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YOZAN 本店:東京都千代田区神田美土代町7番地 【商号履歴】 株式会社YOZAN(2005年7月~) 株式会社鷹山(1998年9月~2005年7月) 株式会社イーゼル(1997年11月~1998年9月) 株式会社イーアールブイ(1996年1月~1997年11月) 株式会社イーゼルロボットビジョン(1990年8月24日~1996年1月) 【株式上場履歴】 <ジャスダック>2004年12月13日~2008年9月1日(有価証券報告書提出遅延) <店頭>2000年9月1日~2004年12月12日(店頭登録制度廃止) 【合併履歴】 1997年11月 日 株式会社イーゼル(1:0.4) 【沿革】 平成元年3月 電子機器に関する知的所有権の取得等を目的として株式会社鷹山(本店所在地:東京都文京区)を設立 平成2年8月 電子応用機器の製造・販売を目的として株式会社イーゼルロボットビジョン(本店所在地:東京都港区)を設立 平成6年8月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)が㈱NTTドコモによるアナログデジタルフィルタ(ADF)チップの特性評価 平成7年1月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)が㈱NTTドコモよりW-CDMA通信用LSIの試作品製造を受託 平成8年1月 株式会社イーアールブイに商号変更 平成8年5月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)が㈱NTTドコモより高速CDMA通信用LSIの試作品製造を受託 平成8年8月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)がW-CDMA実験装置用試作LSIの販売開始 平成9年11月 株式会社イーゼルを合併(合併比率:1対0.4) 平成9年11月 株式会社イーゼルに商号変更 平成9年12月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)が㈱エヌ・ティ・ティドコモより高速パケット通信用LSIの開発受託 平成10年9月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)より知的財産権・人的資源等を譲受 平成10年9月 株式会社鷹山(現株式会社髙取育英会)が株式会社髙取育英会に商号変更 平成10年9月 株式会社鷹山に商号変更 平成10年11月 エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社より超高速パケット通信用LSIの開発受託 平成12年3月 W-CDMA開発用マザーマシン出荷開始 平成12年9月 日本証券業協会に株式を店頭登録 平成12年9月 Pantech Co.,Ltd.(韓国)との業務提携を発表 平成12年11月 Sasken Communication Technologies Limited(インド)との提携を発表 平成12年11月 Conexant Systems,Inc.(米国)との提携を発表 平成13年2月 Samsung Electronics,Co.,Ltd.(韓国)との次世代携帯電話向けICにおける包括的事業提携を発表 平成13年2月 UMTS/GSM開発マザーマシン出荷開始 平成13年3月 UMTS(W-CDMA)評価用サンプルチップ出荷開始 平成13年7月 イーバンク銀行株式会社とのモバイル電子決済システムに係る業務提携を発表 平成13年8月 J-フォン東日本株式会社とのUEエリアアナライザーの共同開発を発表 平成13年11月 ADSL事業への新規参入を発表 平成14年4月 第二種電気通信事業者である株式会社マジックメールサービス(現株式会社YOZANスカイキャストコミュニケーションズ)を子会社とする 平成14年5月 東京通信ネットワーク株式会社とPHS事業譲受けに関する契約締結 平成14年7月 第一種電気通信事業者である株式会社マジックメールを子会社とする 平成14年8月 子会社である株式会社マジックメールが、東京通信ネットワーク株式会社の提供するPHS事業「東京電話アステル(アステル電話サービス)」を譲受け、『アステル東京』営業開始 平成14年10月 第一種電気通信事業者である株式会社マジックメールを吸収合併し、1都8県をサービスエリアとする新生通信オペレータへ業態転換完了 平成14年10月 無線データ通信『BitStand』サービス実験の開始 平成14年12月 ワイヤレスインターネット接続サービス実験の開始 平成15年2月 株式会社YOZAN IP ネットワークス(連結子会社)設立 平成15年8月 65億円の転換社債型新株予約権付社債を発行 平成16年3月 株式会社YOZAN IP ネットワークス(連結子会社)解散決定 平成16年12月 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 平成17年2月 WiMAX規格によるワイヤレスブロードバンドサービス事業参入の表明 平成17年4月 PHSサービスの新規受付停止 平成17年4月 70億円の転換社債型新株予約権付社債を発行 平成17年6月 WiMAXフィールドテスト開始 平成17年7月 株式会社YOZANに商号変更 平成17年7月 株式会社沖縄テレメッセージへ出資 平成17年7月 株式会社インターネット総合研究所グループと資本業務提携締結 平成17年8月 120億円の転換社債型新株予約権付社債を発行 平成17年12月 BitStandサービス・WiMAXダイレクトサービスを開始 平成17年12月 ボーダフォン株式会社とセキュリティシステムにおけるネットワーク利用について合意 平成18年1月 Nuvoiz,Incへ出資 平成18年3月 60億円の転換社債型新株予約権付社債を発行 平成18年3月 株式会社新総企を株式交換により子会社化 平成18年3月 株式会社ジャレコと資本業務提携に関する基本合意 平成18年5月 株式会社WiMAXソリューションズ設立 平成18年6月 PHS事業完全終了 平成18年7月 50億円の転換社債型新株予約権付社債を発行 平成18年8月 北陸通信局の無線ブロードバンド実験に当社の無線技術が採用 平成18年10月 株式会社スパークワンと業務提携契約 平成18年11月 WiMAX Web3Dサービス提供開始 平成18年11月 ソフトバンクモバイル株式会社と業務提携に関する基本合意 平成18年12月 20億円の転換社債型新株予約権付社債を発行 平成19年3月 5億円の転換社債型新株予約権付社債を発行
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『AH-1W スーパーコブラ◆pIkmSwAl/M』はBARギコっぽいの変な住民である。 このページの訪問者 -
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概要 “姫食い” 本拠地 神奈川県 登録店舗 ハイテクランドセガBREEZE 逸話など クセモノ揃いの神奈川勢の中では良心的な部類・・・と思われていたが その甘いフェイスを利用して姫を食ってるとの噂が流れ始める さまざまな地域に姫(通称:Zayinガールズ)を有しており その数は両の手では数えきれないとのことだが真偽のほどは神奈川の闇のみぞ知る 加えてガールズにとどまらず通称Zayinボーイズ♂なる集団を抱えていることも発覚。熟女好きとショタコンの両刀であるとの噂も有力である。背は低い。 Jaepoの際にはカメラを片手にコスプレイヤーをノリノリで撮影している様子を複数のエージェントに発見され撮影された(画像は本人) また、本拠地のハイテクランドセガBREEZEでは某SEGA店員Hによる支配が行われており(通称:H奴隷商会)同店舗の他のエージェントとともに奴隷同然のごとく扱われ、手足につけられた枷を外して頂くべくAPを集めているという ひどい言われようだがCOJへの熱意と腕前は本物 アルカナカップには二大会連続で出場しており 特に第二回大会では優勝者らすきにあと一歩まで迫る熱戦を繰り広げた さらに、本拠地のJランク帯エージェントに対して積極的にセコンドを引き受けるなど指導もかかさない人徳者である 使用デッキは黄緑系の盤面を固めるデッキが多いがテンプレから少しアレンジされている 本人いわく自分の色を出したいとのこと そのため使用デッキにはほぼ確実に「光神・アマテラス」を投入しており、Zayin=アマテラスであることは上位ランカーの共通認識である しかし近日においては「光神・アマテラス」ではなくPR限定カードとして追加された「アリアンロッド」を投入している姿が目撃され、ハイテクランドセガBREEZEのあるJ帯エージェントが「やっぱりアリアン!」との発言を聞いたと証言している。 さらに、緑系デッキで確実にお世話になる「軍神・アテナ」に対して「処女はちょっと…」との発言があったとの証言もあり彼のユニットに対する性癖はまさしく「神奈川の闇」の一部と言っても過言ではない やはりZayinガールズ・ボーイズ♂・ユニットも自分色に染め上げているのだろうか 今後の動向に目が離せない人物である 名前 コメント
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551 :550:2006/11/30(木) 07 46 24 ID 19M7s5IE0 【ALTIZASTER 】 マグアナック隊をユニットとして操作できる、珍しいシナリオ。だと思う。 そのマグアナック隊も四話で離脱(というか端から戦力外)、何のために生まれたのか判らないサーペント、 スーパー系たるバイカンフーとゴッドグラヴィオンはゼロカスに負けそうなどなど、人生の厳しさを感じさせる。 個人的には火星と海中は削って、畳みやすい風呂敷にしといた方が……と思った 【ALTIZASTER】 ※SRW風会話インクル搭載(一括表示型) ※SRW風ステータス表示インクル搭載 ※SRW風出撃ユニット選択インクル搭載 ※地形効果表示インクル搭載 ※指揮範囲表示インクル搭載 ※ステータス隠蔽、戦闘結果予測のダメージ非表示 ※キャラクタ・メカニック辞典あり てんこ盛りであった。これだけ盛っておいて、クリア確認は無い。 いきなり逆シャア、クライマックスからスタート。Wメンバーの言う事がいい感じに青臭い。 アクシズ押し返しの前後はなかなか凝っていて、見ものだ。 そして1年、成原博士(違)が戦争の片棒を担ぐ展開に。ポセイダルまで来てるし。 # このくだりをプレイさせろと思わないでもない。 《第一話》 レジスタンスがモザンビーク基地を制圧、そこに残されていた謎の人物と機体。 それを追って来た反政府軍の部隊と交戦に入る……んだけど。 フィーアがフェンリスに『乗り換える』必要はなかったんじゃないかと。 起動できたが時遅し、仲間のレジスタンスは全滅……という筋の方が、 『爆発寸前のリーオーから飛び移る』より自然に見えたのではないかな。 しばらく戦っていると敵味方の増援が到着。 味方増援がなんとカトル+マグアナック隊。彼らを操れるのは珍しい。 敵は全て近接無効のフィールドLv1を持ち、マグアナックの射撃攻撃はほとんど無意味。 途中、カトルが『スロウショーテル』で『アサルトライフル』を切り払った。 属性周りはもう少し何とかならんのかいと思いつつ、突っ込んで来た敵ボスをショーテルで斬る。 一発で損傷率イベントが発火、全機撤退。 カトル以外でボスを相手取ると、一撃で2/3くらい持っていかれる。しかも命中率が酷い。 反乱軍が圧倒的優勢にあるという事実を、まざまざと見せ付けてくれた訳だ。 《第二話》 前話ラストでカトルに保護された少年、アインス。謎は謎としてさておき、謎の機体を迎撃。 謎の機体=ヘビーメタル。またも飛び道具の通じない相手で、正規軍の皆さんはこてんこてん。 ノインさん、「ビルゴと同じシステムでも」って。見て判りそうな気がします。 そして、最前線にぽつんとノイン、マップの反対端に味方。トーラスじゃなけりゃ投げてる。 第二話にしてマグアナック隊はお蔵入り確定か。飛び道具はビーム兵器、対空格闘不可。 ツィンメリットコーティングされて空を飛ぶオージェにどう対抗しろと。 半泣きで殴りかかり、撤退イベントを発火させる。 ポセイダルが宣戦布告しました、何か裏がありそうです。 レッシィがカルバリーテンプルじゃなくてヌーベルディザードなのはなんでだぜ? エルガイムがバスターランチャーを装備して(ry 《第三話》 なし崩しで手を組むカトルらとダバ一党。それはおいといて北米。 ギャブレー一味(ギャブレーだけアシュラテンプル)に単身挑むヒイロ! ターン2の頭で増援・デュオ! って射程1かよ! サーバインと思えば腹も立たんが。 異様な強さで敵を蹴散らすウイングゼロ&デスサイズヘル。 ギャブレー、というかアクティブバインダーにてこずる程度。 何だろうね、この落差。 《第四話》 反攻作戦。情報を持ってきたデュオともども反乱軍の工場を襲う。 この出撃インクル、面倒。 移動を阻害する地形だらけで、しかもマグアナックの半分は移動力3。嫌がらせか? 敵さんは内部事情で工場をあっさり放棄。 《第五話》 今までのメンバーはノインとマグアナック隊を地上に残し、宇宙へ。 それはさておき、宇宙。F90第一話である。 オールズモビルに捕まり、二号機は行方不明に。 カトル以下味方増援が入りオールズモビル撤退→マフティー登場。 もうちょっと長く語れよ、ハサ。この時期の彼は長広舌なキャラだった記憶がある。 クスィーの僚機が黒トーラス♪ これこそスパロボ系の醍醐味♪ ……でもハサに人望が無いように見えるのは何故だろう…… F90メンバーはとりあえず二号機を追う事でお咎めなし、カトルらと合流。 C・Aのお陰で、F90二号機は三倍の速度で動くらしい。……マジですか? マリーメイア軍が動きそうな裏幕を語って次のお話へ。 対射撃フィールド持ちだらけの現状でサーペントが出て来ても、戦況は変わらんぞ。 《第六話》 トロワの過去話とか、閃ハサの序盤(シャトル内)まんまとかはおいといて。 Z.O.E.である。ジェフティvsゾンビネイト、一騎討ち。 撃墜するなりお代わり登場。アヌビスのHPは20000、装甲6100だ! 勘弁してください。 好き勝手やられている内に被撃墜(はどうやら不死身ステータスで回避したようだ)。 味方増援が登場し、作戦目的が『レオが戦艦に辿り着く』に変更される。 あのー、アドミラル・ティアンムに着艦してもクリアにならんのですけど。 アトランティス号にジェフティを隣接させたらクリアできましたとさ。 被害甚大すぎて筆記者の中の人のSPが尽きました。 《第七話》 マリーメイア軍、武装蜂起。他の敵方は様子見。 大統領、末端にわざわざ直通電話かけてんじゃねぇよ。 デュオ&ヒイロ@シャトルで黒トーラスの群れをかいくぐる。 進路上に増援が出るが、1~2ターン攻撃をしのげばクリア。 コロニー内部でトロワ・五飛と遭遇した所で続。 《第八話》 デュオ&ヒイロvsトロワ&五飛、一切描写されず。 真のオペレーション・メテオの顛末が語られつつ、あっさりとコロニー落着を阻止。 地球降下軌道上でゼクスvsサーペント。即座にカトル以下全員揃うけど。 P武器がないため、近づいて来た所を一斉射撃され墜ちるサーペント。 固まって移動するため、バスターランチャーでまとめて食われるサーペント。 原作通りのしょんぼりな扱いである。 《第九話》 ブリュッセル決戦。サーペント一山いくらを薙ぎ払う。 二山食ったところでヒイロが大統領府を消し飛ばして終了。 ハサ、やらずぶったくり。何のために手を組んでたんだか。 ツインバスターライフルを撃つシーンは気合入りすぎ。 ようやくヘビーアームズが姿を見せるも、あまり活躍せず即離脱。 離脱したキャラの状態は容赦なくリセットされてしまうようだ。 返せ! デスサイズヘルに着けてたアポジモーターを返せ! ところで、マグアナック隊は戦力外通告ですか……? 《第十話》 月が真っ二つになりそうな予感を漂わせ、それは横において海の底。 ブレンパワード初登場。左上に逃げている内に、一度も戦闘せず終了。 カットインとキスが目新しい、かな。 《第十一話》 マイクロウェーブ研究所でブレンvsグランチャー。 どいつもこいつも飛んでいる上、味方増援の位置が森の中ではやりづらい。 ここに来て地上と宇宙に分岐。宇宙を選択、というか地上をパス。 《第十二話・宇宙》 あっさりと やってきました 火星まで ベクトラの艦長がブライトだったり、ユウ・カジマがいたりするがそれはさておき。 オールズモビル、というかRFドムとの戦闘である。 HM三機を前面に出して戦えと。そういう事で。 増援はRFゲルググ一山の後、F90二号機火星仕様が来る。 その際の演出、わざわざデフを行ったり来たりさせんでも。ステータスばれてるし。 何と、この戦闘で二号機の回収に成功。直後現れるギャンドラーな皆様が本題らしい。 やたらと気合の入った演出で登場するロム兄さん。宇宙空間に仁王立ちである。 ときに、射程1のミサイルと3Pの蟷螂拳とは謎の取り合わせですねパワーライザー。 《第十三話・宇宙》 ZOE。セレスの基地を襲撃するOF部隊山盛り。対するはビックバイパー一機。 数には勝てず、撃墜される。次いで現れたレオのビックバイパーと、味方部隊で本格的な戦闘に。 レオが旅立って終了。 《第十四話》 地球に戻って来た一行。それにしても、作中のスパンが全く掴めない。 状況を確認していると、宇宙から謎の物体が落ちて来た。 その物体と交戦するも、破壊し切れない。そこへ現れた五機のメカが合体! 超重神グラヴィオン! 気合の入りまくった演出で目が覚めた。 そして、味方が全員撤退していたのに驚いてお茶をこぼした。 《第十五話》 サンジェルマン城で幽霊騒ぎ、という話題はさておき。 味方部隊に名前がついたよ 名無しじゃない 名無しじゃない その名もガーディアンフォース。Inputさせろよ。俺も一発ネタで受けを取りたいのに(違) シャトル打ち上げを狙って襲撃をかけてきたオリ敵を迎撃(相変わらずフィールドが鬱陶しい) 敵が全滅した所で本格的な打ち上げの準備に入るのだが、そこへゼラバイアが乱入。 グラヴィオン登場。またもタイマンである。基地近くまで引っ張って二対一にしてもいいんだろうか。 とまれ、気合*2からグラビトンソードで斬って斬って斬って斬ってイベント入って倒す。 『女の子の乗ったステルス爆撃機を投げつけて攻撃』とか言うと極悪人っぽい。 無事打ち上げに成功して、ビルバインが発見されたり(てかいつの間にショウが!?←地上ルート) 悪人が悪人な悪巧み高笑いで〆て、現在更新分終了。 《総評》 普通のSRW型シナリオ。手広さと踏み込みの浅さがあるのが気になる所。 スロースターターな印象を受ける。ここからが面白くなりそうな、そんな予感。 #メモ # アニメーションが微妙。エアリーズの『チェーンライフル』ってビーム兵器じゃないよな。 # 辞典 orz # 一隻しか船が無いのに、船まで出撃選択させないでくれ。ただでさえ面倒なのに。 # ロム兄さんとグラヴィオンが、Wゼロカスタムに全面的に負けてるのは酷いと思わんか? #鰓 :十五話 # 画像ファイル # C \ALTIZASTER\Bitmap\Pilot\GRV_Lil(N)(D).bmp # の読み込み中にエラーが発生しました。 # 画像ファイルが壊れていないか確認して下さい。 タイトルの由来が良く判らんが、おいおい判るのだろう。 時折現れる、気合の入った演出が見所。 オリ雑魚の鬱陶しさは特筆ものであろう。 味方はリアル系ばかり(≒射撃偏重)であるのに、敵は近接無効フィールド持ち。 あと、ノインとデュオにはアイテムつけるな。 り。
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@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください
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邪眼皇ヴァツァーリーX世 闇 SR クリーチャー コスト8 8000 ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/ナイト ■自分の呪文の効果によって相手のクリーチャーを破壊した時、そのクリーチャーと同じパワー、あるいは同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて選び、墓地に置く。 ■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札をシャッフルし、上から3枚まで墓地に置く。こうして墓地に置いたカードの中にコスト6以下の呪文があれば1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。 ■W・ブレイカー 作 izayou 《ボルシャック・神武・ドラゴン》に並ぶ戦乱編の看板獣。 フレーバーテキスト 全てのナイトよ、我に集え。続け。我こそが全ナイトの皇帝にして庇護者たるヴァツァーリーなり。 シークレットver. 王に求められる5つの素質がある。それは「知性」「カリスマ性」「忍耐力」「自己制御力」「持続する意思」だ。――邪眼皇ヴァツァーリーX世 収録 DMR-01「戦乱編(バトル・コンティネント)第一弾」 評価 携帯だと機種によって名前の「X」の字が表示できないものもありますので、半角英字にしていただけるとありがたいです。 -- 赤烏 (2011-07-30 07 46 45) 了解しました。あとで掲示板に他のも含めて修正を出しますので、お願いしても宜しいでしょうか? -- izayou (2011-08-01 02 35 32) 了解ですよーb(-ω-d -- 赤烏 (2011-08-01 07 41 53) 名前 コメント
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『PHASE 37:BIZARRE』 《bizarre》 bi・zarre /bɪzάɚ|‐zάː/ ―【形】 奇妙な.奇怪な.異様な.信じられない. 用例 his bizarre behavior 彼の奇矯な行動. 〜・ly【副】 〜・ness【名】 (参考:新英和中辞典 研究社) ・ビザール。語源はイタリアとされ、bizzarro(怒りっぽい)が変化したものとされている。英語にはフランス語経由で取り入れられた。スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、フランス語に共通する意味は「奇妙な、風変わりな」である。 ただし、ポルトガル語では「上品な、高貴な」、スペイン語では「勇敢な、雄雄しい」の意味が含まれる。 ◆ ―――CE73年。 その年は、人類の歴史の中でも重大な年であった。そのことに、異論を差し挟む者はいないであろう。 コロニーの墜落という大惨事を始まりとし、英雄たちの激闘、新兵器の躍進、ロゴスという社会を裏から操ってきた秘密組織の暴露、そしてその先にある終焉に至るまで、息つく暇もない濃密で苛烈で急速な時代の流れが存在した。 しかしそれだけではない。この年が、他と比べて特殊なのは、ただ真面目な歴史書に載るだけの理由にとどまらない。 もちろん、表向きだけでも特殊なことは確かだ。戦争の火種からして凄まじく、火の燃え上がり方も自然ではなく、何かが裏で蠢いているのが伝わってくる時代である。 その裏のすべてが、一見明かされて見えるようで、ロゴスだのブルーコスモスだのだけでは説明のつかないことがあまりに多い。何かしらの陰謀、鬼謀の匂いがそこかしこから漂ってくる。 しかし、それだけではない。歴史の教科書に掲載されることはない、どうにも真面目になりきれない、突飛な事柄において、この時代は特殊であり、異様であり、何よりも、奇妙なのである。 オーブの謎の生物兵器事件や、時が巻き戻った戦場、不死身の黒衣のテロリスト、英雄パイロットを襲った砲身無き狙撃、などなど。数え上げればきりがない。 乱世においては人々の心の不穏ゆえに、怪しい噂がたつのは珍しくはないといえど、その数は異常、しかも、どれも実際にあったという証言、証拠が多すぎた。 この特殊性ゆえに、この時代に対して人々は呼び名をつけた。 人はこの時代をこう呼ぶことになる。 すなわち、『BIZARRE73』―――『奇妙な73年』と。 ◆ セイバー撃墜後、フリーダムはアークエンジェルに戻り、そのままアークエンジェルも海に向けて撤退した。反乱を起こし、アークエンジェル接近の報告を遅らせたり、ヴェルサスたちを手引きした裏切り者のオーブ兵士や政治家はほぼ全員逮捕された。 アークエンジェル襲撃後、オーブはその後の処理に追われていた。戦闘は短時間のもので、全体的な被害は前回の連合軍との戦いよりは少なく済んだが、小さなものとは言えない。予定されているロゴスへの総攻撃に参加することは断念するしかない。 後々、全世界が参加する計画に参加できなかったことは響くかもしれない。カガリ、ユウナをはじめとする政治家たちは頭を痛めるのだった。 「さて……お前たちの処遇だが……」 アークエンジェルがオーブを去った次の日、山積みする問題の中、カガリは問題の一つに決着をつけることにした。 「お前たちの提案に同意しよう。一時的に……あくまで一時的に手を組もう。前回の私に対する暗殺事件や、今回のクーデター参加、その他もろもろは見逃してやる。 そして、既にヴェルサスは私を誘拐した犯人として指名手配されているが、その捜査権をお前らにくれてやろう。その後もオーブの捜査官なりに雇うことも検討しよう」 忌々しそうに睨みつける相手は、石像のように沈黙して微動だにせずたたずむリゾットだ。 「だが、法を犯すようなことがあれば……」 「安心しろ。その辺りは弁えているさ。あんたの顔に泥を塗るような真似はしない」 リゾットはそう請け負う。カガリは信用したわけではない。何せ相手は筋金入りの殺人者だ。ペッシに至ってはオーブ兵を何人も殺している。恨みも怒りもある。それでも下手に目の届かぬところで動かれるよりはましだと判断して、彼らを雇うことに決めたのだ。 彼らはヴェルサスがアークエンジェルに乗っているという情報を手に入れ、そこからクライン派に目をつけて情報をさぐり、オーブへの襲撃まで突きとめて網を張った。彼らの能力は恐るべきものがある。 「そう簡単に納得すると思うな。目は光らせているからな……。今は全員、割り当てられた部屋で待機していろ。くれぐれも勝手な真似は慎め」 「了解した」 そして話は終わり、リゾットはカガリの執務室を後にした。 「………はぁっ! こ、怖かった!!」 カガリは盛大に息を吐き出し、全身から汗が噴き出る。震えが走って止まらない。かつて自分を殺しかけた相手と一対一で話していたのだから無理もない、 「正直、今すぐ牢屋に放り込んでおくべきなんだろうが……奴らは大人しく閉じ込められているような奴らじゃなし、政治をする者として裁判もなしに無抵抗の者を殺傷するわけにもいかん。忌々しいが……こうするしかないか」 ともあれ一つの件に思い悩み続けるわけにもいかない。もしも、一つの件に思い悩み続けることが可能なら、それこそそうしたい一件があった。気にしてもどうしようもないとわかっていても、気にせざるをえないことが。 「………アスラン、どうしてるかな」 ――――――――――――――――――――――― 病院の一室に、二つのベッドが並べられており、それぞれのベッドに男が一人ずつ横になっていた。二人とも全身に包帯を巻いており、全治までには時間がかかると見受けられた。 「一月もあれば義手と義足ができるとさ。いつまでも落ち込むなって! ロゴスとの決戦には参加できねえのは残念だけどよ」 ポルナレフは、隣で寝ているアスランに話しかける。 「いや……わかってはいるんですけどね」 言葉を返すアスランのまとう空気は、相変わらず重く暗いものがあった。 「さすがに足を失うというのは……きついですよ」 「命失うよかマシだろ? 何、すぐ慣れるさ。俺、体の部分半分くらい無くして車椅子生活送ってたことあるけど、結構なんとかなるもんだぜ?」 (昔って………?) 矛盾した言い様に疑問を抱く。普通ならばホラだと思うところだが、この男なら何かしら奇妙な体験をしていてもおかしくはない。アスランは深く突っ込まず、受け入れることにした。 「そういえばユニウスセブンでの戦いでも腕を切断していたはずですが、今回は治せないんですか?」 「ああ、あれか。あれは知り合いのスタンド能力によるものなんだが……今回は無理だな。あれは千切れた部分が綺麗に残っていないといけねえ。後遺症なくくっつけられるってだけで無から再生できるわけじゃねえんだ。 アスランの足は潰れてるし、俺の腕は手荒く扱ったせいで接合に適さなくなってる」 回収して調べたものの、蹴ったり踏み台にしたりしたため、骨は砕け、筋肉は破れ、使い物にならないらしい。 「ポルナレフさんは気楽ですね……。いくら高性能の義手があるからって、生身の腕とは差異が出る。以前のような操縦は望めなくなりますよ?」 「練習すりゃいいんだろうが。友人の爺さんも片腕でバリバリ戦ってたし、こんくらい大したもんじゃねえって!!」 「………確かに」 アスランの頷きには、哀しさや寂しさが含まれていた。彼も、片腕、片足、片目を失いながらも、一流レベルのパイロットであった男を知っている。 ザフトの先輩であり、英雄であった男。共に戦い、理想を叶えようと奮起した人間。キラとラクスの保護者の一人として彼らと暮らし、彼らと共に行動していた大人。 そして、キラの言葉によれば、今はもういなくなってしまった男。 (それがキラをああまでにしてしまった……。そのトラウマが、ヴェルサスに付け込まれたのだろう。ならば、同じ状況を作れば、ヴェルサスの洗脳を解けるかもと思ったが) あれでは余計キラを追い詰めてしまっただろう。早く自分が生きていることを公表しなければ、キラは完全に壊れてしまうかもしれない。 (無力だな……俺は) 結局失敗してしまった。状況は悪化していくばかりだ。 どうすればいいのか。どうすればよかったのか。 自分は。自分たちは……。 「なあ、またどうにもならねえことで落ち込んでないか?」 急に声をかけられて、アスランはハッと顔を上げた。 「駄目だぜ。そういう風になんのは。悩むのも落ち込むのもいいが、閉じ籠るのは駄目だ。進もうと戻ろうと、動くのをやめちゃいけねえ。そして動くときは外から目と耳を閉ざしちゃいけねえ。自分だけでやろうとすると、潰れるのが関の山だ」 その言葉には実感が込められていた。何かしら経験があるのだろう。 「それで、言うべきことは言ったのか?」 ポルナレフの質問は言葉が少なかったが、アスランはその意味を汲んだ。 「……ええ」 キラに言いたいことは言った。自分が何を思っているかを。キラにどうあってほしいかを。このままではいけないと。生きていてほしいと。 「そうか……なら、役目は果たしたんじゃないのか?」 「………けれど、伝えただけです。まだ辿り着いては、いない」 そして、戦場に出ることのできなくなった自分に、キラと話す機会は巡ってこないだろう。 「はは、そいつは俺もお互い様だ。だけどまだ、キラ・ヤマトと話をしたい奴が一人残ってる。そいつが俺たちのすべきことを受け継いでくれるさ」 「シン………ですか」 自分が『道』を教えた少年の、強く熱い目が脳裏をよぎる。 「俺も言うべきことを言った。そしてお前が更にそこに重ねた。なら次くらいには辿り着くんじゃないのか? 少なくとも、先に進んでいるんだから、何もできなかったなんてことはない。そして生きているからには、これからだってできることはある」 だから、とポルナレフは笑った。 「今度カガリと会うときは、もう少し元気でいてやることだ」 「………はい」 そう答えたアスランは、少し前よりは顔色に生気を帯びていた。 「ところで……ポルナレフさんはどうするつもりですか?」 「へ? 何が?」 「あなたがザフトにいたのは、仇の情報を得るためだったのでしょう? その仇を討った以上、ザフトにとどまる理由はありませんよね?」 確かにストレイツォを倒した以上、ザフトにいなくてはいけない理由は無い。そもそもポルナレフは腕こそ立つが、軍人のように、真面目さを必要とされ、上下関係を徹底される職業は向いているとは言えない。 「うーむ、そうは言っても軍関係の知り合いも増えて、しがらみができちまったしなぁ。こんな大変な時期に抜けるってのもアレだし、状況が落ち着くまではとどまるさ。落ち着いた後は……その時考える」 「いい加減ですねぇ」 頭を掻きながらやや悩みながら言うポルナレフを見ながら、アスランはできれば彼にザフトにとどまっていてほしいと思った。 ザフトは成立から今に至るまでの歴史が浅いだけに、『大人』という奴が少ないのだ。能力主義であるがゆえ、優秀でさえあればアスランたち若い兵にも、重要な地位と役目を与えてきた。それはそれでいいのだが、優秀なだけでは駄目なこともある。 その足りない部分を立派におぎなえるものが、ポルナレフにはある。自分がオーブに戻った後でも、彼がいれば安心できる。キラたちの暴走の理由の一つである、何かしら怪しい議長が何かやらかそうとしても止めてくれるだろう。 それにオーブとしても、彼のような有力な知己がいることは望ましい。貴重な橋渡し役となる。 (けどそれは俺が言うようなことじゃあないな……) 軍に残ってほしいと思う反面、ポルナレフには彼らしく自由に生きてほしい。縛られていてほしくない。そんな思いもあるアスランは、自分の希望を口にはしなかった。ただザフトのことを考えたついでにこう言う。 「シンたちはどうしてますかね?」 「さーて、仲良くやってりゃいいんだが………」 ――――――――――――――――――――――― 送られてきた資料を読み込み、タリア・グラディスはこの戦争が始まってから何度目になるかわからない溜息をついた。 「まったく、なんでこんな時に……」 オーブが、そしてアスランとポルナレフが、ロゴス追討作戦に参加できなくなったのは痛い。それでも負けるとは思わないが、かなりの戦力ダウンになる。 「それでも、やめるわけにはいかないけどね……」 タリアは窓の外を眺める。そこにはほんの数日前まで敵だった連合軍の戦艦が並んでいた。あらゆる国の艦やMSが所狭しと集まっている。 ザフト基地、ジブラルタルにて、対ロゴス軍は集結しつつあった。その標的はこの基地の目前に位置する、連合軍の指令本部であったアイスランドの軍事要塞、『ヘブンズベース』である。 (『ヘブンズベース』………『天国の土台』? 軍の基地を土台とした天国なんて、住みたいとも思わないけど) ちらりとそんなことを考えながら、タリアは一変した状況を再確認する。 シュトロハイムの演説と、デュランダルの賛同により、世界は一気に反ロゴスの流れに傾き、ザフトと地球連合の間には休戦が成った。そしてロゴスを完全に潰すことを目的として各国は団結し、その中でヘブンズベースへの攻撃は決定された。 ロゴスの重鎮たちはほぼすべて捕らえられた。『ほぼ』に当たらない例外は、市民たちの暴動によって私刑にあい、殺された者のことであり、実質、一人を除いた全員が無力化されたのが現状である。 しかし最後に残った一人は、いまだに凶悪な権力と軍事力を持ち、世界の敵として君臨していた。その一人とは勿論、ロード・ジブリールのことである。ブルーコスモス過激派にとってのカリスマとして君臨する彼は、今、ヘブンズベースに籠城している。 総司令部の名に恥じぬ巨大な戦力を内包するヘブンズベースだ。迂闊に手は出せない。戦力は出し惜しみせずにつぎ込むこととなり、現状がある。 この雑多なまでに各国の軍が集まった討伐隊において、部隊編成や指揮系統の確立はまだなされていない。 だが、基本的にこのジブラルタルに集結した軍隊の最高司令官は、現在すでにこの地に直接赴いて、辣腕を振るっているデュランダル議長が務めることになるだろう。 プラントの代表が働いている間、もう片側の陣営における代表がどこにいるかというと、こちらは宇宙に出ていた。現在、ザフトの軌道要塞『メサイア』にいるシュトロハイムは、ヘブンズベース攻撃と合わせて連合の月面基地を攻める予定となっている。 機密度が高いために、シュトロハイムたちも詳しくは知らないものの、月面には連合の新兵器が建設されていることがわかっていた。新兵器というくらいだから、相当に強力なものであることは想像に難くない。使用される前に破壊する必要がある。 かつて自分が配属された基地を、かつて敵対し戦った相手と共に攻める。中々皮肉で悲劇的な話であるが……シュトロハイムのことであるから、そこまで深く気にはしていないだろう。 (確か月基地攻撃の部隊は、前大戦後、プラント臨時評議会の最年少議員を務めたイザーク・ジュールが隊長となっている、ジュール隊をメインにした部隊編成にしたということだけど……) ルドル・フォン・シュトロハイムとイザーク・ジュール。 (………かなり騒々しいことになりそうね) その光景を思い浮かべようとして、頭痛がしてきたので取りやめるタリアの耳に、窓の外からの音が届いた。また、新しい艦が入港したのだ。その入ってきた艦を何気なく見て、タリアは息を呑んだ。 その艦は地球連合海軍の大型強襲揚陸艦。旧式の艦艇にMS搭載機能を加えた改修艦、いわゆるスペングラー級と呼ばれる艦だ。タリアはその艦を幾度も見てきた。その艦に乗る者たちと幾度も戦ってきた。戦争が始まるより前から。 「わかっていたけどね……彼らも来ることは」 その艦の名は『J.P.ジョーンズ』。 「けれど………シンたちはどう思うかしら」 艦から人が降りてくるのが見えた。人数は十数名ほどで、その内の四人は、以前タリアも、ミネルバ艦内で見た顔だった。かつて捕虜となった金髪の少女、筋肉逞しい壮年男性、活発な印象の若者――中でも注目せざるを得ないのは、ルナマリアと親交があったという黒髪の青年。 「ファントムペイン……治安維持特別部隊『スリーピング・スレイヴ』隊長………ブローノ・ブチャラティ」 彼らが今、ジブラルタルに降り立った。 ――――――――――――――――――――――― 「痛えな……くそ……」 ヴェルサスはリゾットにやられた足に巻かれた包帯を、呻きながら取り替えていた。赤黒く染まった包帯をゴミ箱に投げ入れる。 「まだ疲れがとれない……さすがにビーム砲を掘り起こすのは無茶だったか……。気絶するまでスタンドパワーを振り絞るなんてやったことなかったが、下手すりゃ消耗して死んでたかもな。自重しよう」 言いながら、各国のマスコミから流されるニュースや、クライン派の諜報員が集めた情報、ケンゾーの教団から渡ってきた報告などに、ざっと目を通す。正直、半端な量ではない。投げ出したくなるが、これからのことを考えるとそうもいかない。 「まあもう少しの辛抱だ。この非常時に、あれが出てこないなど考えられん。出さない奴は相当の阿呆だ」 気だるい体をひねりながら、資料の一つを取る。 (しかしキラはどうしたものか……茫然自失になりながらも、帰巣本能に導かれたようにアークエンジェルに戻ってはきたが、取り乱すこともなく、何も聞かず何も話さず………まるっきり人形だな。 何か言えば二つ返事で従うが、あれじゃ『死ね』と言ったらそのまま自殺しかねない) 完全に心を閉ざし、自分では何も考えず、他人の言うことに反応するだけに成り下がってしまっている。バルトフェルドが死んだ時よりも更に症状が悪化している状態だ。今は部屋に閉じこもって、何もせずにベッドに横たわっている。 (どうやらアスランは生きているようだし、そのことを教えれば少しは生気も戻るかもな。このままでも扱いやすくていいが、ラクス辺りが心配してまた予想のつかない行動に出られても困る。 いやまあどう転ぼうとあの女はどうせまた滅茶苦茶やらかすんだろうが、せっかく現状維持していられるんだ。余計なおせっかいをされたくない) オーブの政権奪取に失敗した彼らは、現在また海に沈んで隠れ潜んでいる。失敗の報告はラクスには既にしてある。返事は、『しばらくは待機』とのことだ。 現在準備している新型兵器が完成したら、また何かしらの行動を取るつもりらしいが、それまではこのまま動かずにいていい。 (タイムリミットは……ロゴスが潰れて、戦況の決着がつくまでか。デュランダルのデスティニープランが実行されるかどうかは、こうなるとわからんが、結局ラクスはシュトロハイムもデュランダルも『悪』とみなしているし、最終的には戦闘をしかけるだろう) それが、この世界における規定の流れだ。スタンド使いたちが大量に参加したこの物語は、多くの部分で変わっているが、デストロイの破壊活動、ロゴスの暴露、そして最終決戦と繋がる、大きな流れが完全に変わっているわけではない。 (だから俺の原作知識もまだ役に立つというものだが……これ以上は期待できない。早く結果を……!!) ヴェルサスは、最初見間違いかと思った。 都合が良すぎる。求めていたものが、このぎりぎりの状況で手に入るなどと。 「く、くふ、くはははは! はっ、ははははは!! そうか、あれが遂に動いたか!!」 それは彼がラクスの下についた理由。クライン派の情報網を駆使して探し続けたもの。『彼』がついに姿を現したのだ! 「いるんだな! ヘブンズベースに! ジブリールのところに! 奴が! まったく手を焼かせてくれた!」 興奮と歓喜を鎮めるように顔を手で押さえ、それでも笑いを堪えきれずに声をあげる。 「ならばいい! もう後はすべて俺の思いどおりにするだけだ! ラクス・クライン! キラ・ヤマト! もう遠慮はいらないなぁ! 好きなだけ命令するなり引き籠るなりやってくれ! 俺は俺で好きにやるからなぁ!! くひひひふははひは!!」 その日、彼はいつまでも笑い続けた。長年の恋が実った少年のように。束縛から解き放たれた獣のように。 ――――――――――――――――――――――― シンたちは、どんな顔をして、どんな言葉を放てばいいのかわからぬままに彼らを出迎えた。シンとルナマリアは緊張して固まり、レイと形兆はいつも同様、特に興味なさげに、ウェザーとFFは子供を見守る親や年上の兄弟のような表情であった。 しかしそんな微妙な空気をものともせず、笑顔で駆け寄ってきた者がいた。ステラ・ルーシェだ。 「シン!」 輝く笑顔で、少女はシンに思い切り抱きついた。勢いがついていたため、シンは危うく背中から倒れこみそうになるが、踏みとどまる。 「ス、ステラ?」 「うん! 会いたかった! シン!」 あまりにあけっぴろげな好感に戸惑うシンに、別の声がかけられた。 「そうか。君がシンか」 シンは声の主に見覚えはなかった。一度見たら忘れることなどできやしないだろう。仮面を被った男などというのは。 「俺はネオ・ロアノーク。ステラたち、ファントムペイン部隊の隊長を務めている。君には、礼を言いたかった」 ネオは手ぶりでステラにシンから離れるよう伝え、ステラがどいたところで手を差し出した。 「ありがとう……海でステラを助けてくれて。戦場で命を奪わないでくれて。支えになってくれて、本当に、感謝する」 「あ、いや、俺は別にそんな……」 反射的に差し出された手を握りながら、シンは妙に慌てる。敵として、顔も知らずに殺しあった相手から、こうも真摯に感謝されるとは思わなかった。 「いや、俺たちでは歳も合わないし、立場もあって、中々うまくいかない部分もあるんでな。この件に関しては、感謝してもしきれない。だから……」 ネオはやや口ごもり、 「ステラにだけは、これからも今まで通りにしてくれないか? 敵同士であった以上、無心でいるなどできない相談だろうが、どうか頼む」 「……………!!」 シンは、更に呆気にとられた。凄腕の敵将が、まさかこんな私的な、ただ一人の部下だけのためにこのような発言をするなど、考慮の外であった。一瞬、何らかの裏があるのではないかと疑ったが、仮面の裏から覗く視線は本気と思わざるをない強い輝きがあった。 「………言われるまでも、ないですよ。俺は、ステラを守ってやるって約束したんですから」 「そうか………安心したよ」 やや気恥ずかしげに言うシンに、ネオは微笑みを見せる。それは、娘の幸せを喜びながら、一抹の寂しさを滲ませる父親のようだった。その微笑みを受け、シンは何も言えなくなる。ただ、この男のことは信頼できると、シンは理屈なしに受け入れたのだった。 「あー、ちょっとお話し中悪いんだけどさ」 二人が言葉をなくしてたたずむだけになったところで、黒髪の若者が話しかけてきた。シンはその若者を見たことがあるような気がした。ただどこかですれ違ったなどということではなく、短いながらも言葉を交わしたような気がした。 「うん? どうしたナランチャ」 ネオがナランチャと呼んだ男は、シンの姿を上から下まで眺めまわし、 「なあ、あんた以前にも会ったことなかったか?」 と、訊ねた。 「え………ええと………あ!」 『あー、お供え物持ってくるべきだったか?』 『ここの花を吹き飛ばすってことはよー、ここで慰霊されてる人たちや、慰霊している人たちの想いを侮辱するってことだろ? そんな奴を許すわけにはいかねーよ』 『別に許されなくてもかまわねえさ。地獄に落ちても別にいい。けど、生きている者として、死んだ者の想いは受け継がなきゃいけねえ。その想いが侮辱されたことを、見過ごすことだけはできねえぜ』 「オーブで、慰霊碑の前にいた………」 「………おお! あんたか! 思い出した思い出した!!」 顔をほころばせるナランチャと共に、シンは、ステラに続いて彼とも偶然に会っていたなんて、運命というのはつくづく奇妙なものだと驚いていた。 ナランチャとは一度会っただけだが、シンにとっては強く考えさせられる言葉を聞かされた印象深い相手だっただけに、感慨も更なるものだ。ナランチャの方はそこまで深く考えてはいないようであるが。 「しかし、結局あれだな」 「あれ?」 ナランチャは笑って言った。 「結局、手伝うことになったな」 『あー、花吹き飛ばすような奴がいるんなら、俺がやっつけてやってもいいぜ?』 『え? そうか? 手伝ってもいいぜ?』 オーブの墓碑の前で、ナランチャはそう言っていた。その意味をわかってはいなかったろうが、助けになろうというのは、確かな優しさであり、正義だったのだろう。 「………そうなっちゃったな。確かに」 シンは苦笑する。さっきまで身構えていた自分と、すっかり彼らのことを好きになっている自分とのギャップが妙に可笑しかった。 シン、ステラ、ネオ、ナランチャの四人を、形兆は熱の無い視線で見つめていた。彼は命令を下されれば、遂行することに疑問はない。昨日の敵と手を取り合えと命じられればそうするまでだ。が、ふと隣のレイの雰囲気が変わっていることに気がついた。 「どうしたレイ? 何か気になることでもあるのか?」 さっきまで形兆と同じく、興味なさげだったレイが強い関心を向けているように見受けられた。その視線の先は、 「………あの白仮面か?」 「いえ、何がどう、というわけではない………はずなのですが」 どうしても気になる。レイは自分の感覚に戸惑いながらも、気のせいであるとも思えなかった。しかし、その疑問を払拭することはできなかった。横やりが入ったためだ。 「おい、ちょっと聞きたいんだがな」 「ん?」 視線を向けると、緑に髪を染めた少年が鋭く睨みつけていた。 「この中で、暗緑色のザクに乗っているのは誰だ?」 「………俺だ」 問いの意味は不明だったが、嘘をついても黙っていてもいずれわかることと考え、形兆は正直に教えてやった。 「へえ………そうかい」 少年は不敵な笑みをつくった。 「俺の名はスティング・オークレー………カオスのパイロットだ」 「ほう………それで?」 「大したことじゃねえさ………ただ、俺はてめえを倒す。そう予告しておいてやるぜ」 宣言の内容については形兆は驚かなかった。放たれる殺気からすれば、その程度の考えは抱いていて当然。ただ、なぜ敢えて宣言するのかは分からなかった。 「これから、共同戦線を張る相手にか? 友軍でありながら俺を倒すと?」 「ああ。あんたの方はともかく、俺はアーモリーワンでてめえに邪魔されてから、てめえをいつかぶっ潰すと決めていたんだ。生まれてこの方、一度目で潰せなかった相手ってのは、てめえが初めてなんでな」 アーモリーワンでは、ダイアーの助けがなければ命さえ危うかった。あの時より、形兆はスティングのこだわりとなった。 「なるほど……それでは、ロゴスとの戦いの最中に後ろから撃つとでも?」 「見くびってんじゃねえ! そんな真似誰がするか! 俺は正面からてめえに勝つ。誰がどう見ても確かにわかるように。偶然とか幸運とか、そんな要素が入らない、完全に決定的に、俺がてめえより上だと証明できるような勝ち方でだ!!」 形兆は黙って聞いていた。 「だから………俺以外の奴に殺されるなんて下手を打つんじゃねえ……。いいな」 一方的に言いきると、スティングは場を離れていった。 「あー、ま、適当に相手してやってよ。あいつ結構馬鹿だからさ」 水色の髪の少年、アウル・ニーダは形兆にそう言うと、スティングの後を追いかけて行った。 「………休戦中とはいえ、敵陣営にいた者を、放置してよろしいのでしょうか?」 小さくなっていく二人の少年の背中を見ながら、レイが意見する。このままミネルバ艦内を監視もつけずに歩きまわらせていいのかということだが、 「ほっとけ。わざわざあんな少年漫画みてえな宣言するような馬鹿だ。下手な工作をするとも思えん」 形兆は、スティングがスパイのような小難しいことのできるタイプではないと判断した。外面を取り繕うくらいはできようが、本質的に真っ直ぐで、裏工作などは不得手だろう。 (しかし、俺を倒すとはな……いちいち馬鹿に付き合う義理は無いとはいえ……) 「やっぱ負けるのは、嫌いだな」 スティングを馬鹿にしつつも、無視することもできない形兆は、せいぜい倒し返し、叩き潰してやることにした。それは、ただ作業的に敵を倒してきた戦争より、なぜだか心が躍った。 「あー……結局俺も馬鹿なのかね?」 誰ともなしに呟く形兆を、レイは何か複雑な心地で見ていた。 (スティングと名乗る少年………彼は連合のエクステンデッド………肉体を薬物で強化され、幼少より自分の意志を無視され、戦闘兵器として教育されてきた存在。運命に縛られてきた存在。俺と同じように。だが………それなのに) 生きていると感じた。強い意志を感じた。自分で自分の生き方を決めるという意志を確かに感じた。 (俺と、何が違う?) オーブからの報告によると、ストレイツォはポルナレフによって討ち果たされたという。 自分が欲した明日を、与えると言った怪物。自分が欲した命を、永遠に保ち続けると語った吸血鬼。自分はその誘惑を退けた。 そのストレイツォが死んだと聞いた時、レイは変に納得した。不死身であっても、やはり死ぬのだ。自分も彼も変わらない。遅いか早いかの違いだけだ。だが、だからこそ、レイは自分に失望する。 (俺が短命であることも、その短命が他人の勝手な意思によって押し付けられた、理不尽な運命であることも、俺が生きることを実感できていない理由にはならない………!!) コニールに感じたもの。スティングに感じたもの。今までは形兆から感じられず、最近になって形兆から感じられるようになったもの。 ただ流されるのではなく、自分の意志で生きること。ストレイツォの手を払った日より、そうなりたいと思い続け、いまだにそうはなれていない。 (俺は………生きることが、わからない………!!) レイは知らず、唇を噛み締めていた。 ルナマリアは喉をカラカラにしながら、ブチャラティを前にして立っていた。シンはネオたちと話している。レイは自分の思いで手いっぱいだ。ウェザーとFFは、ダイアーとアバッキオを相手に、マンガであれば読み飛ばされるような、特に面白くもない軍事的な真面目な話を行っている。 ルナマリアの手助けができるような人間はいなかった。 「あ……の……」 意味のある単語を紡げないルナマリアの心中を察してか否か、ともかくブチャラティの方から言葉が放たれた。 「ルナマリア」 「は、はい………」 ブチャラティの眼差しは真剣で、ザフトとしてのルナマリアに対する敵意はなく、逆に負い目もなく、ただ真っ直ぐに一人の少女を、かつてと同様に見つめていた。 「この間はつらい思いをさせたと思う……決して、意図したことではなかったが、それでも君を傷つけたことは事実だ。すまなかった」 ルナマリアが拍子抜けするほどに素直に、彼は頭を下げた。 「しかし」 頭を下げたうえで、ブチャラティは続けた。 「君がなお俺を許せないとしても、また仲間の仇として復讐を考えているとしても………その怒りを俺は受け入れることはできない。これからの戦いがあり、俺の力がまだ必要である以上、君の攻めを負う余裕はないし、立ち止まってもいられない。だから」 それはルナマリアが聞いたブチャラティの言葉の中で、最も冷たく、最も真剣で、 「君が俺の敵となるというのなら、俺は君を………討つ」 そして恐ろしい言葉だった。 「私は………」 その言葉に対してルナマリアは、不思議なほどに穏やかな気分だった。 正面から向けられた殺意。しかしそれは逆に言えば、ごまかすことなく向き合ってくれたということでもある。 本来なら、ただなだめて、機嫌を取り、穏便にすませることもできたはずだ。このような宣言をせずともすむ手法は、幾らもあったはずだ。けれど彼は、堂々と言うことを選んだ。 (まったくこの人は……) 彼は彼女を一人前の戦士として、舐めることなく、真っ向から立ち会っているのだ。それが誇らしく思えてしまう。戦士として、人間としては見ていても、女として見てくれてはいないようなのが引っ掛かるが。 (なんて鈍感で、冷徹で、不器用で、無神経で………) 多少、良い方に見過ぎだと思わなくもないが、 (それでも………結局のところは惚れた方が負けかぁ) そう思ってしまった以上、ルナマリアは白旗を掲げるしかなかった。 ウェザーに相談した時、彼はルナマリアに言った。『許されない恋であっても、その想いは間違っていない』と。『無理に忘れてしまおうとするな』と。 そして今、実際に会ってみてよくわかった。忘れるなんてはなから無理だったということが。 (確かにこれをなくすくらいだったら………馬鹿な女になっても、諦めない方がましか) この期に及んで、彼のいいところを探してしまい、そして彼と会うことで力が湧いてくるのだから、最早処置なしである。 「条件が一つあります」 「条件?」 ルナマリアは、ちょっと戸惑い顔のブチャラティに、精一杯小悪魔じみた笑顔(妹が得意な奴だ)を浮かべて言ってやった。 「今度、食事を奢ってください。ディオキアの喫茶店よりも高級なやつを」 その言葉、というよりむしろ笑顔にブチャラティは驚くが、すぐに安堵の微笑を少し漏らして、 「わかった。いいところを探しておくとしよう」 「はい!」 ルナマリアは、今度は太陽のような満面の笑みで頷いた。ブチャラティはわかっていなくとも、これは実質デートである。このチャンスを最大限に活かすとしよう。 そう考える彼女だったが、そこに思わぬ邪魔が入った。 「残念ですが、それは少し不都合があるかと」 いつの間にか、ブチャラティの背後に一人の女性が立っていた。長い黒髪を一本にまとめ、白刃を想わせる鋭い美貌を、今は冷たく強張らせている。 「レナ? いつの間に?」 「今さっきです。それより、そこのザフトの方………ブローノ・ブチャラティ隊長は大変お忙しい方です。高い地位と権限を持つ人間は、それ相応の義務と責任、そして仕事量を伴うもの………ただの『知人』と、食事をする暇はないのです」 彼女はレナ・イメリア。その名も高き『乱れ桜』。軍人としてはアバッキオたちより遥かに経験豊富であり、彼らの指導教官でもある。 そのことをルナマリアは知らない。ただ一つ知らなくても理解できることがある。 ((こいつは敵だ………!!)) ルナマリアとレナ、二人ともが二人とも、同じ認識を同時に済ませていた。 「………あら? それは他人のあなたが決めることですかしら。えーと………『おば様』?」 ルナマリアの言葉に、レナのこめかみあたりで、ビシリと音が立ったような気がした。 「………私の名は、レナ・イメリアです。ともかく、隊長が『お子様』に付き合って仕事をおろそかにすることは、直属の部下として承諾いたしかねます」 「私はルナマリア・ホークです……ブチャラティさんとは色々とありまして………少し責任を取っていただかなくてはいけないんですよー。だから、『ただ』の部下の方は口を出さないで欲しいんですが………」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………!! 空気が澱み、軋む。大地が唸り、響く。 そんな錯覚が、ブチャラティを襲っていた。彼には何が起こっているのか理解が及ばなかった。ただ、長年の戦闘経験が、 (ここはやばい! だが、逃げることができるか!? しかし、それ以外にはどうしようもできない………!!) そんな絶望を訴えかけていた。 (アバッキオ! ナランチャ! ダイアー! ネオ! 誰か!!) ブチャラティは周囲の部下に救いを求める視線を送るが、誰もが青ざめた顔で、恐れを含んだ表情で首を振るばかりだった。 ブチャラティは更に絶望したが、恨みはしなかった。自分が彼らの立場でも、やはりどうしようもなかっただろうから。 結局、女の戦いは、ロゴスとの決着がついた後に持ち越されるということになったが、その後もブチャラティはミネルバ内を案内するルナマリアと、護衛の名目で付き添うレナのいがみ合いに、悩むことになるのだった。 ――――――――――――――――――――――― 「ZGMF-X42S『デスティニー』、ZGMF-X666S『レジェンド』………、完成したか」 工廠からの報告を聞き、デュランダルは頷いた。 『運命(デスティニー)』 『伝説(レジェンド)』 ザフトの最新鋭の機体。この戦争に勝利をもたらすための至上の兵器。 「しかし………」 デュランダルの顔は暗い。元々、デスティニーはシンに、レジェンドはアスランに与える予定であった。しかし、オーブからの報告によると、アスランは重傷を負い、戦えるような体ではないという。 (セイバーの撃墜はともかく、ポルナレフに続いてアスランまでか………惜しい戦力であるが、仕方がない。レジェンドはレイに託すとしよう) デュランダルは速やかに決定する。最善の選択をなせなくても、常に次善の選択を用意しておく彼の慎重さがなせる、決断の速さだ。 (しかしアークエンジェルは早急に討たねばならないな………ラクス・クライン……彼女がこれほど厄介になるとは思わなかった。裏舞台に引っ込んで大人しくしていてくれればいいものを) 既にオーブと協力し探索に力を入れている。見つけたらすぐさま、部隊を向かわせることになっている。既に『エンジェルダウン作戦』として、軍部に命令済みだ。 (ラクスは完全に罪人として裁いてしまうとしよう。ミーアのことは、素直に謝罪すればすむだろう。ラクスの名を騙ったといえ、彼女にさせたのは激発しそうな民衆をなだめることや、戦意を鼓舞すること程度………何も軍事的、政治的な命令をしたわけではない) 実際、ラクス・クラインに軍事や政治を左右する権限は無い。ゆえにミーアの発言には影響力はあっても強制力は無い。権限的にはテレビでコメントする評論家や知識人と大して変わりは無い。 偽物を使ったということは責められるだろうが、それもプラントを一つにまとめ、破局を防ぐためだと強調すれば、実際の結果が良好と見える以上、今のデュランダルを失脚させるほどのことはないだろう。 (ラクス以上に重要なのはシュトロハイムだ。彼と私の世界への影響力は同程度。ならばこれからの業績がものを言う。そのためにも………完璧に達成させねばならない) 月への攻撃を任されたシュトロハイムの存在感を思い、デュランダルの心に熱が生まれる。それは一方的に謀略を巡らしているうちは生まれなかった、対抗心と呼ばれる感情だった。 (このヘブンズベース攻略作戦……『オペレーション・ラグナロク』を………) デュランダルはシンとレイへ、出頭命令を出す。二人に新たな力を与えるために。自分の望みを果たすために。 ――――――――――――――――――――――― ラグナロク。 それは北欧の神話・伝説における、神と魔の最終戦争。神話において、世界は巨人の屍によって創られた。頭蓋骨は天に、胴体は大地に、血は海になった。世界は殺害によって始まったがゆえに、その終わりもまた血塗られた戦争によって彩られる。 神と魔はどちらも勝利することはできず、殺しあいの果てに双方相討ちになって、世界は炎に包まれて崩れ去る。そして世界は滅び、その滅びの中から、新しい神々の世界が生まれてくる。旧時代の終わりと新時代の始まりとなるのだ。 ラグナロクという言葉は、大作曲家ワーグナーによって『神々の黄昏』という、詩的な訳され方をしたが、本来は『神々の運命』を意味する。神々もいずれは死に絶え、世界が滅ぶことはとめることができない。 神々さえも逆らえない『運命(デスティニー)』。変えられぬ破滅の『伝説(レジェンド)』。それが『ラグナロク』の真意。 これより始まる、人の世のラグナロクは、いかなる過程と結末を迎えるのか。その運命を、彼らは超えられるのか。それは誰にもわからない。人も神も、運命の前には等しくただ祈るしかない。 この『奇妙』な時代に、『高貴』なる覚悟と、『勇敢』ある魂のもとに、正しいことが行われ、奇跡が生まれるということを。 TO BE CONTINUED
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AOI TYO Holdings 本店:東京都港区白金一丁目27番6号 【商号履歴】 AOI TYO Holdings株式会社(2017年1月4日~) 【株式上場履歴】 <東証1部>2017年1月4日~ 【沿革】 平成28年7月29日 株式会社AOI Pro.と株式会社ティー・ワイ・オーは、それぞれの株主総会の承認を前提として、共同で株式移転の方法により当社を設立することについて合意に達し、各社取締役会において本株式移転に係る株式移転計画書の作成及び統合契約書の締結を決議いたしました。 平成28年9月27日 両社の各臨時株主総会において、両社が共同で株式移転の方法により当社を設立し、両社がその完全子会社となることについて決議する予定であります。 平成29年1月4日 両社が株式移転の方法により当社を設立する予定であります。また、当社の普通株式を東京証券取引所に上場する予定であります。