたいした事じゃなかったの」 和「それ、どういう……」 咲「本当は私ね、正直わからなくなってたの……和ちゃんは本当に私が好きなのかなって」 和「えっ……!?」 咲「だって和ちゃん、私から言わないと何もしてくれないし、 私が何かしても反応悪いし、付き合ってから一度も……好きって言ってくれなかったし」 和「あ……」 和(ああ、なんという事ですか……私、そんな簡単な事すらしてなかった…… そのせいで咲さんをこんなに不安にさせて……最悪、です) 咲「だから嬉しい……今日は和ちゃんから手を繋いでくれた、 和ちゃんがキスしてくれた……私の事を好きだって表してくれたのが本当に、嬉しいよ……」 和「っ、咲さん!」ギュッ 咲「和ちゃん……」 和「好き、です……告白したあの日から変わらず……いいえ、今はそれ以上に咲さんが好きなんです……!」 咲「あ……」 和「ごめんなさい……私は自分の気持ちすらちゃんと伝えようとしてませんでした……本当にごめんなさい……!」 咲「あはは、なんだろう……私夢でも見てるのかな? あんなにこうなったらいいなって思ってた事が1日でいっぱい叶っちゃった……ぐすっ」 和「夢じゃありません、夢なんかにしてたまるものですか! それにこんなのまだまだ序の口なんです、これからはもっとたくさん私の気持ち伝えますから……」 咲「うん……和ちゃん」 和「なんですか?」 咲「大好きだよ」 和「私も大好き、です……」 ―― 京太郎「……で、いつまで潰れたふりしてるつもりだ優希」 優希「んっ……」 京太郎「2人きりにしてやりたいからって下手くそな芝居打つか普通」 優希「しょうがないだろ、他に思いつかなかったんだから……もうおろしてもいいぞ京太郎」 京太郎「……いや、このままでいい。 たまにはこういうのもいいからな」 優希「そうか……じゃあお言葉に甘えるじぇ」 京太郎「……」 優希「どうしたの?」 京太郎「いや、その口調久々に聞いたから」 優希「ああ……そういえば私、いつの間にか普通に喋ってたっけ」 京太郎「嫌いじゃなかったんだ、お前のその喋り方。 久しぶりに聞けてちょっと嬉しいかも」 優希「そ、そうなのか? 私京太郎に振り向いてもらえないの、この喋り方のせいもあると思って必死に直したのに……」 京太郎「……いつの間にか普通になったんじゃなかったのか?」 優希「あっ……」 京太郎「なるほどなあ、俺の嫁さんは意外に努力家だったと」 優希「う、うるさいうるさいうるさい!///」ポカポカ 京太郎「いてて……」 優希「……」ギュッ 京太郎「優希?」 優希「京太郎、咲ちゃん達大丈夫かな?」 京太郎「……」 優希「2人共大切な友達だからどうしても気になっちゃう……大丈夫だってわかってるはずなのにどこかで不安でもあるんだ」 京太郎「なるほどね……でも大丈夫だと思うぜ」 優希「どうして?」 京太郎「根拠なんかないさ。 ただあいつらがダメになるのが想像できないってだけだ」 優希「なんだそれ?」 京太郎「なんなんだろうな?」 優希「……京太郎は単純過ぎるじぇ」 京太郎「ははっ、確かにな」 優希「でも……京太郎の言葉なら信用できるから不思議だな」 京太郎「お互いに単純ってわけか?」 優希「そうなのかもしれない」 京太郎「じゃあお似合いってわけだ」 優希「っ……うん///」 京太郎「そうかそうか……おっ、流れ星」 優希「……」 京太郎「今日も星が綺麗だなー」 優希「京太郎」 京太郎「んー?」 優希「私があの時言ったのは本心だから」 京太郎「……」 優希「京太郎が望めばいつだって、私はいいから」 京太郎「……ああ、その時は俺もフォローするし頑張るよ」 優希「んっ……京太郎、大好き」 京太郎「俺も大好きだよ、優希」 ――1年後 京太郎「優希、優希!」 優希「ドタバタ走るなー! それでどうしたんだ?」 京太郎「届いたぜ、招待状!」 優希「本当か!?」 京太郎「ああ、やっとだよ」 優希「そうかー、のどちゃんもとうとう覚悟を決めたんだな」 京太郎「だからほら、早く出かけようぜ」 優希「えっ、なんで……」 京太郎「おいおい、そんなの決まってんだろ」 ―― 咲「ううっ、ドキドキするなあ……」 和「本当ですね……」 咲「でも、これが私達の門出の第一歩なんだから頑張らないと」 和「はい……咲さん」 咲「な、なに?」 和「愛してます」 咲「……」 和「咲さん?」 咲「不意打ちはやめようよ和ちゃん……」 和「す、すいません」 咲「ううっ、なんか言うことが頭から飛んじゃったよ」 和「だ、大丈夫ですよ、簡単な話ですから」 咲「い、行く前にもう一回復唱しとくよ……こほん」 ※ 京太郎「妊婦でも着れるドレスを買いに行くんだよ!」 ―― 咲「私、宮永咲は原村和さんと結婚します!」 カン!
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京太郎「清澄高校麻雀部員共」 京太郎「おーい、咲ー」 咲「あ、京ちゃん。どうしたの?」 京太郎「いや別に。たまたま通りがかったからさ。咲は本読んでたのか」 咲「うん…ね、今日は風が気持ちいいね」 京太郎「ああ、そうだな…」 咲「……ふふっ」ペラペラ 京太郎「それ面白いか?」 咲「うん、とっても」ペラペラ 京太郎(なんでこいつは爽やかな場所で官能小説読むんだろ) 京太郎「あ、そういえば咲に頼みたいことがあるんだよ」 咲「なに? 私まだ未経験だけど…」 京太郎「聞いてねーよ、そんなことより今日の昼飯だよ。レディースランチ食べたいからちょっと手伝ってくれ」 咲「え? レディーをランチで食べたいの?」 京太郎「言ってねーよ」 咲「あ、そっか。レディースだもんね。京ちゃんは不良モノが好きなのかな」 京太郎「せめてモノだけでも取ってくれよ」 咲「はい、レディース」 京太郎「変なとこ切るな…ありがとな」ワシャワシャ 咲「わわっ、もう…えへへ」 「咲ちゃんはいい嫁さんだなあ」 咲「嫁さん違います!」 京太郎「真っ向否定ですか」 咲「今から嫁さんじゃ背徳兄妹プレイも甘ずっぱ青春プレイもできないでしょ!」 京太郎「うん、ランチ食べるから黙っててくれる?」 京太郎「んー…」カチカチ 咲「? 京ちゃんそれ何?」 京太郎「んー? まあちょっとな、内緒」カチカチ 咲「ふーん…あ、そっか」 京太郎「どしたー?」カチカチ 咲「ごめんごめん、エロアプリやってるところなんて見られたくないもんね」ウンウン 京太郎「麻雀アプリだからよく見ろぉ!」 咲「京ちゃん、麻雀やるんだ」 京太郎「ああ、つってもまだ始めたばっかだけどな」 咲「そっか…楽しい?」 京太郎「まあまあだな。勝てば楽しいし、負ければ悔しいし」 咲「そっか、そうだよね…」 咲「脱衣麻雀で後2枚なのにクレジットが無くなった時なんか、凄い悔しいもんね」 京太郎「さっきマトモなアプリ見せただろぉ」 京太郎「そうだ、俺麻雀部入ってるんだよ。お前も来ないか?」 咲「え…いいよ、私は…」 京太郎「いいからいいから。どうせ帰ってもすることないんだろ? 一緒に行こうぜ」ギュッ 咲「あ…」 咲「もう、仕方ないなあ」 咲「確かに帰っても自家発電くらいしかすることないから、一緒に行ってあげる」 京太郎「ひゅーっ! 風が強くて何も聞こえないぜ!」 京太郎「会長、メンツ連れてきました」 久「ん…おはよ、須賀くん…」ゴシゴシ 久「ふあ…あれ?」パンツミエソー 久「き、きゃああ! 見ないでよばかーっ!」 京太郎「また何してんですか」 久「え? 男の子ってこういうのが好きだって聞いたんだけど」 京太郎「そういうのは漫画とかの中だけなんで…」 久「よろしくね、私は麻雀部部長にして学生議会長の竹井久」 久「更にロボット研究会と新聞部の名誉顧問もしてるわ」 咲「えっと、あのロボット研究会の?」 久「ええ、この部屋にもいくつか試作品が飾ってあるわ」 咲「わあ…可愛いですね、このコケシ」 久「でしょう? 貴方と同じ一年が作ったのよ」 その時俺は見逃さなかった…コケシの後ろに不自然なスイッチがあることを。 でも会話に巻き込まれたくなかったから突っ込むのを止めた。 久「で、メンツってことは…須賀君?」 京太郎「ええ」 久「ふうん、面白いじゃない。宮永さん、だっけ?」 咲「は、はいっ…」 久「そんなに緊張しなくていいわ。別に取って食べようってわけじゃないし」 咲「ほっ」 久「緊張するのは初体験の時まで取っておきなさい」 咲「くすっ…ね、京ちゃん、竹井先輩って面白い人だね」 京太郎「……」 京太郎「えっ、今のどこが?」 京太郎「それより他の人は? 部長だけですか」 久「ああ、今一年二人に買い物に行って貰ってるのよ。まこは着替え中」 京太郎「それでこんなに静かなんですね。はは、アイツがいないと耳に優しいな」 咲「京ちゃん、あいつって誰?」 京太郎「ん? ああ、優希って言ってさ。とにかく元気っていうか」 ガチャ、バタン! 優希「今帰ったじぇ! おお犬、ご主人より先に帰ってるとは分かってるな!」 京太郎「うるせーよお子様、相変わらずうっせーな」 優希「なんだとー!」 咲「……」 咲(反抗的奴隷プレイ…!)ドキドキ 京太郎「何考えてるか知らんがそれはちがーう」 「優希、待ってください…あ、須賀君」 京太郎「おう和、買い物ご苦労さん」 咲「わ…綺麗な人…」 和「? どちら様でしょうか」 京太郎「ああ、こいつは俺の幼馴染で…」 和「なるほど…わかりました」 和「幼馴染で手籠めの少女を麻雀台の上で辱めつつ、私たちに脱衣麻雀を強要するんですね?」 京太郎「俺の気持ちの一片も分かっていない…」 和「私は一向に構いません」キリッ 京太郎「そこは構うところだろぉ!」 京太郎「そういえば、二人は何を買ってきたんだ?」 優希「くふふ、聞いて驚け、見て笑えー!」 和「はい、これです」ゴソゴソ 優希「新品の麻雀牌!」 京太郎「おおー!」 和「の、形をした振動するジョークグッズです」ヴィイイン 優希「一つ一つが小型ボタン電池で動く、リモコン操作型だじぇ!」 咲「…っ」 京太郎「なんじゃそりゃ!…お、おい咲? どうした?」 咲「そんなの…おかしいよ…っ」 京太郎「咲?」 咲「そんな微振動じゃ、満足できないよ!」 京太郎「そんなことだろーと思ったぜ!」 和「…本当に、そうでしょうか」 和「確かに大きい力のほうが、人を満たしていくでしょう」 和「けれど小さいからこそ、得られるものもあるはずです」 和「そう…手の平に比べて盲牌する指先のほうが何倍も感覚が鋭いように」スッ 和「私は下の口よりも乳首のほうが感覚が鋭いから、微振動でちょうどいいんです!」カッ! 咲「……あ、あれ?」ポロポロ 咲「わ、私…変だよ、涙なんて、なんで…」エグエグ 和「…ハンカチ、使ってください」 和「さっき自家発電した手を拭いたものですが…涙くらいなら、拭えるはずです」 咲「うん…うんっ!」 京太郎「あれ? これだとフリテンになるのか。難しいな」カチカチ まこ「なんの騒ぎじゃ…お、京太郎。戻りよったんか」 京太郎「うおっ、先輩その恰好!」 まこ「これか? ウチの雀荘の制服じゃけえ、サイズはあっとるはずじゃ」 まこ「今時はこがーなことまでせんと、客が来ん」 京太郎「けどこれはまた…」 まこ「んー? なんかおかしかったかの」 京太郎「おかしいというかですね」 京太郎(サテン地のピンクで背中は下しやすそうなファスナー…) まこ「おお、そうじゃ。京太郎は撮影と男優、どっちにしよる?」 京太郎「学校での無断撮影禁止!」 久「えーと、それじゃ話がまとまったところで」 京太郎「何がどう纏まったんですかね…」 久「私は見てるから、まこと和、優希と宮永さんで打ってみてくれる?」 咲「は、はい」 まこ「京太郎よりは面白そうじゃ」 優希「任せとけー! せえのっ!」パチイン! 和「あふんっ」プルンッ 優希「さあ、咲ちゃんもバチバチ打つんだじぇ! 弾力が半端ねー!」ペチペチ 和「あっ、あっ、ひう、んんんっ!?」 京太郎「ふー…いいから麻雀しろよ」キリッ カチャカチャ…トン、トン 和「リーチ」 咲「……」 優希「ポン、ここからがどくだんじょーだっ!」 和「ロン。7700です」 優希「じぇじぇじぇ…」 ガラガラ… 和「あまり関係のない話ですが…」カチャカチャ 和「7700点はチッチーと言いますが、ついチ○チ○と言ってしまいますね」チャ、チャ 咲「うん、私も」トン 優希「ふつうふつうー」トン 京太郎「どうやってもわざと以外ねえよ」 咲「ツモ。これでおしまいだね」 まこ「ほー、三連続プラマイゼロか。こりゃあとんでもないかもしれんの」 和「…三連続? そんなオカルトありえません」 優希「うがー、どうなってんだー…」 咲「あ。あはは。昔のクセというか」 京太郎「昔? そういやいつだったか、家族で打ってたとか言ってなかったか」 咲「うん…昔ね、家族でやってた時はちょっとした掛け麻雀やってたんだ」 咲「お姉ちゃんは私を脱がそうと躍起になってたけど…プラマイゼロなら罰無しだったから」 咲「悔しそうな顔が見てて面白かったなあ…」ニコニコ 京太郎「動機も不純なら発端も不純じゃねーか!」 久「ねえ宮永さん。つまりこれ、わざとやってるわけよね?」 咲「え、えっと…はい」 久「なるほどねえ。ね、次は勝ちを狙ってみない?」 咲「え……」 久「どうしてもプラマイゼロにしたいなら、1000点しか持ってないと思って打ってみなさい」 京太郎「1000点ってことは、つまりみんなに8000点配ってるってことですか?」 咲「1000点…ギリギリですね」 久「ええ、例えるなら自分は昇天寸前で他の三人はまだまだ余裕。その状態で三人を上回らないとダメ」 咲「それは…大変そうだ」ゴッ 京太郎「例えのせいでむしろ理解が追い付かないんですけど」 久「さてオーラス。ここからプラマイゼロにするなら、役満でも上がらないとダメよ」 京太郎「役満って…無茶苦茶ですよ」 久「そうね。役満自体そもそも簡単な物じゃない」 久「けどそれさえ乗り越えるような、場を支配する強運の持ち主なら…!」 咲「今日はこれ、上がってもいいんですよね」 咲「カン……リーチ、ツモ、嶺上開花、三暗刻、純チャン、ドラ2。裏が、3枚」 咲「数え役満k…です」 京太郎(触れてやらん…) 優希「数え役満コだじぇ!」 京太郎「シャァラップ!」 久「っ…ふ、ふふ」ゾクゾク まこ「なるほどのぉ、こりゃ、凄まじい」ゴクリ 和「あ……は、あ……」ピクン 優希「ぐあー! やられたー!」 咲「ふう、こんな感じかな」 京太郎「すげーな咲。こんな上がりが出来るなんて、馬鹿にできねーや」 咲「そ、そう? えへへ…あ、もう真っ暗だ」 京太郎「雨も降ってるのか? 折り畳み傘置いてて助かったぜ」 久「あらほんと…雨のせいだったのね。この感じ」モジモジクチュクチュ 京太郎「そんなピンポイントに降り込むわけないだろぉ!」 久「もう遅いし、そろそろ帰りましょうか」 和「はふぅ…そうですね。このままでは下手をすると朝帰りになりそうです」 優希「いやんな感じだじぇ。なー、だーりん」 京太郎「誰がだーりんだアホタコスめ。傘に入れて欲しいならそう言え」 優希「ぐぬぬ…」 和「けど大雨ですね。傘が無いと本当に風邪をひきそうです」 まこ「なんならここで泊まっといたらええ。まー小さいがベッドもあるけえ」 咲「でもあのベッドじゃ6Pは難しそう…」 久「あら、それじゃ床で寝る? 手足と頭でちょうど5人くらい攻められるわよね須賀君」 京太郎「うーんコンビニまで傘買いに走っちゃおうかなー!」 和「宮永さんは麻雀強いんですね…」 咲「そ、そうかな。大したことないと思うけど」 優希「強すぎだじぇ、明日はリベンジするから覚悟しとけー!」 京太郎「まさかの強さだよなあ。あと重いから降りろ」 咲「うぅ…でも、私」 咲「麻雀、好きじゃないんだ」 和「……え」 咲「ほ、ほんとに麻雀なんて全然好きじゃないんだからねっ!」ツンツン 京太郎「ツンデレ下っ手クソだなお前」 久「…ふふ」 まこ「なんじゃ、まだ帰っちょらんかったんか」 久「まこ、宮永さんのことなんだけど」 まこ「あー、わかっとる。部員に欲しいっちゅうことじゃろ」 久「あんな逸材逃がすなんてあり得ないもの」 久「これで部員に女子5人…団体戦に出られるわ」 まこ「…本気か?」 久「マジマジ。絶対手に入れて見せるわ」 久「あと大事なのは…宮永さんの性癖ね」 まこ「SかMか。今日聞いとった限りじゃSっぽいがの」 久「あら、それは大丈夫よ。私はどっちにも成れるから」ハアハア 数日後 咲「アルバイト…」 和「ですか。染谷先輩のお店?」 久「そ。人手が足りないらしくてねー、ちょっと行って貰える? バイト代は出るみたいだから」 咲「えっと、それなら片岡さんと京ちゃんは」 久「あの二人はまだ遅そうだし、貴方たちでいってくれない?」 和「まだ遅いんですか…遅漏と不感症?」 咲「な、ななな! 京ちゃんは早漏だよ!(多分)」 久「あら、その話興味あるわね…先にその話してからにしましょうか」 京太郎「……なんか嫌な感じだ」 優希「顔色が悪いじぇ。なんかへんなもん食べたか?」 咲「あ、染谷先輩。ここが先輩のお店かな」 まこ「よー来たの、バイトの内容はきいちょるか?」 和「かつ丼も出る雀荘だと部長は言ってましたが…」 まこ「そーゆーことじゃ。で、わしの服見りゃわかるかもしれんが」 咲「メイド服ってことは…」カアッ 和「ええ…」ゴクリ 咲&和「「ノーパンしゃぶしゃぶ雀荘」」 まこ「それもええのう」 和「お帰りなさいませご主人様、愚図な私めにどうぞなんなりと罰を…」ハアハア まこ「アホ、そういうことは別の機会にやらんかい」ペチン 和「すみません。服装が可愛らしいので少し興奮してしまいました」 咲「あ、あうあう、ごご、ごちゅじん…おきゃえり…」 まこ「こっちはこっちで呂律がさっぱり回っちょらんし」 まこ「お帰りなさいませー。お、宮永さん…もう咲でええな。それと和、あっちの麻雀卓入り」 咲「は、はいぃ…え?」 和「誰も居ませんが…空き卓ですよ?」 まこ「ああ、それでええんじゃ。相手はすぐに来るけえ」 咲「それじゃあ来るまでは…独りで慰めてたほうがいいですか?」 和「振動麻雀牌なら持ってきてますが…」ヴィイイイイン まこ「ああ、それもええのう」 「良くないよ!?」 まこ「ああ、来よったか」 久「というわけで。プロを呼んどいたのよ」 京太郎「うげっ。プロとなんて、勝てるんですか?」 久「無理じゃない? 反対にボコボコだと思うわ」 優希「おおぅ…エグイんだじぇ」 京太郎「大丈夫なんですか? それがショックになったりとか」 久「んー…大丈夫だと思うけど。あの二人、そんなにヤワじゃないわよ」 久「特に和。あの子はね」 久「真性のMよ…ふふ」 京太郎「…何故か納得してしまう自分が悔しいっ!」 優希「そういえば部長は誰を呼んだのか? 気になるじょー」 京太郎「そういや…部長、プロの人と知り合いなんですか?」 久「まあねえ。って言っても今回は他にもいるみたいだけど」 久「プロ二人相手にあの子たち、どうなるかしら」 京太郎「咲、和……」 優希「きょーたろー、あの二人のこと気になってるじぇ?」 京太郎「ああ、そうだな」 京太郎(なんだろう、さっきからこの気持ち…) 京太郎「…なんか、プロの人にすげえ頑張って欲しいような気がする!」 靖子「さすが小鍛治さん。ツッコミに定評がある…遅れたか?」 まこ「いや、丁度いいとこじゃ。しかし藤田さん、もう一人のプロってまさか」 靖子「ああ。私なんか目じゃない…国内負け無し、文句なしトッププロ」 靖子「小鍛治健夜だ。たまたま長野に来てたから誘ったら、暇らしくてね」 まこ「いやいや…こげん凄まじい人に指導されるとは。二人が羨ましいのう」 まこ「しかし、ホンマに噂どおりじゃ」 健夜「なんで高校生がそんなもの持ってるの!? てゆーかその胸高校生なの!?」 健夜「私はこんななのに…不公平だよ!」 まこ「ツッコミの小鍛冶。並み居る強豪相手に対局中ツッコミ続ける日本最強」 靖子「ああ。小鍛治さんに揉まれればいい経験になるだろ」 靖子「あ、あっちの胸の大きいのはこれ以上揉まれる必要は無いか?」 健夜「そこ! 揉まれるって麻雀のことじゃないの!?」 靖子「さて…そろそろ始めるか。いつもの頼む」 まこ「はいはい、いつものですね」 靖子「んがっ、んぐ…ふう、ゴチそうさん」 健夜「凄い食べっぷりだね靖子ちゃん…それ、好きなの?」 靖子「ええ、まあ」 靖子「小鍛治さんもどうです? 親子丼」 健夜「わ、私は…最近炭水化物は…」 靖子「んじゃそっちの二人は? なんなら奢るけど」 咲「えっと…私は親子丼より兄弟丼のほうが」 和「私は頂くより頂かれるほうに興味があります」 靖子「そう? 残念ね、母娘丼おいしいのに」 健夜「おかしいよね!? 兄弟丼なんて食べ物ないし!」 健夜「頂かれるとか全然意味違っちゃってるし!」 健夜「ていうか靖子ちゃんも言葉のニュアンス変わってるよね!?」 靖子「じゃ、打とうか」 健夜「なんだかもう疲れてきたよ…」ハァ 咲「…ほ、本当に?」 和「トッププロが相手…こちらの実力は不足も甚だしいですが、またとない機会ですね」 健夜「えっと、それじゃ始めていい?」 和「ええ…是非」 和「嬲られるのも、弄ばれるのも得意ですから」 健夜「なんか変な言い方してる!?」 咲「わ、私も小鍛治さんの指テクが味わいたいです!」 健夜「エロもなければイカサマもしないからね!?」 咲(次でカンすれば上がれる。これで) 靖子「はっ」 靖子「カン」 和「明刻に加カン……?」 咲「え」ゾクッ 咲(ダメ…それは私の大事な…!?)ゾゾゾッ 靖子「これでツモ――」 健夜「――聞こえなかったかな。ロン」 靖子「っ、はい」 和(藤田プロが上がっていれば嶺上、それを小鍛治プロが槍槓…無茶苦茶です) 咲(そんな…私の大事なトコが奪われて、横から弄ばれて…) 健夜「心の中でも言い方があるよね!」 健夜「ツモ。14000オール」 咲「あ、ああ…」ガクガク 和「は、はあぁ」ビクビク 靖子「…参ったな、これはやりすぎたか?」 まこ「全局で咲と和を飛ばして、藤田プロでも辛うじてトビ回避が精いっぱいとは…えぐいのう」 健夜「ご、ごめんね。つい楽しかったから少しだけ頑張っちゃった」 靖子「少しだけ、ですか。本気でやってトビ回避の私が馬鹿らしく思えますね」 健夜「え? えっと実は本気だったかも…」 靖子「冗談ですよ。しかしそれにしたって高校生相手に」 まこ「あー…それは大丈夫じゃ。あれ見てください」 和「はぁあん、も、もうお腹いっぱいです…」 咲「どうしよう京ちゃん…私、新しいほうに目覚めちゃったかも…えへ、えへへ」 健夜「やっちゃった…年下相手に…」ブツブツ 靖子「まあまあ。いい発破になったみたいですし」 まこ「それで、トッププロから見てあの二人はどうですかの?」 健夜「えと…正直に言うと今のままじゃ難しいかな」 和「……」ピクッ 健夜「去年の全国を見た限りだと龍門渕の天江衣は相当な魔物。このままだと食べられて、それだけ」 咲「……」 健夜「だから、私を覚えておいて」ゴッ 健夜「相手に飲まれないように。今のうちに慣れておこう?」 健夜「閉店まであと半荘一回いけるよね――飛ばないように、気を付けて」 和「…飛ばないように、ですか。難しいですね」 和「私はトぶのは大得意ですし大好きですが」 健夜「だからそういう問題じゃないって何回言わせるの!?」 京太郎「それじゃ、俺達帰りますけど」 久「お疲れ様。ついでにまこの雀荘に寄ってきてくれる?」 京太郎「はあ、構いませんけど…待てよ? ってことは」 優希「のどちゃんとさきちゃんのメイド服が視姦し放題だじぇ!」 京太郎「新鮮だよなあ、見てみたいし早いとこ行くか」 久「お願いね…ああ、それと須賀君」 京太郎「はい?」 久「今の優希の言葉に反応無かったけど、慣れた?」 京太郎「……え?」 優希「じぇー、脳内でひん剥く分には合法だー。視姦するじょ」 京太郎「……」 京太郎「う、うわあああああ!」 京太郎「えーと、ここか。こんばんはー…」 まこ「お? 京太郎か。どーした?」 京太郎「染谷先輩、いやあ二人の様子を見てこいって言われまして」 まこ「なるほど。二人ならほれ、あっちで最後の局打っとる」 まこ「まあ見た方が早いじゃろ」 京太郎「えーと…」 咲「白って小鍛治さんの下着の色のことなんですか?」 靖子「白の正式名称はパイ○ンだ。しかしアラフォーで生えてないとは…」 和「中の赤は具の赤なんでしょうか。それともポッチ…?」 健夜「誰も色の話なんてしてないしアラサーだよ! って何言わせるのツモォ!」 京太郎「す、すげえ…あの人ツッコミながら役満上がってる…」 健夜「はあ、はあ、つ、疲れた…」 まこ「お疲れ様でした。これ、お礼代わりのドリンク。カルピスですが」 健夜「ありがと…はふ、生き返るよぉ」 靖子「ほう、白濁した液体を美味しそうに飲み干す妙齢の女性」 咲「でもトロミがちょっと薄い気がするけど」 和「カルピスミルクくらいが丁度いいかと…」 健夜「ごほっ!? げほっ、だ、だから――」 京太郎「よーし3人とも酪農家に謝る時間だ!」 健夜「……え」 京太郎「清澄高校麻雀部員共」 京太郎「おーい、咲ー」 咲「あ、京ちゃん。どうしたの?」 京太郎「いや別に。たまたま通りがかったからさ。咲は本読んでたのか」 咲「うん…ね、今日は風が気持ちいいね」 京太郎「ああ、そうだな…」 咲「……ふふっ」ペラペラ 京太郎「それ面白いか?」 咲「うん、とっても」ペラペラ 京太郎(なんでこいつは爽やかな場所で官能小説読むんだろ) 京太郎「あ、そういえば咲に頼みたいことがあるんだよ」 咲「なに? 私まだ未経験だけど…」 京太郎「聞いてねーよ、そんなことより今日の昼飯だよ。レディースランチ食べたいからちょっと手伝ってくれ」 咲「え? レディーをランチで食べたいの?」 京太郎「言ってねーよ」 咲「あ、そっか。レディースだもんね。京ちゃんは不良モノが好きなのかな」 京太郎「せめてモノだけでも取ってくれよ」 咲「はい、レディース」 京太郎「変なとこ切るな…ありがとな」ワシャワシャ 咲「わわっ、もう…えへへ」 「咲ちゃんはいい嫁さんだなあ」 咲「嫁さん違います!」 京太郎「真っ向否定ですか」 咲「今から嫁さんじゃ背徳兄妹プレイも甘ずっぱ青春プレイもできないでしょ!」 京太郎「うん、ランチ食べるから黙っててくれる?」 京太郎「んー…」カチカチ 咲「? 京ちゃんそれ何?」 京太郎「んー? まあちょっとな、内緒」カチカチ 咲「ふーん…あ、そっか」 京太郎「どしたー?」カチカチ 咲「ごめんごめん、エロアプリやってるところなんて見られたくないもんね」ウンウン 京太郎「麻雀アプリだからよく見ろぉ!」 咲「京ちゃん、麻雀やるんだ」 京太郎「ああ、つってもまだ始めたばっかだけどな」 咲「そっか…楽しい?」 京太郎「まあまあだな。勝てば楽しいし、負ければ悔しいし」 咲「そっか、そうだよね…」 咲「脱衣麻雀で後2枚なのにクレジットが無くなった時なんか、凄い悔しいもんね」 京太郎「さっきマトモなアプリ見せただろぉ」 京太郎「そうだ、俺麻雀部入ってるんだよ。お前も来ないか?」 咲「え…いいよ、私は…」 京太郎「いいからいいから。どうせ帰ってもすることないんだろ? 一緒に行こうぜ」ギュッ 咲「あ…」 咲「もう、仕方ないなあ」 咲「確かに帰っても自家発電くらいしかすることないから、一緒に行ってあげる」 京太郎「ひゅーっ! 風が強くて何も聞こえないぜ!」 京太郎「会長、メンツ連れてきました」 久「ん…おはよ、須賀くん…」ゴシゴシ 久「ふあ…あれ?」パンツミエソー 久「き、きゃああ! 見ないでよばかーっ!」 京太郎「また何してんですか」 久「え? 男の子ってこういうのが好きだって聞いたんだけど」 京太郎「そういうのは漫画とかの中だけなんで…」 久「よろしくね、私は麻雀部部長にして学生議会長の竹井久」 久「更にロボット研究会と新聞部の名誉顧問もしてるわ」 咲「えっと、あのロボット研究会の?」 久「ええ、この部屋にもいくつか試作品が飾ってあるわ」 咲「わあ…可愛いですね、このコケシ」 久「でしょう? 貴方と同じ一年が作ったのよ」 その時俺は見逃さなかった…コケシの後ろに不自然なスイッチがあることを。 でも会話に巻き込まれたくなかったから突っ込むのを止めた。 久「で、メンツってことは…須賀君?」 京太郎「ええ」 久「ふうん、面白いじゃない。宮永さん、だっけ?」 咲「は、はいっ…」 久「そんなに緊張しなくていいわ。別に取って食べようってわけじゃないし」 咲「ほっ」 久「緊張するのは初体験の時まで取っておきなさい」 咲「くすっ…ね、京ちゃん、竹井先輩って面白い人だね」 京太郎「……」 京太郎「えっ、今のどこが?」 京太郎「それより他の人は? 部長だけですか」 久「ああ、今一年二人に買い物に行って貰ってるのよ。まこは着替え中」 京太郎「それでこんなに静かなんですね。はは、アイツがいないと耳に優しいな」 咲「京ちゃん、あいつって誰?」 京太郎「ん? ああ、優希って言ってさ。とにかく元気っていうか」 ガチャ、バタン! 優希「今帰ったじぇ! おお犬、ご主人より先に帰ってるとは分かってるな!」 京太郎「うるせーよお子様、相変わらずうっせーな」 優希「なんだとー!」 咲「……」 咲(反抗的奴隷プレイ…!)ドキドキ 京太郎「何考えてるか知らんがそれはちがーう」 「優希、待ってください…あ、須賀君」 京太郎「おう和、買い物ご苦労さん」 咲「わ…綺麗な人…」 和「? どちら様でしょうか」 京太郎「ああ、こいつは俺の幼馴染で…」 和「なるほど…わかりました」 和「幼馴染で手籠めの少女を麻雀台の上で辱めつつ、私たちに脱衣麻雀を強要するんですね?」 京太郎「俺の気持ちの一片も分かっていない…」 和「私は一向に構いません」キリッ 京太郎「そこは構うところだろぉ!」 京太郎「そういえば、二人は何を買ってきたんだ?」 優希「くふふ、聞いて驚け、見て笑えー!」 和「はい、これです」ゴソゴソ 優希「新品の麻雀牌!」 京太郎「おおー!」 和「の、形をした振動するジョークグッズです」ヴィイイン 優希「一つ一つが小型ボタン電池で動く、リモコン操作型だじぇ!」 咲「…っ」 京太郎「なんじゃそりゃ!…お、おい咲? どうした?」 咲「そんなの…おかしいよ…っ」 京太郎「咲?」 咲「そんな微振動じゃ、満足できないよ!」 京太郎「そんなことだろーと思ったぜ!」 和「…本当に、そうでしょうか」 和「確かに大きい力のほうが、人を満たしていくでしょう」 和「けれど小さいからこそ、得られるものもあるはずです」 和「そう…手の平に比べて盲牌する指先のほうが何倍も感覚が鋭いように」スッ 和「私は下の口よりも乳首のほうが感覚が鋭いから、微振動でちょうどいいんです!」カッ! 咲「……あ、あれ?」ポロポロ 咲「わ、私…変だよ、涙なんて、なんで…」エグエグ 和「…ハンカチ、使ってください」 和「さっき自家発電した手を拭いたものですが…涙くらいなら、拭えるはずです」 咲「うん…うんっ!」 京太郎「あれ? これだとフリテンになるのか。難しいな」カチカチ まこ「なんの騒ぎじゃ…お、京太郎。戻りよったんか」 京太郎「うおっ、先輩その恰好!」 まこ「これか? ウチの雀荘の制服じゃけえ、サイズはあっとるはずじゃ」 まこ「今時はこがーなことまでせんと、客が来ん」 京太郎「けどこれはまた…」 まこ「んー? なんかおかしかったかの」 京太郎「おかしいというかですね」 京太郎(サテン地のピンクで背中は下しやすそうなファスナー…) まこ「おお、そうじゃ。京太郎は撮影と男優、どっちにしよる?」 京太郎「学校での無断撮影禁止!」 久「えーと、それじゃ話がまとまったところで」 京太郎「何がどう纏まったんですかね…」 久「私は見てるから、まこと和、優希と宮永さんで打ってみてくれる?」 咲「は、はい」 まこ「京太郎よりは面白そうじゃ」 優希「任せとけー! せえのっ!」パチイン! 和「あふんっ」プルンッ 優希「さあ、咲ちゃんもバチバチ打つんだじぇ! 弾力が半端ねー!」ペチペチ 和「あっ、あっ、ひう、んんんっ!?」 京太郎「ふー…いいから麻雀しろよ」キリッ カチャカチャ…トン、トン 和「リーチ」 咲「……」 優希「ポン、ここからがどくだんじょーだっ!」 和「ロン。7700です」 優希「じぇじぇじぇ…」 ガラガラ… 和「あまり関係のない話ですが…」カチャカチャ 和「7700点はチッチーと言いますが、ついチ○チ○と言ってしまいますね」チャ、チャ 咲「うん、私も」トン 優希「ふつうふつうー」トン 京太郎「どうやってもわざと以外ねえよ」 咲「ツモ。これでおしまいだね」 まこ「ほー、三連続プラマイゼロか。こりゃあとんでもないかもしれんの」 和「…三連続? そんなオカルトありえません」 優希「うがー、どうなってんだー…」 咲「あ。あはは。昔のクセというか」 京太郎「昔? そういやいつだったか、家族で打ってたとか言ってなかったか」 咲「うん…昔ね、家族でやってた時はちょっとした掛け麻雀やってたんだ」 咲「お姉ちゃんは私を脱がそうと躍起になってたけど…プラマイゼロなら罰無しだったから」 咲「悔しそうな顔が見てて面白かったなあ…」ニコニコ 京太郎「動機も不純なら発端も不純じゃねーか!」 久「ねえ宮永さん。つまりこれ、わざとやってるわけよね?」 咲「え、えっと…はい」 久「なるほどねえ。ね、次は勝ちを狙ってみない?」 咲「え……」 久「どうしてもプラマイゼロにしたいなら、1000点しか持ってないと思って打ってみなさい」 京太郎「1000点ってことは、つまりみんなに8000点配ってるってことですか?」 咲「1000点…ギリギリですね」 久「ええ、例えるなら自分は昇天寸前で他の三人はまだまだ余裕。その状態で三人を上回らないとダメ」 咲「それは…大変そうだ」ゴッ 京太郎「例えのせいでむしろ理解が追い付かないんですけど」 久「さてオーラス。ここからプラマイゼロにするなら、役満でも上がらないとダメよ」 京太郎「役満って…無茶苦茶ですよ」 久「そうね。役満自体そもそも簡単な物じゃない」 久「けどそれさえ乗り越えるような、場を支配する強運の持ち主なら…!」 咲「今日はこれ、上がってもいいんですよね」 咲「カン……リーチ、ツモ、嶺上開花、三暗刻、純チャン、ドラ2。裏が、3枚」 咲「数え役満k…です」 京太郎(触れてやらん…) 優希「数え役満コだじぇ!」 京太郎「シャァラップ!」 久「っ…ふ、ふふ」ゾクゾク まこ「なるほどのぉ、こりゃ、凄まじい」ゴクリ 和「あ……は、あ……」ピクン 優希「ぐあー! やられたー!」 咲「ふう、こんな感じかな」 京太郎「すげーな咲。こんな上がりが出来るなんて、馬鹿にできねーや」 咲「そ、そう? えへへ…あ、もう真っ暗だ」 京太郎「雨も降ってるのか? 折り畳み傘置いてて助かったぜ」 久「あらほんと…雨のせいだったのね。この感じ」モジモジクチュクチュ 京太郎「そんなピンポイントに降り込むわけないだろぉ!」 久「もう遅いし、そろそろ帰りましょうか」 和「はふぅ…そうですね。このままでは下手をすると朝帰りになりそうです」 優希「いやんな感じだじぇ。なー、だーりん」 京太郎「誰がだーりんだアホタコスめ。傘に入れて欲しいならそう言え」 優希「ぐぬぬ…」 和「けど大雨ですね。傘が無いと本当に風邪をひきそうです」 まこ「なんならここで泊まっといたらええ。まー小さいがベッドもあるけえ」 咲「でもあのベッドじゃ6Pは難しそう…」 久「あら、それじゃ床で寝る? 手足と頭でちょうど5人くらい攻められるわよね須賀君」 京太郎「うーんコンビニまで傘買いに走っちゃおうかなー!」 和「宮永さんは麻雀強いんですね…」 咲「そ、そうかな。大したことないと思うけど」 優希「強すぎだじぇ、明日はリベンジするから覚悟しとけー!」 京太郎「まさかの強さだよなあ。あと重いから降りろ」 咲「うぅ…でも、私」 咲「麻雀、好きじゃないんだ」 和「……え」 咲「ほ、ほんとに麻雀なんて全然好きじゃないんだからねっ!」ツンツン 京太郎「ツンデレ下っ手クソだなお前」 久「…ふふ」 まこ「なんじゃ、まだ帰っちょらんかったんか」 久「まこ、宮永さんのことなんだけど」 まこ「あー、わかっとる。部員に欲しいっちゅうことじゃろ」 久「あんな逸材逃がすなんてあり得ないもの」 久「これで部員に女子5人…団体戦に出られるわ」 まこ「…本気か?」 久「マジマジ。絶対手に入れて見せるわ」 久「あと大事なのは…宮永さんの性癖ね」 まこ「SかMか。今日聞いとった限りじゃSっぽいがの」 久「あら、それは大丈夫よ。私はどっちにも成れるから」ハアハア 数日後 咲「アルバイト…」 和「ですか。染谷先輩のお店?」 久「そ。人手が足りないらしくてねー、ちょっと行って貰える? バイト代は出るみたいだから」 咲「えっと、それなら片岡さんと京ちゃんは」 久「あの二人はまだ遅そうだし、貴方たちでいってくれない?」 和「まだ遅いんですか…遅漏と不感症?」 咲「な、ななな! 京ちゃんは早漏だよ!(多分)」 久「あら、その話興味あるわね…先にその話してからにしましょうか」 京太郎「……なんか嫌な感じだ」 優希「顔色が悪いじぇ。なんかへんなもん食べたか?」 咲「あ、染谷先輩。ここが先輩のお店かな」 まこ「よー来たの、バイトの内容はきいちょるか?」 和「かつ丼も出る雀荘だと部長は言ってましたが…」 まこ「そーゆーことじゃ。で、わしの服見りゃわかるかもしれんが」 咲「メイド服ってことは…」カアッ 和「ええ…」ゴクリ 咲&和「「ノーパンしゃぶしゃぶ雀荘」」 まこ「それもええのう」 和「お帰りなさいませご主人様、愚図な私めにどうぞなんなりと罰を…」ハアハア まこ「アホ、そういうことは別の機会にやらんかい」ペチン 和「すみません。服装が可愛らしいので少し興奮してしまいました」 咲「あ、あうあう、ごご、ごちゅじん…おきゃえり…」 まこ「こっちはこっちで呂律がさっぱり回っちょらんし」 まこ「お帰りなさいませー。お、宮永さん…もう咲でええな。それと和、あっちの麻雀卓入り」 咲「は、はいぃ…え?」 和「誰も居ませんが…空き卓ですよ?」 まこ「ああ、それでええんじゃ。相手はすぐに来るけえ」 咲「それじゃあ来るまでは…独りで慰めてたほうがいいですか?」 和「振動麻雀牌なら持ってきてますが…」ヴィイイイイン まこ「ああ、それもええのう」 「良くないよ!?」 まこ「ああ、来よったか」 久「というわけで。プロを呼んどいたのよ」 京太郎「うげっ。プロとなんて、勝てるんですか?」 久「無理じゃない? 反対にボコボコだと思うわ」 優希「おおぅ…エグイんだじぇ」 京太郎「大丈夫なんですか? それがショックになったりとか」 久「んー…大丈夫だと思うけど。あの二人、そんなにヤワじゃないわよ」 久「特に和。あの子はね」 久「真性のMよ…ふふ」 京太郎「…何故か納得してしまう自分が悔しいっ!」 優希「そういえば部長は誰を呼んだのか? 気になるじょー」 京太郎「そういや…部長、プロの人と知り合いなんですか?」 久「まあねえ。って言っても今回は他にもいるみたいだけど」 久「プロ二人相手にあの子たち、どうなるかしら」 京太郎「咲、和……」 優希「きょーたろー、あの二人のこと気になってるじぇ?」 京太郎「ああ、そうだな」 京太郎(なんだろう、さっきからこの気持ち…) 京太郎「…なんか、プロの人にすげえ頑張って欲しいような気がする!」 靖子「さすが小鍛治さん。ツッコミに定評がある…遅れたか?」 まこ「いや、丁度いいとこじゃ。しかし藤田さん、もう一人のプロってまさか」 靖子「ああ。私なんか目じゃない…国内負け無し、文句なしトッププロ」 靖子「小鍛治健夜だ。たまたま長野に来てたから誘ったら、暇らしくてね」 まこ「いやいや…こげん凄まじい人に指導されるとは。二人が羨ましいのう」 まこ「しかし、ホンマに噂どおりじゃ」 健夜「なんで高校生がそんなもの持ってるの!? てゆーかその胸高校生なの!?」 健夜「私はこんななのに…不公平だよ!」 まこ「ツッコミの小鍛冶。並み居る強豪相手に対局中ツッコミ続ける日本最強」 靖子「ああ。小鍛治さんに揉まれればいい経験になるだろ」 靖子「あ、あっちの胸の大きいのはこれ以上揉まれる必要は無いか?」 健夜「そこ! 揉まれるって麻雀のことじゃないの!?」 靖子「さて…そろそろ始めるか。いつもの頼む」 まこ「はいはい、いつものですね」 靖子「んがっ、んぐ…ふう、ゴチそうさん」 健夜「凄い食べっぷりだね靖子ちゃん…それ、好きなの?」 靖子「ええ、まあ」 靖子「小鍛治さんもどうです? 親子丼」 健夜「わ、私は…最近炭水化物は…」 靖子「んじゃそっちの二人は? なんなら奢るけど」 咲「えっと…私は親子丼より兄弟丼のほうが」 和「私は頂くより頂かれるほうに興味があります」 靖子「そう? 残念ね、母娘丼おいしいのに」 健夜「おかしいよね!? 兄弟丼なんて食べ物ないし!」 健夜「頂かれるとか全然意味違っちゃってるし!」 健夜「ていうか靖子ちゃんも言葉のニュアンス変わってるよね!?」 靖子「じゃ、打とうか」 健夜「なんだかもう疲れてきたよ…」ハァ 咲「…ほ、本当に?」 和「トッププロが相手…こちらの実力は不足も甚だしいですが、またとない機会ですね」 健夜「えっと、それじゃ始めていい?」 和「ええ…是非」 和「嬲られるのも、弄ばれるのも得意ですから」 健夜「なんか変な言い方してる!?」 咲「わ、私も小鍛治さんの指テクが味わいたいです!」 健夜「エロもなければイカサマもしないからね!?」 咲(次でカンすれば上がれる。これで) 靖子「はっ」 靖子「カン」 和「明刻に加カン……?」 咲「え」ゾクッ 咲(ダメ…それは私の大事な…!?)ゾゾゾッ 靖子「これでツモ――」 健夜「――聞こえなかったかな。ロン」 靖子「っ、はい」 和(藤田プロが上がっていれば嶺上、それを小鍛治プロが槍槓…無茶苦茶です) 咲(そんな…私の大事なトコが奪われて、横から弄ばれて…) 健夜「心の中でも言い方があるよね!」 健夜「ツモ。14000オール」 咲「あ、ああ…」ガクガク 和「は、はあぁ」ビクビク 靖子「…参ったな、これはやりすぎたか?」 まこ「全局で咲と和を飛ばして、藤田プロでも辛うじてトビ回避が精いっぱいとは…えぐいのう」 健夜「ご、ごめんね。つい楽しかったから少しだけ頑張っちゃった」 靖子「少しだけ、ですか。本気でやってトビ回避の私が馬鹿らしく思えますね」 健夜「え? えっと実は本気だったかも…」 靖子「冗談ですよ。しかしそれにしたって高校生相手に」 まこ「あー…それは大丈夫じゃ。あれ見てください」 和「はぁあん、も、もうお腹いっぱいです…」 咲「どうしよう京ちゃん…私、新しいほうに目覚めちゃったかも…えへ、えへへ」 健夜「やっちゃった…年下相手に…」ブツブツ 靖子「まあまあ。いい発破になったみたいですし」 まこ「それで、トッププロから見てあの二人はどうですかの?」 健夜「えと…正直に言うと今のままじゃ難しいかな」 和「……」ピクッ 健夜「去年の全国を見た限りだと龍門渕の天江衣は相当な魔物。このままだと食べられて、それだけ」 咲「……」 健夜「だから、私を覚えておいて」ゴッ 健夜「相手に飲まれないように。今のうちに慣れておこう?」 健夜「閉店まであと半荘一回いけるよね――飛ばないように、気を付けて」 和「…飛ばないように、ですか。難しいですね」 和「私はトぶのは大得意ですし大好きですが」 健夜「だからそういう問題じゃないって何回言わせるの!?」 京太郎「それじゃ、俺達帰りますけど」 久「お疲れ様。ついでにまこの雀荘に寄ってきてくれる?」 京太郎「はあ、構いませんけど…待てよ? ってことは」 優希「のどちゃんとさきちゃんのメイド服が視姦し放題だじぇ!」 京太郎「新鮮だよなあ、見てみたいし早いとこ行くか」 久「お願いね…ああ、それと須賀君」 京太郎「はい?」 久「今の優希の言葉に反応無かったけど、慣れた?」 京太郎「……え?」 優希「じぇー、脳内でひん剥く分には合法だー。視姦するじょ」 京太郎「……」 京太郎「う、うわあああああ!」 京太郎「えーと、ここか。こんばんはー…」 まこ「お? 京太郎か。どーした?」 京太郎「染谷先輩、いやあ二人の様子を見てこいって言われまして」 まこ「なるほど。二人ならほれ、あっちで最後の局打っとる」 まこ「まあ見た方が早いじゃろ」 京太郎「えーと…」 咲「白って小鍛治さんの下着の色のことなんですか?」 靖子「白の正式名称はパイ○ンだ。しかしアラフォーで生えてないとは…」 和「中の赤は具の赤なんでしょうか。それともポッチ…?」 健夜「誰も色の話なんてしてないしアラサーだよ! って何言わせるのツモォ!」 京太郎「す、すげえ…あの人ツッコミながら役満上がってる…」 健夜「はあ、はあ、つ、疲れた…」 まこ「お疲れ様でした。これ、お礼代わりのドリンク。カルピスですが」 健夜「ありがと…はふ、生き返るよぉ」 靖子「ほう、白濁した液体を美味しそうに飲み干す妙齢の女性」 咲「でもトロミがちょっと薄い気がするけど」 和「カルピスミルクくらいが丁度いいかと…」 健夜「ごほっ!? げほっ、だ、だから――」 京太郎「よーし3人とも酪農家に謝る時間だ!」 健夜「……え」 咲「京ちゃん、このメイド服どうかな…」 京太郎「おー、いいんじゃないか? 似合ってるぜ」 和「可愛いですよね、この服。ただちょっとだけ胸のあたりがきついような…」 京太郎「あー…咲? お前凄い目になってるぞ」 咲「え? あははははそーだよねー、借り物だからサイズも違うよねー」 京太郎「咲の心が締め付けられてる…」 靖子「お前さんも麻雀部員か。なんなら今から打とうか? とりあえず服脱ぐか?」 京太郎「文脈がおかしすぎるでしょ」 健夜「……」プルプル 京太郎「…あれ、もしかして、小鍛治プロ!? マジで? サインとかいいですか?」 健夜「好きー!」ガシィッ! 京太郎「うおっ! な、なんだ?」 咲「む、む…」 和「あら…とりあえず、撮っておきましょうか」シャメシャメ 和「すっかり夜になってしまいましたね。コーヒー飲みますか?」 京太郎「さんきゅ、風は強いけど気持ちいいな。しっかし変な人たちだったよなあ」 咲「むう…京ちゃんは年上が好きなの?」 京太郎「ああ小鍛治さん…なんていうかな、嫌いじゃないけどさ」 咲「むー…」 京太郎「なんかこう、親近感っつうか」 京太郎「小鍛治さん、マジで頑張って欲しいぜ」 和「咲さん、なにを膨れてるんですか?」 咲「これはコーヒーが口の中に入ってるだけだもん!」プンプン 京太郎「どうやって喋ってるんだお前」 和(須賀君まさかの鈍感…) 健夜「勢いでとんでもないこと言っちゃった…」ドンヨリ 靖子「今まで小鍛治さんの近くにいないタイプでしたね」 健夜「うぅ…こーこちゃんに知られたらまたからかわれるよ…」 健夜「咏ちゃんに知られても脱がされるし」 健夜「はやりちゃんに知られたら抜け駆けだって凄く怒られそうだし」 健夜「良子ちゃんに知られたら京太郎君が大人の階段昇らされちゃうよ!」 靖子「相変わらずトップの世界は恐ろしいですね…ところで小鍛治さん」 健夜「はああぁ…なに?」 靖子「私の飛びっこのスイッチ知りませんか。対局する前に無くしたらしくて」ヴィイイ 健夜「もおおお聞こえてたけど無視してたのに案の定だよ!」 京太郎「あ、小鍛治さんから電話。もしもし?」 咲「…小鍛治プロ、凄かったね。あんな人が認める人が県予選に出るなんて、このままじゃ勝てないよ」 和「なに言ってるんですか、たかだか数局飛ばされたくらいで」 和「小鍛治プロより強い訳じゃないなら、私達でも手が届くはずです」 和「まだ県予選まで10日。もっと手を伸ばして、隅々まで掴めるようになればいいんです!」 咲「和ちゃん…うん、そうだよね」 咲「奥の奥まで指が届けば私達でも…!」 京太郎「あ、聞こえました? はい、そろそろツッコむんで一旦切りますね」
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京太郎「咲は部活何にする?」 咲「私は…麻雀部かな」 京太郎「へえー。お前麻雀やってたっけ?」 咲「昔ちょっとね。この白糸台の麻雀部には、お姉ちゃんがいるんだ」 京太郎「そうなのか…ぽけぽけの咲の姉ちゃんならぽけぽけなのかね」 咲「むっ…そんなことないよ。お姉ちゃん見てみる?」 京太郎「そうだなー。俺も暇だし、一緒に行ってみるか」 咲「うん、えへへ…行こっか」 照「……嫌な、予感がする」ダラダラ 菫「どうした照、トイレを我慢するのは良くないぞ」 誠子「いやいや…宮永先輩、具合悪いなら休んでた方がいいですよ」 照「具合というより…なんというか」ブルブル 咲「あのう…見学したいんですけど」 照「……」ゴシゴシ 照「咲…?」 咲「あ、お姉ちゃん!」パアッ 京太郎「あれが咲のお姉さんか? 結構しっかりしてそうだなー」 菫「お姉ちゃん…妹か? 随分可愛い妹さんだな…おい照、どうした?」 照「見えない、聞こえない、何も居ない」ガクガク 咲「もうお姉ちゃんってば…照れちゃって」トトッ 咲「お・ね・え・ちゃ・ん」ポンッ 照「ひいいいい! ごめんなさいごめんなさいもうしませんからお尻だけは、お尻だけは!」 咲「今日から私も麻雀部に入るから、よろしくね」ニッコリ 照「……………………」 京太郎「なんだこれ」
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久「とゆーわけで。今日は水着で部活…すなわちプール!」 咲「それで水着持参だったんですね」 和「でも、それになんの意味があるんでしょう…」 久「意味ねえ…」 久「んー、なんとなくというか」チラッ 久「須賀君の水着が見たから! とか!」 京太郎「意味がわか」 和「いいですね」 咲「賛成です」 優希「ばっちこーい!」 まこ「ま、そういうことなら仕方ないのう」 京太郎「いやーん!」 久「ま、団体戦を勝ち抜いたご褒美と、個人戦への英気を養うってことで」 咲「そっか、ご褒美か…そうだね」 和「咲さん?」 咲「京ちゃん」トトッ 京太郎「ん? どうしたよ」 咲「えっとね…もし、その」モジモジ 咲「個人戦で勝ったら…」 京太郎「おう、弱いけどそれなりには頑張るぜ!」 咲「うん…ふふ、それで勝ったらご褒美あげようかなって」 京太郎「何だよ……下着なら間に合ってるぞ!」 京太郎(ふー…危ない危ない。予防線張っておかないとな) 咲「ええ!? そんなに自家発電用のショーツを持ってるの!?」 京太郎「日本語の使い方って難しいね!」 プール 京太郎(どうしよう…今更だけど) 京太郎(いやいや、さすがに公衆の場所でアホなことはしないだろ) 京太郎(そう思わせてそうじゃない可能性も…) 京太郎(和とかワザと下着とかで来ないだろうな…) 京太郎「うぐぐ、なんか悶々とする!」 久「おーいお待たせー。みんなで一緒にってなったら意外と時間かかっちゃって」 京太郎(き、きた! ゆっくりゆっくり…)ソー… 京太郎「……」 部員共「?」 京太郎「イヤッホオオオオオオウ!」 和「あら? 意外と喜んでくれましたね」 咲「もー京ちゃんってばー」テレテレ 京太郎「ばんざーい! ばんざーい!」 優希「きょーたろー! ゴムボートを曳け!」 京太郎「はいはいちょい待ち」 咲「うー…私、泳げないんだけど」 和「なるほど…なかなかの萌えポイントですね」グッ 和「普段はポケポケ、麻雀はドS、ちょっとしたところで欠点が」 和「実に、実にすばらです!」ハアハア! 咲「和ちゃん」 和「はいっ!」クルッ 咲「おすわり」 和「はいっ!」ペタン 京太郎「調教済み!?」 優希「咲ちゃんトース!」 咲「わわ、の、和ちゃん!」 和「須賀くん、えいっ」ギュッ 京太郎「ええい、ボールを寄越しなさいボールを!」 咲「あはははは、のどかちゃんっておもしろことするねー」 優希「咲ちゃん、のどちゃんのおもちを見る目がヤバイじぇ…」 咲「うらやましくなんかないもん…」ペタペタ 優希「ふー、遊んだ遊んだ。そろそろタコスミンを補給しないと」 京太郎「そういやさっき、VIPルームってのがあったな」 優希「きっと私とのどちゃんのためにあるんだじぇ!」 和「ご休憩室ですね」 京太郎「健全なプール施設にそんなもんがあるかっ!」 咲「それ、どこにあったの?」 京太郎「ああ…あっちに」 透華「むむむ無理に泳がなくてもももも問題あああありませんわ!」ガクガク 純「足震えてるぞ…」 透華「ここここここれは武者ぶるいですわ!」 一「無茶がありすぎるよ…」 和「VIPルームから出てきましたね」 京太郎「確信持てなくなっちゃった」 透華「あら…貴方たちは」 智紀「清澄高校…」 純「おう、須賀達か」 京太郎「どもっす。そっちもVIPルームに?」 一「ここは龍門渕グループだからね」 衣「ミヤナガサキ! ハラムラノノカ! あと弱いやつ!」 京太郎「はいはい、金髪雑魚ですよ。んじゃ俺らは退散しますか」 透華「はっ…待ちなさい原村和!」 和「はい?」ボイーンプルーン 純「おおう」 一「うわー」 透華「くっ!」 透華「ぐぎぎ…勝った気でいてもらっては困りますわ!」 和「はあ…」 透華「週末の個人戦では負けませんわ…! 本当のトップスタァがどちらか、白黒つけますわよ!」 衣「む…これは、この間の形代か?」 和「天江さん。ええ、これは同じキャラクターをモデルにしたビーチボールなんです」 衣「わー、それっ!」ポーン 京太郎「おおっ!? ほいっ」ポーン 咲「わわっ」ポーン 純「フンッ!」バシィッ! 和「エ、エロペーン!」 純「あ、わり…堪忍な」 衣「あの…ハラムラ、ミヤナガ…」 衣「もしよかったら、衣と友達になってくれないか?」 咲「うんっ、もちろんだよ!」 和「是非…ですがいいんですか? 私は徹底的にボケますけど」 京太郎「自覚在りすぎるボケってどうなのよ」 衣「その時はツッコむから大丈夫だ! 金髪雑魚が!」 京太郎「俺かよ!」 衣「だから…お前とも友達になってやる」プイッ 京太郎「なんじゃそりゃ…」 衣「……キョータロー」ボソッ 優希「むあー! スイート酸っぱすぎるじぇ! それ以上は許さん!」 衣「な、なんだチビ!」 優希「どっちがチビだ!」 衣「むむむっ」 優希「ぐぬぬっ」 京太郎(子供だ)ホッコリ 衣「ミヤナガサキ、昨日は楽しかった…また衣と遊んでくれるか?」 咲「もちろん。個人戦に出たらもっと打てるよ?」 衣「衣は個人戦には出ぬっ。昨日の団体戦で満足だ!」 透華「何度も言ってるのに、一向に気を変えませんの」 優希「ぷぷ、ビビってるんだじぇー」 衣「むっ! ふん、そっちこそけちょんけちょんに討ち滅ぼされるのがオチだっ」 優希「なにをー! 私よりチビのくせに!」 衣「なんだっ! 年齢では衣がお姉さんだぞ!」 京太郎「はいはい、そこまでそこまで。どっちが上か決めるなんて不毛だろ」ナデナデ 衣「む、む…」 優希「仕方ないじぇ…失礼」グイッ 衣「 」 優希「うーむ、確かにどちらも不毛地帯。この勝負手打ちだなっ」フンフム 京太郎「固まっちゃってるんだけど」 透華「原村和…必ずコテンコテンにして差し上げますわ!」 一「コテンコテンって」 智紀「古典的…」 純「ま、それもいいけどプールに入ろうぜ」グイッ 透華「ひぃっ!? ほ、ほほほほほ! よよよよよ余裕のよっちゃんですわ!」カチコチ 一「コチンコチンだ」 智紀「チン」 衣「直接的なものは衣は一切許さん!」 純「これで透華が出られれば二年連続出場だな」 一「東京かあ、懐かしいけどまだ一年前なんだよね」 衣「トーカは東京に行きたいのか?」 透華「行きたいに決まってますわ…衣、貴方忘れてますの!?」 透華「去年、東京に行った時のことですわ!」 衣「去年…」 衣『江都だ江都だ東京だー!』ピョンス 衣『眺望絶佳! 摩天楼が一杯あるよー!』 純『そろそろホテルに戻ろうぜ…』 一『いい加減歩き疲れたし、服も脱ぎたいし』 衣『ハジメのは既に服に至らない事を知れ!』 透華『けれど小腹がすきましたわね…』 衣『それならハミレスに行きたい!』 一『うーん、でも衣や透華にファミレスは口に合わないんじゃ?』 純『いや…案外悪くないかもな。高潔なお嬢様が下賤なモノで汚されるって、なんかいいじゃん』 智紀『ありがちだけど…なかなか…』 衣『衣の舌はそこまで肥えてないぞ』 透華『衣のお父様は学者で、若くして大学の教授について』 透華『まあそんなことはどうでもいいのですけれど、とにかく料理がお上手で』 透華『家族や知り合いに腕を振るうのが唯一の趣味みたいな人ですから』 透華『外食したいというと落ち込んでしまって面倒くさいらしいですわ』 一『メンドくさっ!』 透華『ぶっちゃけ味自体はファミレスがKO負けですわ』 純『アレか、一回だけ行ったことがあって、思い出補正が掛かってるってことか』 智紀『食べたら…まあこんなもん…』 透華『まあそれはそれでいいんじゃないかしら』 衣『おーい! はやくはやくー!』ブンブン 透華『五人で禁煙席希望ですわ』 純『あと子供用のイス一つお願いします』 衣『そこまでちんまくないっ!』 純『……』チラッ 智紀『……』チラ 一『……』ジッ 透華『……』チラチラ 衣『衣はまだ座ってないぞ』 純(顔しか見えねえ) 『ハンバーグエビフライです』コトッ 衣『きたきたー…え』 純『なんだそれ、ひでーなあ…タルタルが豆粒くらいじゃねーか』 一『酷いね、クリと同じくらいじゃない?』 智紀『衣のポッチと同じくらい…』 透華『貴方たち! 何を馬鹿な事を言ってるんですの!?』 衣『お、おお? トーカがまともだ…?』 透華『衣のポッチはまだまだ未発達ですわ!』クワッ! 衣『衣…なんか悪い事したのかな…』ジワ 一『すいませーん、タルタルソースがメニューとだいぶ違うんですけど』 一『これってどうしてもこうじゃないとダメなんですか?』 純『国広くん、なかなか嫌な言い方するねえ』 一『僕は疑問をスッキリさせたいだけだよ』 『すみませんでした!』 衣『タルタルいっぱい! おいしそうタル~』 智紀『ホワイトの中にリアルな黄色…』ボソッ 一『スッキリしただけに』ボソッ 純『さっきの店員か?』ボソッ 衣『おいしい~』 一『やめとこっか』ボソボソ 純『マジギレしそうだしな』ボソボソ 衣『楽しかったー! また、みんなで東京に来たい!』 透華『何を言ってますの? これから三年間…』 透華『夏はここに通いますのよっ!』 透華「去年、五人であんなことやこんなことをして!」 透華「また東京で5Pをしようと誓ったじゃありませんの!」 透華「一夏の、過ちっ!」 衣「衣にそんな記憶は無い」 まこ「しっかし、ホントに全国とはのー」 久「あら、まだ信じられない?」 まこ「実感っちゅうか…まさかまさかで」 久「合宿でも言ったでしょ。この夏は長くなるって」 久「目指すは一つ。イケるとこまでイクことよ」 久「あえて言うならそうねえ…」 久「一夏の過ち…」フフッ まこ「過っとったらアカンじゃろ…あとそれ、えらい天丼っぽいんじゃ」 『試合終了! 白糸台高校、圧倒的な差で勝ちあがりました!』 『三年連続の全国大会出場です!』 淡「……」フッ 淡「闇の炎に抱かれて消え」ガンッ 淡「~~~~~っ!!!」 「だ、大丈夫?」 淡「こ…こゆびが…いたい…」 菫「嬉しそうな顔くらいしたらどうだ?」 照「このくらいじゃ調整にもならない…」 菫「ふん…ほら」ヒョイッ 照「……」 菫「む、すまん。それは今朝買ったLOだ」 照「……」ギュルル 菫「ちょっ! 待て、やめろ!」 照「削除」ビリリッ 菫「あああああああああ!!」 菫「ほら、これだ…新聞…」ズーン 照「自業自得…」 菫「そこに長野の高校が載ってる」 菫「清澄、って知ってるか?」 照「……」ジッ 『宮永咲』 照「……」 照「……」ガタガタ 菫「お前、妹いるんじゃないのか」 照「いない、いない…妹なんていない…」ブツブツ 菫「宮永咲」ボソッ 照「ひいぃっ!?」ガタンッ! 菫(面白いな、これ) 久「えー…清澄高校女子団体戦、および咲と和の個人戦を祝しましてー」 まこ「長い長い、はようせんか」 優希「遅漏は遅漏で嫌がられるじぇー」 和「個人的には早漏でも大丈夫ですよ、須賀君」 京太郎「ちょっ、人聞きの悪い事言うな!」 咲「だ、大丈夫だよ京ちゃん! 早くても回数で補えれば!」 優希「おら! 赤玉を だせ!」 京太郎「死ぬわ!」 久「かんぱーい」 透華「えー…この度は皆さん、お疲れ様ですわ」 透華「ここに来年のリベンジを誓って! 慰労会を開催します!」 純「乾杯ー」 一「お疲れー」 智紀「おつ…」 衣「わーい! かんぱいだー!」 透華「ちょっと貴方たち!? 腑抜けすぎですわっ!」 一「そうは言ってもさ、清澄には完敗だよ」 純「おっ、うまいこと言ったな。完敗ー」 衣「わーい、完敗だー!」 智紀「…おっぱ」 衣「いや、それは許さない」 一「あの卓囲んでから衣が結構キツイよね…」 ゆみ「お疲れ様。残念ながら全国へは行けなかったが、ここまで戦えて嬉しく思う」 智美「ワハハ、楽しかったなー」 睦月「お疲れ様でした。先輩は何にしますか?」 智美「佳織のジュースがいいなー」ワハハ 佳織「ふえ? えっと、ラフランスジュースでいい?」 智美「ラブジュげふっ」 睦月「ふー…」 ゆみ「私はミルクを頂こうか」スタスタ ゆみ「……ふむ」 ゆみ「ここか」モニュッ 桃子「あーっ! なんでわざと隠れてたのに分かるっすか!?」 ゆみ「安心しろ。世界の果てまでも見つけ出してみせる」モミモミモミ 桃子「ちょっ! あっ、やっ!? んんっ…」 睦月「……さて」ゴゴゴ 池田「キャプテンの個人戦全国出場を祝って! 超乾杯だ!」 未春「キャプテンおめでとうございます!」 星夏「おめでとうございます、同行はできませんけど、応援してますねキャプテン」 純代「私もです。おめでとうございます」 美穂子「ありがとう…ごめんね」ジワッ 未春「謝ることじゃありませんよキャプテン。私達みんな、とっても嬉しいんですから」 星夏「そうですよ。自分の事みたいに嬉しいです」 美穂子「ありがとう…本当に…」グスッ 美穂子「うう…」ポロポロ 池田(キャプテンの涙…) 池田(絶対売らないし! 華菜ちゃんが独占だし!」 未春「華菜ちゃんー?」ニッコリ