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日頃の不摂生のたまものか、はたまたストレスからか、こんどは私に痛風の発作が出ました。 ガンと痛風──ひびきとしてはかなり違いますが、いろいろ共通するところがあるようです。そこで自分の痛風の闘病記録を書いてみようと思います。 痛風記 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11
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雪歩メール「助かりました!」 取得条件:Bランク以上の営業「ミーティング」でパーフェクトを取る 雪歩です。 プロデューサー、ほんとうにありがとうございます! それに事務所の皆さんにも、すごくすごく、感謝しています!! 私```、いつもダメで、ドジばっかりして```、本当に申し訳なくて```。 もう、穴にうまりたい時ばっかりで```。 でも、いつかそうじゃなくなって、私、お礼がしたいと思うんです。 もっともっと輝くアイドルになって```、このご恩を、お返ししようって```。 だから、レッスンお願いします! 私、頑張りたいですぅ!! 雪歩メール一覧に戻る トップページに戻る
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万田酵素が気になります 万田酵素をご存知でしょうか。 最近コマーシャルでよく見かけるので、気になっています。 酵素は健康食品として人気がありますが、万田酵素はその草分け的 存在ではないでしょうか。 私は昔から、その名前を聞いた事があります。 今のように健康食品ブームではなかった頃から、万田酵素は有名 だったように思います。 こんなに長い間残っているという事は、それだけ効果があるという事 ではないでしょうか。 万田酵素の効能として、腸内環境を整えるという事があります。 健康の鍵を握るのが腸内環境と言われています。 万田酵素は腸内環境のバランスを整えて、健康を維持してくれる効果 があるようですう。 栄養素の吸収がスムーズになるので、質の高いエネルギーを体内に 摂り入れる事が出来ます。 そういった事により、朝の目覚めがよくなったり美肌効果も得られるようです。 また、ダイエット時や風邪の時など体力減少時の栄養補給に最適 なのも嬉しい事です。 栄養ドリンクよりも、天然発酵食品である万田酵素を取り入れた方が 体に優しく効果的です。 スタミナもより効率的につける事が出来るのも、大きな魅力の一つです。 調べれば調べるほど、健康に良い万田酵素が気になってきています。 万田酵素口コミ
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【本スレ】横チン?いいえ馬超です 7浪目 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/neet4pink/1209742207/ にて馬超の発言がブログに掲載されているのを発見 893 名前:抜いたら負けかなと思っている[] 投稿日:2008/05/26(日) 15 57 02 ID /S69E/Ju0 http //mousouteki.blog53.fc2.com/blog-entry-6229.html 894 名前:抜いたら負けかなと思っている[] 投稿日:2008/05/26(日) 16 01 47 ID SgSYux4V0 なんだこれwwwwwww ブログに取り上げられるぐらい有名になったのかwwwwwww 899 名前:抜いたら負けかなと思っている[] 投稿日:2008/05/26(日) 16 34 16 ID ZEeusYzp0 これは横チン発狂しそうだなw 小文字zip廃墟 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1207940223/ にすぐさま転載される 533 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 16 08 34.60 ID THutqg2o ttp //mousouteki.blog53.fc2.com/blog-entry-6229.html 世界の馬超になりました 536 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 17 11 30.86 ID CJyrEsIo また著作権がどうのこうの騒ぎだしそうだなww 537 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 17 12 17.15 ID QipokFMo そんなところでもネタになってたのか 横チンもこれだけ有名になれて大喜びだろうなww ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ここで馬超登場◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 馬超ID qHg.NoQo 539 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 17 23 42.95 ID qHg.NoQo なにこれ?ブラクラ? 540 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 17 25 19.07 ID qVnVzooo 馬超キター 542 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 17 54 18.69 ID qHg.NoQo 川田亜子のやつか? 俺関連? 543 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 17 59 24.91 ID THutqg2o お前の妹談義が世界に発信されたんだよ おめでとう ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ここでなぜかIDチェンジ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 書き込み回数:16回 馬超ID hmS7u8Yo 544 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 16 04.19 ID hmS7u8Yo 今見たけどコピペブログの記事って違法っしょ? まるで俺がキチガイのさらし者みたいになってんじゃん こういうのマジで腹立つんだが 545 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 19 01.92 ID qVnVzooo 事実だからしょうがない 546 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 21 26.07 ID 4DXdKeso なにをいまさら 547 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 21 59.57 ID hmS7u8Yo つうかこれ同人うpスレのやつだろ? 普通あんなスレみないだろうしアンチがわざわざ投稿したんだろうね ホント陰湿にネチネチネチネチ気持ち悪いなあ[ピーーー]よ 548 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 25 22.51 ID hmS7u8Yo ホントこういうクズは[ピーーー]ばいいのに 文句あんなら直接言えよ こういう隠れて嫌がらせとか雑魚がすることだ 嫌がらせ?ただ自分のレスが載っただけなのにそんなに気持ち悪かったですか?ww 549 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 25 49.20 ID noDZRfAo キチガイをキチガイ認定してなにが悪い 550 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 26 31.25 ID QipokFMo ブログに掛かれて切れるってことは 恥ずかしいって多少は思ってるのかww 551 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 26 59.79 ID THutqg2o いつまでもdosタソ(笑)ネタを陰湿にネチネチネチネチ気持ち悪く引きずってる馬鹿もいるし いいんじゃねーの 552 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 27 08.12 ID FAtNczwo アンチ気持ち悪いって言う前に自分の発言が取り上げられるほどキモいって気がつかないかな? 553 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 28 06.78 ID hmS7u8Yo だから無断でさらし者にするのが許せないんだよ キチガイだろうとなんだろうと知ったこっちゃ無い コメントしてるやつらも実際俺の前で言えって話 どうせキョドッて何もいえないようなクズばっかなんだろうがな 560 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 32 03.06 ID hmS7u8Yo キモイキモイ言ってるやつらの顔が見たいわ どうせ恋愛もしたことない童貞なんだろうな 肯定的な意見をしてくれる人もいるみたいだけど少なくともコピペブログの管理人は俺をキチガイ的視線でみてるんだろ? 一日中誰にも感謝されないのにシコシココピペしてる管理人は社会不適豪奢なんだろうな 肯定的な意見をしてくれる人もいるみたいだけど 肯定的な意見をしてくれる人もいるみたいだけど 肯定的な意見をしてくれる人もいるみたいだけど 肯定的な意見をしてくれる人もいるみたいだけど 557 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 30 17.66 ID noDZRfAo ならブログいって反論してこいよカス 度胸がないのはどっちだよ 561 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 33 17.80 ID hmS7u8Yo 557 なんで俺がわざわざ出向かなきゃなんないの? 悪いのは勝手に人の文章を盗用したクズだろ みてるんなら出て濃いよ 563 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 35 23.18 ID hmS7u8Yo マジ気持ち悪いわ ブログにはるとか何がしたいんだろうな ホント暇なんだろうなニートのクズは 565 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 36 36.42 ID hmS7u8Yo つうかここにいるみんなで[ネ申]砲とか打とうぜ 566 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 37 46.92 ID hmS7u8Yo 協力なのってゲイツ砲だっけ なんでもいいからクズを潰せよ 567 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 38 25.58 ID THutqg2o 自分でやれよw なに必死になってんのコイツ 568 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 38 37.84 ID FAtNczwo コメントしてる人のほとんどがお前をキチガイ認定してるわ 一日中誰にも感謝されないのに荒らししてるお前はなんだかねぇ 569 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 40 16.33 ***ID hmS7u8Yo マジしなねえかなこいつwwwwww どうせ社会不適豪奢って言われたから逆恨みしてはったんだろうな 都合の悪いとこだけ抜き出してるし 絶対恋愛もした事無い童貞のニートのクズだわ 571 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 41 34.47 ID 9nU617Uo 都合の悪いとこってもう自分で認めちゃってるじゃんwwww 572 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 41 54.47 ID hmS7u8Yo キチガイはコピペブログにコメントしてるやつらだろ きめえとかテメエの日記帳にでも買いとけばいいのになんでわざわざ書くんだろうね まあどうせファビョったニート管理人の自演だろうなだせえww 574 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 43 31.35 ID qVnVzooo 馬超さん血圧上がりすぎに注意した方がいいすよ! 575 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 43 33.55 ID hmS7u8Yo ホント童貞気持ち悪いわあwwwwww 恋愛したことないくせに一人前に批判とか低能にもほどがあるwwwwww きめえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ 578 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 45 06.40 ID hmS7u8Yo あの前後の文脈で童貞とニート批判されたからってファビョった管理人こそキチガイだな ファビョるってことは自分がクズって自覚してるんだろうしね 腹痛いわ 管理人何か反応見せたっけ? 579 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 46 00.82 ID THutqg2o だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww http //yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1211794961/ 582 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 47 27.74 ID hmS7u8Yo 童貞とニートの害虫はいなくなればいいのに インターネットの回線圧迫するだけでなにもいいことないだろうし 583 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 48 18.17 ID hmS7u8Yo スレ立てたのテメエだろうが つまんねえよ[ピーーー] 584 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 49 39.24 ID hmS7u8Yo あーキモイほんとしなねえかなこいつ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ここで他のスレへ涙目のまま逃走◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 日本 VS コートジボyール http //yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1211623065/ 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26 (月) 18 49 53.23 ID SqOTJShL0 馬超様ご来店早々いまだかつてないほどファビョっております。 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1207940223/533 ID hmS7u8Yo 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 51 13.71 ID JseZ4NCT0 だからyスレなんか菅家絵ね絵だろうがうぜえなほんと zipスレってさ http //yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1211794961/ 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 18 42 41.73 ID Ut0knn2q0 このブログに乗ってる馬超って基地外荒らしに潰されたんでしょ? ttp //mousouteki.blog53.fc2.com/blog-entry-6229.html 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 48 30.05 ID JseZ4NCT0 ※このアドレスは危険URLのひとつです。 注意!アラートオープンを発見! (3) 注意!ループタグを発見! (2) 危険!mailtoストームを発見! (382) 危険!FDDアタックを発見!(1) 危険!無限ループを発見! (2) 危険!ニュースストームを発見! (3) 危険!Telnetストームを発見! (3) ★ブラクラチェックが終了しました。 ※ ジャンプタグを発見しました。(2) ※ このページは自動的にリロードされるようです。 ※ windowオープンを発見しました。(1) 横国・筑波の学生は頭が悪いのに自己評価が高い http //tmp7.2ch.net/test/read.cgi/joke/1202473583/ 190 名前:エリート街道さん[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 01 12 56 ID qGgiDQkU 横国生の馬鹿代表 ヲチスレが立つほど痛い 横チン?いいえ馬超です 7浪目 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/neet4pink/1209742207/ 191 名前:エリート街道さん[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 18 23 40 ID jc9CxaNK ttp //mousouteki.blog53.fc2.com/blog-entry-6229.html 横チン=横国工学部の学生の発言がブログで紹介されてるな 192 名前:エリート街道さん[] 投稿日:2008/05/26(月) 19 44 05 ID cs5VYqTN そのブログを見た横チンは頭に血が上ったのか不適切な発言連発 565 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日:2008/05/26(月) 18 36 36.42 ID hmS7u8Yo つうかここにいるみんなで[ネ申]砲とか打とうぜ 566 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日:2008/05/26(月) 18 37 46.92 ID hmS7u8Yo 協力なのってゲイツ砲だっけ なんでもいいからクズを潰せよ 582 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日:2008/05/26(月) 18 47 27.74 ID hmS7u8Yo 童貞とニートの害虫はいなくなればいいのに インターネットの回線圧迫するだけでなにもいいことないだろうし 詳しくはこちら http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1207940223/533 ID hmS7u8Yo = 横チン 193 名前:エリート街道さん[] 投稿日:2008/05/26(月) 21 00 42 ID nnbxM8Fn 同じ学部にこんな馬鹿がいるのか 恥知らずが死ねよ 194 名前:エリート街道さん[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 21 02 27 ID k54ueqQb ___ ,r `ヽ、 ,i" ゙; !.(●) (●),! ゝ_ _,r / ;;;;;; ・・ ;;;;) <それは報告しなくてもいいです。 / (_ | f\ トェェェイノ  ̄`丶. | | ヽ__ノー─-- 、_ ) . | | / / | | , / / ノ | , / / | / _ノ / ,ノ 〈 ( 〈 ヽ.__ \ ヽ._ \__) ■ファビョりすぎて日本語もまともに打てない馬超さんのIDでお送りしました 次回:-あの世界の馬超が帰ってきた 583 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 23 06 40.89 ID hmS7u8Yo もういいよ勝手にほざいてろよ キチガイは俺をキモイキモイと何の理由も無く決め付けるお前らだってことはよくわかったから あとブログの管理人も覚えてろよ?何かあっても俺は許さないから
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かくして翌日。4人は音楽室で紬が来るのを待った。 唯「ムギちゃん、きっと来てくれるよね……」 律「だといいんだけど……今日は学校にも来てなかったからな」 唯達のクラスの担任の話では、紬は転校の準備や手続きで何かと忙しく、転校の当日まで学校は欠席するだろうとのことであった。 梓「そう言えば学園祭本番はもう3日後ですよね……。全然練習してない……」 梓の言葉に一同押し黙る。 一つだけ断っておくのならば、彼女達は練習を『しない』のではなく『出来ない』のだ。 大事なパズルなピースが一つ欠けた状態では、いくら演奏を合わせたところで意味などないのだ。 4人で合わせたところで、律のドラムは走るどころかワンテンポもツーテンポもモタりはじめ、梓のギターは発情したウマのいななきのような間抜けな音を出し、 澪のベースは演奏した途端に四弦が切れ、唯に至っては家にギターを忘れてきた。 澪「大丈夫……きっとムギは来てくれるさ。そうじゃなきゃ放課後ティータイムは……」 4人だけでやっていくことなんて――出来ない。 誰もがその恐ろしい想像に思い至った時、期せずして音楽室のドアが控え目な音を立てて開かれた。 律澪唯梓「!!!!」 その輝かしき黄金の眉毛の持ち主は見紛うことなき紬その人であった。 紬「昨日、斉藤がここに来たって聞いたのだけれど……」 澪「ああ。そこで大体の事情は聞いた」 紬「今まで黙っていてごめんなさい」 紬は今にも消え入りそうな沈痛な表情で頭を下げた。 紬「斉藤の話にもあったと思うけど……お父様は頑固な人、一度決めたらきっとテコでも動かない……。本当にごめんなさい……」 唯「そんなぁ~……じゃあやっぱりロンドンに行っちゃうの?」 梓「どうしてもお父さんを説得することは出来ないんですか!?」 縋りつくような唯と梓の懇願に、紬は力なく首を振った。 紬「ごめんなさい……。これが私のお父様のやり方……そして、琴吹家の宿命なの」 『宿命』――4人がその単語を聞くのは2度目であったが、紬本人の口から聞くそれは一層重みがあるように感じられた。 紬「私は明日日本を発つの……。本当は学園祭のステージで最後に一緒に演奏したかったけれど……どうやらそれも難しいというのが本当のところ……」 『学園祭』――その単語に4人の胸の中で鼓動が跳ねた。 紬「軽音部での1年半は……本当に楽しかった。『放課後ティータイム』は最高のバンドだったと思います。だから私がいなくなっても……活動を続けてね」 唯「そんな……ムギちゃんがいなくなったらキーボードは……」 紬「大丈夫、学園祭で良い演奏をすればきっと新しい部員が……」 律「いい加減にしろ、ムギ!!」 突如、律が机を叩いて大声をあげた。その場にいた全員が、文字通り数秒固まった。 律「さっきから聞いてれば……二言目には『ごめんなさいごめんなさい』って ……謝罪の言葉ばかり。 私たちは同じバンドのメンバーである前に仲間だろ? 友達だろ? 私たちが去っていく友達を恨んだりするとでも思ってるのか? そんなわけない!」 澪「り、律、ちょっと落ちつけ……」 律「落ち着いていられるか! しかも何だ? 『私がいなくても代わりがいるから』だなんて理屈っぽいことを言いやがって! ムギは私たちのことを買いかぶりすぎているぞ!? お前がいなかったら……駄目なんだよ。 この5人じゃないと駄目なんだよ! 琴吹紬に代わりはいないんだよ!!」 唯「りっちゃん……」 梓「律先輩……」 澪「わかったわかった。ちょっと落ち着け」 律「もへっ!?」 澪の大きな手に口を塞がれ、バタつく律。そして澪は律がクールダウンしたのを確かめると、凛とした瞳で紬を見据えた。 澪「でも律の言ってることには私も同意だ。放課後ティータイムはこの5人じゃ駄目なんだ。 それで今日、私たちはムギにどうしても聞きたいことがあったんだ」 紬「聞きたいこと……?」 澪「さっきからムギが言っていることは本心からのことなのか?」 紬「!!」 澪「本当にロンドンに行くことは宿命で仕方ないことだと思っているのか? 本当に自分がいなくなった放課後ティータイムが活動していっていいと思っているのか? 本当に自分の代わりの部員があっさり後釜に収まってしまっていいと思っているのか?」 澪の問いかけに、それまでどこか達観したような諦念を湛えていた紬も、目に見えて動揺し始めた。 唯「ムギちゃん……今言ってたよね? 『本当は学園祭のステージで一緒に演奏したい』って」 梓ムギ先輩「……言ってましたよね?『この1年半は本当に楽しかった』って」 紬「わ、私は……」 澪「お願いだ、ムギの本心を聞かせてほしい。アメリカに行くことがムギの本心ならば私たちには何も言えない。でもそうでないのなら……」 紬「ほ、本当は……」 唯「ムギちゃんだけが本心を言うのは不公平だから、私も言うね。私はムギちゃんがいなくなっちゃうのいやだよ。一生アイスが食べれなくなっちゃうよりいやだよ?」 律「お、いい心がけだな、唯! 私も本心を言うぞ! ズバリ、絶対に嫌だ! っていうかそんなことさせないし阻止する!」 梓「わ、私も嫌です!! 絶対に阻止しますっ!」 澪「勿論、私もだ。正直、今つらくて仕方ないし、偉そうなこと言ってるから我慢してくれるものの……本当は……泣きそうで……」 その言葉が、ほぼ引鉄となった。 紬「い、嫌です! 本当は……ロンドンなんて行きたくありません!! みんなと一緒にお茶をしたいし、買い物に行きたいし、海にも行きたいし、 クリスマスパーティーしたいし、演奏したいし……とにかく……いっしょに……いた い……!!」 最後の方は涙声になった紬の告白。 彼女は初めて自分の心の内以外で本音を吐き出したのだ。 澪「……よし。それじゃあ決まりだな」 紬「……きまり?」 律「ムギが日本を発つのは学園祭の翌朝だろう? だったら最後まであがいてやろうってことだ!」 紬「……あがく?」 唯「今度の学園祭……一緒に演奏しよう?」 紬「……演奏?」 梓「先輩のお父さんに、私たちの演奏を見せつけてやりましょう!」 紬「……見せつける?」 律「そうだ! 私たちのメチャ素晴らしい演奏を聴かせて、ムギの父さんの心を変えてやろうって寸法さ!」 澪「それが何よりも雄弁に、ムギの本心をお父さんに伝えることになると思うからな。 あ、大丈夫、ムギのお父さんが学園祭当日に日本に滞在しているのは執事の斉藤さんに確 認済みだ。何とか連れてきてくれるようにするってさ」 紬「斉藤が……そんなことを……」 律「ま、たとえ日本にいなくても首根っこ捕まえてでも連れてくるけどな♪」 唯「だから残り時間は短いけど……また一緒に練習しよう?」 梓「私たちも最高の演奏を見せられるように頑張ります!」 紬「みんな……ありがとう……」 律「なぁーに。何度も言うように私たちは同じバンドのメンバーである前に友達だぜ?」 唯「これくらいのこと、あたりまえだよ?」 梓「だから皆でまた頑張りましょう!」 澪「よし! そしたらここ最近ずっと怠けてたし、早速練習をしないとな!」 紬「……はいっ!」 紬の表情に、やっとのことで僅かな光が指した。 かくして、学園祭でのステージに最後の希望を託した紬達であったが、現実というものはそんな女子高生の友情を察してくれるほど、甘くも善人でもなかった。 その日、紬が家に帰ると、 斉藤「紬お嬢様、おかえりなさいませ」 紬「斉藤……なんだか気を遣わせてしまったみたいね。ありがとう」 斉藤「いえ。勿体ないお言葉でございます。それよりお嬢様……先程から旦那様がお待ちでございまして……」 紬「お父様が?」 斉藤「はっ。お嬢様がお帰りになり次第、連れてくるように、と」 紬には話の内容は大体予想がついた。 逃げるわけにはいかない。自分は最後まで足掻くことを決めたのだから――。 ムギ父「斉藤から話は聞いた。学園祭で軽音部として演奏をするそうだな」 紬「はい。斉藤の言うとおりです」 ムギ父「何でも私にも見に来てほしいとのことらしいが……」 紬「はい。お父様がご多忙なのは重々承知ですが……」 ムギ父「なに、私としても娘が人前で演奏するのを見に行くことは吝かではない。ちょうどスケジュールも空いている」 紬「そ、それでは!?」 ムギ父「ただし、これが軽音楽の演奏などというくだらない茶番でなければ、もっとよかったのだがな」 紬「!」 ムギ父「何を考えておるのかはわからんが、紬よ。私は考えを変えるつもりはないぞ。 確かにこの1年半、活動してきた部活動の最後の晴れ舞台、 思い入れがあるのもわかるし、演奏をすることは許そう。 だが、それと留学の話は別だ」 紬「お父様……それはっ!!」 ――本当は行きたくなんかないんだ! あれだけ心の中で準備していたその一言が、父親の前に出ると急に言葉に出なくなる。 ムギ父「何度も言うようにお前は琴吹家の人間だ。この意味がわかるな?」 父親の威厳ある口調に威圧されて言葉が出ない。 ムギ父「音楽をやりたいならロンドンで、イングヴェイ先生の元で思う存分やればいい」 先生「ハッハー! その通りだぜ!! 貴族に相応しい音楽を、俺がツムギに叩きこんでやるから心配するな!」 紬「(駄目だ……。私は結局、この人の前では本当のことなんか言えない……)」 それは、高校2年生になる今の今まで、琴吹家という厳重な鳥籠に囲まれ、蝶よ花よと寵愛された紬だからこその、あまりにも皮肉な心情であった。 ムギ父「予定通り、留学の話は進める。これ以上、私から話すことはもうない」 先生「ハッハー! そういうことだ! それじゃツムギ、しっかりバッハの旋律を自主練習しておけよ? ちなみに俺がツムギの年齢くらいの頃は友達も作らず、誰とも喋らず、 1日に15時間の練習を(ry」 駄目だった。自分にはまだ、この鳥籠から飛び立つための羽がない――。 紬は自分のふがいなさを呪いたい気分になった。 そして自分への怒りを処理しきれない少女の未成熟な心は、やがてそのフラストレーションの矛先をどこに向けていいかわからず、戸惑うことになる。 斉藤「お嬢様……」 父親の部屋から出ると、斉藤が心配そうに紬に声をかけた。 紬「斉藤……どうして私は琴吹の家に生まれてしまったのかしら」 斉藤「っ!? お嬢様?」 紬「この琴吹の姓のせいで、私は好きな人たちと好きなことをすることすらままならない」 斉藤「お嬢様、それは……」 紬「きっとこうやってこれから先の人生も、お父様が決めたレールの上をただ忠実に歩いていくことしかできないのかしら……」 斉藤「旦那様は紬お嬢様のためを思って……」 紬「私のため……ですって? 私から何よりも大切なものを奪うことが私のためですって? お父様も斉藤も……わかっていないわ。全然!! 何も!! わかっていないの!!」 斉藤「お嬢様……お気を確かに」 紬「こんなことなら……こんなことなら……私は琴吹の家になんか生まれなければよかった!!」 感情を爆発させた紬は、斉藤の制止も聞かずそのまま自室に籠ってしまった。 紬「お父様のバカ……ッ!! 斉藤のバカ……ッ!!」 何が『私のため』だろうか。2人とも何もわかっていやしない。そして、 紬「私の……バカ……ッ!!」 どうしてあの時、父親を前にして自分の気持ちを無理やりにでも押しとおすことができなかったのか。 それ以前に、琴吹のブランドに守られて今までぬくぬくと生きてきた自分が何を言ったところでそれがどれだけの説得力があるのか。 周囲へのやるせない怒りと自己嫌悪がないまぜになったネガティブな感情の濁流に飲み込まれ、紬はそのまましばらく泣き続けた。 翌朝。 泣き腫らして目が真っ赤の紬も、もはや腹を決めるしかなかった。 父親がなんと言おうとも、執事がなんと言おうとも、 自分にはもう残されたわずかな時間で出来る限りの抵抗を――つまりは軽音部で最高の演奏を――するしかないと。 紬「例え、それが軽音部での最後の演奏になるとしても……」 すると部屋のドアをノックする音が響く。入 室を促すと、そこに現れたのは早朝からパーフェクト執事モードの斉藤であった。 斉藤「紬お嬢様、今日は学校には行かれるのですか?」 紬「ええ、行きます。残された時間は……少ないから」 斉藤「わかりました。留学の手続きや準備の方は私の方で何とかしましょう」 『留学』という単語に、紬の眉毛が一瞬大きく跳ねたのを、有能な執事は見逃さなかった。 斉藤「紬お嬢様……私も大分迷いはしたのですが……どうしてもお伝えしたいことがひとつだけあります」 紬は無言で続きを促した。 斉藤「お嬢様はもしかしたら旦那様を怨まれているかもしれません。 何せお嬢様があれだけ没頭していた軽音部の活動を、あのような言い分で晒し、奪おう としていることは事実――」 紬「何が言いたいの。お説教ならもう十分お父様から……」 斉藤「時にお嬢様、疑問に思ったことはありませんか?」 紬「斉藤……目的語をはっきりさせなさい。有能な貴方らしくもない」 斉藤「はい。でははっきりと申し上げます。 ――お嬢様は、旦那様が経営する会社の中に、楽器店があることを疑問に思ったことは ありませんか?」 紬「え……?」 思わず紬はハッとした。そもそもどうして今まで気づかかなかったのだろうと。 1年半前、まだスタートしたばかりの軽音部、音楽初心者の唯がギターを買いに行った楽器店。 あれは確かに自分の父親が経営する会社のカテゴリーに入っているものだ。 斉藤「あれだけ軽音楽をお嫌いな旦那様が、ギターやベースなど軽音楽の根幹を担う楽器を扱うような店舗を経営されているのは不思議な話ですよね」 紬「単にそれをビジネスと割り切っているのでは……」 斉藤「私の知る限り、旦那様はそのようなことが出来る人ではありません」 紬「それではどうして……」 斉藤「その答えは……この写真をご覧ください」 すると斉藤は胸ポケットの中から一枚の写真を取り出した。いかにも年季が入ったような所々ヨレすら目立つ写真だった。 紬「これは……!」 しかし、その写真を見た紬の眉毛は驚きでひっくり返った。 そこに映っていたのは紛うことなき、ひとりのキーボードプレイヤー。 ただそれは優雅な挙動でバッハを紡ぐクラシックピアニストのそれでなく、椅子も使わず、ダイナミックな挙動で、 紬もはじめてみるような旧式のハモンドオルガンをワイルドに弾き倒すその姿は、 いつぞや律と澪に見せられたロックのDVDにあったハードロックバンドのキーボードプレイヤーのごとき、ロックに己の魂を殉教させた狂信者のような姿だった。 紬「これは……もしや……」 そして紬には、そこに写る若きミュージシャンの正体がすぐにわかった、否、わかってしまった。 何せ長髪を振り乱し、汗を撒き散らして、鍵盤を叩くその男の眼の上には、 あまりにも特徴的すぎる大きく太い眉毛――琴吹家の血を引く者の証――が鎮座していたからだ。 斉藤「お嬢様のお察しの通りでございます。これは……30年前の旦那様です」 紬「これが……お父様!?」 斉藤「はい。実は旦那様も……紬お嬢様と同じだったのです」 斉藤「幼少の頃からロック音楽が何よりもお好きだった旦那様は16歳の時、高校の軽音楽部に入部し、ご学友とロックバンドを結成されました」 斉藤「旦那様の担当はキーボード、そして2人のご学友――確かレック氏とパーマン氏というステージネームで旦那様は呼ばれておりました――がベースギターとドラムスを担当され、 今では珍しいキーボードトリオのロックバンド、『コトブキ・レック&パーマン』、通称『KLP』として活動されていました」 斉藤「高校の学園祭での演奏のみならず、ライヴハウス――当時はまだそういう呼び名はございませんでしたが――での演奏も定期的にされていたようです」 紬「お父様も……軽音部に?」 斉藤「はい。その後、バンドの活動は旦那様が高校を卒業され、 大学へ入学された後も続きました。 旦那様もまた幼少のころよりピアノを嗜んでおられまして、 クラシック音楽をバックグラウンドにしつつもロックらしい勢いに満ちたワイルドで斬 新な演奏は、『キーボードの魔術師コトブキ』として、好評を博しておられたようで す」 紬「そう言えばこの写真……お父様はオルガンにナイフを突き立てて……」 斉藤「オルガンへのナイフ攻撃は旦那様のステージでの十八番でございました。 そのせいで旦那様は普段も常にステージ用のナイフを持ち歩いておられて、私どもも肝を 冷やしたものです。 そして、評判を積み重ねた旦那様のバンド、KLPには遂にレコードデビューの話が来ら れたそうでございます」 紬「お父様がレコードデビュー!?」 斉藤「しかし、それは皮肉にも旦那様が22歳の時、大学を卒業されるころの話でした」 紬「まさか……」 斉藤「はい。旦那様のお父上、つまり紬お嬢様のおじい様が猛烈に反対されたのです。 皮肉にも旦那様は楽器の腕前だけでなく、頭脳も明晰でおられ、大学では経営学で主席 の成績を修めておられました。 そんな旦那様をおじい様は未来の琴吹家当主に育て上げたいと考えておられた」 4
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幼少の頃から慣れ親しんだ重厚感のある鍵盤の感触を確かめながら、紬は椅子に腰かけた。 ステージの上ではバンドの4人が皆、祈るような表情で紬を見守っている。 フロアでは聴衆達が息を飲んでピアノに向かう紬をじっと見つめている。そしてその聴衆の中には、あの父親もいるのだ。 紬「(私のピアノは……ここ(軽音部)でも輝ける!)」 そうして、紬の指が、繊細でガラスのように美しいメロディをゆったりと紡ぎ出し始めた。 斉藤「! これは……っ!」 メロディを一聴した斉藤は驚く。 インギ「ハッハー!! ツムギのヤツ、まさかハイスクールの学芸会でバッハを演奏するとはな!!」 『ゴルドベルク変奏曲』――紬がイングヴェイ先生のもとでこの数日というもの、弾きに弾きこんだ必殺の名曲。 唯「綺麗な曲……」 思わずステージの上で紬を見つめる唯が呟いた。他の三人に至っては、そのメロディの美しさに言葉も出ない。 目を閉じ、10本の指を鍵盤の上で跳ねさせながら、紬は考えていた。 琴吹という名家に生まれた自分の宿命を怨んだ。 自分から軽音楽を取り上げようとした父親を怨んだ。 たとえそれが父親自身の経験に基づく、娘を思っての行動だとしても怨んだ。 そんな自分を取り巻く環境のすべてを怨んだ。 だけど本当に一番怨むべきは、いつまで経っても籠の中の鳥として、心の中ではその安住を良しとしていた自分だったのだ。 だけど今はもう違う。 紬は自分の生きるべき道――その行く先が少しだけでも見えたのだ。 だったら後はそこまでまっすぐに飛んでいくのみ。 紬「(そう……だから私はこの籠の中から大空に飛び立ってみせる!)」 数分に及ぶプリマドンナのごとき華麗な指捌きとそれに呼応する美しいメロディ。 が、突如そのクラシカルな優しい旋律を弾き止めた紬は、ステージ中心の唯にアイコンタクトを送る。 唯「それじゃあ最後の曲行きます! 『翼をください』!!」 待ってましたとばかりに律がスティックを鳴らす。 律「わんつーすりーふぉーっ!!」 そしてそれまでバッハを奏でていたクラシカルな紬の指は、走り出したバンドサウンドに乗って、激しくバタつき始めた。 優しいクラシックのメロディを奏でていたグランドピアノの美声が、一気に激しいロックサウンドの咆哮に変わる。 『今~ わたしの~ 願いごとが~♪』 インギ「ハッハー!! なんてこった! ツムギのヤツ、ロックでバッハを表現してやがる!! それに速いだけじゃねえ!! 俺の言った通りメロディアスであることにこだわってるぜ!!」 その指捌きで世界の聴衆を魅了し続けた天才ピアニストも舌を巻くアレンジとメロディのセンスを紬はいかんなく発揮していたのだ。 『叶うならば~ 翼~がほし~い♪』 斉藤「お嬢様……なんという……」 幼少の頃からの教養として、クラシック音楽を荘厳に奏でるためにあったピアノで、紬がはち切れんばかりの希望を跳ねるようなビートに乗せたロックを奏で出した。 この行為の意味の深さに気付かないはずがない斉藤は、もはや人目もはばからず鼻水と涙がないまぜになった液体で執務服の袖を汚した。 『この大空に翼を広げ~ 飛んでいきたいよ~♪』 ムギ父「…………」 そしてムギ父はただじっとステージで演奏する紬の姿を見つめ、ただ一言――。 ムギ父「あれは確かに……私の娘だな」 『悲しみのない~ 自由な空へ~ 翼はためかせ~ いきたい~♪』 この日、ステージの上で、一人のキーボードプレイヤーの少女が、己を閉じ込めていた固い固い『宿命』という殻を見事にカチ破り、大空に飛び立つ瞬間を多くの聴衆が目にすることになった。 その後の話をしよう。 演奏が終わると、その余韻に浸る間もすらも惜しむように紬はステージを降りた。 用が終わればすぐに帰ってしまうだろう多忙な父親を探すためだ。 そして校門前に停められた、明らかに場違いな黒塗りのリムジンの前で紬は父親の姿を見つけた。 紬「お父様……ッ!!」 息を切らして駆けてきた紬の後方には、当然のごとく軽音部の仲間が揃っていた。 紬「私は……ロンドンへは行きません!!」 ムギ父「…………」 紬「勝手なことを言っているかもしれません! 琴吹家の人間としての自覚に欠けるかもしれません! でも、やっぱりこれだけは譲れません!」 ムギ父「…………」 そして紬は心配そうに成り行きを見つめる唯、澪、律、梓の4人を指し示して言い放った。 紬「私の居場所は……ここ(軽音部)なんです!」 ムギ父「――そうか」 紬「だからどうか……って、え?」 ムギ「好きにするといい。留学の件は……斉藤」 斉藤「はっ。至急キャンセルの手配を致します。と申しますかこの斉藤、正直申し上げてこの状況を想定していたところがございまして、実は既に手配済みだったりしています」 ムギ父「……そうか」 そう言ってムギ父は車に乗り込んだ。 紬は紬で、あまりにもあっさりと自分の申し出が認められたものだから戸惑うことこの上ない。 ムギ父「ところで、紬よ――」 紬「は、はい……っ!」 ムギ父「お前の演奏、悪くなかったぞ」 そしてリムジンは町の雑踏へと消えていった。 斉藤「いやはやしかし、旦那様も素直でない」 リムジンの運転席でハンドルを握る斉藤は、後部座席で、思案顔で窓の外を眺める主をたしなめた。 斉藤「この斉藤、旦那様が演奏中終始身体を揺らして楽しまれておられたのをしかと見ており ますとも。 それであるのに『悪くはなかったぞ』とは――。これがツンデレというものなのでしょ うか」 ムギ父「あれは正直な感想だ――」 主が窓の外を見たまま答えた。 ムギ父「若い頃の私ならば、ワイヤー宙吊りでピアノごと回転させられてもバッハを弾きこなす自信があるぞ」 斉藤「これはまた……。しかし今日私は確信しました。旦那様と紬お嬢様はやはり親子でございますな。鍵盤に向かう姿がそれはもう、そっくりでございましたぞ」 実を言えば斉藤には確信があったのだ。 主が自分の二の舞にならないようにと、たとえ悪者になろうとも娘の夢に待ったをかけたい気持ちと、自分が叶えられなかった夢を自分の娘に託してみたいという気持ちがせめぎ合っていることを――。 ムギ父「斉藤よ――。今だから言うが、私は紬が自分から日本に残りたいと言うようならば、最初から留学の話はなかったことにするつもりだった」 斉藤「知っておりました――」 ムギ父「紬が軽音部にいることも、本当は1年半前から知っていた」 斉藤「それも知っておりましたとも――」 ムギ父「私の旧友が紬の腕前を見染めたと聞いた時、不安と同時に嬉しくもあった」 斉藤「それは当り前でございましょう――」 ムギ父「私は自分の言いつけに対して、紬の口から『NO』と聞きたかっただけなのかもしれない」 ムギ父「自分が志半ばで諦め、未練を持ったままの夢に対して、強くあってほしかった」 ムギ父「それが紬にとっての成長であると思っていたからだ」 ムギ父「私は、娘の器量を測るために紬の夢を弄んだことになるのだろうか――。だとすれば父親失格だな」 斉藤「旦那様ほど娘想いの方はおられません――」 ムギ父「それならば……そうだな。まずは正しいオルガンへのナイフの突き立て方でも紬に教えてやろうか」 斉藤「お嬢様もお喜びになられることでしょう――」 こうしてとある一人の父親にとっての、自分の手の中から巣立っていく娘を見送ったのであった。 インギ「ハッハー!! しかし実にすばらしい演奏だったな!! 俺の若い頃を思い出すぜ!! 実を言うと俺様は、昔はピアノでなくエレクトリックギターが本職だったんだ ぜ!? 久しぶりにストラトキャスターを引っ張り出してピロピロするか!! ハッハー!」 斉藤「そう言えば先生も乗られていたのでしたね。道理でさっきからやけに車体が傾くと思いました」 インギ「ハッハー! 俺は貴族だ!! 正確には伯爵だ!! そして光速の豚だ!!」 斉藤「紬お嬢様の未来に幸がありますよう……」 この後、ムギ父は娘のバンド活動に関して、今度は180度態度を変えて見事な親馬鹿化。 澪や梓が引くような高級機材を軽音部に提供し始めたり、音楽室にさらに良質な紅茶やお菓子が提供されるようになったのは、また別のお話。 こうして、正式に紬の転校・留学は白紙となり、これまで通り桜高に通い、軽音部に残留することが決まった。 さわ子「私は最初からこうなることの予想はついていたわ! (キリッ)と、いうわけでムギちゃん、ケーキまだー? あんまり焦らされると私の大事なトコロがハイブレットレインボウになっちゃうわ」 律「いや、先生もめっちゃ焦ってたじゃん」 さわ子「さ、さぁ……。何のことやら……?」 紬「クスクス。わかりました。今すぐに紅茶も淹れますね」 放課後。音楽室で茶を囲む光景が、久方ぶりに戻ってきたのだ。 梓「まったく。また練習もしないで紅茶にお菓子ですか」 澪「まぁまぁ。久しぶりだしいいじゃないか」 唯「ほうらよ。むぎふぁんのけーひほいひいよ?(そうだよ。ムギちゃんのケーキ美味しいよ?)」 紬「ふふふ。唯ちゃんも慌てなくてもまだいっぱいおかわりありますからね?」 律「しっかし、学園祭でのムギのピアノソロ、すごかったよなー」 澪「本当、私なんか鳥肌立ったよ」 唯「すごいよねー。私もムギちゃんみたいにギー太でクラシックの曲、演奏してみたいなー」 梓「唯先輩……。クラシックの曲なんて知ってるんですか?」 唯「むむ! 知ってるよ~。前にムギちゃんにCD貸してもらったことあるし。なんだったけなぁ……たしか『ぱがにーに』って人の『かぷりーす』っていう曲」 澪「パガニーニだろ。私も名前しか知らないけど」 律「っていうか今でもたまにFのコードおさえられない唯にそんなの弾けるのかよ」 梓「たぶん、一日に15時間練習しても無理ですよ?」 唯「うわーん!! みんながいじめるー!」 紬「……ふふふ」 紬はニコニコと穏やかな笑みを湛えて、このありふれた軽音部の日常を眺めていた。 自分は決められた生き方のレールから、過保護な壁に囲われた鳥籠から、確かに飛び立った。 しかしその翼を得ることが出来たのは、間違いなく仲間達の協力があってこそなのだ。 だからこそ、自分はこの大切な仲間達と一緒にいたいと願った。 唯「う~、いじめられたせいで力が出ないよ~。ムギちゃん、ケーキ~」 梓「唯先輩! 練習はどうするんですか!? まぁ……私もちょっと食べたくはあるんですけど」 律「梓だって満更でもないじゃないか。 何はともあれまずは食べてから考えるか!」 澪「まったく唯も律もどこまで本能で生きてるんだか……って、正直私も食べたいなあ……なんて」 どんなに美味しいケーキだってそれを笑顔で食べてくれる人間がいなくては意味がない。 どんなに素晴らしい音楽だって共に奏でる人間がいないと意味がない。 紬はそんな仲間たちとこれからも共に歩むことを、自らの意思で、自らの手で掴み取ったのだ。 紬「……けいおん! やっぱり最高です♪」 ただこの後、あまりにも暴走していく紬の性癖のせいで、嫁の貰い手も婿のあてもなくなったことで、ムギ父が斉藤が頭を悩ますのは、また別のお話――。 終わり 戻る
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甘くなりました 2014年5月17日 東日本大震災の復興支援で、福島市の土湯温泉を視察した時の発言。 地元の福島高校の生徒から、温泉熱を利用して作られた南国原産の「ミラフルフルーツ」の提供があり、晋さんも味わった。 ミラクルフルーツ自体は甘くないが「ミラクリン」という成分が含まれており、これは酸味成分と結合して甘味を感じる味蕾を刺激するため、酸っぱい果物などが甘く感じられるというもの。 晋さんもミラクルフルーツを食べた後、レモンを食べて「甘くなりました。」と漏らしたが、その顔はどう見ても酸っぱそう。 晋さんの気遣いと正直さが伺えるエピソードである。 ちなみに、ミラクルフルーツの効果を感じるためにはある程度舌全体に馴染ませる必要があるらしい。 地元高校生の説明不足だったのか、はたまた晋さんが焦ったのか… 以下ソース gif 動画 「首相官邸」公式Youtubeチャンネルより 安倍総理 福島訪問-平成26年5月17日 (参考)ミラクルフルーツの食べ方 おんなの駅 「なかゆくい市場」 https //onnanoeki.com/charm/6741 ワールド・アグリ・エンタープライズ https //www.w-agri.biz/miracle.htm
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なんと言うことだろうか。あれだけ紬が軽音部の活動に没頭することを良しとしなかった父親が、自分と殆ど同じ境遇であったとは。 紬は驚きで開いた口がふさがらなかった。 斉藤「その後旦那様は半ば強制的に音楽活動を断念させられ、アメリカの大学院で経営学を学び…… そこから先は申し上げずとも聡明な紬お嬢様なら想像がつくことでございましょう」 紬「お父様は……音楽を諦めてしまったの?」 斉藤「少なくともKLPを辞められてから、鍵盤に触れる姿を私は見たことがありません。 あれだけ熱心に収集されていたロックのレコードを聴くことも、音楽の話をすることも無くなりました」 紬「そうだったの……」 紬は思わず大きな溜息を吐いた。 父親は音楽の道を諦め、琴吹家繁栄の旗手を担う道を選んだ。 しかし、自分は父親ほど諦めがよくもないし、簡単に割り切れるほどバンド仲間との友情に疎くもない。 紬のそんな拭いきれぬ父親への不信感を察したのか、斉藤はさらに言葉を続けた。 斉藤「ただ……バンドを辞めることになり、最後のライヴハウス出演を終えた夜の旦那様の魂の抜けたような表情だけは今でも忘れることができません」 紬「……!」 斉藤「旦那様のバンドメイトであったレック氏、パーマン氏は今ではそれぞれの新しいバンドを率いて、今でも音楽活動を続けておられるそうです。 その噂を耳に挟むたび、あの旦那様が決まって物憂げな表情をなさるのです」 紬「お父様は……音楽活動に未練があったと言うの?」 斉藤「現に琴吹家が楽器店の経営に着手したのは旦那様が当主になられてからです。 少なくとも私は捨てきれぬ未練があるものと思っておりますが」 そこまで話を聞いて、紬の中では父親に対して数分前まで抱いていた大きなわだかまりが少しだけ溶解されるような心地がした。しかし、 紬「それなら……お父様は私にも自分が味わったのと同じ悲しみを味合わせるつもりなの?」 斉藤「その逆かと――」 つまりはこういうことだ。 紬がこの先どんな生き方を選ぶとしても、『琴吹』の名は常について回る。 もし紬がこの先もずっと軽音部のメンバーと演奏を続ける道を選ぶとしたならば、必ずそれが弊害になる時がやってくるのだ。 斉藤「旦那様は実際にそういう経験をされております。 だからこそ、きっと紬お嬢様に同じ思いをしてほしくなかったのではないでしょうか。 クラシックのピアニストというのは旦那様の最大限の譲歩だったのかもしれません」 紬「そんなことを言われても……。 私はもうお父様が6年間のバンド活動で得たものと同じくらい、軽音部――放課後ティータイムの活動からかけがえのないものを得てしまっているというのに……」 それはお茶を囲んで楽しく笑いあう友情であり、つらいことがあっても手を取り合って乗り越える絆であり、 目覚めてしまったちょっと歪んだ性癖であり、そして何よりも仲間と一緒に演奏をすることの楽しさ。 斉藤「それはわかっております。ただ私はお嬢様に旦那様の気持ちをほんの少しでもよろしいので理解していただきたい。 そして琴吹家の執事として、お嬢様に自分がこの家に生まれたことを後悔などして欲しくないのです――」 そう言うと、斉藤は「そろそろ登校の時間でございますね」と腕時計を見やって、慇懃なお辞儀をすると部屋から立ち去って行った。 学園祭までの残り少ない期間、放課後ティータイムの5人はそれぞれが1分1秒を惜しむように練習に励んだ。 律「やるなら後悔はしないようにしないとな! うりゃぁ、必殺りっちゃんブラストビート!!」ドコドコドコ…… 律は朝から晩まで、手にマメが出来るまでスティックを握り続け、 澪と絶妙なアイコンタクトを取りながら必死に鉄壁のリズムの構築に心血を注ぎ、ペットボトルに入れてファンに売りつけることができそうなほどの汗を流した。 澪「私だって負けていないぞ。もうガラスの心臓を持つ歌姫とは呼ばせない」ボンボンボン…… 澪は澪で生来の恥ずかしがり屋の性格を克服し、少しでもボーカルに自信が持てるよう寝 る間を惜しんで歌唱特訓を行った。 ベースの練習は言わずもがな、勝負パンツにまで気を使い、何度か大人のランジェリーショップに足を運んでみたものの、やっぱり恥ずかしかったのでいつもの縞パンで勝負することにした。 梓「絶対にムギ先輩のお父さんをギャフンと言わせる演奏をして見せます!」ギョワーン…… 梓もまた替えの弦を10セット駄目にするほどの練習に励んだ。 深夜まで弾くものだから、ウ○コを頭に載せた毒舌な妹が業を煮やして「バカ野郎」と怒り出し……ということはなかったが、 ジャズミュージシャンである彼女の父親が感心するほどの練習ぶりだった。 唯「お菓子食べる時間も削ってるから力でないけど……やるしかないよね!」チャルメラー…… 唯に至っては、あまりの没頭ぶりに、元来の『一度何かに熱中したらそれしか見えなくなる』性格が災いし、もはや寝ることすら完全に忘れていた。 そのせいでとうとう今朝は登校途中に突如道端に倒れこんでイビキをかきだしたという。 『アスファルトの上で寝転がるお姉ちゃんもかわいい~』とは彼女の妹の憂の談だ。 たぶんスカートだったので寝転がるとパンツが見えていた故の発言であろう。 さわ子「アウイエー……皆の晴れ舞台だもの、とびっきりの衣装を用意してあげなきゃ、私の可愛いリトルバスターズ(部員)に失礼ってもんよね!」 顧問であるさわ子は本業がおろそかになって減給を食らうほどに5人の衣装作りに気合を入れた。 しかし、気合いを入れすぎたおかげでおかしな方向にいきすぎた衣装は、5人にとってあまりにも着るのが恥ずかしく、残念ながらお蔵入りとなってしまった。 流石に乳の4分の3を放り出したような水着のような衣装を着る勇気には、残念ながら澪にはなかったのだ。 そして紬も、自宅でのピアノレッスンを一時中断してまで軽音部に顔を出し、5人での練習に加わり続けた。 先生「ファック! 俺様のレッスンをサボって軽音部を優先するだって!? ソウルメイトが聞いてあきれるぜ!」 紬の申し出にインギ先生は機嫌を損ねることこの上なかったが、機転を利かせた斉藤が山ほどのピザとステーキを手配すると大人しくなった。流石光速の豚だ。 とかく、こうして彼女達はベストを尽くしたのであった。 そして学園祭当日がやってきた。 律「さてと……体育館は幸いなことに満員御礼だ。私達ってもしかして結構人気ある?」 澪「どうだかな……。それよりムギのお父さんは本当に来てるのか?」 梓「これだけ人がいたんじゃ、ここからじゃわからないかもしれませんね……」 紬「はい……。多忙な人ですからもしかすると来な――」 唯「あっ、なんか後ろの方にいかにもお金持ちの貴族っぽい身なりの人がいるけど、あれってもしかして……」 律「アホか唯、ありゃただの豚だよ」 澪「しかも性格が悪そうだ。どうやって校内に入りこんだんだろうな」 梓「でも光速の豚ですね。指が芋虫みたいですけど、速く動きそうです」 紬「!」 紬は思わずハッとして、舞台袖から身を乗り出した。 紬「お父様が……来てる……。しかも斉藤にイングヴェイ先生まで……」 『続いては軽音部、放課後ティータイムの演奏です――』 紬が目を丸くしていると、放送部のアナウンスが体育館に響き渡った。 律「ムギ、いけるな?」 紬「……っ! はい!」 律の問いかけに紬は力強く頷いた。 律「よしっ! 今日のライヴはまさに軽音部の正念場だ! 気合い入れていこうぜ!」 唯「お~」 梓「お、おー……」 澪「おー、って、律が珍しく部長らしいな」 律「珍しくは余計だよ! それよりムギもほらっ」 律に促され、紬は思い切って右腕を天に突き出した。 紬「は、はいっ。……おー!」 正直に言えば、この瞬間の5人の胸中は不安が8割だった。 なにせ、今日の演奏が5人の放課後ティータイム、最後の演奏になってしまうかもしなかったからだ。しかし、 紬「私……やります!」 紬の力強い言葉に、バンドは息を吹き返した。 最後の演奏になんかしてたまるか――。全員の心が一つになった。 そしてステージに上がり、5人がそれぞれの立ち位置につく。 紬もまたステージ後方、律のドラムセットの横に立つ。 愛機のKORG TRITON EXTREMEの76鍵の感触を確かめると、ゆっくりとステージ上の唯、梓、澪の後ろ姿を、そして客席を見渡した。 紬「何度見ても……この光景は最高だわ」 それは何も唯達弦楽器隊のケツの動きが見えたりスカートの中が見えるからではない。 この場所が、間違いのない自分の居場所であるからだ。 唯「こんばんは! 放課後ティータイムです! それでは早速聴いてください! 『ふわふわ時間』!」 そして唯のMCに導かれ、バンドがドライヴし始めた――。 唯『ふわふわタァ~イム♪』 澪『ふわふわタァーイム♪』 斉藤「…………」 琴吹家に勤め、もう数十年になる執事、斉藤は目の前の光景を大きな感慨とともに見つめていた。 赤ん坊のころから身の回りの世話を任せられ、成長を見守ってきた紬が、ステージの上で何と立派に演奏していることか。 斉藤「紬お嬢様……うっ……うぐっ……なんとご立派に……」 時の流れと目の前の少女の姿に想いを馳せると自然と熱い涙がこぼれた。 だが、彼はプロの執事。すぐに自分が主の付き人としてこの場にやってきたことを思い出すと、傍らで厳しい表情でステージを睨んでいるはずのムギ父の表情を伺った。 斉藤「だ、旦那様……!」 斉藤は素直に驚いた。ムギ父のステージを見つめる目は険しく、大きな眉はしかめられたままだが、組んだ腕の先、右手の5本の指を曲のリズムに合わせるようにひっきりなしにバタつかせているではないか。 まるで、自分がバンド活動にのめり込み、10本の指でハモンドオルガンを弾き倒してきたあの頃のように――。 先生「ハッハー!! 放課後ティータイムなんてお笑いだぜ!!」 相変わらず演奏の稚拙さに毒舌を吐くインギ先生も、そういう割には大きな腹が揺れるのが判るほど、ノッている。というか、これはもはや噂に聞く『ヘドバン』の域では――。 斉藤「紬お嬢様……もしかすると……もしかするかもしれませぬ」 『ふわふわ時間』から始まったステージは、『カレーのちライス』、『私の恋はホッチキス』、『ふでペンボールペン』と続いた。 いつも以上に熱の籠った演奏に、体育館に集まった客だけでなく、ステージ上の5人の興奮もピークを迎えた。 律「すごい! すごいよ! 今日は今までで最高の演奏だ!!」 澪「うん、練習時間も少なかった割には……すごく良かったな」 梓「やっぱりこの5人での演奏にはマジックがあるんですよ!」 ステージ上で身を寄せ合い、互いの演奏を賞賛しあうリズム隊の二人と梓。そして、 唯「ね? ムギちゃん見てよ。お客さん達、私たちの演奏でこんなに喜んでくれてるよ?」 紬「……はい」 鳴りやまぬ拍手を送り続けるフロアの客を見渡しながら、紬は感極まって答えた。 これだから、バンドは……軽音部は辞められないのだ。 5人でステージに立ち、互いにアイコンタクトを交わして、思い切り演奏する。 どんなに美味な紅茶を飲んでも、どんなにおいしいケーキを頬張っても、この瞬間の快感に勝るものなどないのだ。 だったらどうする? この大切な仲間と過ごす大切な瞬間を捨てたくないのならばどうする? 答えは簡単――捨てなければいい。 大声でこの大切な時間を守りたいんだと叫べばいい。 決意とともに紬は眉を引き締めて、メンバーの顔をそれぞれ見やった。 そしてそれに呼応したかのように唯がマイクの前に立つ。 唯「え~、それでは……実は次の曲で最後になっちゃいます」 客『え~っ!!』 唯「えへへ……ごめんね~。でも私たちまだ5曲の演奏で限界なんだぁ~」 律澪梓「(私たちというより唯(先輩)が、なんだけどな」 唯「それではここで突然なんですけど……今日は特別にメンバーのソロタイムを用意しています! 軽音部のおっとりぽわぽわプリンセス! おいしい紅茶とケーキの妖精、キーボードのムギちゃん!」 本番を翌日に控えた最後の練習の時、4人が提案したのは、当日のステージでは特別に紬のソロタイムを設けようということだった。 紬「そんな……ソロタイムだなんて……私……」 梓「ムギ先輩の腕前なら大丈夫ですよ!」 律「大丈夫! ムギの好きな曲をポロポロ~ンと弾いてくれればいいからさ!」 澪「きっとお父さんへのいいアピールになるさ」 唯「そうだよムギちゃん、『私は軽音部でこれだけの演奏が出来るんだ!』って、見せてつけちゃおうよ!」 皆の言葉に押され、最初は戸惑いもあったものの、ステージに上がってしまえばやるしかないという気持ちのみ。 そしてこのソロタイムのために用意された体育館用のグランドピアノに、紬はまっすぐ向かった。 5
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本当のLASTになりました 2003年度卒業生写真展 タイトルの通り、ラストサムライ公開中につぶれてしまった映画館。 撮ったときも他の映画館ではラストサムライ公開中。 つぶれた感を出すために右に45度ほど傾けて展示してみたり。 松本にある映画館で、インデペンデンスデイとかジュラシックパークとか見に行ったなぁ。昔(10年前)は市内にたくさんあった映画館も、郊外型複合映画館:通称シネコンの登場などで半分くらい無くなっちゃったんだよな。
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669 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/18(日) 01 59 02 ID ??? ネーナ「夏休みだねー!」 ルイス「やっとだねー!」 ファ「宿題ちゃんとやりなさいよ」 ネーナ「もちろん!8月になったら本気出すよ!」 セシリー「これはぎりぎりになって焦るパターンね」 ネーナ「ところでさ、みんなどこか行くの?」 ルイス「私はちょっとスペインに帰るんだ。親戚の結婚式があるし」 ネーナ「なに…あたしはバイト三昧だってのに海外旅行か…ちくしょう。冷やかしに行こっかな…ガンダムで」 ルイス「あ、来る?式終わった後なら街案内してあげるよ?」 ネーナ「え?ほんと!?行く行く!」 ルナマリア「大喧嘩して帰ってくるにジュース3本」 ルー「喧嘩ですめばいい方にジュース5本」 セシリー「いや、さすがに今更そんなことないでしょ。普通に仲良く帰ってくるにパン10個」 ファ「もう…セシリーまで。友達で賭けするのやめてよ」