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いつまでも二人で サポートカード コスト T1 自分フィールドのキャラクターが2枚で、尚且つその2枚の種族が同じ時に効果発動。 その2枚のAP+1 特定の条件を満たす事で強化を行う事が出来るサポートカード。 種族をトリガーにしているのでコンセプトデッキなどでは強力な効果を発揮する。 T1のコストとこのカードでAP+2分の効力を発揮するのでコストパフォーマンスは悪くない。 十二戦士や【天使族】【アンデッド】と言った1種族のみで統一しやすいデッキには相性が良い。 特に流星魔術師のようなデッキでは強力なAP増強カードとして輝く。 反面で自分の場に2枚のキャラクターが揃わないと発動出来ない点は厳しい場合もある。 特に相手が場を制圧してキャラクターへの攻めを徹底してくるデッキだと発動すら困難に陥る事も。 カード名がアレだが別に性別は拘る必要は無い。 生徒の男女を並べて強化とかは素敵かもしれないが。
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【登録タグ KAITO MEIKO い アイス芋P 曲】 作詞:アイス芋P 作曲:アイス芋P 編曲:アイス芋P 唄:MEIKO、KAITO 曲紹介 KAITO誕生日の機会に、ゆる~いアコースティックナンバーを、MEIKOとKAITOに歌ってもらいました。KAITO誕生日おめでとう! 前々作「また会えたなら」(sm6872831)とセットで視聴いただくと、よりお楽しみいただけますw KAITOお誕生会2010に合わせて投稿された楽曲。 イラスト:もうり 歌詞 (作者アップロードZIPファイルより転載) いつだって キミは隣にいた気がするの 時間を忘れて いつも二人で遊んでたね いつだって キミはボクの服を引っ張って どこまでも ボクの隣にいようとしてたね そんな子供の頃を 思い出していると 大人のはずのキミが どんどん子供みたいに見えてくる 町の景色は どんどん変わるのに ボクらも大人に なったはずなのに 二人きりになったら 子供の時みたいに 何も変わらないような 世界ができるよ いつものふたり (間奏) いつだって キミはお姉さんを気取って おしゃれをしようと 背伸びをしていたよね いつだって キミは遠くへ行こうとして 迷子になって いつも二人で怒られた そんな子供の頃を 思い出していると 大人のはずのキミが どんどん幼い顔に見えてくる (間奏) あだ名で呼び合うのも 手を繋ぐのも 子供のときから 何一つ変わっていない気がするよ 町の景色は どんどん変わるのに ボクらも大人に 染まったはずなのに 二人きりになったら 子供の時みたいに 何も変わらないような 世界ができるよ いつものふたり コメント 名前 コメント
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【登録タグ MCI_Error い 初音ミク 曲】 作詞:MCI_Error 作曲:MCI_Error 編曲:MCI_Error 唄:初音ミク 歌詞 (ピアプロより転載) つぶやく貴方の 背中に延びる影 この手の窓から 写したポートレート あれから何度喧嘩しただろ これから何度涙するだろ 二人 いっぱい夢を見ようよ たまには旅をしようよ この時代の中 二人で居ること。 思いはいつでも 言葉にならなくて 「それでも伝わる」 今ならそう言える 悲しいことも気づいてくれたし 嬉しいことも見つけてくれた いつも だからこの手を離さないでね 時々振り返ってね すぐそばにいつも 私がいるから ずっとこの手を離さないでね いつでも前を見つめて 走り終えたとき 何かが見えるよ いつもこの手を離さないでね 時々振り返ってね すぐそばにいつも 私がいるから コメント 名前 コメント
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あなたはどこへ【登録タグ GUMI PoiP あ 曲】 作詞:PoiP 作曲:PoiP 編曲:PoiP 唄:GUMI 曲紹介 "今、あなたは何処にいるだろうか"そんなことをふと、長い月日がたった今、想った。 歌詞 (動画説明文記載のURLより転載) BPM=76 淡い空に覆う 冷やかな雨雲 涙溢れ出てくる もう、止まらない BPM=90 赤く染まる 薄汚い校舎 赤く浸る 街の中 僕らは帰る 射し込む陽に向かい 肩を並べて いつも一緒に 長く伸びる 僕ら二人の影 眩しく光る 遠い空 僕らは話す いつも二人で 笑顔を見せて いつも二人で まだ僕は行けない 待っていてね "約束"のこと 絶対行くからね また同じ あの空を見よう 君となら、何時何処でも 僕にはね キミが必要なんだ 君もそう、思っているはず 赤く塗られた 雲ひとつない空 君の髪を揺らしてる 君は振り向き突然言ったんだ 笑顔を見せて 僕も笑顔で 「すごくきれいな空」 瞳輝かせ 君の眼に何が 見えたの? 教えてよ また赤い あの空を見よう 君となら 何時何処でも 「僕たちはこの先も一緒だよ」 そう言ったのに、 行っちゃったんだよ 「ねえ」 「なに?」 「これ、書いてきたの」 「手紙?」 「うん、手紙」 「読んでいい?」 「うん、でも私、もう 行かなくちゃならないから」 「また、 会おうね もうすぐで 君のもとへ 待たせたね やっと来れたよ 僕にはね キミが必要なんだ 君もそう 思っていたから 「来てくれてありがとう やっぱり来てくれたんだね ずっと待ってたんだよ ずっと、ずっと」 好きでした あれから 君は何処にいるんだ 今は、 もう、 コメント 名前 コメント
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596 [―{}@{}@{}-] 二人で巣立ち 1/3 [sage] 2010/09/09(木) 02 03 52 ID 36WLCHe3P [3/5] お互い離れてから数カ月 良い友達に囲まれて毎日楽しい だけど あれ…? 違和感を感じ始める 次第に大きくなり支配していく違和感 唯「一人でも頑張る」 憂「私も巣立たなきゃ」 次の日も次の日も次の日も ぽっかりと空いた穴は埋まらない 唯「あいす~……って、そっか…へへ」 憂「ぁ…ご飯作りすぎちゃった……ダメだなぁ私…」 最初だけ、この気持ちは最初だけだから 唯「もしもし、うい…?」 憂「どうしたの…?」 他愛もない話 これで良いんだ 私達は姉妹 それ以上でもそれ以下でもない 唯「…」 憂「…」 でも 憂「おねぇちゃん…」 私は部屋を飛び出した。 597 [―{}@{}@{}-] 二人で巣立ち 2/3 [sage] 2010/09/09(木) 02 05 15 ID 36WLCHe3P [4/5] …… 唯「っ……」 日は沈み辺りは暗い 家までそう遠くは無い だけど途方も無い距離に感じる カタンッ ドアは開かない 唯「カギ…」 “いつも”の癖で“いつも”の場所に“いつも”置いてあるカギを取る カチャ 唯「……」 明かり一つ付いていない家 誰も住んでいない気さえする 私は埃一つ無い階段をのぼった 唯「うい…」 すぐに分かった 憂は私の部屋の机に座っていた 憂「……ヒッグ……ッング…」 暗闇で一人、机に伏せて泣いている憂にそっと近づく 憂「……なんで……ッ…来たの………ッグ…」 私は、憂の泣く姿を見たことが無かった “いつも”笑って話しかけてくれる憂はそこにはいない “いつも”頼りになる憂の姿はそこにはない 私は憂を後ろから抱きしめることしかできない 抱きしめることが今出来る最大の慰め それと、 唯「頼られる姉になるように頑張るからっ」 憂「っ……」 これが今言える最大の言葉 憂「………うんっ」 598 [―{}@{}@{}-] 二人で巣立ち 3/3 [sage] 2010/09/09(木) 02 06 48 ID 36WLCHe3P [5/5] 翌春――― 憂「お姉ちゃん、醤油取って」 唯「はい、どうぞ」 憂「~♪」 唯「ご機嫌だね~うい」 憂「それは……こうやってお姉ちゃんと料理するの夢だったから」 唯「え~、もっと夢は大きく持とうよ~」 憂「えっと、じゃあ……お姉ちゃんとけっk…っ」 姉の唇に塞がれる この時は“いつも”のお姉ちゃんじゃない 私の“特別”なお姉ちゃん 唯「ん……それは、私から言うんだから憂は言っちゃダメだよ」 憂「は、はい」 ―――なんだか、とっても幸せな春です。 おしまい 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る あんまーい!! -- (唯憂は素晴らしいとは思わんかね?) 2012-01-23 00 38 25 お姉ちゃんから妹へのプロポーズフラグ…。 この二人なら双子の姉妹作っちゃいそうな気がする。 双子の姉妹は母達と同じようにそれぞれの役割を持って生まれてくるのだろうか…。 -- (ブレイブバード) 2010-10-17 03 01 02
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いつもの人のプロフィールの変遷 「ココのcafe☆relax」より 2/26 ココプロフィール 2008.02.26 Tuesday 7 48 by ココ ココさんのプロフィールを教えて下さい…というコメントを何度か頂いております。そこで、差し支えない程度に、プロフィールを書いてみる事にしました。 出身地 東京都港区 現在は、東京多摩地区に在住。 生年月日 秘密 身長・体重 ナイショ 職業 会社員 好きな色 緑・青系統 パステルカラー 好きな花 すみれ バラ かすみそう 趣味 観劇(現在は、劇団四季・岸佳宏さんの舞台が中心。岸佳宏さんが出演しない劇団四季の作品や、浦井健治さん、保坂知寿さんの舞台、東宝等のミュージカル、歌舞伎も観ます)。 音楽鑑賞(クラシック、ジャズ、ポップス)。映画観賞 読書 神社仏閣めぐり、東京散歩 編物 お料理 特技 手話 ピアノ 浅草~銀座くらいの距離を歩けること。 好きな俳優さん 劇団四季 岸佳宏さん、(世界一好きな俳優さんです♪)阿久津陽一郎さん、石丸幹二さん(まだ、四季に籍はあるので)、木村花代さん、遠山さやかさん、岡本結花さん、高木美果さん、佐渡寧子さん、高倉恵美さん、『キャッツ』東京公演のスキンブルシャンクスにキャスティングされた俳優さん全員。 四季以外 ☆浦井健治さん☆☆保坂知寿さん☆大地真央さん、風花舞さん、星奈優里さん、朝澄けいさん、大塚ちひろさん等。 舞台俳優以外 瑛太さん、小出恵介さん、黒木瞳さん、小雪さん、永井大さん、木村拓哉さん、松たかこさん(舞台も好きです)、アラン・ドロンさん、オードリー・ヘップバーンさん、ヴィヴィアン・リーさん等。 興味があるもの ロシア、チェコ等、かつて東欧諸国と言われていた国々の文化や歴史。 好きなミュージシャン 徳永英明さん、サラ・ブライトマンさん、ポール・モーリアさん等。 性格 「おっとりしている。私のまわりだけ、時間がゆったりと流れている。一緒にいて落ち着く。」と、周囲の人から言われる。 以上。 追加や変更や追加がありましたら、順次修正します。
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ちほんの取り巻きであり、配偶者。 いつも二人でinする時間を決めているらしく、市場駅前の午後の同時ガチャに二人で現れるのをよく見かける。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
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このページはこちらに移転しました ツインパープルテール 作詞/141スレ129 二つの黄色 パープルを留める ブルーに寄りそう 二人の距離を感じるように 二つの黄色 パープルに願う ブルーに重なる 二人の想いを確かめるよう こんなに近くにいるのに いつも傍に感じられない 泣きボクロを見つめてる こんなに惹かれたいのに いつも二人でいられない 泣きボクロを見つめている
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4058.html
夏の暑さもすっかり弱くなって過ごしやすくなった今日この頃。 涼しげな気持ちのいい風が並んだ木々の葉を揺らした。葉の触れ合う音とちょうど良い気温が秋の訪れを感じさせる。 今あたしはキョンと一緒に部室から帰ってるところ。 今日は珍しく有希もみくるちゃんも古泉君もみんな用事があるって言って帰っちゃった。 なんかこんなことが前にもあった気がするわね。もしかして何か企んでるんじゃないかしら。 …まあいいや。そのおかげでこうしてキョンと二人で帰れるんだから感謝しないとね。 キョンは「そうだな」とか「それは止めといた方がいいんじゃないか?」とか言ってあたしの話に相づちを打って、どんな突拍子もない事を言ってもちゃんと返事してくれる。 呆れたような気の抜けたような、でもそれでいて優しい笑顔で。 ねえキョン、こんなに近くにいるのに…こんなに好きなのに…どうしてただの友達なの?どうして好きって言ってくれないの? キョンはあたしの事どう思ってるんだろ。いつになったらキョンと付き合えるんだろ。 自分から言えばいいじゃないかって? あたしは…あたしだって好きって言いたいよ。でももしキョンがあたしのこと好きじゃなかったらギクシャクしちゃいそうなんだもん。 それならいっそ今の関係の方がいいかもって思っちゃう。それくらいならいつも通りの優しいキョンでいて欲しい。わかるでしょ? 「だからそれは…ってうお!」 コケて木に頭ぶつけるなんて何ベタなことしてんのよ。 「何やって…ってちょっとキョン、血が出てるじゃない!」 キョンのこめかみから血が出てる。早く手当てしないと…。 「大したことねーよ」 「部室に行くわよ!」 キョンが何か言ってるけど今は治療が先よ。 あたしはキョンの小言を無視して手を掴んで走った。 確か部室に救急箱があったと思うけど…。 部室に着くなり手当たり次第に探した。 あ、やっぱりあった! 良かったぁ。家族が新しく買うって言ったから何かの役に立つと思ったのよね。 古いやつをここに持って来といて正解だったわ。 「そこ座って」 そう言ってあたしはキョンを椅子に座らせてこめかみの血を拭いた。 「ほら、消毒してあげるから」 「いて…それぐらい自分でできるって」 「ちょっと、動かないでよ」 「だから自分でやるって言ってんだろ」 そう言ってキョンはあたしが消毒するのを嫌がってる。素直じゃないわね。 「いいからあたしにやらせなさいよ!」 「ちょ、おい止めろって…うわ!」「きゃ!」 足が滑ったせいでバランスを崩して、気がつくとあたしはキョンにのしかかる体勢で倒れてた。 ちょうどいいわ。 あたしはその体勢のままケガの手当てをすることにした。 「これなら逃げられないわよ」 だけどキョンは急に抵抗をやめて大人しくなった。顔も赤いし…熱まであんのかしら。 その時あたしはお腹の辺りにだんだん大きくなってく温かいものを感じた。 「あんた何発情してんのよ」 「だってお前…おれだって健全な男子高校生だぞ?好きな女にのしかかられたら誰だってこうなるさ」 …え?今何て?あたしのことが…好き? 自分でもわかるほど頭に血が昇って顔が赤くなってる。 やめてよ、目が合わせられないじゃない。 キョンの方はいつも通り冷静になったけど、相変わらずあたしの腹部辺りに触れてるものは収まる様子はないみたい。 「あんたそういうことしたいわけ?」 冷やかし混じりに聞いてみるとキョンは真顔で思いがけないことを口走った。 「ああ。お前じゃなきゃ駄目なんだ」 ほ、本気?…そんなことしたことないし…恥ずかしいけど…でも…キョンなら…。 「い…」 「てのはウソピョンで、手当てがすんだら早く退いてくれ」 「な、バカ!」 パンッ! 頭に来たから平手喰らわせてやったわ。もー最悪。 「帰る!」 「おれのケガはどーすんだ?まだ血を拭いただけじゃねーか」 「自分で何とかすれば?」 「おい待てって」 鞄を持って帰ろうとしたらキョンに腕を掴まれた。 「何よ!?はな…」 振り向いて離せって言おうとしたけど言えなかった。 だってキョンの口であたしの口がふさがれたんだもん。 「ん…………」 沈黙が二人だけの空間を支配し、永遠のような一瞬が過ぎた。 このまま時間が止まってしまえばいいのに…。 そう思ったけどやっぱり現実は都合良く出来てない。 キョンったらすぐに唇を離すんだもん。 でも今度は真剣な眼差しであたしを見つめてこう言ってくれた。 「ハルヒ。やりたいってのは嘘だが好きだっていうのは本当だ。他の誰でもなくハルヒが好きなんだ…信じてくれ」 信じるも何もキスと順番が逆じゃない。 あたしは嬉しくて、もっとキョンの近くにいたくて、体を預ける様にしてキョンにもたれかかった。 「おっと。で、どうなんだ?まだ返事を聞いてないぞ」 もう…わかってるくせに…。 「信じるわよ。だって普通は好きだって言ってからキスするもんでしょ?あたしも…キョンが好き。大好き」 そう言うとキョンは優しく抱擁してくれた。 キョンとこんなに近づけた…それも恋人として。もう幸せ過ぎて死んじゃいそう。 それからすぐケガの手当てをしたけど今度は抵抗せずに大人しくしてくれたから早く済んだ。 救急箱を片付けてから校門を出るまではいつも通り。 手でも握ってくれたらいいのに…。 そう思ってるとホントにキョンが手を握ってきた。 何これ、夢…じゃないよね? あたしはキョンに見られないように爪で足を引っ掻いてみた。 痛いってことは夢じゃないみたい。 「もう付き合ってるんだからこうしたっていいだろ?嫌か?」 もし誰かに見られたらどうすんのよ。でも… 「…嬉しい」 思わず顔がほころんだ。 これからは今まで以上に楽しくなりそうね。 「ん?何か言ったか?」 「なーんにも。さ、帰るわよ」 いつもの調子であたしが先を歩いちゃった。そのせいでキョンが後ろから遅れて追いついてくる。 それを見たあたしは気付かれないようにペースを落とした。 そうだよね、もう恋人同士なんだから並んで歩いて行かなきゃね。 今も、そしてこれからも…ずっと一緒に。 -Fin-
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夏の暑さもすっかり弱くなって過ごしやすくなった今日この頃。 涼しげな気持ちのいい風が並んだ木々の葉を揺らした。葉の触れ合う音とちょうど良い気温が秋の訪れを感じさせる。 今あたしはキョンと一緒に部室から帰ってるところ。 今日は珍しく有希もみくるちゃんも古泉君もみんな用事があるって言って帰っちゃった。 なんかこんなことが前にもあった気がするわね。もしかして何か企んでるんじゃないかしら。 …まあいいや。そのおかげでこうしてキョンと二人で帰れるんだから感謝しないとね。 キョンは「そうだな」とか「それは止めといた方がいいんじゃないか?」とか言ってあたしの話に相づちを打って、どんな突拍子もない事を言ってもちゃんと返事してくれる。 呆れたような気の抜けたような、でもそれでいて優しい笑顔で。 ねえキョン、こんなに近くにいるのに…こんなに好きなのに…どうしてただの友達なの?どうして好きって言ってくれないの? キョンはあたしの事どう思ってるんだろ。いつになったらキョンと付き合えるんだろ。 自分から言えばいいじゃないかって? あたしは…あたしだって好きって言いたいよ。でももしキョンがあたしのこと好きじゃなかったらギクシャクしちゃいそうなんだもん。 それならいっそ今の関係の方がいいかもって思っちゃう。それくらいならいつも通りの優しいキョンでいて欲しい。わかるでしょ? 「だからそれは…ってうお!」 コケて木に頭ぶつけるなんて何ベタなことしてんのよ。 「何やって…ってちょっとキョン、血が出てるじゃない!」 キョンのこめかみから血が出てる。早く手当てしないと…。 「大したことねーよ」 「部室に行くわよ!」 キョンが何か言ってるけど今は治療が先よ。 あたしはキョンの小言を無視して手を掴んで走った。 確か部室に救急箱があったと思うけど…。 部室に着くなり手当たり次第に探した。 あ、やっぱりあった! 良かったぁ。家族が新しく買うって言ったから何かの役に立つと思ったのよね。 古いやつをここに持って来といて正解だったわ。 「そこ座って」 そう言ってあたしはキョンを椅子に座らせてこめかみの血を拭いた。 「ほら、消毒してあげるから」 「いて…それぐらい自分でできるって」 「ちょっと、動かないでよ」 「だから自分でやるって言ってんだろ」 そう言ってキョンはあたしが消毒するのを嫌がってる。素直じゃないわね。 「いいからあたしにやらせなさいよ!」 「ちょ、おい止めろって…うわ!」「きゃ!」 足が滑ったせいでバランスを崩して、気がつくとあたしはキョンにのしかかる体勢で倒れてた。 ちょうどいいわ。 あたしはその体勢のままケガの手当てをすることにした。 「これなら逃げられないわよ」 だけどキョンは急に抵抗をやめて大人しくなった。顔も赤いし…熱まであんのかしら。 その時あたしはお腹の辺りにだんだん大きくなってく温かいものを感じた。 「あんた何発情してんのよ」 「だってお前…おれだって健全な男子高校生だぞ?好きな女にのしかかられたら誰だってこうなるさ」 …え?今何て?あたしのことが…好き? 自分でもわかるほど頭に血が昇って顔が赤くなってる。 やめてよ、目が合わせられないじゃない。 キョンの方はいつも通り冷静になったけど、相変わらずあたしの腹部辺りに触れてるものは収まる様子はないみたい。 「あんたそういうことしたいわけ?」 冷やかし混じりに聞いてみるとキョンは真顔で思いがけないことを口走った。 「ああ。お前じゃなきゃ駄目なんだ」 ほ、本気?…そんなことしたことないし…恥ずかしいけど…でも…キョンなら…。 「い…」 「てのはウソピョンで、手当てがすんだら早く退いてくれ」 「な、バカ!」 パンッ! 頭に来たから平手喰らわせてやったわ。もー最悪。 「帰る!」 「おれのケガはどーすんだ?まだ血を拭いただけじゃねーか」 「自分で何とかすれば?」 「おい待てって」 鞄を持って帰ろうとしたらキョンに腕を掴まれた。 「何よ!?はな…」 振り向いて離せって言おうとしたけど言えなかった。 だってキョンの口であたしの口がふさがれたんだもん。 「ん…………」 沈黙が二人だけの空間を支配し、永遠のような一瞬が過ぎた。 このまま時間が止まってしまえばいいのに…。 そう思ったけどやっぱり現実は都合良く出来てない。 キョンったらすぐに唇を離すんだもん。 でも今度は真剣な眼差しであたしを見つめてこう言ってくれた。 「ハルヒ。やりたいってのは嘘だが好きだっていうのは本当だ。他の誰でもなくハルヒが好きなんだ…信じてくれ」 信じるも何もキスと順番が逆じゃない。 あたしは嬉しくて、もっとキョンの近くにいたくて、体を預ける様にしてキョンにもたれかかった。 「おっと。で、どうなんだ?まだ返事を聞いてないぞ」 もう…わかってるくせに…。 「信じるわよ。だって普通は好きだって言ってからキスするもんでしょ?あたしも…キョンが好き。大好き」 そう言うとキョンは優しく抱擁してくれた。 キョンとこんなに近づけた…それも恋人として。もう幸せ過ぎて死んじゃいそう。 それからすぐケガの手当てをしたけど今度は抵抗せずに大人しくしてくれたから早く済んだ。 救急箱を片付けてから校門を出るまではいつも通り。 手でも握ってくれたらいいのに…。 そう思ってるとホントにキョンが手を握ってきた。 何これ、夢…じゃないよね? あたしはキョンに見られないように爪で足を引っ掻いてみた。 痛いってことは夢じゃないみたい。 「もう付き合ってるんだからこうしたっていいだろ?嫌か?」 もし誰かに見られたらどうすんのよ。でも… 「…嬉しい」 思わず顔がほころんだ。 これからは今まで以上に楽しくなりそうね。 「ん?何か言ったか?」 「なーんにも。さ、帰るわよ」 いつもの調子であたしが先を歩いちゃった。そのせいでキョンが後ろから遅れて追いついてくる。 それを見たあたしは気付かれないようにペースを落とした。 そうだよね、もう恋人同士なんだから並んで歩いて行かなきゃね。 今も、そしてこれからも…ずっと一緒に。 -Fin-