約 164,560 件
https://w.atwiki.jp/keitaiphsjyouhoukyoku/pages/33.html
~リンク~ DoCoMo au Vodafone ツーカー WILLCOM JATE 財団法人電気通信機器審査協会 技術基準適合証明等の公示(TELEC・テュフ・ラインランド・ジャパン) ケータイWatch ITmedia +D モバイル 携帯電話を使いこなすユーザーのために Voda FREAKS VDFX.NET DoCoMO製品情報 au製品情報 Vodafone製品情報 WILLCOM製品情報 TCA(電気通信事業者協会) GTATのページ GTAのページ
https://w.atwiki.jp/monass/pages/416.html
https://w.atwiki.jp/hengokurowa/pages/484.html
初音を待たせていた周辺をアカメは探す。 しかし、何処の家を調べても初音の姿はない。 場所は間違ってないし、かといって血痕や遺体もなく。 殺されたと言う状況でもない。 (逃げたのか?) そうだとしても、何故だ。 パニック状態だから彼女は琴美を襲った、 そういう解釈で良かったはずだし、出会った際に諭している。 自分が琴美の仲間であることは別れる際に名前を呼んで気付いてるだろう。 警戒されていないはずなのに逃げる、それは何故なのか。 (パニックを起こしたのが嘘だった可能性が出てくる。) 琴美にとっての初音の評価と、今の初音の評価が微妙に合わない。 当然だ。別のルートを辿っている初音とは全く別の側面なのだから。 琴美の知る初音とは、彼女は大祐の被害者で守られる立場の少女。 一方で此処に参加した初音は、ファンの充に成り行きでも殺しをさせていた方だ。 評価が合わないことで辿り着くのは、彼女が表向きは本性を隠してたと言うこと。 アイドルと言う仕事はアカメの世界にはないが、似たような仕事か何かだとは理解した。 演技力も試される仕事であると聞いた以上は、彼女がそういうのに長けてない、 とは否定できないし、何よりアカメはそういう人を見すぎているのも影響していた。 非力な一般人を装って殺すと言う戦術も、チェルシーがいた手前想像しやすい。 価値観と言うより、見てきたものが違いすぎたことによるすれ違いと言うべきか。 琴美は博愛主義者。それでも初音を許そうとしてしまうのかもしれないが、 (琴美、すまない。) 彼女を再び黒と断定して行動することにする。 もしこれで誰かを手にかけていたのであれば、葬ることを選ぶ。 (人を探せる道具があればいいが……) あまり時間をかけてる暇はない。 支給品を回収した際にいくつかは見て装備したが、 まだ確認してない支給品に何かあるかもしれない。 近くの建物の塀を壁を背に、モッコスの支給品を漁る。 (巻物か。) 出てきた巻物を開けば、エリアを跨ぐまでの間参加者が地図上で確認できる。 帝具のような便利なものだと思いながら巻物を開いて、地図を見やる。 タブレットを見れば先ほどまでなかったD-6に黄色い点があり、 場所から自分であることを示しているのが分かる。 自分以外に動いている赤い点は二つある。 一つは恐らく初音だ。移動ペースが緩やかだ。 敵に見つかって逃げてる、と言う可能性もなくなった。 もう一つは今さっきエリアに入ったばかりだが。 「!」 入った瞬間に加速し始めた。 尋常ではない速度のまま真っすぐアカメへと向かっている。 すぐに武器を構え、荷物を手に高速で動き出す。 動いて移動してみれば、明らかに自分を補足している動き。 (向こうも同じようなものを持っている!) すぐに敵が来る。 タブレットをしまって日輪等を構えると、 後方の曲がり角から当人が刃を向けてくる。 「!」 迫る攻撃を咄嗟にアカメは転がりつつ跳躍。 しかし距離を取っても即座に追いつかれ、無数の剣戟が空中で繰り広げられる。 襲撃者は自分と同じで、長く黒い髪を靡かせている一人の少女───八将神、十条姫和。 弾丸を避けれるだけの反応速度を持つアカメならば、迅移の速度にも十分対応可能だ。 仕留めきれない、と言うより仕留められるビジョンを龍眼で見れなかったので一度距離を取る。 二人は近くの家の屋根へと降り立って、互いに刀を構えた。 アカメは無形の位に近い構えを、姫和は斜の構えをしながら。 「敵か。」 「───ああ、そうだ。私は八将神、十条姫和。 お前達を葬る為だけに、メフィスに選ばれた災禍の化身だ。」 偽物の仮面を被った彼女は演じ続ける。 たとえそれが双子の悪魔たちにとっては滑稽でも、 少しでも自分を倒してくれる人が増えるようにと願って。 禍神として、偽悪として散るために。 (折神紫も、こんな風に抗っていたんだな。) 二十年も大荒魂を抑え続けていた彼女も、 自分を見失いそうになりながらも抗い続けてきた。 彼女に対しては複雑な心境ではあるものの、苦労を重ねた人物だと少し同情する。 同時に、自分にはできそうにもないとあるべき未来で同じように思ったことを感じた。 「そうか───葬る。」 敵と自ら宣言しているのであれば関係ない。 彼女がどういう人物かの認識もできない以上、 ウェイブのように殺害対象から外すこともしない。 電光石火の如くアカメが一瞬にして間合いを詰める。 常人では対処以前、熟練の剣士でも間に合わせるのは難しい。 (速い!) 間に合わせられる、と言うより事前に動くことができる龍眼だからこその対応。 意図的に刃毀れされた日輪刀の横薙ぎは斬撃すら飛びそうな鋭さだが容易に止められる。 そこから刀を払われ、逆袈裟斬りのカウンターが返しをバックステップで避けるも、 更に間合いを詰めての突きを身を屈むことで回避しつつ今度は逆にアカメの逆袈裟斬り。 本来突きは隙の多い技となることも多いが、迅移による加速で隙についてはほぼなくなる。 直ぐに小烏丸によって防がれた。 「どうした! 私の力でお前の次の攻撃が読めるぞ! ただ闇雲に向かったところで、私に勝つなどできるものか!」 これらも難なく対処される。 とは言え単純に未来予知の類であれば、 アカメは既に未来視ができる帝具使いのザンクと戦った経験がある。 その時の決め手は、反応速度を上回り膂力による武器破壊からのとどめ。 アカメはたとえ村雨がなくても、帝国に属していた時代から鍛えた身体能力は別格だ。 だから彼女の攻撃を予測はできるとしても、結局のところ必要なものはフィジカル。 なので龍眼に頼り切った強さではなく、姫和自身の母の無念を晴らそうと続けた努力の結晶か。 それを、殺し合いの道具として利用されてるのだから皮肉でしかないのだが。 (こいつも相当な鍛錬を積んでいる! 速度だけでなく腕力も八幡力を使ってるかのようだ。これなら私を……) (相当優れた剣術を学んでいるらしい。 洗練された一撃は無駄がない。気を抜けば一瞬だ!) 双方卓越された剣術。 互いに人を守るために覚えた剣技。 本来姫和が守るためでアカメの方が汚れた剣になるはずが、 今となっては逆転した状態とも言えるものになってしまった。 小烏丸の唐竹割による縦からの斬撃。 八幡力で上乗せされた腕力はアカメでも表情を歪ませる重さ。 よって攻撃を受け流せるように逆に力を抜いてあえて刀を下ろさせる。 力を入れてることで隙を生じさせるものだが、すぐさまそれを演算された。 途中で八幡力を解除と共に迅移で距離を取り隙は事実上消える。 すぐさま刀を振り上げれば、眼前にはアカメの持つ日輪刀。 あの一瞬にして既に刃の間合いにまで詰められていた。 (武器を葬りたいところだが、難しいか。) ザンクとの戦いでは反応速度を超えて武器を破壊したが、 今回はそうはいかない。常時高速移動ができる迅移を前に、 相手に上回り続けるだけの速度を常に維持できるほどアカメは人間をやめてない。 一方で武器の破壊を狙ってもいるのだが、御刀はそこらの鉄の比にならない硬さだ。 いくら人並外れた強さを持つアカメと言えども、小烏丸を折るのは至難になる。 (第三段階迅移は……しないようだな。) 第三段階の迅移を無暗に使えば致命的な隙を晒すことになる。 それは八将神の役割として、多くの参加者を殺すことは出来なくなるので、 必要に迫られた時のみに使うようにされてるのもあってそこは控えていた。 死ぬことを望む彼女にとっては、その方が都合が悪いことにはなってるが。 一応、もう一つ理由としてこのD-6には姫和が見た時点で別の参加者がいた。 初音ではあるが、それが脅威になるかどうかの認識などできるわけがない。 だから三段階を使うことをしない。と言うよりも使うわけにはいかなかった。 アカメは武器を折れないし、 姫和は切り札を使うことをしない。 そして互いに攻撃が当てられない。 ではどうなるのかと言うと、だ。 (粘って勝つしかない。) (体力勝負に持ち込むのか。) もう持久戦、それしかなかった。 互いに疲弊するまで戦い続ける。これ以外にないのだ。 実力伯仲である以上は、こうなるのは必然とも言える。 何十、何百と言う途方もない剣戟を続けるのが最善と言う、 とてつもないごり押しとも言える戦術を、刀使と暗殺者が行う。 迅移は高速で剣技を振るえるが、 何も正面から攻撃する必要はない。 跳躍と同時に相手の背後へ回り込むと言う、 禍神たる彼女だからできる落雷のような迅移。 しかしなおも対処が間に合い、身をかがめながらの足払い。 横薙ぎの攻撃は髪の毛数本散らすだけでダメージには足りえず、 再び跳躍かあの迅移で距離を取って、すぐに肉薄して互いの刃が交わる。 何度目か数えらえない互いの得物がぶつかり続けていた。 優れた剣客同士による剣技の押収だ。 姫和の流派となる鹿島新當流の突きは届かず、 アカメの刃は写シを剥がすことすら叶わない。 迅移がなければ、龍眼の演算に追いつかない可能性すら感じる。 何度も何度も、人を守るための御刀と日輪刀が振るわれ派手に音を散らしていく。 「無駄だ! 八将神はあいつらから加護を受けている! 体力が尽きるまで続けるならば、私の勝利は確実だ!」 持久戦は何方が有利かと言ったら、それは当然姫和に分がある。 互いに目的のために肉体を鍛えてるのであれば体力勝負は五分だが、 此処に八将神と言うバックアップが姫和にはある。同じく八将神との戦いで、 ドミノ・サザーランドと不動明による激突も五分ではあるが体力差が響いていた。 いくらアカメも人並外れたところで、コンディションは常に維持できない。 (……この違和感は何だ?) 彼女とは初対面だから完全に察したわけではない。 ただ、さっきから『このままなら負けるから別の事をしろ』と言わんばかりの発言。 それがまさか、死ぬためにしているなどとは思うはずがない。 (嘘を言ってるようには思えないし、この状況では私に分が悪い。) 戦いのコンディションとは最初の少ししか最高潮を維持できない。 次第に落ちていくのが普通だ。大切なのはその時にどうするかだ。 落ちてからでは遅い。一度距離をとって地上へと降りながら、 アカメは懐にしまっていたものを左手に用意する。 無論、八将神たる姫和がそれを使わせる隙を与えるつもりはない。 アカメはそれを空へと投げたが、見た目から何か即座に察する。 咄嗟に腕で眼を覆い、周囲に強い光を放つ。 琴美が持っていた最後の閃光手榴弾になる。 このチャンスを逃さないと言いたいが、閃光手榴弾の威力は強い。 人間どころか鬼にだって通用したそれを考えれば当然であり、 アカメも多少ではあるものの、視界が狭まってるのは事実。 一瞬のミスが命取りになるのであれば、そのミスを出す前に決着をつけたい。 デイバックから栄養ドリンクと思しきものを手にし、それを一気飲みする。 「葬る!」 瓶を投げ捨てながらの肉薄。 彼女が飲んだのはツヨツヨドリンク。 安直なネーミングではあるが力を短時間倍化させると言う、 ドーピングも真っ青なとんでもない効力を秘めた代物だ。 これでリスクも何もないと言うのだから恐ろしいものである。 だが、それは相手も同じことだ。 アカメが準備した際に、姫和も同じく行動を取った。 同じようにデイバックから取り出したのは───剣。 彼女の流派である鹿島新當流は突き技を主とするもので、 折神紫の二天一流のような二刀流をメインとはしてないし、 ましてや片方は比較的細身と言えども、西洋剣に近しい太めの武器。 二刀流をやるにしても不格好ではあるが、それは最早関係がない。 この剣は斬るために使うこともできるが、その目的ではないから。 剣を取り出して地面へと突き刺す。 「その剣……まさかお前!」 接近しながらその剣に目を張る。 少し前にスサノオと言うあるはずがないものを見たばかりなので、 決してないと思ってはいなかったが、こんなところで彼女が持つとは。 修羅となることを決意した彼女へと渡った、千が持ってた皮肉の支給品。 その大剣たる鍵と、それから出るものの名は修羅化身─── 「グラン───シャリオッ!!!」 高らかにその名を叫び、彼女は姿を変えた。 長い黒髪も、年不相応な運命を背負ったことでできた仏頂面も。 さながら鉱石のような、つややかな黒紫色の鎧を彼女は身に纏っていく。 帝具『グランシャリオ』はイェーガーズのウェイブが使っていたもので、 インクルシオの後継機。戦ったことがあるからその力は分かっている。 純粋な身体強化と、素材に鉱石を使ったことで強固な装甲を持つ。 (まずい!) 普段クールなアカメであっても流石にこれは焦りを感じる。 持久戦と言う形に持ち込むからこそドリンクを飲んだが、 相手もまた一気に仕留めるつもりでグランシャリオを起動させた。 帝具相手に帝具なしで挑むと言うのは、かなり厳しいものであるから。 グランシャリオは彼女の膂力と村雨を以てしても、装甲を破壊するのには難儀する。 ドリンクの補正あるので流石にそこまでの労力はいらないかもしれないが、それでもだ。 しかも鎧とは言うが、あれは最早パワードスーツ。関節と言う鎧における隙間がない。 駄目押しに短時間の此方に対して、グランシャリオなら相性次第でそれ以上に活動可能。 肉薄した後一撃を叩き込むも、直ぐに対応されてしまい装甲が破壊できるかも確認できない。 では逃げるか? 当然不可能だ。元より高い機動力だったのに、 更にグランシャリオの背中にあるブースターによる加速。 逃げるどころか、逃がしてくれることすら許されない。 (支給品を全部確認しきれなかったのは痛いが、なんとかするしかない!) 村雨があるかもしれない、モッコスから手にした他の支給品。 数が明らかに多くて他の参加者から奪ったのは容易に想像つくが、 初音と合流することに優先したため、あまり多くの物は調べなかった。 もっとも、探したところで村雨はムラクモが持ってるので絶対にないのだが。 (ああ、そういうことか。) これは危険な代物だ。 鎧を纏ったことで漲る力に姫和は察した。 死なせてくれない。もっと殺せと言われている。 文字通り、修羅の化身になれと示してるかのような。 「さっきの反応、知ってるならばわかるだろう。 死力を尽くして、私を殺さなければお前が死ぬぞ!」 迅移に身体能力強化にブースター。 これでもかと言うぐらい理不尽な加速でもまだアカメはついてこれる。 だが、ついて来れると言えども先程の互角の戦いから一変して、防戦一方だ。 迫る袈裟斬りは此方の刃を押し込められ、 此方の切り上げは空中へ跳躍して、ブースターで加速して更に重くしてくる。 いなしても龍眼で演算で導き出されてしまい即座に対応されてしまう。 前後左右に加え上からの攻撃のダメージを受けずに済んでるのが奇跡に等しい。 同じ個所を集中的に攻撃すると言う行為も元々簡単なことではなかったが、 今度はそれ以上に攻撃を当てることそのものが、困難な状況へと持ち込まれる。 (メフィス達の手駒となる八将神。 名前から彼女一人とは思えないが、今は考える暇がない!) 一撃の重さはドリンクの都合でアカメに分があり、 その一撃の重さで辛うじて相手の攻撃の手が鈍くなってるがそれだけ。 戦局を変えれてるわけではなく、じり貧であることに変わりはない。 (スーさん……) スサノオを使えば恐らくは何とかなるかもしれないが、 元からこの舞台における数々の帝具の使用者はリスクを知らないから、 誰もが帝具を平然と使っているし、事実相性の悪さに悲鳴を上げた人も既にいる。 アカメの場合はその帝具のある世界の人間。故に誰よりも帝具の使用のリスクを考える。 相性のいいかどうかと言う疑念は、失敗すれば多大な消耗だけをしてしまい、 確実にとどめを刺される可能性も出てきてしまうので使うに使えない。 (私に扱えるかは怪しいし、何よりスーさんは仲間だ。) 先ほど強引に戻ったばかりだ。このまま連戦させてしまえば、 今度こそ、エスデスとの戦いの時のように死別することになるだろう。 スサノオは帝具だが仲間だ。帝具故同じ火であぶった肉を食ったわけではないが、 彼がいたから山奥でも安全に生活できたし、美味しい料理も食べることができた。 彼がいたからボリックのところで全滅しかねなかったのを、生き残ることもできている。 帝具が支給品と言う扱いであったとしても。アカメにとっては彼は仲間だ。 仲間を道具のように酷使するような真似はしたくない。 仲間に頼らないではなく、仲間だからこそ頼りたくない。 だからアカメは考える。短い時間でできる最適解を。 突破口を見出す為、試しに距離を取る。 単純に態勢を整える目的でするが、すぐに追いつかれる。 追いつかれてもなお防戦しながら移動し、近くの建物の屋内へと逃げ込む。 比較的狭い廊下は小烏丸が長くないと言えども、狭い場所では振り回せない。 そう考えてのことだが、これについては正直無理だとも感じていた。 予想通り、龍眼による未来視があるので天井や壁にぶつかって動きが鈍る、 そういう事故が絶対にないので、寧ろ満足に振れないアカメの方が不利だ。 早急に抜け出して、外へと逃げながらの剣戟が続く。 迫りくる横薙ぎを屈んでジャンプと共に突きを放つ。 回避をした後空へと逃げたアカメを追いかけるように飛び、 突きの隙などないとでも言わんばかりに身を翻して回避。 顔面を叩き割るかのような兜割りも特に苦も無く防がれた。 他の支給品に頼るのが一番よかったが、 確認できてるものはあるのは腕輪とそれにつけたものだけ。 腕輪も装飾品もこの状況を確実に打開できるものではない。 解決策が見てないものにあったとしてもとても見る暇がない。 (装甲を破壊する以外にないが、回数は望めない。 一回で装甲を剝がせるかどうかに賭けるしかない!) 遠からずツヨツヨドリンクの効果が切れる。 早々に決着をつけなければ敗北が確定してしまう。 だが、ついに均衡が崩れた。アカメの縦に振るった一閃を空振りにされ、 アカメの首を狙わんと、鹿島新當流の得意技たる突き技が迫った。 咄嗟の判断で腕を挟むが、それだけで止まることはない。 龍眼で見える。腕を貫通し、彼女の首も貫くと言う嫌な光景が。 「───バリアッ!!」 刃が腕に触れた瞬間、アカメはありったけの声で叫ぶ。 彼女の細い腕の肉を断ち切りながら小烏丸が迫るも、 半分ほどのところで、刃が急に通らなくなってしまう。 「何だと!?」 アカメが付けた腕輪自身ではこの光景にはならないが、 彼女の腕輪の穴にはまってる、緑色の宝玉には意味がある。 ある世界では古代種の知識が蓄積されたものを用いることで、 一般人でも魔法が使えるようになった。この存在を人は『マテリア』と呼ぶ。 これに記録されているのは『バリア』。受けるダメージを一時的に半分にする。 だから容易に腕を貫くであろう一撃も、骨で引っかかるかのように抑えられた。 マテリアと言う知らないものである以上は龍眼で演算することもできない。 それでも重症。だがこの一瞬を逃すわけにはいかない。 これほど接近し、刃の間合いにいる以上最初で最後のチャンス。 「葬る!!」 姫和が得意とする突きのように、 伊之助の日輪刀が彼女の首を狙う。 腕を犠牲にしてでも、彼女を倒さなければならない。 自分と同じようにレオーネがライオネルがない可能性もある。 これを相手にできるなら、それこそエスデスレベルだろう。 二の太刀は認められない。一の太刀で仕留めるしかない。 龍眼で見れなかったことによる演算の不具合で、 動きが一瞬止まってる今、姫和もまた防御も回避もできない。 ついにその一撃を叩き込み、甲高い音が周囲へと響いた─── 「とある流派では突きは死に太刀、と言う話があったな。」 ───だめだった。 確かに一撃の意欲は強く、あっという間に首元にひびは入った。 パラパラと装甲が零れて喉元と首輪を晒すが、それだけだ。 喉を貫通するには至らない。当然、葬ることはできない。 (どうにもならない、か。) 自分一人ではできることはこれ以上はなかった。 これで仕留められないならば、自分は死ぬだけだ。 一瞬の出来事だが長く感じる。腕で止まっていた刃は突き進み、 紅い雫を垂らしながら頭へめがけて刃が迫り始めていた。 (レオーネ、ボス、タツミ……クロメ、すまない。) ラバックが死に、マインも再起不能になった。 エスデスを倒すことはおろか、妹を救うこともできない。 (また、私は殺すのか。) 亡き母の御刀であり、自分を刀使として選んだ小烏丸を。 殺し合いを是としない参加者を次々と殺め血を吸わせた妖刀へ果てさせる。 どれだけ尊厳が踏みにじられるのか。双子の悪魔へ憎悪を募らせるが、 結局彼女は傀儡であり、主催の連中にとってのお人形でしかない。 八将神と言う服を着せられ、殺し合いを加速させるため動かされる。 鎧の中で誰に気付かれることもなく、涙を流す。 (任務、未完───) 首を絶たれて終わり。 その結末は変わらなくとも、 諦めることなく左手を強引に動かし刃を首から逸らす。 しかしその影響で肉を裂かれ左腕の肉が余計に刃を通すことになる。 とどめが刺せないと分かって刀は引き抜かれたが、アカメの腕には多量の血が流れていく。 ドリンクの効果も恐らく既にキレた。腕も力をうまく入れることができなくなっている。 片手で相手できる程、グランシャリオの性能が甘くはないのは分かっていた。 それでもやるだけはやる。折れて諦めるなど、アカメではないから。 そこに、希望の光が射す。 「!」 二人の間を駆け抜ける眩い何か。 突然の出来事を前に姫和は距離を取る。 「新手か!」 互いが視線を向ければ、そこに立つのは人ではない。 橙色を基調とした仁王の如き姿をした、人型の何か。 遍く照らす光。 理想に根した姿は伏するには向かない。 例えるならば───そう。それは燦然たる光。 「して、何方が敵だ?」 ───真祖、日ノ元士郎。 互いに言葉が出てこなかった。 帝具、危険種、荒魂。どれであったとしても、 その光のような化身を形作るのは無理ではないか。 見惚れてると言うよりも、眼がくらんでるに近しい感想だ。 「フハハハハハハ! 眩しかろう。我が現し身は。」 太陽でも見ているのか、 とでも言わんばかりの表情の二名に仁王立ちする日ノ元。 北西から進んでみれば、新たな参加者と出会うとは思わなかった。 ヴァンパイアのような恰好をした相手に生身で応戦している。 ドミノを見た時に抱いた想像通り、生身でヴァンパイアと対抗できる相手がいるようだ。 やはりドミノと停戦協定を結んだのは正解だ。一方で使い倒す算段が、 自分が偶然にもその使われる側になるとは思いもしなかったが。 ※帝具の姿のせいで彼女をヴァンパイアと勘違いしてます 「八将神……十条姫和だ。私を止めて見せろッ!!」 アカメは腕の都合最早相手にならない。 脅威は此方と判断して身体は日ノ元へと向かう。 接近する彼女に対し、日ノ元は仁王立ちのまま動かない。 と言うより、動く必要がない。 彼を覆うような太陽の如き光のバリア。 それに阻まれて彼女の突きは届くことがない。 凄まじい熱量は優れたヴァンパイアですら近づくだけで消耗する。 グランシャリオがなければ、写シを即剥がして燃やし尽くしていただろう。 「勇ましいな。」 これを前に接近できるだけでも相当なものだ。 ドミノでも難儀するだろうと言う確信を持っていたが、 よもや見たこともないヴァンパイアに止められようとは。 (超硬度の物質を生成した姿、さして珍しいものではない。) 相手は死亡した芭藤や娘の明にも発現しているタイプのものだ。 なので厄介とは思わない。ありふれたものであるのだから。 一方で武の技量は声の幼さとは裏腹にとても優れている。 何十年の修練と言う人外の領域ではないものの、 センスは別物だ。これは凡才とは呼べるものではない。 「だが、それだけだ。」 それで突破されるのであれば、真祖など勤まりはしない。 指二本を彼女へと指して、そこから光線を放つ。 至近距離からの光線でありながらも即座に回避。 龍眼で一度あの攻撃を見てなければ演算すらできなかったが、 逆に見たことでそれができると言う認識を得られている。 (速いな。) 芭藤のような硬度の物質で身を覆い、 七原に似たような加速能力を持って動き、 堂島と同様に刃を振るう既視感のある立ち回り。 姿を消した日ノ元は彼女を瞬時には見つけられない。 と言うのも、日ノ元はゲーム風の能力値で言えば索敵は低い方だ。 更に真祖の力は控え気味。だから気づくと同時に、背中から轟音が鳴り響いた。 「ぬ!」 姫和は背後の上空へと回り込みながらブースターで加速。 斬撃が届かない以上やるのは障壁の破壊。斬撃ではなく衝撃が必要。 それを目的とした加速した飛び蹴り、ウェイブがグランフォールと名付けた動き。 帝具が記憶しているのか、それとも八将神としての役割かは知らないが、 奇しくも同じ技を用いることで、障壁をぶち破ることに成功する。 (障壁の強度も弱まっているな!) 真祖の力の制限は最初から察してはいたが、 真祖でも突破は厳しいと見ていた障壁を蹴り一つで割られた。 蹴り破ったら、そこから即座に小烏丸で兜割りだが難なく回避。 背中ら生えた触手が障壁を張ることもでき、再び展開。 「む。」 出来なかった。 触手が潰されてない限り問題なく展開できるはずだ。 これについても予想は簡単だ。あんな障壁があっては、 ほぼ全員蹂躙されることを考えれば当然である。 一定時間あればまた展開できるだろうが、待つのも煩わしい。 触手から多量の光線を放つが、それも容易く避けられ、 近くの壁や建物を破壊するだけだ。 「光線も役に立たない。ならば───やるとしよう。」 日ノ元が腕を組んだ姿勢からついに拳を構える。 周囲を揺らすかのような音と共に着地し、迫る刃を拳で対応。 光線が雑に強いので忘れがちだが、日ノ元の本領は見た目通り接近戦だ。 燦然と輝く拳と刃によって、金属のような甲高い音が鳴り響く。 演算による未来を視た一撃をそれ以上の高速で対処する。 互いに移動しながら、高速の拳と高速の剣がぶつかり合う。 アカメも追うことはできてるが、負傷した今ではついていくのは難しい。 演算する龍眼を使ってもなお対処ができない、 それを三度もやっている姫和を弱いと断じる人もいるだろう。 だが千の場合は三対一で、疾風のレイピアでの恩恵があったからこそ。 アカメの場合は生身の人間の基準が高すぎて、その上アカメが優れた暗殺者だからこそ。 日ノ元の場合はそもそも真祖。二人は勿論姫和とすら格が違う、参加者最強格だ。 寧ろ龍眼に対応できるだけの動きを持っている三人がおかしいと言うべきだろうし、 多数のバックアップを受けて真祖に喰らいつけてる姫和も大概の強さだ。 真祖以外で真祖に対抗できるヴァンパイアが、極々一部しかいない。 そこを鑑みれば、真祖相手に戦えるだけでも相当なものである。 「ぬん!」 一方で攻撃が当たらないか、いなされる。 攻撃が成立しないと言うのはある意味厄介だ。 戦いとは生き残った者が勝者であるのが鉄則。 では、攻撃を受けなければ事実上負けることはない。 即座に負けることはないが、勝てると言うわけでも非ず。 (かといって本気を出そうものなら……) 一瞬だけアカメを一瞥する。 腕から多量の血を流しながら、デイバックを漁っている。 彼女が敵ではない可能性がある現状において、 無暗に本気を出して辺りを吹き飛ばすわけにもいかない。 強ければいいものではない。嘗ての過去を思い出すことだ。 「!?」 いつまで続くのか分からない応酬は終わりを迎える。 突如として、姫和の周囲を正方形の水色の結界に覆われたから。 「真祖である以上必要ないとは思いますが、 怪我人もいる手前、此処は効率を優先とさせてもらいましょう。」 アカメの背後に、空間移動によって姿を見せるオフィエル。 彼の隔離術式であれば、相手を拘束するのは難しいことではない。 かなり素早いので、隔離術式の狙いどころを探すのに難儀したが。 「真祖が手助けされるとはな。だが! それは事実だ。礼を言おう!」 身動きが取れなくなった彼女の左胸、 ヴァンパイアであれば弱点の心臓へと叩き込まれる拳。 ゴウッ、と轟音が周囲へ轟きながらグランシャリオの装甲をぶち破る。 「ガッ……」 「さらばだ。」 さらに拳から光線を放って、双方の二つの衝撃で彼方へと吹き飛ばす。 元の世界であれば同じ真祖のユーベンですら回避を優先する打撃の一撃。 普通に考えれば即死ものではあるが、そうはならなかった。 「仕留め損ねたか。」 胴体を貫通させたのに、血の一滴すら降ってこない。 何かしらのからくりでダメージを防がれたようだが、 今となっては追跡するのは難しいだろう。 「……よしとするか。蒔岡君! 出ても大丈夫だ!」 人の姿へと戻り、その姿に違わぬ張りのある声を上げる。 少ししたら、近くの建物から彰も姿を見せた。 「流石と言うべきでしょうね。これが真祖の力。 世界を照らす光……理想を掲げるだけの力はあるようで。」 「凄い戦いでした……」 オフィエルは賞賛、彰は半ば呆然だ。 確かに、妖刀村正やオフィエルの転移を見てきたが、 今の日ノ元のインパクトに比べれば大したことはない。 人間では成し得ない超次元の領域。彼を敵とするドミノも、 恐らくはこれに比肩する実力を持っていると言う証左でもある。 彼女に下僕としての席を空けて貰ったのは中々の事なのではと思えてきた。 とは言え、意味合いは違えど下僕のワードから、なりたいかは少し悩むが。 「さて、見てのとおり我々は徒党を組む者だ! 君が望むのであれば、我々と組まないか! 私は日ノ元士郎だ!」 「……アカメだ。さっきは助かった。」 地図を見れば既に初音はこのエリアにいない。 どの方角へ進んだか分からない以上追跡は無理と判断した。 四人は一度適当な建物へと入り、テーブルを囲んだ状態で話を伺う。 アカメの腕の傷は彼女が回収した支給品の中にあった、 塗り薬のようなものでたちまち治って大事には至らない。 驚異的な回復力でアカメも戸惑ってたが、そういうものと割り切る。 とは言え、決して少なくない出血をした以上少しは休む必要があるが。 「そうですか、琴美さんは……」 アカメから得た情報に、彰は影を落とした。 会ったことはないが、ゲームから悠奈が救おうとした一人。 誰よりも優しく、問題のある大祐でさえも割と普通に接してた。 まさに博愛主義者の化身とも言える彼女は、既にいないのだと。 同時に初音の情報の不一致さ。琴美か初音が嘘の可能性はあるが、 充と琴美は同じルートを辿った都合、情報の齟齬がないまま話が進む。 その結果、初音が不安のある人物のままであることは維持されてしまった。 別の世界の、更にIFの世界と言う部分があるなどと一体だれが気付けようか。 気付ける可能性があるならば、早朝にて合流を果たした真島と結衣ぐらいだ。 「城咲充の情報から襲った人物は同一。その強姦魔も既に倒されたと。」 一先ず敵が減ったこととしては僥倖だ。 病巣たる連中など取り除いてしかるべきだ。 「エスデス、当面はその女が難敵と判断しておくか。」 帝国最強。一人相手に何万もの軍勢をけしかけて、 ようやく勝てると言う見込みをしている程の化け物。 強敵である可能性は高く、警戒するに値する人物だとしておく。 「……アカメさん。初音さんと出会ったらどうするんですか?」 彰の一言で、二人の間に張りつめた空気が漂う。 充にとってはまさに偶像たる彼女を黒として断定している。 正直どうするつもりか、と言われてももう答えは出ていた。 「琴美の情報が嘘の可能性も少しあったが、充の言う情報とも一致する。 初音は琴美を知っていることから『知らない頃』の可能性もない。 だから彼には悪いが───彼女が誰かを手にかける前に殺すつもりだ。」 淡々としたまま告げられる言葉に、彰は言葉が詰まる。 彼はそこまで頭がよくないし、何より彼女の言うことももっともだ。 充がファンだから、と言う補正があったとしても今一つ人物像が噛み合わない。 完全な疑念ではないが、どうしても引っかかるところが出てくる。 「ほぼ黒であるなら、まだ白である可能性もありますよね?」 「限りなく黒に近い状態だ。彼女が何か事を起こす前に止めたい。」 「それでもすぐに殺さなくてもいいじゃないですか! 充さんに会わせてあげれば、きっと初音さんだって何も───」 「その初音が望んだらどうする?」 「え?」 「充は彼女の為なら命を投げ出すぐらいの覚悟を持っている。 初音が乗った参加者で『優勝したい』と願ったらそれを選びかねない。」 「そんなことは……ッ。」 ないと言いたかったが、彼はすでに聞いている。 ドミノが死なないよう、初音が死なないように自分の血を差し出した。 一歩間違えれば狂気とも受け取れるような、覚悟を決めすぎている行動だ。 確かに彰も生前は二者択一であり、悠奈の為に自分の命を彼女にあげたものの、 あれは自分が死ぬしかないから行っただけだ。まだ参加者を全然知らない中、 ドミノが希望だと確信を持って自分の命を差し出す行動は早々できるものではない。 「二人を引き合わせたら寧ろ危険だ。 だからその前に、私は終わらせないといけない。 もし充も踏み外せば、そいつも私が斬る必要のある人間になる。 必要以上に死人を増やすような真似は増やしたくない。」 最愛の妹だって殺すことを考えていた彼女だ。 どうしようもない、暗殺者と一学生の価値基準の違い。 一概にどちらが正解か、と言われるとどちらとも言えないだろう。 初音は少なくとも、今のところ誰かを手にかけてはいないので彰の意見は正しく、 同時に一歩踏み外せば何をしでかすか分からない状態な以上アカメの意見も正しい。 特に、彼女が白であるならばそもそも逃げる必要がないのだから。 「……日ノ元さん。」 「なんだね、蒔岡君。」 「すみません。アカメさんと一緒に初音さんを探してもいいですか?」 此処で別行動。 何をしたいかは分かり切っている。 「多分、僕がいてもいなくても余り変わりはなさそうですし……」 あれだけ無茶苦茶な戦いができる存在だ。 自分がいたところで簡単に制圧できると言う判断もある。 道着の彼の仇を人任せにするのはどうかとは思うも、 まだ絶対的な黒でもない彼女を死なせるわけにはいかない。 彼女のファンである充と出会ったからこそ、余計にそう思う。 「……アカメ君! 彼は見てのとおり抗う参加者だ。 私としては、臣民たる彼を危険に晒したくはない。 彼を初音君の障害になるからと、殺めるつもりがあるか?」 彼女は乗る人間ではないと分かった。 だから此処で敵対するつもりはないものの、 殺すような奴に彰を任せた場合、最悪人材を減らすことになる。 ドミノと停戦したと言えども、人材が多いに越したことはない。 無論アカメを彼は買っている。綺麗事を言わず敵を斬れるのだから。 「ない。私は先ほども言ったが腐敗した帝都を終わらせ、 誰もが平和に生きられる時代を願う。村雨ではないが、 この刃を振るうのはあくまで民の為だ。世界は違えど、 彰も私達の世界の民と同じ守るべき存在だと思っている。」 アカメのいた世界はなんとも酷いありさまだ。 オネスト大臣が皇帝を牛耳り、息のかかったものだけが甘い蜜を吸う。 少なくともそんなものは王の在り方ではない。認める部分など欠片もない。 「異なる世界であれども同じ国を憂い! 誰しも光の当たる世界を望むならば! 君を信頼できる人物として、彼を任せよう!」 「!」 「蒔岡君、行くといい! ヘルメットの男は此方に任せればいい! ただし、リミットは九時を目安としよう! 時間になり次第結果を問わず、D-5周辺で合流をするッ!」 サムズアップと共に笑顔と共に肩を組む。 此処で甘いことを、とか言われても仕方がないことで、 余り許されるものだとは思っていなかった。 「……分かりました! ありがとうございます!」 「彼の身の安全は私が保障する。 レオーネに会ったらよろしく頼む。」 アカメは休憩が必要のため此処に残り、 日ノ元とオフィエルは外へと出て北西へと向かう。 「よろしいので?」 手放すには少々惜しい、 使える人材だっただろうに。 手元に置かず任せることに少し訝る。 「彼が、彼女が此方の同志を増やすはずだ。 であれば別れて行動するのも手ではある。違うか?」 「一理ありますね。」 ドミノが動けない今、 此処でこちら側に引き込める人物を増やすチャンスだ。 勢力を増やせば、おのずとドミノとの戦いでも有利になる。 「それに、オフィエル。私の歩幅にある程度合わせられるだろう?」 「なるほど、効率優先……と言うわけですか。」 意趣返しをされた。 彰は人あるためどうしても速度の限界があるが、 隔離術式を使うオフィエルなら早く移動できる。 「では行こうかオフィエル!」 燦然たる存在は突き進む。 目的の男は既に手中にいると気付いてるかどうかは、 少なくともオフィエルからは分からないままで。 【D-6/一日目/早朝】 【日ノ元士郎@血と灰の女王】 [状態]:疲労(小)、障壁使用不可能 [装備]: [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考・状況] 基本:立ち塞がる主催の面々は打ち倒す。 1 :『主催を打倒する』という目的を持った者たちを集める。 2 :今はドミノと戦う時ではないようだ。だが佐神善は出来れば始末。 3 :日ノ元明は見つけ次第保護する。 4 :先生には念の為警戒。 5 :オフィエルの言っていた男の為北西へ向かう。 6 :蒔岡彰、まっこと素晴らしくも、惜しい愚民だ。アカメは強い意志があるな。 7 :城咲充の方もより惜しいが、七原君に近いので相容れない気もする。 8 :オフィエルも何かしら行動はしてそうではあるな。 9 :三人目の真祖、奴は何もせんだろうが気をつけてはおこう。 10:エスデスと怪物(不動明)と八将神が当面の敵か。 [備考] ※参戦時期は最低でもドミノ組との開戦前 ※真祖としての力に制限が課せられています ※三人目の真祖(ユーベンではなく原作で言う四人目)が主催に関わってると考えてます。 ※バリアは背中の触手が無事でもいちどはがされたらしばらくは使えません ※八将神を知りました ※アカメと情報交換しました。 【オフィエル・ハーバート@ファンタシースターオンライン2】 [状態]:疲労(中) [装備]:ホカクカードSP×4@スーパーペーパーマリオ、咲夜のナイフ×大量@東方project [道具]:基本支給品×2(自身、ジャギ)、ランダム支給品×1~3(カンフーマン×0~2、自身×0~1、前者は未確認)、ジャギのカード、針×8@アカメが斬る!、黒銀の滅爪@グランブルーファンタジー [思考・状況] 基本方針:願望を果たすまで死ぬわけにはいかない。場合によっては主催側へつくことも検討 1:日ノ元士郎に同行し、彼を見極める。 2:念の為に色々と仕込みを済ませておく。ホカクカードもそれに関して有用だ。 3:ジャギは体よく使い倒す。文字通りカードの使い時が大事だな。 4:あれがドミノか……余り敵視されないようにしておこう。 5:意味はないが北西へ向かう。 6:エスデスに八将神……この舞台の病巣か。 [備考] ※参戦時期はEP4-8「壊れた進化」から ※隔離術式による対象の隔離及び空間接合による転移に制限が課せられています ※洗脳は初回は至近距離でのみ可能、洗脳にも時間を有します 解けかけの相手であれば、コオリの時のように数メートル離れてても可能です 精神的に脆かったり弱い相手であれば特に滞りなく可能ですが、 洗脳に対する抵抗や洗脳できる人数の制限等は後続の書き手にお任せします ※彰、充、ドミノ、しおから参加者の情報を得ました。 但し充の参戦時期はDルートなので、 彼以外でははるなから話を聞いた人物、 途中までであればCルートの結衣は話が通じます ※咲夜のナイフの本数は少なくとも五十本以上ですが、 具体的な数は後続の書き手にお任せします。 ※アカメと情報交換しました 【ジャギ@北斗の拳】 [状態]:ダメージ(大)、ずぶぬれ、苛立ち(特大、特にオフィエル>彰)、顎並びに両膝に痛み 右足腫れ、オフィエルの洗脳、カード化 [装備]:間久部緑郎の靴@ バンパイヤ [道具]:なし [思考・状況] 基本方針:優勝して今度こそ返り咲く。 1:…… [備考] ※参戦時期は少なくとも死亡前、極悪の華も反映されてます。 ※カンフーマンを不意打ちで斃したため、ディメーンの放送はきちんと聴いてはいません。 ※オフィエルに洗脳されています。 オフィエルの死亡、または記憶の齟齬等により洗脳は解除されます。 ※ホカクカードSP@スーパーペーパーマリオによってカード化されてます。 カードが破かれたりされない限り限り一切の行動ができません。 また、体力も回復しません 「私は先程の戦いで血を流しすぎた。 少し休んでから向かうことにする。」 「はい。」 アカメは腕の状態を確認しながら、 デイバックから食料を取り出して食事にする。 互いに初音に対する見解が相容れない考えではあるが、 どちらもこの舞台では抗う側であることには変わらない。 「先に謝っておく。私はずっと殺しの仕事をしてきた。 仲良くなった相手でも、元同僚でも、顔見知りでも。 私は人を殺し殺される、そういう世界でずっと生きてきた。 お前との価値基準が違うから、初音に対する見解も合わない。」 「気にしないでください。合わせるのは難しいとは思ってますから。」 『自分が理不尽な存在になりたい』と言う、 もっと理解できない価値観の貴真を思えば、 彼女の言うことは十分はっきりとしてるところがある。 だから彼女を非難するようなことは言うつもりはない。 「だが、私とついてきて良かったのか? 日ノ元は強い。少なくともエスデスに近しい程に。 彼のいた場所は安全に仲間を集められると思うが。」 「……初音さんは、悠奈さんが助けようとした人です。」 充同様、彼女も悠奈は救おうとしていた人物。 だから黙ってアカメと別行動することはできなかった。 諦めるなんて、悠奈さんに絶対顔向けできないから。 「彼女があげた命を、失わせたくないんです。」 「優しいな、お前は。」 私とは違う道を歩んでいる人間だ。 無辜の民。自分達が守り、繋げなければならない存在。 「初音の事だが、少しだけは考えよう。」 「!」 「ただ、私が譲れる限界は『何もしてない』ならだ。 いない間に、初音が誰かを手にかけるなら、たとえ未遂でも覚悟してもらう。」 彼が託した命から、更に託された命だ。 危険だからと言う理由だけで失わせたくないのもわかる。 ただこれ以上の譲渡は無理だ。相手にどんな理由があったとしても、 任務は遂行する。帝国に狂わされた処刑人でも、マッドサイエンティストでも、 家族を思う人でも、帝国に属した時代に助けてくれた相手でも、妹であろうとも。 「元々私は殺し屋、汚れ仕事が専門になる。 それが理解できないなら私についてこない方がいい。」 「いいえ、ついていきます。僕が決めたことですから。」 優しくも強い覚悟を持っている。 どちらかと言えばウェイブのような部類になる。 ナイトレイドには誘いたくないような人柄だ。 「分かった。」 食事の準備を進めながら、アカメは思う。 今度は日ノ元のことだ。 (燦然党か。) 日ノ元の掲げた理想。 あれは悪いものではないと感じた。 帝国は常に貧富の格差は激しく、 いつも上流階級の人間が私腹を肥やす。 彼の言う誰にも陰無き、遍く光を照らす理想。 アカメ達が求めてやまないような理想でもあった。 (だが、先程の戦いは……) ヴァンパイアになってるのだから人と感性が変わるものだ。 人間味を感じない遠慮のない攻撃。少々引っかかるところも大きい。 何より熱血漢のような性格なのに、どこか空虚さを感じてならなかった。 (彼女といい、謎だ。) まるで自分から倒されたいと願うかのように振る舞う八将神。 疑問はいくつも増えていくが、ひとまず置いて取り出した食料を手にする。 「……アカメさん。一食ですよね?」 「ああ、一食だ。」 本来なら節約するべきところではあるが、 アカメの基本支給品は実に六人分に相当する。 なので多少の余裕はあるが、彰からすれば自分の数倍は出された食料に、 少し苦笑を浮かべていた。 【D-6/一日目 どこかの家/早朝】 【蒔岡彰@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage】 [状態]:顔に含み針の傷(目に支障なし、針は捨てた)、攻撃速度強化 [装備]:妖刀村正[改]@御城プロジェクト:Re [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1(確認済み) [思考・状況] 基本方針:悠奈さんのところへと戻る。クリアせずともいい脱出方法で。 1:同じ考えの人を探す。 2:悠奈さんや英吾さん、それに姉さんが関わった人達に会いたい。 3:僕があの人(カンフーマン)の分も生きないと。 4:ドミノさんもいい人だ。 5:貴真さんは止める、絶対に。軍服の人は……もしかしてあの人? 6:ヘルメットの人(ジャギ)を追いたいけど初音さんをなんとかしたい。 7:エスデスさん、凄い人なんですね…… 8:初音さんを死なせたくない。 [備考] ※参戦時期はZルートラスト、死後に悠奈と再会後です。 ※ドミノ、充、しお、日ノ元、オフィエル、アカメと情報交換をしました。 充、琴美はDルートなのではるなと彼女から話を聞いた人物、 および途中までならCルートと同一なので途中までは結衣と話が嚙み合います。 オフィエル、日ノ元の具体的な本性については教えられていません。 【アカメ@アカメが斬る!】 [状態]:貧血、疲労(大) [装備]:嘴平伊之助の日輪刀@鬼滅の刃、灰皿×2@現実、スサノオの核@アカメが斬る!、空白の才@うえきの法則、ミネルバブレス@ファイナルファンタジー7(バリアのマテリア@ファイナルファンタジー7装備) 〔道具]:基本支給品×6(自分、モッコス、琴美、充、ドドンタス、しお)、スサノオの槌@アカメが斬る! ランダム支給品×0~9(琴美0~1、ドドンタス0~1、モッコス0~1、充0~1、一部未確認)、M93R@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage(弾薬まだ余裕あり)、空白の才@うえきの法則、ツヨツヨドリンク@スーパーペーパーマリオ、地獄耳の巻物×2@トルネコの大冒険、河童の秘薬(残り七割)@東方project [思考・状況] 基本方針:主催を悪と見なして斬る。 0:初音のところへ戻る。 1:殺し合い阻止の為の仲間を募る。 2:エスデスを斬る。 3:あのおにぎり頭と初音を探し出し、悪ならば斬る。 4:レオーネと合流する。 5:琴美の関係者を探す。それと謝らなければならない。 6:主催はスーさんを復元できるのか…… 7:参加者に縁のある場所があるのか。 8:軍服の男やヘルメットの男に警戒。 9:八将神……だが彼女(姫和)は一体? ※参戦時期は漫画版、マイン廃人~クロメと決着つける前の間 ※琴美、充、彰視点でのリベリオンズ勢の関係を把握しました ただしDルート基準の為、他ルートとは齟齬があります (話が完全に一致するのは春菜、充のみ) ※雌豚調教の才はモッコス死亡により空白の才に戻りました 少なくとも現時点でアカメは書いていません ※スサノオが無理な禍魂顕現をしたことで、性能が落ちてるかもしれません ※日ノ元、オフィエル、彰と情報交換しました ※D-6早朝時点で初音は別のエリアに行きました どこへ行ったかは後続の書き手にお任せします ※バリアマテリアによりバリアが使えます 回数を重ねれば強くなるかも ※八将神を知りました 「まだ、生きているんだな……」 血染めの空を眺めながら、か細い声が虚しく響く。 姫和は吹き飛ばされた後、何処かの家屋へと墜落していた。 日ノ元の見立て通りだ。写シのお陰で胴体は貫通してないし、 地面への衝突もグランシャリオで防いでいて肉体損傷はほぼない。 だから全身が重くのしかかる疲労感があることぐらいだろう。 「……こんな形で、希望と思うんだな。」 日ノ元は明らかに別格の強さを持っていた。 グランシャリオなしで戦ってれば、確実に。 彼にまた会えれば今度こそ……とは思うも、 今の状態で勝てないのに八将神の役割で再戦しに行くか、 と言われたら絶対にしないことが目に見えている。 今は身体を休ませる段階として、消極的になるだろう。 彼女が修羅として生きる地獄は、まだ続く。 【C-4/一日目 どこかの家/早朝】 【十条姫和(豹尾神)@刀使ノ巫女】 [状態]:禍神、疲労(極大・再生中)、混濁した意識、狂気度低下、龍眼の暴走、精神疲労(絶大)、自殺願望 [装備]:小烏丸@刀使ノ巫女、召喚石バアル@グランブルーファンタジー(現在使用不可能)、タブレット(スペクトラムファインダー@刀使ノ巫女のアプリ起動)、修羅化身『グランシャリオ』@アカメが斬る!(現在鍵のみ) [道具]:基本支給品×4(大祐、千、トッペイ、自分)、ランダム支給品(トッペイ×0~1、大祐×0~1、千×0~1)、麻痺の杖(残り1)@少年ヤンガスと不思議なダンジョン、疾風のレイピア@ドラゴンクエスト8、ピオリムの杖(残り3)@トルネコの大冒険 [思考・状況] 基本方針:殺■/■したくない。 1:■す。■す。■す。■す。■したくない。 2:■でもいい、■を■してくれ─── 3:私は……禍神だ。 4:可奈美…… 5:ダメ、だったか。 [備考] ※参戦時期はアニメ版二十一話。タギツヒメと融合直後です。 ※魂の状況により意思の疎通については普段と変わりませんが、 身体は八将神としての役割を全うする立場にあります。 ただ、自意識を保つ為で普段の時ほどまともな会話は望めません。 ※タギツヒメと融合した影響により周囲に雷光が勝手に放出されます。 龍眼も使えるようになってますが暴走状態で、本人の意思とは関係なく行います。 死亡時、或いは彼女の抑えが限界を迎えた際にタギツヒメが肉体を乗っ取るかは不明です。 (同時にタギツヒメがそのまま八将神を引き継ぐかも不明です。) ※迅移(主に三、四段階)の負担が大幅に減ってます。 ある程度の時間を置けば動けるレベルに回復できますが、 デメリットが完全緩和ではないので無暗には使いません。 ※名簿は見ていませんが、刀使ノ巫女の参加者は把握しました。 ※スペクトラムファインダーの表示に参加者が含まれていることに気付いていません。 【地獄耳の巻物@トルネコの大冒険】 ドドンタスに支給。使用後別のエリアへ行くまでの間、 地図上の参加者の位置が分かるようになる。消耗品で三個セット。 使うと消えて荷物が減る以外は首輪探知機、スペクトラムファインダーのほぼ下位互換。 【ツヨツヨドリンク@スーパーペーパーマリオ】 神戸しおに支給。二本支給されており、飲むことで数十秒だが攻撃が二倍になる。 【修羅化身『グランシャリオ』@アカメが斬る!】 恵羽千に支給。帝具の詳細は他参照。 原作でウェイブが使用した、帝具インクルシオを原型とした後継機。 普段は「鍵」と呼ばれる大剣で、使用者が名前を呼べば青黒の鎧を召喚して身にまとう。 鎧と言うよりもどっちかと言うとパワードスーツ。インクルシオ同様に身体能力の強化、 それを使った格闘技もできるが姫和なので使うのは稀。背中にはブースターのような機能上がり、 機動力もインクルシオよりも上回っている。これを用いたグランフォールと言う飛び蹴りの技もある。 素材には危険種に加え鉱石が多く含まれており、得物を破壊する膂力のあるアカメの刃が通らないぐらい頑丈。 ただし一部の所に集中すると鎧が破壊される、鎧と言えども使用者本人が耐えられないなど弱点もある。 インクルシオの副武装ノインテーターのような槍はあるが、アニメ版のみ。奥の手も不明。 鍵は普通に剣としても使える。青龍刀よりの片刃の剣で、帝具なので頑丈。 【バリアのマテリア@ファイナルファンタジー7】 城咲充に支給。魔晄(ライフストリーム)が凝縮され結晶化したもの。 一般人でも様々な魔法や戦闘技術を使用する事ができる。 使う場合は武器や防具などにマテリア穴があり、五種類の内これは緑マテリア。 魔法マテリアは文字通り魔法が使え、物理ダメージを一定時間だけ2分の1に軽減する。 アカメは魔力がないので精神力、或いは体力を消耗する。 何度か使用していくとマバリア、リフレクと強化される。 【河童の秘薬@東方project】 モッコスに支給。東方茨歌仙にて登場した、壺に入ってる薬 運松翁という職漁師が河童からもらったもの(経緯は割愛)。 人間の魔理沙が傷口塗ったところを瞬時に治せるほどの回復力があり、 もし腕が取れていても元通りに付け直せる。恐らく軟膏で、手のひらに乗る程度には小さい。 華扇曰く「河童が腕を切られた時に生み出される秘薬」らしいが、実際は不明。 【ミネルバブレス@ファイナルファンタジー7】 神戸しおに支給。炎、雷、冷気、聖属性のダメージを無効にする効果がある腕輪。 女性にしか装備できず、男性が装備した場合はただの腕輪として扱われる。 マテリア穴(後述)は紫(独立)2、緑(魔法)2、黄(コマンド)2 050:戻りたい場所、明確な景色 投下順 052:dread answerまで後僅か 040:魔神降臨───魔族顕現 アカメ 043:LiarMask 十条姫和 075:雷桜 049:邂逅、紅陽の祖 日ノ元士郎 オフィエル・ハーバート 蒔岡彰 ジャギ
https://w.atwiki.jp/bemani2dp/pages/1622.html
CS EMPRESS DP初段 STAGE TITLE BPM notes LEVEL 1st Troposphere(N) 165 637 6 2nd 凛として咲く花の如く(N) 163 659 6 FINAL LOVE WILL…(H) 144 529 6 コメント・攻略 Troposphereを耐える。凛は6の中でも叩きやすくリズムに乗れるから要回復。Love Willは同時押しが叩きにくいのでLove Willだけでも練習すると大分違うと思う -- 名無しさん (2010-05-20 14 17 04) こうしてみるとcsEMP一級ボスが強いような。一級ボスでそこそこ余裕が出てくればこちらも受かるはず。 -- 名無しさん (2013-07-10 02 47 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/souku/pages/3147.html
《公開済》SNM001817 シナリオガイド 公式掲示板 全ては自分を殺すために―― 担当マスター 小川大流 主たる舞台 (空京) ジャンル バトル 募集スケジュール 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 2012-06-11 2012-06-13 2012-06-17 リアクション公開予定日 募集時公開予定日 アクション締切後 リアクション公開日 2012-06-27 2012-06-29 2012-06-29 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) 仁科 耀助と共に行動する +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 仁科 耀助と一緒にナタリーを守りたい ▼キャラクターの目的 仁科 耀助と共に行動する ▼キャラクターの動機 身を挺してでもナタリーを守ってやる! ▼キャラクターの手段 おいおい、物騒なことこの上ねぇな。 なんか意味の分からない奴らにこの子は狙われてるみたいだし。 まあ、とりあえず耀助だけじゃ頼りないからな。俺も手伝おう。 どんだけ強いかは知らねぇが、何人来ようが、あの子が逃げる時間ぐらいは稼いでやるよ。 とにかく、相手の攻撃をオートディフェンスを使って、この盾で防ぎまくるか。 「悪いが、指一本触れさせねぇよ?」 未来からやって来た部隊で戦う +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 大切な人を失わないために、過去の彼女を殺したい ▼キャラクターの目的 未来からやって来た部隊で戦う ▼キャラクターの動機 俺は、あいつを、救うために――。 ▼キャラクターの手段 あいつは死んだ。あの化け物に蹂躙された。俺は何も出来なかった。 ……この十年、ずっと無気力だったさ。だから、今度は、絶対にあいつを救う。 もちろん、他の奴らにその少女を守る、という者が現れるだろう。 そいつらは得意の魔法で全員、無力化してやる。……そいつらは出来るだけ殺したくない。 「これはあいつを救うためだ。だから、俺は――謝らない」 (未来からやってきた設定) ゲームの準備 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 悪役になりたい ▼キャラクターの目的 ゲームの準備 ▼キャラクターの動機 これだけ面白いことに手をかさないわけがないだろう? ▼キャラクターの手段 私も依頼を受けた身でね。 まったく、こんな愉快で痛快で狂気に満ち溢れたことを考えるとは、あの人は素晴らしいことを考える。 まずは生贄の確保、だな。私はウォルターと共に動き、そこらへんに転がっている奴を捕まえてこよう。 「ああ、もうすぐ――もうすぐだ。直に生贄は満たされ、空京に惨劇が起こる」 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SNM バトル 小川大流 正常公開済 空京】
https://w.atwiki.jp/vn2015/pages/41.html
衛星都市 冒険家で実業家の「ヤスモフモフ」によって開拓された土地から始まった都市。 共和国内の多くの都市にみられる、自動車が通れる道が存在しない都市であり、幹線鉄道の駅や貨物用の地下鉄道はあるが、都市内に市民の足用の鉄道網は存在しておらず、不便さを感じることもある都市である。 基本的には田舎町であるが、都市東部には共和国内最大のブリンタニア空軍基地があり、軍関係者のベッドタウンとして。基地向けの兵器工場やその関連企業が集中し、近年目まぐるしく開発が進んでいる。 -
https://w.atwiki.jp/miyabisela/pages/28.html
てんぷれ JATE てんぷれ キャリア 携帯 NTT DoCoMo au ソフトバンク EMOBILE PHS WILLCOM
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1862.html
月面。 断空剣が地面に突き刺ささっていた。 葵「くっ!」 そこに熱線を撃たれ、ダンクーガマックスゴッドの左腕が破壊された。 ダンクーガマックスゴッドと相対する超巨大ロボットは更に熱線を撃ち、ダンクーガマックスゴッドと中の葵たちを焼いていく。 エイーダ「ああ!」 ジョニー「くわぁ くらら「うう!」 朔哉「くぅぅ!」 葵「っ!」 超巨大ロボットは胴体から複数の触手を伸ばし、 ダンクーガマックスゴッドの両腕、胸のノヴァエレファントのコックピット、そして頭のノヴァイーグルのコックピットを貫いた。 触手は葵の体をかすり、傷つけていた。 更に両足のノヴァライガーとノヴァライノスのコックピットも触手で貫かれた。 葵「くらら!朔哉!ジョニー!エイーダ!」 超巨大ロボットは触手で貫いたままのダンクーガマックスゴッドを持ち上げた。 葵「死なないで!みんなぁ!!」 FINAL MISSION 未来への飛翔 地球。 世界各地にムーンWILLの放ったジェネシス衛星が浮かんでいた。 キャスター「月より飛来した正体不明の物体は各主要都上空で待機しており、 内部にエネルギーの蓄えを感知されております。 その影響で大気が乱れ、気象異変を起こしているとみられ、各国の軍が共同でミサイル攻撃を行う運びとなりました」 軍によるミサイル攻撃が行われたが・・・ キャスター「ミサイルの爆発は確認されたものの、何らかのシールドで阻まれ、 効果を与えられない模様です!」 かってダンクーガノヴァが介入した都市でも、大人達が逃げようとしていた。 男「逃げた方がいいみたいだぜ!」 女「逃げるってどこへ!?」 男「とにかく遠くさ!」 ドラゴンスハイブ。 朔哉「はあ!解雇!?今更何言ってんだよ!訳分かんねえよ!」 ジョニー「あの衛星を破壊しないと、月のWILLを殲滅しないと、地球上の生命は死滅してしまう!」 田中「はい・・・お気持ちはお察しますが・・・ああ、いえ、これはF・SとWILLさんの考えでして、私の口を挟む所では・・・ 葵「私達これまで戦ってきてもう腹は決まってるわ、ねっ、みんな」 くらら「うん」 ジョニー「はい」 朔哉「ああ!月のWILLの本拠地を叩いてやるぜ!」 くらら「ダンクーガだってパワーアップしてるし、エイーダさんだってRダイガンで来てくれるわよね」 エイーダ「・・・はい!」 田中の後ろのモニターにF・Sが映った。 F・S「みんな聞いて貰いたい。君達を月に行かせる訳にはいかない。月には行ってはならない理由があるのだ」 WILL「そのことについては、私から話をさせてもらおう。 ダンクーガの強さはあくまでも、宇宙に飛び出した時、外敵から身を守るためのもの。 それに以前話した様にダンクーガは今までの戦闘データを蓄え、パイロットが乗らなくても自律して戦闘できる能力を持つことが出来た。 葵「何が言いたいの?」 WILL「月には、我々のダンクーガのベースとなった、私の創造主が 作りだしたオリジナルダンクーガと言うべきものが存在しているのだ」 ジョニー「オリジナル、ダンクーガ」 くらら「そんなものが月に」 F・S「分かってほしい。みすみす君達を負けると分かっている戦いに送り出すことなど、出来ない」 葵「戦って生き残る道は、そのチャンスはくれないの!無理矢理誘っといてこれでお終いだなんて・・・」 田中「すみません。月への攻撃は無謀と言えます。勝算の無い戦いを我々は避けるべきだと考えます」 朔哉「ちっ、行こうぜみんな。こんな奴らと話したって無駄だ」 朔哉がその場を離れた。 ジョニー「おい朔哉!待てよ」 ジョニーやエイーダ達も離れていった。 ウラジール「エイーダ・・・」 ルゥ「ああ・・・」 葵とくららは、木々が生い茂り、虫や鳥が飛び交う野原にいた。 葵「この中には絶滅した種もかなりいるんだよね」 くらら「人間もそうならなきゃ良いだけどね・・・準備出来たみたい、行きましょ」 2人が部屋を出ると、木々や動物たちの映像が消えて、元の部屋に戻った。 2人はセイミー達の待つ格納庫に行った。 朔哉「遅かったな、葵」 セイミー「シャトルの操縦は私に任せて。発進経路は確保してあるけど、3分で各セキュリティが復帰するわ。さっ、乗って。急いで急いで!」 くらら「しっ!待って」 くららが扉の側に行って注意を向けるが、入ってきたのは田中だった。 くららは銃を下ろしたが、田中の姿が消えたと思うと、 後ろに回った田中に銃を持つ手を押さえられた。 くらら「私が後ろを取られた!?」 葵たちが田中に銃を向ける。 田中「・・・分かりました。降参します。そう、銃を人に向けるもんではありません。 くららさんの悪い癖が全員に移ったようですね。皆さんの本気度は分かりました。 私、田中も付き合いご一緒させていただきます。いいですね、F・S」 F・S「ああ、もう止めはしない。好きにしたまえ。ただし敵も猛攻撃を仕掛けてくるだろう、心してかかってくれ。ダンクーガ、チームD出撃せよ!」 葵・くらら・朔哉・ジョニー「「「「了解!」」」」」 チームD達を乗せたシャトルが打ち上げられた。 F・S「良く黙って行かせたね」 WILL「ああ、初めは私もダンクーガを地上の生命のカプセルとして宇宙に脱出させるつもりだったが、あのメンバーならあるいは・・・」 シャトルは月の上まで来た。 セイミー「月面の目標確認。月のWILL基地です!進入路表示、このまま行きますか?」 田中「そうですね。敵も気づいているでしょうから、このまま行って出方を見るしかないでしょうね。それに高度なクローキング技術を持ってるので、既に近くにいるかもしれません。小さな反応も見逃さないでくださいね」 朔哉「静かすぎるぜ、くぁ~ムズムズすんな~!」 くらら「ちょっと静かにしてよ。集中出来ないわ」 エイーダ「地球、だいぶ遠くなった」 葵「キレイね、でも世界って結構狭い。あんな所で戦争してたなんて・・・」 ジョニー「葵さん、僕らはこれから地球をかけた戦いに行くんですよ」 葵「そうね、生きて帰れたらこれで最後にしたいね・・・」 その時、アラームが鳴った。 葵たち「「「「「「来た!」」」」」 葵「セイミーさん逆噴射!すぐ左に反転して」 セイミー「了解!」 シャトルの上に、超巨大ロボット、オリジナルダンクーガが出現した。 オリジナルダンクーガは月面に降り立ち、手招きをする。 朔哉「何だありゃ!挑発してやがんのか!」 ジョニー「朔哉落ち着いて!あれがWILLの言ってたオリジナルダンクーガですよ!」 葵「こっちもダンクーガで行くわよ!」 くらら・朔哉・ジョニー・エイーダ「「「「了解!」」」」」 葵「超獣合神!」 葵たちの乗る4体のヴァリアブル・ビースト・マシンが合体し、ダンクーガノヴァとなる。 そして、エイーダのRダイガンが変形し、ダンクーガノヴァの背中に合体し――― 葵・くらら・朔哉・ジョニー・エイーダ「「「「「「ダンクーガマックスゴッド!!」」」」」」 ダンクーガマックスゴッドが完成した。 ダンクーガマックスゴッドがオリジナルダンクーガと相対する。 ジョニー「敵のサイズは我々の2倍、戦闘力は現状では未知数。ダンクーガマックスゴッドもエモーショナルブースターでビーストモード以上のオーバーパワーを引き出せますが、どこまで行けるか分かりません」 葵「ミサイルデトネイター、発射と同時に断空剣!」 ジョニー「行きます!ミサイルデトネイター!」 葵「断空剣!」 ダンクーガマックスゴッドはミサイルデトネイターを撃った直後、 断空剣を持って、オリジナルダンクーガに向うが、 オリジナルダンクーガの触手の一撃で左腕をえぐられながら断空剣を弾き飛ばされ――― ここで冒頭に時間が戻り、ダンクーガマックスゴッドは瞬く間に追い詰められた。 葵「くらら!朔哉!ジョニー!エイーダ!」 セイミー「田中さんダンクーガが!」 田中「落ち着いて下さい。私達はダンクーガを運ぶのが使命です。攻撃に参加する力は持っていません」 オリジナルダンクーガは触手を納め、落ちて行くダンクーガマックスゴッドの上に回り、 両拳を組んだ。 葵「くっ!」 ダンクーガマックスゴッドはオリジナルダンクーガのパンチを避けた、 そのままプラズマを込めたパンチをオリジナルダンクーガの顔面に叩き込んだ。 しかし、オリジナルダンクーガは左手でダンクーガマックスゴッドを捕らえ、 右手で殴りつける。 エイーダ「くららさん、ファイナル断空砲いけます!」 くらら「ファイナル断空砲ゼロ距離射撃、衝撃に備えよ!」 ダンクーガマックスゴッドがファイナル断空砲をオリジナルダンクーガに打ち込み、 爆発がダンクーガマックスゴッドまで覆った。 セイミー「ああ!」 ジョニー「葵さん」 葵「ジョニー、あたしは無事、みんなは?」 朔哉「俺は大丈夫だ・・・・」 くらら・エイーダ「「あいつは!」」 オリジナルダンクーガは無傷だった。 葵「くっ、うわああ!離せ!倒れろ!」 ダンクーガマックスゴッドは足のブースターの噴射やパンチで抵抗するも、 オリジナルダンクーガは飛び上がり、ダンクーガマックスゴッドを月面に叩き付けた。 葵たち「「「「「うわああ!」」」」」 更にオリジナルダンクーガは上空からビームを打ち込み、 ダンクーガマックスゴッドは断空剣の前まで吹き飛ばされた。 葵「断空・・剣・・・」 断空剣の後ろにはオリジナルダンクーガが立っていた。 葵「くぅ・・・・」 オリジナルダンクーガは無数の触手を伸ばし、ダンクーガマックスゴッドの全身を貫いた。 セイミー「ダン、クーガ・・・・」 ダンクーガマックスゴッドの目から光が消えた。 オリジナルダンクーガが触手を納めると、ダンクーガマックスゴッドが倒れた。 葵(みんなごめん・・・大事な時に何も出来ないなんて・・・悔しい・・・) ?(私はいらない子だったの・・・・?) 葵の姿が消えていく。 葵「は!いや動けない!私、消えちゃう!」 葵(お父さん・・・お母さん・・どこ・・・) 子供の頃の葵が泣きながら河原を歩いていた。 葵「いやあ!消えたくない!」 葵の姿が消えた。 子供の葵は1人、公園にいたが・・・ ?「どうして泣いてるの」 葵「ほっといて・・・私、いらない子なの・・・」 ?「私も望まれてなかったかな――」 ?「俺は望まれすぎて、窮屈だったぜ」 ?「私は、もっとみんなと遊びたかったなぁ」 ?「さあおいで、今は僕らが一緒だ」 葵に手を差し伸べたのは・・・ 葵「あっ・・・」 ジョニー・くらら・朔哉・エイーダ「「「「さあ」」」」 子供の葵がジョニー達の手を取ると、今の葵が笑い、 消えかけていた体も戻っていく――――。 ダンクーガマックスゴッドが立ち上がり、断空剣を取った。 エイーダ「ダンブレードシュート!」 ダンクーガマックスゴッドが肩から打ち出したダンブレードはオリジナルダンクーガの足元を切り裂き、膝を着かせ、更に顔面と肩口に突き刺さった。 ダンクーガマックスゴッドは断空剣からの電撃でダンブレードを引き寄せ、断空剣とダンブレードを合体させた。 葵「断空弾劾剣!」 断空弾劾剣を構えたダンクーガマックスゴッドがオリジナルダンクーガに向う。 くらら・朔哉・ジョニー・エイーダ「「「「行っけええぇぇぇぇ!!」」」」 葵「はああああぁぁぁぁぁ!!」 断空弾劾剣の一撃がオリジナルダンクーガが真っ二つに切り裂き、 オリジナルダンクーガが大爆発した。 その爆発を背にダンクーガマックスゴッドが佇む。 朔哉「やっ・・・たぜ・・・」 ダンクーガマックスゴッドが膝を着いた。 ジョニー「葵さん!」 葵「私は・・・大丈夫・・・ありがとう、みんな・・・」 くらら「凄いわ、葵」 エイーダ「私達、オリジナルに勝ったんですね!」 セイミー・イザベル「「やった―――!!」」 イザベル「すごーい!」 セイミー「流石私のダンクーガ!早く帰ってきて、キレイにしてあげる!」 田中「まだです。月のWILLが残ってます」 葵「来た」 地下から、超巨大要塞が出てきた。 ムーンWILL「ぶるぁぁぁ! セイミー「おっきい・・・竜牙島ぐらいあるわ・・・」 イザベル「あれをどうやって倒すというの!?」 田中「しばらく持ちこたえてくれれば、勝機が訪れるかもしれません」 朔哉「俺のノヴァナックルで注意を引く。すぐに断空砲をぶちかましてくれ!ブーストノヴァ!ナックル!!」 ダンクーガマックスゴッドが残る右腕を打ち出したが、その直後要塞からの集中砲火に晒され、ノヴァナックルも撃ち落とされた。 ジョニー「ジエネレーターよりのサーキット切断!断空砲アウトです!うわああ!」 ジョニーが爆発に晒された。 くらら「ジョニー!」 ジョニー「僕は・・・まだ、大丈夫・・・です・・・」 葵「もうこれ以上の攻撃には・・・」 ダンクーガマックスゴッドの後ろにドラゴンスハイヴが来た。 F・S「葵、もう少しだ」 葵「F・S」 F・S「もう後戻りは出来ないが、全員覚悟は出来てるな。これからこのドラゴンスハイブのエネルギーで敵のシールドをダングーガごと突破させる!内側からムーンWILL本体を叩くのだ。健闘を祈る・・・」 葵・くらら・朔哉・ジョニー・エイーダ「「「「「やってやるぜ!!」」」」」 F・S「未来は託したぞ、ダンクーガ!」 ドランゴスハイヴが口からエネルギー波を撃ち、ダンクーガマックスゴッドを押し出していくも、ダンクーガマックスゴッドの左足が爆発を起こした。 ジョニー「ダメだ!このままではダンクーガが分解してしまう!合神を強制解除!その反動で葵さんを押し出します!皆さん、いいですね!」 くらら・朔哉・エイーダ「「「了解!」」」 朔哉「ちっ、俺が行けなくて残念だけど、頼んだぜ葵!」 葵「朔哉、ジョニー、くらら、エイーダ・・・生きてたらまた何処かで会いましょう!」 ダンクーガマックスゴッドがバラバラになり、残るノヴァイーグルは光る鳥となり、 要塞のビーム砲をかいくぐり、要塞に突っ込んだ。 しかし、ドラゴンスハイヴはビーム砲の直撃を受けた。 ノヴァイーグルは足を砕かれながらも、要塞を進み、 ドラゴンスハイヴは月面に墜落、大爆発した。 そして、赤い空間で葵が目覚めた時、そこにムーンWILLが現れた。 ムーンWILL「お目覚めかな。それにしても地球の生物の生に対する執着には驚かされる。よくここまで辿り付いたものだ」 葵「お前は・・ムーンWILL!」 ムーンWILL「有機生命体。ちょっとした隙間を見つけては潜り込み生殖を繰り返しては増え続け・・・挙げ句の果てには居場所を奪い、殺し合う。 そうしなくては生きていけない哀れな存在、何と醜い水とタンパク質の塊! そんな不完全な生物が宇宙にまで影響を及ぼす存在になろうとは、 自らをコントロール出来ないような生物がどおぅしてそんな力を持ってしまうのか! 全く理解できない!本当に恐ろしい事実だ・・・」 葵「言いたい事はそれだけ・・・機械の生き物か何か知らないけどあんたらの好みやお節介で殺されてたらたまんないの!」 ムーンWILL「はっ、愚かな・・・」 葵「戦う!そして、生き抜く!」 立ち上がった葵がスーツの右腕を下ろすと、露わになった右腕にプラズマが輝いていた。 ムーンWILL「待て!それは・・・」 葵「プラズマよ!今解放してあげる!」 ムーンWILL「やめろ! 葵「うわああああ!!」 葵のプラズマを込めたパンチがムーンWILLの顔面を捕らえ、 ムーンWILLは怨霊の様なオーラを出してから爆発。 要塞も崩壊し、大爆発した。 ムーンWILL「ぬわあああぁぁぁ・・・・!!」 ルゥとホージィーの乗る巨大潜水艦ロボ、Dポセイドンが来た。 ルゥ「はいはーい、Dポセイドンスペース仕様です。ジョニーさんとくららさんは位置確認できてまーす。エイーダさん、朔哉さん、葵さんもぜーったい見つけてきますねーーー!」 男の子「早く来いよ!お宝無くなっちまうぜ!」 女の子「待ってよ」 子供達が湖のほとりに落下したジェネシス衛星に向った。 イザベル「ダンクーガによって月のWILLは破壊され、コントロールを失ったジェネシス衛星はごとごとく落下。 大破した衛星は学術調査中で、WILLについて新しい報告が待たれてます。 一方、ダンクーガは月面での戦闘以降、今だその姿を表してない状況です。 ダンクーガの動向とその結果については、また後日まとめて報告したいと思います。イザベル・クロンカイトでした」 ジョニーとエイーダがショッピングを楽しみ、 高原で動物たちを観察するイザベルの側に朔哉もいた。 くららは麻薬捜査官に復帰した。 くらら「お疲れ」 第1話にも出た男性捜査官に声をかけてから、くららがロッカールームを出た。 そして、葵は1人、バイクを走らせていた。いや、その心はもう独りじゃなかった。 葵の口元に微笑が浮かんだ。 END
https://w.atwiki.jp/mobile-navi/pages/28.html
DoCoMo:非対応 Softbank:非対応 Au:位置情報サービス対応端末のみ Willcom:
https://w.atwiki.jp/mobile-navi/pages/29.html
DoCoMo:非対応 Softbank:非対応 Au:高精度位置情報サービス対応端末のみ対応 Willcom:非対応