約 3,559,858 件
https://w.atwiki.jp/mie_sokkyo/pages/11.html
ワークショップ内容のまとめ ここでは今までに実施されたワークショップの紹介を行っています 欠席されていた方や復習を行いたい方は是非ご利用ください 2008-09-20 Q-GISのインストールとGRASSのツールを使ったデータの登録
https://w.atwiki.jp/pearlharborworkshop/pages/17.html
このページは、2008年夏に開かれたワークショップに関する情報であり、本ワークショップは終了しています。2009年度のワークショップに参加ご希望の場合は、応募方法をご覧下さい。 応募資格 日本国内の中学、高校の教員。社会科や国際理解教育など、ワークショップで学ぶことを直接現場に還元できる立場にある教員が望ましい。また所属の学校長・教育委員会等より参加許可を得られること。ある程度の英語能力を有すること(使用言語の項目を参照)。4月20日(日)に京都ノートルダム女子大学で行われるオリエンテーションに出席可能なこと(費用は主催者負担)。 使用言語 ワークショップ中の公用語は英語です。すべての講義・ディスカッションは英語で行われますので、ある程度の英語運用能力が必要です。ただし、セミナー室にはコミュニケーションを助けるためのバイリンガル・アシスタントがつきます。困ったことがあった場合などは、アシスタントに簡単な通訳を頼むことができます。 おそらくもっとも大切なことは、高い英語力ではなく、「英語でコミュニケーションをとろう」という気概です。アメリカ側の参加者も同じ教員ですから、かなりの共通の基盤があります。それを利用して、多少の誤りや誤解は覚悟のうえでどんどんと会話をしていこうという「やる気」を持つことが重要です。 費用について 交通費(日本からのエコノミー往復航空運賃)、ホノルルでの滞在費(寮費、一部の食費)、ワークショップ参加費は全額主催者が負担します。ただし、滞在を延長したり、主催者が提供する宿泊施設以外に宿泊したりした場合には、自己負担が必要です。また参加者には4月に京都でオリエンテーションが行われますが、そのための出席費用(旅費・滞在費)も提供されます。 宿泊施設について 宿泊はハワイ州立大学マノア校の寮(相部屋)となります。 応募方法 応募用紙をダウンロードし、マイクロソフト・ワードを使って適宜記入してください。2月29日(金)までにpearlharborworkshop[at]yahoo.co.jp(atは@に置き換えてください)にワードの添付ファイルでお送りください。選考結果は3月31日までに連絡いたします。 応募用紙をダウンロードする(doc書類)
https://w.atwiki.jp/pearlharborworkshop/pages/15.html
パールハーバーワークショップに参加して 名児耶美帆 このパールハーバーに参加をして、今まで改めて捉えることのなかった歴史観や日米の関係というものについて考えるきっかけとなった。 そもそも社会科教員を対象とするこのパールハーバーという歴史についてのワークショップに私が参加をしたのは異文化理解の授業に参考になればということである。異文化理解の授業では多角的な視点でものを考えるということを最終的な目標として授業を展開している。この歴史をアメリカ人と日本人があつまって考えるときに一元的な見解ではなく、多元的見解を目指したこのワークショップは様々なハワイ、アメリカ、日本という異なる情報提供があり、投げかけがあった。 最近日本でも問題になった「あの原爆があったから、戦争が終わることができた。あの原爆のおかげで最小限の被害になった。」という意見はアメリカでも少なからず存在すると聞いた。これが主流の意見になればまた戦争は起こるかもしれない。異文化理解の授業だけでなく、物事の多元性を知る大切さを知る機会づくりを授業でしていかなければならないという決意を新たにした。 また参加者の人々やサポーターの人々とは日本とアメリカという枠を超えた交流をすることができた。今回の参加によって異文化理解の授業に還元できる考えや具体的な授業案、生徒間交流につなげられる人脈をつくることができことは大きな収穫であった。 このレポートではワークショップでの活動、取り上げられたテーマ、それを通して自分が考えたこと、最後に今後の異文化理解の授業にどのように取り入れていくかということをまとめる。 まずこのワークショップはハワイという一見「本当に研修なのか」と眉をひそめられても仕方がないような場所で行われた。しかし、ハワイと言ってもその活動はハワイ大学のキャンパス内にほぼ限られているので、ハワイらしい場所を見る機会はほとんどなかった。夜もワークショップが主催する映画や交流があり、日本人は招待されている「リソース(考えるきっかけとなるべく人)」であるという立場から積極的な参加を求められたり、日本側のサポートをしてくれていた先生の交代という名目での食事会、最後の夜は日米関係における重要なワークショップだということで急遽日本領事館から主催者と参加した日本人が慰労会に招待された。唯一ハワイらしいところで記憶しているのは5時までしっかりセッションをこなしたあとにワイキキビーチでサンセットまでの約1時間のクルージングとワイキキの歴史散策であった。 しかし、「このワークショップをほかの場所で行っても意味がない」と主催者の一人が言うには理由があってのことである。その理由とは、このワークショップは現地に実際に脚を運ぶということを非常に多く取り入れており、その場所には一般人が立ち入ることのできない場所も含まれていた。次はワークショップのスケージュールである。 7月22日(日)初日 1日中バスによるUSSアリゾナメモリアル、USSミズーリ見学、パシフィックアビエーション博物館、USSボーフィン潜水艦を見学後、ウェルカムセレモニー 7月23日(月) ハワイ式挨拶を習う、自己紹介、各テーマにそった講義:「どのようにパールハーバーは教えられているのか」(日米実態把握)、「なにがパールハーバーで起きたのか」(模型を使った当時の状況説明)、「魚の池から軍港へ」(ハワイ人にとってのパールハーバーという場所) 7月24日(火) バスによるパールハーバーにおける攻撃地痕見学、USSユタメモリアル、フォーとデルッシー陸軍博物館、ヒッカム航空基地の攻撃痕、パールハーバー生存者との昼食会、パンチボール墓地にて無名戦士の墓に献花、夜は映画『トラ・トラ・トラ』を鑑賞 7月25日(水) パールハーバーの攻撃地についてのまとめ、各テーマにそった講義:「なぜ日本はパールハーバーを攻撃したのか」、「日本人のパールハーバーにおけるイメージと視点」、「アメリカの記憶におけるパールハーバー」 7月26日(木) 「ハワイ人にとってパールハーバーとは」、生存者によるパールハーバー攻撃当日の記憶、「パールハーバーを教える、そして日本人抑留について」、教員でグループをつくりティーチングプランを教授を囲んで相談、夜はワイキキサンセットクルーズとワイキキツアー 7月27日(金) USSアリゾナメモリアルの教育機関による資料提供についての説明、多様な視点からパールハーバーを考える授業案作成、発表、「なぜ私たちが1941年12月7日を覚えているのか」というUSSアリゾナメモリアルスピーチコンテストの入賞者(中学生対象)の作文朗読と授賞式、全プログラム終了後日本領事館にて慰労会に参加 振り返ってみると、前半の火曜日あたりまでのプログラムは流れとしてやはりアメリカがいかに攻撃されたか、どれだけの被害があったかという具体的な話が多かった。恥ずかしい限りであるが、知らなかったことが多く、ここで得ることができた知識をもとに議論にも積極的に参加することができた。それと同時に、日本ではあまりこのような具体的な話を知る機会が少ないのではないかという気もする。プログラムの後半は”PEARL HARBOR HISTORY, MEMORY, MEMORIAL” というワークショップのタイトルに相応しい内容で講義を聴き、その内容についてアメリカ人の先生方と意見を交換する貴重な機会が多く設けられており、段々と日本側とアメリカ側という国を超えて多角的な視点をもってパールハーバーについて話をするようになってきた。 特に最後の発表の場では、Jerryという体格の大きい元軍人の保守的で知られる南部出身のアメリカ人教諭の変化は著しいものがあった。ほとんど話したことのない私にも最初は日本に対して敵意すら感じているのがわかった。また、「多角的な視点」にさして興味もなさそうだった。その彼が最後の発表で「ここにくる前には日本人側の主張などを授業で取り入れようと思ったこともなかったが、この1週間で様々なことを学び、新しいことを授業にこれから取り入れていこうと思う」と言った。この発言と彼の中の変化はこのパールハーバーワークショップの大きな成果であったといっても過言ではないだろう。 次に、まず前述したようなテーマを通してワークショップの中で学んだことをいくつかの点にわけてまとめる。その後、多少パールハーバーというトピックからは外れるが、このワークショップに参加しなければ出会えなかった人との交流を通じて感じたことを付け加えておきたい。 日本ではあまり知られていない真珠湾攻撃の詳細情報 先にも挙げたが、このワークショップに参加するまで真珠湾攻撃という言葉や、日本がアメリカに奇襲をかけたこと、太平洋戦争開戦のきっかけとなったことなど大まかな情報しかもっていなかった。もちろんこのワークショップに参加するにあたって自主学習をしておくべきだったという後悔は尽きないのだが、それとは別に1つの疑問が湧く。知らないのは私だけなのであろうか。日本の歴史教育の中でどれだけ真珠湾攻撃は取り上げられているのだろうか。渡米する前に社会科から日本史、世界史の教科書と参考書をそれぞれお借りしたのだが、ここには私が知っている以上のことはほとんど記述されていない。例えば、私が高校生当時も使っていた山川出版の世界史の教科書(p332)をみると「1941年初めからの日米交渉がゆきづまると,同年12月8日,日本軍(海軍)はハワイの真珠湾にある米海軍基地を奇襲し、(イギリス領)マレー半島に軍(陸軍)を上陸させて,アメリカ・イギリスに宣戦し、太平洋戦争に突入した」とある。同じ山川出版の日本史の教科書にはかっこで付け加えたような情報が加えられていた程度で、記述自体に大きな変化はない。ただ日本史の教科書、『総合日本史図表』(第一学習者)、『世界史図録ヒストリカ』(山川出版社)には写真が載せられており、『総合日本史図表』(p207)には攻撃が2度にわたってあったこと、戦果をあげた、などという追加情報が記載されている。別の『新詳世界史』(浜島書店)には「リメンバーパールハーバー」という言葉やアメリカ太平洋歓待に大損害を与えたこと、当時の報道として新聞を載せ、「日本の最後通牒は攻撃30分前にわたる予定が、日本大使館の不手際で開戦1時間後となる」という記述もある。もちろん教科書にのっている情報だけが授業で取り上げられるわけではなく、当然そのような細かい情報については教科担任の裁量によるところが大きいという前提を理解した上で、負傷者、損傷等具体的な数値がないということは、悪いことには蓋をするというという意識が働いているのかと考えるのは勘ぐり過ぎであろうか。逆にアメリカの教科書にはどのような記載がされているのか興味がある。(それについてはアメリカの高校生と異文化理解の授業の生徒と交流ができるといいのだが。この授業については後述する) 日本=>アメリカへの奇襲を多角的に捉える 実際アメリカ人の先生方がどのように真珠湾を教えているのかという話が最初に出たときはU.S.と日本のプロパガンダについて、ハワイ王国、孤立主義や原因と結果など比較的中立的な立場から捉えやすいような題材が挙げられていた。そこで、様々な題材を取り上げて教えているのだと解釈をしていた。しかし、4日目(水)の講義「なぜ日本はパールハーバーを攻撃したのか」では日本の軍国主義や植民地政策の道のりやどのような決断があって真珠湾攻撃につながったのかという講義がなされた際にある先生の反応に違和感を覚えた。 アメリカ人の大学教授は講義の中で「アメリカは日本の植民地政策を責められるのか。日本には日本の事情があったのである」という趣旨で話をされたその講義の後、早速一人のアメリカ人の先生がやってきて、「あのリベラルな(偏見のない、進歩的な)講義についてどう思った?」と質問されたので「私は日本人としてという立場は置いて、論理的に理解のできる講義であったと思う」と答えた。彼女も同感だと言っていたが、しかしこの講義がリベラルであるということは、このような講義は主流ではないという意味にも聞こえた。別のアメリカ人の先生とは、パールハーバーからから第二次世界大戦が始まったということが繰り返しでてきたが、アメリカのこの戦争への介入はここからだという「アメリカ側からの見方」ということにならないかと問うと、言われて気づいたかのように「そのとおりだわ」という答えが返ってきた。 また別の日にはハワイ人の立場からパールハーバーについて講義がされた。ハワイ学(ハワイ大学)の教授はギターを片手に古い言い伝えの歌を歌うユニークな発表であった。もともとパールハーバは「プウロア」と呼ばれ、サメの神が住むと信じられる場所であり、王や貴族の魚を収穫する魚池を設けられていた。ハワイ先住民にとって神に守られた大切な漁場であり、日々の糧を与えてくれる場であったのが、現在はアメリカの一台軍事拠点となり、「連邦汚染地区」とアメリカの環境省に指定されるほど環境破壊が進んでいる。その教授にとって第二次世界大戦は両親の世代の戦争であり、多くはハワイ人の愛国者としてアメリカの軍隊で戦った。しかし彼は戦争やパールハーバの軍事基地に対してハワイ人として複雑な思いを抱いているのが伝わってきた。このパールハーバーがパールハーバーになる以前のことについては、私は教えられた記憶がまったくなく、またそのような視点で考えたことがなかった。 アメリカ人の先生にしても、日本人の私にしても、自分が知らない(知る機会のない)別の人の立場というものを一度に多く「気づく」ことができた。自分の立場からのみの意見を言うのではなく、他の人の立場を考慮できるというのは多文化理解において欠かせない要素である。 博物館の展示の仕方の違い 初日の最初に行ったUSSアリゾナメモリアルセンターという戦艦アリゾナが真珠湾攻撃で沈没したままの状態で保持され、その上にまたぐ形で建てられた大きな記念碑と水際にたつ展示物と映画を観ることができる見学センターなっている。そこで早速日米の博物館の違いというものを目の当たりにした。 1つは博物館の建物の印象が大変明るく、遺体がそこにあるにもかかわらず死の匂いがしないということ。いまだに1000人以上の人が戦艦と共に沈んでいるにもかかわらず、である。また、日本人がもつ戦争の黒いイメージとは違いメモリアルセンターは白い建物であるということも死のイメージがない要因であるかもしれない。もう1つは個人的の感情に訴えかけるような形での展示の仕方である。入館時にもらうチケットの裏には”EXPERIENCE YOUR AMERICA REMEMBER PEARL HARBOR”(あなた自身が感じてみてほしい パールハーバーを忘れるな)と書いてあり、その下には攻撃で戦った戦士の写真と彼の名前、出身地、軍隊の中での役割やその真珠湾攻撃の日の彼の功績をたたえる文章が載っている。そして、花が渡され彼のことを思ってメモリアルセンターで献花してほしいといわれた。ただ記念碑という場所に訪れるだけ、観るだけではなく、体験をするということを重視してつくられたプログラムであった。またこの2つの点においては私だけではなく、参加していたほかの日本人の先生方も同じような感想を述べていた。 この日米の博物館のイメージの違いはその時その場で思い浮かんだだけの感想であったのだが、最終的にシカゴ出身のアメリカンスタディーの教員であるバーバラと組んでつくる授業のテーマに深くかかわってくることになる。そのイメージの差を次に考察する。 アメリカと日本の戦争に対する意識 先に挙げたUSSアリゾナメモリアル博物館での体験を経て、アメリカと日本のもつ戦争のイメージの違いに興味を持つようになり気づいたことがある。当たり前のことだが、アメリカはまだ戦争が終わっておらず、日本は敗戦から50年以上戦争がないという違いなのではないか。 アメリカでは第二次世界大戦以降、断続的にベトナム戦争、朝鮮戦争、イラク戦争が起きている。戦争があるということは軍人の需要があるのである。そこで優れた人物や英雄伝を取り上げて「ヒーロー」をつくることによって、新たなヒーローを求めるということを繰り返してきのではないかと考えるようになった。 戦争に対する意識ということに関係して、「アメリカの記憶におけるパールハーバー」というタイトルでの講義ではなぜ「リメンバーパールハーバー」が9.11の事件の直後に引き合いに出されたのかということがとりあげられた。ワークショップ前半において授業でどのようにパールハーバーをとりあげているかという話が出た際には多くのアメリカ人教員が9.11と絡めているという話だった。しかし、講義をした教授も主催者の一人もパールハーバーと9.11は同列に並べるのはおかしいと主張していた。パールハーバーは奇襲ではあったが、国家間の戦争であり、テロではなかった。では、なぜ使われたのかということ問題になる。 「リメンバーパールハーバー」のメッセージの中のパールハーバーは「アメリカに対する卑怯な行為であり、突然の奇襲に備えなければならない」という政治的なメッセージであり、第2次世界大戦中にルーズベルトが意識的にそのメッセージを使って国民の「悪」との戦いに対する士気を高め、国民を一致団結させた言葉である。しかし、戦争後も、「エコノミック・パールハーバー」という言葉が使われ、「パールハーバー」という言葉は真珠湾攻撃を直接指すのではなく、イコン(icon)として使われてきた。1990年代には文化的な面において映画「パールハーバー」が公開され、それまで「パールハーバー」に馴染みのなかった若者たちにもアメリカ人の「歴史」というものが刻み込まれることになった。そしてそれが2001年9月11日の攻撃の一ヶ月前のことであった。9.11の次の日のアメリカの新聞には「パールハーバー」という言葉がどこの新聞にも使われており、この講義の発表者であるエミリーローゼンバーグも驚きを隠せなかったと語っていた。 それに対し日本では、戦争は悪いものだという考えが人々の中にあり、また戦争の被害者として「繰り返してはいけない」と平和を主張してきた。戦争は1945年以来一度もない。現在のところまで平和憲法を守ってきた。 しかし、最近の日本で気になる動きがある。「プチ・ナショナリズム」と呼ばれるものである。このワークショップとはまったく関係のないところで考えていたことなのだが、「男たちの大和」、「ローレライ」、「ほたる」など戦争を題材にした映画が数年の間に公開されている。なぜ今立て続けにこのような映画が作られるのだろうか。また、偶然この春鹿児島を訪れた際には知覧特攻平和会館というところに行く機会があった。この博物館には特攻隊員直筆による私的な手紙が閲覧でき、私もその一人ではあるのだが、涙を流しながら読みいってしまう。これはアリゾナメモリアルの見る側の心情に訴える方法と共通点がある。また石原慎太郎都知事の熱烈な推薦があることも疑問を投げかける。名前は平和会館とあるが、本当に平和のための博物館なのであろうか。 アメリカと日本の戦争に対する意識の違いがあるというのがワークショップでの素直な感想ではあるのだが、同時にそのような二項対立という図式では捉えきれる問題ではない。「歴史は繰り返されるのではなく、作られる」というエミリーローゼンバーグの言葉は強く印象に残っている。個人の記憶というものは千差万別であり、その記憶と歴史を切り離すことは難しい。それと同じように一つの立場からの歴史などというのはありえないのだということは、また多文化理解につながる。 おまけ 最後に付け加えになるが、このワークショップを通して私が学んだことはパールハーバーにおける多角的視点やアメリカの学校については当然のことながら、いかにアメリカ人のスピーチが巧いかということにも大いに感心した。中でもこのワークショップを取り仕切っていたダニルマルチネスという人物はHistory Channelというアメリカのテレビ番組に出演をするほどの自他ともに認める「歴史おたく」であり、また退役軍人の話を聞いていて涙してしまうような情にもろい一面も持ち合わせている人物である。彼の人物紹介や一日のまとめ、バスの中での説明は、まったく場面に相応しくまたウィットに富み、観るもの聴くものの心の中に入って来るスピーチであった。スピーチというのは何か畏まって形式にとらわれてしまいがちなものであるという先入観があったが、彼のそれは自然でかつ説得力があった。撮影をしてあとで研究をしたいほどであった。英語科の人間として教科の勉強にもなった。 最後に今回ワークショップで学んだことをどのように授業で活かすかということについてまとめておきたい。 授業案作成がワークショップには組み込まれており、興味が共通しているグループをつくり、発表をした。アメリカの歴史教育ではトピックを教員が選び、それについて様々な角度から考察する。時間軸にそってたくさんの情報を整理してノートを写す日本の歴史教育とはちがい、参考文献を読みエッセイを書いたり、なぜその出来事が起きたのかを分析するなどトピックを深く考察する。問題はやはり時間が限られていて、網羅しきれない部分をどうするのかということであった。私はシカゴ出身のバーバラという高校のアメリカンスタディーの教員と組み、アメリカと日本の戦争の意識にどのような差異があるのかということをテーマを取り上げた。 授業の大きな流れは、現状における知識の確認、教科書から得られる情報の分析、実際の博物館のHPからの情報収集と分析というように三つにわけた。 最初に、現時点でどれだけ第二次世界大戦の知識があるのか、太平洋戦争について知っていることなどを質問し、それを生徒はノートにまとめる。それらの知識はなにから得たものなのか、今もっている知識をもとに戦争で得た教訓は何かということを考える。 次に、教科書には第二次世界大戦がどのように記述されているか、何が強調されているのか、どのような出来事が取り上げられているかをまとめる。そこから教科書は何を教訓としているかということを考える。 最終段階では、インターネットのUSSアリゾナ,ワシントンD.C.にある第二次世界大戦記念館、広島平和記念館、知覧特攻平和会館などのホームページを調べ、それぞれの名前、その博物館の設立目的、どのような立場からの展示か、どのような人が推薦をしているか、その場合博物館のメッセージに影響はある人物か、などをそれぞれの博物館について調べ、比較をする。また本校では異文化理解が2年生対象の授業であることから、沖縄での実地調査をアメリカの生徒にレポートを送るということができる。 それぞれの段階でアメリカと日本の高校生が意見を交換できると興味深いと考えていたのだが、話を突き詰めていくと、同じ時期に進行させることが困難であるとわかった。しかし、文化交流を事前に行い、生徒間で関係を作っておくことは可能である。 今年度の予定として、異文化理解の授業は前半で「自」文化理解として「自分」「郡上」「日本」ということを取り上げている。これを活かして、アメリカの生徒に日本を伝えるということも異文化コミュニケーションの練習になるだろう。また、後期はアメリカからケイティー(ALT 9月に急遽帰国)を迎えるということもありアメリカを取り上げる予定であるので、向こうからアメリカについて教えてもらおうと考えている。たまたまバーバラの授業では最初にアメリカ人としてのアイデンティティーを考えるということなので、日本の生徒にそれを伝えるというのは大変よい機会だと言ってくれている。(結局バーバラとはコンタクトをとっていません・・・) 以上、思いつくままに、忘れるうちに書いておこうということでレポートをまとめました。夏休みに入る多忙極める一週間という期間にこのような研修に参加させていただけたことを皆様に感謝するとともに、与えられた機会で得たものを少しでもご理解いただけたら幸いです。学ばせていただいたことを不完全ではありますが自分なりに消化し、生徒に還元していけるよう努力していきます。
https://w.atwiki.jp/pearlharborworkshop/pages/18.html
研修報告書 日米協同・連携プロジェクト パールハーバー・ワークショップ 「歴史と記憶;真珠湾をめぐる多様な物語」 PEARL HARBOR HISTORY, MEMORY, MEMORIAL NEH LANDMARKS OF AMERICAN HISTORY AND CULTURE WORKSHOP FOR TEACHERS AUGUST 2-8, 2008 この記事の写真入りのヴァージョンがワードファイルになっています。2008研修報告書をクリックしてファイルをダウンロードして下さい。 蓑口 一哲 みのぐちかずのり 北海道本別高等学校 1.研修期間・場所等 2008年8月3日(日)~8日(金) 6日間 ハワイ州 ホノルル市 ハワイ東海インターナショナルカレッジ 2.本プロジェクトの目的と概要 「歴史と記憶;真珠湾をめぐる多様な物語」と題したこの教員ワークショップには,日米双方の教員二期に別れ計100名が参加した。真珠湾攻撃に関する史跡見学をはじめ,当時の体験者の声を聞き、更に日系人や先住民にとっての真珠湾についても考察していく。 多様な視点から歴史としての真珠湾について再構成し、またディスカッション等を通じ日米の教員が協同・連携して真珠湾や第二次大戦(太平洋戦争)に関する授業案を作成することを目標としている。 3.研修プログラム 2日(土) 21 00 成田Narita 発 10 00 ホノルル空港到着(現地時間)ハワイ東海インターナショナルカレッジに 14 00 ミーティング 3日(日) 研修 第1日目 11 30 出発(バス) 12 00 アリゾナ記念館USS Arizona Memorialに到着戦艦ミズーリUSS Missouri にて昼食、館内見学 13 00 航空博物館 the Pacific Avation Museum 見学 15 00 真珠湾内ボートツアー Special Boat Tourof Pearl Harbor アリゾナ記念館the USS Arizona Memorial見学 17 30 潜水艦ボウフィン号(USS Submarine Bowfin)見学 18 30 フォーマル歓迎夕食会(日本領事館協賛) 4日(月) 研修 第2日目 09 10 グループ写真撮影 09 30 ハワイ先住民による歓迎セレモニー Hawaiian Blessing 09 45 ワークショップ・オリエンテーション 10 00 ワークショップ「パールハーバーを学校でどう教えるか」パールハーバーが授業やカリキュラムでどう取り扱われているか。日米の実践交流。ナムジー・ステインマン(Namji Steineman)氏ジーン・ジョンソン(Jean Johnson)氏による 11 00 パールハーバーで何があったのか?What Happened at Pearl Harbor? 歴史家ダニエル・マルチネス氏による攻撃再現シミュレーション Moderated by Daniel Martinez, Historian, National Park Service 12 30 昼食 13 30 Pearl Harbor Attacks を体験した軍人や住民の証言を聞くセッションPearl Harbor Memory and Issues Of Reconciliation Survivor Reflections証言「パールハーバーの記憶と和解;生存者たちの回想」1. スターリング・ケール(Sterling Cale)氏(米海軍退役将校,真珠湾攻撃生存者)2. エベレット・ハイランド(Everett Hyland)氏(米海軍退役将校)3. エド・イチヤマ(Ed Ichiyama)氏(日系人,第442連隊)4. コリーン・イチヤマ(Mss Ichiyama)さん(日系人 真珠湾攻撃時ハワイ在住者)5. Joan Rodgy氏(真珠湾攻撃時ハワイ在住者) 16 00 Film Viewing and Discussionハワイ大学文化人類学教授ジェフリー・ホワイト(Geoffrey White)氏 5日(火) 研修 第3日目 08 00 「パールハーバー・アタックサイト・ツアー」“Pearl Harbor Attack Site Tour” 出発ガイド・ダニエル・マルチネス(Daniel Martinez)氏 08 05 デルーシー砦陸軍博物館 Fort DeRussy Army Museum見学カメハメハ大王から湾岸戦争までのハワイの軍関係の歴史が展示されている。 10 00 ヒッカム軍司令部(Hickam Headquarters Building)見学日本軍の奇襲当時,3,000名の陸軍航空隊の兵舎があった。建物や格納庫も攻撃ポイントの一つであった。 11 00 フォード島(Ford Island)見学米軍艦ユタ号記念碑(沈没したユタ号の残骸とモニュメント),海軍機のランプ跡,米軍艦アリゾナ号の係留マーカー跡訪問。 12 30 ヒッカム将校クラブにて昼食 ~真珠湾攻撃の生存者とともに~地元テレビ局のニュース番組の収録に参加 エベレット・ハイランド(Everett Hyland)氏と 14 00 ヒッカム出発,パンチボール墓地へ 14 15 国立太平洋地域記念墓地(National Memorial Cemetery of the Pacific)見学通称“パンチボール”墓地。休火山のクレーターは,軍に所属したアメリカ人の埋葬地となっている。真珠湾攻撃の犠牲者の多くもここに葬られている。 16 15 帰着 6日(水) 研修 第4日目 08 30 「パールハーバー・アタックサイト・ツアー」報告会 Pearl Harbor Attack Site Tour Debriefingダニエル・マルチネス(Daniel Martinez)氏 09 00 講義「なぜ日本はパールハーバーを攻撃したのか?」 Why Did Japan Bomb Pearl Harbor?スタンフォード大学 Stanford University教授ピーター・ドゥース(Peter Duus)氏講義テーマ1. 帝国主義下の日本とアメリカ~両者にとっての戦略的地域2. 相互イメージと認識3. 経済制裁と禁輸措置4. 日本の内政~帝国主義的文化とナショナル・アイデンティティ5. 世界の潮流6. 日米両国の個人的・集団的野心 11 15 講義「太平洋の向こう側での記憶;日本側のイメージと認識の中でのパールハーバー」War Memories Across the Pacific Japanese Images and Perspectives on Pearl Harbor。矢口祐人氏,東京大学准教授。日本とハワイの関わり・移民政策についてのセッション。 13 00 Working Lunch and “Teaching Implications” Discussion (Ohana Room) Mixed tables with one Japanese teacher per table.教材作成に向けたディスカッション&昼食。各テーブルに日本人教師が入り,教案作成に向けたグルーピングとディスカッション 14 20 講義 パールハーバーにおける「記憶(Memory)」「記念(Memorial)」“Pearl Harbor Memory, Memorial and Issues of Reconcilliation” ハワイ大学文化人類学教授ジェフリー・ホワイト(Geoffrey White)氏Geoffrey White, Senior Fellow, East-West Center, and Professor of Anthropology, University of Hawai i 7日(木) 研修 第5日目 08 30 講義 プーロア(パールハーバーのハワイ語表記)/パールハーバー ~養魚池から軍港へ~Pu’uloa/Pearl Harbor From Fishponds to Warships先住ハワイ人たちにとってのパールハーバーの歴史と記憶をハワイアン・ミュージックに載せてふり返る。ハワイ大学 ジョン・ケイ・カマカウィオーレ(John Kay Kamakawiwo ole)氏 10 15 授業案提示「パールハーバーと日系人強制収容をどう教えるか」Teaching about Pearl Harbor and the Japanese Internment Curricular Demonstration ゲイリー・ムカイ(Gary Mukai)氏,スタンフォード大学・異文化間教育研究所所長 12 00 昼食 13 00 講義「パールハーバーにおける先住ハワイ人の視点」“Local” Perspectives on Pearl Harbor. ジョン・ロサ(John Rosa)氏。ハワイ大学 15 15 教材化に向けたディスカッション “Implications for Teaching” Discussions with Specialists ~専門家とともに ジョン・ロサ氏,ゲイリー・ムカイ氏がディスカッションのフォロー・アップ 16 00 セッション終了 18 30 ワイキキ・サンセット・クルーズとウォーキング・ツアー 8日(金) 研修 第6日目 08 30 講義 「オーストラリアから見た太平洋戦争」Placing Pearl Harbor and Pacific War in a Global Contex A Perspective from”Down-Under” Doug Trevaskis フリンダース大学 オーストラリア 10 15 Pearl Harbor School Visit Program, ”Witness to History” Video Conference Community Service Initiative. Paul Heintz アリゾナ記念館the USS Arizona Memorial 10 40 Developing Lesson Ideas for“Teaching Pearl Harbor through Multiple Perspectives.” Small groups Work. 「パールハーバーの授業に多様な視点を取り入れるために」小グループに分かれ,授業にパールハーバーについての多様な視点を取り入れるためのアイデアについてグループワーク。考慮すべき「大きな概念」1. 記念(Memorial)の目的 2. なぜパールハーバーなのか? 3. 「危機」としてのパールハーバー 4. それぞれにとってのパールハーバー(米国人,日本人,先住ハワイ人,世界) 5. パールハーバーの持つ意味がいかに広がって来たか?(米国人にとって,日本人にとって,先住ハワイ人にとって,その他の人々にとって) 12 30 昼食 13 30 グループワーク Group Share Lesson Ideas 教材案 各グループ5分で授業案のプレゼンテーション presentations of their teaching ideas 15 15 プレゼンテーションの後,自由討議 14 30 プログラム全体の総括と評価 16 00 東西センター会員資格授与 16 10 修了証授与 Award Ceremony and Luncheon 16 30 ワークショップ終了 Workshop Concludes 9日(土) 自主研修 路線バスにて オアフ島北部カフクポイント訪問 ホノルル市 カメハメハ大王像 イオニア宮殿訪問 10日(日)〜11日(月) 10 00 ホノルル国際空港出発 <日付変更線通過> 12 45 成田空港到着 4. 研修成果としての単元・授業案 ワークショップ最終日,3~5名の小グループに分かれて真珠湾,第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)についての単元・授業案の作成を行った 単元・授業案(PDFファイル) 5. まとめ このワークショップに参加した印象をまとめて見たい。 このワークショップ(研修会)のキーワードは、歴史(History),記憶(Memory),記念(Memorial)ということであったが、実際に参加してみるとperspective という言葉が飛び交い(「見方」つまりここでは「歴史観」と訳すべき)、つまり多様な角度から真珠湾攻撃に始まる第二次世界大戦を検証し、日米の文化交流に発展させて、同時に教育現場にも還元しようという壮大なプロジェクトということに気付かされた。 この企画のなかでやはり気付かされたのは、アメリカ人の「戦争」に対するその考えである。我々日本人にとっての主な「戦争観」は、ヒロシマナガサキに象徴される「悲惨さ」「やってはいけないもの」「命の大切さ」が主流ではあるが、アメリカ人にとっての戦争は、「自由と民主主義そして国土を守るためもの」「だから命をかけて戦うことは英雄的なこと」「だから大戦の後も、ベトナム・朝鮮・イラクで戦い続けている」というのが、その主流である。今回集まった米国の教員たちも大半がその意識にたち、日本側参加者との意識の違いを感じた。 その中で戦争体験者の掘り起こしを続けてきた私にとって、戦争体験者の5名の方とお会いできたこと、特に真珠湾攻撃の体験者ハイランド氏との出会いは有意義な物であった。テレビ取材に向かって話した彼の "Killing people doesn t solve a thing, whether it s on a street corner, or whether it s a nation." という言葉は、「勝利主義」に傾いている米国側の姿勢に警鐘を鳴らすものであったし、ニュースキャスターの A history lesson transcending culture and language barriers.と言う言葉も私をほっとさせるものであった。 戦場となった真珠湾やヒッカム飛行場などを訪問したが、中でも印象深いものは撃沈された戦艦アリゾナの真上に建てられたアリゾナ記念館である。屈辱的な「真珠湾攻撃」に対して「国土防衛」を国民の胸に刻む国家的な「記念碑」であるが、海底に沈んでいるこの戦艦からは現在も油が漏れ出ている。その漏れ出る油は、一滴一滴まるで生きているようにそして息をしているように水面に浮き出てくるのである。 「確かにまだ、太平洋戦争すら終わっていない」というのが感想であった。
https://w.atwiki.jp/pearlharborworkshop/pages/16.html
ワークショップ実践報告 執筆:神戸市立六甲アイランド高校 高野剛彦先生 ※当報告書はこちらからもダウンロードできます。(MS-Word形式) 単元名(活動名) 戦争の記録と記憶(米国高校生との交流を通じて) 対 象: 神戸市立六甲アイランド高等学校(全日制単位制)社会科学系2年次生 学校設定科目「社会科学入門」履修生徒(男子21名,女子6名) 教科領域との関連性: 日本史B 世界史B 政治経済 実施時期: 2007年11月6日(火)〜12月18日(火) 総時数 10時間(全5回,フィールドワーク1回を含む) 単元(活動)目標: 本単元では、戦争の記録が人々の中でどのように記憶されているか、記録を記憶としてとどめるためにどのような人々が、どのような活動を行ってきたかを解き明かすことで、あらためて戦争と平和について考えていこうとするものである。日米双方の高校生で同時にプロジェクトを進行し、相互に経過や意見を交換させることで、主観的・一面的になりがちな戦争記憶を相対化・客観視させることをねらいとする。 キーワード 真珠湾攻撃 神戸空襲 神戸の空襲を記録する会 ICT学習 記念碑 国際理解教育 単元について 2007年7月、米国ハワイ州のハワイ大学東西センター(East West Center)で行われた「パールハーバー 歴史と記憶」と題するワークショップに参加させていただく機会を得た。1週間のプログラムの中で、ハワイ・真珠湾の歴史について米国人・ハワイ人・日系人・日本人などさまざまな立場から掘り起こし、戦争の記録と記憶について高校生たちにどのように伝えていけばよいか、日米40人ほどの高校教師が討論し、学習プログラムを作成するというものであった。ワークショップ終了後、プログラムで知り合ったKimberlee Johnsen氏と交流授業を実施することで合意し、内容についてメールで詰めながら授業を実施していった。 展開計画・展開記録 第1次 (11月6日)「火垂るの墓」と神戸大空襲 5限:映画「火垂るの墓」鑑賞(映画は編集済み) 6限:講演「神戸空襲について」(神戸空襲を記録する会 中田代表) 自己紹介メール作成(宿題として) 留意点:自己紹介は英語で記入。戦争観・平和観に関するメールは日本語で記入し,翻訳ソフトを使用 第2次(11月13日)フィールドワーク 生田神社(空襲の痕が残るクスノキ) 東遊園地(旧捕虜収容所) 旧居留地(建物に残る焼夷弾・機銃掃射の痕) 戦没した船と海員の資料館(戦時中に徴用され沈没した船についての資料,復元模型,乗員名簿) 留意点:「神戸空襲を記録する会」の中田代表の案内・コーディネートによる 第3次 (11月20日)プレゼンテーション作成 フィールドワークで撮影した写真や資料,絵画,素材等を用いて神戸空襲の記憶と痕跡を英文で紹介するプレゼンテーションを作成 各班のテーマは「神戸空襲の概要」「生田神社」「捕虜収容所」「旧居留地の弾痕」「戦没した船と会員の資料館」「真珠湾攻撃と神戸空襲」「戦争を語り伝える意義」「テロとの戦い」 留意点:3人1組の9班に分け,(1)プレゼンテーション資料(パワーポイント)、(2)読み上げ原稿を作成させる 第4次 (12月4日)プレゼンテーション作成2 完成したプレゼンテーションのアテレコを行い,ビデオ撮影 交流先の米高校生からの自己紹介メールを翻訳,返事を書く 留意点:翻訳ソフトを用いて日英翻訳 第5次 (12月18日)まとめ ニュージーランドからの交換留学生に完成したプレゼン作品を見てもらう 交換留学生の戦争観・平和観を聞く 交流先の米高校生の戦争観・平和観のメールを翻訳,それに対する意見・コメントを英文で書く 評価: 神戸空襲の概略,戦争中の捕虜取り扱いに関する基本事項を理解しているか 戦争の原因を多角的に考察し,被害・加害の実相について客観的・公平に判断することができたか 生徒のメールに見られる戦争観や意見が学習を通じてどうのように変化していったか 戦争を語り継ぐ意義を理解し,自らも積極的に語り継いでいく意欲をもてたか 現在おこっている戦争について,学習成果を活かし,予防・解決への方策を見出そうとしているか 苦労した点 英文メールでの打ち合わせ 授業の進度や学期(ターム)の相違によるスケジュール調整 残念ながら,途中から米側の返事が来なくなり,途中で打ち切りとなった 改善するとしたら 学期や授業進度の違いについては,事前によく確認・相談しておくこと。 メールによる交流は,生徒一人ひとりにアドレスを配布できない現状(セキュリティ上の問題から)では,教員の負担が大きい。 翻訳ソフトを用いるとしても,簡単な自己紹介等はともかく,意見交流となると語学力の点で敷居が高い。 授業づくりのための参考資料 スタジオジブリ『火垂るの墓』 神戸空襲を記録する会『神戸大空襲 戦後60年から明日へ(のじぎく文庫)』 森達也,姜尚中『戦争の世紀を超えて その場所で語られるべき戦争の記憶がある』 田中伸尚『「戦争の記憶」その隠蔽の構造 国立戦争メモリアルを通して』 学びの軌跡(感想文、作品、ノートなど) 感想文,作品,単元案等は別紙を参照 米側との共通フォーマットは以下の通り。 STEP ONE (Students can email one another) お互いを良く知るための質問 Name: 1.) What is your home/school life like? あなたの家庭生活、学校生活は? 2.) What are your views on American/Japanese culture? What do you know? アメリカの文化について、何を知ってますか?どう思っていますか? 3.) What cultural differences exist? What cultural similarities exist? 日米の文化にはどんな違いや共通点がありますか? 4.) What do you like to do for fun? ... あなたの楽しみ・趣味って何? 5.) (...They can ask any final questions here that they are curious about...) 他にアメリカのことについて何か興味のあることがあれば… The lesson questions can begin here. 授業に関する質問 6.) How do people respond to tragic events? How do people cope with tragic events? How does the media play into peoples emotions? 悲劇的な出来事に対し、人々はどんな反応を示すか。悲劇にどう立ち向かうか。メディアは人々の感情にどういう役割を果たすか。 7.) How do you view the atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki? 広島・長崎の原爆投下をどう考えるか。 8.) How do you view on the Pearl Harbor attack? 日本の真珠湾攻撃をどう思うか。 9.) How do you view on the War on Terror?(esp. Iraq) テロとの戦いをどう思うか。 10.) What do you think the purpose of a memorial? 記念碑の目的は何だと思うか。 15. 備考(授業者による自由記述) 今回は上記のように,途中から双方のスケジュールがうまくかみ合わず,メールでのやり取りが途切れがちになり,最終的にはまったく返事が来なくなるという,最悪の結果で終わった。 週1回の授業でのメールを用いての学習は,どうしてもタイムラグができてしまう。相手側からの返事も同様で,最初の自己紹介のやり取りだけでも約半月を要した。 2校での相互学習ではやはり限界があるといわざるを得ない。今後は,ワークショップ中にプロジェクトを立ち上げ日米双方に複数の参加校を募るとよいのではないか(日本側参加者には,アメリカのカリキュラムや学校制度など交流を実施するうえでの基本的事項についてレクチャーが欲しい)。また,今回のようなトラブルに備え,日米双方にコーディネーターの存在が不可欠であると痛感した。
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/929.html
ワークショップ 1920年ごろにアメリカのJ.L.モレノが臨床心理学の一手法として考案したもの。今日では「体験型の講座」を指すことが多い。本来作業場や工房を意味する語である。 ファシリテーターと呼ばれる司会進行役の人が、参加者が自発的に作業をする環境を整え、参加者全員が体験するものとして運営されることがポピュラーな方法である。 問題解決やトレーニングの手法として、近年は企業研修や住民参加型まちづくりによく用いられている。 主に都市計画やまちづくりの分野でワークショップが取り入れられるようになったのは、1960年代の環境プランナー ローレンス・ハルブリンがテイクパート・プロセスとしてワークショップを用いたことがきっかけである。 まちづくりワークショップ 住民が中心になって地域の課題を解決しようとする場合に、ワークショップの手法がよく用いられる。 しかし、漠然と集まって話合いを重ねても、中々進展がないため、コンサルタント業の人物が関わって課題を整理したり、助言を行う場合も多い。 ワークショップの効果として期待されているものに、参加者同士の体験共有、意見表出、創造表現、意見集約その他のコミュニケーションを深めることが期待されており、地方自治分野では市民間の合意形成のスタイルとしても注目されつつある。 関連項目 建築・都市辞典
https://w.atwiki.jp/fairfes2009/pages/59.html
ワークショップ 「フェアトレードを知らない人には知ってもらいたい」「フェアトレードを知っている人にはもっと知ってもらいたい」そんな想いから、フェアトレードフェスタでは様々なワークショップを企画中です。 語り部・講演 さまざまな地域で活動される方々が一堂に会し座談会や講演を行って下さいます。ここでしか聞けない話ばかりになると思います。こうご期待!! 詳細・日程はこちらをクリック! ゲストの皆さん ゲストのプロフィールはこちら→ゲスト 長坂寿久さん(東京 拓殖大学) 明石祥子さん(熊本 フェアトレードショップらぶらぶどえんじぇる) 沼倉有紗さん(福岡 立命館アジア太平洋大学/FTSN九州代表) 長谷川輝美さん(東京 ウイメンズショップ パッチワーク) 小松豊明さん(東京 シャプラニール=市民による海外協力の会) 東山高志さん(東京 ツナミクラフト) 森木和実さん(神戸 アジア女性自立プロジェクト「AWEP」) フェアトレードびっくり箱 開けたらビックリ!!フェアトレードについて楽しく知れるゲームを用意します! ヤギ革しおりづくり ヤギ皮を自分で染めてオリジナルのしおりをつくってみませんか? パネル展示 ←トップページ
https://w.atwiki.jp/the_tower/pages/16.html
ワークショップ ここではコインを使ってタワーの初期能力を強化したり、新しい能力を開放することができる。ここでの1回の強化はアップグレードの購入1回と同じ扱いとなり、アップグレードの上限回数には引っかかるため要注意。そのためいくらワークショップで購入してもタワーの最終能力は強化されない。 例:上限レベルが99までの攻撃スピードをワークショップで40回強化した場合、バトル中のアップグレードは58回しか行えない。 ワークショップの運用としては、割安のものを早々にMAXにして、割高なモノ、上限値がバカ高いダメージや、ヘルスなどは、ラウンド中の「無料の××アップグレード」の効果で上げていくような運用がいい塩梅。そのため割安系⇒ダメージ/ヘルス⇒割高系の順にカンストを目指すことになる。 例:「無料の××アップグレード」自体は割安系、「Super Crit Mult」などは割高系となる ⇒どこまでゲームが進んでいるかによって戦略が大きく変わるため、一概にどうすればいいというのは言い難い部分も出てくる。どのセッティングが強いのかは色々模索すると面白い。とはいえ総獲得コイン数が50億以下ではいかなるセッティングも効果を発揮しづらいので、素直に強いと思うところにコインを割り振っていこう。 ワークショップの強化 対応する研究の完了後にアンロックされる機能。 「アップグレード」がタブ化し、「強化する」タブが追加される。 1回目の強化は 5Bコイン必要で、強化値が x1.00→x1.01 となる。 2回目以降の強化はよりコインが必要になる。 強化時に使用したコイン数が一定量を超えると次の強化要素の解放が行われる。 消費量は別々に管理されているため、攻撃系で50B消費しても防御やユーティリティの50Bの項目は解放されない。 〇攻撃 累計消費コイン 前段解放分除外 対象 強化上限数 - - ダメージ 300 50B 50B レンドアーママックス 300 500B 450B クリティカルファクター 300 5T 4.5T ダメージ/メータロック時は範囲となっている 300 50T 45T スーパークリティカル 〇防御 累計消費コイン 前段解放分除外 対象 強化上限数 - - ヘルス 300 50B 50B 体力回復 300 500B 450B 絶対防御 300 5T 4.5T 地雷 300 50T 45T 壁の強化 〇ユーティリティ 累計消費コイン 前段解放分除外 対象 強化上限数 - - キャッシュボーナス 300 50B 50B コインボーナス 100 500B 450B セル/キルボーナス 100 5T 4.5T 無料アップグレードの強化 50 50T 45T リカバリパッケージの機能強化 必要なコイン キャッシュボーナス+ コインボーナス+ セル/キルボーナス+ 無料アップグレードの強化+ リカバリパッケージの機能強化+ X1.00 5B 5B X1.01 5.04B 6.25B X1.02 5.11B 12.46B X1.03 5.20B 27.42B X1.04 5.33B 54.50B X1.05 5.49B X1.06 5.70B X1.07 5.93B X1.08 6.21B X1.09 6.53B X1.10 6.88B X1.11 X1.12 1.06T X1.13 1.32T X1.14 X1.15 全ての強化コストは同じでは無く、コインボーナス系は割高となっている。
https://w.atwiki.jp/kantou_jug/pages/20.html
ワークショップ 各道具のエキスパートによるワークショップを用意しました! 各ワークショップは30~60分を予定しています。 以下、各WSの紹介です。敬称略。 ①11 00~ ディアボロ 講師:渡辺翼(イル・スペオピーレより) コンタクト 講師:サクユ WS内容:コンタクトジャグリング初級 1ボールのアイソレーション(パームサークル、エニグマ等) 2~4球のマルチボール初級 対象:コンタクトジャグリングを始めたいけど練習方法が分からない方。 コメント:前回も「この間ボールを買いました。」という方からベテランまで集まってゆったりと練習したので気兼ねなくお気軽にご参加下さい。 集まり次第では中級者以上の方には教える側に回っていただきたいのでご協力お願いします。 参考/解説書:前半・後半 ②13 00~ シガーボックス 講師:アーロン WS内容:箱の投げ方とミルズメスを教えます。 クラブ 講師:大橋 WS内容:クラブを投げるだけじゃ物足りない方へ!1~3クラブで遊んでみよう! 対象:初心者の方も大歓迎! ③14 00~ スティック 講師:かえる WS名:脱初心者ルーチンを目指す 対象:人前で演技をしたことがある人。 持ち物:棒と、必要ならメモ帳。話はスティックで進めますが、他の道具でも大丈夫かも。 内容:いわゆる「初心者感」の抜き方。立ち姿が与える印象の違い、スタート・フィニッシュの作り方などを通して、初心者っぽく見えてしまう理由とその改善方法について説明します。 フットバッグ 講師:日本フットバッグ協会 補足:道具は当日用意して下さるそうです。 ボール 講師:のりc WS内容:5ball(カスケードからステップアップまで幅広く) 対象:誰でもOK
https://w.atwiki.jp/kantoujuggling4/pages/13.html
各道具のエキスパートによるワークショップを用意しました! 各ワークショップは30分、ゲストワークショップは30〜60分を予定しています。 ①12 00~ ボール① 講師:かんばさん タイトル:「マルチトスを使って技を作る」 内容:4ボール以上で、マルチトスの技術を用いたループ技を作るwsです。たくさん技を作りましょう。 コメント:3ボールの基本技が出来る人が対象です。 ポイ 講師:まいさん タイトル:「ボディートレース入門」 内容:ボディートレースの基本の動きからちょっとした応用まで。 コメント:ポイ初中級者(ファウンテンまでできる人)対象です。ひらひらした服や、でっぱった髪型は邪魔になってしまうかもしれません。みんなでワイワイ練習しましょう。お待ちしています。 ディアボロ 講師: 秋場遥輔さん タイトル:「2ディア小技のススメ」 内容:2ディアで手軽に出来る小技を紹介していきます。コンボのアクセントとして取り入れてもらえれば嬉しいです。 コメント:ディアの数を増やしていくとどうしてもコンボが途切れがちになりますよね。そんなときに他の技と繋げやすい小技があれば...。そういう痒いところに手が届くようなWSを目指しています。 2ミルが回せる方はぜひ!回らなくても練習のヒントくらいにはなる、かも? ②12 30~ ボール② 講師:小野澤峻さん タイトル:「4、5シャワー応用」 内容:ハイローシャワーやハイミドルローシャワーなどの基本的なものから、それらの組み合わせやボディスローを含めたものまで幅広くシャワーの技、コツを紹介します。 コメント:応用技を扱うこともありますが、シャワー中のフォームや練習方法なども紹介しますので、シャワーができない方でも是非聞きに来てください! シガーボックス 講師:深みのある男さん タイトル:「ペア技入門」 内容:明日から使えるシガーボックスのペア技を簡単に紹介。みんなで練習しましょう。 コメント:初心者の方、お一人様大歓迎です! クラブ 講師:平野武さん タイトル:「チェストロールカスケード入門」 内容:ws名はチェストロールカスケード入門と銘打っていますがチェストロールカスケードを通し、ボディバランス技へのアプローチの仕方を体感してもらうことが本wsでの目的となっております。ですので少し敷居が高いと思われている方でもお気軽に参加出来る内容になっていると思われます。たくさんバランスとっていきましょう。 コメント:中級者向けですが、ボディを使ったバランス技に興味ある方ならどなたでも大歓迎です! ③13 00~ ゲストWS 講師:ホワイトアスパラガスさん タイトル:「ジャグラー向け即興WS」 内容:舞台での立ち方について、即興で舞台空間をいかにして構成していくかを学ぶ。身体と道具、時間をどのように捉え動かしていくのか、即興的なワークを通じて学んでいく時間にしたい。