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945 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/10(火) 21 03 13.24 iFshTIWP0 「さて、久々にジジィのところへと顔を出すか・・」 病室を立ち去った俺は久々道場へと顔を出すことにした。言っておくが断じて日々の稽古は怠っていない。 むしろ毎日運動はしている。・・そんなこんだで俺は再び道場の門をたたいた。 「おい、ジジィ!!いつもどうりに稽古つけてくれ。」 「おお、来たか。稽古はつけるがちょっと面倒を見てくれんかな?お主、すでに免許皆伝者だから それぐらいできるじゃろ?」 「何だよ、新参か?ったく・・」 俺はジジィの命令でその新参者とやらを鍛えることにした。俺は新参の顔を見てみるとなんと ドクオと内藤であった。・・なんでこいつらがいるんだ? 「お前ら・・」 「いやぁ、最近からだが鈍ってな。」 「俺は一応、男になるためにきたお。」 意外な珍客だが ま、ここに来たからにはたっぷりしごいてやりますか・・ 947 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 21 15 49.25 iFshTIWP0 「ま、ここに来た限りは生半可ではいかないからそのつもりなのだが・・」 「お、おう・・」 「緊張するお・・」 俺はかなりガチガチのこいつらをどう鍛えるか悩んでいた。とはいっても俺は人に教えることなど皆無であったため 意外にどうしようか悩んだ。そういえばジジィが新参用に用意してたもんがあったな。えっとたしか・・ 俺は何かを思い出すと道場の物置をあさってみた。すると新参用の指導マニアルをみつけた。 「あ、あったあった。これだ、お前たちには2週間程度このメニューをこなしてもらう。まずはそれからだ。」 「え、えええマジかよ・・」 「こ、これはきついお。」 新参用の指導・・それは、まずスクワットを60回にそれから5キロのランニングをして それから精神統一を2時間だな。まぁ、俺も入った頃はよくやらされたので懐かしいな。 まぁ、ほとんど完璧にこなしたが、俺の場合は元がよかったんだろうな。 「ま、頑張ってな。新参君。・・さて、俺はこいつらを除くこの道場のやつらと片っ端から組手でもするか。」 そういって俺は道場のやつらを集めていつもどうりの組み手をはじめた。 950 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 21 28 37.57 iFshTIWP0 「ふぅ~・・後、90人ドンと来い!!」 俺は1人1人確実に倒していった。残りは90人・・実力は知り尽くしても俺は油断は 決してしなかった。 「いきますよ!!」 「とりゃぁぁぁ!!!」 向かってくる野郎どもを俺は片っ端から相手にした。 「23・・ハァハァ・・しかし、相良はすげぇな。並みの奴より強いぜ。」 「・・そうだおね。24」 俺は稽古のさなか、無駄口をたたいているドクオたちに渇を入れた。 「おいてめぇら!!無駄口たたいてる暇あったらちゃんとしろ!!途中飛ばしてたら やり直しだからな!!・・・ハッ!!あと、60人だな。」 俺は渇入れている隙を着いたやつらを一蹴すると残りの数を数えていた。 953 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 21 39 11.47 iFshTIWP0 数時間後・・ようやく俺はすべての奴らを倒した。 「ハァハァ・・これで全員だな。」 俺は荒く呼吸すると辺りを見回し、ようやくすべてが終わった。あたりはすべて野郎の屍で 一杯であった。まぁ、こいつらも十分な実戦に向けての鍛錬となっただろう。前にジジィから 合気道の大会に出てくれとせがまれたが俺は断固断った。 「見事じゃな。」 「ジジィ・・てめぇ今まで何してたんだ!!」 「いや、おぬしの成長振りを見ておった。日に日に成長していくな。どうじゃ、その才能を活かすために この道場の看板も・・」 「・・悪いが俺はあくまで護身術程度だからな。ほかの奴に言ってくるれ。」 「そうか・・」 ま、ジジィには悪いが俺は女だから道場主にはむかんだろう。 そういえばドクオたちもそろそろランニングから帰ってくる頃だろ。俺は2人に教えるため 精神統一の準備をした。 955 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 21 46 58.94 iFshTIWP0 お、噂をすれば何とやらだな。内藤たちが戻ってきた。 「おめぇら、ちゃんと走っただろうな?」 「ハァハァ・・ちゃんと帰ってきたぞ。」 「ハァハァ・・つ、疲れたお。」 まぁ、この表情を見るとちゃんと走ってきたみたいだな。俺は感心すると2人に精神統一の 仕方を教えた。 「いいか、精神統一は雑念を振り払う・・現代風に言えばイメージトレーニングだ。余計なことを考えずに冷静に なりきることが大切だ。」 「わかった。」 「わかったお。」 俺は姿勢やら仕方を教えると、俺自身も精神統一をすることにした。最近、いろいろなことがありすぎたから 気持ちを落ち着かせたい。・・それにあいつに対する気持ちや今の自分自身についても自問自答することにした。 道場内ではさっきとはうって変わって、静けさがこの場を支配した。 963 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 21 57 57.07 iFshTIWP0 (女になってから、今までの世界観や人の見方も変わっていった。・・俺はいったいどっちなんだろ? 男か・・ 女か・・ 俺ノ心ハイッタイドッチニ染マッテイッタノダロウ・・) 入り混じる気持ちの中であいつに対する気持ちも整理してみた。今まではライバル意識や執念、決着などに 支配されていた。事実、女になる以前は機会があればあいつの首を引っこ抜いてやろうとも思った。 互いに殴り殴り合い・・拳という拳で俺はたちはぶつかり合えた。 力を振るうことで俺は存在意義を確立していた。 だが、女になってから俺の中が一変した。このまま一生孤独一線と思った俺は気がつけば友達ができている。 バカし合って俺は笑っていた。そして、あいつとの再会・・正直わからなかったが俺はあいつを“異性”として みていたのかも知れない。初めてあいつに助けられたとき・・どうしようもない気持ちだった。 そして・・抱きつかれたあの時、俺は正直何もできなかった。ただ・・あいつに身を任せていた。 空気が流れる中、夜になるまで俺の精神統一は続いた。 969 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 22 11 18.22 iFshTIWP0 夜になり、道場を出た俺は内藤とドクオと帰り道をともにした。 「毎日あれするのか・・大変だぜ。」 「俺・・ツンを守ってみせるお。」 「お前らな、ちゃんと続けられるか?・・そういえば内藤はそれが目的だったのか。」 そういえばドクオはともかく内藤がこの道場へ来た目的がいまいちつかめなかったが、そういうことだったのか。 そういえば、内藤は付き合っているみたいだな。 「内藤、お前ツンと付き合ってたのか?」 「そうだお。」 「こいつらは互いの相性がいいんだよ。長年友人をやっている俺が保障するぜ。」 そういえば・・こいつらは俺よりも長い付き合いなんだよな。確か小学時代からって言ってたな。 絆って深ければ深いほどいろんなんがわかるんだよな。 「そういえば小学生の頃、ブーンがツンの勝手にケーキ食べてお前必死に謝ってたよなwwww」 「昔のこと言うなおwww」 俺はなんでか妙にはしゃいでるドクオたちが羨ましかった。 男のときはそんなことちっとも思い浮かばなかったのに・・女になってみるとなんだか羨ましく感じた。 976 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 22 24 58.39 iFshTIWP0 自宅に帰り俺はベッドに横になっていた。俺はさっきの精神統一のことと思い浮かべていた。 「はぁ、結局あいつのことはわからずじまいか・・自分の中のあいつが見えてこなかった。 俺は・・俺自身あいつの事をどう見てどう想ってるんだろう・・」 結局、精神統一の中でも答えというか・・その“何か”は見つからなかった。 (俺は、俺はあいつの何を想って何を求めてるんだ・・) 自問自答しても答えなど見つかるはずもなく俺はこの現実から・・想いから逃れるために 睡魔へと飛び込んだ。 995 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/10/10(火) 22 43 01.98 iFshTIWP0 あれから数週間後、ドクオたちもトレーニングに慣れ。順々に力を伸ばしていった。 俺も更なる磨きをかけて実力の向上に望んでいった。あれから、俺にちょっかいを出す おじさんたちもいなく、毎日平和に過ごしていた。 あいつは入院生活まっしぐらだ。どうもきつくやられたらしいな。 まぁ、日ごろの行いが悪いせいだなwwwww 「ふぅ~、今日も平和だ。」 「ほんとね。」 とある教室のひと時、俺は実に平和な日々を送っていた。誰からも絡まれることもなく、安心した 帰宅スタイルとすごしていた。なお、ドクオたちがいないのは道場での訓練のためである。今頃は走っている頃だな。 「んじゃ、平和ならあランジェリー売り場へ行きましょ。あんた、また胸が大きくなったっていってたじゃない。 私もそろそろ今のが小さいし・・」 「嫌だ嫌だ!!絶対嫌だ!!!なんであんなところへ行かねばならんのだ!! ツン、金渡すから俺の分まで買ってくれ!!」 「はいはい・行くわよ。こういうところは男なのよね・・」 ランジェリーショップ・・それは男にとっては難敵の場所であって難攻不落の城。当然元男の俺はそういったところは全くの苦手で 行きたくもなかった。しかし、最近ツンからもらったブラがきつくなっているのは事実で俺は行かざるを得なかった。 しかし、俺はこのとき気づくべきであった。 あの時感じた・・嫌な予感を 206 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 18 44 07.56 C9QPMMM+0 ランジェリーショップの前では女同士の奇妙な光景が繰り広げられていた。 「嫌だ!!俺は絶対に行かんぞ!!」 「はぁ~・・ほら、とっとと来なさい!」 嫌がる俺をツンは無理矢理入店させた。ランジェリーショップの中は文字どうりランジェリーで 一杯であった。 「ま、気を取り直してみてみなさいよ。結構いいものもあるわよ。」 「そうだけどよ・・どうも好きになれんな。」 「何いってるのよ。女体化したあんたはもうすでに女なんだから慣れないといけないわよ。」 ま、結局俺はツンの手伝いもあってか、3サイズを測りランジェリーショップで下着という下着を買った。 これから先、ここにも用ができるので慣れなきゃいけないのだが・・どうもしっくりこなかった。 208 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 18 54 15.22 C9QPMMM+0 下着を買った帰り、俺たちは近くのハンバーガーショップでツンとさっきの話を していた。しかし、女2人・・男の視線が思うように感じられた。 「しかしあんた、相変わらずスタイルいいわね。88・59・74なんて早々いないわよ。」 「お、大きい声で言うな!!!・・お前こそ並以上じゃないか。」 先ほどの3サイズは俺のものだ。しかしながらツンもスレンダーながらスタイルは良く、まぁまぁ巨乳だ。 そういえば、ツンは内藤が道場に通っているのを知っているのだろうか? まぁ、内藤もこいつのために通っているわけだし秘密にしておいてやるか。 そして俺たちハンバーガを食べ終わった後・・歯車はゆっくりと回り始めていた。 210 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 19 06 16.06 C9QPMMM+0 (・・またか、どうやら俺ではなく仲間を狙っての犯行か) 俺はツンと帰っていると背後から人気を感じた。しかも、2人・・ こちらにはツンがいるので表立った動きはできないし離れるわけにもいかない。 俺はじわりじわりと迫ってくる人影をひしひしと感じていた。 「どうしたの?・・さっきから黙り込んで。」 「ツン・・俺から離れるな。・・でて来い!!」 「えっ!ちょっと何?」 俺が声を放つと俺の背後から2人に人が出てきた。しかも武装を施していて俺を狙う気満々だった。 俺はツンを庇うように構えると男2人は俺に迫ってきた。 211 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 19 06 54.97 C9QPMMM+0 「いくぞ!」 「悪いが、命令でね!!そっちのお嬢さんをもらうぞ!!」 「ざけんなぁ!!!!!!」 俺は2人の棒切れをかわし、2人の鳩尾あたりに思いっきりパンチを放った・・が、全くといって 手ごたえがなかった。あいつら・・腹の中にプロテクターみたいなのを仕込んでいるな。 案の定、男2人は自慢するようにプロテクターを俺に見せ付けた。 「フフフ・・残念だったな。」 「おとなしくして貰うか・・」 ヘッ!!笑っていられるのも今のうちだぜ!!!・・俺はすでに対抗策を生み出していた。 213 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 19 15 59.25 C9QPMMM+0 俺は構えなおすと・・今度は蹴りの攻撃に変更した。俺は男たちの攻撃をかわしながら今度は 脚を集中的に狙った。 「イテッ!!」 「こいつ・・」 案の定・・足にはなんら装備していなかった。これを好機と見た俺は集中的に 2人の足やひざなどを集中的に狙い、ついに立てなくなるまで攻撃をした。 立てなくなった奴らはなぜかにんまりしていた。 「てめぇらの負けだ。・・とっとと消えろ。」 「それはどうかな?」 「今頃もう1人のお嬢さんはどうしているかな・・」 しまった!!こいつらの目的は俺とツンを引き離すことだったんだ。勝負に熱くなりすぎて忘れていたぜ!! 俺は慌てて元の場所へと戻ろうとしたが時すでに遅く、ツンはいなく変わりに書置きが置いてあった。 廃棄予定の第3工場へこられたし・・何人連れてこようがかまわないが 人質がいることをお忘れなく・・ 「ちくっしょう!!!!!完全に裏をかかれたか!!!」 俺は書置きを握りながらツンの安否を願った。 120 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16 08 21.78 PJgYIV/g0 結局俺は浮かない顔つきのまま道場へと足を運んだ。道場へ帰るとすでに内藤たちが 走り終えたところであった。 「お、来たか。終わったぜ・・どうしたんだ?」 「ああ、実はな・・」 俺は結局、ツンが誘拐されたことを話してしまった。まぁ、隠し事が苦手な俺としては 気が少しは晴れてきたが自分への怒りがあった。 あいつらだけは許さねぇ・・なんせこの俺を出し抜いたからな!!! 121 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16 09 36.38 PJgYIV/g0 「すまんな・・ツンは必ず取り返す。」 「何言ってるお!!自分の彼女は自分で助けるお。・・俺たちも行くお。 友達1人だけ行かせんお!!」 「内藤・・」 「それに俺たちもお前ほどじゃないが何とかなるかもしれないぜ。」 こいつら・・うれしいこといってくれるじゃねぇか。それに内藤は最初の頃に感じたオドオド感が すっかりなくなってるぜ。それに・・友達か満更でもない響きだぜ。 昔の俺だったらあり得ないことだな。 「よし、お前ら練習が終わったら俺んち来てくれ。・・作戦を練り直す。」 「わかったお。」 「ああ・・」 俺たちはお姫様奪回のため俺んちで作戦を立てることにした。 123 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16 16 43.62 PJgYIV/g0 「えっと・・確かここにあったな。」 俺はドクオたちを家に誘うと早速、作戦会議が始まるところなのだが、俺は物置でとあるものを 探していた。 「お、あったあった。これ使うのも久々だな・・」 「お、おい・・それって木刀か」 俺が見つけたもの・・それは木刀だ。男の頃は大人数での喧嘩の時にはいつも持ち歩いていたな。まぁ、折られちゃ困るから途中で 投げ捨てていたけど、こいつとは初めての喧嘩の頃からの付き合いだ。 まぁ、あいつとの喧嘩のときはたまたまなくしてしまったからな・・ 「ち、血だらけだお・・」 「相手は誘拐をやってのける奴らだ。・・それに前襲われたときにはライセンス持った やつらだったからかなりの金持ちだな。しかも俺相手だからかなりの大人数で行くだろ・・」 「そうか・・じゃあ、それを前提とするか。」 こうして俺たちはあーだこーだ言いながら作戦を練り上げていた。 124 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16 26 15.07 PJgYIV/g0 「まずは俺が奴ら全員を叩くぜ。」 「おい、何言ってるんだ。全員ってかなりの大人数なんだろ。いくらお前でも・・」 「バーカ、最後まで話を聞け。・・俺が奴ら全員を可能な限り叩いておくからお前たちはその間に ツンを救ってくれ。」 作戦は俺が陽動となりその間に内藤たちがツンを助け出す・・確実にして安全な方法だ。内藤たちが道場に通ったとはいえ 実戦経験は皆無・・だから俺が陽動となって内藤たちがツンを救い出す。幸いにもあいつらは足はまぁまぁ速いから 何とかなるだろう。 「そんな・・お前はどうするんだお!!」 「何とかなるさ・・俺はあの相良だぜ?」 「・・ブーン、相良のやり方でいこう。俺らは実戦経験皆無だ。 だけど、無事で来いよ。」 「ああ・・約束する。俺はお前らの元に絶対に帰ってくる。・・男と男の約束だ。まぁ、俺は元男だけど。」 すまないな・・これしか道はなさそうだ。 そういえば俺は初めて自分以外のために喧嘩をしようとしているのか・・ ヘヘヘ、俺もヤキが回ったものだ。だけど、いつになく心強い気がしてきたぜ。 132 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17 13 41.32 PJgYIV/g0 そして・・夜の闇がいっそう強まる中、俺らは指定された工場へとたどり着いた。・・どうやら入り口には人がいないみたいだ。 俺は工場を見回すとそばにいるブーンとドクオに指示を出した。 「よし、俺は中に入る。お前らは裏手に回ってツンを救出して来い。・・今なら手薄だろ。」 「わかった。・・お前こそ無事でいろよ。」 「ああ・・男は約束を破らん。」 俺はドクオたちに再び約束すると工場の中へと入っていった。 工場は薄暗く・・誰もいないようだが人気はプンプンしていた。俺は大声で首謀者とやらを呼び出した。 「おい!!いるんだろ?でて来いよ!!!」 「よく来たわね。相良さん・・歓迎するわ。」 俺の声に応えるように女の声がした。そして突然に工場の中に明かりがつき首謀者の姿が露になった。 134 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17 31 25.74 PJgYIV/g0 俺は目が眩みながらも首謀者の姿には見覚えがあった。 「よぉ、あいつのファンクラブの会長さん。・・ずいぶんと大げさなマネしてくれるじゃねぇか。 俺のダチを返してもらうぜ!!!」 そう、首謀者はファンクラブの会長であるクーだった。クーは静かそうな外見とは裏腹に俺に嫌味たっぷりな 視線を送りながら応えてくれた。 「よく来たわね。・・狂犬さん。」 「てめぇ・・なんでツンをさらった!!!」 「・・あなたを誘うためよ。大丈夫よ手はだしていないわ。ただ少し眠ってもらっているわ。」 俺は怒りを抑えながら、こないだのことについても聞いてみた。 「こないだ・・俺を襲ったのもあんたの仕業か?」 「ええそうよ。・・金は掛かったけど腕に選りすぐりのある人たちを選んだんだけど全部台無し・・本来ならここで 終わらせるつもりだったけど。・・翔さんには残念だわ。あなたより私のほうが優れているのに だからちょっとお仕置きしちゃった。でもいいの、彼は絶対私を選んでくれるわ。」 やっぱりな。俺はだんだんと沸いてくる怒りを抑えながら最後の尋問に取り掛かった。 135 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17 34 39.56 PJgYIV/g0 「・・なんで俺を狙った。」 最大の理由にして最期の質問・・俺を狙う動機だ。するとクーは先ほどから保っていた物静かな表情が 一気に豹変した。 「なんで・・ですって。あなたがあの人に近づくからいけないのよ!!!あの人はあなたより私のほうが 似合っている!!・・これ以上こんなこと言っても無駄ね。出てきなさい。」 クーが叫ぶと俺の周りにはゴロゴロと武装した野郎共が俺を取り囲んだ。ぱっと見て40人・・いや、60人近くはいやがるぜ。 俺は持っていた木刀を構えると徹底抗戦の構えをみせた。 「・・やる気のようね。みんなやってしまいなさい!!」 「おい、ひとつ忘れているぜ・・俺はあの相良だ、数ばっか寄せ集めたって 俺が絶対勝つ!!そしてツンを取り戻す!!!!」 「減らず口を・・」 俺はそういうと向かってきた野郎どもを迎撃した。・・ドクオたちの成功を祈りながら。 137 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17 42 01.32 PJgYIV/g0 「うぉりゃぁぁぁ!!!」 俺は向かってい来る野郎どもを片っ端から迎撃しまくった。やはり、合気道だけでは何でもありの 喧嘩殺法には少々きつい。家から木刀を持ってきて正解だぜ。俺は血が染み付いている木刀を振り回しながら 片っ端に暴れてやった。 「オラオラ!!60人じゃ足んないぜ!!!」 しかし、女になってから体力的にも男のときとは根本的に違うので余り派手な技ができなかったから木刀を駆使して脳天を狙いまくって 相手を気絶させていった。しかしながらも木刀や蹴り、そして防御にも体力は食うのは変わりなく俺はできるだけ持久戦を避けたかった。 内藤たちうまくやってるかな? しかも、相手は減るどころかますます増え続けている。このまま行くと持久戦になるのはやむを得なかった。 138 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17 50 35.18 PJgYIV/g0 「ハァハァ・・うりゃッ!!・・これで終いか。」 あれから数時間たっただろうか・・流石の俺も動きが鈍くなってきた。伸びている野郎はとうに 100を超えていた。そして、最後の奴を倒した。俺は木刀で支えながら膝を突いた。 「おい・・これで終いだな。さっさと人質を・・」 俺は最後の言葉を言おうとすると再び俺の周りに野郎共が60人ほどいた。 「“これで”じゃなくて“これから”よ・・狂犬さん?」 あんの野郎ォ・・Vシネとかのヤクザを〆るんじゃないんだからこんな大人数で来なくても いいじゃねぇか!!しかもこの状態が続くとちょっときついかな・・だけど俺は負けねぇ!あいつらが ツンを助けたら即刻逃げる!! (初めて交わした約束だ!!あいつらのために無事に帰ってきてやるぜ!!!!) 俺はふらつく体に活を入れると再び木刀を構えた。 140 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18 05 41.76 PJgYIV/g0 人間想いが強ければ強いほどとんでもない力を発揮するものである。俺は不思議と体力など関係なかった。 さっきと変わらない状況・・俺は木刀で片っ端からいつまでたっても減らない野郎共を倒しまくっていた。 今の俺は女の体力の限界を当に超えていた。 「こ、この女・・化け物か」 「おい・・来いよ。来ないんならこっちから行くぞ!!!」 俺は野郎共の集団に向かっていき、片っ端から潰していった。俺が順調につぶしている間、突然、奥のほうから 叫び声が聞こえていた。その声は当然聞き覚えのある声だった・・ 「な、内藤!!ドクオ!!!」 「どうやら裏手から回ったようね。あらかじめ用意しておいてよかったわ。」 俺の作戦はお見通しかよ・・だけど、あいつらだって実戦は皆無でも伊達に道場は通っていない。 男だからな。しかし、俺はボーっとしていたのか急に木材が飛んできた。俺はとっさに木刀で防いだが かなりまずい体制だった・・ 何とか防いだものの・・体力不足のためか思うように力が入れづらく、相手との力の差は歴然であった。 141 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18 07 09.95 PJgYIV/g0 「クッ・・しまった。それに力の差がありすぎる・・」 「へへへ・・形勢逆転だな。このまま一気に!!!!・・フベラッ!!!」 俺が防御に専念している間、俺を押さえ込んでいた。野郎が吹っ飛んでいった。 俺は驚きながらも急に軽くなった木刀を振り払うと 俺の隣には本来いるはずのないあいつがいた。 「お、お前・・なんでここに・・」 「俺の面ァ・・忘れたのか?俺は殺戮の天使・・中野翔だ!!!」 俺を救ってくれたのは本来、病院にいるはずの・・殺戮の天使であった。 143 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18 25 46.99 PJgYIV/g0 「お前・・どうしてここが?」 「とある人から教えてもらったのよ。お前バカだからな。ついでに裏手の奴らを倒しながらこっちに来た。 お前の友達ひどいな。俺が来たとたんおばけが出たみたいに叫びあげるんだから・・ ま、あいつらは人質を無事に助けたぜ。」 そうか・・あれはやられたんじゃなくてこいつに驚いていたんだ。俺はほっとするとこいつとともに 俺は再び木刀を構えた。しかし、突然の中野の登場に・・黒幕であるクーが黙ってはいなかった。 「あなた・・なんで私じゃなくてあんな奴なのよ!!!」 「・・ハンッ!!てめぇみたいにこそこそせこい真似する女より、俺の隣にいる女のほうが俺はよっぽど好きだね!! それに俺はこいつのために来たんだ。昔のことなんて関係ない!!・・男はな好きな女がピンチであればピンチであるほど燃えるんだよ!!! 怪我なんてしったこっちゃないね!!!!」 (え・・こいつの好きな奴って・・俺のこと?) 俺はかなり動揺した。あいつの好きな人物とは・・俺か? いや、あいつは言った。それもはっきりと・・ “俺が好きだと” 144 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18 26 55.13 PJgYIV/g0 「そう・・ならあなたも後悔するといいわ!!私を選び損ねた罰よ!!全員出てきなさい!!」 そういってクーはかなりの大人数を出した。うわぁ・・かなりいつなこりゃ。だけど、何だろう。 俺は今、非常にうれしい。あいつの因縁よりも・・あいつが来てくれたことに対してすげぇうれしい!! なんだろうこの気持ち・・なんだかすげぇ、暖かいぜ。 そう・・まるで何かに包まれているように・・ もう、俺が元男だろうがなんだろうが関係ない・・ 「・・だからお前はそんな女なんだよ。・・俺の彼女たちをこんな目にあわせておいてただじゃ 帰れないぜ!!・・このまま数が多いがやるか?狂犬?」 「かなり怪我しているお前とかなり体力を消耗している俺・・こいつらにはちょうどいいハンデだぜ。 行くぜ天使!!」 この最凶、最悪のタッグに掛かればこの場はもらったぜ!!! 146 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18 41 47.51 PJgYIV/g0 “てめぇ・・名前は?” “相良・・聖だ。孤独の騎士とでも名乗っておくか・・” そう・・俺たちには数々の因縁があった。殴り合い、血が吹き飛び・・体中が悲鳴を上げる。 俺たちはそれがすべてだった。 “ハァハァ・・まだ俺は負けていないぜ狂犬さんよぉ・・” “ヘッ・・よく言うぜ。今度こそ決着をつけてやるぜ天使さんよぉ!!!!” いつも殴って倒れて起き上がる日々・・男は磨き上げた力で相手をぶっ倒す。倒れたら負けだ。それ以外に何もない。 俺は絶対負けなかった。・・だけど不思議とあいつとの喧嘩のときはいつも後一歩のところで邪魔が入った。 警察やら学校の先公やら・・だから俺たちは決着をつけたかった。 だけどあの日16歳の誕生日の日から一変した。 147 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18 44 38.83 PJgYIV/g0 男の頃に誇っていた腕力と力はすべて女に必要な美と躾に変換されていた。 残ったのは僅かな力と過去の記憶と数々の喧嘩の経験とそのおかげで培った反射神経だけだった。 俺はなくした力を取り戻すために合気道に打ち込んだ。 その結果は短期間で師範代まで上り詰め、何とかなったと思っていたが・・女では限界があった。 女の体では男に負けているものが多々あった。それは力の差・・であった。 そして月日が経ち、絶対俺にはできないと思っていた友人も出来上がり・・あいつが再び現れた。俺は不覚にもあいつを別の感覚で 意識し始めた。そして会うたんびにその想いは俺の中で急激に強くなっていき、深まっていった。 そう、男では絶対感じられない意識、女ならではの意識・・ 俺はそれが今わかったような気がした。 149 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 07 29.37 PJgYIV/g0 「ハァハァ・・これで全部だな。」 「ケ、へへへ・・そのようだな。」 俺は辺りを見回してみるととんでもないほどの野郎の数で一杯だった。クーはというと信じられないような顔つきで この光景を見ていた。すると、工場の門が開かれ俺は警戒していると・・その人物はドクオであった。 「よぉ・・約束、守ったぜ。」 「そうか・・お前が無事で何よりだ。内藤はツンに着きっきりだ。ツンを救えたのは中野のおかげだ・・」 「・・よかったぜ。」 「フッ・・全く世話を・・・かか・・せる・ぜ・」 俺は安心すると安心したのかあいつが倒れ掛かった。俺は倒れ掛かったあいつを抱え込むとよほど無理をしているようで 吐血していた。 俺の瞳からは・・必死に抑え込んでいた雫がこぼれ始めた。 150 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 08 08.76 PJgYIV/g0 「お、おい!!!お前・・俺のために無理して・・・」 「言っただろ・・男は好きな女のためだったら強くなるって・・俺はお前が好きだぜ。昔の因縁なんて関係ない。 どちらかが早く恋をすれば勝ちだ・・結果は俺が先にお前に惚れちまったけどな・ まだ1人残ってる・・後を頼んだぜ。」 「バ、バカヤロー!!何土壇場で言ってやがるんだ!!!・・おめぇは、おめぇはここでくだばるタマじゃねぇ!!! テメーの命はちゃんと大事にしやがれ!!!! だから・・だから・・目を覚ましくれよ。 ・・憎たらしい口を叩いてくれよ。 また俺にバカっていってくれよ!!!」 俺はあいつの顔に涙をこぼしながらあいつの体をゆするとかすかに心音がした。 どうも気絶をしていたらしい・・ こいつは本当にバカなやつだ。・・でも、俺はこんなバカが好きだ。 151 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 09 07.31 PJgYIV/g0 俺は涙ながらにあいつの顔を見つめた。俺は必死に涙を堪えるとドクオにあいつを任せた。 「・・ドクオ、こいつをもっててくれ。多分、気絶しているだけだ。後で俺が引き取る。」 「あ、ああ・・お前はどうするんだ・・」 「・・俺はまだやることがある。」 そうだ・・すっかり忘れていたぜ。あいつの想い・・俺が引き継いでやる。 まだ、残ってたよな・・1人!! 俺は腰が引けてるクーを指差しながら最後の気力を振り絞った。 「おい・・この俺とタイマンしろ!!」 152 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 18 47.10 PJgYIV/g0 腰が引けているクーは俺の言葉にビビッていた。 「た、タイマン・・ですって!!なんで?」 「まだ、てめぇが残っているからだよ。・・俺はあいつに約束した、後1人ぶっ倒すってな!!! それに俺もてめぇも女同士・・好都合じゃねぇか!!」 俺は木刀を捨てて構えるとクーはいまだにうろたえていた。これでは勝負にならないので俺はとある条件を突き出した、 「・・俺がまけたらあいつからすっぱりと手を引いてやる。だけど俺が勝ったら俺たちの目の前から今後一切手は出さないでもらおうか!!!」 「本当ね・・私が勝ったらあの人から手を引くのね・・やってやろうじゃない。」 ようやくやる気になったか・・――ッ、体がミシミシといってきやがったな。早めに勝負を つけないとまずいぜ。俺は構えるとクーはあの表情をしながらポケットに手を入れてこちらの様子を 伺ってきた。 「・・来なさいよ。それとも私が怖い?」 「・・この俺をなめんなよ!!」 俺はいつもより熱くなりクーに向かっていった。 154 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 27 32.62 PJgYIV/g0 (あなたはバカね・・) 俺はクーに突撃するとクーはポケットからメスみたいなのを取り出した。しかも、俺はクーに 接近していた、しかも刃物をかわしきれない距離であった・・ 「フフフ、これじゃああなたも・・うぐッ!!」 「てめぇはバカか?俺がお前が武器を持っていることに気づかんとでも思っていたか!!」 「な、なんで・・確かに斬ったはず!!」 俺は確かにクーに突撃した、しかし俺はクーに左腕を斬らせ相手が油断した瞬間に背後に回り、メスをもっていた 腕を締め上げた。俺の左腕のほうは服が地で滲んでいたが、右腕のほうは何とか力を振り絞ってクーの腕を締め上げていった。 「おい・・約束どうり今後一切、俺たちから手を引いてもらおうか。じゃないとお前の腕を・・壊す!!」 「イタッ!!わ、わかったわよ!!・・も、もうあなたたちには手出ししないわ。」 クーの降伏宣言を聞いた後、クーの持っていたメスを投げ捨てて俺は腕を離した。 左腕を抑えながらクーの方向を見てみると、もはやクーには俺を手出しする気配がなかった。 これで蹴りはついた。 156 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 36 06.19 PJgYIV/g0 俺は布で斬った左腕を巻くとドクオのほうへと振り向いた。 「大丈夫か・・その腕・・」 「ああ、大丈夫だ。出血の割には軽く斬っただけだ。・・じゃ、俺はこいつを連れて帰るわ。」 「お、おい・・大丈夫なのか?」 「ああ・・心配するな。」 そういって俺はあいつを抱えながら1人工場を後にした。
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『inanimated』(第31回大会第6試合) 注意!! 本イベント試合は東方プロレス前後大会に 重大な影響を与えた一戦になっており 未視聴の方、ネタバレを嫌う方、各選手へ強い思い入れのある方、 信仰なんて儚く、金と権力の前では無力だと認めたくない方は 安易な気持ちで閲覧されないよう十分な心持ちをお願いします。 如何なる不具合・不満が発生しようとも 当Wiki及び東方プロレス運営サイドでは一切の責任を負いません。 くれぐれもご注意ください。 試合内容 『・・・・・やだっ!!』 -伊吹萃香の願い LTW王者組にも関わらず前大会で露骨にかみ合わない姿を露呈してしまった 博麗神社組の霊夢と萃香。 そして対する挑戦者は霊夢が業務提携してしまったGM軍のもこけーねの二人。 何か起こらない方が異常であったファンの不安は、最悪の形で現れてしまう。 青コーナー 試合形式 赤コーナー 上白沢慧音/藤原妹紅(GM軍・挑戦者) LTWタイトルマッチ 博麗霊夢/伊吹萃香(博麗神社・王者) +試合前の波乱 リングイン直後にGM軍への帯同を萃香に薦める霊夢。しかし萃香は拒否。 これに対し、王者組のパートナーであるはずの霊夢が夢想を炸裂。 信頼していた唯一の存在によって制裁され、何よりも心が折れてしまった萃香を そのまま妹紅がカバー、レフェリーのパチュリーが3カウントを取り これを正規試合としてGM天子が認定。 三代目LTW王者組が史上最悪の陥落・崩壊劇をみせ 四代目LTW王者にもこけーねが再戴冠した。 当然ながら神聖なタイトルを汚したこの行為に誰もが賛辞を送らなかった。 試合結果 ○妹紅 0分00秒 戦意喪失 萃香● これに介入した人物がアリスであった。 レフェリーのパチュリーをリング上から排除し 四季映姫本部長を帯同してタイトルマッチを要求。 これに新王者として慧音が同意し、萃香との即席タッグでの緊急試合が決定した。 青コーナー 試合形式 赤コーナー アリス/萃香(無所属・挑戦者) LTWタイトルマッチ 慧音/妹紅(GM軍・王者) +試合結果 試合結果 ●萃香 21分56秒 日出づる国の天子(GM的な意味で 慧音○ アリスは日々進化する『ブレインプロレス』の最新型を王者組に叩き込む。 常に団体に運命を左右され続けてきた彼女が、自らの力で勝ち取ろうと必死になって奮戦するが パートナーの萃香の動揺が凄まじく、またもこけーねの圧倒的火力の前に 度々大技を受けてしまう。 その萃香が最後に慧音によって『日出づる国の天子(GM的な意味で』で葬り去られ、 同系の技を知るファンから、萃香にとっては逃れられない宿命なのかと諦める他なかった。 かつての団体のエースオブエース、博麗霊夢はもはや死んだ。 そしてGM軍がより強力になってしまった。 その現実は誰が見ても明らかであった。 しかしアリス・マーガトロイドは引く訳にはいかない。 霊夢への報復を宣言。次大会での全面戦を要求。 萃香,鈴仙,メディを帯同しての4vs4を求めた。 これに対し自称『心の広い霊夢さん』は 慧音,妹紅,輝夜を帯同しての試合なら、と同意。 元博麗神社組はより絶望的な状況に追い込まれてしまう 翌第32回大会GM軍対元博麗神社組全面戦争『inanimate return』へ続く このページを編集
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【スレ31】海上自衛官 このページのタグ:警察・自衛隊・軍事 65 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/14(金) 22 52 09 ID FmyZnzj/ 海の自衛●が友達にいます。(既出だったらゴメソ) 陸と海を交代制で行ったりきたりするそうです。 船酔いとかはしない(というかしなくなった)らしいですが、 一度海当番に当たると少しの間は戻って来れなくなるので、 彼女ができにくいと泣いておりました。 ちなみに、昔船が沈んだ場所(戦艦とか?)で 計器類がおかしくなったりとか、結構よくあるらしいです。 そういう時どうすんの?って聞いたら慰霊の空砲撃つんだそうです。 そうしたらぴたっと異常が収まったりとか。 なんつーかヤバイ付近じゃなかったら「あーまたか」みたいな感じらしいです。 68 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/15(土) 00 47 31 ID 0B3P3WJe 65 空砲を撃つことが慰霊扱いになるって切ないですね いまだに苦しんでいるのかな… 海自の人って結構彼女いないって人多いですよね。 いても浮気しないか心配ってTVで言ってたのを見ました。 私は逆に海自の人と知り合いたいんですけど どこに行けば出会えるんですかねw 72 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/15(土) 04 56 31 ID 2Rna5e7O 子供の頃、お父さんが船長で家に色んな国のお土産があって 珍しかったなあ。その子が、いっぺん海に出たらお父さんは半年は 帰ってこないって言って、寂しいだろうなあって思った。 奥さんになっても、そんなに毎回離れるのは辛いだろう。 倦怠期とかだったらバンバンザイだろうがw 73 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/15(土) 04 58 50 ID 2Rna5e7O あう、 72は 子供の頃、お父さんが船長の友達がいて、その家に色んな国のお土産があって 珍しかったなあ。 です。自分んちは陸軍の補給隊の父だったから、毎日6時半にはちゃんと 帰ってきてましたw 【派生】【スレ31】親が船乗りだった人
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解説 仕様 リンクなど コメント 解説 Allwinner A31s (Cortex-A7 QuadCore(~1GHz) + PowerVR SGX544MP2) A31の省電力版(廉価版?)。恐らく40nmで製造されている さらに下のグレードのものにAllwinnerA20があるようだ AllwinnerA31は64bitのメモリバス幅を持っていたが、こちらでは低コスト省電力のためか32bitまでの対応になっている そのおかげか、最大解像度も1280x800までにしか対応しておらず、動画性能やベンチマークでも少し落ちるとか? CPUはクアッドコアだがCortex-A7のクロックが1GHzと低めで、大体デュアルコアCortex-A9(1.5GHz)くらいの性能になっている 搭載機のベンチは、ONDA v818miniがAntutu (v3.2)で10000程度のスコアか? Allwinner公式曰く、7-8インチの端末やファブレット(大型スマートフォン)向けらしい 仕様 CPU ARM Cortex-A7 quad-core 256 KB L1 cache 1 MB L2 cache GPU PowerVR SGX544MP2 Comply with Open GL ES2.0, Open CL1.x, DX 9_3 Audio Two sets of I2S/PCM interface for baseband and Bluetooth Two integrated differential analog MIC for headset and phone Integrated digital MIC Dedicated headphone/speaker/receiver outputs Two-channel audio ADC with 96dBA SNR Two-channel audio DAC with 100dBA SNR Video H.264 2160P video decoding Multi-format FHD video decoding, including MPEG1/2, MPEG4 SP/ASP GMC, H.263, H.264, etc BD Directory, BD ISO and BD m2ts video decoding H.264 HP 1080p@30fps or 720p@60fps encoding 3840x1080@30fps 3D decoding, BD/SBS/TAB/FP supported 3840x1080@30fps 3D encoding Comply with RTSP, HTTP, HLS, RTMP, MMS streaming media protocol Display Integrated LVDS/RGB/CPU LCD 1280X800 Integrated HDMI 1.4 1920x1080@60fps Camera Support 0.3M/1.3M/2M/5M CMOS sensor Support 8/10/12-bit YUV/Bayer sensor ISP Static and dynamic defect pixel correction, and lens shading correction Anisotropic non-linear Bayer interpolation with false color suppression Programmable color correction, dynamic range compression and contrast enhancement Advanced spatial de-noise filter AE/AF/AWB Anti-flick detection Memory 32-bit DDR3/DDR3L/LPDDR2 controller 8-bit NAND flash with 64-bit ECC PMIC PMIC AXP221s 21-CH power output and 2.2A flash charging Comply with USB3.0 power supply standard OS Support Android 4.1 and above Compatible with Microsoft Windows 8 リンクなど More Details on Allwinner s A31 Quad Core Cortex A7 SoC http //www.anandtech.com/show/6604/more-details-on-allwinners-a31-quad-core-a7-soc 昂达携手全志全球首发A31四核处理器(ONDAとAllwinnerの発表会のまとめ) http //mp3.zol.com.cn/337/3374733.html Allwinnertech.com 处理器A系列A31s http //www.allwinnertech.com/product/A31s.html AllWinner Publishes A31 and A20 Processors Details – CNXSoft http //www.cnx-software.com/2012/12/09/allwinner-a31-and-a20-processors-details/ コメント
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11 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 18 25 36.79 nTJ8YZ6B0 ◇月◎日・・もうこの日か、あいつの誕生日も近いな。何かプレゼントを買ってやらなければ・・ でも、プレゼントの選局にかなり迷うな。何がいいと思う?メリケンだったら流石にまずいよな。 服・・とかもありきたりだし、香水なんてもなんだかなぁ・・ こんな事考えてるだけでも時間はどんどん過ぎていく。あいつの誕生日・・何か真心のこもったプレゼントいうものは ないものか?今日俺はバイトの先輩にそのことを打ち明けてみた。すると、先輩はこう助言してくれた。 「そんなことちまちま考えたって仕方ないだろう。ここは一発、ド~ンッ!と何かプレゼントしてやれ!!」 ド~ンッとってなんだよ。何か作れってことか?・・考えたって今の俺に何か飛びぬけた技術などない。 でも、ほかならぬあいつの為だ。ここは一発何か作ってやろうかね・・何がいいだろう?・・子供はまずいよな。 ああッ!!ちまちま考えたって仕方ないか!!! 俺は何かを思いつくと、すぐに材料を揃えに買出しにへと出かけた。あいつの誕生日までにはまだ時間がある。それまでに完成させなければ・・ 12 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 18 34 17.20 nTJ8YZ6B0 ○月○日・・ようやくこの日がやってきたぜ。今日はあいつの誕生日だ!!!プレゼントもきちんと用意してある。 そう、女の子が喜びそうなものでドーンとインパクトが残せるもの・・それは自作のテディベアだ!! 雑誌を見ながらの慣れない作業に俺はこの日まで日記を書くまもなく、学校の合間やバイトの休憩時間、それにあいつに気がつかれんように 家庭教師の合間を縫って製作したものだ。 途中、何度か挫折しそうになったものの、椿を始め数々の女性陣の協力を経てこのテディベアは完成したのだ!!! こいつを完成したときにはかなりの達成感が滲み出たものだ。まるで巨編にも上る小説を書き上げたような達成感である。いや、それじゃ足りない。 なんかこう・・ま、いいか。とりあえずあいつの誕生日は去年の俺同様にあの場所へとやることが決まっている。このプレゼントで絶対ものにしてやる。 俺は中に入るとすでにこの誕生日の主人公であるあいつが待ってくれていた。 15 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 18 45 50.53 nTJ8YZ6B0 すべてが順調に行きケーキのローソクを消した後、俺はあいつに自作のテディベアを渡した。 テディベアを見たあいつはうれしそうで何度も笑顔で抱きしめていた。思った以上に大成功だ!! 喜んでくれているあいつを見ると作った甲斐があるもんだ。俺は喜んでいるあいつを見ると、今までの苦労が吹き飛んだ。 そんで誕生会は順調に進み、俺たちは酒が入るとベッドインモードに突入した。 やはり、ひとつ歳をとったあいつはますます大人の体つきとなっていた。もう、完成体といってもいいほどだ。 ここまで美しいあいつはもはや誰にも渡したくはない・・いや、絶対渡さない。この体を独占できるのは この俺だけの特権であって何人にも犯されない聖なる領域なのだ!!! それにあいつは最初の頃と比べるとかなりのテクニックを見せていた。フェラにパイズリに・・おっと、詳しく書くと別の日記1冊分では 足りないぐらいなものだ。将来こいつと結婚したら・・子供は1人でいいな。余りたくさんいると俺の身が持たないからな・・ 俺はあいつの誕生日を祝いながら、いつもより激しくあいつを抱いた。 今日が危険日であったら、俺は泣いていただろう。毎年、誕生日とか行事ごとには危険日にならないあいつの体には感謝だ。 まぁ・・危険日になったとしてもフェラぐらいは求めるけどなwwwww 17 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 19 01 35.63 nTJ8YZ6B0 ▽月☆日・・うわぁ、この日記もう半年以上もほったらかしにしてたwwwwもう俺オワタ\(^o^)/ ってこんなこと書いている場合じゃないか。それにしてもこの日記、半年もの間どこに行ってたんだ? もしかして誰か勝手に持ち出したりしているのか?この世の不思議だ・・ ただ、俺が忘れているのかもしれないけどなwwwww っと、こんな事書いている場合じゃない。俺たちは相も変わらずに現状を維持している。 あいつも勉強のほうも様になってきており、格段とレベルアップしていた。もはや、俺が手を貸すことも 少なくなってきているようだ。それに、合気道のほうも毎日鍛錬を積んでいるようだ。これ以上強くなってどうするんだよ・・ ま、そのおかげでほかの野郎どもを一蹴できているのだがな。どうやらこの間もツンと2人で出かけているとき絡まれたらしい。 あいつはそいつらを瞬殺したそうな・・末恐ろしい。俺もセックスしているとき不覚にやられたりはしないように気をつけなければ・・ そうそう、内藤たちのほうだがようやく実戦で様になってきたらしい。この間もそういった大会に出ていい成績を残せたようだ。 あいつも出ればいいのにとほのめかしたりはしたのだが、本人曰く「俺はそんなのに興味がない。」らしい。 絶対、優勝できると思うけどな・・運悪くあたった対戦者にはひどく同情するが。 そういえば今年ももうすぐ終わりか・・去年は一緒に過ごせたが、今年も一緒に過ごせるかね。それに、今年は俺たちは受験という 最大の壁が俺らの道を阻んでる。ここは一発、俺たちの愛の力で何とかできるものかね? おっと、もう少しで時間だったんだ。晴れ着姿のあいつと一緒に初詣で受験祈願をしに行くんだったな。 晴れ着姿のあいつ・・かわいいだろうな。 21 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 19 15 45.83 nTJ8YZ6B0 やはり、晴れ着姿のあいつはかわいかった・・いや、この言葉だけでは片付けられまい。 むしろ晴れ着のほうがあいつの美しさに恐れをなしているようでもあった。そんで、俺たちは普通に受験祈願の お参りをしたのだが・・やたらと人の視線が目立ったな。まぁ、そこは気にしない気にしない。 そんでついでにおみくじを引き俺は中吉のだったが、あいつは大凶を引き当ててしまった。 大凶を引き当てたあいつはおみくじを叩き壊そうとしていたので、急いで俺はあいつを引き止めると大凶はおみくじでは なかなか出ないものだと諭すことにした。このまま、寺のおみくじの部分を壊されてはたまらん。 俺はそういって何とか説得すると、あいつもおみくじからそっと手を離した。・・どうやらわかってくれたようだ。 それに大凶だったとしても俺がこいつを必ず大学に合格させてやる。そのための家庭教師だ。 こいつと絶対一緒の大学へ行ってやる!! 俺ははその想いを胸に、あいつと一緒に神社を後にした。 194 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 17 16 09.21 zM3CNvpd0 @月○日・・桜の目立つ季節のなったものだ。俺たちも今年で高校最後の日々だ・・きっちり気を引き締めないとな。 そうそう、入学早々からあった歓迎試験だが・・俺は無論、あいつもまぁまぁの点数で突破しやがった。 あいつもやればできるもんなんだな。これが性欲に勝ち続けた結果か・・ 毎日毎日、家庭教師して良かったぜwwwwwそれに後から聞いた話だが、どうやらツンにもいろいろと教えてもらっているらしい。 まぁ、あいつらカップルは相性もいいが、おまけに頭もいい。それにあいつらが目指す大学は俺よりも一つ上の大学らしい。 特に内藤のほうは全体的に抑え役の感じだがああ見えてかなり頭がいい。テストの成績が張り出されたが俺とはわずかな点差であった・・ ドクオのほうは・・あいつとうまい具合に争っているなwwww っと、こんな呑気な日記も書けるのはこういった春特有の、のんびりした季節の成果もしれん。 のんびりするのもいいが程ほどにせねばならぬな。そうそう、今年に入ってもうひとつ重大な出来事があったんだ。 俺がいつもしているバイトの件だが、店長から話があって俺に副店長をやらないかといわれた。副店長は今のよりもぐっと忙しくなるが かなりの給料は保証されるらしい。どうしようか今迷っている最中である。 ま、けじめとしてこの日記にある言葉を残そうと思う。 “刹那に生きる” 196 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 17 32 53.23 zM3CNvpd0 ☆月△日・・ゴールデンウィークもすぎ、今日もかなり稼いだ。休みの日はかなり人が来るな・・ くたばりそうになったときにはあいつの写真を毎日見ている。まぁ、当然であろう。 それに先週バイト先は教えていないのに・・なぜかあいつが来た。それも取り巻き全員を連れてきて・・ 当然あいつらがいたところはかなり目立っており、周りのバイト仲間も俺にちょくちょく聞いてきていた。 でも、なぜあいつは俺のバイト先を掴んだんだ・・誰にも教えた覚えはないのに不思議なものだ。 バイトが終わると、あいつがわざわざ待っていてくれていた。まぁ、なかなかいいサービスだなwww ここバイトで溜まっていた疲労がすべて飛ばされるようだ。俺はあいつになぜバイト先を知っていると聞いてみた。 するとあいつは微笑しながら俺にこういった・・ “バーカ、お前の行動などお見通しだ。” お見通しか・・ま、そういう事にしておこう。でも、あいつには余りバイト先には行くなといっておいた。 まぁ、今日は何とかなったのだがこのまま行くと俺の業務に支障が出てしまう。あいつが会ってきてくれるのは うれしいのだがな。 俺はそのまま晩飯を奢るとあいつと一緒に帰宅した。 201 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 03 39.23 zM3CNvpd0 ◇月※日・・今日とんでもないことをしてしまった。事の発端は数日前・・っといっても前の日記を書いたときから 数えて2週間ちょいだ。きっかけはセックスをした後の軽い雑談だ。ヤってヤリまくった俺たちはベッドの上で軽い雑談をしていた。 「なぁ、お前料理はしないのか?」 突然の質問に呆気にとられる俺・・考えてみれば俺たちは料理は全くざらだ。俺は料理をする機会もなければする機会などない。 いくら俺は勉強ができても家事はまだできない。・・それにこいつは家事ぐらいはやってほしいものだ。もっと贅沢を言えば手料理ぐらいは作ってくれないかな・・ そんな野望を突然胸に抱いた俺はあの一言を言ってしまった・・ 「お前、なんか料理してくればな・・」 はっきり言ってこの一言がまずかった。俺がふと漏らした声をあいつはしっかりと聞いていたのだ。 声を聞いたあいつは少し怒りを溜めながら俺にこういった。 「ハァ?てめぇ何言ってるんだよ!!・・お前は俺の彼氏だから俺に尽くすのだ!!!」 はっきり言って俺はこの一言で切れた。思えば俺はこいつにかなり尽くしている。バイトやら家庭教師やら・・数えたら限がないものだ。 というか、こいつにはこういった体で慰めてもらっていることぐらいしかできていない。俺は切れてしまった。 202 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 05 42.59 zM3CNvpd0 「お前もちょっとは俺のために尽くせ!!・・考えてみればお前にはいつもやっているだろうが!!」 そして俺のこの一言が原因で俺たちはあーだこーだと言い争いながら、あいつは服を着替えて帰ってしまった。 それから学校であいつと会うが・・全く会話すらしてくれない。しかも会うたんびにしかめっ面してきやがる・・ 流石に怒っているようだ。今までにもこういうことが何度かあったのだが1日か2日あたりでほとぼりが冷めてた程度だ。 やっぱ俺が言い過ぎたのかね。もう2週間も会話してねぇよ(´・ω・`) ああ・・僅かでもいいからあいつの声が聞きたい・・・ アンナコトイウンジャナカッタヨ・・orz 203 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 07 38.30 zM3CNvpd0 ◇月☆日・・会話がない死にそうだ。 今日も何かと話そうとしたが見事にしかとされた・・ 204 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 10 53.34 zM3CNvpd0 ◇月⊿日・・今日も進展がなかった。何とか俺は謝ろうとしようとしているのだが・・ あいつは聞く耳すら持たなかった。 今日もバイトに行ったが全くやる気が出なかった。家庭教師の件については何とか家に 入れてもらえるのだが・・あいつは黙々と勉強をしていた。 かいわがない しかばねになりそうだ 207 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 28 15.46 zM3CNvpd0 ◇月◎日・・会話がないまま更に2日がたった今日この頃・・流石にあいつと会話もしていないと精神的にもきつい。 これがきっかけで別れてしまうのは絶対嫌だ!!あの告白は嘘となる。 家庭教師の日、俺は面と向かってあいつに謝った。ただ一言・・ごめんと。するとあいつも俺に向かってこう謝った・・ 「俺・・考えてみればお前にばかり迷惑ばかりかけていたな。・・俺なんか頑張るよ。」 意外だった・・あいつが俺に面と向かって謝って来てくれた。俺は思わずうれしくなってあいつを抱きしめてしまいそのまま・・溢れんばかりの欲情を抑えきれずに そのままやってしまった。そりゃそうだ、一週間以上も会話がなかったら言葉よりも先に行動が出る。 俺はここ一週間以上のものをあいつに吐き出した。まぁ、あいつも同じらしくそのまま俺たちは勉強をしないままそのままヤってしまった。 ベッドで俺たちは横になると、あいつはボソッと俺にこう呟いてくれた。 「俺な・・料理だけじゃなく家事もやってみるよ。流石に今からじゃ無理だけど・・な」 うれしいひと時であった。やっとこの手で・・あいつの手料理が食える!!流石に今からは無理らしいがこいつなら多分やれる。 いや、絶対できる!!この俺が保障する。こんなに綺麗で家事が完璧にできたらもう何も求めるものなど何もないッ!! 俺はそのままこいつをぎゅっと抱きしめた。 この別れの危機を乗り越え、俺はいつか食べれるあいつの手料理を楽しみにしてた。 209 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 39 04.41 zM3CNvpd0 ▽月◎日・・やあ (´・ω・`) ようこそ、中野日記へ。 うん、「また」なんだ。済まない。 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。 でも、この日記を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない 「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。 殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい そう思って、この日記を書こうと思ったんだ。 じゃあ、書こうか。 っと、言うわけでドクオから教えてもらったバーボンハウスというものをやってみた。これなかなかつぼを突くなwww 書きたいのはそんなことじゃなかったか。いきなり半年以上も飛んですまなかったな。また、この日記がなくなってしまったんだよ。 なんでだろうな・・まさか神隠しか? 今日はいよいよ大学のセンター試験だった。できはと言うと・・まずまずなものであった。こればかりは運次第だ。流石のあいつもかなり不安に なっているようだな。俺の家庭教師もここで成果が出る・・そう信じてる。 前に書いた手料理の件についてだがあいつはなかなか見せてくれない。恥ずかしいのかな? まぁ、いつまでも待ってやるぜ。そうそう、俺車の免許取ったんだよ。たまにはあいつと一緒に遠出もしたいし・・何よりもあいつと2人で どこかへ行きたいからな。今、車の資金を溜めている途中だ。 それに・・俺はある思いを胸に秘めていた。 212 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 18 52 50.22 zM3CNvpd0 俺の想い・・それは高校卒業して大学へと合格できたらあいつとあの場所で一緒に暮らすことだ。これが俺のあいつへの プレゼントだ。 もちろん、同棲にはいろいろな手続きも要るし何よりも重要なのは親の許可だ。あいつのほうの親には もう報告済みなのだが・・問題は俺の親だ。何とか今まではあいつのことをはぐらかせてきたのだが、同棲となると きちんと報告しないとまずいな。俺はあいつと一緒に同棲の許可を求めるため親の門を叩いた。 ・・・俺はあいつと一緒にきちんと交際と同棲を求める報告をすると、俺の親はずっと沈黙を突き通していた。 もちろん、そう簡単には許可は出ないだろう。だけど、俺は粘り続ける。この同棲が将来の結婚への布石へとなるのだ。 いつもはハイテンションのあいつには珍しく今日はきちんとしていた。 ・・・報告を聞いて数分してからか、親父がとある一言を言った。 「いいだろう。・・ただし、こちらからは一切援助はしない。世間はそう甘いものじゃないからな・・」 やった・・やったぜ!!!これで大学を合格すれば晴れてあいつとの同棲生活が始まるぜ!!!そうなれば毎日バラ色の日々だ。 流石に親の援助がないのはきついことだが、資金はもう十分に溜まってある。流石に、車はもう少ししないと買えないがな・・ それに住む場所はもう決まってある。いつもあいつと行き来しているあの場所だ。合鍵もちゃんと作ってあるし、家具はもちろん 備わっている。流石に1人用なのできついとは思うが、そこは何とかすればいいか。 俺は後は合格発表を待った。これで俺らの将来が決まる・・ 223 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 19 24 11.44 zM3CNvpd0 ▽月З日・・とうとう合格発表の日だ。これで俺たちの将来が決まるといっても過言ではない。 俺たちは固唾を呑みながらゆっくりと互いの手を握り締めながら合格発表を覗き込んだ・・ これ以上に緊張するのはここ数年では味わえないものだろう。俺たちはゆっくりと自分たちの番号を探しこんだ。 結果は・・・合格だ!!俺もあいつも無事大学へと合格した。やった・・やったぜ俺たち!!これで後は同棲の書類を役所に出せば 無事任務完了だ。長かった・・長かったぞぉぉぉぉ!!!!!! 俺はこのひと時を永遠に忘れないだろう。もう、日記では書ききれないような思いだ。あいつとの同棲生活ということはあいつの手料理が 毎日食べられるということだ!!! 俺もあいつを養うためにはバイトを頑張らなければな。・・でも、焦って子供を作らなければいいが・・まぁ、大丈夫だろう。 避妊具も大量にあるわけだし、もしなくなれば礼子先生の伝で入手すればいいか。 これからの学園ライフが楽しみだぜ!!!! 225 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 19 39 34.31 zM3CNvpd0 仝月○日・・今日は卒業式だ。長かった3年間・・といっても俺は2年ちょいだがwww 思えばこの学校に入っていろんな奴に出会ったり喧嘩したり絡まれたりしたなぁ・・その中での一番の功績は あいつに出会ったことだ。あいつがいなかったらこの学校はたいしたもんじゃなかっただろう。だから・・良かった。 それにあいつらの取り巻きたちも無事合格できたらしい。取り巻きの中でも危なかったのがドクオであったが、何とか無事彼女である白菊さんと 同じ大学に合格できたらしい。考えてみれば離れ離れなんだよな・・ちょっとさびしい気もするが俺らは繋がってると思いたい。 最後のHRが終わり、俺は家に帰ると親父からとんでもないものをプレゼントされた。 そう・・それは車だった。しかもワゴンである。本当は自分で溜めて買うつもりだったのだが・・ 思わぬことに俺は驚きながらも親父は俺にこう言ってくれた。 「今まで仕事で構ってやれなくてすまなかったな。これはお前の餞別祝いだ・・」 親父・・大切にするぜ。確かあの場所には近くに駐車場があったから問題ないな。俺は親父から鍵をもらいあいつの家へと車を走らせた。 いつもなら時間がかかるあいつの家もこの車ではあっという間に到着した。すると、あいつの家ではかなりの大荷物が運ばれてきた。 どうやら嫁入り道具・・らしい。気が早いな・・幸いにも車はワゴン車であったため荷物が入ってもかなりの余裕があった。つくづく親父には 感謝したいところである。俺は助席にあいつを乗せると、そのまま車でドライブを楽しんだ。 今度は休みになったら遠出で旅行もしたいしな。まだその余裕はないがいづれできるだろうな 俺はそのままあいつを乗せた車で颯爽と色々なところを走りまくった。 228 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/31(佐賀県警察) 19 51 54.50 zM3CNvpd0 @月Ω日・・今日は大学の入学式だ。車で一緒に大学へと向かうと近くの駐車場へと車を止めた。 どうやら車通学はだめらしい。だから俺は近くに駐車場があるかどうかを探していたのだ。 入学式では高校時代とは変わらないありきたりなものであった。そんで、暇だからあいつと一緒に 大学めぐりをしていると結構な数のサークルからお誘いがあった。まぁ、俺たちはそんな暇がないので 無視しながら大学を巡った。どうも、この大学では俺たちのことは余り知られていないらしい。 大学めぐりを楽しんだ後、簡単な説明が終わり俺たちは車が置いてある駐車場へと戻った。 そうそうこいつの料理の話だが、何とこっそりとツンに教えてもらっていたらしい。初めての料理はビーフシチューであった。 その時の味は忘れられない。本格派のビーフシチューを出されたって絶対こっちを選ぶね。それぐらいうまかった。 某料理漫画の人が食べたら多分・・地球がなくなってビックバンが起きるな。 家事のほうは様となっていた。多分・・俺のために努力したんだろう。かわいらしいじゃないか・・ 俺のバイトのほうだが、副店長の件を引き受けた。高校のときは日数的に無理だったが、すでにあいつとは同棲しているので 仕事などバチコーイ!!であった。椿のほうも無事高校に入学できているそうだ。今度の休みには全員誘ってあのペンションへと行ってみるか!! 多分・・多忙の末、日記を書く暇はないと思うが善処してみる次第である。 411 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 19 15 04.45 MQGuGRa70 ☆月?日・・大学生活に馴染みつつも、俺たちは相も変わらずに日常を過ごしていた。 朝はあいつが朝食を作り、俺はその朝食にかぶりつきながら科目を必死に見る。やはり大学は今までのような宿題と違って どーんとレポートが出る。それにかなり時間を費やされるのだが・・まぁ、何とか持ち前の根性と気合で頑張っている。 あいつもそれなりに頑張っているようだ。 そんで時間になったらあいつを車に乗せて大学の近くにある駐車場へと行く。前にも書いたとおりに、大学は車通学はどうも駄目らしいので こうして近くの駐車場へと止めているのだ。大学に入るれば講義に耐えなければならない。ちなみに俺とあいつは常に一緒の教科だ。 そうそう、入学時にはある程度の衝突は予想はしていたのだが、何と誰も襲ってこなかった。 こんなことは今までにはなかったのだが・・まぁ、いいだろう。 そんで、鬼のような長い長い講義が終わると俺はあいつを車に乗せると近くのスーパーへと運ばせる。ここで夕食の材料を買っておくのだ。 今日はトンカツらしい。俺はあっさり系にしたかったのだが・・本人曰く「俺が何を作ろうが勝手だ!文句があるならてめぇだけ店で食いやがれ!!!」・・らしい。 食卓はほぼあいつの気分で成り立っているといっても過言ではない。なので俺は逆らえないのであった。 まぁ、ここ数日の間、あいつはメキメキと料理の腕を格段に上げていったな・・ ある意味での才能かもしれん。 そんで、あいつを例の道場まで送り届けると俺はバイトへと向かうのであった。道場のほうはよく内藤たちと会うらしい。 内藤とドクオもあれから格段と強くなった・・らしい。あいつからみればまだまだらしいが・・ それにしてもバイトはかなりの時間でしかも忙しい。まぁ、あいつを養う為なので俺はどんな苦労にも負けん。 そんで、帰宅時間になるとあいつが俺を出迎えてくれるわけだ。晩飯を食った後は・・まぁ、そこはご想像にお任せする。 まぁ、これが俺らの1日の行動である。 436 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 21 19 33.46 MQGuGRa70 Я月+日・・今日は学校とバイトも休みなので俺はあいつを連れてどこかへ行くことにした。たまには息抜きをせねば参ってしまうからな。俺はあいつをそういって誘うとあいつも俺の誘いに応じてくれた。 どうも、あいつもここ最近どこかへ行きたいらしい・・ そうと決まった俺は、早速車にいろいろなものを詰めることにした。まぁ、今日は軽いピクニックであるwww 俺はどこへ行こうかと考えながらあいつと一緒に車にいろいろな荷物を詰めていた。 荷物を詰めていざ出発。せっかくのピクニック・・俺は始めてくるまで遠出をすることにした。はっきり言って高速とかも初体験なのでちゃんと 教習所で教わったのことができるか不安であった。何とか、インターチェンジを抜けるとここからは 体 力 勝 負 である。 このままぶっちぎりで車は高速を突き抜けていった・・ 438 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 21 28 37.45 MQGuGRa70 高速でぶっちぎりのまま、俺は車の中であいつと雑談しながら目的地へと向かっていた。まぁ、しかし・・横にいたあいつは 少し俺の運転に違和感を感じたようだ。まぁ、普段はこんなにスピードは出さないからな・・もしやいつぞやの遊園地でのことが甦っているのか? そんなことがないことを祈りつつ俺は途中のパーキングエリアへと寄った。 昼飯はパーキングエリアでのご飯・・ではなく、あいつがちゃんとお弁当を作ってくれた。しかも2人分・・こんなことを予測していたのだろうか? それにしても朝早くから作ってくれるなんて・・俺は幸せもんだなおいwww周りの視線が気になって仕方ないが・・まぁ、俺らの弁当がうらやましいんだろwww このままこのおいしい弁当を周りに見せ付けてやろうかっと思ったが、流石にそれはやめた。それにしてもあいつのお弁当はうまかった。 やはり、ここまで家事はこなせるようになったのかと実感したな。思えば、最初に出会ってからはこんなことはまるっきり信じられないな あの頃の俺は若かったもんだ。このままもしかすると・・結婚という流れに行ってしまうのかね? 流石に結婚は俺の就職が決まってからしたいもんだ。できちゃった結婚なんてなったら親はびっくらこくだろうなwwww 俺はそんなことを考えながらあいつの作ってくれた弁当を頬張りながら休憩を取っていた。 442 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 21 46 18.46 MQGuGRa70 サービスエリアも通り過ぎ、ようやく目的地のインターチェンジを通り過ぎた。渋滞にならんで本当によかった。 俺が向かったのはとある田舎であった。いつも見ている都会の風景とはまた違い、さまざまな山々が俺たちを出迎えてくれた。 俺はそのまま車を走らせると横にいたあいつはというと、すっかりこの大自然の景色に夢中になっていた。結構意外な光景であった・・こいつ俺よりもそういったところに慣れていると思ったけどな。 そんな俺の考えとともに車は目的地である荒巻山の頂上へとたどり着いた。 荒巻山・・かって、昔の豪族であった荒巻氏の財宝が埋まっているという・・まあ、簡単に言えば埋蔵金だな。それに昔日本史で習ったことだが、荒巻氏というのは非常に穏やかで 1日の大半を眠ってすごしたという。・・こんな奴が一大勢力を持つなんて意外だな。まぁ、結局当時この国の実験を持っていた狐星氏によって吸収されたんだよな?たしか・・ まぁ、勉強の気分はここで捨てておいて・・荒巻山はそのまんまの自然の空気を俺たちに与えてくれた。自然の恵みに感謝だ・・っと普段環境問題なんかに興味がない俺が言っておこう。 あいつはというと・・元々、行動派のためか俺そっちのけですでにどこかへ行ってた。俺はそのままあいつを追いかけることに専念させられた。 数分してか、ようやくあいつに追いつくと休憩所でのんびりとすごしていやがった。ま、いいか。それにこんな山の中にも休憩所ってあるんだな・・テレビじゃ結構やってるもんだが 実際はこういったもんは少ないらしいからな。なかなか、風流のある場所だな。しかしここ・・本当に人っ子一人見当たらんな。ってことは・・ さぁ、俺が次のやることはもうすでに決まっていた。 449 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 22 03 10.13 MQGuGRa70 さぁ、こんな山の中で2人の男女がいたら・・もちろんやることは1つしかない。そう・・レッツ青姦だ!!・・我ながら性欲しかないのが情けないが 一度でいいから試してみたかったのだ。どうも、俺のダチによるとスリルとサスペンスを同時に味わいながら人間本来の気持ちよさが味わえるらしい。 さて・・残るはあいつの承諾だ。俺はゆっくりと・・あいつにさり気な~くそっとキスをした・・のだが、あいつはそっとキスをかわすと俺にこう言った。 「お前こんな山奥でもしたいのか!!・・全く、お前ェは性欲だけは一人前だな。弁当作ってやったんだからそれでいいだろう。」 何とドぎつい一言・・ま、当然といえば当然だよな。しゃあないか・・ここは素直に退こうとしよう。 それから俺らは先ほどのことも忘れ、日ごろの鬱憤や疲れなどは吹き飛んでいきながら思いっきり山の中で遊びまくったwwww 特に川のほうでは俺が2本分竿を用意していたので1本をあいつに渡すと俺も釣りを楽しんだ。俺は待っても待ってもなかなかあたりがこなかったのだが 横にいたあいつはじゃんじゃん魚を釣っていた。なんでだ・・結局俺は魚が一匹も来なかった。後であいつに聞いた話だが、どうもあいつはよく釣りをしていたらしいな。 あいつの意外な趣味を発見したな。それから釣った魚は全部その場で火を熾しながら塩焼きにして食した。・・大丈夫だったよな? 帰りの車の中ではすやすやと寝息を立てたあいつを見ながら俺は車を走らせた。 ・・・ああ、眠みぃ。横にいるあいつがうらやましいぜ。でも、居眠り事故なんて起こしたら洒落にならないからな。 俺は沸き起こる睡魔と闘いながら車を運転するのだった・・
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社番 A31454 メーカー 三菱ふそう 車名 エアロミディMK 型式 TKG-MK27FH 車体 MFBM 年式 2014. ステップ ノンステップ 転入年月 - 改番年月 - 前所属 - 前社番 - 登録番号 八王子200 か 1807 登録変更年月 - バックカメラ ○ ラッピング - 備考
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SAS Zombie Assault 3 あちらではSAS3と略されている。協力してゾンビをなぎ倒すブラウザゲー。真上から見下ろす形のシューティング。武器は様々で、基本的に夢課金でも問題ない。課金武器はチート性能なものばかりなので課金するとむしろ面白みが無くなる。ゲームにバグが多く、運営もそれをなかなか直さない上に勝手にプレイヤーのデータを消したりするのでネクソンの次ぐらいにクソ運営かもしれない。CSOに登場する銃も多く存在する。
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930 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 02 59 32.12 qwWdB8Oe0 さて、最後にして最大の障害を切り抜けた俺たちはそのまま家族としての日常を余すところなく過ごしていた。希も何か吹っ切れたのか勉学と体術の 強化に励み、翌年の高校3年生の冬・・見事に主席で大学合格を果たした。また、家では家事を率先してやっていたので料理とかも格段に腕を上げており、より完璧超人の名を 欲しいままとしていた。道場では内藤の息子と会うのだが、内藤の息子は一応一通りには形になっているものの、いつも希にやられていた。しかし、この2人・・どことなくいい雰囲気だな。 まさか・・俺に隠れて付き合ってるんじゃないだろうな!!恋人までは一応許しておくが、その先になったら俺は許さんぞ!! しかし・・そんな俺の想いも思わぬ形で砕け散ることとなる。 それは、希が大学2年の中頃に差し掛かった頃、俺らと内藤夫妻は希たちから㌧でもない事実を突きつけられる事となった。希は重たい口調で俺らに驚くべきことを言った。 「あの・・わ、私・・・出来ちゃったの?」 親の因果は子にしっかりと受け継がれるものである。希は・・かっての俺らのように出来てしまったのだ。 そう!!俺の最も恐れていたことが起きてしまった!!! 出 来 ち ゃ っ た 結 婚 で あ る まさか・・希がこのようなことになってしまうなんて・・・俺は早くこれが夢だと信じてみたかった。相手は内藤のボンクラ息子である。ここまでぴたりと当たってしまうなんて・・ 過去の喧嘩から培った俺の直感もまだまだ捨てたんじゃないな。そうだ、俺より強い奴でなきゃ希の彼氏とは認めないんだ!!早速、内藤のボンクラ息子をハッ倒す!!そう俺が準備しようとしていると 俺の目の前に一閃の光が飛び込んだ。 次の瞬間、俺が見た頃には内藤の息子はみぞおちを押さえながらその場に立ち竦んでいた。やったのはもちろんこの場では1人しかいない・・ 932 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 03 16 44.38 qwWdB8Oe0 そう、あいつだ・・あの相良 聖だ。しかもその瞳はあの血に飢えた狂犬の頃のものであった。あいつは威厳たっぷりに内藤の息子を見つめるとこう言い放った! 「希の言うことなんざどうでもいいんだよ!!!この、ボンクラ野郎がッ!!!大事なのはてめぇは希を幸せに出来るのかできないのかどっちだ!!! 真のない言葉を言ってみろ!!てめぇをその場でブッ殺してやるぞ!!!!!!!!!」 俺のお株を奪ったあいつはあの頃のままの視線で内藤の息子を睨み上げた。そのキレと技とスピード・・当時のあいつのまんまであった。 それに・・あいつをじっくり見ていると久しぶりに男の頃のあいつとかぶって見えた。そうだ・・この感じだ。何も考えてなかったあの頃・・まさかこの歳になってこの空気を感じるとは・・・思っても見なかった。 あいつがそのつもりなら・・俺もそうさせてもらうぜ。 そして俺の中で20数年ぶりに俺の中で深い深い眠りについていた殺戮の天使が目を覚めた。 933 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 03 17 50.16 qwWdB8Oe0 「おい、てめぇ!!!この殺戮の天使様と血に飢えた狂犬との一人娘を幸せにする度胸はあるのかァ!!!」 目覚めた俺の中の殺戮の天使はあの頃の威厳を取り戻すかのように内藤の息子に怒鳴り上げていた。この最凶・凶悪タッグを前に内藤の息子は鳩尾を抑えながら俺らを見ていた。 当の内藤夫妻はというと、俺らを止めもせずただ、じっとこの場を静止していた。しかし、そこには只ならぬ友に託した子への想いがあった。 俺らは友人の“想い”を受け取るとこいつらの覚悟と器量を問うた。 「てめぇら!!この世の中はお前らが思っているほど甘くはないぞ!!!・・お前らは社会に出て傷つき、その理不尽さに怒りがこみ上げるだろう。 そしてその怒りに我を忘れ時には揉めあうだろうな・・その困難にてめぇらは耐えれるのか!!!」 俺たちの重く、深い問い・・そうかあの時、親父はこんな気持ちで俺たちの覚悟を試していたのか・・社会に出ることへの理不尽さ、それに耐えうることの出来る忍耐や覚悟・・ そして、何よりも肝心で大切なのは相手を幸せに出来るのかということ――――ッ!! それを親父は試したのだろうと今ここで実感した。 935 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 03 33 38.01 qwWdB8Oe0 場には先程とはうってかわって、静けさだけが支配していた。静寂の中・・あいつらは黙って下を俯いていた。俺は目を瞑りながらあの時と同じ状況を思い出していた。 あいつを幸せにする想い・・おなかにいた希を守り抜くという覚悟・・それらが入り混じって俺らは晴れて結婚した。あの時、俺が見せた覚悟をこいつらは果たして見せられるかどうか・・ それがこの静寂を脱却する唯一の方法であった。周りの音がよりはっきり耳に聞こえたまま・・俺はそっと目を閉じた。すると、走馬灯のように今までのことが駆け巡る・・ 結婚してからのあいつ・・ 笑っているあいつ・・ 不安げなあいつ・・ まだ幼い希を抱っこしているあいつ・・ そして・・俺にあいつを託してくれた男の頃のあいつ・・・ そのすべてが俺の中で駆け巡った。俺はすべての思い出を見ていると突然、机がドンッっと叩く音が響いた。俺はゆっくりと目を開けると内藤のボンクラ息子が真剣な表情をしながら俺らにこう示した。 その瞳にはあの頃の輝きが秘められていた。 内藤のボンクラ息子は覚悟というオーラをまといながら俺たち最凶タッグへと立ち向かっていった。 936 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 03 48 54.88 qwWdB8Oe0 「俺は・・あんたら見たいな実力もなければ才能もない・・ただの凡人だ。だけど・・だけど!!!希を思う気持ちだけは誰にも負けない!!! 確かに・・世間てものは甘くないとはわかっている。だけど・・俺たちは耐える!!耐えて耐えて・・耐えまくって!!俺の愛する人とその子供を絶対に幸せにしてみせる!!!」 相当な覚悟だ・・あのときの俺と同じような気迫だ。ボンクラ息子からは脱却させてやるよ。だが、それでもまだ足りない。 さぁ・・示せお前たちの道を・・ 俺はじっと・・希を見据えた。 そして希が立ち上がり、一呼吸置いてから俺たちに向けて覚悟を貫き通す威厳と気迫をまとったまま俺らに立ち向かった。 それは・・新たなるものであった。 「私は愛する人との子供を宿した・・・だから、だから!!私は何が何でも絶対にこの子を産みます!!!たとえそれが世間の風に逆らおうとも・・ 私たちは絶対に幸せになる!!!!」 このときの希には俺らの風格とオーラをしっかりと受け継いでいることが確認できた。 937 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 03 55 30.66 qwWdB8Oe0 見事だった・・よく、言ったと・・俺は親として誇らしげに思う。 ちょっと早いが希も成長したなと俺らは思った。あんなに小さかった希がここまで立派になった。俺らの子育てはようやく終わりを迎えた。希は世間に出られるようなれっきとした 一人前になったのだ。内藤の息子も・・よく言ったと誇らしげに思う。最後に内藤とツンからはあの時と同じように援助は一切なしとの通告を2人に叩き付けた。希は血に飢えた狂犬の荒々しさと 殺戮の天使の冷酷さを見事に受け継いでいた。それを横にいたあいつと一緒にそれを確認するとあのときの親父のようにゆっくりとその場から立ち去った。・・この2人ならどんな困難にもたち迎えられるだろう。 そして俺は親として最後の祝辞を2人に送った。 2人二一生ノ幸アレ・・・ そして、月日は経ち今日はあいつらの結婚式だった。俺たちの結婚式と同じようにあいつらも友達に祝福されながら巣立っていった。 内藤の息子は既に希を養うためにアルバイトに精を出しているという。決して楽ではないが2人とも幸せな日々を送っているというらしい・・だが、そこまで世の中甘くはない。時には悲しみ大きな障害が2人に 待ち受けているだろう。だけど・・2人で力を合わせれば何とかなるはずだ。2人とも・・もうそれができる歳だ。 そう思いながら、傍にいたあいつと一緒に俺は希の晴れ姿を内藤と一緒に見届けた・・・ 938 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 04 18 04.09 qwWdB8Oe0 ◇月○日・・この日記もまだページが残っていたんだな。俺は今病室のベッドの上だ。希の晴れ舞台を見届け、孫の顔を見た後、若きスーパージジィとなった俺は仕事をしていると突然、会社で 倒れてしまった。すぐさま俺は病院に運ばれ、精密な検査を受けたら衝撃の結果が出た・・・ 診断によると末期がんだそうだ。既に全身に転移しており医学的には完治不可能だそうだ。あの難病といわれた女体化シンドノームは治せるのに末期がんは治らないのかねぇ・・ あの時、あいつらを養うために無理したのか・・それとも、よく喧嘩していた頃のつけが今頃回ってきたのやら・・・抗がん剤投与で延命はできるらしいのだが俺はそのまま断った。子供の成長も見届けたしな・・ もう思い残すことは何もない。だけど・・あいつが少し寂しい想いをさせてしまうな・・まぁ、いいか。 少しだけ・・ ほんの少しだけ・・・ あいつには少しだけ寂しい想いをしてもらうだけさ・・・なぁに、すぐに逢えるさ・・ でも、妻に寂しい思いをさせるなんて旦那失格だな俺・・ そんな俺の感情を知ってか知らづか・・俺の決断を聞いたあいつはいつもと同じ表情のまま俺を迎えながらにこやかにこう言ってくれた。 939 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 04 19 29.34 qwWdB8Oe0 「フッ・・殺戮の天使と恐れられたお前もさすがに病気には適わないようだな。・・安心しろ、お前が死んだって俺はちっとも寂しくないさ・・お前の分まで孫の世話でもしてやるよ。 そうしたら、自然にあの世行きだ。」 そう口では言っていたが・・多分、泣いていたのだろう。俺の死を受つけるのは怖いんだな。こいつは意外と寂しがり屋さんだからしゃあないな。 俺は久々にあいつをそっと抱きしめるとそう心に呟いた。 ごめんな・・先に逝っちまおうとするなんて・・・ あいつは笑っていたが、瞳からはわずかに一滴が零れ落ちていった・・・ それが最期に見たあいつの笑顔と・・・悲しみであった。 940 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 04 38 27.23 qwWdB8Oe0 そしてその夜・・来るべき日がとうとう来ちまった。 突然苦しみだす俺の体・・しかし、その変化はどちからかというと心地よいものであった。ふわぁっと、離れる体・・・すると周りにはたくさんの人がいた。 ドクオに白菊さんに内藤にツンに椿に俺の孫を抱えた希に内藤の息子・・それに、あのときのように必死に泣きじゃくるあいつがいた。おいおい、泣くなよ・・ また逢えるだろ?ただ、逝くタイミングが少しずれちまっただけだ。最初の頃のセックスのように・・・ 悲しみの声が俺の周りにじわりと広がっていった。希からは「親父ィ・・まだ、死なないで・・・」っと、そういえば希は昔からパパっ子だったな。小さいころはよく手を引いて散歩とか よくしたもんだ。車の中では俺の膝の上に座ってよく駄々をこねて俺たちを困らせていたな。最後の最後までだめな親父だったな俺は・・・ごめんな希、親父この若さのまま死んじまったよ。 ざまぁ、ねぇな・・でも、生きている間に希が一人前に育ってくれて本当によかった。 941 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 04 43 33.62 qwWdB8Oe0 そしてあいつの声が最もよく響いた・・ 「こんのバカヤロォ!!!!!俺よりも・・・この相良様よりも先に逝っちまいやがって!!!!!!こんの大馬鹿野郎ォォォォォォォ!!!!!! このバカヤロウ・・・・・・俺、お前が・・お前が・・ 先に逝っちまったら俺どうすればいいんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」 大丈夫さ。まだお前には俺たちが遺した家族がいる。さすがに俺はもう蘇ることは出来ないが十分に死ぬまでの代わりにはなると思うぜ。 希は小説家になったそうじゃないか、とんだ博打が味わえるな。でも、希は俺らの娘だ。・・絶対売れる。ビッグなことをしてくれぜ!!いつになるかはわからんがな・・ それにまだ、お前はあの頃のようにかわいいよ。初めて惚れた頃のようにかわいい・・俺が保障する。 死んでるけどな 最期に・・俺はお前に逢えて本当によかった。俺は一生後悔はしない。むしろ生まれ変わったらもう一度恋をしたいぐらいだ。 この日記も最期にこういう形で飾れることが来て本当にうれしい。そういやこの日記も残るはもう最後の一行だったな。 では、最期に・・・愛してるよ聖、また逢おうぜ・・・ 942 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 04 59 43.42 qwWdB8Oe0 この日記は今、時代を風靡している小説家、中野 希が自身の父親である中野 翔氏が綴った日記を編集、再構成したものである。 そして、この日記帳は中野 翔氏の妻、中野 聖氏の遺品から見つかったものである。その時の聖氏は非常に安らかな寝顔で逝ってしまったといわれている。 まるで・・亡き翔氏に出会えたかのように・・・ なお、この日記は貴重な過去の女体化シンドノームの資料としても重要視されている。 しかし後に希氏はこう述べている。 「この日記はただの女体化シンドノームの体験記ではありません。今は亡き、父と母が体験した・・・ 偉大なる大恋愛サスペンスです。この日記を読みながら父と母の記憶が体験できたら幸いです。 ただ・・原本である、父の日記には最期のページが真っ白でした。・・どうか、皆さんで最期のページを見つけてみてください。 読んでいるうちにきっと、最期のページが見つかるはずです」 943 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 05 02 06.56 qwWdB8Oe0 あなたには見えますか? この日記の最後のページが・・・ これは喧嘩に明け暮れていた男の・・・ 涙と苦労と忍耐と根性と愛と・・・・・ そして・・中野 翔という男の感情がすべてがつまった日記帳である。 fin 944 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/04(佐賀県と談合) 05 08 06.26 qwWdB8Oe0 疲れた・・・ なんだか、終了してどっと来ました。 これで聖シリーズは完了です。 長々としたのを見てくださって本当にありがとうございます。 自分でもここまで続くとは思っても見ませんでした。 また、アイディアが練られれば別の小説を書こうと思います。 リクエストで外伝が見たいという方は出来る限り答えます。 さて、ここからはおまいらに感謝感激雨霰wwwwwwwwww 本当に見てくれてありがとうなwwwwwwww おまいらのおかげで成り立ったといっても過言ではないぜwwwwwww 本当に俺の作品を見てくれてありがとう。 wikiの人も収録してくれてありがとうwwwwwww 最 期 に み ん な あ り が と う ! 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【スレ31】お金持ち このページのタグ:セレブ・偉い人 789 :おさかなくわえた名無しさん:2008/01/12(土) 22 27 21 ID IiLDvkn7 成金でもお金持ちの話が聞きたい 食器洗剤や雑巾、PC・携帯や冷蔵庫なんかも高級品なんだろうか? 796 :おさかなくわえた名無しさん:2008/01/13(日) 00 35 14 ID +zI59Zg6 別にそんなに言うほどお金持ちでもないんですが、18くらいまで 銀行さんもデパートの人も呼べば来てくれるもんだと思ってました。 冷蔵庫とかテレビとかは、割と新しいのが多かったですが、携帯とかは別に・・・ 雑巾等はお手伝いさんが普通のスーパーで買ってます。 816 :おさかなくわえた名無しさん:2008/01/13(日) 16 05 37 ID dUTVSluk そこまで金持ちではないけれど小金持ちくらいなので一応書きます。 789 食器洗剤は普通の安いもの。(食洗器だけど) 雑巾はもらいもののタオルを縫って作る。 PCは無意味にハイスペックです。でも、オタクな方々にはかなわないくらいです。 冷蔵庫はそれなりに値段がしますが(育ち盛りの子供がいるので大容量)特に高級品ではありません。 ほしいものをほしいときに我慢しないで買うことはできますが、そもそもそんなに物欲がないし、 休みのときは半分ヒッキーなのでそれほど使いません。 夫婦とも小遣いという感覚はありません。 825 :おさかなくわえた名無しさん:2008/01/13(日) 21 15 47 ID w1fGU24t うちはちょっと前までは裕福だったほうだ そういえばおやじがかなりケチだなぁ でも最近はかなり家計が苦しくなってる 俺と言う名の金食い虫のせいでorz 826 :おさかなくわえた名無しさん:2008/01/13(日) 21 36 57 ID cYmpieBh いつか金の卵を産む鶏になりなさい。
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326 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 18 13 51.47 +j14JutO0 [#z103b7ab] さて、時というのは無常にも過ぎていくものであって、あっという間に帰宅の時間となった。 俺は適当に帰り支度をすると今後も引き続き家庭教師をすると宣告した。流石のあいつは1日で終わると思っていたのか 抵抗の声だった。・・全くおめでたい奴だ。 でも本気で考えなければ早くて・・2週間ぐらいの期間はいるな。それぐらいの時間がなければこいつの成績は並に戻らん。 椿のときはものの3日ぐらいだったのだが・・・先が思いやられる。とりあえずあいつも一応女だ。理性はしっかりと保っておかないとな。 しかし・・考えてみると結構おいしいイベントだったな。 帰り際俺は右手をぎゅっと握った。すると、あのサラサラとして艶やかな髪の感触が いまだに残っていた。それにあのリアクション・・不覚にもちょっとときめいちまったじゃねーかバカヤローヽ(`Д´)ノ でも・・たまにはこんなのもいいか。 332 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 18 35 11.29 +j14JutO0 ×月∽日・・翌日、俺は誰もいないのを見計らうとあいつと一緒に帰宅しようとしたのだが・・ 突然、あいつから場所替えを宣言された。何が何なのかは全くわからないのだが、俺はとりあえずその場所へと 向かうことにした。 あの野郎、どういうつもりだ?保健室で勉強会するなんて俺は聞いたこともねぇぞ。 俺は詳しい理由を聞こうとしたのだが・・あいつは“いちいち気にするな!!”っと言われ一蹴された。 それにここの保健室の先生だが、確かに綺麗だが・・その瞳の奥底には全てのものを威圧する目をもっている。それは間違いない・・ まさか、元男なのか?女体化シンドノームに感染した患者たちは大半が美人に変貌したと聞いたな。 じゃあ・・この人は俺らよりも凄腕の・・悪だったのか? 俺は様々な疑問と礼子先生の視線、そしてあいつの願望の中、勉強会を開始した。 あいつ・・やっぱり1日経っただけでほとんどのことを忘れていやがった!! あんだけ必死に教えたのに・・やはり2週間じゃ足りなかったか。それに俺が横から口を出すたんびに言い争いが 激しくなった。すると、横で見ていた礼子先生が俺らを引きとめた。俺は口出し無用と言いたかったのだが・・礼子先生は 俺の上をいっていた。“コノヒトニハ逆ラウナ・・”そう俺の本能は感じたようだ。しかも直感で・・ 結局俺は無言のプレッシャーでこの場を礼子先生に任せることにした。 337 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 18 51 00.36 +j14JutO0 流石に先生とあってか、礼子先生はあいつに丁寧に教えていた。・・っと思ったのだがあいつもあの視線を感じたらしい。 やはり、礼子先生は元男と見て間違いあるまい。しかも、俺よりも頭よく・・それにかなりの悪だ。いったいどんな人だったんだ? 礼子先生はあいつに丁寧に教えながら今度は俺のほうによって来た。 「中野君、あなたにも教えることがあるわ。いい、人を教えるのはね・・」 どうやら家庭教師の仕方らしい。どうも俺の指導はバカにはわからん高度なものだったらしい。だからあいつは俺の指導方法ではいまいち 伸びなかったのか。ということは椿は普通だったわけか。そこはよかったぜ・・ 俺は家庭教師の仕方を学ぶ傍ら、礼子先生の過去の話を聞いてみた。・・すると、あいつには内緒という条件付で話してくれた。まぁ、あれだけ夢中にな手入れば俺らの 会話なんぞ聞こえんだろ。俺は黙ってうなづき、礼子先生は自分の過去を話してくれた。 やはり、礼子先生は俺の睨みどおり元男だったらしい。しかも驚いたのはあの伝説的なヤンキーグループ金武愚(キング)の元リーダーという。どうりであの視線は頷けた。 あの金武愚のリーダーならなおさらだ、俺たちとは格が違う。 金武愚といえば名の高いヤンキーグループで喧嘩ではほぼ負けなしの伝説的なグループであった。その初代総長であった礼子先生は童貞であったらしく女体化シンドノームに 感染してしまったらしい。まぁ、それからいろいろあって、今ではお医者さんの旦那さんがいるらしい。それで失礼ながらもし、男に戻れる薬が開発されたら どうするのかと聞いてみた。すると礼子先生は意味下な表情のままこう言っていた。 「もしそんなものがあっても・・決して飲まないわ。もう旦那もいるわけだしね。」 この礼子先生の言葉が意味するもの、このときの俺にはまだわからなかった。 342 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 19 12 28.07 +j14JutO0 ×月д日・・おっと、2週間もほったらかしにしてたのか。まぁ、仕方ない。ここ最近、日記などつける暇なんて なかったからな。あいつも指導法を変えた俺や礼子先生の指導の下、メキメキと成長していた。ここまでかかるのに苦労したな・・ そんで期限の2週間目、仕上げのためあいつは俺が作成した小テストをしていた。 さて、結果はどうかな。俺はあせる気持ちを抑えて小テストに○をつけた。 結果はというと、ようやく普通レベルになった。よくやった俺!!ここまで頑張った自分に感謝だ。今考えてみれば、保健室を選んで 正解だったのかもしれん。礼子先生の助けがなければここまで行かなかったらな。 しかし、ここ2週間結構充実した日々だった。なんだかんだ言ってもあいつと一緒に頑張ったわけだからな・・ちと寂しいな。 俺は互いの健闘を称えるとそのまま別れて帰り道へと向かった。 いざこうして1人となってみると寂しいもんだ・・ 343 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 19 13 05.98 +j14JutO0 紅蓮の夕焼けが空を彩る中、俺は寂しさをヒシヒシと感じていると途中から明らかに俺を尾けてくる人気を感じた。 しかも少人数でかなり腕の立つやつらばっかだ。 ちょうどよかったので俺はこの寂しさを吹っ切るため、人気のないところへと向かった。 俺は人気のないところへ着くと少人数のおじさんばかりであったが全員が何らかの格闘系の資格を持っていたことが 容易に想像できた。するとおじさんたちは俺にこう言った。 「お嬢様の命令です。相良 聖から離れていただきませんか?」 お嬢様だと・・椿にはあいつのことはちびらちびらと話したが、恐れるどころかむしろ対面したいらしい。だから椿ではない。 それに椿にはあいつのフルネームを教えていない。いったい誰がこんなマネをしているんだ・・ 俺は丁重にお断りすると、おじさんたちは仕方なしという表情で俺に襲い掛かってきた。 俺は気を引き締めるとライセンス持ったおじさんたち相手に全力で向かっていった。 344 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 19 26 50.39 +j14JutO0 はっきり言ってこのおじさんたち強ェ・・ 俺は片っ端から相手をしたが並の奴らとは違っていた。でも、歳のせいか徐々に体力が 落ちていっているようだ。俺はそこを狙って持久戦を狙っていった。俺は昔から体力には自身があるんだよ!! 数時間経っただろうか・・ようやく1人、また1人とおじさんたちが倒れていき、ついに最後となった。しかし、俺のほうもかなり 攻撃されたものの何とかくたばってはいなかった。しかし、最後のおじさんはあいつと同じ合気道の使い手だった。 今この状況をRPG風に説明すると、ラスボス相手にもはや死に掛けで挑むようなものであった。 しかし、俺は負けられなかった。売られた喧嘩・・絶対負けるわけにはいかないな!! その時の記憶はあやふやだったが、何度も打たれて打たれても俺は腐ったみかん並みにしぶとく立ち上がり攻撃を加え続けた。 途中、何度も気絶しそうなことがったが・・何度も何度も立ち上がっては攻撃の手を緩めずついに最後のおっさんを倒した。 俺はそいつの首根っこを捕まえて首謀者の名を聞こうと思ったのだが・・途中力尽きたのか気絶してしまった。 クソッ!!肝心な奴がわからずじまいか・・ここで、俺の意識は失ってしまった。 555 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 20 26 53.97 dds5A3Bf0 ×月@日・・俺の意識はここで目覚めた。あの後、どうやら病院に運ばれたらしい・・ 俺が目を覚ますと、横に寝ていた椿が俺の意識が戻ったのに気がついたのか目が覚めたらしい。 目の覚めた椿は今までの状況を軽く説明してくれた。どうやら俺はあの後、意識を失ってしまったらしい。 それで誰かの通報の元、ようやく病院へと搬送されたらしい。 ちょっと待て、あのおじさんたちはどうしたんだ!あの時俺が全員気絶させたはずなのに・・ そのことを椿に聞くと、最初からあの場所にいたのは俺1人らしい・・とすると誰かが瞬時に回収したのか。 んで怪我の状況だが、幸い骨までは行かず全身打撲程度ですんだらしい。流石に相手も骨折までは行かなかったか・・ 俺は安心してベッドにゆったりすると、今まで俺に説明していた椿がこういってきた。 「ねえねえ、お兄ちゃん。この日記に書いてある“あいつ”って誰なの?」 そういって椿は鞄から俺の日記帳を取り出しながら俺に聞いてきた。ってことは今までの内容はこいつに見られたのか!! 人のもの勝手に見やがって!!書いている俺だって恥ずかしいこともあるのに・・ しかし、日記帳はもはや椿の手に渡っているのでそんなことは野暮というものであった。 結局俺はあいつのことを椿に話した。 559 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 20 51 57.23 dds5A3Bf0 椿はあいつのことをやたら熱心に聞いていた。どうも、この日記帳を見た頃から気になっていたらしい。 まぁ、気になっても仕方ないだろう。俺は一応、あいつとの過去やここ最近の行動について椿に話した。椿は俺の横で 熱心に聞いていたのだが・・俺にこう言い漏らしてきた。 「ってことはお兄ちゃんはその人のこと好きなの?」 ってなんでそうなるんだ!!・・そりゃあいつは綺麗だ。髪もサラサラでスタイルなんてそこらのモデル真っ青のものだ。おまけに男の頃の面影を 完全になくしたぐらい顔もいい。だが、あいつとは過去のただならぬ因縁がちらほらある。 それに家庭教師だってあいつの成績がまずそうだなっと思ってやったわけだし。遊園地のデートの件についたってあれはその・・なんだ?まぁ、お、俺の気分だ。 それに・・あいつが俺のことをどう思ってるかはわからない。もしかしたら、まだ昔の事を持ち出してタイマンつけろって言うかも知れんし・・ とにかく!!俺はあいつのことを好きでもなければ嫌いでもない!!・・でもちょっとかわいいかなって程度だ。 あいつは恋心なんて抱かないだろ。・・現に俺の病室に来ていないわけだし。 そう俺は椿に説明すると椿はこうきっぱりと言い切った。 560 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 20 54 28.28 dds5A3Bf0 「・・お兄ちゃん。多分その人は迷ってるのよ。それにお兄ちゃんだってそんな理由で家庭教師なんて引き受けないわよ。だって考えてみてよ? 昔から憎たらしい相手に普通家庭教師をしてあげないわよ。それに遊園地のことだって普通なら速攻で喧嘩になるはずでしょ? 私も女体化したお友達知ってるけど・・多分その人はお兄ちゃんを“異性”として感じてるのよ。」 この俺を・・異性として感じているだと!!あのあいつが?そんなことは有り得ん・・断じて有り得ん!! 昔から血に飢えた狂犬といわれてきたあいつが・・女になってからこの俺を意識しているのか?それも異性として・・ それならあいつの取り巻きの中にも男が2人いるだろ!!・・異性として感じるなら俺よりも友達として付き合っているあいつらだろ!! そんな考えが脳内にあやふやするまま、椿は明日学校なのか速やかに帰り支度を始めた。そして帰り際に俺にこういった。 「お兄ちゃんたちの過去に何があるかは私にはわからないけど、お兄ちゃんも過去のことじゃなくて現実を見つめなおしたら? 前にあの人にも言ったんでしょ?“現実を見つめろ”って、お兄ちゃんも過去のことじゃなく現実を見つめてみたら。きっといいことがあるかもよ。 余計なことだったかな。気が立ったらごめんね。じゃあね、お兄ちゃん。・・怪我してるんだからあんまり無理しないでね。」 そういって椿は俺の病室から立ち去った。・・現実を見つめろっか。なんだかんだ言ってもあいつのとの過去に一番固持しているのって 意外と俺かもしれないな。現実を見つめろ・・確かに俺は過去にあいつにそう言った。 俺自身・・ちゃんと現実を見ていないのかも知れんな。 561 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 21 05 48.96 dds5A3Bf0 椿が帰って数分してからか・・親父たちの伝言もないまま時間だけが経っていった。 俺のダチはもうほとんどが学校とか就職とかで忙しいらしいし・・来れる暇なんてないよな。 それにしても隣の病室はそれなりに盛り上がっているな。 あいつ来るのかね。って、何期待してるのだ俺は・・あのおじさん頭を思いっきりやってくれたようだな。 復讐の機会がもてたらぜひ顔面を思いっきり叩きのめしたいね! 俺はこの暇な時間を仕方なく病室にあった本で時間を潰すことにした。そういえばこの小説は女体化を題材にした奴だな。 女体化って題材にしやすいからよく小説とかでも話題になってるよな。確か・・夏樹とかギャグで言えば煬帝シリーズとかあったな。 教科書で乗っていたのは確か・・P90って人の作品だったな。 俺は小説を気長に読んでいると、病室のドアがいきなり開かれた。そこには花屋で買ってきたであろうお見舞い用の花とスーパーで買ってきた りんごを持ったあいつがいた。俺は突然のあいつの来訪に驚いたが・・まぁ、客人なので案内させた。 あいつは・・見舞い用の花をまとめると、俺の隣に腰掛けながらリンゴを取り出した。 565 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 21 31 05.67 dds5A3Bf0 あいつはリンゴを取り出すとそこにあったナイフで皮を剥き始めるが、かなり不器用だったので俺が取り上げて 変わりに剥き始めた。そしてあいつは俺の怪我のことを聞いてきた。俺は原因を話すと、あいつもあの集団に襲われたらしい。 やはり、武道をやっている奴とそうじゃない奴は違うな。んで俺たちは今までの話を整理するとやはり、首謀者は俺らにかなりの恨みがあることだな。 しかし・・俺をここまでしたんだからそれ相応の例をしたいな。それはこいつも同じのようだ。 俺はリンゴを食べ終えると今までの話を整理し終えた。それにしてもこいつ・・本来なら俺のリンゴなのだが、こいつのほうが 多く食べやがった。全く・・ま、いいか。しかし・・まさかこの病室に来てくれるなんてな。思っても見なかった光景だ。 こいつ、本当に俺のことどう思ってくれているんだろうな。 俺にしては珍しく素直にお礼を言うと、あいつは照れながらそそくさと病室を出て行った。 634 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 04 32 29.16 r4Hzv5DM0 △月○日・・とうとう入院してから1週間程度か、どうやらまだ退院の目処がついていない。 はぁ~・・ここ数日、日記も大して書けていないな。看護婦さんが一応着てくれているが・・大半が人妻だというし。 あいつもあの日以来来てくれていない・・アーッ!!オレノバカヤローヽ(`Д´)ノ なんであんなことを言ってしまったんだ。 それにあいつ自身、俺のことをどう想っているのかでさえわからないのに・・ 俺にとって、あいつは昔からの宿敵・・それとも、異性としてみているのか?わからない・・ それに俺自身あいつのことをどう思っているのかいまだにわからんし・・ってあああ!!考えれば考えるほどめんどくなってきた!! 止めだ止めだ。考えれば考えるたび・・その・・何というか、あいつへの想いがますます強くなってくる。 635 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 04 45 00.15 r4Hzv5DM0 想えばどうなんだろう。最初に出会った頃は純粋に拳と拳とでぶつかり合った。そこには友情の欠片もない。 ただ互いに本能のままにぶつかり合った。だが、あいつが女になったときに俺の“何か”が変わった。 次第にその何かが強くなっていき、俺はあいつとデートしたり家庭教師になったりと・・出会えば出会うほどますますその想いは 強くなってきやがる。・・俺はもしかしてあいつのことが 好き・・ そうといえるのかどうかは今のところわからないが、そういった感情を俺自身は抱いているのか? 俺の中であいつは・・あいつは・・ドウカワッテイッタンダロウ・・ 何度自問自答してもその答えは返ってこない。・・ようは自分で探せって事かな。 そんなことを考えていると俺の病室にノックの音が響いていた。誰だろうな? 俺はノックの主を招き入れるとそこには思わぬ人物がいた。 638 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 05 06 40.51 r4Hzv5DM0 病室に招き入れたのはあの礼子先生であった。なぜ、礼子先生がこの病室を知っているんだろう。 俺は思わず聞いてみると、何とここは旦那の病院らしい。それであいつも病室を知っていたのか納得した。俺が納得するや否や 礼子先生は驚くべきことを言ってきた。何と、あいつの取り巻きである女が何者かに誘拐されたらしい。それであいつはその女を助けに 工場跡地へと行ったらしい。なぜ、礼子先生がこの事情を知っているのかは置いといて。 俺は大方の事情を把握するとどうしようか考えた。 正直言って、俺には全く関係ない・・そりゃそうだ。あいつ自身の出来事だ。俺が首を突っ込めば余計ややこしいことになりかねん。 それに、あいつはもう俺にこれ以上借りを作りたくはないだろ。もう、これ以上あいつに関わるのはやめたほうがいいかもな。 そうすりゃ、こんな想いや考えをしなくて済む・・ 俺は・・あいつのことなんて・・ ドウオモッテイルンダロウ・・ そう・・俺が考え込むと、静止を保っていた礼子先生が突然、大声で俺を怒鳴り始めた。 639 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 05 08 22.43 r4Hzv5DM0 「いい加減にしろ!!!・・さっさと行くのか行かねぇかどっちだ!!!! あの娘がお前をどう想ってるのかはわからねぇが、お前自身はどう想ってるんだ!!!! ここで行かないと・・てめぇ自身絶対後悔するぞ!!!!!!」 俺の気持ち?・・俺自身はあいつのことを・・あいつ自身のことを・・ あいつの身体、顔、内面、それに・・あいつの全神経に至るすべての部分!! 俺は・・あいつのことが好きなのかも知れん・・いや、この感情は異性を想うあの気持ちだ。 俺は・・あいつが好きだったんだ!!!! 気持ちの整理がつくと俺は颯爽と病院から脱走した。 もう・・俺たちの過去なんてどうでもいい!!・・俺はそう想いながら工場跡地へと向かった。 920 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 19 18 33.47 4pLorHuU0 思いっきり走った俺は颯爽と工場跡地に着いた。中からは野郎の叫び声が思いっきり聞こえていた。 どうやら・・かなりおっぱはじめてるみたいだな。流石に今入ったらかなりの乱闘が予想されるだろうな。 想い人がやられてるんだ。ここは裏から回ってかっこよく決めて登場したいしな。そう思った俺は裏口から潜入することに決めた。 しかし、完治もままならぬ状態で来た俺の体は明らかに悲鳴を上げていた。・・そんなこと構うもんか!! そういって俺は裏口から潜入した。 裏口に入り、俺はあいつと合流するために場所を探したが・・突然、ここにいた野郎に襲われてしまった。予定外の出来事に俺は驚いたが、とりあえず片っ端から片付けることにした。 徹底的に叩き潰した後、1人の野郎が大事そうに鍵を持っていたので俺はそれを取り上げた。すると、さっきの騒ぎに気がついたのか奥のほうから人が暴れている音が聞こえてきた。 どうやら、あいつの取り巻きの女がこの奥に閉じ込められているらしいな。俺はそこへ向かおうとすると、どこからか野郎と揉めている声がしたので、奥のほうも気になっていたのだが・・ とりあえず揉めている方向に向かうことにした。 924 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 19 38 25.59 4pLorHuU0 揉めている方向に向かうとあの取り巻きの2人が勇敢にも野郎たちの集団と揉めていた。 数人は倒していたのだが、流石に数の差と実戦経験のなさかボロボロになっていた。しかし、その姿になりながらも野郎に 立ち向かっていた。・・俺は助太刀することにした。2人は俺の助太刀に驚きながらも俺とともに野郎を1人1人倒していった・・ 裏手にいたすべての奴を倒し終えると、俺は内藤とドクオとかいう奴にあの鍵を渡してやった。 どうもさらわれた女のほうは内藤とかいうやつの彼氏らしい。道理で、かなり燃えていたわけだ・・その想いに感服するぜ。 それに裏手に回ったのはあいつの指示だったのか・・まぁ、大したもんだといいたいところだが、向こうにはお見通しだったわけだな。 俺は女はこいつらに任せてあいつを助けるために裏手に回ろうとすると、ドクオといった奴からこういわれた・・ 「なぁ・・あいつ俺たちのためにかなり無茶をしていると思うんだ。頼む、あれでも俺たちの友達なんだ。 うまく助けてくれ。」 当たり前だ。そんな気がなかったらここにはいない。・・俺はドクオの想いを受け取るとあいつの元へと行った。 それにしても、あいつもいいダチを持ったじゃねぇか。あの友達も仲間もいない一匹狼の頃のお前よりも輝いているぜ。 もう、あいつはあの頃のあいつとは違う。・・あの永遠のライバルであり決着相手だった、血に飢えた狂犬とも違う。 俺が世界いや、この世の中で・・大好きな奴だ。 そう想いながら俺は必死にあいつの元へと向かった。この際体の事などどうでもいい!! 男は好きな奴の想いさえあれば無敵なのだ!!!! 926 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 19 55 10.33 4pLorHuU0 裏手を回り、ついにあいつがやらかしている場所へとたどり着いた。しかし、あいつのほうはかなりの劣勢かであったので、俺はあいつのピンチを救い 颯爽と登場した。よく・・女の体でここまでやったものだ。賞賛したいね。こいつのほうもなんだか軽くなっているようだ。良かった良かった・・ んで、俺が華麗に登場すると、ここの黒幕だと思われる女が思いっきり声を荒げた。 こんなくだらないことして・・しかも俺の想い人を傷つけた罪は重い!! ただじゃ返せねぇな!!!それにこの女だな・・プロを雇って俺に襲い掛かったのは!! それだけではなく、あいつが嫉妬に帯びた瞳をしていたので俺は思いっきりあいつへの思いをぶちまけた。 そこには恥ずかしさなど微塵もない。ただ、俺はこいつが好きでここまで来た。 こいつを好きになった事なんて後悔なんて絶対しない。・・いや、絶対にさせない!!! 俺は・・こいつに惚れたことは絶対後悔しない!!!! 927 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 20 04 06.82 4pLorHuU0 俺はフゥッと呼吸を整えると、すべてに蹴りをつける為に構えなおした。 あいつも動揺していたが俺の想いを感じ取っており、呼吸を合わせて持っていた木刀を構えなおした。 こうして最初で最後の・・俺たちの共闘が始まった。 たくさんでてくる野郎ども・・こちらは怪我をしており、方やもう1人は体力不足、明らかに不利な状況であったが 俺は負ける気がしなかった。なぜなら・・殺戮の天使を血に飢えた狂犬がいるからだ。それに・・愛の力というのか、くさい事だがこの響きも悪くなかった。 俺たちは1人1人と叩き潰しながら、ついに最後の1人を叩き潰した。首謀者と思える奴は明らかにこの状況を予測しておらず顔が引きつっていた。 最後の野郎を倒しドクオがここに現れると、俺の体力と意識は当に限界を超えており糸が切れたマリオネットのようにプツリと倒れてしまった。 俺は最後の意識を振り絞ると、そこには俺のために泣きじゃくるあいつがいた・・ 928 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 20 09 30.21 4pLorHuU0 薄れ行く意識の中・・ 俺はすべての思いをぶちまけると、ここ数年かかった決着が着いたような気がした。 なんでもない・・男なら感じることつけたかった相手との決着・・ そう・・もう、そんなことを気にする必要などない。あの頃から始まった喧嘩の決着は勝負がついた。 数年かかった決着の結果は・・・ アイツニ惚レタ俺ノ負ケダ・・・ 俺は振り絞る意識の中、大量の涙を零していながら泣きじゃくるあいつに最後の1人を倒せといいながら・・ 倒せといいながら・・・ 俺の意識はそこで費えた・・ただの気絶じゃない。なんだかとても暖かかった。 ぬくもりを自家に感じるまま・・あいつから声が聞こえた。 “俺を好きになってくれてありがとう”と・・・ 930 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 20 20 07.61 4pLorHuU0 俺は意識が戻るとあの場所にいた。どうやらあいつが運んできてくれたらしい・・ 俺は感づかれないように聴力を必死に働かせると横にいたあいつの独白が聞こえてきた。 その独白は細々と・・そして感情に任せたまま俺にぶつけてくれた。 「俺・・お前が好きだ。昔のことも差っぴいて・・お前が好きだ。異性として・・ そして・・お前のすべてが好きだ 」 あいつが俺の横でそう言った同時に俺は思わず声を発してしまった。あいつも突然の俺の声に驚いたようだった。 しかし、あいつの表情から驚きが消え、そのまま俺の方向へと近づいてくれた。 そして・・あいつは俺を抱きしめてキスをした。それも単なるキスではない、人の暖かみや温もりのある・・ そんな味のしたキスだった。 抱きしめているあいつの身体からはあいつの温もりが唇からひしひしと伝わってきた。あの時のような抱きしめ方ではない。 互いが互いを求め合い・・満たされていくような・・ そんな抱きしめ方であった。 931 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 20 29 48.34 4pLorHuU0 それから俺らは互いに互いを貪るように身体を求め合った。 俺は今までにも女を抱いたが、そこまで気持ちのいいものではなかった。よく周りは女の身体は極上だとかそんなことを言うが そんなものははっきり言って身体を満たしているだけであって心までは満たされていない。 実際、俺も女を抱いて身体の快楽は満たされていたが、心の快楽までは満たされることはなかった。しかし、こいつを抱いたときは満たされていない ものなどなかった。 俺の渇ききっていた心さえも満たしてくれている・・そんなセックスだった。 俺たちは互いに満たし満たしあい、真なる快楽の海へと溺れた。俺は・・初めてすべてが満たされていく感覚がした。 人間、セックスで身体の潤いは満たされても心の渇きは満たされないものだ。だけど、俺はこうしてこいつを抱いていくことですべてが満たされてくる。 このときにようやく俺は理解した。人間、抜群の相性でようやく心は満たされるのだと・・ 所詮、相性が合わないセックスなんて・・ちっぽけなものだった。 そう俺は理解しながらあいつを永遠と抱いた・・ 愛ヲ求メルヨウニ・・ 935 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 20 51 36.54 4pLorHuU0 イク寸前、あいつは俺が過去に抱いた女について嫉妬していた。かわいいと思いながらも 俺は微笑しながら今後一切はこいつしか抱かないと約束した。安心したのかあいつは俺と一緒にイッてしまった。 これが愛あるセックスなんだなぁ・・と自覚しながら横にいるあいつを抱きしめながら俺は就寝の戸についた。 俺は薄れいく意識の中で、男の頃のあいつが俺の前に立っていた。男のあいつは俺をじっと見つめると俺にこう言った。 “おい・・この俺を幸せにしなかったらブッ殺すだけじゃ済まさねぇぞ・・” “わかってるさ・・男のときのお前との想いと一緒に幸せにしてみせる” “ケッ、いっちょ前のことを言いやがって・・ もう俺は女の俺と同化しちまう。どうあがいても男には戻れんだろう。 最後に・・形は別だがお前との決着が着けれてよかったぜ。じゃあな、天使さんよ・・” そういって男のときのあいつは消えた・・俺は消えちまったあいつの意識を見て改めて女になったこいつを どんなことがあっても幸せにしようと決めた。それが男のときのあいつとのけじめであり・・それに自分自身への大きな課題でもあった。 こいつの心の中にあった、かっての自分・・もしも、こいつが女にならなければこのまま俺と拳と拳を交わっていただろう。だから、俺に託したんだろう。 自分の幸せと・・自分の存在を・・・ もう・・絶対こいつを離さないと男の頃のあいつに誓いながら俺は終身の戸についた。 こうして血に飢えた狂犬は何かに満たされたように俺の前から消え去った・・ そしてここに新たな相良 聖が俺の横でスヤスヤと寝息をたてていた・・